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仙台・宮城・陸奥
762
:
荷主研究者
:2010/06/20(日) 14:43:34
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100604t12013.htm
2010年06月04日金曜日 河北新報
宮城新工場7月23日着工 東京エレクトロン、11年4月稼働
半導体製造装置大手の東京エレクトロン(東京)の竹中博司社長は3日、河北新報社のインタビューに応じ、宮城県大和町に建設する新工場について7月23日に着工し、2011年4月に稼働させることを明らかにした。稼働後は順次、設備増強を進めて5年後の生産子会社の年間売上高は稼働当初の倍となる3000億円を目指す考えも示し「新工場は(世界戦略の)重要拠点になる」と強調した。
計画によると、「大和リサーチパーク」内の29ヘクタールの敷地に建設するのは製造、研究開発、事務の計3棟で総床面積は約7万平方メートル。エッチング装置の開発製造を担う。当初予定(7万2000平方メートル)からの規模見直しは最小限にとどめた。総投資額は約250億円。
年間売上高は当初1500億円の計画で、5年後に3000億円を目指して生産を拡大。従業員は11年中に1000人体制にする計画で、竹中社長は「(5年後は)従業員数も倍ぐらいになる」として将来的に2000人程度に増やす可能性も示唆した。
当初の従業員は、子会社東京エレクトロンAT山梨事業所の約1500人のうち500人を異動させる。同社宮城事業所(宮城県松島町)からは全従業員約200人が順次、新工場に移る。宮城事業所の今後の活用方法は検討中だが「閉鎖の検討もあり得る」と言う。
新工場は山梨、宮城両事業所の機能を集約。東北大と開発した次世代の半導体加工技術「RLSA」を活用する装置も生産する。来月設立する全額出資の東京エレクトロン宮城が運営する。
竹中社長は新工場の位置付けについて、東北大との連携を念頭に「産学の力を合わせて世界的な競争に勝ち続ける重要拠点になる」と述べた。
新工場は当初、昨年4月に着工し、今年4月の稼働予定だった。計画は08年12月、半導体市場の悪化を理由にいったん延期され、今年1月に再開方針が決まった。
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