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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

4138チバQ:2013/01/13(日) 16:44:31
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120724/waf12072413290014-n1.htm
【統合元年Ⅲ】
価値向上の切り札は神戸空港
2012.7.24 13:25 (1/2ページ)[航空・空港]

 新関西国際空港会社のコンセッション推進部長に就任した岡田信一郎執行役員は、6月から東京と関空を頻繁に行き来している。平成26年度中の運営権売却に向け、インフラ運営に関心を持つファンドや投資家に意見を聞くためだ。

 岡田氏は外資系証券会社や豪州の投資銀行マッコーリー・グループで、有料道路の事業再生などインフラビジネスを手がけた経験を買われた。現在、岡田氏を中心に10人前後の専門チームが運営権売却に取り組んでいる。だが、新関空会社の安藤圭一社長は「(26年度まで)時間はあるようでない」とあせりをにじませる。

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 新関西国際空港会社が運営権の民間売却(コンセッション)を行った場合、想定されるシナリオは3つある。(1)債務が一掃できる価格で売却できる(2)運営権の取得に応じる企業が現われない(3)目標より低い価格での応募しか集まらない−の3点だ。

 だが(1)は、現状では厳しい。(2)の場合は、運営権売却に変わる新たな債務削減策を策定する必要がある。運営権のみを売却する現在の手法は、会社をまるごと売却するよりも低い値段しかつかない公算が大きく、最も可能性が高いのは(3)だ。

 関西学院大の野村宗訓教授は、国交省が想定する運営権の期間(30年〜45年)をさらに分割し、まず20年分の運営権を数千億円で第1次分として売却。1次分で返済しきれなかった数千億円の債務は、20年目以降の運営権売却でまかなう2段階方式を、現実的な売却手法として挙げた。

 1兆円近い投資は、各国の空港運営権に比べ割高感が強い。期間を短縮して負担を軽減し、投資を促す狙いだが、関空の債務問題解消までの期間が長期化する懸念も残る。

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 1兆円近い運営権売却を成功させるには、目に見える形での企業価値の向上が不可欠だ。その切り札となり得るのが、新関空会社への神戸空港の合流だ。

 「関西3空港の一体運用には、神戸を株式会社化した後に、新関空会社と合併する方がやりやすい」

 兵庫県の井戸敏三知事はこう述べ、2年前に立ち消えとなった神戸空港の民営化について、神戸市と話し合う考えを示した。関空・伊丹に神戸が加われば、重複部門のコスト削減や立地に応じた効率的な運行拡大が可能となる。

 大阪商業大の横見宗樹准教授は「今の段階で3空港一体化に含みをもたせておくことで、運営権売却の価値が上がる」と神戸の合流に期待を寄せる。

 ただ、神戸市は空港島造成のために発行した約2千億円の市債の返済義務を負っている。市債を財政負担で補うのは市議会などからの反発も予想されるが、国土交通省関係者は「それ以外に民営化の障害はない」としており、決して超えられない壁ではない。

 関空・伊丹が民間主導の経営で再スタートを切ったとはいえ、「コンセッションに関わる投資家らは、国や自治体の関与を非常に注視している」(横見准教授)。運営権売却の成否は、新関空会社だけの問題ではない。国、自治体と新関空会社が三位一体となって取り組むかにかかっている。


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