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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

4214チバQ:2013/02/17(日) 20:14:02
http://mainichi.jp/opinion/news/20130215ddm003040090000c.html
クローズアップ2013:787運航停止1カ月 最新技術集積、調査に壁 熱暴走「犯人」見えず
毎日新聞 2013年02月15日 東京朝刊

 最新鋭中型旅客機「ボーイング787」がバッテリーなどのトラブルで運航停止して、16日で1カ月となる。日米当局が原因究明に当たるが、日米欧の複数のメーカーが開発に参加し、最新技術が集積していることもあって調査は難航。運航再開の見通しは立たない。米主要企業のボーイングをはじめ、世界に先駆けて787を導入した全日本空輸や日本航空、機体の約35%を担当した日本の部品メーカーの収益にも懸念が広がっている。【桐野耕一、宇田川恵、大久保陽一、宮崎泰宏、ワシントン平地修】

 ◇部品の生産、日米欧に分散
 787のメーンバッテリーは八つのリチウムイオン電池(LIB)をつないだ構造。国土交通省運輸安全委員会の調査によると、先月16日に高松空港へ緊急着陸した全日空機のバッテリー内部では、化学反応により制御不能な高熱を発する「熱暴走」が起きていた。また、バッテリーの容器に静電気がたまるのを防ぐアース線の断線も見つかり、大量の電流が流れた疑いも浮上した。熱暴走も断線も原因は不明だ。

 米ボストンの空港で同じバッテリー(補助動力装置用)から出火した日航機に関し、米国家運輸安全委員会(NTSB)は熱暴走のきっかけが一つのLIBの回線ショートだったことを突き止めたが、ショートの理由は分かっていない。

 究明が遅れている背景には「電気飛行機」とも呼ばれる787の特性と、バッテリー周辺部品のメーカーが日米欧にまたがるという特有の事情がある。

 787は、従来機で圧縮空気を使っていた客室の空調や油圧式だったブレーキを電気装置に変更。これに伴い旅客機で初めて大容量のLIBのバッテリーを採用したが、電気システムの回路は安全委幹部が「かなり勉強が必要だ」と漏らすほど複雑な上、今回はLIBの焼損も激しい。

 安全委は、バッテリー製造元のGSユアサ(京都市)で分解調査を進めている。だが、充電器など電源システムに関わる機器や部品のメーカーは仏タレス社をはじめ欧米にも分散しており、調査スタッフの派遣などにも時間を取られている。

 ボーイング社は今月、試験飛行を2回行い、バッテリーの稼働状況を調査するなど運航再開の準備を急ぐ。

 対してNTSBは、米連邦航空局による787の認可の前提になった「バッテリーからの出火の可能性は極めて低い」とする同社の試験結果を疑問視。「認可の前提を見直す必要がある」とまで言及し、「運航再開まで長ければ1年」(航空関係者)との見方も出ている。

 東京理科大の駒場慎一准教授(電気化学)は「過充電や過放電を防ぐ制御システムに問題があった可能性もある。バッテリーにつながる全ての電気回路を調べる必要がある」と指摘する。


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