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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

4168チバQ:2013/01/22(火) 22:38:47
 大手2社は競合路線が少ないこともあってLCCの新規参入の影響をあまり受けなかったようだ。

 スカイマークの13年3月期第2四半期(12年4〜9月)の累計決算によると、売上高は462億円と前年同期で16.4%増となったものの、営業利益は66億円で26.8%減、純利益は29億円で33.7%減となった。通期での業績予想も下方修正した。スカイマークはLCCに完敗した格好だ。

 LCCの前途は洋々かというと、そうではない。年末年始は1年のうちで利用者が最も多い時季である。ジェットスターとエアアジアの搭乗率は、採算ラインといわれる75%を上回っているが、通常の月は採算ラインを大幅に下回ることが多い。

 全日空系のエアアジアでは、12年8月に就航したばかりというのに、4カ月後の12月にCEOが岩片和行氏(55)から小田切義憲氏(50)に交代した。就航後の平均搭乗率が65.4%で、目標の80%に届かなかったのが交代の理由だ。書き入れ時の年末年始の国内線の搭乗率も77.4%と目標に届かず前途は厳しい。

 日航系のジェットスターも就航直後から欠航などのトラブルが相次いだ。11月16日には、経験が社内規定(3年以上)に満たない整備士を確認主任者に選任していたことが発覚し、国土交通省から厳重注意を受けた。そのため12月に予定していた関西国際空港を成田に次ぐ第2の拠点とする計画を延期した。

 LCC3社のなかで比較的順調なのが、競合路線が少ない関西国際空港を拠点にしたピーチということになろうか。

 国交省航空局がまとめた航空8社に関する「航空輸送サービスに係わる情報公開」(12年7〜9月分)によるとLCCの遅延率が突出している。遅延率とは定時の運行予定時間より15分以上時間がかかった発着率の割合をいう。延滞率はエアアジアが57.2%でワースト1位。便の半分以上が定時運行していないということを示す。ワースト2位はジェットスターの25.9%。ピーチは13.7%でスカイマークの15.4%に次いでワースト4位だ。

 欠航率は6.4%の日本トランスオーシャン航空がワースト1位だが、これは沖縄を直撃した台風による欠航がほとんど。実質的にはエアアジアの3.5%が1位。ジェットスターは1.4%、ピーチは1.1%だった。

 LCCは少ない航空機を使い回してコスト削減するため、遅延や欠航が出やすい。ここに、コストをできるだけ掛けず事業の拡大を急ぐLCCのひずみを見ることができる。

 LCCは早くも正念場を迎えた。
(文=編集部)


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