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人口問題・少子化・家族の経済学

1029チバQ:2015/05/07(木) 21:23:34

 結婚したいのに、経済的な理由で踏み込めない若者も多い。都心のNPO法人で働く川上誠さん(33)=仮名=は、西東京市の実家で両親と暮らす。月の手取りは20万円ほど。片道1時間の通勤を考え、勤務先近くでの1人暮らしも考えた。だが、家賃が高くて借りられない。身長も高く優しい印象を受けるが、恋愛に踏み出そうとはしない。まして結婚となると……。「経済的に女性を養っていく自信がないんです」

 しかし、実家で暮らす川上さんはまだ恵まれている方かもしれない。非正規雇用の若者たちはさらに厳しい状況だと訴えるのは、労働組合「首都圏青年ユニオン」委員長の神部紅(じんぶあかい)さん(33)だ。何も知らず入りやすいブラック企業で働く若者は多い。神部さんは「ブラック企業では、低賃金や長時間労働を強いられ、生きるのに精いっぱい。かといって他の働き口を探すのは容易ではない。結婚どころではない」と指摘する。

 ◇幸せ求め、地方へ婚活

 何事にもカネがかかる東京に見切りを付け、地方での婚活に乗り出す女性たちの思いは明快だ。

 4月に長野県内で開催された「農業婚活バスツアー」に参加した東京都杉並区の会社員(32)は「物価が高い東京では、いくら働いても、その分使って何も残らない。子育てを考えると、地方の方が地域で子どもを育てる雰囲気があると思う」と話す。川崎市のシステムエンジニア(37)は「稼げなくなっても、農業なら食べていける。結婚したら田舎に住みたい」と割り切る。

 このツアーには、首都圏在住の20〜40代の女性14人が参加し、地元農家の男性15人と農業を学びながら懇談した。3組のカップルが誕生した。主催したNPO法人「ライフプランニング」などによると、この種のツアーは希望者がすぐに集まり、人気が高いという。

 東京の住みにくさの一つでもある物価の高さ。総務省の小売物価統計調査によると、東京の消費者物価地域差指数(13年)は全国平均の100を上回る105・2に上り、とりわけ、家賃(指数132・8)が高い。給料が低い若者にとって結婚、出産、子育てを見据えると、地方に目を向けるのも、うなずける。

     ◇

 仕事も多く、若者たちが憧れる東京。華やかで便利な半面、若い世代の多くが「お金」に不安を抱いていることが最近の電通総研の調査で明らかになった。恋愛や結婚をためらう若者たちの心に潜む経済的な不安。そのひずみを取り除く手立てが、少子化対策の一歩になるのかもしれない。【一極社会取材班】


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