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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

4771チバQ:2015/03/31(火) 20:07:39
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=33839
特集 : 高原都市の行方 茅野市の課題【下】パートナーシップのまちづくり
更新:2015-3-31 6:00
 「お買い物はストレス解消にもなり、毎週バスが来るのを待ち遠しく思っている」。1月27日。茅野市宮川地区を走るお買い物無料送迎バス「すまいる号」の運行開始1周年を祝う記念式典。80代の女性が手書きの紙を手に感謝の言葉を寄せた。

 お買い物バスは、徒歩以外に手段がなく買い物に不自由しているお年寄りの実情調査を踏まえ、宮川地区社会福祉協議会(篠原郁子会長)が、商業者に参加を呼び掛けて昨年1月から運行を始めた。運賃は「無料」にこだわり、運行費用は全て商業者が負担する仕組みだ。

 賛同したのは地元のショッピングセンター「メリーパーク」と、隣接するケーヨーデイツー茅野店、アップルランドデリシア宮川店。開店30周年を迎えていたメリーパークが「地域の恩返しに」と協力を申し出た。運行は月曜と火曜の週2回、登録者を乗せたバスが地区内のバス停を回り、メリーパークへ向かう。2月現在の登録者は106人で、ほぼ横ばいという。

 帰りのバスまでは約2時間。このうち1時間は喫茶コーナーのベンチに座って談笑するのが恒例だ。集合住宅に住む女性(80)は「みんな家に帰れば1人。この時間が張り合いなのよ」。バスに乗り込む女性たちの表情は明るい。メリーパーク代表の杉本浩美さん(52)が「来週も待ってるから」と声を掛けた。

 買い物だけで採算を取るのは難しいが、地区社協や商業者など運行関係者は事業継続のため、補助金獲得や車内広告募集といった新たな財源確保に乗り出す。一方で、市は「特定企業の応援はできない」と一定の距離を置く。篠原会長(71)は「お年寄りの心も体も動かす事業。困っている人に目を向けて行動を起こしてほしい」と願う。

 同市は、公民協働で進める「パートナーシップのまちづくり」を掲げる。戦後の生涯学習活動を発展させ、市民と行政が対等な立場でまちづくりを進め、「地域主権」を目指す試み。1995年に矢崎和広前市長が提唱した。

 「第1ステージ」は環境、福祉、教育など分野別に発足した市民活動組織「実践する提言集団」が原動力となり、全市的なネットワークで成果を上げた。2005年からは、その理念と手法を地域で展開する「第2ステージ」が始まり今年でちょうど20年の節目を迎える。

 03年に制定した「パートナーシップのまちづくり基本条例」の前文は、まちづくりの原点を「市民・民間が主導し、行政が支援する」と規定する。その約束をいかに果たすか。特色ある地方創生に向けて、パートナーシップの真価が問われている。


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