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仙台・宮城・陸奥

739荷主研究者:2010/05/10(月) 23:11:01
>>732-733
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/05/20100501t13038.htm
2010年05月01日土曜日 河北新報
突然の白紙に広がる困惑 エム・セテック、亘理進出計画撤回

エム・セテックが進出を計画していた工場用地。水田を開発して第1期分約10ヘクタールの造成が進む=亘理町逢隈高屋

 大手太陽光発電素材メーカー、エム・セテック(東京)が宮城県亘理町に計画していた新工場建設を白紙撤回した。約32ヘクタールの敷地は造成が急ピッチで進み、600人の雇用が見込まれていただけに、町には大きな波紋が広がっている。別の工場の進出計画がにわかに浮上しているが、「本当に来るのか」と疑問視する声も。地域経済が低迷する中で計画の行く末に期待と不安が交錯する。(岩沼支局・小島直広)

 一辺約600メートル。エム社が進出するはずだった工場用地は目を見張るほど広大だ。農家ら地権者133人が昨年9月、用地を提供した。

背景に社長交代

 「一人でも反対したら工場は来なくなる。町にそう言われたからこそ、皆で協力した」。70代後半の元地権者の男性はそう語る。

 男性は水田を売ったのを機に農業をやめ、農機具もすべて処分した。「子どもや孫の勤め先が大事。売った田んぼはもう元に戻らない。早く次の企業に来てもらいたい」と困惑を隠せない。

 町は5月中にも用地買収に応じた元地権者を対象に、今回の経緯を説明する予定だ。

 造成計画によると、総事業費は約20億円。うち約13億円を県と民間から借り入れ、2009年度に32.6ヘクタールの敷地を買収した。第1期分10ヘクタールを造成してエム社へ引き渡し、その売却代金7億円で、第2期分22.6ヘクタールを造成するはずだった。

 進出計画が頓挫した背景には、エム社の社長交代劇があった。

 4月28日午後、町役場で開かれた町議会全員協議会。エム社の謝勝傑社長が白紙撤回を伝えたわずか数十分後、同じ席に亘理町への進出を主導してきた前社長(3月末退任)の姿があった。

 「工場進出で台湾の幹部と意見が対立した」

 エム社の創業者である前社長はそう語り、昨年の資本提携で親会社となった台湾メーカーから送り込まれた現社長への怒りをあらわにした。

 「亘理に何としても工場を造りたい。これは男の約束。全うしたい」。前社長は声を絞り出すように町議らに訴えた。前社長は席上、エム社と資本関係のない別会社を町内に設立し、同じ場所に進出する方針を示した。

町政運営に暗雲

 斎藤邦男町長は「前社長の誠意を真摯(しんし)に受け止める。早期の工場進出を期待している」と語り、今後資金計画などについて前社長側と詰める構えだ。

 こうした町の対応に異論がないわけではない。

 町議の一人は「一度約束を破られたのに信頼するのはどうか」と指摘。「借入金の利払いはこれから。工場が進出しなければ町長の責任問題になる」と警告する。

 町には本年度から毎年約1500万円の金利負担が発生する。12年秋には元本を一括償還しなければならない。

 亘理町では任期満了に伴う町長選が18日に告示される。立候補を表明しているのは3選を目指す現職の斎藤町長だけ。選挙直前に起きた工場進出計画の撤回が、盤石に見えた現職の町政運営に影を落としている。


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