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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1とはずがたり:2008/10/26(日) 15:36:55

統一地方選スレから東海・北陸所謂中部地方のネタを独立させます
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/l40
合併ネタはこちら
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1066974699/l40
掛川ネタはこちらへ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1187487997/l40

4704チバQ:2015/03/25(水) 23:53:43
http://www.asahi.com/articles/ASH3R563JH3RUTPB017.html
静岡)川勝知事、新教育長人事巡り議会総務委員会を批判
2015年3月24日03時00分
 県議会総務委員会が新教育長人事案を否決した問題で、川勝平太知事は23日の定例記者会見で、「総務委員会の動きは『異例』ではなく『迷走』だ」と批判した。記者の質問に答えた。27日の臨時本会議では「一人一人の見識に基づいて判断してほしい」と、人事案への同意を求めた。

 川勝知事は高木桂蔵・県立大名誉教授(73)を起用する案を2月定例県議会に出したが、総務委員会は一度、同意の後、今月11日の再審査で継続審査を決定。18日の委員会で否決した。

 知事は、新教育長人事については文部科学省が「候補者が所信表明を行った上で質疑を行う」などと、議会の同意を丁寧に得る手続きを求めていると説明。初めの審査で高木氏を招致せずに同意した総務委の対応に疑問を示した。

4705チバQ:2015/03/26(木) 00:00:24
静岡県議会
■自民改革会議 森竹治郎 小野達也 石橋康弘 土屋源由 仁科喜世志 宮沢正美 鳥澤由克 和田篤夫 杉山盛雄 多家一彦 遠藤榮鈴木澄美 吉川雄二 天野進吾 天野一 山田誠 相坂摂治 佐地茂人 深澤陽一 塚本大 良知淳行 加藤與志男 落合愼悟 大石哲司 伊藤育子 藪田宏行 宮城也寸志 増田享大 東堂陽一 渡瀬典幸 野崎正蔵 竹内良訓 中沢公彦 鈴木洋佑 小楠和男 鈴木利幸 渥美泰一 中谷多加二 38
■ふじのくに県議団
橋本一実 遠藤行洋 髙田泰久 池谷晴一
曳田卓 櫻町宏毅 四本康久 小長井由雄
鈴木智 林芳久仁 佐野愛子 大池幸男
三ッ谷金秋 岡本護 山﨑真之輔 田口章
田形誠 野澤義雄 阿部卓也 田内浩之 20
■公明党静岡県議団
蓮池章平 早川育子 髙田好浩 前林孝一良
盛月寿美 5

■富士の会
中澤通訓 山本貴史 大石哲司 3

■無所属
柏木健 藤田寛2

4706チバQ:2015/03/26(木) 19:49:18
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150326ddlk20010136000c.html
’15統一地方選:県議選・松本市区 維新公認百瀬氏、立候補へ /長野
毎日新聞 2015年03月26日 地方版

 統一地方選前半戦の県議選(4月3日告示、12日投開票)で、百瀬智之・元衆院議員(32)が松本市区(定数6)から立候補することが分かった。維新の党が24日に公認内定を発表した。県議選で同党の公認は初めて。

 百瀬氏は2012年の衆院選で日本維新の会公認で2区から出馬し、比例復活で初当選した。昨年12月の選挙は維新の党公認で出馬し、落選した。

 松本市区では、これまで現職6人と新人1人が立候補を予定しており、百瀬氏を含め6党8人の争いになる見込み。今月28日、出馬を表明する。【福富智】

4707チバQ:2015/03/26(木) 19:56:19
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/gifu/CK2015032602000261.html
38議席を50人が争う岐阜市議選直前情勢
2015年3月26日

 統一地方選挙後半戦で行われる岐阜市議選(定数四一)は、四月十九日の告示まで一カ月を切り、立候補予定者がほぼ出そろった。引退やくら替えで現職七人が出馬せず、立候補予定者は現職三十二人、元職四人、新人十四人の計五十人。開会中の市議会定例会で、定数を三減らして三十八議席にする条例改正案が可決される見通しで、激戦が予想される。

写真
 自民は、山田大(70)、堀征二(70)、大野邦博(67)、大野通(75)、林政安(64)の当選五回以上のベテラン五人が引退。一人が県議選にくら替えする。現在自民系の三会派に所属する松岡、浅井、渡辺要、高橋正、国井、竹市、須賀、杉山、須田、石川、大野一、黒田、谷藤、若山の十四人に加え、別会派の信田も公認。新人のうち無所属の早田、長屋、渡辺貴の三人に推薦を出した。選挙後に三会派を一本化する方向で調整しており、改選後も議会運営の主導権獲得を狙う。

 民主公認は現職松原和と元職鷲見の二人。ほかに現職の柳原、富田が推薦を受けて、無所属で立候補する。維新は今統一地方選での県内唯一の公認候補として、新人沢井を擁立する。

 公明は現職の辻、山口、西垣、江崎、小堀の現職五人を公認し、議席維持に全力。一人が県議選にくら替えする共産は、堀田、井深、原の現職三人と新人山越を公認し、現有議席の確保を狙う。

 無所属のうち、現職は会派「無所属クラブ」の服部勝と田中、「市民ネット」の西川、松原徳、「クラブ青空」の和田、「市政ぎふ未来」の石井がそれぞれ出馬する。元職は丸山、浅野、高橋和が立候補。新人は青谷、可児、郷、佐藤、高木、土屋、野本、服部学、前山が立つ。

 =敬称略

(統一地方選取材班)

4708チバQ:2015/03/26(木) 19:56:59
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/aichi/CK2015032602000239.html
減税日本退潮、県議会でも現職擁立3人
2015年3月26日

 減税日本の退潮ぶりは、愛知県議会でも著しい。所属県議は4年前の選挙で13人となったが、今回、名古屋市議選と同日投開票の県議選に公認候補として擁立した現職は3人にとどまる。

 一部議員の政務調査費(現政務活動費)をめぐる疑惑などで辞職や離党が相次ぎ、所属県議は7人まで減った。前回に続き公認された3人以外の4人は、引退したり無所属で出馬したりする。

 愛知県議会で代表質問や議会運営委員会出席の権利がある「交渉団体」は現在、6人以上の会派が対象。議会事務局担当者によると、この下限は改選後の話し合いで決まるが、「知る限り、これまで6人を下回ったことはない」。減税の公認候補は新人1人を含む4人で、全員が当選しても、議会で存在感を示すのは厳しそうだ。

http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/aichi/CK2015032602000238.html
減税日本、旋風のち逆風名古屋市議選は擁立18人だけ
2015年3月26日

統一地方選で減税候補への支持を訴える河村たかし名古屋市長=同市で(一部画像処理)
写真
 四月の統一地方選で実施される名古屋市議選(定数七五)は、河村たかし市長率いる地域政党「減税日本」が前回選で巻き起こした旋風が、ぱたりとやんだ。「議員の家業化」に異を唱え、既存政党と対峙(たいじ)した四年前。二十八人が当選し、市議会の最大勢力に躍り出た。だが、相次ぐ不祥事や離反で半数以下の十一人に。「市長与党」として有利に迎えるはずが、土俵際の戦いを強いられている。

 「いろいろありましたが、十一人ですか。まあ、よう残りましたわ」。三月七日、買い物客でにぎわう名古屋市中区の大須商店街。統一地方選の出発式で、マイクを握った河村市長はしみじみ振り返った。

 「庶民革命」を掲げて就任以来、市議会と対立を繰り返していた市長は、市議会解散請求(リコール)を主導。ようやくこぎつけた二〇一一年三月の出直し市議選で、前年に結党したばかりの与党「減税日本」が二十八議席を獲得し、最大会派となった。

 だが、所属議員による政務調査費(現政務活動費)の不正使用や当て逃げ事件などが発覚。考え方の違いから離党者も相次いだ。

 「期待が大きかった分、裏切られたという思いが市民に広がっていった。取りまとめ役がいなかったのが響いた」。元愛知県議で党幹事長の広沢一郎さん(51)は、新人議員ばかりの「素人集団」に統率者が欠けていたと指摘する。唯一、議員経験があった市議団長も公約違反の不祥事で議員辞職。重しを失い、他会派からの揺さぶりにも遭った。

 「減税日本は市長の個人商店。私たちは市長の三大公約実現のための(議決時の)起立要員にすぎなかった」と打ち明けるのは、会派の初代幹事長だったが、新会派をつくって党から除名された舟橋猛さん(56)。

写真
 四年の間に議員報酬を半減して八百万円とし、5%の市民税減税を実現。選挙で選ばれた公募委員らによる「地域委員会」もモデル実施し、市長の三大公約はほぼ実現したが「ほかに議員を結び付ける理念や志がなかった」と語る。役割は終わった、と一期で引退する。

 離党者の中には、批判していた既存政党にくら替えし、二期目を目指す人も。減税日本は今回、十八人の擁立にとどまる。

 減税に残った山田真奈さん(29)は「報酬半減で議員が市民の側に近づいたが、庶民革命は道半ば」と悔やむ。四年前、大学院在学中に議員を志し、選挙区でトップ当選。今回は「名古屋を離れて家族と暮らすため」と不出馬を決めたが、庶民革命の夢は諦めていない。「市民の心が離れたのは事実。でも、政治を変えてほしいとの思いは変わっていないはずです」

4709チバQ:2015/03/26(木) 22:30:55
三重県議会
新政みえ

5期 中村進一 三谷哲央 舟橋裕幸
4期 前田剛志 日沖正信
3期 舘直人 北川裕之 稲垣昭義
2期 笹井健司 辻三千宣 後藤健一 藤田宜三 杉本熊野
水谷正美 森野真治 津村衛
1期 吉川新 濱井初男 彦坂公之 小島智子 藤根正典
田中智也 下野幸助

自民みらい
8期 中川正美 西場信行
7期 山本教和 永田正巳
4期 山本勝 貝増吉郎 岩田隆嘉
3期 水谷隆 前野和美 中森博文 青木謙順 中嶋年規
津田健児 服部富男
2期 小林正人 村林聡
1期 小野欽市 中村欣一郎 石田 成生 粟野 仁博

鷹山
2期 奥野英介
1期 東豊 大久保孝栄

公明党  
2期 今井智広

能動
2期 長田隆尚

新しい翼
1期 中西勇

4710チバQ:2015/03/27(金) 22:00:30
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150327ddlk17010292000c.html
’15統一地方選:10選挙区で無投票の公算 過疎化 民主主義、退潮の恐れ /石川
毎日新聞 2015年03月27日 地方版

 統一地方選前半戦の県議選が4月3日告示、同12日投開票の日程で実施される。26日現在、全15選挙区(定数43)に54人が立候補を表明した。選挙戦が見込まれるのはわずか5選挙区。能登地方を中心とした他10選挙区では無投票当選の公算が大きい。無投票見通しの選挙区の大半は、将来的な地域崩壊が危惧される「消滅可能性都市」と重なっており、極端な過疎化が民主主義の退潮を招いている。【横田美晴】

 ◆能登

 ◇擁立見送り、無風に
 2011年前回選では計59人が立候補し、無投票は、加賀市(定数3)▽かほく市(同1)▽鹿島郡(同1)−−の3選挙区だった。

 今回は、定数1の全6選挙区と、定数2の5選挙区中4選挙区の計10選挙区で、前回を大幅に上回りそうだ。

 この10選挙区中8選挙区が能登地方。このうち6選挙区が「消滅可能性都市」とされた過疎の市町を含む。

 無投票公算の10選挙区では、いずれも立候補予定者が自民公認か無所属だけだ。こうした地域では、自民以外の他党は組織が脆弱(ぜいじゃく)で、擁立を軒並み見送っていることが無投票を招いている。

 こうした状況について金沢大の木村高宏准教授(公共政策)は「地域に人が少ないことが結果として無風につながっている」と指摘。「過疎の自治体は税収が乏しく、行政サービスを充実させにくい。住民も議員を通じた行政への意見・要望がなく、関心が薄れている」と警鐘を鳴らす。

 ◆加賀

 ◇激戦「地域対決」に
 一方、加賀地方の選挙区の多くは選挙戦となる見通し。

 定数4の小松市では自民だけで公認のベテラン現職2人と推薦を受ける新人2人の計4人が出馬を予定する。さらに県議選唯一の民主公認と、市長経験のある無所属元職が絡んで激戦となる模様だ。

 白山市は定数4に対し、8人が出馬を予定している。山間地出身の新人と都市部の現職が激しい一騎打ちを繰り広げた昨年11月の市長選の影響がいまだ尾を引き、「地域対決」の様相も呈している。

 全選挙区の立候補予定者54人の党派は、最多が自民で26人。他3人の同党推薦候補も加えると、全体の過半数を自民が占める。

 昨年末の衆院選で県内で議席を得られなかった民主は統一選で反転攻勢する考えだったが、公認、推薦が各1人にとどまる。近藤和也県連代表は26日、「これが今の実力だ」と述べた。

 公明、共産両党は公認が各2人で、社民は1人の予定。

 選挙のあり方について、木村准教授は「地域対立をあおるのはよくない」と断りつつ、「例えば全県を一つの選挙区にすれば状況は違ってくるのではないか」と主張。「県議がこまめに県政課題を住民に説明して関心をもってもらう努力が必要だ」と訴える。

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 ■ことば

 ◇消滅可能性都市
 若者流出や少子化で将来的に消滅する恐れがある自治体。昨年5月に民間の有識者会議「日本創成会議」が提唱した考え方で、出産世代の20〜39歳の女性人口が2010〜40年に半減する自治体を定義した。全国の市区町村の約半数にあたる896自治体が該当する。県内では5市4町が当てはまる。

==============

4711チバQ:2015/03/27(金) 22:00:48

 ■各選挙区の党派別公認候補予定者数■

 選挙区      定数 予定者  自 民 公 共 社  無

 金沢市      16  17  7 − 2 1 1  6

◆七尾市       2   2  2 − − − −  −

 小松市       4   6  2 1 − − −  3

◆輪島市       1   1  1 − − − −  −

◆珠洲市       1   1  1 − − − −  −

 加賀市       3   6  1 − − − −  5

◆羽咋市羽咋郡南部  2   2  1 − − − −  1

◆かほく市      1   1  1 − − − −  −

 白山市       4   8  2 − − 1 −  5

◆能美市能美郡    2   2  2 − − − −  −

◆野々市市      2   2  1 − − − −  1

 河北郡       2   3  2 − − − −  1

◆羽咋郡北部     1   1  1 − − − −  −

◆鹿島郡       1   1  1 − − − −  −

◆鳳珠郡       1   1  1 − − − −  −

  計       43  54 26 1 2 2 1 22

 (注)◆印は無投票公算の選挙区。自=自民、民=民主、公=公明、共=共産、社=社民、無=無所属。−は立候補予定者なし。

4712チバQ:2015/03/27(金) 22:01:14
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150327ddq041010014000c.html
’15統一地方選:三重県知事選 「自公対共産」鮮明に 民主は「蚊帳の外」
毎日新聞 2015年03月27日 中部朝刊

 26日告示された三重県知事選は、共産党が推す団体役員の新人、藤井新一氏(56)と、自民党や公明党などの推薦を受け再選を目指す現職の鈴木英敬氏(40)の一騎打ちとなった。民主党は候補者を擁立できず、民主・連合系の県議でつくる地域政党「新政みえ」は鈴木氏を推薦したものの、第一声に関係者の姿はなかった。「自公対共産」の構図が鮮明で、民主系は“蚊帳の外”に置かれている。

 県民党を掲げる鈴木氏は第一声で「1400を超える団体、企業から推薦をいただいた」と述べた。新政みえの推薦について、自民党県連会長の川崎二郎衆院議員は「民主党が候補者を立てられなかったから、約1400の推薦団体の中に入ったということだろう」と皮肉った。

 この日、自公両党の県組織代表が応援演説をしたのとは対照的に、新政みえの関係者は姿を見せなかった。代表の中村進一県議は「第一声への案内もなかった」と話す。県議選の告示を来月3日に控え、所属議員は自らの選挙準備に忙しくしていた。

 民主党が同知事選で自主投票にするのは1998年の結党以来初めて。地元選出の岡田克也代表は今月14日、「現職に代わる人を立てなければならないほどの問題がなかったので、立てなかった」と説明した。ある県議は「党勢低迷の中で出馬に名乗りを上げる人もなく、適任者が見つからなかった」と言う。

 これに対し、藤井氏の陣営は「鈴木氏が自民、公明の候補者というのは明らかで、“県民党”はごまかしだ。昨年末の衆院選で議席を増やした共産党の勢いを見せたい」(共産党県委員会の大嶽隆司委員長)と、対決色をあらわにする。藤井氏は第一声で「安倍晋三政権は戦争する国づくり、原発再稼働など、県民の暮らしや不安をよそに大暴走を続けている。これに付き従うのが鈴木知事。希望あふれる県政に切り替えていきたい」と訴えた。【田中功一、谷口拓未】

4713チバQ:2015/03/29(日) 12:13:46
岐阜
http://www.yomiuri.co.jp/local/gifu/news/20150328-OYTNT50148.html
県議選民主候補予定者 全8人維新推薦
2015年03月29日
 4月12日投開票の統一地方選前半戦で行われる県議選(定数46)で、民主党の候補予定者全8人(公認5人、推薦3人)が、維新の党県総支部の推薦を受けることが決まった。民主党県連の小見山幸治代表と維新の党県総支部の今井雅人代表が28日、岐阜市内で記者会見して明らかにした。


 今井代表は、「一強多弱の状態で野党が協力関係を作っていくことが大事。自民会派が大多数の県政でも、対抗勢力を作っていく必要がある」と述べた。

 維新は、定数3以上の選挙区で独自候補を模索したが、擁立には至らなかったという。両党は昨年12月の衆院選で互いの候補を支援する協定を結んでおり、引き続き「非自民」で協力する。衆院選では、民主市議が今井代表を応援するなどしており、小見山代表は、「できる限りのお手伝いはしていただく」と述べた。具体的には、今井代表が出陣式や個人演説会に出たり、一緒に街頭演説をしたりするという。

2015年03月29日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

4714チバQ:2015/03/29(日) 12:14:21
富山
http://www.yomiuri.co.jp/local/toyama/feature/CO014951/20150328-OYTAT50001.html
県議選2015 各党の戦略
(上)自民 投票率低下を警戒
2015年03月27日 05時00分
自民党の公認証を受け取る県議選立候補予定者(右)(2月9日、富山市舟橋南町で)
自民党の公認証を受け取る県議選立候補予定者(右)(2月9日、富山市舟橋南町で)

 「政権復帰の最大の原動力は地方議員の踏ん張りだった。政権復帰の締めくくりが今回の県議選だ。32人全員の当選を目指す」

 1月31日に富山市内のホテルで行われた県議選に向けた自民党県連の会合で、会長の宮腰光寛衆院議員は気勢を上げた。

 県議会40議席のうち、30議席を占める最大会派の自民は、今回の県議選で32人が出馬する予定だ。昨年12月の衆院選で、自民の県内得票率は小選挙区、比例選、ともに全国の都道府県でトップだった。自民県連はこの勢いを駆って、県議選でも公認候補の全員当選を掲げ、議席伸長を目指す。

 現在の県議会では、代表質問を行える会派は所属議員数が4人以上というルールがあり、2013年8月以降、自民のみという「一強」状態だ。

 ただ、自民党にも懸念材料はある。

 民主党政権下で行われた前回11年県議選では、自民は公認30人のうち、新人と現職の各1人が敗れた。出馬予定者を増やした今回も、少数激戦、保守分裂の選挙区があり、全員当選の目標には届かない可能性もある。

 もう一つの懸念は、投票率の行方だ。

 ある県連幹部は「国政で自民が安定多数を占め、景気も上向いているので争点が見えにくい。県内は北陸新幹線開業のお祝いムードが続いており、選挙前だという雰囲気も感じられない」としたうえで、「支持者が選挙に行かなくなると、取りこぼす可能性がある選挙区は複数ある」と気をもむ。

 昨年衆院選の県内3小選挙区の投票率は47・46%。前回県議選投票率の57・54%を10ポイント余り下回る数字だった。今回県議選は、昨年衆院選からさらに低下する可能性もある。

 県連の山辺美嗣幹事長は「全員当選のために、国会議員にもフル回転で動いてもらう」と引き締めに躍起だ。

 自民と連立を組む公明は、富山市第1選挙区で吉田勉・県本部代表の議席死守を目指す。それ以外の選挙区では、各市町の議員が自民候補の支援を個別に検討する構えだ。

 自公両党は、国政で安全保障法制を巡る議論などで温度差がみられるが、吉田代表は「地方の活性化を担う党と議員を選ぶのが今回県議選のテーマだ。地方創生は自公で呼吸を合わせてやる」と話す。

 自公両党が、県内で衆院選に続いて安定した戦いぶりを見せるか。今後の県政の行方を占う上で注目される。

4715チバQ:2015/03/29(日) 12:14:48
http://www.yomiuri.co.jp/local/toyama/feature/CO014951/20150328-OYTAT50005.html
県議選2015 各党の戦略
(下)守りの民主 攻めの共産
2015年03月28日 05時00分
民主党県連の常任幹事会で県議選に向けた取り組みを語る高田代表(右から2人目)(26日、富山市内で)
民主党県連の常任幹事会で県議選に向けた取り組みを語る高田代表(右から2人目)(26日、富山市内で)

 「空白地を一つでも二つでも埋めて党勢拡大、基盤拡大に向けて頑張り抜きたいという思いは変わらないが、環境、情勢が整わず、空白地を埋めることが出来なかった」

 民主党県連の高田一郎代表は26日、富山市内で開いた定例常任幹事会のあいさつで、県議選立候補予定者が公認・推薦を合わせて現職3人にとどまり、新人候補を擁立できなかったことを釈明した。

 政権与党として臨んだ前回2011年県議選では、現職2人、新人3人の計5人を擁立し、4人が当選を果たした。ところが、このうち1人は13年に離党し、今回は無所属で出馬予定だ。現職3人のうち、前回初当選した1人は、党公認をあえて受けずに再選を目指す。

 民主党は昨年の衆院選で、県内3小選挙区で候補を擁立できず、不戦敗に終わった。今回県議選では、射水市選挙区などで新人擁立を検討したものの、調整がつかなかった。県連幹部は「今回は守りの戦いに徹するしかない」と話す。

 これに対し、衆院比例選北陸信越ブロックで得票を増やし、14年ぶりに議席を獲得した共産党は、民主を上回る4人の候補者が出馬予定だ。現職1人に加え、昨年衆院選に出馬した立候補予定者を含む新人3人を擁立することで、1979年県議選以来の複数議席獲得を目指す。

 党県委員会の上田俊彦委員長は「国政で躍進し、4人全員当選を目指す。攻めの選挙で来年の参院選につなげる」と意気込む。

 現有3議席の社民党は、前回県議選で5人を擁立したが、今回は現職2人と新人1人の計3人にとどまる見通しだ。党県連の柴義治幹事長は「3議席維持に全力を尽くす。県全体の組織を挙げて戦う」と話す。

 昨年の衆院選で吉田豊史氏が比例復活で当選し、県内で初めて議席を獲得した維新の党は、今回県議選での候補擁立を見送った。

 柴田巧参院議員がトップを務める党県総支部内で出馬を打診された元県議は、富山市第1選挙区からの立候補を希望したが、衆院選時に支援を受けた民主党県議の選挙区と重なるため、調整を断念した。県総支部幹部は「野党共闘を優先した」と説明するが、党勢拡大が容易でないことを示した格好だ。

 無所属からの出馬は、前回県議選は10人に上ったが、今回は7人となる見通しだ。



 この連載は、八角一紀、岡田遼介が担当しました。

2015年03月28日 05時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

4716チバQ:2015/03/29(日) 12:15:28
http://www.yomiuri.co.jp/local/gifu/news/20150327-OYTNT50190.html
岐阜市議定数3減 可決
2015年03月28日
 岐阜市議会の本会議が27日開かれ、現行の議員定数41を3減らして38とする条例改正案を、賛成多数(賛成29、反対8)で可決した。来月26日投開票の同市議選から適用される。


 定数削減案は、「現在、欠員2だが支障はない」などとして、自民系などの5会派が提案。告示が迫った提案に、市議の中には「唐突だ」という意見もあったが、賛成議員は「これまで市議会活性化検討協議会内で検討を重ねてきた」とし、「昨年末に衆院選があった影響で、3月になった」と説明した。

 これに対し、共産は、議員報酬を月額65万円から1割削減し、政務活動費を同15万円から2万円削減する条例改正案を提案。共産市議は採決前の討論で、「定数削減は、市民の声を減らすことになる。身を切るということは、スリムな議会ではなく、報酬や活動費を削減することだ」と主張したが、否決された。

2015年03月28日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

4717チバQ:2015/03/29(日) 19:31:40
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/shizuoka/CK2015032802000213.html
静岡市長選 県都の課題<上>止まらぬ 若者「流出」
2015年3月28日

人口70万人維持の一環で、静岡市は保育所の定員不足への対策として独自に「待機児童園」を設けている=静岡市葵区で
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 現職、新人による三つどもえの選挙戦が予想される静岡市長選。二十九日の告示を前に、県都が抱える課題を二回に分けて検証する。

 「都市間競争の時代を迎えた今、人口が減少している都市は競争で後れをとっていることになる」。静岡銀行のシンクタンク、静岡経済研究所の顧問でシニアエコノミストの中嶋寿志さんは人口減少に警鐘を鳴らす。

 静岡市の人口は一日現在で七十万五千二百人余。全国二十の政令市の中で最も少ない。国立社会保障・人口問題研究所の推計では、五年後に六十六万七千八百人、二十年後の二〇三五年には五十七万四千四百人と六十万人を下回る。

 年代別では、十五〜十九歳、二十〜二十四歳の若年層の市外転出割合が高い。大学進学と就職時に当たる年齢層だ。

 市は子どもの医療費助成を拡充するなど子育て世代が魅力に感じる政策を進めたが、人口減少に歯止めはかからない。県内市町別で、静岡市は二月からの一カ月間で五百五十人減少し、二位の沼津市(百二十七人減)と比べても飛び抜けて多い。

 田辺信宏市長(53)は人口七十万人維持を唱え、一五年度から対策を強化する方針を示している。東京・有楽町に移住促進センターを設け、移住希望者に住宅、就職などの情報を提供。市内から東京の大学に通えるよう新幹線通学の助成制度も検討する。市の奨学金を拡充し、Uターン就職する学生は返済を免除する制度も設ける方針だ。

 人口減対策は市長選の争点でもある。薬局会社役員の高田都子(ともこ)さん(62)は「人口百万人」を掲げ、女性の流出に歯止めをかけるべく「女性の市民税ゼロ」も打ち出す。九十四億円の歳入減になるが、建設事業など投資的経費や補助金などを見直し、財源を確保する考えだ。

 前県商工団体連合会事務局長松浦敏夫さん(62)は、子どもの医療費助成の十八歳まで拡大、若者の家賃助成や低所得者の児童クラブ料金減免の拡充を掲げ、特別養護老人ホームの増設を訴える。

 「静岡の温暖な気候、友人と過ごした豊かな時間が忘れられなかった」。青森県十和田市出身の福山康大さん(25)は県立大を卒業後、東京都内の飲食店で働いていたが、半年で青森ではなく静岡市に戻った。ただ恵まれた自然環境などに任せてばかりで人口が上向きに転じるわけではない。次の四年間で、目に見える成果が求められる。

(横光竜二)

4718チバQ:2015/03/29(日) 19:32:00
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/shizuoka/CK2015032902000204.html
静岡市長選 県都の課題<下>東静岡 土地活用は
2015年3月29日

20年以上活用策が決まらない市有地。この間に市長は3人代わった=静岡市葵区で
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 JR東静岡駅北口にある二・五ヘクタールの市有地は、好立地ながら二十年以上、空き地のままだ。サッカースタジアムや多目的アリーナの建設構想があるものの、市民からは「商業施設にしたら」「子どもが遊べる施設を」と異議を唱える声も多い。

 市有地は一九九二、九三年度に旧国鉄用地六・八ヘクタールを市が百三十四億円で購入。その後売却などで二・五ヘクタールに減った。当初、浮上したのは多目的アリーナ構想だ。その後、旧清水市と合併後の新市庁舎に変わったが、厳しい財政状況で断念。市は県の草薙総合運動場体育館をアリーナとして市有地に移転するよう要望した。しかし、川勝平太知事の就任後、移転は中止になった。

 二〇一四年には、市体育協会が多目的アリーナ建設を、清水エスパルスが新スタジアム建設を市に要望したが、スタジアム建設も課題がある。現在のエスパルスのホームグラウンドは球場のみで二・三ヘクタールあり、市有地に建てるには手狭だ。

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 田辺信宏市長(53)は一五年度からの市政運営指針となる第三次総合計画で、市有地の具体的活用策に踏み込まなかった。「東京五輪で人件費、資材費が高騰している時期に投資するべきではない」と、当面イベント広場として使う方針だ。

 薬局会社役員の高田都子(ともこ)さん(62)は「清水エスパルスの新サッカースタジアムを提案する。早く決めなくては」との考え。前県商工団体連合会事務局長の松浦敏夫さん(62)は「スタジアム、アリーナともに他施設と重複し無駄。イベント広場や緑地広場にする」と訴える。

 静岡市同様、旧国鉄用地十七ヘクタールを購入した札幌市は区画整理で公共施設を造り、二・八ヘクタールを売却した。今は大型商業施設ができている。

 市内でまちづくりを研究する静岡地域学会会員の望月誠一郎さん(65)は、売却も選択肢の一つとして「リニア中央新幹線ができると静岡は通過県になってしまう。国の機関やアニメ、模型やガンダムの常設展示場など、独自性があり世界と競争しても人を呼べるものでなくては」と幅広い選択肢を持つよう提案する。

(河野貴子)

4719チバQ:2015/03/29(日) 19:33:42
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/shizuoka/CK2015032602000221.html
節目のはままつ<上>人口減少
2015年3月26日

 県内で唯一、市長選、県議選、市議選のトリプル同日選が行われる浜松市。合併十年の節目は、市の目指すべき姿が問われる節目にもなっている。市の将来を左右する重要課題への市の対応と、各党・各会派が打ち出している方策を紹介していく。

◆育児支援で歯止め模索

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 静岡県内最大の「八十万都市」が「六十六万都市」に縮小してしまう-。

 衝撃の数字を伝えるのは浜松市が二年前にまとめた市人口の将来推計。少子高齢化が進み、二〇一〇年の約八十万人が、今から三十年後の四五年には17%減って六十六万四千人になる。

 特に六十五歳以上の高齢者は、四人に一人から、五人に二人の二十五万二千人に増加。半面、働き手(十五〜六十四歳)は五十万四千人から三十四万人と人口の半分近くに減ってしまう。推計通りなら、市の運営を支える税収は減る一方だ。

 衰退に歯止めをかけるため市は、働く世代の暮らしを重視。待機児童の解消を目指すなど子育てに適した環境づくりに力を入れる。

 現状では、仕事と育児の両立を支える保育園やこども園は、定員を増やしても需要の高まりに追いついていない。一四年度当初は定員を二百八十人増やしたが、待機児童は三百十五人に上る。子どもの入園を希望しながら選外となった会社員男性(35)は「夫婦のどちらかが仕事を辞めないといけない。このままでは浜松に住み続けられない」と途方に暮れる。

 これに対し、市は「子ども・若者支援プラン」をまとめ、一九年度までの待機児童ゼロを目標にする。一六年度当初に定員を千九十人増やすのをはじめ各年度で増員を予定するが、共働き世帯の増加などで、なお十分とは言い切れない。

 このほか市はこれまでに子どもの医療費自己負担の軽減や不妊治療への補助上乗せといった子育て支援策をとってきた。一五年度に就園前の子どもや保護者が集う「子育て支援ひろば」を増やすなど、妊娠から育児までの各段階で支援の充実を図ろうとしている。

 待機児童問題は、市議会各会派も共通して重要課題に挙げ、政策集や市への政策提言に盛り込んでいる。

 労働組合出身議員らでつくる市民クラブは、地域ニーズに合わせて、保育士の人数など国が定めた設置基準を満たす認可保育園や、市の独自基準を満たす認証保育園の拡充を掲げる。共産党も「認可保育所の増設による待機児童解消を」と訴える。

 最大会派の自民党は、不妊治療の助成充実や子育て支援ひろばの拡充などを政策集に明記した。鈴木康友市長に近い第二会派の創造浜松は「市に人口減少・少子対策の担当部署を創設すべきだ」と主張。公明党は子育て、教育、就労を一つの窓口で受け付ける「女性総合相談センター」の実現を目指している。

(久下悠一郎)

4720チバQ:2015/03/29(日) 19:34:03
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/shizuoka/CK2015032702000229.html
節目のはままつ<中>産業振興
2015年3月27日

◆車頼みから脱却を

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 県庁所在地でもなく、東京・大阪・名古屋の三大都市圏内に位置するわけでもない浜松市が、不利な立場をはね返し、政令市にまで発展できたのは「ものづくりのまち」としての民間の産業力があったからだ。

 直近(二〇一〇年)の国勢調査によれば、浜松市の第二次産業の就業人口割合は34・4%。政令市の中では唯一30%を超え、他都市を突き放す。一三年度の製造品出荷額は二兆一千三百二億円。中でも自動車などの輸送用機械器具は半分近い一兆三百二十二億円を占める基幹産業だ。

 市産業振興課の担当者は「輸送用機械器具という基幹産業があるのは市にとって大きなメリット」と前置きしつつ「特定産業に依存するのはリスクも大きい」と語る。

 なぜなら〇八年のリーマン・ショックにより、市内の製造業は三百七十カ所の事業所、一万六百二十二人の従業員が一年間に減り、地域経済は深刻な打撃を受けた。それ以降、全国の中でも浜松は特に回復が遅れているからだ。

 そこで市が推進し始めたのが産業構造の多極化。一一年十月に策定した「はままつ産業イノベーション構想」には、新産業創出の戦略が盛り込まれた。

 次世代輸送用機器(電気自動車やロボット関連)、健康・医療、新農業、光・電子、環境・エネルギー、デジタルネットワーク・コンテンツを成長六分野と位置付け、戦略的に輸送用機械器具に続く基幹産業を生みだそうとしている。

 市議会各会派も新産業創出の方向性にはおおむね同調しており、政策集や市長に提出した政策要望の中では、関連する提案が産業政策の主要な部分を占める。

 自民党は「多様な産業分野でのイノベーションの推進」、市民クラブは「六つの新産業創出の各事業分野ごとの目標と戦略ロードマップの構築」と、いずれも産業構造の多極化に言及している。

 浜松市は第二次産業だけでなく、第一次産業の就業人口割合も4・2%と政令市の中で最も高く、全国平均の4%も上回っている。今後発展する可能性のある分野の一つとして、農業に着目する会派もある。

 創造浜松は「企業の農業参入、一次産業の六次化政策などを通じた農業の活性化」を訴えている。公明党は中小企業の振興を通じた農林水産品、観光資源などのブランド化を提言している。一方で共産党は大企業よりも中小零細企業への支援強化を訴える。

(長崎高大)

4721チバQ:2015/03/29(日) 19:34:35
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/shizuoka/CK2015032802000215.html
節目のはままつ<下>財政健全化
2015年3月28日

◆市債削減に異論も

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 年収の数倍はするマイホームをローンで買い、二、三十年かけて少しずつ借金を返済している家庭は多いはずだ。年間総予算に匹敵する借金(市債)を抱える浜松市も、次世代に過大なツケを回さないよう残高をこつこつ減らしてきた。

 財政立て直しのため、政令市に移行する前の二〇〇六年度末に策定した中期財政計画では、当時の予算総額を上回る五千六百三十二億円に膨らんだ総市債残高を、八年後に五千億円未満にする目標を設定。リーマン・ショックや東日本大震災の影響で財政事情が苦しい時も、インフラ整備などの投資的経費を極力抑え、予定を上回るペースで借金を減らした。

 その結果、一四年度末には四千九百五十六億円として目標を達成。政令市では市民一人当たりの残高が三番目に少なくなった。

 さらに市は、今後も徹底した行政改革を進め、財政健全化への歩みは緩めない構えだ。一五年度からの次期中期財政計画では、十年間で六百四十八億円減らし、二四年度末に四千三百八億円まで圧縮することを目指す。

 だが市は、高度成長期に造られた道路や橋などのインフラや公共建造物の老朽化、団塊世代の高齢化に直面している。今後、公共サービスの水準を維持しようとすれば、相当の出費が必要になるのは避けられない。

 次期計画では、市債残高削減の一方、新清掃工場の建設などの大型事業やインフラの老朽化対策などを考慮し、現行水準と同じ投資的経費も計上している。市の財務担当者は「これくらいの削減なら無理せずに到達できる」と自信を見せるが、思惑通り出費と財政健全化のバランスを取れるかが課題だ。

 市の取り組みに対し、市議会も行財政改革の必要性自体は、ほとんどの会派が認めている。半面、今後の方向性には異論もある。

 代表質問や各議員の主張などをみると、鈴木康友市長に近い創造浜松や市民クラブには「未来の借金はできるだけ少ない方がいい」と市債残高のさらなる削減に積極的な意見が多い。

 残高減らしよりもインフラや公共サービスの維持に重点を置く会派もある。自民党は「やみくもに減らせばいいものではない」との立場で、「適正な残高を維持し、投資的事業を早期に推進することが結果的に世代負担を公平にし、安定的な財政運営につながる」と指摘する。

 共産党は、他の政令市との財政指標の比較から「財政状況は今が極めて健全と言った方が適切。この財政力を市民の暮らしに振り向けるべきだ」と主張している。

(古田哲也)

4722チバQ:2015/03/29(日) 19:36:23
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/shizuoka/CK2015031702000279.html
県議選 選挙区情勢<1>
2015年3月17日

◆95陣営が立候補予定

 統一地方選前半戦で行われる県議選(四月三日告示、十二日投開票)の告示まで二週間余りに迫った。定数六九に対し、九十五陣営が立候補を予定し、激しい選挙戦となる見通しだ。最大会派の自民改革会議は四十議席超を目指す。第二会派のふじのくに県議団は自民の過半数阻止に向け選挙態勢を固める。無投票の可能性が高い九選挙区を含め、全三十三選挙区ごとに情勢を探った。(立候補予定者の並びは五十音順、カッコは当選回数)

◆湖西市(定数一) 民主系現職に自民系新人挑む

田内浩之 37 無現(1)
蛭川麻季子 48 無新

 民主系現職と自民系新人が立候補を表明している。

 田内氏は前回選、自民系新人との一騎打ちを四十一票差で競り勝った。八期にわたる議席を失った自民は、選挙区で初めて公募を実施、一月下旬に前熱海市議の蛭川氏を擁立した。

 田内氏は防災対策の推進などを掲げ、連合静岡の推薦を受けて支持基盤を固める。蛭川氏は子育て支援などを掲げ、地元議員の人脈を足掛かりにして浸透を目指す。

◆浜松市北区(定数二) 2現職が立候補 無投票の可能性

鈴木利幸 58 自現(4)
野沢義雄 66 無現(5)

 党県連副会長を務める自民・鈴木氏と、五回の当選を誇る民主推薦の野沢氏が立候補を表明している。

 二人以外に立候補の動きはなく、無投票の可能性が高い。

 両陣営ともに、実績をアピールしつつ、農業関連票を軸に、地盤を固める。選挙区には人口が増えている地区もあるため、新たな支持層の獲得にも奔走している。

◆浜松市西区(定数二) 現職2人出馬 無投票の公算
鈴木洋佑 71 自現(5)
田口章 53 無現(1)

 党県連副会長の自民・鈴木氏が六選を目指し、保守層を中心に地盤固めを図る。

 無所属の田口氏は、再選へ向け、出身母体のスズキ労組を核に準備を進めている。

 前回は三人が争ったが、今のところ現職の二人以外に出馬に向けた動きは見られず、無投票の公算が大きくなっている。

◆浜松市中区(定数四) 民自2人ずつ 共が議席狙う
岡本護 70 民現(7)
杉本好重 53 自新
竹内良訓 53 自現(2)
平賀高成 60 共新
山崎真之輔 33 無現(1)

 民主系と自民が二人ずつ出馬を予定、「味方」同士でもつばぜり合いをする中、共産が割り込みを狙う。

 民主系は、労組出身で公認のベテラン岡本氏と、二年前の補選で初当選した無所属の若手山崎氏が議席死守を目指す。

 自民は、政令市移行で現行選挙区になって初めて公認候補を二人擁立。現職竹内、新人杉本の両氏は地区割りなどを設けず競り合いの中で議席増を狙う。

 共産は「県議ゼロ」解消が統一地方選最大の目標。補選を含め県議選三度目の挑戦となる元衆院議員の平賀氏で必勝を期す。

(統一選取材班)

4723チバQ:2015/03/29(日) 19:37:06
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/shizuoka/CK2015031802000282.html
県議選 選挙区情勢<2>
2015年3月18日

(立候補予定者の並びは五十音順、カッコは当選回数)

◆浜松市東区(定数二) 三つどもえの激戦に
大石哲司 62 無現(1)
鈴木滋芳 60 無新
中沢公彦 46 自現(2)

 前回選を制した自民・中沢氏、二〇一三年六月の補選で競り勝った無所属・大石氏に、民主系無所属新人の鈴木氏が挑む。支持層の異なる三つどもえの構図は前回と同じで、激戦が見込まれる。

 中沢氏は自民市議四人の応援を受け、政権支持層の取り込みを図って三期目を目指す。

 政党や大企業の推薦がない大石氏は自治会を中心に固める。大票田の積志地区を地盤とするのが強みだ。

 補選では僅差で敗れた鈴木氏は連合静岡が推薦。元浜松市議の経験を生かして県と市をつなぎたいと訴える。

◆浜松市南区(定数二) 2現職のほか動きみられず
小楠和男 54 自現(5)
田形誠 38 民現(1)

 元議長の自民・小楠氏が六選を目指し、保守層を中心に取り込みを狙う。

 民主・田形氏は再選に向け非自民層に浸透を図る。

 他に新たな出馬への動きは具体化しておらず、無投票の可能性が高まっている。

◆浜松市浜北区(定数二) 現職2人出馬 無投票の公算
渥美泰一 64 自現(5)
阿部卓也 48 民現(2)

 元職を含めた三つどもえの戦いとなった前回選から一転、今回は自民・渥美氏、民主・阿部氏の現職二人以外に出馬の動きはなく、無投票の公算が大きい。

 前副議長の渥美氏は五期の実績を強調する。支持者には中高年層が多く、若者票の掘り起こしに努める。

 阿部氏は六千人からなる後援会組織を柱に、連合静岡や地元企業からの支援を受ける。

◆浜松市天竜区(定数一) 現職のみ出馬 連続無投票か

中谷多加二 64 自現(5)

 現職の自民・中谷氏しか名乗りを上げておらず、五期連続の無投票となる公算が大きい。

 中谷氏は県議を五期務め、県議長も歴任した。地元の旧天竜市をはじめ区内全域をくまなく歩く。元森林組合幹部で、区の基幹産業である林業の再興、木材の販路拡大などを訴える。

4724チバQ:2015/03/29(日) 19:37:47
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/shizuoka/CK2015031902000277.html
県議選 選挙区情勢<3>
2015年3月19日

(立候補予定者の並びは五十音順、カッコは当選回数)

◆磐田市(定数三) 現職に新人が挑む
江間治人 54 自新
柏木健 46 無現(2)
野崎正蔵 51 自現(1)
三ツ谷金秋 69 民現(5)

 現職三人と新人一人による少数激戦。

 江間氏は市教育委員長だった経歴を生かし、教育行政の充実や子育て支援を訴える。

 三ツ谷氏はふじのくに県議団顧問や民主党県連会長代行といった実績を訴え、六選を狙う。選挙区内全域で民主結束を図る。

 柏木氏は浜岡原発の再稼働反対を訴える。「廃炉にすべき」と踏み込み、賛意を示す市民への浸透を図る。

 自民・野崎氏は、二〇一三年六月の補選で初当選した。災害対策や産業振興を強く訴えて、支持拡大を狙う。

◆袋井市・森町(定数二) 前回から一転 三つどもえに
水野憲司 68 無新
山本貴史 45 無現(1)
渡瀬典幸 52 自現(1)

 今月十日に新人が立候補を表明、無投票の前回選から一転、現職二人との三つどもえの争いとなりそう。

 水野氏は「68歳の新人」をアピール、民主系支持層など非自民票の取り込みを図る。

 山本氏は女性や子育て世代など若年層への支持を訴えて二期目を狙う。

 自民・渡瀬氏は保守層を中心に支持固めに努め、現職としての実績を売り込む。

◆掛川市(定数二) 2自民現職に元職挑む構図
東堂陽一 59 自現(1)
戸塚久美子 56 無元(1)
増田享大 47 自現(1)

 ともに二期目を目指す自民現職二人に、前回選は僅差で敗れた元職が挑む構図。顔触れが変わらない分、支持層に大きな変化がなく、前回同様の激戦が予想される。

 東堂氏は、市議を務めた旧掛川市地区が地盤。元知事の石川嘉延氏が支援に回る。

 増田氏は、衆議院議員秘書の経験を生かし、幅広い層へ浸透を図る。二十七日に総決起大会を予定。

 一期目は民主だった無所属・戸塚氏は、早々と連合静岡の推薦を取り付けるなど体制固めを図っている。

4725チバQ:2015/03/29(日) 19:38:23
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/shizuoka/CK2015032002000218.html
県議選 選挙区情勢<4>
2015年3月20日

(立候補予定者の並びは五十音順、カッコは当選回数)

◆菊川市(定数一) 現職のみ出馬 無投票の公算
宮城也寸志 55 自現(1)

 前回選で、民主新人との一騎打ちを制した自民・宮城氏が、二期目に向けて立候補を表明している。ほかに動きはなく、無投票の公算が大きい。

 宮城氏はJAや消防団OB、スポーツ団体などからの支援を受け、茶業をはじめとした農業振興や地域防災、子育て支援などを訴えている。地元の小笠地区を基盤に、菊川地区への浸透にも余念がない。

◆御前崎市(定数一) 現職が立候補 連続無投票か
藪田宏行 68 自現(2)

 前回選に続き、現職の自民・藪田氏以外は立候補を表明しておらず、二期連続の無投票となる可能性が高い。

 党県連政調会長を務める藪田氏は、これまでの実績を訴え、区内全域をくまなく歩いている。浜岡原発の安全対策や海岸地域の津波対策、企業誘致の促進などを強調し、保守層を中心に幅広い支持を集める。

◆島田市・川根本町(定数二) 3氏が2議席争う
大池幸男 59 民現(2)
河原崎聖 51 自新
桜井勝郎 70 無新

 民主現職の大池氏と、自民新人の河原崎氏、無所属新人の桜井氏の三人が二議席を争う。

 大池氏は二期の実績を前面に知事とのパイプの太さをアピール。脱原発などを訴え非自民層への浸透を図る。

 前島田市議長の河原崎氏は知名度アップに全力を挙げる。党各支部の支援を受け、保守票固めに懸命。

 桜井氏は三期十二年の市長時代の人脈を生かし、企業や関係者へのあいさつ回りに力を注ぐ。

4726チバQ:2015/03/29(日) 19:39:02
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/shizuoka/CK2015032102000228.html
県議選 選挙区情勢<5>
2015年3月21日

(立候補予定者の並びは五十音順、カッコは当選回数)

◆牧之原市・吉田町(定数一) 前回は600票差 2氏出馬表明
大石哲司 75 自現(4)
大石裕之 47 無元(1)

 前回選と同様、自民党県連幹事長の大石哲司氏と、約六百票差で涙をのんだ大石裕之氏が立候補を表明している。

 大石哲司氏は、旧榛原町長四期、県議四期の豊富な経験を生かして、国や県との太いパイプをアピール。本人は二月下旬から体調を崩しているが、後援会では知名度の高さにおごらず、引き締めを図っている。

 大石裕之氏は、世代交代を旗印にして、行動力とパワーをPR。「命」最優先の環境づくりなどを掲げ、一人区の県議は団体や組織に偏らず、万人の意見を吸い上げることが大事と訴え、牧之原市に浸透を図っている。

◆藤枝市(定数二) 現職の他には動き見られず
落合慎悟 66 自現(2)
佐野愛子 59 民現(3)

 議席を分け合う自民、民主の現職の他に出馬の動きは見られない。無投票になれば、合併前の旧藤枝市時代以来二十八年ぶり。

 落合氏は志太地域の一体的な発展を求め、志太中央幹線の整備促進や国道1号藤枝バイパスの四車線化を訴える。

 元小学校教諭の佐野氏は、教育環境や子育て環境の充実など、働く女性の目線に立った主張を展開する。

◆焼津市(定数三) 自民の3氏と新人の争いに
杉山仁志 57 自新
塚本大 40 自現(1)
諸田洋之 48 無新
良知淳行 50 自現(1)

 自民の三氏と無所属新人の四氏の争い。現職は塚本、良知両氏に加え、二年前の補選で当選した加藤与志男氏の自民三氏が独占。引退を決めた加藤氏が後継に元島田信金支店長の杉山氏を据えた。

 杉山氏は地元企業に顔が広く、中小企業支援策の充実などを掲げる。元維新で加藤氏と補選を争った諸田氏は「自民ばかりに偏っては多様な民意が届かない」と再び挑戦し、浜岡原発の廃炉や津波対策の強化を訴える。

4727チバQ:2015/03/29(日) 19:40:04
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/shizuoka/CK2015032202000031.html
県議選 選挙区情勢<6> 
2015年3月22日

(立候補予定者の並びは五十音順、カッコは当選回数)

◆静岡市葵区(定数五) 自、民、公の現職に共産の新人が挑む

天野進吾 73 自現(8)
天野一 72 自現(7)
小長井由雄 61 民現(3)
高田好浩 58 公現(2)
森大介 46 共新
山田誠 53 自現(3)

 自民、民主、公明の現職五人が出馬。共産は新人を擁立し、四年ぶりの議席奪取を目指す。

 自民は、ともに議長経験がある天野進吾氏、天野一氏に加え、四選を目指す山田氏が支持固めを進める。県都で三議席を確保し、影響力の維持を図る。

 民主・小長井氏、公明・高田氏も支持基盤の引き締めに懸命。現行の選挙区になった二〇〇七年以降、現職五人の顔ぶれは変わっていない。

 共産・森氏は一三年の参院選に出馬した。浜岡原発の再稼働反対などを訴える。

◆静岡市駿河区(定数四) 5氏出馬表明 4氏が40歳代
相坂摂治 41 自現(1)
佐地茂人 44 自現(1)
鈴木智 45 民現(1)
鈴木千佳 44 共新
前林孝一良 61 公現(4)

 出馬表明した五人のうち四人が四十代。若手が多く、現職四人と新人一人が争う。

 自民の相坂、佐地両氏はともに市議出身。自民推薦の現職が出馬する静岡市長選とも連動し、県市連携の必要性などを訴える。

 民主・鈴木智氏は、危険ドラッグ対策など四年間の実績を街頭演説などでアピール。共産・鈴木千佳氏は前回選も出馬した。母親の視点から福祉の充実や原発再稼働反対を打ち出す。

 五期目を目指す公明党県副代表の前林氏は防災の充実などを訴え、幅広い世代への浸透を図る。

◆静岡市清水区(定数四) 無投票が一転 5氏の争いに
外岡宗雄 63 無新
中沢通訓 70 無現(6)
林芳久仁 70 民現(3)
深沢陽一 38 自現(1)
盛月寿美 47 公現(1)

 今月上旬に無所属新人が出馬の方針を示し、無投票の情勢が一転した。現職四人に新人が挑む。

 第二会派のふじのくに県議団会長の林氏と、無所属議員でつくる「富士の会」代表の中沢氏はベテランの強みを生かして戦う。ともに知事との連携の実績もアピールする。

 自民・公明の二氏はともに二期目を目指す。三十代の深沢氏は若さ、盛月氏は女性の視点を打ち出し、政権与党として国政との連携も訴える。外岡氏は、沿岸部の人口減少対策や財政の健全化を打ち出す。

4728チバQ:2015/03/29(日) 19:42:23
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/shizuoka/CK2015032202000031.html
県議選 選挙区情勢<7> 
2015年3月23日

(立候補予定者の並びは五十音順、カッコは当選回数)

◆富士宮市(定数二) 現職の2人に新人挑む構図

木内  満 35 無新

吉川 雄二 63 自現(6)

四本 康久 53 民現(2)

 現職二人に新人が挑む構図。保守票の行方が鍵を握る。

 木内氏は新人として二度目の挑戦。子育て世代への共感を広げ、保守層や無党派層への浸透を狙う。

 吉川氏は市長選転出を昨秋まで検討していたが断念。自民票の取りまとめに躍起になっている。

 四本氏は川勝知事を支えた実績を強調。連合静岡の推薦を受け、労組票を固めていく。

◆富士市(定数五) 5議席8人争う

植田  徹 65 無元(5)

遠藤  栄 73 自現(8)

岡村 義久 49 無新

菊池 初彦 62 無元(1)

桜町 宏毅 49 民現(2)

鈴木 澄美 59 自現(1)

西村 綾子 67 共新

早川 育子 55 公現(3)

 現職四人、元職二人、新人二人が五議席を争う激戦区。自民党籍を持つ五人が保守票を奪い合う。

 元職は自民党員ながら無所属で出馬する植田氏と、自民推薦の無所属の菊池氏。それぞれ地盤の市西部、東部以外への支持拡大を図る。新人で自民推薦を受ける無所属・岡村氏は世代交代を訴える。

 自民公認の遠藤氏は八期の実績を武器に市南部の票を固め、鈴木氏は福祉教育の充実を主張する。

 保守混戦の中、民主・桜町氏、公明・早川氏は着実に組織固めを進める。西村氏は市議出身の経歴を生かし、共産ゼロ議席の解消を目指す。

◆沼津市(定数四) 5氏の争いで選挙戦公算大

近藤 泰平 55 無新

杉山 盛雄 56 自現(4)

多家 一彦 67 自現(6)

蓮池 章平 61 公現(4)

曳田  卓 61 民現(1)

 沼津駅周辺の鉄道高架化事業見直しを訴える市民グループが一月末、候補者擁立を表明。現職四人と新人一人による選挙戦となる公算が大きい。

 近藤氏は事業の是非を争点に、浜岡原発の再稼働反対も主張。

 杉山氏はインフラ整備などの実績を強調、企業誘致を訴える。

 県議会議長を務める多家氏は、六期務めた実績を武器に戦う。

 蓮池氏は組織固めに力を注ぎ、若年層への浸透も狙う。

 曳田氏は連合静岡から推薦を受け、地域経済活性化を強調する。

4729チバQ:2015/03/29(日) 19:44:15
性と名の間のスペース消すの忘れたのでもう1回

http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/shizuoka/CK2015032202000031.html
県議選 選挙区情勢<7> 
2015年3月23日

(立候補予定者の並びは五十音順、カッコは当選回数)

◆富士宮市(定数二) 現職の2人に新人挑む構図
木内満 35 無新
吉川雄二 63 自現(6)
四本康久 53 民現(2)

 現職二人に新人が挑む構図。保守票の行方が鍵を握る。

 木内氏は新人として二度目の挑戦。子育て世代への共感を広げ、保守層や無党派層への浸透を狙う。

 吉川氏は市長選転出を昨秋まで検討していたが断念。自民票の取りまとめに躍起になっている。

 四本氏は川勝知事を支えた実績を強調。連合静岡の推薦を受け、労組票を固めていく。

◆富士市(定数五) 5議席8人争う
植田徹 65 無元(5)
遠藤栄 73 自現(8)
岡村義久 49 無新
菊池初彦 62 無元(1)
桜町宏毅 49 民現(2)
鈴木澄美 59 自現(1)
西村綾子 67 共新
早川育子 55 公現(3)

 現職四人、元職二人、新人二人が五議席を争う激戦区。自民党籍を持つ五人が保守票を奪い合う。

 元職は自民党員ながら無所属で出馬する植田氏と、自民推薦の無所属の菊池氏。それぞれ地盤の市西部、東部以外への支持拡大を図る。新人で自民推薦を受ける無所属・岡村氏は世代交代を訴える。

 自民公認の遠藤氏は八期の実績を武器に市南部の票を固め、鈴木氏は福祉教育の充実を主張する。

 保守混戦の中、民主・桜町氏、公明・早川氏は着実に組織固めを進める。西村氏は市議出身の経歴を生かし、共産ゼロ議席の解消を目指す。

◆沼津市(定数四) 5氏の争いで選挙戦公算大
近藤泰平 55 無新
杉山盛雄 56 自現(4)
多家一彦 67 自現(6)
蓮池章平 61 公現(4)
曳田卓 61 民現(1)

 沼津駅周辺の鉄道高架化事業見直しを訴える市民グループが一月末、候補者擁立を表明。現職四人と新人一人による選挙戦となる公算が大きい。

 近藤氏は事業の是非を争点に、浜岡原発の再稼働反対も主張。

 杉山氏はインフラ整備などの実績を強調、企業誘致を訴える。

 県議会議長を務める多家氏は、六期務めた実績を武器に戦う。

 蓮池氏は組織固めに力を注ぎ、若年層への浸透も狙う。

 曳田氏は連合静岡から推薦を受け、地域経済活性化を強調する。

4730チバQ:2015/03/29(日) 19:44:47
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/shizuoka/CK2015032402000213.html
県議選 選挙区情勢<8>
2015年3月24日

(立候補予定者の並びは五十音順、カッコは当選回数)

◆御殿場市・小山町(定数二) 2現職に新人挑む
池谷晴一 65 民現(3)
勝又英博 58 無新
和田篤夫 63 自現(1)

 自民・民主の現職二人に対し、無所属の新人一人が挑む構図になる見込み。

 連合静岡から推薦を受けた池谷氏は、三期十二年の実績を強調。富士山の火山防災や環境保全を掲げる。

 勝又氏は、選挙区を細かく回って名前の浸透を図る。地元で活躍できる人材の育成を主張する。

 和田氏は陸上自衛隊出身。陸自駐屯地のまちの組織票を固め、危機管理への取り組みを訴える。

◆裾野市(定数一) 現職のみ出馬 無投票の公算
鳥沢由克 61 自現(1)

 自民・鳥沢氏が再選を目指す。地元JAや建設業界などから推薦を受け、市内で着々と支持を固めている。

 前回は民主現職との一騎打ちだったが、無投票になる公算が大きい。

◆清水町・長泉町(定数一) 民主と自民が1議席を競う
高田泰久 68 民現(3)
坪内秀樹 49 自新

 民主現職と自民新人による一騎打ちとなる可能性が高い。両者が地元票をいかにまとめるかが鍵となりそう。

 長泉町出身の高田氏は連合静岡やJAなんすんなどから推薦を受けた。両町に事務所を構えてミニ集会を重ねており、観光資源の活用強化を訴える。

 清水町出身の坪内氏は、清水町議から転身を狙う。長泉町も回って保守層への浸透を図る。子育て支援策や高齢者福祉の充実を主張している。

4731チバQ:2015/03/29(日) 19:45:38
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/shizuoka/CK2015032502000208.html
県議選 選挙区情勢<9>
2015年3月25日

(立候補予定者の並びは五十音順、カッコは当選回数)

◆三島市(定数二) 自、民、無 三つどもえの争い
遠藤行洋 53 民現(1)
古長谷稔 43 無新
宮沢正美 65 自現(2)
 自民・宮沢氏と民主・遠藤氏の現職二人に、無所属新人の古長谷氏が挑む激戦となりそうだ。

 宮沢氏は農業関係を中心に三十九団体から推薦を受け、組織戦で保守層を固めている。

 遠藤氏は支持基盤の労組票に加え、元アナウンサーの知名度を武器に広く浸透を図る。

 三島市議の古長谷氏は、子育てしながら安心して働ける環境づくりを訴え、支持拡大を狙う。

◆函南町(定数一) 自民の現職に 民主新人挑む
塩崎敬子 59 民新
仁科喜世志 64 自現(1)

 再選を目指す自民・仁科氏と新人の民主・塩崎氏が一議席を争う。

 仁科氏は三十を超える団体の推薦を受け、後援会女性部を中心に組織戦を展開。防災の視点から伊豆縦貫自動車道の整備を主張し、保守層を固める。

 塩崎氏は党支持基盤の労組票固めに加え、母親や生活者として女性の視点をアピール。女性県議が少ない点を訴え、子育て世代への浸透を図っている。

◆伊豆の国市(定数一) 自民、無所属 2氏一騎打ち
土屋源由 57 自現(1)
増山敬一 56 無新

 自民現職に民主系の新人が挑む一騎打ち。二〇一三年の補選で無所属新人三氏の争いを制した土屋氏は、県議や旧伊豆長岡町議、伊豆の国市議の経験をアピール。市内だけでなく伊豆半島全体で観光や人口減対策が必要だと訴えている。

 民主の推薦を受ける増山氏は、支持基盤の労組への浸透を図る。地元の衆院静岡6区選出の渡辺周氏の秘書を務めた経験を前面に出し、観光や歴史などの情報発信の変革を主張している。

4732チバQ:2015/03/29(日) 19:48:06
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/nagano/CK2015032202000211.html
<県議選 各区の情勢>(1)南信地区(上)
2015年3月22日

 四月三日告示、十二日投開票の県議選(定数五八)まで二週間を切った。選挙戦は、国の進める地方創生や、二〇二七年の開業に向けて本格工事が始まるリニア中央新幹線への対応などが焦点となりそうだ。県議会の政党勢力図がどう変化するかも注目される。二十六選挙区の情勢を探った。

【飯田市区】(定数三)
古田芙士74自現(7)
小池清57自現(3)
水野力夫35共新
小島康晴59無現(2)

 現職三人に新人一人が挑む。他にも無所属新人が立候補の意向を示しており、近く正式表明する。リニア中央新幹線中間駅へのアクセス道路整備が具体化する中、リニアを見据えた街づくりをめぐる論戦になりそうだ。

 八選を目指す古田は強固な組織を背景に支持拡大を狙い、青年部をつくって若年層や無党派層への食い込みも目指す。長年の経験や知識を生かした県と地元のパイプ役の必要性を強調する。

 小池は市内全域に後援会組織を置き、あいさつ回りを展開。リニアを契機にした中北信地域との格差解消を訴える。第二県庁設置を模索する県議らでつくる研究会の会長である点もアピールする。

 水野は昨年の衆院選で得た票の上積みを目指し、無党派層への浸透を図る。国道沿いでの街宣のほか、保育園の近くで医療費の窓口無料化などを訴え、子育て世代を中心に支持拡大を目指す。

 前回トップ当選の小島は労組への働きかけや各種団体への推薦取り付けを強める。地盤の中心市街地に重点を置きつつ各地でミニ集会も計画。人口減で存続が危ぶまれる集落への対応を訴える。

【伊那市区】(定数二)
向山公人72自現(4)
酒井茂62無新

 昨年中に立候補を表明した現職、新人各一人が着々と準備を整えている。

 向山は市内各地区の後援会支部を中心に支持固めを図り、商工業団体の支援も取り付けた。リニア開業を見据えた地域振興や、来年開校予定の南信工科短期大学校を中心にした人材育成を訴える。

 酒井は副市長を含めた行政経験と即戦力をアピール。引退する木下茂人が支援の意向を示している。後援会の組織づくりは中山間地から進め、高速交通網整備を念頭にした産業振興を強調する。

【下伊那郡区】(定数二)
高橋岑俊70自現(1)
吉川彰一44無現(2)
児島博司65無新

 郡北部に地盤を持つ現職二人に、南部出身の新人一人が挑む。

 高橋は宮下一郎財務副大臣や吉田博美参院議員の後援会から支援を受け、郡内十三町村すべてに支部を置く。第二県庁の早期実現やリニア開業を見据えた地域活性化を訴える。

 民主推薦の吉川は一月に脳出血で倒れて入院中だが、今月末には退院の予定。後援会は地元を中心に票固めに力を入れており、医療福祉体制の充実などに重点を置く。

 児島は郡南部から北部への浸透を図る。「地方事務所の機能を充実すべきだ」と第二県庁設置には反対し、経営者の立場から飯田下伊那の一体的な発展を訴える。

【駒ケ根市区】(定数一)
佐々木祥二63無現(4)

 佐々木のほかに立候補の動きは表面化しておらず、無投票の可能性がある。後援会事務所開きには宮下財務副大臣、杉本幸治市長、保守系市議らが勢ぞろいし、強固な関係をアピールした。

【注】立候補予定者の掲載順は政党、諸派、無所属で、政党は衆院勢力順。同一党派では現職、元職、新人の順で、現職は当選回数順。新人は五十音順。党派略称は、自民=自、民主=民、公明=公、共産=共、社民=社、諸派=諸、無所属=無。

 (敬称略、統一地方選取材班)

4733チバQ:2015/03/29(日) 19:49:13
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/nagano/CK2015032302000226.html
<県議選 各区の情勢>(2)南信地区(下)
2015年3月23日

【上伊那郡区】(定数二)
垣内基良65自現(3)
寺平秀行40民新
小林伸陽71共現(4)
矢ケ崎克彦72無新

 四人の地盤が、郡北部に集中。各陣営は地元の票固めと郡南部の支持拡大に奔走しており、激戦となりそうだ。

 垣内は景気対策や防災強化などが重点政策。郡内六町村に事務所を置き県政報告会を開く。宮下一郎財務副大臣の支援を受ける。

 寺平は箕輪町議を二期経験。県政二度目の挑戦で、街頭演説やネットで政策を訴える。世代交代を掲げ、若さを前面に出して戦う。

 小林は党組織を基盤に活動を展開。格差是正や政権の憲法改定反対を強く訴える。小集会を開き、党支持層以外への浸透を図る。

 矢ケ崎は辰野町長四期の実績、国や県との人脈を強調する。阿部県政を支える立場を明言。飯島勲内閣官房参与が支持している。

【茅野市・富士見町・原村区】(定数二)
今井敦53自現(2)
小池久長54無現(1)

 現職の二人以外に表立った動きはなく、無投票の可能性が高まっている。

 今井は県政懇談会を精力的に開き、実績を前面に人口減少対策などの政策をアピール。地元茅野市内全十地区と原村の後援会組織を軸に支持拡大を図る。

 小池も集落や支援団体単位にミニ集会を重ね、地域の声を県政に届ける姿勢を強調。公共交通網の充実などを訴え、浸透を図る。連合長野の推薦も得た。

【岡谷市・下諏訪町区】(定数二)
小松稔62自現(2)
毛利栄子63共元(2)
武井茂夫46無新
浜章吉67無新

 現職、元職、新人の計四人が政党色と地域色が入り交じった激しい前哨戦を展開する。

 小松は現職として実績も訴えながら、地域ごとの後援会支部組織を中心に支援者の拡大に力を注ぐ。陣営は「大変厳しい選挙」と危機感を強める。

 毛利は子ども医療費の窓口負担無料化などを訴える。「安倍政権の暴走を地方政治から変える」と、議席奪還へミニ集会や街頭演説を精力的にこなす。

 武井は民主、社民、連合長野の推薦を受ける。後継指名する民主現職野沢徹司氏らとあいさつ回りをこなし、若さを前面に出して支援者拡大を図る。

 政党の支援を受けない浜は「政党ではなく、真に地域に貢献できる(人の)選択を」と訴え。さらに組織を引き締め、無党派層を中心に浸透を図る。

【諏訪市区】(定数一)
今井愛郎45無新
森山広55無新
横山真43無新

 市議二人と元市議一人が名乗りを上げ、三つどもえの様相。いずれも上諏訪地区が地盤で、旧村部にどれだけ入り込めるかが鍵となりそうだ。

 元市議の今井は「有権者の選択肢を広げたい」と出馬を決断、子育て・教育施策の充実を訴える。四年前は市長選に挑んだ。培った人脈を生かして政策浸透を目指す。

 市議の森山は「無投票にすべきではない」と今月中旬に立候補を表明。阿部知事を支持する姿勢を示し、大学の同窓生らを中心に組織づくりを急ぐ。県議選は二度目の挑戦。

 二月に出馬表明した市議の横山はインフラ整備の推進などを掲げ、同世代の商工関係者らを母体に支持拡大を狙う。自民の推薦を取り付け活動を活発化させる構えだ。

 【注】 立候補予定者の掲載順は政党、諸派、無所属で、政党は衆院勢力順。同一党派では現職、元職、新人の順で、現職は当選回数順。新人は五十音順。党派略称は、自民=自、民主=民、公明=公、共産=共、社民=社、諸派=諸、無所属=無。

 (敬称略)

4734チバQ:2015/03/29(日) 19:49:55
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/nagano/CK2015032402000236.html
<県議選 各区の情勢>(3)中信地区(上)
2015年3月24日

【松本市区】(定数六)
萩原清64自現(6)
本郷一彦68自現(5)
下沢順一郎55民現(2)
中川宏昌44公現(1)
両角友成61共現(1)
中川博司56社現(1)
手塚大輔32諸新

 主要政党が公認する現職六人に新人一人が挑む構図だ。政党対決の様相を呈し、舌戦が熱を帯びている。

 萩原は地元の市東部を中心に市全域に後援会組織をつくる。安倍内閣の経済政策アベノミクスの恩恵を信州に呼び込もうと景気回復と雇用促進を掲げる。

 本郷は議長や党県議団長を務めた実績を強調。県内で昨年相次いだ災害を教訓に防災や減災対策を強化し、県民の安全を守ると訴えている。

 下沢は県営松本空港の活性化、中部縦貫道の早期実現を主張。連合長野の推薦を受けたほか、経営者や農業者、主婦層への浸透も目指す。

 中川宏昌は市内の支援者宅などで連日、ミニ集会を重ねる。「地方創生」事業を着実に実行し、社会保障や防災といった生活に身近な施策強化も掲げる。

 中川博司は、支持母体の労組や地元支持者らとの意見交換などで支持を呼び掛ける。子どもの貧困対策や女性が活躍できる社会の実現などを強調する。

 両角は現県政を「オール与党」と批判し、全面対決する構えを見せる。昨年の衆院選での党躍進を追い風に、街頭演説に力を入れて支持を求めている。

 手塚は政治団体有志党の幹事長を務める。利益誘導型の政治の打破を主張し、農業や教育施策の充実のほか、少子化問題への対応強化など訴える。

【大町市区】(定数一)
諏訪光昭63無現(2)
重田康宏60無新

 三選を目指す現職と新人が立候補し、八年ぶりの選挙戦になりそうだ。

 諏訪は、団体や企業など六十ほどの推薦を受け、市内各地で県政報告会を開いて二期の実績をアピールし、浸透を図っている。

 重田は団体などの推薦は求めず、出身高校OBらに支持を呼び掛け、街頭活動も展開。観光振興や農業の六次産業化などを訴える。

【北安曇郡区】(定数一)
内山重喜56自新
宮沢敏文62無現(5)

 六選を目指す現職に新人が挑み十二年ぶりの選挙戦となりそう。

 自民公認の内山は建設や食品関連の企業・団体から支持を受ける。復興対策などの強化を訴え街頭活動などで支持を呼び掛ける。

 宮沢は約五百五十団体から推薦を受け、各地で集会を百回以上こなす。地震からの早期復興や地域医療の充実などを掲げる。

 【注】立候補予定者の掲載順は政党、諸派、無所属で、政党は衆院勢力順。同一党派では現職、元職、新人の順で、現職は当選回数順。新人は五十音順。党派略称は、自民=自、民主=民、公明=公、共産=共、社民=社、諸派=諸、無所属=無。

 (敬称略)

4735チバQ:2015/03/29(日) 19:50:34
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/nagano/CK2015032502000234.html
<県議選 各区の情勢>(4)中信地区(下)
2015年3月25日

【塩尻市区】(定数二)
続木幹夫57民現(1)
備前光正52共元(2)
青柳充茂62無新
丸山大輔40無新

 二議席に四人が挑む構図で、激戦が予想される。

 続木は、街頭演説やミニ集会などで支持拡大を図る。手話通訳士の待遇改善など一期目の実績や阿部守一知事との信頼関係を強調。二期目は即戦力として活躍できると訴える。

 前回選で破れた備前は、党地区委員会を挙げて議席の奪還を目指す。阿部県政との対立姿勢を明確にし、共産以外のオール与党の県政をストップさせると意気込む。

 青柳は、地元の洗馬地区に後援会支部を置き、支援者との意見交換会などを開いて幅広い支持を目指す。松本地域の広域体制の強化や松本空港の国際化に取り組むと主張する。

 丸山は、今期で引退する小松千万蔵氏(72)の後援会や小口利幸市長の支援を軸に支持拡大を図る。自民推薦と公明支持を受けた。若さをアピールし、知名度アップを狙う。

【安曇野市区】(定数二)
望月雄内73自現(6)
甕裕一44民現(2)
寺沢功希40無新

 自民、民主の現職に新人が挑む。二期ぶりの選挙戦となる見通しだ。

 七選を目指す望月は農業政策を重視。豊富な経験と実績をアピールし、地元の穂高地域を中心に市内全域で支持拡大を図る。

 甕は力強い産業の推進や雇用創出、労働環境の改善などを掲げる。インターネットを利用し、若い世代にも支持を呼び掛ける。

 寺沢は連続無投票を懸念し、立候補を表明した。四人の子どもを育てている自身の経験を踏まえ、子育て施策の充実などを訴える。

【木曽郡区】(定数一)
村上淳60無現(3)
三浦茂樹46無新

 四期目を目指す現職に新人が挑み、前回選に続いて一騎打ちの選挙戦となりそうだ。

 副議長を務める村上は三期の実績を強調。郡内に九つある後援会支部ごとの県政報告会を終え、さらに集会を重ねている。「地域の将来像を決める選挙」と表情を引き締める。

 三浦は二度の国政挑戦を経て、初めて県議選に出馬する。年明けから朝のつじ立ちを続け、各地での集会やあいさつ回りに力を注ぐ。「反応はいい」と意気が上がっている。

【東筑摩郡区】(定数一)
清沢英男65自現(3)

 四選を目指す清沢は郡内五村で集会などを重ね、支持拡大を図る。人口減少問題への対応や子育て支援、働く場確保の充実を挙げ「地方創生で地域を元気にしたい」と訴える。

 ほかに立候補の動きはなく、三回連続で無投票の公算が大きい。

 【注】立候補予定者の掲載順は政党、諸派、無所属で、政党は衆院勢力順。同一党派では現職、元職、新人の順で、現職は当選回数順。新人は五十音順。党派略称は、自民=自、民主=民、公明=公、共産=共、社民=社、諸派=諸、無所属=無。

 (敬称略)

4736チバQ:2015/03/29(日) 19:51:49
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/nagano/CK2015032602000266.html
<県議選 各区の情勢>(5)北信地区
2015年3月26日

【長野市区】(定数一〇)
風間辰一52自現(4)
西沢正隆43自現(4)
埋橋茂人62民新
太田昌孝53公現(2)
和田明子55共現(2)
山口典久54共新
竹内久幸61社現(4)
高橋宏76無現(6)
鈴木清67無現(3)
高島陽子46無元(1)
鎌倉希旭32無新
中島嘉一郎69無新
松橋達生49無新
宮川好正64無新
若狭清史34無新

 自民県連幹事長の石田治一郎氏が昨年死去し、民主県連幹事長の倉田竜彦氏と共産県議団長の石坂千穂氏が引退。ベテランが相次いで議席を離れる。

 自民は、石田氏の後継は立てず現職の風間、西沢の二氏が立候補する。自民の推薦を得た新人松橋は出身地などに重点を置く。県議会で県政ながのに所属する鈴木も推薦を受けた。

 同じ県政ながのの高橋は、後援会回りで六期の実績を訴える。

 民主は倉田氏の後継に埋橋を擁立し、組織固めを図る。

 公明の太田は支援者のあいさつ回りを重ね地方創生を訴える。

 共産は石坂氏の後継に山口を擁立。三期目を目指す和田とともに、党勢の拡大を図る。社民の竹内は後援会の支持者回りに力を入れる。

 高島は無所属で出馬。女性の立場を訴える。鎌倉は起業支援を訴え中山間地も積極的に回る。市東北部が地盤の宮川は青少年の健全育成などを訴える。

 中島は松代地区が地盤。市南部の地域代表として支持を求める。若狭は会社の朝礼などを回り、健康都市推進や地方創生を訴える。

【須坂市・上高井郡区】(定数二)
村石正郎75自現(5)
土谷フミエ67共新
永井一雄72無現(3)
堀内孝人66無新

 前回の無投票から一転、四氏による激戦となる。自民の村石は支援者へのあいさつ回りをこなし、共産の土谷は子どもの医療費窓口無料化などを訴える。永井は三期の実績で支持層を固める。新人で元須坂市議の堀内は、保守層の支持獲得を目指す。

【中野市・下高井郡区】(定数二)
丸山栄一59自現(2)
小林東一郎56無現(2)
深井克純58無新

 丸山は前回推薦だった自民の公認を得た。小林は民主、社民の推薦を受け、新人深井は知名度向上を狙う。

【千曲市・埴科郡区】(定数二)
下崎保77自現(7)
荒井武志63無現(1)
小川修一47無新

 自民の下崎は、ミニ集会を重ねて七期の実績を訴える。民主、社民の推薦を得た荒井もミニ集会で支持拡大を狙う。新人の小川は前回に続く挑戦。

【飯山市・下水内郡区】(定数一)
宮本衡司63無(3)

 宮本は新幹線延伸による観光活性化や、震災五年目に入った栄村の産業振興を訴える。

【上水内郡区】(定数一)
服部宏昭70自現(6)

 服部は選挙区の二町一村をまんべんなく回り、防災対策に力を入れる。

 【注】立候補予定者の掲載順は政党、諸派、無所属で、政党は衆院勢力順。同一党派では現職、元職、新人の順で、現職は当選回数順。新人は五十音順。党派略称は、自民=自、民主=民、公明=公、共産=共、社民=社、諸派=諸、無所属=無。

(敬称略)

4737チバQ:2015/03/29(日) 19:52:34
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/nagano/CK2015032702000230.html
<県議選 各区の情勢>(6)東信地区
2015年3月27日

【上田市・小県郡区】(定数四)
平野成基65自現(5)
清水純子50公現(1)
高村京子61共現(4)
堀場秀孝59無現(1)

 定数と同じ現職四人が立候補を表明している。

 平野は、地元の上田市南部を中心に、経済活性化や観光振興を訴え、経済団体への浸透を図る。

 前回トップ当選の清水は「前回選のことは忘れて取り組む」と講演会を重ね地域医療や女性の活躍を訴える。

 高村は、大小の集会で組織の引き締めを図りつつ、街頭活動での支持取り込みにも力を入れる。

 堀場は、健康長寿の街づくりを掲げる。後援会を引き締めつつ、中高の同級生を中心に支持拡大を狙う。

【小諸市区】(定数一)
山岸喜昭63無現(1)
 山岸は、少子化対策や市内の農業大学校を中心とした農業振興などを訴える。無投票になる可能性がある。

【佐久市・北佐久郡区】(定数四)
桃井進55自現(1)
藤岡義英43共現(1)
今井正子65無現(3)
清水秀三郎47無現(2)
小山仁志39無新
花岡賢一35無新

 現職四人と新人二人がひしめき合い、国会議員らがそれぞれ候補を支援する激戦区。

 再選を目指す桃井は自民公認で、木内均衆院議員が支援する。藤岡は共産の議席死守を目指す。衆院議員の井出庸生氏は今井、清水、小山を支援する。花岡は前衆院議員の寺島義幸氏の元秘書。選挙戦では「千曲会」などの支援を受ける。

【東御市区】(定数一)
石和大50無現(1)

 石和は、市内に七十ある後援会を中心にミニ集会を重ねる。少子化対策や農業の六次産業化を訴える。

【南佐久郡区】(定数一)
依田明善52無現(1)

 依田は、郡内の六町村で県政報告会を開き、支持拡大を図る。農業や山岳観光の振興を軸とした中山間地活性化を訴えている。

=終わり

【注】立候補予定者の掲載順は政党、諸派、無所属で、政党は衆院勢力順。同一党派では現職、元職、新人の順で、現職は当選回数順。新人は五十音順。党派略称は、自民=自、民主=民、公明=公、共産=共、社民=社、諸派=諸、無所属=無。

4738チバQ:2015/03/29(日) 19:53:58
石川
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/ishikawa/CK2015031702000226.html
県議選直前情勢1
2015年3月17日

 統一地方選・前半の県議選は四月三日告示(同十二日投開票)まで二週間余りに迫った。住民の意向を県政に反映させる重要な役割を担う県議を選ぶ四年に一度の貴重な機会だが、現時点で無投票の可能性が高い選挙区も多い。一票を行使できるか否か。県内十五選挙区の情勢を紹介する。

鳳珠郡選挙区(定数1)

「一枚岩に」強い声

 能登町と穴水町の鳳珠郡選挙区(定数一)は前回、能登町笹川から出馬した新人山口彦衛氏が初当選。穴水町の元職が出馬を取りやめ、民主推薦の現職との一騎打ちを制した。今回は一転、住民から「地域の主導権争いをしている場合ではない」「奥能登のため一枚岩になるべきだ」などの声が多く、無投票の公算が大きい。

 能登町で注目されるのは、山口氏と持木一茂町長の関係。前回は持木町長が落選した現職を支持し、二〇一三年の町長選では山口氏が村長を務めた旧柳田村地区の町議が一時、立候補の構えを見せた。区長の一人は「本命は山口さん本人だった」と明かす。

 しかし、両者の対立はそれ以上深まらず、持木町長は無投票で再選。両者の足場が固まったその後は、目立った動きはない。別の町議は「山口氏の元村長らしい行政への対応、県と地元をつなぐ役割を評価する声は高まっている。最近は二人とも融和路線、大人の対応といった感じ」と評する。

 観光業関係者からは「内輪の争いによる悪い印象を、地域全体が警戒している」との声も上がる。

 前回、当時与党だった民主の推薦で落選した元職は政治活動から離れているといい、元陣営幹部は「民主対自民の構図はここ数年で薄くなった」ときっぱり。一二年に政権に返り咲いた自民の一強ぶりも影響していることを示唆し「目立つ人材もいない。奥能登の停滞を打破するため、現職に期待し一丸で送り出す雰囲気づくりが目立つ」と話す。

 穴水町では、元職の周辺で擁立を模索する動きもあったが進展せず、ほぼ無風。ある区長は「県に対する要望などを考えると、現職に任せた方が奥能登で一枚岩になりやすいのでは」とみる。

 町内で候補者が立たない背景には、過疎化による人材不足も挙げられるが、自営業の男性は「仮に擁立しても人口が倍の能登町に勝てない」と分析する。

 (志村拓、加藤健太)

 【立候補予定者】

  山口彦衛(69)自現(1)

 (氏名、年齢、自は自民党公認、現は現職、丸数字は当選回数、敬称略)

鹿島郡選挙区(定数1)

対立候補名前なく

 中能登町の鹿島郡選挙区(定数一)は県議長も経験した自民党現職の山田省悟氏(67)=久江=が出馬予定。現時点で他に動きはなく無投票とみられる。

 山田氏は今年一月に同町で開いた杉本栄蔵町長との新春互礼会で、観光振興や人口減少対策などを課題に挙げ「未来の子どもたちのために責任を果たしたい」と決意表明。杉本町長も、全面的な支持を呼び掛けた。

 山田、杉本両氏は、県議と町長の立場ですみ分け、友好関係を築いている。ともに一九九五年の県議選で初当選したが、三期目を目指した二〇〇三年県議選で杉本氏が落選。しかし二年後、中能登町合併後初の町長選で、杉本氏はライバルだった山田氏に推され無投票当選した。〇七年県議選は旧鳥屋町長の長屋一二氏が出馬し接戦だったが、その後は対抗勢力も影を潜めている。

 しかし、同町は昨年十二月の衆院選で、自民の北村茂男衆院議員と激戦の末に惜敗した近藤和也・民主党県連代表の地元。同町の得票は北村氏の倍で強固な支持基盤があり、政治的に中立の町議も「近藤さんが候補を立てれば支持する人は多いだろう」とみる。

 それでも近藤氏は「人材と勝機が見いだせれば候補を擁立したいが、今のところ具体的名前はない」と、擁立を否定。衆院選で近藤氏は同町で六千票余を得たが、山田氏の支持層と一部重なることもあり、県議選で支持者を困惑させる争いは避ける見通しだ。

 町民の一人は「若くて元気ある適任者がいれば面白くなるんだろうが。このままで良いと思っているわけではないが、諦めムードといったところ」とこぼす。 (荒木正親)

 【立候補予定者】

  山田省悟(67)自現(5)

4739チバQ:2015/03/29(日) 19:54:19
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/ishikawa/CK2015031802000220.html
県議選直前情勢2
2015年3月18日

羽咋郡北部選挙区(定数1)

16年ぶり無投票か

 「大丈夫 言われ出したら 要注意」。七日、七期目を目指す自民党現職の石田忠夫氏(72)=志賀町富来領家町=の後援会事務所開き。会長を務める志賀町の小泉勝町長が自作の川柳であいさつを締めると、石田氏の支援者からは余裕の笑い声がもれた。

 志賀町の羽咋郡北部選挙区(定数一)は、現時点の出馬予定者は石田氏だけ。一時は町出身の金沢市議の出馬が取り沙汰されたが、十六年ぶりに無投票となる公算が大きい。

 県議長、党県連幹事長も務めた石田氏。選挙戦を前提に気を引き締め「地域には地方創生に向け波風を立てたくない思いがある」と他の動きをけん制。小泉町長は「石田さんは実績も経験も十分。町民は安定を望んでいる」と後押しする。

 無風の要因について、旧富来町の石田氏と旧志賀町の小泉町長の良好な関係を指摘する声は多い。二人は二〇〇三年と〇七年の県議選で争い一勝一敗だったが、〇九年町長選で石田氏は一転、当時政治の表舞台から離れていた小泉氏を支援。以来、持ちつ持たれつの関係を築く。

 前回、石田氏と争った人物の元後援会関係者は「今は旧志賀から町長、旧富来から県議を出し、すみ分けできている。がっちり手を組む間は誰も勝ち目はない」と話す。

 北陸電力志賀原発の固定資産税の先細りや原子力防災など独自の重い課題を抱える志賀町。町民からは「選挙がないと政治に無関心になる」との声が漏れる一方、「選挙で争っても誰の得にもならん」と無風を歓迎する声も多い。 (渡辺大地)

【立候補予定者】

石田忠夫(72) 自現(6)

(氏名、年齢、自→自民党公認、無→無所属、現→現職、丸数字は当選回数、敬称略)

野々市市選挙区(定数2)

現職安定 関心薄く

 現職二人の無投票当選が濃厚となっている野々市市選挙区(定数二)。「よくいえばバランスが取れている。裏を返せば選択肢がない」。市内の五十代男性は冷めた様子だ。

 出馬する現職二人は、いずれも元野々市町議で、三期目を目指す県議会会派・県政石川の無所属、吉田修氏(52)=野代二=と、二期目を目指す自民党の徳野光春氏(57)=太平寺一。県内の自民一強の流れに乗りたい徳野氏、市長との近さで浸透を図る吉田氏がともに着々と準備を進める。

 非自民の流れをくむ粟貴章市長は今回、両氏の後援会事務所に自ら出向いてげき文を届けた。これに象徴されるように、住民からは「県内で最も狭い市域での政治的対立はまちづくりにプラスに働かない」と安定を志向する声も聞かれる。

 かつて、平成の大合併で白山市になった旧鶴来町や白山麓五村(旧河内村、旧吉野谷村、旧鳥越村、旧尾口村、旧白峰村)と同じ石川郡東南部選挙区だった野々市町時代は、激しい選挙戦を展開した時期もあった。

 野々市市の別の五十代男性は「野々市には白山麓の出身者も多い。地域で割り切れる選挙ではなかった」と振り返る。

 二回連続の無投票を経た前回二〇一一年四月の単独選挙区への移行時には吉田、徳野両氏を含む三氏による選挙戦となったが、投票率は43・81%にとどまり、両氏がダブルスコアの差で圧勝した。

 市は人口が急速に伸びている一方で、持ち家率41・7%(一〇年)と学生や転勤族の多い土地柄。投票率は毎回最下位を争う低迷が続く。新たな政治的うねりが生まれにくい背景について男性の一人は「住民の地元意識は低く、政治への関心は薄い」と分析する。

  (谷知佳)

【立候補予定者】

吉田修(52) 無現(2)

徳野光春(57) 自現(1)

4740チバQ:2015/03/29(日) 19:54:44
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/ishikawa/CK2015032002000237.html
県議選直前情勢3
2015年3月20日

河北郡選挙区(定数2)

攻防 地盤を越える

写真
 津幡、内灘両町の河北郡選挙区(定数二)は、いずれも自民党現職の米田昭夫(70)=三期、内灘町鶴ケ丘五、焼田宏明(57)=一期、津幡町庄=両氏のほか、元内灘町教育長で無所属新人の西尾雄次氏(66)=内灘町大根布七=が出馬表明している。米田、西尾両氏が地盤とする内灘を中心に、焼田氏の津幡を巻き込んだ激戦となりそうだ。

 同選挙区が選挙戦になれば、現在の区割りになって以降、補選を除き三回連続となる。

 初挑戦する西尾氏は、昨年十月に出馬表明し知名度アップを図る。「草の根」を掲げており、両町民有志による組織「サポーターズ」が活動を支える。役員は「とにかく人と会っている」と浸透を図る。

 地縁のある内灘に限らず、津幡でも精力的に活動。新興住宅地などを回り、中心街で声を上げる。県議会に新風を吹かせることや、教育、子育て支援といったソフト事業の充実を訴える。

 三期で県議会副議長も務めた米田氏相手に、支援者の一人は「アリがゾウに挑むようなもの」と冗談交じりに話すが、「会ってもらえれば人を引きつけられる」と人柄に自信を見せる。

 一方、米田氏は県技監を経て内灘町助役も経験した人脈などを生かした実行力を前面に。国が掲げる「地方創生」の下で、国や県と町をつないできた自身の役割が重要性を増すと強調する。三月下旬からは小まめに県政報告会を開く。

 内灘町では川口克則町長や大半の町議、区長らから全面支援を受け町内を一巡したが、津幡へのアピールにも心を砕く。自己紹介する小冊子は、内灘版と津幡版を初めて作製。実現した道路整備などのハード事業を別々に列記した。

 ある支援者は「津幡でも『静かに深く』やっている」。津幡を地盤とする同党の焼田氏に配慮しながらも、攻め込まざるを得ない状況を明かす。

 その焼田氏は、西尾、米田両氏の津幡町への“攻勢”に、危機感を募らせる。矢田富郎町長や多くの町議らとタッグを組んでおり、最優先に進めているのは「足元固め」(後援会役員)だ。

 町民と丁寧にやりとりを重ねることを基本に、矢田町長らとともに企業も回った。各地区で今後開かれる「励ます会」に顔を出し、無我夢中でやってきたという一期目の実績や「ふるさと発展」への思いを訴える。

 四年前は米田氏を大きく上回る一万票超を獲得して初当選したが、支援者からは上積みを求める声が大きい。焼田氏は「内灘に足を運ぶことも考えないと」。三陣営とも互いの地盤を越えた激しい攻防に身構えている。 (高橋淳)

 【立候補予定者】

 米田昭夫(70) 自現(3)

 焼田宏明(57) 自現(1)

 西尾雄次(66) 無新

 (氏名、年齢、自→自民党公認、無→無所属、現→現職、新→新人、丸数字は当選回数、現職、新人の順、現職は期数順。敬称略)

4741チバQ:2015/03/29(日) 19:55:08
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/ishikawa/CK2015032102000249.html
県議選直前情勢4
2015年3月21日

前回乱立から一転

能美市能美郡選挙区(定数2)

写真
 能美市能美郡選挙区(定数二)はいずれも自民現職の井出敏朗氏(52)=寺井町=と、善田善彦氏(50)=岩内町=が二期目を目指し出馬予定。民主党は自民一強の中で候補擁立を断念。共産党は「調整中」とするが告示まで約二週間となり焦りを隠せない。四人乱立の前回から一転、無投票の公算が大きくなっている。

 井出氏は昨年十月、善田氏は同十一月に出馬表明し、ともに三月上旬に市内に事務所を開いた。現時点で他に出馬表明はなく、陣営幹部は集まった支援者に「油断せず、他候補が決して出られないような状況をつくることが大事だ」などと引き締めを図った。二氏は「告示まで構図は分からない」と地元町会や企業、催しに細かく足を運ぶなど支持固めに力を注ぐ。

 前回、民主公認で戦った元職の沢田貞氏(62)は「自身や女性候補の擁立の可能性を探ったが、いずれも環境が整わなかった」と今回は見送る判断。背景として「自民の一強支配が強まった」ことを挙げる。

 この四年間で能美市からはいずれも自民の佐々木紀衆院議員(40)、宮本周司参院議員(43)が相次ぎ誕生。「環境は随分変わった。反自民の方から出馬を促す声もあったが、勝つことにこだわれば六、七千(票)では難しい」と明かす。

 一方、共産は市議二人を含め候補選定を進めるが、党加南地区の西村祐士委員長(60)は「議論がまとまらず難しい状況」と話す。「自共対決という限り最後まで可能性は探る。ただ、遅くなれば浸透も難しくなり、早くまとめたい」と気をもむ。

 無風の様相に、表向きは「油断大敵」を口にしつつも、市議の一人は「現職の二人は昨年から県政報告会を細かく開き、丁寧に要望を聞くなど精力的に活動してきた。選挙まで一カ月を切った今、他候補が出る隙は無い」と自信をのぞかせる。

 ただ、有権者の中には無風を残念がる声も。同市の六十代主婦は「選挙が無ければ現職二人の得票数は出ない。四年間の評価が形として見られないのは残念だ」と話した。 (世古紘子)

【立候補予定者】

井出敏朗(52) 自現(1)

善田善彦(50) 自現(1)

(氏名、年齢、自→自民党公認、現→現職、新→新人、丸数字は当選回数、年齢順、敬称略)

4742チバQ:2015/03/29(日) 19:55:26
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/ishikawa/CK2015032202000229.html
県議選直前情勢5
2015年3月22日

8人が乱立 大混戦

白山市選挙区(定数4)

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 白山市選挙区(定数四)は現職三人に、元職一人、新人四人の計八人が出馬表明。近年にない、し烈な選挙戦に突入しそうだ。

 同選挙区は現在、県議だった山田憲昭氏が昨年十一月の市長選で当選し欠員一。現職は県議長で五期の吉崎吉規氏(66)=自民党公認、剣崎町=と、いずれも一期の大口英夫(49)=同、新成三=、無所属の米光勲(61)=松本町=両氏の三人。

 現職三人は市長選で山田氏の対立候補で落選した前市長・作野広昭氏(58)=上小川町=支持に回り、市長選後は山田市政との協力関係構築が懸案。新人四人のうち、共産党公認の八田好弘氏(68)=八ツ矢町=を除く三人は、いずれも県と市のパイプ役の必要性を訴え対決姿勢を打ち出す。

 市長就任前に自民県議を三期務め県副議長も務めた元職の作野氏は二月下旬に出馬表明。早い時期から出馬が取りざたされていたが、「多くの方から市や県のために力を尽くしてほしいと声があった」と決意を固めた。

 作野氏にとっては市長選で応援してくれた県議三人と争う形になり、同氏出馬に疑問の声も。ある市議は「市長選で応援してもらった以上、今回は応援する立場に回るのが道理」と閉口する。別の市議も「二十五年の政治経験は重要だが、賛否両論あるのでは」と複雑な思いを明かす。

 山田氏の市長転身で県議不在の白山麓地域から、森喜朗元首相秘書出身で元市議の新人・横山隆也氏(50)=河内町久保=が出馬。市議会三月会議で市議を辞職し退路を断った。隣接する鶴来地域から地元の後押しを受け新人の車幸弘氏(46)=自民党推薦、鶴来大国町=が名乗り出た。父が合併前の旧鶴来町長で知名度があり、両地域の有権者数を見て二人とも当選する可能性があるとの見方の一方、地域内の票の奪い合いになる可能性もあり、緊張感が高まる。

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 昨年の市長選の影響は美川地域にも及んだ。同地域には現職米光氏と、無所属新人の竹内孝徳氏(41)=蓮池町=が後援会事務所を構えた。米光氏は県議だった兄の正次氏=享年六十二=死去に伴う昨年三月の県議補選で当選したが、補選で竹内氏の名前も挙がっていた。「美川を二分してはいけない」との地元の声が強かったことや、急死した現職の弟が立候補することなども踏まえ竹内氏は辞退した。

 しかし、県議だった山田氏の市長選勝利を受け竹内氏は「状況が一変した」と決意。父が旧美川町長だった知名度も生かし、県政とのパイプ役を訴えての出馬だが、地盤が重なる米光氏と票を取り合うことは必至で、共倒れを危ぶむ声もある。

 八田氏は、昨年の衆院選で目立った自民と共産の対決構図を土台に支持を広げたい考え。定数四の倍の八人の混戦に、各陣営は危機感を強める。各後援会は「まず地元から」と支援者を集め支持固めを急ぐ。

 市選管によると、二〇一一年の前回投票率は53・32%止まり。新興住宅地を歩き、若い世代に選挙参加を呼び掛ける方針の陣営もある。候補乱立で情勢が読みにくく、水面下の綱引きが激化している。 (稲垣遥謹)

【立候補予定者】

吉崎吉規(66) 自現(5)

大口英夫(49) 自現(1)

米光 勲(61) 無現(1)

作野広昭(58) 無元(3)

八田好弘(68) 共新

横山隆也(50) 無新

車 幸弘(46) (自)新

竹内孝徳(41) 無新

(氏名、年齢、自→自民党公認、共→共産党公認、無→無所属、(自)→自民党推薦、現→現職、元→元職、新→新人、丸数字は当選回数。現職、元職、新人の順。現職は当選回数と当選時期の順、新人は年齢順、敬称略)

4743チバQ:2015/03/29(日) 19:55:46
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/ishikawa/CK2015032402000218.html
県議選直前情勢6
2015年3月24日

課題山積 協調探る

珠洲市選挙区(定数1)

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 珠洲市選挙区(定数一)は、二期目を目指す自民党現職の平蔵豊志氏(38)=宝立町鵜島=の他に出馬の動きはみられず、無投票の可能性が高い。

 平蔵氏は二月から、市議会最大会派「政友会」の市議らの同行で市内のあいさつ回りに励む。三月中旬までに半分以上回り終えたといい、平蔵氏は「(あいさつ回りは)油断大敵との思いとともに、市民の声を直接聞いて県政の場へ届けるための機会とも考えている」と力を込める。

 平蔵氏は前回、市議から無所属で出馬。現職だった塚崎康彦氏を破り、初当選を果たした。塚崎氏は前々回、泉谷満寿裕市長らが擁立し無投票当選。しかし、泉谷市長は「(塚崎氏とは)連携を図ることが難しかった」とたもとを分かち、前回は平蔵氏の全面支援に転じた。市長は「二人三脚で連携が図れ、県の事業も進んできた」と、平蔵氏との四年間を肯定する。二人の関係は盤石だという。

 こうした関係を前に塚崎氏を支援した中秀一元市議は「今回は動くことはない」ときっぱり。その上で、無風について「珠洲だけでなく、地方全体の政治が活力を失っている気がする。よしやろうという若い人がいない。結局行き着くところは少子高齢化だ」と人材不足を要因に挙げる。

 かつて原発誘致をめぐり、推進派と反対派が市を二分する激しい対立があった珠洲市。反原発派で六期二十四年務め、三月定例会で引退表明した市議会の重鎮、新谷栄作氏が言うように「原発計画がなくなった今、珠洲の将来を考えれば過去を引きずっている場合ではない」との声が支配的だ。

 「少子高齢化や地域経済の冷え込み」など山積課題への対策は待ったなし。新谷氏も「足を引っ張るより、協調し支えていこうという思いがあるのでは」とみる。

 県とのパイプを期待される平蔵氏。「市長や市議会、各種団体と県とのパイプ役としてよく頑張っている」との評価もあり、対抗勢力を呼び込む要因が少ない現状も無風につながっているようだ。 (近江士郎)

【立候補予定者】

平蔵豊志(38) 自現(1)

(氏名、年齢、自→自民党公認、現→現職、丸数字は当選回数、敬称略)

4744チバQ:2015/03/29(日) 19:56:12
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/ishikawa/CK2015032502000211.html
県議選直前情勢7
2015年3月25日

市長選余波で乱立

加賀市選挙区(定数3)

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 二〇〇五年十月に旧加賀市と旧山中町が合併し十年を迎える節目の年の県議選加賀市選挙区(定数三)は、現職三人と新人三人が名乗りを上げた。二回連続の無投票から一転、地域対決も絡んだ大激戦が予想される。

 乱立の背景には、市が一六年四月開業に向けて整備中の統合新病院建設の是非が争点となった一三年十月の市長選の影響がある。

 「当選したら、宮元陸市長と腹を割って話し、市のために一緒にやる」。自民党現職の向出勉氏(77)=上河崎町=は一日の後援会事務所開きで力を込め、二〇年の東京五輪開催に向けた北陸新幹線の福井先行開業実現に期待し、県と市の連携を深める考えを示した。市内二十地区の後援会組織を中心に支持固めを図る。

 市長選をめぐって対立した宮元市長との関係改善を訴えた決意表明には危機感がにじむ。向出氏は統合新病院の計画推進を主張し落選した寺前秀一前市長を支持。一方、自民県議出身の宮元氏は再検討を主張。自民も分裂し市政の主導権を争う形になった。

 宮元氏は過去に秘書として仕えた森喜朗元首相の支援を得て、計画に反対した住民らの応援もあり勝利したが、保守系勢力の間にはしこりが残る。向出氏の陣営幹部は「宮元市長が誰を支援するかが鍵」と指摘する。

 宮元市長との連携を強調するのは無所属新人で会社社長の田中哲也氏(53)=山中温泉菅谷町。旧山中町長、合併後の副市長を務めた父実氏と地盤の山中地区などを回る。二月の後援会事務所開きには宮元市長も出席。田中氏は「市長選の影響が残る市政を正常な形に戻し、県政とのパイプ役を果たしたい」と訴えた。

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 田中氏を特に警戒するのは、同じ山中地区が地盤の無所属現職の若林昭夫氏(75)=河南町。旧加賀市でも上積みを狙うが、旧山中町と区別する住民意識は根強い。ただ、若林氏は唯一の革新系候補として連合石川の推薦を得て、労働組合を回り「県当局に通じた革新は貴重」と強調し、反自民や民主票の取り込みに躍起だ。

 無所属現職の室谷弘幸氏(47)=山代温泉=も焦りを隠せない。一四年三月の県議補選では、宮元氏を応援した大聖寺地区住民の支持も得て自民公認候補を破り初当選したが、田中氏の出現に危機感を抱く。地盤の山代地区を固め、大聖寺地区などにも後援会を設立。県政報告会などでは市政課題を示し「二十〜六十代の責任世代が考えないと」と説く。

 「誰を支持していいか分からない若者を動かす」。大聖寺地区出身で無所属新人の浅尾仁氏(26)=松が丘三=は若さを前面に。家庭教師をしながら、同地区を地盤とする大幸甚元市長が主宰するまちづくり研究会に参加。若い世代を意識し、レンタルビデオ店前で演説し、インターネットでも呼び掛ける。

 無所属新人の豊田晃快(てるよし)氏(71)=大聖寺南町=は組織に頼らず、地盤の大聖寺地区以外でもPRリーフレットを配布。自然再生エネルギーを開発する研究所(小松市)の代表で、一四年まで元参院議員の私設秘書も務めていた。「市の財政悪化に歯止めをかけ、市民病院の跡地の活用にも取り組みたい」と訴える。 (出口有紀)

 【立候補予定者】

 向出勉(77) 自現(7)

 若林昭夫(75) 無現(5)

 室谷弘幸(47) 無現(1)

 豊田晃快(71) 無新

 田中哲也(53) 無新

 浅尾仁(26) 無新

 ※氏名、年齢、自→自民党公認、無→無所属、現→現職、新→新人、丸数字は当選回数。現職は期数順、新人は年齢順、敬称略

4745チバQ:2015/03/29(日) 19:57:10
>>4742  (検索用)
【立候補予定者】
吉崎吉規(66) 自現(5)
大口英夫(49) 自現(1)
米光勲(61) 無現(1)
作野広昭(58) 無元(3)
八田好弘(68) 共新
横山隆也(50) 無新
車幸弘(46) (自)新
竹内孝徳(41) 無新

4746チバQ:2015/03/29(日) 19:57:34
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/ishikawa/CK2015032602000216.html
県議選直前情勢8
2015年3月26日

現職存在感 無風か

七尾市選挙区(定数2)

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 七尾市選挙区(定数二)には、いずれも自民党現職で六期の和田内幸三氏(67)=矢田町=と二期の西田昭二氏(45)=石崎町=が立候補を予定。ほかに目立った動きはなく、無投票の公算が大きい。

 定数削減で現職三人が二議席を争った前回の激戦を勝ち抜いた両氏は、選挙でも強いと言われる。ベテランの和田内氏は建設業界などに安定した支持基盤を持ち、年明けの新年互礼会では千人規模の支持者を集めた。西田氏はかつて秘書を務めた故・瓦力元衆院議員の支持者や市議らを味方に態勢を整える。

 両氏とも日ごろから、地域のイベントや式典、会合などにこまめに顔を出し、存在感を発揮。「勝ち目の薄い戦い」と思わせることで、他候補擁立の動きを鈍らせている。

 昨年十二月の衆院選で七尾市の得票をみると、落選した民主党の近藤和也氏が、当選した自民党の北村茂男氏を三千五百票ほど上回り、県議選でも民主勢力が候補を立てれば善戦するかに見える。

 しかし、衆院選の結果は政党間の勝負ではなく、地道に街頭活動を続けた近藤氏の力によるところが大きいとの見方が強い。比例代表では自民が民主に勝っており、近藤氏本人が出馬でもしない限り勝機は見いだしにくいといい、その可能性はない。

 「選挙があるといろんな人から投票を頼まれ、うんざりする」。市民からは、旧来型の選挙戦術から脱却して政策論争による選択肢の提示を望む声も聞こえるが、実現しそうにない。 (鈴村隆一)

 【立候補予定者】

 和田内幸三(67) 自現(6)

 西田昭二 (45) 自現(2)

 (氏名、年齢、自→自民党公認、現→現職、丸数字は当選回数、期数順、敬称略)

「他におらん」の声

輪島市選挙区(定数1)

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 輪島市選挙区(定数一)は、自民党現職の宮下正博氏(65)=門前町深田=の他に出馬の動きはなく、無投票の可能性が高い。

 「四年前の県議選はいろんな苦労がありました」。七日にあった宮下氏の後援会事務所開き。あいさつ冒頭、後援会長の梶文秋輪島市長の胸には、さまざまな思いが去来したようだ。

 選挙区と定数の変更で、輪島市で二人いた自民現職のうち一人が勇退し円満に行くはずだった四年前。ところが旧輪島市域から保守系の無所属新人が立候補し、保守一本化を訴え市の融和を目指した梶市長が辞職願を提出する事態に発展した。

 選挙戦は避けられなかったが、結局、旧門前町の宮下氏が当選し、今任期中に副議長に就任。輪島市出身の北村茂男衆院議員とも連携し、国と県、市のスクラムは安定期を迎えたように映る。

 過疎化が進む奥能登は高齢化率(人口に占める六十五歳以上の割合)が四割超。高校を卒業した若者の多くは地元を離れていく。「奥能登にとっては政治の力が大事」。梶市長は力を込める。

 来年二月、旧の輪島市と門前町が合併し十年。「四年前とは違う。今はもう、輪島だ、門前だ、という時期は過ぎた」。市民だけでなく、宮下氏を支持する市議の中にもそんな声がある。中谷達行市議長(74)もその一人だが、「知事とのパイプが太く、課題が多い現状と市の将来を考えたとき、最も仕事ができるのは宮下さん。他に誰もおらんやろ」と説明する。

 四年前の騒動時に市議長を務め、前回選で落選した保守系新人を支援した上平公一市議(59)は「知事、市長、県議の結び付きが強く、建設業界も一つのグループにまとまっている。刷新は難しい」と実感がこもる。一方で「現状に不満や閉塞(へいそく)感を抱く市民もいる。私も含めて政治家は謙虚さを忘れてはいけない」とくぎを刺す。

  (松瀬晴行)

 【立候補予定者】

 宮下正博(65) 自現(3)

(氏名、年齢、自→自民党公認、現→現職、丸数字は当選回数、敬称略)

4747チバQ:2015/03/29(日) 19:57:56
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/ishikawa/CK2015032702000238.html
県議選直前情勢9
2015年3月27日

2人引退 激戦必至

小松市選挙区(定数4)

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 小松市選挙区(定数四)は現職二人に加え、元職一人、新人三人の合わせて六人が出馬表明し激戦が予想される。県議長を務めた自民党の重鎮二人に、同党推薦新人の女性と若手男性、市長経験のある無所属の元職、県内唯一の民主党公認新人の元市議と多彩な顔ぶれ。引退するベテラン二人の支持層の動向も含め、混戦模様だ。

 六期の山根靖則氏(72)=河田町=と、五期の北村繁盛氏(73)=今江町=が引退表明し、長らく強固だった非自民の二議席が空く。山根氏は民主新人の一川政之氏(41)=西軽海町=の支持を表明したが、各一万票前後を集めた両氏の支持層がどの候補の支援に回るか焦点。特定の候補予定者を中傷するような怪文書が早くも飛び交い、乱戦を予感させる。

 九期で自民県連の要職も歴任した福村章氏(76)=土居原町=は谷本正憲知事との強力なパイプで県政への影響力を誇示し、和田慎司市長との関係も深い。市中心部が地盤で、企業の支持も多いが「油断大敵。新人のような気持ちでやっている」。各地で県政報告会を開き精力的に回る。

 六期目を目指す藤井義弘氏(71)=大領中町=は当選五回のうち四回トップ当選。県議長も務め、地元向本折校下を地盤に市北部などにも浸透。森喜朗元首相の信頼も厚く、市文化協会長や県カヌー協会長など幅広い役職を持ち各種団体の支持も得る。各地で集会を開き支持を固める。

 市長退職後に県議を一期務めた北栄一郎氏(67)=白山町=は、旧自治省(現総務省)の官僚時代に培った人脈を強調し、市の改革に意欲を示す。公認や推薦を受けない唯一の候補として、幅広く支持を集めたい考え。金沢市の山野之義市長と旧知の関係といい、金沢と連携したい考えだ。

 自民推薦新人の南(旧姓八田)知子氏(52)=安宅町=は、安宅郵便局長を十七年半務めた。選挙区初の女性候補といい、地域の期待も受け出馬を決意した。子育てや介護、教育に関心が高く「女性ならではの感性で訴えたい」と話す。女性や高齢者、若い世代へのアピールを狙う。

 同じ自民推薦新人の木村賢治氏(31)=若杉町=はハワイ大卒業後、ハワイ州議会職員として二年働き英語が堪能。帰国後、下村博文文部科学相秘書を約二年務め教育にも意欲を示す。「若い県議が必要。若い力で盛り上げないと南加賀は取り残される」と危機感。街頭でも支援を呼び掛ける。

 一川氏は一川保夫元防衛相(73)の次男。連合石川が推薦する民主公認候補として市議の経験を生かしたい考え。二月の後援会事務所開きで和田市長もエール。中山間地などを回り支持を求める。自民が四議席を狙うだけに「きちんと対峙(たいじ)する。責任がある」と決意は固い。

 市選管によると、前回投票率は62・29%で過去最低。激戦必至の今回は投票率アップの期待も高まる。 (浜崎陽介)

 【立候補予定者】

 福村章 (76)自現(9)

 藤井義弘 (71)自現(5)

 北栄一郎 (67)無元(1)

 八田知子 (52)(自)新

 一川政之 (41)民新

 木村賢治 (31)(自)新

 (氏名、年齢、自→自民党公認、無→無所属、民→民主党公認、(自)→自民党推薦、現→現職、元→元職、新→新人、丸数字は当選回数。現職、元職、新人の順。現職は期数順、新人は年齢順、敬称略)

4748チバQ:2015/03/29(日) 19:58:39
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/ishikawa/CK2015032802000218.html
県議選直前情勢10
2015年3月28日

守り合い少数激戦

金沢市選挙区(定数16)

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 金沢市選挙区(定数一六)は現職十三人に加え、昨秋の金沢市長選立候補のため辞職し返り咲きを狙う元職二人、新人二人の合わせて十七人が出馬予定。定数一超は戦後初の少数激戦だ。

■薄れる政党色

 前回から四年、民主党政権から自民党政権に戻り県政界も大きく変貌した。森喜朗元首相が引退し、自民の対抗勢力の軸だった県議会会派・新進石川も分裂。金沢市選挙区は、森氏系と故奥田敬和氏系が激しく主導権を争う「森奥戦争」の主戦場だったが終焉(しゅうえん)。奥田系だった中堅県議が自民に加わり、新進石川から分かれた第二会派・県政石川も民主を離党するなど、非自民勢力の瓦解(がかい)が進み「自民一強」が加速した。

 勢いに乗り自民は半数八議席を目標に空白区の南部で候補擁立を模索。女性候補名も上がったが出馬に至らず、公認は現職六人と元職の計七人。前回の五人に比べ二人上積みしたが、目標に達していない。議員空白地域の南部の浸透もにらみ、選挙後に無所属当選者の取り込みを図るかどうかも焦点となる。

 一方の民主は前回公認だけで七人擁立したが、今回は公認ゼロ、連合石川が支える新人一人の推薦にとどまる。公明二人、社民一人はそれぞれ現有議席を維持する戦い。共産は昨秋の補選で初めて二議席を得たが、過去の教訓から共倒れを避けるため候補を一本化した。自民を含め“守り”の姿勢が政党対決色を薄めている。

■トリプル選余波

 「泡沫(ほうまつ)候補のいない不気味な選挙」「誰が貧乏くじを引くか分からない」。地域回りに奔走する現職に危機感がにじむ。昨年三月の知事選以降、金沢市では、昨秋に急な引責辞職に伴う市長選と県議補選、市議補選の「トリプル選」、任期満了に伴う市長選、年末に急転直下の衆院選があり「選挙疲れが残る」と頭を抱える陣営も少なくない。

 競輪場外車券売り場問題に端を発した市長選では自民が分裂。現職を支持したある自民現職は今回、市長と自身の写真を並べるポスターを作製し「市長派」を前面に出すが、党派を超えて勢力が入り乱れたこともあり、どこまで効果があるか不透明だ。

 別の陣営では北陸新幹線開業で市内が沸き、選挙の低調ムードを懸念。「能登地区の無風で統一選そのものの関心が薄れている」とのぼやきも漏れる。「関心が薄れれば、組織があるものが強い」と引き締めを図る陣営もあり、水面下の探り合いが続く。

■年齢の幅広く

 候補予定者の平均年齢は前回が十八人で五十五歳だったが、今回は十七人で五十七歳で、約二歳上がった。女性は前回より少ない一人で、年代は三十九歳から現職では全国最高齢の八十五歳までが争う。

 出馬予定十七人のうち前回に続く出馬は十四人。平均年齢を押し上げるが、今期で引退する六十八歳現職の世代交代や、その他候補の若返りなどでプラス幅は二歳にとどまった。 (統一地方選取材班)=おわり

【立候補予定者】
 金原博 (85)無現(11)
 宇野邦夫 (72)無現(7)
 紐野義昭 (59)自現(6)
 中村勲 (73)自現(4)
 米沢賢司 (64)自現(4)
 盛本芳久 (60)社現(3)
 谷内律夫 (57)公現(2)
 増江啓 (60)公現(1)
 佐藤正幸 (47)共現(1)
 安居知世 (46)自現(1)
 川裕一郎 (43)無現(1)
 不破大仁 (39)自現(1)
 白崎勇人 (55)自現(1)
 石坂修一 (62)無元(6)
 下沢佳充 (54)自元(5)
 冨瀬永 (50)民新
 田中敬人 (44)無新
(氏名、年齢、無→無所属、自→自民党公認、社→社民党公認、公→公明党公認、共→共産党公認、民→民主党推薦、現→現職、元→元職、新→新人、丸数字は期数。現職、元職、新人の順。現職は期数や年齢、当選時期順、元職は期数順、新人は年齢順、敬称略)

4749チバQ:2015/03/29(日) 19:58:58
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/ishikawa/CK2015032802000216.html
無投票危うい県議会 石川かほく以北は全選挙区で濃厚 
2015年3月28日

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専門家「正統性揺らぐ」

 統一地方選・都道府県議選の四月三日告示(同十二日投開票)まで残り一週間、石川、富山両県議選の立候補予定者もほぼ固まった。石川は十五選挙区のうち十選挙区で無投票が濃厚で、県選管によると十選挙区なら戦後最多。富山は十三選挙区のうち五選挙区が無投票の可能性があり、四年前より一つ多い見込み。住民から、現職が安定し、新幹線開業で結束する時に争うべきでないとの意見が出る一方、選択肢がなく残念との声も。専門家は無投票が多いと議会の正統性が揺らぐ危険性を指摘する。(統一地方選取材班)

 富山は二〇〇七年の前々回は八選挙区が無投票で、今回の石川並み。石川の無投票は〇七年が五選挙区、民主党政権だった一一年は三選挙区。戦後は一九七九(昭和五十四)年の七が最多で、十になると三十六年ぶりに更新する。特にかほく市以北の能登地方はすべて無投票が濃厚。加賀地方は激戦区が多く、違いが際立つ。

 一一年は民主の公認十一人、推薦三人と非自民候補が多く現職の自民候補と争う選挙区が多かったのも要因。一二年に政権に返り咲いた自民は県内でも「一強」を加速し、逆に民主は離党議員が相次ぎ県議はゼロ。影響が尾を引き今回は自民が公認二十六人、推薦三人に対し民主は公認一人、推薦一人にとどまる見通し。各地で対抗馬擁立を模索しながら状況が厳しく断念したケースが目立つ。

 能登は自民現職が多く、住民から「県とのパイプ役を果たしている」と評価の声が多く、安定感が対抗馬擁立を鈍らせるようだ。また、新幹線開業を生かそうと結束して誘客、人口減対策などに取り組みたい意識もあるせいか「内輪で争う時でない」との意見も多い。しかし、能美市の主婦は「現職の四年間の評価が票数にならないのは残念」、志賀町の住民は「選挙がないと政治に無関心になる」、野々市市の男性は「選択肢がない」と嘆く。

 北陸の情勢に詳しい河村和徳・金沢大法務研究科講師(地方政治論)は「三分の二が無投票では議会の正統性が失われる。住民と議会の思いがずれ、民主主義が揺らぐ」と危惧。「選挙戦を行うための区割りになっていないのでは。県議自身で区割りを決めるのは限界。第三者が加わり見直すべきだ」と指摘する。

 さらに、三重県議が「選挙で民意を受け止めると自分の支持率が分かり、至らなさも分かる」と話したことを紹介し、「現職が評価されているから無投票でいいとの考えでは、有権者が黙らされることになる。政治にパーフェクトはない。選挙で謙虚に批判も受けることこそ民主主義」と投げかける。

4750とはずがたり:2015/03/29(日) 21:32:18
>>4749
>石川かほく以北は全選挙区で濃厚 
ひでえなぁ。。

4751チバQ:2015/03/30(月) 18:39:24
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150330ddlk22010036000c.html
’15統一地方選:2政令市長選告示 静岡に3氏、浜松は2氏 /静岡
毎日新聞 2015年03月30日 地方版

 静岡、浜松両政令市長選が29日告示され、県内でも統一地方選がスタートした。静岡は、再選を目指す田辺信宏氏(53)=自民、公明、新党改革推薦▽市民団体役員の松浦敏夫氏(62)=共産推薦▽薬局会社役員の高田都子(ともこ)氏(62)の3人が立候補。浜松は3選を目指す鈴木康友氏(57)▽県地区労連議長の嶋田博氏(66)=共産推薦=の一騎打ちで、ともに現新の争いとなる。人口減少や行政改革などが争点。4月3日告示の県議選、浜松市議選とともに同12日投開票となる。

 ■静岡市

 2月末時点の人口は71万4831人で、2010年に上回っていた岡山市(2月1日時点71万5315人)に抜かれ全国20政令市中最少。田辺氏は待機児童解消に取り組んだ実績を強調、松浦氏は中小企業支援を掲げ、高田氏は手当充実などで女性を呼び込むと主張する。

 再開発中のJR東静岡駅前はアリーナかサッカー場の建設、公園等としての活用かで議論が分かれる。田辺氏は「財政状況を見て判断」の立場で、松浦氏は「箱物は不要で緑地にすべきだ」とし、高田氏は「サッカー場の建設」と訴えている。

 他にも駿府城の天守再建問題や、リニア中央新幹線工事による環境への影響、過疎化が懸念される市北部の山間地の振興をどうするか論戦が注目される。

 ■浜松市

 前回無投票だった浜松市長選は8年ぶりの選挙。鈴木氏は地元経済界の支持に加え、民主党市議らから幅広い支援を受ける。嶋田氏は県・市議選の共産系候補と連動して戦う。

 争点の一つが、現在7の行政区の再編問題だ。市の行政経営諮問会議から出された「3区に再編すれば10億円以上の財政効果」との答申などを背景に、鈴木氏は積極的に推し進める方針。嶋田氏は「再編は市民との距離を遠ざけることにつながる。防災拠点になる区役所は残すべきだ」などと反対している。【平塚雄太、飯田和樹】

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 ◆静岡市長選 立候補者の第一声(届け出順)

 ◇70万人口を維持 田辺信宏(たなべ・のぶひろ) 53 無現(1)
 この4年間土台を作ってきた。一つは財政健全化。事業仕分けをして税金の無駄遣いを撤去し、人件費を圧縮した。借金も削減した。

 投資する時には投資する。その思いは第3次総合計画に込めた。駿府城の再建を目指す決意を固め、桜の名所をつくる。交流人口を増やしていく。

歴史文化の町と健康長寿の町を追求することで70万人の人口を維持し市民生活の活性化に尽くすのが私の志。次の4年間はギアチェンジをして加速していく。優しさと強さを兼ね備えた静岡市のリーダーとして私に期待してほしい。【西嶋正信】

 ◇憲法を暮らしに 松浦敏夫(まつうら・としお) 62 無新
 暮らし、福祉、地域経済を守るこの静岡市政を切り替える。憲法を暮らしに生かす市政を作っていきたい。

 女性が働きやすい町にするため、18歳までの医療費無料化や、第2子の保育園料半額、第3子は無料にすることを考えたい。

 50キロ圏内に浜岡原発があるが、原子力対策、防災対策を急ぐべきだ。「再稼働するな。廃炉にしろ」と声を大にして言うのが市長の役割であり市政の在り方。今、国の政治が私たちの暮らしを追い詰めているが、防波堤となって努力するのが市政の姿。住民を守るための仕事に全力を尽くすつもりだ。【井上知大】

 ◇人口流出止める 高田都子(たかた・ともこ) 62 無新
 静岡市の人口が大変なことになっており、頑張らなくてはいけないと立候補した。政令市にもかかわらず、人口70万を切ろうとしている。20ある政令市のうちビリだ。県内でも人口流出で一番足を引っ張っている。何とかしなくてはいけない。

 人口が減っている理由は女性。帰ってきたいが雇用がない。女性にとって優しい、活躍できる、住みやすい街を目指す。また流出の多くは清水区だ。地場産業の桜エビ、ビワをもっとブランド化し、新しい企業を誘致したい。そのために私自身がトップセールスをどんどん進めていく。【平塚雄太】

4752チバQ:2015/03/30(月) 18:39:41
 ◆浜松市長選 立候補者の第一声(届け出順)

 ◇行政区の再編を 鈴木康友(すずき・やすとも) 57 無現(2)
 8年ぶりの選挙になるが、2期8年の実績と3期目のビジョンを堂々と伝えて14日間を戦いたい。

 行政区の再編を公約に掲げた。合併から10年がたち、今の構造でいいのか、それとも大きな構造改革でより効率的な行政体に変えていくべきなのかを考える時期に来ている。

 また、行財政改革の一方で、市民サービスの充実にも努めたい。子育て支援や教育にしっかりと取り組む。また、産業力強化も大変重要な課題だ。

 県並みの規模である浜松市の経営がうまくいけば全国をリードできる。それを目指して3期目に挑戦する。【飯田和樹】

 ◇現行7区は守る 嶋田博(しまだ・ひろし) 66 無新

 安倍(晋三)首相の暴走をストップさせて市民の命と暮らしを守る浜松市政を進めていく。私が立候補した理由はそこにある。暴走政治の防波堤としての役割を果たしていきたい。国の政治が国民の願いに逆行している時に、国民の命と暮らしを守る浜松市政はどうしても必要だ。

 原発ゼロ、再稼働反対という態度を、市長として明確にしていくとともに、市の平和都市宣言にふさわしく憲法9条を守る立場を進めていく。区と市民(の間)が遠いと言われている中で市民に役立つ身近な区役所にするため、現行7区は守っていく。【沢田均】

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 ◆静岡市長選

田辺信宏 53 無現(1)

 全国市長会理事[歴]松下政経塾研究員▽静岡市議▽県議▽静岡産業大講師▽松下政経塾政経研究所副所長▽早大マニフェスト研究所客員研究員▽早大院=[自][公][改]

松浦敏夫 62 無新

 市民団体役員▽共産党県委員[歴]会社員▽小笠掛川民主商工会事務局長▽県商工団体連合会事務局長▽掛川工高=[共]

高田都子 62 無新

 ドラッグストア会社取締役[歴]高田薬局社長▽城西大

 ◆浜松市長選

鈴木康友 57 無現(2)

 [元]衆院議員[歴]松下政経塾生▽イベント企画会社社長▽松下政経塾OB会長▽衆院経産委理事▽民主党県幹事長・党中小企業局長・党国会対策副委員長・県会長▽全国介護者支援協会理事▽慶大

嶋田博 66 無新

 県西部地区労連議長[歴]建交労静岡鉄道地方本部委員長▽愛知・豊川工高=[共]

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 ◇候補者一覧の見方
 氏名▽年齢(投開票の4月12日現在)▽党派▽現元新の別▽当選回数(丸囲み数字)▽職業・肩書([元]は前職を含む)、[歴]は経歴▽学歴、=以下は推薦・支持政党

 ※政党略称は、自=自民党、公=公明党、共=共産党、改=新党改革、無=無所属

4753チバQ:2015/03/30(月) 18:41:54
http://www.sankei.com/region/news/150324/rgn1503240059-n1.html
2015.3.24 07:02
【統一地方選】
静岡県議選情勢 伊豆、湖西など1人区激戦





 ■県西部中心に9選挙区で無投票の見込み

 定数69、33選挙区で投票が行われる県議選。23日現在で、前回よりも14少ない95陣営が立候補に向けた準備を進めている。特に、伊豆市など県東部の定数1の選挙区や、自民系候補が乱立模様の富士市選挙区などで激戦が予想される。ただ、菊川市や浜松市の西区、南区など県西部を中心に、9選挙区は無投票の見込みとなっている。

 「単独過半数は難しいが公明など親知事派で過半数をとれれば」。知事与党のふじのくに県議団幹部は、69の全議席のうち、公明などと合わせ35議席獲得を狙う考えを示した。ふじのくに県議団は、民主党公認や同党推薦などで27の候補者を擁立する予定だ。

 一方、最大会派の自民改革会議所属の自民県連幹部は「最低限、過半数をとる」と気を引き締める。現在、自民は、伊豆市と湖西市を除く31選挙区で公認41人を擁立する予定。さらに、自民から推薦を受ける候補者や自民党籍を持つ候補者、当選後に自民改革会議に所属する可能性が高い候補者も合わせると、計49の自民系候補者が立候補するとみられる。

 33選挙区のうち、注目が集まっているのが、伊豆市や湖西市、富士市など。伊豆市は、7期目を目指すベテランの現職、石橋康弘氏(69)と新人の野田治久氏(57)の無所属候補が一騎打ちの見通しだが、いずれも自民系なため、県連は両者ともに公認しないという異例の対応をとった。

 湖西市は、自民から推薦を受けた県最東端の元熱海市議の新人、蛭川麻季子氏(48)が県最西端まで転戦し、ふじのくに県議団の無所属現職、田内浩之氏(37)と対決。接戦が予想されている。同県議団幹部は「田内氏は前回も厳しい戦いを経験しており、接戦もものともしない」と期待を示す。また、自民県連幹部も「自民系候補でないとダメという声も多い」と話している。

 県民人気の高い川勝平太知事が、新教育長人事に会派全体で反対の意向を示す自民改革会議に対して不満を述べるなど、新教育長人事が川勝知事と自民系県議の新たな火種になる様相も呈し始めており、27日の人事案採決が県議選の動向に影響を与える可能性もある。波乱含みなまま、3日の告示を迎えることになりそうだ。

                    ◇

 来月12日に投開票される統一地方選挙の前半戦まであと20日。県議選、今月29日告示の静岡市、浜松市両市長選とも、ほぼ対立の構図は固まってきており、各候補ともいよいよ臨戦態勢に入った。各選挙の構図や争点など情勢を探った。

4754チバQ:2015/03/30(月) 19:05:42
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150327ddlk15010014000c.html
’15統一選:県議選の動向/上 北区 8年ぶり選挙戦か/西区 5氏、名乗り混戦か /新潟
毎日新聞 2015年03月27日 地方版

 統一地方選は、第1陣の県議選と新潟市議選が来月3日告示される。同12日の投開票に向け、県議選は27選挙区の計53議席、新潟市議選は前回より5削減された51議席を巡って事実上の選挙戦が始まっている。現段階での立候補予定者の動きを探った。

 ◇新潟市北区
 8年ぶりの選挙戦の見込み。「政策に党の理念がない」などとして2012年に民主党を離党した現職の石塚氏は、3期目を目指し無所属で立候補する予定。民主は無所属の新人、長谷川氏を推薦している。自民現職の青柳氏は新潟市議時代からの知名度で再選を目指す。

 ◇新潟市東区
 元議長で8期目を目指す自民の渡辺氏、6期目を狙う民主の市川氏に、共産新人の渋谷氏が挑む前回と同じ構図になりそう。共産は昨年の新潟市長選で支援候補の得票が1位となった地盤を生かし議席獲得を目指す。

 ◇新潟市中央区
 主要各党が候補を擁立。6期目を目指す公明・志田氏、3期目を狙う自民・小島氏、再選に挑む民主・上杉氏の現職3人に対し、前回に続き共産新人の町田氏が挑む。共産は昨年12月の衆院選では、区内で獲得した比例票が公明を上回っており、勢いをどこまでつなげられるかがカギ。

 ◇新潟市江南区
 過去2回の選挙では自民現職の佐藤氏がいずれも無投票当選した。今回も4期目を目指す同氏の他に立候補の動きはなく、無投票となる公算が大きい。

 ◇新潟市秋葉区
 民主は県連幹事長の内山五郎氏が引退し、後継候補として連合新潟副事務局長の小島氏を擁立した。同氏と自民現職の小林氏のほかに立候補の動きは見られない。

 ◇新潟市南区
 2012年の補選で初当選した自民現職、笠原氏のほかに立候補の動きはなく、無投票の公算が大きい。

 ◇新潟市西区
 6度目の当選を目指す無所属の青木氏、4期目を目指す民主・大渕氏、前回初当選した自民・高橋氏と、無所属の野口氏、共産・武田氏の2新人が対決。4回目の挑戦となる野口氏は維新の推薦を得た。共産は国政選挙での立候補経験がある武田氏を擁立し、議席獲得を狙う。

 ◇新潟市西蒲区
 脱原発を訴え2012年の補選で返り咲いた無所属の米山氏は、今回も社民の推薦を得た。ニューイヤー駅伝に出場した建築会社の社長として知られる重川氏も脱原発を訴え、民主が推薦。候補者擁立に手間取った自民は五十嵐氏を擁立し、議席奪還を目指す。

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 ●立候補予定者●

 ◆新潟市北区(定数2−3)

青柳正司 59 (1)自現

石塚健 43 (2)無現

長谷川優 52 無新

 ◆新潟市東区(定数2−3)

市川政広 61 (5)民現

渋谷明治 76 共新

渡辺惇夫 76 (7)自現

 ◆新潟市中央区(定数3−4)

上杉知之 46 (1)民現

小島隆 67 (2)自現

志田邦男 65 (5)公現

町田明広 49 共新

 ◆新潟市江南区(定数1−1)

佐藤純 45 (3)自現

 ◆新潟市秋葉区(定数2−2)

小島晋 48 民新

小林一大 41 (2)自現

 ◆新潟市南区(定数1−1)

笠原義宗 40 (1)自現

 ◆新潟市西区(定数3−5)

青木太一郎 76 (5)無現

大渕健 42 (3)民現

高橋直揮 44 (1)自現

武田勝利 51 共新

野口よそ美 60 無新

 ◆新潟市西蒲区(定数1−3)

五十嵐諭 45 自新

重川隆広 64 無新

米山昇 63 (4)無現

 (50音順)

4755チバQ:2015/03/30(月) 19:06:09
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150328ddlk15010260000c.html
’15統一選:県議選の動向/中 長岡市三島郡 カギ握る女性票/上越市 4現職に挑む2新人 /新潟
毎日新聞 2015年03月28日 地方版

 ◇長岡市三島郡
 現職では、自民の星野氏、西川氏、柄沢氏、社民・長部氏、共産・竹島氏、無所属・松川氏の中堅・ベテラン6人が立候補を準備。これに対し、民主・佐藤氏、公明・安沢氏の新人2人が世代交代を掲げて挑む見通しで、定数6に8人が争う混戦となりそうだ。自民の3氏は危機感を強め、各地盤での票固めとともに、業界団体などを巻き込んだ票の掘り起こしに努める。前回議席を失った民主は市議の佐藤氏を擁立。労組の支援を受けて支持拡大に精力を注ぐ。安沢氏は公明初の議席獲得を目指す。竹島、松川両氏を交えた女性票の奪い合いが注目される。

 ◇上越市
 自民の小林氏と楡井氏、矢野氏、社民の小山氏の現職4人に対して、無所属の秋山氏と共産の橋爪氏の新人2人が挑む。秋山氏は衆院選に転出した梅谷守氏の後継で民主の推薦を受けた。橋爪氏は市議3期目途中で辞職し立候補する。

 ◇三条市
 2議席を独占する自民は3選を目指す佐藤氏のほか、前回推薦で初当選した坂田氏が今回は公認で立候補する。前回公認候補を見送った民主は、市議を辞職した藤田氏を擁立し、議席奪還を目指す。無所属新人の田村氏は今月に入り立候補を決めた。

 ◇柏崎市刈羽郡
 10期目を目指す自民現職の三富氏に、社民推薦の池田氏と民主推薦の鷲尾氏の、新人女性2人が挑む。もう1人の自民現職、東山英機氏が引退を決めた後、昨夏に池田氏が立候補を表明し無投票とも思われた。だが今年2月に鷲尾氏も名乗りを上げた。東山氏支持だった票がどう流れるかがカギを握る。

 ◇新発田市北蒲原郡
 元議長の石井氏と5期目を目指す岩村氏の自民2人と同じく5期目を狙う無所属の佐藤氏の3現職に対し、新人の三村氏が挑む前回と同じ構図になりそう。

 ◇小千谷市
 前回の選挙戦で事実上の「民・自対決」を制した自民現職の宮崎氏が、再選を目指して立候補の準備を進める。他に出馬の動きはなく、無投票の公算が大きい。

 ◇加茂市南蒲原郡
 5期目を目指す自民現職の金谷氏のほかに立候補の動きは見られていない。

 ◇十日町市中魚沼郡
 7期目を目指す元議長で自民現職、村松氏と6期目を目指す前副議長で同、尾身氏のほかに立候補の動きはない。無投票になる可能性が高い。

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 ●立候補予定者●

 ◆長岡市三島郡(定数6−8)

安沢峰子 46 公新

長部登 66 (3)社現

柄沢正三 60 (5)自現

佐藤伸広 48 民新

竹島良子 65 (2)共現

西川洋吉 74 (3)自現

星野伊佐夫 75 (10)自現

松川キヌヨ 71 (4)無現

 ◆上越市(定数5−6)

秋山三枝子64 無新

小林林一 70 (3)自現

小山芳元 67 (5)社現

楡井辰雄 63 (2)自現

橋爪法一 65 共新

矢野学 74 (1)自現

 ◆三条市(定数2−4)

坂田光子 60 (1)自現

佐藤卓之 50 (2)自現

田村正宏 59 無新

藤田博史 45 民新

 ◆柏崎市刈羽郡(定数2−3)

池田千賀子 54 無新

三富佳一 76 (9)自現

鷲尾百合子 33 無新

 ◆新発田市北蒲原郡(定数3−4)

石井修 67 (8)自現

岩村良一 53 (4)自現

佐藤浩雄 70 (4)無現

三村誉一 68 無新

 ◆小千谷市(定数1−1)

宮崎悦男 48 (1)自現

 ◆加茂市南蒲原郡(定数1−1)

金谷国彦 79 (4)自現

 ◆十日町市中魚沼郡(定数2−2)

尾身孝昭 62 (5)自現

村松二郎 60 (6)自現

 (50音順)

4756チバQ:2015/03/30(月) 19:06:42
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150329ddlk15010099000c.html
’15統一選:県議選の動向/下 佐渡市 2現職に挑む2新人/阿賀野市 再編後、初の選挙戦 /新潟
毎日新聞 2015年03月29日 地方版

 ◇見附市
 立候補を表明しているのは6期目を目指す自民現職の早川氏のみとなっている。

 ◇村上市岩船郡
 7期目を目指す自民県連幹事長の小野氏、4期目を目指す無所属の片野氏の両現職以外に立候補の動きはなく、無投票の公算が大きい。

 ◇燕市西蒲原郡
 自民からは、前回は推薦で3回目の当選を果たした桜井氏が今回は公認に。民主は2期目を目指す高倉氏を擁立。現職2氏以外の立候補の動きは今のところ見られない。

 ◇糸魚川市
 自民の小川和雄氏が引退し、後継として運輸会社社長の中村氏が出馬の準備を進めているが、中村氏のほかに立候補の動きはない。同選挙区は合併前の1999年から前回まで4回連続無投票となっている。

 ◇妙高市
 無投票で前回、再選された横尾氏は3選を目指す。これに妙高市職員だった新人、渡部氏が挑む。無所属同士の対決だが、横尾氏は自民、渡部氏は民主の推薦をそれぞれ受けた。

 ◇五泉市東蒲原郡
 5期目を目指す自民の沢野氏、無所属で3期目を目指す小島氏のほか、新人の宮崎氏が無所属で立候補を表明している。

 ◇阿賀野市
 選挙区再編後初の選挙戦となりそう。前回前々回と無投票当選した自民現職の帆苅氏に無所属の新人、田中氏が挑む。

 ◇佐渡市
 定数2に4人が立つ激戦となりそう。現職では、6期目を目指す自民の中野氏と、再選を狙う無所属の佐藤氏が立候補を表明。新人は、加賀氏と祝氏が両氏とも無所属で立候補する見通しだ。

 ◇魚沼市
 3期目を目指す自民現職の皆川氏のほかに立候補の動きはなく、無投票の可能性が高い。

 ◇南魚沼市南魚沼郡
 無投票が続いていたが、12年ぶりの選挙戦となりそうだ。自民現職で5期目を目指す斎藤氏、無所属現職で連合新潟の推薦を受けて3期目を目指す若月氏、自民新人で元南魚沼市議の松原氏が立候補を表明。三つどもえの激しい戦いになる見通し。

 ◇胎内市
 3期目を目指す自民、冨樫氏のほかに立候補の動きは見られず、無投票の公算が大きい。

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 ●立候補予定者●

 ◆見附市

 (定数1−1)

早川吉秀 74 (5)自現

 ◆村上市岩船郡(定数2−2)

小野峯生 62 (6)自現

片野猛 64 (3)無現

 ◆燕市西蒲原郡(定数2−2)

桜井甚一 62 (3)自現

高倉栄 43 (1)民現

 ◆糸魚川市(定数1−1)

中村康司 56 自新

 ◆妙高市(定数1−2)

横尾幸秀 69 (2)無現

渡部道宏 49 無新

 ◆五泉市東蒲原郡(定数2−3)

小島義徳 55 (2)無現

沢野修 65 (4)自現

宮崎伸 32 無新

 ◆阿賀野市(定数1−2)

田中元 38 無新

帆苅謙治 66 (6)自現

 ◆佐渡市(定数2−4)

加賀博昭 80 無新

佐藤久雄 67 (1)無現

中野洸 73 (5)自現

祝優雄 71 無新

 ◆魚沼市(定数1−1)

皆川雄二 47 (2)自現

 ◆南魚沼市南魚沼郡(定数2−3)

斎藤隆景 71 (4)自現

松原良道 63 自新

若月仁 56 (2)無現

 ◆胎内市(定数1−1)

冨樫一成 44 (2)自現

 (50音順)

4757チバQ:2015/03/30(月) 19:16:40
新潟 鍵がかかってないのだけ
http://www.niigata-nippo.co.jp/feature/senkyo-ser/20150318171427.html
県議選 長岡・三島は8人争う混戦か
保守・女性票の動向が焦点

 4月3日告示、12日投開票の県議選で、長岡市・三島郡選挙区には主要政党が候補を擁立。県内全27選挙区中最多の定数6に対し、8人が争う混戦となる見通しだ。自民党と社民党、共産党、無所属の中堅・ベテラン現職6人に対し、民主、公明両党が新人を立てて「世代交代」を訴え、攻勢を掛ける。最大選挙区の戦いは、流動化する保守票や女性票の動向が鍵を握りそうだ。

    ◆    ◆

星野氏 強い危機感早い始動

 自民現職で自民県連会長の星野伊佐夫氏(75)は人口減少対策を中心に訴える。「これまでと同じ戦い」を強調するが、1月末に選挙事務所を設けて票の掘り起こしに入るなど、通常より早い本格稼働から強い危機感が垣間見える。
 127の後援会を核に建設業者や企業の支援を受け、トップ当選を重ねてきた。しかし、連立を組む公明が候補を立てたことで状況は一変。「国政以上の激しい選挙」(後援会長の長島忠美衆院議員)とげきを飛ばし、引き締めを図る。


    ◆    ◆

柄沢氏 三島中心に支持固め

 「票をはぎ取られないようガードを固めてほしい。総力戦だ」。県議会議長を務める自民現職の柄沢正三氏(60)も支持者に呼び掛け、警戒感を漂わせる。住民との対話を重視し各地区で30人規模のミニ集会を重ね、地盤の旧三島郡地域を中心に支持を固める。
 若者の定住促進に向けて雇用創出やインフラ整備の重要性を主張。陣営は議長や自民県連の要職を務めた経験、県執行部とのパイプを強調し、「地域を発展させるためには票の上積みが必要」(幹部)と訴える。

4758チバQ:2015/03/30(月) 19:17:01
  ◆    ◆

西川氏 栃尾以外の広がり鍵

 自民現職の西川洋吉氏(74)も議席維持に懸命だ。地盤の栃尾地域の人口は2万人を割った。当選するためには地域挙げての押し上げが必要だとして各業界団体を巻き込んだ「オール栃尾」体制を組み、「栃尾から県政の灯を消してはいけない」と強調する。
 前回の得票は約1万5千票。他地域からも得票を増やせるかが鍵で、栃尾出身者などをたぐって票の掘り起こしを狙う。自民県連農業問題プロジェクトチーム座長も務め、農業振興や雪問題、防災対策を訴える。


    ◆    ◆

長部氏 原発問題争点化狙う

 社民現職の長部登氏(66)は、自治労など社民支持労組を軸に選挙戦を展開する。長岡市議時代からの支援者や、細かく地域を回って集めた「個人票」を武器に前回、約1万5千票を獲得して復活を果たした。しかし、社民支持層は高齢化などで減少傾向にあり、危機感は強い。
 社民県議は長部氏を含め2人。「二枚看板」の長部氏の支援のため福島瑞穂副党首が駆け付けた。決起集会で長部氏は「最大の争点は原発問題」と強調。再稼働反対を鮮明に掲げる。


    ◆    ◆

竹島氏 共産「追い風」に期待

 共産現職の竹島良子氏(65)は共産支持層を基盤としつつ、27年間助産師として多くの出産に立ち会い、築いた人脈や女性ファンが強みになっている。
 前回の得票は当選者の中で最も少ない約1万2300票だが、昨年12月の衆院選で党の議席が増え、「追い風」と受け止める。共産唯一の議席の維持に向け、市田忠義副委員長が応援に入った。15日の街頭演説で竹島氏は「県政は共産を除くオール与党体制。しっかりチェックする役割が必要」と支持を呼び掛けた。


    ◆    ◆

松川氏 女性への訴え強める

 無所属現職の松川キヌヨ氏(71)は福祉の充実や人口減少対策を掲げる。故村山達雄元蔵相の後援会「山紫会」系の支持者など保守層を基盤にするが、高齢化も進んでおり、草の根選挙で議席維持を目指す。
 長岡市議3期、県議4期の経験や、県女性議員の会会長として男女共同社会実現を主張。女性候補が3人となるため女性票をめぐり激しい戦いが予想され、8日の決起集会では「生活向上へ女性が頑張らないといけないとき。県会に押し上げて」と声を張り上げた。


    ◆    ◆

佐藤氏 民主議席の奪還期す

 民主新人で長岡市議の佐藤伸広氏(48)は民主系の「民主ながおか」代表を務め、雇用の改善や「県と市町村の政策連携」を訴える。選対本部長は田中直紀参院議員。連合中越傘下の民主系労組の支援を受け、前回失った民主議席の奪還を目指す。
 前回、落下傘の民主候補は約9500票にとどまり、票の上積みが必要となる。旧川口町出身のため長岡全域での知名度アップも課題。若さを武器に「世代交代と県議会活性化」を訴え、無党派層の獲得も狙う。


    ◆    ◆

安沢氏 公明初の議席目指す

 公明新人の安沢峰子氏(46)は旧小国町出身。北陸農政局に務めた「農政のプロ」として農業振興や食育、地方創生を掲げる。女性集会を開き「長岡の女性がより輝くよう全力で取り組む」とアピールする。
 公明が長岡地域に候補を擁立するのは長岡市・古志郡選挙区時代の1975年以来。公明の基礎票は1万票前後とみられ、山口那津男代表が来援するなど、党を挙げて初の議席獲得を目指す。支持母体の創価学会も動き、支援者らが電話などで浸透を図っている。

    ◇    ◇

【図表】前回の選挙結果
 当 星野伊佐夫 自現(10) 27,487
 当 柄沢正三  自現(5) 21,646
 当 長部登   社元(3) 15,660
 当 松川キヌヨ 無現(4) 15,307
 当 西川洋吉  自現(3) 15,193
 当 竹島良子  共現(2) 12,285
   板橋卓也  民新     9,466
※丸数字は当選回数

4759チバQ:2015/03/30(月) 19:17:18
http://www.niigata-nippo.co.jp/feature/senkyo-ser/20150320171411.html
県議選、南魚沼は三つどもえの公算
自民分裂、3期ぶりに激突

 4月3日告示、12日投開票の県議選で、定数2の南魚沼市・南魚選挙区は3期ぶりの選挙戦となる見通しだ。5回目の当選を目指す自民党・斎藤隆景氏(70)と3選を期す無所属・若月仁氏(56)に、新人で元南魚沼市議の自民党・松原良道氏(63)が挑む構図。分裂した自民2氏が保守票を奪い合うのは必至だ。一方で、無所属の若月氏が非自民票を固めた上で無党派層にどれだけ食い込めるかも焦点で、三つどもえの激戦となりそうだ。

 斎藤氏と松原氏は自民党六日町支部の支部長と幹事長の関係だったが、松原氏が支部を割る形で立候補を表明。2011年の新潟・福島豪雨への対応や翌12年の南魚沼市長選をめぐる不満、しこりが背景にあるとされる。一方、若月氏は無投票で初当選、再選を重ね、選挙戦で勝った経験はない。3人の戦いは予断を許さない状況だ。

   ■    ■

 斎藤氏は昨年、自民県連の総務会長に就任した。4期16年の実績と斎藤記念病院(南魚沼市)の理事長という知名度を武器に、医療分野などでの地域貢献を訴える。

 1月にあった事務所開きでは、「6月開院の魚沼基幹病院を医療人として手伝わなければならない」と強調。「『新潟・福島豪雨では復興予算をよく付けてくれた』と言われた。ここで引くわけにいかない。地盤を整備し後継者を育てたい」と次期への決意を熱く語った。

 支持基盤である建設業界などを中心に組織を強化する一方、各地で「健康サロン」を開き女性や高齢者への浸透も図る。

   ■    ■

 元教員の若月氏は、連合新潟の推薦を受け、県教職員組合などの労組、教員時代の教え子らで組織づくりを進める。

 3月上旬に南魚沼市で開いた大集会には千人以上が参加。決意表明で、2期8年の教育・福祉分野での実績を強調し「支援が必要な人が輝くことができる社会はすべての人に良い社会。弱者のために働きたい」と訴えた。

 県議選に初挑戦した12年前は今回と同じように自民2氏と戦い、苦杯をなめた。「県議会にはさまざまな意見を持つ議員が必要」と、魚沼地域で唯一の非自民議員としての存在意義を訴え、非自民支持層や無党派層への呼び掛けを強める。

   ■    ■

 新人の松原氏は「現場主義」を掲げ、昨年夏の出馬表明直後から選挙区を細かく回ってきた。

 「県政と住民との距離を縮めたい」と訴える。ミニ集会では、昨春の高校入試で市内の高校の定員が大幅に減らされ、多くの不合格者が出たことに触れ「もっと早く情報をつかむことができれば対処ができた」とし「自分の目と耳で地域の実情を知り、県とのパイプを太くしたい。今、この地にはその機能が必要とされている」と強調した。

 井口一郎市長や引退した元自民県議の支持者、市議らの支援を受ける。保守層の引き寄せとともに、唯一の新人として知名度アップに励む。

■過去の選挙結果
【2003年】
 当 種村芳正 自現 14,998
 当 斎藤隆景 自現 14,855
   若月仁  無新 13,580
 ※07年、11年は斎藤氏と若月氏が無投票当選

4760チバQ:2015/03/30(月) 19:17:35
http://www.niigata-nippo.co.jp/feature/senkyo-ser/20150324171409.html
県議選、三条は現新4氏が出馬へ
自民・民主 2議席めぐり火花

 4月3日の県議選告示まで2週間を切った。三条市選挙区(定数2)では、自民党の現職2人と、民主党と無所属の2新人が立候補を表明している。「2議席死守」を掲げる自民と、「2議席独占阻止」を旗印に、4年前に失った議席の奪還を目指す民主。それぞれの思惑が激しくぶつかり合う構図となりそうだ。

 三条市区(旧三条市区含む)は定数2となった1955年以降の15回の選挙のうち、83年と91年の2回、自民が2議席を独占。それ以外はほぼ自民が社会や自由、民主などと1議席ずつ分け合ってきた。

 しかし2011年の前回県議選で、民主は引退を決めた現職の後継候補を立てられなかった。支持者の一部は無所属新人で自民県連推薦だった坂田光子氏(60)に流れた。坂田氏は初当選後に自民会派入りし、約16年ぶりに自民が2議席を独占する格好になった。

    ■    ■

 3期目を目指す自民現職・佐藤卓之氏(50)は、県議だった義父から引き継いだ旧南蒲の栄、下田両地区に加え、水害対策などを通じ旧三条市にも足場を築いた。トップ当選した過去2回の選挙で強さを印象づけたが、混戦模様の今回は安泰ムードを警戒する。

 「県議選は国政の代理選挙ではない」として政党色を薄める。2月下旬の事務所開きでも党国会議員らを招かず、「県と市、市民のつなぎ役として仕事をする」と2期8年の実績を強調した。今後は大規模な集会は開かず、企業や集落の会合などできめ細かく支援を呼び掛ける方針だ。

    ■    ■

 一方、初の自民公認で2期目を目指す現職・坂田氏は、民主新人・藤田博史氏(45)の出馬に危機感を強める。2月上旬の事務所開きでは「先回、協力してくれた民主が今度は相手方。(落選した)先々回の票から上積みしなければならない」と気を引き締めた。

 11年の前回選挙では07年から4千票余り伸ばしたが、佐藤氏には7千票差を付けられた。今回は「2議席死守」を掲げる党が全面支援。18日の総決起大会には金子恵美衆院議員(新潟4区)や県選出参院議員らが顔をそろえた。自民唯一の女性県議として「女性が輝く社会の実現」も訴える。

    ■    ■

 三条市議を2期目途中で辞職して出馬する民主新人・藤田氏は、立候補表明が昨年12月の衆院選の影響で、同年末にずれ込んだ。衆院選で比例復活した民主の菊田真紀子氏や、高橋一夫・前三条市長らの支援を得て、企業回りなど知名度アップに懸命だ。

 8日の事務所開きでは「三条市区はもともと自民だけでなく別の党が1議席を持ってきた。反骨精神あふれる市民の声を県政に持って行く」と悲願の議席奪還に向け意気込んだ。県と市のパイプづくりや、東京電力柏崎刈羽原発の再稼働阻止、ものづくり振興などを訴える。

    ■    ■

 無所属で出馬する元銀行員の田村正宏氏(59)はつじ立ちなどで「しがらみのない政治」を訴えるとする。

 こうした状況に対し、国定勇人三条市長は佐藤、坂田、藤田の3氏をバランスを取って応援する意向だ。10日の会見では「3人とも個人的に非常に深いつながりを持っている。全員当選してほしい気持ち」と話した。

 24日には市議らが佐藤、坂田、藤田の3氏を招いた公開討論会を開く。

[過去2回の選挙結果]
【2011年】
 当 佐藤卓之 自現 19,778
 当 坂田光子 無新 12,360
   原茂之  無新  9,479
【2007年】
 当 佐藤卓之 自新 13,436
 当 竹山昭二 民現 12,258
   山井伸泰 無新 10,944
   坂田光子 無新  8,095
   嵐勝也  自新  7,739

4761チバQ:2015/03/30(月) 19:17:50
http://www.niigata-nippo.co.jp/feature/senkyo-ser/20150324171410.html
県議選、五泉・東蒲は2現職1新人
当選ライン1万票へしのぎを削る

 4月3日の県議選告示まであと10日。五泉市・東蒲選挙区(定数2)では、連続トップ当選で5期目を狙う自民党現職と、3度目の議席を目指す無所属現職に、無所属新人が挑む構図となっている。両現職は後援会などの組織を固め、県政報告会などで実績をアピール。新人は前回、前々回の県議選で両現職と争った元民主党県議の次男で、30代の若さを強調する。各陣営とも当選ラインは1万票以上とみており、前哨戦が熱を帯びている。

    ■    ■

 旧津川町長の自民現職、沢野修氏(65)は、現在の区割りになった2007年からトップ当選を続ける。地元の阿賀町の神田敏郎町長や大半の町議、建設業者などの支援を受け、ミニ集会や支持者回りを精力的にこなす。

 阿賀町の支持者を着実に固めるとともに、有権者が多い五泉市での上積みを目指す。他候補予定者2人の地元の旧五泉市を、どう攻略していくかが鍵だ。19日に五泉市内で開いた集会では、これまで4期の実績を挙げて、「県や国に太いパイプで通じるようになっている」と強調した。

 阿賀町をはじめ県内全体で人口流出や高齢化が深刻化する中、「この選挙区から県を元気にしていきたい」などと人口減対策を訴えている。

    ■    ■

 会社社長の無所属現職、小島義徳氏(55)は2期連続当選を目指す。五泉市の保守系と社民党系の市議、市役所OBらの支援を受け、ミニ集会を重ねる。

 18日に市内で開いた県政報告会では、河川改修、道路整備などに力を入れた点を強調。「市と連携し、県に働き掛けのできる人材が引き続き必要だ」と呼び掛けた。

 新人・宮崎伸氏(32)の父増次氏とは過去3回の県議選で戦い、通算2勝1敗。自民党現職だった前々回は惜敗、無所属になった前回は105票差で競り勝った。得票は過去3回とも9400票台で、目指す1万票が「未知の領域」として気合を入れ直す支援者も。小島氏は「地域回りなど基本の動きを一生懸命やる」と気を引き締める。

    ■    ■

 父に続いての出馬を決めた新人の元契約社員、宮崎伸氏は、現時点の県内立候補予定者で最年少。若さを前面に打ち出し、こまめに家々を回って知名度の向上に努める。

 五泉市の民主党系市議のほか、同級生や父増次氏の後援会員らが支援。前回県議選に保守系無所属で出馬した五泉市議会副議長も支持している。連合新潟の推薦は受けるが、「特定のカラーを出さない」(陣営)として、政党の推薦は受けていない。

 「政治、このまちをよくしたい。若い世代の課題を当事者の目線で考えたい」。22日、五泉市で開いた集会では若者の政治離れを食い止めるため、最前線に立つ意向を強調した。同世代や無党派層にいかに浸透できるかが課題だ。


[過去の選挙結果]
 【2011年】
当 沢野  修 自現 12,499
当 小島 義徳 無元  9,416
  宮崎 増次 民現  9,311
  阿部 周夫 無新  3,660
 【2007年】
当 沢野  修 自現 11,956
当 宮崎 増次 無元 11,209
  小島 義徳 自現  9,414
  塚野  弘 社現  8,647

4762チバQ:2015/03/30(月) 19:18:06
http://www.niigata-nippo.co.jp/feature/senkyo-ser/20150326171105.html
県議選、新潟北区8年ぶり選挙戦へ
新潟市・北区 現職2氏に新人挑む

 4月3日告示の県議選まで明日で1週間となる。新潟市北区選挙区では、定数2に対して自民党と無所属の計3人が名乗りを上げ、本番さながらの激戦を展開している。8年ぶりとなる選挙戦では、保守票をめぐってしのぎを削る自民党と元民主党の現職2人に、民主党推薦の新人が絡む。広大な水田を抱える選挙区で農業支援策が争点に浮上しており、農家票の行方も注目される。

<農業支援策が争点に>

    ■    ■

 自民現職で建築設計事務所を経営する青柳正司氏(59)は前回2011年の県議選で、5期務めた自民元職の後継として新潟市議から転身し、無投票当選した。旧市域の北地区を拠点に市議時代から広げてきた後援会を軸に再選を期す。

 自民の支持基盤の農家層を意識し、「大規模経営だけでなく兼業の小規模農家も続けられるようにして農家所得の向上を図りたい」と訴える。

 ただ、選挙対策本部を設置したのは3月中旬になってから。陣営には「準備不足」との危機感が強い。市議選の経験はあるが、県議選は今回が初めてで手探りの部分が多い。

 14年12月の衆院選では、小選挙区(新潟3区)で自民・斎藤洋明氏が民主・黒岩宇洋氏に敗北。新潟市北区でも票差が開いた。

 県議選を「北区自民党の存亡をかけた戦い」(自民市議)と位置付け、党支部の引き締めを図る。



    ■    ■

 無所属現職で3期目を目指す元雑誌記者の石塚健氏(43)は、地元・豊栄地区を中心に全域に広げた後援会を主力に2期8年の実績をアピールし、幅広い支持獲得を狙う。

 07年県議選では民主公認で出馬し初当選したが、2期目途中の12年に「民主の施策には一貫性がない」として離党。従来の支持者に保守層が多く、県議会でも自民県議団と同一行動を取った。自民支持者への浸透を精力的に続けている。

 かつて所属した青年会議所のつながりで経営者らの支援を受ける。「やる気のある企業への支援を強化したい」と中小企業の活性化策を強く訴える。

 選挙区の主要産業の一つである農業支援も訴えの柱だ。「6次産業化やコメと園芸との複合化で稼げる農業にしたい」と話す。

 民主を離党したことで民主支持層が離れる中、浮動票と保守票をどれだけ上積みできるかが焦点だ。

    ■    ■

 初挑戦の同区の会社社長、長谷川優氏(52)は昨年6月の出馬表明後、企業関係の人脈を頼りに支持拡大に務めてきた。

 民主から推薦を受け、黒岩氏と連携を強める。昨年の衆院選では黒岩氏が戸別所得補償制度の復活を訴え農家票の取り込みに成功した。長谷川氏も歩調を合わせ、県議選でも同制度の必要性を訴え、攻勢を強める構えだ。

 農業資材販売会社を経営してきた実績を強調し、「複合営農などを進め次世代に引き継げるよう農業の発展に力を入れる」と話す。

 民主県連にとっても、石塚氏の離党により空白区となった北区で民主議席を奪還する好機と見ており、連合新潟とともに組織戦を展開する。

 最大の課題は知名度不足だ。拠点の豊栄地区を中心に支持者回りを行うほか、区内の幹線道路や商業施設で連日つじ立ちを行い、浸透に躍起だ。

[過去の選挙結果]
【2007年】
 当 三林碩郎 自現 14,595
 当 石塚健  民新 11,363
   川島勝  自新 10,069

※2011年は石塚氏と青柳正司氏が無投票当選。

4763チバQ:2015/03/30(月) 19:18:29
http://www.niigata-nippo.co.jp/feature/senkyo-ser/20150328171881.html
県議選、阿賀野市は16年ぶり選挙戦へ
大票田・水原への浸透が鍵

 4月3日の告示まで1週間を切った県議選(12日投票)で、阿賀野市選挙区(定数1)は、7選を目指す自民党現職・帆苅謙治氏(66)に、元国会議員秘書の無所属新人・田中元氏(38)が挑む一騎打ちの公算が高まっている。同区は無投票が続き、阿賀野市民にとって16年ぶりの選挙戦。人口減少が進む中、雇用創出や農業振興をめぐり、前哨戦も熱を帯びている。有権者の4割強を占める水原地区への浸透が鍵を握る。

    ◆    ◆

帆苅氏 「産業振興で人口減防ぐ」

 阿賀野市は2004年に旧水原町、安田町、笹神村、京ケ瀬村が合併して誕生した。県議選は、4町村を含む旧北蒲原選挙区(定数3)時代の1999年が最後。このときは帆苅氏が1万9千票余りを獲得し、トップで3選を果たした。

 16年ぶりの選挙戦に帆苅陣営は「支持者の高齢化も進んでいる。厳しい選挙になる」(幹部)と気を引き締める。市建設業協会や商工会などが推薦するほか、市議20人のうち11人が支援する分厚い陣立てだ。

 出身の旧安田町を含め6地区に置く後援会支部と連動し、ミニ集会を開催。人口減対策として農業振興などを中心に据え、帆苅氏は「ほ場整備、農地集積を進め、産業として成り立つ農業にする。企業立地を進め、若い人の働く場も創出する」と訴える。

 最大会派・自民党の県連筆頭副会長を務めることをアピール。15日の京ケ瀬地区の集会では「県連の中枢にいられるようになった。予算をはじめ、われわれの賛同なくして、県政運営はできない」と語った。

 周囲が懸念材料とみるのは、帆苅氏が08、12年の阿賀野市長選で推した候補がいずれも敗れたこと。今回の県議選への影響があるかどうかも焦点だ。

    ◆    ◆

田中氏 「雇用創出へ観光活性化」

 1月に名乗りを上げたゴルフ場運営会社顧問の田中氏は旧水原町出身。自民党などの国会議員秘書を6年余り務めた。キャッチフレーズは「阿賀野市再生」。五頭温泉など市内の観光資源を意識し、「交流人口を増やし、観光が活性化することで、雇用創出を図りたい」と唱える。

 民主党系の市議会議員3人が「無投票が続くのはよくない。世代交代も必要だ」と支援する。田中氏は3人の地盤の水原地区を中心に支持者回りを展開し、知名度アップに懸命だ。

 地元町内会の関係者らも事務所に詰めて支える。連合新潟の推薦を受けたほか、阿賀野市を含む新潟3区選出の黒岩宇洋衆院議員も事務所開きに駆け付けた。

 38歳の若さや東京での秘書経験を打ち出すが、帆苅氏ほどの組織はない。陣営幹部は「田中氏の若さを売りにしていけば、若い人も共感してくれるだろう」と期待するが、どこまで浸透できるかは未知数だ。

 両陣営が決戦場とみるのは、有権者役1万6千人の大票田・水原地区だ。地元で票を伸ばしたい田中氏に対し、帆苅氏も水原地区でこまめに集会を開き、攻勢を強める。両陣営は水原に選挙事務所を設置。ともに「重点区」と位置付け、票の掘り起こしを強めていく構えだ。

4764チバQ:2015/03/31(火) 20:03:13
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150330ddlk15010056000c.html
’15統一選:新潟市議選の動向/上 中央区 16人出馬で激戦模様 /新潟
毎日新聞 2015年03月30日 地方版

 県議選と共に統一地方選の第1陣となる新潟市議選が来月3日告示される。今回の選挙から、全8選挙区の定数は5減の計51となる。全区で選挙戦となる見込みで、定数1減の北区▽東区▽中央区▽江南区▽西区を中心に、同12日の投開票に向け事実上、激しい選挙戦が始まっている。3月2日現在の選挙人名簿登録者数は66万2583人(男31万4980人、女34万7603人)。各区の情勢を追った。

 ◇北区
 前回は新人5人が立候補したが、今回は現職5人、新人1人が名乗りを上げている。ベテランの金子氏は無所属で4選を目指し、共産の風間氏が3選、自民の平松氏、民主の南氏、無所属の皆川氏がそれぞれ再選を目指す。旧豊栄市出身で、元衆院議員秘書の小柳氏が無所属で初挑戦する。

 ◇東区
 新人4人を含む12人が立候補を表明している。自民は、佐藤豊美氏と志田氏がそれぞれ7選、6選を目指す。また新人の豊島氏と、引退する橋田憲司氏の後継に荒井氏を擁立する。民主は現職の細野・渡辺両氏の議席確保を目指す。公明は3期目を狙う佐藤誠氏のほか、引退の青木千代子氏の後継に新人の松下氏を擁立。五十嵐氏、飯塚氏は共産2議席の死守を期す。無所属では小泉氏が4期目を目指し、新人の中島氏も準備を進めている。

 ◇中央区
 16人が立候補を表明しており激戦模様だ。無所属ではともに現職の山田、渡辺両氏のほか、新人の伊藤氏、内山氏、出頭氏や元職の斎藤氏が立候補の準備を進める。自民は現職の佐藤耕一、美濃の両氏と新潟市長選に立候補した元職の吉田氏を、民主は現職の山際敦、山際務の両氏をそれぞれ擁立する。維新は佐藤幹夫氏、公明は西区からくら替えの小山氏、共産は野本氏、次世代は深谷氏、社民は青木氏を立てており、しのぎを削っている。

==============

 ●立候補予定者●

 ◆北区(定数5−6)

風間ルミ子 65 (2)共現

金子益夫 71 (3)無現

小柳聡 28 無新

平松洋一 55 (1)自現

皆川英二 68 (1)無現

南真由美 55 (1)民現

 ◆東区(定数9−12)

荒井宏幸 48 自新

飯塚孝子 60 (2)共現

五十嵐完二 62 (1)共現

小泉仲之 62 (3)無現

佐藤豊美 70 (6)自現

佐藤誠 54 (2)公現

志田常佳 65 (5)自現

豊島真 53  自新

中島志門 40 無新

細野弘康 40 (1)民現

松下和子 57 公新

渡辺和光 49 (3)民現

 ◆中央区(定数11−16)

青木学 48 (5)社現

伊藤健太郎 41 無新

内山航 33 無新

小山進 47 (2)公現

斎藤栄路 65 (1)無元

佐藤耕一 58 (1)自現

佐藤幹夫 68 維新

出頭秀紀 46 無新

野本孝子 63 (1)共現

深谷成信 53 (1)次現

美濃欣之 43 (1)自現

山際敦 37 (3)民現

山際務 49 (1)民現

山田洋子 72 (4)無現

吉田孝志 52 (2)自元

渡辺均 58 (4)無現

 (50音順)

4765チバQ:2015/03/31(火) 20:03:36
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150331ddlk15010052000c.html
’15統一選:新潟市議選の動向/下 秋葉区 無党派層取り込み鍵 /新潟
毎日新聞 2015年03月31日 地方版

 ◇江南区
 前回と同じ顔ぶれの現職5人、新人1人が立候補を表明しているが、定数が1減となり、わずか8票差で当落が分かれた前回以上の激しい選挙戦が予想される。共産の渡辺氏を除く現職の串田、古泉、藤田、本図の4氏は前回と同様、無所属での立候補を予定。前回8票差で涙をのんだ民主の宇野氏が雪辱を期す。

 ◇秋葉区
 5議席に対し、7人が名乗りを上げている。自民の阿部氏、いずれも無所属の栗原氏と渡辺氏はそれぞれ4選を目指し、各陣営とも引き締めを図る。無所属ではまた、青野氏が再選、新人の佐藤、中野の両氏が初の議席獲得を目指す。共産は3期務めた小山哲夫氏の後継に倉茂氏を擁立。有権者数の多い旧新津市を中心に、子育て世代や若年層など、無党派層の取り込みが鍵となりそうだ。

 ◇南区
 3議席に対し、自民の遠藤氏、いずれも無所属の内山氏、小野氏の現職3人に、無所属新人の清野氏が挑む構図となりそう。現職の3人は前回、いずれも得票数が4000票台で競り合った。大票田の旧白根市での票の取り込みが鍵となりそうだ。

 ◇西区
 自民、共産、無所属2人の計4人が引退を表明し、現職6人と新人5人が立候補する見通し。自民からは、現職で最多となる8選を目指す佐藤幸雄氏、4選を目指す永井氏、いずれも新人の佐藤正人氏、田村氏の4人が名乗りを上げる。民主の加藤氏、政治団体「緑の党グリーンズジャパン」共同代表の中山氏はいずれも3選を狙う。公明は、中央区にくら替えした現職の地盤に新人の志賀氏、共産が後継に新人の平氏をそれぞれ擁立する。無所属では、5選を目指す高橋氏、3選を狙う梅山氏、新人の石附氏が立候補を表明している。

 ◇西蒲区
 いずれも無所属で現職の金子、竹内、田辺、水沢の4氏以外に立候補の動きはみられなかったが、無所属の新人、幸田氏が前回に続いて名乗りを上げた。竹内氏は社民の推薦を受ける。

==============

 ●立候補予定者●

 ◆江南区(定数4−6)

宇野耕哉 46 民新

串田修平 59 (2)無現

古泉幸一 53 (2)無現

藤田隆 61 (4)無現

本図良雄 58 (3)無現

渡辺有子 65 (4)共現

 ◆秋葉区(定数5−7)

青野寛一 69 (1)無現

阿部松雄 63 (3)自現

倉茂政樹 58 共新

栗原学 39 (3)無現

佐藤善甫 31 無新

中野和美 52 無新

渡辺仁 65 (3)無現

 ◆南区(定数3−4)

内山則男 66 (2)無現

遠藤哲 65 (3)自現

小野清一郎 53 (1)無現

清野伸一 59 無新

 ◆西区(定数10−11)

石附幸子 60 無新

梅山修 41 (2)無現

加藤大弥 54 (2)民現

佐藤正人 57 自新

佐藤幸雄 67 (7)自現

志賀泰雄 43 公新

平あや子 35 共新

高橋三義 64 (4)無現

田村要介 46 自新

永井武弘 73 (3)自現

中山均 55 (2)諸現

 ◆西蒲区(定数4−5)

金子孝 73 (3)無現

幸田健太 38 無新

竹内功 65 (1)無現

田辺新 70 (3)無現

水沢仁 64 (2)無現

 (50音順)

4766チバQ:2015/03/31(火) 20:06:26
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=33755
特集 : 針路はどこへ・諏訪市長選への課題【上】駅前再開発
更新:2015-3-20 6:02
 任期満了に伴う諏訪市長選は、4月19日の告示まで1カ月を切った。現職が引退を表明し、新人1人が名乗りを上げている。転換期を迎える諏訪市の針路をどう見据え、将来像を描くのか。市の抱える主な課題を追った。

 「スワプラザ商業棟が閉鎖して余計買い物客が減った」。諏訪市のJR上諏訪駅近くで10年前から店舗を営む50代の女性店主は、駅前の人通りの減少を嘆く。「観光客を歓迎する雰囲気がなく、寂しい」。2011年2月にまるみつ百貨店が閉店して4年。昨年12月には隣接のスワプラザ商業棟が閉鎖した。駅前の再開発事業の進展が具体的に見えない状況に危機感を募らせる。

 諏訪市の民間会社「諏訪駅前開発」が、旧まるみつやスワプラザなどを含めた区域で計画する駅前再開発の構想。14年4月にスワプラザ商業棟の売却が合意に達した。ただ、隣の業務棟の権利者らとの交渉は継続中で、駅前のにぎわい再生へ事業の進展には依然不透明さも残る。

 「諏訪駅前開発」は再開発事業で、生鮮食料品店を含む商業施設や160戸程度の集合住宅などを建設する構想を描く。業務棟や周辺の地権者との交渉について、井口恒雄社長は「少しずつ進んでいる。住民の意見を聞きながら、駅前にふさわしい開発にしたい」。4月中にはスワプラザ業務棟の地権者らとの交渉をまとめたいとし、15年度の旧まるみつなどの建物解体、16年度の着工を目指す。

 市が実施した「市民満足度調査」では13、14年度の2年連続で満足度の点数が最も低かったのが「にぎわいのある商業地」の施策だった。住民からは再開発に対する市の一層の関与を求める声も根強い。市は財政面などを理由に民間主導、行政支援の立場を崩さない。スワプラザなどに市が持つ土地については、開発会社に売却しない方針で、その土地を活用して再開発エリアに公共スペースの設置を求めている。井口社長は「市の意向は尊重したい」とする。

 地元には開発自体に対する不安もある。駅周辺の浜町一、二区、片羽町の住民有志らは14年10月、再開発事業に要望などをしていこうと、「駅前まちづくり懇談会」を発足。想定される高層の建物は景観を損なう恐れもあるとし、周辺との調和の取れた開発を望んでいる。

 周辺住民からは駅周辺のまちづくりのビジョンが見えないとの声もある。駅近くの女性店主は「高校生なども含めいろんな声を聞くべきではないか」。再開発は駅前のにぎわいを復活させる好機でもある。市や開発業者は、住民の意見を聞きながら、事業を丁寧に進める姿勢が欠かせない。

4767チバQ:2015/03/31(火) 20:06:41
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=33771
特集 : 針路はどこへ・諏訪市長選への課題【中】旧東洋バルヴ跡地利用
更新:2015-3-22 6:00
 諏訪湖畔の好立地にある諏訪市の旧東洋バルヴ諏訪工場跡地は、2006年に市土地開発公社を通じて取得して約9年が経過する。山田勝文市長の4期目の公約だった温泉リハビリテーションセンター誘致は実現せず、土地利用の将来展望は依然見えない。諏訪圏工業メッセで使う建屋(諏訪湖イベントホール)の老朽化という課題も重くのしかかる。

 市が専門的な立場から跡地に関して意見を出してもらおうと11年に設置した有識者会議。諏訪商工会議所、金融機関、会計事務所、不動産関係者ら7人が意見交換している。市によると、これまでに5回開き、経済情勢などを踏まえて当初計画の宅地分譲は構想から外すといった助言を受けている。

 メンバーからは湖畔に残された広大な土地であり、当面はこのまま残してじっくり検討すべき―との意見が出ているという。隣の諏訪赤十字病院の将来的な建て替えの用地を念頭にした話題が出ることもあるが、具体的な検討には至っていない。

 さらに市は、8月15日の諏訪湖祭湖上花火大会の桟敷席として跡地で1万人近くが見物し、代替の場所の確保が難しいことから、当面は「原っぱ」のまま取っておく必要がある―とする。

 跡地内にある建屋は広さ約9800平方メートル。増築分を含め昭和30〜40年代に建設された。市は13年度に利用方法を広げようと、建築基準法に基づく用途を「工場」から「屋内運動場」に変えた。だが、改正耐震改修促進法に基づき、面積5000平方メートル以上の施設は、15年12月末までに耐震診断し、県に結果を報告する必要が出てきた。

 これを受けて市は来年度、建屋の耐震診断を実施する。方向性は未定だが、「改修する場合でも規模によって費用は変わってくる」とし、費用対効果などを考慮して検討する意向。「県にも相談して進める」とする。

 諏訪圏工業メッセは昨年までに13回を数え、「工業メッセがない諏訪圏は考えられない」(岩波寿亮・諏訪商工会議所会頭)というほどにまで成長した。1カ所で同程度の展示や駐車のスペースが確保できる施設は諏訪地域にはなく、岩波会頭は「恒久的に使える会場を諏訪圏6市町村で考えたい」とする。

 諏訪市はJR上諏訪駅前の再開発問題や文化センターの保存活用事業などハード面の事業が残る。「同時期の集中投資は避けたい」(企画部)とする中、事業の優先度をどう考え、議論を具体化していくか知恵を絞る必要がある。

4768チバQ:2015/03/31(火) 20:06:56
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=33779
特集 : 針路はどこへ・諏訪市長選への課題【下】焼却灰最終処分場
更新:2015-3-23 6:01
 岡谷、諏訪、下諏訪の2市1町でつくる湖周行政事務組合が計画する、広域ごみ処理施設の焼却灰を処理する最終処分場を諏訪市に整備することが決まって4年。諏訪市は、候補地の地元と協議を続けているが、場所は依然として公表されず、選定は難航している。最終処分場の整備は広域の自治体にも関係する“約束事”。安全面などに十分な配慮が必要な施設で、簡単ではない事情があるとはいえ、先送りできない課題だ。

 同組合のごみ処理基本計画では、ごみ焼却施設の整備後、2016年に最終処分場を稼働させ、民間施設を併用しながら焼却灰の受け入れを開始する予定だった。処分場の設置場所が決まっても、環境アセスメントや建設などに3年程度かかる見通しで、基本計画のスケジュールは間に合わない状況だ。

 市議会3月定例会で候補地選定の現状について問われ、上原哲夫副市長は「安全性が一番大きな課題。将来にわたって残る施設なので、安全性を地域の皆さんに理解いただくよう取り組んでいる」と述べるにとどめ、慎重な姿勢を崩さなかった。

 山田勝文市長は、処分場の形式は処分場が建築物に覆われ、環境への負荷を減らすとされる「クローズド型」が望ましいとの考えを示している。市は地元との交渉の詳細を明らかにしていないが、「(施設に対する)地元住民の理解は深まってきている」(市民部)とする。

 現在、諏訪市内のごみの焼却灰を埋め立てる大曲最終処分場は市東部の角間新田にある。現在の処分場は1999年4月から稼働しており、使用期限は、延長した上で2017年3月末までとする公害防止協定書を市と角間新田区が取り交わしている。こういった面から、新たな処分場は西側の山間部では―との見方もあるが、市は「新たな処分場は角間新田以外で整備する、としか言えない」とする。

 岡谷市内に建設する広域ごみ処理施設「諏訪湖周クリーンセンター」は16年9月の稼働を予定し、焼却灰は当面、県外の複数の民間施設で処理する方針でいる。

 今期限りでの退任を表明している山田市長は、任期中に候補地を公表したいとの考えを示しているが、任期は残り1カ月しかなく、表明できるかは見通せないまま。一方で、ごみ処理は市民生活に直結する問題であり、いつまでも持ち越せない。地元住民への丁寧な説明を続けつつ、着実に前に進める姿勢が欠かせない。

4769チバQ:2015/03/31(火) 20:07:12
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=33828
特集 : 高原都市の行方 茅野市の課題【上】景観と観光
更新:2015-3-29 6:01
 任期満了に伴う茅野市長選は、4月19日の告示が3週間後に迫った。すでに、3選を目指す現職の柳平千代一氏(61)=塩之目=と、市議で新人の野沢明夫氏(60)=湖東新井=が前哨戦を繰り広げており、一騎打ちの公算が大きい。諏訪地方最大の人口規模を誇るまでに成長した“高原都市”の将来像をどう描くのか。茅野市の現状と課題を追う。

 八ケ岳を望む茅野市北山の蓼科中央高原。ペンションやレストランが点在する国道299号沿いの田園地帯に、太陽光発電パネルが整然と並ぶ。「観光地で太陽光発電事業を行う妥当性に一考を投げ掛けたかった」。建設に反対してきた農園経営の佐藤俊之さん(54)は数カ月に及んだ運動をこう振り返った。

 昨年10月、農地転用した土地2800平方メートルに発電業者2社が247.2キロワットの太陽光発電施設を建設する計画が表面化。佐藤さんら周辺の観光業者や住民は、営業権や景観が損なわれるとして、建設の白紙撤回を求めた。市の仲介で2度の説明会が開かれ、業者側が譲歩案を示したが、折り合いはつかなかった。

 住民側は同12月、建設差し止めの仮処分命令を地裁諏訪支部に申し立てる法的手段に訴えた。裁判官を交えて3月11日までに5回の話し合いを行い、業者側に農薬の使用禁止や植栽、水質検査などを課す和解に同意したが、建設は止められなかった。

 住民側は当初、行政の規制強化に期待を寄せた。市側は問題浮上の直前、近隣への説明や市への届け出を業者に求めるガイドラインを制定。さらに景観法に基づく「景観計画」を見直し、出力10キロワット以上の太陽光発電施設を開発行為の対象に加え、今年4月からの届け出を義務付けた。

 それでも現行法では建設を規制できないという。市は、農地以外の利用を厳しく制限する農業振興地域が「太陽光発電の規制区域に準ずる」と指摘する。しかし、今回問題となったのは農振地域外の農地転用が可能な場所だった。

 背景には、高値で売電できる国の再生可能エネルギー固定価格買い取り制度がある。収益性が見込める太陽光発電施設の設置は、担い手不足や高齢化に悩む農家の有効な土地利用として定着。その半面、観光業者などと利害が対立する事態を招いている。

 蓼科中央高原観光協会の次期会長で横谷温泉旅館社長の篠原元文さん(55)は「景観を無視して観光は成り立たない」と語り、自然景観が観光振興や移住促進に果たす役割の大きさに理解を求める。

 再生可能エネルギーが急速に普及し岐路に立つ茅野市の景観。対立する利害をいかに調整し、八ケ岳山麓の美しい景観を守り発信するか。景観形成に向けた公民協働の取り組みが求められている。

4770チバQ:2015/03/31(火) 20:07:25
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=33837
特集 : 高原都市の行方 茅野市の課題【中】最終処分場
更新:2015-3-30 6:00
 茅野市の市民1人が1年間に排出する可燃ごみは317キロ。富士見町、原村の可燃ごみとともに諏訪南清掃センター(茅野市米沢)に持ち込まれ、焼却される。その後に残った焼却灰は、すべて県外に搬出されている。茅野市の最終処分場がほぼ満杯で、これ以上の埋め立てが困難なためだ。

 茅野市と富士見町、原村は1999年から、3市町村などでつくる諏訪南行政事務組合で、可燃ごみの共同処理に取り組んでいる。諏訪南清掃センターで発生する焼却灰は年約3000トンに上る。

 最終処分場は茅野市と富士見町にある。しかし、2施設を合わせた残容量は約1万5000トン(茅野市5000トン、富士見町1万トン)で、焼却灰を全量投入した場合の使用期限は5年余り。同組合は延命を図るため、2006年度から焼却灰処理の民間委託を続けてきた。

 最終処分場の長寿命化に向け、焼却灰を燃やして固形化する灰溶融施設の整備を計画したこともあったが、住民の合意が得られず09年に中止を決めた。今はトラックや貨車で焼却灰を輸送し、三重、群馬、栃木、山口の4県にある最終処分場に持ち込んでいる。

 「今年度で受け入れを終了したい」。13年6月、年2000トンの焼却灰の処理を委託していた佐久市の民間業者が、最終処分場の残容量が少ないことを理由に14年3月での受け入れ中止を発表。組合事務局が委託先探しに東奔西走する事態に発展した。

 その後、3市町村は焼却灰処理の安定化を図るため、自前の最終処分場を整備する方針に転換。14年度には最終処分場の整備を組合の新たな事務に加えた。背景には、処理単価の増大で民間委託の優位性が薄らいできたこともある。

 組合は来年度、最終処分場の候補地選定に着手する。組合長でもある柳平千代一市長は3月5日の市議会全員協議会で、中間処理施設と最終処分場の集積立地が「理想的」と語り、「用地選定が大きな課題。これから3市町村で取り組む」と述べた。

 3市町村のごみ処理の方法を定めた「ごみ処理基本計画」では、最終処分場の整備を「急務」とし、2020年度の稼働を目指す。3市町村の広域連携と住民の協力が欠かせないごみ減量と施設整備。首長のリーダーシップが問われている。

4771チバQ:2015/03/31(火) 20:07:39
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=33839
特集 : 高原都市の行方 茅野市の課題【下】パートナーシップのまちづくり
更新:2015-3-31 6:00
 「お買い物はストレス解消にもなり、毎週バスが来るのを待ち遠しく思っている」。1月27日。茅野市宮川地区を走るお買い物無料送迎バス「すまいる号」の運行開始1周年を祝う記念式典。80代の女性が手書きの紙を手に感謝の言葉を寄せた。

 お買い物バスは、徒歩以外に手段がなく買い物に不自由しているお年寄りの実情調査を踏まえ、宮川地区社会福祉協議会(篠原郁子会長)が、商業者に参加を呼び掛けて昨年1月から運行を始めた。運賃は「無料」にこだわり、運行費用は全て商業者が負担する仕組みだ。

 賛同したのは地元のショッピングセンター「メリーパーク」と、隣接するケーヨーデイツー茅野店、アップルランドデリシア宮川店。開店30周年を迎えていたメリーパークが「地域の恩返しに」と協力を申し出た。運行は月曜と火曜の週2回、登録者を乗せたバスが地区内のバス停を回り、メリーパークへ向かう。2月現在の登録者は106人で、ほぼ横ばいという。

 帰りのバスまでは約2時間。このうち1時間は喫茶コーナーのベンチに座って談笑するのが恒例だ。集合住宅に住む女性(80)は「みんな家に帰れば1人。この時間が張り合いなのよ」。バスに乗り込む女性たちの表情は明るい。メリーパーク代表の杉本浩美さん(52)が「来週も待ってるから」と声を掛けた。

 買い物だけで採算を取るのは難しいが、地区社協や商業者など運行関係者は事業継続のため、補助金獲得や車内広告募集といった新たな財源確保に乗り出す。一方で、市は「特定企業の応援はできない」と一定の距離を置く。篠原会長(71)は「お年寄りの心も体も動かす事業。困っている人に目を向けて行動を起こしてほしい」と願う。

 同市は、公民協働で進める「パートナーシップのまちづくり」を掲げる。戦後の生涯学習活動を発展させ、市民と行政が対等な立場でまちづくりを進め、「地域主権」を目指す試み。1995年に矢崎和広前市長が提唱した。

 「第1ステージ」は環境、福祉、教育など分野別に発足した市民活動組織「実践する提言集団」が原動力となり、全市的なネットワークで成果を上げた。2005年からは、その理念と手法を地域で展開する「第2ステージ」が始まり今年でちょうど20年の節目を迎える。

 03年に制定した「パートナーシップのまちづくり基本条例」の前文は、まちづくりの原点を「市民・民間が主導し、行政が支援する」と規定する。その約束をいかに果たすか。特色ある地方創生に向けて、パートナーシップの真価が問われている。

4772チバQ:2015/03/31(火) 23:18:34
http://www.sankei.com/region/news/150331/rgn1503310023-n1.html
2015.3.31 07:07

無投票当選を阻止、加茂市長選出馬へ 新潟

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 任期満了に伴う加茂市長選(4月19日告示、26日投開票)に同市の通信会社契約社員、坂上(さかうえ)時平氏(64)が無所属で立候補する意向を明らかにした。坂上氏は出馬理由に現職の小池清彦市長(78)の無投票当選阻止を挙げた。

 坂上氏は同市出身。平成15年、同市長選に出馬、19年には市議選に立候補し、いずれも落選した。

 坂上氏の出馬表明で同市長選は選挙戦になることがほぼ確実となった。

 一方、小池氏は同市本町に選挙事務所を構え、事務所開きが行われた。

 式には同市選出の金谷国彦県議ら支持者約150人が参加した。小池氏は「県立加茂病院が全面建て替えになった。河川改修など防災にも力を入れて、これからも市民の命を守りたい」と訴え、支持を求めた。

4773チバQ:2015/04/01(水) 19:29:36
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/aichi/CK2015032802000230.html
県議選展望(1)名古屋
2015年3月28日

 統一地方選前半戦の県議選(55選挙区、定数102)は3日告示、12日に投開票される。民主、自民、公明の既成勢力と、12年ぶりの議席奪還を期す共産や、選挙戦での初議席獲得を狙う維新、生活、減税といった第三極勢力が争う。立候補予定者は155人前後となる見通し。前回7選挙区だった無投票区はほぼ3倍に増えそうだ。現段階での顔触れや情勢を紹介する。

■千種区(定数2)

東裕子  51 (元)車輸出業 次現<1>

辻秀樹  39 (元)議員秘書 自新

黒田太郎 48 (元)議員秘書 民新

 東は4年前の前回、減税でトップ当選したが、今回は次世代から出馬する。自民は政務調査費の不正受給で県議が辞職し、元参院議員秘書の若い辻を立てた。黒田は国会議員秘書や日本銀行勤務の経験を生かして戦う。

■東区(定数1)

安藤雅彦 47 電気工事業   減現<2>

政木理香 52 (元)議員秘書 自新

国政直記 25 学習塾経営   民新

 3期目を狙う安藤と再挑戦の政木という前回同様の顔触れに、平成生まれの国政が加わる。3人以上が立候補すれば6人で争った1983(昭和58)年以来32年ぶりとなる。

■北区(定数2)1減

塚本久  67 党県顧問  民現<9>

松川浩明 51 商店街役員 自元<4>

須山初美 36 党職員   共新

 今回から定数1減。現職2人の選挙区替えなどにより、3人の争いとなりそう。前回次点の松川は雪辱に挑む。塚本は激戦の前回を踏まえ、地元回りに余念がない。須山は安倍政権批判票の取り込みを狙う。

■西区(定数2)

田中泰彦 34 (元)議員秘書 自新

中堀隆一 42 党区部長    民新

石神勝博 44 NPO理事   維新

鷲野恵子 67 (元)市議   共新 

 現職の国政転出や引退などで、新人4人の争いになる見通し。石神は第三極支持の受け皿を目指す。中堀と田中はともに衆院議員秘書の経歴を持ち、地元を細かに回る。鷲野は名古屋市議6期の実績をアピールする。

■中村区(定数2)

寺西睦  50 (元)電通部長 自現<1>

鳴海康裕 39 党支部役員   民新

松山剛士 29 (元)県議秘書 維新

 前回の無投票から、3人で2議席を争う見込み。寺西は現職の実績をアピールし2選に挑む。父の地盤を継ぐ松山は第三極支持票の取り込みもカギ。鳴海は地元の衆院議員秘書の経験を生かし、地域を小まめに回る。

■中区(定数1)

佐藤敦  42 広告会社長   減現<1>

増田裕二 40 会社社長    自新

中原航  25 党区部長    民新

今枝潔美 57 (元)病院職員 無新

 前回自民現職を破った佐藤は4年間の実績をアピール。増田は市議との連携で浸透を図る。中原は中区では民主初の公認候補。今枝は衆院議員だった父の遺志を前面に出す。

4774チバQ:2015/04/01(水) 19:30:06
■昭和区(定数2)

谷口知美  52 (元)中学教諭 民現<2>

加藤喜久江 58 珠算塾経営   減現<1>

成田修   53 (元)会社員  自新

尾関雅美  65 党地区委員   共新

中村孝太郎 69 (元)市議   次新

 女性現職2人と男性新人3人による激戦。加藤は1期目の実績を訴えたい。教員組合出身の谷口は組織戦を展開。成田は自民の議席復活を狙う。減税から市議に当選し、任期途中で結い(現維新)に移った中村は次世代へ。尾関はオール与党県政の打破を訴える。

■瑞穂区(定数2)

川嶋太郎 39 (元)議員秘書 自現<2>

高木浩司 61 NPO理事   民元<3>

山田勉  40 議員秘書    維新

 定数2に対して自民、民主、維新の公認3候補が争う。地元出身の川嶋は連続3選を狙う。高木は過去3期の実績と政策通をアピールする。山田は昨年の衆院選で当選した牧義夫氏の秘書として連携した戦いに臨む。

■熱田区(定数1)

華地山義章 46 党支部代表 民現<3>

吉岡寿樹  47 建築士   自新

 民主と自民の一騎打ちの見通し。華地山は3期12年の実績を前面に、支持団体の引き締めなどを図る。吉岡は政権与党の強みを訴え、保守票を固めたい。

■中川区(定数3)

西川厚志 45 党支部役員 民現<3>

犬飼明佳 42 党県役員  公現<1>

稲本和仁 56 薬剤師   無現<1>

月東義博 57 党地区委長 共新

 前回の無投票から一転、選挙戦の見通し。4期目を目指す西川は実績を強調。犬飼は引退する公明現職の後継として北区からくら替えした。知事率いる地域政党から初当選した稲本は無所属で出馬。月東は政権や現県政への批判票を取り込みたい。

■港区(定数2)

直江弘文 66 (元)議員秘書 自現<8>

平岩登  41 (元)議員秘書 無現<1>

安井伸治 50 会社社長    民新

亀田成子 66 党地区委員   共新

 現職2人と新人2人の争いになる見通し。直江は8期の実績を訴える。元減税の平岩は無所属での戦い。安井は名古屋市議時代の支持層を生かす。亀田は安倍政権への批判票を取り込みたい。

4775チバQ:2015/04/01(水) 19:30:20
■南区(定数2)

伊藤辰夫 49 (元)縫製業  自現<2>

岡江智子 63 茶道教授    無現<1>

久野哲生 50 会社顧問    民元<2>

山本洋一 36 会社役員    維新

 現職の2人に元職と新人が挑む。前回減税でトップ当選した岡江は無所属で戦う。3期目を目指す伊藤は地域再生を訴える。久野は前回敗れた悔しさを糧に支援者を回る。元新聞記者の山本は衆院議員秘書を経て満を持す。

■守山区(定数2)

森井元志  51 会社顧問  民元<2>

南部文宏  55 会社社長  自新

長畑千代子 64 生協理事  共新

 現職の2人がともに引退し、元職と新人が争う。森井は2期務めた実績を掲げ、支援者を掘り起こす。南部は引退する田辺克宏氏から後継指名を受けた。長畑は民生委員や生協職員の経験を生かし、福祉の充実を訴える。

■緑区(定数3)

渡辺昇   46 会社社長  自現<2>

中村友美  55 党県役員  民現<7>

岡明彦   52 党職員   公新

満仲美由紀 49 党職員   共新

 8期目を目指す中村は地元回りに余念がない。3期目を狙う渡辺も組織固めを進める。公明は定数が減った北区で擁立を見送り、新たに緑区で党職員の岡を擁立。満仲はひとり親の経験から県政の改善を訴える。

■名東区(定数2)

筒井隆彌 69 団体役員  自現<10>

三宅功  60 会社社長  無現<1>

富田昭雄 56 法人理事  民元<3>

 河村市長を支持する立場で前回減税でトップ当選した三宅は今回、無所属での戦い。筒井は大村知事に対して是々非々の姿勢で県内最多の11選を目指す。富田は過去3期務めた実績をアピールして議席の奪還を期す。

■天白区(定数2)

須崎幹   48 党県委員長 自現<2>

水谷満信  50 飲食店経営 民元<2>

三輪泰士  46 会社役員  維新

高橋真生子 40 党職員   共新

 定数2を各党公認の4人が争う。須崎は唯一の現職として実績をアピールする。前回敗れた水谷は議席奪還を目指す。三輪は衆院選で県内の議席を獲得した党の勢いを生かす。高橋は現県政への批判票を取り込む。

 【注】立候補予定者の並びは、現職、元職、新人の順。同じ場合は(1)公認政党の衆院勢力(2)当選回数(3)五十音-の順。政党などの表記は、自「自民」、民「民主」、維「維新」、公「公明」、共「共産」、次「次世代」、生「生活」、減「減税日本」、無「無所属」。丸数字は当選回数。敬称略。肩書、年齢は投開票日の4月12日現在。

4776チバQ:2015/04/01(水) 19:30:36
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/aichi/CK2015032902000218.html
県議選展望(2)尾張(上)
2015年3月29日

■一宮市(定数5)

岩村進次  60 会社役員    自現<6>

高橋正子  56 出版社社長   民現<3>

木藤俊郎  58 党県幹事長   公現<3>

犬飼万寿男 59 会社社長    自新

八木丈之  51 物流会社長   自新

安田誠   50 (元)民放社員 維新

板倉正文  57 (元)市議   共新

神戸健太郎 55 (元)商社員  無新

 5議席を8人が争う見通し。うち4人は自民党を支持する保守系で、7期目を目指す岩村は実績を強調、いずれも一宮市議の八木と犬飼は転身を目指し、2月の市長選で敗れた神戸は無所属ながら、自民党衆院議員らの支援を受ける。前回トップ当選の木藤は支持基盤を固め、連合推薦の高橋は浮動票の取り込みを狙う。市議の安田は市内全域での浸透を図り、元市議の板倉は福祉政策を訴える。

■春日井市(定数4)

伊藤勝人  69 県副議長  自現<3>

神戸洋美  59 幼稚園長  自現<3>

日比雄将  41 中電社員  民現<1>

市川英男  48 党県役員  公現<1>

水野義彦  56 (元)市議 維新

柳沢けさ美 65 党県委員  共新 

 伊藤と神戸は後援会や支持団体の引き締めを図る。市川は4年間の実績を強調し、支持固めを進める。日比は出身労組の支持を固め、市内の行事に出向き、支持層を広げる。5度目の挑戦の柳沢は、毎朝の駅立ちなどで無党派層の取り込みを狙う。元市議の水野は積極的に地域の行事に参加し、身を切る改革の必要性を訴えている。

■津島市(定数1)

中野治美 59 団体理事長 自現<3>

 4期目を目指す中野は、農業などの各団体から幅広い支持を受ける。他に立候補の動きはなく、無投票の可能性が高い。

■犬山市(定数1)

原欣伸 46 (元)市議   自現<2>

 前回、減税新人との一騎打ちを制した原が、つじ立ちや企業回りで精力的に票を固める。立候補を表明しているのは今のところ原だけで、無投票の可能性がある。

■江南市(定数1)

奥村悠二 71 党県役員  自現<4>

江口雅明 56 (元)市議 無新 

 5期目を目指す奥村に、保守系で現在は江南市議の江口が挑む構図。続く江南市長選でも現職と保守系市議の一騎打ちが予想され、奥村と江口はそれぞれ市長選の候補予定者と連携しながら、支持の拡大を図る。

4777チバQ:2015/04/01(水) 19:30:50
■小牧市(定数2)

山下智也 41 (元)市副議長 自現<1>

天野正基 45 団体代表    民元<2>

鈴木達也 62 (元)市議   無新 

 保守が分裂した2月の市長選の対立が響く。山下史守朗市長の支援を受ける鈴木は、市議を辞して無所属で挑戦する。山下は支持基盤の自民党票の取り込みを目指す。天野は非自民の受け皿として知名度向上に励む。

■稲沢市(定数2)

久保田浩文 62 党県幹事長 自現<5>

鈴木純   56 建設会社員 民現<2>

 自民と民主の現職2人が準備を進め、前回に引き続き、無投票の公算が大きい。議長経験者の久保田は保守層を中心に支持を固め、鈴木は街頭で支援を訴える。

■岩倉市(定数1)

高桑敏直 56 (元)市議   無現<1>

 前回は日本一愛知の会から立候補した高桑が、今回は無所属で出馬。他に立候補の表明はなく、無投票の可能性が高い。

■愛西市(定数1)

横井五六 58 幼稚園長  自現<4>

 5期目を目指す横井は保守地盤から安定した支持を受ける。前回選で1人区となり、今回初めて無投票となる可能性が高い。

■清須市・北名古屋市・ 西春日井郡(定数2)

水野富夫 65 不動産業    自現<8>

安藤敏毅 57 党支部役員   民現<2>

太田考則 47 (元)西春町長 無新

中川敦史 43 会社役員    無新

 9期目を目指す水野は、後援会を中心に組織を固める。安藤は労組からの支援を受け、支持層の拡大を目指す。この両現職に、元西春町長で北名古屋市議の太田と、前回は日本一愛知の会から出馬した中川が挑む。

■弥富市(定数1)

安藤正明 52 団体役員  自現<1>

 安藤はあいさつ回りを重ね支持拡大を図る。ほかに立候補の表明はなく、無投票の可能性がある。

■あま市・海部郡(定数2)

石塚吾歩路 45 (元)美和町長 自現<1>

黒川節男  68 NPO理事   民現<6>

 定数2を分け合う自民、民主の現職のほかに、これまで目立った動きはない。無投票の可能性がある。

■丹羽郡(定数1)

鈴木喜博 58 (元)大口町議 自現<2>

 前回は大口町を地盤とする鈴木が無投票当選。今のところ立候補を表明しているのは鈴木だけで、今回も無投票の可能性がある。

 【注】立候補予定者の並びは、現職、元職、新人の順。同じ場合は(1)公認政党の衆院勢力(2)当選回数(3)五十音-の順。政党などの表記は、自「自民」、民「民主」、維「維新」、公「公明」、共「共産」、次「次世代」、生「生活」、減「減税日本」、無「無所属」。丸数字は当選回数。敬称略。肩書、年齢は投開票日の4月12日現在。

4778チバQ:2015/04/01(水) 19:31:23
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/aichi/CK2015033002000216.html
県議選展望(3)尾張(下)
2015年3月30日

■瀬戸市(定数2)

島倉誠  53 会社社長   自現<1>

長江正成 55 協会顧問   民現<2>

酒向英一 65 (元)市職員 無新

 前回4人による選挙戦で、議席を分け合った自民の島倉と民主の長江がそれぞれ2期目と3期目を目指し、支持基盤を固めている。無投票と思われたが、無所属で立候補の動きがあり、選挙戦となる可能性が出てきた。

■半田市(定数2)

堀崎純一 60 会社代表 自現<1>

朝倉浩一 49 会社社長 民新

 堀崎は4年間の実績を訴える。朝倉は引退する現職近藤良三の後継をアピール。無投票の公算が大きい。

■常滑市(定数1)

伊藤辰矢  37 青果業    自新

松林とも子 48 (元)パート 無新

 4期務めた自民現職が引退し、新人2人が対決する構図。常滑市議だった伊藤は自民公認を受け、保守層の取り込みを進める。松林は知名度アップを図る。

■東海市(定数2)

神野博史 66 公認会計士 自現<3>

佐波和則 56 会社員   民現<1>

 4期目を狙う神野と再選を目指す佐波が支持層を固める。他に出馬の動きはなく、無投票の可能性が高い。

■大府市(定数1)

深谷勝彦 69 県監査委員  自現<4>

久田邦博 31 (元)会社員 民新

 5選を目指す自民深谷に民主新人の久田が挑む。深谷は従来の支持層を固め、駅頭での演説も本格化した。元衆院議員秘書の久田は自転車遊説で若さを強調、変革を訴える。

■知多市(定数1)

佐藤一志 62 (元)議員秘書 自現<1>

 再選を期す佐藤が4年間の実績を訴えて着々と支持を固める。一部で立候補を模索する独自の動きもある。

■尾張旭市(定数1)

青山省三 63 会社役員    自現<1>

渡辺智  28 (元)議員秘書 民新

山下幹雄 57 会社社長    維新

水野鐘太 30 党支部長    減新

 2期目を目指す青山は保守層や業界団体の支持固めを図る。渡辺は党衆院議員の支援を受け支持拡大に懸命。水野は自転車街宣や駅前演説でアピール。山下は行政改革を訴える。

4779チバQ:2015/04/01(水) 19:31:35
■豊明市(定数1)

坂田憲治 60 幼稚園長 自現<2>

 2期8年の実績を訴える坂田は保守層に深く浸透。ほかに立候補の動きはなく、無投票の公算が大きい。

■日進市・愛知郡(定数2)1増

近藤裕人 54 会社役員  自現<1>

山田達郎 41 会社社長  自新

福田喜夫 59 防災助言者 民新

 日進市と東郷町が定数2の同一区となって初の選挙。現職の近藤は地盤の日進市の保守層に深く浸透。福田は、労組など民主の組織票を固め、さらに上積みを図る。山田は地元の東郷町を中心に保守層にアピールする。

■長久手市(定数1)

石井芳樹 46 (元)県職員 自現<2>

 市制施行に伴い、愛知郡選挙区から独立し、単独選挙区になった。保守層などの支持を固めた石井以外に立候補の動きはなく、無投票の可能性が高い。

■知多郡第一(定数1)

河合洋介 35 党県役員   民現<1>

北原健吾 47 (元)県職員 自新

 民主現職の河合と自民新人の北原が1議席を争う。河合は積極的な街頭活動で若年層へも浸透を図る。元県職員の北原は、知名度不足をいかに挽回するかが鍵。

■知多郡第二(定数1)

森下利久 72 (元)町長 自現<2>

 3選を目指す自民森下が、小まめに集会を回りながら、実績を訴えて支持を固める。ほかに表立った出馬の動きはなく、無投票の公算が大きい。

 【注】立候補予定者の並びは、現職、元職、新人の順。同じ場合は(1)公認政党の衆院勢力(2)当選回数(3)五十音-の順。政党などの表記は、自「自民」、民「民主」、維「維新」、公「公明」、共「共産」、次「次世代」、生「生活」、減「減税日本」、無「無所属」。丸数字は当選回数。敬称略。肩書、年齢は投開票日の4月12日現在。

4780チバQ:2015/04/01(水) 19:32:01
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/aichi/CK2015033102000261.html
県議選展望(4)三河
2015年3月31日

■豊橋市(定数5)

鈴木孝昌 70 党支部長  自現<4>

浅井由崇 53 県議会委長 民現<2>

渡会克明 62 党県副代表 公現<4>

丹羽洋章 46 (元)市議 自新

服部文一 48 電気設備業 維新

下奥奈歩 27 党職員   共新 

 6人が立候補を表明した激戦区。自民は現職鈴木と新人丹羽がインフラ整備や産業振興を訴える。民主浅井は連合の支援を受け、2期8年の実績を強調。前回、トップ当選した公明渡会は支持層をまとめ、維新服部は党のカラーを前面に出し、議員定数の削減を訴える。共産下奥は安倍政権への批判票を取り込み、県内で12年ぶりの党議席獲得を狙う。

■岡崎市・額田郡(定数5)

中根義高 42 会社役員  自現<1>

西久保長史60 労組顧問  民現<1>

鈴木雅登 44 (元)市議 維現<1>

園山康男 50 会社役員  維元<1>

梅村順一 56 (元)市議 自新

新海正春 63 (元)市議長 自新

楢原伸一 59 会社員   無新  

 選挙区が統合されたが、定数の合計は変わらず。いずれも当選1回の自民、民主、維新の現職3人に、元職1人と新人3人が挑む。西久保は出身労組の支持が固く、中根と鈴木は後援会の引き締めを図る。園山は日本一愛知の会から維新に移り、返り咲きを狙う。引退する現職から地盤を引き継ぐ新海は、額田郡が地元の梅村とともに党勢拡大を目指す。楢原は観光政策を訴える。

■豊川市(定数3)

小林 功 71 (元)県議長  自現<5>

藤原宏樹 37 (元)市議   自現<1>

野中泰志 54 (元)市副議長 無現<1>

大嶽理恵 37 (元)市議   民新

西川米子 67 (元)市議   維新

 現職3人に、元市議の民主大嶽と維新西川の女性2人が挑む。県議長も務めた自民小林は、長年の経験と実績を武器に6選を目指す。自民藤原は若さを前面に出す。今回は無所属の野中は、大村知事の支援も受けながら、産業と観光振興の可能性を強調。大嶽と西川はともに県議会では少数派の「女性」と「野党」を訴え、福祉や教育の充実を掲げて支持拡大を狙う。

■碧南市(定数1)

石井 拓 50 会社社長  自新

鈴木実則 55 NPO役員 民新 

 現職が引退し、元市議同士の一騎打ちに。後継の石井は企業回りを中心に自民支持層を固め、自民から民主にくら替えした鈴木はつじ立ちなどで浸透を図る。

■刈谷市(定数2)

永井雅彦 54 労組役員  民現<1>

渡辺周二 58 (元)市議 自新

 民主永井は労組の支持を背景に再選を目指す。自民は県議から参院議員に転身した酒井庸行氏の後継で新人の渡辺が出馬。ほかに目立った動きはなく、無投票の公算が大きい。

■豊田市(定数5)

三浦孝司 71 農業    自現<4>

中村 晋 60 トヨタ社員 民現<2>

樹神義和 46 労連顧問  民現<1>

小島丈幸 61 党県議団長 公現<4>

鈴木雅博 35 (元)議員秘書 自新

 当選11回の自民倉知俊彦氏が引退を表明し、衆院議員秘書だった鈴木が後継として臨む。ほかは三浦、中村、樹神、小島の現職が表明した以外に出馬の動きはなく、無投票となる公算が大きい。

4781チバQ:2015/04/01(水) 19:32:17
■安城市(定数2)

嶋口忠弘 56 労組顧問  民新

今井隆喜 37 (元)市議 無新

 自民公認で出馬を予定していた市議が断念し、一転して無投票の可能性が高まった。今井は大村秀章知事の衆院議員時代の秘書。嶋口は引退する民主現職の後を継ぐ。

■西尾市(定数2)1減

稲垣昌利 38 党県役員  民現<1>

山田高生 45 (元)市議 自新

渡辺 靖 57 (元)幡豆町長 無新

 旧幡豆郡との統合で定数は実質1減。山田は引退する現職2人の支援を受け、農協を中心に支持基盤を固める。稲垣は労組に加え、若年層の支持の掘り起こしに努める。渡辺は維新の推薦を受け、旧郡部の保守層の取り込みを図る。

■蒲郡市(定数1)

飛田常年 57 農業    自現<1>

 インフラ整備など4年間の実績をアピールする飛田は保守層を中心に支持を固める。無投票の公算大。

■新城市・北設楽郡(定数1)

峰野 修 67 会社役員  自現<2>

山本拓哉 55 NPO代表 無新

 峰野は実績を強調し、JAや建設業、商工会など各団体の支援を受けて支持固め。山本は新城市で進む産業廃棄物処理施設の建設反対を訴え、批判票の取り込みを図る。

■知立市(定数1)

柴田高伸 46 (元)鹿島社員 無現<2>

山崎亮璽 37 (元)議員秘書 自新

川嶋太久郎 30 党支部役員 民新

 3選を目指す現職に2新人が挑み、三つどもえの激戦になる見通し。民主は市長選を機に離党した柴田の対抗馬として、県連の政治塾に参加した川嶋を擁立。支持母体の労組票の受け皿をつくった。山崎は、かつて秘書を務めた元自民県連会長鈴木政二氏らが支援。保守層からの集票を見込む。無所属になった柴田は地域をこまめに回り、無党派層に実績をアピールする。

■高浜市(定数1)

杉浦孝成 67 党市支部長 自現<3>

 4選を目指す杉浦は企業回りを中心に足場を固めている。前回、対抗馬を擁立した民主は見送りを決めており、無投票の公算が大きい。

■田原市(定数1)

山本浩史 44 (元)市議 自現<1>

牧野京史 55 ビル清掃業 無新

 自民の現職山本は地盤とする旧渥美地区以外も幅広く回り、4年間の実績を訴える。新人牧野は集会や街頭のつじ立ちなどで浸透を図る。

■みよし市(定数1)

小山祐 36 NPO理事 民現<2>

 現職の小山が3選を目指し、民主と自民系一部の支持を固める。他に立候補擁立の動きはなく、無投票の可能性が高い。

 =終わり

 【注】立候補予定者の並びは、現職、元職、新人の順。同じ場合は(1)公認政党の衆院勢力(2)当選回数(3)五十音-の順。政党などの表記は、自「自民」、民「民主」、維「維新」、公「公明」、共「共産」、次「次世代」、生「生活」、減「減税日本」、無「無所属」。丸数字は当選回数。敬称略。肩書、年齢は投開票日の4月12日現在。

4782チバQ:2015/04/01(水) 19:33:18
静岡
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/shizuoka/CK2015032902000205.html
県議選 党派が挑む<上> 自民
2015年3月29日

◆1期生の勝敗 勢力左右

 統一地方選の前半戦が始まり、静岡県議選(定数六九)の告示も四月三日に迫った。各政党や会派はどのように選挙戦に臨むのかを探った。

 自民党県連は現職三十五人、新人六人を公認、元職一人と新人二人を推薦。現職と新人のいずれかの当選者を追加公認する伊豆市選挙区(定数一)も含めて全三十三選挙区に事実上、候補者を擁立した。県連の所属県議で構成する県議会最大会派、自民改革会議の杉山盛雄代表は、最低でも現有の三十八議席を維持し、四十議席超えを目指す考えだ。

 杉山氏は「一人区の勝敗が結果を大きく左右するので取りこぼしがないようにしたい」と十三ある一人区の戦いを最重視する。前回は無投票も含めて十勝三敗で、今回は前回に候補者を立てられなかった熱海市で新人を擁立。前回、四十一票差で惜敗した湖西市では、初めての候補者公募に応募した熱海市の女性前市議を立て、議席の上積みを目指す。一人区や情勢が芳しくない選挙区は杉山氏や県連三役がてこ入れを図る構えだ。

 二期目の当選を目指す一期生が十五人と会派の四割弱を占める。新人も八人擁立するため、若手の議席獲得が最大会派としての勢力維持の焦点となる。杉山氏は「地域の中でどれだけ認識されているかが大事だ。一人でも多くの人と会って、理解を求めていくしかない」と地道な活動を求める。

 自民は前回は野党だったにもかかわらず、過半数の議席を獲得。今回は政権与党としての戦いだが、杉山氏は「政権与党の善しあしがある」とおごらず、地方創生や県外企業の誘致促進などの政策実現を訴えていく方針だ。

 第二会派ふじのくに県議団は川勝平太知事との親密さをアピールするが、自民も知事の再選後、知事との関係を改善しつつある。杉山氏は「知事から依頼があれば県連三役を通じて党本部、政府に物を申すパターンをつくりたい」と話した。

(本田英寛)

4783チバQ:2015/04/01(水) 19:33:41
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/shizuoka/CK2015033102000236.html
県議選 党派が挑む<中>民主
2015年3月31日

◆「知事与党」をアピール

 「自民を過半数割れに追い込む。厳しい戦いだが、可能性はまだ残されている」。民主党静岡県連の細野豪志会長は二月、記者会見で県議選の目標を示した。

 民主は四年前の前回統一選を政権与党として迎えた。翌年の総選挙で大敗し、三年が過ぎた今も党勢回復の道のりは遠い。今回の県議選には党公認の十七人、推薦の六人に加え、連合静岡が推薦する四人を擁立し、計二十七人の全員当選を目指す。

 党勢拡大の鍵となるのは県東部の一人区だ。昨年末の総選挙を小選挙区で勝ち抜いた細野氏と渡辺周氏のお膝元でもある。知名度の高い細野氏が自ら街頭に立つなどして、現有二議席の死守と、一つでも多くの議席奪取を目指す。

 民主は〇九年の知事選で川勝平太知事を擁立し、接戦を勝ち抜いた。民主系の県議二十人が所属する第二会派、ふじのくに県議団は「知事与党」を旗印にする。昨年末には、いじめの防止や地域文化の振興などを目指す六つの条例制定を掲げた公約集を発表。知事との二人三脚の県政づくりをアピールする。

 ただ自民が川勝知事との距離を縮める中、存在感を打ち出しづらい状況もある。「ノーサイド」を掲げる川勝知事は県議選でも特定の党派や候補者に肩入れしない考えで、具体的な支援は期待できない。急な総選挙の影響もあって候補者擁立が遅れ、厳しい戦いを強いられる選挙区もある。

 県連幹事長の岡本護県議は「現在の議席配分では、県議会のあらゆることが自民の一存で決まってしまう。川勝知事とともに積み重ねてきた四年間の成果を訴えて勢力を拡大し、知事の県政運営を支えられる立場にならなければならない」と語った。

http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/shizuoka/CK2015040102000210.html

県議選 党派が挑む<下>公明 無所属 共産
2015年4月1日

◆議席死守、奪還でしのぎ

 現職県議五人の再選を目指して組織固めを進める公明党。四年前の前回選とは異なり、政権与党に復帰して統一地方選を迎える。

 国会では自民と連立を組む公明だが、県政では、川勝平太知事と対決姿勢を取る自民と一線を画してきた。党県本部の蓮池章平幹事長は「私たちが県政と国政との橋渡し役を担う機会もあった。国と県の連携で、県民の福祉や防災の充実に取り組んできた実績を訴えたい」と強調する。

 三人の無所属議員でつくる会派「富士の会」も現職全員の再選が目標だ。中沢通訓代表は「政党に所属していれば、必ずしがらみがある。県民の思いを素直に受け止めて県政に反映できる、無所属議員の利点を訴えたい」と力を込める。

 独自の政策提言で川勝県政を支えてきた実績もアピールする。各議員が川勝知事を招いて県政報告会を開いており「少人数の会派だが、知事に率直な意見を伝えられることもわれわれの強みだと思う」と語る。

 二〇一二年の「静岡維新の会」結成に携わった無所属候補らには「反原発」をテーマにした連携の動きもある。現職の柏木健氏は「選挙戦では各地域の政策課題を訴えるが、当選すれば同じ考えを持つ仲間と力を合わせたい」と語り、焼津市や牧之原市・吉田町選挙区の新人・元職候補と協力する意向を示す。

 中沢、柏木両氏を含め、政党などの公認、推薦を受けない無所属候補は十三選挙区に計十五人が出馬する。

 県議会に議席を持たない共産党は、四人以上の定数の四選挙区に候補者を立て四年ぶりの県政復帰を目指す。昨年末の衆院選では、県関係の同党国会議員としては十四年ぶりに島津幸広氏が比例東海ブロックで当選した。国政の勢いを県議選につなげたい考えだ。

 党県委員会の渡辺浩美選対部長は「安倍政権により、集団的自衛権の行使容認や原発の再稼働、社会保障の切り捨てなどが進んでいる。地方の声を拾い上げ、暮らしの防波堤になる」と訴える。

(石原猛)

4784チバQ:2015/04/01(水) 19:34:16
富山
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/toyama/CK2015032802000214.html
直前情勢113人が大票田に挑む
2015年3月28日

 統一地方選前半戦となる県議選の告示(四月三日)まで、あと一週間に迫った。二十七日時点で、定数四〇に対し四十九人が立候補を予定しており、八選挙区で選挙戦となる見込みだ。今回は北陸新幹線開業の陰に隠れ、一層の「選挙離れ」も予想されるが、開業後の街づくりや人口減少対策などが争点となりそうだ。五回に分け、各選挙区の情勢に迫る。(統一地方選取材班)

県議選富山市第一

 県内最多となる二十六万人の有権者を抱える富山市第一。定数一一に現職十人、新人三人の計十三人が出馬を表明している。

 市西部は前回トップ当選の吉田のみ。人口減少、高齢化問題を課題として掲げ、地元の呉羽地区を重点的に回る。ただ、他陣営も攻め込んできている状況で「草刈り場になりそうだ」と地盤固めに必死。

 前回二位の中川は「今までと同じようにやるだけ」(陣営幹部)と、地元の山室中心に支持を訴える。坂野は、地元の新庄など市東部を中心に選挙戦を展開。「若い世代の票の掘り起こしが必要だ」と危機感を強める。

 前回三位の奥野は地元の南部で、四年間の教育と福祉分野での成果を実績に「県政がいかに生活に密着しているか訴えたい」と幅広い世代への浸透を図る。同じく南部が地盤の笠井は、民主公認から無所属に転じ、民主、維新、生活の推薦を得て戦う。「野党再編の土台」を目標にゲリラ的につじ立ちを行う。

 この四年間で約七万部の議会便りを配ったという杉本は、市北部の地盤固めに奔走。五十嵐は地元の駅北だけでなく、自民候補がいない呉羽地区まで範囲を広げて支持者回りに注力。火爪は憲法や原発問題などを訴えの柱にし、四選を目指す。

 二〇一二年補選から初めての本選に挑む平木は、若い支援者の協力を得て、各地の二十〜四十代といった層への食い込みも目指す。同じ補選組の浅岡も、市中心部の地元と呉羽や五福など西部でも地域や企業へのあいさつ回りを重ねる。

 市議から転身した岡崎は、出身の自治労や労組の組織票固めに余念がない。党市議の後援会にも支援を求める。一二年補選以来の出馬となる山本は、地元の水橋に加え呉羽などの空白区も重点的に回り、県民の生活安定を訴えていく。一九九一年県議選に立候補した広上も「介護現場の声を県政に反映させる」と市街地を自転車で回り、支持拡大を図る。 (敬称略)

立候補が予想される顔ぶれ

■富山市第1(一一…13)

 杉本正66 (元)県議長 自現<5>

 坂野裕一51 党県役員 民現<4>

 中川忠昭65 土改理事長 自現<4>

 五十嵐務63 (元)広告業 自現<3>

 火爪弘子59 党県役員 共現<3>

 笠井和広53 飲食店経営 無現<1>

 吉田勉64 党県代表 公現<1>

 奥野詠子34 党県役員 自現<1>

 浅岡弘彦51 接骨院長 自現<1>

 平木柳太郎30 教育会社長 自現<1>

 岡崎信也54 (元)富山市議 社新

 山本久男68 (元)高校教諭 無新

 広上俊雄62 福祉業  無新

 表の見方 氏名、年齢、代表的肩書、公認政党、新旧、当選回数の順

4785チバQ:2015/04/01(水) 19:34:30
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/toyama/CK2015032902000222.html
直前情勢2
2015年3月29日

現新一騎打ちの構図

県議選滑川市

 自民現職で四期目を目指す神田と、新人で元市議の沢谷の一騎打ちが予想される。

 滑川市長の上田昌孝は沢谷を支持しており、地元県議と市長が対立する構図となっている。

 神田は三期十二年の実績を掲げて戦う。「県会与党」の立場をアピールするほか、現在、党県連の政調副会長を務めており、「四期目は政調会長として滑川にもっと貢献ができる」(陣営)ことも訴えていく。自民の市議十一人が選対本部に入り、保守票を中心に固めていく構えだ。

 沢谷も元自民。一月には維新の党県総支部副支部長を降り、どの政党の支持も受けない「市民党」を旗頭に掲げた。県議になれば、上田と二人三脚で滑川の発展に貢献できることをアピール。革新政党が訴える格差社会の是正なども主張し、保守から革新、無党派まで幅広い支持獲得を目指す。

 過去の県議選や市長選で保守勢力が割れる選挙が繰り返されてきた滑川。昨年二月の市長選では、神田が選対本部長を務めた元副市長の久保真人、沢谷が選対副本部長を務めた上田、元市長の中屋一博が三つどもえで戦った。今回の県議選は、この中屋票を神田と沢谷のどちらが多く取り込むかが鍵の一つになりそうだ。

4人が立候補を表明

富山市第二

 自民三人と無所属一人が立候補を表明している。

 宮本は地元の八尾町を中心に支援者にあいさつ回り。個人演説会は婦中町や山田、細入でも予定しており、県議三期の実績を訴える。

 藤井は婦中町で企業や地域のあいさつ回りを重ねる。二期目に向け、「新幹線開業の効果を広げる商工業対策と、人口減少や高齢化対策を訴える」と意気込む。

 新人の井上は「地元を固めるのが最優先。大山と細入にも浸透を図りたい」。前回の二人から一人に候補者が減る地元・大沢野で足場を固める。

 無所属の松永は、二十七日に出馬を表明。「県議会を正したい」と声を上げ、県政への批判票を狙う。

無投票の可能性高く

中新川郡

 いずれも自民の現職高平が六期目を、新人山崎が初当選を目指す。前回(二〇一一年)は選挙戦となったが、今回は二人以外に立候補の動きがなく、無投票の可能性が高い。

 高平は県政報告会を各地区で行い、支持固め。山崎は各地区で市民と語る会を行っている。

 民主、社民、共産は対抗馬を模索したが擁立に至っていない。 (敬称略)

立候補が予想される顔ぶれ

■滑川市(一…2)

 神田真邦50 会社役員 自現<3>

 沢谷清63 造園会社員 無新

■富山市第2(三…4)

 宮本光明56 党県役員 自現<3>

 藤井裕久53 建設資材業 自現<1>

 井上学56 (元)県職員 自新 

 松永定夫65 NPO会員 無新 

■中新川郡(二…2)

 高平公嗣68 建設業役員 自現<5>

 山崎宗良51 会社役員 自新 

 表の見方 氏名、年齢(開票日翌日現在)、代表的肩書、公認政党、新旧、当選回数の順

4786チバQ:2015/04/01(水) 19:34:40
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/toyama/CK2015033002000210.html
直前情勢3
2015年3月30日

3回連続の無投票か

県議選魚津市

 自民現職の稗苗、高野がともに五選を目指して出馬を表明している。

 稗苗は農家や漁業者、高野は各地区の後援会や女性組織との勉強会などを重ねて支持基盤を固める。ほかに目立った立候補の動きはなく、二〇〇七、一一年に続き、三回連続の無投票となる公算が大きい。

自民2人に共産挑む

下新川郡

 有権者三万三千人がいる下新川郡では、定数二に対して三人が出馬を表明。自民現職二人に共産新人が挑む構図となった。十二年ぶりとなる見込みの選挙戦は、有権者の盛り上がりが気がかり。各陣営とも支持者回りや街頭演説での票の掘り起こしに躍起だ。

 七期目を目指す鹿熊は、地域を担う人材育成など人口減少対策を公約に掲げ、県政報告会を今月上旬に開催。現在は支持者回りを中心に支持固めに奔走する。地盤とする朝日町では元町長の脇が出馬表明したものの、鹿熊は「選挙区すべてをくまなく回っている。やり切るだけだ」と冷静に受け止める。

 上田は地元の入善町を中心に支援者へのあいさつ回りに注力。他陣営の動向を横目に「(支持固めが)初日で終わるか、投開票日まで続くかの違い。八年前も四年前もやることは変わらない」ときっぱり。人口減少対策として、首都圏からの人の流れをつくる企業誘致の必要性を中心に訴える。

 元朝日町長の脇は、共産の公認を得ての選挙戦。反自民票の獲得を狙い、集団的自衛権の行使阻止、政府の経済政策への批判を一日十回以上、街頭で訴える。手応えは「分からない」としながらも、「地元の朝日町同様に入善町でも聴衆が増えている。有権者の選挙への関心を高めていきたい」と意気込んでいる。

16年ぶり選挙戦確実

黒部市

 十六年ぶりの選挙戦が確実となり、自民現職二人に無所属新人が挑む形。久しぶりの戦いは票の流れが読みにくくなりそうで、五回目の当選を目指す現職二人は低調な選挙ムードを懸念。市内全域であいさつ回りを行いつつ、選挙ムードを高めようと懸命だ。大野は「無投票でも選挙戦でもやることは同じ」と淡々と語り、選挙準備に余念がない。

 横山は、北陸新幹線開業をいかに県の活力とするかを訴え、企業回りや支持者訪問、街頭活動などに力を入れる。

 出馬表明が三月半ばと遅かった西江は、改憲阻止と災害対策の必要性を掲げ、昨年の市長選で得た四千三百九十七票からの上積みを狙っている。(敬称略)

立候補が予想される顔ぶれ

■魚津市(二…2)

 稗苗清吉71 農業   自現<4>

 高野行雄67 県消防会長 自現<4>

■黒部市(二…3)

 大野久芳66 衣料小売業 自現<4>

 横山栄66 冷菓製造業 自現<4>

 西江嘉晃59 旅館経営 無新 

■下新川郡(二…3)

 鹿熊正一61 (元)県議長 自現<6>

 上田英俊50 社保労務士 自現<4>

 脇四計夫73 (元)朝日町長 共新 

 表の見方 氏名、年齢(開票日翌日現在)、代表的肩書、公認政党、新旧、当選回数の順

4787チバQ:2015/04/01(水) 19:34:54
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/toyama/CK2015033102000231.html
直前情勢4
2015年3月31日

3党に共産挑む構図

県議選高岡市 

 現有議席の維持を目指す自民、民主、社民に共産が挑む構図。自民は前回、約四十年ぶりに六人を擁立したが、今回は現職四人と新人一人に抑え、全員の必勝を掲げる。

 市中心部が地盤の渡辺は、四選出馬を表明した昨年十月の集会に宮沢洋一経済産業相を招くなど中央とのパイプをアピール。矢後は戸出、中田地区、向は伏木地区、山本は横田、川原地区とそれぞれの地盤固めを図る。

 山上は、支持母体の連合の支援を中心に支持を訴え、県西部で唯一の民主議席の死守を目指す。社民の井加田は看護師の経験から地域医療の充実を訴え、官公労や地元の北島地区の支援を得ている。

 自民新人の川島は、引退する井村昭彦の後継として出馬。陣営は「福岡の議席を守ろう」を合言葉に票の掘り起こしを図る。

 共産新人の高瀬は、昨年末の衆院選の勢いから議席奪取を目指す。

社民票の行方かぎに

射水市 

 八選を目指す自民のベテラン四方、それぞれ再選を期す自民の永森、無所属の海老の現職三人と、議席獲得をうかがう共産新人の坂本が争う。前回議席を失って今回擁立が難しくなった社民の票や、草刈り場の旧大門、大島両町の票の行方が情勢を左右しそうだ。

 四方は地元の旧新湊市で支持を固め、企業回りで実績を訴える。自民候補が二人になることで票の目減りに警戒する。

 前回無所属の永森は自民から出馬。地盤の旧小杉町を中心に旧射水郡の地域振興会や消防分団の支持を受け自民票を広く集める。

 民主を離れ無所属となった海老は若さをアピールして支持獲得に奔走。四方と地盤の重なる旧新湊市でミニ集会を重ねる。

 昨年の衆院選に出馬した坂本は、市内で獲得した約八千二百票を勢いに、街頭で支持を呼び掛け、旧小杉町で永森と票を取り合う。

現職以外に動きなく

小矢部市 

 自民現職の篠岡は、昨年十一月に事実上の出陣式と位置付けた大規模な活動報告会を開くなど、三選に向けた布石を着々と打ってきた。ほかに立候補の動きはなく、無投票が確実視されている。 (敬称略)

立候補が予想される顔ぶれ

 ■高岡市(七…8)

 矢後肇55 商社役員 自現<3>

 渡辺守人61 タクシー業 自現<3>

 山本徹45 石油販売業 自現<3>

 山上正隆60 党県役員 民現<3>

 向栄一朗62 運送業役員 自現<1>

 井加田まり63 党県役員 社現<1>

 川島国41 (元)市議  自新 

 高瀬充子53 党県役員 共新 

 ■小矢部市(一…1)

 篠岡貞郎60 会社役員 自現<2>

 ■射水市(三…4)

 四方正治70 リース業 自現<7>

 永森直人40 建設業役員 自現<1>

 海老克昌34 (元)会社員 無現<1>

 坂本洋史44 党地区役員 共新 

 表の見方 氏名、年齢(開票日翌日現在)、代表的肩書、公認政党、新旧、当選回数の順

4788チバQ:2015/04/01(水) 19:35:08
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/toyama/CK2015040102000224.html
直前情勢5
2015年4月1日

保守分裂で票読めず

県議選氷見市

 過去二回、無投票で議席を確保してきた社民菅沢、自民梶の両ベテランに、堂故茂参院議員元秘書で自民新人の藪田(やぶた)が挑む。十二年ぶりの選挙戦とあって、各陣営とも票の流れが読みきれないまま激戦に突入しそうだ。

 自民が二議席独占をうかがう一方、保守分裂の背景には二〇一三年の市長選のしこりもささやかれる。有権者数は約四万二千八百人。各陣営が当選ラインとみる一万票超を目標に前哨戦もし烈さが増している。

 八期目を目指す菅沢は福祉や雇用の充実、格差是正を掲げ、市内全域で県政報告会やミニ集会を開催。市内の全戸を回り、支持固めに力を入れる。社民議席の死守がかかるが、菅沢は「自社対決ではない。市民のための選挙」と位置づける。

 昨年十二月の藪田の出馬表明で、梶陣営は七選に向けて引き締めに拍車がかかる。出向いた各自治会の集会などは百二十を数え、福祉や子育て支援、道路整備の充実を訴える。陣営は「知事との厚い信頼関係がある」と実績を強調する。

 藪田は名前を売り込むのに懸命。二月末から朝の出勤時間帯に国道沿いで手を振り、ミニ集会を重ねる。子育てや働く女性への支援を掲げ、女性集会を開くなど対話も重視。陣営は「名前は浸透してきた。若さをアピールする」と意気込む。

“無風”に戻る見通し

砺波市

 自民現職の二人以外に出馬の動きは見られず、二十四年ぶりの選挙戦となった二〇一一年の前回から一転、再び“無風”に戻る見通しだ。

 長年、自民が二議席を独占し、一九九一年から五回連続で無投票だった。ただ、七期連続当選のベテラン米原、再選を目指す瘧師(ぎゃくし)の両陣営とも「ふたを開けてみるまで分からない」と、市中心部で事務所開きして、票の掘り起こしを図る。

初の無投票の公算大

南砺市

 自民現職の山辺と武田が出馬を表明。ほかに立候補の動きは見られず、初めての無投票となる公算が大きくなっている。

 山辺は各地で県政報告会を開催、武田はあいさつ回りや街頭演説を積極的に展開する。それぞれが地盤とする福野、福光地域以外での支持固めに余念がない。

  (敬称略)

  =おわり

立候補が予想される顔ぶれ

 ■氷見市(二…3)

 菅沢裕明73 党県役員 社現<7>

 梶敬信64 (元)県議長 自現<6>

 藪田栄治56 (元)議員秘書 自新

 ■砺波市(二…2)

 米原蕃71 会社会長 自現<7> 

 瘧師富士夫56 運輸業役員 自現<1>

 ■南砺市(二…2)

 山辺美嗣63 党県幹事長 自現<5>

 武田慎一49 (元)市議  自現<2>

 表の見方 氏名、年齢(開票日翌日現在)、代表的肩書、公認政党、新旧、当選回数の順

4789チバQ:2015/04/01(水) 19:44:47
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150330ddlk24010137000c.html
’15統一地方選:県議選の顔ぶれ/上 桑名、4現職に新人挑む 四日市市、7議席に8人激戦 /三重
毎日新聞 2015年03月30日 地方版

 県議選が4月3日告示され、知事選と同じ同12日に投開票される。定数51に対し、県内17選挙区で、これまでに現職44人、新人18人の計62人(前回比3人減)が出馬を表明している。政党別では自民26人、民主9人、公明2人、共産3人、地域政党「新政みえ」5人、無所属17人。単独過半数を目指す自民と、現有議席と同じ23人を擁立する民主・連合系の最大会派「新政みえ」のどちらが多数派となるかが最大の焦点で、前回選挙で現職2人が小差で落選し、議席を失った共産が議席を奪還できるかどうかも注目されている。各選挙区の立候補予定者の顔ぶれを紹介する。【田中功一、谷口拓未】

==============

 ◇いなべ市・員弁郡(定数2−2)
水谷隆 68 自現(3)

日沖正信 53 民現(4)

 東員町が地盤で、自民党県連幹事長の水谷と、岡田克也・民主党代表の元秘書で旧大安町議長を務めた日沖以外に立候補の動きはなく、2回連続で無投票になる公算が大きい。

 ◇桑名市・桑名郡(定数4−5)
貝増吉郎 61 自現(4)

山本勝 70 自現(4)

三谷哲央 67 民現(5)

小島智子 54 無現(1)

倉本崇弘 39 無新

 現職4人に新人が挑む。自民の貝増は県議会の第2会派「自民みらい」の団長、山本は元議長、三谷も民主・連合系の最大会派「新政みえ」の代表を務める議長経験者。それぞれ県議会の要職を担う実力者で、高い知名度を誇る。元中学校教頭の小島は民主と連合三重の推薦を受け再選を目指す。昨年末まで桑名市議だった倉本はその一角を崩そうと躍起だ。

 ◇三重郡(定数2−2)
服部富男 65 自現(3)

舘直人 59 民現(3)

 2人とも郡内の有権者の6割以上を占める菰野町が地盤。服部は自民党県連組織委員長、舘は民主党県連幹事長で、それぞれの党の支持層を固める。他に立候補の動きはなく無投票になる見通し。

 ◇四日市市(定数7−8)
石田成生 54 自現(1)

津田健児 45 自現(3)

山崎博 50 自新

芳野正英 40 民新

山内道明 42 公新

山本里香 57 共新

田中智也 49 新現(1)

稲垣昭義 42 無現(3)

 昨年12月の衆院選で公明の現職だった中川康洋が国政に転出し、現在欠員1。加えて現職2人が引退表明する中で、政党公認の有力新人4人が出馬する激戦区。

 石田は前回得た議席の維持を目指す。2004年の参院選出馬のため県議を辞職し、前回トップ得票で返り咲いた津田は再び上位当選を狙う。山崎は現議長の永田正巳の引退を受けて自民が擁立、現有3議席の確保を図る。

 一方、民主も現有3議席の維持に懸命。引退する水谷正美の後継に四日市市議の芳野を擁立した。前回最下位当選だった田中は、民主と社民の推薦を受け、自治労の組織内候補として票の上積みを図る。稲垣も民主の推薦を受け、4選を目指す。

 中川の後継となる山内は公明党県本部青年局次長で、同党支持層を固める。前回、現職が14票差で次点となり議席を失った共産は四日市市議だった山本を擁立し議席奪還を目指す。

4790チバQ:2015/04/01(水) 19:44:58
 ◇鈴鹿市(定数4−6)
小林正人 48 自現(2)

伊藤健司 51 自新

下野幸助 38 民現(1)

藤田宜三 63 民現(2)

彦坂公之 55 無現(1)

南条雄士 41 無新

 前回の統一地方選で末松則子が鈴鹿市長にくら替えし、現有1議席となった自民は、同市副議長の伊藤を擁立し、再び2議席確保を狙う。小林は前回、県内最多の2万6709票を獲得。ただ、鈴鹿市議を辞して挑む南条も自民系のため、票の目減りを最小限に食い止めようと陣営の引き締めを図る。

 前回、最下位当選の下野は、危機感を募らせ、票の上積みに懸命。市西部が地盤の藤田は、自民票の一部にも食い込む。彦坂は出身のホンダ労組票を固め、再選を目指す。南条は市議選では上位当選しており、どこまで票を上積みできるか注目されている。

 ◇亀山市(定数1−2)
長田隆尚 54 無現(2)

伊藤彦太郎 45 無新

 昨年12月、民主・連合系会派「新政みえ」を離脱した長田は今回、これまで受けてきた連合三重の推薦を申請せず、“純粋無所属”で3選を目指す。前亀山市議の伊藤は旧関町が地盤だ。

    ◇

 立候補予定者の掲載は衆院勢力順。政党が同じ場合は現職、新人の順。さらに複数の場合は50音順。政党の「新」は地域政党「新政みえ」。カッコ数字は当選回数。(敬称略)

〔三重版〕

4791チバQ:2015/04/01(水) 19:45:20
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150331ddlk24010188000c.html
’15統一地方選:県議選の顔ぶれ/中 津 共産新人、現職に挑む 伊賀 現職引退、3新人出馬 /三重
毎日新聞 2015年03月31日 地方版

 ◇津市(定数7−8)
青木謙順 58 自現(3)

小野欽市 60 自現(1)

前野和美 66 自現(3)

今井智広 47 公現(2)

岡野恵美 62 共新

舟橋裕幸 59 新現(5)

杉本熊野 61 無現(2)

前田剛志 55 無現(4)

 現職7人に、知名度の高い共産新人が挑む激戦区。前回トップ当選の青木は、地盤の旧一志郡の有権者が減っている危機感を訴え、旧津市での支持拡大を図る。逆に前回最下位当選だった元津市議の小野は、自民現職3人のうち唯一、衆院三重1区内が地盤。1区選出の川崎二郎衆院議員の事務所の支援を受け、票の上積みを図る。前野は農業関係者とのつながりが深く、地盤の旧久居市を中心に、旧津市郊外や旧安芸郡へも浸透を図る。

 民主・連合系は舟橋、杉本、前田の3人。元県職員の舟橋は自治労の支援のほか、民主や社民の推薦も受ける。元教員の杉本は、民主の支持を受け、県教組の組織票を中心に支持拡大を図る。中部電力社員の前田は民主推薦で、電力総連傘下の労組が支援している。

 岡野は旧津市議で、衆院選や知事選などへの出馬経験もあり、知名度が高い。前回、同党現職が302票差で敗れて失った議席の奪還を目指す。

 ◇伊賀市(定数3−5)
粟野仁博 41 自現(1)

木津直樹 55 自新

森野真治 45 民現(2)

稲森稔尚 31 無新

森口あゆみ 49 無新

 自民現職の岩田隆嘉の引退に伴い、新人3人が出馬し、激戦になりそう。前回最下位当選だった粟野は、川崎二郎衆院議員の支援を受け、旧上野市を中心に支持拡大を図る。岩田の後継として自民が擁立した木津は旧阿山町を中心に旧郡部で浸透を図る。

 元伊賀市職員の森野は連合三重の推薦を受け、組織票を固め、3選を目指す。

 前社民党県連代表で同市議を辞して挑む稲森は、旧伊賀町が地盤で、同党の推薦を受ける。地盤が一部重なる木津や、従来は社民や共産支持票が比較的多く流れていたとみられる森野にも影響を与えそうだ。

 芸能プロ社長の森口は、元県議会議長の田中覚・同市議の全面的な支援を受け、支持拡大を図っている。

 ◇名張市(定数2−2)
中森博文 61 自現(3)

北川裕之 56 民現(3)

 中森、北川が4選を目指す。一部に出馬の動きもあったが、3回連続で無投票となる可能性が高い。

 ◇松阪市(定数4−5)
田中祐治 60 自新

野口正 62 自新

後藤健一 64 無現(2)

中西勇 59 無現(1)

中瀬古初美 50 無新

 自民の現職だった竹上真人が2013年の松阪市長選出馬のため辞職して以来、欠員1。民主系の笹井健司も今期限りの引退を表明し、現職2人に同市議だった新人3人が挑む。

 空白区となっている自民は、公募で田中と野口を擁立、2議席奪取を狙う。前回約2万6000票を獲得しトップ当選した竹上のほか、田村憲久衆院議員も後援会を地域割りして2人を支援する。

 元中学校教諭の後藤は県教組の組織内候補で、民主の支持も受ける。中瀬古は、出馬を要請した森本哲生・元民主党衆院議員らが支援する。2人とも連合三重の推薦を受けるが、傘下の労組票の組織割りは後藤に手厚い。

 前回、みんなの党公認で初当選した中西は、同党の解党を受け、無所属で出馬。山中光茂市長の支援を受け、再選を目指す。

 ◇多気郡(定数2−3)
西場信行 63 自現(8)

浜井初男 65 新現(1)

西川浩 52 無新

 元県議会議長の西場は、有権者が郡内最多の明和町を中心に強固な地盤を誇り、9選を目指す。前回は民主公認で出馬した浜井は元大台町議で、今回は新政みえ公認で出馬し、民主の推薦を受ける。1月に出馬表明した前多気町議の西川が2人に挑む。

  ◇  ◇

 ※敬称略。立候補予定者の掲載は衆院勢力順。政党が同じ場合は現職、新人の順。さらに複数の場合は50音順。政党の「新」は地域政党「新政みえ」。カッコ数字は当選回数。

〔三重版〕

4792チバQ:2015/04/01(水) 19:46:12
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150401ddlk24010157000c.html
’15統一地方選:県議選の顔ぶれ/下 伊勢、次回へ順位争い注目 度会など、減員見込み無投票か /三重
毎日新聞 2015年04月01日 地方版

 県議会は2019年に予定される県議選から、現在51の定数を県南部で6減とすることを決めている。伊勢市、度会郡以南の衆院三重5区地域では、全選挙区が減員対象区となっており、5減となる。減員を見込んで新人の出馬が少なく、伊勢市選挙区を除いて無投票となる公算が大きい。

 ◇伊勢市(定数4−5)
奥野英介 68 自現(2)

中川正美 64 自現(8)

広耕太郎 52 民新

内藤弘一 50 共新

中村進一 67 新現(5)

 前回に続く無投票が予想されたが、内藤が2月に出馬表明し、選挙戦になる見通し。次回の定数1減をにらみ、順位争いが注目される。

 副議長の奥野は、町長を務めた旧小俣町が地盤。前回は無所属で出馬したが、今回は自民公認で3選を目指す。中川は8期の実績に加え、きめ細かな後援会活動で旧伊勢市を中心に厚い支持基盤を誇る。

 民主系も現有2議席の維持を狙う。広は元伊勢市議で、引退する辻三千宣の後継として民主が擁立した。中村は地域政党「新政みえ」代表で、民主の推薦を受けて戦う。

 内藤は共産党南部地区委員長で、12年と14年の衆院選に出馬経験があり、初当選を目指す。

 ◇度会郡(定数2−2)
村林聡 37 自現(2)

吉川新 67 新現(1)

 自民は党県連青年部長の村林、民主は新政みえ公認で元県職員の吉川を推薦。他に立候補の動きはなく、前回に続き無投票で自民、民主系が議席を分け合う公算が大きい。

 ◇鳥羽市(定数1−1)
中村欣一郎 56 自現(1)

 次回の県議選では、志摩市選挙区と合区され、合計定数は1減の2となる見込み。中村以外に立候補の動きは見られず、無投票となりそうだ。新政みえは候補者を公募したが、擁立できなかった。

 ◇志摩市(定数2−2)
中嶋年規 48 自現(3)

山本教和 67 自現(7)

 8選を目指す元県議長の山本、党県連総務会長で4選を狙う中嶋以外の立候補の可能性は低く、無投票の公算が大きい。鳥羽市同様、新政みえが公募で候補擁立を目指したが、断念した。

 ◇尾鷲市・北牟婁郡(定数2−2)
東豊 59 自現(1)

津村衛 40 無現(2)

 町議会議長を務めた旧紀伊長島町が地盤の東と、元尾鷲市議で、民主の支持を受ける津村以外に出馬の動きはなく、前回の4候補による激戦から一転、無投票になりそう。

 ◇熊野市・南牟婁郡(定数2−2)
大久保孝栄 48 自現(1)

藤根正典 53 無現(1)

 熊野市が地盤の大久保は前回、無所属で出馬したが、今回は自民の公認を受ける。藤根は南牟婁郡が地盤で、民主の支持を受ける。2人以外に立候補の動きはなく、無投票となる可能性が高い。

    ◇

 ※敬称略。立候補予定者の掲載は衆院勢力順。政党が同じ場合は現職、新人の順。さらに複数の場合は50音順。政党の「新」は地域政党「新政みえ」。カッコ数字は当選回数。

〔三重版〕

4793チバQ:2015/04/01(水) 20:01:58
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20150401172371.html
県議選、佐渡市は現新4人が出馬へ
空港2千メートル化が争点に

 3日の県議選告示まであと2日。佐渡市選挙区(定数2)は、自民党と無所属の両現職に、佐渡市議から転身を狙う無所属新人2人が挑む構図となっている。観光客や人口の減少が続く島内の活性化が問われる中、県営佐渡空港の滑走路2千メートル化をめぐる手法が争点となりそうだ。2007年、11年と三つどもえの選挙戦が続いた佐渡市区では合併後初めて4人による争いとなり、激戦が予想される。

    ■    ■

 自民現職の中野洸氏(73)は、地元の佐渡南部など各地でミニ集会や支持者回りを重ねる。佐渡空港2千メートル化を訴え、地権者全員の同意を得た上での住民意向調査の実施を主張する。「佐渡再生のキーワードは金銀山の世界遺産登録」と唱え、登録後の経済波及効果を強調。5期の実績から国や県とのパイプをアピールし、「私の手で実現させたい」と訴える。

 後援会を軸に組織戦を展開。市議11人が支援する。後援会支部が前回選挙時の35から30近くに減るなど、「人口減少や支持者の高齢化の影響はある」(後援会幹部)と危機感を強め、組織の引き締めを図る。

    ■    ■

 無所属現職の佐藤久雄氏(67)は連合新潟の推薦を受け、2期目を狙う。佐渡空港をめぐる自民現職の対応に不満を持った市議らの支援を受けトップで初当選した前回とは異なり、10ある旧市町村ごとに後援会支部を立ち上げるなど、組織を作り直して選挙戦に臨む。街宣で島内を巡り、1日数十カ所の街頭演説を行うなど、無党派層への呼び掛けを強める。

 3月29日に出身地の畑野地区で開いた集会では、佐渡空港2千メートル化への住民意向調査の即時実施、佐渡―羽田間の空路開設を目指すとし、「空港を核に産業、観光振興を図り、若者の雇用を確保する」と語った。

    ■    ■

 無所属新人の加賀博昭氏(80)は佐渡空港2千メートル化の早期実現を掲げ、佐渡市議からの転身を目指す。地権者全員の同意を前提に住民意向調査を行うとする意見があるのに対し、調査は即時実施すべきだと主張。「金銀山の世界遺産登録後の外国人観光客の受け入れや、島内の人口減少を防ぐためにも本土との空路が必要だ」と訴える。

 旧両津市議を8期務め、佐渡市議としても空港問題を一般質問などで積極的に取り上げており、自身の市政報告を島内全域に配布している。加賀氏は「政策は市政報告で伝えている」として集会は開かず、街宣を中心に支持を呼び掛ける。

    ■    ■

 佐渡市議で議長も務めた無所属新人の祝(ほうり)優雄氏(71)は、島内の医療態勢や空港・港湾の整備を掲げる。県内の7医療圏のうち、佐渡にだけ県立病院がないことから、県による医療支援の拡充を求める。「災害時に自衛隊の輸送機が離着陸できるよう整備すべきだ」とし、2千メートル化とは別に佐渡空港の改修を進める手法を唱える。

 立候補表明が3月中旬と最も遅く、陣営は「短期決戦」と気を引き締め、市議時代からの支援者を中心にローラー作戦を展開。告示後は街宣に徹し、旧両津市議時代から地盤としている両津地区から、島内全域への浸透を図りたい考えだ。


[前回の選挙結果]
当 佐藤 久雄 無新① 12,694
当 中野  洸 自現⑤ 12,518
  中川カヨ子 無現   9,531
    ※丸数字は当選回数
 

【政治・行政】 2015/04/01 11:09

4794チバQ:2015/04/02(木) 21:24:52
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150402ddlk24010037000c.html
’15統一地方選:県議選 あす告示 62人出馬予定 「自民VS民主系」焦点 /三重
毎日新聞 2015年04月02日 地方版

 県議選(定数51)が3日、告示される。これまでに前回(2011年)より3人少ない62人が出馬の意向を表明しており、3月26日に告示された知事選とともに12日に投開票される。

 立候補予定者の内訳は現職44人、新人18人。党派別では、自民26人、民主9人、公明2人、共産3人、民主・連合系の地域政党「新政みえ」5人、無所属17人となっている。

 単独過半数を目指す自民と、新政みえ公認や民主推薦、連合三重推薦議員を合わせて23人が立候補予定の民主系との勢力争いが最大の焦点。前回、現職2人が小差で次点となり議席を失った共産が議席を奪回できるかも注目されている。

 17選挙区のうち、いずれも定数2の▽いなべ市・員弁郡▽三重郡▽名張市▽度会郡▽志摩市▽尾鷲市・北牟婁郡▽熊野市・南牟婁郡−−と、定数1の鳥羽市の計8選挙区では現職以外に具体的な出馬の動きはなく、無投票区は前回の5選挙区を上回りそうだ。【田中功一】

〔三重版〕

4795チバQ:2015/04/02(木) 21:26:26
http://www.yomiuri.co.jp/local/toyama/feature/CO014991/20150329-OYTAT50043.html
県議選2015 顔ぶれと展望
(1)富山市第1選挙区
2015年03月29日 05時00分
各党 議席維持を重視



 県都の富山市第1選挙区には、定数11人に対し、前回を1人上回る13人が立候補する見通しだ。このうち現職は引退を表明した田尻繁(3期)を除く10人。新人は3人となっている。

 2011年前回選と12年の補選では、20〜30歳代の新人が当選して世代交代を印象づけたが、今回の県議選では各党とも現有議席の維持を重視している。

 政党別で見ると、自民は現職の6人を擁立して過半数維持を目指す。民主は現職の2人が公認候補と推薦候補に分かれて出馬予定。公明、共産、社民はいずれも1議席の維持を狙う。

 前回県議選で初当選した田畑裕明、再選した吉田豊史の2人が衆院選出馬で辞職した後、2012年12月の補選で当選した自民の浅岡弘彦(1期)、平木柳太郎(1期)はいずれも支持者への浸透を急ぐ。

 今回同様に自民の補選組2人が再選に挑んだ03年県議選では、1人が落選の憂き目を見た。自民党県連幹部は「党が全面的に支えた補選と違い、今回は基礎票が読めず、手応えがつかめない」と語る。

 前回3位で初当選した奥野詠子(1期)は若者や女性票の取り込みを狙う。ベテラン勢では五十嵐務(3期)が奥田地区、杉本正(5期)が岩瀬地区など市北部の地盤固めを進め、中川忠昭(4期)は地元の山室地区を精力的に回る。

 田畑の衆院議員転出と田尻の引退に伴い、2人の地元の呉羽地区は各候補の草刈り場の様相だ。前回トップ当選で同地区を地盤とする公明党の吉田勉(1期)は票固めに躍起だ。

 民主党公認の坂野裕一(4期)は、地盤の新庄地区に加え、支援を受ける労組などの票固めを急いでいる。民主党公認で前回初当選した笠井和広(1期)は無所属で出馬し、民主党、維新の党県総支部、生活の党の推薦を受け、幅広い野党票の受け皿を目指す。

 共産党の火爪弘子(3期)は市内全域で街頭演説を積極的に行い、政権批判票の取り込みを目指す。田尻の後継となった社民党新人の岡崎信也は富山市議時代の支持者や労組などの組織力を生かし、市内全域での浸透を図る。

 無所属新人の広上俊雄、山本久男もそれぞれ出馬の準備を進めている。(敬称略)

2015年03月29日 05時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

4796チバQ:2015/04/02(木) 21:26:57
http://www.yomiuri.co.jp/local/toyama/feature/CO014991/20150330-OYTAT50007.html
県議選2015 顔ぶれと展望
(2)氷見市選挙区、滑川市選挙区
2015年03月30日 05時00分
氷見 保守票の争奪戦へ/滑川 市二分激戦の様相



 今回の県議選で、自民系同士が票を奪い合う保守分裂の選挙区は2選挙区となる見込みだ。氷見では現職の社民党候補と三つどもえの戦い、滑川は前回選に出馬した顔ぶれの戦いとなり、いずれも激戦が予想される。

 ■氷見市選挙区(定数2)

 社民党の菅沢裕明(7期)、自民党の梶敬信(6期)の現職2人が議席を分け合う形で無投票が続いていたが、参院議員の堂故茂の元秘書で自民党新人の藪田栄治も出馬を表明し、12年ぶりに選挙戦となる。梶と藪田の間で激しい保守票の争奪戦が繰り広げられそうだ。

 梶は県議24年間の実績を強調し、市内全域を回って支持を訴える。梶は2013年の氷見市長選で現市長の本川祐治郎を支援。別候補を推した堂故との間でしこりが残っているとの見方もあり、票固めに必死だ。

 藪田は昨年末、堂故が支部長を務める自民党氷見市支部が「2議席独占」を狙って擁立を決めた。前市長でもある堂故の全面支援と、自民市議の多くから支持を受け、知名度アップに躍起となっている。

 ベテランの菅沢は党派を超えた個人票を持つ強みがある。中小零細の企業や農業者ら弱者に寄り添う政治信条をアピールし、ミニ集会やきめ細やかな支持者回りを通じ、票の掘り起こしを図っている。

 出馬予定の3陣営とも市中心部が地盤のため、周辺の山間地では関心が今一つという指摘もある。小差の激戦が予想され、投票率の行方も注目される。

 ■滑川市選挙区(定数1)

 滑川市選挙区では、自民現職の神田真邦(3期)と、元自民市議で無所属新人の沢谷清の一騎打ちとなりそうだ。神田が自民党市議11人の支援を受ける一方、無所属の沢谷は滑川市長の上田昌孝が全面的に支援しており、市を二分する激戦の様相を呈している。

 11年県議選は神田、沢谷を含む4人の混戦だった。民主、社民、国民新の推薦を受けて無所属出馬した藤井宗一は今回出馬せず、沢谷の支援に回っている。

 神田、沢谷の争いには、過去の市長選の対立も絡んでいる。

 2010年市長選では、神田が前市長の中屋一博、沢谷が上田の選対本部長をそれぞれ務めて激戦となり、上田が初当選を果たした。

 14年の市長選は、神田が自民推薦の元副市長、沢谷が上田を支援し、前市長の中屋も含めた三つどもえの争いとなったが、現職の上田が他の2候補に5000票余りの大差をつけて再選した経緯がある。

 神田は市内各地区でミニ集会を開き、支持者固めを進める。陣営幹部は「党所属市議の力を結集して戦う」と意気込む。これに対し、沢谷の選対幹部も「上田が圧勝した市長選に続きたい」と戦いの準備を進めている。(敬称略)

2015年03月30日 05時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

4797チバQ:2015/04/02(木) 21:27:38
http://www.yomiuri.co.jp/local/toyama/feature/CO014991/20150330-OYTAT50042.html
県議選2015 顔ぶれと展望
(3)富山市第2選挙区、高岡市選挙区、射水市選挙区、黒部市選挙区、下新川郡選挙区
2015年03月31日 05時00分
自・民・共・社の戦い 高岡



 高岡市選挙区では自民、民主、共産、社民の各党が争う構図だ。射水市と下新川郡の両選挙区では、自民などの現職に共産が対抗馬を擁立した。富山市第2、黒部市の両選挙区はいずれも今月に入って無所属新人が出馬を表明。5選挙区とも定数1超の争いとなる。

 ■富山市第2選挙区(定数3)

 自民は現職の宮本光明(3期)と藤井裕久(1期)が実績をアピールして支持票固めを進めるほか、引退する坂田光文(6期)の後継候補で新人の井上学が知名度のアップに努めている。今月下旬に出馬表明した無所属新人の松永定夫も準備を進めている。

 ■高岡市選挙区(定数7)

 自民は戸出・中田地区に支持基盤を持つ矢後肇(3期)、旧市街地を主な地盤とする山本徹(3期)と渡辺守人(3期)、伏木地区を票田とする向栄一朗(1期)の現職4人に、旧福岡町地区で引退する井村昭彦(3期)の後を継ぐ新人・川島国が出馬し、現有5議席確保を狙う。

 民主の山上正隆(3期)は労組票に加え、地域密着を掲げて支持を呼びかける。共産新人の高瀬充子は、衆院選で躍進した党勢を追い風に、市内全域で街頭演説を行っている。社民の井加田まり(1期)は党組織や後援会員をフル活用し、議席の維持を目指している。

 ■射水市選挙区(定数3)

 自民はベテランの四方正治(7期)が地盤の旧新湊市地区を中心に票固めを進めている。永森直人(1期)は、2011年前回選で無所属で初当選したが、今回は自民公認で出馬する。主に小杉、大門、大島の旧3町地区で票の上積みを狙う。

 共産の坂本洋史は、昨年12月の衆院選にも出馬した知名度を生かし、市全域で浸透を図る。前回選は民主党公認で初当選し、その後離党した海老克昌(1期)は無所属で再選を目指す。

 ■黒部市選挙区(定数2)

 自民現職の大野久芳(4期)と横山栄(4期)に対し、無所属新人の西江嘉晃が今月中旬に出馬を表明し、16年ぶりの選挙戦となる公算だ。

 大野と横山は陣営の引き締めを図り、後援会を活用した組織戦を展開する。13年参院選と昨年の黒部市長選に出馬した西江は浮動票の取り込みを図る。

 ■下新川郡選挙区(定数2)

 自民現職の鹿熊正一(6期)と上田英俊(4期)に、前朝日町長で共産新人の脇四計夫が挑み、12年ぶりの選挙戦となる見込みだ。

 鹿熊は朝日町、上田は入善町にそれぞれ強固な地盤を持ち、実績をPRする。昨年の町長選で自民推薦の現町長に敗れた脇は、両町で自民批判票の取り込みを狙う。(敬称略)

2015年03月31日 05時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

4798チバQ:2015/04/02(木) 21:28:05
http://www.yomiuri.co.jp/local/toyama/feature/CO014991/20150331-OYTAT50017.html
県議選2015 顔ぶれと展望
(4)魚津市選挙区、砺波市選挙区、小矢部市選挙区、南砺市選挙区、中新川郡選挙区
2015年04月01日 05時00分
5選挙区で無投票見通し



 今回の県議選で、無投票とみられる選挙区は5か所に上り、前回よりも1選挙区増える見通しだ。出馬を表明しているのはいずれも自民党の立候補予定者で、他党は選択肢を示すことができないでいる。

 ■魚津市選挙区(定数2)

 過去には自民系候補で保守票を奪い合うなど、激しい選挙戦が繰り広げられたこともあったが、2007年以降、無投票が続いている。自民党市連支部長を務める高野行雄(4期)と県議会副議長の稗苗清吉(4期)が5期当選を目指し、後援会回りなど支持基盤固めを進めている。2人のほかに出馬の動きはなく、3回連続の無投票となりそうだ。

 ■砺波市選挙区(定数2)

 11年の前回選は、民主党が新人を擁立して24年ぶりの選挙戦となったが、今回は、自民現職の2人以外に出馬の動きはない。

 自民党県連会長代行を務める米原蕃(7期)は、県議会議長などを経験した豊富な政治キャリアをアピールし、党所属市議らと連携して地盤固めを進めている。

 再選を目指す瘧師富士夫(1期)は県政報告会で市内の大半の地区を回った。副団長を務める市消防団の関係者や企業などの支持票固めに努めている。

 ■小矢部市選挙区(定数1)

 前回選は自民推薦の現職と、みんなの党(当時)推薦の新人による無所属候補同士の一騎打ちとなったが、今回は自民現職の筱岡貞郎(2期)が党公認で出馬するほかに、立候補の動きがない。

 筱岡は組合長を務めた地元農協の支所のほか、企業を回り、支援組織を固めている。

 ■南砺市選挙区(定数2)

 前回選は元自民市議が無所属で出馬し、保守分裂選挙となったが、今回選での出馬表明は、自民現職の2人にとどまっている。

 党県連幹事長の山辺美嗣(5期)は地元の旧福野町地区を中心にミニ集会や街頭演説を重ねている。武田慎一(2期)は地元の旧福光町地区などを精力的に回っている。

 ■中新川郡選挙区(定数2)

 前回は自民の現職と新人、自民を離党した現職1人による三つどもえの激戦だったが、今回は自民の現職と新人の2人以外に出馬の動きは見られない。

 高平公嗣(5期)は地盤の立山町で、後援会関係者を回るなど支持票を固めている。新人の山崎宗良は地元の上市町で、党組織の支援を受けて知名度向上を図っている。(敬称略、おわり)



 この連載は、寺口信二、永野慎一、八角一紀、岡田遼介、山口真史が担当しました。

2015年04月01日 05時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

4799チバQ:2015/04/02(木) 21:28:47
福井
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/fukui/CK2015033102000255.html
<県議選 注目区を行く>(上)市長選絡み思惑交錯
2015年3月31日

写真
 県議選の告示まで三日。県内十二選挙区(定数三七)に二十九日現在、現職二十九人、新人十四人、元職二人の計四十五人が立候補の意向を示している。各選挙区とも事情はさまざま。激しくしのぎを削る選挙区もあれば、無風の選挙区もある。注目される選挙区の直前の状況を三回にわたって追った。

 あわら市選挙区としては初の選挙戦となる見通しだ。金津地区出身で県議会で議長経験のある現職笹岡一彦さんと、芦原地区出身の新人で旧町議やあわら市議を長年務め、任期を二年以上残して立候補した元市議の東川継央さんの一騎打ちとなる公算が大きい。

 北陸新幹線金沢開業を機に、北の玄関口となる、あわら市の観光発展、工業の振興、農業の充実など二人の候補者が掲げる活動方針に大きな相違はない。

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 笹岡さん陣営は「北陸新幹線の県内延伸をひかえ、これからの四年間は大事。県、国とのパイプ役をなくすわけにはいかない」と力説する。その上で県議会での活動実績を前面に、JAなど各種団体の協力により、組織的に票の獲得を目指す。市全域で票固めに努力するが、あいさつ回りで感じたという芦原地区での反応の厳しさをどう克服していくかが課題となりそうだ。

 一方、東川さん陣営は「知名度でも金津地区の票も現職が有利でこちらの苦戦は目に見えている。ただ、広く支援の言葉をかけてもらっており、地元で議員を続けてきた実績や農業に強いことなどを地道にアピールしていくしかない」と話す。「市議経験者を県政に」との思いで支援する市議仲間の後押しがどこまで票に結び付くか注目される。

 争点がなく、盛り上がりに欠ける感がある一方で、市民には「二〇〇七年の中学校統合問題で行われた市長選の結果が市民の間で複雑に絡み合っている」との見方もある。統合派と二校存続派に分かれて行われた当時の市長選が結果的に地区別を際立たせてしまい、今もそのしこりが一部で残っているという。

 「県議選の結果次第で、市民は市長選で地域的なバランスをとるのでは」との予測もある。後半戦の市長選も視野に、思惑が絡み合う選挙戦が展開されそうだ。

(本田優子)

http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/fukui/CK2015040102000242.html
<県議選 注目区を行く>(中)吹かぬ風に嘆きの声
2015年4月1日

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 ともに五期目を目指す山岸猛夫さん、山田庄司さんが立候補を予定する大野市選挙区。ほかに立候補の動きはなく、四年前と同じく無投票になる公算が大きい。

 「他に出る人はおらんやろ」。昨年末からささやかれた。現職二人がそれぞれ五選出馬の意思を固める中、県議への意欲を持っているとされる市議は二月の市議選出馬を決め“無風”の雰囲気が強まっていた。

 市幹部は「二人とも後援会組織がしっかりしている。新人では対抗できないだろう」と話す。三つどもえとなった前々回(二〇〇七年四月)の選挙では現職二人が若い新人の挑戦をはね返した。「激しい選挙戦だったからその反動も尾を引いている」とみる。

 ただ以前の大野市内の県議選は、欠かさず選挙戦になっていた。投票日の前日には各陣営のお練りが繰り広げられ、市民にとって四年に一度の「アミューズメント」(市幹部)だったという。

 市内では昨年六月の市長選、今年二月の市議選も無投票だった。市議の一人は「従来ほど地域の人の支えが得られなかった」と選挙準備を振り返る。

写真
 ある男性経営者(51)も「良い人材であれば、新人を担ぎ上げようという動きがあってもいいのに。政治に対して市民が熱くなれなくなっている」と嘆く。

 無投票は当選する政治家にとってもプラスにならない。得票数の多少は「政治力」として評価されるし、後援会の結束力も戦うことで強まる。現職の一人は三月下旬の事務所開きで「四年前に続き、他に名前が挙がっていない。時代背景が様変わりしてきたのかな」と苦い表情を見せた。

 県議選は県内十二選挙区のうち、大野市に加え、坂井市(定数四)、勝山市(同一)、鯖江市(同三)、大飯郡(同一)の計五選挙区でも無投票となる可能性が出ている。前回の無投票は三選挙区だった。

(尾嶋隆宏)

4800チバQ:2015/04/02(木) 21:29:03
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/fukui/CK2015040202000298.html
<県議選 注目区を行く>(下)激戦必至、早くも火花
2015年4月2日

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 青、緑、ピンク…と各陣営の支持を表すのぼり旗がゆらめく越前市今立郡南条郡選挙区。「旗が勢力図を表しているかのようだな」。現職の陣営幹部が冗談めかした。定数五に対し、現職三人、新人三人、元職一人の計七人が出馬の意向を表明。組織票を固める四人に対し、三人が草の根の活動を展開する構図だ。

 自民現職の事務所。壁に貼りきれない推薦書や為書きが天井にまでびっしり。区長や団体など百十八の推薦を取り付け、貫禄を見せる。仕事の合間に事務所を訪れる人も多い。「当選回数を考えると、まあ当然やな」。陣営は活気づく。

 一月下旬に出馬表明した民主新人は「出遅れは否めない」と認め、組織固めを急ぐ。親戚や同級生もいない。だがそれをカバーするのが、支持団体労組の一体感だ。昨年の衆院選に出馬し、盛り上がりを見せた。連合福井幹部は「四カ月前の雰囲気は残っている。六千五百人いる組合員をどこまで固められるかだ」と腕をまくる。

写真
 組織を持たずに戦う無所属現職はまんべんなく地域を歩く。陣営が「組織を持たない危機感は本人が一番認識してる」と言うとおり、この四年間で県政報告会を四十回以上開き、昨秋から毎朝の街頭演説も続けている。

 二人の新人も草の根の活動を展開。一人は一年以上前から、選挙区内二万二千戸を訪ね反原発や議員手当の削減を訴えてきた。だが、現職と比べると事務所は少し寂しい。「現職の顔色を気にして行けないけど、気持ちでは応援してるから」。そんな声を何度も掛けられたという。それでも、一軒一軒回ってみると「『原発を何とかして』との声が意外に多い」と手応えを実感している。

 県内で唯一、二人が落選する激戦区。いよいよ、その熱戦の幕が開く。

 (塚田真裕)

4801チバQ:2015/04/02(木) 21:35:08
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150402ddlk18010303000c.html
選挙:県議選あす告示 45人立候補の意向 5選挙区で無投票か /福井
毎日新聞 2015年04月02日 地方版

 任期満了に伴う県議選が3日告示(12日投開票)される。現時点で12選挙区(定数37)に、現職29人、新人14人、元職2人の計45人が立候補の意向を示している。福井市や敦賀市など7選挙区で選挙戦となる一方、大野市や勝山市など5選挙区で無投票となる可能性がある。立候補予定者の党派別内訳は、自民党21▽民主党4▽公明党1▽共産党1▽無所属18−−。

 福井市選挙区(定数12)は、現職8人に新人5人の計13人が立候補予定で、党派別では、自民5▽民主2▽公明1▽共産1▽無所属4−−と各党入り乱れての混戦となる見通し。

 敦賀市選挙区(定数3)は4人が立候補予定。自民と民主の現職各1人に、無所属新人2人が絡む選挙戦となりそうだ。

 小浜市・三方郡・三方上中郡(美浜・若狭町)選挙区は、定数3に4人が立候補を表明しており、自民と無所属の現職2人に無所属新人2人が挑む構図。

 越前市・今立郡・南条郡(池田・南越前町)選挙区には7人が立候補の意向を示しており、定数5の議席を巡って激戦が予想される。現職の自民2人と無所属1人に、民主新人1人、無所属の新人2人と元職1人が挑む。

 あわら市▽吉田郡(永平寺町)▽丹生郡(越前町)−−の3選挙区(いずれも定数1)には、それぞれ2人が立候補予定。あわら市と吉田郡の両選挙区は自民現職と無所属新人、丹生郡選挙区では自民現職と無所属元職による一騎打ちとなりそうだ。

 一方、大野市(定数2)▽勝山市(定数1)▽鯖江市(定数3)▽坂井市(定数4)▽大飯郡(おおい町・高浜町、定数1)−−の各選挙区は現時点で現職以外に立候補予定はなく、無投票となる公算が大きい。【山衛守剛】

4802チバQ:2015/04/02(木) 21:36:58
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/localelections/66799.html
敦賀市長選は原発、経済対策が焦点 告示まで1カ月、2氏の政策訴え活発
(2015年3月20日午後0時35分)


 任期満了に伴う福井県敦賀市長選の告示まで19日であと1カ月となった。18日現在、元市議で測量会社役員の渕上隆信氏(54)=同市金山=と、市体協会長で設備工事会社社長の中村紀明氏(60)=同市津内町1丁目=の2人が出馬を表明している。長期の原発停止に加え廃炉問題を抱える原子力政策、それに伴う経済対策などが焦点になりそうだ。両氏とも連日、区単位の集会で政策を訴えるとともに、市民の意見に耳を傾け、支持拡大を図っている。(松本寛)=2、5面に関連記事

 渕上氏は「敦賀再生 『市民が主役』のまちづくり」をスローガンに「元気」「地域・人」「安全・安心」づくりの3本柱を掲げる。経済対策は、企業誘致などにより新たな産業の創出・育成に取り組むことを強調。新幹線延伸を見据えた駅西地区や旧市街地商店街の活性化支援にも意欲を見せる。
 観光振興では、JR敦賀港線でSLを運行するなど港周辺のにぎわいづくり構想を語り、ユダヤ人ら外国人の誘客増も目指す。敦賀原発1号機の廃炉については、地元受注や雇用創出を求めるとした上で「廃炉を3、4号機増設のステップにしたい」と話す。
 中村氏は「ふるさとに経営感覚を 新しい風を敦賀に」を掲げ「革新」「安心」「信頼」を打ち出す。人口減少時代に入り「女性や若者が活躍できる雇用の場をつくりたい」と力を込める。高齢者福祉は、住み慣れた地域での生活を医療と介護が連携して支援する「地域包括ケアシステム」構築を目指す。
 厳しい市財政を受け、市内外の利用者が多い市総合運動公園に企業広告を設置して収入を得るといったアイデアも披露する。原発産業は地場産業と位置付け、廃炉に関する地元受注や雇用を求めながら「2号機の安全が確認され、再稼働することが重要」とする。
 26日に知事選が告示されると公職選挙法により、語る会などの後援会活動が制限されるため、両氏とも限られた時間内で一人でも多くの人に思いを伝えようと熱弁を振るっている。告示は4月19日、投開票は26日。

市議も選挙戦か

 敦賀市長選と同日程の市議選は定数が2議席削減され、24議席を争う。現職24人のうち、2人が県議選に出馬、7人が引退する。立候補表明しているのは18日現在、現職15人と新人7人、元職2人。このほかにも立候補を模索する動きがあり、選挙戦になる可能性がある。

4803チバQ:2015/04/02(木) 21:49:20
http://www.niigata-nippo.co.jp/feature/senkyo-ser/
新潟市議選 直前情勢
定数削減で混戦模様

 3日告示、12日投開票の新潟市議選は、定数51に対して67人が出馬を予定し、全8選挙区で立候補予定者が定数を上回る見通しだ。定数は前回の56から51に5削減。北、東、中央、江南、西の各区で1減となり、激しい選挙戦が見込まれる。(敬称略)

    ◇    ◇

<8選挙区、67人が出馬予定>

 【北区】現職5人と新人1人が挑み、接戦が予想される。党派別内訳は自民、民主、共産が各1人、無所属が3人。地域別では、有権者が約4万人の豊栄地区と約2万2千人の旧新潟市域の北地区から3人ずつ。現職は実績を強調、新人は若さをアピールし浸透を目指す。

 【東区】現職8人と新人4人の計12人が出馬を表明。議長経験者や会派代表者らベテラン、新人が入り交じり、激戦となりそうだ。自民4、民主2、公明2、共産2の計10人が政党公認を受けた。各種業界団体や労働組合などの支持団体が動く。各候補の地盤は中地区が6人、大形地区4人、石山地区2人となっている。

 【中央区】各党の公認候補が並び、8区内で最も多い16人が立候補を予定し混戦模様。内訳は現職10人、元職2人、新人4人。政党公認は自民3人、民主2人、維新、公明、共産、次世代、社民が各1人。有権者数は8区最大の約14万6700人で、各陣営は無党派層の取り込みで票の上積みを狙う。

 【江南区】前回選と同じ顔ぶれの6人が立候補を表明。現職全5人と前回8票差で落選した民主公認の新人1人がぶつかる。定数削減で現職も1人は確実に落ちる形となるだけに、各陣営は危機感を募らせる。旧新潟市域と亀田地区からはいずれも現職が2人ずつ、横越地区からは現職と新人の計2人が準備を進める。

 【秋葉区】現職4人、新人3人の計7人が名乗りを上げる。自民公認が1人。現職が引退する共産は新人を擁立した。無所属が5人。各候補予定者は、有権者の9割近くを占める新津地区を中心に票を奪い合う。現職は票の上積みを目指し地盤固めを図る一方、新人は知名度アップに懸命だ。

 【南区】現職の全3人と新人1人が出馬の見通し。自民公認が1人、3人は無所属。4人とも有権者数が8割以上いる白根地区を地盤とする。立候補予定者は地盤を固めつつ「空白域」の味方、月潟両地区の票の取り込みを狙う。

 【西区】現職6人、新人5人が出馬を表明。ベテランら4人が引退するほか、公明の現職が中央区にくら替えする。自民公認は前回より1人多い4人、民主、公明、共産は1人ずつを公認する。立候補予定者は政党や業界団体、労組、地域グループなどの支援を受けて運動を展開し、接戦となる見通しだ。

 【西蒲区】市内8区で唯一無投票の可能性がささやかれてきたが、現職全4人のほか、新人1人が出馬を表明し、選挙戦の見通しとなった。いずれも無所属。各陣営は、地元市議が不在の潟東、中之口の両地区の浸透も狙う。

■新潟市議選立候補予定者

【北区】(定数5-6)
 平松洋一(ひらまつ・よういち)  55 市議        自現(1)
 南真由美(みなみ・まゆみ)    55 市議        民現(1)
 風間ルミ子(かざま・るみこ)   65 農業        共現(2)
 金子益夫(かねこ・ますお)    71 農業        無現(3)
 皆川英二(みながわ・えいじ)   68 会社員       無現(1)
 小柳聡(こやなぎ・さとし)    28 無職        無新

【東区】(定数9-12)
 佐藤豊美(さとう・とよみ)    70 会社役員      自現(6)
 志田常佳(しだ・つねよし)    65 市議        自現(5)
 渡辺和光(わたなべ・かずみつ)  49 市議        民現(3)
 細野弘康(ほその・ひろやす)   40 市議        民現(1)
 佐藤誠(さとう・まこと)     54 市議        公現(2)
 飯塚孝子(いいづか・たかこ)   60 市議        共現(2)
 五十嵐完二(いがらし・かんじ)  62 市議        共現(1)
 小泉仲之(こいずみ・なかゆき)  62 市議        無現(3)
 荒井宏幸(あらい・ひろゆき)   48 無職        自新
 豊島真(とよしま・まこと)    53 無職        自新
 松下和子(まつした・かずこ)   57 無職        公新
 中島志門(なかじま・しもん)   40 オートバイ販売   無新


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