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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

1とはずがたり:2008/11/01(土) 06:18:51
地方路線の廃止問題,要らない空港,ハブ空港整備,航空会社再編等話題豊富な空のスレ。
公共交通綜合スレとなってた鉄道スレhttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1047289790/から満を持して独立します。

飛行機製造に関しては引き続き重工スレへ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1136692559/l40

4118荷主研究者:2013/01/06(日) 11:35:41

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201212100032.html
'12/12/10 中国新聞
西中国地方の空陸に新局面

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/air/Tn20121210003202.jpg

 広島空港(三原市)と山口宇部空港(宇部市)に挟まれ、空の空白地帯といわれた山口県東部に、新しい民間空港が13日開港し、首都圏と空路で結ばれる。岩国市の米海兵隊岩国基地と滑走路を共用し、東京便が就航する岩国錦帯橋空港(愛称)。利便性向上の裏側で広島空港からの利用客シフトが予想され、新幹線でシェア争いを繰り広げるJR西日本も対抗を図る。

 岩国に1日4往復の東京便を就航させる全日空は開港のその日、広島空港では東京便9往復を8往復に減らす。日本航空を含め、広島空港の東京便は17往復から16往復になる。全日空によると、国内全体の需要を踏まえた見直しの結果という。

 山口県が年間40万人の利用を見込む岩国。広島県は独自の調査から、広島空港の利用者約190万人のうち、広島市佐伯区以西の利用者約11万人が、岩国へシフトすると試算している。影響は決して小さくはない。

 広島空港を支援してきた広島県空港振興課は岩国開港を「県民に新たな選択肢が生まれ利便性が向上する」としながらも、広島空港の利便性向上により力を注ぐ構え。JR山陽線白市駅からのアクセス強化策などの検討を急いでいる。

 長引く不況で、観光・ビジネス両面での国内移動が落ち込む中、限られた利用客の奪い合いになるのか。広島、山口の空港担当部署、JR、全日空を含め、一致するのは新たな需要の掘り起こしだ。

 広島県は「今後、山口県とも協議する中、広島、岩国の両空港を使った旅行商品などの活用策を考えたい」とし、山口県も「観光面で連携を」という。JRは「首都圏で岩国の露出度が増えれば、観光客誘致になり、新幹線利用も増える」と期待している。西中国地方の空と陸のネットワークは岩国開港で新たな局面を迎える。

4119荷主研究者:2013/01/06(日) 13:09:06

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201212210015.html
'12/12/21 中国新聞
錦帯橋空港、滑り出し好調

 岩国錦帯橋空港が開港し20日で1週間が過ぎた。1日4往復の東京便を就航する全日本空輸によると、13〜19日の搭乗率は8割超と好調な滑り出し。共用する米海兵隊岩国基地との間でフライトに支障をきたすトラブルはないが、空港の入り口を間違える利用者が続いている。

 機体をガラス越しに望む待合室は利用者でいっぱい。全日空によると、1週間の往復搭乗率は81・8%で8千人近くを運んだ。同社は「目標通り。年末年始も既に予約で満席の日もある。今後は6〜7割の安定的な搭乗率を確保したい」。岩国発は85・9%、羽田発は77・7%。岩国発の始発便と羽田発の最終便が特に好調という。

 管制を担う米軍とのやりとりはスムーズという。ただ、空港入り口を南約1キロの基地正門と間違えるケースが相次ぎ、国土交通省は正門に近い国道交差点付近にあった「岩国空港入口」の標識を14日に撤去。市も急きょ正門付近に案内看板を設置するなどした。

【写真説明】岩国錦帯橋空港の待合室で搭乗を待つ利用者(19日)

4120チバQ:2013/01/06(日) 19:30:42
http://www.j-cast.com/2013/01/06160224.html
全日空が新興航空とのネットワーク強化 国内線でライバル日本航空に差つける狙い
2013/1/ 6 13:00
全日本空輸は2012年12月、北九州を拠点とする新興航空会社、スターフライヤーの発行済み株式約18%を取得し、筆頭株主になった。

全日空は格安航空会社(LCC)のエアアジア・ジャパンを子会社化するなど国内航空会社との連携を強化しており、得意とする国内線事業でライバルの日本航空に差をつけ、航空業界を巡る激戦に勝ち抜こうとの狙いとみられる。

「他の航空会社が取得したら、共同運航に支障が出る」

全日空が新興航空とのネットワーク強化(写真は全日空のパンダジェット) 全日空は、スターフライヤーの発行済み株式約17%を保有していた米国の投資ファンド、ディーシーエム・フォー・エルピー(DCM)から全株式を約24億円で買い取り、既に保有していた分を加え保有比率を約18%に引き上げた。DCMは2002年のスターフライヤー設立直後から株式を保有していたが、全株式の売却を決めて、全日空に話を持ちかけ、全日空側が応じた。

スターフライヤーは北九州−羽田線を中心に、国内・国際4路線で定期便を運航している。全日空とは2005年に業務提携を結び、2007年には全日空がスターフライヤーを支援する形で株式約1%を保有、現在は羽田−北九州、関西両線で共同運行をしている。全日空は今回の株式買い取りについて、「他の航空会社が取得したら、共同運航に支障が出る」と説明する。ただ、旅客事業収入全体の約3分の2を国内線事業が占める全日空にとっては、「スターフライヤーと密接な関係を築くことで、今後の国内線の強化につなげたいのだろう」(航空関係者)との見方が一般的だ。

新興航空4社のうち3社の大株主
全日空は既にエアアジア・ジャパンを傘下に収めているほか、同じLCCのピーチ・アビエーションの大株主でもある。さらに、エア・ドゥ(札幌市)の株式も約14%保有し、スカイネットアジア航空(宮崎市)の出資比率も約12%に上り、スターフライヤーを含めれば新興航空4社のうち3社の大株主となる。

全日空の伊東信一郎社長はスターフライヤーの筆頭株主になったことで、「提携先の航空会社のネットワークを活用し、顧客の利便性を向上させたい」とのコメントを出した。スターフライヤーを中心に、共同運航を拡大し、機材の共同購入などでコスト削減を進めて、競争力強化につなげたいとの思惑がにじむ。実際、スターフライヤーは「積極的な事業推進に全日空の力を借りたい」としており、共同運行を超えた幅広い事業協力も視野に入れているとみられる。

2013年3月に拡大する羽田空港の国内線発着枠でスターフライヤーは1日5便を確保し、計19便に増える。「ドル箱路線」とされる羽田を拠点とした共同運航の拡大などで、全日空はいっそう優位に立てる余地が広がる。

ただ、経営破綻して一時は地方路線を縮小した日航が再上場を機に、巻き返しを図るはず。国内線事業を巡る全日空、日航を中心とした戦いは今後、一段と激しさを増しそうな状況だ。

4121チバQ:2013/01/06(日) 19:33:56
http://biz-journal.jp/2013/01/post_1257.html
遅延に、事故続出 整備不良も心配
LCC各社が大苦戦があらわに エアアジアはもう社長交代
2013.01.04

 鳴り物入りで就航したLCC(格安航空会社)が大苦戦である。2012年8月に就航したばかりの全日本空輸系のLCC、エアアジア・ジャパンがもう社長交代だ。

 12月17日付で新しい最高経営責任者(CEO)に、全日空出身でオペレーション部門統括責任者兼安全統括管理者だった小田切義憲・取締役が昇格した。

 創業時の2011年8月からCEOを務めた全日空出身の岩片和行は取締役を外れ、会長に退いた。また、取締役の人数も10人から7人に減らした。

 エアアジア・ジャパンは、全日空が51%、マレーシアのLCC・エアアジア49%(無議決権を含めた割合)の出資で設立された。成田国際空港を拠点に12年8月、札幌、福岡、那覇便を就航。10月以降、仁川便、釜山便など韓国路線を2便、新たに開設した。

 運航開始後の8月に84.4%だった全路線の搭乗率は、9月が68.3%、10月が56.9%、11月が55.9%で平均は65.4%で、目標の80%に届かなかった。LCCが採算を維持するには、75%以上の搭乗率が求められるが、これを下回ったわけだ。

 成田空港を拠点とするライバルの日本航空系のLCC、ジェットスター・ジャパン(千葉県成田市)の全路線の搭乗率は、就航した7月が85.5%。8月85.6%、9月76.7%、10月69.4%、11月64.9%と推移し、平均で76.4%。エアアジアはジェットスターに搭乗率で10ポイント以上、水をあけられた。

 前CEOの岩片氏は「搭乗率は日本では季節変動があるので年間を通してみないと判断はつかない」とし、「(搭乗率80%の)目標には届いていないが、直接の(退任)理由ではない」と引責辞任との見方を否定した。ただ「(辞任の)背景には業績もある」と認めた。

 新CEOの小田切義憲氏は、東京商船大学商船学部を卒業して87年に全日空に入社した変り種。日本貨物航空からの出向を経て、全日空では成田空港と東京空港でステーションコントロール部の各部署を歴任。LCC進出のために設けられたアジア戦略室副室長を経て11年8月、エアアジア・ジャパンの設立に伴い取締役になった。

 エアアジアは成田空港に続き、中部国際空港を第2の拠点とする方針で、13年3月末に中部ー福岡便を就航する。国内LCCが中部国際空港に就航するのは初めて。成田で伸び悩む搭乗率をいかに向上させるかが、経営課題となっている。中部空港はLCC向けの施設の建設など受け入れ態勢の整備を進めている。中部空港もLCCに熱い視線を送っているのだ。

4122チバQ:2013/01/06(日) 19:34:23
●LCC各社でトラブル続出中……
 だが、搭乗率ではライバルのエアアジアに差をつけたとはいえ、ジェットスターも大苦戦中だ。

 ジェットスターは11年9月、豪カンタス航空と日本航空が各33.3%、三菱商事と東京センチュリーリースが各16.7%出資して設立した。成田を拠点に大阪、札幌、福岡、沖縄の国内4便を就航した。

 鈴木みゆき社長の経歴は多彩だ。幼少期と学生時代のほとんどを英国で過ごす。英オックスフォード大学卒業後、82年ロイター(現・情報企業トムソン・ロイターの一部門)に入社。世界各地で勤務したのち、起業などを経験。02年、日本テレコム専務執行役員兼コンシューマ事業本部長に就き、インターネットプロバイター事業など個人向けサービスを統括した。06年、情報ネットワーク会社KVHのCEO。11年12月、ジェットスター・ジャパンのCEOに就任した。


 ジェットスターは12年7月3日の就航初日からトラブルが相次いだ。初日の札幌ー成田行きの最終便が欠航し、搭乗予定の155人のためにホテルを用意した。前便で乗客の搭乗に手間取ったことが原因という。7月12日も同じ最終便が欠航。7月28日には機体に鳥がぶつかるハードスライクの影響で、成田ー沖縄(那覇便)が欠航した。

 8月24日、同日就航したばかりの関西ー福岡便など3便が、関西国際空港で見つかった機体トラブル(胴体中央部下部のネジの欠落)の影響で欠航。あまりの欠航の多さに、利用者からは「もうLCCに乗らない」と不満の声が上がったほどだ。

 11月16日には、経験が社内規定(3年以上)に満たない整備士を確認主任者に選任していたことが発覚し、国土交通省から厳重注意を受けた。LCCへの厳重注意は初めてである。この問題で12月に予定していた関空の第2拠点化を延期した。

 もう1社のLCCはピーチ・アビエーション(大阪府泉佐野市)。全日空38.67%、香港の投資会社ファーストイースタン・インベストメントグループ33.33%、産業革新機構28.0%の出資で11年2月に設立された。

 関西国際空港を拠点に12年3月に就航。国内が札幌、福岡、長崎、鹿児島、沖縄の5路線、海外は韓国・仁川、香港、台北の3路線を運航している。

 この結果、関空は国内外9社が乗り入れる国内最大のLCC空港となった。大阪(伊丹)空港と経営統合し、再建を目指す新関空会社は、中期経営計画で「LCCによる成長ネットワークの獲得」を重点施策のトップにあげた。「関空をアジアのLCCの拠点にする」のが目標だ。LCC空港、関空の稼ぎ頭と期待されていたのがピーチ・アビエーションだった。

 エアアジア・ジャパンは国内線就航から4カ月で社長交代。ジェットスター・ジャパンへの厳重注意とLCCの経営課題も見えてきた。

 国交省航空局がまとめた航空8社に関する「航空輸送サービスに係わる情報公開」(12年7〜9月分)によると、LCCの遅延率が突出している。遅延率とは定時の運行予定時間より15分以上時間がかかった発着率の割合をいう。延滞率はエアアジアが57.2%でワースト1位。便の半分以上が定時運行していないということを示す。ワースト2位はジェットスターの25.9%。ピーチは13.7%でスカイマークの15.4%に次いでワースト4位だ。

 欠航率は6.4%の日本トランスオーシャン航空がワースト1位だが、これは沖縄を直撃した台風による欠航がほとんど。実質的にはエアアジアの3.5%が1位。ジェットスターは1.4%、ピーチは1.1%だった。

 LCCは少ない航空機を使い回してコスト削減するため、遅延や欠航が出やすい。ここに事業拡大を急ぐLCCのひずみを見ることができる。LCCを利用するリスクが改めて浮き彫りになった格好だ。
(文=編集部)

4123チバQ:2013/01/07(月) 21:51:58
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20130107-OYS1T00726.htm
福岡空港の旅客数回復、LCCが需要掘り起こす
 福岡空港(福岡市)の2012年度の旅客数が8年ぶりに前年度を上回り、1800万人に迫る見通しになった。相次いで就航した格安航空会社(LCC)が新規需要を掘り起こしたのが主な要因で、08年のリーマン・ショック以前の水準に戻るとみられる。離着陸回数も過去最多となる見込みで、国土交通省は混雑対策として19年度までに完成予定の誘導路複線化事業について、工期短縮を検討している。

 同省福岡空港事務所によると、国内、国際両線の旅客数は02年度に1967万人を記録したが、不況などもあり、05年度(1856万人)から減少。リーマン・ショックによるビジネス需要の落ち込みが拍車をかけ、11年度は1580万人にまで減った。

 流れを変えたのは、昨年から運航を開始した国内のLCCだ。同3月にピーチ・アビエーションが関西空港との間に就航。1日3往復し、搭乗率は約8割と高く、週末はほぼ満席という。大手航空会社では2〜3割とされる女性客が半数を占め、担当者は「運賃の安さに加え、機体のデザインやかわいらしい客室乗務員の制服も人気のようだ。これまで航空機を使っていなかった層を取り込めている」と話す。

 同8月には成田空港を拠点とするエアアジア・ジャパンが2往復の運航を始めた。ジェットスター・ジャパンも成田、関空便を就航。こうした結果、同4〜10月の旅客数は、前年同期比14%増の1016万人となり、12年度1800万人近くになる見込みだ。

(2013年1月7日 読売新聞)

4124チバQ:2013/01/07(月) 23:36:20
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2013010790210822.html
中国・韓国路線が苦戦 セントレア発2社
2013年1月7日 21時08分

 全日空と日航は7日、年末年始(12月21日〜1月6日)の中部国際空港発着便の乗客利用実績を発表した。前年同期に比べ、両社とも国際線は減少、国内線は増加した。

 国際線は全日空が前年比14・8%減の6968人、日航は7・9%減の1万7546人。全日空は香港とソウルの2路線が苦戦、日航は機体を大型化した中国便で搭乗率が低下した。両社の担当者は、尖閣諸島と竹島の問題に加え「長期休暇が取りやすい日並びで、成田発着の欧米路線を選んだ人も多かったのでは」とみている。

 国内線は、全日空が16・7%増の17万1350人、日航が14・6%増の4万6982人。両社の担当者は「海外組が減った分、国内旅行の伸びにつながった可能性がある」と説明している。

(中日新聞)

4125チバQ:2013/01/09(水) 00:15:09
http://www.sankeibiz.jp/business/news/130108/bsg1301080700008-n1.htm
若手芸術家育成、iPadでエンタメ… LCC、価格以外で差別化推進 (1/3ページ)2013.1.8 07:00
 格安航空会社(LCC)各社が、サービスの充実やイメージ向上で差別化を図る動きが加速している。運賃の低価格化が限界に近づいているため、値段以外で他社にない特徴を打ち出す狙いだ。日本で本格参入2年目を迎えるLCC各社にとって、新たな試みが収益源となることにも期待を寄せる。

 イメージ向上でユニークな活動を展開するのが、関西空港拠点の全日本空輸系ピーチ・アビエーション(大阪府泉佐野市)だ。アート(芸術)をキーワードに、「ジャパン・インスティテュート(日本文化芸術機構)」の井上秀樹総括ディレクターと連携。35歳以下の若手アーティストを発掘・育成するプロジェクトを始めた。

 ピーチの井上慎一CEO(最高経営責任者)は「私たちの会社を踏み台にして芸術家が育ってほしい」と語り、ピーチの会社紹介映像の制作、那覇空港LCCターミナルの壁画づくりなどで若手芸術家の協力を得る。近く作品の公募を始める。

 また、3月には横浜で客室乗務員らのファッションショー、横浜の洋菓子店と共同開発した同社独自のチョコレート商品の販売も始める計画だ。「これまでの航空会社にない楽しい経験を提供したい」(井上CEO)とし、日本発のオシャレな航空会社としてのイメージ戦略を進め、利用者獲得を目指す。

 日本航空系のジェットスター・ジャパン(千葉県成田市)は、昨年12月から成田−那覇線でタブレット端末「iPad(アイパッド)」による機内サービスを試験導入した。音楽など機内でのエンターテインメント機能を基本的に省くLCCだが、豪州のグループ会社の導入例を参考に、1フライト700円でテレビ番組や電子書籍、ゲームなど日本語対応のコンテンツを楽しめる。

 同様のサービスは、昨年10月に成田−シンガポール線(台北経由)を就航したシンガポール航空系のスクートも有料で始めている。長旅を退屈せずに過ごせる一方、LCCにとっては設備の導入コストが安くつくメリットがある。

 一方、全日空系のエアアジア・ジャパン(千葉県成田市)は、今年中に航空券の決済方法としてコンビニエンスストアで支払いができるよう準備を進める。旅行代理店とのツアー商品の組成も検討している。

 LCC航空券のコンビニ決済は中国の春秋航空も昨年末から国内コンビニの一部で始めた。ネット販売が主流の航空券販売・決済方法を多様化する動きだ。

4126チバQ:2013/01/09(水) 00:22:38
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201301/0005652911.shtml
ベイ・シャトル増便、早朝深夜の各1往復 海上アクセス
 神戸、関西国際両空港を結ぶ高速船「神戸‐関空ベイ・シャトル」を運航する海上アクセス(神戸市中央区)は7日、早朝と深夜の各1往復を増便すると発表した。4月1日から半年間の期間限定とし、好調なら継続する。新関空会社が運航費用の一部を負担する方向で調整している。2006年7月の運航開始以来、増便は初めて。


 神戸空港発の始発を1時間早めて午前5時半、関空発の最終を2時間繰り下げて午前0時とし、運航は1日18往復となる。関空発着の国際線では午前7時台のソウル行き1便と、午後9〜10時台に到着する8便について、ベイ・シャトルの利用が可能になる。同時に4月1日〜9月30日までの往復割引運賃を新設し、大人の往復運賃3600円を3千円とする。

 今回の増便は、新関空会社が利用者の利便性向上のため海上アクセスに要望していた。関空と神戸空港間を31分で結ぶベイ・シャトルは燃料費高騰のため08年以降、1日20往復から16往復に減らしていた。(高見雄樹)

4127チバQ:2013/01/09(水) 21:09:12
http://www.sankeibiz.jp/business/news/130109/bsk1301090953007-n1.htm
「787」トラブル続く 航空業界の戦略に影響も2013.1.9 09:51
8日、米東部のボストン国際空港で燃料漏れを起こした日本航空007便の最新鋭機ボーイング787(AP)【拡大】
 米ボーイングの最新鋭ジェット旅客機「ボーイング787」が米ボストンで2日続けてトラブルを起こした。787は燃費効率が良く、全日本空輸や日本航空をはじめ世界の航空会社がこぞって採用。航空機にとって最も重要な信頼性に疑念が生じる事態になれば、ボーイング社はもとより航空業界の今後にも影響を及ぼしかねない。

 787は炭素繊維複合素材で機体を軽量化し、新型エンジンを搭載したことで燃費が従来機と比べ2割改善。従来機では採算がとれなかった路線の開設が可能になるとして「(航空業界の)世界を変える機体」(ボーイング幹部)と期待されていた。

 今回トラブルを起こした機体が就航していた日本航空の成田−ボストン線も「787だから開設できた路線」(日航幹部)という。全日空も既に計66機を発注し、2017年度には約100億円の経費削減の効果を見込んでいる。(共同)

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4128チバQ:2013/01/09(水) 21:11:04
http://www.sankeibiz.jp/business/news/130109/bsk1301090500002-n1.htm
ボーイング「787」から出火 2011年以降相次ぐ機体トラブル (1/3ページ)2013.1.9 05:00
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ボストンのローガン国際空港で機体から出火した日本航空のボーイング787型機=7日、米マサチューセッツ州(AP)【拡大】
 米マサチューセッツ州ボストンのローガン国際空港で7日、駐機していた日本航空のボーイング「787」(ドリームライナー)の機体から炎が上がった。米当局が現在調査している。787については先月も、不具合のために運航不能となる事態が複数回発生した。

 小規模の爆発

 同空港を運営する同州港湾局の消防長、ロバート・ドナヒュー氏によれば、電気・電子機器が収納された部分から60センチメートルほどの高さの炎が上がり、その後、小規模の爆発があった。消防隊員1人が皮膚に炎症を負ったものの、それ以外に負傷者はいなかったという。日本航空は787を7機保有。他の787の運航停止予定はないとしている。

 米ボーイングのこの新中型旅客機は、2011年後半の商業飛行開始以降、相次ぎインシデント(重大事故につながる可能性のある事例)に見舞われている。前回、同様の箇所から出火したのは10年で、その際には試験飛行の中止を余儀なくされた。

 昨年12月にはユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングスとカタール航空が保有する787で電気系統に不具合が生じた。同機種は、胴体に主として複合材料を用いた初のジェット機で、電動システムを全面的に採用している。

 元パイロットで、現在は安全性に関するコンサルティングを手掛けるセーフティー・オペレーティング・システムズ(ワシントン)のジョン・コックス氏は「機内での火災発生は極めて深刻だ。今回は地上で起きたが、慎重な評価が必要なことを意味している」と述べた。

 日本航空は8日、補助動力装置用のバッテリーから出火したと発表した。米運輸安全委員会(NTSB)と米連邦航空局(FAA)はそれぞれ調査を開始した。同装置は米ユナイテッド・テクノロジーズ社製で、エンジンが停止している際に電気を供給する役割がある。

 全日空の広報担当、郡司奈緒氏は、同社が保有する787に特に異常はないと述べた。ボーイングは、他の787の試験飛行計画を変更する予定はないとしている。

 利用者離れ懸念

 BB&Tキャピタル・マーケッツ(バージニア州)のアナリスト、カーター・リーク氏は「ボーイングはこの問題に迅速に対応しなければならない。利用者離れを起こすリスクがある」と指摘した。

 ボーイング民間航空機部門の広報担当者、マーク・バーテル氏は「当社は今回の件をきちんと認識しており、顧客と共に問題に取り組んでいる」とコメントした。

 出火のあった機体は先月、日本航空に納入された。ボーイングのウェブサイトによると、日航の受注残は38機。

 ボーイングのマクナーニー最高経営責任者(CEO)は787の過去のインシデントについて、新型機導入に伴う通常のトラブルとしてきた。同社は、全日空に11年9月に1号機を納入して以降、これまで8社に計50機ほどを引き渡してきた。各社からの受注は計800機ほどで、ボーイングは今年、生産ペースを月間10機に引き上げる。(ブルームバーグ Susanna Ray、Alan Levin)

4129チバQ:2013/01/09(水) 21:19:45
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2013/01/09/kiji/K20130109004942470.html
スカイマークが仙台に就航 4・20から札幌と福岡線
 中堅航空会社のスカイマークは9日、4月20日に仙台―札幌(新千歳)線と仙台―福岡線に就航すると発表した。スカイマークの仙台空港就航は初めて。

 札幌線は1日3往復、福岡線は1日2往復で、いずれも小型ジェット機のボーイング737で運航する。運賃は2月に公表する予定だ。

 一方、3月開港の新石垣空港と那覇空港を結ぶ路線への就航は当初予定の4月20日から延期すると発表した。新石垣空港側との使用施設の調整に手間取っているためで、新たな就航日は未定としている。
[ 2013年1月9日 17:24 ]

4130チバQ:2013/01/12(土) 00:07:57
http://mainichi.jp/select/news/20130110k0000e030126000c.html
ベルリン:新空港4度目の開業延期 「時間厳守の国」失態
毎日新聞 2013年01月10日 09時54分(最終更新 01月10日 12時52分)


再び開業延期となったドイツ・ベルリンの「ベルリン・ブランデンブルク国際空港」の建設現場に向かう作業員たち=2013年1月9日、ロイター
拡大写真 【ベルリン篠田航一】ドイツの首都の新たな玄関口となる「ベルリン・ブランデンブルク国際空港」の開業が、予定されていた今年10月27日に間に合わず、さらに延期されることが決まった。ベルリンのウォーウェライト市長が7日、記者会見で明らかにした。当初は11年10月のオープン予定だったが、これで延期は4度目で、開業は14年以降の見通し。何事も計画的できちょうめんとされるドイツのインフラ整備に対する信頼も揺らいでいる。

 延期の主な理由は防火設備の不備。独メディアによると、ターミナル内での火災発生時に煙を除去する「排煙装置」が機能しないなど、安全上の深刻な欠陥が昨年12月時点で改善されていなかったという。

 開業は早くて14年以降と伝えられるが、市長は7日、「時期は明言できない」と述べ、責任を取って運営会社の監査役会会長を辞任すると発表した。市長職の辞任を求める声も出始めている。

 度重なる延期に、近隣国のメディアも「時間厳守で知られる国の評判が地に落ちた」(仏紙フィガロ)▽「永遠の工事現場」(英誌エコノミスト)などと批判的に伝えている。

 冷戦時代、東西に分断されたベルリンには現在、旧東側のシェーネフェルト国際空港(ベルリンに隣接するブランデンブルク州)と、旧西側のテーゲル国際空港(ベルリン市内)が併存する。

 新空港はシェーネフェルト空港を拡張する形で開業し、テーゲル空港は閉鎖予定だったが、新空港の開始までは両空港とも営業を続ける。このため、延期に伴う追加工事費や人件費などの諸経費が今後、少なくとも毎月4000万ユーロ(約46億円)に上るとの試算もある。運営会社にはベルリン市、ブランデンブルク州、連邦政府が共同で出資しており、損失分は主に税金で穴埋めされる。

4131チバQ:2013/01/13(日) 00:41:18
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2013011200173
大手航空の販売規制を緩和=羽田線の共同運航便、5割に−国交省
 国土交通省が羽田空港国内線の発着枠拡大に合わせて、共同運航(コードシェア)便の規制を緩和することが12日明らかになった。新規航空会社が大手航空会社と羽田線で共同運航する場合、大手航空が販売できる座席数の割合を現行の原則25%から50%に引き上げる。新規航空の経営が軌道に乗ったと判断、大手航空に対する販売規制を緩和する。
 羽田空港国内線の発着枠は3月31日に年約2万回(1日25便)増加する。これに合わせて、コードシェア便の規制も緩和する。
 羽田空港は都心へのアクセスに優れ、高収益が見込めるため、これまで国内線の新規発着枠はスカイマークなどの新規航空に優先配分されていた。新規航空と大手航空のコードシェア便についても、新規を育てるため大手の販売比率を厳しく制限していた。(2013/01/12-20:48)

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4132チバQ:2013/01/13(日) 00:43:26
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130110/fnc13011014170009-n1.htm
自民税調、日本航空への税制優遇を見直し検討へ
2013.1.10 14:15
 自民党税制調査会の野田毅会長は10日、党本部で記者団に対し、会社更生法適用企業の法人税を減税している特例措置について、公的資金を受けて再生した日本航空に関しては優遇税制の見直しを検討する考えを明らかにした。2013年度税制改正で議論するかは明言を避けたが、優遇の是正が必要との認識を示した。

 日本航空は10年1月に会社更生法の適用を申請したが、企業再生支援機構が3500億円の公的資金を出資して再生した。だが、会社更生法と公的資金投入という二重の支援で業績を急回復させたことに関し、航空業界では「公的支援を受けた上に税金を免除されるのは行きすぎだ」との批判が出ていた。

4133チバQ:2013/01/13(日) 16:38:59
8月の記事
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/120825/wec12082508010000-n1.htm
韓国・仁川と関空・伊丹 民間資本はどちらに流れるか?
2012.8.25 08:00 (1/2ページ)[航空・空港]
 年間560万人超の国際線乗り継ぎ客が行き交い、2011年は成田国際空港の乗り継ぎ客を上回った韓国・仁川国際空港。売上高は1千億円を超え、名実ともに東アジアのハブ(拠点)空港となった同空港に先月末、売却問題が再燃した。日本の財務省にあたる韓国・企画財政部が、同空港の政府保有株のうち49%を民間に売却する法案を国会に提出すると発表したのだ。

 韓国政府は保有株売却と併せて民間の空港運営会社と提携し、空港経営の効率化を図ると説明した。同時に1千億円を超える株式売却益で国の債務削減を図る狙いもあるとされている。

 この発表に対し野党や地元の仁川市がすぐさま反対したほか、国民からもインターネットなどを通じ「世界最高の仁川空港を、外資をはじめとする投資家に売り渡す必要があるのか」と強い反発の声が相次いだ。

 同様の法案は昨年も議論されたが廃案となった経緯がある。また、大統領選挙を年末に控え、現在の李明博政権下での売却が困難なことから同法案の先行きは不透明だ。ただ、空港運営に民間資本を呼び込む動きはアジアでも急速に進みつつある。

 同じころ、日本では新関西国際空港会社による関空と大阪(伊丹)空港の一体運営がスタートした。平成26年度中の運営権の民間売却(コンセッション)は、約1兆2千億円に上る関空の負債の一掃に向け、官民がすがる頼みの綱だ。

 新関空会社は関空・伊丹の統合で、売上高の合算規模こそ仁川に匹敵する1千億円超となった。だが、関空は23年度で75億円に上る国の補給金を161億円の利払いの一部にあてる状況が続いている。安藤圭一社長は「関空・伊丹をアジアのリーディングエアポートにしないといけない」と強調し、今後2年半の間に、売上高を1500億円に引き上げることを柱にした経営方針を掲げた。

 だが、着陸料の引き下げや設備改修などのコストがかさむため、利益目標はまだ明らかにしていない。もうけの出ない会社の運営権に1兆円近い巨額の資金を投じることはありえない。成長戦略を熱っぽく語る安藤社長にコンセッションの成否を問いかけると、顔をしかめ声のトーンを落とした。

 「それは、分からない…」

 関西空港調査会によると、投資家らが仮に1兆円超を投じて年間5%の投資回収益を得るには、最低でも500億円の最終利益が必要となる。だが、昨年度までの関空会社と伊丹空港、伊丹のターミナルと駐車場などの利益や利払い費を加えても、約330億円にしかならない。

 関空よりも条件の良い仁川などが投資受け入れに名乗りを上げれば、投資家がどちらを選ぶかは明白だ。残された時間が約2年半しかない中で、運営権売却はきわめて困難だ。




 

 7月から関西国際空港と大阪(伊丹)空港の一体運営が始まった。両空港の課題とあるべき姿を探る。

4134チバQ:2013/01/13(日) 16:39:33
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/120824/wec12082416080006-n1.htm
【統合元年 第3部/関空・伊丹 かすむ目的地(2)】
債務削減 切り札は「関空」「伊丹」「神戸」合流
2012.8.25 19:00 (1/3ページ)[航空・空港]
 新関西国際空港会社のコンセッション(民間売却)推進部長に就任した岡田信一郎執行役員は、6月から東京と関空を頻繁に行き来している。平成26年度中の運営権売却に向け、インフラ運営に関心を持つファンドや投資家に意見を聞くためだ。

 岡田氏は日本道路公団や豪州の投資銀行マッコーリー・グループで、有料道路の事業再生などインフラビジネスを手がけた経験を買われた。現在、岡田氏を中心に10人前後の専門チームが運営権売却に取り組んでいる。だが、新関空会社の安藤圭一社長は「(26年度まで)時間はあるようでない」とあせりをにじませる。

 新関西国際空港会社が運営権の民間売却を行った場合、想定されるシナリオは3つある。(1)債務が一掃できる価格で売却できる(2)運営権の取得に応じる企業が現れない(3)目標より低い価格での応募しか集まらない−の3点だ。

 だが(1)は、現状では厳しい。(2)の場合は、運営権売却に代わる新たな債務削減策を策定する必要がある。運営権のみを売却する現在の手法は、会社をまるごと売却するよりも低い値段しかつかない公算が大きく、最も可能性が高いのは(3)だ。

 関西学院大の野村宗訓教授は、国土交通省が想定する運営権の譲渡期間(30〜45年)をさらに分割し、まず20年分の運営権を数千億円で第1次分として売却。1次分で返済しきれなかった数千億円の債務は、20年目以降の運営権売却でまかなう2段階方式を、現実的な売却手法として挙げた。

 1兆円近い投資は、各国の空港運営権に比べ割高感が強い。期間を短縮して負担を軽減し、投資を促す狙いだが、関空の債務問題解消までの期間が長期化する懸念も残る。

 1兆円近い運営権売却を成功させるには、目に見える形での企業価値の向上が不可欠だ。その切り札となり得るのが、新関空会社への神戸空港の合流だ。

 「関西3空港の一体運用には、神戸を株式会社化した後に、新関空会社と合併する方がやりやすい」

 兵庫県の井戸敏三知事はこう述べ、2年前に立ち消えとなった神戸空港の民営化について、神戸市と話し合う考えを示した。関空・伊丹に神戸が加われば、重複部門のコスト削減や立地に応じた効率的な運航拡大が可能となる。

 大阪商業大の横見宗樹准教授は「今の段階で3空港一体化に含みをもたせておくことで、運営権売却の価値が上がる」と神戸の合流に期待を寄せる。

 ただ、神戸市は空港島造成のために発行した約2千億円の市債の返済義務を負っている。市債を財政負担で補うのは市議会などからの反発も予想されるが、国交省関係者は「それ以外に民営化の障害はない」としており、決して越えられない壁ではない。

 関空・伊丹が民間主導の経営で再スタートを切ったとはいえ、「コンセッションに関わる投資家らは、国や自治体の関与を非常に注視している」(横見准教授)。運営権売却の成否は、新関空会社だけの問題ではない。国、自治体と新関空会社が三位一体となって取り組むかにかかっている。

4135チバQ:2013/01/13(日) 16:40:13
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/120826/wec12082611000001-n1.htm
【統合元年 第3部/関空・伊丹 かすむ目的地(3)】
韓国・仁川に圧倒された関空協 追いつくには規制緩和が不可欠
2012.8.26 11:00 (1/3ページ)[航空・空港]
 滑走路の向こうに、緑鮮やかなゴルフコースが見えた。将来、5本目の滑走路を建設するための用地を、ゴルフ場としているのだ。

 「どでかくて、とても相手にならない…」

 関西国際空港の周辺市町で組織する「泉州市・町関西国際空港対策協議会」(関空協)の福山敏博会長(大阪府阪南市長)の胸中をこんな思いがよぎった。

 福山会長をはじめとする関空協の地元市町長らは今年5月、韓国・仁川空港を視察した。そこで目の当たりにしたのは、空港を核に大規模な開発が進むアジアを代表する国際ハブ(拠点)空港の華やかな姿だった。

 1兆円近い負債解消に向け、新関空会社の下で大阪(伊丹)空港と経営統合した関空との差はあまりにも大きかった。

 国内線を中心とする韓国・金浦空港と仁川との関係は、伊丹と関空に酷似している。都心部から車で約1時間かかるが、24時間運用可能な海上空港の関空と仁川。伊丹と金浦は都心に近いが、住宅地などと近接し離着陸時間などの制約がある。

 だが、仁川は着陸料や設備使用料などまで国策として支援を受け、各国のエアラインや乗り継ぎ客を集めた。一時は存続が危ぶまれた金浦も、利便性を武器にビジネス客の取り込みを強化。現在は仁川と約30分の鉄道で直接結ばれ、国際・国内線の乗り継ぎで相乗効果を生んでいる。

 一方、関空と伊丹を直接結ぶ足は約1時間10分かかるリムジンバスのみだ。新関空会社は経営方針で、年間7千万円を投じ両空港間直通バスの無料化を打ち出したが、抜本的なアクセス時間の改善は「鉄道やバス事業者」頼みだ。

 新関空会社は格安航空会社(LCC)や国際貨物ハブなど関空強化の戦略を打ち出した。だが、伊丹の航空戦略は低騒音機の導入を促す料金体系の検討にとどまり、路線拡充への道はまだ見えない。

 「お客さまにはご迷惑をおかけしますが、当機は出発を中止します」

 機内に流れた突然のアナウンスに、不満や当惑のどよめきが起こった。5月下旬、伊丹空港で起こったトラブルだ。

 ダイヤ上は午後8時30分までに離陸するはずだった便に、機材の故障で出発準備に遅れが生じた。搭乗を終え滑走路に入ろうとしたところで、離陸時間が午後9時を数分だけ回ることが確実になり、離陸を断念したのだ。降ろされた乗客には払い戻しや振り替えを行ったが、苦情が殺到したという。

 騒音問題に端を発した午後9時〜午前7時の飛行禁止は、訴訟と調停で地元住民が国から勝ち取ったものだ。しかし、機材の小型化と低騒音化が進んだ現在も杓子(しゃくし)定規に運用されていては、伊丹の「有効活用」も画餅に終わる。

 政府は関空・伊丹の統合に伴い従来の規制を見直した。伊丹のプロペラ枠を低騒音機枠に置き換え、小型ジェット機の増便に道を開いたのだ。関空・伊丹両空港の価値向上につながる方針転換は評価できる。

 ただ、飛行禁止時間のように、緩和すべき規制はまだ残っている。例えば伊丹では1時間あたりの発着回数が36回以下に制限されている。需要の多い午前と午後の7、8時台はすでに枠が満杯だ。大阪空港事務所の関係者によれば管制の改善で増やすことは可能だという。

 仮に飛行禁止時間の規制が緩和されれば、新幹線より遅い東京行きの最終便も就航可能だ。また既に枠が満杯のピーク時間帯に低騒音機を就航するには、管制の工夫と発着回数の緩和が不可欠だ。

 だが、こうした施策は地元住民への説明と同意が必要で「今はまだ議論になっていない」(同事務所関係者)という。関西学院大の野村宗訓教授(公共企業論)は「航空需要のパイは一定ではない」と、新たな需要創出の必要性を強調する。

 新関空会社の経営方針は規制緩和を伴う施策や大規模なインフラ整備などの価値向上策には踏み込んでいない。これらは国や自治体、周辺住民らが率先して緩和策を打ち出さなければ迅速な実現は困難だ。国策として仁川、金浦を成長させた韓国に倣うのは、今をおいてほかにない。

4136チバQ:2013/01/13(日) 16:41:07
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/120826/wec12082619010003-n1.htm
【統合元年 第3部/関空・伊丹 かすむ目的地(4完)】
ガチガチ利害錯綜 民間ノウハウは「空港経営」を変えるか
2012.8.26 19:00 (1/3ページ)[航空・空港]
 国土交通省幹部が新関西国際空港会社首脳に放ったひと言は、隠しようのない怒気を含んでいた。

 「できるもんならやってみてくださいよ」

 新関空会社は設立間もない今年4月、大阪(伊丹)空港のターミナルビルを所有・運営する大阪国際空港ターミナル(OAT)を完全子会社化する、と国交省に伝えた。だが返ってきたのは、とげとげしい反発の言葉だった。

 OATの株式は大阪府と大阪市、兵庫県、神戸市が計50%を保有し、残り50%は複数の民間企業が出資している。

 国交省は「利害関係者が多く、株式譲渡の調整には時間がかかる。全株取得は至難の業」(関係者)として早々に子会社化を断念。3月には、新関空会社とOATが共同出資会社(JV)を設立する方向だと株主らに説明を行っていた。

 新関空会社の選択は、国の既定方針の否定に他ならない。だが、三井住友銀行副頭取から転身した新関空会社の安藤圭一社長は、国交省に対し「ターミナルと空港は一体であるべきだ」と主張した。

 物販や飲食などの非航空系事業で得た収入を、着陸料低減などの原資にあて、新規路線を誘致する。この好循環を実現するのが、平成26年度を目標とする運営権売却(コンセッション)には不可欠だった。

 関空会社(現関空土地保有会社)の元役員は「『粘り強く株主と交渉すれば理解を得られる』というメガバンク出身だからこそできた経営判断。国の怒りは筋違いだ」と高く評価した。

 「空港全体の再開発が必要だ」

 新関空会社の安藤社長の説得に、当初は困惑の表情を浮かべていたOATの新堂秀治社長(当時、現会長)も身を乗り出した。安藤社長は雇用維持を確約した上で、ターミナルビルの大規模改修を早期に行う必要性を強調し、新堂氏も最終的に同意した。

 関係者によると、株主らはOAT株の譲渡価格として250億〜300億円を軸に調整しているという。株式の額面総額に内部留保などを加え、一定の譲渡益を上乗せした額だ。ただ、帳簿上の価値総額(238億円)に比べどれだけ上乗せするかで、新関空会社と株主らの調整が続いている。

 伊丹空港の地元市長は「譲渡価格が低すぎると、自治体は財政に損害を与えたとして住民訴訟を起こされる可能性がある」と懸念する。難しい交渉は来年夏まで続く見通しだが、民間のノウハウが空港経営を変えつつある。

 住友商事は7月、不動産事業の担当者ら2人を新関空会社に派遣した。現在、伊丹空港内に点在する倉庫などの遊休地の活用策に乗り出すためだ。

 国直轄時代の空港用地は行政財産と位置づけられており、空港の維持・運営に関わりのない施設には転用できなかった。新関空会社は関空と伊丹の流通事業で共同仕入れ会社を設立しコスト削減を図るほか、専門の委員会を設置し、ターミナルビルの改修にあたる。

 新関空会社幹部は「例えば大型トラックが横付けできる物流拠点をもちたい、という運送業者は少なくない。大規模商業施設が進出することもあり得る」と新たな商機を見込む。関西空港調査会は約800億円を投資し、ターミナルと駐車場を一体化し、遊休地を活用するなどの収益改善策をとれば年間270億円の収益が得られると試算した。

 政府は国管理空港に民間活力を導入するため、運営権の売却を可能にする法案を国会に提出した。成立すれば26年度から全国27カ所の国管理空港を民間に運営委託する計画だ。関空・伊丹が26年度中に運営権を民間売却する取り組みは、そのモデルケースとなる。

 安藤社長は就任以来、再三、こう強調する。

 「関空、伊丹の2つの翼で日本の空を変える」

 民のノウハウを生かした関空・伊丹の“統合元年”は、わが国の空港行政に新たな道を開く元年でもある。(おわり)





 この企画は南昇平、藤原由梨、中村智隆が担当しました。

4137チバQ:2013/01/13(日) 16:43:57
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120724/waf12072411530010-n1.htm
【統合元年Ⅲ】
超優良の仁川空港にも“売却論”、関空は「国際競争」に勝てるのか
2012.7.24 11:45 (1/2ページ)[航空・空港]
 年間560万人超の国際線乗り継ぎ客が行き交い、2011年は成田国際空港の乗り継ぎ客を上回った韓国・仁川国際空港。売上高は千億円を超え、名実ともに東アジアのハブ(拠点)空港となった同空港で先月末、売却問題が再燃した。日本の財務省にあたる韓国・企画財政部が、同空港の政府保有株のうち49%を民間に売却する法案を国会提出すると発表したのだ。

 韓国政府は保有株売却と合わせて民間の空港運営会社と提携し、空港経営の効率化を図ると説明した。同時に千億円を超える株式売却益で国の債務削減を図る狙いもあるとされている。

 この発表に対し、野党や地元の仁川市がすぐさま反対したほか、国民からもインターネットなどを通じ、「世界最高の仁川空港を、外資をはじめとする投資家に売り渡す必要があるのか」と強い反発の声が相次いだ。

 同様の法案は昨年も議論されたが、廃案となった経緯がある。また、大統領選挙を年末に控え、現在の李明博政権下での売却が困難なことから、同法案の先行きは不透明だ。ただ、空港運営に民間資本を呼び込む動きはアジアでも急速に進みつつある。

 同じころ、日本では新関西国際空港会社による関空と大阪(伊丹)空港の一体運営がスタートした。平成26年度中の運営権の民間売却(コンセッション)は、約1兆2千億円に上る関空の負債の一掃に向け、官民がすがる頼みの綱だ。

 新関空会社は、関空・伊丹の統合で、売上高の合算規模は仁川に匹敵する千億円超となったものの、23年度で75億円に上る国の補給金なしでは黒字化が危ぶまれる関空を抱える。安藤圭一社長は「関空・伊丹をアジアのリーディングエアポートにしないといけない」と強調し、今後2年半の間に、売上高を1500億円に引き上げることを柱にした経営方針を掲げた。

 だが、着陸料の引き下げや設備改修などのコストがかさむため、利益目標はまだ明らかにしていない。もうけの出ない会社の運営権に1兆円近い巨額の資金を投じることはありえない。成長戦略を熱っぽく語る安藤社長にコンセッションの成否を問いかけると、顔をしかめ声のトーンを落とした。

 「それは、分からない…」

 関西空港調査会の試算では、投資家らが仮に1兆円超を投じて年間5%の投資回収益を得るには、最低でも500億円の最終利益が必要となる。だが、昨年度までの関空会社と伊丹空港、伊丹のターミナルと駐車場などの利益や利払い費を加えても、約330億円にしかならない。

 関空よりも条件の良い仁川などが投資先として名乗りを上げれば、投資家がどちらを選ぶかは明白だ。残された時間が2年半しかない中で、運営権売却はきわめて困難だ。

4138チバQ:2013/01/13(日) 16:44:31
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120724/waf12072413290014-n1.htm
【統合元年Ⅲ】
価値向上の切り札は神戸空港
2012.7.24 13:25 (1/2ページ)[航空・空港]

 新関西国際空港会社のコンセッション推進部長に就任した岡田信一郎執行役員は、6月から東京と関空を頻繁に行き来している。平成26年度中の運営権売却に向け、インフラ運営に関心を持つファンドや投資家に意見を聞くためだ。

 岡田氏は外資系証券会社や豪州の投資銀行マッコーリー・グループで、有料道路の事業再生などインフラビジネスを手がけた経験を買われた。現在、岡田氏を中心に10人前後の専門チームが運営権売却に取り組んでいる。だが、新関空会社の安藤圭一社長は「(26年度まで)時間はあるようでない」とあせりをにじませる。

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 新関西国際空港会社が運営権の民間売却(コンセッション)を行った場合、想定されるシナリオは3つある。(1)債務が一掃できる価格で売却できる(2)運営権の取得に応じる企業が現われない(3)目標より低い価格での応募しか集まらない−の3点だ。

 だが(1)は、現状では厳しい。(2)の場合は、運営権売却に変わる新たな債務削減策を策定する必要がある。運営権のみを売却する現在の手法は、会社をまるごと売却するよりも低い値段しかつかない公算が大きく、最も可能性が高いのは(3)だ。

 関西学院大の野村宗訓教授は、国交省が想定する運営権の期間(30年〜45年)をさらに分割し、まず20年分の運営権を数千億円で第1次分として売却。1次分で返済しきれなかった数千億円の債務は、20年目以降の運営権売却でまかなう2段階方式を、現実的な売却手法として挙げた。

 1兆円近い投資は、各国の空港運営権に比べ割高感が強い。期間を短縮して負担を軽減し、投資を促す狙いだが、関空の債務問題解消までの期間が長期化する懸念も残る。

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 1兆円近い運営権売却を成功させるには、目に見える形での企業価値の向上が不可欠だ。その切り札となり得るのが、新関空会社への神戸空港の合流だ。

 「関西3空港の一体運用には、神戸を株式会社化した後に、新関空会社と合併する方がやりやすい」

 兵庫県の井戸敏三知事はこう述べ、2年前に立ち消えとなった神戸空港の民営化について、神戸市と話し合う考えを示した。関空・伊丹に神戸が加われば、重複部門のコスト削減や立地に応じた効率的な運行拡大が可能となる。

 大阪商業大の横見宗樹准教授は「今の段階で3空港一体化に含みをもたせておくことで、運営権売却の価値が上がる」と神戸の合流に期待を寄せる。

 ただ、神戸市は空港島造成のために発行した約2千億円の市債の返済義務を負っている。市債を財政負担で補うのは市議会などからの反発も予想されるが、国土交通省関係者は「それ以外に民営化の障害はない」としており、決して超えられない壁ではない。

 関空・伊丹が民間主導の経営で再スタートを切ったとはいえ、「コンセッションに関わる投資家らは、国や自治体の関与を非常に注視している」(横見准教授)。運営権売却の成否は、新関空会社だけの問題ではない。国、自治体と新関空会社が三位一体となって取り組むかにかかっている。

4139チバQ:2013/01/14(月) 11:02:49
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-201359-storytopic-1.html
【中国時報】中台間は通勤圏 上海紅虹空港、ハブ化で加速2013年1月14日
 2008年に中台の直航便が就航したことで、台湾から中国に「通勤」することが実現した。10年、上海紅虹(ホンチアオ)空港が中国国内へのハブ空港として整備されてからは、通勤圏が拡大しており、中国での拠点を上海近郊に置く台湾企業が増えている。
 台湾の桃園(とうえん)国際空港と上海の浦東(プートン)国際空港は往復約3時間。浦東空港からは紅虹空港に直行する地下鉄が伸びており、中国各地を結ぶ国内線への乗り換えが可能なほか、地上に出ることなく北京行きの高速鉄道に乗り換えることもできる。
 紅虹空港からは、車で30分圏内に台湾の全人口に相当する2300万人が居住している。1時間圏に広げればフランスの総人口に相当する7千万人市場を包括しており、ますます利便性を高める中台交通が海外からの企業進出の要因となっている。

4140チバQ:2013/01/14(月) 11:09:00
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/130112/wec13011204010000-n1.htm
【統合元年 第4部/運営権売却の行方(上)】
VS韓国 「LCC」へと突き進む新関空会社の戦略
2013.1.12 04:00 (1/3ページ)[航空・空港]
 外観はまるでプレハブ倉庫、内装も天井や柱の鉄骨がむき出しだ。関西国際空港で昨年10月28日にオープンした格安航空会社(LCC)専用の「第2ターミナルビル」。その“出来栄え”に欧州最大のLCC、ライアンエアーの元会長、パトリック・マーフィー氏はうなった。

 「これほど完成度の高いLCC専用ターミナルは初めて見た。いい空港になるだろう」

 マーフィー氏はターミナルを独占使用するLCC、ピーチ・アビエーションの社外取締役を務める。

 新関西国際空港会社は新ターミナルの設計段階からピーチと協議し、エスカレーターや搭乗橋も省くなど簡素化を徹底した。「管理できるのはコストだけ。だから余計なことはしない」というマーフィー氏の哲学の具現化にほかならない。

 過去の誘致策が結実し、関空は国内外9社が乗り入れる国内最大のLCC空港となった。今年度の上、下半期の国際線発着回数はいずれも過去最高。上半期の空港運営事業の売上高が前年同期比で約1割増えたのも“LCC効果”だ。

 新関空会社が設置した国内有数の専用ターミナルは、LCCに注力する戦略の表れでもある。

 大阪(伊丹)空港と経営統合し、再建を目指す新関空会社が、ゴールとなる平成26年度中の運営権売却を実現するには、収益力の改善が不可欠だ。新関空会社は中期経営計画で「LCCによる成長ネットワークの獲得」を重点施策のトップに掲げた。安藤圭一社長は「関空をアジアのLCCの拠点にする」と繰り返す。

 小型機が中心のLCCは通常の航空会社に比べ1便あたりの着陸料が安く“薄利多売”を余儀なくされる。ファーストクラスなどを備えた通常の航空会社を中心とする空港を「百貨店」に例えるなら、LCC空港はいわば「ディスカウントストア」だ。

 関空は年間23万回の離着陸が可能だが、23年度の実績は約10万8千回にとどまる。利幅が薄いLCCでも滑走路を遊ばせるよりはプラスだ。さらに、安藤社長は「空港運営収入でもうけるつもりはない」とまで言い切る。

 LCC空港でもうけを生むのは、航空機の利用者が空港のレストランや売店、ホテルなどに落とす商業収入。だれもが気軽に乗れる格安路線は、23年度に1400万人だった関空の旅客数を、26年に2千万人とする手段にすぎない。

 豪州のシンクタンク、CAPA(航空情報センター)の調査によると、エアアジアが拠点とするマレーシアのクアラルンプール空港では、全運航便席数に占めるLCCの席数割合が約46%、ライアンエアーが拠点とする英スタンステッド空港は同99%にのぼる。

 関空も、既存の航空会社の発着便は減らさずに、現在約14%の国際線に占めるLCCの割合を25%まで高めるとしている。

 一方、海外に目を向けると、シンガポールのチャンギ空港は昨年9月、LCCターミナルの建て替えに着手した。2017年までに年間旅客受け入れ数を約2・3倍の1600万人に拡大する計画だ。クアラルンプール空港では今年、同4500万人のLCCターミナルが完成する。

 国内では成田空港が来年度中にLCC専用ターミナルを完成するほか、中部空港も建設の検討に入った。消費者の低価格志向を背景に成長が続くLCCの受け入れ強化は、空港競争の趨勢(すうせい)でもある。

 国内トップの関空とはいえ、第2ターミナルの年間旅客受け入れ数は600万人で、どこまで優位を保てるかは未知数だ。アジアのハブ空港となった韓国・仁川空港は、LCCでも関空の就航会社数を上回っており、このままではLCCのハブまで握られかねない。

 新関空会社は来年度にも「第3ターミナル」の建設に乗り出す。詳細は検討中だが「中距離便のLCC向けを想定している」との観測が有力だ。

 LCCをめぐる国内外の競争を勝ち抜き、運営権売却につなげるためにも、第3ターミナルや着陸料引き下げなどの積極投資を進める安藤社長の手腕が問われる。




 

 経営統合から間もなく半年を迎える新関空会社。再生に向けた戦略の進捗(しんちょく)と課題を総括する。

4141チバQ:2013/01/14(月) 11:09:35
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/130113/wec13011307000000-n1.htm
【統合元年 第4部/運営権売却の行方(中)】
どうなる伊丹空港 「遊休地」は成長への活路になるか
2013.1.13 07:00 (1/4ページ)[航空・空港]
 「経営統合にマイナス面はない。しかし、プラス面もよく分からない」

 昨年12月3日に開かれた国や新関西国際空港会社、周辺自治体で組織する大阪国際空港周辺都市対策協議会(10市協)の会合で、伊丹市の藤原保幸市長の発言に、出席者らはうなずいた。

 関西国際空港と大阪(伊丹)空港の経営統合から半年。伊丹の4〜9月の国内線旅客数は、前年同期比5%増と2年ぶりに前年を上回った。発着回数が3年ぶりに6%のプラスに転じたためだ。だが、“統合効果”で利用者がさらに大きく伸びると見込んでいた周辺自治体にとって、期待したほどの回復ではなかった。

 10市協は今年3月から、伊丹のプロペラ機発着枠を1日あたり50回分、騒音の少ないジェット機などに置き換えることを了承。新関空会社は平成27年2月までに、170回の枠すべてをジェット機に切り替える。あわせて、10市協は千キロを超える国内長距離便の拡充を求めるなど、地元自治体も伊丹の活用拡大に理解を示し始めた。

 ただ、新関空会社の中期経営計画では、ジェット機転換による増加分を含めても、伊丹の年間発着回数は13万5千回と、今年度見通し(13万回)に比べ5千回分しか増えない。騒音規制により運航時間帯が限られる伊丹では、需要の多い午前と午後の7、8時台はほぼ枠が埋まった状態にある。

 10市協の要請を踏まえ、国土交通省は北海道や沖縄など千キロを超える長距離増便を容認する方針を固めた。伊丹の長距離便は、関空とのすみ分けを図るため、1日4便に事実上制限されていたが、経営統合によりその必要がなくなったためだ。

 それでも伊丹の空港運営収入拡大は不透明だ。

 新関空会社の安藤圭一社長は「発着枠や飛行時間の制約があり、拡充の議論も行われていない。枠の中で工夫はするが大きく伸ばすのは難しい」と打ち明ける。

 利用者の多い長距離便で空港使用料はやや増えるものの、枠が限られている以上、大幅な就航便数の拡大は見込めない。新関空会社は2年後の伊丹の空港運営収入の増加が年間50億円程度にとどまると試算する。

 LCC空港としての戦略を明確に打ち出した関空と違い、伊丹には新たな収入確保の道が必要だ。

4142チバQ:2013/01/14(月) 11:09:57
 新関空会社の担当者が差し出した2通の書面に、豊中市役所の職員が淡々と押印した。伊丹周辺の用地開発を含む地域の活性化に共同で取り組むという「覚書」だ。新関空会社の幹部は「手続きの制約が減り、一番いい使い方を考えられる」と、ほっとした笑顔を見せた。

 伊丹周辺には昭和40年代以降に国が騒音対策として購入した約14万平方メートルの遊休地がある。伊丹の経営が国直轄から新関空会社に移ったことで、この遊休地も新関空会社に移譲された。豊中市との調印により、遊休地の一部を商業施設や住宅などに転用しやすくなった。同様の覚書調印に向け、川西市や伊丹市とも協議を進めている。

 国直轄時代は原則的に空港の維持・運営以外の用途に転用できなかった遊休地だが、規制の枠を離れたことで、商業施設や物流拠点など空港外収入につながる開発が可能となった。新関空会社は遊休地の売却と並行して、商業施設などへの転用を進める方針だ。新関空会社の幹部は「騒音地域が縮小する中で、今こそ遊休地の有効活用を図りたい」と期待を寄せる。

 また今夏には伊丹の空港ビルも買収し、建て替えに入る。空港内の遊休地に物流施設や医療・教育関連施設などを誘致する計画も進めている。新関空会社はみずほ信託銀行子会社の不動産会社に、遊休地の活用業務を委託すると発表。同社が遊休地の活用法や売却先選定などを行う予定だ。

 空港としての成長が見込めなくても、伊丹の有効活用は可能だ。運営権売却までの間でどれだけ、収益向上に向けた開発ビジョンを打ち出せるか。周辺自治体の理解や経営判断の“スピード化”が、統合後の活路を左右する。

4143チバQ:2013/01/14(月) 11:10:49
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/130114/wec13011407010000-n1.htm
【統合元年 第4部/運営権売却の行方(下)】
新関空「運営権」は9000億円? 皮算用は通用するか
2013.1.14 07:00 (1/3ページ)[west経済]
 昨年2月に行われたブラジル・サンパウロなど主要3空港の運営権売却(コンセッション)の結果に、航空関係者らは仰天した。落札総額が245億レアル(約1兆円)と、政府が設定した最低落札額の4倍超に上ったためだ。

 世界では2005年から12年の間に約53件の空港コンセッションが行われた。ただ、平均契約規模は約4億4千万ドル(約380億円)で、ブラジルの案件がいかにケタ外れかがわかる。14年のサッカーワールドカップや16年のリオデジャネイロ五輪を控え、ブラジルの経済成長に対する期待が売却額を押し上げた。

 では、約1兆2千億円にのぼる債務を一掃するため、平成26年度に関西国際空港と大阪(伊丹)空港の運営権売却を目指す新関西国際空港会社は、この結果をどうとらえたのか。

 「インフラ投資に対する国際的な注目の高さが裏付けられたのは確かだ」

 新関空会社コンセッション推進部長の岡田信一郎執行役員はこう期待を込める。運営権売却は、関空・伊丹の土地や施設を国が保有したまま、滑走路や空港ビル、駐車場など空港全体の運営を民間に任せる仕組みだ。世界的な大型案件として投資家からもおおむね好感を得たという。

 ただ、低成長が続く関西で巨額の運営権売却が本当に成立するかは不透明だ。

 では、関空と伊丹の運営権はいくらなら売れるのか。

 「一般論でいえば、(本業に伴う現金収支にあたる)EBITDAの10〜15倍が一般的だ」

 新関空会社の安藤圭一社長は、ある会合で運営権売却額の見通しを問われた際、こう答えた。

 EBITDAは減価償却費や法人税の影響を除いた企業の収益力を示す指標で、企業買収などの際“適正な値段”を算定する方法のひとつとして使われる。

 26年度に約600億円の現金収入を見込む関空の場合、売却額は最大9千億円程度になる。だが、現金収入が23年度規模の426億円だった場合、売却額は同6400億円程度と、債務の半分しかカバーできない。1兆2千億円超の債務を一掃するならば、現金収入を800億円規模に高める必要がある。

 新関空会社は運営権売却にからむ一定の条件整備を今年度中に終え、25年5月に発表予定の決算数値などを踏まえて買い手を募る。岡田氏は「まず事業価値を高めること。コンセッションの成否は、業績ありきだ」と強調する。

 その上で26年度に1次、2次入札を行って事業者を選定し、27年度に売却を完了する計画だ。ただ、運営権売却後の新関空会社が、買収先からの委託を受けて現場の運営にあたるのか、それとも社員が買収先の事業体に出向するのかなど、さまざまな条件をまとめるのはこれからだ。

 「何%の利回りを得られるか。それがすべてだ」

 インフラ投資を行うファンドに出資する大手企業の幹部は、投資家側の考えをこう代弁する。運営権購入に投じる元本と一定の利回りを、運営期間中の収益で回収できるか、というシンプルな判断基準だ。

 インフラ投資の“利回り”は、一般的に10%前後が必要とされている。新関空会社の株主の国からみれば、高い金利を払って、民間から資金を調達することを意味する。低金利が続く日本で、本当に運営権売却は必要なのだろうか?

 「運営権が売却できれば、塩漬けの関空債務が現金になり、新たな公共投資にまわる。日本として必要な戦略だ」

 安藤社長はこう言い切る。負債の貸し手でもある国や自治体の財政に余裕はない。市場から資金を調達するには株式上場などの手段もあるが、巨額の負債を抱える関空には困難だ。国民負担を生じさせず、次のインフラ整備や補修など新たな大型投資に乗り出すには、運営権売却による負債の一掃が不可欠だ。

 新関空会社の今後2年間の取り組みが、日本の成長戦略の行方をも左右する。

 (この企画は中村智隆が担当しました)

4144チバQ:2013/01/14(月) 22:10:28
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/130114/wec13011419200005-n1.htm
関西空港の戦略に影響か!? 中部空港が“トヨタ方式”でLCCターミナル建設へ
2013.1.14 19:19 (1/2ページ)[west経済]

関空にライバル出現か。写真は関空のLCC専用第2ターミナルの国際線登場待合スペース(昨年10月26日、沢野貴信撮影)
 中部国際空港会社が格安航空会社(LCC)専用の旅客ターミナルを建設する方針を固めたことが14日、分かった。早ければ今年着工し、平成26年以降の運用開始を目指す。LCC専用ターミナルは関西国際空港が昨秋に国内で初めて開業させ、成田空港も計画している。中部空港がコスト削減を徹底する「トヨタ方式」で利便性の高いターミナルをつくった場合、LCC中心の就航拡大を掲げる関空との競争激化も予想される。

 中部空港ではすでにターミナルの企画チームが発足。施設の概要などを詰めている。川上博社長は「関空、成田の後のターミナルとなるので独自性を出す。ただ関空の良いところは取り入れたい」と説明している。

 関空では整備に1500億円を投じた第1ターミナルに対し、LCC専用の第2ターミナルは85億円でコスト削減に取り組んだ。

 これに対し、中部空港も必要な機能を絞り込み、設備を簡素化する方針で、設計、部材仕入れの段階から徹底してコストを削減する「トヨタ方式」を取り入れ、関空のターミナルをさらに下回る事業費を目指す。搭乗橋を使わず、乗客が歩いて駐機場に向かうなどのコスト圧縮策も検討する。

 ターミナルは建設費を抑えるほど施設使用料も下がり、航空会社にとってもメリットが大きい。より低コストでの建設がLCC誘致でも有利になる。中部空港では全日本空輸系のLCC、エアアジア・ジャパンが3月の福岡路線開設を決定。中部を成田に次ぐ国内拠点とする方針を打ち出している。

 川上社長は「関空、成田へのLCC乗り入れで、中部圏から利用者が流出する動きを止める」としており、需要が拡大するLCCの取り込みに向け、関空を含めた国内空港間の誘致合戦が激しさを増しそうだ。

4145とはずがたり:2013/01/16(水) 17:36:05

B787緊急着陸 「墜落すると思った」離陸直後に急降下、機内に煙充満
2013年1月16日(水)13:05
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/snk20130116544.html?fr=rk
(産経新聞)

 トラブルが相次いでいる最新鋭旅客機ボーイング787で16日、今度は機内に煙が発生し、乗客が緊急脱出する事態となった。「墜落すると思った」。機体は離陸直後に急降下し、機内には煙が充満。脱出した乗客らは空港ロビーのいすに座り込み、疲れ切った表情を浮かべた。

 16日午前、高松空港に緊急着陸した全日空ボーイング787。誘導路に停止する機内の左右からは、非常事態を示すように7つの緊急脱出用シューターが出たままになっていた。煙は見えず、機体の周囲には数台の消防車が待機した。

 乗客によると、機体は離陸後、高度を上げている最中に急降下。しばらくして「煙が出ている」と機内アナウンスがあり、緊急着陸した。その後脱出用シューターが開くと、機内には煙が充満したという。

 「テーブルの上の新聞が床に落ちた。墜落するのではないかと不安を感じた」。乗客の男性(36)は青ざめた表情を浮かべ、「シューターを滑り降りる際に着地に失敗して捻挫したり、足を擦りむいたりした乗客が何人かいた」と当時の様子を振り返った。

 また別の男性(40)は「離陸後に飲み物のサービスがあってから若干においがし始めた。しばらくすると機長から『ちょっと煙が出てきている』とアナウンスがあった」と話した。

4146チバQ:2013/01/16(水) 23:40:29
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/01/16/2013011602940.html
「黄金路線」獲得に躍起 釜山−成田線の増便相次ぐ

【釜山聯合ニュース】成田空港で航空会社が路線や便数を自由に決められるオープンスカイ(航空自由化)が3月末に導入されることを受け、「黄金路線」といわれる釜山−成田線の利用客の獲得に向けた航空会社の競争が激しくなりそうだ。


 大韓航空は夏季運航が始まる3月末から1日1往復している釜山−成田線を1日2往復に増便する。釜山発は午前9時50分と午後4時20分で、成田からは午後12時45分と午後7時30分の出発となる。増便により、釜山のビジネス客らが午前に日本入りし、午後に帰ることが可能になる。


 格安航空会社(LCC)のエアプサンは3月から1日1往復の釜山−成田線を1日2往復に拡大することを検討している。


 日本ではジェットスタージャパンが釜山線を就航するための事前調査を行うなど、年末の就航に向け準備を進めている。日本航空(JAL)が1日2往復、エアアジアジャパンが週1往復しており、両国の航空会社の激戦区になりそうだ。


 釜山−成田線は平均搭乗率が80〜90%に達する代表的な「黄金路線」とされている。

4147チバQ:2013/01/16(水) 23:41:54
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/130116/cpb1301162217015-n1.htm
国交省が職員3人派遣 787事故、本格調査 全日空は戦略変えず2013.1.16 18:16
 山口宇部発羽田行き全日空692便ボーイング787の機内で煙が発生し、高松空港に緊急着陸した事故で、国土交通省は16日、航空機専門の職員3人を現地に派遣し、本格的な原因調査に乗り出した。全日空と日航が当面中止を決めた787の運航については「両社と相談し、どういう条件で再開させるか判断する」としている。

 運輸安全委員会も16日、航空事故調査官5人を高松空港に派遣。空港関係者らと協議し、調査の進め方を決める。

 全日空の伊東信一郎社長は16日、国交省で太田昭宏国交相と面会し「関係者の方々にご迷惑とご心配をおかけし、心からおわびします」と陳謝。報道陣には、「787が従来の機種より問題があるとは思わない」と述べ、同機種を使用する経営戦略を現時点で変更する考えがないことを示した。

http://www.asahi.com/national/update/0116/TKY201301160361.html
2013年1月16日20時36分
緊急着陸のボーイング787、バッテリーに不具合か

 16日午前8時47分ごろ、全日空(ANA)692便の山口宇部発羽田行きボーイング787型機(乗客129人、乗員8人)が、高松空港に緊急着陸した。機内で煙が出ているのを感知したといい、着陸後に機体前方にある電気室内のバッテリーケースが変色しているのが見つかった。

 国の運輸安全委員会は同日、事故につながりかねない「重大インシデント」として航空事故調査官5人を同空港に派遣。操縦席などの調査と乗員らへの聞き取りを進めた。バッテリー周辺は17日に調査する。高松空港は16日の緊急着陸後に午後9時前まで閉鎖され、発着の計23便が欠航した。

 国土交通省や全日空によると、高度1万メートル付近を飛行中の午前8時25分ごろ、操縦席の計器に「機体前方の電気室で煙が感知された」とのメッセージが表示された。さらに、操縦室と客室内で異臭がしたため、緊急着陸を決めた。着陸後、高松空港の管制官が機体周辺から白煙が上がっているのを目撃。機長らは連絡を受け、機体両側から緊急脱出用のスライドを出し、乗客を緊急避難させた。乗客2人が避難時にすり傷を負い、1人が腰の痛みを訴えて病院に搬送された。

4148チバQ:2013/01/16(水) 23:42:25
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130116/amr13011620350006-n1.htm
米航空当局が包括的調査に 航空業界にも影響
2013.1.16 20:32 (1/2ページ)

緊急着陸した全日空のボーイング787=16日午前10時35分、高松空港(本社ヘリから、頼光和弘撮影)
 【デトロイト(米ミシガン州)=柿内公輔】ボーイング787が高松空港に緊急着陸した問題で、連邦航空局(FAA)など米運輸当局は15日(米国時間)、787をめぐる包括的調査に今回の問題を含める意向を示した。今後の展開次第では航空業界の経営にも影響を与えそうだ。

 FAAは、年明けから日米で相次いだ787の運航トラブルについて11日、米運輸安全委員会(NTSB)やボーイング社の技術陣と合同で原因究明や基幹システムに関する調査を行うと発表したものの、ウエルタFAA長官は「(787は)安全な機体と確信している」と強調していた。

 だが、また起きた運航トラブルを当局は重視。NTSBは「日本で起きた787の緊急着陸について情報を収集している」との声明を出した。FAAは当初、電気系統などを重点的に調べるとしていたが、今回の問題でも電気系統の不具合の可能性が指摘されている。

 長い航続距離を誇り「ドリームライナー」と呼ばれる787だが、開発段階から「難産」で、最初の機体が全日空に引き渡されたのは予定より3年以上遅れた2011年9月。世界の航空会社に今後約800機が納入されるが、米メディアによると、引き渡し遅延の違約料もかさみ、現時点ではとても採算が取れるような状況ではないとされる。

 世界的な景気低迷の逆風下でコスト削減に苦労する航空各社にとっても、燃費が従来機より大幅に改善した787の“低空飛行”は、期待が大きかっただけに頭が痛い問題だ。

 ボーイング社は「全日空や関係当局とともに原因究明に全力で取り組んでいる」との声明を発表したが、今後の調査や問題改善に手間取れば、航空業界に一層打撃を与えかねない。

4149チバQ:2013/01/16(水) 23:53:29
http://www.sankeibiz.jp/business/news/130116/bsd1301161915005-n1.htm
B787運航停止長期化なら…全日空、日航の路線計画に狂い (1/2ページ)2013.1.16 19:12


緊急着陸した全日空のボーイング787=16日午前10時35分、高松空港(本社ヘリから、頼光和弘撮影)【拡大】
 米ボーイングの「B787」が緊急着陸した事故で、全日空、日本航空が事業戦略の修正を迫られ可能性が出てきた。世界に先行して導入した不具合が相次いだ中での重大事故だけに、今回の事故の原因究明を果たさない限り、運航の安全性が保証できず、17日以降も運航再開のめどが立たない。さらに原因が深刻だった場合には、全面的な経営の見直しにつながる懸念もある。

 「待ちに待った飛行機」(植木義晴・日航社長)という787を、航空各社が積極導入したのは、従来型機より性能が大きく向上したからだ。787は機体のサイズが比較的小さいものの、飛べる距離は長い。例えば、B767では米西海岸までが精いっぱいだが、787ならば米東海岸まで直行便が運航できる。しかも燃費効率は767に比べ、約2割改善。事業の収益性を高めたい航空各社はこの機材を使うことで、従来採算がとれなかった海外の地方都市などへの進出さえ可能になる。

 787は現在、全日空が17機、日航が7機をそれぞれ保有。全日空は国内12路線、海外4路線で使用し、日航は欧米線を中心に海外6路線で運航している。

 ボーイングによると、世界で運航される787のうち、約半数が日本の航空2社で使用。最新鋭機という珍しさもあって「同じ路線でも、787と別の機種を使う場合では搭乗率が10%高い」(全日空)といい、利用客増の呼び水効果も発揮している。

 しかし、16日は全日空機の緊急着陸事故で、日航機を含めて787を使用する全便が運休する事態に。経営効率化を進めている全日空には「予備機など飛行機の余裕はそれほどない」なかで、787全面運航停止で16日は計38便の欠航を余儀なくされた。航空各社の安全だという独自判断は適用できず、国土交通省の判断を待たねばならず、少なくとも数日間の運航停止は続くという見方も多く、収益の押し下げにつながる。

 全日空の伊東信一郎社長は事故後も、787の今後の導入計画は「現時点では変更はない」と強調するが、日米の航空当局が787の相次ぐトラブルの原因が設計上のミスなどと判断した場合、787の運航は認められなくなり、導入計画も頓挫する。そうなると全日空、日航の経営影響は必至。「夢の飛行機」(ドリームライナー)との愛称を冠した旅客機が“悪夢”をもたらしかねない。

4150チバQ:2013/01/17(木) 21:56:05
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130117-00000092-mai-soci
<787機>バッテリー過充電か 内部激しく炭化
毎日新聞 1月17日(木)20時54分配信
 全日空のボーイング787が飛行中に発煙し高松空港に緊急着陸したトラブルで、国土交通省運輸安全委員会は17日、機体前方の電気室にあるメーンバッテリーの内部が激しく焼けただれ炭化していたことを明らかにした。バッテリーは正常な重量より15%以上軽くなっていた。安全委は、容量以上の電力が充電され続けた「過充電」が原因との見方を示唆。バッテリーの過熱が液漏れや発煙につながったとみて、研究機関で鑑定する。【山田泰正、鈴木理之、桐野耕一】

 安全委は同日、メーカーのGSユアサ(京都市)の技術者立ち会いの下、異常があったメーンバッテリーを取り外して調査した。

 小杉英世・次席調査官によると、バッテリーを収納する金属製容器(幅28センチ、長さ34センチ、高さ22センチ)が内部からガスや熱で膨脹したように変形していた他、充電量などを制御する保護回路の基板が真っ黒に焼けていた。正常だと28.32キロあるバッテリーの重量は23.58キロに減少。大量の液漏れで軽くなったとみられる。

 また、電気室付近の胴体にある通排気口の外側の機体には、長さ2〜3メートルにわたって焦げ茶色のすすが付着し、電気室から煙が大量に出たことが確認された。

 小杉次席調査官は「バッテリー内部は液が抜け、木炭のようになっていた。過電流や過電圧などバッテリーに大きな負荷がかかっていたのは確かだろう」と述べ、電圧や電流の変化などをフライトレコーダーを分析して解析する考えを示した。

 全日空などによると、メーンバッテリーのリチウムイオン電池には稼働中のエンジンから電気が供給され続ける。過充電にならないよう同じ容器内と機体側に二重の制御装置が組み込まれ、充電容量が100%に達すると供給が止まる仕組み。GSユアサの広報担当者は「バッテリーが炭化するトラブルは初めて聞いた。原因はすぐにはわからない」と話した。18日は米国から国家運輸安全委員会(NTSB)と連邦航空局(FAA)の調査官、ボーイング社の技術者らが高松入りし、機体を調査する。

 今回のトラブルがあった機体は12年1月に運航を開始。10月17日早朝に羽田空港で機体電源が入らないトラブルがありメーンバッテリーを交換した他、8カ月前の同2月29日にも電気系統のトラブルを起こしていた。同型のバッテリーは米ボストンの空港で日本時間の今月8日に出火した日本航空の787にも使われており、全日空が同日行った緊急点検で異常は見つかっていなかった。

4151チバQ:2013/01/17(木) 21:56:44
http://www.sankeibiz.jp/business/news/130117/bsd1301172119014-n1.htm
【B787トラブル】導入計画見直しで崩れる路線戦略 欠航長期なら減収数十億円 (1/2ページ)2013.1.17 21:18

 米国に続き、日本の航空当局が17日に米ボーイング787の運航停止を指示したことで、事態が長期化すれば、同型機を戦略機に位置づける全日本空輸、日本航空は業績、事業計画の見直しが避けられない。長距離を飛べる低燃費中型機のB787の大量導入を前提にした路線戦略が根底から崩れ、国際競争力の低下と深刻な経営への打撃が予想される。

 全日空は17日、B787の運航停止の影響で、機体のやり繰りが間に合わず、国内線で35便を欠航した。18日は国内、国際線合わせて30便が欠航する予定で、再開まで1日約30便の欠航が続く。日航はすでに、今後1週間で国際線計8便の欠航を決めた。欠航により、「事務費用なども含め、1便欠航で100万円は影響が出る」(業界関係者)とされ、長期化で数十億円の減収もあり得る。代替機はB767やB777などだが、座席数が多かったり燃費性能も悪いため、収益率も下がる。

 運航停止の長期化で、全日空が今年度末までに20機(現在17機)、日航が10機(同7機)という導入計画は崩れる。全日空が平成32年度までに66機を導入して中型機をすべてB787にし、日航が同時期までに45機体制にする計画も困難になる。

 運航停止の長期化で、全日空が今年度末までに20機(現在17機)、日航が10機(同7機)という導入計画は崩れる。全日空が平成32年度までに66機を導入して中型機をすべてB787にし、日航が同時期までに45機体制にする計画も困難になる。

 両社がB787にこだわるのは、航空業界で大きな潮流になると期待される路線戦略「ポイント・トゥ・ポイント(PtoP)」を世界の航空会社に先駆けて先行したいからだ。

 これまでの世界の航空業界の常識では、ハブ(拠点)空港同士を大型機で結び、それ以外の空港を中小型機で結ぶ「ハブ・アンド・スポーク」が主流だった。だが、PtoPは直接中小も含めた空港を路線でつなぎ、1回のフライトで目的地にたどり着ける便を増やす戦略。これには長距離を飛べる低燃費中型機が不可欠で、B787が前提になる。ハブ機能が弱い日本の航空会社にとっては、生き残りの生命線で、原因究明と運航再開が急がれる。

4152チバQ:2013/01/17(木) 22:36:38
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/343608
春秋航空18日で1年 “安定飛行”道半ば
2013年1月17日 01:58 カテゴリー:九州 > 佐賀

1周年記念式典で園児から花束を受け取った古川康知事(中列右端)や春秋航空関係者 中国の格安航空会社「春秋航空」の佐賀−上海間の定期チャーター便が、18日で就航1年を迎える。昨年12月末までの搭乗率は7割以下。期待された経済振興も、ビジネス面で県内企業の進出が1件決まったものの、観光面では日中関係の悪化で観光客減少は続く。今年12月には佐賀空港に国際線専用ターミナルが完成する。中国人ツアー客一人当たり3千円を補助するなど県による春秋支援も期限3年の折り返しを迎える。2年目の“飛行”は安定するのか−。16日は佐賀空港で記念式典があった。

 「政治や経済の情勢の変化も、日中間で人が行き来する大河の流れを止められない」。式典でこう表現した古川康知事。昨年7月、8割超の高い搭乗率を背景に週2往復から3往復に増便。最低2泊の旅行が可能となり、ビジネスなど個人客の利用が増えている現状を踏まえた発言だった。

 一方で、9月に沖縄県・尖閣諸島をめぐる日中関係悪化でツアー客が激減した。県空港課によると就航から12月末までの平均搭乗率は69・8%。県目標の90%を切ったが、古川知事は「偶発的(関係悪化)なことが起きた年にしては、よく頑張った数字」と評価した。

 昨年末までに約3万人が往来した上海便。わずかでも就航効果を生み出したのがビジネス面だ。

 昨年9月には現地見本市が中止になる影響があったが、県上海デスクが、昨年1月から現在までに相談を受けたり、一緒に商談に同行した活動は198件。佐賀市の建具メーカーが「就航後第1号」として、今年中の現地法人の進出を決めた。

 ほかに医療用カツラやネイルアート素材の輸入開始などの取引も10件弱。就航当時は中小零細企業の相談が多かったが、現在は中国進出する大企業の債権回収や財産管理など相談内容が細かくなっている。同デスクの北村志帆代表は「上海が『安く近い場所』との認識が定着してきた」とみる。

 逆に、中国人観光客増が見込まれた観光面では関係悪化の影響が続く。

 「日本有数の温泉地」とPRしてきた嬉野市。市の観光動態調査によると、昨年1〜11月に市内の宿泊施設や観光地から報告された中国人観光客(日帰り含む)は1680人と、前年同期比4倍超の増加。7月471人、8月713人などと好調だったが、9月は19人、10月40人、11月21人と減った。

 16〜19日に市町研修団の一員として訪中する中島庸二副市長は「当初は手応えを感じた面もあるが、まだ格安の春秋航空ツアー客に嬉野温泉が受け入れられていない面もあり、(4倍の)増加が就航効果かは分からない」と分析。その上で「中国とのつながりは持ち続けたい」と話した。

=2013/01/17付 西日本新聞朝刊=

4153チバQ:2013/01/17(木) 23:06:30
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130117-00000108-mai-bus_all
<787機>減便・運休長期化…国内2社、機材繰り苦慮
毎日新聞 1月17日(木)21時51分配信

 米ボーイング社の最新鋭機787のバッテリーから電解液が漏れたトラブルで、国土交通省は17日、国内の航空会社に同機の運航停止を指示した。米連邦航空局(FAA)が16日、米国内での運航停止を命じたことを受けた措置で、各国の航空当局も運航停止に踏み出している。世界の航空会社に影響は広がりつつあり、特に先行して導入してきた全日空、日本航空は対応に苦慮している。また、ボーイングの経営にも影響が及ぶ可能性がある。

 国交省など各国の規制当局がボーイング787の運航停止を指示したことで、同機を保有する全日本空輸と日本航空の減便・運休が長期化する懸念が強まり、収益にも影響が出始めている。

 全日空は18日だけで国内線24便、国際線6便を欠航し、約4800人に影響が出る見通し。同社は787を世界最多の17機保有し、国際線で週52便、国内線で1日61便を運航している。運航数が多いため「十分な代替機を確保し切れない」と頭を抱えている。特に国内線の機材繰りに苦慮しており、今後も一部欠航が続く見通しだ。

 日航は18日から25日までに、787で就航していた国際線90便のうち、成田−米サンディエゴ線10便すべてなど計11便を欠航する。日航は10年の経営破綻をきっかけに保有していた航空機を削減したため、代替機のやり繰りが難しくなっている。

 また、航空機のパイロット免許は機種ごとに交付されるため、代替機だけでなくパイロットの手当ても必要になる事情も両社を悩ませている。

 燃費効率に優れた787の運航停止でコスト増も避けられない。日航の場合、成田−ボストン線を大型のボーイング777を使って代替運航する。787の座席数が186席に対し、777は245席で、満席にすることは難しい。中型機で燃費効率の良い787の使用を前提に開設した同路線だけに、採算を取るのは困難になりそうだ。

 FAAが787の安全性が立証できたと判断するまで運航再開は不可能で、「見通しはたっていない」(国交省)。日航は「事態が長引けば、収支にも影響しかねない」としている。【宇田川恵】

 ◇各国、次々に運航停止…ボーイング、経営に影響も

 【ワシントン平地修】ボーイングのマックナーニ最高経営責任者(CEO)は16日、「FAAに協力し、できるだけ早く原因を究明し、解決策を見つける」と声明を出した。FAAが787の運航停止を命じたのは、火災などにつながりかねないバッテリーを巡るトラブルの続発を重く受け止めたためで、「安全性が確保されるまで運航再開は認められない」としている。運航停止が長期化する可能性もあり、約800機を受注しているボーイングの生産計画などに影響を及ぼしそうだ。

 ボーイングは昨年末までに世界の航空会社8社に49機の787を納入。日本で日航と全日空の計24機がすでに運航を停止、米国ではユナイテッドが6機の運航を停止する。FAAは他国にも運航停止の措置を取るよう警告しており、インドの規制当局も787を5機保有する国営航空エア・インディアに対し、運航停止を指示した。

 香港紙によると、787を10機発注していた中国航空大手の中国南方航空の幹部が「FAAが787に欠陥を見つければ、キャンセルする」と発言。中国紙によると同国の航空会社4社で計41機を発注済みだが、航空当局は787の使用認可を与えておらず、FAAの運航停止指示は手続きに影響を与えそうだ。

 軽量化と燃費効率の高さが売り物の最新鋭機787の初号機納入は計画から2年以上遅れ、開発コストなどがかさみ、ボーイングの経営を圧迫。11年にようやく787の納入にこぎつけたが、小型機開発で先行したライバルの欧州エアバスが同年1419機を受注したのに対し、ボーイングは805機と大きく水をあけられていた。

 マックナーニCEOは16日、「787の安全には自信を持っている」と改めて表明。しかし、現時点で「バッテリー異常の根本原因は調査中」(FAA)で原因究明には時間がかかることも予想される。

4154チバQ:2013/01/19(土) 13:19:30

http://www.sankeibiz.jp/business/news/130119/bsk1301190502005-n1.htm
航空各社、B787支持継続 一蓮托生の長期投資、改善に期待 (1/2ページ)2013.1.19 05:00
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 米ボーイングの最新鋭旅客機787を長距離輸送能力や業界最高水準の燃費効率を重視して購入を決めた航空会社各社は、運航停止となったB787への支持で結束している。B787と航空会社は一蓮托生(いちれんたくしょう)の運命にあるからだ。

 米AMR傘下のアメリカン航空や、ジェット機リース部門を持つ金融会社CITグループ、資産家リチャード・ブランソン氏率いるヴァージン・アトランティック航空などの顧客企業は一様に、ボーイングが運航停止の原因となったバッテリーの不具合を解決するとの期待を示している。ボーイングの受注残は約800機。

 重要なのは、航空会社が最低表示価格約2億700万ドル(約190億円)のB787に賭けているいうことだ。航空会社は航空機を数十年にわたる投資だと考えており、各社の事業計画は、他のジェット機と比べて燃費効率が20%高いなど、ボーイングが約束するB787の高性能を基に成り立っている。

 CRTキャピタル・グループのアナリスト、マイケル・ダーチン氏は電話取材で、「30年間に及ぶ決定事項であり、航空会社は購入前に長期間じっくり検討した」と指摘。「航空会社と取締役会が行う最大の決定の一つであり、航空機の発注はそう簡単に変えられるものではない」と述べた。

 米連邦航空局(FAA)は16日にB787の運航停止を命じ、外国当局もこれに続いた。日本航空のB787が先週出火したことや、全日本空輸の同型機で今週警告が表示されたことを受け、リチウムイオン電池に出火の恐れがあると指摘。FAAによると、世界で就航する同型機は50機。(ブルームバーグ Mary Jane Credeur)

4155チバQ:2013/01/19(土) 13:20:53
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130119-00000071-mailo-l12
成田空港:離着陸制限の運用緩和提案 成田市議会、市長に出席要請 態度表明求める /千葉
毎日新聞 1月19日(土)12時12分配信

 国が成田空港の夜間・早朝の離着陸制限の運用緩和を提案した問題で、地元の成田市議会空港対策特別委員会(青野勝行委員長)は18日、小泉一成市長に30日の同委員会出席を要請することを決めた。議会側は、提案に対する態度表明を市長に求める。
 同委員会はこの日、非公開の協議会を開いて、各議員が提案に対する地元住民の反応や意見を報告した。
 国と成田国際空港会社は2月中に地元同意を取り付け、3月末から制限を緩和したい意向だ。【早川健人】
1月19日朝刊

4156チバQ:2013/01/19(土) 13:24:48
>>4152
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2382556.article.html
団体客は県外へ、薄い経済効果 上海便1年
 中国の格安航空会社(LCC)春秋航空の佐賀就航から1年。県内の観光地や商業施設は経済効果を期待したものの、尖閣問題の影響で搭乗率は低迷、波及効果は薄かった。ツアー復活の動きが出だし、県も佐賀の魅力発信や認知度アップなど中国での売り込みに力を入れており、経済面では就航から2年目の今年が真価を問われそうだ。

 佐賀県によると、春秋航空を使って県内に宿泊した中国人団体旅行客は昨年1年間で約2460人だった。過去3年間、中国人の年間宿泊客は3千〜4千人で推移しており、県観光課は「春秋航空利用者をそのまま上乗せできるかどうかはまだ分からないが、増加しているのでは」とみる。

 全体的に増えているとしても、課題は観光客の“県外流出”だ。

 ツアーは佐賀を発着点に熊本や大分、福岡、長崎への広域周遊が中心。県内宿泊は佐賀空港に降り立つ初日か、帰る前がほとんどで、滞在時間は1日に満たない。他県と組み合わせた旅程でも、立ち寄り先は徐福長寿館(佐賀市)や佐賀市歴史民俗館(同)、鳥栖プレミアムアウトレット(鳥栖市)など限定的だ。

 徐福長寿館は、昨年の入館者が前年比約64%増の4815人で、うち3割を中国人客が占めた。澤野隆館長は「中国人客は年間40〜50人程度だったので、まさに春秋航空効果」と話し、入館料収入やお土産購入なども増えた。宿泊先の佐賀市のホテルに近い西友佐賀店でも、中国人客が菓子や台所用品、化粧品などを大量購入。「1人当たりの売り上げは千円〜2千円程度だったが、年間にすればある程度の効果があった」と話す。

 一方で、西友佐賀店に隣接するJR佐賀駅のテナントでつくる佐賀デイトスは「中国人客はほとんど見ない。指さし会話シートを備えるなど受け入れ準備をしてきたが正直、期待外れ」。第1便の団体客が訪れた鹿島市・祐徳稲荷神社の祐徳門前商店街や肥前浜宿でも「第1便以降、姿を見かけない。店内の中国語表記を外す店も出てきている」(飲食店)と落胆の声も漏れる。

 県観光課は、中国の旅行会社に有田や唐津など具体的な観光コースを提案し、旅行商品組成を要請。昨年4月からは中国で佐賀の観光情報サイトを開設し、中国版ツイッター「微博(ウェイボ)」で、観光情報を発信している。フォロワー(登録読者)は尖閣問題以降も増え続け、4600人を超えた。

 同課は「サイトの佐賀牛特集を見て、佐賀県に行ったという中国人の書き込みもある。佐賀ファンを囲い込み、誘客につなげたい」と話す。佐賀の魅力を中国へ提案する商品開発ができるかどうかが、今後の鍵を握る。

2013年01月18日更新

4157名無しさん:2013/01/20(日) 11:22:30
http://mainichi.jp/area/news/20130112ddp008020013000c.html
ジェットスター・ジャパン:大分−成田線、年内に開設
毎日新聞 2013年01月12日 西部朝刊

 成田空港を拠点とする日本航空系の格安航空会社(LCC)、ジェットスター・ジャパンが、13年中に成田−大分線を開設する方針であることが11日、分かった。首都圏と九州本土を結ぶLCC路線は、同社と、全日本空輸系のエアアジア・ジャパンが運航する成田−福岡線に次いで2路線目になる。

 航空当局との調整を経て、ジェットスターが月内に発表する。就航ダイヤや本数は、今後調整する。同社は現在、7機体制で、国内5都市を結ぶ幹線に就航している。保有機材を年内に20機まで増やし、大分などの地方路線にも進出し、路線網拡大を図る。運賃は、日航など大手が運航する羽田−大分線の正規運賃の3分の1以下となる5000円から1万円程度とし、観光をメーンとした新たな需要を掘り起こす。

 大分空港は、ビジネス需要の減退と、九州内の他の空港との競争激化により利用者の減少傾向が続いている。大分県は、LCC就航を地元経済活性化の起爆剤にしようと、誘致活動を進めてきた。【寺田剛】

4158名無しさん:2013/01/20(日) 11:24:38
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201301200016.html
'13/1/20
地方空港に駐機場増設へ 国交省、LCC就航後押し

 国土交通省は、格安航空会社(LCC)を中心に新たな航空便の乗り入れを後押ししようと、国管理の地方空港に駐機場を増設することを決めた。増便により国内外の観光客やビジネス客を増やし地域振興につなげる。

 2012年度補正予算案に別の航空関連の事業と合わせて14億8千万円を計上。予算成立を待って、2月にも対象となる空港数カ所を決める。

 国交省によると、一部の空港では、利便性の高い朝夕の時間帯に飛行機の離着陸が集中し、駐機場が満杯になるケースが発生。LCCなどが新規乗り入れや増便を求めても、空港側が希望の時間帯でのダイヤ設定に応じられなかったり、就航を断ったりしていることから、駐機場の拡大が求められていた。

 LCCの路線が拡大すれば、これまで飛行機を利用していなかった人の需要の掘り起こしや外国人旅行者の呼び込みにつながることが期待される。関西空港では専用ターミナルが完成しており、成田空港でも整備が進んでいる。

 LCCは機内サービスの簡素化などで大手航空会社より大幅に安い運賃を実現し、欧米やアジアで急成長している。

4159チバQ:2013/01/20(日) 21:14:18
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20130120/CK2013012002000119.html
成田「選ばれる空港」へ前進 3月にオープンスカイ
2013年1月20日

3月の「オープンスカイ」に向けてさまざまな整備が進む成田空港=成田市で


 航空機の着陸料値下げ、離着陸時間制限の緩和、新しい誘導路と駐機場の整備−。成田空港ではこのところ、次から次へと新しい取り組みが進められている。いずれも「オープンスカイ」が実現する今春を導入や運用開始の目標としているが、地元では反発や懸念の声も出ている。(小沢伸介)

 「お客さま(航空会社)に選ばれる空港にならなければならない」。成田国際空港会社(NAA)の夏目誠社長は昨年六月の就任以降、公の場でこんな発言を繰り返している。

 成田空港では、オープンスカイの対象として、韓国、米国、台湾、香港、タイ、シンガポールなど需要の高い路線を多く抱えている。国際航空運送協会(IATA)による発着調整の結果を待っている段階で、現在のダイヤと比べ、急激な増減はないとみられる。

 ただ、NAAの深谷憲一副社長は「魅力あるポイントならどんどん入ってくる可能性があり、成田空港が大きく発展するチャンス。使い勝手が良くなるよう、このタイミングで戦略的に取り組む必要がある」と強調する。

 着陸料は四月一日から平均5・5%引き下げる。騒音レベルが低い大型機だと、ソウルや上海などアジアの競争相手の倍以上と開きがあるものの、国内では羽田、関西、中部よりも安い。

 施設整備では、二千五百メートルのB滑走路に接続する三本目の誘導路と、十機分の駐機場が完成し、ともに三月七日に運用を始める。現状の誘導路では、滑走路を横切ることもあり、混雑の一因になっていた。

 離着陸制限の緩和案は、現行の午後十一時から午前六時までの離着陸制限を、やむを得ない場合に限り、午後十一時台の離着陸と午前五時台の着陸を認める内容だ。

 実現すれば、空港周辺地域で騒音などの負担が増えることになる。ある首長は「三十万回合意の際に織り込み済み」として、容認せざるを得ない考えを示したが、住民の理解が得られる見通しは立たない。

 離着陸制限の緩和案について、国土交通省やNAAが説明しているものの、「生活環境を脅かす」などの反対意見が相次いでいるという。成田市と芝山町では、意見集約の段取りに入れない状態だ。

 多古町の騒音地域で暮らす男性は「空港地域の発展は望んでいるが、三十万回を容認したばかりなのに、もう緩和とはおかしい」と訴えている。

 新誘導路をめぐっては、空港用地内で暮らし続ける空港反対派住民が「農地や住居を取り囲み、騒音や排ガスの渦に陥れる暴挙」と反発を強め、運用開始当日に大規模なデモを実施する構えだ。

 <オープンスカイ> 航空自由化とも呼ばれ、国際線の路線や便数、航空会社、運賃などの設定について政府間交渉を抜きにして、航空会社が需要や採算性を基に自由に決められる。格安航空会社(LCC)などの新規参入も原則自由となる。

 2010年10月に成田空港の年間発着枠30万回拡大に地元合意したのを受け、政府はただちに米国と自由化協定を締結。その後、交渉が加速し、23カ国・地域との間で合意。発着枠が27万回になる今年3月31日の夏ダイヤからの実施が決まった。

4160チバQ:2013/01/20(日) 21:15:38
http://www.narinari.com/Nd/20130120257.html
目的地へ最短47秒の航空路線、島と島の“世界最短”距離を1日2往復。
2013/01/20 12:20 Written by Narinari.com編集部

遠い目的地にも素早く運んでくれる飛行機は、もはや現代人に欠かせない交通手段の1つ。仕事や旅行などで利用する人を乗せ、毎日世界中の空を飛んでいるが、英国には世界でもひときわ珍しい路線がある。英国本土の北に位置するオークニー諸島の2島を、飛行時間わずか2分で結んでいるという“世界一短い”航空路線だ。

英紙デイリー・メールやデイリー・テレグラフなどによると、世界一短い路線を運航しているのは、英スコットランドの航空会社ローガンエアー。1967年からオークニー諸島間を結ぶ定期路線を就航させている同社では、ウェストレー島とパパ・ウェストレー島間の1マイル(約1.6キロ)超を結ぶ定期路線便も運航している。時刻表上の所要時間はわずか2分、風向き次第では最短47秒で到着するそうだ。

オークニー諸島では、各島にある空港を諸島議会が公的に運営。先ごろその議会が、住民の移動手段確保や貨物の運搬などを目的に、2013年4月から2016年3月までの定期路線について競争入札を行ったそう。以前からサービスを提供しているローガンエアーでは、住民以外にも観光客の需要が高く、“世界一短い航空路線”としての世界的知名度もあることにより、諸島間の運航を確保するのは「大きな特権」(ローガンエアー公式サイトより)と判断。3社間での競争入札に参加して無事に受注を果たし、フィル・プレストンCOOは「契約を結べて嬉しい」とのコメントを出している。



それだけローガンエアーが確保したかった路線の飛行時間が、どれほど短いのかを紹介しているのが、YouTubeに投稿されている「World's Shortest Flight: Westray to Papa Westray」(http://www.youtube.com/watch?v=fwyVWaCAD2A)という動画。ウェストレー空港の滑走路を走行する場面から始まるこの動画では、開始50秒過ぎに飛び立った飛行機が、2分10秒頃にはパパ・ウェストレー空港に着陸しており、わずか1分20秒ほどの飛行時間だったことが分かる。



現在ローガンエアーでは、この路線をオークニー諸島の中心地メインランド島カークウォールとパパ・ウェストレー島を結ぶ路線の一部に組み入れる形で、朝と昼の2往復を運航。周辺には、今から約5,000年前の新石器時代に作られたとされる遺跡も点在しているそうで、英国を訪れる機会がある人は、一度北へ足を延ばして観光を楽しみつつ、世界でも珍しい航空便も利用してみてはいかがだろうか。

4161とはずがたり:2013/01/21(月) 19:08:31

バッテリーの過電圧なし、日航機出火で米当局 B787トラブル
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/snk20130121523.html
2013年1月21日(月)11:10

 【ワシントン=柿内公輔】米運輸安全委員会(NTSB)は20日、米東部ボストンのローガン国際空港で起きた日本航空のボーイング787の出火事故について、補助動力装置(APU)用のバッテリーに過電圧はみられなかったとの見解を示した。

 NTSBによると、日航機のフライトレコーダー(飛行記録装置)のデータの解析から、「APU用のバッテリーは設計上の電圧の32ボルトを超えていなかった」ことが判明した。

 このバッテリーは、ジーエス・ユアサコーポレーション(GSユアサ)製。16日に高松空港に緊急着陸した全日空機にも搭載されており、日本の運輸安全委員会はバッテリーに過剰な電圧がかかり、内部の液体が過熱で漏れ出た可能性があると指摘していた。

 ただ、NTSBや米連邦航空局(FAA)は、出火原因との関係が疑われているバッテリーについて引き続き、配線や回路基板などを含めて調べている。

 ロイター通信によると、日本の運輸安全委員会の幹部は、NTSBの発表内容を今後の調査の参考にする意向を示したが、具体的な言及は避けた。

4162とはずがたり:2013/01/21(月) 19:09:46

2013年1月21日13時31分
B787トラブルで立ち入り バッテリーのGSユアサを
http://www.asahi.com/international/update/0121/TKY201301210070.html

 【工藤隆治】ボーイング787型機のトラブルで、国土交通省は21日、バッテリーを製造したGSユアサの京都市の本社に、航空法に基づき立ち入り検査した。米連邦航空局(FAA)と合同で検査し、炭化した全日空機のバッテリーの設計や製造が適切だったかを調べる。

 国交省によると、検査は同省航空局1人とFAA2人の態勢で、FAAは米国内の法令に基づいて検査に入った。工場で実際の製造工程も確認する。

 ユアサは787型機用のリチウムイオン電池を製造し、フランスのタレス社に納入している。高松空港に緊急着陸した全日空機のバッテリーは内部が炭化しており、国交省航空局の高野滋参事官は「我が国の航空機の安全を確保するのに検査が必要だ」と述べた。

 GSユアサの広報担当者は「立ち入り検査を受けているかも含めてコメントできない」と話した。

4163チバQ:2013/01/22(火) 21:45:05
http://mainichi.jp/area/chiba/news/20130122ddlk12040180000c.html
羽田空港再拡張:騒音問題 最大107回増加 県、千葉市などで調査 /千葉
毎日新聞 2013年01月22日 地方版

 羽田空港再拡張に伴う飛行ルートの変更などで県内で航空機による騒音被害が増加している問題で、県内12カ所で昨年8月に発生した1日当たりの騒音発生回数が、再拡張前に比べて最大107回増加したことが県の調査でわかった。騒音の大きさを示す「うるささ指数」も最大22ポイント増えており、被害の深刻化が明らかとなった。

 県は、騒音被害の変化を調べるため、拡張による同空港のD滑走路の供用開始(10年10月21日)の約1カ月前から、千葉市や市川市、木更津市など県内9市12地点で航空機騒音調査を実施している。昨年8月の調査では、12地点のうち10地点で1日当たりの騒音発生回数が、再拡張前から9〜107回増加。また、時間帯や頻度なども加味した「うるささ指数」は環境基準値とされる「70」以下だったが、10地点で1・1〜22・2ポイント増加するなど、騒音は悪化した。

 最も被害が深刻だったのは、南風時の着陸ルート下に位置する千葉市や四街道市で、千葉市中央区川戸町の市立川戸小学校で、うるささ指数が44・3から61・4に増し、1日当たりの騒音発生回数も6回から113回と激増した。また、南側からと北側からの二つの着陸ルートが付近上空で交差する千葉市若葉区大宮町の県立千葉大宮高校でも、うるささ指数が44・4から59・9に悪化し、騒音発生回数も20回から116回に増加した。

 そのほか、市川市の大洲幼稚園では、33・4から55・6に増え、騒音回数は1回から76回に増加。白井、市原、富津の各市などでもうるささ指数と騒音回数がともに増えた。

 県大気保全課は「発着便数の増加に伴い、騒音も増えている。実態把握に努め、国に軽減を求めたい」としている。【斎川瞳】

4164チバQ:2013/01/22(火) 21:49:51
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/01/20130122t72016.htm
格安航空、東北就航へ ピーチ、仙台−関空1日2往復
 格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーション(大阪府)は21日、仙台空港と関西空港を結ぶ路線を新設し、4月12日に就航すると発表した。東北では初のLCC就航となる。1日2往復で始め、9月1日からは3往復に増やす。同社は「仙台便は大きな市場として以前から計画していた。70〜75%の搭乗率を目標にしたい」と説明している。
 仙台空港発着では、LCCのエアアジアの最高経営責任者(CEO)が昨年10月、将来的な就航を表明した。ピーチはこれに先駆ける形となる。仙台−関西線は現在、LCC以外の他社も含めて運航していない。
 運賃は空席状況で異なり、片道は4390円〜1万8890円。予約後の払い戻しはできない。
 機材は180人乗りの「エアバス320−200」を使う。7月11日までは仙台発が午前9時15分と午後8時45分、関西発が午前7時25分と午後6時55分。
 ピーチは就航発表に合わせ、10月26日までの搭乗分の予約をホームページなどで始めた。
 同社は「関西空港からの乗り継ぎの利便性もアピールし、これまで飛行機を利用していなかった人たちの需要を掘り起こしたい」と今後の取り組みを示した。
 村井嘉浩宮城県知事は「LCCが東北に就航するのは初めてであり、仙台空港の利便性向上はもとより東北の空の旅が飛躍的に便利になる。心より歓迎したい」との談話を出した。
 ピーチは12年3月に関西空港を拠点に就航を開始。国内線は現在、札幌、福岡、長崎、鹿児島、沖縄の5路線、国際線はソウル、香港、台北の3路線ある。今回は6月14日からの関西−新石垣線、9月13日からの沖縄−新石垣線の新設も発表した。


2013年01月22日火曜日

http://www.sankeibiz.jp/business/news/130122/bsd1301220504007-n1.htm
 全日本空輸系の格安航空会社(LCC)、ピーチ・アビエーション(大阪府泉佐野市)は21日、9月を目標に関西−釜山線を新たに就航すると発表した。1日1往復(2便)を予定する。同社の国際線ではソウル(仁川)、香港、台北に次ぐ4路線目で、うち韓国向けは2路線目になる。また、国内線については、3月7日に開港する新石垣空港(沖縄県石垣市)を結ぶ新路線として、6月14日から関西−新石垣線、9月13日から那覇−新石垣線をそれぞれ1日1往復(2便)で就航する計画だ。

4165チバQ:2013/01/22(火) 21:54:30
http://www.aviationwire.jp/archives/14578
2013年1月22日 21:19 JST 日航の夏ダイヤ、羽田−中部新設 深夜早朝の国際線との乗継便
By Tadayuki YOSHIKAWA
 日本航空(JAL、9201)は1月22日、3月31日からの夏ダイヤを発表した。新設路線は羽田−中部線で、羽田空港の深夜早朝時間帯に運航している国際線と中部空港(セントレア)を1日1往復で結ぶ。運航再開は伊丹発着の松山線、函館線、三沢線の3路線で、増便は羽田−札幌線をはじめ16路線などとなっている。



乗継便として羽田−中部線を新設するJAL=12年9月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
 新設の羽田−中部線は羽田を午前8時10分に出発して中部に午前9時10分に到着するJL141便と、中部を午後8時45分に出発し羽田へ午後9時45分に着くJL146便の1日1往復2便。シンガポールやバンコク、パリから羽田へ到着する便からはJL141便へ乗り継ぎが可能で、羽田からホノルル、サンフランシスコ、パリ、シンガポール、バンコクへ向かう各便へはJL146便から乗り継ぎが行える。

 再開の伊丹−松山線は1日3往復、伊丹−函館線と三沢線はそれぞれ1日1往復を運航。増便は羽田−札幌線が現在の1日17往復から同18往復、羽田−那覇線が1日13往復から14往復などのほか、伊丹−札幌線など伊丹発着便を中心に増便する。

 減便は国際線の関西−ソウル(金浦)線で、週14往復から同7往復に半減。一方で同路線ではビジネスクラスを再開し、全席に個人用モニターを装備したボーイング737-800型機で運航する。

 JALによると、関西−金浦線以外の国際線の運航計画については、運航を停止しているボーイング787型機の運航再開時期を見極めた上で発表するという。

4167チバQ:2013/01/22(火) 22:37:53
http://biz-journal.jp/2013/01/post_1344.html
年末年始の搭乗率は及第点でも……
結局はANAとJALがイイ!? 遅延に業績低迷LCCの翼が折れる!?
2013.01.18

 2012年は日本初のLCC(格安航空会社)が就航しLCC元年と呼ばれた。日本航空が再上場するなど航空(エアライン)業界は何かと話題が多かった。

 13年はどうなるのか。1月7日、国内航空9社の年末年始(12年12月21日〜13年1月6日)の利用実績が発表になった。航空各社にとって年末年始は書入れ時、搭乗率は新規参入したLCC3社の今後を占う目安になる。搭乗率75%以上がLCCの採算ラインといわれているからだ。

 航空専門情報会社Aviation Wire調べによるとLCC3社の国内線の搭乗率は8割前後と好調だった。だが、LCCと大手に挟まれたスカイマークは7割台前半と苦戦した。

 LCC3社のうち搭乗率が最も高かったのは関西国際空港を拠点とする全日空系のピーチ・アビエーション(大阪府泉佐野市、井上愼一CEO<高経営責任者>)。国際線が81.6%、国内線が83.5%だった。

 次いで成田国際空港が拠点の日航系のジェットスター・ジャパン(成田市、鈴木みゆき社長)。国内線のみで78.7%。同じ成田が拠点の全日空系のエアアジア・ジャパン(成田市、小田切義憲・新社長)は国際線が72.2%、国内線が77.4%だった。

 これに対して、スカイマーク(東京都大田区、西久保愼一社長)は国内線のみで73.0%。前年の年末年始の実績より10.1ポイント、数字を落とした。減少率が2ケタ台となったのはスカイマークだけである。

 スカイマークがジェットスターやエアアジアと競合するのは成田発着6路線のうちの3路線。12年12月1カ月の搭乗率は福岡線が61.3%で最も高く、那覇線が47.7%、札幌線が38.3%。一方、ピーチと競合する関空の発着路線では那覇線が37.9%、札幌線が47.5%だった。スカイマークはLCCに客を奪われてしまったことを、数字が如実に示している。

 スカイマークは12年3月、関西国際空港を拠点に、関西ー札幌(新千歳)、関西ー那覇の2路線を就航したが2路線とも搭乗率は5割を切る厳しい数字となっている。

 このため収益の改善が見込めないとして関空発着の2路線から今年3月31日をもって撤退する。さらに那覇ー石垣を13年4月に就航する計画を発表していたが、発表から2週間も経っていない1月9日に就航を延期すると発表するなど迷走を続けている。

 こうした“LCCショック”はLCCと競合していない航空各社にも及んだ。羽田ー北九州線を運航しているスターフライヤー(北九州市、米原愼一社長)は全日空の傘下に入った。12年12月12日付で、これまで筆頭株主だった米投資ファンドから全日空が24億円で株式を買い取り、18%を保有する筆頭株主となった。

 スターフライヤーの年末年始の国内線の搭乗率は、前年より5.8ポイント減の72.4%。12年7月に初の国際線として就航した北九州−釜山線は62.1%にとどまった。その他のエアラインはAIRDO(札幌市、齋藤貞夫社長)が5.1ポイント減の76.5%、スカイネットアジア航空(宮崎市、高橋洋社長)が3.2ポイント減の72.6%だった。

 大手2社はどうか。日本航空(植木義晴社長)の年末年始の国内線の搭乗率は67.7%(国際線は82.4%)、全日本空輸(伊東信一郎社長)は66.6%(国際線は77.1%)だった。ピーチの国内線、83.5%からすると低い搭乗率のように見えるが、前年の年末年始の搭乗率と比較すると、日航は4.4ポイント、全日空も3.9ポイント、それぞれ改善した。

4168チバQ:2013/01/22(火) 22:38:47
 大手2社は競合路線が少ないこともあってLCCの新規参入の影響をあまり受けなかったようだ。

 スカイマークの13年3月期第2四半期(12年4〜9月)の累計決算によると、売上高は462億円と前年同期で16.4%増となったものの、営業利益は66億円で26.8%減、純利益は29億円で33.7%減となった。通期での業績予想も下方修正した。スカイマークはLCCに完敗した格好だ。

 LCCの前途は洋々かというと、そうではない。年末年始は1年のうちで利用者が最も多い時季である。ジェットスターとエアアジアの搭乗率は、採算ラインといわれる75%を上回っているが、通常の月は採算ラインを大幅に下回ることが多い。

 全日空系のエアアジアでは、12年8月に就航したばかりというのに、4カ月後の12月にCEOが岩片和行氏(55)から小田切義憲氏(50)に交代した。就航後の平均搭乗率が65.4%で、目標の80%に届かなかったのが交代の理由だ。書き入れ時の年末年始の国内線の搭乗率も77.4%と目標に届かず前途は厳しい。

 日航系のジェットスターも就航直後から欠航などのトラブルが相次いだ。11月16日には、経験が社内規定(3年以上)に満たない整備士を確認主任者に選任していたことが発覚し、国土交通省から厳重注意を受けた。そのため12月に予定していた関西国際空港を成田に次ぐ第2の拠点とする計画を延期した。

 LCC3社のなかで比較的順調なのが、競合路線が少ない関西国際空港を拠点にしたピーチということになろうか。

 国交省航空局がまとめた航空8社に関する「航空輸送サービスに係わる情報公開」(12年7〜9月分)によるとLCCの遅延率が突出している。遅延率とは定時の運行予定時間より15分以上時間がかかった発着率の割合をいう。延滞率はエアアジアが57.2%でワースト1位。便の半分以上が定時運行していないということを示す。ワースト2位はジェットスターの25.9%。ピーチは13.7%でスカイマークの15.4%に次いでワースト4位だ。

 欠航率は6.4%の日本トランスオーシャン航空がワースト1位だが、これは沖縄を直撃した台風による欠航がほとんど。実質的にはエアアジアの3.5%が1位。ジェットスターは1.4%、ピーチは1.1%だった。

 LCCは少ない航空機を使い回してコスト削減するため、遅延や欠航が出やすい。ここに、コストをできるだけ掛けず事業の拡大を急ぐLCCのひずみを見ることができる。

 LCCは早くも正念場を迎えた。
(文=編集部)

4171チバQ:2013/01/23(水) 23:15:01
http://www.mxtv.co.jp/mxnews/news/201301227.html
調布−三宅島路線を2014年度開設へ



2013年1月22日



 東京都は調布と三宅島を結ぶ航空路線を2014年度に新たに開設することを決め、航空機の購入補助費を新年度予算案に盛り込みました。これを受け、全日空は今年度末の廃止を予定していた羽田−三宅島間の定期路線を当面の間、継続することを決めました。
 新設されるのは調布飛行場と三宅島空港とを結ぶ路線で、2014年度早期の開設を予定しています。都の新年度の予算案には運航を予定する新中央航空への航空機の購入補助費が盛り込まれました。国と都が補助し、都は55%に当たるおよそ5億40000万円を補助します。航空機は19人乗りで、1日3往復を想定しているということです。
 三宅島へは現在、全日空が羽田と三宅島との間を1日1往復運航していますが、機体の老朽化により今年度末で路線を廃止する方向を打ち出していました。しかし都や三宅村などの要請を受けて、当面の間、羽田−三宅島間の路線を継続することを決めました。

4172チバQ:2013/01/24(木) 00:39:07
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20130121/CK2013012102000131.html
空港東部の発展考える 多古でシンポ 観光誘致など提案
2013年1月21日

空港周辺地域の格差解消について討論するパネリストら=多古町で


 成田空港周辺に位置しながら空港関連拠点も少なく、地場産業が低迷する空港東側地域の活性化を探るシンポジウムが、多古町コミュニティプラザで開かれた。

 空港東側地域にある同町が主催。西側の成田市などに比べ、東側は発展の遅れが指摘される。シンポでは、成田国際空港会社幹部や日本自動車連盟職員が、レンタカーを借りる外国人観光客に立ち寄ってもらう工夫、農業関係の情報発信、空の玄関から空港都市への移行などを提案した。

 空港の西と東で基盤整備や経済活動の格差が広がる中、多古町は新年度から約二十年間にわたり取り組む地域づくりの戦略を練っている。

 シンポでは、町内に計画される圏央道インターチェンジ周辺に次世代環境配慮型都市を形成するなど、これまでにまとまった戦略構想の骨子案も示した。

 筑波大の石田東生教授は基調講演で、小型機で成田とアジア諸国を直結する路線や国内線を多く設ける必要性を訴えた。(小沢伸介)

4173チバQ:2013/01/24(木) 22:32:31
http://www.sankeibiz.jp/business/news/130124/bsd1301240502001-n1.htm
B787欠航長期化 観光直撃 地方空港に困惑 (1/2ページ)2013.1.24 05:00
 ボーイング787が運航を停止した影響で全日空の国内線に欠航が相次いでいる。正月休みが終わり利用客の少ない時期のため、大きな混乱はみられないが、欠航の多くはB787が就航していた羽田空港と中国地方や四国、九州の空港を結ぶ便が占めており、地方空港の関係者や観光業界からは、欠航の長期化に困惑の声が広がっている。

 全日空によると、B787の運航停止に伴う国内線の欠航は16日から28日までに計312便、影響人員は計4万5900人に達する見通しだ。機材のやりくりのため、羽田−高知、羽田−小松などB787の就航路線以外でも欠航が発生している。

 「ビジネス客の多い東京行きの最終便が欠航になると土産の販売に影響する」。山口宇部空港内の土産物店の女性店員は嘆く。

 同空港と羽田を結ぶ全日空の1日5往復はすべてB787で運航していた。山口県の山本繁太郎知事も「極力欠航などの不便が生じないようにしてもらいたい」と注文を付けた。

 16日にB787が緊急着陸した高松空港を抱える香川県の浜田恵造知事も「安全第一だが、一日も早く正常化をお願いしたい」と話す。県幹部は「朝一と最終便はビジネス客が多いので欠航が出るのはつらい」と指摘する。

 地元観光業界への影響を懸念する声も出始めた。

 松山空港近くの道後温泉旅館協同組合の担当者は「今は繁忙期ではないが、春の観光シーズンに飛行機が予約できず、観光客がこないというのでは困る」と話す。

 宮崎市内の旅行代理店は欠航による振替便の手配で業務が煩雑になっていると指摘。「以前はB787を指定する客もいたが、トラブルが発生してから避ける人も出てきた」と不安そうな様子だ。

 広島空港では18日に予定していた島根県益田市の観光PRイベントが中止となった。協賛の全日空から中止したいと申し入れがあったという。

 ただ、地方空港にとってB787の就航は、観光客増加などの効果も大きく「安全を確保し、世界の空をリードしてほしい」(山本知事)などB787の運航再開を期待する声も聞かれた。

4174チバQ:2013/01/27(日) 12:24:19
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20130126-OYT1T01372.htm?from=ylist
LCC3社、4年で航空機5倍に…アジアで増強

 日本に拠点を置く格安航空会社(LCC)3社の航空機数の増強計画がわかった。

 計画によると、3社の航空機数は現在の計16機から2016年度末までに5倍近い74機になる。1年間に提供する座席数は全日本空輸グループの4割程度に急拡大する計算で、12年に就航したばかりの日本のLCCが、日本の空の一大勢力に成長しそうだ。

 LCC各社の航空機拡充は、エアアジア・ジャパンが16年末までに30機、ジェットスター・ジャパンが14年末までに24機、ピーチ・アビエーションが16年度末までに20機以上に、それぞれ増やす計画だ。同一の航空機を1日あたり5〜7回飛ばし、3社合計の1日あたり便数は現在の100便程度から460便以上になる。3社合計の年間提供座席数は3022万席となり、11年度の全日空グループ(6918万席)の43%に達する規模となる。

 LCC各社は航空機を増やして、国内線だけでなく、24時間空港である関西国際空港や中部国際空港などを活用し、韓国、台湾、中国などのアジアを結ぶ国際線も大幅に増やすことになりそうだ。

(2013年1月27日07時22分 読売新聞)

4175チバQ:2013/01/27(日) 12:35:11
http://www.sankeibiz.jp/business/news/130127/bsd1301270825000-n1.htm
LCC国内線利用率2%未満 格安なのになぜ?2013.1.27 08:25
 格安航空会社「LCC」の国内線の利用率が2%未満にとどまることが、リサーチ会社「クロス・マーケティング」(東京都中央区)の調査で分かった。

 遅延・欠航の不安から敬遠され、利用されない傾向にあることも浮き彫りになった。

 調査は昨年12月、首都圏や関西圏に住む20〜69歳の男女約1万8600人を対象にLCCへの意識などを聞いた。

 それによると、「国内線で利用したことがある航空会社」(複数回答)は、「ANA」(72・9%)、「JAL」(70・5%)など大手が高かった。LCC3社は、「ジェットスター・ジャパン」(1・7%)、「エアアジア・ジャパン」(1・6%)、「ピーチ・アビエーション」(1・4%)と、いずれも2%未満にとどまった。

 LCCの未利用者416人を対象に「利用しない理由」(同)を聞いたところ、「遅延・欠航の不安」(46・9%)が最多。次いで、「安全面の不安」(34・1%)だった。

 また、利用経験者600人に「格安の代わりに許容できること」(複数回答)を聞いたところ、「インターネットだけの予約」(84・5%)が最も高かった。

4176とはずがたり:2013/01/27(日) 15:43:11

米AMRとUSエアウェイズ、2週間以内に合併合意も=関係筋
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE90P00F20130126
2013年 01月 26日 13:01 JST

[ニューヨーク 25日 ロイター] アメリカン航空の親会社で経営再建中の米AMR(AAMRQ.PK: 株価, 企業情報, レポート)とUSエアウェイズ(LCC.N: 株価, 企業情報, レポート)の合併交渉について、関係筋は25日、協議が最終段階にあり、2週間以内にも合意に達する可能性があることを明らかにした。

事情に詳しい4人の関係筋によると、企業価値の評価や経営組織などをめぐってなお合意が得られておらず、協議が決裂する可能性もくすぶっているが、合意に向けて進展が見られ、AMRが単独経営を維持する公算は小さくなっている。

AMRは28─29日に開く取締役会で協議の進展状況などについて話し合う見通しという。

USエアウェイズはコメントを差し控え、AMRの広報担当者は協議の状況についてはコメントできないと述べた。AMRの無担保債権者委員会および社債保有者グループ代表には現時点で連絡が取れていない

4177チバQ:2013/01/27(日) 20:09:52
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20130127-00000509-biz_san-nb
中部がLCC誘致合戦に本格参戦 先行の関空追撃クリップするSankeiBiz 2013/1/27 18:00
LCC誘致に本腰を入れる中部国際空港=愛知県常滑市(内山智彦撮影)

 2月で開港8年を迎える中部国際空港が、格安航空会社(LCC)誘致合戦に本格参戦する。LCC専用ターミナル建設の検討に着手し、先行して同ターミナルを設置した関西国際空港を追撃。また、期間限定の小型ジェット機着陸料8割引も継続させる方向など、旅客数回復へなりふり構わず施策を打ち出す。LCCの地方路線拡充が続くなか、空港間競争は激しさを増しそうだ。

 年末から年明けにかけ、中部空港はLCCの新規就航ラッシュにわいた。全日本空輸系のLCC「エアアジア・ジャパン」と、日本航空系の「ジェットスター・ジャパン」がともに3月の就航を決定。特にエアアジアは、中部を成田に次ぐ拠点に位置付け、中部を重視する姿勢を示した。中部空港がLCCの就航拡大に力を入れるのは、成田空港、関西国際空港に対する防衛策の一つだ。中部空港の川上博社長は「LCC乗り入れによる関空、成田空港への利用者流出の動きを食い止めたい」と話す。
 LCC誘致で切り札とするのは、専用ターミナルの建設だ。「関空、成田にないものをつくれ」。川上社長は社内で発破をかける。指標とするのは、関空に昨秋開業した国内初の本格的なLCC専用ターミナル。鉄骨むきだしの天井など、建設コスト減につながる関空の工夫は取り入れる方針だ。また、空港の大きな収入源である商業施設でも知恵をめぐらす。一般客も立ち入りできる一般エリア、旅客のみが入る制限エリアで、それぞれどう店舗を配置するかも、関空を研究して構想を練る。
 「どちらのエリアで商売するのが効果的か。関空の例は参考になる」
 中部空港は、愛知万博をひかえた平成17年に開港。関空同様の海上埋め立て空港だが、総事業費を見込みより2割以上削減、開港後初年度から黒字を計上するなど公共工事の「常識」を覆した。「トヨタ方式」での徹底的なコスト削減成果だ。歴代社長はトヨタ自動車出身者が務め、コスト意識は徹底している。昨年度の航空旅客数、売上高はピーク時より2割程度減ったが、黒字化する経営体質に強化した。LCC専用ターミナル建設でのコスト削減は、施設使用料の安さに反映される。今回の建設でもコストの合理化を徹底し、誘致のPRポイントにする。

 国土交通省の「空港管理状況調書」によると、乗客数で関空は中部の1・5倍、成田は同3倍と、差は大きい。共立総合研究所の河村宏明主任研究員は「LCCを活用した地方路線網の充実は、有効な生き残り策のひとつ」と分析する。中部空港は旅客回復に向け、LCCを含む乗り入れ便拡大に本腰を入れている。小型ジェット機の増便などに対し、着陸料を8割引く大幅なディスカウントを23年春から始めた。今年3月までの暫定措置だが、継続する意向だ。
 LCCを中心に空港間で激化する誘致競争。希望の星となったLCCだが、航空旅客全体の底上げにつながるかは未知数だ。空港側やLCCは「供給を増やせば新たな顧客を創造できる」と口をそろえるが、迎え撃つ就航中の航空会社は「そこまで飛躍的な需要の伸びはない」と話す。事実、関空ではLCC参入後の競争激化でスカイマークが3月末で路線を休止する。同社は「LCC参入で市場が乱れた面もある。今後も運航コストなどの見合いで対処する」と話す。
 また、中部地区では中部空港と愛知県営名古屋空港が併存し、伊丹空港と関空を抱える関西同様、2空港態勢が続く。加えて競合路線も多く、互いに需要を食い合う形になっている。数年前、中部財界首脳が「2空港の国内線を一元化すべき」と問題提起し話題となったが、その後、議論は立ち消えになっている。ただ「周辺人口1千万人の市場に空港は2ついらない。一元化は競争力強化への道」(中部経済界関係者)という声も根強い。LCC拡大による供給量増は、中部でも「2空港問題」の議論本格化の契機となる可能性もありそうだ。(内山智彦)

4178チバQ:2013/01/28(月) 21:28:38
http://news.livedoor.com/article/detail/7354704/
LCC、パックツアーも価格破壊 旅行代理店とタッグ産経新聞2013年01月28日07時57分
 ■札幌1泊2日で8800円

 国内に拠点を置く格安航空会社(LCC)が、旅行代理店と組んで格安の旅行商品を販売する動きが広がってきた。全日本空輸系LCCのエアアジア・ジャパンが、今月からホテル宿泊と往復航空券付きの1泊2日で1万円を切る破格の国内旅行商品の販売を開始した。同様の商品を販売している他のLCCの価格と比べても大幅に安く、空の旅の価格破壊が一段と進みそうだ。

 エアアジア・ジャパンは、旅行代理店のビッグホリデーと組み、1月上旬から成田空港発着の国内3路線(札幌、福岡、沖縄)で、格安旅行商品の販売を初めて開始した。

 1泊2日の商品では、札幌が最安値8800円、福岡が同9800円。沖縄も同1万800円と、従来の旅行商品に比べて半額以下の料金設定とした。札幌に限れば、日帰り(同7800円)も用意した。売れ行きは、「当初の想定を上回る」(同社首脳)という。

 同社が就航している成田空港発着の韓国2路線(ソウル、釜山)や、有名ホテルの宿泊と組み合わせた商品の販売も準備を進めており、今後も同社の航空券付き旅行商品を充実させていく考えだ。

 国内系LCC3社では昨年、同じ全日本空輸系のピーチ・アビエーションがエイチ・アイ・エス、日本航空系のジェットスター・ジャパンがJTBと組むなどし、航空券付きの格安旅行商品を販売している。ただ、1泊2日で1万円を切る商品は異例で、今後、各社による価格競争が激化する可能性もある。

 LCCは、安全確保以外の部分で徹底的に無駄を省き、格安料金を実現している。航空券の販路はインターネットでの直接販売が中心で、旅行代理店に手数料を支払う必要がある旅行商品の販売は少なかった。だが、エアアジア・ジャパンの搭乗率は、昨年8月の就航以来、60〜70%台と、当初目標(80%)に達しておらず、苦戦を強いられている。少ない飛行機で運航しているため、便に遅れが生じる問題などで旅客が搭乗を敬遠するケースも発生している。

 このため今後も各LCCが搭乗率の向上に向け、旅行代理店と組んだ旅行商品を拡充する見通しだ。

4179チバQ:2013/01/29(火) 20:36:21
http://www.sankeibiz.jp/business/news/130129/bsd1301292005010-n1.htm
【25年度政府予算案】新関空会社の補給金、40億円に大幅減額 経営改善で2013.1.29 20:04


 平成25年度当初予算案では、新関西国際空港会社の経営支援のため支給している政府補給金が、24年度の69億円から40億円に減額して計上された。格安航空会社(LCC)の就航拡大を背景に経営改善の兆しが見えてきたことから、減額は問題ないと判断した国土交通省の概算要求がそのまま認められた。

 関空は1兆円を超える負債を抱え、利払い負担が経営を圧迫することから補給金が支給されてきた。24年度に大阪(伊丹)空港と経営統合した新関空会社の経営を軌道に乗せ、26年度を目指す両空港の運営権売却(コンセッション)までの間、補給金が継続されることになった。

 ただ統合した伊丹は毎年黒字で、新関空会社の経営の安定要因となるため、補給金を減額することで財務省と国交省が合意。さらに関空でLCCの就航が拡大し旅客数が増えていることなども勘案され、25年度は前年度の69億円から42%減となった。

 一方、関空と伊丹で国が管理する管制施設の老朽化対策などで計37億円を計上した。23年度は25億円、24年度は14億円で、ここ数年は減少傾向にあったが、増額されることになる。

 このうち、関空では、滑走路の状態など空港情報を航空機に知らせる設備や、電力設備を制御する装置の更新費用などとして14億円を充てる。伊丹では着陸する航空機を電波で誘導する設備などを23億円かけて新しくする。

4180チバQ:2013/01/29(火) 20:39:35
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/130129/mca1301291741025-n1.htm
【25年度政府予算案】地方空港整備に253億円 那覇に第2滑走路2013.1.29 17:40
 地方空港の整備費として平成24年度当初予算比で36・8%増となる253億円を計上した。発着回数が年々増えている那覇空港に第2滑走路を整備する新規事業費137億円が認められたためで、2年連続の増加。

 このほか各地の空港で、老朽化した滑走路や航空保安施設の改良を進める。福岡空港では、誘導路を増設する費用など空港機能の高度化事業に46億円を盛り込んだ。

 羽田空港の整備費は1096億円。成田空港は、格安航空会社(LCC)専用ターミナルの整備などに54億円を計上した。新関西国際空港会社を支援する補給金に40億円を計上。関西空港と大阪(伊丹)空港の経営統合効果などを考慮し、前年度比29億円減となった。

4181チバQ:2013/01/29(火) 20:45:46
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20130128-OYT8T01558.htm
三沢空港に札幌定期便

 北海道内で地方路線を運航する航空会社「北海道エアシステム」(HAC)は、7月から三沢―丘珠(おかだま)(札幌市)間に定期便を就航する方針を決めた。同社の田村千裕社長が28日、三沢市役所の種市一正市長を訪問し、伝えた。

 田村社長は「昨年11、12月に実施したチャーター便や周辺企業などのヒアリングで、この路線に一定の需要があると判断した。ビジネスだけでなく、観光の需要も思っていた以上にあった」と説明。種市市長は「県南や岩手県にとって待望の路線で、ありがたい。市も環境整備に努めたい」と述べた。

 HACによると、具体的な運航プランは、米軍などとの調整を経てから決めることになるが、機体は36人乗りで、昨年7月に策定した事業計画では1日1往復となっている。

 三沢空港では、2007年に日本航空の札幌線(新千歳)が運休し、北海道への定期便が途絶えていた。

 3月末からは日本航空の三沢―大阪(伊丹)線が2年5か月ぶりに再開することも発表されており、現在は東京(羽田)便のみとなっている三沢空港は、一気に利便性が増す。

 種市市長は「向こうから来る企業などもあるので、観光も含めて対応を十分に協議し、受け入れ態勢を考えたい」と話していた。

(2013年1月29日 読売新聞)

4182チバQ:2013/02/02(土) 00:51:07
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130201-00000035-san-l40
福岡空港“容量オーバー”発着15万回超 24年過去最高、滑走路増設課題に
産経新聞 2月1日(金)7時55分配信

 福岡空港の平成24年の航空機の発着回数が過去最高の15万5968回(速報値)に達したことが31日、国土交通省福岡空港事務所への取材で分かった。格安航空会社(LCC)の就航が相次いでいるため。滑走路1本の福岡空港で発着を円滑に処理できるのは年間14万5千回までとされており、その上限を初めて超えた。

 ■朝夕の遅延常態化

 福岡空港では10年後をめどに2本目の滑走路を新設し、上限を18万3千回まで増やすことが決まっている。だが既に朝夕の発着ラッシュ時の遅延が常態化しており、滑走路整備の前倒しが喫緊の課題として浮上した。

 発着回数のこれまでの最高は平成13年の14万3千回だった。福岡空港の発着回数は「LCC元年」とも呼ばれた24年に、関西空港を拠点とするLCC「ピーチ・アビエーション」が関空−福岡線を開設するなど3社が新規参入したことが大きい。福岡空港事務所は「今年も欧州直行便などの就航が見込まれており、発着回数はさらに増えそうだ」とする。

 福岡空港はJR博多駅や高速道路のインターにも近く、九州中から乗客を集められ、航空会社にとって魅力あふれる空港だ。特にLCCは、多くの乗客が確保できる路線に低価格で参入し、利益を確保するビジネスモデルだけに、福岡空港は垂涎の的となっている。

 一方、発着回数が増加した結果、福岡空港の混雑は深刻になっている。

 混雑解消のため国土交通省は5〜6年後の完成を目指し平成24年度、駐機場と滑走路を結ぶ国内線用誘導路の増設に着手した。ただ、誘導路の増設で、増える発着可能回数は4千回に過ぎない。

 抜本的な解決法は滑走路の増設となる。国は環境影響評価(アセスメント)の手続きに入っているが、地元政財界からは一刻も早い着工を求める声が上がっている。福岡県の小川洋知事も30日の県幹部との会議で「過密状況を解消するため、滑走路増設などが早期に実現するよう取り組みたい」と語っている。

4183荷主研究者:2013/02/03(日) 13:22:08
>>1939 >>2039
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201301110010.html
'13/1/11 中国新聞
JR白市駅をバリアフリー化

 広島空港(三原市)の最寄り駅である東広島市のJR白市駅が2014年度にもバリアフリー化されることが10日、分かった。同空港の東京線が新幹線、岩国錦帯橋空港(岩国市)との競争を強いられる中、広島県は定時性の高い山陽線経由のアクセス強化が必要と判断。駅舎にエレベーターなどを新設するため、県と東広島市はJR西日本への補助金を13年度当初予算案に盛り込む方針でいる。

 白市駅は、広島駅方面に向かう下り線ホームと改札口が線路をまたぐ陸橋で結ばれている。お年寄りや大きな荷物の空港利用者にとり、階段の上り下りは負担となる。

 関係者によると、JRが事業主体となって陸橋を新たに整備し、改札口と下り線ホームにエレベーターを設ける。今の陸橋は老朽化し、エレベーター設置は難しいと判断した。

 JRは13年度に設計、14年度に工事をする予定でいる。白市駅の1日平均乗降客数は11年度、3872人。国がバリアフリー化に補助金を出す基準「3千人以上」を上回る。事業費の負担は国とJRが各3分の1、県と東広島市が各6分の1と想定する。

 広島都市圏と空港を結ぶ公共交通は山陽自動車道を通るリムジンバスが主力。だが山陽道の事故や渋滞で運休したり遅れたりする。

 県によると、今回の年末年始に運休はなかったものの、12年のお盆期間(8月10〜15日)は上下線で計166便が運休した。運休すれば、白市駅を経由し、空港までの連絡バスを利用するのが代替ルートとなる。

 新幹線と競合する東京線(1日16往復)の利用者数は11年度まで5年連続で減少。12年12月には東京線が1日4往復する岩国錦帯橋空港も開港し、競争が激化する。こうした状況を踏まえ県などは、山陽線経由のアクセス充実の一環として、白市駅のバリアフリー化をJRなどと交渉していた。

【写真説明】改札口と下り線ホームが陸橋でつながるJR白市駅。2014年度にもエレベーターが新設される

4184チバQ:2013/02/03(日) 17:38:33
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130203-00000077-san-soci
B787、米の調査長期化 8カ国企業対象「分析に時間」
産経新聞 2月3日(日)7時55分配信



米ボーイング787型機の運行トラブルをめぐる動き(写真:産経新聞)
 【ワシントン=柿内公輔】米航空機大手ボーイングの最新鋭機「787型機」(B787)が機内での発火トラブルなどにより世界で運航停止となっている問題で、米運輸当局の調査が長期化の様相を呈している。発火した電池の製造などに携わる企業が世界8カ国にまたがるうえ、米議会も近く調査に乗り出すからだ。世界で運航されるB787の約半数を占める日本航空、全日空への運航面の影響が懸念される。

 B787のトラブルを調査している米運輸安全委員会(NTSB)は1日、先月7日にボストンの空港で起きた日航機発火事故の最新調査状況を公表した。調査には米海軍も加わり、日航機内に搭載されたリチウムイオン電池の発火箇所を突き止めたが、原因は分からなかった。

 米運輸当局の調査が難航しているのは、最新鋭機ならではの国際分業体制だ。B787の電池は製造した「ジーエス・ユアサコーポレーション」(京都市)のほか電池を含めた電気系統を担当した仏タレス、補助動力装置を手がけた米プラット・アンド・ホイットニーなど計8カ国の企業が生産に携わる。下請けに出している会社もあり「情報集約と分析に時間がかかる」(米航空業界関係者)という。

 また、米上院は近く公聴会を開き、発火したリチウムイオン電池のB787への搭載を認可した米連邦航空局(FAA)幹部から事情を聴く方針だ。

 これに対し、ボーイングのマクナーニ最高経営責任者(CEO)は先月30日の会見で「調査は順調」と述べ、毎月5機の生産を年内に10機に倍増する計画は変更しないことを明らかにした。

 一方、全日空はB787の運航停止に伴い、1月に国内線と国際線で計459便が欠航し、1月の売上高が約14億円減少した。2月も379便の欠航を発表。日航も2月4〜17日に国際線計14便を欠航する。欠航が長期化すれば代替機を用意できず、3月末からの新しいダイヤの大幅な見直しは避けられない状況だ。
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4185チバQ:2013/02/03(日) 17:44:00
http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20130203/news20130203711.html
松山空港の民営化検討 モデルケースとして課題調査
2013年02月03日(日)

【写真】民営化の検討が進む松山空港=1月18日午前、松山市南吉田町  現在は国が管理している愛媛県の松山空港の民営化に向けた検討が進んでいる。国土交通省は本年度、松山、熊本の両空港をモデルケースとして民間委託した場合の課題などを調査。愛媛県も内部で事務レベルの勉強会を開いている。国交省は関係法案の成立を前提に、2014年度から順次、国管理28空港の運営権の民間売却を進める方針で、松山空港が先行する可能性もある。
 国交省によると、松山空港の11年度旅客数は223万人で、国管理空港のうち11番目。新幹線と競合しないことなどから、収支も比較的良好だ。モデルケース調査は、県が国交省の事業に応募して採用されたもので、民間委託後の収支見通しなどを検証し今後、国が報告書をまとめる。
 民営化の検討は松山、熊本のほか仙台や広島、高松、福岡空港などでも地元自治体を中心に進んでいる。国は13年度予算案に、空港の経営改革推進費として2億円を計上。先行して民間委託する候補を1〜3空港に絞り込み、民間事業者から意見聴取するなど運営委託手法の具体的な検討に入る。

4186チバQ:2013/02/05(火) 21:43:29
http://www.asahi.com/area/saga/articles/MTW1302054200002.html
2013年2月5日
佐賀〜ソウル線開設へ意向書 6日韓国で
 古川康知事は5日、韓国の格安航空会社(LCC)ジンエアーが佐賀―ソウル・仁川間に就航する際には、何らかの補助をする考えを明らかにした。


 昨年1月から佐賀空港に乗り入れている中国のLCC春秋航空の上海便には、着陸料などを県が全額補助している。ジンエアーについて古川知事は、「ジンエアーは他の空港にも就航しており、それを基準にするのか、春秋航空との並びで考えるのか、詰めている」と話し、何らかの補助をすることを明らかにした。


 古川知事は6日にソウルを訪問し、路線開設に向けた意向書をとり交わす。就航形態や便数などは今後協議する。

4187チバQ:2013/02/05(火) 21:45:12
http://www.sankeibiz.jp/business/news/130205/bsk1302050503004-n1.htm
上海−日本路線の廃止検討 春秋航空、日中対立で搭乗率悪化2013.2.5 05:00

 中国の格安航空会社(LCC)、春秋航空が、上海と日本の3都市を結ぶ路線について、沖縄県・尖閣諸島をめぐる両国の対立で搭乗率が悪化し採算割れを起こしていることから、廃止を検討していることがわかった。春秋の王正華会長が4日までにブルームバーグとのインタビューで明らかにした。

 春秋は2010年に日本路線に就航。現在、上海−茨城、上海−佐賀、上海−高松の各線で計12便を運航している。

 しかし日中関係の冷え込みから搭乗率は50%足らずに低迷。日本路線以外の平均搭乗率が92%であるのに比べ不振が際立っていた。

 王会長は「日本の友人たち」から運航継続を求められていることもあり、路線打ち切りの最終的な決定はしていないと述べた。ただ日本当局の認可済みで昨年就航する予定だった上海−大阪線については、計画を凍結したことを明らかにした。

 春秋は民間航空会社としては中国最大手。国内市場で国営の大手3社としのぎを削るなか、香港や韓国などに海外拠点を設けて事業拡大に弾みをつける戦略を採ってきた。王会長は、自社の旅客輸送能力に占める日本路線の割合は現状では2%にすぎないとはいえ、今後は日本を国外最大のハブ(拠点)に育てていく計画だったと、想定外の事態に失望感をにじませた。

 王会長は「これほどまでに空席が目立つ便は春秋の歴史で初めてのことだ。政治的な不安定のあおりで厳しい時期を迎えている。いつ市場が回復するかも分からない。できるだけ早く緊張が緩和されるよう望んでいる」と語った。(ブルームバーグ Jasmine Wang)

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4188チバQ:2013/02/05(火) 21:47:01
http://www.chibanippo.co.jp/c/news/local/121693
成田市長ら「実体験」 時間制限緩和の説明会控え 朝夜の航空機騒音
2013年02月05日 11:08
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早朝の航空機騒音の「実体験調査」に参加した芝山町の相川勝重町長(左)と成田市の小泉一成市長=4日午前6時半すぎ、芝山町小原子 成田空港の発着禁止時間を一部緩和し「やむを得ない場合」に午後11時台の発着と午前5時台の着陸を認める「弾力的運用案」に関連し、成田市や芝山町の首長と議員らによる航空機騒音の「実体験調査」が4日、空港周辺の民家近くで行われた。今週末から本格化する同案の住民説明会を前に、対象時間に近い朝と夜間の状況を確認する狙い。

 成田国際空港会社(NAA)と開催。このうち、B滑走路南端から約8キロの芝山町小原子では、午前5時59分から50分間に上空約400メートルを通過した着陸機10機の音を約60人が確認した。機械による測定も併せて行われ、約75〜81デシベルを記録。NAAと国土交通省が緩和案の対象にしている「低騒音機」が9機を占めた。


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4189チバQ:2013/02/05(火) 21:53:57
http://mainichi.jp/area/chiba/news/20130205ddlk12020257000c.html
成田空港:離着陸制限緩和 成田市長ら騒音体験 早朝「地下鉄車内並み」 /千葉
毎日新聞 2013年02月05日 地方版


騒音測定器(右下)を見守る相川・芝山町長(左端)と小泉・成田市長の上空を旅客機(右上)が通過した=芝山町小原子で午前6時過ぎ
拡大写真 国が成田空港の周辺自治体に提案した夜間・早朝の離着陸制限の運用緩和を巡る問題で、成田市の小泉一成市長ら周辺の首長たちが4日、航空機の進入コース直下で騒音を「実体験」した。

 提案受け入れの可否を議論する際の参考にするため、騒音地区の実態を知るのが目的。午前6時台、午後7〜8時台、午後9〜10時台の計3回、B滑走路(2500メートル)南端から約8キロの芝山町小原子と、A滑走路(4000メートル)北端から約8キロの成田市荒海で、実際に聞こえる音の大きさを確認した。

 午前6時台に同町小原子の上空約400メートルを通過して着陸した10機の騒音値は、地下鉄車内の音並みの74・7〜81・3デシベルだった。小泉市長は「住民に負担をかけていると実感した。議論を深める材料になる」、相川勝重・芝山町長は「住民の声にしっかり耳を傾けていく」と述べた。

 同空港は78年の開港以来、午後11時から翌朝6時まで、緊急時を除いて離着陸を制限してきた。国は昨年12月、同空港の国際競争力強化のため、条件付きで午前5時台の着陸と午後11時台の離着陸を認めてほしいと提案した。【早川健人】

4190チバQ:2013/02/07(木) 00:07:05
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2392301.article.html
佐賀に2つめの格安航空 ソウルへ
 韓国の格安航空会社(LCC)ジンエアーが佐賀−ソウル(仁川国際空港)に定期チャーター便を就航させることが5日、明らかになった。佐賀県と大筋で合意しており、今後、運航開始の時期や便数などを決める。佐賀空港の国際線は、中国のLCC春秋航空の上海線に次いで2路線目となる。

 古川康知事は6日にソウルのジンエアー本社を訪れ、路線開設の意向書を交わす。就航時期など大まかな運航計画が決まる予定で、県側は早期の就航を希望している。

 佐賀空港では、昨年1月から春秋航空の上海線が就航、現在週3往復している。県は春秋航空の誘致に際し、着陸料免除など3年間で約5億4千万円の運航支援を約束した。古川知事は5日の記者会見で、ジンエアーについても「路線の認知度が上がるまで、一定の支援をする必要がある」と述べた。

 ジンエアーは大韓航空の子会社で、日本には北海道(新千歳)−ソウル、沖縄(那覇)−ソウルの2路線を開設している。2010年12月末から2カ月間は、佐賀−ソウルで期間限定の定期チャーター便を週2往復運航。その際の平均搭乗率が97%と高く、県は第2のLCC就航を目指して積極的に売り込んでいた。

 日本政府観光局によると、12年の訪日外国人客数は韓国が204万人で最も多く、台湾146万人、中国143万人と続く。韓国のLCCが九州と結ばれるのは、福岡空港に次いで2カ所目となる。

2013年02月06日更新

4191チバQ:2013/02/07(木) 20:43:10
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20130207-OYS1T00280.htm
エアアジア、北九州か那覇を拠点空港に

 格安航空会社(LCC)エアアジア・ジャパンは6日、3月31日に中部国際空港に就航すると正式発表した。読売新聞とのインタビューで小田切義憲社長兼最高経営責任者(CEO)は、旅客機数を現在の成田空港が拠点の3機から、「今年中に成田空港5機、中部空港3機の計8機体制を目指す」ことを明らかにした。

 2016年末の30機体制を実現させるため、「14年からは毎年7機以上増やす」方針だ。14年以降にはアジアを結ぶ国際線の拡充に向け、北九州空港か那覇空港を、中部空港に次ぐ第3の拠点とすることも目指す。

 成田空港は午後11時〜午前6時に離着陸できず、運航回数を抑えざるを得ないため、24時間離着陸が可能な中部空港への配備を加速させる。3月31日に中部〜福岡に就航し、4月26日には中部〜札幌(新千歳)の運航も始める。

(2013年2月7日 読売新聞)

4192チバQ:2013/02/07(木) 20:51:05
http://www.asahi.com/business/update/0207/NGY201302060020.html
2013年2月7日20時12分
LCC運賃、10円でも安く 中部就航向け2社攻防
中部空港発着のLCC路線

 【大内奏】中部空港発着の格安航空会社(LCC)の運賃とダイヤが6日、出そろった。激しい価格競争を繰り広げるのはエアアジア・ジャパンとジェットスター・ジャパン。ともに3月31日に就航する。

■「お値打ち」ともに強調

 エアアジア・ジャパンの小田切義憲社長が6日、中部空港で記者会見を開き、3月31日に就航する福岡便の運賃とダイヤを発表した。片道4180〜1万7980円で、毎日1往復を運航する。4月26日からは毎日2往復に増やし、さらに札幌(新千歳)便も就航。運賃は5080〜2万2380円となる予定だ。

 福岡、札幌の両路線は、特別運賃として2月7〜13日に758(なごや)円で売り出す。平日に比べて休日が高く、出発日に近づいて残り座席数が少なくなるほど高くなる仕組みだ。小田切社長は「お値打ち価格。徹底した低運賃で成長したい」と話した。

 一方、ライバルのジェットスターの中部―福岡便は4190〜2万4990円。最低運賃の差はわずか10円。こちらも運賃には自信を持つ。鈴木みゆき社長は「『値打ち』を重視する愛知の県民性に合っている」と話している。

4194荷主研究者:2013/02/10(日) 12:22:10
>>4183
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201301190135.html
'13/1/19 中国新聞
JR白市駅に搭乗手続き機能

 広島県は18日、広島空港(三原市)にJR山陽線で行きやすくする最寄り駅の白市駅(東広島市)の改善案を発表した。搭乗手続きや手荷物検査ができる施設を併設し、駅からバスで飛行機に直行する構想を盛り込んでいる。駅利用者が少ない現状では実現へのハードルは高いものの、県は広島都市圏からのアクセス改善の切り札として検討を進める。

 改善案によると、駅に併設するのは「広島エアターミナル(HAT、仮称)」。搭乗手続きや手荷物検査の設備に加え、待合室やトイレ、土産物などの売店がある。空港のターミナル機能を丸ごと、白市駅に備える形をイメージしている。

 山陽線を利用して空港に向かう場合、白市駅で降りてHATで搭乗に必要な手続きを済ませた後、専用バスで9・9キロ先の空港に移動。飛行機の近くで降車し機内に直接乗り込む。こうした搭乗方法は国内に先例がない。

 改善案には、HATの整備費や運営費、整備の目標時期を示していない。広島空港の利用者に交通手段を聞いた2012年9月のインターネット調査で白市駅の利用者は7%にとどまる中、構想の実現には「白市駅の利用者増が不可欠」と強調。HATを将来の検討課題と位置付ける。

 広島都市圏から空港へのアクセスは山陽自動車道を通るリムジンバスが主力だが、事故や渋滞のたびに運休や遅れが生じる。このため定時性の高いJRの活用策を、県や航空会社、バス事業者などでつくる県空港振興協議会の作業部会が研究。12年12月、白市駅の改善案をまとめた。

 部会事務局の県空港振興課は「HAT整備には多額の投資とともに航空会社との調整が必要。まずJRの利用者を大幅に増やさないといけない」と指摘。改善案は当面、エレベーター設置による白市駅のバリアフリー化を進め、JR西日本の協力を得て快速列車が停車する「拠点駅」を目指すよう提言する。

4195荷主研究者:2013/02/10(日) 12:46:00

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20130123_2
2013/01/23 岩手日報
花巻空港、1日24便に 利用好調、3路線で増便
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 県と航空各社は22日、花巻空港の上期(3月31日〜10月26日)の運航ダイヤを発表した。日本航空(日航、東京)は札幌線と伊丹線をそれぞれ1往復増便し、1日4往復。フジドリームエアラインズ(FDA、静岡市)は、名古屋線を1日2往復から3往復に増便する。ビジネス利用や復興需要での好調な利用率を受けた対応で、花巻空港の1日の運航本数は12往復、24便となり過去最高。利便性の向上で、経済や観光交流の促進が期待される。

 日航は札幌線の増便に合わせ、札幌発と花巻発の最終便の提供座席数を50席から76席に増やし機材を大型化。伊丹線は午前の伊丹発を増便する。福岡線は1往復を維持する。

 FDAは最終便を増便。愛知県営名古屋発午後5時20分で花巻着午後6時半、花巻発午後7時で名古屋着午後8時15分となり、本県からの日帰り出張が可能となる。

4196荷主研究者:2013/02/10(日) 13:06:30

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201301230141.html
'13/1/23 中国新聞
広島―仙台間1往復を増便

 仙台空港(宮城県名取市)を拠点にする航空会社アイベックスエアラインズ(東京)は22日、広島空港(三原市)の仙台線を3月31日から1日1往復増やして2往復にすると国土交通省に届け出た。全日本空輸も、同日から山口宇部空港(宇部市)の東京線を1日1往復増やして6往復とすると届け出た。

 広島空港の仙台線はアイベックスが全日空と共同運航。広島空港に午前9時55分到着、10時25分出発のダイヤで増便され、50席の小型機を使用する。午後1時45分到着、6時45分出発の現在の便は2012年4〜12月の搭乗率が89・8%と高くビジネスや観光の需要が見込めるという。

 また広島空港の成田線は両社が共同運航する1日2往復を1往復に減らし、全日空が新たに1往復の単独運航を始める。166席の飛行機で乗り入れる。

 全日空は山口宇部空港の東京線を3月末〜5月末、1日5往復から6往復に増やす。大半が運航停止中のボーイング787を使う予定のため、787の運航再開が遅れれば計画の変更もあるという。

4197チバQ:2013/02/11(月) 00:30:37
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MHXEXC6K50YQ01.html
米AMRとUSエアウェイズの合併間近、来週採決も−関係者
 2月8日(ブルームバーグ):米アメリカン航空の親会社AMR とUSエアウェイズ・グループ の取締役会は11日に合併に関する採決を準備している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにしたもので、両社幹部やアドバイザーらはこの週末、最終的な詰めの作業を行っている。

交渉は非公開だとして、関係者のうち2人が匿名で語ったところによると、AMRの破産債権者が新会社の72%、残り28%をUSエアウェイズの株主 が所有することで双方が合意。USエアウェイズのダグ・パーカー最高経営責任者(CEO)が新会社を率い、AMRのトム・ホートンCEOが非常勤会長に就任するという。

アメリカン航空の広報担当マイケル・トレビノ氏は、同社は交渉についてコメントを避けると述べた。USエアウェイズの広報を担当するケリー・サリバン氏もコメントを避けた。債権者委員会のジャック・バトラー弁護士に電子メール、電話でコメントを求めたがこれまでのところ応答はない。

原題:AMR, US Airways Said Near Merger With Board Votes NextWeek (1)(抜粋)

4198チバQ:2013/02/11(月) 00:32:25
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2393305.article.html
上海便「廃止騒動」春秋側は否定、県冷や汗
 春秋航空、日中関係の悪化で日本路線の廃止を検討−。米メディア発のニュースがインターネットで広がっている。佐賀県によると、春秋航空は「事実と違う」と完全否定。県空港課も「搭乗率は着実に回復しているのに、撤退は考えられない」としている。

 ニュースが流れたのは4日。同社の王正華会長が「尖閣諸島(中国名・釣魚島)をめぐる日中対立で空席が目立ち、損失が生じた」とし、佐賀−上海など日本との3路線の廃止を検討しているという内容。これが中国のメディアや日本の中国情報サイトに広がった。

 県は5日に気付き、慌てて同社に電話したところ、本社の担当者から「誤報を流されて、いい迷惑」と一笑に付されたという。

 佐賀−上海線は、10月の平均搭乗率が5割を切ったが、その後は徐々に回復。中国からの団体ツアーも再開し、明るい兆しが見えてきたところに「廃止騒動」は起こった。野田信二県空港課長は「本当に、冷や汗をかきました」と胸をなで下ろしている。

2013年02月08日更新

4199チバQ:2013/02/11(月) 00:34:09
http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20130210/news20130210827.html
B787足止め、やりくりに苦労 松山空港
2013年02月10日(日)

【写真】松山空港に1月16日から足止めされているボーイング787==7日午後、松山市南吉田町  ボーイング787で続出したトラブルの影響で、愛媛県の松山空港に1月16日から足止めされたままの機体が、空港業務の重荷になっている。もともと駐機スペース(スポット)に余裕がない中、機体は2機分のスポットを「占拠」し、空港側は駐機のやりくりに四苦八苦。春の新ダイヤでは増便も決まっており、機体がとどまり続ければ「定期便の運航に影響が出かねない」と困惑している。
 全日空によると、787は3月30日までの運航停止は決まっているが、機体の移動のめどは立っていない。
 松山空港事務所の話では、空港のスポットは六つあり、通常、予備の一つを除き定期便に五つを使う。うち787など翼の幅が60メートル級の機体用は二つ。駐機中の787は中小型機用の二つを使っており、空港側は残る四つの割り振りに苦心する。

4200チバQ:2013/02/11(月) 00:36:56
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130209-00000064-mailo-l12
成田空港:B滑走路西側誘導路、NAAが報道陣に公開 反対同盟北原派は反発 /千葉
毎日新聞 2月9日(土)11時58分配信

 成田国際空港会社(NAA)は8日、3月7日に供用開始する成田空港のB滑走路西側誘導路(約700メートル)を報道陣に公開した。
 NAAによると、第2旅客ターミナルビルのサテライト(別館)を出発した飛行機がこの誘導路を通りB滑走路南端から離陸する場合、従来より走行距離が約1800メートル短縮され、所要時間も約220秒短くなる。2本の滑走路の発着数は1時間当たり58回から64回に増え、年間発着回数も25万回から27万回に増える。
 一方、三里塚・芝山連合空港反対同盟北原派は同日、西側誘導路完成で空港用地に自宅と畑をすべて囲まれた同派の農家、市東孝雄さん(62)方で記者会見を開いた。NAAは誘導路工事と別に、市東さんに立ち退きを求める民事裁判を起こしていて、市東さんは「どこに出しても恥ずかしくない肥沃(ひよく)な土を作ってきた。その土地を奪われることは我慢できない」と心情を語った。【早川健人】
2月9日朝刊

4201チバQ:2013/02/13(水) 22:51:29
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news/20130212-OYT8T01265.htm
[焦点]成田空港「離着陸」緩和に住民反発


民家の上空を通る着陸機(成田市西大須賀で)  成田空港の離着陸制限時間(午後11時〜午前6時)の例外条件緩和について、騒音下の住民が反発を強めている。3月末のオープンスカイ開始を前に、成田国際空港会社(NAA)は「選ばれる空港になるために必要」と訴えるが、両者の溝は埋まっていない。(渡辺加奈)

 ■騒音に悩む

 成田空港B滑走路北端から約7キロ離れた成田市西大須賀に住む主婦(61)は「着陸する航空機が近づくと、地震の揺れ始めのような振動があり、轟音(ごうおん)がしばらく続く。いまだに慣れない」と嘆く。

 NAAが今月4日、反対側の同滑走路南のほぼ同じ距離で行った調査では、着陸機の通過時、低騒音機でも75デシベル前後を計測した。防音工事をした室内では、離陸機の場合は外と比べて25デシベルほど下がった。

 主婦宅も防音窓ガラスなどがNAAの負担でつけられたが、「静かな夜に1機でも上を通れば、必ず目が覚める。ここは夏に着陸機が多い。寝苦しい中、着陸が1時間早まると、余計にストレスがたまる」と話す。

 ■提案の背景

 国やNAAが弾力的運用案として条件緩和を求めた背景には、空港間の競争がある。

 昨夏、格安航空会社(LCC)2社が成田空港を拠点に就航したことで、時間制限の欠点が露呈した。LCCは1機材を日に7便で利用するなど、機材を効率的に運用することで収益を確保する反面、1便が遅れると玉突き遅延が発生する。両社とも「門限」の午後11時までに到着できない便の欠航や、目的地を変更するなどの事態が相次ぎ、「成田リスク」という言葉がささやかれるようになった。

 発着の容量は2014年度にも30万回まで拡大される予定になっているが、実際の発着数は12年にようやく20万回を超えたばかり。オープンスカイを機に東アジアの国際空港に対する競争力をつけたい成田空港にとって、時間制限はマイナス材料だ。航空会社のほか、県内の経済団体などからも寄せられた制限緩和の要望が、今回の提案の後押しになった。

 ■交渉の行方

 NAAは「関係する地域への丁寧な説明を精力的に実施していく」と強調する。当初は、開始目標を2月としたが、住民への説明会が3月までかかる見込みになったため、先延ばしすることを1月末に明らかにした。

 しかし、西大須賀を含む下総地区空港対策委員会は説明会の拒否を決めた。下総地区は約680世帯。堀江昭夫会長は「説明を受けたら、受け入れたことにされるのでは」と警戒。飯田健夫事務局長は「結局はダイヤのない延長だ」と憤る。

 住民らは、空港の競争力強化へは理解を示す。だが、空港の発着容量を30万回に引き上げる際、空港側が11年から始めると住民に説明した新たな防音対策はいまだ具体化されていないことなどに不信感があり、「時間制限もなし崩しにされるのでは」との危惧がある。

 NAAの夏目誠社長は「なんとかオープンスカイに間に合わせたいのが切なる願い」と理解を得るのに懸命だが、着地点は見えてこない。

      □  □

■「同意」法的には必要なし

 成田空港の離着陸制限時間は、開港時から維持されてきた。もともと周辺住民らへの騒音の配慮から、1971年に運輸大臣(当時)が県知事に宛てた書簡を基に決められた。制限時間中は、異常事態や急病人などの緊急事態以外の使用を認めていない。しかし、制限時間の変更も、今回問題になっている条件緩和についても、変更に必要な手順や要件は定められていなかった。法的には住民の同意は必要とされていないが、空港側は「地元の理解が緩和の前提」としている。

 昨年12月に示された今回の提案は、午後11時から翌日午前0時までの離着陸と、午前5時から6時の着陸の条件を緩めるもの。午後11時台は、出発空港の事情などのやむを得ない遅延が影響して玉突き遅延した場合など、企業努力では補えない事態が生じた航空機の離着陸が対象だ。また、午前5時台は気象の影響で予定より早く空港付近に到着し、洋上で待機する航空機が対象で、いずれも低騒音機に限定する。

 国交省は過去の実績から1か月あたり20〜30回程度との見通しを示している。

(2013年2月13日 読売新聞)

4203チバQ:2013/02/14(木) 19:35:45
http://www.asahi.com/business/update/0214/TKY201302140073.html
2013年2月14日11時49分
アメリカンとUSエア合併へ 世界最大の航空グループに
 【フロリダ州=畑中徹】米国の航空3位アメリカン航空の親会社「AMR」と米5位のUSエアウェイズは13日夜(日本時間14日午前)、それぞれ取締役会を開き、合併で合意したと複数の米メディアが伝えた。航空会社の輸送実績で米首位(世界でも首位)のユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングスを抜き、世界最大の航空グループが生まれる。

 米メディアによると、両社は14日朝(日本時間同日夜)にも正式に発表するという。新会社の最高経営責任者(CEO)にはUSエアの現CEOが就く見通し。米航空業界は、この新会社とユナイテッド、米2位のデルタ航空の3社にしぼりこまれる。

 近年、世界の航空大手は原油高による燃料費の高騰や景気減速で苦しい状態が続いている。AMRは2011年11月、米連邦破産法11条の適用を申請し、経営破綻(はたん)した。その後、人員削減などを進めてきたが、今回の合併で規模を拡大し、経営効率や収益性を高める。

http://mainichi.jp/select/news/20130214dde001020031000c.html
アメリカン航空・USエア:合併合意、世界最大に
毎日新聞 2013年02月14日 東京夕刊

 【ワシントン平地修】経営再建中の米航空3位のアメリカン航空の親会社AMRと、同5位のUSエアウェイズは13日、合併することで合意に達した。主要米メディアが一斉に報じた。新会社は旅客輸送量で米ユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングスなどを抜き、世界最大の航空会社となる。

 アメリカン航空は11年11月に米連邦破産法11条の適用を申請して経営破綻。当初は単独での再建を目指していたものの、USエアからの合併提案を受け、昨年夏から合併に向けた協議を続けていた。13日夜、両社の取締役会でそれぞれ合併を承認し、14日朝に発表を予定している。

 合併会社はアメリカン航空の名称を引き継ぎ、本社も現在のアメリカンのテキサス州フォートワースとする。最高経営責任者(CEO)にUSエアのパーカーCEOが就任し、アメリカンのホートンCEOは会長に就く。

 アメリカン航空は世界約50カ国に1日約3500便を運航。USエアは米国内を中心に約3200便を運航している。今後は本社機能や運航管理部門の統合で効率化を図り、競争力を高める方針。

 国際的な「航空連合」では、アメリカンがワンワールド、USエアはスターアライアンスに所属している。新会社の加入先はワンワールドになる見通し。

4206チバQ:2013/02/14(木) 19:44:29
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130214/biz13021409000010-n1.htm
LCC、日本で「空中戦」“空白域”に海外勢注目 顧客争奪
2013.2.14 08:56 (1/3ページ)

 格安航空会社(LCC)誕生2年目の国内航空市場に、シンガポールや韓国、中国などのLCC勢が進出機会を狙っている。LCC激戦区のアジア太平洋地域の中で、日本市場のLCCのシェアが低く、事業拡大の余地が大きいからだ。これに対し、日本のLCC勢は路線網のさらなる拡大に着手し、地盤を固める戦略で迎え撃つ構えだ。(フジサンケイビジネスアイ)

 ◆10年後にシェア40%

 「この会議で、これだけ日本が話題になったのは初めてじゃないか」

 1月31日〜2月1日にシンガポールで開催され、アジア太平洋地域のLCC首脳・幹部らが情報交換を行った「世界LCC会議」。日本のLCC、ピーチ・アビエーションの関係者はこう感想を漏らした。

 アジア太平洋地域の「年間最優秀LCC対応空港」として、昨年10月にLCC専用ターミナルを設けた関西国際空港(大阪府泉佐野市)が日本勢として初受賞。また、日本−シンガポールの直行便を飛ばしたとして、豪ジェットスターが「年間最優秀LCC新路線就航会社」に選ばれた。

 日本の航空市場は昨年が「LCC元年」で、LCCの市場シェアは「3%前後」(国土交通省)。一方、シティバンクのリポートによると、アジア太平洋地域全体で、LCCが占める航空市場シェアは現状で24%。アジア太平洋の消費者は航空機の利用には「価格に敏感」(シティバンク)との見方から、今後10年間で40%前後までシェアが伸びると予測される。

 それだけに、日本市場は遅れてきたLCCの「ホワイトスポット(空白域)」。他社に先駆けて新路線を就航し、市場をおさえていけば、商機は広がるとみる。日本政府も、経済成長戦略の一環で、LCC市場を2020年までにシェア25%程度に引き上げるという目標を打ち出している。

 ◆相次ぎ新路線

 昨年6月にLCC事業を開始したシンガポール航空系のスクートは、LCCでは珍しく中大型機「B777」(402人乗り)を使い、同10月末から成田−シンガポール(台北経由)を1日1往復で就航。同社関係者によると、第2の日本向け路線として、早ければ年内にも関空−シンガポール(台北経由)の新路線を検討している。

 キャンベル・ウィルソンCEO(最高経営責任者)は「次の新路線をまだはっきり決めたわけではないが、今後、航空機材を増やしていく中、日本路線を充実させる」という考えを示している。

 日本路線をいずれも台北経由とする点は、親会社のシンガポール航空の日本直行便との食い合いを避ける意味があるほか、「シンガポール、台湾からの海外渡航需要が高い」という点も踏まえる。

 韓国のLCC最大手、済州(チェジュ)航空も「北東アジアでナンバーワンのLCCになる」(首脳)という野心を達成するには、隣国の日本市場は、「今後のコアマーケット(中核市場)」との認識だ。

 2015年までに韓国発着で、新たに成田、札幌などの日本路線を設ける計画を明らかにした。韓国では日本より多いLCC5社がしのぎを削っており、まだ競争が始まったばかりの日本市場は、地元の韓国に比べても攻略しやすいとみる。

 また、中国の春秋航空も「日本市場は重要」(王●(ワン・ユウ)副社長)という認識を示す。早ければ今年10月から日本法人を通じて成田空港を拠点に日本の国内線市場に参入し、来年以降は日本発着の国際線を飛ばす計画を描く。





 ■低運賃だけでない差別化が鍵

 ただ、昨年9月、沖縄県・尖閣諸島国有化をめぐる日中関係の悪化で、上海発着の3路線(茨城、高松、佐賀)の搭乗率は通常の「9割以上」から悪化し、同社のビジネスモデルに影響が出ている。“日本撤退”の可能性も報道された。

 一方、迎え撃つ日本勢では、「日本初のLCC」との自負がある全日本空輸系のピーチは、関空に続き、第2拠点に那覇空港を設定した。路線網は「4時間圏内」を基本原則とする同社では今後、那覇発着の新路線を充実させる検討を進めるなど、海外勢との競争に備える。

 エアアジア・ジャパン、ジェットスター・ジャパンの残る日系2社は、3月末からLCCの空白域である中部国際空港発着の新路線を就航する。日本市場という足元を固める戦略に出る。

 「群雄割拠の戦国時代」(小田切義憲エアアジア・ジャパンCEO)に入ったLCC事業の勝負を分けるのは「運賃の低価格だけではない差別化戦略」(航空アナリストの杉浦一機氏)という。(西川博明)

●=火へんに日の下に立

4207チバQ:2013/02/14(木) 19:46:11
http://dime.jp/genre/67542/
【松岡賢治のマネーtab】LCCの乗り継ぎで〝乗り飛〟急増の予感(2013.02.14)
〝格安航空会社〟と呼ばれる「LCC」が定着してきた。現在、国内線を飛んでいるLCCは、Peach、ジェットスタージャパン、エアアジア・ジャパンの3社だ。これまでは、成田を中心として、新千歳・関西・福岡と言った地方のハブ空港の間を飛んでいたが、今年より、地方空港を結ぶ新路線が登場する予定だ。中でも注目は、関西空港と石垣島にできる新石垣空港を結ぶ、Peachの新路線。6月14日から就航予定で、料金は6190円〜(2月7日時点)だ。成田から関西空港まで、ジェットスターなら4000円程度で行けるので、首都圏から1万円ちょっとで石垣島に行くことができるのだ。

 このようにLCCが飛ぶ路線が増えてくると〝LCCの乗り継ぎ〟ができるようになる。そして、これはこれから旅行のスタイルを変える可能性がある。例えば、上記の成田〜関西〜石垣島では、いったん関西空港から出て、大阪のミナミで美味しいものを食べてから、石垣島に向かう、といったことができるようになるだろう(もちろん、その逆もあり)。

 鉄道ファンの中には〝乗り鉄〟という層がいる。目的地に行って何かをするのではなく、鉄道に乗ること自体を楽しむファンだ。LCCの乗り継ぎは〝乗り鉄〟の飛行機バージョン、いわば〝乗り飛〟(のりとび)が登場する背景になるかもしれない。また、現在LCCの料金は、片道5000円が基準となっている。したがって、約1万円で就航ルートが往復できることになるのだが、さらに格安で利用できるチャンスがある。各社の提供するセールの活用だ。ジェットスタージャパンは、かなりの頻度で、那覇・福岡・札幌の航空券を1円や5円というセール価格で提供している。こうしたセールで航空券を購入できれば、相当お得であることはいうまでもない。

■お得なセール情報を手に入れるには?
 セールの情報は、各社、ホームページやTwitter、Facebookなどで提供している。中でも便利なのがメルマガ。ジェットスタージャパンは、こちらのメールアドレスを登録しておくと、自動的に配信される。ジェットスタージャパンは、金曜日にセールを開催することが多く、事前に把握していれば、チケットが獲得できる可能性が高まる。ちなみに、Peachでもメルマガの配信を行なっている。最近は、LCCのセール情報の「まとめサイト」も数多く登場している。こうしたサイトを定期的にチェックするのもいいだろう。

 最後に、そうしたセールでチケットを獲得するコツを。まず、手元にクレジットカードを用意しておく。セールのチケットを獲得できるかどうかは、ひとえに、個人情報やクレジットカード番号の入力スピードにかかっているといってよい。

 したがってカード番号はもとより、セキュア認証サービス用のIDなどもチェックしておきたい。有効期限切れのケースも少なくないので、期限もチェック。複数枚を用意しておいてもいいだろう。

 航空会社によって、入力画面の様式は変わるので、事前に、ひと通り画面をチェックすることも欠かせない。入力手順中、機内食や座席指定の有無といったオプションを選択しなければいけないケースもあるが、よく分からなかったら、基本的にオプションは「全部無し」を選ぼう。とにかく、チケットの入手を優先する。オプションは後でも追加できる場合もあるからだ。

 読者の皆さんの健闘を祈る!

4208チバQ:2013/02/15(金) 22:16:34
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/441606.html
新千歳―ハワイ、仙台と三角運航 ハワイアン航空、6月から(02/15 09:48)
 ハワイアン航空(ホノルル)は14日、昨年10月に就航した定期直行便の新千歳―ホノルル線について、6月26日から、仙台を経由するルートに切り替えると発表した。週3往復体制は維持する。同社の仙台乗り入れは初めて。切り替え後は、新千歳―ホノルル、ホノルル―仙台、仙台―新千歳という「三角運航」となる。

 新千歳―ホノルル線は、夏季の需要は落ち込むことが予想される。このため、同社は以前より就航を検討していた仙台を経由させることで、便数を維持したまま集客力の向上を図る。<北海道新聞2月15日朝刊掲載>

4209チバQ:2013/02/15(金) 22:17:42
http://www.sankeibiz.jp/business/news/130215/bsd1302150801004-n1.htm
米航空2社合併で国際勢力図に変化 日本の業界も影響 2013.2.15 08:00

米テキサス州で新しいロゴマークを発表するアメリカン航空のトム・ホートン会長兼最高経営責任者=1月17日(ブルームバーグ)【拡大】
 米航空業界3位で経営再建中のアメリカン航空の親会社AMRと5位のUSエアウェイズが合併に合意し、世界最大の航空グループが誕生することになった。合併で国際的な勢力図に変化が生まれ、日本の航空会社にも影響を及ぼす可能性がある。

 アメリカン航空は日本航空が参加する国際航空連合「ワンワールド」の中核メンバーで、日航とは太平洋路線の共同運航を行うなど提携関係にある。一方、USエアは全日本空輸が参加する「スターアライアンス」に加盟しているが、合併後もアメリカンはワンワールドにとどまる一方、USエアはスターアライアンスから脱退するとの見方が浮上している。

 USエアがワンワールドにくら替えすれば、日航にとって「日本から米国に飛んだ後の乗り継ぎで選択肢が増えるプラス面がある」(野村証券の広兼賢治アナリスト)。逆にワンワールドからアメリカンが抜ければ「スターアライアンスの勢いが世界的に増す」(杉浦一機・首都大学東京客員教授)ことで、全日空には有利に働きそうだ。

 日本勢の競争力低下を危惧する声もある。米国の大手は3社に集約され、企業規模は日航と全日空をはるかにしのぐ。航空経営研究所の牛場春夫取締役副所長は「欧州や南米でもメガキャリアが誕生しており(日本の2社は)太刀打ちできなくなる」と指摘する。

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4210チバQ:2013/02/15(金) 22:18:21
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130215/biz13021507070002-n1.htm
米航空大手2社合併、業界の苦境反映 生き残りへ規模追求
2013.2.15 07:06 (1/2ページ)

合併が決まったUSエアウェイズ(左)とアメリカン航空の航空機 (AP)
 【ワシントン=柿内公輔】世界の空の勢力図がまた塗り替わる。アメリカン航空とUSエアウェイズが合併を決めたのは、規模と顧客基盤を拡大しなければ生き残れないと判断したためだ。エアラインが「世界最大手」のブランドを求め合従連衡に走る姿は、世界的な景気低迷と燃料高の構造不況に陥った航空業界の苦境を映し出している。

                   ◇

 2001年の米中枢同時テロで米航空大手は軒並み経営難に陥り、猫の目のように破綻と再編を繰り返してきた。08年にデルタとノースウエストが経営統合し、10年10月にはユナイテッドとコンチネンタルも統合。業界首位となったのもつかの間、破綻したアメリカンがUSエアとの合併で「世界最大手」に浮上する。14日に電話会見したアメリカン幹部もユナイテッドとデルタへの対抗意識をあらわにし、「業界の盟主になる」と鼻息が荒い。

 世界を飛び交うエアラインのように、再編も国境を越えて広がる。デルタは昨年12月、英大手ヴァージン・アトランティックの株式49%を取得すると発表した。ヴァージンとの提携で欧州路線を強化し、共同運航で経費削減をはかる。

 世界的な景気低迷で旅客、貨物ともに輸送需要が伸び悩む上、原油価格も値上がり基調で燃料コストも高止まりしている。パイロットなど人件費の高騰も航空各社の頭痛の種だ。

 国際航空運送協会(IATA)の予測によると、13年の業界全体の最終利益は75億ドル。売上高に対する利益率は1%止まりで、「引き続き厳しい状況」(IATA)が見込まれる。

 需要の回復がなかなか見込めない中で、膨大な路線網を自社で抱え込まず、共同運航やサービスの共通化でコストを引き下げる提携が加速。さらに一段進み、経営統合で顧客基盤とブランド力を飛躍的に引き上げる動きが広がっている。

4211チバQ:2013/02/15(金) 22:25:44
http://mainichi.jp/select/news/20130215ddm008020114000c.html
アメリカン航空・USエアウェイズ:2社「最後の大型合併」 相乗効果期待、LCCと激戦
毎日新聞 2013年02月15日 東京朝刊

 【ワシントン平地修】経営再建中の米航空3位アメリカン航空の親会社AMRと、5位のUSエアウェイズは14日、合併することで合意したと正式に発表した。新会社は旅客輸送量で世界最大となり、「最後の大型合併」と呼ばれる今回の合併で米国内の大手は3社に集約される。しかし、格安航空会社(LCC)などとの競争は依然激しく、新会社は効率化などによる経営体質の早急な強化が求められる。

 「この合併は我々にとってベスト。長期にわたり安定的な成功が見込まれる」。AMRのホートン最高経営責任者(CEO)は同日の声明で、合併を決断した理由を説明した。

 合併会社は、56カ国で1日6700便以上を運航し、名称はアメリカンを引き継ぐ。国際的な「航空連合」は現在アメリカンが所属するワンワールドに加入し、USエアはスターアライアンスを離脱する見通しだ。現在のアメリカンと日本航空の提携は維持される見込み。一方、USエアと全日本空輸が実施しているコードシェアなどの提携は解消されることになりそうだ。

 アメリカンが手薄だった米東海岸の路線を補強できるなど、合併による相乗効果は15年に10億ドル(約930億円)を超えると見込んでいる。新会社のCEOに就くパーカー・USエアCEOは「国際市場で効率性や収益性の高い競争ができる規模や能力を持つことができる」と自信を示す。

 米航空業界は、01年の米同時多発テロに加え、燃料高騰やLCCの台頭の影響で大手の破綻が相次ぎ、生き残りをかけた再編の動きを活発化。08年にデルタとノースウエスト、10年にはユナイテッドとコンチネンタルの大型合併が実現した。

 11年に連邦破産法11条の適用を申請し、経営破綻に追い込まれたアメリカンは当初、単独での再建を模索したが、ライバルが合併による規模拡大やコスト削減で先行する中、「選択肢は一つしかなかった」(米アナリスト)とみられる。

 ただ、3社に集約された大手と、急成長を遂げたサウスウエスト航空などLCCを巻き込んだ航空業界は、なお激しい競争を展開することも予想される。将来的に欧州など他国を巻き込んだ再編につながる可能性もある。

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 ■KeyWord

 ◇航空連合
 世界の大手航空会社は、米ユナイテッド航空や全日本空輸など27社が加盟する「スターアライアンス」▽米デルタ航空など19社の「スカイチーム」▽米アメリカン航空や日本航空など12社の「ワンワールド」の三つの航空連合に分かれている。原油高によるコスト増や格安航空会社(LCC)の攻勢が強まる厳しい環境の中、各グループは米大手3社を中心に連携を強め、マイレージの共通化や共同運行などで顧客の囲い込みなどを図っている。04年にエールフランスとKLMオランダ航空が経営統合するなど、同じ連合内で再編が進んだケースもあるほか、10年に経営破綻した日航を自陣営に引き込もうと、アメリカンとデルタが争奪戦を繰り広げたこともある。

4213チバQ:2013/02/17(日) 11:09:49
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/news/20130216-OYT8T01192.htm
[追跡]神戸空港7年 関空にLCC就航で旅客減



開港7年を迎えた神戸空港。関西国際空港にLCCが就航した影響で利用客が伸び悩む(昨年1月撮影、本社ヘリから)


 神戸空港は16日、開港7年を迎えた。今秋には空港島の造成事業が当初予定より6年遅れで完了するが、利用客数は、関西国際空港に就航した格安航空会社(LCC)の影響で伸び悩む。赤字を穴埋めするために、空港を運営する神戸市は3年連続で企業会計から繰り入れをしており、〈視界不良〉は依然続く。(藤基泰寛、中谷圭佑)

■旅客数

 利用客数は、2007年度の297万人をピークに減少が続いたが、11年度は256万人と4年ぶりに増加に転じた。しかし、昨年3月、関空に国内初のLCC「ピーチ・アビエーション」が就航したことで状況は一変した。同年5月以降、利用客数は前年割れが続き、12年度は1月末現在で201万人と前年度同期比5・6%減となっている。

 神戸空港の路線は札幌、茨城、東京(羽田)、長崎、鹿児島、沖縄の6路線。関空のLCCとは札幌、長崎、鹿児島、沖縄の4路線で競合しており、完全に旅客を奪われた形だ。特に低価格を売りにしてきたスカイマーク(18便)は苦戦を強いられており、60%以上を維持していた搭乗率が55%に落ち込んだ月もあった。

■空港会計

 市は13年度当初予算案で空港の管理収支費に過去最高の25億8000万円を計上した。空港建設にかかった借金の返済に約20億円かかるが、着陸料収入は6億1800万円と開港当初に見込んだ3分の1程度にとどまっている。このため市は11年度から「新都市整備事業会計」の繰り入れを始め、13年度は7億8400万円(前年度当初比3100万円増)をつけた。

 着陸料が伸び悩む理由の一つとして、市は1日30便の発着枠規制を挙げる。規制で増便が見込めず、収入が増えないのだ。市は以前から国に対して規制緩和を求めているが、国土交通省は「周辺自治体を含めて地元合意ができていない」と応じる気配はない。

 矢田立郎市長は「規制がある限り、(企業会計から繰り入れる)こういう予算の組み方を続けざるを得ない」と説明している。

■展望

 明るい材料としては、スカイネットアジア航空(宮崎市)とエア・ドゥ(札幌市)が6月に、沖縄線と札幌線を就航させる。両社とも関西初進出だ。いずれも全日空と共同運航のため、単純に便数が増えるとは言えないが、市は「様々な航空会社が就航することで注目が集まり、新たな利用者の掘り起こしにつながる」と期待し、「経済界などと連携してPRにも力を入れたい」とする。

 一方、10年5月に撤退した日本航空にも再就航を呼びかけているが、残りの発着枠が少ないことから、難色を示されているという。

 利用客はどうか。加古川市の会社員新川敏也さん(42)は「国際線が就航すれば、需要が増えるだろう。神戸の知名度も上がるはず」と言い、神戸市内に帰省する際、よく使うという宮崎県都城市の会社員男性(34)も「転勤が多いので多くの便が就航すれば帰省しやすくなる」と話す。

 上村敏之・関西学院大経済学部教授(公共経済学)の話「企業会計に依存している現在の経営状態は非常に厳しいが、発着枠の規制が緩和されなければ抜本的な改善も難しい。批判は受けるだろうが、例えば借金の返済に市税を投入するなど構造的な改革をしなければ今後、経営が行き詰まる可能性がある」

(2013年2月17日 読売新聞)

4214チバQ:2013/02/17(日) 20:14:02
http://mainichi.jp/opinion/news/20130215ddm003040090000c.html
クローズアップ2013:787運航停止1カ月 最新技術集積、調査に壁 熱暴走「犯人」見えず
毎日新聞 2013年02月15日 東京朝刊

 最新鋭中型旅客機「ボーイング787」がバッテリーなどのトラブルで運航停止して、16日で1カ月となる。日米当局が原因究明に当たるが、日米欧の複数のメーカーが開発に参加し、最新技術が集積していることもあって調査は難航。運航再開の見通しは立たない。米主要企業のボーイングをはじめ、世界に先駆けて787を導入した全日本空輸や日本航空、機体の約35%を担当した日本の部品メーカーの収益にも懸念が広がっている。【桐野耕一、宇田川恵、大久保陽一、宮崎泰宏、ワシントン平地修】

 ◇部品の生産、日米欧に分散
 787のメーンバッテリーは八つのリチウムイオン電池(LIB)をつないだ構造。国土交通省運輸安全委員会の調査によると、先月16日に高松空港へ緊急着陸した全日空機のバッテリー内部では、化学反応により制御不能な高熱を発する「熱暴走」が起きていた。また、バッテリーの容器に静電気がたまるのを防ぐアース線の断線も見つかり、大量の電流が流れた疑いも浮上した。熱暴走も断線も原因は不明だ。

 米ボストンの空港で同じバッテリー(補助動力装置用)から出火した日航機に関し、米国家運輸安全委員会(NTSB)は熱暴走のきっかけが一つのLIBの回線ショートだったことを突き止めたが、ショートの理由は分かっていない。

 究明が遅れている背景には「電気飛行機」とも呼ばれる787の特性と、バッテリー周辺部品のメーカーが日米欧にまたがるという特有の事情がある。

 787は、従来機で圧縮空気を使っていた客室の空調や油圧式だったブレーキを電気装置に変更。これに伴い旅客機で初めて大容量のLIBのバッテリーを採用したが、電気システムの回路は安全委幹部が「かなり勉強が必要だ」と漏らすほど複雑な上、今回はLIBの焼損も激しい。

 安全委は、バッテリー製造元のGSユアサ(京都市)で分解調査を進めている。だが、充電器など電源システムに関わる機器や部品のメーカーは仏タレス社をはじめ欧米にも分散しており、調査スタッフの派遣などにも時間を取られている。

 ボーイング社は今月、試験飛行を2回行い、バッテリーの稼働状況を調査するなど運航再開の準備を急ぐ。

 対してNTSBは、米連邦航空局による787の認可の前提になった「バッテリーからの出火の可能性は極めて低い」とする同社の試験結果を疑問視。「認可の前提を見直す必要がある」とまで言及し、「運航再開まで長ければ1年」(航空関係者)との見方も出ている。

 東京理科大の駒場慎一准教授(電気化学)は「過充電や過放電を防ぐ制御システムに問題があった可能性もある。バッテリーにつながる全ての電気回路を調べる必要がある」と指摘する。

4215チバQ:2013/02/17(日) 20:14:27
 ◇収益、経営戦略に影−−航空会社・国内メーカー
 主力航空機の長期にわたる運航停止措置は、79年の墜落事故をきっかけに米ダグラス社(現ボーイング)のDC10が、日米当局などから約1カ月間、停止させられたケースがある程度。今回の運航停止はこれを超える異例の長さとなる。

 787を現在17機保有する全日空は21年度までに計66機にする計画で、世界最大の787ユーザーだ。JR秋田新幹線に対抗し、秋田−羽田線で3月16日に予定していた787導入も延期し、対新幹線戦略に狂いが出た。

 このため、3月末に予定していた小型機の退役時期の延期などを調整し始めた。ただ、787に比べ燃費で劣るなど収益悪化の原因になりかねない。全日空では「運航停止が1年程度になるなら、機材導入計画を根本的に見直す必要が出てくる」と、運航計画の支障は拡大しそうだ。

 日航は787を7機保有し、国際線6路線で運航していた。成田−ヘルシンキ(フィンランド)線の新規開設も延期。乗り換え需要の開拓を狙っていただけに、延期は収益面に影を落とす。

 ボーイングの広報担当者は14日、「生産計画の変更はない」とするが、国内メーカーへの影響も心配される。

 787は機体軽量化のため、炭素繊維と樹脂を固めた複合材を主翼や胴体に採用。納入する東レの13年3月期の炭素繊維事業の売上高は750億円の見通しで全体の5%程度だが、生産が縮小した場合は「それなりの影響が出てくる」(深沢徹取締役)との懸念を示す。

 リチウムイオン電池を全量生産するGSユアサは「業績への影響はない」(中川敏幸取締役)とするが、ボーイングの生産計画に変更がないことが前提だ。

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 ■ことば

 ◇リチウムイオン電池
 正極にコバルト酸リチウムなど、負極に炭素を用い、乾電池のような使い捨てではなく充電して繰り返し使える。リチウムは軽いため小型化しやすく、携帯電話や電気自動車などに採用。ただし、電解液は可燃性の有機溶媒のため、過充電や過放電があると高熱を発し、発火や爆発の恐れもある。ボーイング787ではエンジンの力で発電された電気を蓄え、起動時の電源などとして使用。バッテリー容器内などに二重の制御装置があり、充電が満たされると供給が止まる。

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 ◇ボーイング787トラブルの主な経緯
12年 7月28日 米チャールストン空港で試験飛行中にエンジン火災

   10月23日 山口宇部空港で全日空機が燃料配管結合部の不具合で燃料漏れ

13年 1月 7日 米ボストン・ローガン国際空港で日航機の補助動力装置用バッテリーから出火

    1月16日 全日空機のメーンバッテリーが発煙し高松空港に緊急着陸。米連邦航空局(FAA)が運航停止を命令

    1月21日 国土交通省とFAAが合同でバッテリー製造元のGSユアサ(京都市)に立ち入り検査

    2月 9日 ボーイングがデータ収集のため米国で試験飛行を実施

4216チバQ:2013/02/18(月) 21:33:16
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2013021800682
羽田発着のドイツ線2便増加=13年度末にも−国交省
 国土交通省は18日、2013年度末にも日本とドイツの航空会社に羽田空港の国際線利用を新たに1日2便ずつ認めることでドイツの航空当局と合意したと発表した。午前6時から午後11時までの「昼間時間帯」の国際線発着枠が、年約3万回(1日40便)から約6万回(82便)に増加することを受けた措置。
 既に英国、フランス、中国、シンガポール、タイとも便数増加などで合意しており、ドイツが6カ国目となる。羽田とドイツを結ぶ路線は現在、全日本空輸が羽田−フランクフルト線を週7便運航している。(2013/02/18-18:15)

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4217チバQ:2013/02/19(火) 21:01:13
http://diamond.jp/articles/-/32144
アジアの空に中長距離LCCが続々参入
シンガポール航空系がもくろむ日本直行便
LCCでは珍しい大型機ボーイング777を使用した402人乗りだ アジアの空で、飛行時間4〜9時間と中長距離を飛ぶLCC(格安航空)が台頭している。日本に乗り入れる航空会社も増えてきた。

 すでに、エアアジアグループ(マレーシア)のエアアジアXや、カンタス航空(オーストラリア)傘下のジェットスター・アジアが乗り入れているが、昨年10月、シンガポール航空子会社のLCC、スクートが成田空港に就航した。成田から台北経由でシンガポールまで約9時間、片道1万8780円(燃油費と空港使用税を含む。荷物預け、食事は含まない)からという格安料金である。日本航空(JAL)や全日本空輸(ANA)などのフルサービスエアラインであれば、エコノミークラスの割引運賃でも燃油費込みで6万円程度する。

 シンガポール航空が中長距離LCCに乗り出した背景には、東南アジア航空業界の急激な変化がある。東南アジアでLCCが誕生したのは2004年だが、わずか10年足らずの間にLCCのシェアは急拡大した。12年度末には4時間以内のフライトのうち、52%がLCCのシェアとなる見通しだ。

 だが、東南アジア域内に閉じこもっていては市場に限りがある。そこで、「4時間以内のフライトでLCCが急拡大したように、4〜9時間のフライトにもLCCのマーケットはある」(スクートのキャンベル・ウィルソンCEO)と中長距離路線への参入を決断した。 

 もともとLCCのビジネスモデルは短距離路線が常識だ。航空機の空港での折り返し時間を極力短くして、航空機の稼働時間を長くすることで収入を高める。また、座席シートが狭いため、利用客も短時間移動が好ましい。

 業界の常識を覆す中長距離LCCに勝算はあるのか。ウィルソンCEOは、「欠かせない要素が二つある」と説明する。「一つは適切な機材を使用すること、もう一つは4〜9時間のフライトに限定する」ことだ。

 一般的な短距離LCCは、エアバス320機やボーイング737機といった180席ほどの小型機を使いエコノミークラスしか設けていない。これに対してスクートは、400席ほどの大型機B777機を使い、エコノミーと上位の「スクートビズ」の2クラス制とした。長距離移動では、シート幅や前後幅が狭いと疲れてしまうが、大型機ゆえ機内は広い。

 エコノミーは座席幅が48cm、前後幅が79cm。これに対してスクートビズは座席幅56cm、前後幅96cmで、成田〜シンガポール(台北経由)であればエコノミーに1万円ほど上乗せした2万7000円程度の運賃だ。なお、JALの国際線のエコノミーは座席幅47cm、前後幅86cmである。

「フルサービスエアラインの利用客がスクートに乗って上位座席の存在を知れば、LCCでも十分と考える人が出てくるだろう」と、乗客を取り込む構えだ。


 また、飛行時間が9時間までの路線に限定しているため、1日当たりの機材稼働時間は、フルサービスエアラインが約12時間のところ15時間と長い。こうした工夫により、運航コストはフルサービスエアラインよりも45%低く抑えられているという。

 運航開始からまだ7ヵ月で「成果を語るには時期尚早」(ウィルソンCEO)としながらも、「いまのところ全路線の平均搭乗率は81%で、計画よりもうまくいっている」と自信を覗かせる。日本とシンガポールを結ぶ直行便も検討中だ。

 日本や中国などの東アジアでは、まだLCCが浸透しているとは言い難い。しかし、昨年、日本で誕生したLCC3社(ピーチ・アビエーション、ジェットスター・ジャパン、エアアジア・ジャパン)は、国内線のみならず、韓国や台湾への国際線の展開を始めた。さらに今秋には、中国資本の春秋ジャパンが日本国内線に進出する予定だ。

 LCCのビジネスモデルが多様化し、日本を巻き込んで、アジアの空で激しい競争が起これば、利用者にとっては歓迎すべき状況だろう。今後、ますます選択肢が増えることになりそうである。

(週刊ダイヤモンド編集部 須賀彩子)


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