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仙台・宮城・陸奥

2190荷主研究者:2015/04/18(土) 21:34:32

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150404_15051.html
2015年04月04日土曜日 河北新報
<せんだい ひと模様>壱弐参横丁のイメージアップに力/レトロとおしゃれ両立

「もっと多くのお客さまに足を運んでもらえるよう、頑張ります」と語る荒井さん

◎中央市場商業協同組合理事長・荒井美和子(あらい・みわこ)さん

 仙台市青葉区一番町の壱弐参(いろは)横丁は東日本大震災後、詰まり気味だった下水管を入れ替え、構内6カ所のトイレを一新するなどしてイメージアップに努めている。横丁を運営する中央市場商業協同組合の荒井美和子理事長(66)=太白区=は「多くの人たちに末永く愛される横丁にしたい」と将来像を描く。

<下水管を改修>
 木造2階、棟割り長屋風の建物が東西2本の通路(約120メートル)沿いに並ぶ壱弐参横丁は、戦後間もない1946年に開業した。居酒屋など飲食店や鮮魚店、時計店といった約120店舗が軒を連ねる。

 レトロな雰囲気で幅広い年齢層に支持されてきたが、下水管やガス管などの老朽化が進んでいた。とりわけ下水管は頻繁に詰まって悪臭を放った。トイレはかなり古く、女性客を遠ざける要因になっていた。

 「行政の担当者から『近い将来発生する宮城県沖地震で横丁は倒壊する』って指摘されていました。そんなこともあり、下水管などの設備はだましだまし使っていたのですが、東日本大震災の巨大地震に耐えたことで更新を前向きに考えるようになりました」

 建物は持ちこたえたものの、下水管の傷みは激しさを増し、入れ替えは必至の状況だった。半年で116人の組合員全員に入れ替え工事について説明し、臨時総会で着工の同意を得た。

 仙台市によるガス管と水道管入れ替え工事に相乗りすることで、事業費を大幅に削った。下水管工事は2012年3月に終了。その後、トイレも全面的に改修し、一部を車いすでも利用できるタイプにした。

<女性客が増加>
 「構内で『理事長』って呼び止められるときは大概苦情だったけど、最近は横丁を褒めてくれる人が多いんですよ」と表情を緩める。先日も知り合いの男性から「トイレがきれいになったから、彼女を食事に連れて来られるようになった」と話し掛けられたという。

 横丁にはおしゃれな飲食店が増え始めた。多くの店主が「女性客が増えた」と口をそろえる。組合はさらに横丁をPRするため、「壱弐参横丁」とプリントした前掛けやTシャツなどを作製し、売り出している。

 構内の街灯も、かつては店の営業が終了すると消していたが、今は終日点灯する。「深夜に構内が真っ暗だと犯罪を誘発しかねない。電気代は壱弐参横丁に負のイメージが付かないための必要経費だと考えています」と語る。

 築60年近い建物だけに修理費がかさむ。現在は屋根を全面改修している。建て替えた方が安上がりなのかもしれない。でも、少しずつ手を入れながら、戦後の遺物のような横丁を残していきたいと考えている。


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