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人口問題・少子化・家族の経済学

1030チバQ:2015/05/07(木) 21:24:55
http://mainichi.jp/shimen/news/20150502ddm003040117000c.html
一極社会:第2部・東京で生きる/1 晩産化進む東京 広がる卵子凍結 仕事優先、苦悩する女性
毎日新聞 2015年05月02日 東京朝刊
 人口減少が続く日本で、地方から人々を吸い寄せて一極集中が進む東京。ところが、1人の女性が一生に産む子どもの数を示す合計特殊出生率は全国最低の1・13にとどまり、少子化の要因の一つと指摘されている。巨大化の陰で見え始めた、結婚や出産、仕事を取り巻くひずみ。なぜ若い世代が結婚や出産をためらうのか。「一極社会」第2部では、東京で若い世代が直面する暮らしにくさや産みにくさを探り、少子化を考える。【一極社会取材班】

 ◇「将来、後悔するより…」

 東京・銀座の喫茶店。都内在住の服部京子さん(仮名)は約束の時間ぴったりに現れた。30代後半。目を引くおしゃれなファッション。結婚経験はあるが、今は独身だ。「子どもがすごくほしい。年を取って後悔するより、今できることをやろうと……」。社会的卵子凍結を決断したわけを打ち明けた。

 結婚したのは30歳。「仕事は急に辞められないし、子どもはまだいらない」と、医療関係の仕事のキャリアを積むことを優先した。夫は子どもをほしがったが当時は「うざいと感じていた」。その後、離婚。医療施設を自ら設立した。「常に売り上げが気になり、結婚を考えるゆとりはなかった」

 だが「40歳」が近付くにつれ、「このままではまずいと思うようになった」。昨春、友人の産婦人科医から凍結保存を勧められたことがきっかけになり、昨年末から今年1月にかけて計約10個、採卵した。費用は計100万円。「カバンや車を買うんだったら、こっち(卵子凍結)に使う方がいいかなと」。同世代の友人2人も卵子凍結をしている。


 「もちろん、私も『卵子の老化』ということは知っていたけど、仕事が忙しくて自分を顧みることもなかった。だから(卵子凍結を)やってよかったと思います」

 「凍結卵子は体力のある43か44歳までに使えたらなあ」と服部さん。しかし出産できなかった時はどう感じるのか。「お金もかかったし、採卵にも苦労した。ショックは大きいでしょうね……」

 厚生労働省の人口動態調査によると、第1子を出産する女性の平均年齢は年々上がり、2013年は全国で30・4歳だった。中でも東京都は32・0歳で最も高い。妊娠適齢期は一般的に25〜35歳前後とされており、初産年齢が高まるほど女性1人の出生数は減少することが推測される。

 都内で約100人分の卵子凍結に関わった男性医師は、希望する女性について「会社員、弁護士、政府系機関職員など職業はさまざま。バリバリ働くが、将来の不安を抱える30代が中心だった」と明かす。「晩婚化」「晩産化」が顕著な東京で、少しずつ広がる社会的な卵子凍結。産みたいのに産めない、働く女性たちの苦悩が透けて見える。

 そんな中、少子化対策の一環として卵子凍結の補助事業に乗り出す自治体が話題になった。

 人口約16万4000人の千葉県浦安市。アクセスのよい都内の学校や企業に通う「千葉都民」が多い。浦安市は市内の順天堂大浦安病院とともに、社会的理由で卵子を凍結保存する女性について、個人負担額を公的保険並みの3割に、がんなど医学的理由の女性については1割に軽減する事業を始めた。

 松崎秀樹市長は「卵子凍結保存は、女性の『社会的不妊』を救うための緊急避難対策だ」と語る。同市の合計特殊出生率(13年)は1・11で、千葉県平均の1・33を大きく割り込む。「『高齢出産を助長する』との批判があるようだが、産みたいと思う女性をもっと支援すべきではないか」。凍結保存への助成は、人口減少を見据えた首都圏自治体の危機感の表れとも言える。


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