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旅客船・高速船・フェリー等のスレ

1とはずがたり:2009/02/01(日) 02:45:26
此迄鉄道スレを基本にやってたけど,独立させましょうか。

238荷主研究者:2011/11/06(日) 12:41:25
>>232
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201110150014.html
'11/10/15 中国新聞
関門フェリー、11月末で運休

 下関市の荒田港と北九州市の日明(ひあがり)港を結ぶ関門海峡フェリー(下関市)は、経営難を理由に11月30日を最後に運航を休止する。燃油価格の高騰に加え、高速道路の自動料金収受システム(ETC)割引の拡大による客離れも追い打ちをかけた。1971年から40年続いた航路が姿を消す。

 関門海峡フェリーは、同航路を71年から運航していた別の会社から76年に引き継いで事業を始めた。約3キロの両港間を片道約13分で結ぶ。約40分間隔で平日17往復、日・祝日15往復している。

 利用はトラック輸送や市民の通勤通学が中心で、関門トンネルや関門橋に乗り入れることができない工事用クレーンなど大型特殊車両も年約500台利用してきた。

 利用台数はピークの90年度で約43万台だったが、2010年度はピーク時の半分以下の約16万8千台に落ち込み、03年度から赤字が続いていた。

 従業員十数人は解雇する。南隆美社長は「航路を維持するために努力を重ねてきたが、今後好転する見込みもない。利用者には誠に申し訳ない」と話している。

239チバQ:2011/11/17(木) 22:22:00
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111117-00000216-yom-bus_all
経済総合市況株式産業たこフェリー八方塞がり、再開も撤退も資金不足
読売新聞 11月17日(木)15時23分配信


拡大写真
立ち入り禁止となっている「たこフェリー」の船着き場(兵庫県淡路市で)=原田拓未撮影

 兵庫県明石市と淡路島を結ぶ第3セクター「明石淡路フェリー(たこフェリー)」の運航休止から、16日で1年が過ぎた。

 再開には数億円かけて新たに船を買わねばならないが、3セクには約8000万円しか残っておらず、自治体の支援なしでは事実上不可能な状況。撤退するにしても、桟橋などの撤去に膨大な費用がかかることから、関係者は先を見通せないでいる。

 3セクは、明石海峡大橋開通や高速道路料金値下げなどで経営が悪化し、筆頭株主だった広島県の造船会社が昨秋、経営から撤退。保有船売却や全従業員の解雇で負債を清算した。その後、同じ航路で高速船を運航する「淡路ジェノバライン」(兵庫県淡路市)が筆頭株主となって事業を継承し、今春再開を目指したが、道筋は今もついていない。

 関係者によると、再開にはフェリー購入が不可欠だが、中古でも2億〜3億円。さらに、船着き場がある明石、岩屋(淡路市)両港の土地代賃料や人件費などを含めると、年間で数億円の資金補填(ほてん)が必要という。

 一方、解散の場合は、両港湾にある桟橋の撤去費として約10億円を捻出しなければならない。

240チバQ:2011/11/17(木) 22:23:10
http://www.kobe-np.co.jp/news/touban/0004621459.shtml
再開なお不透明 たこフェリー運行休止から1年 


淡路に向け明石港を出発するたこフェリー「最終便」。運航休止から1年となったが、再開のめどは立っていない=2010年11月15日
 明石海峡大橋を含む高速道路料金値下げ政策のあおりを受け、明石淡路フェリー(愛称・たこフェリー)が運航を休止して、16日で丸1年となった。この間、運航再開に向けて大きな進展はない上、国から支援を得るのは絶望的な情勢。運航主体である第三セクター、たこフェリー社の株主同士の思惑の違いも顕在化し、再開断念と三セク解散も現実味を帯びつつある。(森本尚樹、敏蔭潤子)


 昨年8月、三セクの株式の56%を保有していたツネイシホールディングス(広島県福山市)が明石、淡路市など他の株主に撤退意向を表明。同フェリーは同11月16日からの運航休止が決まった。

 明石市の北口寛人市長=当時=は淡路ジェノバライン社(淡路市岩屋)に経営参画を要請。明石と淡路3市の支援を前提に、2011年4月の運航再開を目指す方針が確認されたが、支援の枠組みなどをめぐり4市の足並みはそろわなかった。

 一方、明石市などは国から支援を得るため、4市と県、国などによる「明石海峡海上交通活性化・再生協議会」で調整を進めた。ただ、地域公共交通支援制度の海上交通の対象は、11年度から「離島航路」に限定。新たな制度が設けられない限り、国からの補助金は絶望的となった。

 そんな中、5月に就任した明石市の泉房穂市長は6月、淡路市の門康彦市長と会い「ボールは投げたので、後はよろしく」などと伝えた。これを受け、大橋を通行できない125cc以下の単車を輸送する手段の必要性を感じていた淡路市は、ジェノバ社とともに二輪車と旅客に特化した再開計画を進めた。

 だが、計画が表面化した10月、泉市長は「相当数の車が乗らないと『たこフェリー』ではない」と猛反発し、計画は白紙に。さらに、計画を実質的に進めていたジェノバ社の社長らを、泉市長が「特別背任罪にあたる」などと非難する事態にまで発展した。

 その後、明石、淡路3市と県は事務レベルの協議を重ねてはいるが、明石、淡路市の思惑の溝は埋まっていない。両市の担当者は「(三セク)会社の解散も視野に入れなければならない」とし、ジェノバ社は「関係市の態度が決まるのを待つしかない」としている。

(2011/11/16 09:30

241チバQ:2011/11/20(日) 11:32:11
http://sankei.jp.msn.com/life/news/111120/art11112008170002-n1.htm
【探訪 防人の風景2011】
長崎県対馬 縮まる距離感、募る不安
2011.11.20 08:13 (1/2ページ)

航路が今月までに3社に増えた釜山ー対馬のフェリー。操舵室からは縦に長い対馬の島影が見えた=長崎県対馬市(鈴木健児撮影)
 韓国・釜山から新たに就航した高速船に乗り、国境を越えて日本の対馬を目指した。出港から約40分。対馬にある航空自衛隊のレーダーが見えた。船はわずか2時間弱で対馬の厳原(いづはら)港に到着した。

 対馬−釜山航路は、今年10月まで韓国資本1社の運航だったが新たに2社が参入。日系1社、韓国系2社の計3社になった。人口約340万人を擁する韓国第2の都市は、対馬にとって日帰り可能な、より身近な存在になった。

 対馬を訪れる韓国人は年間5万人を超え、多くは観光が目的。だが、釜山で出国手続き後に免税店でブランド品を大量購入、対馬に3時間だけ滞在して釜山にとんぼ返りし、品物を仲買に転売するのが目的の若い韓国人女性も多い。

 対馬は人口約3万5千人、面積約700平方キロ、南北約80キロの島。北部の展望所から朝鮮半島までは49・5キロ。晴れた日には釜山がよく見える。

 これだけ近いと古くからの関わりも深かった。飛鳥時代の667年。白村江の戦いに敗れ百済の遺臣らとともに築いた金田城(かなたのき)は日本最古級の城跡ともいわれる。江戸時代には朝鮮通信使が国書交換で訪れ、対馬藩の先導で江戸に向かった。鎖国時代、朝鮮半島との唯一の窓口は対馬だった。

 今、対馬は経済的に国内からは遠く、韓国からは近い存在になっている。東京から福岡経由で出向くと正規料金は往復約10万円。これに対し、格安チケットで釜山を経由して対馬に入ると、航空券とフェリー代、計3万3千円で往復が可能だ。

 国内移動なのに韓国経由では3分の1になる皮肉。東京からの帰省は釜山経由で、との話も聞く。

 身近な釜山だけに対馬島民の見方は複雑だ。「対馬の10倍ある巨大市場。大きなチャンスととらえるべきだ」と飲食店経営の平山満和さん(59)は期待を込める。これに対し、対馬唯一のしょうゆ製造の5代目、江口豊隆さん(46)は「経済交流と国防は別。韓国人の本音は読めない。国境に暮らす者として不安が絶えない」と漏らす。

 664年に九州、壱岐と並んで辺境守備兵が配置された“防人”の島。昔も今も、隣国と“適度な距離感”を保つためには、絶妙なバランス感覚が求められている。(写真報道局 鈴木健児)

                   ◇

 「探訪」の動画は、「産経フォト」photo.sankei.jp.msn.comまたは「YouTube」産経新聞チャンネルでご覧になれます。

242チバQ:2011/11/21(月) 21:37:11
>>241
〉東京から福岡経由で出向くと正規料金は往復約10万円。これに対し、格安チケットで釜山を経由して対馬に入ると、航空券とフェリー代、計3万3千円で往復が可能だ。
〉 国内移動なのに韓国経由では3分の1になる皮肉。東京からの帰省は釜山経由で、との話も聞く。


正規料金と格安運賃とで比較しちゃダメでしょ....

243チバQ:2011/12/20(火) 20:54:11
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shizuoka/news/20111219-OYT8T01239.htm
存続か廃止か 航路定まらず
沼津〜土肥港定期船


航路の存続が危ぶまれている沼津〜土肥を結ぶ定期船。住民の「生活の足」であると同時に富士山を海上から望める観光資源でもある  戸田運送船(沼津市、山崎元社長)が運航する沼津港〜戸田港〜土肥港を結ぶ定期船が存廃の危機に直面している。会社側は経営不振を理由に今年度末での運航廃止を表明する一方、行政からの補助金増額による継続を模索。住民は「生活の足」として存続を沼津市に要望した。同市は観光面での重要性を認めつつも、補助金の増額には二の足を踏む。航路は大きな岐路にさしかかっている。(山田博文)

 ■会社の思惑

 同社が今年度末での運航打ち切り方針を固めたのは11月中旬。伊豆箱根鉄道が2003年に撤退して以降、行政から補助金を受け運航してきた。補助金は旧戸田村時代の03年度から始まり、05年度から沼津市が年1500万円を支給しているが、山崎社長は「赤字続きで補助金の増額がないと、運航継続は不可能」という。

 利用客は05年度の4万3000人をピークにじり貧となり、10年度は2万2000人。赤字額は補助金があっても年平均で1000万円に達する。同社も経費削減のため船を更新したり、人員削減や駿河湾クルージングを導入するなど「利益を上げられる努力は全てやった」という。

 そこへ3月の東日本大震災。全利用者の7割を占める観光客は減り、4〜9月の利用者は前年の6割に。減便などで対応したが、展望は開けず、「現状の補助金の増額がないと、やめざるを得ない」と、今年度末での撤退方針を決めた。

 ■不快感

 山崎社長によると、震災による利用者減のため、今年の夏頃、沼津市の担当部署に航路から撤退する意向を伝えたという。

 だが、市側は減便は了承したが「撤退の話はなかった」との認識。栗原裕康市長は今月9日、存続要望に訪れた住民に同行した山崎社長に「新聞報道で(撤退方針を)知った。補助金の増額がないと来年度から運航できないという話ですか」と不快感をあらわにした。

 市長は、船が住民の足であることを認めつつも「代替もある」とバスの存在を指摘。ただ「無くなると観光面の魅力は薄れる」とその重要性にも言及した。

 そのうえで「赤字が出たから補助金を上げろというのでは、毎年投入額が上がる。利用客が増えるように(お互い)考えなければ。税金を使う話なのでよく検討させていただきたい」と述べるにとどまった。

 ■住民は

 存続を求める署名は戸田地区の住民の半数に当たる1619人に達した。中川勉・同地区連合自治会長は「通院、買い物に使う高齢者もいる。交通弱者の足を確保してほしい」と訴える。

 船では市の中心から戸田、土肥地区まで、陸路の半分の時間で行ける一方、沼津〜戸田間が往復3600円かかるため「ほとんど乗ったことがない」という住民も少なくない。

 04年10月に台風で陸路が寸断され、戸田地区が孤立した時、同航路が住民生活を支援したこともあるなど、防災面での役割もある。

 市財政が窮迫する中、無条件での補助金増額はあり得ない。今後、観光客や地元住民にいかに多く利用してもらうかを考えつつ、存続の道を探るべきだ。

(2011年12月20日 読売新聞)

244チバQ:2012/01/09(月) 13:24:25
http://www.nnn.co.jp/news/120109/20120109010.html
国際クルーズ客船の寄港地に 境港が注目集める
2012年01月09日

 鳥取県・境港が国際クルーズ客船の寄港地として、注目を集め始めた。境港管理組合の誘致活動が実り、5月以降に韓国の船会社が運航させる「ハーモニー・プリンセス」が10回以上寄港するほか、6月には2千人を乗せた大型客船「コスタ・ビクトリア」もやって来る。その一方、境港が日本海側の国際クルーズの拠点を目指す上で、大型客船専用ターミナルの整備も避けて通れない課題となってきた。 


境港に寄港したクルーズ船「ふじ丸」。ことしは国際クルーズ船の寄港地として熱い視線を浴びる=2009年9月撮影

■過去3年上回る
 コスタ・ビクトリアはイタリアの船会社の所有で、韓国の旅行会社が期間限定でチャーターして運航。中国発で韓国を経由、日本国内の日本海側の複数港に寄港する。境港には6月上旬に寄港予定。船体は約7万5千トンと、環日本海定期貨客船「DBSクルーズフェリー」の約5倍の巨大さ。過去に境港に寄港したクルーズ船の中でも最大規模となる。

 さらに5月以降は、韓国の船会社が運航するハーモニー・プリンセスも寄港を予定。乗客定員は約1千人。県国際観光推進課は「ことしのうちに十数回来るとの情報が入っている」と話している。

 日本海側では博多港が国際クルーズ船の拠点とされてきた。境港へのクルーズ船寄港回数は、2009年が9回、10年が10回、11年が4回で、半数以上は日本船籍だった。ところがことしは、既に国際クルーズ船の寄港回数だけでここ3年の数字を上回る見通しだ。

■国際認知進む
 境港に国際クルーズ船が入り始めた大きな理由として、県はアジア・クルーズ・ターミナル協会(ACTA)への加入と、国際見本市への出展を挙げる。

 境港は、アジア各港を巡るクルーズ船の誘致を目的に昨年11月、シンガポールや中国など6カ国7港で設立されたACTAの一員。日本国内では境港と神戸港の2港のみが加入した。さらに同月、シンガポールで開催された有力クルーズ船会社が集まる国際見本市に、日本から唯一、ブースを出展した。この時期以降、米国やイタリア、オーストラリアなど各国の船会社などから問い合わせが入り始めたのだという。

 同組合はさらに、世界最大規模の13万トン級の大型船の誘致活動を進めており、寄港が実現すればさらに注目度を増すのは確実。組合管理者の平井伸治知事は「新年度への布石も含め精力的にクルーズ寄港を目指していきたい」と意欲を見せる。

■整備が鍵に
 課題もある。現在、DBSクルーズフェリーは昭和北岸壁の暫定の国際旅客ターミナルを利用。不定期寄港の大型客船は木材などの荷下ろしが行われる昭和南岸壁を利用しており、港湾関係者は「玄関口の景観として最適とは言えない」と口にする。大型客船専用のターミナルの整備が急がれている。

 県などは、国に境港市竹内団地の夢みなとタワー横に国際フェリーターミナルの整備を要望しており、新年度予算で新規事業採択されるかが焦点。境港は昨年、国の背後観光地クルーズの日本海側拠点港に選定されただけに、関係者の期待も高まる。県国際観光推進課も「専用ターミナルができれば誘致の際の大きなメリットになる」としている。

245荷主研究者:2012/01/22(日) 14:26:17

http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2011122721222648/
2011/12/27 23:30 山陽新聞
宇高航路、トラック利用減少続く 割引実験中間まとめ

 宇高航路(玉野市宇野―高松市)の運航2社や関係自治体などでつくる宇高航路活性化再生協議会は、11月21日から行っている平日深夜のトラックと乗用車の運賃を割り引く社会実験(来年2月末まで)の中間実績を27日まとめた。重要視するトラックは割引率を高めに設定したが、前年と比べ1割以上減。減少に歯止めは掛かっていない。

 13日までの平日16日間の計320便で調べた。前年同期比で、乗用車は628台(1・16倍)で87台増えたもののトラックは297台減の1994台(0・87倍)。合計でも210台減の2622台(同0・93倍)と落ち込んだ。

 同協議会によると、瀬戸大橋の通行料金割引拡大が始まった2007年ごろからトラック利用は毎月前年を4?1割割り込んでいる。事務局の玉野市商工観光課は「割引で減少幅は狭まったが、依然として厳しい状況」としている。

 社会実験は、航路存続に向けて適切な運賃設定を探る狙い。平日午後9時40分?翌午前3時40分に出港する便のトラックと乗用車運賃を20?40%割り引いている。

246チバQ:2012/02/12(日) 12:06:19
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shizuoka/news/20120207-OYT8T01181.htm
沼津〜土肥定期船存続へ



.1日2往復に減 需要に応じ不定期便も


航路存続の見通しとなった沼津〜土肥を結ぶ定期船。海から富士山を望める観光の目玉でもある(昨年12月、沼津港で)  戸田港を経由して沼津港と土肥港を結ぶ定期船を運航する戸田運送船(沼津市)が、赤字のため3月末での航路撤退を表明している問題で、同社が定期便数を減らすことで4月以降も事業継続することが7日、わかった。

 沼津市などによると、同社が求めていた市の新年度の補助金増額は見送られたが、利用客の需要に合わせて不定期便などを導入し、同社の増収を図ることで折り合いが付いたという。

 同航路は戸田地区住民の「生活の足」であると同時に、船上から富士山が望めるため、首都圏の観光客の人気も高い。しかし、毎年赤字続きのため、戸田運送船は2005年度以来、市から年1500万円の補助金を受けている。

 11年度は東日本大震災の影響もあり4〜9月の利用客が4割減少。同社は昨年11月、「補助金が現状のままでは事業継続は不可能」と、補助金増が無い場合は今年度末で撤退すると表明した。これに対し、戸田地区の住民や観光関係者らが12月、住民の半分に当たる約1600人分の署名を添え、市に存続を要望していた。

 航路の観光資源としての価値を重視する市は、苦しい財政事情から補助金増額はできないものの、航路を維持する方法がないか同社と協議。その結果、補助金の額を維持したまま、現在の1日4往復を2往復に減便し、季節や曜日など、利用客の需要に応じて不定期便を運航することで、航路を維持することになった。

(2012年2月8日 読売新聞)

247チバQ:2012/02/21(火) 23:19:12
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120214-00000241-mailo-l33
宇高航路:存続を 玉野市長、知事あて要望書 /岡山
毎日新聞 2月14日(火)14時17分配信

 玉野市の黒田晋市長は13日、県庁を訪れ、宇高航路の存続を国に働きかけるよう求めた石井正弘知事あての要望書を、平出純一・県土木部長に手渡した。
 要望書は、国土交通省が示した本州四国連絡道路の料金を一般高速道路と同じ料金体系とする値下げ案などを受け、「存続問題の最大原因は高速道路や本四架橋の引き下げ措置によるものであり、国による抜本的かつ緊急の対策が不可欠」と指摘。県に対し、恒久的な存続のための支援策や公平でバランスの取れた総合的な交通政策への転換を国に求めるよう要望している。
 黒田市長は「通行料金が下がることに異論はない。しかし瀬戸大橋は台風などでの通行止めや、特殊車両は通れないなどの問題もあり、代替路線としてのフェリーは必要だ」と訴えた。これに対し平出部長も「現在国と議論しているのは料金問題だが、さまざまな形で存続問題も伝えたい」と応じた。
 黒田市長は「国策で通行料金を下げるのなら、代替輸送にも国が方策を考えてバランスを取るべきだ」と話した。【江見洋】

2月14日朝刊

248チバQ:2012/02/21(火) 23:19:50
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120214-00000195-mailo-l28

たこフェリー:乗り場に貸し駐車場、あすから営業 再開めど立たず暫定利用 /兵庫
毎日新聞 2月14日(火)12時56分配信

 運航を休止している「明石淡路フェリー」(たこフェリー)の明石港乗り場(明石市中崎2)に、乗用車99台を収容する貸し駐車場が設置された。フェリー再開のめどが立っていないことから、乗り場を所有する「明岩海峡フェリー」が暫定的な利用を決めた。15日から営業する。
 明岩海峡フェリーはかつてフェリーを運航していたが、現在は財産保全会社となり、00年から運航を受け継いだたこフェリーに乗り場用地を貸していた。しかし、運航休止(10年11月)翌年から賃貸料が支払われておらず、一方で土地の固定資産税が年間約1000万円と負担となっていることから活用法を検討していた。
 運航再開時に乗り場としての再使用を明石市が要望しており、再開された場合でも対応しやすい貸し駐車場に決めた。乗り場(約8500平方メートル)の約6割のスペースを民間駐車場運営会社に貸与する。10年度から明石観光協会に貸与している大型観光バス駐車スペース(10台分)は継続する。
 明岩海峡フェリーの一色範彦社長は「恒久的な活用方法はたこフェリーの動向を見極めて決める。有期限の活用で少しでも赤字を減らしたい」と話した。【南良靖雄】
〔神戸版〕

2月14日朝刊

249チバQ:2012/02/28(火) 21:52:13
>>165>>169
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201202260003.html
下関―韓国光陽フェリー運休
 下関市と韓国・光陽市を結ぶ定期フェリー「光陽ビーチ」が1月末から運休していることが24日、分かった。運営会社の光陽フェリー(光陽市)が経営難に陥り、運転資金の調達が困難となった。

 同社の日本側代理店や下関市によると、光陽フェリーは昨年1月に就航。年間6万人程度の利用を目指したが、東日本大震災の影響などで韓国人旅行客の利用が伸び悩み、1年目の利用客が約3万3千人にとどまったことが経営を圧迫した。

 光陽市に近い麗水市で5月から国際博覧会(麗水万博)が開かれる。日本人旅行客の増加が期待できることから、光陽フェリーは光陽市と協力して新たな出資を呼び掛けており、4月1日の運航再開を目指しているという。

250チバQ:2012/03/11(日) 11:12:12
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120310-00000097-jij-bus_all
三光汽船、私的整理へ=事業再生ADRを活用
時事通信 3月10日(土)13時0分配信

 中堅海運会社の三光汽船(東京)が、私的整理の一種である「事業再生ADR(裁判外紛争解決手続き)」を活用し、経営再建を目指す方向で最終調整していることが10日、分かった。海運不況や原油価格の高騰で資金繰りが悪化していた。
 三光汽船は1985年に会社更生法の適用を申請。負債総額5200億円と、当時としては戦後最大の企業倒産となった。98年に会社更生手続きを終え、事業を継続していたが、再び業績が低迷。2011年3月期は連結純損益が141億円の赤字となっていた。

251チバQ:2012/03/11(日) 11:12:49
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120310/biz12031001370000-n1.htm
三光汽船、私的整理へ 戦後最大の破綻会社、再び苦境に
2012.3.10 01:37
 中堅海運会社の三光汽船(東京都千代田区)が、第三者機関の「事業再生ADR」を活用し、金融機関による支援で再建を目指す私的整理に入る方針を固めたことが9日、分かった。週明け12日にも発表する。世界的な海運不況に加え、円高や原油高騰の影響で資金繰りが悪化した。同社は昭和60年に会社更生法の適用を申請し、負債総額5200億円と当時としては戦後最大の経営破綻となった。

 同社は平成10年に更生手続きを完了し、事業を縮小して業務を続けてきた。しかし、再び苦境に陥り、平成23年3月期決算では、141億円の最終赤字を計上していた。海運業界では、コンテナ船の供給過剰で運賃が大幅に下落し、大手海運会社も軒並み最終赤字となっている。

 ADRは経営不振に陥った企業が、事業を継続しながら再建を目指す私的整理の手法の一つ。法的整理に比べて手続きの期間が短く、早期の再生が可能。ただ、すべての取引先の金融機関の同意が必要で、調整が難航する可能性もある。

252チバQ:2012/03/14(水) 22:09:08
http://mytown.asahi.com/oita/news.php?k_id=45000001203140001
寂しい別府初寄港/韓国クルーズ船
2012年03月14日


別府に初寄港した韓国クルーズ船「クラブハーモニー」=別府市の別府国際観光港

 韓国のクルーズ船「クラブハーモニー」(2万5558トン)が13日、別府国際観光港に初寄港した。ただ、乗客定員1千人に対し、韓国からの乗客は99人と寂しい初寄港となった。


 ハーモニー号は12日に韓国・釜山を出港し、福岡に次いで別府に寄港した。午前7時ごろ、三味線の演奏に迎えられ着岸した。乗客の約半数が早速、バス2台で湯布院や温泉体験といった観光に出かけた。


 船上では歓迎式があり、別府市の浜田博市長が「別府市は韓国木浦市と姉妹都市になっており、別府寄港に縁を感じる。乗客のみなさんに楽しく過ごして頂きたい」とあいさつ。船会社のハーモニークルーズ社(韓国ソウル市)を代表してイ・ヒョンシク船長が「温かいおもてなしに感謝する。多くの韓国人が訪れるようご協力を」と話した。


 乗客が少なかった点について、イ船長は「日本向けクルーズは始まったばかりでPRが万全でなく、韓国の新学期と重なったことも響いた」と述べた。27日の2回目の乗客は約800人の見通しと説明した。


 韓国からの日本向け観光クルーズは2月にスタートした。別府初寄港は2月7日の予定だったが、船会社の都合で遅れ、寄港回数も当初の年6回から4回になった。(尾立史仁)

253チバQ:2012/03/22(木) 21:56:00
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201203180117.html
木江―宮浦航路を廃止へ

 愛媛県今治市の大三島ブルーライン(赤尾宣宏社長)は、10月1日をめどに広島県大崎上島町の木江港と今治市大三島町の宮浦港を結ぶ航路を廃止する。木江港を経由して宮浦港と今治港を結ぶ航路も縮小。木江―今治間の運航へと変更したうえで、快速船を廃止してフェリーに一本化する。利用者低迷や燃料油価格の高騰などで航路再編を迫られた。

 木江―宮浦間は現在、フェリーと快速船が計1日5往復している。2010年の輸送実績は旅客1万2534人だったが、11年は8855人に落ち込んだ。車両は横ばいだった。島の少子高齢化などが原因とみられる。

 宮浦―今治間はフェリーが1日2往復、快速船が同3往復している。木江―今治間に航路を短縮し、フェリーのみ1日1・5往復とする。

254荷主研究者:2012/03/31(土) 19:18:49

http://www.logistics.jp/headlines/20120216-001.html
2012年02月16日 物流ニッポン
関門海峡フェリー廃止

重量物、海渡れず、福ト協・山ト協、緩和措置要望へ

 北九州小倉北区日明港と山口県下関市を結ぶ関門海峡フェリーが昨年11月30日に運航を取りやめたことで、重量物輸送に支障が出ている。関門橋と国道2号関門トンネルには、それぞれ通行制限が設けられており、総重量44トンを超える特殊車両は総重量60トンまで乗船できる関門海峡フェリーを利用していた。福岡県トラック協会の重量部会(木村修一部会長)と山口県トラック協会の重量部会(大嶋鉄雄部会長)は、全ト協に通行制限緩和措置を念頭に要望活動を検討。全ト協は3月末までに関係行政に対し、関門橋とトンネルの通行制限緩和を含め、全国的な緩和措置を求める要望書を提出する見通しだ。

255名無しさん:2012/04/02(月) 21:31:47
http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=39546
種子屋久高速船が開業 2社統合、安定経営誓う
(2012 04/01 22:00)
種子屋久高速船会社の開業を祝いテープカットする関係者ら=1日午前7時10分、鹿児島市本港新町の高速船ターミナル 岩崎、市丸両グループが設立した新会社「種子屋久高速船」が1日、種子屋久航路での高速船事業を開始した。鹿児島発着ダイヤはこれまでの計11往復から2往復減り、9往復となった。料金は据え置いた。
 第1便が鹿児島市の鹿児島港から種子島、屋久島に向けて出発するのに合わせて鹿児島港で開業式があり、市丸隆二郎社長は「安全、安心で快適な船旅をこれまで以上に提供したい」とあいさつ。西之表市の西之表港でも式典があり、両グループの関係者らが安全運航と安定経営を誓った。年間利用客80万人、売上高40億円を目指す。
 同航路は、市丸グループのコスモラインが参入した2004年以降、両社が値下げ合戦などで激しく競合し、赤字が続いていた。収支改善と安定的な航路維持のため、統合に踏み切った。

256チバQ:2012/04/08(日) 18:49:44
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201204080072.html
離島航路に定期フェリー就航シェアする


 福山市鞆町と離島の走島を結ぶフェリー神勢(じんせい)丸の就航式が7日、鞆港であった。車を積める定期航路は初めて。島民は高齢化が進む島の生活利便性の向上や観光振興に期待をかける。

 式典には鞆、走島両町の自治会や走島汽船などから約60人が参加。堀径扇副市長が「島での生活がより快適になる。観光客の増加や島と本土の交流活性化も期待したい」とあいさつした。

 走島には310世帯667人が暮らす。町の高齢化率は市内最高の約53%(3月末現在)。島民はこれまで墓石や建材、大型家電を運ぶ際、個人で船をチャーターしていた。

 神勢丸は全長33・16メートル、定員192人。乗用車は4台程度積める。車いすで利用できるようバリアフリー化もした。鞆港―走島港間は30分。料金は従来通り550円で、車は1800〜6千円。1日5往復する。

【写真説明】フェリーの就航を喜ぶ式典参加者

257チバQ:2012/04/18(水) 22:22:17
http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=39916
川内−甑島の新高速船 水戸岡氏がデザイン
(2012 04/18 11:24) 2014年春にも川内甑島航路に就航する高速船のデザインを、九州新幹線「つばめ」などを手掛けた水戸岡鋭治氏が担当することが17日、分かった。発注する薩摩川内市は、揺れを抑える装置などを備えた高速船の建造事業者を、16日から公募している。
 総トン数200トン未満、全長48.5メートル以下、定員200人。建造費は14億8500万円を上限とする。外観や内装は建造事業者と水戸岡氏が代表を務めるドーンデザイン研究所と協議することが要件になっている。
 高速船は、生活航路に加え、観光客の利用にも期待が集まる。市は「新幹線から高速船まで一体的なイメージで利用促進を図りたい」としている。
 7月中旬にも事業者が決まる見込み。市によると、水戸岡氏は「孫と一緒に乗りたくなる船にしたい」と話しているという。

258チバQ:2012/05/06(日) 20:08:00
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120505/ngs12050502020000-n1.htm
対馬−韓国航路 日韓3社値下げ合戦 長崎
2012.5.5 02:01
 ■観光客急増も“消耗戦”の様相

 韓国からの手軽な海外旅行先として人気が高まる長崎県・対馬と韓国を結ぶ海路に、日韓の船会社が相次いで参入し、乗客争奪を繰り広げている。定期航路は大亜高速海運(韓国)が長年単独で運航してきたが、東日本大震災で一時休航したのをきっかけに、日韓2社が昨年10月に新規参入し、半年たった現在も採算度外視の値下げ合戦が続いている。

 対馬は韓国から海路で1時間余りと近く、韓国人がレジャーとして好む釣りや山歩きのスポットも充実。また、免税店で海外ブランド品を割安で買うショッピング目的で訪れる人も多いという。

 韓国と対馬を結ぶ船便は昨年まで13年間、韓国の大亜社便だけだったが、韓国からの観光需要を見込み、JR九州高速船(福岡市)と未来高速(韓国)が新規参入した。3社競合となった結果、各社の定価運賃は、対馬北部発着の往復で1万5千円、同南部発着で1万7千円と、かつてより2千円程度値下がりした。

 ところが、価格競争はそれだけで収まらず、各社は競い合って“大幅値下げキャンペーン”を断行。JR社は、就航後2カ月間は往復6千円、その後も1万500円という3割引価格を無期限で続けている。

 これに対抗し、大亜社は今月1日から2カ月間、半額以下の7千〜7800円で運航。未来社も4割引の往復9800円だったのを、先月から無期限で往復8千円にさらに値下げ。定価はもはや名ばかりの状態になっている。

 こうしたおかげで、対馬への韓国人観光客は急増。月平均の約5千人から約2倍の約9千〜1万人に増え、ホテルや飲食店からは歓迎の声が出ている。

 一方で、週末は満席となる船も平日は空席が目立つ状態。現在最高値のJR社は「うちでも採算ラインぎりぎりなのだが…。過密状態なのでいかに差別化を図るかが大事」とし、千円のグリーン席を用意するなど乗り心地をアピールしている。

 ある船会社関係者は「韓国の旅行代理店向けのまとめ売りは別価格だが、値下げ合戦はもっと熾烈(しれつ)。ライバル社が諦めて撤退するまで、赤字覚悟の競争が続くのかも」と“消耗戦”の現状にため息をついている。

259チバQ:2012/05/06(日) 20:43:42
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2012_13362408053.html
フェリー明暗 昨年度の航路利用実績
[2012年05月06日 02:57]

関西方面と結ぶフェリー=大分市の西大分港
 大分県と県外を結ぶフェリー航路の2011年度の利用実績は、四国航路の利用者が前年度に比べ5%増えた一方、関西・中国航路は10%減になり、明暗を分けた。利用者数全体では微増だったが、本州航路は東日本大震災による観光面での自粛ムードの影響が大きかったとみられる。フェリー各社に影響を与えた高速道路無料化の社会実験や「休日上限千円」の割引は終わったものの、燃料価格上昇の懸念もあり、厳しい状況が続きそうだ。

 県のまとめによると、全航路の利用実績は利用者が169万8千人、車両台数は72万8千台で、10年度(169万1千人・72万8千台)に比べ、利用者が7千人増えた。このうち、本州(関西、中国)を結ぶ航路利用は計45万4千人・21万6千台。高速無料化の影響が指摘された10年度(50万5千人・23万3千台)をさらに下回った。
 関西と別府、大分両市を結ぶフェリーさんふらわあは、震災後に観光客が多い別府便で団体客のキャンセルが相次いだという。同社大分支店は「自粛ムードの影響は6月まであった。今年は個人客を中心に増えつつある」と説明する。
 他に国東市竹田津―徳山(山口県)間の周防灘フェリーの減便、関西航路の松山寄港便廃止の影響もあるとみられる。
 4社・4路線が結ぶ四国航路の利用者は124万4千人・車両台数は51万2千台で、いずれも前年度(118万5千人・49万5千台)を上回った。大分市佐賀関―三崎(愛媛県)間を結ぶ国道九四フェリーは震災直後に観光客が減ったものの、県内と愛媛県の利用が多く、高速無料化の影響も限定的だったという。
 燃料の重油価格は年初から上昇傾向で、「夏以降、さらに値上がりする恐れもある。非常に気掛かり」(同社)と経営への影響を懸念する声が出ている。

<ポイント>
 県のフェリー航路支援 2011年度に始めた「フェリー航路活性化事業」を本年度も継続。事業費は6400万円。各社が取り組む広告や料金割引、各種キャンペーンなど利用促進事業について経費を助成する。関西圏での観光情報の発信にも力を入れる。

260チバQ:2012/05/06(日) 20:49:53
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/299952
瀬戸内の絶景満喫「昼便」復活運航
 フェリーさんふらわあ(大分市)が、別府−阪神間の航路開設から5月で100周年となるのを記念して復活させた“昼便”が30日、今年初めて運航された。雨が断続的に降るあいにくの天候だったが、約250人の乗船客は、昼間の瀬戸内海を行く船の旅を楽しんだ。

 この日の昼便は午前10時、別府市の別府国際観光港を出港。乗船客たちは瀬戸内海の島々や本州と四国を結ぶ橋などの景観を楽しんだり、船内でのジャズ演奏に聞き入ったりして、ゆったりとした時間を過ごした。

 同社によると、同航路には1912年に客船が就航したが、旅客の減少や貨物輸送の増加にともない“夜便”が主流となり、74年に昼便を廃止。昨年10、11月に2度、旅客増への起爆剤として復活運航した。同社は6月3日に神戸発大分行きの昼便を予定、秋にも計画している。

=2012/05/01付 西日本新聞朝刊=

261チバQ:2012/05/08(火) 21:52:41
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120508-00000037-mailo-l02
高速旅客船:ポーラスター、集客懸命 乗船券で商品割引 協力10店舗、民宿にも拡大へ /青森
毎日新聞 5月8日(火)11時38分配信

 青森市と下北半島西海岸を結ぶ高速旅客船「ポーラスター」を運航する「シィライン」(本社・同市)が、東日本大震災で低迷した利用者の回復に向け、テコ入れを図っている。乗船券で割引が受けられるサービスを始めたり、船内の見学会を催すなど、観光客の利用率アップに懸命だ。【酒造唯】
 08年に就航したポーラスターは、陸続きの港を結ぶ航路では全国唯一の離島航路。青森駅近くの発着所から脇野沢(むつ市)、牛滝(佐井村)、福浦(同)を経由し、佐井まで片道約2時間20分を1日2往復する(冬季は脇野沢−佐井は1日1往復)。通院など住民の生活航路として、また原子力災害時には避難の防災航路としての役割も担うが、観光航路としても、巨大な奇岩で知られる仏ケ浦など、下北半島の雄大な景観を眺められると評判だ。
 しかし、夏場の観光シーズンを除く利用者は下北半島の住民が主体で、利用率は平年で約10%と低迷。昨年は東日本大震災の影響で利用者が3分の2に減って年間約8000人になるなど大きく落ち込んだ。
 このため、同社は4月28日から、協力店舗でポーラスターの乗船券の半券を見せると、購入した商品が5〜10%割引になるサービスを始めた。割引を受けられる店舗は、下北名産センター(むつ市)▽マリンハウス脇野沢(同)▽スーバニアハウス(佐井村)など10店舗。5月中旬からは、佐井村内の民宿でも同様の割引を始める予定だ。
 また、今年の大型連休では、観光客を呼び込んで船内を紹介するPRも行った。ポーラスターはフィンランド人がデザインしたことで知られ、同社の福士充総務部長は「県立美術館で開かれているフィンランド展とも相乗りし、県外の人にも下北航路をPRしていきたい」と話す。割引などの問い合わせは同社(017・722・4545)。

5月8日朝刊

262チバQ:2012/05/21(月) 23:54:29
http://www.asahi.com/national/update/0520/SEB201205200012.html
白い船体、優雅に接岸 中国人客乗せ博多に初寄港
【動画】大型客船「コスタ・ビクトリア」博多港に寄港


 福岡市の博多港に20日、イタリア・コスタクルーズ社の大型客船コスタ・ビクトリア(7万5000トン)が初寄港した。国内の港への寄港は今回が初めて。全長253メートル、定員約2400人の白い船体がゆっくり接岸した。

 18日に中国・上海を出て韓国・済州島を経由してきた。船上では歓迎式典が開かれ、中国人の乗客らは下船すると観光や買い物に繰り出した。

 博多港は2008年から外国籍のクルーズ船の受け入れを始め、今年は過去最多の計78回を予定している。6月には過去最大となる3800人乗りのクルーズ船も寄港する。外国籍船のうち、半数以上が中国発着。市によると中国発着の場合、1人当たり4万4千円の経済効果が見込まれるという。歓迎式典には高島宗一郎市長や小川洋知事も出席。それぞれあいさつで、寄港による経済効果や交流に期待する考えを示した。

 コスタ社のフェリシア・タン中国日本韓国販売担当ディレクターは式典後、「経済的に強いアジアは潜在力が高い。福岡は街はきれいで、料理もおいしく、ショッピングもでき、色々な面で満足してもらえる」と語っていた。(岡田将平)

264チバQ:2012/05/23(水) 22:45:57
>>239-240
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120522/bsd1205221103005-n1.htm
たこフェリー運行再開断念 明石と淡路に“温度差” 兵庫 (1/2ページ)2012.5.22 11:02

 明石市と淡路島を結ぶ愛称「たこフェリー」の運航再開を断念し、解散することが21日、決まった運営会社の第三セクター「明石淡路フェリー」(明石市)。明石海峡大橋を含む本州四国連絡高速道路の料金割引拡充が大きな逆風となったが、その裏には、同じ株主である明石市と淡路市の“温度差”も三セクでの運航再開を困難とした。

 「株主の4市と筆頭株主のジェノバラインと協議を行い、再開は断念せざるを得ないと判断した」。明石市の泉房穂市長の淡々としたコメントとは対照的に、運航再開断念と三セクの解散について語る同社の筆頭株主「淡路ジェノバライン」(淡路市)の吉村静穂社長の表情は苦渋に満ちていた。

 「残したい気持ちもあったが、太刀打ちできず、手に負えない。孤立無援だった」。明石海峡大橋の通行料値下げを理由に挙げた吉村社長はこう言葉を絞り出した。

 同フェリーをめぐっては平成23年10月、淡路市がジェノバ社と協議し、新たにフェリーを購入して明石海峡大橋を通れない125cc以下の単車と自転車を輸送する計画で合意した。

 しかし、泉市長の反対で計画は白紙に。淡路市では二輪車用のフェリーを導入し、淡路島観光で人気が高いサイクリングの利用者誘致につなげたい考えがあり、市関係者は当時、強い反発と不快感を示した。

 だが、この日の臨時取締役会後、吉村社長は「二輪車のフェリー運航も厳しい」と発言。淡路市は二輪車用のフェリー導入に向け、県への支援要請も検討しているが、先行きは不透明だ。

 また、三セクの解散に伴い、可動橋など港湾の施設などを撤去する場合、最大約6億円の費用がかかるという。吉村社長は「県や市と相談する」としているが、今後は“負の遺産”の処理や有効活用も検討課題となりそうだ。

265チバQ:2012/05/25(金) 23:04:12
http://mytown.asahi.com/shimane/news.php?k_id=33000001205250004
クルーズ客 招く境港
2012年05月25日


境港に入港するクルーズ客船クラブ・ハーモニー=鳥取県境港市昭和町

◆アジアに狙い 島根観光PR◆


 韓国のクルーズ客船「クラブ・ハーモニー」が24日、鳥取県の境港に初寄港した。境港では今年最初のクルーズ船寄港。今年は来月の7万トン級外国船を含む過去最多の6隻が寄港予定で、関係者はアジアのクルーズ市場の盛り上がりをさらに取り込む姿勢を見せる。


◆韓国船、今年初の寄港◆


 ハーモニーは約2万6千トンで、韓国初のクルーズ船社となるハーモニークルーズ社が運航。釜山から境港、富山をめぐり釜山に戻る4泊5日の行程で、韓国人客374人と乗員364人を乗せて午前7時ごろ着岸した。乗客のうち約260人が上陸、とっとり花回廊(南部町)や皆生温泉(米子市)、松江城(松江市)を観光する3コースのバスツアーなどを楽しみ、夕刻、船は離岸した。


 客船や寄港地の観光地取材に訪れた韓国・交通観光新聞(ソウル市)の金錫武(キム・ソク・ム)副会長(64)は「韓国では山陰の素朴さに人気がある。もっとPRすればクルーズ客も増える」と話した。


 船内での歓迎会には鳥取県の平井伸治知事、島根県の溝口善兵衛知事が出席。繰り返しての寄港を計画しているクルーズ社のハン・ヒスン会長と会談し、それぞれの観光地をPRした。


 クルーズ船誘致を進める境港管理組合は、市南部の竹内南地区に大型貨客船向けの新ターミナル設置計画があることをアピール。ハン会長は「我々がたくさん寄港し、計画が進むよう後押ししたい」とこたえた。


 境港では来月7日、過去最大の客船「コスタ・ヴィクトリア」(イタリア籍、7万5千トン、乗客定員約1900人)が寄港するなど今年は外国船3、日本船3の計6隻が10月までに少なくとも12回は着岸する予定。2007年の5隻19回の実績に迫る1年となりそうだ。


 背景にはアジアのクルーズ市場の活発化がある、と管理組合。中国やロシアの経済成長などで、欧米が中心だったクルーズ船社や旅行会社がアジアに進出し、2月に日本に就航したクルーズ社など域内でも新興の動きが進む。九州や太平洋側にとどまっていた寄港地も日本海側に広がりつつあるという。(竹野内崇宏)

266チバQ:2012/05/25(金) 23:07:21
http://www.toyama.hokkoku.co.jp/subpage/TO20120525511.htm
歌と踊りで大歓迎 外航クルーズ船、きょう伏木初寄港

よさこいを披露する園児=高岡市伏木古国府のかたかご幼稚園
 25日に高岡市の伏木港に寄港する「クラブ・ハーモニー号」(韓国籍、約2万5千トン)の入港歓迎式典で、同市伏木古国府のかたかご幼稚園児が韓国語の歌などを披露する。外航クルーズ船が寄港するのは初で、園児62人が24日、おもてなしの心を届けようと同幼稚園で最終練習に取り組み、元気な歌声を響かせた。
 クラブ・ハーモニー号は韓国・釜山を出発して鳥取・境港、伏木港を経て韓国に戻る。4泊5日のツアーで、乗客は約350人。伏木港入港後、乗客は県内を観光し、船は25日夜に出港する。

 式典には、かたかご幼稚園の年長児が参加し、韓国の童謡「ウリナラコ」など2曲と、よさこいを披露する。色とりどりの風船約千個を飛ばすパフォーマンスも行う。

 園児は5月中旬から片仮名の歌詞で、「ウリナラコ」を練習している。この日は、大きな船を想像しながら元気いっぱいに合唱し、よさこいでも力強い動きを見せた。

 式典では、伏木高3年の飯山裕太生徒会長が英語で歓迎のスピーチをする。物産販売、観光案内のブースも設置される。

 かたかご幼稚園の中村謙信君(5)は「歌と踊りをかっこよく決めて、また大きな船に来てほしい」と笑顔を見せた。

267チバQ:2012/05/25(金) 23:50:40
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120522/bsd1205221731010-n1.htm
韓国航路、昨年度は15%減 大震災影響も下期は回復2012.5.22 17:30
 九州運輸局は22日、博多(福岡市)、下関(山口県)、対馬(長崎県)と韓国を結ぶフェリーと高速船(7社4区間)の2011年度の輸送実績を発表した。利用者は前年度比15・2%減の約93万8千人だった。

 上半期(4−9月)は東日本大震災や東京電力福島第1原発事故の影響で韓国人客が減り、前年同期比33・3%減の約37万6千人と大きく落ち込んだ。一方、下半期(10−3月)は円高ウォン安の影響で日本人利用者が増え、3・5%増の約56万2千人に回復した。

 国籍別は韓国人が26・9%減の約58万人、日本人は16・1%増の約34万人。

 運輸局によると、12年度も日本人利用者は増加傾向が予想され、韓国人利用者も震災前の実績に戻りつつあるという。

268チバQ:2012/06/04(月) 23:31:27
http://mytown.asahi.com/okayama/news.php?k_id=34000001206020004
津国汽船が破産申請/負債総額4億7千万
2012年06月02日

 岡山県玉野市の宇野港と香川県の直島を結ぶフェリーを運航していた津国汽船(玉野市築港1丁目、津国昭夫社長)が、5月31日に岡山地裁に自己破産を申請したことを、民間信用情報調査会社の東京商工リサーチ岡山支店が明らかにした。津国汽船は6月1日、宇野―直島航路の休止を中国運輸局に届け出た。


 東京商工リサーチ岡山支店によると、負債総額は約4億7千万円。売り上げ減少による多額の赤字に、燃料費の高騰が追い打ちをかけたという。


 津国汽船は1948年創業。かつては宇高航路(宇野―高松)をフェリー4隻で1日32往復運航したが、瀬戸大橋と明石海峡大橋の開通で利用者が減少し、2009年に撤退した。


 現在は、宇野―直島航路を運航。中国運輸局によると、直島側の船着き場は三菱マテリアル直島製錬所内にあり、1日8往復、主に同社のトラックと運転手を運搬していたという。


 津国汽船の社員は、豊島の産業廃棄物を直島の中間処理施設に運ぶ船の船員も務めているが、香川県廃棄物対策課によると、船を所有する会社が運航を続けるという。

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269チバQ:2012/06/04(月) 23:32:18
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2012-06-02_34509/
波照間の“足”再運休 運航会社財政難で


社会 2012年6月2日 09時38分



 【波照間島=竹富】石垣島と波照間島を結ぶ「フェリーはてるま」が1日から運休している。フェリーを運航する波照間海運(上原元代表社員)が財政難を理由に5月31日で運航をやめた。再開のめどは立っていない。

 同航路は現在、別会社の貨物船も運航しているが、燃料など危険物や建築資材など大型貨物は同フェリーでしか運べず、波照間島の住民は生活への影響を懸念している。

 同海運は昨年以降、別会社の同航路参入により「1航路1社」を条件とする国の離島航路補助制度の対象外となり、12月に同フェリーを一時運休。今年に入り再開させたが、船舶運航計画に沿わない運航が続いたため、沖縄総合事務局が5月24日に「船舶運航確保命令」を出し、是正を求めていた。

 同島在住の嘉良直町議は「生活物資に加え、競りに出す牛も運べなくなる可能性があり、畜産農家も不安がっている。近く公民館役員で話し合う」とした。

270チバQ:2012/06/04(月) 23:33:06
http://www.topics.or.jp/localNews/news/2012/06/2012_133851341299.html
南海フェリー存続正念場 かさむ燃料費、戻らぬ客足 2012/6/1 10:16 メールで記事を紹介する 印刷する

 徳島市と和歌山市を結ぶ南海フェリーが、厳しい経営状況に置かれている。高速道路の大幅割引で奪われた客足が戻らない上、原油価格の高騰で燃料費がかさみ、3期連続の赤字決算は確実。同社は「今年が正念場」としており、業績回復の見通しが立たなければ、徳島と近畿を結ぶ唯一の航路が失われる可能性がある。

 2009年3月に始まった高速道路の「休日千円」の割引に対抗し、同社は同7月から10年3月まで国や県などの補助を受け、乗用車の運賃を片道1000円にした。乗客数は19万4888人と前年度より12・2%増えたが、採算は厳しく、09年度は7500万円の赤字に転落した。

 運賃を元に戻した10年度の乗客数は前年度比26・1%減の14万3927人となり、赤字は2億5千万円に膨らんだ。このため11年度から従業員の賃金を約15%カットするなど人件費を削減。燃料費を抑えるため船の速度を落とした。11年6月、高速道路の大幅割引は終わったが、客足は戻らず、同年度の最終決算では約1億5千万円の赤字が見込まれる。

 本年度は親会社の南海電鉄の支援を受け、難波駅などに格安で行ける企画乗船券「すきっぷ2000」を、昨年度に引き続き販売。賃金カットを15%上乗せし、外部に発注していた清掃を自社で行うなど経費削減にも努める。

 しかし、不安はほかにもある。燃料費は現在、2年前の2倍近くに上昇。使用している2隻のフェリーは就航から15年が経過し、維持費がかさむ恐れがある。

 フェリーは災害時に陸路の代替機能を果たし、環境にも優しい輸送機関として重要視する声がある。県交通戦略課は「高速道路と同じ料金なら利用者は多い。国で何らかの支援をお願いしたい」と存続を求めている。

 芦辺直人社長は「民間企業である以上、赤字の航路はいつまでも維持できない。今年を勝負の年と位置づけて再建に取り組んでいる」とコメントしている。


【写真説明】徳島港を出航する南海フェリー。経営は厳しい状況に置かれている=徳島市

271チバQ:2012/06/04(月) 23:34:48
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/economy/20120526000129
宇高、深夜便を廃止/6月3日から国道フェリー
2012/05/26 09:51
宇高航路を運航する国道フェリー(香川県高松市)は25日、深夜便を6月3日から廃止し、現行の1日22往復から13往復に減便すると発表した。不採算の深夜便を廃止し、24時間運航を取りやめることで燃料費や人件費の削減を図り、赤字幅の縮小につなげる。

 25日までに四国運輸局にダイヤ変更届を提出、受理された。

 同社によると、深夜便の廃止は、収益源のトラックの利用低迷と燃料費高騰が理由。トラックの利用は景気低迷による物流の減少と高速道路の料金割引制度の影響で大幅に落ち込み、燃料費の重油の価格はここ3年で1・5倍に上昇している。

 年間の赤字額は10年度に約2億5千万円だったが、さらに拡大する見通し。赤字の大きい深夜便を廃止しても黒字化は困難だが、年間で燃料費を4割、人件費を2割削減できるという。

 同社は1960年ごろから宇高航路の24時間運航を開始。瀬戸大橋が開通した88年以降、28分に1便の50往復体制を続けてきたが、08年から段階的に減便し、現在は45分〜1時間20分に1便となっている。新ダイヤでは、高松発の始発は午前6時、最終便は午後8時で、1時間おきに出港する。

 同社とともに宇高航路を運航する四国フェリー(高松市)は「現時点で減便や廃止は考えておらず、1日22往復の24時間運航を維持する」としている。

 宇高航路をめぐっては、厳しい経営環境を踏まえ、フェリー2社や自治体などでつくる宇野高松航路活性化再生協議会が2社の統合などの合理化案を示しているが、進展していない。

272チバQ:2012/06/18(月) 22:15:10
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120618/bsd1206181020005-n1.htm
【近ごろ都に流行るもの】水上バス “ツリー効果”で川にも脚光 (1/3ページ)2012.6.18 10:18
 下町の河川を行き交う手頃な移動手段「水上バス」が、東京スカイツリー(墨田区)の波及効果で注目されている。ツリーのおひざ元の浅草を起点に2団体が運行しているが、建設中から隅田川にそびえる絶景が評判となり、乗船客数は右肩上がり。ホテルとのタイアップも広がっている。(重松明子)



 「昨年度の乗船者は約20万人で、この5年間で5割も伸びています」とは、東京都公園協会水辺ライン課の長野久絵さん。都の災害時用船舶を有効活用する形で、平成3年に運行開始した、いわば“水上都バス”だ。「都民に水辺に親しんでもらうことが目的だが、近年は全国から問い合わせがあり、修学旅行など団体も増えた」。全国区人気の要因は船上からのツリーの眺めだ。「両国−浅草間(片道300円)では間近に、お台場海浜公園(港区)から隅田川を上り浅草に至るルート(片道1100円)では、数々の美しい橋とその向こうのツリーのコントラストが絶景」と長野さん。

 隅田川のほぼ同じルートで水上バスを運行する民間企業もある。東京都観光汽船だ。まだ「東京府」だった明治18年に創業。社名は「とうきょうと」と読むが、都の事業との誤解を避けるために、通称「とうきょうみやこ」と呼ばれている。

 同社の水上バスに乗り、浅草−日の出桟橋間(片道760円)を往復してみた。平日の昼間だが、定員300人の自由席が半分は埋まっている。特にオープンエアの船尾は家族連れなどで鈴なりだ。浅草出航間もなくは東側に大きく見えていたツリーが、隅田川の蛇行に従って、生き物のように移動。勝鬨(かちどき)橋下流では北西の築地市場の上に出現する。その下流、浜離宮の森の上には堂々たる東京タワーまで登場、ツインタワーの共演だ。

 約9キロの航路を40分かけて日の出桟橋に到着したが、取材のためこのまま浅草へ引き返す。上りの乗客は下りの半分ほどでゆったり気分で船が進んだ。

 正午過ぎ、築地の聖路加タワーにさしかかると、「わ! サラリーマンがいっぱい」。後ろに座る女性グループから歓声があがった。昼休み、オフィスビルから護岸の緑地に、ワイシャツ姿がワラワラと湧き出しているが、この景色がいいの?

 声をかけてみると、鳥取県在住の80代の母親と50代の娘と嫁の3人連れで、「観光地ではない東京が見られて面白い」と目を輝かせた。「親類の結婚式で上京。せっかくだから話題のスカイツリーでもと、主人に水上バスを勧められたんです。とりあえず浅草まで一本だから、迷わなくていい」とお嫁さん。

 同社浅草営業所の宮坂浩一さんは「コンクリートの護岸が遊歩道に整備されるとともに、水質浄化によって水上バスの魅力も高まった。公害がひどかった昭和40年代ごろは、川の悪臭にハンカチを鼻に当てる乗客もいたそうです」。

 美しくなった隅田川を証明するように、イメージが大切なホテルからのタイアップ話も舞い込むようになり、ツリー開業後は5ホテルに増えている。

 そのひとつ、外資系ラグジュアリーホテル「コンラッド東京」は、隣接する浜離宮に水上バスが発着する立地を生かしたプラン「大江戸東京クルーズ&ステイ」(1室2人利用5万3千円から)を開始した。「ツリーが眺められる部屋に、ツリーをイメージしたカクテルをルームサービスし、双眼鏡も用意しています。浜離宮散策がてら水上バスで浅草まで足を伸ばして、東京の新旧さまざまな姿を楽しんで」と広報。

 東京以外で、水上バス(今回は川の通年定期航路)がある都市を調べてみると“水の都”大阪市のほか、福岡市那珂川で昨年から運行がスタート。新潟市では、渋滞緩和や二酸化炭素(CO2)削減を目指す新都市交通として平成10年、多くの市民株主により発足した「信濃川ウオーターシャトル」があった。

 社会問題対策など、現代ならではの役割も見直されている水上バス。小さな舟運に、大きな可能性が積まれているようだ。

273チバQ:2012/06/20(水) 22:31:12
http://mytown.asahi.com/kyoto/news.php?k_id=27000001206200003
ロシア航路 多難な「船出」
2012年06月20日
舞鶴西港でコンテナを下ろす試験運航船=舞鶴市下安久





                         ■舞鶴港拠点化へ府が試験運航■



 京都とロシアをつなぐ貨物船の定期直行便を復活させようと、府が舞鶴港の拠点化を進めている。19日、ロシア極東・ナホトカ港行きの貨物船が入港し、試験運航が始まった。しかし、出荷量が減る中で需要が見込めるのか、先行き不透明な船出となりそうだ。



                         積み荷不足/ひしめくライバル港




 舞鶴西港に2010年に完成した国際埠頭(ふとう)。この日、台風4号の接近で雨が降る中、ここを拠点とする地元の貨物船が接岸した。ロシアとの貿易を試験的に担う「第1号」の船だ。初回は雑貨などを積んで出港するという。「定期航路がまちのにぎわいにつながれば」。市民からも期待の声が上がる。


 ロシアは9月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)をウラジオストクで開催するなど、極東開発に本腰を入れる。中心地ウラジオストクは中古車の一大市場となり、日本の自動車メーカーも現地生産の準備を急ピッチで進めている。


 舞鶴港が中古車や日本メーカー向けの自動車部品の集積地となり、極東へ送り出すことができれば――。府はそう思い描き、「関西の日本海側の玄関港」として北部の振興にも弾みをつけたい、と期待している。


 ウラジオストクの東180キロに位置するナホトカ市と舞鶴市は姉妹都市。日ソ国交回復後の1958年、日ソの定期航路が両市の間で最初に開かれた縁がある。約860キロ、最短2日で運べる地の利もある。


 懸案だった港へのアクセスも、2014年には京都縦貫道が京都市までつながり全線開通する。府は「ここ数年が勝負」とみて、ひとまず試験運航を6往復続け、貨物需要の掘り起こしに乗り出す。今年度約600万円の予算をあてた。


 だが、課題は多い。


 迅速に運搬でき、国際物流の主流であるコンテナ船のナホトカ航路は89年に一度開かれたものの、積み荷の減少で97年に休止。今は神戸などに向かう途中に在来船が立ち寄る程度で、積み荷不足は相変わらずだ。


 競合する港も多い。関西で神戸港と大阪港は別格。日本海側も博多や下関、新潟など、舞鶴より規模が大きい港がある。地域再生をかけてロシア航路の獲得に動く秋田港や富山港もセールスに懸命だ。


 肝心の京都経済界の関心もいま一つ。「舞鶴港の発展は重要」との声は聞かれるものの、照準は中国や東南アジア、インドといった新興市場に合わせ、ロシアまで関心が及んでいないのが実情だ。


 府の目標は、1往復につき30個程度のコンテナ量を確保し、2015年までに定期直行便を復活させること。実現できるかは未知数だ。

274チバQ:2012/06/21(木) 23:39:51
http://mytown.asahi.com/fukui/news.php?k_id=19000001206200001
新型フェリー きょうデビュー
2012年06月20日


雨の中、20日の就航を待つ新日本海フェリーの新造船「すずらん」=敦賀市鞠山の敦賀新港


「すずらん」船内のエントランス=敦賀市鞠山の敦賀新港

 敦賀市の敦賀新港と北海道・苫小牧東港を結ぶ新日本海フェリー(本社・大阪市北区)の新造船「すずらん」の内覧会が19日、敦賀新港であった。


 すずらんは全長224・5メートル、幅26メートル、1万7382トンの大型フェリーで、旅客定員は613人。燃費が良く環境に優しい新型の運航システムを導入し、同社の従来船と比べて二酸化炭素排出量を約25%、窒素酸化物排出量を約40%削減できるという。


 船内には露天風呂やサウナ、スポーツジム、ミニシアターを備え、甲板には愛犬と一緒に遊べるようにドッグフィールドも設けた。


 すずらんは20日に就航し、同規格の新造船「すいせん」も同航路で7月1日に就航する。問い合わせは同社大阪予約センター(06・6345・2921)。(小池寛木)

275チバQ:2012/06/22(金) 21:25:30
>>168>>227>>229
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20120621-OYT8T01612.htm
新フェリー「大函丸」 大間―函館間、来年4月就航

 大間町は21日、大間―函館間を結ぶフェリーの新造船を、1964年に同航路で初めて就航したフェリーの名前である「大函丸(だいかんまる)」と命名したと発表した。新フェリーは来年4月、就航予定。

 町は5月、町民を対象に船名を募集。143人から173作品の応募があった。町新船船名検討委員会で審査した結果、まちおこしグループ「あおぞら組」組長、島康子さん(46)の作品が選ばれた。島さんは「もう一度かつてのにぎわいをとりもどしたいとの願いを込めた」と話している。

 大間・函館航路は、住民の生活航路としての役割を果たしてきたが、2008年、原油高騰などで東日本フェリーが航路撤退を表明した後、紆余(うよ)曲折を経て、町が、航路存続のため老朽化した現行「ばあゆ」に代わる新フェリーを建造し、津軽海峡フェリーが運航する計画だ。

(2012年6月22日 読売新聞)

276チバQ:2012/06/29(金) 21:49:05
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120625-00000036-mai-soci
<弾丸フェリー>0泊3日 大分−神戸など往復3航路が人気
毎日新聞 6月25日(月)15時40分配信


拡大写真
「弾丸フェリー」プラン(大分−神戸航路)で運航している「さんふらわあ ぱーる」=大分市の大分港で、土本匡孝撮影

 「フェリーさんふらわあ」(大分市)の格安プラン「弾丸フェリー」が人気だ。大分−神戸▽別府−大阪▽鹿児島−大阪の3航路あり、目的地に到着後約7〜13時間後には引き返すという文字通り「弾丸」のような駆け足旅行。船中2泊の0泊3日で、金曜の夜、勤め帰りに出発し、日曜の朝に下船していつも通り出勤するのも可能だ。昨年2月の販売以来、話題となり、今年に至っては早くも昨年の利用者数を超えている。【土本匡孝】

 昨年の利用客は6914人だったが、今年は5月末で7452人と前年の実績を軽々と超えた。大分県−関西の2航路は九州からの利用客がやや多く、鹿児島−大阪は関西の利用客が九州の約2倍だ。「フェリーさんふらわあ」は、短時間の観光以外にも就職面接やイベント参加などピンポイントの用事がある人たちが利用しているとみている。

 金曜の大分−神戸航路の場合、午後7時半に大分を出発し、土曜午前7時55分に神戸に到着。約12時間滞在し、帰りの神戸発は同日午後7時50分で、大分には日曜午前7時20分に着く。

 人気の最大の理由はやはりその安さ。雑魚寝の「ツーリストクラス」の場合、通常片道1万600円〜1万2700円が祝日とその前日、金、土、日が往路なら往復1万円。それ以外の出発日も1万2600円と通常の半額程度だ。週末を安く設定したのは「PR効果を狙った」(担当者)から。区切られたスペースにベッドがある「ツーリストベッド」はプラス2000円。バイク、車とのセット料金もある。

 大分−大阪は、鉄道だと特急、新幹線利用の往復割引で2万6600円。大分−福岡を高速バス、福岡−大阪をツアーバスで乗り継いでも安くて片道約5000円、飛行機は片道約1万1000円だ。鹿児島−大阪は4月に就航した格安航空会社(LCC)が最安だが、陸の交通機関より「弾丸フェリー」が安い。

 価格以外のお得感もある。ツーリストクラスは「アップグレード券」がもらえ、復路は空きがあればベッドや個室に変更できる。また、週末にはジャズ演奏や寄席、星空教室など広いスペースがある船旅ならではの趣向をこらす。

 燃料費高騰による値上げに加え、九州新幹線開通、LCC就航(鹿児島−関西空港)など厳しい環境下での格安プラン。徳永工・営業企画室長は「部屋が空いている以上、空気を運ぶよりは……。まずは快適な船旅をしてもらい、次の利用につなげたい」と話す。

 今月27日からは大分県と近畿2府4県でのテレビCMも予定しており、さらなる人気アップを見込む。

 日本長距離フェリー協会によると、沖縄−本土航路以外では、他に同様のプランがあるのは茨城−北海道で運航する商船三井フェリーだけという。

 国土交通省旅客航路活性化推進室は「業界全体として景気低迷で物流も人の輸送も落ち込んでいる。人の輸送に力を入れたい表れでは」と話している。

 ◇まるで動くホテル

 5月末の平日、大分−神戸便「さんふらわあ ぱーる」に乗船した。午後7時過ぎ、大分港を出港。08年竣工で木目調のロビー、船室、レストラン……。さながら「動くホテル」だ。暮れゆく瀬戸内海を眺め、和洋中のバイキング(大人1500円)と広めの無料共同湯を満喫。船内には星空解説が貼られ、そんな気配りが旅心をくすぐる。

 照明を落とした雑魚寝部屋(18人)には4人。晴天のせいか揺れはほとんど気にならず、午前7時前、神戸港に着いた。

 復路は午後7時出港。「アップグレード券」で貸し切り2人部屋に。2段ベッドで横になって野球中継を楽しんだ。熟睡できたせいか疲れを余り感じることなく、翌午前6時半、大分港に到着した。【土本匡孝】

 ◇大分−神戸航路 金曜出発の場合

 金曜の大分−神戸航路の場合、午後7時半に大分を出発し、土曜午前7時55分に神戸に到着。約12時間滞在し、帰りの神戸発は同日午後7時50分で、大分には日曜午前7時20分に着く。

277チバQ:2012/07/01(日) 14:16:47
http://www.nishinippon.co.jp/wordbox/word/6775/9018
上海航路 巻き返しの夏 LCC好調の陰で集客低迷 娯楽や食事充実 中国営業を強化 7月25日、新装再開
 ハウステンボス(HTB、長崎県佐世保市)の子会社HTBクルーズが運航する長崎−上海航路が営業運航を始めて29日でちょうど4カ月。15年ぶりの航路復活に関係者の期待は高かったが、これまでの平均乗船率は33%にとどまっている。巻き返しに向け、船は娯楽施設を充実させる大規模な改装工事に入り、中国での知名度アップに向けた戦略も強化している。運航再開の7月25日まで約1カ月。ハード、ソフト両面で戦略を練り直す上海航路に勝機はあるのか。

 「最初は雨、途中曇りになって、ようやく光が差し始めた」。クルーズの小野秀一社長は航路の滑り出しをこう表現する。2月29日の初便は霧で到着が約19時間遅れ、4月には営業運航中にエンジントラブルが発生、航路途中で引き返し、計3便が運休した。

 予想以上に集客も低迷した。使用する「オーシャンローズ」の改装前の定員420人に対して全27便の平均乗客数は約140人。最も少なかった便は35人だ。霧や高波でダイヤ遅れが常態化し、4月からは週2往復から週1往復に減便した。5月に入ってようやく、満席近い便が出てきた。

 年10万人の集客、経済効果約30億円を見込み、県は2011〜12年度に港湾整備も含め関連予算約7億7千万円を計上した。だが同社は出足のつまずきを理由に「現状では年3、4万人が精いっぱい」。18日の県議会の一般質問では浅田眞澄美議員が「あまりに話が違う。血税を投じて(このまま低迷が続けば)簡単には済まされない」と県を厳しく追及した。

   ◆    ◆

 苦戦するHTBクルーズを横目に、中国の格安航空会社(LCC)春秋航空の佐賀−上海便は好調だ。佐賀県によると、1月18日の就航から5月末までの39往復の平均搭乗率は81・8%。アンケートでは中国人客が4分の3で、観光目的が大多数という。

 7月からは現在の週2往復が3往復に増便され、県も本年度内に9億円をかけて佐賀空港の国際線専用ターミナルビルを整備する。県空港課は「価格だけでなく、ダイヤの正確性も売り。ビジネス需要も取り込めば、さらなる増便も夢ではない」と鼻息が荒い。

 片道2時間程度の春秋航空に対し、上海航路は約28時間。上海航路の片道運賃は7800円(燃料サーチャージなど除く)と格安ではあるが、春秋航空も早めの事前予約ならば1万円以下で買える。小野社長は「単なる移動手段では飛行機に勝てない。食事やエンターテインメントの船旅ならではの魅力を広げたい」と力を込める。

 今回の改装ではペアシートを中心に300席を増やし、ショッピングゾーンを3倍に拡大。要望が多かったカラオケやマージャン、ゲームセンター、浴場を新たに設ける。レストランもビュッフェ方式に変え、マグロや和太鼓のショー、メークアップ教室や中国語講座など船内イベントも充実させる。

   ◆    ◆

 中国での営業不足も低迷の大きな原因だ。

 就航直前の1月、前社長が資金問題で経営責任を問われて突如解任され、営業担当の小野氏が社長に昇格した。「目標通り第1便を走らせることに労力を注いで、宣伝は後手になった」と言う。

 「勝負」と位置付ける夏に向け、6月には旅番組とタイアップして上海でテレビコマーシャルを流し、地下鉄での広告にも力をいれた。インターネットの検索大手百度(バイドゥ)や旅行サイトでの広告も強化。大手旅行会社がツアー商品を企画する動きもあり、すでに400人を集客している便もあるという。

 上海周辺の江蘇省、浙江省からも集客できるよう、上海発便を午後出発に変更した。長崎到着が夜になるため宿泊による経済効果も期待できるという。長崎市の中心商店街では通訳サービス導入や、日中2カ国語のクーポン付きフリーペーパー発行など“援護射撃”の動きも強まっている。

 1回の運航に1千万円以上の費用がかかるため、採算ラインは450人以上。まずは単月での黒字化が目標で、年内にも貨物事業にも着手したい考えだ。江戸時代のように、長崎が再び海外への窓口となれるのか。挑戦は続く。

278チバQ:2012/07/02(月) 23:38:56
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120702/biz12070211290001-n1.htm
「三光汽船」2度目の会社更生法適用を申請 自力再建ならず
2012.7.2 11:28
 信用調査大手の東京商工リサーチによると、三光汽船は2日午前、自力再建を断念し、東京地裁に2度目となる会社更生法の適用を申請した。自力再建をめざして事業再生ADR手続を進めていたが、再建計画の策定が困難となったため、自力再建を断念した。負債総額は、1558億円。

 本社は東京都千代田区内幸町、資本金は118億8270万円、松井毅社長で、社員は165人。

 元自民党衆院議員の河本敏夫氏が昭和9年に設立した独立系海運会社。昭和56年以降の海運不況の影響で不採算航路が続出して経営が悪化、60年8月に負債総額約5200億円で会社更生法の適用を申請、当時、戦後最大の大型倒産となった。

 その後、平成元年11月に更生計画が認可され、従業員削減や船舶売却など合理化を進めたことで、10年2月に更生計画より9年早く更生債権を完済、更生手続きを終結していた。

 しかし、リーマン・ショック後に再び経営悪化。ことし3月15日に事業再生実務家協会に事業再生ADR手続の利用を申請し、受理されていた。再生計画の策定を進めていたが、関係先との調整が進まず、再建計画の策定が困難となった。

279とはずがたり:2012/07/13(金) 13:53:04
「神の手に導かれた」 伊の座礁事故、船長が自己弁護
2012年7月13日(金)07:07
 今年1月、イタリア西岸のジリオ島そばで座礁して32人が死亡・行方不明となった大型客船「コスタ・コンコルディア」のスケッティーノ船長の事故後初のインタビューが10日夜、民放局で放映された。船長は謝罪する一方で「犯罪ではなく単なる事故だ」「私も被害者だ」と自己弁護した。

 船は海底の岩に衝突した後、しばらく進んでから島のそばに横倒しになった。ANSA通信などによると、船長は衝突後すぐ避難を命じなかった理由について「水深が浅い海域に向かうことを優先した。『神の手』に導かれた。その場で止まれば沈没し、より多くの犠牲が出た」と述べた。また事故時については「操船を部下に任せていた」とした。愛人とされたモルドバ人女性と夕食を共にしていたことも認めたが、「単なる友人で、ほかの船員もいた」と述べた。

 船長は事故直後、「船に戻れ」と沿岸警備隊長から叱られた。船長は「船を放棄してはいない。救助当局と話す必要があった」と抗弁した。

280とはずがたり:2012/07/13(金) 13:53:37
>>279-280
url貼らずに書き込んでもうた。

http://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/K2012071201070.html

281チバQ:2012/08/21(火) 21:41:24
>>272
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news/20120821-OYT8T00119.htm
ツリー周辺 水路クルーズ実験
墨田・江東区 遊覧船で観光活用探る
 東京スカイツリー(墨田区押上)の開業を機に、墨田区と江東区は、両区内を流れる河川を観光に活用しようと、小型の観光遊覧船を運航する社会実験を20日から開始した。両区は今回の結果を参考に、民間業者による遊覧船の就航を目指しており、担当者は「ツリーと、隅田川や区内の水路を結ぶ新たな観光ルートで観光客の回遊を促進したい」としている。

 墨田区はツリー開業に合わせて、今年4月、ツリーのふもとに「おしなり公園船着場(仮称)」を整備。防災目的で整備した同区役所近くの「吾妻橋防災船着場」とあわせ、観光に活用することを検討している。しかし、両船着き場とも、管理や運営に関する条例がなく、民間の遊覧船などが使うことは出来なかった。

 今回は、民間業者から観光コースを募集。ツリー周辺を30分で回る手軽なツアーや、約2時間半かけて両区内の水路を巡るツアーなど、計4コースで調査を実施することになった。実際に遊覧船を運航し、利用者数や船着き場の混み具合などを調査。乗客からは、感想や改善点について意見を聞く。墨田区では、調査結果を参考にしながら、年度内にも条例を整備する方針。

 この日、小型の遊覧船で「おしなり公園船着場」から北十間川を抜け横十間川に入る約3キロを往復する「東京スカイツリー運河探検ミニクルーズ」に参加した福島県猪苗代町の小学4年斎藤璃空君(9)は「船に乗るのは初めて。ツリーが大きく見えた」と感動した様子だった。

 高畠雅之船長(46)は「船上から見る最新のツリーと下町の雰囲気の対比は魅力的で、観光資源として活用できるはず」と話していた。実験は11月まで行われる。

(2012年8月21日 読売新聞)

282チバQ:2012/08/21(火) 21:48:08
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20120821/CK2012082102000089.html
水面きらめく 逆さツリー 周辺運河巡るクルーズ体験
2012年8月21日

クルーズ船上で記念撮影する乗客ら=墨田区の北十間川で


 東京スカイツリー(墨田区)の真下から周辺の運河を巡るクルーズの試験運用が二十日、始まった。墨田・江東両区が管理する船着き場を、民間事業者が観光振興に活用する。水面に映る「逆さツリー」が目玉のコースを体験した。

  (土屋善文)

 ツアーは東武トラベル(墨田区)と運航会社ジール(港区)が企画。ツリーの南側を東西に流れる北十間川の「おしなり公園船着場(ふなつきば)(仮称)」から約二十人の観光客が乗り込んだ。ツリー観光用の特注船で、全長十メートル、幅三メートル。甲板に白いベンチシートが横二列ずつ縦に並び、定員四十四人。屋根も壁もないので周囲が三六〇度見渡せる。

 解説員の小倉博明さん(61)の合図で出発。船着き場からではツリーが近過ぎ、首が凝りそうなほど見上げないと先端は見えなかったが、船が時速約五キロで動きだすと、全体が青空を背景に鮮やかに目に飛び込んできた。乗客らは「きれい」と、早速撮影タイムに突入。

 日差しは強くても、さわやかな風を受けて、暑さはあまり感じない。のんびりツリーを眺めていると、「ここから逆さツリーが見えます」と小倉さん。正面にそびえるツリーが反転してくっきりと水面に映る光景に歓声が上がった。福島県猪苗代町から家族と来た斎藤璃空(りく)君(9つ)は「ツリーが真っ正面に見えて良かった。ホント大きい」と喜んでいた。


 横十間川に入ると、小倉さんがギターでフラメンコを奏で始めた。旋律に耳を傾けながら、住宅街の向こうにそびえるツリーを堪能する。川の両岸に連なる濃い緑の木々がさわやかな気分にさせてくれた。同乗していた墨田区の郡司剛英観光課長は「この木は桜。春に満開になれば、また違う雰囲気になる。夜も運航できれば良いですね」と期待を膨らませていた。

 天神橋でUターンし、船着き場へ。約三キロ、約三十分の水上散策だった。数百円〜千円台が主流の浅草発着の水上バスに比べて一人二千円とやや高めだが、両区は今後、乗客へのアンケートをもとに料金や安全管理の方法などについて検討を重ね、来年度中の事業化を目指す。試験運用は十一月末まで。「おしなり公園船着場」、隅田川沿いの「吾妻橋防災船着場」の二カ所から、五社が四ルートを運航する。詳細は、両区のホームページ参照。

283チバQ:2012/08/21(火) 23:45:24
>>271
http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2012082122062635/
宇高国道フェリー10月から休止 景気低迷で利用者減
 国道フェリー(高松市北浜町)が、宇高航路(玉野市宇野―高松市)の運航を早ければ10月18日から休止することが21日、分かった。期間は2014年3月末までの予定で、四国運輸局に近く休止届を提出する。同社は「期間終了後は利用状況を見極め、再開するかどうかを判断する」としている。

 同社によると、景気低迷などによる利用者減に加え、14年4月から、競合する瀬戸大橋など本州四国連絡道路の料金が一般の高速道路と同じ水準に引き下げられ、今後の収支改善のめども立たないため決断したという。従業員約80人は関連会社に配置転換する方針。

 同社は10年2月、航路の廃止届を四国運輸局に提出。翌月に撤回し、減便によって経費節減を図ってきた。今年6月からは午後9時以降の深夜便を廃止し、1日22往復から13往復に大幅に減便した。

 宮脇幸次取締役は「ここ数年間、燃料費高騰で経費もかさみ、航路維持は困難。ただ、通勤、通学者らの生活航路でもあり、高速艇など別の形態での運航再開の可能性を探りたい」と話している。

284チバQ:2012/08/31(金) 21:29:55
>>277
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20120831/03.shtml
上海航路は1便平均197人

 HTBクルーズ(長崎市)は、先月末に運航を再開した上海航路の8月の利用者実績をまとめた。利用者は1便平均197人で、採算ラインの500人には遠く及ばず、同社が目標としていた単月黒字化は達成できなかった。

 同社によると、8月は台風で欠航した1便を除く計8便を運航。利用者総数は1573人で、うち66%にあたる1035人が中国人客だった。定員は720人で、乗船率は27・3%にとどまった。

 客足が伸びなかった要因について、同社は「中国内での認知不足や、乗船予定だった200人規模の中国人団体客がキャンセルしたことなどが影響した」としている。今後は中国での営業人員を増やすなどして集客につなげたい考え。

 同社は、旅客船オーシャンローズ号を5月末まで運航した後、船内にカジノやシート席、大浴場などを設置する改修工事を実施。船内イベントも見直すなどして「利用者からの満足の声は増えている」(同社)という。

285チバQ:2012/09/08(土) 10:21:51
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0005348319.shtml
「燕京」8月で航路廃止 神戸‐天津結ぶ国際フェリー 


天津への航路が廃止された国際フェリー「燕京」=写真は2009年11月、神戸港(撮影・前川茂之)



 友好都市の神戸と中国・天津を結ぶ国際フェリー「燕京(えんきょう)」(定員399人)が7月に突然休航し、そのまま8月下旬で航路を廃止したことが、1日分かった。天津と日本をつなぐ唯一のフェリーだったが、収益の柱となる天津からの貨物が減り、採算が悪化していた。友好都市の提携40周年を来年に控え、神戸市は「お祝いムードが盛り上がる矢先に…」と落胆している。(山岸洋介)


 燕京は1990年3月、官民挙げた友好都市記念プロジェクトとして就航。中国の合弁会社が週1往復運航し、神戸‐天津を50〜60時間で結んでいた。

 だが7月2日、日本側の総代理店チャイナエクスプレスライン(CEL)=神戸市中央区=から、取引先に「3日に神戸を出発する便をもって、当面休航する」と突然通知があった。出港後に一斉メールで知らされた業者もあり、港湾管理者の神戸市も出港当日に知ったという。

 運航会社は結局、8月20日に「収益改善を見込めない」と廃止を決定。現在、船は天津に係留されている。22年間で2265回航海を重ねた。

 CELによると、年間の乗客数は1万人程度で推移し、売り上げの8割は貨物が占めていた。だが近年は燃料費が高騰。中国の物流ルートの変化などで天津から日本への輸出品は減り続け、東日本大震災が追い打ちをかけた。昨年7月からは山東省にも寄港して集荷拡大を図ったが、採算が回復できなかったという。

 廃止の知らせに、神戸市みなと総局の担当者は「貴重な航路を失い、神戸港の大きな損失」と肩を落とす。来年に向け、さまざまな記念行事を計画する同市国際交流推進部も「阪神・淡路大震災や鳥インフルエンザ流行を乗り越え、日中友好のシンボルだった。非常に残念」と意気消沈気味だ。

 旧暦の正月「春節」や、夏休みの帰省に利用していた中国人の男性会社員(48)=同市中央区=は「割安で、家族で気軽に乗れた。時代の流れとはいえ、寂しい」と惜しんだ。

(2012/09/02 08:15)

286チバQ:2012/09/17(月) 19:50:59
http://mytown.asahi.com/okayama/news.php?k_id=34000001209150001
宇高航路、来月値上げ
2012年09月15日

■四国フェリー 旅客7割アップに


 四国フェリー(高松市)は14日、高松―宇野航路の運賃を10月1日から値上げすると発表した。同日、四国運輸局に運賃変更届を提出し、受理された。消費税の導入や税率アップに伴うものを除き、値上げは1982年以来、30年ぶり。


 値上げするのは、旅客(大人)や二輪車、軽自動車、全長5メートル未満の自動車など=表。5メートル以上12メートル未満のトラックは除いた。新運賃は旅客(大人)で現行の約70%アップの670円、全長5メートル未満の自動車で同約10%アップの2980円(平日)となる。四国汽船の高松―直島―宇野航路などの運賃を参考にした。


 この日、本社で会見した堀川満弘副社長は「航路を続ける選択肢の中で、今の料金では収支が合わない。利用者に申し訳ないが、応分の負担をお願いしたい」と話した。


 同社によると、赤字は年間約2億5千万円。今回の値上げで年間3千万〜4千万円の収支改善が期待できる。今後は香川、岡山両県に港湾使用料の減免を求めたり、トラックの実質値上げを働きかけたりして、経営改善を図る。


 宇高航路には、四国フェリーと国道フェリー(高松市)の2社が就航しているが、国道フェリーは10月18日から1年間の運航休止を発表している。


 高松港で軽乗用車を止めて出港を待っていた高松市の男性(73)は毎月2回、フェリーで岡山市内の神社へ行くという。「値上げするのなら、料金的にそれほど変わらない瀬戸大橋を使うかもしれない。応援していたのに」と残念がった。(高橋孝二)

287チバQ:2012/10/02(火) 21:10:53
http://mytown.asahi.com/oita/news.php?k_id=45000001210020001
大島―佐伯結ぶ定期船「おおしまツー」就航
2012年10月02日

 佐伯市鶴見の離島・大島と本土側の葛港を結ぶ市営航路に1日、新しい定期船「おおしま2(ツー)」が就航した。車いすごと乗り降りができるように電動昇降機(リフト)を導入するなど、大島の高齢化に対応するためバリアフリー化を図っている。


 1988年7月に就航し24年間、島民の足として活躍してきた前の船が老朽化し、市が国、県の補助を受け約1億1500万円で建造した。全長約18メートル、総トン数19トンで定員44人。


 前部の乗降口近くに高齢者や体の不自由な人のためのバリアフリー席4席を設け、2席をたたむと車いす1台分のスペースができる。一般の客室の通路も広く、ゆったりしている。


 大島田野浦港での就航式では、約50人の島民が新船を出迎えた。古川積(つもる)・田野浦地区区長(58)は「離島に暮らす私たちにとって船は命そのもの。新船は安心感を与えてくれる」とお礼を述べた。


 大島の人口196人のうち約7割が65歳以上。年間利用客約1万4千人の8割を島民が占め、ほとんどが通院に使っているという。3人の子どもの母親の宮本美加さん(28)は買い出しや子どもの病院がよいに使っているが、「使いやすくなって助かります」と喜んでいた。


 定期船は葛港と田野浦港を30分で結び、毎日3往復する。市は交流人口の増加にも期待している。(柴藤六之助)

288チバQ:2012/10/31(水) 22:12:32
http://mytown.asahi.com/kumamoto/news.php?k_id=44000001210310003
渡し舟 球磨川最終便
2012年10月31日


渡し舟を操る船頭の求广川八郎さん。こんな風景も見られなくなる=球磨川

  球磨川で唯一残る球磨村神瀬(こうのせ)楮木(かじき)地区の渡し舟「楮木の渡し」が、10月31日で運航をやめる。三十数年も櫓(ろ)を握り続けてきた求广川(く・ま・がわ)八郎さん(85)が年齢や体調を理由に引退するためだ。31日には「納め式」を開き、村や地元住民らが求广川さんの労をねぎらう。


  渡し舟は全長約8メートルの手こぎの木船で、同地区と対岸のJR肥薩線瀬戸石駅(八代市坂本町)間の約100メートルを1分ほどで結ぶ。1966(昭和41)年からは地区の渡し舟組合が村の委託を受け、日曜を除き毎日運航し、住民らの足を支えてきた。船賃は村民は無料、村外者は片道150円だ。


  求广川さんは50歳のころに船頭になった。国道219号下にある川べりの小屋に待機し、駅の発着時間に合わせて客を待ってきた。最近は「高齢で、ひざの状態もよくない」と感じ、引退を決めた。同村は「川船を操船する人はいるが、渡し舟を操ることができる人がいない」といい、後継者は見つかっていない。


  村建設課によると、一昨年は年間534人が渡し舟を利用した。人口減や自家用車の普及で、1日の乗客は病院に通うお年寄り1〜2人ほどになったが、今も月に20回ほどの出番がある。かつては朝夕の通学に利用していた高校生も現在はゼロだが、求广川さんは「以前からの習慣」で今でも一番列車に合わせて午前6時前に小屋に着き、午後5時半ごろまで待機する。


  渡しが無理な大雨の日も、運休日の日曜も「舟の番を」と出勤し、小屋に詰めた。「風が大敵。下流側に流され、本来の着船地点に舟を戻そうと力いっぱい櫓をこぐのが、つらいと言えばつらかった」


  村によると、1908(明治41)年に八代―人吉間に鉄道が開業したが、まだ国道が整備されていなかったことが渡し舟を生んだ背景と考えられている。かつては村内に複数の渡しがあったという。


  肥薩線を走る蒸気機関車「SL人吉」は瀬戸石駅に近づくと、車内アナウンスで求广川さんのことを「船頭の達人」と紹介する。求广川さんは列車に手を振って応えてきたが、こんな車窓光景も見られなくなる。求广川さんは「寂しいといえば寂しいが、仕方がない。足がどうにもならん……」。


  31日の納め式は午後3時から。求广川さんのこぎ納めには地元の保育園児らが乗船し、村のPRキャラクター「球磨太郎(くまんたろう)」と県の「くまモン」も同乗する予定だ。(知覧哲郎)

289チバQ:2012/11/07(水) 21:37:31
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokushima/news/20121106-OYT8T01588.htm
自転車無料どこ負担?

<南海フェリーキャンペーン 発案の和歌山は市補助 徳島市は予算化見送り>

南海フェリーの「自転車無料キャンペーン」のポスター  厳しい経営が続く南海フェリー(本社・和歌山市)の「和歌山徳島航路」で、同社などが10月に始めた自転車の運賃無料キャンペーンを巡り、発着地の徳島、和歌山両市で対応に違いが出ている。和歌山に到着する便の無料分は和歌山市が負担する一方、徳島到着分はフェリー会社が“肩代わり”し、徳島市の補助はゼロ。元々、和歌山市の発案であることや徳島市が「市民だけが利用するわけではない」として予算化を見送ったためだが、紀伊水道を挟み、両市の航路へのスタンスが表れたかのような形となっている。(川本修司)

 キャンペーンは当面、来年3月までの半年間で、フェリーに自転車を積み込む際、旅客運賃とは別に1台600円の手荷物運賃を無料にする。費用をかけずに旅を楽しむ若者らをターゲットに、新たな層の掘り起こしを図るのが狙いで、3月の社会実験で自転車の運賃などを無料にしたところ、好評だったため期間を拡大して行うことにした。

 和歌山市は、キャンペーンを発案したこともあり、和歌山へ向かう便について補助を決め、片道1200台を目標に、2012年度の当初予算に39万6000円を計上した。しかし、徳島への無料分については、南海フェリー自らが支出し、徳島市の当初予算には関連予算は盛り込まれなかった。

 両市と南海フェリーは「和歌山徳島航路活性化協議会」の事務局を務める中心的なメンバー。連携して乗客にプレゼントを贈る企画などに取り組んでおり、徳島市によると、今回のキャンペーンも昨秋、和歌山市側から共同で事業を行えないかとの打診があったが、「事業には参加しない」と返答したという。

 徳島市は自転車で市街地などを巡ってもらう「サイクリングマップ」を作るなど、これまで自転車を観光に生かしてきた面もあるが、市地域交通課の担当者は「フェリーは徳島市民だけが利用するわけではないので予算化は見送った。広域にまたがる交通機関は、市単独でなく、国や県との連携で対応すべきと考えていた」と説明する。

 同社は「市の判断について、コメントする立場にない」とするが、海上交通など海事政策に詳しい寺島紘士・海洋政策研究財団(東京都)常務理事は「航路を四国と近畿を結ぶ『海の幹線道路』と見れば、徳島市だけで支援すべきでないとの市の考えは理解できるが、徳島は四国の玄関口であり、関西圏からの誘客策ととらえて何らかの支援を考えてもよかったのでは」と指摘する。

 徳島市は「存続が危ぶまれる状況になっていることを踏まえ、来年度は補助を検討している」という。

(2012年11月7日 読売新聞)

290チバQ:2012/11/07(水) 21:37:59
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokushima/feature/tokushim1211035222412_02/news/20121026-OYT8T01606.htm?from=popin
フェリー集客 苦心の航路 

<赤字続く徳島―和歌山便 学生講座やライブ、萌えキャラ・・・若者ターゲットに懸命>



原油高騰などで苦境が続く南海フェリー。荒波を乗り越えられるか(徳島市の徳島港で)  徳島港(徳島市)と和歌山港(和歌山市)を結ぶ航路を運営する南海フェリー(本社・同市)と紀伊水道対岸の徳島、和歌山両県が、若者をターゲットに、乗客の心をつかもうと様々な取り組みを展開している。9月には、船内で座禅体験や和歌山ラーメンのよもやま話を聞くキャンペーンを行うなど、あの手この手の策に苦心の跡がにじむ。燃料の原油高騰などで赤字が続く中、行政も加わって懸命に繰り広げる斬新な作戦。果たして功を奏するか――。(川本修司)

■妙策あれこれ

 「上手ですね!」

 9月2日、フェリー内の売店そばの船室。半紙や無地のうちわに思い思いの文字を墨書していた親子連れが、大学生に声を掛けられ、笑顔を見せた。企画したのは四国大(徳島市)書道クラブ。同日から同14日まで行われたキャンペーンの一環で、南海フェリーが同大学、和歌山大(和歌山市)と企画し、船内の空いたスペースを活用して行った。

 キャンペーンは同社初の試み。期間中はほかに、四国大の学生による初心者のための将棋講座や手話コーラスや、和歌山大の学生によるピアノの弾き語りやマジックライブなどが行われた。狙いは到着までの時間を楽しんで過ごしてもらうことで、今回参加した学生を通じ、若者にフェリーを浸透させ、安定的に乗客を確保したいとの思惑もある。

 若者を意識した作戦はこれだけにとどまらない。昨年1月には、「高野(たかの)きらら」「阿波野(あわの)まい」と命名したアニメイラスト風の〈萌えキャラ〉を誕生させ、7月にはグッズの船内販売などを行った。10月からは自転車で旅をする若者を念頭に、船内に持ち込む自転車を無料とする和歌山市とタイアップしたサービスを始めるなど、イメージアップに躍起だ。

 ■苦 境

 両県は「和歌山徳島航路利用促進実行委員会」を南海フェリーとともに設立。航路支援にとどまらず、両県の観光振興につなげる試みをを行ってきたが、3者がこうした取り組みを本格化させた背景には、航路の乗客減に歯止めがかからない現状がある。

 総乗船人数は、就航2年目の1976年の約105万人をピークに、その後は80万人前後で推移していたが、98年の明石海峡大橋の開通を機に大幅減となり、2009年の高速道路料金の「土日・祝日上限1000円」割引制度が追い打ちをかけた。11年度は約38万人にまで落ち込んでいる。

 徳島への出張で週2回フェリーで和歌山市から往復するという同市三木町、会社員大音俊輔さん(26)は「フェリーを利用すれば大阪市の勤務先からバスで徳島に出張するよりはるかに楽。この便利さをもっと知ってもらえたら乗る若者も増えるはず」と話す。

 ■正念場

 高速道路の割引制度に対抗し、同社は09年7月から翌年3月まで、国や県の支援を受けて、試験的に車の航送料金を1000円(車体3〜5メートルの乗用車の正規料金は9300〜7400円)に引き下げた。しかし、一時的に乗客数増につなげたものの、採算面では厳しく、09年度は黒字から7500万円の赤字に転落した。以降、3期連続で赤字となり、航路維持が危ぶまれる事態になってきた。

 同社の花井透・取締役営業部長(46)は「経営状況の悪化が続けば、航路の存続について厳しい意見が内部で出ないとも限らず、今年が正念場になる。災害時に本州との架橋をバックアップする緊急輸送機関としての責務も感じている」と強調する。

<徳島港と和歌山港を結ぶ航路> 南海フェリーが1975年に就航した。かつては高速船や小松島―和歌山間のフェリーもあったが、現在は現行のフェリー航路だけになった。県内と近畿圏を結ぶ唯一の旅客定期便で、紀伊水道約60キロを1日9往復している。

(2012年10月27日 読売新聞)

292チバQ:2012/12/01(土) 13:40:25
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121126/fkk12112602330000-n1.htm
九州の長距離フェリー10年連続マイナス 24年度上半期の旅客実績
2012.11.26 02:33
 ■LCCとの競合影響

 九州運輸局は、九州と東京、関西を結ぶ長距離フェリー(5社8航路)の平成24年度上半期(4〜9月)の輸送実績を発表した。旅客数は前年同期比2・4%減の74万7829人で、10年連続のマイナスとなった。「格安航空会社(LCC)との競合も影響した」と分析している。

 運輸局によると、輸送旅客数が最も多いのは阪九フェリーなど2社が運航する北九州−阪神間で約38万4千人で、前年同期比0・3%減にとどまった。大分発など中九州−阪神間は18万7千人(前年同期比3・3%減)、宮崎発など南九州−阪神間は15万7千人(同3・5%減)で減少が目立った。

 九州と関西を結ぶ旅客輸送は競争が激化している。昨年3月の九州・山陽新幹線の直通運転に続き、今年3月以降は、LCC「ピーチ・アビエーション」が福岡、長崎、鹿児島の各空港と関西空港を結ぶ路線を順次開設した。フェリーの苦戦について九州運輸局旅客課は「LCCとフェリーは運賃に大きな差がない半面、所要時間が大きく異なっている」としている。

 一方、輸送車両数は1%増の54万316台で、3年連続でプラスだった。エコカー補助金制度により、北部九州に集積する自動車工場に部品を運ぶトラックが増えたことなどが好材料となった。

293チバQ:2013/01/06(日) 22:01:37
デザインがひどい・・・

http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20130104/CK2013010402000077.html
伊豆諸島に新高速船 4月から就航、繁忙時増便
2013年1月4日


 伊豆七島に就航する東海汽船(港区)は四月から、四隻目の高速ジェット船を導入し、増便する。新船は「セブンアイランド 友」で、同社名誉船長のイラストレーター柳原良平さんがカラフルな外装をデザインした=イメージ図、東海汽船提供。

 新船は全長二七・四メートル、全幅八・五メートル、重量一六四トンと、既存の三隻と同型。最大時速八十キロで、定員は二百五十四人。外装は青を基調に、人が手足を広げて並ぶ姿をイメージした。

 大島、新島、神津島など伊豆五島に就航し、週末やゴールデンウイーク、夏休み中の便増につなげる。

294チバQ:2013/01/12(土) 10:42:45
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130112-00000301-bjournal-bus_all
豪華クルーズの“格安”LCC元年到来なるか…10日間で10万円の旅も
Business Journal 1月12日(土)7時52分配信
客船「オアシス・オブ・ザ・シーズ」(「Wikipedia」より)

 昨年は日本初のLCC(=Low Cost Carrier:格安航空会社)、ピーチ・アビエーションが就航するなど、まさにLCC元年だった。空の旅は国内・国際ともに大競争時代に入ったわけだが、船のLCC(=Low Cost Cruise)も2〜3年前から本格化しつつある。船の旅も激しい競争へと突入するのか。

「クルーズ(船の旅)=高価な旅」というイメージを持っている人が多いかもしれない。それは、「豪華客船『飛鳥』の世界一周クルーズ105日間、500万円」というようなツアーを思い浮かべるからだろう。実際、定年退職を迎えた夫婦や高齢者をターゲットにした豪華クルーズが、すぐに予約でいっぱいになるというニュースは、10年以上前から報道されてきた。

 しかし、そうしたイメージも大きく変わるかもしれない。これまで富裕層を対象に顧客の裾野を広げてきた日本のクルーズ市場に、外国の船会社が大型船を投入し、格安豪華客船の旅を展開し始めているのだ。

 例えば、イタリアの豪華客船「コスタビクトリア」で行く、横浜発着7日間の旅が6万9800円〜9万9800円。韓国の済州島や長崎、高知を回って戻ってくる。同じく、横浜発着「コスタビクトリア」で神戸や金沢、韓国の釜山を回る10日間の旅10万円というのもある。「コスタビクトリア」は7万5000トンで964室だから、「飛鳥」(5万142トン/436室)よりもかなり大きい。船内にはプールやジム、バーやディスコのほか、カジノや劇場もあって、退屈することはまったくない。そして、朝・昼・夕の全食事付きである。

 東京発横浜着「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」で釜山・長崎に行く6日間の旅も、10万8000円〜とかなり格安だ。この船は13万7276トンとさらに大きく、アジア最大の客船である。

 シアトルに本拠を置くクルーズ会社、ホーランド・アメリカ・ラインが運航する「フォーレンダム」(6万1214トン)で中国の大連と上海に行く神戸発着15日間クルーズは、6万9800円〜21万8000円。もちろん、全食事付きで添乗員まで同行する。「お休み前のナイトチョコレートを毎晩お届け」なんていう外国船籍らしいオシャレなサービスもある。

●外国船格安の秘訣はカジノ?

 これらの例を見てもわかる通り、外国船のクルーズは日本船の5分の1で、1泊1万円程度だ。これはクルーを外国人にして人件費を削減しているのと、乗船人数の多い大型船を使用することで実現している。しかし、日本人クルーも乗船しているので、日本語対応は問題ない。また、日本の船だと法律上カジノを置くことができないが、外国籍だとこれが可能だ。カジノは客船にとって大きな収入源であり、これも船賃に影響しているのである。

 国土交通省の調査によると、11年の日本人クルーズ旅行利用者数は、外航クルーズ10万4000人、国内8万3000人で計18万7000人だった。東日本大震災の影響もあり、前年比1%減となった。
 
 00年、マレーシアのスタークルーズ社が神戸発の韓国クルーズを3泊4日で3万円という破格料金で売り出したときは、約2万人を集め、この年は利用者数が年間20万人を超えた。日本にも本格的なクルーズ時代到来かと期待されたが、景気の低迷と同社が翌年に日本から撤退したこともあり、日本のクルーズ市場はその後伸び悩んだ。

295チバQ:2013/01/12(土) 10:43:04
●中国経済成長の恩恵

 欧米の船会社による格安クルーズが始まったのは3年ほど前からで、そのきっかけは中国の経済成長だ。アジア市場に目をつけて船を持ってくるようになったわけだが、日本にも船を回そうということになった。冒頭にも書いた通り、それまでは格安クルーズというものがなく、日本の客船による豪華クルーズばかりだった。また、金額もさることながら、スケジュール的に100日間はムリでも、1週間や10日程度なら現役世代でも休みが取れるというものだ。

 海外では、クルーズは気軽な旅行感覚で楽しまれており、例えば、北米のクルーズ利用者数はこの10年間に650万人から1350万人と2倍に増えている。ヨーロッパは165万人から465万人と3倍近くも伸びている。カリブ海や地中海などクルーズに適した旅行地も多く、日本から飛行機で現地に行って楽しんでいる人も少なくない。

 ちなみに、現在のところ世界最大の客船はカリブ海クルーズで就航している「オアシス・オブ・ザ・シーズ」で、22万5000トンだ。巨大なビルが海に浮かんでいるようなもので、船に乗っている感覚はまったくなくなってしまうと言われる。この7泊8日のカリブ海クルーズでも、シーズンによっては700ドル(約6万1000円)程度の料金から参加できるので、いかに日本のクルーズ市場が未整備かわかるというものだ。

 考えてみれば、日本は海に囲まれた世界に冠たる海洋国家で、船旅のチョイスがないというのも妙な話だ。長距離移動手段が新幹線や飛行機、自動車になってしまったのも、時間に追われる現代人の悲しさと言ってしまえばそれまでだが。
(文=横山渉)

297チバQ:2013/01/13(日) 00:03:19
>>295
一週間 10日の休みかあ
取れるなら高くても北南米に行くなあ、自分なら

298チバQ:2013/01/19(土) 22:14:33
http://www.sankei-kansai.com/2013/01/18/20130118-063488.php
新造船「大函丸」運航へ 津軽海峡フェリー・ノスタルジック航路
01.18 18:55



「大函丸」進水式の様子(2012年12月13日 広島県尾道市 内海造船瀬戸田工場)
 津軽海峡フェリー(北海道函館市)は4月18日、大間7:00発5便より、ノスタルジック航路「大間〜函館」(以下 同航路)において新造船「大函丸(だいかんまる)」を運航する。大函丸は、現在、大間航路就航中の船舶「ばあゆ」と同様に内海造船(広島県尾道市)にて建造され、青森県大間町および独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構が所有者、津軽海峡フェリーが運航会社となり同航路に就航する。

 大函丸には省エネ軽量型エンジンを搭載し、現在就航中のフェリー「ばあゆ」に比べ航海時間が10分短縮となり、北海道と本州を90分で結ぶことになる。船内は交通バリアフリー法に基づき「バリアフリー高度化船基準」を満たし、万一の災害に備え、様々な港での荷役、救援物質・救援車両等の搭載および搬送が可能という。また、陸上設備への給電設備を装備し、大型清水タンクにより陸上への清水供給もできる。

 客室には車椅子の乗船客が利用しやすいよう「バリアフリールーム」などの専用客席や、ゆったりとした快適な椅子席の「ファーストシート」と「カジュアルシート」、家族で気軽に利用できる「ファミリールーム」を新設する。また、青森〜函館航路に就航するフェリー「ブルードルフィン・びなす・びるご」と同様に同航路に初のペット専用施設「ドッグルーム」も登場。従来の「生活航路」としてのみならず、「観光航路」として様々なニーズに幅広く利用できるとしている。総トン数は約1,985トン、全長約91m、幅15・65m。定員478人、積載台数:トラック21台または乗用車60台。速力は18ノット。

船名「大函丸」の由来 1964(昭和39)年、日本初の外洋フェリーとして同航路に就航した「大函丸」(当時の読みは「たいかんまる」)。この船名には活力に溢れていた当時の風景が重なっている。船名を復刻させ、再びこの地に新しい賑わいを創り出すべく決意を込めて大間町民により名付けられた。(津軽海峡フェリーの説明より)
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300チバQ:2013/03/03(日) 17:48:09
http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20130223/news20130223998.html
松山― 小倉航路継続へ 石崎汽船子会社が運航
2013年02月23日(土)
 フェリーさんふらわあ(大分市)が3月末での運航中止を決めた松山―小倉(北九州市)航路について、石崎汽船(愛媛県松山市、一色昭造社長)の子会社「松山・小倉フェリー」(同)が22日、運航継続に向け、四国運輸局に航路開設許可を申請した。早ければ3月下旬にも認可の見通しで、4月からの運航を目指す。
 同社は石崎汽船が全額出資し、1月に設立した。同航路は松山―九州間唯一の路線。親会社の石崎汽船がさんふらわあ社とフェリー2隻などの売買契約を締結し、石崎汽船から船舶を借り受け運航する。ダイヤは1日上下各1便の現行通りで運賃も当面変更はない。船員は、さんふらわあ社の退職者を含め40人程度を見込む。

301チバQ:2013/03/05(火) 22:46:26
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20130304-OYT8T01617.htm
悩ましい客船大型化 青森港・新中央埠頭



昨年9月に青森港・新中央埠頭に入港した5万トン級の「飛鳥2」(青森港国際化推進協議会提供) 旅客船専用ターミナルとして2003年に供用が始まった青森港・新中央埠頭(ふとう)(青森市)に近年、当初の計画を上回る規模の大型客船が寄港している。旺盛なクルーズ需要を背景に客船の大型化が進んだためだが、実は何万トン級まで受け入れ可能なのかわかっていない。港を管理する県は2013年度予算案に調査費約2800万円を計上した。

◇悩みの種◇

 「沖館を使ってほしい」

 昨年10月に寄港を予定していた大型客船の受け入れを巡り、県は打診された新中央埠頭の代わりに、貨物船用の「沖館埠頭」に入港する案を提示した。

 その相手とは、全長290メートル、総トン数11万6000トンの「ダイヤモンド・プリンセス」――。約2700人の客が乗船できる米国の豪華客船で、日本やロシア、中国を周遊する計画を組んでいた。

 問題は、新中央埠頭に安全に接岸できるかどうか。ともに協議した青森海上保安部の答えは「ノー」。岸壁の長さ(280メートル)や水深(10メートル)、船形などを勘案して検討したが、「入港は厳しい」(青森海保担当者)と判断した。

 それならばと、10万トン級でも接岸できる沖館埠頭で急場をしのごうとしたわけだが、観光業者からは「貨物用なので殺風景で見栄えがよくない」と評判は今ひとつ。市中心部から2キロ・メートルほど離れているのも難点で、新中央埠頭に比べて利便性は劣る。

 結局、ダイヤモンド・プリンセス号は台風のため寄港を見送ったが、県港湾空港課の奈良信秀課長は「何万トン級まで大丈夫なのかと言われると、よく分かっていない」と明かす。

◇大型船対応◇

 国内最大(当時)の「飛鳥」(約2万9000トン)にも対応できる岸壁として整備された新中央埠頭だが、近年は乗船単価を抑えるため大型船の就航が進み、10万トン超級も珍しくない。

 これまでに同埠頭に入港した客船で最大規模は6万9000トンの「レジェンド・オブ・ザ・シーズ」。今年は7万7000トン、14年には、ダイヤモンド・プリンセスの寄港も再計画されている。

 県は8〜9万トン級までは「セーフ」と見立てる。一方で、それ以上の規模の入港になると確証が持てないという。

 青森港への寄港数は年間10件前後と横ばい傾向が続く。過熱するクルーズ市場の裏では、数千万円とも試算される経済効果を期待する誘致合戦も激化しており、地元の商工会議所や観光団体が大型船への対応を急ぐよう県に求めている。

 奈良課長は「調査結果を踏まえ、改修も視野に対応を検討していきたい」と話している。

(2013年3月5日 読売新聞)

302チバQ:2013/03/30(土) 18:30:23
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20130329-OYT8T01806.htm
渡船への影響懸念



無料化される尾道大橋(手前。奥は新尾道大橋)  尾道市街地と向島を結ぶ尾道大橋の通行料が4月1日から無料になる。同大橋から国道2号バイパスまでの自動車専用道(3・1キロ)も、同大橋を利用した場合は無料になる。橋の利用者らは歓迎の声を上げるが、尾道水道の渡船利用者からは「渡船の営業を圧迫することにはならないだろうか」と心配する声が聞こえた。(立花宏司)

 尾道大橋は全長386メートルの斜張橋で、1968年3月に開通。通行料は普通車150円、軽自動車とバイク50円、ミニバイクと自転車10円で、西側に架かる新尾道大橋(しまなみ海道)が開通した99年、今年3月までをめどに無料化する取り決めになっていた。

 自動車専用道部分については、一時、本四高速が新たに料金所を設け、150円を徴収する案があった。市街地の混雑化を懸念した市などの要望で、昨年12月、この区間も無料とすることが決まった。

 一方で、市街地と向島を結ぶ渡船(大人100円など)の利用者も多く、無料化で渡船への影響を心配する人も。同市向東町の大学2年の女子学生(19)は「車を使うことも多いので、橋の無料化はありがたい。だけど、渡船はバイトなどで使う。家族も買い物などでよく使うのですが……」と言う。同町の主婦(66)も「いつも自転車か徒歩なので、通院も買い物も渡船頼み。無料化の影響が少ないといいですね」と話した。



 尾道大橋の無料化に伴い、「おのみちバス」(尾道市東尾道)は4月1日から向東、因島、瀬戸田の3線の一部区間で、料金を50〜10円値下げする。

(2013年3月30日 読売新聞)

303チバQ:2013/04/09(火) 23:52:54
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130404-00000272-yom-soci
炎上漁船救助、応援間に合わないと高速船長即断
読売新聞 4月4日(木)18時16分配信

 長崎県対馬市沖で3月、イカ釣り漁船が炎上する海難事故があり、福岡市と韓国・釜山を結ぶJR九州高速船「ビートル」のクルーたちが漁船から乗組員2人を間一髪で救出した。

 ビートルの日高雅樹船長(38)は「乗客を危険にさらしてはいけないと一瞬躊躇(ちゅうちょ)したが、応援を待っては間に合わないと判断した。救えて良かった」と話した。

 火災は3月24日午後4時15分頃、対馬市の東約35キロ沖で発生。鳥取県境港市の「第八恵勝丸」(19トン)の機関室から突然、出火した。日高船長と乗組員6人は、釜山から乗客68人を乗せて福岡市に航行中、黒煙を上げる漁船を発見した。燃えさかる炎の中、船長の伊藤利幸さん(57)とインドネシア人乗組員(24)が船上で手を振り助けを求めていた。日高船長は強い潮の流れに苦戦しながらも、操舵(そうだ)室から船外マイクで2人に「落ち着いて」と呼びかけ、午後4時34分、船首を漁船に接舷させた。

 激しい波で二つの船は大きく揺さぶられたが、日高船長が飛び移るように指示すると、2人は待ち構える乗組員らに倒れ込むようにして乗り移った。2人にけがはなく、伊藤さんは震える唇で「助かりました。ありがとうございました」と話したという。

 「救助しました」。日高船長が船内にアナウンスすると、乗客たちから一斉に拍手が起こり、「良かった」と歓声が上がった。福岡市への到着は予定より約15分遅れたが、苦情はなかった。

 ビートルは年1回、海上保安部と合同で、乗客を救助船へ移乗させる訓練を実施しており、今回はその経験が生かされた形だ。日高船長は「船乗りはいかなる場合も助け合う『シーマンシップ』をたたき込まれている。乗客が理解してくれたことがうれしかった」と笑顔で語った。(今泉遼)
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304チバQ:2013/05/07(火) 23:18:22
http://mainichi.jp/select/news/20130508k0000m040089000c.html
GW利用状況:福岡−釜山高速船「過去5年で最低」
毎日新聞 2013年05月07日 22時51分(最終更新 05月07日 23時01分)

 JRと航空の各社が7日まとめたゴールデンウイーク(4月26日〜5月6日)の利用状況によると、九州・山口地域では、曜日配列で休日が分散したことや九州新幹線の開業効果が落ち着いたことなどから、軒並み前年実績を下回った。

 JR九州の特急の利用者数は、前年同期比4%減の75万5000人で、このうち九州新幹線の博多−熊本間は5%減の33万人だった。また、JR西日本の山陽新幹線の新山口−小倉間は6%減の71万8000人だった。JR九州は「近場の催しのほか、開業30周年の東京ディズニーランドなど首都圏などに人が流れた」とみている。

 福岡空港発着の国内線の旅客数も、全日本空輸が10.2%減の18万4000人、日本航空が2.9%減の13万9000人とそろって減った。一方、スターフライヤーは、北九州発着も含めた3路線合計が、増便の影響もあり41.1%増の6万9000人だった。

 福岡と韓国・釜山を結ぶJR九州高速船の利用者数は38.3%減の1万1000人と「過去5年では最低」だった。竹島問題による日韓関係の悪化や円安・ウォン高などの影響で、日本人旅行者が43.7%減、韓国人が23.9%減と、共に大幅減だった。【小原擁】

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305チバQ:2013/05/09(木) 00:37:54
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130508-00000766-yom-soci
ベイブリッジくぐれない…豪華客船、大型化の波
読売新聞 5月8日(水)14時49分配信



貨物船用の大黒ふ頭に接岸した大型客船「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」(読売ヘリから)=増田教三撮影
 横浜港のシンボル・横浜ベイブリッジ(海面からの高さ約55メートル)をくぐれない超大型船の登場に対応するため、同港を管理する横浜市は、ベイブリッジ外側にある本牧ふ頭の貨物用岸壁の活用を検討し、この岸壁を管理する港湾会社と調整に入った。

 市などへの取材で8日わかった。

 ベイブリッジは1989年開通。当時世界最大級の「クイーン・エリザベス2」(7万327トン)が通過できる高さに設定。潮位にも左右されるが10万トン級が限度だ。近年は乗客を増やして1人当たりの乗船価格を抑えるため大型化が進み、10万トン超も出てきた。

 ベイブリッジをくぐれない客船はこれまで、市がベイブリッジ外側に保有する大黒ふ頭の貨物用岸壁に着岸。市中心部から遠いことなどから、船会社や観光客には不人気だ。8日早朝、アジア航路で最大級のクルーズ客船「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」(13万7276トン、全長310メートル)が約2300人を乗せて横浜港に初入港。東京・大井ふ頭を出発し、韓国・釜山や長崎を巡る6泊7日のツアーを終え、大黒ふ頭に着岸した。

 「ボイジャー」は東京港のレインボーブリッジもくぐれない。横浜寄港は昨年5月に打診があったが、船体の高さが63メートルでベイブリッジを通過できず、大黒ふ頭への着岸が決まった。乗客には「長崎では、大勢の人が橋の上から旗を振るなどして歓迎してくれたが、大黒ふ頭は殺風景」などと不評だった。

307荷主研究者:2013/05/12(日) 14:24:52

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20130419_3
2013/04/19 岩手日報
宮古にカーフェリー航路誘致構想、研究会設立へ
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 宮古にカーフェリー航路の誘致を目指す構想が動きだす。国、県、関係市、港湾事業者らでつくる会議が、東日本大震災からの復旧に伴う県内重要港湾の効率化や役割見直しなどをトータルで検討する「戦略」に盛り込み、今秋にも研究会を発足させる。「復興道路」として沿岸縦軸、内陸と結ぶ陸路ともに改善が図られる中、カーフェリー就航が実現すれば、観光や物流活性化への波及効果は計り知れない。

 震災前、県内では宮古、釜石、大船渡の3港でコンテナ貨物を扱っていた。県などはコンテナについては、工業関係が多い釜石、大船渡の2港に集約したい考え。

 宮古港は主に農林水産関係のコンテナを扱っていたが、震災後は伸び悩んでいた。今後も続けるが、観光、物流対策強化を視野にカーフェリーの誘致を打ち出すことにした。近隣では八戸港、仙台港などに航路があるが、宮古誘致が実現すれば本県初となり、復興のけん引役として期待が高まる。

308荷主研究者:2013/05/12(日) 15:14:05

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201304170019.html
'13/4/17 中国新聞
第2大橋に負けるな音戸渡船

 呉市の音戸瀬戸を往復し、「日本一短い定期航路」といわれる音戸渡船について、市は老朽化した桟橋の更新に補助金を交付する。地元の音戸町まちづくり協議会(まち協)も「大事な観光資源」として資金面などで協力する意向だ。

 渡船の桟橋は音戸町と警固屋にあり、50年以上が経過している音戸側の木製桟橋を更新する。市は本年度当初予算に更新費用の半額に当たる350万円を組み込んだ。

 残る費用については同まち協と事業主が近く話し合い、負担割合などを詰める。同まち協の下田靖夫副会長は「渡船は観光資源と生活交通の両面で地域のシンボル。桟橋の更新に合わせて付近の施設整備なども考えたい」と話している。

 音戸渡船は、音戸大橋と第2音戸大橋に挟まれた片道約120メートルの海上を行き来する。市の2008年調査では1日の利用者は約300人。呉市中心部などから音戸高に通う生徒が多く利用する。

 第2大橋は今年3月27日に開通した。同まち協は昨年11月、開通したら渡船の利用者が減ると懸念し、市に桟橋更新費などの支援を求めていた。市は「生活交通維持のための補助金」として事業主に交付すると決めた。

【写真説明】老朽化した木製桟橋を更新する音戸渡船。後方は第2音戸大橋

309チバQ:2013/05/14(火) 00:06:46
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2450880.article.html
壱岐フェリー5年連続減少 バス廃止も響く
唐津市と長崎県壱岐市を結ぶ九州郵船壱岐フェリーの昨年度の利用者は16万8557人で、壱岐フェリーの発着点が呼子港から唐津港に移った2007年度以来、5年連続の減少となった。前年度比では10・2%減で、昨春の唐津−長崎の高速バス路線廃止も影響した。

唐津−壱岐線(片道1850円、1時間分)は1日5往復運航しており、壱岐島民の生活路線や観光路線として利用されている。

初年度の07年度は年間23万7千人で、航路開設以来、5年間で28・9%の減。昨年度は、競合する博多−壱岐のフェリーが唐津航路の料金近くまで割り引きされたほか、長崎駅から唐津港経由で壱岐に渡る高速バスが廃止されたこともあり、乗客(車両運転手も含む)が大きく減少したとみられる。

唐津港としては唯一の県外航路でもあり、唐津市みなと振興課は「唐津港の利用促進という点でも、重要な路線と考えている。壱岐市と連携しながら、フェリー利用を呼びかけたい」としている。

2013年05月11日更新

310荷主研究者:2013/05/19(日) 14:47:34
>>302
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201305030042.html
'13/5/3 中国新聞
尾道大橋無料化で渡船利用減

 尾道市中心部と向島を結ぶ尾道大橋が無料化されて1カ月がたった。生活道路として朝夕のラッシュ時は混雑する一方、尾道水道を運航する渡船には利用者減の影響が出始めている。

 乗用車を運ぶ2航路のうち、大橋に近い尾道渡船は1日から午前10時〜午後4時の間2隻体制だった運航を1隻にした。利用者が減り、経費を削減するためという。

 宮本隆幸社長は「回数券を持っている人がまだいるが、券がなくなったら今後さらに客が減りそう」と懸念する。福本渡船も車での利用者が無料化前の半分以下という。

 大橋では現在、料金所の撤去作業が進む。朝夕の通勤時間帯の交通量が増え、周辺道路の渋滞が長くなっているという。

 渡船を通学・通院に必要な交通機関と位置付けている市政策企画課は「観光客の渡船利用を増やすため、向島を楽しめるプランを考えたい」としている。

【写真説明】尾道水道を行き来する渡船。奥は尾道大橋と新尾道大橋

311チバQ:2013/05/23(木) 23:18:16
http://mainichi.jp/select/news/20130524k0000m020046000c.html
九州運輸局:船便の韓国人客が急増
毎日新聞 2013年05月23日 19時34分

 九州運輸局が23日発表した九州・山口と韓国間の2012年度旅客定期航路輸送実績で、船便の日韓旅客人数が前年度比32.7%増の124万4500人で日韓別の統計を取り始めた1999年度以降、最高となった。日本人客は減ったものの、韓国人客が93万4900人と61.3%も増えたことが全体を押し上げた。

 韓国人客が増えたのは、長崎県対馬と釜山間に11年10、11月、JR九州高速船(福岡市)と未来高速(韓国)が相次いで航路を開設したのが要因。日帰りで買い物目的で対馬を訪れる旅客数が約2.5倍に急増した。

 日本人客は14.9%減の28万人9700人で、過去10年間で最低だった。竹島の領土問題など日韓関係悪化や、円安の影響などで昨年8月以降、前年割れが続いている。

 今後の見通しについて、運輸局は円安の影響で日本人客は依然厳しい状況だが、韓国人客は好調が続くとみている。

 対象は下関−釜山、博多−釜山、対馬−釜山の計3区間を運航する旅客定期航路6社。【小原擁】

312チバQ:2013/06/09(日) 10:21:37
http://www.sankeibiz.jp/business/news/130527/bsd1305271349004-n1.htm
フェリーと高速船の韓国航路、32%増の124万人で過去最高2013.5.27 13:44

 九州運輸局は23日、博多(福岡市)、下関(山口県)、対馬(長崎県)と韓国・釜山を結ぶフェリーと高速船(6社3区間)の2012年度の輸送実績を発表、利用者は前年度比32・7%増の約124万4500人で過去最高だった。

 11年秋に2社が新たに参入した対馬−釜山航路は利用者が153・2%増の約42万8千人と急激に増加。対馬は韓国でも知名度があり、旅行会社の売り込みなどから人気が高まった。

 国籍別では韓国人が年度を通じ好調で、61・3%増の約93万人。日本人は円安ウォン高や竹島問題の影響から14・9%減の約28万人だった。

 九州運輸局の運航事業者からの聞き取りによると、韓国人の利用は今後も増加が見込まれるが、日本人は厳しい状況が続くとみられる。

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313チバQ:2013/06/18(火) 19:43:32
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130618/plc13061819130015-n1.htm
九州航路、利用者11年連続で減少 車両は微増
2013.6.18 19:11
 九州運輸局は18日、九州と東京、関西を結ぶ長距離フェリー(5社8航路)の2012年度の輸送実績を発表した。利用者は前年度比1・9%減の143万1139人で、11年連続の減少となった。格安航空会社(LCC)や新幹線、高速バスなど他の交通機関との競争激化が要因という。

 一方、輸送車両数は0・5%増の106万8324台で、3年連続増加した。11年6月に高速道路の「休日上限千円」割引が終了したことから、フェリーを利用する乗用車が増えたとみられる。

 運輸局は、博多や鹿児島など九州の主要港と、対馬や沖縄などを結ぶ主要離島航路(13社16航路)の輸送実績も発表。利用者は1・6%減の330万245人で、輸送車両数は1・2%減の24万1342台だった。昨年4月に1航路増えた影響で、九州本土と壱岐・対馬を結ぶ路線は2・3%増となった。

314とはずがたり:2013/10/23(水) 10:45:43

日韓航路、日本人客が過去最低 13年度上期、35%減
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/business/SEB201310230001.html
朝日新聞2013年10月23日(水)08:23

 【土屋亮】九州・山口と韓国を結ぶ定期船の日本人の乗客数が低迷している。2013年度上半期(4〜9月)は、統計を取り始めた1999年度以降で最低の11万652人。前年同期を34・9%下回った。

 九州運輸局が22日発表した。韓国人の乗客数は8・8%増の47万7404人。上半期として最高を記録し、対照的な結果となった。全体の乗客数は、日本人客の減少が響いて2・5%減の60万4371人にとどまった。

 日本人客の前年割れは昨年8月から14カ月続く。竹島をめぐる領土問題の影響で旅行を控える人が増え、円安ウォン高も響く。一方、韓国人客は、韓国で人気の長崎・対馬と韓国・釜山を結ぶ便が11年秋に増えたために大きく伸びた。

315ミニバッグ:2013/10/26(土) 13:14:04
トッズ バッグ
ミニバッグ http://www.bfhuafeng.com/メンズ財布-r33iih-2.html

316女性人気ブランドバッグ:2013/10/26(土) 14:51:18
セリーヌ バッグ
女性人気ブランドバッグ http://www.zjtosun.com/ポーチ-i7eqa1u-12.html

317チバQ:2013/12/16(月) 23:02:22
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20131216-00000503-biz_san-nb
米・韓はじめ“黒船クルーズ”が攻勢 海も割安なLCC時代到来か
SankeiBiz 2013/12/16 11:02

 関西のクルーズツアー市場に“黒船”が攻勢をかけている。割安なクルーズツアーを展開する米クルーズ会社、プリンセス・クルーズが来春、神戸港発着ツアーを増強。すでに韓国系海運会社など海外勢が割安ツアーを投入している。日本では客船文化は根づいているとはいえないが、景気回復とともにシニア世代を中心に贅(ぜい)沢(たく)志向が強まっている。海にLCC(ロー・コスト・クルーズ)時代が到来するか注目される。

. プリンセス・クルーズは来年4〜9月に神戸港発着のツアーを9本展開する。今年の2本から大幅に拡充し、沖縄や台湾をめぐる11万9千円からのコースを用意。相場の半額以下の1泊1〜2万円の割安価格を武器に顧客獲得を狙う。

. 同社は今年4月に日本市場に参入し、大型客船「サン・プリンセス」(7万7千トン)を投入して横浜港発着を中心にツアーを提供。「手頃な価格が評判で利用は好調だった」(担当者)という。来年は2隻目となる「ダイヤモンド・プリンセス」(11万6千トン)を投入して路線を拡充する。

. 韓国系海運会社のサンスターラインも平成23年秋から「パンスタードリーム」(2万1千トン)を大阪−釜山間で運航している。19時間の船旅の価格は片道2万5千円で、「ちょっと、ぜいたくしたい」という利用者が増えている。

. これに対し迎え撃つ国内勢に危機感が広がりつつある。国内最大の客船「飛鳥II」(約5万トン)を擁する郵船クルーズ(横浜市)の担当者は「顧客流出の心配はある。ただ、相場価格(1泊5〜6万円)は下げず、サービスの違いを鮮明にする」と強調する。

. 豪華客船など高額イメージのあるクルーズツアーだが、海外勢が日本で低価格を実現するのは日本船に比べ運航コストを低く抑えられるためだ。プリンセス・クルーズは世界中に多くの客船を保有。料理の食材の大量仕入れなどでもコストを削減。外国船籍は税金などが安く済むこともある。

. 日本のクルーズ人口は年20万人程度。客船文化が根づく米国は1千万人といわれるが、日本でもJR九州の豪華寝台列車「ななつ星in九州」が人気になるなど、業界関係者は「金銭的な余裕のある高齢者が増加する日本での今後の伸びしろは大きい」とみている。

. 景気が回復基調をたどるなか、海外勢は「関西はクルーズ人口の成長が見込める」(プリンセス・クルーズ)と指摘。関西では、関西国際空港に就航する格安航空会社(LCC、ロー・コスト・キャリア)が好調だが、海のLCCの波も押し寄せてきた。

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318チバQ:2013/12/24(火) 21:51:24
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20131222/CK2013122202000140.html
再開発進む 千葉港 「工業」から「観光」へイメージチェンジ
2013年12月22日

開発が進む千葉中央港地区の旅客船桟橋の工事現場=千葉市中央区で


 JR京葉線千葉みなと駅側の千葉中央港地区(千葉市中央区)が、ベイサイドタウンとして生まれ変わろうとしている。桟橋の建設が進むほか、クルーズ船の運航実験が行われ、人気を集めている。市は船会社の誘致を本格的に始める。工業港のイメージが強い同港地区が、観光港に生まれ変われるか注目される。 (砂上麻子)

 「あれは韓国から来た飛行機です。あっちは大分からです」。今年十月十四日、羽田空港沖合に停泊したクルーズ船の乗船客の頭上を航空機がごう音とともに通過する。航空機を見上げながら乗船客は「大きい」「近い」と歓声を上げた。千葉市花見川区から参加した主婦(60)は「海の上から飛行機が見られるとは思わなかった。子どもも喜びそう」と興奮した様子。

 クルーズは、市が千葉中央港地区で旅客船桟橋整備に合わせて実施しているクルーズ運航実験の一環。この日の羽田空港沖で航空機を見学するクルーズは定員百人だったが、ほぼ即日完売する人気だった。

 市は二〇一〇年からクルーズの運航実験を開始。これまで、千葉中央港沿岸の工場夜景見学や、子ども船長のファミリークルーズも人気を集め、「観光資源としての潜在能力は高い」(市集客観光課)と自信を深める。

 同地区は、JR京葉線千葉みなと駅の海側に広がり、前面に千葉港が広がる。小規模な工場や倉庫が集まる工業港である。近くにある中央港も工業港として活用され、観光目的の遊覧船を定期運航しているのは、千葉ポートサービスだけ。

 県や市は海辺の魅力を生かして観光客を呼び込もうと、〇七年から同地区に新しい旅客桟橋の建設に着手した。幅十メートル、長さ五十メートルの桟橋二本と防波堤を工事中で、一本は一五年に供用が開始される。工事費は四十億円。桟橋につながる埠頭(ふとう)一帯は、緑地化し公園も整備される。

 市は桟橋の完成に合わせ、旅客船ターミナルを整備する計画で、運営する事業者を募集している。レストランや物販店を考えており、熊谷俊人市長は「横浜や神戸のような異国情緒ではない、千葉らしさを感じさせるターミナルにしてほしい」と要望する。

 市は今後、千葉市と横浜市の二点間を結ぶ航路や市内回遊観光ルートの需要を検証するほか、船会社の誘致に着手する。市集客観光課は「横浜などからの航路を開発し、多くの人に千葉へ来てもらいたい」と意気込む。桟橋だけではなく、魅力的な運航コースをどれだけ開発できるかが重要になってくる。

319チバQ:2013/12/24(火) 23:06:31
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/131223/wec13122318000006-n1.htm
【ビジネスの裏側】
韓国に奪われた船舶貨物を取り戻せ…世界5位・釜山港を逆転するための「大阪港」秘策はあるか
2013.12.23 18:00 (1/5ページ)[ビジネスの裏側]

夕日を浴びる中、コンテナ貨物を取り扱う大型クレーンが立ち並ぶ夢州地区の高規格コンテナターミナル=12月4日午後4時5分ごろ、大阪市の大阪港(西川博明撮影)
 かつて日本一の貨物取り扱い量を誇った大阪港。国の「国際コンテナ港湾」戦略強化方針を受け、日本のハブ(中枢)港湾としての拡張工事が進んでいる。狙いは平成7(1995)年1月の阪神淡路大震災以降、韓国・釜山港に奪われた国内の海外向け貨物を取り戻し、国際港湾としての地位を奪還することだ。だが、物流コストなど競争力では釜山港など東アジア主要港湾と対峙(たいじ)できるレベルにはないのが実情。果たして、大阪港に巻き返しのチャンスはあるのだろうか。


戦災に震災…地位低下


 「釜山(韓国)に移った西日本各地の港湾経由の船舶貨物を、再び日本へ取り戻し、大阪港に集めたい」

 12月上旬。地平線に夕日が沈む絶景の中、船で大阪港を案内してくれた国土交通省近畿地方整備局の関係者らは、異口同音に口をそろえた。

 5〜6世紀から難波津(なにわのつ)として国際港の役割を果たしてきた大阪港。戦前の昭和12〜14年ごろをピークに、日本一の取り扱い貨物量を誇った。

 だが太平洋戦争による米軍の空襲で壊滅的な被害を受け、港湾の地位は徐々に低下。阪神淡路大震災があった平成7年の総貨物量は約1億2200万トンだったが、神戸港を含む阪神港の取り扱い貨物は徐々に釜山港経由へシフト。24年には約3割減の約8700万トンへ減少した。

 22(2010)年のコンテナ貨物量の国際港湾比較をみても、大阪港は上海(中国)の8%、釜山の16%程度。世界のコンテナ取扱量(2012年、速報値)では日本は東京港の29位が最高で、1位上海、2位シンガポール、3位香港…とアジアの主要港に惨敗した。一方、韓国は全港湾での取扱量が昨年過去最高を記録し、釜山は10年連続で世界5位の地位を確保している。

 海外から輸送され、積み替えてさらに海外に輸送される「トランシップ貨物」の取扱量をみると、日本の現状はさらに深刻だ。2011年の日本の取扱量が取扱貨物全体のわずか2%、27万TEUにとどまるのに対し、釜山は46%、735万TEU。このうち、日本からの流出コンテナは約100万TEUとみられている。これは日本から海外に運ばれる貨物の実に約4分の1に相当する。


競争力は遠く及ばず…


 震災を契機に釜山港に貨物を奪われた後も、大阪港の国際港湾としての地位が低下したままなのはなぜなのか。リーマンショック後の不況からなかなか立ち直れなかった日本に対し、アジア各国は急激な成長を遂げたという経済情勢の違いもあるが、「荷物を船から船へ移し替えるリードタイム(所要時間)や、手数料などのコスト(経費)で、韓国の方が競争力がある」(中本隆国土交通省大阪港湾・空港地方整備事務所長)と、日本側の課題も大きい。

 実際、コンテナ貨物の取扱料金(平成20年)を比較すると、日本の港湾を100とした場合、釜山港は79、シンガポール港は85、台湾・高雄港は69。入港から行政手続きを経て貨物を引き渡すまでにかかる時間も、シンガポールが24時間以内なのに対し、大阪港は3、4日かかる。アジア主要港は24時間運営が常識だが、日本ではまだモデル事業の実施にとどまっている。

320チバQ:2013/12/24(火) 23:07:47
 これに対し、釜山港は投資企業への税制インセンティブのほか、運営する釜山港湾公社と釜山市が全世界の主要船社を対象にした大規模なターゲット・マーケティングも実施。官民挙げての競争力強化に余念がない。

 日本政府は平成22年8月、阪神港(大阪、神戸)と京浜港(東京、川崎、横浜)を「国際コンテナ戦略港湾」に選定、機能強化に向け出資する方針を打ち出した。だが、「アジアの主要港湾をしのぐコスト・サービス水準の実現」「港湾コストを釜山港、高雄港並みに低減」「現状3〜4日のリードタイムをシンガポール並みの1日程度に短縮」−という目標はあまりに高く、遠い。


ハブ奪還にむけた大事業


 大阪港では日本のハブ(中枢)港湾化を再び目指し、平成32年度までの約30年間で1792億円の事業費をかけた大事業が進む。

 舞州(まいしま)地区では、耐震構造を備え水深15〜16メートルと大型コンテナ船に対応可能な大規模なコンテナターミナルを順次整備する拡張工事が進行。ターミナル近くには貨物取扱施設を設け、物流機能を強化する。陸送も含めた利便性で、釜山港に奪われた中四国や九州の各港湾の輸出向け貨物を奪還するシナリオだ。

 夢州から数キロ先の沖合には、将来の大阪港の港湾機能を担う「新島地区」と呼ばれる新たな埋め立て造成地もできている。コンテナターミナルの水深を深くする工事で生じた土砂などを埋め立てたもので、約289ヘクタール規模の新たな土地が数十年後に生まれる見通しだ。

 ある関西財界関係者は、「戦後、GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)は日本の海軍や港湾の力を恐れた」と話す。国際港湾戦略強化は“失われた戦後”を取り戻し、国益を増大させる重要な課題だ。大阪港の今後が問われている。

(西川博明)

321荷主研究者:2013/12/28(土) 23:45:16

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/507311.html
2013年11/30 10:19、11/30 15:26 北海道新聞
フェリー撤退5年、室蘭航路の再開見えず 港湾業界など振興策探る

フェリー埠頭にあるターミナルビル。航路再開に不可欠として室蘭市が譲り受け、管理を続ける=室蘭市入江町

 【室蘭】2008年11月に東日本フェリー(当時)が室蘭―青森航路から撤退し、室蘭港からフェリー航路がなくなって30日で5年。室蘭市は航路の誘致活動を続けているものの、最近の景気回復は地域物流の活性化には結びつかず、航路再開の道筋は見えない。市や地元港湾業界はフェリー誘致と並行し、クルーズ客船誘致や貨物増を目指す研究に力を入れるなど、港の生き残りへ模索を続けている。

 室蘭港フェリー埠頭(ふとう)にあるターミナルビル。発券窓口や待合室を兼ねた鉄筋コンクリート3階建てのビルはいま、年に数回催し会場に使われるだけ。周囲も釣り糸を垂らす姿が目に付く程度だ。

 室蘭港は1967年に青森航路を開設したのを皮切りに、最盛期の90年代半ばには5航路を数えた。だが、道央圏に近く輸送コストを抑制できる苫小牧港へ荷物の集中が進み、それに伴って同港の機能も向上。室蘭港との差は広がり、08年までの10年あまりで室蘭航路は次々と休止された。

 同ビルは青森航路撤退後の09年、室蘭市が再開に不可欠としてフェリー会社から無償で譲り受けた。市は電気代や駐車場と岸壁の管理費などを含め年間約660万円の維持費を負担しながら、道内航路を持つ船会社を回って航路誘致を継続。11年5月に就任した青山剛市長も年3、4社を訪ねているが、就航のめどはたっていない。

 このため、フェリー誘致だけでなく、幅広く振興策を探る動きも出始めた。津波などの災害に強い天然の良港というメリットを生かそうと、室蘭商工会議所などが中心となり、自衛隊関連施設の誘致期成会を今年4月に立ち上げたのもその一環だ。

 また、室蘭市や港湾・運輸業者、行政機関など13団体は昨年、貨物増加を目指す「室蘭港貨物等輸送研究会」を設立。積み荷を既存の工業製品だけではなく、農産物にも広げようと物流調査を続ける。

 ただ、JX日鉱日石エネルギー室蘭製油所が来年3月で原油処理を停止することが決まり、室蘭港全体の取扱貨物量が激減するのは必至。地盤沈下に歯止めがかからない現状に、関係者の危機感は募るばかりだ。(室蘭報道部 福田講平)<北海道新聞11月30日朝刊掲載>

322荷主研究者:2014/01/12(日) 14:44:04

http://cgi.daily-tohoku.co.jp/cgi-bin/news/2013/12/31/new1312311402.htm
2013/12/31 14:02 デーリー東北
大間―函館フェリー「大函丸」、旅客15.7%増

 大間―函館フェリー航路の新船「大函丸(だいかんまる)」を運航する津軽海峡フェリー(北海道函館市)によると、就航日の4月18日から12月24日までの利用実績は、旅客が前年同期比15・7%増の7万7444人、乗用車は同9・0%増の2万1234台で、新船効果から好調を維持している。2015年度には北海道新幹線・新青森―新函館(仮称)開業を控えており、今後は道南地域からの観光客の呼び込みが利用者アップの鍵を握りそうだ。

 同社によると、旅客は、新船就航直後の4月18〜30日が前年同期比37・2%の増。3連休が2度あった9月も同21・5%増となり、全体を押し上げた。

 北海道や首都圏の、旅行目的の利用者が増えたのが主な要因とみられる。

 乗用車の年間利用台数は近年、2万1千台前後で推移し、採算ラインを割り込む状態が続いていたが、就航後は12月24日現在で既に突破。石丸周象社長は、経営改善につながる目標として年間利用台数のアップを掲げており、さらに5千台の上乗せを目指している。

 一方、運航便数は前年同期より9便多い1013便で、ほぼ横ばいだった。

 同社は、豊富な観光資源を抱える函館市など道南地域から下北半島へ観光客を呼び込むことで、大函丸の利用拡大につなげたい考え。15年度末の北海道新幹線新函館開業を好機と捉え、県などと連携しながら、観光モデルコースの構築に向けた取り組みなどを進めている。

 新船は大間町が建造し、同社が借り受ける形で就航した。町民にとって大間―函館間は、暮らしを支える生活航路としての側面もある。同社営業部の担当者は、「現在は新船効果で好調に推移しているが、今後は新函館開業に向け、下北や道南地域と協力しながらさらなる利用促進に努めたい」と話す。(岩舘貴俊)

【写真説明】大間―函館フェリー航路に就航した大函丸。新船効果で利用実績は好調に推移している=26日、大間町の大間港

323チバQ:2014/02/04(火) 19:49:27
http://kyushu.yomiuri.co.jp/local/nagasaki/20140204-OYS1T00376.htm
廃止方針の島原三池航路、値上げ・減便で一転存続へ

九州経済
 島原鉄道(島原市)は3日、廃止の方針を打ち出していた島原港(同)〜三池港(福岡県大牟田市)間の高速船航路について、4月から運賃の値上げと減便を行うことで事業を継続すると発表した。

 今秋に長崎国体が開催されることや、利用者や関係自治体から継続を望む声があったことから「地域への影響を考え、収支改善策で継続の道を探ることにした」と説明している。

 便数は1日5往復から4往復に減らし、運賃は中学生以上で片道1870円から2300円などに上がる。

(2014年2月4日 読売新聞)

324チバQ:2014/03/02(日) 19:34:01
http://www.asahi.com/articles/CMTW1402252400002.html
師崎―伊良湖、フェリー廃止 9月末にも
2014年2月25日15時05分
 知多半島の師崎港(愛知県南知多町)と、渥美半島の伊良湖港(同県田原市)を結ぶカーフェリー航路について、運営する名鉄海上観光船(南知多町)は9月末にも廃止する方針を固めた。観光客の減少や燃料費の高騰などが経営を圧迫した。今月27日に開く臨時株主総会で正式に決める。

 この航路のカーフェリーの乗客は、周辺の道路が整備されたことや経済が低迷した影響を受け、ピークだった1990年代半ばから半減12年度は約6万8千人にとどまった。車両も2008年のリーマン・ショック前と比べ、12年度は3割ほど減った。さらに最近は、燃料費の高騰も追い打ちをかけ、12年度まで3年連続の赤字に陥っている。

 いま運航している「フラワーライン」(971トン)は今年で建造から20年を迎える。ただ、買い替えには約10億円かかるため断念。同社は事業を続けるのは難しいと判断し、今夏の繁忙期の後に航路を廃止することにした。3月にも中部運輸局に申請する。

 一方、同社が運航している日間賀島(南知多町)経由で伊良湖港と知多半島の河和港(同県美浜町)を結ぶ高速船は、今後も続ける方針だ。

 師崎と伊良湖を結ぶカーフェリーは69年に就航し、今は1日に4〜5本運航している。定員は450人で、乗用車なら40台を載せることができる。運賃は車1台の大きさによって異なり、片道3600〜1万2800円。名鉄海上観光船は名古屋鉄道の完全子会社。

http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20140226/CK2014022602000048.html
「存続を」「仕方ない」 フェリー廃止方針で利用者ら
2014年2月26日

9月末での廃止が明らかになった名鉄海上観光船のフェリー「フラワーライン」。奥は公的支援で存続された伊勢湾フェリー=田原市の伊良湖港で


 名鉄海上観光船(南知多町)が南知多町の師崎港と田原市の伊良湖港を結ぶカーフェリー「フラワーライン」を九月末で廃止する方針が明らかになった二十五日、乗船客や港周辺の観光関係者からは「存続を」「仕方ない」とさまざまな受け止めが聞かれた。

 この日、師崎港からフラワーラインが載せた車は四便で計十一台。マイカーで田原市に菜の花を見に行くという名古屋市西区の主婦(58)は「高速道で行こうと思って経路を調べたら、こちらの方が早く着くので利用した。混雑もなく快適なのに」と残念そうに話した。

 仕事で名古屋から田原へ向かう男性会社員(38)は「船を使えば二時間ほどで着くが、道路だけだと混雑もあり、時間が読めない」。仕事で年に数度、フェリーに乗るが、乗用車四十台が載せられる船上は「いつ見ても数台ほど」といい、「なくなったら困るけど、赤字路線なら仕方ないですね」と語った。

 町内の離島、日間賀島と篠島に向かう観光客が乗降する師崎は、伊良湖を経由して伊勢湾フェリー(三重県鳥羽市)で鳥羽まで行けるのも売りにしている。町観光協会師崎支部の中村智支部長(56)は「イメージダウンが心配。何とか存続できないか」と観光面での打撃を心配する。

 一方の伊良湖港は、伊勢湾フェリーの存廃に揺れた過去がある。近くで旅館を営む稲垣和比古さん(66)は存廃問題が浮上した際、存続の署名活動をした中心メンバー。「中部国際空港や名古屋につながる師崎との航路は、観光の面ではなくてはならない」として存続を求めた。

 (吉岡雅幸、那須政治)

325チバQ:2014/03/02(日) 19:35:12
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20140301/CK2014030102000048.html
県「フェリー支援は困難」 「住民の足ではない」
2014年3月1日

 県議会二月定例会は二十八日、一般質問に入った。名鉄海上観光船(南知多町)が師崎港(同町)と伊良湖港(田原市)を結ぶカーフェリー航路を、航路の赤字を理由に九月末に廃止すると決めたことについて、県は「住民の日常生活を支える航路でなく、将来にわたって赤字補填(ほてん)を行うことは困難」などとして、存続に向けた財政支援に否定的な考えを示した。県の支援を求めた自民の森下利久議員(知多郡第二)の質問に、近藤正人地域振興部長が答えた。

 森下議員は「カーフェリーは観光事業の大きな目玉。廃止されれば地域の衰退は必至」と訴えた。

 これに対し、近藤部長は、乗客の減少や燃料費が高騰している上、更新期を迎えるカーフェリーの建造に十億円が見込まれ、名鉄海上観光船の廃止の意思が固いことを指摘し「支援は困難」とした。

 地元の南知多町も黒字転換が見込めないことから財政支援に消極的であること、国の支援制度がないこと、船の更新費用まで支援するのはバス路線の維持に苦しむ他地域とのバランスを欠くことを判断の理由に挙げた。

 大村秀章知事は、航路廃止の方針を報道で知ったとして「あまりにも唐突で、驚きを隠すことができず、極めて不快」と発言。事業者から情報提供や相談がなかったことに「誠に遺憾。名鉄グループとの信頼関係が損なわれるのではないか」と批判した。

 事業者と関係自治体が存続に向けた話し合いをする「対策協議会」の立ち上げを森下議員が求めたことには「まずは早急に田原市、南知多町の考えをうかがう」と答えた。

 (垣見洋樹)

326とはずがたり:2014/03/23(日) 10:11:33
そんなピンチだったのか。。
伊勢湾口道造ろうとしてんちゃうやろねぇ。
田原と鳥羽が支援とあるが,吉田と宇治山田はノータッチなんか。。
まあ黒字化は喜ばしい。賃下げ等で正常化出来る範囲内だったってことか♪

伊勢湾フェリー、旅客50万人見通し
http://www.yomiuri.co.jp/job/news/20140321-OYT8T00281.htm

 三重県鳥羽市と愛知県田原市を結ぶ伊勢湾フェリーの利用促進策を検討、実施する「鳥羽伊良湖航路活性化協議会」が20日、鳥羽市の同社で開かれ、2013年度の総旅客数が2月末までに経営維持に必要な35万人を上回り、約46万7000人(前年比約14万人増)に達したことが報告された。

 3月末には50万人を超え、13年度は約2億7000万円の経常利益が見込まれるという。

 協議会には三重、愛知両県、鳥羽、田原両市の関係者ら16人が出席。10年度から2県2市が続けてきた資金支援(4年間で計約4億円)を、計画通り今年度で終了することや、情報発信などを行うために14年度以降も協議会を存続させることを決めた。

 伊勢湾フェリーは10年3月、経営の悪化から、同年9月末での航路廃止を国土交通省中部運輸局に届け出たが、2県2市や地元企業の支援を受け、同年10月に新体制で再スタートした。同月発足した協議会が再建を支援するとともに、社員給与の削減などの内部改革を進めた結果、10年度から経常利益が黒字化した。

 同社の福武章夫社長は「今年度は式年遷宮効果で多くの利用があった。今後も年度目標の35万人以上を維持できるよう努力していく」と語った。

(2014年3月21日 読売新聞)

327杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2014/03/24(月) 23:11:35
「客船分野はホテル並みの設備を設けるなど特別な技術が必要で、中国や韓国の造船会社は手がけるのが難しい」・・・・・でも高付加価値で儲けるって結構困難な御時世だったりするんだよね。

三菱重工、特別損失を計上 中韓では造れない大型客船受注で
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20140324-OYT1T00771.htm

 三菱重工業は24日、受注建造中の大型クルーズ客船2隻で、当初計画より費用がかさんだため、2014年3月期連結決算に約600億円の特別損失を計上すると発表した。

 発注元の世界最大のクルーズ客船会社「カーニバル社」のグループ会社の要望で、設計や使用する資材が変わったためと説明している。円安効果などで損失分は全社的に対応できるとみて、14年3月期の連結業績予想は変更しない。

 2隻は12万4500総トン(約3300人乗り)と世界最大級で、11年11月に受注した。客船分野はホテル並みの設備を設けるなど特別な技術が必要で、中国や韓国の造船会社は手がけるのが難しいとされ、三菱重工は造船事業の収益の柱と位置づけている。

(2014年3月24日23時01分 読売新聞)

328チバQ:2014/03/30(日) 13:04:17
http://mainichi.jp/select/news/20140329k0000e020266000c.html

JR九州:「ビートル」苦境 日韓関係悪化など三重苦

毎日新聞 2014年03月29日 15時58分


 JRグループ初の国際航路として1991年に就航し、福岡−韓国・釜山を2時間55分で結んできたJR九州の「ビートル」が苦境に立っている。LCC(格安航空会社)の台頭▽日韓関係の悪化による乗客の減少▽原油高による燃料費の上昇−−の三重苦が原因。運営するJR九州高速船(福岡市)は工夫をこらして苦境を切り抜けようと懸命だ。【小原擁】

 九州運輸局によると、福岡市、山口県下関市、長崎県対馬市と釜山を結ぶ日韓航路の旅客実績は2012年度124万人で、前年度比32.7%増の高い伸びを示した。しかし、韓国を訪れた日本人に限ってみると、同14.9%減の28万人と過去最低レベルにある。

 ビートルは「韓国への手軽な『ゲタ履き』旅行」(唐池恒二・JR九州社長)として根強い人気を誇ってきた。乗客数は初年度4万人で、ピークの04年度には35万人に。だが、韓国のLCC「エアプサン」が10年に福岡−釜山線を就航させると▽10年度25万人▽11年度24万人▽12年度20万人と減り続けた。

 福岡−釜山間の運賃はビートルが通常大人片道1万3000円(各種割引きあり)。エアプサンはネット割引きなどを利用すれば片道1万円以下になる。

 このあおりでJR九州高速船は11、12年度に赤字になり、13年度も赤字が見込まれる。川口史(ふみと)社長は「これまではリーマン・ショックなどの環境悪化があっても1、2年で回復してきたのに、今はそうではなく、運航開始以降、経験したことがない厳しい状況」と危機感を隠さない。

 そんな中、同社は矢継ぎ早に対策を打ち出した。かつては4隻態勢で運航していたが、旅客数の減少で3隻で航路を維持できるため、1隻を国内海運会社に7億5000万円で売却することを決めた。これで年間維持費が2億円ほど節約できる。更に2月〜3月20日、半年間乗り放題の平日フリーパス(5万円)や、4人で利用すれば往復運賃が半額以下になる「とも得」などお得感のあるチケットも販売した。

 ◇新航路開拓も検討

 今後はチャーター便運航や新商品の開発にも力を注ぐ。閑散期に旅行会社のチャーターのツアー商品として福岡−島根県出雲市間の運航や、長崎県の対馬から壱岐、平戸市などへの運航も検討中だ。

 ビートルの開発にも携わった川口社長は「ビートルは観光客を運ぶだけでなく、街、学校、スポーツといった日韓交流に役立ってきたという自負がある。知恵を絞って乗客を増やしていきたい」と話している。

329とはずがたり:2014/04/04(金) 21:03:05
三浦沖で貨物船衝突、中国人1人死亡8人不明
http://news.goo.ne.jp/article/kanagawa/region/kanagawa-24285149.html
神奈川新聞2014年3月18日(火)23:20

 18日午前3時10分ごろ、三浦市沖の浦賀水道付近で、パナマ船籍の貨物船「BEAGLE3(ビーグル3)」(1万2630トン)と韓国船籍の貨物船「PEGASUS
 PRIME(ペガサスプライム)」(7406トン)が衝突し、ビーグル3が沈没した。中国人乗組員20人のうち機関長の男性(46)が死亡し、8人が行方不明となっており、第3管区海上保安本部(横浜)の巡視船が捜索を続けている。
 ペガサスプライムの韓国人乗組員ら14人は、救命作業中に2人が軽傷を負った以外は無事だった。
 3管は、航跡の解析を進めるとともに乗組員らから事情を聴くなどして事故の経緯を調べている。国土交通省の運輸安全委員会も船舶事故調査官を派遣した。
 3管によると、現場は三浦半島東南端の剱崎から南東に約6キロの沖合。ペガサスプライムが3管に無線で「東京湾口で衝突した。相手船は浸水している模様だ」と連絡した。ビーグル3は横浜港から神戸へ、ペガサスは韓国から東京港に向かう途中で、現場水域ですれ違う予定だった。
 当時、南東8メートルの風が吹いていたが、晴れて視界は良好だったという。ビーグル3の代理店「渋沢倉庫」は「同じ乗組員とは限らないが、横浜港には何度か入港している」と話した。
 3管の測量船が現場付近を調査したところ、水深100メートルの海底でビーグル3の船体を発見。周辺海域で燃料油(約400トン)の一部が流出しているのが確認され、3管は除去作業を行うとともに県と横須賀、三浦市などに油が漂着した際の回収などを要請した。
 三浦半島と房総半島に挟まれた浦賀水道は東京湾の出入り口に当たり、1日約400隻の大型船が行き交う難所として知られる。1988年7月には、海上自衛隊の潜水艦「なだしお」と遊漁船「第1富士丸」が衝突し、第1富士丸に乗っていた30人が死亡する海難事故が起きている。


「怖い変形十字路」、三浦沖貨物船衝突で船乗り証言/神奈川
http://news.goo.ne.jp/article/kanagawa/region/kanagawa-24286054.html
神奈川新聞2014年3月19日(水)03:00

 貨物船衝突事故が起きた東京湾の出入り口は、狭い海域に1日当たり400隻ほどの大型船が行き交う、世界でも有数の過密海域。過去に30人もの死者を出した重大海難事故も起きたエリアだ。現場を知る船乗りらは「変形十字路みたいに混雑していて怖い」などと証言。危険性が指摘される中、またも悲劇が繰り返された。
 東京湾口では過去10年、貨物船やタンカーなどの衝突事故が7件発生。うち、貨物船同士が衝突した2006年の海難では1隻が沈没した。1988年に海上自衛隊の潜水艦「なだしお」と遊漁船「第1富士丸」が衝突し、遊漁船の30人が命を落としたのもこの海域だった。
 今回の事故現場は、浦賀水道航路の南側出入り口から南西に13・6キロ。狭い上に大量の船が行き来する浦賀水道は、特別な決まりを定めた海上交通安全法の適用エリアで、右側通行や12ノット以下など細かいルールが適用される。そのため、東京湾を熟知する船乗りらは「比較的安全」と形容する。
 むしろ、今回の現場である浦賀水道周辺の方が、「船が交錯して事故が起きる可能性が高い」(日本水先人会連合会幹部)。いわば「鬼門」のような海域だという。元海自潜水艦長も「浦賀水道は高速道路を走るようなもので、さほど難しくない。むしろ、浦賀水道を出た、事故が起きたあたりが、変形十字路みたいに混雑していて怖い」と指摘する。
 事故が発生したのは午前3時10分ごろ。「積み荷を降ろす作業員たちの始業時間に合わせて船が急ぐため、東京、横浜へ向かう浦賀水道の入り口でラッシュが始まるころ」(海上保安庁幹部)という時間帯でもあった。 ◆新ルール管制の外で
 海上交通安全法の改正に伴い、2010年7月に新たに海上交通ルールが導入されたことで東京湾での一般船舶による衝突海難事故は起きていない。しかし、今回の衝突事故は、新ルールの下で東京湾海上交通センター(横須賀市)が管制している「情報の聴取義務海域」から十数キロ離れた外側で起こった。
 新ルールでは、船舶が交錯する浦賀水道航路から横浜港沖にかけての海域を聴取義務海域に設定している。長さ50メートル以上の船舶は、同航路を通過する際、同センターがVHF無線を通じて発信する海況情報などを常時聞き取る義務がある。衝突回避などのためにセンターは「航路を外れている」など船舶に注意を促すなど勧告ができる。
 横須賀海上保安部によると、新ルール導入後は東京湾内での大型船舶による衝突海難事故はゼロという。

330荷主研究者:2014/04/06(日) 11:22:54

http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=55407
2014 03/14 13:00 南日本新聞
鹿児島新港の新旅客ターミナル、15日利用開始

完成した旅客ターミナルビルなどから搭乗橋を使って直接フェリーに乗り込めるようになる

 奄美・沖縄航路の拠点機能強化を図るため、国と鹿児島県が老朽施設の改修を進めている鹿児島港新港区(鹿児島市)は15日、耐震強化岸壁や旅客ターミナルなど一部運用が始まる。一般客は午後3時半から利用できる。

 鹿児島港初の耐震強化岸壁(水深9メートル、延長220メートル)は、震度6弱の直下型地震に耐える。大規模地震発生時に緊急物資輸送の拠点となり、海路に頼る離島の生活物資搬送を維持する。

 新しい旅客ターミナルは3階建てで、延べ面積3303平方メートル。フェリー利用客は荷役作業の車両が行き交う埠頭(ふとう)用地を歩いて乗船していたが、ターミナルビルからボーディングブリッジ(搭乗橋)で直接乗り込めるようになる。

331とはずがたり:2014/04/10(木) 11:10:29

大阪を含めた西日本というか環瀬戸内海地方の強みは内航海運に拠る低コスト物流体系なんだけど・・。
住華運輸は住友系ではないのかな?メタノールの方が沈まなくて良かった。

姫路・家島沖でタンカー沈没
http://news.goo.ne.jp/article/kobe/nation/kobe-20140327008.html
神戸新聞2014年3月27日(木)12:06

 26日午後8時ごろ、姫路市家島町、家島本島の北西約3キロの播磨灘でタンカー2隻が衝突し、九州マリン(北九州市)所有のセメントタンカー「第38すみせ丸」(699トン)が船体左側を損傷、約4時間後に沈没した。

 姫路海上保安部によると、乗組員5人は巡視艇に救助され、うち男性1人が軽傷。大阪港から赤穂港に向かっていたが、積み荷はなかったという。

 もう1隻は住華運輸(大阪市)所有のケミカルタンカー「海晴丸」(748トン)で、乗組員6人のうち男性1人が軽傷。広島県から姫路港に航行中で、メタノール千トンを積んでいたが、流出などはないという。

 事故当時、周辺は濃霧で視界が悪かったといい、同保安部で詳しい状況を調べている。

332チバQ:2014/04/18(金) 00:26:18
http://www.47news.jp/CN/201404/CN2014041601001485.html
韓国船事故、潮流速く捜索難航 死者9人不明287人


 16日、韓国南西部の珍島付近で、船体の一部を残して沈没した旅客船。現場海域では行方不明者の捜索が続く(聯合=共同)
 【珍島共同】韓国南西部、珍島の沖合で旅客船が沈没し、修学旅行の高校生らが死亡、多数が行方不明になっている事故で、韓国海洋警察と海軍は17日も周辺海域で不明者の救助作業を続けた。現場の潮流が速く、潜水士が沈没した船内に入って生存者を捜す作業は難航している。

 韓国政府は同日朝、船の乗客・乗員数を462人から475人と訂正。朝までに死者が9人に増え、287人が行方不明になっている。死者のうち5人はソウル郊外の安山市の檀園高校の生徒や引率教師とみられる。

 海洋警察は17日、船長を業務上過失致死傷容疑で取り調べていることを明らかにした。

2014/04/17 13:43 【共同通信】

http://www.47news.jp/CN/201404/CN2014041701001581.html
韓国客船船長、救助放棄し脱出か 操船の過失を捜査、海洋警察


 17日、韓国・木浦の海洋警察署で取り調べを受ける沈没した旅客船の船長(聯合=共同)
 【ソウル共同】韓国南西部、珍島の沖合での旅客船沈没事故で、韓国海洋警察は17日、旅客船の船長を業務上過失致死傷などの疑いで取り調べ、操船に過失があった可能性を視野に事故原因の究明を本格化させた。船長は乗客の救助を指揮せず、最初に到着した救助船で真っ先に助け出されたとの目撃情報があり、海洋警察は船員法違反の容疑でも捜査している。

 韓国の船員法は船長の職務として、緊急時に人命救助に必要な措置を尽くし、旅客が全員降りるまで船を離れないよう規定している。

 海洋警察は、船長の供述や航跡の分析などから、針路変更時の急旋回が事故原因の可能性があるとみているもようだ。

2014/04/17 19:33 【共同通信】

http://www.47news.jp/CN/201404/CN2014041701001543.html
韓国客船救出作業、時間との闘い 生存に望み、空気注入へ


 17日、沈没した旅客船の周辺海域で続く行方不明者の捜索活動=韓国南西部・珍島沖(共同)
 【珍島、ソウル共同】韓国南西部の珍島沖で起きた旅客船沈没事故で、韓国当局は17日、船内に空気が残る「エアポケット」と呼ばれる空間で不明者が生存していることに望みを懸け、機材で船内に空気を送り込む作業に着手した。生存環境を広げ潜水士が船内に入るまで時間を稼ぐ狙いだが、事故発生から30時間以上が経過し、救出作業は時間との闘いになっている。

 韓国政府によると、17日までに14人の死亡が確認され、282人が行方不明。

 救助された運転手の男性によると、16日朝の浸水開始時、3階の食堂には修学旅行中の高校生がいた。急速な浸水で脱出が難しい状況になったとみられる。

2014/04/17 23:18 【共同通信】

333チバQ:2014/04/18(金) 00:36:58
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140417/kor14041720330016-n1.htm
【韓国旅客船沈没】
転覆船かつては日本で運航 韓国で巨大化、800トン増加…船体不安定に?
2014.4.17 20:33 (1/3ページ)[韓国]

2012年9月まで日本で「フェリーなみのうえ」として航行していた「セウォル号」(提供写真)
 珍島(ちんど)(韓国南西部)沖で転覆した韓国の旅客船「セウォル号」は、かつて日本の国内定期船として運航され、韓国側に売却後、定員は100人以上増えていた。航路変更による座礁や急転換での横転の可能性が事故原因として浮上する一方、船長らの避難誘導も疑問視されている。


日本で18年間運航


 「セウォル号」は平成6年6月から24年9月まで、鹿児島県奄美市のマルエーフェリーが鹿児島や沖縄を結ぶ国内定期船「フェリーなみのうえ」として運航。日本では運航に支障が出るような事故はなく、仲介業者を通じ24年10月に韓国側に売却。約半年の整備期間を経て韓国で昨年3月から就航した。

 日本製船舶は中古船として、アジア向けに転売されるケースも多く、整備や改造により30年ほどは運航できるという。

 韓国では船体改造が行われたとみられ、定員は日本時代の804人から921人に増加。細分化された客室が大部屋に改造され、一気に海水が流れ込む構造になっていたとの情報も。総トン数も800トン増え、船体のバランスが不安定になっていた可能性もある。


航路変更か?


 セウォル号の運航状況にも注目が集まっている。

 韓国の聯合(れんごう)ニュース日本語版は17日、「旅客船は針路を変更する際に急激に方向転換したことが事故原因となった可能性が高い」と報じた。事故現場の珍島付近は、済州島に向かう船舶が針路を変更する「変針点」。船首の向きを急激に変えたため積載貨物が一方に偏り、バランスを崩して傾いた可能性がある−との韓国海洋警察関係者の見立てを紹介している。

 乗客が「ドン」という音を聞き、座礁する直前までジグザグ航行していたという証言も踏まえ、「衝撃音は急な進路変更で偏った貨物が船体にぶつかった音と考えられる」としている。

 周辺海域での航行経験がある鈴木邦裕・神戸大海事科学部客員教授(77)は「暗礁に乗り上げることがない本来の基準航路から何らかの理由で外れた可能性が高い。船員の確認不足など初歩的なミスではないか」と指摘する。


避難指示は?


 乗客の安全確保では、船長や船員の対応にも批判の声が高まっている。

 朝鮮日報日本語版によると、事故発生当時、旅客船には船長など約30人の乗組員がいたが、事故発生直後に素早く脱出して救助されていたという。

 こうした船員らの行動について、船員を養成する独立行政法人「海技教育機構」(静岡市)の担当者は「船員にとって乗客の安全確保は最も重要なのに、これでは職務放棄ととられかねない」とし、船員らの対応が犠牲者の拡大を招く可能性を示唆した。

 鈴木客員教授は、事故現場の航空写真に救命いかだが写っていないことにも着目。「旅客船に備え付けられているいかだが海上に下ろされていないのは大きな問題。本来なら救える命も救えなくなる」と話す。

334とはずがたり:2014/04/20(日) 10:18:03


26歳の3等航海士が操船 事故数分前に右急旋回 中間調査「船長は休憩」情報も
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140418/kor14041811270006-n1.htm
2014.4.18 11:27

 【ソウル=名村隆寛】韓国南西部全羅南道の珍島(チンド)近くの海上で旅客船「セウォル号」(6825トン)が沈没した事故で、韓国海洋警察は18日、運航会社のチェンヘジン海運を家宅捜索した。また、警察当局などは、事故発生当時、操舵(そうだ)手に操船を指示するなど船長業務をしていたのは、経歴が浅い3等航海士(26)だったとの中間調査結果を発表した。

 韓国メディアによると、この日午前には潜水士が船内に入り、空気の注入を始めた。船の完全な沈没を防ぎ、行方不明者の捜索を本格化させる。

 海洋水産省によると、船舶自動識別装置(AIS)の発信データを分析したところ、事故当時の16日午前、遭難信号を出す数分前に船は右に急旋回していた。急な旋回で貨物が左に偏ったため船はバランスを崩し、転覆した可能性がある。

 海洋警察は、業務上過失致死傷容疑で船長への事情聴取を続けており、事故当時の操舵状況や乗客の避難誘導などについて聴いている。船長は事故発生当時、経験1年半の3等航海士に操船を任せ、休憩中だったとの情報もある。

 韓国では、3等航海士でも操船の指示を行うことは可能。ただ、潮流が速いことで知られる現場海域を通る際に経験の浅い者を任せた船長の判断が問われそうだ。

 韓国当局によると、同日午後の時点で、事故による死者は修学旅行の高校生ら28人、行方不明者は268人。179人が救助された。

3等航海士「ほぼ全速の19ノットで方向変えた…統制不能になった」 死者・不明者302人に
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140419/kor14041921500010-n1.htm
2014.4.19 21:50

 【珍島=加藤達也、ソウル=名村隆寛】韓国・全羅南道の珍島沖合で旅客船「セウォル号」が沈没した事故で、韓国海洋警察は19日、ダイバーが船内で3人の遺体を発見したと発表した。沈没した船内で遺体が見つかったのは初めて。韓国の警察と検察の合同捜査本部は19日、イ・ジュンソク船長(68)と事故当時に操船していた3等航海士の女(25)、操舵(そうだ)手の男(55)の3人を逮捕した。

 3人の遺体は19日午前6時ごろ、4階客室とみられる場所で窓越しに発見された。潮流が速く、ダイバーは窓を割って入ることができず、収容は難航している。19日には生存率が急に低くなる境目とされる72時間が過ぎた。水温は10度ほどで、船内に酸素が残っていても生存が困難な状況になりつつある。

 当局は、乗客を救護せず船から脱出したなどとして特定犯罪加重処罰法違反や遺棄致死などの疑いで船長を逮捕した。航海士ら2人は業務上過失致死などの疑い。事故当時、船長は経験1年余の3等航海士に操船を任せていた。船長は韓国メディアに「針路を指示したあと、(事故当時)用事があって寝室にいた」と話している。

335とはずがたり:2014/04/20(日) 13:33:36

韓国旅客船沈没 乗客置き去りの船長は2級航海士
http://news.goo.ne.jp/article/yonhap/world/yonhap-20140417wow040.html
聯合ニュース2014年4月17日(木)15:55

 【仁川聯合ニュース】韓国南西部の全羅南道・珍島沖で16日午前に起きた旅客船沈没事故で、同旅客船の船長は2級航海士の免許を保有していることが17日、分かった。

 韓国の船舶職員法では、3000トン級以上の沿岸水域旅客船の場合、2級航海士以上の免許所持者であれば船長を務めることができる。

 事故船の船長は法的には問題がないが、韓国最大級の旅客船の船長が1級航海士でなかったことを問題視する声も上がっている

 旅客船業界関係者は「2級航海士が1級航海士に比べ能力が著しく劣るとは言い切れないが、国内最大級の旅客船ともなれば1級航海士が船長を務めるのが適切だ」と指摘した。

 何よりも同船長に非難が集中している理由は、船内に閉じ込められた290人を超える乗客を置き去りにして先に避難したためだ。

 韓国の船員法には船舶が切迫した危険にさらされたときに船長は人命、船舶、貨物の救助に必要な措置を取らなければならないと規定されている。人命救助に必要な措置を取らなかった場合は5年以下の懲役が科される。

 海洋警察は業務上過失致死の容疑で同船長を被疑者として取り調べている。

名簿に「一般人」、病院でぬれた札乾かした船長
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20140419-567-OYT1T50120.html?fr=rk
読売新聞2014年4月20日(日)08:26
 【ソウル=吉田敏行】セウォル号のイ・ジュンソク船長(68)の奇行に韓国内で批判が高まっている。

 韓国メディアによると、案内放送は「船内に待機」を繰り返したが、船長は事故直後の16日午前9時頃、船員に退避するよう指示。乗客全員が下船するまでの在船義務を放棄して、最初の救助船に乗り込んだ。港に到着した時の姿を、地元テレビが捉えていた。

 とりわけ、救助船の乗船者名簿に「一般人」と記入し、治療を受けた病院ではぬれた5万ウォン札(約5000円)をオンドル(床暖房)で乾かすという不審な行動が報じられると、ネット上では「あきれた年寄り」などと批判が集中した。

 船長は19日未明、韓国の記者団に「乗客になぜ脱出命令を出さなかった」と問われ、「出した」と口ごもったが、脱出命令は横転から約50分後だった。「案内放送は船室待機だったが」と詰め寄られると、「水温が低く、救助船も来なかった」と釈明した。

336チバQ:2014/04/20(日) 22:59:58
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140419/kor14041921480011-n1.htm
【韓国旅客船沈没】
珍島ルポ 強いうねり、強風と寒さ ダイバー疲労と闘い懸命の捜索
2014.4.19 21:48 (1/2ページ)[韓国]

事故現場付近で捜索救難活動を展開する韓国海洋警察
 【珍島(韓国南西部)=加藤達也】旅客船「セウォル号」の沈没から4日目となる19日、韓国全羅南道珍島沖の沈没現場を訪れた。「無事発見」の知らせを願う安否不明者の家族が希望を託す韓国海洋警察などのダイバーたちは、うねりと風と潮流に翻弄され、疲労をにじませながら必死の捜索を続けていた。

 沈没した海域は珍島から南西に約20キロ。記者が乗った全長約15メートルの釣り船は午前7時50分、珍島の小漁港、西望(ソマン)を出港した。

 中小の島々の間を縫うように進みながら、暗礁が潜む海域であることを実感する。波のうねりは想像以上に高く、風も強い。陸の気温は11度だったが、釣り船の船長は「風もあるし、体感温度は7、8度以下だろう」と話した。

 出港から約1時間後、海上に巨大なクモの足のような物体が姿を現した。船体引き上げに備えて投入された巨大クレーンだ。現時点では作業開始のメドは立たない。

 さらに進むと、強い油の臭いが鼻を突いた。甲板に出ると、沈没地点を示す大きなエアバッグのような形をした黄色いブイが見えた。おびただしい数の艦船が目に入る。

 海軍の救難チームの隊員とみられるダイバーが、海上に頭を出してはボート上の隊員に引き上げられ、倒れ込む姿が見えた。鍛えられたダイバーでも潜水時間は十数分が限度という厳しい状況がうかがえた。

 透明度の低い緑色の海面には油が漂う。セウォル号から流出した燃料やオイルだ。海域には海洋警察や海軍の艦船のほか、世界中のメディアがチャーターした船がひしめき合っていた。

 しばらく徐行して進んでいると、側面に「海洋警察」と書かれたオレンジ色のボートが急接近してきた。記者が乗った釣り船にぶつかると、乗組員が「接近しすぎるな」と大声で怒鳴って走り去った。

 時計を見ると、異常が起きた「セウォル号」が救難要請信号を発した午前9時前に近づいていた。

 この海の下に、大勢の人々を乗せた巨大な船が転覆して沈んでいる。そう思った途端、釣り船が大きく揺れた。

 冷たい手すりにつかまっていなければ海に投げ出されてしまいそうな激しさだ。もしも自分が乗った船が突然沈み、暗い船室に閉じ込められたら…。そんな恐怖感にとらわれた。

337チバQ:2014/04/21(月) 21:48:53
http://www.asahi.com/articles/CMTW1404210100010.html
函館―青森 新船相次ぐ フェリー2社
2014年4月21日11時36分

■観光客獲得もめざす


 函館―青森間でフェリーを運航している2社が、今春相次いで新造船を就航させた。老朽化した船の後継船として投入したもので、物流用のトラックの輸送に加え、旅客輸送の設備を拡充し、観光客らの獲得増をめざしている。


 就航したのは青函フェリー(函館市)の「はやぶさ」(3月28日就…


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