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人口問題・少子化・家族の経済学

1027荷主研究者:2015/05/06(水) 13:30:58

http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20150415/CK2015041502000164.html
2015年4月15日 東京新聞
県都の行方 水戸市長選<上>人口減少 衰退防ぐ知恵は

水戸駅前の市街地。一部は空き地になっている=水戸市で

 「七人とはいえ、大失態と考えている」。二月、高橋靖水戸市長は定例会見で痛恨の思いを口にした。市の人口動態調査によると、二〇一四年の一年間で市の人口は七人減った。〇五年に旧内原町と合併し、現在の市域になってから初の減少。「この一年、人口減少都市だと言わざるを得ない」

 水戸市の人口は約二十七万一千人。ここ数年は年間に数百〜千人以上増えていたが、今後緩やかに減少すると推計され、今はその分岐点だ。一方、水戸市に次いで市町村別人口が県内二位のつくば市(約二十二万人)は、年間約三千人のペースで増え続けており、減少に転じるのは約二十五年後と見込まれる。

 この関係は今年の県内公示地価にも見て取れる。商業地の二番手は、前年比1・6%の上昇だったつくば市中心部。首位は水戸駅前が二十一年連続で守ったが、同4・9%の下落となった。駅付近では六年前に撤退、その後解体された商業施設の跡地が埋まらず、ビルの間にぽっかりと穴があいている。

 本年度は高橋市長自身が「万里の長城」と呼ぶ、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)が県内で全線開通する見通し。つくば市など県南西部を通る圏央道の壁に阻まれ、ヒト、モノ、カネが、水戸から遠ざかる状況に拍車が掛かりそうだ。

 危機感を募らせる市は昨年、商業、工業の両面で企業誘致策を強化。条件によって最大で、土地建物の整備に二億五千万円の補助、テナント賃料の月額十五万円補助などを行う仕組みだ。市商工課は「水戸の知名度は非常に高い。茨城港に近く高速道路も通っている」と訴え、文化や歴史の蓄積もアピールするが、いまだに成約ゼロの厳しい状況が続いている。

 水戸市は県庁や国の出先機関がそろい、サービス業など第三次産業が盛ん。年間商品販売額(一・五兆円)は県内の22%を占める。人口減少が進む県北地域にとっては数少ない雇用の受け皿でもある。それだけに市の停滞は県北の活気をそぎ、県全体のバランスに影響を及ぼす。「長城」をものともしない知恵が求められている。

   ×     ×

 市町村の首長や議員を選ぶ統一地方選の後半戦(二十六日投開票)では、県都水戸市の市長選も行われる。十九日の告示を前に、市の課題を三回に分けて見つめる。市長選にはいずれも無所属で、再選を目指す現職高橋靖氏(49)=自民、民主、公明推薦=と、元県議の新人大内久美子氏(65)=共産推薦=が立候補を表明している。 

  (妹尾聡太)


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