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国際政治・世界事情

3879チバQ:2012/02/23(木) 20:32:51
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120222-OYT1T01117.htm
豪外相が辞意…首相への「逆クーデター」か

 【クライストチャーチ(ニュージーランド)=梁田真樹子】オーストラリアのラッド外相(前首相)は22日、滞在先のワシントンで辞意を表明した。


 自らを引きずり下ろす形で後任首相となったギラード氏の支持率が低迷する中、首相返り咲きを目指した布石との見方が強い。

 ラッド氏は2010年6月、支持率低下を理由にギラード氏から迫られる形で与党・労働党の党首と首相を辞任。ただ外相として閣内にはとどまった。

 ところがその後、温室効果ガス排出量の多い企業に課す炭素税を導入したことなどからギラード首相の支持率が30%前後に低迷。今年に入ってから、「国民の人気がまだあるラッド氏を党首に」との動きが労働党内の一部で活発になり両者の亀裂が深まっていた。

(2012年2月23日11時31分 読売新聞)

3880チバQ:2012/02/23(木) 20:48:09
http://www.afpbb.com/article/politics/2860050/8525024?ctm_campaign=txt_topics
ラッド豪外相が辞意表明、ギラード首相は党首選実施を発表
2012年02月23日 12:40 発信地:シドニー/オーストラリア
【2月23日 AFP】オーストラリアのケビン・ラッド(Kevin Rudd)外相は22日、訪問先の米ワシントンD.C.(Washington D.C.)で、ジュリア・ギラード(Julia Gillard)首相からの支持なしに外相職を続けることはできないとして辞意を表明した。

 ラッド外相の劇的な辞意表明はオーストラリアに生中継された。この中でラッド外相は、自身の尊厳を維持するために残された道はもはや辞任しかないと語った。オーストラリアではギラード首相がラッド外相解任の準備を進めているとの報道が飛び交っていた。

 ギラード首相は2010年に当時のラッド首相を追い落とす形で首相に就任した。だが、有権者の間で人気が高いラッド外相は再び首相の座を狙っているとの臆測が飛び交い、豪与党・労働党(Labor Party)は分裂している。

 ラッド外相は今後の去就について、24日に帰国した後に家族や地元の支援者、同僚議員らと相談すると話した。

■ギラード首相は党首選で応じる

 これに対しギラード首相は23日、議会が再開する27日の午前10時(日本時間同8時)に労働党の党首選を実施すると発表し、あくまでラッド外相と争う姿勢を鮮明にした。

 ギラード首相は立候補する意向を示し、労働党議員の大きな支持を期待すると述べた。ギラード首相は、党首選で敗れた場合には将来、再び党首に立候補することはないと述べ、ラッド氏についても同様の覚悟で臨むことを求めた。
 
 ラッド外相も、ワシントンでの辞意表明の中でギラード首相が党首では労働党は2013年の総選挙に勝てないと言い切っており、首相復帰への意欲をにおわせている。

 だが、現在の党内における数の論理からすればラッド外相の勝算は低く、党首選に負ければ議会で求心力を失う可能性が高い。議員辞職し、ラッド外相の地元クイーンズランド(Queensland)州グリフィス(Griffith)の選挙区で労働党としては望ましくない補欠選挙に持ち込むという選択肢も考えられる。

■広がる党内の亀裂

 豪各紙によると党首選の投票権を持つ労働党議員103人のうち、ギラード首相支持を表明しているのは49人、ラッド外相37人、態度未定が17人となっているが、情勢は日々変化している。

 与党内の亀裂は深刻さの度を増している。ギラード首相を支えるためとして今週末にメキシコで開かれる主要20か国・地域(G20)の財務相・中央銀行総裁会議への出席を取りやめたウェイン・スワン(Wayne Swan)財務相は、一般の人たちにラッド氏の欠点は見えないが、ラッド氏には「深刻な欠点」があると述べた。

 一方、ダグ・キャメロン(Doug Cameron)上院議員はラッド氏支持を表明している。クリス・ボーウェン(Chris Bowen)移民・市民権相やアンソニー・アルバニーズ(Anthony Albanese)運輸相もラッド外相を支持していると報じられている。(c)AFP

3881チバQ:2012/02/23(木) 21:08:11
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120223/erp12022319030002-n1.htm
ロシア元第1副首相 リベラル野党結集呼び掛け
2012.2.23 19:03
 ロシアの野党勢力「連帯」を率いるネムツォフ元第1副首相は22日、リベラル系野党ヤブロコなど現政権を批判する勢力が連携すれば有権者の約30%の票が獲得できると述べ、野党の結集を呼び掛けた。インタファクス通信が伝えた。ネムツォフ氏は西部ニジニーノブゴロドでの記者会見で、連携の相手として3月4日の大統領選に無所属で立候補している富豪プロホロフ氏や「反政権ブロガー」として知られるアレクセイ・ナバリヌイ氏を挙げ、大統領選後に新党結成も視野に入れた協議を始めるべきだと述べた。(共同)

3882チバQ:2012/02/24(金) 12:46:53
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/02/24/20120224ddm007030162000c.html
揺れるロシア:12年大統領選 プーチン氏、支持上昇 初回投票で当選の可能性
 【モスクワ大前仁】3月4日に大統領選を控えたロシアでは、返り咲きを目指すプーチン首相の支持率が伸び、第1回投票で当選する可能性が高まってきた。首相陣営は23日に首都モスクワで約13万人参加(警察発表)の集会を開くなど動員力を見せつけている。集会に出席したプーチン氏は「23日は祖国防衛者の日」と強調し、愛国心の高揚を呼びかけた。

 全ロシア世論調査センターは20日、最新調査に基づき、プーチン首相が58・6%を獲得し、2位のジュガーノフ共産党委員長(14・8%)に大きく差をつけるという予想を発表。「世論基金」もプーチン氏が58・7%を獲得するとの予想を出した。カーネギー国際平和財団モスクワセンターのペトロフ研究員は「プーチン氏の一発当選が最も現実的なシナリオ」と指摘する。

 大統領選には野党・独立系の4候補も出馬しているが、いずれも「体制内野党」と見られる向きが強い。

 そのため抗議運動の中心となる大都市中間層が、支持候補を見つけられず、プーチン氏を利する格好になっている。

毎日新聞 2012年2月24日 東京朝刊

3883チバQ:2012/02/24(金) 12:49:42
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/02/23/20120223dde007030002000c.html
ナイジェリア:テロ激化 イスラム過激派、キリスト教狙う
 【ヨハネスブルク高尾具成】西アフリカのナイジェリアで、イスラム過激派「ボコ・ハラム」(現地の言葉で「西洋の教育は罪」の意味)によるキリスト教施設などを狙った爆弾テロが激化している。20日には北東部ボルノ州の州都マイドゥグリの市場で爆発と無差別発砲があり、地元医師らによると、少なくとも30人が死亡。ボコ・ハラムが21日、犯行を認める声明を出した。19日には首都アブジャ郊外のスレジャでも教会近くで爆発事件が起きている。

 AFP通信によると、20日の事件の犠牲者には、女性や子どもも含まれるとみられている。治安部隊は犯人8人を殺害したと発表したが、ボコ・ハラム側はメンバーに犠牲者はない、としている。

 マイドゥグリを拠点に02年に設立されたボコ・ハラムは、全土へのイスラム法(シャリア)の導入を要求。警察など治安当局やキリスト教会などへのテロ攻撃を実行しており、昨年後半以降、攻撃は激しさを増している。

 1月20日にはナイジェリア第2の都市カノで連続爆破と銃撃で180人以上が死亡する事件があった。この時ボコ・ハラムは犯行を認め、「仲間の釈放を州政府が拒んだための報復」だと主張した。

 1月22日未明には、カノに隣接するバウチ州で武装集団に住民10人以上が殺害されたうえ、少なくとも二つのキリスト教会で爆破テロが発生した。

 キリスト教徒のジョナサン大統領は先月、カノを訪れて犠牲者への哀悼の意を伝えたうえで「ボコ・ハラムの資金源を解明する」と強調。政府は、武装勢力の国外逃亡を阻止するために隣国カメルーンやニジェールとの国境を封鎖し、大規模な治安部隊を派遣して対応にあたっているが、成果が上がっていない。

毎日新聞 2012年2月23日 東京夕刊

3884チバQ:2012/02/24(金) 20:07:10
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120224-00000515-san-int
ソマリア国際会議 統一政府への移行で合意
産経新聞 2月24日(金)9時43分配信

 【ロンドン=木村正人】20年以上も内戦が続くアフリカ東部ソマリアで急進的イスラム組織アッシャバーブを撃退できる見通しが強まり、23日、ロンドンでソマリア支援を協議する国際会議が開かれた。55の参加国・機関は今年8月までにソマリアが新憲法を制定、民主的な選挙で議会と大統領を選出し、現在の暫定政府から統一政府への移行を目指すことで合意した。

 同国暫定政府のアハメド大統領や潘基文国連事務総長、クリントン米国務長官らが出席。日本の山根隆治外務副大臣は新たに4500万ドル(約36億円)の支援を表明した。これで日本のソマリア支援の総額は2億2900万ドルとなった。

 国連安全保障理事会は22日、AU(アフリカ連合)ソマリア平和維持部隊を現在の約9500人から1万7千人に増やす計画を承認したばかり。

 アッシャバーブは昨年8月、モガディシオから全面撤退。同年10月から隣国エチオピア、ケニア軍がソマリア南部のアッシャバーブの拠点を攻撃している。アッシャバーブの弱体化で、1991年に独立を宣言した北西部ソマリランドを除く暫定政府、北東部プントランドや地方勢力も統一政府への移行で合意した。

 クリントン長官は「国際社会はアッシャバーブを復活させてはならない」とテロ対策の強化を求め、キャメロン英首相は「排他的でない政府を樹立することが重要だ」と述べた。

 会議では暫定政府は今年8月までとし、延長しない方針を確認。地方での雇用創出や警察活動に必要な資金を提供する「安定化基金」創設や暫定政府の歳入や2国間支援をチェックする枠組みが提案された。

 日本はアデン湾での海賊対処活動のため護衛艦や哨戒機を派遣、海上警備強化や法整備のため周辺国を支援しており、キャメロン首相から評価された。

3885チバQ:2012/02/24(金) 21:54:57
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120224/mds12022420440004-n1.htm
政治決着へ包囲網強化 「シリアの友人」会合、内戦回避に全力
2012.2.24 20:43 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】有志国でシリア情勢を協議する「シリアの友人」会合が24日、チュニジアの首都チュニスで開かれる。シリア西部ホムスなどへの砲撃を続けるバッシャール・アサド政権に対し、即時の攻撃停止と、市民への人道支援のための国連や援助機関の受け入れなどを迫る見通し。本格的な内戦への発展も懸念される中、混乱を最小限に抑えた政治決着を目指す米欧は、「シリア包囲網」を強化することでアサド大統領への退陣圧力を強めたい考えだ。

 シリア情勢では、アラブ連盟が1月、アサド大統領からシャラ副大統領への権限移譲を軸とする事態収拾案を提示。国連安全保障理事会は2月、同案に沿った対シリア決議案採択を目指したが、シリアと関係が深いロシアと中国の拒否権行使により頓挫した。

 今回の会合は、安保理外での枠組みとしてフランスやトルコが提唱したもので、クリントン米国務長官やジュペ仏外相のほか、アラブ諸国の外相級が出席、参加国は60カ国以上に上った。ロシアと中国は参加しなかった。

 ロイター通信などによると、会合では、シリアの在外反体制派組織「シリア国民評議会(SNC)」を「平和的な民主化変革を求めるシリア人の正当な代表」と位置づけることも検討される。

 これは、昨年のリビア内戦で、国際社会が反体制派をまず「正当な対話相手」と位置づけ、その後、カダフィ政権に代わる「正統な代表機関」に格上げした例を念頭に置いた表現とみられる。

 ただ米欧には、国内基盤が脆弱(ぜいじゃく)で、組織的に一枚岩になれていない反体制派への全面支援にはためらいもある。性急に承認に動けば、結果的にアサド政権への武装闘争を展開する離反兵らの反体制派武装組織「自由シリア軍」や一部のSNC幹部が主張する軍事介入路線に引きずられ、本格的な内戦を招く危険性がつきまとうためだ。

 クリントン長官は23日、中露の反対で安保理が機能しない現状では、「反体制派はいずれ自ら武装し、より攻撃的な手段に訴えるだろう」と懸念を表明した。

 一方、国連人権理事会の国際調査委員会は23日、昨年3月の反政府デモ発生から今月15日までのシリアでの死者が8079人に達したとする報告書を公表した。

3886チバQ:2012/02/25(土) 17:46:01
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120225-00000009-cnn-int
ハイチのコニーユ首相が辞任
CNN.co.jp 2月25日(土)10時3分配信

(CNN) ハイチのギャリー・コニーユ首相が24日に辞任した。同国のマルテリー大統領がコニーユ首相の辞表を受け取ったことを明らかにした。辞任の理由は今のところ明らかになっていない。

米大手交流サイト「フェイスブック」上のマルテリー大統領の公式ページには、コニーユ氏の辞表を受け取ったとだけ書かれており、24日夕方に国民に発表すると見られる。

コニーユ氏は昨年10月、マルテリー大統領から3人目の首相候補として指名を受け、ハイチの上院で承認され首相に就任したばかりだ。

コニーユ氏は元国連の開発専門家で、2010年の大地震後は国連ハイチ特使のクリントン元米大統領の首席補佐官としてハイチへの国際支援に携わった。また産婦人科医でもあり、米ノースカロライナ大学で保健行政学修士号を取得している。

3887チバQ:2012/02/25(土) 18:14:13
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20120225/CK2012022502000056.html
プーチン支持派、際どいビデオ広告で若者票狙う ロシア大統領選
2012年02月25日 11:50 発信地:モスクワ/ロシア
【2月25日 AFP】3月4日に行われるロシア大統領選の選挙戦が激しさを増す中、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)首相の支持者らは、若年層の有権者の取り込みを狙い、際どいビデオ広告を流している。スローガンは「最初の1回は愛のために」。

 複数のバージョンがあるビデオはどれも質が高い。ビデオの冒頭では、若い女性たちが処女を失うことをためらっているように見える様子が映し出される。しかし、実は有権者になって初めての選挙で誰に票を投じるか考えている場面だった、という展開だ。そしてビデオはこう訴える。答えは明確。「プーチン――最初の1回は愛のために」。

 あるバージョンでは、女優演じる若い女性が医者に打ち明ける。「先生、私の選択は愛の形のひとつだけれど、とても怖いんです」。医者はこう答える。「もちろん気持ちは分かります。誰だって最初は不安に思うんですよ。重要なのは自分の選択を信じること。信じることが愛なのだから」。ここで、ロマンティックな曲が流れ、プーチン首相が表紙になっている雑誌がクローズアップされ、その後、女性はうれしそうに投票所へ向かう。

 また、別のビデオでは、医者が違う女性に語りかける。「大事なのは必ず安全であること。特に最初はね」。ここで、壁に掛けられたカレンダーが写り、そこにはまたもやプーチン首相の姿が。医者は「彼がいれば安全だよ」と話し、このビデオも女性が投票所へ向かう場面で締めくくられる。

 ビデオを制作した広告代理店「Aldus ADV」は、大統領選で「若者を引き付け、投票への参加を促す」ために制作したとしているが、誰がビデオ広告を委託したのかは明かさなかった。(c)AFP/Stuart Williams

3888チバQ:2012/02/26(日) 03:45:24
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120225/erp12022521140003-n1.htm
露大統領選プーチン氏 軍事大国路線鮮明 バラマキで支持率上昇
2012.2.25 21:11 [ロシア]

モスクワ郊外のノボ・オガリョボの首相官邸でロシア、カナダのホッケー選手と話すプーチン首相=24日(AP)
 【モスクワ=遠藤良介】3月4日の大統領選まで1週間となったロシアで、最有力候補のプーチン首相(前大統領)が次期政権で国防費を増加させ、米欧に対抗して軍拡路線をとる方針を鮮明にしている。プーチン氏は各種の社会支出を増やすバラマキ政策の約束や、“外敵”に対する団結を訴える「愛国主義」で支持率を上昇させており、第1回投票で過半数を得票して当選を決める可能性が高い。

 プーチン氏は最近の国営新聞への寄稿で「ロシアや同盟国の国境間近で紛争を挑発しようとの意図的な試みがある」と主張。今後10年間に23兆ルーブル(約62兆円)を支出して兵器近代化を急ぎ、米国のミサイル防衛(MD)計画にも対抗していく考えを改めて示した。

 また「北極と極東での海軍力強化」を重点課題に掲げ、日本から近いカムチャツカ半島には核ミサイルを搭載可能な最新型のボレイ級原子力潜水艦を配備することを明らかにした。

 プーチン氏は最近の演説で「われわれは内政干渉を許さない。ロシアをめぐる(外国との)戦いは続いている」などと「愛国主義」を鼓舞。軍需産業への支出に加え、公務員給与の大幅引き上げや年金の増額など大盤振る舞いを約束している。

 専門家の試算では、ロシアの国防費が国内総生産(GDP)に占める割合は現在の約3%から5〜6%に上昇する見通し。独立系世論調査機関によると、プーチン氏は地方や国営部門を中心に支持率を66%まで伸ばしている。

3889名無しさん:2012/02/26(日) 08:28:46
http://mainichi.jp/select/world/news/20120226ddm007030154000c.html
シリア:「反体制派に武器」焦点 支援国、テロ使用懸念も
 【ワシントン白戸圭一】チュニジアの首都チュニスで24日開かれたシリア反体制派の支援国会合は、反体制派への武力弾圧を続けるアサド政権に暴力行為の即時中止を求め、経済制裁を強化することで合意した。反体制派組織「シリア国民評議会」が反体制派代表としての承認を取り付けたものの、統治能力や求心力には疑問符が付く。国際社会がアサド政権の弾圧を食い止める決め手を欠く中、米国内でも反体制派に対する軍事支援を促す声が強まっており、米欧などが反体制派への武器供与に踏み切るかどうかが焦点に浮上している。

 シリア情勢を巡り、オバマ米大統領は24日の記者会見で「利用可能なあらゆる手段を模索する」と述べ、アサド政権の弾圧を止める目的で反体制派に武器を供与する可能性を否定しなかった。米政府高官からも武器供与の可能性をちらつかせる発言が出ている。

 カーニー大統領報道官は21日の記者会見で「政治的解決が最善の方法だと考えている」と断った上で、反体制派への武器供与を「排除しない」と明言。国務省のヌーランド報道官も「追加的措置の検討が必要になるかもしれない」と述べた。

 武器供与などシリア反体制派への軍事的テコ入れに前向きなのはサウジアラビアだ。オバマ政権は最近まで武器供与の可能性を強く否定していたが、一連の当局者の発言は政権内で武器供与が選択肢として検討され始めたことをうかがわせる。

 イラク・アフガニスタン両戦争からの撤収を進めるオバマ政権はシリアへの軍事介入は考えておらず、武器供与は実行可能な最大限の軍事的措置だ。

 ただ、シリア反体制派の「素性」を巡り、米国の不信感は根強い。クラッパー国家情報長官は16日の上院軍事委員会の公聴会で、国際テロ組織アルカイダのメンバーが反体制派に浸透している可能性を指摘した。

 「シリア国民評議会」は反体制派代表としての「お墨付き」を国際社会から得た形だが、国内基盤は脆弱(ぜいじゃく)で国民を束ねる政治指導力を持っていない。米国にとって、反体制派に供与した武器がテロリストの手に渡るのは避けたい事態で、武器流出への警戒心がオバマ政権の決断の足かせになっているとみられる。

毎日新聞 2012年2月26日 東京朝刊

3890チバQ:2012/02/26(日) 16:58:15
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120226/mds12022613570002-n1.htm
衝突続発、民主化の岐路 セネガルで大統領選
2012.2.26 13:56
 西アフリカのセネガルで26日、大統領選が行われた。憲法では大統領の3選は禁じられているが、現職ワッド氏(85)が3期目を目指し出馬。これに抗議するデモ隊と治安部隊の衝突が1月下旬以降続発し、死者も出た。今回の選挙は、アフリカで民主化が進んだ国の一つと評価される同国の岐路とみなされている。

 ワッド氏を含め14人が立候補、結果は3月2日までに判明する見通し。過半数の票を獲得する候補者がいない場合、決選投票が3月中旬に行われる予定。登録有権者は約530万人。

 ワッド氏は、大統領の3選禁止を定めた憲法改正が、自身の2000年の初当選後に行われたとして、今回の出馬は可能と主張。憲法評議会は1月27日、同氏の出馬を認める判断を下した。(共同)

3891チバQ:2012/02/26(日) 16:58:40
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012022500196
「老醜」ワッド氏3選目指す=暴動寸前の抗議続く−セネガル大統領選、26日に投票
 【ロンドン時事】アフリカでは珍しく1960年の独立以来一度もクーデターの経験がないセネガルは、かつて「安定したアフリカ政治のモデル」ともてはやされた。しかし、26日の大統領選投票日を前に正念場を迎えている。3選を目指し権力に固執するワッド大統領(85)の「老醜」に、首都ダカールでは暴動寸前の抗議が続く。
 ワッド大統領が生まれたのは1926年。アフリカの首脳ではジンバブエのムガベ大統領(88)に次ぐ長老とされるが、出生記録は不確かで「本当は90歳を超えている」と疑う声が消えない。
 ダカール大法学部長などを務めたワッド氏は74年に政党を結成。長い野党暮らしの間、投獄も味わった。大統領選で4回落選し、2000年に5度目の挑戦で宿願を果たした。就任翌年には大統領任期を7年から5年に短縮。3選も禁じて国際社会で名声を高めた。
 しかし、今回の出馬で自ら設けたルールを破った。これについて大統領府は「01年の新ルールは07年の大統領選から適用された」とし、現在は「新制度下の1期目」だと主張する。
 強引な出馬には批判が強い。憲法評議会が1月末、この3選出馬を合憲とする一方、大衆の支持を集めていた米グラミー賞受賞歌手ユッスー・ンドゥール氏(52)の出馬は認めない判断を下すと、ダカールを中心に抗議行動が激化し始めた。(2012/02/25-15:41

3892チバQ:2012/02/27(月) 00:45:34
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120222-00000084-jij-int
「銃あれば報復する」=根深い部族対立―陸自PKOには影響軽微か・南スーダン
時事通信 2月22日(水)14時22分配信

 【ボル(南スーダン東部)時事】「銃があれば報復する」―。南スーダン東部のジョングレイ州で昨年末から今年1月にかけ、牛強奪を背景とした歴史的な部族衝突が激化、数千人が死亡した。同州南西部のチェイニョク村では、4人の子供を奪われた男性が怒り、報復のすべのない村人たちは「武器もなく逃げ場もない」と打ちひしがれていた。
 州都ボルから約150キロのピボル周辺では今年1月6日、地元当局者が、昨年末以降3141人の遺体が確認されたと発言。世界に報じられた。
 ピボルは、首都ジュバから直線距離で約300キロ。国連平和維持活動(PKO)に加わる陸上自衛隊の活動には影響はないとみられている。
 ジュバからボルまでは四輪駆動車で悪路を約4時間かけてたどり着く。ボル郊外のチェイニョク村では住民の大半が逃げ、行き場のない数十人が恐怖におびえていた。村には南スーダン最大部族のディンカ族が住んでいるが、ムルレ族が年末から襲撃し始めた。自動小銃を乱射し多数を殺害した上、子供を奪った。
 6〜12歳の子供4人を強奪されたデン・ユニさん(40)は「部族対立は歴史的に続いている。どこに行っても殺される」と天を仰いだ。2人の子を持つヨムさん(23)も「どこにも行けない」と途方に暮れた。
 同州では、ロウ・ヌエル族の武装集団が、対立するムルレ族を襲撃したり、ムルレ族がロウ・ヌエル族やディンカ族を襲ったりと、復讐(ふくしゅう)が復讐を呼ぶ複雑な衝突が続く。公教育の普及が遅れ、公用語の英語は通じない。部族独自の言語が意思疎通を妨げる。牛を奪われ、子供を誘拐され「憎悪の悪循環」となる。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120223-00000106-san-int
陸自初 国造り、支援調整所 南スーダンPKO、中国と差別化
産経新聞 2月23日(木)7時55分配信


拡大写真
国際協力機構(JICA)担当者らと意見交換する陸上自衛隊員ら=21日、南スーダン・ジュバ(早坂洋祐撮影)(写真:産経新聞)

 【ジュバ(南スーダン)=峯匡孝】国連平和維持活動(PKO)のため南スーダンに展開中の陸上自衛隊は国連や現地政府、国際機関などと活動内容を調整する「現地支援調整所」を設置している。昨年7月に誕生した新生国家の国造りに主体的に関与するためで、平成4年のカンボジアへの派遣以来、日本のPKOでは初の試みだ。現地のニーズを取り込んだ日本ならではのきめ細かい活動を展開することで、資金力を背景に積極的な資源外交を進める中国との差別化を図る狙いもある。

 陸自は南スーダンでの活動期間を5年間と想定、PKOと連動し政府開発援助(ODA)を活用するなど、“オールジャパン”で国造りに取り組み、目に見える形で実績を残したい考えだ。

 今年1月から活動を始めた調整所は施設隊が入る国連南スーダン派遣団(UNMISS)の宿営地ではなく、首都ジュバの別の場所に設置されている。所長を務めるのは生田目徹1佐。調整所要員13人は英語に堪能で、海外派遣や留学の経験者が多く「将来が期待される人材が集められた」(陸自幹部)。

 陸自部隊は通常、国連の指示を受けて任務に当たるが、生田目所長は「UNMISSにいわれた仕事をやるのは当然だが、調整所の機能は国造り支援の観点からUNMISSに提案し、仕事を逆流させることだ」と強調する。すでに国際協力機構(JICA)をはじめ、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)や世界食糧計画(WFP)などとも協議を始めている。

 実動部隊の施設隊とは異なる裏方の存在だが「日本の活動の足跡を残すには調整所の活動が鍵を握る」(陸自幹部)ともいわれ、今後のモデルになりそうだ。

3893チバQ:2012/02/27(月) 19:33:33
http://mainichi.jp/select/world/news/20120227k0000e030151000c.html
豪労働党首:ギラード首相が再選 党内は結束不足露呈

27日、オーストラリアのキャンベラで、労働党の党首選に勝利したギラード首相(中央)=AP 【アデレード(オーストラリア南部)佐藤賢二郎】オーストラリアの与党労働党は27日、所属国会議員による党首選を実施し、現職のギラード首相が102票のうち71票を獲得、対立候補のラッド前首相に大差をつけて勝利し、首相の座を維持した。

 ただ、党首選では複数の主要閣僚が「ギラード氏では総選挙に勝てない」とラッド氏支持を打ち出すなど、党内の結束不足を国民に露呈。世論調査ではラッド氏がギラード氏を圧倒しており、来年末の総選挙前に党内で「ラッド待望論」が再燃する可能性もある。

 ラッド氏は外相だった今月22日、訪問中の米ワシントンで「首相の信任が得られていない」として外相辞任を表明。一方、ギラード氏は23日、党内不和の原因だった権力闘争で「一気に決着をつける」として、党首選の実施を発表していた。

 地元紙が発表した最新の世論調査では、回答者の52%が労働党党首にラッド氏を望むと答え、ギラード氏の26%の倍に上った。最大野党・保守連合との二者択一でも労働党支持は46%と5割を切った状態が続いている。豪AAP通信は「ラッド氏を党首に復帰させれば、次の選挙で十分に保守連合と戦える」との専門家の分析を紹介している。

 2010年6月、副首相だったギラード氏は、当時のラッド首相に対し、支持率急落を理由に党首選の実施を要求。ラッド氏は辞任し、ギラード政権が誕生した。ギラード氏が今後、支持率上昇を実現できなければ、総選挙を前に辞任を求める党内の圧力が高まる可能性が高い。

毎日新聞 2012年2月27日 11時25分(最終更新 2月27日 11時59分)

3894チバQ:2012/02/27(月) 21:34:01
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120227/asi12022721090001-n1.htm
大差でギラード氏が勝利 総選挙前の内紛 挙党態勢の行方も混とん オーストラリア労働党党首選
2012.2.27 21:08 (1/2ページ)
 【シンガポール=青木伸行】オーストラリアの与党・労働党は27日、党首選を実施し、現党首のギラード首相が71票対31票の大差でラッド前首相を破った。ラッド氏の突然の外相辞任という造反と、これを受けた党首選の根底には、数年来続く両氏の権力闘争と「怨念」がある。首相は週内に内閣改造を断行する見通し。だが、総選挙を来年に控え、労働党が被った打撃は甚大で、挙党態勢構築の行方も混とんとしている。

 過去の労働党の党首選で、最大の票差だった24票差(2003年)をも上回る大差で勝利したギラード氏は、「問題は決し政治劇は終わった。団結し次の総選挙に勝てると確信している」と語った。ラッド氏も「審判を受け入れる。遺恨もない。ギラード氏の首相再選に取り組む」と述べ、そろって挙党態勢を強調した。

 両氏の権力闘争は2010年6月にさかのぼる。当時首相だったラッド氏は、密航船の急増問題などで有効策を打ち出せず、支持率が急落した。これでは総選挙に勝つことができないとしてギラード派がラッド氏を追い落とし、辞任に追い込んだことが発端だ。

 誕生したギラード政権下でも両氏の確執は続く。ギラード氏は同年9月に発足した第2次内閣に、ラッド氏を外相として取り込み、挙党態勢を演出した。だが、1年半ともたなかった。今月22日、ラッド氏が外相辞任を表明し、公然と反旗を翻したのだ。

 水面下で何が起こっていたのか。まず、ラッド氏側が、ギラード氏の支持率低下による総選挙への党内の危機感を背に、「ギラード降ろし」と自身の「復権」に動いた。

 ニールセンの世論調査では、支持率は労働党47%、野党の保守連合(自由党、国民党)53%。ギラード氏が選挙公約を覆し、7月から炭素税を導入することなどが、支持率低下の要因となっている。

 ラッド氏の動きを察知したギラード氏は、外相更迭を検討した。その先手を打つ形で、ラッド氏が辞任を表明したという流れだ。

 権力闘争は当面、沈静化するものの、総選挙が迫るにつれ再燃するとの見方もある。シドニー大学のピーター・チェン教授は「党首選は労働党を傷つけた。総選挙には勝てないだろう」とみる。労働党の内紛をほくそ笑むかのように、自由党のアボット党首は27日、「(政治は)何も変わっておらず、国民は首相を信じていない」と攻撃した。

3896チバQ:2012/02/28(火) 21:14:34
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120226/mds12022609090000-n1.htm
南スーダンPKOルポ 国の礎づくりへ汗流す陸自隊員
2012.2.26 09:08

首都ジュバの市場はゴミ捨て場と隣り合わせ。劣悪な衛生環境の中、ゴミを拾う人もいた。市民の暮らしは苦しい(早坂洋祐撮影)
 アフリカ大陸の赤道よりやや北に位置する南スーダンはこの季節、外気温が45度を上回る。灼熱(しゃくねつ)の赤茶けた大地で、国連平和維持活動(PKO)で派遣された陸上自衛隊員は黙々と汗を流していた。

 陸自が支援する同国は昨年7月に独立したばかりだ。20年以上にわたる内戦は国民を疲弊させ、社会基盤を破壊した。教育水準は低く、一部の富裕層を除き生活は苦しい。

 首都ジュバの中心部を離れると、学校にも行けず、わずかな収入のために畑に鍬(くわ)を入れ、家計を支える少年がいた。下町の市場はペットボトルや廃材などのゴミがあふれ、大量のハエが飛び交う。衛生状態は極めて悪い。社会インフラの整備は急務になっている。

 首都のジュバ市内でも停電と断水が相次ぐ。整備されている道路はごくわずかだ。中心地以外は起伏の激しい凸凹道が延々と続いている。

 そのため道路敷設の高い能力を持つ陸自への期待は高い。施設隊本隊到着時は現地政府・与党要人が空港で迎え入れる厚遇ぶりだった。施設隊は現地のニーズの高さを受け、4月にも道路の補修作業に取りかかる準備を進めている。(文・峯匡孝)

3897チバQ:2012/02/28(火) 22:36:31
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120228-00000031-mai-int
<イラン>来月、国会議員選挙 事実上、保守派内の争いに
毎日新聞 2月28日(火)11時13分配信


拡大写真
テヘラン中心部「革命広場」近くに捨てられたイラン国会議員選挙のポスター。保守派候補が大半を占め、関心は低いようだ=2012年2月24日、鵜塚健撮影

 【テヘラン鵜塚健】核開発問題で欧米などの経済制裁下にあるイランで3月2日、国会(定数290)議員選挙が実施される。国際社会との対話を志向する改革派の大半は政府の弾圧を受けて不参加を決めており、事実上、保守派内の争い。選挙では、イスラム指導体制により忠実な反大統領派が勢力を伸長する可能性が高く、核問題でイランが選挙後、一層、強硬姿勢を取るとの見方も出ている。

 イランでは、保守派のアフマディネジャド大統領が再選した09年6月の大統領選で、開票結果への疑念から、改革派が抗議デモを繰り広げた。政府はデモを徹底的に弾圧し、昨年2月以降、改革派指導者のムサビ元首相とカルビ元国会議長を自宅軟禁下に置いている。

 このため、改革派は今回の国会選挙についても「自由で公正な選挙が望めない」として正式候補の擁立を見送り、市民に投票のボイコットを呼びかけている。改革派陣営では一部が「穏健改革派」などを名乗って立候補しているだけで、改革派の現有議席(全体の2割弱)をさらに減らす見通し。

 一方、保守派内では最高指導者ハメネイ師とアフマディネジャド大統領の路線対立が熱を帯びている。聖職者でない大統領は宗教者層から「(思想が)イスラム体制を逸脱している」と非難を浴びており、「都市部を中心に大統領派候補が大敗する」(地元テレビ記者)との見方も強まる。ハメネイ師に近いラリジャニ国会議長ら反大統領派が圧勝すれば選挙後の国会で宗教色が強まり、核問題での政策転換はより難しくなるとみられる。

 イランが「正統な民主国家」であると国際社会に印象づけたい政府は投票率(前回51%)の低下を警戒、「敵国が選挙を妨害している」と主張する一方、国民に選挙参加を促している。だが、首都テヘラン市民の関心は低く、雑貨店主のイブラヒムさん(57)は「経済制裁で景気は悪くなる一方だ。政府に近い仲間ばかりの選挙などばかばかしくて行けない」と不満を口にした。

3898チバQ:2012/02/28(火) 22:37:20
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120224-00000046-mai-int

<イラン>ネット規制を強化 国会議員選を前に警戒
毎日新聞 2月24日(金)17時38分配信

 【テヘラン鵜塚健】イラン政府が2月初旬以降、インターネットのメール送受信を長時間止めたり、ネットを一時的に遮断するなど規制を強めている。3月2日の国会議員選挙を前に、ネットが反体制派の情報収集や抗議運動の呼びかけに利用されるのを警戒している模様だ。

 イラン政府は通常から自国に批判的なニュースサイトやブログ、動画サイトの閲覧を禁止。規制対象に接続しようとすると、政府推薦サイトを列挙したページが現れる。

 一部の市民は規制回避のための特殊ソフトを使い、交流サイト「フェイスブック」などに接続しているが、政府は最近、こうした回避手段の多くも使用不能にした。

 また、11年1月に発足したサイバー警察も国民のネット利用監視を強化している。昨年の反政府デモに参加して一時逮捕されたテヘランの大学生(22)は先月、サイバー警察から電話を受け「運営している違法なブログを中止しろ」と脅されたという。

3899チバQ:2012/02/28(火) 22:42:21
http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/220227057.html
プーチン首相暗殺計画 チェチェン独立派が指示(02/28 05:40)

5日後に迫ったロシア大統領選挙で、当選が確実視されているプーチン首相の殺害を計画していたグループが逮捕されていたことが分かりました。

 アダム・オサマエフ容疑者:「(我々の目的は)モスクワに行って、プーチン首相を暗殺することだった」
 ウクライナの情報当局によりますと、暗殺を計画していたのは、ウクライナ南部の港町オデッサに住むアダム・オサマエフ容疑者(31)ら3人です。来月4日の大統領選挙直後にプーチン首相を爆殺する計画で、首相の車列を撮影した映像も持っていました。容疑者らは1月、オデッサのアジトで試作中の爆発物を誤って爆発させ、容疑者の1人が死亡したことから計画が明るみに出ました。チェチェン独立派の指導者から殺害の指示を受けていたことを自供しています。

3901チバQ:2012/02/28(火) 22:50:07
http://www.asahi.com/business/news/reuters/RTR201202270078.html
2012年2月27日14時32分
世銀総裁後任人事、G24が「途上国グループの候補」擁立目指す
 [メキシコ市 26日 ロイター] 6月末で退任するゼーリック世界銀行総裁の後任人事について、新興国の間で米国出身者という不文律を打破しようという機運が強まっている。新興国と途上国で構成する24カ国グループ(G24)は、候補者受け付け締め切りまでに候補者リストをまとめる方針。

 これまで、世界銀行の総裁は米国出身者、国際通貨基金(IMF)の専務理事は欧州出身者というのが慣例となってきたが、新興国は、今こそこの慣例をやめるべきと主張している。

 新興国と途上国で構成する24カ国グループ(G24)事務局の代表であるAmar Bhattacharya氏は「米国は優れた候補を指名すると確信しているが、今回は競い合う余地があるプロセスにしなければならない」と指摘。「途上国にも非常に有能な候補はいる。このため、新興国と途上国が全力をあげて、途上国グループの候補を擁立することが重要だ」と述べ、3月23日の候補者受け付け締め切りまでに候補者リストをまとめる方針を示した。

 次期世銀総裁候補については、これまでのところ、サマーズ元米財務長官、クリントン米国務長官、ライス米国連大使の名前が挙がっている。

3902チバQ:2012/02/28(火) 23:46:06
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120228/erp12022820480007-n1.htm
ドイツのメルケル政権「絶対多数」失う ギリシャ支援議会承認で
2012.2.28 20:44 (1/2ページ)

ドイツ連邦議会でギリシャの第2次支援策について採決するメルケル首相と議員ら(ロイター)
 【ベルリン=宮下日出男】ドイツ連邦議会(下院)は27日、欧州連合(EU)がまとめた総額1300億ユーロ(約14兆円)のギリシャ向け第2次支援策実施について、賛成多数で承認した。だが、連立与党から造反が相次ぎ、欧州債務危機の対応をめぐる採決では初めて「絶対多数」を割り込んだ。国内では一層の負担増に反発は強まっており、危機対応のカギを握るメルケル首相のかじ取りにも影響を与えかねない。

 採決では、主要野党の多くが支持に回り、ギリシャ支援は賛成496、反対90、棄権5の大差で承認された。620議席中330議席を占める連立与党では304人が賛成する一方、反対が17人、棄権が3人に上り、6人が欠席した。

 結果的に連立与党だけで出席議員の過半数は獲得したので、野党の賛成がなくとも承認できたことにはなるが、全議席の過半数である「絶対多数」の311には届かなかった。

 重要案件で絶対多数に届かないのは歴代政権でも異例で、メルケル政権も2010年のギリシャ第1次支援の承認以降、過去6回の危機対応関連の採決では常に絶対多数を確保してきた。造反数も、昨年9月の欧州金融安定化基金(EFSF)強化策の採決で与党から出た15を上回り、求心力低下を浮き彫りにした。

 メルケル首相はギリシャ再生について「百パーセントの保証はない」としながらも、ギリシャ支援がイタリアなどへの危機波及の回避に必要だと訴えた。

 26日に独紙ビルトが報じた世論調査では、第2次支援への反対が昨秋から約10ポイント増の62%になった。フリードリヒ内相が「ギリシャは通貨連合から外れた方が再生の機会は大きい」と述べるなど、閣内からも公然と不満が出ている。

 政権は危機対応手続きを迅速化させるため、本会議や予算委員会に代わって特別委員会に議会承認を委ねる措置を導入する予定だったが、独連邦憲法裁判所は28日、独憲法に抵触すると判断した。今後ドイツが追加支出するのは一層困難になりそうだ。

3903チバQ:2012/02/29(水) 21:29:28
http://www.asahi.com/international/update/0228/TKY201202280734.html

汚職で批判の知事解任 ロシア大統領、政権浮揚狙う?関連トピックスAPEC[PR]
 ロシアのメドベージェフ大統領は28日、ロシア極東・沿海地方のダリキン知事を解任する大統領令に署名した。沿海地方は、9月にアジア太平洋経済協力会議(APEC)が開かれるウラジオストクを管轄する重要な自治体だが、知事には汚職批判が絶えなかった。

 プーチン首相が復帰をめざす来月4日の大統領選を目前に控え、政権側の断固とした姿勢をアピールする狙いがあるとみられる。

 大統領府によると、知事の辞職申し出を大統領が受け入れた形だが、事実上の更迭とみられる。昨年12月の下院選では、与党「統一ロシア」の沿海地方の得票は約33%と低迷していた。

3904チバQ:2012/02/29(水) 21:52:12
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120229-OYT1T00894.htm
EU、セルビアの「加盟候補国」入り勧告で合意
【ブリュッセル=工藤武人】欧州連合(EU)加盟27か国は28日、総務理事会を開き、旧ユーゴスラビアのセルビアをEU加盟交渉の前提となる「加盟候補国」として認めるよう、EU首脳会議に勧告することで合意した。


 3月1、2両日の首脳会議で正式承認される可能性が高く、1990年代の旧ユーゴ紛争で欧米と敵対したセルビアはEU加盟に向け前進する。

 セルビアは2009年12月、EUへの加盟を申請した。セルビアが昨年5月にボスニア・ヘルツェゴビナ内戦時の武装勢力司令官ラトコ・ムラジッチ被告(69)を逮捕し、セルビアから一方的に独立を宣言したコソボと一定の関係改善を進めたことで、ドイツが反対を取り下げた。

(2012年2月29日20時14分 読売新聞)

3905チバQ:2012/02/29(水) 21:52:52
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120229-OYT1T00882.htm
EU全加盟国、駐ベラルーシ大使を一斉召還へ



 【ブリュッセル=工藤武人】欧州連合(EU)のアシュトン外交安保上級代表(EU外相)は28日、EU27加盟国が駐ベラルーシ大使を本国に一斉召還することで合意したと発表した。

 EUは28日、野党勢力への弾圧を続けるベラルーシ・ルカシェンコ政権への圧力強化策として、同国の裁判官ら21人の資産凍結と渡航禁止を決めた。これに反発したルカシェンコ政権は、ベラルーシ駐在のEU代表部大使らに国外退去を通告したことから、EU側が自ら各国大使の一斉召還を発表した。加盟国が、強権的体質が批判されるルカシェンコ大統領への対決姿勢で足並みをそろえたものだ。

 ベラルーシ外務省の報道官は、今後、新たな対抗措置を取る可能性を示唆しており、双方の対立が先鋭化する恐れがある。

(2012年2月29日20時26分 読売新聞)

3906チバQ:2012/03/01(木) 23:36:51
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120301-00000078-mai-int
<イラン>国会議員選 保守派が圧勝へ
毎日新聞 3月1日(木)19時46分配信

 【テヘラン鵜塚健】イランの国会議員選挙が2日、投開票される。核開発問題で米欧諸国と対立し、経済制裁による封じ込めが進む中での国政選挙となる。国際社会との融和を探る「改革派」が退潮し、政府の強硬路線を支える「保守派」が圧勝するのは確実だ。保守派内の対立で、対外的により強硬な反大統領派が議席を伸ばす可能性があり、核問題の進展が一層難しくなりそうな情勢だ。

 国会(定数290)議員選挙は4年に1度実施される。アフマディネジャド大統領が再選された09年6月の大統領選で、開票結果を巡る「改革派」の大規模デモが起きて以降、初めての国政選挙だ。当初5000人以上が立候補を届け出たが、イスラム法学者らによる護憲評議会の審査を経て、3444人の立候補が認められた。

 政府は大統領選以降、改革派を厳しく弾圧し、指導者のムサビ元首相らは今も自宅軟禁下にある。改革派の主要グループは「公正な選挙は望めない」として不参加を宣言し、現有の約50議席をさらに減らす見通しだ。

 保守派内では10年以降、最高指導者ハメネイ師と大統領の対立が表面化。大統領の経済政策や強引な閣僚人事を巡り、ハメネイ師支持のラリジャニ国会議長らが批判を強める。

 現在、大統領派は60議席程度とされるが、イランの政治外交評論家モラゼヒ氏は「宗教界や革命防衛隊の力が相対的に増し、大統領の影響力は低下するばかりだ」と語り、選挙での大統領派の議席減を予測する。

 核開発については「すべて平和利用が目的だ」との政府の説明に対し、各候補とも相違はなく、選挙の争点にもなっていない。だが宗教界に近い反大統領派の影響力が増せば、「核問題での政策転換がより困難になるのは確実だ」とモラゼヒ氏は語る。「核問題」は国民の不満を外部にそらし、イスラム指導体制の引き締めを図る不可欠な手段でもあるからだ。

 国際社会での孤立や国内経済悪化を受け、イラン指導部は「体制崩壊の危機感を確実に強めている」(外交筋)とされる。このため、より多くの国民の参加で選挙を成功させることは「(国民の支持を得た)体制の正統性」を内外にアピールする絶好の機会となる。

 ハメネイ師は先月29日、テヘランで「選挙では高い投票率が出るだろう。傲慢な敵国はイラン国民からしっぺ返しを受ける」と語り、米欧をけん制した。

3907チバQ:2012/03/01(木) 23:37:45
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120301/asi12030118490001-n1.htm
きょうイラン議会選 保守派内の権力闘争激化 大統領派劣勢か
2012.3.1 18:48 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】イラン国会(定数290)議員選が2日、行われる。アフマディネジャド大統領が再選を決めたものの不正が取り沙汰され、抗議デモが拡大した2009年の大統領選以来となる国政選挙。デモ後の弾圧で弱体化した改革派は今選挙への不参加を表明していることから、事実上、保守派内の大統領派と、最高指導者ハメネイ師に近い反大統領派との争いとなる見通しだ。

 劣勢が伝えられる大統領派が大きく議席を減らせば、アフマディネジャド政権は任期切れの来年夏までレームダック(死に体)化し、核開発問題をめぐる米欧との外交にも影響する可能性がある。

 アフマディネジャド大統領とハメネイ師は09年の大統領選では共闘関係にあったが、その後は関係が悪化。昨年4月には大統領が、ハメネイ師に近い閣僚を更迭しようとしたのをハメネイ師に拒否されたことから、閣議に欠席して抗議するという一幕もあった。

 イランのメディア関係者は「大統領はここのところ、イスラムをイランの歴史の一部として扱った発言が目立つようになっている」と指摘、これは「イスラム法学者による統治」を国是とする現体制の頂点にあるハメネイ師ら保守的な宗教勢力には受け入れがたい考え方だと分析する。

 ハメネイ師は昨年10月、大統領制廃止の可能性に言及、大統領側を強く牽制(けんせい)した。さらに、イランの核兵器開発疑惑をめぐる国際社会からの制裁の影響で、経済が大きな打撃を受けていることも、大統領派にとっては不利な材料だ。

 ハメネイ師に近いラリジャニ国会議長が仕切る国会では反大統領派を中心に、政権の経済運営失敗の責任を問う声が強まっている。

 核問題をめぐっては、「平和利用目的の核開発は当然の権利」とする点で両派に大きな違いはない。むしろ反大統領派の方が対米欧で強硬だともされるだけに、大統領派の退潮が顕著になれば、イランの外交姿勢がいっそう硬直化する可能性もある。

3908チバQ:2012/03/02(金) 12:10:00
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/03/01/20120301ddm007030159000c.html
セネガル大統領選:決選投票、濃厚に
 【ヨハネスブルク高尾具成】西アフリカ・セネガルからの報道によると、2月26日に実施された大統領選は、出馬した14候補のいずれもが過半数に届かない見通しとなり、上位2人による決選投票になる可能性が高まった。3選を目指す現職ワッド大統領(85)の出馬に対し、憲法の「3選禁止」規定に違反すると批判してきた野党陣営の選挙戦が功を奏した形となっている。決選投票は3月18日に予定され、ワッド大統領とサル元首相が決選に残る可能性が高い。

毎日新聞 2012年3月1日 東京朝刊

3909チバQ:2012/03/02(金) 22:13:07
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120302/erp12030220490004-n1.htm
プーチン首相 メドベージェフ氏を「次期首相に」
2012.3.2 20:48

ロシアのプーチン首相(ロイター)
 ロシアのプーチン首相は1日の外国メディア編集幹部との会見で、アサド政権による反体制派武力弾圧が続くシリア情勢について「紛争当事者が和解し、殺し合いをやめることを望んでいる」と述べ、双方の停戦が最優先だとの見方を示した。

 投票を4日に控えた大統領選にメドベージェフ大統領を抑えて自身が立候補した決定については「彼と自分の共同作業がうまくいき、世論からも支持されれば、どちらかが大統領選に出馬すると合意していた。私の方が支持率が高かった」と説明。大統領に復帰した後は「メドベージェフ氏を次期首相として提案する」と述べ、同氏を首相に任命する考えに変わりがないことを明らかにした。(共同)

3910チバQ:2012/03/02(金) 22:14:17
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120302-00000098-mai-int
<イラン>国会議員選が投開票…保守派勢力図どう変化
毎日新聞 3月2日(金)20時47分配信

 【テヘラン鵜塚健】イランの国会議員(定数290)選挙の投票が2日行われた。同日開票される。政府から弾圧を受ける「改革派」の主要候補が選挙参加を辞退し、体制を支える「保守派」が圧勝するのは確実な情勢。保守派内で対立するアフマディネジャド大統領の支持派と、最高指導者ハメネイ師に近い反大統領派との勢力バランスがどう変化するかが焦点で、選挙結果次第で今後の核開発政策や米欧諸国との関係に影響を与える可能性がある。

 国会議員選挙はイスラム革命(79年)以降9回目。過去の選挙では保守派と改革派が対立を繰り返してきた。00年の選挙では当時のハタミ大統領(97〜05年)を支持する改革派が勝利したが、以降の04年、08年の選挙では改革派の退潮が続いている。改革派指導者のムサビ元首相、カルビ元国会議長は昨年2月から自宅軟禁下にあり、改革派は市民に投票不参加を呼びかけた。

 選挙への関心は低く、イラン政府は投票率(前回51%)の維持に必死。2日も早朝から国営メディアがハメネイ師の投票呼びかけを繰り返し流し「投票率は60%を超える」との予測を伝えた。

 昨年以降、中東の周辺アラブ諸国では民主化運動「アラブの春」で独裁政権が次々に倒れたが、イラン当局は昨年2月、テヘランで起きた改革派の抗議デモを武力で弾圧。政府は国際社会からの非難をかわすため、投票率を高めて「正統な民主国家」であることを強調したい考えだ。

3911チバQ:2012/03/02(金) 22:21:48
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120302/mds12030219590005-n1.htm
イラン国会議員選 投票始まる 保守派が圧倒的多数維持へ
2012.3.2 19:59

2日、報道陣への取材が許可されたモスク内の投票所=テヘラン市内(共同)
 【カイロ=大内清】イランの国会(定数290)議員選が2日、行われた。保守派内のアフマディネジャド大統領派と、最高指導者ハメネイ師に近い反大統領派との争いで、保守派が圧倒的多数を維持するのは確実な情勢。2013年の大統領選の前哨戦の意味合いも持つ。

 対米欧でより強硬な反大統領派が議席を伸ばせば、約1年半の任期を残した大統領の今後の政権運営が困難となり、核問題での外交に影響する可能性もある。

 米欧との関係改善を志向する改革派は、09年の大統領選後の抗議デモへの弾圧で弱体化。指導者のムサビ元首相やカルビ元国会議長が自宅軟禁下に置かれる中、今回選ではボイコットを呼びかけており、投票率にも注目が集まっている。

 ハメネイ師は2日、投票後、「(米欧などからの)嫌がらせに対抗するため、国民が(団結の)メッセージを発することが重要だ」と投票参加を呼びかけた。

 イラン国会は4年に1度改選。立候補にはハメネイ師が任命する護憲評議会による承認が必要で、今回の選挙では大統領派の候補が多数、失格になったとされる。大勢は数日で判明する見通し。

3912チバQ:2012/03/02(金) 22:23:52
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012030202000029.html
自由シリア軍 ホムス拠点撤退
2012年3月2日 朝刊


 【テヘラン=今村実】アサド政権による激しい武力弾圧が続くシリアで、離反兵で組織する「自由シリア軍」は一日、拠点にしていた西部ホムスのババ・アムル地区から撤退した。ロイター通信などが伝えた。

 政府軍は反体制派の掃討を狙って二月三日から包囲を始め、猛攻撃を加え市民らに連日、多数の死傷者が出ていた。象徴的な拠点の一つだった地区を失い、反体制派には大きな痛手となる。

 中東の衛星放送アルジャジーラによると、自由軍の幹部は「政府軍の市民に対する残虐な行為のため、戦術的に撤退した」と語った。少数の離反兵が残り撤退の援護をしているとの情報もある。

 治安当局者は、「政府軍は、この地区を完全な制圧下に置いた」としている。地区周辺では一日、少なくとも十七人が死亡した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120302-00000087-mai-int
<シリア>反体制派が連携…「軍事局」設け統一指揮
毎日新聞 3月2日(金)19時58分配信

 【エルサレム花岡洋二、パリ宮川裕章】シリア反体制派の代表的な政治組織「シリア国民評議会」は1日、離反兵士らで作る「自由シリア軍」など複数の武装組織の連携・組織化を図る「軍事局」を設けると発表した。武装組織を傘下に収めて統一指揮系統を構築し、国外からの武器供与の窓口となることを目指す。強硬姿勢を続けるアサド政権に対し、反体制派の武装闘争路線が強まりそうだ。

 シリア国内では反体制派の武装組織が複数活動しているが結束は弱く、軍・治安当局の武力弾圧に対抗できていない。またサウジアラビアやカタールなどが武装組織への武器供与に前向きだが、米国などが武器拡散への懸念を示している。そこで反体制派の支援国会合で先月下旬、反体制派の代表組織として承認された国民評議会が、各組織が連携する受け皿の準備に踏み出した形だ。

 国民評議会のガリウン議長はパリで、毎日新聞などに「(軍事局は)平和的な革命、市民を守るためのもので、内戦に突入するのを防ぐのが目的だ」と語った。武装闘争による政権打倒は否定した。拠点はトルコにおき、武器調達・管理の窓口となり、反体制側の「軍規」違反も監視するという。

 ただ国民評議会幹部は毎日新聞の取材に、軍事局の設置について自由シリア軍と「協議してきた」と語ったのに対し、自由シリア軍幹部は「発表されたばかりで、協議はしていない」と否定した。

3913チバQ:2012/03/02(金) 22:24:16
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120302-00000039-mai-int
<シリア>反体制派、拠点都市撤退…武器、弾薬不足で
毎日新聞 3月2日(金)12時16分配信

 【エルサレム花岡洋二】シリアの離反兵士で作る「自由シリア軍」など反体制派の武装組織は1日、シリア中部ホムスのバーブ・アムロ地区から撤退した。組織の幹部は毎日新聞の取材に「武器と弾薬が不足し、地区の根絶を宣言したアサド政権から市民を守るため、戦術的に撤退する」と語った。自由シリア軍は声明で、逃げ遅れた住民の保護を国際機関に求めた。

 政権側の公式発表はないが、ロイター通信によると、政権に近いシリア人アナリストのタレブ・イブラヒム氏が「(米仏やカタールなどの)陰謀に対する、シリアの最終的な勝利に向けた第一歩だ」とテレビに語った。

 赤十字国際委員会は、シリア赤新月社などの救助隊が地区へ2日に、食料や医薬品を運び込むと発表した。政府が1日、許可した。委員会の広報担当者、ハッサン氏は「人道的な状況は悪化している」とコメントした。

 ホムスは首都ダマスカスから約160キロ北にある、同国3番目の都市。レバノン国境に近く、物資を密輸入しやすい位置にあったことから、バーブ・アムロ地区が反体制派の拠点になっていた。

3914チバQ:2012/03/03(土) 10:17:44
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120302-OYT1T00925.htm

全候補にバツ印を…反プーチン派が無効票作戦

 【モスクワ=緒方賢一】ロシア大統領選で、プーチン首相の大統領復帰に反対する勢力が、支持候補のいない有権者に無効票を投じるよう呼びかけ、決選投票への持ち込みを図る作戦を展開している。

 露大統領選では、4日の第1回投票で勝利を得るには、投票総数の過半数を獲得する必要がある。過半数を上回る候補がいなければ、25日に上位2人による決選が行われる。このため、反プーチン派は無効票によって票の総数を増やしてプーチン氏の得票率を引き下げ、第1回投票での同氏の勝利を阻止し、決選に向けて反プーチン勢力の結集につなげたい考えだ。

 中央選管に候補擁立を認められなかった野党「ヤブロコ」は2月末から、投票用紙に書かれた5候補の名前すべてにバツ印をつけるなど無効となるような投票を提唱。ボリス・ネムツォフ元第1副首相ら、「プーチンなきロシア」を掲げて街頭デモを先導した政治活動家たちも同調している。

 一方、プーチン氏は2月29日、支持者との対話で「反対派は自ら不正に票を入れ、投票を監視し、開票後に選挙の不正を訴えようとしている」と批判した。

(2012年3月3日10時06分 読売新聞)

3915チバQ:2012/03/03(土) 10:19:04
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120302-00000077-mai-int
<ロシア大統領選>プーチン氏、得票率が焦点…4日投票
毎日新聞 3月2日(金)19時16分配信

 【モスクワ大前仁】メドベージェフ大統領(46)の任期満了に伴うロシア大統領選は4日、投票が行われる。即日開票され、同日夜(日本時間5日午前)にも大勢が判明する見通し。返り咲きを目指すプーチン首相(59)の当選が確実視されているが、次期政権の安定度を占う指標として、得票率がひとつの焦点となりそうだ。

 中立系の世論調査機関「レバダセンター」が先月17〜20日に実施した調査では、「すでに支持候補を決めた有権者」の66%がプーチン氏に投票すると回答。2位のジュガーノフ共産党党首(15%)ら他の野党・独立系4候補を引き離す。別の調査機関もプーチン氏が58%を獲得すると予測しており、「(第1回投票で過半数を確保して)決選投票を回避する」(レバダセンター)見込みだ。

 プーチン氏は00年の大統領初当選時に約53%を得票。04年の再選時は約71%で圧勝した。しかし、政権長期化に対する批判や、昨年12月の下院選不正疑惑で反政府デモが広がる中、今回は04年より得票率を下げるのは必至とみられる。

 プーチン氏の支持率は、下院選直後に40%台前半まで落ち込んだが、その後、給与・年金引き上げや軍事費増強など「ばらまき型」の選挙公約を連発。野党勢力の反政府デモには、政権支持の大規模デモで対抗するなど、物量作戦で他候補を圧倒してきた。

 選挙戦の最終盤には、プーチン氏の暗殺計画が報じられたほか、汚職のうわさが絶えなかった極東・沿海地方のダリキン知事が解任されるなど、プーチン氏の人気上昇につながるさまざまな「手段」が行使されている。

 プーチン陣営は、過半数ぎりぎりで当選しても強力なリーダーシップを発揮できず、野党の攻撃を浴びる可能性があるとして、得票率の「下げ幅」を極力圧縮したい考えとみられる。

 また、投票率の行方も注目されている。各種世論調査で「プーチン氏の当選確実」が伝えられる中、関心を失った有権者が棄権に回り、投票率が低下するとの指摘がある。リベラル系野党ヤブロコは先月末、ヤブリンスキー前党首の立候補が中央選管に却下されたことを受けて「どの候補も支持しない」方針を決めた。レバダセンターの2月の調査では「投票に行かない」とする人が12%で、昨年12月時点より4ポイント増加した。

3916チバQ:2012/03/03(土) 10:20:24
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120303/mcb1203030503011-n1.htm
「プーチン大統領」で動かず あす投開票、変化や改革恐れる民衆 (1/2ページ)2012.3.3 05:00
 4日に行われるロシア大統領選の第1回投票で、プーチン首相が対立候補のジュガーノフ共産党委員長を破り、勝利を収める見通しだ。

 同首相は先月中旬、シベリア中心に位置するロシア第3の都市ノボシビルスクや極東のハバロフスク地方を遊説し、中核地域での支持固めに尽力。世論調査ではプーチン氏へ投票するとの回答が66%を超えており、決選投票回避に必要な過半数を獲得するとみられる。

 ノボシビルスクでソフトウエア会社を共同経営するビヤチェスラフ・アナニエフ氏(47)は、昨年12月の下院選挙でプーチン氏が党首を務める与党統一ロシアに投票せず、同選挙で不正が行われたとして反政府デモを展開した何万人もの抗議者に理解を示すが、4日の選挙ではプーチン氏に投票するという。「大統領選は抗議票を投じる場ではない」とし、「ロシアは中央集権型で、議会でなく指導者次第だ」と述べた。

 独立系調査機関レバダ・センターが2月17〜20日、1600人の有権者を対象に行った世論調査では、プーチン氏の支持率は66%、対抗するジュガーノフ委員長は15%だった。同センターのディレクター、レブ・グドコフ氏は、プーチン氏の支持者は中小規模の市町村に集中していると説明する。

 モスクワでは反プーチンのプラカードを手に抗議活動が行われているが、大多数の有権者は、政府の支出を2018年までに4兆8000億ルーブル(約13兆3900億円)まで引き上げるというプーチン氏の選挙公約に引き寄せられたとみられる。
 カーネギー・モスクワ・センターの研究員、ニコライ・ペトロフ氏は、プーチン氏支持者を「恩恵を与える絶対的指導者を好み、変化を期待せず、現状維持を求める人々」と分析。「投票率は伝統的に地方が高く、反プーチン派が集中する大都市の投票率は通常、地方より低い」と指摘する。

 ハバロフスク地方の軍需産業都市コムリモリスク・ナ・アムーレで国有の戦闘機工場に勤める8歳児の母親、タチアナ・ビノクロフさん(32)は、社会福祉政策面でプーチン氏を支持。第2子出産で約1万2000ドル(約97万5000円)の一時給付金、第3子では土地が与えられると述べた。

 プーチン氏は国防費の増加で軍人の支持も得ている。ロシア空軍に所属するアレクサンダー・ソロビエフ氏の年収は、昨年の3万4000ルーブルから7万9000ルーブルに上がった。同氏は「誰が大統領かを除き、それ以外の面で変化を求めるべきだ」と語る。

 政治コンサルティング会社を経営するグレブ・パブロフスキ氏は「人々がプーチン氏に投票する主な理由は、他の選択肢がないからだ」と指摘。「同氏の主要支持者は非常に多岐にわたる。変化を恐れる人、改革を恐れる人、失業を恐れる人、さまざまな恐怖症を抱えた人々の集合体だ」との見方を示した。(ブルームバーグ Ilya Arkhipov)

3917チバQ:2012/03/03(土) 10:20:58
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120303/mcb1203030502005-n1.htm
イラン「敵対国に平手打ち」 議会選挙投票開始 有権者あおる当局2012.3.3 05:00

 核開発疑惑をめぐり、欧米諸国との緊張が続くイランで2日、議会選挙の投票が始まった。アフマディネジャド大統領の再選に関する不正疑惑から抗議デモに発展した2009年の大統領選以来、初の国政選挙となり、約4800万人の有権者の動向が注目される。

 定数290議席に対し、立候補は護憲評議会の審査を通過した約3400人。現職の約30人を含む候補希望者の3分の1は失格とされた。

 イラン産原油の禁輸や同国中央銀行との取引禁止など米国や欧州連合(EU)が対イラン経済制裁を強化するなか、イラン当局は有権者に対し、圧力をかける国に立ち向かう姿勢を示すために投票を行うように呼びかけている。イラン最高指導者ハメネイ氏は今週、今回の選挙で「敵対国に平手打ちを与えるだろう」とウェブサイト上で述べた。

 テヘランの交差点には、1月に車に仕掛けられた爆弾で殺害された核科学者、ムスタファ・アフマディ・ロシャン氏の大型ポスターが貼られており、「殉教者があなたの投票を見ている」とのメッセージが記されている。

 経済制裁による経済不安定化への懸念から、イラン国内では貯蓄の保護に向け自国通貨のリアルを外貨に替える動きが活発化しており、闇市場ではリアルの価値が半減。同国中銀は1月、リアルの8.5%切り下げを発表し、闇市場の取り締まりを行った。反大統領派は、こうした状況を大統領の経済政策の失敗例として批判している。

 一方、09年の大統領選で抗議デモを繰り広げた改革派は、同選挙で敗れたムサビ元首相とカルビ元国会議長の両指導者が1年以上自宅軟禁下におかれており、今回の選挙への不参加を表明している。改革派支持者の多くは、報道の自由や社会の解放、西側諸国との対立姿勢の緩和を求めており、今回の議会選挙をボイコットするよう主張している。(ブルームバーグ Ladane Nasseri)

3918チバQ:2012/03/03(土) 10:21:25
http://news24.jp/nnn/news89031736.html
イラン議会選 大統領と反大統領派の争いに

■ 動画をみる  欧米諸国との間で緊張が高まるイランで2日、注目の議会選挙が行われた。アハマディネジャド大統領に対抗する反大統領派が優勢とみられている。 イランは現在、核兵器開発の疑いがあるとして、ヨーロッパ連合(EU)が原油の輸入禁止を決めるなど、経済制裁下にある。そのため、日本も含め、世界で原油が高騰、影響が出ている。イランの核問題については、来週、アメリカ・オバマ大統領とイスラエル・ネタニヤフ首相の会談や、国際原子力機関(IAEA)の理事会でも主要な議題になる。 今回の議会選挙は、大統領を支持する勢力と、最高指導者・ハメネイ師がバックについているとされる反大統領派の勢力との争いとなっており、いずれも欧米に強硬姿勢をとっている。 大統領は、核をめぐる発言などから強硬路線に見えるが、欧米との対話も呼びかけている。これに対し、反大統領派は大統領の姿勢を弱腰と批判するなど、イランで最も強硬な勢力だ。この勢力が議席を大きく伸ばせば、大統領が権力基盤を失うと同時に、外交での選択の余地が狭まることになる。 強硬派の声に押されて核問題などで今よりさらに強い態度に出るおそれもあり、欧米各国との間で緊張がさらに高まる展開も予想される。 また、首都・テヘラン市内の投票会場の前には、政府の政策を明記したポスターが貼られていて、軍や核開発がテーマに掲げられていた。経済制裁でイラン市民の生活にも影響が出ているが、今回投票に来た人々の中には、政府の姿勢を支持するという声が多いという。 ただ、制裁による経済への影響など、日々の生活への影響を心配する声が聞かれるほか、政府に批判的な人々の中には投票に行かないという人もいる。 今回の選挙で投票率が大きく下がれば、それだけ不満が高まっているのを示すことになりかねないため、政府は投票に行くよう必死に呼びかけている。
[ 3/3 3:22 NEWS24]

3919チバQ:2012/03/03(土) 10:50:46
http://www.afpbb.com/article/politics/2862208/8581064?ctm_campaign=txt_topics
仏サルコジ大統領、遊説中に卵投げつけられる
2012年03月02日 18:53 発信地:バイヨンヌ/フランス
【3月2日 AFP】南西部バスク(Basque)地方のバイヨンヌ(Bayonne)で1日、4月〜5月に行われる仏大統領選再選のため遊説中のニコラ・サルコジ(Nicholas Sarkozy)仏大統領が、バスク分離派や野党・社会党支持者ら数百人に罵声を浴びせられたり卵を投げつけられるなどし、訪問先のバーで1時間にわたって立ち往生する騒ぎがあった。

 サルコジ大統領はバイヨンヌ中心街に到着し車を降りた直後から罵声を浴び、地元有権者と面会する予定だったバーに向かう道すがらも群衆は延々と抗議を続けた。大統領が店内に入ると、群集はバスク語で「出て行けニコラ!」などと叫んだり、卵を店に向かって投げつけたりしたため、警官隊が群集を遠ざけるまでサルコジ大統領は店内に閉じ込められた。

 2月28日に公表された仏世論研究所(IFOP)の調査では、4月後半の1回目の投票でのサルコジ大統領の支持率は27%、野党・社会党の支持率は28.5%で、拮抗している。(c)AFP

3920チバQ:2012/03/03(土) 19:55:17
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120303/mds12030319250005-n1.htm
ハメネイ師派、勝利へ イラン国会議員選
2012.3.3 19:23

2日、テヘラン市内南部で投票所となったモスクの前で投票を待つ市民ら(ロイター)
 イランの国営プレスTVは3日、同国で2日行われた国会(定数290)議員選で、最高指導者ハメネイ師を支持し、アフマディネジャド大統領を批判する勢力が少なくとも112議席を獲得したと伝えた。大統領支持派は10議席しか確保できていないとしており、ハメネイ師支持派の勝利が確実となった。改革派は28議席を獲得したという。

 イランの核兵器開発疑惑に絡みイスラエルが先制攻撃を検討していると報じられるなど緊張が高まる中、米国などとの対話を拒否するハメネイ師の支持勢力の勝利で、対外姿勢がさらに硬化するとみられる。

 ハメネイ師の影響力が強い護憲評議会による立候補者の事前審査で、多くの大統領支持派が失格になったとされるほか、補助金削減策など大統領の経済政策に急激な物価高騰を招いたとの批判が強かったことなどが影響したとみられる。(共同)

http://www.asahi.com/international/update/0303/TKY201203030200.html
2012年3月3日19時17分
イラン反大統領派が優勢 国会議員選、保守派分裂
 イラン国会議員選(定数290)は2日に投票が行われ、開票作業が始まった。改革派はボイコットし、アフマディネジャド大統領の経済運営などを巡り保守派内が分裂した選挙。国営通信によると3日正午(日本時間同日夕)現在、33人の当選が確定した。反大統領派が優勢となっている。

 最高指導者ハメネイ師は2日、「敵(欧米)に我々の団結を示さねばならない」と国民に投票を強く促した。午後6時までの予定だった投票時間は5時間延長され、国営プレステレビは午後9時現在の投票率を64.6%と伝えた。

 イランでは昨年、閣僚人事などをめぐり大統領とハメネイ師の確執が表面化。さらに今年、核開発疑惑に対する欧米の制裁が物価高となって国民生活を直撃した。政権を支えてきた保守派のうち、ハメネイ師に近い反大統領派は政権批判を強めていた。(テヘラン=北川学)

3921チバQ:2012/03/03(土) 19:56:01
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120303/mds12030312010002-n1.htm
南北スーダン対立に手を焼く中国 現地会社社長が国外追放
2012.3.3 12:00 (1/3ページ)[中国]

2月28日、北京の人民大会堂で、スーダンのカルティ外相(左)と握手する中国の習近平国家副主席(ロイター)
 中国が巨大な石油権益を持つ南スーダンで2月末、現地操業会社の中国人社長が国外追放された。南北スーダン両国の石油紛争のあおりを受けた形だが、国策企業幹部の追放という不名誉な事態にも関わらず、中国政府の反応は抑制的だ。中国は南スーダン独立前からスーダンの油田開発に巨額の費用を投じた最大の取引相手。中国の控えめな態度からは、かえって南北対立に手を焼く姿が伺える。

(田中靖人)

 現地からの報道などによると、南スーダンの石油エネルギー・鉱山省は20日、南スーダン最大の石油会社ペトロダール社の劉英才社長に対し、72時間以内に国外退去するよう命じた。詳細は明らかになっていないものの、同社がスーダン政府と結託し、南スーダンが1月20日に決めた油田の生産停止に従わず生産と輸出を継続、売り上げの一部を違法にスーダン政府に渡した−などと主張した。

 同社は中国の国有石油会社、中国石油天然気集団公司(CNPC)が2001年、マレーシアの国営企業などと設立し現地で石油生産を行う共同企業体(JV)。生産量は南北スーダンを合わせた日量の5割強に相当する。

 昨年7月に独立したばかりの南スーダンは国家収入の9割を石油輸出に依存し、うち6割が中国向け。その生産の半分以上を担う会社の中国人社長を国外追放したのだから、南スーダン政府の決意のほどが伺える。

 だが、中国政府は“自国企業”の正当性を訴えるよりも、むしろ困惑した様子を見せた。中国外務省の洪磊報道官は2月23日の記者会見で「誤解が解けるよう希望する」と述べるにとどめた。国営メディアも関連報道はほとんどない。

 背景には、南北スーダンと中国の“特殊な関係”がある。南北分離前のスーダンにおける中国の石油開発は1990年代中頃に始まった。中国側は内戦による治安悪化やダルフール紛争などでの国連の経済制裁で欧米企業が撤退した隙に、「内政不干渉」を掲げて進出。油田開発からパイプライン敷設まで、巨額の投資でインフラ整備を進め、スーダンの石油産業全体を牽(けん)引(いん)してきた。欧米から人道問題を軽視していると非難を受けながら、なりふり構わず権益を拡大してきたともいえる。

 だが、南スーダンの分離・独立で、一体だった石油関連インフラが南北に分断。生産量の8割を占める油田が南スーダンに集中する一方、パイプラインや製油所はスーダンに帰属することになった。このため、南スーダンは現在、スーダン経由以外に輸出ルートがない。

 ただ、南北間ではアビエ地域の国境確定や石油収入の配分問題が未解決のまま。スーダン政府はパイプラインの使用料などとして原油1バレル当たり36ドルの支払いを要求する一方、南スーダン側が1ドル未満を主張しているため、差額分を原油の差し押さえで補填し対立が続いている。南スーダン政府の生産停止決定は、差し押さえへの対抗措置で、中国人社長の追放は、こうした南北対立の中で起きた。

 石油天然ガス・金属鉱物資源機構の竹原美佳主任研究員は「スーダン原油の輸出停止が長引けば、中国は代替の輸入先を探さざるを得ない」と指摘する。スーダン原油は中国の輸入量の5%、第6位を占める。欧米諸国からイラン原油の輸入停止圧力にさらされている中国としては、スーダン原油まで長期間輸入できない事態は避けたいはずだ。中国政府の抑制的な反応は、南北ともに関係を悪化させたくない思惑の表れだ。

 習近平国家副主席は2月28日、北京でスーダンのカルティ外相と会談し、南北対立について「憂慮している」と伝えた。中国国営新華社通信が発行する国際情報紙、国際先駆導報(電子版)も2月3日、「南北スーダンの“兄弟”が石油のために争う」とする記事を掲載。石油紛争が再び南北間の武力紛争に発展し「深刻な人道上の危機が生じる恐れ」について懸念を表明した。ただ記事は、中国が人道問題に目をつぶってスーダンの石油権益を確立したとは当然、書いていない。

3922チバQ:2012/03/03(土) 20:22:49
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120303/asi12030314110003-n1.htm
与党人民党が第一党維持 パキスタン上院選
2012.3.3 14:09
 パキスタンで上院選(定数104、うち50議席の改選と新たに4議席の選出)が2日実施された。地元テレビの独自集計によると、ザルダリ大統領やギラニ首相が率いる与党パキスタン人民党が非改選議席と合わせて計41議席を確保し、第一党を維持した。同党を含む下院多数派の連立与党が上院の過半数も守った。

 計54議席のうち48議席は四つの州議会の議員による間接選挙で、2008年2月の州議会選で多数派となった与党側がもともと有利だったが、同国で影響力を持つ軍などと対立を深め弱体化していた政権にとっては追い風となった。

 残る6議席は首都イスラマバードと、北西部の部族地域から選ばれた。 改選後の議席数は、パキスタン人民党などと連立与党を組むアワミ民族党が12、シャリフ元首相が率いる野党パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派14など。(共同)

3923チバQ:2012/03/04(日) 01:29:51
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120303-00000072-mai-int
<イラン>大統領派が惨敗…核、緊張高まる恐れ 国会議員選
毎日新聞 3月3日(土)21時19分配信


拡大写真
イラン国会議員選挙で投票する有権者たち=イラン中部コムで2012年3月2日、AP

 【テヘラン鵜塚健】イラン国会議員選挙(定数290)で国営メディアは3日、保守派が全議席の75%を獲得する見通しだと報じた。焦点だった保守派内の勢力争いでは、最高指導者ハメネイ師支持派にアフマディネジャド大統領支持派が惨敗することは確実だ。核開発問題で妥協しない姿勢を貫くハメネイ師派の圧勝を受け、イランの対外姿勢がより強まる可能性がある。イスラエルによるイラン核施設への空爆の可能性も指摘される中、緊張が一段と高まりそうだ。

 ◇ハメネイ師派、勢力伸長

 国営テレビが3日午後(日本時間同日夜)に報じた途中集計によると、ハメネイ師派が110議席(現有は約180)以上を獲得したのに対し、大統領派は10議席(現有50〜60)にとどまる。改革派は28議席。

 内務省によると、保守派の大物でいずれもハメネイ師派のラリジャニ国会議長▽ハダドアデル元国会議長▽ボルジェルディ国家安全保障・外交委員長らは当選した。大統領の妹パルビン・アフマディネジャド氏は落選した。

 イラン政界では、イスラム体制の頂点にある聖職者ハメネイ師と、憲法上、体制ナンバー2の非聖職者アフマディネジャド大統領が激しく対立している。ハメネイ師派の勢力伸長を受け、選挙後の国会でラリジャニ議長など反大統領派が発言力を増すのは確実だ。

 今の保守派内で劣勢の大統領派の衰退が一層進めば、核問題や米欧との外交関係で宗教界の影響力が強まり、強硬姿勢を加速させる可能性がある。

 アフマディネジャド大統領派はこれまで、水面下で米欧諸国との核協議再開に向けた調整を進めてきたとみられるが、イランが米欧への協調姿勢に転じる可能性は遠のいた格好だ。

 今回の選挙は、来年6月の大統領選の前哨戦とも位置づけられる。大統領は側近のマシャイ元大統領府長官に次期選挙を機に権力を継承したい意向とみられており、次期選挙にも影響が及びそうだ。

 ◇「先制攻撃論」に拍車…危機感強めるイスラエル

 【エルサレム花岡洋二】核開発を巡りイランと敵対するイスラエルは、イラン国会議員選挙でのハメネイ師支持派の台頭に危機感を強めている。2日付のイスラエル紙ハーレツは「ハメネイ師にとって(核開発は)自身の政治生命をかけた戦いだ。いかなる妥協も『西側への降伏』と批判されると気にしている」と分析。イランが強硬姿勢を貫けば、イスラエル国内の緊張は高まり、「先制攻撃論」が強まるのは必至だ。

 イスラエルの研究機関「学際研究センター・ヘルツェリア」のメイル・ジャベダンファール教授は、今回の選挙でアフマディネジャド大統領支持派は退潮し、「政治的に暗殺される」とみる。ハメネイ師は大統領以上に核開発にこだわりがあるといわれている。保守強硬派の宗教権威メスバハヤズディ師の勢力が伸長すれば、核協議の実現はさらに遠のくという。

 イスラエルのネタニヤフ首相は2日、訪問先のカナダで会見し、欧米などが再開を目指すイランとの核協議について「(イランが核開発の)時間稼ぎに悪用できる」との見解を示した。また「我々には自衛の権利がある」と述べ、イスラエルによる先制攻撃の「正当性」を主張した。

 イスラエルはイランの核開発を「国家生存の脅威」と位置づける。今回の選挙を受け、核開発阻止の「時間切れ」がいよいよ迫っていると訴えるのは確実だ。ネタニヤフ首相は5日、米ワシントンでオバマ大統領と会談する予定で、イランの核開発阻止のため「米軍による攻撃」などを求めるとみられている。

3924チバQ:2012/03/05(月) 21:02:45
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120305/mds12030520490002-n1.htm
次期国会議長は経験者か イラン、メディアが予測
2012.3.5 20:45

5日、国旗が飾られたテヘラン市内北部の公園を歩く市民ら(ロイター)
 イランの複数のメディアは5日、次期国会議長について、いずれも最高指導者ハメネイ師に近い現職ラリジャニ氏、前職ハダドアデル氏のどちらかが選ばれる可能性が高いとの見通しを伝えた。

 ラリジャニ氏は2日の国会(定数290)議員選で、アフマディネジャド大統領を批判する勢力の中心となり聖地コムの選挙区で当選。ハダドアデル氏は激戦の首都テヘランで当選を果たした。

 国会議員選では、ハメネイ師を支持しアフマディネジャド大統領を批判する保守派勢力が圧勝。大統領は今後、厳しい政権運営を強いられることになる。

 また国営イラン放送は5日、国会議員選の開票作業がほぼ終了し、224議席が確定したと報じた。テヘラン(定数30)ではハダドアデル氏を含む5議席しか当選者が決まらず、残る25議席は決選投票が行われるという。(共同)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012030502000023.html
イラン国会議員選 大統領派が惨敗
2012年3月5日 朝刊

 【テヘラン=今村実】保守派内の勢力争いが焦点となったイラン国会議員選(定数二九〇)は三日、開票作業が本格化し、ロイター通信によると、最高指導者ハメネイ師を支持し、アハマディネジャド大統領を批判する勢力が圧勝し、大統領支持派は大敗するのが確実な情勢となった。核開発をめぐる対外姿勢がさらに強硬となる可能性がある。

 確定した百二十六議席の大半を保守派が占め、うち八十一議席をハメネイ師の支持派が獲得、大統領派は九議席にとどまった。開票結果が判明したのは、アハマディネジャド大統領の支持が厚いとされる地方の投票分で、今後、テヘランなど都市部で開票が進めば、大統領派は一段と苦しくなりそうだ。大統領派の現有議席は四十〜五十とされていた。

 アハマディネジャド大統領は昨年四月、閣僚人事をめぐり、ハメネイ師との確執が表面化。保守派内では、ラリジャニ国会議長ら、ハメネイ師を支持し、大統領に反発する勢力が力を付けた。大統領派は、候補資格の事前審査で出馬を制限されたとの指摘も出ていた。

 欧米の経済制裁の影響で、インフレなど悪化した国内経済も大統領に逆風となったとみられる。

 核開発では、最終決定権をハメネイ師が握る一方、アハマディネジャド大統領も二〇〇五年の就任以降、ウラン濃縮活動を強力に進めるなどしてきた。ただ、「大統領は欧米と一定の関係を維持しようとしている」(専門家)との見方があり、国会内でハメネイ色が強まれば、対話による核問題の解決が遠のく可能性がある。

 アハマディネジャド大統領は、二期八年の任期が切れる来年六月まで厳しい政権運営を迫られ、後継者をめぐる主導権争いでも苦戦を強いられそうだ。

 一方、厳しい締め付けを受ける改革派は、百二十六議席中七議席にとどまり、一層の退潮を印象付けた。

3925チバQ:2012/03/05(月) 21:03:26
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2863042/8582992
反体制派「自由シリア軍」とは?その成り立ちと今後
2012年03月05日 19:42 発信地:ベイルート/レバノン

【3月5日 AFP】27日間にわたって政府軍による激しい砲撃に抵抗した末、中部ホムス(Homs)のババアムル(Baba Amr)地区から「戦略的撤退」をした反体制派の自由シリア軍(Free Syrian Army、FSA)。政府軍を離反したリヤド・アサド(Riyadh al-Asaad)大佐によって率られたFSAは、数千人規模の戦闘員を抱えるものの、いまだに統率は乱れ、政府軍の地上部隊による猛攻に対抗するだけの火力は有していなかった。

■離反兵士らで結成、戦闘員2〜4万?経験は浅い

 前年7月、アサド大佐はシリア政府による反体制デモ弾圧に抗議して、軍からの離反を発表。同大佐率いるFSAは、トルコ国境に近い北西部イドリブ(Idlib)地区や中部ホムス、南部ダルアー(Daraa)などで政府軍との戦闘を開始した。

 8月末には、シリア軍で初めて政府に抗議して離反兵士となったフセイン・ハルムシュ(Hussein Harmush)大佐率いる自由将校旅団(Free Officers Brigade)と合流した。ハルムシュ大佐の下には多くの離反兵士が集まっていたが、同大佐はその後政府側に拘束され、現在は生死不明だ。

 FSAの正確な構成人数は特定困難だが、アサド大佐が前年11月にAFPの取材に語ったところでは、およそ2万人。4万人の戦闘員がいると主張する離反将校もいる。ただし多くは戦闘経験が浅く、率いるアサド大佐本人もまた、かつては軍のIT部門に所属していて戦闘経験はなかった。

 対する政府軍は、シリア政権に忠誠を誓う14万〜16万の熟練兵士を有し、強力な迫撃砲や戦車、ヘリコプターを配備している。

■外国から間もなく武器供与か

 FSAは、シリア全土に散った部隊を統率する困難さに加え、政府軍の戦車に対抗できる重火器も不足している。だがシリア国内でAFPの取材に応じた一部のFSA戦闘員らは、間もなく地対空ミサイルと対戦車ミサイルが外国から届くと語り、この動きを阻止するため政府軍がバハアムルを制圧し、レバノンとの国境を封鎖したのだとの見方を示している。

 反体制勢力の全国組織「シリア国民評議会(Syrian National Council、SNC)」は先に、反体制派戦闘員に武器を供給するための「軍事事務所」の設立を発表。既にカタールなど複数の国が武器供与に前向きな姿勢を表明しており、クウェート議会はシリア反体制派の武装化を求める決議を採択した。

 今年2月には、離反兵として過去最高位のムスタファ・シェイク(Mustafa Al-Sheikh)大将が新組織「高等革命評議会(Higher Revolutionary Council)」を設立。SNCによると、FSAとともに新設される「軍事事務所」の監督下に入るという。(c)AFP

3926チバQ:2012/03/05(月) 21:04:01
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2862884/8596565?ctm_campaign=txt_topics
シリア政府軍、中西部ラスタンを砲撃 赤十字はババアムル地区に入れず
2012年03月05日 09:53 発信地:ダマスカス/シリア

【3月5日 AFP】人権団体「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」は4日、同日シリア政府軍が反対政府派の拠点になっている中西部ラスタン(Rastan)を砲撃し、民家に砲弾が当たって7人が死亡したと発表した。

 シリア人権監視団によると、この日シリア全土ではラスタンの死者も含めて19人が死亡した。シリア国内での外国メディアの取材が制限されているため、AFPはシリア人権監視団の発表を独自に確認できていない。

 シリアの反体制派は2月5日、ラスタンを政府軍から「解放した」と発表していたが、今月1日にホムス(Homs)を制圧した政府軍はホムスに近いラスタンとクサイル(Qusayr)に猛攻を加えていた。レバノンに逃れたシリア避難民の報道担当者は、4日にクサイルから35人のシリア人がレバノン北部に逃れたと述べた。
 
 反体制勢力は1日、約1か月にわたって政府軍が猛烈な砲撃を加えてきたホムスのババアムル(Baba Amr)地区から「戦略的に」撤退したと発表していた。

 米国に拠点を置く国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(Human Rights Watch、HRW)はこの間に約700人が死亡したとの見方を示している。同団体は、ババアムルでは1時間に100発の砲弾が打ち込まれた時間帯もあったと指摘し、衛星写真から640の建物が損傷を受けたと見られるが、実際の状況はもっと悪い恐れもあるとしている。

■赤十字、いまだババアムル地区に入れず

 赤十字国際委員会(International Committee of the Red Cross、ICRC)のサレ・ダバケ(Saleh Dabbakeh)広報は、ICRCはババアムル地区から約3キロ離れたアベル(Abel)村に逃げてきた避難民たちに食料と毛布を届けたが、シリア当局は依然としてICRCにババアムル地区への立ち入りを許可していないと述べた。

 援助物資を積んだトラック7台が2日からババアムル地区に入るため待機していたが、当局は爆弾や地雷が残っていて危険だとして、ICRCが同地区に立ち入ることを認めていない。

 赤十字の支援が遅れたことは国際社会の怒りを招き、サウジアラビアのサウド・ファイサル(Prince Saud al-Faisal)外相は4日、ロシアや中国などシリアの友好国は、流血の事態を終わらせるようシリア政府に助言すべきだと述べた。

 シリアと国境を接するイスラエルは赤十字を通じてシリアの民間人向けの支援物資を提供した。同じくシリアの隣国であるヨルダンは外交的な解決を希望するとの姿勢を示した。中国もシリアにおける流血の事態の終結を求めているが、シリア情勢への外国の介入には反対する姿勢を取っている。(c)AFP

3927チバQ:2012/03/05(月) 21:05:08
http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPTYE82403T20120305
プーチン氏が4年ぶり大統領復帰、反対派は抗議継続
2012年 03月 5日 17:57 JST
[モスクワ 5日 ロイター] 4日に行われたロシア大統領選挙は、プーチン首相が約64%の得票率で勝利し、4年ぶりの大統領復帰が決定した。しかし一方で、対立候補は選挙に不正があったとして結果を受け入れない構えを示しているほか、反プーチン派も5日にデモを計画しており、選挙前から続いていた抗議活動は今後も強まるとみられる。
プーチン氏は、4日遅くにクレムリン近くに集まった支持者を前に、盟友メドベージェフ大統領と肩を並べて勝利演説を行い、「我々は勝つと約束した。そして勝利した。ロシアに栄光あれ」と涙を流しながら語った。

<宣戦布告>

開票率ほぼ100%の段階で、対立候補の得票率は、共産党ジュガーノフ委員長が約17%で、自由民主党のジリノフスキー党首、公正ロシアのミロノフ党首、富豪のブロホロフ氏はそれぞれ10%以下にとどまった。

ジュガーノフ委員長は、選挙は違法、不正だとして共産党としては選挙結果を受け入れないと反発。また独立監視団体ゴロスは、今回の選挙で少なくとも3100件の不正行為があったとしている。ただ、プーチン氏の支持率は各地で高く、同氏の勝利は確実視されていた。

プーチン氏の反対勢力も、選挙で広範囲にわたる不正があったとして、5日午後7時(日本時間6日午前零時)にクレムリン(大統領府)で抗議デモを行うと発表している。

プーチン氏への抗議デモは、下院選が行われた昨年12月以降に拡大しており、中間層を中心とした市民がこれまで首都モスクワや他の都市で抗議活動を行った。デモ参加者はプーチン氏を独裁的な指導者だとし、同氏の大統領復帰で経済・政治改革への期待に悪影響が及ぶと非難。今後、抗議デモは拡大していくとの考えを明らかにしている。

抗議活動の中心人物の一人、ジャーナリストのセルゲイ・パルホーメンコ氏は「(プーチン氏は我々を)限界まで追い詰めている。我々に宣戦布告している」と語り、この結果、同氏に対する反感が拡大していると指摘した。

<今後のカギ>

プーチン氏の反対勢力は都市部で行ってきた抗議活動で、同氏が改革にとって障害となる存在で、腐敗した権力システムの支持者だと批判してきた。

経済学者らは、プーチン氏の大統領復帰で重要なポイントは、エネルギー輸出に大きく依存するロシア経済にどれだけ抜本的な改革をもたらせるかだと指摘。また、選挙公約で政府支出の増加を掲げたことも、今後大きな問題になる可能性があると警告した。

ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)で新興市場調査部門を統括するティム・アッシュ氏は、「ロシアは野心的な改革を進めない限り、低迷に直面する」との見方を示している。

3928チバQ:2012/03/05(月) 21:07:00
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012030500663&j4
選管もプーチン氏当選承認=首都では過半数割れ−ロシア大統領選
 【モスクワ時事】4日投開票のロシア大統領選は全土で集計が進み、中央選管が5日発表した暫定結果によると、開票率99%の段階で、前大統領のプーチン首相(59)=統一ロシア=が63.75%、次いで共産党のジュガーノフ委員長(67)が17.19%を得票した。チュロフ選管委員長は、決選投票を待たずに第1回投票でのプーチン氏の当選を承認した。投票率は65.3%。
 一方、首都モスクワでは開票率94%時点で、首位のプーチン氏が得票率47.11%で過半数に届かない異例の事態となった。全土で3位だったリベラル系の新興財閥総帥プロホロフ氏(46)=無所属=が20.29%で次点に付けるなど、昨年12月の下院選後に続発した反政権デモが一定の影響を与えたとみられる。(2012/03/05-20:57)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120305-00000068-mai-int
<露大統領選>プーチン氏得票、モスクワで過半数割れ
毎日新聞 3月5日(月)19時23分配信

 【モスクワ田中洋之】4日のロシア大統領選で当選を決めたプーチン首相は、全国で約64%を得票した。ただ、共和国や州など83の連邦構成体別にみると、プーチン氏に対する支持の濃淡に違いが見られる。

 人口約1050万人の首都モスクワは、プーチン氏の得票率が48.7%と連邦構成体で唯一、過半数を割り込んだ。経済的に豊かなモスクワは中間層が多く、昨年12月の下院選不正疑惑に対する大規模な抗議デモが続発するなど「反プーチン」感情が強いことを裏付けた。

 また、無所属候補で富豪のプロホロフ氏(全国得票7.8%)はモスクワで19%、第2の都市サンクトペテルブルクで14%を得票し、ジュガーノフ共産党委員長を抑えて2位に入る健闘ぶりを見せた。「反プーチン」だが他の体制内野党といわれる候補を支持しない中間層や無党派層の票を取り込んだとみられる。ただ、プロホロフ氏は準備と知名度の不足から、全国的なブームを巻き起こすことはできなかった。

 このほかプーチン氏は、最西端の飛び地カリーニングラード州(54%)、極東の沿海地方(57%)とハバロフスク地方(56%)、モスクワ南部のオリョール州(53%)などで得票率が全国平均を下回った。

 一方、北カフカス地方のチェチェン共和国で最高の99%、ダゲスタン共和国で92%を得票し、圧倒的な強さを見せた。いずれもプーチン氏に忠誠を誓う首長の影響力を反映したようだ。シベリアのトゥワ共和国(90%)やヤマロ・ネネツ自治管区(85%)でもプーチン氏への支持が高かった。

3929チバQ:2012/03/05(月) 21:07:47
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120305-00000018-mai-int
<露大統領選>プーチン氏当選 強さに期待だが不満層も拡大
毎日新聞 3月5日(月)10時43分配信

 【モスクワ田中洋之】4日のロシア大統領選は、プーチン首相(59)が第1回投票で勝利し、さらに6年の権力維持を決めた。ロシアに安定をもたらしたプーチン氏の実績と強い指導者像に対する国民の支持を裏付けた形だ。ただ昨年来の反政府デモが示すように、強権統治の長期化に不満を持つ層は確実に広がっている。プーチン氏が今回の勝利を錦の御旗(みはた)に「ツァーリ(ロシア帝国時代の皇帝)」のように振る舞い続ければ、社会の亀裂を深める恐れがある。

 プーチン氏は逆風下で巧みな選挙戦を展開した。世界が変革期を迎えるなか、「ロシアの安定を守れるのは自分だけだ」と強調。ソ連崩壊後の90年代の政治・経済的な混乱を想起させ、主な支持基盤である年金生活者や公務員、軍関係者らの安定志向に訴えた。また「野党陣営は外国から支援を受け、革命を起こそうとしている」と危機感をあおり、国民の愛国心を最大限に利用した。昨年12月の下院選でプーチン氏率いる与党「統一ロシア」は得票率49%と半数を割ったが、国家元首を選ぶ大統領選ではプーチン氏以外に国を統治できる候補が見当たらないという有権者の現実的な判断も働いた。

 一方でプーチン氏の得票率は04年大統領選時の71%に及ばず、「プーチン離れ」が進んでいることも浮き彫りにした。かつて絶大な人気と権威を誇ったプーチン氏の支持率は長期低迷傾向にある。メドベージェフ大統領と2人だけで決めた「ポスト交換」への風当たりは強い。政権側は不正が取りざたされる下院選のやり直しに応じず、公正で自由な政治を求める都市部の中間層らの信頼を失ったままだ。プーチン氏は台頭しつつある中間層に配慮する姿勢を見せているが、双方の間の溝は逆に深まっている。

 00年から大統領、首相として「権力の座」にあるプーチン氏が18年まで大統領を務めれば、ソ連時代に18年間続いたブレジネフ政権(1964〜82年)に並ぶ。ロシア社会には現在、プーチン氏がもたらした「安定」が、ブレジネフ時代のような「停滞」に転化することへの危惧が漂う。政治評論家のクルイシタノフスカヤ氏は「ロシアは改革を進める以外に生き残る道はない。プーチン氏もそれを理解しており、新たなイメージやスローガンを打ち出すだろう」と話す。一方で「KGB(旧ソ連国家保安委員会)出身であるプーチン氏の強権体質は変わらない」と見る識者もいる。

 プーチン氏は4日夜の勝利宣言で「祖国のために結集する」よう呼びかけたが、国民に将来への希望や明確な国家像を示せなければ、社会の閉塞(へいそく)感がますます強まり、政権が行き詰まる可能性も否定できない。

 ★ウラジーミル・プーチン 1952年、レニングラード(現サンクトペテルブルク)生まれ。旧ソ連国家保安委員会(KGB)の対外情報部、サンクトペテルブルク第1副市長などを経て、98年7月に連邦保安庁(FSB)長官に就任。99年8月に首相となり、同年12月から大統領代行を兼任。00年3月の大統領選で初当選し、04年3月に再選。退任後の08年5月に首相に転じた。

3930チバQ:2012/03/05(月) 21:30:15
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120305-00000075-mai-int
<露大統領選>プーチン氏、アジア重視のシグナル
毎日新聞 3月5日(月)19時52分配信

 4日投票のロシア大統領選でプーチン首相(59)が約64%を得票し、大統領返り咲きを決めた。昨年12月の下院選不正疑惑などで批判を浴びながらも、権力維持の「信任」を得たプーチン氏の勝因と、「第2次」プーチン政権の展望を探った。【モスクワ田中洋之、大前仁】

 「プーチン氏の得票は55〜60%と予想していた。64%も取ったのは善戦だ」。モスクワの外交筋は驚きの声を上げた。反政府デモが盛り上がったモスクワの投票所でも、多くの有権者が「国に安定をもたらし、政治経験がある」(大学教授のビタリーさん・72歳)▽「自ら行動し、人々の生活を熟知している」(年金生活者のアンタニーナさん・70歳)−−との理由からプーチン氏に投票した。

 だが今回は、得票率71%で圧勝した04年の再選時より獲得票を約400万減らした。強権支配の長期化や、メドベージェフ大統領との「ポスト交換」への反発などが影響したのは間違いない。一時は過半数の得票率を確保できずに「一発当選」を決められないのではとの見方も出た。

 だがプーチン陣営は権威の低下につながる決選投票を避けるため、必死の選挙キャンペーンを展開した。給与や年金のアップなどバラマキ型の公約も連発。「野党が政権を取れば国内が混乱する」と危機感をあおり、安定志向の強い国民にアピールした。

 有力な対抗馬の不在という要因も大きかった。他の候補は古参の野党政治家3人と新興財閥の無所属候補。国民から広い信頼を得られる人物ではなく、プーチン氏への投票には「消極的支持」も含まれていたようだ。

 5月に発足する第2次プーチン政権は、国内に広がる閉塞(へいそく)感を払拭(ふっしょく)する意味からも積極外交を展開するとみられる。その主な対象はアジアだ。9月に極東ウラジオストクで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議はプーチン次期大統領が主宰する。会議を通じてアジア諸国との連携を強化し、遅れた極東・シベリアの発展につなげる狙いがある。1日の外国メディアとの会見では日本との北方領土問題で「最終的な決着」に意欲を示し、「アジアを向くロシア」のシグナルを送り始めている。

3931チバQ:2012/03/05(月) 21:44:32
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120304/erp12030421050007-n1.htm
「救国者」か「体制の虜」か プーチン氏返り咲きへ
2012.3.4 21:02 (1/2ページ)[ロシア]

4日、モスクワの投票所で、報道陣の質問に答えるロシアのプーチン首相(ロイター)
 【モスクワ=遠藤良介】4日投票のロシア大統領選で2000〜08年に大統領を務めた最高実力者、プーチン首相が返り咲き、すでに12年を超えた「プーチン時代」が続く見通しだ。プーチン氏は今回の選挙でもソ連崩壊後の混乱を収拾した「救国者」像を前面に打ち出し、安定した発展を望む国民多数派の支持を得ている。だが、プーチン流の強権体制には大都市部を中心に倦怠(けんたい)感が強まっており、次期政権の行方には不透明感も漂う。

 プーチン氏は旧ソ連国家保安委員会(KGB)のスパイ出身。ソ連崩壊後は故郷サンクトペテルブルクの副市長を経てクレムリン(大統領府)入りし、1999年末にエリツィン元大統領の後継指名を受けた。

 プーチン前大統領期のロシアが曲がりなりにも安定を取り戻し、大国復活の軌道に乗ったのは確かだ。

 90年代には、ソ連崩壊とその後の急進改革による失政で国内総生産(GDP)がソ連末期の半分近くまで急落。98年には対外債務の支払い猶予まで宣言し、多くの庶民が、年26倍にも達したハイパー・インフレや通貨切り下げで、貯金が紙くずと化す悪夢を見た。

 これに対し、前大統領期には石油価格が90年代の10倍に跳ね上がった追い風を受けてGDPが1.6倍に膨らんだ。南部チェチェン共和国の独立紛争は平定され、プーチン氏が打ち出した対外強硬路線も国民の自尊心をくすぐった。

 プーチン氏はこの間、安定を望む国民心理を逆手にとり、議会や司法、報道など民主主義の根幹を骨抜きにして強権体制を構築。統治の根底には、「強い国家」を再興するために手段を選ばぬKGB仕込みの「国家至上主義」があった。

 政権内ではKGB出身者などシロビキ(武闘派)が台頭。主要経済分野の国家統制も進められ、今やプーチン氏の側近集団がGDPの10〜15%にあたる資産を掌握しているとの推計もある。

 しかし、モスクワでは昨年12月の下院選後、選挙不正疑惑を機に大規模な反政権デモが起きるなど、真っ当な政治参加や経済活動の自由拡大を求めて、大都市部に伸長する中産階層が声を上げ始めている。プーチン時代に反旗を翻す機運はいまだ地方では低調であるものの、プーチン氏の支持基盤が弱体化しつつあるのは間違いない。

 プーチン氏が真の「救国者」として、国民の不満を解消するための改革に舵を切れるか、それとも自らが築いた体制の「虜(とりこ)」であり続けるかが、次期政権で問われることになる。

< 前の

3932チバQ:2012/03/05(月) 21:45:01
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120304/erp12030421020006-n1.htm
【露大統領選】
プーチン時代割れる評価 「国の活気取り戻した」「約束だけで何も実現しない」
2012.3.4 20:59 [ロシア]

4日、モスクワで、大統領選の投票を済ませたロシアのプーチン首相(ロイター)
 【モスクワ=佐藤貴生】今後6年間のロシアの将来を占う大統領選では、2008年以来の復権を目指すプーチン首相(59)の当選が有力視されている。高齢層に多い共産党支持者を除けば、有権者の投票行動は、12年間、首相と大統領を務めたプーチン氏の政治手腕をどう評価するかに左右される傾向がみられ、「信任投票」の様相を呈している。モスクワ中心部の投票所で4日、投票を終えた有権者に聞いた。

 「唯一、大統領にふさわしい候補。政治でも経済でもよい結果を出した」。

 警備員のビャチスラフさん(39)はプーチン氏に投票した理由を述べ、昨年12月の反政権デモについて「秩序を乱した」と批判した。ほかにも、「国の活気を取り戻した。ロシアには自由も民主主義もある」(52歳のガリーナさん)などと、プーチン時代を高く評価する声が聞かれた。

 しかし、統治の長期化に閉塞感を抱く人もいる。薬局勤務のタチアナさん(44)は、「立候補者はみな嫌いだが、いずれにしろプーチン氏が勝つのだから」と、左派「公正ロシア」党首のミロノフ候補に投票した。

 「プーチン氏の政策は全体主義的。暮らしがよくなる政策を山ほど約束するが何も実現しない。彼だけでなく、(大統領選候補の)ジュガーノフ共産党委員長やジリノフスキー自民党党首だって、もう20年も政界に居座っている。若くて新しい政治家が必要だ。米国の大統領選びをみれば、よく分かる」と話した。

 建設業のワレンチーナさん(54)は「何をするにも賄賂が必要で、秩序などなく仕事が安定してできない。私の娘も、大学を出たってコネがなければよい就職先が見つからない。それに、中央アジアからロシアにやってくる人々は税金を納めず本国に金を送っている。これならソ連時代の方がましだ」と訴えた。

3933チバQ:2012/03/05(月) 21:47:47
http://www.cnn.co.jp/world/30005811.html
チャベス大統領、術後の検査でがん再発を確認 放射線治療へ
2012.03.05 Mon posted at: 13:22 JST
(CNN) 南米ベネズエラのチャベス大統領(57)は4日、先週キューバで受けた再手術の結果、がんが再発していることが確認されたと述べた。国営放送が声明を流した。

チャベス大統領は昨年6月にキューバでがん性腫瘍(しゅよう)の摘出手術を受けたが、がんの種類は明らかにしてない。声明によると、今回の手術で新たに摘出した腫瘍は前回より小さかったものの、病理検査の結果、がんの再発と診断された。

大統領は「ありがたいことに転移はない」と強調。放射線治療を始めるとしたうえで、「見通しは非常に明るい」と語った。

手術は先月27日に行われた。大統領のテレビ出演は術後初めて。声明は3日に収録され、大統領は証拠として同日付の新聞を掲げてみせた。

大統領は今年10月の大統領選で4選を目指す構えだが、健康状態を懸念する声も上がっている。



http://sankei.jp.msn.com/world/news/120304/amr12030420540002-n1.htm
攻勢強める 野党陣営 ベネズエラ秋の大統領選にらみ
2012.3.4 20:53 (1/2ページ)
 【ニューヨーク=黒沢潤】今秋のベネズエラ大統領選に向け、野党陣営が統一候補を擁立、政権奪還を目指して攻勢を強めている。一方、新たに見つかった腫瘍の摘出手術を先月末に受けたばかりのチャベス大統領は、国営テレビを通じて回復をアピールしているが、病状の深刻さを示唆する情報もあり、4選に“黄信号”がともっている。

 野党連合「民主統一会議」(MUD)が擁立した統一候補は、北部ミランダ州知事のエンリケ・カプリレス氏(39)。5人が出馬した2月12日の予備選挙で選出された。

 同予備選には、国内の有権者約1800万人のうち約290万人が参加。“反チャベス”候補を選ぶ投票所に姿を見せただけで、公職を失うなどの不利益を被りかねない国情だけに、米紙ウォールストリート・ジャーナルは「多くの人々が投票所に向かったことは、チャベス氏にとっては驚くべき打撃となっている」と指摘した。

 弁護士でもあるカプリレス氏は25歳で政界入り。若くして国会議長も務めるなど、反チャベス陣営にとっては期待の候補者だ。貧困対策を維持しながら、段階的に資本主義体制に移行したい考えといい、貧困層だけでなく富裕層にも支持を広げている。

 治安悪化やインフレなどで国民の不満が高まる中、チャベス氏の新たな手術は「再選に暗い影」(米紙マイアミ・ヘラルド)を落としている。

 今回摘出された腫瘍は、昨年6月に行われた骨盤周辺のがん手術と同じ部位にできたとされる。詳細が外部に漏れることを恐れたチャベス氏はブラジルからの申し出を断って、キューバでの手術を選択したといわれており、チャベス氏支持者からも職務遂行に懸念の声が上がっているという。

 チャベス氏の病状をめぐっては、真偽は不明ながらがんの転移で余命1年以下とする情報も出ている。

3934名無しさん:2012/03/06(火) 12:52:44
http://mainichi.jp/select/world/news/20120227ddm007030119000c.html
“反プーチン”の底流:ロシア大統領選/上 中間層、海外へ「脱出」 汚職、民主化停滞に見切り
 「この先、どんな政治の変化が起こるのか分からないので、平穏な国に第二の住居を買っておきたい」。モスクワで今月開かれたロシア国内外の不動産を紹介する展示会に来たファリさん(50)は、トルコやブルガリアの物件を探していた。会場には110社が出展し、外国移住を夢見る多数の市民が訪れた。

 ファリさんは従業員1100人の企業で管理職を務め、月給4000ユーロ(約40万円)。ロシアでは中間層の上位に位置する。妻と長男(15)の3人暮らしで、「将来は海外を拠点として、息子に英語の高等教育を受けさせたい」と考える。社が禁じているため昨年12月の下院選の不正疑惑をきっかけに広がった抗議行動には参加していないが、「民主的な改革(の動き)を支持したい」と話す。次期大統領選は「支持できる候補がいない」ため棄権するつもりだ。

 ロシアでは近年、国を離れる国民が後を絶たず、会計検査院は、ここ数年で125万人に達したと推測している。民間世論調査機関「レバダセンター」が昨年夏に発表した調査結果では、22%が国外移住を希望すると回答し、過去最高を記録した。91年のソ連崩壊前後は科学者ら推定数百万人が職を求めて欧米諸国などへ移住したが、最近の傾向は中間層が多いのが特徴だ。

 海外移住の理由としては「生活費の高騰」や「医療水準の低さ」が上位の理由に挙げられるが、プーチン首相(59)が00年に大統領に就任して以来築いてきた抑圧的な政治体制や、硬直した社会に対する不満も背景にある。モスクワの大学4年生イーゴリさん(20)は「大統領選後の改革は期待できないし、今の政治体制が続くのならば別の国へ移民したい」と、移住の準備を兼ねて昨秋から英語学校の夜間コースに通い始めた。

 ロシア社会に巣くう汚職も国外脱出の動きに拍車をかける。外資系企業に勤める40代の男性は、過去の勤務先で、通信施設の敷設業務の際に30以上の政府機関に賄賂を払った経験を持つ。00〜08年のプーチン大統領時代にロシアは年率約7%の経済発展を遂げたが、男性は「汚職を放置しなければ、倍の成長を遂げたはず」と指摘する。

 プーチン首相は1月に発表した論文で、高学歴の国民を対象として、ハイテク分野を中心に2500万人の雇用創出を約束。国民の2〜3割を占める中間層に対し「将来は社会の過半数を占めるべきだ」と呼びかけた。一方、経済力をつけてきた中間層は、政治的な権利拡大や自由な社会を求める声を強め、プーチン氏との距離は確実に広がっている。【モスクワ大前仁】

     ◇

 3月4日のロシア大統領選まで1週間を切った。大統領復帰を狙うプーチン氏の当選が確実視されるが、かつてない逆風も浴びている。ロシア社会に広がる「反プーチン」の底流を探る。

毎日新聞 2012年2月27日 東京朝刊

3935名無しさん:2012/03/06(火) 12:53:16
http://mainichi.jp/select/world/news/20120228ddm007030164000c.html
“反プーチン”の底流:ロシア大統領選/中 疲弊する地方、給与も半分
 北極圏に近いロシア北西部カレリア共和国の中部セゲジャ市。今月中旬に訪れた時、日中の気温は氷点下20度だった。市内にはプーチン前大統領(現首相)と対立し05年に脱税などの罪で懲役8年の実刑判決(10年に刑期6年延長)を受けた元石油王ホドルコフスキー氏が収監されている刑務所がある。

 先月末、この地域の経済を支える紙パルプコンビナートが操業停止に追い込まれた。持ち株会社が400億ルーブル(約1100億円)の債務を抱え、原料の木材を調達できなくなったためだ。労働組合のジトニコフ委員長(45)は「債務問題は昨年9月から表面化していたのに、会社や政府は何もしてこなかった」と憤る。


セゲジャにある紙パルプコンビナート セゲジャはソ連時代の1939年に操業を開始したコンビナートに全面依存する典型的な企業城下町だ。地域暖房も関連企業から供給される。コンビナートは銀行の緊急融資で今月20日に再開されたが、操業停止が長引けば住民は極寒の中で暖房のない生活を強いられる恐れがあった。

 コンビナートの従業員はソ連崩壊(91年)当時の7000人からリストラで現在は2000人に減った。平均給与は1万6500ルーブル(約4万5000円)で首都モスクワの水準の半分にも満たない。市の人口はこの10年間で1万人以上減り、日本の小中高校に相当する公立学校は以前の7校から4校になった。地元ジャーナリストのモラエワさん(32)は「ソ連崩壊後に新築された住宅はない。インフラは老朽化し、荒廃するばかり」と嘆く。

 石油・天然ガスの輸出で得た富がモスクワなど大都市に集中する一方、経済発展から取り残された地方。住民の批判の矛先は、昨年12月の下院選でプーチン首相率いる与党「統一ロシア」に向けられた。カレリア共和国で統一ロシアの得票率は32%と全国平均(49%)を大幅に下回り、共和国や州など83ある連邦構成体の中で下から4番目だった。

 共和国の首都ペトロザボーツクで建設業を営むルチンさん(47)は過去の大統領選(00年、04年、08年)でプーチン氏とメドベージェフ現大統領に投票してきた。だが、3月4日の大統領選で返り咲きが確実視されるプーチン氏を今回は支持しないという。「中央政府は地方の産業育成のために何もしてこなかった。隣国フィンランドは同じ地理的条件だが、市場経済が進んで豊かになっている。国の政策の違いだ」と話す。

 プーチン氏は大統領時代、州知事など地方の首長を事実上の任命制にし、中央集権化を進めた。疲弊する地方の「反乱」は、首長公選制の復活など「垂直統治」の見直しを迫っている。【カレリア共和国で田中洋之】

毎日新聞 2012年2月28日 東京朝刊

3936名無しさん:2012/03/06(火) 12:54:35
http://mainichi.jp/select/world/news/20120229ddm007030089000c.html
“反プーチン”の底流:ロシア大統領選/下 勢いづく「反移民」

モスクワ中心部のショッピングセンター前で雪かきに当たるナジビディさん(左端) 厳冬のモスクワで道路の除雪作業に動員されるのは、中央アジアなどからの労働者だ。3カ月前にキルギス南部から出稼ぎに来たナジビディさん(25)は、現在の具体的な収入は明かさなかったが「(母国に比べれば)悪くない」と話した。

 プーチン首相が大統領時代(00〜08年)に経済成長を続けたモスクワは、旧ソ連の中央アジアやカフカス諸国から大量の労働者を受け入れてきた。その数は推定約200万人で市の人口の2割に相当する。だが正規の手続きで就労しているのは4分の1程度にすぎず、残りは非合法といわれる。市当局は移民労働者の年間受け入れ枠を07年の75万人から11年には16万人に減らすなど規制強化に乗り出しているが、安価な労働力への需要は大きく流入は止まらない。

 これに対し、スラブ系ロシア人の若者らの間で「ロシア人のためのロシア」を叫ぶ民族主義的な機運が高まり始めた。10年12月にはモスクワ中心部のマネージ広場でサッカーファンや極右・ネオナチ勢力を含む若者らが暴動を起こし、市内各地で非スラブ系住民を無差別に襲撃する事件が発生。ロシア正教(スラブ系)とイスラム教(カフカス・中央アジア系)の宗教問題も絡み、事態を複雑化させている。

 独立研究所「社会政策」のジュバレビッチ研究員は「スラブ系ロシア人の職が奪われたわけではなく、偏見に基づいた差別だ」と指摘。モスクワに住むチェチェン系ロシア人のアリハン君(15)は「数年前から学校にもネオナチ信奉者がいる」と話す。2年前にはチェチェン系の同級生が酒に酔ったロシア人に襲われて、鼻の骨を折られた。

 民族主義者の不満は不法移民問題で有効な対策を打ち出せない政府にも向けられている。昨年12月の下院選後に始まった反政府抗議行動には一部の民族主義グループが参加。指導者の一人、ベロフ氏(35)は、チェチェンなど北カフカス地方への政府の財政支援について「怠け者(=北カフカスの住民)を養っている」と批判した。

 3月4日の大統領選で返り咲きを狙うプーチン首相は1月の政策論文で「ロシアは多民族国家だ」と過激な民族主義を戒めた。一方で、不法就労者の取り締まり強化や外国人労働者へのロシア語試験の義務化を進める考えを表明した。昨年末に民族主義政党出身のロゴージン氏を副首相に起用したのも「民族主義層に支持を広げる狙い」(カーネギー国際平和財団モスクワセンターのペトロフ研究員)とされる。

 だが、プーチン氏が掲げる愛国主義や大国復活路線が、ロシア民族主義を勢いづかせてきた側面は否定できない。かじ取りを誤れば、プーチン「次期」政権の安定が揺らぐのは避けられない。【モスクワ大前仁】

毎日新聞 2012年2月29日 東京朝刊

3937名無しさん:2012/03/06(火) 20:49:09
http://mainichi.jp/select/world/europe/archive/news/2012/03/06/20120306ddm007030077000c.html
ロシア大統領選:プーチン氏、64%得票勝利 モスクワ半数届かず 都市部で反発顕著に
【モスクワ田中洋之】4日のロシア大統領選で当選を決めたプーチン首相は、全国で63・60%を得票した。ただ、共和国や州など83の連邦構成体別にみると、プーチン氏に対する支持の濃淡に違いが見られる。

 人口約1050万人の首都モスクワは、プーチン氏の得票率が47%と連邦構成体で唯一、半数を割り込んだ。経済的に豊かなモスクワは中間層が多く、昨年12月の下院選不正疑惑に対する大規模な抗議デモが続発するなど「反プーチン」感情が強いことを裏付けた。

 また、無所属候補で富豪のプロホロフ氏(全国得票8%)はモスクワで20%、第2の都市サンクトペテルブルクで16%を得票し、ジュガーノフ共産党委員長を抑えて2位に入る健闘ぶりを見せた。「反プーチン」だが他の体制内野党といわれる候補を支持しない中間層や無党派層の票を取り込んだとみられる。ただ、プロホロフ氏は知名度不足から、ブームを巻き起こすことはできなかった。

 このほかプーチン氏は、最西端の飛び地カリーニングラード州(53%)、極東の沿海地方(57%)とハバロフスク地方(56%)などで得票率が全国平均を下回った。

 一方、北カフカス地方のチェチェン共和国で最高の99・8%、ダゲスタン共和国で93%を得票し圧倒的な強さを見せた。いずれもプーチン氏に忠誠を誓う首長の影響力を反映したようだ。シベリアのトゥワ共和国(90%)やヤマロ・ネネツ自治管区(85%)でもプーチン氏への支持が高かった。

 ◇「選挙は不公正」 野党勢力が主張
 ロシア中央選管が5日午後(日本時間同夜)に発表した開票状況(開票率100%)によると、プーチン首相の得票率は63・60%。2位が共産党のジュガーノフ委員長で17・18%、無所属のプロホロフ氏が7・98%などとなっている。投票率は約65%で、前回の08年(69・81%)を約5ポイント下回った。共産党など野党勢力の一部は「公正な選挙が実施されなかった」と主張。ロシアの選挙監視団体も約5000件の違反行為が報告されたとしている。

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 ◆露大統領選得票率◆

(1)プーチン首相(統一ロシア)    63.60%

(2)ジュガーノフ委員長(共産党)   17.18%

(3)プロホロフ氏(無所属)       7.98%

(4)ジリノフスキー党首(自由民主党)  6.22%

(5)ミロノフ前上院議長(公正ロシア)  3.85%

 ※開票率100%、ロシア中央選管発表

3938名無しさん:2012/03/07(水) 22:04:46
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120307/asi12030700430001-n1.htm
インド州議会選 ガンジー家の「御曹司」敗北 
2012.3.7 00:39

ラフル・ガンジー氏(ロイター)
 【ニューデリー=田北真樹子】インド最大の約1億800万人の有権者を抱える北部ウッタルプラデシュ州の州議会(定数403)選挙の開票が6日行われた。名門ガンジー家の「御曹司」で首相候補の呼び声高い国民会議派のラフル・ガンジー幹事長が党の顔として選挙運動を展開し躍進が見込まれたが、同派は予想を大きく下回った。中央与党の会議派の伸び悩みは2年後の総選挙に向けた政局にも影響しそうだ。

 ウッタルプラデシュ州で圧勝したのは野党の社会党(SP)で、州内に多い低カースト出身のマヤワティ氏率いる州政権の単独与党、大衆社会党(BSP)は苦戦。国営テレビの集計によると、国民会議派は、惨敗した前回から議席を伸ばしたが第4党にとどまり、敗北した。

 これを受け、ラフル氏は6日、「この結果の責任を取る。いい教訓になった」と報道陣に語った。同氏の今後の政治的求心力に影響するとみられ、次の総選挙に向け会議派は新たな選挙戦略を迫られそうだ。

 09年総選挙で会議派はラフル氏の健闘によって、ウッタルプラデシュ州で党勢挽回の兆しを見せた。今回の議会選で“ラフル効果”が出れば、同氏が次期首相の座を確実に手中にするとみられていた。

 6日に開票されたのはウッタルプラデシュ州のほか、北部パンジャブ州、同ウッタラカンド州、北東部マニプール州、南部ゴア州。会議派はパンジャブ州とゴア州でも敗北した。

3939名無しさん:2012/03/07(水) 22:05:39
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120306/mds12030623370007-n1.htm
部族指導者ら「自治」宣言 リビア北東部、対立拡大か
2012.3.6 23:37
 カダフィ政権が昨年崩壊したリビアの北東部ベンガジで6日、地元部族や民兵グループの指導者らが集会を開き、中部シルトから北東部エジプト国境までの一帯の「自治」を宣言した。

 北西部トリポリを首都とする暫定政府が直ちに自治区設立などを認める可能性は低いが、リビアで根深い地域間対立が拡大する可能性がある。

 ベンガジを中心とする北東部は歴史的に反政府志向が強く、カダフィ政権下で冷遇された。部族指導者らは同評議会メンバー、ズバイル氏を「自治区」の代表に選び、北東部周辺地域の権利拡大などを求めた。

 リビアでは6月に制憲議会選を予定。選挙法では全200議席のうち、60議席が北東部などに割り当てられているが、部族指導者らはこの議席配分にも反対している。(共同)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/120307/mds12030713390002-n1.htm
「自治宣言」に強い懸念 リビア、国民評議会議長
2012.3.7 13:38
 リビアを統治する「国民評議会」のアブドルジャリル議長は6日、同国東部地域の「自治」を地元部族指導者らが宣言したことについて「国の統一を脅かす非常に危機的で深刻な事態だ」と述べ、強い懸念を表明した。ロイター通信などが伝えた。

 部族指導者らは、国民評議会が外交を担うことを認めて連邦制の導入を掲げている。旧政権下で冷遇されてきた東部地域のインフラ改善も求めており、評議会側は今後、国家分裂を回避するため、東部の諸権利の拡大などを迫られることになりそうだ。

 また、アブドルジャリル議長は、東部の自治に向けた動きは外国からの資金援助などを受けていると指摘、統一維持に向けた協力を国民に呼び掛けた。(共同)

3940名無しさん:2012/03/07(水) 22:06:22
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120306/erp12030608050004-n1.htm
【プーチンのロシアどこへ】
(上)「市民社会」芽生えたばかり 反政権デモ、変革力は未知数
2012.3.6 08:03 (1/2ページ)

モスクワ中心部で5日、大統領選の不正に抗議するため集まった反プーチン派の人々(ロイター)
 「これは自分の子供にどんな国に住んでほしいかという問題なの。私は日本や欧米諸国のように競争力があり、有能な人々が(閉塞(へいそく)感から)外国に脱出しなくてすむ国であってほしい」

 4日に投開票されたロシア大統領選の3日前、選挙後の反政権デモをモスクワで計画する元教員、バロノワさん(27)はこう熱く語った。


ネット通じ拡大


 5歳の男児を育てるバロノワさん自身、反政権デモを組織するグループに加わったのは、大規模不正疑惑がインターネットを中心に広がった昨年12月4日の下院選後だった。彼女が初めて参加した翌5日夜の抗議デモに機動隊が襲いかかり、怒りに火がついたのだ。

 その後、フェイスブックなどソーシャル・メディアを通じてデモ参加を表明する人数が膨大になり、政権側は大統領選までに4度、数万〜10万人のデモを容認する姿勢に転じた。2000年にプーチン前政権が発足して以来、小規模の反政権デモですらことごとく粉砕されてきたことからすれば、大きな変化だ。


中核は中産階層


 一連のデモで中核となっているのは、モスクワなど大都市部で伸長する事業家やサラリーマンなど中産階層だ。モスクワの平均月収は約4万1千ルーブル(約11万3千円)だが、業界によっては20代前半で月40万円相当を稼ぐ人も珍しくない。

 バロノワさんは「プーチン時代(2000年以降)ほどロシア人が良い生活を送れたことはないと思う。ただ、この(強権)体制がずっと続くことには我慢ならない。状況は全く変わったのよ」と力を込める。

 開票作業がほぼ終了した時点で、プーチン氏の得票率はモスクワで47%と過半数割れ。ロシアではソ連崩壊後に成り上がった富豪に対する嫌悪感が強いにもかかわらず、ロシア第3の資産家、プロホロフ氏が首都で20%を得票して2位につけたことも変化を物語る。


あらゆる圧力手段


 ソ連時代の反体制派知識人で、エリツィン政権の人権問題全権代表も務めたコワリョフ氏(82)も、大衆行動の盛り上がりに隔世の感を抱いている。

 ただ、コワリョフ氏は「今回の大統領選でも行政はあらゆる圧力手段を総動員してプーチンに投票するよう仕向け、テレビはプーチンばかりを映し続けた。4日の選挙結果は非合法だ」と断じ、質の高い運動で政権に民主化を求めていくことが重要だと説く。

 だが、昨年末からの反政権デモにどれだけの変革力があるかは全く未知数だ。一連のデモは政権打倒でなく「誠実な選挙のために」と銘打ち、参加者は民族主義の支持者から共産主義に共感する者まで雑多だ。

 当たり前の政治参加を求める「市民社会」が、広大なロシアの中心部で芽吹き始めたにすぎない。(モスクワ 遠藤良介)

3941名無しさん:2012/03/07(水) 22:07:00
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120307/erp12030715470003-n1.htm
【プーチンのロシアどこへ】
(下)「垂直の権力」に限界
2012.3.7 15:46 (1/2ページ)

汚職、格差…ゆがみ広がる


 1800円相当のオレンジジュースや900円のヨーグルト、1200円の食器用洗剤…。モスクワで47店舗を展開する高級スーパーマーケットには、こんな商品がずらりと並んでいる。同市の平均月収は約11万3千円、年金は2万2千円ほどであり、庶民にはとうてい手が届かない。

 ロシアでは所得が上位10%と下位10%の層で比べた貧富の格差が公式統計でも16倍を超え、地方間の所得格差も25倍に達している。モスクワなど大都市部には地方から労働者が流入して民族間の軋轢(あつれき)が強まり、共産主義体制下で育った高齢層と若年層では価値観や生活に大きな隔たりがある。

 4日の大統領選で圧勝したプーチン氏は2000〜08年の前大統領期、「垂直の権力」と呼ばれる強権体制を構築した。これはソ連崩壊後に幾重もの「断絶」を抱え、バラバラになったロシアを再び「強い国家」としてまとめ上げる必要性を感じたためだった。

 プーチン氏は地方知事の選挙や下院選の小選挙区制度を廃止して中央集権化を推進。主要経済分野についても国家統制を強め、重点分野への国家資金の集中的な投下を可能にした。

 実際、前大統領期には1990年代の10倍にも石油価格が跳ね上がった恩恵も受けて、国内総生産(GDP)が年平均6%台で成長。プーチン氏は、ソ連崩壊後の混乱にあえいでいたロシアに安定と成長をもたらした「救国者」を自任するようになった。

 プーチン氏は今回の選挙戦でも公務員給与の上積みや軍需産業の下支え、貧困地方への資金投下など国家主導の政策を打ち出しており、彼が約束した新たな国家支出は最大で27兆8千億ルーブル(約76兆円)と年間GDPの51%にもあたる。

 だが、こうしたプーチン流の発展モデルには限界と危うさが指摘されている。

 モスクワなど大都市部では中産階層の伸長に伴って政治の民主化を求める動きが高まってきた。官僚機構の肥大化による汚職は深刻さを増し、貧富の格差も2000年の14倍から16倍に広がっているのが現実だ。

 地下資源輸出に依存する後進的な経済構造は改まっておらず、国庫収入に占める石油・天然ガス関連の比率が昨年は50%超。国際石油相場が1バレル=100ドルの水準を下回れば財政は一気に赤字に転落する。

 モスクワ・カーネギー・センターのペトロフ研究員は「プーチン流の政治・経済システムは財政的に恵まれた時代に構築されたもので、プーチン氏がこのまま大衆迎合的政策を(任期の)6年間続けることはできない」とみる。いまだ脆弱(ぜいじゃく)な社会基盤を克服できないまま、山積する課題を抱えたプーチン氏のロシアが船出する。(モスクワ 遠藤良介)

3942チバQ:2012/03/07(水) 22:28:07
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120307-00000022-cnn-int
エジプトの国会議員、鼻の整形がバレてクビ
CNN.co.jp 3月7日(水)13時12分配信

(CNN) エジプトの国会に当たる人民議会の議員が、鼻の美容整形手術についてうそをついていたことが発覚し、辞表を提出する羽目になった。この議員が所属していた超保守政党ヌール党の広報が7日までに明らかにした。

ヌール党は超保守で知られるサラフ主義の政党で、美容整形手術ももちろん禁止。先の選挙で同党から当選したアンワル・ビルキミー議員はある日、顔を包帯やガーゼで覆った姿で議場に現れ、銃を持った男たちに襲われたと説明した。

しかしこの話を不審に思ったヌール党が調査委員会を設置して調べた結果、ビルキミー議員がうそをついていたことが分かったという。

地元メディアによれば、同議員は2月28日にカイロ市内の病院で鼻の美容整形手術を受け、翌日別の病院で診察を受けていた。この病院の医師に対しても、銃を持った男に殴られたと話していたという。

ヌール党は交流サイトのフェイスブックに掲載した声明で、「病院関係者からの聞き取りに基づきビルキミー議員の除名を決定し、辞表を提出させた」と発表した。辞表はまだ受理されておらず、同党の党員120人が人民議会に解職を求める予定だとしている。

3943チバQ:2012/03/07(水) 23:51:19
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120307-00000168-jij-int
対抗馬プロホロフ氏を閣僚に=大統領当選のプーチン氏―ロシア
時事通信 3月7日(水)23時18分配信

 【モスクワ時事】ロシア大統領選で当選したプーチン首相は7日、記者団に対し、次期政権人事について、対抗馬として3位に終わったリベラル派の新興財閥総帥ミハイル・プロホロフ氏(46)=無所属=を閣僚に招きたいとの意向を明らかにした。

3944チバQ:2012/03/08(木) 23:03:05
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120308/mds12030820550001-n1.htm
シリア政権高官が離反 ババ・アムル地区は「破壊し尽くされた」
2012.3.8 20:54
 【カイロ=大内清】バッシャール・アサド政権と反体制派との戦闘が続くシリアで、石油鉱物資源省のホサームッディン次官が辞職し、反体制派に合流したことが8日、明らかになった。反体制派が、同氏が離反を表明する動画をインターネット上で発表した。

 事実なら、政府関係者の離反としてはこれまでで最高位。動画でホサームッディン氏は「犯罪者の政権に身を置くことはできない」と、政権による市民弾圧を非難、同僚らに「沈む船から離れろ」と離反を呼びかけた。同氏はすでに国外に脱出しているとみられる。

 反体制派の在外代表組織「シリア国民評議会(SNC)」幹部アフマド・ラマダン氏は8日、産経新聞の電話取材に、SNCがほかにも複数の政府高官と連絡を取り合い、出国の手助けなどをしていると明かした上で、「近いうちに準備が整う。次々と離反者を発表できるだろう」と語った。

 またシリアでは7日、国連人道問題調整事務所(OCHA)のエイモス所長が、国際機関要人で初めて、約1カ月の砲撃で政権側が制圧した西部ホムスの反体制派拠点ババ・アムル地区を訪問、報道官を通じ「(同地区は)破壊し尽くされている」との声明を出した。地区内に人影はなく、時折、銃声も聞こえたという。

 ホムスではババ・アムル以外の地区で依然、反体制派の小規模な抵抗が続いているとされ、同所長はそうした地区への立ち入りは許可されなかった。

 一方、パネッタ米国防長官は7日、上院軍事委員会で、シリア反体制派への「殺傷能力を伴わない支援を検討している」と述べた。フランス通信(AFP)によると、オバマ政権高官が、反体制派への直接支援の可能性を明言したのは初めて。ただ長官は、一部議員が主張する対シリア軍事介入には慎重姿勢を貫いた。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/120308/mds12030814260000-n1.htm
シリア石油副大臣が離反か 投稿サイトで映像声明 反体制派へ合流表明
2012.3.8 14:23
 ロイター通信によると、シリアのフサメッディン石油鉱物資源副大臣が8日までに、動画投稿サイト「ユーチューブ」の映像を通じて、反体制派への武力弾圧を続けるアサド政権からの離反と反体制派への合流を表明した。信ぴょう性は不明だが、事実ならば、これまでで最も高位の政権幹部による離反とみられる。

 副大臣は7日に投稿されたとみられる映像で「私は今のポストを辞職し(支配政党の)バース党も脱退する」とした上で「33年間政権にいたが、政権の犯罪に加担したまま退職したくない」などと話した。

 シリアでは政権側から離反した政府軍兵士が「自由シリア軍」を結成。ロイターによると、昨年8月には中部ハマの検事長が政権からの離反を、ユーチューブを通じて表明している。(共同)

3945チバQ:2012/03/08(木) 23:08:56
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120308-00000018-cnn-int
エクアドル大統領選は骨肉の争いか、確執高じ現職の兄出馬へ
CNN.co.jp 3月8日(木)17時21分配信

エクアドル・キト(CNN) 南米エクアドルで来年予定される大統領選で、現職大統領である弟との確執が深まる兄が出馬の構えを強め、選挙が異例の「骨肉の争い」になる可能性が出てきた。

ラファエル・コレア現大統領(48)の兄であるファブリシオ・コレア氏(52)は7日、新党結党の申請書類を提出し、目的は弟を選挙で破ることだと宣言。CNNスペイン語放送の取材に応じ、「治安は悪化し、汚職がはびこっている。麻薬がまん延し、犯罪は倍増した。投資も、供給すべき職もない。貧困層は50%増えた」と弟の失政を非難した。

兄弟の仲の悪さは同国では周知の事実となっており、共に汚職まみれなどとののしり合っている。対立は、ジャーナリスト2人が2010年に出版した書物「ザ・ビッグ・ブラザー」で新たな疑惑が暴露されたことでさらに深まった。

この書物によると、ファブリシオ氏が関係する企業は1億6700万米ドル以上の政府契約事業で優先的な扱いを受けていた。大統領はこの契約自体を知らなかったと主張し、非倫理的と非難して契約を打ち切った。また、書物の著者2人を名誉毀損(きそん)で訴えた。ただ、今年に入り、2人に恩赦を与えている。
一方、ファブリシオ氏は企業のコスルカ社が契約を解消されたのは政府への150万ドルの賄賂を拒否したためと反論。7日には「小さい時から弟の世話を見てきた。どんな人物かは知っている。成熟したとは思っているが、権力の麻薬は非常に強力だ。悪いことに悪質な連中に囲まれている」とも断じた。

ファブリシオ氏は今や、エクアドルの野党勢力で現政権を最も声高に批判する1人となったが、大統領に対抗するためには野党のさらなる糾合が必要との見方もある。現時点では、大統領に太刀打ち出来る勢力に達していないとも受け止められている。

ファブリシオ氏は新党結成の書類を申請した際、支持者20万人以上の署名を集めたと誇り、異なる政治的思想を持つ支持者を集めるのにイデオロギーは障害にならないとも主張した。新党の名前はEQUIPO(スペイン語でチームの意味)で、公平、進歩や秩序を象徴しているとも述べた。

新党結党の審査には1カ月かかる見通しとなっている。

3946チバQ:2012/03/08(木) 23:13:04
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120308-00000013-cnn-int
「フランスには外国人が多過ぎる」とサルコジ大統領
CNN.co.jp 3月8日(木)11時33分配信

(CNN) フランスのサルコジ大統領は同国のテレビ局のインタビューで移民の増加に言及し、「国内に外国人が多過ぎる」と発言した。

インタビューはフランス2テレビで6日夜に放送された。この中でサルコジ大統領は、「われわれは問題を抱えている」「わが国を統合する制度が機能悪化の一途をたどっているのは、国内にあまりに多くの外国人がいるためだ。もはや彼らのための住居や仕事、学校を見つけることはできなくなった」と述べた。

フランスは国家のアイデンティティーを重視し、国民に対して宗教や出身国以前に「フランス人であること」を求めている。

次期大統領選で再選を目指すサルコジ大統領は、4月22日の投票が迫る中、社会党のフランソワ・オランド候補らを相手に苦戦を強いられている。

同国ではここ数年、移民をめぐる問題が繰り返し浮上してきた。昨年は公共の場で顔面を覆い隠すイスラム教の服装を禁止する法律が施行されて物議をかもし、2010年には若者が警官に撃たれて死亡した事件をきっかけにイスラム教の若者の暴動が起きている。

経済協力開発機構(OECD)の統計によると、フランスには過去7年間で他国から毎年約13万人が流入しているほか、10年には亡命を求めて約4万8000が入国した。

3947チバQ:2012/03/08(木) 23:13:48
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120308-00000102-mai-int
<フランス大統領選>サルコジ氏、極右票に照準
毎日新聞 3月8日(木)21時32分配信

 【パリ宮川裕章】フランス大統領選(第1回投票4月22日)を約1カ月半後に控え、再選を目指すサルコジ大統領(57)と右派与党の国民運動連合が「移民を半減させる」政策を掲げるなど、右旋回を加速している。極右政党「国民戦線」のルペン党首(43)の支持層への浸透が狙いとみられる。お株を奪われた形のルペン氏は立候補に必要な市町村長などの推薦署名が集まらず、選挙資金不足で支持者集会をキャンセルする苦境に追い込まれている。

 ◇「移民半減」閣内から懸念も

 サルコジ氏は6日、仏テレビの討論番組で「フランスには移民が多すぎて住宅、職場、学校が機能しない」と、移民が経済・社会問題の原因との説を展開し、「(新しく入国する)移民の数を半減させる」と表明した。サルコジ氏自身、ハンガリー系移民2世だが、発言はイスラム系移民を念頭に置いたものとみられる。

 2日には、サルコジ氏の側近であるゲアン内相が最大野党・社会党候補のオランド前第1書記(57)が掲げる「外国人への地方参政権付与」にかみついた。「外国人の地方議員によって、学校食堂でイスラム教の戒律に沿った食事の提供を義務づけられたり、男女が同時にプールを使用できなくなるのはごめんだ」と述べた。

 各種世論調査では、サルコジ氏が支持率を上げるのに反比例する形で、ルペン氏の支持率が下がる傾向が続いており、両氏で右派票を奪い合う構図が生まれている。世論調査会社「IFOP」の支持率調査によると、サルコジ氏は1月14日段階では24%でルペン氏に4ポイント差まで迫られていたが、2月26日には27%対17%と10ポイント差まで水をあけた。

 仏メディアによると、ルペン氏は3月16日までに500人の推薦署名を集めなければならないが、48人分不足している。選挙資金も枯渇気味で、今月11日と25日に予定されていた支援集会を中止せざるを得ないなど、選挙戦を継続できるかどうかのがけっぷちに立たされている。

 ルペン氏は父親の前党首に比べ、政治的立場は現実的だが、4日の南仏マルセイユでの集会で「移民が(フランス社会に)溶け込むのは無理」と訴えるなど、反移民色を強めている。

 仏紙リベラシオンによると、ジュペ外相が「もっと議論すべき大きな問題があるはずだ」と発言するなど、サルコジ政権内からも選挙戦での移民攻撃の過熱を懸念する声が出始めている。

 ◇独からの選挙協力、足踏み

 【ベルリン篠田航一】フランス大統領選で現職のサルコジ大統領を応援すると明言したドイツのメルケル首相に対して、ドイツ国内で「外国の選挙に干渉するのはタブーだ」と批判の声が上がっている。一方、フランス最大野党・社会党のオランド前第1書記への支援を約束した中道左派・ドイツ社会民主党も、オランド氏の「あまりにも左寄り」(独誌シュピーゲル)の姿勢に警戒を強めている。国境を超えた独仏の選挙協力は足踏み状態が続いている。

 メルケル首相は2月6日、サルコジ大統領と共に仏国営テレビに出演し、「私たちは友好政党。応援するのは当然だ」と選挙支援を正当化した。ユーロ危機への対応で共闘し、親密さから「メルコジ」とも呼ばれるサルコジ氏との二人三脚ぶりを内外に見せつけた。

 だが、一国のトップが外国の選挙に干渉するという「掟(おきて)破り」(独紙ウェルト)には批判も強く、身内の連立政権内からも「抑制すべきだ」(ウェスターウェレ独外相)と戒める声が出ている。世論調査でも有権者の6割が「応援に反対」と回答し、具体的な応援日程は固まらないままだ。

 一方、オランド氏への選挙協力を表明した野党の独社会民主党もオランド氏の急進的な政策に戸惑いを隠せない。特に、富裕層に最高税率75%の所得税を課す構想は「ドイツでは受け入れられないだろう」(マッタイス連邦議会議員)と疑問視する意見が多い。

 また、年金受給開始年齢について、ドイツは06年に65歳から67歳への引き上げを決めたが、オランド氏は62歳から60歳への引き下げを目指すことを公約に掲げる。ドイツでは「まるでユートピア」「非建設的だ」との指摘が続出。独誌シュピーゲルによると、シュタインブリュック前独財務相は「オランド氏は無邪気すぎる」と不安を口にしているという。

3948チバQ:2012/03/08(木) 23:19:57
http://www.afpbb.com/article/politics/2863651/8605483?ctm_campaign=txt_topics
再選めざすサルコジ仏大統領、「わが国には外国人が多すぎる」
2012年03月08日 14:04 発信地:パリ/フランス

【3月8日 AFP】フランスの次期大統領選で宗教とアイデンティティが争点となる中、再選を狙うニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)大統領は6日、フランスには移民が多すぎると発言した。サルコジ氏は、再選した暁には今後新たに流入する移民の数を半分に減らすと公約している。

 サルコジ氏は、移民をフランス文化や社会に統合しようとする国の試みは機能しなくなっていると宣言。「わが国の移民統合システムはどんどん悪化している。それは、わが国の領土にあまりにも外国人が多すぎるからだ。もはや彼らのための住宅や職、学校を探すことは不可能だ」と語った。

 右派路線を打ち出すサルコジ氏については、4月22日に行われる大統領選の第1回目投票に向けて、対立候補となる極右政党、国民戦線(FN)マリーヌ・ルペン(Marine Le Pen)氏の支持者を取り込むためだとの批判も出ている。

 テレビのインタビュー番組に出演したサルコジ氏はこうした批判を交わし、フランスにも移民の恩恵を受けている分野は数多くあると述べた上で、新たにやって来る移民については在留資格認定をより厳しくして、今よりも管理を厳重にする必要があると述べ、最終的な移民受け入れ数については、現在の年間18万人から10万人にまで減らすべきだと語った。

 現在、フランスでは在留資格を得てから10年が経ち、うち5年以上を働いていた移民に福祉給付を行っているが、サルコジ氏は、これも制限する考えだと明らかにした。

■イスラム教とユダヤ教の慣習も争点に

 今回の大統領選では、移民問題に加えて、イスラム教徒とユダヤ教徒が、それぞれ宗教の戒律に従った処理を施した食肉「ハラル」(イスラム教)と「コーシャー」(ユダヤ教)が争点として浮上している。

 「ハラル」と「コーシャー」をめぐっては前週、サルコジ氏、ルペン氏、フランソワ・フィヨン(Francois Fillon)首相の3候補が、相次いで批判を展開。サルコジ氏は3日、すべての食肉についてと殺方法をラベルで表示すべきだと述べた。

 これに対し、大統領選の世論調査で他候補をリードする野党・社会党のフランソワ・オランド(Francois Hollande)同党前第1書記は、各候補の発言は行き過ぎだとして自制を求めた。

 こうした宗教上の食肉処理法をめぐる一連の動きについて、フランス国内のそれぞれの宗教団体は、自分たちが政争の具にされていると非難する声明を発表した。

 フランスには欧州最多の400万人以上のイスラム教徒、同70万人のユダヤ教徒が住んでおり、イスラム教はキリスト教に次いで同国で2番目に信者の多い宗教となっている。このためフランスではイスラム教徒の慣習をどこまで許容すべきかとの論争が続いており、ルペン氏とサルコジ氏はこの問題を中心にすえて選挙運動を展開している。(c)AFP

3949チバQ:2012/03/08(木) 23:37:29
http://www.47news.jp/CN/201203/CN2012030801000769.html
イスラエルで国歌斉唱拒否が波紋 アラブ系判事
 【エルサレム共同】イスラエルで2月28日に開かれた最高裁新長官の就任式で、アラブ系イスラエル人(パレスチナ人)のジュブラン最高裁判事が国歌「ハティクバ(希望)」の斉唱に加わらなかったとして、解任を求める声が上がり波紋が広がっている。

 イスラエルは人口の約8割がユダヤ系で、約2割がアラブ系。国歌の歌詞は建国前の19世紀にユダヤ人男性が書いた詩で「ユダヤの魂はいまだ渇望する」「われらの希望はエルサレムの地で自由の民となること」との内容。

 イスラエルのメディアによると、ジュブラン氏に近い知人は、同氏がハティクバを歌うことに反対していることを明らかにした。

2012/03/08 08:59 【共同通信】

3950チバQ:2012/03/09(金) 21:21:23
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120309/mds12030920320002-n1.htm
ケニアで看護師ら2万5千人解雇 医療体制に影響も
2012.3.9 20:31
 ケニア政府報道官は9日までに、職場復帰の指示に従わずストライキを続行したとして、看護師を中心とする約2万5千人の公立病院の医療従事者を解雇したと述べた。ケニアのメディアが伝えた。同国の医療体制に影響が出る恐れがある。

 約4万人の医療従事者が所属する組合は1日から、賃上げを求めてストを開始した。政府報道官は、一部の組合員は職場復帰の指示に従ったと説明。失業中や退職した元医療従事者らに復職を呼び掛けた。

 組合側はストの継続を主張した。ケニアでは物価高騰に国民の不満が高まっており、教員らのストも起きている。(共同)

3951チバQ:2012/03/09(金) 21:22:02
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120309/asi12030908320002-n1.htm
福島女性のビザ取り消し インド、反原発に過敏反応か
2012.3.9 08:31
 東京電力福島第1原発事故の発生当時、福島市に在住し、環境保護団体グリーンピースの招きでインドを訪れる予定だった日本人女性が、一度発給された査証(ビザ)をインド政府から取り消されていたことが分かった。グリーンピース・インドが8日、発表した。

 女性は原発事故による放射性物質から子供たちを守る活動に従事。インドの一部メディアは女性を「反原発の活動家」と伝えており、福島の事故後、国内の反原発運動に過敏になっているインド当局がビザを取り消したとみられる。

 発表などによると、女性は現在、山形県米沢市在住。インドで原発建設予定地周辺の住民らに自らの体験を語る予定で、今年2月に商用ビザを申請し発給されたが、3月初めに在日インド大使館から「ビザと渡航目的がそぐわない」と書面で指摘されたという。(共同)

3952チバQ:2012/03/09(金) 22:26:56
http://www.afpbb.com/article/politics/2863203/8602507?ctm_campaign=txt_topics
「同性愛者より独裁者のほうがまし」 ベラルーシ大統領、独外相らを非難
2012年03月07日 14:29 発信地:ミンスク/ベラルーシ

【3月7日 AFP】ベラルーシの独裁的大統領、アレクサンドル・ルカシェンコ(Alexander Lukashenko)氏(57)は4日、ベラルーシの人権状況の悪化をめぐって欧州連合(EU)が制裁を強化したことに対し、同性愛者になるくらいなら独裁者と呼ばれた方がましだと言い放った。

 この発言は、ベラルーシへの制裁強化策を推進したポーランドとドイツの外相に対して向けられたもの。ルカシェンコ大統領はベラルーシで開かれた大規模なスキーイベントでこう語った。

「1人はワルシャワ(Warsaw)でもう1人はベルリン(Berlin)に住んでいる。独裁体制について叫んでいた後者の人物だが、私はこう自問したよ。同性愛者になるくらいなら独裁者のほうがましだ、とね」

 ルカシェンコ大統領が引き合いに出したのは、ドイツのギド・ウェスターウェレ(Guido Westerwelle)外相。ウェスターウェレ外相は自らが同性愛者であることを公言している。

 ルカシェンコ大統領は昨年、ウェスターウェレ外相との会談で「正常な生活を送りなさい」と外相に語り掛けたことがあると明かしている。このときは大統領が後に謝罪したものの、「同性愛者は好きじゃない」と付け加えていた。

 旧ソ連の集団農場指導者だったルカシェンコ氏は、一度は米国に「欧州最後の独裁者」と名指されたこともある。ルカシェンコ氏の18年間の統治下で、ベラルーシは外交的に孤立化した。

 ベラルーシは前月、欧州連合による制裁の強化を受けてベルギーとポーランドから大使を召還。これを受けて欧州連合側もベラルーシから大使を召還している。

 これまで欧米から度重なる制裁を受けてきたルカシェンコ大統領だが、今度は2014年アイスホッケー世界選手権(Ice Hockey World Championship)のミンスク(Minsk)での大会開催が危ぶまれている。熱烈なスポーツ愛好家の大統領にとって、これは深刻な問題だ。

 既に新スポーツ施設を首都に建設済みのルカシェンコ大統領は、ミンスクでの開催に確信を持っていると語っている。「ベラルーシは、2014年世界大会をミンスクで開催する資格がある。非常に真剣に準備を進めている」と、ルカシェンコ氏は発言している。(c)AFP

3953チバQ:2012/03/10(土) 18:07:06
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120310/asi12031018010002-n1.htm

シー・シェパードが世界で“晒し者”に? 司法闘争激化、地中海のマルタ首相も提訴へ
2012.3.10 18:00 (1/3ページ)

2月12日、日本の捕鯨調査船の活動を妨害するSSの船(AP)
 米国の反捕鯨団体、シー・シェパード(SS)が世界の裁判所で訴えられ、法廷に引きずり出されている。南極海の調査捕鯨を実施している日本鯨類研究所は昨年12月、妨害の差し止めを求めて、SSの本部のある米西部ワシントン州の連邦地裁に提訴。一方、地中海の島国マルタの水産業者は、英国の裁判所に損害賠償訴訟を起こし、第1審で勝訴している。そして、3月上旬にはマルタのローレンス・ゴンジ首相が、SS代表のポール・ワトソン容疑者(国際指名手配中)を名誉毀損(きそん)で訴えると言い出した。(佐々木正明)

 SSは、2010年から2年連続で、地中海に抗議船を派遣し、夏季に解禁されるクロマグロ漁の妨害キャンペーンを展開している。2010年6月には、マルタの水産業者「フィッシュアンドフィッシュ」が洋上に保有している囲い網をSS抗議船によって切断され、さらに、抗議船の攻撃を防ごうとしたダイバー数人が負傷した。

 ワトソン代表は当時、声明を出し、「この業者が行ったことは密漁だ。クロマグロが絶滅する危機は、我々の生命や自由が冒される危機よりも重要なのだ」と自らの行為を正当化しようとした。

 ワトソン代表は今年2月、欧州メディア「ニューヨーロッパ」のインタビューに答え、マルタのマグロ漁業者は「全くの違法な企業」と勝手に断定。さらに、「マグロ漁師から賄賂をもらった政治家の全面的なサポートによって支えられている」と非難した。

 マルタはマグロなどの畜養漁業が盛んで、日本に冷凍クロマグロを輸出している。ワトソン代表に名指しで、汚職まみれの違法産業国家と非難されたことに黙っていなかったのは、誰よりも国家首脳だった。

 3月上旬、マルタ国会で議員からワトソンの指摘について質問を受けたローレンス・ゴンジ首相は「法的アドバイスを受けて、海外でポール・ワトソン代表を相手に名誉毀損(きそん)訴訟を起こすことにした」と断言した。

 ワトソンの発言について、政府の司法関係者も「われわれの産業は違法ではない。もし、ワトソン氏に賄賂の情報があるのなら、警察に訴えるべきではないか」と反論していた。

 SSとマルタをめぐっては、まず先に、地中海で網を切られたフィッシュ社が司法闘争を挑んでいる。フィッシュ社は2011年1月頃、約600匹のクロマグロなどの経済的損失を賠償させようと、SSの拠点となっている英ロンドンの裁判所に提訴。結果、SSは全面的に敗訴し、約70万ポンドの賠償を言い渡された。

 SS側はすぐに控訴したが、関係者によれば、第2審でもSS側がマグロ漁妨害の根拠とした密漁の確証的な証拠を示せていない状態だという。

 SSは今夏もマルタの業者を狙い撃ちしたクロマグロ漁妨害を行う恐れがあり、マルタ政府は顧問弁護士らと相談して、彼らの動向をふまえ、訴訟方針を練り上げるとみられる。

 一方、日本鯨類研究所が米シアトルの連邦地裁で起こした調査捕鯨妨害差し止め訴訟は、今年2月、本訴と同時に訴えた仮処分申請が棄却された。

 しかし、裁判長は、日本側、SS側双方の代理人の前で、SSの苛烈な妨害行為が捕鯨船員の生命を危険にさらしている点を認めており、仮処分申請の棄却がSS側に有利に働いているとは言えない。

 SSにとって、英国や米国での訴訟費用は多額になるとみられ、これだけでもSSの運営に圧力を加え、妨害キャンペーン費を抑えるメリットがある。日本側はマルタ政府と連携を密にし、SS封じ込めのための対策を一緒に協議することも有効な手段だろう。

3954チバQ:2012/03/10(土) 20:39:23
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012031000230
大統領選の立候補登録開始=イスラム政党の動向焦点−エジプト
 【カイロ時事】昨年2月のムバラク政権崩壊後初めてとなるエジプト大統領選挙の立候補登録が10日、来月8日までの日程で始まった。投票日は5月23、24両日。暫定統治する軍最高評議会は、今回の選挙を区切りに民政移管を完了させる方針。大きな権限を持つ大統領を選ぶ選挙は、エジプト政治の行方を左右しそうだ。
 選挙戦は4月30日から5月21日にかけて行われ、第1回投票で過半数を獲得した候補がいない場合、上位2候補が6月16、17両日の決選投票に進む。最終結果は同月21日発表の予定。元空軍司令官でムバラク政権下の最後の首相を務めたアハメド・シャフィク氏(70)らが登録を行った。
 人民議会選挙では、イスラム原理主義組織ムスリム同胞団を母体とする自由公正党が圧勝した。同胞団は特定候補を推す方針は示していないが、イスラム系候補が大統領職も押さえれば、イスラム色の濃い政治体制が構築される可能性がある。軍評議会は、大統領選までに新憲法を制定し、大統領権限を定める予定。(2012/03/10-19:50)

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3955チバQ:2012/03/10(土) 22:25:47
http://www.asahi.com/international/update/0310/TKY201203100470.html
反プーチン大規模集会 野党勢力結集の動きも ロシア
 プーチン首相が当選を決めたロシア大統領選をめぐり、モスクワ中心部で10日、リベラル野党派などが選挙の不正を訴える集会を開いた。主催者によると、参加者は2万5千人以上(警察発表約1万人)だが、これまでの「反プーチン」集会に比べて減少。主催者側も野党勢力の結集を目指す新戦略を模索し始めた。

 主催者側は、大統領選で首相側に大規模な不正があったと批判したほか、野党勢力が結集すべきだと訴えた。集会に参加した国家公務員のアレクサンドル・イワノフさん(28)は「プーチン氏はたくさんの行政関係者を動員して選挙戦を戦ってきた。大変不公正な選挙だ」と語った。

 集会参加者らで結成した独立系の選挙監視組織「有権者連盟」が最近、各投票所で入手した得票数の記録と中央選挙管理委員会の発表値を照合したところ、首相の得票数が約10ポイント水増しされた疑いがあると指摘。大統領選は公正ではなかったと批判した。

 党創設者が大統領選への参加を阻まれたリベラル系野党「ヤブロコ」はこの日、大統領選に立候補した実業家のプロホロフ氏や別の野党との合流に前向きな姿勢を表明した。(モスクワ=関根和弘)

3956チバQ:2012/03/11(日) 11:02:22
>>3192
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012031100049
中道左派が政権奪回へ=贈収賄疑惑で与党惨敗−スロバキア総選挙
 【ベルリン時事】スロバキアで10日、国民議会(定数150)選挙が行われ、中道左派の野党「スメル(道標)」が第1党となり、ロベルト・フィツォ党首(47)が2年ぶりに首相に復帰する見通しとなった。ラディツォバー首相が率いる中道右派の与党・スロバキア民主キリスト連合は贈収賄疑惑が響き、惨敗した。(2012/03/11-10:20)

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3957チバQ:2012/03/12(月) 21:44:50
http://www.asahi.com/international/update/0312/TKY201203120384.html
2012年3月12日19時6分
ギリシャ財務相、最大政党の党首に 総選挙へ準備

 ギリシャのベニゼロス財務相は11日、国会で最多の議席を占める全ギリシャ社会主義運動(PASOK)の党首選に立候補した。ほかに立候補要件を満たす候補がいなかったため、18日の投票で党首に選ばれることが確実になった。

 ベニゼロス氏は昨年6月から財政再建の責任者として、欧州連合(EU)などとの折衝に臨んだり、厳しい再建策を受け入れるよう国民に訴えたりしてきた。党の支持率は10%前後に落ち込んでおり、4月末にも想定される総選挙に向け、支持率回復が課題だ。

 ベニゼロス氏は、党内でパパンドレウ前首相の最大のライバルとして長年争ってきた。しかしギリシャの債務(借金)危機が深刻化した昨年6月、パパンドレウ氏の要請を受け入れて財務相に就いた。

 ロイター通信などによると、パパンドレウ氏に近いパプチス前市民擁護相らも立候補を目指していたが、必要な数の署名が集められなかったという。

3958チバQ:2012/03/12(月) 21:52:22
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012031202000172.html
サルコジ仏大統領 「欧州自由往来」中断を示唆
2012年3月12日 夕刊

 【パリ=野村悦芳】四月末のフランス大統領選で再選を目指すサルコジ大統領(57)は十一日、再選を果たした際には移民の入国を抑えるため、欧州諸国内の自由な往来を定めた「シェンゲン協定」への参加を一時中断することを明らかにした。支持率の低迷に苦しむ大統領は、移民規制強化など右派を意識した政策を打ち出し、人気回復を狙っている。

 サルコジ大統領は、パリ郊外で同日開かれた選挙集会で、国境審査の事務能力が不十分な国を処罰することができるよう求め、「今後十二カ月で改善しなければ、フランスは交渉が成立するまで協定への参加を中断するだろう」と述べた。

 フランスでは、移民の急増が、国民の高い失業率や治安悪化の原因と指摘される。サルコジ大統領は極右・国民戦線の大統領候補、マリーヌ・ルペン氏(43)が掲げた規制強化の公約を後追いする形で移民に厳しい政策を掲げ始めている。

 昨年は、北アフリカのチュニジア政変で難民になった人々が、イタリアを経由してフランスに多数入国。大統領はイタリアの国境管理の甘さを批判し、両国の緊張が一時高まった。また、ギリシャとトルコの国境から欧州に流入する不法移民に対しても、規制強化を求める声が欧州内で広がっている。

<シェンゲン協定> 「国境なき欧州」の理念に基づき、欧州連合(EU)域内での出入国審査を免除する条約。1985年に旧西ドイツやフランスなど5カ国が国境の管理を廃止する協定を締結。参加国は徐々に増え、現在はEUのうち英国とアイルランドを除く22カ国と、非加盟のノルウェーやスイスなど4カ国が参加する。昨年の「アラブの春」で北アフリカなどから欧州への難民が急増し、危機的な状況に限り審査復活を認めるよう協定が改定された。

3959名無しさん:2012/03/13(火) 12:32:49
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/03/13/20120313ddm007030108000c.html
スイス:別荘は住宅戸数の2割以下 国民投票可決 投機目的購入、ゴーストタウン化進む
 【ジュネーブ伊藤智永】スイスの国民投票で11日、別荘の数を各市町村の全住宅戸数の2割以下に制限する提案が、賛成50・6%と辛うじて過半数に達し可決された。賛成115万票に反対112万票の小差だった。

 規制は「無制限な別荘建設が自然破壊を加速している」と批判する環境保護団体が提案。規定の10万人以上の署名を集め、直接投票に委ねられた。環境派の主張によると、アルプス地方を中心に別荘の建築ラッシュが続いており、一戸建てとマンション合わせて毎年約8000戸、用地換算で毎分1平方メートルの勢いで増えているという。

 問題は、豊かな自然がコンクリートに侵食される「景勝地の都市化」だけではない。金持ちの外国人が投機目的で購入する傾向が強く、中には村の住宅の8〜9割が別荘なのに、実際に利用されることがほとんどないため「ゴーストタウン化」が進む問題も起きている。

 古くは第二次大戦後の復興で、アルプス地方の不動産価格が高騰。1961年にスイス国外に住む外国人には年間1500軒までしか別荘を販売しない法律が作られた。

 その結果、人気リゾート地では一時、外国人の希望者が1000人以上も購入の順番を待つほどだったが、過疎化対策で独自の観光開発を進めたい山岳地方の要望に押されて、46年後の07年に法律は廃止され、各州ごとの規制に委ねられた。

 アルプス地方の州や観光・建設業界は今回の再規制に猛反発。「2割制限は厳しすぎる。すでに2割を超えている市町村では、進行中の開発計画を中断しなければならないし、2割以下の自治体が優先的に開発できるのはおかしい」と反対キャンペーンを展開してきた。

毎日新聞 2012年3月13日 東京朝刊

3960名無しさん:2012/03/13(火) 12:36:31
http://mainichi.jp/select/biz/economist/worldwatch/news/20120309org00m020041000c.html
ジンバブエ 国民の関心は大統領選 ムガベ氏の動向に注目
 ◇高尾具成(たかお・ともなり=毎日新聞ヨハネスブルク支局)
 アフリカ南部ジンバブエのムガベ大統領が2月21日、88歳を迎えた。誕生日は首都ハラレで身内らと小さなお祝いをし、同25日、東部ムタレで華やかな記念式典を実施。特製の衣装で身を包み、元気な姿で支持者らに応えた。

 ムガベ氏については昨年9月、内部告発サイト「ウィキリークス」が公開した米外交公電(2008年6月4日付)で、側近の発言として前立腺がんを患っていることが伝えられた。シンガポールなどでの渡航治療を続けているとされる。

 暴力が蔓延、政情が混乱し、経済も疲弊した08年の大統領選の苦い記憶も冷めやらぬ状況下、国民の関心は次期大統領選に注がれ始めている。同年は決選投票を経て当時の単独与党「ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU─PF)」候補のムガベ氏が5選。しかし、選挙の正当性を国際社会から非難され、同年9月に旧与野党間で合意文書を交わし、選挙を競った当時の野党「民主変革運動」のツァンギライ党首を首相に置き、09年2月に連立政権を発足させた。合意文書では次期大統領選は「新憲法発足後」とされたが、新憲法案の承認は事実上、暗礁に乗り上げた状態だ。旧与野党ともに選挙準備を始め、新憲法を待たずに大統領戦に突入する可能性が高まっている。

 ZANU─PFの候補者として昨年12月に指名されているムガベ氏は、ムタレでの式典で選挙間近と伝え、「暴力停止」を訴えた。“米寿”を迎えた大陸最高齢の国家元首の動向が注目される。

2012年3月12日

3961チバQ:2012/03/13(火) 21:22:27
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120313-00000012-cnn-int
銃乱射の米兵、イラクで頭部に負傷 アフガン国民の怒り収まらず
CNN.co.jp 3月13日(火)10時33分配信

カブール(CNN) アフガニスタンに駐留する米兵が民家を襲って銃を乱射し、住民16人を殺害したとされる事件で、米国務省高官は12日、この米兵が2010年にイラクで脳に損傷を負っていたことを明らかにした。事件が起きた2つの村では同日、現場検証が行われ、住民が涙ながらに状況を説明した。

住民が指し示したトラックの上には血まみれの幼児の遺体が男性2人の遺体にはさまれて横たわり、もう1台のトラックには焼け焦げた2人の遺体。ある女性は「1人の男が入ってきて眠っていた男の子を引きずり出し、銃で撃った。それから戻って来て子どもの口に銃口を当て、別の子どもを踏みつけた」と証言した。

別の女性は「この基地は私たちに村へ戻るようにと呼びかけた」「『邪魔はしない、これはあなた方の村だから』と。それなのにあの犬野郎たちがやって来て私たちを襲うのか」と怒りをぶつけた。

殺害には複数の兵士が関与しているようだと語る住民もいたが、国際治安支援部隊(ISAF)のアレン司令官は、容疑者の単独犯行だったとの見方を示している。

容疑者は米陸軍の軍曹で、イラクで3度の従軍を経て今年に入ってアフガニスタンに配属され、事件が起きた村の近くにある基地に2月から駐留していた。国防総省高官によれば、事件を起こした11日早朝に米軍に出頭したが、黙秘権を行使しており現時点で動機は不明だという。

関係者によれば、同軍曹は米ワシントン州タコマ郊外にあるルイス・マコード統合基地の所属。30代半ばで、妻と子どももいるという。2010年の車両横転事故で頭部を負傷したが、治療を受けて回復し、服務には問題ないと診断されていたという。アレン司令官は、米軍による捜査の一環として容疑者の病歴も調べる予定だと語った。
事件についてアフガニスタンのカルザイ大統領は「許せない」と非難、議会は公判で容疑者を裁くよう求めている。反政府武装勢力タリバーンは報復を宣言した。

住民は米軍や自分たちを守れなかったアフガンの治安部隊にも怒りの矛先を向け、「(アフガンの治安部隊は)私たちを守るためにいるはずなのに、米国人しか守っていない」「次に何が起こるか分からず、村の人たちはおびえている。住民は米国人が自宅にやって来て自分たちを殺す場面しか見ていない」と憤る。

一方、アレン司令官や米政府関係者は、今回の事件は容疑者が単独で起こした単発的な行動だと強調。国防総省の報道官によると、アフガニスタン政府との協定に基づいて捜査は米陸軍の犯罪捜査部隊が行う予定で、容疑者がアフガニスタンの刑法で裁かれることはないとしている。

容疑者の身柄は12日、所属基地からアフガニスタン国内にある米国の別の拠点に移送されたという。

3962チバQ:2012/03/13(火) 21:22:50
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120313-00000532-san-int
アフガン戦略再び暗礁に 相次ぐ不祥事 米兵乱射事件
産経新聞 3月13日(火)11時5分配信

 【ワシントン=犬塚陽介】オバマ米政権のアフガニスタン政策は再び暗礁に乗り上げた。2月下旬のコーラン焼却事件で吹き荒れた反米感情にようやく収束の兆しが見え始めた時期、駐留米兵による住民殺害事件は「タイミングとして最悪」(米外交筋)。10年を超えた戦争には党派を問わず早期撤退を求める声が出ており、アフガン国民の信頼回復に加え、米世論の沈静化も迫られている。

 「アフガン国民との信頼関係を再構築するために重ねた努力は事件の度に、文字通り一夜にして無になってしまう」。米軍関係者は落胆をあらわにした。

 オバマ政権は約9万人の駐留米軍のうち、今秋までに3万3千人、2014年までに全戦闘部隊を撤退させ、アフガン治安部隊を訓練して治安権限を移譲する計画を描いている。

 しかし、駐留米軍は今年に入り、イスラム教の聖典コーランの焼却やアフガン人とみられる遺体に小便をかける映像が流出するなど、反米感情を刺激し、出口戦略の大前提となる治安回復を揺るがす不祥事を繰り返している。

 米国とアフガン政府は5月にシカゴで開かれる北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に合わせ、治安権限移譲後の協力態勢を確認する戦略パートナーシップ合意の締結に意欲を示していたが、米兵の免責特権などで協議が紛糾する可能性も指摘されている。

 一方、米国内では、反米感情の広がりを懸念し、米軍の早期撤退を求める声も勢いを増している。民主党のリード上院院内総務は「兵士は途方もない重圧にさらされている」と指摘。共和党大統領候補のギングリッチ元下院議長も「実現できないかもしれない任務に若者の生命を危険にさらしている」と述べた。

 米紙ワシントン・ポストなどが11日に発表した世論調査では、54%がアフガン治安部隊の治安能力にかかわらず、米軍は撤退すべきだと回答。だが、安易な撤退が新たなテロの呼び水となれば再び批判にさらされるのも確実で、オバマ政権は一段と困難なかじ取りを迫られている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120313-00000023-mai-int
<アフガニスタン>米兵乱射、撤退計画に影響なし…米高官
毎日新聞 3月13日(火)11時21分配信

 【ワシントン白戸圭一】アフガニスタン駐留米兵が子供9人を含む民間人16人を殺害した事件で、オバマ米政権の高官は12日、14年末までにアフガン政府に治安権限を移譲する戦略への影響を相次いで否定した。アフガン国会が12日、「我慢の限界を超えた」との非難声明を出すなどアフガン社会の反米感情は頂点に達しており、オバマ政権は事件の徹底調査を約束するなどして、駐留米軍の撤収戦略に与える影響を食い止めようと躍起だ。

 クリントン国務長官は12日、ニューヨークの国連本部で「この恐ろしい事件がアフガンの人々を守る我々の確固たる取り組みを変えることはない」と記者団に明言。カーニー米大統領報道官は記者会見で「戦略のスケジュール変更につながるとは考えていない」と述べた。

 オバマ政権は今年に入り、旧支配勢力タリバンとの和平交渉を模索。パネッタ国防長官は先月、駐留米軍の戦闘任務を13年半ば〜後半に終え、アフガン治安当局の訓練・支援に任務を切り替える考えを表明していた。

 だが、事件を受け、タリバンが報復を宣言するなど、治安の安定を図りながら撤収加速を目指す米政権の戦略は破綻しつつある。撤収の前倒しを求める米世論も台頭しており、12日付の米紙ワシントン・ポストが掲載した米ABCテレビとの共同世論調査では、米国民の54%が「米軍は治安権限移譲前に撤収すべきだ」と回答した。

 米メディアの報道を総合すると、米兵は11日未明、暗視装置などを装着した上で基地から約500メートル離れた3軒の民家を襲撃。子供の頭を撃ち抜き、一部の遺体に火を放ち、女性に性的暴行を加えたという。米国防総省によると、米兵はイラク戦争に3度従軍し、アフガンには昨年12月に配属された。ロイター通信は米兵が一昨年、イラクでの交通事故で脳に損傷を負っていたと報じている。

3963チバQ:2012/03/13(火) 21:27:04
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120313/erp12031319480007-n1.htm
ギリシャ、一気に選挙ムード 緊縮策反対の左派伸張 
2012.3.13 19:46
 【ベルリン=宮下日出男】欧州債務危機の発端となったギリシャで、デフォルト(債務不履行)回避にめどがついたことを受け、総選挙ムードが一気に高まってきた。国民の反発が強い財政緊縮策に対し、主要政党から見直しを目指す声が上がり、緊縮策反対を掲げる左派の少数政党が支持を伸ばしている。

 昨年11月に発足したパパデモス政権の連立与党は、欧州連合(EU)などからの第2次支援の受け入れ後、解散・総選挙の実施で合意していた。民間投資家への債務削減が成功し、支援実施が12日に決定され、選挙への環境は整ってきた。

 連立与党でも、全ギリシャ社会主義運動(PASOK)は、支援の交渉役だったベニゼロス財務相が新党首に就くことになり、選挙態勢を固めつつある。新民主主義党(ND)は11日に党大会を開催。サマラス党首は選挙が4月15日の復活祭後、早期に行われるとの見通しを表明した。

 焦点は、パパデモス政権が支援の代わりにEUなどと約束した緊縮策への次期政権の対応だ。世論調査ではNDが優位だが、サマラス氏は11日、「(緊縮策に)賛成したのは、債務削減をうまくいかせるためだ」と強調し、緊縮策を見直す考えを示した。

 ただ、国民は長年にわたり政権を交代で担ってきた2大政党へ不満を募らせ、世論調査では両党の支持を合わせても50%に届かない。一方で緊縮策反対の左派3党が計4割前後の支持を集めている。うち1党がNDに次ぐ支持を得ている調査結果もあり、選挙後の政権の枠組みには不透明感が漂う。

 ドイツのショイブレ財務相は11日、ギリシャの総選挙について「すぐに実施することが最善なのか分からない」と疑念を示した。

関連ニュース

3964チバQ:2012/03/14(水) 22:02:00
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012031401044
有力反体制派で内部対立=メンバー4人が辞任−シリア
 【カイロ時事】シリア反体制派の連合体「国民評議会」のメンバー4人が、14日までに辞任した。反体制派武装組織「自由シリア軍」への武器供与をめぐる意見対立が背景にあるもようだ。
 辞任したワリド・ボニー氏は時事通信の電話取材に、「執行部が独断で決定を行っており、組織内の協調体制が欠如している」と批判。「自由シリア軍への資金援助に関する取り決めがあるとの情報はメディアの報道で知った」と語った。(2012/03/14-20:45)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120314-00000101-mai-int
<シリア>反体制派が分裂の危機
毎日新聞 3月14日(水)21時3分配信

 【カイロ和田浩明】シリアで反体制派の退潮が著しい。武装闘争路線をとる離反兵士団体「自由シリア軍」は13日、北部イドリブ市から撤退した。中部ホムス市に続いて主要拠点を失ったことになる。政治的にも、主要反体制組織「シリア国民評議会」から幹部3人が脱退。欧米や一部アラブ諸国は反体制派支援を明確にしているが、反体制側の「統一戦線」構成にはほど遠い。

 シリアではアサド大統領が13日、複数政党制を盛り込んだ新憲法(2月承認)に従い人民議会(国会)総選挙を5月7日に実施するとの布告を発表。国民の要求に応えた「政治改革」を着実に進めているとの印象づくりに躍起になっている。

 自由シリア軍の報道官は毎日新聞の電話取材に対し、イドリブからは12日夜〜13日未明に撤退したと説明した。クルディ副司令官は「攻撃を避け常に移動している」と述べ、拠点と言える場所は南部ダルアー県の丘陵地帯のみになったと厳しい状況を認めた。

 反体制団体「シリア革命総合委員会」によると、13日はイドリブの64人を含め全土で110人が死亡。14日も死傷者が出た。

 トルコ国境に近いイドリブは、レバノン国境に近いホムスと共に国外からの武器弾薬などの補給が比較的に容易で、自由シリア軍の有力拠点だった。しかし、装備や兵士数、練度にはるかに勝る軍・治安部隊に圧倒されつつある。

 反体制派は政治的にも分裂の危機に直面する。13日にはトルコに拠点を持つシリア国民評議会から幹部3人が撤退。評議会メンバーのイマド・ホサリ氏は取材に、自由シリア軍への武器供給を巡る意見対立が背景にあるとの認識を示した。

 武器供給にはサウジアラビアやカタールが意欲を表明。評議会関係者によると、カタールに開設された銀行口座に資金が振り込まれる見通しになっているという。しかし、自由シリア軍のクルディ氏によると、現時点では外国の支援による武器供給は実現していない。国内の反体制派からは「評議会は国民保護のためには何もしていない」との批判が高まっている。

 ロイター通信によると、脱退した幹部の一人でリベラル派医師のカマル・ラブワニ氏(54)は、評議会とは別の反体制派の統一組織をつくる意向を示した。評議会は2月に再選されたガリユーン議長の任期が4月15日に切れることもあり、幹部間の権力闘争が悪化したとの見方も一部に出ている。

 ◇シリア軍地雷敷設

 一方、国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチは13日、シリア軍が対人地雷をトルコ、レバノン国境に敷設したと発表、回収されたロシア製「PMN−2」地雷の写真も公表した。難民や反体制派、武器密輸者の出入りを規制するためと見られている。

3965チバQ:2012/03/14(水) 22:02:23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120314-00000022-mai-int
<シリア>政権側の優位続く 離反兵士軍、北部拠点から撤退
毎日新聞 3月14日(水)10時19分配信

 【カイロ和田浩明】アサド政権による反体制派の武力弾圧が続くシリアで、武装闘争を続ける離反兵士団体「自由シリア軍」が13日までに北部の拠点イドリブから撤退した。自由シリア軍の報道官が毎日新聞の電話取材に明らかにした。3月上旬にも中部ホムスの一部地区から撤退しており、アサド政権側の優位が続いている。

 報道官によると、イドリブからは12日夜から13日未明にかけて撤退し、「現在はシリア軍が制圧している」という。反体制団体「シリア革命総合委員会」によると、イドリブでは13日、政府軍の砲撃などで64人が死亡した。トルコ国境に近いイドリブはホムスと並び自由シリア軍の有力拠点で、引き揚げは政府側との戦いでの後退を示すものと言える。

 反体制派は政治的にも分裂の危機にある。ロイター通信によると、トルコに拠点を持つ反体制派「シリア国民評議会」の幹部が13日、脱退し、別組織を結成する意向を表明した。背景にはシリア国内の反体制派に武器を供与するかどうかを巡る方針対立などがある。

 一方、アサド大統領は13日、人民会議(国会)選挙を5月7日に実施すると発表した。複数政党制を導入した新憲法に基づく初の選挙で「改革」路線の前進を強調する狙いがあるとみられる。

 国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチは13日、シリア軍が対人地雷をトルコ、レバノン国境に敷設したと指摘し、回収されたロシア製地雷の写真を公表した。難民や反体制派、武器密輸者の出入りを規制するためと見られている。

3966チバQ:2012/03/14(水) 22:10:25
http://www.asahi.com/international/update/0314/TKY201203140145.html
2012年3月14日10時52分
シリア、5月に議会選実施へ 弾圧の下で改革姿勢を強調[PR]
 シリアのアサド大統領は13日、議会選挙を5月7日に行うことを決めた。シリア国営通信が伝えた。2月26日に行った新憲法承認を巡る国民投票に続いて「改革姿勢」を強調する狙いと見られるが、反体制派への攻撃が続く中で議会選を強行すれば欧米などが批判を強めるのは確実だ。

 シリア議会選は昨年春に行われる予定だったが、反体制デモの激化などで延期されていた。米国務省のヌーランド報道官は13日「国中で暴力が行われている中での議会選はばかげている」と述べた。

 政権側は中部ホムスに続いて反体制派の自由シリア軍が拠点とした北部イドリブに激しい砲撃などを加えた。シリアの政府系紙ワタン(電子版)は13日、「政府軍が3日間の作戦でイドリブを制圧した」と報じ、イドリブの反体制派もAFP通信に14日、「自由シリア軍が撤退した」と述べた。南部のダルアでも政府軍が激しい砲撃を行っており、アサド政権が反体制派の弱体化に一定のめどがついたと判断し、選挙の実施を発表した可能性がある。

 反体制派のシリア人権監視機構は、シリアで13日、少なくとも40人が死亡したとしている。また、国際人権団体ヒューマンライツ・ウオッチは「政府軍が北部トルコ国境と西部レバノン国境周辺に対人地雷を埋設した」とする声明を出した。シリアでは政府軍の攻撃を逃れるため、多くの市民が徒歩などで国境を越えて周辺国に逃れており、その数はレバノンだけで1万人を超える。(カイロ=貫洞欣寛)

3967チバQ:2012/03/14(水) 22:14:04
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120313-00000073-mai-int
<仏大統領選>世論調査でサルコジ氏がオランド氏を初逆転
毎日新聞 3月13日(火)21時4分配信


拡大写真
サルコジ仏大統領=2011年3月撮影

 【パリ宮川裕章】フランス大統領選の第1回投票(4月22日)に向けた世論調査の支持率で、右派・国民運動連合のサルコジ大統領(57)が、これまで首位を走ってきた最大野党・社会党のオランド前第1書記(57)を初めて逆転した。2月15日の正式出馬表明以来、メディア露出を激増させたほか、「移民半減」など極右支持層を取り込む戦術が奏功した形だ。だが上位2人による決選投票(5月6日)になった場合の支持率では、依然としてオランド氏がリードを保っている。

 世論調査会社IFOP社が13日発表した調査によると、第1回投票の支持率は、サルコジ氏28.5%、オランド氏27%。前回の2月26日よりサルコジ氏が1.5ポイント伸ばしたのに対し、オランド氏は1.5ポイント下げた。だが決選投票となった場合の支持率は、オランド氏54.5%に対し、サルコジ氏は45.5%と、オランド氏のリードが続いている。

 支持率3位の極右政党「国民戦線」のルペン氏(43)は、今回の調査では前回より1ポイント下げ16%だった。サルコジ氏の支持率上昇とともにルペン氏の支持率が下がる傾向が続いており、サルコジ氏や右派与党・国民運動連合の右旋回戦術に支持層を侵食されているとみられる。ただ、ルペン氏は13日、これまで懸案だった、立候補に必要な市町村長など500人の推薦人の確保は達成したと発表。選挙運動を本格化させる体制が整ったため、巻き返す可能性もある。

 支持率4位の中道政党「民主運動」のバイル氏(60)は13%だった。

3968チバQ:2012/03/14(水) 22:23:39
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120314/erp12031401220001-n1.htm
極右ルペン氏、滑り込む 仏大統領選の出馬条件クリア
2012.3.14 01:20
 フランスの極右、国民戦線(FN)の女性党首マリーヌ・ルペン氏は13日記者会見し、大統領選候補者の出馬条件である自治体首長ら計500人分の推薦署名を集め終え、正式に出馬すると発表した。

 ルペン氏は大統領選の世論調査で3位につけているが、移民排斥など極端な政策に対する警戒感が政界に根強いことなどから、推薦署名届け出期限の3月16日までに500人分が集まるかどうか注目されていた。

 ルペン氏の支持層はサルコジ大統領と重なっており、正式出馬は大統領の支持率に影響を与える可能性がある。

 ルペン氏は2月、自治体首長らの推薦署名が公表されるのは憲法違反だとして非公表を求め違憲審査機関の憲法会議に訴えたが、同会議から退けられている。(共同)

3969チバQ:2012/03/15(木) 21:54:51
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120315/mds12031514230004-n1.htm
アサド夫妻のメール内容か 反体制派から入手と英紙 ぜいたくな暮らしぶりも
2012.3.15 14:22
 英紙ガーディアン(電子版)は14日、シリアのアサド大統領とアスマ夫人が個人的に送受信したとみられる3千通以上のメールの内容を、反体制派を通じて入手したと報じた。アサド氏がイラン関係者と連絡を取り、メディア対応などについて助言を受けていたようだとしている。

 反体制派がアサド夫妻のものとみられるメールアカウントのパスワードなどを入手したことで閲覧可能になったもので、昨年6月から今年2月上旬までのものだとしている。

 同紙によるとアサド氏は、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラやイランとつながりのあるレバノン人実業家らから、演説内容を含むメディア対応などの分野で助言を受けていた形跡が見られるという。

 また、アスマ夫人はネットショッピングへの関心が高く、貴金属や高級家具などに多額の金銭を費やすぜいたくな暮らしぶりが明らかになったとしている。(共同)

3970チバQ:2012/03/15(木) 21:55:30
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120315/mds12031521250006-n1.htm
シリア反政府デモ発生1年 反体制派、拠点失う中で内紛
2012.3.15 21:24 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】シリアの反政府デモ発生から15日で1年を迎えた。内戦状態が長期化する中、アサド政権打倒を目指す反体制派の在外代表組織「シリア国民評議会(SNC)」では、最大勢力のイスラム原理主義組織ムスリム同胞団を中心とした指導部主流派と、それに不満を抱く反主流派との権力闘争が表面化、14日には反主流派の十数人が脱退した。政権側は14日、反体制派拠点の北西部イドリブを制圧するなど攻勢を強めているが、反体制派は、そんな状況でもなお足並みがそろわない未熟さを露呈している。

 「今の指導部は、まるでアサド政権のような権威主義だ」。14日にSNCを脱退した元幹部の一人は産経新聞の取材に、感情的にまくし立てた。今後は残ったメンバーに脱退を促すほか、SNC以外の反体制派諸派を糾合してSNC指導部に対抗していくという。

 SNCの内部対立が急速に先鋭化したのは2月下旬、反主流派が、政権に対する武装闘争を展開する離反兵らの武装組織「自由シリア軍」への支援を独自に実施すると一方的に発表したのがきっかけだった。

 ところがSNCトップのガリユーン議長は今月1日、これに対抗し同軍支援のための機関を急(きゅう)遽(きょ)、設立し責任者に同胞団幹部を任命。13日には同軍と関係強化などで合意した。

 背景にあるのは、反体制派内の路線闘争だ。自由シリア軍が唱える外国による軍事介入に積極的な反主流派には、武力を持つ同軍を味方につけ発言力を強めようとの思惑がちらつく。

 これに対し、ガリユーン氏や同胞団が主導する指導部は、自由シリア軍への武器供与の必要性は認めるものの、軍事介入には慎重な立場をとる。指導部としては、同軍に“手綱”をつけて内戦の泥沼化を避けるとともに、SNC内の強硬論に歯止めをかける狙いがあるとみられる。

 政権側は14日、西部ホムスに続きイドリブを制圧、隣国トルコには15日までに同市周辺から政権の弾圧を逃れて約千人が避難した。

 昨年3月に最初の大規模デモが起きた南部ダルアー周辺や首都ダマスカス近郊では、反体制派はなお抵抗を続けているものの、軍事的には劣勢に追い込まれたとの見方が強い。国際社会が一致した対応を打ち出せずにいる中、SNCには事態打開への青写真作りが求められるが、今後も路線闘争が続けば、事態がアサド政権に有利に展開する可能性もある。

3971チバQ:2012/03/15(木) 21:57:36
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201203150045.html
メルケル独首相、再選目指すサルコジ仏大統領の応援方針転換か2012年3月15日
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3月14日、今春の仏大統領選で再選を目指すサルコジ氏(写真・左)を応援すると表明していたメルケル独首相(写真・右)は、積極的な応援活動は控える方向に方針転換したもよう。写真は2月、パリにて(2012年 ロイター/Philippe Wojazer)
 [パリ 14日 ロイター] 今春の仏大統領選で再選を目指すサルコジ氏を応援すると表明していたメルケル独首相が、14日時点で積極的な応援活動は控える方向に方針転換したもようだ。

 キリスト教民主同盟(CDU)の党首を務めるメルケル独首相と国民運動連合(UMP)の元党首であるサルコジ仏大統領は共に保守系。2人には、ユーロ圏債務危機への対応での緊密な連携ぶりから「メルコジ」のニックネームもついている。

 今年1月には、メルケル首相がサルコジ大統領の選挙キャンペーンに駆けつける意向を示していたが、CDUは今週ロイターに対し、そうした予定はないと明らかにしており、メルケル首相によるサルコジ大統領の選挙応援が実現するかどうか、不透明な状況になっている。

 また、UMPの党首ジャンフランソワ・コペ幹事長はロイターに対し、自分の知る限りではメルケル首相がサルコジ大統領の応援に来る具体的な計画は1度も出ていないと語った。

 一方でメルケル首相は、サルコジ大統領の対立候補である仏社会党のフランソワ・オランド氏が欧州連合(EU)の進める財政規律強化の新条約について再交渉する方針を示していることなどを警戒し、オランド候補と会うことを拒否する姿勢を貫いている。同党はメルケル首相に対し、サルコジ氏の選挙応援を自制するよう求めていた。

3973チバQ:2012/03/15(木) 22:09:07
http://www.cnn.co.jp/world/30005902.html
「ゲイ」「エモ」の若者狙った殺人事件が続発 イラク
2012.03.13 Tue posted at: 16:24 JST

バグダッド(CNN) イラク内務省の当局者によると、同国で最近、同性愛者や「エモ」と呼ばれるスタイルの若者らが何者かに襲われるケースが相次いでいる。首都バグダッドでは、過去3週間に少なくとも14人が死亡した。

人権活動家らは、被害がさらに拡大していると主張。2月以降、数十人から100人以上の死者が出たとの見方を示す。

標的となっているのは同性愛者とみられる男性や、欧米の影響を受けてぴったりした黒い服などを身に着け、髪を伸ばしたエモ・スタイルの若者。ある十代の少年はCNNとのインタビューで、「標的にならないよう髪を切る。学校の友達も、たとえゲイやエモでなくてもみんな髪型や服装を変えることにした」と話した。

ある同性愛者の男性は11日、匿名を条件にCNNとのインタビューに応じ、「10日前に武装集団から殺害を予告する脅迫状が来た」と語った。「お前の体をばらばらに切断する」などと書かれていたという。

この男性はまた、バグダッドのサドルシティで配られたという書簡のコピーを示した。「ゲイとエモ」の標的33人の名前が書かれ、「堕落した男女がその汚らわしい行為を4日以内にやめなければ、聖戦士の手を通して神の処罰が下されるだろう」と記されていた。書簡が本物かどうかは確認できていない。

同国内務省は先月、エモ・スタイルの流行を批判する声明を発表。エモを「頭蓋骨(ずがいこつ)などを描いた奇妙なきつい服を着る若者」と説明し、撲滅のため警察が市内の学校に立ち入るなどして監視するとの方針を示していた。

3974チバQ:2012/03/15(木) 22:47:04
http://www.asahi.com/international/update/0315/TKY201203150503.html
米国防長官の到着時、車が暴走・炎上 アフガンの基地カブールで15日、カルザイ大統領(右)と会談するパネッタ米国防長官=AP

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 アフガニスタンを訪問中のパネッタ米国防長官は15日、首都カブールでカルザイ大統領と会談した。アフガン大統領府の声明によると、カルザイ氏は、2014年末の完了を目標に進められている国際治安支援部隊(ISAF)からアフガン側への治安権限移譲について、1年前倒しにするようパネッタ氏に求めた。

 パネッタ氏は、南部カンダハル州で駐留米兵が民間人16人を射殺した事件について遺憾の意を示すとともに、米兵がアフガン国外に移送されたことについても説明したとみられる。

 アフガンでは乱射事件後、反米感情が再燃している。

 パネッタ氏の専用機が14日にアフガニスタン南部ヘルマンド州の英軍基地に着陸する際、滑走路で不審な車が暴走し、溝にはまって炎上。運転していた男は火に包まれ、翌15日に死亡した。パネッタ氏にけがはなく、車を止めようとしたISAFの兵士1人が負傷したという。

3975チバQ:2012/03/16(金) 12:26:12
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/03/16/20120316ddm007030079000c.html
シリア:騒乱本格化1年 打開策見えず 周辺国の思惑絡み
 【カイロ和田浩明】中東の民主化運動「アラブの春」の波を受け、シリアでアサド政権の退陣を求める騒乱が本格化して15日で1年がたった。政府軍は反体制派を徹底弾圧しており、国連推計で民間人だけで8000人以上が死亡、難民や避難民も9万人に達した。アナン国連特使の先の和平仲介も不調に終わり、米欧やロシア、周辺国の思惑や利害も絡んで事態打開の糸口すら見えない状況だ。

 反体制派は3月に入り、主要政治組織の「シリア国民評議会」から一部幹部が離脱。離反兵士団体「自由シリア軍」はシリアの中部、北部の拠点から相次いで撤退した。国民評議会を見切り脱退したカマル・ラブワニ氏(54)は毎日新聞の電話取材に、脱退理由を「自由シリア軍への武器供与を国際社会に働きかける努力がない」と批判した。4月中にも、他の反体制派の糾合を目指して新組織の設立に動きたい考えた。

 当初、シリアでの民主化デモは当局の腐敗や政治犯虐待への怒りの表明が主目的だった。だが、政権側の強硬対応でデモ参加者は反体制色を強め、離反兵士の参加で武装闘争化した。軍・治安部隊の幹部は、大統領の出身母体であるイスラム教少数派のアラウィ派(人口の12%)だ。デモ参加者や自由シリア軍には多数派のスンニ派(70%)が目立っており、宗派間対立の様相も帯びている。

 アサド大統領は反体制派を「武装テロ集団」と呼んで弾圧する。住宅地への無差別砲撃や民間人の大量拘束、拷問も行い、国連や人権機関から「人道に対する罪」との批判も受ける。

 一方、2月末には複数政党制や大統領3選禁止を盛り込んだ新憲法を導入した。5月7日の総選挙実施も発表し、「民意を受けた政治改革」を演出する。

 アサド政権は、シリアを武器の輸出先として期待するロシアに加え、中国やイランなどの支援も受ける。反体制派を支えたい米欧やサウジアラビアなどが経済制裁などを実施して包囲網を形成しても、具体的成果は出ていない。シリア情勢に詳しいベイルート・アメリカン大学のシャフィーク・マスリ教授(国際政治)は「当面は手詰まり状態が続く」と予測している。

3977チバQ:2012/03/16(金) 23:17:24
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120316-00000020-mai-int
<パレスチナ>ファタハとハマス 和解交渉が暗礁に乗り上げ
毎日新聞 3月16日(金)10時47分配信

 【エルサレム花岡洋二】パレスチナ自治政府の主流派組織ファタハと、対立組織でガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスとの和解交渉が暗礁に乗り上げ、昨年5月に合意した統一政府(内閣)の結成や選挙実施などを当初の期限通りに実施することが不可能になった。パレスチナ評議会(国会に相当)の議員でファタハの交渉責任者、アルアハマド氏が毎日新聞との会見で明らかにした。集団指導体制を敷くハマス指導部内の対立が原因だという。

 両組織は昨年5月、1年以内に自治政府議長と評議会の選挙を実施することや、これに先立って選挙管理内閣に当たる統一政府を結成することを決めた。先月6日、ファタハを率いるアッバス自治政府議長とハマス指導者のメシャル氏が会談し、統一政府の新首相をアッバス議長が兼務することでいったん合意したが、ハマスの一部勢力が異議を唱えているという。また、有権者登録を済ませた3カ月後に選挙を行う決まりだが、「ガザで登録は始まっておらず、5月の選挙は無理」という。

 背景には、主に行政や対イスラエル武装闘争を担うガザの指導部と、シリアの首都ダマスカスに拠点をおき、海外からの資金調達や政治・外交戦略を担当し、メシャル氏が率いる政治局との対立がある。

 これまでハマスの後ろ盾であるイランからハマス軍事部門への援助は、政治局を経由していたとされる。ところがシリアのアサド政権が反体制派への弾圧を強めたことを受け、メシャル氏は拠点をカタールなどに移し、アサド政権との関係を絶った。これがアサド政権を支持するイランの意に背く形になった。これに対しガザで「首相」職にあるハマスのハニヤ最高幹部は先月イランを訪れ、「ガザへの直接の資金援助を獲得した」(アルアハマド氏)という。

 またカダフィ政権が崩壊したリビアからガザへの武器流入で「武器商人やトンネル密輸業者などがガザで有力層を形成し、(特権維持のために)和解に抵抗している」(同)という。

 ビルゼイト大学(ヨルダン川西岸)のバセム・エズビディ教授(政治学)は「(中東の民主化要求運動)『アラブの春』で、パレスチナ解放運動の統一を求める人々の突き上げが強まり、アッバス議長にとってハマスとの和解は避けられない政治課題だ。しかし米国は和解に反対し、中東和平交渉を進めるよう圧力をかけており、議長は難しい立場に追い込まれている」と指摘している。

3978チバQ:2012/03/18(日) 18:03:26
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012031700159
任期満了の指導者なし=18日に大統領選−ギニアビサウ
 【ロンドン時事】西アフリカのギニアビサウで18日、大統領選の投票が行われる。同国では1994年の初の大統領選以来任期を満了した大統領はおらず、国家の実権は中南米の麻薬組織と手を握った軍が掌握する典型的な破綻国家だ。
 選挙は、サニャ前大統領がフランスで1月9日に病死したことに伴い行われる。サニャ氏の前任大統領ビエイラ氏は2009年、反乱部隊に暗殺された。対立する軍参謀長を先に暗殺したビエイラ氏が翌日、報復された格好だ。死因は「射殺」とされたが、実際には「兵士らに刃物でなぶり殺しにされた」と伝えられる。00年の大統領選で当選したヤラ氏は03年のクーデターで政権を失った。
 それ以前にビエイラ氏は80年にクーデターで政権を奪い、94年の大統領選勝利を経て20年近く権力に居座っていたが、98〜99年の内戦で国を追われた。
 ギニアビサウは入り組んだ複雑な海岸線を持ち、政府の管理が行き届かない。ここに目を付けた中南米の麻薬組織が港や空港、倉庫を整備し麻薬密輸拠点を築いていると欧州から強い非難を浴びている。大統領暗殺など不安定な政情は、麻薬利権をめぐる激しい抗争と無縁ではない。(2012/03/17-14:17)


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