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仙台・宮城・陸奥

2194荷主研究者:2015/04/29(水) 18:31:42

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150412_13018.html
2015年04月12日日曜日 河北新報
仙台高裁・地裁の耐震工事、見えぬ結審

耐震改修工事が長引いている仙台高裁と地裁。10台以上の駐車待ちの列ができている

 仙台市青葉区にある仙台高裁と地裁の耐震補修工事が、なかなか終わらない。工事は東日本大震災から1年後に始まり、当初の予定では昨年3月には終わるはずだった。震災後の人手・資材の不足に加え、審理中の法廷が厳粛性を大前提とする裁判所特有の事情が絡む。完工は来年3月に延期されたが、それすら危ぶむ声が上がっている。

 「裁判所には『間に合いません』と携帯で伝えたが、相手には本当に申し訳ない」。9日午前10時ごろ、高裁東側の門の前で駐車待ちをしていた訴訟当事者の会社員男性(22)が焦りを募らせた。後ろには10台以上の車が連なる。男性は結局、開廷時間に30分遅刻し、法廷に駆け込んだ。

 最高裁が震災後に発注した耐震工事に伴い、高裁の駐車場に仮庁舎が建設され、収容台数は72台から48台へと3割減った。男性のように原告や被告が遅刻するケースもある。毎月第2、第4木曜はさらに悲惨だ。大勢の業者らが集まる不動産競売の開札日に当たり、裁判所周辺は駐車待ちの長い車列ができる。

 原因は耐震工事がいつまでたっても終わらないためだ。裁判所は法廷内の厳粛性の確保が至上命令。高裁は開廷時、騒音や振動が発生する作業を中止するよう業者に通知している。ダンプや重機の搬入口は庁舎入り口脇にあり、訴訟当事者らが出入りする度、工事車両の行き来は中断せざるを得ない。

 日曜祝日と夜間に工事できない事情もある。裁判所周辺は市条例で日曜祝日の工事が禁じられている。夜間も静粛性が求められ、事実上、工事ができない。

 工事の長期化に伴い、他の復旧・復興工事が本格化して作業員や資機材の不足がますますひどくなり、工期が長引く悪循環に陥っている。いつ終わるか分からない工事に、関係者は「まるでバベルの塔」と嘆く。

 高裁総務課は「1回1回の工事中断は短くとも、ちりも積もれば山となる、で長引いてしまった。来年3月の完工予定だが、進捗(しんちょく)状況によってはさらに延期する可能性もある」と悩ましげに語る。


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