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一ノ宮桜華「パワポケ、あなたは貞操逆転世界に囚われたのですよ」

1名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/25(月) 07:15:31 ID:0bygQpQs
ジリリリリリリリリリリ
ピッ

パワポケ「ふぁ〜、よく眠れたなぁ……今の時間は……げぇ、8時ぃ!!」

ドタドタドタ

パワポケ「父さん父さん父さん!やばい、遅刻だ遅刻!!」

父親「なんだ、朝から騒がしいなぁ……今日は休日だし、学校はないんじゃないか?」

パワポケ「学校はなくても野球部は朝練があるんだよ!もう、何で起こしてくれなかったんだよ!」

父親「はあ?目覚まし通りに起きたのはお前じゃないか。それに、野球部は今日は休むって言ってなかったか?」

パワポケ「お、俺が!?……な、なんでだろ?いや、行くよ!くそ〜、急いで電車乗ればまだ間に合うかっ!?」

父親「おい、せめてパンの一枚くらい食べていったらどうだ?紅茶だってよそってるんだぞ。すっかり冷めてしまったが……」

パワポケ「サンキュー父さん!これ飲んだら出る!パンは咥えてく!」グビグビ

テレビ『続いては、女子生徒から男子教師へのセクシュアルハラスメントが問題視されている件について、専門家の方の意見を……』

パワポケ(ん……?女子生徒から男子教師?普通、逆じゃないのか……まあ、どうでもいいか)

父親「まったく、休日の朝くらい落ち着けんのかお前は。もう高校生だというのに、はしたなく思われるぞ」

パワポケ「そんな事ないって。むしろ、高校生の男はみんなこれくらい元気じゃないと!」グビリグビリゴクン

父親「ま、まあ、お前がそう言うならいいが……そうそう、最近電車で痴女被害が多くなってるみたいだから、お前も気をつけるんだぞ」

パワポケ「ぶふっ!?きゅ、急に何言いだすんだよ父さん!?ち、痴女って」

父親「何って言われても、今日の新聞にもそう書いてあるぞ?」

パワポケ「はあ、新聞!?う、嘘だろ?ちょ、ちょっと見せてくれよ」ズイッ

父親「あぁ、別に構わないが……」スッ

『最近では男性の胸部を強調したポスターが環境型セクハラではないかと指摘されており──』

『会社員の女がプロ野球選手へストーカー容疑、自宅から靴下など衣類30着──』

『ホームレスの男性に性行を強制したとして、NOZAKIグローバルシステム社長が──』

パワポケ(な、な、な、なんだよこれ!?)

何だか最近、世界がおかしい──

69名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/28(木) 00:59:44 ID:IPodJLMw
普通にいいぞこれー

70名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/28(木) 08:24:49 ID:D6l95jJ.
パワポケ(初日はチハヤだけだったんだな。いつから他の相手にも手を出すようになったんだろう?)ペラッ

『○月♪日(月) 昨日の今日で、またセックスしてしまうとは……木村とチハヤ。まず、部室で木村がマッサージをしてくれる事になったら、だんだん過激になって、そのまま押し倒されてセックス。1回。コンドームをつけてくれたけど、勃起したら和姦が成立するそうだから、気をつけないと。キスは昨日のチハヤが初めてだって言ったら、すごいされまくった。その後、フラフラしながら教室に戻ると、補習で残ってる七島と川田さんに会った。首筋に残ったキスマークを問い詰められて、なし崩し的にゲームをする事に。目隠しされて、どっちにちゅーされたか当てるってやつだけど、全問不正解。2択なのに、運の悪い俺……2人が満足するまで、身体中キスされまくる。セックスはされなくてよかった。でも、そのまま帰ったら、チハヤに凄い怒られて、結局セックスするハメになった……5回。昨日まで童貞だったのが、嘘みたいだ』

パワポケ(早い、早いよ!色々ツッコミどころ多いよ!とりあえず、七島と川田さんには嘘つかれただけだろ!途中で気づけよ!)ペラッ

『○月¥日(火) またやってしまった。新しく、一ノ宮。あとチハヤ。一ノ宮とは、神桜分校独立のための計画を練っていたところ、俺が連日の疲れで倒れたのを介抱されて……保健室で目覚めたら、俺の上に一ノ宮が乗っていた。なんでも、勃起してたから誘っているのかと思ったらしい。避妊を頼んだら、凄い剣幕でブチギレられた。ひたすら謝っても許してくれなくて、3回搾り取られた。またフラフラしながら教室に帰ったら、七島と川田さんが待ち構えていた。トイレに連れ込まれて、今度は目隠しをしながら、2人のあそこをクンニしてどっちか当てるゲームをする事に……結果はやっぱり全問不正解。罰ゲームとして、外すたびにもう片方にフェラされた。帰ったらチハヤがいた。また怒られた。またセックスした。また5回。このままではいけない。明日こそちゃんと拒否しなくては……』

パワポケ(もう3人と関係を持ってるのか。七島と川田さんとは、辛うじて避けてるみたいだけど……それにしても、どんどんスパンが早くなってないか?チハヤなんか3日連続で俺とやってるし……)ペラッ

71名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/28(木) 09:02:54 ID:cBswH6/o
なんだこれは……たまげたなぁ
でもいい文章だぁ…

72名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/28(木) 15:07:09 ID:jgc9xXFc
『○月$日(水) 計4回 自分への戒めのため、今日から回数を表記する。二階堂真琴。七島麻美。川田ゆらり。今日は稽古日だったから、放課後、混黒の剣道部を覗くと、挙動不審な二階堂さんを発見。いきなり処女を告白されて、抱いてくれと頼み込まれる。あまりの迫力だった……流されてしまい2回。道場の資材置き場の中でやったから、誰かが来ないかかなり冷や汗をかいた。夜、七島と川田さんがいきなり家を訪れる。母さんが通したというので驚いた。携帯の画面を見せてくると、そこには昨日の俺の裸の写真が。削除するかわりに、セックスするように言われる。それぞれ1回。2人にサンドイッチされるのはとても気持ちよかったけど……帰り際にまた一枚写真を撮られた。俺、明日からどうなっちゃうの?こんな事、誰にも言えない。チハヤにバレたら、きっと絞り殺される……』

パワポケ(ろ、6人。俺、4日で6人とセックスしてるよ。童貞卒業から早すぎるだろ……というか、七島と川田さんは脅しじゃないか!そこまでして俺とセックスしたいのか?この世界のアイツらの考えることがわからん……)

73名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/28(木) 16:53:14 ID:6NzhJAf2
日記が実質エロ本ですね…

74名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/28(木) 17:51:30 ID:0QLWUsdE
興奮する

75名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/28(木) 18:58:45 ID:03zOfJeM
素晴らしい

76名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/28(木) 19:00:12 ID:GsoFxNCA
パワポケ「うーん。この後はさっき靖子に聞いたような流れだな。げっ、次の日にもう深草さんにも手を出してる……案の定チハヤにもバレてるし。それで激化したのか。ご愁傷様だ……」ペラッペラッ

パワポケ(最後に書かれたページは、一昨日か。昨日の俺は、やっぱり逃げ出したんだ。これで明確になった。靖子は、完成した日誌を持ってきたけど、今の俺が日誌を書かなければ、この日誌は完成しない。つまり、どんどん矛盾が大きくなるんだ)

パワポケ「……ん?」パタッ

パワポケ(……いや待てよ?靖子がここに来た理由は、日誌の最後のページが気になったからだ。だったら、俺がこの日誌を書かなかったら、靖子がここに来る理由も無くなるんじゃないか?)

(靖子『だから、過去が改変されて、その結果別の世界のあなたが連れてこられた……どう?今まで聞いた情報を統合して、私はこう考えるわ』)

パワポケ(靖子の言葉通りなら、今俺がここにいるのは、この世界の俺が逃げ出したからで、その原因は、靖子が俺に日誌を見せたから。でも、日誌そのものが完成しなくなったら、そもそも靖子は来ないわけで……過去の改変自体、起こらなくなるんじゃないか?)

パワポケ「か、考えるだけで頭が痛くなってきた……」ズキズキ

77名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/28(木) 20:08:18 ID:GsoFxNCA
千羽矢「パワポケくーん!おっ待たせー!」ガチャッ

パワポケ「うおっ!お前、ノックぐらいしろよ!」サッ

パワポケ(やばい、日誌隠さないと……!)ドキドキ

千羽矢「じゃじゃーん!ポニテにしてみました。どう、可愛い?」フリフリ

パワポケ「お、おう。可愛い可愛い」

千羽矢「もー。なにそのテキトーなハンノーは……」

パワポケ「そんな事ないって」

パワポケ(いやいや、本当に可愛いな……ポニーテールにすると、チハヤの着ている赤ジャージに、健康そうな茶髪がよく映える。活発に動く姿が、ありありと目に浮かんでくるぞ)

千羽矢「それよりさ、今、ベッドの下に何か隠したよね?あたしに隠し事しないでって言ったじゃん!」

パワポケ「あはは、エロ本だよエロ本。チハが見たら泣いちゃうくらい過激な奴。絶対見ちゃダメだぞ」

千羽矢「何その下手な言い訳。パワポケくん、そういうの読まないでしょ……それと、今、床になんか落としたよ?」

78名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/28(木) 20:11:30 ID:GsoFxNCA
パワポケ「えっ?あ、本当だ」ヒョイ

千羽矢「なにそれ、バッチくない?」

パワポケ「うん。綺麗に四つ折りにして畳んであるけど、やけに古ぼけた紙だな……」

千羽矢「今隠した本から、スルッと落ちてきた。パワポケくん、本の中に挟んでたんでしょ?」

パワポケ「そ、そうなのか……ちょっと待ってろ、見せていいか確認するから」

千羽矢「なんで?あたしにも見せてよ」パッ

パワポケ「わっ、ま、待て!チハ!俺が先に見るから!」

千羽矢「待たない。はい、広げるね?」パリパリ

79名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/28(木) 20:32:23 ID:GsoFxNCA
未来のオレから 過去のオレへ

童貞は罪 処女は罰

罪と罰は 表裏一体

無かったことにしてはいけない

確定した過去を変えずに結果を変えろ

最初のお前を騙せ 世界を騙せ

健闘を祈る

80名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/28(木) 20:38:59 ID:GsoFxNCA
千羽矢「……なに、これ?パワポケくんが書いたの?これ……?」

パワポケ「い、いや違うけど……」

パワポケ(なんだこの文章……未来の俺から過去の俺?どういうことだ?)

千羽矢「なんか、厨二病全開ってカンジ。童貞と処女とか、過去と未来とか、表裏とかそれっぽい反対の言葉並べてるけど……罪と罰は間違ってるし。どうしてそんなの畳んで本の中に入れてたの?」

パワポケ「わ、わからない。俺も初めて見た紙だ……」

千羽矢「なんでわかんないものが自分の部屋にあるのさ?ははーん、さてはそれ、パワポケくんの黒歴史だなぁ?恥ずかしいからって、あたしに内緒にしてもダメだぞぉ?」

パワポケ「違うって。俺の字じゃないよこれ……」

パワポケ(日誌の中に入ってたってことは、前の俺が持ってたものの筈だ。だけど、字体は全く違う……それにしても『確定した過去を変えずに結果を変えろ』だの、『最初のお前を騙せ』だの……何かの影響をヒシヒシと感じさせる文面だ……そもそも、意味のある文章なのか、これは?)

千羽矢「あ、読めてきた。パワポケくんが隠した本、黒歴史ノートでしょ。あたしにも見せて、悪いようにはしないから!」

パワポケ「違う違う!そ、そうだ、チハヤ、話があるんじゃなかったか?ほら、座れ!話してやるから」

千羽矢「露骨に話題そらしたな……まあいいよ。ノートは後でじっくり見てあげる。今は、大事な話があるもんね。じゃ、あたしもベッドに座ろっと!」ボフッ

81名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/29(金) 00:37:02 ID:lkZY17OM
パワポケ「そっちの椅子座れよ。ここ、俺のベッドだし」

千羽矢「いいじゃん別に。今日は一緒に寝るんだから」

パワポケ「は!?おい、チハ、それはダメだよ!」

千羽矢「ベッド独り占めはズルい。あたし、どこで寝ればいいの?」

パワポケ「そ、それなら、俺が下で寝る。お前はここで寝ていいから」

千羽矢「あ、そう?じゃ、パワポケくんが下に行ったら、さっきのノート、暇つぶしに見ちゃおうかな?」

パワポケ「ノートも下に持ってく!」

千羽矢「うわっ、そんなに見られたくないんだ……俄然興味が湧いてきちゃった。パワポケくんが寝静まった頃に、無理矢理にでも奪っちゃうね?」

パワポケ「それだけは勘弁してくれ!?」

千羽矢「パワポケくんが側で寝てくれたら、ノートを見る気も無くなる気がするなぁ?」

パワポケ「わ、わかった。わかったよ……一緒に寝よう、今日は……」

パワポケ(まずい、ペースを完全に握られてる。扱いやすいと思ったのに、やられてるぞ俺!や、やはりチハヤは手強いな……)

千羽矢「うふふ、わかればいーの。子供の頃のお泊まり会以来じゃない?あのときはおニイもいたから、2人だけなのは初めてだね!」

パワポケ「おう……そういえばお前、寝相悪かったよな。ベッド狭いから、蹴とばして俺を落とすなよ?」

千羽矢「今はどうかな?グーでぶっ飛ばしちゃったらゴメンね?」

パワポケ「どういう寝相だ!まったく……」

千羽矢(よし、言質は取った。そんなノート、はなから興味ない。私が興味あるのは、目の前のパワポケくんだけ。あとすこし、もうすこし。もっともっと、私のことを意識させる。釘つけにさせないと。初めては、やっぱり向こうから求めて欲しいから)

82名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/29(金) 00:44:24 ID:lkZY17OM
千羽矢「狭くてもさ……えいっ!」ガバッ

パワポケ「うおっ!」

千羽矢「これで全然気にならなーい!あたし、天才ねっ!」ムニュウ

パワポケ「チハ、ひ、ひっつくな!」

パワポケ(や、柔らかいのが色々当たる……すっかり忘れてたけど、俺、抜いてないんだよ!こ、これはかなりまずいのでは?やばい、意識しちゃダメだ……!)

千羽矢「おやおやー?チハちゃんのダイナマイトボデーにメロメロですかー?お風呂上がりだから良い匂いもセットだぞ❤︎」スリスリスリスリ

パワポケ「お、おい。チ、チハ、この感じ。お前もしかして……」

千羽矢「うん。ジャージの下、何も着てないよ。裸ジャージってやつ?想像して?私の裸。昔からどれくらい身体が成長したか、体験せよ!」ムニムニムニムニ

パワポケ「チハ!やりすぎだ!大事な話はどうした!?」

パワポケ(今のはヤバイ!完全に大きくなってしまった……)ビンビン

千羽矢「このまま話す。でもその前に、雰囲気作りも大事だから」

千羽矢(勃起すれば、判断力が鈍る。話はその次でいい。思考を誘導しやすくする。勃起した事を私の口から指摘する必要はない。向こうが自分で気づいたら、態度が変わる。隙が生まれる)

千羽矢「ほらほら、ポニテ触ってよ。すごいサラサラしてるよ?」クイクイ

パワポケ「うわっ、ぷ、俺の顔に自分の頭押し付けるな!」

千羽矢「じゃあ撫でてよー。自慢の髪だよ?」

パワポケ「はいはい……うお、たしかに触り心地凄いな……ひょこひょこしてて、髪が元気に生きてるみたいだ」ナデナデ

千羽矢「あはっ!あたしの場合は間違いじゃないね。頭撫でられるのいつ以来だろう?安心して来ちゃった……パワポケくんの胸、借りるね」ピトッ

83名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/29(金) 02:07:55 ID:lkZY17OM
千羽矢「パワポケくんの心臓、ドキドキしてるね……」

パワポケ「自分の体の上にとびきりの女の子が乗ってるんだ。誰だってドキドキするよ」

千羽矢「なにそれ?褒めてるつもり?」

パワポケ「もちろん。さっき適当って言われたから、ちゃんと伝えなきゃいけないと思って。チハヤは可愛いよ」ナデナデ

千羽矢「……」ギュウウウウ

パワポケ「ちょ、胸痛いって!顔強く押し付けないで!」

千羽矢「……んはぁ。ゴメン、嬉しすぎて。そろそろいいかな?このまま、大事な話しようか?」

パワポケ「ああ、香水の話だったな。あれは……」

千羽矢「ううん。それは別にいいの。いや、良くはないけどね。誰と会ったかは普通に気になるし」

パワポケ「……どういうこと?」

千羽矢「でも、いまから私が話すのは、もっともっと大事な話。あたしの一生の中で、一番大切な話。他の事はもう考えられないから」

パワポケ「一番……大事な話?」

パワポケ(ま、ま、まさか!?チハヤ……?)

千羽矢「ふぅ……ゴメンね。一回手を伸ばしてもらっていい?」

パワポケ「こ、こう?……」スッ

千羽矢「捕まえた。あったかいね……」ギュッ

パワポケ「チハヤの手も、とってもあったかいな」

千羽矢「ふふっ、あたしは当然だよ。さっき風呂入ったんだから」

84名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/29(金) 07:45:12 ID:lkZY17OM
千羽矢「……前にさ、一番大事な物をあげる約束したの、覚えてる?」

パワポケ「もしかして、野球の試合で勝ったらくれるって言ってたやつ?」

千羽矢「うん。あの時は、サインボールにしちゃったけど。嘘ついた。流石に一番じゃなかったよ、あれは」

パワポケ「そ、そうか。でも、嬉しかったよ。ほら、あそこにも綺麗に飾ってある」

パワポケ(この部屋の配置、そして物は、俺のものと全く一緒だった。だからこそ、エロ本だけないなんて思わなかった……チハヤと試合の賭けを約束したのは、この世界でも変わらないんだな)

千羽矢「で、ここからは問題。今日のあたしが……今の私が、パワポケくんにあげたいもの、何かわかるかな?」

パワポケ「…………えーっと、そ、それは、当てていいのかな……?」

千羽矢「自信あるね。当てられる?パワポケくん。ここで当てるような人じゃないでしょ」

パワポケ「……い、いや、えっと」

千羽矢「さあ、回答時間は迫ってるよ。10、9、8、7、6……」

パワポケ「……しょ、処女……だったな、チハヤ……大事な物だよな、それは……」

千羽矢「んー、あってるけどね?不正解。正解はね、全部。全部あげたい」

パワポケ「ぜ、全部……」

千羽矢「うん。これはね.…比喩じゃない。五体から内蔵、身体を循環する血液、毛細血管の中の細胞のひとつひとつや、デオキシリボ核酸の塩基配列の塊。私を構成する全てをパワポケくんにあげたい。ひとつになりたい。一緒にいたい。感じたいし、感じて欲しい。パワポケくんの中に私がいて欲しい。パワポケくんが私を食べたいって言ったら、喜んで差し出す。心臓でも肝臓でも胃でも小腸でも……脳でも良いよ。できる限り美味しく調理して、パワポケくんに食べさせてあげる。恋愛感情なんかとっくのとうに通り過ぎてね、私、そう思うようになっちゃった」

85名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/29(金) 09:37:15 ID:plK3iX5k
千羽矢ちゃんこわかわいいよ

86名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/29(金) 12:23:07 ID:raMLzKAQ
パワポケ「チハヤ……」

千羽矢「だからさ、受け取めて?私の思いも、私の身体も……私の事、抱いて?」

パワポケ「わかった。はい……これでいいか?」ギュウウウ

千羽矢「……なにそれ。私の言ってる意味、わかってやってる?それとも、バカにしてるの?」

パワポケ「……どこまで本気なんだ、チハヤ」

千羽矢「これでも妥協してるよ?『なんでもしてあげる』って言うのは、気持ちだけの嘘になっちゃう可能性があるけど……『私の全てをあげたい』は、私なら絶対にできる事だから」

パワポケ「……そうじゃくて!チハヤ、震えてるって。自分の身体、気づかないのか?」

千羽矢「あ、本当だ……言ってみると、案外スラスラ言葉が出てきたのに……」ドキドキ

パワポケ「チハヤは、等身大の女の子だ。本当はただ寂しくて、こうやって勢い任せの事を言って、俺に構って欲しいだけなんだろ?もっと、自分の身体を大切にするんだ」

千羽矢「……ひどいよそれ、一世一代の告白なのに。思ってる事、全部本当だよ!」

パワポケ「思ってる事と、伝えたい事は違う。チハヤの本当の気持ちは、また別にあるんだよ」

千羽矢「なにそれ。私の事嫌いなら嫌いってハッキリ言えば良いじゃん。ここまで思わせぶりな態度しといて、受け止めてくれないんだ……」

パワポケ「ち、違う!俺も千羽矢は好きだよ!でも、こういうのはもっと時間をかけてからじゃないと……」

千羽矢「パワポケくんと過ごした時間は、誰よりも私が長い!今更、幼馴染じゃないって言わないよね?」

パワポケ「そ、そうじゃなくて!」

パワポケ(やばいやばいやばい!チハヤ、俺としたがってる!やけにスキンシップ激しいなと思ったら、やっぱり……なんとか落ち着かせないと!)

87名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/29(金) 13:01:37 ID:raMLzKAQ
千羽矢「ごめん。電気消す」シュルルルルルパチッ

パワポケ(チハヤ、触手を伸ばして……)

千羽矢「便利だよね、この身体。入り口のスイッチにもすぐ届いちゃった。全然、等身大の女の子じゃないよね……化け物は嫌い?パワポケくん」

パワポケ「化け物なんかじゃない。それも含めて『千羽矢』だ。俺は、お前がどんな姿になっても受け入れるよ」

千羽矢「だったら抱いて。さっきから嘘ばっかり!パワポケくん、私の事全然見てない。私は、こんなにパワポケくんが好きなのに……」

パワポケ「お、俺はただ、こんな無理矢理に関係を持っても、お互いのためにならないと思って……」

千羽矢「無理矢理じゃない。最後は、パワポケくんが求めてくれるから……」ジジジジジジジ

パワポケ「チ、チハヤ!?ジャージを脱ぐのはやめろ!」

千羽矢「私だって無理矢理は嫌だ。パワポケくんに求めてほしい。だからほら、見て……」パサッ

パワポケ「チ……ハヤ……」

パワポケ(窓から入った月明かりで、チハヤの肌がより一層白く輝いてる……)

88名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/29(金) 13:52:21 ID:x2m8viZE
ヌッ

89名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/29(金) 17:19:58 ID:raMLzKAQ
千羽矢「どうよ。感想は?傷一つない、綺麗な身体。パワポケくんのために、ずっと大切にして来たんだから……」

パワポケ「……すげえ……」

パワポケ(チハヤの幼い顔立ちからは想像もつかないほど、スレンダーな身体に柔らかい輪郭が整っている……む、胸って生では初めて見たけど、こんなくっきり出っ張ってるんだな。乳首もピンク色だ……)ゴクリ

千羽矢「おっぱい、見てるだけでいいの?ほら、さわれさわれ?」グイッ

パワポケ「や……やわらかい……」モニュ

千羽矢「触り心地はどう?気に入らなかったら、パワポケくんが好きな大きさに作り替える事もできるよ?」

パワポケ「…………」モミュモミュモミュ

千羽矢「あはは、気に入ったみたい。私もパワポケくんの、触っちゃおうかな。ふたりで生まれたままの姿になろ?」スルスルスルスル

パワポケ「うわ……チハヤ……待って……」ビンビンビン

千羽矢「……はい、全部脱いじゃったね。もう言い訳できないよ?」

90名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/29(金) 18:24:57 ID:x2m8viZE
おっぱい大きくできるとか最高やん

91名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/29(金) 19:46:53 ID:OoCszfv2
パワポケ「はぁ……はぁ……チ、チハヤ……」ビンビンビン

千羽矢「パワポケくんのおちんちん……前見た時より、ずっと大きい。もう、出したくてたまらないんだよね?いっぱい可愛がってあげるね?」スッ

パワポケ「うお……」

千羽矢「おちんちん、両手で包み込まれちゃったね。あつい……このまま、こうやって擦れば気持ちいいのかな?」スリスリ

パワポケ「あっ……ああ……」

千羽矢「気持ちいい?切ない顔してる……こうやって続けたら、射精したくなっちゃう?」スリスリスリ

パワポケ「チハヤ……きもち、いい……」

千羽矢「思い切りしてほしい?それとも、このまま甘い快楽を続けたい?」スリスリスリ

パワポケ「…………」

千羽矢「黙ってたらわからない。このまま手を止めちゃおうかな?」

パワポケ「……お、思い切り……」

千羽矢「……パワポケくん、セックスはダメなのに、手で扱かれるのはいいんだ。自分が射精したいから。それって、わがままじゃない?」

パワポケ「……たの、む……チハヤ……だ、ださせて……」

千羽矢「でも、『お願い』ならしょうがないね。パワポケくんの言うこと聞いてあげたいし。スピード、アップするね?」コスコスコスコス

パワポケ「ああ、いい、チ……ハヤ……!」

92名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/29(金) 20:08:55 ID:OoCszfv2
千羽矢「両手で擦られるの気持ちいい?」コスコスコスコスコス

パワポケ「あ、ああ……!チハヤ、きもちいい…!」

千羽矢「じゃあ、片手だともっと気持ちいいのかな?」ニギッ

パワポケ「あああっ……!」

千羽矢「すごい。ビンビンだね。私で大きくなってくれるの、とっても嬉しい……こうやって握られるのがいいのかな?」グニッグニッグニッ

パワポケ「ああっ!あっ!あっ!チハヤ、それ、やばっ!」

千羽矢「……だいたいわかってきた。パワポケくん、こうやって竿を扱かれるのが良いんだね。裏筋抑えながら、鬼頭撫で回してあげる」グニュングニュングニュン

パワポケ「チハヤ!うあ!うう、ああっ!やばいっ!」

千羽矢「カウパーだだ漏れだよ。そろそろ出そう?じゃあ、最後は根本からしごきあげちゃうね?」シコシコシコシコシコ

パワポケ「ああ、チハヤ、気持ちいい!ヤバイ!でる、でちゃう!」

千羽矢「出ちゃう?出しちゃうの?ねえ、射精しちゃう?思い切り精液吐き出したい?」シコシコシコシコシコシコシコシ

パワポケ「で、でる!チ、チ、チハヤ、も、もう、い、いく!」

千羽矢「でもね……だ〜め❤︎」シュルルルルルン

パワポケ「うぐっ!?」ズポン!

93名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/29(金) 20:46:24 ID:OoCszfv2
千羽矢「あはは、おちんちん、せっかく気持ちよくなれそうだったのに。カウパー粘液、先っぽから垂れ流しちゃってるよ?」

パワポケ「あ、あれ……お、おれ、いま……?」

千羽矢「射精できなかったよね。今ね、パワポケくんのお尻の中と、私の触手を繋げたの。髪の毛ぐらいの薄さの奴を束ねてね。パワポケくんが射精しようとすると、触手が中の壁を広げてくすぐって、無理矢理止めちゃうの。だから、私がこの触手を緩めない限り、射精できなくなっちゃったんだ」

パワポケ「……な、なんで。チハ……頼む……いかせてくれ……!」

千羽矢「パワポケくん。私は、パワポケくんが好き。だから、私の全部をパワポケくんにあげたいし、パワポケくんには、私をいっぱい感じてほしい」

パワポケ「チ……チハヤ……?」

千羽矢「反対にね、パワポケくんの全部も私は欲しい。私は、パワポケくんをいっぱい感じたいし、パワポケくんに、私を求めてほしいの。『等身大の女の子』は、すっごくワガママなんだよ?」

パワポケ「お、おまえ……もしかして…!」

千羽矢「射精はさせてあげる。私の中でならね。それ以外は許可しない。パワポケくんはただ、『千羽矢とセックスがしたい』って言えばいい……そうしたら、頭が真っ白になるくらい気持ちよくなれるから」

パワポケ「チハヤ……やめろ……やめてくれ!」

千羽矢「パワポケくんがそれを言ってくれるまでは……そうだなぁ。おちんちん、たくさんイジメてあげる❤︎意地悪じゃないよ?だってパワポケくんが言えば良いだけなんだから」

パワポケ「あ……あああ……」

千羽矢「パワポケくん。夜は長いよ?私はずーっと待ってあげる。ずっとずっとずっとずっとずっとずっと……パワポケくん、壊れちゃうかな?でも、私はそんなパワポケくんも愛しいな……」

パワポケ「や……やめろ……チハヤ……おねがいだ……!」

千羽矢「じゃあ、勝負開始だね。何分持つか見ものだよ、パワポケくん❤︎」

94名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/29(金) 22:38:58 ID:OoCszfv2
パワポケ「ああああ!チハヤぁ!やめぇ!やめてぇ!いきたい!いきたい!」

千羽矢「んんっ……ぷはぁっ!パワポケくんの乳首、おいしい❤︎もっとコリコリしてあげるね?んちゅ……ぷくっ、ぷくっ、ぷくっ、んむ……」シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ

パワポケ「いきたいきたいきたいきたいきらいひきらいひひがいい!!」ジタバタ

千羽矢「んぷっ……もー、だからぁ『いきたい』じゃなくて、『千羽矢とセックスしたい』でしょ?おちんちん泣いてもしょうがないよ?」シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ

パワポケ「いぎだい!いぎだい!誰がぁ!だづげでぇ!」

千羽矢「んーぷっ、んーぷっ……ジュルルルッ!」シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ

パワポケ「おごっっっっ゛!!!」

千羽矢「はい、右乳首も開発完了。あ、気絶で逃げちゃダメだよ。また耳から脳みそ刺激してあげる」シュルルルルルルル

パワポケ「んぎぃっ!はあ……はあ……チハヤ、もうやめてくれ……!」

千羽矢「『やめてくれ』じゃなくて、『千羽矢とセックスがしたい』。そろそろお尻も開発する?今前立腺やられると、快楽で脳焼切れちゃうかも」

パワポケ「チハヤ!ダメなんだ……!俺は、ダメなんだよ……!」

千羽矢「パワポケくん、それしか言わないじゃん。きっとすっごい気持ちいいよ?パワポケくん、私のおまんこに入れたくないの?」

パワポケ「ダ、ダメ……俺は、し、しちゃダメなんだよ……」

95名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/29(金) 22:40:47 ID:OoCszfv2
千羽矢「何がダメなの?」

パワポケ「そ、それは……言えない……」

千羽矢「じゃあ、また再開。私の手、カウパーでベトベトだよ……もう、パワポケくんのせいだからね?」シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ

パワポケ「ああああああっ!!!!やべでぇ!」

千羽矢「ねえ、感じてばかりじゃなくてさ、私のおまんこ触ってよ。さっきお風呂で良い感じに剃ってきたんだから……触ってくれたら、ちょっと手の動き弱めようかな?」

パワポケ「チハヤ……」フワフワフワ

千羽矢「……陰毛、触り心地いいでしょ。おまんこの入り口も指でなぞって?」コスコスコスコスコスコスコスコス

パワポケ「はあ……はあ……」スリスリスリスリ

千羽矢「あは……良い。ねえ、試しに人差し指、中に入れて?凄いの見せてあげる」

パワポケ「……うあっ!指、もっでかれっ!?」ギュルルルルルル

千羽矢「うん。私なら、膣口から奥まで全部触手に変えられるんだ……今、根本を締め上げて、指の頭を吸って、ピンと伸びた指の筋をゴリゴリ、全方向からマッサージしてあげてる。抜こうと思っても抜けないでしょ?」グリリリュングリリリュングリリリュン

パワポケ「ゆ、ゆび、どんどん吸われるっ!」クニクニクニクニ

96名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/29(金) 22:42:59 ID:OoCszfv2
千羽矢「んっ……❤︎ちょっと、暴れないで。どーお?これと同じこと、おちんちんにしてあげる。多分、気持ち良すぎて頭バカになると思う。私が下になるから、犯すつもりでガンガン突いていいよ?パワポケくんが満足するまで、何十回でも精液受け止めてあげる」

パワポケ「チハぁ……チハヤぁ……!」

千羽矢「それに……ほら、見て?恥ずかしいけど……」グイッ

パワポケ「ああ……チハヤのマンコ……!」

千羽矢「私のおまんこ……広げるね……ほら、中まで見える……?」クパァ

パワポケ「う……うぐっ……」ゴクリ

千羽矢「処女だからね、私。ここの小さな穴を、プチプチプチって破りたくない?お互い抱きしめ合いながら、舌も絡ませて……唾液飲み続けて、何時間、いや、何日も繋がったまま過ごそ?」

パワポケ「ゆ……ゆうわく、する、するなぁ……」

千羽矢「私はただ、パワポケくんに求めて欲しいだけ。ほら、顔と顔くっつけて。5センチ先に唇置くから、突き出してキスして」

パワポケ「んむっ……ひは……ひはは……」チャプチャプチャプチャプ

千羽矢「ん……むあっ……れろれろ……ぴちゃ……ぷはっ……キスは、すぐにいっぱいしてくれるようになったのにね?」

97名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/30(土) 00:41:24 ID:RI0vlbk.
ふぅ・・・

98名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/30(土) 03:33:27 ID:4o5pn3wY
パワポケ「ヂハヤ……やべで……俺は……」

千羽矢「やめないよ。……前立腺いく。ほら、触手がどんどんパワポケくんのお尻に入っちゃった。早く言って。本当に壊れちゃうよ?」シュルルルルルルルル

パワポケ「どうでい……どうでいじゃないとダメなんだ……」

千羽矢「……嘘つき」グリリリリリリリリリ

パワポケ「あがっ!おっ!?❤︎おっ!?❤︎おっ!?❤︎おっ!?❤︎」

千羽矢「知ってるよ!私見たもん!童貞なんて嘘!昨日、女の人と会ってた!セックスしてた!香水の匂い……その人でしょ?そんなにその人が良いんだ!私じゃ代わりにもなれないんだ!?」シュポッジュポッシュポッジュポッシュポッジュポッシュポッジュポッ

パワポケ「……!……!……!……!……!」ハ

千羽矢「壊れろ!全部忘れろ!このまま脳にも挿してあげる……トんだと同時に起こしてあげる……白目剥いて泡吹き出して、壊れた姿私に見せろ!」シュルルルルルルルルルル

パワポケ「ひぎぃ!?あがっ!?ぶぐっ!?おげっ!?ごおっ!?」

千羽矢「あははははは!気持ち良い?でもドライオーガズムじゃこれ以上満足できないよ?ちゃんと言わなきゃ……?『千羽矢とセックスしたい』って言わないと!?」ギュブブブブブブ

パワポケ「あああああああ!!!!じだいいいいいいいい!!!チハヤとゼッグズじだいいいいいいいい!!!」

千羽矢「あは!あはは!あははははは!!……うん。いいよ。私の事押し倒して?……よしよし、いっぱいイジメてごめんね?今度はパワポケくんの番。好きなだけ犯していいから」

パワポケ「……フーッ!……フーッ!……フーッ!」ガバッ

千羽矢「きゃっ!もー、こわい顔してるよパワポケくん❤︎おちんちん、入り口はここ。先っぽ置いておくね。あ、待って……キスしたいな……繋がってからキスする?それとも、キスしながら繋がりたい?悩んじゃうね?」

99名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/30(土) 04:40:33 ID:4o5pn3wY
パワポケ「……しまえよ」

千羽矢「パワポケくん?」

パワポケ「チハヤ……はやく、俺に入れた触手をしまえよ」

千羽矢「……うそ。まだそんなこと言えるんだ?」

パワポケ「今……ようやく確信が持てた。俺は、童貞だ。誰とも一線を越えていない……俺自身は、童貞なんだ」

千羽矢「もう、どーしてそこまでして庇うのかな……じゃあそれでいいけど。なら、今から卒業だね。私もそろそろ限界なの。早く気持ち良くなりたいな……」

パワポケ「……俺は、童貞だ。この世界に来た意味がわからなかった。だけど、今ならわかる。俺は、俺自身に呼ばれたんだ……みんなから俺を助けるために……」

千羽矢「パワポケくん、トビすぎて頭おかしくなっちゃった?いきなり、わけのわからない事言わないでよ?」

パワポケ「だけど……俺は、俺を助ける事に興味はない。俺が助けたいのは……みんなだ。この世界のみんなとは……この世界の俺が関係を持つべきだから……別の俺がみんなと関係を持つなんて、あってはならない事なんだ……」

千羽矢「あの、勝手に1人で納得しないで。オマンコ開いたまま待ってるの、すっごく恥ずかしいんだけど……」

パワポケ「セックスはしない。今、俺にはその覚悟ができた!俺は、童貞だ!誰が何と言おうが、俺は童貞なんだッ!」

千羽矢「……パワポケくん」

パワポケ「チハヤ、すまん!お前とはセックスはできない!俺はみんなを守るために、俺自身を守らないといけない!」

千羽矢「啖呵切るのは良いけど、私の触手が入ってるの忘れてない?」ギュリリリリリリリリリリ

パワポケ「おっ!❤︎おっ!❤︎おっ!❤︎おっ!❤︎おっ!❤︎」

100名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/30(土) 05:04:32 ID:pURfgtS6
あーヤバイ!(ヘドバン)

101名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/30(土) 06:46:16 ID:4o5pn3wY
千羽矢「で、セックスはしないなら、そのおちんちんどうするの?もう射精したくてウズウズしてるのに。このまま生殺しでいいんだ?」

パワポケ「じ、自分で処理するよ。隣でするからうるさいかもしれないけど」ビンビン

千羽矢「私のおまんこ……ティッシュがわりに使って良いよ?コキ捨てちゃいなよ」

パワポケ「い、良いって。俺は誰ともセックスしないんだ」

千羽矢「再生するから、いつだって新品みたいに使えるし、穴を突き破る感触、ずっと楽しめるよ?しかも、中はトロトロしてて温かくて、ウネウネねっとり絡み付いてくる……」

パワポケ「トロトロ……ウネウネ……」ゴクリ

千羽矢(すごい興味津々だけど、大丈夫なのかな……?)

パワポケ「い、いややっぱダメだ。チハヤの思いを踏みにじるようで悪いけど、俺は童貞を貫く。チハヤが好きだからこそ、俺は俺のやり方でチハヤに応えなきゃならないんだ」

千羽矢「意味不明。だけど、私の事が好きなんだよね?その気持ちは嬉しいよ」

(……ドウシテ?)

102名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/30(土) 06:50:14 ID:4o5pn3wY
パワポケ「その、昨日チハヤが見たって言うのも、チハヤの勘違いで、全然関係はないんだ。信じてくれと言うのはおこがましいけど……キスだって、チハヤが初めてだ」

パワポケ(多分、靖子の事だよな、チハヤが見たの。あいつ、昨日の俺とセックスしたって言ってたし……やばい、今日、靖子には抜いてもらったから、全然っていうのは嘘になる……キ、キスしてないから大丈夫だよな、きっと)

千羽矢「いいよ。そこまで言うなら私も女だ。パワポケくんを信じる。でも、そうやって私に言ったくせに、他の女とそういうことしてたら、絶対絶対、許さないんだから」

(……ドウシテ?ドウシテワタシニウソヲツク?ワタシハミテシマッタ。ナゼワタシヲダマシテイル?)

パワポケ「ああ。約束する。チハヤ以外の女の子とは絶対しない。そういう事は起きないし、起こさせない」

千羽矢「もし破ったら殺して良い?後を追って私も死ぬからさ」

パワポケ「こ、殺す!?……わ、わかった!俺もそこまで覚悟する!俺は本気だ!」

千羽矢「うふふ、冗談……❤︎私も死にたくないよ、一緒にいたいし。でも、その覚悟、たしかに受け取った。今日はキスしながらゆっくりしよ?」

(パワポケクンハウソツキダ。イチドダケジャナイ。ズットズットズットズット、ワタシニウソヲツイテイル)

103名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/30(土) 06:52:30 ID:4o5pn3wY
パワポケ「キスも、もうダメだ。覚悟が鈍るかもしれないから……」

千羽矢「えー、キスもダメなの?さっきはあんなにしてくれたのに……じゃあせめて、ハグして?身体押し付け合いながら寝たい」

(……ウソツキ。ウソツキ、ウソツキ、ウソツキ、ウソツキウソツキウソツキ)

パワポケ「わ、わかった。正直、股間に悪すぎるんだけど……」

千羽矢「私としては、途中で襲ってきテモイインダヨ?」

パワポケ「が、我慢できるかな……」ダキッ

千羽矢「……ウソツキ」ボソリ

パワポケ「……ん?なんか言った、チハヤ?」

千羽矢「……あ……ごめん、パワポケくん、触手抜くから……早く逃げて……」シュルルル

パワポケ「は?」

千羽矢「逃げて!」シュリリリリリ!

バリーン!!

パワポケ「お、おい、チハヤ!?ど、どうした!?」

パワポケ(げぇっ!?お、俺の棚がチハヤの触手に一刀両断された!?」

千羽矢「吹き出しそうなの……もう1人の私が……抑えられない……早く逃げて……!」

パワポケ「逃げろって言われても……こんな夜中に!?しかも、俺、裸なんだけど!?」

104名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/30(土) 07:10:14 ID:4o5pn3wY
千羽矢「はやく……おねがい……言うこと聞いて……!私……!」

パワポケ「ぐ……くそっ!衣装ダンスに行けば、着替えが……」スクッ

千羽矢「だめぇッ!ハァッ!」スパンスパンスパン

パワポケ「うおおお!?タンスが粉々にされたぁ!無理だ!大量の触手が……早く離れないと!」

パワポケ(大事なものを持たないと……携帯は……?ない!しまった、枕元に置きっぱだ!……ほかに大事なものは……そうだ、日誌をチハヤに見られたらまずい!ベッドの下……このふたつは何としても持ち出さなければ……!)

千羽矢「パワポケくん!何してるノ!?早く逃げテって言ってるデショ!?」

パワポケ「チハヤ……一瞬だけ、一瞬だけ触手を緩めさせてくれ!強く抑えてくれ!頼むっ!」

千羽矢「……わかった。これをやるト、私の意識もとんじゃうカラ……絶対逃げてヨ!」ズブブブブ

パワポケ「チハヤ、自分の胸を貫いて、何やってんだ!?」

千羽矢「私、心臓が性感帯なの!アア、イク!イクイク!イッチャウウウウウ!!」ジュプジュプジュプジュプ

105名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/30(土) 07:25:24 ID:4o5pn3wY
パワポケ(触手が緩んだ……今がチャンスだ!)

パワポケ「うおおおおおお!携帯!日誌!あとシーツ!」ダダダダ

千羽矢「ああああああアアアアッ!ヒャッハーッ!」ジュパアアアアアア

パワポケ(し、潮を吹いた!?そこまで気持ちよかったのか……)

千羽矢「パワポケクン……ワタシトセックスシロォッ!」シュルルルルル

パワポケ「くそっ、チハヤすまない……絶対に助けるからな!」ドタドタドタドタ

千羽矢「ニゲタニゲタニゲタニゲタマタダマタダマタダドウシテドウシテドウシテドウシテ!」ヒュルルルルルルル!

パワポケ「うわっ!追ってきた!裸のまま逃げるしかないのかよ!?俺、捕まっちゃうぞ!?」タッタッタッタ

バリーン!

パワポケ「うわ!窓をぶち破って来た!?とにかく今は撒かないと!」

千羽矢「セックス!セックスセックスセックスセックスセックス!」シュルルルルルルル

パワポケ「道端で連呼するのはやめろぉおおお!」ダッダッダッダ

106名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/30(土) 07:40:56 ID:4o5pn3wY
パワポケ(はぁ……はぁ……はぁ……なんとか河川敷の橋の下に隠れられた……携帯……繋がってくれ!靖子!)

『おかけになった電話番号は、現在使われておりません……』

パワポケ(な、なんで……!?靖子!?何があったんだ……)

パワポケ「うっ!……やばい、疲れで……倒れそうだ……」

パワポケ(さっきまでチハヤに寸止めされまくって、今は全力で走って……疲労困憊だ。せめて家に戻らないと……でも、今通りに出たら、裸のまま倒れるかも……だ、ダメだ……意識が遠くなってきた……)

パワポケ「せめて、シーツにくるまって……」

パワポケ(俺、目が覚めたらどうなるんだ?日誌の内容は?靖子は?チハヤは?俺は?みんなは?世界は?パラレルワールド……タイムトラベル……触手……二重人格……ああ、何をするゲームが元ネタなんだいったい……夢であってくれ……も……うだ……め……)バタリ

107名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/30(土) 08:14:15 ID:jynoI4d.
とんでもない大作に出会ってしまったよぉ…

108名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/30(土) 10:56:45 ID:4o5pn3wY
『お姉さま……きゅ、急にこんなに大きくなってしまって……わ、私、ど、どうすればいいのでしょうか?』

『お、お、お、落ち着きなさい、若葉!と、殿方のそれというのは、だ、出せば治ると聞いた事があります!』

パワポケ(ん……ここは……?俺、確か高架下で倒れて……まだ、視界がぼやける……何やら女の人の話し声が聞こえるぞ……?)

『で、で、では!不躾ながら、ここは私が……!』

『ひかえなさい!理事長代理の私こそが責務を果たす時ですわ!』

パワポケ(なんだ……?何かの部屋みたいだけど……もしかして、さっきまでのは夢?よ、よかった……)

『で、では、お姉さま。一緒にというのは如何でしょうか?』

『え、ええ。”いっせーのせ“でいきましょう。いっせーの……』

パワポケ(ん?何を一緒にやるって?)

『せ!』ムギュッ

パワポケ「うわぁっ!な、何事!?」

若葉「お、お姉さま……パ、パワポケさまが起きられましたね……」サワサワ

桜華「え、ええ。なんとタイミングの悪い……あ、いえ良いところですわね……」サワサワ

パワポケ「な、なんだ深草さんと一ノ宮か……って、ふ、2人とも……なんで俺のチンコ触ってるの!?」

若葉「お、お気になさらず!これも淑女の務めですので!」シコシコシコシコ

パワポケ「ちょっ!深草さん!その早さはヤバいって!」

109名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/30(土) 11:21:15 ID:4o5pn3wY
桜華「まさか、河川敷に殿方が倒れてるとは思いもしませんでした。なにより、それがパワポケだいうのに一番驚きましたわ」

若葉「私、早朝のパトロールをしてて、偶然立ち寄ったんです。そうしたら、シーツの下にくるまっているパワポケさまを発見致しまして……」

パワポケ「それで助けてくれたのか。ありがとう、深草さん!一ノ宮!俺、あのままだったらどうなっていたことかわからなかったよ」ニコッ

若葉「……あ、はい!い、いえ!大したことではありません。パワポケさまがご無事なら、それが何よりです!」

若葉(ぐへへ……この笑顔でご飯20杯は食べられます!)

桜華「いえ、大した事ですのよ、若葉。あなたが見つけて連絡してくれたおかげで、私も救援に駆けつける事が出来たのですから」

パワポケ「2人とも、本当にありがとう。でも、俺、なんでロープで身体ぐるぐる巻きに縛られてんのかな……?」

桜華「それは……ねえ、若葉?」

若葉「はい……お姉さま?」

パワポケ「え、なんで何も言ってくれないの!?2人とも目を合わせてどうしたの?こ、こわいよ!ていうか、ここどこ?見た感じ病院じゃないけど……」

桜華「ここは、神桜分校の理事長室ですわ」

若葉「私たち、パワポケさまを簀巻きにして、せっせと2人でここまで運んで来たんです」

パワポケ「お、俺、泥棒みたいな扱い!?」

110名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/30(土) 11:48:27 ID:4o5pn3wY
桜華「いえ、これには訳がありますの。まず、パワポケを発見した状況……とっても奇妙でした。衣服は着用しておらず、シーツを被せたままで寝ている」

パワポケ「う、うん……言われてみるとおかしな状況だな」

若葉「もし、何らかの事件に巻き込まれたなら、救急車を呼ぶべきけど思ったんですけど、息はちゃんとしてて、顔色も悪そうではなくて……」

桜華「下手に救護関係者の方から警察を呼ばれて騒ぎが大きくなるとまずいと思い、私の独断でここまで運びました。その非礼はお詫び致しましょう」

パワポケ「騒ぎか……確かに、裸の男が外で倒れてたら、普通は事件性を疑うよな」

若葉「あ、それもあるんですけど……実は、あの河川敷には、ときおり痴女が出没するという情報があって、もし本当なら、絶対に警察に知られていけないと思ったんです」

パワポケ「ち、痴女ね……」

桜華「ええ、パワポケ。なぜあそこで倒れていたのか、私たちに話していただけますか?」

若葉「あ、あの、もし話すのが難しいようでしたら、お、男の人も呼んできますから……安心してください」

パワポケ「え?なにもそこまでしなくても……普通に話すよ」

パワポケ(なんかやけに親身だな……って、あ!そうか、俺、その痴女に強姦されたと思われてるんだ。裸で倒れてたんだから、そう思うのが自然だよな……いや、しかも強姦されかけたのは本当だし。でも、チハヤの事は話せるわけないし……ああ、ややこしい)

111名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/30(土) 12:09:10 ID:4o5pn3wY
パワポケ「えーとね……そ、そうだ!俺、最近水泳にハマっててさ、川で泳いでたんだよ。でも、疲れて眠っちゃって……あはは、うっかりしてたよ」

パワポケ(く、苦しいけどこれでなんとかいけるか……?)

桜華「……パワポケ。心苦しいのはわかります。しかし、私たちはできるだけ貴方の力になりたいのです。本当の事を話していただけませんか?」

若葉「……パ、パワポケさま、お願い致します……!」グスッ

パワポケ「ふ、深草さん、何も泣くような事じゃないから!俺、別に誰にも何もされて無いよ!裸だったのも、自分から脱いだだけだから!」

桜華「ま、まあ!つ、つまり自分の意思で露出をしていたという事かしら!?」

若葉「だ、大胆すぎます!パワポケさまがその様なご趣味をお持ちでしたとは……」

パワポケ「ああ、違う!そうじゃなくて!だ、誰か上手い説明の仕方を俺に教えてくれ……」

112名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/30(土) 12:40:14 ID:4o5pn3wY
桜華「こ、こほん、ともかく、事件性は無かったと考えてよろしいの?」

パワポケ「ええ……う、うん。まあ色々あったのは確かけど、事件なんかに巻き込まれた訳じゃ無いから安心してほしいな」

若葉「ですって!お姉さま、良かったですね!」

桜華「ええ、まさかと聞いた時は神桜の名誉に傷がつくかと思いましたが……一安心しました」

パワポケ「ん?なんで神桜が出てくるの?」

若葉「その痴女に限らず、もしその様な輩がここの生徒から現れたら、大変まずい事態に発展してしまいます」

桜華「最悪の場合、独立の前に解体の可能性もあり得る話でしょう」

パワポケ「そ、そんな1人の生徒のせいでここが解体になっちゃうの?」

若葉「お姉さま。どうやらパワポケさまは、ご存知でないみたいですね」

桜華「ええ、パワポケ。これから説明しますが……立ち話もなんですし、私たちもそちらのソファーに座れせていただきますわね」

パワポケ「え?う、うん。いいけど……その前にこのロープ、解いてよ?」

若葉「えへへ、パワポケさん、私、飲み物運んで来ますね」

桜華「ええ、行ってらっしゃい若葉。パワポケには、“イイモノ”を入れて差し上げなさい」

若葉「了解です!」ビシッ

パワポケ「あの、拘束外す話は……?」

113名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/30(土) 12:54:16 ID:4o5pn3wY
若葉「パワポケさま、はい、あ〜んしてください」スッ

パワポケ「あーん……おっ!うまーい!」

桜華「お口にあった様で何よりですわ。柚子湯は冷えた身体にも良く効きますので……あ、この紅茶おいしい」ズズズッ

若葉「パワポケさま、今はお手が空いていない様ですから、私がお口に運んで差し上げますね!」

パワポケ「あの、それは身体のロープ解いてくれれば問題ないんだけど……」

若葉「ふ〜、ふ〜、はい、もう一口、あ〜んしましょうね?」

パワポケ「あーん……うん、もういいや。あったかいや。思いやりの味だこれ」

桜華「お菓子もジュースも沢山ありますので、お好きな物をいただいてくださいまし」モグモグ

パワポケ「お、おう。サンキュー。じゃあルマンド食べたいかな」

パワポケ(一ノ宮、理事長室に大量のお菓子持ち込んでんのか……?)

114名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/30(土) 13:25:42 ID:4o5pn3wY
桜華「さて、先ほども申した様に、我が神桜分校は解体の危機に瀕しています」

パワポケ「うん。痴女が出たら解体って言ってよね……なんで話がそんなに飛躍するんだ?せっかく甲子園も優勝して、独立の話が持ち上がったのに……」

若葉「あれ、お姉さま。その様な話をパワポケさまとされていたのですか?」

桜華「はて……?甲子園優勝と神桜分校の独立が関連するのでしょうか……?」

パワポケ「え!いや、ご、ごめんコッチの話だからなんでもない!」

パワポケ(げっ……この世界の一ノ宮とは独立の話もしてなかったんだな……男女間の意識の入れ替わりだけじゃなくて、ときおり細かい話でも食い違うところが出てくるのか)

桜華「話を戻しますが……とは言うものの、それは神桜女学院時代から持ち上がっている事ではありまして、実際に解体の恐れはあれど、それを未然に防いできたため、話が表面に上がる事は無かったのです」

若葉「ここの生徒にはキツく言い聞かせられておりますが、他校だと知らない方も多いかもしれないですね。きっと、怖がられちゃいますし……」

パワポケ「怖がられる?」

桜華「事の発端は、4年前。当時在籍していた生徒400名のうち、およそ300名ほどが徒党を組み、大規模な“男狩り”を始めたのですわ」

パワポケ「お、男狩り……」

パワポケ(果てしなく嫌な予感がする名称だ……)

115名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/30(土) 14:33:17 ID:4o5pn3wY
若葉「設立当初から混黒高校の女子生徒と抗争を繰り返していた神桜女学院は、この“男狩り”によって決着が着けられました。当時就任した総長の名により、11の分校を含む混黒高校の男子生徒の男狩り……つまり、“人質作戦”が決行され、辛くも神桜女学院が勝利を収めたのです」

パワポケ「抗争!?総長!?」

パワポケ(なんだその“や”のつく人たちみたいな物騒な呼び方は!?)

桜華「人質作戦は2週間がかりの計画で、朝9:00から夕方18:00までの間決行されましたわ。各分校の男子生徒たちが招集され、神桜女学院のありとあらゆる文化・形態を学ばされるカリキュラムが組まされ、人質に洗脳教育が施されたのですわ!」

若葉「ああ、考えるだけでも恐ろしいです……!」

パワポケ「……あれ?あの、それって学校間の交流学習とか、交流教育って言うんじゃ……」

桜華「しかし、その代償はあまりにも大きいものでしたわ。人質にしていた男子生徒と、神桜の女子生徒間で恋人関係に発展した者が大量に発生。『モテモテグループ』『非・モテモテグループ』の2つに分かれ、神桜女学院内で内紛が起こってしまいましたの」

若葉「“ストックホルム症候群”というのを聞いた事があります。きっと、人質にされた男子生徒達は過酷な環境により疲弊し、無理矢理恋愛感情を思い込まされていたのではないでしょうか?」

パワポケ「それただ一緒に授業して仲良くなっただけだろ!無理矢理じゃなくて自然な恋の始まり方だろ!」

桜華「この事態を受け、当時の総長は『みんな裏切り者です!運命の人なんて私には必要ないです!』と叫びながら発狂、ケーキのやけ食いにより1週間で体重が2kg増えるという由々しき事態が起こりましたわ」

パワポケ「それただの総長のお茶目エピソードじゃん!しかも俺、この人が誰だか知ってる気がするよ!」

116名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/30(土) 15:20:14 ID:4o5pn3wY
桜華「そして、総長が学校中をひたすら蛍光塗料で落書きするという暴挙に乗り出したため生徒の素行が問題視され、総長が学院の運営費をお菓子に注ぎ込んでおり資金繰りが悪化した事もあって、混黒高校に吸収合併されたのですわ」

パワポケ「こっちは悪質!?というか全部総長の仕業じゃないか!誰か止めろよ!」

若葉「因みに、あちらに飾られているのがその時総長が使われていた蛍光塗料発射装置、通称『アサイーバスーカ』です」

桜華「改造されたスナイパーライフルにアサイーの実と赤い着色料が混ぜられた弾がセットされ、着弾した対象から30cm四方に赤色の塗料が付着するという優れ物ですわ!」

パワポケ「無駄に凝ってるな……こんなものイタズラのために作ったのか?」

桜華「いえ、これは抗争用に使った物を流用しただけですのよ?」

若葉「神桜の生徒と混黒の女子生徒の抗争は、通称『ナワバリバトル』と呼ばれ、先に多くの陣地を自分達の蛍光塗料で埋め尽くした方が勝ちとされています」

パワポケ「普通に抗争してた!さっきのほんわかしたムードはどこ行ったの!?その決め方は何?」

桜華「その性質上、多くの者が裸で行うため、中には勝負そっちのけで補導される生徒も数多く現れてしまうのですわ……私も過去に1回だけ補導されてますの」

若葉「えへへ……私は8回補導されてます」

パワポケ「じゃあそれだよ痴女って!普通にここにいたよ!深草さん多いな!」

若葉「そんな……パワポケさま、私を夜のナワバリバトルで白濁色に染め上げたいだなんて……そんなこと言われたら……私、私……!」カアァァ

パワポケ「言ってない!誰もそんなこと言ってないよ深草さん!」

117名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/30(土) 21:13:07 ID:4o5pn3wY
桜華「抗争に勝利したものの、結局は分校という形で混黒に吸収されてしまった神桜は、事実上の支配権を混黒に渡す事になり、生徒間の対立関係も根深いものとなってしまったのですわ」

若葉「もし今、私達生徒の中から問題を起こす者が現れてしまったら、それを動かぬ証拠として、解体の話を持ち上げられてしまいます。私達は、なんとしてもそれを防がなければならないのです」

パワポケ「う、うん……よくわかったよ。い、色々と大変なんだね。俺にも手伝える事があったら言ってくれ」

パワポケ(大変そうではあるけど……雲の上の話すぎてわからないな。一ノ宮の助けにはなってあげたいけど……俺自身も問題は山積みなんだよな。まずは、チハヤが無事かどうか確認しないと)

桜華「それは良かったですわ!では、今度の日曜日、神桜分校にいらしてくださるかしら?」

パワポケ「え、今度の日曜?何かあるの?」

若葉「パワポケさまの学校では、発表されていないのですか?神桜分校で、文化祭で行われるんですよ」

パワポケ「文化祭?」

桜華「親睦会と言い換えても構いません。混黒、開拓、天空、海底……解体された十三番高校を除く、全ての分校の生徒へ向けた催し物を、ここ、神桜分校で開催致しますわ」

若葉「イベントの中には、混黒高校の各部活動との親善試合も予定されているんです。それで、パワポケさまに応援に来ていただければ、大変励みになります!」

パワポケ「混黒と試合?す、凄いじゃないか!俺もその日、もしかして、野球の試合ができるの?」

桜華「いえ……残念ながら、野球は予定されておりませんの。文化祭自体、神桜の校内で完結するように考えておりますので……」

パワポケ「えー、そんなぁ。残念だな……こういう時こそ、野球をすれば解決すると思ったのにな……」シュン

若葉(パ、パワポケさまの気を落とされた顔……げ、激レアです!ああ、今のでご飯30杯はいけますよ!)

118名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/30(土) 21:41:45 ID:4o5pn3wY
パワポケ「えっとね、二階堂真琴って子なんだけど……」

若葉「二階堂様でございますね?あ、か、さ、た、な……に……に……見つかりました。はい、発信致します。耳元、お当てしますね」スッ

パワポケ「うん……あ、ありがとう?」

パワポケ(この手間……必要ないだろ、絶対!)

プルルルルプルルル

真琴『……ひゃい!に、に、にかいどうだきゃっ!?わ、わたひに何かようか?』

パワポケ「……どうしたの二階堂さん。声がうわずってるけど……それに、なんか息荒くない?」

若葉(女ですね)

桜華(女ですわね)

119名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/30(土) 21:45:06 ID:4o5pn3wY
パワポケ「ちょっと待ってね。日曜日か。なんか予定はあったかな……」

パワポケ(……あ!その日は二階堂さんとデートじゃないか!めちゃくちゃ楽しみにしてそうだったしな……そっちを優先するべきか。仕方ない、桜華達には悪いけど、断ろう……ん?いや待てよ?)

パワポケ「あのさ、一ノ宮。そのイベントの中に、剣道部の試合ってあるか?」

桜華「剣道部?ええ、ありますわよ?」

パワポケ「よ、良かった!携帯返してくれ。俺、その日、ある人と予定があったんだけど、確認取ってみたいから」

若葉「連絡ですか?もちろん良いですよ。持ってきますね。パワポケさまの荷物……ええと、携帯っと……はい、こちらです」スッ

パワポケ「ありがとう。じゃあ、電話するからこの縄解いて……」

若葉「どなたにかけられるのですか?代わりに電話、お繋ぎいたしますよ?」

パワポケ「……」

パワポケ(ほ、ほんとに解く気ないんだな……なんで?俺、何かしたの?)



すみません。上とこの2レス順番前後してます。

120名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/30(土) 21:46:23 ID:4o5pn3wY
パワポケ「えっとね、二階堂真琴って子なんだけど……」

若葉「二階堂様でございますね?あ、か、さ、た、な……に……に……見つかりました。はい、発信致します。耳元、お当てしますね」スッ

パワポケ「うん……あ、ありがとう?」

パワポケ(この手間……必要ないだろ、絶対!)

プルルルルプルルル

真琴『……ひゃい!に、に、にかいどうだきゃっ!?わ、わたひに何かようか?』

パワポケ「……どうしたの二階堂さん。声がうわずってるけど……それに、なんか息荒くない?」

若葉(女ですね)

桜華(女ですわね)

121名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/30(土) 22:06:26 ID:4o5pn3wY
真琴『ええと……ええと……いま、ちょうど稽古中だったのでな。パ、パワポケからまさか電話がかかって来るとは思わなくてな……』

パワポケ「そうだったのか。ごめんね稽古中に。実は、日曜の事なんだけど……」

若葉(二階堂……混黒剣道部の特待生でしたね。お姉さまはご存知ですか?)ヒソヒソ

桜華(いえ……剣道部とはあまり縁がなかったものですから)ヒソヒソ

若葉(この方は、“例の件”にも名前が書かれていた方ですね。もしや、パワポケさまの彼女とか……)

桜華(い、いえ。そのような話は全く聞いた事がありません。パワポケの反応からしても、シロかと……)

パワポケ「あ、そうなの?そうか、急に決まったんだね。うん。じゃあこの後改めて話そう。うん?……イキそう?いやいや、二階堂さんがイクのは当たり前じゃないか。出場するんだから……ん?なんかピチャピチャ水の音しない?ああ、ダメだよ蛇口閉めなきゃ。それじゃ、後でね。ゴメンね稽古中に……じゃあね」ピッ

若葉(あの、お姉さま。電話の向こうで凄いことが起きておられるように感じるのですが……)

桜華(パ、パワポケはともかく、向こうの方はクロの可能性が高いようですわね……)

122名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/30(土) 22:36:09 ID:4o5pn3wY
ツ-ツ-ツ-

パワポケ「あ、勝手に切れた……ゴメン2人とも、俺、この後二階堂さんと会う予定ができたから、そろそろ縄も解いて欲しいんだけど……」

桜華「何時ごろに会う予定ですの?」

パワポケ「夕方6時くらいだよ。でも、俺、他に確認したいこともあるから、出来るだけすぐ帰りたいかな……」

若葉「あ、あの、もう少し休まれてはいかがでしょうか?昨日の今日で、倒れていた事ですし……」

パワポケ「いやいや、大丈夫だよ。俺、結構頑丈だから。グッスリ寝てたみたいで、体調もすっかり良くなったよ」

若葉「そ、そんな、そのはずはないんですけど……」

パワポケ「え?どういうこと?」

若葉「い、いえ……倒れられてましたから……心配で……」

パワポケ「あ、そうか。心配かけてゴメン。でも元気になったから。介抱してくれて、本当にありがとう!」

桜華(若葉、あれはちゃんと入れましたの?)

若葉(え、ええ。確実に入れました。効き目が出るまで、もう少しだと思うのですが……)

桜華(では、時間稼ぎに参りましょう。“例の件”を問い詰めるのも、ちょうど良いタイミングですわ)

123名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/30(土) 22:42:41 ID:4o5pn3wY
パワポケ「一時はどうなるかと思ったけど、携帯も預かってくれて助かったよ。日誌だって、あんなところに大事そうに保管してくれて……て……」

パワポケ(…………………………)

パワポケ「に、日誌!?」ガガ-ン!

桜華「ようやく気付いたみたいですわね」

若葉「大事そうに抱えていましたから、真っ先に気にされると思っていましたが……」

パワポケ「…………あの、中身見た?」

桜華「若葉?」

若葉「はい。『○月◇日(日) 童貞卒業記念日。せっかくだから、日誌でもつける事にする。相手はチハヤ。朝ギシギシする音に目が覚めたら、チハヤが俺の上に乗ってたから……』」

パワポケ「わー!わー!ヒラで読み上げないで!めちゃくちゃ見られてる!?」

124名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/30(土) 23:41:52 ID:4o5pn3wY
桜華「単刀直入にお聞きしますが……これは一体、何の日記なのかしら?」

若葉「最初は、パワポケさまの性事情を赤裸々に綴った日記だと思ったんです。でも、途中から、その、私達2人の名前も現れたものですから」

パワポケ「えーっと、それは、えっとえっと、あの、その……」

パワポケ(やばいやばいやばい!焦りすぎて頭が真っ白だ!見られちゃった!どうしよう!?何があったか言うべきか!?いや、信じてもらえるわけない!体験した俺自身でさえも疑う事が次々と起きてるんだ!人が聞いて納得するような事じゃない!)

桜華「先に断って起きますが……パワポケ!わ、私は処女ですわ!そ、そんな不貞をあなたとした覚えは毛頭ありません!」

若葉「わ、私もそうです。しょ、処女です。日記には、私との行為も書かれてましたが……パワポケさまは、もしや私達との秘事を空想して、日記に記載するご趣味がおありなのですか!?」

パワポケ「2人とも……処女?……処女なのか!?本当なのか!?」ズイッ

桜華「……ふぇっ!?そ、そんな息巻いて確認なされなくても……ね、ねえ若葉。私達は、殿方とそのような行為をした事はありませんよね?」

若葉「は、はい、お姉さま……は、恥ずかしながら、わ、私は殿方とは手を握った事さえも無く……」

パワポケ(……同じだ。昨日のチハヤと同じだ。一ノ宮、深草さん、そして、今思えば二階堂さんだって処女だった。矛盾している。日誌の内容と矛盾しているんだ。これはいったい何を意味しているんだ?俺は嘘を書いていたのか?俺にはわからない……だけど、今はこの矛盾に縋るしかない!)

パワポケ「あのさ、2人とも、聞いてくれ!俺が倒れていた理由。これから話す事は、全部本当に起きたできごとだ。とうてい、信じられるような事では無いだろうけど……」

125名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/31(日) 00:00:32 ID:pfVQrtiU
桜華「未来人。タイムトラベル。パラレルワールド」

若葉「書かれた覚えの無い日誌。別の世界の自分。矛盾する人々……?」

パワポケ「う、うん。うまく伝えられたかな。かなりザックリとまとめただけから、細かい所は色々端折ったんだけど……」

パワポケ(さすがに、処女とか童貞だとか、靖子やチハヤとした事までは言えなかったな)

桜華「それで、次は地底人か宇宙人?過去の世界にでも行ってしまうのかしら?」

若葉「パワポケさま。大変面白い話だとは思うのですが……」

パワポケ「本当の事だって!昨日の朝から、俺はこの世界に来てしまったんだよ!」

126名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/31(日) 03:07:01 ID:hW4NjQls
すき

127名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/31(日) 03:14:49 ID:pfVQrtiU
桜華「仮に別の世界から来たと言い張るのならば、そちらの設定は考えておりますの?」

パワポケ「設定って……まあいいよ、俺の世界は、男女の思想や価値観が反対なんだ。例えば、こっちでいう痴女が痴漢で、電車は女性専用車両がある。エロ本を読むのは男ばかりで、エロ本コーナーは女性の裸の表紙が並んでいる。そういう世界なんだ」

桜華「……はあ。聞けば聞くほど妄想の気が強まりますわね」

若葉「お姉さまの言う通りです。もし、パワポケさまがそんな大変な世界から来たなら、日常生活もままならないと思うのですが……」

パワポケ「そ、そうかな?俺は全然平気だよ……1日しか経ってないから、勝手もまだわからないけど」

桜華「なら、昨日の朝のような目にあっていいと……そうおっしゃるのかしら?裸になって外に放り出されたのも、千早矢の暴走が原因なのでしょう?」

パワポケ「う……それは嫌だけど。でも、俺が説明した以外に、俺があそこであんな格好で倒れていた理由なんてないだろ?しかも、日誌を抱えて」

若葉「たしかにそうですね……」

パワポケ「ほらね?俺の言うこと、信じて欲しい」

桜華「……いえ。若葉、まだ別の可能性はありましてよ?例えば、パワポケが日頃から自分の学友と関係を持つ事を望み、日誌につれづれと書き連ねるほどの空想をする趣味を持ち、また露出狂の癖があり……」

若葉「夜な夜な河川敷の高架下まで日誌を持ち出して来て、じ、自分のせ、性欲を発散し……疲れて眠りにつく……あ、あああ!つ、辻褄が合う!ぴったり今朝の状況と一致します!」

パワポケ「いや、合わないから!俺は至ってノーマルだよ!」

128名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/31(日) 03:38:25 ID:pfVQrtiU
桜華「……信用できませんわ」

パワポケ「一ノ宮!お願いだよ!信じてくれよ!……はあ、はぁ」

パワポケ(くそっ……否定されると声を荒げちゃうな。こんな事信じろっていう方がおかしいから、一ノ宮の反応が普通だって俺もわかってるはずなのに……それにしても、なんか身体が熱くなってきたな……)

若葉(お、お姉さま。パワポケさまが可哀想です。お言葉ですが、私はパワポケさまの話をもう少し信じても良いかと……)

桜華(若葉。私は、最初からパワポケを信用してましてよ?最初に言ったでしょう?これはあくまでも時間稼ぎだと。別の世界というのを切り出された事には驚きましたが……彼が、酔狂でそんな話をするはず無いですもの)

若葉(お、お姉さま!流石です!正直、私は全然信じてなかったです!てっきりパワポケさまは、素晴らしい変態とばかりに……)

桜華(わ、わかば……言うようになりましたわね)

129名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/31(日) 04:03:43 ID:pfVQrtiU
パワポケ「はぁ……はぁ……」

桜華「おや……パワポケ、体調が優れないように見えますが、大丈夫かしら?」

パワポケ「い、いや……ごめん。身体が急に熱くてさ。息を整えたら問題無いと思うんだけど……」

若葉「パワポケさまにかけている毛布が分厚いのでしょうか?薄めの物と取り替えましょうか?」

パワポケ「ごめん。そこまでしてもらわなくても大丈夫、だと思うから……」

パワポケ(あ、あれ?おかしいな、すごいムラムラしてきた……や、やばい、勃起……あ!たっちゃった!か、隠さないと……できるだけ前屈みになって……)

桜華「パワポケ?どうしましたの?急にそんな肩を下げて……」

桜華(若葉。これは……)

若葉(ええ、お姉さま。柚子湯に入れた興奮剤が効いてきました。多分、すでに……大きくなられてる事だと……)

桜華(先ほどは警戒されてしまいましたが……今回は抜かりありません。できるだけ向こうから求めるように誘導致しましょう)

若葉(わかりました。手はずはどう致しましょう?)

桜華(なんとも都合の良い事に、先ほどの口ぶりからすると、今のパワポケは女性から触られる事に抵抗はないはず……プランBで行くわ!)

若葉(了解!お姉さま!アレを使うわ!)

桜華(ええ、良くってよ!)

130名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/31(日) 04:50:28 ID:pfVQrtiU
若葉「パワポケさま、お水をよそいましたので、の、飲まれてください!」

パワポケ「うん。ありがとう深草さん」

若葉「ふんっ!」パシャッ

パワポケ「えっ!?」

パワポケ(今、深草さんがカップの水を思い切り俺の身体に振り撒いた!?)

若葉「あ、あー!申し訳ございません!わ、私とした事がー!お水をこぼしてしまいましたー!」

桜華(若葉……なんと演技が下手なのかしら……)

パワポケ「こ、こぼしたのか。良いよ、自分で拭くから……って、拘束外してくれないと!」

若葉「あー!パワポケさまは手を出せない以上、私が拭くしかありませんー!今タオルでお拭き致しますー!」

パワポケ「いや外すだけで良いんだけど!?ちょ、深草さん!どこ触ってんの!そこ濡れたとこと違うって!」ジタバタジタバタ

桜華「……若葉、後は頼みましたわよ」グッ

若葉「あー!パワポケさまが来ている布団が邪魔で一向に拭けませんー!どかさせてくださいー!」

パワポケ「ちょ、深草さん!?ふ、布団ははいじゃダメだって……!あっ……!」ジタバタジタバタ

若葉「……おお……」

桜華「……こ、これが……」ゴクリ

パワポケ「……あああ……み、見られた……」ボッキ-ン!

131名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/31(日) 04:51:22 ID:pfVQrtiU
若葉「きゃ、きゃあああああ!なんですかそれ!私、そんなもの知りません!早く隠してください!」フリンフリン

桜華(パワポケを運ぶときに散々見ましたけどね、普通のものは……先ほどのはシーツ越しでしたので……な、生で殿方の大きくなったそれを見るのは初めてですわ)ジ-

パワポケ「ご、ごめん……こ、これは生理現象っていうか……わざとじゃないっていうか!」

パワポケ(ていうかさっき散々触ってたくせに無理があるだろその口振りは!?)

桜華「パ、パワポケ……それ、ここが神聖な理事長室であっての狼藉ですこと!?は、早く納めなさい!」

パワポケ「いや、納めたいっていうか隠したいんだけど拘束されてるから無理なんだって!?」

パワポケ(何が神聖だよ!さっきまでたくさんお菓子食ってたじゃんここで!普通の休憩室かと思うくらいくつろいでだよ!)

若葉「いやですいやです!そんな見せつけるように突き出さないでください!そんな事されたら、私、私、壊れてしまいます!」ジロジロジロジロ

桜華「この不埒者!例え殿方と言えど、淑女の前で自分の大きくなったそれを見せびらかすとは如何かと思いませんこと!?」ジロジロジロジロ

パワポケ「いや2人とも思いっきり見てるじゃん!深草さん顔近けすぎだって!身体逸らしても追尾してくるの怖いよ!あ、息吹きかけないで!」

パワポケ(これはなんだ!?俺は今なんのノリに付き合わされてるんだ!?)

132名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/31(日) 08:19:13 ID:pfVQrtiU
若葉「お姉さま!もう良いでしょうか?私、が、我慢できません!」ゴクリ

桜華「はしたないわよ、若葉!殿方からちゃんとお言葉を頂かないと……さて、パワポケ、演技はこれくらいにして……先ほどお薬を仕込ませていただけましたので、さぞお辛いことでしょう?それのご奉仕……私達2人に務めさせていただけませんこと?」

パワポケ「ご、ご奉仕!?そ、そんなことしなくて良いから!」

桜華「いけずですね……若葉、粗相のないように……」ダキッ

若葉「はいっ!」ダキッ

パワポケ「ふ、深草さん……一ノ宮……ダメだ……」

パワポケ(良い匂いが……すごい……2人の身体……あたたかい……俺の身体……熱い……)

桜華「ふふ、理事長室のソファーともなると、こうして3人並んでも広いですわね。ほら、背中はソファーに預けて、身体をつきだして……はあ、あつい……これが殿方の……」サスサス

パワポケ「一ノ宮!ダメだって……」

若葉「パワポケさま、私、殿方と手を握る事も初めてですので、こちらの手をギュッと握りしめて欲しいのですが……ダメでしょうか?」

パワポケ「だ……ダメだ……俺はチハヤがいるから……」

133名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/31(日) 08:20:01 ID:pfVQrtiU
桜華「千羽矢……?なぜそこで千羽矢が出てくるのでしょう?先ほどの説明では……”チハヤに身包みを剥がされ追い出された“とお聞きしましたわ……彼女ならやりかねないと……一度は納得したのですが……」フ-ッ

パワポケ「ご、ごめん!言ってなかったけど、チハヤと俺は恋人なんだよ!ちょ、ちょっと喧嘩しちゃって!で、でも!これ、浮気になっちゃうから!チハヤと約束したんだ!そういう事は誰ともしないって!」

パワポケ(流石にチハヤの秘密は言えない!ボカした言い方したのが、こんなところで仇になるんて!拒否に説得力がないぞ!)

若葉「恋人……どこまで関係を持たれたか、教えてくださいませんか?雨崎様とは、キスはされましたか?セックスはされましたか?」フ-ッ

パワポケ「き、キス……キスした。セックスは、さっきも言ったけど、お、俺は童貞でいないといけないから、してない」

若葉「では……これで対等というわけですね……んっ」チュッ

パワポケ「んっ!……」

若葉「ぷはっ……私の初めてのキス、如何でしょう?ふふ、手を繋ぐより先に、キスを済ましてしまいました。今日一日で、かなり進展してしまわれましたね。私とパワポケさまも」

桜華「もう……若葉、私を差し置いてずるいですわよ。パワポケ、舌を出してご覧なさい」

パワポケ「チハヤ……チハヤ……チハヤ……んぷっ!」

桜華「んにゅろ……んれ……んぷっ……」チュプチュプ

若葉「あら、お姉さま……長くないですか?」

パワポケ「ひはら……ひはら……れろ……」

134名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/31(日) 08:20:47 ID:pfVQrtiU
桜華「ぷふっ……ふう。初めてでフレンチキスをしてしまいましたわ。私、なんとはしたない……」

パワポケ(キス……甘い……甘すぎる……脳味噌溶ける……チンコ痛いほど勃起してる……抜きたい……抜きたい……)

若葉「パワポケさま、どちらのキスがお好みですか?」

パワポケ「チハヤ……チハヤ……チハヤ……助けて……助けて……んろっ!」

若葉「んろぉ……れろれろ……んべぇ……」シュププププ

パワポケ「んりゅ……ろれろれ……」

若葉「ぷはぁっ……まずは、頭の中の雨崎様が出ていかれるまでキスを続けましょうか。パワポケさまのペニスを触るのは、一旦おあずけでございます」

桜華「千羽矢……たった一夜で、そこまで思われて、羨ましいわね。でも、それはキスをしたからかしら?」

パワポケ「違う……違う……チハヤは……チハヤは……」

若葉「お姉さま。私、3人でキスをしたいですわ」

桜華「良いですわね。では、パワポケの口の中でつながりましょう」

パワポケ「……あ……りゃめ!……」チュチュチュチュチュチュチュチュ

若葉「ん……はぁ……るれるろ……」

桜華「るれ……ん……はぁ……ぷふっ」

135名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/31(日) 08:54:16 ID:pfVQrtiU
若葉「ぷはぁっ……パワポケさま、2人による口内ご奉仕はいかがでしょう?」

パワポケ「……あ……」ダラ-

パワポケ(甘い甘い甘い甘い抜きたい抜きたい抜きたい抜きたい抜きたい抜きたい抜きたい)

桜華「あら……涎を垂れ流しちゃって……薬が効きすぎているの?」

若葉「いえ……パワポケ様は、昨日の夜に家を出て……橋の下で倒れたというのですから……もしや、溜まっているのでしょうか?」

桜華「それは大変だわ。若葉、早くこちらのそれも処理してげないと……」スリスリ

若葉「しかし、私達は、ただいまパワポケさまに仕える身であるゆえ、ご命令をお聞きしなければならないかと思います」

桜華「ご命令……そうですわね。『してほしい』と言っていただかないと、私達は、ひたすらキスでお口をご奉仕するだけですわね」

パワポケ「…………」

136名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/31(日) 08:56:11 ID:pfVQrtiU
若葉「パワポケ様?再開してもよろしいでしょうか?」

パワポケ「……てほしい」

若葉「パワポケさま?」

パワポケ「……し、してほしい……」

桜華「あら……千羽矢の事はよろしいのかしら?」

パワポケ「…………」

若葉「お姉さま。パワポケさまにあまり意地悪をしてはいけません」

桜華「ふふ、申し訳ございません。ちなみに、キスはどちらの口がお好みでしたの?」

パワポケ「……ど、どっちも……」

桜華「つれない返事ですわね?」

若葉「では、パワポケさま。ペニスのご奉仕を開始させていただきますが……お姉さま」

桜華「ええ……んべぇ……」タラ-

若葉「パワポケさま。どちらのお口でご処理をなされたいか、お選びくださいませ……んれ……」タラ-

137名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/31(日) 09:27:46 ID:pfVQrtiU
パワポケ(ふ、ふたりが目を瞑って舌突き出して……涎垂らして、お、俺に選ばそうとしてる!い、異常すぎるこの光景……の、脳味噌おかしくなる……こんなの見せられたら!)

パワポケ「え……選べない……」

若葉「選べない……ふふ、お姉さま、お聞きしましたか?」

桜華「ええ。パワポケも欲張りですわね?」

若葉「まさか、2人共が良いだなんて……」

パワポケ「ち、違う!……」

桜華「では、ご命令通り、ご奉仕を開始させていただきますわ……若葉、どちらが良い?」

若葉「わ、私、玉玉に興味あります!ずっと舌でコロコロしてみたいって思ってましたので……」

桜華「で、では私は竿を……すぅ、はぁ……いやですわ……先っぽにいやらしい匂いがたまっていて……ドキドキしてしまいますわ」

若葉「すー、はー、すー、はー。す、すごい……玉玉の匂い……くさい……しかも、こんなにでっぷりしてる……パワポケさま、どれだけ溜め込んでおられたのですか?」

パワポケ「ずっと……抜いてない……ずっと……ずっと」

138名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/31(日) 13:04:25 ID:pfVQrtiU
若葉「で、では、パワポケさまが気持ちの良いご射精をされますよう……玉玉、誓いの口付けを致しますね」

桜華「あら、若葉。それは何の漫画の影響ですの?私も使わせていただくわ……パワポケ、あなたのそれ、口付け致します」

パワポケ「はぁ……はぁ……深草さん……一ノ宮……はやく……」

若葉「んちゅっ❤︎……じゅるるるずっぞぞぞんぱっ❤︎」

桜華「ちゅぷ❤︎……じゅぽっじゅぽっじゅぽっ❤︎」

パワポケ「うわああああ!!!出る!出る出る出る!!!」ドップゥゥゥウウビュルリビュルリビュルリビュルリビュルルルルルルルルルビュルルビュルビュ-!

パワポケ(ぎもちいいいいい!の、脳みぞぎれる!!じゃぜいじぬうううううう!!!いぐううううう!!!)

桜華「……!?んぐぅ!?」ダババババババ

桜華(ちょ、早っ!?量、受け切れな……おごっ!?)

若葉「ぷはっ……す、すごい量……そ、そんなに気持ちよかったんですか?」

パワポケ「出る!出る!出る!」ビュッビュッビュッビュ-

桜華「おぐっ……むぐっ…こほっ!けほっ!」

桜華(ま、まだ出すんですの!?の、飲みきれませんわ!?)

パワポケ「はぁ……はぁ……はぁ……」ヘトヘト

パワポケ(き、気持ち良すぎて、腰、抜けた……ずっと射精我慢してたから、頭おかしくなるかと思った……)

若葉「お姉さま……私にも……んっ!こくっこくっこくっ….」

桜華「わかふぁ……んむっ……れろ……ゴクッゴクッ」

パワポケ(2人……キスしながら、俺の精液飲ませあってる……口から糸引きまくってる……エロい……)

139名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/31(日) 13:32:51 ID:pfVQrtiU
桜華「ぷはぁっ!ちょっと、パワポケ……早くありません事?私、まだまだ堪能しておりませんのよ?」

パワポケ「ごめん、刺激が強すぎて……昨日から我慢してたから……」

桜華「いえ、不貞は許しませんわ!ほら、あなたが出した精液……あなたも少しは飲みなさい……んれろっれろっ」チュピチュピチュピ

パワポケ「ぷふっ……いひのには……らめ……んれろれろっ……」

桜華「しゅき……パワポケ……しゅき……」チュチュチュチュ

若葉「ふふ、お姉さま、そんなに激しいキスをされて……では、私はパワポケさまのペニスをお掃除致します……はむっ!じゅぷ、じゅぷっ、じゅぷっ……」

パワポケ「ふふぉ……!?」

パワポケ(キスとフェラ……同時に!?ダメだ……もう何も考えられない……考えたくない……気持ちいい……気持ちいい……)

パワポケ「んちゅる……んちゅ……」

桜華「はぁ……んちゅ……んはぁ……ちゅぱ……」

若葉「じゅる……れろれろれろ……じゅっぽ、じゅっぽ、じゅっぽ、じゅっぽ……」

140名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/31(日) 14:23:54 ID:FiqH6OoY
とんでもない大作になっててなんだこれは・・・
いいゾ〜これ

141名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/31(日) 14:49:04 ID:pfVQrtiU
パワポケ「はぁ、ひもちひい……」

桜華「ちゅぱっ……ふう、まったく、だらしのない顔をしていますわよ?若葉の口がそんなに良いのかしら?」

若葉「じゅぽっ、じゅぽっ、ぷはぁ……パワポケさま、私のお口ご奉仕、如何でございますか?日頃より、ディ、ディルドを使って練習していたのですが……」

パワポケ「気持ちいい……チンコ溶けそうなくらい……」

若葉「良かった……ありがたきお言葉です。では、感謝を込めて吸わせていただきます。じゅぽっ!じゅぷぷぷぷっ!」

パワポケ「うわぁ!バキュームやばい!」

桜華「わ、若葉……やけに自信があると思ったら……そ、そういう事だったのね……わ、私も負けてられませんわ!ほら、パワポケ、舌を突き出しなさい!」

パワポケ「……んべえ……」

桜華「だいぶ素直になってきましたわね……んべえ……れろれろれろれろっ……」

142名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/31(日) 14:49:48 ID:pfVQrtiU
パワポケ「あー……れろれろれろれろ……」

桜華「ぷはっ!……そういえば若葉、殿方と致すときにつけるあれ……どこに置きましたっけ?」

若葉「じゅぽ……ふう、お姉さま、コンドームの事でございますね?それなら、入り口横の買い物袋に4箱入ってますので……私が取ってきます」

パワポケ「ちょ、ちょっと待って!コ、コンドーム!?それはダメだって!?」

桜華「あら、何がダメなのかしら?あなたのここはこんなにも大きくなっているというのに……」ツンツンツン

パワポケ「い、言ったじゃないか!?俺は、別の世界から来てて……童貞を卒業したら戻れなくなるかもって……」

桜華「ああ、はい。聞きましたが……しかし、私達には関係のない事ですわよ?ここにいるパワポケが、パワポケであるということには何も変わりはないですもの」

若葉「お姉さま、持ってきました。箱開けますね。ああ、こ、これがコンドーム……け、結構、小さいですね……」

パワポケ「待って待って!嘘!?待って!お願い、それだけはやめて!」ジタバタジタバタ

桜華「ふむ、ここを破ればいいのかしら……あら、中身が出てきたわ。は、派手な色をしているのね……はい、若葉、つけなさい」

若葉「パワポケさま。あまり暴れられては困ります。あ、説明書が……ペニスにつけるには……なるほど、被せる向きがあるのですね」

143名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/31(日) 14:50:55 ID:pfVQrtiU
パワポケ「ま、待って!そ、そうだ!濡れないと入らないんだよ!い、痛いし!気持ちよくないよ!」

若葉「それなら、ご安心くださいませ。お姉さま、アレをやるチャンスが……」

桜華「ふふ、パワポケ。濡れないといけない……そうおっしゃいましたわね?」

パワポケ「う、うん。無理矢理やると、処女なら、血も出るし、こ、怖いよきっと!」

若葉「パワポケさま。大変はしたない事ではありますが……」スッパサッ

桜華「……スカート越しにショーツを脱ぐの……変な感じですわね……」スススッ

パワポケ「ふ、2人とも、何をしてるんだ!?」

若葉「スカートをたくしあげますので……ご確認くださいませ。私達、すでに濡れております」フワァ

桜華「お慕い申している殿方とあのような行為をして興奮しないほど……淡白ではございませんの」フワァ

パワポケ「はあ……はぁ……ふ、ふたりとも……」ゴクリ

パワポケ(ま、マンコ……見せつけるなんて……そんば……き、綺麗だ……)

144名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/31(日) 17:18:30 ID:pfVQrtiU
桜華「ん……若葉、あなた、無毛にされていますのね」

若葉「ぎ、ぎく……パ、パワポケさま!子供っぽいですかね!?」

パワポケ「はぁ……はぁ……」ゴクリ

パワポケ(マンコ……ふたりのマンコ……柔らかそうで……綺麗なピンク色で……目が離せない……)

若葉「こ、興奮されてます?パイパンもオッケーという事でしょうか?」

桜華「あらあら、目が血走っておりますわよ?拘束をしてなければ、今にも襲われてしまいそうですわね?」

桜華(しかし……若葉が無毛にしていたら、相対的に私は剛毛のように思われてしまうのかしら……?薄めにしたつもりではあるのだけど、し、失敗だったかしら)

パワポケ「お、俺は……俺は……」

若葉「パワポケさま。私達のヴァギナでも、ご奉仕させていただけますでしょうか?未熟な処女ではございますが……この身を振り絞ってお射精に導く所存でございます」

桜華「パワポケ、貞操を捧げるなら、初めからあなたと決めておりました……手段はかなり悪質でしたが、この気持ちに偽りはありませんわ」

パワポケ「だ……ダメだ!俺は元の世界に戻るんだよ!しないよ、セックスは!」

145名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/31(日) 17:20:52 ID:pfVQrtiU
桜華「千羽矢のためではなくて?浮気になるからではなく、元の世界に帰りたいからしたくない、という事なのですの?」

若葉「それって……なんだか雨崎様がかわいそうです。雨崎様は、パワポケさまが好きとおっしゃっていたのに、パワポケさまには、添い遂げる意思はないのでしょうか?」

パワポケ「そ、それは!チハヤが好きなのはこの世界の俺だろ!?お、俺は別だ。俺にも元の世界があって、俺の世界のチハヤや一ノ宮、深草さんがいるんだよ!一ノ宮だって、この世界の俺が好きなんじゃないのか?」

桜華「いえ……言ったでしょう?私からしたら、パワポケはパワポケよ。ただちょっと、女性に対して下心の働きやすくなった存在という事でしたら……むしろ、そちらの方が都合が良いまでありますわ」

パワポケ「そ、そんな!こ、この世界の俺は!?」

若葉「パワポケさまは、パワポケさまです。あ、そうだ。こういうのはどうですか?昨日みた本に、『フェラチオジェスチャー』というのがあったのですが、こうやって、手で輪っかを作って、舌でれろれろれろ……」

パワポケ「ふ、深草さん!その仕草はダメだ!やばい!エロすぎるから!深草さんがそういう事するの、ギャップがヤバいんだよ!」

桜華「そちらの世界の私は、こういう事をしてくれるのかしら?」コスコスコスコスコスコス

パワポケ「ああっ!ダメ!いじっちゃダメ!」

146名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/31(日) 17:22:02 ID:pfVQrtiU
若葉「私、先ほどから思っていたのですが、パワポケさまの反応からすると、私達のように、異性に対して多大な興味がおありなのですよね?それなら、パワポケさまにとっては、この世界は大変ではなくて、むしろ、天国にさえ近いのではないですか?」

パワポケ「そ、そんな事ない!じ、地獄だよここは!だ、だって、お、女の子が……女の子と……」

若葉「パワポケさま。私、あなたのご命令とあれば、どんなご奉仕でも可能でございます。例えば、お尻の穴をひたすら舐めるのだって、私にとっては喜ばしい事なのですよ?」

パワポケ「……そ、そんなこと……」ゴクリ

桜華「あら、今、生唾を飲み込んだかしら。若葉、やって差し上げなさい」

若葉「はい、お姉さま。それでは、し、失礼いたしますね……れろっれろっれろっ」

パワポケ「深草さん!汚いよそんなとこ!な、舐めちゃダメだって!」

桜華「勘違いしないでくださいね。私達とて、誰でも良いというわけではなくて、パワポケだからこそ、こんな風に尽くしたい思っておりますの」

若葉「美味しいです……舌の動き、早くしますね……りょりゅりょりゅりょりゅ……」ピチャピチャピチャピチャピチャピチャ

パワポケ「う、うわあ!き、気持ちいい!」

パワポケ(く、狂ってる……こんなの間違ってるって!)

147名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/31(日) 17:40:18 ID:pfVQrtiU
桜華「パワポケ。では、こうしましょう?私か、若葉か、どちらで童貞を捨てるか、選びなさい」

パワポケ「だ、だから、俺はどっちともしないって……!」

桜華「それなら……足の拘束は外してあげますので、このまま帰っていただいて結構ですわ」

パワポケ「お、俺の言うことわかってくれたのか!?」

桜華「あなた、その格好でここを出るつもりなのかしら……?裸ん坊のままで……」

パワポケ「……あの、ふ、服は……!?」

桜華「あら、ここに紳士服があるとでも?……でも、流石にかわいそうですわね、私のショーツでも履いて帰りますか?」

パワポケ「……お、脅してるのか!この神桜分校で裸の男がいたら問題が起きる!そうなったら、困るのはお前達なんだろ!?」

桜華「いえ……問題は起きません。あなたは、ここでは有名人ですから。更に言えば、あなたがこの神桜分校を無事に出られるとは思いませんわ。ここの生徒の性欲の強さは、折り紙付きとも言えますわよ?」

パワポケ「……!お、俺……犯されちゃうの?ここを出たら……」

桜華「まあ、各々好みの差はあれど、熟した実を前に落ちてくるまで待つ者はおりませんわ。それを大きくしたままでは……どうなることか、わかりませんことよ?」

パワポケ「あ……ああ……あああ……」

若葉(ぷはっ……お姉さま、流石にそれは過言ではないでしょうか?そんな野蛮人のような方が神桜におられるとは思いたくないのですが……)

桜華(ひかえなさい、若葉。今のパワポケは実態を知りませんわ。この程度の事でも意識を誘導する事は可能よ)

148名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/31(日) 17:43:17 ID:pfVQrtiU
華「もとより、あなたをここに運んだ時点で、こうする事は確実でしたわ。あなたがあそこで裸で倒れていたのは、私への天啓……もし痴女に犯されていたのでしたら、慰めるつもりではありましたが……選ばせるのは、私達の温情でもあるのですよ?」

パワポケ「お、俺は……!」

若葉「パワポケさまのご回答をいただくまで、ひたすらご奉仕に務めさせていただきます。コンドームを12個使い切るまでにご回答いただくのが一番でございますが……」

桜華「無くなったら、ジャンケンでもしましょうか、若葉?」

若葉「いえ、先にパワポケさまをたくさんご満足させた方が童貞をいただく……というのは如何でしょう?」

桜華「あら、若葉。まさか、私に勝負を仕掛けてきているつもり?」

若葉「お、お言葉ですが、た、例えお姉さまといえども、パワポケさまの初めては、私がいただきたい所存でございます……」

桜華「あら、選ぶのはパワポケよ?気が早いんじゃなくて?ねえ、パワポケもそう思いますわよね?」

パワポケ「た、助けて……誰か……!助けて……!」

149名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/31(日) 20:06:51 ID:pfVQrtiU
ビ-ビ-ビ-ビ-

パワポケ「お、俺の携帯!鳴ってる!」

パワポケ(す、救いだ!この電話に出て、助けを呼べば!)

若葉「お姉さま、いかがいたしましょう」

桜華「どれ……あら、冴花からですわ。パワポケ、出たいかしら?」

パワポケ「お、お願いだ!出たい!電話に出させてくれ!」

若葉「パ、パワポケさま。もしや、電話に出たら、木村様に助けを呼ぼうなどと考えておりますか?」

パワポケ「ち、ち、ち、違うよ!そんな事ない!絶対違う!」

桜華「パワポケ……顔に書いてありますわよ。では、このまま着信が終わるのを待ちましょうか。それが開始の合図ということに致しましょう」

パワポケ「お願いだ!出させてくれ!電話に出させてくれ!」

150名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/31(日) 20:08:26 ID:pfVQrtiU
シ-ン

桜華「着信が終わってしまいましたわ?」

若葉「邪魔が入らないよう、電源を切っておきますね」

パワポケ「ま、待って!待ってくれ!?木村!木村!?そんなぁ!?」

桜華「パワポケ、今は私達を見なさい。こんなにも大きくなったそれ……尽くして差し上げますのよ?」

若葉「パワポケさま。お慕い申しております。今日だけではなく、これからもずっと……私には、その覚悟がございます」

パワポケ「だ、ダメだ……!俺、もう何もできない……」

桜華「諦めたなら、この桜華を選びなさい。あなたの身体、隅々までキスしましてよ?」

若葉「いえ、この若葉めをお選びください。お尻の穴、ふやけるまで舐め尽くさせていただきますよ?」

パワポケ「チハヤ……みんな……ごめん……」

151名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/31(日) 20:17:33 ID:pfVQrtiU
ゴォ-ッ

バリ-ン!

若葉「えっ!」

桜華「何事!?」

パワポケ「な、なんだなんだ!?窓ガラスが割れたぞ!?」

パワポケ(昨日といい今日といいよく割れるな!?)

ポフンドスン

桜華「これは……人の腕?」

『展開された百の腕のひとつが、目標を見つけた。状況No.69に該当』

若葉「お姉さま、窓の向こう!何かが来ます!」

桜華「あ、あれはいったい!?」

パワポケ(な、なんだ!?窓の向こうから女の子が猛スピードで突進してきてる!?)

ガシャ-ン!

ジナイダ「オジョー様。“マイフェイバリットだーりん”を発見したぞ。何やら下半身を露出した女2人とよろしくやっているようだ」

『何よそれ!?すぐに連れてきて!女の人はいいから!とっちめてやる!』

ジナイダ「了解。状況を開始する」

152名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/31(日) 20:18:31 ID:pfVQrtiU
パワポケ「うわあああ!俺に向かってきた!」

若葉「パ、パワポケさまに、変な女の子が!?」

桜華「若葉、壁のバズーカを!」

若葉「はい、お姉さま!そこの者!これでもくらいなさい!」ボヒュン

ジナイダ「むっ?ペイント弾?殺傷能力は0、子供のおもちゃか」ブシュ-

若葉「きゃっ!?」ベチャッ

桜華「若葉!大丈夫!?」

ジナイダ「服を汚すとオジョー様に怒られるのでな。破裂する前に弾き返してもらった」

パワポケ「な、な、何が起きているんだ……?」

ジナイダ「おい、オマエ。裸でナニをしていた。拘束プレイか?ちょうどいい、このまま引っ張り上げるぞ」グイッ

パワポケ「うあああああああ!!!」ゴオ-ッ!!

若葉「パ、パワポケさまー!」

桜華「あ、おいこら!待て!待てよ!おい!」

153名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/31(日) 20:58:51 ID:pfVQrtiU
ゴォ-ッ!

パワポケ「お、俺、裸のまま空飛んでるよ!寒い!めちゃくちゃ寒い!」

ジナイダ「この程度の温度なら人体への影響はない。このまま目標地点まで最短距離で飛行する」

パワポケ「き、君は一体誰なんだ!?飛んでるようだけど、ロ、ロボット!?」

ジナイダ「むっ?おかしな事を聞くな。オマエ、ジナイダのことを忘れたのか?」

パワポケ「じ、ジナイダ!?君、ジナイダなの!?」

パワポケ(き、金髪の、メイド服を着た女の子が、あのジナイダなのか!?)

『ジナイダさん!パワポケくんは無事!?』

ジナイダ「オジョー様、ミッションは成功だ。今から連れて帰る」

パワポケ(木村の声が聞こえる……電話したとき、すでにジナイダを使って探してくれていたのか)

パワポケ「って!待って!俺、今裸なんだよ!こんな姿のまま木村の前に行けるかよ!」

『私は大丈夫よ。だから安心して帰ってきて、パワポケくん❤︎』

パワポケ(な、なんだろう。木村の声色に恐ろしさを感じるぞ!?)

154名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/31(日) 21:11:46 ID:2ACy6/zY
やっぱりボスラッシュじゃないか...

155名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/31(日) 23:40:08 ID:pfVQrtiU
ジナイダ「着いたゾ」シュウウウウ

パワポケ「あれ?ここ俺の家の2階のベランダ?」

ガララ

冴花「パワポケくん、大丈夫だった!?」ダキッ

パワポケ「わっ!木村!なんで俺の家にいるんだ!?」

パワポケ(だ、抱きついてきた……)

冴花「そんなの、この部屋を見ればわかるでしょう?」

パワポケ「え……あ、そうか!」

パワポケ(昨日、チハヤが触手で家をめちゃくちゃにしちゃったんだったな)

ジナイダ「まるで、日本刀を持った集団が乱暴に暴れ回った後のようだな」

冴花「家に来た時、ドアは開いているわ、二階の窓ガラスは割れているわ、部屋はめちゃくちゃに荒らされているわで、誰もいなくて。それで、私、パワポケくんが誘拐されたのかと思って電話したら、繋がらなかったから……」

パワポケ「ジナイダに助けを呼んでくれたんだな。助かったよ」

ジナイダ「オマエは運がいい。ジナイダはちょうど別件でここら一帯の捜索をしていたところだ。オジョー様からの連絡で、すぐにオマエが見つかったゾ」

パワポケ「別件?」

ジナイダ「チハヤと言えば、オマエにもわかるだろう」

パワポケ「チハヤ!?そ、そうかあいつ、まだ見つかってないのか?」

冴花「その口ぶりだと、さっきあなたといた相手は、妹さんじゃないのね」

156名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/31(日) 23:41:10 ID:pfVQrtiU
パワポケ「え?」

冴花「別に。それよりあなた、何があったの?どうして裸なの?なんで他の女といたの?説明してくれる?」

パワポケ「う、うん。そんないっぺんに聞かないで。木村にもわかるように、少しづつ話すよ」

冴花「じゃあ、お風呂場行きましょ?お風呂沸いてるから。ちょうど裸だからすぐ入れるわね」

パワポケ「え!?き、木村と入るの?」

冴花「?何当たり前の事を言ってるの?私が洗わないと、他の女の匂いが落ちないでしょ?」

パワポケ「お、俺たちそんな関係だっけ?」

冴花「今更恥ずかしがってるの?私達はもう夫婦じゃない。ねえ、ジナイダさん?」

ジナイダ「うむ。オシドリフーフといえば、オジョー様とオマエの事だな」

パワポケ「え?え?え?ど、どういうこと!?」

157名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/01/31(日) 23:42:56 ID:pfVQrtiU
冴花「パワポケくん、痒いところない?」モニュモニュ

パワポケ「う、うん……」

冴花「シャワーのお湯加減どう?熱かったら言ってね?」モニュモニュ

パワポケ「う、うん……」

冴花「もう、さっきから空返事ばっか。ちゃんと聞いてるの?」モニュモニュ

パワポケ(……なにごと!?なんで俺木村に自分の身体洗ってもらってんの!?しかもなんで木村は自分の胸をスポンジ代わりにしてるの!?木村のおっぱい柔らかすぎて色々ヤバいんだけど!)ボッキ-ン

冴花「パワポケくん、そろそろ話してよ。時系列的に言うと、まずはあの部屋の事からが良いのかな?」ムニュムニュ

パワポケ「う、うん……ちょっと待ってて。呼吸整えるから」

冴花「いいよ。頭の中で整理ついたら話してね」ムニュムニュ

パワポケ(……いやいやいやムリムリムリ!整理なんかつかない!理性で抑えるのに必死だよ!あまりに自然に連れてこられたから途中一瞬本当に夫婦なのかと疑ったけどやっぱそんな記憶ない!そもそも木村って呼んでるし!)

ジナイダ「……」ジ-ッ

パワポケ(そしてなんでジナイダは湯船に浸かってるんだよ!ちっちゃいおっぱい丸見えだよ!人間の女の子にしか見えないから普通に興奮しちゃうよ!というかロボットが入って大丈夫なのかよ!)

ジナイダ「ジナイダの防水加工は完璧だ。膣内に精子を入れてもショートすることはない」

パワポケ(誰も聞いてないよ!心読むなよ!)

158名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/02/01(月) 15:20:12 ID:k3MZloM6
パワポケ13って何年前のゲームだったっけ?

159名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/02/01(月) 16:04:09 ID:kC2KxMgw
ジナイダいいね

160名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/02/02(火) 02:19:52 ID:UY6xQpbw
御影くんすごい大変そう

161名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/02/02(火) 14:14:40 ID:zkFDJzVc
見ているぞ

162名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/02/02(火) 15:15:37 ID:EKr8iOsc


163名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/02/02(火) 15:16:44 ID:sD5UUcHE


164名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/02/02(火) 19:46:35 ID:fXp2XWvE
お前を俺は見ているぞ

165名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/02/02(火) 22:11:01 ID:JeoHbxP6
冴花「パワポケくん。腕洗うから伸ばして」

パワポケ「う、うん。こう?」

冴花「はい、左腕からね。むにゅむにゅむにゅ……」ポフポフポフコリコリコリ

パワポケ「お、うぉおおおお!?」

パワポケ(乳首!乳首!めっちゃ当たってる!気持ちいい!おっぱい柔らかい!でかい!ふわふわする!)

冴花「もう……大袈裟じゃない?そんな気持ちいい?もっとやって欲しかったら言ってね」ポヨンポヨン

パワポケ「も、もっと?」ゴクリ

パワポケ(もっとって事は一番気持ちいいところも……いやいや、ダメだって!木村との関係を確認しないと!いやその前にチハヤが……)

冴花「ねえ、さっきの話、整理ついたの?」フワンフワン

パワポケ「え?あ、ああ……」

冴花「話して。あの部屋のズタズタのされ方、私は見たことあったの。雨崎さん家の妹さん絡みなんでしょ?」ポヒンポヒン

166名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/02/02(火) 22:17:34 ID:JeoHbxP6
パワポケ「そ、そうか、木村はチハヤの身体の事知ってたんだな」

冴花「ええ。私達が病院から助けた後、容態がおかしくなって、触手が生える身体になっちゃった……というお話だったわね」

パワポケ(よし。この世界の木村も、俺の世界で起きた事と同じ体験をしている。一ノ宮達と違って、直接言っても理解が早いだろう)

パワポケ「昨日の夜、チハヤと一緒にいたんだけど……その時、チハヤのもう1人の人格が暴れ出したんだ」

冴花「もう1人の人格?……って、触手の方のって事?」

パワポケ「うん。チハヤは、自分の身体から触手が生えるようになって、『女の子』の人格と『怪物』の人格の2つに別れた。それで、ときどき怪物の方の、凶暴な人格が表に出るようになったんだ」

冴花「それじゃあ、妹さん、その怪物の人格に切り替わったって事?」

パワポケ「ああ。昨日の夜、怪物のチハヤが家で暴れ出して、俺はチハヤから逃げるようにして家を出た。これが、玄関のドアが開けっ放しだったり、窓ガラスが割れて、俺の部屋があんなになっていた理由だ」

冴花「パワポケくん、逃げられたの?私はてっきり、妹さんがあなたを誘拐したのかと思ったわ……」

パワポケ「誘拐!?いや、全然違うよ。確かに、あの部屋を見ると紛らわしいけどね」

冴花「ふうん……パワポケくん、妹さんは怪物になってからあなたの部屋に来たの?それとも、あなたの部屋で怪物になったの?」

パワポケ「俺の部屋からだけど……木村、それがどうしたか?」

冴花「呼んだのね、部屋に……あなたの部屋に。妹さんを……」

パワポケ「え、ああ、呼んだっていうか……勝手に来たっていうか……」

167名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/02/02(火) 22:22:34 ID:JeoHbxP6
パワポケ「……俺はチハヤから逃げ延びた後、高架下に隠れて、気絶した。その後、倒れた俺を助けてくれた人がいて、今まで介抱されていたんだ」

冴花「もしかして、その助けたって人が、さっきあなたといたっていう女?」

パワポケ「う、うん……」

冴花「それで、これが一番重要だけど….パワポケくん、あなた、どうして裸だったの?」

パワポケ「そ、それは……い、いろいろ込み入った事情がありまして……」

冴花「言えない事?」

パワポケ「言えないわけじゃないけど……そ、そのー……」

パワポケ(いやいや、言えない!言えるわけない!裸だったのはチハヤの時からで……その2人に捕まって……何をしていたか……なんて言えるわけがない!)

冴花「ジナイダさん。誰と何があったか言って」

ジナイダ「神桜分校の理事長室だ。青髪の女と黒髪の女。どっちも太ももまでパンツをおろしていた。やる寸前だな。ついでにコイツは裸で緊縛されていた。趣味か?」

パワポケ「ジ、ジナイダ!的確な状況説明はやめて!あってるけど、あってないから!」

冴花「へー……理事長室ねぇ……桜華と、後はいつも彼女にひっ付いてる、深草若葉って子?」ギュウウウウウ

パワポケ「痛い痛い痛い!抱きしめないで!木村、当たってるって!」

冴花「当ててるの!パワポケくん、どうして私がいながら浮気をするの?飽きちゃった!?私のこと飽きちゃったの!?」

パワポケ「う、浮気って……」

168名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/02/02(火) 22:25:54 ID:JeoHbxP6
冴花「浮気よ浮気!妹さんの事もそう。夜に部屋に呼ぶなんて信じられない!」

パワポケ「チ、チハヤとはなんでも無いって……」

パワポケ(って俺はなんで取り繕ってるんだ!?むしろ、どっちかというとチハヤとあって、木村にはないだろ!?)

冴花「嘘つき!あなたの部屋で人格が切り替わったなら、何か変わるキッカケがあったんじゃないの?あの子、そんなに情緒不安定だっけ?」

パワポケ「きっかけ……?」

パワポケ(……そういえば、無我夢中で逃げたから、考えてなかったけど……どうしてチハヤはいきなり怪物の人格が現れたんだ?……ダメだ。あの時は焦っていたから、チハヤが何を言っていたか思い出せない。何かをつぶやいて、急に変わったように見えたけど……)

冴花「考え事?いいわ、こっちも当ててあげる。あなたに愛人関係の解消を切り出されて、あの子が無理やりにでもあなたに襲いかかったんでしょ!?」

パワポケ「あ、愛人って……そもそも付き合ってすら無いって!ま、まあ襲われかけたのは本当だけど……」

パワポケ(木村はチハヤの秘密も知ってるし、部屋も見てるし、ここは誤魔化しが効かないよな……まあ、事実だから否定しようもないけど……)

冴花「そうでしょ!?あなたと関係を続けようと、迫ったんじゃないの!?」

パワポケ「……」

パワポケ(……そうだ。あの怪物のチハヤは、俺とセックスをしたがっていた。考えてみるとなんでだろう?チハヤ自身は、『俺の童貞を捨てられない』という言葉を受け入れてくれたはずだ。あれは、怪物を通じて出たチハヤの本音?あるいは……)

冴花「パワポケくん!聞いてるの!?」

パワポケ「え、ああ、聞いてるよ……」

冴花「嘘!全然聞いてない!私の言葉、さっきから上の空じゃない!」

ジナイダ(蚊帳の外だな。ジナイダ的には、肩までゆっくり浸かれるから良いが……暇つぶしに、ヒヨコでも浮かべるべきだったな)ジャプジャプ


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