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人口問題・少子化・家族の経済学
958
:
とはずがたり
:2015/01/06(火) 11:40:09
確かに。政治的には威勢良く0と云えるのが大事やしね〜。
厚労省が待機児童の定義統一へ 自治体の意志をくじかない改革を
http://economic.jp/?p=38419
2014年08月03日 16:39
7月29日、厚生労働省はこれまで明確に定まっていなかった待機児童についての定義を見直し定義を統一する方針を固めた。来年4月から始まる子育て支援新制度に合わせて定義を統一する予定だ。この定義見直しにより待機児童が「倍増」する可能性があるという。
7月29日、厚生労働省はこれまで明確に定まっていなかった待機児童についての定義を見直し定義を統一する方針を固めた。来年4月から始まる子育て支援新制度に合わせて定義を統一する予定だ。保育所への入所を希望しているにもかかわらず入ることができない待機児童。各自治体は対策を行い「待機児童ゼロ」を発表するところも現れたが、この定義見直しにより待機児童が「倍増」する可能性があるという。
今回の定義見直しで厚労省は待機児童を「認定を受けて入所を申し込んだが利用していない児童」と定める。これまで定義に含むかを各自治体に委ねていた認可保育所以外の認定子ども園や小規模保育に入所を申し込んだが利用していない児童や、親がやむを得ず育児休業を延長した場合なども一律に対象に含める。
この定義統一は待機児童数に大きな影響を与えそうだ。「待機児童ゼロ」を発表してきた横浜市や名古屋市はこれまで育児休業の延長などの場合は数に加えてこなかった。横浜市は今年4月の待機児童数を20人と発表しているが、定義の見直し後には2,000人を超してしまう見込みだ。既に定義見直しによって待機児童数が急増した例もある。東京都目黒区は今年度から親が育児休業を延長したケースを待機児童に含むことを決定したが、その影響で昨年度132人だった待機児童は今年4月1日時点で247人と二倍近い増加となった。同時期の全国の待機児童数は2,786人だが、共同通信の調査では定義見直しによりその数は少なくとも18,975人と6倍以上に膨れ上がる。
今回の定義統一は待機児童の正確な実像を把握することが目的だ。これまで定義に何を含めるかは各自治体の判断に委ねられていたが、ばらつきがあり実態が反映されていないとの指摘が出ていた。しかし、自治体にある意味自由な判断が許されてきたからこそ、横浜市や名古屋市は「待機児童ゼロ」を政策目標として住民や議会の理解を得られてきたことも事実だ。新しい定義では親一人ひとりの意思の確認が必要とされる可能性もあり、これまでのように「ゼロ」を目指すことは困難になる可能性が高い。これまで多くの賛同者を得ることで結果的に待機児童が減ってきたことは親にとっても利益となっていたはずだ。
正確なデータを把握することは確かに大事である。しかし、自治体の意志をくじくことのないよう、慎重に進めることもまた重要だろう。(編集担当:久保田雄城)
959
:
とはずがたり
:2015/01/08(木) 14:04:40
ちょ。。
性的なことに興味を失くす日本人・・専門家「世界経済に容易に打撃を与える恐れがある」―英国メディア
フォーカス・アジア 2015年1月6日 00時09分 (2015年1月8日 14時02分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20150106/Xinhua_05776.html
台湾紙・自由時報は5日、英国メディアの報道を引用して、日本人が性的な事柄に冷ややかになっており、世界経済にも打撃が及ぶ恐れがあると報じた。
報道によると、日本では40歳以下の若い層が昔ながらの男女関係に興味を示さなくなってきており、異性と交際せず、性的なことをしなくても不満に思わない人が増えてきた。日本メディアはこうした現象を「独身シンドローム」と名付け、世界的な低出生率国でのこうした事態が国際的に注目を集めている。
英紙メトロは「こうした現象が続けば、日本にはもうじき、自国経済を支えるだけの人口がいなくなる」と指摘。また専門家は「世界最大規模の経済体のひとつである日本のこうした危機は、世界経済に容易に打撃を与える恐れがある」と分析した。
英紙ガーディアンが伝えた2011年のデータでは、日本人の16〜24歳の日本人のうち、女性の45%が性的な事柄に興味を持たない。男性でもこの割合は25%だった。
(編集翻訳 恩田有紀)
960
:
とはずがたり
:2015/01/20(火) 13:38:30
社会福祉法人や土建屋,幼稚園の経営者の取り分と限界集落と稲作へのばらまきをがつんと下げてその分,介護士,保育士への配分と都市インフラへの支出を増やすべきである。特に保育園増強が一番の課題なのに政府の無為無策振りは目に余る。
都内公立保育所:非正規「4割」6割超年収130万円未満
http://mainichi.jp/select/news/20150113k0000e020194000c.html
毎日新聞 2015年01月13日 13時37分(最終更新 01月13日 21時47分)
都内公立保育園の非正規職員の年収
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/fukushi/20150113k0000e020194000c.jpg
東京都内の公立保育園で働く職員は、非正規職員が4割を超すことが明星大の垣内国光教授(児童福祉論)の調査で分かった。非正規職員の6割超が年収130万円未満であることも判明。垣内教授は、保育の質的向上を目指すため、保育士らの待遇を改善するよう強調している。
都内62市区町村に雇用状況についてアンケートをしたところ、31自治体から回答があった。調査報告書によると、2013年4月時点の保育士や調理師・栄養士、用務員ら職員計約1万6000人のうち、有期雇用の非正規は44.7%。区部は非正規が41.8%だったのに対し、市町村部は57.6%に達し、自治体間の差も浮かんだ。また、保育に従事する職員について雇用期間を調べると、6カ月が82%を占めた。
さらに、東京自治労連を通じて15市区の非正規職員に対して、労働条件についてのアンケートも実施。3632人から回答があり、12年の年収について選択肢式で尋ねたところ、「50万〜100万円未満」が32.8%で最多だった。「100万〜130万円未満」が20%で続き、130万円未満の合計は約63%を占めた。
垣内教授は「これでは労働者として生活できない」と指摘。「保育者を大切にすることによって、日本の保育の質を引き上げることを考えないといけないのではないか」と訴えている。また、調査に携わり、都内の公立保育園で非正規の保育士として17年働く三井文代さん(47)は「雇用不安が大きい。退職金や一時金もないので老後のことを考えると不安だ。それでも、子供と楽しく保育にかかわっていきたいと思うので仕事を続けている」と話す。【武本光政】
961
:
とはずがたり
:2015/01/22(木) 22:10:19
<首都圏>山梨県
人口少ねえ,と思って調べたら日本最小人口の町なんだそうな。。
殆ど南アルプスの山の中だから仕方がない。身延に併呑やむなしに思えるが。。
’15知事選・山梨:政策の課題/下 人口減少 「消滅可能性」の危機 /山梨
毎日新聞 2015年01月16日 地方版
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1224160558/5864
「消滅可能性」が指摘された早川町は60年の国勢調査で人口1万679人。しかし、その後大幅に減少し、641世帯1084人(14年12月1日時点)と約10分の1になった。
早川町で地域活性化や移住支援を行うNPO法人日本上流文化圏研究所の鹿島健利研究員は、「行政の移住施策だけで、受け入れ態勢ができていない地域もある。地域の合意形成や、地域の中で仕事をどう創るかが課題だ」と指摘する。県内の移住者の数も同支援センターを利用した52人(13年6月〜14年3月)しか把握できていないなど、情報収集にも課題を残している。
962
:
とはずがたり
:2015/01/24(土) 18:37:51
精神科医だけど心理学スレの此処へ。
【精神科女医のつぶやき】
片田珠美(122)「枕営業」は昔から?! ショービズ界の?伝説?を考える
http://www.sankei.com/west/news/150124/wst1501240019-n1.html
「仮面女子」とかいうアイドルグループに、?性接待強要?疑惑が浮上した。事務所の社長から肉体関係を強要されたと、メンバーだった女性たちが告発したのである。当の社長は否定しており、どこまで本当なのかわからない。ただ、芸能界ではこういうことがまかり通っているという「枕営業幻想」を抱いている方は、少なくないのではないか。
そのためだろうか、漫画やドラマにもこういった話はよく出てくる。女優であれば「私は○○と寝てこの役をもらったのよ」、歌手であれば「私はこの歌を歌わせてもらう見返りに○○に体を要求されたのよ」というふうに語る。本当のところはどうであれ、この手のセリフは、大衆が芸能界について漠然と抱いている「枕営業幻想」を反映している。
過去の歴史を振り返っても、ショービジネスの出演者が「娼婦」扱いされるようなことは、洋の東西を問わず、実際にあった。
たとえば、パリのオペラ座は19世紀には「上流階級の男たちのための娼館」と呼ばれていたと、作家の中野京子さんがドガの絵画「エトワール、または舞台の踊り子」の解説の中で述べている(『怖い絵』角川文庫)。オペラ座という「娼館」に常駐していた踊り子にとっては、「バレエ芸術の真髄を極めるも何も、まずは良いパトロンをつかまえるのが先だった。桟敷席を定期的に借りるほど資力ある男たちも、それは先刻承知である。厳然たる階級制度の中で、幾重もの差別感情を抱きつつ、彼らは踊り子に接近する。めでたく双方の思惑が一致すればパトロンとなって、愛人のためにありとあらゆる利を図るという次第だ」。
これを現代の芸能界に置き換えたら、踊り子はアイドルグループで歌いながら踊る若い女の子だろうが、パトロンになるのは誰なのか。CMスポンサーか、プロデューサーか、ディレクターか、はたまた今回告発されたような事務所の社長か。「双方の思惑」とはどんな思惑なのか。女の子の側にはスターになりたいとか、大金がほしいという思惑があり、パトロン側には若い肉体を自分の思い通りにしたいという思惑があるに違いない。そして、「双方の思惑」が一致しなかった場合、スキャンダルが流出するのだと考えられる。
ところで、私は「精神医学界の沢尻エリカ」と自称するほどの美貌だし、20代のときは今にも増してかわいかったから、もし私がこういう大所帯のグループのメンバーだったりしたら、悪い男に一番先に目をつけられただろう。怖い、怖い。精神科医でほんとによかった。
◇
25万部を突破した『他人を攻撃せずにはいられない人』(PHP新書)に続き、「自分は他人とは違う」と思い込んでいるイタイ人にならないための処方箋を記した『プライドが高くて迷惑な人』(同)も発売された精神科医、片田珠美さん。世間を騒がせたニュースや、日常のふとした出来事にも表れる人の心の動きを鋭く分析します。
片田さんは昭和36(1961)年、広島県生まれ。大阪大医学部卒、京都大大学院人間・環境学研究科博士課程修了。他の著書に『無差別殺人の精神分析』(新潮選書)、『一億総うつ社会』(ちくま新書)、『なぜ、「怒る」のをやめられないのか』(光文社新書)、『正義という名の凶器』(ベスト新書)など。
963
:
とはずがたり
:2015/01/26(月) 17:32:44
なんで認可保育所を増やすのはむずかしても待機児童園は設置できたんだ??
>コストの問題は大きく横たわる。120人定員規模の認可保育園を1園増設するには約1億5000万円がかかり、ランニングコストは年間1億円と言われている。少子化時代のいま、そこまでの予算を手当てするのは困難だ。
>低予算にもかかわらず、保育難民を解消している全国でもユニークな施設が静岡市にあった。
>2010年に開設された、その名も「待機児童園おひさま」(静岡市駿河区登呂)。待機児童の8割以上を占める0〜2歳の児童だけを預かる認可外の施設。だが、静岡市が運営する公立の保育施設でもある。面積基準や職員配置、保育料は認可保育所と同じ。保育士もすべて静岡市の公立保育園の保育士だ。
>建物は軽量鉄骨の平屋建てで南向き。床面積は550平方メートル。…建築にかかった費用は備品を含めて9000万円弱と、普通の認可保育所よりはかなり安い。
面積基準や職員配置を認可保育所と併せてなんで建築に掛かった費用がやすくできるのだ??
この文章での2年後はこの4月に迫っている。
>2年後から「子ども・子育て支援新制度」がスタートする
待機児童を救え! 問題提起キャンペーン(最終回)
低予算で保育難民解消
「静岡市」に学べ
http://shukan.bunshun.jp/articles/-/2676
文 猪熊 弘子 (ジャーナリスト)
2013.06.07 18:00
2年後に始まる新制度をどれほどの保護者が把握しているだろうか。それは“夢の抜本改革”などではなく、保育をビジネス化する危険な施策なのだ。一方、低予算ながら待機児童問題に柔軟に切り込んだ地方の試みがある。日本の保育の未来を占う「問題連載」最終回!
2年後から「子ども・子育て支援新制度」がスタートするのをご存知だろうか。認可保育所、認可外保育所のほか、認定こども園や一部の幼稚園などの利用方法が大きく変わるのだ。
子どもがすでに保育所に入っているからといって安心はできない。いま子どもが受けている保育内容を、その後も同じ費用で受けられるかどうか、じつは全くわからないのである。
すべては民主党政権下の2012年8月10日、「子ども・子育て支援法」など「子ども子育て関連3法」の可決・成立にさかのぼる。「社会保障と税の一体改革」の柱の1つで、消費税の増税分から7000億円を子育て分野に回すという施策。このうち約4000億円は施設整備の促進など保育の「量」の拡大を図るため、約3000億円は職員の処遇改善など保育の「質」の向上を図るためとされている。
そして内閣府では現在、この新制度を大々的にアピール中だ。新制度では幼保連携型の認定こども園を増やし、「保育園は厚労省、幼稚園は文科省」という二重行政を解消、保育の受け皿拡大のため小規模保育や保育ママなどの補助制度も新設する――といった広報が盛んに行われているのだ。
だが実態は、“夢のような抜本的改革”などでは決してない。新制度は、親の働く時間によって保育を線引きする、子どもに優しくないシステムなのである。自公民の3党合意で成立したものの、その後、自民党を始め危惧する議員の声で「附帯決議」がついた。現在も多くの保育園、幼稚園の関係者がその行く末を不安視している。
一体なにが変わるのか。介護保険制度に詳しい、鹿児島大学法科大学院の伊藤周平教授が解説する。
まるで介護保険のような制度に
「新制度は介護保険制度とよく似た利用方法です。介護では自治体が要介護度を認定し、それに応じて、サービスの利用に対する給付額の上限が定められる。同様に新制度では、子どもを預けたいと思ったら、親はまず自治体に申請して『保育の必要度』の認定を受けなければなりません。それに対し、自治体は『認定証』などを発行。その上で保育園を希望するなら自治体に、その他の施設なら直接その施設に申し込むことになる。手続きは煩雑になることが予想されます」
964
:
とはずがたり
:2015/01/26(月) 17:33:18
詳細はいまだ決まっていないが、この“要保育度認定”の判定基準としては、親がフルタイム勤務を前提にした「長時間」で働いている場合と、パートやアルバイト勤務を想定した「短時間」勤務の場合の2種類が想定されている。
「世帯ごとに認定された『保育度』に応じたサービスを利用するためのお金が、保護者に給付される形になります。
新制度のスタートは2015年4月に迫っていますが、現在、保育園にお子さんを預けている方も、この法律が導入された時には、もう一度『認定』をやり直すことになります。
おそらく問題になるのは、夫婦で働く時間が違う場合、短いほうに設定される可能性が高いこと。現在は子どもの福祉の観点から8時間以上の保育が認められていますが、新制度になれば親の働く時間によって預けられる時間が変わってくる。今と同じ時間の保育を受けたければ“自己負担”になる可能性もあるのです」(同前)
保育制度に詳しい元帝京大学教授の村山祐一氏は、新制度導入には懐疑的だ。
「育児休暇中の親や学生で親となった人、また、自営業の人などを、どのような基準で区別し認定するのでしょうか。『すべての子どもによい保育や教育を』というのが、新制度導入の大義名分でしたが、結局、親の働き方の違いによって子どもたちが受ける保育が違ってくるのはおかしい」
さらに問題視されているのが、この新制度の根底にある「民間資本の参入拡大」という発想なのである。
新制度の設計にあたり、この議論をリードしたのは前政権時代の内閣府「規制改革会議」の専門委員(保育分野担当)だった学習院大学経済学部の鈴木亘教授。鈴木氏は「公務員保育士の給与が高すぎる」「社会福祉法人が企業を排除して保育の自由競争の機会を奪っている」などの理由で待機児童が解消できないと規制緩和を訴え続けてきた。
鈴木氏はすでに同委員ではないが、4月の規制改革会議に、「待機児童対策と規制緩和」という資料を提出。そこでも「認可保育所の高コスト構造」を指摘し、保育の「価格自由化、参入自由化が本筋」としている。民間資本の参入こそが、待機児童問題の解決には必要だという氏の持論である。
鈴木氏に話を聞いた。
「保育の規制改革をすることこそ実質的な待機児童解消への道。例えば文京区や世田谷区など、待機児童がたくさんいる自治体が、国で決めた保育室面積の最低基準に“独自の上乗せ”をして基準を作っているのはおかしい。広い保育室で子供を遊ばせたければ、それなりの対価を払いなさいということです。でも現状の日本ではその選択肢がなく、対価を支払いたくても支払えない。米国などでは優良な保育環境には、みな対価を払っているのです」
親のお金次第で保育に格差が
だが、鈴木氏の意見に前出の村山氏は真っ向から反論する。
「現在の保育室面積の最低基準は、戦後の貧しい時期に決められたもので、ギリギリの最低線です。こんな豊かな時代に引き上げられない方がおかしいでしょう。子どもが遊んだり、食事をしたり、寝るのを同じ部屋でしているのは先進国では他にありません。国の最低基準では、0〜1歳児の保育室は3.3平方メートルですが、日本女子大住居学科の定行まり子教授らの研究では『必要な面積は4.11平方メートル』という報告も出ています。
鈴木氏が言っているのは、結局お金のことばかり。親のお金次第で受ける保育に格差がつくべきではない。また、新制度では保護者の就労時間が『長時間』か『短時間』かによって保育時間が変わります。子供の生活時間が分断されて良いはずがありません。保育の必要性は子供自身の権利なのです」
965
:
とはずがたり
:2015/01/26(月) 17:33:47
定行氏らの研究について、鈴木氏にも見解を聞いたが、「もっと狭い面積でも足りるという研究もある」とのこと。
しかし、数多くの保育現場を取材してきた筆者からすれば、保育を“商品”として考えるのは、あまりに危険だと言わざるを得ない。本連載第1回で述べたとおり、現在も劣悪な保育環境におかれた児童が、痛ましい事故により命を落としている現実がある。保育の「質」の差は、子どもの「命」の問題に直結するということを忘れてはならない。
待機児童問題を解決するためには、認可保育所の増設こそが王道である、というのが筆者の意見である。
だが、鈴木氏が指摘するように、コストの問題は大きく横たわる。120人定員規模の認可保育園を1園増設するには約1億5000万円がかかり、ランニングコストは年間1億円と言われている。少子化時代のいま、そこまでの予算を手当てするのは困難だ。
そんな中、低予算にもかかわらず、保育難民を解消している全国でもユニークな施設が静岡市にあった。
2010年に開設された、その名も「待機児童園おひさま」(静岡市駿河区登呂)。待機児童の8割以上を占める0〜2歳の児童だけを預かる認可外の施設。だが、静岡市が運営する公立の保育施設でもある。面積基準や職員配置、保育料は認可保育所と同じ。保育士もすべて静岡市の公立保育園の保育士だ。
静岡駅の南口から車で約10分ほど。まっすぐ進めば登呂遺跡に通じるという海まで平坦に続く道をひたすら進む。駿河区役所のすぐ南側、子育て支援センターや市立保育所、老人施設や市営住宅などが連なる、市有地の一角に「おひさま」はあった。
建物は軽量鉄骨の平屋建てで南向き。床面積は550平方メートル。入口の引き戸をあけて中に入ると、建物の奥まで廊下が続いている。廊下の左側には給食室があり、その奥に2歳児の部屋が2部屋。廊下の右側には手前から0歳児の部屋、1歳児の部屋がそれぞれ2つずつ配置されている。建築にかかった費用は備品を含めて9000万円弱と、普通の認可保育所よりはかなり安い。
保育室は全部で6つあるが、このとき使われていたのは、0歳児用の2部屋だけだった。
都心部では夢のような“保育密度”
お昼寝の後、保育士が声をかけながら、丁寧に子ども達を着替えさせ、全員の熱をはかっている。
保育室の広さは約20畳。部屋の床は転んでもケガの少ないコルク材を使用しているという。
夢のような「待機児童園」
一般的に4月には子どもたちが慣れないため、保育園は泣き声に包まれている事が多い。ところが、園児と同じくらいの人数の保育士がいるせいか、園児はとても落ち着いていて、園の中もとても静かだ。
このゆったりとした保育環境は、都市部の認可外保育所と比較すると“夢のようだ”といえる。待機児童という言葉から受ける悲惨なイメージは、ここには全くない。
「当初の計画では、0〜2歳をあわせて72人が定員でした。しかし、蓋を開けてみたら、0〜1歳児が多いことがわかった。そこで、年齢ごとに線引きするのではなく、人数の多い0〜1歳児のために6部屋のうち、4部屋を使って見るようにしたのです。
多い時には、0〜2歳のお子さんを60人以上お預かりしたこともありましたが…これだけ専門的に乳児と接することができるのは、保育士として重要な経験。とても勉強になります」(前出・副園長)
966
:
とはずがたり
:2015/01/26(月) 17:34:35
>>963-966
広々とした給食室
アレルギー対応も完備している。…
保育室の中は、食事用のスペースが区切られていて、小さな椅子とテーブルがセットされている。子どもたちは自分の席に座り、おやつを食べはじめた。子ども3人に1人以上の数の保育士がついている。…
保育士の人数は十分
「…ここでずっと保育して欲しいという声もいただきます」(前出・副園長)
しかし、それはできない決まりだ。この施設では待機児童だけを預かっている。つまり、全員が認可保育所への入所を希望したにもかかわらず入れなかった児童である。そのため、希望している先に空きが出来た場合には、必ずそちらに入所しなければならない。
「保育士の数は、待機児童の人数に合わせて柔軟に増減します…」(同前)
人材的には公立保育所の保育士がいる。こうした公的なバックアップがあるからこそ、この施設は成立しているといえる。
年度替わりを待たずに入れるという緊急性にも対応している。通常の認可保育所は、主に年度替わりに子供の入所を受け付けるが、現実には、親は育児休暇を年度替わりから取得するわけではなく、年度途中に職場復帰を強いられる場合が多い。だが、年度途中で子どもを預けられる保育園がなく、待機児童は年度末に向かってどんどん増えていくのである。
公的なものだから命を預かれる
「待機児童はやはり秋から増えてきます。秋以降に生まれた子どもの場合、育休明けの預け先が確保できず、泣く泣く年度替わりの3月末まで育児休暇を延ばした友人も。延ばせない人は仕事を辞めざるを得なくなる…」(元保育園園児の保護者)
こうした問題は当然、静岡市でも起きていた。大都市の中では待機児童は少ない方だったが、就学前人口は減っており、認可保育所を増やす政策は難しかった。そこで考案されたのが「待機児童園」だったのだ。
2011年に当選した静岡市・田辺信宏市長はマニフェストに「保育所の待機児童を『ゼロ』にします」と掲げていたが、今年10月には清水区に、2014年度までには葵区にも待機児童園を新設する予定だ。
こうした自治体の自助努力は親たちには心強いばかり。「待機児童がゼロになるかもしれない」と報道されている横浜市でも、事態が大きく動いたのは林文子市長が当選してからである。東京都町田市でも、石阪丈一市長の「待機児童解消」の公約に基づき、2009年から「20年限定認可保育所」という期間限定の認可保育所を新設。1000人以上の定員を増やした。
こうした待機児童を解決に導こうとする自治体の姿勢は、首長の旗振りひとつで大きく変わるといえる。
前出の村山氏が話す。
「保育は“公的なもの”でなければ、子どもたちの命を安心して預かれませんし、守ることはできません」
安倍政権が子育て問題に積極的であることは素晴らしい(←?)。だが、2年後に控えた新制度導入には大きな不安が残る。子育て行政を商業主義に乗せてはならない。子育てこそ国づくりの根幹である。慎重な舵取りを求めたい。
967
:
とはずがたり
:2015/01/30(金) 14:53:06
言いがちだけど子どもの「将来に悪影響な」お叱りフレーズ4つ
ItMama 2014年10月21日 17時44分 (2014年10月21日 19時10分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/woman_clm/20141021/ItMama_68642.html
「子供をどう上手く叱ったらいいの?」「叱るときのイライラをなくしたい」このような悩みは、子どもと毎日向き合っているママなら誰しももっているはず。
ではもしこの悩みがママの工夫次第で改善できるとしたらどうでしょうか?
今日は、『プラス思考育児メソッド』でママをサポートする『ポジカリメソッド』を主宰する筆者が、心理学ベースの叱り方でこの悩みを改善するコツとそのルールをご紹介します。
■叱るときは「過去と未来」をNG に
ポジティブな叱リ方の基本ルールとは「叱るときは、過去と未来を禁句にする」というもの。「叱ることと、過去と未来がなんで関係あるの?」「そんなことしていないと思うんだけど……」と思うかもしれません。4つNGフレーズをご紹介しましょう。
<過去を引きずっている言い方>
・ 「昨日もママにだめだって言われたでしょ」
・「前回もすぐに失くしたのに、またやって!」
<未来を悲観している言い方>
・「こんな調子では先が思いやられるわ」
・「○○になっても知らないわよ!」
意外とおなじみのフレーズではないでしょうか? でも、これらの言い回しは避けたほうがいい心理学的な理由があるんです。
■過去と未来を使わない方がいい「心理学的な理由」とは?
最近の心理学の研究で、プラス思考の人とマイナス思考の人の発想の違いが明らかになってきました。「あの人はいつも頑張っているからポジティブ人間、否定ばかりしているからマイナス人間」といった感覚的なものではなく、学問的にその違いが分かってきたのです。
その中の1つに、
・プラス思考とは、悪いことが起こっても、それを“そのときだけ”のことと捉えられること
・マイナス思考とは、悪いことが起こると、それが“ずっと”続くと考えてしまうこと
という定義があります。
ここでの共通項は、“時間軸”。そして明らかな相違は、その捉え方のスパン。同じアクシデントに遭遇しても、プラス思考の人とマイナス思考の人は時間軸の捉え方が違います。これが今回ご紹介した叱り方ルール“過去、未来をNGにする”につながります。
■ママのネガティブ思考は子どもに移っちゃう!
叱る場面というのは、決まって子供がなにか悪いことをしたとき。だから、そのときに“短く捉えるか”“長く捉えるか”で、子供への伝わり方が大きく変わります。
・短く捉える=プラス思考的な叱り方
・長く捉える=マイナス思考的な叱り方
しかも7歳くらいまでは、ママの発想スタイルがそのまま子供に伝わりやすいことも分かっています。
つまり、ママが、
・マイナス思考的に過去も未来も含めて叱ってしまうと、子供も悲観的に捉えるクセがつく
・プラス思考的に短く叱ってあげると、子供もくよくよ引きずらない発想が身につきやすい
というわけです。特に、叱る場面というのはインパクトが強いので、プラス思考発想で短く叱ってあげるのが効果的なのです。
私が行っているポジカリ講座でいつもお伝えするのが、「叱るときは、その場の効き目だけでなく、その子の心への影響まで考えた方がいい」ということ。叱っているときというのは、つい子供が“その時”言うことをきくかきかないかで効果を判断してしまいがちですが、実は、その後に及ぼす影響の方を気にする必要があります。
■“ポジティブに叱る”コツって?
心で考えることと、口で発する言葉はつながっているので、心の中であれこれと回想すると、あっという間に、過去と未来を総動員する叱り方に! ということで“短く叱るためのコツ”は、
・ 頭の中の回想シーンをオフにする
・視線を“今”に向ける
ことにあります。
「もうすぐ夕食だから、おもちゃを片付けて!」「片付けできたらご飯だよ!」こんな感じにその場の状況をみて短く伝えてみましょう。
とはいえ、はじめはクセで過去のことを引っ張り出してきてしまうこともあるでしょう。そんなときは「過去を引っ張り出さないで今に視線を向けて」と自分に言い聞かせながら、早いうちに軌道修正をはかりましょう。
叱っていると感情がどんどん溢れてきて暴走しがち、歯止めが利かなくなってしまうので、今日お伝えした方法をうまく取り入れてみましょう!
968
:
とはずがたり
:2015/01/30(金) 14:53:36
親が怒鳴ることで子どもの心に及ぼしてしまう「恐ろしい影響」
http://itmama.jp/2014/08/02/64572/
2014年8月2日 黄本恵子 子供
子どもが言うことをきかないとき、何度も同じ失敗をするとき、他の子ができていることができないとき、ついついイライラして、子どもを怒鳴っていませんか?
怒鳴ると、子どもは怯えて、短期的には言うことをきくかもしれません。そして、あなたの思い通りの行動をしてくれるかもしれません。
しかし、長期的に見てみると、子どもを怒鳴りつけるという行為は、思わぬ結果を生むことになるのです!
今日は、コミュニケーションライターの黄本恵子が、”親が怒鳴ることで子どもに起こる恐ろしい影響”について、お伝えします。
■親が怒鳴ると子どもは人の目ばかり気にする
子どもに暴力をふるってはいけない、というのは誰でも分かっていることだと思います。怒鳴ることも同様に、暴力を振るうのと同じぐらい、子どもの精神を傷つけるものです。
自分より体が何倍も大きい存在に、大きな声で怒鳴られる。しかも、親という、子どもにとっては絶対的な存在に事あるごとに怒鳴られる。
そんなことが続けば、子どもの心は恐怖で萎縮してしまうのは当然と言えるでしょう。
結果、
・常に怒られるのを恐れて何かと回避行動をするようになり、自分から積極的に行動しない
・人の顔色を見て行動をするようになり、誰とも本音を話せず、精神的に孤立してしまう
・他人と関わるのが精神的に苦痛になり、最終的には引きこもったり病気になってしまう
ということになってしまうのです。
また、子どもが大人になり、自分より弱い存在に出会ったとき、怒鳴る、暴力を振るうなどの行為で自分の思い通りにしようとすることもあるでしょう。
幼少期の親とのコミュニケーションは、子どもがこれから出会う他人と接していく上での基盤となるもの。
怒鳴って言うことをきかすことが多い人、ついつい怒鳴ってしまうことが多い人は、今のうちに子どもとのコミュニケーションを見直し、改善していく必要があるかもしれません。
969
:
とはずがたり
:2015/01/30(金) 14:54:40
>>968-969
■怒鳴りそうになったら自分の気持ちを伝えよう
カッとして怒鳴りたくなったときは、ひと呼吸、ふた呼吸、大きく息をして吐きましょう。怒りの感情を息とともに吐き出すイメージです。
そして、上からではなく、子どもと同じ目線になって、しゃがみこんで、子どもに話しかけましょう。
「どうしてこんなことをしたの? ママはすごく今悲しい気持ちなんだけど」
「あなたがこんなことをすると、私はすごく心配になるからやめてほしいの」
このように伝えるのです。怒鳴って言うことをきかすのではなく、”対等の立場として対話する”方向にシフトしてください。
そうすることで、子どもは「自分は大切にされている」「ママ(パパ)は自分の話を聞こうとしてくれている」と思うことができます。
むやみに他人を怖がって萎縮して行動しなくなったり、怯えたりすることがなくなってきます。
とはいえ、それでも怒鳴ってしまうときはあると思います。怒鳴るということは、衝動的な行為です。考えてできるものではありません。
本当は怒鳴りたくないのに怒鳴ってしまったときは、気持ちが落ち着いてからでいいので、子どもに「さっきは怒鳴ってごめんね」と伝えましょう。
そして、怒鳴った自分を、許してあげてください。人は、自分を許せた分だけ、他人にも心を広くできるものです。いつまでも子どもを怒鳴ってしまった自分を責めて引きずらないように気を付けてください。
親が暗い顔をしていると、子どもは「ママが暗いのは自分のせいなんだ……」「自分はやっぱりダメな子だ……」と思うようになります。
親として、自分の過ちを素直に子どもに打ち明けるのは勇気のいることかもしれません。しかし、それができたとき、親子の心の距離はぐんと近づきます。
【著者略歴】
※ 黄本恵子・・・2010年、ライターとして独立。自己啓発・コミュニケーションスキル系の本や、医療・医学系の本の編集協力・代行執筆を数多く手がける。現在、1児の母。日々ヤンチャぶりが増す息子に振り回されながら、執筆業に励んでいる。愛飲家で、ビールが大好き。
970
:
名無しさん
:2015/02/07(土) 09:06:04
地域綜合スレ(
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1066974699/
)と迷いましたが。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150202-00000017-bloom_st-bus_all
放置された先祖代々の墓、地方衰退の象徴−生者も浮かばれず
Bloomberg 2月2日(月)9時54分配信
(ブルームバーグ):衰退する地方で、置き去りにされているのは生者だけではない。
先祖代々の墓も世話をする関係者が減り朽ち果てているものが多い。今後5年間で毎年平均50万人の減少が見込まれる少子高齢化の影響だ。
4月に統一地方選を迎える安倍晋三政権にとって、地方の衰退に歯止めをかけることが大きな政治課題となっている。秋には地方組織の指示が重要な自民党総裁選もある。
慶応大学の片山善博教授は地方創生について、「今回鳴り物入りで政府の最重要課題のひとつにされた。統一地方選に向けてという、それに勝つことが総裁選の基盤を確かにするというステップはあると思う」と語る。
安倍政権の地方政策を中心になって担うのは石破茂地方創生相だ。従来の公共事業や補助金が効果を上げていない中で、石破氏は地方に再生策の競争を求めている。
東京への人口流出
地方の人口流出の主な受け入れ先が東京だ。日本経済の38%を首都圏が占めている一方、1人の女性が生涯に産む子供数の平均を示す合計特殊出生率は東京都では1.13人で全国最低となっている。全国平均は1.43人。人口減少に歯止めがかかり安定するには、これを全国で2.07人まで引き上げる必要があると政府はみている。
第1次安倍内閣で総務相を務めた増田寛也氏は東京を人口の「ブラックホール」と評する。増田氏は昨年、「地方消滅・東京一極集中が招く人口急減」(中央公論新社)という本を出し、896の地方自治体が消滅の危機にあると警鐘を鳴らした。
増田氏はブルームバーグ・ニュースとのインタビューで、「政治がやっぱり避けてきた部分が大きい。地方の人口減少について真正面から取り上げてこなかった、肌感覚では分かっているが」と述べた。
国立社会保障・人口問題研究所によると、2040年までに、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県で日本の人口に占める割合は30%に達する見通し。10年は28%。同時期に日本の総人口は16%減少する見込み。08年に1億2808万人でピークを打った人口は48年には1億人を割り込むとみている。
熊本県企画振興部企画課の河野浩一参事は「土地の名義は市になっているが、墓地は個人で管理しているもの、あるいは集落の墓地で誰が土地の所有者かあいまいなところもある。墓の管理者が誰か分からず、最終的には行政が対応せざるを得ない状況」と明かす。
火葬の国
日本の火葬率は99%を超えており、世界でも高い水準。熊本県人吉市が独自に行った13年の調査によると、市内の墳墓1万5123基のうち43%が無縁化しているという。人吉市環境課主事の桝田賢氏は、木が倒れ掛かったりコケが生えてしまったものもあり、風化が激しく墓石の文字の読み取りが困難なものもあったと語る。
桝田氏は「まだ遺骨が残っているものもあるかもしれないし、墓じまいをされないでそのままにされているのは非常に残念な気持ち」と述べた。
政府は東京への一極集中を止めようと今後5年間で地方に30万人の若者雇用を創出する計画。税制優遇で企業の東京からの本社機能移転の促進も図る。
一方で、政府に財源の余裕はなくなりつつある。国際通貨基金(IMF)によると、日本の国内総生産(GDP)に対する公的債務の比率は今年245%に達する見通し。石破氏の責務は限られた財源の中で、地方再生対策をどう打ち出していくかだ。昨年10月の毎日新聞の世論調査によると、安倍政権の地方政策に対して58%が「期待する」、38%が「期待しない」と答えた。
しかし、自民党が推薦していた知事選候補が昨年7月以降で3連敗するなど不透明感も強まっている。1月の佐賀県知事選は農協が推す候補に敗北した。
東京大学の内山融教授(現代日本政治・比較政治専攻)は「安倍首相のトップダウン・スタイルの政治姿勢は地方で反発を受けている。地方の有権者は安倍政権の掲げている政策に必ずしも賛成しているわけではない」と指摘。
記事についての記者への問い合わせ先:東京 野原良明 ,ynohara1@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:
Brett Miller ;
Adam Majendie
淡路毅, 谷合謙三 ,bmiller30@bloomberg.net,adammajendie@bloomberg.net
971
:
名無しさん
:2015/02/07(土) 10:15:17
大手は余裕あるなという感想しか出て来ないが……。
http://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/2015_0206.html
配慮のしすぎが女性の活躍阻む?
2月6日 19時50分
日本では今、国を挙げて女性社員の登用を進める動きが高まっています。
しかし、「企業の管理職に占める女性の割合」を見ると、シンガポール33%、スウェーデン35%、アメリカ43%、などに比べ、日本は11%と大きく遅れをとっています。
こうしたなか、企業は働く女性へのさまざまな配慮を始めていますが、その「配慮」がかえって、キャリアアップを妨げているという声も出ています。
働き続けたい女性をどう後押しするのか。
大阪放送局の八代美鈴ディレクターが企業の模索について解説します。
“配慮しすぎ”がキャリアアップを阻む?
大阪市に本社がある大手空調メーカーのダイキン工業では、育児休職中や復職したばかりの女性社員の「本音」を直属の男性管理職に聞いてもらうセミナーを定期的に行っています。
この日、参加した女性社員は「本当は出張へも行きたいが、メンバーや上司から難しいのでは、と言われる。新しい仕事をやってみたいが、なかなか口に出せない」と、抱えていた悩みを打ち明けました。
女性社員の「本音」を聞いた男性管理職たちは…。
「男の見方、一方的な考えで、仕事の枠を狭めてしまってはいけないんだなと思った」
「彼女たちの成長を止めていたのではと、はっと気付かされた」など、意識を変えていく必要性を口にしました。
実際に、この空調メーカーでは、かつて必要以上の「配慮」で、女性社員の意欲をそぐようなことが起きていました。
グローバル調達本部で働く堅川教見さん。
高度な知識を求められる「部品バイヤー」に27歳で抜てき。
女性初の海外出張をこなすなど、キャリアを積んできました。
しかし、出産後に状況は一変。
「子育てとの両立は無理だろう」という会社の「配慮」で、バイヤーのサポート業務へと担当を変更させられたのです。
堅川さんは当時について、「小さい子がいるのに、海外出張とか行けないでしょ、と決めつけられた」と言い、意向確認もしてもらえなかった、と話しました。
その後、実家の手助けなども得て、出張ができる態勢を自ら整えた堅川さん。
会社は「行きすぎた配慮だった」として、1年後、堅川さんを元の仕事に戻しました。
堅川さんは「まず本人の意思を確認して欲しい、人の心の中はわからないのだから」と、振り返っていました。
“必要以上の配慮”受けた経験の声も多く
NHKがインターネットで行った女性を対象にしたアンケートでは、638人中102人(およそ16%)の人が、「必要以上の配慮」を受けたことがある、と回答しています。
『“いなくても大丈夫なところにしたから”と言われた』。
『とても単調な仕事で、やりがいを感じなかった』。
『半人前のようで悲しかった』。
などの声が寄せられています。
972
:
名無しさん
:2015/02/07(土) 10:15:51
>>971
本当に必要な配慮とは? ヒント1 ペア社員
過去の反省をいかそうとする空調メーカーでは、女性の声を取り入れた新たな工夫を始めています。
化学研究開発センターで働く賀川みちるさんは、2人の子どもを育てながら、去年、職場に復帰。
8時半から5時までのフルタイム勤務で、精密機器の部品の研究開発をしています。
賀川さんが、育児と仕事の両立を行えるのは、会社が「ペア社員」という仕組みを勧めていることがあります。
2人の社員が互いに、研究データや業務状況を共有。
取引先の突然の要望に対応する時や、子どもの病気などで急に退社する時でも、スムーズに業務の引き継ぎを行うことができるのです。
本当に必要な配慮とは? ヒント2 早期復帰支援
育児休職した女性社員の早期復帰を後押しするための制度も導入されています。
賀川さんが職場復帰したのは子どもが生まれて5か月後です。
こうした半年未満の早期復帰者に対し、会社では従来の3倍となる年間最大60万円の補助金を給付しています。
この補助金は、保育園の利用料はもちろん、「親を呼び寄せる費用」にも使うことができます。
仕事が忙しい時や子どもの病気が長引いた時などに長野に住む母親を呼ぶという賀川さん。
長野から大阪まで往復1万6000円の交通費を会社が負担してくれることは、本当に助かるといいます。
賀川さんは「会社が復帰を期待してくれ、いろいろな仕事内容を提案してくれて、働きやすい。キャリアアップにもつながる」と話していました。
会社でも、年間60万円のコストを積んでも、専門性の高い社員に早く復帰してもらうことは利益につながると考えています。
人事本部の担当課長である池田久美子さんは女性の活用は企業の重要な経営戦略だとして、「優秀な女性は多いので、その戦力を最大限に生かさないともったいない。家庭とのバランスを取りながら働き続け、上のポジションを目指して欲しい」と話しています。
労働時間を見直し女性の活躍推進を
洗剤などを扱う外資系の生活用品メーカー、P&Gでは、労働時間の在り方を見直し、女性登用の機会を増やす人事制度を取り入れています。
この会社では、成果を上げても、残業が多すぎれば「効率が悪い」と見なされ、改善を求められます。
逆に、育児中などで勤務時間に制約があっても、十分な成果を上げれば評価されます。
6歳と1歳の子どもを育てながらアジア各国の広報戦略を担う下村祐貴子さんも、こうした評価制度のもとで活躍する1人です。
会社の主軸となる商品のPR企画を成功させた実績などが評価され、日本支社から、アジアエリアの拠点であるシンガポールへ転勤、管理職にも抜てきされました。
仕事と家庭が両立できるよう、会社は、同僚である夫も一緒にシンガポールに転勤させる「配慮」をしました。
下村さんは「子どもがいる、いないにかかわらず、『グローバルでキャリアを積みたい』という希望に基づいて、海外での仕事を決めてもらえたことに、本当に感謝している」と話します。
この生活用品メーカーの日本法人の女性管理職の割合は34%。
日本の平均のおよそ3倍です。
人事担当の丸谷奈都子さんは、評価制度が女性の活躍推進のカギになっているとして、「時間で評価するのではなく、やはり結果で評価を出す。一人一人の生産性やアウトプットが伸びるように、それを社員が実感できる組織にしていきたい」と話しています。
時間に制約ある人の活躍推進が社会の成長に
IMF=国際通貨基金では、女性の労働力の比率が上がれば、「日本のGDPは最大で8%上昇する」と試算しています。
「育児をしながらでも働ける環境をまず整える」ことを大前提にしながら、キャリアを重ねたい人が活躍できるような「選択肢」を増やすことも重要です。
今後は「男性も介護をしながら働く」ことが増えるとされます。
企業は個々の社員に「どこまで配慮するか」をしっかりと見極めて、働く時間に制約がある人も効率よく働けるよう、考えていくことが大事になると言えます。
973
:
荷主研究者
:2015/02/08(日) 13:01:53
http://www.at-s.com/news/detail/1174165528.html
2015/2/6 07:52 静岡新聞
静岡県、転出超過7240人 2年連続ワースト2位
総務省が5日公表した2014年の人口移動報告によると、本県は転出者が転入者を上回る転出超過が7240人で、2年連続の全国ワースト2位だった。転出超過は13年(6892人)より348人増え、人口流出に拍車が掛かった。
静岡県は前年の移動報告を受け庁内に対策チームを設置し、有識者会議から提言を受けるなどして実効策の構築を検討している。県企画課は「厳しい結果と受け止めている。引き続き危機感を持ち、新年度予算に施策を反映させ本県の魅力づくりを進める」と強調した。
転出超過の全国1位は前年に続いて北海道の8942人。全国的には一部の大都市圏を除いてほとんどの都道府県で転出超過となった。転入超過は東京都が7万3280人と突出した。近隣の埼玉、神奈川、千葉の3県も8千?1万5千人規模で転入者が上回り、東京圏の一極集中が鮮明になった。ほかの転入超過は宮城(2437人)、愛知(6190人)、福岡(3900人)の3県。
宮城以外の東日本大震災の被災県は岩手が3200人、福島が2211人のいずれも転出超過だった。
転出超過の市町村別では、沼津市が1089人で全国で7番目に多かった。同市は前年(1239人)に続いて千人規模で転出者が転入者を上回った。静岡市も962人で全国13位だった。
◇対策急務に 沼津1089人静岡962人
転出超過が全国で上位20市町村に入った静岡市と沼津市は、人口減が続く現状に危機感を強め、対策を急ぐ姿勢を示した。
2013年に続き政令市でワースト2位となった静岡市。15年度からの第3次総合計画で人口70万人の維持を目標に掲げる中での転出超過数拡大に、企画課は「厳しい数字。人口維持が難しい目標だと再認識した」とコメントした。同課は「今後は都市間で首都圏からの人口の奪い合いになる。移住先として選ばれる都市にならなければ」とし、移住・定住促進策に力を入れる方針。少子化対策など中長期的な人口減対策も平行して進めていく。
沼津市は少子化対策やまちの魅力を高める事業などを市民と共に進め、定住人口の確保につなげる方針。
栗原裕康市長は「2013年と比べると、転出傾向は若干鈍化し、市内の企業活動なども明るい兆しが見え始めている」としながらも、「定住対策に引き続き、強い危機感を持って取り組む必要がある」とコメントした。
一方、浜松市によると、同市は390人減と前年の411人減よりやや改善し、市町のワースト20位から脱した。同市は4月に新総合計画をスタートさせる予定で、既に30年後を見据えた人口推計を完了。今後、庁内のプロジェクトチームが人口減対策を検討していくという。
人口移動報告 市区町村が管理する住民基本台帳に基づき、自治体間の住民移動状況をまとめた統計。原則として日本国籍者の移動を対象としている。転入届を出さずに避難している東日本大震災の被災者などは反映されない。総務省統計局が月1回、前月分を発表、毎年1?2月に前年1年間の状況を公表している。
976
:
名無しさん
:2015/02/08(日) 19:00:58
前編はこちら。
ネトウヨは、卒業することを知らない
湯浅誠×やまもといちろう リベラル対談(前編)
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1036554230/815-818
http://toyokeizai.net/articles/-/43798
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経済・政治
真のリベラルを探して
2030年、老人も自治体も"尊厳死"しかない
湯浅誠×やまもといちろう リベラル対談(後編)
湯浅 誠 :社会活動家 2014年07月30日
今の日本は、保守化、右派の影響力が高まっている。その背景には、韓国、中国への感情悪化だけでなく、リベラル、左派の魅力のなさ、ストーリーのなさがあ る。今の日本のリベラルに、欠けているものは何か、どうすれば国民の心をつかむことができるのか。社会活動家として最前線で戦ってきた湯浅誠氏が、論客と の対談を通じて、「真のリベラル」の姿を探る。3人目の今回は、「純粋なる保守主義者」であり、ネット上の最強の論客として知られる、やまもといちろう氏 との異色対談。その後編。
2030年のディストピア
やまもと:私ずっと、湯浅さんに聞きたいことがひとつあって。
湯浅:はい。
やまもと:たぶんわれわれは2030年ぐらいまでに、ディストピア(反理想郷)を経験すると思います。それこそ300万人以上出てくるであろう独居老人とか、400万人近くいるであろう認知症患者とか、彼等を一人一人救済していけないじゃないですか。
湯浅:ええ。
やまもと:地域も政府も支えられないから、凄まじい数の「こんなはずじゃなかった」という人たちが出てくると思います。そうなったとき我々は何ができるのでしょうか。私、日本に生きる納税者として、けっこう悩んでるんですよ。
今はまだ本当の意味での貧困は25万人から40万人ぐらいですけど、それ以外に生活保護を受けて暮らしている人が200万人ちょっといる。それが2030年ごろにおそらく3〜4倍になるわけですよ。
湯浅:本当の貧困が25万人から40万人というのは、どういう人のことですか?
やまもと:まったく暮らせない人。もう明日の金がない人。生活保護手帳を持ってるけど、法的サービスだけでは難しいので、家族や地域、地縁から援助してもらって、どうにか暮らしてる人たち。僕らの見えてる範囲内に、それくらいいるんじゃないかという推計を出したことがあるんですが、彼らはもう、どうしようもないんですよ。
977
:
名無しさん
:2015/02/08(日) 19:01:20
>>976
湯浅:どうしたらいいか。そうですね…。少なくともそうなることは、私たちには1990年代からわかっていました。
だからもうちょっと現実を直視しようと、この20年間言い続けてきた。その結果よくわかったのは、人間にとって最も難しいことは、現実を直視することだということ。だからもう直前になってから、「こんなはずじゃなかった」と騒ぎ出すしかないと思います。
やまもと:そうなの?(笑)。
湯浅:だって今やまもとさんがおっしゃったことを、私たちもずっと言ってきたわけです。でも「とりあえず俺食えてるし、いいじゃん」という感じなんですよ。だからみんなの盛り上がりがつくれなくて、解決が進まない。だからできる範囲で手をつけていくしかない。1人が1人を助けるだけでも、100万人の人がやれば100万人でしょう。1000万人の人がやれば1000万人でしょう。
生産しない人のケアを厚くすると社会全体に悪影響
やまもと:でも仮に100万人が100万人の老人を支援しますという話になったとしても、その助けられた老人はいずれ死ぬでしょう。死ぬ人は生産しないでしょう。生産しない人に対するケアを厚くすればするほど、社会全体の競争力が失われていきますよね。
湯浅:死ぬ人のケアを通じて、その人のお金が流れていく仕組みや、介護や援助行為自体に経済的付加価値を生み出していけばいいんでしょう?
やまもと:具合の悪い人が全員、介護されるに見合うお金があればその通りですが、実際にはまったくそんなことはありません。どこかで公的支援の枠組みに乗っかるしかない。それに、いずれ死ぬ人のお金をあてにした産業をいくら育成しても、それは国富を生みだすんですか、という議論なんですよ。老人が蓄えた金を介護サービスに回そうといったところで、なかなか成長には繋がらない。文字通り、マイナスサムですから。
このままではおそらく財政的な危機が先に訪れるはずです。最初にシワ寄せがいくのは、生活保護を受けている人たち。そうなると結構本気で餓死者とか、独居老人の孤独死とか、医療ケアを打ち切られた人などが発生するでしょう。そこでこの社会をどうすればいいのか。ちゃんと考えられているようで、実はそこまでの青写真はないんです。
湯浅:やまもとさんの関心に答えることになるかどうかわかりませんが、私はずっと「ソーシャル・インクルージョン(全員参加型社会)」ということを言ってきています。
国に頼るのは限界があるから、地域やコミュニティーなどで支え合う仕組みに、みんなで参加していく。たとえば団塊の世代の退職者が年200万人出るなら、この200万人の人たちに動いてもらうように働きかけていくことが、我々のできることだと思います。
その200万人のうちの1%でも本気になって動いてくれれば、餓死者が仮に2万人出るところを2000人はなんとか防げるだろうし、徘徊するお年寄り2万人が2000人減るかもしれない。あるいはそれ以上増やさないことができるかもしれない。そういうふうにしていくしかないのではないでしょうか。
やまもと:僕は湯浅さんみたいな人が20万人いたら、いろんなことが解決すると思いますよ。でも私はウェブに毒されすぎてるのかもしれないけど、人間、そんな善意に動いてねえな、という気持ちもあったりするわけですよ。どこにインセンティブを置くか、目標はどうするのか、といったところでなかなか国民のコンセンサスは取れない。
湯浅:もちろん。だけど団塊の世代は65歳過ぎて、厚生年金を月25万円くらいもらっている。時間はあるけれどゴルフと海外旅行しかやることがないという人が、週1回ぐらい人の役に立つことをしたいと思っても不思議じゃないですよ。
やまもと:でも、いざ活動するとき、どんなことをするにしても、こちらがオーガナイズ(組織化)しなきゃいけないですよね。その方法を教える人も、PTAや町内会の役員と一緒で成り手がいない。
978
:
名無しさん
:2015/02/08(日) 19:01:42
>>977
意識の高い人たちもいる
湯浅:そこは住民に働きかけたり募集したりして、10人、20人の活動単位をつくっていくしかない。
今、いろいろなところで「コミュニティービジネス」ということをしているのですが、「自分でNPOをつくる人になろう」というような3カ月の研修コースに、定年退職後のおじさんたちがたくさん集まっていますよ。
やまもと:でも実際の話、10人ぐらいのグループだって、それ相応のマネージメントが必要でしょう。それができずに赤字になっているところが多い。手弁当でもいいからやりたいと意気込んだところで、続けられなくて擦り切れるように辞めていく人がたくさん出てくる。
それに能力や参画意欲をどうやって醸成していくかということも、いろんな試みがあったけれど、これだというモデルケースがまだ見えていない。
湯浅:そうですね。それは私たちの責任ですね。
やまもと:たとえば湯浅さん、今ボランティアを何人使って活動されていますか?
湯浅:プロジェクトによって全然違います。例えば、今やってるひとつのプロジェクトに関わっているのは、10人ぐらいですかね。
やまもと:なるほど。そういう人が全国津々浦々にいなきゃいけないわけです。例えば、だいたいリーダー1人が10人のボランティアをマネージするとして、300万人のボランティアの活動を運営するには30万人のリーダーがいる。その30万人のリーダーを地域で収容する10人のグループが3万グループ必要です。
そうなったとき、10人の所帯を束ねる3万人を養成してグループを全国で立ち上げるのは大変ですよ。会社で人を使った経験がある方はたくさんいるでしょうけど、社会起業はビジネスよりもっとしんどいですから。
湯浅:私もそう思っています。
やまもと:ようやく今、社会活動をする人たちの育成講座が始まったけれど、間に合わないんじゃないかと。
湯浅:間に合わない可能性はあると思います。でもそれ以外やりようがないですね。それがいわゆるコミュニティーづくりの問題だと思っています。
おっしゃったように、仕事を離れて自分でコミュニティーをつくったことのある人は日本にほとんどいない。でも海外の諸外国には長い伝統があるでしょう。また日本の中にも、試行錯誤しながらノウハウを蓄積してきた人たちがいないわけではない。
被災地の高台から移転するかしないかという話や、いろんな集落の人が混在している仮設住宅の中でどうやって自治会つくるのかという話も、結局すべて、コミュニティーづくりを誰がどうやればいいのかという問題に行き着きます。
やまもと:そうですね。
湯浅:地域コミュニティーは会社と違って採用試験もないし、どんな人でもリストラできない。つまり普通の会社より多様性がはるかに高い。それをマネージするのは会社運営よりずっと大変ですよ。
でもそれを続けている人たちがいます。もちろん何百万人はいませんよ。だけど現に存在していて、その人たちのネットワークもある。こういう流れは、少なくとも私が見てきた20年の中では、現在が一番高まっています。間に合うのかと言われると、それは私だってわからないけれど。
979
:
名無しさん
:2015/02/08(日) 19:02:17
>>978
東京23区も急速に高齢化が進む
やまもと:なんとかして、一気にブレークスルーする方法はないですかね。今はこれしかできないから、できることをやるというのももっともだし、粛々とやっていく必要があります。ただこのままいけば確実に破綻してしまう。
このあと何が起きるかというと、ご存知でしょうが都市部の高齢化です。東京だって、23区あたりですら、櫛の歯が抜けるように住人がいなくなって、残った高齢者をカバーするコミュニティーがあまりない。さほど地縁も血縁もない中で暮らしてきた人たちが高齢化して、引っ越したくても引っ越すカネもなければお手伝いもいない状態になっている。
彼らがいまからコミュニティーをつくりだせるかといったらなかなかできないし、比較的元気な人たちにコミュニティーのための社会活動をしてくださいといっても、老朽化した分譲マンションのエレベーターなし4階建て集合住宅の最上階に住んでいる独居老人の世話は、同じ老人にはムリですよ。だとすれば、若い人を投入しないといけない。
湯浅:先にそういう状況に直面していたのが、東京の山谷とか、大阪の釜ケ崎ですね。釜ケ崎などでのコミュニティーづくりの歴史は長いです。単身高齢者の町ですから、若い学生ボランティアを呼び込んでみたり、子どもたちが夜回りしてみたり、自分たちで起業みたいなことをしたり、いろんなことをやる中で、なんとかあのレベルで押し止まっているわけです。
やまもと:でもあれは、ちょっと言い方悪いですけど、まだ社会に余裕があったから、ヤバい地域に手を回して、手伝える人やカネを補給できた。今後はそれがなくなっていくと思いますよ。
湯浅:そこまで極端じゃないでしょう。今は出生率1.3?1.4だから、人口は急速に減っていきますが、いきなりゼロになるわけではない。
だからそこに住む人たちも含めてやっていくしかない。多くの人はいままで地域貢献的なことに未参加だったけれど、今後は専業主婦や高齢者などが参加することで、人を増やしていく必要がある。要するに分母が減るんだから、分子のほうを増やして、活動する人の割合を高めないといけない。それが全員参加型というスローガンになっています。
そういうふうにやっていくことでバラ色の未来が描けるわけでなくても、リアルに考えれば考えるほど、もしそれ以外のやり方があったら教えてくださいということです。
やまもと:富山市や札幌市、神戸市などでやったコンパクトシティーの事象研究は、いろいろとまずいところもあるけど一応それなりの成果を上げています。要は保障すべき地域を縮小するわけです。
もちろん全員がいきなりいなくなるわけじゃないけど、これからは人口密度が薄くなっていく。でも地域ごとに必要な行政サービスはほとんど同じでしょう。
だから人の少ない地域の住民にはそこから撤収してもらい、人の多い地域に呼び寄せるようにして、人口密度を上げる。公共サービスを行き渡らせる範囲を狭めることによって、行政コストを下げるというのはそれなりに画期的な知見だと思います。これがどうなるかは興味がありますね。
湯浅:うーん。私はコンパクトシティーについては、本当にそれ以外にないのかなと思っているのが正直なところです。離れた地域でも行き来できる交通を保証することで、集約しなくても町の機能を維持することはできないものですか。
やまもと:上下水のメンテナンスや、緊急医療の問題もありますからね。特に救急医療に関してはエリアを絞りたいという意見が昔からあります。
湯浅: 10年、20年先の維持管理のことも考えて、そういう結論になるということですね。
980
:
名無しさん
:2015/02/08(日) 19:02:36
>>979
やまもと:地方型過疎の対策として、被害を最小限にくいとどめる知見だともいえます。言い方は悪いですが、ダム建設のために村落を埋めたのに近い。公共のために、人口密度が薄すぎてサービスが行き届かないところの住民には理解を得て集約させてもらうほかなくなる。
東京もびっくりするほど早く衰退していきますよ。
湯浅:捨てなきゃいけない地域があるというとき、私が気になるのは、だからといって人を強制移住はさせられないだろうということです。
やまもと:難しいですね。
湯浅:上水道がなくても自分たちは井戸でやっていくという選択をするのか、あきらめて駅の近くに住むのか。その決断にともなう納得感が大事ですね。
その納得感は、自分が参画することによってしか得られないだろうと思っています。どういう選択をするにしろ、誰かに押し付けられたものじゃなくて、自分も関わって、こういう結論になったということだけが、その人たちを動かすと思う。納得できるかどうかは、さきほどのコミュニティーづくりとか、人と人との関係づくりの力量にかかってくるでしょう。
結局、今私が話しているのは、コンパクトシティーなどの政策や制度の話じゃないんです。それはたとえば尊厳死の問題も同じ。医者がマニュアルにのっとったインフォームド・コンセントを行えば患者の文句は抑えられるかもしれないけれど、それだけでは解決できないものがある。
老人も自治体も尊厳死させないとどうしようもない
やまもと:もっと根本的な話ですね。確かに納得して引き払いたいという希望は叶えてあげたい。ただ、お金の無い老人はこれ以上社会に負担を回せないので尊厳死をさせないと社会保障が回らない時代がすぐ近くまで見えてきて、それは同様に自治体も尊厳死させないとどうしようもないという状況になるのは目に見えています。
辛いことだけど、衰退を受け止めるというのは「何が良いか」と選択することじゃなくて「何をしないか」「何を捨てるか」というマイナスの判断を迫られるということなんですよ。そこに、どうやって主義や哲学を織り込んでいくのかはとても重要です。
湯浅:はい。政策や制度に(魂)を込めるようなことが、コミュニティーづくりには必要だと思っています。それがないと、捨てざるを得ない地域が出るといっても、現実には捨てられないでしょう??そうなれば結果的に中途半端に終わって、そのことにまた苛立つ人が出てきて、堂々巡りですよ。
やまもと:そうですね。ただ、いざとなったら現実は厳しく捨てにかかると思いますよ。そこでリーダーシップが必要だという話になる。政府は何をもって国民と対話するのかという議論になると思います。
湯浅:私は政府だけの責任だとは思わないんですよね。私たち自身が、対話する文化を社会のメインストリームにすることができなかった。本当に大事なことだし、積み重ねていかなければいけないことなんだけれど、そういうふうには評価してこなかった。
それは世界的には、各国みんながやってきたことですよ。オバマはコミュニティー・オーガナイザーの経験があるし、アジアに行けばコミュニティー・オーガナイズのワークショップが日常的に行なわれている。それが普通の光景としてある。でも日本の社会の中に、そういう光景をつくってこれなかった。そういう意味で私たちの責任です。
そうだ、ネトウヨの人たちもコミュニティーに入ってくれたらいいと思うんですが。地域の役に立つことで、プライドも取り戻せる。コミュニティー・オーガナイザーになってくれるよう、説得できないもんですかね?
日本人であることへの愛を、いいかたちで生かせないものですかね?
981
:
名無しさん
:2015/02/08(日) 19:02:47
>>980
パトリオティズムへ置き換えられるか
やまもと:ほかにやることが見つかればいいわけだから、可能性はあるかもしれませんね。でもなんだか、1回の失敗でみんな萎えそうな気がする(笑)。
湯浅:でもナショナリズム(国家主義)をパトリオティズム(愛国主義)に置き換えればいいだけですよ。
やまもと:まぁねぇ。
湯浅: コミュニティーに参加するのはカッコいいことだと、そういう風にしないと動かないですよね
やまもと:そうですね。確かに。ただ、コミュニケーションに問題があったからネットに張り付いている人たちも多数いる中で、どこまでカッコ良さで引っ張れるかな(笑)。そういう地域の仕事で喰っていけなかったら、社会が必要だといっても結局誰もやりたがらないし。
湯浅:我々はそれをカッコいいと思わせるという点については、ほとんど考えてこなかったのです。それは大きな反省です。最近でこそ社会起業家はカッコいいというイメージが少しだけ出てきましたけど、まだまだですね。だからそういう波をつくっていかなくちゃいけない。
今回、やまもとさんが、こういうことに非常に興味を持っているということは、多くの人にとって衝撃だと思いますよ。またやりましょう。
やまもと:そうですね。話足りなかったです。
(構成:長山清子、撮影:今井康一)
982
:
とはずがたり
:2015/02/10(火) 13:38:44
面白い記事だけどフランス文学者に何が解るんだ!?
日本は平安時代までは母系社会で,戦国〜明治の男尊女卑の時代を乗り越えて現代にもその名残はあるような。
2014年12月22日(月)
「口説かれたい」日本女子、「口説けない」日本男子
ビジネスマンが学ぶべき「近現代史」【婚活・出会い編】
http://president.jp/articles/-/14246
PRESIDENT 2015年1月12日号
著者 鹿島 茂 撮影=芳地博之 編集=渡辺一朗 構成=奥田由意
歴史的に嫁探しは親の役割だった
──ネットの発達などで、男女が出会う機会が増えているにもかかわらず、結婚しない人が増えているのはなぜなのか。
図(略)
日本は伝統的に直系家族類型。生活様式が核家族化しても思考パターンは変わらない
エマニュエル・トッドの家族類型学では、日本は「直系家族類型」に分類されます。親は子の結婚相手を探し、長子(基本は長男)夫婦と同居する。次・三男や娘は長子の“控え”で、結婚したら家を出る。土地を分割せず、人口をむやみに増やさない知恵であり、韓国やドイツも同じタイプです。
一方、フランス、イギリス、アメリカは「核家族類型」です。子は成人すると家を出て、よその土地で結婚相手を得て家族をつくる。日本では、欧米の思想が流入した明治期や、アメリカの文化に影響を受けた戦後、“家”に縛られない次・三男や女子を中心に、核家族的な振る舞いや恋愛結婚が増えました。そこでは男は口説き、女は口説かれたりもしたのです。
しかし、うわべの生活様式が変わっても、根底の思考様式はそう簡単には変わりません。今は社会が豊かになって一人っ子が増えたので、必然的に直系家族の行動様式に戻っているのです。
つまり、家族類型学的に見て、日本の男には、自分で女性を口説いてセックスに持ち込む能力は備わっていない。結婚するには親という“強制的な出会い”が不可欠なのに、親が子の結婚に干渉しなくなったので、子は家に居続け、引きこもりやオタクになるのです。
男は口説きたくても口説くに至らず、女は口説かれたくても口説いてくれる男がいない。この状況が進めば、口説けないオタク男は全滅。女は科学の力で単性生殖するか、少数の口説ける男が複数の女性との間に子供をつくり、女性上位のアノミー社会が到来するでしょう(笑)。
未婚男女を合宿でダンスさせる
──口説けない男にとっての福音は、藩制(地方分権)や旧来の会社形態の復活、それにダンスなのだという。その理由は?
口説けない日本男児を結婚させるには、親の強制力に代わる「枠組み」が必要になります。まず考えられるのは“地元”の枠組み。都心への人口集中を避け、地方分権体制を進め、若者が都会に出ていかないようにすれば、地元の共同体の中で出会いが促進されるでしょう。
次に考えられるのが“職場”の枠組みです。日本型企業の復権も有効です。終身雇用の家族的な組織で、結婚相手は社内で見つけられます。
983
:
とはずがたり
:2015/02/10(火) 13:39:05
>>982-983
最後の手段は、枠組みを人工的につくってしまうこと。車の免許合宿でカップルが生まれやすいのが好例ですが、極端なことをいえば、未婚男女に「青年の家」のような合宿所で、長期休暇を過ごさせる制度をつくるのも必要なのかもしれません。
そこでは連日連夜、ダンスパーティーを開催する。ダンスは問答無用で男女が身体を密着させます。動物本来の性欲は嗅覚に由来するので、恋愛の条件が整います。
これで、口説けない男と口説かれない女もカップルになれる。めでたしめでたしです。
口説ける男がいたのは高度成長〜バブルまで
【930年(平安時代)】男性が女性の家に通う「妻問婚=ヨバヒ」から、徐々に「婿取り婚」へと変化。 女系家族の形態が崩れる。
【1200年(鎌倉時代)】没落した貴族や政争に巻き込まれた女性の嫁ぎ先を斡旋する「中媒」(仲人)が登場。
【1880年】大阪で山口吉兵衛が「養子女婿嫁妻妾縁組中媒取扱所」を始める。「高砂屋」として普及。
【1945年】第二次大戦で適齢期男子が減少したため、女性が結婚難に。ジルバやマンボが流行し「ダンスホール」が出会いの場に。
【1959年】皇太子明仁親王(今上天皇)と正田美智子さん御結婚。「テニスコートの自由恋愛」が話題に。
【1960年】東大と東女大、東京教育大とお茶の水女子大などの学生間で「合コン」がブームに。
【1965年】1965〜70年に、恋愛結婚が見合い結婚を初めて上回る。
【1972年】ベビーブーム世代が適齢期で空前の結婚ラッシュ。年間婚姻組数が110万件。東京五輪後の需要減にホテルが結婚式・披露宴の新ビジネスを展開。
【1978年】「サタデーナイトフィーバー」でディスコブーム到来。ナンパの場に。
【1981年】英国でチャールズ皇太子とダイアナ妃が結婚。
【1987年】映画『私をスキーに連れてって』が空前のヒット。出会いの場がゲレンデに。フジテレビ『ねるとん紅鯨団』放送開始。「ねるとんパーティー」がブームに。
【1988年】ホンダ「プレリュード」、日産「シルビア」がデートカーとして大人気に。運転席から助手席シートが倒せる機能が人気だった。
【2014年】晩婚化もついにここまで!? 「おひとりさま結婚式」(ソロウェディング)が登場。
鹿島茂(かしま・しげる)
1948年生まれ。専門は19世紀フランス文学。『馬車が買いたい!』でサントリー学芸賞など受賞多数。『セックスレス亡国論』(共著)などセクソロジーについての著作も多い。近著に『モンフォーコンの鼠』。
984
:
名無しさん
:2015/02/11(水) 10:56:13
http://bylines.news.yahoo.co.jp/yamamotoichiro/20141028-00040336/
日本人の結婚観と、少子化対策の問題
山本一郎 | 個人投資家
2014年10月28日 23時4分
山本一郎です。最近、仕事よりも育児のほうが時間と労力をかけているような気がします。
ところで、先日「しらべぇ」というサイトへの寄稿で、幾つかの婚活サービスの首都圏利用者データを使ってサンプル調査をしたところ、女性の結婚相場において31.6歳から急速に結婚に於ける価値が減衰するという内容を書きました。
【コラム】ババアと出会いの価値を算定する(後編) 価値を落とさない5つの要素(しらべぇ 14/10/28)
記事自体は面白おかしく書いているわけですが、先日のデータえっせいで興味深い記事がありまして、要するに結婚した女性の出生率は各年代引きあがっているという構造であります。
少子化の要因の2局面(データえっせい 14/10/19)
未婚化が進んではいるが,結婚している女性から産まれる子どもの量は増えている。こういう傾向が読み取れるかと思います。とくに近年にあっては,両者のコントラストが際立っています。2015年まで曲線を延ばしたら,どうなっているでしょうか。
最近,「婚活」という言葉が生まれ,各自治体も男女の「出会いの場」をつくることに躍起ですが,なるほど,こういう取組の必要性を支持するデータです。と同時に,結婚という型にとらわれない同棲や婚外子への許容度も高めていくべきなのか・・・。『世界価値観調査』などでみると,日本は,イスラーム国と並んで,これらに対する許容意識は格段に低い社会なり。
出典:データえっせい
一方で、我が国においての政策議論では、少子化問題タスクフォースが発表している文書を読んでいるとむしろ少子化全体の環境に対して、かなり網羅的な施策を検討しているようにも見受けられます。
内閣府 少子化対策
少子化危機突破タスクフォース(第2期)取りまとめ
この辺をしげしげと見ておりますと、もちろん医学的な前提に基づいたテーマセットで総花的かつ全体の議論をしっかりと進めながら、個別に効果のある具体的な政策を洗い出そうとして、数字的裏づけを見つけきれず議論が迂回しているようにも見受けられます。上記のデータえっせいで指摘されている数値が正しいとすると(まあ、正しいんですが)、少子化対策に一番効く変数というのは実のところ「本人の意志を尊重した早期の結婚の斡旋」または「婚外子に対する社会的許容」であり、恐らくは、次いで「出産後の経済的不安の解消」「社会全体が出産・育児に対してより容認的になる諸制度の充実」といったところでおそらく少子化事由の80%は網羅されることになるのではないかと思うわけです。
一方で、少子化対策に予算を積むということは、合理的に考えて他の分野の予算を減らすことに他なりません。「必要だから金を出せ」というだけではたぶん駄目で、「他よりも比較としてこれだけ重要だから、このような重要な問題に取り組むのでここの予算を削りましょう」というのとセットでないといけないわけであります。
また、闇雲に少子化対策予算を積んでも効果が出たかどうかが分かりませんので、今回目標とする出生率2.07を達成するためにどのようなマイルストーンを置くのかという政策課題も同時にちゃんとセットしないといけないのですが、あまりその辺の議論が出てきているようには見えません。
出生率に数値目標は必要か 「2.07まで回復」政府会議で検討開始(ハフィントンポスト日本版 14/4/22)
985
:
名無しさん
:2015/02/11(水) 10:56:23
>>984
生々しい言い方ですが、政府予算(=税金)をどのくらい注ぎ込めば、予想される出生率を向上させられるかという議論はするべきであり、ぶっちゃけ赤ちゃん一人当たり幾らよ? という数値目標に他ならないと思うわけです。
ここで、社人研のデータを見てみましょう。
国立社会保障・人口問題研究所
日本の将来推計人口 平成24年版
以上見てきたように、日本は将来推計において、もっとも低い出生率・死亡率を見込んでいるという大きな特徴を持つ。
出典:日本の将来推計人口 p.50
データスキーからするとこの一覧を見るだけで圧巻なのだが、日本がもしもフランスやアメリカのような人口構成に近づいていきたいと考えるのであれば、やはり当面の出生率は2.07を目指していくほかないのかと考えるほかありません。そうなると、マイルドに諸政策を打って結婚を奨励し社会制度を変革していくよりは、税の優遇や出生一時金のような子供のいる家庭に資金をつけたり、これから生もうとする女性に対して経済的・制度的に生めるような設計をすることはどうしても重要になりましょう。
そうなると、削る先というのは必然的に世代間分配の延長線上、すなわち社会保障費の削減を行い、その一部を出生率改善のための原資とするしかないんじゃないのと思うわけであります。というのも、2013年の出生数が102万人、以後6年間同じだけ子供が生まれるとしても、この子供たちの扶助のため6年間、母親に対して年間120万円の公的助成を行えば、年度あたり7.2兆円ぐらいかかります。消費税1%で2兆円としても3%引き上げないと無理な計算ですね。
ちょうど国家公務員の総人件費も似たようなもので、ここから合理化して何兆円も捻り出すのは無理でしょう。
公務員人件費
一方で、社会保障費総額で言うと国庫負担が軽く40兆円超えというオーダーです。
社会保障の体系と現状
この辺を見ていますと、少子化問題は大変だし早急に対策を打たないといけないんだろうけれども、じゃあその財源は、どこを削るのという話になるととたんに頭の奥底がピリピリとくる議論へと発展するわけです。クチでは子供は大事だ、出生率を日本は向上させるべきだと言っても、じゃああなたの医療費負担をもう20%上げさせてください、支給する年金や生活保護の給付水準を15%下げます、となると途端に暮らせない人が出てきてしまう、というわけです。
少子化対策、しないといけないの?
必要なのはわかっているんだけど、なかなか一歩が踏み出せないというのは、実に厄介な問題を国民や社会に突きつけているわけでして、ぶっちゃけ衰退していく日本にはもはや潤沢な資金がない中で何を希望にして頑張っていくのか、そろそろまじめに考えないといけない時期に来ているのだと思います。
山本一郎
個人投資家
投資業務とコンテンツ開発が仕事のメイン、独立17年め。イレギュラーズアンドパートナーズ株式会社代表取締役。仕事と家庭を両立させながら、40歳になんなんとする人生の節目を感じつつ一歩ずつ坂道を登って生きたいと思います。
986
:
とはずがたり
:2015/02/12(木) 08:38:49
解るなぁw
男と女関係は少子化スレのここへも転載♪
なぜ仕事をすぐにやらない男が多いのか
プレジデント 2015/2/6 10:15 脳科学者 中野信子 構成=中島 恵
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1265929046/503
987
:
とはずがたり
:2015/02/13(金) 11:25:52
男はどんなにかっこつけて威張ってても甘えん坊の所はあるからな。でも子どもが出来たら子ども>>越えがたい壁>>旦那になるの位は理解しとかないとねぇ。。
男もこいつ俺にあんなに依存してかまってちゃんだった癖に,という思いがありそうだが,母は強しやね。
「年の差婚」に見る、男女の見解の違い
http://allabout.co.jp/gm/gc/451143/
23歳のとき、37歳の男性と結婚したトモコさん(46歳)は、23年の結婚生活につい最近、終止符を打ったばかり。下の子が成人になるのを待って離婚を切り出した。
夫からみれば「青天の霹靂」だったらしい。だが、トモコさんは、ずっと以前から離婚を考えていた。「結婚するときは、確かに彼が大人に見えた。社会に出たばかりの私に、いろんなことを教えてくれた。だけどその後、確かにだんだん立場が逆転していきましたね」。
トモコさんは、結婚後も仕事を続けた。27歳で第一子を、続けて年子で第二子をもうけた。それでも仕事はやめなかった。社会とどうしてもつながっていたかったからだ。
「家庭と仕事を両立させている女性は素敵だというのが彼の言い分だったんですよ。それなのに、私が30歳くらいのときかなあ、子どもふたり抱えて仕事も続けて、こっちは大変な思いをしているのに、夫が『オレのことを第一に考えてくれていない』と拗ねるように言い出して……。そのとき、あれ、言ってることが違うじゃないと疑問をもったんです」。
大人ふたりで子どもふたりを育てていくのではなく、トモコさんひとりで3人の子の面倒をみている感覚だったそうだ。
「14歳下の妻を母親のように思っているんだなと失望しました。年上の頼れる男性と結婚したと思っていたけど、特に子どもが生まれてからは、夫のほうが子どもっぽくなっていった。一方で、自分が年上だと思うから、ときどき私に説教したがるんだけど、それは今で言うモラハラなのかもしれませんね。」。…
傾向として、さまざまな場面で、「男はより幼くなり、女はより大人になっている」と感じることが多い。いい悪いの問題ではなく。
988
:
荷主研究者
:2015/02/15(日) 00:55:36
岐阜県の2014年人口移動報告
http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20150207/CK2015020702000014.html
2015年2月7日 中日新聞
4市3町、住居費安さで転入超続く 14年人口移動報告
二〇一四年の一年間で、羽島市や岐南町など岐阜周辺のベッドタウンを中心に県内四市三町が、ほかの自治体からの転入者が転出者を上回った。総務省の人口移動報告で分かった。名古屋への交通の便が良く、地価や家賃が割安の地域への人口移動が続いている。
報告によると、転入者が転出者を上回った「転入超過」は大垣、羽島、美濃加茂、瑞穂の四市と、岐南、笠松、富加の三町。七市町は、一三年に続いての転入超過だった。
転入者の年代別では、岐南町、笠松町は二十代、三十代が、大垣、羽島、美濃加茂市の三市では三十代、四十代が多かった。名古屋と電車で接続している岐阜、多治見に比べて地価や家賃が安いこともあり、子育て世代が多く転入している。
岐南町では、一三年度から小中学生の給食費無料化を実施。町企画財政課の林武幸課長は「住む場所を選ぶ際に、子育て支援の充実が重視されているのでは」と分析している。
一方、三十五市町村は転出者が転入者を上回る「転出超過」だった。多治見市、関市、岐阜市など東濃、中濃、岐阜地域の中心自治体で二百人以上の転出超過に。県内全体では、四千百五十四人の転出超過。一三年の四千八百十二人よりも減少したが、転出超過は一九九六年以降、十九年連続。
(小川慎一)
989
:
荷主研究者
:2015/02/15(日) 00:56:42
長野県の2015年1月1日現在の人口
http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20150203/CK2015020302000016.html
2015年2月3日 中日新聞
県内人口、13年連続減少 歯止めかからず
ことし一月一日時点の県内の人口は、前年同期比一万二千五十九人減の二百十万五千百八十七人で、十三年連続で減少したことが県の調査で分かった。県内人口は、二〇四〇年までに四十万人以上減少する見込みで、歯止めのかからない状況が浮き彫りとなった。
県によると、昨年一年間の出生数と死亡数の差を示す「自然増減」では八千七百十三人の減少で、二〇〇四年から十一年連続減った。転入数と転出数の差し引きで示す「社会増減」でも千九百六十人の減少しており、〇一年から十四年連続で減った。国籍の喪失などその他の増減数は千三百八十六人だった。
県内七十七市町村のうち、七十一市町村で人口が減った。人口減少の数が最も多いのは長野市の千六百二十一人減で、減少率が最も高かったのは天龍村の3・78%だった。
人口が増加したのは五町村で、軽井沢町(七十九人増)、南箕輪村(七十七人増)、原村(十八人増)、白馬村(十七人増)、御代田町(十六人増)だった。平谷村は前年同期と変わらなかった。
(武藤周吉)
990
:
荷主研究者
:2015/02/15(日) 00:58:38
栃木県の2015年1月1日現在の人口
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20150205/CK2015020502000177.html
2015年2月5日 東京新聞
県人口 ピーク時より3万8000人減
県が毎月発表する人口推計月報で、一月一日現在の県の人口は百九十七万九千七百二十四人(男性九十八万四千六十六人、女性九十九万五千六百五十八人)となり、ピーク時に比べて三万八千人近く減少したことが分かった。出生数を死亡数が上回る「自然減」が主な要因で、全国同様に人口減少が続いている実態が浮き彫りになった。
県統計課によると、県人口は前月より八百三十二人減った。自然減は六百二十人で六十三カ月連続。転入より転出が上回る「社会減」は二百十二人で、二カ月連続だった。
県人口のピークは二〇〇五年十二月の二百一万七千六百六十四人。その後は緩やかに減少し、一一年に二百万人を割った後も減少が続いている。世帯数は七十七万三千八百七十二世帯で、前月より七十三世帯減った。(藤原哲也)
991
:
荷主研究者
:2015/02/15(日) 01:16:14
http://www.47news.jp/47topics/e/261797.php
2015/02/06 11:06 共同通信
【人口急減社会】東京圏、11万人転入超過 40道府県は人口流出 14年、一極集中が加速
992
:
荷主研究者
:2015/02/15(日) 01:17:55
>>991
総務省が5日公表した2014年の人口移動報告によると、東京圏で転入者が転出者を上回る「転入超過」が10万9408人に達した。人数は3年連続の増加となり、東京一極集中が加速している実態が浮き彫りになった。名古屋圏と大阪圏は2年連続で転出が転入を上回り、都道府県別でも13年から2増の40道府県が転出超過となった。総務省は「景気回復とともに、企業の本社機能が集まる東京圏に広範囲から人口が流入している」と説明している。
政府は、昨年12月に閣議決定した人口減少対策の5カ年計画「まち・ひと・しごと創生総合戦略」で、地方の人口流出に歯止めをかけ、20年までに東京圏の転出と転入を均衡させる目標を掲げているが、実現は容易ではなさそうだ。
東京圏(埼玉、千葉、東京、神奈川)の転入超過は13年から計1万2884人増えた。名古屋圏(岐阜、愛知、三重)は、愛知が転入超過だったが、全体では803人の転出超過になった。大阪圏(京都、大阪、兵庫、奈良)は、大阪府が10年以来の転出超過に転じ、全体で転出が転入を1万1722人上回った。
都道府県別の転出超過の最多は北海道の8942人で、静岡の7240人、兵庫の7092人が続いた。転入超過は東京圏の4都県と宮城、愛知、福岡で、東京が7万3280人と最多。沖縄は08年以来の転出超過となった。
▼ 避難者が福島回帰か 宮城は転入超過続く
2014年の人口移動報告では、福島県への転入者は前年よりも1288人多い2万7056人で、増加数は全都道府県トップとなった。東京電力福島第1原発事故の避難者が県内に戻る動きを反映しているとみられる。東日本大震災の復興事業に参加する企業などが拠点を置く宮城県への転入も続いている。
福島県全体では、東京圏や宮城県などに引っ越す人も多いため、2211人の転出超過だった。ただ、 県内58市町村(住民基本台帳ネットワークに参加していない矢祭町を除く) のうち11市町村で転入超過となった。県の担当者は「子ども連れの若い母親が避難先から戻ってきている」と指摘する。
男性に限れば888人の転入超過で「25〜60歳の範囲で満遍なく増えている」(担当者)。企業立地を促す補助事業の効果もあり、働き手の男性が移り住むケースも目立つという。
一方、宮城県は3年連続の転入超過。人数は前年を下回ったが2437人だった。仙台市も2280人の転入超過で、全国の市町村で11位だ。復興事業に関係する業者や家族らが移ってきているのが一因で、県職員は「東北の隣県から若者らが集まる震災前と同じ流れもみられる」と話す。
3200人の転出超過だった岩手県は、10年から2千〜4千人台の超過数で推移。総務省は「避難する場合も県内移動が多かったため、震災の影響が数字上は限定的だ」としている。
▼ 人口移動報告
人口移動報告 市区町村が管理する住民基本台帳に基づき、自治体間の住民の移動状況をまとめた統計。原則として日本国籍者の移動を対象としている。転入届を出さずに避難している東日本大震災の被災者などは反映されない。総務省統計局が月1回、前月分を発表、毎年1〜2月に前年1年間の状況を公表している。
(共同通信)
993
:
名無しさん
:2015/02/15(日) 17:00:52
http://www.sankei.com/politics/news/150215/plt1502150012-n1.html
2015.2.15 16:04
【新報道2001抄録】
自民・小野寺氏「地方に都市部の高齢者を受け入れる制度が必要」
自民党の小野寺五典(いつのり)政調会長代理らが高齢者が住宅ローンなどで経済的に困窮する「老後破産」などについて語った。
--住宅ローンを返済できない高齢者が多い
小野寺氏「デフレが続くということは結局、そういうことだ。アベノミクスによるデフレ脱却は進めていく必要があるが、消費税や物価が上がると生活が大変になる。どう手を差し伸べるかが大きな課題だ」
--地方に移住したい若者は多いが、地方には職がない
小野寺氏「庭で子供を遊ばせたい、一戸建てに住みたいという若い人の希望を実現できるのは地方だ。大都市の企業が地方に移った場合の支援策で地方に仕事をつくる。地方では高齢者施設が雇用の場になっているので、地方の財政負担がないような形で都市部の高齢者を受け入れる制度をつくっていく必要がある」
994
:
とはずがたり
:2015/02/15(日) 17:43:17
親子は「上下関係」から「水平協働」へ
「ゆとり世代」親子独立じわり増加
http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/wxr_detail/?id=20150212-00040566-r25
2015.02.12
今のご時世、若い世代の起業はもはや特別なことではないが、ここ数年「親子がパートナー(共同経営者)となって独立する」ケースが広がりつつある。独立・開業の情報誌『アントレ』の調査によれば、「親子独立」の割合は2010年に21.7%だったが、2013年には29.1%と3年間で7.4ポイント増加。「複数人で独立するケース」の3割を占めるに至っているという(2014年10月「独立・開業者に関する調査」より)。
「最近、独立・開業に関するイベントでも、親子とみられる二人連れの来場者を目にする機会が増えてきました。その多くが、20代の子世代と50歳前後の親世代という組み合わせです。従来も“夫婦で開業”というケースは多かったのですが、『家族としての信頼をベースに親子で協働する』という独立のスタイルが増えているようです」(リクルートキャリア『アントレ』編集長・菊池保人氏)
今の20代といえば1990年前後生まれの、いわゆる「ゆとり世代」。日本の経済成長を知らずに育ち、「大企業に入れば一生安泰」という感覚はハナから持ち合わせていない。「親子独立」増加の背景には、そんな世代特有の価値観も関係していると菊池さんは考察する。
「彼らは親の姿を通じて、いわば“サラリーマン人生の悲哀”を知った世代。一生懸命働いても給与は上がらない、終身雇用の崩壊、長引く不況、それに伴うリストラ…といった不遇を間近に見てきたことで、『会社』という共同体への信頼感は極めて低いんです。一方で、その反動もあってか『家族』という共同体への信頼感は非常に高い。『最終的に信頼できるのは家族だけ』という感覚です。父との関係も、昔の若者のように『反発心』を抱えている人は少なく、むしろ『尊敬している』という人が多い。一番身近で信頼できる親とともに独立を果たすのは、子世代にとって自然な流れというべきでしょう」(同)
そうした価値観を反映しているのが、独立・開業にあたっての親子の関係性の変化だと菊池さんは指摘する。以前なら、親子で独立する場合は「上下関係(親が上・子が下)」が一般的だったが、最近の「親子独立」では、相互に支え合う「水平協働」が主流だという。
「以前、“雇われない生き方”に憧れつつも踏み切れずにいた技術職の父親が、息子さんに誘われて墓石清掃業の会社を開業したケースを取材したことがあります。息子さんにしてみれば、親が会社に人生を費やしていることが歯がゆく、『親父を一番わかっているのは自分』という思いがあったそうです。家族なら言いたいことが言い合えるし、上下関係や命令もなく、ケンカしながらやっていける点も魅力のようです」(同)
このほか、福祉関連の仕事をしていた51歳の父親が、20代のフリーターの息子2人と一緒に飲食店を開いたケースでも、「家族なら言いたいことが言える」「家族と一緒のほうが仕事をしやすい」ことが息子たちの背中を押すポイントになったという。幸いにして経営は軌道に乗り、今は1人1店舗ずつ独立しているそうだ。
もちろん、親子で独立・開業したからといって成功するかどうかは別の話。ただ、ゆとり世代にとってみれば、就職しても雇用不安のリスクがある以上、“独立・開業なんてリスキー”という感覚はない。「仮に高い収入は望めなくても、ブラック企業と呼ばれるような環境で過酷なサービス残業を強いられるくらいなら、家族と一緒に働くほうがはるかに安心」と語る20代の声には頷かされる。「独立・開業」というと「仕事が無くなる不安」「収入の不安定さ」「開業当初は休みなんてない」…といったネガティブイメージを持つ人もいるが、どれをとっても、就職であれ独立・開業であれ、ついてまわるリスクであることには変わりないというわけだ。
折しも、2014年2月には日本政策金融公庫の「新創業金融資制度」が拡充し、無担保・無保証の融資限度額が3000万円に増えた。こうした支援制度も追い風となり、独立への機運は今後さらに高まることが予想されている。その一歩をともに踏み出すパートナーは、意外と身近なところにいるのかもしれない。
(榎並紀行/やじろべえ)
995
:
名無しさん
:2015/02/17(火) 23:54:56
体外受精の将来も左右しそうな「精子すり替え裁判」が、元女子アナ夫妻の間で進行中
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1097992700/4294-4295
996
:
名無しさん
:2015/02/18(水) 06:50:16
父子家庭
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150217-00000331-oric-ent
辻仁成、息子との熱い絆を明かす「二人でいると最高だよ」
オリコン 2月17日(火)19時39分配信
作家で歌手の辻仁成が17日、都内で行われた映画『シェフ 三つ星フードトラック始めました』(28日公開)トークイベントに出席。二人暮らしをしている息子に作る料理を紹介する雑誌連載やSNSが話題となっているが「苦しくて悩むときもあるけど、息子と二人でいると最高だよ」と、親子の強い絆を熱く語った。
現在パリで息子と暮らす辻は「僕は1年前に何もかも失った」と昨年話題になった離婚騒動を振り返りつつ「だけど、息子だけは残ってくれた。息子に料理を作って『おいしい』と言ってくれたことが幸せだったし、新しい人生に向かうための勇気になった」と息子が自分の支えとなってくれたことを告白。
息子にどのように成長してほしいかを聞かれると「こんなふうに育ってほしい、という理想はない。人生でいろんなことがあるけど、彼らしく成長していってくれたら、それが一番」と自由に育つことを望み「毎日おいしい物だけは作るから、それを食ってよ。愛する人と一緒においしいご飯が食べられたら、それって最高だよね」とこれからも料理を作り続けることを約束した。
同作は、『アイアンマン』シリーズのジョン・ファヴロー監督が制作・監督・脚本・主演の4役を務める話題作。ロサンゼルスの一流レストランを突然辞めた料理人が、家族や仲間と協力してキューバサンドイッチの移動販売を始め、自身の原点や料理に対する情熱を取り戻していく姿を描く。
イベントにはそのほか、『女性自身』編集長の田邉浩司氏が出席した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150217-00000532-sanspo-ent
辻仁成、華麗な包丁さばき披露もぼやき節「俺の芸風はどこへ…」
サンケイスポーツ 2月17日(火)20時18分配信
ミュージシャンで作家の辻仁成(55)が17日、米映画「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」(28日公開)のトークイベントを東京都内で行った。
同作は一流シェフが究極のサンドイッチを求め、息子とともに移動式の軽食店を営みながら米国を横断するロードムービー。昨年7月に女優、中山美穂(44)と離婚した辻は現在、フランス・パリで生活する長男(11)に料理を作る日々で、「息子に『おいしい』と言ってもらえる料理を作ることが、新しい人生への原動力になっています」としみじみ。
イベント後はエプロン姿でキュウリの輪切りなどを披露。手際の良い包丁さばきをみせつつも、「俺の芸風ってどこに向かっているのかなぁ」とぼやいて爆笑を誘った。
997
:
名無しさん
:2015/02/18(水) 06:50:27
>>996
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150217-00000023-mantan-ent
<辻仁成>ツイッター拡散被害に「自分を見ているよう」
まんたんウェブ 2月17日(火)20時51分配信
作家でミュージシャンの辻仁成さんが17日、東京都内で行われた映画「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」(ジョン・ファヴロー監督、28日公開)公開記念トークイベントに登場。辻さんは映画について「人ごととは思えない話」とし、「(主人公が)シェフっていわれていたのに、レストランをクビになって、仕事もなくなって、ツイッターに(書かれた)暴言が世の中に出回って、自分を見ているようでいたたまれなくなった」と苦笑いした。
昨年7月に女優の中山美穂さんと離婚し、現在は息子とともにパリで暮らす辻さんは「悪く書かれたものは生涯残っていくし、いつか息子も見るんだろうな〜」と主人公と自分を重ね合わせ、それでも「子供の助けにより父親が復活する場面は個人的に見ていてジーンときました」と笑顔を見せると、「自分の境遇と似ているってこともあるんでしょうけど、一つのことを一生懸命やっているバカなお父さんの姿、自分の思った通りに生きていく姿は、子供に何かメッセージを出している感じがした」と語った。
映画は、一流レストランの元シェフ、カール・キャスパーと息子のパーシーが、オンボロトラックを改造してマイアミからニューオーリンズ、オースティン、ロサンゼルスとキューバサンドイッチを移動販売する旅に出る……というロードムービー。ファヴロー監督が製作・脚本・主演と4役を務め、自ら料理の猛レッスンを受け、撮影に臨んだ。おいしそうなB級グルメが登場することも話題で、スカーレット・ヨハンソンさん、ダスティン・ホフマンさん、ロバート・ダウニー・Jr.さんらも出演する。
辻さんはパリで息子と一緒に鑑賞したといい「うちの子はどういう思いで映画を見ているのか最後までわからなかったけど、見終わってから『おなかが空いたから、何か作ってよ』っていわれました」と明かし、「息子に(料理が)うまいっていわれると一日、許された気がする。彼らしく成長してくれたら」と父親の顔をのぞかせた。
998
:
とはずがたり
:2015/02/18(水) 21:11:35
劣化著しい政界に対し開明的な判決を期待したいけどどーかなー。
夫婦別姓と再婚禁止期間で憲法判断へ
http://news.goo.ne.jp/article/nhknews/nation/nhknews-10015555411_20150218.html?fr=rk
NHKニュース&スポーツ2015年2月18日(水)16:16
最高裁判所は18日、結婚するときに夫婦別姓を認めていない民法の規定と女性だけが離婚したあと、6か月間、再婚を禁止している民法の規定について、それぞれ憲法に違反しているかどうかが争われている2件の裁判を15人の裁判官全員による大法廷で審理することを決めました。いずれの規定についても最高裁は初めて憲法判断を示すものとみられます。
999
:
名無しさん
:2015/02/18(水) 23:27:45
女性の社会進出
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015021800837
稲田氏はジャンヌ・ダルク=安倍首相
「稲田さんはジャンヌ・ダルクのように農協改革に取り組んだ」。安倍晋三首相は18日夜、東京都内で開かれた「日本女性エグゼクティブ協会」の会合で、政府・自民党と全国農業協同組合中央会(JA全中)が激しく対立した農協改革の先頭に立った自民党の稲田朋美政調会長を絶賛した。
ジャンヌ・ダルクは英仏百年戦争の末期にフランスの危機を救い、英雄視されている少女。首相は「ジャンヌ・ダルクは最後、火あぶりになる。(稲田氏も)農協改革では危なかった」と会場の笑いも誘った上で、「見事に困難な状況を突破して成果を上げた」と手腕をたたえた。会合には安倍内閣の女性閣僚も出席した。 (2015/02/18-21:12)
1000
:
名無しさん
:2015/02/18(水) 23:31:50
少子高齢化、世代間格差
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015021800819
「高齢者優先」政策に変化も=各党、若年者票争奪へ-18歳選挙権
選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられると、20歳未満の有権者が約240万人増え、与野党各党は、新たな「票田」の獲得に向けて政治活動の練り直しを迫られる見通しだ。投票率が高い高齢者を優先する傾向があった政策形成の在り方にも変化が生じる可能性がある。
政党や支援団体は「青年部」などの組織を通じ、若年層への働き掛けを強めるとみられる。維新の党の馬場伸幸国対委員長は18日の記者会見で、18歳以上を対象とした自民党の「学生部」に触れ、「われわれも若年層向けの対策は考えていかねばならない」と述べ、新組織の設置を検討する考えを示した。
「18歳選挙権」は世界の主流だ。国会図書館の調べによると、197カ国・地域の議会(下院)のうち、18歳までに選挙権を与えているのは176カ国・地域。日本以外の主要8カ国(G8)は18歳以上で、経済協力開発機構(OECD)加盟34カ国でも日本と韓国以外は18歳までに与えている。
一方、従来の政策は、投票率が高い高齢者を優遇する面があり、「シルバーポリティクス」と呼ばれてきた。
小選挙区比例代表並立制が導入された1996年から2012年まで6回の衆院選の投票率を年代別に見ると、いずれの選挙でも60歳代の投票率が最も高く、次いで50歳代、最低が20歳代だった。12年は60歳代が74.9%で、20歳代はその半分の37.9%にとどまった。候補者から見れば、若者より高齢者への浸透が勝利への近道というわけだ。
その結果、高齢者向け社会保障給付の充実に比べて若年層向けの子育て支援などは遅れ、「高齢者偏重」となった。また、歳入不足を赤字国債でまかなう将来世代への付け回しは「孫のクレジットカードを使うようなもの」と批判されてきた。選挙権年齢の引き下げによって若年層の政治参加が進めば、こうした世代間格差の是正につながりそうだ。(2015/02/18-20:36)
1001
:
名無しさん
:2015/02/19(木) 00:15:09
>>998
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date2&k=2015021800723
議員反対で改正見送り=国連からは廃止勧告-再婚禁止期間
民法で定められた女性の再婚禁止期間をめぐっては、100日に短縮する方向で検討が進められてきたが、一部国会議員の反対で法改正は見送られてきた。
法制審議会(法相の諮問機関)が1996年に答申した民法改正案要綱には、「女性は離婚から100日経過後でなければ再婚できない」と明記された。しかし、現在まで法案提出には至っていない。
2007年には、民法の規定に関する自民、公明両党(与党)のプロジェクトチームで、100日への短縮などが盛り込まれた特例法案が了承されたが、自民党内に異論が根強く、国会提出は見送られた。
国連の委員会からは、再婚禁止期間は女性への差別だとして、廃止すべきだとの勧告が繰り返されている。
国際的には、再婚禁止期間を廃止する国が増加。原告側によると、60年代以降、デンマークやスウェーデン、ドイツ、フランス、韓国などが廃止した。
ただ、今回の訴訟で一審岡山地裁判決は、外国の多くは離婚の前提として一定期間の別居などを求めており、それらが父親推定の重複を防ぐ働きをしていると指摘。「届け出のみで離婚できる協議離婚制度を持つ日本が再婚禁止期間を廃止した場合とでは、問題が大きく異なる」との判断を示している。(2015/02/18-18:06)
1002
:
名無しさん
:2015/02/19(木) 06:38:47
>>998
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150218-00002703-bengocom-soci
「夫婦別姓」最高裁が憲法判断へ「結婚前の姓を使うためペーパー離婚した」原告も期待
弁護士ドットコム 2月18日(水)21時5分配信
「夫婦別姓」をめぐる訴訟が2月18日、最高裁判所の第3小法廷(大橋正春裁判長)から大法廷(裁判長・寺田逸郎長官)に回付された。最高裁の大法廷は、長官を含む15人の裁判官全員で、憲法問題や判例変更などの重要問題を審理する。今回は、夫婦同姓制度を定めた民法750条について、憲法判断が行われるとみられる。
これを受け、訴訟の原告と弁護団が同日午後、東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見を開いた。榊原富士子弁護団長は「最高裁大法廷に回すということは、憲法判断をするということだ。まず一歩。とてもうれしい。最高裁の積極的な姿勢を感じている。最高裁には、明確に『憲法違反である』と書いていただきたい。それが、私たちの切なる思いだ」と話した。
●「夫婦同姓を定めた民法750条は憲法違反」
この訴訟は、民法750条が「夫婦同姓」を定めているため、日常生活でさまざまな不利益を被ったとして、原告5人が国家賠償を求めて2011年に起こした。だが、原告たちが本当に求めているのは「夫婦別姓を選べる制度」を実現すること。つまり、民法750条の「夫婦は、婚姻の際に定めるところに従い、夫または妻の氏を称する」という規定を改正することだ。
榊原弁護団長は「いまの制度は、名前か、結婚かの二者択一状態だ。結婚前の姓を使えなくなることは、憲法13条の人格権を侵害する。結婚できなくなることは、憲法24条で認められている結婚する権利を侵害することになる」と述べ、民法750条が憲法違反だと強調した。
弁護団の大谷美紀子弁護士は「国連の女性差別撤廃委員会も、民法750条を改正するよう日本政府に勧告している」とつけ加えた。
夫婦別姓を求める背景について、弁護団は、結婚後も元の名前を使いたいというニーズが高まり、「通称」を使える場面が増えているが、通称では結局2つの姓を使い分けなければならず、解決にはならないと説明。夫婦別姓制度へ向けた機運は十分に醸成されたとしている。
●「自分の名前が本物じゃなくなってしまった」
原告の1人であるフリーライターの加山恵美さん(43)は、2000年に結婚し、夫の姓に合わせた。その際、加山さんは「それまでずっと『加山』でいたのに、それが通称になってしまったり、ペンネームになってしまった。住民票の姓が取り消し線で消されたのを見て、自分の名前が本物じゃなくなってしまったかのような、残念な気持ちになった」という。
結局、加山さん夫婦は2004年、もとの姓を使うために「ペーパー離婚」をすることにした。現在は事実婚状態だという。仕事中に連絡を受けて、会見に駆けつけたという加山さんは「ペーパー離婚をしたときには、すぐに夫婦別姓が認められ、また結婚できると思っていたが、10年経ってもそのままだ」と話した。
最高裁大法廷に回付されたことについては、「いまはまだ半信半疑で、過度な期待はしないようにと思っている」と述べつつも、「夫婦別姓が認められていないことで、多くの夫婦が困っている。最高裁にはよく考えて判断してもらいたい」と希望を語っていた。(弁護士ドットコムニュース)
弁護士ドットコムニュース編集部
1003
:
名無しさん
:2015/02/19(木) 23:55:06
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150219-00000084-jij-pol
月額賃金、29万9600円=男女格差は縮小―14年
時事通信 2月19日(木)15時53分配信
厚生労働省が19日発表した2014年の賃金構造基本統計調査によると、フルタイムで働く労働者の月額賃金(賞与や残業代などを除く)は前年比1.3%増の29万9600円となった。賃上げの広がりや人手不足などを背景に、2年ぶりに増加した。
男性の賃金は前年比1.1%増の32万9600円、女性の賃金は2.3%増の23万8000円だった。男性を100とすると女性は72.2で、男女の格差は1976年の調査開始後で最小を更新した。
従業員100人以上の企業の管理職に占める女性の割合は8.3%(前年は7.5%)で、過去最高だった。
1004
:
名無しさん
:2015/02/19(木) 23:57:09
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150219-00000092-it_nlab-life
「29歳の5割がセックス経験なし」調査、実は「20歳」の間違いだった 一部クラスタに絶望広がる
ねとらぼ 2月19日(木)22時3分配信
日本家族計画協会が今年1月にまとめた「第7回『男女の生活と意識に関する調査』」で、一部のデータに誤りがあったことが分かりました。当初の報告では、セックスの経験がある人が50%を超える年齢について「男性29歳、女性28歳」としていましたが、正しくは「男性20歳、女性19歳」だったとのこと。
当初の発表は衝撃的で、「若い男性のセックス離れがますます深刻に」「草食化どころか絶食傾向」など各メディアが報道。ネットでは「日本オワタ」「大丈夫か?」など心配する声もあった一方、「安心した」「ようやく時代が追いついてきたか」など調査結果に共感・安心する声も見られました。
原因はエクセルの計算、まとめ方にミスがあったため。日本家族計画協会のサイトではすでに図表、文章ともに修正済みです。
1005
:
名無しさん
:2015/02/21(土) 00:35:41
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date2&k=2015022000387
夫婦別姓へ法改正を=井上公明幹事長
公明党の井上義久幹事長は20日午前の記者会見で、夫婦別姓を認めない民法の規定をめぐり最高裁が憲法判断を示すことに関し、「最高裁の判断を待つことなく、選択的夫婦別姓を認める法改正を実現すべきだ」と述べ、別姓実現のため早急に民法を改正すべきだとの考えを示した。(2015/02/20-12:16)
1006
:
名無しさん
:2015/02/26(木) 22:42:26
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2015022600805
クオータ制導入へ超党派議連=女性候補、20年3割目指す
衆参両院選挙の候補者の一定割合を女性にする「クオータ制」の導入を目指す、超党派の「政治分野における女性の参画と活躍を推進する議員連盟」の設立総会が26日、衆院議員会館で開かれた。2020年に各党が国政選挙で擁立する候補者の30%を女性にするため、法制化を検討するなどの活動方針を確認した。
会長に選出された民主党の中川正春元文部科学相は「合意がつくれる具体的な仕組みをつくりたい」と表明。幹事長の野田聖子自民党前総務会長は、官民の取り組みに触れつつ「残念ながら政治に限っては女性が増えていない」と指摘し、女性議員増加を目指す決意を強調した。(2015/02/26-19:03)
1007
:
名無しさん
:2015/02/28(土) 15:10:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150224-00000038-mai-soci
<迷惑ランキング>駅と電車内…ベビーカーにも厳しい視線
毎日新聞 2月24日(火)14時0分配信
日本民営鉄道協会(東京都)が調べた2014年度の「駅と電車内の迷惑行為ランキング」で、「混雑した車内へのベビーカー乗車」が前年度比1.6ポイント増の19.5%で7位になった。この項目を設けた09年度以来の最高値で、3年連続で増えている。国土交通省などが昨春、電車などへの乗車に関する基本ルールをまとめたが、理解は広がっていない。
昨年10〜11月にホームページを通じて調査し、3135人(男性2437人、女性698人)から回答を得た。15項目の迷惑行為の中から3項目まで選んでもらい、トップは6年連続で「騒々しい会話・はしゃぎまわりなど」(33.2%)だった。
ベビーカーに関して男女別にみると、女性が2.8ポイント増の30.2%(3位)で、男性は1.2ポイント増の16.5%(8位)だった。過去5回いずれも女性が男性を上回っている。
国交省などの協議会は昨年3月、電車やバスで折り畳まずに乗れる基本ルールをまとめ、優先スペースを示す統一マークを作製、5月にはPRキャンペーンを展開した。阪急電鉄や阪神電鉄、近畿日本鉄道、JR西日本もマークの掲示を始めている。
ベビーカーの使用に詳しい神戸女子大家政学部の西本由紀子助手は、女性の厳しい見方について▽中高年女性に「昔は電車などでは抱っこひもを使っていた」という思いがある▽若い女性にも子育ての現状が伝わっていない--と分析し、「基本ルールの周知が不十分だ。地道に啓発を続け、ベビーカーの使用者にも周囲への配慮を求める必要がある」と話している。【木村健二】
◇駅と電車内の迷惑行為ランキング
(1)騒々しい会話・はしゃぎまわりなど 33.2%
(2)座席の座り方 31.7%
(3)乗降時のマナー 27.9%
(4)携帯電話・スマートフォンの着信音や通話 24.7%
(5)ヘッドホンからの音もれ 24.5%
(6)荷物の持ち方・置き方 22.3%
(7)混雑した車内へのベビーカーを伴った乗車 19.5%
(8)ゴミ・空き缶などの放置 16.9%
(9)車内での化粧 16.5%
(10)酔っ払って乗車する 14.6%
(11)喫煙 13.2%
(12)電車の床に座る 13.1%
(13)混雑した車内での飲み食い 11.4%
(14)混雑した車内で新聞や雑誌・書籍を読む 9.6%
(15)電子機器類(携帯ゲーム機・パソコンなど)の操作音 7.0%
※日本民営鉄道協会調べ。2014年度の男女総合。3項目までの複数回答
1008
:
荷主研究者
:2015/03/01(日) 15:09:07
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki2/591457.html
2015年02/10 09:38 北海道新聞
函館の転出超過、全国10位 昨年、七飯は新幹線効果で転入上回る
総務省が発表した住民基本台帳に基づく2014年の人口移動報告によると、渡島、檜山両管内は18市町中、16市町で転出者が転入者を上回る「転出超過」となり、人口流出が進んでいることが分かった。中でも函館市は全道最多で、全国でも10位の1012人の転出超過。一方、北海道新幹線の函館総合車両基地建設が進む隣の七飯町は141人の転入超過となった。
函館市の転出超過は前年比111人減だが、3年連続で千人を超えた。転出超過は1981年から続き、人口は毎年3千人前後のペースで減少が続く。市企画部の谷口諭部長は「若者の就職先など受け皿がないのが課題」と話す。
新産業と雇用の創出につなげようと昨年6月、市国際水産・海洋総合研究センターをオープン。JR函館駅前の再開発ビル内には子どもの遊び場や託児室などを備えた「子育て世代活動支援プラザ」を来年3月に開設し、若い家族が暮らしやすい環境を整える方針だが、谷口部長は「一朝一夕で人口を増やす方法はなく、大変難しい問題だ」を頭を抱える。
一方、七飯町は5年連続の転入超過。すでにJR北海道の社員ら約60人が勤務する函館総合車両基地は、来年3月の開業時には約200人が勤務予定。町政策推進課の杉原太課長は「今後はさらに人口増が見込まれる」と期待する。町は新年度、基地で働くJR関係者の購入を見込んで、緑町に宅地を造成する計画だ。
函館の市街地は北側の美原や石川町に広がっており、隣接する七飯町大中山地区では民間による宅地造成も進む。杉原課長は「七飯はJRや函館新道などで交通アクセスが良く、函館のベッドタウン化はさらに加速する」とみている。
また奥尻町も、わずか3人ながら転入超過となった。町は以前から、町内に基地を置く航空自衛隊などに対し、家族連れでの転入を要請してきた。町総務課の新谷順二総務課長は「教員ら他の転勤族でも家族連れでの転入が多かった。要請の効果が出たと思う」と語った。(鈴木孝典、本庄彩芳)
1009
:
名無しさん
:2015/03/01(日) 15:30:30
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1265929046/511
松田公太2015年02月19日 11:05
LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)についての代表質問
昨日の政府4演説に対する代表質問で、LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)について安倍総理にお聞きしました。
同じく昨日、夫婦別姓と婚姻禁止期間について最高裁が憲法判断を行う見込みとの報道がされました。日本でも家族を巡る問題についてしっかりと考えなければならない時期にきていると思います。
(*LGBTに関して書いた過去の記事はコチラ からご覧ください)
私は、新たな価値を創造する秘訣は多様性にあると考えています。個人個人がどんなに優秀でも、一つの考えに凝り固まってしまっては、ブレイクスルーはできません。様々な視点を持つ人が集まってこそ新たな価値が生まれるのです。
LGBTの方々は人口の5%を占めるといわれます(20人いれば1人ということです)。これだけの人が伸び伸びとその個性を発揮することができれば、間違いなく日本の社会に新しい変化をもたらしてくれます。渋谷区、世田谷区、横浜市の動きは応援していくべきでしょう。
世界を見ると、同性婚を認めるのは約20か国。フランス、カナダ、ノルウェー、フィンランドやスウェーデンなど、成熟した民主主義国家が並んでいます。今後、我が国としても同性カップルの生活上の困難を取り除いていく必要があります。
ここで考えなくてはいけないのが、「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立」すると定めた憲法24条。この条文は同性婚を認めない趣旨なのでしょうか。
私は安倍総理に対し「憲法24条は同性婚を認めるうえで問題となるとお考えでしょうか。なるとお考えの場合は、憲法改正の候補として検討されては如何でしょうか?」と質問しました。
その答弁は、「憲法24条は、婚姻は、両者の合意のみに基づいて成立すると定めており、現行憲法の下では、同性カップルに婚姻の成立を認めることは想定されておりません。同性婚を認めるために憲法改正を検討すべきか否かは、我が国の家庭の在り方の根幹に関わる問題であり、極めて慎重な検討を要するものと考えております。」というもの。
予想していたとはいえ、かなり保守的な答弁です。
今回の代表質問の対象となった施政方針演説では、安倍総理自身が岡倉天心の「変化こそ唯一の永遠である」という言葉を引用し、「変化を恐れてはなりません」と呼びかけていたので、もう少し前向きな答弁をしてほしかったところ。
また、より広く、事実婚という選択肢を積極的に認めてはどうか、とも質問しました。
これに対しても、「我が国においては、法律婚を尊重する意識が国民の間に幅広く浸透しております。事実婚にどのような法的保護を与えるべきかは、このような国民意識を踏まえつつ、それぞれの法律の趣旨や目的等に照らして検討すべきであり、これを一概に論ずるのは相当でないと考えております。」という答弁が返ってきました。
そもそも、どのような家庭を持つかということは最も私的な事柄です。国民の自由を尊重する観点からは、国による介入は最小限にとどめられるべきです。
政府は、人口1億人維持の目標に関して、「子供を何人つくってくださいとか国が申し上げる筋合いのものではございません」(石破大臣)というのであれば、多様な家族のありかたを積極的に認めるべきではないでしょうか(法律婚の最大の効果の一つは婚外子の相続分差別だったように、法律婚と出産は密接な関係があります)。
少なくとも、法律婚以外に選択肢を与えないいまの状況では、かえって出産への無用なハードルを増やしてしまうことにつながりかねません。
私は渋谷区のチャレンジは、広範囲に良い影響を与える試みだと思っています。例えばシリコンバレーのベースシティーとも言えるサンフランシスコは、LGBTの方々が多く集まることによって文化的にも経済的にも発展したといえます。
伝統的な価値観は大切だと思いますが、それに囚われすぎていると、様々な改革にブレーキをかけてしまう恐れがあります。
質問後、他党の議員たちから「驚いた。LGBTの質問を国会本会議でここまで堂々としたのは初めてではないか」と言われました。私はむしろ、その方が驚いてしまいました。
今後も変化を恐れない改革案を積極的に提言していきたいと思います。
日本の素晴らしい文化をしっかりと残しながらも、多様性を良しとする国を目指して頑張ります。
(その他の質問については、また後日アップさせて頂きます)
1010
:
とはずがたり
:2015/03/04(水) 18:28:39
流石保守系誌ウェッジだ。概ね正しいこと云ってるねぇ〜♪
人口減少は諸悪の根源か
Wedge2015年3月3日(火)12:00
http://news.goo.ne.jp/article/wedge/business/wedge_4767.html
人口減少が諸悪の根源のように言われるが、経済学の歴史で見ると、人口増加こそ諸悪の根源だった。
古くはマルサスである。産業革命以前でも人類が豊かになる兆しはあった。農耕の発明、国家統一による社会秩序の安定、大帝国の成立による交易の利益などなどである。狩猟採集で暮らすことのできる人口は100平方キロメートル(10キロ四方)あたり数人である。江戸時代、1町歩(100メートル四方)あれば立派に家族が養えた。土地生産性は1万倍に上がっている。人手で耕さなければならないので、労働生産性が1万倍になることはできないが、それでも少しは上がるだろう。人類は豊かになっても良かったのだが、少しでも豊かになれば子供が生まれ、人口が増加し、一人当たり耕地面積が低下して、人類は貧しいままだった。社会秩序の安定や交易から生まれる利益は、すべて人口増加に吸収され、一人当たりで豊かになることはなかった。これが、マルサス人口論の教えである。
その後の開発された経済成長理論でも、人口増加は一人当たりの資本を減少させて人類を貧しくする要因である。実際に、長期の一人当たり実質GDPの成長率と人口増加率を見ると、人口増加率の高い国ほど一人当たり実質GDPの成長率が低いという関係がある。これは韓国や中国のような人口成長率の低い国の一人当たりGDPの成長率が高く、フィリピンやインドのような人口成長率の高い国で一人当たりGDPの成長率が相対的には低いことから納得していただけるだろう。
人口減少論は責任逃れのため
ではなぜ人口減少が諸悪の根源というような議論が日本で盛んなのだろうか。
第1は、人口減少がトレンドとして続いていけば、日本という国がなくなってしまうから大変だということなのかもしれない。このままの人口成長率が続けば、後1000年たたないうちに最後の日本人が生まれることになる。
第2は、高齢化の負担がとんでもないことになるからだ。本欄(原田泰「無責任な増税議論 社会保障は削るしかない 税と社会保障の一体改革に欠けている論点」2011年12月06日)で書いたように、現在のレベルの高齢者の社会保障を維持するためには、60%の消費税増税が必要になる。しかし、これは人口減少の問題ではなくて、高齢化の問題だ。現役世代に対して高齢世代が増えすぎたから起こっている問題である。
第3に、人口減少は、とりあえず誰かのせいにすることが難しいので、責任逃れには都合が良いという理由がある。現役世代に対して高齢世代が増えすぎたから社会保障会計の赤字が生じていると認識すれば、高齢世代の社会保障支出を減らすしかないと議論することになるが、人口が減少しているせいだとなれば、人口を増やせばよいとなる。デフレは人口減少によるとしておけば、日銀のせいではなくなる。経済成長率が低いのは人口減少のせいだとしておけば、とりあえず誰のせいでもなくなる。
戦前は人口増加が問題だった
一方、戦前の日本は、人口圧力に人々は真剣に悩んでいた。日本は人口過多の国だから、男は兵隊になって海外領土を確保しなければならないと思い込んでいた。植民地や海外領土を得ることに一生懸命になっていた。満州事変で満州国を成立させたとき、日本人が熱狂したのも、広大な領土が手に入って、日本が人口圧力から逃れられると思ったからだ。
ところが実際には、人々は満州には行きたがらなかった。移住者の多くは朝鮮籍日本人で、日本人移住者の多くは軍関係者、満州鉄道及びその関係企業の日本人だった。30歳の東京地裁判事、武藤富男は、満州国に赴任するにあたって、年棒6500円を支給されたと書いている。当時の大審院長(最高裁長官にあたる)の俸給と同じである(武藤『私と満州国』16-17頁、文芸春秋社、1998年)。軍関係者も満鉄関係者も満州国赴任官吏も、皆、日本の俸給の数倍になる手当をもらわなければ行かなかった。農民を呼び寄せる手段は、地主になれるという触れ込みだった。実際に満州国に来たのは中国人だった。満州国の人口は1930年から40年代の初期にかけて3000万人から4500万人に増えていたが、日本人はその5%もいなかった。昭和恐慌から急速に回復した日本はもはや人手不足になっており、満州国に行く必要がなかったからだ。
空想の人口圧力論で満州国を奪ったのだが、いざ奪ってみると人口圧力はすでに解決されていた。本来、人口が減少することは、生産性を高めることだ。人口が減れば、少なくとも土地生産性は高まるはずだ。江戸時代と異なって、少ない人数で広大な農地を耕す様々な方法がある。なんでも人口のせいにするのは止めた方がよい。
1011
:
名無しさん
:2015/03/08(日) 14:50:03
こんな発想でやってたら余計に東京に人が逃げていくと思うが、誰も企画段階で止めなかったんだろうか……。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150305-00000000-mai-soci
<鳥取市>婚活イベントに「男性は公務員限定」
毎日新聞 3月5日(木)2時30分配信
◇「税金投入で公務員の結婚の世話とは」と疑問の声も
人口減に悩む鳥取市が男女の出会いの場を作って結婚を促す目的で民間企業などと共同運営する「婚活サポートセンター」が13日、男性の参加資格を「公務員限定」とするイベントを企画していることが分かった。安定した職業の男性を求める女性の要望を受けて企画したというが、市民からは「税金を投入して公務員の結婚の世話をするのはいかがなものか」と疑問の声も上がっている。
同センターは市が昨年11月、市内のイベント会社などと共同で開設し、今年度は運営費の90%以上に当たる500万円を市が交付。新年度当初予算案でも720万円を計上している。
登録無料で、参加費を払えばイベントに参加でき、イベント会社の婚活コーディネーターが相談にも応じる。現在約450人が登録し、これまでに登録者限定や一般公募で計6回の婚活イベントを開催。延べ128人(男67、女61)が参加し、21.8%に当たる14組のカップルが誕生した。
男性を公務員に限るイベントは初めてで、13日に市内の飲食店で開く「ホワイトデー婚活」(参加費は男性2000円、女性1000円)。一般公募にして当初男女各20人を募集したが、女性は最多となる79人が応募。定員を各30人に増やしたうえで抽選した。
男性の勤務先は県庁、県警、公立校教員などで、鳥取市職員も数人いるという。【川瀬慎一朗】
◇市民の税金を使ってでは、文句は当たり前
鳥取大地域学部の藤田安一教授(公共政策学)の話 市民の税金を使って公務員に限定していては文句が出て当たり前だ。税金は市民の利益に還元しなければならず、広く募集すべきだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20150305-00000044-ann-soci
えっ?男性は公務員だけ 税金投入して婚活イベント
テレビ朝日系(ANN) 3月5日(木)18時9分配信
税金が使われる婚活パーティーに参加できる男性を公務員に限定したことで、波紋が広がっています。イベントに関わる鳥取市役所には、批判の声が寄せられる一方、市民からは賛成の声も上がっています。
最終更新:3月5日(木)18時9分テレ朝 news
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150305-00000107-mai-soci
<鳥取市>公務員限定の婚活イベント中止 「職業差別」批判
毎日新聞 3月5日(木)22時33分配信
鳥取市は5日、男性参加資格を公務員に限定して13日に開催予定だった婚活イベントを中止することを明らかにした。毎日新聞の報道後、市内外から「職業差別だ」などの批判が相次いで寄せられたという。
イベントは市が民間会社などと共同で運営し、運営費の90%を補助する「婚活サポートセンター」が企画。定員は男女各30人で、男性側には市職員もいた。5日午後7時までに電話や電子メールで20件以上の批判が寄せられ、「税金で実施するのは許されない」「職業限定は人権侵害では」などの意見があったという。
センターは参加者が不安に思うことも考慮し、急きょ中止を決定した。市は「公務員限定に対する批判は想定していたが、職業差別とまでは考えていなかった。反省している」と釈明している。
参加予定者には事情を説明して謝罪する。職業限定のイベントは今後は実施しないという。【川瀬慎一朗】
1012
:
名無しさん
:2015/03/08(日) 14:50:16
>>1011
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150306-00000008-asahi-soci
公務員限定の婚活パーティー中止 「職業差別」批判受け
朝日新聞デジタル 3月6日(金)5時18分配信
人口減少に悩む鳥取市がイベント会社と共同で運営する「婚活サポートセンター」が、婚活パーティーの企画で「男性は公務員に限る」としたところ、「職業差別」などと批判が寄せられた。鳥取市は5日、パーティーの中止を決めた。
婚活パーティーは市内の飲食店で13日に予定されていた。鳥取市によると、昨年11月にセンターを開設して以来、3回の公募イベントを開いてきた。女性は毎回定員割れだったため、安定した職業を求める参加者の声を踏まえたという。
今回は男女各20人の募集に79人の女性が応募したが、税金が使われることに疑問を投げかける報道が5日にあり、電話やメールで23件の批判が寄せられた。「公務員限定は職業差別」「税金での運営は問題」という声が多かったという。
鳥取市は今年度のセンター運営費の9割以上にあたる500万円を負担している。担当者は中止の理由について「参加者が不安に思うことが想定されるため」と説明した。(柳川迅)
朝日新聞社
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20150306-00000672-fnn-soci
鳥取市など企画の公務員限定婚活イベント、批判的意見相次ぎ中止
フジテレビ系(FNN) 3月6日(金)14時8分配信
鳥取市などが企画した男性の参加者を公務員限定とする婚活イベントが、批判的な意見が相次いだことを受けて、中止になったことがわかった。
この婚活イベントは、人口減少対策の一環として、鳥取市などが企画した。
女性のニーズなどを考慮し、男性の参加者を公務員限定としたところ、20人の定員に対し、4倍にあたる79人の女性から応募があり、急きょ定員を30人に増やして対応していた。
3月13日に開催される予定だったが、市に対し、参加者を公務員に限定するのは、公平性を欠くのではないかといった批判が相次いで寄せられたことから、5日、イベントの中止を決めた。
鳥取市の有本公博さんは「参加者の方の気持ちに配慮して、この度は中止にさせてもらった」と語った。
一方で、市には、取り組みに賛同する意見も寄せられているという。
最終更新:3月6日(金)14時8分
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20150306-00000039-nnn-soci
「公務員限定」鳥取の婚活イベントが中止に
日本テレビ系(NNN) 3月6日(金)15時25分配信
今月13日に鳥取市で開催される予定だった、男性参加者を「公務員限定」とした婚活イベントが、市民からの批判を受けて中止となった。
イベントは、少子化対策として鳥取市が民間企業とともに立ち上げた「婚活サポートセンター」が企画したもの。男性参加者を公務員に限定した婚活イベントを今月13日に開催することを予定していた。
しかし、サポートセンターの運営費に今年度500万円の公費が充てられていることなどから「税金の使い方として問題」「職業を差別している」といった批判が5日までに約30件寄せられ、5日夜、イベントの中止を決定した。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20150306-00000057-nnn-soci
「公務員限定」婚活イベント批判受け中止に
日本テレビ系(NNN) 3月6日(金)19時24分配信
鳥取市の公費を使って今月開催する予定だった婚活イベントが、中止されることが決まった。男性の参加条件を「公務員限定」としたことに市民から批判の声が上がっていた。
このイベントは、少子化対策を目的に鳥取市と地元企業が去年立ち上げた「婚活サポートセンター」が企画したもので、今月13日に男性の参加者を公務員に限定するイベントを開く予定だった。
しかし、センターの運営費の大部分は公費で賄われていることなどから「税金の使い方として問題」「職業差別」といった批判の声が市民から寄せられ、5日、イベントの中止が決まった。
男性参加者を「公務員限定」としたのは、過去6回のイベントで女性の応募が少なかったことなどが理由だったが、中止となった婚活イベントには定員を大きく超える79人の女性の応募があったという。
最終更新:3月6日(金)19時24分
1013
:
とはずがたり
:2015/03/08(日) 22:31:25
>>1011-1012
ひでえ。行政がやるとはどんな神経してるんだ??
>女性のニーズなどを考慮し
鳥取ぐらいの田舎だとまともな職場は公務員しかないと云うことかも知れないけど,公務員が自らの無為無策でまともな職場が他にないという事態を招いたのを棚に上げて酷すぎる┐('〜`;)┌
>女性は毎回定員割れだったため、安定した職業を求める参加者の声を踏まえたという。
けど女性側は肯定的に反応してるみたいだかね(;´Д`)
それなら民間が営利事業でやればいいねん。。民間の事業では信用成らんと鳥取の乙女達は思うのかねぇ??
1014
:
名無しさん
:2015/03/15(日) 12:33:01
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150313-00000012-mai-pol
<少子化対策>原案…男性の産休取得率20年までに80%に
毎日新聞 3月13日(金)8時0分配信
2020年までの政府の少子化対策の基本方針となる「少子化社会対策大綱」の原案が12日判明した。配偶者が出産した直後の男性の休暇取得率を20年までに80%とする目標を新設。男性の「産休」など、出産・育児に協力する男性の休暇制度を導入するよう企業に求め、政府が実態調査に乗り出す方針も明記した。男性に出産直後から子育てへの参加意識を高め、職場の環境整備を促す狙いだ。
政府は原案を13日に与党に示し、月内の閣議決定を目指す。原案は15年から5年間を少子化対策を強化する「集中取り組み期間」と位置付け、男女の働き方改革▽3人以上の子どもを持つ世帯への配慮▽若い年齢での結婚・出産の希望実現--などを重点課題に掲げた。
働き方改革では、配偶者の出産後2カ月以内に半日から1日以上、有給休暇や特別休暇、育児休業などを8割の男性が取得する目標を設定。労働基準法は母体保護のため、産後6〜8週間の産休を義務づけているが、男性向けの制度は乏しく、特に負担がかかる出産直後の女性をケアする社会的意識を高めるため、新たな数値目標を設けた。
20年までに、男性の育児休業取得率を13%(13年度は2・03%)▽6歳未満の子供を持つ男性が育児・家事をする時間を1日2時間半(11年は同67分)--とする目標も掲げた。
企業に対しては、育休以外の配偶者出産休暇などの休暇制度の創設を要請するとともに、有給休暇を取りやすくする仕組みの整備を明記。また共働き世帯と専業主婦世帯を分けて、男性の育児休業取得率や配偶者出産休暇などの利用状況調査を行うとした。
3人以上の子どもを持つ世帯の負担を軽減するため、第3子以降の保育料が一定の範囲で無償となる制度の拡大を検討するほか、第3子以降は保育所を優先的に利用できるよう自治体に働きかけるとしている。職場での妊娠・出産した女性への嫌がらせ(マタニティーハラスメント)防止のため、企業への指導を強化する。【念佛明奈】
1015
:
名無しさん
:2015/03/15(日) 12:50:24
「伝統的な家族制度」を掲げ、同性婚を認めず、出生率を上昇させる、
なんていう(自民にとって)理想的な状況に至る過程を聞かせて欲しいものです。
多様な家族の在り方を認めないことには出生率は上昇しないと思うし、
そもそも伝統的に日本の家族の在り方は多様だと思います。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150306-00000000-jct-soci
「同性婚が少子化に拍車かける」 議員のTV発言、他国の例ではどうなのか
J-CASTニュース 3月6日(金)11時34分配信
同性婚を巡るテレビ番組での討論で、出演した自民党議員が「同性婚を制度として認めたら、少子化に拍車がかかるのではないか」と発言し、同性婚賛成派らからの反発を招いている。
海外で実際に同性婚を認めている国の中には、逆に出生率が上がっているケースも少なくない。
■自民議員は日本の「伝統的な家族制度」掲げる
日本では現在、同性婚は法制化されていない。2015年2月18日の衆院本会議で安倍晋三首相は、「現行憲法の下では同性カップルに婚姻の成立を認めることは想定されておりません」と述べた。今後についても「極めて慎重に検討を要する」とするにとどめた。
一方で東京・渋谷区では、同性カップルを夫婦に相当する関係と認めて「パートナーシップ証明書」を発行することを盛り込んだ「渋谷区男女平等及び多様性を尊重する社会を推進する条例」案が3月の区議会で提出された。従来は、パートナーが緊急入院しても「家族でないから」と面会を断られたり、夫婦として受けられるサービスの対象から外されたりしてきた。条例案は、区が各種事業者に対して、同性カップルを夫婦と同等に扱うよう求めるものだ。
3月2日放送の「ビートたけしのTVタックル」では、渋谷区に住む女性同士のカップルと、自民党衆院議員の柴山昌彦氏らが出演し、同性婚を巡って議論が交わされた。カップルは、現状では「共有名義のローンが組めない」「パートナーに財産が残せない」といった例を挙げ、「特別なことをしてほしいわけではない。異性のカップルと同じ選択肢が欲しい」と訴えた。
これに対して柴山氏は「議論が熟していない」と言い、日本の「伝統的な家族制度」を掲げた。男女が一緒になり、世帯として子供を育てる。そこに税制や法律上の同居義務を課している。柴山氏は、家族のあり方は多様化してはいるが、「典型的には父母の下で子が育つ」という考え方が浸透しているとして、同性婚を法的に認めることに慎重な考えを示した。
一方、出演者のひとり、ミッツ・マングローブさんが「夫婦や家族の意味合いがどんどん変わってきている。繁殖だけが結婚じゃない。そろそろ男同士、女同士の結婚を認めてもいいのではないか」と同性婚導入を促した。
すると、柴山氏は、こう返した。
「同性婚が自由にできたら、少子化時代にマッチするのか。(同性婚が)制度化したら、少子化に拍車がかかるんじゃないか」
この「拍車が」意見に対しては、スタジオ内で反論が続々寄せられた。現状でも子どもを持つ女性と持たない女性がいる、高齢者同士の結婚だってある、として、少子化と同性婚は分けて考えるべきだと反発の声が相次いだ。
1016
:
名無しさん
:2015/03/15(日) 12:50:33
>>1015
オランダやデンマークで出生率上昇
柴山氏の懸念は果たして現実に起きているのか。2015年3月4日付の東洋経済オンラインの記事によると、同性カップルにも異性のカップルと同じ結婚を認める制度があるのは、オランダやベルギーなど10の国・地域。また、結婚とは違う同性カップルのためだけの「パートナーシップ法」があるのは、ドイツやフィンランドなど12の国・地域。両方あるのがノルウェーや英国など7か国となっている。ほかにイスラエルも、同性カップルの権利を保障する国だそうだ。
これらの国・地域では、本当に出生率が下がっているのか。J-CASTニュース編集部では、経済協力開発機構(OECD)や世界銀行のデータを基に、パートナーシップ法や同性婚を認める法律を施行した年と最新の2012年の出生率を比較した。制度が2012年以降に設けられたり、米国のように国単位ではなく一部地域で法律が施行されたりしているケースは比較する数値が出せないため除いた。すると、出生率が上昇した国は、世界最初に同性婚法を施行したオランダや、世界初のパートナーシップ法を定めたデンマークなど13か国、低下した国はスペインや南アフリカなど8か国で、出生率アップの例の方が多かった。
また、こんな事例もある。同性婚制度が議論されていた米ケンタッキー州では、州知事が「異性間の結婚でないと、州の出生率低下や経済の停滞を招く」と主張し、同性同士の結婚を禁じる主張をしていたが、米連邦裁判所ではこの主張を退けた。ケンタッキーの地元紙「クーリエジャーナル」(電子版2014年7月2日付)記事によると、判事のひとりは、同性婚を締め出すことが、異性婚のカップルによる生殖についてどのような影響を及ぼすか、知事側は全く説明していないと断じた。同性婚と出生率の低下を関連付けても、根拠が示されていないというわけだ。
「TVタックル」で批判を浴びた柴山議員は、番組出演後、自身のツイッターに「不利にしないようにすることと、正面から認めることの間にはやはりギャップがあります」と投稿した。
同性婚の制度化は、欧米を中心に急速に浸透しており、日本の対応に関心が高まっている。議論は今後も続きそうだ。
1017
:
名無しさん
:2015/03/22(日) 20:13:07
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date3&k=2015032000129
「希望する時期に結婚」を支援=少子化対策大綱を決定-政府
政府は20日の閣議で、新たな少子化社会対策大綱を決定した。これまでの対策は子育て支援が主だったが、今回は希望する時期に結婚、出産できるようにするための支援を盛り込んだ。男性の育児に対する意識改革や、3人以上子どもがいる世帯の負担軽減も新たに明記した。
大綱は5年ごとに策定され、今回が3回目となる。今後5年間を少子化対策の集中取組期間と位置付け、結婚、妊娠、出産、子育ての各段階に応じた取り組みを提示。「安心して出産できる社会」になったと考える人の割合を50%(2013年度は19%)に、男性が妻の出産直後に休暇を取る割合を80%にするなど、20年までの目標数値を初めて設定した。(2015/03/20-08:36)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date3&k=2015032000130
少子化社会対策大綱の骨子
一、結婚、妊娠、子育てに温かい社会の実現
一、結婚から子育てに至る各段階での切れ目ない支援
一、個人が希望する時期に結婚、出産できる社会づくり
一、婚活事業の後押しや、正しい出産知識の普及
一、雇用基盤を安定させ、結婚しやすい環境を整備
一、多子世帯の保育、教育、住居の負担を軽減
一、男性の意識改革を進め、長時間労働を是正
一、子ども・子育て支援新制度の円滑な実施
一、待機児童の解消と学童保育の拡充
一、結婚、出産に関する個人の自己決定権に配慮(2015/03/20-08:36)
1018
:
荷主研究者
:2015/04/11(土) 16:20:03
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20150326/201503260900_24595.shtml
2015年03月26日09:00 岐阜新聞
県人口、204万人 10年連続減、14年動態調査
◆5市町で増、37市町村で減
2014年の県人口動態統計調査によると、県の推計人口(同年10月1日現在)は204万1690人で、前年から0.56%、1万1596人減った。減少は10年連続で、県の人口が204万人台になったのは1987年以来。全42市町村のうち人口が増えたのは5市町で、残りの37市町村は減少した。
出生数から死亡数を引いた県の自然動態は5951人のマイナスで、減少は9年連続。9月末までの1年間の出生数は前年比636人減の1万5822人。一方、死亡数は同104人減の2万1773人だった。
転入者数から転出者数を引いた県の社会動態は5645人のマイナスで、転出超過は10年連続。9月末までの1年間の県外からの転入者数は3万9286人。県外への転出者数は4万4931人だった。5歳ごとに見て最も転出超過が多い年代は25歳〜29歳で、2086人マイナス。うち、女性が6割を占め、理由は「結婚・離婚・縁組」が最も多かった。県外への転出超過数は愛知県への3099人が最も多く、東京都への1094人が続いた。
人口が増加した市町は羽島市、美濃加茂市、瑞穂市、岐南町、笠松町。前年に増加した自治体は7市町だった。圏域別では全5圏域で人口は減少した。減少数が最も多かったのは西濃圏域の2908人だった。
生産年齢人口(15歳〜64歳)は同2万5041人減の120万2851人。人口全体に占める割合は58.9%で減少傾向が続いている。
1019
:
荷主研究者
:2015/04/11(土) 16:24:52
http://www.kanaloco.jp/article/86019/cms_id/133220
2015.03.27 03:00:00 神奈川新聞
縮むまちで:神奈川も人口減転換 3年後見通し
://tohazugatali.web.fc2.com/pop/920276a70.jpg
東京のベッドタウンとして人口が伸び続け、900万人を突破した神奈川も3年後には人口減に転じる見通しだ。出生数が落ち込んでいるのに加え、近年の人口増を支えてきた県外からの転入者が減っているからだ。2014年には初めて出生数を死亡数が上回る自然減を記録。市町村もこれまでのような成長を前提とした将来計画は描けず、施設やサービスの維持・縮小という重い課題がのしかかっている。
県が14年3月にまとめた最新の推計によると、県内全体の人口は18年の913万4千人を境に減少する。35年には880万人をやや下回り、60年には760万人を切る見込みだ。
ピークを19年とみていた前回の推計と比べ、減少に転じる年が1年早まった。転入者の減少や高齢化に伴う死亡数の増加の影響が大きいという。
県内を五つに区分した地域圏別では、横須賀市を中心とした三浦半島地域圏は1990年、小田原市などの県西地域圏は95年にそれぞれ最多の時期を過ぎ、既に人口減社会に直面している。
昨年5月、民間の有識者会議「日本創成会議」が「消滅可能性都市」に挙げた県内9市町村のうち、二宮町と清川村を除く7市町(三浦市、大井、松田、山北、箱根、真鶴、湯河原町)が両圏域にある。これらの市町村はいずれも人口が5万人に満たず、若い世代が他の地域に転出する傾向に歯止めが掛からない。空き家物件の紹介などの定住対策に乗りだす一方、公共施設の廃止や小中学校の統廃合などを進めている。
当面、人口が伸び続ける藤沢や茅ケ崎市などの湘南地域圏は17年、相模原市を含む県央地域圏は20年、川崎・横浜圏も21年にピークを迎える。人口が全国の市町村で最多の370万人に上る横浜市でも、高度成長期に人口増の受け皿となった郊外の大規模団地などで少子高齢化が急速に進行。13年には、市内18区のうち南西部を中心とした9区で人口が減少した。
また、県推計によると、人口が頭打ちになる一方で世帯数は30年ごろまで増え続ける見通し。単身の高齢者世帯の大幅な増加が見込まれている。
◇
人口減の課題が神奈川でも顕在化し始めた。「縮むまちで」では、その現実と模索を足元から見つめる。
【神奈川新聞】
1020
:
荷主研究者
:2015/04/18(土) 22:03:20
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/sapporo/1-0119634-s.html
2015年04/04 16:00 北海道新聞
江別市の人口12万人割れ 1日現在、98年9月以降で初めて
【江別】市の住民基本台帳によると、4月1日現在の人口は12万人を割り込み、11万9640人となった。1998年9月1日時点で12万人を突破して以降、11万人台となったのは初めて。前月よりも450人減少し、前年同月比は557人減。転勤や卒業などの転出が転入を大きく上回ったのが主な要因とみられるが、減少傾向が続く中での大台回復は微妙な情勢だ。
1021
:
荷主研究者
:2015/04/29(水) 18:21:32
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20150409/CK2015040902000171.html
2015年4月9日 東京新聞
足利市15万人割る 50年ぶり 人口減少止まらず
1日現在の推計人口などを表示したボード=足利市役所で
足利市の一日現在の推計人口が十四万九千八百十三人となり、十五万人を割ったことが明らかになった。市の人口は一九六五年に十五万人を超えたが、九〇年九月一日の十六万八千三百四十六人をピークに減少していた。
推計人口は国勢調査を基に毎月の出生、死亡、転入、転出を計算した数値。足利市では九九年から、転出数が転入数より多い社会減に、死亡数が出生数より多い自然減が加わり、人口減少が加速した。昨年は九一年以来、二十三年ぶりに転入数が転出数を上回った一方、今年三月は進学や就職などで転出が多かったという。
和泉聡市長は「昨年、市の人口動態は社会増に転じるなど明るい兆しも見えてきている」とコメント。今後も、まちの魅力を高めるための施策に全力で取り組んでいくという。
足利市の人口規模は、県内では宇都宮市に次いで二位だったが、二〇〇五年に小山市、一四年には岩舟町と合併した栃木市に抜かれ、四位に転落した。
上位三市の一日現在の推計人口は、宇都宮市が五十一万七千五百三十九人、小山市が十六万五千七百九十八人、栃木市が十六万三千七百六十五人。 (稲垣太郎)
1022
:
名無しさん
:2015/05/03(日) 11:30:13
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150430-62610354-collegez-life
女性だからと諦めない! 「1more Baby応援団」が目指すもの
BizCOLLEGE 4月30日(木)17時23分配信
日本初のクラウドファンディング「READYFOR(レディーフォー)」を立ち上げた米良はるか氏の「つながる未来」対談シリーズ。お相手は前回に引き続き、産婦人科医の宋美玄(そん・みひょん)氏。
多くの女性は正しい知識がないばかりに、働きながら子供を育てていくことや、高齢出産を諦めたりしていると宋氏はいう。ただし、これまで男性優位の中で構築されてきた社会のままでは問題も多い。「1more Baby応援団」を通じて、子供を2人育てられる社会を目指す「かぞくを、もうひとり。」という活動を続ける宋氏に、いまある課題の解決策を米良氏が聞いた。 (構成=高島三幸)
米良 前回のお話では、30代の時に留学したイギリスで、出生前検査が当たり前だという現状や考え方に触れ、日本の状況が特殊であることにも衝撃を受けたとおっしゃっていました。それが、メディアの前で妊娠や出産、性について発信する、現在の宋さんのライフワークになっているとも。
宋 そうですね。イギリス留学は一つのターニングポイントだったのは確かです。特に出生前検査に関しては、「もう日本の医者たちの無関心ぶりは何なの!」って。イギリスできちんと勉強して、日本で何か言える立場になろうと思うきっかけになったと思います。社会問題について言及するという大げさなイメージでは全くないんですけど。
米良 そうした医師としての自分の意見を社会に発信していくのは、派閥やしがらみが多そうな医師の間から、何か意見されたり、批判を受けたりすることもあるのでしょうか?
宋 ありますね(笑)。目立つことをすると、どの世界も似たようなことはあると思いますけど。
米良 「白い巨塔」を見ているとそう感じます(笑)。
産婦人科医が世間に広めたいことを代表して発信
宋 でも「白い巨塔」の視点から言えば(笑)、「この問題提起については、宋ちゃんが世の中に広めてくれへんかな」という広報担当みたいな役目を私に期待してくれている、産婦人科の偉い先生もいます。年配の先輩方からは私はそうした利用価値があると思われているのかもしれません。
米良 へー、何ででしょう?
宋 私のこのキャラじゃないかな?(笑)。そもそも「白い巨塔」は、出世欲の高い人たちの派閥争いなわけでしょう。私は全く違う立場にいますから、害にはならないと思われているのかもしれません。
米良 なるほど。だから自分の意志を貫いて、目立つような発信をしていても別に何も攻撃されない。
宋 私が発信することで大金を儲けていたり、もし美貌だったらそれを売りにしてグラビアなどに登場していたりしたら、「なんだ!あいつは!」と叩かれるかもしれないけど(笑)。
産婦人科医が世間に広めたいことを私が代表して発信しているというイメージなんです。だからむしろ周囲は、応援してくれているような気がします。
米良 なるほど。世の中にはっきり発信しようとすると、その行動について色々意見する人もいて、それが怖くてなかなか自分の意見を発信できなかったり、取り組みをスタートさせられなかったりする人は世の中にたくさんいると思っていたんです。
1023
:
名無しさん
:2015/05/03(日) 11:30:31
>>1022
産婦人科医とマスメディアをつなぐ役割
米良 READYFORの取り組みも、やはり周囲から何か言われるのではないかという不安がハードルになって、新しいことを始められないという人がいるんじゃないかなと思って。
宋 それはあるかもしれないですね。だから私も発信するときは、同業者の目線を大事にしています。
米良 同業者の目線ですか。
宋 同業者から見てすごく不利益なことを言ったり、偏っていたりすることを言うと、やはり叩かれる。そこはすごく周りから厳しい目線で見られていると思います。
ただ私は、産婦人科医の代弁者という立場で正しい知識や意見を発信することが、今置かれた立場でやり続けるべきことじゃないかなと思うんです。世の中にそうしたことを発信したいという産婦人科医は多いのですが、ただあまりにも多忙でそれができない。私は産婦人科医とマスメディアをつなぐ役割でもあるのかもしれませんね。もちろん、出産、子育てする女性の現状を変えたいというのが大前提にあります。
米良 前回お話いただいた、母親が色々なものを背負わされている現状ですが、他にはどのような課題がありますか?
宋 問題は多岐に渡ってあります。例えば、若年層の妊娠やシングルマザーの貧困問題。これはある一定の地域で多く発生する問題でもあります。この手の問題になると、産婦人科医の役割を超えた問題が出てきますよね。
このような問題を抱えた母親から生まれた場合、乳児院に赤ちゃんを預かってもらうこともあるのが現状です。やはりそうした状況にある人はサポートしないといけない。ですから、まずは社会問題として発信し続けて、問題解決につながるような行動を起こすことが大切だと思います。
ほとんどの問題が“貧困”というキーワードでつながっている
宋 もちろん、昔からあるような問題だと思うのですが、以前は大家族が多かったので10代で出産したとしても、家族が手伝って育てたのではないのかなと思うんです。だからあまり問題として表にでなかったのかも。でも今は、残念ながら事件として発展してニュースに出てしまうこともあるじゃないですか。そのバックグラウンドがほとんどすべて“貧困”というキーワードでつながっている。
例えば、虐待死もそうでしょ。世の中的には、子供を産んだら勝手に母性がわいてきて、赤ちゃんを育てられると思っているじゃない。母性が生まれれば、子育ては苦じゃなくなるみたいな。でも違うんですよね。やっぱり経済的な問題を抱えていることで母親の心に余裕がないと、子育てが苦痛になっていくんですね。
米良 わかります。
宋 もちろん自分の子供はすごくかわいいけど、育てるには、周りに手伝ってくれる人がいたり、それなりの経済力が整っていたり、育児サービスを受けられたりするから、子育てもできるわけですよ。これが夫は夜中にちょっと帰ってくるだけで何も手伝ってくれない。そして少ないお金でやりくりしなければいけないということであれば、お母さんはやはり辛くなって泣けてきますよね。それをすべて母性で補えると思うのは間違いなわけで、母親1人に背負わせてはいけないんです。
米良 なるほど。
宋 だから私が今推進したいと思っているのは、産後のお母さんのケアなんです。産婦人科医は忙しいから、妊婦さんには手厚い応対をしますけど、出産後のお母さんのケアまでなかなかできないのが現状なんです。やってくれるのは出産後の子宮の具合を診察するぐらい。本当は、助産師さんの役目でもあるのですが、やはりそこまで気が回っていないように思います。
1024
:
名無しさん
:2015/05/03(日) 11:31:45
>>1023
高齢出産ぐらいで騒がないでほしい!
米良 私自身の問題も絡んでいるのですが、私はまだ仕事が軌道に乗ってきたばかりなので、出産や育児についてはなかなか考えることができなくて。仕事のキャリアを考えると、女性が出産する時期をうまく見つけていくのはかなり難しいように感じます。たぶん育児をするのにいい時期と、仕事に力をいれなければいけない時期が重なっているように思うんです。
宋 そうですね。両立されている人もいっぱいいるけどね。働く女性が増えた今、そこは昔と違って悩みどころだと思います。若い時に産めば、まだ自分の親は働いているので、子育てはなかなか手伝ってくれない。親が引退してから産めば、子育てを手伝ってくれるかもしれないけれど、高齢出産になってしまうと悩む人もいますね。
米良 高齢出産についはどうお考えですか?
宋 高齢出産? 高齢出産ぐらいで騒がないでほしいという感じ(笑)。世間では、高齢出産に対するバッシングがあるじゃないですか。
ただ、高齢になると、高齢出産が問題ではなく、高齢不妊が問題なんだと思うんですよね。不妊治療は高齢の影響を取り除くことはできません。老化した卵を若返らせる不妊治療はありませんから、妊娠可能年齢を上げることにはならないんです。それを乗り越えて、妊娠して流産にならなかった人は、若い妊婦とたいして変わらないんですよ。
米良 今後、平均寿命はますます上がるでしょう。すると人生設計は変わりますよね。子供をどのタイミングで産んで育てるかという幅も広がってほしいなとは思います。
宋 そうね、卵子凍結という方法もありますし。
30代後半でも子育できる気力と体力は十分ある
宋 女性の45%は90歳まで生きるそうですから、もし子育てで仕事を辞めたら、子育てを終えてから何するの?という話にもなる。あれ?この子のためにキャリアを手放したけど、この子が親離れした後、自分は何をすればいいの?と。
米良 それ、すごく共感します(笑)。
宋 そのためにも女性が働きながら子育てしやすい環境を、社会の仕組みとしてきちんと構築しなければいけないんだけどね。
米良 ちなみに、今の若い医師たちは、自身のキャリアプランについてどのような意識なんですか?
宋 多岐に渡る情報の中から自分で調べて、キャリアプランをきちんと描こうとしている人が多くなってきたという印象があります。医学部を卒業してすぐ子供を産む人も増えているかな。不妊治療をしている40代の先輩もいるから、そんな姿を見ていると、早めに子供を産んで…と思ってしまっているのでは?
私が20代の頃は、とりあえず医師として一人前になるために、プライベートを犠牲にして仕事に没頭するのが当たり前でした。そう思えば、ワークライフバランスを取り入れているような若手医師は増えてきているような気がします。20代でそういう時間の使い方ができているのは、私はいいなと思う。
米良 確かに自分の課題を見つめて、20代のうちから、ワークとライフのバランスをきちんととりながら、キャリアマップを描けるのはいいのかもしれないですね。でも私は、20代の体力があるうちに、子育てよりも、仕事に集中してスキルや人脈も増やしていきたいという思いがあります。
宋 それは人それぞれだから、いいんじゃないかな。私も35歳で子供を産みましたが、30代後半でも子育できる気力と体力は十分ありますよ。大丈夫!
1025
:
名無しさん
:2015/05/03(日) 11:32:00
>>1024
目の前にいる男性の意識を1人ずつ変えていく
米良 現在、具体的にどのような取り組みをされているのでしょうか。
宋 「1more Baby応援団」という一般財団法人の評議員として、「かぞくを、もうひとり。」という活動をしています。また、フランス人医師が確立した女性の身体能力を活かした「ガスケアプローチ」という出産方法や産後ケアの方法を教える団体を助産師たちと立ち上げました。
米良 働きながら子供をもう1人産んで育てようということでしょうか。
宋 そうそう。東京の出生率は1.09人だから。全国平均が1.3人の中、全国でぶっちぎりの最下位なんです。これを上げるには、まずは女性の体や健康についての正しい知識を身につけなければいけない。その上で男性優位の社会の仕組みや現状を諦めるのではなく、「なぜ女性だからって、働きながら子どもを作ることを我慢しなくてはならないんだろう」という問題意識を、女性本人が持った方がいいのではないかと思います。
米良 どんな一歩の踏み出し方があると思いますか。
宋 なんでしょうね。とりあえず、目の前にいる男性の意識を1人ずつ変えていくしかないのではないかな。そのうちリーダーシップがある女性が出て来て、そういう意識を持った女性たちをまとめてくれるかもしれない。
米良 まず、「女性が社会を変える」といった使命感を持つことが大事なんですね。
1027
:
荷主研究者
:2015/05/06(水) 13:30:58
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20150415/CK2015041502000164.html
2015年4月15日 東京新聞
県都の行方 水戸市長選<上>人口減少 衰退防ぐ知恵は
水戸駅前の市街地。一部は空き地になっている=水戸市で
「七人とはいえ、大失態と考えている」。二月、高橋靖水戸市長は定例会見で痛恨の思いを口にした。市の人口動態調査によると、二〇一四年の一年間で市の人口は七人減った。〇五年に旧内原町と合併し、現在の市域になってから初の減少。「この一年、人口減少都市だと言わざるを得ない」
水戸市の人口は約二十七万一千人。ここ数年は年間に数百〜千人以上増えていたが、今後緩やかに減少すると推計され、今はその分岐点だ。一方、水戸市に次いで市町村別人口が県内二位のつくば市(約二十二万人)は、年間約三千人のペースで増え続けており、減少に転じるのは約二十五年後と見込まれる。
この関係は今年の県内公示地価にも見て取れる。商業地の二番手は、前年比1・6%の上昇だったつくば市中心部。首位は水戸駅前が二十一年連続で守ったが、同4・9%の下落となった。駅付近では六年前に撤退、その後解体された商業施設の跡地が埋まらず、ビルの間にぽっかりと穴があいている。
本年度は高橋市長自身が「万里の長城」と呼ぶ、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)が県内で全線開通する見通し。つくば市など県南西部を通る圏央道の壁に阻まれ、ヒト、モノ、カネが、水戸から遠ざかる状況に拍車が掛かりそうだ。
危機感を募らせる市は昨年、商業、工業の両面で企業誘致策を強化。条件によって最大で、土地建物の整備に二億五千万円の補助、テナント賃料の月額十五万円補助などを行う仕組みだ。市商工課は「水戸の知名度は非常に高い。茨城港に近く高速道路も通っている」と訴え、文化や歴史の蓄積もアピールするが、いまだに成約ゼロの厳しい状況が続いている。
水戸市は県庁や国の出先機関がそろい、サービス業など第三次産業が盛ん。年間商品販売額(一・五兆円)は県内の22%を占める。人口減少が進む県北地域にとっては数少ない雇用の受け皿でもある。それだけに市の停滞は県北の活気をそぎ、県全体のバランスに影響を及ぼす。「長城」をものともしない知恵が求められている。
× ×
市町村の首長や議員を選ぶ統一地方選の後半戦(二十六日投開票)では、県都水戸市の市長選も行われる。十九日の告示を前に、市の課題を三回に分けて見つめる。市長選にはいずれも無所属で、再選を目指す現職高橋靖氏(49)=自民、民主、公明推薦=と、元県議の新人大内久美子氏(65)=共産推薦=が立候補を表明している。
(妹尾聡太)
1028
:
チバQ
:2015/05/07(木) 21:23:20
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150507-00000004-mai-soci
<一極社会>結婚「コスパ悪い」 「恋愛の価値」低下
毎日新聞 5月7日(木)9時8分配信
少子化が進む東京は、地方に比べて物価が高く、恋愛や結婚にも経済事情が影を落としている。特に、不況しか知らないバブル後の世代は、お金への不安を感じており、結婚を含め金銭見合いで行動を抑えることがある。恋愛や結婚もカネ次第ということなのか。
「結婚にはメリットがないと思うんです。だって、コスパが悪いですよね」。都内在住の公務員、佐々木健一さん(26)=仮名=は、コストパフォーマンス(費用対効果)の略語を使って、結婚しない理由を冗舌に解説する。「きれいでかわいい人といられるのはプラス。ただ、きれいというのは年々下がるし、特定の相手に一生縛られ続けるのはマイナス。2人分の生活費もかかる」
大学進学で上京。1988年生まれで、バブル景気の記憶はない。「ぼくらは日本のいろんなものが崩れていくのを見てきた世代。不景気が当たり前だった」と話し、結婚でさえ、損得勘定で考えると明言する。
手取りは月40万円弱。22平方メートルの手狭なワンルームマンションの家賃は約8万円で、最低限の自炊によって食費は3万円程度に抑える。光熱費も1万円ほど。友人とのカラオケ代は惜しまないが、服装は大手衣料チェーンでそろえ、貯金は200万円を超えた。
学生時代に1年ほど女性と交際した経験があり、異性に関心がないわけではない。「だけど、子どもができれば養育費や教育費もかかるし、やっぱり結婚したいとは思わない」
以前では考えられない論理だが、こういう考え方の若者が増えているのだろうか。広告代理店「アサツーディ・ケイ(ADK)」の若者プロジェクトリーダーで、若者の消費行動に詳しい藤本耕平さん(35)は、こう分析する。
「今の若者は個性重視の教育の影響もあって、理想は一つじゃないと教えられて育ってきた。不況もあり、将来の希望を抱いていないというのも特徴の一つだ。結婚が一番正しいという価値観は相対的に低くなり、損得で恋愛や結婚を考えるようになっている。特に東京は地方と違って、多様なライフスタイルができるため、この傾向が強い」
国立社会保障・人口問題研究所の調査(2010年)によると、全国の生涯未婚率は90年代から急速に上がり始め、男性は20・14%、女性は10・61%に達した。中でも東京の比率は高く、男性は4人に1人の25・25%、女性は6人に1人の17・37%が結婚していない。いずれも全国平均を大きく上回っている。
このうち、いわゆる適齢期とされる30〜34歳の男性を見ると、半数以上の54・3%、25〜29歳の女性では69・5%が未婚だ。いずれも全国最高で、晩婚化が進んでいる。未婚率の上昇や晩婚化が進めば、おのずと子どもの出生は減っていく。
◇
1029
:
チバQ
:2015/05/07(木) 21:23:34
結婚したいのに、経済的な理由で踏み込めない若者も多い。都心のNPO法人で働く川上誠さん(33)=仮名=は、西東京市の実家で両親と暮らす。月の手取りは20万円ほど。片道1時間の通勤を考え、勤務先近くでの1人暮らしも考えた。だが、家賃が高くて借りられない。身長も高く優しい印象を受けるが、恋愛に踏み出そうとはしない。まして結婚となると……。「経済的に女性を養っていく自信がないんです」
しかし、実家で暮らす川上さんはまだ恵まれている方かもしれない。非正規雇用の若者たちはさらに厳しい状況だと訴えるのは、労働組合「首都圏青年ユニオン」委員長の神部紅(じんぶあかい)さん(33)だ。何も知らず入りやすいブラック企業で働く若者は多い。神部さんは「ブラック企業では、低賃金や長時間労働を強いられ、生きるのに精いっぱい。かといって他の働き口を探すのは容易ではない。結婚どころではない」と指摘する。
◇幸せ求め、地方へ婚活
何事にもカネがかかる東京に見切りを付け、地方での婚活に乗り出す女性たちの思いは明快だ。
4月に長野県内で開催された「農業婚活バスツアー」に参加した東京都杉並区の会社員(32)は「物価が高い東京では、いくら働いても、その分使って何も残らない。子育てを考えると、地方の方が地域で子どもを育てる雰囲気があると思う」と話す。川崎市のシステムエンジニア(37)は「稼げなくなっても、農業なら食べていける。結婚したら田舎に住みたい」と割り切る。
このツアーには、首都圏在住の20〜40代の女性14人が参加し、地元農家の男性15人と農業を学びながら懇談した。3組のカップルが誕生した。主催したNPO法人「ライフプランニング」などによると、この種のツアーは希望者がすぐに集まり、人気が高いという。
東京の住みにくさの一つでもある物価の高さ。総務省の小売物価統計調査によると、東京の消費者物価地域差指数(13年)は全国平均の100を上回る105・2に上り、とりわけ、家賃(指数132・8)が高い。給料が低い若者にとって結婚、出産、子育てを見据えると、地方に目を向けるのも、うなずける。
◇
仕事も多く、若者たちが憧れる東京。華やかで便利な半面、若い世代の多くが「お金」に不安を抱いていることが最近の電通総研の調査で明らかになった。恋愛や結婚をためらう若者たちの心に潜む経済的な不安。そのひずみを取り除く手立てが、少子化対策の一歩になるのかもしれない。【一極社会取材班】
1030
:
チバQ
:2015/05/07(木) 21:24:55
http://mainichi.jp/shimen/news/20150502ddm003040117000c.html
一極社会:第2部・東京で生きる/1 晩産化進む東京 広がる卵子凍結 仕事優先、苦悩する女性
毎日新聞 2015年05月02日 東京朝刊
人口減少が続く日本で、地方から人々を吸い寄せて一極集中が進む東京。ところが、1人の女性が一生に産む子どもの数を示す合計特殊出生率は全国最低の1・13にとどまり、少子化の要因の一つと指摘されている。巨大化の陰で見え始めた、結婚や出産、仕事を取り巻くひずみ。なぜ若い世代が結婚や出産をためらうのか。「一極社会」第2部では、東京で若い世代が直面する暮らしにくさや産みにくさを探り、少子化を考える。【一極社会取材班】
◇「将来、後悔するより…」
東京・銀座の喫茶店。都内在住の服部京子さん(仮名)は約束の時間ぴったりに現れた。30代後半。目を引くおしゃれなファッション。結婚経験はあるが、今は独身だ。「子どもがすごくほしい。年を取って後悔するより、今できることをやろうと……」。社会的卵子凍結を決断したわけを打ち明けた。
結婚したのは30歳。「仕事は急に辞められないし、子どもはまだいらない」と、医療関係の仕事のキャリアを積むことを優先した。夫は子どもをほしがったが当時は「うざいと感じていた」。その後、離婚。医療施設を自ら設立した。「常に売り上げが気になり、結婚を考えるゆとりはなかった」
だが「40歳」が近付くにつれ、「このままではまずいと思うようになった」。昨春、友人の産婦人科医から凍結保存を勧められたことがきっかけになり、昨年末から今年1月にかけて計約10個、採卵した。費用は計100万円。「カバンや車を買うんだったら、こっち(卵子凍結)に使う方がいいかなと」。同世代の友人2人も卵子凍結をしている。
「もちろん、私も『卵子の老化』ということは知っていたけど、仕事が忙しくて自分を顧みることもなかった。だから(卵子凍結を)やってよかったと思います」
「凍結卵子は体力のある43か44歳までに使えたらなあ」と服部さん。しかし出産できなかった時はどう感じるのか。「お金もかかったし、採卵にも苦労した。ショックは大きいでしょうね……」
厚生労働省の人口動態調査によると、第1子を出産する女性の平均年齢は年々上がり、2013年は全国で30・4歳だった。中でも東京都は32・0歳で最も高い。妊娠適齢期は一般的に25〜35歳前後とされており、初産年齢が高まるほど女性1人の出生数は減少することが推測される。
都内で約100人分の卵子凍結に関わった男性医師は、希望する女性について「会社員、弁護士、政府系機関職員など職業はさまざま。バリバリ働くが、将来の不安を抱える30代が中心だった」と明かす。「晩婚化」「晩産化」が顕著な東京で、少しずつ広がる社会的な卵子凍結。産みたいのに産めない、働く女性たちの苦悩が透けて見える。
そんな中、少子化対策の一環として卵子凍結の補助事業に乗り出す自治体が話題になった。
人口約16万4000人の千葉県浦安市。アクセスのよい都内の学校や企業に通う「千葉都民」が多い。浦安市は市内の順天堂大浦安病院とともに、社会的理由で卵子を凍結保存する女性について、個人負担額を公的保険並みの3割に、がんなど医学的理由の女性については1割に軽減する事業を始めた。
松崎秀樹市長は「卵子凍結保存は、女性の『社会的不妊』を救うための緊急避難対策だ」と語る。同市の合計特殊出生率(13年)は1・11で、千葉県平均の1・33を大きく割り込む。「『高齢出産を助長する』との批判があるようだが、産みたいと思う女性をもっと支援すべきではないか」。凍結保存への助成は、人口減少を見据えた首都圏自治体の危機感の表れとも言える。
1031
:
チバQ
:2015/05/07(木) 21:25:11
◇妊娠適齢期の知識不足
「卵子の老化」や「妊娠適齢期」、「高齢出産のリスク」など妊娠や出産に関する基礎的な知識の不足が、人口減少につながっているとの指摘もある。
英カーディフ大学が、世界18カ国の若者1万人を対象に「女性は36歳を超えると妊娠する力が落ちることを知っているか」などと聞いたところ、日本の若者の正答率は30%前後で最低レベルだった。政府は今年3月に閣議決定した「少子化社会対策大綱」で、妊娠出産について国民の知識を各国並みに引き上げる数値目標を掲げた。
「35歳以上になると卵子は次第に老化します。女性には妊娠出産に適した年齢があることを知ってください」。東京・池袋駅近くにある保健所で先月、豊島区内の20〜40歳の女性20人を前に、助産師が「妊娠適齢期」の説明を行った。同区は昨年5月、「日本創成会議」が公表した「消滅可能性都市」に、東京23区で唯一位置づけられた。この日は「妊活」のためのヨガや体操教室も開催。参加者からは「産み時を考えるいい機会になった」との声も聞かれた。
また、文京区は今年3月、中学3年生を対象とした性教育の副読本をまとめた。性感染症や中絶のリスクに加え、卵子の老化についても取り上げた。「赤ちゃんを授からなくてつらい思いをしないために、卵子も年をとるということを今から知っておいてください」と記している。
慶応大の吉村泰典名誉教授(日本生殖医学会元理事長)は「妊娠出産に関する知識がないまま、女性が仕事か妊娠出産かの選択を迫られている。人口減少の解消のためには、社会的卵子凍結よりも、こうした知識の普及と、仕事と育児を両立しやすい環境を整備する必要がある」と指摘する。=つづく
==============
■解説
◇国の実態把握とルール整備急務
「卵活」として注目される社会的卵子凍結の一端が明らかになった。一般に卵子の機能低下(老化)を止める手段と受け止められているが、凍結卵子を使った体外受精の妊娠率は10%にとどまり、安全性や技術面での課題も指摘される。国は早急に実態を把握し、ルールを整える必要がある。
卵子凍結を巡っては、日本産科婦人科学会(日産婦)が2007年、抗がん剤治療によって排卵が難しくなる未婚の女性患者を想定して臨床研究を認めた。医学的理由で普及した技術だが、「卵子の老化」が知られるようになったことを受け、健康女性が仕事を優先するなど社会的理由で希望するケースが増えた。しかし、実態の公開に消極的な医療機関も多く、今回の調査結果について「氷山の一角だ」(産婦人科医師)とする見方がある。
一方、凍結保存の是非について医療機関の見解は分かれる。「早めの出産がより健全だ」(東京都の国立成育医療研究センター)との慎重な意見が多い一方、「自分に移植するだけの話だ」(大阪市のオーク住吉産婦人科)と積極的に進める施設もあった。
凍結保存は長期に及ぶ。生殖医学会は適切な管理を求めているが法的拘束力はなく、民間施設が最後まで管理できるのかといった課題も残る。大阪の医療施設は「施設が倒産したら卵子が『宙』に浮き、無責任状態にならないとも限らない」と危惧する。卵子の保管や廃棄に関する明確なルールが求められる。【中西拓司】
1032
:
名無しさん
:2015/05/07(木) 23:59:59
>>1028
手取月40万の26歳の公務員て実在するんですかね?
東大卒財務省国家公務員1種で同期の出世頭が残業しまくればそれくらいいくのかな?
1033
:
チバQ
:2015/05/08(金) 00:38:54
>>1032
ずいぶんもらってる印象ですよね。
年収とすれば700万くらいになるかな?
1034
:
とはずがたり
:2015/05/10(日) 07:15:59
幼稚園への補助金減らすべきちゃうの?
認定こども園の数が倍増 しかし東京都では減少(05/08 23:09)
http://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000050050.html
内閣府は、幼稚園と保育所の機能を併せ持つ「認定こども園」の数が2836カ所となり、去年から倍増したと発表しました。
認定こども園は、4月から始まった「子ども・子育て支援新制度」の目玉で、手続きを簡素化したり、補助金の増額をするなど、環境を整えたことで幼稚園や保育所からの移行が進みました。その結果、認定こども園の数は去年の1360カ所から2836カ所と倍増しました。一方で、幼稚園と保育園にそれぞれ支払われていた補助金が一元化されるなど、大規模なこども園を中心に減収につながるとして、128の認定こども園がやめて、幼稚園や保育園などに移行しました。なかでも、待機児童の問題が深刻な東京都では、認定こども園の数が去年の103カ所から93カ所に減少し、待機児童解消の切り札として機能していない実態が明らかになりました。
1035
:
名無しさん
:2015/05/10(日) 19:04:29
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150507-00070896-diamond-soci
「人口減少=悪」ではない次世代に向けて発想を転換せよ
ダイヤモンド・オンライン 5月7日(木)8時0分配信
日本を代表する歴史人口学者の速水融氏は、「人口が減ることは必ずしも悪いことではない。むしろ、恩恵も多い」と言う。長い視点で見ると、人口減少は社会にどのような影響を及ぼすのだろうか。(まとめ/フリージャーナリスト・室谷明津子)
● 人口減少を歴史から考える 「歴史人口学」を知っていますか?
「歴史人口学」という学問を知っていますか。地域に残る人口史料を分析し、人口の推移や庶民の生活を明らかにする学問です。私は近世を中心に、明治時代以前の人々の膨大な史料を読み込み、人口の増減によって社会がどう変化するかをつぶさに観察してきました。
その立場から言いたいのは、人口が減ること自体は社会の近代化における自然な流れであって、心配する必要はないということです。
むしろ私は、人口減少は日本にとっていいことだとすら思います。大事なのは無理に人口を増やし続けるより、人口減少によって起きる事象の意味を考え、社会の変化に合わせた対策を実行していくことです。詳しく説明していきましょう。
まず、人口減少は日本だけでなく先進国全体で起きています。人口動態を予測するには、合計特殊出生率(TFR)といって、1人の女性が生涯で何人の子どもを産むかという指標を参考にします。
これまでの研究で、TFRが2.07人を切ると、20〜30年以内にその地域の人口が減るということが分かっています。長期的に見れば、どの社会においても近代化が進むにつれて、出生率と死亡率がそれぞれ低くなっていきます。
つまりたくさん産まれ、死んでいく社会から、医療の発達やインフラ整備、栄養状態の向上などによって人間が死なず、産まれる数も少なくなっていく。そのような社会への移行を、「人口転換」と呼んでいます。
世界のTFRの推移を見てみましょう。先進地域全体では、1990年代に早くもTFRは2人を切っています。
現在の世界全域のTFRは2.50 人となっていますが、これはアフリカをはじめとする発展途上地域が押し上げているのであって、先進地域に限って見ると1.68人にまで低下している。欧州の主要国ではTFRが軒並み下がっていて、今後10年以内に全地域において人口減少が進むでしょう。
1036
:
名無しさん
:2015/05/10(日) 19:04:46
>>1035
● 男性が強い「マッチョな国」では 子どもを産まない女性が増える
先進国では特に、ドイツ、イタリアのTFRが低いですね。この2ヵ国と日本に共通するのが、もともと父系が強い「マッチョな社会」である点。私は密かにこの現象を、女性たちの「静かな革命」と呼んでいます。数値を見ていると、男性が優位な社会で我慢を強いられてきた女性たちによる、「もう子どもを産むだけの人生ではない」という意思の表れのように見えるのです。
アジアでも人口減は止まりません。中国は既にTFRが1.6人となり、韓国に至っては1.3人とかなり低い。最も遅いのはインドで、今も2.6人を保っているので減少が始まるのは他のアジアの国々より後でしょう。南米やオセアニアでも徐々にTFRが低下し、2095〜2100年になるとアフリカ地域だけが唯一TFR2.12人を保ち、他地域は全て2人を切ると予想されています。
日本では明治期に死亡率が下がり始めました。病気の流行や天災によって死亡率が跳ね上がる年もありますが、全体で見れば明治期から徐々に下がっています。そして出生率の低下は大正末年から始まり、戦後のベビーブームを経て本格的になります。終戦直後に4人を超えていたTFRは1950年に3.65人、70年に2.13人、90年には1.54人、2010年には1.39人と急速に下がります。
かつて日本をはじめとするアジアでは、大勢の子どもや孫に囲まれて暮らすのが幸せという価値観が一般的でした。子どもの死亡率が高く、全員が元気に育つわけではなかったので、結果としてバランスもとれていました。しかし、現在は子どもの死亡率が低く、かつ生活における余暇や娯楽が増え、価値観が多様になっています。女性が子育てに見出してきた生きがいが、趣味などに分散するのはやむを得ないでしょう。
さらに、女性の社会進出の機会が増えて(それ自体はすばらしいことですが)、出産適齢期がちょうど学問を修めたり社会に出たりする時期と重なるようになりました。つまり、長期的に見て日本社会で出生率が下がるのは自明のことなのです。
冒頭でも申し上げたように、私は人口が減ることはむしろ日本にとっていいことだと考えています。人口密度を比較すると、1平方キロメートルの空間に対して英国は261人、ドイツは229人、国土の広い中国では141人となっています。対する日本は342人と、明らかに人間が密集し過ぎている。せめて欧州並みにゆったりと空間を使える方がいい。私が考える日本の理想的な人口規模は、7000万〜8000万人。終戦直後くらいの人口です。徐々に減っていって、それくらいの規模で安定させるのがいいと思います。
1037
:
名無しさん
:2015/05/10(日) 19:05:06
>>1036
● 人口が減少か停滞する時期に文化が花開く ペスト流行とルネサンスの関係
さらに歴史を振り返ると、文化が成熟し花開くのは、人口が減少または停滞している時期と重なります。
例えば江戸時代には、人口も領土もほぼ一定に推移した状況下で、世界に類を見ない文化の爛熟期を迎えました。また、14世紀にペストが大流行した欧州では、イタリアを中心に大勢の死者が出ましたが、この時期に同国からルネサンスが始まったのは偶然ではないと思います。
人口が激減し、国力が衰えて没落してもおかしくなかったイタリアで、「再生」を表す芸術運動が興り、欧州中に広まったのです。
なぜ人口が減ると文化が発達するのか。思うに、人口が増加する時代にはモノを増産して消費も増え、経済がどんどん拡大していきます。一方、人口減少社会では生産量を増やす必要はなく、人口が減ることで1人当たりの所有物が増えます。
社会が成熟し、人々は余暇を楽しむようになる。経済は停滞しますが、代わりに芸術・文化にお金が回っていくのではないでしょうか。もちろん、人口減少社会になれば、必ず文化が成熟するというわけではありません。人口減少をきっかけに拡大一辺倒から価値観を転換し、文化を成熟させる方向に社会やお金の回し方を変えていくリーダーが必要です。
● 問題視すべきは人口の偏在と減少速度 日本の人口学は人材不足
私は、現在の日本の人口は多過ぎるので減るほうがいいと考えていますが、「減り方」については深刻な問題があると思います。
まず、人口の偏在です。東京や大阪といった大都市への一極集中が進み、まるで打ち捨てられたような地方が増えています。おそらく東京にいると、人口減少といわれてもピンとこないでしょう。大都市では今も高層マンションが建ち、交通網が整備され、近代技術を用いた都市づくりが進められています。
一方で、多くの地方がそうした恩恵に与れず、人口減少によって学校や公共機関といった最低限のインフラさえ、自分たちで賄えなくなくなりつつあります。各地域の中核都市、さらにその下の市町村に人口を呼び戻す政策が急務です。
また、日本はTFRが2を切ってからの低下のスピードが速過ぎます。このカーブが緩やかであれば、政府や自治体は高齢化対策を立てやすいですが、ここまで急だとそれもままならない。この点についても、リスクを十分に意識する必要があります。
そもそも、人口減少が引き起こす問題は今に始まったわけではありません。景気予測などと違い、人口予測は見通しを立てやすく、確実性が高い。少なくとも現状を見れば、20〜30年後の人口構成が分かるのですから、正しく認識して対策を立てることができたはずです。
日本は海外に比べて人口学を扱う大学・研究機関が極めて少なく、その中の一分野である歴史人口学も、日本に持ち込んだのは私が初めてでした。人口の現状分析や効果的な政策など、研究を進めれば成果が上がりやすい学問であるのに、人材が足りません。日本の社会にとって最適な人口規模はどの程度なのか、その規模で安定させるにはどのような政策が必要なのかなど、まだまだ人とお金を投入して研究されるべきテーマがたくさんあります。やみくもに「人口減少=悪」と決めつけるより、客観的な研究に基づく議論が必要でしょう。
室谷明津子
1039
:
荷主研究者
:2015/05/16(土) 18:00:23
http://www.sakigake.jp/p/akita/politics.jsp?kc=20150423m
2015/04/23 19:53 秋田魁新報
県人口103万人割れ、10カ月で1万人減少
秋田県は23日、4月1日現在の県人口が前月から4647人減って102万7091人(男48万1262人、女54万5829人)となったと発表した。104万人を切った昨年6月から10カ月で1万人減り、103万人を割り込んだ。
転入者から転出者を引いた社会減は3851人。出生者から死亡者を引いた自然減は796人だった。全25市町村で人口が減り、減り幅は秋田市の1534人(社会減1426人、自然減108人)が最も大きかった。県調査統計課によると、年度替わりの転居などで4月は例年、社会減が多い傾向にある。
昨年4月からの1年間では1万3673人減り、減少率は1・31%。このうち自然減は8960人、社会減は4713人。県人口は1999年に120万人、2009年に110万人を割り込んだ。近年は減少数が年間1万人を超え、108万人割れした11年4月からの4年間で5万人減った。減少のペースは加速しており、今後2年足らずで100万人を割り込む可能性がある。
1040
:
とはずがたり
:2015/05/21(木) 17:19:14
「子を怒ってばかりの母親」5つの特徴と、結末
プレジデントオンライン 2015年5月16日 10時15分 (2015年5月21日 10時12分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/economy_clm/20150516/President_15239.html
■「母親の怒声がBGM」の家庭が多い
「そっ啄同時」(そったくどうじ:「そつ」は口へんに「卒」)という言葉がある。
禅における四文字熟語だ。悟りを開こうとしている弟子に、師匠がうまく教示を与えて悟りの境地に導くことを指す表現で「そっ啄」は何かをするのに絶妙なタイミングを指す表現なんだそうだ(日本語表現辞典 Weblio辞書より)。
「そつ」はヒナが内側から卵の殻をつつくこと。
「たく」は親鳥が卵の外側からつつくことを言い表していて、親子のタイミングが合わさってはじめてヒナが生まれてくることを表していると聞いた。
ヒナは自分のくちばしで殻を少しずつつつき、親鳥はヒナのペースに合わせて外側から殻をつついてやって生まれてくる。
親鳥が焦って、先に殻をつついてしまっては殻を破ってしまうのでヒナは上手く生まれない、このように親は「先走り」をしないように注意して子どもを育てないといけないという忠告で使われることが多い言葉である。
これが、わかっていてもなかなかに難しいのが子育てであるが、子育てで重要な「先走りをしない」=「待つ」ということを的確に言い当てている言葉であると思う。
▼母は、24時間体制で怒りがちな生き物
子育てがいまいち上手くいかないと嘆く母には共通点がある。
ひとつは、この「待つ」という作業が大の苦手で「待つ」ということに耐えかねて、それを「怒り」という行動にすり替えてしまう母である。
今回はこの「すぐに怒ってしまう母」にスポットを当てたい。
私は「子育て=怒る」ということだと実感はしている。親や大人から怒られない子どもはかえって不幸であると思う。しかしである、物には限度があるのだ。
「怒る」という行為は「(自分と自分以外のものの)命にかかわること」と「社会通念上、許されないこと」で発揮できればもう万々歳なのである。
しかし、往々にして母たちは我を見失い、24時間体制で子どもを怒り続けるということをしがちな生き物でもあるのだ。
これがまずい。母の怒声がBGMになるので、肝心かなめ、ここ一番のときに効果を発揮しないからだ。
「子どもを本来、怒る必要もないことで怒ってしまう母」の共通点を挙げてみたい。
■夫への不平不満の矛先は、我が子
1. 夫とうまくいっていない
夫婦というものは協力して子育てに当たるということが必要であるが、うまくいっていない夫婦にはこれが難しい課題になる。
妻は孤独に陥りながらも、産んだ責任上、誰よりも子育てをがんばろうとするのであるが、がんばろうとする気持ちの中に「夫への不平不満」が渦巻いてしまう。そのストレスを「怒り」という行為で発散させようとするのであるが、往々にして怒りの矛先が「我が子」に向かうのである。
子どもは背景を敏感に感じ取っているため、母が本当に必要なときに必要なことを自分のためを思って怒っているのか、それとも単なるストレスのはけ口にしているのかくらいは簡単に見破るのである。
これを続けると子どもは両親を尊敬しないどころか、完全に見限る。
2. 高学歴の夫を持つ
夫が高学歴、あるいは親戚一同が高学歴、しかも自分自身(妻)に学歴コンプレックスがあるような場合は要注意である。
その家庭、或いは親戚縁者の中では大学と言えば「○○大学」を指し、ひどい場合には中学校と言えば「○○中学」しかこの世には存在しないという環境にあるケースも非常に多い。
1041
:
とはずがたり
:2015/05/21(木) 17:19:33
>>1040-1041
妻自身がその学校に行くという「価値観」をこころから納得していれば問題ないのであるが、プレッシャーが先に立ってしまい、盲目的に「その学校」を目指さなければならないと自らに課したときに落とし穴が待っている。
我が子を見ずに「○○学校」を一心に見ている状態だからだ。自分の意地のために何が何でもと思う焦りが我が子への怒りに繋がりがちだ。学校は我が子に合わせるべきであり、我が子を学校に合わせようとする日常にするならば破たんは早い。
3. ママカーストの犠牲者
ママ社会は「カースト制」で出来ているのであるが、その「カースト」を敏感に嗅ぎ取り、その世界に順応しようとがんばる母は注意が必要である。
狭い世界で自分の家庭の格付けを勝手にくだし「上だ」「下だ」と比べることが、我が子への「怒り」に変わりがちなのだ。
子どもの教育は「見栄」のためにやることでも、誰かに褒められるためにやることでも、ましてや誰かの誹り(そしり)を免れるためにやることではないということを肝に銘じるべきである。
■断捨離下手は「子どものせい」
4. 老母からの呪縛
母は子どもを心配する生き物でもあるが、これが哀しいことに「心配という名のコントロール」になりがちなのだ。我が子を心配しているという気持ちよりも「母の理想像から勝手にドンドン離れないで」という恐怖であることが多い。
これは自身が老母からこのメッセージを受け続けている人に起こりがちだ。
「私の思うとおりに生きてほしい」というシグナルを受け続けて大きくなった娘はその呪縛に縛られて身動きできない。
特に老母(姑も含む)の理想が高ければ高いほど、その「心配という名のコントロール」は孫にも及ぶ。「お母さん(老母)に褒めてもらいたい」という思いが無意識でも我が子を老母の理想に沿わせようとして「怒り」でコントロールしようとするのである。
5. 片付けが出来ない
家の中に物があふれ、常に「探し物」で時を費やす母は要注意だ。
「整理整頓」が出来ていない家庭はその主であるその家の主婦の「頭が整理整頓されていない」ことを指す。
頭の中が整理整頓されていないと、次に優先してやるべきことへのアクションができない。
すべてが「やっつけ仕事」になるので、自分の理想像から大きく外れることになり、その乖離がストレスを生む。自身が「片づけ下手」という問題が何故かすり替わって、混沌とした状態を招いているのは「我が子のせい」になりがちなのだ。
そういう母こそ、一念発起して「断捨離」を実行すると、変わるのは部屋だけではない。
いつのまにか、あんなに聞こえていた怒鳴り声が響かなくなっていることに気が付くだろう。
以上、大まかに5ポイント挙げてみたが、これらの共通点は「怒り」が母の「ストレス発散」であるということだ。
■怒られ続けた子は「こころが委縮」
先に述べたが、子育ては必要なときに、必要なことを行うことが肝要で、もちろん「怒る」ということも大切なことである。しかし、それは本当に我が子がこれから先、生きて行く上で重要であるから「怒る」ことであり、ゆめゆめ、母のイライラをぶつけるために行うことではない。それは百害あって一利なしなのだ。
このように「ストレスという名の怒りのオーラ」を浴び続けた子はこころが委縮する。
まずは「安全確保」に走らざるを得ないので、その場を一刻も早く逃れることしか考えなくなるのである。
要するに「嘘で身を固める」「響かない振りをする」「親や社会への恨みを募らせる」「問題から逃げまくる」「反抗がエスカレートする」「考えることを拒否する」というような行為に出やすい。
つまり「防御」か「反撃」しか道がなくなるのである。
自身がゆっくりと安心して考える機会と空間を奪われる環境では伸びるものも伸びない。
こういう「怒る妻」を持った夫は是非、妻をこれまで以上に支えてあげてほしい。
「叱責」や「呆れ顔」ではなく、「やさしさ」で、24時間体制で怒らざるを得ないほどに追い詰められている妻のこころを溶かしてあげてほしい。
それが我が子に好循環をもたらすことになるばかりか、ひいてはあなたにとっても、居心地の良い家庭になること請け合いなのだ。
鳥居りんこ=文
1042
:
名無しさん
:2015/05/24(日) 17:32:56
少子高齢化、シルバー民主主義、世代間格差、大阪都構想
http://bylines.news.yahoo.co.jp/shimasawamanabu/20150521-00045914/
シルバーデモクラシーにではなく内容で負けた大阪都構想
島澤諭 | エコノミスト
2015年5月21日 17時16分
大阪都構想否決に伴い、シルバーデモクラシーが盛んに指摘されています。これまでシルバーデモクラシーの駄文を書き連ねてきた小職としては、シルバーデモクラシーが人口に膾炙するようになったことには感慨深いものがあります(ちなみにシルバーデモクラシーという用語は故内田満早大名誉教授が1986年に出版された『シルバー・デモクラシ―高齢社会の政治学 (有斐閣新書)』が嚆矢ですし起源主張をしているわけではありません。念のため)。
シルバー民主主義ってなに?
シルバー・デモクラシー(シルバー民主主義)の誤解(追記あり)
ただし、シルバーデモクラシーという言葉が世に広まるにつれ、なんとなく独り歩きしだしているようにも感じています。
例えば、これ。
しかし私は、他のすべての世代の投票結果で過半数を得た意見が70代以上の投票で覆された事実は「シルバーデモクラシー」と言うべきものであり、まずはこの現実を受け止めて危機感を強めるべきだと考えます
出典:「投票に行かない若者が悪いだけ」という言説の恐ろしさ
学者ではなく議員先生なので政治経験に裏打ちされた直感でお書きなんだろうと思いますけど、例えば、他の世代の判断が世の中の雰囲気(あるいは橋下市長の「カリスマ」)に流されててこの世代だけが年の功で正しい判断をしているかもしれない可能性も否定できませんが、その可能性についてはどうご判断されているのでしょうか。また年齢だけではなく他の属性(性別・所得・学歴・支持政党等)については検討しなくてもよいのでしょうか?
シルバーデモクラシーというのは、自分の理解では(そして一般的な定義としても)、高齢者が自らの利益を守るand/or伸張するために、数を頼んで政治的影響力を行使する、もしくは政治が高齢者の意向を(勝手に)慮って高齢者に不利にならないよう行動する、ということでして、単に高齢者の反対(や賛成)が多かったからある施策が否決(可決)されたというだけではそれはシルバーデモクラシーとは言えません。なぜなら、高齢者に特に有利でも不利でもない施策であればそれは単に高齢者が民主主義の構成員として1票を行使したに過ぎないからです。あくまでも、政治的影響力の行使の対象は高齢者の利益にかかわる施策提案でなければなりません。
だとすると、大阪都構想がシルバーデモクラシーで葬られたのなら、大阪都構想で損なわれる高齢者の利益がある程度の大きさじゃなければならないハズなんですが、そんなに高齢者に不利になる制度改革があったのでしょうか?
シルバーデモクラシー発動の原因の一つと喧伝されている敬老パスについても、年間3000円の負担が必要で、バスや地下鉄など市営交通機関が1回につき50円で利用できるサービスに過ぎないので、極論すれば、大阪都構想はこの程度の削減すら上回るメリットを高齢者に提示できなかったってことではないでしょうか。
つまり、今回の件は、大阪都構想が実現された暁に享受できるメリットがデメリットを上回っていることを伝え切れなかった橋下氏・維新側に敗因があるとしか思えません。もしくはたいしたメリットを生み出す制度設計ができなかったということでしょう。さらに言うと、そもそも、大阪都構想が大阪の経済・財政を立て直す特効薬であるという前提自体が誤っていたのではないでしょうか。
高齢者の反対が多かったから○○の改革や政策が頓挫したというのはシルバーデモクラシーでもなんでもなくて、単なる民主主義の結果に過ぎません。
1043
:
名無しさん
:2015/05/24(日) 17:33:16
>>1042
だいたい、大阪都実現により府と市の二重行政が解消されることで年間4千億円の効果があるとぶち上げていたのが、だんだん尻すぼみになっていったことも、某党の埋蔵金や事業仕分けの惨状が想起され、有権者は大阪都構想から離れていったのではないでしょうか?まさに大山鳴動して鼠一匹。
大阪市を特別区に分割して大阪府とともに再編する「大阪都構想」を巡り、府と市は9日、具体的な制度設計を議論する法定協議会に、都構想で節約できる「効果額」は976億〜736億円との試算を盛り込んだ事務局案を提示した。二重行政解消や人件費削減による効果としているが、都構想と関連の薄い項目も含んでおり、今後議論を呼びそうだ。
松井一郎知事は就任直後、二重行政解消により府市の合計予算の5%に当たる年間4000億円の削減を目指す考えを示したが、今回の試算はその目標に遠く及ばない結果となった。
出典:「大阪都」の節約効果、最大976億円 府市が試算 「年4000億円」目標に遠く及ばず(日本経済新聞社 2013年8月9日)
しかも、事前の世論調査でも反対が賛成を上回っていた訳ですし、反対がすべてシルバーデモクラシーが原因だとすれば、この世論調査もシルバーデモクラシーの弊害の現れということになってしまいます(普通の世論調査であれば年齢構成を調整しているはずですね)。
今回のように投票の出口調査の(年齢別投票)結果を早合点してシルバーデモクラシーだ!と憤慨したり落胆したりあきらめたりするのは簡単なんですが、もう少し冷静に、例えば橋下・松井府政・市政のもとでどの程度財政再建が進んだのかとか経済の立て直しがすすんだのかとか、彼らのこれまでの政策の結果を検証する必要があると思っています(この件については、必要なデータがそろったところで、また改めて)。あるいはこれまでの一連の政策によって不利益を被った人々がその延長線上で大阪都構想自体にも反対したのかもしれません。いずれにしても、冷静で客観的な総括が必要なはずです。
そうでないと、投票率を加味しないでも今後確実に高齢者の数がそれ以外の世代の数を上回る時代が到来するわけですから、ある改革案が否決される場合多くの事例で高齢者の反対票が多くなると思われます。しかし、その度ごとにシルバーデモクラシーだ!って大騒ぎするのは筋が違いますし、正礼問だと思います。
あるいは政策提案者としては、世代間の利益変更にかかわる施策である場合には、シルバーデモクラシーの存在を前提に、高齢者も賛成に回れるインセンティブを持つような政策を提案するか、不利益を被る高齢者の理解を得るようコツコツ説得を重ねていくプロセスが必要になるんだろうと思います(逆の場合は、不利益を被る若い世代への説明・説得も必要となるでしょう)。もちろん、これには多大な努力と覚悟が必要とされるわけですが、その努力を放棄しては現状維持が精一杯でしょう。
さまざまな論者が、シルバーデモクラシーを克服するための投票制度として、抜本的な制度改革を提言されていますが、どれもいまひとつ実現性に欠けています。
ドゥメイン投票、年齢別選挙区、平均余命投票など
一番の問題は、もしこうした高齢者に不利になる投票制度改革が民主主義的な手続きに則って実現するとすれば実はそこにはシルバーデモクラシーは存在しないことになってしまい、こうした制度改革は必要ないことになるという、わたしが「シルバーデモクラシーのパラドクス」と呼ぶ逆説の存在です。
超高齢社会における民主主義に関しては、極論すれば、自己の利益のために投票するのが民主主義の基本の一つでもあるわけですから、仮に高齢者が自らの利益のみを追求する政治的行動をとったとしてもそれにどんな問題があり、非難されるべき筋合いのことなのでしょうか?シルバーデモクラシーを糾弾する人は実は暗黙のうちに人は高齢になったとたん利他的行動を取らなければならないか、もしくは取れるようになると仮定しているに等しいことになります。
世代で人々を区切ることにどれだけの本質的な意味があるか今となっては分かりませんが、各世代、各個人が自らの利益を追求することを前提として、要するに、これからのシルバーデモクラシーの時代、政策提案者(政治・行政)が有権者と密にコミュニケーションをとり政策意図を丁寧に伝え理解してもらえるようにしていかなければ、どういう政策を行うにしても、若い世代・高齢世代どちらかの側に一方的に不満が蓄積されていき、社会が分断されてしまうことになると思います。実際、すでに世代間闘争を煽る言論が雨後の竹の子のように出てきている始末ですし。
1044
:
名無しさん
:2015/05/24(日) 17:33:26
>>1043
人はみな利己的な生き物であることを前提として(そこを批判しても哲学論争になり生産的ではありません)、たとえそうであったとしても社会調和が得られるように政治家は説得という手段を用いて関係者間の利害調整を行っていく必要があるのです(熟議というのかもしれませんが)。聖人君子からなる社会であれば政治家は不要なのですから。
いずれにしても、今回の大阪都構想の場合は、推進側にその努力も覚悟もなかった当然の結果として、受け手の投票率は高いけど人数はそれなりの層(=主に高齢者)にインセンティブも示せなかった当然の結果として、さらには数は多いけど投票率が低い層(=主に若年層)に投票に赴かせるメリットを提示できなかった当然の結果として、否決されたといえるのではないでしょうか?
結論としては、なんでもかんでもシルバーデモクラシーに結びつけるのはいくらなんでもやりすぎでかえって高齢者の反感を買い(同時にそれ以外の世代の高齢世代への反発を煽る結果となって)逆効果ですし、本丸(財政社会保障改革)にたどり着けなくなってしまうのが一番怖いですね。
島澤諭
エコノミスト
富山県魚津市生まれ。内閣府(旧経済企画庁)、大学教員等を経験。少子化、高齢化が経済(Local/National/Global)・社会・政治に与える影響について研究しています。シミュレーションモデルも扱っています。
1045
:
とはずがたり
:2015/05/27(水) 13:44:17
配偶者控除見直しは女性に働いて貰う為ではなく単なる増税だからなー。
「女の幸せ」やはり出産なのか? 幸福度調査で意外な結果
2015.01.20
http://www.iza.ne.jp/topics/events/events-5998-m.html
大手広告代理店の「博報堂」が実施した独自の「幸福度調査」から、女性が考える「幸せ」について意外な結果が見えた。しかも、その女性の幸福度は都道府県別でみると「西高東低」の傾向が―。社会での「女性活躍」を推進する安倍政権だが、法案と現代女性との考えに“ギャップ”はないのだろうか。
1046
:
とはずがたり
:2015/05/28(木) 10:15:19
おごる金額でデートの「成功率」が変わるか?
カナダ名門大講師が教える男と女の心の内
マリナ・アドシェイド :ブリティッシュ・コロンビア大学講師
http://toyokeizai.net/articles/-/62707
2015年03月13日
日本のビジネスパーソンの皆さま、初めまして。カナダのブリティッシュ・コロンビア大学で経済学を教えている、マリナ・アドシェイドです。
5年前、大学生たちに経済学に興味を持たせ、その意義に目を向けさせるため、「セックスと恋愛の経済学」という講義を始めました。講座は瞬く間に人気を博し、書籍『セックスと恋愛の経済学』(原書名:Dollars & Sex)として刊行されました。
本書を読めば、自分の恋愛市場での価値を踏まえたうえで、恋愛市場でどのように行動すべきかがわかります。同時に、「市場の非効率性」「購買力平価」「機会費用」「比較優位」「パレート効率性」といった経済学の概念を、恋愛の話の中から無理なく身に付けることができます。
私の講義を受けた学生たちのように、ビジネスパーソンの皆さまが、経済学が自分の性行動にどう影響しているかを知り、学んだコンセプトを私生活に生かしてくれればと思います。
それでは、早速「セックスと恋愛の経済学」の講義を始めましょう。?
本日は、男性が女性とセックスしたくて豪華ディナーをおごるとき、男女がそれぞれ何を思っているのか、また、割り勘デートのときはどうなのか、というテーマです。
私が学生たちを相手によくやるゲームがあります。性的関係がある2人の人物をめぐるいくつかのシナリオを提示し、それが売春であるかどうかを判断させるのです。
まずは小手調べに、わかりやすい状況として、一方が他方にセックスの対価としておカネを支払う場合。もちろん、どんな学生もこれを売春と答えます。
次にもっと微妙な、女性が家賃代わりに大家とのセックスに応じているというケースです。男女の別を問わず大半の学生は、これも売春と考えます。
さらに週末のニューヨーク旅行と引き換えに、女性がセックスに応じる場合。これを売春と答える学生は減っていき、男女間での受け止め方の差が広がります。
ゲーム最後の設問はいつも同じ。男性がバーで女性に飲み物をおごり続け、女性は借りを作った気がして、セックスに応じる場合。
女子学生は引きつった表情で「売春ではない」と言います。女性は男性と寝る契約をしているわけではなく、なんなら途中で帰ることもできるからというのです。ほかのどのシナリオの場合でも同じなのではと指摘しても、頑として意見を変えません。
面白いのは、男子学生の反応です。彼らはたいてい意見を決めかね、答える前にある疑問をぶつけてきます。「その酒の値段、いくらくらい?」
男性の期待と女性の受け止め方の温度差
この問答に現れる、女子学生はデートの際に、男子学生ほどにはセックスに応じる義務を感じていないという傾向は、心理学者スーザン・バソウとアレクサンドラ・ミニエリの実験でも確認されています。
1047
:
とはずがたり
:2015/05/28(木) 10:15:42
>>1046-1047
この研究結果で最も面白いのは、女性被験者は「高価な食事をごちそうになったからといって、セックスに応じる必要はない」と考えているのに対し、男性被験者は「より高価な食事をごちそうするほど、セックスを要求する権利が増す」と考えていることです。
もしそうなら、私の教室の男子学生たちが、女性にセックスに応じる義務があるかどうかを答える前に、酒の価格を聞くことの理由になります。
この実験では、まず学生に男女(ジョンとケイト)がデートに出かけるという物語を読ませます。ストーリーは、ジョンがケイトを部屋まで送っていき、彼女はつっぱねているのに、セックスをしてしまうというものです。
これを読ませてから、学生たちにいくつかの文章を読ませ、それに対する考えを聞きます。たとえば「ケイトはジョンがセックスを迫ることを予期すべきだった」とか、「ジョンはケイトがセックスを求めると予期すべきだった」などです。これに対し、1(強く反対)から6(強く賛成)まで、学生たちの考えを数値で問うのです。
デートにかかった費用のためにケイトがセックスに応じる義務を感じるのかどうかを探るために、被験者は4つのグループに分けます。
そのうち2つでは、デートには多額の費用がかかっており、片やジョンが全額払った、片や割り勘にした、とします。残る2グループでは、デートの費用は安く、支払い方については前2グループと同じ設定にします。
高いデート費用をジョンが支払った場合では、「ケイトはジョンにセックスを迫られることを予期すべきだった」と答える男性被験者の平均回答値は3.21、女性の場合はわずか1.85でした。
高いデートをおごったのだから、ケイトはセックスを求められる覚悟をしておくべきだったという考えには、やはり男性のほうがずっと強く同意したのです。
温度差はあっても、おカネ次第で態度は変わるもの
さらに「ジョンはセックスを求める資格があると思うべきだった」という設問に対しては、男女の平均回答値の差は小さくなり、男性で2.93、女性で2.15です。
ジョンが高価なデートをおごった際には、男性被験者は「ケイトにはジョンにセックスで返すべき借りがある」と強く感じており、一方、ジョンがそんな期待をしたのは当然だという点では、程度の差こそあれ、男女の被験者とも同感しました。
では、デートの費用が安かったらどうなるのか。特にデートの費用が安かったり、割り勘だった場合を考えると、この調査はがぜん面白くなります。安いデートで割り勘だった場合に、「ケイトはジョンとセックスすることを予期すべきだった」と考える平均回答値は、男性で2.27(高価なデートの場合は3.21)、女性の回答値は1.37(同じく1.85)でした。
また安いデートで割り勘だった場合に、「ジョンにはセックスにありつける資格がある」と考える平均回答値は男性2.20(高価なデートの場合は2.93)、女性で1.53(高価なデートの場合は2.15)でした。
これらの結果からわかるのは、たとえ女性が総じてケイトにはセックスに応じる義務はない、また、ジョンがそれを期待するのは間違いだと思っていても、ケイトの義務やジョンの期待は、ジョンがそのデートにいくら使ったかに直結していることでした。
つまり、程度の差こそあれ、男女ともに「金銭的負担が大きいほど、セックスにあずかる資格が増す」と考えているのです。
1048
:
とはずがたり
:2015/05/28(木) 10:16:01
恋愛で「容姿の不利」を覆せる年収はいくら?
カナダ名門大講師が教える男と女の経済学
マリナ・アドシェイド :ブリティッシュ・コロンビア大学講師
http://toyokeizai.net/articles/-/63079
2015年03月20日
本日は、デートや結婚をするときに、外見や収入がどれくらい影響するのかがテーマです。外見がよくて収入が多いほど有利だと考えがちですが、事はそんなに単純ではありません。経済学的アプローチでわかることは、「自分の価値を正確に見積もり、妥協すべき点を整理しておくこと」が、恋愛成就の秘訣なのです。
女性が、非常に魅力的な男性とそうではない男性の2人のうち、1人を選べるとします。前者の男性は外見の点でトップ10%に入っており(つまり大抵の人はこの男性を10段階評価で少なくとも9に評価しており)、年収は6万2500ドル(約750万円)です。2人目はワースト10%の外見で年収はXドル。
女性が、前者の男性を差し置いて後者の男性を選ぶには、年収がどれだけ多ければよいのでしょう?
調査結果は、彼がハンサムな男よりも18万6000ドル(約2232万円)以上多く稼いでいた場合でした。この結果は、女性にとっては、男性の収入に比べて彼の外見のほうが、はるかに重要であることを示しています。
ではその逆に、男性が非常に外見的評価の低い女性とデートする気になるには、女性の年収はどれだけ必要でしょう??
結果は、いくらあってもダメです。男性は女性の外見をとても強く気にしているか、あるいは女性の収入をほとんど気にしていないので、金銭的な報酬ではそんな選択をする気には、およそなれないのです。
金持ちのイケメンより貧乏なイケメンが選ばれる?
すでに述べたとおり、女性が相手に求める要素として容姿は大切ですが、どれだけの生活資源をもたらしてくれるのかも大切です。心理学者サイモン・チュー、ダニエル・ファー、ルナ・ムニョス、ジョン・ライセットらの共同研究では、女性は平均的な容姿の男性よりもハンサムな男性を、貧しい相手より金持ちを望みますが、ハンサムな金持ちとハンサムな貧乏人から選べるなら、後者を選ぶことがわかっています。
この、一見すると矛盾しているようなエビデンスは、誠実な男性を求めるという女性の好みに結び付けられます。どうせハンサムな男が手に入るのなら、浮気しそうな金持ちではないほうを選ぶというわけです。データによる裏付けもあります。
この研究では、出会いサイトに架空の登録者を20人登録し、彼らのプロフィールを、容姿格付けでは1から10までに均等に振り分け、職業は高ステイタス(医師、建築家)、中ステイタス(教師、ソーシャルワーカー)、低ステイタス(郵便配達、コールセンターのオペレーター)などに設定しました。このプロフィールを女性に見せ、どの相手と長く付き合いたいかを聞いたのです。
女性たちは、容姿が魅力的(7以上)であるなら、高収入よりも中収入を選びました。しかし容姿が並み程度(4から6)であると、中収入よりも高収入の相手を選びました。この傾向は、疑り深く、デート市場における自己評価が低い女性たちほど強かったのです。
この理由を一言で言うと、浮気を恐れている女性は、もてそうな男を避けるということです。男は浮気するものと思っているからかもしれませんが、同時に、恋人や夫を守ることは疲れることであり、だからいつもほかの女に追いかけ回されそうな男を選ぶ際のコストを、避けているからかもしれません。
1049
:
とはずがたり
:2015/05/28(木) 10:16:24
娘の貞操が心配なら、男の多い大学に入れろ
カナダ名門大講師が教える恋愛市場の経済学
マリナ・アドシェイド :ブリティッシュ・コロンビア大学講師
http://toyokeizai.net/articles/-/63930
2015年03月27日
今回は、男子学生の多い大学と女子学生の多い大学では、どちらのほうが性が乱れているのかがテーマです。
ところで、最初にはっきりさせておきますが、私の講義で扱う議論は、専ら実際に人々がどう行動しているかです。私は個人的にも社会全体としても、行動の善悪について論じたいわけではありません。
ですから、性が乱れていること自体の善悪を論じるのではなく、性の乱れのエビデンス(証拠)を知識として得た上で、もし性の乱れを避けたいなら経済学的にどう考えるかということをお話ししたいと思います。
さて、本題に入りましょう。たくさんの男子学生の中にいる女子学生のほうが、「貞操の危機」を感じそうですが、経済学が出す答えは、実は全く逆です。それはなぜかを見ていきましょう。
女子学生が多い大学では、何が起こるでしょうか。
男子学生が少ないということは、彼氏を見つけるのが難しくなっているということだけでなく、身持ちの固い女性と付き合う男性を見つけられないことも意味します。今夜、誰かと出会っても、数時間のうちにセックスに応じなければ、その男に見切りをつけられてしまうからです。
女子学生が多い大学では、独り身の男をめぐる競争は非常に激しく、ほかの女の子がいそいそとリスクを取るため、セックスの値打ちが下がり、事実上、買い手市場になっていると考えられるのです。
複数のパートナーを望む人は男性42%、女性8%
男女の違いが、女性をさらに不利にさせています。男性のほうが複数の性的パートナーを持ちたいと思っていることを確かめた調査があります。
「今後2年間で、できれば何人の相手とセックスをしたいと思っていますか?」という設問では、女性が平均して1人と回答したのに対し、男性側は平均して8人と答えました。
「同時期に複数のセックスパートナーを持ちたいですか?」という設問に対しては、男性の42%がイエスと回答したのに対し、女性の場合はわずか8%でした。
男性のほうが、女性よりもずっと多くの相手を望んでいることがわかるでしょう。統計的に見て、女性は男性のように、恋愛にバラエティは求めていないのです。
「誰かとセックスするまで、どれだけ時間をかけますか?」と聞かれて、女性で5分と答える人はほとんどいないと思いますが、ある調査では多くの男性が、事もなげにそう答えています。
女性で最も多い回答は、6カ月でした。ほかの調査では、31%の男性が行きずりの相手とセックスするのは楽しみだと答えたのに対し、女性でそう答えたのは、わずか8%にすぎませんでした。
キャンパスで女子のほうが多いと、単に数の上で女性があぶれやすくなるばかりか、男性が優位に立って、男女関係の性質を変えてしまうという調査があります。
米国の大学を対象とした調査で、社会学者マーク・レグネラスとジェレミー・ウェッカーは、女性比率の高い大学では、女子学生はデートやセックスに対して好ましくない態度を示しがちなことを見いだしました。
女子のほうが多い学校と男子のほうが多い学校を比べると、学生のうち女子比率が47%である学校では、在学中に彼氏を持ったことのない女子学生の69%が処女であるのに対し、女子比率60%の学校では54%に減ります。
1050
:
とはずがたり
:2015/05/28(木) 10:16:51
>>1049-1050
恋愛対象になる男が少ない学校のほうが、特定\の彼氏のいない女子学生は性体験を持ちやすくなるのです。
男子学生が少ないと、彼氏にセックスを待たせられない
在学中に少なくとも1人の彼氏がいたことがあるという女子学生の場合でも、性的に活発な人とそうではない人のギャップは同様に大きいのです。男子学生のほうが多い大学の場合、こうした女子学生の45%が処女ですが、その逆の場合、処女の確率はわずか30%しかないのです。
現在の彼氏が性的関係に入ることを待ってくれそうな場合でさえ、この比率は変わりません。女性のほうが多いキャンパスでは、そうした女子学生の17%しか処女ではありませんが、その逆の場合は30%が処女なのです。
これらのエビデンス(証拠)が示していることは、男子のほうが少ない場合には、女子学生は彼氏にセックスを待たせられなくなるということです。これを見れば、女子学生のほうが多い学校では、カジュアル・セックスもより盛んであることに驚きはないでしょう。
たとえば、女性のほうが多い学校の女子学生で、かつて彼氏がいたが今は独り身である女子学生のうち、過去1カ月以内にセックスをした経験がある学生は27%いるのに対し、その逆の男女比率ではわずか20%です。男が相対的に少なくなると、独り身の女性はより性的に活発になるのです。
女性の率が減ると、伝統的なデートはそれ以上の比率で増えます。女性の比率が1%減るだけで、彼女たちがセックスまでに6回以上デートをする確率は、3.3%も増えるのです。
女性が多くなると伝統的なデートはぐっと減り、その場限りの関係がはるかに多くなることがわかります。さらに、この研究者の近著で明かされているのは、そうした状況では、より多くの女性が嫌な性行為をしたり、自分の望む以上の回数の性体験をしていることです。
私は、セックスをするタイミングや性行為の内容のいずれについても、女性のほうが多い学校では、女子学生が交渉力を失っているのだと解釈しています。
大学のセックス市場が男子学生にとって買い手市場ということは、女性の供給が需要を上回っているということです。もしそうなら、セックス価格は下がっていくはずです。「価格」とは必ずしも男性が女性にセックスの対価として支払う金品のことではなく、セックスするために投資しなければならない額です。
先に、男子学生のほうが多い大学では、女子学生が伝統的なデートをする率がはるかに高くなるということを述べました。男性にとってデートが手間も費用もかかるものなら、買い手市場では伝統的なデートが減ることに不思議はありません。
こうした市場では、女性にセックスに応じざるをえないと感じさせるほど恩を着せるには、男性がいくら払わなければならないかという期待は、男女ともに減って当然です。
男子学生の多い大学のほうが安全
以上の分析でわかるのは、自分の娘の性の乱れを気にする親御さんは、娘に男子学生のほうが多い大学を選ばせるべきということです。これは大学進学期の娘を持つ親にとっては意外かもしれません。
しかし経済学的に考えると、娘をほかの数多くの女子学生とデート市場で競争しなければならない環境に置かないほうが、合理的なのです。
同様に、たとえば風紀の乱れのせいで学生数が減らないかと心配する大学当局にとっても、女子学生を優先入学させることの功罪を再考するきっかけになります。
女子学生を優先入学させることをやめれば、学内のセックスの需給バランスが改善して「価格」が上がります。乱れた性行動の価格が上がれば、学内のカジュアル・セックスの水準は総じて減るはずなのです。
親御さんも、学生さんも、大学当局も、経済学的に考えて決断すべきなのです。
1051
:
とはずがたり
:2015/06/05(金) 00:18:11
時計2015/6/4 20:14
兵庫県内待機児童数944人 4年ぶりに増
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201506/0008092658.shtml
http://tohazugatali.we
b.fc2.com/epower/b_08093444.jpg
http://tohazugatali.we
b.fc2.com/epower/b_08093443.jpg
兵庫県内の待機児童数の推移
兵庫県は4日、保育所などへの入所を待つ待機児童数(4月1日時点)を発表した。県内全体で前年比392人増の944人となり、4年ぶりに増加。待機児童解消を掲げ、本年度から始まった「子ども・子育て支援新制度」への期待感から申込者が増えたことや、保育が必要と認められる要件が変わったことが要因とみられる。
県こども政策課によると、保育所などの整備が進み、県内全体の定員は5960人増えたが、14市町で待機児童がでた。うち前年より増えたのは11市町。
最多は加古川市が252人(前年比206人増)で、明石市156人(同80人増)、伊丹市132人(119人増)と続く。西宮市は昨年まで2年連続0人だったが、今年は76人となった。
増加した理由の一つは、新制度により、保護者が保育所に申し込む際に保育が必要と認められる要件に「求職活動」が入ったこと。仕事を探している人の子どもも待機児童として数えるようになった。これまでは保護者の就労や妊娠、病気などで、求職活動は市町によって取り扱いが違っていた。
また、新制度では、国が認定こども園の普及や小規模保育に力を入れるなど、より保育を受けやすい環境づくりを強調。これまであきらめていた保護者が申し込む傾向にあることも理由とみられる。
一方、神戸市は保育施設の新増設などを進めたことで、前年から110人減らし13人に。宝塚市も96人減らし、7人となった。
県内の待機児童のピークは2002年の2125人。近年は減少傾向にあった。県は17年度末に解消すると目標を掲げ、民間保育所などの新築や増改築に助成しており、こども政策課は「これからも積極的に支援したい」としている。(斉藤正志)
1052
:
とはずがたり
:2015/06/05(金) 00:27:59
時計2015/6/4 20:14
兵庫県内待機児童数944人 4年ぶりに増
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201506/0008092658.shtml
http://tohazugatali.we
b.fc2.com/fukushi/b_08093444.jpg
http://tohazugatali.we
b.fc2.com/fukushi/b_08093443.jpg
兵庫県内の待機児童数の推移
兵庫県は4日、保育所などへの入所を待つ待機児童数(4月1日時点)を発表した。県内全体で前年比392人増の944人となり、4年ぶりに増加。待機児童解消を掲げ、本年度から始まった「子ども・子育て支援新制度」への期待感から申込者が増えたことや、保育が必要と認められる要件が変わったことが要因とみられる。
県こども政策課によると、保育所などの整備が進み、県内全体の定員は5960人増えたが、14市町で待機児童がでた。うち前年より増えたのは11市町。
最多は加古川市が252人(前年比206人増)で、明石市156人(同80人増)、伊丹市132人(119人増)と続く。西宮市は昨年まで2年連続0人だったが、今年は76人となった。
増加した理由の一つは、新制度により、保護者が保育所に申し込む際に保育が必要と認められる要件に「求職活動」が入ったこと。仕事を探している人の子どもも待機児童として数えるようになった。これまでは保護者の就労や妊娠、病気などで、求職活動は市町によって取り扱いが違っていた。
また、新制度では、国が認定こども園の普及や小規模保育に力を入れるなど、より保育を受けやすい環境づくりを強調。これまであきらめていた保護者が申し込む傾向にあることも理由とみられる。
一方、神戸市は保育施設の新増設などを進めたことで、前年から110人減らし13人に。宝塚市も96人減らし、7人となった。
県内の待機児童のピークは2002年の2125人。近年は減少傾向にあった。県は17年度末に解消すると目標を掲げ、民間保育所などの新築や増改築に助成しており、こども政策課は「これからも積極的に支援したい」としている。(斉藤正志)
1053
:
名無しさん
:2015/06/07(日) 17:20:17
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150605-00010002-yomidr-hlth
寝たきり老人がいない欧米、日本とどこが違うのか(1)
読売新聞(ヨミドクター) 6月5日(金)12時19分配信
世界一の長寿を誇る日本は、医療技術が進歩したばかりに、高齢者が意識のない状態で何年間も寝たきりになる国でもある。読売新聞の医療サイト「ヨミドクター」でそんな状況に疑問を投げかけ、反響を呼んだブログ「今こそ考えよう 高齢者の終末期医療」。このブログに大幅加筆して、『欧米に寝たきり老人はいない―自分で決める人生最後の医療』(中央公論新社、税抜き1400円)を6月10日に出版する内科医、宮本顕二・礼子夫妻に話を聞いた。(ヨミドクター編集長・岩永直子)
――なぜこのテーマで書かれたのですか?
夫妻「日本では高齢者が終末期に食べられなくなると、点滴や経管栄養(鼻チューブ、胃ろう)で水分と栄養が補給されます。本人は何もわからないだけでなく、とても苦しいたんの吸引をされ、床ずれもできます。栄養の管を抜かないように手が縛られることもあります。人生の終わりがこれでよいのだろうかとブログで発信すると、多くの読者から体験に基づいた切実な意見が寄せられました。これを本にして多くの人に紹介し、高齢者の延命問題を一緒に考えたいと思いました」
――ヨミドクターのブログ連載は、非常に反響が多かったです。なぜこれほど関心を集めたと思いますか。
宮本礼子「多くの人にとって切実な問題となっているからだと思います。たとえば、私の認知症外来は、家族の方も一緒に診察室に入っていただきます。そして、お話しできる患者さんには、『将来、食べられなくなった時に、胃ろうや鼻チューブで栄養を補ってほしいですか』と聞きます。一部の患者さんは『わからない』と言いますが、多くの患者さんは『そんなことはされたくない。そうなったらもうおしまいだわ』と言います。その時、家族も必ず自分の希望を言います。『私も望まない』と言う人ばかりです。『尊厳死協会に入っています』と言う人もいて、皆さん関心が高いです。『自分の親は何年も胃ろうで生きていて切なかった』という人もいます。そういう人は、意思がより強固です」。
「そして、マスコミの影響もあるのでしょう。何年も前から胃ろうの問題はあちこちで取りあげられるようになってきました。また、胃ろうや鼻チューブや点滴の高齢者があまりにも増え、必ず誰か知り合いに使っている人がいます。関心を持たずにはいられませんよね」
宮本顕二「多くの人が80歳、90歳まで長生きするようになり、寝たきり老人も増えました。同時に、そういう姿を見ている人も増えているのでしょうね。そして、考えるのではないでしょうか、「自分の親にはどうするか、自分の場合はどうするか」と。
――終末期の高齢者に延命治療が普通に行われる背景に、どんな状態でも延命すべきと思い込んでいる医師が多数いると書かれています。先生方は問題意識を持つ前は、どのような対応をしていましたか。
礼子「医学生時代は終末期医療の教育を受けませんでした。医療現場では終末期医療について、先輩や同僚と話をすることはありません。そのため、延命に対して問題意識を持つまでは、点滴や経管栄養を減らすとか、行わないとかは考えもしませんでした。むしろ、脱水状態や低栄養にしてはいけないと思っていました。終末期の高齢者だからといって、医療の内容を変えることはしませんでした」
顕二「僕が研修医の時は患者が亡くなる時まで濃厚な医療をやっていました。たとえば、がん末期の患者が亡くなる時は心臓マッサージをして、同時に人工呼吸器を付けるのは当たり前でした。当然そうするものだと思ってやっていました」
礼子「ただ、高齢者は体力が違いますから、大腸の内視鏡とか、胃カメラとか、検査に耐えうるかどうかは、考えて決めていました」
1054
:
名無しさん
:2015/06/07(日) 17:20:29
>>1053
――患者の家族の方でも、延命医療を望む人はいるのではないですか?
礼子「最近はいないですが、以前は、家族の中には、『他の家族が着くまでは生かしておいてほしい』と言う人がいて、心臓マッサージを家族が来るまで続けたことがありました。また、最近でも『生きているだけでいいから』とアルツハイマー病の終末期の患者に、経管栄養を希望する家族もいます」
顕二「家族からの要望は、病気によっても違います。がんだと、結局亡くなるのだから延命処置は意味がないと、家族は思っています。問題はがん以外の病気です。がん以外の病気で亡くなることに納得できない家族が多く、延命処置を望む人は多いですね」
――2007年にスウェーデンに終末期医療の視察に行かれて、先生方の意識も変わられたのですね。何が一番印象的でしたか。
礼子「スウェーデンが初めての海外視察だったのですが、食べなくなった高齢者に点滴も経管栄養もしないで、食べるだけ、飲めるだけで看取(みと)るということが衝撃的でしたね。脱水、低栄養になっても患者は苦しまない。かえって楽に死ねるとわかり、夫と私の常識はひっくり返ったのです。そして施設入所者は、住んでいるところで看取られるということも、日本の常識とは違うので驚きました。視察先の医師も、自分の父親が肺がんで亡くなった時に、亡くなる数日前まで普通に話をしていて、食べるだけ、飲めるだけで穏やかに逝ったと言っていました」
顕二「日本では、高齢で飲み込む力が衰えた人は、口内の細菌や食べ物が肺に入って起きる『誤嚥ごえん性肺炎』を繰り返して亡くなることが多いです。誤嚥(ごえん)性肺炎の論文もほとんど日本人の研究者が書いているのです。当時も今も誤嚥性肺炎対策が高齢者医療の重要なテーマです。この誤嚥性肺炎について、スウェーデンで尋ねたら、『何それ?』ときょとんとされたのが衝撃でした。スウェーデンでは、誤嚥性肺炎を繰り返すような悪い状態になる前に亡くなっているので、あまり問題にならないのです。延命処置で病気を作って、かえって患者を苦しめている日本の現状を強く認識しました」
――日本の終末期医療とは全く違うと感じたのですね。
礼子「180度違いました。日本は終末期の高齢者であっても、医療の内容を変えることはありません。一方スウェーデンでは、緩和医療に徹しています」
顕二「肺炎でも点滴も注射もしない。それは日本とは全く違うので驚きでした。スウェーデンは、当初、認知症治療がどうなっているのかを見るのが目的だったのです。しかし、終末期医療の違いにびっくりして、次のオーストラリア視察は、終末期医療の視察に目的が変わりました」
礼子「オーストラリアに行った理由は、緩和医療に熱心に取り組んでいる国と聞いたからです。しかし正直なところ、スウェーデンがあまりにも日本と違うことをしているので、スウェーデンだけが特殊な国ではないかと思い、他の国の実態を確かめに行ったのです。そうしたら、日本のほうが特殊な国だった。ただ、よく考えてみると、日本も昔はスウェーデンと同じで、食べられなくなった高齢者はリンゴの搾り汁を口に含む程度で、家で穏やかに亡くなっていました。昔の日本の終末期医療は、今のスウェーデンやオーストラリアと同じであったことに気がつきました」
顕二「スウェーデンに行った時、研修医の時にお世話になった、ベテランの副院長のことを思い出しました。僕ら研修医はがんがん延命処置をするわけですが、副院長は当時の僕から見たらのらりくらりで何もしない。しかし、僕ら研修医が手を尽くした患者さんが亡くなった時、その患者さんの状況はというと悲惨なのです。血が飛び散って、点滴によるむくみもひどい。だから、看護師が家族をいったん外に出し、患者さんの体をきれいにしてから対面させたものです。一方、副院長が看取った患者さんは皆きれいで穏やかでした。当時の副院長の思いが、今になってわかりました」
礼子「帰国後に、以前勤めていた病院で報告会をしたんです。その病院は、99歳でも胃ろうを作るし、終末期であっても人工呼吸器をつけたり血液透析をしたりする、スウェーデンとは正反対の病院でした。点滴や気管に入っている管を抜かないように、体がベッドに縛り付けられる患者さんの姿に、『年を取るのが恐ろしい』、『このようなことが許されるのか。医療が高齢者を食い物にしている』と怒っていた看護師もいました。そのためか、私の報告に対して、現場の看護師から称賛の声が上がりました。『私も年を取った時に、こういう亡くなり方をしたい』と。海外視察で、日本の高齢者の終末期の悲惨さは許されないことであることに気づき、この現状を変えるために何かしようと思い始めたのです」
1055
:
名無しさん
:2015/06/07(日) 17:20:39
>>1054
――スウェーデン、オーストラリア、オーストリア、オランダ、スペイン、アメリカと6か国の終末期医療を視察し、その様子が本の中で詳しく紹介されています。無意味な延命治療をしないというプラス面も書かれていますが、必要な治療が受けられないなどの、マイナス面も書かれています。
礼子「医療は過少でも過剰でもないことが理想ですが、その国の医療制度が反映されるので、その実現はなかなか難しいです。良いことばかりではないです。日本ならば助かる肺炎の患者さんも、この国では亡くなるだろうと思いました。そのため、諸外国のまねをするのではなく、日本の終末期医療のあり方を模索することが大事だと思います。
顕二「海外の医療状況を紹介している本を読んでみても、いいことしか書かれていない。リハビリが素晴らしい、とか。でも日本のリハビリだって素晴らしいし、決して欧米にひけを取らない。そもそも根本から、終末期医療の考え方が違うということをこの本で伝えたかったんです」
「延命処置をしないというと勘違いされるのですが、何もしないわけじゃない。延命処置はしなくても、緩和医療には手を尽くす。延命処置をする時間があったら、緩和医療に時間や人を割こうというのが、海外視察を通じて学んだことです」
――海外に比べ、日本は終末期の緩和医療はおろそかにされていますか?
顕二「海外では、がん以外の患者にもモルヒネを使い、痛みや苦しさを緩和することを重視していますが、日本ではあまり使いません。また、日本では延命処置をしないことが緩和医療につながると理解している医療者は少ないです。点滴の針を刺したり、尿道にカテーテルを入れて、つらい思いをさせます。水分も過剰に投与するので、痰(たん)が多く、痰を吸引する苦しみを与えています。ストレスから消化管出血もよく起こします。誤嚥性肺炎を繰り返し、発熱や呼吸困難が起きます。問題は濃厚な延命処置を行って、患者を苦しめていることに気がついていない、あるいは気がついても目をつぶっていることと思います。その視点に立つと、日本では緩和医療がおろそかにされていると思います」
【略歴】
◆宮本顕二(みやもと・けんじ)
北海道中央労災病院長、北海道大名誉教授。1976年、北海道大卒。日本呼吸ケア・リハビリテーション学会理事長。専門は、呼吸器内科、リハビリテーション科。「高齢者の終末期医療を考える会」事務局。
◆宮本礼子(みやもと・れいこ)
桜台明日佳病院認知症総合支援センター長。1979年、旭川医大卒。2012年に「高齢者の終末期医療を考える会」を札幌で立ち上げ、代表として活動。
1056
:
名無しさん
:2015/06/07(日) 17:22:18
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=119446
宮本顕二・礼子夫妻(2)なぜ、自然死ができないのか
――お二人は、2012年に「高齢者の終末期医療を考える会」を、札幌で立ち上げました。どのような会なのですか?
宮本礼子「高齢者が穏やかな最期を迎えられるために、医療・介護関係者向けの講演会と市民公開講座をそれぞれ年1回開催しています。『平穏死のすすめ』を書かれた石飛幸三先生にも講演していただきました。来年は『大往生したけりゃ医療とかかわるな』を書かれた中村仁一先生にビデオ講演をお願いしています。お二人とも、終末期の高齢者には無駄な延命処置をするべきではないと考えている医師です。毎回400人近くの参加があり、関心の高さを感じます」
――一方、本の中で、「終末期医療の問題に、大半の医師は積極的にかかわろうとしない。むしろ解決を妨げている」と厳しく指摘もされています。
礼子「例えば、私が今までに勤めた病院では、高齢者の終末期医療について『これでいいのか』と問題提起をした医師は誰もいませんでした。ブログのコメントには、問題意識のある先生が『これでいいと思っている医師は一人もいません』と書いていますが、現状を変えようとして行動を起こす医師はなかなかいません。私は、北海道にそうした会がなかったので、自分で作りました」
――医師は疲れているのでしょうか。
礼子「自分一人の力では変えられないと思っているのではないでしょうか。延命に対する国民の意識の問題、医療制度・診療報酬の問題、看取みとってくれる自宅や施設の受け皿の問題など、問題がたくさんあり過ぎて、どうしようもないと思っているのではないでしょうか」
宮本顕二「家族との対応ひとつにしてもそうです。たとえば、今の状況で、自分の考えに従って自然な看取りを実践しようとしても、患者の家族に一人でも反対者がいれば、後で訴訟に巻き込まれる可能性があります。それを防ごうとしたら、ものすごく手間と時間をかける必要があります。家族に説明する時間も10分や20分で済むはずがありません。しかも繰り返す必要があります。多忙な医療現場でそんな余裕はないでしょう」
礼子「病院経営の問題もあります。今や、療養病床の半分以上、多分7、8割は、経管栄養や中心静脈栄養で延命されている人たちです。そのため、点滴や経管栄養を行わなかったり、中止したりすると、患者さんは2週間ほどで亡くなるので、病床が空き、病院経営が苦しくなります。しかし、2030年には死亡者が今より40万人増加し、看取り先の確保が困難になると言われているので、延命しないことがベッド不足を解決するカギになります」
――診療報酬上の対策は講じられているのでしょうか。
顕二「胃ろうについては動き出しました。昨年から胃ろうを作る時の診療報酬が減額になりました。また、胃ろうを年間50件以上作っている施設では、作る前にのみ込む機能の検査をしないと診療報酬がさらに減額になりました。しかし、胃ろうを作ったからと言って、胃ろうの患者を診ている病院の診療報酬が上がるわけではありません」
――先生方は医師ですが、病院経営側から、終末期の医療に口を出されることがありますか?
礼子「直接はありません。しかし療養病床は、中心静脈栄養や24時間の持続点滴を行ったり、人工呼吸器をつけたりすると診療報酬が高くなります。そうすると、点滴も何もしないで看取る患者は診療報酬が低いので、経営的には不利になります。そのため、診療報酬が低い人は何名までに抑えてください、と言われます。診療報酬が低い人は、入院できないことが多いです。」
――そうなると、声を上げても無駄だとあきらめてしまう医師が多いのもわかりますね。
礼子「そうですね。一番の問題は、点滴も経管栄養も行わずに死んでいける場所がないということです。自宅でも看取ってくれる医師が少ないし、家族も介護しきれない。施設はどうかというと、92歳の夫の母が有料老人ホームに入っていますが、少量しか食べなくなってきています。家族は、できればそこで看取ってほしいと思っていますが、訪問診療をしている先生は、いざとなったら病院に行ってほしいと言っています」
顕二「僕も、母はもう年だからここで看取ってほしいと言っています。でも、訪問診療の医師からは、心筋梗塞や肺炎などを疑ったら、救急車を呼ぶとはっきり言われています。結局は静かな看取りの場がないのです」
1057
:
名無しさん
:2015/06/07(日) 17:22:33
>>1056
――進行性の難病患者の例も本の中で挙げられています。1人目は、意思疎通ができなくなったら人工呼吸器を外してほしいと病院に要望し、倫理委員会でもその要望を尊重することにしたのに、院長の判断で受け入れなかった例です。2人目は、ALSの患者ご本人が、「自力で呼吸ができなくなったり、食べられなくなったら人工呼吸器や胃ろうは使わないと宣言している」とコメントされた例。3人目は、ALSの患者さんと病院実習で交流した経験から、「生きなくてもいい権利」を訴えた救急救命士のコメントです。終末期の高齢者の差しひかえとは違う議論になると思うのですが、いかがですか。
礼子「意思表示ができる時は、本人の意思を尊重することが基本です。本人の意思が無視されるのは問題です。人工呼吸器も、経管栄養も、本人の意思が尊重されるべきだと思います。本人の意思であれば、選択した内容に私は何の意見もありません」
顕二「こうした終末期医療の記事を書くと、ALSや筋ジストロフィーの人のことが必ず出てきます。でも、彼らは意思表示がしっかりできる。自分で判断でき、自分で選択できるんです。その選択を認めないという、そちらの方が問題だと言っているんです。終末期の高齢者とは、そういう意味で違うんです」
――ただ、高齢者の場合は、人工呼吸器や経管栄養などの延命処置はしない方がいいと主張していらっしゃる。
礼子「そう思います。その方が穏やかな最期を迎えられますので」
――そもそも医学的にプラスにはならない終末期の高齢者の延命処置と、進行性の難病の患者の延命処置は、違う意味合いがあると思います。個人的には、意思表示ができるかどうかで、延命するかどうかの線引きをすることにも、迷いを感じます。
顕二「別問題です。それを一緒にして議論すると、平行線になって意味はありません」
礼子「進行性の難病患者は意思表示できる人ですから。意思表示できなくなったら、こうしてほしいというのを残しておけばいい」
――高齢者についても事前の意思表示は必要と訴えていらっしゃいますね。
礼子「終末期の延命問題を扱うと、色々な意見が出てきます。延命は正しい、正しくない、という問題ではないので、公平性を期すためには、本人の事前指示に従うのが一番よいと思います。現状では家族が延命するかどうかを決めています。しかし、それを何とかしなくてはいけないと思っています」
――欧米ですと、そもそも医学的適応のないことは、患者の意思にかかわらず、最初から医師の判断でやらないと書かれていますね。
顕二「そうです。しかし日本の場合は、その病院に人工呼吸器などの装置があればやらざるを得ない」
礼子「本人や家族からどうしてもやってほしいと言われれば、できる施設を探して紹介するようにしないと、私たち医師の責任が問われます」
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