したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

中国・四国 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1とはずがたり:2008/10/25(土) 14:40:47
統一地方選スレから中国・四国のネタを独立させます
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/l40
合併ネタはこちら
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1066974699/l40

416とはずがたり:2009/10/08(木) 02:37:21
詮索めいて失敬でした〜w

まあ県都鳥取ですので条件に合う男性はそれなりに居るんじゃないでしょうかねっ。
ホントに上司だったらそれはそれでなんかのコネクションにはなるかもしれませんし。それとも所謂「嫌な上司」タイプなんすかね!?w

417名無しさん:2009/10/08(木) 20:35:11
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200910080208.html

河井県議出馬へ 広島知事選 '09/10/8

--------------------------------------------------------------------------------


 任期満了に伴う広島県知事選(22日告示、11月8日投開票)に、自民党県議の河井案里氏(36)=広島市安佐南区=が8日、無所属で立候補する意向を固めた。

 擁立を打診していた党県連幹部に対し、河井氏がこの日朝、立候補の意向を伝えた。党に推薦を申請する。河井氏は「広島県を変えたいという思いが強かった」と話している。

 河井氏は宮崎県出身。慶応大大学院政策・メディア研究科修士課程修了。短大非常勤講師を経て2003年、県議選安佐南区選挙区に初当選し、現在は2期目。夫は河井克行衆院議員(比例中国)。

 自民党県連は、河井氏の推薦をめぐって8日午後、選挙対策委員会と役員会で協議。ただ、県議会の自民党系会派の分裂を背景に、河井氏の擁立で一本化するかどうかは不透明となっている。

 一方、民主党県連も独自の推薦候補の擁立を目指しているが、結論は出てない。

 知事選にはこれまで、広島県立大名誉教授で経営コンサルタントの若井具宜(ともぎ)氏(61)=東区▽元通産官僚で経営コンサルタントの湯崎英彦氏(44)=西区▽県議の柴崎美智子氏(54)=西区▽学習塾経営の川元康裕氏(41)=安佐南区―の4人が無所属で、共産党県委員長の村上昭二氏(62)=広島県府中町=が党公認で立候補を表明している。

418チバQ:2009/10/08(木) 21:21:59
衆院選前は旦那が知事選に廻るかと思いましたが

コスタリカ相手の増原が落選したのでそれもなくなりましたぬ。

女性
若い
広島市内
県議

条件としてはかなり良いのでは?
県議会の会派はどっちですかね?

419チバQ:2009/10/08(木) 22:01:42
自民党議員会所属ですね。
広島市安佐南区 定数4−候補6 (選管確定)
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 17,877(21.1%) 石橋 良三 59 自民 現 6 団体役員
当 17,223(20.3%) 河井 案里 33 自民 現 2 (元)短大講師
当 15,359(18.1%) 梶川 幸子 48 民主=連合 新 1 党総支部幹事
当 14,381(17.0%) 栗原 俊二 47 公 明 現 2 党総支部長
□ 12,853(15.2%) 佐々木 弘司 65 自民 現 造園会社顧問
□ 7,110(8.4%) 大植 和子 53 共産 新 党県常任委員

420とはずがたり:2009/10/08(木) 22:56:52
不愉快なのがでてきたなぁ。。>あんり

421チバQ:2009/10/09(金) 16:46:32
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20091009-OYT8T00006.htm
知事選 自民県連結論持ち越す 河井県議 推薦願提出も取り下げ
 10月22日告示、11月8日投開票の知事選への対応を検討するため、自民党県連は8日、広島市内で選挙対策委員会と役員会を開いた。県議の河井案里氏(36)が立候補を目指して推薦願を提出したが、役員会で難色を示す意見が出され、この日も推薦候補は決まらず、9日の役員会に持ち越された。河井氏は、「党に請われて推薦願を出したが、異論が出た」ことを理由に、推薦願を取り下げた。

 奥原信也幹事長によると、同幹事長が先月30日、河井氏に出馬を打診。8日午前に、河井氏から出馬の意向を確認し、河井氏も県連に推薦願を提出したという。

 しかし、選対委と役員会では、河井氏への推薦に賛同する意見がある一方、河井氏の推薦願について、「慣例で添付されるべき、県選出国会議員全員の推薦書がない」と手続きの不備を指摘する声などが上がり、結論が出なかった。

 河井氏は記者会見を行い、知事選出馬について、「後援会と改めて相談する必要がある」と述べて明言はしなかったが、「仮に出馬する場合は、政党の推薦は受けず、無所属候補となるのではないか」と話した。

(2009年10月9日 読売新聞)

422名無しさん:2009/10/10(土) 02:43:58
>>399-401
>>406
>>417
>>421

結局連合の推す相乗り候補か……。

>民主党県連は9日、(略)独自の推薦候補の擁立断念を決定。
>同党県議が所属する民主県政会と連合広島が、元通産官僚で経営コンサルタントの湯崎英彦氏の支援に回ることを容認する方針も確認した。
>佐藤氏は「党独自候補の擁立に期待する県民の声もいただいている。申し訳なく思う」と述べた。

>自民党県連は9日、(略)知事選での自主投票を決めた。
>自民党系県議は現在、自民刷新会議(16人)▽自民党議員会(15人)▽自民党広志会(8人)▽自民党良政会(1人)―の4会派に分裂する。
>自民刷新会議は、民主県政会(14人)と「大連立」を組んで議会運営を主導。
>自民刷新会議は湯崎氏を、自民党議員会は河井氏の支援を決定。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200910100098.html

民主、支持団体の歩調合わず 自民、会派対立で分裂選挙に '09/10/10

--------------------------------------------------------------------------------

 広島県知事選を前に9日、独自候補の擁立を断念した民主、自民の両党。衆院選大勝を受けて「主戦論」を掲げた民主党県連は、支持団体の連合広島などと歩調がそろわなかった。自民党県連は、県議会の自民系会派の分裂が響き、自主投票になった。政権交代後、全国で2番目となる知事選を前に、与野党の第1党の存在感が揺らいだ。

 民主党県連は9日、広島市南区で拡大幹事会を開き、独自の推薦候補の擁立断念を決定。同党県議が所属する民主県政会と連合広島が、元通産官僚で経営コンサルタントの湯崎英彦氏の支援に回ることを容認する方針も確認した。

 この日の拡大幹事会では、県連の佐藤公治代表が小沢一郎幹事長に現状を報告し「県連の決定を尊重する」との結論を得たことも説明した。来夏に参院選を控え、民主県政会、連合広島との3者の連携を最優先した形。湯崎氏については、県議会の最大会派である自民刷新会議が接触してきた人物でもある。

 終了後、佐藤氏は「党独自候補の擁立に期待する県民の声もいただいている。申し訳なく思う」と述べた。党県連は当初、県政会所属の県議2人を推したが、「連合の支援が得られない」と辞退していた。今後は党県連が湯崎氏の実質支援に向けた動きをみせるかどうかが焦点になる。

 一方、自民党県連は9日、中区で選挙対策委員会と役員会を開き、知事選での自主投票を決めた。過去の知事選で常に主導権を握ってきた党県連。16年ぶりの県政の新たなリーダー選びに、分裂選挙で臨むこととなった。

 役員会では、8日に推薦を申請した党県議の河井案里氏が、申請を取り下げたことが報告された。独自候補を探す時間がなく、自主投票を了承した。終了後、奥原信也幹事長は「擁立に努力したが、衆院選惨敗と県議会の会派分裂が大きな障害だった。深く反省する」と述べた。

 県議会議席の約6割を占める自民党系県議は現在、自民刷新会議(16人)▽自民党議員会(15人)▽自民党広志会(8人)▽自民党良政会(1人)―の4会派に分裂する。

 河井氏は桧山俊宏元県議会議長が事実上率いる自民党議員会に所属する。林正夫議長の所属会派である自民刷新会議は、民主県政会(14人)と「大連立」を組んで議会運営を主導。知事選でも湯崎氏を連携して支援する。

 自民党系の各会派はこの日、知事選への対応を協議。自民刷新会議は湯崎氏を、自民党議員会は河井氏の支援を決定。広志会は自主投票にした。(城戸収、高橋清子、永山啓一)

423名無しさん:2009/10/10(土) 13:52:37
http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000000910100002

民主が独自候補断念/自民は自主投票
2009年10月10日

 藤田雄山知事の任期満了に伴う知事選(22日告示、11月8日投開票)について、民主党県連は9日の幹事会で、独自候補擁立を断念した。一方、自民党県連も同日の役員会で、独自候補を擁立せず、自主投票を申し合わせた。自民が知事選で公認、推薦候補を出さないのは全国でも異例。総選挙大勝の波に乗れない民主の対応と併せ、県民には分かりにくい結果となった。(鬼原民幸)
 民主県連の幹事会には、県選出の国会議員ら約20人が出席した。この間、東京で党本部の指示を仰いでいた県連代表の佐藤公治・参院議員は、「県連の決定を尊重する」とする小沢一郎幹事長の発言を報告。支持団体の連合広島や県議会の民主系会派「民主県政会」が、無所属で立候補表明している元通産省官僚の湯崎英彦氏(44)の支援を決めているのを踏まえ、別の候補を立てない方針を確認した。
 閉会後に会見した佐藤氏は「独自候補に期待していた県民に申し訳ない」と陳謝。「同志である連合広島や県政会が応援する湯崎さんを見守りたい」と述べた。ただ、湯崎氏は政党の推薦を得ない考えを表明しており、県連の支援は水面下に限られそうだ。
 自民県連は県議ら14人が出席して役員会を開催した。立候補の意志を固めた河井案里県議(36)が党への推薦依頼を取り下げるなど、やはり独自候補の擁立は困難との認識で一致。告示日までの時間なども考え、今回は自主投票とすることで合意した。奥原信也幹事長は「自民党員として規律ある行動を取ってほしい」と、他党の候補への支援にクギを刺した。メンバーから異論は出なかったという。
 奥原氏は会見で「河井氏はメンバーがそれぞれの立場で応援することになる」と、県連としては支援しないと強調。自主投票に至った責任について、「自民が一本化していないのが大きな障害だった」とし、県議会で自民系会派が分裂している状況が原因との認識を示した。
 知事選には湯崎氏のほかに、いずれも無所属の元県立大教授の若井具宜(ともぎ)氏(61)▽県議の柴崎美智子氏(54)▽学習塾経営の川元康裕氏(41)と、共産党公認で党県委員会委員長の村上昭二氏(62)が立候補を表明している。
      ◇      
 この日、県庁であった知事選の立候補予定者説明会には、まだ立候補表明していないアルバイト店員ら2人を含む計7陣営が出席。県選管から選挙活動の注意点などの説明を受けた。(鬼原民幸)
      ◇
 河井案里(あんり)県議(36)が9日、広島市内で後援会役員会を開き、支援者に知事選立候補への決意を伝えた。河井氏は終了後、報道陣に「『頑張れ』という温かい声をいただいた。身をなげうってでも県政を変えたいという決意が固まった」と述べた。週明けにも正式に無所属での立候補を表明する。河井氏はその後、所属する県議会の「自民党議員会」の総会に出席。他の県議らに立候補の意志を伝えた。(福家司、鬼原民幸)

424名無しさん:2009/10/11(日) 08:31:01
>>311>>405
山口市長選 尾上元市議出馬表明「中核都市見直し」
http://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/news/digest/2009/1008/2p.html
 任期満了に伴う山口市長選(11月1日告示、同8日投開票)の候補者を模索していた革新系市民団体「市民のための山口
市政をつくる会」は7日、元山口市議の尾上頼子氏(40)の擁立を発表した。

 立候補は無所属で、共産党が推薦を決めている。同市長選には現職の渡辺純忠市長(64)と旧徳地町長で山口市議を辞職
した伊藤青波氏(55)が出馬を表明しており、尾上氏の参戦で三つどもえの構図となった。

 尾上氏は市役所で会見し正式に出馬を表明。「合併後4年間の渡辺市政を見てきたが、『負担は低い方に、サービスは高い
方へ』という約束が切り崩され、生活に影響が出て憤っていた。地域や職場で不満が出ていた中で市長選を迎え、良い候補者
がいればと思っていた時に(立候補の)声を掛けていただき、私が先頭に立って訴えていこうと決意した」と語った。

 尾上氏は「住民の目線で市政が展開されていない」と渡辺市政を批判し、現市政が推進する30万人中核都市づくりは「都市
間競争に勝ち抜くという時代遅れの発想」と指摘。「中核都市路線からは手を引き、市民が主役のまちづくりを進める」と述べ、
子育てや福祉の優先、地域経済の活性化など5つの基本政策を訴えた。法定協が設置され、進行している阿東町との合併は
「両市町で住民投票して是非を判断してもらう」との考えを示した。

 尾上氏は旧小郡町出身。山口中央高卒。1999年の旧小郡町議選に共産党公認で当選。合併による在任特例で2006年ま
で山口市議を務めた。小郡女性団体連絡協議会幹事など。

425ももだぬき:2009/10/11(日) 14:08:13
広島県政はおごりたかぶりすぎ。鞆の浦の開発差し止めで控訴なんてふざけすぎ。

426とはずがたり:2009/10/11(日) 17:52:09
>>422
自民党刷新会議は県議会に巣喰っていた桧山元県議会議長を民主系会派と組んで追い落とした連中で他所の相乗りと同一視は出来ない様な気もしてます。
桧山は河井を担ぐようですし,此処は湯崎氏で闘って出来れば勝っておくのがベターなんじゃないでしょうかね。
巧くすれば自民党の更なるゴタゴタ・混乱を誘発出来るかもしれないですし。

427名無しさん:2009/10/11(日) 18:52:36
>>426
なるほど。↓のレスとか勉強になります。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/1264-1265

http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20091011ddlk34010309000c.html
スクランブル:知事選、異例の展開 民主・自民、擁立断念 /広島
 11月8日投開票の知事選は今月22日の告示まで10日あまりに迫った。自民党県議が無所属での立候補の意思を表明し、候補者の顔ぶれがようやく出そろった。8月の衆院選で圧勝した民主、過去の知事選で推薦候補を出してきた自民の両党がいずれも候補擁立を断念する異例の展開になった。【加藤小夜】

 ◇顔ぶれは出そろう
 民主党県連と県議会の民主系会派「民主県政会」(14人)、連合広島の幹部らによる3者連絡会議の最終会合が10日開かれ、県連代表の佐藤公治・参院議員は、県連として独自候補の擁立断念を伝えた。

 ◆押し切られた民主県連

 会議後、佐藤代表は、出馬表明している元通信会社経営の湯崎英彦氏(44)について「前向きに見守っていきたい」と話した。

 独自候補の擁立を模索した党県連に対し、民主県政会と連合広島は、県政運営で協調する自民の最大会派「自民刷新会議」との連携維持を理由に、早い段階から湯崎氏支援を表明しており、県連が歩調を合わせる形となった。

 佐藤代表は「会派を最重点に考えてはいない」としながらも、「(民主県政会と連合広島との)3者の信頼関係が大事だ」と理解を示した。ただ、佐藤代表は「政党の推薦は受けない」との姿勢を見せる湯崎氏とはこれまで一度も会ったことがなく、温度差をにじませた。

 ◆分裂した自民

 一方、自民党県連は党所属県議が議席の3分の2近くを占めながら、四つの会派に分裂していることから、候補者を擁立できず、自主投票を決めた。知事選で推薦候補を出せなかったのは初めて。奥原信也幹事長は「衆院選での惨敗と県議会の(会派)分裂が大きな障害だった」と断念の理由を説明した。

 4会派の一つで最大の16人が所属する自民刷新会議は、以前から湯崎氏と接触。自主投票が決まった9日には早々に会派として湯崎氏の応援を決めた。

 これに対して、同会派と対立する自民の第2会派「自民党議員会」(15人)に所属する河井案里氏(36)は9日に後援会会合で出馬の意思を表明した。同日夜に開かれた会派の会合で、河井氏の支援を決め、事実上、自民の分裂選挙が決まった。

 連休明けに立候補を表明する予定の河井氏は「県議会の古い枠組みを変えたい」と自民刷新会議と民主県政会の連携を批判し、県議会の対立構図が知事選に持ち込まれることになった。

  × × ×

 知事選にはこのほか、経営コンサルタントの若井具宜氏(61)▽県議の柴崎美智子氏(54)▽学習塾経営の川元康裕氏(41)▽共産党県委員長の村上昭二氏(62)が立候補を表明している。

428名無しさん:2009/10/12(月) 11:16:08
湯崎と河合以外の候補が勝たないかな〜。


>「衆院で308議席を取ったからと乱暴だ。地方の事情を無視するのか」と、
>連合広島加盟の労組幹部が憤りを見せた。
>大連立体制が崩れ、政治的影響力が低下することをおそれたからだ。


http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20091011-OYT8T00916.htm

知事選 なぜ独自候補見送ったか

記者会見で民主党県連の方針を伝える佐藤代表(9日、広島市南区で)
記者会見で自主投票の方針決定を伝える奥原幹事長(9日、広島市中区で)  22日告示、11月8日に投開票される知事選で、民主、自民両党が足並みをそろえたかのように独自候補の擁立を見送った。それぞれ、ぎりぎりまで候補者の選考を重ねてきたが、論点は「この候補で、県議会の各会派が乗れるか」に重きが置かれ、政策論は隅に追いやられてきた。政権交代しても、変わらない地方政治の実態を探った。(澤本浩二、平井宏一郎)


■民 主

 10月9日、広島市南区のワークピア広島。民主党県連代表の佐藤公治氏(50)(参院議員)は、県連幹事会後の記者会見で、独自候補擁立断念の経緯を問われ、顔を曇らせた。「我々の思いが実現するには、広島県ではまだまだ時間がかかる」。

 当初、県連は、民主党県議が属する会派「民主県政会」が、自民党系の最大会派「自民刷新会議」と〈大連立〉体制をとっていることに配慮。知事選の候補者選びは事実上、民主県政会に委ねていた。

 だが、衆院選の大勝がすべてを変えた。

 9月13日の県連幹事会で、新しいバッジを胸に付けた国会議員は口々に積極姿勢を求めた。「総選挙で示された民意を、知事選でも実現すべき」。ここから県連は態度を一変、「独自候補擁立、相乗り禁止」という党の原則を強く打ち出した。

 民主県政会と、支持母体の連合広島は反発。「衆院で308議席を取ったからと乱暴だ。地方の事情を無視するのか」と、連合広島加盟の労組幹部が憤りを見せた。大連立体制が崩れ、政治的影響力が低下することをおそれたからだ。

 「独自候補」か、「自民と組める候補」か。県連は、2人の県議も選考対象に加えたが、「この時期に2人を出されたら、それぞれの出身労組を中心に連合が割れかねない」(組合出身の県議)。連合広島は態度を硬化させた。

 連合広島と民主県政会は、無所属での出馬を表明した元通信会社副社長湯崎英彦氏(44)の支援を発表した。湯崎氏は、自民刷新会議も支援を模索する相手。県連は、独自候補の擁立を断念した。

 衆院選の勢いを生かせず、民主党のある衆院議員は「衆院選で助けてくれた連合広島や県議に弓は引けない。しかし、有権者の『政治を変えてくれ』という思いに国も地方もないはずだ」と、落胆の表情を浮かべた。

■自 民

 9月30日、県会の一般質問を終えた県議の河井案里氏(36)を、自民党県連幹事長の奥原信也氏(67)が、2人が属する会派「自民党議員会」の控室に呼び寄せ、言った。「知事選に出てくれんか」。

 8月の衆院選で、自民党は県内小選挙区の議席を6から1に減らした。党勢の低下は、知事選の候補選びにも影響。前衆院議員や官僚の名前が、浮上しては消えた。最後に残ったのが最年少県議の河井氏だった。

 「若さと女性であることが強みになる」と、後押しした県議は言う。しかし、河井氏で一本化することには難航が予想された。過去の勢力争いから、自民党系会派は四つに分裂しているからだ。

 実際、県連役員会では異論が相次ぎ、河井氏は推薦願を取り下げ、無所属での立候補に転じる。県連役員会は10月9日、自主投票を決めざるを得なかった。

 その直後、広島市中区のホテル「ANAクラウンプラザホテル広島」の一室に、自民刷新会議の県議が集まった。

 ゲストは、出馬表明した無所属の3人。河井氏の姿はなかった。県議たちは、県政の課題について意見を次々に尋ねた。関心は、民主県政会が支援表明した湯崎氏に集まった。

 ただ、自民刷新会議が湯崎氏を後押ししたとしても、河井氏も出る手前、どれだけの自民党県議がついてくるか。先行きは不透明だ。

 自民党県議の一人は、政党や会派、支持母体との密室の話し合いで候補を探す動きに、身内ながら違和感が募ったという。「県民に分かりにくい候補選びだったのは間違いない。この『分かりにくさ』こそ、政治不信の一番の原因なのに……」。

           ◎

 知事選には、ほかに県立大名誉教授の若井具宜氏(61)、県議の柴崎美智子氏(54)、学習塾経営会社社長の川元康裕氏(41)の3人が無所属で、共産党県委員長の村上昭二氏(62)が党公認で出馬する意向を表明。新人計6人が名乗りを上げている。

(2009年10月12日 読売新聞)

429名無しさん:2009/10/12(月) 11:28:13
http://mytown.asahi.com/tokushima/news.php?k_id=37000000910120004
http://mytown.asahi.com/tokushima/k_img_render.php?k_id=37000000910120004&o_id=4394&type=kiji

鳴門市長に泉氏 民主推薦当選
2009年10月12日


初当選を決め万歳をする泉理彦氏=鳴門市撫養町の事務所

 無所属新顔3人が争った鳴門市長選は11日、投開票され、前市議の泉理彦(みち・ひこ)氏(47)=民主推薦=が、元市収入役の潮崎焜及(てる・ちか)氏(62)と、不動産賃貸会社長の山本善幸(よし・ゆき)氏(38)を破って初当選した。当日有権者数は5万1871人、投票率は55・07%(前回54・57%)だった。


 鳴門市撫養町の泉氏の事務所では、当選の知らせが入ると大きな歓声と拍手が起こった。泉氏は後援会関係者や事務所のスタッフに頭を下げながら感謝の言葉をかけた。


 民主党が圧勝した8月末の衆院選以降、県内で初の首長選。吉田忠志市長の死去に伴う選挙だったため、短期決戦となった。


 泉氏は、吉田市長の後継として立候補。民主党県連から推薦を受けたほか、橋本国勝議長ら市議9人、吉田市長が県議時代に親しかった自民系県議も支援。吉田市長の後援会も推した。選挙戦終盤には、民主党の中谷智司参院議員が一緒に選挙カーで市内一円を回った。


 泉氏は深刻な財政状況の改善のため、予算編成過程を公開したうえで「市民目線」で徹底的に無駄を省くことや、市長の公用車の廃止を打ち出した。経営不振の競艇事業では民間委託も含めた経営形態の検討を進め、下水道事業は市民と意思疎通を図りながら進める、と訴えた。


 07年の市長選で吉田市長に500票まで迫った潮崎氏。下水道事業の「凍結」や、競艇事業で30億円をかける改修計画を打ち出し、市議2人や鳴門競艇の労働組合の支持も得て泉氏を追い上げた。03年以来2度目の挑戦だった山本氏は、下水道事業の是非を問う住民投票の実施を訴えた。

430とはずがたり:2009/10/12(月) 12:19:35
>>429
自民は分裂で動けなかったのか野党で推薦求められなかったのかどうなんでしょうかねぇ??

431吠える県北人:2009/10/12(月) 21:27:28
この不景気な時代、斎場建設を建てるに当たって、桜を植え遊歩道を設け
花見の出来る、人が集まる綺麗な斎場を建てる、とは如何な者か
広島県三次市の市長は迷惑施設であり、地域の発展はないと言いながらも
理解して欲しい、地域の人が斎場が建つ事によって、活性化に繋げて欲しいとは
勝手な言い分で地域住民を怒らせている現状だ、今は修理をしてやる時期だと思う

432とはずがたり:2009/10/12(月) 23:09:43
>>429

選挙:鳴門市長選 民主推薦で前市議の泉さんが初当選 支持広げ接戦制す /徳島
http://mainichi.jp/area/tokushima/news/20091012ddlk36010288000c.html

 吉田忠志市長死去に伴う鳴門市長選は11日投開票され、前市議の泉理彦氏(47)=無所属新人=が、元市収入役の潮崎焜及氏(62)=同=と会社役員の山本善幸氏(38)=同=を破り、初当選した。当日有権者数は5万1871人(男2万4379人、女2万7492人)。投票率は55・07%だった。

 同市撫養町斎田の泉氏事務所では、当選の報告が入ると歓声が上がった。大勢の拍手に迎えられた泉氏は支援者らと共に万歳。「笑顔のあふれるにぎやかな街、新しい鳴門市を皆さんと一緒につくりたい」と抱負を語った。

 財政再建に苦慮した前市政の評価を巡り、各候補の主張は分かれた。泉氏は「吉田市長が果たせなかった仕事をやり遂げる」と継承の姿勢。民主党県連の推薦や吉田市長後援会の支援も受け、初出馬ながら接戦を制した。

 潮崎氏は下水道事業凍結や競艇振興策を主張。38年間の市職員経験を生かした市財政の立て直しをアピールしたが、前回選に続いて市長の座を逃した。

 山本氏は予算編成過程公開など市民の意見を反映した財政再建を説明。父親で元市長の幸男氏から引き継ぐ支援者の輪も強みだったが、及ばなかった。【岸川弘明、深尾昭寛、井上卓也、山本健太】

==============

 ■視点
 ◇課題山積、市民説明を

 前市議の泉理彦氏が当選した鳴門市長選。故吉田市長の路線継承を掲げた泉氏の勝利は、課題を残しながらも財政再建に取り組んだ前市政に対する一定の評価が有権者から示された結果と言える。

 県内では民主党が政権交代を遂げた衆院選後初の首長選としても行方が注目された。泉氏を推薦した民主党県連は陣営に人員投入し、国会議員も応援に駆けつけた。県連の関係者は「地方での我々の力量が問われる試金石だ」と話していた。

 争点とされた下水道事業や競艇事業を巡る議論で他候補の打ち出す主張に比べ、泉氏はあいまいと批判する声もあった。山積する問題にどう対処するのか。市民に対する明確な説明が求められる。【岸川弘明】

==============

 泉理彦(いずみ・みちひこ)47無新(1)

 [元]市議[歴]市職員▽市議会総務委員長・教育民生委員長▽京都産大=[民]

==============
 ◇開票結果=選管最終発表
当 13607 泉理彦  47 無新
  12273 潮崎焜及 62 無新
   2367 山本善幸 38 無新

毎日新聞 2009年10月12日 地方版

433とはずがたり:2009/10/12(月) 23:12:47
>>404

選挙:山陽小野田市議選 26人が立候補−−告示 /山口
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/archive/news/2009/09/28/20090928ddlk35010212000c.html

 任期満了に伴う山陽小野田市議選(定数24)は27日告示され、26人が立候補を届け出た。

 内訳は、現職18人、元職1人、新人7人。小野田、山陽両地区に13人ずつで、政党別では共産3人▽公明1人▽無所属22人。女性は3人。

 同市は、05年3月に旧小野田市と旧山陽町が合併して誕生。今選挙から議員定数を27から24に減らした。争点は、合併特例債150億円を活用した街づくり▽市内唯一のごみ焼却施設や山陽小野田市民病院の老朽化問題▽山陽地区の地域医療問題−−など。

 投票は、10月4日午前7時〜午後8時(松ヶ瀬、森広、湯の峠、福田は同6時)まで、市内31カ所であり、午後9時半に市民館体育ホールで即日開票される。26日現在の有権者数は5万4180人(男2万4938人、女2万9242人)。【後藤俊介】

==============
 ◇山陽小野田市議選立候補者(定数24−26、届け出順)

平原廉清  68 無新    不動産鑑定士[歴]大和銀行員

尾山信義  57 無現(1) 市職労特別執行委員[歴]市職員

矢田松夫  57 無新    自治会副会長[歴]厚狭郵便局職員

山田伸幸  52 共現(1) 叶松第4自治会長[歴]旧国鉄職員

福田勝政  64 無現(1) 有帆建材工業所社長[歴]会社員

吉永美子  52 公現(1) 党県女性局次長[歴]生保会社員

千々松武博 62 無現(1) 損保店経営[歴]厚狭高PTA会長

大空軍治  68 無現(1) 保護司[歴]化学会社員▽市議会議長

高松秀樹  48 無現(1) 広告業[歴]小野田JC副理事長

伊藤実   49 無現(1) ガス販売業[歴]厚狭高PTA会長

伊藤武   62 無現(1) [元]JR西日本社員[歴]連合山口役員

下瀬俊夫  62 共新    党市委役員[歴]党県南部地区委員長

大井淳一朗 37 無元    行政書士▽地区社協役員[歴]旧市議

松尾数則  60 無新    農業[歴]建材試験センター職員

三浦英統  69 無現(1) 農業▽農協理事▽西側自治会長

江本郁夫  53 無現(1) 保護司▽運送会社長[歴]JC理事長

中島好人  58 共現(1) 党北南地区常任委員[歴]会社員

衛藤弘光  70 無現(1) [元]会社員[歴]自治会長▽行政相談員

河崎平男  61 無新    農業[歴]市部次長▽旧山陽町職員

中村博行  59 無新    学習塾経営[歴]古開作東自治会長

二歩材臣  67 無現(1) 会社員▽秋山土地改良区理事長

岩本信子  57 無現(1) 浴場経営[歴]高千帆中PTA役員

小野泰   61 無現(1) 小野田工高同窓会長[歴]化学会社員

石田清廉  68 無新    塗料販売業[歴]小野田LC会長

河野朋子  50 無現(1) 公民館運営委員[歴]小学校教諭

硯谷篤史  57 無現(1) [元]建築会社員[歴]市議会副議長

==============

 氏名▽年齢▽党派▽現元新▽当選回数▽肩書([歴]以下は主な経歴)

〔山口版〕
【関連記事】

* 議会:長門市 /山口
* 関門書道展:30回目、記念の大字を揮毫 /山口
* ふるさと歴史講座:「幕末青年の志」一坂さんが講演−−周南 /山口
* 長門市:副市長に阿野氏 /山口
* 伊藤博文:没後100年記念、先祖墓碑を修復−−萩市・報恩寺 /山口

毎日新聞 2009年9月28日 地方版

434チバQ:2009/10/12(月) 23:42:17
ださっ
http://mainichi.jp/area/shimane/news/20091011ddlk32010330000c.html
選挙:大田市長選 温泉川氏、立候補表明 「『石見銀山市』に改称を」 /島根
 任期満了に伴う大田市長選(18日告示、25日投開票)について、無所属新人で建設金物会社社長の温泉川(ゆのかわ)孝氏(68)=神奈川県湯河原町土肥2=が9日夜、立候補の意向を表明した。毎日新聞の取材に対し温泉川氏は「無投票選挙を避けようと立候補を決めた。自由に物が言える市政を目指し、『石見銀山市』への改称、場外馬券売り場の誘致などを実現したい」と語った。

 温泉川氏は旧温泉津町出身。日大法学部卒業。78年から神奈川県湯河原町で住宅の手すりなどを製作する会社を経営しており、03年に同町長選に無所属で立候補し落選している。

 05年10月に旧大田市、旧仁摩町、旧温泉津町が対等合併した際、合併協議会が決めていた新市名「石見銀山市」を、「大田市」に変更。07年に新しい市議会が市名を「現行のままに」との結論を出し、最終的に市が現在の市名に決定していた。

 同市長選には、現職の竹腰創一氏(59)が再選を目指し立候補する意向を表明している。【鈴木健太郎】

435とはずがたり:2009/10/13(火) 00:12:13
もう済んだ話しなのにねぇ。。>石見銀山市

どうせなら歴史ある迩摩郡から迩摩市とすりゃええがねと思って調べたら旧大田市は元々概ね安濃郡だったそうな。。。

436チバQ:2009/10/13(火) 17:59:13
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/kenchiji/09/news/Kn09101101.html
民主、湯崎氏支援へ 県政会・連合と歩調 '09/10/11

--------------------------------------------------------------------------------

 広島県知事選(22日告示、11月8日投開票)で、民主党広島県連は10日、無所属で立候補を表明している元通産官僚で経営コンサルタントの湯崎英彦氏(44)=広島市西区=を支援する方針を固めた。県連は9日、独自候補の擁立を断念していた。

 県連はこの日、南区で同党県議が所属する県議会会派の民主県政会(14人)、支持団体の連合広島との3者で対応を協議。湯崎氏の支援を決めている民主県政会と連合広島に歩調を合わせ、支援することを申し合わせた。

 協議後、県連の佐藤公治代表は「3者の信頼関係を大事にしたい」と説明した。湯崎氏は特定政党に推薦申請をしない考えで、具体的な支援方法は今後、県連の幹事会で決める。また、連合広島は、湯崎氏と政策協定を結ぶ手続きに入る。

 知事選をめぐっては9日、自民党県連も独自候補の擁立を断念した。一方で同党県議の河井案里氏(36)=安佐南区=が無所属での立候補を表明。桧山俊宏元県議会議長が事実上率いる県議会の自民党議員会(15人)が、河井氏を支援することを決めている。

 これに対し、林正夫議長が所属する県議会の自民刷新会議(16人)は湯崎氏の支援を決定。議会運営での連携を背景に、自民党系の一部と、民主党系の勢力が湯崎氏を支援する構図が固まった。

 知事選には湯崎、河井両氏のほか、広島県立大名誉教授で経営コンサルタントの若井具宜(ともぎ)(61)=東区▽県議の柴崎美智子(54)=西区▽学習塾経営の川元康裕(41)=安佐南区―の3氏が無所属で、共産党県委員長の村上昭二氏(62)=広島県府中町=が党公認で、立候補を表明している。(永山啓一)



http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/kenchiji/09/news/Kn09101201.html
3連休「顔」アピール 各陣営、前哨戦が本格化 '09/10/12

--------------------------------------------------------------------------------

 任期満了に伴う広島県知事選(22日告示、11月8日投開票)に向け、立候補予定者6人の大半は3連休中日の11日、人出を求めて商店街やイベント会場に繰り出し、「顔」や政策をアピールした。告示後の選挙ポスター張りの準備に入った予定者もいた。投開票まで1カ月を切って顔ぶれがほぼ固まり、前哨戦が本格化している。

 広島県立大名誉教授で経営コンサルタントの若井具宜(ともぎ)氏(61)=広島市東区=は、自宅で立候補届の書類や、告示後に県内約8600カ所に掲示する選挙ポスター張りの準備をした。

 東広島市であった「酒まつり」を訪れたのは、元通産官僚で経営コンサルタントの湯崎英彦氏(44)=西区。同窓生たちが「広島県政に挑戦します」と声を張り上げ、来場者に名刺を配った。

 広島市内を中心に活動する姿が目立った。県議の柴崎美智子氏(54)=西区=は、区内で街頭演説した後、近所にあいさつ回りをした。積極的な企業誘致で県民の所得を上げ、豊かな暮らしを築く―などの政策を訴えていた。

 学習塾経営の川元康裕氏(41)=安佐南区=は、中区の商店街やJR広島駅前(南区)で街頭演説。「教育格差が急速に広まっている」と教育や福祉政策を最優先にする姿勢をアピールした。

 共産党県委員長の村上昭二氏(62)=広島県府中町=は、市内8カ所で街頭に立ち、演説やビラ配りをした。西区のJR横川駅前では「税金の無駄遣いをやめ、県民が主人公の県政に」と訴えた。

 県議の河井案里氏(36)=安佐南区=も、中区の商店街で演説し、「この16年間で停滞した広島を変える」と力を込めた。安佐南区での運動会や祭りにも駆け付け、握手して会場を回った。

437名無しさん:2009/10/13(火) 20:35:15
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2009101300327
自民県議が出馬表明=広島県知事選
 任期満了に伴う広島県知事選(11月8日投開票)で、自民党県議の河井案里氏(36)は13日、広島市内で記者会見し無所属での出馬を表明した。
 藤田雄山知事(60)は5選不出馬を表明済み。河井氏は今月8日、同党県連に推薦を申請。しかし、異論が出たため自主投票が決まった。民主党県連は連合広島とともに、無所属で立候補を表明している経営コンサルタントの湯崎英彦氏(44)を支援する。このほか、共産公認の村上昭二氏(62)ら4人が出馬を表明している。(2009/10/13-12:21)

438名無しさん:2009/10/14(水) 21:08:30
下関(定数10)で非労組系を一人以上追加したい
下松・山陽小野田(ともに定数2)で公認or推薦候補を通したい
できれば山口(定数6)でも一人増やしたい
萩(定数2)・長門(定数1)で公認or推薦候補を出したい
岩国(定数5)は共産も強いから、難しそう・・・
----
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000000910140001
  県内では現在、山口市や周南市など8市に同党の党籍を持った市議計11人がいる。県連は今後、各自治体に3人は党籍を持った
議員をおきたい考えで、県議会でも候補者のいない選挙区をなくし、県議全体で10人を目指すという。

439とっとり1区←神奈川2区:2009/10/15(木) 02:10:19
鳥取市長選、民主の候補が明らかになりました。
ネットには出てないですけど、ソースは山陰中央新報です。

朝日新聞鳥取総局次長の砂場隆浩氏を、無所属・民主推薦で擁立するとのこと。
砂場氏は、既に辞表を提出し、13日付で受理。
今月31日の、民主県連常任幹事会で、正式決定する見通し。

あぁ、上司じゃなくて本当に良かった…。

440とはずがたり:2009/10/15(木) 02:46:39
おおっ。遂に判明っすか。鳥取は石破が強いからなかなか難しそうではありますが。。。

>あぁ、上司じゃなくて本当に良かった…。
まぁ例え本当に上司でも上司じゃないと云う事にしとかないととっとり1区さんの職場がばれちゃいますよね!?(笑)

441チバQ:2009/10/15(木) 19:51:21

http://mainichi.jp/area/tottori/news/20091015ddlk31010514000c.html
選挙:鳥取市長選 民主は砂場氏擁立へ 県連、支持団体に伝える /鳥取
 民主党県連が任期満了に伴う鳥取市長選で元朝日新聞鳥取総局次長の砂場隆浩氏を擁立する方針を固めたことが14日、分かった。無所属で出馬し、民主党が推薦する方針。31日の県連常任幹事会で正式決定する予定。

 鳥取市内で9日開かれた県連の会合で、県連幹部が支持団体に砂場氏を推薦する方針を伝えた。

 砂場氏は今月5日時点の取材に対し「打診があれば出てもいいが、ないだろう」と話していた。

 砂場氏は、県内勤務が長く、県政や鳥取市政などを担当。米子支局長を経て今春、鳥取総局次長に転じていた。同社大阪本社によると、「一身上の理由」で辞表を提出。13日付で退社したという。【遠藤浩二】

442チバQ:2009/10/15(木) 20:09:10
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/administration/article.aspx?id=20091015000076
観音寺市議選に公認3人を擁立/民主党県連
2009/10/15 09:27
 来月1日告示の観音寺市議選について、民主党県連(小川淳也代表)は14日、公認候補3人を擁立すると発表した。香川県内では政権交代後初めての選挙で、民主党空白区での党勢拡大を図るのが目的。

 観音寺市議選の公認候補は、新人2人と現職1人。いずれも民主党県連が公募により選考した。同市長選での擁立は見送った。

 民主党県連は、3日に地域戦略会議を設置。来夏の参院選や知事選をはじめ、ほかの地方選挙でも候補者を公募し、中央と地方行政のねじれ解消に向けた擁立を進める方針。

443チバQ:2009/10/15(木) 20:24:57
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200910150336.html
【速報】広島県知事選、7人目立候補表明 店員の倉中氏 '09/10/15

--------------------------------------------------------------------------------

 広島県知事選(22日告示、11月8日投開票)に、アルバイト店員の倉中政記氏(33)=広島市中区=が15日、無所属で立候補すると表明した。立候補予定者は7人となった。

 知事選にはこれまでに、広島県立大名誉教授で経営コンサルタントの若井具宜ともぎ氏(61)=東区▽元通産官僚で経営コンサルタントの湯崎英彦氏(44)=西区▽広島県議の柴崎美智子氏(54)=西区▽学習塾経営の川元康裕氏(41)=安佐南区▽共産党県委員長の村上昭二氏(62)=広島県府中町▽県議の河井案里氏(36)=安佐南区―の6氏が立候補を表明している。

444名無しさん:2009/10/15(木) 21:22:52
観音寺といえば、前回の県議選では候補を立てられなかったところですね
なかなかチャレンジングといえるでしょう

445チバQ:2009/10/16(金) 10:25:29
>>434
http://mytown.asahi.com/shimane/news.php?k_id=33000000910160002
大田市長選 18日に告示
2009年10月16日


9月の連休には観光客でにぎわった石見銀山遺跡の町並み保存地区=大田市大森町

◆観光・財政など課題/医師補充も厳しく◆


 大田市長選が18日告示される。旧大田市・旧仁摩町・旧温泉津町が合併し今の大田市となって4年。その間、石見銀山遺跡の世界遺産登録が実現したものの、人口(住民基本台帳)は合併時より約2千人減って3万9951人(10月1日現在)に。観光客の伸びは一段落し、財政再建などの課題も抱える。(中村正夫)


■銀山・三瓶観光


 市の推計によると、石見銀山遺跡に来た観光客は05年が34万人だった。世界遺産登録の翌年にあたる08年には81万人を超え、市全体では同年188万人と3年間で1・6倍に増えた。これを機に観光を産業の柱にしようと市は期待を込めるが、課題も見え始めた。


 観光客の増加に伴って地元住民が騒音などに悩み、龍源寺間歩(ま・ぶ)へのバス路線を廃止。銀山への観光客は今年減少に転じ、9月現在で前年比68%に減った。


 一方、年間約60万人が訪れる三瓶山は、スキー場などを運営する市保養施設管理公社が赤字続き。年3千万円以上の助成が市財政を圧迫することから来年1月に公社は解散し、観光施設を市が買い取る。


■財政


 市の借金に当たる市債の残高は05年度決算で389億円あった。市は、職員数の削減などを盛り込んだ5年間の集中改革プランをつくって行財政改革を進め、08年度で349億円へ借金を減らした。


 とはいえ、一般的な支出に占める借金返済の割合を示す実質公債費比率は08年度で20・6%。県内他市町村と同様、起債に県の許可がいる基準の18%を上回る。


 市は、実質公債費比率を12年度で19・3%にまで下げ、最終的には18%未満に抑える目標を掲げるが、10年度以降の財政再建計画はまだできていない。


■医師不足と処分場


 最低3人は欲しいという市立病院の常勤外科医が10月から1人減った。残る2人も、いつまで確保できるか分からない状態だ。市は、県などを通じて後任を探しているが、補充のめどは立っていない。


 不燃物処分場を仁摩町宅野に市が新設する計画は、反対地権者との交渉が進んでいない。白紙撤回を求める住民団体の「宅野の自然と生活環境を守る会」と市との接触も途切れたままだ。


 市は、収集した不燃ごみの選別をきびしくするなどして3カ所ある処分場の延命を図る一方、反対地権者との交渉を進めたい考えだ。

446名無しさん:2009/10/16(金) 16:49:54
>>442>>444
しかも観音寺は、あの大平正芳氏の地元でもありますからね。そんな場所で、民主党の公認候補を擁立するだけでも快挙と言えますね。是非とも頑張って戴きたいですね。

447とはずがたり:2009/10/16(金) 17:12:34
しかも3人って結構な人数ですよね。
楽しみでもあり,共倒れが不安でもあります。。

448チバQ:2009/10/16(金) 21:43:01
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shimane/news/20091012-OYT8T00013.htm
浜田市長選 現新2氏立つ 定数8減 市議選は33人 混戦に
 浜田市長、市議(定数28)のダブル選が11日、告示された。新市誕生から4年を経ての改選。市長選には、再選を目指す現職の宇津徹男氏(66)(無所属=自、公推薦)と、新人で税理士の森谷公昭氏(53)(諸派)の2人が立候補し、市議選には33人が届け出た。市長選は旧浜田市時代の2000年4月以来の選挙戦となった。

 宇津候補は、選挙事務所近くの同市紺屋町の広場で出陣式。支援者約300人を前に、浜田医療センターへの支援や行財政改革への意欲を語り、「時代は変わっても、市役所が市民と提携する姿勢は変えてはならない。心新たに取り組みたい」と訴えた。

 森谷候補は自ら立候補を届け出た後、同市殿町の市役所前で第一声。「市民の声を聞く場所を設けるために立候補した。市の財政のチェック、経理の監査に力を入れたい。若い私を市政の場で活躍させてほしい」と訴え、ポスターを張りながら市内を回った。

 市議選の立候補者は現職27人と新人6人。党派別では公明、共産、社民が各2人で残りは無所属。定数が36から8減となり、旧市町村ごとの選挙区も廃止されたため、混戦模様になっている。

 投票はいずれも18日午前7時から午後8時まで(一部繰り上げ)、市内104か所であり、開票は同日午後9時10分から同市野原町の県立大体育館で。期日前投票は12〜17日の午前8時半〜午後8時の間、市役所など市内5か所でできる。有権者数は10日現在、4万9987人。

(2009年10月12日 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shimane/news/20091015-OYT8T01214.htm
浜田市ダブル選 過熱 投票率80%超も
 浜田市長、市議のダブル選挙は終盤戦を迎え、熱を帯びてきた。得票とともに注目される投票率は、80%を超えるとの見方が大勢を占めている。

 浜田市で、ダブル選挙になるのは、旧市時代の1971年4月以来、38年ぶり。この時は統一地方選で行われ、市長、市議ともに投票率は90%を超えた。

 その後、当時の市長の死去に伴い、市長選が72年に行われたためにずれたが、以後の市長選は、新人同士の激戦だった2回で投票率が80%を超えた以外は低調で、旧市最後の2000年も54・77%だった。

 市議選も徐々に下がり、旧市最後の03年は75・67%。新市発足による設置選挙となった前回05年は、旧郡部の投票率の高さに支えられ全市平均で78%台に。今回はダブル選となったことや市議選の激戦化から、市選管や各陣営は、投票率がさらに上がると見ている。

 市選管によると、14日までの期日前投票者は847人で、前回市議選の最初の3日間を8・5%上回った。日を追うごとに投票者は増えており、市選管は「週末にさらに投票者が増えるのでは」としている。

(2009年10月16日 読売新聞)

449チバQ:2009/10/16(金) 21:43:43
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shimane/feature/matue1255095652399_02/news/20091009-OYT8T01097.htm
明日の浜田 市長・市議選を前に

<上>手厚い配慮 独自に予算
旧市町に自治区制度


旭自治区の事業として建てられた地域交流プラザ「まんてん」(浜田市旭町丸原で、4月11日撮影) 浜田市旭町に4月オープンした公設民営の商業施設、地域交流プラザ「まんてん」。ナシや小松菜など地場産の果物や生鮮野菜をはじめ、弁当などのさまざまな食料品が並び、半年間で約5万人の買い物客が訪れた。近くに昨年10月に開所した官民協働の刑務所「島根あさひ社会復帰センター」職員らも訪れる。

 施設整備費は6000万円。旭自治区の独自の投資枠から支出した。全市枠での予算化も検討されたが、旭自治区の意向で昨年9月の補正予算に計上、その半年後のスピード開店にこぎ着けた。

 花本博文・旭自治区長は「市全体の様々な事業の中で優先順位を判断されるより、自治区の最優先事業として取り組む方が早くできると判断した」と話す。

    □ ■

 2005年10月に5市町村が合併して誕生した新・浜田市は、旧市町ごとに一定の予算や権限を残す「自治区制度」を導入した。自治区に、独自の事業に充当できる地域振興基金、予算の枠など財源を残し、常勤特別職の区長を置いた。

 合併で誕生した自治体にとって、周辺部の衰退を危ぶむ声に応えるのは共通の課題だ。旧市町村の事業や課題についての地域協議会や地域審議会を設けた松江、出雲、益田など他の合併市と比べ、浜田市は旧市町に対し、手厚く配慮している形だ。

 5自治区は2008年度、地域振興基金計7億2500万円を様々な独自の事業に充てた。三隅自治区は、CATVのデジタル化に2億2400万円を投資。弥栄自治区は、農産物加工施設の用途変更に伴う国への補助金返還(約8000万円)を支出した。

    ■ □

 市はこの自治区制度の検証のため、地域協議会委員や住民団体らの声を、8月にまとめた。

 「住民に安心をもたらした」と評価する声が多かった。一方、課題も指摘された。地域振興基金には「各自治区の残高の差が大きい」、「早く市全体のために有効活用を」。地域協議会については「報告の場でなく協議の場として活用を」、区長については「部長より給与が高い特別職を置く必然性があるのか」。そんな疑問の声も出た。

 自治区の設置期間は、新市誕生から10年間と合併協議で定めている。市独自の方式がよりよい結果を導き、その後も続くのか、注目される。

     ◇

 新市誕生から4年。市長、市議の初めての改選を迎えた浜田市の課題を検証する。(浜田支局長・早川達也)

(2009年10月9日 読売新聞)

450チバQ:2009/10/16(金) 21:44:23
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shimane/feature/matue1255095652399_02/news/20091009-OYT8T01102.htm
明日の浜田 市長・市議選を前に

<下>図書館 早期建設に含み
シビックコア構想


シビックコア構想で文化施設の予定地となっている駐車場。左奥が市役所(浜田市殿町で) 浜田市が掲げるシビックコア構想。同市殿町の市役所周辺に、国の合同庁舎や市の文化施設などを集め、市の核を整備するプランだが、合併や市の財政状況などの変化を受けてなかなか前進せず、見直しが課題となっている。

 旧浜田市時代の2002年にまとめられた構想は、市役所東側1・2ヘクタールを再開発。老朽化した市民集会所の敷地約5100平方メートルに市役所分庁舎や図書館が入る文化施設を建設し、松江地方法務局浜田支局の場所に合同庁舎を建て、分散している税務署、ハローワーク、社会保険事務所など9機関を集めるとした。

 だが、05年の新市誕生以降、情勢が大きく変わった。浜田医療センター移転などの事業が優先され、同年取り壊された市民集会所の跡地も、合併で必要になった東分庁舎が暫定的に建てられ、残りは市役所のメーン駐車場になった。合同庁舎計画も、国の庁舎建て替えの抑制方針のため、メドが立っていない。

     ◇

 その中で、市民の要望が高い図書館も、シビックコアにこだわらずに建設する案が浮上している。

 同市の中央図書館として、年間約10万3000冊を貸し出す市立浜田図書館は、建築から40年が経過し、県内8市の中央図書館では最古。敷地面積は約350平方メートルで、2階建ての延べ床面積は690平方メートルしかなく、8市平均の1600平方メートルの半分にも満たない。このため同市教委は02年、市民集会所跡地の文化施設に延べ床面積3300平方メートル以上の施設を造る計画をまとめた。

 市側は3月、「図書館をシビックコアに建設する場合は14、15年度になる」と議会答弁。しかし議員の中には、「早期建設のため、新たな場所も選択肢に入れるべき」との声もある。11月に移転する浜田医療センター(同市黒川町)の跡地2万6500平方メートルが候補になりそうだ。

 勝田秀幸・市建設部長は「国の合同庁舎は市民サービスの面からも必要。建設を要望するためにはシビックコア構想の看板は下ろせない」としながらも、「選択肢は色々ある」と含みを持たせる。

 (早川達也)

(2009年10月10日 読売新聞)

451名無しさん:2009/10/17(土) 12:37:23
http://mytown.asahi.com/kagawa/news.php?k_id=38000000910170003
新政権発足から1カ月、地方への影響は?
2009年10月17日

 鳩山政権が誕生して16日で1カ月。発足以来、高い支持率を維持しているが、高松道の4車線化凍結といった大型公共事業の見直しなどによって、県内でも波紋が巻き起こっている。大胆な政策転換は県民一人ひとりに直結するものが多いことから、今後、地域の政策もますます問われることになる。県内では11月の観音寺市長・市議選をはじめ、来年に参院選、知事選と続く一連の選挙が注目される。(佐藤常敬、林亜季)
 11月1日告示、8日投開票の観音寺市長選挙では、現職の白川晴司氏(63)と同市議の藤田芳種氏(60)が立候補の意思を明らかにしている。同じ日に行われる市議選は24の議席が争われる。政権交代して初めての県内の自治体選挙とあって「民主のくさびを地方に打ち込みたい」と民主党県連幹部。その後は三豊市長と同市議選などが続き、来夏には参院選、来秋には知事選と目白押しだ。
 参院選では、民主党、自民党とも候補者を公募で決める方針を固め、準備を進めている。政策転換をスムーズに行いたい国政与党、民主党にとっては、地方選での勝敗がカギの一つ。自民党にとっては、政権奪還を果たすための重要な足がかりとなる。

452チバQ:2009/10/17(土) 16:58:33
http://mainichi.jp/area/shimane/news/20091016ddlk32010441000c.html
大田市政の課題:市長選を前に/上 止まらぬ人口減少 /島根
 ◇中心街は“シャッター街” 「どこにも元気な場所ない」
 「世界遺産・石見銀山」「国立公園・三瓶山」の案内標識が立つ市の玄関口・JR山陰線大田市駅。市の中心市街地はこの南側に広がる。一番のにぎわいがあるはずの商店街は軒並み“シャッター街”と化し、行き交う人も少ない。朝から晩まで静かな通りになっている。「昔は人がたくさんいて、町中が子どもの遊び場だったんですが」。大田町に住む地元出身の無職女性(69)はため息をつく。

 「市の勢いというのは、その町の中心地、玄関口を見れば分かります。残念ながら、今は市のどこにも元気な場所はありません」と話すのは、大田商店会連合会会長である月森和弘市議(63)。地元の米穀店経営者として、中心市街地最大のイベントである「彼岸市」で街のにぎわいを取り戻そうと図る中心人物の一人だが、「商店主にとって、商圏の縮小は死活問題ですが、進む人口減少に決定的な対策はなかなか見つかりません」とあせりを見せる。

 益田、浜田と並び「石見三田(さんだ)」と呼ばれ、石見地方の主要都市の一つとされる大田だが、人口はこの3市で最も少ない。県内8市の中で唯一、過疎地域自立促進特別措置法(過疎法)に基づき、過疎対策の公債の発行などを認められた「過疎市」だ。

 05年10月、旧大田市、旧仁摩町、旧温泉津町が合併して発足した現在の市だが、合併時(10月1日時点)に4万2046人だった人口は、翌06年4月には4万1564人、08年4月には4万614人と減り続け、今年10月には3万9951人と4万人台を切っている。今年3月には、子どもの減少などを理由に、市内最後の私立幼稚園が閉園。全国的に少子高齢化が問題化しているが、「子どものいない町」に対する危機感は県内市の中でも特に大きい。市は総合計画の中で、「大田ブランド」の確立による地場産業の強化、子育て支援強化などの柱を掲げて人口の増加と流出の阻止を図っており、3歳未満の乳幼児医療無料化など独自の支援策を実施しているが、人口減少の歯止め、にぎわい復活に向けた“特効薬”は見つかっていない。

 5歳児の長女を持つ同市長久町の主婦(30)は「娘がここで大人になった時どれほど街が寂しくなっているのか、と想像してしまうと、少し怖いです。地元に残ってくれるでしょうか」と、次世代の大田に不安を見せていた。

   ◇

 任期満了に伴い、18日告示、25日に投開票が行われる大田市長選。現職、新人の無所属2人が立候補を表明している。次の4年間に向けて解決すべき市政の課題を探る。【鈴木健太郎】

453チバQ:2009/10/17(土) 16:59:18
http://mainichi.jp/area/shimane/news/20091017ddlk32010682000c.html
大田市政の課題:市長選を前に/下 世界遺産・石見銀山遺跡 /島根
 ◇「観光の目玉」は“黄信号” 教材としての活用策急務
 今年9月、大田市の世界遺産・石見銀山遺跡で初めて、「県地球温暖化防止活動推進員」らの研修会が行われた。地球温暖化防止に向け、普及啓発、助言、情報提供をするボランティアとして県が委嘱した推進員らは、山に入り、鉱山と街が一体となった同遺跡を見学。産業と環境の両立について学んだ。

 研修を企画した「しまね自然と環境財団」(県地球温暖化防止活動推進センター)の伊藤はるか企画員は「自然と共生しながら世界経済を動かすだけの銀を産出し続けた石見銀山は、産業、生活と経済のあるべき姿を学ぶいい材料」と語った。

 7月に世界遺産登録2周年を迎えた同遺跡。観光入り込み客数は、登録以前より増えているものの、減少傾向に。市は「世界遺産ブームがようやく落ち着いた」として、単なる観光地でなく、見て、感じて、学ぶ社会教育の「教材」としての位置を強めている。

 すでに、市内外の生徒・児童を中心に、間歩(坑道)内の見学や世界遺産センターでの実習は行われているが、一般の観光客に対しても、昨年からは「歩く観光」を目玉としてアピール。銀山の歴史を事前に“予習”してから、間歩跡や製錬所跡、鉱山とともに栄えた大森の町並みを歩く、という学習志向の観光客も増えている。

 兵庫県尼崎市から銀山を訪れた会社員の和田美佐さん(35)は「毛利氏から徳川幕府の財政を支えた銀山を実際に見られてよかった」と話していた。

 しかし、同遺跡が大田はもちろん島根全体の観光の目玉であることは変わりはない。今年に入って9月までの大森地区の入り込み客は42万6900人で、前年同期比で32%減少しており、観光地としては明らかな“黄信号”だ。市では石見銀山課を中心に、遺跡の調査と保存、より多くの集客ができる遺跡に向けて整備を模索。同遺跡の保存・活用のための「石見銀山基金」の具体的な運用を考えるNPO法人設立の準備に入っている。中世から近代の日本の歴史の証人であり、教材であるこの銀山が再び「埋もれて」しまわないための方策は、早急に求められている。【鈴木健太郎】

454名無しさん:2009/10/18(日) 14:16:37
もうこの際、湯崎でいいから勝ってくれ。

http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/kenchiji/09/news/Kn09101701.html

亀井静氏が河井氏支援へ '09/10/17

--------------------------------------------------------------------------------

 任期満了に伴う広島県知事選(22日告示、11月8日投開票)で、国民新党代表の亀井静香金融・郵政改革担当相(広島6区)は16日までに、自民党を離党した県議の河井案里氏(36)=広島市安佐南区=を支援する考えを系列県議などに伝えた。

 民主党県連は、元通産官僚で経営コンサルタントの湯崎英彦氏(44)=西区=を支援する方針で、社民党県連合は自主投票の公算。与党3党は対応が分かれる事態となった。

 亀井氏は、河井氏が無所属での立候補を表明した13日以降、6区内の県議たちに「河井氏を応援する」と伝えていた。中国新聞の取材に亀井氏は「河井氏は自民党を離党した。地元で開く国政報告会に呼ぶつもりだ」と話した。

 社民党県連合は19日に最終方針を決める。金子哲夫代表は「民主党が独自候補の擁立を断念し、立候補予定者からも推薦申請が出ていない」として、自主投票の方向を示す。

 知事選にはこのほか、広島県立大名誉教授で経営コンサルタントの若井具宜(ともぎ)氏(61)=東区▽県議の柴崎美智子氏(54)=西区▽学習塾経営の川元康裕氏(41)=安佐南区▽共産党県委員長の村上昭二氏(62)=広島県府中町―が立候補を表明している。(知事選取材班)

455とはずがたり:2009/10/18(日) 23:56:55
高知県議会
http://www.pref.kochi.lg.jp/~gikai/assemblymemberlist.htm
●会派別議員名簿 (09/07/17現在)

■自由民主党<15>
桑名 龍吾(くわな りゅうご)
高野 光二郎(たかの こうじろう)
武石 利彦(たけいし としひこ)
中西 哲(なかにし さとし)
三石 文隆(みついし ふみたか)
森田 英二(もりた えいじ)
浜田 英宏(はまだ ひでひろ)
樋口 秀洋(ひぐち ひでひろ)
山本 広明(やまもと ひろあき)
溝渕 健夫(みぞぶち たてお)
元木 益樹(もとき ますき)
土森 正典(ともり まさのり)
西森 潮三(にしもり しおぞう)
結城 健輔(ゆうき けんすけ)
西岡 寅八郎(にしおか とらはちろう)

■南風(みなみかぜ)<2>
清藤 真司(きよとう まさし) 香南市選挙区
ふぁーまー土居(ふぁーまーどい)高知市選挙区←何者じゃいw無所属でトップ当選。
=07年県議選=
香南市 定数2−候補4 (選管確定)
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 6,478(39.2%) 清藤 真司 41 無所属 新 1 (元)夜須町長
当 4,075(24.6%) 梶原 大介 33 無所属 新 1 (元)参議員秘書
□ 3,655(22.1%) 森 雅宣 58 自民 現 団体組合長
□ 2,336(14.1%) 上田 瀧雄 63 無所属 新 通信会社役員

■県政会<8>←旧橋本与党
梶原 大介(かじはら だいすけ)
横山 浩一(よこやま こういち)
上田 周五(あげた しゅうご)
式地 寛肇(しきじ ひろただ)
黒岩 直良(くろいわ ちょくよう)
佐竹 紀夫(さたけ みちお)
中内 桂郎(なかうち けいろう)
植田 壮一郎(うえた そういちろう)

■公明党<3>←全員高知市選出
西森 雅和(にしもり まさかず)
黒岩 正好(くろいわ まさよし)
池脇 純一(いけわき じゅんいち)


■県民クラブ<5>←民主・社民・連合系
大石  宗(おおいし しゅう)
坂本 茂雄(さかもと しげお)
井上 自由(いのうえ よりよし)
田村 輝雄(たむら てるお)
江渕 征香(えぶち せいか)

■西風(にしのかぜ)<1>
沖本 年男(おきもと としお)宿毛市・大月町・三原村選挙区←共産党単独推薦候補か。
=07年県議選=
宿毛市・大月町・三原村 定数2−候補3 (選管確定)
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 7,509(38.8%) 中西 哲 55 自民 現 3 党県政調会長
当 6,438(33.3%) 沖本 年男 58 無所属=共産 新 1 (元)宿毛市議
□ 5,401(27.9%) 二神 正三 60 無所属 現 (元)宿毛市議

■日本共産党と緑心会<5>
中根 佐知(なかね さち)
谷本 敏明(たにもと としあき)←共産系無所属候補
米田 稔(よねだ みのる)
塚地 佐智(つかじ さち)
田頭 文吾郎(たがしら ぶんごろう)
=07年県議選=
須崎市 定数1−候補2 (選管確定)
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 7,470(54.5%) 谷本 敏明 64 無所属 現 2 農業=緑新会所属(共産系)
□ 6,230(45.5%) 朝比奈 利広 68 無所属=自民・公明 現 会社役員

456名無しさん:2009/10/19(月) 00:14:49
>>455
ふぁーまー土居は高知県では非常に有名なローカルタレント
芸名の通り本業は農業だったのだがラジオ出演をきっかけに活動範囲を増やしてテレビのレギュラーも持っていた

西風の沖本氏は議長選問題で共産党を除籍されている
除籍前から別会派で動いていたがそれについては党にとらわれず地元代表で幅広く活動したいという意向を党も認めていたらしい

457とはずがたり:2009/10/19(月) 01:08:44
>>456
解説感謝ですm(_ _)m
肩書きが農業なのにいきなりトップ当選とは?!と思いましたがタレント候補だったんですねぇ〜。
沖本氏にはそんな経緯が。次はどうなりましょうかねぇ。。

458カレンちゃん:2009/10/19(月) 16:24:00
ここって私しか知らないのかな?
↓    ↓    ↓
http://magiclien.com/?sk4

知ってる人が居れば情報ください!

459チバQ:2009/10/21(水) 22:19:48
http://mainichi.jp/area/tottori/news/20091020ddlk31010625000c.html
漂流斎場:倉吉市長選の焦点/上 建設の是非問う /鳥取
 倉吉市の出直し市長選が25日に告示、11月1日に投開票される。長谷川稔前市長(62)が、来年4月の任期満了を前に新斎場建設の是非を問うとして辞職。川部洋市議(44)と増井寿雄前副市長(62)も立候補を表明しており三つどもえの激戦になりそうだ。難航している鳥取中部ふるさと広域連合の新斎場建設は、構成中核市に市長選をもたらし、選挙の焦点になった。

 新斎場建設は、現在の摩瑠山斎場(倉吉市馬場町)が老朽化したため持ち上がった。中部圏域の人口は約11万人。自前の斎場を持つ琴浦町を除く倉吉▽湯梨浜▽北栄▽三朝の1市3町がこの斎場を使用する。

 広域連合は06年5月、4市町が推薦した候補地から、幹線道路までの距離や面積などの基準を満たす同市谷の採石場跡地を選択した。翌月、候補地になったことを住民に説明。スポーツ広場が整備されると信じていた元地権者や住民は「寝耳に水」と反対したが、連合議会は候補地として決定した。

 市側と住民との話し合いはこじれた。元地権者らは「採石場跡地はスポーツ広場として整備するよう要望して市に寄付した」として、土地譲渡の無効を求めて提訴。鳥取地裁は、元地権者の請求を退けたが、元地権者は争う姿勢を崩しておらず、控訴した。

 現在の摩瑠山斎場は55年の建設。供用開始から半世紀以上がたった。4基ある炉は幅52センチ、長さ180センチと、近年主流になっている棺のサイズより小さい。近隣の葬儀会社は斎場に合わせて棺を手配しているが、圏外から運ばれた棺が炉に収まらなかったこともあったという。

 着火から収骨まで約2時間半もかかり、通常より1時間も長い。1日8件の受け入れが限度だ。駐車場も12台分しかなく、利用が重なると渋滞が起こる。待合室も2部屋しかない。告別室は50人が入ればいっぱいだ。修繕を繰り返しながら何とか使用している。

 一方、11年度の供用開始を目指す広域連合が作った新斎場のイメージ図や計画は別次元だ。1万平方メートルのひろびろとした敷地に、市の観光名所、赤瓦をイメージさせるモダンな外観の斎場が建つ。これまでより大きいサイズの4基の炉と予備炉が備えられ、待合室は4室。80人以上を収容できる玄関ロビーや70台が駐車可能なスペースも確保した。

 摩瑠山斎場を利用した人の多くが、新斎場の必要性にうなづく。イメージ図にある新斎場と現状との差も歴然だ。4市町の住民が恩恵を享受する施設であることははっきりしている。ただ、全体の利益のために一部の住民の声を抑え込んで進めるのか。計画当初に住民との間で掛け違えたボタンを時間をかけて直すのか。老朽化は進んでおり、時間はあまり残されていない。【武内彩】

460チバQ:2009/10/21(水) 22:20:35
http://mainichi.jp/area/tottori/news/20091021ddlk31010404000c.html
漂流斎場:倉吉市長選の焦点/下 灘手、分裂に不安 /鳥取
 新斎場建設予定地の灘手地区は、9集落で構成されている。地区人口は09年2月現在、356世帯1081人。地域社会が健在で、子供からお年寄りまでが全員参加で運動会や文化祭を開催している。ところが、斎場建設問題が原因で昨年、ある集落が文化祭への参加を取りやめた。新斎場は、決して大きくはない地区を2分しようとしている。

 新斎場は、鳥取中部ふるさと広域連合を構成する倉吉▽湯梨浜▽北栄▽三朝の1市3町の住民を対象にしている。年間の受け入れは約1200件。摩瑠山斎場の老朽化は激しく、新斎場を求める声は切実だが、付随する問題を同地区が一手に押しつけられた格好だ。

 元地権者の一人で、斎場建設に反対する谷自治公民館長の長柄收さん(68)は、市に対して土地の譲渡無効を求める訴訟で控訴に踏み切った。06年6月、市に寄付した採石場跡地が予定地に上がっていることを新聞で知り、「行政のやり方は一方的」と不信感を募らせた。

 選挙の結果次第で「数で押されるかもしれない。“灘手の住民対他の市民”となるかもしれない」という不安はある。それでも反対の声を上げ続けるつもりだ。「他の市民にも一緒に考えてほしい」と訴える。

 地区で唯一の市立灘手小学校の児童数は49人。市内14校で最も児童が少ない。地区人口を年代別にみると、0〜14歳の106人に対し65歳以上は3倍以上の355人。高齢過疎化を食い止められないでいる。

 地区住民約40人が参加する容認派の「灘手の明日を語る会」の代表、宮本和正さん(58)は、建設により小学校の存続や雇用創出、路線バスの便数増などに期待している。

 08年に広域連合が開いた新斎場や周辺の整備計画の説明会にも参加した。「建設に反対する気持ちは理解できる。ただ地区の現状を考え、これからも灘手で生活していくためには苦肉の策だ」と斎場と共生する道を選んだ。

 宮本さんも当初は反対だった。今ももろ手を挙げて歓迎しているわけではない。「受け入れるなら最善の形で」と広域連合に対して供用開始後の定期的な環境調査や道路整備などを要望している。

 新斎場の建設計画が持ち上がって3年余り。ずっと地区を揺るがしてきた。住民の男性は「元に収まるのは難しい。溝は簡単には埋まらない」とこぼす。地域の分裂をよそに、計画は「今年度中の着工」を掲げている。【武内彩】

461チバQ:2009/10/23(金) 19:05:30
http://www.nnn.co.jp/news/091023/20091023030.html
新斎場問題 3氏の考え三者三様 倉吉市長選
2009年10月23日

 鳥取県倉吉市長選挙の告示(25日)が迫ってきた。今回は前市長が新斎場建設の「民意を問う」として辞職したことによる出直し選挙とあって、新斎場建設の今後の進め方に対する市民の関心は高い。立候補を予定している3氏の考え方は「現計画にこだわる」「話し合いが第一」「建設地変更も視野」と三者三様で、告示後、市民にどうアピールしていくか注目される。

 前市長の長谷川稔氏(62)=同市小田=は、現計画の原石山採石場跡地(倉吉市谷)での建設にこだわる。谷の住民や元地権者の強い反対があるが「県中部地区住民が待望している。市民の声を後押しに、建設を進めていく」と主張する。

 元市議の川部洋氏(44)=同みどり町=は「新斎場問題は選挙で白黒つけるべきではなく、争点になじまない」と強調。「元地権者らと話し合いの場を持つことが第一。いろいろな可能性を持ちながら早急に結論を出していく」と考える。

 前副市長の増井寿雄氏(62)=同上井=は「斎場問題だけで自治体のトップを選ぶべきではない」と前市長の辞職を疑問視する。「1日も早く建設することが大命題。現計画にこだわらない」と建設地の変更も視野に入れている。

 新斎場建設をめぐっては、県中部1市4町で構成する鳥取中部ふるさと広域連合が同跡地に建設を計画。町の斎場を持つ琴浦町を除く1市3町が使用することになっている。

 しかし、跡地を市に寄付した元地権者は「寄付の目的が違う」と市を相手取って土地返還訴訟を起こしており、建設のめどは立っていない。現在の摩瑠山斎場の老朽化は著しく、新斎場の建設は急務となっている。

 23日午前10時からは、3氏の公開討論会が倉吉市駄経寺町の倉吉未来中心で開かれる。斎場問題だけでなく、まちづくりの基本理念や行財政改革、子育て支援などをテーマに討論する。

462チバQ:2009/10/23(金) 19:12:09
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200910230158.html
政党対決色の影薄く 支援の構図、議会反映 '09/10/23

--------------------------------------------------------------------------------


 政権交代後、知事選としては全国2番目となる広島県知事選が22日告示され、新人5人が立候補した。県議会の主導権争いを背景に民主党、自民党の与野党第1党が独自候補の擁立を断念。衆院選から一転、政党の対決色は影をひそめ、有権者に分かりにくい支援の構図が広がる。

 ▽民主と一部自民連携

 5人のうち4人が無所属で立候補し、いずれも政党の推薦は受けていない。一方、独自候補の擁立を見送った民主党、自民党の県議を中心に、国政とはねじれた形で、意中の候補者を支援している。

 衆院選大勝を受け独自候補の擁立を目指した民主党県連。だが、支持組織の連合広島は、議会運営で連携する民主党系会派の民主県政会と、自民党系最大会派の自民刷新会議の関係を重視。両会派が推す経営コンサルタントの湯崎英彦氏(44)と政策協定を結んだ。

 民主党県連は最終的に、連合の意向を受け入れ、独自候補の擁立を見送り、湯崎氏の支援を確認した。具体的な対応は、衆院選挙区総支部ごとに進める。

 自民党県連は自主投票を決めた。県議会での自民党系会派の4分裂が大きな要因だ。

 自民党県連幹部は、自民党議員会に所属していた元県議の河井案里氏(36)に立候補を打診した。夫は自民党の河井克行衆院議員(比例中国)。対立する自民刷新会議の県議たちが「権力の集中につながる」と異を唱え、河井氏は党への推薦申請を取り下げ、離党した。自民党議員会の県議たちが支援の中核となる。

 与党3党の対応も分かれた。国民新党の亀井静香代表(広島6区)が「自民党を離党した河井氏を応援する」と明言。自民党議員会を事実上率いる桧山俊宏元議長周辺の働き掛けがあったとみられている。社民党県連合は自主投票を決めた一方で、連合広島との協力関係を踏まえ、各議員が湯崎氏を応援することは容認した。

 政党として唯一、公認候補を擁立したのは共産党。党県委員長の村上昭二氏(62)が立候補した。民主県政会に所属していた元県議の柴崎美智子氏(54)は、民主党県連の反対を押し切って立候補を表明し、除籍となった。学習塾経営の川元康裕氏(42)は政党と一線を画している。

 県議6人を擁する公明党県本部は自主投票を決めた。(城戸収)

463名無しさん:2009/10/23(金) 21:31:01
>>462
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp20091023015801.jpg

464チバQ:2009/10/24(土) 02:33:46
1がみつからない・・・・
http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000000910180003
知事選企画(2)公共事業と財政悪化
2009年10月18日




 沼田川沿いの県道をさかのぼると、突然、巨大なアーチ橋が姿を現す。県が建設を進める地域高規格道路「広島中央フライトロード」の空港大橋(三原市本郷町)だ。アーチの両端を結んだ長さは380メートルで日本一の規模を誇る。
 同ロードは山陽自動車道河内インターから広島空港を経て、世羅町付近で建設中の中国横断道尾道松江線に接続する約30キロが、計画区間だ。藤田知事の就任2年後の95年に途中の三原市大和町までの10キロが整備区間に指定され、02年3月、同町内の約3キロが先に開通したが、沿線に都市はなく、走る車はまばらだ。
 来年度中の開通を控えて工事が大詰めを迎えている、広島空港〜同町間の約7キロを含む事業費は約640億円(国の補助率55%)。うち空港大橋は約300億円を占める。
 県道路企画課の宮本寿夫課長は「県北や島根県方面からの空港アクセス道路として、10キロの開通でも効果はある」と強調する。一方で残る計画区間は、「まったく未定。民主党政権は道路に厳しいし」と言葉を濁す。県の事業評価監視委員会も、全線開通時の計画交通量1日9400台の試算に委員から疑問の声が出た。
 「大手商社への勤務経験からか、知事は物流インフラにこだわりがあった」と県幹部は明かす。瀬戸内に浮かぶ「みかんの島」大崎下島などを結ぶ安芸灘連絡架橋、広島・福山港のコンテナ埠頭(ふ・とう)整備、工業団地と県道を結ぶ産業支援道路。確かに、そうした施策は目立つ。
 半面、「公共事業に関しては疑惑をもたれぬよう、特に抑制を心がけてきた」と、県幹部の一人はみる。中堅ゼネコン「フジタ」の創業者の一人、定市氏を祖父に持ち、父の正明・元参議院議長も副社長だったからだ。知事就任後に提案された、広島空港への軌道系アクセス▽エルミタージュ美術館▽がんセンターの三つの構想もすべて事業化の前に中止した。
 それでも、普通建設事業費は知事就任の年の93年度が3600億円とピークで、広島アジア大会のあった翌94年度から00年度までほぼ毎年、3千億円の大台を超えていた。今年度当初予算では4割弱の1317億円にまで減っているが、当時の多額の出費が今、県財政を大きく圧迫しているのは確かだ。
 県総合計画審議会の委員でもある広島大学地域経済システム研究センター長の伊藤敏安教授は「アジア大会関連事業や安芸灘架橋、広島空港の周辺整備事業などは、藤田知事の就任前から方針が決まっていた」と指摘。「財政の悪化は、バブル崩壊後の大型経済対策にいや応なく巻き込まれたことに加え、『三位一体の改革』で一般財源が減少したという全国共通の要因が大きいのではないか」とみる。
 知事就任の93年に6245億円だった県債残高は今年度、一般会計総額の2倍を超える2兆円に膨張。1391億円あった財源調整的基金は25億円に激減した。伊藤教授は、財政健全化に向けて藤田知事が取り組んできた、職員削減や給与カットを高く評価する。一方で、「財政面の制約がさらに強まる中、県としては将来をにらんだ戦略的な事業も進めざるを得ない。かじ取りはさらに難しくなるだろう」と県政の今後を懸念している。

465チバQ:2009/10/24(土) 02:34:17
http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000000910190003
知事選企画(3)教育に求めた「成果」
2009年10月19日


男性教諭への懲戒処分は不当だと、支援者らは県教委の担当者に抗議した=県庁東館の県教委総務課

 「就任して以来、教育問題を県政の最重要課題の一つとして取り組んで参りました」 藤田知事は9月28日、自身最後の県議会で答弁した。


 「公教育の基盤が整い、教育内容の面でも成果が出てきている」。93年の初当選時に公約とした「県教育の正常化」を一定程度達成した、との自負がのぞく。


 節目は、98年5月の文部省(当時)による「是正指導」だった。入学・卒業式での国旗掲揚・国歌斉唱問題など、県内の教育現場の課題に、「是正」を求めた通達だ。


 「円滑な対応を優先するあまり、しばしば幾多の妥協を余儀なくされてきた」


 県教委が01年にまとめた報告書は、過去の労組や同和関連団体などとの関係をそう記す。校長権限がゆがめられた職員会議の運営▽校内人事への介入▽学習指導要領の逸脱――なども挙げられた。


 藤田知事の就任直後から、文部省出身の出向職員を教育長に迎えていた県教委は、教育改革に乗り出した。学校運営の最終決定権は校長にあると指導通知に明記。組合側が「不平等につながる」と反対した習熟度別授業を導入し、難関大をめざす拠点高校に、予算を集中配分した。結果、県立高校の国公立大現役合格者数は08年度、00年度の1・66倍の2598人に増えた。


 藤田知事は一連の改革にどのような姿勢で臨んだのか。


 「あなたに任せる。責任は私がとる」。教育問題に詳しいある県議は、是正指導当時、知事が教育長に全面支援を約束したと証言する。


 県予算が縮小する中、教育改革の予算は増え続け、99年度からの4年間で計201億円を計上。さらに県議は00年9月の県議会で、藤田知事が「八者合意文書」の拘束性を否定したことで「改革にはずみがついた」と評価する。


 文書には「同和教育の推進に一致して努力」「差別事件の解決にあたっては関係団体とも連携し(略)早期解決に努める」などの言葉が並ぶ。県知事、県教育長、県教職員組合(広教組)らが85年に結び、教育現場への第三者の介入を招いたと批判があった。


 今月15日、県庁内の県教委総務課。広教組組合員の男性教諭が、語気を強めた。「上意下達のシステムで、正しい教育ができるとは思えない」。教諭は原爆の日の8月6日、平和集会に出るため研修を休んだとして、県教委から戒告の懲戒処分を受け、取り消しを求めていた。


 是正指導以来、処分をめぐる争いが頻発した。小早川健・広教組執行委員長は是正指導後の教育現場を「弱者切り捨てや数字に偏った評価が顕著になった」と訴える。


 受験者数が定員割れした県立高校でも、学力不足と判断した生徒を不合格とするようにした結果、95〜97年度に全国5位以内だった高校進学率は07年度、40位に。95〜97年度に全国20位台だった高校生の中途退学率は07年度、4位に上がった。被爆地なのに、以前は当たり前だった平和教育がほぼなくなったことを疑問視する声も高まっている。


 是正指導時に公立中学校長だった時永益徳(ます・のり)・広島大教育学研究科准教授は「過去に是正すべき実態はあった。一方で成果主義が学校現場にも押し寄せているのも事実だ。中高の改革では生徒のニーズに合った学科の改編、職場体験など、『生き方』を考える教育の充実が必要だ」と話す。

466チバQ:2009/10/24(土) 02:35:36
http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000000910210003
知事選企画(5)冷たい関係ほぐす時
2009年10月21日


小型機しか飛ばない広島西飛行場。将来の展望について、県と広島市の意見は対立している=広島市西区

 「94年のアジア競技大会は、県と市が一体で周到に準備を進めたのに……」
 13日、藤田知事は報道陣にまくし立てた。11日、広島市の秋葉忠利市長が田上富久・長崎市長と記者会見して発表した五輪招致構想。知事はもちろん、県幹部の誰もが「寝耳に水」だった。


 広島市幹部の一人は説明の遅れを認めつつ、こう言い切った。「事前に県に話したとしても、たぶん何も始まらなかった」


 県・市の根深い不信の象徴が、広島西飛行場(広島市西区)の問題だ。93年の広島空港(三原市)開港で廃止されるはずが、広島市や経済界の強い要望を背景にコミューター専用として存続した。


 ただ、現在ある定期便は日本航空グループの鹿児島、宮崎の2路線4便だけ。鹿児島行きに乗りにきた広島市西区の会社員山本拓さん(56)は「家から近くて便利なんですけど、いつも寂しいところですよね」と苦笑した。


 同飛行場の利用者は08年度で5万4千人。ピークだった02年度の半分以下だ。年約5億円の赤字は県と広島市の折半だが、累積赤字は08年度で118億円に達する。財政難の県・市には重い負担だ。


 藤田知事は07年以降、「県としては西飛行場はもはや不要」と繰り返してきた。「都心部に近く、防災面でも欠かせぬインフラ」と主張する広島市との溝は深まるばかりだ。9月中旬、経営難に苦しむ日本航空グループが、広島西飛行場から完全撤退すると報じられた時も、双方の表情は対照的だった。


 開本(ひらき・もと)出・県空港振興課長は「これを機に広島空港への路線集約について議論を加速させたい」。これに対し広島市の外和田孝章・空港担当部長は「一時的に定期便がなくなる可能性はあるが、引き続き東京便の就航を求めていきたい」と強調した。


 市が希望をつなぐのは、来年完成する羽田空港の第4滑走路だ。年間30万回の発着枠が41万回に増えるという。一方で、広島西飛行場北側を横切る広島南道路の建設により、現1800メートルの滑走路は440メートル短くされ、ジェット機の就航は難しくなる。日航の幹部社員は「厳しい経営状況で、羽田の発着枠はいわばプラチナカード。小型機しか飛ばせない飛行場に魅力は感じない」と打ち明ける。


 県と市は今年4月、トップ級幹部が西飛行場のあり方を話し合う検討会を初めて設置し、2回の会合を重ねた。ただ、両者の主張は平行線のまま。22日に3回目の会合があるが、どう決着するかは未知数だ。


 「対話が円滑でないために、県全体を経済的に引っ張るべき広島市と周辺の都市整備が遅れる結果を招いた」。森辺(もり・べ)成一・広島大大学院教授(日本政治史)は批判する。新知事には「どうすれば広島が発展するかという視点で、対等、平等な協力関係を再構築すべきだ」と求める。


 4月オープンの新広島市民球場(マツダスタジアム)は、建設費90億円のうち県が11億5千万円を分担した。県も市も長らく及び腰だった新球場構想を一挙に進めたのは、04年の球団再編騒動の時の「広島カープを守れ」という市民の声だった。森辺教授は「県と市を協調させるには、県民、市民の有形無形の突き上げが重要だ」と話す。(おわり)


≪メモ≫県と政令指定都市の関係
 地方自治法により、政令指定都市は保健所や児童相談所の設置、国道の管理といった事務を県に代わって扱う。行政区を設置できる上、税源も移譲され、事実上、県と同格といわれる。80年に政令指定都市になった広島市の場合、一般会計当初予算規模は5515億円(09年度)で県の約6割だが、市長部局の職員数は6112人(同)で、県知事部局の4597人を上回る。


(この連載は、福家司、中川壮、鬼原民幸、加戸靖史、山田雄介が担当しました)

467チバQ:2009/10/24(土) 02:37:16
http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000000910200003
知事選企画(4) 「合併後」見えぬ展望
2009年10月20日


合併で支所に変わった旧筒賀村役場。職員数はほぼ4分の1に減った=安芸太田町中筒賀

 「来るべき『分権社会』へ向け、道筋を立てることができたと思っている」
 7日の県議会9月定例会の最終日。藤田知事が退任のあいさつで述べた。広島を中国地方の中心県にしようと、市町村合併を積極的に進めてきた自らの施策を念頭に置いた発言だった。


 98年度末に86あった県内市町村は今、4分の1近い23市町にまで減った。減少率は全国1位の73・3%。合併に伴い、県はそれまで担っていた2446の事務を、各市町に移譲する計画を実行した。今年度までに1766事務の移譲を終える。


 具体的には、以前は広島市や福山市など一部の窓口だけで実施していた旅券(パスポート)の申請・交付業務が、07年6月から全市町の窓口で可能になった。また、生活保護業務などを扱う福祉事務所を町にも設置。県が担っていた一部道路の維持・管理なども市町の事務とした。


 今年度、県が各市町に移した財源は、当初予算ベースで約13億1800万円に上る。


 県市町行財政課の担当者は「『住民に身近な行政は各市町が担うのが望ましい』とする藤田知事の方針があったからこそ、ここまで合併と権限移譲が進んだ。住民サービスの向上につながったと思う」と胸を張る。


 「合併を機に、一気に地区が寂しくなった」。安芸太田町上筒賀に住む田仲りょう子さん(60)は訴えた。住まいは、太田川水系の清流と、緑豊かな山々に囲まれた旧筒賀村にある。04年10月に加計町、戸河内町と合併し、安芸太田町になった。旧村役場は町役場の「支所」に変わり、約40人いた職員が今では10人に減った。


 プロの演歌歌手として活動する田仲さんは、県内各地を回るうち、筒賀地区など中山間地域の衰退を痛感するようになったという。「活気があった役場が支所になり、地区の雰囲気ががらっと変わった」。筒賀支所は昼間でも静まりかえっている。7キロほど離れた町役場まで足を延ばしても、顔見知りの職員はいない。「行政が遠くなった」と感じている。
 筒賀支所によると、地区の人口は今年9月末現在で1135人。合併直前の04年9月末より136人減った。世帯数も同期比で約30減少。65歳以上の高齢化率は、合併前より約3ポイント増え、43・27%に上昇した。


 住民の足だったJR可部線の一部区間が03年に廃線になって以降、地区の公共交通機関の整備も進んでいない。町役場への直通バスすらなく、車がなければ病院にも行けないという。来年3月には、地区に唯一残った食料品店が町中心部へ移転する予定で、長距離の移動が難しいお年寄りにとっては死活問題だ。同支所の藤井幸穂支所長は「『合併で何が良くなったのか』と言う住民が多い。このままでは車を持たない人が生活できなくなる」と焦る。


 合併問題に詳しい広島大の川崎信文教授(行政学)は、「人口が減るなか、合併しないと最低限の行政サービスは維持できない」と話す。ただ、「合併の音頭を取った県には、旧町村で生きる人たちの生活を維持する責任がある。市町と連携し、交通網の整備などの課題を解決する必要がある」と指摘した。


≪メモ≫広島の市町村合併
 県は00年11月、合併を地方分権に向けた「不可避的課題」と位置づけ、市町村合併推進要綱を策定。01年4月には合併推進本部を設立し、一貫して積極的に合併を進めた。一方で合併は、小学校の統廃合を促進した。県によると、08年度の県内の公立小学校は577校(分校を含む)で、98年度に比べ79校の減。子どもを持つ若者世帯が市街地に流出し、地域の空洞化に拍車をかけているとの指摘がある。

468チバQ:2009/10/24(土) 02:38:30
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1225487931/903
広島西飛行場、県が撤退へ '09/10/22

469チバQ:2009/10/24(土) 02:44:11
http://mainichi.jp/area/hiroshima/archive/news/2009/10/20/20091020ddlk34010666000c.html
286万人の明日:09知事選/上 高速道の無料化 /広島
 ◇「生活路線確保」限界に−−フェリー日曜運休、土・祝日も検討中
 「これで(高速道路が)タダになったら、もう終わりだろうな」。10月中旬の平日朝。尾道市の瀬戸内しまなみ海道(西瀬戸自動車道)沿いの生口島と因島をつなぐフェリーで、男性乗組員がつぶやいた。両島を4分で結ぶフェリーは島民らにとって、通勤通学、通院といった「生活の足」だ。だが、3月のしまなみ海道通行料金の半額割引きで、航路維持の危機に陥っている。

 閑散とした乗降口。生口島に夫(77)と暮らす森重美保子さん(76)は徒歩で乗った。「夫は運転できるが、年ですし……。通院のためフェリーは必要です」と小声で話した。

 運航する三光汽船は増便や運賃引き下げの企業努力で、運搬車両を1日800台まで増やした。だが、今年3月には、1日約400台と半減、乗客がないまま運航することもあるという。

 旧因島市から続く市の補助金は6割まで減額された。7月から日曜日の運航をやめた。土曜日祝日の運休も検討している。香川一紀社長は「住民の生活路線を守りたい。でも限界を超えている」とため息をつく。国庫補助のある離島と陸地をつなぐ航路と比べ、生活航路への支援は後手に回ってきた。

 国交省中国運輸局は「島回りの生活航路対策については、県や市町にやってほしい」と話す。県は「高速料金の値下げは国の施策。国が責任を持つべきだ」とのスタンス。03年に本四連絡橋の料金割引が導入された時は、国は港湾使用料の減免などの配慮を求めたが、県は応じなかった。

 今回の値下げで、県は6月には広島・呉と松山を結ぶ航路、9月にはしまなみ海道と競合する12航路について、港湾使用料を1年間免除した。「いったん廃止されれば航路の復活は難しい」との危機感が大きかった。港湾管理課や交通対策室が国からの交付金の事例集を読み込み、決めた。「市町の要望に応えるため、国の補助金をどう活用するかを考えるのは県の役割の一つ」と県幹部は話す。ただ、香川社長は「(免除額は)従業員1人の年収ほどにしかならない」とこぼす。

 そして、次に予想される“大波”、高速道路無料化。県は国に「地域の実情を踏まえて、他の公共交通機関への影響も十分配慮すること」と提案するだけで精いっぱいだ。

   ◇

 一方、路線バスが生活を支える中山間地。02年2月に乗り合いバスの路線廃止の要件が緩和され、民間バス事業者の赤字路線撤退が相次いだ。県交通対策室によると、撤退した民間の路線バス事業者の代わりに市町が運行している路線の総延長は02年度の延べ409万キロから06年度に同592万キロに増加、市町の負担額は6億3000万円から10億1600万円と増えた。

 県は07年度に市町に対して補助金支給の要件を緩和し、新補助制度を導入。この制度で、生活交通再編計画を策定した自治体は23市町中20市町に上る。だが、この補助制度は07〜09年度の3年計画。10年度に予算化されるかどうかは見通しが立たない。

 また、バス路線やフェリー航路の維持を目指す会議を昨年、市町などと設置した。県は国と市町、事業者とのパイプ役として調整機能を果たそうとするが、新政権下でどこまで対応できるか、不透明感がつきまとう。

   ◇

 県政のかじ取り役を選ぶ知事選が22日、告示される。住民の生活に密着した市町と違い、県政の役割は見えにくい。フェリーを舞台に、県政と暮らしとのつながりを紹介する。

470チバQ:2009/10/24(土) 02:44:46
http://mainichi.jp/area/hiroshima/archive/news/2009/10/21/20091021ddlk34010511000c.html
286万人の明日:09知事選/中 雇用 /広島
 ◇相次ぐフェリー航路廃止、経営破綻 「海」に帰れる人わずか
 「毎日が勉強です」。竹原市産業文化課農政水産係で働く野間浩文さん(44)は、4月までは、フェリーの航海士だった。現在は、中山間地の耕作放棄地に対する補助金申請の手伝いなどに追われる日々が続く。「船舶に乗る資格や技術を生かせないのがつらい。ただ、竹原を離れたくはなかった」

 旅客船業界は、経営破綻(はたん)や航路の廃止が続き、雇用環境が厳しくなっている。野間さんが勤めていた竹原−波方(愛媛県今治市)を結ぶ中四国フェリー(竹原波方間自動車航送船組合)は、今年4月末に45年の歴史に幕を下ろした。その当時の職員は35人。9人いた20〜30代のうち5人だけがフェリー業界に再就職した。中四国フェリーは竹原市などが出資する組合だったため、野間さんは市に再就職できたが、数人はまだ雇用先が決まらないという。

 9月下旬に、全日本海員組合が南区で開いた高速道路の値下げや無料化の影響についての緊急会議。中四国のフェリー会社など12社の組合員らから雇用に対する不安が相次いだ。同組合国内部の渡部慶二副部長は「フェリー会社の新規求人はほとんどない。先行き不安から離職者が続く一方、経費削減の減便や減船もあって人を雇える状況にない」と指摘する。同組合は中四国で約1200人の組合員がいるが、7月以降で約5%にあたる約60人が離職したか離職する予定という。

    ◇

 昨秋以降の雇用環境の急激な悪化を受け、県は08年度1月補正を皮切りに、09年度当初予算やその後の3度の補正予算で、離職者らに対する雇用機会の創出を目指す事業を打ち出した。離職者への資格取得訓練や、就農、訪問介護員養成の基礎的研修を実施したりするほか、県、市町による直接雇用や民間企業に事業を委託し雇用を生み出すなど多岐にわたる事業だ。9月補正分までに2544人の新規雇用を実施、計画している。

 ただ、緊急雇用事業の多くは、半年以内の雇用が原則だ。宮本隆之・雇用基金特別対策プロジェクト・チーム担当課長は「『もう少し落ち着いて働きながら職を探したい』との声も理解できる。厚生労働省に知事会を通じて雇用期間の長期化を要望している」という。

    ◇

 広島労働局によると、8月の有効求人倍率は0・53倍。2カ月連続で0・01ポイント改善したものの、昨年同月(1・01倍)の約半分だ。正社員の有効求人倍率は0・34倍と低迷している。4月以降減少していた解雇や雇い止めされた非正規労働者は、9月には、371人に急増した。

 ハローワーク広島東(東区)によると、離職先と同じ職場へのこだわりも持つ人は多いものの、1人の求人に対して20〜30人の応募があるのが現状で、希望職種に就職できる可能性は低い。片岡信彦業務部長は「船員や工場の技術者など特殊技能を持つ人も、職へのこだわりに折り合いをつけざるを得ない」と語る。ある県職員は「今は手元の知恵をしぼって仕事を作り出すので精いっぱい」。底なしの不況の前に出口が見つからない。

 6月末に廃業した呉・松山フェリーで働いていた30代の男性は、何とかJR西日本宮島フェリーの機関長職を得、松山市から廿日市市に転居した。男性は「町工場がつぶれてもニュースにならないし、中小のフェリー会社が廃業しても霞が関は動じない。だけど、物流に影響が出る。新知事には人々の暮らしや産業構造全体をひっくるめて考えてもらわないと困る」と話した。

471チバQ:2009/10/24(土) 02:45:19
http://mainichi.jp/area/hiroshima/archive/news/2009/10/22/20091022ddlk34010567000c.html
286万人の明日:09知事選/下 財政難 /広島
 ◇国の交付金で港湾使用料免除 フェリー支援継続、不透明
 6月26日の県議会建設委員会。県議が「港湾使用料の免除は来年度も実施できるか」と迫った。鎌田泳一・港湾管理課長は「財源の見通しが立たない」と答えざるをえなかった。

 県は、6月と9月の補正予算で、フェリー会社支援のため、県や市町が管理する港湾の使用料を1年間免除するための費用計5300万円を計上した。委員会で、そのための条例改正について審議が行われていた。県議は、高速道路割引が今年3月から2年間の時限措置であることに対して、来年度の見通しを尋ねた。

 この免除は、全額国からの臨時交付金を活用しており、ある県職員は「100%一般財源でやれたかどうかは不透明だ」と話した。県が独自事業を展開しようとしても、財政事情が許さない。

    ◇

 県が今年8月に公表した今後の財政収支見通しでは、2010年度〜19年度までの毎年の財源不足額は400億円台を推移する。昨秋以降の景気後退で今年度の県税収入は昨年度比692億円も減る見込みで、貯金にあたる財政調整基金も藤田雄山知事が就任した93年度に1391億円あった残高が、25億円まで減り、いつ底をついてもおかしくない。景気浮揚策や画期的な福祉政策などを計画しても、財布の中にお金がなく、積極的にできないような状態だ。

 財政悪化の最大の要因は、竹下虎之助前知事が誘致を進めた94年のアジア大会や96年の広島国体にかかわる施設設備などの公共事業費の増大だ。

 県は、03年8月に財政危機宣言を発表。公共事業の大幅な見直しや人件費の削減などで立て直しを図ってきた。06年12月には新たな具体的方策を策定し、07年度から3年間かけて職員削減や公共事業費の削減をさらに加速させている。09年度の目標効果額は、390億円で、このうち360億円が歳出削減による。

 財政再建を進める一方で、藤田雄山知事は、04年度当初予算から特別枠を設定、各部局長がプレゼンテーションをして知事が査定する手法を導入した。財政当局が示す枠内で各部局が予算要求して、知事には財政当局がまとめて説明するのが通例。特別枠は、知事がリーダーシップを発揮し、その時々の計画の実効性を高めようという狙いだ。04年度当初予算では、産業再生や子育て支援など5分野に重点配分された。この特別枠での事業は09年度当初予算でも5億円が計上されている。

 県の努力にもかかわらず、新たな懸念が出てきた。民主党政権は、地方税であるガソリン税の暫定税率廃止を打ち出した。財政課は「廃止されれば財源的影響は避けられない。新たな手当てをしてもらうよう国に要求していくしかない」と渋い顔だ。さらに、交付金のさらなる削減、子ども手当の一部自治体負担がのしかかることなども予想される。

 今回の知事選後に誕生する新知事の大きな仕事となる2010年度の当初予算案の作成。続く財政難と今後の歳入見通しが不透明な中、新たな県のかじ取り役の選択は、県民の手に委ねられている。(この連載は加藤小夜、柳沢和寿、井上梢が担当しました)

472チバQ:2009/10/24(土) 22:51:45
殿亀の地元の町議補選の候補者名が・・・
http://mainichi.jp/area/shimane/news/20091024ddlk32010469000c.html
選挙:津和野町長選/津和野町議補選 あす投開票 /島根
 任期満了に伴う津和野町長選と、町議補選(改選数2)は25日、投開票される。

 町長選には、いずれも新人で無所属の、元建設会社社長の永吉義夫氏(67)▽酒造会社役員の下森博之氏(44)▽前副町長の松浦秀信氏(60)−−の3氏が立候補しており、地域活性化や危機的な財政状況の改善などを争点に、激しい選挙戦を繰り広げている。町議補選にはいずれも新人で無所属の5人が立候補している。

 投票は町内29カ所で、午前7時から午後6時(一部、午後5時)まで。午後8時から日原小体育館で開票される。19日現在の選挙人名簿登録者数は、7772人(男3521人、女4251人)。【上村里花】

==============

 ◇津和野町長選
永吉義夫(ながよし・よしお) 67 無新

 [元]商工組合理事長[歴]建設会社長▽岩川中

下森博之(したもり・ひろゆき) 44 無新

 酒造会社役員[歴]町議▽森林組合長▽同志社大

松浦秀信(まつうら・ひでのぶ) 60 無新

 [元]副町長▽農業[歴]旧津和野町農林課長▽東京農大

==============

 ◇津和野町議補選立候補者(改選数2−5)=届け出順
川田剛   27 会社員  無新

岡田克也  43 住職   無新

米澤〓文  64 農業   無新

丁泰仁   60 会社社長 無新

百合本修司 70 建築士  無新

473名無しさん:2009/10/26(月) 00:13:45
>>472
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200910260117.html
島根・津和野町長に下森氏 「官民協働で産業振興」 '09/10/26

--------------------------------------------------------------------------------


 島根県津和野町長選は25日、投開票された。町長選は前町議で会社役員の下森博之氏(44)が、前副町長の松浦秀信氏(60)と元会社社長の永吉義夫氏(67)を破り、初当選を果たした。

 左鐙公民館に集まった支持者たちは、ケーブルテレビで開票作業を見守った。当選確実が報じられると、拍手と歓声が上がった。下森氏は「津和野には豊かな森林資源や歴史文化がある。官民協働のまちづくりで産業振興を進め、閉塞(へいそく)感の打破を目指す」と語った。

 2005年の旧日原、旧津和野両町の合併で初代町長となった中島巌氏(76)が引退を表明し、新人による三つどもえ戦となった。松浦氏は36年余りの行政経験を強調し、中島町政の継承と発展を訴えたが競り負けた。永吉氏は民間の経営感覚を生かした行財政改革を主張。草の根運動を展開したが、知名度不足が響いた。

 当日有権者数は7717人。投票率はいずれも85・15%で、前回の町長選の74・81%を上回った。(岡本圭紀)

 下森博之(したもりひろゆき)氏 酒造場専務。前高津川森林組合長。01年に旧日原町の町議補選で初当選。日原、津和野町の合併に伴う06年の町議選で当選し09年3月に辞職。左鐙。同志社大卒。

474名無しさん:2009/10/26(月) 00:14:48
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200910260136.html

大田市長選は竹腰氏が再選 '09/10/26

--------------------------------------------------------------------------------


 大田市長選は25日投開票され、無所属現職の竹腰創一氏(59)=自民、公明推薦=が、無所属新人の会社社長温泉川ゆのかわ孝氏(68)を破り、再選を果たした。

 竹腰氏は70以上の企業や団体の推薦を得て、行財政改革など実績を強調して手堅くまとめた。温泉川氏は民主的な市政の実現などを訴えたが、立候補表明が告示約1週間前で知名度不足が響いた。

 当日有権者数は3万2990人。投票率は64・17%で、保守分裂となった前回の78・82%を下回った。(馬場洋太)

 ▽実績の竹腰さん笑顔、市立病院など課題山積

 午後10時すぎ、竹腰氏の当選確実が決まると、支援者の待つ大田町の宿泊宴会場で歓声が上がった。近藤浩平・選対統括責任者の音頭で万歳し、竹腰氏に花束が贈られた。竹腰氏は「行財政改革、産業振興、石見銀山の受け入れ態勢の整備などに全力で取り組む」と決意を述べた。

 竹腰氏は、旧大田市議や島根県議2期を務めた後、2005年、合併に伴う大田市長選で初当選した。保守分裂となった前回は自主投票とした自民党仁摩、温泉津両支部も、今回は竹腰氏を推薦。前回を上回る70以上の企業や団体が推薦し、県議や大半の市議も支援して戦いを優位に進めた。

 無投票阻止を狙った温泉川氏は、立候補表明が告示8日前と出遅れた。「押しつけでない市政」の実現や、会社を無借金経営してきた手腕を強調。出身の温泉津町の同窓生や、仁摩町宅野の不燃ごみ処分場建設計画に反対する住民団体などから個人的な支援を得た。一定の批判票を集めたが、神奈川県在住で知名度不足が響いた。

 市政は、来春にも外科医師ゼロの事態が予想される市立病院の再建や、地権者交渉が難航しているごみ処分場問題など課題が山積しており、竹腰氏は2期目の手腕が早速問われる。

475チバQ:2009/10/26(月) 23:04:06
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000000910260003
民・自 薄い対決色/山口市長選
2009年10月26日

◆現職と「強調関係」
  県都の顔を選ぶ山口市長選の告示が11月1日に迫った。選挙戦本番に向け、立候補を表明した現職と新顔2人の陣営では着々と準備が進む。民主、自民両党が政権をかけて争った8月の衆院選から2カ月近く。県内では政権交代後初の首長選だが、今回は両党の争いは影を潜めている。両党とも現職と「協調関係」にあるからだ。関係者は「国政選挙とは違う」と口をそろえており、衆院選とは違った選挙模様となりそうだ。
(井上亮、清水謙司)


◆3氏が立候補の準備
  立候補を表明しているのは、再選を目指す現職の渡辺純忠氏(64)、いずれも新顔で元市議の伊藤青波氏(55)と元旧小郡町議の尾上頼子氏(41)。3氏とも無所属で立候補する意向だ。


  渡辺氏は、繰り返し「市民党」という立場を強調する。だが、周辺には民主、自民両党の影も見え隠れする。


  24日夕にあった陣営の選対会議では、あいさつする渡辺氏を民主党県連の西嶋裕作幹事長と自民党県連の松永卓幹事長が並んで見守っていた。


  両党とも、党組織として正式に渡辺氏を推薦しているわけではない。しかし、自民党では市内5地域支部のうち、伊藤氏が9月まで支部長だった徳地支部を除く4支部が渡辺氏の推薦を決定。民主党では、同市区選出の県議でもある西嶋幹事長や市議が「個人的に」後援者らに電話をかけるなどし、渡辺氏を支援する立場を明確にしている。同党最大の支持組織の連合山口も早々に渡辺氏を推薦した。


  政権交代後の神戸や川崎の市長選では、政党では民主だけが推薦する候補も現れたが、民主党県連にその気はない。西嶋幹事長は「首長選に政党が深くかかわることは避けた方がいい。国政選挙とは違う」と話す。


  そもそも渡辺氏が初当選した05年の市長選では、同氏が立候補を表明する記者会見に民主、自民、社民各党の市議が出席。各党とも推薦こそ出さなかったが、事実上の「相乗り」に近い状態で当選を果たした経緯がある。


  一方の伊藤氏もいずれの政党にも推薦願いを出さず「市民党」を打ち出す。市政報告会などで、渡辺氏が公約に盛り込んでいた防府市との合併が達成されないことを批判。9月に市議を辞職後、1日30カ所の辻立ちやミニ集会、チラシ配布などの草の根運動を展開し、渡辺氏の支持層の切り崩しも視野に入れる。


  伊藤氏は、前回市長選で渡辺氏に敗れた合志栄一前市長(現県議)が07年の県議選に出た際に選対本部長を務めた。今回は合志氏や自民党市議の支援を受ける。


  前回、その合志氏を支援した山口1区の高村正彦衆院議員(自民)は今回は静観の構えだ。自民党に逆風が吹いた衆院選で、自民党市議らの協力を受けたことも背景にあるとみられる。同氏は25日、取材に「私の立場は(渡辺氏と伊藤氏の)両方に伝えてあります」とだけ答えた。


  渡辺、伊藤両氏とは明確な政策の違いを打ち出すのが尾上氏。18日の総決起大会では「身の丈に合わない政策は市民に負担をかける」と30万人都市づくりからの決別を訴えた。共産党中部地区委員会などでつくる「市民のための山口市政をつくる会」が擁立。同党の推薦を受け、ミニ集会などで支持拡大を図る。

476チバQ:2009/10/26(月) 23:14:10
http://mainichi.jp/area/tottori/news/20091026ddlk31010330000c.html
選挙:倉吉市長選 前職と2新人の三つどもえ 斎場問題争点に−−告示 /鳥取
 前市長の辞職に伴う倉吉市の出直し市長選が25日告示され、前副市長の増井寿雄氏(62)=無新▽3選を目指す前市長の長谷川稔氏(62)=無前▽前市議の川部洋氏(44)=無新の3氏が立候補した(届け出順)。3氏はさっそく支援者らを前に決意表明し、選挙戦に入った。投開票は11月1日。

 24日現在の選挙人名簿登録者数は4万1807人(男1万9323人、女2万2484人)。【武内彩】

 ◆立候補者の第一声(届け出順)

 ◇雇用や景気回復に力を−−増井寿雄氏(62)=無新
 増井氏は午前9時から同市山根の選挙事務所前で出陣式に臨んだ。福井康夫市議会議長ら市議10人のほか、医師会や建設業協会などの業界団体からも出席があり、約300人が集まった。

 前市長が、鳥取中部ふるさと広域連合のほかの構成町長や市幹部にも知らせずに突然、辞職したことに対し「倉吉は信用をなくした」と批判。38年余りの市職員としての経験を生かし、「新たな市を構築していくため私の手法で取り組みたい」と訴えた。

 課題として雇用や景気回復を挙げ、「県外や世界とつながっていくため地域力を上げていく」と約束。斎場問題では予定地変更に傾くのではなく、「毎日、毎晩でも出かけて話し合いで解決していく」とした。【武内彩】

 ◇市民の声、生きる市政を−−長谷川稔氏(62)=無前
 長谷川氏の出陣式は午前9時から同市上井町の選挙事務所近くの公園であった。「市民の声が生きる市政へ出発」と書いた横断幕が張られ、公明3人を含む市議7人ら約230人(陣営発表)が集結。安部和臣・倉吉商工会議所会頭らが次々と支持を表明した。

 長谷川氏は「この町で生涯をおくるにふさわしい新斎場を建設したい一心で、任期6カ月を残して辞職に踏み切った。裁判は時間をかけるだけになっており、憂いている。斎場は誰にも必要。市民の総意を得て、事業推進の機運を高めたい」と第一声を上げた。

 最後に建設推進派「灘手のあすを語る会」の宮本和正会長(58)も支持表明。全員が「がんばろう」と拳を挙げた。【小松原弘人】

 ◇情報公開を重要施策に−−川部洋氏(44)=無新
 川部氏は、同市みどり町の自宅前で第一声。近くの住民や市議らが応援に駆け付けた。

 川部氏は「長谷川前市長は斎場問題について民意を問いたいというが、民意をもって強行するようなやり方は市民不在のやり方だ」と批判。「住民参加の市政を」と強調し、情報公開を重要施策に掲げた。

 倉吉のキーワードとして「自立と連携」「自然と歴史と文化」を提示。「市民が理解し、協力し合ってコミュニティーを大事にした町作りをしたい」と訴えた。

 来賓として興治英夫県議(無所属)がマイクを握り、「民主党政権で地域分権が進む新時代に川部候補はふさわしい市長になる」と支持を訴えた。【宇多川はるか】

==============

増井寿雄(ますい・としお) 62 無新

 [元]副市長[歴]市農林課長・環境課長・生活環境部長・建設部長▽法大

長谷川稔(はせがわ・みのる) 62 無前(2)

 [元]市長▽智頭急行監査役[歴]市議▽県議▽中部ふるさと広域連合長▽倉吉東高

川部洋(かわべ・ひろし) 44 無新

 [元]市議▽会社役員▽鳥取大院生[歴]IT関連会社員▽同志社大

477チバQ:2009/10/26(月) 23:15:58
>来賓として興治英夫県議(無所属)がマイクを握り
「信」は反自民系会派でしたっけ?

倉吉市 定数3−候補4 (選管確定)
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 7,530(27.4%) 伊藤 美都夫 69 自民 現 2 県漁協組合長
当 7,231(26.3%) 興治 英夫 50 無所属 現 2 (元)旧倉吉市議・「信」所属
当 6,760(24.6%) 村田 実 69 無所属 元 7 福祉法人役員・前回自民公認落選
□ 5,992(21.8%) 杉根 修 72 無所属 現 団体役員・解放同盟・住民連合所属

478チバQ:2009/10/26(月) 23:21:47
http://www.nnn.co.jp/news/091026/20091026022.html
3候補、熱く第一声 「新斎場」や「まちづくり」訴え
2009年10月26日

 25日に告示された鳥取県の倉吉市長選挙は、三つどもえの激戦となった。各候補は選挙事務所などで行われた出陣式で第一声を上げ、支援者は新斎場問題やまちづくりに対する主張に耳を傾け、「ガンバロー」と気勢を上げた。

 増井寿雄候補(62)の出陣式は、同市山根の選挙事務所前であり、約300人の支援者が集結。伊藤美都夫県議が「出口のない行政から脱皮しなくてはいけない。行政のプロ、たたき上げの人に立て直してほしい」と新しい力に期待を込めた。増井候補は、威勢よく「ガンバロー」とコールした後、支援者のもとに駆け寄って固い握手を交わし、選挙カーに乗り込んだ。

 長谷川稔候補(62)の出陣式は、同市上井町1丁目の選挙事務所裏の公園で行われ、約200人の支援者が集まった。新斎場建設推進派「灘手の明日を考える会」の宮本和正代表も駆け付け「市長を辞職したことは、自分の手で斎場を建設する意志の表れ」と候補の決断を後押しした。長谷川候補は支援者一人一人と握手し、拍手に見送られて遊説に出発した。

 川部洋候補(44)の出陣式は、同市みどり町の自宅前で行われ、約180人の支援者が集まった。興治英夫県議は「市役所改革を実現できるのは、若い力を持った川部候補しかない。彼こそが、新時代の倉吉にふさわしい市長だ」と世代交代の必要性を強く訴えた。川部候補は、乾杯で支援者と心を一つにし、意気揚々と選挙カーに乗り込んで市内に車を走らせた。

 各候補はこの日、名前を連呼しながら市内一円を選挙カーで流し、街頭演説では持論を展開。熱く支持を訴えた。玄関先まで出て候補を出迎える市民や農作業の手を休めて手を振る市民の姿もあり、候補は選挙カーから身を乗り出して市民の思いに応えていた。

479とはずがたり:2009/10/27(火) 00:39:33
>>477
ゆる〜く民主系だったような感じもします。朧気な記憶ですけど。。

480チバQ:2009/10/28(水) 23:24:59
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/kenchiji/09/news/Kn09102801.html
知名度向上に知恵絞る 告示から1週間 '09/10/28

--------------------------------------------------------------------------------

 ▽プロレスラーに応援依頼/公約集配布

 広島県知事選(11月8日投開票)は28日、告示から1週間を迎え、中盤戦に入る。立候補した新人5人は名前や政策の浸透に懸命だが、「有権者の手応えがつかみにくい」との声も聞こえてくる。各陣営は、都市部での運動量や集会を増やすなど、支持拡大に向けたテコ入れ策を練っている。

 無所属で学習塾経営の川元康裕氏(42)は、街頭演説を繰り返し、知名度アップを図る作戦を徹底する。「『頑張れ』と声がかかるようになった」と陣営スタッフ。元参院議員でプロレスラーの大仁田厚氏たちを応援に招き、ムードを盛り上げる。

 無所属で元県議の柴崎美智子氏(54)の陣営は、県議時代の地盤だった広島市西区を中心に県西部を回ってきた。「まじめに政策を訴えるしかない」と陣営。近く完成するマニフェスト集を配りながら県東部、北部に入る予定でいる。

 共産党公認で党県委員長の村上昭二氏(62)は、1日10回以上の街頭演説をこなし、政策を中心に訴える選挙戦を展開。今後は「どの候補も藤田県政を批判している。藤田県政をどう変えるかをしっかり伝えたい」(陣営幹部)と、他の候補者との違いを強調する構えだ。唯一の政党公認候補であり、政党ビラの配布にも力を入れる。

481チバQ:2009/10/28(水) 23:25:34
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/kenchiji/09/news/Kn09102402.html
西飛行場は存続?廃止? 県撤退方針で争点化 '09/10/24

--------------------------------------------------------------------------------


 広島県が管理運営からの撤退方針を決めた県営の広島西飛行場(広島市西区)の存廃をめぐり、知事選(11月8日投開票)の候補者5人の見解が分かれている。藤田県政での「撤退」という最終結論に対し、東京線復活を目指す広島市は新知事に協力要請する構え。新しい県政のリーダーが向き合う緊急課題に浮上している。

 管理運営費を県と市で折半する西飛行場は、年間約5億円の赤字経営だ。現在は鹿児島、宮崎の2路線が就航。経営再建中の日本航空は来年度内の2路線廃止を検討する。

 県は22日、路線廃止を機に管理運営から撤退する方針を市に伝え、県が撤退した後に市営で存続させるかどうかを迫った。これに対し、市は「東京便が復活する可能性はある。新知事にも判断してもらいたい」と主張した。

 知事選の候補者たちは、西飛行場の存廃問題をどうとらえているのか。「存続」を主張するのは、無所属新人で元県議の柴崎美智子氏(54)。「廃止」を唱えるのは、無所属新人で学習塾経営の川元康裕氏(42)と、共産党新人で党県委員長の村上昭二氏(62)である。

 無所属新人で経営コンサルタントの湯崎英彦氏(44)、無所属新人で元県議の河井案里氏(36)は「どちらとも言えない」との姿勢。2人とも「十分に市などと協議する必要がある」と指摘している。村上氏も市との協議の必要性は認めている。

 西飛行場の存廃問題で、県はこれまで「来年度予算の編成に着手する今秋までに結論を出す」と繰り返してきた。滑走路北端を横切って建設する広島南道路の2011年度着工を前に、滑走路短縮工事の必要性を判断するタイムリミットだからだ。

 今回、県は撤退する方針を決定。今後は、市が市営で存続させる場合に限って短縮工事費の半額を協力し、市が結論を先送りする場合は予算化を見送る構えをみせる。

 藤田雄山知事は11月28日で任期満了を迎える。県の予算編成の骨格が通常、年内に決まることを踏まえれば、新知事は着任からわずか1カ月で、重要な決断を迫られる。(知事選取材班)

 ■広島西飛行場 1961年に国管理の広島空港として開港。同空港の三原市移転に伴い93年、国内初コミューター・小型機専用飛行場として県営で再出発した。管理運営費は市と折半で負担している。滑走路北端を横切る広島南道路の建設が2011年度に始まるため、飛行場を存続する場合、10年度には滑走路を現行の1800メートルから1360メートルに短縮する工事に着手する必要がある。

482チバQ:2009/10/28(水) 23:33:57
>>472-473
岡田克也町議の誕生です!
http://mainichi.jp/area/shimane/news/20091026ddlk32010336000c.html
選挙:津和野町長選/津和野町議補選 町長選、下森さん初当選 /島根
 ◇官民協働の町づくり訴え
 任期満了に伴う津和野町長選と、町議補選(改選数2)は25日、投開票された。いずれも新人で無所属の3人の争いとなった町長選は、酒造会社役員の下森博之さん(44)が、前副町長の松浦秀信さん(60)、元建設会社長の永吉義夫さん(67)を破り、初当選を果たした。町議補選も新議員が決まった。当日有権者数は7717人、投票率は、町長選85・15%(前回74・81%)、町議補選も85・15%だった。

 下森さんは若さを前面に打ち出し、豊かな自然や歴史文化などの資源を生かした住民参加による官民協働の町づくりや、住民目線の情報公開や行政評価の仕組みづくりなど透明性の高い行政の確立など町政の改革を訴え、幅広い層の支持を集めた。

 松浦さんは、36年間の行政経験をアピールし、行財政改革の推進や地域医療の拡充産業振興などを訴えたが、及ばなかった。永吉さんは、民間企業の経験を生かした無駄のない、公平公正な町政を訴えたが、立候補表明の遅れを取り戻せなかった。【上村里花】

==============

 ◆開票結果=選管最終発表

当 3298 下森博之 44 無新

  2001 松浦秀信 60 無新

  1209 永吉義夫 67 無新

==============

 ◆開票結果

 ◇津和野町議補選(改選数2−5)=選管最終発表
当 2838 岡田克也  43 無新

当 1305 米澤〓文  64 無新

  1149 川田剛   27 無新

   702 丁泰仁   60 無新

   331 百合本修司 70 無新

==============

483とはずがたり:2009/10/28(水) 23:57:48
>>482
おおっw
外相効果有りやなしやw

484名無しさん:2009/10/29(木) 02:57:11
明らかにあったとしか思えないような票の入り方だがw

住職ってことで、檀家にアピールしやすかったとか

485とはずがたり:2009/10/29(木) 09:40:02
住職ってのもポイントかもしれませんが町長選とも重なるんですが40代の仕事盛りってのが評価された部分もあるかもしれませんな

>>482の下の部分の欠落補填

下森博之(したもり・ひろゆき) 44 無新(1)

 酒造会社役員[歴]町議▽森林組合長▽同志社大

毎日新聞 2009年10月26日 地方版

486チバQ:2009/10/30(金) 00:38:40
>>442-446あたり
http://mainichi.jp/area/kagawa/news/20091029ddlk37040636000c.html
ルポ香川:観音寺市長・市議選の課題 活気再び中心商店街 /香川
 ◇継続的魅力作りに苦労
 旧観音寺市と大野原町、豊浜町の1市2町が合併し、現在の観音寺市が誕生して4年。市長・市議のダブル選挙は、11月1日告示、8日に投開票される。同市中心部の柳町通り商店街で、活性化の試みから、市の課題を考えた。【松田学】

 同商店街は、約400メートルの通りに約100店が軒を連ね、かつては肩が触れ合うほどの買い物客であふれた。しかし、80年代以降は国道沿いの郊外型店舗に客が流れ、現在、営業する店は3割ほど。典型的な地方都市の「シャッター通り」だ。

 市は、同商店街を中心市街地の「顔」と位置付け、03年4月から大がかりな整備に乗り出した。約28億円を投じて、幅員約5メートルで歩行者専用だった道路を車も通れるよう約16メートル(歩道込み)に拡幅。いずれはJR観音寺駅を起点にした市中心部の環状道路の一部とする。11年3月に工事を終えれば、1日約4000台の交通量と400人の歩行者を見込む。

 同商店街振興組合役員の藤田圭造さん(52)は、親子4代、約130年にわたって店を構え、栄枯盛衰を見てきた。「道路を広げただけでは車に乗った人は通過するだけになってしまう。逆に商店街の機能がなくなって過疎化が進む」と危惧(きぐ)する。そして「市には周辺地域も含め、どんな町にするのか、どんな機能を持たせるのか、明確な施策を示してほしい」と注文をつける。

 若手の商店主らも知恵を絞っている。工事のためアーケードを取り払い、太陽が見えるようになったことから「ドピカーン観音寺」と銘打ち、04年以降、年1〜3回、現代美術や書、陶芸などのアーティストに2週間ほど滞在してもらい、商店街で作品展やワークショップなどを展開している。

 中心メンバーの矢野浩二さん(42)は「市民でも『初めて来た』『来るのは10年ぶり』と言う人が少なくない。一過性でない、新たな魅力を作って継続的に人が集まる場所にしたい」と言う。問題は資金だ。「1回に約200万円かかる。市から50万〜100万円の補助金が出るが、長引く不況で来年以降はどうなるか分からない」と気をもむ。

 工事は着々と進むが、問題はその後の人を呼び込む仕掛け作り。市建設部は「基盤作りが終わった後の土地利用は住民といっしょに考え、工夫していきたい」とする。民間の取り組みには限界がある。中心市街地の新しい「顔」にするためには、市の強いリーダーシップが不可欠だ。

 ◇合併から4年どう変化 人口は減り、市債は増加
 合併直後の4年前と今とではどう変わったか。数字で見てみる。

 人口は6万4688人(今年4月1日現在)と1739人減った。640人いた市職員は新規採用を抑え545人(同)に。財政面では、旧市のままでは38億9500万円だった地方交付税が算定替えで48億5700万円に。基金(貯金)は約10億円増の43億4000万円に。市債(借金)残高は296億7800万円で21億2700万円増。市は「懸案だった斎場建設と治水事業のため」と必要性を強調する。

 競輪事業は累積赤字が約6億3000万円に膨れ上がっていたが危機を脱した。赤字を生む自場開催を年間72日から37日に半減させるなどしたためで、今年度末で赤字解消の見通しだ。

 一方、来年度は景気悪化の影響で市税は減収の見込み。新たな自主財源の確保、少子・高齢化対策など、課題はまだまだ残っている。

487チバQ:2009/10/30(金) 00:40:00
>>402
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200910290020.html
呉市長選、ねじれなく本番へ '09/10/29

--------------------------------------------------------------------------------

 呉市長選(11月1日告示、8日投開票)の前哨戦が、前回に比べて様変わりしている。立候補予定は再選を目指す現職の小村和年氏(62)と元安浦町長で新人の沖田範彦氏(64)で現職と新人の一騎打ちの構図は同じ。ただ、前回目立った自民党系議員や経済界の分裂はなく、ねじれのないまま本番を迎えそうだ。

 前回は4選を目指した現職に、多選などを批判して新人の小村氏が挑んだ。自民、公明両党から推薦を受けた現職を、市議の半数以上や多くの主要企業が支援した。一方、小村氏の陣営は高校の同窓生らによる草の根の運動に加え自民党の一部県議の支援を受けた。連合は支持し、若手経営者を含む企業関係者も活発に動いた。

 今回は、小村、沖田両陣営とも、政党色は排した戦いを続ける。

 そうした中で小村陣営を、前回は対抗候補を推した企業も含め地元企業が幅広くバックアップ。党派を超えた県議、市議の大半が支援の姿勢で、推薦した連合は後援会事務所にスタッフを派遣する。

 支援の広がりを陣営幹部は「実績が評価されている。連合の支援は特に心強い」と受け止め。「1期目を問う選挙。気を緩めずに戦う」と引き締める。

 対する沖田陣営は、高校の同窓生や一部企業、合併町の元町長の一部などの勝手連的なサポートを受ける。組織的な支援はないが、市の活性化策などを盛り込んだマニフェスト(公約)のチラシ配布などを続ける。

 沖田氏は「市民にマニフェストをよく検証してもらうことが大事だ。あくまでも草の根選挙を貫く」と強調している。

488名無しさん:2009/10/30(金) 21:02:17
http://www.47news.jp/CN/200910/CN2009103001000897.html

民主、自民の厚い壁崩せず 山口市長選11月1日告示
 任期満了に伴う山口市長選が11月1日に告示される。再選を目指す無所属現職の渡辺純忠氏(64)のほか、元徳地町長伊藤青波氏(55)、元小郡町議尾上頼子氏(41)=共産推薦=が立候補を予定している。

 政権を獲得し、小沢一郎幹事長が知事選や政令市長選では相乗りを禁止した民主党だが、山口市長選では候補者は擁立せず、陣営から推薦要請もなかった。地方組織の未成熟さを露呈した格好で、県連幹部は「まだ民主党には首長候補を立てる力量がない」とこぼしている。

 山口県では民主党が大勝した8月の衆院選でも、自民党候補が4小選挙区のうち三つを制した。しかも1区高村正彦元外相、3区河村建夫前官房長官、4区安倍晋三元首相と大物ばかり。他県である業界団体の自民党離れも表面化していない。建設業関係者は「県内は自民党議員が多く、敵に回したら業界が成り立たない」と、参院選でも自民党を支援するという。

 選挙で手足となる地方議員もまだ少ない。定数49の県議会では、自民党系会派27人に対し民主党系会派は7人。定数34の山口市議も、自民党系市議の大半が現職の支援に回り、2人しかいない民主党系市議は組織だった活動ができていない。

 同市長選の不戦敗に西嶋裕作県連幹事長は「首長選は政党色を出すものではない」と釈明。参院選や県議・市議選候補公募では以前の数倍の29人が応じ、支持層の広がりの兆しはあるが、結党以来の課題である地方組織の構築が進んでいない現実を浮き彫りにした。

2009/10/30 19:09 【共同通信】

489チバQ:2009/10/31(土) 00:28:07
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20091026-OYT8T01407.htm
<県政の足元で 知事選の課題><1> 学校耐震化 財政難の壁
県債残高2兆円、再建険しく

図書室前の壁に生じたひび割れを示す大下校長。「早く耐震化工事を始めてほしいが」と語る(県立広島国泰寺高で)

 広島市中区の県立広島国泰寺高の4階建て校舎は1979、80年に建築された鉄筋コンクリート4階建てだ。見た目に古さは感じられないが、階段や図書室前の廊下の壁などにひび割れが生じている。

 「結構、老朽化が進んでるんですよ。明日にでも大地震に見舞われたらと思うと心配で」。大下隆司校長(57)は校舎内を回りながら、こう打ち明けた。

 12ある教室や音楽室で毎日約500人が学ぶこの校舎は2005年、震度6強以上の地震で倒壊すると診断され、今年度にようやく耐震化工事に向けた設計が始まった。だが、通常なら設計翌年に着工されるのに、県の財政難が影響し、着工時期は未定だ。

 文部科学省地震調査研究推進本部によると、広島市中区で今後30年間に震度6弱以上の地震に見舞われる確率は19・4%。大下校長は「子どもの命にかかわる。だが、現場からは『早急に取り組んでほしい』と求めることしかできない」と、苦悩する。

     ◇

 県によると、今年4月現在、県立高校で231棟、特別支援学校で15棟が震度6強の地震で倒壊するおそれがある。市立高校を含む高校の耐震化率は52・3%。全都道府県で41番目の低さで、トップの東京都(98・2%)のおよそ半分だ。

 県は04〜08年度に約220億円をかけて70棟で耐震化工事を実施。09年度は国の景気対策費を受け、約80億円をかけて51棟の工事を進める。しかし、耐震化率100%を達成するには「あと1000億円以上が必要」(県教委施設課)といい、完了の見通しは立っていない。

     ◇

 〈年間収入のうち所得は234万円で、仕送りが172万円。不足分のうち、79万円を借金でまかない、15万円は貯金から引き出す。借金の総額は1066万円で、毎年、74万円をその返済に費やす〉

 これは、県の09年度一般会計予算を年間の生活費が500万円の家計に例えたものだ。県税などの収入(所得)は全体の半分に満たず、国の交付金(仕送り)や県債(借金)、基金(貯金)の取り崩しでようやく維持している。

 予算規模が9380億円の県が抱える県債残高は2兆円。県は公共事業の削減や職員給与のカットで、04〜09年度に約1800億円、支出を抑制するなどの努力を続ける。しかし、県の試算によると、現在並みの緊縮財政を続けても、毎年400億円余りの財源不足が続く見通しだ。

 藤田知事は県議会9月定例会で、「あらゆる手段を講じて歳出、歳入の徹底的な見直しを行うなど、財政健全化に向けた取り組みを着実に実施する必要がある」と述べた。

 しかし、財政課のある職員はこう漏らす。「収入が増える見込みはあまりなく、コスト削減も限界がある。誰かが負担を負わなければ、予算を組むことができない」

 痛みを分かち合うためには、まず、県民の納得を得なければならない。

     ◇

 4期16年の藤田県政が終わりを告げ、次のリーダーを目指す候補者たちが知事選を戦う。候補たちが語る政策を、有権者はどう読み取り、誰を選ぶのか。県政が抱える課題を探った。

(2009年10月27日 読売新聞)

490チバQ:2009/10/31(土) 00:28:48
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20091028-OYT8T00038.htm
県政の足元で 知事選の課題  過疎対策先行き不透明
地域の魅力どう引き出すか


お太助ワゴンに乗り込むお年寄りら。地域を支える公共交通機関として定着を目指す(安芸高田市高宮町で)  

谷あいに田畑が広がる安芸高田市高宮町の県道脇にある民家の前に1台の大型ワゴンがやって来た。車体前部には「お太助ワゴン」の文字。利用者の要望に応じて運行される新たな公共交通機関「デマンド交通」だ。

 利用者が減って民間の交通機関の経営が難しい過疎地域で、自宅から目的地までワゴン車などで送迎するデマンド交通の導入が広がっている。お太助ワゴンは予約制。100〜500円の料金で、通学や通院など利用者のニーズに対応する。17キロ先の診療所への通院に利用した無職荒木増雄さん(92)は「路線バスより安く、自宅まで送迎してもらえてありがたい」と話す。

 廉価できめ細やかなサービスの代償に、運営費がのしかかる。市は委託先のタクシー会社や地域団体に、車両ごとに160万〜580万円を支払う。来年10月の市全域での導入を目指し、市は新たに4台を購入する予定で、冬場には道路の除雪費も加わる。

 県は今年10月から1年間の運行実績を見た上で、走行距離に応じた補助を行う予定。市政策企画課は「サービスの充実には、県の補助は欠かせない」と訴える。



 旧過疎地域対策緊急措置法が施行された1970年度から2008年度までに、県内で過疎対策に投じられた費用は約3兆3000億円。大半は、水道や道路、交通機関など生活基盤の改善に充てられた。生活環境を整え、都市部への人口流出を防ぐことを目指した。しかし、県内の過疎地域の人口は1965年度の約46万3000人から05年度は約30万4000人にまで減少。15年後には約21万人にまで減る見通しだ。

 県は今年度、農林水産業振興を、過疎対策の柱に加えた。農業振興の核に据えられるのが、全国最多の167法人が活動する集落法人の育成だ。農機などの購入補助から、販路の開拓など経営の指導まで、多岐にわたる支援を行い、農地を集約し、採算性を高めることで、農業に競争力をつけることを目指す。

 県新過疎対策課の望月徹課長は「若者が定住し、新住民を呼び寄せるには、生活基盤整備だけでは不十分。地域の活力が必要だ」とする。



 標高270メートルを越える庄原市口和町に、地域の2集落全41戸の3分の2を超える32戸から集落法人「ファーム永田」に託された約25ヘクタールの農地が広がる。減農薬コシヒカリの販売が好調で、08年度の売上高は2300万円を超え、加盟農家に計1300万円を還元した。成功例として各地からの視察も多い。

 ただ、会員のいびつな年齢構成が先行きに影を落とす。60歳以上の人が23人に上る一方、働き盛りの30〜50歳代が12人しかいない。

 代表理事の三上頼徳さん(73)は不安にかられることがあるという。

 「県には農業振興を続けてほしいが、それだけで地域が守れるんか。10年、20年後にここに何人が残っているんじゃろうか」

 過疎地域の魅力をどう引き出すのかが、行政と地域に求められている。

(2009年10月28日 読売新聞)

491チバQ:2009/10/31(土) 00:29:27
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20091028-OYT8T01441.htm
県政の足元で 知事選の課題  「電子化」車産業に波紋
下請けの対応力強化課題


カーエレクトロニクス推進センターの協力を得て開発したトランクの自動開閉装置。外付け式でゆっくりと開く(坂町のニイテックで)  

「ハイブリッド車を早期に投入すべきだ」

 6月24日、府中町のマツダ本社で開かれた同社の株主総会で、株主が経営陣に求めた。マツダは、トヨタやホンダがしのぎを削るハイブリッド車市場への参入時期を「2010年代前半」としてきたが、金井誠太専務執行役員は「(ハイブリッド車に使われるような)電子機器の前倒し導入を検討している」と述べ、早期の市場参入に意欲を見せた。

 電気モーターとガソリンエンジンを組み合わせた「ハイブリッド車」は燃費が良く、二酸化炭素排出量が少なく、人気はうなぎ登りだ。だが、1台の製造費のうち電子部品の費用が占める割合はガソリン車が2割前後なのに対して、5割に達する。このことが、下請けの部品メーカーなどに波紋を広げている。

 中国経済産業局が07年3月に発表した調査報告書によると、中国地方の自動車部品メーカーのほとんどは機械系部品を主力としている。同局はハイブリッド化がさらに進めば、中国地方で供給される自動車部品の3分の2が影響を受けると分析する。

 ある自動車部品メーカーの社長は「今の財務力や人材では電子化に対応できず、生き残ることは難しい」と打ち明ける。



 県も手をこまねいているわけではない。06年度、自動車産業の電子化のための補助金制度を創設し、さらに08年7月、「企業が資金を戦略的に生かせる土壌作りが必要だ」として広島市に「カーエレクトロニクス推進センター」を設立した。

 岩城富士大センター長と3人のコーディネーターが連日、企業や大学などを飛び回る。「こんな部品を開発している」「面白い研究成果がある」。情報を得れば、その成果を必要とする別の企業などとの間を取り持つ仕事が中心だ。岩城センター長は「ニーズを結んで企業の開発力を高め、電子化に対応できる力を育てたい」と語る。

 成果も出ている。部品メーカー「ニイテック」(坂町)は約10年前から自動車用ドアの自動化に向けた研究を進め、その技術で住宅に設置する自動ドアを開発した。

 昨年7月、同センターのコーディネーターの紹介で自動車工学の専門家も交え、トランクの自動開閉装置の開発に着手。県から1820万円の補助を受け、09年3月、試作品を完成させた。

 ただ、製品の販売先はまだ決まっておらず、仁井慎社長は「この先は企業努力が必要だ」と語る。



 ライバルとなる他の生産地が先を進む。トヨタのある愛知県は自動車産業への過度の依存から脱却し、その技術力を他方面でいかそうと、産業労働計画の策定を進める。同県産業労働政策課は「力のある中小企業が様々な分野に進出できるよう支援したい」とする。

 広島大地域経済システム研究センター長の伊藤敏安教授は、県が今後、産業振興で果たす役割についてこう指摘する。「自動車産業で培われた技術を農業や介護、福祉などまったく違う分野に生かしていかなければならない。福祉から工業まで幅広い産業をカバーする県だからこそ、その間をつなぐ道を開くことができるはずだ」

(2009年10月29日 読売新聞)

492チバQ:2009/10/31(土) 00:30:07
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20091030-OYT8T00077.htm
「鞆の浦」将来像見えず
裁判長期化、住民対立に拍車


観光客でにぎわう鞆の浦(奥は常夜灯、福山市鞆町で)  

高さ約7・5メートルの常夜灯前で、観光客らが記念撮影の順番を待っていた。近くでは、カップルたちが階段状の港の遺構・雁木(がんぎ)に腰掛けて、瀬戸内の穏やかな海を眺めていた。

 江戸時代の風情を残す、福山市・鞆の浦の町並みを楽しむ人波は、鞆の浦の埋め立て・架橋事業への免許交付を差し止める地裁判決が出た今月1日以降、さらに増加している。

 幕末に鞆町を訪れた坂本龍馬ゆかりの品などを展示する「いろは丸展示館」は今月に入り、いつもの2、3倍の人が来館。ボランティア観光ガイドが案内した団体客数も前年同期の1・5倍のペースだ。このため、週末は町中心部の狭い県道が対向できない車で渋滞し、路肩に避けたまま立ち往生する歩行者も目立つ。

 県道近くで商店を経営する男性(68)は「週末の客の入りは3、4倍に増えた」と歓迎する一方で、「住民が安心して歩けないし、観光客の印象も悪くなる。何とか改善策を探れないものか」と嘆く。



 事業は、鞆町中心部の交通渋滞緩和などを目指し、鞆港の沿岸約1・9ヘクタールを埋め立て、駐車場やフェリー桟橋を整備、港湾を横切る長さ179メートルの橋を架ける。反対派住民らが起こした訴訟で、地裁は「事業が景観に及ぼす影響は重大。県の調査、検討も不十分」と、知事による埋め立て免許交付の差し止めを命じ、県は判決を不服として控訴した。

 事業反対の動きは住民だけでなく、映画監督の大林宣彦さんら文化人らにも広がり、鞆で映画「崖(がけ)の上のポニョ」の構想を練った宮崎駿さんも否定的な見解を示す。世界遺産候補地を調査するユネスコの諮問機関・国際記念物遺跡会議(イコモス)も事業中止を求める決議を採択した。

 訴訟原告団の大井幹雄団長は「次の知事は高い見識で状況を見極めて控訴を取り下げ、話し合いの場を設けてほしい」と求める。



 一方、15日に控訴を発表した、県の大野宏之土木局長は「景観保全最優先の判断基準では、鞆の浦に限らず瀬戸内沿岸の全地域に話が及ぶ。官民問わず、すべての工事や事業に影響を与えかねない」と、判決が与える影響を懸念し、控訴の正当性を強調した。

 23日に鞆町の公民館で開かれた会議で、事業に賛成する住民が多数を占める鞆町内会連絡協議会の大浜憲司会長が「判決は、(交通渋滞など問題の解決に)何ら効果がない」と、県や市の担当者に訴えた。

 訴訟の長期化は、住民間のあつれきが続くことを意味する。

 「住民同士のいさかいにストレスを感じるし、今のままでは鞆の将来の青写真も見えない。何とかならないものか」。鞆町で飲食店を営む女性(64)はこう言ってため息をついた。(終わり)

 (この連載は澤本浩二、平井宏一郎、野中明子、小井国春、石原敦之、向井友理が担当しました)

(2009年10月30日 読売新聞)

493チバQ:2009/10/31(土) 00:33:37
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20091029ddlk35010372000c.html
県都は今:山口市長選/上 観光 見えない合併効果 /山口
 ◇温泉体験館に財政難の壁
 「4年前に合併したはずだが……」。4月に旅行会社からの出向で、山口市が出資する財団法人「山口観光コンベンション協会」の常務に着任した鈴木克彦さん(54)は、観光事業の管轄エリアを聞き、耳を疑った。

 小郡、秋穂、阿知須、徳地の4町が旧山口市と合併したのは05年。なのに、管轄地域は「旧山口市」に限定されていた。調べると、小郡、阿知須に観光協会は元々なかったが、残り2町の観光協会は独自に存続し、コンベンション協会に加盟すらしていなかった。「名所は増えたのに、スクラムを組んだ売り込みができていない」

 鈴木さんは、来年1月に市とリンゴの産地・阿東町との合併協議が進む中、これを機に広域観光の連絡協議会を立ち上げようと計画。湯田温泉を軸に、車エビの養殖で有名な秋穂や、山村体験公園「重源(ちょうげん)の郷(さと)」がある徳地などとの連携を−−と構想を広げている。

  ◇   ◇

 だが、軸と期待される湯田温泉も苦戦が続く。約600年の伝統があり、約30軒のホテル・旅館が並ぶ温泉街だが、宿泊客数は01年の年間約68万人に比べ、08年は約58万人と10万人も減少した。

 「合併効果は見えない。九州新幹線(博多−鹿児島中央間、11年3月開業予定)の開通で、東からの客足が県自体、素通りになるかもしれない」

 湯田温泉旅館協同組合理事長の宮川力さん(68)は危機感を募らせる。起死回生策として旅館業者や町内会でつくる「湯田温泉まちづくり協議会」は6月、市に対し、地元に「温泉体験館」の建設を提言した。2階建て施設に足湯や湯煙発生装置、ギャラリーを盛り込んだ。事業費8400万円で市が建設し、民間でつくる指定管理者が市から委託費を受けて運営する「公設公営」方式を求めた。

 しかし、市側はこの方式に難色を示した。今月8日、協議会に示した代案には温泉体験館は消え、足湯や観光案内板を設置した簡易な屋外施設になっていた。担当の児玉達哉・市企画経営課長は「採算性を考えると、市の公営でやれるかどうか、調整が必要だ」と歯切れは悪い。宮川さんは「『沸かし湯じゃないの?』と疑うお客もいる。ちゃんと温泉を紹介するシンボル的な公益施設が必要」と要望を続ける意向だ。

 合併で、市の一般会計予算規模(09年度当初約671億円)は旧市の1・5倍に増えた。一方、借金である市債残高(特別会計含む)も1296億円=昨年度末=に上り、住民が願う活性化策を打つにも財政的な限界が立ちふさがる。

 市総合計画(期間・08〜17年度)では、市内の年間観光客数を06年327万人、12年330万人、17年は350万人と右肩上がりの目標を掲げる。だが、事業項目には「観光資源の充実」「観光情報の発信」などと抽象的な言葉が並ぶ。合併効果を生かそうとする具体策は乏しい印象だ。限られた財源の中、官民共同の知恵を絞る総合力が問われている。

   ◇  ◇

 山口市長選は11月1日告示、8日に投開票される。県都が抱える課題を探った。

〔山口版〕

494チバQ:2009/10/31(土) 00:34:24
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/archive/news/2009/10/30/20091030ddlk35010551000c.html
県都は今:山口市長選/下 中心商店街 跡地再開発遅れも /山口
 ◇急ぐ行政と不安の入店者
 山口市のJR山口駅に近い中心商店街の一角に、ぽっかりと広大な空き地が広がる。9年前、閉店した地場スーパー・アルビの敷地跡地(約2800平方メートル)だ。集客の核とすべく、1月、市出資の第三セクター・街づくり山口と地元の商店街組合が、共同で運営する2階建て商業施設「やまぐちマーケットプラザ(仮称)」の建設を発表した。「この辺りにはアルビと『ちまきや』(08年に閉店。現山口井筒屋)があって、昔は買い物客でにぎわってました」。近くの酒店店主の男性(75)は完成を心待ちにしている。

   ◇  ◇

 だが、入店予定者との交渉は長引き、当初見込んだ「来年秋開店」は遅れる見通しが出ている。

 プラザ(延べ床面積2600平方メートル)2階は飲食店で、隣接する古民家や土蔵も改修してイベントに活用し、公益的な集客施設に整備する。1階には、アルビ跡地から北へ約200メートル離れ、築50年と老朽化が進む川端・公設両市場の約15店舗を移転させ、市場跡地にはバスの乗り換え場などを再整備する計画だ。市場について「防災上も取り壊しはやむを得ない」(市都市整備部)との考えで、お年寄りや、子どもが安心して歩ける街づくり構想との「二重の効果」を狙う。

 「『絶対反対』という訳じゃない。大きな借金をして移ったのに『あっと言う間に閑散とした』というんじゃ、やれん」

 川端市場協同組合長で鮮魚店主の松西恭英(やすきよ)さん(61)は市場関係者の揺れる思いを代弁する。松西さんによると、プラザの家賃は現在の5倍に上がり、移転に伴い新たに購入した冷蔵庫などへの市の補償は総額の2割。例えば、設備費に2000万円かかっても、補償は400万円で残りは自己資金だ。長引く不況の中、重い負担が二の足を踏ませている。

 郊外への大型店舗出店やバブル経済崩壊で中心市街地の小売業の年間販売額(衣料、食料関係)は、96年の141億4900万円から03年の107億3100万円と、7年間で34億円減った。市は旧市内の中心市街地を商業集積地や交流拠点と位置づけ、11年度までに再開発や空き店舗対策などの活性化策を集中させる計画。その11年度に小売業の年間販売額を約110億円に盛り返す目標を掲げる。

 野村和司・市都市整備部次長は「衣料品販売などが強い現在の商店街に、市場の魅力を加えることで相乗効果が見込める」と強調する。だが、市場の松西さんは「移転しても、しっかり商売が続けられるように腰を落ち着けて交渉したい」と願う。

 「にぎわいを取り戻したい」との思いは同じだが、来年度内にプラザの完成を目指す行政側と、厳しい現実に不安を募らせる商店主との溝は埋まっていない。(この連載は中尾祐児が担当しました)

〔山口版〕

495チバQ:2009/10/31(土) 11:52:46
http://mytown.asahi.com/kagawa/news.php?k_id=38000000910300003
観音寺ダブル選前に(上)
2009年10月30日


9月に使用が開始された柞田小の校舎=観音寺市柞田町


人員削減が進む豊浜支所。効率化の半面、市民との距離が広がるとの懸念の声も=観音寺市豊浜町和田浜

 真新しい校舎から子どもたちの元気な声が響いている。観音寺市柞田町の市立柞田小学校の新校舎は7月に完成したばかりだ。3〜6年の児童が授業を受けている。「学校が明るくなった」「きれいなロッカーで整理整頓をするようになった」。保護者たちの評判も上々だ。


 それまでの校舎は築約50年たち、歩くと床がギコギコと鳴るほどだった。市は07年に改修に着手。総事業費11億3200万円のうち6億円を、大野原町(当時)、豊浜町(当時)との合併特例債でまかなった。特例債は発行額の7割が国からの交付税だ。


 15年度までに活用できる特例債は約207億円あり、国からの交付は140億円余りにのぼる。市は特例債を使って、斎場を建設し、中部中学校の全面改築も進めている。


    ◇   ◇


 「新しいものをつくりながら財政健全化も進んでいる。合併の成果の一つだ」。矢野道夫総務部長は指摘する。合併した4年前、市財政は借金にあたる市債残高が約275億円にのぼっていた。貯金にあたる基金残高は33億円たらずしかなかった。


 市税収入を上回るほどだった観音寺競輪は客離れから売り上げが減少し、04年度に4億1千万円の赤字(単年度)に陥った。累積債務は06年度時点で、約17億円まで膨らんだ。開催日数を70日から37日に減らし場外の競輪券発売で収益を上げ、07年度の単年度収支は4年ぶりに黒字に転じたものの、苦しい営業が続いている。


 合併後の4年間で、市は新規採用を抑え、希望退職者を募るなどして640人いた職員を95人減らし、約3億8千万円の人件費を削減した。事務事業の民間委託なども進め、市全体では07年度末に掲げた目標額を約2億円上回る22億3千万円を削減した。


 山田、花稲、丸井、箕浦、高須賀の5工業団地の企業誘致は完了し、08年度の固定資産税は3億7千万円にのぼる。基金残高は合併当初より10億円増えて約43億円となり、財政の豊かさを示す財政力指数は0・72(県内5位)になった。


    ◇   ◇


 「合併」はバラ色なのか。観音寺と一緒になった大野原、豊浜の人たちには複雑な思いもある。
 豊浜支所(旧豊浜町役場)。3係を15人の職員で対応している。専門外の知識も必要となり、職員の一人は「負担は増すばかりだ」とため息をつく。かつては窓口で住民らとゆっくり話し合うなどコミュニケーションがとれた。住民にとって「何かあれば役場に相談」という所ではなくなりつつある。


 自治会や婦人会などへの補助金削減も不満の種としてくすぶる。合併前、豊浜町では1世帯当たり2300円、大野原町では2095円の補助金が計算上支払われていた。合併後の見直しで、豊浜町と大野原町は1200円に減額され、旧観音寺市は逆に320円が1千円と約3倍に上がった。「祭りができない」「会費を上げなければ……」といった声も漏れる。


 「合併したが、『ええことひとつない』なんて声をよく聞く……」。旧豊浜町長で、地域の街づくりに取り組む「豊浜会議」会長の佐伯文男さん(64)はつぶやく。


    ◇   ◇


 観音寺市長選、市議選が11月1日に告示、同8日に投開票される。05年の合併から4年。現状や課題を探る。

496チバQ:2009/10/31(土) 11:53:12
http://mytown.asahi.com/kagawa/news.php?k_id=38000000910310003
観音寺ダブル選前に(下)
2009年10月31日


拡幅工事が進む柳町通商店街。工事を機に閉店する例も少なくない=観音寺市観音寺町


閉店前の観音寺サティ=9月18日、観音寺市坂本町5丁目

 市中心部の柳町通商店街でいま、道路の拡幅工事が進んでいる。


 自動車での移動が主流になった社会では、道幅が狭い商店街に人が集まらない――。道路拡幅はそんな状況を打開するためだ。


 80年代の最盛期、アーケード街には80店舗以上が並んでいた。夏場の毎週土曜に開いていた夜市では、歩くのも困難なほどだった。


 だがマイカー移動が主流になり、徐々に人の波は遠のいていく。急激に進む高齢化もあり、工事を始めた03年の時点では40店舗に半減した。工事をきっかけに閉店した店も少なくない。同商店街で40年以上店を開いていた男性(75)は「残っているのは私みたいな70代ばかり。今が50代ぐらいなら工事してもらって、もう一度頑張ろうとも思うだろうが……」とため息をつく。今の売りつくしセールを最後に店をたたむつもりだ。


    ◇   ◇


 「住民ニーズに的確に対応したまちづくり」「地域特性を生かした活力ある地域の形成」……。合併直前に合併協議会が作成した住民向けのパンフレットにはこんな文言が並ぶ。合併は「活性化」の起爆剤になるとの期待があった。だが、駅前や商店街の再開発は進んでいない。昨年以降、そこに急激な景気後退の波が襲ってきた。


 先月末、採算性の低さなどを理由に市郊外、同市坂本町5丁目にあった観音寺サティが閉店した。89年に前身のニチイがオープン。ファッションやグルメなど23専門店をそろえ、850台収容可能(当時)な駐車場があった。開店時、商店街には客が奪われるという不満はあったが、遠方から買い物客を呼び込むという側面もあった。閉店により、綾川町や三豊市にできた大型商業施設への人の流れが加速する。


 中心市街地の不振は、市の経済全体に影を落とす。観音寺商工会の加盟企業は約1200社あるが、ここ数年は年間30〜50社が廃業している状況だという。同会議所の島一会頭(71)は「駅周辺も活況がなく、市の中心地がどこなのかもわからない。公共駐車場の設置などインフラ整備を積極的に進めて欲しい」と求める。


    ◇   ◇


 「陰り」は市の中心産業の農業でも深刻だ。観音寺市はレタスやタマネギの出荷量が県内の半分以上を占める有数の農業地帯だが、06〜08年度の3年間で農家は約120人減った。どうやって歯止めをかければよいのか、特効薬は見あたらない。


 「田んぼ使ってくれんかなあ……」。知人と2人で農家を辞めた人の田を借りて米や麦なども栽培する同市古川町の養鶏農家の男性(52)は、こんな相談をよく受ける。高齢化が進み周囲で毎年2、3軒の農家が辞めていくという。山手側の小さな田はいまは荒れている。(連載は小林一茂、伊勢剛が担当しました)

497名無しさん:2009/11/01(日) 10:41:17
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tottori/news/20091031-OYT8T01077.htm

民主「参院選の前哨戦」
鳥取市長選 出馬表明の砂場氏推薦
 民主党の推薦を受け、元朝日新聞記者の砂場隆浩氏(46)が31日、出馬を表明した来春の鳥取市長選。民主党は、前々回は自民党と相乗りで当時の現職を推薦、前回は自主投票だったが、政権与党となった今回、来夏の参院選をにらんで独自候補の擁立にいち早く動き、基盤固めを急ぐ姿勢を鮮明にした。出馬表明は3人目で、〈県都決戦〉は今後、各政党の思惑をはらんで一気に加熱しそうだ。

 砂場氏の推薦はこの日、倉吉市内で開かれた民主党県連の常任幹事会で正式に決まった。

 砂場氏は幹事会であいさつした後、川上義博・県連代表と記者会見。「財政が悪化する中、イベント中心の市政を続けていいのか疑問だ。県外企業の誘致ではなく、地元企業を支援して雇用を増やし、子や孫を安心して育てられるまちにしたい」と抱負を述べた。

 出馬の経緯について「地域の自立をテーマに取材してきた経験を評価してもらい、『立候補しないか』と複数の人から声をかけてもらった」と説明。民主党の推薦には「先の衆院選のマニフェストに地域主権を確立して自主財源を増やすことが掲げられており、考えが一致した」と述べた。

 今後、市民の意見を取り入れながらマニフェストをつくり、後援組織づくりも急ぐという。

 民主党県連は、来夏の参院選鳥取選挙区で新人の擁立を既に決めており、川上代表は「県都市長選は極めて重要。参院選の前哨戦に位置付け、勝利したい」と強調した。

 砂場氏は福岡市出身で、広島大卒業後、朝日新聞社に入社。鳥取総局や東京本社社会部などで勤務し、同総局次長だった10月13日付で退社した。

 一方、前回、公明党とともに現職の竹内功氏(57)を推薦した自民党の山根英明・党県連幹事長は、砂場氏の出馬に対し「多様な候補が競うことで、市に活力が生まれるのは良いこと」とコメント。今のところ、自民党県連内に独自候補擁立の動きはなく、「今後、竹内氏から推薦依頼があれば、内部で協議する」としている。

 このほか共産党東・中部地区委員会が、市民団体とともに候補の人選を急いでいる。

 鳥取市長選にはこれまで、3選を目指す竹内氏、2005年の衆院選に鳥取1区から民主党公認で立候補、落選した行政書士早川周作氏(32)が出馬を表明している。

(2009年11月1日 読売新聞)

498名無しさん:2009/11/01(日) 11:04:35
http://www.nnn.co.jp/news/091101/20091101011.html

砂場氏出馬へ 鳥取市長選、民主が推薦
2009年11月01日

 任期満了に伴う来春の鳥取市長選に、元朝日新聞記者の砂場隆浩氏(46)=鳥取市弥生町=が31日、出馬を表明した。民主党県連(川上義博代表)は同日、倉吉市内で常任幹事会を開き、推薦を決定した。砂場氏は会見で「子どもの笑顔が輝く街にしたい」と語り、無所属で立候補する意向を示した。


砂場隆浩氏
 砂場氏は同党の地域主権に賛同し、10月18日に県連に推薦を依頼したと説明。「書くだけの力では限界を感じた」と出馬理由を話した。

 現市政については「計画性もなく事業を進め、財政を悪化させている」と批判。企業誘致に疑問を投げ掛け、「まずは地元の企業を大切にして雇用を増やしたい」とした。

 また、歴史的建造物や文化を生かす街づくりを強調。「全国の民芸作家を誘致し、仕事をするようになれば一級の観光地になる」と述べた。

 県連は近く、支持団体の連合鳥取や市議会会派などに支援を要請。川上代表は「地方を見る目が濃く、政策面で現市長を凌駕(りょうが)する」と評し、同市長選を参院選の前哨戦と位置付けた。

 砂場氏は福岡県出身。広島大学法学部卒業後、1988年に朝日新聞入社。米子支局長、鳥取総局次長を経て、10月13日付で辞職している。

 同市長選には、現職の竹内功市長が9月議会で出馬を表明。元民主党県連副代表で東京都在住の行政書士が出馬の動きを示しているほか、共産党も人選を進めている。

499チバQ:2009/11/01(日) 13:39:24
http://www.47news.jp/CN/200910/CN2009103101000662.html
亀井氏が元自民県議応援 広島知事選、ダブルねじれ
 国民新党代表の亀井静香金融・郵政改革担当相(衆院広島6区)は31日地元入りし、激戦となっている広島県知事選に出馬した元自民党県議の女性候補の応援に駆け回った。

 亀井氏が「個人」として支援するのは河井案里氏(36)。国民新党が連立を組む民主党の県議の多くは対立候補の元通産官僚湯崎英彦氏(44)を推している上、河井氏の夫で自民党衆院議員(比例代表中国ブロック)の克行氏は郵政民営化に賛成した経緯があり、いわば「ダブルねじれ」の格好だ。

 亀井氏周辺は、河井氏が告示前に自民党を離党し、民主党も独自候補を擁立しなかったことなどを理由に挙げている。

 三原市の事務所で31日開いた国政報告会。亀井氏は「利害損得で動かない、人間として大事なものを持った候補。ぜひ当選してほしい」と、隣の河井氏にエールを送った。2日間で計11カ所を一緒に回る予定だ。

 同知事選は11月8日投開票で新人5人が争い、共産党公認候補を除く4人が無所属。民主、自民、公明、社民の各党は自主投票を決めた。県議会の6割を占める自民党は河井氏と湯崎氏の支援で分裂している。

 湯崎氏は31日、亀井氏のおひざ元の尾道市に乗り込み「16年ぶりの新知事は前向きな広島をつくらなければならない」と街頭演説。ほかに共産党県委員長村上昭二氏(62)、元県議柴崎美智子氏(54)、学習塾経営川元康裕氏(42)が立候補している。

2009/10/31 21:51 【共同通信】

500とはずがたり:2009/11/01(日) 18:12:18

頑張れ湯崎。亀井なんかに遠慮してないで前原だの仙谷だの投入できないのかね,民主県政会の連中は。
其れは兎も角民主商工会みたいだし民主県政会よりも民主党・県民連合みたいな会派名に出来ないのかねぇ

広島知事選は湯崎、河井両氏接戦 終盤情勢
http://www.47news.jp/CN/200911/CN2009110101000350.html

 8日投開票の広島県知事選は終盤に入り、新人5候補のうち元通産官僚湯崎英彦氏(44)と元県議河井案里氏(36)が接戦を繰り広げ、共産党県委員長村上昭二氏(62)、元県議柴崎美智子氏(54)、学習塾経営川元康裕氏(42)が追う展開となっている。村上氏を除く4人は無所属で、政党の推薦や支持はない。

 湯崎氏は、連合広島に加え、今期で引退する藤田雄山知事(60)に近い自民党系最大会派と民主党系会派が支援。瀬戸内の自然を観光資源とした「海の道1兆円構想」を掲げ、地元企業も回る。

 河井氏を推すのは、藤田知事に批判的な自民党系別会派や、国民新党代表の亀井静香金融・郵政改革担当相。「最年少の女性知事」を目指し、女性票の取り込みを図る。

 ただ両氏の知名度はまだ上がらず、目立った争点もないため、盛り上がりに欠けている。投票率は過去最低だった前回の27・14%を上回る見込みだが、態度を決めていない有権者も多く、選挙戦の行方を左右しそうだ。

 村上氏は「雇用・福祉対策の充実」、柴崎氏は「企業誘致による活性化」、川元氏は「景気、雇用回復のための積極投資」をそれぞれ訴える。
2009/11/01 17:44 【共同通信】

501チバQ:2009/11/02(月) 00:31:26
http://www.47news.jp/CN/200911/CN2009110101000535.html
倉吉市長は辞職の長谷川氏 新斎場建設めぐる出直し選
 新斎場建設の是非をめぐる前市長辞職に伴う鳥取県倉吉市長選は1日投票、即日開票の結果、無所属の前市長長谷川稔氏(62)が、いずれも無所属新人で前副市長増井寿雄氏(62)、元市議川部洋氏(44)を破り、3回目の当選を果たした。投票率は64・66%で過去最低。

 長谷川氏の任期は、公選法の規定により2期目の残り2010年4月10日まで。

 長谷川氏は新斎場の建設場所をめぐり住民らと対立したことから「民意を問いたい」と9月に辞任し再出馬。新斎場建設問題に争点を絞り、市議時代からの支持者である高齢者や女性など幅広い支持を集めた。

 増井氏は長谷川氏の市政運営の問題点を指摘、産業振興や子育て支援を掲げたが及ばなかった。川部氏は市役所改革を主張し、若年層に浸透を図ったが伸び悩んだ。

 新斎場の建設予定地は、スポーツ広場を目的に贈与された土地だったため、元地権者らが「斎場が建設されるなら贈与はしなかった」と土地の明け渡しを求め、鳥取地裁に提訴するなど建設は難航していた。

2009/11/01 22:52 【共同通信】

502チバQ:2009/11/03(火) 02:26:30
http://www.nnn.co.jp/news/091102/20091102032.html
倉吉市長 長谷川氏3選 増井、川部氏振り切る
2009年11月02日

◇倉吉市長選開票結果(選管確定)
当10987 長谷川稔 62 無前
  9730 増井寿雄 62 無新
  5795 川部 洋 44 無新

 今回の選挙では、9月15日に長谷川氏が新斎場建設問題の「民意を問う」として市長職を辞職し、出直し選への立候補を表明。川部氏、増井氏も相次いで立候補を表明し、三つどもえの激戦が繰り広げられた。

 選挙戦では、今後の新斎場建設の進め方や低迷する市の経済の建て直し、重点課題の「若者定住化促進」などが争点となった。

 長谷川氏は、辞職に対する批判が逆風となって吹く中、これまでの政治活動で築いた強固な「個と個」のつながりと知名度を生かした草の根型選挙を展開。主張を「新斎場問題の建設」一本に絞り、建設の必要性を粘り強く訴えた。

 増井氏は、全小学校区単位に張り巡らせた後援会支部を軸に組織型選挙を展開。地元経済人や県議、市議などの支援も受けたが、届かなかった。

 川部氏は、地元後援会がフル回転して支え、市役所改革や小学校区単位のまちづくりを訴えたが、全市的な知名度不足は否めず、涙をのんだ。

 今回は出直し選とあって有権者の関心は高かったものの、有権者にとって争点が分かりにくく、雨の影響もあって投票率は伸びず、選挙戦となった2002年の73・38%を8・72ポイントも下回った。当日有権者数は41382人。

 長谷川 稔氏 倉吉東高卒。倉吉市議を5期、県議を2期務め、2002年の市長選で現職との一騎打ちを制し初当選。06年には市制初の無投票再選を果たした。62歳。倉吉市小田。

http://www.nnn.co.jp/news/091102/20091102033.html
「新斎場」正念場これから 長谷川氏「絆」築けるか
2009年11月02日

 新斎場の必要性を粘り強く訴えた長谷川稔氏(62)に、倉吉市民は同調した。主張を斎場問題に絞ったことが功を奏し、市民の意識は高まった。しかし元々、新斎場は住民待望の施設で、新人2氏に投じられた反対票は長谷川氏の得票を上回り、「民意」を得たと言えるかは疑問が残る。建設予定地の住民とのしこりも残ったままで、問題の本質は何も変わっていない。


当選を決め、支援者と笑顔で握手を交わす長谷川氏(左から2人目)=1日午後11時、倉吉市上井町1丁目の選挙事務所

 長谷川氏の辞職をめぐっては、市民の間で疑問と批判が噴出した。逆風の中での選挙戦となったが、32年間の政治活動で築き上げた「個と個」のつながりは組織以上の固さで長谷川氏を支えた。

 投票率は、これまでで最低だった1994年3月の68・38%を下回る64・66%となった。これは、長谷川氏の仕掛けた一点突破型選挙の分かりにくさが、有権者の投票意欲をそいだことも要因の一つと言える。

 本当の正念場はこれからだ。新斎場問題は、建設予定地周辺でも賛成意見はあるが、辞職の理由としたことで反対住民の長谷川氏に対する不信感は、選挙前より増している。

 また、長谷川氏は選挙期間中、「斎場問題で一部執行部の執拗(しつよう)な抵抗があった」と公然と職員を批判した。市職労は今回、前副市長を支持し、表面化していた確執は決定的となった。財政や若者定住などの課題が山積する市政がうまく機能するか、不安が残る。

 長谷川氏は「残りの任期で斎場問題の道筋をつける」と力を込めるが、その「道」は決して平たんではない。支援者との間に築かれた「絆(きずな)」を、反対住民や市職員との間にも築くことができるか、政治姿勢が注目される。

503チバQ:2009/11/03(火) 02:58:02
http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000600911020001
火花散る応援合戦
2009年11月02日





知事選候補の応援でマイクを握る国会議員=広島市内

■「代理戦争」批判も/投票まで1週間


 知事選(8日投開票)も折り返し点を過ぎ、各候補は支持拡大に躍起だ。特定候補を応援する国会議員や県議の姿が目立ち始めた。動きのなかった民主党国会議員も、1日から候補の隣でマイクを握る。雨のラストサンデーに各候補の応援模様を探った。


 「ここに本人がいます。どうぞ顔を見てやってください」。民主党衆院議員の菅川洋氏が1日、広島市中区の繁華街で声を張り上げた。湯崎英彦候補(44)を応援する。この日は他にも、民主党衆院議員の松本大輔氏や空本誠喜氏らが、それぞれの選挙区で湯崎候補支持を訴えた。


 県議の動きも活発だ。知事与党の自民刷新会議や民主県政会のメンバーは、選挙カーの先導や応援演説を持ち回りで担当する。林正夫議長も、湯崎候補のイメージカラーの衣装を着込み、支援を徹底。「ぜったいに負けられない」と語気を強める。


 河井案里候補(36)には、亀井静香・郵政金融改革相がつく。10月30日夜を手始めに、河井候補は亀井氏が1日まで計12カ所で開いた国政報告会に出席。知事野党の自民党議員会などの県議や若手市議らも遊説に同行し、集会を開くなどして支援している。
 林議長と反目する檜山俊宏元議長も、あいさつに立っては河井候補の支持を訴えている。県議会の対立構造を「コップの中の争い」と批判する河井候補だけあって、檜山氏の秘書は「できるだけ裏方に徹している」と気遣う。


 こうした中、「候補の中で一番しがらみがないのは私だ」と話すのは川元康裕候補(42)。湯崎候補と河井候補について、「まるで(檜山)元議長と(林)現議長の代理戦争のようだ」と批判する。


 柴崎美智子候補(54)は、知事は議会会派と一定の距離を保つべきだとし、「新しい県政では、県と議会との関係を正常に戻し、県民のための政策立案をしなければ」と強調。応援は受けていない。


 共産党公認の村上昭二候補(62)は、同党の県議や複数の市議らが、それぞれの選挙区で演説などの活動を支えている。国会議員も応援に駆けつけ、党の勢力を結集して支持拡大を図る構えだ。

504チバQ:2009/11/03(火) 11:56:27
http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000000911030001
湯崎氏40代以上に浸透/河井氏追う
2009年11月03日

 8日投開票の知事選について、朝日新聞社は10月31日と11月1日、県内有権者への情勢調査を実施した。元通信会社経営の湯崎英彦候補(44)が、元県議の河井案里候補(36)を一歩リードする展開だが、投票態度を明らかにした人は全体の約4割にとどまり、情勢が変わる可能性もある。有権者の回答内容から、政党支持や年齢などの項目別に、支持傾向を分析する。(鬼原民幸)
 投票態度を明らかにした人の回答を対象に分析した。
 支持政党別にみると、県議会の民主系会派の支持を受ける湯崎候補は、民主支持層の約5割を固めたほか、支持政党無しと答えた人のうち4割強の支持を得た。ただ、自民系の最大会派と政策協定を結んでいるにもかかわらず、自民支持層の支持は3割強にとどまっている。
 年齢別にみると、湯崎候補は40代以上に浸透している。特に女性全体の支持では、河井候補を引き離した。県内地域ごとの支持模様をみると、広島市や福山市で約4〜5割の支持を固めて優位に立つ。
 元自民県議の河井候補は逆に、自民支持層の4割強を取り込んだ。また、民主支持層の3割強にも食い込んだほか、応援を受ける亀井静香・国民新党代表が地盤とする県北部を含む地域などで支持を広げている。しかし、自身の地元(広島市安佐南区)などを含む都市部では、3割前後の支持にとどまるなど、トータルでは湯崎候補に及ばず、追う展開となっている。
 男女別にみると、男性全体の支持率で湯崎候補をわずかに上回った。年齢別では30代以下の若年層、職業別では自営業者層から厚い支持を得ているが、事務・技術職層や主婦層では、湯崎氏に先行を許している。
 学習塾経営の川元康裕候補(42)は、40代からの支持が比較的厚めだ。共産党県委員長の村上昭二候補(62)は、共産支持層を固めた。元県議の柴崎美智子候補(54)は、農林漁業者層に比較的支持されている。ただ、いずれも湯崎候補と河井候補に大きく差をつけられており、支持拡大に懸命だ。
      ◇
 知事選への関心は高まっているのか。「大いに関心がある」と答えたのは全体の19%にとどまり、「少しは関心がある」は54%だった。
 投票については、「必ず行く」55%、「できれば行きたい」30%、「行かない」12%だった。「必ず行く」と答えた人は、60代以上では6割を超えている。


《調査方法》10月31日と11月1日、コンピューターで無作為に作成した番号に電話をかける「朝日RDD」方式で、県内の有権者を対象に調査した。世帯用と判明した番号は1505件、有効回答は1059人。回答率70%。

505チバQ:2009/11/03(火) 11:57:09
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200911020073.html
湯崎氏と河井氏先行 広島知事選、本社世論調査 '09/11/2

--------------------------------------------------------------------------------


 新人5人が立候補した広島県知事選(8日投開票)で、中国新聞社は10月30日〜1日の3日間、電話による世論調査を実施し、結果をまとめた。取材を加味して情勢を分析したところ、ともに無所属で、経営コンサルタントの湯崎英彦氏(44)と、元県議の河井案里氏(36)が選挙戦をリードしている。回答者の7割弱は投票する候補者を決めておらず、終盤で情勢が変化する可能性もある。

 中盤戦までで湯崎、河井両氏が抜け出す形になった。共産党公認で党県委員長の村上昭二氏(62)、無所属で学習塾経営の川元康裕氏(42)、無所属で元県議の柴崎美智子氏(54)の3人は支持が広がっていない。

 知事選への関心度は、「大いにある」「ある程度ある」と答えたのは54・8%にとどまった。16年ぶりに県政の新たなリーダーを決める選挙への関心が高まっていない現状を示した。

 投票する候補者を「決めている」「だいたい決めている」と回答したのは3割強だった。投票する候補者を決めていない層が7割弱を占め、先の衆院選時の調査に比べ約2倍に達している。調査では、「まだ決めていない」「分からない・無回答」とした7割弱に対しても、「もし今投票するとしたらどの候補者ですか」と質問。支持動向を探った。

 湯崎氏は、県議会で連携する自民党系最大会派と民主党系会派に加え、連合広島の支援を受ける。国会議員を中心に民主党県連も動き始めた。民主党支持層に浸透し、県内全域で幅広い年代から支持を集める。

 河井氏は、県議会の自民党系第2会派が支援する。国民新党の亀井静香代表(広島6区)も加勢。自民党支持層、無党派層でほぼ互角に持ち込み、国民新党支持層に食い込む。県東部や北部で支持を広げる。

 村上氏は共産党支持層は固めつつあるものの、無党派層への広がりは見られない。川元、柴崎両氏は知名度不足から苦しい戦い。

 新知事に一番期待するものは「地域の活性化」が49・9%で最も多く、「県の停滞感の打破」(17・6%)「県政の変革・刷新」(17・3%)と続く。新知事に求められる手腕や資質(三つまで回答)には、48・5%が「行動力」を上げた。

 取り組んでほしい施策(三つまで回答)は、高齢者福祉▽医療の充実▽景気対策▽教育の充実―が上位に並んだ。(城戸収)

 ▽調査の方法

10月30、31、11月1日の3日間、広島県内の有権者を対象に、コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかけるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施した。電話帳に番号を載せていない人も調査が可能で、性別、年代別など有権者の縮図となるような調査ができる。実際に有権者のいる世帯にかかったのは3687件で、うち1000人から回答を得た。


http://www.47news.jp/CN/200911/CN2009110101000350.html
広島知事選は湯崎、河井両氏接戦 終盤情勢
 8日投開票の広島県知事選は終盤に入り、新人5候補のうち元通産官僚湯崎英彦氏(44)と元県議河井案里氏(36)が接戦を繰り広げ、共産党県委員長村上昭二氏(62)、元県議柴崎美智子氏(54)、学習塾経営川元康裕氏(42)が追う展開となっている。村上氏を除く4人は無所属で、政党の推薦や支持はない。

 湯崎氏は、連合広島に加え、今期で引退する藤田雄山知事(60)に近い自民党系最大会派と民主党系会派が支援。瀬戸内の自然を観光資源とした「海の道1兆円構想」を掲げ、地元企業も回る。

 河井氏を推すのは、藤田知事に批判的な自民党系別会派や、国民新党代表の亀井静香金融・郵政改革担当相。「最年少の女性知事」を目指し、女性票の取り込みを図る。

 ただ両氏の知名度はまだ上がらず、目立った争点もないため、盛り上がりに欠けている。投票率は過去最低だった前回の27・14%を上回る見込みだが、態度を決めていない有権者も多く、選挙戦の行方を左右しそうだ。

 村上氏は「雇用・福祉対策の充実」、柴崎氏は「企業誘致による活性化」、川元氏は「景気、雇用回復のための積極投資」をそれぞれ訴える。

2009/11/01 17:44 【共同通信

506チバQ:2009/11/04(水) 21:52:41
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000000911040004
休日の街 3候補走る 【県都はいま】
2009年11月04日

  8日の投開票に向けて、現職、新顔3氏による舌戦が続く山口市長選。祝日の3日、候補者3人は人出の多い商業施設、街頭などを走り回って支持を訴えた。


  無所属新顔の尾上頼子氏(41)は山口市小郡下郷の自宅近くから遊説をスタート。午後には秋穂、阿知須地区に入り、有権者に向かって手を振るなどして支持を訴えた。夕方には帰宅時間を迎えて通行量が増えた国道9号沿いで演説。「私は以前、パート労働で非正規雇用の苦労も味わった。いま市政に求められているのは市民感覚を持ったリーダーではないか」と車に向かって呼びかけた。


  無所属新顔の伊藤青波氏(55)は小郡地区の大型ショッピングセンターで、買い物客に向かって市民税の減税で民間の活力を引き出すとの持論を展開。阿知須地区では祭りの会場も歩いた。豪雨災害で断水を起こした朝田浄水場近くの路上では、災害に強いまちづくりを訴えるなど、行く先々で訴えのポイントを変えながら、支持を呼びかけた。夕方、再度中心部に戻って締めくくった。


  無所属現職の渡辺純忠氏(64)は午前中、豪雨災害で被害を受けた小鯖地区などを回った。まだ土嚢(どのう)が積み上げられた様子を見て「復興は一時的なもの。一刻も早い完全復旧を」と決意を新たにしたという。活性化が市政の課題となっている中心商店街では、イベント開催中のアーケード街をくまなく歩き、通行人らに握手を求め、「山口市を元気にするために、この商店街を元気にします」と訴えた。


  市選管によると、3日までに期日前投票をしたのは1267人。前回選挙の告示後2日間の約1・6倍にあたる。期日前投票は総合支所で7日まで、大殿、白石、湯田を除く旧市内の地域交流センターで4〜6日に受け付ける。

507名無しさん:2009/11/05(木) 20:11:29
http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20091105ddlk34010580000c.html
広島が変わる:09知事選 終盤情勢 5氏、浸透に懸命 分裂選挙、構図複雑 /広島
 8日に投開票される知事選は、最終盤を迎えている。立候補した新人5人のうち、元通信会社副社長の湯崎英彦氏(44)と前県議の河井案里氏(36)が軸となり選挙戦が進む。共産党県委員長の村上昭二氏(62)、学習塾経営の川元康裕氏(42)、前県議の柴崎美智子氏(54)は、街頭演説などで知名度向上を目指す。国政で与党を組む民主と国民新で対応が分かれ、自民の県議会会派が分裂するなど有権者にとって分かりにくい構図となっている。【加藤小夜、井上梢】

 ◇湯崎・河井氏を軸に 村上・川元・柴崎氏もフル回転
 湯崎候補は、県議会の親知事会派「自民刷新会議」、「民主県政会」のほか連合広島などと政策協定を結び、県内全域で活動を展開。演説会では3者が並んで支援する姿が目立つ。先月末からは民主党の国会議員も後援会に支持を呼びかけたり、「知事にふさわしいのは湯崎候補以外にいない」と応援演説するなど、前面に出始めた。湯崎陣営の関係者は「有権者の反応は良くなってきたが、まだ横一線だ」と引き締めを図る。

 河井候補は国民新党の亀井静香金融・郵政担当相の支援の下、県北・東部を中心に支持拡大を狙う。亀井氏は先月30日〜今月1日に12カ所で開いた国政報告会に河井候補を招き「東京では私、広島では案里さんに頑張っていただき、日本を変えよう」と呼び掛けた。「自民党議員会」の県議や若手市議らも積極的に支援。各地での街頭に立つほか、後援会を中心に支持固めを図っている。陣営は「今後は、どんどん街頭に出て行きたい」と語る。

 共産公認の村上候補は、党所属の国会議員や県議、市議らと各地で遊説を展開。地区ごとで組織票固めに努める。鞆の浦埋め立て・架橋計画の中止のほか、福祉・雇用の充実を訴え、無党派層への浸透も目指している。

 川元候補は「(現行の県政と)しがらみがないのは私だけ」と訴え、元参院議員の大仁田厚氏と街頭演説するなど知名度アップに懸命だ。

 柴崎候補は「県民の豊かな暮らし実現」を主張し、家族などが中心となって各地を回り、政策を訴えている。

508名無しさん:2009/11/06(金) 00:35:22
保守系(?)3会派の違いが分からない・・・。地域割りでも、安倍派・林派でもないようだし。
市議会会派→志誠会・関政クラブ・清流21(保守系)・市民連合(労組系)・公明党・共産党
ほかに無所属が1人(新左翼)
----
下関市議会、定数4減「34」に 11年から適用
http://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/news/digest/2009/1103/5.html
 下関市議会は2日、議会改革に関する調査特別委員会(林透委員長、10人)を開き、議員定数を現行の38から4
削減して34にすることを決めた。早ければ来年の3月議会で条例改正を行い、2011年の任期満了(2月12日)に
伴う市議選から適用される。

 議員1人当たりの年間経費は議員報酬や政務調査費などで約1100万円という。関谷博議長は「財政難もあり、1
割以上の削減が望ましいと考えていた。精鋭の議会として頑張りたい」と話している。

 下関市は2005年2月に旧1市4町が合併。議員定数は合併協議で46と決めた。合併当初は在任特例で105人が
在籍。しかし、同年10月の国勢調査で人口30万人を切ったため、06年3月30日から法定上限数の38に変更され、
07年2月に前回の市議選が行われた。

 定数4削減は6会派のうち5会派が支持。共産党は「合併で面積が広くなった下関市の実態に応じて決めるべきだ。
報酬をカットしてでも議員定数は削減すべきでない」と主張した。

 同特別委は議員定数など5項目を審議。同日は12月議会で行う委員長報告の内容をまとめた。議員報酬は正副
委員長手当削減の是非を両論併記し、費用弁償は交通費の実費支給とし、政務調査費は現行通りとすることなどを
決めた。

509チバQ:2009/11/06(金) 23:41:48
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagawa/news/20091105-OYT8T01316.htm
参院選にらみ各党注視 観音寺市議選
 26人が立候補し、8日に投開票される観音寺市議選(定数24)は、県内では、政権が交代した衆院選後初の選挙となる。各党の県組織にとっては衆院選後の党勢の現状をはかり、来夏の参院選を占う機会ともなっており、それぞれ票の行方を注視している。

 候補者の党別内訳は、民主3人、公明2人、社民、共産各1人、無所属19人。自民は同党県連によると公認・推薦はゼロだが、無所属現職の13人が党員という。

 民主党県連は同市議選で初めて候補者を公募、3人を公認した。衆院選の大勝で県内の国会議員は3人に増えたが、公認の県議、市町議は9人にとどまる。村上豊・県連幹事長は「衆院選での追い風は続いていると思う。この勢いで党勢拡大を目指す」と意気込む。

 国政選挙で民主と協力、鳩山政権で与党となった社民党は、前回トップ当選を果たした現職1人を擁立。奥田研二・党県連代表は「今回は底上げのチャンス。得票数を伸ばし、来年の参院選へ弾みをつけたい。そして次の市議選では複数候補を立てたい」と話す。

 衆院選で大敗した自民党。綾田福雄・党県連幹事長は「都会と違い、地域の代表を選ぶ選挙。政党選挙でない」と静観の姿勢。ただ、民主党への追い風については、「新政権発足後、財源問題などで有権者の民主党への期待感も変わりつつあるのでは」とみている。

 公明党は山口那津男代表が3日に公認候補の応援に入り、街頭演説する異例のてこ入れ。擁立した現職2人は前回上位当選したが、都築信行・県本部代表は「民主への風がやんだわけではない。今後をにらむと1票でも上乗せしておきたい」と危機感を強める。

 共産党は今回、公認候補をこれまでの2人から1人に減らしており、必勝態勢で臨んでいる。土岐一郎・県委員会書記長は「国政選挙と同じ位置づけで、何としても議席を死守する。政治と暮らしを変えたいという市民の声を得票に結びつけたい」と話す。

(2009年11月6日 読売新聞)

510チバQ:2009/11/07(土) 01:12:01
古いけど岡山市長選
http://svr.sanyo.oni.co.jp/senkyo/09_okayama/news_web/2009/08/10/20090810144105.html
県都の課題 1 政令市効果
利点を生かす施策必要

JR吉備線との交差事業が課題となっている岡山市北区西崎地区の都計道路整備予定地

 岡山市が政令指定都市になれば岡山県との二重行政を解消し、施策がスムーズに展開される―。こう期待していた三門学区連合町内会の岸本戴男会長は「政令市効果が感じられない」と不満を募らせる。

 岸本会長が指摘するのは、JR吉備線の備前三門駅西側(北区西崎地区)で、遅れている都市計画道路・米倉津島線との交差問題だ。

 岡山県は渋滞の原因となる踏切を設けず、駅周辺の吉備線を高架化、下に道路を通す立体交差事業を計画。そこに2003年、JRが吉備線の次世代路面電車(LRT)化構想を表明。複線・電化、駅を増やし、乗降しやすい低床式車両を導入するというもの。市もこの構想を推進したことから、「立体」か「平面」かの選択を迫られた。

 その後、県は計画を暫定ではあるが「平面交差」に見直した。さらに、政令市になった後は、県の道路事業がすべて移った市の主導で進められるようになり、問題解決に弾みがつくと期待された。

 しかし、LRT化について、市とJR側との協議に前進がない。経営主体や投資額、スケジュールは示されておらず、市総合政策審議会部会で有識者から「十分検討されているのか」と懸念の声が上がっている。市街路交通課は「バリアフリーのLRT化実現には、交差の最終の姿も平面にしたい」とするが、先行きは不透明だ。

最後の砦

 1572件。政令市移行に伴い県から市に移譲した事務数だ。道路行政をはじめ、福祉、教育など市民生活に密着した大半の事業を市が直接処理する。

 柱の一つが児童相談所(児相)の設置。虐待が疑われる家庭への立ち入り調査や、一時保護など子どもの命にかかわる役割を担う最後の砦(とりで)だ。岡山市は6カ所の福祉事務所内に児相のサブセンターとして「地域こども相談センター」を開設。窓口を広げ、児相の専門性確保を狙う。

 だが、保健福祉部門の業務経験が浅い職員が多い。市は6月から児相が児童の支援策を検討する会議にセンター職員を参加させ、研修を重ねている。

 県児童養護施設等協議会の高月和紘会長は「県と施設が長年の積み重ねで理解できるようになった。市が権限を使いこなし、施設と関係をつくるには時間がかかる」と話す。

“ねじれ”

 もう一つの柱は県教委から市教委に移った小中学校教員の任免権。市教委は教員を自らの判断で採用できる。しかし、今年の採用試験(7―8月)は県市合同で、筆記や面接の1次、口頭試問や実技の2次とも同じ内容。県全体の教育を考えれば県と市の連携は不可欠だが、独自色をどう発揮するかが課題だ。

 政令市に移行しても県教委の人事上の関与はなくならず、教員の給与を県が負担する仕組みは変わらない。給与負担者と任命権者が異なる“ねじれ”は生じたままだ。

 とはいえ、政令市移行は財政面でプラス効果をもたらす。本年度当初予算では48億円の余力を生んだ。移行に伴う業務増で必要となる支出よりも、新規財源などで収入が大きく増えたためだ。

 今後5年程度はこうした状態が続くとみられる。それだけに、メリットを最大限に生かさなければならず、市議会側は「政令市の権限を活用し、特色ある有効な施策の展開が求められる」と市に注文する。

     ◇

 4月に政令市に移行して初の岡山市長選は、30日告示、9月13日投票の日程で行われる。中四国の拠点都市として飛躍する大切な時期を迎えた県都の課題を検証する。


JR吉備線との交差事業が課題となっている岡山市北区西崎地区の都計道路整備予定地

(2009年8月1日掲載)

511チバQ:2009/11/07(土) 01:12:39
http://svr.sanyo.oni.co.jp/senkyo/09_okayama/news_web/2009/08/10/20090810144403.html
県都の課題 2 まちの活力
会議誘致へ機能強化を

再整備した岡山市の西川緑道公園。にぎわいを創出する仕掛けが求められる

 岡山市中心部を流れる西川緑道公園(総延長2・4キロ)。今春、市はにぎわい創出を狙いに遊歩道を拡幅したり、花時計やイベント用デッキを新設した。

 約30年前の整備から初の大幅改装となったが、「人通りは以前と変わらない。多いのはイベントがあるときぐらい」と公園沿いにある飲食店の店員。

 商業やオフィスなど都市機能を中心部に集め、公共交通や徒歩で買い物などが楽しめる「コンパクトなまちづくり」を目指す市は、西川緑道公園をJR岡山駅周辺と表町地区を結ぶ“緑の回廊”として位置づけ、再整備に力を入れている。

 だが、せっかくの都心のオアシスを生かし切るには、さらなる仕掛けが求められる。

空き店舗率最悪

 都心部の風景はここ数年で変わった。駅前には大手家電量販店が進出。全面改装した駅構内には約90の専門店が入る商業ゾーンが誕生した。しかし、こうしたにぎわいの効果は一部エリアにとどまり、周辺への広がりを欠いている。

 市が昨年行った中心部の歩行者通行量調査によると、1地点当たりの1日の歩行者数(平均)は休日4943人、平日4177人。10年前に比べ休日は3割、平日が2割それぞれ減った。市の都市ビジョンで掲げる休日8000人、平日5700人(2025年度目標)を大きく下回っている。

 “まちの顔”とも言える商店街自体の体力低下も深刻だ。5月の市の調査で表町、駅前、奉還町の3商店街の空き店舗率は13・8%と過去10年で最悪。「郊外に大型商業施設や専門店が次々進出し、商店街で買い物をしたり、都心を回遊する人が減り続けている」と市産業課。

高い経済効果

 都心に活力、にぎわいを取り戻すにはどうすればいいのか―。

 市は学会や会議といったコンベンションの誘致に力を注ぐ。参加者の宿泊や食事、買い物による経済効果を引き出そうという狙いだ。

 「コンベンション参加者は観光客に比べ消費単価が高く、経済波及効果は大会開催費の1・7―2倍」と市の外郭団体・おかやま観光コンベンション協会の徳弘泰雄専務理事。

 中四国の交通結節点としての恵まれた条件の上に、市内のコンベンション施設は岡山コンベンションセンター、桃太郎アリーナ、ホテルなど45カ所が整う。さらに、この4月には全国18番目の政令市となり、情報発信力は格段に高まっている。

 しかし、市によると、08年度に市が補助金を出した市内でのコンベンションは52件(地方大会、全国大会が各26件)。ここ10年間はほぼ50件前後で横ばいの状態。コンベンションシティーとしての一層の機能強化が求められる。

 岡山商科大経営学部の岡本輝代志教授は「コンベンションへの参加者が消費すれば、飲食店や物販店が増え、定住している市民の消費生活にとってもプラスとなる。それが都市の求心力となり、都心の定住人口を増やすことにもつながる」とし、「岡山市が政令市として中四国の核となるには、一層の一極集中の街づくりを進めるべきだ」と提言する。

(2009年8月2日掲載)

512チバQ:2009/11/07(土) 01:13:13
http://svr.sanyo.oni.co.jp/senkyo/09_okayama/news_web/2009/08/10/20090810144449.html
県都の課題 3 大規模跡地
将来見据えた活用策を

活用策が岡山市政最大の懸案となっている岡山操車場跡地

 岡山市街地の西部、JR北長瀬駅南に広がる岡山操車場跡地(北区北長瀬地区)。市と市土地開発公社が1994年から2004年にかけて約200億円で取得した約23ヘクタールに及ぶ用地は、半分以上が“空き地”の状態だ。

 「もったいない。政令指定都市・岡山の目玉となる拠点施設を計画的に整備していってほしい」。地元の黒住卓弘・西学区連合町内会長は訴える。

限られた用途

 同跡地は、市が市制施行100周年(1989年)の目玉事業として誘致を目指したデンマーク・チボリ公園の建設予定地とされたが、誘致企画会社の経理などをめぐり混迷。91年に市がチボリ事業から撤退して以来、跡地活用は市政最大の懸案の一つになっている。

 跡地の一部に市が、アクションスポーツパーク岡山(ASPO)を約3億円かけて2001年にオープン、さらに03年に岡山ドームを約20億円で建設したものの、全体の利用計画は示されないままの状態が続いている。

 ネックとなっているのが、同跡地の大半は「特殊公園・岡山チボリ公園」として都市計画決定されており、このままでは用途が限られていることだ。

 その上、01年に市、市公園協会、民間会社の3者がASPO管理、運営の委託期間を11年6月までとする覚書を結んでおり、さらにドーム整備などの借金返済が17年度まである。

 市議会内には「これだけ広い土地を手にすることは二度とないだろう。慎重に検討すればよい」との見方がある一方、「スピード感を持って取り組んでほしい」との声もある。

 そうした中で、跡地北側の北長瀬地区の土地区画整理事業は地権者との協議が進んでおり、計画では跡地の地下に道路を通すため、跡地活用との関連が出てきている。

 市も「公園の在り方について一定の方向性を出すべき時期が近づいている」とし、跡地全体の活用策を都市ビジョンに沿って検討する予定だが、具体案の提示はこれからだ。

足踏み状態

 中心市街地では05年3月に閉校した岡山中央南小(旧深柢小、北区中山下)の跡地活用も大きな懸案となっている。

 市議会は03年6月定例会で私立小学校誘致を求めた深柢地区連合町内会の陳情を採択。その一方で、同年9月定例会では表町商店街連盟などが提出した近くの川崎病院移転の陳情を継続審査とし、方向性が示せない状況になっている。

 市は有識者懇談会を設け審議してもらったところ、06年2月に地区全体のまちづくりの視点として「安全・安心」「地域コミュニティー」などを示した提言を受けたが、その後は足踏み状態。市は「市民的議論ができなかったことが原因」とする。

 都市地域計画に詳しい筑波大大学院の谷口守教授は「旧深柢小跡地は中心部に人を集める機能に転換させるべき。その際、自動車に頼らない交通体系を前提に検討することが大切」と提言。

 さらに、操車場跡地については「中心部の活力をそがない形で活用策を考えた方がよく、道州制もにらみ長期的視点で都市機能を集積させる方向もあるだろう」と指摘する。

 両跡地は政令市として岡山市が発展していくための貴重な都市空間。活用策をどうまとめ上げるのか。市の将来がかかっている。

(2009年8月3日掲載)

513チバQ:2009/11/07(土) 01:13:50
http://svr.sanyo.oni.co.jp/senkyo/09_okayama/news_web/2009/08/10/20090810145349.html
県都の課題 4 総合医療センター 
救急拠点 具体性見えず

岡山総合医療センター構想の中で今後の在り方が検討される市民病院

 岡山総合医療センター(仮称)。24時間365日、誰もが初期診療を受けられる「岡山ER(救急外来)」を核とした地域医療の新拠点として、岡山市が基本構想づくりを進めている。

 背景には救急医療の過酷な現状がある。市によると、市内主要7病院が2006年度に受け入れた救急患者数は16万人。うち約9割の14万人は軽症患者で増加傾向だ。軽症患者を岡山ERが受け入れることで、重症患者が搬送される二次・三次救急医療機関の負担軽減を狙っている。

 救命救急センターを備える岡山赤十字病院(北区青江)の近藤捷嘉院長は「岡山ERが実現すれば三次救急に重点を置ける。各病院は得意分野に力を入れ、役割分担も考えられる」と話す。

症状で振り分け

 3月、市と岡山大が協定を結んだ。10年度から4年間の限定で市は同大に「地域医療学講座」(教授ら3人体制)を設け、救急医療にも対応できる医師の養成を目指す。

 活動拠点はセンターができるまでは市民病院(同天瀬)。ER型の救急医療システムや、地域医療ネットワークを調べる。このため、市民病院では今秋にも救急の処置室や診察室の改修を始め、初期臨床研修受け入れの体制を整える。

 センターができれば、同大は岡山ERに医師を派遣したり、逆に高度な専門治療が必要な救急患者を受け入れることになる。

 さらに、センターが市内の病院や開業医などとネットワークを結ぶことで、岡山ERで受け入れた患者を、症状に合わせて各医療機関に振り分けることが可能になる。

 市民に最適な医療を提供する体制が整うが、岡山市医師会の丹治康治会長は「公平性を保つためにも、各医療機関に患者を転院、紹介するコーディネートの機能が重要。各病院の意見をしっかり聞くべきだ」とする。

市民病院の今後

 総合医療センターをいつ、どこに開設するのか―。市は本年度中にできる基本構想で、事業規模や経営形態を盛り込む方針ではあるが、市企画局の高次秀明副局長は「今後4年間にある程度は形が見える」と述べるにとどまっている。

 センターの具体的な姿が見えにくいのは、老朽化した市民病院の今後の在り方が決まっていないからだ。市企画局はセンターと市民病院の位置づけは「全く別のコンセプト」であるとするものの、市側は6月定例市議会で「市民病院の今後はセンター構想の中で検討する」と答えている。

 市民病院は6年連続単年度黒字(08年度の決算見込み)ではあるが、累積赤字は07年度で57億4100万円。一般会計からの繰り入れは9億円余に上る。

 その市民病院の整備について岡山操車場跡地(同北長瀬地区)への移転新築構想もあった。だが、05年12月に白紙撤回された。大型投資は厳しい市の財政にとってさらなる負担となるからだ。

 こうした中で浮かび上がったセンター構想。市企画局はセンター設置の意義について「黒字経営を目指すが、公的役割も果たさねばならない。法に基づき一般会計から補てんしても合理的な負担ならあり得る」と強調。

 構想策定メンバーの市民病院の松本健五院長も「市民の安心を守ることが基本。政令市にふさわしい機能を持つものにしなければならない」と指摘する。スピード感を持った対応が望まれる。

(2009年8月4日掲載)

514チバQ:2009/11/07(土) 01:14:27
http://svr.sanyo.oni.co.jp/senkyo/09_okayama/news_web/2009/08/10/20090810145430.html
県都の課題 5 子育て
支援の充実、強化最重要

岡山市内で高まる保育ニーズ。市は本年度、後期子育てアクションプランを作る

 「希望する保育園から入園は大丈夫だと聞いていますが、保証はなく不安です」。1歳4カ月の長男と西大寺ふれあい児童館(岡山市東区西大寺)の親子クラブに参加していた会社員女性(32)=東区=が表情を曇らせる。

 女性は育児休業中。現在、妊娠中で出産後は子ども2人を近くの保育園に預け、職場復帰を望んでいる。

 市内の認可保育園(113カ所)は2002年9月から待機児ゼロだが、希望する園が満杯で入園していない「保留児」は4月1日現在、721人に上る。前年同期より55人多く増加傾向だ。

 保育ニーズの高い人口増加地域では、定員の増加が不十分なためだが、園児を一人増やすには、2歳以上の場合、保育室が1・98平方メートル、園庭は3・3平方メートル増設しなくてはならず、施設整備は「財政的に厳しい」と市保育課。

“待機児童”も

 市は04年度、「子育てアクションプラン」(09年度まで)を策定。少子化の中で子育てにかかわる親、地域、事業者、行政の役割を明確にし、働く女性に対する子育て施策の充実を図ってきた。

 小学校低学年の子どもを学校で放課後に預かる児童クラブもその一つ。施設は市が確保し、地元の有償ボランティアでつくる運営委員会が担当する。同プランで市は「希望するすべての放課後児童の受け入れを目指す」と目標を掲げた。

 ところが、市の児童クラブは91小学区のうちほぼ全小学区をカバーしているものの、市こども福祉課は「ニーズの多さからクラブに入れない“待機児童”が出ている」と明かす。

 そうした待機児童の受け入れ先となっている民間児童クラブを運営するNPO法人タップの古谷義子理事長は「学区外からやむを得ず子どもを預けに来る母親がいる。解決には市の主体的なかかわりが必要」と強調する。

 また、国は安全確保のため10年度から、1組が71人以上の児童クラブへの運営費補助を打ち切る方針。市内では本年度、6クラブで人数が増え分割などの対応を迫られており、市こども福祉課は「プレハブ室や余裕教室で対応したり、敷地外の幼稚園の余裕教室や民間施設の活用も考えている」。

対策に満足12%

 市内の保育園の総定員は1万2857人で、児童クラブは82カ所に4302人が在籍。保育園も児童クラブも量的充足は進んではいる。しかし、希望する園に入れなかったり、児童クラブの受け入れ人数が少ないことから、07年度市民意識調査では、市の子育て支援や少子化対策に「満足」と答えたのは12・5%にとどまった。

 こうした現状を踏まえ、市は07年度策定した、将来の方向性を示す都市ビジョンで、新たな子育ての基本方針を提示。本年度は子育てアクションプランを見直し、10―14年度の後期プランを作成する。

 「育休がとりやすい環境整備といったワークライフバランス(仕事と生活の調和)の実現、保育園や学童保育などの充実、地域子育て支援の課題に重点的に盛り込む方針」と奥田さち子・市こども・子育て担当局長。

 村中由紀子・山陽学園短大教授(発達心理学)は「子育て施策が母親に本当に必要なものなのか、現場の声に耳を傾けることが重要だ」と指摘する。

 人口減少時代を迎え、県都岡山が活力ある地域づくりをけん引する役割を担う上で、多様な子育て支援の充実、強化は最重要テーマといえる。

(2009年8月5日掲載)

515チバQ:2009/11/07(土) 01:14:56
http://svr.sanyo.oni.co.jp/senkyo/09_okayama/news_web/2009/08/10/20090810145658.html
県都の課題 6 教育
適性応じた学習環境を

学力底上げを目指す岡山市内の小学校の習熟度別少人数授業

 「56ミリは5センチと6ミリということですね」

 岡山市東区城東台西の城東台小。通常クラスと離れた教室で、児童2人と向き合った教員が、物差しの目盛りを指で示しながら説明する。

 市教委が学力の底上げを狙いに、本年度から導入した習熟度別少人数授業。学力のつまずきが起こりやすいとされる小学2―4年のうち、授業の理解が難しい児童に、国語と算数の一部授業を個別指導している。

 同小の小川和子校長は「勉強が分かる楽しさを体験でき、子どものやる気を引き出せている」と手応えを話す。

弱い応用力

 基礎知識はほぼ身に付いているが、知識の活用は苦手―。国が昨年4月、小学6年と中学3年に行った全国学力テストで、市の児童生徒の特徴が浮かび上がった。

 「応用力が弱い。図形の面積は計算できても、道路に囲まれた平行四辺形の広場の面積を求めると正答率は15%に落ちる」と市教委。統計の示す意味を読み取る「読解力」、選択問題に比べて文章で答える正答率が低いことから「表現力」も弱点と分析する。

 国は昨年、子どもの学力低下を懸念、学習指導要領を改定し“ゆとり路線”を転換。学力アップに向け、2011年度から小学高学年の英語を必修化し、中学校も12年度には理科の授業時間を従来の3割、数学を2割増やす。

 こうした状況を踏まえ、市教委は独自に本年度から小中9年間の学びの連続性を重視した“小中一貫教育”に乗り出した。

 中学進学時に授業や環境の変化に戸惑う「中一ギャップ」を和らげるほか、小学校で学ぶ計算などの基礎を中学校でもスムーズに活用できる授業づくりを目指す。本年度中には教員向けの指導書も作成する。

 ただ、小中が互いに授業を公開して研究が進む学区がある一方、小中の校長からは「日々の業務が忙しく、小中教員が顔を合わす機会が作れない」との声も上がる。

3年で倍増

 全国で増加傾向の発達障害児。市でも08年度は小学生772人、中学生164人(いずれも通常学級での数)で、3年前の2・2―2・6倍と倍増している。

 市教委は、元教員や市民をメンバーに、教育現場で対象児の学習や生活などをサポートする特別支援教育補助員を増員。本年度は幼小中に前年度比5人増の計275人を配置している。

 しかし、取り組みはまだまだ不十分で、7月の市民事業仕分けでは、発達障害への対応について「補助員の給与を改善すべきだ」「障害に対する保護者や社会の理解も不可欠」と対策強化を求める声が全体の約7割に上った。

 市の総合政策審議会保健・福祉部会委員で児童精神科医の中島洋子氏=北区伊福町=は「発達障害の症状は複雑。教員が症例研究や指導技術の習得に努めるとともに、専門医療機関などとネットワークをつくり対処することが大切」と提言する。

 課題が山積する教育現場。学力強化とともに、個々の適性に応じた特色ある学習環境づくりが求められている。

(2009年8月7日掲載)


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板