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第47回衆議院議員総選挙(任期満了2016年)スレ
1808
:
とは
:2014/12/02(火) 12:33:05
>>1806
ご指摘あざ〜す
1809
:
とはずがたり
:2014/12/02(火) 13:58:20
宮崎県の民主はほぼ昔の民社党で民主・社民・連合の協力体制以外に動けないのかねぇ。。
短期決戦、陣営走り出す
2014年11月25日(最終更新 2014年11月25日 16時03分)
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_miyazaki/article/129219
衆院が解散した21日、鹿児島、宮崎県内の各陣営は12月14日の投開票へ向けて一斉に走りだした。後援会事務所を大急ぎで目抜き通りに引っ越した前職、着々と地元回りを進める元職…。事実上、短期決戦の幕が開いた。
鹿児島
鹿児島1区の維新前職の事務所では、秘書ら6人が国会中継をテレビで見守った。前回は選挙初挑戦だったが手探りで戦い、比例復活で当選して2年。スタッフの1人は「後援会づくりも道半ば。準備の時間が足りない」と訴える。前職本人はこの日夜に選挙区に戻り、事務所で街頭演説日程の打ち合わせを入念に進めた。
鹿児島1区の民主元職は午前中は自転車で支持者回り。昼に事務所に戻り、解散の瞬間をテレビで見た。「議員が万歳をするタイミングがずれた。大義なき今回の解散を象徴している」。午後はマスコミ各社の取材のため県庁の記者クラブに出向き、国政復帰への意欲を熱弁。その後、繁華街のつじ立ちに向かった。
4月に補選があったばかりの鹿児島2区。自民前職陣営は、補選時と同じ駅前の事務所への引っ越しに追われた。「験かつぎで同じ場所を借りた」と支援者。別の支援者は「まだ初当選のお礼回りも済んでいない」と笑う。前職自身も疲労が残っているというが「選挙が続くのは支持拡大につながる」と前向きだ。
鹿児島5区の共産新人は地元の種子島・西之表市で支持者回りを続けた。前夜の20日は鹿屋市で事務所開きの集会を催し、支持者に「安倍晋三首相の暴走政治をストップさせる」と訴えた。「反原発運動などで市民と党の垣根が低くなった。躍進の条件はそろっている」。支持拡大に早くも手応えを感じていた。
宮崎
宮崎1区は新たな候補者発表や選挙区からの候補取りやめが相次ぐなど、突然の解散劇の余波が及んだ。
民主党宮崎県連はこの日、県庁で急きょ会見し、候補者不在のまま東京都在住の新人の擁立を発表。選挙協力を求めている社民党県連合や連合宮崎には前日夜の会議で候補者を提示したばかり。週末には宮崎入りする予定だが、推薦を決めた連合宮崎の関係者からも「このドタバタぶりを考えると、どのような選挙戦になるか不安」との声も出た。
一方、前回、比例で復活当選した次世代の党前職は、小選挙区は出馬せずに比例九州ブロックのみで挑む。また、元参院議員は、正式に「維新の党」から立候補することも決まった。
自民前職の事務所は、秘書らがあいさつ回りに追われ、共産新人は「安倍政権の暴走政治を食い止める」と意気込む。
2区の自民前職の日向市後援会事務所は、隣接する倉庫を選挙事務所にするため、準備でばたばた。事務長は「いよいよ本番」と気を引き締めた。本人はこの日夜、高鍋町で国政報告会を開いた。共産はようやく新人擁立が決まった。
3区の自民前職の事務所は、後援会入会カードの発送を終え、22日の後援会各支部長会議の資料作成に追われた。共産新人は「集団的自衛権反対」などを掲げ、街宣活動に力を入れた。
=2014/11/22付 西日本新聞朝刊=
1810
:
とはずがたり
:2014/12/02(火) 14:01:46
>>1809
云ってる傍から宮崎民社ネタ見つけたw
凄かったんだねぇ。。
>旧民社党の指定席がかつてあった。支えたのは「一声3万票」を誇った旭化成労組
>中選挙区時代、同社はストライキ封じを兼ね、選挙運動で組合に協力した。パートナーは1960年誕生の旧民社党(結党時は民主社会党)を支持する同盟系の旭化成労組。同労組中心に同盟系労組員は最盛期で1万8千人。
今はひどいな。。
>単独当選の小選挙区導入を機に、会社は労使一体型選挙をやめた。
>現在の同盟系労組員は最盛期の4分の1以下で約4千人。市議当選者も旧民社党15人に比べて半数以下。
“民社王国延岡”今や昔 2区民主、候補見送りへ 旭化成労組員減 労使一体消え
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_miyazaki/article/130409
2014年12月01日(最終更新 2014年12月01日 03時00分)
中選挙区時代の旧宮崎1区(現在の宮崎1区の大部分と2区)に民主党のルーツの一つ、旧民社党の指定席がかつてあった。支えたのは「一声3万票」を誇った旭化成労組(当時は全旭化成労働組合連合会=全旭連)。その拠点の宮崎県延岡市を抱える宮崎2区で、民主党は今回、候補者擁立を初めて見送ろうとしている。労組員の減少、同社による労使一体型の選挙運動の消滅という「栄枯盛衰」がその背景にある。
中選挙区時代、同社はストライキ封じを兼ね、選挙運動で組合に協力した。パートナーは1960年誕生の旧民社党(結党時は民主社会党)を支持する同盟系の旭化成労組。同労組中心に同盟系労組員は最盛期で1万8千人。民社党は67年に初めて議席を獲得。特に76年に初当選した同労組出身の米沢隆氏(後に民社党委員長)は、93年選挙まで7回連続で議席を守った。
分岐点は96年の小選挙区比例代表並立制の導入。米沢氏は宮崎市中心の宮崎1区に“転身”。それでも、延岡市がある2区には民社党の流れをくむ新進党、民主党の候補者が出続けた。しかし落選が続く。唯一の当選は2009年の比例復活。その候補者も12年には落選し、今回は立候補を見送る方針だ。
単独当選の小選挙区導入を機に、会社は労使一体型選挙をやめた。合理化などで労組員が激減したことも背景にあった。現在の同盟系労組員は最盛期の4分の1以下で約4千人。市議当選者も旧民社党15人に比べて半数以下。かつての集票力は失っている。
第一線を退いた74歳の米沢氏は「小選挙区で負け続け、厭戦(えんせん)気分が組合員に出てしまった。(自分の時代に)選挙活動をやり過ぎて疲れてしまったかな」。かつて政党再編に寄与したベテランが寂しく語る。
“民社王国”の時代を知る地元紙の元編集長、渡部洋三さん(67)も言う。「組合員も激減する中では候補者の擁立断念は仕方ない。時代の流れでしょう」。
=2014/12/01付 西日本新聞朝刊=
1811
:
とはずがたり
:2014/12/02(火) 15:49:58
推薦したのは前職の3区橋本以外全員か。橋本もウェブでは聖域なきTPP反対のスタンスっぽいのになぜ回答をしなかったのか?
2014衆院選:きょう公示 復興、TPPで舌戦 13人立候補へ 農政連、前職7人推薦 /岩手
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141202ddlk03010031000c.html
衆院選が2日公示され、14日の投開票日まで12日間の選挙戦が始まる。県内では4選挙区に5党から13人が立候補する見込み。届け出後、早速繁華街などで第一声のマイクを握る。
アベノミクスへの評価のほか、東日本大震災からの復興、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)に代表される農業問題などで舌戦が展開されそうだ。【浅野孝仁、安藤いく子】
先月21日の解散から公示まで11日間は小選挙区制導入後最短の「超短期戦」とあって、公示前日の1日も、各陣営や県内政界、選挙管理委員会が慌ただしく準備に追われた。
JAグループが作る県農協政治連盟は1日、盛岡市で委員会を開き、推薦要請があった立候補予定の前職8人のうち、農政への質問状に回答がなかった3区の自民前職を除いて推薦を決定した。
米価安定に向けた過剰米処理対策やTPPの締結阻止について政策協定を結ぶ。政府はTPPの交渉を進めているが、自民前職から「重要品目」の除外が確保できなければ交渉脱退も辞さないとする回答もあったという。
田沼征彦委員長は「政権与党だけを支持するわけではない。(TPPを進める)自民党をけん制する意味もある」と話した。
1812
:
とはずがたり
:2014/12/02(火) 16:48:15
<衆院選>3区推薦見送り 秋田県農政連
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141129_41032.html
秋田県農協政治連盟(農政連)は28日、衆院選秋田1区は自民党前議員の冨樫博之氏(59)、2区は同党前議員の金田勝年氏(65)の推薦を決定した。3区は推薦を見送り、各支部の対応を尊重する。
3区は5支部で対応が分かれた。秋田おばこと秋田ふるさとは自民党前議員の御法川信英氏(50)、秋田しんせいは維新の党前議員の村岡敏英氏(54)を推薦。こまちと、うごは自主投票を選択した。
比例代表は自主投票とした。自民党を推す支部もあったが、木村一男会長は「個人の頑張りは評価できるが、自民党としては農業に攻撃的で評価できない」と説明した。
1813
:
とはずがたり
:2014/12/02(火) 16:50:13
農業に理解が深い5氏推薦4氏支持 県農政連
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20141202/CK2014120202000149.html
県JAグループの政治団体「県農協政治連盟」(加倉井豊邦委員長)は一日、常任委員会を開き、衆院選での県内小選挙区の推薦、支持者を決め、発表した。茨城1、5区は自民、民主両党の立候補予定者を支持する。
推薦はいずれも自民前職の額賀福志郎氏(2区)、葉梨康弘氏(3区)、梶山弘志氏(4区)、丹羽雄哉氏(6区)、永岡桂子氏(7区)の五氏。
1区の自民前職の田所嘉徳氏と民主元職の福島伸享氏、5区の自民前職の石川昭政氏と民主前職の大畠章宏氏は支持とした。
JAの組合員の意見を聞き、農業に理解が深い立候補予定者を選んだ。県農政連の要領で推薦は一選挙区一人と決まっており、二人の場合は支持とした。
1814
:
とはずがたり
:2014/12/02(火) 18:39:19
池田東一郎氏@神奈川15区は無事出馬してますね。
山口4区に謎の無所属生活推薦候補が出てますね。
宇佐美@福島は出馬断念みたいですね。
それにしても大阪の公共激突区はひどいなぁ。。民主もこういう時、全然ダメっすね。
民主府連も維新ではなく公明にぶつける形で候補者立てろや。。
1815
:
とはずがたり
:2014/12/02(火) 18:46:58
2014衆院選:自民4氏の推薦、県農政連が発表 1、2、4、6区 /宮城
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141202ddlk04010136000c.html
毎日新聞2014年12月02日
JAグループの政治団体・県農協政治連盟(県農政連、石川寿一会長)は1日、衆院選で推薦する候補予定者を発表した。小選挙区は1、2、4、6区で自民を推薦。
解散後に自民の候補予定者が決まった5区は支援にとどめ、3区は自主投票とした。比例では公明前職を推薦する。
震災で被災したイチゴ農家が多い3区では当時の民主党政権による復旧対応を支持する声もあり、自民への推薦を見送った。
石川会長は政府・与党が進める農協改革案について「JAを解体に追い込むもので、自民の地方創生の考えとリンクするのか疑問」と批判。一方で「私たちの声に真摯(しんし)に耳を傾けてくれた方を人物本位で推薦した」と述べた。
1816
:
とはずがたり
:2014/12/02(火) 18:52:00
■ 県農政連、自民4氏を推薦/衆院選
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2014/20141202110729.asp?rss=20141202
県農業者政治連盟(県農政連、鳴海清彦委員長)は、衆院選本県1〜4区の自民党の立候補予定者4人を推薦することを決めた。県内農協組合長らでつくる県農協農政対策委員会の岡山時夫委員長(県農協中央会長)が1日、公表した。民主党の3、4区の立候補予定者からも推薦願が出されていたが、「農政への意見を国政に反映させるためには、国政与党の候補を推薦すべきだ」との判断から、自民党候補のみに絞った。
1817
:
とはずがたり
:2014/12/02(火) 18:57:53
農政連が自民・次世代の候補者の推薦決定
http://news.goo.ne.jp/article/rkk/region/rkk-NS003201411301213500111.html
RKKニュース2014年11月30日(日)12:13
(RKKニュース)熊本放送
来月の衆議院選挙に向け県内最大の政治団体「農政連」はきょう、推薦願が出ていた6人の立候補予定者に対し推薦することを決めました。
JAの組合員などでつくる県農業者政治連盟「農政連」はきょう委員会を開きあさって公示される衆議院選挙で自民党と次世代の党の県内6人の立候補予定者を推薦することを決めました。
推薦の条件が記された政策協定書には次期通常国会で審議が予定されている「農協改革」についてJAの事業・組織を制約する法人形態の転換を政府が強制しないことを求めています。
会議後、県農政連の梅田委員長は前回の選挙での政策協定が守られていないことに【県農政連梅田穣委員長】「2年前のような国会でなし崩し的にしてもらっては困る農協改革につきましても我々自主改革案を尊重した中でそのような行動をとって欲しい」このように協定を必ず守ってもらいたいと述べました。
1818
:
とはずがたり
:2014/12/02(火) 19:04:37
衆院選:福井県農政連が稲田氏推薦決定
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141129ddm005010112000c.html
毎日新聞 2014年11月29日 東京朝刊
JA福井県中央会の政治団体「福井県農政連10+件」は28日、衆院選福井1区で自民党の稲田朋美政調会長の推薦を決めた。農政連は推薦の条件として農協改革に反対する政策協定書の締結を求めていたが、稲田氏が了承せず、拘束力のない要望書を農政連10+件が近く提出することで折り合った。
稲田氏は28日、福井市で開かれた県農政連の幹部会に出席し「農協改革は農業者の自由度を高め、生産性向上につながる」と説明。農政連側は反発したが、稲田氏が党政調会長として米価対策に関わっていることに配慮し、最後は譲歩した。福井県農政連の山田俊臣会長は全国農政連会長でもある。【宮島寛】
1819
:
とはずがたり
:2014/12/02(火) 19:06:21
新潟
県農政連、推薦決定持ち越し
衆院選 県内小選挙区対応
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20141202148768.html
県内JAグループの政治組織「県農政刷新連盟」(県農政連)は1日、2日公示される衆院選の県内6小選挙区で推薦する立候補予定者の決定を公示日以降に先送りすることにした。県内25の地域農協の意見を基に1日にも決める予定だったが、一部の地域農協から「地元組合員の声を十分に聞けていない」などの声があり、決定を持ち越した。
県農協中央会(JA県中)の今井長司副会長は取材に対し、「時間が足りないとの声があった。どの候補者を推薦するか、なるべく早く決めたい」と述べた。
県農政連は自民党の有力な支持組織だが、民主党政権の2010年参院選、11年県議選は自主投票だった。12年衆院選、13年参院選は自民党候補者を支持した。今回は政府が農協改革や環太平洋連携協定(TPP)交渉を進めようとする中での衆院選で、JAグループの対応が注目されている。
【政治・行政】 2014/12/02 09:29
1820
:
とはずがたり
:2014/12/02(火) 19:09:47
2014衆院選:県農政連、自民2氏推薦 山田会長会見、苦渋の決断にじませ /福井
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141129ddlk18010623000c.html
毎日新聞 2014年11月29日 地方版
県内JAの政治団体である県農政連10+件は28日、福井市の県農業会館で選挙対策委員会を開き、衆院選(12月2日公示、14日投開票)に自民党公認で1区から立候補する予定の稲田朋美氏(55)、2区から出馬予定の高木毅氏(58)をそれぞれ推薦することを決めた。比例代表北陸信越ブロックの山本拓氏(62)についても全国農政連に推薦依頼を出す。
記者会見した山田俊臣・県農政連会長は「現況には不満だが、いろいろ事情がある中で推薦件した」と説明。政府主導の農協改革が進んでいる中で、苦渋の決断だったことをにじませた。
会合では県内農政連8支部の支部長や12JAの組合長らが稲田・高木両氏の推薦を確認。ただ、人件費削減など農協側が自己改革に取り組んでいる中での政府対応に「我々をばかにしている」「米価が下がった問題をどうにかして」などの意見が出たという。
山田会長は、自民に与党として農業問題に取り組んでもらうことへの期待や、会合で稲田、高木両氏から「期待に応えられるよう頑張る」との趣旨の発言があったことなどを考慮したと説明。「我々の気持ちを考えて、東京で発言してと要請した」と話した。
会合後、稲田氏は報道陣の取材に「地元との関係で『コミュニケーションが不足していたのでは』という厳しい意見があった。農業政策は重要だと思っており、良い政策を作っていきたい」と語った。【村山豪】
1821
:
とはずがたり
:2014/12/02(火) 19:16:35
農政連
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1060165378/1574
中央
>>1816
青森
>>1811
岩手
>>1812
秋田
>>1815
宮城
>>1813
茨城
>>1819
新潟
>>1818
>>1820
福井
>>1817
熊本
青森県産の農産物は基本的に買うの止めじゃ(怒)
1822
:
チバQ
:2014/12/02(火) 19:25:25
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&rel=j7&k=2014120201106
分裂・消滅で様変わり=第三極の変遷【14衆院選】
自民、民主の二大政党に対抗して第三極政党が乱立した前回衆院選から2年。衆院で野党第1党に迫る勢力を得た旧日本維新の会、議席を倍増させたみんなの党など前回は旋風を起こしたが、その後は政治路線をめぐって各党とも混迷。分裂や消滅を招き、2012年と同じ名称で今回の選挙に臨む政党は皆無となった。
選挙では一定の強さを示した第三極陣営だったが、自民党優位の「一強多弱」の状況下、存在感発揮に苦慮。旧維新は安倍晋三首相とのパイプも生かして政策実現を目指す路線を探ったが、橋下徹氏ら大阪勢と石原慎太郎氏ら国会議員団の「東西対立」を克服できず、今年7月に次世代の党と分裂した。
みんなでも、安倍政権との連携を模索する渡辺喜美氏と野党再編を志向する江田憲司氏らの対立が分裂に発展、江田氏らが13年12月に結いの党を旗揚げ。路線対立がその後も続いたみんなは結局、11月の衆院解散後に解党を決定した。
旧維新は今年9月、結いと合流して維新の党を結成。橋下氏と江田氏が「改革勢力の結集」を呼び掛けるが、今回立候補したのは84人で、旧維新が前回擁立した172人を大きく下回った。
一方、準備不足を狙った安倍晋三首相の解散表明は、第三極陣営から「民主回帰」の現象も生んだ。公示前には、解党を決めたみんなから一部が民主入りしたほか、前回は日本未来の党として戦った生活の党からも、幹部が民主党に復党した。二大政党に加え、公明、共産、社民各党の「老舗政党」とも戦う第三極だが、一時のインパクトは欠いている印象は否めない。(2014/12/02-18:23)
1823
:
チバQ
:2014/12/02(火) 19:26:33
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120201064
8人が引退・不出馬=世代交代見送りで減少【14衆院選】
政界からの引退を表明、または今回の衆院選に立候補しなかった前議員は8人。前回は自民党・森喜朗、民主党・羽田孜の両元首相ら多くのベテランが後進に道を譲り、43人が出馬しなかったのに比べ、大幅に減った。ある自民党ベテランは「次は引退と思っていたが、今辞めるわけにはいかない」と語っており、急な解散で世代交代を見送るケースが多かったようだ。
政党別では自民党が5人で最多、次世代の党、共産党、無所属が各1人で並んだ。
自民党では、保利耕輔元文相と宮路和明元厚生労働副大臣が引退。大久保三代氏については、地元の宮城県連が「地元への貢献が足りない」ことを理由に党本部への公認を申請しなかった。前回は比例代表単独で立候補した永山文雄、泉原保二両氏は、今回は比例名簿から外れた。
共産党の佐々木憲昭氏も引退。前回は旧日本維新の会から当選した次世代の今村洋史氏と無所属の林原由佳氏は出馬を見送った。愛知10区で活動していた今村氏は取材に「諸事情があり、今回は立候補を見送った」と語った。林原氏は自身のウェブサイトで「今後の政治活動については、現時点で未定」としている。 (2014/12/02-17:18)
1824
:
チバQ
:2014/12/02(火) 19:27:38
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120201102
低迷民主、公認候補198人=初めて過半数下回る【14衆院選】
民主党の公認候補者数は、衆院定数(475)の過半数238を下回る198人となった。野党転落後の低迷する党勢が影響した格好。突然の衆院解散で準備が間に合わなかったことに加え、野党間で候補者の一本化を図ったことも一因だ。
民主党は1998年の結党以来、政権交代を掲げ、衆院選に半数を超える候補者を擁立し続けてきた。政権交代を果たした2009年選挙には、330人を擁立。過半数を下回るのは今回が初めてだ。
12年選挙で下野した同党は、党勢回復のきっかけをつかめずに今回の衆院選を迎えた。巨大与党に対抗するには他の野党に頼らざるを得ず、維新、生活両党などと小選挙区で候補者調整を進めた。
民主党の枝野幸男幹事長は「次の選挙のときには政権の選択肢として認めていただけるような議席を獲得したい」と述べ、今回は同党単独での政権交代を目指さない考えを示している。(2014/12/02-18:17)
1825
:
チバQ
:2014/12/02(火) 19:29:23
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2014120200715
野党競合は62選挙区=民主VS維新21【14衆院選】
衆院選で共産党以外の野党候補が競合するケースは、295小選挙区中、62選挙区だった。野党側は、200超の選挙区で民主党と第三極がぶつかり、自民党が漁夫の利を得た2年前の前回衆院選を反省。一本化調整を進め、競合選挙区は大幅に減少した。
前回は、当時の日本維新の会やみんなの党、日本未来の党が、自民、民主二大政党に対抗する「第三極」の形成を模索したため、野党候補が乱立した。「非共産野党」が得票数で自民党を上回ったにもかかわらず、議席数では同党の大勝を許した。
野党の選挙協力の成否が焦点となった今回、一部選挙区では調整の「成果」も見られた。民主党がみんなの党から移った前職を擁立した山梨1区では、維新の党の小沢鋭仁国会議員団幹事長が比例代表近畿ブロックに転出することで決着した。
それでも民主、維新両党間の競合区は21選挙区残った。そのうち9選挙区は維新が地盤とする大阪など関西圏で、当初から調整が困難視されていた。
民主、次世代両党の競合区も26選挙区ある。海江田万里民主党代表の地元、東京1区は調整が付かず、次世代の新人が立候補する。
民主、生活両党の間では、岩手などで候補者調整が進んだが、千葉3区、東京10区、長崎4区の3選挙区は競合する。民主、維新、次世代3党は神奈川7区と兵庫3区で、民主、次世代、生活3党は東京10区でそれぞれ競り合う。
一方、共産党以外の野党候補が不在の「非共産空白区」は39選挙区に上る。安倍晋三首相の山口4区や、麻生太郎副総理兼財務相の福岡8区など自民党の実力者がいる選挙区が多い。
これに対し、自民党は公明党が候補を立てた9選挙区では擁立を見送った。
◇主要野党の競合選挙区
【民主VS維新】21選挙区
北海道3区、神奈川6、7、9区、東京2、23区、長野2、3区、静岡1区、愛知4区、滋賀4区、京都3、4区、大阪10、11、12、19区、兵庫3、7区、宮崎1区、鹿児島1区
【民主VS次世代】26選挙区
埼玉7、12、13区、千葉1、6、9区、神奈川3、7、12、14区、東京1、4、7、10、13、19、22、24区、長野1区、愛知1、3、5区、大阪16区、兵庫3、6区、広島7区
【民主VS生活】3選挙区
千葉3区、東京10区、長崎4区
(2014/12/02-19:09)
1826
:
チバQ
:2014/12/02(火) 19:37:36
>>1825
【民主VS次世代】の愛知3区って次世代候補者誰ですか?
1827
:
チバQ
:2014/12/02(火) 19:45:36
http://www.sankei.com/politics/news/141202/plt1412020069-n1.html
2014.12.2 11:45
【衆院選2014】
福島5区は公示前日まで構図決まらない異常事態 決着も「遅すぎで台無し」
東京電力福島第1原発事故で、大勢の住民がいまだに避難を余儀なくされている福島5区(いわき市・双葉郡)では、公示前日まで選挙の構図が決まらない異例の事態となった。
自民前職2人が立候補に意欲を見せ、ようやく党が公認を正式発表したのは1日午後8時ごろだったという。県連から対応を一任されていた党本部は、吉野正芳氏(66)を公認し坂本剛二氏(70)を比例代表(近畿ブロック)の単独候補に回す分裂回避の措置を取って決着を図った。
最終的に、両氏は党の決定を承諾したが、坂本氏の陣営は綿密に練ってきた選挙予定を全て中止。後援会関係者によると、2日も朝から支持者らへの説明に追われているという。用意していたポスターも使えず、関係者は「(遅すぎで)全て台無し」と吐き捨てた。
一方、9年ぶりに選挙区からの立候補となった吉野氏は2日午前、いわき市遠野町で出陣式に臨んだ。500人を超える支持者を前に「9年間選挙をしていない。厳しい、厳しい戦いになるが力を貸してほしい」と訴えた。
自民の分裂含みを横目に着々と準備を進めてきた、民主前職の吉田泉氏(65)。前回選挙では、比例で当選したものの、民主に逆風が吹く中、選挙区では坂本氏に約7千票差にまで迫った。
JRいわき駅前での第一声には、党の海江田万里代表(65)も駆けつけた。代表の応援遊説の1番目に、いわき市が選ばれ、後援会関係者は「避難者を最優先に考えていることが分かる」と話した。
吉田氏は「復興に与党も野党もない」などと、被災者支援の充実の必要性を訴えた。
福島5区からは、共産党の吉田英策氏(55)も立候補している。
1828
:
チバQ
:2014/12/02(火) 19:46:52
http://www.sankei.com/west/news/141202/wst1412020033-n1.html
2014.12.2 12:51
【衆院選2014】
自公の公認候補ゼロ、珍しい与党“空白区” 兵庫12区
与党の公認候補がいない選挙区となった兵庫12区。4人が立候補を届け出た=2日午前
自民党と公明党が公認候補を擁立せず、全国でも数少ない“与党空白区”の一つとなった兵庫12区。ともに自民党の公認になれなかった前職の山口壮氏(60)と新人の戸井田真太郎氏(36)が無所属で立候補した。
元外務官僚で民主党政権で外務副大臣などを務めた山口氏は昨年12月、「民主党に限界を感じた」と離党。自民党総務会長の二階俊博氏が率いる派閥に「特別会員」として入会した。
一方、元衆院議員の祖父の三郎氏、父の徹氏に続き国政を目指す戸井田氏。地元の自民党兵庫県連は解散直前の11月17日、党本部に公認申請したが、最終的に公認は得られなかった。
兵庫県相生市内で2日に開かれた山口氏の事務所開きには、約300人の支持者が集まった。
事務所には二階氏からの為書きが大きく掲示され、山口氏は「昔から二階先生に相談をしていた。西播磨のために、これからも仕事をさせてほしい」と呼びかけた。
戸井田氏は同県たつの市内で第一声。地元の自民県議のほか、応援に駆けつけた自民の鴻池祥肇参院議員は「義理人情を忘れた渡り鳥は西播磨にはいらない」と山口氏を牽制(けんせい)した。
戸井田氏も「祖父、父と同じように一貫して自民党の政治信条を支えていきたい」と訴えた。
兵庫12区では、このほかに維新新人の村上賀厚氏(55)、共産新人の堀譲氏(64)が立候補している。
1829
:
チバQ
:2014/12/02(火) 19:47:20
http://www.sankei.com/west/news/141202/wst1412020031-n1.html
2014.12.2 12:07
【衆院選2014】
AKB総選挙じゃない!31歳・42歳・52歳「女性だけの三つ巴戦」 大阪7区
女性ばかり3人が立候補を届け出た大阪7区。左から渡嘉敷奈緒美氏(自民)、村口久美子氏(共産)、上西小百合氏(維新)。全国でも珍しい構図の選挙区となった=2日午前
女性候補だけの“三つどもえ”の争いという、全国でも珍しい構図となったのが大阪7区。前回衆院選でも接戦を演じた自民前職、渡嘉敷奈緒美氏(52)と維新前職、上西小百合氏(31)に、共産新人の村口久美子氏(42)が迫る。民主は藤村修元官房長官が引退し、後継者擁立を見送った。
「今回は30代、40代、50代の女の戦い。私が一番おばちゃんですが、年齢を重ねた分、選挙でも勝っていきたい」
大阪に“維新の風”が吹いた前回の選挙でも、上西氏を約8千票差で退けた渡嘉敷氏。大阪府吹田市内で行った出陣式では、笑いを交えて支持を呼びかけた。
この日の応援演説に立った地元市議も「AKB48の総選挙ではない。若いから、かわいいから、で選んではいけない」とげきを飛ばし、地元の国立循環器病研究センターを中心としたまちづくりの実績をアピールした。
前回比例で復活した上西氏は、同市内の神社で出陣式。必勝祈願のおはらいを受けて「厳しい選挙だが、維新が大阪で実現した改革を国政でやり遂げたい」と訴えた。
「女の戦い」を意識した言葉はなく、公務員改革など維新の政策を熱っぽく語った上西氏。陣営幹部も「今回は維新の風がなくて厳しいが、前回とは違って2年間の国政での実績がある。女性3人の三つどもえで注目される分、余計にがんばらないと」と気持ちを引き締めた。
一方、新人の村口氏は保育園に通う4歳の長女がいるママ候補。同市内の事務所で「子育て真っ最中だが、子供には平和な社会、未来に希望を持てる社会を手渡したい」と第一声を上げた。
保育園への送り迎えで、育児に苦労するシングルマザーらとの交流もあるという。陣営幹部は「これまでも子育て女性の悩みを聞く活動などを続けてきた。実感を持って労働や教育の問題に取り組んでいる点を訴えていければいい」と話した。
1830
:
とはずがたり
:2014/12/02(火) 19:47:25
愛知3区は次世代ではなく減税の増田ですよね。
1831
:
チバQ
:2014/12/02(火) 19:52:02
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141202ddlk35010395000c.html
2014衆院選やまぐち:4区に無所属で渡辺氏出馬表明 /山口
毎日新聞 2014年12月02日 地方版
衆院選山口4区に、宇部市の医師、渡辺利絵氏(51)が1日、無所属で立候補すると表明した。
渡辺氏は下関市出身。宇部市内の病院で整形外科医として勤務する一方、自身も難病を抱え、車いす生活を送っている。就労など、難病患者の社会的自立を支援するグループ「難病ソリューションズ」の会長も務める。
防府市で開いた記者会見で、渡辺氏は「正規の職に就けない難病患者ら、本当に苦しんでいる人たちの実態を見てきた。根本的に社会保障を見直さなければならないと思った」と動機を説明。「自民、共産以外の選択肢を有権者に示したい」と語った。【脇山隆俊】
〔山口版〕
1832
:
チバQ
:2014/12/02(火) 19:53:21
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141202ddn041010005000c.html
民意どこへ:2014衆院選 きょう公示 高知、定数減やきもき 大阪、公認得られぬ元職も
毎日新聞 2014年12月02日 大阪朝刊
衆院選(2日公示、14日投開票)を前に、各地の選管は1日、投票を呼び掛ける看板を設置するなど準備作業に追われた。今回は、5県で小選挙区の定数を減らす「0増5減」が導入され、区割りが変更された。突然の衆院解散で野党間の選挙区調整も慌ただしく、党の公認が得られないまま出馬する候補者も。12日間の選挙戦がいよいよ始まる。【上野宏人、重石岳史、熊谷豪、田辺佑介】
高知県は小選挙区の定数が3から2に減り、区割りは県内を東西に分ける高知1、2区に再編された。
「なじみの候補者の名前がなく、混乱する有権者もいるだろう」。高知市選管の担当者は心配顔だ。最も気を使うのが期日前投票。市内20カ所で、1、2区どちらの有権者も投票できるため、混同しないようにする必要がある。「選挙区ごとに投票箱を分けているので、有権者をうまく誘導したい」と話す。
高知市選管は先月21日の衆院解散後、区割り変更を周知するチラシを1200枚作り、町内会に回覧してもらう。投票所の入場券には選挙区を明記し、投票所の入り口に「選挙区は1区です」などと掲示する。稲田良吉・市選管委員長(42)は「有権者も事務担当者も、ミスをすると無効票になってしまう」と気をもむ。
先月末に知事選が終わったばかりの和歌山県。県内30市町村のうち17市町ではこの日、知事選の掲示板を衆院選用に「早変わり」させる作業をした。新たな掲示板を設営する余裕がなく、衆院選の枠を印刷したボードを知事選の掲示板の上から張り付けるなどした。海南市選管の担当者は「先ほど、業者から288カ所全部終わったと報告を受けた。朝は雨が降っていたから心配した」とほっとした様子だった。
◇
「今を変えられるのは自民でも維新でもない。私は民主党員だが、民主の殻をも突き破る」。大阪4区から立候補予定の無所属元職(52)は小雨降る1日朝、大阪市城東区の駅前でマイクを握った。民主公認で過去2回当選した。だが今回は党の公認を得られないまま公示の日を迎える。
大阪4区では他に、自民前職(44)、維新新人(39)、共産新人(46)が立候補を予定する。元職は当初、民主党の公認を申請したが、「野党共闘」を目指して維新との競合区を減らしたい党本部に拒否された。大阪では大阪都構想を巡って両党が対立しており、陣営は「党本部は都構想に賛成なのか」と首をかしげる。ただ元職は「民主に対する有権者のアレルギーはまだ強い。党の看板を背負わない無所属の方が戦いやすい」と前向きだ。民主の大阪府連は元職を独自に推薦し、スタッフを派遣するなどして支えるという。
大阪4区
自民:中山泰秀
維新:吉村洋文
民主系吉田治
1833
:
チバQ
:2014/12/02(火) 20:07:33
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141202ddg041010011000c.html
衆院選:公示 ゆくか、この道 国民が決める(その1) 共闘野党「1強打破」
毎日新聞 2014年12月02日 西部夕刊
衆院選が2日公示され、冷たい風の中、候補者が一斉に師走の街に繰り出した。2年前の衆院選で単独過半数を獲得した自民「1強」の構図が変わらないまま突入した選挙戦。野党側は民主を中心に競合区解消などの選挙協力を進めてきた。過去のしこりを乗り越え、共闘で安倍自民に挑む野党。アベノミクスにとどまらず、集団的自衛権行使や原発再稼働の是非など、私たちの未来を選ぶ論戦が始まった。
◇師走寒風「ともえ戦」 国替え、分裂、議席求め−−福岡1区
「皆さんの声が国政に届いているとは思えない。もう一度力を借りて国会で日本を正していきたい」。福岡1区の民主元職、山本剛正氏(42)は福岡市東区の選挙事務所で第一声を上げた。
前回の8区から移って活動していた4区で民主と維新の選挙協力が成立し、民主の候補者が空白だった1区に転出してきたのは解散直前。2012年の前回衆院選で落選するまで1区の議席を守っていた松本龍・元環境相(63)は「山本さんは4区と8区でまさに四苦八苦(しくはっく)しながら1区に来てくれた。親身に政治を考えている男です」と、野党共闘の結果、地盤もない1区で戦うことになった山本氏への支持を呼びかけた。
松本氏は前回、自民の井上貴博氏(52)に約6万票差で敗れた。その自民は今回、分裂選挙となり、公認を争った井上氏と新開裕司氏(46)の前職2人がともに無所属で立候補する全国注目の選挙区となった。
この日、井上氏は博多の「総鎮守」と呼ばれる櫛田神社(博多区)で出陣式。「公認を得られず、無所属で立候補する。ゼロからの出発だが勝ち上がって安倍(晋三)総理、麻生(太郎)副総理を支えたい」と頭を下げた。
一方、前回は井上氏との公認争いに敗れて単独比例に回った新開氏にとって、初の小選挙区での選挙戦。香椎宮(東区)での出陣式で「地域の皆さまにやっと自分の言葉で語らせていただく機会を得た。背水(はいすい)の陣(じん)で最後まで戦い抜く」と声を張り上げた。新開氏が秘書として仕えた古賀誠・元自民党幹事長も駆けつけ「国政で思う存分働いてもらいたい」と支援を訴えた。
自民の分裂選挙について、山本氏の応援のため公示前日に福岡市に来た岡田克也・民主党代表代行は「三つどもえの戦いになれば、チャンスは広がる」と議席奪還に期待を寄せるが、民主関係者の一人は「自民同士の戦いに埋没する可能性がある」と懸念を示した。【中山裕司、青木絵美、尾垣和幸】
1834
:
チバQ
:2014/12/02(火) 20:08:07
◇社民、党勢直結の戦い 九州比例票、上積み狙う−−福岡11区
福岡11区の社民新人、藤中寛之氏(40)は午前10時25分ごろ、田川市内で「雇用、平和と憲法、生活を破壊する安倍政権の暴走を止めるため立候補した。国民の手に政治を取り戻そう」と第一声を上げた。福岡県内で唯一の社民候補。民主県連の推薦を得て、自民前職、武田良太氏(46)に挑む。
前回衆院選で大敗した民主、党の存亡がかかるほど弱小政党となった社民。両県連とも候補擁立は難航した。複数区での擁立を目指した社民は結局前回同様11区のみ。しかも地元出身者が見当たらず、地方選の経験がある藤中氏に白羽の矢が立った。一方、前回は県内10選挙区に擁立した民主も6選挙区しか候補を立てられなかった。
「巨大与党と弱小野党の戦い。野党で共闘しない限り勝利はない」と社民県連幹部。社民は民主6人を県連推薦し、民主も藤中氏支援のため大久保勉県連代表が公示前から11区に入り、マイクを握って協力してきた。
社民の藤中氏擁立には別の狙いもある。
社民の解散前の議席数は衆参両院で政党要件ぎりぎりの5。そのうち衆院2議席を出してきた九州は党勢に直結する重要地区だ。小選挙区で一人でも多くの候補者を立てて比例票の上積みにつなげたい社民。県連の村山弘行幹事長は「九州で頑張るしかない」と話している。【比嘉洋】
◇「違和感」抱えつつ支え 維新呼びかけに古巣・民主−−熊本1区
熊本1区の維新前職、松野頼久氏(54)は熊本城内の加藤神社(熊本市中央区)であった出陣式で「別々の道を歩んでいた民主県連と連合熊本の仲間と一緒に戦える。感無量だ」と声を詰まらせた。
松野氏は前回衆院選の3カ月前に民主を離党。旧日本維新の会から出馬したが、民主も候補を立てたため「反自民票」は割れた。自民前職の木原稔氏(45)の前に共倒れになり、松野氏は比例復活で辛くも議席を得た。今回は雪辱を期す松野氏が古巣の民主に呼びかけ、民主県連の支持と連合熊本の支援を取り付けた。木原氏と共産新人、高本征尚氏(29)との三つどもえの構図だ。
だが、民主側のしこりは消えていない。「離党は消費増税に反対だったため。決して背を向けたのではない」。松野氏はそう強調するが、松野氏離党後の衆院選は民主新人3人が敗れ、昨年の参院選も現職が敗れて民主県連は県選出国会議員を失った。今回は県内全5区で候補を擁立できず、じり貧だ。維新幹部としてメディアの露出が目立つ松野氏への支持に「違和感がないわけではない」(県連関係者)との声も漏れる。
連合熊本には、維新の橋下徹共同代表の労組対決姿勢への反発もある。熊本5区の社民新人を推薦する一方、松野氏を支援にとどめたのも、そんな事情がある。「松野氏を当選させるためではなく、自民を一人でも落とすための支援だ」。連合熊本の幹部はそう明かした。【取違剛】
1835
:
チバQ
:2014/12/02(火) 20:08:36
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141202ddg041010004000c.html
衆院選:公示 ゆくか、この道 国民が決める(その2止) 地方から切実な声
毎日新聞 2014年12月02日 西部夕刊
◇「原発再稼働も争点だ」−−鹿児島3、4区
九州電力川内原発が立地する薩摩川内市を含む鹿児島3区。川内原発を巡っては、10月から11月にかけて市と県が相次いで再稼働に同意したことで、原発の新規制基準に基づく再稼働第1号の可能性が高まっている。
立候補した3人のうち、共産新人の山口陽規(はるき)氏(61)は第一声で「県民の声を無視する暴挙が原発再稼働だ。再稼働をストップさせよう」と訴えたが、無所属前職の野間健(たけし)氏(56)と自民新人の宮路拓馬氏(35)は共に原発に言及しなかった。
市議会で早期再稼働を求める陳情に賛成した薩摩川内市議の一人は「地元での政治的判断は決着済み」と話し、3区では再稼働に関する論戦は盛り上がらないという見方を示す。これに対し、いちき串木野市の主婦、山口育恵さん(33)は「各候補はしっかりと安全性や避難計画のことを議論してほしい。そうでないと選びにくい」と語り、選挙戦での争点化を期待する。
一方、原発から30キロ圏の姶良(あいら)市や阿久根市を含む鹿児島4区では、11月27日になって社民が、川内原発再稼働反対を訴える県内の市民運動の中心的役割を担ってきた新人を擁立した。姶良市議会が再稼働反対の意見書を可決するなど原発に慎重な地域事情もあり、「県民の原発への不安を訴えていきたい」という声に一定の支持が集まれば、再稼働問題が大きな争点になる可能性もある。【宝満志郎、杣谷健太】
1836
:
チバQ
:2014/12/02(火) 20:09:11
◇景気回復「恩恵まだ」 第一声、首相本人不在−−山口4区
「主人は同志の応援のため自分の選挙区には帰ってこられず、皆さまには申し訳ないが、私が代わりを務めるのでお支えいただくようお願いします」。山口県下関市の海峡ゆめ広場に集まった約1300人の支持者を前に、安倍晋三首相(60)に代わって妻昭恵さん(52)が「第一声」を上げた。
無所属と共産の新人2人が首相に挑む山口4区。少子高齢化で人口は減り、水産業などの衰退で中心市街地の空洞化も進む。ただ、首相は8月を最後に地元に戻っておらず、公務や他候補の応援に追われて前回同様、選挙期間中に地元入りの予定はない。昭恵さんが前面に立つ選挙戦も地元ではすっかりおなじみの光景だ。今回も解散直後から昭恵さんが下関市内のイベントなどに顔を出し、有権者と握手を交わしてきた。
下関市内で飲食店を経営する50代男性は「昭恵さんは安倍さんに代わって頑張っていると思うが、アベノミクスの恩恵は私たちのところには全く届いていない。景気を良くしてくれる政治を願うしかない」と語った。【仲田力行】
◇「将来左右する大事な選挙」「国民との約束を果たして」−−九州・山口の有権者は
安倍首相は「アベノミクス」の是非を争点に仕立てるが、九州・山口の有権者からは、安倍政権の2年を検証する「大事な選挙」と捉える声も上がった。
山口市の自営業、平井多美子さん(54)は「好景気が実感できない。アベノミクスはうまくいっているとは思えない」と話した上で、特定秘密保護法や集団的自衛権も問われるべきだと指摘する。
福岡市南区の主婦、上原真子(ちかこ)さん(48)は集団的自衛権行使容認の閣議決定について「子供に平和の大切さを伝えてきたのに、国に9条を変える布石を打たれた」と嘆く。大学3年の子供2人は就職活動を控えており、候補者の論戦から安心して働ける社会づくりも見極めるつもりだ。
生活困窮者を支援している北九州市のNPO法人抱樸(ほうぼく)(旧北九州ホームレス支援機構)理事長の奥田知志さん(51)は「社会保障や原発再稼働、憲法改正など争点は多く、日本の将来を左右する大事な選挙」と指摘し「棄権は政権の承認と同じ。必ず投票に行きたい」と話した。福岡市東区のボランティア団体代表、吉水恵介さん(58)は「議員の定数削減など国民との約束をきちんと果たしてほしい」と注文を付けた。
1837
:
チバQ
:2014/12/02(火) 20:19:29
http://www.asahi.com/articles/ASGD175DLGD1PTIL02V.html
〈徳島1区〉民主、新旧協力で議席確保狙う
2014年12月2日15時51分
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小選挙区が3から2に減った徳島。新1区に立候補した民主元職、仁木博文氏(48)の出陣式が徳島市であり、出馬を見送った仙谷由人(せんごく・よしと)・元官房長官(68)が「私も力いっぱい、仁木の当選に向けて頑張る」と最初にマイクを握った。仁木氏も「地方と人に優しい政策に変えよう」と訴えた。
民主は新1区の候補者選びが難航したが、仙谷氏が「若く将来性のある候補者にすべきだ」と立候補を見送った。仁木氏は県南部が地盤。新1区の有権者の約6割を占める徳島市内が地盤の仙谷氏を選対本部長に迎え支持拡大を図る。
新1区では、同様に旧3区から転じた自民前職、後藤田正純氏(45)が「これほど大義がある選挙はない。他党は具体策を示しているのか。悪口ばかり」と第一声を上げた。
共産新顔、古田元則氏(66)は「安倍政権の暴走ストップ」などを訴えた。
http://www.asahi.com/articles/ASGCY6JR3GCYOBJB00M.html
〈愛知7区〉自民前職に挑む民主元職
2014年12月2日14時39分
2009年は民主全勝、12年は自民13勝と、愛知15選挙区での結果は大きく揺れた。愛知7区では過去4回、自民と民主でオセロゲームのように勝者が入れ替わった。今回は、前回敗れた民主元職の山尾志桜里氏(40)が、自民前職の鈴木淳司氏(56)に挑む。
山尾氏は尾張旭市の事務所前で「国会に戻って、必ず自民に取って代わる野党をつくり、次のチャンスには、政権を担当する勢力をつくっていきたい」と第一声。前回は9万票以上を獲得したが、比例復活も逃した。「どちらの政党でも政権を担当できる二大政党制をつくっていきたい」と声を張り上げた。
迎え撃つ形の鈴木氏。「この選挙区はおそらく全国で最も厳しい選挙区の一つ。みなさんのお力が必要です」。瀬戸市の事務所前で、支持者を前にそう訴えかけた。野党について「アベノミクスは失敗だと簡単に言うが、ではどういう政策を持っているのか」と批判した。
共産新顔の郷右近修氏(36)は瀬戸市のショッピングセンター前で、「2年間の安倍政権はあまりにひどいものだった」と批判。消費増税の中止や原発ゼロなどを訴えた。
1838
:
チバQ
:2014/12/02(火) 20:20:43
http://www.asahi.com/articles/ASGCZ5QWJGCZOIPE00J.html
〈愛知4区〉民主・維新が競合、前職ら4候補の選挙戦
2014年12月2日14時51分
「自民1強」に対し、民主、維新は候補者調整を進めたが、愛知4区では両党が東海3県で唯一対決する。維新元職の牧義夫氏(56)は熱田区の事務所前で、「安倍政権は圧勝した2年前と同じ状況を作り出し、集団的自衛権行使のための法案整備や原発再稼働を進めようとしている」と第一声。「いま意思表示をしないと今後4年間、委任状を渡してしまうことになる」と訴えた。
民主党政権で厚労副大臣を務めたが、消費増税に反発し離党。前回は日本未来の党から出て落選した。「自民も民主も改革に取り組む気持ちはない。まず自分たちの身を切る改革だ」と自民も古巣も批判した。
民主新顔の刀禰勝之氏(44)は瑞穂区の市営地下鉄新瑞橋駅近くで第一声。「多くの争点がある。意義のない選挙ではない。もう一度民主党にチャンスを下さい」と訴え、維新には触れなかった。「安倍さんはアベノミクスを自画自賛しているが、国民の大多数は豊かになっていない」と自民を批判した。
自民前職の工藤彰三氏(50)は熱田区の交差点前で「景気をしっかり戻すのか、暗黒の20年に戻すのかの選択と言われている」と主張。「地震、津波対策、教育など様々な問題を訴えてきた。仕事は半ばで、未来に向けて戦う」
共産新顔の高橋祐介氏(36)は、「大企業優先のアベノミクスから暮らし優先の政治に転換し、消費税の10%への増税は中止する」と声を上げた。
http://www.asahi.com/articles/ASGD14VPRGD1UTIL01X.html
〈北海道7区〉大地と民主の共闘、自民に挑む
2014年12月2日14時03分
北海道7区では、民主前職の鈴木貴子氏(28)が第一声で「アベノミクスで皆さんの生活は変わったか。働く皆さんの声を私は届けたい」と声を上げた。
前回衆院選は、父の宗男氏が代表を務める新党大地から出て落選し、13年に比例区で繰り上げ当選した。今回は、道内の大地票が魅力の民主と、影響力を維持したい大地の選挙協力が実現。鈴木氏はポスターに「民主党公認、新党大地代表代理」と刷り、両党の支持層にアピールする。
3選を目指す自民前職の伊東良孝氏(66)は釧路市内で「厳しい選挙戦になるが、ぜひみなさんの支援を」と呼びかけた。地域の主産業だった水産業や製紙業の低迷を挙げ、「地方創生が今、一番大きなキーワード」と安倍政権の経済政策をアピールした。
共産新顔の石川明美氏(63)は第一声で「消費増税中止」を訴えた。
1839
:
チバQ
:2014/12/02(火) 20:21:26
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/131403?area=ranking
比例名簿 自民・今村氏31位 民主・大串氏単独1位
2014年12月02日 10時25分
衆院の1票の格差是正に伴う「0増5減」で注目された佐賀県内の候補予定者の比例代表九州ブロック名簿順位で、自民党は比例単独に転出する今村雅弘氏(67)=旧佐賀2区、6期=が小選挙区重複立候補者30人に次ぐ31位となった。民主党は重複立候補する佐賀2区の大串博志氏(49)が単独1位、佐賀1区の原口一博氏(55)は他の小選挙区候補者14人と同列2位に搭載された。
自民党は、同様に定数が削減される高知、徳島、山梨、福井の4県で比例代表に転出する前職議員を各ブロック1位とし、九州の今村氏だけが重複立候補者より下位になった。
佐賀県連は定数減の受け入れで比例の「上位優遇枠」を要望し、党本部も了承していた。比例順位を聞いた今村氏は「なぜ九州だけが差をつけられるのか理解できない」と困惑、県連の福岡資麿会長は「上位枠が実現しなかったのは極めて残念だ。どういう理由か党本部に確認したい」と述べた。党本部の茂木敏充選対委員長は「全体を勘案した」と説明している。
佐賀1区の前職岩田和親氏(41)、2区の新人古川康氏(56)は重複立候補者と同列1位になっている。
民主党は、原口、大串両氏の比例処遇で差がついた。県連代表の大串氏は「小選挙区で勝利し、結果を出さなければならない。気を引き締めたい」と話した。原康彦幹事長は「両者の比例優遇を求めてきただけに複雑な心境だ」と述べた。
1840
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チバQ
:2014/12/02(火) 20:23:32
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/news2/20141202-OYT1T50075.html?from=hochi
「うちわ」辞任おわびvs野党共闘…東京14区
2014年12月02日 15時01分
「うちわ」配布問題で法相を辞任した衆院東京14区の松島みどり候補(自民)は午前9時10分頃、トレードマークの赤い服で東京都墨田区内の選挙事務所に姿を見せた。
選挙カーに乗り込むと、法相辞任に触れ、「地元に迷惑を掛け、心からおわびします。一から出直して、墨田のため、日本のために全力で働きます。どうかもう一度チャンスを与えて下さい」と、神妙な表情でおわびを繰り返した。狭い路地で約30秒間あいさつし、すぐに移動というスタイルで選挙区内を巡った。
一方、木村剛司候補(民主)は午前11時半頃、荒川区内で第一声を上げた。
民主、維新の党の「統一候補」としての出馬となり、「自民党に対抗するには、野党が大きな塊になり、結集しないといけない」と呼び掛けた。前々回は民主から出馬して初当選、前回は日本未来の党から立候補して落選した。今回は民主に復党しており、「この2年間にいただいた皆さんの意見を胸に刻んで、選挙期間中、全力疾走で戦っていきたい」と意気込んだ。
共産党からは新人の阿藤和之候補が立候補した。
2014年12月02日 15時01分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/news2/20141202-OYT1T50077.html?from=yrank_ycont
勝敗交互の激戦区、今回は混戦模様…大阪10区
2014年12月02日 17時33分
「安倍政権の勝手に決める政治を軌道修正するのが今回の選挙。その先頭に立つ」。
大阪10区の阪急高槻市駅前で、民主党の辻元清美候補が訴えた。
過去3回は、辻元候補と維新の党の松浪健太候補が交互に当選し、敗れた側が比例復活した激戦区。今回は、自民党新人の大隈和英候補、共産党新人の浅沼和仁候補も含め、混戦模様だ。
維新と民主の候補者調整の対象外となった大阪の中でも、維新の橋下共同代表は、憲法改正などの考え方が違う辻元候補に対し、「一緒にできない」と名指しで批判。松浪候補もこの日、「野党の中にも憲法改正の枠組みをつくれる勢力が必要だ」と述べた。ただ、辻元候補は「今回は維新は外野」と、自公政権との対決姿勢を強調していく考えだ。
一方、大隈候補が頼りとするのが、推薦を受けた公明党の支持層。出陣式では、「安倍政権は自民の強さと公明の優しさをミックスした最強の連立。日本経済を立て直す」とアピールした。
浅沼候補も「生活を守るため、消費税増税を阻止する」と訴えた。
2014年12月02日 17時33分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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チバQ
:2014/12/02(火) 20:24:31
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201412/0007550717.shtml
2014/12/2 14:48
擁立回避 民主票の争奪戦 兵庫1区
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支持者らを前に、第一声を上げる候補者=2日午前、神戸市中央区(撮影・小林良多、画像を一部加工しています)
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支持者らを前に、第一声を上げる候補者=2日午前、神戸市中央区(撮影・小林良多、画像を一部加工しています)
維新との競合を避けた民主が結党以来、初めて候補者擁立を見送った兵庫1区(神戸市東灘、灘、中央区)。自民、維新の前職に共産新人が加わる三つどもえの構図となり、各陣営とも宙に浮いた民主票の風向きを見定めながらの決戦に挑む。
前回、旧みんなの党から立候補した井坂信彦氏(40)は「第三極」として自民、民主の批判票を集めたが、維新から出る今回は攻撃の的を自民に絞る。
神戸市東灘区での第一声では「身を切る改革もできないのに、国の改革などできるのか」「企業、団体献金をもらう政党に戦う改革ができるのか」と安倍政権の2年を痛烈に批判。「大義のない選挙だが、日本の政治を軌道修正する大きなチャンスだ」と訴えた。
対する自民の盛山正仁氏(61)は、同市中央区での出陣式で声を張り上げた。「もう一度、私に力を与えてほしい」。前回は井坂氏を約2800票差でかわす辛勝。陣営は、2年前に民主候補が得た約3万7千票の行方に危機感を募らせる。
応援に駆け付けた林芳正・前農相は「ここは兵庫で本当に大事な選挙区だ」と厳しい戦況を強調。後援会役員も「政治は実行力が大事」と政権与党の力をアピールした。
共産の筒井哲二朗氏(43)は同市中央区での第一声で「消費税再増税は延期ではなく中止を」と力を込めた。社会保障の財源には大企業の内部留保を活用するとし「企業、団体献金を受け取っていない共産党ならではの政策だ」と独自性を打ち出した。
民主は兵庫県内12選挙区のうち、1区を含め過半数の計7選挙区で擁立を見送った。
1842
:
チバQ
:2014/12/02(火) 20:26:23
http://www.asahi.com/articles/ASGCZ5DB3GCZOIPE00F.html
〈愛知1区〉減税「聖地」6人の争い
2014年12月2日12時58分
「1区は、減税にとっても河村たかしにとっても思い入れが深い。減税の聖地たる1区を奪還する。強い思いでのぞむ」
愛知1区では2日午前、地域政党・減税日本の新顔、広沢一郎氏(50)が名古屋市東区の減税日本の事務所前で第一声を上げた。傍らに減税代表の河村たかし名古屋市長が立った。
かつて河村氏は1区で当選を重ね、ここを地盤に市長となって市民税減税を実現した。地方議員の不祥事続きで後退する党勢を盛り返そうと「税金を減らしながら働く人の心を温める。国にくさびをまず一本打たんといかん」と強調。消費増税を掲げる安倍政権への対抗姿勢をアピールした。
だが、前回1区で減税系候補を破った自民は、「河村氏の代理戦争は通用しない」(県連幹部)と強気だ。前職の熊田裕通氏(50)は北区の事務所で、「アベノミクスは間違いないと実感している。この暖かい風を実感していただくために、もう少し時間をいただきたい」と訴えた。
民主は政権を取った2009年以来の議席奪還を目指す。元職の吉田統彦氏(40)は東区の事務所前で、「アベノミクスで上がったのは、株価と非正規雇用の数だけ。民主党は労働法制を改正して、分厚い中間層を復活させる」と声を張り上げた。
前回は「民主への超逆風」で3番手で落選。浪人中は朝夕の街頭活動を重ね、「激励ともお叱りともつかない声は多くいただいてきた」と再起をかける。
東海3県の25選挙区のうち、愛知1区では最多の6人が立つ。「非自民勢力の結集」(河村氏)はならず、各党がしのぎを削る。
共産の新顔、大野宙光氏(51)は北区のスーパーマーケット前で声を上げ、安倍政権を批判。「戦争する国づくり、消費増税、原発再稼働、金持ちを応援して庶民からむしり取るばかり。こんな安倍暴走政治をストップする選挙だ」
維新と分かれた次世代も1区に擁立。新顔の身玉山宗三郎氏(41)は「憲法9条第2項の削除ないし停止で、自衛隊が憲法上問題ないようにしたい。軍事力を背景とした外交を展開したい」と強調した。
社民は東海3県の選挙区で愛知1区にのみ立候補。新顔の平山良平氏(66)は「若者が働くだけ働いて使い捨てられる社会になった。この状況をつくった安倍政権の暴政、悪政を止めなければ」と訴えた。
http://www.asahi.com/articles/ASGD175DMGD1PTIL02W.html
〈広島6区〉13選めざす亀井氏、地元に張り付き戦い
2014年12月2日15時53分
「アベノミクスはマネーゲーム。その金が地方に、みなさんの懐に届いていますか」。広島6区の無所属前職、亀井静香氏(78)は、広島県尾道市の選挙事務所前で第一声を上げた。
政調会長も務めた自民を出て9年。国民新党、日本未来の党と所属を変え、今回も「新党をつくろうとあがいた」(亀井氏)が、無所属で13選を目指すことになった。激戦を制してきた後援会は高齢化が進み、地元に張り付いて支持層を固め直す。
亀井氏に3度目の対決を挑むのは自民前職、小島敏文氏(64)。初戦はダブルスコアに近い大敗を喫したが、前回は1万2千票差に迫り比例区で復活当選。「アベノミクスの継続を」と訴え、街頭演説などを重ね選挙区での必勝を期す。
共産新顔の寺田明充氏(63)は11年ぶり2度目の立候補。集団的自衛権の行使容認反対などを訴える。
1843
:
チバQ
:2014/12/02(火) 20:27:41
http://www.asahi.com/articles/ASGD17CY7GD1TIPE03W.html
〈沖縄2区〉社民・照屋氏「移設反対」 選挙区守れるか
泗水康信、藤山圭2014年12月2日12時55分
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)を抱える沖縄2区では、5期目をめざす社民前職の照屋寛徳氏(69)が立った。前回は社民候補として全国で唯一、選挙区で勝利。今回も党の命運をかけ、基地問題を前面に出し議席維持をめざす。
「ウチナー(沖縄)の未来はウチナーンチュ(沖縄の人)が決める」。2日朝、普天間飛行場近くの交差点で声を上げた。
普天間を同県名護市辺野古に移設する計画の是非が最大争点となった11月の知事選では、移設反対を掲げ当選した翁長雄志・前那覇市長を支援。この日も「ちゅら海(美しい海)を埋め立てて、戦をするための基地を造らせてはならない」と訴えた。
2005年に脳梗塞(こうそく)を患ったが「元気いっぱい選挙を楽しむ」。「大義なき解散」と安倍晋三首相を批判し、医療福祉の充実、原発再稼働反対などを訴える。
沖縄2区には、前回は照屋氏に敗れて比例復活した自民前職の宮崎政久氏(49)も立候補。前回は普天間について「県外移設」を掲げたが、党本部に従って昨年、辺野古移設容認に転じた。2日の出陣式では移設問題に触れなかった。「子どもたちが思い切り夢を描いていけるように一歩一歩前へ進めていく。それが私たちに求められている」などと訴えた。(泗水康信、藤山圭)
1844
:
チバQ
:2014/12/02(火) 20:30:46
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/news/20141202-OYS1T50000.html
福岡1区で自民分裂選挙「勝った方が次の公認」
2014年12月02日
自民党本部が公認、推薦を見送り、ともに同党前議員の井上貴博(52)、新開裕司(46)両氏が無所属で出馬することになった福岡1区。それぞれ麻生副総理と古賀誠元幹事長という大物が支援し、「代理戦争」とも言われる公認争いの結果、異例の分裂選挙に突入する。
2年前の前回選では、同党福岡県連が、古賀元幹事長の秘書だった新開氏の1区での公認を党本部に求めたが、公示直前に、麻生副総理が推した井上氏に決まった。新開氏は比例九州ブロックに回って当選したが、今回も1区での公認を求め、県連は党本部に判断を委ねていた。
「勝ったほうが次の衆院選では公認候補だ」。麻生副総理は1日、福岡市の井上氏の事務所を訪れ、集まった支援者に「党本部としては、恨みつらみなしで戦ってもらおうということ」と説明。井上氏は「困難な選挙戦だが、立ち向かってこそ次がある。誰が出ようと皆さんの1票をもらえるよう努力する」と語った。
新開氏は取材に対し、小選挙区に無所属で立候補するか、党公認の比例選単独候補となるかの二択を迫られたと説明。「地元の声を国に届けたいというのが政治を志した原点。それが出来るのは小選挙区だ」と述べ、無所属で出馬する理由を強調した。
福岡1区には、民主党元議員・山本剛正氏(42)、共産党新人・比江嶋俊和氏(67)、諸派新人・明石健太郎氏(42)、無所属新人・金出公子氏(67)が立候補を予定している。
2014年12月02日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/news/20141202-OYS1T50058.html
「辺野古」移設も争点 沖縄1区
2014年12月02日
米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設を巡り、11月の知事選で「反辺野古派」が勝利した沖縄県。移設を推進する安倍政権に逆風が吹く中、沖縄1区(那覇市など)でも舌戦が始まった。
再選を目指す自民党前議員の国場幸之助候補(41)は、那覇市内の事務所前で出陣式。第一声では普天間問題に触れず、「争点は経済問題。沖縄の優位性を生かすため、空港政策や産業が最も重要だ」などと主張し、頭を下げて支持を求めた。
知事選で普天間移設の是非を問う県民投票実施を掲げて敗れ、維新の党から出馬した元議員の下地幹郎候補(53)。同市内で出陣式に臨み、「知事選を県民投票とみなし、辺野古移設の中止・撤回を、政府と(米国の)ホワイトハウスに伝える」と訴えた。
共産党前議員の赤嶺政賢候補(66)は同市内での出発式で、「反辺野古派」の市長や保守系市議らが駆けつける中、「翁長(雄志)新知事を支え、全力で新基地建設に反対する」と強調。翁長氏からは「衆院選でも沖縄の民意を示そう」とメッセージが届いた。
2014年12月02日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
1845
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チバQ
:2014/12/02(火) 20:42:35
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141203k0000m010087000c.html
衆院選:滋賀3区 知事選後4カ月 自・民・共の3氏争う
毎日新聞 2014年12月02日 20時13分
「嘉田前知事のDNA、三日月知事の思いを引き継ぎ、人々の暮らしに寄り添った政治家を目指す」。2日午前、民主の小川泰江氏(51)は滋賀県草津市での出発式でこう強調した。
衆院選の滋賀3区では、元民主党衆院議員、三日月大造氏(43)が2003年から3回連続で当選、12年は比例復活した。しかし、三日月氏は嘉田由紀子前知事(64)の後継指名を受けて今年7月の知事選に出馬。あえて民主の推薦を受けず、嘉田氏と二人三脚で無党派層への浸透を図り、自民、公明の推薦候補らを破った。
それから約4カ月。滋賀3区の候補として白羽の矢が立ったのが、嘉田氏の知事時代に政策立案に携わり、「懐刀」「右腕」とも言われる小川氏だった。小川氏の擁立が決まると、嘉田氏はすぐに後援会長に就任した。狙いは知事選の再来だ。
「小川さんを生かすも殺すも有権者次第。『政治の母』として、草の根型の政治をお願いしたい」。11月29日に守山市で開かれた小川氏の決起集会で、嘉田氏はマイクを握った。「昔はトンカチ(公共事業)が大事だった。だが今の政治の役割は日々の生活、全員参加型の社会をつくることだ」
嘉田氏は県内で根強い人気があり、陣営幹部は「小川氏には『民主色』がない。嘉田、三日月両氏と近く、知事選と同じ構図を描きやすい」ともくろむ。
これに対し前回、約4500票差で三日月氏を破った自民の武村展英氏(42)の陣営は警戒感を強める。武村氏は2日、守山市での街頭演説で「パートの賃金が上昇するなど景気回復の芽が今、出始めた段階だ。この流れを続けさせてほしい」と、アベノミクス継続の必要性を訴えた。
陣営は解散直後から選挙区内の自民党支部を回り、組織固めを徹底。11月30日には菅義偉官房長官も大票田・草津市に入った。菅氏は「民主党政権は国益を失い続けてきた」などと述べたが、知事選には触れなかった。
陣営関係者は「県政のかじ取り役を選ぶ選挙と衆院選は全く別のものだ」としながらも「嘉田氏の登場で、小川氏の名が無党派層に一気に浸透する可能性がある」と懸念する。
一方、共産の西川仁氏(67)は「有権者に民主党政権時代のマイナスイメージがあるから、小川氏は嘉田氏に頼るのだろう」と分析。12年の衆院選前に嘉田氏らが結成した日本未来の党が選挙後に解党したことを指摘し、「嘉田氏に国政担当能力がないのは明らか。自民でも民主でもなく、共産を選んでもらえるようアピールしていきたい」と話す。【村松洋】
1846
:
チバQ
:2014/12/02(火) 20:43:05
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141203k0000m010082000c.html
衆院選:沖縄全4区 辺野古巡り翁長氏派と自民前職が対決
毎日新聞 2014年12月02日 20時02分(最終更新 12月02日 20時11分)
衆院選が公示され、米軍キャンプ・シュワブのゲート前で支持を訴える沖縄3区の候補者=沖縄県名護市辺野古で2014年12月2日午前11時、野田武撮影(一部画像を処理しています)
衆院選が公示され、米軍キャンプ・シュワブのゲート前で支持を訴える沖縄3区の候補者=沖縄県名護市辺野古で2014年12月2日午前11時、野田武撮影(一部画像を処理しています)
拡大写真
◇沖縄県、翁長氏が初当選した知事選から2週間余
米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設に反対する翁長雄志(おながたけし)氏が初当選した知事選からわずか2週間余で衆院選を迎えた沖縄県。翁長氏を支える保革共闘グループが全4選挙区で候補者調整し、移設容認の自民前職と対決する構図となった。
「政府の脅しに屈し、裏切った。沖縄の民意を突きつけよう」。選挙区に名護市が入る沖縄3区の生活前職、玉城デニー氏(55)は沖縄市での出陣式を終えると、真っ先に移設反対派が抗議活動の拠点にしている辺野古のキャンプ・シュワブゲート前に駆けつけて声を張り上げた。
「裏切り」とは、自民党県連所属の国会議員5人が「県外移設」を掲げて当選しながら、昨年11月に辺野古容認に転じたことを指す。
前回は小選挙区で敗れて比例復活し、雪辱を期す玉城氏は「辺野古に基地はいらない」と辺野古移設を争点の前面に打ち出す。
全国的には自民の「1強」だが、知事選で移設推進の現職を担いで敗れた沖縄の自民にとって衆院選は逆風下の選挙。沖縄市で第一声を上げた3区の自民前職、比嘉奈津美氏(56)は「長いデフレから脱却する少しの明かりが見えてきた。流れを止めず消費増税を見送り、経済を活性化する」とアベノミクスの成果を訴えた。
公明の推薦を得たのは公示前日の1日。自公連立政権の継続を強調し「沖縄の可能性を丁寧に発信する。目を世界に向けよう」と話し、辺野古移設には触れなかった。
再び辺野古移設の「民意」を問われることになった沖縄の有権者。沖縄市の無職、小浜守道さん(63)は「辺野古移設は現実的。地域経済の活性化を最も期待したい」と話し、。恩納村(おんなそん)の農業、金城珍保(よしやす)さん(64)は「今年は選挙ばかりで少々疲れるが、知事選の移設反対の民意をもう一度示さないといけない」と話した。【鈴木一生】
1847
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チバQ
:2014/12/02(火) 20:44:01
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2014120201171
最年少は平成生まれ=平均年齢52歳−立候補者【14衆院選】
衆院選立候補者の最年少は、神奈川12区から立候補した共産党の味村耕太郎氏で、1989年(平成元年)5月生まれの25歳。味村氏が当選すれば、平成生まれの国会議員が初めて誕生することになる。比例代表北信越ブロックから出馬する社民党の石合祐太氏も平成誕生組だが、味村氏より誕生日が早い2月生まれ。
最高齢は東京5区から無所属で出るドクター・中松こと中松義郎氏の86歳だった。次いで比例代表東京ブロックから出馬する次世代の党の石原慎太郎氏で82歳。いずれも昭和一桁生まれだ。
立候補者の平均年齢は52.2歳で、前回の50.4歳から上昇した。主要政党別では社民党の55歳が最も高く、維新の党の46.2歳が一番低かった。
各候補者の出身分野は政党役職員が31.2%、首長や地方議会出身者が23.4%の順だった。(2014/12/02-19:36)
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チバQ
:2014/12/02(火) 20:45:10
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_miyazaki/article/130769
衆院選公示 宮崎1区 野党共闘は不発
2014年12月02日(最終更新 2014年12月02日 17時50分)
本文内容
師走の寒空を切り裂く第一声が響き渡った。2日公示された衆院選。「この道しかない」と、アベノミクスの継続を訴える与党に対し、「1強政権」の危うさを問う野党。景気・雇用、安全保障、税と福祉…。この冬一番の冷え込みとなった福岡市など九州各地で候補者たちの訴えに、じっと耳を傾ける有権者。審判が下る投開票は14日。この国の未来に思いをはせる日々が始まった。
宮崎1区は、前回初当選した自民前職と、民主、維新、共産の3新人が立候補を届け出た。衆院解散後に全国で進んだ「野党共闘」は実現しないまま「1強自民」に3党が挑む構図となった。
自民前職の武井俊輔氏(39)は2日、宮崎市中心部で第一声。陣営幹部は、応援に駆け付けた地元農協幹部や地元首長らの姿に満足そうな表情を浮かべる一方で、「油断は禁物。都市部の1区は、何が起こるか分からない」と気を引き締めた。
前回衆院選は、九州最多に並ぶ6人が立候補。民主に加え社民も候補を擁立し、ともに落選した。今回は連合宮崎なども加えた協議で「非自民勢力の結集」を確認。ところが、衆院解散の11月21日、前回も出馬した元参院議員で維新新人の外山斎氏(38)が出馬の意向を固めたことで、誤算が生じた。同日、民主も新人の村尾英俊氏(51)の擁立を決めたばかり。県連幹部は「急に地元にできた政党と候補者調整はできなかった」と振り返る。
この日、民主の村尾氏は、同市のJR宮崎駅に近い選挙事務所前で声を振り絞った。社民の地元幹部らを前に「いろいろな人の思いに応えていく」と語った。
維新の外山氏は同市の県庁前でマイクを握った。野党競合については「小異を捨て大同につくべきと思っていただけに残念」と淡々と語った。
共産新人の松本隆氏(53)は、消費増税ストップなどを掲げて支持を訴えた。
=2014/12/02付 西日本新聞夕刊=
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名無しさん
:2014/12/02(火) 20:48:13
次世代は井桁が出馬してる>愛知3区
http://www.asahi.com/senkyo/sousenkyo47/kouho/A23.html
1850
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チバQ
:2014/12/02(火) 20:51:09
http://www.sankei.com/west/news/141202/wst1412020034-n1.html
2014.12.2 13:27
【衆院選2014】
4度目の因縁対決「平成の天王山」 大阪10区
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自民、民主、維新、共産の各候補が立候補を届け出た大阪1区。出陣式で支援者らが気勢をあげた=2日午前、大阪府高槻市(岡本義彦撮影)
大阪10区は、維新前職の松浪健太氏(43)と民主前職の辻元清美氏(54)が4度目の「因縁のライバル対決」に臨む全国有数の激戦区。そこに自民、共産の新人が挑む構図は、前回選挙と全く同じ構図だ。経済政策が最大の争点だが、各陣営からは「風が読みにくい」との声も。手探りの選挙戦が始まった。
「大変厳しい風にさらされる。この選挙区は毎回、全国でもトップニュースの注目の選挙区。そのプレッシャーを背に受けている」
午前8時半すぎ、松浪氏は高槻市の選挙事務所前で第一声を張り上げると緑色のバイクにまたがり、維新から次世代の党に移ったアントニオ猪木氏(71)から贈られたという赤いマフラーを首に巻いて、街宣へと飛び出した。
“宿敵”の辻元氏とは平成17年以降の衆院選で3度戦い、2勝1敗。交互に当選し、敗れた方はいずれも比例復活してきた。自民から維新に移って臨んだ前回は自民支持層からの反発を受けながらも、維新人気を背景に無党派層の支持を得て、当選を果たした。
「辻元氏を落としてほしい」と握手を求めてくる支援者も少なくないが、陣営幹部は「今回は風が読みにくい。保守票が割れるかもしれない」と懸念する。2度目の出馬となる自民新人の大隈和英氏(45)も「反辻元票」の取り込みに躍起になっているからだ。
その大隈氏は午前9時15分から高槻市役所前で出陣式に臨み、「いよいよ本懐を果たす討ち入りのとき。死にものぐるいで戦う」と強調。陣営幹部は「天王山が北アルプスのように高くそびえるが、選挙戦最終日には登り切る」と息巻く。
10区に含まれる島本町から見える「天王山」は、天正10(1582)年に羽柴秀吉と明智光秀が雌雄を決した地だ。今回の衆院選は430余年の時を隔てた「天下分け目の天王山」といえる。
松浪氏のライバル、辻元氏は阪急電鉄高槻市駅前で「安倍政権の経済政策は劇薬。副作用が強すぎる。市民の生活を守る漢方薬のような政策で、日本の体質改善をしていく」と第一声。演説では維新との直接対決には触れず、終了後、記者団に「今回は安倍政権と民主党が対峙(たいじ)する選挙。維新は外野」と言い切った。
風が読みにくい選挙戦に陣営幹部は「うちは追い風もなく、比例票もあてにできない。選挙区で勝つか負けるか。まさに天王山だ」と危機感をにじませた。
公示直前の11月29日夕には高槻市内で演説中、辻元氏に否定的とみられる聴衆にマイクを奪われる“事件”もあった。陣営関係者は「今回は松浪氏と大隈氏に何とかついていき、有権者に浸透していくので精いっぱい」と気を引き締めた。
10区では、共産新人の浅沼和仁氏(53)も出馬している。
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チバQ
:2014/12/02(火) 21:29:02
http://www.sankei.com/politics/news/141202/plt1412020094-n1.html
014.12.2 20:52
【衆院選2014】
「重要なのはどちらかと考え…」望月環境相がCOP20に出席 気もそぞろの外遊に
望月義夫環境相がペルー・リマで1日から開催されている第20回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP20)に出席する。9〜11日の閣僚級会合に日本政府代表として参加するが、14日の投開票に向けて衆院選真っ最中の閣僚の海外出張は異例。静岡4区で7選を期す望月氏にとっては、気もそぞろの外遊になりそうだ。
望月氏は11月28日の記者会見でCOP20への対応について「選挙も大切だが、重要なものはどちらかと考え、出席することにした」と複雑な心境を吐露していた。政府関係者によると、詳細な渡航日程は調整中だが、成田−リマ間は空路で片道丸1日かかるため、望月氏は選挙戦の終盤で数日間、選挙区を留守にせざるを得ないようだ。
COPは1995年の第1回会議以降、毎年開かれており、日本からは環境相(環境庁長官を含む)が欠かさず参加してきた。
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チバQ
:2014/12/02(火) 21:33:24
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141130ddlk05010084000c.html
対決の構図:2014衆院選/上 1区 冨樫氏に追い風、期待薄 非自民票読めぬ、寺田氏陣営 /秋田
毎日新聞 2014年11月30日 地方版
「党農政に(皆さんから)叱責をいただくが私に思いを託してほしい」。公示3日前の29日。再選を目指す自民前職の冨樫博之氏(59)は農業者らの集会で訴えた。県農協政治連盟が前日、比例代表の自主投票を決めたばかりだった。
冨樫氏と民主元職の寺田学氏(38)が前回2012年に続いて激突する秋田1区。共産新人の山内梅良氏(66)と社民新人の伊藤正通氏(63)も出馬し、県内3小選挙区では最も多い4人による選挙戦となりそうだ。
「アベノミクスの恩恵が地方に届かない」との批判もあり、冨樫氏に前回のような“追い風”は期待できない。それでも県議5選の蓄積で組織固めは着々と進む。事務所開きは佐竹敬久知事や穂積志秋田市長も駆け付けた。
「新人の最大の仕事は再選すること」。石破茂前幹事長の教えを守り、当選後は週末こまめに地元に戻るなど後援会組織の拡大に努めた。だが、陣営関係者は「今回は追われる側。前回より気を引き締めなければ」と楽勝ムードを戒める。
民主元職の寺田氏は10月、解散が取りざたされる前に出馬を表明。秋田市長選(13年4月)にも敗れており、負けられない再起戦だ。解散直後の街頭演説で「野党に力をください。安倍さん(晋三首相)にこれ以上力を与えないで」と述べた。
まだ態勢が整わず、秘書を置かずに駆け回る。「スタッフは運転手と私だけ。妻と子供を事務所に置いた」とも。集会を多くこなした前回とは打って変わり、告示後は300回の街頭演説を目指す。
課題は安倍政権への批判票をどこまで取り込めるか。当初は自民、共産候補との三つどもえになると踏んだが、社民新人の伊藤氏が登場し目算が狂った。「非自民票の動きが読めない」。陣営幹部も、戦略の練り直しを迫られたことを認める。
共産新人の山内氏が出馬の記者会見を開いたのは今年7月。県議3期目。「来春の県議選に出馬せず、間を置いて国政に挑戦」と思い描いていた。だが、まさかの“師走決戦”となった。
旧雄和町議も7期務め、論戦はお手の物。「自民か民主かの選挙ではない。私の当選で秋田が活性化する」
社民新人の伊藤氏は、党がこの選挙区に初めて擁立する候補者だ。「立候補の予定はなかったが、このままでは民主主義が崩壊する」と訴える。これで、社民党は県内全区の不戦敗を回避した格好だ。
連合秋田の元副会長で指導力に定評がある。だが、古巣は寺田氏の支持を表明。党を挙げて巻き返しを図る。【池田一生、松本紫帆】
◇ ◇
衆院選は12月2日の公示が目前に迫っている。2年ぶりの選挙戦はどう展開されるのか。県内3小選挙区について、立候補が予想される顔触れと選挙戦の構図、現時点の情勢をリポートする。
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チバQ
:2014/12/02(火) 21:34:03
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141201ddlk05010044000c.html
対決の構図:2014衆院選/中 2区 金田氏に挑む民・共新人 行方気掛かり「社民2万票」 /秋田
毎日新聞 2014年12月01日 地方版
降って湧いたような衆院解散からこの方、立候補予定者たちは選挙区を駆け回って支持を訴え続ける。
だが、自民前職の金田勝年氏(65)は、少し事情が異なる。選挙公約などを話し合う党総務会の副会長。東京都内での党務は切れ目が無く、解散直後の3連休はあまり地元にいられなかった。「今回のように準備期間が少なく、忙しい選挙はない」。29日の報道各社との合同インタビューでもそう述べている。
秋田2区は3選を目指す前職の金田氏に、民主新人の緑川貴士氏(29)と、共産新人の藤本金治氏(68)が挑む三つどもえの構図となりそうだ。小選挙区制導入以降、候補者を擁立し続けた社民党は、1区候補に力を注ぐべく自主投票に。前回2012年時点で2万票余りあった“社民票”の行方も各陣営には気掛かりなところだ。
金田氏は過去2回、元小坂町長の川口博氏と議席を争った。小選挙区で1勝1敗。09年は比例代表での復活当選だった。ただ、3回目の激突となる見込みは薄い。金田氏は党地方議員や支持団体を丁寧に回り、着々と組織固めを進めている。
「安倍(晋三)総理のこの道しかない道で景気を良くし、秋田を元気にするため全力を注ぐ」。30日、大館市内であった地区の総決起集会。約1000人(主催者発表)の参加者や地元県議らを前にそう力を込めた。
「回って歩くと、『秋田はなんも変わらね、若い者が頑張らねばだめだ』と勇気をいただく」
金田氏の集会の少し前。同じ大館市で催された事務所開きで、民主新人の緑川氏は意気込んだ。出席したのは、選対本部長の虻川信一県議、松浦大悟・民主党県連代表ら約30人だった。
地元民放のアナウンサーだった。21日に出馬の記者会見を開いた場所は、選挙区ではなくかつて拠点とした秋田市内だった。連合秋田の支持を取り付けたが、後援会の態勢は整備の途上にある。最大の武器は知名度。無党派層への浸透を目指す。
藤本氏は安倍首相が解散に言及した18日に共産党公認での出馬が明らかになった。労働運動への関わりが長い。記者会見では「安倍首相は追い込まれている」と述べ、議席を奪うチャンスだとの認識を示した。
衆院選は05年以来の2度目の挑戦となる。郵政解散とその後の“小泉劇場”が話題となった当時の選挙で7600票余りを獲得した。どこまで上積みができるか。党の比例代表候補とも連携し、街頭演説で支持を訴える。【田村彦志、池田一生】
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チバQ
:2014/12/02(火) 21:34:25
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141202ddlk05010142000c.html
対決の構図:2014衆院選/下 3区 自・維、前職4たび激突 共産新人、割って入る /秋田
毎日新聞 2014年12月02日 地方版
「(アベノミクスの)財政政策は1年とか若干、成長戦略はもっとかかる。(地方の景気回復は)我々が実現しなければ」。11月下旬、報道各社の合同インタビュー。自民前職の御法川信英氏(50)は、副財務相の責任感と自負をにじませた。
秋田3区は御法川氏と維新前職、村岡敏英氏(54)の前職同士が4たび激突する。共に自民党衆院議員だった親の代からしのぎを削ってきた間柄。ここに、共産新人の我妻桂子氏(60)が割って入る構図が予想される。
御法川氏の陣営は「非常に厳しい」と漏らす。落選中だった前回ほどは支持者回りができていないからだ。副財務相の忙しさは選挙戦にプラスとは言い切れない。御法川氏は「もっと地元を回りたかった」とつぶやく。
11月には政治資金収支報告書の記載漏れ疑惑が取りざたされた。御法川氏は「公職選挙法違反とは考えていない。疑義を抱かせた点は謝らなければいけない」とするが、選挙への影響は不透明だ。
一方で前回は得られなかった公明党の推薦を取り付け、県議らも組織票固めに着々と動く。更なるキャリアアップを期待する声を背に選挙戦に突入する。
「次こそ1番を狙う」。解散の翌日に県庁であった出馬表明の記者会見。維新前職の村岡氏は、小選挙区勝利の悲願を成就したい考えを改めて表明した。過去3回、御法川氏の得票を上回ったことは一度もない。ただし、前回は比例復活で初当選を果たしている。
前回との最大の違いは、維新の党と民主党で選挙区調整が成立したことだ。民主党を支持する連合秋田は3区で自主投票とし、援護射撃に含みを持たせた。政策は必ずしも近くないが、村岡氏は「政策を訴え共感してもらえるようにしたい」と期待を掛ける。
野党再編の流れで、横手市長や知事を務めた寺田典城参院議員も今回から同じ党になった。寺田氏の後押しも得たい考えだ。
「3区の『自民対維新』の戦いを『自民対共産』にしたい。アベノミクスは地方と都市の格差を生んだ」。共産新人の我妻氏はこう述べ、安倍政権の批判に語気を強めた。
出馬が予想される顔触れでは唯一の女性。2003年衆院選や07、11年県議選に出馬し、横手市では一定の知名度がある。集会や街頭宣伝をこまめにこなし、党勢の飛躍に声をからしている。「安倍政権がダメだと言える絶好のチャンス。安心安全に暮らしたいと思う人が一票を投じれば今の政治を変えていける」【松本紫帆、佐藤伸】
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チバQ
:2014/12/02(火) 21:35:38
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141126ddlk08010317000c.html
激戦展望:’14衆院選・候補者の顔ぶれ 1区 自民前職に民・共挑む /茨城
毎日新聞 2014年11月26日 地方版
再選を目指す自民前職の田所嘉徳氏(60)に対し、民主元職の福島伸享氏(44)、共産新人の大内久美子氏(65)が挑む三つどもえの構図になるとみられる。有権者数約22万人の大票田・水戸市を擁する茨城1区は前回2012年衆院選で、旧維新、未来の女性候補2人が出馬し、計約4万6000票を獲得。第三極に流れた浮動票の行方が勝敗のカギを握る。
田所氏は衆院解散の翌22日、地元・筑西市内のイベントに参加し、関係者や来場者らに声をかけた。安倍晋三首相の消費増税の先送りの判断について、「ほかの政党が代替案を言えるとは思わない」と対案を示せない野党を批判し、経済政策や社会保障政策の継続を訴える。
同日選となる県議選立候補予定者との協力も強化し、団体や企業を回って保守層の支持固めを図る。特に地盤の筑西市に比べて浸透していない水戸市では現職県議3人との連携を強化し、組織体制の強化を図る。
福島氏は解散当日の21日、党県連幹部らとともにJR水戸駅南口に立ち、マイクを握った。「私たちの古里の経済をどうするか選挙戦で提案したい」と述べ、エネルギーの地産地消など地域循環型の景気浮揚策を掲げる。
総合選挙対策本部長には水戸市医師会の原毅会長が就任。前回はJAグループの政治団体「県農協政治連盟」から推薦を受けており、今回も「政策が共感でき、農家も分かりやすいと感じている」(JA関係者)などと保守層の一部に食い込んで返り咲きを狙う。
市議5期、県議5期の大内氏は22日、水戸市で行われた演説会で、「消費増税は先送りではなく、きっぱりと中止するべきだ。大企業や大金持ちのもうけにふさわしい、応分の負担をさせることこそが本当の税制改革だ」と訴えた。
県議会では女性として過去最多の当選回数を誇り、厳しく執行部を批判。水戸市議会での活動も含め、同市内での知名度は高い。課題は同市外での知名度アップ。県議選筑西市区に立候補する現職県議と協力し、支持拡大を目指している。【佐久間一輝、中里顕】=つづく
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◆立候補予定者(カッコ内は当選回数)
田所嘉徳 60 行政書士 (1)自前
福島伸享 44 [元]経産省職員 (1)民元
大内久美子 65 県議 共新
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チバQ
:2014/12/02(火) 21:36:06
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141127ddlk08010260000c.html
激戦展望:’14衆院選・候補者の顔ぶれ 2区 野党、擁立の模索続く /茨城
毎日新聞 2014年11月27日 地方版
11選を目指す自民前職の額賀福志郎氏(70)と共産新人の川井宏子氏(49)が立候補の意向を示している。出馬を模索していた民主元職の石津政雄氏(67)が党の1次公認から漏れ、出馬見送りの可能性が高くなる一方、民主、維新など野党は反自民候補の擁立を模索し続けており、情勢は公示日直前まで日々変わりそうだ。
前回2012年衆院選は石津氏に対し、比例復活した額賀氏、みんな、共産が挑戦し、額賀氏が雪辱を果たした。みんなから出馬した元鹿嶋市議は県議選に立候補。解党されたこともあり、このグループからは新たな動きが見られない。
額賀氏は2009年小選挙区落選の苦い経験から小まめにお国入りし、各市町村ごとにある後援会組織の引き締めを図ってきた。また、後援会の定期大会などを開いてきたほか、各種イベントにも参加して実績と知名度をアピールしてきた。
16日には県議選鹿嶋市区に出馬する現職候補の県政報告会に出席。消費税率の引き上げなど安倍政権の経済政策に理解を求めた上で、「鹿行地区の発展には交通アクセスの整備が必要」などと強調した。「(首都直下型地震などで)首都圏がダメになったら茨城県が(首都機能を)引き受けるという心意気で全力投球する」と力を込めた。
川井氏は今年4月、鹿嶋市議補選に立候補。落選したものの、「市議補選の勢いを2区全域に拡大していきたい」と国政初挑戦に意気込みを見せる。原発再稼働反対や集団的自衛権の行使容認反対を訴え、ミニ集会を開いたり、街宣車で回ったりして票の上積みを図っている。
また、県庁で開かれた出馬会見では介護福祉士の経験をアピール。「福祉現場での経験を生かし、弱者の声を国政に届けるために頑張りたい」と述べ、弱者重視の視点を強調した。さらに、川井氏は「右傾化する自民党に対し、共産党が果たす役割を示したい」として、反自民勢力の結集を目指している。【岩本直紀】=つづく
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◆立候補予定者(丸カッコ内は当選回数)
額賀福志郎 70 [元]財務相 (10)自前
川井宏子 49 介護福祉士 共新
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チバQ
:2014/12/02(火) 21:36:46
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141128ddlk08010290000c.html
激戦展望:’14衆院選・候補者の顔ぶれ 3区 自・維・共、三つどもえ /茨城
毎日新聞 2014年11月28日 地方版
自民前職の葉梨康弘氏(55)に対し、維新元職の石井章氏(57)と共産新人の小林恭子氏(64)が挑む三つどもえの構図にほぼ固まった。民主党が独自候補擁立を断念し、同区から出馬の動きを見せていた元職の小泉俊明氏(57)も立候補を見送った。浮動票の多い都市部も含む選挙区だけに、野党連合の成否が勝敗のカギを握りそうだ。
葉梨氏は前回2012年衆院選で約11万票を獲得し、旧維新、未来、共産を抑えた。県議選とダブル選になった今回は茨城3区内の現職県議6人と連携して選挙戦を展開。24日は守谷市内の大型商業施設前で有権者に後援会ニュースを手渡ししたほか、街宣車の誘導も買って出た。衆院選最大の争点となる消費増税については「耳に心地よい話ではないが、消費増税は必要。選挙戦が不利になっても仕方がない」として、アベノミクスと消費増税に理解を求める。
石井氏は22日、地元の取手市藤代のスーパーマーケット前で、解散後初めての街頭演説を実施。「安倍晋三首相はアベノミクスで『生活が良くなる』と約束した。しかし、生活は良くならない。『アベのミス』で終わったことを隠している」と批判し、「国民のための政治を取り戻したい」と訴える。一方、野党連合については「民主、生活と選挙協力する」と明言。独自候補擁立を見送った民主などと具体的にどのような協力体制を築けるのかが課題になりそうだ。
前回衆院選、参院選に続く国政挑戦となる小林氏は解散当日の21日、取手駅東口で街頭演説。県南農民組合事務局長を24年間務めた経験から、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)を巡る自民の対応を「全くぶれている」と強く批判した。演説後、「風は共産に吹いている。完全に自共対決になった」と意気込んだ。県議選取手市区の立候補予定者と連携するとともに、ミニ集会にも小まめに参加。23日には取手市戸頭団地のミニ集会で、参加者の質問に丁寧に答えていた。【庭木茂視、安味伸一】=つづく
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◆立候補予定者(カッコ内は当選回数)
葉梨康弘 55 副法相 (3)自前
石井章 57 党県代表代行 (1)維元
小林恭子 64 党地区副委長 共新
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チバQ
:2014/12/02(火) 21:37:19
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141129ddlk08010234000c.html
激戦展望:’14衆院選・候補者の顔ぶれ 4区 ひたちなか票、勝敗影響 /茨城
毎日新聞 2014年11月29日 地方版
自民前職の梶山弘志氏(59)が6選を目指しているほか、民主元職の高野守氏(55)と共産新人の堀江鶴治氏(73)が立候補を表明しており、3氏による三つどもえの戦いになりそうだ。選挙区内の約45%に当たる有権者約12万7000人を擁する大票田・ひたちなか市の票の行方が勝敗に大きく影響しそうだ。
梶山氏は前回2012年衆院選以降も毎週末に地元・常陸太田市入りし、地元秘書らに「楽な選挙はない」と発破をかけてきた。後援会支部は同市だけでも約100に及び、陣営は「いかに支援者を回り切れるかが勝負」(地元秘書)として、あいさつ回りに奔走する。
唯一の懸念材料はひたちなか市。同日に投開票される県議選ひたちなか市区(定数3)では、立候補予定者4人のうち3人が保守系候補で激しい選挙戦を展開しており、「各候補同士の(衆院選への)協力が難しい」(同)との声も。浮動票も多い市だけに、陣営は警戒を強めている。
高野氏は「野党統一候補」を自任し、安倍政権への批判票の受け皿になることを目指す。陣営は「突然の解散で支援者を回り切れない」として、選挙戦は街頭演説を中心にする方針。農村部で盤石の地盤を築く梶山氏に対し、高野氏は都市部でいかに浮動票を獲得できるかがカギとなる。
特にひたちなか市は日立製作所の関連工場が多く、支持基盤の労組も強い。09年衆院選で、高野氏は梶山氏を5292票上回る4万2609票を獲得した。「無投票は安倍政権に白紙委任を渡したことになる」と訴え、無党派層の掘り起こしを図る。
堀江氏は常陸大宮市出身で、旧緒川村議8期、常陸大宮市議3期を歴任。現在は県北農民センター代表理事を務めている。県北の実情に精通していることが最大の強みだ。街頭演説や集会で、集団的自衛権の行使容認反対など安倍政権の「暴走政治」にストップをかけることなどを訴え、共産支持層を固める一方、過疎化対策を打ち出して農村部への浸透を図る。
堀江氏は「過疎地帯の厳しい暮らしを何とかしたい。短期決戦で支援者回りの時間はないが、街頭宣伝を中心にビラを配布し、地域の人たちに理解を求めたい」と話している。【中里顕】=つづく
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◆立候補予定者(丸囲みは当選回数)
梶山弘志 59 党選対副委長(5)自前
高野守 55 神主(1)民元
堀江鶴治 73 農業 共新
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チバQ
:2014/12/02(火) 21:37:41
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141130ddlk08010081000c.html
激戦展望:’14衆院選・候補者の顔ぶれ 5区 東海村票行方も注目 /茨城
毎日新聞 2014年11月30日 地方版
9選を目指す民主前職の大畠章宏氏(67)と比例復活した自民前職の石川昭政氏(42)のほか、共産新人の福田明氏(58)が立候補を表明しており、前回2012年衆院選と同じ顔ぶれによる三つどもえの戦いになりそうだ。区割り変更に伴い、今回から5区に編入された東海村票の行方も注目される。
日立製作所労組が強く、県内唯一の民主党の牙城といえる5区で、石川氏は前回、草の根選挙を展開して善戦。新たに北茨城、高萩市にも後援会組織を作って支持拡大を図る。地元出身とあって、同級生らを通して若者や女性層の一部にも浸透。また、「消費税増税の先送りという重大な政策変更は国民に信を問うべきだ」と衆院選の意義を強調し、「アべノミクスを県北へ」をキャッチフレーズに掲げて地域経済の活性化を訴える。
大畠氏は前回、民主への逆風を乗り越え、県内唯一の民主議席を死守。解散当日の21日には地元に戻り、JR大甕駅前で「アべノミクスの経済政策が限界に来ている。(安倍政権は)追い込まれる前に解散した」と“大義なき解散”を強調した。毎週月曜日の朝に行う選挙区内の駅前報告は国土交通相や党幹事長時代を除いて継続。街頭では「安倍政権の暴走を止める選挙」と力説し、出身母体の電機連合以外でも支持拡大を目指す。
2回目の国政挑戦となる福田氏も21日、日立市内で街頭演説。「国民に追い詰められての解散だ。消費税増税は先送りでなく、きっぱりと中止すべきだ」とアベノミクスを批判した。さらに北茨城市議8期の経験を踏まえ、「住民こそ主人公」と訴える。事実上の選挙戦がスタートした現在、1日5〜10回の街頭演説で浸透を目指している。日本原子力発電東海第2原発について、「再稼働に反対。廃炉を目指す」と明確に主張する。【臼井真】=つづく
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◆立候補予定者(かっこ内は当選回数)
石川昭政 42 [元]党本部職員(1)自前
大畠章宏 67 [元]国交相(8)民前
福田明 58 [元]北茨城市議 共新
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チバQ
:2014/12/02(火) 21:38:40
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141201ddlk08010062000c.html
激戦展望:’14衆院選・候補者の顔ぶれ 6区 師弟交え三つどもえ /茨城
毎日新聞 2014年12月01日 地方版
12選を目指す自民前職の丹羽雄哉氏(70)に対し、民主新人の青山大人氏(35)、共産新人の井上圭一氏(52)が挑む三つどもえの選挙戦になる見通し。県内で最も有権者が多い6区は浮動票の行方が勝敗を左右する。つくばエクスプレス(TX)沿線のつくば、つくばみらい両市では前回2012年衆院選より有権者が約4000人も増えており、投票行動が注目される。
丹羽氏は11月26日の記者会見で「実績と経験を生かして、県内市町村長からの陳情を、(東京で)足を棒にして回れるのは6区では私しかいない。その自負で出馬する」と12選への意欲を示した。民主党政権が誕生した09年衆院選で落選。前回は選挙区内を小まめに回り、街頭演説を多数こなした。保守分裂選挙だったが、見事返り咲いた。「(今回は)支援者へのあいさつで精いっぱい」。短期決戦を前に組織固めに力を注ぐことを強調した。
青山氏は丹羽氏の元秘書。同26日、民主党の枝野幸男幹事長とともに土浦駅前に立ち、「70歳の候補に比べ、私は半分の35歳。県議2期を務めた上での若さに期待してほしい」と世代交代を訴えた。師弟対決を制するためには地元・土浦市以外の地域で浸透できるかがカギ。ソーシャルメディアを活用するほか、選挙区内を精力的に駆け回る方針を掲げる。元民主党衆院議員の大泉博子氏(64)が出馬を断念し、反自民票の一本化も期待する。
井上氏は元自衛官。1981年、陸上自衛隊霞ケ浦駐屯地に赴任し、後方支援部隊など約9年間にわたって務めた。共産党には約5年前に入党。「憲法(9条)を守る集団として自衛隊と共産党は同じ。自衛官から共産党員になることはおかしくない」と説明する。「集団的自衛権の行使容認が閣議決定され、戦争のできる国に道が開かれた。(戦争の)現場に行く昔の私のような下士官の立場を代弁し、国会で追及したい」と訴える。【福沢光一】=つづく
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◆立候補予定者(カッコ内は当選回数)
丹羽雄哉 70 [元]厚相(11)自前
青山大人 35 県議 民新
井上圭一 52 葬祭会社社長 共新
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チバQ
:2014/12/02(火) 21:39:16
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141202ddlk08010155000c.html
激戦展望:’14衆院選・候補者の顔ぶれ 7区 12選の前職に挑む2氏 /茨城
毎日新聞 2014年12月02日 地方版
13選を目指す無所属前職の中村喜四郎氏(65)のほか、比例復活した自民前職の永岡桂子氏(60)、共産新人の白畑勇氏(62)が名乗りを上げる。白畑氏は比例票狙いを公言しており、厚い地盤を築き上げている中村氏に対し、4回目の戦いを挑む永岡氏との事実上の一騎打ちとして注目が集まっている。
永岡氏は過去3回、2005年7869票差▽09年1万4819票差▽12年2万1552票差で敗退。自民が政権復帰を果たした12年にも票差が広がっている。公明が同年から中村氏を推薦し、票の上積みに成功したことが一因に挙げられる。
永岡氏は11月24日に結城市内で行われた県議選立候補予定者の集会で、ともに副厚生労働相を務める公明の山本香苗参院議員と信頼しあって仕事をしていることをアピールし、公明支持層にも秋波を送った。また、主婦経験を元にした消費者対策、福祉分野など実績を強調し、悲願の小選挙区初勝利を目指す。
一方、中村氏は今回、後援会組織「喜友会」の集票力を背景に、比例票を求める公明の推薦を取り付けた。また、新たに女性組織「なでしこ会」を作り、体制を強化。中村氏が「すべてをかけて作ってきた私の全財産」とする後援会組織で、永岡氏を迎え撃つ態勢を整えている。
これまでの選挙と違う点は県議選が同日投開票されること。前回は無投票だった県議選結城市区、猿島郡区に自民党系の候補が立候補を予定しており、永岡氏が連動する。投票率アップも予想され、鉄の結束を誇る後援会組織に不確定要素を生み出す可能性もある。
白畑氏は前回に続く2回目の国政挑戦。「私が当選できるだけの票が集まらなくても、比例票に死票はない。いかに比例票を伸ばすかが重要」と比例票獲得を公言する。県西農民センター、古河民主商工会の勤務経験も長く、地元に精通していることも強み。消費増税反対や脱原発などを掲げ、安倍政権の批判票を比例に上積みしていくことを目指している。【若狭毅】=おわり
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◆立候補予定者(丸囲みは当選回数)
永岡桂子 60 副厚生労働相(3)自前
白畑勇 62 団体嘱託職員 共新
中村喜四郎 65 [元]建設相(12)無前
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チバQ
:2014/12/02(火) 21:40:45
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141130ddlk17010349000c.html
2014衆院選:戦いの構図/上 1区 「反省」2氏に新人挑む /石川
毎日新聞 2014年11月30日 地方版
12月2日公示・14日投開票の衆院選を目前に控え、各候補予定者の訴えも熱を帯びる。県内3選挙区の構図を3回に分けて紹介する。
◇
2000年から5回にわたって自民前職の馳浩氏と、民主の奥田建氏がしのぎを削った1区。民主は奥田氏の立候補辞退で生じた空白区に、馳氏の対抗馬として、元職の田中美絵子氏を急きょ立てた。共産新人の亀田良典(りょうすけ)氏も絡み、3氏の戦いになりそうだ。
「迷惑をかけ、改めて反省している。信頼を得られるよう努力したい」
当選5回で党要職も務め、本来なら強気に臨めるはずの馳氏だが、慎重な戦いぶりに徹する。8月には自民県連会長として、山野之義金沢市長の競輪場外車券売り場問題を追及して辞任に追い込んだ。しかし、10月の出直し市長選で、自民推薦候補が山野氏に大敗。選挙戦では推薦候補と山野氏支援とで党所属議員の分裂も招き、責任論が噴出した。
山野氏は今回、馳氏支援の立場を取るが、「馳氏に対し、市民や支援者から厳しい声があることは否定しない」とクギを刺す。
このため馳氏は今回の選挙を「一からの出直し」と位置付ける。衆院解散後、ごみ収集やカレー店での接客など「職業体験」に取り組み、親しみやすさをアピールするとともに、党内外に反省の姿勢を示す。
一方、田中氏は09年に2区から出馬。森喜朗元首相との対決は「政権交代選挙」の象徴として注目を集め、比例復活当選した。
しかし、12年前回選では週刊誌でスキャンダルが報じられて支援者の離反を招き、東京15区への国替えを余儀なくされ、落選した。
今回、奥田氏の後任探しに頭を悩ませた民主県連が衆院選を直前に控え、党本部に懇願して提示されたのが、金沢市出身の田中氏だった。
11月25日の出馬表明会見では「古里に帰ってきた。感無量だ」と目を赤く腫らした。
地元では今も一部で不信感がくすぶるが、「二度と同じ過ちは繰り返さない」と神妙に語り、「アベノミクスを変える。私自身も変わっていかなければいけない」と訴えた。
亀田氏は、従来の共産支持層に加え、自民にも民主にも不満を持つ層に積極的に働きかけていく構えだ。中小企業とロシアとの交易に携わっていた職歴を生かし、「アベノミクスや円安でマイナスの影響を受けている中小企業経営者も多いはず」とみて、中小企業への手厚い支援などを訴える。
12年の前回選では、共産は「第三極」ブームに埋没し、苦しい戦いを強いられた。
今回は「消費増税の中止を訴えているのは1区では共産党だけ。政権への批判票を多く取り込める可能性がある」(陣営幹部)として、反省する馳、田中両氏に対し、攻勢に打って出る。【大原一城】
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◇立候補予定者◇
馳浩 53 党広報本部長 (5)自 前
田中美絵子 38 党県副代表 (1)民 元
亀田良典 66 党県委員 共 新
※名前、年齢、肩書き、当選回数、党派、前職・元職・新人の別。
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◇過去の選挙結果◇
■12年12月16日投開票
(投票率58.55%)
当 99,544 馳浩 自民
47,582 奥田建 民主
41,207 小間井俊輔 維新
10,629 熊野盛夫 未来
8,969 黒崎清則 共産
■09年8月30日(同72.21%)
当 125,667 奥田建 民主
比 117,168 馳浩 自民
10,982 佐藤正幸 共産
1,738 松林淳一 諸派
■05年9月11日(同68.71%)
当 129,142 馳浩 自民
99,397 奥田建 民主
11,802 佐藤正幸 共産
※当は当選。比は比例復活当選。
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チバQ
:2014/12/02(火) 21:42:11
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141201ddlk17010332000c.html
2014衆院選:戦いの構図/中 2区 民主は断念「自共対決」 /石川
毎日新聞 2014年12月01日 地方版
2003年以降4回連続で候補を擁立し、うち2回、比例復活で議席を得た民主が、擁立を断念した。12年の前回選で森喜朗元首相の後継として初当選した自民前職・佐々木紀(はじめ)氏と、共産新人・西村祐士(ひろし)氏との「自共対決」となる見通しだ。
前回、自民の地元支部の選考で候補に選ばれた佐々木氏は「議員生活2年間の審判を受け、これまでの期待を選挙を通じて信頼に変えたい」と意気込む。さらに「アベノミクスの風を2区全体に行き渡らせたい」と安倍政権の継続を訴える。
当選14回を重ねた森元首相の強固な地盤を受け継ぎ、小松、加賀、能美などの地元首長からも支援を受ける。選対本部長には県連会長代行で県議9期の重鎮、福村章氏(75)を据え、万全の態勢で臨む。目標は前回の12万3283票を上回る得票だ。
福村氏は選対会議で「知名度は前回よりもあるが、盤石ではない。誰が対抗馬として出ても圧勝するしかない」と発破を掛け、「勝ち方」にこだわる。
小選挙区制が導入された1996年以降、今回で2区から6回目の出馬となる西村氏。
「民主は自民との対決の足場を持っていない。自民に対抗できるのは共産しかない」と述べ、安倍政権に疑問や不満を抱く有権者への浸透を目指す。
消費税率の引き上げ中止や、集団的自衛権行使の閣議決定撤回などを掲げ、「自民党政治を変えなければならない」と対決姿勢を鮮明にする。
2区では前回比倍増の1万4000票の比例票獲得を目標に据え、前回獲得できなかった比例代表北陸信越ブロックでの1議席獲得も目指す。
民主は、県内3選挙区全てで候補者を擁立する県連方針を、唯一2区で実現できなかった。
擁立作業の責任者を務めた県連代表代行の一川保夫・元参院議員(72)は11月26日の記者会見で、「10人前後に声をかけたが、決断してもらうのは難しかった」と断念に至る経緯を説明。突然の解散に「この時期に解散があるとは思わなかった。候補者を育成できておらず、見通しが甘かった」と準備不足を認めた。
民主の擁立見送りは社民の戦略にも影を落とす。社民は前回、2区で民主と候補者が競合し、関係がこじれた反省から、今回は共闘を模索していた。
社民県連の盛本芳久代表(59)は「自民一強を崩すため民主との選挙協力を想定していただけに残念」と落胆する。
この他、小松市のうどん店経営、浜崎茂氏が昨年の参院選に引き続き、立候補を表明している。【中津川甫】
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◇立候補予定者◇
佐々木紀 40 党青年局次長(1)自 前
西村祐士 60 党地区委員長 共 新
浜崎茂 47 うどん店経営 無 新
※名前、年齢、肩書き、当選回数、党派、前職・新人の別
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◇過去の選挙結果◇
■12年12月16日投開票(投票率63.44%)
当 123,283 佐々木紀 自民
37,601 宮本啓子 民主
17,161 細野祐治 社民
13,184 西村祐士 共産
■09年8月30日(同78.75%)
当 123,490 森喜朗 自民
比 119,021 田中美絵子 民主
3,467 宮元智 諸派
■05年9月11日(同73.29%)
当 129,785 森喜朗 自民
83,905 一川保夫 民主
11,515 西村祐士 共産
※当は当選。比は比例復活当選。
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チバQ
:2014/12/02(火) 21:43:12
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141202ddlk17010642000c.html
2014衆院選:戦いの構図/下 3区 自・民・共の3氏再び /石川
毎日新聞 2014年12月02日 地方版
2012年の前回選と同様、自民前職・北村茂男氏、民主元職・近藤和也氏、共産新人・渡辺裕子氏の三つどもえの争いとなる公算が大きい。
北村氏は地元議員や支援者の協力を得て選挙区内の全12市町にそれぞれ事務所を開設し、態勢を整えた。
能登地方で深刻な高齢化や過疎化への対処法として「引き続きアベノミクスを押し進め、能登にも恩恵が及ぶようにしたい」と強調する。
一方で前回選以降、総務政務官や副環境相などの政務三役に相次いで就任した。政治家として経験を積む一方、地元に戻れないことも度重なり、支援者らと十分なコミュニケーションをどう図るかが課題となってきた。
衆院解散後は街頭での活動は極力抑え、着実に票を積み上げるため、農協や漁協、建設会社など各種企業・団体へのあいさつ回りに徹してきた。陣営には「なぜこの時期に解散したのか」との声も相次いで寄せられており、「強力に政策を推し進めていかなければならない」と説く。
近藤氏は09年衆院選で政権交代ブームに乗り、保守地盤の能登地方で非自民として初の議席を獲得した。12年は一転逆風を受けて北村氏に敗れ、比例復活当選も逃した。
今回は「アベノミクスは地方にとってはマイナスだ。地に足を着けた政策を行わなければならない」として社会保障制度の充実などを訴える。
その時々の風に左右されず、地元にしっかり根を張ろうと、落選中の2年間で駅前や住宅街、商業施設などで3000回を超える街頭演説をこなした。
自民支持者も含め、こうした地道な活動に理解を示した人たちが次々と後援会に入会し、今回の選挙でも支援を買って出ている。
陣営幹部は「民主党の近藤ではなく、本人に期待が集まる『近藤党』を築けつつある」と自信を見せ、議席奪還に力を注ぐ。
渡辺氏は解散風が吹き始めた11月中旬以降、衆院選に備え、選挙区内の全12市町でそれぞれ10回以上の街頭演説に取り組んできた。
今回の解散総選挙については「安倍政権が消費増税や原発再稼働などで国民の批判に追い詰められた結果だ」と主張。大企業の内部留保を雇用拡大や中小企業支援に生かす施策、志賀原発の廃炉、自然エネルギー普及などを訴える。
ブログやフェイスブック、ツイッターも駆使し、本人のコメントや演説の動画などをこまめにアップし、若者への浸透も図る。
陣営では、比例票の掘り起こしにも力を入れ、前回選に比べて倍増の1万2000票を目標に据える。【竹田迅岐】=おわり
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◇立候補予定者◇
北村茂男 69 副環境相 (3)自 前
近藤和也 40 党県代表 (1)民 元
渡辺裕子 29 党地区役員 共 新
※名前、年齢、肩書、当選回数、党派、前職・元職・新人の別
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◇過去の選挙結果◇
■12年12月16日投開票(投票率64.75%)
当 89,266 北村茂男 自民
62,543 近藤和也 民主
12,147 渡辺裕子 共産
■09年8月30日(同76.66%)
当 100,832 近藤和也 民主
比 98,599 北村茂男 自民
2,654 東義和 諸派
■05年9月11日(同72.24%)
当 116,215 北村茂男 自民
77,463 桑原豊 民主
※当は当選。比は比例復活当選。
1865
:
チバQ
:2014/12/02(火) 21:43:57
4区がないけど
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_nagasaki/article/129403
選挙区の構図(1) 長崎1区 自、民 宿敵相譲らず
2014年11月26日(最終更新 2014年11月27日 16時48分)
「ベトナム、サイバーテロ、重粒子線といえば冨岡さんよねと言われる」
自民前職の冨岡勉(66)は15日に長崎市内であった集会で実績を語った。昨年9月から1年間、文部科学政務官を経験。「アベノミクスの『第3の矢』の一つは科学技術振興だ」と、自らの専門知識を武器にする。
「1区が気になる」。4選挙区独占を目指す自民の県連幹部は、つばぜり合いの戦いを予想する。「民主はこの選挙区を取りに来るでしょう。でも負けない」と冨岡は意気込む。
勝利には公明の支援が欠かせない。22日の街頭演説には、公明参院議員の秋野公造が飛び入り参加し、連携をアピールした。
3連休最終日の24日、民主前職の高木義明(68)は、市中心部の商店街を練り歩いた。衆院議員8期24年のベテランが、公示前としては異例の動き。「初心に帰って選挙をしたい」と口元を引き締める。
背景にあるのは、前回選挙の「屈辱」。冨岡に1万票以上の差をつけられ、小選挙区で初めて敗れた。出身の三菱重工労組長崎造船支部は、団塊の世代の退職や若者の組合離れで2年前から千人減った。陣営関係者は「今回は絶対に負けられん」と口をそろえる。
「外に出て訴えていく」と高木。演説では安倍政権の女性2閣僚の辞任や解散を批判し、「自民1強にノー」と主張する。
冨岡と高木の対決は4度目。都市部の浮動票をどう獲得していくかが選挙戦の鍵となる。
共産新人の中西敦信(34)は集団的自衛権の行使容認の閣議決定を批判し、「被爆地長崎から平和を、という声を託してもらいたい」と訴える。憲法9条の堅持や特定秘密保護法反対を強調して、街頭演説やミニ集会を重ね、安倍政権への反対票の取り込みを狙う。
◇ ◇
衆院選公示の12月2日まで1週間を切り、立候補予定者の準備が急ピッチに進んでいる。県内4選挙区の構図をまとめた。 (敬称略)
=2014/11/26付 西日本新聞朝刊=
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チバQ
:2014/12/02(火) 21:44:25
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_nagasaki/article/129605
選挙区の構図(2) 長崎2区 自民前職に挑む民主
2014年11月27日(最終更新 2014年11月27日 16時49分)
「加藤さんは国会議員になって人が変わった。穏やかになり、市民の話をよく聞くようになった」。島原半島の市議会議長経験者は言う。自民前職の加藤寛治(68)は県議を8期。議長や党県幹事長を歴任し、地元JA組合長も務めた。地盤の島原市での県議選は盤石。だが前回衆院選では、島原半島外での知名度の低さを痛感したという。
後援会関係者は「毎週末必ず長崎に戻り、小さな集会にも身内が感心するほど顔を出した。広い2区だが名前と顔は確実に浸透した」と、この2年の手応えを話す。解散後初の日曜日だった23日午前、諫早市のイベントに顔を出し「これからが地方創生の本番。再び国政に送っていただきたい」と有権者の手を握った。
その日の午後、同じイベント会場に民主新人の大久保潔重(48)の姿があった。「安心して暮らしていけるふるさとを一緒につくりたい」とあいさつし、約30分かけてリーフレットを配って回った。「原点に返って草の根でやりたい」。捲土(けんど)重来の思いがにじむ。
昨夏の参院選で落選。くら替えし、今年1月に党公認候補に決まった。急転直下の解散だったが、党や連合長崎、後援会などでつくる総合選対を24日に立ち上げ、組織固めを急ぐ。落選後も続けてきた朝の辻立ちでは「自ら身を切る改革をしない今の政権は打倒しなければならない」と強調。地盤は大票田の諫早市。背水の陣で加藤に挑む。
前回に続いての挑戦となる共産新人の矢崎勝己(64)は「消費税が8%に上がって生活がすごく厳しくなった。増税には断固反対する」と訴える。
前回無所属で出馬し、維新の2区支部長で元雲仙市長の奥村慎太郎(60)は、維新票の底上げが期待された橋下徹大阪市長の不出馬もあり、立候補を見送る公算が大きい。 (敬称略)
=2014/11/27付 西日本新聞朝刊=
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チバQ
:2014/12/02(火) 21:45:07
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_nagasaki/article/129857
選挙区の構図(3) 長崎3区 「山田票」の行き先は
2014年11月28日(最終更新 2014年11月28日 04時05分)
「今のところ、私にとっては非常にありがたい状況」。自民前職で5期目を狙う谷川弥一(73)はこれ以上ない「追い風」の中で選挙を迎えようとしている。衆院選で4回連続、事実上の一騎打ちで議席を争ってきた山田正彦が不出馬を表明。民主をはじめ第三極も候補擁立が難航している。
「人の選挙でも一生懸命やっておいてよかった」。10月の大票田・大村市の市長選では現職を応援。「自分の選挙以上に戦った」と自身の組織が固まった。その余韻が冷めやらぬうちの解散劇。降ってわいた政局に政党や政治家が翻弄(ほんろう)される中、すぐに態勢が整った。衆院解散の21日に選挙区に戻って以降、大村や五島で支援者のあいさつ回りで支援を訴えている。
陣営が懸念するのが投票率。有力な対抗馬がいない状況に50%を割って戦後最低となるのを懸念する声もある。26日に大村市で行われた総決起大会。投票へ行くことを呼び掛けるあいさつが相次いだ。「5期になれば中堅、幹部クラス。副大臣の経験もあり、大臣の声がかかってもおかしくない。いかに多くの票を獲得できるかが問われる選挙」と陣営は語る。
前回に続いての挑戦となる共産新人の石丸完治(65)は「消費税10%は延期ではなく中止」とアベノミクスの失政や原発の廃止などを訴え街角に立つ。「大村市議補選では共産候補が1万2千票近くを獲得した。街宣の反応もいい。安倍政治の批判票を一票でも取りたい」と意欲を見せる。
今回、3区は区割り変更を受け佐世保市の一部(早岐・三川内・宮地区)が選挙区に加わった。約3万3千人の有権者数は旧選挙区の15%に当たる。前回、約5万3千票を獲得した山田票の行方も含め、両陣営は新たな票の掘り起こしに力を入れる。 (敬称略)
=2014/11/28付 西日本新聞朝刊=
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チバQ
:2014/12/02(火) 21:48:41
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141201ddlk46010310000c.html
2014衆院選かごしま:注目の候補予定者/上 1区、12年とほぼ同じ陣容 2区、補選から7カ月半で /鹿児島
毎日新聞 2014年12月01日 地方版
衆院選の公示が迫ってきた。「アベノミクスの継続」か「大義なき選挙」か−−。与野党の攻防が日ごとに激しさを増す中、注目の選挙区の立候補予定者の動き、思惑などを上下の2回で紹介する。【衆院選取材班】
◆1区
自民前職に県内5選挙区で唯一、民主公認が挑む。維新前職も並び立ち、野党共闘はなかった。結果、2年前とほぼ同じ陣容での戦いに。野党陣営は突然の解散や公認の遅れもあって、対応に追われている。
自民前職の保岡興治氏(75)は国政復帰を果たした前回と違い、今度は守る立場だが「戦う姿勢は常に変わらない」。従来通り、個人演説会や支援してくれる企業回りなど地道な活動で支持を伸ばしていく考えだ。アベノミクスの正しい理解と、景気の回復には「今が一番大事」と継続の必要性を訴えていく。
民主元職の川内博史氏(53)は鹿児島市・天文館などで「川内を選ぶことが政治を変えること」などと精力的にアピール。党の公認が遅れたが、川内氏は「いつでも闘い」と意に介さない。「アベノミクスは鹿児島に何の利益ももたらさない」と自民との対決姿勢を前面に打ち出す。
維新前職の山之内毅氏(32)は「不満の受け皿となるべく努力するのみ」と浮動票の取り込みに懸命。ただ、来春の県議選で党の足固めを模索する中での2度目の選挙に陣営は戸惑いを隠せない。「とにかく露出を増やすしかない」(陣営)と知名度アップを図ると共に「世代交代」を訴える。
共産新人の山口広延氏(39)は3回目の国政選挑戦。「共産党の躍進が政治を変える」と訴え、若年者雇用の改善を中心に、同世代や無党派層への浸透を目指す。
◆2区
全国注視の4月の補選からわずか7カ月半で再び選挙に。前回激戦を展開した無所属元職が「何ら意義を見いだせない」と解散の21日、立候補を見送り、自共対決となった。
2区は、鹿児島市南部から指宿、奄美群島など広大な選挙区だ。
自民前職の金子万寿夫氏(67)は4月の補選で谷山、指宿地区で票が伸び悩んだ。金子氏は奄美が地盤だけに、知名度不足は否めなかった。今回は「国会の合間に小まめに企業や支援者を回った」と自信をのぞかせる。「地方議員としての経験を生かせるテーマ『地方創生』に取り組むためにも、主権者の審判を受ける」と語る。
共産新人の祝迫光治氏(71)は奄美大島の自衛隊配備計画、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)などに反対し、安倍政権批判の受け皿として浸透を図る。
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チバQ
:2014/12/02(火) 21:50:05
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141202ddlk46010553000c.html
2014衆院選かごしま:注目の候補予定者/下 3区、4区、5区 /鹿児島
毎日新聞 2014年12月02日 地方版
◇3区、自民前職引退で変容
◇4区、社民11年ぶりの擁立
◇5区、自民王国に共産挑む
◆3区
3人が立候補を予定。前回まで自民前職、宮路和明(74)=比例九州ブロック=と無所属前職、野間健(56)の両氏が激しく争ったが、宮路氏の突然の引退により、様変わりする模様だ。
野間氏は、松下忠洋氏の急死に伴う補選(2012年)で、後継として旧国民新党から出馬した。宮路氏に惜敗したが、約1カ月半後の総選挙で宮路氏を破り初当選。今回は無所属で、地盤の薩摩川内市を中心に支持を固め、連合鹿児島の推薦を受け、労組票の取り込みも図る。
宮路氏の後継となった次男拓馬氏(34)は総務省出身という経歴や若さをアピールし、自民公認で初挑戦。自民県連などもバックアップし、初当選を目指す。
共産新人、山口陽規氏(61)は川内原発再稼働容認の野間氏、宮路氏に対し再稼働阻止を訴え争点化を狙う。
◆4区
4区は、自民前職、小里泰弘(56)▽共産新人、永田義人(65)▽社民新人、野呂正和(63)−−の3氏の構図でほぼ固まった。前回、前々回の衆院選に出馬の、民主元職が立候補を見送り、社民党県連が候補擁立を模索していた。
小里氏は、父貞利氏から引き継いだ後援会組織を再構築し、公民館などでミニ集会を精力的にこなしてきた。23日にあった国分地区後援会決起大会で「安倍政権での企業収益の改善」を強調。「『アベノミクス』の継続が地方経済の活性化につながる」と理解を求めた。
永田氏は消費増税中止などを訴える。選挙区の課題に「水俣病」を挙げ、「水俣病に苦しむ人を救う政治を実現する」と主張する。
11年ぶりの県内選挙区擁立となった社民。新人の野呂正和氏(63)は市民活動で反原発を訴えてきた。今回、「再稼働に対する県民の危惧を届ける」と立候補を決意。公示直前の擁立になったため、表明時は「まだ名刺もできていない」(県連幹部)状況だった。友好団体に支援を求め、街宣活動を中心に支持を広げていく考えだ。
◆5区
自民王国と呼ばれる。今回も自共対決となりそうだ。強固な組織力で5選を目指す自民前職、森山裕氏(69)に、共産新人、野口寛氏(69)が挑む。前回と同じ顔ぶれだ。民主支持者など反自民票の行方が注目される。
「前回の得票を上回る戦いをして、得票率トップで押し上げよう」。森山氏は11月24日、鹿屋市で鹿屋、垂水、肝属地区の事務所開きをした。地元首長、議員、商工業、農業、建設関係者ら約300人が集まりムードを盛り上げた。後援会幹部は「今回は、選対会議だけだった曽於地区での事務所開きもした」と「楽勝ムード」を戒める。
野口氏の陣営は自共対決を前面に戦い抜く方針。11月20日、鹿屋市の事務所開きで、約30人が「存在感を示そう」と気勢を上げた。
1870
:
チバQ
:2014/12/02(火) 21:58:30
>>1849
おお!ありがとう!
次世代の党のHPにも乗ってないんですけど・・・苦笑
1871
:
チバQ
:2014/12/02(火) 22:01:27
次世代の党近畿ブロックは現職と新人で順位を分けてますね
1872
:
チバQ
:2014/12/02(火) 22:33:13
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/chubu/CK2014112702000285.html
「みんな」の票、どこへ 取り込みたい他党
写真
政界で第三極ブームの一角を担った「みんなの党」。党内対立などから衆院選前に解党が決まると、自民や民主、さらに同じ第三極が支持者の取り込みに躍起になっている。「みんな」の票はどこへ行くのか−。
原発ゼロなど近い政策もあり、票の流れ込みに期待を高めるのは民主だ。
民主党滋賀県連は、七月の知事選で党所属の衆院議員だった三日月大造氏が自公推薦の候補を破った勢いに望みをかける。今江政彦県連幹事長は「『みんな』に限らず反自民勢力の結集を訴えていきたい」と強調。滋賀県から出馬予定の民主新人の陣営関係者は「生活重視の政策など近い部分もあった。そうした部分を強調するよう考えたい」と第三極ブームからの票の奪回に意気込む。
みんなの党は、二年前の衆院選比例代表東海ブロックのうち愛知県内で、三十二万票余を獲得した。民主党愛知県連幹部は「逆風だった前回選挙でみんなの党に流れた比例票が、ある程度は戻ってくるだろう」と分析する。
同じ第三極の維新の党は前回衆院選は一部で選挙協力した。今年九月には、みんなの党から分かれた結いの党が合流しており、国会議員の定数削減など重なる主張も多い。岐阜4区で出馬予定の維新前職は「われわれの政策を訴えていけば、結果としてみんなの党の支援者に応援していただけるのではないか」と期待を膨らます。
自民党にも日米同盟を基軸にした外交など共通した主張がある。自民党三重県連は、みんなの党に所属する県議を通じて支援を呼び掛ける方針で、県議側も協力的。自民党県連幹部は「厳しい戦いが予想される他の選挙区でも支援を受けられれば」ともくろむ。
岐阜県では、前回衆院選でみんなの党からの立候補者はなく、自民党県連幹部は「ほとんど影響はない」とみる。
そんな各党の皮算用の裏で、前回衆院選で一票を投じた有権者には、憤りとあきらめが漂う。愛知県日進市の無職若松正樹さん(78)は「解党なんて身勝手。時間がかかっても大きくなってほしいと思ったのに。応援する政党がなくて悩んでいる」と投票先の見通しは立たない。
同県東郷町の主婦(71)も「裏切られた気持ちで政治不信になる。白票でしょうか」とあきらめをにじませる。
そんな反応を肌で感じてか、各党の一部では冷静な見方も。東海地方の自民前職の陣営関係者は「今回は与党に対する批判票の受け皿が少ない印象。みんなの党を支持していた層の一部は、投票に行かなくなるのではないか。投票率が低くなることで、自民に追い風が吹けばいいが」と予測。民主のある県連幹部は「解党騒ぎで、政治全体に幻滅した有権者が大量に棄権する可能性もある」と話した。
1873
:
チバQ
:2014/12/02(火) 22:34:39
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/aichi/CK2014112602000246.html
<挑む あいちの構図>(1) 1区、2区、3区
写真
十二月二日に公示される衆院選は、「アベノミクス」と称する経済政策の継続の是非を争点に掲げる自公政権に、野党が挑む構図だ。県内各選挙区の情勢を報告する。
■1区 前・元職、新人 4党激突
(名古屋市東・北・西・中区)
熊田裕通50 自前(1)
吉田統彦40 民元(1)
大野宙光51 共新
広沢一郎50 減新
前回、自民で初めて1区を制した熊田、比例元職の吉田、県議の広沢の三つどもえの争いに、大野が食い込みを図る。
熊田は企業を広く回り、地域行事にも活発に参加。公明と連携し与党の実績を訴える。
吉田は労組などの組織票を固める。朝夕の街頭演説も続け、年金制度安定化を訴える。
大野は増税や原発、集団的安全保障などで安倍政権を批判。若年層への浸透に手応え。
広沢は河村たかし氏の地盤である1区を減税の「聖地」と強調。増税阻止に取り組む。
社民も候補者の擁立を検討。現政権への批判票が割れそうだ。
■2区 前職2人と元市議争う
(名古屋市千種・守山・名東区)
東郷哲也43 自<前>(1)
古川元久48 民前(6)
黒田二郎66 共新
前回比例復活で初当選した東郷が、七期目の当選を目指す古川に、小選挙区での雪辱を期す。共産は元名古屋市議新人黒田が民自対決に割って入る。
東郷は支援者へのあいさつやイベントを小まめに回り、地元守山以外の浸透も図る。
古川は民主逆風の前回に獲得した支持票固めに奔走。ミニ集会や街頭演説をこなす。
黒田はアベノミクスによる格差拡大などを訴え、自民批判票の取り込みに躍起だ。
■3区 前職対決に新人の争い
(名古屋市昭和・緑・天白区)
池田佳隆48 自前(1)
近藤昭一56 民<前>(6)
石川寿49 共新
再選を目指す池田と、前回比例復活したベテラン近藤の前職同士の争いに、石川が食い込みを図る。
池田は地元県議、市議と連携し、後援会の支持を固める。街頭では消費税増税延期を訴え、集団的自衛権行使容認を解説するチラシを配って理解を求めている。
近藤は、後援会や同級生グループなどの組織を回って支持を固める。街頭では格差是正や脱原発、集団的自衛権行使容認反対を訴え、安倍政権との対決姿勢を鮮明にしている。
石川は、積極的に街頭へ出て消費税の増税阻止などを訴え、安倍政権打倒を呼び掛けている。
◇
文中敬称略。立候補予定者の<前>は前回比例での当選者。かっこ内の数字は当選回数。
(衆院選取材班)
1874
:
チバQ
:2014/12/02(火) 22:35:26
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/aichi/CK2014112702000272.html
<挑む あいちの構図>(2) 4区、5区、6区
写真
■4区 自・民・維・共4党争う
(名古屋市瑞穂・熱田・港・南区)
工藤彰三49 自前(1)
刀禰勝之44 民新
牧義夫56 維元(4)
高橋祐介36 共新
二期目を目指す前職に、知名度の高い元職と新人の二人が挑む。
当選後も街頭演説を続ける工藤は支援団体を回り、アベノミクス推進や南海トラフ地震の津波対策に取り組んだ実績を強調する。
元県議の刀禰は、積極的に街頭に立ち、民主党政権時代への批判にも耳を傾けながら議員定数削減などを訴えている。
地元の後援組織を中心に支持拡大を図ってきた牧は「既得権益との闘い」を掲げ、自民や民主との違いを訴える。
高橋は臨時教員として昨年まで十二年間働いた経験を基に、非正規雇用の拡大を食い止めるよう訴え、無党派層への浸透も狙う。
■5区 前職2人に共産名乗り
(名古屋市中村・中川区、清須・北名古屋市、西春日井郡)
神田憲次51 自前(1)
赤松広隆66 民<前>(8)
藤井博樹37 共新
第三極政党も交え五人による乱戦となった前回から、三人での争いになる。
前回、党県連の公募を経て赤松に競り勝った神田は、アベノミクスの推進を訴え、二期目を目指す。突然の選挙で、地元の地方議員を含めた体制の強化が課題だ。
ベテランの赤松は、支持者回りに加え、街頭演説なども積極的に増やし、前回の雪辱を期す。民主支持が比較的弱いとされる名古屋市外での浸透がカギとなる。
藤井は前回に続き、二度目の出馬。早朝の駅前演説に加え、ミニ集会をこまめに実施。消費税増税や原発再稼働への反対を訴え、無党派層にも支持拡大を目指す。
■6区 前職に元職と新人挑む
(春日井・犬山・小牧市)
丹羽秀樹41 自前(3)
森本和義48 民元(1)
柳沢けさ美64 共新
前職に元職と新人の二人が挑む。
丹羽は文部科学大臣政務官、同副大臣を歴任。街頭演説では、経済の安定やアベノミクスの成果を強調。地道な支援者回りをして、支持者の結束強化を図る。
森本は二〇〇九年に15区で初当選。小学校から高校まで過ごした春日井市を含む6区にくら替えし、同級生グループなどの組織を回って支持を固める。街頭ではアベノミクスの見直しを訴える。
柳沢は、街頭演説を中心に消費税の増税中止や即時原発ゼロ、憲法改正反対を訴え、自民批判票の取り込みを狙う。特に若者からの好反応に手応えを感じている。
◇
文中敬称略。立候補予定者の<前>は前回比例での当選者。丸数字は当選回数。
1875
:
チバQ
:2014/12/02(火) 22:36:23
12区中根は比例単独に
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/aichi/CK2014112902000236.html
<挑む あいちの構図>(4) 10区、11区、12区
写真
■10区 前職2人追い新人2人
(一宮・江南・岩倉市、丹羽郡)
江崎鉄磨71 自前(5)
小林弘子75 民新
板倉正文56 共新
杉本和巳54 無<前>(2)
六度目の当選を目指す前職江崎に、無所属となった前職杉本、いずれも新人の小林、板倉が挑む。
江崎は引退を決めていたが急な解散で地元首長らから要請され出馬を決心。後援会を中心に組織固めを図る。
江南市議六期目の小林は、二十七日に出馬が決まったばかり。選挙準備を急ピッチで進めている。
板倉は前回に続いての挑戦。選挙区をくまなく回って、消費税増税や原発再稼働への反対を訴える。
前回比例復活の杉本は、みんなの党の解党によって無所属での出馬。連日街頭で、草の根の活動を続けている。
■11区 民主系6連勝、2人挑む
(旧稲武町区域以外の豊田市・みよし市)
八木哲也67 自<前>(1)
古本伸一郎49 民前(4)
牧田充生60 共新
小選挙区制となった一九九六年から民主系候補が六連勝中。民主前職に、前回は比例復活の自民前職と共産新人が挑む。
トヨタ系労組の支援を受ける古本は組織固めに力を入れる一方、街頭などで四期の実績を訴える。子育てや介護に資源を集中させる政治を主張する。
八木はこの二年間、地元で街頭演説やミニ集会を重ね、着実に地盤を築いてきた。地域に根付く自民県議や市議の後押しを受けて支持拡大を目指す。
牧田は衣料品卸売店経営の経験を生かし、中小企業経営者や製造業に従事する非正規労働者へ消費税増税の中止を訴える。
■12区 前職3人混戦、新人参戦
(岡崎・西尾市、幸田町)
青山周平37 自前(1)
中根康浩52 民<前>(3)
重徳和彦43 維<前>(1)
牧野次郎56 共新
前職の青山、中根、重徳は前回、大接戦で、三つどもえの構図は変わらず、牧野が挑む展開になりそうだ。
前回、自民への追い風の中で苦戦した青山は危機感を募らせる。デフレ脱却をテーマに掲げ、保守系の県議や市議らへの働き掛けにも余念がない。
中根は連合愛知と全トヨタ労連が推薦。街頭では社会福祉の充実を前面に掲げ、労組票や反自公勢力を取り込んで小選挙区の議席奪還を目指す。
重徳は前回の比例復活当選後、地域行事に積極参加して知名度を上げた。身を切る改革を訴え、保守層への食い込みと無党派層への支持拡大を図る。
牧野は、唐突な解散の中、支持者の反応を得るのに躍起。選挙の意義を「安倍政権を追い込んだ解散」と位置付け、不満票の受け皿と党勢拡大を狙う。
文中敬称略。立候補予定者の<前>は前回比例での当選者。丸数字は当選回数。
1876
:
チバQ
:2014/12/02(火) 22:37:11
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/aichi/CK2014113002000180.html
<挑む あいちの構図>(5) 13区、14区、15区
写真
■13区 前職対決に新人が参戦
(碧南・刈谷・安城・知立・高浜市)
大見正56 自前(1)
大西健介43 民<前>(2)
宮地勲60 共新
再選を目指す大見と前回比例復活した大西がせめぎ合い、宮地が食い込みを図る。
大見は、地元の保守系の県議や市議と連携し、アベノミクス継続による景気対策や、政権安定の必要性を訴える。後援会の組織や企業の会合に顔を出し、支持固めを急ぐ。
大西は解散前から小まめに朝の駅前での演説を繰り返し、アベノミクスによる格差拡大を批判。中間層にアピールし、推薦を受けるトヨタ系労組の組織票への上積みを図る。
宮地は、商業地や住宅街で演説を展開。消費増税の阻止を掲げ、安倍政権への批判票の取り込みを図る。
■14区 前職2人追い共産挑む
(豊川・豊田=旧稲武町区域・蒲郡・新城市、北設楽郡)
今枝宗一郎30 自前(1)
鈴木克昌71 民<前>(4)
袴田富治62 共新
内科医から転じ、二十八歳の若さで前回を制した今枝と、民主に復党し知名度の高い鈴木の戦いに袴田が挑む。
今枝は、アベノミクスを地方にも浸透させる「ローカルアベノミクス」を掲げ、安倍政権の経済政策の実績・継続を訴える。企業や支援団体などの票固めに力を注ぐ。
前回は民主候補と票を割り、比例復活の鈴木。強固な後援会をフル稼働し、今回も選挙間際に党を移った経緯を説明して歩く。連合の推薦も得て、労組回りにも余念がない。
袴田は、出馬を予定していた来春の蒲郡市議選からの転換。まずは知名度アップ。環太平洋連携協定(TPP)や消費税への反対を街頭演説で訴える。
■15区 自民前職に民、共挑戦
(豊橋・田原市)
根本幸典49 自前(1)
関健一郎36 民新
串田真吾38 共新
前回は県内最多六人の争いを制した根本に、急きょ出馬が決まった関、前回も出馬した串田が挑む構図。
根本は、地元農業と関連が深く、議員立法で成立させた「花き振興法」など、自身や党の実績を強調し、アベノミクスの推進を訴える。企業や支援団体回りを重ねる。
関は、NHK記者として豊橋に勤務した経験を生かし、知人や団体を一軒ずつ回る。労組を中心に基礎票を固め、アベノミクス批判や、地域活性化の必要性を訴えている。
串田は精力的に街頭に立ち、若者の労働環境改善や安倍政権の外交・安全保障政策の見直しを主張する。 =終わり
文中敬称略。立候補予定者の<前>は前回比例での当選者。丸数字は当選回数。
1877
:
チバQ
:2014/12/02(火) 22:38:27
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/aichi/CK2014112902000240.html
「票割れる」野党に危機感 10区
「もう間に合わないのでは」という見方もあった衆院選愛知10区での民主党の候補者擁立。二十八日、江南市議の小林弘子さん(75)が党公認で出馬することを正式に表明した。他の立候補予定者は公示直前での新たなライバル出現に驚く一方、野党の票が割れることを危ぶむ声も聞かれた。
「昨晩までは自分が出るつもりはなかった」。二十八日夜に江南市内で開かれた会見。小林さんの言葉からは突然の出馬によるドタバタ感がにじんだ。
出馬が決まったのは前夜に開かれた民主党の10区会議でのこと。県内十五選挙区で唯一候補者が決まらず、一九九六年に小選挙区制が導入されてから初めての候補者不在も現実味を帯びる中、「小林さんなら、みんなが応援できる」と白羽の矢が立った。
市議六期目で、今期限りでの引退を決めていた小林さん。十二月定例会での一般質問の準備も進めていた。それでも「腹をくくれるのは私だけでは」と出馬を決意したという。
二十八日は立候補に必要な書類の準備やポスター写真の撮影に追われた。時間は十分ではないが「決まったからにはしっかりと訴えていく」と語った。
小林さんの出馬は、ほかの出馬予定者にも驚きをもたらした。
前々回は民主党、前回はみんなの党から立候補し、今回は無所属で出馬を予定している前職の杉本和巳さん(54)は「野党の票が割れて厳しい状況になった」と話す。
前日の街頭演説では「民主も維新も候補者は擁立しない。野党統一候補として戦う」と訴えていたが、一夜にして状況が一変。二十八日の演説では「自民党と唯一戦える候補」と述べるにとどめた。
共産新人の板倉正文さん(56)は「こんなに直前で準備は大丈夫なのか」と驚いた表情。「有権者には公約の中身の違いをしっかり見極めてもらいたい」と訴える。
「最後は誰かを立ててくると思っていた」と話すのは自民前職の江崎鉄磨さん(71)。「10区は民主の基礎票が多いので、それなりの票を集めるだろう。こちらも心を引き締めていきたい」と語った。
◇
江南市議会では、二十六日に社民党の市議山登志浩さん(34)が衆院選の東海比例に党単独候補として出馬すると明らかにしたばかり。二十八日の小林さんが続いたことで、議会事務局の幹部は「県議への転身はたまにあるが、衆院選に市議が二人も出馬するのは聞いた事がない」と驚いた様子だった。
(衆院選取材班)
1878
:
チバQ
:2014/12/02(火) 22:40:07
三重
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/mie/CK2014112702000268.html
<選挙区展望>(上) 1区
写真
12月2日公示、14日投開票に向け、事実上の選挙戦に入った衆院選。県内の5小選挙区では、今のところ前職6人と新人7人、元職1人の計14人が着々と準備を進めている。各選挙区の情勢を3回に分けて展望する。
◆1区 自民に維・共挑む
二〇〇九年の前々回選まで、自民、民主のベテラン同士が激しいつばぜり合いを演じた激戦区。全国レベルで候補者調整を進める民主、維新の党がともに候補者の擁立を図っていたが、民主が二十三日に擁立断念を表明。十一選を目指す自民前職が維新、共産の両新人を迎え撃つ構図が固まった。
写真
自民は、伊賀で三代続く政治家の家系で、運輸相、厚生労働相などの要職を歴任してきた川崎二郎。小選挙区制が導入された一九九六年以降、同様に伊賀を地盤とする民主の中井洽とデッドヒートを繰り広げ、敗れても比例復活で議席を堅持してきた。一二年の前回選では小選挙区議席を奪還した。
維新は、前回選で次点で落選した松田直久が二度目の挑戦。県議から津市長に就いた松田は一一年、知事選に民主推薦で立候補し、鈴木英敬に敗れた。前回選では、民主から出馬を要請されたが固辞。日本維新の会(当時)から立った。津での知名度を生かし伊賀、名張でも票の掘り起こしを目指す。
共産は十九日、八月まで名張市議だった新人、橋本マサ子が立候補を表明した。
(文中敬称略)
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/mie/CK2014112802000254.html
<選挙区展望>(中) 2区、3区
写真
◆2区 民・自 前職対決再び
写真
一九九六年に小選挙区制が導入されてから、民主前職が六連勝中。選挙のたびに新顔を擁立していた自民は、二〇一二年の前回選で比例復活した前職が小選挙区議席の奪取に挑む。そこに共産新人が絡む構図だ。
松阪市出身の民主前職、中川正春は自民、日本新党の県議を三期務めた後、衆院議員から知事に転じた北川正恭の地盤を継承して一九九六年に新進党から初出馬。前回選で初めて、自民の比例復活を許した。民主党政権時は文部科学相や防災担当相などを歴任した。
写真
自民前職の島田佳和は川崎市出身。外資系飲料会社で広報を担当していたが、東日本大震災を機に国政を志す。鈴木英敬の知事転身で空席となった2区候補の県連公募に応募して出馬。党への逆風が吹いた中川に二万六千五百票差に迫り、比例復活した。自民は今回、2区以外の県議も支援に投入する。
共産は、党北勢地区委員長の中野武史が四度目の挑戦で票の上積みを目指す。
◆3区 2新人 民主に対抗
写真
二〇一二年の前回選で、民主前職が党への逆風の中で議席を死守し、八選を果たした。自民は二十日、前回選で比例復活した前職を「このまま戦うのは難しい」と差し替え、新人の擁立を発表した。自民前職は比例代表の単独立候補に回る。共産も十九日、新人の立候補を発表した。
民主の岡田克也は、大手スーパー「イオン」の創業者の次男。通産省(現経済産業省)を経て一九九〇年に初当選し、九三年に自民を離党した。二〇〇九年の政権交代後は鳩山、菅両内閣で外務大臣を、野田内閣では副総理を務め、九月に党代表代行に就いた。
自民の嶋田幸司の本籍地は、父親が生まれたいなべ市。早稲田大を卒業後に弁護士となり、東京の法律事務所と金融庁での勤務を経て、一二年に桑名市に法律事務所を構えた。一三年の参院選三重選挙区でも擁立を模索する動きがあった。
写真
共産の釜井敏行は前回選に続く挑戦となる。現在は党県委員。(文中敬称略)
1879
:
チバQ
:2014/12/02(火) 22:40:26
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/mie/CK2014112902000243.html
<選挙区展望>(下) 4区、5区
写真
◆4区 一騎打ちの公算大
写真
民主は、二期の経験がある元職が来春の県議選の候補者選びをめぐり、地元の松阪市議と対立。4区の総支部長を辞任し、公認内定も取り消された。民主は新たな候補者の擁立を断念。県内で唯一、自民前職と共産新人による一騎打ちとなる公算が大きい。
写真
自民は、七選を目指す前職の田村憲久が立候補する。今月一日に亡くなった伯父で元衆院議長の田村元から地盤を引き継ぎ、三十一歳で国政に初当選した。民主の森本哲生と激しい選挙戦を繰り広げ、二〇〇九年に小選挙区で初めて負けたが比例復活。一二年の前回選では森本から議席を奪還し、比例復活も許さなかった。第二次安倍政権では厚生労働相に就いた。
共産は、党4区国政対策委員長で新人の松木豊年が立候補する。静岡県民主医療機関連合会の事務局長などを経て、昨年九月に多気町に移住。医療・介護問題に詳しい。民主が出馬しないことで非自民票の取り組みを図り、得票アップを目指す。
◆5区 自民阻止期す民・共
写真
五選を目指す自民前職に、民主元職と共産新人が挑む構図だ。
自民の三ツ矢憲生は、元官房長官の故藤波孝生の引退を受け、国土交通省の官僚の職を辞して二〇〇三年に初当選。前々回、前回の選挙でも比例重複を辞退して臨み、小選挙区での勝利を収めた。今回も比例重複を辞退すると表明している。第二次安倍内閣では外務副大臣に就いた。
民主の藤田大助は、祖父と父が元県議という政治家の家系。父の秘書などを経て初の選挙に挑んだ〇九年には三ツ矢に肉薄し、比例復活を勝ち取った。民主に逆風が吹いた前回選では、三ツ矢に大差をつけられて敗れ、再起を期す。
写真
共産は前回選で、〇五年以来となる候補者として立った党南部地区委員長の内藤弘一が今回も出馬する。 (文中敬称略)
1880
:
チバQ
:2014/12/02(火) 22:40:50
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/mie/CK2014113002000191.html
<決戦前夜>(上) 「共闘」構想、すれ違い
自民が政権に復帰した二〇一二年の前回衆院選から二年。安倍晋三首相による突然の解散を受けての総選挙は十二月二日、公示を迎える。超短期間での候補者選定に揺れた自民と民主、そして維新の党を軸に、「決戦前夜」を描く。
■1区 民主と維新
衆院が解散した二十一日深夜、津市のJR津駅前に建つ民主党県連事務所。その一室で、県連代表の岡田克也(61)と前参院議員の高橋千秋(58)が対峙(たいじ)していた。高橋は三日前、三重1区からの出馬を表明したばかり。突然の解散風で高まる党内の期待に応えて、決断した。
その心中を知りつつ、岡田は理不尽とも言える党の決定を告げる。「擁立できなくなった」。予期せぬ言葉に、日ごろ冷静な高橋が怒りをあらわにした。午後十時からの面談は一時間半に及び、高橋は終了後、周囲に漏らした。「はしごを外された」
民主は「一強」の自民党に対抗するため、野党候補が競合しないよう全国規模で調整を進めていた。だが1区では、高橋が表明する二日前、維新の党から前津市長の松田直久(60)が名乗りを挙げていた。
松田は二〇一二年の前回選で、日本維新の会(当時)から立候補するも、次点で落選。捲土(けんど)重来を期してきた。民主はそこに高橋をぶつけ、松田に県連の推薦を持ちかけて4区へのくら替えを打診した。
民主にとって4区は頭痛の種。元衆院議員の森本哲生(65)が、総支部長を務める4区内の混乱で解散直前に辞任。衆院候補の内定も取り消された。その4区に松田が移り、高橋は1区で−。民主県連が描いた野党共闘のシナリオだった。
だが松田も、市長だった津市を含む1区は譲れない。「三重1区は最重点の一つ」。維新は党本部同士の交渉で畳み掛けた。民主も十一選を目指す自民の川崎二郎(67)を相手に、維新もろとも敗れた前回選の二の舞いを演じるわけにはいかない。党代表代行として交渉に当たった岡田は、高橋を推した県連代表としての決断をあきらめた。
民主は二十三日、三重1区と4区での擁立断念を表明。“王国”とされる県内で、複数選挙区に候補者を立てずに衆院選を迎える異例の事態となった。
川崎、松田に共産党の新人橋本マサ子(68)を加えた三つどもえが固まった1区で、「打倒自民」を貫くため、松田を後方支援する手はある。だが民主は党の方針として「選挙協力はしない」。県連は1、4区の地方議員に、小選挙区には関与せず比例票を死守するよう命じた。
ただ、党の内部には異論もある。「松田を勝たせなければ、候補を一本化した意味がない」。ある県議の主張には、かつて県議会で同じ民主系会派に所属した松田に肩入れする思いも入り交じる。
一方、松田陣営は「野党結集」を掲げ、連携の道を探る。「2区で、維新候補者が前回に得た票を民主に上積みすることもできる」と語る陣営幹部も。その言葉には、民主との関係を強化したいという強い思いが透ける。
前回、1区で民主の新人候補が獲得した二万九千票が松田に流れれば、川崎票に肉薄する。さまよう民主票が、戦局を左右する。
(文中敬称略)
1881
:
チバQ
:2014/12/02(火) 22:41:12
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/mie/CK2014120102000216.html
<決戦前夜>(下) 地元の縁を武器に勝負
■3区 自民の交代劇
衆院解散が迫った十一月十八日夜、県北部のある市議のもとに、東京にいた自民党県連会長の川崎二郎(67)から一本の電話が入った。市議が二十歳のころからのなじみである川崎はおもむろに切り出した。「3区は嶋田で決まった」
三重3区は、副総理などを歴任した民主党県連代表の岡田克也(61)の「牙城」。党への逆風が吹き荒れた二〇一二年の前回選でも、十二万六千票余を集めて八選を果たした。自民は公募で擁立した札幌市出身の桜井宏(58)が党への追い風に乗り、比例復活での議席獲得に成功した。
だが当選から二年。「地元を回っていない」と桜井への風当たりは強くなっていた。十五日の県連の定例役員会では、「党員拡張も低調」などと続投への異論が続出。結論は出ず、候補者選定は川崎と県連幹事長の水谷隆(68)に一任された。
直後の記者会見での川崎の言葉は、現職国会議員の交代劇を暗示していた。「二年間の積み上げが問われている。私は、小選挙区ごとの支持率のデータを基にものを言いたい」
元首長をはじめ、複数の名前が関係者の間で取り沙汰された。だが水谷は早々に、父親がいなべ市生まれで、桑名市に法律事務所を構える嶋田幸司(40)に狙いを定めていた。「自分が前回の衆院選で出したかった男、そして参院選でも出したかった男」だった。
嶋田は前回選で公募に名乗りを上げたが、最終的に家族から賛同を得られず、昨年の参院選も吉川有美(41)の登場で立候補を見送っていた。調整が最終局面を迎えた十八日、嶋田は東京へ飛び、川崎と面談。そこで、川崎は腹を決めた。
擁立発表から二日後の二十二日、嶋田は水谷の県政報告会でマイクを握った。気概と緊張の表情を浮かべながら「私には岡田さんにないものがある。弁護士として北勢の人たちとじかに触れ合い、中小企業の悩みを聞いてきた」と力を込めた。決断に至った心情を報道陣に「非常に悩んだが、このチャンスを逃すと次はいつになるか分からないと思った」と吐露した。
岡田は、地元の首長をして「国政での活躍と、こまめに集会を開き、会合に顔を出す昔の自民党の選挙を両輪でこなしている。あんな選挙ができる人はほかにいない」と感嘆せしめる存在だ。嶋田が出遅れを挽回するのは容易ではないが、関係者からは「地元に縁があり、選挙がやりやすい」との声も上がる。
3区では、前回選に初出馬し、嶋田より若い共産党の新人釜井敏行(32)も、精力的に活動してきた。
自民は近年、「民主王国」とされた県内政界の勢力図を塗り替えつつある。推薦した鈴木英敬(40)が一一年の知事選で勝ち、一二年の前回衆院選では過去最多の五人が当選。昨夏の参院選でも吉川が民主から議席を奪還した。しかし、民主も解散前に三人の国会議員を擁し、県議会では民主系の「新政みえ」が最大会派を構成する。
県内勢力図はどう塗り替えられるのか。配色を決める十二日間の政治決戦が、まもなく幕を開ける。
(文中敬称略)
1882
:
チバQ
:2014/12/02(火) 22:44:07
滋賀
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/shiga/CK2014112402000195.html
<県内選挙区の情勢>1区 “南北格差”民意は?
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県都・大津市と人口減少が進む高島市を抱え、“南北格差”が共存する1区。前回選挙で初当選した大岡さんと九期の大ベテラン川端さんの前職に、初選挙に挑む佐藤さんの三人が立候補を予定している。
大岡さんは十七日に大津市内で開いた政治資金パーティーで、国道161号の集中整備やいじめ防止対策推進法制定など二年間の実績を強調。「やってきたことを止めないために負けられない」と訴えた。有権者には「成果も課題も正直に話す」とし、アベノミクスの見通しや原発再稼働、農協改革などを丁寧に説明する考えだ。
七月の知事選後、川端さんが国会復帰するとすぐに選挙区内にポスター四千枚を張ってアピール。「選挙に関しては挑戦者」と、今後も朝晩は駅前での演説、昼間はスーパーや企業、団体を訪問し、地道に顔を広めることに注力するつもりだ。
川端さんは二十二日にあった記者会見で「与党が圧倒的多数で暴走し民の声が届かない一強状態にノーを突きつける」と力を込めた。政権交代前、消費増税と一緒に約束したはずの議員定数削減がなされないこと、社会保障の切り捨てが目立つこと、消費税再増税を延期せざるを得ない経済状況にしたのは現政権であることを挙げて安倍政権を批判した。
解散後は有権者に直接会うことを重視。支援者宅や商店をきめ細かに回る。同じ目線で会話をすることで、前回の落選から復帰までに外から永田町を見て感じたギャップを埋めるためだ。連合などの組織票を固めつつ、さらなる上積みを狙う。
突然の解散で、立候補を意識した演説を始めてまだ十日間ほどの佐藤さん。十九日にJR膳所駅前に立つと「どうしても訴えたいのは若者の雇用問題」と切り出し、原発再稼働ストップに消費増税中止、集団的自衛権反対など、幅広く持論を展開し「自民に対案を示しているのは共産党だけだ」と呼び掛ける。
大学一年生のころから今春まで十三年間、日本民主青年同盟で活動しながら、アンケートや対話を通じて若者の実態把握に努めてきた。ブラック企業や非正規など厳しい労働条件で働く同世代を主なターゲットに、駅立ちや集会など「あらゆることをして勝負します」と意気込む。
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◇
二〇〇九年は民主、前回選挙では自民が全議席を獲得した県内選挙区。その時々の政党イメージで大きく振れてきた浮動票の振り子は今回、どちらに傾くのか。自公政権下にあって、民主党衆院議員から転身した三日月大造氏が当選した知事選の影響は。各区の立候補予定者の訴えや戦略を追った。
1883
:
チバQ
:2014/12/02(火) 22:44:27
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/shiga/CK2014112502000237.html
<県内選挙区の情勢>2区 地域活力の減退課題
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彦根、長浜両市を含む湖東、湖北地域の三市四町と東近江市の旧愛東、湖東町が区域。うち五市町で高齢化率が25%以上と高く、中心市街地と山間部との地域格差も懸念されている。立候補予定者は、通算二期の前職上野さんに、前々回まで三期連続当選の元職田島さんと新人の中川さんが挑む構図。
前回1区からくら替えして議席を得た上野さん。九月には国土交通政務官に就き、「地元にも貢献できるようになった」。まちづくりやインフラ整備など「引き続き故郷のために頑張らせてもらいたい」と意気込む。
二十二日は彦根市内で演説。行き交う車に手を振り、通行人と握手しながら安倍政権下で最優先に取り組んできた経済政策の実績を強調した。その上で「景気回復の実感が地方や中小企業に行き渡るように取り組むのが大きな仕事。そのための力を皆さんに与えていただきたい」と訴えた。
今後は、ミニ集会や街頭演説をできるだけ多く実施し、訴えを浸透させていきたい考えだ。
田島さんは「地元の実態をつぶさに見聞きしてきた」と、この二年を振り返る。「国会で議論される課題の答えは全て現場にある」が信条。災害復旧現場を訪ねたり琵琶湖の流木掃除をしたり、NPOや非政府組織(NGO)関係者らと一緒に汗を流してきた。
二十四日は、米原市内の山あいで活動する炭焼き保存会のもとへ。「石にかじりついてでも国会に戻って一生懸命頑張りたい」と決意を述べた。この後、手袋に長靴姿で作業を手伝った。
現場で拾い集めた声を受け止め、地方での豊かな暮らしの実現を訴える。街宣やイベント参加で露出を増やしていく。
前回に引き続き立候補を決めた中川さんは、消費税増税や原発再稼働中止など、党が掲げる五つの政策転換を柱に訴える。中でも、十月に彦根市内に全戸配布した党アンケートの回答で多かった増税懸念を主張の柱に据える。
「10%への引き上げを絶対に中止させる最初のきっかけが今回の衆院選」。二十三日、地元農家らを集めて開いたミニ集会の冒頭、語気を強めた。集会では、参加者と膝を突き合わせて暮らしの疑問や政府政策への怒りの声を聞いた。
「毎日どこかで開きたい」と意欲を示し、今後もミニ集会で党政策への理解を呼び掛け、街頭演説などでより広範に訴えていく。
1884
:
名無しさん
:2014/12/02(火) 22:44:43
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/shiga/CK2014112602000249.html
<県内選挙区の情勢>3区 無党派層の行方注目
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人口増加が続き、無党派層が多い地域。三日月大造知事の衆院議員時代の地元でもある。前回小選挙区で勝利した武村さんに対し、民主は三日月氏の後継者に嘉田由紀子前知事を支えてきた小川さんを擁立。この二人に西川さんが加わる。前回、維新の候補者に投じられた約三万二千票の行方も注目される。
二十四日夜に武村さんのお膝元、草津市渋川地区で開かれた報告会。武村さんは顔見知りの支持者約三十人を前に「(衆院議員になってから)まだ二年に満たない。前回公約にした琵琶湖再生法は成立目前。引き続き仕事をさせていただきたい」と訴え、政策面では「経済を再生し、暮らしを立て直したい」と力を込めた。
解散前には報道各社に「できることをやるしかないが、正直準備もできてない」と焦りをにじませていたが、保守層の引き締めと無党派層の取り込みに重点を置く。総括責任者の奥村芳正県議は「名前を広めるために、特に朝夕の駅立ちに力を入れていきたい」と話す。
二十二日にあった嘉田氏の私塾「未来政治塾」の後、事務局長の小川さんは「私が(選挙に)出ることで女性や同じように子育てを経験した人が関心を持ってくれればうれしい」と決意表明。塾生の女性や若者に支援を呼び掛けた。
「暮らしの中で出た声を国政に届けたい」と強調。二人の子育てをしながら市民活動などに身を投じた自身の経験を元に、女性の社会進出や子育て支援の充実を掲げる。
解散後は守山市議時代の支援者らを訪ね、足場固め。今後は女性中心に普段は投票に行かない層への訴えに注力する。後援会長の嘉田氏がフェイスブック上で小川さんの紹介をするなど「空中戦」(民主関係者)でも浸透を図る。
西川さんは、草津市議八期、県議一期を務めた経験と、大票田である草津市内での知名度を生かしたいところ。解散後は、ミニ集会を開き、支持の拡大を図っている。
二十二日には栗東市内一円を街宣カーで回り、スポット演説を繰り返した。「消費税増税は先送りではなく中止を」などと訴えていると、通行人から「増税はけしからん」と同調する声も上がった。
原発問題や集団的自衛権についても言及し「安倍政権の暴走政治にストップを」。西川さんは「短期決戦。国民の期待に応えられるのは共産党しかないことを訴えたい」と意気込む。公示後は街頭活動を中心に訴えを広げる。
1885
:
名無しさん
:2014/12/02(火) 22:45:10
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/shiga/CK2014112702000264.html
<県内選挙区の情勢>4区 主要政党4氏激突へ
県南の広大な面積を有する地区。中心となる農村部のほか、企業の工場も集積して新興住宅地が混在する。前職の武藤さんと岩永さん、新人西沢さんは前回と同じ顔触れ。引退した民主奥村展三さんに代わり徳永さんが出馬する。野党の選挙協力はなされず、主要政党四陣営がしのぎを削る構図になりそうだ。
写真
新人議員として二年間の経験を積んだ武藤さんは、地盤固めに余念がない。東近江市内で二十三日に開いた経営者向けの勉強会では、求人倍率の改善や雇用増など安倍政権の成果を強調した。
県議、市町議の支援は厚い。業界団体を周り、国会で汗を流した実績をPRする。選挙スタッフもいち早くそろい、「今回はやりやすい」(陣営)。個人演説会に加え積極的に街頭にも出る。政権への信任を訴え、浮動票の上積みを狙う。
徳永さんは解散した二十一日夜、JR近江八幡駅前に立ち、「経済成長の道筋はアベノミクスではない。雇用と社会保障の安定だ」と訴えた。はっきりとした口調で言葉を区切って「専門用語を使わず、分かりやすく」と心掛ける。
再選を目指した二〇一三年の参院選で落選し、地盤のある4区候補予定者に。知事選で支えた三日月大造氏が自公推薦候補を退けた流れを引き継ぎ、反自民票の集約を再び狙う。街頭活動が中心。
岩永さんは二十五日夜、日野町松尾の交差点に事務所の若手スタッフと立ち、往来する車に手を振った。初当選後、地元に戻ると街頭で続けてきたスタイル。地域の祭りやイベントにも精力的に参加し「顔の見える活動」に力を入れてきた。
「国会議員自らが身を切る改革と地方分権」を掲げて改革政党としての存在感をアピールしたい考え。甲賀市出身で父親は元農林水産相の峯一さん。「後援会は引き継がず政党も別」と強調する。
西沢さんは二十二日、近江八幡駅前で「安倍政権にストップをかける大チャンスだ」と主張。出馬表明前から連日、街頭に立つ。消費増税中止、反アベノミクス、反集団的自衛権、労働環境改善を訴え、「共産党が伸びれば政治は変わる」と政権批判に力を込める。
前回とほぼ同じ顔触れだが、政権与党の前職らと対峙(たいじ)し「彼らより国民、有権者の目線に立つ」と決意を新たにする。街頭演説を中心に幅広い層への浸透を図る。
=おわり
1886
:
名無しさん
:2014/12/02(火) 22:46:09
長野
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/nagano/CK2014112602000247.html
<各選挙区 構図と顔触れ> 1区
写真
十二月二日公示、十四日投開票の衆院選に向け、県内の立候補予定者は地元で本格的な活動に入った。二年間の安倍政権への評価が問われる選挙戦は、県内五つの小選挙区に与野党合わせて十八人が立候補する見込みだ。どんな構図となるのか、選挙区ごとに顔ぶれと情勢を紹介する。
◆4氏が立候補準備
自民、民主、次世代、共産の四氏が立候補を準備しているが、顔ぶれは二年前とまったく同じ。前回は篠原が小松に一万票差をつけて勝利し、小松、宮沢が比例で復活しており、今回は前職三人と新人一人が激突する。
■小松
二年前は公示一カ月前に立候補を表明。地元に縁がないままの選挙戦で、長野に地盤のある党参院議員二人の組織を借りて戦った。
「短い期間だったが八万票近くをいただいた。今回も必死に戦う」と意気込む。ただ、この二年間で独自の組織はまだ十分できあがっておらず、今回も参院議員の組織力を借りる。「消費税を10%に上げる時まで、地方でも景気を回復させる責任と覚悟を訴える。われわれに任せてほしい」と話す。
■篠原
前回選で民主への逆風を受けながらも小選挙区の議席を守った。今回は五期目を目指す。野党転落から二年を経ても民主に対する支持率は低迷したまま。「信頼は戻っておらず、党勢は回復していない」と厳しい現状を認識している。
アベノミクスの是非に限らず、集団的自衛権行使容認や原発再稼働など「安倍政権の強権的手法全体を問う」と訴える。公民館でのミニ集会など、有権者との対話を重視して支持を固める戦略だ。
■宮沢
前回、当時所属した維新への追い風を受け、地盤のない新人ながら四万七千票を獲得。今回は次世代に移って選挙に臨む。党名は浸透していないが「個人として信頼を得たい」と訴える。
当選後は国会での仕事に追われ、ようやく地元で政治活動を本格化させた直後の解散だった。準備不足は否めないが、「個別の意見を聞き、国会での質問に生かしてきた」と自信を見せる。献金を受けない政治スタイルで支持を訴える。
■武田
三回目の国政挑戦となる。十一月に入ってから長野市や出身地の中野市を中心に街頭演説やミニ集会を重ねている。党は昨年の参院選で県内の比例票を伸ばしており「街頭で声を掛けてくれる有権者がいる」と手応えを感じる。
消費税の再増税反対、集団的自衛権行使への反対にも力を注ぐ。「三人の子を持つ父として、一人の青年も戦場に送らない気持ちで戦う。党への支援の輪を広げたい」と話す。
(文中敬称略)
(衆院選取材班)
1887
:
名無しさん
:2014/12/02(火) 22:46:26
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/nagano/CK2014112702000262.html
<各選挙区 構図と顔触れ> 2区
写真
再選を目指す自民前職に民主元職、維新前職、共産新人が挑む構図。自民前職は政権与党の実績を強調し、野党側は安倍政権の経済政策「アベノミクス」などの批判を展開している。
■務台
「安倍政権だからできたことを丁寧に説明していきたい」と政権与党としての決意を語る。「地方創生」も大きな争点と位置づけ、「都市と農山漁村の子どもの交流を教育課程に組み込み、地域を元気づけたい」と語る。
議員有志のグループをつくり、八月十一日を「山の日」にする改正祝日法や、消防団支援を盛り込んだ地域防災力充実強化法を成立させた。「これからも地元の思いを集め、大きな声で国会で発信したい」と意欲を見せる。
■下条
四選を目指した前回選で敗北後、選挙区内をくまなく回り、支援者や有権者らの話に耳を傾けてきた。「生活が良くなっていない」「中央ばかり良くて、地方はだめじゃないか」との声を聞く。「アベノミクスの矛盾を今回の選挙で問いたい」と話す。
二年前の衆院解散時に約束された国会議員の定数削減などが果たされていないことを指摘し「増税の前に実行するべきだ。有権者には与党の暴走を訴えていく」と意気込む。
■百瀬
前回選は公示一週間前に立候補を表明。自民、民主に代わる第三極として挑み、比例復活を果たした。後援会はあえて立ち上げない「しがらみのない政治」を掲げる。
国内総生産(GDP)の速報値がマイナスだったことなどから「アベノミクスは成功していない」と断じる。一期目は衆院の委員会で地域の課題に関する質問を貫いてきた。「これからは地域の特性を生かさないといけない」と、若さを生かして駆け回る。
■清沢
「消費税増税は延期ではなく、ストップを」と街頭で訴え、安倍政権と対決姿勢を強めている。
初の国政挑戦になるが「安倍政権の暴走で国民は不安になり、生活は苦しくなった。今回の選挙は、国民の声を聞かない政権を国民の手で止める選挙だ」と強調。
「演説していると、聞いた人が『頑張りましょう』と声を掛けてくれる。安心して働くことができるルールもつくっていく」と訴える。
(文中敬称略)
1888
:
名無しさん
:2014/12/02(火) 22:46:46
http://www.chunichi.co.jp/a
<各選挙区 構図と顔触れ> 3区
写真
自民木内、民主寺島、維新井出の前職三人はいずれも前回六万票台を獲得しており、今回も接戦が予想される。共産は二〇一三年参院選に出馬した唐沢を擁立している。
■木内
前回初当選した元県議で、出身地の佐久市周辺が地盤。当選後、党支部の空白地区に新たな支部や後援会組織を設立するなど自身の地盤以外での勢力拡大に努めている。
「井出さんと羽田さんの流れがある3区に一代で三つどもえまで持ち込んだ。与党議員として選挙区で勝利する」と意気込む。勢力の弱かった上田地域で徐々に知名度が上がったと実感しており、「今回は街頭演説に力を入れたい」と露出を増やす戦略で挑む。
■寺島
前回選で民主の新人としては全国の小選挙区で唯一の当選を果たした。次点の井出とは僅差の接戦で、「今回はさらに厳しい戦いになる」と気を引き締める。
引退した羽田孜元首相の後継候補と強調。羽田元首相を支えた後援会「千曲会」の組織力を生かして、公示までの期間に企業や団体を回り、従来の支持層を固める。
安倍政権の政治手法を批判し、「政権交代可能な二大政党制の実現」を掲げて、党勢復活を図る。
■井出
前回は二千票差で次点だった。「選挙区で当選しないと党内で物が言えない。何としても勝つ」と意気込む。
毎週末、地元へ戻り街頭演説を続けてきた。みんなから結い、維新へと党を渡り歩いたが「地元での活動を継続していることに自信はある」と話す。
歳出削減議論の必要性や地方分権などを訴え、若さもアピール。フェイスブックなどのSNSを活用し、おじで元厚生相の正一氏の人脈も生かしながら支持を広げる作戦だ。
■唐沢
昨年の参院選に続き二度目の国政挑戦。激戦の3区で得票増を目指す。出身の千曲市や人口が多い上田市を中心に街頭演説やミニ集会に力を入れ、浸透を図る。
アベノミクスによる格差拡大の弊害を訴え、自民との対決姿勢を鮮明にする。
県の臨時職員だった経験から、非正規雇用の若者の問題にも力を入れる。「若い世代は雇用の問題をひしひしと感じている。分かりやすい言葉で支持無し層に食い込みたい」と話す。(文中敬称略)rticle/senkyo/shuin2014/nagano/CK2014112802000256.html
1889
:
名無しさん
:2014/12/02(火) 22:47:01
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/nagano/CK2014112902000261.html
<各選挙区 構図と顔ぶれ> 4区
写真
自民、民主、共産の三氏が立候補を予定する。前回選で返り咲きを果たした後藤、議席奪還を期する矢崎、五度目の挑戦となる上田が、三たびぶつかり合う構図だ。
■後藤
前回選後、厚生労働委員長や党政務調査会副会長などの役職を務めながらも週末には必ず地元入り。各種行事や集会に顔を出し、求心力の維持に努めてきた。解散前から後援会役員と会合を持つなど選挙に向けた態勢づくりを開始。早い立ち上がりで五期目を狙う。
「日本経済はどん底だったデフレの状況から回復しつつある」と安倍晋三首相の経済対策の成果を強調。「成長戦略は間違っていないが、道半ば。地域に経済の回復が行き渡るまでやらせてほしい」と訴える。消費税増税は社会保障制度の充実には必要だとし、「合わせて行政改革や議員定数の是正を実行したい」と理解を求める。
■矢崎
落選してからの二年間「いろいろな人とひざを交えて話をする機会を設け、一緒に日本を変えていく仲間づくりをしてきた」。街頭演説も精力的にこなして選挙に備えてきたが今回の解散は予想外とし組織態勢の構築を急ぐ。懸案だった連合長野の推薦も決まった。
安倍政権の二年間を検証する選挙だと位置付ける。アベノミクスは「大企業や富裕層のための経済対策。市民の生活は苦しくなっている」とし、憲法解釈の変更による集団的自衛権の行使容認は「国民の上に強力な国家をつくろうとしている」と指摘。「政治を私たちの手に取り戻そう」と転換を訴える。
■上田
「国民の願いに背き消費税増税、原発再稼働、集団的自衛権行使容認など、暴走とも言うべき安倍政権に審判を下す選挙だ。国民の声が届く政治をつくる」と街頭で訴えを続ける。十一月に入り一日十カ所前後で訴え、既に選挙区内を一巡。公示までに二巡する。「(有権者の)感触はいい。政策には絶対の自信がある」とし、無党派層や若い世代への浸透を目指す。
消費税10%増税は「キッパリ中止」を主張、大企業の内部留保を活用し、国民所得の増加で税収を増やすなどの政策を掲げる。原発ゼロ、集団的自衛権の閣議決定を撤回させ、憲法9条を生かした平和外交を訴える。
(文中敬称略)
1890
:
名無しさん
:2014/12/02(火) 22:47:19
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/nagano/CK2014113002000199.html
<各選挙区 構図と顔ぶれ> 5区
写真
二年前の前回衆院選で返り咲いた自民前職に民主、共産の若い新人が挑む三つどもえの戦い。圧倒的な知名度と強固な地盤を持つ自民前職に対して、民主、共産の新人は細かいあいさつ回りや街頭演説などで支持拡大を目指す。
■宮下
「地方創生を通じ、アベノミクスを成功させる選挙だ」と、財務副大臣の立場から衆院選の大義を語る。また、民間投資を呼び起こす「成長戦略」の実現を、地方活性化と絡めてアピール。リニア中央新幹線開通を見据え、伊那谷発展の可能性も訴える。
若い新人候補の挑戦を受ける戦いには「きちんとした政策論争ができるはず」との見通しを示す。
前回選以降、地元との関係をより重視し、週末は選挙区に戻った。この二年間で、支持者とのつながりをより強固にした。後援会も解散以降、選挙区内の各市町村にある組織固めに余念がない。
■中嶋
前回に続き、地元以外からの候補者擁立となった民主。前回敗れた候補者は選挙後に地元を去っており、支持者に広がった不信感をどこまで払拭(ふっしょく)できるかが大きな課題だ。
元国会議員秘書。選挙区全体の支援者のあいさつ回りに力を入れ、リクルートに勤務していた時、伊那谷を担当していたことなどもアピール。航空宇宙産業やリニア開通など地域の特色を生かした政策づくりを強調する。
安倍政権の集団的自衛権の行使容認などを批判しながら「つまずいても、再挑戦できる社会の仕組みを構築する必要がある」と自身の政治理念を訴えることに重きを置く。
■水野
街頭演説や集会で政策を訴える活動に重点を置き、出馬表明から十日ほどで選挙区内をほぼ一巡した。過去の衆院選に出馬経験があるベテランも支持拡大に駆け回り、本人の知名度不足を補う。
安倍政権の経済政策や安全保障政策、原発再稼働方針を「暮らしの破壊」と否定する。「今まで通りに主張するだけで自共対決になる。これほど戦いやすい選挙はない」と陣営幹部。
候補者擁立を見送った社民党の支持層など「伊那谷の潜在的な反戦や護憲勢力も取り込める」と見込み、議席獲得へ意気込む。 (文中敬称略)
1891
:
名無しさん
:2014/12/02(火) 22:48:29
福井
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/fukui/CK2014112502000240.html
<激動 解散は突然に>(上)自民 選挙区争奪水面下で
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衆議院解散二日前の十九日午前十時。県内小選挙区選出の自民党衆院議員(当時)三人が、東京都内の党本部に集まり、ある文書に署名した。県内の新1区には党政調会長の稲田朋美氏(55)=旧1区、新2区は元国土交通副大臣の高木毅氏(58)=旧3区=が出馬し、旧2区の党県連会長の山本拓氏(62)が比例代表北陸信越ブロックに回ることに合意する内容。衆院定数の「〇増五減」に伴う調整が決着を見た瞬間だった。
今回の衆院選から県内小選挙区は三から二に減少。前職の三人は全員が選挙区での立候補を希望していたこともあり、党県連内で“選挙区争奪戦”が静かに展開されていた。
昨夏の参院選では当時県連会長を務めていた稲田氏が、旧2区から新1区に加わる奥越地方などでの候補者遊説に同行。行政改革担当相として忙しい中で新1区での活動に姿を見せるたびに、県議らからは「やりすぎだ」との声も上がった。
ただ、大票田の福井市を以前から地盤とする稲田氏に関しては「新1区で決まりだろう」というのが党関係者の共通認識で、山本氏と高木氏のいずれかが新2区の候補者になるとささやかれていた。調整難航を象徴するように、一時は山本氏と高木氏で選挙ごとに選挙区候補者と比例代表候補者を入れ替える「コスタリカ方式」の導入も取り沙汰されたほどだった。
その中で新2区となる旧3区の嶺南地方を拠点として山本氏が党支部を開設。「高木氏を支援してきた嶺南地方の県議が激怒した」とある関係者は証言する。候補者調整では党員の獲得数も大きな指標になるとされていただけに、山本氏の動きに高木氏の関係者は気が気ではなかったのだ。表向きは三人とも「党本部に一任」としつつも、水面下での駆け引きは続いていた。
そして降って湧いた解散劇。切羽詰まった状況で茂木敏充党選対委員長が「山本先生が大所高所から判断いただいた」と説明するように、山本氏が一歩引いた形で今回の選挙での態勢は固まった。
ある関係者は「党一任だけに、山本氏も何も言えないだろう」と解説するが、別の関係者からは「選挙直前にコスタリカとか言わないだろ」「選挙は基本的に一回一回だから」との声も漏れる。消えたようにみえる火種だが、再燃はあるのだろうか。
◇
衆議院が二十一日に解散され、十二月二日公示、同十四日投開票の日程で総選挙が繰り広げられる。突然の解散とあって、与党側は衆院選挙区割りの「〇増五減」に伴う候補者調整、野党側は公認候補予定者の不出馬などいずれも課題に直面する中での滑り出しとなった。各政党の県内組織の選挙態勢づくりに向けた動きに迫った。
1892
:
チバQ
:2014/12/02(火) 22:48:47
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/fukui/CK2014112602000248.html
<激動 解散は突然に>(中)民主 波乱の船出
「今回の衆院選には出馬しないという選択をしました」。福井2区の民主党公認候補に内定していた元衆院議員の糸川正晃さん(39)が突然の不出馬を表明したのは、衆議院解散前日の二十日。“糸川ショック”の衝撃が関係者に走った。
十八日には福井1区から出馬すると見られていた元衆院議員の笹木竜三さん(57)が不出馬を表明。結党以来初めて県都1区に候補者を擁立できないだけでなく、県内候補者が空白となる異常事態に。選挙を取り仕切る玉村和夫幹事長は「じくじたる思い」と悔しさをにじませた。
「前回衆院選以降、福井で活動する姿を見ていない。糸川は本当に福井2区から出るのか」。県連関係者の中にはそうささやく人もいた。「やっぱり」「まさかこのタイミングで」。不出馬表明をさまざまに受け止めた。ある幹部は「糸川は落下傘。人材育成に取り組んでこなかったことが根本原因」と解説した。
「批判票の受け皿として何としても候補者を立てなければ」。玉村幹事長は二十日から代わりの候補者探しに走った。ここで候補者を立てられないと民主の凋落(ちょうらく)を党内外に示すことになる。「擁立できないなら事務所を閉めた方がいい」。ある幹部は強い口調で玉村幹事長に迫った。支持団体の連合福井からも「解散直後の三連休明けまでに擁立を」と求められていた。
党員で、現職でなく、来年の統一地方選への立候補を目指す人。これらの条件で検討を進めた。二十一日の午後一時すぎ、玉村幹事長は衆議院解散を報じるテレビも見ず、折衝に奔走。県連事務所に入った時には携帯電話の充電器を手にしていた。それだけ交渉を重ねた。同日夕方には「なんとかなりそうだ」と丸一日前の険しさとは違い、一瞬柔らかな表情を見せた。
玉村幹事長は水面下でNPO法人理事長で県連青年局長の辻一憲さん(49)と接触。手応えは好感触だった。参議院一期、衆議院五期を務めた故辻一彦さんの長男。新福井2区に入る嶺南にも知名度がある。来年の県議選のために政治団体を設立したところでもあり「盛り上がっている時で適任」と判断した。支援者や家族の了解を取り付け、辻さんも二十二日深夜、最終的に立候補を決断した。
二十三日、幹事会を開くとともに党本部にも公認申請。党本部も即断し、公認を内定、記者会見にこぎ着けた。準備不足に泣くのか、困難を乗り越えた団結力を発揮するのか。投開票日まで、あと十八日。
1893
:
チバQ
:2014/12/02(火) 22:49:08
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/fukui/CK2014112702000258.html
<激動 解散は突然に>(下)野党 反自民、連携どこまで
「第二極と第三極が競って第一極を利するのはやめようと、二年間根回しをしてきた。その結果、1区は維新に絞ってもらった」。二十六日の出馬会見。維新新人の元県議鈴木宏治氏(41)は、自身を野党統一候補として位置付けた。
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小選挙区で野党が乱立すれば共倒れし、自民が独り勝ちする「一強多弱」を再現するのは確実。民主、維新、社民三党の県内組織は「反自民」を旗印に水面下で連携を模索する。まだ具体的な形が固まる前だが、鈴木氏の言葉には何とか他党の支持層を取り込もうとする思いがにじむ。
狙うは旧2区で前回民主の糸川正晃氏が集めた三万八千票だ。旧2区のうち、あわら、坂井、勝山、大野の四市が新1区に含まれる上、民主は新1区に候補者を立てていない。
戦略を象徴するように元県議の藤野利和氏が選対本部長に就いた。民主党県連副代表を務め、昨年の参院選は民主公認で立候補した。十月に離党したとはいえ、民主党とのパイプは残り「(互いに)推薦できるといい」と期待感を示す。鈴木氏は「僕を応援したい民主党議員はいっぱいいる」と強気だ。
新2区にNPO法人理事長の辻一憲氏(49)を擁立した民主は、野党連携の必要性は認めつつも、すんなり踏み切れない。鈴木氏は前回衆院選で民主を離党し、維新から出馬した。「党を割って出た」「われわれに牙をむいた」。党県連内にわだかまりが残る。
維新とは安全保障や憲法をめぐる姿勢に大きな溝がある。特定業界や労組への依存を排除した政治を訴える方向性も、連合を支持団体に持つ民主は受け入れにくい。玉村和夫県連幹事長は「1区に候補者を立てないことが大きな意味での選挙協力」と踏み込んだ連携の難しさを示唆する。
「政策は『反安倍』。細かく言い出したらまとまらない」と割り切るのは社民党県連の龍田清成代表。1、2区とも候補者を立てない社民にとって連携の利点は大きくないが「自民の独走阻止」を優先する。民主とは「かみ合わせの良さ」(森永慶治幹事長)もある。辻氏の父は元民主党衆院議員だが、さかのぼれば社会党(現社民党)の衆院議員だ。本人も平和憲法を守る市民活動で社民党員と一緒に活動している。
三党それぞれの思惑を抱えながら二十八日に一つのテーブルに着く。どんな連携のやぐらを組むのか。公示前の焦点となる。
一方、連携の枠組みづくりから外れた共産党県委員会。南秀一委員長は「マスコミは『共産は独自の戦い』と言うが、日頃の主張通り戦っているだけ」と淡々と話す。陣営関係者は三党連携の動きに「『反自民』の看板を掲げても、政策は自民と何ら変わりない」と冷ややかな視線を送る。
(この企画は、桂知之、塚田真裕、高橋雅人、西尾述志、北原愛が担当しました)
1894
:
チバQ
:2014/12/02(火) 22:49:59
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/fukui/CK2014113002100023.html
原発城下町に吹く風は 「0増5減」新2区の行方
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来月二日公示の衆院選から、一票の格差を是正する「〇増五減」で選挙区が三から二に減る福井県。新2区は全国最多となる十四基の原発を抱える県南部を中心とした旧3区に、原発のない鯖江市など旧2区の一部が加わる。原発の再稼働が衆院選の争点に浮上する中、新たな区割りは“原発城下町”の選挙戦に影響を与えるか−。
「(原発立地自治体の)隣々接の鯖江の苦労、悩みがあると思う。その立場を踏まえ、皆さんに原発を理解してもらい、日本のエネルギー、福井の産業を元気にしたい」。今月二十九日、鯖江市中心部であった事務所開き。新2区から立候補する自民前職の高木毅さん(58)が、集まった支援者に声を張り上げた。
日本原子力発電敦賀原発などが立地する敦賀市出身。旧3区では原発による地域経済の活性化を訴え、連続五回当選した。鯖江市は旧2区から比例代表北陸信越ブロックに回る自民前職の山本拓さん(62)の強固な地盤。事務所開きの後、二人そろってあいさつ回りに向かった。
福島第一原発事故後、敦賀原発から半径三十キロ圏内の同市は住民避難の対象地域に加わった。旧3区と同じ選挙区になり、原発をより身近な問題ととらえる市民は少なくない。
「拓ちゃんを県議時代から、ずっと応援してきた」と話す市内の酒店経営の女性(65)も「今回は自民とばかり言っていられない」。立地する敦賀市は原発の交付金などで潤うが、鯖江市は蚊帳の外。「メリットがないのに、原発のリスクだけ背負わされるのは嫌だ」と語る。
新2区入りする旧2区は同市のほか池田町と越前市の一部で、有権者は約六万七千人。新2区全体の四分の一ほどを占める。二〇三〇年代に原発ゼロを掲げる民主党は「選挙戦に与える影響は少なくない」(県連)と集票に期待を寄せる。同党新人の辻一憲さん(49)は避難計画が原子力規制委員会の審査対象から外れていることを問題視し「国が責任を持ち、規制委の審査に加えるべきだ」と訴える。
ただ、その民主もあまり脱原発を前面に出せば、原発の集中する旧3区の有権者や支持団体の電力総連の離反を招きかねず、辻さんも「単純に原発反対では済まない」と頭を悩ます。
池田町出身の共産新人、宇野邦弘さん(63)は「原発は直ちに廃炉にして、解体作業に取りかかるべきだ」と訴える。
福島原発事故後、福島県から鯖江市に移住した柑本(こうじもと)修さん(45)は「安全な原発などなく、再生可能エネルギーを活用するべきだが、自民は力の入れ方が足りない。民主が脱原発を目指すのはいいけど、福島の事故対応のまずさを見ると政権担当能力に不安がある。どこに一票を投じたら…」と迷っている。
1895
:
チバQ
:2014/12/02(火) 22:50:36
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/ishikawa/CK2014120102000214.html
1区 自民にしこり 前哨戦 金沢市長選余波
第三極票、山野派の動き 注視
二日公示の衆院選で、石川1区は自民党前職の馳浩さん(53)、民主党元職の田中美絵子さん(38)、共産党新人の亀田良典さん(66)による激戦が濃厚だ。五党乱立の前回から一転、自民に民主と共産が挑むが、保守分裂した十月の金沢市長選のしこりは明らか。政党対決色が強い2、3区と違い、ねじれた構図も前哨戦を激化させる。(衆院選取材班)
「一から出直す。国会議員になり二十年。初心に帰る」。馳さんは街宣で「出直し」を繰り返す。以前は見られなかった。山野之義さんが大勝した市長選で関係者の反発を招いた対応を反省してのことだという。
競輪場外車券売り場問題で馳さんは山野市長を問題視。市長選では県議や市議が山野派と反山野派で分裂。馳さんは山野さんの対抗馬を支え大敗した。山野さんが無投票当選した十一月の市長選では、山野さんの出陣式と祝勝会に出て、山野さんと握手するなど「和解」を演出した。
市長選とその後の一転した行動に自民内でも批判の声が高まったが、馳さんは「出直し」に強い決意。組織に頼らず、時間があれば一人で街宣。ごみ収集など職場体験も続け「市民目線」をアピールする。アベノミクス前進や安全保障などの課題に触れ実績も強調するが、市民派を前面にした“山野戦術”にあやかりたい思いがにじみ出る。
「働きながら子育てをし、老後も安心し住み続けられる環境を築きたい」。東京から出身地にUターンした田中さんはあいさつ回りに奔走。連合石川や政策協定を結んだ社民党県連の推薦を得て、徹底した握手戦術で浸透を図る。出馬会見が十一月二十五日と遅れたが知名度を生かす考えだ。
陣営は民主を離党した県議会会派・県政石川の議員とも非自民で結束を図り、反自民、反馳票の獲得に動く。ただ、国政選挙で民主勢力の核をなしてきた故・奥田敬和元運輸相に連なる勢力「奥田党」は瓦解(がかい)。連合石川などの組織に頼らざるを得ないのが実情だ。
街宣で田中さんは非正規雇用や女性議員が少ない問題などを指摘。若者雇用、女性問題に積極的に取り組む意欲を示し「弱者に優しい社会、再チャレンジできる社会にしたい」と訴える。
「皆さんの思いで、行動で政治を変えよう」。昨夏の参院選に続く国政挑戦となる亀田さんは、街宣などで消費税に頼らない社会保障拡充などを訴える。
年金が少なくヘルパーを頼むのをやめようかと悩む近所の高齢者、たった一人の兄を戦争で奪われた母親など身近なエピソードを交え、社会保障充実や集団的自衛権行使容認の閣議決定撤回などを主張する。
陣営も十月の県議補選、市議補選で議席を獲得した勢いを追い風にしたい考え。亀田さんも「参院選の時より反応が温かく、手を振ってくれる人も多い」と手応えを語る。市長選での保守分裂の修復が追いつかない状況について党関係者も好機ととらえるが、超短期決戦だけに陣営幹部は「まずは足元の票固め」と組織内の結束と浸透を急ぐ。
前回は維新、未来と「第三極」候補が五万票超を獲得。その票がどこへ流れるか。山野派の一部は、態度を一転させた馳さんへの反発を強め、ギリギリまで独自候補擁立を画策した。こうした層がどの陣営支持に回るか。関係者も注視する。
1896
:
チバQ
:2014/12/02(火) 22:57:24
岐阜
http://www.gifu-np.co.jp/senkyo/47syuinsen/47syu20141126_1.shtml
戦局 ’14ぎふ衆院選 1区 3女性候補の戦いへ
2014年11月26日
◆新人、支持の浸透急ぐ
8選を目指す自民前職に、民主と共産の新人が挑む。全国的にも珍しい女性のみの対決。短期決戦の中、アベノミクス継続を訴え、支持固めを急ぐ自民前職。民主、共産の新人は支持層への浸透に加え、自民批判票の取り込みに走る。
自民前職の野田聖子は解散した21日に地元入り。翌日から精力的に動き、後援会などの国政報告会で「成長戦略は2年で答えが出ない。アベノミクスの結果が出るまで信じて支えてほしい」と訴えた。
岐阜市内全域に張り巡らせた後援会組織や、企業、JAなど各種団体などの支援を受けて万全の態勢で臨み、政権を奪還した2年前の衆院選より1万票多い10万票の獲得を狙う。ただ、自民勝利の観測が流れる中、陣営は楽観ムードを警戒し、組織の引き締めに力を入れる。
野田は公示前も選挙中も全国から応援を要請され、選挙区にいられるのは半分ほど。選対関係者は「(野田が)地元にいられない分、気を引き締めて臨みたい」と語る。
民主新人の吉田里江は、昨夏の参院選岐阜選挙区に続き、県内からは2度目の国政挑戦。衆院解散の21日に出馬が正式に決定したばかり。準備不足は否めないが、最大の支持母体である連合岐阜加盟の労働組合へのあいさつ回りに奔走するなど、支持層への浸透を急ピッチで進める。
吉田は人材育成会社を経営する経験から、「一番訴えたいのは経済政策」と強調。街頭演説では「アベノミクスからの転換を。格差がどんどん広がっている」と訴える。
今後は街頭演説を増やして知名度を高めるとともに、主に経済政策を訴え、自民批判票の取り込みを狙う。
共産新人の大須賀志津香は、今年5月に出馬を表明。他の立候補予定者に先駆けて事務所開きを行い、「消費税増税はやめさせる。安心して暮らせる社会をつくるため、政治を大本から変えたい」と訴えた。
精力的に街頭演説を行っているほか、女性支持者向けや小規模な集会を地道に重ねる。岐阜市議と県議の計20年の地方議員経験を踏まえ、「庶民の暮らしの実態や痛み、福祉の課題を誰よりも実感している」と存在をアピール。「民主は自民批判の受け皿にはならない。安倍政権に対案を示し、正面から反対できるのは共産党だけ」と強調し、比例票の獲得にも力を入れる。(敬称略)
◇
来月2日公示、14日投開票の衆院選は、安倍政権が推し進める経済政策アベノミクスへの評価などが問われる。強固な支持基盤を持つ自民党に野党がどれだけ切り込めるのか。県内5選挙区の現状を追った。
1897
:
チバQ
:2014/12/02(火) 22:57:42
http://www.gifu-np.co.jp/senkyo/47syuinsen/47syu20141127_3.shtml
戦局 ’14ぎふ衆院選 2区 前職、圧倒的な組織力
2014年11月27日
◆楽観ムード引き締め
7選を目指す自民前職に、共産新人が挑む。民主は候補者の擁立が難航している。このほか、前回、日本未来の党から立候補し、落選した元職が出馬を模索している。
自民前職の棚橋泰文は、選挙区全域に張り巡らした後援会組織のほか、自民系地方議員、青年団体、財界やJAなど各種組織の支援を早々と取り付け、約11万5千票を獲得した前回と同様の態勢を固めた。陣営は「知名度がある対立候補がおらず、気の緩みが怖い」と楽観ムードに危機感を強め、組織の引き締めを図る。
26日に開いた選対本部や後援会などの合同役員会には、約250人が出席。堤俊彦選対本部長は「再選のために一丸となって全力で走り抜けよう」と呼び掛けた。あいさつした各役員も「敵は内にあり」と言わんばかりの言葉を並べ、緩みへの警戒心を示した。
棚橋は「日頃から週末になると地元に戻り、国政報告会やミニ集会を開催してきた」と足元の固さを強調。自民党幹事長代理を務めており、党務のため選挙期間中に地元に入ることは多くなさそうだが、連日夜の個人演説会を中心に政策を訴えていく考えだ。
民主は候補者選びが難航し、擁立を見送る可能性が高い状況。2区総支部幹部は「結党以来初めて候補者が立てられない状況。筆舌に尽くしがたい。無念」と肩を落とす。
前回は、立候補を予定していた当時の2区総支部長が公認問題などをめぐり、内部と折り合いがつかず離党。急きょ擁立した新人候補は惨敗した。その後、組織の立て直しが十分進まないまま。今回の急な衆院解散を受け、総支部関係者は「総支部単独で立候補予定者を見つける体力はない」と厳しい見方を示す。
それでも、同支部幹部は「来春の統一地方選を見据え、民主への支持を回復するため、比例票獲得に全力を注ぎたい」と強調。前回の2区の比例票は約2万5千票だったが、上積みを目指して活動を模索する。
共産新人の森桜房義は、2000年の衆院選以来2度目の挑戦。街頭活動で「安倍政権の暴走政治をストップさせる」と、集団的自衛権行使容認や原発再稼働への反対、消費税増税の中止などを訴え、自民への批判票の取り込み、比例での議席増も狙う。(敬称略)
1898
:
チバQ
:2014/12/02(火) 22:58:02
http://www.gifu-np.co.jp/senkyo/47syuinsen/47syu20141128_3.shtml
戦局 ’14ぎふ衆院選 3区 死守か返り咲きか
2014年11月28日
◆前職と元職、再び対決
2年前の衆院選で議席を奪還した自民前職に、返り咲きを目指す民主元職、前回も立候補した共産新人の2人が挑む。自民前職と民主元職の対決は4度目。
「地方が元気になってこそ日本の将来がある。政策を一つ一つ具現化し、岐阜県を民間活力が生かせる地域にしたい」。3選を目指す自民前職武藤容治は、地方創生に意欲を見せる。
前回、民主元職園田康博に5万票以上の差をつけ、返り咲きを果たした。「風が吹くと大変な目に遭うというのがよく分かった」。2009年に約5万票差で敗れた悔しさを今も忘れない。第2次安倍改造内閣では総務政務官に就任。週末には必ず地元へ戻り、早朝の街頭活動を続けてきた。選挙戦では“地域密着型”を掲げ、選挙区をきめ細かく巡り支持を訴えていく考えだ。
陣営では、自民系の県議や市町の議員が各地区の選対を務めているが、議会日程が重なることもあり、足立勝利選対本部長は「大きな会場で動員の負担を掛けるより、数十人のミニ集会を多くこなしたい」と、細かい活動で新たな票の掘り起こしを目指す。
「国民の声を聞かず強引に進める政治か、国民の意見を聞きながら一歩一歩前に進めていく政治か、選択する選挙だ」。園田は大票田の各務原市内などで街頭活動を通し、政権選択の選挙をアピールする。
これまで当選3回。2回の比例復活を経て09年、小選挙区初勝利を果たした。環境副大臣として、福島第1原発事故に対応したものの地元に帰れない日が続き、民主に逆風が吹いた前回は惨敗。この2年間は地元支持者に党の政策や方針を理解してもらえるよう努めてきた。
伊藤正博選対本部長は「今回勝てなければ次はない。政治生命を懸けた戦いだ」とハッパを掛ける。無党派層の動向と投票率が勝敗の鍵を握るとみて、人の多く集まる場所で細かく街頭演説を行い、有権者の関心を高める戦略を練る。
共産新人の党岐阜地区委員長、服部頼義は党員だけでなく、消費税の再増税や経済政策アベノミクスに否定的な意見を持つ層への浸透を狙う。解散直前に立候補が決まったが「前回の衆院選と比べると党への反応もずいぶんといい」と語り、各地の街頭活動を精力的にこなす。党の政策を中心に訴え、比例での議席増も狙う考えだ。(敬称略)
1899
:
チバQ
:2014/12/02(火) 22:58:19
http://www.gifu-np.co.jp/senkyo/47syuinsen/47syu20141129_6.shtml
戦局 ’14ぎふ衆院選 4区 前職、新人 3氏の争いへ
2014年11月29日
◆可茂地域が主戦場に
10選を目指す自民前職に、前回衆院選で比例復活した維新前職、元高山市議の共産新人が挑む。自民前職が地盤とする飛騨地域で存在感を示す中、各陣営は、有権者の多い可茂地域を主戦場と位置づける。
自民前職の金子一義は「次の消費税の引き上げまでに、地方の景気を巡航軌道に乗せる」と強調。アベノミクスの継続を訴える。
選対は今月初旬から各地域の後援会組織の連携を強化。JAや医師会など業界団体、町内会の支持集めを着々と進め、足元を固める。大票田の可茂地域を最重点地区とするほか、下呂市も意欲的に回り、維新前職の票の切り崩しを狙う。
元自民で岐阜4区を地盤とする次世代前職の藤井孝男が、小選挙区にも出馬するのか注目されたが、24日に比例単独での立候補を表明。「自民票が割れるのでは」と気をもんでいた金子陣営も胸をなで下ろした。可児市での事務所開きには藤井を支持する自民党員も駆けつけ、陣営は「党員一丸で選挙に当たれる」と気を引き締める。
維新前職の今井雅人は、前回衆院選で当時維新だった藤井の支援を受け比例復活した。この2年間、ポスター掲示や街頭活動、集会に小まめに顔を出すなど、選挙区内での浸透を図ってきた。
今回、藤井の小選挙区の出馬見送りで、藤井支持者の票が金子へ流れるとみられる中、民主党県連の支援を取り付け、自民批判票の受け皿の構図を作った。「アベノミクスは都市部と地方の格差を拡大する政策。選挙戦でも格差是正を訴えていく」と自民との対決姿勢を鮮明にする。
ただ、前回衆院選で民主を離党し、維新から出馬した経緯があり、民主支持層の中には批判もある。民主最大の支持母体の連合岐阜は自主投票になるとみられ、民主支持層をどこまで取り込めるかは未知数だ。
共産新人の伊嶌明博は「消費増税を止め、集団的自衛権の行使容認に反対。反自民の受け皿を担うのは共産党」と、前職2人との対立軸を打ち出す。地元市議を長く務めた経験をアピールし、生活者目線で政策を訴える。地盤の高山市や美濃加茂市の市街地に重点を置き、地元議員と共に精力的に街頭で訴え、票の積み上げを図る。(敬称略)
1900
:
チバQ
:2014/12/02(火) 22:58:35
http://www.gifu-np.co.jp/senkyo/47syuinsen/47syu20141130_7.shtml
戦局 ’14ぎふ衆院選 5区 前職、元職、新人の戦い
2014年11月30日
◆各陣営、支持固め着々
9選を目指す自民前職に、返り咲きを目指す民主元職が挑む。共産は新人を擁立する。
自民前職の古屋圭司は「増税を延期するには、国民の信を問うのが筋。アベノミクス継続への信任を得る選挙」と大義を強調。「アベノミクスの効果は出ているが、中小零細企業、地方には実感が及んでいない。デメリットには徹底的な対策を取る」と経済政策を前面に訴える。
地元経済界やJAなど各種団体の支持を取り付け、組織票を手堅くまとめる。選挙期間中は大票田の多治見市に重点を置きながら、精力的に支持者へのあいさつ回りをするほか、地区ごとに決起大会や集会を開き、引き締めを図る。
第2次安倍内閣で国家公安委員長・拉致担当相などを務め、公示後は最大5日間、全国各地の候補者の応援に駆けつける。陣営には「スケジュールを組めない」という悩みもあるが、各地区の地方議員を動員して支持固めを図る。
民主元職の阿知波吉信は、5市の駅前やスーパーで街頭演説を繰り広げ、農村部でもアピール。「失敗したアベノミクスからの政策転換を」と訴える。逆風だった前回と違い、「手を振ってくれる人が増えている。有権者の反応が良い」と手応えをつかむ。
民主党最大の支持母体、連合岐阜の推薦を得て、傘下組織の東濃地域協議会の支援を受ける。5区の東濃地域には約8400人の組合員がおり、支持層への浸透を図る。連合岐阜からのスタッフも事務所に専従で付き、応援態勢を敷く。
「(政権交代した)前々回の衆院選で獲得した無党派層の票をいかに獲得するか」と陣営は戦略を練る。後援会長にIT関連会社の社長が就任し、選対本部長を務める。インターネットによる選挙運動を仕掛けるといい、若い世代の取り込みを狙う。
共産新人の鷹見信義は、来春の県議選中津川市選挙区への出馬を表明していたがくら替えし、初めて国政選挙に挑む。得票を伸ばした前回の勢いを再びおこそうと、小まめな街頭活動を展開。「消費税の再増税に反対し、原発ゼロ社会を実現する」と訴え、自民批判票の受け皿として、共産支持層以外への広がりと、比例票の獲得を狙う。(敬称略)
1901
:
チバQ
:2014/12/02(火) 23:00:34
鹿児島1区のみ
http://373news.com/_senkyo/14/syuuin/rensai/kessen/01.php
解散に伴う衆院選は12月2日公示、14日投開票される。鹿児島県内5選挙区の候補予定者は、突然の解散に戸惑いながらも師走の決戦へ向け走り出した。1区では野党候補の一本化が取り沙汰され、3区は自民前職が次男に地盤を継承。野党第1党の民主が候補擁立できない選挙区もある。決戦の構図を追う。
2014/11/23 本紙掲載
11区野党競合で自民に利
立候補予定者
保岡興治氏(75) 自前(12)
山之内毅氏(32) 維前(1)
川内博史氏(53) 民元(5)
山口広延氏(39) 共新
「久しぶり」「必ず勝てよ」
11月16日夕、鹿児島市天文館地区でつじ立ちをした民主元職の川内博史氏(53)に、買い物客が次々と声をかけた。
「地盤、看板、カバン」のなかった川内氏にとって、天文館でのつじ立ちは「政治活動の原点」。しかし2年前の落選以降、しばらく遠ざかっていた。党への公認申請から1年以上内定が出ず、「有権者にどんな状況か説明できない」と不安を抱えていた。
無党派層が厚く、選挙結果が“風”に左右されやすい1区。川内氏は自民前職の保岡興治氏(75)と6回対決、09年に初めて選挙区で保岡氏を破り、比例復活も阻止した。
だが、逆風が吹いた12年の得票は初当選時より少ない4万3000票にとどまった。第三極として全国的な追い風の中にあった維新の党前職、山之内毅氏(32)に民主支持層を切り崩された格好だ。
□ ■ □
山之内氏は比例復活したとはいえ、得票は3万6000票と川内氏を下回った。この2年、票の上積みを目指して「しがらみのない政治や世代交代を訴えて、若い人を中心に浸透を図ってきた」と説明。精力的にミニ集会を開き、「国会でも、地方分権などのテーマで積極的に質問に立った」と胸を張る。
川内、山之内両氏の得票合計が、保岡氏の7万7000票を上回った12年の結果をみると、選挙区で野党が競合すれば、自民を利するのは明らかだ。案の定、解散風が吹き始めると、民主、維新両党本部による候補の一本化が取り沙汰された。
衆院鹿児島1区の繁華街でつじ立ちする民主元職の川内博史氏=鹿児島市金生町 維新関係者は「現職優先で協議が進んでいる」。民主県連は「野党第1党が1区に候補を出さないなどあり得ない」と否定した。
18日、民主党本部が川内氏の公認を内定。今度は民主の候補擁立が難航する2区や4区に、山之内氏が国替えするのではという臆測が流れた。不戦敗を避けたい民主県連は期待。維新県総支部は「現職を移す選択肢はない」と反発した。
結局、維新本部は山之内氏を公認し、候補の一本化は立ち消えとなった。
野党の動きを見守った保岡氏支持者は「一本化されれば厳しい戦いになった。野党のつぶし合いは歓迎」と安堵(あんど)した。
□ ■ □
「今までのどの選挙より燃えている」。保岡氏は21日夜、鹿児島市で開いた税理士との会合で力を込めた。12期務め法相2回のベテラン。免許更新で認知症の検査をされたと明かし、高齢批判を笑いに換えた。出席者は「自民税調副会長も務め、これほど政策に通じた議員はいない」と全面支援を約束した。
落選した09年以降、同じペースで地域と語る会を続ける保岡氏は「鹿児島の皆さんとスクラムを組み、地方の疲弊という難局を乗り越えたい」と決意する。
共産新人の山口広延氏(39)は3回目の挑戦。13年参院選の党躍進で、ブラック企業対策が進んだ成果を強調、「共産党を伸ばせば政治が変わる」と同世代や無党派層への浸透を狙う。
1902
:
チバQ
:2014/12/02(火) 23:08:18
福島
http://www.minyu-net.com/osusume/election2014/news/141202/news4.html
5区公認ぎりぎりの決着 両陣営対応に追われる
衆院選の公示前日の1日に候補者調整がようやく決着した福島5区。公認決定がぎりぎりまでもつれこみ、福島5区から立候補する前職吉野正芳氏(66)、比例近畿ブロックから立候補する前職坂本剛二氏(70)の両後援会事務所は、対応に追われた。
いわき市平にある吉野氏の事務所には、午前から後援会役員が顔をそろえたが、確かな情報が得られないまま時間が過ぎ、幹部の一人は疲れを口にした。
午後3時35分、党本部から吉野氏が連合後援会事務所に戻り、5区公認の「内定」を吉野氏本人から知らされると、公認の文字が入ったポスター配布や事務所開きの準備は一気に加速。支持者が次々に訪れ、選挙用の荷物が入った段ボールの運び出しが始まった。公認の正式発表は午後7時すぎ。後援会幹部は「正直、長かった。福島のために2人必勝は絶対。あとは全力で戦うだけ」と語った。
一方、いわき市平の坂本氏の後援会事務所は、福島5区での出馬を想定した準備からの方針転換に追われた。公示日に同市鹿島町のショッピングセンターで予定していた出陣式は中止とし、支援者に連絡。綿密に作り込んだ遊説日程も白紙となり、宿泊施設へのキャンセルの連絡を入れるなど、慌ただしい動きが続いた。
夕方、事務所に戻った坂本氏は、待ち構えた報道陣に比例近畿から出馬することとなった経緯を説明。党本部決定の遅れについては「(党本部に)党員や自民党支持者をばかにしているとまで言ってきた」と憤りを見せたものの、「(党本部も)汗をかいた結果だから致し方ない」と最後は配慮する姿勢も見せた。
(2014年12月2日 福島民友衆院選ニュース)
1903
:
チバQ
:2014/12/02(火) 23:11:14
http://mainichi.jp/select/news/20141203k0000m010132000c.html
衆院選:福岡8区 疲弊する地方 アベノミクス庶民に遠く
毎日新聞 2014年12月02日 21時57分(最終更新 12月02日 22時45分)
「(安倍政権の)2年間で株価が倍になり円安で輸出企業が力を発揮し始めた」。安倍晋三首相の盟友、麻生太郎副総理兼財務相(74)は2日朝、地元福岡8区の福岡県飯塚市で第一声を上げた。
約1000人の支援者を前に身ぶり手ぶりを交えて力説する麻生氏が「その利益を地方に、零細企業に広げる政策をやっていきます」と続けると、大きな拍手が上がった。「アベノミクスの波及効果はこれからだと信じている。頑張ってほしい」。建築業の男性(71)が高揚した表情で語った。
麻生氏が駆け足で選挙区を回り、雇用の拡大をアピールしていたころ、飯塚市中心部にある「ハローワーク飯塚」には、子供連れの女性ら多くの人が足を運び、熱心にパソコンや掲示板の求人欄を眺めていた。障害者用を含めて30台分近い駐車場はほぼ満車だ。
「選挙? 関係ない」。そう言って多くの人が足早に通り過ぎる中、選挙区内の直方市から来た高橋真由美さん(54)が足を止めてくれた。「4月から仕事を探しているが見つからない。30年前には筑豊にも仕事があったんだけど。政治家には1円単位で買い物をする庶民の気持ちは分からないのでしょうね」
飯塚市を含む筑豊地域はかつて石炭産業で潤った。しかし、炭鉱閉山後も跡地の活用が進まず、衰退を続けてきた。人口は炭鉱が全盛期を迎えた1950年代から半減し、現在は約42万人。1人当たりの所得も県平均の7〜8割前後にとどまる。福岡労働局によると県全体で有効求人倍率が63年の統計開始以来初めて1倍を超えた10月でも、筑豊地域は0.8倍と県内4地域で最低だった。
ハローワーク飯塚の担当者は「1年前から事業所訪問をしてアベノミクスについて聞くが『実感がない』という声がほとんど。不思議なほど波及効果について聞かない」と話した。
「いらっしゃい、安いよー。さあ、売れたよー」。威勢のいい録音テープの声が流れる飯塚市中心部の本町商店街。歳末大売り出しの最中だが、半数近くの店でシャッターが下りたままだ。7月にも大手化粧品の加盟店が倒産したばかりだという。
シャッターが下りた店の前で西村洋子さん(84)が手押し車で手作りのコロッケを売っていた。朝3時半に起きて1個60円のコロッケを売る。「売り上げは下がるばかり。でも働かないと食べられない」とこぼした。
ただ、景気が悪いからこそ与党の政治力に期待する声もある。商店街の田原宗夫理事長(72)は「商店街はいずれ衰退するもので自助努力が必要だが、やはり政治の力がないともたない」と話した。
一方、共産新人の河野祥子氏(34)は「4月の増税で将来に不安を感じ立候補した。互角の戦いで安倍政権に打撃を与えたい」と街頭で訴えた。【関東晋慈】
1904
:
チバQ
:2014/12/02(火) 23:11:35
http://www.sankei.com/politics/news/141202/plt1412020132-n1.html
2014.12.2 21:46
【衆院選2014】
東京14区 松島氏、第一声で謝罪 民主の木村氏「胸借りる」
東京14区は、選挙区内でのうちわ配布問題で法相辞任に追い込まれた自民党前職の松島みどり氏(58)に、生活の党を離党して民主党に復党した元職の木村剛司氏(43)らが挑む。
松島みどり氏は午後0時半ごろ、墨田区の事務所前で第一声。トレードマークの赤いジャケット姿で、法務大臣就任からわずか2カ月足らずでの辞任を謝罪し「原点に戻り、初心に立ち返って全力で働きます。もう一度チャンスを与えてください」と集まった約100人に支援を訴えた。
木村氏は立候補届けを終えて選挙カーで出発する際、取材に「胸を借りるつもりで戦う」と意気込みを見せた。その後、荒川区の事務所前で支援者を前に「皆さまのお力添えを賜りたい」と呼び掛けた。共産党新人の阿藤和之氏(43)は「安倍政権の暴走政治にストップをかける」と消費税増税の中止などを主張した。
1905
:
チバQ
:2014/12/02(火) 23:15:26
http://mainichi.jp/select/news/20141203k0000m010134000c.html
衆院選:「進級」多難の1年生 基盤ぜい弱、流れが左右
毎日新聞 2014年12月02日 22時01分(最終更新 12月02日 22時12分)
◇政界の定説の「2回生になるのが最も難しい」
衆院選は2005年の郵政選挙から3回続けて自民党と民主党の間で獲得議席が大きく振れ、そのあおりを当選1回の新人議員がまともに受けてきた。「2回生になるのが最も難しい」というのが政界の定説。05年に初当選した自民党の「小泉チルドレン」と、09年に初当選した民主党議員の行方をたどった。
自民党は05年に大勝し、大量に当選した小泉チルドレンは一躍脚光を浴びた。09年には77人が再選を目指したが、民主党への政権交代に有権者の期待が高まり、当選できたのは小選挙区で3人、比例代表で7人の計10人(自民党離党の1人を含む)にとどまった。
このとき民主党で初当選したのは143人。しかし、同党内の分裂によって12年には80人が民主党、48人が民主党以外から立候補。当選したのは民主党5人、民主党以外6人の計11人で、小泉チルドレンと同様の運命をたどった。
民主党の80人のうち36人は09年には比例代表で当選していた。小選挙区の支持基盤が弱かったことが苦戦につながったとみられる。
一方、48人が日本未来の党や日本維新の会、みんなの党など他党に移って出馬したが、当選者はわずかに6人にとどまった。他にも13年参院選の民主党候補者に決まりながら離党し、みんなの党から出馬して当選した参院議員や12年の山口県知事選に出馬するため議員辞職した元職が今回、維新公認で出馬するケースもある。
今回、民主党の09年初当選組のうち46人が同党から、18人が同党以外から立候補した。09年に落選した小泉チルドレンのうち32人は12年に返り咲いており、選挙結果が注目される。
民主党から自民党へと政権が交代した12年衆院選。自民党は大量に新人を擁立し、1年生議員は自民党当選者294人の約4割を占めた。大量当選1年生組の内訳は民主党とは逆の傾向にあり、小選挙区と比例代表の当選者数の比率はほぼ2対1だった。
今回、自民党1年生議員のうち、比例当選組42人中2人が立候補しなかった以外、全員が再選を目指す(うち同じ福岡1区の2人は無所属)。比例当選者の多くが小選挙区から立候補するため、小選挙区と比例の割合はほぼ7対1となり、「風」の影響を受けにくい構図だ。【高山祐、念佛明奈】
1906
:
チバQ
:2014/12/02(火) 23:29:25
>>1823
大阪4区維新の公認外された村上政俊は?
1907
:
旧ホントは社民支持@鹿児島市
:2014/12/02(火) 23:48:00
>>1906
不出馬。記事も差し替えになってます。
9人が引退・不出馬=世代交代見送りで減少【14衆院選】
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120201064
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