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仙台・宮城・陸奥

1とはずがたり:2008/06/05(木) 12:05:28
地区別スレ,遂に仙台も登場。陸奥とは勿論多賀城を首府とする明治以前の陸奥だ♪
本来はにぬけんが立てるべきだが何時迄俟っても立てやがらないので俺がたつヽ(`Д´)ノ

2124荷主研究者:2015/02/08(日) 12:57:01

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2015/02/06 建設新聞
三菱地所・泉パークタウン第6住区 2016年からの造成工事着手見込む
対象約148万㎡、20年12月供用開始

 三菱地所(東京都千代田区大手町1の6の1 杉山博孝代表取締役社長)は、仙台市泉区で開発を進めている「泉パークタウン」の最終住区となる第6住区の造成工事に2016年から着手する。

 泉パークタウンは、仙台市北西部の旧丘陵地約1070万㎡の敷地に「住む・働く・憩う・学ぶ・集う・楽しむ」全ての生活機能を満たした複合都市開発として1974年から開発を始め、現在までに第1住区から第5住区までを整備している。住宅計画によると、第1住区(桂、約110万㎡)、第2住区(高森東、約98万㎡)、第3住区(高森西、約102万㎡)、第4住区(寺岡、約161万㎡)、第5住区(紫山、約148万㎡)、そして今回の第6住区(最終住区、約148万㎡)の全6住区。

 第6住区の事業内容によると、対象用地は仙台市泉区根白石字針生山地内の山林で、計画地の面積は約148万㎡。主要用途と面積は、宅地約58万㎡、道路約25万㎡、公園5万㎡、緑地約57万㎡、その他約3万㎡、計画人口は9200人(1戸当たり4人)。全て戸建て住宅用地として整備するとし区画数は約2300戸(1区画の平均面積230㎡)。

 18日まで環境影響評価方法書の縦覧を行っており、3月4日まで意見の提出を受け付け、その後、 実施設計と並行し環境影響評価準備書を作成、2016年6月ごろから準備書を基に評価書を作成し仙台市環境影響評価審査会で審議し承認後、早ければ16年中の造成工事着手、造成期間は4カ年で20年12月の供用開始を予定している。

 設計業務は三菱地所設計が担当した。

 なお、開発行為に係る許認可は04年に取得済みで、今回の環境影響評価は00年に公告された評価書の内容から土地利用計画を大幅に見直したため再度申請したもの。

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/150206-IzumPark6B-ich-b.jpg
※位置図(図中斜線部分)。
2015/02/06付一面に掲載。

2125荷主研究者:2015/02/08(日) 12:59:29

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150207_12014.html
2015年02月07日土曜日 河北新報
<気仙沼線>復旧費700億円 論議なく1年

鉄道の代替運行が続く気仙沼線BRT。鉄路復旧に向けた議論は停滞したままだ=気仙沼市のJR陸前階上駅付近

 東日本大震災で被災したJR気仙沼線柳津(登米市)−気仙沼駅間(55.3キロ)の復旧論議が行き詰まっている。総復旧費用は700億円と見積もられ、JR東日本は400億円の公的支援を要請。巨額な復旧費用にJR、国、自治体のいずれも身動きが取れず「三すくみ」の状態に。JRや宮城県、沿線自治体を含めた正式な議論の場は1年間持たれていない。

 気仙沼線は現在、バス高速輸送システム(BRT)が代替運行しており、運休区間のうち22.7キロは軌道を舗装した専用道となっている。

 JRは昨年2月、気仙沼線の現状復旧費300億円を自社負担する意思を示す一方で、安全な内陸部にルートを移設する費用など400億円の公的支援を求めた。

 700億円は、昨年12月に第三セクター三陸鉄道(宮古市)への移管が決まったJR山田線宮古−釜石間(55.4キロ)の復旧費の3.3倍に上る。

 「あまりに膨大な金額にショックが広がった」と関係者は口をそろえる。JRの支援要請に対し、宮城県や気仙沼市、南三陸町は「負担は極めて困難」として、国に支援の枠組みを創設するよう求めているが、国は現段階で対応していない。

 「どのルートにするのか、地元とJRが議論するのが先決」(国土交通省)とのスタンスだ。

 JR東日本の松木茂仙台支社長は1月29日の定例記者会見で「鉄路復旧にはルート変更やまちづくりとの調整も必要になり、地元と協議を続ける。復旧しても、利用してもらえるのかという課題もある」と説明した。

 鉄路復旧に向けた対応は、東北運輸局やJR、沿線自治体などが復興調整会議の場で協議してきた。気仙沼線の会議は、JRが復旧費を表明した昨年2月以降、開かれていない。

 停滞を打開するため「復興調整会議を首長レベルの会議に格上げすべきだ」との声もある。気仙沼市の菅原茂市長は「慎重姿勢から抜け出し、進展のある年にしなければならない」と語り、関係者が腹を割った協議の必要性を指摘する。

[JR気仙沼線BRT]気仙沼線の前谷地(石巻市)−気仙沼間72.8キロのうち、柳津−気仙沼間55.3キロで2012年8月に運行が始まった。所要時間は最短でも鉄道より16分遅い1時間46分。鉄道時代に最大1日22本だった運行本数は65本に増えた。1日の利用状況を示す平均通過人員は約260人。09年度(898人)の約3割にとどまる。

2126荷主研究者:2015/02/15(日) 01:21:03

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2015/02/09 建設新聞
セントラル総合開発仙台営業所
分譲・クレアホームズ榴ヶ岡公園三番館 仙台市宮城野区・RC13F4075㎡
4月着工へ半田建築研究所で実施案

 セントラル総合開発仙台営業所(仙台市青葉区本町2の2の3 本多宗夫所長)は、仙台市宮城野区に分譲マンション「クレアホームズ榴ヶ岡公園三番館」(仮称)の建設を計画しており、半田建築研究所で実施案の作成を進めている。

 建設場所は、宮城野区榴ヶ岡20の一部(仙台駅東第2土地区画整理仮換地14の3街区8画地)地内の敷地面積871㎡。同地近くでは、同社が「クレアホームズ榴ヶ岡Ⅱ」(仮称)(総戸数65戸)を大和小田急建設の施工で建設中。

 三番館の施設規模は、RC13F延べ4075㎡で、総戸数はファミリータイプ48戸を見込む。着工は4月中旬、完成は来年の12月末をそれぞれ予定している。

2015/02/09付一面に掲載。

2127荷主研究者:2015/02/15(日) 01:25:17
>>1801
争点になるほど具体化してないと思うのだが…。
>富谷町民の潜在的な願望である地下鉄延長を争点

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150210_11014.html
2015年02月10日火曜日 河北新報
<富谷町長選>現職側に「誤算」次々

 「やられた。富谷町民の潜在的な願望である地下鉄延長を争点にされたのが大きい。論破を試みたが、相手の土俵に乗る形になった」。現職若生英俊氏の陣営幹部は敗戦後、支持者の去った選挙事務所でうめいた。

 実績十分だったはずの現職陣営がまさかの敗戦を喫した背景には、いくつかの誤算があった。

 一つは、側近だった鈴木和夫前副町長の離反だ。現職に請われ昨年7月に就任したものの、選挙直前の昨年末に突然辞任。「現職は調整能力不足で町政を混乱させている」と、対抗馬を擁立されるきっかけとなった。

 告示直前、新人に自民党推薦が出たことも想定外だった。小野寺五典氏ら同党国会議員が日替わりで新人の応援に入り、民主党の桜井充氏、次世代の党の和田政宗氏ら他党の国会議員も相乗りし、マイクを握った。

 現職側は「町民党」を掲げて戦ったが、自民系の陣営幹部や農商工団体の動きは推薦によって少なからず封じられ、組織力は弱体化。窮地に追い込まれた。

 「どんなに立派な町長でも負ければただの人。勝たせてやってください。この通りです」。危機感の高まりから、現職陣営の中山耕一県議が告示第一声で額を床に付けて懇願する場面もあった。

 新人陣営にも、泉青年会議所(仙台市泉区)が企画した公開討論会を開催直前でキャンセルする失点はあった。

 これを現職側は「敵前逃亡」とばかりに強く非難。告示後の個人演説会でも「採算面から地下鉄延長は無理だ」などと批判に重点を置くあまり、自身の政策について語る割合は減った。

 現職陣営の磯前武後援会長は「正しい判断をしてもらおうと現実的な説明に費やしたが、有権者には夢がないと映ったのかもしれない」と唇をかんだ。

2128荷主研究者:2015/02/15(日) 01:25:47

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150213_13032.html
2015年02月13日金曜日 河北新報
「ホライゾン学園」仙台に小学校開校へ

 県私立学校審議会は12日、学校法人ホライゾン学園(横浜市)から出されていた小学校新設申請を了承した。学園は2016年4月の開校を目指す。県内の私立小学校は計5校となる。

 「ホライゾン学園仙台小学校」は男女共学の1クラス24人、1学年2学級編成。授業の一部を英語で行い、第2外国語でトルコ語を学ぶなど国際的な人材育成を目指す。幼稚部のある仙台市泉区高森の校舎を増築し、使用する。

 学園は12年、経営難で06年に休校したインターナショナルスクールの土地と校舎を取得し、幼稚部を開園した。

 審議会はまた、生徒数減少で運営が困難になった専修学校「代々木ゼミナール仙台校」の3月末の廃止も了承した。

2130荷主研究者:2015/02/21(土) 18:13:02
>>2109
http://www.sankei.com/region/news/150131/rgn1501310079-n1.html
2015.1.31 07:00 産経新聞
代ゼミ仙台校、東北福祉大キャンパスに

 3月末で閉校する大手予備校「代々木ゼミナール仙台校」(仙台市宮城野区)の校舎が、4月から東北福祉大(同市青葉区)の通信教育部や東北福祉看護学校の「仙台駅東口キャンパス(仮称)」となることが30日、大学への取材で分かった。

 代ゼミは少子化による受験生減少などの影響で昨年8月、全国27校のうち仙台校を含む20校の閉鎖を決定。仙台校は開発機運の高まるJR仙台駅東口の一等地で、校舎の後利用が注目されていた。

 同大は代ゼミを運営する高宮学園から校舎を取得。「時間のない社会人にとっては利便性が高いことが重要」とし、同大の中で社会人学生が多い通信教育部(青葉区国見)と、同じ学校法人が運営する東北福祉看護学校(同)の移転を決めた。

 通信教育部の学生数は約4千人で、土日を中心とした講義やビデオ講義などを開講。東北福祉看護学校は約400人で、准看護師が2年にわたって面接授業などを受けながら看護師を目指す通信制教育課程。同大は「校舎が広いので、他にもあらゆる活用法を検討中」としている。

2131荷主研究者:2015/02/21(土) 18:42:07

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150216_11016.html
2015年02月16日月曜日 河北新報
仙台市立病院跡地どうなる?式場やホテル…

跡地利用が注目される旧仙台市立病院

 仙台市立病院が昨年11月に太白区あすと長町に移転し、売却予定の若林区清水小路の跡地利用に関心が高まっている。「交通アクセス良好な市中心部にある上、まとまった面積を持つ貴重な物件」(市内の不動産業者)と、跡地1.8ヘクタールに注がれる視線は熱を帯びる。市は一等地という面を重視。まちづくりの視点を加味して売却の方法や条件、スケジュールを慎重に検討する方針だ。

 跡地は市地下鉄南北線五橋駅に近く、目の前を国道4号が走る。周辺には東北大と東北学院大のキャンパス、商店街があり、昼間人口も多い。

 利便性が高いだけに、デベロッパーや不動産業者が興味を示しているとの観測が飛び交う。東北学院大も跡地を取得し、泉区の泉キャンパスを一部移転する構想を抱く。

 市は売却益を新病院の整備費に充てる方針だが、単なる公有地とは事情が異なり、都市機能向上につながる利用が望ましいと判断。売却は所有者の病院に加え、まちづくり政策と財政の2局に担当させる。

 市まちづくり政策局の坂本知靖政策調整課長は「整備費の一部に見込む以上、高値で売ることが重要だが、それが全てではない。実施中の土壌汚染調査の結果を踏まえ、3者で連携しながら方向性を考えたい」と話す。

 注目される跡地に関し、市内の不動産業者は「病院が立っていたため、マンション開発業者は敬遠するのではないか」と指摘。「企業の自社ビルや結婚式場、ビジネスホテルが想定される。立地を考えれば、坪単価は100万〜150万円でも手を挙げるところが出てくるはずだ」とみる。

 市が関わった市内の大規模な土地売却では、昨年1月に約220億円で落札された青葉区の東北大雨宮キャンパス(9.3ヘクタール)のケースがある。同大は市、仙台商工会議所と協議し「医療・福祉・健康増進」「商業・生活利便」「まちなか居住」の各機能を備える土地利用を売却条件とした。

 協議に携わった商議所の間庭洋専務理事は「人口減少社会の中、コンパクトで質の高い都市構造をどう展開するかを重視した。病院跡地の場合も、仙台の活力が高まる利用につなげてほしい」と期待する。

2132荷主研究者:2015/02/21(土) 18:43:22
>>2120
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150217_13052.html
2015年02月17日火曜日 河北新報
国道48号高規格化を 宮城など国に要望

 宮城、山形両県と仙台市は16日、県境をまたぐ国道48号の雪崩対策工事の早期完了、地域高規格道路化などを求め、19日に国土交通相へ要望書を提出する方針を決めた。仙台市青葉区作並で1月31日に発生した雪崩で、県境付近が3日間通行止めとなり、仙山圏の基幹道路が2年連続で不通となった事態を重くみた。

 吉村美栄子山形県知事と宮城県、仙台市の担当者が国土交通省を訪れて提出する。沿線の山本信治天童市長、土田正剛東根市長らが同行する。

 道路の屋根「スノーシェッド」など入札不調で着工が遅れる雪崩防御設備の早期完成、高規格道路化の検討のほか、一定の連続降雨量や積雪量になると通行を規制する基準の厳格運用を求める。

 国道48号は昨年2月にもほぼ同じ場所で雪崩が発生。通行止めは10日間におよび、通勤・通学や物流、観光などに影響が出た。両県は翌3月に雪崩の再発防止策、高規格道路化を国に要望した。

 吉村知事は16日の定例記者会見で「雪や雨に強く、安心して通れる道路を沿線住民と一緒に働き掛けたい」と語った。

 山形県は今月11日の雪崩で、5日間不通となった西川町の国道112号(月山道路)の再発防止策も併せて要望する。

2133荷主研究者:2015/02/21(土) 18:43:58

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150217_15054.html
2015年02月17日火曜日 河北新報
外国人客、仙台軸に観光 免税店など対応充実

伊達武将隊らがタイ人観光客を出迎えた=13日午前、仙台空港

 仙台市内を歩くと、外国人旅行者を見掛けることが多くなった。街角には「免税」や多言語の案内板が増えた。仙台では来月14日、国連防災世界会議が開幕。その後も仙台空港民営化、東京五輪と海外から来客が見込めるイベントが続く。東北の玄関口・仙台で、外国人は旅をどう楽しんでいるのだろう。(報道部・相沢みづき)

<買う/対象品目が拡大>
 「Have a nice trip」

 13日午前、タイ人ツアー客約100人を乗せたチャーター便が仙台空港に到着すると、出迎えた仙台市職員らが人気の菓子「萩の月」や観光パンフレットを手渡した。

 ツアーは仙台を中心に塩釜、松島、蔵王など宮城県内を巡る4泊5日。主催する旅行業エイチ・アイ・エスの担当者は「タイ人は『桜』『雪』『食』を楽しみに来日する」と話す。

 外国人は東北の温泉地や観光地を周遊後、最終日に仙台に立ち寄ることが多い。市内で買い物をする台湾人や香港人を目にするのはそのためだ。

 昨年、消費税免税品目が拡大され、飲食料品や化粧品も対象に。市内のドラッグストアや百貨店は免税カウンター設置など取り組みを強化した。

 「台湾からの団体客が多い。海外ブランドが人気」と言うのは、仙台空港や松島に好アクセスの三井アウトレットパーク仙台港(宮城野区)。4カ国語対応のフロアガイドを備え、電話案内サービスも用意している。

<見る/お国柄さまざま>
 市内観光はやはり、仙台城跡や瑞宝殿、大崎八幡宮が定番。建築を学ぶ学生らは、せんだいメディアテークを外さない。

 お国柄で人気スポットは異なる。中国人観光客のツアーは、魯迅が学んだ東北大片平キャンパスに立ち寄ることも。

 タイ人のお気に入りは仙台大観音(泉区)。隣接するベストウェスタンホテル仙台は「窓から大観音が見える部屋を希望する客もいる。到着したらすぐ、興味津々に写真を撮っている」と語る。

<泊まる/旅人同士交流も>
 県内の外国人旅行者で多いアジアの団体客は、旅行代理店経由のホテル宿泊が多い。欧米人はユースホステルやゲストハウスで、旅人同士の交流を楽しむ傾向がある。

 メープル仙台ユースホステル(青葉区)の飯塚和宏マネジャーは「交通の便が良い仙台を起点に平泉(岩手県平泉町)や山寺(山形市)などに出掛ける外国人が多い。『焼き鳥が食べたい』など、和食に興味を持つ方も増えている」と言う。

 仙台市は多言語サイト充実など受け入れ環境を整備してきた。国際プロモーション課の高橋輝課長は「東北のゲートウェーとして、まずは情報発信が大事だ」と話した。

[宮城県の外国人延べ宿泊者数] 観光庁の調査によると、2013年は7万8400人。東日本大震災前の10年(15万9490人)の半数にとどまる。国別では韓国7670人、中国9150人、香港3200人、台湾2万2540人、タイ4410人。タイは震災前の88%まで回復した。

2134荷主研究者:2015/02/21(土) 18:50:43

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150218_12009.html
2015年02月18日水曜日 河北新報
ヤマザワ、あすと長町への出店断念

 ヤマザワは17日、仙台市太白区のあすと長町に予定していた食品スーパーの出店を断念し、取得した用地(約1万2000平方メートル)を大手不動産会社など2社に売却すると発表した。売却額は45億円。28億8000万円に上る売却益は特別利益に計上する。

 売却用地はJR長町駅に近く、ゼビオあすと長町店の南側。2012年に16億2000万円で取得した。その後、あすと長町内にヨークベニマルや生協などが次々と進出し、商圏が重なるため出店を取りやめた。

 同社は「駅の利用客をターゲットに出店を計画していたが、用地を取得した当時とはマーケット環境が大きく様変わりし、飽和状態になっている」と説明した。

2135荷主研究者:2015/02/21(土) 19:06:14

http://www.sankei.com/region/news/150219/rgn1502190077-n1.html
2015.2.19 07:03 産経新聞
仙台厚生病院が「県立医学部新設」で土地建物売却 10年以内に移転へ

 東北で1校に限り認められる医学部新設を目指していた仙台厚生病院(仙台市青葉区)が、県が県立での医学部新設構想を発表した後の昨年7月に、病院の土地と建物を売却していたことが18日、関係者への取材で分かった。同市青葉区内で移転し、新医学部の仙台の拠点病院となる予定にしていたという。構想の頓挫後も、同病院は10年以内に別の場所に移る方針にしており、用地交渉などの準備を進めている。

 同病院は震災前から東北地方の医師不足問題を訴え、病院主導で医学部の新設を計画した。震災後に復興特例で医学部新設が認められるようになり、東北福祉大と連携して準備したが、昨年5月の応募期限の直前に同大が断念。しかし、期限前日に村井嘉浩知事が県立での医学部新設構想を発表すると、200億円を拠出して支援することを約束した。

 さらに、栗原市を本拠地とする予定だった県立医学部の仙台市内の拠点施設化を目指し、「仙台医療センター」の設置も計画。病院の土地と建物の売却益を元手としてより広い敷地へ移り、3年以内に同センターとなる方針にしていた。

 病院の土地と建物の売買契約は昨年7月31日、オリックス(東京都港区)との間で成立。しかし、約1カ月後に、文部科学省が医学部の新設先に選んだのは、東北薬科大(仙台市青葉区)だった。

 同病院の目黒泰一郎理事長は産経新聞の取材に対し、売却の意図について「県の構想が勝つだろうと思っていた」と、県立医学部構想の選定に自信を持っていたことを明かした。オリックスと土地、建物のリース契約を結んでいるため、同病院は現在の場所で運営されている。ただ、目黒理事長によると、「医学の進歩で最新機器を次々導入したり、手術室を増やしたりして、手狭になってきている」といい、リース契約の終わる10年以内に病院を移転する予定という。

 現在、同市青葉区内で現有施設の3倍程度の面積を持つ土地取得へ向け、交渉中。病床数は現在の409床を維持するが、最新の医療機器の導入による設備増などで広大な敷地が必要という。今後急増すると考えられる外来手術(入院せず日帰りで帰る手術)の受け入れを手厚くし、患者数の倍増を見込む。

 目黒理事長は「医学部新設の志は破れたが、今後は高度医療と救急に特化して成功した仙台厚生病院の選択と集中のモデルをますます発展させ、全国に発信していくのが夢」と話している。

2136荷主研究者:2015/02/21(土) 19:11:23
>>2123
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150220_11013.html
2015年02月20日金曜日 河北新報
石巻新駅南側で宅地開発計画

://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20150219036jc.jpg

 石巻市青葉西地区で民間による大規模な宅地開発計画が持ち上がっている。予定地はJR仙石線に新設される「石巻あゆみ野駅」南側で、現状は市街化調整区域。地権者でつくる土地区画整理組合設立準備委員会は、区画整理事業が可能な市街化区域への編入を市に要望している。市は周辺の土地利用状況も考慮し、慎重に判断する姿勢だ。

 予定地は仙石線と国道45号に挟まれた農地など約11ヘクタール。一戸建て300戸程度を建築でき、事業費は概算で約25億円と見込んでいる。

 大部分を占める農地は東日本大震災の津波で被災。農家の高齢化が進み、現在は耕作されていない。一部の地権者が昨年5月、組合設立準備委を発足させ、他の地権者から事業への同意を集めている。

 現在、予定地には二つの仮設住宅団地もある。市によると、2月1日現在で51世帯が入居。市は地権者と2016年度までの土地貸借契約を交わしているため、事業着手は17年度以降となる見通し。

 付近は大型商業施設や医療機関、文教施設などが集積。仙石線は5月に全線復旧、新駅も来年3月に開業する予定で、周辺の開発熱は高まっている。

 準備委などは先日、市街化区域編入の要望書を市に提出。阿部国昭代表は「新駅が完成すると青葉西地区は石巻の玄関口になる。訪れた人たちをしっかり迎えられるようなまちづくりを進めたい」と話した。

 予定地の北側は、市が区画整理事業で防災集団移転用地として新市街地の形成を図っている。市は青葉西地区の市街化区域編入で、宅地の需給バランスが崩れる可能性もあるとみている。

 亀山紘市長は「新駅で利便性が上がるため、まちづくりをしたいという気持ちは理解できるが、用地の活用は慎重に検討したい」と語った。

2137荷主研究者:2015/03/01(日) 12:03:34

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150222_13016.html
2015年02月22日日曜日 河北新報
通行止め再発防げず/(上)雪崩 宮城側 ハード対策後手/国道48号県境断絶

2年連続の雪崩で、応急対策として設置された仮設防護柵=3日、仙台市青葉区作並の国道48号

<昨秋に着手予定>
 冬空の下を行き交う車の傍らで、高さ4メートルの鉄板がそそり立つ。

 険しい雪山を縫うように走る仙台市青葉区の国道48号。関山トンネルの宮城側出入り口から約600メートル地点に、巨大な仮設防護柵が100メートルにわたって続く。

 宮城、山形両県を結ぶ国直轄の幹線国道が2年連続で分断されたのは1月31日午後11時すぎ。雪崩が発生し、車23台を立ち往生させ、15キロが3日間通行止めとなった。ほぼ同じ場所で雪崩が起きた昨年2月は、復旧に10日を要した。

 昨年の雪崩の後、東北地方整備局は迅速な動きを見せた。雪解けを待ち、雪崩の恒久対策を講じるため測量を開始。秋にはスノーシェッド2カ所と防護柵3カ所の設置に着手する予定だった。

<想定外の指摘も>
 だが、入札不調に加え、工法の見直しが工期を狂わせた。ことしに入っても着工できず、当初計画になかった仮設車線の運用を雪崩発生の前日に始めたばかりだった。

 対策の遅れの一方で、専門家は2度の雪崩を「想定外」と指摘する。

 「現場は斜面に樹木が多く、通常は雪崩が起きにくい場所。加えて、2年連続の発生は極めて珍しい」

 整備局の依頼で調査に当たった防災科学技術研究所新庄雪氷環境実験所(新庄市)の阿部修契約専門員は話す。事実、昨年以前に現場付近で雪崩があったのは1991年2月にさかのぼる。

 想定外とはいえ、雪崩を3度繰り返すわけにはいかない。整備局はスノーシェッドの早期完成を期し、加工した部材を運び込むプレキャスト工法の導入で工期を短縮。来冬までの完成を目指す。

 そもそも48号は、宮城側の整備の遅れを指摘する声が多い。作並温泉旅館組合の岩松広行組合長は「カーブの具合や路面補修のどれを取っても、山形側との差は歴然」と言う。

<厳しい地理条件>
 整備の差は、沿線自治体の国への要望内容に如実に表れた。

 仙台、天童、東根の3市でつくる「48号道路改良整備促進協議会」が昨年12月、国に提出した要望は4項目。うち3項目は橋の改良など宮城側の課題が占め、山形側からは歩道整備のみだった。

 県境を挟み、整備局内の担当組織が仙台、山形の両河川国道事務所に分かれているのも要因と考えられる。

 仙台河川国道事務所の種市優副所長は「山形側に比べ宮城側は地理的条件が厳しい。改良が必要な場所から優先して着手している」と説明する。

 ◇

 国道48号が2シーズン連続で雪崩による通行止めを余儀なくされた。相次ぐ被害を受け、沿線からは高規格化を求める声が高まる。雪崩対策を検証し、宮城、山形両県をつなぐ大動脈の課題を探る。(報道部・熊谷吉信、山形総局・長谷美龍蔵)

2138荷主研究者:2015/03/01(日) 12:04:10

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150223_15010.html
2015年02月23日月曜日 河北新報
<国道48号>横軸結ぶ最短ルート/(中)動脈 「土木の鬼」が往来実現

「48ライナー」に乗り込む通勤通学客。国道48号は山形県と仙台圏を結ぶ動脈だ=18日、東根市のJRさくらんぼ東根駅前

<1日400人を輸送>
 平日の午前7時。東根市のJRさくらんぼ東根駅前のバス停に、仙台市に通う会社員や学生が列をなす。

 山交バス(山形市)が運行する都市間バス「48ライナー」。国道48号経由で新庄市と仙台市を1日9往復し、1日平均約400人を運ぶ。東根からは1時間強の道のりだ。

 同社は、寒河江、天童両市と仙台市を結ぶバスも1日5往復運行。四釜英彦乗合課長は「山形市以北の住民にとって、48号は仙台に最も早く行ける大動脈」と強調する。

 48号は宮城、山形県境越えの関山街道として古くからにぎわった。冬季の往来を可能にした旧関山トンネル(1882年開通)は、当時の山形県令三島通庸が推進した。

 「スケールの大きい“土木の鬼”。関山街道も、太平洋と日本海を結ぶ横軸の一部という構想だったのだろう」。宮城地区郷土史探訪会(仙台市)の本間一夫顧問が三島を評価する。

 旧トンネル工事では開通前年、掘削用火薬の爆破事故で作業員22人が死亡した。本間氏は「全員が山形から来て、従事していた。山形側の熱意がうかがえる」とみる。

<利用客が18%減>
 街道は1953年に国道となる。68年に今の関山トンネルが開通すると交通量はさらに増えた。

 国の2010年道路センサスで、48号の県境付近の通行量は1日9019台と、同じ県境越えの山形自動車道の半分程度にすぎない。ただ山形県北から仙台に向かう場合、山形道を使えば遠回りになる。

 仙台市青葉区作並の区間で1月31日に起きた雪崩で、山交バスは3日間、都市間バスの2路線を山形道ルートで運行させた。到着は「30分前後遅れる」(同社)ため、利用客は不便を強いられる。昨年2月の雪崩で8日間、山形道ルートを使った際は、同月の利用客が前年比18%落ち込んだ。

<住宅開発が進行>
 48号は、仙台の都心部と西部の郊外を結ぶ幹線でもある。青葉山トンネルも含め市内の約13キロが4車線化され、286号沿線に比べ遅れていた住宅開発も近年急速に進む。

 青葉区愛子・錦ケ丘地区は2014年、東日本大震災前の09年比で人口が1.25倍に増えた。震災後、人口増が著しい市内でも伸びが際立つ。

 人口構成を年代別に見ると、0〜14歳が22.3%で全市平均の2倍近いウエートを占める。市は4月、新たに900人規模の錦ケ丘小を開校させ児童急増に対応する。

 住宅販売のセキスイハイム東北(仙台市)は愛子地区で宅地11区画を販売し、既に5区画が売れた。担当者は「自然環境と中心部へのアクセスの良さでファミリー層の関心が高い」と説明する。

2139荷主研究者:2015/03/01(日) 12:04:37

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150224_13009.html
2015年02月24日火曜日 河北新報
<国道48号>「高規格化」で温度差/(下)連携 費用負担仙台市及び腰

作並温泉で開かれた雪灯籠のイベント。行政をよそに民間レベルは交流が進む=15日、仙台市青葉区

<トンネルが必要>
 昨年2月、ことし1月と相次いだ国道48号の雪崩を受け、宮城、山形両県は19日、対策工事の一日も早い完了を求め国に要望活動を行った。

 山形側からは吉村美栄子知事、土田正剛東根市長、山本信治天童市長が上京。宮城側は県も仙台市も事務方で、議会開会中とはいえ温度差が浮き彫りになった。

 雪崩発生の以前から、山形側では48号の地域高規格道路への格上げを求める声があった。土田東根市長は「東北の地方創生を仙山圏がリードするには高規格化が絶対欠かせない」と言い切る。

 地域高規格道路は、国の第11次道路整備5カ年計画(1993年度)で事業化された。

 制限速度が時速60キロ以上の自動車専用道で、高速道路を補完する位置付け。48号を高規格化する場合は新たなトンネル建設を伴う可能性が大きく、事業費は数百億円規模になるとみられる。

<「復興」が最優先
 高規格化について東北地方整備局は「現時点では白紙」と語るにとどめる。国は98年以降、高規格化の前提となる候補路線と計画路線の指定を行っていない。

 仮に指定されても、実現には山形県と政令市の仙台市が事業費の3分の1を負担しなければならない。

 仙台市の八木裕一道路計画課長は「山形の熱意は十分理解するが、復興事業が最優先」と言う。宮城県幹部も「山形が観光面などで仙台と連携したいのは分かる。しかし、高規格化はハードルが相当高い」と消極的だ。

 東日本大震災で、48号は日本海側と太平洋側をつなぐ「命の道」の役割を担った。

 ただ、震災を教訓に日本海側とのアクセス向上に取り組む宮城県が県境越えルートで優先するのは、48号ではなく大崎-寒河江両市間の347号。今は冬季閉鎖するが、2016年度からの通年通行を目指すという。

<市民交流は進む>
 行政をよそに民間レベルは交流が進む。夏場は1カ月間に親子連れら約4万人が来場する東根市の屋外遊び場「ひがしね あそびあランド」。市の推計では、来場者の3割が主に48号を使って訪れる仙台市民だ。

 運営するNPO法人クリエイトひがしねの村山恵子事務局長は「津波被害の影響なのか、若林区から来る親子もいる。県は違うが、生活圏の一体感がある」と話す。

 雪崩発生現場に近い青葉区の作並温泉で14、15日、発光ダイオードの雪灯籠をともすイベントがあった。主催した市民団体「作並地区未来プロジェクト」の工藤秀也会長は仙山交流に熱心だ。

 20日には山形県内の企業関係者ら約10人が作並を訪れ、48号について意見交換した。「今までになかったこと。民間の連携を深めることが道路整備にもつながる」と工藤さんは提案する。

2140荷主研究者:2015/03/01(日) 12:07:44
>>2058-2059
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150225_12009.html
2015年02月25日水曜日 河北新報
ギャルからサブカルへ 仙台駅前西口ビル転換

アニメイト仙台など3店が移転オープンした1月24日、仙台駅前のペデストリアンデッキには入店待ちの客の列ができた

 仙台市青葉区のJR仙台駅西口の商業ビル「イービーンズ」が、15年ぶりにイメージチェンジした。テナントの主流をギャル向け衣料中心から、アニメや漫画といったサブカルチャー関連中心に転換。商業施設の新設、改装の動きが相次ぐ駅周辺で独自色を鮮明にした。他の商業施設は新たな客層を取り込む好機と捉え、動向を注視する。

<開店前に1000人>
 東北最大級の売り場面積を誇るアニメイト仙台など、イービーンズ周辺にあったアニメ関連専門店3店が1月24日、7、8階に入った。

 開店式典で、アニメイト(東京)の阪下実社長は「(駅から)雨にぬれずに来られる。イベントスペースも新設し、素晴らしい店と自負している」と話した。午前10時の開店に並んだ客は1000人。11時前には入店まで2、3時間待ちとなり、「初売り以外で、これほど並ぶのは珍しい」とビル関係者は驚いた。

 客の評判も「店が1カ所にあって、一日楽しめる」など、上々だ。

 今月3日には、8階にアニメとメニューを連動させるアニメイトカフェが開店。第1弾は仙台が舞台となったアニメ「ハイキュー!!」で、地元のファンを引きつける。

 イービーンズを運営するエンドーチェーンの担当者は「アニメや漫画への高い関心は無視できない。全体の売上高も伸びている」と明かす。

<周辺 動向注視>
 同社は周辺のアニメなど専門店に客が並ぶ動きを見て、路線変更を検討。ファッション関連商業施設の競争激化も考慮した。昨夏のアニメの催事が好評でかじを切った。

 昨秋、17年間入居していたジュンク堂書店仙台本店が閉店。1999年から中核を担ってきた渋谷系ファッションは主に2階に集めた。パソコンなど販売のソフマップ仙台駅前店が11月に出店し、流れを決定づけた。

 劇的な変化に周辺の商業施設は注目する。漫画やアニメ関連商品を扱う「文教堂JOY」が昨年10月、7階に入った仙台ロフトは、イービーンズに近い南側入り口の来店客が増えた。五十嵐和彦館長は「相乗効果で駅西口の活性化につなげたい」と歓迎する。

 イービーンズ北側には、パルコ新館が16年春の開業を予定。パルコ(東京)は「12月の地下鉄東西線開業を控え、中心地が仙台駅に動いている。どのような商品があれば支持されるかを検討中」と説明し、駅周辺全体の動きを注目する。

2141荷主研究者:2015/03/01(日) 12:09:45

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150225_15015.html
2015年02月25日水曜日 河北新報
石垣、市道、見聞館…仙台城跡周辺の復旧続々

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石垣の復旧工事について説明を聞く市民ら=22日、仙台市青葉区の仙台城本丸北西石垣

 仙台市で3月14日から開かれる国連防災世界会議を前に、東日本大震災で被災した国史跡の仙台城跡(青葉区)の石垣修復や施設改修工事が続々と完了する。107万都市仙台の礎と魅力を発信するため、参加者4万人の会議に間に合わせた。25日には、閉鎖されている市道仙台城跡線も4年ぶりに再開し、アクセスが良くなる。

 仙台城跡の石垣の復旧工事説明会が22日、市道仙台城跡線で開かれ、市民約400人が参加した。

 約2年半をかけて約6600個の石を積み直した旧跡について、仙台城史跡調査室の工藤哲司室長は「崩れた石一つ一つに番号を振り、被災前の写真と見比べて95パーセントは元の位置に戻せた。時間はかかったが、史跡にふさわしい工事になった」と振り返った。

 震災では、市博物館裏の清水門石垣や本丸北西石垣など6カ所が被災した。石垣脇を通る仙台城跡線も通行止めとなり、本丸跡の駐車場には迂回(うかい)路を使う必要があった。

 石垣復旧には、自然石を積み上げる「野面積み」と、加工石を重ねる「切石積み」をともに採用。石が砕けた箇所は、10年ほど前の北壁石垣の積み直し工事で余り、保管していた黒っぽい石などを用いた。

 市街地を一望できる本丸大広間跡も変わる。臨時休館中の観光案内施設「仙台城見聞館」が、展示物のリニューアルを終えて27日にオープンする。藩政を執り行っていた大広間跡の位置や各部屋の間取りを紹介するパネルやプレートの取り付け工事も、3月上旬にほぼ終える予定。

 市教委文化財課の吉岡恭平課長は「見どころを一つでも増やし、世界各地から訪れる人々に仙台の魅力を知って帰ってもらいたい」と話す。

 25日の市道仙台城跡線(延長980メートル)の再開は午前11時半から。

2142荷主研究者:2015/03/01(日) 12:10:50
>>2141
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150225_13047.html
2015年02月25日水曜日 河北新報
仙台城跡線4年ぶり再開通 震災で石垣崩落

石垣の復旧工事が終わり、通行止めが解除された市道仙台城跡線を走る車=25日午前11時40分ごろ、仙台市青葉区(写真は一部加工しています)

 東日本大震災で一部区間が通行止めとなっていた仙台市青葉区の市道仙台城跡線が25日午前、約4年ぶりに全線開通した。市中心部から、国史跡の仙台城本丸跡や太白区八木山地区へのアクセスが改善し、復興がまた一歩前へ進んだ。

 通行止めが解除された区間は、仙台城大手門跡隅櫓(すみやぐら)から市道青葉山亀岡線との接続部までの約980メートル。

 午前11時半に市職員がバリケードを撤去すると一般車両が市道を行き交った。市のPR集団「伊達武将隊」の3人も駆け付け、開通を祝った。

 友人らと一緒に市道を歩いた東北大4年の秋広尚斗さん(23)は「復興が進んでいることを実感できて感慨深い。通学もだいぶ楽になる」と話した。

 震災で、市道に面した石垣が各所で崩落。市は石垣の復旧工事を今月半ばまでに終え、車道を一部拡幅した上で通行止めを解除した。市道と石垣の復旧費用は約13億円。

 観光シーズン(4〜10月)の土日曜、祝日の日中は震災前と同様、八木山方面へ向かう一方通行となる。

2143荷主研究者:2015/03/01(日) 12:11:15

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150225_11037.html
2015年02月25日水曜日 河北新報
青葉通ケヤキ復活へ 仙台市、若木を順次植栽

中央分離帯に植えられたケヤキの若木

 仙台市は23日深夜、青葉区の青葉通で、市地下鉄東西線建設工事に伴って2008年に撤去したケヤキ44本に代わり、樹齢の若いケヤキを植える作業を始めた。植栽スペースを確保できた39本を順次植え、街路樹の復活に取り組む。

 本年度の植栽は、27日にかけて東西線大町西公園駅付近で実施。車線の一部を夜間交通規制し、樹齢約20年のケヤキ(幹回り約60センチ、高さ約9メートル)13本を植える。残り26本は新年度以降に植樹する。

 初日は、作業員らが重機やクレーンを使って12〜15メートル間隔に4本を植えた。ケヤキは、運搬可能な最大級のサイズを福島、茨城両県内の業者から12本を購入したほか、市に寄付された1本を活用した。事業費は約3200万円。

 市北道路建設課の石戸寿一課長は「東西線とともに、今後の仙台発展のシンボルとして丈夫に育ってほしい」と語った。水や空気の通りをよくする措置を講じ、生育環境の改善にも取り組む。

2144荷主研究者:2015/03/01(日) 12:12:38

http://yamagata-np.jp/news/201502/25/kj_2015022500504.php
2015年02月25日08:19 山形新聞
仙山線、雪塊衝突で連日のダイヤ乱れ 利用者ため息、JR側は迅速復旧に力

 JR仙山線で列車が雪の塊に衝突し、点検作業などによる遅れや運休が23、24の両日、続けて発生した。山間部を走る同路線は雪の影響を受けやすいが、通学や通勤で1日平均約9千人が利用する大動脈。JRは危険箇所の事前把握に力を入れるなど対策を講じているが、連日のダイヤの乱れに利用者からは「またか」とため息が漏れ、対策強化を求める声が聞かれた。

 JR東日本仙台支社などによると、24日は午後1時35分ごろ、県境付近の仙台市側で、上り普通列車が直径約70センチの雪の塊にぶつかり、緊急停車した。計約60人の乗客にけがはなかった。上下4本が運休し、影響人員は約1400人に上った。23日は面白山高原―高瀬間で同様のトラブルが発生。両日とも雪は山の斜面や線路脇から落ちたとみられ、運転士が気付いてブレーキを掛けたが間に合わなかった。

 今冬は降雪量が多い一方で気温の高い日が続き、斜面などの雪が崩れやすくなっている。仙山線は特に山間部で沿線に道路のない区間があり、落雪などで線路の除雪が必要になると、土木関係の係員が到着するまで乗客は足止めを強いられる。

 例年発生する雪の影響を受け、JRは列車に係員を乗せ、沿線の雪の状態を随時、確認。雪が崩れそうな状態となっている危険箇所があれば運転を見合わせ、除雪するなどしている。24日は、衝突した列車に乗っていた係員が発生後すぐに作業し、約30分で運転を再開した。

 雪との衝突が絶えないことについて、JR仙台支社広報室は「山間部は広範囲。いつ、どこから雪が落ちてくるのか見極めることは難しく、悩ましい」と困惑する。まずは、添乗している除雪担当係員の態勢を強化するなど発生後の迅速な復旧に力を入れる考えという。

 常に利用する乗客の反応は複雑だ。通勤で利用する山形市内の会社員男性(53)は「列車が遅れていないか毎朝不安になりながら駅に向かう」と嘆く。仙台市内の短期大学に通う女性(19)=山形市=は「定期券があるのにバスに乗り換えるのは納得できない。遅れない対策をしてほしい」と訴えた。通学に使う高等専門学校2年の男性(17)=同=は昨年12月、倒木の影響で立ち往生した列車にも乗っていた。「自然災害だから仕方ないとは思うが、影響を最小限に食い止める対策をしてほしい」と強調した。

2145荷主研究者:2015/03/01(日) 12:14:06
>>2100
http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2015/02/25 建設新聞
仙台駅東口・ヨドバシカメラ
仙台第1ビルの建設 大成建設で基本設計 3棟延べ約10万㎡、16年3月開店めざす

 ヨドバシカメラ(東京都新宿区北新宿3の20の1 藤沢昭和代表取締役)は、仙台駅東口にヨドバシ仙台第1ビルの建設を計画しており、大成建設に基本設計を委託している。

 計画によると、仙台市宮城野区榴岡1の2の10ほか地内の約1万5500㎡を対象に、商業施設や駐車場から構成される3棟延べ約10㎡の大規模建築物を建設するもの。各施設の規模は店舗A棟が地下2階地上8F延べ約7万5000㎡、店舗B棟が14F延べ約1万6300㎡、駐車場棟が8F延べ約9700㎡となっている。

 施設内部は、店舗A棟が地上1階〜4階をヨドバシカメラ店舗、地下1階と地上5階をテナント店舗、地下2階と地上6〜8階が駐車場。店舗B棟がテナント店舗を予定している。駐車台数は現在も使用している旧店舗南側の既存立体駐車で約733台、店舗A棟と駐車場棟で約800台の合計約1553台分を確保する。

 計画地の東側に位置する既存のヨドバシ仙台第2ビルとは、新たに整備する駅前ペデストリアンデッキで接続する。さらに、新店舗と仙台第2ビルは地下通路で接続し仙台第2ビルを経由して東八番丁通りへの出入口を確保する。東七番丁通り沿いには、公共交通機能(バスプール)を整備する予定。

 また、建設用地の容積率が計画延べ面積と異なり、計画通りの建設が困難となっていたことから音楽ホールなどの「社会貢献施設」をビル内に整備し容積率を緩和することを計画。昨年12月に仙台市が地下鉄東西線の沿線開発を促す都市計画提案募集制度に基づき緩和を認める考えを示した。

 今後のスケジュールは、容積率の緩和に向け都市計画変更の協議を進めるとともに、3月まで環境影響評価を実施するなど着工に向けた準備を進め、2016年3月の竣工・開店をめざしている。

2015/02/25付一面に掲載。

2146荷主研究者:2015/03/01(日) 12:15:17
>>2110
http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2015/02/27 建設新聞
宮城県富谷町・コストコ
富谷倉庫店の出店計画を宮城県に届け出 約1万5000㎡で計画・16年4月の開業へ

 米国系の会員制量販店「コストコ」を展開するコストコホールセールジャパン(神奈川県川崎市川崎区)は、宮城県富谷町に「コストコホールセール富谷倉庫店」(仮称)の出店に向け、宮城県条例の特定大規模集客施設の立地誘導に基づく届け出を行った。

 同条例は延べ床面積が1万㎡以上もしくは店舗面積が6000㎡を超える商業施設の立地に際して、適正な商業立地とバランスのあるまちづくりを実現するため、事前に出店計画書などの提出を求めたもの。

 建設用地は富谷町字北沢24の1ほか地内で、今年12月末の完了を目指し昨年10月に着工した高屋敷土地区画整理事業内の敷地9万1131.99㎡。国道4号に隣接し仙台北部道路の富谷ICにも程近い交通至便な場所で、既存店舗の空白地域であることを理由に同地区を選定。商圏範囲はおおむね半径10㎞としている。

 出店計画によると、施設規模は店舗がS1F延べ約1万4100㎡(店舗面積9983㎡)、フードコート約300㎡、ガソリンスタンド約340㎡の合計1万4740㎡で、駐車場台数は773台、一日当たりの利用者数は約9500人を見込んでいる。

 今後は届け出内容の縦覧期間などを経て今年8月の着工、2016年4月15日の営業開始を目指すとしている。

 コストコは現在、9カ国で670店舗を展開しており、国内には20店を開店。東北6県では今年7月、山形県上山市にオープン予定の店舗が東北1号店で、富谷店は東北2号店となる見込みで、将来的には東北各県に店舗を設ける考えだ。

2015/02/27付一面に掲載。

2147荷主研究者:2015/03/01(日) 13:48:34
>>2127
>泉中央駅(泉区)から富谷町までのライトレール(次世代型路面電車)設置を掲げて
LRTだったのか…。仙台市中心部まで行くには地下鉄に乗り換えが必要になると利便性が損なわれると思うのだが、ただ想像される需要を考えるとLRTぐらいが順当かねぇ。むしろかつて三菱地所が構想した北四番丁大衡線を活用した泉パークタウンまでのLRT構想を富谷町まで延長する方が面白いかも(笑)

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150227_11049.html
2015年02月27日金曜日 河北新報
「地下鉄延長」実現できるの?富谷町長の公約めぐり質疑

 仙台市議会2月定例会の予算等審査特別委員会で26日、市地下鉄南北線泉中央駅(泉区)から富谷町までのライトレール(次世代型路面電車)設置を掲げて当選した若生裕俊町長の公約をめぐる質疑があった。降って湧いたような話に加え、いまだ町から相談はなく、市側の困惑した答弁が目立った。

 木村勝好氏(市民フォーラム仙台)が質問した。構想実現には、市内でも線路敷設が必要になり、費用を負担する可能性が出てくる。小島博仁都市整備局長は「町が事業主体や費用負担などを、どう考えているのかを知りたい」と述べた。

 木村氏が「町から話は聞くが、協力できない場合は協力できないというスタンスか」とただすと、小島局長は「議員と同じ考えだ」と同調した。

 奥山恵美子市長は「まずは町が議論する問題だが、われわれはライトレールが市内を走行することを想定していない。きちんと研究し、知見を蓄える必要がある」と、もしもに備える考えを示した。

2148荷主研究者:2015/03/01(日) 13:57:13

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150225_62012.html
2015年02月25日水曜日 河北新報
<常磐道3・1全通>企業、広域展開の好機/(上)交流拡大 販促へ海外も視野

3月1日に開通する常磐道の常磐富岡-浪江IC間。計画から約半世紀、全線がつながる

 東北南部の太平洋沿岸と首都圏が一本の道で結ばれる。常磐自動車道が3月1日、三郷ジャンクション(埼玉県)-亘理インターチェンジ(IC、宮城県)間約300キロの全線で開通する。計画から約半世紀を経て実現する沿岸の大動脈。東日本大震災の被災地の企業や住民が期待感を抱く一方、福島第1原発事故の影響は色濃く残る。全線開通前の現状を追った。(南相馬支局・大場隆由、報道部・布施谷吉一、亘理支局・原口靖志)

 宮城県沿岸南部の被災地企業に、販路拡大の好機が訪れる。

 福島県境に接し、特産イチゴの栽培ハウスが広がる宮城県山元町。農業生産法人GRAは、仙台や東京の百貨店、仙台空港などで、大きさや糖度の基準を満たした「ミガキイチゴ」といった地域ブランド販売を手掛ける。次の一手は海外輸出。鍵を握るのが常磐道だ。

<完熟のまま>
 岩佐大輝代表(37)は「日本のイチゴは海外で評価が高い。シェア拡大は可能だ」と青写真を描く。常磐道開通後は近くのICから成田空港に運ぶ。照準は香港や台湾、中東の富裕層。「完熟のまま海外の消費者に届く」と開通効果を挙げる。

 東北と関東に事業所を置く企業の期待は高い。

 車用品販売店イエローハットを運営するホットマン(仙台市)は茨城県に15店舗を持つ。冬の需要期に不足する商品を仙台から運ぶケースもある。東北道と磐越道を経由する場合に比べ、30分以上早く店に着く。

 伊藤信幸社長(65)は「時間に余裕ができ、ガソリン代も浮く」と利点を語る。昨年2月の大雪で宮城、福島県境の東北道が通行止めとなり、並行する国道4号が大渋滞した。「物流はストップできない」と伊藤社長。代替機能が果たせる大動脈の完成を歓迎する。

 宮城県丸森町を第2の拠点と位置付ける鋼材加工業メルコジャパン(茨城県日立市)。液晶、有機エレクトロルミネッセンス(EL)などの関連部品を製造する。航空機部品などの工場を今秋、山元町に新設する。2016年度開設予定の坂元スマートICに近い。

 納入先は首都圏や九州と広範囲にわたる。栗田鋼二社長(47)は「景気上向きによる納期短縮に対応できる。東北の企業とも連携したい」と広域の事業展開を見据える。

<仙台に流入>
 昨年12月6日の浪江-山元IC間開通で、仙台圏と浜通りの交流は活発化した。東日本高速道路によると、常磐道の既設区間の通行量は20〜27%増えた。全線開通を機に、仙台圏の商業施設や観光施設への流入が加速すると見る向きは多い。

 JTB東北(仙台市)の担当者は、仙台市の仙台港背後地に7月開業する仙台うみの杜水族館に注目。いわき市のアクアマリンふくしまなどとの相乗効果を期待する。

 「全国的な知名度を誇る観光施設が少ない東北は複数施設の連携が欠かせない」と強調した。

2149荷主研究者:2015/03/01(日) 13:57:51

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150226_63009.html
2015年02月26日木曜日 河北新報
<常磐道3・1全通>避難者帰還に期待/(中)復興加速 観光地は誘客全力

21日に開業した南相馬鹿島SA。沿線自治体は交流人口の増加が復興につながると期待する=南相馬市鹿島区

 東京電力福島第1原発事故で、全町避難が続く福島県浪江町。町内で事業を再開した建築用木毛セメント板製造の日化ボード社長、朝田英信さん(65)は常磐自動車道の全線開通を歓迎する。

<時間を短縮>
 従業員11人。朝田さんら5人が避難先のいわき市から常磐道を使って通勤する。片道約1時間10分。常磐富岡-浪江インターチェンジ(IC)間14.3キロの開通でさらに時間短縮が見込める。

 工場の生産量は原発事故前の半分程度まで回復した。製品は、北は岩手県から南は関東方面に出荷する。朝田さんは「通勤でも、仕事でも全線開通のメリットは大きい」と話す。

 いわき市内に避難する浪江町民は2726人(1月末現在)。福島県内では福島市の3457人に次ぐ。関東地方1都6県の避難者は4000人を超える。「全線開通で一時帰宅しやすくなる住民が増える。帰還を目指す人が増えてくれればいい」と朝田さんは願う。

 沿線は観光地の復興も目指す。

 東日本大震災で被災した、いわき市の水族館「アクアマリンふくしま」。原発事故後の交通アクセスの不便さや風評が相まって、来館者は事故前に及ばない。13年度は事故前の69%、59万7000人にとどまる。宮城県からの来館者は全体の約2割。同館は「アクセスの改善で、宮城方面を中心に来館者が増えてほしい」と熱い視線を送る。

 相馬野馬追のメーン会場となる南相馬市は交流人口の増加に期待する。市内に福島県内唯一の常磐道サービスエリア(SA)が整備され、物販観光施設「セデッテかしま」が4月下旬に開業する。市観光交流課は「相乗効果で野馬追の来場者を原発事故前の20万人台に戻したい」と意気込む。

<流出が心配>
 復興への期待が高まる一方、「ストロー化」の懸念も広がる。

 二つのICができた南相馬市内の婦人服店経営者は「もう影響が出ている」と表情を曇らせる。

 原発事故の影響で顧客を失い、売り上げは事故前の6割ほど。値の張るスーツは昨年12月から出なくなり、前年実績の3〜4割減った。常磐道の仙台方面との直結が影響しているとみている。

 「仕事が終わってからでも名取や仙台方面で買い物ができる。それが日常になりつつある。うちのような店は厳しい」

 作業員の流入で「復興バブル」といわれる街で、変化は出始めている。

2150荷主研究者:2015/03/01(日) 13:58:16

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150227_63023.html
2015年02月27日金曜日 河北新報
<常磐道3・1全通>ためらうバス業界/(下)放射能の影 安心確立なお時間

事故車両からの救出訓練。高線量地帯では迅速な退避が求められる=17日、福島県大熊町

 昨年12月の常磐自動車道相馬-山元インターチェンジ(IC)間の開通後、南相馬市と仙台市を1日4往復する高速バスの直行便は利用客が増え、1月は約3700人と2、3往復だった前年の約2.5倍になった。だが、運行する東北アクセス(南相馬市)は、全線開通で直結するいわき市方面の運行には慎重な姿勢を崩さない。

 南相馬周辺は関東方面からの作業員も多く、いわき方面への潜在需要は高いとみられるが、遠藤竜太郎社長(50)は「被ばくが課題」と新路線開設に踏み切れない理由を説明する。「事故時の乗客への対応はもちろん、何度も行き来する運転手への影響も無視できない」

<「遠回りを」>
 最終開通区間の常磐富岡-浪江IC間(14.3キロ)は、福島第1原発事故の帰還困難区域を通り、常磐道の中で最も空間放射線量が高い。空間線量は最高地点で毎時約5.5マイクロシーベルト。短時間の通過による影響は限定的とされるが、住宅地であれば年間20ミリシーベルト以上の被ばくが想定される値だ。

 東北道と磐越道を経由し、1日8往復する高速バスのいわき-仙台線。常磐道に乗れば40キロほど距離を短縮できるが、利用を計画していない。

 利用客からは「近い方がいい」と常磐道ルートを支持する声の一方で、「線量が高い場所があるので遠回りでもいい」と不安も聞かれる。同路線をジェイアールバス東北(仙台市)と共同運行する新常磐交通(いわき市)は「輸送の安全確保を検討している段階」と説明。当面、現行ルートで運行を続ける方針だ。

 福島県内の常磐道は、福島第1原発がある大熊、双葉両町に建設される中間貯蔵施設への除染廃棄物の輸送ルートにもなる。近く試験輸送が始まる予定だが、本格化すれば大型ダンプが1日1500台以上通行する見込みだ。

<効果不透明>
 こうした状況から、旅行業界も全線開通を歓迎しつつも、企画商品の販売に二の足を踏む。地元旅行会社の幹部は「現時点では常磐道を使う商品を販売しにくい。東北道を使うケースが多いだろう」と話す。

 東日本高速道路がかつて想定した常磐道常磐富岡-山元IC間の交通量は、1日7000〜5000台。昨年12月の2区間開通後の実績は1日8000〜2300台と近似するが、避難者の利用や工事車両が多く、原発事故前と様相は異なる。

 「東北の復興の起爆剤にしたい」と、安倍晋三首相が全線開通を急がせた常磐道。多方面に全通効果が表れ、被災地の再生をけん引できるかどうか。道のりは平たんではない。

2151荷主研究者:2015/03/01(日) 14:06:25

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150228_11049.html
2015年02月28日土曜日 河北新報
仙台市営バス、新路線を運行 被災者の利便性向上

 仙台市交通局は新年度、災害公営住宅の利便性向上を図るため、ともに宮城野区のJR仙石線小鶴新田駅と陸前高砂駅を結ぶ路線バスを新設する。

 バスは「宮城野高校入口」や災害公営住宅(176戸)のある「田子西市営住宅前」「高砂市民センター前」などを経由して両駅間を結ぶ。

 平日は10往復運行し、朝夕は1時間に約1本走らせる。休日は小鶴新田発5便、陸前高砂発6便を運行する。

 ともに泉区の市地下鉄泉中央駅といずみ墓園を結ぶ路線バスは、墓園内の区画拡大に応じて経路を変更する。

 日曜と祝日、盆、彼岸に1日2往復運行する運行形態は現行のままで変わらない。

2152荷主研究者:2015/03/01(日) 14:09:09

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150228_11008.html
2015年02月28日土曜日 河北新報
宮城県人口3年ぶり減 津波被災地で顕著

://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20150227030jc.jpg

 県が27日発表した県内の推計人口年報(2014年10月1日現在)によると、総人口は232万7993(男113万3881、女119万4112)となり、この1年間で150人減った。東日本大震災で激減した県内人口はここ2年回復基調にあったが、3年ぶりに減少に転じた。

 市町村の増減率は高い順位にそれぞれ表の通り。減少したのは35市町村のうち津波被災地を中心に24市町に上った。減少率は高い順に女川町5.69%(418人)、南三陸町3.73%(538人)、山元町3.03%(399人)だった。

 増加は11市町村で、増加率の最高は大和町の2.21%(594人)。名取市2.20%(1635人)、大衡村1.65%(91人)と続いた。

 減少数が最大だったのは栗原市で1120人(1.56%)、次いで石巻市の954人(0.65%)だった。これに対して仙台市は4731人(0.44%)増となり、県内で最も増えた。

 人口動態は自然増減が4497人の減少(出生1万8099人、死亡2万2596人)。社会増減は4347人の増加(転入11万7394人、転出11万3047人)となった。

2154荷主研究者:2015/03/01(日) 15:29:09
>>2118
JR東日本仙台支社 2015年5月ダイヤ改正について
http://www.jr-sendai.com/wp-content/uploads/2015/02/201505daiyakaisei.pdf

特別快速は塩釜、高城町、矢本の3駅停車で52分かー。例えば1994年12月の時刻表を見ると、仙石線の休日に1日1往復走っていた仙台〜石巻間ノンストップの特別快速の所要時間が44〜45分なので、52分というのはちょっと遅い気がする。50分は切って欲しかったところ。
また特別快速は仙台発が午前9時、石巻発が午後8時ということは、仙台⇒石巻に所用のある需要を見込んでいるわけで意外。逆の石巻から仙台へ通勤するための需要の方が少ないのかねぇ。また高城町で仙石東北ラインと仙石線の乗り換えをスムーズにできるようにしないと、石巻方面⇔本塩釜・多賀城方面が不便になる懸念がある。
一方、宮城野原など快速通過駅は午前中など快速通過時間帯に運転間隔が30分程度空いてしまうことがあったが、それが普通列車化されて解消されるのは朗報だろう。

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150227_13026.html
2015年02月27日金曜日 河北新報
<JR東>仙台-石巻間上下66本、最速は52分

 JR東日本仙台支社は26日、東日本大震災で被災した仙石線の5月30日の全線運転再開に合わせたダイヤ改正を発表した。あおば通-石巻間(49.0キロ)を運転する普通列車と、東北線経由で仙台-石巻間(47.2キロ)を走る「仙石東北ライン」を上下計66本運行。仙石東北ラインは特別快速、快速列車限定で、特別快速は同区間を震災前より11分短い52分で結ぶ。

 仙石東北ラインは午前6時台〜午後8時台に1時間上下各1本、計28本を運行。仙石線松島海岸-高城町間と東北線塩釜-松島間に設ける約300メートルの接続線を使う。仙台-塩釜間は東北線に乗り入れる。

 特別快速は2本で、仙台発が午前9時台、石巻発が午後8時台を予定している。停車駅は塩釜、高城町、矢本の3駅。残る26本は東北線で塩釜以外を通過し野蒜-石巻間で鹿妻、東矢本を通過する快速(58分)と、東北線の各駅に停車する快速(1時間3分)を各13本運行する。

 仙石線あおば通-石巻間を運転する普通列車は38本。あおば通-高城町間は、現行の快速を全て普通列車に変更する。

 運賃は仙石線、仙石東北ラインとも、あおば通、仙台-石巻間840円。仙石東北ラインはディーゼルエンジンと電気モーターを組み合わせたハイブリッド型車両を導入する。主に4両編成(定員524人)で運行する。

 松木茂仙台支社長は26日の定例記者会見で「早く目的地に着きたい乗客と仙台近郊の乗客に合わせ、機能的に使い分けたダイヤ。新しい輸送サービスとして利用してほしい」と意義を語る。

2155荷主研究者:2015/03/08(日) 12:32:37
>>2129
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720150224eaam.html
2015年02月24日 日刊工業新聞
東北大学、ベンチャーキャピタル設立-社長に元ダイセル取締役の八浪氏

 東北大学は23日、同大100%子会社のベンチャーキャピタル(VC)「東北大学ベンチャーパートナーズ」を設立した。社長に就いたのは元ダイセル取締役の八浪(やなみ)哲二氏で、資本金は3000万円。東北大が強みを持つ材料、エレクトロニクスと医薬・医療分野のベンチャー事業を支援する。

 VC出資の認可を20日に文部科学省から受け、東北大片平キャンパス(仙台市青葉区)内に本社を置く。八浪社長はダイセルで研究開発や財務を担当し、ダイセルの金融子会社で社長を務めた経験もある。社外取締役は3人で、東北大からは元ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント社長の土岐大介特任教授が就任した。監査役は2人。

 同社は東北大発の技術を使ったVBの設立支援・投資を手がけ、これまで手薄だった試作品作製も後押しする。グローバルビジネスと同時に、東北・北海道エリアでの研究開発・産業化を重視していく。今後、文科省の認可を経てファンドを組成する計画。

2156荷主研究者:2015/03/08(日) 12:45:50

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150303_11040.html
2015年03月03日火曜日 河北新報
広域防災拠点整備用地取得、今月中に覚書

 村井嘉浩知事は2日、仙台市宮城野区の宮城野原総合運動公園一帯に整備する広域防災拠点をめぐり、仙台貨物ターミナル駅約17ヘクタールの用地取得に向け、JR貨物と今月中に覚書を交わす方針を明らかにした。

 県議会2月定例会の一般質問で、村井知事は「2015年度中に土地売買契約を結び、施設配置計画を策定する」と答弁。県は15年度一般会計当初予算案に用地取得費約50億円を計上、現地調査を本格化させる。

 ターミナル駅移転候補地の宮城野区岩切地区でJR貨物が実施中の環境影響評価について、遠藤信哉土木部長は「これまで問題は確認されていない。駅周辺の道路や水路の設計も進んでいる」と説明した。

 東北電力女川原発の過酷事故を想定した避難計画も議論された。隣県との事前調整について佐野好昭環境生活部長は「避難先は基本的に県内自治体。高線量域を確認し、必要があれば他県にお願いする」との認識を示した。

 質問したのは岸田清実(社民党県議団)、中沢幸男、石川利一(自民党・県民会議)、遊佐美由紀(改革みやぎ)の4氏。

2157荷主研究者:2015/03/08(日) 12:48:02

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150303_13012.html
2015年03月03日火曜日 河北新報
<三陸道>松島北-鳴瀬奥松島30日に4車線

 宮城県道路公社は、三陸自動車道の松島北-鳴瀬奥松島インターチェンジ(IC)間(6.8キロ)を30日午前6時に4車線化する方針を固めた。同区間の4車線化工事は公社が事業費約50億円を投じ、東日本大震災後の2012年8月に着手していた。29日、鳴瀬奥松島ICで完成式典を行う。

 利府中-鳴瀬奥松島IC間の14年の通行量は1日平均約2万3900台。震災前の10年に比べ1.4倍に増えた。4車線化で、復興関連車両などによる朝夕の渋滞緩和が期待される。

 三陸道の仙台港北-桃生豊里IC間(52.6キロ)の4車線化は00年度に始まった。県道路公社と東北地方整備局がそれぞれの管理区間で工事を進めている。

 既に利府中-松島海岸IC間が12年7月、松島海岸-松島北IC間が14年3月に4車線化された。仙台港北-利府中IC間、石巻北(新設)-桃生豊里IC間は15年度中に完成の予定。

 鳴瀬奥松島-石巻北IC間は当初、3月の4車線化を予定していたが、工事の遅れで完成は15年度中の見通し。石巻北ICの利用開始は10月にずれ込む。

2158荷主研究者:2015/03/08(日) 12:52:42

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2015/03/03 建設新聞
泉区泉中央・住友商事
泉中央78街区店舗棟の新築 約1.3万㎡・鹿島の設計・施工

 住友商事(東京都中央区晴海1の8の11)は仙台市泉区泉中央に「泉中央78街区店舗棟」(仮称)の新築を計画しており、鹿島の設計・施工で今年5月の着工をめざしている。

 建設用地は仙台市泉区泉中央1の6の3ほか地内で、イトーヨーカドーアリオ仙台泉店の西側の用地5496.19㎡。先に泉中央78街区計画として医療施設の建設計画を明らかにした南側隣接地で、以前から開発計画に注目を集めていた。

 計画によると、S・B1/5F延べ1万3148.2㎡の店舗および駐車場を新築するもので、今後は入居テナントとの契約を結ぶなどの準備作業を進め、2015年5月初めの着工、16年9月末の完成をめざすとしている。

2015/03/03付一面に掲載。

2159荷主研究者:2015/03/08(日) 12:53:13

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2015/03/04 建設新聞
野村不動産仙台支店・ワールドアイシティ
大型分譲マンション・あすと長町中央公園計画 免震24F約4万㎡、345戸 創建設計で実施案

 野村不動産仙台支店(仙台市青葉区中央1の2の3 井本登啓支店長)とワールドアイシティ(仙台市青葉区一番町2の4の1 米川淳社長)は、共同事業で仙台市太白区に大型分譲マンション開発事業となる「あすと長町中央公園計画」(仮称)の建設を計画しており、創建設計で実施案の作成を進めている。

 建設場所は、あすと長町大通線沿いに位置し、南側はあすと長町中央公園に面する太白区あすと長町4の3の9地内で、敷地面積は5634.52㎡。

 建設する施設は、免震構造を採用したRC24F延べ3万9473.56㎡、総戸数345戸規模の大型分譲マンションとなる。

 着工は9月初め、完成は2017年12月中旬をそれぞれ予定している。

2015/03/04付一面に掲載。

2160とはずがたり:2015/03/09(月) 11:10:31
「造成地減は被災者切り捨て」 復興財源めぐり知事
http://news.goo.ne.jp/article/iwate/region/iwate-31145840.html
岩手日報2015年3月5日(木)14:12

 達増知事は4日の定例記者会見で、集中復興期間後の財源措置をめぐり竹下亘復興相が3日の報道各社のインタビューで「全て続けるのは難しい」と地方負担に言及したことについて「わずかな割合でも大きな負担になり、被災県を財政危機に陥らせる。基本的に今の仕組みを継続してほしい」と強く求めた。
 達増知事は竹下復興相が高台造成地などの過剰整備に懸念を示したことを念頭に「建設費高騰で持ち家再建を迷っている場合に対し、『再建しない』と判断して造成地を減らせば被災者の切り捨てになる」と指摘した。
 その上で「むしろ再建がなぜ進まないのか問題を解決すべきだ。『そろそろ地方負担を増やすころだろう』みたいな現場の実態を見ない議論はやめてほしい」と注文した。

2161とはずがたり:2015/03/09(月) 11:11:10

朝日でも人口流出の話しはあった。傾向として地方からの人口流出=過疎化の進展がある訳であれだけの生活破壊があればそれが早まるのは当然で,人口流出(過疎の進展)を前提として考えるべきだ。

<大震災4年>よその自治体で自宅再建23% 続く人口流出
毎日新聞2015年3月8日(日)22:52
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20150309k0000m040104000c.html

 東日本大震災で自宅を失った被災者の住宅再建先を集計している宮城、岩手、福島の20市町村で、少なくとも計4865世帯が別の自治体に転居したことが毎日新聞の調査で分かった。自宅を既に再建した世帯の23%を占め、自宅を失った世帯の10%に当たる。昨年も集計していた15市町村では1年前に比べ、転出の割合が2ポイント増加しており、被災地からの人口流出に歯止めがかからない実態が浮かび上がった。

 毎日新聞は今年1〜2月、津波被害の大きい被災3県の市町村(福島県の全町避難自治体は除く)を対象にアンケートを実施。国の被災者生活再建支援法に基づき、全半壊した自宅を解体した住民は基礎支援金(最高100万円)を、避難生活を終えて住宅を購入・補修・賃貸する際には加算支援金(同200万円)を元の自治体に申請できるため、加算支援金申請件数と、そのうち別の自治体での再建を申請した世帯数を尋ね、人口流出の実態を探った。

 今年、加算支援金申請者の住宅再建先を集計していたのは、岩手11市町村▽宮城7市町▽福島2市町--の計20市町村。基礎支援金を申請したのは計4万7849世帯で、加算金も申請したのは計2万927世帯だった。うち4865世帯が別の自治体に移っていた。仙台市や宮城県石巻市など流入も多い都市部の自治体は集計していなかった。

 別の自治体での再建を選択した世帯の割合が最も高かったのは、宮城県女川町の73%で、同県南三陸町の49%が続く。いずれも町全体が被災した地域で、かさ上げや宅地整備の遅れなどが人口流出につながっているとみられる。

 一方、昨年と比較できる15市町村では、加算支援金申請件数は2割増の1万4963世帯。別の自治体で再建した被災者の割合は、昨年の22%(2690世帯)から、今年は24%(3540世帯)に増加していた。【金森崇之】

2162とはずがたり:2015/03/09(月) 11:12:04

復興事業、続く職員不足=土木、建築など270人―民間と奪い合いも・50市町村
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-150304X153.html
時事通信2015年3月4日(水)14:41

 東日本大震災の被災自治体で、復旧・復興の業務を担う職員の不足が続いている。岩手、宮城、福島3県の50市町村では、足りない職員が2月1日時点で計277人に上る。その内訳は、事務職の割合が4割で、残り6割を土木職や建築職などが占める。景気が回復基調にあることで民間企業と人材を奪い合ったり、公共事業の増大に伴う全国的な人材不足が影響したりしているとみられる。

 50市町村で復興業務に必要な職員数は計2653人。このうち、他の自治体や民間企業からの応援で1827人、任期付き職員などの採用で549人を確保したが、依然として全体の1割が足らない状態だ。宮城県の不足数が最も大きく、必要人数のうち219人が確保できていない。

 職種別の不足数は、一般事務職が106人。残りの171人は一定の資格が必要な技術系職員だ。港湾・河川復旧事業や災害公営住宅整備に必要な土木や建築職の他、避難生活が長引く被災者の健康ケアなどのため保健師が必要な自治体もある。資格が必要な専門職員の不足は、復興の足かせになっている。

 被災自治体では、膨大な業務が予定されており、専門的な知識や経験、ノウハウを持つ他の自治体の支援が不可欠だ。各市町村は、総務省を通じた全国の自治体からの応援や、姉妹自治体の縁なども頼って派遣を要請している。

 しかし派遣元も、職員の定数削減などで余裕がない自治体が多い。さらに、土木職や建築職については、このところの公共事業の増加が追い打ちとなっている。

 職員不足が深刻な自治体の一つである宮城県石巻市は、市長らが各地の市長会や町村会に支援継続を依頼したり、民間企業からの派遣の受け入れを行ったりしてきたが、「派遣元自治体で派遣をやめるというところも出ている」と話す。また、技術系職員の任期付き採用も、民間との競合などの影響で「思ったほど集まらない」と実情を打ち明ける。

 2015年度は政府の「集中復興期間」の最終年度に当たり、復旧・復興に向けた作業もピークを迎える。宮城県市町村課は「何とか支援を継続してもらえるようお願いしたい」と訴えている。

2163とはずがたり:2015/03/09(月) 11:19:53

100%国負担はコスト意識が無くなるから原理的には絶対に避けるべきである。一方で被災地の災難は日本国民として分かち合うべきである。自由裁量で使えるカネ増やして総額を減らすと地域が自分で考えて復興に使うであろう。巨大インフラは三陸道とそれを東北道に結ぶ何本かの高規格道路の完成でお仕舞いにしてあとは自主性に任せればよい。いいプランが出てきたら被災地で共有すればいいし国もそこにカネを出せば良い。
今の陳情型の体制ではダメだね。被災地に限ったことではないけど。

「市町村も県も自立を」 地方負担、竹下復興相が見解
http://news.goo.ne.jp/article/iwate/region/iwate-31166669.html
岩手日報2015年3月7日(土)14:37

 【東京支社】竹下亘復興相は6日の記者会見で、東日本大震災の集中復興期間が終了する2016年度以降の復興事業に関し地方負担の導入を検討する意向をあらためて示した。国費による全額負担の継続について「全て国に委ねる姿勢でいいのか。市町村も県も自立してもらわなければならない」と述べ、復興事業の内容や復興の進み具合、被災自治体の財政力を踏まえて慎重に議論を進める構えだ。
 土地の造成や公営住宅、堤防建設など「復興本体に関わる部分は、これまで通り国が全面的にやらないといけない」とした上で、「異例中の異例の措置として10分の10(国費による全額負担)を継続してきた。本当にそれでいいのか」と現行の仕組みに重ねて疑問を呈した。
 達増知事が4日の記者会見で「被災県を財政危機に陥らせる」と地方負担の導入に懸念を示したことに関しては「さまざまな反応があったのは事実。それはそれでいいと思う。これから議論したい」と語った。
 政府は11〜15年度の集中復興期間に総額26兆円超の復興予算を確保し、被災自治体を支援してきた。復興交付金やグループ補助金などの自治体負担分を復興特別交付税で措置し、地方負担は実質ゼロとしてきた。
 16年度以降の復興予算については財源を含めこれから議論が始まるが、「財源の問題は正直極めて厳しい」(復興相)状況。復興事業を精査した上で必要な予算を見極め、8月ごろまでに16年度以降のあり方をまとめる方針だ。県は集中復興期間の延長を求めており、被災自治体にどこまで負担を求めるかの議論は曲折がありそうだ。

2164荷主研究者:2015/03/21(土) 22:25:46

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150305_12020.html
2015年03月05日木曜日 河北新報
仙台駅前の東洋ビル取り壊し、再開発へ

://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20150304028jc.jpg

閉館する仙台東洋ビル

 仙台市青葉区中央1丁目の仙台東洋ビルが、3月末で閉館することになった。運営する東急不動産(東京)は4月以降、建物を取り壊し、隣接する所有地(旧朝日屋ビル跡地)とともに再開発する方針。

 仙台東洋ビルは、愛宕上杉通とハピナ名掛丁アーケード街の交差点にある老舗のオフィスビル。東日本大震災でも被害は出なかったが、老朽化が進み、賃貸事業としての将来性が厳しい状態だった。

 ビルの敷地約850平方メートルと東隣の所有地約320平方メートルを一体開発する。ビルの解体時期などは未定。アーケード街の入り口に位置し、商店街や不動産関係者の間には「集客力のある店舗が欲しい」「需要のあるホテルもあり得る」などの声が出ている。

 東急不動産は「社内的な検討をしている段階。できるだけ早く結論を出したい」と説明した。

 仙台東洋ビルは1975年の完成。地上9階、地下2階で延べ床面積約7750平方メートル。三菱UFJ信託銀行が所有し、東急不動産が運営する。1階にはドコモショップ仙台店とサンクス仙台東洋ビル店が入っていたが2月末に閉店した。

2165荷主研究者:2015/03/21(土) 22:28:36
>>2132 >>2137-2139
http://yamagata-np.jp/news/201503/05/kj_2015030500090.php
2015年03月05日12:27 山形新聞
一部バイパス化のアイデアを披露 国道48号で東根市長

 東根市の土田正剛市長は4日、雪崩により2年続けて通行止めになった国道48号の整備について「危険箇所のバイパス化も一つの方法」とのアイデアを披露し、将来的な高規格化に向け、新たな提案で仙台市にアプローチする方針を示した。

 市議会の代表質問で秋葉征士議員の質問に答えた。

 土田市長は「地域高規格道路として整備をお願いすることが最終的な目標」と前置きした上で、「まずは雪崩や大雨などによる通行規制のない、安全で安心な道路にすることが急務」と指摘。雨量などが一定の基準を超えれば通行止めになる県境の事前通行規制区間(12キロ)を対象に、バイパス方式で整備する方法について言及した。

 引き合いに出したのが、国道286号の一部として開通した笹谷トンネルが山形道に編入された事例。土田市長は「将来を見据えれば、高規格化にもつながる一手」と強調。県境を挟んで高規格化への熱意に温度差があるものの、大動脈としての重要性は共通認識。「東北市長会などで、奥山(恵美子仙台)市長に提案したい」と意欲を示した。

2166荷主研究者:2015/03/21(土) 22:31:38

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150307_13022.html
2015年03月07日土曜日 河北新報
ピーチ、仙台空港を拠点化 国際線も就航へ

 関西空港を拠点とする格安航空会社(LCC)ピーチ・アビエーションが、仙台空港を新たな拠点空港と位置付ける方向で調整を進めていることが6日、分かった。国内線の路線拡充や国際線の新規路線開設なども見込まれる。国は2016年3月の仙台空港民営化を目指しており、LCCの拠点化は追い風になりそうだ。

 関係者によると、ピーチは17年夏までに、仙台を関西、那覇、成田の各空港に次ぐ第4の拠点とする。仙台空港に夜間駐機し、国内線に加え、アジアと結ぶ国際線の複数路線を就航させる見通し。現在は関西線(1日3往復)のみの路線数を大きく増やす。

 仙台空港民営化も拠点化を後押したとみられる。民営化後は着陸料の引き下げなどが見込まれており、コストを重視する経営スタイルのLCCにとっては新規路線を開設しやすい環境が整う。

 国内の各空港は、アジアの盛んな訪日需要の取り込み競争が激化している。東北は他の地方に比べ取り組みが遅れていたが、割安なLCCの路線拡大で海外誘客にも弾みがつくと期待される。

 ピーチは現在、国内に10路線、海外に7路線を展開している。仙台空港には東北初のLCCとして、13年4月に関西線を就航させた。東日本大震災後に決まった仙台空港発着の新規路線第1号となった。

2167荷主研究者:2015/03/21(土) 23:28:24
>>2166
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150310_12020.html
2015年03月10日火曜日 河北新報
ピーチが仙台空港拠点化発表 交流人口増期待

 格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションは9日、2017年夏までに仙台空港を国内第4の拠点空港とすると正式に発表した。現在は仙台-関西線のみの国内線を複数にし、国際線を就航させて路線網を拡充。夜間に機体を駐機させる。東北の観光、旅行業界は16年3月の仙台空港民営化も見据え、交流人口の増大につながると歓迎する。

 関西、那覇、成田に次ぐ拠点に仙台空港を選んだことについて、ピーチ社の井上慎一最高経営責任者(CEO)は「12年の就航以来の悲願。国内だけでなくアジア各地への路線展開を積極的に進め、訪日需要を取り込む」とコメントした。

 仙台空港国際化利用促進協議会の鎌田宏会長は、東日本大震災後、訪日外国人客の取り込みが他地域より遅れている東北の現状を踏まえ「既存路線との相乗効果で、海外や国内各地からの誘客増加を図れる」と期待する。

 外国人の誘客に取り組む東北観光推進機構の佐藤一彦副本部長も「座席数が増えることは観光業界にとって非常にありがたい」と評価した。

 「既存の他社と競合しない新しい路線を期待したい」と話すのは日本旅行東北の中村浩彰営業部長。「仙台空港は東北の中心となる機能が求められる」と述べ、空港民営化などを通じてさらに多くの航空会社が乗り入れしやすい環境づくりが進むことを望んだ。

2168荷主研究者:2015/03/21(土) 23:28:49

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150310_11019.html
2015年03月10日火曜日 河北新報
名取駅前に複合施設 図書館や公民館一体化

名取駅前再開発事業の外観イメージ

 名取市は国の復興交付金を活用してJR名取駅前の市街地再開発事業を進める方針を固め、9日の市議会議員協議会で説明した。東日本大震災で被災した市図書館や増田公民館を商業施設と一体の複合施設として集約・再建する。

 再開発施行区域は名取駅東口広場に隣接する約7300平方メートル。4階建てのA棟(延べ床面積約6200平方メートル)と11階建てのB棟(同約6000平方メートル)、3階建ての駐車場(102台収容)を整備する。

 A棟の1階に商業施設、2、3階に図書館、4階に増田公民館が入る。図書館の蔵書数は現在の16万冊から開館時は18万冊、将来は30万冊を目指す。B棟の1、2階は医療機関などの生活利便施設、3〜11階が集合住宅(54戸)。施設と駅をペデストリアンデッキでつなぎ、駅乗降客らの利用促進を図る。

 総事業費は約60億円。2015年度当初予算に土地整備費約2億5000万円を計上した。地権者らの再開発組合が今秋設立される予定で、16年5月ごろ着工、18年1月ごろ完成の見込み。市は「公益施設の再建とまちなか居住を一体的に進め、駅前の活力向上を図りたい」と話す。

2169荷主研究者:2015/03/21(土) 23:32:41

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150311_12002.html
2015年03月11日水曜日 河北新報
仙台逓信病院4月譲渡 東京の医療法人に

東京の医療法人財団に譲渡される仙台逓信病院

 日本郵政が売却を検討していた仙台逓信病院(仙台市青葉区)が、首都圏、東北などで医療介護施設を展開する医療法人IMSグループの医療法人財団明理会(東京)に事業譲渡されることが10日、分かった。病院名は変わるが、診療科や医師、看護師らの人員体制は維持する方針。

◎診療科など事業継続

 譲渡は4月1日。同グループは宮城、山形両県計8カ所で病院などを運営する。両者は合意に達し、明理会が2月6日付で、宮城県に病院開設者の変更許可を申請した。

 仙台逓信病院は1922年、「仙台逓信診療所」として市中心部に開設された。42年に病院となり、87年に現在地で診療が始まった。病床数は130。内科、外科など8診療科がある。地域の医療拠点としての事業存続を前提に、譲渡先を探していた。

 日本郵政は2015年度半ば以降の株式上場を目指しており、不採算の病院事業の収益改善が急務だった。同社は「診療体制を引き継ぐ形で譲渡の手続きを進めている。地域医療の継続は大きい」と説明した。

 IMSグループは東京、宮城など8都道県とハワイで病院、介護老人保健施設など75施設を運営する。グループ本部は「事業継承の話はしているが、詳細は言えない」と説明する。

2170荷主研究者:2015/03/21(土) 23:34:44

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150311_13028.html
2015年03月11日水曜日 河北新報
<国連防災会議>主会場-東北大を遊歩道結ぶ

://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20150310050jc.jpg

仙台国際センターと川内萩ホールの間に整備された階段

 仙台市青葉区の東北大百周年記念会館・川内萩ホールと仙台国際センターを結ぶ遊歩道と階段の利用が始まった。14日開幕の国連防災世界会議に向けて東北大と市が整備していた。

 世界会議は国際センターがメーン会場で、萩ホールでは総合フォーラムを開く。遊歩道の完成で、各会場を行き来する参加者の利便性が高まりそうだ。

 遊歩道は幅約3メートル、延長約100メートル。国際センター前の市道とは長さ約50メートルの階段で接続する。近くには12月に開業する市地下鉄東西線国際センター駅もある。

 木々の間を巡る遊歩道は東北大川内南キャンパス構内の「三太郎の小径(こみち)」につながり散策も楽しめる。

 また、萩ホール1階にはカフェが開店した。営業は開館日の午前10時〜午後5時。火曜休館。

2171荷主研究者:2015/03/21(土) 23:40:41

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150313_15056.html
2015年03月13日金曜日 河北新報
仙台市体育館の名物食堂、30年の歴史に幕

閉店を間近に控え、接客する店長の豊さん=10日

 仙台市体育館(太白区)でアスリートや観客のおなかを満たしてきた館内食堂が17日で営業を終え、30年の歴史に幕を閉じることになった。長年、変わらぬ味に親しんできた市民からは惜しむ声が上がっている。

 体育館2階の食堂はテーブルで80席。1984年9月の開館と同時に営業を始めた。市によると、食堂を併設する体育館は珍しい。

 経営するホテルふじや(太白区長町)社長の渡辺征夫さん(69)は「仙台のスポーツ拠点に出店できて希望に満ちていた」と振り返る。数あるメニューの中でもスパゲティのナポリタン(520円)は開店当時から続く名物だ。自家製ソースが好評でリピーターも多かった。

 近年は体育館周辺に飲食店やコンビニエンスストアが増えた影響で赤字が続いた。渡辺さんの弟で店長の豊さん(66)が昨年体調を崩して一時入院したこともあり、閉店を決めた。

 食堂には多くの思い出が刻まれている。豊さんが真っ先に挙げるのは90年の全国高校総体だ。バスケットボールと卓球の会場になり「午前10時の開店から夕方までひっきりなしにお客さんが来て、手がふやけたまま働いていた」と話す。

 コンサートも数多く「ユーミン(松任谷由実さん)に温野菜を提供したっけ」と豊さんは懐かしむ。

 近所で夫と不動産業を営む今野美幸さん(53)は「おいしい上に値段も量もちょうどよく、娘と通っていたので寂しい」と話す。

 市スポーツ振興課によると、閉店後の約155平方メートルのスペースの活用法は未定という。

2172荷主研究者:2015/03/21(土) 23:41:27
>>1965
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150313_11022.html
2015年03月13日金曜日 河北新報
<東部復興道路>新年度に工事本格化・仙台

かさ上げ用の盛り土材が運び込まれている工事現場=11日、仙台市若林区井土地区

 仙台市が津波被害に備えて整備する「東部復興道路」の工事が、2015年度に本格化する。県道塩釜亘理線などを高さ約6メートルにかさ上げし、堤防機能を持たせる。海岸堤防や防災林、仙台東部道路とともに多重的な津波減災対策の柱として18年度の完成を目指す。

 昨年3月に着工し、用地取得が終わった所から段階的に整備する。用地取得率は約84%。現在は若林区の井土工区(300メートル)で工事中で、11日も大型ダンプが次々に土を運び込んでいた。15年度は全区間で工事着手する方針。

 同道路は仙台東部道路の海側を南北に延びる幹線道路で、事業区間は若林区藤塚-宮城野区蒲生の約10キロ。台形状に土を盛り、上部の道路は片側1車線で幅10メートル、底部は幅30〜40メートルとする。現在の道路は側道として残す。

 かさ上げに使う盛り土材は東京ドーム1.3個分の約160万立方メートルに上る。このうち4割弱の約60万立方メートルは、東日本大震災の津波で生じた堆積土砂やコンクリートがれきを活用する。

 市は、東部復興道路と接して東西方向に延びる既存の(1)県道井土長町線(2)同荒浜原町線(3)市道南蒲生浄化センター1号線-の3本を津波避難道路として整備。人や車が円滑に避難できるよう、18年度までに道路を拡幅する。

 東部復興道路と避難道路を合わせた事業費は200億円超。市南道路建設課の遠藤稔課長は「津波対策の道路整備が進めば、現地再建を希望する人の安心材料になる。地域復興の環境づくりを急ぎたい」と話した。

2173荷主研究者:2015/03/21(土) 23:42:03

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2015/03/13 建設新聞
仙台市若林区荒井南土地区画整理
ヤマザワ「荒井南店」の新築計画 延べ約4000㎡で11月の開店めざす

 ヤマザワ(山形市あこや町3の8の9 板垣宮雄社長)は、仙台市若林区荒井に「荒井南店」の新築を計画しており、11月の新規開店をめざしている。

 建設用地は、仙台市立七郷小学校の南側に位置する仙台市若林区荒井字丑ノ頭ほか地内の2.1㌶。同用地は、現在、組合施行で造成が進む仙台市荒井南土地区画整理事業地内北側で、県道荒浜原町線沿いの沿道商業用地となっている。

 計画によると、延べ約4000㎡のスーパーマーケットを整備するとし、付属施設としてテナント棟の配置も検討している。近隣にある「ヤマザワ荒井店」は新店舗完成後に閉店する。

 今後、店舗面積や施設規模、配置計画などの詳細を詰め、仙台市に大規模小売店舗立地法に基づく届け出を行うなど開店に向けた準備を進める。

2015/03/13付一面に掲載。

2175荷主研究者:2015/03/29(日) 19:40:07

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0520150311caak.html
2015年03月11日 日刊工業新聞
積水ハウスが新たな挑戦-宮城・松島市でマイクログリッド活用した「スマートタウン」

宮城県東松島市に建設する「東松島スマート防災エコタウン」の模型

 積水ハウスが宮城県東松島市で分散型小規模エネルギー網(マイクログリッド)を活用した「スマートタウン」の実現に乗り出した。災害公営住宅と周辺の病院などを自営線で結び、再生可能エネルギーをフル活用する。既存の電力会社に依存せずにエネルギーの地産地消に取り組み、エコで災害に強い街を目指す。これまで全国でスマートタウンを展開してきた積水ハウスの新たな挑戦だ。

 積水ハウスと東松島市が進める「東松島スマート防災エコタウン」は、市内のゴミ焼却場やメガソーラーといった新電力(PPS)から一括受電し、自営線を使って地域内に電力を供給する仕組み。地域内には災害公営住宅や病院、集会場などの公共施設が立地する。  太陽光発電設備や大型蓄電池、非常用発電機も備わっており、地域内エネルギーマネジメントシステム(CEMS)で最適制御。「系統電力から電力の供給が止まっても3日間はいつも通り暮らせる」(石田健一積水ハウス執行役員)。

 敷地を越えて電力を相互に融通するのは実用化ベースで国内初の取り組みという。本来であれば公道を越えての電力融通は規制がかかるが、今回は地域が丸ごと市の敷地であるため相互融通が可能になった。

 災害公営住宅は8月から入居が始まる予定。「こうしたエネルギーの地産地消のモデルが広がれば経済的にも豊かになり、街の防災性能も上がっていく」(同)と期待を込める。  これまで積水ハウスは全国16カ所で「スマートタウン」を展開してきた。区画内のすべての住宅が制震あるいは免震構造を持ち、太陽光発電設備を搭載するなどハードウエアの“スマート化”に加え、地域内のコミュニティー形成を重視しているのが同社のスマートタウンの特徴だ。

2176荷主研究者:2015/03/29(日) 19:44:14

http://www.sankeibiz.jp/business/news/150312/bsc1503120500007-n1.htm
2015.3.12 07:06 Fuji Sankei Business i.
被災地を悩ませる“復興格差” 建設・製造は進む一方、人手不足で水産苦戦

東日本大震災から4年、雪が積もるかさ上げ工事の現場前を歩く人々=11日朝、宮城県女川町

 東日本大震災から4年となり、被災地の復興状況に格差が生じている。産業面では復旧工事が盛んな建設業や製造業などで復興が進む一方で、沿岸部の水産業ではなお厳しい経営を強いられている事業者が多い。

 生活面でも基盤となる住宅の再建で、津波被害を受けた沿岸部や原発事故の影響が続く福島県の一部で遅れている。政府は今夏までに集中復興期間後となる2016年度以降の支援の枠組みを策定する予定。被災地の“自立”への模索も始まる中、こうした格差解消への一層の対策もなお求められている。

■「6次産業化」に光

 今月に入り、一部区間で建設が遅れていた常磐道が全線で開通し、やはり複数カ所で寸断が続くJR常磐線の全線開通も決定するなど、インフラ整備が着々と進む。産業では、震災後に早々と復旧した大手企業の工場などが牽引(けんいん)し、東北全体の経済指標は震災前近くまで戻った。しかし、津波に遭った沿岸部では主力の水産加工業が苦戦するなど業種や地域による格差は大きいまま。人手不足や、福島第1原発事故が影を落とす。

 「きつい立ち仕事というイメージや高齢化に被災が重なり、人手不足が深刻になった。外国人技能実習生を採用するにも限界がある」。水産加工の苦境を、岩手県宮古市の佐藤日出海産業振興部長はこう解説する。

 得意先を失い、建設業などに人材が流れる悪循環。施設復旧のための補助金交付先の経営状況を東北経済産業局が調べた結果、昨年6月現在で震災前の水準以上に売り上げが回復したと答えた割合は、水産・食品加工業ではわずか19.4%だった。復興事業で繁忙な建設業が約7割に上ったのとは対照的になっている。

 水産業が活気を欠くのは人手不足だけではない。「いくら安全だとPRしても消費者に手に取ってもらいづらい」。岩手県のワカメ養殖漁業者は原発事故の風評被害に頭を抱える。

 ただ、生産から加工、販売までを担い、ブランド産品を生む「6次産業化」には光が差し始めた。企業の参入を促す「水産業復興特区」の宮城県石巻市・桃浦地区で、カキ養殖から加工、販売を行う「桃浦かき生産者合同会社」は2014年度、初めて収穫量が目標を超えそうで、代表社員の大山勝幸さん(68)は「軌道に乗りつつある」と目を細める。

 工業関連の統計では、活況なスマートフォンの部品が牽引し、東北の鉱工業生産指数は2010年平均を100とすると、14年12月の速報値は96.7。しかし、東北・関東6県の津波浸水地域にある鉱工業事業所の14年12月の生産額(水産加工除く)は、10年12月に比べ18%も低く、土地のかさ上げなどの遅れが響いている。

2177荷主研究者:2015/03/29(日) 19:44:48
>>2176-2177 続き

■住宅再建で地域明暗

 住まいの再建での格差はさらに顕著だ。震災で住宅が被災し生活再建支援金を受け取った世帯のうち、自宅再建にめどを立てたり、災害公営住宅に入居したりして住まいを再建できた割合は、沿岸にある6市町で20〜30%台(1月末時点)に低迷。津波被害が大きく、用地不足などで住宅整備が遅れていることが背景にある。3県の内陸部では60〜70%台の自治体も多く、被災地での地域格差が拡大している。

 住宅が被災した世帯は、被害の程度に応じ被災者生活再建支援金の「基礎支援金」を受け取れる。この申請・受給件数のうち、自宅の再建時に追加で支払われる「加算支援金」の申請・受給数と、行政が整備する災害公営住宅に入居した戸数の合計が占める割合を、住まいの再建率として算出した(岩手、福島は申請数、宮城は受給数)。

 3県の基礎支援金の申請・受給は計約18万3000件。3県全体の再建率は60%で、県別では、内陸部の被災世帯が比較的多い宮城が63%、福島は65%。岩手は43%で、担当者は「沿岸部で用地確保が遅れているため」と説明する。

 市町村別にみると、岩手県山田町が31%、釜石市36%、宮城県南三陸町34%、福島県楢葉町31%など沿岸部で低迷。内陸部は宮城県大崎市が75%、福島市71%など。

 山田町では宅地造成の計画が予定通り進まず、担当者は「資材高騰や人材不足も要因」と分析。40%だった宮城県気仙沼市も、用地取得の遅れや入札不調から公営住宅の整備が遅れている。

 東京電力福島第1原発が立地する福島県大熊町は29%。支援金申請に必要な被害査定すら終わっていない世帯が多く、申請自体が少ないという。全域が避難区域の富岡町は45%で、担当者は「避難先に新たな家を建てる余力はなく、戻って自宅を修理したい人もできない現実がある」と話す。

2178荷主研究者:2015/03/29(日) 19:50:52

http://www.yomiuri.co.jp/local/miyagi/news/20150318-OYTNT50367.html
2015年03月19日 読売新聞
長町駅高架下に商業施設 JR東中心に整備へ

商業施設の建設計画が進むJR長町駅北側の高架下(仙台市太白区で)

 JR長町駅(仙台市太白区)近くの高架下で、食料品店や飲食店など約20店舗が入る商業施設の建設計画が進んでいることが18日、分かった。JR東日本が中心となって整備するといい、年内の開業が見込まれている。大規模開発が進むあすと長町地区に近く、地下鉄駅も隣接しており、通勤・通学客らの利便性が高まりそうだ。

 地元関係者によると、商業施設は長町駅の北側にある高架下に整備される。飲食店のほか、青果店や精肉店、鮮魚店、総菜店、菓子店など約20店舗がテナントで入る計画だ。既にJR東日本側から地元関係者への説明も行われている。

 JR長町駅の1日の乗車人数は約7700人で、仙台市地下鉄南北線・長町駅が約6500人(2013年度)。今春には、駅周辺に整備される災害公営住宅への入居が始まるほか、民間マンションの建設も進んでおり、人口増が期待される。あすと長町地区では、大型のスーパーや専門店などの開業も相次いでいる。

 JR東日本は「計画を進めているのは確かだが、詳細は時期が来たらコメントする」としている。

2015年03月19日 Copyright c The Yomiuri Shimbun

2179荷主研究者:2015/04/05(日) 20:15:59

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150319_12073.html
2015年03月20日金曜日 河北新報
ヤナセ東北、あすと長町へ本社移転へ

移転するヤナセ東北の社屋とショールーム=仙台市青葉区大町2丁目

 輸入車販売のヤナセ東北(仙台市青葉区)が、本社を太白区あすと長町1丁目に移転することが19日、分かった。社屋の老朽化に伴い数年前から移転を検討し、再開発が進むあすと長町の需要を見込んだ。移転は来年以降の予定。

 移転先はゼビオあすと長町店の南側で、あすと長町大通に面した約3300平方メートル。ヤマザワが所有していた土地を2月に購入した。本社社屋と整備工場、ショールームを新設する。

 4階の現社屋は1964年に完成。メルセデス・ベンツの正規ディーラーとして定着していた。西公園やことし12月に開業する市地下鉄東西線の大町西公園駅に近く、移転後はマンションを建設し、低層階をヤナセのショールームにする計画も浮上している。

 ヤナセ東北は「移転の具体的な話はまだ公表できない」と話した。

2180荷主研究者:2015/04/05(日) 20:16:20

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150321_13040.html
2015年03月21日土曜日 河北新報
<集団移転>七ケ浜・笹山 造成工事完了

造成工事が完了した笹山地区の高台住宅団地

 七ケ浜町が計画する防災集団移転促進事業で最大規模(128区画)となる笹山地区の造成工事が終了し、報道関係者に20日、公開された。これで町内5地区の計194区画全ての造成が完了した。

 笹山地区の高台住宅団地は12年8月に着工し、工事費は約18億円。区画は60〜100坪の3種類で、最も多い100坪には97世帯が移転を予定している。町によると分譲は全体の3割で、残りは借地契約を結ぶ。早ければ4月から住宅建設に着手し、夏ごろに入居が始まる。

 笹山地区には東日本大震災で被災した菖蒲田浜、花渕浜、汐見台南の3地区の世帯が移転。まちづくり協議会を組織し、住民同士の良好なコミュニティーを図るための話し合いが2年以上にわたり続けられた。仮設住宅で暮らす会社員相沢勇一さん(59)は「別居している息子家族も一緒になり、3世代住宅を建てる。わくわくする気持ちがある」と入居を心待ちにしている。

 渡辺善夫町長は「震災後4年でやっとここまでこぎつけた。来年の今ごろは約8割が入居し、新しいコミュニティーが形成されるだろう」と話す。

2181荷主研究者:2015/04/05(日) 20:53:46

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150323_13006.html
2015年03月23日月曜日 河北新報
東北大合格者 宮城トップ296人

://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/150323s2999.jpg

 東北大は22日、経済、理学の両部で実施した2015年度一般入試後期日程の合格者を発表した。募集人員93人に対して723人が受験し、125人が合格した。実質倍率は5.8倍。

 前後期合わせた一般入試の合格者は2123人。出身高の所在地に基づく都道府県別合格者数は表の通り。宮城の296人が最多で全体の13.9%を占めた。続いて東京184人、福島119人、埼玉106人、茨城105人の順。

 東北6県の合格者は740人(前年度730人)で、全体に占める割合は34.9%(同34.3%)だった。

2182荷主研究者:2015/04/05(日) 20:54:58

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150324_14013.html
2015年03月24日火曜日 河北新報
<楽天>球場脇に多目的ドーム新設

新設されたイーグルスドーム

 プロ野球東北楽天を運営する楽天野球団は本拠地、楽天Koboスタジアム宮城(仙台市宮城野区)の今季改修工事をほぼ終え、報道陣に23日、公開した。球場外周に多目的ドームなどが新設され「ボールパーク」としての魅力が一層高まった。

 目玉の多目的ドーム「イーグルスドーム」は三塁側内野の新設スタンド入り口前に建てられ、直径21メートル、高さ10メートルで、最大400人を収容できる。220インチの大型画面を備えているほか、3台のプロジェクターを使い、球形の天井全体に映像を映し出せる。

 27〜29日に行われる日本ハムとの開幕3連戦(札幌ドーム)では、パブリックビューイングを実施する。ダンスショーやお笑い芸人を招いたイベントなど、野球以外にもさまざまな企画を予定している。

 正面広場入り口に幅11.2メートル、高さ6.4メートルの入場門「イーグルスゲート」を建てた。門をくぐった先には大型グッズショップ「イーグルスプラザ」を新設。約2500点の商品を取り扱うほか、球団創設時からの足跡をたどった写真パネルや記念品を展示する。

 観客席では左翼ポール脇に女性限定の「女子¥2000シート」(55席)を新設。ユニホーム、応援グッズ、ドリンク1杯が付いて2000円で観戦できる。

 立花陽三社長は「わくわく、どきどきのボールパークになり、子どもから年配者まで楽しめる。野球に興味のない人も遊びに来てほしい」と呼び掛けた。

2183荷主研究者:2015/04/05(日) 20:55:22

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2015/03/23 建設新聞
オリックス・仙台市若林区荒井西
複合商業施設の新設計画を宮城県に届け出
10棟延べ約2万㎡で計画、9月の着工めざす

 オリックス(東京都港区浜松町2の4の1 井上亮代表執行役)は仙台市若林区の荒井西土地区画整理事業内に複合商業施設の新設に向け、宮城県条例の特定大規模集客施設の立地誘導に基づく届け出を行った。

 建設用地は仙台市若林区で事業中の荒井西土地区画整理事業内58街区1〜20画地および同59街区1〜28画地で、合計の敷地面積は約4万7250㎡。

 計画によると、58街区のAゾーンにはS1F延べ5499.8㎡(店舗面積4964.6㎡)のHC棟など5棟、延べ7808.2㎡(同6376㎡)の生活関連や飲食関連の物販店舗を計画。

 また、59街区のBゾーンにはSM棟としてS1F延べ3299.6㎡(同2199.5㎡)のほか、S1F延べ28811.6㎡(同2530.4㎡)の書籍・カフェ棟など全4棟、延べ8095.9㎡(同6515.8㎡)の食品.日用品施設を新築する。

 このほか、東側近接地のCゾーンには延べ4960㎡(店舗面積3967㎡)の家電棟を計画しており、A〜Cゾーンの合計延べ床面積は10棟、2万0864.1㎡に及ぶ。

 今回の出店計画は事業用地の北側に今年12月に開通する仙台市営地下鉄・東西線「六丁の目駅」のほか、南側の沖野・若林方面にも多数の商業施設があるものの、これらの施設は当該事業用地から1㎞程度離れているため、適地として選定した。

 今後は届け出内容の縦覧などを経て、2015年9月の着工、16年9月末の営業開始を予定している。設計はINA新建築研究所が担当。

2015/03/23付一面に掲載。

2184荷主研究者:2015/04/05(日) 20:59:46
>>1372
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150327_15020.html
2015年03月27日金曜日 河北新報
東北道と三陸道連結前進 県北高速全区着工ヘ

://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20150327003jc.jpg

着工式でくわ入れをする関係者

 東北自動車道と三陸道を結ぶ「みやぎ県北高速幹線道路」(県北高速)のうち、登米市の中田工区(迫町佐沼-中田町宝江間)の着工式が26日、現地であった。2017年度の完成を目指す。用地買収中の佐沼工区、築館工区は15年度中に着工する見通し。全工区で本格着手のめどが立ち、県内陸部から被災地への復興支援が加速すると期待される。

 着工した中田工区は4.7キロ。盛り土構造の自動車専用道路。佐沼、中田各インターチェンジ(IC、仮称)を設ける。事業費は約60億円を見込む。登米市中田町宝江-三陸道登米IC間は既存の県道を活用する。

 着工式で、三浦秀一副知事は「復興支援や栗原、登米両圏域の交流強化、災害時の物資輸送を担う。復興に向けたリーディングプロジェクトとして早期完成を目指す」とあいさつした。

 県北高速は既存の県道や国道バイパスを含む全長24キロで、利用は無料。自動車専用道路の加倉IC(栗原市築館)-登米市迫町北方間8.9キロは11年に開通した。迫町北方-佐沼工区間は、現在の国道398号北方バイパスを使う。

 県は県北高速を復興支援道路と位置付ける。佐沼、築館両工区は盛り土構造の自動車専用道路で、着工から数年以内に完成する見込み。全通で沿岸部へのアクセス向上、栗原市-登米市間や石巻市の医療機関などへの時間短縮を見込む。

 県は30日〜4月10日、県北高速の整備効果などを紹介するパネル展を登米市のイオンタウン佐沼で開く。

2185荷主研究者:2015/04/05(日) 21:00:20
>>2178
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150327_12009.html
2015年03月27日金曜日 河北新報
<東北線>長町駅高架下に商業施設

長町駅北側の高架下に整備される商業施設のイメージ

 JR東日本仙台支社は26日、東北線長町駅(仙台市太白区)の北側高架下に商業施設を整備すると発表した。高架下スペースの有効活用の一環で、2015年度内の開業を目指す。駅西側の既存商店街と東側のあすと長町を結ぶ「街の玄関口」と位置付け、にぎわいづくりに一役買う。

 並行する東北線と東北新幹線の高架下の敷地約4300平方メートルに、約140メートルにわたり鉄骨1階の施設を建設する。魚や肉、青果、総菜、菓子、パンなど20店舗前後の出店を見込む。

 施設の北側には利用客の駐車場や駐輪場を設け、南端は駅改札口に直結させる。5月中に着工する。事業費は約10億円。JR東日本東北総合サービス(仙台市)が運営する。

 再開発が進むあすと長町を含む長町エリアの需要を見込んだ。松木茂支社長は定例記者会見で「古くからの街の良さを残しつつ、あすと長町の街づくりに合わせて発展する開発にしたい」と説明した。

 仙台支社は、14年12月に仙石線多賀城駅の高架下に商業施設「エキト多賀城」を開設するなど高架下の活用に力を入れている。長町駅以南の高架区間も、周辺の開発状況を踏まえて有効活用を検討する。

2186荷主研究者:2015/04/11(土) 16:40:43

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150328_11043.html
2015年03月28日土曜日 河北新報
「あすと長町第2」来月2日入居開始 仙台

仙台南署近くに完成した「あすと長町第2」

 仙台市が東日本大震災の被災者向けに整備する災害公営住宅のうち太白区長町6丁目の「あすと長町第2」(96戸)が完成し、27日に現地で記念式典があった。建設した植木組(新潟県柏崎市)から31日に市に引き渡され、4月2日に入居が始まる。

 住宅は14階建てで2K〜4DK。入居者が気軽に交流できるよう各階エレベーター脇に縁側のようなベンチを置いた。1階には集会所を設け、屋外のオープンデッキと一体的に利用できる。民間が建設した物件を市が買い取る公募買い取り事業の第1弾として、2013年11月に着工した。

 市復興公営住宅室の高橋清一主幹は式典で「コミュニティー形成に配慮した素晴らしい住宅になった」とあいさつ。植木組の植木義明社長は「新潟県中越地震と中越沖地震の震災経験を基に、被災者の気持ちになって設計した。災害公営住宅のモデルになることを期待している」と話した。

 市によると3月末時点で、災害公営住宅全3206戸のうち今回を含む27地区で約2000戸が完成し、進捗(しんちょく)率は6割強。来年3月までの全戸完成を目指している。

2187荷主研究者:2015/04/11(土) 16:41:45
>>1950
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150329_13022.html
2015年03月29日日曜日 河北新報
杜の都は紫煙の都!? 喫煙所移転が裏目に

ペデストリアンデッキでたばこを吸う人たち

 JR仙台駅西口のペデストリアンデッキが「喫煙無法地帯」になっている。仙台市で今月あった国連防災世界会議を機に喫煙スペースを撤去してから約半月。受動喫煙防止と街のイメージアップを目指した喫煙所の撤去が裏目に出た格好だ。

 仙台の日中の最高気温が5月上旬並みの18.7度を記録した27日、昼下がりのデッキで多くの愛煙家が食後の一服を楽しんでいた。たばこを吸う人が植栽の縁石に腰掛け、紫煙をくゆらす。足元は吸い殻だらけだ。

 サラリーマン風の男性は「灰皿がなくなって不思議に思っていたが、昔からここは喫煙スペース。何の問題もない」と言い張る。学生風の男性は「周りの人が吸っていたから吸っていい場所だと思った」。

 その結果、デッキの手すりに沿ってパルコ前からエスパル前まで約200メートルの区間が延々喫煙スペースのようになってしまった。

 デッキの2カ所にあった喫煙所は、国連防災世界会議の開幕直前に撤去。駅向かい側(地図)に移設した。

 市青葉区道路課は「喫煙所があった場所2カ所に張り紙を掲示し、新しい喫煙所に案内している。あとはマナーの問題で、どうしようもない」と説明する。だが、エスパル寄りにあった張り紙は風に飛ばされたのかなくなっていた。

 杜の都の玄関口で受動喫煙が放置されている事態に市健康増進課は「たばこのポイ捨ては環境局、喫煙マナーは市民局が担当。JRや日本たばこ産業も絡む非常に難しい問題だ」と困惑する。

 街のイメージも台無しだが、関西から出張で仙台に来たという愛煙家の男性は「東北の人は喫煙に寛容なのかと思った」と妙な勘違いをしていた。

2188荷主研究者:2015/04/11(土) 16:43:09
>>2081
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150329_11032.html
2015年03月29日日曜日 河北新報
岩沼駅発、亘理町内各駅に停車 深夜バス来月開始

 亘理町は東日本大震災で一部休止中のJR常磐線の代替として、岩沼駅(岩沼市)と町内各駅を結ぶ深夜バスの運行を4月20日に始める。乗り入れる岩沼市との調整が済み、正式に決まった。

 常磐線は震災後、仙台駅発の下り最終列車が約1時間早まっており、残業などで帰宅が遅くなる通勤通学の町民らを考慮した。深夜バスの運行は平日のみで、東北線の午後11時20分仙台駅発の下り列車に接続するようにする。岩沼駅を午後11時51分に出発し、国道6号などを経て逢隈、亘理、浜吉田の各駅に停車する。

 浜吉田までの所要時間は32分で、運賃は一律500円(小学生は半額)。町民バス用の29人乗りマイクロバスを使い、町民バスと同様に民間に運行を委託する。3カ月間の試行で運行台数などを検討する。

 常磐線は被災区間の内陸移設が進められている。運転再開は2017年春の予定で、町は当面の間、バス運行を続けたい考え。担当者は「通勤通学客の利便性の向上に加え、JR東日本に震災前の最終列車の復活もアピールしたい」と話した。

2189荷主研究者:2015/04/18(土) 21:34:00

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150404_12005.html
2015年04月04日土曜日 河北新報
「イクスカ」利用で駐車料金割引

 全国でコインパーキングを運営する「タイムズ24」(東京)は、仙台市交通局のICカード乗車券「イクスカ」で市地下鉄を利用した人を対象に駐車場料金を割り引くサービスを始めた。同社が渋滞緩和に向けて全国で展開する「交通ICパーク&ライドサービス」の一環で、東北では初めてとなる。

 割引対象は立体式の泉中央駅前駐車場(泉区、屋上含め地上8階)の利用者で、泉中央駅から乗車、さらに同駅で下車した場合に限られる。精算機の読み取り部分にイクスカをかざすと駐車料金が100円安くなる。駅の乗降状況は読み取り時に判別される。

 同社は2008年に同様のサービスを開始。ことし3月末時点で東北を除く全国の鉄道24社と連携し、計135駅で導入している。担当者は「車から鉄道への乗り換えを促し、通勤時間帯など中心部の渋滞緩和に貢献できる」と話す。

 イクスカの発行枚数は3月末現在で約8万1400枚。市交通局は「泉中央駅での利用者が増えれば、他の駅周辺の駐車場にもサービスが広がる可能性がある。パーク・アンド・ライドが促されるきっかけになればいい」と期待する。

2190荷主研究者:2015/04/18(土) 21:34:32

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150404_15051.html
2015年04月04日土曜日 河北新報
<せんだい ひと模様>壱弐参横丁のイメージアップに力/レトロとおしゃれ両立

「もっと多くのお客さまに足を運んでもらえるよう、頑張ります」と語る荒井さん

◎中央市場商業協同組合理事長・荒井美和子(あらい・みわこ)さん

 仙台市青葉区一番町の壱弐参(いろは)横丁は東日本大震災後、詰まり気味だった下水管を入れ替え、構内6カ所のトイレを一新するなどしてイメージアップに努めている。横丁を運営する中央市場商業協同組合の荒井美和子理事長(66)=太白区=は「多くの人たちに末永く愛される横丁にしたい」と将来像を描く。

<下水管を改修>
 木造2階、棟割り長屋風の建物が東西2本の通路(約120メートル)沿いに並ぶ壱弐参横丁は、戦後間もない1946年に開業した。居酒屋など飲食店や鮮魚店、時計店といった約120店舗が軒を連ねる。

 レトロな雰囲気で幅広い年齢層に支持されてきたが、下水管やガス管などの老朽化が進んでいた。とりわけ下水管は頻繁に詰まって悪臭を放った。トイレはかなり古く、女性客を遠ざける要因になっていた。

 「行政の担当者から『近い将来発生する宮城県沖地震で横丁は倒壊する』って指摘されていました。そんなこともあり、下水管などの設備はだましだまし使っていたのですが、東日本大震災の巨大地震に耐えたことで更新を前向きに考えるようになりました」

 建物は持ちこたえたものの、下水管の傷みは激しさを増し、入れ替えは必至の状況だった。半年で116人の組合員全員に入れ替え工事について説明し、臨時総会で着工の同意を得た。

 仙台市によるガス管と水道管入れ替え工事に相乗りすることで、事業費を大幅に削った。下水管工事は2012年3月に終了。その後、トイレも全面的に改修し、一部を車いすでも利用できるタイプにした。

<女性客が増加>
 「構内で『理事長』って呼び止められるときは大概苦情だったけど、最近は横丁を褒めてくれる人が多いんですよ」と表情を緩める。先日も知り合いの男性から「トイレがきれいになったから、彼女を食事に連れて来られるようになった」と話し掛けられたという。

 横丁にはおしゃれな飲食店が増え始めた。多くの店主が「女性客が増えた」と口をそろえる。組合はさらに横丁をPRするため、「壱弐参横丁」とプリントした前掛けやTシャツなどを作製し、売り出している。

 構内の街灯も、かつては店の営業が終了すると消していたが、今は終日点灯する。「深夜に構内が真っ暗だと犯罪を誘発しかねない。電気代は壱弐参横丁に負のイメージが付かないための必要経費だと考えています」と語る。

 築60年近い建物だけに修理費がかさむ。現在は屋根を全面改修している。建て替えた方が安上がりなのかもしれない。でも、少しずつ手を入れながら、戦後の遺物のような横丁を残していきたいと考えている。

2191荷主研究者:2015/04/18(土) 22:01:02

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1420150401hlai.html
2015年04月01日 日刊工業新聞
期待高まる放射光施設-3GeVクラス実現へ、東北大などが構想

2月に開いたシンポジウムは盛況。期待の高さがうかがえる

 東北地方で高輝度軟X線を利用した大規模放射光施設の建設構想が動き出している。2014年7月に宮城県知事、東北大学総長、東北経済連合会長の3者が共同代表を務める「東北放射光施設推進協議会」が発足。文部科学相に要望書を提出するほか、各地でシンポジウムを行うなど周知を徹底するとともに、域内のニーズ調査を進める。実現すれば地域の産業復興、発展に資するビッグプロジェクトだが、運営方針や費用負担などをめぐり、越えるべきハードルは高い。(仙台・森崎まき)

 協議会は東北放射光施設(SLiT―J)の建設を目指している。国内放射光施設は9カ所が稼働しているが西日本に集中しており、東北地方にはない。兵庫県佐用町の大型放射光施設「スプリング8」が有名だが、利用予約がいっぱいで、仕方なく海外の施設を利用する企業もあるという。

 東北放射光施設推進協議会が構想するのは、国内にない3GeVクラスの施設の建設。内部構造の検査を得意とする硬X線のスプリング8に対し、モノの表面を観察する高輝度軟X線の施設だ。同クラスの施設は学術と産業向けに世界中で建設が進むが、国内は未整備であるため、建設が急務との立場を取る。

 斎藤雅弘宮城県経済商工観光部新産業振興課技術副参事兼技術補佐が「作る面、使う面、両面で活用してほしい」と期待するように、建設需要も大きい。建設が決まれば「日系メーカーや地元企業が加速器関連の技術を蓄積でき、北上山地に誘致が決まったILCの建設の際に受注量を増やせるのでは」(大渕正和東北経済連合会常務理事事務局長)との見方もある。

2192荷主研究者:2015/04/18(土) 22:05:14
>>1797
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150409_13015.html
2015年04月09日木曜日 河北新報
新仙台医療センター、開院17年7月以降に

 宮城野原公園総合運動場(仙台市宮城野区)に新築、移転される国立病院機構仙台医療センターの開院が、当初目標の2017年1月から同年7月以降にずれ込むことが8日、分かった。資材高騰などによる入札不調が原因。新病院を運航拠点とする県のドクターヘリも、16年度初めの導入予定が遅れる見通しだ。

 センターによると、当初昨年10月に入札を予定していたが、参加業者がなく見送った。同11月、ことし3月に2度入札を行ったものの、いずれも予定価格に達する応札がなかった。

 センターは「予想以上に建築市場が高騰している」と話し、東日本大震災後の需要増や円安に伴う資材高騰や労働者不足が響いたとみている。4度目の入札実施時期は未定で、少なくとも予定より半年以上は開院が遅れると見込む。

 これに伴い、敷地内に整備するドクターヘリの格納庫や屋外ヘリポートの建設も遅れる見通し。16年度初めとしていたヘリの運航開始時期も修正を迫られるが、県は「17年度にずれ込むことのないよう調整を図りたい」と説明する。

 新病院は地上11階、ベッド数660床の計画で、県が宮城野原公園一帯で整備を進める広域防災拠点の基幹施設。傷病者治療、災害派遣医療チーム(DMAT)の受け入れなどを担う。

 防災拠点の運用開始は、JR貨物の仙台貨物ターミナル駅移転が完了する20年度以降。開院遅れが防災拠点の運用開始に与える影響について、県は「現時点ではない」と話す。

2193荷主研究者:2015/04/18(土) 22:07:23
>>1454 >>1906
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150409_12002.html
2015年04月09日木曜日 河北新報
ソーラーフロンティア、大衡工場が稼働

稼働したソーラーフロンティア東北工場

 昭和シェル石油子会社で太陽電池製造のソーラーフロンティア(東京)の東北工場が、宮城県大衡村の第2仙台北部中核工業団地に完成し、稼働した。投資総額は約130億円で、東日本大震災後に決まった宮城県内の誘致企業としては最大規模。同社としては東北初の生産拠点となる。

 工場は同社4カ所目で、鉄骨一部2階、延べ床面積1万5000平方メートル。敷地は広さ7ヘクタールに及ぶ。

 従来品より発電効率を高めた太陽電池パネルを生産。最新の量産技術や設備を導入して生産コストを抑え、海外展開を見据えたモデル工場として位置付ける。年間生産量は一般的な住宅向けで約3万5000戸分(出力計15万キロワット分)を見込む。

 従業員は地元雇用を中心に約100人体制。現在は品質確認のために試験的に操業する「立ち上げ期間」の位置付けで、年内に商業生産を始めたい考えだ。

 東北工場の建設に関連して、高圧ガス、流体制御機器製造販売の東横化学(川崎市)も、工場の約500メートル東側に宮城事業所を進出させた。太陽電池製造に用いるガスと噴出装置を供給し、メンテナンスなども請け負う。

2194荷主研究者:2015/04/29(水) 18:31:42

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150412_13018.html
2015年04月12日日曜日 河北新報
仙台高裁・地裁の耐震工事、見えぬ結審

耐震改修工事が長引いている仙台高裁と地裁。10台以上の駐車待ちの列ができている

 仙台市青葉区にある仙台高裁と地裁の耐震補修工事が、なかなか終わらない。工事は東日本大震災から1年後に始まり、当初の予定では昨年3月には終わるはずだった。震災後の人手・資材の不足に加え、審理中の法廷が厳粛性を大前提とする裁判所特有の事情が絡む。完工は来年3月に延期されたが、それすら危ぶむ声が上がっている。

 「裁判所には『間に合いません』と携帯で伝えたが、相手には本当に申し訳ない」。9日午前10時ごろ、高裁東側の門の前で駐車待ちをしていた訴訟当事者の会社員男性(22)が焦りを募らせた。後ろには10台以上の車が連なる。男性は結局、開廷時間に30分遅刻し、法廷に駆け込んだ。

 最高裁が震災後に発注した耐震工事に伴い、高裁の駐車場に仮庁舎が建設され、収容台数は72台から48台へと3割減った。男性のように原告や被告が遅刻するケースもある。毎月第2、第4木曜はさらに悲惨だ。大勢の業者らが集まる不動産競売の開札日に当たり、裁判所周辺は駐車待ちの長い車列ができる。

 原因は耐震工事がいつまでたっても終わらないためだ。裁判所は法廷内の厳粛性の確保が至上命令。高裁は開廷時、騒音や振動が発生する作業を中止するよう業者に通知している。ダンプや重機の搬入口は庁舎入り口脇にあり、訴訟当事者らが出入りする度、工事車両の行き来は中断せざるを得ない。

 日曜祝日と夜間に工事できない事情もある。裁判所周辺は市条例で日曜祝日の工事が禁じられている。夜間も静粛性が求められ、事実上、工事ができない。

 工事の長期化に伴い、他の復旧・復興工事が本格化して作業員や資機材の不足がますますひどくなり、工期が長引く悪循環に陥っている。いつ終わるか分からない工事に、関係者は「まるでバベルの塔」と嘆く。

 高裁総務課は「1回1回の工事中断は短くとも、ちりも積もれば山となる、で長引いてしまった。来年3月の完工予定だが、進捗(しんちょく)状況によってはさらに延期する可能性もある」と悩ましげに語る。

2195荷主研究者:2015/04/29(水) 18:32:21

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150412_11009.html
2015年04月12日日曜日 河北新報
<三陸道>登米市内の企業進出や誘致に効果

 三陸自動車道桃生豊里(石巻市)-登米インターチェンジ(IC、登米市)間の全線開通(2009年)が登米市内にもたらした整備効果を、仙台河川国道事務所がまとめた。企業進出や観光客の増加に加え、救急搬送の活用が目立った。

 登米市内の工業団地への進出企業は開通前の06〜08年度の計52社に対し、開通後の11〜13年度は計66社に増えた。金属加工や自動車部品関連などが新たに立地した。市は日野渡、迫町北方の2地区で新たな工業団地の整備を進めている。

 観光誘客の効果も顕著に表れた。市内の13年度の観光客入り込み数は約257万7000人で、06年度に比べ約2割増。市内に4カ所ある道の駅も利用客が増えている。

 救急搬送では、登米市内から地域の中核病院である石巻赤十字病院(石巻市)への搬送時間が5〜10分短縮した。12年度の搬送件数は730件で、開通前の07年比で倍増した。

 桃生豊里-登米IC間の13.8キロは登米市と沿岸部、仙台圏を結ぶ幹線道路として国が整備した。区間の通行量は1日約1万台。

2196荷主研究者:2015/04/29(水) 18:32:47

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2015/04/14 建設新聞
仙台市青葉区・サトヤ
宮町5丁目マンションの建設 約4100㎡・支倉建築企画に決まる

 サトヤ(山形県米沢市李山4640 佐藤孝市代表取締役)は仙台市青葉区宮町に「宮町5丁目マンション」(仮称)の建設を計画しており、支倉建築企画の設計・施工でことし7月の着工を予定している。

 建設用地は仙台市青葉区宮町5丁目102の6地内の敷地2324.01㎡で、JR仙山線小松島街道踏切の近接地。計画によると、ここにRC7F延べ4098.85㎡の共同住宅を建設するもので、内部には82戸の住宅を設ける。

 着工は7月初めを予定しており、2016年7月末の完成をめざしている。

2015/04/14付一面に掲載。

2197荷主研究者:2015/04/29(水) 18:33:11

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150415_12052.html
2015年04月15日水曜日 河北新報
藤崎、売り場一新 東西線駅と直結

9日に改装オープンした藤崎5階の売り場

 藤崎は、子ども関連商品を置く本館5階に乳幼児が遊べる「こどものひろば」を設けるなど、店内のリニューアルを進めている。利用客の店内での滞在時間を増やすとともに、新たな客層を開拓するのが狙い。17日には、12月開業の仙台市地下鉄東西線と直結する地下2階の食品フロアを一新し、魅力ある売り場づくりに力を入れる。

 こどものひろばは、出産準備用品やベビー用品、おもちゃのコーナーを一新したのに合わせて併設した。開設初日の9日には、大勢の親子連れでにぎわった。今後は休日を中心に、体験型の催事も開く予定だ。

 5階は6月までにさらに改装する計画で、子ども向けの雑貨や衣料の売り場を新しくするほか、運動着や文具を充実させる。6月4日には未就学児が英語などを学ぶ幼児教室が開設される。

 売り場の担当者は「子どもを飽きさせない工夫をすることで、パパやママは買い物に集中できる。家族でゆっくり楽しんでもらえる」と説明する。

 「マイキッチン」と名付けている地下2階の食品売り場の改装では、催事などで扱った一部商品をイベント終了後も提供するコーナーや、各地の銘品を集めたグルメコーナーをつくる。

 仕事と家事で忙しい40〜50代女性をターゲットに、下ごしらえをした肉や魚などの食材を充実させる。料理の専門家を招いたイベントを開催するなど情報発信も強化する。

 藤崎は、東西線青葉通一番町駅と直結し、人の流れが大きく変わるとみられる地下2階が新しい客層獲得の鍵を握る、とみている。担当者は「商品の見せ方などサービスの向上に努め、利用客を増やしたい」と意気込む。

2198荷主研究者:2015/05/06(水) 13:05:10

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150415_15045.html
2015年04月15日水曜日 河北新報
東西線開業に伴う路線再編公表 宮交バス

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地下鉄東西線の開業に伴い新設・再編される路線

 宮城交通は14日、仙台市地下鉄東西線開業に伴い実施するバス路線の再編計画を公表した。東西線の起点となる八木山動物公園、荒井の両駅に乗り入れる4路線を新設し、同じく3路線の経路を変更・延長する。実施予定は12月6日。

 再編するバス路線は表の通り。山田自由ケ丘線の17便と仙台南ニュータウン線の13便、日本平線の10便は、既存系統の減便分を、新設する八木山動物公園駅前経由の便に振り替える。

 八木山動物公園駅前には1日108便、荒井駅には1日12便が発着し、東西線乗り継ぎの利便性を高める。主に両駅周辺の路線で23の停留所を新設する。

 太白区の八木山南団地とひより台団地を結ぶ「ひより台大橋(仮称)」を通行予定の山田自由ケ丘、仙台南ニュータウンの両路線は八木山動物公園駅前までの所要時間が15分短縮される。

 再編に伴い、太白区の山田自由ケ丘車庫前と南ニュータウン東から日赤病院前を結ぶ路線と、仙台駅前-川内亀岡間の仲の瀬橋経由の路線が廃止となる。

 同社は東西線開業に合わせ、市交通局のICカード乗車券「イクスカ」を使えるようにする。導入に伴って現在の磁気カードの発売をやめ、利用も約1年後に終了する。

2199荷主研究者:2015/05/06(水) 13:07:00

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150418_11012.html
2015年04月18日土曜日 河北新報
<東西線>荒井駅駐車場は200台収容

 仙台市は、市地下鉄東西線の東の起点となる荒井駅(若林区)のパーク・アンド・ライド用駐車場の収容台数を約200台とすることを決めた。同駅周辺で唯一の大規模駐車場となり、マイカーと地下鉄を乗り継ぐ住民に利用してもらう。

 収容台数は周辺住民の意向調査を基に決めた。市が荒井東土地区画整理組合から購入した土地を活用し、駅南側約5000平方メートルの平地に整備する。

 月決めの定期利用と時間ごとの利用に応じた料金を今後設定する。業務委託する業者を5月から募集し、12月の東西線開業に合わせて利用を始める。

 西の起点の八木山動物公園駅(太白区)では、既にパーク・アンド・ライド用駐車場(519台収容)が完成した。12月に正式オープンし、5月の大型連休中は動物公園駐車場の満車時に限り暫定利用できる。

2200荷主研究者:2015/05/06(水) 13:35:31

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150419_12016.html
2015年04月19日日曜日 河北新報
<東西線>沿線開発に民間関心 市に相談続々

民間からの事前相談が寄せられている市地下鉄東西線の沿線地域=ことし1月、仙台市若林区の六丁の目駅周辺

 仙台市地下鉄東西線沿線地域を対象に市が昨年8月に導入した都市計画提案制度に、関心が高まっている。沿線の活性化を目指し、行政が担ってきた土地の用途や容積率の変更を民間が提案できるのが特徴。制度に沿ったマンションや商業施設の立地を検討する事前相談がこれまでに13件寄せられ、12月の東西線開業をにらんだ投資意欲がうかがえる。

 用途変更などを伴う都市計画は通常、自治体がつくった原案を基に有識者でつくる都市計画審議会が決定する。今回の提案制度は、原案作成段階で民間の発想を生かす取り組み。2017年12月末までの時限措置として受け付ける。

 市によると、工場が多く立地する六丁の目駅(若林区)周辺で「工業専用地域をマンション用地にできないか」といった市東部の開発に関する相談が目立つという。市都市計画課は「大手不動産会社から個人の土地所有者までと提案側はさまざま。まだ検討段階の案件も多いが、沿線への投資意欲は強い」と見る。

 提案の際は、市への事前相談後に詳細な提案書を出す。これを基に市は、都市計画審議会と同じメンバーでつくる「都市計画協議会」の意見を聞いて対応を決める。

 新たな提案制度を使った第1号として市は昨年12月、家電量販大手ヨドバシカメラ(東京)がJR仙台駅東口に建設するビルの容積率緩和を認める方針を決めた。投資喚起のため市は民間の提案を極力生かす考えで、担当者は「最初の提案が不十分な場合でも見直しの相談に乗り、事業化を後押したい」と話す。

 以前にも、全国一律の都市計画提案制度が03年から実施されているが採用例は少なく、仙台市では導入後12年間でわずかに10件にとどまる。今回は東西線沿線地域を対象にしたことに加え、「対象用地0.5ヘクタール以上」などとする従来の要件を撤廃し、提案しやすいようにしている。

2201荷主研究者:2015/05/06(水) 13:36:01

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150419_11038.html
2015年04月19日日曜日 河北新報
右折レーン増設で渋滞解消 大崎・交差点で検証

 東北地方整備局仙台河川国道事務所が、右折車線を新増設した大崎市内の国道の交差点2カ所で、渋滞が大幅に減少したとする検証結果をまとめた。

 事務所は昨年6月、大崎市古川の国道4号大崎市民病院前交差点で、栗原市方面から病院方面に向かう右折車線を増設した。増設後、最長100メートルに及んだピーク時の渋滞が、10メートルに縮小したという。

 大崎市鳴子温泉の国道47号新屋敷交差点には12年3月、右折車線を新設。紅葉シーズンに最長6.9キロ続いた渋滞がゼロになった。

 事務所は「右折車対策が極めて有効だとあらためて確認できた」と説明。各地の渋滞発生地点で順次、道路幅などに応じて車線整備を進める。

2202荷主研究者:2015/05/06(水) 13:37:05
>>2115
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150420_12032.html
2015年04月20日月曜日 河北新報
にぎわい創出正念場 仙石線多賀城駅前再開発

再開発が大詰めを迎えたJR多賀城駅前

 多賀城市がJR仙石線多賀城駅前で進めてきた再開発事業がほぼ終わり、レンタル大手ツタヤの運営会社が指定管理者となる市立図書館などが入る再開発ビルやマンションなどの建設が進む。国道45号沿いに発展し、長らく「へそのない街」とされてきた同市。来年3月の図書館開館まで1年を切り、懸案のにぎわい創出は正念場を迎える。(多賀城支局・佐藤素子)

◎新図書館開館まで様子見/仙台水族館に期待

 多賀城市は駅前周辺35ヘクタールを「まちづくり促進特区」として法人税の減免措置を講じるほか、空き物件に入る新規出店事業者への補助制度を設けて商業集積に懸命だ。中でも、東日本大震災の津波被害を受けた桜木地区を中心に飲食店街の復旧を目指すが、申し込みは低調で「事業者は図書館開館までは模様眺めのようだ」と市商工観光課はみる。

 市はツタヤの運営会社に図書館運営を委託する先行事例・佐賀県武雄市を参考に、市立図書館の来場者を年間120万人と見込み、東北歴史博物館などを含めた「東北随一の文化交流拠点」づくりを掲げるが、こちらも具体策が出るのは図書館開館後になる。

 こうした中、市や地元商工業者が注目するのが、7月に仙台市宮城野区の仙台港背後地にオープンする「仙台うみの杜水族館」だ。

 初年度100万人と予測される来館者を一人でも多く多賀城に呼び込もうと、宮城交通にバスの新路線を要望。仙台市地下鉄東西線の12月開業に合わせ、東の起点の荒井駅(若林区)から水族館、三井アウトレットパーク仙台港、夢メッセみやぎ(いずれも宮城野区)を経由しJR多賀城駅前を結ぶ路線新設が実現した。

 多賀城市幹部は「多賀城駅前に誘導する絶好の機会だ」と期待する。

 好材料の一方で、地元の経済効果を疑問視する声も出る。ある商工業関係者は「1日約3300人ともなる図書館来場者や水族館から流れる人たちを迎える態勢ができていない。ただ来てもらうだけでは駄目。地元にお金を落としてもらう仕掛けが不十分だ」と、市に一層の努力を求める。

 駅前に建設中のマンションは、販売が好調だ。販売会社は「生活に必要な施設が全て徒歩圏内にあるコンパクトシティー。仙石線沿線の住民から問い合わせが多い」と評価する。逆に「便利さゆえに結局、賃貸物件だけが張り付き、にぎわいにつながらない恐れもある」と懸念する多賀城・七ケ浜商工会幹部も。1年後の真のにぎわいを模索する動きは続く。

<多賀城駅前再開発事業>1975年に始まった土地区画整理事業が終わり、仙石線の立体交差も2013年11月に完成。駅北側には図書館などが入るA棟と、子育てサポートセンター、老人保健施設が入るB棟の二つの再開発ビルが建設される。駅南側の旧長崎屋跡地には、図書館利用者用の駐車場と商業施設が入るマンションなどが建設される。

2203荷主研究者:2015/05/06(水) 13:37:22

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150421_13051.html
2015年04月21日火曜日 河北新報
災害公営住宅40戸完成 山元・新坂元駅周辺

入居予定の災害公営住宅の窓から外を眺める家族

 山元町がJR常磐線新坂元駅周辺の新市街地に整備していた災害公営住宅40戸が完成し、20日、内覧会を開いた。同駅周辺では初の災害公営住宅で、23日に鍵を引き渡す。

 住宅は木造平屋の一戸建てと2戸連棟式で、部屋は2DK、2LDK、3LDKの3タイプ。内覧会に訪れた入居予定者は、これから暮らす部屋に入って間取りや設備を確かめた。

 仮設住宅で4年間暮らしたという無職鎌田和子さん(68)は「震災前と同じ坂元に暮らしたかった。子どもが孫を連れて遊びに来てくれるのが楽しみ」と笑顔で話した。

 同駅周辺には計68戸の災害公営住宅を整備する。町が集団移転先に定めた三つの新市街地での整備予定戸数は計484戸。新山下駅周辺では、既に整備された災害公営住宅のうち166戸が入居を終えている。

2204荷主研究者:2015/05/16(土) 17:40:30
>>2188
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150422_13019.html
2015年04月22日水曜日 河北新報
<常磐線>最終列車代替 深夜バス運行開始

岩沼駅を出発し、亘理町内の各駅に向かう深夜バス

 亘理町は20日、東日本大震災の影響で最終列車が1時間早まったJR常磐線の代替として、岩沼駅と同町の逢隈、亘理、浜吉田の3駅を結ぶ深夜バスの運行を始めた。初日の利用客は5人だった。

 バスは平日のみ運行。午後11時20分発の東北線仙台発上り列車と接続する。岩沼駅を午後11時51分に発車し、3駅に停車。料金は大人一律500円、小学生半額。

 初日に一番乗りした同町の自営業門沢俊夫さん(51)は「運行開始を待っていた。仙台に滞在できる時間が震災前に近づき、有意義に過ごすことができる」と笑顔で乗り込んだ。

 年間事業費は300万円。第1便を見送った斎藤貞町長は「運行を受け入れてくれた岩沼市に感謝する。経費負担は掛かるが、町民の利便性の向上を図りたい。周知されれば乗客も増えると思う」と話した。

2205荷主研究者:2015/05/16(土) 17:44:45

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150424_12015.html
2015年04月24日金曜日 河北新報
<東西線>新団地「荒井南」街開き

遊歩道も設けられた分譲宅地

 区画整理事業で整備していた仙台市若林区荒井の新住宅団地「荒井南」の造成工事がほぼ完了し、現地で23日、街開きセレモニーがあった。市地下鉄東西線荒井駅から徒歩圏内にあり、計570戸に約1600人が暮らす街になると見込まれる。

 面積は約17.6ヘクタール。トヨタホーム(名古屋市)など大手住宅メーカー3社が計277区画を分譲中で、既に一部の住宅が完成した。建て売りの中心価格帯は4000〜5000万円。ファミリー層を中心に注目され、約100区画を販売したという。

 団地内には東日本大震災で被災した住民の防災集団移転用地があり、市の災害公営住宅(139戸)の建設も進んでいる。

 式典には工事関係者ら約120人が出席。荒井南土地区画整理組合の大泉善郎理事長は「数年前まで田んぼだったと思えないほど造成が進んだ。東西線の活性化を担えるような街にしたい」と意欲を語り、新たな街の出発を祝った。

 区画整理事業は2008年に始まり、14年に宅地分譲がスタート。造成の完了を受け、これから住宅建設が本格化する。

2206荷主研究者:2015/05/16(土) 17:45:40

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2015/04/23 建設新聞
宮城野区・アトリウム 福田組の施工決定
賃貸共同住宅・エルスタンザ榴岡公園の新築 RC12F延べ2585㎡、16年11月の完成めざす

 アトリウム(東京都千代田区内幸町1の5の2 福田昭彦代表取締役社長)は、仙台市宮城野区二十人町地内に賃貸共同住宅「エルスタンザ榴岡公園」(仮称)の新築を計画しており、福田組の施工を決めた。

 建設用地は、仙台市の施行で計画が進む仙台駅東第二土地区画整理事業地区内の第14-3街区第17画地となる仙台市宮城野区二十人町1の1地内で敷地面積は587㎡。同地は榴岡公園の西側近隣地に位置し、JR仙石線榴ケ岡駅からも徒歩圏と住環境に恵まれた立地となっている。

 計画によると、ここにRC12F延べ2585.77㎡で建設。内部には1DKを中心に66戸の賃貸住宅を設ける。

 今後、6月上旬にも着工し、2016年11月末の完成を予定している。

 なお、設計はASKA総合計画が担当した。

2015/04/23付一面に掲載。

2207荷主研究者:2015/05/16(土) 17:45:58

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150425_12033.html
2015年04月25日土曜日 河北新報
スカイマーク仙台撤退 神戸線休止届け出

 民事再生手続き中のスカイマークが仙台空港から撤退することが24日、分かった。現在運航している神戸空港と結ぶ路線は10月24日の便を最後に運休する。

 地元との調整がついたため、この日、国土交通省に届け出た。策定中の再生計画案にも盛り込まれる見通しだ。

 スカイマークは22日にANAホールディングスを再建に向けたスポンサーに選んだと発表した際、基本的に現行の路線を維持する方針を示していた。しかし、経営再建を確実にするため、搭乗率が低い不採算路線の廃止や縮小は避けられないと判断した。

 仙台-神戸線の搭乗率は2月が28.5%、3月も43.7%と低迷し、一般的な採算ラインとされる60%を大きく割り込んでいた。

 仙台空港に関して、スカイマーク首脳は「運航するためのコストも高い」と指摘。路線の存続は厳しいとの認識を示していた。

 スカイマークは5月29日までに再生計画案を東京地裁に提出する。

2208荷主研究者:2015/05/16(土) 18:12:15

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150427_13046.html
2015年04月27日月曜日 河北新報
<仙山線>旅を追体験 駅・踏切・史跡資料集

旅のガイドとしても役立つ「仙山線の魅力再発見」

 仙台市青葉区西部の住民らでつくる「関山街道フォーラム協議会」の鉄の道部会が、資料集「仙山線の魅力再発見 この土地と人との息吹(いぶ)き」を発行した。JR仙台駅から仙山線に乗って山形方面に向かう旅を追体験できる構成で、駅や踏切、鉄道遺産の歴史、特色を伝える。編集スタッフは「地域の宝を語り継ぐ一冊になった」と話す。

 資料集は仙台-羽前千歳(山形市)間の20駅(2014年廃止の2駅を含む)と踏切47カ所のデータや周辺史跡、住民との関わりを、カラー写真や手書きの地図を交えて紹介。土木学会の14年度選奨土木遺産に認定されたトンネルや長い架台で支えるトレッスル橋、転車台といった仙山線の鉄道施設群の解説も詳しい。

 随所に載せたミニコーナー「仙山線ものがたり」には、沿線住民や縁のある人たちが寄稿。仙山線への愛着、沿線の見どころ、通勤や通学、遠足の思い出などを披露している。

 資料集作りは鉄の道部会のメンバーらが13年、選奨土木遺産の認定を目指し、仙山線の全踏切を現地調査したのがきっかけ。14年秋の遺産認定を受け、記念誌としてまとめた。仙山線を語る会の開催や山形県側住民との連携、作並駅転車台の掘り出しなど認定までの歩みも収めた。

 刊行者代表で鉄の道部会長の加藤栄一さん(79)=青葉区愛子東=は「編集に携わった住民の皆さんの意欲とアイデアに支えられ、身近な仙山線の知られざる多彩な魅力に光を当てることができた」と語っている。

 A4判、100ページで1000部発行。1000円。連絡先は仙台市広瀬市民センター022(392)8405。

2209荷主研究者:2015/05/16(土) 18:12:40

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150428_11012.html
2015年04月28日火曜日 河北新報
雄勝の人口 震災前から7割減・16年度推計

 石巻市は27日、東日本大震災の津波で甚大な被害を受けた同市雄勝地区で、2016年度以降の人口が、震災前の約3割にまで減少するとの推計を明らかにした。市議会まちづくり促進特別委員会で示した。

 市雄勝総合支所によると、雄勝地区の人口は震災前の11年2月末現在で約1600世帯、約4300人。中心部の伊勢畑防災集団移転団地の宅地供給が始まる16年度以降も人口減は続き、約620世帯、約1400人になる見込みという。

 雄勝地区は震災で171人が死亡、71人が行方不明(ことし3月末現在)となっている。約1200世帯の家屋のほか、住民生活を支えた病院、学校、郵便局などが被災。商店や基幹産業の漁業も壊滅的な被害を受け、人口流出が続く。

 新たな高台の中心部には伝統工芸品「雄勝硯(すずり)」を販売する雄勝硯伝統産業会館を再建するほか、市場型商業施設や県漁協雄勝湾支所、市雄勝総合支所、警察署駐在所なども設けるが、委員からは「大幅な人口減少は新しいまちづくりの障害になりかねない」との指摘も出た。

 雄勝地区はリアス式海岸で広い土地がない。三浦裕市雄勝総合支所長は「人口が増えても土地がないというのが実情。今後、雄勝地区に戻る人や新たに住みたいという人の住居をどう提供するかということも課題になる」と話す。

2210荷主研究者:2015/05/24(日) 16:29:23

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201505/20150505_12028.html
2015年05月05日火曜日 河北新報
LCC追い風 仙台空港、国内線利用者が最多

 仙台空港の2014年度の国内線利用者数が307万を超え、過去最多を記録したことが県のまとめで分かった。格安航空会社(LCC)の運航が追い風となった。仙台空港アクセス線の利用者数も334万で過去最多を更新した。

 県の速報値によると、国内線利用者は前年度比2.8%増の307万2541人。これまでは06年度の304万7955人が最多だった。昨年4月にLCCのスカイマークが神戸線を開設し、県空港臨空地域課は「新たな需要が掘り起こされた」と分析する。

 国際線利用者は5.5%減の16万5498人。ソウル線の減便、バンコク線の運休が響いた。ソウル線は日韓両国間の関係悪化が影を落としている面もある。

 国内線、国際線を合わせた利用者数(323万8039人)では2.3%の増加となった。

 アクセス線の利用者は4.6%増の334万8334人。仙台空港鉄道(名取市)が運営する3駅の乗降客を集計した。

 駅別では仙台空港駅171万7369人(5.0%増)、美田園駅46万8463人(11.0%増)、杜せきのした駅116万2502人(1.6%増)だった。

 空港利用者の増加に加え、東日本大震災後の沿線開発に伴う住民増加で通勤通学の利用が伸びた。空港臨空地域課は「周辺開発はほぼ頭打ち。空港利用者を伸ばし、鉄道経営を安定させたい」と話す。

2211荷主研究者:2015/05/24(日) 16:29:50

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201505/20150506_11013.html
2015年05月06日水曜日 河北新報
<かすむ復興>住宅散在薄まるまち/在宅被災者の苦悩(2)/暮らし

数少なくなった住宅がまばらに残る蒲生北部。被災者は将来に不安を抱えながら住み続ける(小型無線ヘリから)

<移転の対象に>
 仙台市宮城野区の七北田川北岸には住宅地が連なるが、県道塩釜亘理線から東側は風景が一変する。ぽつりぽつりと住宅が荒れ野に散らばる。

 東日本大震災の津波で被災する前、東側には和田、西原、蒲生、港の4地区があり、約1150世帯が暮らしていた。

 震災後は全域が「蒲生北部地区」として災害危険区域に指定され、防災集団移転の対象となった。移転終了後は土地区画整理を進め、成長産業の集積を図ることが決まっている。

 危険区域で住宅は新築できないが、流失を免れた家を補修すれば住める。2年前には約40世帯の在宅被災者が生活していた。今は20世帯弱に減ったとみられる。市蒲生北部整備課によると、ことし4月現在で移転を希望していないのは13世帯。「過疎化」はさらに進む。

<仙台市に疑念>
 「最後まで残るのは10軒以下じゃないか。俺? 動くつもりは全くない」。補修した自宅に暮らす40代の男性はそう言い切る。

 移転を拒む理由はいろいろある。先祖伝来の土地を守りたいから。気候が良くて高速道路も近く住みやすいから。そして仙台市の対応に不信感があるからだ。

 男性は今も、災害危険区域の指定に納得していない。震災を奇貨として、仙台港に隣接する蒲生北部を人が住まない地域とし、産業用地を創出する「惨事便乗型」の再開発策だとにらむ。市は否定するが、同様の疑念を持つ在宅被災者は多い。

<8月末が期限>
 世帯数は震災前の百分の一になった。学校、郵便局、交番、バス停、商店が消えた。薄まるまちに、「蒲生はついのすみか」と言う千年凱雄(ちとせ・よしお)さん(83)も不安を感じている。

 「共同体の機能が崩れてしまった。町内会もない。側溝の掃除や草刈りをどうすればいいのか。高齢の世帯が多い。空き地だらけで害虫の発生が心配。福祉面も気に掛かる」と言う。

 市内の防災集団移転事業は本年度限りで終了する。16年度以降は行政による宅地の買い取りや建物移転料の補償は望めない。不動産の鑑定や登記に必要な時間を考えると、在宅被災者の場合、8月末が移転合意の期限になるという。

 市は今後実施する土地区画整理で残存する住宅に移転を求めることはないと明言する。一方、災害危険区域の指定が将来、解除されることもないと強調する。

 蒲生に住み続けるか、移転に応じるか。被災者が重い決断を迫られている。

2212荷主研究者:2015/05/24(日) 16:30:09

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201505/20150508_13017.html
2015年05月08日金曜日 河北新報
<東西線>卸町駅、足りない駐輪場

工事が進む卸町駅南側出入り口。手前が211台分の駐輪場になる

 12月に開業する仙台市地下鉄東西線の卸町駅(若林区)駐輪場が、計画する収容台数480に対し、半分以下の211台分しか確保できていないことが7日、分かった。周辺の住宅開発が急速に進み、見込みを上回る需要に用地確保が追い付かないため。市は駅周辺に適地を探すが、めどは立っていない。

 マンション建設や宅地開発が活発になった影響とみられ、計画台数は東西線全13駅の中でも八木山動物公園(783台)、薬師堂(481台)に次ぎ、3番目となる。市は駅南側出入り口前の平地約330平方メートルを駐輪場として確保したが、収容規模は211台にとどまる。

 市地下鉄南北線各駅の駐輪場の利用率は、平均約6割。卸町駅で見込まれる需要480台に当てはめると最低288台分は不可欠で、少なくともあと77台分が早急に必要になる計算だ。

 480台の根拠は、市が2012年7月に公表した東西線需要予測の見直し結果。乗降客数が見積もりを下回ったのとは逆に、自転車など二輪車でのアクセスは1日453人から637人に増えると見込んだ。その段階で見直し前に計画していた270台では足りず、210台の上積みが必要になっていた。

 需要の大幅拡大が判明してから3年近くがたつ。市道路管理課は「何とか開業に間に合うよう対応したい」と説明するが、駐輪場整備に向けた用地買収は難航が続いている。

2213荷主研究者:2015/05/24(日) 16:34:43

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201505/20150514_13044.html
2015年05月14日木曜日 河北新報
拠点整備機に再開発を 住民主導で活性化目指す

仙台貨物ターミナル駅の移転先となる岩切地区の水田地帯=仙台市宮城野区

 県が取り組む広域防災拠点の整備構想に伴い、JR仙台貨物ターミナル駅の移転が予定される仙台市宮城野区岩切地区で、地元住民らの間に再開発を望む声が高まっている。月1回の勉強会を重ね、新ターミナルを核に周辺の開発を進める絵を描く。行政に先手を打ち、住民主導の地域活性化を目指す。

 広域防災拠点は、県が宮城野原公園総合運動場(宮城野区宮城野)と隣接する仙台貨物ターミナル駅を合わせて整備。JR貨物はターミナル駅敷地約17ヘクタールを県に売却し、東北新幹線と東北線に挟まれた岩切地区の水田地帯に移す。

 「巨大施設を基軸としたまちづくりが必要だ」と強調するのは今市上区町内会の高野秀策会長。高野会長ら地元農家は昨年3月に勉強会を設置し、月1回のペースで新ターミナル駅に伴う周辺開発を考えている。

 岩切地区では米価下落や後継者の確保に悩む農家が多く、再開発への期待が高まっている。区画整理事業で土地を造成し、住宅地のほか運輸関連企業、商業施設の誘致を構想。「住民の悲願がかなう好機」(高野会長)と、東仙台-岩切駅間の新駅建設案も練る。

 さらに新ターミナル駅の完成によって、東北線に並行する県道仙台松島線の渋滞など、さまざまな問題の発生も予想される。住民側は道路整備といった対応策を市や県に求めている。

 しかし現時点で、再開発に向けた行政側の協力は見通しが立たない。市政策調整課は「道路整備は必要だが、長期的に人口減少に向かう中で、再開発の必要性はあるのかどうか分からない」と効果を疑問視する。

 高野会長は「ターミナル駅の移転が夢のある開発につながるよう、市と県は住民と一緒になって考えてほしい」と要望する。

2214荷主研究者:2015/05/24(日) 16:35:09

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201505/20150515_12046.html
2015年05月15日金曜日 河北新報
仙台港の貨物量、過去最高 14年

 仙台港の貨物取扱量が2014年に初めて4000万トンを超え、過去最多を記録したことが宮城県のまとめで分かった。トヨタ自動車東日本(大衡村)の完成車積み出しが好調だった。県は港湾整備を加速させ、さらなる取扱量アップを図る。

 県の速報値によると、仙台港の14年取扱量は4007万トンで、前年比4.1%の増。震災前(10年)より20%伸ばした。

 品目別では「完成自動車」が990万トンと最も多く、前年比3%増。トヨタ東日本の岩手工場(岩手県金ケ崎町)と大衡工場が生産を強化し、仙台港からの積み出しも増えた。

 塩釜港は1.7%増の251万トン。東日本大震災からの復興関連工事資材を運び込む拠点となっており、「セメント」は震災前比で80%を超す伸び。「砂利・砂」は4倍以上の取扱量を記録した。

 石巻港は376万トンで前年比4.9%減。震災前の9割程度に回復したが、主要取扱品目の「木材チップ」や「飼料用とうもろこし」が振るわなかった。

 県港湾課は「各港の岸壁整備や拡張工事を進め、石巻港では企業誘致に力を入れたい」と話す。

2215荷主研究者:2015/05/24(日) 16:55:36

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201505/20150517_15011.html
2015年05月17日日曜日 河北新報
地下鉄駅で高さ日本一 八木山動物公園駅

丘陵地にある八木山動物公園駅。地上部分に大規模駐車場が整備されている

 日本地下鉄協会(東京)は、12月に開業する仙台市地下鉄東西線の八木山動物公園駅(太白区)を全国の地下鉄駅で最も高い場所にあると認定した。駅は標高136.4メートルに整備され、市と地元住民は設計段階から「高さ日本一」の認定を期待していた。今回のお墨付きを駅周辺の活性化につなげたいと意気込んでいる。

 住民らでつくる「東西線関連八木山まちづくり研究会」が協会に調査を依頼し、このほど認定書が届いた。「日本国内における地下鉄駅として、軌条(レール)面高の標高が最も高い駅であると認めます」と記されている。

 協会によると、これまで最も高かったのは神戸市地下鉄西神・山手線の総合運動公園駅(103メートル)。八木山動物公園駅は30メートル以上の大差をつけて1位となった。石島徹業務部長は「地下鉄のある大都市はどこも標高が高くない。仙台のように中心部のすぐ近くに山が迫っている都市は珍しい」と語る。

 まちづくり研究会の「新たな駅前地区の顔づくり部会」の八木充幸部会長(61)は「地区のセールスポイントとして市内外に発信したい。全国の鉄道マニアにもアピールできる」と喜ぶ。

 住民からは日本一の記念プレートの設置を求める声が上がり、市も検討を始めた。市の担当者は「公式に日本一と認められたので前向きに考えていく。どのようなものがふさわしいか住民と協議したい」と話した。

2216荷主研究者:2015/06/13(土) 18:36:50

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201505/20150519_13029.html
2015年05月19日火曜日 河北新報
仙台空港 ホノルル線運航中止

 米ハワイアン航空は18日、週3往復している仙台-ホノルル線の運航を9月30日で中止すると発表した。2013年6月の就航から、2年3カ月での撤退となる。同社は「定期運航を継続するために必要な乗客数が、今後も見込めないと判断した」と説明している。

 仙台発の便は水、金、日曜に札幌を経由してホノルルに到着。ホノルル発は火、木、土曜に仙台経由で札幌に向かっている。

 同社は、10月1日以降の航空券を予約、購入済みの乗客に対して、予約の変更、振り替え便を手配するなどして対応する予定。札幌-ホノルルを直接結ぶ定期便は継続する。

 宮城県空港臨空地域課は「ホノルル線は東北唯一のハワイ直行路線で、ようやく定着してきたと考えてきただけに、撤退は非常に残念」と話した。

 ホノルル線の撤退で、仙台空港発着の国際定期路線は週15往復から12往復に減少する。

2217荷主研究者:2015/06/13(土) 18:40:31

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201505/20150520_12018.html
2015年05月20日水曜日 河北新報
仙台-北京便7月から増便 中国国際航空

 中国国際航空が、週2往復している仙台-北京線(上海経由)の運航を、7月18日から週3往復に増やすことが19日、分かった。円安やビザ(査証)の発給要件緩和を背景に、中国人観光客の増加が見込めると判断したとみられる。

 関係者によると、中国国際航空は現行の水、日曜日に加え、土曜日に仙台発着便を運航する。今後社内体制が整い次第、増便分の搭乗予約受け付けを始める。

 4月の仙台発着便の搭乗率は72%と好調を維持。観光目的の訪日客が多く、特別名勝松島や文豪・魯迅ゆかりの仙台市内巡り、免税店でのショッピングなどが人気だという。

 外務省は1月から、経済力のある中国人向けに有効期間内に何回も日本に出入国できる「数次ビザ」の発給対象枠を拡大。沖縄県か東日本大震災被災地の岩手、宮城、福島3県のいずれかで1泊することが要件で、仙台空港経由の訪日客増加が見込まれている。

 観光庁の統計では、2014年に宮城県内に宿泊した中国人は1万1380人。震災前の10年の水準(1万3890人)は回復していない。

2218荷主研究者:2015/06/13(土) 18:41:30
>>2080
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201505/20150520_11045.html
2015年05月20日水曜日 河北新報
宮城県が塩釜・海岸通の再開発認可

施設整備のイメージ図(再開発準備組合提供)

 宮城県は19日、東日本大震災の津波で被害を受けた塩釜市海岸通1番、2番地区の市街地再開発事業について、再開発準備組合に認可書を交付した。計画区域はJR本塩釜駅西側の約1ヘクタールで、観光と生活の新たな拠点として整備が進められる。

 1番地区は14階のマンション棟と防災拠点施設などが入る4階の業務棟を建設する。両棟がつながる1階部分は商業スペースで、別に立体駐車場を設ける。2番地区は2階の建物を整備。塩釜神社の門前町の風情を取り入れた飲食店街にする。総事業費は約50億4500万円で、うち約17億円は復興交付金を充てる。

 震災前のにぎわいを取り戻そうと、地権者らでつくる再開発準備組合が計画を立案した。県の認可を受けて5月31日に本組合を設立する。2016年春の着工、17年度の完成を目指す。

 県庁で交付式があり、遠藤信哉土木部長から認可書を受け取った準備組合の鈴木成久理事長は「やっとここまで来た。県内外から人を呼べる商店街をつくりたい」と述べた。

2219荷主研究者:2015/06/13(土) 18:41:59

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201505/20150520_13062.html
2015年05月20日水曜日 河北新報
倉庫街でうわさ?卸町が宮城野区編入を希望…

卸町に建設中の災害公営住宅。児童は宮城野区の東宮城野小に越境通学する

 「仙台市若林区の卸町が宮城野区への編入を望んでいるらしい」。こんなうわさが宮城野、若林の両区境周辺を駆け巡っている。ただ、関係者は一様に「一体どこが発信源?」と首をかしげるばかり。大胆な住民提案は、発起人不詳のまま不発に終わってしまうのか-。

 宮城野区のある町内会総会で卸町地区の編入話が話題に上ったのは、ことし4月だった。町内会長は「各町内会長が集まる地域懇談会で聞いた」と証言。懇談会に出席していた地区町内会連合会長も「卸町の要望らしい」と振り返る。

 ところが当の卸町町内会長の阿部修さん(69)は「倉庫街の卸町は町内会の加入世帯が10軒に満たず、活動も低調。編入など話し合ったこともない」と不思議がる。

 ただ、卸町地区が若林区であるのは不合理とみる関係者は少なくない。代表的な問題として挙げられるのが学区の不自然さだ。

 卸町は宮城野区の東宮城野小学区に含まれる。このため町内に建設中の災害公営住宅に子どものいる世帯が入居すれば、異例の越境通学となる。それでも交通利用の多い国道4号や県道荒浜原町線を横断して通学するよりは、近いし安全だという。

 ある地区町内会連合会長は「個人的意見」と前置きした上で「地図を見ても卸町が若林区なのは不自然。卸町の生活圏は宮城野区。卸町のイベントには宮城野区民の方が多く駆け付ける。一緒にならなければならない」と編入を支持する。

 編入には市区設置条例をはじめとする関連条例の改正が必要だ。合理的理由を掲げて市当局か議会を動かさなければならない。差し当たり署名活動などで機運を高めるといった手順が考えられそうだ。

 市区政課は「町丸ごとの編入手続きは例がない。どなたか住民代表が名乗りを上げれば、相談にも乗れるのだが…」と困惑している。

2220荷主研究者:2015/06/13(土) 18:44:27

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201505/20150521_12026.html
2015年05月21日木曜日 河北新報
仙台のオフィスビル空き室率、2ヵ月ぶり悪化

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店がまとめた仙台市内のオフィスビルの4月の平均空き室率は、前月比0.11ポイント増の10.93%で2カ月ぶりに悪化した。

 調査した5地区のうち3カ所で悪化し、青葉区一番町は1.05ポイント増の10.12%だった。県庁・市役所は0.56ポイント増の12.20%で、民間ビルに入居していた行政機関が、移転集約に向けて解約予告を入れたのが影響した。泉区などの周辺オフィスは11.58%で0.57ポイント増加した。

 改善した2地区のうち、仙台駅前は0.33ポイント減の9.11%。仙台駅東はコールセンターの増床などがあり、1.51ポイント減の15.82%となった。

 仙台支店の担当者は「新たなオフィスビルの供給が予定されておらず、空き室率は改善傾向になるだろう」と話した。調査対象は延べ床面積990平方メートル以上の353棟。

2221荷主研究者:2015/06/13(土) 18:45:04

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201505/20150522_12005.html
2015年05月22日金曜日 河北新報
マンション価格 仙台圏でバブル超え

入居前に販売担当者(右)と話すマンション契約者

 仙台圏で新築マンションの平均販売価格の高騰が続いている。東日本大震災からの復興需要で工事費が上がり、新規供給量が縮小したのが要因。過去最低水準の住宅ローン金利を背景に、消費者の購買意欲も旺盛だ。平均販売価格は既にバブル期を突破。業界内では「もっと上昇する」との見方が少なくない。(報道部・勅使河原奨治)

 「立地環境の良さが決め手。価格は気にならなかった」。野村不動産が昨年9月に販売を始めた仙台市太白区のプラウドシティ仙台長町南(192戸)。太白区の男性会社員(42)は購入理由を歯切れ良く語る。

 仙台市地下鉄長町南駅まで徒歩3分。第2期まで販売した計155戸は全て即日完売した。価格は3LDKで4000万〜4500万円。残る物件も完売が見込まれている。

 広告代理店のDGコミュニケーションズ仙台支社によると、仙台圏の平均販売価格は2013年で3559万円。14年は3913万円に上り、バブル期の91年の3534万円をしのぐ。

 仙台圏の新築マンション供給戸数は08年のリーマンショック前は年間2000戸前後だった。その後、1000戸前後で推移したが、14年は574戸にとどまった。15年も1000戸程度になる見込みで、品薄感は続く。

 金融緩和による低金利の影響も大きい。返済期間が最長35年の住宅ローン「フラット35」の5月の貸出金利は1.46〜2.08%(返済期間21年以上、融資率9割以下)で過去最低水準。富裕層を中心に価格より立地で選ぶ消費者が増え、価格高騰に拍車を掛ける。

 中古物件も立地の良い青葉区中心部などで上昇傾向にある。10年前の取得時の価格と同額で売り出される物件も出ている。

 青葉区一番町2丁目に三井不動産レジデンシャル、住友不動産、野村不動産が共同で開発したマンションは、3月末の入居開始直後から中古物件が出回る。「入居するつもりが、市況を見て売りに出す人もいるようだ」(大手デベロッパー)。購入時4000万〜5000万円の物件が約2割高で売られているという。

 14年に供給がほとんどなかった青葉区中心部では今後、400戸の供給が予定される。このうち3月末に販売を始めた本町のマンションは、5000万〜7000万円でほぼ完売。ことしはさらに新たな価格市場が形成されそうだ。

 復興とオリンピック需要で工事費は高止まりするとみられ、価格下落要因は乏しい。DGコミュニケーションズの吉野敦仙台支社長は「仙台の街の実力を考えると、これまでが安すぎた。当面は震災前の価格水準に戻ることはないのではないか」と予想する。

2222荷主研究者:2015/06/13(土) 18:45:34

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201505/20150522_15010.html
2015年05月22日金曜日 河北新報
仙台城絵図、恐竜標本…所蔵3300点寄贈

寄贈される「奥州仙台城絵図」。江戸時代初期のもので、現存する仙台城下の絵図では最古という

 財団法人斎藤報恩会(仙台市)は21日、仙台市役所を訪れ、市指定文化財「奥州仙台城絵図」や肉食恐竜アロサウルスの骨格複製標本など歴史・自然分野の所蔵品約3300点を市に寄贈する方針を伝えた。

 浜田直嗣理事は「90年を超える会の歴史の中で収集した品々を市に引き継いでほしい」と要請。元東北大総長の西澤潤一理事も「地元ゆかりの所蔵品が市に寄贈されるのは意義のあることだ」と話した。

 奥山恵美子市長は「貴重なコレクションを散逸しないようにしっかり保存したい」と要請を承諾した。市は市博物館と科学館で展示・研究に活用する方針。

 斎藤報恩会は1923年設立。自然史博物館を2009年まで、報恩会博物館をことし3月まで仙台市内に開設していた。ほかの収蔵品約2000点も東北大などへの寄贈を検討している。

2223荷主研究者:2015/06/13(土) 18:48:15
>>2095
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201505/20150523_12003.html
2015年05月23日土曜日 河北新報
藤崎の小売店、仙台・六丁の目にオープン

22日にオープンしたヴィーフジサキ六丁の目店

 藤崎は22日、仙台市若林区六丁の目南町に、小型店「ヴィーフジサキ六丁の目店」を開店した。12月の市地下鉄東西線開業を見据え、沿線住民の新たな需要を見込んだ。小型店は2009年の長町店(太白区)以来6年ぶりの出店で、12店目となる。

 六丁の目店はショッピングモール「フレスポ六丁の目南町」の敷地内にあり、鉄骨平屋で店舗面積は990平方メートル。営業時間は午前10時〜午後6時半。

 50代の女性を中心とした客層を想定し、衣料品、服飾雑貨、リビング用品、食品など計約3000種類の商品をそろえた。藤崎本館などの商品を取り寄せることも可能だ。年間の売り上げ目標は5億円。

 22日は、開店前から約700人が列をつくった。日下宏治店長は「地下鉄開業に合わせ、新しい街ができる地域。新規顧客の獲得はもちろん、従来の顧客へのサービスも充実させたい」と意気込みを語った。

 同社は6月12日、13店目として、山形市七日町の複合ビル1階に山形店をオープンさせる。


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