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仙台・宮城・陸奥

1とはずがたり:2008/06/05(木) 12:05:28
地区別スレ,遂に仙台も登場。陸奥とは勿論多賀城を首府とする明治以前の陸奥だ♪
本来はにぬけんが立てるべきだが何時迄俟っても立てやがらないので俺がたつヽ(`Д´)ノ

713荷主研究者:2010/04/25(日) 02:49:41

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/04/20100414t12012.htm
2010年04月14日水曜日 河北新報
カメイが伊藤忠子会社を買収 中・ロ拠点に貿易業務を強化

 カメイ(仙台市)は13日、伊藤忠商事の子会社で貿易商社の三興メイビス(東京)の発行済み全株式を取得し、完全子会社化したと発表した。ロシア、中国などに新たなに拠点ができることになり、貿易業務の強化を図る。買収総額は明らかにしていない。

 三興メイビスは1995年設立で、機械用資材、水産物、貴金属などの輸出入を手掛ける。事務所はモスクワ、北京、上海、バンコク、ハノイなど5カ国9カ所にあり、2009年3月期の売上高は232億円。

 カメイの海外子会社はこれまで、船舶燃料を扱うカメイ・シンガポール、住宅建材のH・クリーブランド(カナダ)の2社。輸入関連では国内に関連子会社4社を抱えるほか、カナダ、シンガポールにはラーメン店をフランチャイズ展開する合弁会社を抱えるものの、中国、ロシアなどに拠点はなかった。

 カメイは貿易業務の拡大を重点方針に掲げており、今回の子会社化で海外ネットワークを広げられ、市場が拡大するロシア、アジアへの国内製品の輸出力を高められると判断した。

 三興メイビスの従業員87人は引き続き雇用する。カメイ総合企画室は「扱う商材も増え、貿易業務の幅が広がる」と話している。

714荷主研究者:2010/04/25(日) 02:54:04

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/04/20100415t15026.htm
2010年04月15日木曜日 河北新報
仙台・壱弐参横丁、客足増 意欲的に催し、浸透

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/p04150yx0y100001_01k.jpg

昼食時、壱弐参横丁には大勢の会社員らが訪れる

 仙台市青葉区一番町の壱弐参(いろは)横丁の今年3月の歩行者通行量が昨年に比べて増加したことが、横丁を運営する中央市場商業協同組合(荒井美和子理事長、組合員117人)の調査で分かった。

<隣接街では減少>
 横丁に隣接するサンモール一番町商店街、南光院丁の通行量が減る中で健闘した。

 組合は「昨年から定期的にイベントを開催しているため、横丁の認知度がアップしたのではないか」と分析している。

 調査実施日は昨年3月27日と今年3月19日(いずれも金曜)で、午前9時〜午後8時に行った。

 横丁の通行量は昨年の2370人から、今年は2410人へと約2%増えた。サンモール一番町商店街は昨年の1万3720人から約3%減って1万3350人、南光院丁は5910人から約20%減の4770人となった。

 横丁の通行量は微増とはいえ、午後の買い物時間帯や夕方以降の飲食客が訪れる時間帯を中心に通行量が増えている。

 このため、組合のアドバイザーを務めるNPO法人「まちづくりcom」の佐賀武司代表理事(元東北工大教授)は「意味のある時間帯で通行量が増えている。壱弐参横丁は市民への浸透を深めているといえる」と分析する。

<週末は県外から>
 壱弐参横丁では2007年、再開発計画が持ち上がり、一時は店主たちの意欲も低下したが、市が計画を断念してからは組合が主体的に活性化に取り組んでいる。

 荒井理事長は「週末は山形や岩手からも家族連れやカップルが訪れ、買い物や食事を楽しんでいる。今後もさまざまな取り組みで壱弐参横丁をPRしていきたい」と意気込む。

<壱弐参横丁>1946年開設で、木造2階の棟割り長屋風建物が東西2本の通路(120メートル)沿いに並ぶ。古着やアクセサリーなど個性的な品ぞろえの物販店や居酒屋、レストランなど102店が営業している。

715荷主研究者:2010/04/25(日) 02:54:48

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/きょうの建設情報.htm
2010/04/15 建設新聞
ドイト 日本建設で6月着工へ
HCドイト仙台バイパス店の出店計画
若林区若林・長崎屋仙台BP店の跡地利用

 ドン・キホーテグループでホームセンターを運営するドイト(さいたま市中央区円阿弥1丁目1の3 社長・宮田信明氏)は、仙台市若林区若林の長崎屋店舗跡地に同社にとっては東北地方で初めての出店計画となる「ドイト仙台バイパス店」(仮称)を今夏にオープンさせる。施工は日本建設が担当する。

 出店場所は、仙台市若林区若林6丁目4の1地内の国道4号仙台バイパス近くにある旧長崎屋仙台バイパス店跡地。既存施設(旧店舗面積4、925平方㍍)を内部を中心に全面改修し、DIY用品等を扱うホームセンター店舗としてリニューアルオープンさせるもの。

 ドン・キホーテグループの仙台市内での出店は、青葉区台原、青葉区立町、太白区中田、若林区六丁の目東町のディスカウント形態各店舗に続くものとなるが、ホームセンター形態での出店計画は今回が初めて。

 6月中旬から本格工事に入り、7月中旬の完成、8月上旬のオープンがそれぞれ見込まれている。ホームセンタームサシの出店以降、新規参入のなかった仙台圏のDIY市場に新勢力が加わることになり、今後の商圏地図の変化が注目されるところだ。

2010/04/15付1面に掲載。

716荷主研究者:2010/04/25(日) 02:57:46
ミルキーウェイの名前が消えるのか…、メニューが変わらないにしても何だか残念。

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/04/20100415t12012.htm
2010年04月15日木曜日 河北新報
ファミレス「ミルキーウェイ」が「ビッグボーイ」に転換

ビッグボーイに改装されたミルキーウェイ泉七北田店

 外食大手のゼンショー(東京)は6月までに、東北を中心に37店舗あるファミリーレストラン「ミルキーウェイ」を系列レストランの「ビッグボーイ」にすべて転換する。泉七北田店(仙台市泉区)など6店が15日に新装開店する。

 全国に218店あるビッグボーイはハンバーグ、ステーキが中心。メニュー構成や価格帯はミルキーウェイとほぼ変わらないが、スパゲティやドリアを扱っていない点などが異なる。

 ゼンショーは店舗のブランド統一化で、店舗開設や運営のコスト抑制を図る。10店舗にとどまる東北でのビッグボーイの知名度アップも狙い。

 同社は「ハンバーグ中心のメニューは今までと変わらない。東北の人にもビッグボーイに親しんでほしい」と話す。

717荷主研究者:2010/04/25(日) 02:58:10

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/04/20100416t12014.htm
2010年04月16日金曜日 河北新報
EVエナジー宮城工場、第2ラインきょう稼働 生産能力倍増

 トヨタ自動車グループで車載用電池製造のパナソニックEVエナジー(静岡県湖西市)は15日、宮城県大和町の宮城工場で、2本目の生産ラインを16日に稼働させることを決めた。1月に初出荷を始めた1本目に続く新ラインの稼働で、生産能力は年20万台分と倍増することになる。

 新ラインは3月下旬から生産に向けた準備を始めた。16日からフル稼働となり、1本目と同様にトヨタのハイブリッド車「プリウス」用のニッケル水素電池を量産する。

 生産した電池は品質検査などを経て、4月下旬にも愛知県内のトヨタの生産拠点に出荷される見通しだ。

 EVエナジーは9月には、宮城工場内に3本目のラインも完成させる予定。稼働すれば年間の生産能力は30万台分に伸び、静岡県の工場と合わせた会社全体の生産能力は年110万台分となる。

 同社は宮城工場でプリウス以外の電池を生産することも検討中。プリウスはリコール(無料の回収・修理)対象となったが売れ行きは好調で「宮城工場の生産量に影響はない」(総務部)という。

 EVエナジーは今月1日付でトヨタを引受先とした140億円の第三者割当増資を実施し、財務基盤を強化した。トヨタの出資比率が60%から80.5%に上がったこともあり、近く社名を変更する。

718荷主研究者:2010/04/25(日) 02:58:36

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/04/20100416t12018.htm
2010年04月16日金曜日 河北新報
仙台と北米結ぶコンテナ便 18日からベトナム寄港

 仙台港(仙台市宮城野区)と北米西岸・東南アジアを結ぶコンテナ航路で、日本郵船は18日、ベトナムのカイメップ港への直接寄港を始める。これまでは東京、横浜、釜山の各港で別船に積み替えて輸出入するルートしかなかった。

 運航は週1便(日曜日)。仙台発着の期間は7日間増えて56日間になるため、新たにコンテナ船1隻を投入する。

 仙台からカイメップへ向かう場合は北米経由のため40日間かかるが、カイメップから仙台へは16日間で着く。国内企業が輸入する際に時間短縮とコスト削減効果が見込めるという。ベトナムには多くの日系企業が進出しており、日本やアジア諸国に水産物、文房具などを輸出している。

 宮城県によると、2009年の仙台港取り扱いの北米西岸・東南アジアからの輸入コンテナ量は、1万2711TEU(20フィートコンテナ換算の積載能力)。うちベトナムからの輸入量は5%余りだが県港湾課は「物流ルートが拡大すれば今後、輸入増加が期待できる」と話している。

719荷主研究者:2010/04/25(日) 02:59:04

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/04/20100416t12012.htm
2010年04月16日金曜日 河北新報
アーケード街にコンビニ初進出 空き店舗活用 セブン―イレブン

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/e2_konbini_sinsyutu01.jpg

仙台市中心部のアーケード街で初のコンビニとなるセブン―イレブン一番町4丁目店

 コンビニエンスストア大手のセブン―イレブン・ジャパン(東京)は16日、仙台市青葉区一番町4丁目のアーケード街に「一番町4丁目店」をオープンさせる。仙台のアーケード街へのコンビニ進出は初めて。賃料相場の低下なども背景にあり、東北一の繁華街の変化を象徴する出店ともいえそうだ。

 開店するのは「スマイルホテル仙台国分町」が入るビルの1階で、面積は約190平方メートル。昨年10月まで呉服店が入っていた。セブン―イレブンは近くの「仙台稲荷小路店」を15日で閉め、スタッフを移して営業する。

 これまでコンビニ各社は仙台市中心部のアーケード街への出店を見合わせきた。賃料の高さや間口の狭さがネックになっていたのに加え、「街の個性がなくなる」と一部の商店街関係者らが出店に抵抗感を抱いていた事情もあった。

 今回の出店についてセブン社の仙台地区事務所は「リーマン・ショック以降、市中心部の賃料相場が下がり、メーンストリート沿いに投資する大きな効果が見込めると判断した」(店舗開発担当者)と説明。消費者からもアーケード街進出を要望する声が上がっていたという。

 地元商店の反応はさまざま。「東北一のメーンストリート沿いの目立つ場所だけに複雑だが、これも時代の成り行きなのか」と商店主の一人。別の商店主は「既に多くの飲食チェーン店があり、コンビニが出店しても問題ではない」と語る。

 一番町四丁目商店街振興組合の浜宏一郎理事長は「空き店舗のままでは商店街の利用者に申し訳ない。にぎわいが生まれるなら歓迎したい」と話している。

720名無しさん:2010/04/25(日) 12:36:19
荷主研究者さん、はじめまして。たまたま検索でかかりました。
下記ページ、すばらしい内容ですね!
仙台のプロ(居住が長いだけですが)からみても的確な内容か
と思いました。今後も期待しています。

「仙台都市圏の交通を考える   by荷主研究者 (仙台都市圏非在住)」

721荷主研究者:2010/04/25(日) 23:50:30
>>720
ご覧戴きまして誠にありがとうございます。
「仙台のプロ」の方にお褒め戴けるとは、嬉しい限りです!!
仙台都市圏の交通は、いろんな局面で〝当たり前のこと〟ができていないのがもどかしく、このホームページを作りました。

ちょっと最近、更新が滞っているのですが、書きたいネタはまだまだありますし、仙台にも取材に行きたいなと思っております。
今後もまた是非ご覧下さい!
お気付きのことなどございましたら、この掲示板に書き込んで戴けたら幸いです。今後とも宜しくお願い致します。

722荷主研究者:2010/04/27(火) 22:40:14

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/04/20100416t11023.htm
2010年04月16日金曜日 河北新報
「さらに50年」橋の延命へ補修促進 仙台市が修繕計画

 仙台市は老朽化の進む橋を計画的に修繕し、長持ちさせる長寿命化計画を策定した。壊れてから直す対症療法的な修繕から予防的な対応に転換することで、費用と工期を圧縮。コンクリート建造物の寿命とされる50年から、さらに50年程度の延命を目指す。

 市が管理する長さ15メートル以上の橋は310カ所(3月現在)。完成してから50年以上の橋は15カ所(約5%)だが、20年後には131カ所(約42%)に急増。傷みが進んでから修繕する従来の方法ではコストが高く、工事に伴う交通規制も長期間に及ぶ。厳しい財政事情の影響で維持管理が立ち行かなくなる恐れもあった。

 今回の計画は310カ所のうち、早期の補修が必要な84カ所を対象にした。最も古い築78年の赤石橋(太白区)をはじめ、大橋(青葉区)、岩切大橋(宮城野区)、宮沢橋(若林区)、かむり大橋(泉区)が含まれている。

 本年度以降、橋げたなどに発生したひび割れや欠損部の補修、再塗装などの修繕を実施。耐震補強工事の対象の橋は、同時に施工する。

 年間の修繕費は、本年度から6年間が毎年約8億円、7年目からは毎年約3億円を見込む。向こう30年間の修繕費は計120億円と試算。従来の方法で実施した場合、280億円かかると見られ、費用は約6割削減できるという。

 今回対象外になった橋226カ所について、市は2011年度までに修繕計画をまとめる。市建設局の担当者は「人間の健康管理と同じで、早いうちに直せば安く済む。最低でも100年は持たせたい」と話している。

 県も本年度、改修が必要な橋100カ所を10年かけて修繕する「ストックマネジメント事業」をスタートさせている。

723荷主研究者:2010/04/27(火) 22:40:40

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/04/20100419t12011.htm
2010年04月19日月曜日 河北新報
空港アクセス線の「利用」4割止まり 仙台圏調査

 広告会社の第一エージェンシー(仙台市)が仙台空港アクセス線について実施した仙台圏のモニター調査で、「利用したことがある」が約4割にとどまることが分かった。「利用したい」は7割を超え、関心が利用に結びついていない一端がうかがえる。

 調査は3月25、26日に仙台圏(仙台市など5市8町1村)の15歳以上の2500人を対象にインターネットで実施。回答率は39.6%だった。

 アクセス線の利用では、「利用した」が42.6%に対し、「ない」が57.4%に上った。利用したことがない理由(複数回答)では「空港の利用機会がない」が67.9%と最多。「ふだん電車を利用しない」48.4%、「不便(沿線に住んでいないを含む)」19.0%と続いた。

 今後の利用では「機会があれば利用したい」が64.8%に上り、「ぜひ利用したい」(7.9%)と合わせ70%を超えた。「利用したいと思わない」は18.0%だった。

 改善すべき点(二つまで)では、「運賃が安くなる」が55.1%でトップ。「沿線に魅力的な施設が増える」34.2%、「運行本数が増える」24.9%の順だった。

 「3人以上は車が割安」「沿線商業施設の割引などの特典を」といった意見もあった。第一エージェンシーは「潜在的な利用希望はある。利用増に向け、体験乗車などの機会を設けてはどうか」と話している。

724荷主研究者:2010/04/27(火) 22:41:12

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/04/20100419t13034.htm
2010年04月19日月曜日 河北新報
大学生協にブックカフェ 東北大・青葉山東キャンパス

学生でにぎわうboook店内。右奥が幅さんが手掛けたコーナー。多彩な本で工学の面白さを伝える構成になっている

 仙台市青葉区の東北大工学部・青葉山東キャンパスに、国内の大学生協では初めて、書店と飲食施設が併設されたブックカフェ「boook(ブーク)」が誕生した。ガラス張りの店内には、専門書に交じって選書のプロが薦めるユニークな本が並ぶ。「知的でかっこいい工学部」を醸し出す空間は市民の注目も集めそうだ。

 boookは、キャンパス中心部のセンタースクエアに今月、開設された。平屋で広さは約1000平方メートルあり、同大生協が運営する。

 扱うのは、大学内書店で国内最大規模の約2万5000冊。店内外に42席の飲食スペースがあり、本格的なエスプレッソなどを販売する。「汚さず戻してもられえば書店の本を読んでいい」(生協工学部店)という。

 boook建設は、大学院工学研究科による学生獲得強化策の一つ。食堂、事務局などを一体的に整備するセンタースクエア事業の一環だ。

 学生の自習場所としての機能のほか、キャンパスの魅力をアピールできる場にしようと、工学研究科内のワーキンググループが計画。建築家や家具デザイナーらが店内をデザインし、東京を拠点に活動する気鋭のブックディレクター幅允孝(はば・よしたか)さんが選書に加わった。

 最大の特徴は「message from boook」と題したメーンの書棚。「視点の変換」「あの人の思索をたどる」といったテーマで、写真集から絵本、古書までと、種類を問わず1000冊ほどで構成する。工学の面白さや奥深さを示しながら、新たな本との出合いを演出する仕掛けで、「本を探すのが楽しい」「今までにない発見がある」と学生にも好評だ。

 「ブックカフェは生協にとって新しい挑戦。アート作品の展示やイベントを行い、文化創出の役割も果たしたい」と若柳恒太郎工学部店店長。ワーキンググループの小野田泰明教授(都市・建築学)は「知的刺激を受ける場として市民にも活用してほしい」と話す。

 営業は平日が午前8時半〜午後9時、土日祝日が午前11時〜午後7時。28日午後4時から、幅さんのトークイベントが開かれる(入場には飲み物の注文が必要)。連絡先はboook022(261)6856。

725荷主研究者:2010/04/27(火) 22:45:26

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/04/20100420t12022.htm
2010年04月20日火曜日 河北新報
TDF、トラック部門を集約 宮城・村田本社工場

子会社から移設された4トンハンマー

 自動車部品製造のTDF(宮城県村田町)は本社工場にトラック部門の集約化を進めている。子会社のトーカイ(岐阜県関市)にあった製造設備を移設する一方で、乗用車向け部品用の設備をトーカイに移し、生産のすみ分けによる効率化につなげる。

 本社工場に移したのは4トンハンマー。トラックや重機などの足回り、エンジン用部品を製造する設備で、完成した部品はいすゞ自動車など関東や中部の自動車、部品メーカーに出荷する。

 既に1月から稼働しており、同社の関連部品の生産能力は月産850トンとなり、70%アップした。

 トーカイには今後、乗用車や小型トラック向けのギアを製造する全自動鍛造プレス加工機を移す。トヨタ自動車系部品メーカーからの受注が回復しつつあり、TDFからの設備移動で、増産に備える。

 TDFはセントラル自動車の宮城県大衡村への本社工場移転などをにらみ、08年に約5億円を掛けて全自動鍛造プレス加工機を導入。その後の景気悪化で計画が狂い、新設備を稼働させられずにいたことも生産すみ分けの判断材料になった。

 同社は「設備稼働率と効率性を高め、グループ全体で収益を上げたい」と話している。

726荷主研究者:2010/04/27(火) 22:52:45

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/04/20100421t12033.htm
2010年04月21日水曜日 河北新報
フジパン、岩沼進出 来年4月に新工場稼働

 パン製造業大手のフジパン(名古屋市)が宮城県岩沼市の仙台空港岩沼臨空・矢野目工業団地に新工場を建設し、2011年4月に稼働させることが20日、分かった。同社のパン製造の直営工場が東北に進出するのは初めて。東北向け商品の主力工場となる。

 フジパングループ本社などによると、工業団地内に取得した敷地(面積3万6625平方メートル)に、製造子会社フジパンの仙台工場(仮称)を建設する。

 8月に着工し、鉄骨2階の工場4棟を建設する。延べ床面積は1万6200平方メートル。完成は11年2月の予定で、4月に操業を始める。

 一般小売店向けの食パン、菓子パンなどを製造する予定。雇用は工場全体で数百人規模とみられ、うち100人程度を地元で採用する見通し。

 矢野目工業団地内には、フジパングループの総菜製造と配送の2社の工場が、1997年に進出している。

 フジパングループ本社は1951年設立。資本金46億8200万円、年商4000億円。パン業界3位のメーカーで、従業員は1万4000人。直営工場は埼玉、千葉、愛知、大阪などにあり、北関東以北に直営工場を配置するのは初めて。

 同社は28日、宮城県、岩沼市と立地協定を結ぶ予定。

727荷主研究者:2010/04/27(火) 22:53:16

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/04/20100422t11014.htm
2010年04月22日木曜日 河北新報
経営改善へ上下分離 宮城県、仙台空港アクセス線支援計画

 経営が悪化している仙台空港アクセス線を運営する第三セクター仙台空港鉄道(名取市)について、宮城県は21日、県が資産を買い取り、空港鉄道は運行に専念する「上下分離」の実施へ検討に入ることを決めた。改革支援プランの行動計画に盛り込んだ。

 25億円に上る累積損失(2008年度末)の解消へ財務基盤を確立し、収支改善を図るのが狙い。県は上下分離について、鉄道の取得財源や、どの部分までの資産を買い取るかといった課題の検証を始める。行動計画期間内の10〜14年度中の実施を目指す。

 導入されれば橋脚、土地などの固定資産が減るため減価償却費や固定資産税が圧縮できる。空港鉄道側は手持ちの資金が増え、債務返済に充てることができる。

 併せて資金繰り対策も進め、88億円(09年度末)の貸し付けを受けている金融機関に対し、毎年の償還額の軽減などを要請する。

 低迷する乗客数は、1日6510人(08年度)を14年度までに7800人に増やすことを目指す。週末フリー切符、回数券などの企画切符発売やダイヤ改正で利便性を高め、増収につなげる。

 国に支払っている仙台空港敷地内使用料(年間9000万円)や名取市への固定資産税(本年度見込み額5500万円)の軽減要請も検討する。

 仙台空港鉄道は09年3月期決算で7億100万円の営業損失を計上。金融機関への元利返済は11年度にピークを迎え、このままでは同年度に運転資金が枯渇し、13年度に債務超過に陥ることが予測されている。

 宮城県空港臨空地域課は「アクセス線は仙台空港のポテンシャルを高める重要な社会資本。県が主体的に手を打っていかなければならない」と話している。

[仙台空港アクセス線] 仙台空港―JR名取駅(7.1キロ)と、東北線の名取―仙台間を経由する全長17.5キロ。宮城県や仙台市などの自治体や民間企業が出資する第三セクター仙台空港鉄道が空港―名取を運営する。

728荷主研究者:2010/04/27(火) 22:57:31
楽しみ〜♪

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/04/20100423t13029.htm
2010年04月23日金曜日 河北新報
三陸道と仙台北部道 利府ジャンクション10月完成

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20100423_a3-002.jpg

 東日本高速道路東北支社などは22日、仙台北部道路と三陸自動車道を結ぶ利府ジャンクション(JCT)で、通行方向が限られている現状を改善する「フル化」工事が10月に完了すると発表した。現在は接続されていない三陸道の石巻方向と、北部道路の相互通行が可能となる。

 利府JCTは2002年5月の北部道路開通で使用が始まったが、JCT以北の三陸道へ入れるのは仙台東部道路側からだけで、3月27日に東北自動車道の富谷JCTまで延びた北部道路からは入れない状態が続いている。

 利府JCTのフル化工事は、国と東日本高速道路の共同工事で総工費は53億円。07年3月に着工し、三陸道と北部道路を結ぶ立体連絡橋(ランプ)の建設を進めた。

 橋の本体は既に完成しており、舗装工事が10月に完了する見通し。利用開始の日程は工事の進ちょく状況を見て決める。

 利府JCTのフル化で、仙台市を囲む環状高速道路の利便性は一段と向上する。東日本高速道路東北支社は「宮城県北や岩手などから北部道路を経由して、石巻や松島への移動がしやすくなる。周辺一般道路の混雑緩和も期待できる」と話している。

729荷主研究者:2010/04/27(火) 22:58:08

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/04/20100423t11028.htm
2010年04月23日金曜日 河北新報
仙台市立病院移転計画 基本設計を公表 全病床の3割個室

急性期病院機能を充実させた新仙台市立病院の完成予想図

 仙台市立病院(若林区)は、2014年度に太白区あすと長町に開設を予定する新病院の基本設計をまとめた。急性期病院としての機能を充実させ、ゆったりした病室が特徴。10年度中に実施設計を策定し、11年末の着工を目指す。21日の市議会健康福祉常任委員会で公表された。

 病院本館は地階1階、地上11階で延べ床面積は約4万9500平方メートル。5階を周産期病棟、6〜9階が一般病棟、10階を精神科病棟とする。

 全病床525床のうち約3割を個室に充てる。多床室は現在の6人部屋から4人部屋にし、急変時やリハビリに対応できるようドアやベッドの周辺にスペースを確保する。スタッフステーションを中心に病室を放射状に配置し、看護師がすべての病室前を見渡せるようにした。

 市地下鉄長町一丁目駅の新設出入り口から歩行者専用道路で結ぶ。駐車場は現在の倍の約500台を整備する。

730名無しさん:2010/05/02(日) 23:57:00
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20100502_11
釣り公園など営業開始 花巻・田瀬湖畔
 花巻市東和町の田瀬湖畔の釣り公園、オートキャンプ場、東和いこいの森(キャンプ場)はゴールデンウイークから今季の営業を始めた。

 1日は肌寒さが残る中、同公園で県内外の親子連れらが釣り糸を垂らした。

 同日は午前中、20人ほどが釣り公園を訪れた。コイなどが主に釣れるといい、仙台市の会社員志々見(ししみ)豊さん(40)は「家族6人で岩手、青森を旅行中。子どもが釣り好きなので遊びに来た」と楽しんでいた。

 施設を管理する田瀬湖振興公社の伊藤達(さとる)さんは「寒さで出足は鈍い。もう少し暖かくなってほしい」と願っていた。

 各施設は10月末まで営業する(月曜定休)。問い合わせは同公社(0198・44・5007)へ。

【写真=肌寒い天候の下、田瀬湖畔で釣りを楽しむ家族連れ】(2010/05/02)

731荷主研究者:2010/05/06(木) 23:24:50

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/04/20100425t13019.htm
2010年04月25日日曜日 河北新報
国分町市営地下駐輪場「お荷物」扱い 仙台、利用低迷2割以下

国分町交番の隣にある元鍛冶丁公園駐輪場。稼働率アップが急務だ

 東北一の繁華街、仙台市青葉区国分町に市が建設した地下駐輪場の利用の低迷が続いている。有料化して1年以上経過したが、収容力1000台に対し、1日平均の入庫は200台以下にとどまる。6億円の巨費を投じた放置自転車対策の切り札は一転して、お荷物になりつつある。

 駐輪場があるのは、国分町交番隣の元鍛冶丁公園。2008年12月に開設し、機械式で地下に収容する。24時間営業も売りだ。

 駐輪場の利用は、周知期間として無料だった開業当初から伸び悩んだ。昨年4月に有料化し、今年3月までの1年間の1日平均入庫数は184台。がらがらの状態が続いている。

 料金は1回24時間までで50円。単純計算では建設費はおろか、年間維持費(約1600万円、09年度見込み)を賄うことすらままならない。

 不人気の一因には、駐輪場の知名度不足に加え、事前登録など敷居の高さが指摘される。「結局、路上駐輪で金を掛けない方がいいのだろう」と利用者の1人が話すように、自転車マナーの改善が進まないことも背景にあるようだ。

 ただ、駐輪場の使い勝手の評判は必ずしも悪くない。近くで飲食店を営む男性(48)は「国分町で働く人間にとって使いやすく、ありがたい存在。ほぼ毎日利用する。定期で月1000円という料金も不満はない」と合格点を与える。

 市が駐輪場建設を決断したのは06年。当時の梅原克彦市長は、夕方から夜にかけて放置自転車が最大2000台程度に達する状況の打開を目指した。開業から約1年半。「切り札」は、奏功していないのが実情だ。

 市道路管理課は「地元団体と連携して周知活動を繰り返している。放置自転車は減ってきたが、駐輪場の利用は浸透するまで時間が掛かる」と引き続き理解を求める。

 国分町地区は市の条例で自転車やバイクの放置禁止区域に指定されており、市は放置自転車を定期的に撤去している。月2回程度の夜間撤去は本年度も継続する方針だ。

732荷主研究者:2010/05/07(金) 00:03:52
>>153
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/04/20100429t12018.htm
2010年04月29日木曜日 河北新報
宮城・亘理進出を撤回 太陽光発電素材エム・セテック

 太陽光発電素材メーカー大手エム・セテック(東京)は28日、宮城県亘理町に計画していた新工場建設について、白紙撤回することを明らかにした。同社は「発電用素材のシリコンウエハーの世界的な市況悪化が理由」と説明している。(14面に関連記事) エム・セテックの謝勝傑社長が同日、亘理町役場を訪れ伝えた。新工場計画は、3月末に退任した前社長が主導して進めてきた経緯があり、現体制との意見の不一致も背景にあるとみられる。

 当初の計画では、亘理町内の用地32.6ヘクタールに総額800億円を投じ、2010年中に工場を建設。本格稼働する14年には従業員1000人規模で、月間売上高135億円を見込み、地元から約600人雇用する方針を示していた。09年1月には、町、宮城県が立地協定を締結した。

 同社は07年、相馬市でシリコンウエハーの材料製造工場を稼働、宮城県山元町の仙台工場で製品化していた。

 09年に台湾の世界有数の液晶パネルメーカー、友達光電(AUオプトロニクス)の資本を受け入れ子会社となった。10年2月には約150億円の追加資本注入を受けた。

 前社長退任の理由について、同社は「詳しいことは申し上げられない」(総務)としている。前社長は亘理町に、独自に別会社で工場を進出させる計画を示しているが、具体化していない。

 斎藤邦男亘理町長は「撤回という話を聞き驚いている。大変残念だ」と話した。村井嘉浩宮城県知事は「計画が断念されたことは誠に残念だ。操業中の仙台工場に影響が及ばないことを望む。必要に応じて亘理町と連携を取り対応していく」との談話を出した。

733荷主研究者:2010/05/07(金) 00:04:25
>>732
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/04/20100429t12029.htm
2010年04月29日木曜日 河北新報
不意打ち、用地引き渡し目前 エム・セテック工場進出撤回

エム・セテックが新工場建設を計画していた造成中の工場用地=亘理町逢隈高屋

 「進出計画を撤回させていただきたい」

 28日午後、亘理町役場で開かれた町議会全員協議会。エム・セテックの謝勝傑社長は用意したコメントを会社関係者に読み上げさせ「申し訳なく思っている。経済が厳しいことを理解していただきたい」と日本語で述べ、頭を下げた。

 謝社長は質問を受けず、わずか10分足らずで役場を後にした。

 町議の一人は「深刻な事態。エム社が来るという町の話を信じ、先祖代々の田んぼを提供した人も多いのに」と話す。

 別の町議は「心配が現実になった。町と県が結んだ立地協定は法的拘束力がない。(工場造成の)借入金の支払いはどうなるのか」と指摘した。

 町は09年度、約13億円を借り入れ、民有地を購入して造成を始めた。積雪などで工事が遅れていたが、引き渡しは6月末の予定だった。

 町にとっては不意打ちの方針転換。斎藤邦男町長は同日夕、県庁に向かい、伊藤克彦副知事に新工場建設が白紙になったと報告した。

 エム社と町、県は立地協定を結んでいるが、「紳士協定のようなもの」(県担当者)で、最終的に計画撤回は容認せざるを得ないという。県幹部は「外資系企業はドライだ。残念という言葉以外にない」と言う。

 工場用地には、エム社を退任した前社長が、エム社の資本提携を受けずに、独自の別会社で工場を建設する計画もある。

 町内の自営業男性(62)は「エム社に台湾の資本が入ったと聞き、大丈夫かとうわさになった。新会社の進出はいつになるか分からず、当てにできない」と語る。

 斎藤町長は「雇用の創出や若者の定住、経済活性化のため、早く工場建設をしてもらいたい」と話している。

734荷主研究者:2010/05/07(金) 00:04:56

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/04/20100429t12028.htm
2010年04月29日木曜日 河北新報
APEC仙台開催を支援 協議会発足

 仙台市内で9月に開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)の高級事務レベル会合(SOM)に向け、地元の官民組織でつくる「APEC仙台開催支援協議会」が28日、発足した。

 協議会には市や県、仙台商工会議所など17団体が参加した。市役所であった設立総会で、会長に就いた奥山恵美子市長は「仙台に来てよかったと思ってもらえるよう、皆さんの力を頂きたい」とあいさつした。

 議事では、外国人向けの情報提供や観光PRなど、関連事業を5月中にリストアップすることを確認した。8月までに具体的な実施計画をまとめる方針で、小中学生を対象にした国際セミナーの開催も検討している。

 設立総会の終了後、外務省の引原毅・日本APEC準備事務局長が講演。仙台SOMの意義について「11月に開かれる首脳・閣僚会議の成果や結論の大筋が固まる場」と重要性を強調した。

 仙台SOMは9月15〜26日の日程で中国や韓国、米国、ロシアなど21の国と地域から約800人が参加し、経済協力や安全保障を話し合う。

735荷主研究者:2010/05/07(金) 00:05:39

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/04/20100429t15027.htm
2010年04月29日木曜日 河北新報
仙台、海外4市と芸術祭 来月、国内初開催

 世界各地で活躍する芸術家らを映像で結ぶ「メディア芸術祭」(5月12〜15日、主会場・英国マンチェスター)の日本会場に、仙台市が選ばれた。同芸術祭のイベントの一つ、「グローネット」が5月13日、仙台市若林区卸町にあるクリエーターの作業場「トランク」で開かれる。会場は仙台市を含む世界5都市で、国内での開催は初めて。

 芸術祭には、音楽やテクノロジー、建築などの分野のデザイナーやアーティストが参加。13日は仙台会場で、本江正茂東北大大学院准教授(都市・建築デザイン)とマンチェスター会場の地元建築家が、ネット回線を通じて街づくりの公開討論を行う。両会場の来場者は、議論に参加することができる。

 仙台を拠点に活動する音楽ユニット「antennasia(アンテネイジア)」のライブもあり、世界各都市に発信される。

 日・英以外の会場はトルコのイスタンブール、カナダのバンクーバー、ブラジルのサンパウロ。

 芸術祭は1996年に始まり、メディアアートでは世界有数のイベント。仙台市はデザインや映像産業が盛んな土地柄と言われており、マンチェスターの芸術祭関係者が昨年仙台を訪れ、今回の実現を働き掛けていた。

 仙台会場の担当者ジェイミー・ウイリアムズさん(29)は「さまざまな職業の人が集まり、国境を超えて刺激し合う場にしたい」と意気込む。

 当日は午後6時半から。参加無料。通訳は置かない。定員100人。事前申し込みが必要。連絡先は市産業振興課内「仙台クリエイティブ・クラスター・コンソーシアム事務局」022(214)8263。

736荷主研究者:2010/05/07(金) 00:06:29
>>726
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/04/20100429t12005.htm
2010年04月29日木曜日 河北新報
宮城県、岩沼市とフジパンが立地協定 来春操業を目標

立地協定を結び、握手を交わす(左から)村井宮城県知事、三宅フジパングループ社長、井口岩沼市長=28日、宮城県庁

 パン製造業大手のフジパングループ本社(名古屋市)は28日、宮城県岩沼市の仙台空港岩沼臨空・矢野目工業団地に仙台工場を新設する立地協定を、宮城県、岩沼市と結んだ。同グループが東北にパン製造工場を建設するのは初めて。操業5年後に80億円の売り上げを目指す。

 宮城県庁で行われた締結式では、フジパングループ本社の三宅泰徳社長、村井嘉浩知事、井口経明岩沼市長が協定書に署名した。

 三宅社長は「食を通じて社会に貢献し、宮城県、岩沼市と共に発展していく企業を目指す」と語った。現在、関東の4工場が東北向け商品を製造していることを指摘し、「距離を克服するのは難しい」と宮城進出の理由を説明した。

 新工場の計画によると、8月に着工し、2011年4月を目標に操業を始める。鉄骨2階、延べ床面積1万6000平方メートル。総工費は80億円。

 グループ本社の100%子会社東北フジパン(岩沼市)が、スーパーやコンビニエンスストア向けに、食パンやバターロールなどを製造する。初年度の売上高は50億円を見込み、16年度に80億円を目指す。

 当初の従業員は約150人で、うち100人を地元から採用する。1年をめどに従業員を約300人に増やし、地元雇用も250人に拡大する。

 フジパングループ本社は1951年設立。資本金46億8200万円。製パン業界3位のメーカー。東北フジパンは資本金5000万円で、4月12日に設立された。

 村井知事は「富県みやぎを大きく推進できる。地域経済の活性化、地元雇用の創出に大きく貢献してもらえる」と話した。井口市長は「厳しい経済情勢の中で立地してもらえるのはありがたい」と語った。

737荷主研究者:2010/05/10(月) 23:09:37

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/05/20100501t13018.htm
2010年05月01日土曜日 河北新報
仙台北部道路 富谷JCT―国道4号間が12年度開通

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/100501a301.jpg

 仙台北部道路で延伸計画中の富谷ジャンクション(JCT)―国道4号(宮城県富谷町富谷)の1.7キロが2012年度中に開通する見通しとなったことが30日、分かった。3月末に完成した高速環状道路と1本で結ばれ、仙台圏の高速交通網がさらに充実する。

 国土交通省と東日本高速道路の共同施工で、事業費は35億円。設計は09年度に終えた。今後、用地調査や地権者との交渉に入るが、遅れが出れば工期延長の可能性もある。大規模な架橋工事はなく、丘陵地を切り開いて盛り土上部に道路を通す計画。

 ことし3月27日に北部道路の利府しらかし台インターチェンジ(IC)―東北自動車道富谷JCTの6.6キロが開通した。富谷JCTから国道4号につながることで、高速環状道路を経由して東北道や三陸道へ乗り入れしやすくなる。国道の混雑緩和も見込まれる。

 東北地方整備局仙台河川国道事務所によると、国道4号の東北道泉IC付近―仙台市宮城野区苦竹までの交通量は、北部道路全通で2030年には1999年比で2割減少すると試算された。

 仙台周辺の高速道路では北部道路と三陸道を結ぶ利府JCTのフル化工事が10月完了予定。三陸道の石巻方向と、北部道路の相互通行が可能となる。常磐道も相馬―山元ICが14年度に開通、仙台と首都圏が直結する。

738荷主研究者:2010/05/10(月) 23:10:10

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/05/20100501t12030.htm
2010年05月01日土曜日 河北新報
仙台トラストタワー完成8月本格営業

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20100501008jd.jpg
完成した高層ビル「仙台トラストタワー」

 森トラスト(東京)が仙台市青葉区一番町の東北学院中・高跡地で建設を進めてきた高層複合ビル「仙台トラストタワー」(地上37階、地下2階)が30日、完成した。高さ180メートルと東北一ののっぽビルは5月からオフィスの一部利用が始まり、8月にグランドオープンする。

 ビルはホテル(1〜3階、25〜37階)、商業施設(1〜5階)、オフィス(6〜24階)の各フロアで構成。オフィスフロアは5月中旬以降、入居が始まる。ホテル、商業施設の開業は8月1日。

 24階のオフィスフロアで行われた完成式には工事関係者ら約60人が出席した。敷地を囲っていた柵も取り払われた。

 同タワーは2008年1月着工。延べ床面積12万5300平方メートルで、うちオフィスの貸室面積は約4万1500平方メートル。隣接して建設が進む29階の高層マンション「ザ・レジデンス一番町」とともに大規模複合開発「仙台トラストシティ」を構成する。

739荷主研究者:2010/05/10(月) 23:11:01
>>732-733
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/05/20100501t13038.htm
2010年05月01日土曜日 河北新報
突然の白紙に広がる困惑 エム・セテック、亘理進出計画撤回

エム・セテックが進出を計画していた工場用地。水田を開発して第1期分約10ヘクタールの造成が進む=亘理町逢隈高屋

 大手太陽光発電素材メーカー、エム・セテック(東京)が宮城県亘理町に計画していた新工場建設を白紙撤回した。約32ヘクタールの敷地は造成が急ピッチで進み、600人の雇用が見込まれていただけに、町には大きな波紋が広がっている。別の工場の進出計画がにわかに浮上しているが、「本当に来るのか」と疑問視する声も。地域経済が低迷する中で計画の行く末に期待と不安が交錯する。(岩沼支局・小島直広)

 一辺約600メートル。エム社が進出するはずだった工場用地は目を見張るほど広大だ。農家ら地権者133人が昨年9月、用地を提供した。

背景に社長交代

 「一人でも反対したら工場は来なくなる。町にそう言われたからこそ、皆で協力した」。70代後半の元地権者の男性はそう語る。

 男性は水田を売ったのを機に農業をやめ、農機具もすべて処分した。「子どもや孫の勤め先が大事。売った田んぼはもう元に戻らない。早く次の企業に来てもらいたい」と困惑を隠せない。

 町は5月中にも用地買収に応じた元地権者を対象に、今回の経緯を説明する予定だ。

 造成計画によると、総事業費は約20億円。うち約13億円を県と民間から借り入れ、2009年度に32.6ヘクタールの敷地を買収した。第1期分10ヘクタールを造成してエム社へ引き渡し、その売却代金7億円で、第2期分22.6ヘクタールを造成するはずだった。

 進出計画が頓挫した背景には、エム社の社長交代劇があった。

 4月28日午後、町役場で開かれた町議会全員協議会。エム社の謝勝傑社長が白紙撤回を伝えたわずか数十分後、同じ席に亘理町への進出を主導してきた前社長(3月末退任)の姿があった。

 「工場進出で台湾の幹部と意見が対立した」

 エム社の創業者である前社長はそう語り、昨年の資本提携で親会社となった台湾メーカーから送り込まれた現社長への怒りをあらわにした。

 「亘理に何としても工場を造りたい。これは男の約束。全うしたい」。前社長は声を絞り出すように町議らに訴えた。前社長は席上、エム社と資本関係のない別会社を町内に設立し、同じ場所に進出する方針を示した。

町政運営に暗雲

 斎藤邦男町長は「前社長の誠意を真摯(しんし)に受け止める。早期の工場進出を期待している」と語り、今後資金計画などについて前社長側と詰める構えだ。

 こうした町の対応に異論がないわけではない。

 町議の一人は「一度約束を破られたのに信頼するのはどうか」と指摘。「借入金の利払いはこれから。工場が進出しなければ町長の責任問題になる」と警告する。

 町には本年度から毎年約1500万円の金利負担が発生する。12年秋には元本を一括償還しなければならない。

 亘理町では任期満了に伴う町長選が18日に告示される。立候補を表明しているのは3選を目指す現職の斎藤町長だけ。選挙直前に起きた工場進出計画の撤回が、盤石に見えた現職の町政運営に影を落としている。

740荷主研究者:2010/05/15(土) 15:10:27
立体交差の中止は残念ではあるけど、工期も工費も圧縮されるし、まぁ妥当な判断かねぇ。

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/05/20100504t11032.htm
2010年05月04日火曜日 河北新報
宮城野橋、駅前通と接続 仙台市、事業費と工期圧縮

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20100504003jd.jpg
東に向かって見た宮城野橋の完成予想図。右側のビルが「アエル」

 「X(エックス)橋」の愛称で市民に親しまれたJR仙台駅近くの宮城野橋架け替え工事で、仙台市は、新しい橋を駅前通と立体交差させる44年前の計画を改め、駅前通と直接つなぐ方針を決めた。当初計画に比べ、橋の長さは半減し、事業費と工期が圧縮できる。

 最新の交通需要推計に基づき、立体交差が必要なほど交通量が増えないと判断した。本年度着工し、2015年度までの完成を目指す。

 変更後の計画によると、宮城野橋の長さは370メートルから152メートルに短縮される。事業費は当初の計画を約50億円下回る約40億円となり、工期も2〜3年短縮される見込み。片側3車線の直線的な陸橋に生まれ変わり、現在のX橋は撤去される。

 新しい宮城野橋は当初、駅前通を陸橋でまたぎ、愛宕上杉通の交差点に接続する予定だった。都市計画道路として決定したのは1966年。市は2009年度、決定から40年以上が経過したことを踏まえ、将来の交通量の見通しをあらためて検証した。

 県警とも協議した結果、「駅前通との交差点を平面交差に変えても、円滑な交通処理は可能」(市道路計画課)との結論に至ったという。

 事業をめぐり地元住民らは、X橋に使われた石材を歩道に再利用するなど、大正時代の歴史的建造物を後世に伝えようと模索している。

 地域の動きに対し、同課は「広い意味でのまちづくりとして、地元住民の相談に応じたい」と話している。

[宮城野橋]JR仙台駅前の再開発ビル「アエル」北側でJR東北線をまたぐ都市計画道路「元寺小路福室線」の一部。愛称は、橋のたもとの道路が両方とも二またに分かれ、上から見ると「X」の文字に似ていることに由来する。現在の橋は1921年に完成したが、その後の再開発事業で橋の両端が1本の道路に集約されている。

741荷主研究者:2010/05/15(土) 15:16:32

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/05/20100507t12011.htm
2010年05月07日金曜日 河北新報
平均空き室率、初の20%超 4月の仙台市内オフィスビル

 仙台市内のオフィスビルの平均空き室率が4月末現在で20.63%になったことが6日、ビル仲介の三鬼商事仙台支店のまとめで分かった。20%を超えたのは1989年の調査開始以来初めて。4万平方メートル超えるオフィスフロアもある超高層複合ビル「仙台トラストタワー」(青葉区一番町)が完成、調査対象に加わったことが影響したとみられる。

 前月末を1.47ポイント上回り、過去最悪をさらに更新。全国の主要都市で最も高く、2番目の福岡(15.30%)とは5ポイント以上の開きがある。

 地区別では駅東が28.83%で最も高く、泉区など周辺21.37%、駅前20.50%、一番町19.87%、県庁・市役所14.50%が続いた。前月比では一番町が5.09ポイントの大幅悪化で、駅前は0.25ポイントの改善。ほかは0.01〜0.58ポイントの上昇だった。

 仙台トラストタワーは4月末に完成。地上37階、地下2階で、6〜24階のオフィス部分の募集面積は約4万1500平方メートルに上る。入居が始まるのは今月中旬からだが、今回から調査対象になり、市内全体の空き室率の押し上げ要因となった。詳しい入居予定状況は非公表。

 三鬼商事によると、今年はほかに、ビル完成など大きな物件の供給予定はないといい、仙台支店は「上昇傾向に歯止めが掛かってくるのではないか」と見ている。

 仙台市内のオフィスビルの平均空き室率は、2009年1月末に13.73%となり、過去最悪だった04年3月の13.69%を更新。その後、一時的な改善をはさみ、じわじわと上昇を続けてきた。

 今回の調査対象は新築7棟を含む延べ床990平方メートル以上の賃貸オフィスビル362棟。

742荷主研究者:2010/05/15(土) 16:14:15

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/05/20100510t12034.htm
2010年05月10日月曜日 河北新報
東北電気保安協会が仙台・あすと長町に移転

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20100510015jd.jpg
完成した東北電気保安協会あすと長町ビル

 工場やビルの電気設備の保安管理業務などを手掛ける東北電気保安協会の本部が6日、仙台市太白区あすと長町3丁目に完成した新ビルで業務を開始した。県内9事業所を統括する宮城事業本部と、仙台圏南部を担当する仙台南事業所も移り、10日から業務を始める。

 新ビルは鉄骨4階、延べ床面積約5800平方メートル。青葉区花京院のビルを賃借していた本部は、移転で利用面積が従来の約2.3倍に拡大。太白区泉崎1丁目にあった宮城事業本部と仙台南事業所も約1.6倍に広がる。

 高強度の鉄骨を使って耐震性を強化し、大地震などの非常災害時に活用する対策本部室を設けた。高効率のヒートポンプエアコンや発光ダイオード(LED)照明などを採用し、省エネ性能も高めた。

 協会は2008年5月、約2200平方メートルの用地を購入し、09年8月に建設工事を始めた。

743荷主研究者:2010/05/15(土) 16:28:45

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/05/20100511t12020.htm
2010年05月11日火曜日 河北新報
中小企業との研究担う 東北大、新拠点施設が完成

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20100511005jd.jpg
中小企業との共同研究を強化する未来産業技術共同研究館

 東北大未来科学技術共同研究センター(NICHe)の新しい産学研究棟「未来産業技術共同研究館」が、仙台市青葉区の青葉山新キャンパス予定地に完成した。東北をはじめ全国の中小企業との共同研究を担う拠点施設で、地元企業などの開発提案力の向上を図る。

 新研究棟はNICHe本館南側に建てられた。2011年度に開設予定の青葉山新キャンパスの建物第1号としても位置付けられている。

 5階建て、延べ床3500平方メートルで、すべてを研究スペースとして利用する。カードによる入退室方式にするなど、秘密保持にも配慮した。総事業費は約11億円で、半額が経済産業省の補助金。

 具体的に取り組む共同研究は、NICHeが展開中の18件のうち6件。災害現場で被災者の生存確認などに当たるレスキューロボットの開発や情報通信関連などで、既に機材を運び込んだ。

 完成品などの研究成果は東北大が持つパイプを生かし、大手メーカーなどに売り込む。副センター長の長谷川史彦教授は「付加価値がある技術を中小企業とともに産業化し、地元企業などの育成に本腰を入れたい」と話している。

 NICHeは産学共同研究拠点として1998年に設置された組織。研究件数が増え、本館などの既存施設が手狭になったため、新研究棟を整備した。13日に現地で完成の記念式典が行われる。

744荷主研究者:2010/05/15(土) 16:31:30

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/05/20100512t13017.htm
2010年05月12日水曜日 河北新報
駐停車ゼロへ巡回監視継続 仙台市の路線バス運行支援

蛍光色のベストを着て業務に当たる監視誘導員=青葉区のバス停「県庁市役所前」

 仙台市内を走る路線バスの円滑な運行を図るため、監視誘導員が主要なバス停付近で一般車両に駐停車禁止を呼び掛ける市の対策が、2年目のスタートを切った。本年度は乗降客の多い地下鉄泉中央駅周辺の人員を増強、東北大病院前を新たな監視地区に加えた。

 そのほかの監視地区は、定禅寺通、広瀬通、青葉通がそれぞれ東二番丁通と交わる一帯と、JR仙台駅西口、市立病院前、JR長町駅前で、市内計8カ所になる。

 監視誘導員は蛍光色のベストと帽子を身に着け、2人1組で午前8時〜午後8時にかけて断続的に巡回。バス停付近で駐停車するドライバーにチラシを配るなどして自粛を求める。歩道に自転車を駐輪しようとする人には、近くの駐輪場の利用を促す。

 監視誘導員は、市の緊急雇用対策で採用された25人。雇用期間は半年で、年間延べ50人を充てる。本年度の監視は4月17日に始まり、年末年始などを除いて来年3月末まで行う。事業費は約3200万円。

 道交法ではバス停の前後10メートルの駐停車を原則禁止としているが、ルールを守らないドライバーが後を絶たず、バスの発着や利用客の乗降を妨げている。市公共交通推進課は「前年度はバスの運転手から好評だった。県警とも協力しながら、バス停周辺の駐停車ゼロを浸透させたい」と意気込んでいる。

745荷主研究者:2010/05/15(土) 16:33:38

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/05/20100513t12010.htm
2010年05月13日木曜日 河北新報
貿易事務代行の三井倉庫子会社 7月に仙台センター開設

 倉庫業大手、三井倉庫(東京)の100%子会社で、物流関係の事務業務を請け負う三井倉庫ビジネスパートナーズ(同)は7月1日、仙台市青葉区一番町に仙台センターを開設する。東北への進出は初めて。仙台に拠点を置くことで業務の効率化を図り、競争力を高めるのが狙い。

 仙台センターは仙台トラストタワー内に置く。センターは、現在東京本社で行っている企業の輸出入に必要な税関手続きや決算など、貿易事務の代行業務を展開する。将来は、金融機関や官公庁、医療機関を対象に、総務や会計、情報管理などの代行事業を拡充する方針。

 仙台センターの従業員50人は地元で採用する。20日にハローワーク仙台(宮城野区)で、会社説明会を開催。今後2年間で地元採用者を100人まで増やすという。

 池田求社長は「東京の本社から新幹線で1時間半とアクセスがよく、人材の定着率が高いことなどから進出を決めた。従業員の地元採用や新規ビジネスの開拓で、仙台経済の活性化を目指す」と話している。

 同社は2001年設立。資本金1億円。首都圏や中部、関西の各地域にセンターがある。

 仙台市は立地促進助成金として、新規雇用助成金や3年分の固定資産税相当額を交付する。13日に池田社長が市役所を訪れ、正式な手続きを行う。同社は昨年秋、市に進出を打診し、準備を進めてきた。

746荷主研究者:2010/05/15(土) 16:37:45

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/05/20100513t15038.htm
2010年05月13日木曜日 河北新報
「上杉山」の魅力発掘 市民団体と地元8社が連携 仙台

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勝山公園(左)の新緑がまぶしい上杉山通。倶楽部は「上杉山」の魅力の掘り起こしを目指す=仙台市青葉区

 仙台市青葉区の上杉地区周辺の企業などが、地元の魅力を掘り起こす「上杉山倶楽部(くらぶ)」を設立した。来年3月まで、老舗の工場見学や情報誌の発行を行う予定。なりわいと暮らしが息づく地域の良さを市民と探り、製品やマンションの販売促進にもつなげようというユニークな試みだ。

 倶楽部は4月下旬、地域おこしに取り組む市民団体「センダイ自由大学」の呼び掛けで発足した。会員は現在8社で、酒造会社の勝山企業、玉虫塗の東北工芸製作所、和菓子の玉沢総本店、野村不動産、仙台放送などが参加している。

 「上杉山通」を中心とする地区を対象に活動する。南北は錦町公園付近から北仙台駅周辺まで、東西は宮町3、4丁目から二日町までで、全体を「上杉山エリア」として独自に設定した。

 活動は「地元発見学」や「伊達(だて)なアイデア塾」「地元交流会」などを想定。アイデア塾では特産の弁当づくりの検討などが候補に挙がっている。

 発見学は今月中にも始める。最初は東北工芸製作所(上杉3丁目)の販売店や工場(青葉区愛子)を回る方向で調整中で、伝統工芸品を作り続ける老舗の存在を住民らにアピールする。

 野村不動産は6月末、青葉区本町にある常設のモデルルーム内に約50平方メートルの倶楽部専用スペースを用意。講座や交流用に無償で使ってもらう。

 同社はこれまで上杉山エリアで16棟のマンションを販売し、現在は仙台市内100棟目となるマンションをエリア内に計画中。仙台支店は「モデルルームの無償提供は会社で初の試み。地域貢献を通じ、100棟目という記念のマンションの売り込みも図りたい」と話す。

 倶楽部はイベントなどを通じ、企業や市民会員を増やす方針。センダイ自由大学の野原昌之学長(45)は「上杉山の良さを具体的な事例として発信したい」と話す。会費は法人が月1万円(1口)から、個人が月2500円から。連絡先は広告出版会社、創童舎のセンダイ自由大学「上杉山倶楽部」事務局022(263)4420。

747荷主研究者:2010/05/27(木) 22:49:18

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/05/20100519t15021.htm
2010年05月19日水曜日 河北新報
仙台市、錦ケ丘に小学校新設 15年度開校、愛子小と分離

 仙台市は2015年度、児童増加の著しい青葉区の愛子小を分離し、同区錦ケ丘に「錦丘小(仮称)」を開校する方針を固めたことが18日、分かった。予定地は錦ケ丘7丁目の民有地。開校時の児童数は900人超になる見通し。

 市教委が同日、定例教育委員会を開き、錦丘小の開校を近く仙台市に申し出ることを決定。市は用地取得費や測量費などを含む、10年度一般会計補正予算案を市議会6月定例会に提出する。

 愛子小は09年4月、児童が急増した広瀬小(青葉区)を分離して開校した。愛子小では10年度、児童992人(5月1日現在)、33学級に増え、文部科学省の学校分離新設の目安の31学級を上回った。

 錦ケ丘地区では、子育て世代をターゲットにした宅地分譲が進んでおり、現在も愛子小児童の6割近くが同地区から通学する。民間調査会社の推計でも、10年後の愛子小の児童数は1400人台になり、約8割が錦ケ丘地区の児童になる見通し。

 市教委は「少子化に直面する学校もある中で慎重に検討した結果、錦ケ丘地区は世帯数が多く、分離しても当面規模を維持していけると判断した」と説明する。

 錦ケ丘地区では、02年度から地区内への小学校建設を要望してきた。愛子小の新設が決まった05年ごろは、JR愛子駅周辺で人口が伸びていたため、錦ケ丘地区への建設は見送られた。

748荷主研究者:2010/05/27(木) 23:01:38

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/05/20100521t12032.htm
2010年05月21日金曜日 河北新報
航空機器製造のジャムコが仙台空港に工場 三鷹から移転

 航空機部品メーカーのジャムコ(東京)が、東京都三鷹市にある航空機器製造工場を、宮城県岩沼市の仙台空港内に移転新築する方向で検討を始めたことが20日、分かった。

 移転時期の詳細は未定だが、2012年度までの3カ年事業計画に岩沼への移転を前提とした設備投資予算のシミュレーションを組んでいる。本年度内にも詳細を固める方針という。

 同社は、航空機の内装品製造、エンジン部品などの機器製造、整備の3部門で事業を展開。仙台空港内には整備工場があり、隣接地が自社所有地のため、機器製造部門の移転先として有力視されている。

 航空機器製造部門の工場は、全国で三鷹の1カ所だけ。エアバス社の大型旅客機A380の床部材となる炭素繊維構造部材製造を主軸にしている。同社は本格的な景気回復を視野に入れ、受注増に備えて移転、生産規模拡大を検討している。

 ジャムコは1955年に設立。資本金は53億6000万円で、売上高は10年3月期357億5400万円。従業員は1236人。

749荷主研究者:2010/05/27(木) 23:18:38

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1420100520hlac.html
2010年05月20日 日刊工業新聞
東北大と産学官など、モーター用永久磁石の戦略会議発足

 【仙台】東北大学をはじめとする産学官が連携して、6月17日に仙台市内で「東北モータ磁石イノベーション戦略会議」を発足させる。

 電気自動車や省エネ家電などに欠かせない永久磁石について、資源リスク対応や高性能化の側面から議論する。これを通じ、東北を磁石研究開発の拠点とするとともに、人材育成、新産業の集積に結びつける考え。

 事務局は東北大学未来科学技術共同研究センター内に設置。メンバーとして東北経済産業局、東北地方の各県、仙台市などの自治体に加えて、自動車メーカーといった磁石ユーザーや磁石メーカー、さらに東北経済連合会など産業団体にも参加を呼びかける。毎年1回会議を開き、最新の磁石研究開発動向について意見交換する。

750荷主研究者:2010/05/30(日) 11:02:24

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/05/20100526t12023.htm
2010年05月26日水曜日 河北新報
宮城県内観光客6124万人 過去10年で最多

 宮城県が公表した2009年の観光統計によると、県内を訪れた観光客は6124万9000人(速報値)で、過去10年間で最も多かった。08年の岩手・宮城内陸地震の影響は残ったが、高速道路の休日1000円乗り放題の効果で日帰り客が増えるなどして、全体数を押し上げた。

 09年の1年間に観光地589カ所を訪れた観光客は、08年と比べ446万人(7.9%)増えた。2000年以降で最も多かった07年の5787万7000人を大きく上回った。

 県は、09年は5月と9月の連休が長かったことや高速道路の休日1000円乗り放題の実施に加え、仙台・宮城「伊達な旅」キャンペーンを展開したことが要因と分析している。

 圏域別では、仙台3338万9000人(前年比13.1%増)、大崎1063万8000人(2.8%増)、仙南588万4000人(1.7%増)、石巻434万5000人(0.4%減)、気仙沼363万人(3.3%増)、登米248万5000人(5.0%増)。

 内陸地震で被災した栗原圏域は前年比0.2%増の87万9000人。道路や施設の復旧が進まず地震前の半分以下にとどまった。県観光課は「栗駒山に通じる県道が復旧する秋以降、観光客が徐々に増える」と期待している。

 観光客のうち宿泊者は787万1000人で、17万3000人(2.1%)減った。外国人宿泊者は11万人で24.8%落ち込んだ。国別で台湾、香港、韓国、米国の順。

751荷主研究者:2010/05/30(日) 11:03:01

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/05/20100526t12033.htm
2010年05月26日水曜日 河北新報
「新・国分町」盛り上げよう 29日に「誕生祭」

誕生祭の打ち合わせをする「国分町街づくりプロジェクト」のメンバー=仙台市青葉区の元鍛冶丁公園

 シンボルアーチなどが設置された東北一の歓楽街・国分町の新たな門出を祝おうと、地元の街づくり法人が29日、新たに野外ステージが整備された仙台市青葉区の元鍛冶丁公園で「新・国分町」誕生祭を開く。景気低迷で客足が落ち込む中、国分町の「サポーター」を増やすのが狙い。市民が気軽に参加できる交流パーティーの形式で、飲食店街の盛り上げに一役買う。

 主催するのは地元町内会や飲食店関係者らでつくる一般社団法人「国分町街づくりプロジェクト」(阿部秀彦理事長)。国分町による国分町のための「ムーンライト・パーティー」と銘打ち、当日は午後3〜9時に出店が並ぶ。

 野外ステージでは、午後7時から歌手の上田正樹さんらの無料ライブがあり、DJの大坂ともおさんらによるFM公開収録も行われる。会場は出入り自由で、付近の店にはしごしてもらう趣向。誕生祭の岡祐樹実行委員長は「国分町にかかわる人たちをつなげ、街を楽しく活気づけたい」と参加を呼び掛ける。

 誕生祭は、法人が本年度から仕掛ける国分町「フォーシーズンズ・プロジェクト」の第1弾。8月は仙台七夕まつりに合わせた交流会「夜の七夕」(仮称)を開く予定。

 9月は定禅寺ストリートジャズフェスティバルで飲食店が舞台を提供する「国分町夜ジャズ」、12月にはSENDAI光のページェントに合わせたツリー電飾イベント「キラキラBun―cho Night」と、いずれも2年前に始めたイベントをプロジェクトに組み込んで展開する。

 法人によると、昨年6月時点で、飲食店街の中心となる国分町2丁目周辺で営業可能な店舗物件は約2300カ所に上るが、うち約400カ所は空き店舗。高級店が低料金の店に業態転換したり、安いメニューを増やしたりして生き残りを図る動きが目立つという。

 阿部理事長は「国分町の斜陽化に何とか歯止めをかけたい。地域のインフラ整備を機に、国分町の魅力を発信できる機会を増やし、にぎやかで楽しい街にしていきたい」と話している。

752荷主研究者:2010/06/06(日) 13:31:24

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/05/20100527t12013.htm
2010年05月27日木曜日 河北新報
みやぎ自動車産業振興協 会員急増、1年で97団体

 宮城県の産学官でつくる「みやぎ自動車産業振興協議会」の企業・団体会員数がこの1年間で97団体増え、計405団体に達したことが26日、県のまとめで分かった。トヨタ自動車の完成車製造子会社、セントラル自動車(相模原市)の新本社工場が来年1月に宮城県大衡村で稼働するのを控え、地元企業の参入意欲の高まりを示す形となった。

 東北他県の同種組織は微増か横ばい。宮城の会員数は、エンジン製造の日産自動車いわき工場(いわき市)を抱える福島(346団体)を抜いて東北最多となった。

 新加入97団体はほとんどが県内企業で、山形や福島、東京の製造業者など県外は10社。業種別では製造業の49社が最多で、人材派遣などサービス業17社、卸売り・小売業13社と続いた。

 今年2月に加入した、岩沼市と山元町にワイパー部品工場を持つ大友製作所(埼玉県)は「宮城の企業と連携して受注を狙いたい」と加入理由を説明。同時期に加入した石巻市の自動車部品製造会社も「1次部品メーカーの県内進出もあり、取引拡大のチャンスが広がっている」と話す。

 村井嘉浩知事は「自動車産業が期待を集めているのは喜ばしい」と強調。部品製造のトヨタ自動車東北(宮城県大和町)の杉山正美社長は「会員増は自動車産業のすそ野の広さの表れ。受注獲得につなげてほしい」と期待を寄せている。

 宮城の協議会は2006年設立で、当初の会員は124団体。

753荷主研究者:2010/06/06(日) 13:32:07

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/05/20100527t12016.htm
2010年05月27日木曜日 河北新報
トヨタ紡織東北 宮城工場、予定前倒し量産12月末から

 トヨタ自動車グループで内装部品製造のトヨタ紡織東北(岩手県北上市)の柴田和民社長は26日、仙台市であった「みやぎ自動車産業振興協議会」の総会で講演し、宮城県大衡村に建設中の宮城工場について「12月末から量産に入る」と述べ、来年1月としていた量産開始を早める方針を明らかにした。

 宮城工場は、隣接地で来年1月に稼働するトヨタの完成車製造子会社、セントラル自動車(神奈川県相模原市)にシートなどを供給する予定。量産開始を前倒しする理由について柴田社長は講演後、河北新報社の取材に対し「セントラルの稼働時に一定数の内装部品が必要になるため」と述べた。

 講演では宮城工場の今後のスケジュールについて「7月に建物が完成し、8月から生産設備を搬入する」と説明。「セントラルとともに、関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)も生産台数がこれまでより増えるのではないか」と東北での完成車の増産に期待感も示した。

754荷主研究者:2010/06/06(日) 13:32:55

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/05/20100527t12029.htm
2010年05月27日木曜日 河北新報
ケーヒンと商談会 10月、東北6県合同で

商談会開催など本年度事業を決めた「みやぎ自動車産業振興協議会」の総会

 産学官組織「みやぎ自動車産業振興協議会」の総会が26日、仙台市で開かれた。この中で宮城県は、ホンダ系自動車部品製造大手ケーヒン(東京)との東北6県合同商談会が10月8日に開かれることを明らかにした。

 商談会は東北6県の産学官組織「とうほく自動車産業集積連携会議」の事業として、ケーヒン栃木開発センター(栃木県高根沢町)で行う。6月に参加企業を募集する。

 角田市と宮城県丸森町に拠点を構えるケーヒンとの合同商談会は2008年以来。今年は9月9、10日に神奈川県厚木市で日産自動車と、10月27、28日に愛知県刈谷市でトヨタ自動車グループ向けにもそれぞれ開く。別の1社とも開催準備を進めているという。

 県は、宮城単独で自動車部品大手デンソー(刈谷市)との商談会を7月8日に同社本社で開くことも公表した。デンソー子会社デンソー東日本の新工場が来年5月、福島県の田村西部工業団地(田村市、三春町)で操業するのを見据え、県内の約25社が出展する。

 総会では商談会を含む本年度事業を了承。トヨタの完成車製造子会社、セントラル自動車(相模原市)の新本社工場が来年1月に宮城県大衡村で稼働するのを控え、地元企業向けの研修事業の強化策などを盛り込んだ。

 村井嘉浩知事は総会で「セントラル稼働で新時代を迎える東北の自動車産業を、6県連携でさらに盛り上げたい」と強調した。

755荷主研究者:2010/06/06(日) 13:33:34

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/05/20100527t12012.htm
2010年05月27日木曜日 河北新報
新装店舗で再スタート 大規模耐震工事終了 さくら野百貨店

紳士服とリビング用品を集約した5階の売り場

 さくら野百貨店(仙台市)は26日、JR仙台駅西口の店舗で進めていた経営再建に向けた大規模な改装と耐震補強工事を終え、新装店舗でのスタートを切った。28日まで全館で記念セールを行う。

 改装後の店舗(地上8階、地下2階)は1階が婦人・紳士服、2〜4階が婦人服。5階には紳士服のほか、これまで6、7階にあったインテリア・家庭用品売り場を集約した。

 地下1階は食品売り場、地下2階はネイルサロンなど。

 6階以上は大型テナントなど外部に貸し出す。6階には衣料・食品メーカーや個人に売り場を貸し出すフリーマーケット型の「仙台楽市」が6月30日にオープン予定。7階と8階の一部には同月12日、現在は近くのビルに入る中古書籍販売「ブックオフ」が移転する。

756荷主研究者:2010/06/20(日) 14:32:30

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100601t12019.htm
2010年06月01日火曜日 河北新報
仙台空港鉄道、3期連続赤字 累積34億6500万円に

 仙台空港アクセス線を運営する仙台空港鉄道(名取市)は31日、取締役会を開き、2009年度の通期決算を承認した。純損失は9億5400万円で、2007年3月の開業以来3期連続の赤字。累積赤字は34億6500万円に膨らんだ。

 営業収入は前年度比2.5%減の6億6300万円。営業経費は0.7%減の13億7300万円。営業損失は1.1%増えて7億900万円となり、依然厳しい経営状況が続く。

 輸送人員は2%減の232万8000人。新型インフルエンザや景気低迷で、航空旅客が減ったことが影響した。

 人件費や光熱費の圧縮で経費節減に努めるが、営業経費の半分以上を占める減価償却費が経営の重荷となっている。金融機関への利息返済も2億7500万円に上り、12年度以降、元本返済は毎年5億円に増える。13年度には債務超過に陥る見通しだ。

 経営改善支援策として、県は橋脚や土地などの資産を買い取って、空港鉄道が運行に専念する「上下分離」実施を検討。適正な買い取り価格を見極めるため、本年度中に資産評価を終える方針。

 空港鉄道の斎藤進社長は「多額の借入金や減価償却費など、現状では赤字がかさむ財務体質。県と一体となって増収対策に臨みたい」と話している。

757荷主研究者:2010/06/20(日) 14:33:56

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100601t11013.htm
2010年06月01日火曜日 河北新報
仙台市の未着手都市計画道見直し案 70区間「廃止」

 仙台市が都市計画道路の未着手区間の存廃を検討した見直し案が31日、明らかになった。検討対象168区間143.5キロのうち、「廃止候補」と判断されたのは70区間68.5キロで、半分近くの47.7%に上った。整備分を含めた現行計画総延長(500キロ)の13.7%が廃止になる計算。全国の政令市で、都市計画道路網の抜本的見直しに踏み込むのは初めて。

 人口減少や少子高齢化の進展を見据え、市が目指す「拡大」から「集約」へのまちづくりの転換が道路政策で明確に示された。幹線道路の整備を期待する地域住民の間で議論を呼ぶのは必至だ。

 見直し作業では、客観的な指標と地域事情を考慮して事業の必要性を多面的に評価した。郊外だけでなく都心部にも大なたを振るっている。

 「廃止候補」は、郊外が岩切根白石線の3区間(泉区上谷刈―みやぎ台、計8.0キロ)、鈎取茂庭線の西高前、佐保山の両区間(太白区、計4.4キロ)など。都心部では、青葉区錦町と宮城野区新田を結ぶ定禅寺通上田子線8区間(計4.9キロ)、錦町から青葉区台原にかけての仙台駅旭ケ丘線5区間(計2.0キロ)が対象となった。

 市は08年度、見直し作業に着手。(1)JRや地下鉄など公共交通利用のしやすさ(2)既存道路の活用(3)費用対効果―といった視点で設定した17項目の指標を用い、対象区間ごとにプラスマイナスを判定。地域固有の条件を加味した総合評価も行い、継続か廃止を決めた。

 今回の見直し案で「継続候補」となった98区間75.0キロの整備完了は、40年程度にまで短縮される。ただ、今後の財政運営は厳しさを増すと予想され、より事業効果の高い17区間を優先的に事業化する。

 市は見直し案を近く公表し、6〜7月にかけて市民説明会やパブリックコメントを実施。市議会での議論も踏まえ、10年度内に正式決定したい考え。

[仙台市の都市計画道路]1966年策定の都市計画が原型。これまで計画区間が廃止されたのは青葉山周辺や、虹の杜地区の約17キロ。2009年度末の整備率は68.1%。これまでの市の試算では、完全整備まで約80年、総工費は1500億円程度掛かると見られている。

758荷主研究者:2010/06/20(日) 14:35:57

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100601t12020.htm
2010年06月01日火曜日 河北新報
仙台・旧佐々重ビル跡 新ビル来年7月完成 地上10階

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20100601003jd.jpg
ガラス張りの外観が特徴となる一番町平和ビルの完成予想図

 平和不動産(東京)が仙台市青葉区一番町3丁目の旧佐々重ビル跡地に6月着工する複合ビルの概要が31日、分かった。地上10階で服飾などの商業フロアとオフィスフロアで構成。名称は「一番町平和ビル」とし、ガラス張りの壁面を白い格子でデザインしたキューブ状の外観が特徴となる。

 新ビルは4日に地鎮祭を行い、来年7月末の完成を目指す。延べ床面積約1万1000平方メートルで、1〜2階に服飾物販、3〜5階に美容室やエステサロンなどのテナントが入る。

 6〜10階はオフィス用とし、金融や不動産関係の企業などが入居する方向で検討中。

 立地場所は東二番丁通と中央通が交差する地点。南向かいには昨年7月、仙台ファーストタワー商業棟が開館、藤崎ファーストタワー館が入る。ガラス張りになっていることから、新ビルも同様の外観にし、景観に連続性を持たせるようにする。

 新ビルは当初、2009年中の着工予定で、昨年暮れまでに旧佐々重ビルの解体を終えていたが、景気低迷や服飾テナントとの調整などで、ずれ込んでいた。

 平和不動産は「通りの連続性を演出するだけでなく、外観をキューブ状に工夫するなど独自性のある建物になる。中心商店街に人を呼び込む力になりたい」と説明する。

759荷主研究者:2010/06/20(日) 14:36:25

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100601t12030.htm
2010年06月01日火曜日 河北新報
観光客最多の1937万人、前年比23%増 仙台・09年

 仙台市を2009年に訪れた観光客は前年比23.1%増の1937万2182人で、調査を始めた1982年以来、最高だったことが、市の調査で分かった。

 市観光交流課は大幅増の要因として、2009年3月に始まった土日祝日の高速道路自動料金収受システム(ETC)割引の効果に加え、仙台市内に08年9、10月に相次いで開業したアウトレットモールの通年営業、「仙台・宮城『伊達な旅』キャンペーン」の実施などを挙げた。

 過去5年の観光入り込み客数は、ほぼ横ばいの1500万人前後で推移していた。これまでの最多は、NHKの大河ドラマ「独眼竜政宗」が放映された1987年の1609万1200人だった。

 一方、観光客のうち、宿泊客数は448万7275人で、前年より3.0%減少、市の目標を50万人以上下回った。同課は「企業の業績悪化で日帰り出張が増えたことに加え、新型インフルエンザの流行や円高が追い打ちを掛けたのではないか」と分析している。

 市は今年、前年に続き10〜12月に展開する「伊達な旅キャンペーン」を積極的に推進する。大口団体客の獲得にも力を入れ、首都圏の企業が実施する顧客や社員向けの旅行を誘致し、宿泊客の増加を目指す。市は観光客入り込み数の目標は設定していないが、宿泊客数は約510万人を目指す。

760荷主研究者:2010/06/20(日) 14:38:59

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100602t11019.htm
2010年06月02日水曜日 河北新報
地下鉄・バス連携強化 仙台市が都市交通プラン

 仙台市は1日、地下鉄東西線の2015年度開業を見据え、公共交通の活用を中心とした今後10年の総合的な交通政策「せんだい都市交通プラン(仮称)」案をまとめた。

 基本方針として、公共交通の利便性強化、都心部の交通環境の改善、市民協働による地域交通の確保の3点を設定した。バス路線は、地下鉄やJRの拠点駅に接続できるように再編する。乗り継ぎ割引運賃の拡充のほか、IC乗車券の導入、市民協働による乗り合いタクシーやコミュニティーバス運行の検討も本格化させる。

 具体的なプロジェクトとして、「仙台駅大改造」に取り組み、東西線仙台駅(仮称)の新設や駅前広場の機能強化、東西連絡自由通路の整備を一体的に展開する。都市計画道路「北四番丁大衡線」の11年度全面開通に合わせ、同線にバスレーンを設置し、市北西部と都心部を直結する快速バスの運行も計画する。

 奥山恵美子市長は1日の定例記者会見で、「地下鉄やバスといった公共交通機関を中心に、過度に車に依存しない交通体系を構築し、まとまりのある都市形成を図る必要がある」と策定の狙いを説明した。

 プラン案は、同時に発表した都市計画道路の見直し案とともに、説明会やパブリックコメントで市民の意見を集約し、今秋に決定する方針。

 二つの案は市のホームページで閲覧できる。7日から区役所・総合支所の窓口で配布し、市民意見の募集も始める。住民説明会は22日から市内8カ所で開催する。連絡先は交通政策課022(214)8302。

761荷主研究者:2010/06/20(日) 14:40:55
>>757
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100602t11020.htm
2010年06月02日水曜日 河北新報
仙台市・都市計画道70区間廃止 厳しい財政背景に

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/p060206x0m200015_01k.jpg
見直し中の仙台市中心部の都市計画道路

 仙台市が1日に正式発表した都市計画道路の見直し案は、現行計画の未着手区間のうち、距離ベースで全体の半分近くを「廃止」と判定する「(道路行政の)重要な転換点」(奥山恵美子市長)となった。進行する事業を止められない行政の悪癖を打破した点は評価できるが、決断の背景には、大胆な見直しに踏み込まざるを得ない、「内輪の事情」も垣間見える。

 本年度の市の道路関係事業費は約240億円。ピークだった1993年度の約4割に激減した。今後、橋の補修工事など維持管理費が市財政を圧迫してくる。都市計画道路に振り向ける予算の先細りは避けられず、新規着手は現実的に難しいという財政事情がある。

 もう一つは、都市計画道路の計画期間の「長さ」をめぐる司法判断だ。

 盛岡市では99年、都市計画道路の予定地のまま60年以上整備されず、土地利用を制限されたとして、地権者が市に損害賠償などを求める訴えを盛岡地裁に起こした。最高裁は2005年、地権者の上告を棄却した一方、「(整備を待つ地権者の)受忍限度を考える場合、制限内容と同時に期間も問題にしなければならない」と補足意見を述べた。

 仙台市でも60年以上経過した予定地がある。市幹部は「計画を削減しないと(将来、同様の訴訟を起こされたら)耐えられない」と明かした。

 市の方針に、地権者ら関係者の受け止め方はさまざまだ。

 廃止候補の向山常盤丁線の予定地で旅館を営む太白区の遠藤敞子さん(70)は55年前、都市計画道路の建築制限のため旅館を鉄筋にできず、モルタル造りで建て直した経緯があるが、「これでまた移転する心配がなくなった。ほっとしたところもある」と複雑な心情を明かす。

 廃止候補となった建設予定地や周辺の地権者から、反発の声が上がることも予想される。都市整備局幹部は「(損害賠償請求など)訴訟になるのも覚悟の上だ」と語った。

 市は本年度中にも見直し案を確定させる方針だ。禍根を残さないためにも、今回の結論に至った経緯や関連データを公開した上で、丁寧な議論を積み重ねることが、市民の理解を得られる唯一の道だろう。(解説=報道部・瀬川元章、門田一徳)

762荷主研究者:2010/06/20(日) 14:43:34

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100604t12013.htm
2010年06月04日金曜日 河北新報
宮城新工場7月23日着工 東京エレクトロン、11年4月稼働

 半導体製造装置大手の東京エレクトロン(東京)の竹中博司社長は3日、河北新報社のインタビューに応じ、宮城県大和町に建設する新工場について7月23日に着工し、2011年4月に稼働させることを明らかにした。稼働後は順次、設備増強を進めて5年後の生産子会社の年間売上高は稼働当初の倍となる3000億円を目指す考えも示し「新工場は(世界戦略の)重要拠点になる」と強調した。

 計画によると、「大和リサーチパーク」内の29ヘクタールの敷地に建設するのは製造、研究開発、事務の計3棟で総床面積は約7万平方メートル。エッチング装置の開発製造を担う。当初予定(7万2000平方メートル)からの規模見直しは最小限にとどめた。総投資額は約250億円。

 年間売上高は当初1500億円の計画で、5年後に3000億円を目指して生産を拡大。従業員は11年中に1000人体制にする計画で、竹中社長は「(5年後は)従業員数も倍ぐらいになる」として将来的に2000人程度に増やす可能性も示唆した。

 当初の従業員は、子会社東京エレクトロンAT山梨事業所の約1500人のうち500人を異動させる。同社宮城事業所(宮城県松島町)からは全従業員約200人が順次、新工場に移る。宮城事業所の今後の活用方法は検討中だが「閉鎖の検討もあり得る」と言う。

 新工場は山梨、宮城両事業所の機能を集約。東北大と開発した次世代の半導体加工技術「RLSA」を活用する装置も生産する。来月設立する全額出資の東京エレクトロン宮城が運営する。

 竹中社長は新工場の位置付けについて、東北大との連携を念頭に「産学の力を合わせて世界的な競争に勝ち続ける重要拠点になる」と述べた。

 新工場は当初、昨年4月に着工し、今年4月の稼働予定だった。計画は08年12月、半導体市場の悪化を理由にいったん延期され、今年1月に再開方針が決まった。

763荷主研究者:2010/06/20(日) 14:46:53

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100605t11016.htm
2010年06月05日土曜日 河北新報
仙台市議会、政調費を全面公開 19政令市で18番目

 仙台市議会は4日、政務調査費(政調費)の収支報告書に添付する領収書の範囲を、現行の「1万円以上」から全支出に拡大する方針を固めた。8日開会の6月定例会に、全会派が共同で条例改正案を提出できるよう調整を進める。

 19政令市で政調費支出の全領収書を添付していないのは、仙台市と北九州市のみ。

 4日の各派代表者会議で、全会派が合意した。使途基準や全額添付の実施時期、第三者機関による監査導入の是非などは今後、専門の委員会を設置して検討する方針を確認した。野田譲議長は「各会派の協力を得て、早急に準備を進めたい」と語った。

 仙台市議会の議員1人当たりの政調費は月額35万円。2008年度分から1万円以上の領収書添付を義務付けたが、支出の違法性を指摘する意見や、一層の透明化を求める声が市民、市議会内から上がっていた。

 市監査委員は5月26日、住民監査請求を受けた08年度分政調費の監査結果報告の中で、現行制度の早急な見直しを求めた。

 仙台市民オンブズマンの十河弘代表は「(支出を)1円からの公開は当然。適正な使途基準が作れるのか引き続き見守っていく」と話した。

764荷主研究者:2010/06/20(日) 14:49:27

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100604t75012.htm
2010年06月04日金曜日 河北新報
10月末に「東北文化の日」 6県・仙台市合意、施設無料など

 東北6県と仙台市は3日、東北全体で文化施策の連携を強めて全国に発信するため、「東北文化の日」を制定する方針で一致した。期日は10月末に設定。以降の1カ月間は事業期間として、各県が文化施設の入館を無料にしたり、市町村による文化イベントを開催したりして交流を促進する。

 東北文化の日は、10月最終の土日の2日間とする。以降、11月の最終日曜日までを事業期間と位置付ける。ことしは10月30、31日が東北文化の日で、事業期間は11月28日まで。

 入館無料か料金割引の事業に参加する文化施設は公設、私設を問わず、美術館、博物館、水族館など約370カ所を想定している。

 市町村で開催するイベントは、文化活動の企画展や地域のサークルが活動成果を発表する文化祭型を計画している。多様な地域文化を広く紹介するため、インターネットなどを活用した広報も強化する。

 9月末まで文化施設や市町村に参加を呼び掛ける。文化の日事業に参加する施設、各地のイベントをまとめたガイドブックを作製する。

 東北文化の日の構想は村井嘉浩宮城県知事が提唱し、ほかの5県や仙台市に共同事業の実施を呼び掛けていた。全国では関西圏の2府8県が2003年、「関西文化の日」を定め、文化施設の入館を無料としている。

765荷主研究者:2010/06/26(土) 17:49:53

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100608t12012.htm
2010年06月08日火曜日 河北新報
富士フイルム 大和の施設縮小 デジカメ開発 さいたまへ

 富士フイルムは7日、宮城県大和町にあるデジタルカメラ開発部門「電子映像商品開発センター」を廃止し、さいたま市に新設する関連部署に集約すると発表した。従業員は7月1日付で全員移す予定で、異動規模は数百人に上るとみられる。

 事業の強化、再編の一環。さいたま市にあるレンズの開発と生産を担う全額出資子会社を、本社に統合するのに合わせて集約する。

 センターは仙台北部中核工業団地にあり、デジタルカメラの開発と部品調達、品質保証の機能を担ってきた。同じ敷地内の子会社「富士フイルムデジタルテクノ」は残し、生産技術開発などを続ける。画像センサーの生産は2011年6月以降に外部委託する。

 富士フイルムはセンターの従業員数や異動人員を明らかにしていないが、関係者によると数百人規模。08年まで埼玉県朝霞市にあった開発部門から異動してきた従業員も多いという。

 広報部は「カメラとレンズの開発を連携させ、開発の効率化を図る。従業員は原則、全員異動させる」と説明した。

 既に同社から説明を受けている大和町は「異動に応じられない従業員がいる場合でも、失業することのないようにしてほしい」と話した。

766荷主研究者:2010/06/26(土) 17:52:49

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100610t12007.htm
2010年06月10日木曜日 河北新報
自動車配管製造の「マルヤス工業」が宮城進出へ

 自動車用配管部品製造のマルヤス工業(名古屋市)は9日、宮城県大衡村に進出する方針を明らかにした。トヨタ自動車グループの完成車製造子会社、セントラル自動車(相模原市)が移転させる本社工場内で配管部品の加工、組み付けを手掛ける。

 マルヤス工業によると、扱うのはエンジン周辺などの配管。原材料は愛知県から運び、工場内で曲げるなど加工して、セントラルが生産する車両に組み付ける。

 作業は関連会社のエム・ティ・エス(愛知県岡崎市)に委託する。エム社が工場内に事務所を構え、来年1月の稼働までに10〜20人の従業員を配置する方針。

 配管部品は完成した状態では輸送効率が悪いため、マルヤス工業は現地での加工などが必要と判断した。

 東北では、グループ企業のセキソー(名古屋市)の子会社、岩手セキソーが2000年から北上市で操業。関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)向けに樹脂部品などを生産している。

 マルヤス工業企画部は「東北での生産台数が増加すれば、将来的に生産拠点の開設も検討することになるだろう」と話している。

 同社の2009年6月期の売上高は786億円。10年5月末現在の従業員は1017人。

 セントラル本社工場内には、トヨタグループでホイール製造の中央精機(愛知県安城市)の子会社も進出し、タイヤとホイールの組み付けを行うことが決まっている。

767荷主研究者:2010/06/26(土) 18:02:06

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100611t12012.htm
2010年06月11日金曜日 河北新報
仙台トラストシティ 入居22テナントを決定

 森トラスト(東京)は10日、仙台市青葉区の超高層複合ビル「仙台トラストタワー」(地上37階、地下2階)に8月1日オープンする商業施設「トラストシティプラザ」(1〜5階)の入居テナント22店を発表した。7店が東北初進出、2店が仙台初登場となる。

 1階は飲食、雑貨販売など7店が入居し、東北初進出のサンドイッチチェーン「サブウェイ」やニューヨークで人気のチョコレートショップも。

 飲食店が並ぶ2階「東北匠味街(たくみがい)」には焼き肉、そば、海鮮料理など東北の食材を提供する6店が入る。秋田の郷土料理店「ダイニング万葉」と喜多方ラーメン「大安食堂」は仙台初進出。

 3階には美容室やマッサージ店など、4階は東北最大級の健康診断施設、5階はコンビニエンスストアなどで構成する。

768荷主研究者:2010/06/26(土) 18:05:29
>>335 >>592
http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/きょうの建設情報.htm
2010/06/11 建設新聞
青葉区一番町・NTT東日本
新青葉通ビル建設へ施工者選定に着手
14F前後で延べ2万9000㎡前後見込む

 NTT東日本(東京都新宿区西新宿3丁目9の12)は、仙台市青葉区一番町2丁目にある宮城支店青葉通ビル敷地内での自社ビル増設計画となる「新青葉通ビル建設計画」(仮称)の施工者選定に着手した。

 建築本体、設備など数業種に分けて、複数業者に先日通知し、14日ごろに現説を行い、各社の見積もり意向の確認を行った後に指名通知するものと見られる。今後のスケジュールなどは現説の際に明らかになる見通しだ。

 対象用地は、青葉通沿いの青葉区一番町2丁目地内で、青葉通ビル南側の駐車場等で使用するところに、現在、市内に分散している拠点施設のある程度の集約化を図る方向性を持っているものと見られる。

 増設規模は14階建前後で、延べ2万9000㎡前後が有力視されている。また、既存のビルにもデータセンター的機能を付加させる目的で改修を実施することも検討されているもよう。今後のスケジュールは今年9月ごろまでに施工者を特定し、来年3月ごろの着工、2012年11月頃の完成が見込まれている。

 設計業務はNTTファシリティーズ、ビル計画のコンサル業務および発注代行業務はNTT東日本プロパティーズが担当している。

2010/06/11付1面に掲載。

769荷主研究者:2010/06/26(土) 19:09:45

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100615t12012.htm
2010年06月15日火曜日 河北新報
東北リコーに新型トナー工場が完成 宮城・柴田

東北リコーに完成した新工場

 事務機器製造大手のリコー(東京)が子会社の東北リコー(宮城県柴田町)敷地に建設していた新型トナー工場が完成し、現地で14日、竣工(しゅんこう)式が行われた。3月から一部稼働しており、7月に量産体制に入る。2013年度にはラインを増設し、生産能力を引き上げる。

 新工場は東北リコーの第7工場の位置付けで、一部4階、延べ床面積2万3500平方メートル。総投資額は200億円。コピーやファクス機能などを備えたカラー複合機に使われ、消費電力の削減につながる「PxPトナー」を製造する。生産能力は年間3000トンでスタートする。

 ライン増設は約100億円を投じ、生産能力を4800トンに拡大する。目標売上高を11年度は60億円、13年度は100億円超に設定した。

 東北リコーは新工場建設に合わせ、従業員約130人を新規採用した。13年度までにさらに60人を雇用する。

 新工場は雨水を冷却水に活用するなど環境にも配慮した。燃料も重油ではなく、二酸化炭素排出量の少ない液化天然ガスを使うという。

 現地で記者会見したリコーの近藤史朗社長は「省エネ型トナーの市場は商用印刷などで確実に広がる。需要に先行して生産体制を整える」と述べた。

 竣工式には宮城県や柴田町の関係者ら約80人が出席。村井嘉浩知事は「事業推進を全力で支援したい」とあいさつした。

 PxPトナーは従来より低い温度で紙に定着し、消費電力を半減できる。リコーは沼津事業所(静岡県)に次ぐ国内2番目の生産拠点として新工場を整備した。

 東北リコーは印刷機や複合機などを製造。現在の従業員は約1300人で、10年3月期の売上高は約462億円。

770荷主研究者:2010/06/26(土) 19:16:17

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100617t12031.htm
2010年06月17日木曜日 河北新報
トーカロが宮城・大郷に進出決定 今夏にも工場着工

 機械部品の表面処理加工大手で東証1部上場のトーカロ(神戸市)は16日、宮城県大郷町の川内流通工業団地への進出を決めた。今夏にも工場建設に着手し、半導体製造装置大手の東京エレクトロン(東京)が2011年4月、同県大和町で新工場を稼働させるのに対応する。

 トーカロは08年、大郷町への進出方針を固めたが、エレクトロンの進出延期に伴って延期。エレクトロンの進出再開に合わせ、トーカロも再開を決定した。

 トーカロの新工場敷地は1万728平方メートル。エレクトロンが大和町で製造する半導体製造用エッチング装置の部品に、絶縁皮膜を形成する加工などを行う。営業部門も兼ねた東北の事業拠点とする。

 敷地は、工業団地を所有する札幌市の不動産会社から1億7500万円で取得する。総投資額、従業員数は調整中。エレクトロン新工場の事業規模が固まり次第、決める。

 トーカロは、コーティング材料を熱で溶かして部品表面に皮膜をつくる「溶射」分野で国内4割のシェアを持つ最大手。溶射事業の約25%はエレクトロン向け。

 資本金は26億円。09年3月期の連結売上高は225億円。09年12月現在の従業員は496人。

771荷主研究者:2010/06/26(土) 19:20:43

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100619t15006.htm
2010年06月19日土曜日 河北新報
サヨナラ「ふかひれ号」 年内で運行取りやめ 気仙沼線

運行開始日の「こがねふかひれ号」。12月に運行を終える=07年4月、JR気仙沼駅

 JR気仙沼線の特別列車「こがねふかひれ号」が、年内で運行を取りやめることになった。JR東日本仙台支社によると、車両の老朽化が原因。7月3日から12月26日の最終運行日まで、抽選で利用者に沿線の特産品などが当たる「引退キャンペーン」を実施する。

 ふかひれ号は、観光客向けに2007年4月に運行を開始した。気仙沼線の愛称「黄金海道」にちなんだオレンジとゴールドの外観が特徴で、8月のお盆期間を除く土、日、祝日に1日1往復し、仙台―気仙沼間を2時間10分程度で結んでいる。

 車両は1967〜68年にかけて造られた「キハ29」と「キハ59」の3両編成。いずれも臨時列車として宮城県内で使われてきたが、製造から40年がたち、老朽化が進んだ。

 ふかひれ号がなくなることで、仙台―気仙沼間の直通列車は、1日2往復の快速列車「南三陸号」のみになる。

772荷主研究者:2010/06/26(土) 19:21:14

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100619t12011.htm
2010年06月19日土曜日 河北新報
東北などの生鮮食品、ロシア輸出 センコン物流

 センコン物流(宮城県名取市)は東北などの生鮮食品のロシア輸出に乗り出す。量販店を展開する極東の企業グループと近く、販売などに関する業務提携を結び、ウラジオストクの店頭に並べる予定。将来的にはモスクワなどへの販路拡大も視野に入れる。

 業務提携相手はウスリークスを本拠に家電量販店や食品スーパーなどを展開するV―Lazer(ブラゼル)グループ。物流、販売の役目を担ってもらい、配送などをスムーズにすることで、出港から約1週間で店頭に並ぶようにする。

 輸出に使うのは新潟東(新潟県)―ナホトカと、境港(鳥取県)―ウラジオストクの定期航路。新潟ルートでは東北の野菜や果物などを、鳥取ルートでは中国地方産などを運ぶ。

 ロシア到着後の通関手続きと保管は、センコン物流が2005年10月にハバロフスクに設立した現地法人センコンロシアが担当する。

 定期輸送は7月中に始まる見込み。ウラジオストク市内のVLグループのスーパー1店舗に「日本産品コーナー」を設けて販売し、反応を見ながら店舗を拡大していく。

 同グループが確立しているシベリア鉄道利用の物流ルートを活用し、モスクワなど中央、西ロシアへの販路拡大の可能性も探る。

 センコン物流はこれまで、チャーハンや釜めしなど日本の冷凍加工食品をハバロフスクに輸出し、現地のスーパーなどでテスト販売していた。

 久保田晴夫社長は「まず極東で早く安く大量に運送できる体制を確立させる。東北の生産者の販路と物流業務の拡大につなげたい」と話す。

773荷主研究者:2010/07/06(火) 22:43:17

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100620t11015.htm
2010年06月20日日曜日 河北新報
宮城県の人口233万8138人 5月1日現在

 宮城県が公表した5月1日現在の推計人口によると、県人口は233万8138人(男113万4181人、女120万3957人)で、前月と比べて4001人増えた。前年同月比では1511人減少した。

 市町村別では、前月比で増えたのが仙台(3747人)、多賀城(647人)、名取(314人)など11市町。栗原(150人)、気仙沼(92人)、登米(90人)など23市町村は減少した。涌谷町は増減がなかった。

 自然動態(出生1622人、死亡1878人)は256人の減少。仙台(150人)、富谷(25人)、多賀城(21人)など9市町で増えたが、石巻(73人)、登米(72人)、栗原(55人)など26市町村で減った。

 社会動態(転入1万9119人、転出1万4862人)は4257人の増加。仙台(3597人)、多賀城(626人)、名取(298人)など15市町で増えた一方、栗原(95人)、加美(56人)、白石(55人)など19市町村で減った。大崎市は増減ゼロだった。

 住民基本台帳に基づく4月末現在の世帯数は91万1909世帯。前月比で4984世帯の増、前年同月比では7503世帯の増となった。

774荷主研究者:2010/07/06(火) 22:57:17

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100623t12028.htm
2010年06月23日水曜日 河北新報
仙台中心街の通行量、日曜7.2%増 駅前際立つ15%の伸び

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20100623_e20_001.jpg

 仙台商工会議所は22日、仙台市と共同で5月28日(金曜日)と30日(日曜日)に実施した市中心部商店街の歩行者通行量調査の結果(速報)をまとめた。日曜は前年比7.2%増で、特に仙台駅・東西自由通路とエスパル前デッキはともに15%前後の増と、駅前の伸びの大きさが際立った。

 仙台商議所は日曜日の通行量増加について「昨年の調査日が小雨だったのに対し今年は天候が良く、クリネックススタジアム宮城であったプロ野球の試合にも人が集まったため」と説明している。

 仙台駅前地区、中央通地区、一番町地区の主要17地点の平均通行量は金曜が0.2%減の3万2968人。日曜は3万8720人で、前年より2613人増えた。

 日曜の通行量が多かった地点は表と地図の通り。仙台駅・東西自由通路は2年連続のトップだった。エスパル前デッキは金曜は1位で、昨年の同7位から大幅に順位を上げた。中央通地区では藤崎前、三滝不動尊・三原堂前の日曜の伸び率は3〜4%台だった。

 2006年の調査結果を100とした場合、主要17地点の金曜の平均通行量は95.4、日曜日は93.7となった。

 仙台商議所は「トータルではここ数年の漸減傾向に変わりはない。ただ基本的に人出は安定しており、郊外大型店の影響はそれほどない」と分析している。

 調査は毎年金曜日と日曜日に実施。今年は18地点で午前9時から午後8時までの歩行者を数えた。28日は曇り、30日は曇り時々晴れだった。

775荷主研究者:2010/07/06(火) 23:04:59

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100624t12014.htm
2010年06月24日木曜日 河北新報
物流拠点、宮城に続々 自動車関連の需要にらむ

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20100624013jd.jpg
名古屋港から仙台港に自動車部品などを運び込むコンテナ船。完成車製造工場の進出で物流需要の活性化が期待される=仙台市宮城野区の仙台港

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/buturyu2k.jpg

 トヨタ自動車の完成車製造子会社セントラル自動車(相模原市)の新本社工場が、来年1月に宮城県大衡村で稼働するのを控え、物流拠点の新設が同県内で相次いでいる。今年に入り2社が倉庫や営業所を開設し、来春までに別の2社の拠点も完成する。総合物流大手センコー(大阪市)もセントラル新本社工場周辺への立地を検討するなど、需要を取り組む動きはさらに活発化しそうだ。

 センコーが検討するのは、セントラルが移転する仙台北部中核工業団地付近への拠点整備。トヨタグループとの取引実績を生かし、事業拡大につなげられるかどうかを見極めている。

 同社は「(宮城は)とても魅力的なマーケットだ。今後半年ほどで拠点を設けるかどうか結論を出す」と説明する。

 県内では1月、機械工具商社のトラスコ中山(大阪市)が仙台市内の物流拠点を拡充。機械工具商社の植松商会(仙台市)は4月、自動車関連企業が集まる宮城県大和町に営業所を新設した。

 センコン物流(名取市)も9月、大和町の敷地1万3000平方メートルに物流センターを完成させる。倉庫増設余地も2000平方メートルあり、川名司一専務は「自動車部品の保管需要に応じて増設したい」と意気込む。

 仙台港臨海地区も注目地区で、日通グループの塩釜港運送(塩釜市)が来年3月、約20億円を投じて敷地2万3000平方メートルに倉庫と屋外荷さばき場を完成させる。三陸運輸(同)も倉庫用地2万平方メートルを取得済みだ。

 拠点開設の呼び水になっているのがセントラルの移転と、それに伴う自動車関連企業の進出。このほか、半導体製造装置大手の東京エレクトロン(東京)が大和町に建設する新工場が来年4月稼働と決まり、仙台北部道路と東北自動車道が直結したことも追い風になった。

 加えてセントラルの移転は数千人規模の従業員が移る一大事業。周辺人口も増え、卸、小売りなど多様な需要の拡大も期待でき、ほかにも複数の物流会社が工場周辺で進出用地を物色している。

 ただ、セントラルの移転では系列物流会社も宮城に進出する。「品質保持やコスト要求が厳しく、地元企業が参入できる余地は多くない」と関係者は指摘する。

 国内の物流需要が縮小傾向にある中、注目が集まる宮城県。塩釜港運送の佐川重章常務は参入の難しさは承知の上で、「将来的な自動車部品の輸出ニーズなど伸びしろは大きい。需要増を見込んでしっかり準備したい」と話す。

776荷主研究者:2010/07/19(月) 21:18:18

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100629t13021.htm
2010年06月29日火曜日 河北新報
仙台市の敬老乗車証見直し 交通事業者、行方を注視

高齢者を中心に約160人が参加した敬老乗車証見直しをめぐる市民説明会。説明会は計7回開かれ、800人を超す市民が出席した=26日、宮城野区役所

 仙台市が制度見直しを進める、70歳以上の高齢者を対象とした敬老乗車証事業の行方を、市や民間の交通事業者が注視している。見直しで負担感が増す高齢者の乗り控えが広がれば、減収や減便につながりかねないからだ。バス事業関係者は「福祉と交通インフラのバランスをどう保つか。市と市民の間でより良い着地点を見いだしてほしい」と話している。(報道部・上村千春)

<サービス低下懸念>
 「敬老乗車証を使う高齢者が乗車率を上げている。負担増で利用者が減れば、路線廃止につながるのではないか」
 太白区役所で20日あった敬老乗車証制度見直しの市民説明会で、出席した年配女性はサービスの低下を懸念した。
 乗車証は市地下鉄と、仙台市内を走る市バス、宮城交通バスで利用できる。市バスの場合、2008年度の全利用者に占める乗車証利用者の割合は12.8%(運賃ベース)に上った。宮城交通も1割程度を占める。

<収入が大きな柱に>
 現行制度は、交通事業者が毎月、乗車証分の利用額を市に申請。市は利用額のうち、バスは57%、地下鉄は61.75%に当たる額を事業者に支払う。支払額は08年度、市交通局が約15億円、宮城交通は約5億円だった。両事業者にとって乗車証に絡む収入は経営上、大きな割合を占める。
 宮城交通の金森隆浩営業推進部長は「市の見直し素案にある『応益制』や利用上限の考え方では、乗り控えが予想される。乗客が減れば減便などの合理化を検討しなければいけない」と不安を口にした。
 一方、市交通局の保科学交通事業管理者は「高齢者の大半は現在、年間10万円の範囲内で乗っており、負担増が経営に影響するほど利用減を招くとは思っていない」と語る。
 02年度、市はそれまで無料だった乗車証に一部自己負担を導入した。その際、乗車証の交付率は前年の77%から72%に減った。

<柔軟な制度設計を>
 公共交通問題に詳しい宮城大事業構想学部の徳永幸之教授(交通計画)は「経営を考えると、現行の自己負担は安過ぎるが、素案通りになれば(負担を感じる)高齢者が外出を控える可能性が出てくる」と指摘。
 その上で「定額1万円の自己負担で10万円分まで使えるようにし、超過分を2割負担の応益制とする二段構えがいいのでは」と、より柔軟な制度設計を提案した。

[仙台市敬老乗車証制度]原則年間5000円の自己負担で利用上限のない第1種と、無料で1万円まで利用できる第2種の選択制。市の見直し素案では、利用に応じて1割負担する応益制と年間10万円の利用上限を設けることとした。第2種は廃止する。市は7月2日まで素案への意見を公募。2011年秋の実施を目指し、条例改正案を市議会9月定例会に提出する見通し。

777荷主研究者:2010/07/19(月) 21:28:47

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100701t12010.htm
2010年07月01日木曜日 河北新報
仙台進出の法テラスコールセンター 市に立地表明書提出

奥山市長(左)に立地表明書を提出する寺井理事長=仙台市役所

 2011年4月に仙台市内でコールセンターを開設する日本司法支援センター(法テラス、東京)の寺井一弘理事長は30日、仙台市役所を訪れ、奥山恵美子市長に立地表明書を提出した。

 寺井理事長らは、奥山市長に進出概要を説明。「仙台は人口規模が100万人で大学も多く、人材を安定的に確保できる。オペレーターとしての能力も高い」と立地理由を語った。奥山市長は「厳しい経済状況の中、コールセンターの進出はうれしい」と述べた。

 コールセンターは青葉区中央1丁目の東京建物仙台ビル内に開設。本部で行っているオペレーター業務を仙台に移管し、非常勤の職員約120人を地元採用。7月6、15日、仙台公共職業安定所で求人説明会を開く。12月1日から一部業務を開始する予定。法律トラブルの相談などを電話や電子メールで受け付ける。

778荷主研究者:2010/07/19(月) 21:29:20

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100701t12014.htm
2010年07月01日木曜日 河北新報
セントラル自稼働まで半年 拠点化へ準備加速

 宮城県大衡村に移転するセントラル自動車の新本社工場は、稼働までおよそ半年に迫った。周辺では関連企業の集積やインフラ整備も進み、自動車生産の「北の拠点」づくりに向け、準備が加速している。

 「多少の遅れはあったが調整の範囲内」とセントラル幹部。工場内への生産設備の設置作業は7月中に終わる予定で、生産ラインの立ち上げ準備に約160人の従業員が携わる。

 これから9月にかけて設備の作動確認などのため計100人以上が新工場に異動する。本格的な異動は12月以降で、相模原市の現工場から生産を全面的に移す予定の5月に備える。

 幹部は「東北の自動車産業にとって、これからの半年は飛躍のための試金石。品質、生産性ともナンバーワンの工場を目指し、全力を挙げる」としている。

 セントラル隣接地に宮城工場を建設中の内装部品製造のトヨタ紡織東北(北上市)は、来年1月から本年末に稼働を前倒ししたことに伴い、9月上旬の建屋完成直後から設備を搬入。栗原市に東北工場を進出させたホイール製造の太平洋工業(岐阜県大垣市)も量産準備を急ぐ。

 インフラ整備は、宮城県がセントラルの工場近くに東北自動車道大衡インターチェンジ(仮称)を年度内に完成させる予定。仙台港ではモータープールなどに加え、高砂コンテナターミナルを21ヘクタールから27ヘクタールに拡張する県の事業も、12年度の使用開始を目指し進行中だ。

 宮城県は「インフラに加えて住環境整備などにも力を注ぎ、移転する従業員のフォローをしっかり行う」(河端章好経済商工観光部長)と言う。

779荷主研究者:2010/07/19(月) 21:30:00

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100701t12015.htm
2010年07月01日木曜日 河北新報
仙台港モータープール 11月に使用開始 積み出し態勢整う

仙台港で進むモータープールの拡張工事

 宮城県は、仙台港(仙台市宮城野区)雷神埠頭(ふとう)近くで拡張工事を進めていた完成車の一時保管場所「モータープール」について、11月1日に使用を始める方針を決めた。県はトヨタ自動車の完成車製造子会社、セントラル自動車(相模原市)新本社工場の大衡村移転を受け、拡張に着手していた。

 完成車の輸送能力を高めるため国が改修していた雷神埠頭についても、大型輸送船の接岸が11月から可能になることが分かった。来年1月のセントラル稼働を控え、東北の完成車生産を下支えする物流インフラが一段と整う。

 モータープールは雷神埠頭近くの「みなと公園」を転用するなどし、計3カ所で拡張。完成後の総面積は現在の10.4ヘクタールから16ヘクタールに増え、一度に保管できる台数は完成車換算で1.8倍の約7000台になる。

 先行して工事が終わる一部の用地は10月に使用を始める。総投資額は7億円。

 雷神埠頭は今年秋、埠頭前の海底を水深7.5メートルから9メートルに掘り下げる工事の半分が終わる予定。現行のほぼ2倍となる1万5000トン級の貨物船や自動車輸送船が接岸できるようになる。

 今年秋の段階で大型輸送船は1隻しか接岸できないが、国は2012年度までに残りの工事を終え、2隻が同時に接岸できるようにする方針。

 仙台港からは現在、トヨタグループの関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)で生産された完成車の大半が名古屋向けに積み出されており、セントラルも同港を活用する見通し。

 宮城県土木部は「一連のインフラ整備で、東北の自動車生産の拡大にしっかり対応できるようになる」としている。

780荷主研究者:2010/07/19(月) 21:30:32

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100701t12040.htm
2010年07月01日木曜日 河北新報
朝日新聞の印刷受託で基本合意 河北新報社

 河北新報社と朝日新聞社は1日、東北地方に配達する朝日新聞本紙のうち5万―8万部を河北新報印刷センター(仙台市泉区)で印刷することに基本合意した。印刷開始は2011年11月を予定している。

 朝日新聞社は現在、岩手、宮城、山形、福島県内向けの約24万部を仙台日刊印刷社(仙台市宮城野区)の工場で印刷している。印刷設備の見直しに伴い、一部の印刷を河北新報社に委託することにした。部数は夏季、冬季で異なる。

 河北新報印刷センターは03年12月に本格稼働。40ページ24カ面カラー印刷が可能な高速タワー型オフセット輪転機4セットで、河北新報朝夕刊などを印刷している。

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100702t13014.htm
2010年07月02日金曜日 河北新報
朝日新聞を受託印刷 来年11月開始予定 河北新報社

 河北新報社と朝日新聞社は1日、東北地方に配達する朝日新聞本紙のうち5万〜8万部を河北新報印刷センター(仙台市泉区)で印刷することに基本合意した。印刷開始は2011年11月を予定している。

 朝日新聞社は現在、岩手、宮城、山形、福島各県内向けの約24万部を仙台日刊印刷社(宮城野区)の工場で印刷している。印刷設備の見直しに伴い、夏季5万部、冬季8万部程度を河北新報社に委託することにした。両社は今後、輸送や販売面での協力の在り方も協議する。河北新報社が全国紙の印刷を受託するのは初めて。

 基本合意書の調印式は東京都中央区の朝日新聞本社で行われ、河北新報社の一力雅彦社長と朝日新聞社の秋山耿太郎社長が合意書に調印した。

 調印後の記者会見で一力社長は「新聞の印刷発行体制を中長期的に支える上でお互いにプラスになる。今後も報道では健全な競争を続けながら、ともに経営基盤や新聞発行体制の安定強化を図っていきたい」と述べた。

 朝日新聞社の宮田善光取締役は「印刷設備の効率化でコスト削減を図るほか、輸送面での協力も検討したい。詳細は今後、具体的に協議を進める」と語った。

 河北新報印刷センターは2003年12月に本格稼働。40ページ24カ面カラー印刷が可能な高速タワー型オフセット輪転機4セットで、河北新報朝夕刊などを印刷している。

781荷主研究者:2010/07/19(月) 21:34:01

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/きょうの建設情報.htm
2010/07/01 建設新聞
仙台北部圏域に変化の胎動
住宅開発や病院用地など様々な商機 セントラル・エレクトロン立地が追い風

 セントラル自動車の新工場建設工事が近く完了し、生産開始が今秋に予定されているほか、東京エレクトロン宮城の今月下旬の工場着工、来年4月の稼働開始予定などが要因・遠因となって、黒川郡大和町を中心とした仙台市北部圏域にさまざまな変化の胎動が起き始めている。
 住宅用地の新規開発計画で施工者の選定段階に入っているものや、病院施設の移転検討への働きかけが活発化しているものなど、手詰まり感が払拭しきれない社会・経済環境の中にあっては、同地域ではさまざまな事業が比較的実施継続されているように見受けられる。

◎富谷町明石台東開発は施工者特定へ
 仙台市営地下鉄・南北線の北の最終駅・泉中央駅から国道4号仙台バイパス方面を越えて北東約3㌔㍍の距離に位置する黒川郡富谷町の明石台東地区では、今回、市街化区域への編入(線引き見直し)が決まり、「富谷町明石台東地区共同開発企業体」が事業主体となる開発行為によって、新たな住宅地が形成される。既存の明石台団地の東側一帯の「関兵牧場」を中心とした39万2000㎡に、総戸数776戸、想定人口2328人規模での開発を想定、コンサルタント業務は日技が担当している。
 市街化区域編入を前提に昨年末ごろから概算レベルでの施工者選定に着手、地権者側からの指定3社前後、完成宅地後にこれを購入する意思表示をしていると見られる大手住宅メーカー側の指定3社前後の合計6社前後からの見積もり提出を受け、事業収支成立への確証を得る動きを見せていた。今後は、この業者を中心とした中から正式な施工者特定段階へと移行していく見通しだ。

◎仙台徳洲会病院に用地の働きかけ活発化
 泉中央駅の西部地区となる仙台市泉区七北田地区では、1986年2月に開業した仙台徳洲会病院の現在地周辺地を中心とした新規用地確保への働きかけが不動産・建設関連業者の間で活発化しているようだ。基本的には現在の病院機能を移転させ、現在地を介護老人保健施設等福祉施設用地とする方向性を固めさせようとする目的と見られ、こちらも現病院の周辺で今回市街化区域に編入されることになった用地などを候補地の一つとしているようだが、ここにきて現病院北側に近接する市街化調整区域の用地なども新規確保候補用地として再浮上してきているもようだ。この場所はかつて仙台市が七北田第2小学校(その後、市名坂小学校として開校)の用地確保に向けて地権者交渉を行った際に数名の地権者の了解が得られず、同地への移転を断念した経緯があると見られるエリアの一部に相当する。
 現時点で、仮に病院側が同地区での用地確保を望んだ際に、地権者総意が得られるのか、さらには集約型都市機能の形成を目指す仙台市は病院・学校等の公共公益施設といえども市街化区域への立地を推進する姿勢を明確化させており、現病院の隣(近)接地での開発が可能か否かは行政当局の判断に委ねられることになりそうだ。

2010/07/01付1面に掲載

782荷主研究者:2010/07/19(月) 21:34:40

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100702t12008.htm
2010年07月02日金曜日 河北新報
ホテル戦争 仙台夏の陣 新規開業や改装相次ぐ

ウェスティンホテル仙台が公開した客室。高層階からの眺めの良さなどをPRする

 夏の観光ハイシーズンを控え、仙台市中心部でホテルの新規開業や改装が相次ぐ。JR仙台駅東口に近いホリデイ・イン仙台が1日、「ANAホリデイ・イン仙台」としてリニューアルオープンしたほか、来月には高級外資系の「ウェスティンホテル仙台」が営業を始める。中国人向け観光ビザ発給要件の緩和も背景に、外国人も含めた宿泊客の激しい争奪戦が繰り広げられそうだ。

 仙台駅東口付近では1日、ホリデイ・インとともに「ホテルレオパレス仙台東口」が新たに開業。6日には仙台駅前の「ホテルメトロポリタン仙台」がリニューアルオープンする。来月1日はウェスティンに加え「ダイワロイネットホテル仙台」も仙台駅東口に開業予定だ。

 ホリデイ・インは1日にセレモニーをホテル内で開催。運営会社IHG・ANAホテルズグループジャパンの大屋了三最高執行責任者(COO)が記者会見し「ブランド力とネットワークを生かし、顧客獲得に努める」と意欲を示した。

 この日は青葉区一番町の超高層複合ビル「仙台トラストタワー」に入るウェスティンも客室の一部、34階の部屋を報道機関など関係者向けに初めて公開。眺めの良さなどを懸命にアピールした。

 国内の「ウェスティン」ブランドを統括する日本スターウッドホテルのロタ・R・ペール日本韓国グアム統括社長は「仙台への進出はチャレンジではなく、エキサイティングな行動。仙台に革新を起こしたい」と生き残りに自信を見せる。

 既存施設も巻き込んだ「ホテル戦争」で、当面の集客の狙い目は仙台七夕まつり(8月6〜8日)。1日からビザ発給要件が緩和された中国人観光客への対応も焦点になり、IHG・ANAの大屋氏は「(中国からの宿泊客は)非常に重要なターゲットになる」と強調する。

783荷主研究者:2010/07/19(月) 21:35:07

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100702t12007.htm
2010年07月02日金曜日 河北新報
ミクシィ 仙台事業所10月開設 100人地元採用を計画

 会員制交流サイト運営最大手のミクシィ(東京)が、仙台市青葉区のオフィスビルに仙台事業所を開設することが正式に決まり、市は1日、同社への立地助成金の交付を発表した。開設は10月1日。

 業務内容は同社のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「ミクシィ」などに対する規約違反の書き込みの監視。セキュリティー上の理由から、事業所の住所は公表しない。業務は別会社に委託する。

 仙台事業所は、受託会社が約100人を地元採用する計画で、5月から募集を行っている。

 仙台市は3年間の固定資産税相当額の交付、新規雇用数に応じた助成を行う。市産業振興課は「ミクシィの進出は今後の同業種の誘致に弾みがつく」と期待する。

 ミクシィは仙台進出を人件費やオフィス賃料の安さ、市の助成金制度などから決めた。地方進出は2009年の大阪営業所に次いで2番目。

 同社は04年、「ミクシィ」の運営を開始。ユーザー数は約2000万人(10年4月)で国内最大規模。

784荷主研究者:2010/07/19(月) 21:43:08

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100703t72035.htm
2010年07月03日土曜日 河北新報
アイシン東北、工場増設 設備投資13億円で12月着工

 トヨタ自動車グループの大手部品メーカー、アイシン精機(愛知県刈谷市)の子会社アイシン東北(岩手県金ケ崎町)が、ドアフレームなど車体系部品工場の増設を敷地内で計画していることが2日、明らかになった。設備投資額は約13億円で、新たに10人程度の雇用も計画。早ければ12月に着工し、来年6月の完成、稼働を目指す。

 増設するのは延べ床面積約4200平方メートルの鉄骨平屋。1万1200平方メートルの既存工場の北側に別棟を建てる。ドアフレームなど車体系部品の増産を目的に、製造ライン2本を備える。

 ドアフレームは、同じトヨタグループの関東自動車工業岩手工場(金ケ崎町)や、来年1月に宮城県で新本社工場が稼働するセントラル自動車に納品する。増産により本年度の売上高約63億円を、来年度は80億円台に乗せたい考え。

 東北で見込まれる小型ハイブリッド車の生産を見据え、車体関係部品の新規受注も探っている。

 奈倉伸芳社長は「セントラル進出に伴い工場増設に踏み切る。今後、コンパクトカーの生産拠点となる東北で一翼を担いたい」と話している。

785荷主研究者:2010/07/24(土) 13:52:45

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100704t12013.htm
2010年07月04日日曜日 河北新報
豊田鉄工が登米に新工場 11年末操業開始

 トヨタ自動車のグループ会社で、自動車部品製造大手の豊田鉄工(愛知県豊田市)が宮城県登米市に新たな工場を建設することが3日、分かった。宮城県大衡村に移転するトヨタ自動車の完成車製造子会社セントラル自動車(相模原市)の新本社工場が2011年1月に稼働するほか、関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)の増産を見据えた動きで、11年末の操業開始を目指す。

 豊田鉄工は車体のプレス部品、ドアの内張り、ブレーキペダルなどを製造する。部品製造大手の1次サプライヤーが進出することで、宮城への自動車産業集積が一段と加速する可能性がある。

 関係者によると、同社はセントラル自動車と関東自動車工業の両工場への納品を計画しており、物流の近接性を考慮して両工場のほぼ中間に当たる登米市を建設地に選んだとみられる。

 新工場は登米市迫町の長沼工業団地(面積10ヘクタール)内に建てる。現在は土取り場となっているが、市が造成し、年内にも工場建設に着手する見通し。

 新工場は、車体のプレス部品が主力になるとみられるが、手掛ける部品の種類や生産量は明らかになっていない。工場の敷地面積は約7000平方メートルで、100人程度の新たな雇用が見込まれるという。

 豊田鉄工は1946年の創立で、資本金は22億2300万円。10年3月期の連結売上高は2025億円。愛知県や米国、中国など国内外14カ所に工場があり、愛知県以外の国内工場は福岡県に続き2番目となる。

 同社は近く、宮城県、登米市と立地協定を結ぶ予定。

786荷主研究者:2010/07/24(土) 13:53:25

http://www.logistics.jp/headlines/20100701-006.html
2010年07月01日 物流ニッポン
仙台TT 50周年、真価問われる、物流ニーズ高度・多様化

 【宮城】仙台トラックターミナル(斎藤充社長、仙台市宮城野区)が創立50周年を迎えた。自動車ターミナル法に基づき、全国第1号の公共ターミナルとして供用を開始し、物流の効率化に大きな役割を果たしてきた。6月22日には仙台市のホテルで盛大に祝賀会が開かれた。

 同社は1960年、宮城県トラック協会の事業として、旧仙台陸運局(現東北運輸局)の指導を受け、宮城県、仙台市と運送事業者、金融機関、関連企業などが出資して設立。国有地4万2,032平方メートルを払い下げで取得した。翌年、自動車ターミナル法の認可を受け、ターミナル建設に着工。62年11月、日本最初の公共ターミナルとして完成し、供用を開始した。

787荷主研究者:2010/07/24(土) 13:56:10

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100707t11021.htm
2010年07月07日水曜日 河北新報
独研究機関と仙台市が協力延長 企業と連携産業振興強化

 仙台市は6日、欧州最大の先端技術の研究開発機関「フラウンホーファー研究機構」(ドイツ・ミュンヘン)と2005年7月に結んだ協力協定を3年間延長すると発表した。同機構日本代表部の代表が13日に来仙し、奥山恵美子市長と新たな協定書に調印する。

 MEMS(微小電気機械システム)など応用技術分野に関する連携を目指した現協定を発展させ、新たに10年度から3年間の行動計画を策定。機構と仙台の企業をつなぐコーディネーター配置や機構の最新研究情報の定期的な提供など、産業振興に向けた具体的な取り組みを明記する。

 コーディネーターは機構にも所属する東北大の研究者が務め、機構の関係者と一緒に仙台圏の企業を訪問。情報産業や製造業の分野を中心に、共同研究や技術提携の可能性を探る。

 仙台市産学連携推進課は「関係強化により地元企業による高付加価値製品の開発を促し、将来の産業創出や雇用拡大につなげたい」としている。

 市と機構は05年の協定締結後、東北大とも連携してMEMS関連企業の研究者が参加するシンポジウムを毎年開催。06年には泉区に仙台MEMSショールームを開設した。

 フラウンホーファー研究機構は1949年に開設された応用研究機関。1万7000人以上の研究者が所属し、研究分野は情報処理や材料、生産技術など多岐にわたる。

788荷主研究者:2010/07/24(土) 13:56:52
>>785
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100707t12023.htm
2010年07月07日水曜日 河北新報
豊田鉄工進出で協定 登米に新工場 12年1月量産開始

工場立地協定を締結後、握手する(左から)村井知事、三宅社長、布施市長

 トヨタ自動車グループで部品製造大手の豊田鉄工(愛知県豊田市)は6日、宮城県登米市に計画する新工場の建設に向けて同市と宮城県との間で立地協定を締結した。10月にも着工予定で、来年10月以降に試作に入り、2012年1月の量産開始を目指す。

 新工場ではプレス加工の車体部品などを製造。トヨタの完成車製造子会社で、来年1月に宮城県大衡村で新本社工場を稼働させるセントラル自動車(相模原市)と、関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)に供給する。

 宮城県庁であった締結式には豊田鉄工の三宅英臣社長、村井嘉浩知事、布施孝尚市長が出席した。調印後の記者会見で三宅社長は「2、3年後には東北で小型車45万台の生産が見込まれる。現地生産の強みを生かして成長していきたい」と強調。村井知事は「宮城県だけでなく隣県の産業にも好影響を与えるだろう」と歓迎した。

 計画では新工場は、登米市迫町の長沼工業団地(約10ヘクタール)に建設する。敷地5万平方メートル、延べ床面積7500平方メートル。来年10月までに大型プレス機などの設備の搬入を終え、試作などに備える。投資額は土地の取得費も含めて14億円の見通し。

 12年1月に予定する本格稼働では車体のフレーム部品から製造に着手。フル稼働時の年間売り上げは40億円を見込む。

 今月中にも生産を担う子会社「トヨテツ宮城(仮称)」を設立する。操業時の従業員は70人で一部を地元採用する。地元企業との取引も検討しているという。

 豊田鉄工が地元の愛知県以外に生産拠点を開設するのは福岡県に次いで2件目。宮城県内へのトヨタグループ企業の立地は、大衡村で新工場を建設中のトヨタ紡織東北(北上市)などに続いて6件目となる。

789荷主研究者:2010/07/24(土) 14:01:10

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100708t11019.htm
2010年07月08日木曜日 河北新報
仙台市、宮城野区に育児支援施設 12年度開館

 仙台市は、2012年度開館予定の宮城野区文化センター(宮城野区五輪)へ、育児支援施設「市子育てふれあいプラザ(のびすく)」の機能を盛り込む方針を決めた。のびすくは市内に3館あるが、宮城野区には未設置だった。区内では子育て世帯が増えており、支援施設を要望する声が出ていた。

 センター内に開設する市中央児童館(仮称)の設計を見直し、整備予定の子育て支援室や創作活動室などを活用。乳幼児の親子が利用できる約60平方メートルのひろばと、約30平方メートルの一時保育室を設ける。授乳・おむつ替えスペースも新たにつくる。

 子供未来局によると、宮城野区内の0〜5歳児は1万1217人(10年5月現在)。全人口に占める割合は6.1%で、5区で最も高い。新田東や新田、岩切の各地区が特に増えている。

 子供未来局は「文化センターの構想段階から長い時間が経過し、市民のニーズが変化した。ゆとりのある設計だった児童館を活用し、子育て中の親を支援したい」と方針変更の理由を説明する。

 市内にあるのびすくは現在、仙台(青葉区、04年1月開館)、泉中央(泉区、09年4月)、長町南(太白区、09年10月)の3カ所。仙台と泉中央のひろばは09年度、それぞれ5万人前後が利用し、長町南も開館から約5カ月で約3万9000人が利用した。

790荷主研究者:2010/07/24(土) 14:02:09

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100708t12021.htm
2010年07月08日木曜日 河北新報
コンチネンタル航空 仙台―グアム線、週4便に

 コンチネンタル航空が定期運航する仙台―グアム線について、現在の週2便から4便への増便を決めたことが7日、分かった。期間は10月1日から来年3月31日までの半年で、需要に応じて延長を検討する。マット・ミラーアジア・太平洋地区支社長らが同日、宮城県庁を訪れ、村井嘉浩知事に伝えた。仙台―グアム線は今年4月に週2便へ減らしたばかりだった。

 同社によると、4月以降にグアムのほか、グアム経由でパラオ、フィジー、オーストラリア・ケアンズなどに向かう旅行需要が好調。2009年度に約42%だった搭乗率は倍近くで想定を上回って推移した。修学旅行、企業の団体客の今後の予約が前年度比で3〜4割増となっていることもあり、4便への復活を決めた。

 来年4月以降については現段階では未定。グアムでの挙式が人気となっている結婚式目的の需要動向などを見定めて判断するという。高橋亨日本支社長は「できるだけ週4便を継続し、さらに増便する方向で努力したい」と話している。

 村井知事は方針を聞いた席上、「(継続や増便に向け)修学旅行などでグアムが適していることを県としてもPRしていきたい」と述べた。

 仙台―グアム線は1990年7月、週2便で就航。96年12月には11便に増えたが、その後は減便が続き、03年10月以降は週4便に減った。同社によると就航以来の利用者数は延べ約60万人で、09年度は約1万3000人だった。

791荷主研究者:2010/07/24(土) 14:03:52

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/きょうの建設情報.htm
2010/07/08 建設新聞
造成面積は約12・3㌶、来年度にも着工へ
国際開発コンサルで土地利用検討 企業誘致へ仙台空港中坪・荷揚場地区を造成

 宮城県は、仙台空港の南西に位置する中坪・荷揚場地区について、企業誘致に向けた造成工事に着手するため、国際開発コンサルタンツに土地利用計画の検討業務を委託した。

 中坪・荷揚場地区は全体面積が17万9、000平方㍍で、住所は岩沼市下野郷地内。東北縦貫自動車道の仙台南ICから30分に位置するほか、2014年に完成予定の常磐自動車道と直結する仙台東部道路の仙台空港ICからは2分と、輸送交通の利便性が高い場所。

 仙台空港の滑走路拡張用地を買収する際に、同地区を緑地公園とする計画を進めていたが、事業の見通しが立たないまま放置していた。このため、07年には有効な活用方法として企業誘致に的を絞り、09年度から誘致活動を展開。同時期に緑地公園の整備にも着手し、来年3月の完成を目指している。

 今回の土地利用計画の策定について、県の担当者は「企業などの立地の動きがあるため、進出が決まった際は早期の利用が求められる」と水面下で企業進出の感触を得ていることを明かす。このため、業務委託の期間も8月末までとなっており、企業の誘致動向によっては、土地利用検討後に造成に係る設計作業を委託する見込みだ。

 造成の対象面積は緑地などを除く部分で、A区の約10万9、000平方㍍およびB区の約1万4、000平方㍍の合計約12万3、000平方㍍。今後の開発には市街化調整区域からの用途変更が必要なたため、都市計画審議会に付議するなどの準備作業を進め、来年度には造成工に着手したい考えだ。

2010/07/08付宮城版に掲載

792荷主研究者:2010/07/24(土) 14:06:23

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100709t11031.htm
2010年07月09日金曜日 河北新報
重点港湾の石巻港選定に危機感、物流拠点を強調

石巻港で防波堤の整備状況を視察する亀山市長(左から3人目)

 国直轄で整備する全国103の重要港湾から40港を選んで予算を集中配分する「重点港湾」の選定が8月に迫る中、石巻港を抱える宮城県石巻市が危機感を募らせている。特定重要港湾の仙台塩釜港に近いことや取扱貨物量の問題などから、選定されない可能性があるからだ。市は工業港としての側面を強調するなどし、国へのアピールを強めている。

 「どうにか先生の力で重点港湾への指定を後押ししていただきたい」。2日に石巻市内であった参院選与党候補の個人演説会で、亀山紘石巻市長はこうアピールした。石巻市議会6月定例会では、重点港湾選定を求める決議案を可決した。

 重点港湾の選定から漏れた場合、同港が計画してきた耐震岸壁の整備など、新規事業が実現する可能性は極めて小さくなる。継続事業についても、今後の安定的な予算配分が難しくなるという。

 石巻港の2007年度の取扱貨物量は全国の重要港湾103港中45位(492万トン)。約20キロ西には国際貿易の拠点に位置付けられる仙台塩釜港の整備が進んでおり、立地面でのハードルの高さを指摘する声もある。

 市河川港湾対策室は、国や自治体が管理する公共岸壁の取扱貨物量では13位と上位であることを強調。「県内の自動車産業が活況な中、積み出し港としての役割も果たすことができる」と説明する。

 6日には、亀山市長が同港を視察し、国交省の担当者から整備の進ちょく状況を聞き取った。亀山市長は「人も大事だが、コンクリートも大事。石巻の経済のみならず、東北の物流拠点として重要な港をしっかり整備できるよう、あきらめずに要望したい」と述べ、参院選後に巻き返しを図る考えだ。

<石巻港>整備の進ちょく状況を象徴する南防波堤は約7割が完成。しかし、近年は公共事業費の削減に伴い、整備費が2008年度25億円、09年度15億円、10年度9億円と減少傾向にある。09年度の取扱貨物量は、全体の約5割が日本製紙石巻工場が使うチップや石炭など。飼肥料が伸びており、麦が約8万9000トン(前年度比244%)、雑穀が約7万4000トン(同137%)となっている。

793荷主研究者:2010/07/24(土) 14:13:24

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100710t12003.htm
2010年07月10日土曜日 河北新報
空き室率微増20.49% 仙台6月4月以降ほぼ横ばい

 ビル仲介の三鬼商事仙台支店のまとめによると、仙台市内オフィスビルの6月末時点の平均空き室率は20.49%となり、前月末を0.13ポイント上回った。仙台支店は「4月以降、ほぼ横ばいで推移しており、今後は緩やかに低下していく」とみている。

 ほぼ横ばいとなったのは、新規入居が小規模な営業所開設などにとどまったため。今後、半年以内はビル完成など新規供給はない見込み。コールセンター需要などは小規模ながら増えるとみられ「全般的に動きは活発化しそう」(三鬼商事仙台支店)という。

 五つに分けた地区別では県庁・市役所周辺(15.85%)が前月比で1.1ポイント上昇し、最大の悪化幅となった。一番町、駅東はそれぞれ0.09ポイント、0.14ポイントの悪化。逆に駅前地区、泉など周辺オフィス地区は0.16〜0.19ポイント改善した。

 3.3平方メートル当たりの平均賃料は9205円。前年同月比で0.75%(75円)、前月比で0.34%(32円)下がった。

 調査は新築5棟を含む延べ床面積990平方メートル以上の賃貸オフィスビル362棟を対象に行った。

 仙台市を除く東北の主要9都市の6月末の平均空き室率は、八戸、盛岡、秋田、郡山が3月の前回調査に比べて悪化した。盛岡は1.68ポイント悪化の10.79%となり、東北の主要都市すべてが2けた台となった。

794荷主研究者:2010/07/24(土) 14:52:47

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100713t12006.htm
2010年07月13日火曜日 河北新報
自動車内装部品製造の豊和繊維工業 宮城・大衡に進出へ

 自動車内装部品製造の豊和繊維工業(愛知県春日井市)は、宮城県大衡村に進出する方針を決めた。トヨタ自動車グループの完成車製造子会社、セントラル自動車(相模原市)が移転させる本社工場内で組み付け作業を行う。

 扱うのは車両天井の内装部品。神奈川県厚木市の工場で製造した部品を搬入し、セントラルが生産する車両に組み付ける。来年1月のセントラル本社工場の稼働に合わせて作業を始める。

 関連会社に作業を委託するか自社の従業員で直接行うのかなどは調整中。営業部は「部品を製造する生産拠点を宮城に開設する考えはない」としている。

 同社は2003年、トヨタグループの関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)が工場内に設けた賃貸式の部品工場棟に入居。消音用の内張部品などを製造し、納入している。

 豊和繊維工業の10年3月期の売上高は約420億円。従業員は10年3月末で874人。

 大衡村のセントラル本社工場では、トヨタグループでホイール製造の中央精機(愛知県安城市)の子会社と、配管部品製造のマルヤス工業(名古屋市)の2社も部品組み付けを行うことが決まっている。

795荷主研究者:2010/07/24(土) 14:59:15

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2010/07/16 建設新聞
NTT東日本 仙台市内の不動産活用
新青葉通ビル完成後の展開に注目集まる 五橋の現支店施設や病院機能など数ヵ所対象

 仙台市の中心部、青葉区一番町2丁目の宮城支店青葉通ビル敷地内に「新青葉通ビル」(仮称)の建設計画を進めているNTT東日本(東京都新宿区西新宿3丁目9の12)が同ビルを完成させ、集約化を図った後の市内の自社用地活用の方向性が早くも注目されている。

 新青葉通ビルは、地上14階前後、延べ約3万平方㍍規模で、来年3月ごろの着工が見込まれているが、このビルには、現在、地下鉄・五橋駅の近くにある若林区五橋3丁目のNTT東日本五橋第一、第二ビルに入る宮城支店の機能の多くが移転することが有力視されている。このため、JR仙台駅西口から徒歩圏にある五橋地区の利便性を活かした土地利用計画が検討される可能性が高い。このことについて、NTT関連企業の社員からは、「NTTグループ内では、現在、若林区大和町にあるNTT東日本東北病院の機能の一部移転、あるいは病院機能と連携する形での土地利用計画が具体化することが希望的観測を持って伝わっている」という話も聞こえてくる。それは具体的には「例えば健康保険組合の健全運営にも寄与する健康管理・診断施設の設置」(同)のようなものでもあるという。

 NTT東日本東北病院は1979年12月に日本電信電話公社東北逓信病院として(移転)開院、現在は病床数199床を持った地域密着の中核病院として、敷地面積1万8、362平方㍍、5/地下1階地上5階建、延べ1万9、973平方㍍規模で運営されている。移築開院後、約30年が経過し、その間一部増築などが図られているが、既存施設の老朽化とともに、中長期的には病院機能の見直しを含めた将来展望がNTT内部で見定められているらしいとの話も出ていた。

 これらの土地利用計画等の方向性が周辺の観測通りとなるのか否かは予断を許さないが、NTTグループでは、このほかにも市内中心部の東二番丁通沿いで南町通との交差点からほど近い青葉区中央4丁目にもビルを保有しており、これらの土地利用計画が将来的に再検討されることもありそうだ。

 NTT東日本は自社不動産の最大有効活用を主眼にNTT東日本プロパティーズを立ち上げており、これを機にこれまで売却処分方式の採用が多かった自社社宅・寮などの跡地利用を自社有効活用をも含めた上で検討する事例が今後増加してくると予想されている。

 仙台市内でも青葉区台原の現在、駐車場として暫定利用している用地への有料老人ホーム等福祉施設の誘致や、地下鉄・富沢駅近くでは、かつて売却が有力視され現在土地区画整理利に伴う既存施設解体中の太白区大野田の五反田社宅跡地に関する福祉施設等誘致の可能性検討など、市内5〜6ヵ所程度での不動産有効活用が併行して進められているもようだ。

2010/07/16付1面に掲載

796荷主研究者:2010/07/24(土) 15:00:34

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100717t13023.htm
2010年07月17日土曜日 河北新報
東北大に分散博物館 コンピューター進化の資料を展示

過去のスーパーコンピューターなどが並ぶ展示室

 国内のコンピューター技術発展に貢献した製品や資料を収集、展示する施設として、情報処理学会が選ぶ「分散コンピュータ博物館」に東北大サイバーサイエンスセンター(仙台市青葉区)の展示室が認定され、16日に披露式があった。博物館の認定は現在、東北大を含め全国4カ所で、東北では初めて。

 展示室は約150平方メートル。東北大で使われていたスーパーコンピューター(スパコン)や前世代の大型汎用計算機、50年ほど前から本格的に開発が始まった計算機の製品パンフレットなど約100点が並ぶ。

 式典には大学やスパコン製造会社の関係者ら約40人が出席。長年研究に携わった元東北大大型計算機センター長の野口正一名誉教授は「50年間の研究の成果がここに集約された。中学生、高校生ら若い人の科学教育の場になってくれれば」とあいさつした。

 展示室はセンターの利用時間内に一般の人も見学できる。連絡先はセンター庶務係022(795)3407。

798荷主研究者:2010/08/01(日) 21:31:29

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/きょうの建設情報.htm
2010/07/17 建設新聞
仙台市・一番町二丁目四番地区再開発準組
再開発ビルの上層部を分譲住宅に方針変更 21Fまでに126戸 デベ数社に聞き取り

 仙台市の中心部、青葉通と東一番丁アーケード街との交差部で市街地再開発事業の実施を目指している一番町二丁目四番地区市街地再開発準備組合(山下晴也理事長)と特定業務代行優先交渉権者に位置づけられている戸田建設は、6月29日に開催した準備組合総会で再開発ビルの上層部を住宅(分譲マンション)とする方針変更を固め、都市計画の変更手続き作業に着手した。その後、この住宅保留床の取得可能性のヒアリングを進めるため、マンションデベロッパー数社に対し、再開発事業に対する参加意向の確認作業を開始、16日までにヒアリングの回答受け付けを行った。

 関係筋に配布された資料によると、再開発ビルの4階から最上階の21階部分までの専用床面積8280㎡部分に分譲マンションを配置、総戸数は126戸を想定している。今回、回答を求めていたヒアリングの内容は住宅部分の仕様、販売想定価格、販売時期、保留床取得希望価格などで、この内容をふまえて今後、対象デベロッパーの特定を行い、今年9月に都市計画決定の変更を図り、10月に再開発組合の設立、来年3月の権利変換の認可を得て、8月の工事着工、2013年6月の竣工を目指している(いずれも予定)。

 対象用地は、仙台市青葉区一番町2丁目4の19地内で、地下2階部分で、2015年度開業予定の地下鉄・一番町駅(仮称)と接続、地下1階部分は地下鉄出入り口や機械室等、1から2階に物販・飲食、3階部分に生活支援施設等のテナント入居を想定、最上階(21階)までの総延べ床面積は1万3320㎡を想定している。事業コンサルタントは山下設計、同パートナーは都市デザインが担当。

2010/07/17付1面に掲載

799荷主研究者:2010/08/01(日) 21:40:26

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100721t12013.htm
2010年07月21日水曜日 河北新報
東京エレク経済効果1559億円 宮城新工場来春操業当初

 七十七銀行は20日、半導体製造装置大手の東京エレクトロン(東京)が23日に着工し、来年4月の操業を目指す宮城県大和町の新工場について、宮城県内への経済波及効果の試算をまとめた。見込まれる操業開始当初の経済波及効果は1559億円と算出。このうち国内総生産(GDP)に算入される粗付加価値額は653億円で、県内総生産を0.8%引き上げる効果があるという。

 東京エレクトロンは新工場での生産を順次拡大し、稼働から5年後に年間生産額3000億円を目指す。予定通りに増産した場合、経済波及効果は年間3898億円に上る見通し。粗付加価値額は1634億円となり、県内総生産を2.0%引き上げると見込む。

 操業開始当初の年間生産額について、試算は1500億円と想定。新工場に集約される東京エレクトロンAT宮城事業所(宮城県松島町)の年間生産額500億円(推計)を差し引いた生産増加額を基に、2005年の県産業連関表を使って計算した。

 当初の波及効果の内訳は、生産増加額分が直接効果として1000億円。部品調達などによる関連産業の生産増加額を示す1次効果は328億円で、従業員らの所得増加に伴う個人消費がもたらす2次効果は231億円だった。

 産業部門別では、半導体製造装置を中心に関連部品製造を含む製造業が1080億円でトップ。ほかは企業の研究開発など「教育・研究」が108億円、不動産が67億円、リース業やビルメンテナンス業関連の「対事業所サービス」が62億円、金融・保険が46億円など。幅広い業種で経済波及効果が期待される。

 七十七銀行が昨年試算したトヨタ自動車グループのセントラル自動車(相模原市)とプライムアースEVエナジー(静岡県湖西市)の宮城進出に伴う県内への経済波及効果は、操業開始当初で3088億円だった。

 東京エレクトロンの新工場分と単純に合算すると、経済波及効果は操業当初段階で年間4647億円に達し、県内総生産を2.2%引き上げる計算となる。

 同行調査課は「新興国の成長が続く中、半導体製造装置は今後も市場規模の拡大が期待できる。東京エレクトロンの進出は県経済全体を底上げするだけになく、自動車産業の集積と合わせ、県内製造業の足腰を強めることになる」と指摘する。

800荷主研究者:2010/08/01(日) 21:43:57

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100722t11032.htm
2010年07月22日木曜日 河北新報
県中央児童館跡の公園、無償譲渡へ 仙台市に12年移管

 宮城県は21日、2012年3月に廃止する仙台市太白区向山の中央児童館跡地のうち、公園・緑地部分を仙台市に無償譲渡する方向で、最終調整に入った。今月中に市と基本合意書を取り交わし、12年4月の移管を目指す。譲渡しない跡地は13年度以降に売却する。

 県によると、児童館廃止後の跡地6万7000平方メートルのうち、滑り台やブランコなどの児童遊園、プール、野外炊飯場がある南側の4万7000平方メートルを譲渡する。

 老朽化したプールは撤去し、遊具は修理や安全対策を講じる。費用は県が全額負担。市は譲渡区域の一部を保存緑地に指定しており、跡地は緑地公園として活用する。

 現在閉鎖している児童館本館や遊技館のある北側の約2万平方メートルは、12年度に施設の解体・撤去に着手する。花壇や池、木製遊具なども取り壊し、さら地にした上で民間企業などに売却する。

 解体・撤去には6200万円がかかる。遊具の修理なども含めると、県負担は総額1億円以上になる見通し。

 中央児童館の機能は12年4月、県が名取市下増田に開設する教育・福祉複合施設が継承する。一部NPOは活動場所を求め、児童館廃止後の施設利用を要請していたが、市との移管交渉で施設存続は困難と判断した。

 県子育て支援課は「周辺は住宅地でもあり、公園機能の維持を最優先に跡地利用を検討した。イベント開催も現行通りできるよう、市と協議していきたい」と語った。

 市百年の杜推進課は「長く市民が公園として親しんできた経過がある。現在の状態を維持できるように、譲渡を受け入れたい」と話している。

801荷主研究者:2010/08/01(日) 21:47:36

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100723t12035.htm
2010年07月23日金曜日 河北新報
東エレク新工場起工式 「世界に勝てる技術発信」 宮城・大和

工事の安全を願いくわ入れする東京エレクトロンの竹中社長(右)と東京エレクトロン宮城の北山社長=23日午前11時20分ごろ、宮城県大和町の大和リサーチパーク

 半導体製造装置大手の東京エレクトロン(東京)は23日、宮城県大和町の大和リサーチパークで新工場の起工式を行った。稼働は2011年4月の予定。

 式には、東京エレクトロンの東哲郎会長、竹中博司社長に加え、新工場の運営を担う子会社、東京エレクトロン宮城の北山博文社長や村井嘉浩宮城県知事らが出席し、くわ入れなどの神事を行って工事の安全を祈った。

 新工場は29ヘクタールの敷地に、事務棟も含め計3棟を建設する。総床面積は約7万平方メートルで、エッチング装置の開発製造を行う。総投資額は約250億円。

 年間売上高は当初1500億円の計画で、5年後に3000億円を目指して生産を拡大する。従業員は11年中に1000人体制にする。

 新工場は子会社の東京エレクトロンAT山梨事業所(山梨県)と、宮城事業所(宮城県松島町)の機能を集約。東北大と開発した次世代半導体技術を活用する装置も生産する。

 東京エレクトロンは当初、昨年4月の着工、今年4月の稼働を計画したが、半導体市場の悪化を理由にいったん延期し、今年1月に再開方針を決めていた。

 東京エレクトロンの竹中社長は起工式後の記者会見で「新工場から世界に勝てる技術や装置を発信する」と意気込みを語った。

802荷主研究者:2010/08/01(日) 21:48:04

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100724t12018.htm
2010年07月24日土曜日 河北新報
東京エレク新工場着工 新興国需要拡大に対応 宮城・大和町

工事が始まった東京エレクトロンの新工場建設地=23日、宮城県大和町

 半導体製造装置大手の東京エレクトロン(東京)が23日、宮城県大和町での新工場建設に着手した。半導体市場は新興国を中心に拡大し、新工場は近い将来の増産も見込む。半導体関連産業は付加価値が高く、すそ野も広い。新たに誕生する開発生産拠点は、東北の地域産業全体のけん引役としても期待される。

 「半導体市場はうなぎ上り。需要に追い付くため来年度いっぱいは忙しい状況が続く。(集約する計画の)宮城事業所もフル稼働のまま、新工場を稼働させることになるだろう」

 東京エレクトロンの竹中博司社長は起工式後の記者会見で、半導体市場の動向と工場の運営方針を説明した。同席した東哲郎会長も「パソコンや携帯電話、電気自動車など搭載される製品が増え、需要のある地域も広がっている」と解説した。

 世界半導体市場統計の予測によると、2010年の世界の半導体市場規模(出荷額)は約26兆3990億円。中国など新興国の需要を背景に、前年比28.6%の大幅増となる見込みだ。

 半導体製造装置関連の製品出荷額は東北でも伸びている。07年の工業統計では2992億円と1995年の6倍に達し、全国の3.5倍を大きく上回る。東京エレクトロン東北(奥州市)などの生産拡大や地元企業との取引拡大が理由で、11年4月に新工場が稼働すれば、さらに飛躍的にアップする。

 七十七銀行の試算では、新工場の経済波及効果は操業当初の段階で年間1559億円。宮城の県内総生産を0.8%引き上げることになる。

 新工場周辺では既に取引企業進出の動きもある。数井寛東北経済産業局長は「新工場の操業でさらに関連産業の集積と取引拡大が期待され、産業構造の強化につながる」と指摘。東京エレクトロンと東北大との共同研究などに触れ、「産学連携による成功事例としても注目される」と語る。

 地元企業も関連産業への参入の可能性が広がる。ただ、世界一を目指す東京エレクトロン側の要求水準は高い。新工場を運営する子会社、東京エレクトロン宮城の北山博文社長は「ほかと同じことをしていては駄目。強みを持ち寄り、世界一になる意気込みを持てば一緒にやれるチャンスはある」と強調する。

803荷主研究者:2010/08/01(日) 21:48:38

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100724t12021.htm
2010年07月24日土曜日 河北新報
東京エレク、地元企業と連携を 波及効果 期待膨らむ 

記者会見後に笑顔を見せる(左から)北山博文東京エレクトロン宮城社長、東哲郎東京エレクトロン会長、竹中博司社長、村井知事、浅野町長=仙台市泉区の仙台ロイヤルパークホテル

 半導体製造装置大手の東京エレクトロン(東京)の新工場建設が23日、宮城県大和町で始まった。集積が進む自動車産業に続く、仙台圏北部での高度電子産業の一大拠点整備に、関係者は期待を一段と膨らませた。

 「『富県』の実現に大きく貢献してもらえる。理工系学生の就職先としても期待できる」。宮城県の村井嘉浩知事は起工式後の記者会見で、力を込めた。

 大和町の浅野元・町長も「世界レベルの技術が地元から発信されることを誇りに思う。若者に夢と希望を与えてくれる」と喜びを表した。

 新工場を建設する大和リサーチパークでの起工式には、県内の自治体や経済関係者が出席した。

 新工場の操業開始当初の経済波及効果を1559億円と算出した七十七銀行の鎌田宏会長は「地元企業が東京エレクトロンとの関係をどう築くのかがポイント。地元企業の取り組みを積極的に支援したい」と語った。

 リサーチパークでは、東京エレクトロンに部品などを供給する2社が既に着工。隣接の大郷町にも、関連する機械部品の表面加工処理大手が進出するなど、高度電子産業の集積エリアが着実に形成されつつある。

 仙台市の奥山恵美子市長は「半導体市場が上り調子の時に、タイミングよく着工した。多くの技術者が移り住むことにつながり、地域全体の力になる」と話した。

 東京エレクトロンに、地元企業との連携を期待する声も大きい。みやぎ高度電子機械産業振興協議会の仲田武彦会長は「県内には高い技術力を持った企業が多い。地元企業との取引拡大を進めてほしい」と要望する。

 東北経済連合会の庄司雄一常務理事は「トップランナー企業が、世界と戦う拠点として東北の『知』と『人』を求めて進出した。東北には東北大などの優れたシーズ(種)もあり、産学連携のさらなる進展が見込める」と東北全体の振興に期待を寄せた。

804荷主研究者:2010/08/01(日) 21:51:04

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100724t12016.htm
2010年07月24日土曜日 河北新報
キャセイパシフィック、仙台―香港線再開 12月から

 香港のキャセイパシフィック航空は23日、子会社の香港ドラゴン航空が2008年3月末から運休している仙台―香港線の定期便を再開することを明らかにした。12月1日から来年2月末までの期間限定で、週3便を運航する。12月4日の東北新幹線新青森駅開業で空の需要が拡大すると判断したとみられる。

 キャセイパシフィック航空は22日、宮城県に対して再開の方針を伝えた。同社は河北新報社の取材に対し「昨年に比べ観光需要が回復し、仙台発、香港発の双方で利用が見込める。東北のゲートウエイである仙台空港の機能を生かし、東北の需要を取り込む」と説明した。

 運航する曜日や出発時刻、使用する機材などの詳細は未定で、2月末以降の運航については「需要を見極めて判断する」という。

 定期便の再開は、宮城県や東北の産業界が要望していた。県内の空港関係者は「欧州やアジアの乗り継ぎにも利用できる。海外旅行の需要は一層高まる」と歓迎した。

 仙台―香港線の定期便は1993年12月に週2便で初就航し、96年4月には週6便を運航した。新型肺炎(SARS)などの影響で利用が低迷したのを受け、03年4月に運休。07年10月に半年間限定で再開したが、燃料費高騰などから通年運航には至らず、チャーター便だけを運航していた。

 香港線の再開で、仙台空港の国際線就航都市はソウル、グアム、北京、大連、上海、長春、台北と合わせ8都市となる。

805荷主研究者:2010/08/01(日) 21:51:41

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100724t12020.htm
2010年07月24日土曜日 河北新報
貸会議室大手のTKP、仙台本格進出 8月下旬

 全国で貸会議室を運営する業界最大手のティーケーピー(東京、TKP)は、仙台市での事業を8月下旬から本格化させる。市中心部に仙台支店を開設するほか、「TKP仙台カンファレンスセンター」を設置し、大小11室を貸し出す。東北では初の支店開設となる。

 支店とセンターは、青葉区花京院の複合ビル「ソララガーデン」の2〜4階を一括して借り上げて設ける。センターには定員126〜102人のホール5室、90〜72人のカンファレンスルーム4室、定員18〜12人のミーティングルーム2室を用意。総収容人数は942人で、8月23日に営業を始める。

 料金は1時間当たり3600〜2万1000円で、会議をはじめ、セミナーや研修会、懇親会など、さまざまな用途に対応する。

 同社は2007年3月、青葉区春日町に仙台勾当台公園会議室(45席)を開設。09年4月には宮城野区二十人町に仙台駅前会議室(72席)を設け、試験運営を続けてきた。稼働率が高いことから、さらなる需要が見込めると判断。事業の本格展開に踏み切った。既存の2カ所の営業も続ける。

 河野貴輝社長は「メーンターゲットはホテルで開かれるような100人規模以上の会議。いす、テーブルなどはホテル仕様で、弁当も手配できる。立地も良く、リーズナブルな会議開催が可能だ」とアピールする。

 連絡先は仙台カンファレンスセンター準備室022(306)7677。

806荷主研究者:2010/08/12(木) 18:33:15

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1070022351/476
2006年07月09日日曜日 河北新報
カーブ10カ所、見通し改修へ 東北道白石―仙台南

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100726t13025.htm
2010年07月26日月曜日 河北新報
東北道白石―仙台南IC間 連続カーブ、見通し向上

 東日本高速道路東北支社は25日までに、カーブが連続する東北自動車道の白石―仙台南インターチェンジ(IC)間で4年間にわたり進めてきた改良工事を完了した。ドライバーの見通しを向上させることにより、事故の減少を図る。

 施工したのは上下線のカーブ計10カ所で、総延長8キロ。前の車を見渡せる距離を延ばすために、左カーブではカーブ内側に路肩を広げ、右カーブでは中央分離帯の防護柵を右側に寄せた。

 改良工事を施した10カ所のうち8カ所は、見通しが110メートルから135メートル以上に延び、追突の危険性が減少した。既に135メートル以上の見通しを確保していた残り2カ所は今回、路肩を拡幅し、大型車がはみ出すことなく緊急停車することが可能となった。

 工事は2006年に着手し毎年数カ所のペースで進めてきた。6月、下り線の仙台南IC付近(仙台市太白区、名取市)の1.1キロ区間を完了し、すべての工事を終えた。総工費は13億円。

 改良した場所での事故件数は年々減少している。工事を始めた06年は76件だったが、09年には32%減の52件となった。

807荷主研究者:2010/08/12(木) 18:34:19

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/きょうの建設情報.htm
2010/07/26 建設新聞
仙台空港隣接地・ジャムコ
航空機器製造工場の建設 中央数社 設計・施工プロポで選定へ

 航空機部品メーカーのジャムコ(東京都三鷹市大沢6丁目11の25 寺田修社長)は、宮城県仙台空港隣接地に航空機器製造工場の建設を計画しており、この施工者を設計・施工プロポーザル方式で選定するため、中央数社を指名した。すでに基本計画などの諸条件が与えられ、今月末ごろに各社の提案内容を求めるもようだ。提案に関しては2ヵ所の施工場所を想定している。

 同社の業務内容は航空機器製造、航空機内装品、航空機整備の3部門で構成されるが、このうち航空機器製造ラインを置くのは、東京都三鷹市の本社工場のみとなっている。エアバス社製の大型旅客機の床部材等を生産しているが、今後の市場回復で需要増加が見込まれるため、この主要機能を宮城県内に移転するため今回の計画となった。

 施工場所に関しては現在、航空機整備カンパニー仙台整備工場となっている仙台空港隣接の岩沼市下野郷新拓の自社敷地内に3階建前後、延べ約1万2600㎡規模で建設した場合と、名取市愛島地区へ新たに用地確保し、平家建でほぼ同延べ面積規模の施設を建設した場合の2案について、提案を求めているものと見られており、今のところ着工は来年1月ごろ、完成は来年末ごろがそれぞれ有力視されている。

2010/07/26付1面に掲載

808荷主研究者:2010/08/12(木) 18:35:09

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100727t11017.htm
2010年07月27日火曜日 河北新報
総合特区、宮城県5件応募へ 45フィートコンテナ、保育支援

 規制緩和や財政支援で地域経済の浮揚を目指す政府の「総合特区制度」の提案募集に対し、宮城県は26日、「45フィート(約13.7メートル)国際海上コンテナ物流特区」をはじめ、「保育支援特区」「ビジネスジェット特区」など5テーマを応募する方針を固めた。30日に政府に提案する。

 「45フィートコンテナ特区」は、公道走行が認められていない大型海上コンテナの走行を認める構想。一般的な40フィートコンテナに比べ1.5メートル長く、積載容量は1.27倍で物流の効率化が図れる。

 県は、生産拠点から仙台港までコンテナが安全に通行できる国道や県道の選定や交差点の改良も想定。コンテナ購入の財政支援も盛り込む。

 「保育支援特区」は幼保一元化の促進を目指し、幼稚園を経営する学校法人が保育事業に参入できるようにする。県内の保育所の多くは満員状態だが幼稚園の入園率は7割弱で、新たな受け皿とする。認可外保育所の入所要件も緩和する。

 「ビジネスジェット特区」は、企業や個人の小型ジェット機の利用促進を図る。旅客以外の人が仙台空港に駐機中の機内に乗り込むことを認め、ジェット機利用者が空港を出ないで企業と商談できるようにする。海外からのジェット機利用者の出入国手続きの簡略化や着陸料の減免も盛り込む。

 ほかに提案する「データセンター立地推進特区」は、情報通信企業などが有する大規模な情報処理施設を専用コンテナに設ける構想。コンテナは特例で消防設備を設ける必要をなくす。建物内への設置と比べ大幅な経費削減につながるという。国内外の高度情報通信産業への売り込みを図る。

 「水産都市活性化特区」は国が重要港として指定する「特定第3種漁港」が気仙沼、石巻、塩釜の3市にあるため、水揚げ量確保に向けた財政支援や漁船の建造支援ファンドの創設を提案する。

 特区制度は民主党が参院選マニフェスト(政権公約)に盛り込んだ。政府は2011年度予算に特区を認めた自治体への財政支援を盛り込む。

 村井嘉浩知事は「どれも富県戦略に必要な事業。宮城をさらに元気にするきっかけにしたい」と話している。

809荷主研究者:2010/08/12(木) 18:46:02

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100728t15030.htm
2010年07月28日水曜日 河北新報
東北大大学院新拠点 エクステンション教育研究棟が完成

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20100728010jd.jpg
完成した法科大学院などの教育研究棟

 東北大の法科大学院など3専門職大学院の新たな教育拠点となる「エクステンション教育研究棟」が仙台市青葉区の東北大片平キャンパスに完成し27日、完成記念式典が開かれた。

 大学関係者ら約100人が出席。井上明久総長は「人文社会系の重要な拠点であり、総合大学としての基盤が強化された。高度な専門職業人育成をさらに加速させたい」と述べた。

 エクステンション教育研究棟は鉄筋コンクリート6階で、延べ床面積は6845平方メートル。これまで片平、川内の両キャンパスに分散していた法科大学院と公共政策大学院の研究室や講義室が集約されたほか、会計大学院の一部も入った。本部別館を解体した跡地に新築され、総工事費は11億5000万円。

 市内中心部に立地する特性を生かして、1階には研究成果などを市民に紹介する広報ギャラリーや、市民が閲覧できる法律やジェンダー関連専門の図書室も新設。東北大は「片平キャンパスのシンボルとして、社会に開かれた研究棟にしたい」としている。

810荷主研究者:2010/08/12(木) 18:47:36

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100728t11014.htm
2010年07月28日水曜日 河北新報
仙台市の人口 2020年65歳以上4人に1人

 仙台市の65歳以上の高齢者人口が、2020年には4人に1人に達することが、市のまとめた将来推計人口で分かった。15〜64歳の生産年齢人口も減少し、少子高齢化が急速に進むとみられる。市は、策定中の次期総合計画で、少子高齢化問題を最重要課題に位置付け、対応策を探っていく。

 推計は、10年の人口予測を基に、出生率を過去10年の平均値、社会移動率を過去5年の平均率に固定して試算した。

 年齢区分別の人口の推移と見通しはグラフの通り。10年の高齢者人口の割合は18.8%だが、13年に20%を超え、20年には全人口(102万8967人)の25.4%に達する。生産年齢人口は2000年には72%を超えていたが、20年には62.8%まで落ち込む。14歳以下の年少人口は、13.2%(10年)から11.8%(20年)に減少する。

 また仙台市の人口は、12年の103万8425人をピークに、減少局面に入ると予測される。09年秋に発表した将来推計人口では、減少は11年以降と予測したが、1年遅れる見通しとなった。推計人口の起点を08年から10年のデータに改めたこと、10年4月の流出人口が前年同月よりも約1300人少なかったことなどが理由。

 市総合計画課の梅内淳課長は「仙台には大学などが多く、若い年代が流入する優位性がある。次期総合計画では少子高齢化対策に加え、若い世代の雇用の場を創出し、市の活力を失わない施策が必要だ」と話す。

 市は、将来推計人口のデータを13日の総合計画審議会の専門部会に提示した。委員からは「人口減少が見込まれる中、住居系の土地利用だけを進めるのは問題がある」「市全体だけでなく地域ごとの人口予測をすべきだ」などの意見が出た。

 市はことし10月の推計値を基に再度、将来推計人口を算出するが、今回の数値から大きな変化はない見通し。

 総合計画は20年度までの都市づくりの指針となる市の最上位計画。審議会は将来の少子高齢化を見据え、住宅団地対策、介護や子育て支援などに対応する計画案を11年1月までに答申する。

811荷主研究者:2010/08/12(木) 18:48:10

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100728t12010.htm
2010年07月28日水曜日 河北新報
東エレク、セントラル自 居住先の人気は仙台・泉区

 仙台商工会議所は27日、トヨタ自動車の完成車製造子会社、セントラル自動車(相模原市)、半導体製造装置大手の東京エレクトロン(東京)の従業員を対象にした住環境に関するアンケート結果をまとめた。ともに2011年に宮城県内で新工場が稼働する予定で、住みたいエリアは両社の工場から近い仙台市泉区が最も人気を集めた。

 居住希望(複数回答)で泉区は68%に達し、2位の宮城県富谷町(21%)を大きく引き離した。ほかは泉区を除く仙台市(18%)、大和町(15%)、大衡村(6%)の順だった。

 エリアを選んだ理由(複数回答)では「交通の便利さ」が71%でトップ。「日常生活の利便性」も65%に上り、通勤や買い物などの利便性を考慮している様子がうかがえる。

 セントラルと東京エレクトロンで傾向が分かれたのが希望する住居の形態。セントラルでは44%が分譲一戸建てを選んだのに対し、東京エレクトロンでは51%が賃貸マンション・アパートと回答した。

 住居形態の選択には移転時の家族構成が反映されているとみられる。セントラルは家族同伴が50%、単身が28%。東京エレクトロンは平均年齢が若く、単身が37%、家族同伴が25%だった。

 仙台商議所は「自由回答では食や自然の魅力を指摘する声が多かった。不動産にとどまらず、波及効果が期待できそうだ」とみている。

 セントラルは11年1月、大衡村で新本社工場が稼働、東京エレクトロンは同年4月、大和町で新工場が操業開始予定。

 アンケートは商議所が両社の従業員向けに作る生活情報冊子に同封し、60人が回答した。

812荷主研究者:2010/08/12(木) 18:53:00

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100730t12037.htm
2010年07月30日金曜日 河北新報
モリヤが再生法申請 負債102億円、6店順次閉鎖

 食品スーパー経営のモリヤ(仙台市)は30日、民事再生法の適用を仙台地裁に申請し、保全命令を受けた。代理人によると、負債総額は約102億円。宮城県内で展開するスーパー19店舗のうち、6店舗を8月1日以降に順次、閉鎖する。残り13店舗は営業を継続する方針。

 東京商工リサーチ東北支社によると、モリヤは1977年設立のヤマモが前身で、同年11月に仙台市内にフレッシュフードモリヤ1号店を開店した。積極的な店舗展開を進め、ピーク時の2009年6月期には年売上高212億円を計上した。

 デフレ進行を背景に、仙台圏を中心としてスーパーの価格競争が激化。多店舗展開による投資負担が重荷となって資金繰りが悪化し、自力再建を断念した。

 代理人によると、閉鎖を予定している店舗は「フレッシュフードモリヤ」が福田町店(宮城野区福田町)、中山台店(青葉区芋沢)、仙台駅前店(青葉区中央)、一番町店(青葉区一番町)の4店舗。「スーパービッグ」がキャラウェイ店(泉区高森)とゆりが丘店(名取市ゆりが丘)の2店舗。

 閉鎖店舗のパート従業員約150人は順次解雇するという。


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