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欧州情勢・西洋事情

1910チバQ:2017/04/23(日) 17:38:37
 FNは、特権を持たない大衆の声を政治に反映させるべきだと訴える。大統領選のスローガンは「民衆の名のもとに」。国内産業を保護する「フランス第一」が公約だ。既存の体制に守られた「エスタブリッシュメント」を攻撃し、経済のグローバル化と闘うとの主張だ。

 これまでメドック地区は、主にワイン産業の労働者の支持を背景にした社会党の地盤だった。ところが、2015年の地方選では、一部の地域でFNの得票率が5年前の3倍に伸びるなど大躍進を遂げた。

 もしFNが政権を握れば、輸出が50〜75%を占める自らの売り上げが打撃を受ける可能性があることにも気づいている、とクリヨンは言う。だが、自分の苦境に耳を傾けてくれたのは、FNであり、ほかの政党ではなかった。

 クリヨンのワイン畑で、アルジェリア系フランス人のカメル・ブラグダ(50)に出会った。同じ畑で15年間働くという熟練労働者だ。メドック地区でのFN躍進を問うと、彼の顔が曇った。「人種差別主義者は嫌いだが、(人々がFNを選ぶなら)それが民主主義だ」

    ◇

 次いで、メドック地区の中心的な町であるポイヤックを訪ねた。

 ジロンド川の川岸にある人口5千人ほどの町の名は、世界的に有名なワイナリー「シャトー・ラフィット・ロートシルト」の超高級ワインのラベルに印刷され、ワイン通には広く知られている。

 だが荘厳なシャトーの影で、足元の地元経済はぼろぼろだ。

 町の中心部の商店街は、一見、…


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