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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

4215チバQ:2013/02/17(日) 20:14:27
 ◇収益、経営戦略に影−−航空会社・国内メーカー
 主力航空機の長期にわたる運航停止措置は、79年の墜落事故をきっかけに米ダグラス社(現ボーイング)のDC10が、日米当局などから約1カ月間、停止させられたケースがある程度。今回の運航停止はこれを超える異例の長さとなる。

 787を現在17機保有する全日空は21年度までに計66機にする計画で、世界最大の787ユーザーだ。JR秋田新幹線に対抗し、秋田−羽田線で3月16日に予定していた787導入も延期し、対新幹線戦略に狂いが出た。

 このため、3月末に予定していた小型機の退役時期の延期などを調整し始めた。ただ、787に比べ燃費で劣るなど収益悪化の原因になりかねない。全日空では「運航停止が1年程度になるなら、機材導入計画を根本的に見直す必要が出てくる」と、運航計画の支障は拡大しそうだ。

 日航は787を7機保有し、国際線6路線で運航していた。成田−ヘルシンキ(フィンランド)線の新規開設も延期。乗り換え需要の開拓を狙っていただけに、延期は収益面に影を落とす。

 ボーイングの広報担当者は14日、「生産計画の変更はない」とするが、国内メーカーへの影響も心配される。

 787は機体軽量化のため、炭素繊維と樹脂を固めた複合材を主翼や胴体に採用。納入する東レの13年3月期の炭素繊維事業の売上高は750億円の見通しで全体の5%程度だが、生産が縮小した場合は「それなりの影響が出てくる」(深沢徹取締役)との懸念を示す。

 リチウムイオン電池を全量生産するGSユアサは「業績への影響はない」(中川敏幸取締役)とするが、ボーイングの生産計画に変更がないことが前提だ。

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 ■ことば

 ◇リチウムイオン電池
 正極にコバルト酸リチウムなど、負極に炭素を用い、乾電池のような使い捨てではなく充電して繰り返し使える。リチウムは軽いため小型化しやすく、携帯電話や電気自動車などに採用。ただし、電解液は可燃性の有機溶媒のため、過充電や過放電があると高熱を発し、発火や爆発の恐れもある。ボーイング787ではエンジンの力で発電された電気を蓄え、起動時の電源などとして使用。バッテリー容器内などに二重の制御装置があり、充電が満たされると供給が止まる。

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 ◇ボーイング787トラブルの主な経緯
12年 7月28日 米チャールストン空港で試験飛行中にエンジン火災

   10月23日 山口宇部空港で全日空機が燃料配管結合部の不具合で燃料漏れ

13年 1月 7日 米ボストン・ローガン国際空港で日航機の補助動力装置用バッテリーから出火

    1月16日 全日空機のメーンバッテリーが発煙し高松空港に緊急着陸。米連邦航空局(FAA)が運航停止を命令

    1月21日 国土交通省とFAAが合同でバッテリー製造元のGSユアサ(京都市)に立ち入り検査

    2月 9日 ボーイングがデータ収集のため米国で試験飛行を実施


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