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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

1とはずがたり:2008/11/01(土) 06:18:51
地方路線の廃止問題,要らない空港,ハブ空港整備,航空会社再編等話題豊富な空のスレ。
公共交通綜合スレとなってた鉄道スレhttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1047289790/から満を持して独立します。

飛行機製造に関しては引き続き重工スレへ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1136692559/l40

3216チバQ:2011/10/20(木) 22:56:33
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/111020/biz11102022190024-n1.htm
羽田国際化1年 遠いアジア・ハブ空港 成田との一体化カギ
2011.10.20 22:16
 羽田空港が本格的な国際空港として生まれ変わって21日で丸1年を迎える。政府の新成長戦略で国際競争力の強化が打ち出され、アジアの拠点(ハブ)空港としての整備が進む。ただ、韓国やシンガポールなどライバル空港との差は縮まっていない。さらなる発着枠の拡大に加え、成田空港との一体運用の強化が課題となっている。

 「週末になると韓国に向かう観光客でいっぱいになる」。大手旅行会社の羽田支店社員は、新しい日本の空の玄関口となった羽田を実感している。

 羽田では昨年10月21日に4本目の滑走路と新国際線新ターミナルの供用を開始。都心からのアクセスと国内線との乗り継ぎの良さから利用客は大きく増えた。法務省東京入国管理局などによると、羽田の出入国者数は昨年10月の約27万4千人から11月に約55万9千人に倍増し、最盛期の8月は約69万6千人に達した。

 航空各社も羽田路線を強化。全日本空輸は世界初就航の最新鋭旅客機「B787」を11月から羽田−広島線などに投入し、来年1月に開設する羽田−独フランクフルト線にも就航させる。日本航空では「8、9月の搭乗率は9割を超える路線が多かった」(大西賢社長)という。

 それでも、ライバルの背中は遠い。今年5月までの1年間の乗降客は、シンガポールのチャンギ国際空港の4271万人、韓国の仁川空港の3334万人に対し、羽田は520万人にとどまる。仁川には世界各国から直行便が乗り入れており、仁川を利用して海外旅行に向かう日本人客は年80万人近くに上る。

 羽田も24時間利用が可能だが、アクセスのための交通機関が不便で早朝便の場合、空港周辺に前泊する必要があり、米デルタ航空は、利用者によっては早朝の羽田−米デトロイトを今年9月から来年4月まで運休することにした。高すぎる着陸料も海外航空会社の就航の障害になっている。

 羽田は国内便の発着で満杯状態にあり、国際便は1日約80往復にとどまり、欧米便は深夜早朝に限定されている。平成25年度には発着枠が拡大され、昼間の40往復が増加されるが、それでも、ハブ空港としては十分とはいえない。

 政府は昨年6月の新成長戦略で、羽田と成田の「一体的に運用」を打ち出した。ただ、成田の地元には便利な羽田に利用者を奪われ、地盤沈下することを不安視する声が強く、路線の振り分けなど一体化は具体化していないのが実情だ。

3217チバQ:2011/10/20(木) 22:58:07
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111020-00000836-yom-soci
羽田空港国際化1年、いまだ未明の交通手段なし
読売新聞 10月20日(木)16時3分配信


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観光客でにぎわう国際線ターミナルの展望デッキ(15日、東京・羽田空港で)=田中秀敏撮影

 東京・羽田空港が32年ぶりに国際空港として再スタートしてから、21日で1年を迎える。

 新国際線ターミナルは、観光スポットとして旅客だけでなく観光客らでにぎわい、管制の難しさが懸念された4本目の滑走路運用もスムーズだ。一方で深夜や未明の交通手段が確保されていないなど、都心への近さや24時間運用のメリットを生かし切れておらず、真の「国際化」には課題も多い。

 ◆空港ツアーも◆

 10月15日土曜日、国際線ターミナルビル展望デッキでは、家族連れら約250人が目の前を旅客機が離陸するたびに歓声を上げた。「世界の翼が見られるし、買い物も楽しい」。横浜市の飯田恵美さん(37)は土産袋を手に笑顔を見せた。

 同ビルには東京土産などを扱う売店や飲食店など約100店が軒を連ね、さながらショッピングモールの様相だ。最上階にはプラネタリウムもあり、飛行機の乗客以外の観光客は1日約1万5000人にも上る。

 空港の観光ツアーも盛況で、観光客が買い物や食事などを楽しむ姿に、「はとバス」の担当者は「空港がベイエリアの新名所として定着した」と話す。

 ◆新管制方式◆

 発着回数の増加に対応するため、海上に建設されたD滑走路も運用から1年になる。滑走路は計4本の「井げた状」となり、離陸機が着陸機の合間を縫って滑走路を横切ったり、飛行経路が上空で交差したりと、従来とは比較にならないほど管制方法が複雑化。安全性を心配する声も上がる中、管制官らは空港内のシミュレーターで半年間の特訓を受け、新方式に臨んだ。

 年約30万回だった発着回数は、一気に7万回も増えたが、国土交通省の担当者は「安全にかかわる問題はこれまでなく、順調に来ている」と胸をなで下ろす。

 発着回数は、2013年度中に年44万回にまで引き上げられる計画で、その実現は管制官の腕にかかっている。管制官による情報漏えいなど不祥事が相次いだこともあり、同省は「今後の増便にもきっちり対応したい」と気を引き締める。

 ◆交通不便◆

 国際線の駐機スペースは時間帯によってはほぼ満杯。ターミナルから旅客機に直接乗降できる固定スポットも10か所だけで、便数を増やせば地上タラップでの乗降を余儀なくされ、サービス低下が懸念される。

 また、欧米など長距離線の発着が午後10時〜午前6時台までに限られていることも増便を阻害する。成田空港とのすみ分けなどを配慮した国の方針が理由だが、同時間帯の出発便は22便のみ。午前2時〜4時台ではゼロだ。

 羽田発着のモノレールや鉄道は、午前0時前後には運行を終了。同5時台まで動かず、バスもほとんどない。深夜未明便の低調について、航空各社は「交通手段が確保されておらず、需要が見込みにくい」と口をそろえる。

 ターミナルやスポットの拡張、宿泊施設の増設は、14年3月を目標に行われる計画だが、同省幹部は「空港機能を十分生かすには、今後、周辺交通など総合的な対策を考えていく必要がある」と指摘している。

3218チバQ:2011/10/20(木) 23:01:33
>>3215
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111020-00000104-mailo-l27
関西国際空港:格安航空会社誘致のシンボル、関空に 専用ターミナル起工式 /大阪
毎日新聞 10月20日(木)12時12分配信

 関西国際空港会社が格安航空会社(LCC)向けに整備する専用ターミナルの起工式が19日、空港内であった。「機能性」「経済性」「安心・安全」の三つの方針に基づき設計された平屋建て(一部2階建て)で、コストを抑えるためエスカレーターやボーディングブリッジ(搭乗橋)を設けないシンプルな構造。LCCの誘致に力を入れる関西空港の新たなシンボルとなる。【山田泰正】
 2期島B滑走路脇の建設予定地で行われた起工式には、空港会社や関係機関の約30人が出席。岸城神社(岸和田市)の神官2人が安全祈願の神事を執り行い、工事の無事故を祈った。国土交通省関西空港事務所の長谷川浩空港長が「関西空港は大きな能力があるが、多くを使い残している。管制的にはまだまだ余裕があり、LCC就航で増便が加速するとうれしい」とあいさつ。施工業者を代表して竹中工務店の竹中統一社長が「期待と信頼に応えるべく施工者一同、技術の総力を結集したい」と祝辞を述べた。
 関西空港には現在、ジェットスター(オーストラリア)▽セブ・パシフィック(フィリピン)▽チェジュ航空(韓国)−−など5社のLCCが就航中。11月にはエアアジアX(マレーシア)がクアラルンプール線を開設するが、いずれも現在の旅客ターミナルを使用し続ける見込み。専用ターミナルを使うのは来春から運航を開始するピーチ・アビエーションのみで、関西空港会社の福島伸一社長は「施設の処理能力としては、ピーチ社の運航でピーク時にはほぼいっぱいになる。利用を希望する航空会社が出てくれば拡張も検討したい」と話した。

10月20日朝刊

3219チバQ:2011/10/20(木) 23:05:01
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111020-00000068-mailo-l12
ちば経済:スカイマーク、30日から就航 成田空港へ札幌、旭川、那覇路線 /千葉
毎日新聞 10月20日(木)11時48分配信

 ◇一部運賃、大手の半額以下も
 今月30日から、スカイマークの成田空港就航が実現する。大手2社系列にない独立系LCC(格安航空会社)として、初めて成田空港の国内線に本格的に割って入る構図だ。札幌(新千歳)、旭川両便に続き、12月8日からは那覇便就航などさらに路線拡大が続く見通し。同社は国内の航空会社で初めて世界最大の旅客機エアバス380を6機発注し、14年度を目標に国際線進出を計画しており、成田参入はその前哨戦となりそうだ。
 現在の成田空港の国内線は、日本航空のほか、全日空と同社の乗り継ぎ便運航を前面に出した戦略を採るIBEXエアラインズの3社が、札幌、仙台、名古屋、小松、大阪、広島、福岡、那覇の国内各拠点空港を結んでいる。スカイマーク参入は、札幌、那覇両便で両社と競合する形になり、先行する札幌便は普通運賃を1万2800円と大手2社の半分以下に設定。就航3カ月はネット予約限定で、片道980円の座席販売も始めている。
 同社が参入する背景の一つに、成田の発着枠にゆとりが増している現状がある。B滑走路と誘導路の整備が進んだ結果、20日からA・B滑走路での同時離着陸が新たに始まり、年間最大23・5万回となる一方、昨秋の羽田空港再国際化によって国際定期便の一部を奪われたことなどもあり、実際の発着回数は年間20万回に届かないでいる。
 開港以来、混雑空港として世界に名をはせてきた成田だが、羽田のほか、韓国・仁川空港などとの厳しい国際競争にさらされ、変化を強いられている。日航、全日空もそれぞれ成田空港を拠点とするLCC子会社の設立準備を進めており、成田国際空港会社の森中小三郎社長は「目指すのは多様なニーズに応える多機能空港。LCCの積極的な誘致に努めたい」と期待する。30日の就航日には森田健作知事も空港で行われる祝典に駆け付ける予定。スカイマーク参入の成否は成田の将来に大きな影響を与えそうだ。【西浦久雄】

10月20日朝刊

3220チバQ:2011/10/21(金) 12:34:53
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111020-00000012-fsi-bus_all
羽田国際化1年 「24時間」看板倒れ 成田と一体運用 ハブ化に課題
フジサンケイ ビジネスアイ 10月21日(金)8時15分配信


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羽田空港国際線ターミナルの出発ロビー。本格的な国際化から1年を迎える(写真:フジサンケイビジネスアイ)
 羽田空港が本格的な国際空港に生まれ変わって21日で丸1年を迎える。旅客の利用は好調で拡張整備も進められているが、アジアの拠点(ハブ)空港として機能している韓国やシンガポールなどの国際空港との差は縮まっていない。未明から早朝にかけて利用できる公共交通機関がなく、「24時間運用」が看板倒れの状況にあるなど、目標とするハブ化への道のりは遠い。

[写真で見る]離陸するとCAが売り子に“早変わり” 常識を覆す中国格安航空が上陸

 ◆成長の原動力期待

 「週末になると韓国に向かう観光客でいっぱいになる」。大手旅行会社の社員は、新国際線ターミナルビルのフロアにあふれた旅行客を見るたびに、羽田が「日本の空の玄関口」の一つになったと実感するという。

 昨年10月21日に4本目の滑走路とターミナルの供用が始まった後、国際線の利用客は順調に推移している。都心とのアクセスがよく、国内線との乗り継ぎもしやすいことから、法務省東京入国管理局によると、10月に約27万4000人だった羽田の出入国者数は11月に約55万9000人に倍増。東日本大震災で一時的に落ち込んだものの、その後も月50万人前後をキープしている。

 政府は昨年6月の新成長戦略で、羽田と成田空港を国際ハブ空港として一体的に運用する方針を打ち出した。羽田はビジネス需要を狙う一方、成田は格安航空会社(LCC)の受け入れなどで観光需要を掘り起こし、海外から「ヒト・モノ・カネ」を呼び込む戦略だ。羽田に対し前田武志国土交通相は「成長戦略の原動力としての役割を果たしてほしい」と期待を寄せる。

 羽田の国際化後、国内大手航空各社は新たな営業戦略を打ち出した。全日本空輸は、世界で初就航する最新鋭旅客機「B787」の運航を11月から羽田−広島線などで始め、来年1月には羽田−独フランクフルト線に投入する。羽田と地方空港を結ぶ国内線のネットワークを生かし、国内外のビジネス客だけでなく地方から海外旅行に向かう乗り継ぎ需要の喚起を目指す。

 日本航空も羽田発着の国際線で「8、9月は利用率が9割を超える路線が多かった」(大西賢社長)といい、近距離のアジア便や深夜・早朝の中長距離のビジネス便の強化を進める。

 ◆早朝アクセス不便

 もっとも、羽田はハブ空港としての魅力は乏しい。シンガポールのチャンギ国際空港は100以上の免税店や飲食店、映画館のほか、終日稼働の郵便局も完備。乗り継ぎ客は無料で市内観光にも参加できる「アミューズメント施設」だ。また、仁川空港(韓国)は日本の地方空港との間を結ぶ直行便も多く、仁川経由で海外を旅行する日本人は年間80万人近くにのぼる。

 24時間利用できる羽田は深夜・早朝帯にも国際便が飛ぶものの、利便性はよくない。早朝に羽田を出発して米デトロイトに向かう米デルタ航空の路線は、公共交通機関が動いていないため空港の近隣で前泊が必要になる不便さもあり、9月から運休。米アメリカン航空も羽田−米ニューヨーク線の運航を見合わせた。高すぎる着陸料や通関手続きの煩雑さも障壁だ。

 国交省は今後、羽田と成田を一体化した首都圏空港として能力の増強を図る。13年度に国際線発着枠が現在の年6万回から9万回に増える羽田では、国際線ターミナルの新棟を建設。成田では14年夏をめどにLCC専用ターミナルを設け、ビジネス機の受け入れを拡大する。

 早稲田大学の戸崎肇教授は、成田と羽田を結ぶ交通手段の利便性向上も課題に挙げ、「両空港が一体運用されれば仁川やチャンギと肩を並べられる」と指摘している。(中村智隆)

3221チバQ:2011/10/21(金) 12:35:44
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111021-00000214-yom-bus_all
羽田国際化1年、欧米便少なく利用者数伸び悩み
読売新聞 10月21日(金)9時50分配信


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オープンして1年を迎える羽田空港国際線ターミナル(14日、読売ヘリから)=里見研撮影
 羽田空港に新国際線ターミナルが開業してから21日で1年を迎える。

 海外出張のビジネス客や地方からの乗り継ぎ客に便利になったが、国際線の発着枠が少ないことや東日本大震災後の需要減などで利用者数は伸び悩み、本格的な国際化は道半ばだ。

 全日本空輸の伊東信一郎社長は20日、東京都内で記者会見し、「羽田便は搭乗率が高く、国内線からの乗り継ぎも順調に伸びている」と述べ、羽田の国際化に一定の評価をした。

 しかし、羽田の国際線利用者は、成田空港利用者の2割前後が移ってきたに過ぎず、羽田・成田全体の底上げにつなげるという開業前の期待には届いていない。2010年11月以降、羽田の月間出入国者数は、震災直後の今年4月を除いて50万〜60万人台で推移し、8月(速報値)は69万6200人となった。一方、8月の成田は約213万人で前年同月比17%減となった。

 羽田の国際線利用者が伸び悩む背景には、国際線の発着枠が限られていることに加え、成田とのすみ分けを考慮した政府の方針で、欧米など長距離路線の発着が深夜・早朝に限られていることがある。

 午前6時〜午後11時は、アジア周辺の近距離路線のみで、この時間帯の国際線発着枠32便は既に埋まっている。しかし、空港と都心などを結ぶ公共交通機関が少ない午後11時〜翌朝6時の深夜・早朝帯は40便の国際線枠があるのに、18便しか使われていない。

 現在、年間37・1万回(うち国際線約6万回)となっている羽田の発着枠は、13年度中に44・7万回(同約9万回)に増える計画だ。国際線の増加分は、すべて午前6時〜午後11時の時間帯に割り当てる予定で、利用者拡大を見込める欧米便をどこまで増やせるかがカギになる。

3222チバQ:2011/10/21(金) 22:06:20
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2011102102000183.html
羽田 アジアへ順調 「新国際線」1年 震災影響も回復
2011年10月21日 夕刊


 羽田空港の新国際線ターミナルが二十一日、開業から一年を迎えた。本格的な国際化を目指し、アジアなど近距離を往復する旅客を狙った戦略は順調。三月の東日本大震災で落ち込んだ利用者も回復傾向だ。一方、国際線を担ってきた成田空港は、低運賃が武器の格安航空会社(LCC)の誘致で羽田に対抗。首都圏二空港が「すみ分け」できるかどうか−。 (坂本正範)

 羽田の新国際線ターミナルの運用開始以降、全日本空輸は九路線、日本航空は十路線の国際定期便を開設。両社ともバンコクなどアジアが中心だ。全日空の国際線旅客数は昨年十一月が四十四万人。震災後の今年四月には三十七万人に落ち込んだが、八月は五十六万人と盛り返した。

 好調の背景には、東京モノレールの駅と国際線ターミナルビルが直結するなど都心部とのアクセスが高まったことがある。日本総合研究所の岡田孝主席研究員は「ビジネス客の一部が成田から移った」とみる。

■LCC
 一方、成田は三月の国際線旅客数が前年同月比三割減の百八十六万人、四月は四割減の百三十九万人と落ち込んだ。七月は二割減の二百九万人と減少幅は縮小傾向。政府は「羽田と成田がカバーし合えば、日本の成長戦略の両輪になる」(前田武志国土交通相)と期待するが、羽田に客を奪われた成田の危機感は強い。

 成田にとって有力な集客手段はLCC。成田を使うLCCは現在、海外の三社。日本勢は十月三十日にスカイマークが北海道の二路線で参入する予定。来年夏に新規路線を設ける全日空系のエアアジア・ジャパンは成田を拠点に決めた。

 成田空港会社は、年間発着枠が現在の二十二万回から三十万回に増える二〇一四年にも、LCC専用のターミナル建設を視野に入れており、新規誘致や既存路線の増便が課題になる。

■急ぐ周辺整備
 羽田の国際線の年間発着枠は一三年度に現在の六万回が九万回に拡大し、長距離運航が可能なボーイング787の就航で欧米路線も増える見通し。国際化が進めば「ビジネス対応のホテルや国際会議場が必要になる」(岡田研究員)。

 国交省や地元の東京都大田区などが昨年十月にまとめた空港周辺の土地活用計画では、十年後をめどに宿泊施設などを整備する。関係者は「全体スケジュールの遅れは考えていない」(大田区企画財政課)とし、急ぐ意向だ。

<羽田空港の国際線> 1978年の成田開港で、羽田の国際線はほぼすべて移転。2002年には国際定期便がなくなり、以降は韓国や中国へのチャーター便が就航していた。国土交通省は07年、4本目のD滑走路建設に着手。発着枠が増加し、国際定期便の再就航が決まった。D滑走路と新国際線ターミナルは10年10月21日開業。同31日にはサンフランシスコなど11都市への路線に定期便が就航した。

3224チバQ:2011/10/23(日) 19:10:18
http://www.chibanippo.co.jp/news/chiba/politics_economy_kiji.php?i=nesp1319158229
成田空港30万回化で県
国内線ネットを強化 地域活性に向け新PT
2011年10月21日09時50分

 成田空港の「同時平行離陸」が始まった20日、千葉県は「パワーアップ!30万回ビジョン検討プロジェクトチーム(PT)」を立ち上げた。格安航空会社(LCC)の相次ぐ就航など同空港を取り巻く情勢の変化に合わせ、国際線との乗り継ぎに限らない国内線ネットワークの強化など、同空港を中心とした地域活性化策を検討し、来年8月をめどに施策をとりまとめる。

 成田空港には、年間発着枠30万回への地元合意が成立した昨年10月からの1年間で、韓国のLCC2社が相次いで就航。今月末にはスカイマーク、来年にも国内2社が就航予定だ。

 県は「想像以上に新しい動きが活発化している。情勢の変化に対応した施策が必要」として、昨年7月に発足したPTを改組。具体的に施策を検討する3部会からなる新PTを立ち上げた。

 3部会は、成田空港と首都圏をつなぐ道路網整備などを進める「広域活性化」と、国内外に向けた効果的なPR策を考える「情報発信」、空港アクセスの改善などにより県民などの国内線利用促進も図る「国内線活用」で構成。各部会では、県庁の複数部局の職員がメンバーとなり、横断的な施策展開を目指す。


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3225チバQ:2011/10/23(日) 19:10:52
http://www.news-kushiro.jp/news/20111023/201110233.html
2011年10月23日 空港利用促進で2万円を補助/中標津町



  中標津空港利用促進協議会は、冬期に閑散期を迎える東京直行便の利用拡大を図るため、今年も18日から指定ツアーの利用者に2万円を補助する「中標津空港利用促進キャンペーン」を始めた。助成対象となるのは町内五つの旅行代理店が扱う、中標津―東京直行便利用の七つのツアー。2人以上の申し込みが条件。旅行日程は11月1日から来年3月15日出発(12月28日―翌年1月18日まで除く)分まで。定員250人になり次第締め切る。町民以外の利用も可。

3227チバQ:2011/10/27(木) 21:29:29
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/111027/biz11102714460011-n1.htm
全日空系のエアアジア、成田−札幌、ソウルなど新規5路線を申請
2011.10.27 14:45
 全日本空輸などが設立した格安航空会社(LCC)「エアアジア・ジャパン」は27日、国土交通省に対し、国内、国際の計5路線の就航など事業許可を国土交通省に申請した。

 2012年8月から成田発着の札幌、福岡、沖縄線で、同年10月から成田発着のソウル、釜山線で、それぞれ就航する計画だ。航空機は、欧州エアバス社の「A320」2機を使用し、運航・整備の拠点空港は成田とする。運賃は来年以降に設定する。

 全日空は、国内3路線と成田−ソウル線の4路線でエアアジア・ジャパンと競合するが、「客層が異なっており、需要の食い合いは心配していない」(全日空)としている。

 エアアジア・ジャパンは全日空が67%、マレーシアのLCC、エアアジアが33%出資して設立された。エアアジア・ジャパンは今後、社員の採用や訓練など就航に向けた準備を加速させる。

http://www.travelvision.jp/news/detail.php?id=50911
エアアジア・ジャパン、成田/ソウルなど就航へ、事業許可を申請
2011年10月27日(木)


記者会見で笑顔を見せるNH代表取締役社長の伊東信一郎氏(左)とAK CEOのトニー・フェルナンデス氏 エアアジア・ジャパンは10月27日、国土交通省航空局に対して航空運送事業の経営許可申請をおこなった。主な事業地域は、同じく全日空(NH)系のピーチ・アビエーションと同様「日本・アジア」とし、2012年8月に成田発着の新千歳、福岡、沖縄線、同10月に成田発着の仁川、釜山線に就航する計画だ。

 エアアジア・ジャパンはNHが67%、エアアジア(AK)が33%を出資して設立したLCCで、成田空港を拠点とし、低価格を武器に東京や関東圏の航空需要の掘り起こしと取り込みを進める方針。

 機材はエアバスA320型機を使用。運賃などについては後日改めて発表する予定だ。

3228チバQ:2011/10/27(木) 21:32:22
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20111026-OYS1T00182.htm
格安航空ピーチ、九州全主要空港に就航検討

九州経済
 関西空港を拠点に来年3月から福岡線などで運航を始める全日本空輸系の格安航空会社(LCC)「ピーチ・アビエーション」(大阪府泉佐野市)は25日、九州地区の全ての主要空港を就航候補地として検討していることを明らかにした。

 福岡市内で同日、記者会見した井上慎一・最高経営責任者(CEO)は「九州は観光資源に恵まれ、気候も安定していて運航のリスクが低い。アジアに近く、海外からの観光客も利用が見込める」と強調し、福岡発着の国際線の運航も視野に入れている。

 ピーチ社は当初、福岡線を1日4往復、新千歳(札幌)線を同3往復運航する。5月からは国際線の韓国・仁川線にも就航予定だ。

(2011年10月26日 読売新聞)

3229チバQ:2011/10/28(金) 21:40:45
http://www.sakigake.jp/p/special/11/tsubasahaima/article_01.jsp
海外への翼は今 ソウル便就航から10年
[身近になった韓国]
個人客の裾野広がる
ソウル便の客層の変化を見守ってきた高橋さん。路線安定のためには利用者の新規開拓が必要と考えている=秋田市のツアー・ウェーブ秋田営業所 秋田空港から韓国・仁川空港まで2時間半。ソウル便は本県から短時間で海外に出掛けられる環境をもたらした。ソウル便などの旅行商品を企画してきたツアー・ウェーブ秋田営業所所長の高橋洋さん(50)=横手市出身=はこの10年、利用客層の変化を見守ってきた一人だ。

 就航した2001年当時、客層は主に社員旅行を中心とする団体客だった。約10年にわたる誘致活動で、ようやく開設にこぎ着けたソウル便。高橋さんは「“就航ブーム”も手伝い、身近になった海外旅行を福利厚生として取り入れる企業もあった。忘年会プランも商品化したがあまり伸びなかった」と笑った。

 団体客に対して、個人旅行は少なかった。「就航当初は、海外というだけで構えてしまう人もいた。海外旅行はぜいたく、という意識もまだ強かった」と高橋さん。そんな雰囲気は、03年に放送された韓国ドラマ「冬のソナタ」でがらりと変わる。

 中高年女性を中心とする韓流ブームで、韓国が身近になると、小グループで旅行する女性が増えた。国際定期便の便利さが認識され、円高ウォン安を追い風に、韓国で買い物や食事を楽しむ人も増えた。

 ソウル便は3月の東日本大震災後、運休を強いられた。5月の運航再開後は、9月まで東北唯一のソウル便だったこともあり日本人客の利用増が著しい。歴史的水準の円高もあり、8月の日本人客は約2400人で前年同期比9割増。9月も修学旅行客が多く、前年同期比7割増だった。

 一方、スキーやゴルフ需要、韓国ドラマの「アイリス」効果で、増加傾向だった韓国人客は、福島第1原発事故の影響で低迷が続く。韓国人客に利用回復の兆しは見えず、日本人客の動向が、搭乗率を左右するという不安定さを抱えている。

 日本人客の10年間の累計は16万5040人。県内人口の約15%にすぎない。これまで搭乗率が低くなるたびに、路線は危機にさらされた。高橋さんは「ソウル便は長年の運動を経て実現した“県民の翼”。一人1度は乗ってもらえれば、路線安定につながる」とし、利用者の裾野拡大に期待する。

メモ
 ソウル便による韓国旅行は2泊3日で約4万円からある。日本人利用客は、2002年がピークで2万6662人。毎年平均で約1万6500人が利用している。外国人利用者が最も多かったのは10年の2万4238人。本県がロケ地となった韓国ドラマ「アイリス」の影響だ。年平均では約1万4400人。
(2011/10/24 付)

3230チバQ:2011/10/28(金) 21:41:25
http://www.sakigake.jp/p/special/11/tsubasahaima/article_02.jsp
海外への翼は今 ソウル便就航から10年
[ビジネス利用]
拠点空港から世界へ
 ビジネス利用が少ないといわれるソウル便だが、海外出張にフル活用している企業もある。その代表格が家具やインテリア雑貨の輸入を手掛ける秋田市の総合卸会社「秋田県産」だ。社長の大島紳司さん(58)はこれまで、ソウル便に150回ほど乗った。パスポートは出入国スタンプでいっぱいだ。


海外の家具を輸入している秋田県産の大島社長。倉庫には各国から仕入れた家具が並ぶ=秋田市卸町 「秋田から海外に直接行ける意義は大きい。本当に重宝している」と大島さん。出張先は、主に韓国より先。ソウル・仁川空港を拠点(ハブ)空港に、同社の現地事務所がある中国・上海に向かうことが多い。もちろんソウルで買い付けすることもあるし、ソウルからインドネシアのジャカルタや米国のロサンゼルスに足を延ばして商談することもある。

 空路で商談先に赴き、各国で買い付けた家具や雑貨をコンテナ船で秋田港に送る。秋田市内の自社倉庫に保管した商品は、カタログ販売用などとして全国各地に発送される。ここ数年の輸入量はコンテナ120本(20フィートコンテナ換算)。10年前の約2倍になった。製品の輸入量としては県内トップクラスという。

 1970年の設立以来、伝統工芸品や稲庭うどんといった県産品の卸売りを主力にしてきた同社が、家具などの輸入を始めたのは約20年前。ソウルで開かれた展示会に参加したことがきっかけだった。当時、海外に出張するには成田空港などを利用するしかなかった。それだけに、大島さんは秋田空港の国際線誘致に積極的に取り組んだ。

 大島さんにとってソウル便はなくてはならない存在だが、運航が週3日で1日1往復のため、日程が合わない時は県外の空港を使わざるを得ない。利用促進を呼び掛ける立場の佐竹敬久知事や県職員でさえ、海外出張の際には日程の都合で羽田経由になることもある。

 「毎日の運航は難しいとしても、せめて週4日になれば、もっと使いやすくなる。そのためにも県民にはどんどん乗ってほしい」。大島さんが期待する増便を実現させるには、ビジネス利用の拡大が一つの鍵になる。

メモ
 ソウル市から約50キロ離れた仁川空港はアジアを代表する拠点(ハブ)空港の一つ。県によると、秋田―ソウル便が仁川に着いた後、その日のうちに16カ国、32都市に向かえる。2010年の秋田空港発の日本人客8061人のうち、仁川で乗り継いだのは1736人(21・5%)。行き先はタイのバンコクが最も多く、カンボジアのシェムリアップ、香港と続いた。
(2011/10/25 付)

3231チバQ:2011/10/28(金) 21:41:56
http://www.sakigake.jp/p/special/11/tsubasahaima/article_03.jsp
海外への翼は今 ソウル便就航から10年
[草の根活動]
交流促進の機会拡大
 韓国・ソウル出身の李善榮(イソンヨン)さん(35)の一家にとって、ソウル便が定期運航する本県は便利な所だ。

 家族4人で秋田市広面に住んで3年半。ソウル便を利用し年2回ほど韓国に帰省する。今夏は長男・東荽(ドンヒョン)君(9)が初めて1人でソウル便を使い韓国の親類宅を訪れた。一家と韓国の家族を結ぶのに欠かせない航路だ。


受講者に韓国語を教える李さん=秋田市中通のイヤタカ ノースアジア大学(秋田市下北手)の非常勤講師(韓国語、観光事情)を務める李さんは、市内で開かれているカルチャー教室の韓国語講座を通じて、秋田と韓国のつながりを深めている。

 「この単語の読み方は?」。李さんが手作りのハングル(韓国語)カードを取り出し、流ちょうな日本語で受講生に質問する。毎週の講座は、李さんの草の根交流の活動の場でもある。

 李さんと夫の孟觀燮(メンカンソプ)さん(40)は2001年に来日。2人とも名古屋大大学院の留学生で、08年に孟さんがノースアジア大の専任講師に就任することになり、本県に引っ越した。

 李さんは市内での講座の合間に、通訳や翻訳の仕事をこなす。近所の人を自宅に招き、韓国料理を振る舞うこともある。2人の子どもを育てながらの多忙な日々だが、「韓国と秋田をつなぐ仕事ができてとても充実している」と笑顔を見せる。

 県内では韓国と交流する団体や個人が増えている。県国際交流協会によると、県内の国際交流団体が加盟する「あきた国際活動民間団体ネットワーク」には現在、韓国関連が10団体ある。ソウル便就航前の1999年は、同様の団体は2団体にすぎなかった。

 李さんの講座で学ぶ新山万紀子さん(51)=同市東通=は韓国ドラマ、韓流スターのファン。高校2年の次女はソウル便で韓国へ修学旅行に行ってきたばかりだ。「直行便だから安心して送り出せた」。ただ新山さん自身は、まだ韓国に行ったことがなく、娘と一緒に韓国旅行するのが夢だ。

 秋田―韓国がソウル便で結ばれ身近になったことで、李さんのように両国の懸け橋的存在の人が、本県で活躍する機会は格段に増えている。「いつかは韓国文化を紹介する民間の施設を秋田につくりたい」。草の根交流を続ける李さんの挑戦は続く。

メモ
 「在留外国人統計」によると2010年末現在、県内の外国人登録者は4061人。このうち韓国・朝鮮籍は772人で約2割を占める。最多は中国籍の1940人。ソウル便が就航した01年は外国人登録者が4382人、うち韓国・朝鮮籍は876人。就航当時も、現在も外国人登録者全体の約2割を占めている。
(2011/10/26 付)

3232チバQ:2011/10/28(金) 21:42:22
http://www.sakigake.jp/p/special/11/tsubasahaima/article_04.jsp
海外への翼は今 ソウル便就航から10年
[アイリス効果]
韓国人客が一時急増
 秋田―ソウル便の搭乗率は2010年の72・4%が最高だ。本県がロケ地となった韓国の人気ドラマ「IRIS(アイリス)」の効果で、韓国人客が急増した。


笑顔で接客する佐藤さん(左)=仙北市田沢湖の妙乃湯 09年3月、仙北市の乳頭温泉郷で旅館「妙乃湯」を営む佐藤京子さん(67)はアイリスのロケ隊を無償で受け入れた。当時はヒットするかどうかはあまり考えず「田沢湖一帯の観光地が元気になればという単純な思いだった」と話す。系列の田沢湖畔のホテル「イスキア」にスタッフ約100人を泊めて、食事も提供。小道具の準備など撮影にも協力した。ロケ隊はイスキアを拠点に3週間、県内各地で撮影した。

 主演のイ・ビョンホンさん用に、湖を望める一室を特別室に改装。「ご本人にリフォームしたことを伝えると、『恐れ入ります』と日本語で答えてくれた」とにこやかに語る。

 そのアイリスの放送が韓国で始まったのは09年10月。ドラマの舞台として本県の雪景色や温泉が画面に流れると、ドラマを追体験しようという韓国人客が大勢、ロケ地を訪れた。

 仙北市角館町の雲巌寺、同市田沢湖の玉川ダムなどもツアー客でにぎわった。角館―鷹巣間を走る秋田内陸線に乗車した韓国人(団体客)は09年11月から5カ月間で1250人。08年度の韓国人乗客は合計でも40人にすぎなかった。男鹿市のホテルも例年なら利用客が減る冬場、韓国人客でにぎわった。

 秋田から韓国に戻る韓国人のソウル便利用も多く、日本人客が航空券を買いにくくなるほどの混みぶり。大韓航空は翌10年1月から2カ月間、客席が100席多い295席の機体を使用した。

 福島第1原発事故の影響で韓国人客は激減している。佐藤さんは「アイリスをきっかけに秋田を訪れ、リピーターになった韓国人客を呼び戻すことができれば路線の安定にもつながる」と考えている。

 佐藤さんが経営する旅館やホテルには本県そのものを気に入った韓国人客が毎冬来る。「震災があったからこそ、リピーターをサポーターにしなくては。つながりを大切にしてお客さんを呼び戻したい」と佐藤さん。人気ドラマが築いた誘客の下地を生かすことが客足の回復には欠かせない。

メモ
 アイリスは韓国で2009年10〜12月に放送され、高視聴率を記録したスパイアクションドラマ。制作費は約15億円。県内では09年3月に北秋田、男鹿、仙北、秋田、横手の各市でロケを行った。放送後、ロケ地巡りのため本県を訪れる韓国人が急増し、ソウル便の10年の韓国人利用者数は、前年比約6割増の2万3370人で過去最多となった。
(2011/10/27 付)

3233チバQ:2011/10/28(金) 21:42:50
http://www.sakigake.jp/p/special/11/tsubasahaima/article_05.jsp
海外への翼は今 ソウル便就航から10年
[度重なる存続危機]
路線安定、今後も課題
 秋田―ソウル便はこれまで何度か、存続の危機に直面している。

 就航3年目の2003年、月別搭乗率が20%台に低迷。海外で流行した新型肺炎(SARS)が影響した。大韓航空は運休を検討。寺田典城知事(当時)が同社幹部に搭乗率アップを約束し、運休は辛うじて回避された。

 県はその年、専従職員10人でつくる秋田・韓国交流促進チームを発足させた。06年に解散するまでチームリーダーだった県庁OBの竹村寧さん(62)=県建築住宅センター常務理事=は、韓国の旅行会社に何度も足を運んだ。

 「秋田は日本のどこにあるの?」。行く先々で認知度の低さを思い知らされた。温泉やスキー場など県内の観光資源を説明し、韓国人観光客の県内旅行を働き掛けた。

 県内ではパスポート取得助成、韓国で交流する団体への助成などを展開した。竹村さんは「『補助金漬けだ』と批判されたが、搭乗の動機付けになったのは間違いない」と言う。

 チーム解散後の07年には、日韓を結ぶ路線の便数制限などをなくす「航空自由化」に伴い、大韓航空が不採算路線の見直しに動き、運休の可能性が浮上。今春は東日本大震災による福島第1原発事故の影響で1カ月運休した。

 県は存続の危機が訪れると県費を投入。利用促進を呼び掛け、搭乗率のかさ上げを図り、危機を乗り切る―という構図が続いている。就航以来、大韓航空に対して秋田空港の着陸料を大幅減免するなど手厚い支援策も講じてきた。


修学旅行でソウルに向かう本荘高の生徒=10月20日、秋田空港 昨年の搭乗率は中学、高校生の修学旅行客が増えたこともあり、初めて70%を突破。経済のグローバル化、東アジアの成長が著しい中、ソウル便の存在は若者が海外文化に触れる体験の手助けにもなっている。ソウル便を使った修学旅行は本年度、県内29校2170人と過去最多となる見通しだ。

 原発事故後、韓国人客が回復する見込みが立たないとはいえ、足腰の強い路線にすることは今後も課題だ。「国際交流、貿易拡大を通じて、秋田を活性化させるためにソウル便は役立つ」と竹村さん。ソウル便のメリットを生かした交流を進めれば、路線の安定も付いてくると考えている。

<終わり>

メモ
 航空路線の採算目安は搭乗率60〜70%といわれる。ソウル便の搭乗率が70%を上回ったのは「アイリス効果」があった2010年だけ。03〜05年は50%前後。06〜09年は50〜60%台で推移した。
(2011/10/28 付)

3234チバQ:2011/10/28(金) 21:44:14
http://www.sankeibiz.jp/business/news/111028/bsd1110280504002-n1.htm
“共食い”回避へ 日航・全日空、国際線サービスでLCCと差別化 (1/2ページ)2011.10.28 05:00
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全日空の伊東信一郎社長(後列左から5人目)を囲むエアアジアの客室乗務員ら。日本就航の準備が進む(ブルームバーグ)【拡大】

 2012年以降に相次ぐ国内外の格安航空会社(LCC)の参入をにらみ、日本航空や全日本空輸が国際線サービスの充実に乗り出した。27日には、全日空などが設立したLCCの「エアアジア・ジャパン」が国内外5路線の就航を国土交通省に申請。LCCの就航準備が本格化する中、「共食い」を避けるための差別化に拍車がかかりそうだ。

 LCCでは、全日空系のピーチ・アビエーションや日航などが出資するジェットスター・ジャパンのほか、海外勢も成田や羽田への乗り入れが予想されている。日航、全日空はともに「低料金のLCCは新規需要の掘り起こしにつながり(本体事業との)すみ分けはできる」としているものの、国際線ではビジネス、外国人観光客向けのサービスを見直し、既存の需要との共存共栄を模索する。

 全日空は今年10、12月の2回に分け、アジアなど短距離国際線の27路線で機内食をリニューアルする。ビジネスクラスでは従来の和洋折衷スタイルをやめ、和食と洋食を別々に設定。和食には重箱を使い、高級感を演出する。「増加傾向にある外国人旅客への対応」という。

 日航も今春から、機内食の軸足を「日本」に移行。日本発の欧米路線のファーストクラスで和食の老舗が監修した日本料理を提供。9月には全路線で高級コーヒーの無料提供も始めた。

 また、両社ともアライアンス(提携グループ)との共同事業で、乗り継ぎの利便性を向上させる。全日空は独ルフトハンザ航空とともに、12年度から運賃の共通化や乗り継ぎ時間の短縮化を図り、ドイツ経由で欧州各地へ移動しやすくする。日航も米アメリカン航空と協力し、シカゴ空港での乗り継ぎ時間を短縮。全日空は「ほかのアライアンスや欧州の有力航空会社に対する競争力が強化され、増収につながる」とみている。

 エアアジア・ジャパンは12年8月に成田発着の札幌、福岡、沖縄線が就航。同10月からは成田発着のソウル、釜山線の運航を始める。航空機は欧州エアバス社の「A320」を使用。運賃は来年以降に設定する。

3235チバQ:2011/10/28(金) 21:45:55
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111028-00000122-mailo-l12
成田空港:「羽田」再国際化に危機感 積極活用、周辺自治体が模索 /千葉
毎日新聞 10月28日(金)12時49分配信

 ◇先行の成田市、盛り上がり欠く
 羽田空港の再国際化から1年を迎え、成田空港周辺では地域活性化に向け、成田空港を積極的に活用する動きが始まっている。背景には、再国際化による“羽田復活”への危機感があるとみられ、成田市はこの1年間、先行してブランド化事業を進めてきた。県も今月、活用ビジョンの検討を本格的に始めた。成田国際空港会社も歓迎しており「いかに一緒に栄えていくか考えていきたい」としている。【清藤天、森有正】
 LCC(格安航空会社)のエアプサンの初就航便が到着した6月23日。到着ロビーでは、県のマスコットキャラクター「チーバくん」や、成田市の「うなりくん」、栄町の「ドラム」がそろって旅客を歓迎した。
 森田健作知事が会長を務め、周辺9市町も参加する「地域振興連絡協議会」による歓迎イベント。このような自治体を挙げた試みは90年の協議会結成以来、初めてのことだ。7月1日のイースター航空の就航に際しても、同様の歓迎行事を行った。
 県は今月、年間発着枠30万回の地元合意(10年10月)やLCC就航の動きなどを受け、庁内に「パワーアップ!『30万回ビジョン検討プロジェクトチーム』」を設置。広域活性化▽情報発信▽国内線活用−−の3部会を設け、成田空港活用に向けた施策を検討している。記者会見した森田知事は「成田空港は県にとって大変貴重な財産。成田空港の発展を県全体の発展に確実につなげていくため、全力で取り組んでいく」と力を込めた。
 また昨年には、県や周辺自治体、経済界関係者でつくる「成田空港緊急プロジェクト会議」が、空港やその周辺へのコンベンション施設誘致を提言。これを受け、県は国際会議場やカジノなどの複合施設の導入可能性を調査しており、森田知事もシンガポールのカジノの視察などを計画している。
 ちばぎん総合研究所も今月、空港周辺に特区を設定して企業を誘致するなど、県内経済活性化の拠点、起爆剤として成田空港を活用するよう提言した。
 空港会社地域共生部の月岡孝夫担当部長はこの1年を振り返り、「自治体に空港を資産として活用し、共存しようという動きが強くなった」と話す。それまでは空港成立の経緯や騒音、落下物問題などもあり、積極的な動きはあまりなかったという。しかし、羽田再国際化に伴う危機感が「発着枠30万回受け入れのきっかけになり、この過程での議論が、今の動きにつながった」とみる。
 そんな中、周辺市町でいち早く具体的な取り組みを始めたのは成田市だ。昨年7月から空港と成田山新勝寺を核に地域ブランドづくりに取り組み、映画などのロケを積極的に受け入れる「撮影好適地化」や、名物グルメづくりなどを展開。ロケは約1年で吉本興業制作の地域発信型映画「ソラからジェシカ」など36本の映画、ドラマ、CMなどを誘致した。情報発信サイト「ロコナビナリタ」も今年9月に開始。企業経営者ら有志の「成田空援隊」、市職員の「成田ソラガール」がPRを担う。
 だが「恒常的に人を呼べる仕掛けになってない」など、全市的な盛り上がりに欠けている。東日本大震災による自粛ムードで「PRどころではなくなった」との声も。事業の旗振り役、片山敏宏副市長は、新名物のあんパン開発に市内企業や農業関係者に入ってもらい、参加ムードを醸成する。女性の乗り物ブームを取り込んだ撮影ツアーなどで「空港ファンづくりにつなげたい」と話す。
 県や他の周辺自治体のプランはまだ検討中で具体化されていないものが多く、空港会社は動きを静観している状況だ。同市との連携は自治体との協力のあり方を探る先行事例となる。
 空港会社の月岡担当部長は「成田空援隊」に参加させている社員2人の動きなどを通じ「どう連携を構築していくか検討していきたい」という。また、県空港地域振興課は「来年夏までに空港活用の施策をまとめ、空港やその周辺をさらに魅力的にできれば」としている。

10月28日朝刊

3236チバQ:2011/10/28(金) 21:46:23
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20111028/CK2011102802000045.html
成田空港冬ダイヤ発表 発着枠拡大でも回数は微増に
2011年10月28日

 成田国際空港会社(NAA)は二十七日、成田空港の三十日からの冬ダイヤを発表した。国内線旅客便と貨物便が増加するものの、国際線旅客便の減便があり、年間一・五万回分拡大される発着枠に対し、実際の発着回数は微増にとどまる見通しだ。

 同時離着陸方式の導入で一時間当たりに可能な発着回数は増えるものの、夏ダイヤと比べて発着が大幅に増える時間帯はなく、空港周辺地域の騒音問題に大きな変化はないとみられる。

 国内線旅客便はスカイマークの旭川線と札幌線、貨物便は米国のエバーグリーンが新規就航で純増となる。

 国際線旅客便は豪州の格安航空会社(LCC)などの増便があったが、減便が上回った。この結果全体の一日平均発着回数は五百十三回と、夏ダイヤに比べて二回増にとどまった。

 NAAの森中小三郎社長は記者会見で「国際線で震災や原発事故の影響はあるが、今後、復便もあると聞く。早く震災前の水準以上になることを期待している」と述べた。検討中のLCC専用ターミナルビル新設は、本年度中に一定の結論を出したい考えを示した。 (小沢伸介)

3237チバQ:2011/10/29(土) 09:05:16
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111029-00000017-jij-soci
駐車料金、来月値下げ=羽田との「格差」是正―成田空港
時事通信 10月29日(土)5時19分配信

 成田空港は11月1日から、空港内の全駐車場で、6日目以降の駐車料金を普通車で1日500円とするなどの値下げを行う。昨秋から羽田空港の駐車場よりかなり高い料金となっており、利用者から「都内の羽田より高いのはおかしい」といった声が寄せられていた。
 成田の駐車場は現在、1日目の上限が2500円の3カ所と1500円の2カ所があり、2日目以降はそれぞれ1日2000円と1500円。料金改定で、2500円の1日目上限も2000円に値下げする。
 以前は羽田の駐車場も1日駐車時の料金は2500円だったが、昨年10月開業の国際線ターミナルの駐車場が普通車の1日上限を1500円に設定したのに合わせ、国内線の駐車場も同額にした。しかし、成田は値下げせず、長期間利用するほど羽田と差が開くようになっていた。

3238チバQ:2011/10/29(土) 17:25:13
>>3229-3233
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111027-00000081-mailo-l05
秋田−ソウル便就航10年:/上 搭乗率・利用者数の記録更新 /秋田
毎日新聞 10月27日(木)11時35分配信

 県内唯一の定期国際航路、秋田−ソウル便が29日で就航10年となる。多くの国際線が乗り入れる仁川空港とつながり、アジアや欧米への渡航も容易になった。しかし、当初から課題とされてきた路線安定化(一定の搭乗率の維持)は、今もなお課題として残る。同便のこれまでの利用状況の推移や同便が県内に与えた影響を振り返り、今後の課題と展望を探る。【坂本太郎】
 ◇ブーム、行政支援で
 「韓日双方の流れを構築できたことは路線継続の力になった」。大韓航空秋田支店の寺倉詢二支店長は、直近のソウル便の状況に一定の評価を与える。09年の韓国ドラマ「アイリス」のロケ地として多くの韓国人旅行客が秋田を訪れたことと、韓国への修学旅行客の増加が評価の背景にある。
 秋田空港に青い大韓航空ボーイング737機が初めて着陸したのは、01年10月29日午後5時50分過ぎ。県にとっては誘致運動を始めた90年から10年越しの「悲願」達成だった。
 しかし、搭乗率は02年こそ64・4%だったものの、その後は低迷。長引く不景気や新型肺炎の世界的な流行による出控えで、03〜05年の搭乗率は50%前後で推移し、「廃線」の危機も叫ばれた。
 状況を一変させたのが、09年冬からの「アイリスブーム」だ。人気韓国ドラマのロケ地となった角館や田沢湖に多くの韓国人が訪れ、10年の搭乗率は72・4%で過去最高を記録した。さらに今年は3月の東日本大震災の影響で仙台、青森空港のソウル便が運休したことや、円高・ウォン安を背景に、日本から出国する際に使う利用者が増加。修学旅行客も増え、8月と9月の利用者数は月別の過去最高を更新した。
 行政の“下支え”も続いている。県観光課によると今年度、ソウル便を利用した修学旅行は昨年度の17校1310人から29校2171人と大幅に増える見通し。県が07年度から始めた生徒1人当たり3万円(1校上限100万円)の補助制度が浸透した形だ。他にも、大韓航空のターミナルビル使用料▽旅行会社の広告費▽韓国の旅行関係者招請−−など多くの補助をしている。今年度当初予算では「韓国国際観光推進事業費」として1億3384万円を計上した。
 しかし、アイリスや円高など「一過性のムーブメント」や行政支援に頼っていては、安定化はおぼつかない。寺倉支店長は韓国人客の冬季の需要獲得と日本人客の第三国への乗り継ぎ需要の確保が必要だと指摘。県は韓国人スキー客の誘致に乗りだし、9月に補正予算を計上した。佐竹敬久知事は会見で「(仁川は)羽田と同格のハブ空港と位置づけ、東アジア戦略の玄関口と位置づけている」と期待を述べた。
 さらに大韓航空側は「観光だけではなく、ビジネスの需要喚起も必要」と指摘。需要増で路線が安定化すれば、便数や運航時間の変更も可能としている。

10月27日朝刊

3239チバQ:2011/10/29(土) 17:25:36
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111028-00000007-mailo-l05
秋田−ソウル便就航10年:/中 韓国人観光客の定着 /秋田
毎日新聞 10月28日(金)10時42分配信

 ◇鍵は人と人の交流
 秋田市で韓国語と中国語の教室を開いている金森福子さん(46)。両親が韓国人で中国生まれ。秋田出身の夫と結婚して来日した。
 6年前に開いた語学教室は、現在では生徒約300人。韓国ドラマ「アイリス」が国内で放送された10年は、生徒が約100人増えた。最近は世代が広がり、韓国の女性アイドルグループ「少女時代」ファンの小学生から、韓国ドラマファンの80代まで幅広い。
 08年にはNPO日中韓虹のかけはしAKITAを設立。語学教室の生徒のボランティアによる無料観光案内を始めた。今年6月にはJR秋田駅前のフォンテAKITA内に「旅のサポートAKITA」を開設し、外国人旅行客のトラブル対応などにあたる。ほかに無料の韓国語講座を月4回、韓国の手芸品や料理教室も開いている。
 金森さんは秋田を訪れる韓国人旅行客の特徴について「東京や京都など日本の他の観光地をすでに訪れたことがある人が多い」と指摘。温泉やおいしい米、田園風景に触れ、リフレッシュするのだという。
 しかし、「有名で素晴らしい風景でも二度は見に来ない」と金森さん。リピーターを増やすためには「秋田の人と触れ合って友達になり、秋田を好きになってもらうことが観光で生き残る方法」と力を込める。アイデアはいくつも温めている。留学生を「生きた広告」にすること、ハングル表示の看板を増やすこと、韓国語を話せる人材を育成すること。「今からでも遅くない」という。
 「韓国語が通じる街というイメージを発信したい。東京や京都は規模が大きくて難しいが、秋田は小さいからこそできるはず」と金森さん。語学教室の生徒をはじめ、県内の韓国ファンが“財産”だ。【坂本太郎】
 ◇韓国人の行き先、田沢湖・角館・乳頭温泉・玉川で7割
 NPO「日中韓虹のかけはしAKITA」は10年7月〜11年3月、県委託事業として、秋田空港からソウルに向け出国する韓国人と日本人に8〜9項目のアンケートを実施。それぞれ68人と75人から回答を得た。
 韓国人は3泊4日が38%、4泊5日が21%。行き先は田沢湖・角館・乳頭温泉・玉川で計70%と仙北市内が多い。不便だった点は、交通手段30%▽韓国語の表示不足27%▽カード決済できない・両替で計23%−−など。93%が「また来たい」と回答した。
 日本人の日程は2泊3日が最多で50%。渡航回数が2回以上の人が45%で、5回以上も16%に上った。乗り継ぎ利用は7%と少なく、大半は韓国行き。目的は観光が47%と最多で、買い物19%、食事16%と続く。
 日韓とも添乗員なしの自由旅行が半数以上を占めた。

10月28日朝刊

3240チバQ:2011/10/29(土) 17:26:00
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111029-00000090-mailo-l05
秋田−ソウル便就航10年:/下 利用客数の底上げ /秋田
毎日新聞 10月29日(土)12時30分配信

 ◇冬の観光に可能性
 「ちょっと隣に行ってくるという感覚」
 大手の旅行代理店、トップツアー秋田支店の照井仁一支店長は、韓国旅行が県民に浸透してきたことを実感している。秋田に赴任して8年。ソウル便の利用者は団体客から個人客に移り、ホテルを指定するなど慣れた様子のリピーターが多いという。照井支店長は「移動時間が短く費用も手頃」と分析する。
 しかし「乗り継ぎ需要の広がりは感じられない」という。最近は修学旅行客も増えたが、「県の後押しで伸びている。補助はどの程度続くのか」と不安ものぞかせる。
 次の一手として、18年に韓国・平昌である冬季五輪を挙げるのは田沢湖・角館観光連盟会長で乳頭温泉郷「鶴の湯温泉」社長、佐藤和志さん(64)。韓国より雪質が良く、温泉もある田沢湖スキー場を、大会前の調整練習に各国選手に利用してもらえないかと思案している。佐藤さんは「アイリスブームの余韻が残る今、もう一押しアプローチをかけるべきだ」と力を込める。
 韓国ドラマ「アイリス」のロケ地だった田沢湖一帯は韓国人観光客が増え、ブームの恩恵に浴した。長期不況の下でも閉鎖した宿泊施設は数えるほど。佐藤さんは「ソウル便がなければ、田沢湖も全国の観光地と同じように疲弊していただろう」と振り返る。
 佐藤さんはスキー場だけでなく、冬の祭りなど、まだ十分に生かされていない観光要素があるとみる。「韓国人にとって冬の秋田はインパクトが強い。冬は旅行需要が低迷するが、逆に思い切って打って出た方がいい」と可能性にかける。
 秋田市のノースアジア大法学部観光学科長の道端忠孝教授(58)は、県の利用促進策を民間企業に拡大し、社員旅行などにも助成することを提案する。また、交換留学制度や姉妹都市などの交流協定を結ぶことが、利用客数の安定した底上げにつながるとみる。
 道端教授によると、韓国や中国と取引のある県内企業は、製造業や食品など100社以上ある。「ソウル便を活用して、秋田の国際化に向けた取り組みを」と話す。
 年間搭乗率は昨年、70%を超えた。9月は円高もあり過去最高の79・1%を記録。ただ、東日本大震災で4月は運休し、その後、韓国人利用客数は低迷している。道端教授は「70%は最低ライン。さらにPRして80%以上を目指さなければ」と奮起を求める。【坂本太郎】

10月29日朝刊

3241チバQ:2011/10/29(土) 20:45:42
http://www.afpbb.com/article/economy/2838097/8001819?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
豪カンタス航空、労組のストに全便運行停止で対抗
2011年10月29日 19:32 発信地:シドニー/オーストラリア
【10月29日 AFP】豪カンタス航空(Qantas Airways)は29日、数か月にわたるパイロット労組などのストライキに対抗し、同航空の国内および国際線全ての運行を無期限で停止すると発表した。

 カンタスのパイロット、整備士、地上職員の3労組は、賃上げ要求に加え、カンタスのリストラ計画に抗議するストライキを数か月前から断続的に行っている。

 これへの対抗措置として、カンタス航空のアラン・ジョイス(Alan Joyce)最高経営責任者(CEO)は29日、GMT(グリニッジ標準時)の同日午前6時(日本時間午後3時)から、同航空の全便の運航を停止すると発表した。現在飛行中の便については、目的地に到着するまで運航を続けるが、以降は国内、海外のどの空港においてもカンタス機の離発着はないという。

 さらにカンタスは、31日夕刻以後もストを続ける従業員は施設から締め出し、給与を支払わない方針を示した。

 これに対し、カンタス経営陣との労使交渉に関与する労組、豪国際パイロット協会(AIPA)は、「過剰反応以外の何ものでもない」とのコメントを発表。カンタスの措置を「国(オーストラリア)の喉元にナイフを突きつけている。まるで脅迫と同じだ」と述べ、ジョイスCEOを非難した。(c)AFP

3242チバQ:2011/10/30(日) 12:33:27
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111030-00000006-rcdc-cn
「空のホテル」A380、運行12日目で早くも故障=運行再開時期は未定―中国
Record China 10月30日(日)11時11分配信

28日、鳴り物入りで中国での運行が始まったエアバスA380だが、わずか12日目にして故障により運行が一時中止された。写真は27日、上海浦東空港に到着したA380。

2011年10月28日、鳴り物入りで中国での運行が始まったエアバスA380だが、わずか12日目にして故障により運行が一時中止された。29日、中国新聞網が伝えた。

【その他の写真】

その大きさとゴージャスさから「空のホテル」とまで呼ばれるエアバス社の大型機A380。17日、中国市場での運用が始まったばかり。中国南方航空の北京―上海―北京便に利用されていた。ところが28日からは故障のため運行が一時中止に。修理用部品を海外から取り寄せる必要があるため、休止期間はしばらく続くという。

2機のA330が代理を努めることになったが、「A380をいち早く体験したい」という乗客も相当数いる。中国南方航空は、希望者には無料でA380運行再開後のチケットに振り替える方針を示している。(翻訳・編集/KT)

3243チバQ:2011/10/31(月) 20:43:14
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001110310004
空路 再編期迎える
2011年10月31日


唯一の路線だった羽田便が期間限定ながら新千歳便に切り替わったオホーツク紋別空港。30日、その第1便の乗客が降り立った=紋別市

■紋別−羽田便 新千歳経由に
■スカイマーク 成田便が就航


 道内の空路が30日に変わった。オホーツク紋別空港では唯一の空路だった羽田便が休止し、東京に向かうには新千歳空港でいったん降りなければならなくなった。3カ月間の限定的な措置とはいうものの、本当に元に戻るのか懸念が広がる。一方、スカイマークは新千歳と旭川空港から成田便を初めて飛ばし始めた。格安航空会社(LCC)との競争も激しくなるとみられ、道内の空は再編の時期を迎えている。


■搭乗率伸び悩み 3カ月限定措置


 30日午後、新千歳を飛び立った全日空(ANA)機が紋別に着陸した。


 第1便の乗客は111人で搭乗率は66%。内訳は羽田からの乗り継ぎが97人、関西と伊丹、仙台からが計8人、新千歳からの客が6人だった。折り返しの新千歳便には札幌へのツアー客18人がいたが、それでも乗客は54人だった。


 ANAは「経由便」と呼んでいるが、新千歳で乗り継ぐ乗客はいったん降りなければならない。そのため来年1月末までの3カ月間は羽田から紋別まで乗った場合、従来は1時間40分だった所要時間が3時間程度かかることになる。


 紋別に乗り入れているのはANAのみで、羽田便の搭乗率は2010年度で51・93%と採算ラインの60%を下回った。春と2月を除く冬は観光客が減り、特に落ち込んだ。


 ANAは今回の措置について「搭乗率が伸び悩み、通年の路線維持が困難な中で地元合意を得ての取り組み」と説明している。新千歳で乗り継ぎした場合の利便性や潜在的な需要を探る「実証実験」と位置づけているという。


 紋別には新千歳、丘珠空港便が就航していたものの、搭乗率が低迷して路線が休止された過去がある。ANAは「流氷観光が始まる2月から、羽田からの直行便を再開させる。来年度は直行便が基本」と表明しているが、楽観はできない状況だ。


 紋別市観光交流推進室の長谷川恒参事は「3カ月間の実験とはいえ、地元としても打って出なければだめという意識になった」と語っている。


 石川県の能登空港では、目標搭乗率(58%)を下回った場合に県がANAに保証金を支払う制度がある。紋別のある経済人は「能登のような覚悟が地元には求められているのではないか」と受け止めている。


■低価格で参入 競争激化は必至


 新たに就航したのはスカイマークの旭川―成田、新千歳―成田の2路線。同社が成田に乗り入れるのは初めてだ。この日から成田の年間発着枠が22万回から23万5千回に広がることを見据えて参入した。「成田シャトル」と呼ぶ成田便は格段に安く、旭川市は観光客誘致に期待を寄せる。


 旭川便は1日2往復、新千歳便は1往復。旭川便は12月8日から3往復に増やす。通常運賃(日曜日を除く)は旭川便が大人片道1万3800円、新千歳便が1万2800円。ウェブサイト限定販売の「スカイバーゲン」は両路線ともに980円と破格の低価格だ。


 旭川に到着したこの日の第1便には森田健作・千葉県知事が搭乗し、西川将人・旭川市長が迎えた。


 森田知事は「千葉では冬もゴルフができるし、2月には菜の花が咲く」とPR。西川市長も「海外から旭川への利用が増えると期待している」と応じた。


 成田をめぐってはANA系のLCC、エアアジア・ジャパンが来年8月から新千歳を始め、福岡、那覇の各路線を就航させる計画を表明しており、価格やサービスでしのぎを削ることになりそうだ。


 スカイマークは来年4月に新千歳―仙台便(1日3往復)、5月に新千歳―関西便(同2往復)を就航させる予定。北海道国際航空(エア・ドゥ)や関西を拠点とするANA系LCC、ピーチ・アビエーションとの競争激化は必至で、日本航空やANAの路線にも影響しそうだ。

3244チバQ:2011/11/01(火) 21:48:36
http://www.47news.jp/CN/201111/CN2011110101000883.html
スカイマークに1億円余請求 旅客負担の利用料めぐり
 羽田空港の旅客ターミナルを運営する日本空港ビルデング(空ビル)は1日、格安航空会社のスカイマークが、国内線旅客の空港施設利用料のうち4月以降の値上げ分を運賃に上乗せせず、納入されていないとして、約1億1500万円の支払いを求め東京地裁に提訴した。

 スカイマークの広報担当者は「利用料は本来、空ビルが直接徴収するべきで、値上げにも合理的な根拠がない。これから対応を協議する」と話している。

 訴えによると、空ビルは4月、ターミナル増築を理由に利用料を引き上げたが、スカイマークは1月に値上げ分の徴収拒否を表明するなどしている。

2011/11/01 20:19 【共同通信】

3245チバQ:2011/11/01(火) 21:49:53
http://www.asahi.com/travel/news/SEB201110310039.html
ソラシドエア、羽田線搭乗率55.7% 就航1年 大分 2011年11月1日0時50分
 スカイネットアジア航空(宮崎市)が大分―羽田線に参入してから31日で1周年を迎えた。高橋洋社長らは同日、大分県庁で記者会見を開き、昨年の就航から9月30日までの平均搭乗率は55.7%だったと発表した。航空業界では一般に採算ラインは60%とされている。同社は東日本大震災での需要落ち込みの影響などを挙げている。一方で7月以降の利用は回復傾向にあるという。

 昨年10月31日、同社は羽田と九州を結ぶ九州5番目の都市として大分線を就航させた。1日3往復6便で目標搭乗率を65%と掲げ、同月と11月の平均搭乗率はそれぞれ81.8%、69.4%とクリアした。

 だが12月は50.6%にまで落ち込んだ。3月の震災以降はさらに落ち込み、4月には45%を記録。ただその後は回復傾向となり、8〜10月は60%以上だった。

 高橋社長は「最初の2カ月はご祝儀的な側面があった。その後は営業努力で何とか搭乗率を上げた」と話した。

 また、大分発羽田行きの搭乗率が61.3%なのに対し、羽田発大分行きは50.3%だった。首都圏での認知度不足が要因とみて、今後は首都圏でのPR活動を重点的に進める方針だ。

 7月から機体や空港内の表記ブランドを「ソラシドエア」に変更した。11月5日からの早朝往復便に新たにボーイング737―800型機を投入する。座席数が従来の150から174に増え、燃費や整備コストがカットできるという。(軽部理人)

3246チバQ:2011/11/01(火) 21:52:10
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-183525-storytopic-26.html
JTA 社、競争激化に危機感 利益確保へ人件費削減狙う2011年11月1日
 日本トランスオーシャン航空(JTA)が2労組に対し給与カットを含めた賃金制度の見直しを提案し、多数を占めるJTA労働組合とは基本合意に至った。低運賃を売りにする航空会社が躍進し、JTAの主要収益路線に参入することによって経営環境が険しさを増すことへの強い“危機感”がある。今回の人件費削減提案は、原油高などの変動リスクを吸収しつつ毎年度安定的に総売り上げの10%以上の営業利益確保を目的とした構造改革の一環だ。
 JTAは「従業員の給与に手を付けざるを得ない重さは理解している。申し訳ない」としながらも、「現在は生きるか死ぬかの状態。永続的に運航するには抜本的改革が必要だ」と焦りをにじませる。
 これに対し、パイロットや客室乗務員の一部約160人が加入するJTA乗員組合は「将来のビジョンが明確でない。人件費削減は最後の策であるべきだ」と主張し、人事・賃金協定破棄後の新協定に向けた実質協議は進んでいない。
 JTAが週7便運航する那覇―宮古線に9月からスカイマークが参入。競争が激化し、JTAは同月の同路線最安値運賃を2010年同時期に比べ半分以下の約3千円に引き下げた。しかし平均利用率は前年同月比13・3ポイント減の63・7%と大幅に落ち込んだ。13年度の新石垣空港開港後には、スカイは那覇―石垣線への就航を予定している。
 JTAが現在策定している構造改革案では、人件費削減や人員配置見直しなどで年間約30億〜40億円の経費削減を想定する。賃金引き下げ割合は、給与水準が比較的高い乗員組合が平均約20%、地上職員や大部分の客室乗務員を含む約500人のJTA労働組合が5〜10%となっている。
 JTA労働組合は会社側の危機感を基にした構造改革案に理解を示す。8月の基本合意後、現在は手当加算割合など新賃金制度の具体的中身を協議中だ。労組は「苦渋の決断として雇用を守る観点と会社存続の観点から基本合意した」としている。協定は労使双方の合意で締結されるが、就業規則は最大労組であるJTA労働組合の合意で変更が可能となっている。
(大城和賀子、梅田正覚)

3247チバQ:2011/11/03(木) 15:24:06
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111103-00000115-mailo-l12
成田国際空港会社:多機能型へ整備、LCCターミナル検討 一部駐車場値下げ /千葉
毎日新聞 11月3日(木)13時55分配信

 羽田空港再国際化から1年が経過し、2本の滑走路の同時離着陸が始まる中、成田国際空港会社は多機能型空港に向け、格安航空会社(LCC)用ターミナルの整備検討や、ビジネスジェットの利用情報提供といった施策を相次いで公表した。空港会社は航空会社が自由に空港を選べる「オープンスカイ」の開始(13年)や、早ければ14年にも実施される年間発着枠の30万回への拡大を受け、来るべき競争時代に向けた対応を急いでいる。【清藤天】
 LCCに関し、森中小三郎社長は10月の定例会見で、「これまで利用のなかった人の利用が増えると思う。専用ターミナルを急ピッチで検討している」と表明した。来春前に検討内容を公表する考え。当面第2ターミナルビルを活用し、LCC受け入れを進めるという。
 一方、ビジネスジェットについては、発着枠と駐機場の空き情報を同社ホームページで10月から提供を始めた。10月30日までに約1550回のアクセスがあった。英語で空港使用の基本情報などを提供するサイトも9月に設け、航空会社の新規参入や空港での事業を検討しやすくした。アクセスは同日までに1800回。
 さらに、空港の利便性向上のため、一部の駐車場で今月から料金を値下げした。送迎利用を増やすため「1時間以内」の半額となる「30分以内」を新設、料金体系を変更したほか、長期間駐車対応で1日の上限と、6日目以降の1日あたりの料金を引き下げた。空港ビルに近いP1・2駐車場の普通車使用料は、30分以内250円、1日上限は500円下げた2000円、6日以降は500円(旧2000円)となる。このほか、来春には電子掲示板を導入する。
 森中社長は来るべき競争時代に「負けませんよ」などと意気込む。他空港より高いという着陸料の値下げは、現在検討していないという。

11月3日朝刊

3248チバQ:2011/11/03(木) 19:12:56
http://www.cnn.co.jp/business/30004458.html
シンガポール航空、格安会社を設立 12年就航へ
2011.11.02 Wed posted at: 16:57 JST
シンガポール(CNN) シンガポール航空(SIA)が2012年の就航を目指し、長距離路線の格安航空会社(LCC)「スクート」を設立した。運賃は従来の航空会社に比べ、4割ほど安く設定される。

キャンベル・ウィルソン最高経営責任者(CEO)は「短くシンプルで、目立つ名前」だと強調した。

12年半ばにオーストラリアと中国の路線で就航する予定。具体的な都市は数カ月以内に発表する。

スクートは、SIAからボーイング777型機を購入する。機内には無線LANの設備が導入され、乗客は持ち込んだ携帯機器からエンターテイメントシステムを利用できるようになる。SIAは会社設立にあたり、2億2300万ドルを投資した。

ウィルソンCEOは記者会見で「LCCはゼロからスタートして10年足らずの間に、シンガポール・チャンギ空港の利用客の4分の1近くを占めるまでになった」と指摘した。

ライバルの長距離LCCとしては、マレーシアを拠点とする「エアアジアX」、オーストラリア・カンタス航空の子会社「ジェットスター」がある。SIAは短距離LCC「タイガー・エアウェイズ」の主要株主にもなっている。

3249チバQ:2011/11/04(金) 22:21:43
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news/20111103-OYT8T00074.htm
羽田どっちで行く?

京急VSモノレール

京急のエアポート快特。品川―国際線ターミナルを13分で結ぶ(京急提供)



東京モノレールも浜松町―国際線ビルを京急と13分で結んでいる(東京モノレール提供)  大田区の羽田空港に乗り入れる京浜急行と東京モノレールの間で、「急増する利用客をどちらが運ぶか」という熱いバトルが繰り広げられている。10月で開業から1年が経過した新国際線ターミナルの乗降客数では、乗り継ぎの選択肢の豊富さを生かした京急が一歩リード。先輩格のモノレールも、旅客サービス強化などで巻き返しを図っている。(小谷毅彦)

 ■国際線が後押し

 羽田空港の国内線・国際線ターミナルに直結する駅の1日あたりの乗降客数は昨年、京急が計約9万2000人(2駅)、モノレールが計約7万4000人(3駅)に上る。

 京急の乗降客数は、羽田への乗り入れを始めた1998年の約2・7倍に増加。過去6年間は、モノレールを上回っている。昨年開業した国際線ターミナル駅でも、モノレールの1・7倍となる約1万7000人の乗降客があり、国際化で増加した空港利用客や観光客の大半を獲得した形だ。

 一方、64年から羽田に乗り入れるモノレールは、97年には約11万人の乗降客があったが、京急乗り入れ後の99年以降は8万人台に落ち、2001年頃からは7万人前後で横ばいが続いている。

 ■乗り継ぎで優位

 京急優位の理由について、鉄道評論家の川島令三氏(61)は、「乗り継ぎの利便性と宣伝のうまさ」と指摘する。京急始発駅の品川(港区)は、山手線を始め、神奈川方面に向かう東海道線や新幹線などJR主要路線の乗り継ぎ駅。各方面から幅広く乗客を集められる状況で、宣伝にも力を入れている。

 羽田線を飛ばす全国25空港に、赤い服を着た人気お笑いコンビの写真と「羽田、直結、京急。」などと大きく書いた広告パネルを設置。すぐ下に券売機があり、飛行機に乗る前に乗車券を購入させる作戦だ。

 ■高速化で反撃

 モノレール側も手をこまぬいているわけではない。スピードアップのため、07年には始発の浜松町(港区)と空港をノンストップで結ぶ「空港快速」を創設。現在、浜松町―国際線ビルの所用時間は13分と、京急の品川―国際線ターミナル間と互角だ。また、国際線ビル駅ホームには、英語や韓国語などを話せる女性スタッフを配置するなど、サービス面でもアピールする。

 国際線の発着回数は、13年度末までに現在より3万回増の年9万回となる計画で、大幅な旅客の増加が見込まれる。モノレールは、「手荷物を利用客の自宅に配送するなど、さらにサービス強化を図りたい」と巻き返しを誓っている。

(2011年11月4日 読売新聞)

3250チバQ:2011/11/04(金) 22:49:05
http://japanese.joins.com/article/250/145250.html?servcode=400&sectcode=400
「あきれる金浦空港」中国観光客の不満殺到
2011年11月04日11時04分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
中国・北京に住む程洲偉さんは先月30日、韓国に到着するやあきれる体験をした。金浦(キンポ)空港で降りて地下鉄に乗ろうと案内表示に従って歩いたが、地下鉄入口は跡形もなく工事現場に出たのだ。程さんは工事現場付近を30分迷ってまた入国ロビーに戻らなければならなかった。程さんは「土ぼこりだらけの工事現場には作業員しかいなかった。漢字でも工事中の立て札を書いておいたら時間の浪費はしなかっただろう」と吐露した。程さんは、「今回初めて金浦空港に来たが初日から道を探すのに疲れた」とした。

金浦空港近くの大型ショッピングモールの工事が終盤にさしかかり、韓国を訪れる外国人観光客の不満が大きくなっている。2007年11月に始まったショッピングモール工事は来月8日に終わる。地上5階地下2階の大型ビルは今年初めに建物外壁が完工したが、ショッピングモール周辺の公園造成工事と道路工事が残っており空港利用客が不便を強いられている。現在韓国空港公社は空港と地下鉄、ショッピングモールをつなぐ地下通路6カ所と高架道路進入路6カ所を新しく作っている。中国人観光客の程さんが間違って入ったところは空港とショッピングモール、地下鉄を連結する工事が進行中だった。

問題は工事現場を知らせる外国語の案内表示板がなく道に迷う旅行客が多いことだ。特に7月に中国・北京との直行便が就航してから中国人旅行客が月4万人以上増え不満の声が高まっている。会社員の范彬童さんは、「休暇を取り1人で韓国旅行に来たがたくさん失望した。外国人が多く行き来する空港に案内表示板がないということが理解できない」とした。

空港内アウトレットの店員らも工事のために泣き顔だ。全体顧客の20%を占める中国人観光客から「これではお店を利用できるか」という抗議が相次いでいるためだ。衣類売り場の店員は「中国人観光客はマネキンのコーディネート通り一度に100万ウォン以上買ったりもする大口客。工事が早く終われば良いのだが」と話す。

空港近くの高架道路進入路工事に対するタクシー運転手の不満も大きくなっている。進入路が頻繁に変わり危険な運転をすることになるということだ。あるタクシー運転手は、「本来直進できるところなのに先週は左に回れと言い、今週は右に回れと言う」と話した。

工事発注者の韓国空港公社関係者は、「12月初めに大型ショッピングモールなどがオープンする予定で周辺道路と公園造成工事を進めている。利用客の不便を最小化できる方策を探したい」と話している。 .

3251チバQ:2011/11/07(月) 19:54:32
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111107/chn11110719300010-n1.htm
カタール航空が国内線運航 イラン、経済制裁の影響で
2011.11.7 19:29
 イラン政府は7日までに、カタール航空に国内航空路線の一部を運航させる計画を進めていることを明らかにした。欧米などによる経済制裁の影響で新しい航空機や整備に必要な部品の調達が難しくなっており、事故やトラブルが相次いでいることが背景にある。

 イラン政府高官は10月下旬、カタール航空との契約は完了していると述べた。イランでは外国の航空会社が国内便を運航できないという法律があるが、イラン航空など国内航空会社との共同運航便という形がとられるとみられる。

 カタール航空は現在、首都ドーハとテヘランやシラーズなどイラン3都市を結ぶ便を運航。今後はイスファハンも加えた4都市に増便する予定で、イラン国内線の運航にも前向きな姿勢を示している。運賃はイラン航空よりも高く設定される見込み。(共同)

3252チバQ:2011/11/09(水) 20:49:35
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20111109-00000000-diamond-bus_all
採算性苦しくとも羽田深夜便に 就航する海外エアラインの狙い
ダイヤモンド・オンライン 11月9日(水)8時28分配信

 羽田空港に定期国際便が復活して1年経つが、深夜早朝発着枠の利用が進んでいない。海外エアラインが採算を取れないことが原因になっている。

 昨年10月、羽田空港に4本目の滑走路と国際線ターミナルがオープンし、発着枠が年間30.3万回から39万回に増えた。同時に、国際定期便が就航できるようになった。

 だが、国際線のうち昼間の発着枠を使えるのは、中国や韓国など近距離のアジア方面のみ。米国や欧州に行く長距離国際線は、航空機の発着時間が午後11時〜午前6時に限定された。現在、深夜の発着枠は3万回だが、利用は半分の1.5万回にとどまっている。

 原因の一つは、深夜では空港までの足がないため集客がままならないこと。東京モノレールは午後11時37分が終電である。神奈川県や東京都南部など、羽田近隣に在住の人ならともかく、埼玉県や千葉県など遠方からの利用では前泊が必要になる。

 そして、もう一つの理由がオペレーション上の問題だ。

 羽田を拠点とするJALやANAなど国内航空会社は問題ないが、羽田が“アウェイ”となる海外エアラインはオペレーションがうまくいかないのである。

 通常、エアラインが空港に航空機を駐機させる時間は2時間程度。航空機の稼動が売上高を生み出すため、航空機を寝かせないことが重要だからだ。ところが、発着時間が午後11時〜午前6時に限られると、航空機を寝かせる時間が長くなり、採算を取ることが難しくなる。

 東京都心に近い羽田から長距離国際線が飛ばせるようになったとあって、当初、期待を抱いていたエアラインも多かった。しかし、需要やオペレーションなどから算盤をはじくと、採算性は厳しい。当初就航を予定していたエア・カナダや独ルフトハンザ、エールフランスなどは現在就航を見合わせている。

 だが、こうした厳しい条件下でも羽田の深夜枠を使って欧米路線を飛ばしている外資エアラインも存在する。米デルタのロサンゼルス線、英ブリティッシュ・エアウィズ(BA)のロンドン線などがそうだ。

 両者ともに、羽田深夜便の搭乗率や採算性は開示しないが、例えば、BAが羽田―ロンドン往復で3万4000円といったキャンペーン価格を出しているところを見ると、そう好採算ではないことが伺える。

 それでもデルタやBAが深夜便を就航させているのには別の狙いがあるようだ。航空業界の関係者は、昼間の発着枠利用の可能性を指摘する。

 2013年から14年にかけて、羽田空港は段階的に発着枠が拡大するが、この際に長期国際線に昼間枠が割り当てられる可能性がある。羽田から昼間に就航できれば、今度は一転してドル箱に変貌する可能性があるのだ。

 発着枠の振り分けは、実績を持つエアラインに優先的に配分されやすい。現在の深夜便利用は、それまでの辛抱というわけだ。

 今は我慢の深夜便がドル箱に化けるか否かは、13年以降に長距離国際線に昼間枠が充てられるかどうかにかかっている。

(「週刊ダイヤモンド」編集部 須賀彩子)

3253チバQ:2011/11/10(木) 22:05:17
http://www.travelvision.jp/news/detail.php?id=51109
日本/台湾間、オープンスカイや成田増便で合意−羽田は深夜早朝週7便に
2011年11月10日(木)

 国土交通省航空局航空交渉室によると、交流協会と亜東関係協会がこのほど首都圏空港関連路線を含む日台間のオープンスカイに合意した。成田関連路線は2013年夏の発着枠27万回増枠時に、関西、中部と地方空港関連路線は即時実現で合意に至った。

 また、2013年夏以前の成田空港の増便も合意。羽田空港の深夜早朝枠も羽田/台湾間で週7便就航可能とした。また、現在就航企業数は日本3社、台湾2社、チャーター便は日本2社、台湾4社に限っているが、この規制も撤廃する。さらに、首都圏以外の空港の第3国輸送も自由化で合意した。

 なお、現在日本/台湾の旅客便は総計週233便で、日本企業は日本航空(JL)と全日空(NH)が計週77便を運航。台湾企業はチャイナエアライン(CI)と、エバー航空(BR)が計週156便運航している。

3254チバQ:2011/11/10(木) 22:11:38
http://www.sankeibiz.jp/business/news/111110/bsg1111100503007-n1.htm
視界不良の関空・伊丹統合 新会社、来春に設立 課題山積 (1/3ページ)2011.11.10 05:00
 関西国際空港と伊丹空港の経営統合を担う新運営会社が設立される来年4月1日まで、あと半年を切った。国内初となる空港統合に注目が集まる中、統合のそもそもの要因である1兆円超の有利子負債の返済をはじめ課題が山積し、激化するアジア空港間の競争を生き残るのは容易ではない。収益改善に危機感を持つ関西経済同友会は今月、焦点となる新会社の経営陣の人選について、国が100%出資でも「民間出身のプロの経営者を起用しなければだめだ」とする提言を打ち出したが、空港周辺自治体や霞が関の思惑も絡み視界は不良だ。

 伊丹との統合を前に、関空会社では今、需要が高まる格安航空会社(LCC)の誘致や貨物便強化など、収益体質の改善に向けた動きが加速している。

 2011年度冬期(10月30日〜来年3月24日)は、中国南方航空、タイ国際航空、大韓航空が便数を増やしたほか、マレーシアに本拠を置くLCCのエアアジアXも新規就航。1週間当たりの国際線は1994年の開港以来、夏冬通じて最高の792便(ピーク時)となる。

 今月中旬には、福島伸一社長が自ら訪韓し、LCCのチェジュ航空やエアプサンを訪ね、増便や新規就航を願い出る。関空を拠点とする日本初のLCC「ピーチ・アビエーション」も来年3〜5月に福岡と新千歳、韓国・仁川に就航する予定。

 東日本大震災の影響に歴史的な円高で、4〜9月期に前年同期比35%減の123万7610人と落ち込んだ国際線の外国人旅客数を取り戻す狙いだ。

■負債1兆円超・「伊丹の扱い」など逆風

 ただ、こうした収益力の強化策にも巨額の有利子負債が影を落とす。

 関空会社は11年3月期に73億円の最終黒字を達成したものの、有利子負債はいまだに1兆円を超す。重荷を抱える関空はアジアの主要空港よりも着陸料が数倍高く、航空会社の誘致で不利な戦いを強いられている。旅客便に占めるLCCの割合は約8%にすぎず、旅客数の約2割をLCCが占めるシンガポール・チャンギ空港との差は歴然で、経営統合をしても、状況は簡単には変わらない。

 騒音問題に配慮して大阪湾の泉州沖約5キロの海上に造成された関空は、埋め立て費用で巨額の負債を抱えた。このため、毎年200億円程度の利子の返済に追われ、年75億〜90億円程度の国の補給金なしでは立ちいかないのが現状だ。

 そんな「火の車」の状況から脱却するための解決策が、黒字経営が続く伊丹との経営統合。空港を運営する新関空会社を国の全額出資で来年4月1日に設立し、3カ月後に経営統合を実現するというものだ。

 新関空会社は滑走路などの資産と約4000億円の有利子負債を引き継ぐ。土地と残りの有利子負債などは、子会社となる土地保有会社が管理し、新関空会社から土地代を受け取り、負債を減らす。2015年度までに空港の運営権を民間に売却し、債務を一掃する−というシナリオを国は描く。だが、事がうまく運ぶとはかぎらない。

 新会社は、新たな経営方針について周辺自治体、経済界関係者との協議会で話し合いを進めるが、すでに伊丹の扱いをめぐって議論が紛糾する可能性が懸念されている。

 伊丹の周辺自治体などが統合後も活用を促進し、収益改善につなげていく案を主張するのに対し、大阪府や関空周辺の自治体は伊丹の機能縮小を狙っているためだ。

 関西経済同友会は、収益確保のため伊丹のターミナルビル事業も統合対象に加えることも求めているが、その実現性も不透明だ。

 関西経済界では、統合後の新関空を上昇気流に乗せられる民間経営者を待望する声が強まっている。だが火中のクリを拾い、逆風をくぐり抜ける操縦術を発揮できる「機長」は現れるのか、展望は見えていない。(宇野貴文)

3255荷主研究者:2011/11/13(日) 19:34:56

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/HT20111018401.htm
2011年10月18日03時21分 北國新聞
小松基地に「私有地」1割 戦時中買い上げ、個人名義のまま

約43万平方メートルが個人名義になっている小松基地の滑走路=北國新聞社ヘリ「あすなろ」から

 開庁50年を迎えた航空自衛隊小松基地の滑走路など敷地約392万平方メートルのうち、1割超の約43万平方メートルが個人名義であることが、17日までに分かった。防衛省近畿中部防衛局によると、戦時中、飛行場建設のために国が私有地を買い上げたが、名義変更されなかったことが要因。契約から長期間経過して名義人らが死亡し、相続人が多数となって変更手続きに手間取る例も目立ち、戦時中の混乱が現在まで影響を及ぼしている格好だ。

 現在の基地敷地について同局は、1941(昭和16)〜44年度ごろ、国が全てを取得したとする。だが、何らかの理由で名義変更されなかった土地が、滑走路や誘導路などに個人名義で点在していると説明する。

 同局は終戦後半世紀の節目である95年に、名義変更時に土地所有者らに「見舞金」を支払う制度を設け、関係者の合意を得た上で名義変更を進めている。当時の契約書や領収書など、保管書類に不備がなければ、職権で名義を変えることもできる。ただ、書類がそろわず手続きが難しい土地があり、過去には訴訟となった例もある。

 個人名義の土地の推移は、2000年度末の約56万平方メートル(331筆)に対し、05年度末は約47万平方メートル(191筆)、10年度末は約43万平方メートル(144筆)となり、名義変更のペースは鈍化している。名義人が死亡して相続人への名義変更がされていない場合、1筆の土地の相続関係者が数十人になる場合もあり、同意を取り付けるのに時間がかかることが一因という。

 同局が管理する北陸、近畿など2府10県の防衛省関連施設で、個人名義の土地が残るのは小松基地のみ。同局は「早期に処理するため交渉を進めているが、相手方がおり、同意を得られるように引き続き努力する」としている。

●航空自衛隊小松基地 旧日本軍・海軍舞鶴鎮守府が第2次世界大戦中の1943(昭和18)年から翌年にかけて建設した小松飛行場跡地にある。61年に開庁し、現在はF15戦闘機約40機などを配備。滑走路は官民共用で、民間航空機も乗り入れる。

3256チバQ:2011/11/14(月) 22:19:17
http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13211159276724
2011年11月14日(月)
茨城空港にLCC対応賞 飛躍への足場、路線定着が鍵


【写真説明】
CAPAの授賞式で記念の盾を手にする橋本昌知事=シンガポール内のホテル(県提供)


茨城空港が10月、豪州のシンクタンクCAPA(航空情報センター)の「ローコスト・エアポート・オブ・ザ・イヤー2011」(LCC対応空港部門)を受賞した。格安航空会社(LCC)対応をアピールしてきた茨城空港にとって、最も価値のある航空業界の“お墨付き”となった。アシアナ航空ソウル(仁川)便の運休など東日本大震災と福島第1原発事故の影響が残る中で、空港ビルは昨年以上のにぎわいを見せ、札幌と上海両便の相次ぐ増便、さらに今回の受賞が重なった。空港のさらなる飛躍に向けて、徐々に足場が固まってきたと言えそうだ。

■感慨深い受賞
橋本昌知事はCAPAの受賞について「私たちが目指してきたものが評価され、感慨深いものがある」とコメントした。

茨城空港は空港ビルの本格設計の段階で、国内の主要路線を主体とする空港から、経費を削減して格安運賃を実現するLCCの運航に配慮した空港へと大きく方針転換した。国内航空各社が経営改善策として地方路線の統廃合を進め、一方で世界的なLCCの台頭と日本の航空自由化の流れが背景にあった。

設計見直しで、空港ビルの発着ロビーは1階に集約され、航空機の乗降にはタラップが採用された。駐機場は航空機が自走で反転して出発できる形状に変更された。

県はこれまで、LCC対応を茨城空港最大のセールスポイントとしてきた。「私たちが目指してきたもの」とは、まずは茨城空港を「LCC対応空港」として内外に認知させることだったと言える。

10月20日、シンガポールでCAPAの授賞式に臨んだ橋本知事は「日本で最初のLCC対応空港」と茨城空港を紹介した。

■路線誘致の弾み
渡辺政美県空港対策監は「今回の受賞で、アジア・オセアニア地区などで茨城空港の認知度が高まった。これを機に新たな路線獲得に向け、あらためて航空各社へのPRを強めたい」と話した。

県はCAPAの授賞を奇貨とし、アジアを中心とする新たなLCCの路線誘致の弾みとしたい考え。新規設立が活発な国内のLCCの動向も注視する。

新規路線開拓の前提となるのが、既存路線の定着と拡充という。スカイマークの札幌便は6月から1日2便に増え、搭乗率は7割以上で安定。神戸便も利用促進へ同2便化が課題で、別の国内路線開設も視野に同社への働き掛けを強めている。

定期路線の柱としてソウル便の早期再開も欠かせない課題だ。

■新路線を模索
「週5便運航について話し合い、ほかの路線開設の可能性についても話した。さらに茨城空港で事業展開したいと考えている」

上海便を週3便運航する中国のLCC、春秋航空の王正華董事長(とうじちょう)(会長)は4日、水戸市の県庁で橋本知事と会談した。王董事長は茨城新聞の取材に対し、会談の内容についてこう話した。

上海便は15日から、週5便に増便予定。毎日運航の定期便とする時期や中国の別の都市との路線開設の検討が今後の課題という。

同航空は、茨城便に次いで高松(7月15日から)、佐賀(2011年1月から)と、上海を結ぶ便を次々に開設し、さらに中国-日本間で路線の拡大を模索する。茨城便は就航以来8〜9割の搭乗率を維持し、増便にも「需要は十分」(王董事長)と強気だ。

橋本知事は、上海以外の路線開設について「できるだけ早く実現させたいが、具体的な路線の検討などはこれから。防衛省や国土交通省などとの協議も必要」と話した。

国内の空港の多くがLCC誘致に乗り出す中で、茨城空港が「日本で最初のLCC対応空港」としての地歩をどう固めていくのか-。“次の一手”に注目したい。

■茨城空港
2010年3月11日、国内98番目の空港として開港。航空自衛隊百里基地との共用空港。現在、国内線は神戸便、札幌便、国際線はプログラムチャーターの上海便が運航。ソウル便は運休中。大震災で空港ターミナルビルは天井パネルの一部が落下するなどの被害。県などは4月以降、昨年度を上回るペースでビル内などでイベントを開催。7月以降の来場者数は毎月約9万〜10万人超で推移し、昨年度比150〜220%の人出でにぎわう。

3257チバQ:2011/11/14(月) 22:19:51
http://mytown.asahi.com/akita/news.php?k_id=05000001111140001
秋田路線、争奪加速
2011年11月14日

 東京―秋田間の空路と鉄路の争いが激しくなっている。全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)が便数を増やせば、JR東日本は秋田新幹線こまちの大幅値下げや新型車両で対抗する。2013年春に導入されるこまちの新型車両「E6系」も12日、秋田市内で初めて一般公開された。


 10月30日午後4時45分、羽田発JAL1265便が秋田空港に舞い降りた。利用客の増加を受け、この日から増やした便だ。ANAも1往復増やし、羽田―秋田線は過去最多の計9往復。横浜市都筑区から長女(1)と里帰りした森崎歩さん(30)は「子どもと長い時間新幹線に乗るのはしんどい。ありがたい」。


 国土交通省の07年度の調べでは、移動距離が500〜750キロなら鉄路派67%、空路派20%だが、750〜1千キロでは、それぞれ34%と61%。東京―秋田間は660キロで、震災前は「52対48で新幹線派が多かった」(JR幹部)。


 鉄道業界では「所要時間4時間以上なら新幹線が劣勢になる」と言われる。通称「4時間の壁」だ。こまちは最速3時間49分で結び、新型車両の導入でさらに早くなる。


 だが、震災後に平常ダイヤに戻った9月23日までは最短でも4時間13分かかっていた。一方、空路は最短1時間5分。秋田駅―秋田空港はバスで35分ほどだ。


 震災は「壁」の存在を改めて示した。4〜9月の旅客数はANA16・8%増、JAL10・5%増と好調。JALの羽田―青森便が7・8%減ったのとは対照的だ。JALの大西賢(まさる)社長は「新幹線は復旧後も速度が遅く、飛行機を使う人たちが多かった。彼らに利便性を評価してもらえた」。


 JRによると、盛岡―田沢湖間の8月の乗客数は前年比11%減、9月に2%増と盛り返したが、10月は6%減という。危機感を強めたJRは8月、自社サイト「えきねっと」を通じた割引サービスで、こまちの運賃を最大半額に値下げ。10〜12月も再び半額サービスを展開中だが、割引を5割まで広げたのは初めてだ。


 陸空の争いの激化に、地元も期待する。東北の観光地では震災後、東京電力福島第一原発事故の影響で、特に首都圏からの観光客が減っているからだ。


 「みちのくの小京都」と言われる角館地区や乳頭温泉郷を抱える田沢湖・角館観光連盟の佐藤和志会長は「こまちが夜行バス並みの料金になったのは大きなインパクトで、増便も好機。競い合ってお客が増えてほしい」と話す。


 また、県建設交通政策課は「鉄道は大量輸送、空路は速達性で利点があり、首都圏に向かう交通手段が二つあることは望ましい」と話す。ANAの羽田発最終便は来春にも時刻が約30分繰り下げられる見通しで、県はさらなる利便性向上に期待している。(大隈悠、西村宏治)



 JR東日本秋田支社は12日、秋田新幹線の新型「E6系」を初めて一般公開した。秋田市楢山城南新町の車両センターには、家族連れなど1千人が訪れ、車両の前で記念撮影をしたり、車内を見て回ったりした。公開は13日もあり午前9時半から受け付ける。先着順で定員1千人。


 センターには早朝から公開を待ちわびる多くの人が駆けつけ、公開1時間前の午前10時には800人の列ができた。参加者は20人ごとのグループになり、20分ほど、グリーン車と普通車内を見学。座席に座り、足を伸ばしてくつろぐなどし、思い思いに楽しんだ。


 E6系はあかね色の車体が特徴。グリーン車の内装は伝統工芸・楢岡焼きの青色を使うなどして、落ち着いた雰囲気を出した。最高時速は320キロで、現在最短3時間49分の秋田―東京駅間が、10〜15分程度短縮される見込みだ。潟上市天王の小学4年生小玉拓海君(10)は流線形の車体が「かっこよすぎる」と、興奮気味。車両の前で満面の笑みを浮かべ、写真に納まっていた。同支社の奈良隆模・販売促進課長は「北東北の新幹線ネットワークを確立し、お客様には広く観光を楽しんでほしい」と話した。

3258チバQ:2011/11/19(土) 13:18:01
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/332844.html
格安航空ジェットスター 新千歳―成田、来年8月就航へ(11/19 09:45)
 三菱商事、日本航空、カンタス航空(オーストラリア)の3社が出資する格安航空会社(LCC)の「ジェットスター・ジャパン」(東京)が、新千歳―成田線の就航時期を2012年8月で調整していることが18日分かった。1日1往復で普通片道運賃は1万円強になる見通し。

 ジェットスター・ジャパンは三菱商事が33・4%、日航とカンタスが33・3%(議決権ベース)ずつ出資して9月に設立。成田を拠点に、12年に新千歳、福岡、沖縄などに定期便の就航を計画している。当面はエアバスA320(180席)3機で運航する。

 新千歳―成田線の利用が順調なら、新千歳―関西線への就航も検討する。正規料金は大手の3割程度の1万円強を見込んでいるが、同路線の他社が下回れば、さらに安い運賃とする戦略だ。

 18日は同社のロゴマークである「スタージャンプ」にちなみ、スキー・ジャンプの船木和喜選手らが、札幌市内の街頭でPRした。

 LCCでは、全日空などが設立したピーチ・アビエーション(大阪府)が来年3月に新千歳―関西線に就航。価格競争が熱を帯びそうだ。<北海道新聞11月19日朝刊掲載>

3260チバQ:2011/11/19(土) 23:18:35
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111119/szk11111902080004-n1.htm
静岡空港、2年目も赤字
2011.11.19 02:08
 県は静岡空港の平成22年度の収支について、企業会計の手法を取り入れて算出した結果、15億6700万円の赤字になったと公表した。開港した21年度(21年6月4日〜22年3月31日の約10カ月)の16億円に続く2年連続の赤字となったが、赤字幅は前年度比で2・1ポイントとわずかに縮小した。

 県の試算では、着陸料や土地建物貸付料の営業収益に、地方交付税相当額などの営業外収益を含めた収入は3億8800万円で、前年度比20・5%増。収入増の要因は、空港整備経費として国の臨時交付金が支給されたことが大きいという。

 一方の支出は、整備費、減価償却費、人件費など19億5500万円で、経常損益は15億6700万円の赤字となった。この額は県民1人当たり416円の負担という計算になる。

 県空港局では「世界的な景気低迷や東日本大震災の影響で航空事業を取り巻く状況は厳しいが、引き続き着陸回数を増やし機材を大型化するなどして、利用拡大による収入確保を図りたい」としている。

3261チバQ:2011/11/21(月) 21:47:49
>>3258
スカイマークの成田-新千歳の正規料金が12,800円ですね。
正規料金で10,000円切ったらインパクトでかいと思うけど、[一万円強]ってことなので厳しいようですね

3262チバQ:2011/11/21(月) 22:52:10
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1224522282/1919
1919 :チバQ:2011/11/10(木) 23:06:43
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000421111080001
なにわのあした(4)関空
2011年11月08日


2012年度後半の使用開始を目指し、国内初のLCC専用ターミナルの工事が進む=関西空港2期島

 10月31日朝、関西空港の国際線出発ロビーでは、中国最大の航空会社「中国南方航空」の本拠、広州と関空を結ぶ路線の増便を祝う式典が開かれていた。出席した関西国際空港会社の福島伸一社長は「関西の企業も多い広州便の増便は悲願だった」とあいさつした。


 同航空は長春、ハルビンと関空を結ぶ新規路線も開設し、関空と中国各地を結ぶ便を週15便から33便に倍増した。この結果、関空の今年の冬期計画便数(旅客)は、開港以来最多の週620便に達した。東日本大震災で落ち込んだ旅客数も9月現在、前年同期比97%まで回復した。


 中国人の個人観光客向け査証(ビザ)が発給されやすくなったことや、円高で日本人旅客が増えたことなど「外的要因」も大きいと見られるが、福島社長は「地元自治体や財界のプロモーション活動を通し、各国が関西圏の魅力を評価した結果」と強調する。


   ■    ■


 航空需要は「水物」だ。2001年の米国同時多発テロ、03年の新型肺炎・SARSの流行、08〜09年の世界同時不況など、これまでも世界情勢によって旅客便数は大きく減った。


 関空の利用促進のため、関空会社と関西の自治体や財界でつくる「関西国際空港全体構想促進協議会」は中国、韓国、インドネシア、タイなどアジア各国の航空会社へのプロモーション活動を展開している。協議会の事務局を務める府は2010年度、14回のプロモーション活動のうち5回に知事や幹部などが参加し、トップセールスしてきた。府空港戦略室は「新規就航便の着陸料割引など、航空会社に対する協議会の支援制度を示し、空港と地元が一体となってサポートしていく熱意を伝えてきた」と話す。


 一方、国内航空会社の経営悪化などで国内線の減便が相次ぎ、国際線からの乗り継ぎの利便性は悪化した。大阪市中心部からのアクセスとして「リニア新幹線」や「なにわ筋線」などの検討が国土交通省で始まったものの、実現までの道筋は見通せない。アジアのライバル空港と比べて割高な着陸料が関空の競争力を奪っているという指摘も根強い。


   ■    ■


 7日、関空の地元自治体でつくる「泉州市・町関西国際空港対策協議会」(関空協)の泉州13市町の首長や幹部がそろって上京した。国土交通相あてに政府補給金の継続や、アクセス改善の具体化などを求める要望書を提出した。


 関空は来年度、大阪(伊丹)空港との経営統合を控える。関空を拠点に国内初の格安航空会社(LCC)・ピーチも来年3月に就航する見通しだ。


 関空協会長の福山敏博・阪南市長は力を込める。「関空が真に国際競争力のある空港に発展することが、関西の発展にもつながる。回復の兆しがみえる今こそ、大阪全体で関空を支えなければいけない」

3263チバQ:2011/11/22(火) 00:00:56


1333 :名無しさん:2010/10/22(金) 12:32:49
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20101022ddlk07010141000c.html
県政の現場から:’10知事選・争点検証/4止 福島空港 /福島
 ◇3億円超の赤字県補てん ウルトラマンで人は集まるが
 日曜日の17日の昼下がり、福島空港(須賀川市、玉川村)の空港ビル内は子供の歓声があふれていた。同市出身の故円谷英二監督が手掛けたウルトラマンのショーが開催され、家族連れがビル内をパトロールするヒーローを取り囲みながら歩いた。ビル職員は「まるで大名行列」と、イベントの成功を喜んだ。

 ショーは利用客数低迷にあえぐ同空港が、「にぎわい創出」の目玉イベントとして数カ月に1回開催しており、毎回300人は集まる。「まずは一度空港に足を運んで親近感をもってもらい、利用増につなげたい」と県空港交流課。

 ただ、来場者の評価は辛い。会津若松市から長男(6)を連れて来た女性会社員(34)は、同空港を使ったのは沖縄(路線は09年に廃止)に行った時の1回だけ。「便が多い羽田空港や成田空港の方が使いやすい」と語る。

   ◇  ◇

 福島空港はピークの00〜01年度に定期便9路線が運航され、搭乗客は最高の99年度に75万人いた。

 しかし、昨年度は28万人で、93年の開港以来最低を記録した。ジャンボ機が離着陸できる2500メートル滑走路など、現在の施設規模の根拠とされる国の航空需要予測(93年策定)は、10年度で158万人と見込んだが遠く及ばない。

 00年の航空法改正により、国が路線を割り振っていたのを航空会社の判断に任せるようになると、不採算路線は次々と廃止になり、現在は札幌、大阪、上海、ソウルの4路線しかない。特に最近では、大阪と沖縄に飛んでいた日本航空の09年の完全撤退は痛手だった。

 就航便が少なければ着陸料収入も減る。08年度決算で、施設管理費などの支出4億7000万円に対して、主に着陸料である収入は1億6400万円にとどまり、3億円以上の赤字分は県予算で補てんした。

 不況で航空需要が冷え込んでいるだけでなく、今年3月の茨城空港開港、今月の羽田空港の4本目の滑走路使用開始とライバルが増え、経営環境はますます厳しい。特に両空港には、福島空港のセールスポイントでもあるハブ空港・ソウル便もある。縮小し続ける市場を、空港間で奪い合うことが予想される。

 県空港交流課の橋本典男課長は、空港があるから福島進出を決めた県外企業があることを挙げ、「地方の空港は必要。空港のみの収支ではなく、経済や文化交流といった波及効果も含めて価値が議論されるべきだ」と強調する。

 一方、空港への県支出を違法と主張する「県市民オンブズマン」代表の広田次男弁護士は「県民の税金で赤字補てんを続けるのは公金の合理的な使い方とは言い難く、福島空港は廃止が望ましい」と指摘。この問題に限らず、知事には「全体の公共性を考えて施策を進めてほしい」と主張している。【種市房子】=おわり

3264チバQ:2011/11/22(火) 00:07:04
2124 :チバQ:2011/03/26(土) 00:16:53
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2011unity/saga/20110320/20110320_0001.shtml
【県政の課題】<6>佐賀空港 地域浮揚の方策必要
2011年03月20日 16:28  全国の地方空港で不採算路線の廃止や減便が相次ぐ中、佐賀空港(佐賀市)でも1月、大阪便が廃止されました。旅客便は羽田便(1日4往復)しか残っていません。県は佐賀空港を今後、どうしようと考えているのでしょうか?

    ×      ×



路線拡大が懸案となっている佐賀空港 1998年7月に開港した佐賀空港(佐賀市)は、羽田、大阪、名古屋の3路線でスタート。だが、羽田便以外は搭乗率が上がらず、2003年に名古屋便、今年1月には大阪便が廃止された。便数が減少すれば、着陸料などの収入も減り、空港収支は開港以来、赤字続き。累積赤字は30億円超に膨らんでいる。

 そんな中、県は「路線や便数の充実で観光客を増やし、経済効果を含めたトータルでのプラスを目指したい」(空港・交通課)として、羽田便増便と海外の格安航空会社(LCC)誘致に力を注いでいる。

 1日4往復の羽田便は09年度の利用者数が前年度比11・3%増と、羽田路線では全国一の伸び率を記録。県は一層の増客で増便につなげようと、羽田からの乗客を対象にダブルマイルキャンペーン(昨年12月―今年2月)などを実施。2月末現在の搭乗率は61・1%と、採算ラインの60%をクリアしており、羽田空港が段階的に拡大する発着枠を狙い、1日5便化を目指す考えだ。

 日本での路線展開が相次ぐLCCの誘致では、安定した気象条件や九州の観光地へのアクセスの良さを材料に、中国や韓国などの数社と接触。中国の春秋航空とは具体的に協議を進めている。ただ、国際定期便就航には専用ターミナルビルが欠かせず、大型機の乗り入れとなれば、滑走路の延長も必要となる。

 県は国際線就航に備えた空港整備の調査を始めているが、さらなる整備費用の投入には慎重論もある。県民の理解を得るためには、空港を基点とした地域活性化の明確なビジョンを示すことが求められる。


=2011/03/20付 西日本新聞朝刊=

3265チバQ:2011/11/22(火) 00:08:17
2326 :チバQ:2011/04/22(金) 22:22:10
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2011unity/main/20110422/20110422_0001.shtml
旅客機も論戦も飛ばず 枕崎市議選 市営空港の活用案頓挫 バブルのつけ 放置 「無責任」の声も
2011年04月22日 11:21
開聞岳を望む枕崎空港。旅客機も貨物機も人影もない=13日、鹿児島県枕崎市 多額の税金が投じられながら一機の旅客機も飛ばず、忘れられた空港が鹿児島県枕崎市にある。バブル経済期の1991年に開港した市営枕崎空港。チャーター便が発着し「特産のかつお節も空輸できる」と夢が膨らんだのもつかの間、甘い需要予測と不況で運航会社が撤退した。米軍、自衛隊の利用話や、閉鎖を前提とした跡地利用計画も頓挫。空港問題はもはやタブーとなり、24日投票の市議選(定数16、立候補者数18)で正面から語る候補はいない。

 開聞岳を望む茶畑の間を滑走路が貫く。飛行機も人影もなく「空の玄関口」の看板が寂しい。

 枕崎空港は、地方活性化策を名目に国が促進したコミューター空港建設の第1号。約20億円を費やし、800メートルの滑走路1本を備える。車だと2時間半かかる鹿児島空港や種子島、屋久島との間を3―5人乗りの軽飛行機が結んだ。小型機でも運搬できる集積回路(IC)部品工場誘致を目指し、市は約7億円を投じて近隣に臨空工業団地も造成した。

 しかし、バブル経済ははじけ、旅客は最多の92年度でも年間約4400人と需要予測の8分の1にとどまった。特産品の空輸計画は採算面に無理があり、工場誘致は海に近いため塩害が嫌われて失敗。運航会社の進出と撤退が繰り返された末、最後に託された地元企業も2003年に運航を休止した。

 今は県防災ヘリが使う以外、自家用機が月に1、2回飛来するだけだ。

 ■かつて市を二分

 市議選告示日の17日。空港周辺を走る選挙カーはあっても、将来を展望する訴えはなかった。

 複数の候補者は、論戦が敬遠される背景に、8年前に神園征市長が表明した空港閉鎖と跡地への刑務所誘致構想をめぐる混乱があると指摘する。用地売却益と税収、雇用促進などを狙った誘致構想は、治安悪化の懸念などが出て賛否が二分。国の選考から漏れた。

 対立は今も尾を引き、多くの候補が「市議選でも空港問題は触れないのが無難」とみている。

 ■財政は県内最悪

 市は10年度、空港建設に伴う地方債約8億9千万円を完済した。自家用機の駐機場代(固定資産税)で「04―08年度は黒字。以降の赤字幅も300万円程度」と健全経営を強調する。ただし空港収支は公表していない。今後、老朽化が進み施設維持費はかさむ。

 市の一般財源に占める義務的経費の割合を示す経常収支比率は、財政硬直化の目安とされる80%を大きく超えた県内最悪の98・3%(09年度)。財政再建は市議選の最大争点だが、どの候補も空港を語ろうとしない。

 開港当時に利用したという主婦(81)は「空港抜きの論戦はあまりにも無責任」と批判する。


=2011/04/22付 西日本新聞朝刊=

3266チバQ:2011/11/22(火) 00:13:11
2518 :チバQ:2011/04/15(金) 22:02:12
>>2141>>2197>>2375>>2380
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1225487931/2367
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1225487931/2816
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000651104150001

県議選注目選挙区振り返る(下)佐渡
2011年04月15日


7月から新潟空港と結ぶ9人乗り小型機が就航する佐渡空港=佐渡市秋津

 2008年秋に空路がなくなった県営佐渡空港。890メートルの滑走路を2千メートルに延ばすことが閣議決定されて20年になるが、地権者の同意は得られず、計画は進んでいない。


 佐渡市選挙区では、この計画づくりに住民を参加させる手続きに入ろう、と訴えた無所属の新顔佐藤久雄氏が、トップ当選した。


 佐藤氏は、支援者を前に「空港問題を一歩も二歩も進めたい。これを解決しなければ、島の経済発展はありえない」。陣営の市議は「この島民の声を、県も県議会も無視することはできないはずだ」と力んだ。


 だが、地権者の同意がない中では住民参加の手続きには入れない、との立場をとった自民党の現職中野洸氏も、176票差で当選した。中野氏は2千メートル化に反対していない。「全地権者の同意が必要だとする私たちの考えは、有権者に理解されたと思う」と語る。


 その中野氏の自民党は今回、選挙前の会派32人から、さらに推薦候補を含む33人に伸ばし、県議会での過半数は変わらなかった。


 佐藤氏は、住民参加手続きにこだわって「自民党と対決するつもりはない」と言う。まず現状の滑走路を使って佐渡―羽田便を飛ばし、観光客や企業の誘致で実績をつくることが先決だと考えている。


 だが、羽田便構想は初期投資額が60億円、就航後も毎年2億円以上の赤字が見込まれ、県議会で昨年3月、自民党を含む反対多数で否決されている。佐藤氏は「空港は産業、経済全体で考えるべきもの。なぜ必要なのか粘り強く説得していきたい」と話す。


 泉田裕彦知事は11日の会見で佐渡市選挙区に触れ、「佐渡―羽田便は今でも必要だと考えているが、県議会の意思を尊重することは必要。今回の結果で何か変わることはない」とした。佐渡市は、住民参加の手続きに入るよう県に求めていく考えで、「すべての地権者から同意を得ることに全力を注ぎたい」としている。(川崎友水)

3267チバQ:2011/11/22(火) 00:14:13
2692 :チバQ:2011/07/15(金) 20:52:53
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000001107080004
川勝県政折り返し(上)打開へ率先 新鮮さ
2011年07月08日

 開け放たれた知事室のドア。居並ぶ県幹部の説明に川勝平太知事が耳を傾ける。平日夕方の県庁でよく見られる景色だ。


 当選直後、川勝知事は「知事室のドアは常に開け放ちます」と宣言。会見や報道陣とのやりとりの中でアイデアを披露して政策を推し進め、県職員を引っ張る手法は新鮮だった。「理想を語る学者知事」という未知のキャラクターに、県職員たちは右往左往した。


 ■空港では成果


 「川勝県政で事態が進展した課題は、『静岡空港の完全開港』と『沼津駅高架化事業』だろうね」。ある県幹部はそう指摘する。


 静岡空港の2500メートル滑走路建設。航空法の高さ制限を超える雑草が見つかった「ササ問題」では、地権者の信頼を失い交渉のテーブルにさえつけない県当局を尻目に、川勝知事が地権者と直接面会。開港期限までに雑草を除去することで地権者と合意し、何とか完全開港までこぎ着けた。


 沼津駅高架化事業を巡っては、事業推進派と反対派を集めて意見交換会を開いた。両派和解とまではいかなかったが、前出の県幹部は「会うことさえままならなかった両派が一堂に会しただけでも前進」と話す。


 現場が停滞すると川勝知事自らが乗り出して事態の打開を図る――。これは初期の成功手法と言えそうだ。知事に就任してしばらくすると、もう一つの政治手法が目立ってくる。


 「けんか戦法」だ。


 「荒茶とてん茶の区別もつかない。この程度の人間が基準を決めている」。6月初旬、川勝知事は乾燥茶葉の放射性物質検査結果を受けて、憤懣(ふんまん)やるかたない表情でまくし立てた。


 国に押し切られる形で実施した結果、基準を超える放射性セシウムが検出され茶業界に大打撃を与えた。怒り心頭に発した川勝知事は、会見などで厚生労働省批判を繰り返した。


 しかし、「お茶独自の基準を設けて欲しい」と厚労省に乗り込んでまで求めた新たな放射性物質検査の暫定基準は、県が公開質問状を2度も出して、いまだに木で鼻をくくったような回答しか届かない。


 川勝知事が就任以来、激しい応酬を繰り広げた日本航空。福岡線の搭乗率保証問題に静岡空港からの日航撤退も絡み、保証金約1億5千万円の支払いを求めて県を訴えた。


 川勝知事は「一部の跳ね上がりが無礼な振る舞いをしている」と日航経営陣を厳しく批判してきたが、日航に言わせれば「川勝知事が搭乗率保証廃止を主張したために撤退に至った」。弁論準備手続きでは両者の主張は平行線のままだ。


 ■「敵」を仕立て


 就任以来、厚労省や日航以外にも、沼津駅高架化問題で「貨物駅不要論」を挑んだJR貨物、静岡空港の看板撤去を要求した伊藤園など、様々な「けんか相手」を仕立て上げて事態の打開を図ってきた。就任2年の折り返しを迎え、その手法に限界を感じている県職員も多い。


 「川勝知事は『敵』を見つけると燃え上がっちゃう。けんかして注目を集めるのはうまいんだけど、局地戦で勝っても、最終的な勝ちにつながるとは限らないんだよ……」。ある県幹部はこう、頭を抱えた。(後藤遼太)


   ◇


 川勝県政がスタートして7日で2年。折り返し地点を迎えた知事の手腕と今後の課題を探った。

3268チバQ:2011/11/22(火) 00:18:56


384 :チバQ:2010/12/26(日) 18:46:29
http://mainichi.jp/hokkaido/news/20101215ddlk01010174000c.html
自治再考:2期目の高橋道政/2 新千歳空港の24時間化 /北海道
 ◇先行き見えぬ枠拡大 住民、先送りに不信感
 「本当は高橋(はるみ)知事に強く文句を言いたいんですよ。あまりにも無責任。道の姿勢をどこまで信頼すればいいんですか」

 先月26日に苫小牧市で開かれた、新千歳空港の深夜・早朝枠(午後10時〜午前7時、1日6便)の拡大に理解を求めるための苫小牧市地域協議会。住民代表の1人は声をいらだたせた。道が拡大数の提示を、一転して3年後に先送りしたからだ。

 同空港の滑走路延長が課題だった7年前。第2ターミナルビルを苫小牧市側に建設すると確約し、住民の合意を得ていたが、初当選から間もない高橋知事が撤回。住民の強い反発で協議会は休眠状態になっていた。昨年6月、道の熱心な求めに応じて、住民は道との協議を再開したばかりだった。

  ■  ■

 深夜・早朝枠拡大による新千歳空港の24時間化は、高橋知事が2期目の実績作りのため、強い意欲を示していた。昨年3月末、支庁再編条例改正案が深夜にようやく成立した直後、道議会庁舎の控室で、疲労がにじむ道幹部を「ご苦労様でした」とねぎらった高橋知事は「でも次は24時間化よ」と宣言した。

 24時間化は国際拠点空港化に欠かせない取り組み。道は、今年10月の羽田空港再拡張をにらみ、枠拡大に乗り出し、「15年までに貨物・旅客便計13便の需要があり、経済効果は約115億円」と打ち出した。

 しかし、日本航空(JAL)の法的整理などで需要は低迷。国内外77社の旅客便利用意向調査では、15年までの需要は11便から9便に減少した。現在就航している6便も、日、月曜日などは2便が運休。今夏に明らかになった羽田空港再拡張の1回目の枠配分でも乗り継ぎ需要が生じず、見通しはもろくも崩れた。

 一方、環境整備も進んでいなかった。住民合意に向けて、「数十億円が必要」(道幹部)とされる防音対策や地域振興策の財源は確保できておらず、深夜の交通アクセスの問題は手つかずだった。苫小牧市地域協議会メンバーからは「知事2期目後半の最大の政策と思っていたが、知事の指導力のなさを感じる」との声が漏れる。

  ■  ■

 道は枠拡大の旗を降ろしていない。高橋知事は今月1日、道議会で「不退転の決意で取り組みたい」と表明。将来目標として「20枠程度」と示し、13年度をメドに住民に提案する考えだ。

 羽田空港再拡張は、13年度に残る国際便の年3万回の発着枠配分が決まるため、担当の道建設部は「新千歳空港への乗り継ぎ需要が期待できる国際便で就航希望があると、国土交通省から聞いている」と強調する。ただし、ある航空会社は「一定の需要はあるが限定的」と指摘する。

 20枠には、「道産品の競争力向上」による国内貨物需要増が2便、未就航の国際貨物が2便など、需要見通しがはっきりしない便が含まれている。知事の「不退転の決意」は再び空回りしかねない。=つづく

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 ■ことば

 ◇新千歳空港の24時間化構想
 国際物流拠点を目指した道の「国際エアカーゴ基地構想」(88年)が始まり。94年の住民合意で深夜・早朝枠(6便、午後10時〜午前7時)の運用がスタートした。国際貨物の定期便は就航せず、一時、国際旅客便が就航したものの、現在はすべて国内便。羽田間に旅客便3便と貨物便2便、仙台間に旅客便1便がある。

3269チバQ:2011/11/22(火) 00:33:19
>>3262-3268
地方選挙の[地方の課題]系の記事を集めてみました。意外にそんなに記事がなかった。完成してしまえば感心が向かないから?

3270とはずがたり:2011/11/22(火) 10:40:34
>>3265
酷い杜撰な計画だなぁ。。
>工場誘致は海に近いため塩害が嫌われて失敗

3271とはずがたり:2011/11/22(火) 10:42:17
>>3269
御纏め感謝ですヽ(´ー`)/
赤字垂れ流しが問題になっているので関心は集めているとは思いますけどねぇ。。
我々の記事蒐集能力にも限界あるのかも。

3272チバQ:2011/11/23(水) 09:54:30
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20111123-OYT8T00010.htm
格安国内線、新千歳に続々
来春から競争激化必至

 低価格運賃を前面に押し出した格安航空会社(LCC)が、来春以降、新千歳空港発着の国内線に相次いで参入する。全日本空輸、日本航空がそれぞれ出資し、成田や関西空港を拠点にしている点が特徴。航空各社が「ドル箱路線」と位置づけてきた新千歳―羽田線を含め、どのような影響が及ぶのか、動向が注目される。(小豆畑栄)

 日本初の本格的LCCとして来年3月には新千歳―関西線を就航させる全日空系の「ピーチ・アビエーション」は、28日から使用機(エアバス320―200型機、約180席)を使ったテスト運航を始める予定。

 一方、今月18日には札幌・大通公園で、日航系の「ジェットスター・ジャパン」の道内での認知度を高め、新千歳誘致の実現を狙ったイベントが開かれた。長野五輪スキージャンプ金メダリストの船木和喜選手も応援に駆けつけ「スポーツ界もそうだが、競争でよりよいものができれば」と、参入に期待感をにじませた。 ジェットスター・ジャパンは具体的な路線についてまだ明言していないが、新千歳―成田線に就航する可能性が高く、運賃は大手航空会社(片道4万円前後)の3割程度になるとみられる。来年8月には全日空系の「エアアジア・ジャパン」が同路線に参入し、競争激化は必至だ。

 LCCの波に、既存の航空会社も先手を打っている。新千歳―成田線に10月30日にひと足早く路線を開設したスカイマークは、正規運賃を1万2800円とし、搭乗率は70%近くと、採算ラインを上回る上々の滑り出し。営業推進部は「これまで飛行機に乗らなかった人や羽田を利用していた人の乗り換えといった新規需要を掘り起こせている」としている。

 一方、新千歳―成田線を就航させている全日空の池上正俊千歳空港支店長は「LCCやスカイマークは脅威だが、サービスの差別化を図って乗り切りたい」と話す。北海道国際航空(エア・ドゥ)では「行き先が関西や成田で、現在のところ、羽田発着の当社とはすみ分けができているが、影響を注視したい」(広報担当)としている。

 新千歳空港の国内線利用客は昨年が約1580万人と一昨年からはやや盛り返したが、今年は東日本大震災の影響もあって苦戦が続く。池上支店長は「LCCの参入で競争は厳しくなるが、全体をみれば新千歳空港の活性化にもつながると前向きにとらえている」と話している。

(2011年11月23日 読売新聞)

3273チバQ:2011/11/23(水) 09:55:44
http://www.yomiuri.co.jp/otona/tripnews/13/etc/20111115-OYT8T00201.htm?from=popin
[LCCの研究](上)広がる格安航空網…来年には国内線も

運賃「日替わり」 早め予約で安く


30日には関西―クアラルンプール線が就航するエアアジアX 航空運賃を革命的に変えると言われるLCCの日本発着便が増えてきた。現在9社が参入、30日にはエアアジアX(マレーシア)が関西―クアラルンプール線を就航させる。

 2回にわたり、なぜLCCは安いか、どんな路線があるのか、安くても安全か――などを具体的に紹介する。

 桜美林大学の丹治隆教授によると、今や世界ではLCCの市場シェア(占有率)が、欧米などでも3割以上、豪州やマレーシアでは5割超という。ただ、推計では日本は、まだ数%で、LCCの一つ「ジェットスターグループ」の日本支社長の片岡優さんは「これから活躍できる機会は十分にある」と大きな期待を寄せる。

☆上海片道で4千円
 日本に根付くかどうかの大きな試金石は、日本の利用客がLCCの安さの水準に満足するか、にある。まず、そこを見ていこう。

 というのも最近は、LCCではない既存の大手航空会社も割引制度を充実させてきたし、団体割引崩れなどの格安チケットも出回っているからだ。だが、航空経営研究所という調査会社によると、LCCの運賃は大手の同路線と比べ、「だいたい3〜7割」という。これなら大手の格安の券を下回る例も多そうだ。





 〈表1〉にLCCの料金(最低運賃)例を載せたが、日本国内を新幹線で旅するような価格だ。中国の「春秋航空」の茨城―上海片道4000円は高速バス並みの安さだ。

 ただ、ここで「最低運賃」としているのは、この価格が適用されるのは座席の一部の場合が多いからだ。

 また、LCCはチケットの購入時期で運賃が毎日のように変わる。一般的には「カウントダウン運賃」といい、予約時期が早いほど安くなる場合が多い。券は早めに買うことだ。

☆全日空、日航も動く
 こんなに安いLCCは国際線だけでなく、国内線でも、どんどん飛ぶようになるのか。答えはイエスだ。

 国内線絡みの最近の大きな動きとしては、日本の大手が出資するLCCの登場がある。全日本空輸が、海外のLCCである「エアアジア」と設立した「エアアジア・ジャパン」が来年8月、成田を拠点に札幌、福岡、沖縄線を就航する。これも全日空出資の「ピーチ・アビエーション」は来年3月、関西空港を拠点に札幌線、福岡線を開く予定だ。

 日本航空と豪カンタスグループ、三菱商事が設立した「ジェットスター・ジャパン」も路線開設を準備中だ。つまり、来年は国内線でも日本のLCCがあちこちで活躍する見通しだ。

 国産LCCの草分けとも言われてきた「スカイマーク」も負けてはいない。10月30日から、新たに成田―旭川、札幌線を始めた。

 ちなみに同社の普通運賃は、成田―旭川が1万3800円、成田―札幌が1万2800円など羽田空港発着の大手航空会社の同路線の半額以下だ。中でも旭川線では、キャンペーンで1便あたり20席程度を980円で発売し、話題を呼んだ。

 日本発着の海外便や国内便でLCCが普及すると、どんな効果が期待できるか。もちろん、家計は楽になり、遠くに別荘などがある「2地域居住」もしやすくなり、休暇の使い方などを含めライフスタイルが変わるかもしれない。一方で観光庁は「経済成長著しいアジアを中心に海外からの観光客やビジネスマンが訪れやすくなる」と予想している。(経済部 伊藤剛、荒谷康平)

3274チバQ:2011/11/23(水) 09:56:40
http://www.yomiuri.co.jp/otona/tripnews/13/etc/20111116-OYT8T00232.htm



[LCCの研究](下)安さ 二つの秘密
.食事、毛布は有料 狭い座席で乗客増


ジェットスター航空がメール会員限定で行った、オーストラリア格安運賃を発表するベッキーさん(右、7月) 特集2日目のきょうは、LCCが、なぜ航空運賃を安くできるのか、安くても安全なのか、といった多くの人が感じる疑問に答えていく。

 ★自前で持ち込もう

 なぜ、安いか。既存の航空会社では自動的に料金に含んでいるようなサービスを外しているからだ。

 例えば、大手航空会社では“無料”で配られている食事が出ないが、食べたい人は追加料金を払えばいい。寒ければ、毛布も買える。こうしたサービスが「利用できない」と言われるわけではない。

 新聞などのサービスもない場合が多いが、本を持ち込めばいいし、自分のiPod(アイポッド)などで音楽を聴けばいい。「ジェットスター航空」ではヘッドホンを販売しており、そのプラグを機内の機器に差し込めば音楽が聴けるサービスなどがある。

 お薦めなのが、LCCであっても、ビジネスクラスを使うことだ。大手のエコノミーよりも余裕のある座席で食事なども無料で出る。その上、料金は大手と同等か、それ以下で済むことも。席が少なく、すぐに売れてしまうが、割がいいのは確かだ。

 ★前後2.5〜7.6センチ分狭い


 さらに、安さのヒミツを。機内の座席数を可能な限り増やすなどして、収益性を高めているのだ。

 航空経営研究所の森崎和則氏によると、「大手航空の国際線エコノミークラスで、座席の前後間隔は31〜32インチ(78・7〜81・3センチ)が標準。対して、一般的な短距離のLCCでは、1〜3インチ(2・5〜7・6センチ)は狭い会社がほとんどのようだ」という。

 ただ、長距離を飛ぶLCCの中には大手のエコノミーと変わらない場合もあるようだ。ジェットスター航空の座席の前後間隔は79センチ。これぐらいあれば、標準的な日本人の体形なら、そんなに狭くは感じなさそうだ。

機種減らし整備簡略化
 ★操縦士訓練も

 次のテーマ、安心性に触れる。LCCはコストを削減するため、操縦士の訓練や機体の整備を、大手の航空会社に比べて、簡単に済ませている。こう書くと、ギョッとする人もいそうだが、機体整備のコスト削減などが可能なのは、飛行機の機種をできるだけ絞っているからだ。航空経営研究所によると、例えば、エアアジアXは保有する11の航空機のうち、9機がエアバスA330で、「ジェットスター・アジア航空」は12機すべてがエアバスA320だ(いずれも8月時点)。これなら、ほかの機種のいろいろなことを覚えなくていい。

 また、サービスの簡略化とは言っても、ジェットスターグループやエアアジアXのように日本路線には日本語のできる客室乗務員を必ず乗せるなど必要なコストはきちんとかけている会社も多い。機体が揺れた時なども、ちゃんと日本語で受け答えしてくれる場合が多いので安心だ。

 最後に。LCCを活用する際の虎の巻を表にしたので参考にしてほしい。(経済部 伊藤剛、荒谷康平)

(2011年11月16日 読売新聞)

3275チバQ:2011/11/24(木) 23:40:17
http://www.sankeibiz.jp/business/news/111124/bsk1111240502000-n1.htm
インド大富豪 カリスマ失墜 傘下航空会社、巨額赤字で経営難 (1/4ページ)2011.11.24 05:00
 印財閥ユナイテッド・ブリュワリーズ・グループ傘下のキングフィッシャー航空が莫大(ばくだい)な赤字を計上し、同グループを率いる大富豪、ビジャイ・マリヤ氏(55)の経営手法に対する疑問の声が噴出し始めた。通貨ルピー安と燃料税により印航空業界の採算が悪化の一途をたどるなか、投資家からの信頼を回復するのは容易ではなさそうだ。

 キングフィッシャーは経営難からフライトのキャンセルが相次ぎ、14日に発表した7〜9月期決算では16四半期連続となる赤字を計上した。ブルームバーグのまとめによると、同社の負債は15億ドル(約1155億円)に達し、存続が危ぶまれている。同社の業績悪化を受け、マリヤ氏が所有する株式公開企業7社の株価は25億ドルに相当する36%の下落に見舞われた。

 強気の姿勢変わらず

 ブルームバーグのインタビューに答えたマリヤ氏は、自身の保有するグループ内の企業各社について「有力な取引先に恵まれている」点を強調。「これまで利益をもたらしてきた多くの経営者らとの人脈がある。わがグループの企業に対する彼らの信頼は揺らいでいない」と、強気の姿勢を示した。

 キングフィッシャー航空の債務は、同じくマリヤ氏が会長を務める印ビール醸造最大手のユナイテッド・ブリュワリーズ(UB)が保証するが、今やキングフィッシャーの債務はUBの資産を大幅に上回っている。

 加ベリタス・インベストメント・リサーチ(トロント)はリポートで、両社ともに事実上の破産状態にあると指摘。FIMアセット・マネジメントで約10億ユーロ(約1037億円)の資産運用に携わるタイナ・エラユーリ氏(ヘルシンキ在勤)は「マリヤ氏は救いがたい愚行を犯している。すべての事業の財務は別勘定で行うべきだと伝えたが、耳を貸さなかった」と話した。

 同じくマリヤ氏が所有する販売量世界1位の酒造会社、ユナイテッド・スピリッツ(US)は、時価総額でUBやキングフィッシャー航空を上回り、2011年3月までの1年間で57億ルピー(約84億円)の収益を計上した。マリヤ氏は航空部門での苦境がUSの株価に悪影響を及ぼすとの見方を否定しているが、キングフィッシャーの赤字が明らかになった翌日、USの株価の下落率は一時13%に達した。

3276チバQ:2011/11/24(木) 23:41:26
高コスト経営限界

 会社設立から6年、米経済誌フォーブスが11億ドルと推定する個人資産を武器に、マリヤ氏はキングフィッシャー航空の機内サービス拡充に力を入れてきた。ロンドンを発着する同社所有のエアバス「A330」は、座席の一部をバーに改修。ビジネスクラスの利用客向けに12年物のスコッチウイスキーなどを提供する。

 また座席は赤い革張りで、機内食にはフォアグラなどの高級メニューが並ぶ。食事に使用するナイフやフォークはマリヤ氏自らが選定したものだ。同氏は客室乗務員の採用や制服のデザインにも直接携わっている。

 とはいえ今後は、こうした高コスト経営を維持するための資金調達が困難になりそうだ。成長に陰りが見えるインドの金融市場は、借り入れコストがアジア地域で2番目の高さに上昇。マリヤ氏による株式の売却が難しくなっている。ブルームバーグのデータによれば、キングフィッシャー航空は12年1月8日に2億9200万ドルの借入金を返済する必要がある。

 アジア太平洋航空センター(CAPA=豪シドニー)は、インドの航空会社全体について、12年3月までの1年間で25億ルピーの損失を計上する可能性があると試算する。通貨ルピーの下落や平均25%の燃料税などが要因。このうち国営エアインディアの損失は、最大20億ドルに上るとみられている。

 インド初の格安航空会社(LCC)として設立され、後にキングフィッシャー航空と合併したエアデカンの創業者、G.R.ゴピナート氏は、マリヤ氏の勤勉さや思考の鋭さ、人間的な魅力を評価しながらも「インドの航空市場の現状を考慮すれば、機内サービスに多額のコストを集中させるやり方は間違っている」と断言した。(ブルームバーグ Mehul Srivastava、Siddharth Philip)

3277チバQ:2011/11/24(木) 23:47:21
>>24

羽田−成田、国交省が「新東京駅」設置を打診 33分短縮も東京都は難色
2011.11.24 11:16 (1/2ページ)[鉄道]

成田・羽田両空港の鉄道アクセスと短絡線
 成田空港と羽田空港のアクセスをよくするため、国土交通省が今月上旬、東京都に対し、都営浅草線の押上駅(東京都墨田区)と泉岳寺駅(同港区)間に短絡線(追い越し線)を整備、東京駅丸の内側に「新東京駅」を置いて商業施設併設を目指す計画に協力を求めていたことが23日、分かった。都関係者によると、都側は「費用負担が大きい割に、空港利用客の需要は小さい」などとして難色を示したという。

 都関係者によると、国交省の示した計画は成田、羽田両空港の一体活用を目指すもので、今年7月に公表した「成田・羽田両空港間及び都心と両空港間の鉄道アクセス改善に係る調査」に示されていた。

 両空港の乗り継ぎを便利にするために京成線と都営浅草線、京急線と乗り継ぐルートのうち、浅草線に「新東京駅」を通る約11キロの「短絡線」を設置。浅草線のピーク時の最大運行本数を現行の毎時24本から28本に増やし、短絡線10本と浅草線18本に振り分けるという。

 国交省はこれにより、成田空港の第2ビル駅から羽田空港までを現状の約92分から約59分に約33分短縮でき、乗り換えもなくなるとしている。短絡線の利用者は1日当たり延べ22万人で、うち、空港のアクセスに使う乗客は延べ約3万人とはじき出した。

 計画にかかる概算事業費として、国交省側は「おおむね3700億円」と見込む。事業費は「都市鉄道等利便増進法」を活用、国と自治体、整備主体(鉄道・運輸機構)が3分の1ずつ負担するとしている。

 しかし、都側は運行本数増加やホームの安全対策などに270億〜770億円の上乗せが必要とみており、総事業費は4千億円を超えると想定。さらに、従来の浅草線の利用者にとっては本数が減り、不便になる可能性があり、年間の収益も約50億円減ると分析。そもそも両空港の一体活用は地方ではなく国の事業ではないか、との見方もある。

 関係者によると、国交省側は石原慎太郎知事らを訪れ、計画への協力を求めたが、都側は「地方負担がある公共事業としては効果が低く、東京は優先度の高い事業を抱えている」などと説明したという。

 都関係者は国交省の鉄道整備関係予算のうち、都市鉄道にからむ予算は平成13年度の約700億円から23年度の約235億円まで減少し続けていることに触れ「国交省にとってはやりたい事業だろうが、現状では課題が多い」と話している。

3278チバQ:2011/11/25(金) 21:04:56
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20111125-OYT1T00975.htm
全日空、エアーニッポンを来年4月に統合へ
 全日本空輸は25日、主に国内線で小型ジェット機を運航する100%子会社のエアーニッポンを2012年4月1日付で全日空本体に統合すると発表した。


 グループ内の航空会社を集約し、コスト削減を図る。

 同社グループの運航会社は全日空本体と、国際線で中型機を運航するエアージャパン、国内地方路線を小型機で運航するANAウイングスの3社体制となる。

(2011年11月25日19時29分 読売新聞)

3279チバQ:2011/11/25(金) 21:06:11
http://www.at-s.com/news/detail/100078604.html
中国東方航空、静岡―上海線の武漢延伸を検討(11/25 07:46)

 静岡空港に就航している中国東方航空(本社・中国上海市)が、静岡―上海間で運航している定期路線の中国湖北省武漢市への延伸を検討していることが、24日分かった。中国政府の民用航空局への申請など手続きを進めているもようで、早ければ来年の夏ダイヤから実現する可能性がある。
 延伸後は往路、復路ともに上海を経由し、静岡と武漢の間を行き来する路線となる。東方航空は現在、冬ダイヤで静岡―上海線を週2往復に減便しているが、延伸する夏ダイヤでは、再び週4往復に戻すとみられる。
 これまでに、静岡―武漢間でチャーター便が34便運航され、武漢から本県を訪れた中国人観光客も多い。静岡空港では、海外からの利用客(インバウンド)の開拓が大きな課題となっているため、県は武漢へのチャーター便の実績に注目。東方航空など中国側に静岡―上海線の武漢延伸を働き掛けていたという。
 武漢は長江中流に位置する湖北省の省都で、同省最大の商工業都市。人口は900万人を超える。進出している県内企業もある。辛亥革命発端の地であるなど歴史にも恵まれ、観光名所が多い。東方航空は昨年、福岡空港と武漢を上海経由で結ぶ路線を就航し、1日1往復運航している。

3280チバQ:2011/11/28(月) 22:00:22
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011112800920
中国東方航空機、無許可で離陸=関空
 28日午後1時50分ごろ、関西国際空港で上海浦東空港行き中国東方航空516便エアバスA330−200型機が管制官の許可を得ずに離陸した。前後の航空機とは十分な間隔があり、乗客乗員245人にけがはなかった。国土交通省が同社に当時の状況を確認している。(2011/11/28-21:17)

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3281チバQ:2011/11/28(月) 22:45:34
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111128-00000094-jij-pol

地方空港を民営化=通常国会に法案提出へ―国交省
時事通信 11月28日(月)18時6分配信

 国土交通省は28日、地方空港の民営化を推進するための法案を来年の次期通常国会に提出する方針を決めた。民間資本の導入による地方空港の経営合理化と収益力強化などが目的で、法案には国と民間事業者の間での適切な契約による空港運営権の移転や管理義務、航空機の安全運航の確保などに関する規定を盛り込む見通し。

3282チバQ:2011/11/29(火) 22:32:04
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004649658.shtml

関空、大阪空港民営化で2億円以上歳入増 伊丹市試算 


民営化で固定資産税などが交付金の約2倍になると見込まれる大阪(伊丹)空港
 関西空港と大阪(伊丹)空港との経営統合を来年7月に控え、伊丹市が、大阪空港の土地にかかる固定資産税などを試算したところ、少なくとも5億1100万円に上ることが分かった。統合後に打ち切られる国からの交付金の約2倍で、市の歳入は2億3500万円増えることになる。隣接する大阪府豊中、池田市も同様といい、厳しい財政状況の改善につながるとの見方もある。(霍見真一郎)

 伊丹、豊中、池田の3市は現在、国有資産の大阪空港に課税できず、その代わりとして国から交付金を受けていた。経営統合後は、民有地として扱われ、原則、課税対象となるため、交付金はなくなる。

 伊丹市は経営統合後をにらみ、2010年度決算を基に近隣地を参考にしながら大阪空港の固定資産税と都市計画税を試算。民間所有の関西、中部空港では公共性を考慮し、課税額を2分の1に軽減していることも踏まえた結果、固定資産税は4億2100万円、都市計画税は9千万円と、10年度の交付金2億7600万円の約2倍となった。

 豊中市の試算でも、交付金1億850万円に対し、固定資産税などは2億7千万円。池田市は「試算はしていないが、交付金の2倍程度になる見込み」という。

 国は現在、空港敷地の測量調査を進めており、来秋以降には課税額がほぼ固まる見通しだ。

 伊丹市によると、固定資産税額に見合うはずだった交付金は国有財産台帳に基づいて算定しており、路線価から算出する固定資産税と「差額」が生じるという。3市は、実情とかい離しているとして、交付金の額の見直し修正を求めてきたが、伊丹市は国土交通省大阪航空局に「格差は(見直しの基準となる)2倍以上になっていない」と拒まれていたという。

 ただ、伊丹市によると、課税が可能となる半面、「経営統合に伴い、想定外の負担もあり得る。今の段階で手放しでは喜べない」ともしている。

 一方、関西経済同友会は今月、国に提出した関空の競争力強化に関する中間提言で「固定資産税などの負担が生じ、伊丹の収益力をまるまる関空に活用できるわけではない」との見解を示していた。


【関西、大阪両空港の経営統合】

 1兆3千億円の負債を抱える関西空港を、黒字経営の大阪(伊丹)空港と統合させ、国際ハブ(拠点)空港として再生、強化する計画。5月に統合法が国会で成立した。来年4月に国が新会社「新関西国際空港会社」を設立後、7月に両空港を統合し、新会社が効率的に一体運営する。2015年度までに事業運営権を民間に売却、その利益で関空の巨額負債の解消を目指す。

(2011/11/29 10:50

3283チバQ:2011/11/29(火) 22:34:13
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-24405920111129
米AMRとアメリカン航空、連邦破産法11条の適用を申請
2011年 11月 29日 21:45 JST

 [29日 ロイター] 米アメリカン航空の親会社AMR(AMR.N: 株価, 企業情報, レポート)とアメリカン航空は、ニューヨーク州の裁判所に連邦破産法11条の適用を申請したと発表した。
 アメリカン航空及びアメリカン・イーグル航空は、破産法の適用中も、通常通り運航するという。

3284チバQ:2011/11/30(水) 12:09:10
http://mainichi.jp/select/biz/news/20111130ddm008020095000c.html
アメリカン航空破綻:コスト削減遅れ 「格安」台頭で厳しさ増す
 米大手航空会社のAMRが連邦破産法第11条の適用を申請し、事実上の経営破綻に追いこまれた背景には、傘下のアメリカン航空などの経営改革の遅れがある。他の航空大手はすでに破産法申請や合併によるコスト削減などで先行しており、AMRは今後の経営改革努力で競争力を回復できるかが再建のカギとなる。

 米国の航空業界では、01年の米同時多発テロ発生後の航空需要の低迷に加え、近年の原油高騰に伴う燃料費の上昇が各社の経営を直撃。大手航空会社の経営破綻が相次いだが、世界最大の航空会社だったAMRはその中で唯一破綻を回避してきた。

 しかし、08年にデルタ航空とノースウエスト航空が統合。10年にはユナイテッド航空とコンチネンタル航空も統合を決めるなど、すでに破綻を経験した各社は合併によって更にコスト削減を進め、AMRは取り残された形になっていた。近年の格安航空会社の台頭などで競争条件はより厳しくなっており、「厳しい決定だが、より効率的で財務基盤が強く、競争力のある航空会社になるためには必要で正しい道だ」として破産法申請を決意した。

 アメリカン航空と共同事業を進めている日本航空にとっても、大きな収益源である日米路線の重要なパートナーであるだけに、今後のアメリカン航空の再建の行方次第では、来年度中に予定する再上場に支障が生じる可能性もある。【三島健二、ワシントン平地修】

毎日新聞 2011年11月30日 東京朝刊

3285チバQ:2011/11/30(水) 12:10:21
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111130-00000110-san-bus_all
アメリカン航空破綻 日航、経営再建に暗雲
産経新聞 11月30日(水)7時55分配信

 米アメリカン航空の経営破綻は、今年4月から同航空と共同運航などを行っている日本航空にとっても大きな衝撃だ。日航は「共同運航に影響はない」とコメントしたが、提携関係は業務から経営ノウハウの共有まで多岐にわたり、日航が目標に掲げる平成24年3月期の営業黒字1400億円の達成や、再上場に影響が及ぶ可能性もある。

 日航は昨年1月の経営破綻後、米デルタ航空との連携も模索したが、結局、同じ航空連合「ワンワールド」に所属するアメリカンとの提携継続を決めた。今年4月からは、共同運航路線拡大や、チケットの共同販売なども行っている。

 日航は昨年12月から、経営効率化や機材の合理化などでアメリカンのシステムを採用。東日本大震災後の運航ダイヤでは、1週間単位で効率的に路線や便数を見直すなど成果も出した。

 日航関係者は「アメリカンのノウハウを学びたかった」と強調していたが、見本としたアメリカンが経営コストの増加で破綻したことは大きな皮肉だ。

 アメリカンは今後も他社との共同運航を続ける考えで、日航の通常業務に直接の影響を与える可能性は低い。ただ、慶応大の中条潮教授は「両社の日米路線の役割を考え直さなければいけない。経営再建途上でいいところまで来ていたのに水を差した」と指摘。早稲田大の戸崎肇教授は「今後は同じ航空連合の一員として、金銭以外の支援を早急に検討しなければならないだろう」と語った。

3286チバQ:2011/11/30(水) 12:11:11
http://www.sankeibiz.jp/business/news/111130/bsk1111300133000-n1.htm
アメリカン航空が経営破綻 業界再編の可能性も (1/2ページ)
2011.11.30 01:32


米ニューヨークのラガーディア空港に駐機するアメリカン航空機=2002年11月(ロイター=共同)【拡大】
 【ワシントン=柿内公輔】米航空業界3位のアメリカン航空の親会社AMRが29日、ニューヨーク州の裁判所に米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請した。事実上の経営破綻で、子会社のアメリカン航空とアメリカン・イーグルも申請。米航空業界は需要低迷や燃料価格の高騰で業績が悪化しており、アメリカン破綻が業界再編の呼び水となる可能性もある。

 アメリカンは日本航空とも提携。AMRは破産法適用期間中もこれまで通りに運航、他社との共同運航やマイレージプログラムの提携も続けるとしている。ただ、同社の破綻は日航再建にも影響を与えそうだ。

 AMRは同日、アーピー会長兼最高経営責任者(CEO)が事実上の引責で退任し、アメリカン航空のホートン社長がAMRの会長兼CEOを兼務する人事も発表。ホートン氏は「難しい決断だったが、財務的に強い会社になるために必要だった」との声明を発表した。

 AMRは燃料費高騰のほか、人件費などの高コスト体質が経営を圧迫して業績が悪化。2011年7〜9月期決算に1億6200万ドル(約126億円)の最終赤字となるなど4四半期連続で赤字を計上していた。

 10月以降は株価も急落した。AMRは市場の不安を打ち消そうと、老朽化と燃費効率の悪さが指摘される機材の入れ替えや、グループの地域航空会社の売却に着手するなどリストラを進めたが、目に見えた効果は上がらなかった。9月末時点の負債総額は約295億ドル(約2兆3千億円)に上る。このため破産法申請でコストを削減し、経営再建を図る必要があると判断した。



 ■アメリカン航空 1926年に設立された米大手航空会社。本社は米テキサス州フォートワース。50カ国・地域、約260以上の都市に1日平均3300以上の便を運航。日本航空が参加する航空連合「ワンワールド」を1999年に結成した。日航とは日米間路線で共同運航(コードシェア)を行っている。

3287とはずがたり:2011/11/30(水) 14:58:15

アメリカン航空破綻 日航、経営再建に暗雲
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/snk20111130110.html
産経新聞2011年11月30日(水)08:00

 米アメリカン航空の経営破綻は、今年4月から同航空と共同運航などを行っている日本航空にとっても大きな衝撃だ。日航は「共同運航に影響はない」とコメントしたが、提携関係は業務から経営ノウハウの共有まで多岐にわたり、日航が目標に掲げる平成24年3月期の営業黒字1400億円の達成や、再上場に影響が及ぶ可能性もある。

 日航は昨年1月の経営破綻後、米デルタ航空との連携も模索したが、結局、同じ航空連合「ワンワールド」に所属するアメリカンとの提携継続を決めた。今年4月からは、共同運航路線拡大や、チケットの共同販売なども行っている。

 日航は昨年12月から、経営効率化や機材の合理化などでアメリカンのシステムを採用。東日本大震災後の運航ダイヤでは、1週間単位で効率的に路線や便数を見直すなど成果も出した。

 日航関係者は「アメリカンのノウハウを学びたかった」と強調していたが、見本としたアメリカンが経営コストの増加で破綻したことは大きな皮肉だ。

 アメリカンは今後も他社との共同運航を続ける考えで、日航の通常業務に直接の影響を与える可能性は低い。ただ、慶応大の中条潮教授は「両社の日米路線の役割を考え直さなければいけない。経営再建途上でいいところまで来ていたのに水を差した」と指摘。早稲田大の戸崎肇教授は「今後は同じ航空連合の一員として、金銭以外の支援を早急に検討しなければならないだろう」と語った。

3288チバQ:2011/11/30(水) 19:55:35
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20111130-OYT1T00275.htm

成田第2ターミナル、国内線向け施設拡張へ
 成田国際空港会社が格安航空会社(LCC)の参入増に対応し、国際線に続いて国内線向けの施設を拡張する方針を決めたことが29日、分かった。


 第2ターミナルビル北側に2階建ての新館(約2400平方メートル)を建設し、旅客を駐機場まで運ぶバスの発着場を整備。南側は増築し、チェックインカウンターなどが設置できるスペース(約4100平方メートル)を確保する。

 同社によると、第2ビルの国内線施設には現在、日本航空とスカイマークが就航。12年中に全日空系の「エアアジア・ジャパン」と日本航空系の「ジェットスター・ジャパン」のLCC2社が参入する。今回の拡張により、施設の延べ床面積は現在の約1・3倍の約3万100平方メートルになる。供用開始は2012年12月の見込み。

(2011年11月30日11時21分 読売新聞)

3289チバQ:2011/12/01(木) 20:43:18
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/111201/fnc11120114240012-n1.htm
ユナイテッド航空に統一、消える「コンチネンタル」 来年3月までに
2011.12.1 14:22
 米航空最大手ユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングスは30日、傘下の2航空会社について、米連邦航空局(FAA)から「ユナイテッド航空」として、単独での運航認可を得たと発表した。乗客向けのサービスシステムは来年3月までに統合する。

 ユナイテッド・コンチネンタルは2010年10月に、ユナイテッド航空の持ち株会社とコンチネンタル航空が経営統合して誕生した。(共同)

3290チバQ:2011/12/01(木) 20:50:44
http://mainichi.jp/select/biz/news/20111201k0000m020132000c.html
FDA:名古屋空港を拠点「増便、路線新設進める」
 フジドリームエアラインズ(FDA)=静岡市=の内山拓郎副社長は30日、愛知県営名古屋空港(同県豊山町)を同社の拠点空港と位置付けることを表明した。内山副社長は「基本的には本拠地は名古屋。今後も増便や路線の新設などを進めていく」と述べた。中部国際空港(同県常滑市)に国内線を就航させている全日空(ANA)などとの競争が激化しそうだ。

 12月3日に路線投入される6番機が県営空港で報道公開された際、内山副社長は、静岡空港を重視する姿勢に変わりはないとしながらも、「来年1月には新たな路線計画を発表したい」と述べた。

 一地域に2空港が並立することには、経済効率上マイナスとの見方がある。これに対し、内山副社長は「世界的に大都市には国際線とローカル用に複数の空港がある。利便性からも名古屋は必要」と主張した。【高橋昌紀】

毎日新聞 2011年12月1日 2時21分

3291チバQ:2011/12/01(木) 23:10:41
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111201-00000094-mai-bus_all

<エアアジアX>「日本国内であと2都市就航したい」CEO
毎日新聞 12月1日(木)21時23分配信


拡大写真
「エアアジアX」のアズラン・オスマンラニ最高経営責任者

 マレーシアの格安航空会社(LCC)「エアアジアX」のアズラン・オスマンラニ最高経営責任者(CEO)は1日、毎日新聞のインタビューに応じ、「羽田、関西国際空港に加え、日本国内であと2都市就航したい」と述べ、3〜4年以内に4路線に拡大する考えを明らかにした。週4便の関空−クアラルンプール便を来年から毎日運航し、現地進出の日本企業のビジネス利用を取り込む方針を示した。

 オスマンラニCEOは路線拡大について、人口規模や観光資源を基準に「名古屋、札幌、福岡を候補にしている」と述べた。日本と東南アジア双方の観光客とビジネス客の需要があるとしている。

 また、関空会社が12年秋に整備するLCCターミナルについて「多くの社が国内線で利用するようになれば、我々の乗客との相乗効果がでる」と関心を示した。

 エアアジアXは4時間以上の長距離路線を担うアジア最大のLCC「エアアジア」(マレーシア)のグループ会社。11月30日から関空で運航を始めた。来年3月31日までの搭乗券を割り引き、背もたれを水平に倒せる「プレミアム・フラットベッド」席を3万円、エコノミー席を1万円で販売する。予約受け付けは11日まで。【植田憲尚

3292チバQ:2011/12/02(金) 22:49:52
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111202/ibr11120208160006-n1.htm

茨城〜神戸の増便検討スカイマーク「茨城空港、需要ある」
2011.12.2 08:16
 国内航空会社のスカイマークが、茨城空港(茨城県小美玉市)に発着する神戸便について、現在の1往復から2往復へ増便の検討を始めたことが分かった。産経新聞の取材に対し、同社役員は「茨城空港のダイヤ強化は社内で最優先事項だ」と語った。早ければ来年中にも増便が実現する可能性が出てきた。

 同社では、昨年3月に開港した茨城空港を「当初は航空需要があるか不安もあったが、今ではかなり需要があるとみている」(同社役員)と評価している。

 同社の茨城空港発着の路線は、格安の航空券を武器に、現在は茨城−札幌便2往復、茨城−神戸便1往復をそれぞれ毎日運航。どちらも採算ラインを超えているとみられる。

 同社役員は、茨城−神戸便の増便について「他の国内路線との兼ね合いはある」としつつ、「茨城空港発着の運航ダイヤ強化は必要と思っており、社内で検討に入っている」と明らかにした。

 一方、茨城県は開港2年目の茨城空港について「路線充実を図る」(橋本昌知事)という成長戦略を取っており、スカイマークには、茨城−神戸便の拡充を求めていた。

3293チバQ:2011/12/04(日) 13:23:04
http://www.asahi.com/business/update/1204/TKY201112030619.html
関空新会社への課税軽減 政府税調方針、負債圧縮に協力
 政府税制調査会は、関西空港と大阪(伊丹)空港の統合に向けて設立される「新関西国際空港会社」と「関空土地保有会社」が納める法人税や固定資産税を、軽くする方針を決めた。いまの関空会社から引き継がれる1兆円超の負債の圧縮に向け、経営を助ける狙いがある。

 土地保有会社が空港を整備するために積み立てる準備金の一部を、損金として認めるなどする。軽減幅や期間を詰め、9日にまとめる予定の来年度の税制改正大綱に盛り込む。国土交通省が実現を要望していた。

 新関空会社は、来年4月に政府の全額出資で設立される。いまの関空会社が土地保有会社に移行。両空港の実際の経営統合は来年7月で、新関空会社が土地保有会社に賃料を払いながら運営する。

3294チバQ:2011/12/05(月) 21:47:05
http://diamond.jp/articles/-/15164
アメリカン航空の経営破綻が
JALにもたらす二つの影響
需要低迷や燃料価格の高騰で経営難に陥ったアメリカン航空は、米連邦破産法11条を申請した
Photo:REUTERS/AFLO 米航空業界3位のアメリカン航空が経営破綻した。日本航空(JAL)の経営再建への飛び火を懸念する声も少なくない。

 JALは2010年1月の経営破綻により、今年4月から合理化のため、北米〜アジア路線でアメリカンと共同運航を始めたばかりだった。現在、成田〜ニューヨーク、ロサンゼルスなど9路線で共同運航しており、運航時間をずらしたり、運賃を共通にして合理化を図っている。

 アメリカンは、現行の運航スケジュールに影響はないとしているが、今後、新たなスポンサーの意向によっては、北米〜アジア路線を整理・縮小する可能性も出てきた。もともとアメリカンは、太平洋路線は大西洋路線ほど強くなかった。アメリカンが減便した場合、「JALは自前で北米路線を拡大するなどの措置が必要になり、共同運航で得ていたリストラ効果が小さくなる」(航空アナリストの杉浦一機氏)。

 二つ目の懸念は、JALが来年度中に目指す再上場への影響だ。今回の破綻で、「JALが加盟しているワンワールドから、JALへの出資の目はなくなった」(航空業界関係者)。

 というのも、ワンワールドの中でも、JAL再建の支援に積極的なのがアメリカンだったからだ。英ブリティッシュ・エアウェイズは、アメリカンほど積極的な意向を見せておらず、オーストラリアのカンタス航空は、目下、自分たちの労働争議で手一杯で他社の支援どころではないという状況だ。

 JALは再上場で、企業再生支援機構(国)が出資する3500億円の回収が最重要課題になっているが、多額のため大口株主の存在が欠かせない。だが、これで有力な候補の一角を失った。

 アメリカンは、チャプター11(米連邦破産法11条。日本の民事再生法に相当)を申請したばかり。これからの再建途上で何が出てくるか、日本の航空業界、特にJAL関係者は目が離せない状況になってきた。

 (「週刊ダイヤモンド」編集部 須賀彩子)

3295チバQ:2011/12/06(火) 21:14:47
http://japanese.yonhapnews.co.kr/economy/2011/12/06/0500000000AJP20111206001300882.HTML
韓国格安航空社の再編近い? M&A可能性に注目 2011/12/06 16:00 KST文字拡大 文字縮小印刷 【ソウル聯合ニュース】韓国で格安航空会社(LCC)に対する合併・買収(M&A)のうわさが絶えず、LCCの再編が現実味を帯びてきた。

 航空業界と国土海洋部によると、先ごろティーウェイ航空、イースター航空を対象にしたM&Aの可能性が取りざたされている。

 韓国のLCCはチェジュ航空、エアプサン、ジンエアー、イースター航空、ティーウェイ航空の5社。このうち、後発企業のティーウェイ航空が売りに出されたほか、イースター航空も合併対象として名前が挙がっている。

 ティーウェイ航空は筆頭株主の信保総合投資の財務内容が悪化し、先ごろ市場に売りに出された。

 イースター航空も財政悪化のうわさが出回っている上、来春の総選挙への出馬が予想される同社会長が選挙前に会社を売却するのではないかという見方が業界で出ている。

 これら2社の買収に関心を示しているのはレジャー、建設などを主力事業としている大明グループだ。新しい成長エンジンを確保するため、2社と売却に関する協議を行ったとされる。

 ティーウェイ航空は負債などを除き200〜300億ウォン(約13〜20億円)程度の売却代金を求めており、イースター航空は同一条件で最大1200億ウォンを提示したとされる。

 しかし、これら2社は飽和状態にある国内路線やタイ、日本など航空自由化地域に就航しており、路線の魅力が落ちる上に負債も多く、大明グループはそれほどの価値はないと判断している。

 同グループは買収がうまくいかなければ、独自にLCCを設立する可能性も示唆している。ただ、航空行政を担当する国土海洋部は韓国に航空会社が多いと判断しているため、新規参入は難しいとみられる。

 国土海洋部が否定的な立場であるため、LCCのM&Aが現実になると業界はみている。問題は売却金の規模だ。買う側は少しでも安く買うため、売る側は少しでも高く売るための戦略を駆使するだろう。

 今後、ティーウェイ航空とイースター航空は売却金を最大限引き上げるため、国際路線を拡大するとみられる。現にティーウェイ航空は20日から仁川〜福岡路線を就航する。また、来年初めからスタートする台湾路線の確保競争にはティーウェイ航空、イースター航空ともに総力を挙げると予想される。

3296チバQ:2011/12/07(水) 23:17:09
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2011/12/07/2011120700540.html
二極化が進む韓国の格安航空社市場

 韓国で格安航空市場が急成長する中、すでに市場に参入している各社の間で二極化が進んでいることが分かった。大手企業が大株主となっている済州航空(愛敬グループ)、エアプサン(アシアナ航空)、ジンエアー(大韓航空)などは順調に業績を伸ばしているが、ティーウェイ航空とイースター航空に関しては合併をめぐるうわさが後を絶たない。両社は昨年に続き今年も赤字決算となり、経営難はより深刻化している。とりわけ2005年に韓国初の格安航空社、漢城航空から社名を変更したティーウェイ航空は、企業再生手続き(旧法定管理、日本の会社更生法に相当)に基づいて営業を再開してからわずか1年で、再び新たな買収先を探している。


 今年9月の時点で韓国の国内線での格安航空社のシェアは41.2%で、2005年の0.1%、06年の2.2%、07年の6.5%に比べると大きな伸びを記録している。経営に自信を持った各社は、09年から国際線にも進出した。10月時点で5社が進出している定期国際便は29路線で、国際線の輸送実績も09年に16万人、10年93万人、11年は9月までの時点で127万人を記録した。


 このように格安航空市場は質的にも量的にも拡大し、それに伴って済州航空、ジンエアー、エアプサンの3社の今年7−9月期の当期純利益はそれぞれ134億ウォン(約9億2200万円)、80億ウォン(約5億5000万円)、54億ウォン(約3億7100万円)を記録。好調な業績を維持している。


 一方、後から参入したティーウェイ航空とイースター航空は、いずれも他社に吸収されるとのうわさが絶えない。ティーウェイ航空はこれまで大株主だったトマト貯蓄銀行が営業停止処分となった上、別の大株主シンボ総合投資も財務状況が悪化していることが明らかになったため、ティーウェイ航空に関しては売却は避けられないとの見方が強い。またイースター航空もイ・サンジク会長が来年の国会議員選挙に出馬するものとみられ、会社を売却する可能性がささやかれている。


 2社の買収に興味を示しているのは、レジャーや建設を主力事業とする大明グループだ。同グループは航空業界への進出を目指していることをすでに明言しており、昨年11月に買収した子会社の大明エンタープライズを通じ、この両社の買収を推進しているという。しかし、売却代金としてティーウェイ航空は200億ウォン(約13億7600万円)から300億ウォン(約20億6500万円)、イースター航空は1200億ウォン(約82億5800万円)を要求している。これらはいずれも予約代金と負債を除いた額のため、実際に必要な費用はさらに膨れ上がる。これに対して大明グループは割高すぎると判断しており、実質的な交渉は進んでいないようだ。済州航空もティーウェイ航空と保有する機種(B737−800)が同じことから、同社の買収を検討したが、今のところ前向きな動きはない。済州航空の関係者は「航空会社で最も重要な要素は路線と保有する機種だが、こちらがすでに入手した情報によると、それほど大きな資産価値があるとは考えられない」とコメントした。


辛殷珍(シン・ウンジン)記者

3297チバQ:2011/12/07(水) 23:18:04
http://www.sankeibiz.jp/business/news/111207/bsd1112070502000-n1.htm
国内線シェア4割に増加 韓国のLCC、食事やイベントでサービス競争 (1/2ページ)2011.12.7 05:00
 全日本空輸が出資するピーチ・アビエーションなど格安航空会社(LCC)3社が日本で来年、相次いで運航を始める。各国の航空業界図を大きく変えたといわれるLCCにより、日本の航空市場はどう変わるのか。LCC5社の利用者が国内線では4割まで増えた韓国で実情を探った。

 韓国のLCCの運賃は、従来型の大韓航空などの約7〜8割、国内線なら片道5万ウォン(約3500円)程度だ。機内サービスが全くないわけではなく、逆にその中身を競っている。大都市を結ぶ路線など需要の高い路線は価格差をつけにくいためだ。

 LCC最大手の済州航空の売りは機内での「楽しさ」の演出だ。大きなリボンを頭につけた客室乗務員がじゃんけん大会を始めたり、風船で犬をつくってプレゼントしたりと乗客を巻き込んだイベントをする。

 アシアナ航空系のエアプサンは従来型に近いサービス水準を維持する。LCCは座席幅が狭いことが多いが、エアプサンは広め。ビジネス客が多い釜山−金浦線は新聞を提供、国際線ではサンドイッチとヨーグルト、ドリンクの簡単な食事も用意する。意識しなければLCCと気付かない。

 大韓航空系のジンエアーは自由席が特徴。機内で区切ったエリア内なら好きな席に座ることができる。

 LCCの経営では、高い搭乗率を維持し、機体の稼働率を高めることが重要だ。

 エアプサンは通常、釜山−金浦線を午前7時から1時間ごとに1日約15便運航する。着陸から次の出発まで、旅客の乗り降りの時間も含めてわずか35分しかない。

 搭乗率を高くするために運賃も刻々と変わる。基本的に早く買うほど安いが、空席をなくすために値下げをする場合も。日本から韓国に向かう便で「往復1万8000円で購入したのに、その後1万円に下がっていた」と悔しがる女性もいた。

 LCCが既存の航空会社の旅客を奪う面もあるが、今まで航空機を使わなかった人たちが使いだし、需要全体が伸びる例が多い。

 エアプサンの金秀天社長は、釜山と台湾の台北を結ぶ路線について「エアプサンの就航で、既存の会社も便を増強した」と説明。この区間のLCCと従来型航空会社の利用者の合計は、エアプサン就航前の3倍以上に膨らんだという。戸崎肇早稲田大アジア研究機構教授(交通政策論)は「日本でもLCCの便数が増えて、海外からの渡航者などが爆発的に伸びる可能性がある」と指摘する。

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3300荷主研究者:2011/12/11(日) 15:32:47

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201111140024.html
'11/11/14 中国新聞
空港2路線、実験ルート決定

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/air/Tn20111114002401.jpg

 広島空港(三原市)と広島市中心部を結ぶリムジンバスの新規路線開拓を目指す社会実験が、12月1日から始まる。広島県と市、県バス協会などでつくる実行委員会がビジネス、観光客向けに「宇品線」「平和大通り線」の2路線を新設し、3カ月間運行。空港への主要アクセスであるリムジンバスの利便性向上に向け、新規路線の効果や採算性を探る。

 宇品線はグランドプリンスホテル広島(南区)を発着。広島港宇品旅客ターミナル前(南区)を経由し空港とを結ぶ。1日5往復で所要時間は約60分。

 平和大通り線はJR広島駅(南区)発着の便を延伸する。白神社前(中区)を出発。通り沿いの小町と田中町で乗り降りできる。空港からの便の終点はNHK放送会館前(中区)。1日3往復で所要時間は約65分。

 運賃は2路線とも片道1300円(往復割引運賃2360円)で、JR広島駅と広島バスセンター(中区)とを発着する現行路線と同じ金額。広島電鉄(中区)など5社が共同運行する。県と市が運行経費の一部など3千万円を助成する。

3301チバQ:2011/12/12(月) 18:08:33
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111212-00000027-mai-soci
<羽田空港>「爆弾」冗談で搭乗拒否…エア・ドゥ機内で男性
毎日新聞 12月12日(月)15時0分配信


拡大写真
AIRDOのボーイング767−300

 東京・羽田空港で11日午後8時10分ごろ、出発直前だった新千歳行き北海道国際航空(エア・ドゥ)37便(ボーイング767−300型、乗員乗客276人)機内で、乗客の男性(33)が客室乗務員に手荷物を頭上の収納棚に入れてもらう際、「爆弾が入ってる」と冗談を言ったため搭乗を拒否されたことが警視庁東京空港署への取材で分かった。中身は衣類で、男性は「騒ぎになって申し訳ない」と話しているという。

 東京空港署などによると、搭乗を拒否されたのは北海道石狩市の会社員で、車椅子を利用していた。「爆弾が入ってるから気をつけてね」と発言した直後に「冗談です」と訂正したが、報告を受けた機長が男性を機内から降ろす決定をした。

 同機は全乗客の荷物を点検した後、約1時間5分遅れて出発した。

 エア・ドゥは「安全が確認されるまでは出発できない。機長の判断は適切だった」としている。【伊澤拓也】

3302チバQ:2011/12/12(月) 18:09:08
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2011121200376
仙台空港民営化に協力を=国交相に要望−宮城県知事
 宮城県の村井嘉浩知事は12日、国土交通省に前田武志国交相を訪ね、県が検討している仙台空港の民営化への協力を要望した。知事によると、国交相は「前向きに検討したい」と述べたという。
 知事は要望後、記者団の取材に応じ、現在県が出資する空港ビル、アクセス鉄道などの経営も含む空港運営や周辺地域開発を民間委託することで黒字体質への転換が望めると指摘。「外からのお金を呼び込み復興を成し遂げたい」と強調した。(2011/12/12-13:14)

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3303チバQ:2011/12/12(月) 18:09:43
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/12/20111210t11017.htm
仙台空港 民営化を検討 関連三セク3社を一元化 宮城県

経営効率化や利便性確保のため宮城県が民営化の検討を始めた仙台空港=9月9日
 宮城県が、東日本大震災で被災した仙台空港の運営を民営化させる方向で検討に入ったことが9日、分かった。国が管理する滑走路などの運営と合わせ、県が出資する仙台空港鉄道など空港関連の第三セクター3社の経営を一元化し、民間会社に委託する。国に協力を要請し、2014年度の実現を目指す。
 空港運営を担う民間会社には、企業や金融機関などからの出資を見込む。民間資金を活用した社会資本整備(PFI)を拡充した改正PFI法に基づき、国からの滑走路などの運営権付与を想定する。
 一元化の検討対象とする三セクはアクセス線を運行する空港鉄道のほか、ターミナルビルを運営する仙台空港ビル、国際貨物を扱う仙台エアカーゴターミナル。3社の経営環境は震災などの影響で厳しさを増している。
 県は空港の経営効率化に向け、3社の一体経営が有効と判断。滑走路や待機場などの運営と組み合わせ、民間の経営ノウハウを活用することで空港の収益性向上や利便性確保を狙う。
 空港運営の効率化と並行し、周辺地域の活性化にも取り組む方針。地元自治体と連携し、クリーンエネルギー分野、医療分野の産業集積などを図る。民間投資を呼び込むため特区制度の活用を検討する。
 県は12年度、民営化の可能性調査に着手。13年度に企業からの事業提案の募集や運営会社の選定を行い、14年度に民間委託を実現させたい考え。
 12日には村井嘉浩知事が国土交通省を訪れ、国の協力を要請する。
 改正PFI法では、国や地方自治体が公共施設の所有権を持ったまま、運営権を民間企業に売却するなどして長期的に付与できる「コンセッション方式」が導入された。県は同方式による空港民営化の第1号を目指す。
 国土交通省の「空港運営のあり方に関する検討会」は7月、国管理の全国27空港について、民間委託や空港本体と関連事業の一体化などの経営改革を20年度までに実現するとした報告書をまとめている。


2011年12月10日土曜日

3304チバQ:2011/12/12(月) 18:12:10
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001112120008
新千歳―関空 激戦模様
2011年12月10日

■スカイマークが新規就航前倒し
■LCCも増便、新規参入を検討


 新千歳―関西空港間が、国内有数の激戦路線となりそうな気配だ。スカイマーク(東京)は参入時期の前倒しと増便を発表した。来年3月に参入する全日本空輸(ANA)系の格安航空会社(LCC)は、すでに来年中の増便を検討。日本航空(JAL)系のLCCも参入を見据えている。


 スカイマークは9日、来年5月に予定していた同路線の新規就航を、来年3月25日(予定)に前倒しすると発表した。当初の1日2往復も、5月から3往復に増やす予定。ダイヤと運賃は来年1月中旬以降に決まる。


 この路線にはANAとJALがすでに就航している。加えて、関西空港を拠点とするANA系のLCC「ピーチ・アビエーション」(大阪府泉佐野市)が来年3月1日から1日3往復で就航する。


 同社の井上慎一社長は9日、事業許可後初めて新千歳空港を訪れ、記者会見した。搭乗率は「採算ラインを上回る約8割を目指す」と述べ、来年中にも新千歳便を増便する可能性が高い、とした。15日に運賃を発表する。


 さらに、日本航空(JAL)が豪ジェットスターなどと設立し、来年中に国内路線に就航する予定のLCC「ジェットスター・ジャパン」が、同路線への就航を検討している。

3306チバQ:2011/12/12(月) 18:15:58
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/111211/mcb1112110701001-n1.htm
愛煙家からの苦情殺到に押され… 北京空港、半年で禁煙断念のドタバタ劇 (1/3ページ)2011.12.11 07:00
 世界中で愛煙家の肩身が狭くなっている昨今、今年6月から空港内の喫煙所を封鎖していた北京首都国際空港が、一部喫煙所の利用を再開させた。濃霧と重なって1日に200便以上の航空便が欠航を余儀なくされることもあるぐらい大気汚染に悩む北京だが、愛煙家の強い要望の前に、その玄関口となる空港内の空気清浄化に頓挫した格好だ。

 喫煙所閉鎖に苦情殺到

 北京では、今年6月1日から公共の施設内での喫煙を全面的に禁止する規定が施行された。北京空港もそれに従い、3つあるターミナル内にあった36カ所の喫煙所すべての扉に鎖をかけ、閉鎖した。空港外に設置された喫煙所で吸ったら最後、後は到着後、空港の外に出るまでは“原則的”に喫煙できなくなっていた。

 しかし、今年1月に発表された喫煙に関する評価報告によると、中国の喫煙者数は3億5600万人。国際的な潮流に反し、依然として禁煙が進んでいない。そんな“喫煙大国”、しかも、自己中心でルールなどお構いなしの国民性で知られる中国で、空港側の措置が徹底されるはずもない。

 中国共産党機関紙、人民日報傘下の国際情報紙、環球時報(英語版)によると、トイレ内での喫煙は後を絶たず、火災報知器が反応して、他の空港利用者の間にパニックを引き起こすこともあったようだ。愛煙家からは、空港のホットラインやミニブログを通じて苦情が殺到していたという。怒った外国人乗降客が喫煙所の鎖を引きちぎったというが、「外国人」のくだりは怪しいものだ。

単なるショーだったのか

 結局、空港側は、北京市政府が2008年に発布した規定で空港内の出発ロビー区域への喫煙所設置が認められていることを口実に、12月1日に、36カ所中12カ所の喫煙所の利用を再び開始した。

 環球時報によると、ある専門家は「喫煙者が他のことでストレスを感じたり、怒りを覚えた時、特にフライトが遅延した時などは、フライトや他の乗客に対し危険な存在となるかもしれない」と指摘。「確かに他の乗客を副流煙による受動喫煙から守ることも必要だが、喫煙者の感情を考慮することも必要だ」と、解禁措置に一定の理解を示している。

 一方、中国国内の空港における、大量に吸い込むとぜんそくや気管支炎を引き起こすといわれる直径2.5マイクロメートル以下の有害な微小粒子状物質(PM2.5)を比較する調査を進めていた専門家は、「空港が喫煙を禁止した際は本当に喜んだが、今は残念に思っている。PM2.5の比較調査結果を公表しようとしていたが、北京空港がこれほど早く(禁煙措置を)諦めるとは思わなかった」と落胆を隠さない。この6カ月間を「ショーに過ぎなかった」と非難する専門家もいる。

現況反映したドタバタ

 深刻な北京の大気汚染の元凶は、車の排ガスや工場が吐き出す煤煙と言われてきた。自動車のナンバー規制や購入時の抽選制などを導入し、総量規制を図ってきたが、富裕層は複数の車を所有して規制を逃れるから大きな減少には繋がらない。ナンバーを紙で隠してまで走ろうとするドライバーもいる。

 北京五輪が行われた2008年当時は、五輪専用道路を設けて交通量を制御、工場の操業停止によって束(つか)の間の青空を作り出したが、それもはるか昔のこと。当局が講じる措置は、どれもこれも付け焼き刃。極端な措置が返って反動を呼んでいるようにも感じられる。

 北京空港側は「たばこの規制に関する国内法で、厳格な罰則規定が設けられれば、空港も再び全面禁煙にできる」としているが、数百元(1元は約12円)の罰金程度では、どこまで効果があがるやら…。結局、今回の禁煙、そして禁煙解除のドタバタ劇も、民意を軽視する共産党政権に対し、一般市民が不満を抱いている現在の状況を思い起こさせる。(中国総局 川越一)

3307チバQ:2011/12/12(月) 18:17:19
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1212&f=column_1212_033.shtml
中国系航空会社が欧州路線を急激に増加させる、その勝算とは?
【コラム】 2011/12/12(月) 16:17
 中国の大手の航空会社と言えば、中国国際航空・中国東方航空・中国南方航空だ。この3社の2012年の欧州路線が今以上に活発化しそうだ。

  中国国際航空は、2012年3月から、上海/パリ線の直行便を運航を再開する。現在は上海/北京(経由)/パリで運航しているが、直行便の運航に伴い、北京/パリ線、上海/パリ線とパリ行きは週12便となる。

  そして、5月から、北京/ロンドン・ガトウィック線を就航。運航日は週4便ではあるが、同社はロンドン・ヒースロー空港にも毎日運航しているため、合計するとイギリス行きで週11便の運航。また、同年6月より、同社のヨーロッパの就航地点は14都市目となる、北京/コペンハーゲン線を開設することも発表されている。

  中国南方航空は2011年11月22日、北京/イスタンブール線(ウルムチ経由)を開設してすでに運航を開始している。また、2012年6月をめどに広州/ロンドン線を開設する計画も一部に発表されている。しかもこの路線にA380型の大型機材を投入する噂もあるほどである。

  中国東方航空は、2012年にもKLMオランダ航空、エールフランス航空、アリタリア航空のスカイチーム加盟会社とのコードシェア提携を強化する方針。スカイチームには日本の航空会社は加盟しておらず、お隣の韓国・大韓航空とのコードシェアなどで新たに40路線がネットワークに加わる予定になっている。

  各中国系航空会社のアジア路線の充実を図りながら、2012年は、「欧州」に力を注いでいるのがわかる。日本の航空会社は、「東京」「大阪」を中心として2社が競い合っている、中国系航空会社は、「北京」「上海」「広州」とそれぞれのハブを活かし、それぞれ異なるターゲットで勝負している。欧州組の中国ビジネスが2012年さらに加速していくだろう。(執筆者:小菅太郎 提供:中国ビジネスヘッドライン)

3308チバQ:2011/12/12(月) 18:19:20
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/337041.html
格安航空会社「ピーチ」 旭川、函館線開設も 井上CEOが会見(12/10 10:14)

記者会見で道内地方空港への就航にも意欲を示した井上CEO
 来年3月に新千歳―関西線に就航する全日本空輸系の格安航空会社(LCC)、ピーチ・アビエーション(大阪府)の井上慎一・最高経営責任者(CEO)は9日、新千歳空港で記者会見し、「就航後の実績次第では旭川や函館も候補」と、新千歳以外の道内空港への路線開設も視野に入れていることを明らかにした。

 同社は関西空港を拠点に、来年3月1日に新千歳線(1日3往復)と福岡線(同4往復)を開設。当初は2機体制だが2年間で10機に増やし、井上CEOは新千歳線について「北海道は観光資源が豊富なので、増便の可能性が高い」との見通しを示した。<北海道新聞12月10日朝刊掲載>

3309チバQ:2011/12/13(火) 21:29:26
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2011/12/13/0200000000AJP20111213001500882.HTML
一番のドル箱航空路線 韓日から韓中へ 2011/12/13 11:52 KST文字拡大 文字縮小印刷 【ソウル聯合ニュース】これまで利用者数で不動のトップを誇ってきた航空旅客機の韓日路線。東日本大震災の影響もあり、韓中路線に首位の座を脅かされつつある。

 国土海洋部や航空業界によると、今年1〜11月末の韓中路線の航空機利用者は904万1000人で、同946万5000人の韓日路線に迫りつつある。両路線の利用者の差は縮小傾向にある。2009年は韓日が999万3000人、韓中が704万9000人。昨年はそれぞれ1118万9000人と915万7000人だった。

 円高で日本から韓国への観光客数は衰えていないものの、原発事故などで日本旅行に二の足を踏む韓国人が多い日本路線。これに対し、中国路線は韓流ブームや買い物を目的にした中国人観光客の影響で大きく増加している。

 航空業界の一部では、来年は韓中路線が韓日を抑えトップに立つとの見方が出ている。

sarangni@yna.co.kr

3310チバQ:2011/12/13(火) 21:30:40
http://diamond.jp/articles/-/15303
アジア最大LCC、エアアジア
日本市場開拓の狙いと評判
オスマンラニ・エアアジアX CEOは、関空就航の記者会見に袴姿で登場した アジア最大のローコストキャリア(LCC。格安航空会社)であるマレーシアのエアアジアが日本市場を狙って路線を拡大している。昨年12月に羽田空港に就航した「エアアジアX」は、この11月に関西国際空港へも就航。それも、関空〜クアラルンプールを週4便、正規料金で片道1万4000円からという、インパクトある低価格と規模でもっての参入である。今後は、札幌や福岡など1年に1都市ずつ就航地を増やすという。ある航空関係者は、「日本でLCC機運が盛り上がってきたが、エアアジアは規模、知名度共に大きく、いよいよ本命が来た」と受け止めている。

 アジア市場を制覇したいエアアジアにとり、日本は言語や立地などで「独特だが重要な市場」(アズラン・オスマンラニ・エアアジアX CEO)。徹底したリサーチが必要だったが、「参入したら大規模に展開する」(同)と鼻息は荒い。

 エアアジアは、1座席を1キロメートル運ぶユニットコストが3円(ANAの4分の1)という驚異的なコスト競争力で高い成長を続けており、現在、世界の航空業界で最も勢いのある1社だ。

 だが、懸念がないわけではない。一つは、LCCになじみのない日本で低価格戦略がどれだけ受け入れられるかは未知数であること。もう一つが、今年ANAと立ち上げた「エアアジア・ジャパン」が、国内線のみならず国際線に意欲を持っていることだ。将来的にグループ内競合の心配を残したままだ。

 派手な演出やキャンペーン価格で目を引くだけでなく、日本人客の恒常的な獲得に成功してこそ、真のLCC王者となりうるだろう。

 (「週刊ダイヤモンド」編集部 須賀彩子)

3311チバQ:2011/12/14(水) 12:12:23
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011121401001135.html
新千歳、福岡便が500円 格安のピーチが就航記念で
2011年12月14日 12時00分

 関西空港に就航予定の格安航空会社(LCC)ピーチ・アビエーション(大阪府泉佐野市)が、来年3月に開設する新千歳便と福岡便の一部座席を、就航記念のキャンペーン価格としてそれぞれ片道500円で販売することが14日、分かった。

 キャンペーン期間は3月1日から1カ月程度で、180ある座席の1割程度が対象となる見通し。両路線の正規運賃も最安値で数千円程度と大手航空会社の半額以下にする方向で調整しており、15日に正式発表する。

 ピーチは、関空と長崎、鹿児島を結ぶ便も来年4月までに、韓国の仁川国際空港便は来年5月にそれぞれ開設する予定だ。

(共同)

3312チバQ:2011/12/14(水) 18:00:23
http://mainichi.jp/area/chiba/news/20111214ddlk12020200000c.html
成田空港:第2ターミナル増築へ 国内線のLCC増便に対応 /千葉
 成田国際空港会社は13日、格安航空会社(LCC)など成田空港の国内線増加に対応するため、第2旅客ターミナルを増築することを、成田市議会空港対策特別委員会で報告した。すでに入札参加希望業者の受け付けを終え契約し次第、工事に入る。

 空港会社によると、増築施設は二つあり、いずれも2階建て。同ターミナル北側(延べ床面積約2400平方メートル)に出発バスゲートとチェックインカウンターなどを、南側(同約4100平方メートル)に到着バスゲートとチェックインロビーなどを設ける。

 同特別委に出席した空港会社の行方正幸・地域共生部長は「来年夏には対応できるようにしたい」と語った。

 成田空港は10月30日からの冬ダイヤで、スカイマークが新規就航したほか、全日空も増便し、夏ダイヤより週間発着回数で56回増えて462回となっている。スカイマークは現在の3都市から、12年には福岡、神戸へも運航予定。同年夏以降、エアアジア・ジャパン、ジェットスター・ジャパンの2社が就航する見込みだ。【清藤天】

3313チバQ:2011/12/15(木) 00:05:17
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0004682681.shtml
神戸空港利用客1500万人突破 予測より1年半遅く 


1500万人目の搭乗者となり、記念品を贈られる医師(中央)。右は医師の妻=14日午前、神戸空港(撮影・宮路博志)
 神戸空港(神戸市中央区)の搭乗者が14日午前、1500万人を突破した。同市の予測よりも約1年半遅い、開港から5年10カ月での達成。2階出発ロビーでは記念セレモニーが開かれ、1500万人目には宝塚市の医師(69)が選ばれた。

 同空港は2006年2月に開港。年間搭乗者数は07年度の297万人2千人をピークに、日本航空撤退などの影響で3年連続で過去最低となった。しかし、11年度は機材の大型化や新規路線開設で前年度を上回るペースで、同市空港事業室は「240〜250万人程度」と見込んでいる。

 セレモニーで認定証と記念品を受け取った医師は神戸育ち。夫婦で北海道にスキー旅行に行くといい、「自宅から近いので(神戸空港は)よく利用している。路線を増やすなどもっと便利になれば」と話していた。

(今泉欣也)

3314チバQ:2011/12/15(木) 12:37:12
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111208-00000567-san-bus_all
日本のLCC3社、就航準備着々 日航系ジェットスターも始動
産経新聞 12月8日(木)18時49分配信

 平成24年に相次いで国内路線に参入する日本航空、全日本空輸系の格安航空会社(LCC)3社の就航準備が着々と進んでいる。学歴、性別を不問とする客室乗務員の採用が本格化するほか、親会社がLCC中心の操縦士訓練会社を設立するなど、各社とも航空需要拡大をにらんだ戦略を展開している。

 オーストラリアのLCC、ジェットスター航空グループの日本企業「ジェットスター・ジャパン」が始動、8日に東京都内で客室乗務員の募集説明会を開いた。豪本社の片岡優・日本支社長は「今後5年以内にパイロットを含め1500人規模の採用を考えている」とぶち上げた。

 同社のビジネスモデルは、豪ジェットスター航空グループのノウハウ活用だ。同ジャパンに出資する日本航空の大西賢社長は「本当に低価格なチケットを提供することで、一層の需要喚起が図れる」と期待する。

 20歳以上であれば、男女を問わないジェットスター・ジャパンの採用方針は、関西国際空港を拠点とする全日空系の「ピーチ・アビエーション」とほぼ変わらない。ピーチは客室乗務員として契約社員約100人を採用し、「将来のキャリアアップに生かしてほしい」(同社)と転職も容認する。

 同じく全日空系のエアアジア・ジャパンは、操縦士の機種変更などの訓練を、今月1日設立の全日空系「パンダ フライト アカデミー」で行う。全日空はLCCの台頭で操縦士需要が増加するとして訓練事業に乗り出す。

 このほか、韓国のLCC、済州航空は釜山−関空便の開設を検討するほか、ティーウェイ航空も仁川−関空便の就航を検討するなど、LCCは国内の航空需要拡大に貢献しそうだ。

3315チバQ:2011/12/15(木) 12:37:52
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111126-00000140-san-bus_all
三つ星懐石、牛フィレ肉…「空中戦」機内食で制す 格安航空と差別化
産経新聞 11月26日(土)15時30分配信

 機内食を簡素化するなどして、低い運賃を実現する格安航空会社(LCC)が航空業界で存在感を増しているなか、既存の航空会社が機内食のさらなる充実で差別化を図ろうとしている。機内での過ごし方について、航空会社を選ぶ判断材料として機内食を重視する旅客が少なくないからだ。

 関西国際空港展望ホール内のレストラン「レジェンド・オブ・コンコルド」では昨年7月から世界の航空会社の機内食を1〜2カ月ごとに交代で紹介し、食べてもらう「機内食フェア」を開催している。現在、紹介されているのはシンガポール航空の機内食。世界有数のシェフたちがつくる料理委員会「インターナショナル・カリナリー・パネル」(ICP)がメニューを考案した豪華な内容だ。

 ビジネスクラスの懐石料理(要予約、6千円)は、飲食店ガイドブック「ミシュランガイド京都・大阪・神戸・奈良2012」の料理評価で最高ランクの三つ星を獲得した京都の老舗料亭「菊乃井」のオーナーシェフ、村田吉弘氏が開発した「花恋暦」。黒塗りの器に並んだ八寸、焼き物、炊き合わせなどが彩り鮮やかだ。

 同じくビジネスクラスの洋食コース(3800円)は、前菜がエビのマリネ、メーンディッシュは牛フィレ肉のグリルなど3種類から選べる。

 近年の航空業界では、機内食サービスを簡素化し、低い運賃を実現するLCCの需要が拡大しているが、機内食が軽視されているわけでは決してない。「特に長時間のフライトでは機内食は旅客にとって大きな楽しみ。航空会社を選ぶ重要な判断材料だ」(空港関係者)との声は根強い。

 そんな中、全日本空輸と日本航空もそろって今秋から機内の飲食サービスの充実に取り組んでいる。

 全日空は、全国の名店とコラボした国内線プレミアムクラスの人気機内食シリーズ「匠味」をリニューアル。日航は高級コーヒーを全路線、全クラスで無料で提供する。両社はそれぞれLCCを設立しており、機内食の差別化で本体とLCCとの需要の食い合いを避けようとする狙いもある。


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