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売買春の是非について語れ!

1未ノ、力:2003/11/26(水) 03:58
なにわともあれ、売買春の是非について語れ。

この場合の是非は「非合法だからダメ」というオチはなしで。
「非合法」をタテに取るなら「なぜ非合法である必然があるのか」を語れ。
「合法」を目指すなら「合法である必然」を語れ。

・倫理/道義上の問題とするなら、宗教観を明らかに
・売り買いOKとするなら、その根拠を明らかに
・禁止/許可いずれも、その「必然と根拠」を明確に

2未ノ、力:2003/11/26(水) 04:00
あ、忘れてた。

・売買春を禁止した場合のメリットとデメリット
・売買春を解禁した場合のメリットとデメリット

及び、それぞれのメリットとデメリットの解決方法、妥協案、
メリットとデメリットのどちらに重きを置くかについても、
力の限り語っとけ。

どうせケリはつかないだろうけど。

3○○番長:2003/11/26(水) 20:18
>>1

スレ立て乙彼っす。
ヲチさせて貰いますわ。

4イカフライ:2003/11/26(水) 22:22
う-ん、これはねえ。

>>2

>どうせケリはつかないだろうけど。

語りたいことはあるんだけれど、ケリのつかない不毛な平行線を辿るだけになりそうで(ーー;)
 
まあ、たかが(といっては悪いけれど)ネットの議論で、結論が出るものなら、社会問題にはならない、といってしまえばそうですが。

 特に、この問題については、個々人の経験や感性が多くの割合を占める部分が大きいようで(経験上)。
 なかなか、ク−ルに話すことは難しい様に思えます。

5未ノ、力:2003/11/27(木) 01:51
>>3 >>4
たぶん、「たったひとつの正解」や「唯一の合意」を得るのは不可能だと思う。
だから、ここではひとつの答えにたどり着くことを目的にしないで、
「多様性をすべて列挙し、他の考え方を極力否定しない」
って方向で行くのはどうだろうか。
肯定できるかどうかは個人の感性の問題だけど、否定しない努力はできない
こともないと思う。だって、「おまえもそうしろ」と言われたら自分流を変えるか
変えないかで悩むけど、性ってのはひとつには「俺はどうするか」って問題で
あって、「人は人」と言えるのであれば、他人を肯定しないまでも否定しない
ことはできそうな気がする。

それすらできない(人のことをとやかく言いたいだけ)なら、複数の正義が
共存する世界で生きていくことなんか不可能だと思う。

まあ、まずはやってみようや。

6イカフライ:2003/11/30(日) 16:16
>>4に書いたような理由で、あまりこのトピに書くのは、今一つ気が進まなかったのですが。
別スレでのやりとりを見ていると、なんか、かいたほうがいいかなあ、という気持ちになって、まあ、心境の変化です(^^ゞ

 私の主張としては、売春は合法化すべきでは、です。

 一番の理由は、売春業従事者の労働保護と労働者の権利獲得です。
 といいますのは、今、日本において、売春業に就いている人って、何人くらい居るのか解りませんけれど、風俗営業の数をみれば、かなりの人数ですよね。
 で、それらの人達に、労働基準法がどの程度適用されているか? 衛生面の管理はどうなっているか? というと、「お店の良心」と「個々人の自己管理」にまかされているわけですよ。
 今、風俗求人誌も沢山でていますし、不況もあって、いわゆる素人女性が風俗業界に参入する機会も増えていることも考え合わせれば、ここらできちんとするべきじゃないか?
 というのが、私の主張なんですね。

7イカフライ:2003/11/30(日) 16:31


・売り買いOKとするなら、その根拠を明らかに

 まず、売春とはなにを売るか? ここではいわゆる本番を含まないヘルスやイメクラなども視野に入れていますが。
 性行為そのもの、という考え方もあります。が、それこそ、それだけなら、寝転がって股広げていればよいわけでしょ?
 そうではない、それに付随するサ−ビスも含めたお金のやりとりですよね、だからこそ、擬似的性行為ともいえる、ヘルスやピンサロが成立する。

 で、これらで売られるものはサ−ビスだと思うのです。
 サ−ビス業というのは、確立されています。

 で、そこで出るのは、
「性は売り買いしてはいけない」
ということです。
 私はこれが解らない、どうして、性は売り買いしてはいけないのか?これは、別スレで以前述べた、
「家父長性における遺伝子の出所」をはっきりさせるための貞操概念から、以外、納得できる理由がないのですよね。

 いけない理由なんて、実はないんじゃないか?と。

・禁止/許可いずれも、その「必然と根拠」を明確に
 まず、禁止がどの程度、可能か?
 歴史的に見ても、売春のない社会ってあったんだろうか?
 貨幣経済が発達した時から売春がうまれた、という意見もあったけれど、古代においては、巫女が売春を行っていた、という話も随分といろんなところで読んだ記憶がある。
 また、宗教的戒律によっても、共産主義的イデオロギ−によっても、売春の撤廃はできなかったと考えると、禁止は、不可能だと思う。
 なぜ、不可能か?というと、実は、売春がいけない、というとは、実は建前に過ぎないのではないか?
 なんて思うのよね。

 もっと言ってしまえば、売春と結婚の境と言うのは、考えれば考えるほど、あいまいだ。

 どっちも、性欲と言うアナ−キ−で強いエネルギ−を、共同体の枠に上手く当てはめる手段として、表裏を成しているように思えて仕方ないんだけれど。

と、なんか、つらつらとまとまらなくて、ゴメン。

 他のみなさんのレス、待ってます。

8無名祭祀書:2003/11/30(日) 18:37
>>7
> いけない理由なんて、実はないんじゃないか?と。
一つには、やはり観念的なものではないかと思います。
特に日本では、性的なものに対するタブー感は非常に強いですから。
これが、生理的嫌悪感を含んだ差別敵観念になってしまって居るのではないかと。

もう一つは、衛生面の難しさの問題でしょう。
人間の期間の中で、最も脆弱な器官を酷使しますし、それによる疾病や妊娠など、リスク
的にも大きなものがあります。
これらのリスクを可能な限り下げるには、それこそ医師及び病院と同程度の難しさが付き
まといます。

これらが、公的に認めるには大きなネックになっているのではないでしょうか。

9ヤスツ </b><font color=#800000>(CnaUXqoo)</font><b>:2003/11/30(日) 18:52
一応態度表明をしておきましょう。

私も「売春【再】合法化」を支持しています。
これにはいくつかの理由があります。

ひとつには、イカフライ女史の仰る「売春従事者が職業として認められること、それによって得られる社会保護、売春従事者の権利の保護」などですね。
サービス業として「働いた」のであれば、それに見合う報酬は保障されるべきですし、それこそ社会保障がきちんと受けられれば、性病/妊娠などに対しても対応できるようになるでしょう。
売春従事者が差別を受ける原因に「性病/妊娠」などがあるとするなら、それは職業として社会が認識・保障しないことによって起きるわけですから、うろちい氏ではありませんが「社会のせいである」と言えるわけでしょう。

また、売春は「身ひとつで始められる肉体商売」でもありますね。よく「一生できる商売じゃないんだから……」と売春従事者を窘める人がいますが、そんなことは当人がいちばんよく分かっていることで、「他の仕事を始めるための資本を、身ひとつで稼ぐ方法」と位置づけている人も少なからずいますね。(自分のお店を持つため、とかね)
その意味で、売春というのは「労働意欲があるが資本がない女性」が、自発的意志と自力で資本を獲得できる有力な方法でもあると思うわけです。
これは、「弱者にかわいそうなことを強いる」ではなく、「泥を噛む覚悟もある弱者も(そうでない人も)資本を稼げる有力な手段を、職業として成立/保障してやるべきだ」という考えです。

売春には「弱者に強いる」という、どうも夜鷹と立ちんぼしか見ていないような感想をよく聞くのですが(^^;)、吉原の太夫がそうであったように「超高級娼婦」というのもいますね。
吉原を例に取ると、太夫の豪華さというのは「店が用意したもの」ではなくて、すべて自前・自腹だったそうです。超高給取りの高級娼婦ですら、自分への資本投資は自腹、と。そうして自分を高めることで自分の値段を釣り上げていたわけで、太夫=道楽でやっているとかではなかったみたいですよ<トリビア

10ヤスツ </b><font color=#800000>(CnaUXqoo)</font><b>:2003/11/30(日) 19:09
話変わって、売春【再】合法化について、もうひとつの支持理由。

>>8
「日本では性的なものに対するタブー感が非常に強い」というのは、実は案外そうでもなかったりしまして。
「人妻を姦淫したら、夫はその現場に踏み込んだとき間男と不倫妻をその場で殺しても罪に問われない」という法律が江戸時代にありましたし、それ以前の平安時代くらいから類似の戒律はあったみたい……ではあるんですが、
そういう法律があったということは、「法律に書かないと取り締まれない」くらい、そういったことが横行していたということの証でもあるんですね。
落語の噺のネタで、長屋住まいの男が隣の女房を借りるなんて噺がありますし。

いわゆる農村や港、市場の商人たちの世界、町人(職人)の世界ともなりますと、さらにタブー感というのは薄い。
文書で残っている内容では「我々は厳格であった」となっていても、「実際はそうではないから、建前として【厳格】を強調していた」というもののほうが多いわけです。

さて、私が売春【再】合法化を支持する上で、結びつけて考えたいのが「性教育」と「赤線」です。

日本人の場合、死を徹底的にタブー視することによって、死は忌み嫌われていますね。
その結果、死を理解できない、または死に対する過剰な怯えや過剰な好奇心が、「人を殺してみたかった」といった事件を発生させる温床にもなっているのでは、と思います。
また、核家族化の進行によって、老人と同居しなくなったため、幼少時に「死ぬことのお手本」を見る機会がなくなった。
つまり、「人の死とは何か」を学ぶ機会がないままに成長してしまうと、死について未成熟なので「殺してみたく」なったり「自分が死んでみたく」なったりしたときに、簡単にそれを実行してしまう。

性についても同様です。
かつて、「赤線」が存在したとき、それは単なる売春宿としてではなく、「性について学ぶ」場所としての意義もありました。
センパイに連れられて初めて女を知った……という世代と、赤線廃止後の世代、性犯罪発生率が高いのはどちらかというのは、警視庁のサイトあたりを調べれば科学的な数値も得られると思いますのでここでは示しません。

昨今、性教育の不足から性知識が不十分な中学生が増え(なおかつ、中学生くらいから筆おろし/水揚げが始まっているわけですが)ていることが問題となり、文部科学省は近く中学生くらいから性教育に力を入れていく方針になっているそうで。
「恋愛をしないと性行為はできない」という建前なのに、「性行為に関する必須知識やマナーを学ぶ機会は本番以前にはない」というのが実態です。
「性行為など本能でするものだ!」という純潔主義者もいますが、「性病予防」は本能ではできません。女性の扱い方についてもそうです。

そうした性意識を学ぶ機会の復活は、「不完全な性意識に基づく性犯罪」の抑止に効果を上げられるでしょう。
また、異性の扱い方を知ることは、異性に対する敬意を覚えることにもなり、セックス・バイオレンスを軽減することにもなりましょう。

しかし売春が非合法のままだと、そうした「性教育の実習」を実現することができません。
性教育は親がするもの、という意見の人もいますが、親には「実技」は教えられません。

こうした矛盾を解決するためにも、性教育の一層の補強のためにも、赤線復活に繋がる売春【再】合法化は必定だと考えています。

11イカフライ:2003/11/30(日) 19:53
>>8

>もう一つは、衛生面の難しさの問題でしょう。
人間の期間の中で、最も脆弱な器官を酷使しますし、それによる疾病や妊娠など、リスク
的にも大きなものがあります。
これらのリスクを可能な限り下げるには、それこそ医師及び病院と同程度の難しさが付き
まといます.

逆に言えば、これだけリスクのある職業に対して公的保障がない、というのが問題ではないかな、と思うのですが。
 このリスク回避に就いては、合法化の際に労災的側面から、きちんと整備していきたいと思います。
 これは、現在の風俗営業法化のおざなりな調査(ソ−プの立入りの際には、マットを切り裂いてお風呂に沈めて、あくまで浴場です、という白々しいものではなく)きちんとした調査を行うべきでしょう。
 実際、優良店と呼ばれているところがどうなっているか?吉原や西川口のお姉さんや、風俗ライタ−さんなども、合法化の際には、モニタ−として参加して頂きましょう。

12ヤスツ </b><font color=#800000>(CnaUXqoo)</font><b>:2003/11/30(日) 20:27
トリビア。

川柳に「客二つ、潰して夜鷹は三つ食い」というのがあります。
江戸時代の「夜鷹」の値段は、客一人に対して「24文」が相場でした。
夜鷹が客を二人取ると48文の儲け。この儲けで三つ食べていたものは「夜鷹そば(いわゆる夜鳴きそば)」で、1杯が16文で三杯ということだそうです。

夜鷹そばは、現在の「駅前の立ち食いそば」に相当する安価な食べ物ですから、現代の価格に直せば250円前後。
客二人を取って三杯分とすると、一晩で二人をこなしても750〜1000円の間くらいだった、ということになります。

つまり、江戸時代の夜鷹の一人当たりの代金は、400〜500円。

--
ちなみに、棒手振りの一日の「売り上げ」は500〜700文くらいで、そこから翌日の仕入れ代金を引き、店賃(日払いの家賃)を引き、食費を引き、貯金をし……とやっていくと、手元に残る「お小遣い」は50〜100文以下だったそうで。
ここで、48文=約1000円とすると、棒手振りの一日の小遣いは最大で2000円くらい。屋台で酒飲んで焼き鳥つついたら終わりますね。

13イカフライ:2003/12/01(月) 19:57
>>12

http://www.din.or.jp/~sukeroku/bangai/kuruwa.htm

 こんなサイト、見つけました。江戸の吉原について、いろいろと出てます。
 最高級の遊女を買おうと思うと、お代は一晩375万円。しかも、最初に床入りできるわけではないですから、さんかい通ってやっとですね。
 なんと1000万円(゚o゚)
 反面、>>12でヤスツさんも触れていますが、夜鷹の値段はそばと大差なし(ここでは300円となっっていますが)。
 これをもって、悲惨とみるか、それだけチャンスの多い世界と見るか?によって、評価は変わるのでは?と思います。

 私はいいことばかりをクロ−ズアップする気はないですから、吉原のネガティブな部分にも触れておきます。
 吉原の遊女達は、だいたい16-7で身売りされ10年の年季が明ける前に病死するものも多かった。名前忘れたけれど「もてない男」とかいう本書いた人が
「吉原の遊女の平均寿命は23歳。」
なんて書いていました。

 ただし、これをもって、「だから売春はいかん」という理由にするのは、弱いですよん。
 江戸時代の医療事情、社会事情、特に貧困層の生活状況がどんなものであったか、を考え合わせないと、現代に置き換えて云々するのは、挿げ替えですよね。
 よく、江戸っ子は宵越しの金は持たない、といわれます。
 これは、江戸っ子のきっぷの良さとさっぱりさを現した言葉として使われますが、実際は「持たない」ではなく「持てない」だったのではないでしょうか?
 江戸の住民の殆どはその日暮らしです。日払いの仕事をし、今の感覚では仮設住宅より住環境の貧弱な長屋に住まい、しょっちゅう火事で焼け出され、年金制度も保険制度もなかったわけですから。

14イカフライ:2003/12/01(月) 20:07

>>13
>名前忘れたけれど「もてない男」とかいう本書いた人が
「吉原の遊女の平均寿命は23歳。」
なんて書いていました。

みつけた、みつけた。これです。
http://www.shin-yo-sha.co.jp/mokuroku/books/4-7885-0698-X.htm

 未読ですが、江戸性愛幻想、江戸時代は性的におおらかで開放されていた、という意識を否定したい。
 という本のようです。

15ヤスツ </b><font color=#800000>(CnaUXqoo)</font><b>:2003/12/01(月) 20:41
>>13
おお、このサイトは便利。
興味深いサイトをご紹介いただきありがとうございます。後でゆっくり読んでみたいと思います。

吉原の太夫を買えるのはお殿様(大名・直参旗本)クラス、職人たちには「高嶺の花」だったことでしょう。うんうん。

江戸っ子の「宵越しのゼニは持たねぇ(持てねぇ)」については、概ね同意で、特に棒手振りではほとんど無理でしょうね。
ただ、棒手振りは雨の日には商売ができない(雨が続くと支出ばかりになる)ため、毎日少しずつへそくりをしている例が多かったのだとか(長屋の畳の裏から銭瓶が……なんて噺もありますね)。
また、江戸は居職(イカフライ女史もそうと思いますが、家で仕事をする人のことです)の職人と、出職(これは通ったり、外に出たり)の棒手振り、さらに手に職がある大工などが、「町人」を形成していたわけですが、大工は結構な高給取りだったようで(もちろんパーッと使っちゃうんですが(笑))。
一方で、「大工なら三月も真面目に働けば家のひとつは直ぐに建つ」とも。
三ヶ月どころか30年払い続けないと家が買えない今から見れば、羨ましい話です(^^;)

年金・保険がなくとも、それでもなんとか(かつかつだけど)食っていけて、それなりの娯楽もいろいろとあった、ということで、このへんは「貧しいか貧しくないかの精神的充足ラインをどこに引くか」という問題にもなってくるかも。

……と、あまり掘り下げていくと、「江戸スレ」になってしまいそうなので、この話題はここまでで(^^;)

16ヤスツ </b><font color=#800000>(CnaUXqoo)</font><b>:2003/12/01(月) 20:54
>>14
ほほう。

武蔵氏が鬼の首を取ったように喜びそうな内容のような(^^;)
でも、わざわざフェミの代表(笑)上野千鶴子の名前を引き合いに出して江戸性愛幻想を否定しようってところが、ちょっといやらしい(笑)ですなぁ。
上野千鶴子=大月隆寛=赤松啓介繋がりの「猥談」とかを否定したい人には打ってつけかもしれません(^^;)、と読む前からあれこれ言うのはフェアじゃないですね。
なんとか探して読んでみたいと思います。

ご紹介ありがとうございました。

Amazon.co.jpにレビューがありました。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/478850698X/qid%3D1070279298/250-2584358-9745831

上記に対するレビューじゃないけど、本読み/ソース検証で常に自覚を心がけている話↓。

「現代の我々が過去を知る方法は、残された文書に頼るしかない。ただし、主観に基づく記録が必ずしも事実を記しているとは限らず、多くは「理想」や「願望」を反映させたものであって、現実はそうではない可能性は否めない。
また、文書として残された法律が、常にその時代をそのまま記しているとも断言できない。取るに足らないと思われていることは、広く行われていても記録に残らないし禁止もされないからだ。
法律・戒律は多くの【禁止事項】を列挙したものだが、そうした禁止事項が必要なのは、現実にはその同時代にそれが広くまかり通っていたことの反証でもある。
かように、文書というものの性質と記した人間の主観/願望と現実の相克を類推することで、その時代に思いを馳せることが可能となる。
「記録の裏」を読むことにこそ、本読みの楽しみがあると言えよう」

17イカフライ:2003/12/03(水) 00:12
他スレで出ている話題で、こちらに移したほうが適切かな?と思うことを少々。

まず、売春の是非。
「本人の意志の上でならば、良い」(スライムベスさん)
「社会保障が完備された上でなら良い」(うろちいさん)

 となると、現代日本の売春は、是か?非か?

 また、是であるならば、生活に困らない子供が、自発的意志で売ることについては、いかがか?
 これは、女子中高生の援助交際なんかがあてはまりますね。

 ご意見をどうぞ。

18ヤスツ </b><font color=#800000>(RqRGbk8w)</font><b>:2003/12/03(水) 00:46
売春の是非を巡る立場について。

●肯定派
A)「本人の意思の上でならば良い(本人の自発意志を尊重すべき)」……スライムベス氏
B)「(A)の前に、社会保障が完備されているなら良い。ただし、経済的窮乏からの脱出のためにこの職業を選ぶことは禁止」……うろちい氏
C)「基本的に(A)に同意。本人の意思の上でならば良い(強制はイクナイ(・A・)!!)。経済的困窮からの脱出の手段としても、自発意志ならば良い。ただし、未成年は制限を受けるべき(議論が必要)」……ヤスツ

▼否定派
ア)「経済的困窮を理由にこの職業を選ぶことは自発意志とは言えない。売春は経済的困窮を名目にした尊厳の奪取であるので、職業としては認められない」……武蔵氏

とりあえず、今のところはこんなところ。

19イカフライ:2003/12/03(水) 00:49
「本人の意志の上でならば、良い」か? 「社会保障が完備された上でなら良い」か?

 この問題は、売春が他の仕事と違うのか、違わないのか?ということになってしまうと思います。

 別スレでも度々出ていることが「死ぬか、売るか」の状況で、追いこまれる、ですね。
 これは、経済的に頼れる人(女性の場合、夫や親、特に父親)がいない、いても、仕事がない、逆に養わなくてはならない家族がある、という状況でしかも逼迫している。
 いわゆる途上国の売春の殆どはこれにあてはまります。これらの国では児童売春や人身売買が、必ずといっても良いほど付随します。

 社会保障が完備した上でなら良し、というのは、こういった状況を考えてのことだと思います。

 が、ここで「生きる為に追いこまれる」という事について考えたいと思います。
 生きる為に働く、というのは、別に売春に限ったことではありません。実際、働く理由の一番大きな、そして共通するものはそれでしょう。
 中には、働かなくても生活には全く困らないけれど、趣味や暇つぶしで働く人も居るでしょうが、それは少数派ですよね。
 また、家族の生活も背負う、という点も、世のお父さんたちは、妻子の生活を背負って働いています。(妻が、夫と同等に近い所得がある以外は)
 実際、「こんな会社、辞めてやる」という言葉を、家族を思ってグッとこらえた(こらえる)お父さんは多いです。

 独身者だって、事情はさほど変わらないでしょう。
 家族と言う負担は少ないにせよ、働かなくては食べられないことに変わりないですから。

例えばワシら夫婦が仕事がなくなって、いよいよ食えなくなって(そして、これはあながち仮定の話とも言えない状況下なんですよね-。それこそ、江戸っ子暮らしですから(^^ゞ)
で、職安に言ったら、例えば、清掃の仕事しかない、とします。
 私は掃除が嫌いだし、苦手ですが、それでも、生きる為には清掃員になるしかないでしょう。
 苦手なら苦手なりに、必死にその仕事が出来るように頑張らなくてはならないでしょう。
 考えるだけで激しく鬱ですが。

 その場合、イカフライさんが掃除人の仕事に追いこまれているから、好きな仕事が出来るまで生活保障するべきだ。
 掃除の仕事にひどい苦痛を感じる人がいるから、廃止するべきだ、掃除は個々の所有者、使用者のみで行うべきだ。
 ……という結論にはならないですよね。

 では、なぜ、売春だけが、他の仕事と境があるのでしょうか?

20ヤスツ </b><font color=#800000>(CnaUXqoo)</font><b>:2003/12/03(水) 00:59
「性風俗の乱れ」という言葉がありますが、乱れて困るのは、
「(A)乱れていない性風俗を支持している人が主流派でなくなるから」か、「(B)公衆衛生上の問題(性病の蔓延/予定外妊娠の多発)」が主因といったところでしょうか。
(A)は別にシュミの問題ですからどっちでもいいんですが(^^;)(多様化の容認と並立を支持する立場としては)、(B)については「不十分な性教育」が根元原因のひとつにあるのではないか、とも思いますね。

例えば、「接触感染(粘液感染)」で移る性病や妊娠は、コンドームの装着である程度(もちろん100%とは言いませんが)まで防止できます。その「ある程度」も、100%が90%というレベルではなく、妊娠について言えば桁がひとつもふたつも違うレベルでの抑止効果があるわけです。
が、このコンドームの効果というのは、性教育(実用・実技を含めての)が不十分だと、「知らない」わけですよね。
売春から起こる「事故」の多くは、その性知識の偏りにあるとも言えます。

逆に言えば、「性教育が十分であるならば、事故の多くは未然に防げる」「未然に公衆衛生上の事故を防げるのであれば、売春行為そのものに対するリスクは極端に小さいモノになる」とも言えるのではないでしょうか。

「経済的困窮感」が、「手っ取り早い現金獲得手段」として売春をさせるのだとしまして。
そうすると、「経済的に困っていないはずの女子高生が援交をする」と一言で言いましても、その女子高生が本当に「経済的に困窮していない」かどうかの見定めの問題に移ってくるのではないかと思われます。

「メールのしすぎで電話代が払えなくて」「欲しいモノが買えなくて」まあ、人によっては「それは困窮ではない!」とも思うことでしょうけれども、「困窮感」というのは生活環境や個人を巡る「経済レベル」によって違うものですからね。
「毎食肉まん3個しか食えない」のが貧乏と思う生活レベルと、「毎日1個ずつ肉まんが食える」のを裕福と考えるか。
どちらを基準にするのが「正しい」のかは、なんとも結論が出しにくい問題なのでは?

女子高生の援交についても動機は「困窮感の充足」と思います。
ただ、その「困窮と感じるライン」が、置かれた経済環境の差によって違う、というだけの問題ではないのか、と。

私は「経済的困窮からの脱出のための手段として、自発意志による売春を容認する」という立場です。
ですので、女子高生の援交が同じ理由によるものだった場合、基本的にはこれを容認することになります。

後は、「女子高生は大人か子供か」という問題によってのみ結論が縛られることになるでしょう。
女子高生は未成年であり(事実そうなんですが)、大人の保護者の制限の下に置かれ、自発意志は制限される、ということであれば、「売春の是非以前に、子供だからダメ」という理由で「援交」は支持できない、ということになるでしょうね。
「女子高生の年齢」を問題にしないのであるなら、援交は容認。
年齢を問題に、未成年の意志の制限を容認するなら、援交は不許可ってところでしょう。

21ヤスツ </b><font color=#800000>(CnaUXqoo)</font><b>:2003/12/03(水) 01:13
経済的困窮の度合いを「それをしないと死ぬ。他に手段がない」という二者択一になるくらいの究極の状態と位置づけた場合。
女子高生の経済的困窮は「それをしないと死ぬ」というわけではないので、どうしても援交を肯定する理由には成り得ないでしょうね。

で、「経済的に困窮し、他の仕事をしたいが仕事がない。売春をしなければ死ぬ。または、売春を未成年である少年少女にさせなければ、その少年少女を含めた家族が飢えて死ぬ」という場合。
この場合、親(保護者)の判断で未成年にその仕事を許可している(保護者が被保護者の代わりに判断している、または被保護者の判断を保護者が支持している)のであれば、「未成年による児童売春」も肯定できるでしょう。

さらに、この場合、「死なないこと」が最優先の課題で、「死ぬこと」と「死なないで済むこと」の間にある仕事(選択肢)が、「売春しかない」のであるなら、売春は別に否定されないでしょう。(他に手段があったとしても、もっとも効率がよい(効率が悪いモノは結果的に死に繋がる)のなら同様に売春は否定されないでしょう)
「死なないこと」が最優先の課題でないなら、「じゃあ、純潔を守って氏ね。貴い死を選べ」です。

こうした状況下で、「働く手段(経済的困窮から自力で脱出する方法)があるのに、それを禁じて経済的に困窮していないものにやらせる」といううろちい案には、同意できかねます。
それは、本人による「労働の意志と決意」を、他人の基準で勝手に制限するということになりませんか?(成人として自立している者同士ならなおのこと)
また、イカフライ女史の意見にあるように、「厭な仕事=なり手が居ない=仕事を欲しがっている人間がいても、困窮者にはさせない」というのは、需要と供給の仕組みを無視しているのでは。

「厭な仕事」には、「安いからイヤ」「汚いからイヤ」「しんどいからイヤ」などなど、様々な「厭な理由」はあることでしょう。
安いからイヤというのは、まあなり手が集まらない気持ちも分かります。
が、例えば売春などでそれなりの金額を少ない資本で集められるのだとしたら、それは辛い仕事であっても「なり手がいない仕事」ではないはずです。
それを、「賃金が安いからなり手がいない【厭な仕事】」と、「賃金は高いが内容が辛い【厭な仕事】」を一緒に論じてしまうのは少々乱暴であるように思いますがいかがでしょう。 >この辺りはうろちい氏宛の意見です

売春従事者の権利を認めよう(取り上げる、遠ざけるのではなく、従事者を職業者として蔑視しない)と言う点に於いては、今回のヤスツの基本意見はイカフライ女史、スライムベス氏とかなり近いものがあります。
加えて「性教育の実現と拡充」のために、その生の現場として「売春【再】合法化」を肯定・主張しているわけです。

22イカフライ:2003/12/03(水) 01:20
>>20

>「メールのしすぎで電話代が払えなくて」「欲しいモノが買えなくて」まあ、人によっては「それは困窮ではない!」とも思うことでしょうけれども、「困窮感」というのは生活環境や個人を巡る「経済レベル」によって違うものですからね。

 経済的困窮感もありますが、これは、価値観の順序かな、とも思うんです。
 死ぬか、売るか、という言葉には、性は命と同等、という前提がありますよね。
 で、通信費の為に援助交際をする女子中高校生は、通信費が生より上位に来るのですよね。
 性の乱れ、というのは、こういうことを言われます、通常。

 しかし、じゃ、性が乱れてない、というのは、どういう状態か?
 ってことになっちゃいますよね。

 例えば、今、結婚まで処女で居るべし、という価値観は日本では殆ど死滅しています。
(勿論、一部にはそういう趣味の男性も居るでしょうが)
 今の価値観では、う-ん、愛のないセックスはいけない、かな?
 愛し合う独身の恋人達が性行為をすることをふしだらだ、とか言う人って、今、かなり骨董品ですよね。
 でも、せいぜい30年位前までは、結婚前に性行為することは、かなりセンセ−ショナルに語られましたよ、「性の革命」とか「性の開放」とかで。ワシが小学生の時分ですが。
 
 性の価値観って、かように時代や環境によって、変わりやすいものではないですか?

23ヤスツ </b><font color=#800000>(CnaUXqoo)</font><b>:2003/12/03(水) 01:32
もう一歩踏み込んでみます。

武蔵氏の主張は、「売春は(経済的困窮に)強制されてさせられるものであって、本人の真の自発意志などない」「悪徳仲介者による搾取があるからだめ」でしたよね。

だったら、「経済的に困窮してさせられる【売春以外の仕事】はなぜ【強制された仕事】とは呼ばれないのか」「本人の真の自発意志でされたのではない他の仕事について、売春と同様の擁護がされないのはなぜか」というのがイカフライ女史の主張ですね。
もし、売春が経済的困窮を理由に「させられる」仕事だという信念を武蔵氏が曲げないのだとしたら、売春以外の「させられる」仕事についての説明をしていただく必要があるでしょう。 ●武蔵氏の宿題●

これについてうろちい氏は「したくない仕事」と位置づけた上で、「したくない仕事は、その恩恵を受ける社会全体が平等に請け負うべき」という意見を出しています。
ただ、「いい仕事とは思わないが、金がいいからその仕事を率先してやりたい」と考える希望者に対しての対処が不十分です。
「経済的困窮者は金が必要。だから金のいい仕事(売春)をしたい」けど、うろちい案では経済的困窮からの脱出のために、金がいい仕事である売春は「させない」わけで、「経済的に困窮していないもの」に金のいい仕事を回す、という不平等な措置を取ります。
これだと、「経済的困窮からの脱出のために金が必要で、稼ぐ意志と決意がある人」から、文句が出ませんか? うろちい氏はこうした文句にどう対処しますか? ●うろちい氏の宿題●

さらに武蔵氏の「悪徳仲介者による搾取」ですが、仲介手数料(マージン)という概念を、悪意に取るか好意に取るかという問題も出てくるのでは。
人材派遣会社は、引受会社が支払う給料の何割かをマージンとして取るシステムを取っています。では、人材派遣会社は「悪徳仲介業者」になるんでしょうか?

私としましては、仲介者が悪徳になるかどうかの境目というのは、「強制の有無」にのみあると思います。
これは、売春の是非そのものの判断の境目でもあると思います。

基本的に「強制させられる(本人の同意がない)」ものについては、これはあまりよろしくはないでしょう。
悪徳仲介業者が、売春を強要・強制し、同意がないのにマージンを跳ねているのであれば、これは悪徳と言われても仕方ないでしょうね。
ただ、「売春に従事する本人の同意」があるなら、マージンが仮に1:9であったとしてもこれは強制には当たらないでしょう。

また、仲介者の存在(ピンハネの可能性)を排除することで売春に合意できるのだとしたら、「悪徳仲介者」の存在は売春を否定する理由としてはさらに弱くなりそうです。
ただし、もし実際に売春が合法化され社会福祉が完備されるようなことになるとしたら、今まで以上に「仲介者」の位置づけが重要になってくるのでは?
行政上の手続き、保障の手続き、受け取り、医療上の各種管理などなど、社会的な保障が完備すればするほど、末端の従事者が個人でやるには煩雑すぎる手続きが増えていきます。
そうした作業を代行する代わりにマージンを取る、という商売はむしろ「必要」になるでしょうね。(会社組織で言えば、儲けを生まないけど必要不可欠な総務・経理みたいなもん)

24ヤスツ </b><font color=#800000>(CnaUXqoo)</font><b>:2003/12/03(水) 02:10
まあ、走りすぎというのを覚悟した上でちょっと「空想」しておくです。

--------
20XX年。売春が【再】合法化され、売春従事者の社会的地位が保障された社会が到来して10年が経つ。

いわゆる売春婦(売春従事者)の健康(性病罹患防止と妊娠防止、及び事故妊娠時の中絶手術など)が保障され、売春は一般的な職業のひとつとして広く認められることになった。
もちろん、個人営業(個人タクシーと同様)もあるが、多くの売春従事者は、社会保険完備の人材派遣会社に契約社員登録する形か、特定の有限・株式会社の社員として契約される制度を採っている。
就職(採用)年齢は20歳以上とされ、入社時に各種の「研修」がある。この研修で、性知識に関する充実(学校での性教育をさらに補完し深める教育)が図られ、業務上の事故から身を守り、同時に需要に応じた十分なサービスが行える技術を習得する。

売春従事者には、定期的な健康診断と衛生管理が義務づけられ、これと同時に健康保険の適用と事故(性病罹患、妊娠など)に対処するための保障がされている。
各社ともに保育所を完備するなど、経産婦(経験者優遇)の採用にも余念がない。

売春従事者の業務内容は多彩だ。
一般業務としては、性欲解消のための様々な店舗に配属され、それぞれの仕事に従事している。従来から需要の多かった、ソープ、イメクラ、キャバクラの他に、派遣形態のホテトルなども相変わらず好況を呈している。
一般業務で知名度を得た売春従事者は、フードルとして花形業務に就く場合もある。花形業務と呼ばれるものに、ステージ上での演技やダンス、高度な演出技術が求められるストリップ嬢や、AVなどがある。花形業務から一般業務に移るものも少なくない。

加えて、再合法化後に意外な金脈を掘り当てたと一時話題になったのが、特殊擁護業務である。
派遣型業務のバリエーションだが、独居老人、肢体不自由者へのサービスは、再合法化後に花開いた。元々潜在的な需要は多数あったが、売春が非合法であった頃には鬱屈したストレスとして性衝動を抱え込んでいた意外な層が、売春従事者のお得意さまとなっている。
この特殊擁護業務については、需要はあっても供給は難しいのではないかと、当の売春企業も担い手の確保を心配していた。
しかし、看護師からの転職組や、学校性教育の拡充から来るボランティア組により、十分な数の売春従事者がこの仕事に従事している。
特殊擁護業務は、特別養護老人ホームなどとの継続的な一括契約があること、老人介護保険の利用が可能なことなどから、各社ともに「会社を安定させる基盤的事業」と見なしている。

25ヤスツ </b><font color=#800000>(CnaUXqoo)</font><b>:2003/12/03(水) 02:10
(続き)
また、売春再合法化に当たって、売春企業は旧来にない事業を取り扱うことにもなった。
これは、アウトソージングとして学校からの委託を受けて行う「性教育」である。
形としては嘱託となるが、中学校〜高校レベルの性教育について、教育の現場からその筋の専門家である売春企業に講義依頼が行われている。
内容としては、性に関する基本的な知識から始まって、性行為の実際、性交上の異性のあしらい方、性病の知識とその予防、妊娠の知識と事故防止、これらの講義に加えて、「実技」にも実際に取り組んでいる。
旧来の生徒指導要領には含まれない内容だけに、学校教師が教えられる範囲を超えており、外部委託としてこれらを請け負っている売春企業は多い。
性教育指導は、売春再合法化時に、免許取得企業側に「義務」として科されている公共事業で、学校側から支払われる授業料も際だって低い。
しかし、売春企業側は「損得の問題ではない」と言い切る。「正しい性知識を得ることで、事故としての性病罹患や妊娠を下げることができるということは、巡り巡って我々自身の利益にもなりますし、社会にとっても公衆衛生上もプラスになることはあってもマイナスになることはありません。恩返しと投資の双方のつもりで力を入れています(広報担当者)」

性に対する取り組みがもっとも進んでいるのは北欧諸国だが、先進国となった後も常に性が「タブー」とされてきた日本で、かつてこれほどまでに充実した性教育が行われた時代はなかっただろう。
これも売春再合法化によってもたらされた福音と言えるだろう。

気になる「社員の定年」については、「当社では特に定年を設けていないが、平均的なケースから言えば30台前後で退職する例が多いようだ(前述の担当者)」という。
退職理由のトップは「結婚退職」で、結婚相手は「なじみの客」がトップ。次いで多いのが「独立」で、5年の実務経験を経た後のFA制を活用して個人営業となるケースと、それまでに稼いだ貯金を元に別の事業を始める者も少なくない。
「女性が後ろ盾なしに事業を興すためには、資本を稼がなければ話になりません。銀行の出資があてにならない今、売春企業で働くことを【夢の実現のための資本造り】と位置づけているドライな考え方も定着してきました(前述の担当者)」
女性の自立が叫ばれて久しいが、可決時に「女性の自立と権利を制限する悪法」として紛糾した売春再合法化法が、結果として女性の自立と社会進出を大きく助けることになったというのは、当時の反対派にとっては皮肉でしかないだろう。

(社会部;ヤスツ)

26イカフライ:2003/12/03(水) 11:29
>>24-25

この意見は、私、個人的には賛成というか、理想とするところですが。

 このようになるには、超えなければいけないハ−ドルは高く、多いですよ。

 で、一番の問題は、「偏見」でしょう。
 私は別に性に関してあまりリベラルではないですし、むしろ、オクテでお堅いほうだと思っていたのですが。
世の中には、私が思っている以上に根強く根深い偏見、売春はいけないことである、という、が残っています。
 特にヤスツさんのあげられている中学・高校レベルでの実践を伴う性教育については、保守側、革新側、両面からの強い反対が予想されることは難くありません。
 まあ、ご本人も「空想」と言われてはいますが、このあたり、どうお考えでしょうか?

27D.R.:2003/12/04(木) 00:03
そういえば、島田伸介がテレビで言ってたけど、
高校時代に先輩のデート話を聞いたとき、
その先輩は家からコンドームをつけて行ったせいで、
トイレのときに困ったと言うとったと。
で、こいつはアホやということになったと。

…(ノ.ー)
まあ、現物を見て用途を想像したというのなら、
ありえない話でもないかねぇ?

実践的性教育。考えさせられますなぁ。

p.s.
俺が高校時代には、保険の授業で
一応は避妊法を具体的に教わった覚えがあるな。
ただ、すべて文章による記載だったので、
完全とは言い難かったが…

28ヤスツ </b><font color=#800000>(CnaUXqoo)</font><b>:2003/12/04(木) 12:10
>>26
たぶん、この話でもっとも大きな障害になるのはイカフライ女史のご指摘にあるように「偏見」でしょうね。

「偏見」と「性教育」というのは、ループするテーマになっているのだと思われます。
偏見があるから性教育が進まない。性教育が十分でないので偏見が助長される。
現在の性教育は、「生理的機能の説明」くらいに終始していますが、本来ならもう少し踏み込むべきなのではないか、と思うわけですね。
ただ、これは検討する余地のある問題でもあるかもしれません。「誰が教えるのか」という問題がどうしても出てきますので。

元々「性教育」というジャンルについては、公共事業または「教育指導要綱」に則ってやるものじゃなかったわけですよね。明治〜昭和の「小学校」や「旧制中学」で、教師が授業としてそういうことを教えたという話はおよそ聞きませんし、江戸期の寺子屋/手習いでも教えるのは「読み書き計算」ですから性教育には踏み込まない。百歩譲って「私塾」などでもやっぱりそういうことは「学校側」は教えません。
では、誰がそれを教えていたのかと言いますと、「先輩が後輩を」や、「お節介な叔父さんが甥っ子を連れて岡場所へ」だったり、「お節介なご新造さんが男の子を筆卸し」だったりしていくわけですね。学校の授業とは異なる場所で、「年長者が年少者に教える」という段階があった、と。
で、そうやって「学校外」教えられていくものだから、学校がカリキュラムに入れる必要がなかったわけです。

この流れは、昭和の「赤線」あたりまでは続いていたものと思われますね。
日本には(特に太平洋側の南側全域)、「若衆宿」という習俗がありました。これは南方(環太平洋〜アジア)に広く見られた習俗で、年頃の男の子は家を出て同世代+前後の年齢の若者同士で共同生活を営む、というものです。いわば一種の「寄宿舎」ですね。
子供時代は親元で暮らし、そこそこの年になってくると親元を離れて(といっても同じ村の中ですが)この「若衆宿」の一員になる。
それによって、ムラでの振る舞い方や大人になるまでの間に覚えるべきことを、「先輩」から教わりつつ「共同社会の一員」としての振る舞い方を身につけていく。
この若衆宿時代に、性教育に相当することも行われてきた。つまり、先輩が後輩に手本を示し、さらに一緒に夜這いに行ってみたり、一緒に岡場所に行ってみたりする。
行った先が民家の場合は、させてくれる(^^;)のはたいがいそこんちの奥さんだったりしたそうですが、娘さんの場合は後で祝言になったりならなかったり……

ともあれ、日本において性教育が「お上の専売」になっていないのは、「若衆宿的な習俗の中で、そのようにして身につけていくもの」という慣習があったからなのでは、と思われます。
ところが赤線を廃止したあたりで、「民間で性教育をする場」がなくなってしまうわけです。
もちろん、学校は元々そんなことは教えてないわけですから(何しろ学校は聖なる学舎ですから(笑))、性教育を実践的に教える場所が、赤線廃止と同時に一気になくなってしまった。

そうなると、そうした知識を取得する機会というのは、「友達に聞いて」「本で見て」「ビデオで」という偏った耳学問に制限されてきます。
このこと(実践を伴った事前訓練の機会がない)は、私はどちらかと言えば「本番で不幸になる」と思っています。
というのは、耳学問の予備情報というのは、実践を伴わないだけに「コミュニケーションをどう取るか?」という非常に重要な部分が欠落しています。それこそ、濡らさないでいきなり入れたら裂傷を負う、てなことは、知識が偏っていたらわからんわけで、「そこは気持ちよくさせないと濡れてこない」「気持ちよくさせるためにはどうしたらいいか」みたいな実践的訓練も必要になってくる。そうした訓練は、コミュニケーションが取れなければ成立し得ないわけでして……

私が性教育の必要性を強く感じるのは、「女の子のあしらい方」を、男はどこかで学ばないといけないんでないかい、という危機感によります。
本来は学校外でやっておくべきことなんでしょうけどね(^^;)
この「女の子のあしらい方」を知らないまま大人になってしまうのは、男の側と「あしらい方を知らない男に、乱暴に扱われる女の側」との間に、暗くて深い溝を作ることになってしまうんではないかなぁ、と。
思い通りにならないから、言うことを聞かせるために無理矢理……という男が、次々に性犯罪に走るのだとすれば、やはり「初期の性教育」の必要性を、さらに強く感じます。

29ヤスツ </b><font color=#800000>(CnaUXqoo)</font><b>:2003/12/04(木) 12:29
「偏見」というのは、「偏った見方」ということですが、(そのまんまですが(^^;))
元々「学校教育では性教育など全然考えていなかった」ということで、それはそれで構わないと思うんです。
学校以外の場所でそういうものを教わる機会/余地が残されているなら。

ところが、学校以外での機会/余地を、「学ぶ」ということとはまったく別の理由でなくしてしまいました<赤線廃止のこと
その結果として、「需要はあるのに供給がない」「必要に対して提供できない」という偏った状態が生み出されてしまっている、と。

かつての赤線の廃止理由は売春防止法によるものですが、売春防止法の成立の背景には、以前にも出た「星の流れに」(映画:こんな女に誰がした)のブレイクもあったと思われます。
「可哀相だ」「売春をさせるな」というムーブメントが後押しになっていたのは間違いないでしょうね。
そういう当の世代の人たちは、自分たちはきちんとすることしていて(笑)、廃止の後の世代の人たちは「よく知らない」ままに力を持て余し、学生運動になったり少年凶悪犯罪になっていったりするわけですが……(^^;)
ま、それは別の話題としておくとして。

映画「こんな女に誰がした」は、歌曲「星の流れに」をベースにしていることは有名です。
「星の流れに」そのものは、新聞投書に共感した清水みのるが書いた「創作」なんですけど、この創作が発火点となって「禁・売春」への道筋がまっしぐらに進んだわけで。
そうしてできあがった「偏見」に再修正を加える発火点も、「創作」+「ムーブメントの後押し」がないと難しいでしょうね。

何しろ我々日本人は「ムード」に弱いですから(^^;)

30ヤスツ </b><font color=#800000>(CnaUXqoo)</font><b>:2003/12/05(金) 08:06
ワタクシ、ものすごく重要なことを忘れていました。
これは、このスレを見ていないであろう武蔵氏に本来確認すべきコトだったかも。

売春とは違うんだけど、イスラム圏って「一夫多妻」容認してるよね?

妻の貞操&「人目に触れるところでの露出」を極端に戒める一方で、一人の夫が複数の妻を娶ることはOKだったりするよね?イスラム圏って。
マホメットの奥さんは12人いたよね?
「結婚してない相手とはやっちゃダメ」主義の場合、「重婚」にはどういう判断が下るんでしょうね。

31イカフライ:2003/12/05(金) 10:14
>>28-29

実践的性教育、ですかあ。

 ただ、遊郭や赤線で男性が性を覚えていた時代というのは、女性はあくまで結婚の初夜まで未経験で、結果、男性がリ−ドする、せざるを得ない、という環境だったわけですから。
 現在の状況で実践的性教育をというと、現行の風俗のサ−ビスではなく、新しいプログラムは必要でしょうね。
 と言いますのは、今、そういう話があるかどうか知りませんが、私が結婚した頃までは、風俗しか経験の無い男性が、婚約者に対してソ−プ嬢のサ−ビスを要求した、それによって女性がショックを受けた、という話はきいた事あります。
 今、たいていのカップルは結婚までいく時点でお互いの性の相性も他のこと(価値観や家庭環境など)同様確認しあっているし、特に適齢期になって知り合った場合、未経験という事は少ないんですが。
 なかには、男女とも恋愛経験が無く結婚までいってしまうケ−スってあります。お見合いなんかのカップルにはあり得る可能性ですね。
 こういう場合、男は素人童貞、女性も非常に経験が少ないという組み合わせが多いわけですから。
 
 やはり時代に合ったやりかたが必要ですよね。

32ヤスツ </b><font color=#800000>(CnaUXqoo)</font><b>:2003/12/08(月) 02:44
実践的性教育ですが、私としましては

1)本来は学校以外の場所で実践的性教育がなされる機会があって然るべき
2)でもそれはなかなか難しいので(地域社会が子供を共有しなくなったから)、子供を一括共有(管理)している学校がそれを担うべき
3)実際にはそれも行われておらず、各自の性意識の発芽発育は放任されているので、偏った性知識のまま成人した人間も少なからずいる
4)偏った性知識のまま成人になることを回避するには?

ということで、「学校で実践的性教育」というのは、ベストな策ではないと思っています。
「地域社会で子供を共有管理」というのは、逆に学校で性教育をさせるよりさらに難しいと思いますけどね(^^;)
席を譲らない女子高生を叱っただけで、叱った側が逮捕されちゃう世の中だからなぁ……

たいていのカップルが結婚前に経験があるおかげで、女性の「処女性」みたいなものの聖性は下がってきたのかもしれません。
売春つか風俗の利用経験の有無というのの中にも、「ソープに行っても横たわってマグロになってるだけ」で、女性のあしらい方を覚える機会がなかった男性もいれば、「マグロのようなソープ嬢に幻滅して、勃たなくなった」てな男性もいたりはするわけで……
まあ、それぞれですので「風俗経験アリ=女のあしらい方ばっちり」とは言えませんなぁ。

ともあれ、「結婚」が「sexのスタート」だった時代に比べると、「sexは結婚前にやっておくもの」になっている今、生殖のためのsex、婚姻契約としてのsex、娯楽としてのsexはそれぞれかつてと異なる意味を持っているのは確かです。
結婚とsexが同時にスタートしない(^^;)昨今、【通過儀礼としてのsexと、その直前まで】をどう位置づけるかは、再考する必要はあるのかもしれませんなぁ。

33うろちい:2003/12/08(月) 18:33
>>18 ヤスツさん
>B)「(A)の前に、社会保障が完備されているなら良い。ただし、経済的窮乏からの脱出のためにこの職業を選ぶことは禁止」……うろちい氏

あらあ。
これちがいますよ(「占領軍の性犯罪に被占領国はどう対処しましょうか」スレを丁寧に読んでもらえばモロに逆のことが書いてあることに気づくと思いますが)。
うろちい論は「経済的窮乏からの脱出のためにこの職業を選ぶことは禁止」を「しない」ですよ。
死なない程度の生活保障は社会の責務で、それを果たせない社会は「経済的窮乏からの脱出のための売春」は禁止できる立場にないわけです。
売春が「飢え死にしても決してしてはいけない罪」なら話は別ですが、僕は少なくともそういう立場ではありません。

34ヤスツ </b><font color=#800000>(CnaUXqoo)</font><b>:2003/12/08(月) 22:10
>>33

やや、これは大変申し訳ありません。私の読み違えだったようですので、訂正させていただきます。

-----------------------------------
売春の是非を巡る立場について。

●肯定派
A)「本人の意思の上でならば良い(本人の自発意志を尊重すべき)」……スライムベス氏
B)「社会保障が完備されていない社会で、経済的窮乏からの脱出のためなら売春は許可する」……うろちい氏
C)「基本的に(A)に同意。本人の意思の上でならば良い(強制はイクナイ(・A・)!!)。経済的困窮からの脱出の手段としても、自発意志ならば良い。ただし、未成年は自発意志に制限を受けるべき(議論が必要)」……ヤスツ

▼否定派
ア)「経済的困窮を理由にこの職業を選ぶことは自発意志とは言えない。売春は経済的困窮を名目にした尊厳の奪取であるので、職業としては認められない」……武蔵氏

とりあえず、今のところはこんなところ。

35柏葉英一郎 </b><font color=#800000>(HCOHd/MU)</font><b>:2003/12/10(水) 00:33
まあ、現実のソープ嬢なんか見てみると、無理矢理やらされてるって感じはないですね。
彼女たち、実際は一つのところに留まっているわけじゃあないんです。
吉原、金津園、ススキノ、福原、雄琴、地方の温泉街・・・・なんて具合に、各地を転々としている。
割のいいところがあれば、すぐに転職するんですな、これが。

武蔵氏あたりは、ここら辺がかなり疎く、印象でものを語っているようですが。
実際は、かなり娼婦達は自由な環境だと思いますね、個人的には。

36ヤスツ </b><font color=#800000>(CnaUXqoo)</font><b>:2003/12/11(木) 09:49
興味深い記事があったので。
http://www.zakzak.co.jp/top/t-2003_12/1t2003121016.html

“バイブ店”女社長、品川区主催会議出席巡り大波紋
「フォーラム」出席者に選出…で区民グループ猛反対


抗議活動に困惑する北原さん
 東京都品川区で12日、同区主催で開かれる『男女平等推進フォーラム』の発言者に、過激な言動で知られるセックスグッズ店の女性代表が選ばれ、波紋を広げている。一部のグループが同区に「ふさわしくない」などと質問書を提出、抗議ビラを配布するなど中止運動を展開しているのだ。これに、女性代表は「性に関する自由な発言に正面から『間違っている』と批判されるのは…」と困惑するばかり。一体、何が起きているのか。

 矢面に立たされたのはセックスグッズ店『ラブピースクラブ』代表の北原みのりさん(33)。

 同フォーラムは男女共同参画社会を目指し、同区が毎年1回開催。3人のパネリストには、北原さんのほか、性同一障害を公表した上川あや世田谷区議も名を連ねる。

 同区の男女共同参画センターは「北原さんは女性問題に積極的に取り組まれた方。女性の視点からの発言を期待し、お呼びした。グッズ店代表だから招いたわけではない」と説明し、予定通り開催する意向だ。


北原さんが扱うバイブなどのグッズ
 そもそも、北原氏とはどんな人物なのか。

 横浜市出身で、津田塾大学国際関係学科に入学。卒論に「性教育」を選び、平成5年には、日本女子大大学院に入り、教育心理学を専攻した。

 「女性の側からの性」を研究し、7年の中退後、「女性向けエロ本を編集する小さな出版社に入った」という。仕事をするうち、「女性向けのエロって何だろう」と考え始め、「女性向けバイブを作ってみよう」と指に付ける小型バイブ『Pラビア』を開発。9年にセックスグッズ店を開き、ネット販売を始めた。

 現在、社員は4人ながら、HPへの1日のアクセス数は30万件を超え、年商は約8000万円。SMグッズ、過激な下着など約600品を扱い、「バイブ1万本、ローション5万トン、地球3周する量のコンドームを売った」とおどける。

 北原さんにとってバイブは「マッサージ機と同じ」で、「女が自分の身体を知り、楽しみ、リラックスするもの。バイブはチ○コの代替品ではない」と話す。

 エッセー本などで、「女性から見たエロ」情報を発信し、「性犯罪なんてチ○ポ切っちゃうくらいの重刑にしてくれ!」「オマ○コはオマ○コを持つ側の言葉で語りたい」(注・原文は○の伏せ字なし)と過激に主張してきた。

 こうした活動が区民グループから「性道徳の乱れを助長する人」と批判され、中止を求める質問書が出されたことについて、北原さんは話す。

 「女性が自分のセックスや中絶、出産を自由に発言することに目くじら立て『間違っている』といわれるのには驚く。私は自分の考えが正しいとは言っていないし、こういう考えもあるんだと思ってもらえればいい。正義感を背景に批判する態度には脅威を感じる」

 一方、区民グループは6、7日、JR大井町駅前で「こんな人物に税金を使うな!」とする抗議ビラ700枚を配布。グループ代表の男性(46)は「質問書は、偏った考えを持つ人を選んだ区に見解を求めたもの。北原氏の個人攻撃ではない」と話す。

 質問書には、北原氏について「女性器の模型とバイブを使って寸劇をした」とし、一部では「講演でバイブをくわえた」とも伝えられた。

 だが、北原さんは「さすがにバイブはくわえてない。そこまでやる度胸はないです。伝えられた通りの女なら私だって税金で呼ぶのは反対です」と苦笑するばかりだ。

37イカフライ:2003/12/11(木) 11:45
>>36

>グループ代表の男性(46)は「質問書は、偏った考えを持つ人を選んだ区に見解を求めたもの。北原氏の個人攻撃ではない」と話す。

………って、偏った考え、って、どっちがだよ、と言いたいのですけれどネエ(ーー;)

 こういうポルノ反対の人ってそうなんですが、自分達の感性のみを「正義」としてしまう傾向があるんですよ。

 まあ、性はそれぞれの趣味ですから、例えば、チラッとでもポルノちっくなものが視野に入ること自体、我慢できない、という人がいても仕方ないとは思うんです。
 でも、それは、あくまでひとつの少数な趣味だ、くらいになぜ思えないのだろうか?
 例えば、同性じゃないと欲情しないとか、縄でしばってムチで叩かないと欲情しないとか、熟女じゃないと欲情しない、とか、いろんな趣味が世にはありマスネエ。
 かといって、全ての人が同性に欲情せよ、とか、アダルトビデオ女優は35歳以上の熟女のみにせよ、とかいう運動は起さないんですが。

 自分が不快だからちょっとのヌ−ドや水着グラビアも目に触れさせるな、てのは、単にワガママだと思うんだが。
 見たい人の立場はどうなるの(笑)。

38スライムベス:2003/12/12(金) 18:00
「占領軍・・」スレ>>463への追加レスですが、
内容的にふさわしそうなのでこちらのスレに書きます。

>娼館での売春は「ほぼ」誰もがとても嫌がる職業です。
>だとしたら「仕方がない」度もほぼ完全です。

誰もがやりたがらない事をさせられるというのであれば
「生贄」などという表現も妥当ですし、
「負担を公平に分かち合うべきだ」という主張も解ります。
私が認める「誰もがやりたがらない事」とは、たとえば
「何の見返りも無いのに不特定多数とセックスさせられる」
とか
「1か月間タダ働きさせられる」
とかいったことです。
これならまず誰もがやりたがらない。
しかし何れの場合も、給料とか見返りとして引き合うものがあれば
「誰もがやりたがらない事」ではありません。
一例ですが、台湾で公娼制度が廃止になった時、当時の公娼達は
自分達の労働者としての権利を守るために
廃止に対する抗議行動を繰り返しました。
性労働者として働く事を望まない人もいるが、望む人だっているんです。
だから「誰もがやりたがらない事」にはならず、
「仕方無い」度がほぼ完全だというのも誤りです。

なお台湾公娼の抗議運動について詳しく紹介したHPがあったのですが、
今は移動したのか無くなったのか、場所が探せませんでした(´Д`; )
代わりに↓のHPの
「「セックスワークの非犯罪化」というテーマとの遭遇」
というところに抗議運動の感想文(?)が書かれておりましたので紹介します。
http://i-cis.com/syu/hiroba/tuushin/t200301/t200301.html#Anc61

(関連で)
http://www.jca.apc.org/fem/news/events/54.html

39スライムベス:2003/12/12(金) 18:06
数日前の朝日新聞に
「タイでも売春合法化の動き」という記事が載っていました。
その記事によると、現地で性労働者を支援しているグループも合法化を
求めているようですね。
インターネット版でも探しましたが記事はみつかりませんでした。(´Д`; )

40ヤスツ </b><font color=#800000>(CnaUXqoo)</font><b>:2003/12/12(金) 19:21
あまり単純化しすぎるのもよくないんですが、それを承知でしてみると……

売春を肯定する人が、売春を容認する理由はいろいろあれど、ある程度共通していることは、

・本人の自由意志なら、他人が無理に止めること(強制的な制止)はできない
・本人が望まないのに、他人(が、本人以外の利益のために)が売春を強制するのは、望ましいとは言えない
・売春に伴うリスク(性病罹患・妊娠・偏見)が改善される努力を、本人及び本人以外(社会)が担う必要がある

かな、と思います。
これに、

・(本人の)経済的窮乏を脱出する手段としての効果
・(利用者の)性的ストレス・不満を解消する(性犯罪発生の遠因を解消する)手段としての効能
・性教育の実践的機会として

などが、それぞれ付け加わります。

対して、売春に同意しない人の主張の骨子としては、

・経済的窮乏が発生している時点で、本人が望まない「強制」が働いており、その脱出手段に性労働を許すことはできない (経済的窮乏の解決手段として、売春は職業に含めさせない。売春は「仕事」として認めない)
・売春は「誰もが望まない職業(忌み仕事)」であり、それに就くことを社会が引き留める努力をしなければならない (売春は忌み仕事である)
・慣習・道義的に、不貞を容認する職業は許されない(一夫一婦制、家族主義の崩壊を恐れる保守的な反対理由)
・女性の性的価値は換金不可能(人間の身体の価値を金に換算することはできない。してはいけない)であり、身体の占有権を売買する売春は、人身売買に抵触する

といったところでしょうか。

「肉体は労働の基本」と言いますが、「身体を動かす肉体労働(力仕事など)」は許されても、「身体の機能を使った肉体労働」は許されないという考えが売春反対論者にあるのかもしれないな、と思いました。

41イカフライ:2003/12/12(金) 21:03
>>40

 追加として

肯定派
・売春労働従事者への差別・偏見をなくすため

否定派
・合法化しても偏見はなくならない(特定遺伝子継承としての性労働が、婚姻制度と言う形で残っている限り、不可能)
・また、偏見はなくすべきではない。(これについては、発言者の方の理由が、私には理解できなかったのですが、かなりとってつけた理由を述べられてはいました)

 まあ、このへんは建前としての意見です。

 本音の部分で私が推測した反対理由があります。まあ、あくまで主観と言うことで、反論のある方は、どうぞおよせください。

・売春を合法化して、それを認める(卑しい仕事ではない、という意識が広まる)ことによって、女性の性に対するタブ−や処女性の価値がさがることによって、女性の性体験が豊富になり、結果、男性を見る目がよりシビアになる。
→主に男性側
・専業主婦、または働いていてもあくまで家庭・子供重視(というより、他の価値観がみつけられない)である現在の価値観(子産み性労働の価値)が下がることにたいする抵抗感。
→主に女性、特に、夫以外の男性との経験がない、あっても少数の女性側
・自分の性体験の価値観が揺らぐことに対する抵抗感(特に童貞・処女で結ばれたカップルなど)

 あ、肯定派の本音も
・風俗は楽しいから行きたい。

 これ、わかりやすいですね(笑)

42三毛猫ナナ </b><font color=#800000>(p3wi1A.I)</font><b>:2003/12/12(金) 21:41
売春の是非は、基本的人権が保証されるか否かで
判断されるものです。

慰安所スレでも述べましたが、貧困層に生存権を
脅かすほどの国による選択圧力(国家権力)及び
その権力作用をスムーズに運用するメカニズム
(権力装置)は、明らかに基準に反し問題なのです。

本人の自由と言えば聞こえが良いでしょうが、自由は
必ず権力を招きよせる以上、その権力作用が人権侵害
に繋がるか否かを慎重に事実を持って見極めねばなり
ません(売春の様な危険性を多大に含むものに対しては
特にです)

43ヤスツ </b><font color=#800000>(CnaUXqoo)</font><b>:2003/12/13(土) 11:00
>>42
で、肯定なんですか? 否定なんですか? 例によって「どちらとも言わない」ですか?

見たところ「自由は権力を招き寄せるから反対」ですね?
あなたは売春が存在しない(もしくは人民の僕足る政府によって管理されている)共産圏に行ってください。

44スライムベス:2003/12/13(土) 22:51
>>42
だいたい異論は無いんですが、
「自由は必ず権力を招き寄せる」というのが
よく解りませんでした。
よかったら何か具体例でも挙げてもらえませんか?

45三毛猫ナナ </b><font color=#800000>(p3wi1A.I)</font><b>:2003/12/13(土) 23:36
>>43
Q、『売春は是か非か?』

A、『基本的人権を侵害しない範囲においては是であり
   基本的人権を侵害するものは非である』

基本的人権を基準にする以上、これは自明の理です。

46三毛猫ナナ </b><font color=#800000>(p3wi1A.I)</font><b>:2003/12/14(日) 00:40
>>44
権力と言えば、強制が伴うものだと考えられがちですけど
実はそうではなく『強制を伴わない権力』もあります。
権力とは『如何なる方法を用いても意志の貫徹を行う』こと
なのです。

つまり、選択自由を認めても、選択圧力をかけて国の意志
(ここでは慰安婦調達)を貫徹しているのですから、権力が
働いているのです。(問題は権力の存在ではなく、それが『
基本的人権を侵すか否か』なのです)

47D.R.:2003/12/14(日) 01:25
そんなもん、売春に限定しなくても、
印刷技師だろうが、タクシー運転手だろうが、
基本的人権を侵害しない範囲において是であり、
基本的人権を侵害するものは非だろう。
すべての職業において当てはまることジャン。

そういうことではなくて、あまた職業がある中で、
とりわけ売春と言う職業は是非の分かれるところであるから、
皆さん道思うの?ってテーマじゃないの?

つまり、
「売春ダメって言ってる人に質問!
なんでタクシー運転手は職業として良くて、売春婦はダメなの?」
「売春?別に良いジャンって言ってる人に質問!
本当にタクシー運転手と売春婦を職業として同列に扱って良いの?」
って言うことだと思うんだけどな。

48ヤスツ </b><font color=#800000>(CnaUXqoo)</font><b>:2003/12/14(日) 10:03
>>45
じゃあ、「基本的人権を侵害するもの」というのは例えばどのような状態ですか?

武蔵氏の言う、「経済的困窮を理由とし、そこからの脱出のために売春を選ぶのは、本人の自由意志とは言えない」というのはどう思われますか?
基本的人権を害していますか?

また、>>47 D.R.氏の問いにもありますが、他の職業であっても「基本的人権を侵害しない範囲においては是であり、侵害するものは非」と言えると思いますが、だとすると三毛猫ナナ氏のご意見は、「売春は職業として、他の一切の職業と同列に見なす。その保障された権利、資格は、他の職業と同様でなければならない」という前提に立つということでよろしいですか?

これを前提とする場合、売春に「道徳的是非を問う声」や「職業として禁止を求める背景」があることについて、どう思われますか?

49スライムベス:2003/12/15(月) 20:15
>>46
すみません、私がお聞きしたかったのは
「なぜ自由が権力を招き寄せるのか」ということです。
自由が必然的に権力を招き寄せる、その仕組みというかメカニズムというか。
あまり本題とは関係無さそうなのでこれ以上回答は求めませんが。

それとは別に>>46で三毛猫ナナさんが述べられていることの中で
「強制に拠らずとも選択圧力をかけ得る」という事は理解できます。
酒税から金利政策まで、そのような選択圧力は多数存在してますから。

ただしこの場合の例(慰安婦調達)では選択圧力を働かせていると
いえるのかどうか疑問です。
国が慰安婦に市場価格の2倍程度の給料を出す、というような例なら
明らかに選択圧力を働かせていることになりますが。

>(問題は権力の存在ではなく、それが『
>基本的人権を侵すか否か』なのです)

これも異議なしですねー。

50うろちい:2003/12/15(月) 20:32
>>38 スライムベスさん

「ほぼ」の内容(定性的な意味)は当該スレッドで僕は言ったではないですか。
「全くいない」と僕が言った記述はどこを探しても無いでしょう。
スライムベスさんがマイナーな人たちが存在することを示しても「それはそうでしょう」と僕は言うしかありません。
僕は「追いつめられなくとも売春したがる人は少数である」以上のことは言うつもりはありません。
例えば、売春婦はウエイトレスと同じく特別な技能や資格を必要としないのに、時給が桁外れに高いにも関わらずウエイトレスを希望する人の方が多いのですから、少なくとも売春婦はウエイトレスよりもなりたい人が少ないんです。
単純な給与だけの比較などではなく、こういう比較をいろいろしたときに、売春婦ほど求められる職能の少なさおよび水準の低さや得られる給与の割になり手が少ない職業もめずらしいでしょう。
「少ない」というのは「多い」の相対的な関係でしかないですけどね。
しかし下記の理由から「少ない」は意味があります。

>性労働者として働く事を望まない人もいるが、望む人だっているんです。

要するに「やりたい人もいるのだから、その人たちにはやらせてあげればいいではないか」ですよね。
僕もそういう人がいるならやらせてあげればいいと思います。
しかし前述の「追いつめられなくとも売春したがる人は少数である」というのが結構大事でして、多くの人が嫌がるということは人間の本性として普遍的な性向であるかもしれないということを留意して慎重にものを考えるべきだと思います。
つまり、現役の売春婦たちの少なくとも一部は何かに追いつめられた結果として売春婦として存在しているのかもしれない、ということです。
売春婦になったひとが売春婦として明るく前向きに生きていたとしても、それを「好きでやっている」ことの証拠にあげるのには慎重になろう、ということです。

これだけ人は性を大事(滅多なことでは売り物にしない)にする生き物なのですから、僕は「性」とはある種の人権だと思います。
誰かが困窮しても「では性を売りなさい」「でなければ死になさい」とは社会は要求しない、そんな社会に世界はなるべきだと僕は思います。
そういう意味での「人権」です。

しかし性を僕は売ることや買うことを禁止すべきではないと考えています。
仮に全ての売春婦が不当に追いつめられて売春をしているとしても、売春を奪ってしまえば、彼女らはさらに悪い選択肢しか残りません。
我々は、この「不当」を一つ一つ取り除く以外のことはできないでしょう(しかし、「禁止」したほうが結果的に追いつめられる人が少なくなる可能性を僕はきちんと否定できないので、「売買春合法」は暫定的立場なのですが)。
「不当」を一つ一つ取り除く作業が終わったときには「追いつめられなくとも売春したがる人」だけが売春をしているでしょう。
そのときに初めて「追いつめられなくとも売春したがる人」がゼロなのか、それとも意外に多いのかが判ることになります。
どっちでもいいですけど。

51ヤスツ </b><font color=#800000>(CnaUXqoo)</font><b>:2003/12/15(月) 22:11
>>50
>例えば、売春婦はウエイトレスと同じく特別な技能や資格を必要としないのに、
>時給が桁外れに高いにも関わらずウエイトレスを希望する人の方が多いのですから、
>少なくとも売春婦はウエイトレスよりもなりたい人が少ないんです。

売春婦とウェイトレスのどちらが高い技能を必要とするかという職能上の優劣は付け得ませんが、売春婦とウェイトレスは、それぞれ異なる技能が必要なのでは?
ウェイトレスは、客の注文を覚え、書きとめ、注文を受けた順に等しく給仕し、一度に複数の料理を運ぶという技能が必要です。
売春婦は、股を開いて寝ればいい、というような単純なものではありません。(そのサービスの提供形態にもよりますが)物理的には「客に射精させるため」の様々な技能が必要ですし、精神的には「より深い満足感」を与えるための、あの手この手のテクニックがあります。
それぞれ、職能というものは、どんな職業にも存在します。
同じ売春婦でも、夜鷹と太夫の値段が違うのは、その職能が異なるからです。

「売春婦は特別な技能が必要ない点ではウェイトレスと同じなのになりたがる人が少ない」という前提はうろちい氏の誤認か認識不足であり、
「売春婦はウェイトレスとは異なる性質の(どちらに優劣というものはありません)技能が必要であり、その技能と労働上のリスク、就労者の絶対数と需要との兼ね合いが、供給量でまさるウェイトレスよりも高い報酬に繋がっている」と認識なさるべきかと思います。

ちなみに、うろちい氏は「売春婦は求められる職能が少ない」と断じておられるようですが、売春を「仕事」として見た場合、「股を開いて寝るだけ」というほど単純な職業ではありません。
(ただ、うろちい氏の売春に対する認識は、風俗(職業としての売春)を利用した経験がないごく一般の生活者を自認する方の認識としては、致し方ないものであるかもしれません)


以上は、「売春という仕事の職能の多寡」に関する認識について、一言を呈したものですが、主題と外れると考えられるようでしたら、返答は不要です。

私としては、「売春を取り上げた結果、強盗など売春以外のより重大な犯罪で生きながらえようとするという選択肢が選ばれる可能性」を懸念しますと、「仕方なく選ぶ職業」であっても売春という仕事の選択肢そのものまでは奪うべきではない、といううろちい氏のお考えに、一応の理解は示したいと思います。

52スライムベス:2003/12/15(月) 22:48
>>50うろちいさん

>「ほぼ」の内容(定性的な意味)は当該スレッドで僕は言ったではないですか。
>「全くいない」と僕が言った記述はどこを探しても無いでしょう。

うろちいさんは「全くいない」などと言ってませんし、
もちろん私はその事を踏まえた上で書いています。
私が>>38で「誰もがやりたがらない事ではありません」と書いているのは
「(厳密に言えば)誰もがやりたがらない事ではありません」という意味ではありません。
「ほぼ誰もがやりたがらない事、とは言えない」という意味です。

私が>>38であげた例ならば、
「生贄」という表現や「負担を公平に分かち合うべき」という主張が妥当な程度に
「ほぼ誰もがやりたがらない」
と言えます(おそらく極少数の例外しか存在しないので)。
しかし売春業の場合はそこまで言い切れるほど「ほぼ」誰もが嫌がる事なのだろうか、
ということです。
収入の割に成り手が少ない、という程度の少なさでは
「負担を公平に分かち合わないと仕方無い」とまでは言えないでしょう。
(もっとも「負担を公平に分かち合うべき」というのも「国民全員が同意すれば」
ということでしたので、あまりこの話を続ける意味も無いのですが。)

>要するに「やりたい人もいるのだから、・・

これ以下に書かれていることについて特に異論はありません。
特に、自分の性を商品にしたい人にはする権利、したくない人にはしない権利、
どちらの権利も大切だという基本線は一致しているようですから。

>そのときに初めて「追いつめられなくとも売春したがる人」がゼロなのか、それとも意外に多いのかが判ることになります。

援助交際の現状を見ればだいだい想像がつきますね。
「意外」のボーダーラインは人によって違いがあるでしょうけど^^;

53うろちい:2003/12/16(火) 09:28
>売春を「仕事」として見た場合、「股を開いて寝るだけ」というほど単純な職業ではありません。

「股を開いて寝るだけ」でもそれなりに商売になるでしょう。
それ以上のことをすればそれ以上の商売になるのであって。
職業といっても磨いた技や能力を発揮することに対価が払われている部分もあれば、「する」と決意し実行すること自体に対価が払われる部分もあります。
売春ほど後者の部分が大きい商売といったら自分の臓器を売ることくらいじゃないですか?
前者と後者との比を考えることが、「人々はどれだけある職業をやりたがっていないか」を考えるうえで意味があります。
僕が「職能云々」といっているのはそういう観点から述べています。
異なる現象を分析比較するときは採用する概念次第で分類は異なります。
僕の言っていることと「売春婦はウェイトレスとは異なる性質の(どちらに優劣というものはありません)技能が必要であり」というのは相反する命題じゃありません。
ねじれの関係にある2直線でも特定の方向を持った物差しをあてれば何らかの数値を示すものです。

54ヤスツ </b><font color=#800000>(CnaUXqoo)</font><b>:2003/12/16(火) 09:42
「股を開いて寝るだけでもそれなりに商売になる(開業に技能が不要)」とした上で、就職希望者の多寡を論じたいなら、
ウェイトレスではなくて、物乞いと比較すべきでは?
「座って缶をおいておくだけでもそれなりに商売になる」んだし。

「股を開いて寝るだけ(何もしなくても、身体を提供するだけで)でも商売になる」という評価は、「売春は身体を提供すれば、技術や技能は一切不要な軽労働である」という認識なのでしょうか?

1)売春は、身体を提供するだけで特殊な技術や技能のいらない軽労働である → のに、人が集まらないから報酬が高額だ
2)売春は、身体を提供すると決めた「意志」に対して対価が支払われる軽労働である → のに、人が集まらないから報酬が高額だ

でしょうか?

買春する側は別に「する(自分の身をひさぐ)と決めた、売春婦の決意」に金を払っているわけではないと思うんですが。
極論すれば、「肉体の性能及び売春婦の技能」に対価を支払っているんだと思いますが。

55イカフライ:2003/12/16(火) 09:48
>>51

 この職能の問題ですけれど。
 どんな職業でも、それにあった適性や職能は必要ですよ、ただ、売春というのは、学歴だとか国家資格とかそういったものは要らない。
 そういう点では、入るには広き門ではある、ということじゃないでしょうか?

56ヤスツ </b><font color=#800000>(CnaUXqoo)</font><b>:2003/12/16(火) 11:15
ううーん。
そうだとして。それが

「売春は人々がやりたがっていない商売」

の説明になっているかどうか。

「やりたがっていないが、結果的にやりやすい商売になっている」が、「日本の現状では違法である」
「違法だけれども供給に対してロスが少ない商売なので、確実性が高い」

先日、美容師さんと仕事の大変さについてお話しする機会があったのですが、「美容師は飲食店に比べればまだ楽なほう。在庫を抱えても、在庫にロスが生じることはほとんどないから」という話が出ました。
商売というのは「たくさん仕入れれば仕入れが安くなり、需要が供給を上回れば高く売れ、需要が供給を下回れば在庫にロスが出る。仕入れたものが長期に渡って価値が変質しないもの(生鮮食品ではないとか、流行に左右されないとか)であり、貯蔵に費用がかからないなら問題は少ない。短期間で変質する(価値が下がる)ものの場合、在庫ロスが生じる。このロスを減らす、圧縮することが利益増に繋がる」んですよね。
で、売春に当てはめますと。

需要と供給を見ると、まだ需要のほうが多い(男女比が1:1だとすれば、全女性が供給に同意しない限り、需要のほうが多いのは当たり前(^^;))。
供給側は品質として価値がなくならない期間(年齢)がある程度絞られるが、その期間中は在庫ロス(在庫は身体です)は出ない(性病罹患・妊娠事故がないとして)。
在庫ロスが出ないで、稼働した分だけ収益が上がるので、売春は商売としては非常に効率がいい。
効率がよく収益率が高いことから、「(A)高収入獲得手段として恒常的に就労する人」「(B)目標金額に短期間で到達した後は、離職する人」が考えられる。
(A)は常時売り、(B)は量り売りでしょうか(^^;)
援交などは(B)のケースと思いますが、「目標金額(当人が考える自分の値段)」は人によって異なりますので、一概には断言できないところです。

また、臓器売買は、売ってしまうと在庫がなくなるので、繰り返し供給できる売春に比べると収益性は高いとは言えない。

ウェイトレスは、常時募集(需要)があるが、定員が埋まれば募集が終わる(需要が満たされる)ため、供給希望者自身が余剰在庫になってしまう。

売春は
「恒久的にやりたいと思っても、肉体年齢の衰えという供給可能期間の上限があるのでできない」
「恒久的にやりたくないと思っている人は多いが、本人の決めた【目標金額】を稼ぐため、という時限設定で【やってもいい】と考えている供給者は決して少なくない」
と、そのように認識しています。

57イカフライ:2003/12/16(火) 12:42
>>56

>「売春は人々がやりたがっていない商売」

 少なくとも現状では、やりたがらない人のほうが多い商売ではあることは事実でしょう。
 で、その理由がどこから来るのか?ということです。
 ひとつは、3K、まず汚い、これは精神的にではなく物理的にも汚いですよ。いくらシャワ−やお風呂に入ると言っても、初対面の赤の他人と非常に緊密に肉体接触するわけですし、なかには体臭や口臭がキツイとか、不潔な人とかもいるでしょう。
あと危険、もありますね。昔池袋でホテトル嬢が客を刺した事件がありましたが、これはプレイを録画していたビデオによって彼女の正当防衛が証明されたと記憶しているのですが。
身元のわからない男性と密室に入るわけですから。
 また、風俗業はヤクザ屋さんが経営している場合も多いですよね。そうなると、従事者の権利がどの程度守られるのか?
合法化すべし、という私の意見には、安心して働ける職場にしよう、というのが、このあたりからもあるのですが。
 あと、キツイ。これが一番微妙なんです。
 「キツイ」というのは、肉体的なきつさと精神的なきつさがあります。
 売春は、人体の中でも脆弱な器官を使用する職業ですから、肉体的なきつさは確かにあるでしょう。しかし、それをいうのならば、キ−パンチャ−の腱鞘炎や、眼精疲労、また、書店員の椎間板ヘルニアなど、肉体機能の酷使による職業病と言うのは存在します。
 だから良い、というのではなく、それを改善する(例えば、客は一日何人まで、とか)方策は取れる、というより、そういう方策を作る事によって従事者の負担を減らすことこそ必要でしょう。

 で、最後に残る精神的なキツサです。
 どんな仕事でも多かれ少なかれ精神的なきつさはつきものです。お金貰うのに、楽な事なんてない。
 ただし、売春のきつさは、それとは異なるものは確かにあるのです。
 それは、世間的な評価が得られない、それによって本人自身も、精神的な負担を負う。
「世間体」って言葉、ありますよね、そんなもん気にするな、というのは、逆に人間がいかにそれをきにせずにはいられないか、という証明です。
 私達は、職業に貴賎は無い、と習います。例えば、道路工事をしている人を指差して
「勉強しないとあんな風になっちゃうのよ」
という母親は非難されます。けれど、
「売春婦になっちゃダメ」
という母親は非難されないのです。

 私が「偏見」と呼ぶのはそこです。

 性を売ってはいけない、よくそう言いますね。
 でも、実は女はずっと性を売ってきたんです、「結婚」という形で。
 そういうと、結婚と売春をいっしょにするな、という反論は当然でしょう。
 結婚はセックスだけではない、確かにそうでしょう、けれど、主婦労働、ってつきつめれば「遺伝子の再生産」なんですよ。
 それ以外の事は、いくらでも代われる。例えば両親と息子3人の家庭があるとします。殆どの場合、母親が主婦をしてはいますね。
 けれど、両親と長男、三男が外で働いて、次男が家事を請け負い、彼の生活費を他の家族で負担する事は充分可能です。
 掃除も洗濯も料理も、もっというと、育児も介護も「主婦」でなくたって出来るんです。
 実際、女性の社会進出が進むと、結婚率が下がって少子化になる。
 これって、結婚以外にも、選択肢が増える、ってことではないですかねえ。

 結婚は愛する人とするもの、っていうのも、私達は当然の様に考えていますが。
これも実は、歴史的、世界的にみると非常に狭い範囲の価値観ですよね。
 実際、半分は愛、半分は生活、という理由で結婚した女性は、今の時代でも、いるのではないかなあ。

58ヤスツ </b><font color=#800000>(CnaUXqoo)</font><b>:2003/12/16(火) 13:01
結婚のことを「永久就職」と呼んだりしてましたもんね。一時期。

売春は、それを専業にするしないに関わらず、やりたがらない人のほうが多い商売であることはイカフライ女史の仰るとおり事実でしょう。

・汚い(生理的嫌悪感)
・危険
・キツイ

のうち、「汚い」については、売春に限ったことではなく……日本人はもともと「清潔好きな民族だ」と言われてきましたが(江戸時代に入浴習慣や歯を磨く習慣がすでに一般化していたことなどを指す)、昨今では「自宅の食器ですら、使う前にもう一度洗う」「ファーストフードのトイレには、エタノール洗浄機がある」など、かなり行く所まで行ってる「過剰衛生観」が広まってきています。
コンビニのおにぎりは誰が握ったか判らないから食えない、とかそういう人も珍しくないそうです。
「他人との接触は汚い」という感覚が、さらに鋭敏化した感覚が、「他人との粘膜接触は汚い」というものに繋がっていないとは言えません。
もちろん、「赤の他人との接触から性病に罹患する可能性」(これは危険にも入ってきますが)が低くないわけですから、これについて過敏になることは諫められることではないと思います。

危険については、これは「性病罹患からの防護」も含めてですが、「職業としての理解が進まないが故に、就労者の防護を十分に行う措置(法的保護、物理的保護)が不十分だ」ということにも起因するか、と。
極論しちゃうと、「非合法だから売春婦が単独で売春をしなければならない。客から身を守る方法がない」「非合法だから客から売春婦を守るのがヤクザなどの非合法組織にならざるを得ない。客からは守られるが、ヤクザから身を守る方法がない」などなど、非合法であること(義務を負わない代わりに、保護もされない)が、危険を高めているのでは、と考えられます。

キツイに関しては、「イヤなら他の仕事をしろ」になっちゃいますが(^^;)、「他の仕事もキツイ、他の仕事では儲からない」から売春を選んだ人が「売春はキツイ」と思うなら、売春より楽で安い仕事か、売春より楽で儲かる仕事をさらに探せばよい……としか言い様が(^^;)
椅子に座って「頭と腕」を使ってする労働は、肉体労働の人から見れば「楽でいいね」と言われがちですが、実際にはそんな楽なもんでもない。逆もまた然り。
また、同じ労働をしてキツイと感じるか感じないかは、従事者の許容力の問題でもありますが……
「過重労働によるキツサ」に関しては「合法化によって労働時間を管理する」で改善できそうな気もします。

精神的なキツサが、「働きについて世間的評価が得られない=偏見」にあるという話について。
おそらくは、ここが重要なポイントになるんだと思いますが……

「病気罹患の危険性」「衛生上の不快感を伴うこと」「肉体的(物理的)な疲労」は、他の仕事でもあり得ること。
とすると、「業務内容・実績・必然性について、世間的評価が得られない」について考えてみましょう。

長くなりましたので改稿します。

59ヤスツ </b><font color=#800000>(CnaUXqoo)</font><b>:2003/12/16(火) 13:31
まず、本題に入る前に、「業務内容・実績・その業務の必然性について、世間的評価が得られない」という職業は他になかったかな? と考えてみました。
正確には、「かつて得られなかったが、今はそうでもなくなっているもの」。

「芸術家、それに準じる日常生活上必須とは言えない創作活動に従事する職業」
「小説家、漫画家などの創作物執筆業」

芸術家(画家など)は、メディチ家のような「収益を求めない資産家の理解者」や「教会などの建築物への需要」が発生する前は、需要が存在しない市民からの評価は高くありませんでしたよね。「需要の発生」と「理解者の増加」が評価を作ったのであって。
映画、小説、マンガは「影響力がある」「高い収益が上がる(需要が多く、それを満たすことで収益が上がることが、資本を投資する側に理解された)」「経済効果がある」などから社会的に評価されるようになりましたが、昔は決して世間的評価は高くありませんでしたよね。
ゲームなんかの場合、今日では日本の基幹産業のひとつになってますし。

エロマンガの場合、出版界では「ロスが少なく手堅いジャンル(発行部数は決して多くないけど、返品率が低くロスが少ないそうで)」という評価があるそうで、デビューはエロからという漫画家さんや、会社立ち上げはエロから、という出版社も少なくありません。
収益性は理解されているし、需要は爆発的ではないけど手堅い。

でも、世間的・社会的評価はなかなか得られない。
なぜか。

単純(あんまりこういう単純化はしたくないんですが)に考えると、
「エロで喜ぶのは、男女のうち男だけ」(1/2)
「エロで喜ぶのは、女を自力確保できない不完全な男または実力(魅力)不足の男だけ」(1/n)
「世間=女を自力確保できた既婚者中高齢者(性の充足に関しては勝利者)から見れば、自力でそれができない男に女をあてがうことを肯定することはできない」
とも考えられます。
ちなみに、これは「エロ(ここでは売春も創作物も全て含みます)を商品化することに否定的な男性の考え方」を単純化してみたものです。(特に3項目)
これが全てとは到底思いませんし、これ以外の考えもあるものと思います。

平たく言うと、
「金で女を買うとは何事だ。金を出さずに(愛で)女を確保できない力不足を、金を払って女を束縛することで満たすのは、男らしくない」
ていうことかな、と。

でも、「結婚することで、女性の生活(にかかる費用)を保障すること(長期契約すること)」は、金で女を束縛することにはならない。
有無はやはり「愛」があるかないかということなんでしょうかねぇ……

やはり「愛のないsexはいけない。(sexは、愛がある場合のみしてもよい、という前提に基づく)金を授受して行われる愛のないsexを肯定わけにはいかない」ということなんでしょうか。

そして「愛」というのは、嫡子妊娠の有無のみというか……

うーん、なんか収拾付かなくなってきました。

60うろちい:2003/12/17(水) 08:29
>>52 スライムベスさん
>私が>>38であげた例ならば、
>「生贄」という表現や「負担を公平に分かち合うべき」という主張が妥当な程度に
>「ほぼ誰もがやりたがらない」
>と言えます(おそらく極少数の例外しか存在しないので)。

スライムベスさんはそもそもの僕が主張する「負担を公平に分かち合うべき」理由を読み誤っているようです。
だから「ほぼ」と言う言葉の厳密さを厳しい方に求めるのでしょう。
僕の「ほぼ」は公娼募集(有給)によって集まった人たちの中に社会が義務を果たさなかった為に追いつめられた人がいる可能性さえ示せれば良いんです。

61うろちい:2003/12/17(水) 09:00
>>49 スライムベスさん
>ただしこの場合の例(慰安婦調達)では選択圧力を働かせていると
>いえるのかどうか疑問です。
>国が慰安婦に市場価格の2倍程度の給料を出す、というような例なら
>明らかに選択圧力を働かせていることになりますが。

横槍ですが・・
a円で売っていたものを、銃を突きつけることで(a-b)円までまけさせることができた。
このとき差額のb円がもつ権力(強制力)と銃が持つ権力は同等である。
・・っていう分析をしないと経済関係に潜む暴力的な構造を見逃すことになります。
スライムベスさんの例では給料8割分の強制力が給料2割でも働かざるを得ない何らかの強制力と同じ力です。
何故最初から二つの権力を区別をする必要があるのですか?
それは多分、自由経済での金権力は基本的に正当であり、そうでない強制力は不当なことが多いということを無自覚に前提に置いているからではないですか?
本当は「ある権力の存在を許容すべきかそうでないか」を議論すべきなのにです。

もしこの無自覚が本当なら、まずはそれに気づいてもらえないと、売春是非の議論はかみ合わないものになると思います。

62ヤスツ </b><font color=#800000>(CnaUXqoo)</font><b>:2003/12/17(水) 16:32
公募というのが、「相場より安く働かせるための徴用」なら、「差額が強制だ」というのはなんとなくわかるんですが、公募というのが「希望者が少なくて、相場より上乗せされた金額を前提足した徴用」だった場合はどうなるんでしょうか?

a円で売っていたものを、銃を突きつけることで(a-b)円まで負けさせることができた (a-b)円

ではなくて、

a円で売りたいが、売り物として調達するのに、さらにb円を仕入れ元に払わなければならない (a+b)円

のような場合。
売春が政府の公募によって行われて……という場合で、売春に市場原理が働いて「いない」、または、「売りたいが買い手がいない」と仮定しているのなら、「本当はa円で売りたいが、b円負けさせられた」というのは理解できます。
でも、うろちい氏が仰るように「売春なんて誰もやりたがらない。なり手がいない。が、仕方なくやる人しかいない」という場合は、むしろ「a円ではなり手がおらず、b円をさらに上乗せしなければ希望者が集まらない」のでは?
「a円でもやる」というほど切迫している人に対して、政府が「b円安くしろ」と強制する……という話は、被占領スレの話題では?(笑)

解決策は「売春を国の専売にせずに市場開放しろ」「国は相場より安い金額を提示してはいけない」「相場は市場原理に従わせろ」でよいのでは?

売春に従事するのが厭だ、だからやりたくない、という人間が多ければ、売り手市場になり報酬は高まるでしょう。
売春に従事するのはイヤだが、やってもいい(やりたくあろうがなかろうが、実際にそれを実務として選ぶ)人間が多ければ、買い手市場になり報酬は安くなるでしょう。

現在のところ、日本における売春が高報酬なのは、「従事する人が少ない」が一因であることは間違いないでしょうけど、それは必ずしも「イヤだから」というだけではなく、「非合法だから」「ハイリターンに応分のハイリスクがあるから」というのもあるかと。
生理的抵抗感はもちろんなくならないでしょう。けれども、「赤の他人にここまでなら許せるボーダーライン」はときによって時代によって変わっていくものですし(そう言えば、オーラルセックスがごく普通の技術になったのって、1970年代以降でしたよね)

「国による強制」が、「労働の結果に対する、他の業種と対等な課税」程度にまで留まるようにするためには、

・合法化
・業界団体の設立
・市場原理の導入

が不可欠かもしれません。

63クイックスルー:2003/12/17(水) 17:35
>>62
うろちい氏のレスは
スライムベス氏 >>49 の
>国が慰安婦に市場価格の2倍程度の給料を出す、というような例なら
明らかに選択圧力を働かせていることになりますが。

に対するものだということ、分かってますか?

64ヤスツ </b><font color=#800000>(CnaUXqoo)</font><b>:2003/12/17(水) 18:02
>>63
それは踏まえていますが。

65スライムベス:2003/12/17(水) 19:09
>>60うろちいさん

>スライムベスさんはそもそもの僕が主張する「負担を公平に分かち合うべき」理由を読み誤っているようです。

うろちいさんは私がどのように読み誤っていると考えているのでしょう。
教えていただけますか?

>僕の「ほぼ」は公娼募集(有給)によって集まった人たちの中に社会が義務を果たさなかった為に追いつめられた人がいる可能性さえ示せれば良いんです。

これは「可能性を示すことが目的だ」という意味でしょうか。
それとも「可能性を示すことによって自動的に別の主張を根拠付けることになる」
という意味で言っているのでしょうか。

66スライムベス:2003/12/17(水) 19:11
>>61

a円で売っていたものを、銃を突きつけることで(a-b)円までまけさせることができた。
このとき差額のb円がもつ権力(強制力)と銃が持つ権力は同等である。
・・っていう分析をしないと経済関係に潜む暴力的な構造を見逃すことになります。

権力は同等であっても意味合いはまったく違います。
相手にネガティブな選択を迫っているのか、それともポジティブな選択を提示しているのか、
という点が重要です。

例を挙げましょう。
いま子供に肩たたきをさせようとする時、「100円の小遣いをあげる」と提示するとします。
それで100人の子供のうち50人に同意させたとしましょう。
一方、「肩たたきしないと殴る」と脅かすことでやはり
100人の子供のうち50人に肩たたきさせることが出来たとしましょう。
この時、100円の持つ権力と恐喝による権力は等しいことになりますが、
意味合いが違うことは明らかです。
前者のやり方なら常に問題が無いとはいいませんが、
少なくとも後者のやり方は人権上はっきり問題があります。
これが私の言う「強制力の本質的な違い」です。

>それは多分、自由経済での金権力は基本的に正当であり、そうでない強制力は不当なことが多いということを無自覚に前提に置いているからではないですか?

上に述べたことで説明になっていますよね。

>まずはそれに気づいてもらえないと、売春是非の議論はかみ合わないものになると思います。

むしろ私の方が気づいてもらいたい・・
なんて書いたら失礼か^^;
以後自粛します。

67スライムベス:2003/12/17(水) 19:14
すみません、>>66を少しリライトしました。

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>>61うろちいさん

>a円で売っていたものを、銃を突きつけることで(a-b)円までまけさせることができた。
>このとき差額のb円がもつ権力(強制力)と銃が持つ権力は同等である。
>・・っていう分析をしないと経済関係に潜む暴力的な構造を見逃すことになります。

権力は同等であっても意味合いはまったく違います。
相手にネガティブな選択を迫っているのか、それともポジティブな選択を提示しているのか、
という点が重要です。

例を挙げましょう。
いま子供に肩たたきをさせようとする時、「100円の小遣いをあげる」と提示するとします。
それで100人の子供のうち50人に同意させたとしましょう。
一方、「肩たたきしないと殴る」と脅かすことでやはり
100人の子供のうち50人に肩たたきさせることが出来たとしましょう。
この時、100円の持つ権力と恐喝による権力は等しいことになりますが、
意味合いが違うことは明らかです。
前者のやり方なら常に問題が無いとはいいませんが、
少なくとも後者のやり方は人権上はっきり問題があります。
これが私の言う「強制力の本質的な違い」です。

>それは多分、自由経済での金権力は基本的に正当であり、そうでない強制力は不当なことが多いということを無自覚に前提に置いているからではないですか?

上に述べたことで説明になっていますよね。

>まずはそれに気づいてもらえないと、売春是非の議論はかみ合わないものになると思います。

むしろ私の方が気づいてもらいたい・・
なんて書いたら失礼か^^;
以後自粛します。

68武蔵:2003/12/18(木) 07:52
>>57
>性を売ってはいけない、よくそう言いますね。
>でも、実は女はずっと性を売ってきたんです、「結婚」という形で。

イカフライさんは結婚は売春であるという説をお持ちのようですね。
ある種の結婚の、ある局面に於いて、それは正しいと思います。
しかし、家父長制度上の悪い面でも結婚と売春には根本的な違いがあります。

1.結婚にはあなたのいう「遺伝子の再生産」を求めますが、売春には求めません。
 言い換えれば、「遺伝子の再生産」のためだけに性行為を求めますが、
それが終われば妻に性行為を求めなくなる場合もありえます。
性の充足を外に求めるのです。
「妻は家族だ。家族との性行為など近親相姦のようで嫌だ」という冗談口があるくらいです。

2.妻に求めるもうひとつは、家庭を守る良妻賢母としての働きです。
 家事のきりもり(家事労働そのものは人にやらしてもいいのですが)と
子どもの養育などです。
そう言うことを、売春者には求めません。

買売春の合法化は、女性を二種類に分類します。
家庭を維持する良妻賢母と、性的満足を与える娼婦に。

69武蔵:2003/12/18(木) 07:54
>>67

>前者のやり方なら常に問題が無いとはいいませんが、
少なくとも後者のやり方は人権上はっきり問題があります。
これが私の言う「強制力の本質的な違い」です。

アメとムチですね。
ムチには「人権上はっきり問題があります。」
「獄死」した人の名前が浮かびます。

「転向」した人はその何倍いるでしょうね。
自分で自分を裏切った苦悩は自分で背負うしかありません。

人間の弱みに付け込む「アメ」には
私は「ムチ」以上の人権侵害を感じますが・・・・

70武蔵:2003/12/18(木) 07:56
こんなニュースがありました。

――――――

ホテル代払ったことで「買春」立件、容疑の会社員を逮捕

家出中の女子中学生にホテルでわいせつな行為をしたとして、警視庁は16日、横浜市青葉区荏田西4丁目、会社員西友一朗容疑者(26)を児童買春・児童ポルノ禁止法違反の疑いで逮捕した、と発表した。少女には現金を渡していなかったが、ホテル代を支払ったことが、宿泊先を探していた少女への利益になったとして、「買春」容疑で立件した。
 渋谷署の調べでは、西容疑者は8月28日夜、東京・池袋のホテルで、名古屋市立中学3年の女子生徒(14)に宿泊代約6500円を支払う約束をして、18歳未満であることを知りながらみだらな行為をした疑い。
 生徒は8月中旬に上京。インターネットの出会い系サイトに「14歳で家出中。泊まる場所を探しています」などと書き込み、知り合った男性とホテルなどに泊まっていたという。9月1日、渋谷で同署が補導した。 (12/16 23:28)

http://www.asahi.com/national/update/1216/033.html

――――――

「未成年者との性行為」ではなく
「未成年者買春」が罪になる。
 これをどう思われますか?

71ヤスツ </b><font color=#800000>(CnaUXqoo)</font><b>:2003/12/18(木) 09:48
>>68

結婚の持つ要素について。

・遺伝子の再生産(嫡子の【製造】)
・夫の性欲を満たす、同様に妻の性欲を満たす(一方に性欲があり、一方の性欲がない場合、性欲がある側に合わせると性欲のない側はそれに付き合うのが精神的苦痛になりませんか?)
・嫡子の養育
・共同生活(衣食住の共有化)を相互扶助

売春は、この中から、「性欲を満たす」という、場合によっては夫婦間で行うことがどちらか一方の精神的苦痛に至りかねない(結婚生活を破壊しかねない)事柄を、外部委託する(される)ことを引き受ける仕事である、と。

>妻に性行為を求めなくなる夫
・妻に異性としての魅力がなくなる<これ重要。
 (妻の異性=生殖対象としての耐用年数が過ぎる、妻が異性である努力を放棄する(養育で忙しいとか、「女」であることを怠けるとか)、夫をつなぎ止める努力を不要と考える、夫を不要と考える、などなど)
・「妻は家族だ。家族との性行為は近親相姦のようで厭だ」<冗談というより、それは異常性愛者ですな(笑)

>良妻賢母としての働きを妻に求める
 これですが、武蔵氏は妻にそういうことを求めているのですか?(もしくは、求めていたのですか?)
 家父長制を反対するけど妻に良妻賢母であることを求めているのでしょうか?(^^;)

 妻は子を産めば嫡子の母になります。
 夫は妻を「母」として子に譲った後、自分自身が甘える対象(擬似的な母性を感じる対象)として売春従事者を選ぶ、という行動を取る場合があるわけですが、そのへんはどう思いますか?
(猿や熊が、子供と夫との間で「妻/母」を奪い合うという行動はよく知られてますね。猿や熊の場合、子供を連れている「母親」は性欲がないので、子殺しをして性欲を満たし(結果的により強い遺伝子が残る)新たな子を作るという行動を取りますが、人間は自分の子供を殺して妻を奪い返すことをしない変わりに、家庭生活(拡大再生産のための生活)の他に、過剰な性欲を解消する手段として「売春」という方法を発明した、というのはいかがでしょうね)

>売買春の合法化は女性を二種類に分類する

以上から、二種類に分類されるのではなく、「結婚に求められることのうち、場合によっては結婚を崩壊させかねない要素となりうる【余剰性欲】を、外部委託として処理する方法」として売春があり、それを仕事として引き受ける女性と仕事として引き受けない女性の二種類がある、ということでは。

そういえば、武蔵氏は娼婦聖母説をどう思います?みたいな問いをスルーしていましたね。この問いもスルーされると思いますが一応聞いておきますね。
「売春従事者(=娼婦)に甘える、救われる」と考え、それを必要とする人がいる、ということについてどう思われますかね?

72ヤスツ </b><font color=#800000>(CnaUXqoo)</font><b>:2003/12/18(木) 10:14
さて、>>71で少し触れましたが、私は売春は「夫婦生活のうち、解消が難しい性欲処理を引き受ける、外部委託」と位置づけました。

わが国での結婚とは、
・共同生活を営む
・性行為の相手を限定する(嫡子の正統性を明確にするため→武蔵氏の否定する家父長制を際だたせるため、ですか(笑))
・遺伝子的由来のはっきりした嫡子を作る
・嫡子を共同で扶育する
・嫡子に財産を継承させる
のが主な目的ですね。

で、売春というのは、本来は「結婚生活」の中で解消すべき「生殖」のための性欲が余った場合に、「性欲の解消」を、結婚相手以外と行う行為、と見てよいでしょうか?
ただしこれは、「結婚している人間にとっての売買春」で、結婚していない人間にとっての売買春はまた別になりますね。それは取り合えず横に置きましょう。

で。夫婦にはいくつかの状態があると思います。どの状態のときに「夫婦以外との性行為が必要になるのか」を、お互いに確かめ合いましょう。

1)相互に性欲があり、相互に行為が可能な場合
2)一方だけに性欲があり、相互に行為が可能な場合
3)一方だけに性欲があり、性欲のないほうは行為が不可能な場合
4)双方に性欲はあるが、一方が相手には性欲を感じない場合
5)相互に性欲があり、相互に行為が不可能な場合
6)相互に性欲がなく、相互に行為が可能な場合
7)相互に性欲がなく、相互に行為が不可能な場合

これは、「精神的には互いに相手を愛している場合」だけでも、これだけの組み合わせが考えられます。
「どちらか一方が愛していない場合」「双方が互いを愛していない場合」は、組み合わせはさらに増えます。
双方が相手を嫌いになり、なおかつ子供がいなければ離婚はたやすいですが、どちらか一方が相手を愛していたり、子供がいた場合の離婚はたやすくありません。

で。性欲とは、「生殖行為を誘発促進するための生理的現象」です。
これで、生殖が完了(充足)することと同時に性欲が消えるならいいんです。女性は子供の扶育(母乳を与えるなど、母性が必要な扶育)がありますので、扶育期間中は性欲が消失する傾向が強いようです。
が、基本的に男性の機能というのは「生殖(のための)行為を常に求め続ける」ようにできていて、子供がいるから性欲が湧かない……ように、全員がなるかと言いますと、そうともなりません。
そうすると、「一方だけに性欲があるが、それは解消されない(=性的ストレスの発生)」という状態に陥ります。

ここで、「性欲の解消を我慢し、なおかつ夫婦生活を維持する」という選択肢はベストではないけれども、ベターなのでしょうね。
ただ、その状態が長く続くうちに、「だったら性欲の解消のために、夫婦生活を解消する」という選択肢も出てくるかもしれません。
夫婦であることを維持するために性行為を我慢することと、性行為の相手として相手を限定することを維持すること、どちらに価値を感じるかは人それぞれですが、「結婚したら二度と離婚しない」ということを前提に「性行為も同様である」としていくと、「実は一方が愛してない場合でも、性行為はしなくちゃいけない(義務の発生)」という形で、どちらか一方に結婚生活を続ける上で負担となるような圧力を加えることになりかねませんよね。

「結婚したことに不満はなく、子供も大切、夫も大切。しかし夫とはもうsexはしたくない。しかし夫はsexを望んでいる」
こういう場合、夫はどうしたら? 一生我慢?

73ヤスツ </b><font color=#800000>(CnaUXqoo)</font><b>:2003/12/18(木) 10:37
>>70
それが現行の法律なら、従うしかないのでは?

で、売買春の是非を「今ある法律に照らし合わせて」ということであれば、基本的には全て「非」になるんじゃないですか?
>>70で挙げられた事件は、「現行法に照らし合わせての立件」なわけですから特にどうこう言うことはありませんが。

現行法が「どうなのか?」ということを踏まえた上でのコメントを期待しているのであれば、

1)他人との性行為(配偶者以外)を認めるか否か
2)他人との性行為に金銭授受(当人への支払いまたは当人の利益への協力)を認めるか否か
3)未成年の自己判断を認めるか否か

の三つから判断する必要があるのでは? この件では、
(1)は問われていない。(2)は買春として現行法に照らし合わせると違法。(ホテルへの宿泊が双方の合意であった場合、ホテルの宿泊に本来必要な費用のうち少なくとも半分は少女が負担する「はず」だった。男性はホテル代を出す=少女の負担分を肩代わりしている(これが利益供与/金銭の間接的授受に相当)
(3)は、相手が成人ではなく未成年だったので、「他人との性行為を受け容れること、その代わりにホテル代の負担を相手に求めること」などを決めた未成年本人の自主判断は、「尊重されるべきではない判断」だった。その意味で、未成年者との性行為の間には「合意」は存在しない(未成年は、正しい自主判断が不可能)。
合意がない性行為は、等しく「強制」の性質を持つので違法。

児童買春・児童ポルノ禁止法は「自主判断ができない未成年を保護する」ことが目的。

で、ここからは「前提を変えての仮定」の話。
「子供の自主判断を成人なみに尊重する」のだったら、児童買春・児童ポルノ禁止法は、子供の自主判断を成人が勝手に制限する法律ということになるので、児童買春・児童ポルノ禁止法が違法。
「売買春禁止は、公衆衛生上の性病予防策として整備されたものなので、性教育・物理的対策を含めて性病予防策が他に取れるのであれば、この法律は必ずしも必要とは言えない」
「性行為に対して対価を取る商行為は、肉体労働による技術・束縛時間に対して対価を取る他の商行為とは、違いはない」

日本には姦通罪はありませんので、例え夫婦のいずれかが配偶者以外と性行為に及んでも、公的には処罰を受けません。ましてや武蔵氏が挙げた事件では、男性は独身か既婚かが不明ですので、(1)は違法ではありません。

現在、姦通罪を適用しているのは、イスラム教義が日常的な法律にも反映されているアラブ諸国を除けば、台湾と韓国ぐらいだそうです。
http://www.kbn-japan.com/KN020828-01.htm ←韓国で姦通罪で夫を訴えた結果、和解のチャンスを失って家庭を崩壊させてしまった主婦の後悔について報じたニュース

以上から、「配偶者以外との性行為」そのものは違法性は薄く、売買春の是非を問うための素因とはなりにくいということです。

74イカフライ:2003/12/18(木) 10:44
>>68

>買売春の合法化は、女性を二種類に分類します。
家庭を維持する良妻賢母と、性的満足を与える娼婦に。

これ、古いっすよ、考えが。
「処女性」「貞操」その概念こそが、女性を二つに二分してきたんです、これは戦前の発想ですよ。

 伊藤野枝は、17歳の時、「女性を縛るものは、どうやら貞操であるらしい」と書いているんですよね。
昭和4−50年代の少女ではありません、大正時代ですよ。この当時、それだけのことが考えられたのは、さすがですが。
良妻賢母の女性に「処女性」「貞操」を求める、遺伝子の再生産、その出所をはっきりさせる為に。
そして、その保障として妻・母の権利を与える。家事のきりもりや子供の養育という仕事をすることによって、夫から生活保障を受けられるわけですから。

75ヤスツ </b><font color=#800000>(CnaUXqoo)</font><b>:2003/12/18(木) 10:52
ちなみに、姦通罪については韓国では廃止を叫ぶ声が高まっており、逆に日本国内では「姦通罪を復活させろ」という声があります(高まってませんけどね(^^;))。

日本では昭和22年に廃止されています。廃止事由は「男女の性差を廃止、平等性を高めるため」のようで。
http://www.geocities.jp/toshio2003jp/dokoka-2.html

姦通罪という言葉が使われていたかどうかはともかく、「不義密通を罰する罪状」というのは江戸期にはすでにあったようです。
これは、「妻の不倫の現場に夫が踏み込んだ場合、夫は妻と相手の男を殺しても罪に問われない」というもの。ただ、抜け穴が多く(^^;)、禁止しても禁止しても大流行(というか日常化)していたので、その都度どんどん厳しいお触れが出たんだけど、結局全然守られなかった、ということです。
間男の側も、相手方に金を包むことで「示談」にするケースがほとんどで、その相場も決まってました。←言ってしまえば、「後払いの売買春の容認」と言えないこともないですな(笑) 美人局ってこのあたりから発展したモノらしいですし。

戦前の姦通罪は、「妻の不倫が発覚し、その現場に踏み込んだ場合、夫は、妻と相手の男を告訴していい」というようなもの。江戸期の不義密通の罪を下敷きにしているの感じです。ただ、逆の立場で妻が夫を訴えられないということで廃止になったらしいですね。
韓国の姦通罪は妻が夫を訴えることも可能になっていますが、短期的にファビョーン!と訴えて、国家権力が「家庭内に介入」することになり、報復心は満足させられるけどその後の関係回復が不可能ということから、廃止に向けた声が高まっている、ということのようでした。

売買春は、この「姦通」を、「金銭の授受を伴う商売」としているわけですが、
・姦通罪の廃止→女性(または男性)の特定の相手以外との性行為が違法ではなくなる→金銭授受による性行為の商売化(売買春、特に売り手の一般化)→公衆衛生上の問題&保守層の価値観を守るため売春禁止法成立→現在に至る
という流れも合わせてお考えいただくとよいかもです。

76ヤスツ </b><font color=#800000>(CnaUXqoo)</font><b>:2003/12/18(木) 10:56
ところで、たびたび混乱するんですが、武蔵氏は「家父長制」や「遺伝子の出自」をハッキリさせる戸籍法には反対なんじゃありませんでしたっけ?(^^;)

「妻は家庭で子を産み育て家を守れ」は家父長制を成立させるための考えですし、「遺伝子の出自がはっきりした子供を生み育てろ」っていうのは戸籍法を肯定することにはなれど、武蔵氏の自説の補強には繋がっていないのでは(^^;)

「家父長制を廃止しろ!」と言うなら、「良妻賢母粉砕!女性の自立を認め、女性に男性と同じだけの権利を!」と叫ばないと。
「遺伝子に縛られた戸籍法反対!」と言うなら、「遺伝子がはっきりしない子供の存在を認めろ!」と叫ばないと。

なんかチグハグに見えるんですけど、もしかしてその「例題」と「結論」を繋ぐ間の部分に、何かものすごい理論とかあるんですか?

77武蔵:2003/12/18(木) 11:05
>>74

いや、あなたの
>でも、実は女はずっと性を売ってきたんです、「結婚」という形で。

この考えが古いのですよ。
この考えに対するレスが古くなるのは当然です。

私は家父長制度のもとでの婚姻制度(家制度)にも当然反対だし
両性の合意のみに於いて共同生活でよいと思っています。

78イカフライ:2003/12/18(木) 11:05
ヤスツさんが>>59

>有無はやはり「愛」があるかないかということなんでしょうかねぇ……

>そして「愛」というのは、嫡子妊娠の有無のみというか……

 と書かれていますが、結婚が愛になったのは、日本ではほんの最近、それこそ戦後の事じゃないでしょうか?
 私の祖父母の頃には、結婚式の日にはじめて相手に会った、なんて話は珍しくなかったそうですし。
 大正時代の女学生達に吉屋信子の小説が熱狂的に支持されたのも、彼女等にとって恋愛と言うのは非常に憧れであったが、実際は一部の「不良」だけに許された特権であって、女学校を卒業と同時に親の決めた見合いでの結婚が当たり前だったからこそ、
「女学生同士のレズビアン」(あくまで、ファンタジィ−としての恋愛憧憬としての)に自己の願望を投影したわけです。

 ところが、戦後、男女同権思想が入ってきて、共学になって男女7歳にして席を同じゅうせんことがなくなった、同時に女性の社会進出が進み、性が解放され「結婚までバ−ジン」という価値観が崩壊した。

 かつては、家を継ぐための義務であった結婚の意味合いが薄れてきた。(全く無いとはいいません、今でも家のための結婚というのは、家庭の事情によって存在するでしょうし、そこまでいかなくても「親が孫の顔を見せろとうるさいから」とか「長男だから、田舎のばあさんがうるさいから」という理由でお見合いする男性は何人も知っています。)
 それに代わって出て来たのが「愛」なんではないでしょうか?

79ヤスツ </b><font color=#800000>(CnaUXqoo)</font><b>:2003/12/18(木) 11:21
>>78
「結婚式の日に初めて相手に会った」
で、ちと思い出しました。

明治以前、さらに遡って江戸元禄のお話で。「見合い」ってありますよね。結婚前に「ご趣味は」とか「後は若い者に任せて」とかいうアレ。
本来の「見合い」というのは、現代の見合いほどバッチリ「言葉を交わした」りはせず、ホントに「見合う」程度のものだったそうです。
いわゆる見合い婆(笑)というのは現在で言う所の結婚仲介(紹介)業で、当時も商売としてなり立っていて、見合いから祝言が成立すると、幾ばくかの祝儀をもらえたんで、それを目当てに結婚仲介を職業にしていた人もけっこういたとか。
で、当時の見合いというのは、湯屋(銭湯)の薄暗がりの中でそれとなく相手を見るとか、街道筋の茶屋で茶を飲んでいると、本命の女の子+連れ添いの女衆(おんなし)何人かが連れ立って、茶屋の前を通り過ぎていく(立ち止まりもしない)のをちらっと見るとか、まさに文字通り「見合い」だったそうです。

結婚の冒頭に愛は育ちませんわなぁ(笑) これじゃあ(笑)

恋愛結婚より見合い結婚のほうが長続きすると言いますが、(とは言っても、その他の要素が多すぎるので、戦前の離婚率と戦後の離婚率を単純比較しても無意味ですが)見合い結婚の夫婦のほうが晩年になるほどなんだか仲がいいというのは、言えてるかも。

>>77
「家父長制度の元手の婚姻制度に反対」で「両性の合意において共同生活でよい」とお考えの武蔵氏に質問ですが、

「同棲でいいじゃん! 夫婦別姓でいいじゃん! 離縁したときの子供の養育にも義務を儲けなくていいじゃん!」

ということでしょうか?
いわゆる「隣近所親戚一族の助け合い」的な地域共同生活というのは(最近は弱体化が進んでますが)、家父長制婚姻制度があって成立するものなんですが、それもなくていい、と?
そうしたことから不足する「相互扶助」は、政府が全部肩代わりすべきだと思ってます? 老後の面倒も政府が全部見てくれる、みたいな感じがよいのでしょうか?武蔵氏にとっては。

80イカフライ:2003/12/18(木) 12:53
 なんだか、板の主旨とは違うテ−マのこのスレが一番、盛り上がっている様ですが。
 この問題って、結構、いろいろの深いこと、孕んでいるような気がします。

 ・経済構造の問題

 ・婚姻制度(華族精度、戸籍制度)の問題

 ・倫理、道徳観の問題

 最後のは、実は、倫理・道徳というより、感性と体験に近い、部分が大きいと思うので、これやっちゃうと無限ル−プに陥りがちなんですが。

 で、経済の問題に関しては、うろちいさんのいわれる>>61

>それは多分、自由経済での金権力は基本的に正当であり、そうでない強制力は不当なことが多いということを無自覚に前提に置いているからではないですか?
本当は「ある権力の存在を許容すべきかそうでないか」を議論すべきなのにです。

ななさんの言われる権力、も同じ意味なのかな、と思うのですが(違っていたら訂正してください)。
 自由意志に見える様でも、そこに働く権力、というのは、経済的権力、とでもいうのでしょうか?
 ま、単純に言えば、「仕事だから(お金貰ってるんだから)仕方が無い」ですよね。

 うろちいさんのいわれる共同体の義務(社会保障を整える、といったような)が放棄されている段階で、そこからこぼれた層(経済的弱者とでもいうのでしょうか)が、「死ぬか、売るか」の選択をせねばならない。
これは、あかん、とは思います。
 悪徳手配師の問題にしても、なんでそんな酷い条件のもとで働くか、といえばそれしか生きる方法が無いからです。
 アフリカで子供が数千円で売買されているのも、そうでしょう、つきつめれば。生きる為に売るものがそれしかないのですよ、激しくやりきれない話ですが。
 江戸時代の人身売買だって、同じ条件下のもとで行われてきたことでしょうし、いくら法律や条約で禁止しても、貧困を根絶しない限り、こういう悲惨はなくなりません。

 で、こういう悲惨を、日本は克服してきました。
 現在、日本で売春している日本人で「売るか、死ぬか」という選択の元で売春をしている男女(男性の売春だってありますよ、特にゲイ向きのウリセンとかね)が、ほぼいない、と言っても良いでしょう。
 ほぼ、というのは、全くゼロではない、私の知らない例外もあるかもしれない、ということです。
 とは言え、現行の法律(破産宣告など)や福祉などで救済は可能な方法はあるんじゃないでしょうか?

 そこで、次の段階で出るのが、資本主義的金権力、です。
 単純に言えば、「金になるからやる」ということですね。実際、よりよい収入を求めて風俗の世界に飛びこむ女性はいます、結構な割合で。
 また、今、問題になる援助交際なんて、顕著ですよね。彼女達がリストラされた父親に代わって華族の生活を支えるために援助交際に走った、という話を私は寡聞にして知りません。
 ファ−ストフ−ドやス−パ−のアルバイトでは得られない高収入を求めて、それを行っている、この認識にさほど違いは無い、と思いますが。

81イカフライ:2003/12/18(木) 13:28
 引き続き経済の話。

 敗戦国スレでも書いていますが、社会保障を整える、というのは、ある程度、その国に経済的余力がなければ、不可能である。
実際、ユニセフや赤十字、またあまたのNGO団体などが行っているのも、それがない国へ、代わって支援を行っているわけです。
個人的には、それは当然だとは思うんですよ、困っている人を助けるのは当たり前のことですから。
ただ、はっきり言って余裕がなければ、不可能です。自分の身を殺して飢えた虎に与える事は人間、なかなか出来ません。
また、与えるだけの支援は、永続的にはよい事ではありません。最終的には自立して稼げるようにならなければいけなんです。
働かざるもの食うべからず、というのも、当たり前ですから。

 で、ここで仕事ってのが出てきます。基本的には食う為、と書きましたが、コレは個人の視点です。
共同体としての視点で考えると、ふたつあって、ひとつはそれが共同体全体(国なら国)の経済を向上させる、まあ、沢山儲けて沢山税金払ってくれて、それで、国民全体の為にいろいろ出来る。
ま、一歩間違うと、熊しか通らない高速道路になっちゃいますが、社会保障であるとか、公共施設の充実であるとか、ですね。
もうひとつは、直接経済的利益を生まないが、広く国民全体の利益に叶うもの、例えば警察は直接の経済的利益は産みません、が、共同体の治安維持、構成員の安全確保という意味では大きな役割を果します。
敗戦国スレでの話でもあるように、治安なき世界に経済復興はあり得ないですから。

 で、ここでふたつの経済の方法があります。ひとつは、警察の様に直接経済利益を生まない団体のみ国家管理を行い、経済利益を生む団体は、自由競争にする。これは資本主義。
もうひとつは、国家が経済を統制し、その経営、利益配分を国家が行う、これが共産主義ですよね、簡単に言うと(で、いいのかな?)

 で、金権力という強制は、この資本主義による自由競争のなかでは避けられないものに思えるんです。食う為に働く、そして、能力(だけじゃないけれど、特により多くの資本をもつものは有利になる、ということに関しての弊害がアメリカなんぞで随分問題視されとるけど)に秀でたものが有利になる。
 これをつきつめると、売春がどうこうより、資本主義の是非を問う、ということになってしまうそうな気も少々するの、ワシだけでしょうか?


 それとも、問題は、その自由競争に加えて良いもの、いけないもののボ−ダ−になるんではないでしょうか?
 例えば、臓器売買、人身売買、麻薬の売買、などは、いけないもの、とされていますよね。
 これは、ななさんのいわれる基本的人権に抵触するという理由だと思うんです。(まあ、健康面の被害なども大きいですが)

 で、清掃労働などは、抵触しない、とされているんですよね。(だから、国家は禁止してない)

 かつて売春と言うのは、この基本的人権に抵触するケ−スが多かったわけです。売春防止法が制定されたのも、悪い女衒から娼婦達を救済する、という色合いが強いです。
ですから、管理売春の従事者が罰せられる。 
 そして、その背景にあったのは貧困です。
 
 売春防止法が制定された昭和30年代と平成の今では、日本の社会状況が大きく代わっている。
 性意識も大きく変化している。
 日本の法律っていうのは、なかなか変わりませんよね、そのなかには制定された時期には合っていたけれど、今では全く合わないものも多いです。

 今、売春防止法が社会状況にあっているのか、いないのか。
 私は合っていないと思うのですが。

82イカフライ:2003/12/18(木) 14:11
>>78>>77の武蔵さんに対するレスのつもりだったんですが、少々補足を。

>私は家父長制度のもとでの婚姻制度(家制度)にも当然反対だし
>両性の合意のみに於いて共同生活でよいと思っています。

 現行の結婚制度は、まだまだ家父長制の残滓は残してはいますが(同性間の婚姻を認めない、など。これは、遺伝子継承の無い結婚は認めていないことになります)
とは言え、両性の合意のみに於いて共同生活という部分ではかなり進んでいるのでは?
 一番大きな理由は、これも経済力だと思います。
 まだまだ格差があるとは言え、女性が自分一人ならなんとかくって行ける程度の手段は、今ならいくらでもありますよ。
 それと同時に、生活環境の変化によって、結婚イコ−ル専業主婦ではなくなっている。(かつては女性差別の象徴だった専業主婦がいつのまにか「人生の勝ち組」になってますからね。女の武器を駆使して稼ぎの良い男をゲトした結果、とか。まあ、これにも異論はあるでしょうが)
そうなると、子育て後に待っているパ−トと言う名の低賃金単純労働より、今の仕事を続ける方が良い、という女性も多いでしょう。
独身者が増えたのも、それはあるんじゃないでしょうか?
 
 今、統計的にも30代以上の独身者って多いですよね。女の側からいわせてもらえば、かつては結婚が生活の手段だったが、今は結婚しなくても食える。
だからこそ、「気に入った結婚」しか選ばないんですよ。
 この「気に入る」の理由がさまざまでしょうが、愛の場合もあれば、経済力の場合もある、まあ、これもはっきりわけられるわけではないですが。


 で、「もてない君」はどうするか?という話は別スレでも出てますが、まあ、本人が努力しろ、それでもダメなら諦めろ、つ-恋愛弱肉強食は、ワシも賛成ですよ。
 が、今のように社会変化が進んでいくと、ますますこの「モテナイ君」問題は深刻化(笑)してくでしょうね。
 それと同時に「もてないさん」問題も、当然ありますよ。

 みなさん、女性の買春に付いては、どうお考えでしょうか?

83武蔵:2003/12/18(木) 14:26
>>79
>「家父長制度のもとでの婚姻制度に反対」で「両性の合意において共同生活でよい」とお考えの武蔵氏に質問ですが、
>「同棲でいいじゃん! 夫婦別姓でいいじゃん! 離縁したときの子供の養育にも義務を儲けなくていいじゃん!」

現在の社会状況の中で、婚姻制度だけをなくしたら、
女性にだけ負担をかける結果になる可能性があります。
もっと女性の社会的位置付け(賃金につながる)を高める必要もあるし
保育所その他、子育てと仕事の両立可能な制度の充実も必要だと思います。

しかし、現在に於いても事実婚はそれなりに尊重されています。
子どもに対する責任は、両親にあります。(例え同居を解消してもね―離婚と同じです)
保育所等の制度はあくまでバックアップであって、
現在と同じ形の婚姻制度でなくても、子育ての最終責任が両親にあるのは当然です。
また
介護保険制度などはあくまでバックアップに過ぎず
老親に対する扶養の義務も、現在と同じです。
夫婦別姓・事実婚といって、現在の婚姻制度の全てを無くしてしまうわけではないのですよ。
事実婚を重んじることは、同性同士の事実婚も認めることにつながります。

84武蔵:2003/12/18(木) 15:15
自己レスですが
>>83
>現在の社会状況の中で、婚姻制度だけをなくしたら、
女性にだけ負担をかける結果になる可能性があります。

こう書きましたが、
事実婚を重んじる制度に移行することによって
婚姻届を出していないだけのことで女性が受けてきた様々な不利益が解消されます。
遺産相続などにおいて、少しずつ解消されてきているものもあります。

85イカフライ:2003/12/18(木) 18:30
>>83-84

で、ですねえ。
 その従来の婚姻制度が事実婚を重んじる制度に移行し、特に経済的側面で女性の不利益が解消されつつある現在、
「売春合法化は、是か、非か」
ということなんですが。

 う-ん、ただ、最終的にはやはり個人の感性の問題になってしまうような気がするんですよね。
 フェミニズムでも、反対と賛成があるわけでしょう。

 あの、別のサイトでね、売春の偏見について、ってことで話したんだけれど。
 偏見がなくなるか、なくならないか?ってことですが。

 まあ、売春に限らず制度を変えたら明日から偏見が無くなる、なんてことはありません。
 人間は理屈や理念より長い慣習や常識のほうに囚われがちです。
 最近もハンセン病患者の宿泊拒否問題がありましたが、いまだに「一緒の風呂に入ると移る」と思っている人は、特に高齢者の間で多いようです。
 また、別スレででた在日問題でも、今日帰化したら、明日から差別が無くなるか?ということに関しては、それは難しいでしょう。
 差別や偏見の撤廃には、、長い時間がかかります。

 で、売春婦の差別についてですが。

 まず、偏見ってそんなに長く残るものなのか?
 それは、偏見がどこから来るのか?身体を売ってはいけない、という。

 ひとつは宗教的なタブ−がありますよね、柏葉さんの言われていた海外、特にキリスト教圏では、保守派が反対派、賛成派リベラリストというのは、宗教的タブ−によるものと思われます。
宗教っていうのは、どこでも多かれ少なかれ性にはオカタイようですが(勿論、そうじゃないのもあるけど、立川流とか)、特にキリスト教は、セックスはいけないこと。
なんせ、神様のいいつけやぶってリンゴ食ったら、性の目覚めっすからね。イエス様は処女から産まれるし。
(これって、神様のレイプとちゃうのかい、って学生時代聖書の先生にくってかかったんですが(藁)
 
 もうひとつは、家父長性による女性の貞操です。
 娼婦でなくても、性的に放縦な女性はあまり良く言われませんね、淫乱とかサセコとか、ふしだらとか、まあ、どれもホメ言葉じゃありません。
 それに対して男性は、まあ、古いいいかたですが「性豪」とか、100人切り、千人切りが自慢になったり。
 ノンケの世界では、娼婦は男性に軽蔑視されること多いですが、男同士、つ-かゲイの世界では、男娼(ウリセン)は別に軽蔑されないですよ。
 これって、性的に対等だからですよね(ゲイの世界)。

 で、私個人としては、日本はキリスト教国家じゃないし、家父長性つ-のも、実は明治になって確立したもんで、長い歴史の中ではほんの一時期だし、現在は、女性の処女性つ-のもうすれてるし。
 偏見がいつまでもなくならない、ってことないんじゃないか?と思うんですが。

86イカフライ:2003/12/18(木) 18:40
>>79

これって、雑談ですが。
>恋愛結婚より見合い結婚のほうが長続きすると言いますが、(とは言っても、その他の要素が多すぎるので、戦前の離婚率と戦後の離婚率を単純比較しても無意味ですが)見合い結婚の夫婦のほうが晩年になるほどなんだか仲がいいというのは、言えてるかも。
 昔はお見合いのほうが離婚率が低い、って良く聞いたんですが。
 現在ってどうなんでしょうね?
 まあ、ネットで調べれば統計があるかも知れないけれど、私の身近な範囲だけで言うと、結構お見合い結婚の離婚率って高いんですよ。
で、お見合い離婚カップルに共通しているのは、妻が仕事を持っている場合ですね。
 結婚の際に、仕事は続ける、家事は分担する、という約束をしたにも関らずそれが成されなかった、という理由が多いです。
 あとは性格の不一致ですか、お見合いって交際期間が恋愛に比べて短いことが多いじゃないですか。
 それに、もともと結婚を前提として会うから、周囲の状況に凪がされて結婚してからアラが見え始める、ってのもあるようです。

 ど-なんでしょ?

87武蔵:2003/12/19(金) 08:56
>>85
>う-ん、ただ、最終的にはやはり個人の感性の問題になってしまうような気がするんですよね。
 フェミニズムでも、反対と賛成があるわけでしょう。

すでに「売春」をした人が、自分たちの名誉挽回のために
フェミらしいことを言っているのかも知れません。
「私は好きでこの仕事を選んだのだ」という人の、選ぶ以前の深層心理は、本人自身にもすでにわからないでしょう。

>あの、別のサイトでね、売春の偏見について、ってことで話したんだけれど。
 偏見がなくなるか、なくならないか?ってことですが。

ハンセン病モト患者の場合などのように明らかな偏見の場合は
今までになされた「伝染するという教育」を「絶対に伝染しないという教育」に塗り替えることによってなくなる可能性があります。
すでに行政機関を含む多くの人が、ホテルを非難しています。

しかし「性を売る」こと、とりわけ無差別に性行為を受け入れる「娼館で売る」ことが
「哀れな悲しいこと」であるなら、それを偏見だとはいえないでしょう。

花魁、芸者、舞妓・・・韓国のキーセンの中には尊敬された人がいたといいますが
それは教養豊かな芸術家でありスターでもあった人です。
誰にでも売る枕芸者というのはやはり「可哀想な人」に違いありません。
「モテナイ君の欲望をどうしてくれる」と叫ぶ全ての男の欲望を満たす役目の女性の地位が高くなるわけはありません。

これは家父長制によって求められる貞操とも、宗教的純潔とも違うところにあります。

>性的に放縦な女性はあまり良く言われませんね、淫乱とかサセコとか、ふしだらとか、まあ、どれもホメ言葉じゃありません。それに対して男性は、まあ、古いいいかたですが「性豪」とか、100人切り、千人切りが自慢になったり。

これは男女差別がなくなれば、解消される偏見だと思います。
社会が変われば変わるでしょう。
イカフライさん自身古い言い方といわれていますが、現在すでに変わってきている部分が多くありますよ。
しかし
「娼館の娼婦」に対する哀れみの気持ちは、社会が変わっても変わらないものだと思います。

>「男同士、つ-かゲイの世界では、男娼(ウリセン)は別に軽蔑されないですよ。」

あなた自身「ゲイの世界では」と断っておられるように、これはその世界内部での話です。
このあたりに詳しいイカフライさんにお尋ねしますが、
男娼は「男娼館」で、飢えているゲイには無差別で「売り」をするのですか? 
私はそうではないような気がするのですが・・・・「哀れさ」の違いがそこにもあります。

>「そういえば、武蔵氏は娼婦聖母説をどう思います?みたいな問いをスルーしていましたね。この問いもスルーされると思いますが一応聞いておきますね。
「売春従事者(=娼婦)に甘える、救われる」と考え、それを必要とする人がいる、ということについてどう思われますかね?」 >>71ヤスツさん

というのと同じで、「買う人」にとってはそういうこともあります。
しかしあくまで、その世界内部の話です。




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