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国際政治・世界事情

1とはずがたり:2005/05/23(月) 02:47:11
世界情勢・世界史ネタなど
軍事問題は安全保障論http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1043205301/l10を国際経済問題は国際経済学http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1060165061/l10を参照の事

5693チバQ:2013/01/24(木) 23:51:01

http://mainichi.jp/select/news/20130124ddm007030164000c.html
長い戦争:テロ新前線/下 カダフィ大佐の予言
毎日新聞 2013年01月24日 東京朝刊

 ◇脅威、北アフリカに
 「我々はリビアの革命で利益を得た。同志たちに告ぐ。当局に武器を返すな」。リビアの最高指導者カダフィ大佐の死亡確認から約3週間後の11年11月9日。メディアを通じリビアから流出した武器の入手を認めた男がいた。今回のアルジェリアの天然ガス関連施設人質事件で犯行声明を出した「イスラム聖戦士血盟団」指導者モフタール・ベルモフタール司令官だった。

 人質事件でアルジェリア当局が回収したロケット弾と自動小銃はカダフィ政権の武器庫から流出し、ミサイルは反カダフィ派が使用していたものと類似していたと米紙が報道した。カダフィ大佐は生前、自身の政権が崩壊すれば「(国際テロ組織アルカイダ指導者の)ビンラディンが北アフリカによみがえる」と「予言」していた。

 オバマ政権は11年2月に始まったリビア内戦で、イスラム過激派の手に武器が渡る事態を懸念し、反カダフィ派への武器供与を見送った。冷戦時代にアフガニスタンの反ソ勢力に提供した武器が、結果的にイスラム過激派の台頭につながった苦い経験があるからだ。

 一方、事実上の同盟国カタールによる反カダフィ派への武器提供は黙認した。だが、提供されたロシア製やフランス製の武器の一部はベルモフタール司令官らの手に渡り、オバマ政権も事実を把握していると米紙が伝えた。

 01年の米同時多発テロ後に始まったアフガニスタン戦争は、ベトナム戦争を超える米国史上最長の戦争となり、イラク戦争の死者と合わせた「対テロ戦争」の米国人死者は6500人に迫る。「アフガン後」の対テロ戦争で、大規模軍事介入に慎重になり、後景へと退く理由がここにある。

 カダフィ政権崩壊劇では英仏軍の後方支援に回り、カタール政府に反カダフィ派への武器供与を任せた。今度はベルモフタール司令官が拠点を構えるマリ北部への軍事攻撃で、再び他国部隊の裏方に徹する構えだ。

 パネッタ国防長官は昨年11月20日、ワシントン市内での講演で「世界の他の部位にがんが転移した」と述べ、イスラム過激派のテロの脅威がアフガニスタン、パキスタンから北アフリカへ移動しているとの認識を示した。

 米国は90年代初頭にソマリア派兵で失敗した経験もあり、オバマ政権にアフリカへの大規模軍事介入の意思はなく、アフリカ各国軍を訓練する米特殊部隊の増強を急いでいる。国防総省は現在の6万4000人を17年までに7万2000人に増やす方針だ。

 だが、アフリカは政情不安の国が多く、国境管理も緩い。武器供給や特殊部隊による現地軍の訓練には不安も付きまとう。昨年3月にマリで発生したクーデターの首謀者は、米特殊部隊の訓練を受けた経験があるマリ国軍の大尉だった。

 米国から欧州へと対テロ戦争の主導権が渡り、舞台もアフガンから北アフリカへと移った。しかし、米国内では警鐘も鳴る。人質事件では米国人3人の死亡が確認された。「米国の姿を消すことはできても、そうした政策は米国の国益に反する可能性がある」(米紙ニューヨーク・タイムズ)。米国のリーダーシップが問われている。【ワシントン白戸圭一、カイロ秋山信一】

5694チバQ:2013/01/26(土) 01:10:05
http://www.asahi.com/international/update/0125/TKY201301250494.html
2013年1月25日23時55分
王政支持派が大多数か ヨルダン下院選暫定結果
 【エルサレム=山尾有紀恵】ヨルダンの選挙管理委員会は24日夜、選挙法改正後初の下院選の暫定結果を公表した。当選者の多くは無所属として立候補しており、党派別内訳は明らかではないが、ロイター通信によると、王制を支持する部族出身者が大部分を占めたという。

 ヨルダンでは「アラブの春」以降、政府の腐敗や縁故主義、経済政策を批判するデモが散発的に起きており、国王は昨年、議会の権限強化を主眼とする選挙法改正を行った。新議会はこれまで国王の専権事項だった首相の任命にかかわるが、実態はあまり変わらなそうだ。

 選挙をボイコットしたイスラム組織ムスリム同胞団は「意味がない」として、さらなる法改正を求めるデモを呼びかけている。

5695チバQ:2013/01/26(土) 01:28:45
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130126/mds13012600340000-n1.htm
イスラエル連立交渉本格化 与党連合 過半数を死守
2013.1.26 00:33

23日、イスラエル中部テルアビブの与党統一会派本部で支持者らに手を振るネタニヤフ首相(中央)=ロイター
 【カイロ=大内清】イスラエルからの報道によると、同国選管当局が24日発表した国会(定数120)議員選挙の最終結果で、31議席を獲得したネタニヤフ首相率いる右派リクードと極右「わが家イスラエル」の統一会派の勝利が確定し、ネタニヤフ氏は同日、他党との連立協議を本格化させた。右派・宗教勢力中心だった連立を組み替え、第二党に躍進した中道の新党「イェシュアティド(未来がある)」を政権入りさせるかが焦点となる。

 軍兵士らの票が加算された結果、極右「ユダヤの家」が最終的に1議席増やして12議席を獲得、右派・宗教勢力が61議席でかろうじて過半数を維持した。投票率は67・8%で前回選挙(2009年)の65・2%をわずかに上回った。

 現地紙イディオト・アハロノト(電子版)によると、ネタニヤフ氏は24日、イェシュアティドのラピド党首と会談し外相か財務相のポストを提示。今後も協議を継続するとしているが、一応は和平推進派であるイェシュアティドとの隔たりは大きく、連立交渉は難航しそうだ。また、パレスチナとの「2国家共存」に否定的なユダヤの家などの政権入りも取り沙汰されている。

http://www.asahi.com/international/update/0125/TKY201301250222.html
イスラエル総選挙、右派が過半数 首相は連立工作を加速
 【エルサレム=山尾有紀恵】イスラエルの選挙管理委員会は24日、一院制国会(定数120、任期4年)の総選挙の最終結果を確定した。開票率99%の段階で11議席だった極右「ユダヤの家」が12議席になり、右派と中道・左派のバランスは61対59になった。議席獲得が危ぶまれた前回第1党の中道カディマは、辛くも2議席を確保した。

 それ以外の獲得議席は、リクード(右派)とイスラエル我が家(極右)の統一会派31▽イエシュ・アティド(中道)19▽労働党(中道左派)15▽シャス(宗教右派)11▽ユダヤ教統一律法党(宗教右派)7▽ハトヌア(中道)6▽メレツ(左派)6▽アラブ系11。

 イスラエル放送によると、リクードを率いるネタニヤフ首相は24日、第2党イエシュ・アティドのラピッド党首と2時間以上会談した。同党は閣僚の削減、和平交渉の再開などを連立参加の条件としており、交渉の行方は不透明だ。ネタニヤフ氏は、ユダヤの家のベネット氏や労働党のヤヒモビッチ氏ら各党首とも相次いで電話会談し、連立工作を加速させた。労働党とメレツは、連立不参加の意向を示している。

5696チバQ:2013/01/26(土) 16:02:34
http://www.cnn.co.jp/world/35027418.html
マリ軍が住民処刑か、武装勢力と関係疑い虐待 特定部族の殺害も
2013.01.26 Sat posted at 15:49 JST

マリ軍が住民処刑か、武装勢力と関係疑い虐待もマリ・バマコ(CNN) アフリカ西部のマリ紛争で人権擁護団体の国際人権連盟は26日までに、イスラム武装勢力の掃討に当たるマリ軍が武装組織とのつながりが疑われるなどの住民を虐待し、恣意的に処刑していることを確認したと報告した。

マリ軍は過去2週間、旧宗主国フランスの軍事介入や西アフリカ諸国の派兵を受け、攻勢に転じている。北部を制圧した武装勢力は首都バマコなどへ南進の構えを見せていたが、最近の戦闘では拠点を失い、退却が相次いだ。

フランスに本部がある国際人権連盟によると、マリ軍は交戦が起きた北部と南部の間の地域で多数の処刑を実施。現場は、セバレやモプティ、ニオノ各町などとなっている。処刑されたのはイスラム過激派との関係が疑われる者や武器を保有していた住民。軍の哨戒任務で身元証明出来なかった者や特定の部族の住民らも対象になったという。

連盟は、セバレではバス停留所や病院近くにあった軍キャンプ地で少なくとも11人が処刑されたと指摘。別の20人近くも犠牲者となり、事後に急いで埋められたとの信頼すべき情報もあるという。

ニオノ地方では、トゥアレグ族の2人が殺害されたほか、マリ中央部でも処刑があり、政府軍兵士が同族の民家を略奪したとの情報もある。

マリ軍の報道担当者は、国際人権連盟の主張についてコメントを拒否している。連盟は独立した調査委員会の迅速な設置や虐待行為の実態調査、当事者の処罰などを要求した。

5697チバQ:2013/01/26(土) 23:06:08
http://www.asahi.com/international/update/0126/TKY201301260038.html
2013年1月26日19時51分

革命2年、エジプトで大規模デモ 全土で10人死亡


「エジプト革命2周年」の集会では、ムルシ現政権に対する批判の声が上がった=25日夜、カイロ・タハリール広場、関根和弘撮影


エジプトの地図

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 【カイロ=関根和弘、石合力】エジプトでムバラク政権を倒した大規模デモの開始から2年となる25日、首都カイロなどで集会が開かれた。イスラム組織に支えられたムルシ政権に対し、権力の独占だとして反発するグループが各地で治安部隊と衝突し、計10人が死亡した。「エジプト革命」後、社会の分裂の深刻さをあらためて浮き彫りにした。

 カイロでは、2年前に多くの人々が泊まり込みでデモを続けた中心部タハリール広場に数万人が集まった。革命を主導した青年グループらに代わって、穏健派イスラム組織ムスリム同胞団がその組織力を発揮して権力を握るなか、「革命を盗むな」などとムルシ政権への不満を訴える声が目立つ。

 広場近くの内務省前では、反ムルシ政権派のグループが投石を繰り返したため、治安部隊が催涙弾を発射。大統領府前でもデモ隊に催涙弾が撃ち込まれ、混乱が広がった。デモは25日中にほぼ終わり、26日のタハリール広場、カイロ市内は平静を取り戻している。

5698チバQ:2013/01/26(土) 23:06:40
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201301250108.html
2013年1月25日18時3分
焦点:政治分裂に経済危機、エジプト革命2年も祝賀ムードなく
1月24日、エジプトでは独裁支配を続けたムバラク前大統領に対する抗議デモの発生から25日で2年を迎える。タハリール広場で撮影(2013年 ロイター/Mohamed Abd El Ghany)

 [カイロ 24日 ロイター] エジプトでは、独裁支配を続けたムバラク前大統領に対する抗議デモの発生から25日で2年を迎える。しかし同国は現在経済危機に直面し、政治は分裂状態に陥っている。前大統領は退陣したが、25日にはさらなる抗議デモが予定されている。自由選挙で選ばれたモルシ大統領に対するデモだ。

 モルシ大統領の反対勢力は、大統領と大統領の出身母体のイスラム組織「ムスリム同胞団」が、2年前の革命で掲げられた目的に背いたと批判、革命の中心地となったカイロのタハリール広場で25日に抗議デモを計画している。

 2年前にソーシャルメディアを活用してデモを計画した「4月6日運動」のアハマド・マーヘル氏は、「(1月25日を)祝うべき日とはみていない。この日は同胞団に対し、他の勢力が存在するということを示す新たな革命の波を起こす日になる」と述べた。

 同胞団側は25日にタハリール広場に支持者を向かわせない方針を示している。議会選挙が控えていることもあり、同胞団は25日に合わせ、貧困層の国民を支援する活動を予定。学校の改修工事、植樹、医薬品の提供、チャリティー・マーケットの開催を行うという。

 チュニジアのベンアリ政権に対する抗議デモに触発され始まったエジプトの革命は、リビアやシリアの反政府デモの発生にも影響を与えた。同胞団はエジプトでは長年非合法となっていたが、革命を経て政権を掌握した。

 革命から2年が経過したものの、エジプトは新大統領の選出時から続いている政治的混乱が引き起こした深刻な経済危機に直面している。ムバラク政権の崩壊という、エジプト国民を統一した目的意識は、現在では衝突に取って代わってしまった。世俗派やリベラル派は同胞団が国を支配しようとしていると批判。一方イスラム勢力は、反対勢力が民主主義を尊重していないと反論している。

 欧州外交評議会(ECFR)のイライジャ・ザルワン氏は「大規模なデモが多く発生し、市民の暴動も起こると予想する」とし、「(革命から)2年が経過した現在、エジプトには幻滅した雰囲気が漂っている」と述べた。

 <革命に「値しない」憲法>

 国民投票で承認された新憲法だが、25日に抗議デモを計画している左派やリベラル政党にとっては大きな不満の一つになっている。「4月6日運動」のマーヘル氏は「この憲法は革命を起こすに値しないものだ」と非難した。

 反対派は、新憲法が人権保護の面で不十分な内容であるほか、大統領に多くの特権を与えているなどと批判している。

 一方、大統領の支持者は批判内容が公平さを欠いていると指摘。情勢安定を図るために迅速な新憲法の制定は不可欠だったとし、反対勢力は抗議活動を続けることで状況を悪化させていると強調した。

 モルシ政権にとって、政治の分裂は経済問題への対処をより困難にさせている。大統領は昨年末、国際通貨基金(IMF)との間で成立した融資の原則合意を実施するための政策実行を延期した。

 同胞団は、2年前の革命の目的の多くが現在も達成されていないことを認識した上で、新憲法の制定や初の民間出身の大統領の選出など、これまでに大きな達成はなされてきたとみている。

 同胞団系の「自由公正党」 のスポークスマンは、国民には「日々の生活の生計を立てるということが重要で、彼らはエジプトの革命によってもたらされた変化を感じたいと考えている」とコメント。野党は要求内容を政策に表すことが必要だと述べた。

 (原文執筆:Tom Perry記者、翻訳:本田ももこ、編集:野村宏之)

5699チバQ:2013/01/26(土) 23:10:07
http://mainichi.jp/select/news/20130127k0000m030029000c.html
ロシア:グルジアとの関係修復へ 首脳、要人接触相次ぐ
毎日新聞 2013年01月26日 19時05分

 【モスクワ大前仁】08年に軍事衝突したロシアとグルジアの首脳や要人が今月下旬に相次いで接触しており、両国は関係修復に乗り出している。グルジアで昨秋に就任したイワニシビリ首相が歩み寄りを主導する一方で、ロシア政府も同国でサーカシビリ大統領の影響力が排除される動きを歓迎している。

 ロシアのプーチン大統領は23日にモスクワ近郊で、グルジア正教会の最高指導者イリヤ2世(総主教)と会談した。イリヤ2世はイワニシビリ首相のメッセージを伝え、この中で、イワニシビリ首相は関係改善に臨む姿勢を鮮明にした。

 スイスで開かれている世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)に出席したイワニシビリ首相は24日、「ロシアとの関係を復興するために最善を尽くす」と言明。首相は23日にメドベージェフ露首相と接触しており、将来的な首脳間の協議に意欲を示す。

 ロシアは以前から親欧米路線を敷くサーカシビリ政権と対立してきた。両国は08年に軍事衝突をきっかけに国交を断絶したが、昨年12月に2国間協議を再開。近く2回目の協議を開く。ロシアは関係改善策の一環として、禁輸としているグルジア産ワインや飲料水の解禁を検討中。2月初旬にグルジアと専門家協議を予定するなど、政府間の接触も活発になってきた。

 グルジアでは昨年10月の議会選で、イワニシビリ氏が率いる野党連合が勝利したことを受け、サーカシビリ大統領の求心力が急落。首都トビリシでは今月20日、大統領に退陣を求める集会が開かれた。新政府も昨秋以来、サーカシビリ派高官を人権弾圧の疑いで相次いで逮捕し、大統領への圧力を強めている。

5700チバQ:2013/01/26(土) 23:10:57
http://mainichi.jp/select/news/20130126k0000e030229000c.html
マリ中部ルポ:「過激派は町ごと人質にした」
毎日新聞 2013年01月26日 11時43分(最終更新 01月26日 12時52分)


仏軍の空爆で破壊され、黒こげになったイスラム過激派のピックアップトラック。荷台には焼けただれた銃が載せられていた=マリ中部ディアバルで2013年1月25日、服部正法撮影
拡大写真
マリ中部ディアバルとイスラム過激派支配地域周辺の地図
拡大写真 【ディアバル(マリ中部)服部正法】黒こげのピックアップトラック、崩れ落ちたレンガ造りの建物から突き出した、ぐにゃりと曲がった鉄骨−−。フランス軍が介入しイスラム過激派との戦闘が続く西アフリカ・マリで25日昼(日本時間同日夜)、記者は仏軍とマリ政府軍が21日に奪還した中部ディアバルに入った。仏軍の空爆は精密で過激派のみをたたいたといい、解放に安堵(あんど)した様子の住民は口々に過激派支配の恐怖を語った。

 仏軍の介入は、日本人10人が死亡したアルジェリア人質事件で実行犯のイスラム武装勢力が動機として指摘。マリ情勢の推移は、懸念される再襲撃の可能性とも関連する。

 ディアバルはマリ有数の稲作地帯の中に位置する人口約1万5000人の小さな町だ。昨年からマリ北部を占拠してきたイスラム過激派は今月14日、突然南下してディアバルを制圧した。直後から仏軍が過激派を空爆し、マリ軍と共に地上部隊も派遣。19日ごろ過激派は撤退し、21日に両軍が管理下に置いた。

 過激派キャンプ地では、建物のトタン屋根が吹っ飛び壁が崩落している。近くには爆発炎上したとみられるトラックの残骸。荷台に焼け焦げた自動小銃が多数残り、辺りに弾薬が散乱している。

 町中の狭い路地にも黒こげのトラックが残る。住民によると、過激派が夜間走行中に仏軍機に攻撃された跡だ。近所の男性は「過激派2人が吹っ飛んで死んだ」と言う。

 「空爆で殺されたのは過激派だけ」。農家のウスマヌ・ディアロさん(58)は空爆の正確さを強調した。

 ディアロさんによると、イスラム過激派は北からトラックでやってきた。頭にターバンを巻き銃を構えた戦闘員約300人はマリ北部の遊牧民トゥアレグ人が多かったが、アラブ系や英語を話す黒人、「パキスタンから来た」と言う者も。

 戦闘員らは当初、「真のイスラムの教えを分かち合おう」などと主張。やがて屋内にとどまるよう命じ、自分たちも入り込んだ。「攻撃を受けないよう住民を町ごと人質にした」(ディアロさん)

 戦闘員の命令に従わない住民が銃殺されたとの情報もあった。過激派は北部でイスラム法を厳格に適用し窃盗容疑者の腕を切断している。恐怖にかられたディアロさんは17日、家族や友人ら22人で町を脱出、過激派撤退後に戻った。解放にほっとした様子だが「連中は物を壊し、すべてを奪っていった。農業を続けたいがカネがない」と表情を曇らせた。

 マリは人口の8割がイスラム教徒で、キリスト教徒は2%に過ぎないが、ディアバルには教会がある。過激派は屋根の十字架を引きずり下ろし、屋内の十字架を捨て、キリストを描いたポスターを切り刻んだという。

 3キロ離れた村に逃げたキリスト教徒のポール・ダッコさん(34)は「過激派は西洋に追随する者を殺すと聞いた。逃げなかったら殺されていたろう。これまでイスラム教徒とは何の問題もなかったのに」と悲しげだった。

5701チバQ:2013/01/27(日) 12:39:08
http://mainichi.jp/select/news/20130127k0000m030045000c.html
チェコ大統領選:欧州統合に向け路線修正へ 決選投票
毎日新聞 2013年01月26日 19時30分

 【ウィーン樋口直樹】中欧チェコで25、26の両日、大統領選の決選投票が行われた。野党を支持層とする中道左派のゼマン元首相(68)と、主要閣僚の中道右派のシュワルツェンベルグ外相(75)による接戦となった。欧州連合(EU)加盟国のチェコはクラウス現大統領の下、欧州統合に懐疑的な姿勢をとってきたが、ゼマン、シュワルツェンベルグ両氏ともEU協調路線への修正で一致している。

 欧州債務危機を背景に現政権が推し進める財政緊縮策などの是非が焦点。2週間前の第1回投票では、地方の低所得者層を中心とする緊縮策への強い反発が、社会的弱者の救済を訴えるゼマン氏を小差でトップに押し上げた。シュワルツェンベルグ氏は知識層や富裕層をターゲットに大々的なキャンペーンを展開し、巻き返しを図ってきた。

 決選投票は26日午後2時(日本時間同10時)の締め切り後、即日開票される。今回の大統領選は初めて直接選挙制で行われた。

 EU(27加盟国)は債務危機対策として財政赤字を規制する「財政規律条約」を作ったが、チェコの国家元首として対外関係を取り仕切るクラウス氏は、英国とともに不参加を決めるなど、欧州統合に慎重姿勢をとってきた。国民の間にはチェコの孤立化を懸念する声が高まっている。

 政治の実権は首相にあるが、大統領は対外的な役割を果たすほか、軍最高司令官を兼任。下院の解散権を有し、内閣を任免することができる。

5702チバQ:2013/01/27(日) 17:17:12
http://mainichi.jp/select/news/20130127k0000m030106000c.html
チェコ大統領選:中道左派の元首相が勝利 EU関係改善へ
毎日新聞 2013年01月27日 00時36分(最終更新 01月27日 02時39分)

 【ウィーン樋口直樹】中欧チェコで25、26の両日、大統領選の決選投票が行われ、即日開票の結果、野党を支持層とする中道左派のミロシュ・ゼマン元首相(68)が、中道右派のカレル・シュワルツェンベルグ外相(75)に勝利した。新大統領の就任は3月。任期は5年。欧州連合(EU)加盟国のチェコはクラウス大統領の下、欧州統合に懐疑的な姿勢をとってきたが、新大統領の選出でEU協調路線へ軌道修正する見通し。

 選管発表によると、全選挙区の99%で開票を終えた時点で、ゼマン氏の得票率は約55%。シュワルツェンベルグ氏は約45%。選挙では、欧州債務危機を背景に現政権が推し進める財政緊縮策などの是非が焦点だった。地方の低所得者層を中心とする緊縮策への強い反発が、社会的弱者の救済を訴えるゼマン氏の追い風になった。今回の大統領選は初めて直接選挙制で行われた。

 EU(27加盟国)は債務危機対策として財政赤字を規制する「財政規律条約」を作ったが、チェコの国家元首として対外関係を取り仕切るクラウス氏は、英国とともに不参加を決めるなど、欧州統合に慎重姿勢をとってきた。国民の間にはチェコの孤立化を懸念する声が高まっていた。

 政治の実権は首相にあるが、大統領は対外的な役割のほか、軍最高司令官を兼任。下院の招集・解散権や閣僚の任免権を有する。

5703チバQ:2013/01/27(日) 17:40:13
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130127/mds13012717260001-n1.htm
マリ政府軍と仏軍 北部の要衝を奪回
2013.1.27 17:23

26日、マリの首都バマコの空港で出発に向け準備するフランス軍の医療チーム(ロイター)
 【カイロ=大内清】フランス通信(AFP)によると、マリに地上部隊を派遣したフランス軍とマリ政府軍は26日、イスラム過激派武装勢力アンサール・ディーンなどの拠点である北部の要衝ガオを奪回した。両軍は、武装勢力側のもうひとつの拠点トンブクトゥに向け進撃を続けている。

 ガオは昨年春、マリ北部の独立を求める遊牧民トゥアレグ人の反政府勢力「アザワド解放国民運動(MNLA)」がアンサール・ディーンなどのイスラム過激派と連携し制圧、その後は過激派がMNLAを放逐し厳格なシャリーア(イスラム法)による支配を敷いていた。

 仏軍などがガオを奪回したことを受け、首都バマコに脱出していた行政当局者らが近くガオに帰還。今後の治安維持は隣国ニジェールやチャドの部隊が担うという。

 一方、アフリカ連合(AU)は27日、エチオピアの首都アディスアベバで首脳会議を開き、マリ情勢を協議する。AFPによると、各国はすでにマリに展開する多国籍軍への追加派遣を加速させることで一致しており、そのために必要な物資などの支援を国連に求めていく考えという。

5704チバQ:2013/01/27(日) 20:17:18
http://mainichi.jp/select/news/20130127k0000e030127000c.html
マリ情勢:地元ジャーナリスト「火種はアルジェリアから」
毎日新聞 2013年01月27日 10時54分(最終更新 01月27日 11時47分)


フランス軍が軍事介入し、イスラム過激派との戦闘が続く西アフリカ・マリで、政治・社会問題への鋭い分析が首都バマコ市民から厚く支持されるジャーナリスト、ジョセ・トラオレさん(50)は、フランスの軍事介入までに発展した戦闘について、アルジェリアから流れ込んできた原理主義者が原因だと話した。【バマコ(マリ南部)で服部正法】

 トラオレさんは、最大民族バンバラ人の言語バンバラ語による放送局「ラジオ・ニエタ(進歩)」の記者。事実追究の姿勢と権力にこびないスタイルが、リスナーから信頼感を得ている。

 トラオレさんは、イスラム過激派がマリ北部を制圧し、仏軍の介入に至った一連の動きについて「問題の根っこはマリにはない。問題は外からマリに移植され、幹となって表に出ているのだ」と、木に例え、天然ガスプラントで人質事件が起きた北隣のアルジェリアから火種が入り込んできたとした。

 トラオレさんが考える「根」は、アルジェリアでかつて一大勢力となったイスラム原理主義者たちを指す。90年代にアルジェリア国内で政府と内戦を戦った隣国の原理主義者たちについて「アルジェリアから追い出され、マリに来た。一方、マリ政府は交渉で解決しようとした。マリ政府は北部地域をコントロールする力も弱く、結局彼らが、はびこった」と分析する。

 外から移植されたものは他にもある。「アラブの春」でリビア・カダフィ政権が崩壊(11年8月)し、大量にリビアからマリに流入し、過激派側に渡った武器・弾薬だ。「彼ら(過激派)は、以前はそれほど強くなかったが、これらの武器で勢力が増した」と説明する。

 マリ国民は現在、仏軍介入について歓迎一色だ。長期戦となった場合、えん戦ムードなどから「反仏意識」が高まる懸念もあるが、「マリの状況はイラクやアフガニスタンとは異なる。マリで仏軍が戦っている相手はマリ人でなく(国際テロ組織アルカイダなどの)外国人たちだ」と、仏軍へのマリ市民の支持は継続するとの見方を示した。また、「マリ人が自分たちで解決するのが最善だが、マリの政治は機能していない。本当に心の底から仏軍介入を喜んでいるというわけではないが、仏軍介入以外の選択肢は我々に残されていなかった」と、軍事介入を支持した。その上で、マリからの過激派の掃討については「国連や米国などを含めた国際社会の協力があれば、最長でも1年あれば解決できるのではないか」と、早期収束に期待を込めた。

5705チバQ:2013/01/27(日) 20:20:02
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013012600273
首脳会談でも進展なし=対立解けない南北スーダン

25日、アディスアベバで、首脳会談に臨むスーダンのバシル大統領(左)と南スーダンのキール大統領(EPA=時事) 【アディスアベバAFP=時事】27日にアフリカ連合(AU)首脳会議が開かれるエチオピアの首都アディスアベバで25日、対立が続く南北スーダンの首脳会談が行われた。しかし、進展はなく、会談終了後、AUの会議に出席した南スーダンのキール大統領は「言葉より行動だ」とスーダンへのいら立ちを示した。(2013/01/26-18:48)

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5706チバQ:2013/01/28(月) 00:01:09
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130127/mds13012719410002-n1.htm
【アルジェリア人質事件】
「第2のビンラーディンになる」 首謀者のベルモフタール元幹部に
2013.1.27 19:40 (1/2ページ)

犯人グループを率いるとされるベルモフタール元幹部とみられる人物の画像(ロイター)
 【ロンドン=内藤泰朗】アルジェリア人質事件の首謀者とされる国際テロ組織アルカーイダ系武装勢力「イスラム・マグレブ諸国のアルカーイダ組織(AQMI)」のベルモフタール元幹部が今後、欧米との武力闘争を強め、イスラム過激派の指導的象徴として「第2のウサマ・ビンラーディン」になるとの見方が欧州の専門家らから出てきた。専門家らは、「イスラムの敵」である欧米に打撃を与え、過激派武装勢力の力を見せつけることが最大の目的だったとみている。

 「ベルモフタールは世界で最も危険な人物になった。過激派のシンボル的存在である『新しいウサマ・ビンラーディン』になった」。北アフリカ情勢を分析するロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)のジタ・スブラマニアム研究員は英BBC放送にこう語った。

 同研究員によると、米軍がビンラーディン容疑者を殺害する前から、アルカーイダ系の過激派武装組織は分裂していた。

 今回は身代金や仲間の解放が目的ではなく、「前代未聞の大規模事件を実行して全世界に彼らの力を見せつけ、過激派の間にも力を誇示することが最大の動機だった」と指摘。「これまでの彼らの攻撃パターンにはなかったもので、今後、同様の事件が起こる危険がある」と警告した。

 英インディペンデント紙も25日、「アルカーイダのニューフェース」と題した記事で、「フランス語を操るアルジェリア生まれのベルモフタールが新たな形でビンラーディンの闘争を受け継ぎ、イスラムの敵である欧米をくじく戦いを行うだろう」と強調した。

 同紙は、ビンラーディン容疑者が世界規模のイスラム国家建設を目標としていたのに対し、ベルモフタール元幹部はイスラム原理主義を侵食する欧

5707チバQ:2013/01/28(月) 01:04:39
http://www.asahi.com/international/update/0128/TKY201301270259.html
2013年1月28日0時17分

仏軍、世界遺産都市に到達 マリ、武装勢力が霊廟破壊
 【アブジャ(ナイジェリア)=杉山正】西アフリカ・マリに軍事介入しているフランス軍は27日、北部の世界遺産の都市トンブクトゥに到達した。ロイター通信が伝えた。

 トンブクトゥは昨年春以降、イスラム武装勢力「アンサル・ディーン」が支配し、厳格なイスラム法を住民に課していたほか、偶像崇拝だとして、歴史的なイスラム霊廟(れいびょう)群を破壊するなどしてきた。

 一方で、仏軍は前日の26日には、北部の拠点都市ガオを制圧。ガオは、首都バマコの北東約900キロにある。アルカイダと関係するイスラム武装勢力「西アフリカ統一聖戦運動(MUJAO)」が実効支配していた。ガオでは、仏軍が連日空爆をする一方、ニジェール国境ではニジェール軍やチャド軍が待機。武装勢力はガオに近いニジェールとの国境の橋を爆破するなどして抵抗していた。仏軍のガオ奪取に際して、武装勢力側に数十人の死者が出ているという。

5708チバQ:2013/01/28(月) 23:10:42
http://mainichi.jp/select/news/20130128k0000e030115000c.html
シリア情勢:露首相「アサド後」にらむ発言
毎日新聞 2013年01月28日 10時39分(最終更新 01月28日 12時54分)

 【モスクワ大前仁】ロシア首相府が27日公開した発言録によると、メドベージェフ首相はCNNテレビとの会見で、ロシアが支援しているシリアのアサド大統領について「毎日、毎週、毎月、権力を維持する可能性が小さくなっている」と述べた。約2年続く内戦でシリア反体制派が支配地域を広げている状況を受け、「アサド後」もにらむ姿勢を反映した発言とみられる。

 メドベージェフ氏はアサド大統領が紛争初期に政治改革に踏み切れなかった点を指摘。「穏健な反体制派を引き込むために早急に行動すべきだった。大きな過ちで致命的になるかもしれない」と厳しい見方を示した。

 さらに「我々の目的はアサド大統領や現政権を維持することではない。シリア国民により問題が解決されるべきだ」と言明。欧米や周辺諸国による介入の可能性をけん制した。メドベージェフ氏はアサド政権が倒された場合でも内戦が続く恐れがあると警告し、話し合いによる解決を訴えている。

 ロシア海軍は今月19日、ソ連崩壊後で最大規模といわれる演習を黒海と地中海で開始。シリアの地中海沿岸部タルタスに置く補給基地の権益維持を図る狙いもあるとみられる。一方で22日にシリア在住の一部自国民の避難作業も行っている。

5709チバQ:2013/01/28(月) 23:12:26
http://mainichi.jp/select/news/20130129k0000m030037000c.html
英国:EU離脱の国民投票、経済界に波紋広がる
毎日新聞 2013年01月28日 19時36分(最終更新 01月28日 19時43分)


英国のキャメロン首相=AP
拡大写真 【ロンドン坂井隆之】キャメロン英首相が欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票を17年末までに実施すると表明し、英経済界に困惑が広がっている。離脱なら非関税の自由貿易圏の恩恵を失い、ビジネスに深刻な支障が出るためだ。一方で国民投票を交渉材料にEUに規制緩和を促すことを期待する企業もある。

 「EUを離れる可能性があるだけで経済は混乱する。国民投票など必要ない」。英国に本拠を持つ広告代理店世界最大手WPPのソレル最高経営責任者は24日、スイスで開催中の世界経済フォーラムで警鐘を鳴らした。

 懸念するのは「EU離脱リスク」で企業が投資を手控える事態だ。貿易投資総省のカーン前長官は「今後5年間英国への投資は凍りつく。脅迫まがいのやり方は良い結果をもたらさない」と批判。米債券投資大手ピムコのエリアン代表も「英政府の借り入れコストも上昇するだろう」と長期的な政府の信用にもマイナスと警告する。

 一方、キャメロン首相が「国民投票に先だって、EUに規制改革を求める」と主張していることに期待感もある。英経済界には独仏主導で決定されるEUの労働規制などが「企業の手足を縛っている」との不満が根強い。

 24日には英企業55社のトップが合同で英タイムズ紙に「今はEUが変化するべき時」と首相の方針を支持する声明を発表した。ただ、「EU離脱そのものを支持する経営者はいない」(経済団体関係者)というのが実情で、国民投票実施を交渉材料に、規制面で英国にとっての特別待遇を勝ち取りたいとの思惑がにじむ。

 しかし、他の欧州諸国は冷ややかだ。ウェスターウェレ独外相は「自分の好きな政策だけ選ぶような『いいとこ取り』はできない」とけん制。メルケル独首相は「英国と話し合う用意がある」との姿勢を示すが、英国内でも「キャメロンは危険な賭けに打って出た」(エコノミスト誌)との声が上がっており、議論は続きそうだ。

5710チバQ:2013/01/28(月) 23:13:30
http://mainichi.jp/select/news/20130129k0000m030042000c.html
マリ:政府・仏軍、世界遺産都市トンブクトゥを制圧
毎日新聞 2013年01月28日 19時53分

 【バマコ(マリ南部)服部正法、パリ宮川裕章】西アフリカ・マリでイスラム過激派との戦闘を続けているフランス軍とマリ政府軍は28日、過激派の本拠地の一つ、北部の世界遺産都市トンブクトゥで空港を奪還した。仏メディアが報じた。トンブクトゥの住民は毎日新聞の電話取材に「町全体が解放された」と話しており、仏軍などは町をほぼ制圧した模様だ。

 仏テレビ「フランス24」によると、27日夜から28日未明にかけ、装甲車などの両軍地上部隊が空港を制圧、約250人の仏軍空挺(くうてい)部隊が市北部から展開した。仏航空部隊はこれまでの約2週間でトンブクトゥの過激派拠点に約30回の空爆を加えている。

 トンブクトゥ中心部の男性は28日朝、毎日新聞の取材に「行政府の建物など町の中心も仏・マリ軍が管理下に置いた。過激派は町から逃げていったと思う。解放を喜ぶ人たちが外に出て、物をたたいて音をかき鳴らしたり、バイクで走り回ったりしている」と話した。

 仏・マリ軍は27日、別の過激派本拠地、北部ガオを奪還したばかり。両軍は過激派の占拠する北部に進軍を続け、北部の過激派の本拠地3都市のうち2都市を、短期間で奪回したことになる。仏・マリ軍は、ガオ、トンブクトゥの奪還後は別の本拠地キダルに向かうとみられる。

 トンブクトゥは、サハラ砂漠交易の中継地で、イスラム文化の拠点都市として栄えた歴史的に重要な町。イスラム教指導者をまつった聖廟(せいびょう)などがあり、世界遺産都市として知られる。偶像崇拝の禁止に厳格な過激派は、町を制圧して以降、聖廟を破壊している。

5711チバQ:2013/01/29(火) 00:51:06
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013012800817
植物状態の元首相が反応=家族の写真に「脳が活動」−イスラエル
 【エルサレムAFP=時事】7年前に脳出血で倒れ、植物状態のままテルアビブ近郊の病院に入院しているイスラエルのシャロン元首相(84)が家族の写真に反応し、「脳の著しい活動」を見せた。米国とイスラエルの神経科学の専門家チームが明らかにした。(2013/01/28-20:31)

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5712チバQ:2013/01/29(火) 21:17:43
http://mainichi.jp/select/news/20130130k0000m030081000c.html
マリ:戦闘長期化の懸念 仏軍介入「補助的立場」を強調
毎日新聞 2013年01月29日 20時56分(最終更新 01月29日 21時07分)


フランス軍の到着を歓迎する住民。マリとフランスの国旗を上下につなげた旗を掲げて喜ぶ男性の姿(左)もあった=マリ北部トンブクトゥで2013年1月28日、AP
拡大写真 【パリ宮川裕章】西アフリカ・マリのイスラム過激派が占拠していた北部の世界遺産都市トンブクトゥを解放したフランス軍とマリ政府軍は29日、市内のパトロールを開始して治安維持を図ると共に、過激派の拠点である北部キダルへの進軍準備も進めた。オランド仏大統領は、「我々は戦闘に勝利しつつある」と強気な発言をする一方、「目的はアフリカ軍がマリの安定化を達成すること」とも述べ、仏軍があくまでアフリカ各国の補助的な立場で介入しているとの立場を強調した。仏国内ではキダル進軍を前に、本格的な地上戦と戦闘の長期化への懸念が高まっている。

 オランド大統領は28日の記者会見で「目的はマリにとどまることではない。(イスラム過激派が占拠する)北部へ向かうのはアフリカ諸国だ」と述べた。

 仏軍とマリ政府軍は29日までに過激派の拠点、ガオ、トンブクトゥを相次いで奪還。だが、キダル侵攻に向けては楽観論を戒める声が強まっている。

 仏政府は当初、マリへの軍事介入の目的を、過激派の南進食い止めに限定。だが、北部の制圧に目標を変更した。過激派を再結集させないとの戦術的理由や、援軍の西アフリカ諸国経済共同体(ECОWAS)部隊の到着が遅れていることなどが背景にある。

 戦費については、ルドリアン国防相は23日、介入開始から12日間で3000万ユーロ(約36億円)と見積もった。複数の仏軍事専門家は仏メディアに「戦闘状況次第で戦費は大きくかさむ可能性がある」と警告する。

 山岳地帯のキダルへは砂漠の悪路が続き、ゲリラ戦の可能性も待ち受ける。ファビウス外相は28日、仏テレビで「(戦闘の)泥沼化は望まない」と述べたが、「今後、進軍ペースが遅くなるのは確実」(フィガロ紙)との見方が大勢だ。

 18日の仏世論調査では65%が介入支持だが、28日の調査でオランド大統領の支持率は44%と低迷したまま。戦闘長期化は政権基盤を揺るがす恐れもある。

 ◇マリとは
 1960年にフランスから独立。人口約1600万人の8割がイスラム教徒。公用語は仏語。外交は非同盟を基本方針とし、米欧・アラブ諸国ならびに中国と良好な関係を保つ。11年8月のリビア・カダフィ政権崩壊後、雇い兵だったトゥアレグ人戦闘員と武器がマリ北部に流入。北部の分離独立を求める武装組織「アザワド解放民族運動(MNLA)」に加勢し12年1月以降、国軍と交戦を始めた。政権に不満を持つ軍部隊が同3月にクーデターを起こしトゥーレ大統領は辞任。混乱に乗じた反政府組織は同4月に北部独立を宣言した。

5713チバQ:2013/01/29(火) 21:28:08
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&k=2013012900068
ロシア極右党首、キャベツで受難=ウクライナで記者会見中

ロシア自由民主党のジリノフスキー党首=2012年2月(AFP=時事) 【モスクワ時事】ロシア極右・自由民主党のジリノフスキー党首がウクライナ・キエフで28日に記者会見中、女にザワークラウト(キャベツ漬け)を投げ付けられる騒ぎがあった。党首は過激発言で知られ、ウクライナの欧州連合(EU)統合論を批判していた。
 現地報道によると、女は記者席からキャベツ漬けを浴びせて「このウクライナ嫌いめ」と叫んだが、間もなく警備係に取り押さえられた。記者を装って会場に入った活動家とみられる。(2013/01/29-06:10)

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5714チバQ:2013/01/29(火) 21:28:55
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&k=2013012900048
オランダ女王が退位表明=皇太子、4月30日戴冠へ

28日、退位を表明したオランダのベアトリックス女王=オランダ放送協会(NOS)の映像(EPA=時事) 【ブリュッセル時事】オランダのベアトリックス女王(74)は28日、国民向けにテレビ演説し、4月に退位すると表明した。次期国王には女王の第1子で王位継承権第1位のウィレム・アレキサンダー皇太子(45)が即位する。戴冠式は4月30日に行われる予定。
 オランダの国家元首は前代、前々代も女王で、男性の国王は1890年に死去したウィレム3世以来となる。
 ベアトリックス女王は1938年、ユリアナ前女王の第1子として出生。80年に42歳で即位し、33年にわたり国民の厚い支持を得てきた。
 しかし、女王も今月31日には75歳の誕生日を迎えるため、若い世代に責任を託すにはふさわしい時期だと考え、退位を決断したという。演説で女王は「あなた方の女王でいることができた素晴らしい年月に受けた信頼に深く感謝している。皇太子とマキシマ妃は、新たな役割のための十分な用意ができており、わが国のため献身的に尽くすだろう」と語った。(2013/01/29-06:47)

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5715チバQ:2013/01/29(火) 21:32:38
http://mainichi.jp/select/news/20130129mog00m030002000c.html
英国:「EU離脱」に広がる困惑 経済界、貿易恩恵喪失を懸念
2013年01月29日

 【ロンドン坂井隆之】キャメロン英首相が欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票を17年末までに実施すると表明し、英経済界に困惑が広がっている。離脱なら非関税の自由貿易圏の恩恵を失い、ビジネスに深刻な支障が出るためだ。国民投票を交渉材料にEUに規制緩和を促すことを期待する企業もある。

 「EUを離れる可能性があるだけで経済は混乱する。国民投票など必要ない」。英国に本拠を持つ広告代理店世界最大手WPPのソレル最高経営責任者は24日、スイスで開催された世界経済フォーラムで警鐘を鳴らした。懸念するのは「EU離脱リスク」で企業が投資を手控える事態だ。

 貿易投資総省のカーン前長官は「今後5年間英国への投資は凍りつく。脅迫まがいのやり方は良い結果をもたらさない」と批判した。米債券投資大手ピムコのエリアン代表も「英政府の借り入れコストも上昇するだろう」と長期的な政府の信用にもマイナスと警告する。一方、キャメロン首相が「国民投票に先だって、EUに規制改革を求める」と主張していることに期待感もある。英経済界には独仏主導で決定されるEUの労働規制などが「企業の手足を縛っている」との不満が根強い。

 24日には英企業55社のトップが合同で英タイムズ紙に「今はEUが変化するべき時」と首相の方針を支持する声明を発表した。ただ、「EU離脱そのものを支持する経営者はいない」(経済団体関係者)というのが実情で、国民投票実施を交渉材料に規制面で英国にとっての特別待遇を勝ち取りたいとの思惑がにじむ。

 しかし、他の欧州諸国は冷ややかだ。ウェスターウェレ独外相は「自分の好きな政策だけ選ぶような『いいとこ取り』はできない」とけん制。英国内でも「キャメロンは危険な賭けに打って出た」(エコノミスト誌)との声が上がっている。

5716チバQ:2013/01/29(火) 22:02:27
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130129/mds13012908210003-n1.htm
【日々是世界 国際情勢分析】
アルカーイダ、再び
2013.1.29 08:21 (1/2ページ)
 邦人10人が犠牲となったアルジェリアの人質事件では、犯行グループの背景や国際政治への影響の分析は始まったばかりだ。日本では海外での邦人保護や企業のリスク管理の在り方への関心が高まった。一方、米メディアでは、2001年9月の米中枢同時テロを機に始まった国際テロ組織アルカーイダとの戦いとして事件を位置づける論調が相次いでいる。

 米紙ウォールストリート・ジャーナル(アジア版)は「アルカーイダ、再び」と題した21日付の社説で、事件をみれば「アルカーイダがいまだにわれわれとともにあり、米国の利益に対する直接の脅威であるという現実から目をそらすことはできない」と指摘した。米紙ワシントン・ポスト(電子版)も19日の社説で、事件は「米国への脅威だ」とした上で、首謀者とされる男が所属していた武装勢力「イスラム・マグレブ諸国のアルカーイダ組織(AQMI)」が、イスラム過激派武装勢力と連係してリビアでの米総領事館襲撃に関与し、フランスが軍事介入に踏み切ったマリでも活動していると強調した。社説はさらに、パネッタ米国防長官の証言を引用し、「アルカーイダが、まさにアルジェリアで起きたような作戦の拠点としてマリを利用することを懸念してきた」とマリ情勢について警鐘を鳴らした。

 その上で同紙は、米国はすでにマリでのイスラム過激派の伸長を防ぐために「何年も、何百万ドルもかけ、そして失敗してきた」と指摘。「今やAQMIを殲滅(せんめつ)するための軍事行動を全面的に支援すべきときだ」と、オバマ政権に仏軍への軍事協力を強化するよう求めた。

 これに対して英紙は、人質事件とアルカーイダとの関連は認めつつも、米国がアフガニスタンなどで行ってきた「テロとの戦い」の手法を取ることには慎重だ。サンデー・テレグラフ(電子版)は20日付の社説で、マリへの軍事介入について「AQMIとその同盟者は、不慣れな土地で標的となる西側部隊の大規模派遣を、これ以上ないほど見たがっているのだろう」と指摘。フィナンシャル・タイムズ(アジア版)も19、20日の分析記事で、北アフリカのイスラム過激派武装勢力は、個別の地域における背景を理解しなければ、「過去10年間の(米国の)戦闘を追体験するのか、という非難にさらされる危険を冒すことになる」と警告している。

5717チバQ:2013/01/30(水) 23:27:44
http://mainichi.jp/select/news/20130131k0000m030031000c.html
マリ:仏軍、キダルの空港制圧…過激派の本拠地
毎日新聞 2013年01月30日 20時17分(最終更新 01月30日 22時47分)

 【バマコ(マリ南部)服部正法、パリ宮川裕章】フランス軍とマリ政府軍がイスラム過激派と戦闘を続けている西アフリカ・マリで29日夜、過激派の本拠地、北部キダルの空港を仏軍が制圧した。仏軍は町中にも進攻している模様。仏・マリ両軍はこれまで過激派の本拠地を相次いで奪還している。キダルを制圧すれば過激派は主要都市部から一掃されたことになり、戦局は転機を迎える。

 AP通信などによると、仏軍機が29日夜にキダル空港に到着した。戦闘は起きていないという。仏軍報道官は、AFP通信に「一部の部隊が夜間、キダルに展開した」と認めた。

 仏軍のキダル進攻が始まる直前に、北部遊牧民によるイスラム教世俗主義武装組織が「キダルを制圧した」と発表した。これまでキダルを拠点としてきたイスラム過激派「アンサル・ディーン」などは仏軍進攻を前に、都市の攻防戦を避け、砂漠や山岳地帯に撤退した可能性がある。過激派が勢力を温存して撤退していれば、砂漠から都市部への攻撃と撤退を繰り返すゲリラ戦術を展開する恐れもある。

 仏・マリ両軍は21日までに、過激派が制圧した中部の要衝3カ所を奪回。その後、27日にガオ、28日にトンブクトゥの過激派拠点2都市を相次いで奪還。残る拠点キダルの攻略作戦に着手していた。

5718チバQ:2013/01/30(水) 23:28:45
http://mainichi.jp/select/news/20130131k0000m030027000c.html
カシミール:印パ、緊張解けず…「攻撃自制」合意
毎日新聞 2013年01月30日 19時53分(最終更新 01月30日 22時19分)


インド北部ジャム・カシミール州スリナガルの北方約130キロにある実効支配線付近で、有刺鉄線沿いに巡回するインド軍兵士=2013年1月17日、AP
拡大写真 【ニューデリー杉尾直哉】インドとパキスタンが領有権を争うカシミール地方で今月相次いだ両国軍の衝突は、両軍が「攻撃自制」に合意し、一応の収束をみた。突然起こった衝突だが、現地住民は、現場レベルの軍事的な緊張は昨秋から高まっていたと証言する。両政府は信頼醸成に努めていたが、双方とも対処を怠ったことが今回の深刻な衝突につながった可能性がある。

 ◇信頼醸成は水の泡
 「全ての始まりは、インド軍が昨年10月に設置した夜間監視用の照明だった」。実効支配線から約5キロインド側に入った村の男性(26)は毎日新聞の電話取材にそう証言した。パキスタン側の住民が実効支配線を越えてインド側に侵入する例が繰り返され、「パキスタンのスパイだ」と警戒したインド軍が実効支配線近くに設置したという。

 パキスタン軍は「照明設置は03年の停戦合意違反」と訴えたが、インド軍は撤去しなかった。その後、パキスタン軍側から拡声機で「住民は実効支配線付近から退去せよ」との警告が繰り返されるようになり、12月に威嚇砲撃が始まったという。インド側も応戦するようになり、1月6日の交戦でパキスタン兵に死者が出た。

 一連の交戦でインド兵2人が死亡、パキスタン側はパキスタン兵5人が死亡したと主張している。取材に応じた男性を含め、実効支配線近くに住んでいた住民の多くは村を離れ、ジャム・カシミール州の中心都市スリナガル(夏季の州都)などに避難したままだ。

 一連の交戦の最中、パキスタン側は「対話路線の継続」(カル外相)を訴えた。だが、死亡したインド兵の遺体の頭部が切断されたことにインド側は衝撃を受けており、和平積極派として知られるインドのシン首相すら「パキスタンとはこれまで通りの付き合いはできない」と述べたほどだ。

 交戦後、信頼醸成策として08年10月に始まった実効支配線越えの貿易が一時中断した。両軍は16日に「攻撃自制」で合意したが、両政府とも相手軍の「越境攻撃」を非難する姿勢を崩していない。スリナガルの人権活動家、ムハンマド・シディク・カーン氏(34)は、「政府間の緊張が解きほぐされていない。我々カシミール住民は、いつまた戦闘が始まるかとおびえている」と話した。

 ◇カシミール紛争◇

 インド、パキスタン、中国によって分断されているカシミール地方の領有権を巡る紛争。1947年、英国領から分離独立したインドとパキスタンがカシミール地方の領有権を主張し、第1次印パ戦争が勃発。49年1月、国連決議で停戦が実現したが、その後、両国は度々、戦火を交えている。

5719チバQ:2013/01/30(水) 23:29:28
http://mainichi.jp/select/news/20130130k0000e030227000c.html
アルジェリア事件:武装勢力大半30代以下 失業者勧誘か
毎日新聞 2013年01月30日 15時00分

 【アルジェ秋山信一】アルジェリア・イナメナスの天然ガス関連施設で起きた人質事件で、アルジェリア軍によって殺害されたり拘束されたりしたイスラム武装勢力メンバー32人のうち、20代〜30代前半が少なくとも27人を占めることが29日、治安関係者への取材で分かった。国籍別ではチュニジアとエジプトが3分の2を占めていた。武装勢力が、北アフリカを中心とする多国籍の若者を中心に構成されていた実態が判明した。

 アルジェリア政府は当初、武装勢力の構成について、8カ国32人と発表していた。

 治安関係者によると、拘束された3人のメンバーの供述などから、年齢が判明したのは28人で、20代が20人、30代が7人、50代が1人だった。国籍別では、チュニジア10人、エジプト9人、アルジェリア4人、カナダ、マリ、モーリタニア各2人、ニジェール1人が確認されたという。

 チュニジアやエジプトの若者が多数を占めた背景には、中東や北アフリカでの深刻な失業問題が指摘される。新規雇用が人口の増加に追いついておらず、失業率が軒並み10%を超えている。失業問題に対する若者の不満は、民主化要求運動「アラブの春」の一因ともなった。イスラム過激派は失業中の若者を勧誘して、勢力を伸ばしているとされ、今回の武装勢力も同様の手法でメンバーを集めた可能性がある。

 人質事件での一連の軍事作戦では、武装勢力のうち29人が軍に殺害された。治安当局は、アルジェリア人2人、チュニジア人1人を拘束し、事情聴取を進めている。

5720チバQ:2013/01/31(木) 22:23:30
http://mainichi.jp/select/news/20130131ddm007030041000c.html
波立つイタリア:13年総選挙 投開票迫る コメディアン新団体「五つ星運動」旋風 ネット主体の政治「金権体質を打破」
毎日新聞 2013年01月31日 東京朝刊

 ◇若者中心、支持率が急伸
 イタリア総選挙(2月24〜25日投票)まで1カ月を切った。中道左派連合、中道右派連合と、モンティ暫定首相の中道勢力連合が三つどもえの選挙戦を繰り広げる中で、コメディアンのベッペ・グリッロ氏(64)の創設した政治団体「五つ星運動」が15%前後の支持率を維持し、主要勢力を脅かす「台風の目」になっている。ブログで情報を発信し、候補者をインターネット投票で選ぶなど、ネット中心の活動が特徴だ。「カネのかからない選挙・政治」を訴えて既成政党に対する国民の不満を吸収し、若年層を中心に支持を広げている。【ポメツィア(イタリア中部)で福島良典】

 ローマの南約15キロに位置する人口約6万人のベッドタウン・ポメツィア。中心部の「独立広場」の特設ステージに登ったグリッロ氏は、こげ茶のカジュアルコートに白いマフラー姿。歯に衣(きぬ)着せぬ演説に、約1000人の支持者が沸いた。

 「この国(イタリア)は破産し、ないも同然だ」「指示を出す連中(政治家)をテレビで見ていても未来はない。国を立て直そう」。まくしたてるグリッロ氏に群衆が「そうだ」と応える。選挙集会というよりも、歌手と聴衆が一体化するコンサート会場のようだ。

 五つ星運動は、グリッロ氏と参謀役にあたるジャンロベルト・カサレッジオ氏の、04年の出会いがきっかけだ。グリッロ氏のブログに集うファンをカサレッジオ氏が政治集団に育て上げ、09年に旗揚げした。昨年5月のイタリア北部パルマ市長選で勝利、昨年10月のシチリア州議会選でも第1勢力となるなど地方選で快進撃を続けた。

 総選挙の候補者は支持者によるネット投票で選んだ。「これこそが真の民主主義だ」。グリッロ氏の口調が熱を帯びる。「スポーツのチャンピオンも、政治家の息子も、著名な判事もいない。いるのは普通の人たちだ」。集会での発言はネットで中継され、全国の支持者が視聴する。

 最大の武器は「既成政党の金権体質批判」だ。イタリアではベルルスコーニ前首相ら政治家のスキャンダルが相次ぎ、国民の政治不信が深刻化している。五つ星運動は「議員報酬は月額5000ユーロ(約60万円)まで」を公約に掲げている。

 集会に参加したエレオノラさん(24)は、大学卒業後も定職に就けずアルバイト暮らしだ。「月1000ユーロの失業手当」を約束するグリッロ氏に期待している。財政緊縮策の影響で若者の失業率は37・1%。「政権党が左右で交代しても何も変わらない。五つ星運動は『何をしたいか』が分かりやすい」と支持理由を語る。経済危機に乗じて政党政治批判を繰り広げるグリッロ氏を他陣営は「ポピュリスト(大衆迎合主義者)」と批判する。だが、本人は「市民代表」としてのポピュリストを自任し、既成政党とは一線を画する戦術を取っている。

 ◇銀行巨額損失、既成政党に逆風
 イタリア政府の支援を受ける国内3位の銀行が無謀なデリバティブ(金融派生商品)取引で巨額損失を出したことが明るみに出て、スキャンダルに発展している。銀行と関係の深い中道左派・民主党や、公的資金注入を認めたモンティ暫定首相にとっては「逆風」となっている。

 問題となっているのはイタリア中北部シエナに本店のあるモンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ銀行。1472年に創設され、「世界最古の銀行」と呼ばれている。シエナは民主党の地盤で、銀行の最大株主は民主党関係者が仕切る団体だ。

 銀行は経営不振で資金不足に陥り、昨年、約39億ユーロ(約4800億円)の公的資金注入を政府に申請し、承認された。だが、デリバティブ取引などで最大7億2000万ユーロ(約880億円)の損失を計上する可能性があることが今月、明らかになった。中道右派・自由国民のレオーネ議員は「我々のポケットから救済資金を出した」とモンティ氏を批判。「五つ星運動」のグリッロ氏は「政党と銀行を一体化させた」と民主党を攻撃し、シエナ銀行国営化を主張している。

 スキャンダル発覚後の支持率世論調査によると、中道左派連合(33・8%)、中道右派連合(27・6%)、中道勢力連合(14・1%)が支持を減らし、「五つ星運動」(15・8%)が伸ばしている。

5721チバQ:2013/01/31(木) 22:50:37
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130131-OYT1T00221.htm
ボリショイ・バレエ、渦巻く醜聞…襲撃・脅迫も

 【モスクワ=寺口亮一】世界屈指の名門バレエ団で、日本でも人気のロシアのボリショイ・バレエ団が醜聞に揺れている。


 元トップダンサーで、芸術監督のセルゲイ・フィーリン氏(42)が襲撃され、バレエ団の関係者による内部犯行説が浮上。華やかな舞台の裏に渦巻くねたみが明るみに出て、ファンを失望させている。

 事の発端となったフィーリン氏の襲撃は1月17日夜に起きた。同氏は自宅近くで顔などに強酸性の液体をかけられ大やけどを負った。右目は失明の危険もあったが、数度の手術により視力はある程度回復する見通しで、同氏は復帰に意欲を示している。しかし、犯人はまだつかまらない。

 事件についてフィーリン氏は、大衆紙コムソモリスカヤ・プラウダとのインタビューで「犯行は自分の仕事と関係あると思う」と述べ、襲撃されるまで何度も脅迫を受けていたことを明らかにした。身辺に危険を感じ、昨年12月にはボリショイ劇場側に「保護と支援」も求めていたという。

 警察も、配役をめぐる怨恨(えんこん)など、バレエ団の運営に絡んだ犯行の可能性があるとみて捜査している。インターファクス通信によると、バレエ団の現トップダンサー、ニコライ・ツィスカリーゼ氏(39)を含む複数の団員が事件の参考人として事情聴取を受けた。

(2013年1月31日07時37分 読売新聞)

5722チバQ:2013/02/02(土) 00:36:30
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013020100708
大統領候補、撃たれる=負傷で選挙延期も−アルメニア

1日、エレバンの病院で治療を受けるアルメニア大統領選の候補パルイル・ハイリキャン氏(AFP=時事) 【モスクワ時事】アルメニアからの報道によると、2月18日の大統領選に出馬している野党党首パルイル・ハイリキャン氏(63)が1月31日深夜、首都エレバン中心部で帰宅中に銃撃された。胸部を撃たれたものの、命に別条はない。
 ただ、ハイリキャン氏が選挙戦に復帰できない場合、憲法規定に従って大統領選が2週間延期される可能性もある。選挙には計8人が立候補しているが、現職サルキシャン大統領の再選が有力視されている。(2013/02/01-16:31)

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5723チバQ:2013/02/02(土) 01:03:40
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2924859/10192974?utm_source=afpbb&utm_medium=detail&utm_campaign=must_read
世界遺産都市トンブクトゥの古文書、大半が無事 マリ情勢
2013年02月01日 13:09 発信地:ヨハネスブルク/南アフリカ
【2月1日 AFP】西アフリカのマリでイスラム武装勢力から解放された世界遺産都市トンブクトゥ(Timbuktu)にあった貴重な古文書や書物の大半は昨年、武装勢力に街が制圧された時点で秘密裏に安全な場所へ移動させられていたことを1月30日、学芸員たちが明らかにした。

 南アフリカ政府の後援で同国ケープタウン大(University of Cape Town)がマリで運営する研究センター「トンブクトゥ文書プロジェクト」のシャミル・ジェッピー(Shamil Jeppie)所長によると、古文書2万点以上が昨年5月に同センターから持ち出され、首都バマコ(Bamako)などに隠されていた。センターにあった古文書の90%以上が救われたという。

 マリに軍事介入したフランス軍がトンブクトゥに進軍した中、撤退するイスラム勢力が古文書を焼き払うなどしていった可能性が懸念されていた。トンブクトゥで知性や精神性が発展した黄金時代を象徴する遺産だった数世紀前の寺院の多くは、すでにイスラム反政府勢力によって破壊されている。(c)AFP/Susan Njanji-Matetakufa

5724チバQ:2013/02/02(土) 12:31:41
http://mainichi.jp/select/news/20130202k0000e030220000c.html
エジプト:大統領宮殿に火炎瓶、数千人デモ、1人死亡
毎日新聞 2013年02月02日 11時25分(最終更新 02月02日 11時42分)


大統領宮殿前で抗議するデモ参加者ら=首都カイロで2013年2月1日、AP
拡大写真 【カイロ秋山信一】エジプトの首都カイロにある大統領宮殿前で1日、モルシ大統領に抗議する数千人規模のデモがあり、暴徒化したデモ隊の一部が宮殿内に火炎瓶を投げ入れた。治安部隊は放水や催涙弾で応戦し、アルアハラム紙(電子版)によると、デモ隊の1人が死亡し、数十人が負傷した。ムバラク政権を倒した1月25日の革命記念日前後から激化しているデモに対して、31日には与野党の政治勢力が一致して暴力を非難したが、一部では暴動が続いた。経済の低迷を背景に、政権への不満はくすぶっており、治安の悪化が懸念されている。

 宮殿前では、イスラム教恒例の金曜礼拝後、モルシ大統領の辞任を求めるデモが始まった。一部が暴徒化して宮殿に火炎瓶や石を投げ込んだ。主要野党連合「国民救済戦線」は1日夜、「我々は大統領宮殿前での暴力とは無関係だ。大半の国民の要求を無視している大統領に責任がある」との声明を発表した。大統領府も声明を発表し「断固たる措置を取る」と警告。デモ隊に対し治安部隊は催涙弾や放水で対抗した。

 カイロ中心部のタハリール広場でもモルシ政権の打倒を呼びかける数千人規模のデモがあった。国民救済戦線が前日、大統領の出身組織である穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団などと協議し、暴力を非難する文書に署名したこともあり、治安部隊との衝突は起きなかった。

 反政権デモは非常事態宣言が出されている北東部ポートサイドなどでもあった。またムスリム同胞団などは、衝突を避けるため、政権支持のデモは行わなかった。

 一連の反政権デモは1月24日にカイロで、治安部隊とデモ隊が衝突したことを契機に激化。これまでに約60人が死亡した。野党側は当初、政権側との対話を拒否していたが、死者の増加を受けて対話に応じた。ただ野党側は、昨年12月に施行された新憲法について、女性の人権や表現・信教の自由が保障されていないとして反発を続けており、与野党融和の見通しは立っていない。

5725チバQ:2013/02/02(土) 12:32:26
http://mainichi.jp/select/news/20130202k0000e030222000c.html
マリ:「過激派に協力」…黒人が遊牧民標的に 略奪相次ぐ
毎日新聞 2013年02月02日 11時33分(最終更新 02月02日 12時04分)

 【バマコ(マリ南部)服部正法】フランス軍とマリ政府軍がイスラム過激派から奪還した西アフリカ・マリ北部トンブクトゥで、黒人などの地元住民が北部遊牧民のトゥアレグ人やアラブ人の商店を襲い、商品を略奪する事件が相次いでいる。過激派への協力者とみなして襲撃しているとみられ、民族間対立の激化が懸念される。

 イスラム過激派が昨年以降占拠してきたマリ北部に仏・マリ両軍が進攻。27日にガオ、28日にトンブクトゥと相次いで過激派の拠点都市を奪還した。29日夜には最後の拠点主要都市キダルの空港を仏軍が制圧した。

 襲撃が目撃されたのは、仏・マリ軍がトンブクトゥを奪還した直後から。トゥアレグ人は北部で武装勢力を率いる民族で、テロ戦闘員に多いアラブ人とともに標的になっている。

 昨年3月の軍事クーデターに乗じトゥアレグ人世俗主義武装組織「アザワド解放民族運動(MNLA)」がイスラム過激派とともに北部を制圧した。過激派の主要グループ「アンサル・ディーン」もトゥアレグ人を主体に構成。国際テロ組織アルカイダの北アフリカ組織「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ(AQIM)」のアルジェリア人戦闘員など多数のアラブ人も流入。地元住民のトゥアレグ人らへの「憎悪」は各地で広がっている。

 過激派にいったん制圧された後、仏軍などに奪還された中部ディアバルの男性ウスマヌ・ディアロさん(58)は毎日新聞の取材に、一連の混乱は「トゥアレグ人に責任がある。我々(黒人)は、違いがある個々の民族を尊重し認めてきた。しかしトゥアレグ人は私たちを認めようとしない。もう共には暮らせない」と話した。

5726名無しさん:2013/02/02(土) 14:23:12
ロシアに対する日本人のイメージはあまり良くないが、ロシアの「日本好き」は本物らしい。
31日付朝日新聞は、ロシア極東地域の親日ぶりについて紹介している。
以下は、主な内容。

 ロシア極東部の沿海地方で行われた国別好感度の調査によれば、最も愛着を感じる国は日本だと
答えた人が40%で首位。中国の16%、韓国の15%に大差をつけた。
 沿海地方議会のゴルチャコフ議長は、パートナーシップを深めたい国について「日本、次に韓国、
中国。現実は逆で、我々と積極的に働こうとしているのは中国、次に韓国、その後が日本。この順番を
変えられれば良いと思う」と語った。
 ウラジオストクでは日本車が大人気で、街を走る車の9割を占める。昨年9月には現地の組立工場で
マツダ車の生産が始まり、2月からはトヨタ車の生産も始まる予定。
 日本産のリンゴは中国や米国産に比べて6〜7倍高いものの、甘くて大きいため大人気。福島原発事故後も
市民は日本製品への信頼は揺らいでいない。

 このように、ロシア極東地域の人々の日本への信頼はとても篤い。日本の経済的成功が、開発中の
極東地域の人々にとって、ある意味で「坂の上の雲」と捉えられているといえよう。親日家で知られる
ロシアのプーチン大統領も極東地域の開発に力を入れており、日本企業の進出にラブコールを送っている。

 しかしながら、内閣府の調査では、ロシアに「親しみを感じる」とする日本人は13.4%、「親しみを
感じない」とする者の割合が82.9%となっている。旧ソ連時代の敵対国の意識がまだ続いているのだろう。

>>2に続く

ソース   The Liberty Web 2013年1月31日
http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=5553


>>1の続き

 ただ、実際にロシアでビジネスを行う日本人からは、「許認可に手間はかかるが意図的に悪さを
仕掛けられたことはない」「日本に対して非常に尊敬の念も持っている」「進出した人は、かなりの人が
うまくいっている。(ロシアビジネスに)出てこない人たちをどう励ますか」との声があがっている
(日本貿易会月報2012年3月号)。

 日本企業は現在、数多く中国に進出しているが、中国は尖閣諸島周辺の領海・領空侵犯を繰り返し、
反日デモが激化するなど、日本を挑発している。仮に日中間で有事が起こった際、現地の日本企業が事実上の
「人質」にとられ、日本の防衛行動を牽制される可能性もある。

 反日教育を続ける中国や韓国に「片想い」の企業進出をするよりも、日本にラブコールを送ってくれる
親日国でのビジネスチャンスに目を向けていく必要もあるのではないか。(晴)

5727チバQ:2013/02/02(土) 23:50:58
http://www.afpbb.com/article/politics/2924853/10192226
議会はきれいに使いましょう!汚職議員に「お掃除セット」で抗議
2013年02月01日 12:51 発信地:ブラジリア/ブラジル
南米ブラジル首都ブラジリア(Brasilia)の国会議事堂前に1月30日、ほうきとバケツ、雑巾が81組ずつ並べられた。

これは、同国リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)を拠点に展開する「リバー・オブ・ピース(River of Peace)」運動によるデモ。81という数字はブラジル連邦議会上院の議員定数で、並べられた「お掃除セット」は「腐敗した議会を掃除せよ」というアピールを意味している。

ブラジル議会上院は今週、上院議長の選出を控えているが、最有力候補のレナン・カリェリオス(Renan Calherios)議員には数々の汚職疑惑が指摘されている(2013年1月30日撮影)。(c)AFP/PEDRO LADEIRA

5728チバQ:2013/02/02(土) 23:55:09
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130202-00000008-jij_afp-int
「冗談で立候補したら選ばれた」、英国教会の次期トップが告白
AFP=時事 2月2日(土)10時58分配信



英国教会の最高位聖職者であるカンタベリー大主教の後任に決まったジャスティン・ウェルビー主教(2012年11月9日撮影)。
【AFP=時事】冗談のつもりで立候補したら、英国国教会(Church of England)の最高位職、カンタベリー大主教(Archbishop of Canterbury)に選ばれてしまった――。昨年12月に退任したローワン・ウィリアムズ(Rowan Williams)大主教の後任に決まった英ダラム(Durham)のジャスティン・ウェルビー(Justin Welby)主教(56)が、4日の任命式を前にこんな裏話を披露した。


 イングランド中部ノッティンガム(Nottingham)近郊のトレントビンヤード(Trent Vineyard)教会で1月27日に行われたインタビューでウェルビー主教は、自分のことを「ごくありふれた普通のキリスト教徒に過ぎない」と評価。ウィリアムズ氏退任に伴う次期大主教の選考に応募するよう推挙されたときも、主教になってまだ7か月の自分が立候補するなど「ばかげている」と思ったという。

 世界に信徒8000万人を抱える英国教会の精神的主柱であるカンタベリー大主教の候補者は5人。ウェルビー主教は応募したときについて、次のように語った。

「立候補の意思表明書には、もし大主教に任命されたらあれをやります、これもやりますと書き連ねました。そして一番最後に、こう書いたんです。『私は、この文章を楽しみながら書いています。選考委員の皆さんにも楽しく読んでいただけることを願っています。でも、まあ正直に言うと、これは冗談です。なぜなら、主教になってわずか7か月しかたっていない人間をカンタベリー大主教に任命するなど、全くもってばかげたことだというのが自明だからです。どうか正しい選択をしてくださるよう、祈っております』」

 トレントビンヤード教会のウェブサイトに掲載されたインタビューの中でウェルビー主教は、「私は大主教として、多くの人々をがっかりさせてしまうでしょう。英国国教会というのは非常に人間的なものなんです。そして私も、ごくごく普通のキリスト教徒にすぎません」と述べている。

 ウェルビー主教は、ケンブリッジ大学(Cambridge University)を卒業後、石油会社に11年勤務し役員も務めた経歴の持ち主。1月30日、カンタベリー大主教の公邸であるロンドン(London)のランベス宮殿(Lambeth Palace)に居を移しており、2月4日にセントポール寺院(St Pauls Cathedral)で法的な大主教任命を受ける。第105代カンタベリー大主教の就任式典は、3月21日に英南東部にあるカンタベリー大聖堂で行われる。【翻訳編集】 AFPBB News
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5729チバQ:2013/02/03(日) 09:29:15
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130202-00000077-mai-eurp
<ドイツ>与党、緑の党と連立案浮上 脱原発で対立解消
毎日新聞 2月2日(土)20時33分配信
 【ベルリン篠田航一】今秋に連邦議会(下院)選を控えるドイツで、3選を目指すメルケル首相率いる保守系会派キリスト教民主・社会同盟が、環境政党・緑の党と国政で初の連立を組む可能性が浮上している。民主・社会同盟は原発推進派だったが、福島第1原発事故後に「脱原発」へと転換を図り、緑の党との「垣根」が低くなっていた。現状では保革両陣営とも過半数の議席確保は微妙な情勢で、早くも選挙後の政権枠組みを巡る議論が熱を帯び始めている。

 緑の党は98〜05年に社会民主党と左派連立政権を樹立した。現在は野党だが、福島事故後に国内で高まった「反原発」世論に乗り、同党出身の初の州首相が11年に誕生するなど存在感を増している。

 世論調査によると、民主・社会同盟の支持率は昨秋から40%前後で推移し、05年以来の高水準が続いている。欧州債務危機に手堅く対処するメルケル首相への評価は高く、約7割が首相の仕事に「満足」と答えた。一方、現在の連立相手である保守系の自由民主党は議席獲得に必要な5%も危うい状況で、連立相手となる可能性は低いとみられる。

 これに対し、野党側は中道左派・社会民主党の支持率が25%前後にとどまり、緑の党の約15%と合わせても過半数には遠く及ばない。

 このため、単純に合計すると50%を超すとみられる民主・社会同盟と緑の党の連立案が浮上し始めている。民主・社会同盟は最大野党、社会民主党との2大政党による「保革大連立」を旧西独時代も含め過去2回経験しているが、「大所帯」同士の連立政権はかじ取りが難しいとされる。より小規模な緑の党と組む方が、政権運営は容易だとの見方がある。

 緑の党では昨年11月、保守色が強いカトリン・ゲーリングエッカート氏を「党の顔」となる首相候補の一人に選び、政権党との連立に向けた環境を整えつつある。

 双方の党内には連立に異論を唱える声も根強いが、社会同盟のゼーホーファー党首は「現在の自由民主党との連立が不可能となれば、他党との連携を模索すべきだ」と発言、緑の党との連立を意識したかのような表現を使い始めている。緑の党からも「野党に安住するのは有権者が受け入れない」(ヤネチェク同党バイエルン州代表)と政権入りに意欲的な声が聞かれる。

5730チバQ:2013/02/03(日) 17:02:13
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130203/amr13020316100002-n1.htm
新指導部の顔触れに注目、キューバで国会議員選
2013.2.3 16:09

 キューバで3日、人民権力全国会議(国会)議員選が行われる。選挙から45日以内に集団指導機関である国家評議会のメンバーも改選され、再任が確実な同評議会のラウル・カストロ議長(81)とともに新体制の顔触れに注目が集まる。

 キューバは政府幹部の高齢化が深刻。2008年に就任した議長は世代交代を促すため政府幹部職の在任期間を10年に制限すると表明、次の5年間が最後の任期となる可能性が高い。主要ポストに若手が登用されるかがポイントとなる。

 国会議員選は事実上の信任投票で候補者全員が当選する見通し。任期は5年。選挙から45日以内に開かれる国会で、新たな議員の中から国家元首である国家評議会の議長や第1副議長、5人の副議長が選ばれる。

 国会議員の候補612人の名簿は昨年12月に発表された。病気のため08年に退任した実兄のフィデル・カストロ前議長(86)も名前を連ねた。(共同)

5731チバQ:2013/02/03(日) 19:10:16
1282 名前:チバQ 投稿日: 2013/02/03(日) 19:09:54
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130131-00000541-sanspo-socc
日本人FW、激しい人種差別を理由に退団
サンケイスポーツ 1月31日(木)19時22分配信

 サッカーのスロバキアリーグ、MSKリマフスカ・ソバタ所属の日本人FW中村祐輝(25)は30日、自身のブログで「人種差別的なことを受けて生活できなくなり帰国しました」と綴り、チームを退団したことを明かした。

 ブログによると、中村は9月にすでに帰国しており、サポーターから人種差別の標的にされ、中には彼らに加勢するチームメートがいたことも明かした。「試合前、後にはサポーターから鬼の形相で自分の名前だけ叫ばれて、中指を立てられ…チームメイトは誰も助けてくれない。そこに加担するかのような選手もいました」と克明に記している。

 さらに「チームに脅迫みたいなものが来てしまい責任を持てない」とクラブから説明があったことも語っている。

 中村は国士舘大学卒業後にルーマニアのクラブでプレー。12年にチェコリーグ、ビクトリア・ジジュコフに移籍し、同8月からリマフスカ・ソバタにレンタル移籍していた。

 日本選手に対する人種差別をめぐっては11年8月、当時ベルギーリーグ、リールス所属だった日本代表GK川島永嗣(29)=現スタンダール・リエージュ=が、ゲルミナル・ベールショット戦で敵サポーターから福島での原発事故を連想させる「カワシマ、フクシマ!」の野次を浴び、川島自ら主審に抗議して試合を一時中断させる騒動があった。

 サッカー界では人種差別問題がはびこっており、国際サッカー連盟のゼップ・ブラッター会長(76)は対策の一環として、差別行為があったチームの勝ち点を剥奪するなどの処分を検討している。

5732チバQ:2013/02/04(月) 19:55:06
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201302040096.html
2013年2月4日18時13分
パラグアイ大統領選の候補者死亡、選挙活動の移動中にヘリ墜落
2月3日、パラグアイ北部で2日夜にヘリコプターが墜落し、搭乗していた大統領選の立候補者オビエド氏が死亡した。写真は同氏の選挙ポスター。アスンシオンで撮影(2013年 ロイター/Jorge Adorno)


 [アスンシオン 3日 ロイター] パラグアイ北部で2日夜、ヘリコプターが墜落し、搭乗していた大統領選の立候補者リノ・オビエド氏(69)が死亡した。

 同国の大統領選は4月に行われる予定で、選挙活動の移動でヘリに搭乗していたオビエド氏は、悪天候のなか首都アスンシオンに戻る最中だった。警察は3日、墜落したヘリの残骸から同氏の遺体を収容した。

 元軍人のオビエド氏は、独裁政権を終わらせた1989年のクーデターに関与しており、遺体が収容された3日はこのクーデターから24年を迎える節目の日だった。また同氏は、90年代にも国家転覆を画策したとして禁錮10年の判決を受けていた。

 世論調査によると、オビエド氏の支持率は大統領選の立候補者の中で4番目か5番目に高かった。

5733チバQ:2013/02/04(月) 20:03:59
http://www.asahi.com/international/update/0204/TKY201302040133.html
2013年2月4日15時10分
93年から議長のアラルコン氏引退 キューバ国会議員選
 【サンパウロ=岩田誠司】キューバの国会にあたる人民権力全国会議の総選挙が3日、実施された。議員定数と同じ612人が立候補しており、全員が当選する見込み。キューバ革命を経験し、1993年から同会議の議長を務めてきたアラルコン氏(75)は出馬しなかった。開票結果は4日にも発表されるとみられる。

 アラルコン氏の引退で、革命に参加した候補者は、フィデル・カストロ前国家評議会議長(86)を含む22人となる。候補者全体の平均年齢は48歳で、革命後に生まれた世代が約8割となった。

 人民権力全国会議は2月末に招集され、国権の最高機関である国家評議会のメンバーと議長が選ばれる見通しとなっている。

5734チバQ:2013/02/04(月) 20:09:02
http://mainichi.jp/select/news/20130205k0000m030062000c.html
イタリア総選挙:金融スキャンダルで民主党支持率に陰り
毎日新聞 2013年02月04日 20時03分

 【ローマ福島良典】イタリア総選挙(2月24〜25日)を3週間後に控え、経営不振に陥って公的資金投入を受けた大手銀行の金融スキャンダルが拡大し、政界に波紋を広げている。検察当局が捜査に着手する中、銀行と関係の深い中道左派・民主党の支持率に陰りが見え、大型減税を打ち出したベルルスコーニ前首相(76)の中道右派連合の追い上げを許している。支持率が伯仲し、上下両院で異なる会派が過半数を占める「ねじれ国会」となれば、新政権の基盤が弱体化するのは必至だ。

 イタリア3位のモンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ銀行の乱脈経営が1月下旬に明るみに出たのが発端。07年の中堅銀行アントンベネタ買収や、06〜09年のデリバティブ(金融派生商品)取引で最大7億2000万ユーロ(約900億円)の巨額損失を出す見通しだ。デリバティブ取引の相手方は野村ホールディングス、ドイツ銀行、米JPモルガン。

 地元メディアによると、検察当局は(1)シエナ銀行の当時の経営陣によるインサイダー取引や市場操作(2)アントンベネタ買収での贈収賄(3)イタリア銀行と規制当局のシエナ銀行に対する監督不行き届き−−の有無を調べている。今週、旧経営陣の関係者約10人から事情を聴くという。

 シエナ銀行が本拠を置くイタリア中北部シエナはベルサニ書記長(61)率いる民主党の牙城。民主党は銀行経営にも株主団体を通じて関与してきた。中道右派連合に属する北部地域政党「北部同盟」のマローニ党首は3日、「民主党は真相を解明すべきだ」と責任を追及した。

 約39億ユーロ(約4900億円)もの政府支援を受けるシエナ銀行のスキャンダルに国民の不満が募り、中道右派連合に有利に働いている。勢いに乗るベルルスコーニ氏は3日、北部ミラノの集会で「生涯最後の選挙戦に臨む」と宣言し、モンティ暫定首相(69)の下で導入された固定資産税の廃止と納税分還付などの政策を発表した。

 2日付イタリア紙の世論調査によると、自由国民と北部同盟を中心とする中道右派連合は支持率を27・8%に伸ばし、民主党率いる中道左派連合(32・8%)との差を5ポイントにまで縮めた。既成政党批判を展開する政治団体「五つ星運動」も国民の不満を吸収して支持率18%に台頭している。モンティ氏の中道勢力連合は14・2%と伸び悩んでいる。

 ◇中道左派連立政権誕生の公算大

 ミラノ大学のアルベルト・マルティネッリ名誉教授(政治学・社会学)

 総選挙では民主党のベルサニ書記長率いる中道左派連立政権が誕生する公算が大きい。だが、下院では過半数に達しても上院では取れない可能性があり、モンティ暫定首相(69)の中道勢力連合と組むことになるだろう。

 新政権ではモンティ内閣の財政緊縮策が継続されるが、より経済成長に力点を置いた措置が取られるだろう。国際投資家はモンティ氏が新政権でなんらかの役割を果たすことを期待しており、重量級の経済相や外相などに就く可能性がある。

 「五つ星運動」はきちんとした政策は持っておらず、ポピュリスト(大衆迎合主義者)的なメッセージを送るだけだが、彼らが展開している政党批判は正しい。五つ星運動はイタリア政党政治の旧弊の産物なのだ。

5735チバQ:2013/02/04(月) 20:38:10
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&k=2013020400013
新内閣の陣容発表=中央アフリカ
 【バンギAFP=時事】1月に反政府勢力との間で和平合意が成立した中央アフリカ共和国のチャンガイ首相は3日、合意に基づき発足する統一政府の内閣人事を発表した。国営メディアが報じた。財務相はチャンガイ首相が兼務するほか、国防相兼副首相には反政府勢力「セレカ」のジョトディア代表が就任。複数の主要ポストに野党や反政府勢力の幹部が名を連ねている。
 中央アフリカは、反政府勢力が2012年12月に攻勢を強め不安定化したが、周辺国の仲介で13年1月に統一政府を樹立する和平合意に至った。(2013/02/04-01:19)

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5736チバQ:2013/02/04(月) 20:40:45
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130204/asi13020420130001-n1.htm
豪安保戦略、抱えるジレンマ 日米との同盟深化も…最大貿易国・中国に配慮
2013.2.4 20:12 (1/2ページ)
 【シンガポール=青木伸行】オーストラリアのギラード政権は4日までに、国防の指針である初の「国家安全保障戦略」を策定した。主に中国の脅威を念頭にした米国や日本との軍事協力、サイバー攻撃への対応強化などが柱だ。ただ、対中脅威認識に関する記述は極めて抑制的で、最大の貿易相手国である中国が、「二律背反の存在」(国防省幹部)であることも印象づけている。豪州国内には対中政策との絡みで、日本との協力強化に水を差す論調も一部にみられる。

 国家安全保障戦略は戦略環境の基本認識として、オバマ米政権と同様、安保の中心軸はアジアに移行したと指摘している。

 米国との同盟関係強化では、合同訓練や「防衛貿易協力条約」、新型電子戦機の取得などを通じ相互運用性を高め、米海兵隊のローテーション展開などを支援することなどを掲げている。日本とは「日米豪3カ国の協力を通じ、包括的な戦略を構築する」など、主に“日米豪トライアングル”の観点から、協力を深化させる方針を示している。

 一方、中国に関する記述は、(1)軍事的な発展は経済成長の結果であり、自然なことだ(2)急速な軍備の近代化はある程度、地域の不確実性を高め、海洋の領有権争いを悪化させている(3)影響力を地域の平和と安定に活用するよう、中国に促す(4)豪州は中国との経済、政治、戦略対話の構築を追求する−などである。

 こうした「穏便」ともいえる表現は、豪中の相互貿易が1200億豪ドル(約11兆6千億円)にのぼる中、「中国を敵に回したくないし、現時点で中国は敵でもない。米国か中国かの選択ではない。中国を刺激しないよう細心の注意を払っている」(国防省幹部)という、実情と本音の反映だといえるだろう。

 しかし、野党・自由党のトニー・アボット党首は「中国に強い安保上の懸念を表明し、圧力をかけるべきだ」と批判する。

 日本との協力強化については、元国防副次官のヒュー・ホワイト氏が「東京(日本)が豪州との緊密な関係に大きな関心をもっているのは、中国ゆえだ。豪州の戦略的利益は日本とはまったく異なる。尖閣諸島(沖縄県)をめぐり日本を支援するために、豪州は中国と戦争をするのか」と、異論を差し挟んでいる。

 これに対し、豪戦略政策研究所のピーター・ジェニングス所長は、「より『普通の日本』を促すべきだ。(地域の)リスクは(日本の)再軍備にあるのではなく、(日本が)地域の安全保障に強い影響力をもてないことにある」と反論。オーストラリア国立大学のジョン・ブラックスランド教授も「日本は中国に対する均衡戦略において、不可欠な存在だ」と強調する。

5737チバQ:2013/02/04(月) 20:41:43
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130204/erp13020419210002-n1.htm
スペイン首相に不正資金疑惑 辞任求める声も
2013.2.4 19:16 (1/2ページ)

不正資金疑惑が浮上したスペインのラホイ首相
 【ベルリン=宮下日出男】スペインのラホイ首相が党への企業献金から不正に資金を受け取っていた疑惑が浮上した。首相は否定しているが、政府の緊縮財政などで痛みを強いられる国民の不満が高まっているさなかのスキャンダル疑惑だけに、野党や国民からは首相の辞任を求める声も強まっている。

 疑惑は、保守系与党の国民党が建設会社を中心に企業から受領した献金が、首相を含む党幹部らに不正に渡っていたとの内容。主要紙パイスが1月末、党会計担当者が保管していた手書きの明細書の写真とともに報じ、発覚した。

 報道によると、首相には1997年から2008年まで年間約2万5千ユーロ(約300万円)が支払われていたとされ、総額が30万ユーロ超に上る可能性もあるという。会計担当者は、09年までに約2200万ユーロの資金をスイスの銀行口座に隠していた疑惑で、すでに当局が捜査している。

 首相らに渡ったとされる献金も適正に申告処理されていれば、違法ではない。党側は1日に緊急会合を開き、疑惑を全面否定。党首でもあるラホイ首相は「無申告の金を受け取ったことも、分配したこともない」と述べ、自身の所得・資産を公開すると確約した。

 ラホイ首相は11年末の就任後、不動産バブル崩壊後の金融・財政不安解決のため、増税などによる財政健全化に取り組むが、経済低迷で高失業率などに悩む国民の政権への不満は強い。

 このため野党は「信頼される政府が必要だが、この政権はそうではない」と批判。国民の間では抗議デモが起き、インターネット上の辞任要求の請願の賛同者は75万人超に上る。疑惑で政権運営や財政健全化策に支障をきたせば、沈静化に向かう債務危機の新たな不安材料にもなりかねない。

5738チバQ:2013/02/05(火) 22:52:25
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130204-00000072-mai-eurp
<イタリア総選挙>金融スキャンダルで民主党支持率に陰り
毎日新聞 2月4日(月)20時3分配信

 【ローマ福島良典】イタリア総選挙(2月24〜25日)を3週間後に控え、経営不振に陥って公的資金投入を受けた大手銀行の金融スキャンダルが拡大し、政界に波紋を広げている。検察当局が捜査に着手する中、銀行と関係の深い中道左派・民主党の支持率に陰りが見え、大型減税を打ち出したベルルスコーニ前首相(76)の中道右派連合の追い上げを許している。支持率が伯仲し、上下両院で異なる会派が過半数を占める「ねじれ国会」となれば、新政権の基盤が弱体化するのは必至だ。

 イタリア3位のモンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ銀行の乱脈経営が1月下旬に明るみに出たのが発端。07年の中堅銀行アントンベネタ買収や、06〜09年のデリバティブ(金融派生商品)取引で最大7億2000万ユーロ(約900億円)の巨額損失を出す見通しだ。デリバティブ取引の相手方は野村ホールディングス、ドイツ銀行、米JPモルガン。

 地元メディアによると、検察当局は(1)シエナ銀行の当時の経営陣によるインサイダー取引や市場操作(2)アントンベネタ買収での贈収賄(3)イタリア銀行と規制当局のシエナ銀行に対する監督不行き届き−−の有無を調べている。今週、旧経営陣の関係者約10人から事情を聴くという。

 シエナ銀行が本拠を置くイタリア中北部シエナはベルサニ書記長(61)率いる民主党の牙城。民主党は銀行経営にも株主団体を通じて関与してきた。中道右派連合に属する北部地域政党「北部同盟」のマローニ党首は3日、「民主党は真相を解明すべきだ」と責任を追及した。

 約39億ユーロ(約4900億円)もの政府支援を受けるシエナ銀行のスキャンダルに国民の不満が募り、中道右派連合に有利に働いている。勢いに乗るベルルスコーニ氏は3日、北部ミラノの集会で「生涯最後の選挙戦に臨む」と宣言し、モンティ暫定首相(69)の下で導入された固定資産税の廃止と納税分還付などの政策を発表した。

 2日付イタリア紙の世論調査によると、自由国民と北部同盟を中心とする中道右派連合は支持率を27.8%に伸ばし、民主党率いる中道左派連合(32.8%)との差を5ポイントにまで縮めた。既成政党批判を展開する政治団体「五つ星運動」も国民の不満を吸収して支持率18%に台頭している。モンティ氏の中道勢力連合は14.2%と伸び悩んでいる。

 ◇中道左派連立政権誕生の公算大

 ミラノ大学のアルベルト・マルティネッリ名誉教授(政治学・社会学)

 総選挙では民主党のベルサニ書記長率いる中道左派連立政権が誕生する公算が大きい。だが、下院では過半数に達しても上院では取れない可能性があり、モンティ暫定首相の中道勢力連合と組むことになるだろう。

 新政権ではモンティ内閣の財政緊縮策が継続されるが、より経済成長に力点を置いた措置が取られるだろう。国際投資家はモンティ氏が新政権でなんらかの役割を果たすことを期待しており、重量級の経済相や外相などに就く可能性がある。

 「五つ星運動」はきちんとした政策は持っておらず、ポピュリスト(大衆迎合主義者)的なメッセージを送るだけだが、彼らが展開している既成政党批判は正しい。五つ星運動はイタリア政党政治の旧弊の産物なのだ。

5739チバQ:2013/02/07(木) 00:11:55
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130206/erp13020622130002-n1.htm
あと1年 国の威信かけ突貫工事、“プーチン流”に地元反発も
2013.2.6 22:10 (1/2ページ)

ソチ冬季五輪開幕まで7日であと1年となるのを前に、ロシア・ソチの空港に大きな五輪マークがお目見えした(共同)
 【ソチ=遠藤良介】ロシアが南部ソチで初めて自国開催する冬季五輪まで、7日でちょうど1年となった。プーチン大統領が2期目の2007年、会場建設をほぼゼロから行う壮大な計画を打ち出し、招致に成功した。現地では国の威信をかけた突貫工事が進められているものの、インフラ整備は全体的に遅れが目立ち、地元住民の意識とはかけ離れた巨大事業には不満の声も多く聞かれた。

 夏場の保養地として知られた黒海沿岸のソチ(人口約36万人)が急激な変貌を遂げている。郊外のアドレル地区では海岸沿いにスケート競技のスタジアム群が出現。約40キロ離れた山間部、クラスナヤ・ポリャーナ地区にはスキー競技施設やリゾート・ホテルが設けられ、同地区への鉄道敷設も急ピッチで進む。

 「ソ連という超大国の崩壊で人々は傷つき、国民を束ねる理念も失われた」。地元ジャーナリストのチトフ氏(36)はこう話し、「プーチン氏は五輪開催で大国の復活をアピールし、国民を束ねようと考えたのだ」と指摘する。

 五輪会場の建設を担う国策企業「オリンプストロイ」によれば、すでに競技会場はほぼ完成し、通信関連の整備とテスト大会の開催を並行して行っている段階。同社では「競技施設は全て国際水準に合致するものだ」と胸を張る。

 ただ、国家主導の大事業には非効率と腐敗がつきもので、競技施設以外では工事の遅れも目立つ。開会式などが行われる中央スタジアムはいまだ骨組みの段階で、周辺は陥没だらけの泥道だ。新設予定のホテル43軒のうち24軒は、五輪に間に合わない恐れがあると指摘されている。

 ソチ五輪の総費用が当初予定の5倍にあたる1兆5千億ルーブル(約4兆6900億円)に膨らみ、夏冬を通じた五輪史上で最高額となることも確実になった。

 プーチン流の“突貫五輪”で生活が一変した住民も多い。鉄道トンネルの建設予定地から家族が立ち退きを命じられたというブロフキナさん(48)は、「買ったばかりのアパートが当局側の査定で購入額の半分と評価された。こんな不公平なことはない」と憤りを隠さない。

 ソチ郊外のロー地区では、住民のクラフチェンコさん(53)が自宅裏手に出現した21ヘクタールの産業廃棄物の集積場に頭を悩ませていた。「あらゆる産廃が雑然と捨てられ、汚染水が約700メートル先の海に流れている。行政府から閉鎖命令を勝ち取ったが、まだ産廃搬入が続いている」という。

 ソチでは今も下水処理施設のない地域が多く、停電や断水も頻発する。地元住民には、五輪開催のメリットがなかなか見えてこないのが実情のようだ。

5740チバQ:2013/02/07(木) 00:21:01
http://mainichi.jp/select/news/20130207k0000m030057000c.html
エジプト:「露出衣装」も政権皮肉の材料に
毎日新聞 2013年02月06日 20時30分(最終更新 02月06日 23時35分)

 【カイロ秋山信一】エジプトのモルシ大統領の出身組織である穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団系の政党が参加した会議の関連イベントに、露出が多い衣装の女性歌手が出演したことがエジプトで話題になっている。インターネット上には動画がアップされ、「これが同胞団の目指す社会」などと皮肉るコメントがついている。経済の低迷を背景に反政権デモが激化する中、市民はネット上でも政権の“揚げ足取り”でストレスを解消しているようだ。

 会議は1月22日、エジプト東部にある紅海沿いのリゾート地ハルガダで開かれた。地方政府やロシアのメディアなどが共催し、同胞団系の自由公正党などの政党や観光関連団体が参加して、観光振興について協議した。

 問題となっているのは、会議後に開かれたパーティー。レバノン人の女性歌手が、上半身の露出が多いミニスカート姿でステージに立った。ステージ後方には会議に参加した団体のロゴマークが並んでいたが、その中に自由公正党のロゴが含まれていたことから話題になった。

 1月下旬にインターネットの動画投稿サイトで紹介されると、フェイスブックなどソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を通じて広がった。モルシ大統領がステージで女性歌手と共演しているかのような合成写真も出回り、「シャリア(イスラム法)に反しない範囲でやってください」などと風刺している。

 イスラム教の聖典コーランには、女性は人前で肌をさらさないような服装をするよう求める記述がある。自由公正党の報道担当者は毎日新聞の取材に「党の関係者は会議後、帰った。イベントとは関係がない」と話した。

 エジプトでは若者を中心にSNSの利用は定着しており、ムバラク前政権を崩壊に追い込んだ中東の民主化要求運動「アラブの春」でも、民主化勢力が連帯する手段として注目された。

5741チバQ:2013/02/07(木) 00:22:31
http://mainichi.jp/select/news/20130206k0000e030149000c.html
エジプト:スンニ派指導者、訪問のイラン大統領に苦言
毎日新聞 2013年02月06日 10時42分(最終更新 02月06日 12時21分)


記者会見に臨むイランのアフマディネジャド大統領(前列左から2人目)とアズハル総長のタイエブ師(同右から2人目)=エジプトの首都カイロで2013年2月5日、秋山信一撮影
拡大写真 【カイロ秋山信一】イランのアフマディネジャド大統領は5日、イラン首脳としてイスラム革命(79年)後初めてエジプトを訪問し、首都カイロでイスラム教スンニ派の最高権威機関アズハルの総長タイエブ師と会談した。シーア派が大多数を占めるイランについて、タイエブ師から「スンニ派の権利が保障されていない」などと苦言を呈され、エジプトとの関係改善を狙うアフマディネジャド大統領は出はなをくじかれた格好だ。

 アフマディネジャド大統領は5日、カイロ国際空港で、エジプトのモルシ大統領の出迎えを受けた。午後にはタイエブ師と約2時間、会談した。

 アズハルによると、アフマディネジャド大統領は会談で「私は宗教学者ではないが、宗派の違いを超えたイスラムの統合について話したい。我々は今、統合を果たす義務を感じている」などと呼びかけた。

 これに対して、タイエブ師は「エジプトはスンニ派が多数の国だ。シーア派の拡大は望まない」と断言。さらに「(シーア派が多数を占める)バーレーンを含めたアラブ諸国の内政に、他国が干渉すべきではない」と述べ、中東での影響力拡大を狙うイランをけん制した。さらに内戦が続くシリア情勢についても「これ以上の流血を避けるため、速やかな行動が必要だ」と述べ、アサド政権擁護を続けるイランにくぎを刺した。

 会談後の記者会見で、大統領はなおも「エジプトとイランは歴史的に結びつきが強い。今回の訪問が2国間の新たな始まりとなるよう願っている」と友好姿勢を示したが、タイエブ師は「イスラムの統合には取り除くべき障壁が多い」と述べるにとどめた。

 エジプトがイスラエルとの和平路線をとった79年以降、イランとエジプトの関係は冷え切っていた。だが11年のムバラク政権崩壊以降は、シリア情勢を巡る対立などを抱えながらも、関係改善を模索している。アフマディネジャド大統領は6日にイスラム協力機構(OIC)の首脳会議に出席し、モルシ大統領とも会談する。

5742チバQ:2013/02/07(木) 00:29:02
http://www.asahi.com/international/update/0206/TKY201302060541.html
2013年2月6日23時35分
ドイツ教育相の博士号を剥奪 33年前の論文盗用で
 【ベルリン=松井健】ドイツのデュッセルドルフ大学哲学部の学部評議会は5日、アンネッテ・シャバーン教育・研究相の33年前の博士学位請求論文に盗用があったとして、博士号を剥奪(はくだつ)することを決めた。シャバーン氏は盗用を否定しているが、今年9月の総選挙を前に、メルケル首相の信頼が厚いシャバーン氏をめぐる与野党の争いが激化するのは必至だ。

 同評議会は、シャバーン氏が1980年の博士学位請求論文「人間と良心」で「自らのものではない思考を組織的、意図的に」使ったと判断した。ネット上で指摘があり、大学側が調査していた。シャバーン氏は「不注意なミス」を認めたが、盗用の意図は否定。野党が求める教育相辞任の意思もないとしている。メルケル政権ではグッテンベルク前国防相も2011年に博士論文盗用で政界引退に追い込まれた。

5743チバQ:2013/02/07(木) 22:39:27
http://mainichi.jp/select/news/20130207k0000e030145000c.html
チュニジア:制憲議会を解散し選挙へ 野党党首暗殺で混迷
毎日新聞 2013年02月07日 10時10分(最終更新 02月07日 12時01分)


 【カイロ秋山信一】チュニジアのジェバリ首相は6日夜、テレビ演説し、近く制憲議会を解散し、選挙をする方針を明らかにした。選挙までは、実務家による暫定内閣が政務にあたる。6日に野党指導者が自宅前で射殺され、反政権デモが起きるなど、与党への反発が強まったことを受けての判断とみられる。中東の民主化要求運動「アラブの春」の先駆けとなり、比較的安定していたチュニジアだが、にわかに混迷の度合いが増してきた。

 ジェバリ首相は演説で「内閣改造に関する政党間協議が不調に終わった。小規模な実務家内閣を作り、なるべく早期に選挙を実施する」と説明した。

 チュニスでは6日朝、少数政党「民主愛国党」のベルイード党首が自宅前で何者かに撃たれて死亡した。ベルイード氏は、イスラム原理主義組織への対策が不十分として、連立与党の最大勢力である穏健派イスラム政党アンナハダを批判していた。野党勢力は暗殺事件にアンナハダが関与した疑いを指摘したが、アンナハダは否定する声明を発表した。

 事件後、チュニジア各地で反政権デモが発生し、チュニスではアンナハダ本部が放火された。内務省によるとデモ隊との衝突で警察官1人が死亡した。

 チュニジアでは11年1月にベンアリ独裁政権が崩壊。10月の制憲議会選挙でアンナハダが第1党となり、中道政党などと連立与党を組んだ。しかし新憲法の制定は遅れており、最近では連立パートナーがアンナハダ出身の閣僚の交代を求めたため、連立内で協議を続けていた。

5744チバQ:2013/02/07(木) 22:40:14
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130207/mds13020701220000-n1.htm
チュニジア 世俗派指導者暗殺? 抗議デモ、治安部隊と衝突
2013.2.7 01:21 [政変・反政府デモ]
 【カイロ=大内清】チュニジアの首都チュニスで6日、世俗派野党指導者で弁護士のショクリ・ベルイード氏が自宅前で何者かの銃撃を受け殺害された。同氏の弟はフランス通信(AFP)に「兄は暗殺された」と語った。世俗派と対立するイスラム勢力による犯行の可能性がある。

 2011年1月のチュニジア政変を機に中東・北アフリカの独裁的な長期政権が次々と倒れる中、域内各地では、それまで強権で押さえ込まれてきた過激派を含むイスラム勢力が活動を活発化させ、世俗派と敵対するケースが目立っている。今回の事件は、「アラブの春」後の政治混乱がさらに暴力化しかねない懸念を浮き上がらせた格好だ。

 事件についてチュニジアのジェバリ首相は6日、「革命に対する暗殺だ」と非難。首相の出身母体であるイスラム原理主義組織ムスリム同胞団系の政党、アンナハダの指導者ガンヌーシ氏も、ベルイード氏殺害犯が「国に血の海を作ろうとしている」と述べた。ベルイード氏の親族は同党が黒幕だと主張しているが、ガンヌーシ氏は否定した。

 事件を受け、チュニスなどでは世俗派が抗議デモを行い治安部隊と衝突、一部はアンナハダの事務所などを襲撃した。チュニジアでは政変後の経済低迷で不満が噴出しやすい状況にあるほか、政府にシャリーア(イスラム法)導入を求める急進的イスラム勢力の集会も頻発しており、混乱が長期化する恐れもある。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/130207/mds13020721080007-n1.htm
チュニジア内閣改造へ 暗殺事件受けガス抜き
2013.2.7 21:07

6日、チュニジアの首都チュニスで、警官隊と衝突するデモ隊(ロイター)
 【カイロ=大内清】世俗派野党指導者ベルイード氏の暗殺事件を受け、チュニジアの首都チュニスなどでは7日、世俗派が抗議ストを呼びかけた。これに先立つ6日夜、ジェバリ首相は実務家を中心とした内閣改造を行うと表明した。

 議会第1党で政権を主導するイスラム原理主義組織ムスリム同胞団系のアンナハダへの不満を緩和する狙いがあるとみられるが、時期は明示せず、混乱収拾につながるかは不透明だ。

 テレビ演説したジェバリ首相は、早期に議会を解散し総選挙を実施する考えも示した。ただ、選挙では組織力で勝るイスラム勢力が有利ともいわれるだけに、解散時期をめぐって世俗派との綱引きが続きそうだ。

 世俗派のデモ隊は、暗殺事件はアンナハダなどのイスラム勢力の仕業だと非難。チュニスでは6日、デモ隊から投石を受けた警官1人が死亡した。

5745チバQ:2013/02/07(木) 23:27:25
http://www.cnn.co.jp/world/35027917.html
イラン大統領に靴の「歓迎」 30年ぶりのエジプト訪問で
2013.02.07 Thu posted at 09:36 JST

カイロ(CNN) イランのアフマディネジャド大統領が訪問先のエジプトで、靴を投げつけられる事件があった。イスラム社会で靴を投げるのは、相手を強く侮辱する行為。イランの大統領がエジプトを訪問するのは約30年ぶりだった。

トルコのアナドル通信は、エジプトの首都カイロで支持者に囲まれてにこやかに握手を交わしていたアフマディネジャド大統領に対し、男が靴を投げつける映像を公開した。エジプトの検察によれば、靴を投げた男は数人いたという。

男のうち1人は、「おまえは私たちの兄弟を殺した」と叫んでいた。アナドル通信は、この男が投げた靴は警備員に当たったと伝えている。

検察は、この事件にかかわったとしてイスラム教スンニ派のサラフィ主義の男4人を拘束した。4人は500エジプトポンド(約7000円)を払って保釈されている。

サラフィ主義はスンニ派の教えに従い、シーア派がエジプトで政治活動を行うことに反対している。イランに対しては、スンニ派が多数を占めるエジプトで、シーア派に資金を供給してシーア派の教えを広めていると非難していた。

アフマディネジャド大統領はカイロでスンニ派の最高権威機関アズハルを訪問したほか、シーア派にゆかりの深い歴史的建造物のアルフセイン・モスクを訪れたと伝えられている。

5746チバQ:2013/02/08(金) 00:37:49
http://mainichi.jp/select/news/20130208k0000m030147000c.html
チュニジア:与党も首相案に反対 混乱広がる
毎日新聞 2013年02月07日 23時35分(最終更新 02月08日 00時10分)

 【カイロ秋山信一】チュニジア連立政権の最大与党である穏健派イスラム政党アンナハダのジャラシ副党首は7日、ジェバリ首相(同党出身)が6日に表明した実務者内閣の創設と早期の制憲議会選の実施に党として反対する方針を明らかにした。主要野党は制憲議会をボイコットするとして与党側を揺さぶっており、アンナハダに批判的な野党指導者の暗殺に端を発した混乱が政界にも広がっている。

 ジャラシ副党首は党のウェブサイトを通じて、首相案について「党の意見を聞かずに表明したもので、党としては同意できない」と述べた。アンナハダは11年10月の制憲議会選で第1党となり、中道政党などと連立政権を組んでいる。首相の出身政党から異論が出たことで、政権与党の混乱を露呈した格好だ。

 一方、世俗派野党連合「人民戦線」などは、首相案を大筋で歓迎し、憲法草案を策定中の今議会はボイコットする方針を明らかにした。

 チュニジアでは6日、少数政党の野党「民主愛国党」のベルイード党首が自宅前で射殺されたことを契機に、首都チュニスなどで大規模な反政権デモが発生。チュニスや南部ガフサでは7日もデモ隊と警官隊が衝突した。また労働組合は8日にゼネストを行うことを決めた。

5747チバQ:2013/02/11(月) 12:23:55
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130210/erp13021000220000-n1.htm
論文盗用の独教育相が辞任 3選目指すメルケル首相に打撃
2013.2.10 00:20

9日、ベルリンで記者会見に臨むドイツのメルケル首相(右)と、教育相を辞任したシャバン氏(ロイター)
 論文盗用を理由に哲学の博士号を剥奪されたドイツのシャバン教育相が9日、辞任した。ドイツのメディアが伝えた。シャバン氏はメルケル首相の側近の一人で、今年秋に予定される連邦議会(下院)選を経て3選を目指すメルケル氏にとって打撃になりそうだ。

 ニーダーザクセン州政府で科学相を務めるワンカ氏が後任に就く見通し。シャバン氏は「職務に支障をきたしてはならない」と辞任の理由を語る一方、「論文を盗用したことも、ごまかしたこともない」と訴えた。

 シャバン氏は1980年に「人間と良心」をテーマにした論文で博士号を取得。昨年4月にインターネット上で盗用疑惑が取りざたされ、デュッセルドルフ大学が調査。出典を明示せず、他人の論文を引用した箇所が多数あったとして盗用を認定、大学が博士号の剥奪を発表した。(共同)

5748チバQ:2013/02/11(月) 12:24:32
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130210/mds13021011480001-n1.htm
チュニジア首相 内閣改造失敗なら辞任
2013.2.10 11:46

チュニジアの首都チュニスで行われた与党アンナハダ支持のデモに参加した人々=9日(ロイター)
 チュニジアのジェバリ首相は9日、フランスのテレビ局に対し、野党指導者暗殺事件後の政治危機収拾に向け、党派色を排除した少人数の実務型への内閣改造を行うと表明、失敗したら首相を辞任するとして実現に強い決意を示した。

 ジェバリ氏が所属する与党第1党のイスラム政党アンナハダは、内閣は実務型でなくアンナハダが主導すべきだと主張し、党内不一致が露呈している。他の連立与党や野党の多くはジェバリ氏の方針を支持している。

 ジェバリ氏は「私は祖国を救う義務を感じている」と述べ、国内を二分するイスラム、世俗両勢力の対立激化を避けるため、実務型内閣が必要だと強調。アンナハダ出身者が現在務めている内務、法務、外務の重要ポストを含む全ての閣僚が、政党に所属しない人物であるべきだと述べた。(共同)

5749チバQ:2013/02/11(月) 12:24:54
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130210/erp13021017320004-n1.htm
ベルルスコーニ前首相陣営が猛追 モンティ首相は中道左派揺さぶり イタリア総選挙
2013.2.10 17:22

7日、ローマ市内での政治集会で笑顔をみせるベルルスコーニ前首相
 【ベルリン=宮下日出男】今月24、25日投票のイタリア総選挙まで2週間を切った。モンティ政権による経済・財政改革路線継承の是非が争点だが、ベルルスコーニ前首相率いる中道右派が大衆迎合的な政策を打ち出し、リードする中道左派を猛追。モンティ首相の中道連合は支持率が伸び悩む一方、新政権樹立でキャスチングボートを握る公算が高まっている。

 ベルルスコーニ前首相は3日の選挙集会で住宅課税を廃止し、納めた税金も払い戻す考えを表明した。モンティ首相が導入した同税は国民に不人気で、前首相は「国の過ちに対する償いだ」と強調。9日には自陣営内でも意見の割れる未納入の税金の支払い免除も主張。「改革疲れ」した有権者の取り込みを狙う。

 選挙前最後の各種世論調査によると、民主党のベルサーニ書記長率いる中道左派が平均支持率34・7%で首位。中道右派は29%で、一時10ポイント以上あった差を5ポイント台にまで急速に縮めた。モンティ首相の中道連合は13・6%で、反緊縮派の政治勢力「5つ星運動」(16%)にも後れをとる。

 この結果、中道左派は首位の政党連合が自動的に過半数を得る下院で勝利が確実視される一方、仕組みの異なる上院では、中道右派の支持率上昇で、過半数獲得は困難との予測が大勢。イタリアでは上下両院の権限に大きな差がなく、安定政権をつくるには、上院で中道連合などの協力を得るのが不可欠とされる。

 ベルサーニ書記長はこのため、改革路線継続を訴えるとともに、「得票率が49%なら、モンティ首相含む他勢力に頼る用意がある」と秋波を送る。だが、これに対してモンティ首相は中道左派内の反緊縮派の小党との連携解消を要求。「われわれに関心があるなら、ベルサーニ氏は取捨選択せねばらない」と強気の態度で揺さぶりをかけている。

5750チバQ:2013/02/11(月) 12:25:53
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130210/asi13021019260000-n1.htm
スイス当局、審理再開を拒否 ザルダリ政権有利に パキスタン大統領汚職問題
2013.2.10 19:24 (1/2ページ)
 【ニューデリー=岩田智雄】パキスタンのザルダリ大統領の汚職問題をめぐり、パキスタン当局者は10日、汚職事件の舞台となったスイスの司法当局が審理再開を拒否したと明らかにした。汚職追及を進めるためパキスタン最高裁がスイスでの審理再開を求めるよう命じ、これに反発するザルダリ政権との間で対立が深まっていたが、スイス側の判断で、大統領は追及をかわす結果となった。

 パキスタン法務省のアバシ事務官は産経新聞の取材に「スイス当局は、大統領に免責特権があると認めた」と述べた。

 この汚職問題は、1990年代にザルダリ氏と妻の故ブット元首相がスイスの銀行を使って1200万ドルの資金洗浄をしたというもの。2007年、当時のムシャラフ大統領は政権の弱体化からブット氏らの汚職に対する訴追を取り下げる国民和解令を出し、ブット氏は事実上の亡命生活を終えて帰国を果たした。

 その後こうした「政治上の手打ち」に最高裁が違憲判断を下し、ブット氏の暗殺後、大統領に選出されたザルダリ氏に対し、08年に凍結されたスイスでの事件審理を再開する手続きを進めるよう政府に命じた。

 政府は大統領には免責特権があるとして拒否。スイスに審理再開を求める手紙を送らなかったギラニ首相(当時)は昨年、最高裁から法廷侮辱罪で有罪判決を受け失職した。後任のアシュラフ首相は命令を受け入れ、昨年10月にスイスに手紙を送っていた。

 パキスタンでは来月以降、下院選挙が予定されているが、汚職問題の決着は、ザルダリ氏が共同総裁を務める与党パキスタン人民党(PPP)に追い風となる。ただし、物価高騰や電力不足に国民の不満は根強く、9月に任期を終える同氏が再選できなければ、免責特権を失う可能性もある。

5751チバQ:2013/02/11(月) 12:26:27
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130210/mds13021023020007-n1.htm
チュニジア中道第二党が連立離脱か 閣僚引き上げ、与党に圧力 ロイター通信報道
2013.2.10 23:01
 ロイター通信は、チュニジアのマルズーキ大統領の出身政党である与党第二党の中道左派「共和国評議会(CPR)」が10日、野党指導者暗殺事件への対応としての内閣改造が実現していないことを理由に、内閣から同党の閣僚を引き上げたと報じた。連立離脱とみられるが、正式発表はしていない。

 事実なら、内閣改造に抵抗している与党第一党のイスラム政党アンナハダに対して譲歩を迫る圧力となる。連立政権崩壊につながれば政局混迷が深まりそうだ。

 一方、ジェバリ首相は9日、フランスのテレビ局に対し、野党指導者暗殺事件後の政治危機収拾に向け、党派色を排除した少人数の実務型への内閣改造を数日以内に行うと表明、失敗すれば首相を辞任するとして実現に強い決意を示した。(共同)

5752チバQ:2013/02/11(月) 12:27:02
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130211/mds13021109170002-n1.htm
マリ北部の奪回都市で過激派と銃撃戦 仏軍ヘリ出動
2013.2.11 09:16

10日、マリ北部ガオで、イスラム過激派との銃撃戦で身を伏せるマリ軍兵士(AP=共同)
 西アフリカ・マリ北部の要衝都市ガオの中心部で10日、イスラム過激派とマリ軍との間で激しい銃撃戦が起きた。マリに軍事介入中のフランス軍のヘリコプターも出動した。AP通信などが伝えた。被害の詳細は不明。

 フランス軍とマリ軍は先月26日、過激派からガオを奪回。ただ8、9両日にガオの検問所で自爆テロが起きるなど、過激派はゲリラ攻撃を強めている。

 ガオは昨年来、過激派の一派「西アフリカ統一聖戦運動(MUJAO)」に制圧されていた。MUJAOは8日の自爆テロで犯行を認め、攻撃継続を予告していた。

 フランス軍の介入後、過激派はマリ北部の拠点都市から次々と撤退。過激派の幹部らはアルジェリア国境付近の山岳地帯に逃れたとみられ、フランス軍が掃討作戦を続けている。(共同)

5753チバQ:2013/02/11(月) 12:44:05
http://mainichi.jp/select/news/20130209k0000m030032000c.html
エジプト:反セクハラ運動が活発化 集団強姦事件契機に
毎日新聞 2013年02月08日 19時05分(最終更新 02月08日 19時24分)


 【カイロ秋山信一】エジプトで1月下旬に起きた集団強姦(ごうかん)事件を契機に、女性に対するセクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)に抗議する運動が活発化している。背景には治安を掌握できないモルシ政権への強い不満があり、政権が女性の政治参加を阻むため、意図的にセクハラを黙認しているとの疑念まで生んでいる。国連は女性への暴力に懸念を表明し、政権に対策をとるよう求めた。

 「私たちは恥をかいた」「自由と公正はどこにいった」。6日午後4時、カイロの旧市街に集まった約200人の女性がシュプレヒコールを上げた。通りかかった中年男性が「夜に出歩く女性が悪いんじゃないか」と因縁をつけると、大学2年のラナ・ラシードさん(19)は「私たちには安全を求める権利がある」と大声で言い返した。

 人権活動家らが企画したデモには、フェイスブックなどを通じて参加者が集まった。きっかけはカイロのタハリール広場付近で1月25日夜、反政権デモの最中に起きた集団強姦事件だった。治安部隊は当時、デモ隊との衝突を避けるため、広場にはいなかった。

 被害女性は地元テレビの取材に「友達とタハリールにいたら、30代くらいの男たちに突然囲まれ、私だけが取り残された。怖くてずっと目を閉じていた。悪夢だった」と恐怖を語った。地元メディアによると、25日だけで約20人が体を触られるなどの被害にあったという。

 企画者の一人であるラシードさんは「モルシ政権は何も対策をとらない。女性への敬意がない」と話した。インテリアデザイナーのマハ・ガルバーウィさん(55)は「女性は社会を動かす原動力なのに軽視されている」と男性中心の社会構造を批判。大学2年の男性、ムスタファ・フリオさん(20)は「革命では女性が大きな役割を果たした。女性を反政権運動に参加させないために政権が暴力を放置している」と政権を非難した。

 こうした状況を受けて、女性の地位向上を目指す国連組織「UNウィメン」のバチェレ事務局長は1月31日に声明を発表し、「タハリール広場で起きた性犯罪事件など女性への暴力に対して、強く懸念している」と述べ、政権に治安確保や人権擁護を求めた。また若者グループなどが「反セクハラチーム」などを結成し、デモ会場を独自に巡回する動きも出ている。

 エジプトでは普段から混雑するバスなどで痴漢などの性犯罪が多発している。08年の女性団体の調査では、エジプト人女性の83%が言葉や身体的なセクハラを受けた経験があり、男性の62%がセクハラをしたことがあると答えた。11年にムバラク前政権を崩壊に追い込んだデモでは、取材中の米国人女性記者が強姦される事件が起きた。

5754チバQ:2013/02/11(月) 12:45:31
http://mainichi.jp/select/news/20130209k0000m030061000c.html
チェルケス人:シリア戦火逃れ 北カフカス帰郷相次ぐ
毎日新聞 2013年02月08日 20時31分(最終更新 02月08日 23時43分)

 内戦状態が続くシリアから、ロシアの北カフカス地方に移り住むチェルケス人が急増している。中東などに広範なコミュニティーを持つチェルケス人にとって北カフカスは、1世紀半前に帝政ロシアの圧迫で離れざるをえなかった「民族の故郷」。シリアの戦火が帰還の機運を高めている形だ。

 シリアの首都ダマスカスで技師として働いていたショウカットさん(68)は昨年春、妻イプティサムさん(63)、36歳と31歳の息子2人と北カフカスにあるカバルジノ・バルカル共和国の首都ナリチクに移住した。一家が暮らすのは、ソ連時代に建てられたサナトリウム(保養施設)の一室。施設はシリアからの帰還民に提供されており、現在38部屋に56人が滞在している。

 「曽祖父が今のシリアに逃れた。父から北カフカスが故郷であることを聞き、いつか戻りたいと思っていた。シリア情勢の悪化で帰還を決断した」とショウカットさん。仕事はまだ見つかっていないが、地元の人が食事などを支援してくれており、「不自由はしていない」と話す。

 在外チェルケス人の受け入れ支援のため08年に設立された地元の市民組織「前衛」によると、中東に住むチェルケス人の北カフカス移住はソ連崩壊前後から見られるようになり、年に100人程度が入ってきていた。だが、内戦激化に伴うシリアからの移住者が急増し、最も多いカバルジノ・バルカル共和国では昨年だけで約500人にのぼった。移住者は近隣のカラチャイ・チェルケス、アディゲ両共和国にも来ている。シリアでは今も約2000人のチェルケス人が帰還を希望しているという。

 しかし、移住後の環境は厳しい。「前衛」の代表でシリアからナリチクに移住したアフマド・スタシュさん(39)によると、帰還者はロシア語が話せず、日常生活や職探しで苦労するケースが多い。特に技能労働者はロシア語ができないと就労できず、「前衛」ではロシア語教室を開いてサポートしている。

 また、ロシア政府は国外のチェルケス人を「同胞」と認定していない。このため、ソ連崩壊で独立した共和国に住む「同胞」ロシア人が本国に移住する場合に受けられる公的支援を得られない。通常の外国移民と同じ扱いとなり、毎年の受け入れ枠が制限されている。居住許可に煩雑な行政手続きが必要で、さらに市民権を取るには最低5年かかるという。

 政権側がチェルケス人の受け入れに消極的な理由として、中東のイスラム過激主義や、逆に「アラブの春」のような民主化運動がロシアに広がることを警戒しているともいわれる。在外チェルケス人組織の一部は、来年2月にロシア南部ソチで開かれる冬季五輪について「1864年に帝政ロシアによるチェルケス人大虐殺が起きた場所だ」として反対しており、政権は神経をとがらせている。

 これに対し、スタシュ代表は「シリアのチェルケス人でアサド政権支持または反体制派支持の人はごく少数で、9割は政治的に中立だ」と話す。シリアの内戦が泥沼化するなか、「チェルケス人はロシアを唯一の『庇護(ひご)者』としてみている。政府は我々の声をもっと聞いてほしい」と積極的な支援を求めた。【ナリチク(ロシア南部)田中洋之、写真も】

 ◇チェルケス人とは
 北カフカスの先住民で、19世紀にカフカス征服を進めた帝政ロシアの迫害を受け、多くが当時のオスマントルコ領内に逃れた。主にイスラム教を信仰する。現在ロシアに78万人が住み、国外ではトルコ(約400万人)、ヨルダン(約12万人)、シリア(約9万人)のほか米国やドイツなどに計500万人以上が暮らしているといわれる。

5755チバQ:2013/02/11(月) 12:47:07
http://mainichi.jp/select/news/20130209k0000e030156000c.html
マリ:仏が北部キダル制圧に慎重 別の武装組織の管理下に
毎日新聞 2013年02月09日 11時17分(最終更新 02月09日 11時32分)

 【ヨハネスブルク服部正法、パリ宮川裕章】西アフリカ・マリでイスラム過激派の拠点都市を次々と奪還してきたフランス軍が、最後の主要拠点都市キダルで制圧に慎重姿勢を見せている。イスラム過激派とは別の反政府武装組織がキダルを管理下に置いたことを宣言し、仏軍との交渉・協力姿勢を見せているためだ。仏軍の姿勢に対し、武装組織を過激派と同一視するマリ世論からは、反発も出始めている。

 マリ北部を占拠していたイスラム過激派に対し、仏軍は先月11日にマリに軍事介入して以降、北部拠点を相次いで奪還。残る拠点都市キダルの空港を同29日夜に制圧した。

 キダルではイスラム過激派は撤退した模様だが、代わって遊牧民トゥアレグ人の世俗主義反政府武装組織「アザワド解放民族運動(MNLA)」が制圧を宣言し、仏軍に協力姿勢を示した。ルドリアン仏国防相は仏テレビに対し、キダルが仏軍や周辺国チャド軍の管理下にあるとしながら、仏軍はMNLAとは「機能的な関係にある」と、協力関係を認めた。

 仏側の慎重姿勢の背景には、フランス人の人質救出問題などが複雑に絡む。仏国防省は、マリ北部などで過激派に拉致された仏人7人が、キダル周辺の山岳地帯で拘束されているとの情報を得ている。MNLAは3日、過激派2幹部をアルジェリア国境付近で拘束したと発表。人質に関する有力情報を持つ可能性のある幹部の身柄を交渉材料に使いつつ、仏政府に協力態勢の構築を呼びかけているとみられる。

 一方、マリ国民の多くはフランスとMNLAの協力に反発を強めている。マリ北部の混乱は、MNLAの北部制圧で始まった経緯があるためだ。MNLAはその後、イスラム過激派に放逐されたが、双方にはトゥアレグ人が多く含まれ、マリの多数派の黒人の中にはトゥアレグ人自体への不信感が高まっている。1面に「MNLAとの交渉 ノー!」の大見出しを掲げる地元紙もある。バマコの男性(35)は毎日新聞の取材に「(軍事介入について)歓迎一色だったバマコ市民のフランスへの気持ちが変わりつつある」と指摘した。

5756チバQ:2013/02/11(月) 12:47:53
http://mainichi.jp/select/news/20130209k0000m030116000c.html
マリ:仏軍、北部山岳地帯到達 過激派は拠点で自爆テロ
毎日新聞 2013年02月09日 01時15分(最終更新 02月09日 08時46分)

 【ヨハネスブルク服部正法、パリ宮川裕章】西アフリカ・マリのイスラム過激派と戦闘を続けるフランス軍とチャド軍は7日、マリ北部キダルから160キロ北の山岳地帯にある都市アグロックに到達した。多数の過激派勢力が潜伏しているとみられる。一方、過激派は仏軍、マリ軍が奪還した拠点都市ガオ周辺で自爆テロなどで奇襲する戦術を取り始めており、ゲリラ戦の様相を強めつつある。仏軍などは奪還した都市の警備強化を急いでいる。

 マリ軍幹部はAFP通信に、仏・チャド軍部隊が7日夜、アグロックの巡回活動に入ったと明かした。仏軍報道官によると、仏航空部隊は数日間にわたり空爆を繰り返している。一方、ロイター通信によると、ガオの北約100キロにあるマリ軍の検問所で8日、バイクによる自爆テロがあり、兵士1人が軽傷を負った。

 仏軍とマリ軍は1月27日にガオを奪還したが、過激派は都市部になお潜入している可能性が指摘されている。仏軍報道官は7日、「ガオの治安確保作戦を現在展開中だ」と述べ、ゲリラ戦術への警戒強化を示唆した。

5757チバQ:2013/02/11(月) 12:49:01
http://mainichi.jp/select/news/20130211mog00m030001000c.html
魔女狩り:20歳女性が焼き殺される パプアニューギニア
2013年02月11日

 ◇現場で警官も制止できず
 【ジャカルタ佐藤賢二郎】南太平洋・パプアニューギニア西部の山岳部にあるマウントハーゲンで6日、他人の子供を魔術で殺したとして20歳の女性が群衆に焼き殺された。同国は魔術を違法としているが、魔術を信じる風潮が残り「魔女狩り」が後を絶たない。国連人権高等弁務官事務所は同国政府に「このような犯罪を止め、加害者を裁き、国際法に従って迅速かつ公平な調査を実施する」よう求めた。

 AP通信などによると、きっかけは5日に病院で病死した男児(6)の親族が、ケパリ・レニアータさん(20)という女性の魔術で殺されたと主張したこと。レニアータさんは翌朝、子供を含む多数の住民環視の中、服をはぎ取られ、焼きごてを当てられた。縛られたままガソリンをかけられ、ごみやタイヤの山の上で火を付けられ焼死した。

 警察官がいたが、制止できず、誰も逮捕できていない。レニアータさんの夫も容疑者に含まれているとされるが、男児の親族との関係は不明。レニアータさんが殺害を認めたとの情報もある。

 約800の部族から成るパプアでは精霊信仰が残る。政府は71年に法律で魔術を禁じたが、人口の8割は今も信じているとされる。マウントハーゲンでは09年にも若い女性が火あぶりにされた。一方、貧困によるストレスが魔術を口実にした弱者攻撃の要因になっているとの指摘もある。

5758チバQ:2013/02/11(月) 12:57:54
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date2&k=2013021000139
出ていけフランス!=今度は与党側がデモ−チュニジア

9日、チュニスで行われた反フランスのデモ(EPA=時事) 【チュニスAFP=時事】「出て行け、フランス」「フランスにはうんざり」「植民地には戻らない」。野党指導者暗殺で反政府デモが起きていたチュニジアで9日、一転して与党の穏健派イスラム政党アンナハダ支持者による反仏デモが起きた。
 殺された野党指導者はチュニジア政界世俗主義の筆頭格で、バルス仏内相は暗殺を「イスラム主義者のファシズム」によるものと非難していた。これに怒ったアンナハダ支持者3000人以上がチュニス中心部に集結し「フランスの干渉」を許すなと気勢を上げた。(2013/02/10-18:19)

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5759チバQ:2013/02/11(月) 13:03:09
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date4&k=2013020800730
「パルマ公」名乗るな=疑惑の王族に地元反発−スペイン

カルロス・スペイン国王の次女の夫である「パルマ公」ウルダンガリン氏=1月27日、バルセロナ(AFP=時事) 【マドリードAFP=時事】地中海にあるスペイン領マジョルカ島の中心都市パルマデマジョルカ市が、カルロス国王に対し「パルマ公」の称号を娘婿に使わせないよう求めている。国王の次女クリスティーナ王女の夫イニャキ・ウルダンガリン氏には現在、横領と脱税疑惑が浮上中。さらに1月になり「パルマ公」をスペイン語の性的隠語になぞらえた電子メールを王宮職員に送っていたことが報道で暴かれ、パルマ市民の堪忍袋の緒が切れた。
 パルマ市報道官は、本来「パルマ公」はクリスティーナ王女のもので「婿殿とは関係ない。使わないでもらいたい」と訴える。相次ぐ醜聞で「子供にまねさせたくない振る舞いと無思慮が市名と一緒に報じられている」と嘆く。市議会は市内の「パルマ公通り」の改名も決めた。(2013/02/08-16:54)

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5760チバQ:2013/02/11(月) 20:51:52
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013021100210
ローマ法王、28日に退位=高齢が理由、後継者決定まで空席−バチカン

ローマ法王ベネディクト16世=6日、バチカン市(AFP=時事) 【ジュネーブ時事】ローマ法王ベネディクト16世(85)は11日、声明を出し、高齢を理由に28日午後8時(日本時間3月1日午前4時)をもって退位する考えを表明した。バチカン(ローマ法王庁)が明らかにした。欧州メディアが11日、一斉に伝えた。
 ロイター通信によると、退位はローマ法王自らの意思で決めた。退位が持つ「意味の重さは十分分かっている」とも法王は強調している。バチカンによると、後継者が決まるまで法王の座は空席となる。ただ、空席の期間は「できる限り短くする」方針という。(2013/02/11-20:32)

http://www.asahi.com/international/update/0211/TKY201302110235.html
2013年2月11日20時20分
ローマ法王、退位を表明か 地元通信社が報道
 【ローマ=石田博士】ANSA通信は11日、第265代ローマ法王ベネディクト16世(85)が、28日に退位をする意向を表明した、と伝えた。事実とすれば、法王は原則として終身制であり、辞任は極めて異例だ。高齢の法王は循環器系の持病があるとされ、自らの意思が鮮明なうちに後継者に責務を託すことを決断した可能性もある。

 同通信によると、法王は「職務を重荷と感じるようになり、長い間考えてきた」などと語っているという。

5761チバQ:2013/02/11(月) 23:45:51
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130211/erp13021122180001-n1.htm
ローマ法王が28日に退位 高齢理由「自己意思で」600年ぶり 3月末までに新法王選出へ
2013.2.11 22:13 [欧州]

2005年4月、バチカンのサンピエトロ広場で、ローマ法王の就任式に臨むベネディクト16世(ロイター=共同)
 【ベルリン=宮下日出男】イタリアからの報道によると、ローマ法王ベネディクト16世(85)は11日、枢機卿会議で今月28日で法王を退位する意向を表明した。高齢で法王の職務の重責を果たせなくなったことが理由としている。法王は事実上の終身職であり、存命中の退位は極めて異例。「自己の意思による退位」は1415年のグレゴリウス12世以来、約600年ぶりとみられる。

 ローマ法王庁(バチカン)報道官は3月末の復活祭までに新法王が選出されるとの見通しを示した。

 ベネディクト16世はこの日の枢機卿会議で、「神の前で繰り返し検討したが、高齢により、私の力は職務遂行にふさわしくないとの確信を得た」と述べ、退位の意向を伝達。後任選出のための法王選挙(コンクラーベ)の開催を要請した。

 ベネディクト16世はドイツ・バイエルン州出身。ミュンヘン大などで哲学や神学を修めた。1977年に枢機卿、81年に法王庁教理省長官に。2005年4月2日、先代のヨハネ・パウロ2世が死去した後、同19日、コンクラーベで第265代の法王に選出された。法王はローマ・カトリック教会の最高位者であり、バチカン市国の元首でもある。

 ベネディクト16世の法王就位後の法王庁をめぐっては、2012年1月以降、公共事業をめぐる不正などを示す内部文書が相次いでメディアに漏洩(ろうえい)し、「バチリークス」と呼ばれた。法王の身の回りの世話をしてきた男が昨年5月、機密書類を盗んだ容疑で逮捕され、10月に禁錮18月の判決を受けた。一連の騒動は、法王庁内部の権力闘争の結果との臆測を呼んでいた。

5762チバQ:2013/02/11(月) 23:46:40
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130211/erp13021122440002-n1.htm
教会の利益考え判断 退位、近現代では例なし
2013.2.11 22:42

枢機卿会議で退位を表明するローマ法王ベネディクト16世=11日、バチカン(AP)
 ローマ法王ベネディクト16世(85)が11日、突然退位の意向を表明した。歴代法王の中には過去に任期途中で引退した例もあったが、実質的に終身制の法王の退位は近現代では例がない。高齢のため職務遂行に限界を覚え、カトリック教会全体の利益を考えて身を引いたとみられる。

 過去にはローマとフランス・アビニョンに法王庁が分裂し、法王が3人乱立していた時代に、分裂解消に伴って1415年、グレゴリオ12世が退位に同意。法王が任期途中に引退するのはこれ以来とみられる。

 前法王ヨハネ・パウロ2世は晩年、パーキンソン病を患い、職務遂行が困難になったが2005年に亡くなるまで法王職にとどまった。前法王の困難な状況を間近で目撃したベネディクト16世は以前から、職務を果たせない健康状態になったら辞める意向を示唆していた。(共同)

5763チバQ:2013/02/12(火) 21:49:41
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130212/erp13021210300002-n1.htm
【ローマ法王退位】
伝統価値重視の法王、難しい舵取り
2013.2.12 10:28 (1/2ページ)

 【ベルリン=宮下日出男】ローマ法王ベネディクト16世(85)が11日、在位期間わずか約8年で退位することになった。カトリックの伝統的価値を重んじた法王はこの間、その信仰の再活性化に努めた。ただ、価値観が多様化する国際社会で保守的な発言が批判を招いたこともある。カトリック教会内部の醜聞にも見舞われ、難しいかじ取りを迫られた。

 法王が同日の枢機卿会議で退位表明したことを受け開かれたローマ法王庁(バチカン)の記者会見。報道官は「われわれも驚いている」と率直に語り、法王本人の決断であることを強調した。

 ただ、法王の退位決断に伏線がなかったわけではない。法王は2010年に出版された本で「体力的、心理的、精神的」に限界であれば引退する考えを示唆。一昨年秋頃からはサンピエトロ大聖堂のミサで車輪付きの台座で移動する姿がみられるようになり、体力の衰えも指摘されていた。

 出身国ドイツのミュンヘン大学などで哲学と神学を学び、大学教授として神学や教義を教えもした。1981年以降、法王となるまでは教義に関する業務を担う教理省長官を務め、教義に厳格な姿勢で知られた。

 法王は在任中も家族や生命を重視するカトリックの伝統的価値観を堅持し、中絶や同性婚、安楽死に反対する一方、昨年末には短文投稿サイト「ツイッター」で信者と交流を始めるなど、その信仰の一段の普及に力を注いだ。

 また、ユダヤ人全体がイエス・キリストの死に対する責任を負うとの見解を否定し、ユダヤ教との関係改善にも寄与。ロシアとの外交関係も樹立させ、東方正教会とカトリック教会の歴史的な和解に向けた動きとして注目された。

 ただ、「学者的」(現地筋)ともされる言動が、保守的な姿勢と相まり誤解を招くこともあった。06年にはイスラム教の教えを「邪悪」とする歴史上の発言を引用し、イスラム社会が反発。エイズウイルス(HIV)感染防止目的のための避妊具使用を否定し、批判を浴びたこともある。

 聖職者による未成年者への性的虐待事件も相次ぎ発覚し、対応が批判されもした。昨年、法王庁の内部文書が流出した事件では元執事が有罪判決を受けた。法王庁内部の権力闘争もささやかれ、前法王ヨハネ・パウロ2世に比べて「カリスマに欠ける」ともされた法王の心労が重なっていた可能性もある。

5764チバQ:2013/02/12(火) 22:03:04
http://mainichi.jp/select/news/20130213k0000m030058000c.html
マリ:北部拠点都市で過激派の反撃続く ゲリラ戦本格派へ
毎日新聞 2013年02月12日 20時43分

 【ヨハネスブルク服部正法、パリ宮川裕章】フランス軍などがイスラム過激派から奪還した西アフリカ・マリ北部の拠点都市ガオで先週末、自爆テロや市中心部のマリ政府軍への攻撃が相次いだ。仏軍とマリ軍が一帯を管理下に置いて混乱は収束した模様だが、過激派はゲリラ戦術を本格的に開始したと見られ、今後も都市部でテロ攻撃などが続く可能性が高まってきた。

 AP通信などによると、ガオ北郊にあるマリ軍の検問所で8日、バイクによる自爆テロがあった。自爆したのは18歳のアラブ系の少年で、地元住民らは、少年がガオ市内の過激派の隠れ家にしばらく住んでおり、そこにはアルジェリア人質事件の際、犯行声明を出した「イスラム聖戦士血盟団」のベルモフタール司令官らも滞在していたと指摘している。翌9日にも同じ検問所でアラブ系と見られる男が自爆し、政府軍兵士1人が負傷した。

 10日には過激派の一団がガオの中心部に侵入し、マリ軍を攻撃して戦闘となった。AFP通信によると、この戦闘で少なくとも過激派戦闘員2人、住民3人が死亡した。

 11日に仏軍が市内の過激派拠点を空爆し、周辺を制圧した模様。自爆テロとマリ軍への攻撃についてはいずれも、ガオを占拠していた過激派の一派「西アフリカ統一聖戦運動(MUJAO)」が実行を表明している。MUJAOはニジェール川をボートなどで渡り、ガオに侵入したとみられるという。

 マリ北部は昨年からイスラム過激派に占拠されてきたが、先月11日に仏軍が軍事介入し、仏軍とマリ軍が北進。同27日にガオ、同28日にトンブクトゥと北部の過激派拠点都市を次々奪還してきた。しかし、この奪還過程で戦闘はほとんどなく、過激派は都市部から早々に撤退していた。このため、戦力を温存した過激派がテロ攻撃や奇襲と撤退を繰り返すゲリラ戦術をとる可能性が指摘されていた。ガオでの一連の攻撃は、このゲリラ戦の開始をうかがわせるもので、今後別の都市にも波及する恐れもある。

5765チバQ:2013/02/12(火) 22:04:01
http://mainichi.jp/select/news/20130212k0000e030063000c.html
ローマ法王:スキャンダルの中 開かれた教会実現に腐心
毎日新聞 2013年02月12日 11時06分(最終更新 02月12日 13時48分)


虐殺の犠牲者追悼のためポーランドのアウシュビッツ強制収容所跡地を訪れたローマ法王ベネディクト16世=2006年5月、AP
拡大写真 【ローマ福島良典】11日に退位の意向を表明したローマ法王ベネディクト16世は、バチカン(ローマ法王庁)がスキャンダルに揺れる中で退場の道を選んだ。保守的な考えを前面に打ち出す一方で、他宗教との対話やITを活用した情報発信を通じて「開かれた教会」の実現にも腐心した法王だった。

 法王デビューはつまずきから始まった。即位の翌06年にドイツの大学で講演した際、イスラム教の預言者ムハンマドが「邪悪と残酷さをもたらした」とのビザンチン帝国皇帝の言葉を引用、「ジハード(聖戦)は神に反する」と述べ、イスラム世界の反発を招いた。

 だが、その後、イスラム諸国との関係改善に乗り出し、トルコ訪問ではモスク(イスラム礼拝堂)を訪れ、大歓迎を受けた。09年にはロシアとバチカンの外交関係を樹立し、11世紀に分裂した東方正教会との和解に道筋を付けた。

 先代のヨハネ・パウロ2世に比べ、カリスマ性に欠けると言われてきた法王。バチカン高官は両者の相違について「ポーランドの純粋なカトリック社会で育った前国王に比べ、プロテスタントなどの信徒が多いドイツ出身の現国王は他宗教のことを気にかけてきた」と指摘する。

 ベネディクト16世を知る人々は法王の人柄を「優しい」「礼儀正しい」と形容する。海外からの訪問者は丁重にもてなすのが通例だ。カトリック教会の聖職者による未成年者の性的虐待が欧米で明らかになった事件では「教会内の罪」に立ち向かう必要性を強調し、被害者に謝罪した。

 だが、スキャンダルへの対応では法王の優しさが「あだ」となるケースもあった。バチカンの秘密文書を持ち出して有罪判決を受けた元執事に昨年末のクリスマス前に恩赦を与えた際には、バチカン内部からも「恩赦の必要はないのでは」と疑問の声が出た。

 最近では現代社会のあり方に警鐘を鳴らす場面が目立った。同性愛者同士の「結婚」を通常の結婚と同列視することに異を唱える立場を堅持。また、ツイッターでの情報発信を始める一方、ハイテク社会を生きる現代人が陥りがちな自己中心主義を批判するなど、グローバル化時代への対応に苦慮するバチカンの姿も浮き彫りになった。

5766チバQ:2013/02/13(水) 23:31:03
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130213/erp13021309310002-n1.htm
元大統領に禁錮24年 キルギス政変流血で訴追
2013.2.13 09:29
 2010年のキルギス政変で流血を招いた責任があるなどとして訴追されていたバキエフ元大統領に対し、首都ビシケクの軍事法廷は12日、職権乱用罪で禁錮24年の判決を言い渡した。大統領警護隊を率いた元大統領の弟は計画殺人罪などで終身刑。タス通信などが伝えた。

 2人はベラルーシに亡命しており、共に欠席裁判だった。同国はこれまで身柄引き渡し要請に応じていない。罪状の詳細は明らかにされていない。弟は元大統領とたもとを分かち、野党入りしようとした元大統領府長官の殺害を命じた罪で起訴されていた。

 10年4月7日、強権姿勢を強めていたバキエフ氏の政権に抗議する野党勢力のデモ隊と警護隊が衝突。タス通信によると警護隊の発砲などで同日、97人が死亡し、約500人が負傷した。その後、同政権は崩壊した。(共同)

5767チバQ:2013/02/14(木) 20:00:48
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/130214/mcb1302140503009-n1.htm
伊前首相、快進撃ブレーキも 法王譲位でかすむ選挙戦2013.2.14 05:00

 ローマ法王ベネディクト16世が譲位を表明したことを受け、今月下旬のイタリア議会選挙を控え快調に支持を伸ばしていたベルルスコーニ前首相の躍進にブレーキがかかる可能性が高まっている。法王譲位が国内報道を独占してしまい、前首相の強みであるメディアでのキャンペーンが思うに任せないからだ。

 政治論説家のルイージ・クレスピ氏は「選挙キャンペーンは2月1日午前11時46分に幕を閉じた」と解説した。これはベネディクト16世が譲位を表明した時間。

 2月24、25日の投票日まで2週間弱の時期に、新聞やテレビは600年で初めての法王譲位のニュース一色になり、選挙戦はかすんでしまった。法王庁の発表は世論調査が禁止期間に入った2日後だったため、影響は推し量りにくいが、ローマのルイス・ギド・カルリ大学のジョバンニ・オルシナ教授は「ベルルスコーニ氏は得票数を伸ばすためにメディアへの幅広い露出を必要としている。今日選挙が行われれば同氏は負けるのではないか」と分析。「メディアが別の話題で多忙だという事実は確実に同氏に不利だ」と話した。(ブルームバーグ Chiara Vasarri)

5768チバQ:2013/02/15(金) 22:19:33
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130214/mds13021421460007-n1.htm
マリ武装勢力、反攻強める 自爆テロやゲリラ戦術 仏の介入から1カ月
2013.2.14 21:45
 【ベルリン=宮下日出男】フランスがイスラム過激派武装勢力掃討のため軍事介入した西アフリカ・マリで、武装勢力が自爆テロやゲリラ戦術を駆使して反攻を強めている。軍事介入から1カ月以上が経過、これまで北部奪回で成果を挙げてきた仏軍だが、反撃が本格化すれば、「出口戦略」にも影響を及ぼしかねない。

 カナダのベアード外相は12日、「アフガニスタンのような所に踏み入るつもりはない」と強調。仏軍に輸送機を提供するものの、マリに部隊を派遣する考えを否定した。外相の念頭には、仏軍とマリ軍が制圧したはずの拠点都市で、最近強まっている武装勢力の反撃に対する懸念がある。

 北部の要衝ガオでは町境の検問所付近で8、9日の2日連続で自爆テロが発生し、10日にはマリ軍と武装勢力が衝突。北部の拠点都市の奪回後、初の大規模な市街戦となり、少なくとも武装勢力3人、民間人3人が死亡した。

 ロイター通信によると、武装勢力は自爆テロの混乱を突き、ガオに侵入。警察施設に潜んだ上、マリ軍を急襲した。武装勢力の「西アフリカの唯一神と聖戦運動(MUJAO)」が攻撃を認め、さらに攻撃を継続する声明を出した。

 仏軍は現在、アルジェリア国境に近いテッサリトを制圧し、武装勢力が潜伏するとされる付近の山岳地帯の捜索にあたる。だが、武装勢力のガオ襲撃は戦線拡大の一方で、後方拠点を守る困難さを示した。自爆テロ前にはガオ郊外で過激派が仕掛けたとみられる地雷が爆発し、民間人が犠牲となっている。

 フランスは3月にも7千人のマリ駐留部隊を縮小させたい考えで、オランド仏大統領は「テロリストに占領されている町はなく、本格的な攻撃能力を持つ集団もいない」と強調する。だが、軍事作戦を引き継ぐマリ周辺国部隊の準備はまだ整っておらず、仏軍がゲリラ戦に引きずり込まれる恐れも否定できない。

 南アフリカのシンクタンク、安全保障研究所のジャッキ・シリアス所長は「武装勢力は弱点を見つけてくる。今後の反撃は一段と複雑で厄介になってくるだろう」との見解を示している。

5769チバQ:2013/02/15(金) 22:22:27
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130215/erp13021516090003-n1.htm
隕石落下、100人超負傷 ロシア・ウラル地方
2013.2.15 16:09 [自然災害]
 ロシア非常事態省などによると、ウラル地方チェリャビンスク州で15日午前9時20分(日本時間午後0時20分)ごろ、隕石が落下し、学校のガラスを割るなどして100人超が負傷し、病院で手当てを受けた。重傷者はおらず、死者の情報はない。

 地元住民によると、同州の上空で閃光が光った後に5、6回の爆発音が聞こえたため、一時は「飛行機が上空で爆発したのか」「ミサイルが飛んで来たのか」などと騒ぎになったという。

 非常事態省は地元住民に対し、パニックに陥らないように呼び掛けた。(共同)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/130215/erp13021517490005-n1.htm
恐怖に立ちすくむ住民 爆風と震動、大混乱
2013.2.15 17:36

 轟音(ごうおん)とともにウラルの空が激しく明滅した。白煙の帯が大蛇のようにうねる。突然、隕石が落下したロシア南部チェリャビンスクの住民は15日、何が起きたか分からず恐怖に立ちすくんだ。

 爆風が大気を激しく震動させた。ガラスが割れる音と悲鳴が交錯した。ロシアのテレビは割れたガラスの破片で首筋を切り、血まみれとなった男性の姿を映し出した。病院には手当を求める人々が押し寄せ、街は大混乱に陥った。

 朝の通勤時間だったため、外にいた多くの住民が閃光を浴びた。

 ロシアのメディアは当初「飛行機が空中爆発した」と至急報で伝えた。「ミサイルか」。隕石落下と判明するまで、さまざまなうわさが飛び交い、人々は不安感を募らせた。(共同)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/130215/erp13021520470009-n1.htm
朝の始業時間時、百万都市を襲う 氷点下の街で窓ガラス割れ 流言飛語も
2013.2.15 20:42

 冬の空が一瞬真っ白になり、大地が揺れるようなごう音が響いた。大気が激しく振動し窓ガラスが一斉に砕けた。ロシア南部のチェリャビンスク州に15日に突如落下した隕石は、始業時間帯の百万都市を大混乱に陥れた。

 目がくらむような球状の光が低い空を高速で走り、青い空に白い煙が二筋、三筋と太く尾を引いた。

 ロシアのテレビは、ガラスの切り傷で血まみれになった市民の映像を映し出した。この日のチェリャビンスクは氷点下10度近く。破れた窓ガラスから凍るような空気が吹き込んだ。

 けが人は各地で計約500人。命にかかわる傷を受けた住民はいないもようだが、予想もしなかった天変地異で、ロシア鉄鋼業の中核を成す工業都市は一時まひ状態に。

 「夜にまた隕石が降ってくる」。さまざまな流言飛語がインターネット上を飛び交った。チェリャビンスク州のユレビッチ知事はテレビで、市民に落ち着くよう求めたが、人々の動揺は終日続いた。(共同)

5770チバQ:2013/02/15(金) 22:26:33
http://mainichi.jp/select/news/20130216k0000m030039000c.html
キプロス大統領選:17日投開票 経済再生策が争点
毎日新聞 2013年02月15日 18時46分

 【エルサレム花岡洋二】地中海に浮かぶキプロス共和国(ギリシャ系)で17日、任期満了に伴う大統領選が投開票される。債務危機に直面するキプロスは、欧州連合(EU)や国際通貨基金(IMF)に金融支援を要請しており、支援の前提となる経済再生策が争点となっている。

 立候補者は11人で、即日開票の結果、過半数に達する候補がなければ、上位2人による決選投票が24日に実施される。最大野党の右派・民主運動党のアナスタシアディス党首(66)▽与党の左派・労働人民進歩党が推す無所属のマラス元保健相(45)▽無所属のリリカス元外相(52)−−の3人が有力だ。中でもアナスタシアディス氏が優勢で、第1回投票で当選する可能性もある。

 小国キプロスは、経済的な依存度の高いギリシャの経済危機のあおりで金融危機に陥り、昨年6月、EUなどに支援を要請。昨年末、銀行部門に資本注入して政府を財政支援することでほぼ合意に達したが、キプロスの再生計画など条件の最終決定は新政権樹立後に持ち越された。

5771チバQ:2013/02/15(金) 22:27:07
http://mainichi.jp/select/news/20130216k0000m030025000c.html
ローマ法王:バチカン内紛、後継選びに影響も
毎日新聞 2013年02月15日 18時22分(最終更新 02月15日 20時56分)

 【ローマ福島良典】退位を表明したばかりのローマ法王ベネディクト16世(85)が「お膝元」であるバチカン(ローマ法王庁)の内部対立をいさめ、キリスト教カトリック界に波紋を広げている。専門家の間では、法王庁を舞台に展開されてきたイタリア人枢機卿間の権力闘争を指しているとの見方が有力だ。内紛の根深さが退位理由の一つとの観測も浮上しており、3月中旬の次期法王選びにも影響を与えそうだ。

 法王は13日にバチカンのサンピエトロ大聖堂でキリストの受難をしのぶ「灰の水曜日」のミサをささげた際、「教会の一体性を損なう罪」「教会内の分裂」に警鐘を鳴らし、「自己中心主義と内部対立」を克服するよう呼びかけた。

 バチカン日刊機関紙オッセルバトーレ・ロマーノの副編集長を長年務めたジャン・フランコ・スビデルコスキー氏(76)は14日、毎日新聞の取材に、法王の批判は法王庁国務長官(首相)のタルチジオ・ベルトーネ枢機卿(78)と、前国務長官のアンジェロ・ソダーノ首席枢機卿(85)の対立に向けられていると見方を示した。

 国務省は法王庁の最高行政機関で、法王を補佐し、バチカン統治にあたる。ソダーノ氏は1991年から前法王ヨハネ・パウロ2世の懐刀として約15年間、国務長官を務めた。代わって2006年9月に長官に就任したベルトーネ氏は国務省からソダーノ氏に近い人物を追放したという。

 ベルトーネ氏に対しては近年、スキャンダルへの対応のまずさなどに不満を抱く聖職者から辞任を求める声が出ていた。昨年、法王あての内部告発文書が漏えいした事件は、反感を抱くグループによる「ベルトーネ氏追い落とし」が狙いではないかとの観測が流れた。

 ベルトーネ、ソダーノ両氏は3月中旬の法王選挙会議(コンクラーベ)に向けカギを握る人物でもある。ベルトーネ氏は法王空位期間を取り仕切る「カメルレンゴ」として法王代理を務め、ソダーノ氏は枢機卿団の議長としてコンクラーベの準備にあたる。

 イタリア紙レプブリカによると、両氏は法王選挙権のある有力枢機卿との接触を始めているという。イタリア人の後継候補として名前が取りざたされているイタリア司教協議会会長のアンジェロ・バニャスコ・ジェノバ大司教(70)はベルトーネ氏と対立していることで知られている。

 イタリア紙コリエレ・デラ・セラは内部対立を批判した法王発言について「コンクラーベに向けたメッセージ」と解釈しており、法王はイタリア人枢機卿間の仲たがいに苦言を呈した形だ。

 ■ローマ法王の退位までの日程■

15日 バセスク・ルーマニア大統領と会見

16日 ペレスモリナ・グアテマラ大統領と会見

17日 1週間の黙想会スタート

18日 モンティ伊暫定首相と会見

23日 ナポリターノ伊大統領と会見

24日 最後の「アンジェラスの祈り」の集い

27日 サンピエトロ広場で最後の一般謁見

28日 枢機卿らにあいさつ後、ヘリコプターでローマ近郊の離宮に移動。午後8時(日本時間3月1日午前4時)で法王職を終え、空位期間開始

5772チバQ:2013/02/15(金) 22:27:38
http://mainichi.jp/select/news/20130215k0000e030222000c.html
ロシア:ウラルで隕石が爆発・落下 700人以上負傷
毎日新聞 2013年02月15日 16時39分(最終更新 02月15日 22時04分)


飛来した隕石と思われる物体の痕跡=ロシア・チェリャビンスクで2013年2月15日、AP
写真特集へ 【モスクワ田中洋之】ロシア非常事態省などによると、同国ウラル地方チェリャビンスク州付近で15日午前9時20分(日本時間午後0時20分)ごろ、隕石(いんせき)が大気圏内で爆発し、落下した。物体が音速よりも速く動く際に生じる「衝撃波」により、ガラスが割れたり建物壁面がはがれたりして、子供159人を含む725人以上が負傷、うち112人が入院した。死者の情報はない。内務省によると、隕石の破片は同州の3カ所に落下し、うち二つが発見された。被害の全容は不明だが、隕石落下で数百人規模の負傷者が出た前例はないという。

 タス通信によると、破片の一つは同州のチェバルクリ湖付近に落下したとみられ、軍関係者が直径約6メートルの穴を発見したという。付近の放射線レベルは正常という。

 隕石は直径10メートル近かった可能性もある。AP通信によると、ロシア科学アカデミーは隕石の重さを10トンと推定。時速5万4000キロ以上で大気圏に突入し、高度30〜50キロで砕けたと分析している。

 非常事態省によると、隕石は中央アジア・カザフスタン上空からウラル地方に向かって北西の方向に飛んだという。インタファクス通信によると、チェリャビンスク州当局者は隕石の一部が中部チェバルクリから約1キロ離れた貯水池に落下したとみられると公表した。

 地元メディアによると、チェリャビンスク州の六つの居住地にある病院や幼稚園、学校を含む約300棟の建物でガラスが割れた。

 ロシア国営原子力企業ロスアトムなどによると、ウラル地方には使用済み核燃料再処理工場があるが、影響は出ていないという。

 地球には小惑星(直径45メートル、推定重量13万トン)が接近中で、日本時間16日未明に高度2万7700キロ付近のインド洋上空を通過する見通し。今回の隕石落下とは関係ないとみられる。

5773チバQ:2013/02/16(土) 09:07:09
http://mainichi.jp/select/news/20130216ddm007030142000c.html
ロシア:隕石落下 大統領が陣頭指揮 政権批判発展防ぐ狙い
毎日新聞 2013年02月16日 東京朝刊

 【モスクワ大前仁】ロシア南部ウラル地方のチェリャビンスク州周辺での隕石(いんせき)落下を受け、ロシア政府は15日、被害状況の把握を急ぐとともに、早期復旧に当たる姿勢を鮮明にしている。国内では1年前の大統領選当時の抗議運動が収まったが、プーチン大統領の支持基盤が以前ほど強くないことから、対応の遅れで政権批判が生じる事態を恐れているようだ。

 プーチン大統領は15日午後、プチコフ非常事態相に「専門家を現地に派遣し、何が起きたのか調査すべきだ」と指示。電力や電信施設を中心にして被害状況を把握するよう求めた。プチコフ氏も、家屋を壊された住民の早期帰還を目指し、復旧作業に力を入れる意向を示した。

 プーチン氏は首相時代の2010年夏、国内で森林火災が広がった際に消火作業に加わるなど、災害時の陣頭指揮に当たることが多い。モスクワでは15日夕に主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が開幕。プーチン氏はG20に先立ち、参加国の財務相らと会見し、その後、隕石問題への取り組みを本格化させた。

 タス通信によると、内務省はチェリャビンスク州、クルガン州、スベルドロフスク州、サラトフ州に対策本部を設置した。隕石が再び落下する事態も想定し、予防策などを検討するとみられる。

 東シベリアを訪問中のメドベージェフ首相も事故に言及。「我々が地球上の問題にも取り組まなければならないことが示された」と述べた。首相とロゴージン副首相は18日に対策を協議する予定。

 ロシア国内では反政権デモが勢いを失った一方で、プーチン氏の支持率も下落する傾向にある。ロシアでは自然災害が起きた際、政府や地方自治体の不備や対応不足が露呈されて批判が広がる例が少なくない。昨年まで国民人気が高いショイグ氏(現国防相)が非常事態相を務めていたが、政権内に「災害対策の顔」がいないことも不安材料となりうる。

5774チバQ:2013/02/17(日) 10:58:06
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130217/asi13021708420000-n1.htm
与党第3党が連立離脱 パキスタン
2013.2.17 08:41
 パキスタンの連立政権第3党の統一民族運動(MQM)は16日、拠点としている同国最大都市の南部カラチで政権が治安維持に失敗したなどとして、パキスタン人民党(PPP)主導の連立政権から離脱すると明らかにした。

 MQMはこれまでにも連立与党から離脱や復帰を繰り返している。PPPはパキスタン・イスラム教徒連盟クアイディアザム派=PML(Q)=とも連立を結んでおり、連立政権はMQMの離脱後も議会で過半数を維持するため、影響は限定的とみられる。

 カラチは近年暴動が頻発しており、治安改善の兆しは見えていない。(共同)

5775チバQ:2013/02/17(日) 10:59:07
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130217/erp13021707010001-n1.htm
【鼓動】
厳しい生活「祖国」発展 道半ば セルビア系と進まぬ和解 コソボ
2013.2.17 07:00 (1/5ページ)

首都プリシュティナ中心部の繁華街に立つクリントン元米大統領の像
 アルバニア系住民が主体のコソボがセルビアから独立を宣言し、17日で丸5年を迎える。国民は激しい闘争を経てようやく「祖国」を手にしたが、生活の向上には高い壁が立ちはだかり、少数派セルビア系住民との“和解”も進んでいない。国民が胸に描く「独立国家」としての発展は道半ばだ。(プリシュティナ 宮下日出男、写真も)

 1月下旬の日曜日、クリントン元米大統領の像が立つ首都プリシュティナの繁華街は、多くの人でにぎわっていた。

 一角の女性用服飾店では、ひっきりなしに訪れる客の応対をしながら、ガスマン・イメラルダ店長(36)は「独立したおかげで、自由に(商売ができるように)なった」と笑顔を見せた。

 コソボ独立をめぐる紛争では北大西洋条約機構(NATO)が空爆を実施、当時のユーゴスラビア連邦(現セルビア)軍を撤退させた。その空爆を主導したのがクリントン氏。当然、コソボでは感謝の気持ちが強い。店名に、クリントン夫人(前米国務長官)の名前「ヒラリー」を選んだイメラルダ店長は「コソボがあるのは米国のおかげ」と語る。

 市内各所では真新しいマンションなどが目立ち、ビルや高速道路の建設現場で槌音が響く。「インフラも改善され、団地も多くなった。少しずつ良くなっている」。繁華街を家族で訪れた電力会社社員のアルメンド・ガシさん(30)も明るい表情を見せた。

 国際通貨基金(IMF)によると、2009〜12年のコソボの経済成長率は年平均約4%。世界銀行は昨秋、ビジネス環境に関する各国ランキングで、コソボの順位を前年の126位から98位に引き上げた。

    □ □

 ただ、発展の実感は多くの国民に共有されているわけではないようだ。プリシュティナ近郊のドブロシュツォフ村で家族9人で暮らす電気技師のアレイ・シェイホさん(48)は、「発展の恩恵を受けているのは一部の金持ちだけだ」とやるせない思いを吐露した。

 世帯収入は月額約400ユーロ(約5万円)。野菜などは自給自足しているが、生計を支えるのは米国の親類からの年間3千〜4千ユーロの仕送りだ。長男の大学費用、自宅別棟の建築費用も親類が負担。大学に籍は置くものの、学費を出せず通っていない次男(20)は「これ以上、親類に迷惑をかけられない」と肩を落とす。

 シェイホさん一家の生活は例外ではない。国連機関の報告によると、コソボでは国外の親類らの送金に全世帯の25%が依存。総額は国内総生産(GDP)の最大16%に相当するとされる。独立しても欧州最貧国の一つである苦しさは続く。

 同時にコソボの発展に影を落とすのが汚職だ。国内開発を進める中、公共事業発注や公営企業民営化などをめぐる政治家・官僚と企業側の癒着は絶えない。

 汚職疑惑を追及する非政府組織(NGO)「チョフー(目覚めろ)」の共同設立者、アブニ・ゾギアニ氏は「民主主義国家としての未成熟さが、腐敗蔓(まん)延(えん)の背景にある」と分析する。

 若者の失業率が7割超とされる中、雇用創出には外国からの投資が不可欠。だが、増加傾向にあった投資も昨年は減少したと伝えられる。シンクタンク「コソボ政策開発研究所」のイリル・デダ所長は、「汚職が原因だ。外国投資家を(国外に)追いやってしまった」と指摘している。

5776チバQ:2013/02/17(日) 10:59:40
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 プリシュティナから北東へ車で約40分。セルビアとの国境の町メルダレの検問所では、コソボとセルビア当局者が、行き交う車両の管理業務に当たっていた。検問所の共同管理は欧州連合(EU)の仲介で昨年末から4カ所で始まり、メルダレはその1カ所だ。

 従来、国境を挟んで両国にあった検問所をまとめ、1つの建物で両国がそれぞれ入国者のみを扱う計画だった。しかし実際には、それぞれが事務所を建てて出入国者を管理している。拭えない不信感をうかがわせるが、シュルゼン・オスマナイ所長は「北部の検問所に比べれば、はるかに機能している」という。

 コソボ北部では、独立を受け入れないセルビア系住民が多く暮らす。メルダレ同様に共同管理となった北部2カ所の検問所をめぐっては、セルビア系住民が往来を妨害するなどトラブルもあり、コソボ側の担当者はEUの支援部隊に警護されて現地に向かう状況だ。

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 「今日は向こう側に行かない方がいい」

 北部ミトロビツァを流れるイバール川にかかる橋の前で地元警官が忠告した。橋を渡った北側はセルビア系住民の居住区で、この日はコソボとセルビア両当局が関税の取り扱いで合意したことへの抗議集会が開かれ、緊張が高まっていた。コソボ独立を認めないセルビア系住民には、関税の支払いは受け入れられない。

 この「分断の街」では、アルバニア系住民が北側地区に行かないようにする一方、セルビア系住民は橋を渡り、街中に買い物などにやってきてトラブルになることもあるという。

 思い切って、橋の向こう側に行ってみた。通りにはセルビア国旗がはためき、抗議集会が開かれている広場はセルビア系住民で埋め尽くされていた。

 集会に参加した警備員、マルコ・ラトビッチさん(30)は「コソボはここを自分たちの物にしようとしているが、セルビアの土地だ」と憤る。「対立の解決策は?」という記者の問いには、こう言い切った。

 「この地がセルビアに戻ることだ。みんながそう思っている」

   ◇

 コソボ共和国 人口は約170万人で、アルバニア系住民が約92%を占め、セルビア系住民は約5%。公用語はアルバニア語とセルビア語。主な宗教はイスラム教、セルビア正教。面積は1万908平方キロで岐阜県とほぼ同じ。主要産業は農業。欧州連合(EU)に加盟していないが、独自に公式通貨としてユーロを導入している。

 第二次大戦後はユーゴスラビア連邦セルビア共和国(当時)の自治州だったが、1998年に独立を目指すアルバニア系武装組織と、セルビア治安部隊との戦闘が本格化し、北大西洋条約機構(NATO)が空爆を実施。その後、国連の暫定統治下に置かれた。

 2008年2月17日にセルビアからの独立を宣言。現在、欧州諸国や米国、日本など96カ国が国家承認しているが、セルビアやセルビアの友好国ロシアのほか、中国などは独立を認めていない。今月6日、セルビアとコソボの両国大統領が初会談し、関係正常化に向けて意見交換した。

5777チバQ:2013/02/17(日) 11:05:09
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013021600191
中道左派、逃げ切りか=ベルルスコーニ勢肉薄−伊総選挙まで1週間
 【ジュネーブ時事】24、25の両日、上下両院を改選するイタリア総選挙の投票まで1週間となった。終盤の選挙情勢では「モンティ首相(69)が取り組んだ構造改革路線の継承」を掲げる中道左派連合が両院でリード。減税など「改革の痛み緩和」を訴えるベルルスコーニ元首相(76)率いる中道右派連合が猛追している。
 イタリアでは投票日の15日前から世論調査結果の公表が禁止される。主要メディアが選挙期間中で最後となる8日に公表した調査結果によると、民主党党首(書記長)のベルサーニ氏(61)を軸とした中道左派の支持率は平均34.7%。中道右派は15ポイント程度の差で引き離されていたが、ベルルスコーニ氏が不動産税廃止と納税分の現金還付をぶち上げると同29.3%に急伸した。(2013/02/16-14:56

5778チバQ:2013/02/17(日) 11:06:43
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013021600192
軍・政権の内部対立が背景=武装集団、日本人を敵視か−アルジェリア人権活動家

インタビューに応じる人権団体「アルカラマ(尊厳)」のムラード・ディナ事務局長=14日、ジュネーブのアルカラマ本部 【ジュネーブ時事】スイス・ジュネーブに拠点を置く人権団体「アルカラマ(尊厳)」事務局長で、アルジェリア出身のムラード・ディナ氏(51)は、日本人10人が犠牲になったアルジェリア南東部イナメナスの人質事件について、政権や軍の内部対立が背景にあり、一部の勢力が特定グループの失脚を図るため事件の発生を許した疑いがあるとの見方を明らかにした。16日までに時事通信のインタビューに応じ、語った。
 ディナ氏は、犯行グループと国際テロ組織アルカイダとのつながりは薄く、隣国マリへのフランスの軍事介入停止だけが動機ではないと指摘。事件には、軍が実権を握った1992年以降の政治権力闘争など「根深い背景がある」と語った。
 さらに過去の内乱でも反体制派に攻撃されなかったガス施設へのテロが起きたことは、「(施設を守る)軍の上層部に問題が生じていることを示す」と強調。「事件に一部の軍、治安部隊の関与が疑われている」とし、政権や軍部の特定グループ失脚を狙い、一部治安部隊などが武装勢力を支援、あるいは攻撃を意図的に許した可能性があると分析した。
 日本人犠牲者が多かった点については、外国人を狙えば問題が大きくなり、政権や軍の対立グループを揺さぶることができる上、日本人は「(対立グループの)支援者」として敵視された可能性があると指摘。「外国人を標的としたテロ事件は再発する恐れがある」と懸念を示した。
 また、軍上層部は旧ソ連軍でテロ対策訓練などを受けたとし、多数の人質が犠牲になった今回の救出作戦と、ロシア特殊部隊によるモスクワ、北オセチア共和国での人質事件での制圧作戦との類似性を説明。アルジェリア軍が人質の人命を優先することは「あり得ない」と断言した。(2013/02/16-15:00)

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5779チバQ:2013/02/17(日) 12:00:02
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201302150070.html
2013年2月15日16時33分
焦点:「アラブの春」から2年、独裁者が消えて進む分裂
2月14日、民主化運動「アラブの春」から2年。当時の中東や北アフリカを包んだ高揚感は、今や遠い彼方に忘れ去られようとしている。写真はチュニジアの与党アンナハダの支持者たち。首都チュニスで9日撮影(2013年 ロイター/Zoubeir Souissi)


 [チュニス 14日 ロイター] 民主化運動「アラブの春」から2年。当時の中東や北アフリカを包んだ高揚感は、今や遠い彼方に忘れ去られようとしている。

 チュ二ジアで火がついた民主化要求デモは、エジプトに波及してムバラク政権の崩壊をもたらし、リビアでは内戦状態に陥った後、カダフィ独裁政権に幕が下りた。バーレーンにも飛び火したほか、イエメンでは33年に及んだサレハ政権が退陣した。シリアでは今も政府軍と反体制派の内戦状態が続く。

 しかし、独裁政権が倒れた国の政治移行はいばらの道であり、権力闘争や宗派間の争いを招いているほか、経済の低迷や社会の混乱は続き、イスラム過激派に新たな台頭の機会を与えている。

 リビアからの武器や兵士の流出は、隣国マリの国情不安定化という予期せぬ副作用ももたらした。

 スンニ派とシーア派の争いは、親米スンニ派サウジアラビアと反米シーア派イランが対立する構図から、地域全体に広がりを見せている。

 バーレーンでは、シーア派が主導する反政府デモの弾圧にサウジ当局が協力した。シリアでは、反体制にはスンニ派が多いが、アサド大統領はシーア派を源流に持つアラウィ派の出身だ。

 中東市民の多くは、アラブの春で言論の自由を獲得したことに誇りを持つが、独裁政権崩壊後の権力の空白状態を埋め、警察国家を民主主義の法治国家につくり変えるのは予想以上に難しいことが証明されつつある。

 <雇用と尊厳>

 失業、貧困、物価の上昇。チュニジアやエジプトで民主化運動に勢いを与えていたのはこの3重苦だが、アラブの春の混乱で中東経済は観光業低迷や外国資本流出などの打撃を受け、いまだに苦境を抜け出せていない。

 チュニジアの首都チュニスでロイターの取材に応じた無職の若い男性は、「われわれの基本的な要求は仕事と尊厳だが、イスラム政党が支配する今は両方ともない」とし、「彼らにわれわれの革命のゴールを達成できるとは到底思えない」と語った。

 チュニスでは先週、野党「民主愛国党」の指導者ショクリ・ベライド氏が自宅前で暗殺され、大規模な抗議デモが各地で発生するなど、アラブの春以降で最も深刻な混乱に陥った。

 ただ、チュニジアをはじめ、政治的移行の初期段階にある中東国家のこうした混乱は、想定の範囲内なのかもしれない。

 国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチのエリック・ゴールドステイン氏は「こうした革命は長期的視点を要する。完全に機能する民主主義国家に2年で生まれ変わると考えるのは現実的ではない」と指摘。「重要なのは、25年に及ぶ独裁政権と恐怖支配が政治状況をどれほどゆがめたか過小評価しないことだ」と語る。

5780チバQ:2013/02/17(日) 12:00:22
 <期待と現実>

 エジプトの「ムスリム同胞団」やチュニジアの「アンナハダ」など、よく組織化されたイスラム政党は、独裁政権崩壊後に行われた選挙で勝利したが、複雑な経済の運営や、不安定さを増した社会を統治する難しさに直面している。

 アンナハダの指導者ラシド・ガンヌーシ氏は、今週ロイターの取材に「国民は革命でも生活は変わらなかったと感じて怒っている」と語り、ベンアリ政権の崩壊で高まった国民の期待に応えることの難しさを認めた。

 アンナハダなど穏健派イスラム政党は、新憲法により厳格なイスラムの教義を盛り込もうとする超保守派サラフィーからの圧力にもさらされている。サラフィーの一部は、自分たちの目標追及には暴力も辞さない構えだ。昨年9月にリビアのベンガジで発生した米領事館襲撃事件などは、そうした危険が増していることを物語っている。

 過去2年の政治的混乱に関する現地活動家たちの声を拾うと、あくまで個人的な見解ではあるものの、アラブの今の世界が透けて見えてくる。

 エジプトのリベラル活動家アブデルラーマン・マンスール氏は、イスラム政党はムバラク政権の責任を追及せず、暫定軍事政権からの完全民主化移行にも失敗したと指摘。2年前の反政府デモにも関わったという同氏は「それどころか彼らは、権力争いに明け暮れ、他の政治勢力を隅に追いやった」と語る。

 イスラム活動家のサミール・ウィサミー氏は、ムバラク政権の崩壊と自由かつ公正な選挙の実施は大きな進歩だったとした上で、「内務省の説明責任の欠如とこの国を苦しめている暴力の連鎖」を嘆いた。

 <シリアの苦悩>

 ムバラク政権崩壊後の混乱で数百人が死亡したエジプトだが、シリアに比べれば状況ははるかにましだ。国連人権高等弁務官のナビ・ピレイ氏は先に、内戦状態が続くシリアでは、死者数が7万人に近づいているとの見方を示した。

 シリアから国外脱出した反体制活動家のファワズ・テロ氏は、アサド政権の「暴挙」と国際社会の無為で多くの人命が失われているのは悲しいことだが、最も失望しているのは、反政府側にリーダーシップや政治的見識、管理能力が欠けていることだとため息をつく。

 甚大な人的被害が出たシリア内戦の結末がどうなるかは、まったく見通すことができない状況だ。自由と尊厳を求めて市民が立ち上がった他の国がこの先どうなるのかも、誰にも分からない。

 カーネギー国際平和財団のネーサン・ブラウン氏は、アラブの春で独裁政権は倒れたものの、「最終的な政治体制に関する秩序立った考えはなく、望ましい政治体制構築は予想よりはるかに難しい」と語る。

 「最大の障害は、エジプトとチュニジアという2年前に最も前途有望だった国でさえ、さまざまな派閥に分裂が進み、隔たりを埋めることができず、共通の言葉を見つけることさえできないことだ」。

 (原文執筆:Alistair Lyon、翻訳:宮井伸明、編集:伊藤典子)

5781チバQ:2013/02/17(日) 18:20:28
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013021700082
政権交代の観測強まる=パキスタン総選挙、今春実施
 【ニューデリー時事】パキスタンで5月に予定される国民議会(下院、定数342)選挙に向けた各党の準備作業が本格化し始めた。今回はザルダリ大統領(57)率いる最大与党パキスタン人民党(PPP)が、文民政権として初の任期5年を全うする節目の選挙。だが、表面的な安定とは裏腹に、経済失速や汚職疑惑でPPPへの国民の失望感は増大、政権交代の観測が強まっている。
 3月に下院が解散され選挙管理内閣が発足する見通しで、投票日は5月前半とみられている。選挙戦では国際社会の関心事であるテロ問題よりも、低空飛行を続ける経済の再生が争点になりそうだ。
 第1党に有力視されるのがシャリフ元首相(63)の最大野党パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML−N)。1月の米政府系機関の調査では支持率32%でトップとなった。ただ、「PML−Nが人気を得たというより現政権への失望が大きい」(地元記者)のが実情のようだ。党幹部は、慢性的エネルギー不足などザルダリ政権の失政が有権者の怒りを買ったと指摘。「わが党は単独過半数を獲得する」と余裕を見せた。
 また、クリケットの元スター選手イムラン・カーン氏(60)率いる正義行動党も、「清廉なイメージ」(側近)で若者を中心に支持が拡大中。カーン氏は取材に「過去5年で物価は倍になり失業者も激増した」と現政権の経済政策を批判した上で、第1党を目指す考えを明らかにした。
 一方、与党PPPも強気の姿勢を崩さない。2012年にはザルダリ大統領の汚職疑惑に絡み首相が最高裁から有罪判決を受け失職、党のイメージも低下した。だが、党幹部ブハリ氏は「現政権でむしろエネルギー事情は改善した」と実績を強調、あくまで政権維持を狙う考えを示した。
 これ以外にも、「核開発の父」カーン博士(76)の新政党、パキスタン守護運動が注目されている。党幹部は「草創期の政党だが、確実に議席を確保し連立に絡みたい」と意欲を見せている。(2013/02/17-14:43)

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5782チバQ:2013/02/17(日) 21:42:52
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130217-OYT1T00648.htm?from=ylist
パキスタン宗派対立、また爆弾テロ80人死亡

 【イスラマバード=横堀裕也】パキスタン南西部バルチスタン州の州都クエッタで16日、イスラム教シーア派を狙った爆弾テロがあり、地元メディアなどによると子供や女性を含む少なくとも80人が死亡、175人が負傷した。


 国際テロ組織アル・カーイダやアフガニスタンの旧支配勢力タリバンとの対テロ戦争の最前線となってきた同国で激化する宗派間対立は、ザルダリ政権を一層、不安定にしている。

 現場はシーア派居住地区の市場で、トラクターに仕掛けられた爆弾が爆発した模様だ。アル・カーイダとの連携が指摘されるイスラム教スンニ派過激組織「ラシュカレ・ジャングビ」が犯行を認めた。

 クエッタでは、1月にも同組織による爆弾テロでシーア派住民90人近くが死亡した。全国に広がった抗議デモを収束させるため、ザルダリ大統領は、同州のレイサニ州首相を更迭し、マグシ知事を州行政の最高責任者にすると発表したばかりだった。

(2013年2月17日20時49分 読売新聞)

5783チバQ:2013/02/18(月) 18:27:40
http://mainichi.jp/select/news/20130218dde007030009000c.html
エクアドル大統領選:コレア氏が3選 中低所得層支持、10年の長期政権へ
毎日新聞 2013年02月18日 東京夕刊

 【メキシコ市・國枝すみれ】南米エクアドルの大統領選は17日、投開票が行われ、反米左派の現職ラファエル・コレア氏(49)が得票率58%で勝利し、3選を決めた。コレア氏は首都キトの大統領府前で、集まった支持者らに「勝利はあなたたちのものだ。誰にも革命は止められない」と演説し、勝利宣言した。

 選挙管理事務所の暫定開票結果(開票率30%)によると、コレア氏の得票率は58%で、銀行元頭取、ギジェルモ・ラソ氏の24%を大きく引き離した。

 コレア氏は07年に就任し、憲法改正後に行われた09年の選挙で再選された。

 今回の当選でさらに4年の任期が加わり、計10年の長期政権となる。豊かな石油収入を政府で管理し、最低賃金の引き上げや貧困層の生活支援など社会福祉事業を拡大。中・低所得層を中心に支持を固めた。

 コレア氏は反米左派で知られるベネズエラのチャベス大統領やボリビアのモラレス大統領らと親交が深い。

5784チバQ:2013/02/18(月) 18:28:18
http://mainichi.jp/select/news/20130218k0000e030120000c.html
イタリア:中道左派連合が優位…24、25日総選挙
毎日新聞 2013年02月18日 07時56分

 【ローマ福島良典】イタリア総選挙(上下両院)は24、25両日の投票まで1週間となった。モンティ首相(69)の財政改革路線が継続されるかどうかが焦点。改革継続を掲げるベルサーニ民主党書記長(61)率いる中道左派連合がリード、大型減税による緊縮策緩和を訴えるベルルスコーニ前首相(76)の中道右派連合が追う構図だ。選挙戦中に大企業のスキャンダルが相次いで表面化、政治不信に拍車をかける形となっている。

 イタリアでは投票の15日前から世論調査結果の公表が禁じられており、最後となる8日公表の平均値によると、中道左派連合が支持率34.7%で首位を保ち、中道右派連合が29%で追う。ベッペ・グリッロ氏(64)の新興政治集団「五つ星運動」は16%で3位に付け、モンティ氏率いる中道勢力連合は13.6%で伸び悩んでいる。

 中道左派連合は下院では過半数を確保できる見通しだが、上院で過半数割れとなる可能性がある。安定政権樹立を目指すベルサーニ氏は「反ベルルスコーニ」を旗印にモンティ氏に選挙後の連立を呼びかけている。ただ、中道左派連合には緊縮策反対グループもおり一枚岩ではない。

 イタリアでは最近、銀行の乱脈経営、石油・ガス大手の関連会社や航空防衛機器大手企業の贈賄疑惑が表面化。1990年代に「タンジェントポリ」(イタリア語で「袖の下都市」の意)と呼ばれる汚職事件が相次いだことから、モンティ氏は「新たなタンジェントポリだ」とイタリア社会の汚職体質を批判している。

 ◇イタリア総選挙
 有権者が候補者個人ではなく、政党を選ぶ比例代表制で実施する。全国区の下院(定数630)では、得票率第1位の政党・政党連合に定数の最低54%にあたる340議席を保証。上院(任命制終身議員を除く選出議員定数315)は20ある選挙区ごとに割り当てられた定数の55%を最多得票の政党・政党連合に与える。少数政党の乱立を防ぎ、選挙後に発足する政権を安定させる狙いがある。しかし、上下両院は同等の権限を持つ一方、選挙の仕組みが違うため、最大勢力が異なる「ねじれ」が生じる可能性がある。

5785チバQ:2013/02/18(月) 18:33:57
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130218/erp13021815400005-n1.htm
【ロシア隕石落下】
ガラス在庫、需要の半分 被災州で不足深刻
2013.2.18 15:39

隕石爆発の衝撃波でガラス張りのドアが壊れ、ベニヤ板で応急処置されたロシア・チェリャビンスク市のスポーツ用品店。ガラス不足が深刻化している=17日(共同)
 上空で隕石が爆発し、多数の窓ガラスが割れたロシア・ウラル地方チェリャビンスクでは建物の修理が進む半面、ガラス不足が深刻化している。非常事態省は17日夕、チェリャビンスク州で必要なガラスは計約19万平方メートルだが、州内には現在、その半分しか在庫がないと発表した。

 そのため、数百キロ離れたチュメニ州などからガラスを運び込んだり、プラスチック板で代用したり、不要不急のガラスを窓ガラスに転用する人も。州都チェリャビンスク市ではここ数日、氷点下15度前後に冷え込むとみられ、住民は窓をふさぐことに全力を挙げている。

 非常事態省によると、同州での被害は17日までに、住宅3724棟、教育施設671棟、医療保健関係施設235棟など計4715棟に達した。同省は既に4割近くのガラス修理を終えたとしている。(共同)

5786チバQ:2013/02/18(月) 21:59:20
厳重に抗議じゃ!!!!
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130218-00000029-jij_afp-int
「ドラえもん」が放送禁止に、母国語習得に悪影響 バングラデシュ
AFP=時事 2月18日(月)14時58分配信

【AFP=時事】バングラデシュで、日本のアニメ「ドラえもん」のテレビ放映が禁止された。番組がヒンディー語版で放映されており、子供たちの母国語のベンガル語習得がおろそかになる恐れがあるためという。


 ハサヌル・ハク・イヌ(Hasanul Haque Inu)情報相は14日の議会で、同国内での「ドラえもん」放映禁止を関係放送局に公式に通達したことを明らかにし、「政府は『ドラえもん』が子供たちの教育に支障をきたすことを望んでいない」と説明した。

 禁止に先立って複数の地元紙は、「ドラえもん」を熱心に視聴する子供たちがベンガル語ではなくヒンディー語で会話をしている点に懸念を表明し、番組の放送禁止を呼び掛けていた。また、与党議員からも、海外のアニメ作品の放映に際してはベンガル語版だけを認可するよう求める声が出ていた。

 バングラデシュでは衛星放送を通じて隣国インドのヒンディー語の番組が視聴でき、国内の数百万世帯でベンガル語の番組より人気が高い傾向があることから、自国の文化に影響が出かねないとして政府が非常に神経をとがらせている。

 ドラえもんは2008年、日本文化を海外に広める役割を担う外務省の「アニメ文化大使」の初代大使に任命されている。【翻訳編集】 AFPBB News

5787チバQ:2013/02/18(月) 22:09:02
http://mainichi.jp/select/news/20130219k0000m030076000c.html
ロシア隕石落下:ブーム来た…見物客殺到、ツアー計画も
毎日新聞 2013年02月18日 21時13分(最終更新 02月18日 21時57分)


チェバルクリ湖で隕石が落下した場所をバックに記念撮影する人たち=2013年2月18日午後1時44分、田中洋之撮影
拡大写真 【チェバルクリ(ロシア中部)田中洋之】隕石(いんせき)落下が確認されたロシア・チェリャビンスク州のチェバルクリ湖は18日、多くの見物客や報道陣が訪れ、「隕石ブーム」に沸いている。日本の旅行会社は隕石落下場所の見物ツアーの募集を開始。ソ連時代から閑静な保養地だった湖は、隕石によって世界中に知られる存在になろうとしている。

 ◇落下地点のロシア・チェバルクリ湖
 「(隕石落下でできた)穴は思ったほど大きくない。でも湖面の氷を突き破ったのだから相当大きな衝撃だったのだろう」。10キロほど離れた村から見物に来たセルゲイさん(50)と妻ガリーナさん(50)は驚いた様子だった。湖の近くに住むイーゴリさん(44)は「衝撃波で負傷した人は大変だったが、隕石は貴重な観光資源となるのでは」と話した。

 湖は人口約4万3000人のチェバルクリ市の西にあり、南北約5キロ、東西約4キロの大きさ。落下地点は湖岸から2キロほど離れており、氷雪の上を歩いて20分ほどかかるが、隕石確認の報道を受け多くの人が訪れるようになった。

 直径8メートルほどの穴にはその後の寒さで氷が再び張り始めた。穴は暖かくなって氷が解けると消失するため、冬季限定の「クレーター」という希少価値も人気理由となっているようだ。

 ロシア方面を扱う日本の旅行会社「ユーレックス」(本社・東京)は18日、隕石落下場所を見るツアーの募集を始めた。日本からモスクワまたは極東経由でチェリャビンスクに入り、車でチェバルクリ湖などを訪れる3〜4日間の日程。担当者によると、既に数件の問い合わせが来ているという。

 チェバルクリ市はチェリャビンスク州の州都チェリャビンスクから西方約80キロにあり、ソ連時代から保養地として知られていた。

 一方、湖の氷上に落ちた黒い破片を隕石と断定したロシア科学アカデミー隕石委員会のビクトル・グロホフスキー委員は18日、インタファクス通信に対し、隕石の大部分はいまだ湖底に残り、大きさは最大60センチと推定されると話した。

5788チバQ:2013/02/18(月) 22:29:55
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130218-OYT1T01147.htm?from=ylist
キプロス大統領選、与野党過半数届かず決選へ

 【カイロ=田尾茂樹】地中海の島国キプロスの大統領選の投開票が17日に行われ、保守系野党・民主運動党(DISY)のニコス・アナスタシアデス党首(66)が得票率45・5%で1位となった。


 当選に必要な過半数には届かず、得票率26・9%で2位だった与党・労働者進歩党(AKEL)のスタブロス・マラス前保健相(45)との決選投票が24日に行われる。

 選挙は、ギリシャ債務危機で深刻な打撃を受けた経済の再建に向けた、欧州連合(EU)などからの金融支援の受け入れの是非が争点。アナスタシアデス氏は支援受け入れで早期合意を主張し、マラス氏は支援と引き換えにEUなどが求める財政緊縮策に反発している。支援策への反対派で、得票率24・9%で3位だった無所属リリカス元外相の支持票取り込みが決選投票の焦点となる。

(2013年2月18日19時56分 読売新聞)

5789チバQ:2013/02/19(火) 21:27:44
http://mainichi.jp/select/news/20130219k0000e030156000c.html
チュニジア:実務者内閣の設立を断念…ジェバリ首相
毎日新聞 2013年02月19日 10時40分(最終更新 02月19日 10時46分)

 【カイロ秋山信一】ロイター通信によると、チュニジアのジェバリ首相は18日、政党色のない実務者内閣の設立を断念すると発表した。主要政党の支持が得られなかったとしたうえで、19日にマルズーキ大統領と会談し、今後の方針を協議することを明らかにした。

 チュニジアでは、与党第1党のイスラム政党アンナハダを厳しく批判していた野党指導者ベルイード氏が今月6日に自宅前で射殺された事件を機に、反政府デモが活発化。首相は実務者内閣を作り、早期に議会選を実施する考えを示していた。

 だが首相の出身政党でもあるアンナハダなどは首相の提案を拒否し、政治家を起用して内閣改造を行うべきだと主張。首相は「提案が認められなければ辞任する」と話していたが、18日は進退については直接、言及せず「政府を作る努力は続ける」と述べるにとどまった。

 与党側は、政治的な混乱を避けるため、野党も含めて、より広範な連立内閣を目指すとみられる。

5790チバQ:2013/02/19(火) 21:37:56
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201302190043.html
2013年2月19日10時43分
イタリア総選挙で「五つ星運動」に勢い、最大の不確定要素に
2月18日、総選挙を24─25日に控え、イタリアではコメディアンで人気ブロガーのグッペ・グリロ氏が率いる市民運動で既成政党に異議を唱える「五つ星運動」の勢いが増している(2013年 ロイター/Giorgio Perottino)

 [ローマ 18日 ロイター] 総選挙を24─25日に控え、イタリアではコメディアンで人気ブロガーのグッペ・グリロ氏が率いる市民運動で既成政党に異議を唱える「五つ星運動」の勢いが増している。

 投票日の2週間前から世論調査の発表は禁じられているが、複数の専門家によると、この間急速に支持を拡大しているのはグリロ氏の勢力のみとみられている。

 世論調査が禁止となる時点での「五つ星運動」の支持率は約16%。ベルサニ氏が率いる中道左派は約35%、ベルルスコーニ前首相率いる中道右派は約30%だった。

 ただアナリストによると、「五つ星運動」はこの1週間で支持を急拡大。主要政党が汚職絡みのスキャンダルに翻弄される中、主にベルルスコーニ陣営から支持を奪うかたちとなっている。12月に政治の場に復帰して以来支持を拡大してきた同氏の勢いを失速させる見通しだ。

 投票日が近付いてからの「五つ星運動」の支持拡大は、グリロ氏が選挙で最大の不確定要素となる可能性を示している。

 同氏は主要政党との連立は否定しているが、選挙後の議会勢力図と新政権の安定多数確保で決定的な役割を果たす公算が大きい。

 「五つ星運動」がベルルスコーニ陣営の票を奪って躍進し、中道左派が明確な勝利をおさめるなら、安定的な政権樹立が期待できる。ただ、選挙制度がより複雑な上院では結果が混乱する可能性もある。

 専門家によると、政権を狙う2大陣営の支持率の差はほとんど変化がない。モンティ暫定首相の率いる中道穏健派は4位にとどまりながらも支持が後退しつつある。

 「五つ星運動」の支持拡大は顕著で、16日夜トリノでのグリロ氏の演説には、寒さの中3万人が耳を傾けた。

 あるアナリストは「国の運営に対する国民の強い不満と不信感がグリロ氏の人気の源だ」と指摘した。

5791チバQ:2013/02/19(火) 21:40:56
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/130219/cpd1302190503012-n1.htm
伊総選挙、浮動票獲得が焦点 24、25日投票 減税やEU批判審判2013.2.19 05:00
 今月24、25日に総選挙を控えたイタリアでは、4人の有力候補がテレビ出演や全国遊説を繰り広げている。減税方針や欧州連合(EU)批判について、有権者の判断を仰ぐことになる。

 欧州債務危機で同国政界の既成勢力図が崩れてから初めてとなる今回の選挙では、最終週まで支持政党を決めない浮動票が2割に上ると世論調査会社は分析しており、各党には得票率を伸ばす余地が残っている。ただ、勝利政党が決まらず結論の出ない選挙結果となれば、2回目の投票が必要になり、政治の行き詰まりを招きかねない。

 ベルルスコーニ前首相は18日に激戦となっている北部ロンバルディア州の州都ミラノ入り。同氏は50億ドル(約4700億円)余りの不動産税還付金分配を公約に掲げている。最大のライバルで支持率でリードする民主党のベルサニ党首は南部カラブリア州で遊説。

 両氏の対決を複雑にしているのが、モンティ暫定首相と人気コメディアンのベッペ・グリッロ氏。モンティ氏はベルサニ陣営や、ベルルスコーニ氏を支持する勢力の両方との連携の可能性を残し、新政権の発足で影響力を持つ立場を狙う。グリッロ氏は提携の可能性は排除している。

 シティグループのエコノミスト、ジアダ・ジアニ氏は先週の調査リポートで、選挙の行方について「極めて不透明。投票の小さな動きも上院の議席配分で大幅な変動につながり得る」と指摘した。8日に公表されたSWGインスティチュートの調査では、ベルサニ氏の支持率は33.8%、ベルルスコーニ氏は27.8%、グリッロ氏は18.8%、モンティ氏は13.4%。(ブルームバーグ Andrew Frye)

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5792チバQ:2013/02/20(水) 23:10:18
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130220-00000100-mai-m_est
<チュニジア>ジェバリ首相が辞意 実務者内閣設立できず
毎日新聞 2月20日(水)22時0分配信

 【カイロ秋山信一】チュニジアのジェバリ首相は19日、首都チュニスで記者会見し、辞意を表明した。野党指導者の射殺事件後、実務者内閣の設立と早期の議会選実施を提案し「実現できなければ辞任する」と表明していたが、与党の同意を得られず、実務者内閣を設立できなかった。今後はマルズーキ大統領が新首相を指名する。

 ジェバリ氏は大統領から首相に再指名された場合の対応について「選挙や憲法制定の時期について確認を得ることが条件になる」と述べ、含みを残した。

 6日に与党のイスラム政党批判で知られていた野党指導者が自宅前で射殺。反与党デモが一時活発化し、治安の悪化が懸念されていた。ジェバリ氏は射殺事件直後、実務者内閣の設立と早期の議会選実施を提案していた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130220-35028464-cnn-int
チュニジア首相が辞任、組閣に失敗 政情不安続く
CNN.co.jp 2月20日(水)10時17分配信

(CNN) 北アフリカ・チュニジアのジェバリ首相が19日、辞任した。国営テレビは、同首相が実務者内閣の設置に失敗したため、辞表を提出したと伝えた。

ジェバリ首相は先週、CNNとのインタビューで、内閣改造案が支持を得られなければ辞任すると表明。18日には、マルズーキ大統領と会談して「あらゆる可能性を協議する」と話していた。

穏健イスラム主義与党ナハダがジェバリ氏に再び組閣を求める可能性もあるが、別の首相を立てることも考えられる。

同国では今月6日、与党批判の急先ぽうに立っていた野党指導者のショクリ・べライド氏が殺害された。これに対して首都チュニスでは数千人が抗議デモを展開し、ジェバリ首相の辞任を要求。首相は実務型への内閣改造と選挙の実施を表明していた。


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