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仙台・宮城・陸奥

2148荷主研究者:2015/03/01(日) 13:57:13

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150225_62012.html
2015年02月25日水曜日 河北新報
<常磐道3・1全通>企業、広域展開の好機/(上)交流拡大 販促へ海外も視野

3月1日に開通する常磐道の常磐富岡-浪江IC間。計画から約半世紀、全線がつながる

 東北南部の太平洋沿岸と首都圏が一本の道で結ばれる。常磐自動車道が3月1日、三郷ジャンクション(埼玉県)-亘理インターチェンジ(IC、宮城県)間約300キロの全線で開通する。計画から約半世紀を経て実現する沿岸の大動脈。東日本大震災の被災地の企業や住民が期待感を抱く一方、福島第1原発事故の影響は色濃く残る。全線開通前の現状を追った。(南相馬支局・大場隆由、報道部・布施谷吉一、亘理支局・原口靖志)

 宮城県沿岸南部の被災地企業に、販路拡大の好機が訪れる。

 福島県境に接し、特産イチゴの栽培ハウスが広がる宮城県山元町。農業生産法人GRAは、仙台や東京の百貨店、仙台空港などで、大きさや糖度の基準を満たした「ミガキイチゴ」といった地域ブランド販売を手掛ける。次の一手は海外輸出。鍵を握るのが常磐道だ。

<完熟のまま>
 岩佐大輝代表(37)は「日本のイチゴは海外で評価が高い。シェア拡大は可能だ」と青写真を描く。常磐道開通後は近くのICから成田空港に運ぶ。照準は香港や台湾、中東の富裕層。「完熟のまま海外の消費者に届く」と開通効果を挙げる。

 東北と関東に事業所を置く企業の期待は高い。

 車用品販売店イエローハットを運営するホットマン(仙台市)は茨城県に15店舗を持つ。冬の需要期に不足する商品を仙台から運ぶケースもある。東北道と磐越道を経由する場合に比べ、30分以上早く店に着く。

 伊藤信幸社長(65)は「時間に余裕ができ、ガソリン代も浮く」と利点を語る。昨年2月の大雪で宮城、福島県境の東北道が通行止めとなり、並行する国道4号が大渋滞した。「物流はストップできない」と伊藤社長。代替機能が果たせる大動脈の完成を歓迎する。

 宮城県丸森町を第2の拠点と位置付ける鋼材加工業メルコジャパン(茨城県日立市)。液晶、有機エレクトロルミネッセンス(EL)などの関連部品を製造する。航空機部品などの工場を今秋、山元町に新設する。2016年度開設予定の坂元スマートICに近い。

 納入先は首都圏や九州と広範囲にわたる。栗田鋼二社長(47)は「景気上向きによる納期短縮に対応できる。東北の企業とも連携したい」と広域の事業展開を見据える。

<仙台に流入>
 昨年12月6日の浪江-山元IC間開通で、仙台圏と浜通りの交流は活発化した。東日本高速道路によると、常磐道の既設区間の通行量は20〜27%増えた。全線開通を機に、仙台圏の商業施設や観光施設への流入が加速すると見る向きは多い。

 JTB東北(仙台市)の担当者は、仙台市の仙台港背後地に7月開業する仙台うみの杜水族館に注目。いわき市のアクアマリンふくしまなどとの相乗効果を期待する。

 「全国的な知名度を誇る観光施設が少ない東北は複数施設の連携が欠かせない」と強調した。


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