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仙台・宮城・陸奥
2144
:
荷主研究者
:2015/03/01(日) 12:12:38
http://yamagata-np.jp/news/201502/25/kj_2015022500504.php
2015年02月25日08:19 山形新聞
仙山線、雪塊衝突で連日のダイヤ乱れ 利用者ため息、JR側は迅速復旧に力
JR仙山線で列車が雪の塊に衝突し、点検作業などによる遅れや運休が23、24の両日、続けて発生した。山間部を走る同路線は雪の影響を受けやすいが、通学や通勤で1日平均約9千人が利用する大動脈。JRは危険箇所の事前把握に力を入れるなど対策を講じているが、連日のダイヤの乱れに利用者からは「またか」とため息が漏れ、対策強化を求める声が聞かれた。
JR東日本仙台支社などによると、24日は午後1時35分ごろ、県境付近の仙台市側で、上り普通列車が直径約70センチの雪の塊にぶつかり、緊急停車した。計約60人の乗客にけがはなかった。上下4本が運休し、影響人員は約1400人に上った。23日は面白山高原―高瀬間で同様のトラブルが発生。両日とも雪は山の斜面や線路脇から落ちたとみられ、運転士が気付いてブレーキを掛けたが間に合わなかった。
今冬は降雪量が多い一方で気温の高い日が続き、斜面などの雪が崩れやすくなっている。仙山線は特に山間部で沿線に道路のない区間があり、落雪などで線路の除雪が必要になると、土木関係の係員が到着するまで乗客は足止めを強いられる。
例年発生する雪の影響を受け、JRは列車に係員を乗せ、沿線の雪の状態を随時、確認。雪が崩れそうな状態となっている危険箇所があれば運転を見合わせ、除雪するなどしている。24日は、衝突した列車に乗っていた係員が発生後すぐに作業し、約30分で運転を再開した。
雪との衝突が絶えないことについて、JR仙台支社広報室は「山間部は広範囲。いつ、どこから雪が落ちてくるのか見極めることは難しく、悩ましい」と困惑する。まずは、添乗している除雪担当係員の態勢を強化するなど発生後の迅速な復旧に力を入れる考えという。
常に利用する乗客の反応は複雑だ。通勤で利用する山形市内の会社員男性(53)は「列車が遅れていないか毎朝不安になりながら駅に向かう」と嘆く。仙台市内の短期大学に通う女性(19)=山形市=は「定期券があるのにバスに乗り換えるのは納得できない。遅れない対策をしてほしい」と訴えた。通学に使う高等専門学校2年の男性(17)=同=は昨年12月、倒木の影響で立ち往生した列車にも乗っていた。「自然災害だから仕方ないとは思うが、影響を最小限に食い止める対策をしてほしい」と強調した。
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