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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

3306チバQ:2011/12/12(月) 18:15:58
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/111211/mcb1112110701001-n1.htm
愛煙家からの苦情殺到に押され… 北京空港、半年で禁煙断念のドタバタ劇 (1/3ページ)2011.12.11 07:00
 世界中で愛煙家の肩身が狭くなっている昨今、今年6月から空港内の喫煙所を封鎖していた北京首都国際空港が、一部喫煙所の利用を再開させた。濃霧と重なって1日に200便以上の航空便が欠航を余儀なくされることもあるぐらい大気汚染に悩む北京だが、愛煙家の強い要望の前に、その玄関口となる空港内の空気清浄化に頓挫した格好だ。

 喫煙所閉鎖に苦情殺到

 北京では、今年6月1日から公共の施設内での喫煙を全面的に禁止する規定が施行された。北京空港もそれに従い、3つあるターミナル内にあった36カ所の喫煙所すべての扉に鎖をかけ、閉鎖した。空港外に設置された喫煙所で吸ったら最後、後は到着後、空港の外に出るまでは“原則的”に喫煙できなくなっていた。

 しかし、今年1月に発表された喫煙に関する評価報告によると、中国の喫煙者数は3億5600万人。国際的な潮流に反し、依然として禁煙が進んでいない。そんな“喫煙大国”、しかも、自己中心でルールなどお構いなしの国民性で知られる中国で、空港側の措置が徹底されるはずもない。

 中国共産党機関紙、人民日報傘下の国際情報紙、環球時報(英語版)によると、トイレ内での喫煙は後を絶たず、火災報知器が反応して、他の空港利用者の間にパニックを引き起こすこともあったようだ。愛煙家からは、空港のホットラインやミニブログを通じて苦情が殺到していたという。怒った外国人乗降客が喫煙所の鎖を引きちぎったというが、「外国人」のくだりは怪しいものだ。

単なるショーだったのか

 結局、空港側は、北京市政府が2008年に発布した規定で空港内の出発ロビー区域への喫煙所設置が認められていることを口実に、12月1日に、36カ所中12カ所の喫煙所の利用を再び開始した。

 環球時報によると、ある専門家は「喫煙者が他のことでストレスを感じたり、怒りを覚えた時、特にフライトが遅延した時などは、フライトや他の乗客に対し危険な存在となるかもしれない」と指摘。「確かに他の乗客を副流煙による受動喫煙から守ることも必要だが、喫煙者の感情を考慮することも必要だ」と、解禁措置に一定の理解を示している。

 一方、中国国内の空港における、大量に吸い込むとぜんそくや気管支炎を引き起こすといわれる直径2.5マイクロメートル以下の有害な微小粒子状物質(PM2.5)を比較する調査を進めていた専門家は、「空港が喫煙を禁止した際は本当に喜んだが、今は残念に思っている。PM2.5の比較調査結果を公表しようとしていたが、北京空港がこれほど早く(禁煙措置を)諦めるとは思わなかった」と落胆を隠さない。この6カ月間を「ショーに過ぎなかった」と非難する専門家もいる。

現況反映したドタバタ

 深刻な北京の大気汚染の元凶は、車の排ガスや工場が吐き出す煤煙と言われてきた。自動車のナンバー規制や購入時の抽選制などを導入し、総量規制を図ってきたが、富裕層は複数の車を所有して規制を逃れるから大きな減少には繋がらない。ナンバーを紙で隠してまで走ろうとするドライバーもいる。

 北京五輪が行われた2008年当時は、五輪専用道路を設けて交通量を制御、工場の操業停止によって束(つか)の間の青空を作り出したが、それもはるか昔のこと。当局が講じる措置は、どれもこれも付け焼き刃。極端な措置が返って反動を呼んでいるようにも感じられる。

 北京空港側は「たばこの規制に関する国内法で、厳格な罰則規定が設けられれば、空港も再び全面禁煙にできる」としているが、数百元(1元は約12円)の罰金程度では、どこまで効果があがるやら…。結局、今回の禁煙、そして禁煙解除のドタバタ劇も、民意を軽視する共産党政権に対し、一般市民が不満を抱いている現在の状況を思い起こさせる。(中国総局 川越一)


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