したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1とはずがたり:2008/10/26(日) 15:36:55

統一地方選スレから東海・北陸所謂中部地方のネタを独立させます
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/l40
合併ネタはこちら
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1066974699/l40
掛川ネタはこちらへ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1187487997/l40

2193チバQ:2011/03/08(火) 23:40:17
http://gendai.net/articles/view/syakai/129255
13日投票 名古屋市議選 民主 自民 お笑い政党隠し
【政治・経済】
2011年3月8日 掲載
公明 ちゃっかり「大村知事」利用
 河村新党「減税日本」の勢いに注目が集まる名古屋市議選挙(投票日3月13日)は、減税日本の第1党が確実な情勢だ。定数75のうち「過半数は難しそうだが、30議席近くいくんじゃないか」(地元記者)という。投票先を聞いた週末の世論調査は、共同通信が減税日本26.6%、自民15.3%、民主10%。読売も減税日本28%、自民17%、民主14%と、2大政党が大きく引き離されていた。
 そんな大苦戦の民主と自民の戦いぶりは、もっぱら「政党隠し」である。
 お笑いなのは候補者のポスター。例えば定数7に12人が立候補しているこの選挙区。民主党候補と自民党候補の政党名が米粒みたいに小さく、かなり近づかないと読めない。共産党やみんなの党、減税日本が党名を大きく掲げているのとは大違いだ。
「特に民主は、1カ月前の市長選時は、河村市長嫌いの岡田幹事長が何度も名古屋入りしていたのに、今回は予定ナシ。愛知県連の関係者も『呼んでないし、呼ばない』と言っていて、民主党隠しを徹底しています」(前出の地元記者)
 一方、公明党候補のポスターには、「私も応援します!」とほほ笑む大村秀章知事の写真入り。公明が知事選で元自民党の大村を支援したから、その見返り、というわけだ。
 もちろん、3人いる減税日本の候補のポスターには、どれも河村市長の顔が大写し。無所属なのに、河村市長のキャッチフレーズ「庶民革命」を拝借する便乗ポスターまであった。
 勝つための手段とはいえ、隠したくなる政党って、存在価値があるの?

2194チバQ:2011/03/08(火) 23:40:54
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011030890160437.html
脱「プロ議員」化どこまで 名古屋市議選、減税日本の新人
2011年3月8日 16時04分

 13日に投開票される出直し名古屋市議選で、41人を擁立した減税日本の顔ぶれはバラエティーに富む。大学や大学院に籍を置いたまま挑戦する若者や、介護の仕事を続けながら議員を目指す女性。代表の河村たかし市長は「ボランティア議員化」を目指すが、議員で生計を立てようとする人もいる。

 「議員報酬を半額にしても、学生の私には多すぎます」。7日夕、西区のスーパー前で、ジーンズ姿の新人女性がタイムセールに集う買い物客に訴えた。

 公共政策を専攻する大学院生。「市議の仕事は現場そのもの。名古屋で地方自治改革を研究したい」と、立候補はフィールドワーク感覚だ。母親も「選挙がダメでも、就職活動で売りにすればいい」と見守る。

 もう1人の学生候補の千種区の男性も「議員の経験は、人生の一ページとしていいかなと」。

 学生だけでなく、僧侶や空手道場、茶道教室の主宰者など、候補の職業はさまざまだ。

 「議員を職業にすると保身に走る」と批判する河村市長のもと、仕事をしながら議員を目指す候補も少なくない。

 港区の新人女性は、デイサービス施設の職員をしているところに、河村市長から立候補を打診された。

 選挙に出る時は、仕事を辞めるものだと思っていたが、「今の仕事を続けたいと断ったら『続けやええがや』と言われて」。当選しても、介護の現場に軸足を置く考えだ。

 反対に、出馬を機に退職したのは天白区の新人男性。5日付で高速道路料金を徴収する会社を辞めた。

 過去の市議選への挑戦でも、自営の喫茶店を閉めるなどして退路を断ってきた。「落ちても大丈夫という甘えが出ないように」と話すが、当選すれば、年収は党が公約する800万円でも2・5倍以上になる。

 専業の議員が必要と主張してきた自民前職は「ボランティアと言いながら、しょせんは職業にするってことでしょ」と話した。

(中日新聞)

2195チバQ:2011/03/08(火) 23:43:12
浜松は無投票か?
http://www.shizushin.com/news/pol_eco/shizuoka/20110308000000000054.htm
共産、候補擁立断念 静岡、浜松両市長選
03/08 14:46
 共産党県委員会(山村糸子委員長)は8日、静岡、浜松両政令市長選(27日告示、4月10日投開票)について、いずれも独自候補の擁立を断念したことを明らかにした。
 山村委員長は静岡市長選の候補擁立断念の理由について、「選挙までの時間が切迫する中で、県議選での議席確保に力を集中して県政を正していくべきと判断した」と説明。出馬表明している3氏への対応は「地方自治体本来の役割を果たす姿勢も政策も見られない」とし、同党はいずれも支持しないとしている。
 一方、同党西部地区委員会の石野嘉彦委員長は浜松市長選について「市議選の議席増、県議選での議席確保に力を集中するため、市長選に候補者を立てないことにした」と述べた。同市長選に出馬表明しているのは現職鈴木康友氏(53)だけで、無投票となる可能性が高まった。

2196チバQ:2011/03/08(火) 23:46:33
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20110308/CK2011030802000136.html
既成党の不信見据え、スキ突く「減税日本」 統一地方選しずおか
2011年3月8日

 2月末、静岡市長選への出馬を表明している元参院議員の海野徹氏(61)の元に一本の電話が入った。電話の主は地域政党「減税日本」の代表を務める河村たかし名古屋市長。「腹をくくってやるなら減税日本の公認で出るべきだ。推薦よりインパクトがある」

 数日後の3月2日、2人は並んで記者会見に臨む。

 「既成政党の推薦を受けて政策協定を結ぶことは、何もやらないに等しい。既成政党では改革は実現できない」。海野氏は、減税日本公認での出馬を表明した。

 2月6日の名古屋トリプル投票で圧勝した河村氏。その背景には、減税に代表される公約への期待とともに、民主、自民の2大政党をはじめ既成政党に対する有権者の失望感がある。「今度はいつ来るの?」。3日夜、海野氏の女性支援者らの会合では、河村氏の動向を尋ねる質問が相次いだ。

 海野氏が減税日本の公認を受けたことで、選挙の構造は変わった。

 「市民税を10%減税するぐらいなら、市民の所得を10%増やす手を打ちたい」。元県議の田辺信宏氏(49)は、減税日本の旗印を真っ向から批判する。

 1日夜には、推薦を受ける自民党静岡県連主催の決起大会に臨んだ。「紆余(うよ)曲折はあったが、もともと自民の人」。塩谷立会長は身内意識を隠さない。

 2大政党は、それぞれ独自候補擁立を検討し、断念した。一時、田辺氏相乗りの機運も高まったが、名古屋トリプル投票後、民主党は推薦を見送った。民主最大の支援団体、連合静岡の推薦を受けているものの、自民党との関係が相対的に強まった。

 田辺氏本人が掲げる立ち位置は、超党派の「市民党」だが、現実は新旧の政党対決の様相を呈しつつある。

 政党の支援を受けずに市長選に出馬する前市議長の安竹信男氏(64)は、自身のブログで「選挙に勝つために風に乗りたがったり、推薦団体にすり寄ったり、まさに子どもの世界」と海野、田辺両氏の姿勢に疑問を投げかけている。

 注目を集める減税日本。だが、海野氏以上に河村氏と親交が深くても距離を置く向きもある。「私は、そりゃないですよ」。海野氏が会見した2日、浜松市長選で再選に挑む鈴木康友氏(53)は、こう一笑に付した。「地域から国を変えようという思いは一緒」だが、政治姿勢が異なる。「結局、今は(減税の)ワンイシュー。長期展望がないと、いずれ苦しくなる」

 ただ、既成政党に衝撃を与えていることも事実だ。牧野聖修民主党県連会長は、減税日本の海野氏公認が決まる前、報道陣に漏らした。「私も名古屋の選挙に行って、感じるところがあった。国政の動向をみると、既成政党は信頼を失っている」

 既成政党が足元からぐらつき、国政と地方政治のあり方も問われる今回の統一地方選。政治が迷走する中、静岡県内の選挙で各党は、どんな闘いをしようとしているのか。告示まで1カ月を切った現場からリポートする。 (統一地方選取材班)

2197チバQ:2011/03/09(水) 20:39:58
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000001103090003
佐渡の県議選に新顔
2011年03月09日

 4月1日告示、同10日投開票の県議選佐渡市選挙区(定数2)に、無所属で新顔のNPO法人「佐渡成長戦略政策塾」副理事長、佐藤久雄氏(63)が立候補する意向を固めた。近く正式に表明する。自民党県連に離党届を提出した佐渡市議らの支援を受ける予定で、同選挙区は一転して選挙戦となる見通しとなった。(川崎友水、大内奏)


   ◇


 佐藤氏は佐渡市畑野地区の出身で、元三井物産社員。定年退職後に早大大学院公共経営研究科を修了して帰郷。NPO法人を設立し、地域活性支援の活動をしている。


 同選挙区では県営佐渡空港の滑走路2千メートル化の計画づくりに地域住民の意見を反映させる「パブリックインボルブメント(PI)」の実施をめぐり、反対する地元選出の自民党県議、中野洸氏(69)と推進する市議らが対立。市議らは4月の県議選で5選を目指す中野氏を支援せずに対立候補の擁立を進め、空路開設促進などの地域振興策を提言している佐藤氏に白羽の矢を立てた。


 佐藤氏は朝日新聞の取材に「佐渡の活性化と住民の利益を実現するために立候補することを決めた。空港のPI実施は急務であり、その思いを強く訴えていく」と話した。


 同選挙区には他に無所属で現職の中川カヨ子氏(64)が立候補を予定している。


 選挙戦となる展開に、中野氏は「市議らの動きは理解できない」と戸惑いを見せる。空港の2千メートル化は推進するが、PIは時期尚早との立場だ。県もPIの前に地権者の2千メートル化への100%同意が必要だとしている。


 中野氏は「選挙は受けて立つ以外にない。空港の拡張そのものに反対と思われると不利になる。PIについてはあまり知られていないので説明は難しいが、きちんと主張を訴えていきたい」と話す。


 一方、3選を目指す中川氏は「自民党に反発する中で候補が出てくるのは仕方がない流れだ」と話す。佐渡振興のためにも佐渡―羽田便が必要だと主張する中川氏にとって、同便の就航に反対する自民党とは立場が異なる。ただ、2千メートル化へのPIを実施する段階ではないという考え方では自民党と一致する。


 中川氏は「航空路線はインフラとしても、活性化のためにも必要。離島の状況はなかなか島外で分かってもらえないので、島外にも伝わるよう訴えないといけない」と話している。

2198チバQ:2011/03/09(水) 22:32:26
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011030990150152.html
高層階まで訴え届け 名古屋市議選
2011年3月9日 15時01分

 13日に投開票される名古屋市議選の有権者数は、都心回帰の影響もあって4年前の前回選より3万人増えている。特に中、東区や千種区などは高層マンションの建設で伸び率が大きい。人が集中するマンションを相手に、いかに効果的な選挙運動をできるか。各陣営は知恵を絞るが、住民に耳を傾けてもらう決定打はなさそうだ。

 高層マンションが向かい合って立ち並ぶ千種区の一角。交差点に陣取った自民の新人候補が7日夕、選挙カーにつけたスピーカーの角度を上げて名前を連呼した。

 「夕暮れ時にすみません。ごあいさつに参りました」。目を凝らし、窓から手を振る女性を見逃さず礼を言う。「壁越しに政策を語っても、届かない。まずは名前を覚えてもらうこと」

 最近のマンションはオートロック機能や管理人の監視がハードルとなり、訴えが届きにくい。ある民主陣営の責任者は「後援会メンバーを通して中に入れてもらっても、ポストにチラシを入れていると管理人に怒られる所が多くなった」と嘆く。

 トラブルを生むなど逆効果になってしまう選挙運動は禁物。港区の高層マンション前のスーパーで演説していた公明新人の陣営は「スーパー駐車場や公園が効果的。買い物客はだいたいマンションに住んでいる人だし」と打ち明ける。

 中区の共産新人の対策は電話作戦。「住人の番号がわかったら、本人が電話で投票をお願いする。切実さが伝わるはずだから」

 北区の民主前職は「高層マンションが増えて新しい住民との接点は希薄になりつつある。選挙活動でどう埋めるか、良い方法が見つからない」とお手上げ状態。朝夕の通勤時間帯に、マンションに近い駅で演説してカバーしている。

(中日新聞)

2199チバQ:2011/03/09(水) 22:42:58
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000001103090003
浜松市長選 指定市初の無投票か
2011年03月09日

 浜松市長選をめぐり、共産党県西部地区委員会が8日、候補者を擁立しないと発表した。27日の告示日まですでに3週間を切ったが、これまでに立候補を表明したのは、無所属で再選をめざす現職の鈴木康友氏(53)ただ1人。民主、自民両党も鈴木氏を支援する方針で、全国の政令指定都市で初の無投票当選となることが現実味を帯びている。(馬場由美子)


 前回の市長選は、3期目を目指した当時の現職・北脇保之氏に対し、スズキなどの地元企業の経営者が擁立した元民主党衆院議員・鈴木氏と、共産が推薦する無所属の高林順氏が挑む構図となり、鈴木氏は接戦の末、北脇氏を破った。共産は1967年以降、浜松市長選に毎回独自候補を立ててきたが、今回は年明け以降も具体的な候補の名前を挙げられなかった。最終的に、地元の党員の擁立作業も不調に終わった。


 浜松市を舞台にした今回の統一地方選で、同党は県議選浜松市中区選挙区に元国会議員の新顔を立て、市議選全7区に公認候補計8人を立てる予定。関係者からは「市長選の無投票なんて指定市として恥。なんとしても選挙戦に持ち込むべきだ」との意見もあった。しかし、市議選が定数減の余波によって苦しい戦いを強いられている中、現場からは「議員選だけで手いっぱいだ」などの本音が漏れていた。


 鈴木氏の「古巣」である民主党県連は「本人から公認や推薦の依頼がない」として自主投票の構えだ。県連幹部は「本人が『市民党』を掲げている以上、その姿勢を尊重する」と話すが、支援する方針を固めている。


 市議会最大会派の自民党浜松は、前回は北脇氏を推して鈴木氏と対決したが、今回は昨年秋の段階で鈴木氏支援で一致した。前回選挙で敗れた後、市議会での発言力維持に腐心してきた自民党市議は「鈴木市長は民主党色を出さないし、我々にも気を使ってくれる」と評価。「民主だ、自民だと意地を張るのではなく、是々非々で市政を充実させる方がいい」と割り切っている。


 2月中旬には、自民党籍を持つ市議約20人が、市内で開かれた鈴木市長の「市政報告会・総決起大会」に出席。名前を呼ばれて立ち上がり、会場を埋めた鈴木氏の支持者らにあいさつする場面もあった。


 自民党市議の一人は「市長選に出たいという人もいないし、実際に出せる人もいない」と嘆いた後、自らに言い聞かせるように続けた。


 「党人として不満はある。しかし今は耐える時で、現実路線でいく時だ」

2200チバQ:2011/03/11(金) 00:03:24
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000001103100005
主要6党公約競争 出直し名古屋市議選
2011年03月10日

【民主 財政再生/自民 成長戦略/公明 庶民減税】
【共産 医療福祉/みんな ムダ排除/減税日本 公益寄付】



 名古屋市議会解散に伴う出直し市議選では、各党の掲げる選挙公約が、景気対策から医療福祉まで多岐にわたる。河村たかし市長が掲げる恒久的な市民税減税や市議報酬の800万円への半減が注目されがちだが、各党ともに「政策論争」に持ち込もうと公約を競い合っている。


 民主党は他党に先駆け、マニフェストを昨年10月に発表。冒頭に「財政の再生」を掲げる。事業仕分けで財源を生み出し、「財政体質を再生する」と宣言。また、市民税減税をやめることで、国民健康保険料の1万2千円引き下げ、小中学校の給食費の無料化などができると訴える。


 自民党は市議選向けのちらしに「市政を正しくチェック」と大きく書き、「減税による市民サービス後退などの市政運営を厳しくチェックする」とうたった。政策面でも成長戦略を一番手に置き、「名古屋の特色を生かした産業振興をはかり、働く場を創出する」としている。


 公明党は「統一の重点政策」として「市議報酬800万円」「庶民減税推進」「ムダ削減・福祉充実」の3本柱を打ち出す。庶民減税は、低所得者層に手厚くなる独自減税策。行政改革でムダを削減し、75歳以上の医療費無料化、特別養護老人ホームの整備などの福祉を充実させる。


 共産党は市議選向けの選挙公約という形では公表していないが、各候補が共通する訴えは、国民健康保険料の1万円引き下げ、75歳以上の医療費無料化など医療福祉分野に重点が置かれている。また、住宅リフォーム工事をする際への公費助成など景気対策も盛り込んでいる。


 「ムダ排除」を筆頭に掲げるのはみんなの党。議員定数を2018年までに37に半減させ、議員報酬3割カット、市役所の公務員総人件費2割削減をうたう。また、経済分野の政策として、法人市民税の半減、市営地下鉄・バスや水道の民営化、電気自動車の普及促進もうたう。


 減税日本は選挙戦中盤を迎えた9日に市議選のマニフェストを発表した。減税、市議報酬半減、地域委員会の拡充の三大公約のほか、「減税から公益寄付への制度充実」「本会議場での市民による3分間スピーチの実施」など計8項目を「減税日本八訓」として発表した。

2201チバQ:2011/03/12(土) 15:27:39
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000001103100004
【攻防の構図】上:民主VS.自民
2011年03月10日


県議選白山市選挙区の新顔の立候補会見に同席した一川保夫・民主党県連代表(右)=2月25日、県庁


地元県議の立候補会見に同席した北村茂男・自民党県連会長(手前右)=2月16日、輪島市役所

◆逆風足元揺れる◆


「逆風が吹いていると言われている。お会いする方々からも、『こんな時に、あんた勇気あるねえ』と、大変厳しい言葉をもらっている」


 河北郡選挙区(定数2)から民主推薦で立候補する新顔(39)は6日、地元津幡町での事務所開きで苦しい現状を訴えた。直前に演壇に立った近藤和也衆院議員(石川3区)も「もがき苦しんでいて『(民主党は)何をしとるんや』と見えるかもしれないが、必死に戦っている」と、もどかしさをにじませた。


 政権交代から1年半。民主党が政権与党として迎える初めての県議選だが、足元は心もとない。党県連は惨敗した参院選直後、国政選挙での勝利に欠かせない地方組織の強化を狙い、空白区に積極的に擁立する方針を立てた。しかし現状は、定数43の県議選で党公認の立候補予定者は現職10、元職1、新顔1の計12人。推薦の予定者を含めても15人にとどまる。公認21人、党籍証明5人、推薦1人の計27人を擁立する自民党に大きく水をあけられた形だ。


 先月25日、白山市選挙区(定数4)から立候補する民主推薦の新顔(53)の出馬会見に同席した一川保夫・党県連代表も、「民主党系の地方議員にとって、選挙の環境は決していいとは言えない」と漏らした。


 もうひとつの懸念材料は、政権交代後に民主党に合流した県議会第2会派・新進石川の動向だ。所属する8県議のうち7人が公認申請したが、国政の混迷ぶりに「民主党で出たら勝てない」という声が会派内にくすぶる。会長の金原博県議は「選挙区の事情もあるし個人の判断。会派で縛ることはしないつもりや」。だが公認辞退が相次げば、県連は内部から崩れかねない。


〜*議席奪取へ着々*〜


 6日、金沢市内で開かれた自民党・岡田直樹参院議員の国政報告会は「統一地方選必勝決起大集会」と銘打たれた。県議選、市町議選の立候補予定者に加え、谷本正憲知事、山野之義金沢市長ら首長も多数出席。参加者は1千人を超え、「国政野党」となってもなお健在な自民党県連の組織力を見せつけた。


 揺れる民主党を尻目に自民党は着々と地盤を固める。先頭に立つのは、一昨年の総選挙で民主党の田中美絵子衆院議員に辛勝した森喜朗元首相(石川2区)だ。


 昨年11月、小松市選挙区(定数4)選出の県議らが出席する会合で「定数4に2人しか出ないのか。党勢拡大を考えればもう一人出てもいい。もっと汗をかけ」と檄(げき)を飛ばし、2月には能美市・能美郡選挙区(定数2)から出馬する自民新顔2氏の事務所開きをはしごして「2人を何とか勝たせてほしい」と、民主現職(58)の議席奪取を訴えた。6日の国政報告会でも、金沢市選挙区(定数16)と選挙区が重なる馳浩衆院議員に「16人のイスに5人しか出ない。馳さん、全部勝つんでしょ」とプレッシャーを掛けた。


 北村茂男・党県連会長の地元の石川3区では、県議選9選挙区のうち4選挙区で党籍を持つ候補者同士が争う。地域間にしこりが残ることも懸念されるが、関係者らは「どちらが勝っても自民。県連としては同じこと」と余裕だ。


 国政報告会で福村章・県連幹事長はあいさつをこう締めくくった。「余命幾ばくもない菅政権に最後の鉄槌(てっつい)を下せるかどうかは、全国で自公議員がどれだけ勝てるかにかかっている」


(井手さゆり、菊地直己、長田豊)


     ◇


 4月1日の県議選告示まで20日余り。各選挙区で立候補予定者たちの動きが活発化する中、選挙戦の行方を左右する政党対政党、地域対地域の「攻防」を報告する。

2202チバQ:2011/03/12(土) 15:28:45
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000001103110001
【攻防の構図】下:地域間対決
2011年03月11日
◆融和訴え綱引き◆


 「地域間の争いを選挙に持ち込むのは本意じゃなかった」。2月末、鳳珠郡選挙区(定数1)の自民元職、宮下源一郎氏(63)は出馬断念の理由をこう語った。


 同選挙区は当初、無所属で出馬する民主推薦の現職、桜井広明氏(67)=新進石川=と、穴水町が地盤の宮下氏による一騎打ちが予想されていた。しかし能登町の自民党柳田支部が昨年秋から、「町から自民県議を出したい」と元柳田村長の山口彦衛(ひこえ)氏(65)を再三説得。固辞していた山口氏だが、2月25日に「半年頑張ったが、観念せざるをえなくなった」と出馬表明し、宮下氏が自民同士による地域対決を避けた形だ。


◇    ◇


 「県政とのパイプ」である県議の候補者選びは、時に同じ政党内で自治体間の綱引きを生む。


 「無投票が濃厚」と言われていた羽咋郡北部選挙区(定数1)。自民現職の石田忠夫氏(68)に対し、自民系町議の新顔、橘照茂氏(52)が2月4日に出馬を表明した。


 「志賀対富来の戦いの構図に持ち込めれば……」。今月5日、橘氏の事務所開きのあと、後援会幹部は思惑を口にした。2町の合併から5年半、志賀町では依然「旧町意識」が根強い。旧志賀町が地盤の橘氏にとって、有権者数が6割上回る地元での支持固めは当選への必須条件だ。


 旧富来町を地盤にする石田氏は、同じ日の事務所開きで「両旧町の融和の必要性」を力説した。陣営は旧志賀町にも2カ所の事務所を設け、集落単位でのミニ集会も計画している。


 梶文秋市長(62)の辞意騒ぎが起きた輪島市選挙区(定数1)も構図は似ている。


 新顔の会社役員上田義雄氏(60)は2月19日、地元の旧輪島市の事務所開きで「(旧)輪島からも立つといいねという声がたくさんあった」とあいさつした。2時間後、旧門前町が地盤の自民現職、宮下正博氏(61)は事務所開きで「融和には今が一番大切なときだ」と涙声で訴えた。


 輪島市選挙区には今回、鳳珠郡選挙区から旧門前町が編入された。有権者約2万7100人のうち、旧門前町の住民は24%にすぎない。北村茂男衆院議員が特別顧問に就任するなど組織力で優位に立つ宮下氏だが、陣営幹部は「旧輪島市でまず、顔と名前を売らねば」と呼びかける。


〜*地元代表 前面に*〜


 政党間の争いに、地域も絡んで激戦が必至なのが、8市町村が合併した白山市選挙区(定数4)だ。今回から全市が一つの選挙区になり、「松任・美川」対「山ろく地域」の構図が浮き上がっている。


 「人口の半分以上を占める松任から必ず2人出さなくては」。旧松任市を地盤とする自民新顔の市議大口英夫氏(45)は、事務所開きで出馬を決意した理由をこう述べた。松任は自民現職の吉崎吉規氏(62)、旧美川町は民主(新進石川)現職の米光正次氏(60)が地盤にしている。


 一方、山ろく地域では自民現職の山田憲昭氏(59)が出馬を予定。そこに一川保夫参院議員の政策秘書で、旧鶴来町出身の池田英一氏(53)が民主推薦の無所属で出馬を表明、選挙戦が濃厚になった。池田氏は会見で「鶴来と旧5村のお年寄りの排雪作業を何とかしたい」と述べ、「山ろく代表」を強調する。


 ある陣営幹部は「自民や、民主やと言っても、結局は地元の人間に入れるのが白山市の選挙や」と言い切る。言葉通り「地域代表」を前面に出した前哨戦はすでに過熱気味だ。


(大畠正吾、山岸玲)

2203チバQ:2011/03/12(土) 15:30:00
http://mainichi.jp/area/nagano/news/20110302ddlk20010133000c.html
「ねじれ」の行方:’11県議選の構図/1 知事との距離 /長野
 ◇「敵対」避けたい保守系 逆風、与党は擁立手詰まり
 「知事を支持するかしないかにかかわらず、候補者にはまったく同じ扱いをするということでいいのか」

 2月24日の県議会一般質問。第3会派「創志会」の保科俶教会長が、県議選をめぐる阿部守一知事の姿勢をただした。野党の自分たちに対して、知事が対立候補の支援に回ることがないか、と念押しする異例の質問だった。

 また保科氏は、河村たかし名古屋市長らが進める「地域政党」の動きを引き合いに、首長が議会選挙に介入すれば「議会が追認機関になり、チェック機能が低下する」とけん制。阿部知事は、冒頭の質問と合わせて「各候補に等距離で対応する」と2度繰り返した。県議選で「野党に敵対しない」との低姿勢を強調してみせたのだ。

 同会は07年の前回選挙後、自民党県議団に入らなかった保守系の県議らが結成。村井仁前県政では与党で、昨年の知事選も阿部氏の対抗馬を支援した。しかし現在、阿部知事の評価については「政治は結果。まだ判断できない」(保科会長)と強い批判を避ける。

 自民など保守系の県議たちには、苦い記憶がある。02年の出直し知事選で、議会の不信任を受けて失職した田中康夫元知事が再選。翌春の県議選で「田中支持」を掲げた候補が16人も当選した。阿部知事の支持率(県世論調査協会調べ)が8割を超えている現状では、「知事対野党」の構図を避けたいのが多くの本音だ。

 昨年の12月県議会で、野党の足並みの乱れがはっきりと表れた。「信州型事業仕分け」に関する予算案をめぐり、自民が仕分けを事実上不可能にする修正案を出したのに対し、同会は別の独自案を提出した。野党が割れたため、結局、知事側の原案が通った。

  ◆ ◆ ◆

 昨夏の知事選で阿部知事を推薦し、与党になった民主党。だが、今の県議会は与党が少数派で、知事は常に野党に配慮せざるを得ない。このため、自民から第1会派の座を奪って過半数獲得につなげようと、「狙い撃ち」が模索されたことがあった。

 標的は、定数1の「1人区」。11ある1人区のうち、六つは創志会が占める。民主・社民系の会派「改革・緑新」の躍進に向け、直接自民にではなく、第2野党である創志会に対抗して「1人区で攻勢に出る」(連合長野幹部)ことが一時検討されたのだ。

 しかし菅内閣の支持率低迷に、連合からも「組合員から政権に対する失望の声が強く、民主県連に警鐘を鳴らしている」(幹部)と厳しい声が上がる。改革・緑新の擁立作業は手詰まり感が強く、連合も改革・緑新以外の候補予定者を複数推薦して、一定の距離を保つとみられている。

 議会の「ねじれ」を前に慎重な知事、逆風の与党、「対知事」を鮮明にしづらい保守系野党。それぞれが及び腰のまま、刻一刻と選挙戦が近づく。

   □ □

 統一地方選第1ラウンドの県議選告示(4月1日)まで1カ月を切った。3月1日で就任から半年を迎えた阿部知事は、11年度当初予算案の編成などで、地固めを徐々に進める。一方、県議会は野党が多数を占め、不安定な運営が続いてきた。このねじれ議会に、県民はどんな審判を下すのか。県議選を控えた各会派、各党の思惑を追った。

毎日新聞 2011年3月2日 地方版

2204チバQ:2011/03/12(土) 15:30:33
http://mainichi.jp/area/nagano/news/20110303ddlk20010003000c.html
「ねじれ」の行方:’11県議選の構図/2 苦境の民主 /長野
 ◇「知事与党」を前面に 「最大」目指すも連合と温度差
 県議会棟2階にある知事与党「改革・緑新」(12人)の部屋。真正面に張られたクリアファイルに、「勝って勝って勝ちまくれ」と威勢のいい文字が刻まれている。特に会派の中心である民主党県連にとって、自民党から最大会派を奪取することは悲願だ。

 だが、民主が「勝ちまくれ」たのは09年の衆院選までだった。政権交代を実現した同党だが、「参院選でも多数派を占め、今春の県議選で自民にとどめを刺す」という理想のシナリオは、昨年7月の参院選で裏切られた。

 それでも同8月の知事選は、連合長野、社民党県連とともに推薦した阿部守一氏が当選した。県政与党になった民主は昨秋、県議選の目標を「全区に公認・推薦候補を立てて20人以上を当選させ、自民県議団から第1会派を奪う」と掲げた。しかし菅直人政権の迷走で党の求心力が衰える中、新たな候補の擁立は難航した。あまりの逆風に、無所属での出馬を望む者も現れた。

 そして民主は、社民と無所属を含む改革・緑新全体で「最大会派を目指す」と、下方修正を余儀なくされた。会派代表でもある民主県連の倉田竜彦幹事長は「民主系がどれだけ当選できるかが、最大会派を作るには重要」と言う。ただし、民主は公認・推薦で前回の14人を上回る17人を擁立するが、自民の公認・推薦18人よりも少なく、擁立作業も事実上打ち切られた。社民の公認は2人で、推薦も3人どまりだ。

  ◆ ◆ ◆

 国政で苦境に立つ民主は、党の看板よりも「阿部知事への支持」を前面に打ち出し、8割を超える知事の支持率に頼った戦略にシフトしつつある。ある陣営は「知事と対立したら、県議は自分の政策を実行できない。『知事を支持するからこの政策ができます』とアピールする」と与党の強みを強調する。

 そもそも最大会派という目標は、その知事が綱渡りを強いられている県議会の「ねじれ」を解消するためでもあった。だが今や、その取り組みも社民、連合との間で温度差を生じている。

 社民県連代表の竹内久幸県議は「支持者の高齢化や人口減少で、党が単独で地方選挙を戦うのは厳しくなっている」。選挙後も民主と統一会派を維持することに異存はないが、勢力については「今の12人を超えればいい。減らしてはだめだ」と慎重で、民主の思惑とはズレがある。

 民主、社民を支援する連合が県議選で推薦・支持した26人には、知事選で阿部氏を推さなかった創志会と県民クラブ・公明の現職計4人が含まれている。近藤光会長は「推薦は知事を支持するかだけでは決めていない。選挙後の会派についても、連合が能動的に動くつもりはない」と距離を保つ。

 ある県議はやや楽観的だ。「国政と地方は違う。組織票を持つ現職が有利で、勢力に大きな変化はもたらさないのではないか」。だが、その先の懸念をあえて口にする人は少ない。県議選が終わってもねじれ議会が変わらなかったら、どうなるのか?=つづく

==============

 ◇県議会(定数58)の構成
 【知事与党会派】

 改革・緑新12人、トライアル信州4人

 【野党的な会派】

 自民党県議団18人、創志会9人、共産党県議団7人、県民クラブ・公明7人

 【無所属】1人

2205チバQ:2011/03/12(土) 15:31:36
http://mainichi.jp/area/nagano/news/20110308ddlk20010005000c.html
「ねじれ」の行方:’11県議選の構図/4 共産と県ク・公明 /長野
 ◇急速に増す存在感 知事との距離感見きわめ
 保守系の知事野党と民主・社民系与党は、いずれも自分たちだけでは県議会の過半数(29)に届かない。そのため、昨夏の知事選後に急に存在感を増したのが、各7人の県議を擁する共産党県議団と県民クラブ・公明だ。それぞれが野心的に振る舞えば阿部県政の死命を制することも可能だが、2会派は今のところ、そこまで旗幟(きし)を鮮明にしてはいない。むしろ、阿部守一知事との距離感を見きわめている最中のようだ。

   ◆ ◆ ◆

 長野市北部の県道を上ると、10台ほどの重機やトラックがせわしなく山を切り開く姿が見えた。田中康夫元知事の「脱ダム宣言」で、建設が一時ストップした県営浅川ダム。斜面では、ダムのコンクリート堤防の基礎工事が進む。田中氏を破った村井仁前知事が「建設推進」に針を戻し、阿部知事も昨年11月、その方針を踏襲した。

 田中県政の与党だった共産県議団は、その後も「建設反対」路線を保ってきた。昨夏の知事選は、田中元知事の支持者らが推す候補を支援。昨年12月県議会では補正予算案に最終的に賛成したが、来年度当初予算案に同ダム建設費が盛り込まれた2月県議会では、野党色を強めている。

 同党は「阿部知事が行ったダム事業の再検証作業には疑問がある」(石坂千穂団長)として、7日の危機管理建設委員会に、ダム建設費を削除する修正案を提出した。否決されれば、当初予算案そのものに反対する構えだ。

 一方、石坂氏は「予算案の浅川ダム以外の部分に大きな異論はない」とも説明する。本会議の討論の際も「ダムがあるので反対せざるを得ない」との意思表示をあえて行うといい、知事と協調する余地を残そうとしている。

   ◆ ◆ ◆

 共産と同じ7議席を有する県民クラブ・公明。村井前知事の与党だったこともあり、昨夏の知事選では自民党県議団、創志会の保守系2会派とともに、村井氏の後継候補を後押しした。阿部県政には「是々非々で臨む」とし、野党的な姿勢を崩していない。

 ただし、事業仕分けを巡って審議が紛糾した12月県議会では、「仕分けそのものは否定しない」として県の原案に賛成。保守系とは別行動を取った。県ク・公明の中には県議選で連合長野の推薦を受ける候補もおり、知事、自民双方に対して微妙な距離を保つ。

 一方、公明県本部の太田昌孝代表は菅政権の先行きが不透明な現状を踏まえ、「県議選にも、民主政権に対する評価といった国政の影響が出る」と指摘。ローカルマニフェストに「議員報酬の削減」「県議定数の削減」などを盛り込み、衆院解散も見据えた独自色の発揮を図っている。

 最大会派を争う自民県議団、民主・社民系の「改革・緑新」は、ともに県議選の候補が足りず、全員当選しても他会派を必要とする状況は変わらない。選挙を経て、共産、県ク・公明がキャスチングボートを握る場面は、意外と早く訪れるかもしれない。=つづく

2206チバQ:2011/03/12(土) 15:32:21
http://mainichi.jp/area/nagano/news/20110309ddlk20010002000c.html
「ねじれ」の行方:’11県議選の構図/5止 再編の足音 /長野
 ◇消える「田中」の刻印 「みんな」は基盤強化が課題
 田中康夫元知事に賛同する県議たちが結成した会派「トライアル信州」(4人)は、昨夏の知事選で田中系市民団体が擁立した候補を後押ししたが、民主・自民の政党対決のはざまで、得票率2割どまりの最下位に沈んだ。

 田中氏が県政を離れて4年半。今や国政で民主と連携する立場にある田中氏の、県への影響力は退潮が著しい。トライアルは知事選の直後、阿部守一知事を「厳しく支える」として与党入りした。

 その理由には、阿部氏の掲げる県民主権や情報共有などが「田中氏の姿勢に近く、理念が生きている」ことが挙げられていた。だがそれから半年、「今さら田中さんの名前を出して、何かを主張するということはない」とはトライアルのある県議。もはや過去の人、という空気が漂う。

 実際、かつて田中氏を支持していた、いわゆる「市民派」も足踏みしている。「知事選で勢いをつけて、県議選に多数の候補擁立を」ともくろんだシナリオは立ち消えになった。今のところ、県議選に向けた動きは低調だ。

 ただ、トライアルが結成の動機からして、田中氏の主張の流れをくんでいることに違いはない。「脱ダム宣言」の象徴だった県営浅川ダムの建設継続を阿部知事が決めたことには、「追及していきたい」と批判的な同会派。来年度当初予算案の採決でも、知事との路線の違いが再び表面化する可能性はある。

  ◆ ◆ ◆

 「党の主張を理解していただく挑戦だと思っている。一からのスタートだ」。1月末、県議選で初めて候補擁立を発表したみんなの党の井出庸生・参院県第1支部長は慎重な口ぶりを崩さなかった。

 自身が出馬した昨夏の参院選では、民主・自民の2大政党以外の受け皿として18万票あまりを獲得。全国の躍進の波に乗って、県内で存在感を示した。しかしその後は組織の弱さが否めず、県議選の公認候補予定者は公募に応じた2人にとどまっている。

 全国的にみても、河村たかし名古屋市長、橋下徹大阪府知事らの地域政党と、無党派層の奪い合いになる可能性がある。また、行財政改革などを前面に出して追い風に乗る党の戦術が、地方選挙でどこまで効果があるかは未知数だ。

 3人目以降の候補擁立については「複数の人が公募に応じており、現在検討している」(井出氏)。県議会に初めて議員を送り込み、県内の基盤強化に向けた足がかりをつかむことが、同党の大きな課題だ。

  ◆ ◆ ◆

 昨夏、県政史上初めての民主系知事の誕生で始まった「ねじれ」県議会。国政につらなる与野党の攻守交代と数の駆け引き、「田中時代」の落日と新勢力の勃興(ぼっこう)など、信州の政治に新たな変化をもたらした。政策の遅延や、勢力の再編を招くともされるねじれに対して、あと1カ月ほどで県民の審判が下る。=おわり(この連載は光田宗義、福田智沙、渡辺諒が担当しました)

2207チバQ:2011/03/12(土) 15:33:53
http://mytown.asahi.com/gifu/news.php?k_id=22000461103020001
県議選 立候補予定者(上)岐阜地区
2011年03月02日

 4月1日の県議選告示まで1カ月を切った。今のところ、定数46に対し計57人が立候補の準備を進めている。党派別では、民主9人、自民32人、公明2人、共産3人、無所属11人(2人は民主推薦)となっている。政権交代後初の統一地方選の行方を占う前半戦。選挙戦となりそうな選挙区を中心に顔ぶれを紹介する。


 ■岐阜市
 県都の議席争いには、社民を除く県内の主要政党がそろって候補者を擁立した。9議席を10人で争う少数激戦になりそうだ。
 民主は推薦を含めると、過去最多の3人で挑む。県連幹事長の渡辺と、元NHK記者の太田を公認。さらに、自民党の参院議員だった松田岩夫の元秘書岸上を推薦した。当選すれば民主系会派への所属を求め、現有2議席の上積みをねらう。
 2009年の総選挙で当選した前県議の笠原多見子=比例東海ブロック=の辞職で、議席を一つ減らした状態の自民。現職の玉田に加え、岐阜市議の道家、衆院議員の野田聖子の元秘書長屋の計3人を公認した。議長の安田謙三は引退する。
 公明にとって候補者を擁立する唯一の選挙区。現有2議席の確保を最優先課題とする。県本部代表の岩花は5期目をうかがう。4期務めた野村保夫は引退し、後継は県本部事務長だった水野。
 共産は07年の前回に引き続き大須賀を擁立。1議席を守り、大垣市と各務原市にも候補者を立て勢力拡大を図る。
 前回は自民から出てトップ当選した平野だが、09年総選挙で民主候補を応援したため県連から処分を受け、会派を離脱。無所属で7選を狙う。


 ■各務原市
 民主は10年参院選の責任を取って県連幹事長を辞めた伊藤が4期目を目指す。所属する川崎重工の支援を受ける。
 前回は調整ができずに公認1人、推薦2人の計3人が立った自民だが、今回は元市議会議長の足立、4年前に父親の後を継いで出馬した松岡の現職2人を公認することで落ち着いた。
 共産が候補者を立てるのは16年ぶり。1973年から市議の今尾が初挑戦する。


 ■山県市
 自民の横山と、元県職員郷の争い。
 横山は4年前の前回選挙で、同じ自民推薦の藤垣邦成と戦ったしこりが残り、支持をまとめきれていない。市議時代の選挙ポスター水増し請求で書類送検され不起訴となったが、責任を問う声も多く、横山の公認について地元市議の賛否が割れた。
 反対意見つきで県連に一任し、「現職優先」で公認されたが、市議の一部が「反横山」で団結。郷を支援する動きもあり混戦模様だ。


 ■瑞穂市
 03年の市町村合併に伴って、旧本巣郡選挙区から分かれて瑞穂市選挙区となった前回に続き、2回連続の選挙戦となりそうだ。
 当初、立候補を表明したのは再選をめざす元市議の篠田だけで、無投票とみられていた。だが、2月中旬、議会改革と無投票阻止を掲げる古川が、無所属で立候補することを表明した。町づくり市民団体の代表で、政党の推薦や支持は受けない方針だという。(敬称略)
(青瀬健、磯崎こず恵)


【立候補予定者】


◇岐阜市(定数9−10)
渡辺嘉山 53 民現3
太田維久 42 民現1
玉田和浩 67 自現5
道家康生 42 自新
長屋光征 31 自新
岩花正樹 62 公現4
水野吉近 47 公新
大須賀志津香 51 共現1
平野恭弘 76 無現6
岸上あおい 46 無新 民
◇各務原市(定数3−4)
伊藤正博 60 民現3
足立勝利 65 自現3
松岡正人 47 自現1
今尾泰造 66 共新
◇山県市(定数1−2)
横山善道 57 自現1
郷明夫 62 無新
◇瑞穂市(定数1−2)
篠田徹 50 自現1
古川貴敏 56 無新
※敬称略。名前の後の数字は投開票日現在の年齢。民、自、公、共はそれぞれ民主、自民、公明、共産の公認。無は無所属。現は現職、新は新顔。

2208チバQ:2011/03/12(土) 15:34:52
http://mytown.asahi.com/gifu/news.php?k_id=22000461103030001
県議選 立候補予定者(中)
2011年03月03日

 国政選挙では民主の得票が比較的多い多治見市や可児市などがある県東部でも、地方選では自民系が多数を占めてきた。ところが、昨年10月の可児市長選で民主推薦の候補が、事実上の「自民推薦」候補を破り、地殻変動の兆しも見える。


 ■可児市
 1議席ずつを分け合う民主、自民がともに分裂。4人が立候補の準備を進めており、激戦区となりそうだ。
 民主は昨年末、現職の村上を公認。連合岐阜が推薦を決めた。だが、2月末になって市議の佐伯が「国とのパイプ役になりたい」と、党を離れて無所属で立候補する意向を表明した。
 関係者によると、昨年から地元では佐伯擁立論がくすぶり、連合岐阜の地域組織でも意見は割れていた。だが、県連は、昨年の参院選で2人を擁立して失敗したことなどから、村上に一本化。それに佐伯が反発した形だ。
 民主への逆風が厳しい中、地元には、党公認の村上より、無所属の佐伯が有利と考える支援者もおり、票が分散する可能性もある。
 くしくも自民も同じ状況に陥っている。昨年の市長選で自民系最大会派が支援した候補が落選。当時、党市支部長だった小原は職を辞して「けじめ」をつけることで、県議選での支援をとりまとめたい考えだった。
 しかし、反小原派の市議は収まらず、市支部は候補者の一本化を断念。小原同様に公認を求めた自民市議の亀谷との調整を県連に一任した。その結果、県連は「1人に絞って必勝を期す」と小原を公認した。
 反小原派の亀谷は「支援者と相談して決める」と、無所属での立候補も検討する。小原、亀谷どちらも支持しない自民市議たちは「県議選は(県連に)勝手にやってもらう」と、県連の判断とは一線を画す姿勢をみせている。


 ■中津川市
 2議席を独占する自民の現職2氏に対し、民主が市議を擁立して初議席を狙う。今回、共産は候補者を立てない方針だ。
 民主の島田は4期務めた市議からの転身を図る。富士通テン労組出身で、連合岐阜が全面的に支える。社民県連合も推薦した。
 自民は、早川と平岩が前回に続いて立候補する予定。早川は地盤とする市北部で林業や畜産業団体などから推薦を得た。平岩は市中心部の商工関係者や農業者らのほか、公明支持層からの支援も期待する。


 ■飛騨市
 自民の洞口に、無所属で前市長の船坂が挑む。
 洞口は、1999年から3回連続無投票で当選した。選挙戦となれば初めて。古川地区を地盤とし、町内会や各種の業界団体から推薦を取り付けた。
 船坂の立候補表明は2月末と、やや出遅れた。地盤は神岡地区。市長の経験を生かし、古川地区にも切り込む。
 2008年の市長選で、洞口が支援した現市長と船坂が争った経緯がある。
(敬称略)
(久土地亮、磯崎こず恵、紅谷暢章、高木文子、青瀬健)



【立候補予定者】
◇可児市(定数2−4)
村上孝志63 民現(1)
小原尚51 自現(1)
亀谷光63 無新
佐伯哲也40 無新
◇中津川市(定数2−3)
島田千寿53 民新 〈社〉
早川捷也67 自現(5)
平岩正光55 自現(2)
◇飛騨市(定数1−2)
洞口博61 自現(3)
船坂勝美69 無新
※可児市選挙区は御嵩町を含む。敬称略。名前の後の数字は投開票日現在の年齢。民、自はそれぞれ民主、自民の公認。無は無所属。現は現職、新は新顔。〈社〉は社民の推薦。

2209チバQ:2011/03/12(土) 15:37:12
http://mytown.asahi.com/gifu/news.php?k_id=22000461103090001
県議選 立候補予定者(下)西濃地区
2011年03月05日

 自民が圧倒的に強い西濃地区。今回は民主が大垣市の現職に加え、揖斐郡と不破郡に、それぞれ公認と推薦の新顔を一人ずつ立てた。くさびを打ち込めるのか――。
 ■大垣市
 自民県連の幹部2人が地盤としている選挙区。
 一向に逆風が収まらない中、民主は再選を狙う野村で1議席死守をめざす。連合岐阜西濃地協が支える。
 自民は県連幹事長の猫田と、副会長の岩井の両ベテランが立候補を予定しており、現有2議席の維持を目標とする。
 共産の森桜は、2003年の大垣市議選や00年の総選挙で岐阜2区などで立候補した経験がある。
 3選を狙う無所属の伊藤は、過去2回ともトップ当選を果たし安定している。県政報告会など地道な活動を重ねてきた。
 ■揖斐郡
 自民系が2議席を独占する状態が続く。07年の前回は無投票だったため、8年ぶりの選挙戦になりそうだ。
 初めて公認を立てた民主は、大野町出身の国枝で自民の一角を崩したい考えだ。昨年12月に後援会を立ち上げ、連合岐阜西濃地協の支援を受ける。
 自民の県連総務会長渡辺は、党要職を歴任し、選挙区内での知名度が高い。3選をめざす高橋とともに、迎え撃つ。
 ■不破郡
 1999年から3回連続で無投票だったが、16年ぶりの選挙戦となる見通し。
 民主は、垂井町議からの転身をめざす奥村を推薦。自民との対立軸を明確にして議席奪取を狙う。
 一方の自民はベテラン藤墳を公認。元垂井町助役から県議に。土地改良区の役員といった地元の要職を務めるなど地盤を固めてきた。久しぶりの選挙戦に備え、支援組織の引き締めに力をいれる。(梶田正)



【立候補予定者】
◇大垣市(定数4−5)
野村美穂41 民現(1)
猫田孝71 自現(10)
岩井豊太郎67 自現(6)
森桜房義54 共新
伊藤秀光60 無現(2)
◇揖斐郡(定数2−3)
国枝慎太郎34 民新
渡辺信行69 自現(6)
高橋昌夫66 自現(2)
◇不破郡(定数1−2)
藤墳守69 自現(4)
奥村耕作65 無新 〈民〉


【立候補予定者】
◇高山市
高殿尚48 自新
川上哲也47 無現(2)
◇多治見市
高木貴行33 民現(1)
山本勝敏47 自現(1)
◇関市
林幸広58 民現(2)
酒向薫54 自現(1)
◇美濃市
佐藤武彦53 自現(2)
◇瑞浪市
渡辺真69 自現(3)
◇羽島市
大野泰正51 自現(2)
◇恵那市
水野正敏52 自現(1)
◇美濃加茂市
小川恒雄64 自現(2)
◇土岐市
矢島成剛61 自現(2)
◇本巣市
松村多美夫60 自現(2)
◇郡上市
野島征夫65 自現(1)
◇下呂市
駒田誠65 自現(4)
◇海津市
森正弘63 自現(2)
◇羽島郡
田中勝士45 無現(1)
◇養老郡
村下貴夫54 自現(2)
◇安八郡
脇坂洋二62 自現(1)
◇加茂郡
加藤大博31 自現(1)
※敬称略。大垣市、高山市両選挙区は、それぞれ神戸町、白川村を含む。名前の後の数字は投開票日現在の年齢。民、自、共はそれぞれ民主、自民、共産の公認。無は無所属。現は現職、新は新顔。

2210チバQ:2011/03/12(土) 16:02:59
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/vsshigikai/list/201103/CK2011030802000169.html
注目区をゆく(上)千種区 減税勢力、共倒れ警戒
2011年3月8日

 前々回は無投票、前回は1人だけが落選した名古屋市千種区。今回は定数5に12人が乱立した最激戦区だ。

 5日夕方、星ケ丘三越の前に軽ワゴン車が滑り込んだ。運転席から降りた玉置真悟は「20代の代表として意見を出していきたい」と若さをアピール。買い物客は「大学生だって」と足を止めた。

 減税日本は青年、壮年、老年のさまざまな顔ぶれ。アナウンサー経験のある黒川慶一は通りのいい声が売り。電動補助自転車とメガホンを手に町中を回る。最高齢の藤田琢爾は、練り歩いた日泰寺の参道で「高齢者代表として頑張って」と激励を受けた。

 訴えは「河村市政の推進」。リコール運動の署名集めに加わりながら、減税日本の公認から外れた杉浦聡、東谷由日の2人も「河村旋風」での浮上を狙うが、藤田陣営からは「票を食い合い、共倒れの危険もある」と警戒する声も聞こえる。

 減税勢力の標的は、リコール運動で掘り起こした前職への批判票。とりわけ、政権交代後の支持率低迷にあえぐ民主の陣営を脅かしている。

 「市民と議会、双方向のコミュニケーションが大切。まずは議会報告会の開催を徹底する」。今池駅前の交差点で訴えた斎藤亮人は、トップ当選だった前回とは正反対の雰囲気を感じている。梅村邦子は蝮ケ池八幡宮で開いた座談会で、30人を前に「議会には経験者も必要」と実績を訴えて差別化を図る。

 2人とも市民税10%減税の恒久化には否定的だ。共産の黒田二郎も「市民の負担を増やす減税には反対」と市長になびかない政党を強調。陣営スタッフは「市長へのブレーキ役としての期待を感じる」と話す。

 1年前まで副議長を務めた伊神邦彦も「今は減税よりも景気や福祉が大切だ」と地道な主張で支持層のつなぎ留めに必死だ。

 同じ自民の藤井博康は世代交代を訴える。「今までの議員か、フレッシュな新人か」。応援に駆けつけた若手政治家集団「龍馬プロジェクト」のメンバーと商店街を歩くと、主婦からは「あんたみたいな若い人にやってもらわないかん」。

 既成政党離れの受け皿にと、初議席を狙うみんなの党。船戸豊子はマンション群に近い公園を主戦場に「政策で勝負できる資質を備えた議員が必要だ」と声高に。ベランダから手を振って応える主婦の姿が励みだ。

 河村市政の推進かストップか。実績か若さか。錯綜(さくそう)する構図の中で、公明の田辺雄一は覚王山商店街を回りながら、支持を求めた。「若いだけじゃ駄目。市長と対話もするし、厳しいことも言う。バランスが大事です」=敬称略

  (北島忠輔)

   ■  ■

 前回より40人多い138人が立候補した出直し名古屋市議選。注目の千種区と天白区、中川区で、候補者が縦横無尽に街を駆け巡る姿を追った。

2211チバQ:2011/03/12(土) 16:03:26
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/vsshigikai/list/201103/CK2011030902000172.html
注目区をゆく(中)天白区 読めない風に陣営困惑
2011年3月9日

 解散前の名古屋市議会で最大勢力の民主市議団を率いた諸隈修身が区内の寺で開いた個人演説会。畳に座る支持者を前に6期24年のベテランは嘆いた。「こんな予測がつかない選挙は初めてだ」

 前回得票は8600票余。だが、市長の河村たかしが起こした突風は長年培った組織と地盤を突き崩しかねない。「今回の票は前回の半分と言われている」。自嘲気味に危機感を訴え、陣営の引き締めを図る。

 5人の前職がそろって出馬し、減税日本などの新人5人と争う。椅子取りゲームではじき飛ばされる前職は何人いて、誰なのか。

 諸隈と、民主のダブル当選を目指す当選5回の田中里佳は言う。「これまでの選挙は大体の票が読めたし、競り合う相手に対する戦略を立てられた。でも今回の敵は、なんか『ふわっ』としている」。縁日でにぎわう寺の境内を巡り「見えない敵」への不安を拭い去ろうとするかのように、声掛けと握手を繰り返した。

 自民の成田隆行は「風」に対抗するため運動の仕方を変えた。選挙カーには乗らず「1票1票を積み重ねていくしかない」と支持者回りに力を入れる。

 前回下位当選だった前職の危機感はなお強い。4位だった公明の三輪芳裕。党は議席死守に向けて次々と大物弁士を送り込む。党前代表の太田昭宏と並んだ地下鉄原駅前での演説では悲壮な表情で「勝たせてください」と絶叫した。

 共産の田口一登は前回、定数増による5つ目の議席に滑り込んだ。解散直後から区内で街頭演説を続け、春先というのに顔は日焼けで浅黒い。街宣では「市長の暴走に歯止めをかけます」と訴える。

 前職を脅かしている当の減税日本の候補者たちでさえ、風の正体をつかめずにいる。「有権者の反応はいいけれど、それが自分の票になるかは不安」と漏らす尾藤裕子。自転車街宣を準備するわずかの間に、道路を渡ってバス待ちの男性に駆け寄った。堀田太規も「河村市長イコール減税日本の後に、自分の名前をつなげてもらいたい」と自転車街宣に精を出す。一方、過去2回、無所属で出馬した鈴木孝之は「公認」の威力を実感し「このチャンスを生かしたい」と意気込む。

 市議会解散請求(リコール)の署名集めを担った太田敏光は「市長の3大公約推進」を掲げて無所属で戦いに臨む。

 みんなの党の福岡祐作は市長と市議会の対立に距離を置く第三極を強調。知事選で党公認の薬師寺道代が得た区内の7500票を「みんなの党の固定ファン」とみて、街頭活動で取り込みを図る。=敬称略 (宮本隆彦

2212チバQ:2011/03/12(土) 16:03:48
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/vsshigikai/list/201103/CK2011031002000104.html
注目区を行く(下)中川区 新人半数、前職に逆風
2011年3月10日

 自転車の荷台に「本人」と大書きしたのぼり旗がはためく。

 前回最下位当選だった自民の岡本善博は6期目を目指す今回、初めて自転車街宣を取り入れた。市議会で対立した河村たかし市長の選挙戦術だが「知り合いを集めて座談会ばかりやっていては駄目。もっと街に顔を出さないと」と懸命にペダルをこぐ。

 定数7の選挙区に12人が立候補する中川区は半数が新人。前職はリコール解散の逆風の中で「新人対前職」の構図が強まることを警戒する。

 「勝たせてください、勝たせてください」

 公明の馬場規子は日曜の大型店で、買い物客に深々と4度頭を下げた。「前職への厳しさは感じている。しかし、責任を持って継続する人が必要だ」と声を張り上げた。

 市内で唯一、2人を擁立した公明がダブル当選するには地域票の掘り起こしが必要。木下優も「2期務めた実績はいっぱいある」と、街灯の設置など身近な課題を実現させた成果をアピールする。

 民主は前回、2候補合わせて2万3000票を獲得したが、今回は国政の逆風をもろに受ける。中島理恵は「知事選の民主候補は区内で1万1000票。これが今の民主の数字。個人でどこまで伸ばせるか」と計算する。

 前回トップ当選の久野浩平も危機感は同じ。路地の隅々まで選挙カーを走らせる。陣営幹部は「どぶ板選挙に徹する」。

 議席の死守を狙う共産の江上博之は「他党の市議は市となれ合っていた。減税日本も市長の政策に賛成するだけでチェック機能は果たせない」と他候補をけん制している。

 新人の課題は知名度向上。減税日本の亀山理は日曜の午後、河村と並んで尾頭橋の商店街を練り歩いた。自然とできる人だかりに「減税日本に対する反応はすごくいい」。河村とともに名前を売り込む。

 「人を集める力がないなら、人の集まる所に行かないと」と山崎正裕。開店前のスーパー前に陣取り、特売に並ぶ客に手を振った。林直樹も熱心に自転車街宣を続け「前職の地盤は厚いが、こちらも手応えはある」と意気込む。

 父親の地盤を引き継ぐ自民の浅井正仁は「有権者は地域に密着した議員を選ぶはず」と、同世代の若い支援者とともに街を回り、市民に握手を求める。

 みんなの党の原弘美は「減税、増税を論じる前に自らの身を切るべきだ」と行政改革を訴える。

 無所属の高田勲は自転車街宣に力を入れ、恒久減税実現などを唱えている。=敬称略

 (小西数紀)

2213チバQ:2011/03/12(土) 16:05:52
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/vsshigikai/list/201103/CK2011031102000171.html
終盤情勢(上) 千種・東・北・西・中村・中・昭和・瑞穂
2011年3月11日
 13日投開票の出直し名古屋市議選は最終盤に入った。16選挙区の75議席をめぐり、前回より40人多い138人がしのぎを削る大激戦。各区の情勢を2回に分け紹介する。=候補一覧は届け出順。文中敬称略

 ◇千種区(五−12)

藤田琢爾 73 減新=愛
黒川慶一 57 減新=愛
黒田二郎 62 共元<2>
船戸豊子 51 み新
斎藤亮人 51 民前<4>
杉浦聡 37 無新
藤井博康 30 自新
玉置真悟 26 減新=愛
田辺雄一 41 公前<1>=愛
伊神邦彦 64 自前<5>
梅村邦子 72 民前<4>=国
東谷由日 44 無新

 市内一の激戦区。アナウンサーとして知名度がある黒川、地元出身の藤田、大学生の玉置が着実に浸透。田辺は支援組織を引き締めて再選を狙う。伊神と斎藤、梅村は支持層のつなぎ留めに懸命。藤井は若さをアピールして浮上を狙う。返り咲きを目指す黒田、定数削減を訴える船戸、減税日本の公認から外れた東谷と杉浦は精力的に街頭を回り、票の上積みを図る。

 ◇東区(定数二−4)
中川貴元 44 自前<4>=公
村瀬和弘 40 共新
梅村麻美子 52 民前<4>=国
近藤徳久 48 減新=愛

 減税日本を率いる市長河村たかしのお膝元。出馬表明が遅れた近藤だが、厚い後援組織に支えられ、優位に立つ。中川は後援組織の引き締めに懸命。公明の支援も受ける。梅村は街頭活動を中心に、前職の実績と市政のチェック役の必要性を強調する。村瀬は福祉の充実を訴えて支持の拡大を図る。

 ◇北区(六−9)
長谷川由美子 52 公前<2>=愛
田山宏之 52 減新=愛
岡田幸子 46 共新
渡辺義郎 72 自前<9>
荒深久明臣 49 減新=愛
園田晴夫 58 減新=愛
吉田隆一 58 民前<4>=国
奥田貢 52 無新
服部将也 42 民前<3>=国

 渡辺は後援会をフル回転させ、保守票を手堅くまとめた。長谷川も支持組織と連携して安定した戦い。市長河村たかしの支援者が多い地区で勢いを増す田山と荒深、園田の減税組と、民主への逆風を受ける服部と吉田が票の争奪戦を繰り広げている。岡田は個人票の上積みで議席維持を目指す。奥田は高齢者対策を訴える。

2214チバQ:2011/03/12(土) 16:07:40
 ◇西区(五−9)
山田昌弘 40 民前<1>=国
清水謙一 44 無新
堀場章 70 自前<5>
山田真奈 25 減新=愛
鷲野恵子 63 共前<5>
沢田晃一 40 公新=愛
上園扶佐江 61 民前<4>=国
半田晃士 53 減新=愛
鹿嶌敏昭 64 減新=愛

 女子大院生で注目度が高い山田真が優位。堀場は保守票をまとめ、堅調な戦いぶり。沢田も支援組織を固めて当選圏内をうかがう。鹿嶌と半田の減税組は、2議席維持を狙う上園、山田昌の民主勢の切り崩しを狙う。鷲野は実績を懸命にアピール。清水は行財政改革を訴える。

 ◇中村区(五−10)
中村満 53 公前<2>=愛
斎藤高央 43 自新
伊井寿 53 無新
小出昭司 48 自前<1>
高吉英樹 43 民前<1>=国
加藤修 37 減新=愛
藤井博樹 33 共新
鵜飼春美 62 民前<3>=国
鈴木庸一 48 み新
冨田英寿 51 減新=愛

 加藤と冨田が着実に支持を広げている。中村は支援組織を固め、堅実な戦い。鵜飼は後援会と労組をまとめ、4選をうかがう。斎藤は前職の父から受け継いだ後援会をフル回転。小出は景気対策を訴えて保守票の上積みに期待。高吉は労組票固めに懸命だ。藤井は個人票の取り込みを図る。鈴木は街頭で行政改革をアピール。伊井は独自の訴えを続ける。

 ◇中区(定数二−5)
石原杏莉 27 民新=国
済藤実咲 31 減新=愛
近藤政博 51 共新
則竹勅仁 45 減前<2>=愛
中田千津子 57 自前<4>=公

 減税日本で唯一の前職の則竹は着実に支持を広げ、優位な戦い。済藤は自転車街宣で知名度アップに躍起。4期の実績をアピールする中田は全域を回って後援組織の引き締めを図る。労組の支援を受ける石原は歩いて街宣を続け、若者からの集票に期待。近藤は福祉の充実を訴えて共産支持層の票固めに力を注ぐ。

 ◇昭和区(定数四−6)

中村孝太郎 65 減新=愛

奥村 文洋 59 民前<6>=国

西川  学 43 自元<1>

佐藤 典生 60 共前<3>

水平 和江 48 自前<1>

大村 光子 49 減新=愛

 減税日本の中村と大村が党への追い風に乗り、ダブル当選をうかがう。民主のベテラン奥村は後援会を固めて逆風に対抗する。自民の二人は公認候補を出さない公明票の上積みに期待。水平は後援会の引き締めに必死、西川も自転車や歩きで支持を訴えて回る。佐藤は市長独走を不安視する有権者の取り込みを図る。

2215チバQ:2011/03/12(土) 16:08:39
 ◇昭和区(定数四−6)

中村孝太郎 65 減新=愛
奥村文洋 59 民前<6>=国
西川学 43 自元<1>
佐藤典生 60 共前<3>
水平和江 48 自前<1>
大村光子 49 減新=愛

 減税日本の中村と大村が党への追い風に乗り、ダブル当選をうかがう。民主のベテラン奥村は後援会を固めて逆風に対抗する。自民の二人は公認候補を出さない公明票の上積みに期待。水平は後援会の引き締めに必死、西川も自転車や歩きで支持を訴えて回る。佐藤は市長独走を不安視する有権者の取り込みを図る。

 ◇瑞穂区(四−8)
金城裕 51 減新=愛
島田通 58 共新
前田有一 57 自前<3>
荒川和夫 64 減新=愛
渡辺房一 61 民前<3>=国
山内重雄 55 無新
藤田和秀 47 自前<3>
川崎務 55 み新

 減税日本は、市議会解散請求(リコール)の署名活動に取り組んだ荒川と、地元で空手を教える金城が個人名の浸透に躍起。渡辺は民主への逆風下で労組票の引き締めを図る。2議席維持を狙う自民は藤田が実績を訴え有利な戦い。前田はミニ集会を重ね支持固めに全力を挙げる。島田は基礎票への上積みを図る。川崎と山内は街頭で地道な訴えを続ける。

 (市議選取材班)

2216チバQ:2011/03/12(土) 16:09:03
「反河村」個で訴え 激戦・名東区
2011年3月11日

市議選候補者の集会で応援演説する河村たかし市長(右)=8日、名古屋市内で


 最終盤を迎えた名古屋市議選の争点は「市民税減税」や「議員報酬800万円」など河村たかし市長の公約や政治手法への是非。市長のトリプル投票圧勝を受け、過去の発言を翻し、市長に同調する動きが目立つ中、「反河村」を鮮明にする候補も。同じ会派でも温度差がある。名東区(定数5)で追った。

 民主前職の近沢昌行さんは「減税反対」と訴えている。同僚の日比健太郎さんを含め、会派の見解は「財政状況で1年ごとに判断する」条件付き賛成。当選後は、党議拘束に反しても「反対する」と決めている。

 「市債残高の増」を指摘する。減税よりも「毎年200億円前後を借金返済にあてる」ことを恒久化するべきだと主張する。

 議会の主要会派は09年末、一度は恒久減税に賛成。結果的に市債残高が増えたことを挙げ「今の市民サービスを維持しながら減税と借金返済の二兎(にと)を追うのはまず無理。ならば後世につけを回さない道を選ぶべきだ」。

 トリプル投票の結果も「民意が支持したのは、自ら身を削って、信念を貫こうとする姿勢。減税ではない」。街頭での訴えに手応えを感じている。

 自民前職の丹羽宏さんも「今の厳しい財政状況では困難」と事実上、減税に反対の立場。「反河村」をいっそう明確にしつつある。9日夜の演説会は延々40分、河村市政を批判し、満場の拍手を浴びた。議員報酬800万円も反対する。

 昨年の11月定例会では、第三者でつくる検討会議で報酬額を話し合う条例が、民主、自民、共産の賛成で成立。野中広務元自民党幹事長ら有識者も委員に決まり、準備会合も開かれている。

 だが、その3会派の一部候補者も「報酬800万円」賛成に転じた。「検討会議の結果を待つべきではないのか」と丹羽さん。野中氏らのはしごを外すのか、との思いからだ。

 本紙のアンケートでは公明と共産の候補は全員、「報酬800万円」に賛成、減税は「低所得者層に配慮」の条件付きで賛成。みんなの井上新一郎さんは報酬は「第三者機関」を尊重、一律減税は反対する。

 減税日本は全員、報酬も恒久減税も賛成。

 従来は、前回選の「政務調査費の公開」のように、会派内や会派間の調整などを理由に、次の選挙が近づくまで、公約が無視されたこともたびたび。議会を見る目が厳しい今回は「候補者個々の公約や発言が相当重みを持つ」(近沢さん)との声が少なくない。

名古屋市議選立候補者(届け出順)

◇名東区(定数5)

近沢昌行40党支部幹事 民前<2>=国

丹羽宏50党区幹事長 自前<1>

舟橋猛52内装業   減新=愛

高橋達60行政書士  共新

日比健太郎30党支部幹事 民前<1>=国

井上新一郎46医師    み新

東裕子47美容教室経営減新=愛

小林祥子54党県副代表 公前<2>=愛

浅井康正60会社社長  減新=愛

※愛=日本一愛知の会

2217チバQ:2011/03/12(土) 16:13:16
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20110312/CK2011031202000085.html
野呂知事「日本の原点」に言及 「今後の動き見たい」
2011年3月12日

 県内8人の首長でつくる政治団体「日本の原点」について、野呂昭彦知事は11日の定例会見で「今後の動きをしっかり見ていくことが必要だ」と述べた。

 野呂知事は「流行なのかなというのが最初の感じ」と指摘。現状では知事選で特定の立候補予定者の支援が活動の中心になっていることには「選挙のためなのかどうか。新聞などで読む限りはもう少し先へ活動があるようだが、具体的には私では分からない」と話した。

 日本の原点と、河村たかし名古屋市長率いる地域政党「減税日本」との違いを問われると「減税日本も評価できないし、困ったものだ。それを批判的にとらえながら逆の活動もあり得るかもしれないが、流行だから様子を見ればいいのでは」との見方を示した。

 一方で、各地で地域政党が結成される動きには「本格的なものになりうるのか、しっかり見ることが必要。流行の現象だけで喜んだり批判したりしても仕方がない」と述べた。

 減税日本は、四日市市長や菰野町長ら首長8人が地方の視点で国に政策提言などをするために結成した団体。知事選では前津市長、松田直久さんの支援を表明し、街頭演説を一緒に行うなどの活動をしている。 (渡辺泰之)

2218チバQ:2011/03/12(土) 16:16:43
http://mainichi.jp/area/gifu/news/20110312ddlk21010230000c.html
岐阜改の会:市議11人、超党派の政策集団設立 細江市長を支持 /岐阜
 岐阜市議会議員11人が11日、超党派の政策集団「岐阜改の会」を設立したと記者発表した。いずれも細江茂光市長を支持する市議で、記者会見には「応援団長」として細江市長も参加した。

 市議会会派の市政自民党議員団の9人のうち8人と民主・未来の2人、クラブ青空の1人が参加。会名は細江市長が新年の抱負で掲げた「改」の1文字を採用した。世話人は松岡文夫市議(68)。

 政策目標を(1)議員定数41の「35」への削減と「議会基本条例」の制定を目指す(2)将来にツケを残さない行財政改革を推進(3)学校法人「立命館」誘致問題で否決された反省を踏まえ、直接市民の声を聞く「常設型住民投票条例」の導入を目指す(4)市長提案に対し「是々非々」の立場で行動し、役所体質を改革する−−とした。

 新人候補予定者にも参加を募り、4月の統一地方選では会名のロゴを活用するという。

 松岡市議は「議員の説明責任を果たし、分かりやすい議会に改革したい」と語った。

 細江市長は「市民目線の私の政治理念と一致する11人を支援する。私のマニフェストに賛同する新人候補予定者も14人から推薦依頼があり、支援する」と述べ、自身の後援会「新しい岐阜を創る会」として推薦する考えを示した。【立松勝】

2219とはずがたり:2011/03/13(日) 09:54:45

選挙:名古屋市議選 日本一愛知の会、公明候補を推薦 /愛知
http://mainichi.jp/area/aichi/archive/news/2011/03/02/20110302ddlk23010238000c.html

 大村秀章知事が会長を務める地域政党「日本一愛知の会」は1日、名古屋市議選(4日告示、13日投開票)の公明党公認候補12人全員の推薦を決めたと発表した。知事選で公明党県本部が大村氏を支持したことを受けた対応。【丸山進】

毎日新聞 2011年3月2日 地方版

選挙:名古屋市議選 日本一愛知の会、減税日本を推薦 /愛知
http://mainichi.jp/area/aichi/archive/news/2011/03/03/20110303ddlk23010292000c.html

 大村秀章知事率いる地域政党「日本一愛知の会」は2日、名古屋市議選(4日告示、13日投開票)で、河村たかし名古屋市長が代表を務める地域政党「減税日本」の公認候補41人を推薦すると決めた。

 愛知の会と減税日本は県議選で統一候補を擁立し、名古屋市内では減税日本が公認し、愛知の会が推薦する方針を打ち出しており、この方針を同市議選にも適用した。

 また、国民新党は2日、民主の公認候補27人のうち24人を推薦すると発表した。【丸山進】

毎日新聞 2011年3月3日 地方版

2220名無しさん:2011/03/13(日) 12:43:51
ツイッターや掲示板で名古屋の人たちからの投稿を見ると
さすがに選挙どころではない、といった投稿が多い。
最終投票率は40%きるかも???


名古屋市議選投票率
       今回  前回  前回差
*9時現在 *2.51%
10時現在 *5.51% *6.57% ▼1.06P
11時現在 *9.98% 11.16% ▼1.18P
13時現在


期日前投票 9.10% 4.90% +4.20P

http://www.city.nagoya.jp/senkyokanri/page/0000002328.html

2221名無しさん:2011/03/13(日) 12:46:27
2011/03/13(日) 11:23:30.71 ID:UQ/fMNE/
名東区 少ない

受付のおばちゃんに尋ねたら
やっぱ人少なそうだった
40%切るか?
切ったら減税不利
創価共産有利

2222名無しさん:2011/03/13(日) 13:23:52

出直し名古屋市議選、投票始まる
2011年3月13日13時12分
http://www.asahi.com/politics/update/0313/NGY201103130001.html

 名古屋市議会解散に伴う出直し市議選(定数75)は、13日朝から市内375カ所で投票が始まった。午前11時現在の投票率は9.98%で、2007年の前回を1.18ポイント下回っている。

 ただ、12日まで行われた期日前投票では前回の2倍近い16万1561人が投票を済ませている。それを加味すると、最終的には投票率が前回の39.97%を3ポイント程度上回るペースとなっている。

 立候補しているのは、民主党27人(解散前27)、自民党24人(同23)、公明党12人(同14)、共産党16人(同8)、みんなの党8人(同0)、減税日本41人(同1)、無所属10人(同0)の計138人。過半数確保をめざす地域政党「減税日本」(代表=河村たかし市長)がどこまで議席を伸ばすかや、既成政党が解散前の議席数を守れるかが焦点となっている。

 投票は午後8時に締め切られ、同日夜には大勢が判明する見通し。12日現在の有権者数は177万5763人。

2223名無しさん:2011/03/13(日) 23:38:21
減税第一党
民主 公明以下の第四党

2224旧ホントは社民支持@鹿児島市:2011/03/13(日) 23:46:32
緑区がこのまま決まれば,
 減税28(+27)、自民19(-4)、公明12(-2)、民主11(-16)、共産5(-3)、みんな0、無0

2225チバQ:2011/03/14(月) 00:03:56
被災地から遠いから選挙をやめるわけにもいかず、
かといって関心は薄れてしまうわけで…
不完全燃焼の感はありますよね。
http://www.asahi.com/politics/update/0313/NGY201103130004.html
減税日本、過半数に届かず 第1党に躍進 名古屋市議選2011年3月13日23時35分
印刷
ブログに利用


>> 利用規約 >> 使い方はこちら




. 名古屋市議会解散に伴う出直し市議選(定数75)が13日投開票された。河村たかし市長が代表の地域政党「減税日本」(解散前1議席)は目標の過半数に届かなかったものの、第1党に躍進した。最大会派だった民主党(解散前27)は大幅に減らして惨敗。地域政党が躍進を狙う4月の統一地方選にも影響を与えそうだ。

 今回の市議選で減税日本は過半数の議席確保を目標に、新顔40、前職1の計41人を擁立。河村氏は「前職に入れたら市議会を解散させた意味がない」と訴え、得票を伸ばした。民主党は菅政権の支持率低迷に加え、終盤には菅首相の政治資金問題も発覚して苦戦を強いられた。

 自民党(解散前23)は議席を減らしたが第2党は維持し、公明党(同14)は公認した12人が全員当選した。共産党(同8)は16人を擁立したが大幅に議席を減らし、みんなの党(同0)は8人を立てたが、初の議席獲得はならなかった。投票率は43.96%(前回39.97%)。

 河村氏は昨年8月、市民税10%減税、議員報酬半減などの公約実現を阻んでいるとして市議会リコール署名運動を開始。2月の市長選、愛知県知事選、解散の是非を問う住民投票の「トリプル投票」で圧勝し、今回、市議会でも多数を制した。

2226チバQ:2011/03/14(月) 00:07:10
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011031390230056.html
震災、影響か 名古屋市議選、投票率伸び悩む
2011年3月13日 23時52分

 出直し名古屋市議選は投票日2日前に東日本大震災が発生する前代未聞の事態に見舞われた。震災が投票率に微妙な影響を与えたことも有権者の声からうかがわれる。

 南区の会社員早坂実さん(61)の親は宮城県出身。連絡の取れていない親族がおり「できるなら宮城へ駆けつけたいくらい。投票どころではない」と心配そうに話した。熱田区の主婦渡辺博子さん(47)は「選挙カーが来なくなった。テレビも地震の報道ばかりで、投票日という意識がなくなった」。昭和区の大学院生安井孝彰さん(25)も「報道があまりに震災一色なので市議選があることをすっかり忘れていた」と投票に行かなかった理由を語った。

 ただ、多くの有権者が自分なりの一票を投じたのも事実。熱田区の大学3年杉本成さん(21)は、投票日に就職活動する予定があり、11日に期日前投票した。「地震のこともあるけれど、全国的にも注目されている選挙だし、市議選は自分の生活にかかわるから」ときっぱり話した。

 投票率は過去4番目に低い43・96%だったが、期日前投票は当初前回の2倍のペースで推移。

 大震災発生翌日の最終日の12日、1・6倍に鈍化した。

(中日新聞)

2227チバQ:2011/03/14(月) 00:14:32
>>2224で確定ですね
けっきょく、みんなはゼロか

2228名無しさん:2011/03/14(月) 00:30:45
千種区
当 8,034 田辺 雄一 (41) 公前 2 党千種支部長
当 6,785 黒川 慶一 (57) 減新 1 司会業
当 5,453 伊神 邦彦 (64) 自前 6 競技団体役員
当 5,152 斎藤 亮人 (51) 民前 5 党支部幹事
当 4,875 玉置 真悟 (26) 減新 1 大学生
 4,868 藤井 博康 (30) 自新 (元)会社員
 4,489 黒田 二郎 (62) 共元 2 党県委員
 4,488 藤田 琢爾 (73) 減新 (元)テレビ局員
 4,196 梅村 邦子 (72) 民前 4 学校評議員
 2,286 杉浦  聡 (37) 無新 家電販売業
 2,123 東谷 由日 (44) 無新  会社員
 1,966 船戸 豊子 (51) み新 通訳
 
東区
当 9,663 中川 貴元 (44) 自前 5 党県役員
当 9,280 近藤 徳久 (48) 減新 1 紙器製造業
 4,538 梅村麻美子 (52) 民前 4 党県役員
 1,365 村瀬 和弘 (40) 共新 週刊紙記者
 
北区
当 10,195 長谷川由美子(52) 公前 3 党北支部長
当 9,582 渡辺 義郎 (72) 自前 10 党北支部役員
当 9,353 田山 宏之 (52) 減新 1  広告会社役員
当 6,785 服部 将也 (42) 民前 4 学校法人監事
当 6,148 岡田 幸子 (46) 共新 1  党区委員
当 6,106 園田 晴夫 (58) 減新 1 会社員
 5,505 荒深久明臣 (49) 減新  法人理事長
 4,248 吉田 隆一 (58) 民前 4 会社役員
 1,129 奥田  貢 (52) 無新  講師派遣業
 
西区
当 10,497 山田 真奈 (25) 減新 1 大学院生
当 8,891 堀場  章 (70) 自前 6 法人理事長
当 7,685 沢田 晃一 (40) 公新 1 (元)議員秘書
当 6,184 鹿嶌 敏昭 (64) 減新 1 会社社長
当 4,944 鷲野 恵子 (63) 共前 6 党県委員
 4,561 上園扶佐江 (61) 民前 4 (元)看護師
 4,108 半田 晃士 (53) 減新 会社社長
 3,817 山田 昌弘 (40) 民前 1 党区幹事
  471 清水 謙一 (44) 無新 中古品販売業
 
中村区
当 9,060 冨田 英寿 (51) 減新 1 家電販売業
当 8,349 中村  満 (53) 公前 3 党県役員
当 6,914 鵜飼 春美 (62) 民前 4 (元)市教組役員
当 6,271 加藤  修 (37) 減新 1 飲食店経営
当 6,211 斎藤 高央 (43) 自新 1 党県役員
 5,020 小出 昭司 (48) 自前 1 会社社長
 2,466 藤井 博樹 (33) 共新 党区委員
 1,484 高吉 英樹 (43) 民前 1 電気工事業
 1,429 鈴木 庸一 (48) み新 学習塾経営
  176 伊井  寿 (53) 無新 (元)会社員
 
中区
当 7,801 則竹 勅仁 (45) 減前 3 (元)議員秘書
当 6,926 中田千津子 (57) 自前 5 行政書士
 3,454 済藤 実咲 (31) 減新 タレント
1,314 石原 杏莉 (27) 民新 (元)議員秘書
 1,159 近藤 政博 (51) 共新 マッサージ業

http://www.chunichi.co.jp/ee/feature/senkyo1103/u23201.html

2229名無しさん:2011/03/14(月) 00:44:02
昭和区(4) 当 7,885 奥村 文洋 (59) 民 前 7 国 (元)市議団役員
開票結果 当 7,609 中村 孝太郎 (65) 減 新 1 愛 呉服店経営
当 6,440 大村 光子 (49) 減 新 1 愛 (元)会社員
当 5,195 西川 学 (43) 自 元 2 党県役員
  4,347 水平 和江 (48) 自 前 1 (元)客室乗務員
  3,823 佐藤 典生 (60) 共 前 3 党区委員長
 
瑞穂区(4) 当 9,746 荒川 和夫 (64) 減 新 1 愛 不動産業
開票結果 当 7,056 藤田 和秀 (47) 自 前 4 党区支部長
当 5,423 渡辺 房一 (61) 民 前 4 国 中電労組参与
当 4,158 金城 裕 (51) 減 新 1 愛 整体師
  3,750 前田 有一 (57) 自 前 3 会社社長
  2,404 島田 通 (58) 共 新 0 印刷会社員
  2,011 川崎 務 (55) み 新 0 不動産賃貸
  1,427 山内 重雄 (55) 無 新 0 専門学校講師
 
熱田区(2) 当 9,082 片桐 栄子 (59) 減 新 1 愛 書店経営
開票結果 当 5,901 岡留 繁広 (54) 民 前 2 国 労組役員
  4,031 望月 大輔 (28) 自 新 0 (元)市議秘書
  2,973 西田 敏子 (56) 共 新 0 党区委員
 
中川区(7) 当 10,311 木下 優 (56) 公 前 3 愛 党県遊説局長
開票結果 当 9,397 山崎 正裕 (49) 減 新 1 愛 行政書士
当 8,864 馬場 規子 (55) 公 前 4 愛 党県幹事
当 8,540 久野 浩平 (74) 民 前 11 国 党県常任顧問
当 7,380 岡本 善博 (62) 自 前 6 歯科院長
当 6,969 浅井 正仁 (46) 自 新 1 (元)会社員
当 6,954 林 直樹 (48) 減 新 1 愛 (元)会社員
  5,943 亀山 理 (42) 減 新 0 愛 学習塾経営
  5,354 江上 博之 (56) 共 前 3 党県常任委員
  3,861 中島 理恵 (38) 民 前 1 国 党支部役員
  1,920 原 弘美 (43) み 新 0 理髪業
  627 高田 勲 (54) 無 新 0 会社役員
 
港区(5) 当 9,552 佐藤 健一 (42) 公 新 1 愛 会社員
開票結果 当 8,325 加藤 一登 (49) 民 前 4 国 党県選対役員
当 7,941 宇佐美 汝久愛 (47) 減 新 1 愛 福祉施設職員
当 5,527 坂野 公寿 (64) 自 前 3 生花小売業
当 5,037 山口 清明 (49) 共 前 3 党地区委員
  4,098 安井 伸治 (46) 民 前 1 (元)印刷業
  3,472 服部 晃尚 (52) 減 新 0 愛 (元)議員秘書
  3,335 瀬島 功 (52) 減 新 0 愛 会社社長

2230名無しさん:2011/03/14(月) 00:45:00
南区(5) 当 10,357 横井 利明 (49) 自 前 6 保育園副園長
開票結果 当 9,078 福田 誠治 (57) 公 前 3 愛 党南支部長
当 7,036 藤沢 忠将 (41) 自 前 5 (元)議員秘書
当 5,778 中村 孝道 (53) 減 新 1 愛 僧侶
当 5,269 湯川 栄光 (48) 減 新 1 愛 経営相談業
  4,102 岡江 智子 (59) 減 新 0 愛 茶道講師
  3,771 佐野 隆文 (59) 共 新 0 党区委員長
  3,581 石川 朋 (32) 民 新 0 議員秘書
  3,562 橋本 浩幹 (31) 民 前 1 国 行政書士
 
守山区(6) 当 9,257 小川 俊之 (35) 民 前 2 国 党支部幹事
開票結果 当 7,676 金庭 宜雄 (50) 公 前 3 愛 党青年局次長
当 6,895 松山 豊一 (41) 減 新 1 愛 会社役員
当 6,854 松井 良憲 (46) 自 新 1 公衆浴場経営
当 6,101 東郷 哲也 (39) 自 前 2 党支部役員
当 5,765 富口 潤之輔 (36) 減 新 1 愛 薬剤師
  5,709 松原 美佐子 (62) 減 新 0 愛 日本語講師
  5,004 鎌倉 安男 (53) 民 前 2 国 名鉄社員
  4,752 榑松 順子 (54) 共 前 1 党区委員
  2,143 増田 裕二 (36) み 新 0 会社社長
 
緑区(7) 当 11,288 近藤 和博 (36) 公 新 1 愛 (元)会社員
開票結果 当 11,142 河合 優 (46) 減 新 1 愛 呉服店経営
当 9,205 余語 冴耶香 (33) 減 新 1 愛 事務員
当 7,587 中里 高之 (46) 自 前 2 党県青年局長
当 6,153 岩本 崇宏 (38) 自 前 2 党区政調会長
当 5,916 佐橋 亜子 (43) 共 新 1 党区委員
当 5,873 山本 久樹 (46) 民 前 3 国 会社顧問
  5,720 岡本 康宏 (34) 民 前 2 国 党県総務委員
  4,307 佐野 俊輔 (28) 減 新 0 愛 子役養成業
  4,248 田中 達成 (34) 減 新 0 愛 会社員
  3,614 杉山 均 (54) 無 元 2 (元)市職員
  3,374 斎藤 幸男 (37) み 新 0 会社役員
  2,678 安藤 英吾 (31) 無 新 0 民 (元)学校講師
 
名東区(5) 当 8,295 小林 祥子 (54) 公 前 3 愛 党県副代表
開票結果 当 7,687 日比 健太郎 (30) 民 前 2 国 党支部幹事
当 6,948 舟橋 猛 (52) 減 新 1 愛 内装業
当 6,889 丹羽 宏 (50) 自 前 2 党区幹事長
当 6,020 浅井 康正 (60) 減 新 1 愛 会社社長
  4,959 東 裕子 (47) 減 新 0 愛 美容教室経営
  4,289 近沢 昌行 (40) 民 前 2 国 党支部幹事
  3,775 井上 新一郎 (46) み 新 0 医師
  2,921 高橋 達 (60) 共 新 0 行政書士
 
天白区(5) 当 8,956 三輪 芳裕 (51) 公 前 4 愛 党支部長
開票結果 当 7,868 成田 隆行 (36) 自 前 2 党県広報部長
当 7,416 鈴木 孝之 (50) 減 新 1 愛 (元)会社員
当 6,171 堀田 太規 (36) 減 新 1 愛 会社員
当 5,394 田口 一登 (52) 共 前 5 党県委員
  4,564 田中 里佳 (48) 民 前 5 国 党県役員
  4,547 尾藤 裕子 (52) 減 新 0 愛 会社社長
  4,017 諸隈 修身 (69) 民 前 6 国 党県副代表
  2,572 福岡 祐作 (31) み 新 0 会社社長
  993 太田 敏光 (62) 無 新 0 (元)会社員
http://www.chunichi.co.jp/ee/feature/senkyo1103/u23201.html

2231やおよろず ◆N22LLUydY2:2011/03/14(月) 01:06:40
みんなの党は戦略性に欠けますね。
ここでセコイ議席を拾うよりも河村−大村−橋下ラインについたほうが得なはずですが。
この前のトリプル選のときも思いましたが。

2232名無しさん:2011/03/14(月) 01:14:01

「減税」躍進、第1党=民主惨敗、第4党に後退−名古屋市議選
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2011031300044

 住民投票による名古屋市議会解散に伴う出直し市議選(定数75)が13日、投開票された。市議会リコール(解散請求)運動を主導した河村たかし市長が率いる地域政党「減税日本」が解散前1議席から大きく躍進。目標の過半数(38議席)には届かなかったものの28議席を獲得し、民主党(解散前27議席)に代わって市議会第1党に躍り出た。民主は11議席で解散前の半数にも届かず惨敗。自民、公明に次ぐ第4党へと大きく後退した。
 投票率は、前回(2007年4月)の39.97%を上回る43.96%だった。
 政権与党の民主は、前回衆院選で15小選挙区全勝を果たした「王国」愛知で、2月の県知事選、名古屋市長選に続いて苦杯をなめた。地域政党の躍進ぶりを印象付けた今回の市議選結果は、4月の統一地方選に向け、民主などの既成政党や候補者の選挙戦略に影響を与えそうだ。
 前職1人、新人40人の計41人を公認した減税日本は、全16選挙区でそれぞれ1〜2人が当選。民主は推薦1人を含む28人を擁立したが、減税日本の候補に軒並み敗れる形となった。24人を公認した自民は19議席を確保。解散前より2人少ない12人の公認候補を立てた公明は全員当選を果たした。共産は5議席、同市議選初陣で8人を公認したみんなの党は議席を獲得できなかった。 (2011/03/14-00:48)

2233チバQ:2011/03/14(月) 20:44:59
>>770>>2218
http://mytown.asahi.com/gifu/news.php?k_id=22000001103140007
岐阜市議が政策集団
2011年03月12日

 4月の岐阜市議選(定数41)に向け、市議11人が会派を超えた政策集団「改(かい)の会」を11日、発足させた。いずれも昨年2月の市長選で細江茂光市長を支持しており、この日の会見には細江市長も同席した。今後、市議選の立候補予定者にも参加を呼びかける方針で、選挙後は「議会改革を進める」などとしている。
 松岡文夫市議は「会で意思を統一し、改革を進めたい。市議選の判断材料にもなれば」と話した。定数を35に減らすことや常設型の住民投票条例の導入をめざすという。
 「応援団長」として会見に臨んだ細江市長は「改革を進めるという会の趣旨は、私の考えと大差はない。ただ、市役所をチェックすべき議会と一緒にやることが問題ないとは言えないので、外から支援することにした」と述べた。
 メンバーは次の通り。
 【市政自民党議員団】松岡、大野通、浅井武司、渡辺要、高橋正、広瀬修、信田朝次、須田真【民主・未来】松原和生、鷲見守昭【クラブ青空】和田直也(【】内は会派名。敬称略)(広島敦史)

2234とはずがたり:2011/03/15(火) 21:45:24

静岡市長選:減税日本が海野徹氏を公認
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110301k0000e010056000c.html

 名古屋市の河村たかし市長は1日、任期満了に伴う静岡市長選(4月10日投開票)に立候補する元参院議員、海野徹氏(61)を、自身が代表を務める地域政党「減税日本」の公認候補とすることを明らかにした。2日、静岡市内で正式発表する。同党が統一地方選の首長選で公認候補を出すのは愛知県田原市長選に続いて2人目で、政令市では初となる。

 河村氏と海野氏は国会議員時代から親交がある。海野氏が市民税10%減税と市民並みの議員報酬を公約に掲げることから公認を決めたといい、「政令市で減税の味方を一人でも多く作らないといけない。気の合う人でもあり、徹底的に応援したい」と話した。海野氏は09年の静岡県知事選で県民税10%減税を掲げていた。

 静岡市長選には、元県議、田辺信宏氏(49)、前市議会議長、安竹信男氏(64)が立候補を表明している。【丸山進】

毎日新聞 2011年3月1日 12時17分(最終更新 3月1日 16時42分)

2235チバQ:2011/03/15(火) 23:18:55
http://mytown.asahi.com/areanews/aichi/NGY201103140018.html
減税日本、いま一歩 民主は1人負け 名古屋市議選
2011年3月15日

 13日に投開票された名古屋市議選は、減税日本が28議席を得て第1党に躍り出たものの、同党代表の河村たかし市長が目標としていた過半数には届かなかった。市長選(54.14%)に比べ投票率が43.96%と大幅に下落したなか、堅い支持基盤を持つ自民、公明、共産が底力を見せ、減税日本の複数擁立区で議席を獲得したのが要因だ。減税日本と支持層が重なる民主が16議席を減らし、「1人負け」の形になった。

 市議選の党派別の得票数と、2月の知事選(名古屋市の投票率54.01%)での民主、自民の支援候補の得票を比較すると、市議選では自民は16万票で知事選の党県連推薦候補の13万票を、民主は14万票で党推薦候補の13万票をいずれも上回った。対して河村市長が支援した大村秀章知事の得票53万票に比べ、減税日本は市議選で26万6千票と大きく得票を落としており、投票率の低下が他党よりも大きく影響したとみられる。

 また、減税日本は落選した13人のうち、中区の1人を除いた12人が3人以上立候補した区だった。緑区では、減税日本の候補4人の得票合計2万9千票のうち、上位得票の2人が2万票を得るなど、得票の落差が激しく「票割り」に失敗したことも過半数に届かない一因となった。

 一方、減税日本に票を奪われ、第1党から第4党に転落した民主は、天白、南区で共倒れするなど、複数候補擁立区での議席減が目立った。党派別得票で見ても、民主は14万票を獲得したのに対し、当選は11人。約16万票で19人が当選した自民、10万8千票で12人が当選した公明との差が際だつ。党県連関係者は選挙前「1人に絞りこまないと危ないが、今更候補の絞り込みなどできない」と漏らしており、「戦略ミス」が議席数に響いた。

 候補全員が当選した公明は、主要政党の中で唯一、解散前議席よりも候補者を絞り、「取れる議席を確実に取る」(党県本部関係者)との作戦が奏功した。

 共産は「議席全滅の危機」(党市議団幹部)としていたが、西区で、知事選での推薦候補得票(2236票)の2倍超となる4944票を獲得するなど地域密着型の色合いが強い市議選での強さを見せ、5議席を確保した。(寺西哲生)

     ◇

 大村秀章知事は14日の定例記者会見で、減税日本が第1党になった名古屋市議選について「圧倒的な第1会派。市民の期待が大きく、責任は重大だ。愛知・名古屋発の日本の国を変えていく動きをさらに前へ進めたい」と評価した。

 減税日本が41人を擁立、28議席を獲得した結果には「全員通って欲しかったので、喜びも半ば」と振り返った。

 4月の県議選に向けては、「選挙区事情を調整して県政与党の過半数を確保したい。急ピッチで調整を進める」と、自身が率いる地域政党「日本一愛知の会」の公認・推薦候補の擁立を急ぐ考えを示した。

 一方、「公約を進めてもらえる方を、現職であっても党派を問わず募りたい」とも述べ、市議選で「現職を通すな」と訴えた河村たかし市長の手法との違いを見せた。(小林恵士)

2236チバQ:2011/03/16(水) 22:20:02
http://mainichi.jp/area/aichi/news/20110316ddlk23010247000c.html
名古屋市議会:減税日本、他会派戦略が重要に 条件への対応が課題 /愛知
 出直し名古屋市議選(13日投票)で河村たかし市長率いる「減税日本」は第一会派になったものの、過半数には届かなかった。首長と議会のねじれは解消されなかったため、市長公約の議員報酬半減と市民税10%減税との進展には、減税日本以外の対他会派戦略が重要になる。

 議員報酬半減について、河村市長は「議員から出されるのが筋」と話しており、減税日本からの提案を待つことになりそうだ。市議会11月定例会で河村市長は、議員任期の4年間のうちに段階的に800万円へ削減することを提案していた。だが14日の会見では、「トリプル投票と市議選という相当特段の事情があった」として、段階的ではなく、一度に800万円へ報酬を引き下げることを暗に要求した。

 過半数の議決を得るには、減税日本以外に10人の賛同が必要になる。公明、民主両党の多くの市議が選挙で報酬半減賛成の意思を示しており、条例可決に向けて進展がありそうだ。ただ、毎日新聞が行った市議選候補者アンケートでは、条件付き賛成や第三者機関の決定を尊重するとの答えもあり、会派で一致した賛否になるか分からない。

 一方で、市民税10%減税恒久化の見通しは厳しい。公明、共産は低所得者に配慮した減税を主張しているからだ。14日の定例会見で河村市長は「恒久なら定率にせざるを得ない」と一律・恒久減税にこだわり、両者の溝を埋められるか微妙な情勢だ。

 11月定例会で減税恒久化に賛成した自民も、市債発行の抑制や福祉教育分野を低下させないことなどを条件としており、河村市長側がこうした条件に応えるかが課題になる。【高橋恵子】

2237チバQ:2011/03/16(水) 22:21:06
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aichi/news/20110316-OYT8T00004.htm
市会の会派名は減税日本ナゴヤ

団長に則竹氏
 13日の名古屋市議選で28議席を獲得し、市議会第1党となった地域政党「減税日本」の当選議員らが15日、市役所で初の総会を開いた。総会では、市議会での会派名を「減税日本ナゴヤ」とすることや、唯一、議員経験のある則竹勅仁議員を団長とすることなどを決めた。

 総会では、代表を務める河村たかし市長が「原点を忘れず、市民と同じ立場で威張らずに、かつ自信を持って臨んでほしい」などと訓示を述べた。

 一方、自民党市議団と共産党市議団も同日、選挙後初の団総会を開き、共産は6選した鷲野恵子団長を引き続き団長とすることを決めた。自民も、会派結成届けの締め切りとなる18日までに役員を決める方針。

(2011年3月16日 読売新聞)

2238チバQ:2011/03/19(土) 10:00:33
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nationwidelocalelections2011/26972.html
勝ちたいが…大震災、選挙に影 出陣式や集会自粛の動き

(2011年3月18日午前7時40分)


福井県議選出馬予定者の事務所に掲げられた被災地へのメッセージ。震災被害の拡大が続く中、統一地方選での選挙活動を自粛する動きが広がっている=17日、福井市


 東日本大震災の被害が拡大する中、告示が迫る福井県知事選、県議選に出馬予定の各陣営では、大規模な出陣式を取りやめたり、決起集会など大々的な活動は自粛しようとする動きが出ている。ただ、県議選で激戦必至の選挙区では自粛とばかり言っていられない面もあり、各陣営は悩みながら準備を進めている。

 知事選で3選を目指す現職の西川一誠氏(66)の陣営は、24日にJR福井駅西口広場で1千人規模の出陣式を計画していたが、自粛を決めた。「こういう事態だから大々的にはできない」と陣営幹部。当日は福井市の事務所に後援会幹部ら“身内”だけが集まり、西川氏があいさつして出発する簡素な形とする。

 陣営は「現職知事として、突発的なことがあった場合は公務を優先させたい」と説明。選挙戦は「個人演説会と遊説が主体。できることは粛々と進めるが、選挙カーに本人が乗らないケースも増えるかもしれない」とする。17日発表したマニフェストの内容も、原発政策の部分を見直し、ぎりぎりまで調整した。

 共産党公認で新人の宇野邦弘氏(59)の陣営も対応に悩む。街宣カーからのアナウンスや事務所前での出発式など基本的な戦術に変更はないが、有権者の反応を見ながら柔軟に対応していく方針。陣営は「マイクを通した宣伝を今やることを有権者がどう感じるか」と懸念する一方、「争点を明らかにするのがわれわれの役目」と話す。

 県議選で選挙戦が確実とみられている陣営でも悩みは深い。

 福井市西部に地盤を持つ現職の陣営は地震翌日の12日、事務所に「被災された皆さまにお見舞い申し上げます」との横断幕を掲げた。「売名行為と思われる」との意見も出たが「こういう時だからこそメッセージを」と決めた。

 活発な選挙活動にはためらいがあるというが、市西部は現職、新人、元職が乱立する最激戦地域。「運動員も有権者も拡大する被害に心を痛め、関心も選挙より被災地にある。ただ、選挙をやる以上は勝たなければいけない」と複雑な心境。

 越前市・今立郡・南条郡選挙区の現職は16日、決起集会や出陣式の中止を決めた。「出陣式や大規模な集会、車列を並べての選挙運動は控えるべきだと考えている」と話し、議長と相談した上で所属会派や他の会派にも自粛を呼び掛けたいという。

 政府は被災地などでは統一地方選を延期する方針だが、橋下徹大阪府知事や共産党などは全国一律の延期を主張。福井市内の女性会社員(36)は「選挙より被災地の支援に全力を挙げるときでは」と口にする。

 県議選に出馬する新人の一人は、支持拡大に奔走しながらも「被災地が大変なことになっているのに選挙をしていていいのか疑問を感じている。有権者からも同じ声を聞く」と困惑気味に話している。

2239チバQ:2011/03/20(日) 10:06:47
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/news/20110320-OYT8T00079.htm
羽咋市議会紛糾し流会
県議選「怪文書」
 羽咋市議会は最終日の18日、県議選に関する「怪文書」を巡って本会議が紛糾し、議長、副議長の不信任決議案を可決した後に自然流会(閉会)する異例の事態となった。

 怪文書は、県議選羽咋市羽咋郡南部選挙区の立候補予定者を中傷する内容のビラで、別陣営を支援する塩谷久司議長、高田甚哉副議長ら市議6人の名前が記載されていたことから、この候補予定者を支援する市議らが、塩谷議長らの責任を追及した。

 総額95億3500万円の新年度一般会計当初予算など34議案を可決後、塩谷議長と高田副議長の不信任決議案を巡る協議が断続的に行われ、午後11時過ぎに再開された本会議には不信任決議案が出され、いずれも賛成多数で可決された。その後、会期の延長手続きを取らないまま19日午前0時を迎え、議会は流会した。

 不信任決議には法的拘束力がないことから、塩谷議長は取材に対し、「(ビラは)中傷する内容ではなく、政策を訴えただけだ。法に触れるとも思えない」と述べ、議長職にとどまる考えを明らかにした。

 東日本巨大地震を受けて、本会議では国に緊急災害対策を求める意見書案も可決された。議場は深夜まで明かりがともり、ある市議は「東京電力は計画停電を実施している。節電の時節柄、明らかな無駄遣い」などと自嘲(じちょう)気味に話していた。

(2011年3月20日 読売新聞)

2240チバQ:2011/03/20(日) 20:11:57
http://mainichi.jp/area/aichi/news/20110319ddlk23010211000c.html
豊川市議会:最大会派「緑風」、議員報酬25%削減掲げ地域政党結成 /愛知
 豊川市議会の最大会派「緑風会」の市議12人が18日、地域政党「緑風」を結成したと発表した。県選管に15日、政治団体として届け出た。統一地方選で行われる市議選で公認とするかは、各候補者の判断に任せるという。

 代表の大野良彦氏は「広く市民の声を聞き政策に反映させるため、地域政党をつくった」と説明。市の財政健全化を進めるため、議員報酬25%削減などに取り組むとしている。【丸林康樹】

2241チバQ:2011/03/21(月) 12:04:09
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagano/news/20110320-OYT8T00599.htm
選挙活動自粛の動き
各党、震災支援で街頭募金
 4月1日告示の県議選を控えた立候補予定者が、東日本巨大地震や栄村を襲った県北部地震の被災者に配慮し、選挙活動を自粛する動きが広がっている。本格的な前哨戦に向けて気勢を上げた2月定例会閉会直後の地震発生に、各党は有権者の理解が得られるような活動を模索している。

 「皆様のご厚意を責任持って被災地に届けます」。3連休初日の19日。買い物客らでにぎわうJR長野駅前で、民主党県連幹事長の倉田竜彦氏ら現職や新人の候補予定者が、声を張り上げて募金への協力を訴えた。

 同党県連は県北部地震が発生した12日に災害対策本部を設置。19日は同党公認の県議らが県内各地で一斉に募金活動をしたが、8日に発表したローカルマニフェスト(地方版公約)の内容には一切触れなかった。倉田氏は「活動の自粛は各自の判断だが、街頭演説などはせず、支援者へのあいさつ回りにとどめていると思う」と話す。

 自民党県連も26日頃に長野駅前で街頭募金を行い、立候補予定者や同党県連所属の国会議員らが参加する予定。社民や公明、共産など各党も被災者支援に動いている。

 共産党県議団は16日、「被災者への支援対策を最優先課題として全力を挙げて取り組んでほしい」として、統一地方選の延期を県議会と阿部知事に申し入れた。社民党や公明党も同様に県北部地震などへの対応について阿部知事に申し入れをした。県議会も義援金を送る予定で、県議1人当たり5万円で調整している。

 個々の候補予定者の活動も静かだ。佐久市・北佐久郡区の民主党推薦の現職・寺島義幸氏は12日朝、佐久市でこの日予定していた500人規模の集会を中止した。民主党の国会議員も参加予定だった。後援会関係者は「極めて残念だが、やむを得ない。取りやめたことは妥当だったと支持者の理解も得られるのでは」と話す。

 長野市区のみんなの党公認の新人・原田貴司氏は「名前を知ってもらわないといけない点では、かなりつらい」と明かす。党本部から自粛の要請もきたが、地震発生後にそれまで毎日続けていた街頭演説を自主的にやめた。今は、党名や名前を出さずに街頭で募金活動に専念している。いつまで続けるかは今後、事務所スタッフとともに検討するという。

 告示後は選挙カーでの遊説が可能になるが、現在ガソリンの不足から使用を控える風潮の中、ベテラン県議は「どういう風になるのか心配」と見通しの立たない選挙戦に不安を隠さない。

(2011年3月21日 読売新聞)

2242チバQ:2011/03/21(月) 12:09:50
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20110321/201103210902_13345.shtml
県議選で減税日本が推薦 岐阜市選挙区の民主推薦予定者
2011年03月21日09:02
 県議選岐阜市選挙区(定数9)に、民主党推薦で立候補を予定する無所属新人の岸上あおい氏(46)が20日、名古屋市の河村たかし市長が率いる政治団体「減税日本」から推薦を受けることを明らかにした。県民税の10%減税を公約にする。

 県内で減税日本の推薦を受ける立候補予定者は初。岸上氏は民主推薦が決まった後の今年2月に減税日本に推薦を申請、同日、推薦決定の連絡が入った。民主は今月の名古屋市議選などで減税日本と真っ向から対立している。党1区総支部は21日、対応を協議する。

 会見で岸上氏は「支持者から減税への強い要望があった」と説明。民主と減税日本の択一を求められた場合「減税日本に絞る」と明言したが、民主への推薦取り下げや離党は「検討中」と述べるにとどめた。起債許可団体に転落した厳しい県財政の中で減税を実現する具体的な道筋は「もう少し勉強したい」と言葉を濁した。

 減税日本の推薦決定に、岸上氏を支援してきた民主の小見山幸治参院議員は「党の判断に従うだけ」と突き放し、県連幹部は取材に「並列推薦はあり得ぬ」と不快感をあらわにした。

 一方、県内野党の幹部は「県の財政状況を理解しているのか、はなはだ疑問」「減税日本の風を当てにしているとしか思えない」と口をそろえ、減税日本の県内進出にも影響は限定的との見方を示した。

2243チバQ:2011/03/22(火) 18:53:22
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011032290150717.html
「減税日本」名古屋市議会の議長候補、新人・中村孝太郎氏 
2011年3月22日 15時08分

 名古屋市議会の最大会派の減税日本ナゴヤ(28人)は22日、会派内で投票を行い、自派の議長候補に、初当選したばかりの中村孝太郎氏(65)=昭和区=を選出した。第2会派の自民(19人)は「議長職にふさわしい人物か見極める」としており、24日の本会議までに面談した上で、賛成するかどうかを決める方針。

 減税日本の議長候補選挙は報道陣に公開で実施され、中村氏のほか、荒川和夫(64)、河合優(46)の両氏が立候補。所属議員全員による投票の結果、中村氏が12票で議長候補に選ばれた。

 正副議長は本会議の投票で選出され、有効投票の4分の1以上の賛成を得た最多得票者に決まる。

 これまでの会派間調整で、減税日本は第一党として議長職を希望。これに対し自民は「人物次第」と態度を保留。公明(12人)と民主(11人)も会派内での意見調整を続けている。共産(5人)は独自に議長候補を立てる予定。

(中日新聞)

2244チバQ:2011/03/22(火) 18:54:56
>>242
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20110322/201103221124_13355.shtml
民主県連、岸上氏推薦取り下げへ
2011年03月22日11:24
 県議選岐阜市選挙区(定数9)に、民主党推薦で立候補を予定する無所属新人岸上あおい氏(46)が政治団体「減税日本」から推薦を受けたことに関し、党県連の第1区総支部は21日、常任幹事会を開き、岸上氏の推薦取り下げを県連に上申することを決めた。

 県連は22日の持ち回り常任幹事会で、党本部に推薦取り消しを求める方針を正式決定する。岸上氏を推薦する連合岐阜や各種団体には、推薦の取り消しを求めたり、推薦依頼を取り下げる。処分については県連の倫理委員会に諮るが、党からの除名を含む厳しい対応が検討される見通し。

 1区総支部長の柴橋正直衆院議員は「わが党の推薦をもらいながら友党ではない他団体の推薦を得た。理念や政策が違うところと一緒にやることは筋が通らず、あり得ない」と厳しく批判した。

 柴橋氏によると、岸上氏から事前に相談はなく、20日に電話で説明を求めたところ「今のままでは当選できない」と答えたという。

 岸上氏は21日、取材に「並列推薦を期待したが、党の判断には従う」と話し、自ら離党する考えはないことを明かした。

2245チバQ:2011/03/22(火) 20:55:18
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news/20110321-OYT1T00793.htm
河村氏の減税日本、東京・三重知事選で擁立断念




. 河村たかし名古屋市長が代表を務め、東京都、三重県の両知事選(いずれも24日告示)の立候補者の人選を進めていた地域政党「減税日本」は21日、両知事選での候補擁立を断念したことを明らかにした。

 同党幹部によると、都知事選は石原慎太郎知事の出馬表明や選挙戦の態勢が整わないことから断念。三重県知事選については、立候補予定者と政策面で折り合いが付かなかったという。

(2011年3月22日03時32分 読売新聞)

2246チバQ:2011/03/23(水) 20:51:00
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20110323/CK2011032302000097.html
減税日本、市議長候補に“1年生” 自民、独自候補擁立も
2011年3月23日

 24日に開会する名古屋市議会3月定例会の冒頭で行われる議長選挙で、最大会派の減税日本ナゴヤ(28人)は22日、自派の議長候補を中村孝太郎氏(65)=昭和区=と決めた。前日までの会派間協議は減税日本からの議長就任を容認する方向だったが、自民(19人)内部で「人柄や能力に納得できないと投票できない」との意見が続出。独自に候補を擁立する動きを見せている。 

 減税日本が議長候補を投票で選んだ直後、自民市議団は県連の会議室で議員総会を開いた。藤沢忠将幹事長が他会派の幹事長との協議を踏まえ「第1党の減税日本から議長を出してもらうのが常道。候補の人物や能力を見極めたい」と切り出すと、所属議員から異論が相次いだ。

 「議員の経験もなく、会ったこともない人に投票できない」「議会運営を任せられる議長を選ぶべきだ」

 団長以外は新人議員しかいない減税日本から議長を選ぶことへの反感が強く、幹事長の協議で固まりつつあった「議長は減税日本、副議長は自民」とのシナリオに待ったが掛かった。自民内には公明(12人)と民主(11人)に呼び掛けて議長ポストを取るべきだとの声が強まっている。

 「1年生議長」への抵抗感は民主内にもくすぶる。ただ加藤一登幹事長は「最大会派である減税日本が『議長をやりたい』と言っている以上、協力するのが筋」との姿勢だ。

 議長選挙では、有効投票の4分の1以上(75人全員が出席の場合は19人)の支持を得た最多得票者が選ばれる。公明は減税日本の候補を推す構えのため、現時点では中村氏が議長に選ばれる公算が大きい。共産(5人)は鷲野恵子団長を議長候補とする。市民に分かりやすい議会にするため、議会改革などの所信表明演説をしてから投票すべきだと主張している。

 (北島忠輔)

2247チバQ:2011/03/23(水) 21:42:31
http://mainichi.jp/area/aichi/news/20110323ddlk23010232000c.html
名古屋市議会:減税日本、議長候補に新人 自、民反発で波乱含み /愛知
 名古屋市議会の最大会派「減税日本ナゴヤ」は22日、市議団総会で投票を行い、議長候補に新人議員の中村孝太郎氏(65)=昭和区=を選出した。3月定例会は24日に開会するが、則竹勅仁団長が市議選直後の団会議で「議長は1期目でもできる」と発言したことに自民や民主が「議長の職務を軽んじている」と反発しており、すんなりと決まるかは微妙だ。

 団総会では荒川和夫氏(64)=瑞穂区、河合優氏(46)=緑区=も立候補し、3氏が各1分程度演説。「議員報酬を年800万円以上はもらわず、議長公用車にも乗らない」と訴えた中村氏が28票中12票を集めた。

 これに先立つ各会派の幹事長会議では、減税日本から「最大会派から議長を出し、副議長は第2会派の自民から選出しては」と提案。これに対し、自民、民主が「議長の職責は非常に重く、議長候補の人物を見極めないと判断できない」と慎重姿勢を見せた。

 その後、各会派で団総会が開かれ、自民では「力量が未知数の人に議長選で投票できない」と異論が噴出し、副議長を団内から出すことにも慎重意見が出てまとまらなかった。第4会派の民主は「減税日本から議長が出た場合に、自民が副議長を出すかも含めて考えないと決められない」(加藤一登幹事長)と様子見の構えで、公明に自民、民主と協調して正副議長選びに臨むことを求める声も上がった。

 自民と民主は合わせて30議席あり、減税日本の28議席を上回る。しかし、12議席を持つ公明が減税日本を支持すれば定数75の過半数となる40議席になるため、公明の動向がカギになる。共産は鷲野恵子市議団長を議長候補に推す方針。【丸山進】

2248チバQ:2011/03/23(水) 22:58:15
>>2242

>>2207
>民主は推薦を含めると、過去最多の3人で挑む(中略)自民党の参院議員だった松田岩夫の元秘書岸上を推薦した。当選すれば民主系会派への所属を求め、現有2議席の上積みをねらう。

節操なしは親分譲りですね

2249名無しさん:2011/03/23(水) 23:09:33
>>2248
> 当選すれば民主系会派への所属を求め
っていうのが節操なしって事かね?
まぁたしかに与謝野でも取り込んじゃおうって親分(党代表)は節操なしだろうが。

2250チバQ:2011/03/24(木) 21:21:32
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110324-OYT1T00689.htm
名古屋市議長に「減税日本」の1年生議員

 名古屋市議会の3月定例会が24日開会し、議長選挙の結果、先の出直し市議選で初当選した最大会派・減税日本ナゴヤ(28人)の中村孝太郎議員(65)(昭和区選出)が新議長に就任した。


 議会事務局によると、1年生議長の誕生は異例という。

 議長選挙には中村議員のほか、自民、共産もそれぞれ議長候補を擁立。本会議の冒頭、全75議員による無記名投票が行われ、減税日本(28人)と公明(12人)の全員が投票した中村議員が最多の計40票を得た。

 議長人事を巡っては、各会派が事前の幹事長会議などで、「第1党から議長、第2党から副議長を出す」方向でおおむね一致。しかし、自民の一部から「議長は議会の顔。議員経験の全くない人が適切なのか」などの声が続出し、急きょ議長候補を擁立した。

(2011年3月24日15時12分 読売新聞)

2251チバQ:2011/03/25(金) 23:08:11
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000801103220003
県議選 主な立候補予定者(1)
2011年03月19日

●9人名乗り最激戦(豊橋)/現職引退、選挙戦に(蒲郡)

 統一地方選前半の県議選(4月1日告示、10日投開票)が、3週間後に迫った。前回は定数104に対し、立候補したのは157人(うち15選挙区28人は無投票当選)。しかし今回は、既成政党に加え、地域政党「日本一愛知の会」「減税日本」が候補を多数擁立。無投票の選挙区が減る見通しだ。定数の見直しや合併による選挙区整理により、豊田市が定数4から5に増え、名古屋市南区が定数3から2へ減るなどして57選挙区(定数103)に。立候補が予想される約170人の顔ぶれを紹介する。

【豊橋市(定数5)】
柏熊光代  61 民現(6)
浅井由崇  49 民現(1)
鈴木孝昌  66 自現(3)
丹羽洋章  42 自新
渡会克明  58 公現(3)
伊達 勲  64 共新
山本嘉和  55 み新
山本正樹  52 愛新
小久保三夫  69 無元(4)

 民主、自民、公明、共産、みんなの党、日本一愛知の会の各党が公認候補を擁立する構えで、定数5に9人が立候補する最激戦区の一つ。民主は逆風の中で現有2議席を守ろうと労組票と後援会の票固め。自民も公認2人で挑む。公明も組織票固めを進める。共産は市議5期の実績をアピール。みんなの党の元市職員、愛知の会の元市議も浸透を図る。自民を離党し、市長選に出た前回トップ当選の元職は無所属で挑む。


【豊川市(定数3)】
鈴木彰伯  41 民現(1)
小林功  67 自現(4)
野中泰志  50 愛新
藤原宏樹  33 無新

 平成の大合併に伴い、宝飯郡選挙区が合区され、定数3になった。現職2人と新顔2人が立候補を表明している。鈴木は後援会や労組票を足がかりに、民主への逆風を跳ね返そうとしている。旧宝飯郡区が選挙区だった小林は、市中心部での浸透を目指す。日本一愛知の会の野中は、大村秀章知事の支援を得て初当選を目指す。藤原も日本一愛知の会の推薦を得て、市議の経験と若さを強調する。


【蒲郡市(定数1)】
飛田常年  53 自新
荘田博己  54 愛新

 2003年と07年の過去2回は無投票だったが、現職、大竹正人の引退に伴い選挙戦に。自民の飛田と日本一愛知の会の荘田、市議経験者2人の一騎打ちとなる。3期務めた大竹の後に公認となる飛田は、支持基盤を固める。市議会では民主系会派所属の荘田は、当初得ていた民主からの公認を辞退し、愛知の会公認で挑む。


【田原市(定数1)】
高先星吾  55 無新
安田幸雄  60 無新
山本浩史  40 無新

 前回は民主、自民の一騎打ちだったが、今回は両党を絡めた三つどもえの構図だ。4年前は民主公認で、同党の衆院議員秘書を務めた高先は「党員以外からも支持を得たい」と民主推薦で立候補する構え。逆風を避け、前回票の上積みを目指す。自民は、現職鈴木愿(すなお)の引退を受けた後継候補の調整が難航。党県連は安田、山本の元市議2人を支持した。鈴木が得た1万8千近くの票は分かれそうだ。

【新城市・北設楽郡(定員1)】
丸山繁治  59 愛新
峰野修  62 無現(1)

 自民支部長と支部幹事長が議席を争う。日本一愛知の会の公認を得た幹事長の丸山は元市議会議長。多くの市議から支持を得た点を前面に出し、「市議会と県議会のパイプ役になりたい」と話す。支部長の峰野は前回に引き続き、無所属で立候補し、自民の推薦を得た。「風や他人頼みの選挙はしない」と丸山を暗に批判し、現職の実績を強調する。

 《注》朝日新聞が取材を通じて意思を確認している立候補予定者。氏名の下の数字は掲載日現在の満年齢。民(民主)、自(自民)、公(公明)、共(共産)、み(みんなの党)、減税(減税日本)、愛(日本一愛知の会)は政党公認を示す。諸は諸派、無は無所属。丸囲み数字は当選回数。名前の並べ順は衆院、地域政党は地方議会の勢力比に従い、民主、自民、公明、共産、みんなの党、減税日本、日本一愛知の会、諸派、無所属とした。同じ党派や無所属同士では、現、元、新、さらに当選回数、50音順。敬称略。

2252チバQ:2011/03/25(金) 23:09:48
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000801103220004
県議選 主な立候補予定者(2)
2011年03月20日

●初の民・自一騎打ち(高浜)/ご近所さん対決(額田)

【岡崎市(定数4)】
西久保長史  56 民新
内田康宏  58 自現(6)
青山秋男  64 自現(5)
中根義高  38 自新
園山康男  46 愛新

 岡崎市に編入合併された旧額田町が選挙区に合区された。現職2人と新顔3人が立候補を表明している。7期目を目指す内田、6期目を目指す青山は、後援会組織の引き締めを図る。引退する父の地盤を引き継ぐ中根は、日本一愛知の会の推薦と若さを前面に知名度不足を補おうと懸命。前回、トップ当選した民主候補の後継、西久保は全トヨタ労連が全面支援。日本一愛知の会の園山は大村秀章知事の支援で初当選を目指す。


【刈谷市(定数2)】
永井雅彦  50 民新
酒井庸行  59 自現(2)
田辺直人  42 愛新

 3選を目指す自民の酒井と、民主で労組役員の永井、日本一愛知の会の元報道ディレクター田辺の新顔2人が立候補を予定。知事選で大村秀章知事の対立候補を推した酒井は危機感を募らせ、自民系市議全員の支援を受けて態勢固め。民主現職後継の永井は所属のトヨタ系労組中心の組織固めと取引会社への支持取り付けに懸命。公募の田辺は既成の組織を持たず、特定の支持政党を持たない層や民主政権批判層への浸透に全力を注ぐ。


【安城市(定数2)】
仲敬助  62 民現(2)
大見正  52 自現(2)
石川孝文  51 愛新
都築光哉  64 無新

 前回は無投票だったが、今回は現職、新顔とも2人ずつが立候補を表明し激戦の様相だ。20年来、自民と民主系が2議席を分け合ってきた構図が変わるかが焦点。民主の仲は逆風の中、全トヨタ労連の組織票を手堅く固める。知事選で自民候補を支援した大見は「議席を守る」と懸命だ。大村秀章知事が高校時代の同級生の石川は、知事の全面支援を受ける。都築は、市議選でトップ当選を重ねて6期24年務めた実績を訴える。


【西尾市(定数2)】
稲垣昌利  33 民新
川上万一郎  66 自現(6)
筒井登  64 愛新

 自民と民主が議席を分け合う構図で無風とみられていたが、一転して現職1人と新顔2人の3人で争う激戦になった。連合労組の支援を受ける稲垣は若さをアピール。日本一愛知の会から推薦を受けた川上は6期の経験を訴え、保守層の組織固めを図る。大村知事の支援を受ける筒井は市議6期の実績を強調し、初当選を目指す。


【碧南市(定数2)】
小林秀央  69 自現(6)

 7選を目指す自民の小林だけが立候補の予定で、無投票の可能性もある。民主は候補予定者の病気による辞退などで人選が難航している。

【高浜市(定数1)】
長谷川広昌  36 民新
杉浦孝成  63 自現(2)

 初めて自民、民主の議席争いになりそうだ。自民は3選を目指す杉浦が、保守系市議全員の支持を受ける。知事選では大村秀章知事を支援し、日本一愛知の会の推薦を得た。公明にも推薦を申請している。実績を強調する構えだ。一方、民主は昨年8月に高浜市職員を辞めて公募した長谷川を初めて擁立、トヨタ系労組の支援も受ける。政治改革を前面に掲げて知名度浸透を狙う。

2253チバQ:2011/03/25(金) 23:10:14
【豊田市(定数5)】
中村晋  56 民現(1)
樹神義和  42 民新
倉知俊彦  79 自現(10)
三浦孝司  67 自現(3)
小島丈幸  57 公現(3)
岡田恭和  51 愛新

 現職4、新顔2の計6人が5議席を争う激戦の様相だ。定数が1増えて民主が2人目を擁立。みんなの党から出る予定だった新顔岡田が、知事選後に日本一愛知の会にくら替えした。民主はトヨタ労組出身の現職中村とトヨタ紡織労組出身で市議1期目の樹神が、連合傘下の労組票を2分して同区初の2人当選を目指す。自民は現職の倉知と三浦がそれぞれ11期目、4期目を目指す。公明の現職小島も4選を目指し組織を固める。

【みよし市(定数1)】
小山祐  32 民現(1)
鈴木勇夫  43 愛新
野々山幸  60 無新

 民主現職が議席を有する1人区に3人が立つ。衆院議員時代の大村秀章知事の秘書だった市議の鈴木が、知事選後、日本一愛知の会公認で県議選への立候補を表明。自民党籍のままで出る。現職の民主小山は元衆院議員秘書。4年の実績を訴え、後援会に加え、全トヨタ労連の支援を受ける。市議の野々山は県議会改革などを訴える。

【知立市(定数1)】
柴田高伸  42 民現(1)
本多正幸  61 愛新

 再選を目指す民主の柴田と、前市長で日本一愛知の会の本多の一騎打ちになりそうだ。知事選で分裂した自民は擁立を断念した。柴田は前回の民主への追い風から一転、逆風を受ける。個人後援会を中心にトヨタ系労組の支援を受け、特定の政党に属さない市議の協力も期待する。一方、本多は3年前の市長選で民主推薦候補に敗れた雪辱を目指す。自民系市議の大半の支持を得て、公明にも推薦を申請した。


【幡豆郡(定数1)】
浅井喜代治  61 愛現(2)


 知事選後、一色町議が日本一愛知の会の公募に応募し、同会からの立候補を目指していたが、自民現職の浅井が同会の公認を受けたため、一色町議は立候補を断念した。無投票の公算が大きくなっている。


【額田郡(定数1)】
鈴木  正  68 自現(2)
鍋田堅次郎  59 愛新


 当初は前回同様、無投票になるかとみられていたが、一転して現職と新顔の一騎打ちに。自民現職の鈴木と大村秀章知事の支援を受ける日本一愛知の会で新顔の鍋田は、いずれも元幸田町役場の職員出身。自宅も同じ町内会同士だ。地盤や経歴が重なっており、町を二分する激しい戦いとなりそうだ。

2254チバQ:2011/03/25(金) 23:14:47
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000801103220002
県議選 主な立候補予定者(3)
2011年03月21日

●定数減、10人争う(一宮)/自民VS.地域政党(犬山)

【一宮市(定数5)】
高橋正子  52 民現(2)
栗田宏  77 自現(6)
岩村進次  56 自現(5)
長坂康正  53 自現(5)
吉田真人  46 自現(2)
木藤俊郎  54 公現(2)
板倉正文  52 共新
青木雅之  42 み新
田中彰一  31 減新
竹内裕二  42 無新

 区割りが変わり事実上定数1減となる5議席を、現職6人と新顔4人の計10人が争う最激戦区。現職は自民4人、民主と公明が各1人。それだけでも激しい戦いが予想されるところに、新興の減税日本をはじめ、市議4期の候補を立てる共産、党勢浸透を図るみんなの党、民主と国民新などの推薦を受ける無所属が参入する。組織票を持っている候補や「風」の勢いを借りられる候補は優位に立てそうだが、情勢は極めて不透明だ。

【愛西市(定数1)】
横井五六  54 自現(3)

 前回無投票で3選を果たした自民横井が立候補の準備を進めている。2回続けての無投票を阻止しようと、立候補を検討する動きも出ている。

【津島市(定数1)】
小田寿志  45 民新
中野治美  55 自現(2)

 4年前と同じ顔ぶれによる一騎打ちになりそうだ。前回、民主の公募に手を挙げ小差まで迫った小田は、辻立ち演説などをこなし浸透を図る。党への「逆風」をいかにはね返すか。自民現職の中野は3期目を目指す。市議時代を含めた経験を生かし、支援組織を固めている。

【弥富市(定数1)】
安藤正明  48 自新
田中孝博  49 愛元(2)

 健康上の問題で引退する浜田一徳元県議長(自民)の後継者として、1月末まで土地改良区事務局長だった安藤が農業団体などの支援を受け立候補する。これに対し、前回までは名古屋市守山・名東区から立候補していた元職田中が、選挙区を変えて日本一愛知の会から立つ。

【犬山市(定数)1】
原欣伸  42 自現(1)
藤田一夫  52 減新

 前回、初当選した自民の原が無投票で再選すると見られたが、減税日本が藤田を擁立し、日本一愛知の会も推薦する。自民と地域政党の一騎打ちとなり、激しい選挙戦が予想される。民主は、擁立を見送る公算が大きい。

【江南市(定数1)】
奥村悠二  67 自現(3)

 今のところ、日本一愛知の会の推薦を受けた自民の奥村以外に立候補の意向を明らかにしている人はなく、無投票の可能性もある。公募での候補者が見つからなかった民主は擁立に向けて人選を続けている。

【小牧市(定数2)】
天野正基  41 民現(1)
山下智也  37 自新

 立候補を表明しているのは自民、民主の2人だが、日本一愛知の会が候補者を擁立する構えで、激戦になりそうだ。自民から立候補するのは市議の山下。保守分裂となった2月の市長選では山下史守朗市長を応援した。民主は現職の天野が再選を目指し、後援会を引き締める。

2255チバQ:2011/03/25(金) 23:15:01
【稲沢市(定数2)】
鈴木純  52 民現(1)
久保田浩文  58 自現(4)

区割り変更で実質的には定数1減。過去5回当選の自民現職が引退を表明した。民主と自民の現職以外に立候補の動きは無い。無投票の公算が大きい。

【岩倉市(定数1)】
小山秀隆  45 民新
高桑敏直  52 愛新
岸孝之  65 無新

 新顔の三つどもえ。市議会の自民系2会派がそれぞれ推す2人と、民主の公認候補が1議席を争う。小山は福祉団体や労組票を軸に幅広い得票をめざす。市議2期の高桑は自民の公認を返上。市議5期の岸は自民の推薦を得た。

【春日井市(定数4)】
日比雄将  37 民新
伊藤勝人  65 自現(2)
神戸洋美  55 自現(2)
市川英男  43 公新
柳沢けさ美  61 共新
水野義彦  52 減新
前田扶美子  63 減新

 定数4に対し、前回は6人だったが、今回は7人が立候補に名乗りを上げる激戦模様だ。春日井市議の前田と水野が相次いで民主党を離れ、ともに減税日本から立候補する予定。一方、自民の伊藤、神戸は3選を目指し、組織固めに懸命だ。民主は中部電力労働組合の県本部副執行委員長の日比を擁立した。公明の市川は日本一愛知の会の推薦も受ける。共産の柳沢は県議選は4度目の挑戦。

【清須市・北名古屋市・西春日井郡(定数2)】
安藤敏毅  53 民現(1)
水野富夫  61 自現(7)

 前回は水野が5票差でトップ当選だった。今のところ立候補を表明しているのは8期目を目指す水野と、2期目を目指す安藤の現職2人。

【あま市・海部郡(定数2)】
黒川節男 63 民現(5)
石塚吾歩路(あぽろ) 41 自新
近藤洋嗣 26 愛新

 前回の海部郡選挙区の定数が1人増え、あま市・海部郡選挙区(定数2)と愛西、弥富市両選挙区(定数各1)に分かれた。あま市・海部郡選挙区は三つどもえになる公算。6期目を目指す民主現職の黒川は、労組など支持層固めに力を入れている。昨年3月の合併まで美和町長だった石塚は、引退する浜田一徳元議長(自民)の地盤を引き継ぐ。近藤は名古屋市議会解散の署名集めにかかわった縁で日本一愛知の会が擁立した。

【丹羽郡(定数1)】
鈴木喜博 54 自現(1)

 昨年8月、補選で当選した自民の鈴木は、日本一愛知の会の推薦も受け、盤石の構えで、無投票の可能性もある。一方、民主の扶桑町議が立候補を断念する中、町民を中心に無投票阻止の声もあり、候補者擁立の動きが続く。

2256チバQ:2011/03/25(金) 23:17:12
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000801103220001
県議選 主な立候補予定者(4)
2011年03月22日

●現職、4選なるか(常滑)/民・自の公認対決(豊明)

【大府市(定数1)】
小山昌子  33 民新
深谷勝彦  65 自現(3)

 前回と同じく民主、自民が1議席を争う。トヨタ系企業の工場が集まる大府市は、労組員の割合が高く、新住民も増えている。民主は山尾志桜里衆院議員の秘書の小山を擁立。若さを前面に変革を訴える。危機感を抱いた自民の深谷は、日本一愛知の会の推薦を得た。知事「与党」をアピールするとともに、新しい支持層の獲得に励む。

【知多市(定数1)】
古俣泰浩  50 民現(1)
佐藤一志  57 自新

 前回同様、民主と自民の一騎打ちになる見通しだ。民主の古俣は伴野豊衆院議員、自民の佐藤は2009年の総選挙で落選した伊藤忠彦・前衆院議員のそれぞれ元秘書。

【東海市(定数2)】
佐波和則  52 民新
神野博史  62 自現(2)

 民主は原田信夫(4期)の後継で、新日鉄名古屋労組出身の佐波が立候補を予定する。自民の神野は、日本一愛知の会から推薦を得た。ほかに動きはなく、無投票の公算が大きくなっている。

【半田市(定数2)】
近藤良三  62 民現(5)
堀崎純一  56 自新
加藤精重  61 愛元(4)

 定数2に対し、3人が名乗りを上げた。民主の近藤は、自治労出身。2009年まで自民の市支部長だった加藤は、市長選に出たため県議を自動失職。元市議の堀崎が自民からの立候補を決めた。しかし、市長選で落選し政界を引退したと見られた加藤が自民を離れ、日本一愛知の会からの立候補を表明。激戦が予想される。

【常滑市(定数1)】
沢田丸四郎  55 自現(3)
渡辺敬一郎  52 愛新
中野正代  64 無新

 4期目をめざす自民の沢田に対し、新顔2人が立候補の構えを見せる。沢田は農協や商工会議所の幹部から支持を受け、入念に組織を固める。現職に批判的なグループが、常滑焼の職人で陶製リコーダーの奏者として知名度の高い渡辺を擁立。日本一愛知の会の公認を看板に、現状打破を訴える。4年前の常滑市議選に出た中野は、組織に頼らない挑戦。

【知多郡第1(定数1)】
河合洋介  31 民新
岡戸幹雄  62 愛新

 前回は自民が民主を破った選挙区で、今回も一騎打ちになる見込み。民主は、伴野豊衆院議員の秘書を務める河合が再挑戦する。昨年の阿久比町長選で破れた岡戸が、日本一愛知の会から立候補予定。引退する自民の日高昇(9期)の応援を受ける。

【知多郡第2定数1)】
森下利久  68 自現(1)
小山茂三  38 愛新

 自民の森下に、日本一愛知の会の小山が挑む構図。森下は元南知多町長。地元の漁業者らを支持基盤に、過疎地の産業振興策を訴える。武豊町議の小山は、自民を離党し、当初、民主の推薦を得る予定だった。しかし一転、今月10日に愛知の会の公認を受けることになった。閉塞(へいそく)感の打破と世代交代を訴える。

2257チバQ:2011/03/25(金) 23:17:25
【日進市(定数1)】
山根倫代  56 民新
近藤裕人  50 自新

 6期務めた民主の波形昌洋が引退し、市議の山根が議席の維持を狙う。自民は前々回は候補を立てられなかったが、前回は新顔が健闘し、元市議の近藤が議席獲得を目指す。

【尾張旭市(定数1)】
水野豊明  60 民現(3)
青山省三  59 自新
水野鐘太  26 減新

 前回から民主公認になった水野豊明が4期目を目指す。自民は定松洋が2回水野に挑んだが敗れ、今回は、ライオンズクラブ会長などを務めた水道設備業の青山が議席獲得を狙う。一昨年11月の市長選挙に立った水野鐘太は、減税日本の公認を得て、支持の拡大を図る。

【瀬戸市(定数2)】
長江正成  51 民現(1)
島倉誠  49 自新
馬嶋雅哉  49 愛新
松本幹男  59 諸新

 前回父の組織を引き継いで初当選した民主の長江が再選を目指す。元市議の島倉は、6期務めて引退する自民の川本明良の議席を守ろうと懸命。前回次点の馬嶋は、日本一愛知の会の公認を得て、初当選を目指す。松本は、市長選候補者らと「減税瀬戸」を結成して、河村たかし名古屋市長の減税日本の勢いを借りて議席を狙う。

【豊明市(定数1)】
鳥居宏光  46 民新
坂田憲治  56 自現(1)

 前回と同じ顔合わせ。再選を目指す幼稚園長の坂田に、前回は無所属で民主推薦だった鳥居が、公認を得て挑戦する。坂田は前任者から引き継いだ自民の議席を守ろうと懸命。鳥居は衆院議員秘書としての活動を票につなげようとしている。2人とも元豊明青年会議所理事長。

【愛知郡(定数1)】
杉浦洋二  34 民新
石井芳樹  42 自現(1)

 再選を目指す元長久手町議の石井に、民主の新顔で東郷町の杉浦が挑む。杉浦は衆院議員秘書。選挙区は日進市に分断されており、前回は長久手町から3人が立ち、東郷町の票を争った。今回も、相手側の町の票をいかに取るかが当落の鍵になりそうだ。

2258チバQ:2011/03/25(金) 23:20:29
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000801103230001
県議選 主な立候補予定者(5)完
2011年03月23日
●「減税」にくら替え(東区)/12年ぶり選挙戦か(中区)

【千種区(定員2)】
佐野洋一郎  43 民新
小出典聖  62 自現(5)
東裕子  47 減新
今井安栄  65 無元(3)

 前回は定数が1減となり、民、自で1議席ずつを分け合った。今回は民主の現職が引退し、新顔で学習塾経営の佐野を擁立。小出は6期目を目指す。直前の名古屋市議選に出馬した美容健康会社経営の東、県議を3期務めた経験を持つ弁護士の今井が並び立ち、激戦になる見通し。

【東区(定員1)】
政木理香  48 自新
安藤雅彦  43 減現(1)

 前回は民、自の一騎打ちで民主が勝利したが、今回は構図が変化。民主は公認予定だった安藤が減税にくら替えし、候補者擁立が困難に。安藤は河村たかし名古屋市長の「おひざ元」で必勝を期す。政木は春日井市議、鈴木政二参院議員秘書を経ての挑戦。

【北区(定員3)】
塚本久  63 民現(8)
松川浩明  47 自現(4)
犬飼明佳  38 公新
荒深久明臣  49 減新

 公明は現職が引退し、魚住裕一郎参院議員元秘書の犬飼を立てて世代交代をはかる。塚本は党県連幹事長や県議団長を務めたベテランで、前回トップ当選。松川は党県連組織委員長。既成政党が議席を争うなか、名古屋市議選に出馬した福祉関連社団法人理事長の荒深が議席を狙う。

【西区(定数2)】
渡辺雅司  61 民現(2)
熊田裕通  46 自現(4)
半田晃士  53 減新

 前回は無投票。渡辺は名鉄労組出身。熊田は党県連広報委員長。名古屋市議選に出馬した不動産コンサル会社社長の半田が挑戦し、選挙戦に。

【中村区(定員2)】
松山登  60 民現(6)
寺西睦  46 自新

 寺西は、県議を10期務めた自民重鎮で父の学氏から選挙区を引き継ぐ。松山は党県連幹事長や県議団長を歴任したベテラン。2回連続で無投票だったが、今回はほかに立候補を模索する動きもある。

【中区(定員1)】
加藤南  65 自現(6)
佐藤敦  38 減新

 減税が候補者を擁立し、12年ぶりに選挙戦になりそうだ。佐藤は広告会社経営。加藤は議長や党県連幹事長、県議団長など要職を歴任したベテラン。

【昭和区(定員2)】
谷口知美  48 民現(1)
吉田徳保  61 自現(2)
可児茂久  52 無元(2)
加藤喜久江  54 減新

 前回は無投票だったが、今回は元職の可児が無所属で返り咲きを狙うほか、減税がそろばん塾経営の加藤を擁立し、一気に乱戦となった。谷口は愛教組出身で組織を中心に戦う。吉田は1995年に旧新進で初当選し、前回、返り咲きを果たした。

【瑞穂区(定員2)】
高木浩司  57 民現(3)
川嶋太郎  35 自現(1)
広沢一郎  47 減新

 減税がソフトウエア開発会社経営の広沢を擁立し、民主、自民の事実上「指定席」だった前回の構図が変わり、三つどもえの争いとなった。高木は党県連役員で前回はトップ当選。川嶋は鈴木政二参院議員の元秘書。

【熱田区(定員1)】
華地山義章  42 民現(2)
坂恵造  62 減新

 現職の民主華地山と減税坂が立候補を表明。無所属候補も届け出を検討しており、1議席を3氏で争う見通し。華地山は衆院議員の元秘書で3期目を目指す。会社役員だった坂は河村たかし名古屋市長と連携して県議選に挑む。

【中川区(定員3)】
西川厚志  41 民現(2)
稲本和仁  52 愛新
鬼頭英一  61 公現(5)

 引退する自民のベテラン県議の後継と目された稲本が、土壇場で日本一愛知の会の公認にくら替え。自民党内に不協和音が生じたことも影響してか、出馬を模索する無所属候補らの動きもあり、情勢は流動的だ。民主西川、公明鬼頭は、現職の強みで支持基盤を固め、議席維持を狙う。

【港区(定員2)】
刀禰勝之  40 民現(2)
直江弘文  62 自現(7)
平岩登  37 減新

 民主刀禰と自民直江の現職に、大村秀章知事の秘書を経て減税日本から平岩が挑む。刀禰は衆院議員の元秘書で2期、直江は元名古屋港管理組合議会の議長を務めるなど7期のベテラン。平岩は発信力がある知事と連携して選挙戦を展開する。

2259チバQ:2011/03/25(金) 23:20:39
【南区(定員2)】
久野哲生  46 民現(2)
伊藤辰夫  45 自現(1)
岡江智子  59 減新

 民主久野、自民伊藤の現職2人に対し、直近の名古屋市議選に出馬した減税の岡江が手を挙げた。議席を守っていた公明は後継擁立を見送ったため、票の動向も注目される。

【守山区(定員2)】
森井元志  47 民現(2)
田辺克宏  53 自現(3)
野田留美  37 減新

 前回は無投票当選だった民主森井、自民田辺。減税から野田が出馬することから一転、3氏で2議席を争う展開に。森井は参院議員秘書を経て現職。田辺は名古屋市議から県議に転じ、現在は同党県議団幹事長。野田は、農業分野の知識が豊富。

【緑区(定員3)】
杉岡和明  59 民現(6)
中村友美  51 民現(6)
渡辺昇  42 自現(1)
加藤典子  62 共新
宮地美角  51 減新

 民主の県連幹事長の杉岡、前回トップ当選の中村という、ともに7期目に挑戦するベテランと、2期目を狙う自民の渡辺で占める3議席。ここに共産加藤、減税宮地が名乗りを上げたことにより、混戦は必至の情勢だ。

【名東区(定員2)】
富田昭雄  52 民現(3)
筒井タカヤ  65 自現(9)
三宅功  56 減新

 民主富田、自民筒井に、減税の三宅が割って入ることができるか。富田は同党県議団幹事長。筒井は元県議会副議長も務めた9期のベテラン。三宅は河村たかし名古屋市長とともに、市議会のリコール活動の中心となった。

【天白区(定員2)】
水谷満信  46 民現(2)
須崎幹  44 自現(1)
錦見輔  29 減新

 民主水谷、自民須崎、減税の新顔錦見の三つどもえ。水谷は前回、約1万9千票を獲得してトップ当選。須崎は衆院議員秘書を経て前回初当選し、2期目に挑戦。錦見はテレビ局を辞め、20代の若さで現職2人に挑む。

2260チバQ:2011/03/25(金) 23:22:10
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000801103250001
市町長選 主な立候補予定者
2011年03月25日

●現職に3人挑む(瀬戸)/三つどもえの争い(田原・豊明)

統一地方選の後半戦は4月24日に投開票される。愛知県内では5市の市長選(17日告示)と、2町の町長選(19日告示)がある。町長選は合併などによって、前回の5町から2町に減った。立候補に向けて準備を進めている主な顔ぶれを紹介する。

【瀬戸市】
増岡錦也  75 無現(3) 原料会社会長
水野昇  59 諸新 減税瀬戸幹事長
伊藤保徳  64 無新 電器会社副社長
三宅訓子  63 無新 市議

 4選を目指す増岡を3人が阻止しようとの構え。増岡は愛知万博の成功を強調し、その精神を継承して、陶都瀬戸の復活、食と農の新ビジネスなどを訴える。前回、増岡と一騎打ちで43%の票を取った測量設計業の水野は、県議選立候補予定者と「減税瀬戸」を立ち上げ、市民税5%削減を訴えて票の上積みを狙う。電器会社副社長の伊藤は、民間人の経験から、官民給与格差の是正、市役所改革などを唱える。市議を3期務めた三宅は、「ハコもの行政」で福祉が削られていると国保料の値下げなどを訴える。

【田原市】
鈴木克幸  66 無現(1)〈元〉県部長
河合正仁  62 減新 古紙回収会社長
山田光弥  59 無新 不動産賃貸業

 現職鈴木、前回は約3400票差の次点だった河合、新顔山田による三つどもえの戦いになりそうだ。鈴木は、世界同時不況による法人市民税の激減の中、市政のかじ取りをした実績を強調する。河合は河村名古屋市長の地域政党「減税日本」の公認で、大村知事の日本一愛知の会から推薦を受ける予定。不動産賃貸業の山田は元NTT社員。市長給与のカット、退職金の廃止、市役所の年中無休での開庁などの政策を掲げる。

【豊明市】
石川源一  62 無新 〈元〉副市長
石川英明  57 無新  設計事務所経営
前田庄介  63 無新 〈元〉市議

 石川源は副市長として引退する相羽英勝市長を補佐してきた。40年の役所生活による行政手腕を訴え、路線の継承を目指す。元市議の石川英は、青年団活動や市議2期の実績から、水道料金の引き下げなど市民負担の軽減や「優良住宅都市づくり」などを訴える。前回、相羽との一騎打ちで敗れた元市議の前田は、昨年9月に早々と立候補を表明して、市の総人件費の2割削減を柱とした政策を打ち出している。

【江南市】
堀元  65 無現(2) 市体育協会長
山本悦雄  62 無新 〈元〉製版会社員

 近隣市町と進めるごみ処理場建設などの課題を抱え、3期目を目指す堀が無投票で3選を果たすと思われた。しかし、無投票阻止、行政の効率化などを訴える元製版会社員の山本が24日、正式に立候補を表明し、選挙戦になる見通しとなった。

【津島市】
伊藤文郎  57 無現(1) 肥料販売会社長

 2003年に6人が乱立、前回も三つどもえだった津島市長選は、19年ぶりに無投票の公算が大きくなっている。再選を目指す伊藤が昨年12月市議会で立候補を表明した以外、今のところ動きはない。

【東栄町】
森田昭夫  60 無現(2)〈元〉町建設課長
尾林克時  61 無新 町議長

 現職の森田と町議会議長の尾林が立候補を表明している。森田は財政再建や子育て支援策など2期8年間の実績を強調。今後は東栄病院の改築にめどを付けるとともに、医療や福祉、教育政策に取り組みたいと訴える。尾林は「積極的な財政が必要」として、経済対策や公共料金の減額、町長給与の2割削減などを政策に掲げる。

【美浜町】
山下治夫  54 無現(1) 薬剤師

 現職の山下のほかに、立候補の表明はなく、無投票になる公算が大きくなっている。薬剤師出身の山下は、高齢者福祉や子育て支援などの実績を訴え、再選をめざす。町内を走る循環ミニバスの利便性向上や、官民一体で同じエリアに観光施設や交流拠点を整備する計画を政策に掲げる。

 《注》朝日新聞が取材を通じて意思を確認している立候補予定者。氏名の下の数字は掲載日現在の満年齢。減は減税日本の政党公認を示す。諸は諸派、無は無所属。丸囲み数字は当選回数。名前の並べ順は、現、新。さらに政党公認、50音順。敬称略。

2261チバQ:2011/03/25(金) 23:29:38
http://mytown.asahi.com/nagano/news.php?k_id=21000001103200001
県議選「議会の力」 (上)代表する力
2011年03月20日


報告会では、車座になって県議と住民が意見交換した=12日夜、池田町

◆足元の「民意」手探り


 12日午後6時半。土曜日にもかかわらず、池田町の寄り合い所には住民10人が集まった。地元選出の県議宮沢敏文氏(58)=県民クラブ・公明、4期=の県政報告会だ。
 輪の中心にいる宮沢氏に、次々と要望がぶつけられる。「県道がヒビだらけ。えらいことだ」「街路灯はどこの管轄? せめて県道だけでも、なんとかして頂きたい」
 内容の大半は身の回りの「困りごと」相談。「県議は地域代表。住民の安心・安全こそが最重要課題」と話す宮沢氏だが、現状でいいとは必ずしも思っていない。
 それでも年間100回にも及ぶ報告会を開いているのは「自分たちが考えていることを少しでも伝えていきたい」からだ。その奥には、有権者との距離感を縮める糸口にしたい、との思いがある。
     □
 県の信州型事業仕分けから2カ月後にあった2月県議会の建設委員会。予算審議のあり方が議論に上った。
 各種協会への負担金の支払先など、細かい資料の提出を求める高見沢敏光氏(68)=創志会、2期=に、担当課長は「全部となると、大変な量になる。具体的に『これとこれ』という話なら、資料は出せると思います」と答えた。
 高見沢氏はすぐ反論した。「事業仕分けが行われる今、議会もしっかりと見ていかなければならない。細かいものまで提出して頂きたい」
 発言の意図について、高見沢氏はこう語る。「議会が認めた事業が、仕分け人によって簡単に『廃止』されてしまう時代。民意を背負っている議員には、これまで以上に、予算の中身を吟味していくことが求められている」
 住民の代表として、民意を集約して県に伝え、それを政策に反映させていく。それが県議の大きな役割の一つだ。だが、民意をきちんとくみ取れているのか? 自問する議員も少なくない。
 西沢正隆氏(39)=自民党県議団、3期=は、インターネットのツイッターやブログも活用し、民意を探ろうとしている。しかし、今のところ一方通行の発信が多く、有権者からの反応はあまりない。年間20回ほど県政報告会を開き、地元の会合にも積極的に顔を出しているが、集まってくれる人の大半は支援者だ。
 事業仕分けや住民投票など、住民が直接、事業の是非を判断する仕組みもできてきた。歳費や定数の削減など、議員に対する視線は厳しさを増している。そんな中、西沢氏は「このままでは議会不要論につながる可能性さえある。もっと不特定多数の話を聞く機会を作らなければならない」と危機感を抱く。
     □
 共産党県議団は昨年11月、「県民なんでもアンケート」を実施した。最近の暮らし向きはどうか、阿部県政に何を期待するのか、県議に望むことは……。返信用封筒もセットにし、同党の支持者かどうかは関係なく、県内の全戸に配布した。寄せられた約1800通の回答をもとに、阿部守一知事への予算要望や県議会での質問を練り上げた。
 「支持者以外の幅広い意見に耳を傾けよう」と田中康夫元知事時代に始めた。団長の石坂千穂氏(62)=5期=は「特に最近は後援会が高齢化してきた。無党派層が増え、政治への失望感が広がる今だからこそ、若い人たちの声をキャッチする必要性がいっそう高まっている」。改選後は、会派としてツイッターの導入も検討するという。
 どこをどうすくい取れば、「民意」と呼ぶことができるのか。それに近づき、代表者であろうとする試行錯誤が続く。
     ◇
 県内の統一地方選の口火を切る県議選は、4月1日に告示される。私たちが1票を託す議員たちは、その役割を果たしているのか。「議会の力」の今を描く。(この企画は二階堂友紀、上田悠が担当します)
.

2262チバQ:2011/03/25(金) 23:30:00
http://mytown.asahi.com/nagano/news.php?k_id=21000001103210002
県議選「議会の力」 (中)監視する力
2011年03月21日


県の信州型事業仕分け。議会のチェック機能もまた問い直される=1月15日、県庁

◆脱「追認」、問われる改革


「想定問答集」。議会が近づくと、県の各担当課は準備に取りかかる。県議たちが一般質問や各委員会で、どんな問題を取り上げ、どのような質問をぶつけてくるのか。内容を予測し、その答弁案をまとめたものだ。
 2月県議会の商工観光委員会を前に、ある課も問答集を作成した。いつもと違うのは想定した質問が62問、74ページと膨大だったことだ。
 対象は、中小企業の事業協同組合などへの融資を目的とした「中小企業高度化資金」。県は回収困難となった約9400万円の債権放棄を決めた。しかし、そのためには議会の承認が必要。厳しい追及を覚悟していた。だが、委員会でこの問題を取り上げたのは1人だった。
 同じ議会には、売れ残った産業団地を、県が51億円で買い取るための予算案も出されたが、もめることなく、原案通りに可決された。
 閉会後、ある中堅議員が反省した。「間近に控えた選挙に気を取られて、追及がおろそかになったかも知れない。会派内でも全く議論しなかった」
     □
 行政に対する、議会のチェック機能は働いているのか。実は数年前、長野県議会の取り組みが全国で高い評価を受けたことがあった。
 2008年、早稲田大学マニフェスト研究所などが地方自治の活動を評価する「マニフェスト大賞」で、最優秀成果賞に選ばれた。決算特別委員会の指摘を、県が新年度予算編成にどう生かしたか。議会に報告させる仕組みを作ったことが「審査の実効性を高めた」とされた。
 議会の監視力について、当時の決算特別委員長で、09年まで3期、県議を務めた柳田清二佐久市長(41)は、歴代の知事によって大きく左右されたと指摘する。
 00〜06年の田中康夫知事時代、県議会は「知事に対抗するために、六法全書を片手に猛勉強」せざるを得なかった。05年、議会の議決なしには県の基本計画を策定・変更出来ないとする条例を制定したのは、その成果の一つだ。
 だが、06年に田中元知事を破って村井仁前知事が誕生すると、議会との対立軸は薄れた。柳田市長は「村井知事は常識的な判断が多く、チェック機能を発揮すべき機会が減った。自分も含めて、結果的に監視力が弱まっていった面は否定出来ない」と話す。実際、この4年間で、知事提案の議案が修正・否決されたことはない。
     □
 昨年9月に就任した阿部守一知事は、政策の目玉に「信州型事業仕分け」を掲げた。議会改革が直接の狙いではない。しかし、県民や県外の民間シンクタンク構想日本が県の事業の是非を判断することで、議会軽視につながるのでは、と懸念する議員もいる。
 今月9日の県議会総務企画委員会で、県政与党である改革・緑新の倉田竜彦代表(66)=6期=は「仕分けは毎年やるものではない」と述べた。県が第三者機関を設置して政策評価を行い、その結果を県議会がチェックする仕組みを構築すべきだというのが、倉田氏の考えだ。「常任委員会の日程を長くし、もっと審査に時間をかけるようにすれば、県議会の監視機能を高めることは可能だ」
 地域政党として県議選を戦うことになった創志会は11日、マニフェストを発表。議会改革の項目に「監視機能の強化」を盛り込んだ。同会長の保科俶教氏(70)=2期=は「これまでのような『追認機関』を脱却しなければ、地方分権時代の議会とは言えない」と話した。
.

2263チバQ:2011/03/25(金) 23:30:22
http://mytown.asahi.com/nagano/news.php?k_id=21000001103220001
県議選「議会の力」 (下)提案する力
2011年03月22日


各党のローカルマニフェストには、「議会改革」の文字が並ぶ

◆政策論議へ責任自覚
 今月1日、大阪府の橋下徹知事(41)がツイッターでつぶやいた。「自ら予算を作り上げ、主役となる地方議会が、これからの地方分権時代に求められる」
 翌日の定例会見で、阿部守一知事(50)はこのツイートについて聞かれ、「議会の機能はチェック機能だけではないと思っている。県民から直接負託を受けた政治家同士(知事と議員)が議論し、一緒に政策を考えていくのも重要な視点」と感想を述べた。
 地方分権で、国から委譲されるのは、財源と権限だけではない。自治体をどう運営するのか――。責任もまた、同時に求められる。それは議会側も自覚している。
     □
 昨年8月、県議会は専門家を招き、「地方議会改革」をテーマにした研修会を開催。県議や市町村議ら約500人を前に、実行委員長の本郷一彦氏(64)=自民党県議団、4期=は「今、地方の立法府である地方議会が、主体性を発揮することが求められている」とあいさつした。
 今月8日には、各会派の代表者約10人が、「議会改革調査会」を立ち上げた。県議会は2009年、「将来にわたって県民の負託にこたえていく」ための理念をうたった議会基本条例を制定。調査会は「政策の立案・提言を積極的に行う」には何が必要かについても、方策を探っていく。
 具体的な議論は改選後になるが、メンバーの木内均氏(46)=自民党県議団、2期=は、議会事務局プロパー職員の必要性を感じている。
 木内氏は「今の県議会は政策・調査能力がそれほど高いとは言えない」と現状を分析。「専従スタッフを置くことで、長期的視野で法規や政策の専門家を育てることができる。それは議会の提案力アップにもつながる」と話す。事務局員は県職員なので、数年で異動してしまう。この仕組みを変えたいというのだ。
 先行例がある。三重県議会事務局は00年から毎年、衆参の法制局に職員を派遣している。2年間、条例制定に必要な知識や技能を学んだ職員は、議会事務局に戻った後は企画法務課で実務に当たる。
 同県議会の改革に専門家の立場で参加する広瀬克哉・法政大教授(52)は「議員のサポートには行政経験も不可欠で、議会事務局職員全体のプロパー化は現実的でない。当面は現行の枠組みの中で、法務や財政に強い職員をどう確保するかが課題だ」と語る。
 県内では須坂市が事務局職員の増員を予定する。元県職員でもある三木正夫市長(61)は「地方自治体の業務は国の通達によるものが多かったが、これからは自分たちで考え、判断する必要がある。市民のためになる議会機能の強化なら歓迎する」と話す。
     □
 県議会で今任期中、議員提案や委員会提案によって制定された政策的な条例は、県議会基本条例の他は、県歯科保健推進条例しかない。
 全国都道府県議長会の議事調査部長を約20年間務めた野村稔氏(74)は「ノウハウのない議員に条例を作れと言っても難しい。大切なのは、県議会での提言をいかに予算に反映させていくかだ」と指摘。その上で「観光や農業など、議員は各施策に関してはプロではなくアマチュア。『地元の有権者の声』も大切だが、もっと各業界の専門家の知見を取り入れ、提案に生かす姿勢が必要だ」と話す。
 4月1日の県議選告示を前に、県内の各党は公約を発表している。「議員の政策調査活動・立法機能を高める」「政策機能の強化を図る」……。柱の一つには、議会改革が掲げられている。(この企画は二階堂友紀、上田悠が担当しました)
.

2264チバQ:2011/03/25(金) 23:31:40
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000771103240002
減税、擁立足踏み
2011年03月20日




●統一選候補者 運動自粛の動き


 4月の統一地方選で、地域政党「減税日本」(代表=河村たかし名古屋市長)が進めてきた愛知県外の各種選挙への擁立作業が足踏みしている。東日本大震災で「政治休戦」の空気が強まったためだ。運動を自粛するムードは各党に広がり、震災は選挙戦にも大きな影響を及ぼしそうだ。
 河村氏は震災前、出直し市議選翌日の14日に東京都内のホテルで記者会見し、全国各地に擁立する地方議員選の公認・推薦名簿を発表する予定だった。しかし、14日には名古屋市で記者会見し、「こんな事態になりましたので延期させていただく」と表明した。
 減税日本は、全国で100人規模の支援候補を擁立するとともに、24日告示・4月10日投開票の三重県知事選や東京都知事選への擁立も検討していた。だが、同党関係者は「震災以降、候補者選定は完全にストップしたままだ」と明かし、告示が迫る三重県知事選や都知事選への独自候補擁立は困難な情勢だ。
 既成政党側にも、自粛ムードが広がる。民主党愛知県連は19日の幹事会で、4月の県議選の対応などを協議。幹事会後、牧義夫代表は会見で「運動自粛の議論が出ており、政党間の申し合わせということになる可能性もある」と説明した。同党県議は「街頭での名前の連呼はせず、避難所マップを配るといった工夫が必要だ」と話した。
 自民党県議も「普段なら2月末には街頭演説が始まっている。今回は震災で準備が遅れに遅れているが、こんな時に選挙運動をやっていいのか、という思いもある」と迷う。ただ、別の県議は「震災の時こそ、愛知がしっかりと経済を動かさなければならないと訴える必要もある」と、22日から車を走らせ、街頭演説を始めることを決めた。ある名古屋市選出の県議は「喪章を着けて街頭に立つ」といい、各陣営とも震災への配慮に神経をとがらせている。(小林恵士、本田修一、寺西哲生)

.

2265チバQ:2011/03/25(金) 23:37:04
http://www.at-s.com/news/detail/100009568.html
県議選の情勢(1)(3/13 10:46)

 統一地方選前半戦の県議選が4月1日に告示、10日に投開票を迎える。74の定数は1増6減の69となるが、既に前回選の107人を上回る108人が33選挙区から立候補を予定し、激戦は必至。各選挙区の情勢を探った。

静岡市葵区 <定数5> 民自公共み、7氏激突
 新人2人が現職5人の牙城の切り崩しを狙う。民主、自民、公明に加えて、共産、みんなと、既成政党の候補者が入り乱れる。
 自民は現職3人を擁立。県議会の過半数獲得のためにも県都での現有議席確保を目指す。前回トップ当選した天野進吾氏、7選を狙う天野一氏の両ベテランは手堅い戦いで、山田誠氏も現職の実績を訴えて支持拡大を図る。
 民主は複数候補擁立をもくろんだが、政権の支持率低迷などを受けて断念。3選を目指す小長井由雄氏に絞り込み、1議席死守の構え。
 公明は高田好浩氏の再選を期す。党組織を基盤に、地元の城北地区などでアピールする。
 共産は、2009年の衆院静岡1区に出馬した党県委員池野元章氏を擁立した。市議らも動員して議席確保に力を注ぐ。
 みんなからは公募に応じた元銀行員大西順子氏が挑み、街頭で子育て支援などを訴える。

静岡市駿河区 <定数4> 現職2人と新顔3人
 民主現職の小田巻進氏が1月になって突然不出馬を表明した。6期務めた自民の佐野康輔氏は一昨年、健康上の理由で辞職。今回選は、民主、自民に共産を加えた新人3人が現職2人に挑む構図になりそうだ。
 民主は、県連会長の牧野聖修衆院議員(静岡1区)のお膝元で「候補者不在」の事態となり、急きょ、津川祥吾衆院議員(静岡2区)の政策秘書鈴木智氏を擁立。自民は静岡市議の相坂摂治氏を立て、選挙区で唯一の自民候補であることを前面に出して戦う。共産は鈴木千佳氏が子育てや福祉施策充実を訴える。
 現職2人は実績を強調。前回選は自民から出馬の堀江龍一氏は副議長選をめぐる県連の処分で離党勧告を受け、無所属での挑戦。公明は4選を目指す前林孝一良氏が党組織と地元長田地区を中心に支持を広げる。

静岡市清水区 <定数4> 8年ぶりの選挙戦確実
 定数は無投票だった前回選の5人から4人に。現職では5期務めた自民の前沢侑氏、4回の当選を重ねた公明の谷卓宜氏、唯一の共産県議で6回の当選を果たした花井征二氏が引退する。これまで現職2人と、新人3人が出馬を表明し、8年ぶりの選挙戦突入は確実になった。
 自民は2年前の市議選でトップ当選した深沢陽一氏を擁立した。将来性も前面に打ち出し、後援会組織を母体に上位当選を目指す。自民を離党した中沢通訓氏は長年培ってきた数多い個人的人脈を頼りに、離党の影響も踏まえて危機感を持ちながら6選を狙う。
 3選を目指す民主の林芳久仁氏は支持母体の連合と後援会組織を軸に、中小事業者などに浸透を図る。
 谷氏の後継として出馬する新人の盛月寿美氏は組織票に加えて女性票の取り込みも図る。花井氏の後継に指名された平塚倫豊氏は、党組織や副会長を務める清水民主商工会を核に戦い、共産議席の死守を目指す。

2266チバQ:2011/03/25(金) 23:37:28
http://www.at-s.com/news/detail/100010379.html
県議選の情勢(2)(3/15 16:44)

焼津市 <定数3> 3議席に5人が名乗り
 今回から定数1増。自民は現職の中野弘道氏と新人の塚本大氏、良知淳行氏を擁立し、3議席独占を狙う。迎え撃つ民主現職の大塚善弘氏、無所属新人の榊原健一氏の計5人が乱立し、激戦の様相。
 3候補に公認を出した自民。焼津支部は2月下旬、市内を3地区に分割し、自民系市議を分割配置する支援態勢を打ち出した。保守票を食い合っている状況もあり、各陣営とも「市議選並みの地上戦」の認識で、票の掘り起こしを進める。
 同市では2月に市議選を終えたばかりで、選挙疲れを懸念する声も。一部市議からは「人脈が入り組んでいるので、きれいに区割りなどできるのか」と不安が漏れる。
 民主の大塚氏は連合以外の強固な組織票は少ないが、民主系の清水泰市長が側面支援。市議選で民主公認の市議が当選するなど、好材料もある。
 無所属新人の榊原氏は唯一の旧大井川町からの立候補。行財政改革などを訴え、草の根で支持を集める。

藤枝市 <定数2> 現職2人に1新人挑む
 大井川地区が選挙区から外れ、定数は1減の2に。民主の佐野愛子氏と自民の落合慎悟氏の現職2人に、元市議で自民の公認を得た西原明美氏が挑む争いとなる。「民主と自民」「選挙区の北部と南部」「女と男」という見えやすい構図はいずれも崩れ、有権者の選択肢は広がった。
 佐野氏は川勝県政を支える与党会派での実績を強調。落合氏は市南部の基盤を北部にも広げ票の上積みを図る。西原氏は地域の自立に携わる決意と意気込みを訴える。

牧之原市・榛原郡南部 <定数1> 定数減、2現職一騎打ち
 定数が2から1に削減され、自民公認と民主推薦の現職同士の一騎打ちとなりそう。牧之原市を拠点とする哲司氏と、榛原郡南部(吉田町)が地盤の裕之氏が争う“大石対決”が予想される。
 自民改革会議代表の大石哲司氏は、旧榛原町長4期、県議3期を務めた経験と実績をアピール、空港の利活用や周辺地域の基盤整備などを訴える。地元での票固めを強化するとともに、吉田町での支持拡大を目指す。
 民主党・ふじのくに県議団に所属する大石裕之氏は「知事との強い信頼関係」をPR、若さや情熱、行動力を前面に打ち出す。将来を見据えた榛南地域の地域づくりを訴え、榛原・相良地域への浸透を図る。

島田市・榛原郡北部 <定数2> 自2人、民1人が激突
 自民は候補2人を擁立し、旧島田市では16年ぶりの選挙戦となる見通し。支部関係者は「無投票は有権者の選ぶ権利を奪う。(2人の出馬は)やむを得ない」とした上で、「2議席を取り、民主の政治を変える」と前を見据える。
 現職伊藤育子氏は2期の実績をアピールし、支持固めを図る。昨年末に出馬を表明した新人手塚文雄氏は顔と名前の浸透に懸命。票の奪い合いを懸念する声も上がる中、綿密な戦略を練る。
 迎え撃つ民主の現職大池幸男氏は知事や地元国会議員との人脈の中での成果を訴え、山間地から草の根活動を続ける。

2267チバQ:2011/03/25(金) 23:38:35
http://www.at-s.com/news/detail/100010643.html
県議選の情勢(3)(3/16 08:25)

菊川市 <定数1> 民主・自民の新顔対決
 民主新人の細井貴光氏と自民新人の宮城也寸志氏が出馬準備を進めている。2大政党の新人同士による激しい選挙戦が予想される。
 細井氏は参院議員秘書を約10年間務めるなど、長く政治に携わってきた経験を強調。高齢者福祉や子育て支援の充実、産業活性化などを訴える。
 宮城氏は茶生産者としての視点を生かし、茶を中心とした農業の環境整備を公約に掲げる。地域の防災体制の強化などにも取り組む意向を示す。

磐田市 <定数3> 現元新5人3議席争う
 現職2人、元職1人、新人2人が3議席を争う。自民・安間英雄氏と民主・三ツ谷金秋氏の現職に、自民の世代交代を掲げる新人野崎正蔵氏と、再起を狙う無所属元職柏木健氏、元旧磐田市議の共産新人野沢正利氏が挑む激戦区。自民党内の世代間争いに既成政党に対する評価を懸けた戦いが加わって激しい椅子獲り合戦となる構図だ。
 三ツ谷氏は連合静岡の支援を受け、「知事与党」の利点をフルに生かし、地盤の福田地区を拠点に市内全域の支持拡大を狙う。
 安間氏は現職の強みを生かし、旧市部を中心とした保守層をまとめる。野崎氏は引退表明した大橋正己氏の後継をアピールし、地盤の豊田地区など旧郡部の保守層に浸透する。
 前回落選した柏木氏はみんなの党推薦で立候補。既成政党に不満を持つ無党派層の受け皿を狙う。野沢氏は旧市部を中心に支援者の結集に躍起だ。

掛川市 <定数2> 民主現職と自民2新人
 2009年の県議補選で一騎打ちをしたいずれも元掛川市議の民主現職・戸塚久美子氏と自民新人・東堂陽一氏に、柳沢伯夫元厚労相の地元担当秘書だった増田享大氏が自民公認で加わる三つどもえで固まった。
 戸塚氏は連合静岡や市民活動の人脈が基礎票だが、現職の強みを発揮しきれているとはいえない。東堂氏は地盤の桜木地区を中心に後援会活動の始動が早く、背水の陣を強調して組織固めするものの、無党派層への浸透を課題とする。
 増田氏は出遅れ感があったが、出身の大須賀地区と秘書時代に担当した掛川地区の支援者を点から線、面にしようと、青壮年や女性への訴求も強めている。

袋井市・周智郡 <定数2> 2新人、無投票か
 在職20年以上のベテラン2氏が不出馬。新人2氏のほかに目立った動きはなく無投票の公算が大きい。自民公認の渡瀬典幸氏は奥之山隆氏の実質的後継。無所属山本貴史氏は袋井市議10年の経験を強調する。

御前崎市 <定数1> 再選目指す現職
 自民現職の薮田宏行氏が再選を目指す。御前崎港の整備・利用促進や教育環境の充実、産業活性化などを公約に掲げ、着実に基盤固めを図っている。ほかに立候補の動きはなく、無投票の公算が大きくなっている。

2268チバQ:2011/03/25(金) 23:39:09
http://www.at-s.com/news/detail/100010995.html
県議選の情勢(4)(3/17 08:38)

富士市<定数5> 5議席めぐり8人激戦
 前回と同じく現職5人に元職1人と新人2人が挑む候補者最多の激戦区。みんな新人を除く7人は前回と同じ顔触れで、前回同様に最後まで競り合う戦いになりそう。市町合併で旧富士川町が新たに選挙区に編入されたことで、混戦模様に拍車を掛ける。
 自民は元議長で8選を狙う遠藤栄氏と県連幹事長で5選を目指す植田徹氏の両ベテランが、後援会組織をフル稼働して2議席維持を図る。
 前回は無所属で戦った野沢洋氏が加わり、民主は複数候補を擁立。野沢氏は現職の実績を訴えて4選を狙う。桜町宏毅氏も連合静岡の支援を受けて再選を目指す。
 公明は前回トップ当選の早川育子氏が3選を目指す。党組織をまとめた上で広く浸透を図る。
 無所属で出馬する元職の菊池初彦氏は幅広い支持を訴えて返り咲きを狙う。同じく無所属新人の鈴木澄美氏も丁寧に支持層を広げる。前回は51票差に泣いただけに初当選へ執念を見せる。
 みんなは公募に応じたNPO事務局長下田良秀氏が挑む。若さを前面に出して街頭演説をこなす。

裾野市<定数1> 現職と新人の一騎打ち
 民主公認の現職に保守系新人が挑む一騎打ちとなりそう。
 民主は、昨年1月の補選で三つどもえの選挙戦を制し初当選した現職勝又喜久男氏の議席死守が大命題。党支持層や労組の支援を受け、若年層への支持拡大を目指す。
 自民は、議席奪還に向けて、早々に候補の一本化に成功し、鳥沢由克氏を推薦で擁立した。地元JAの支援を受け、農業者や高齢者の支持固めと市全域での票獲得を狙う。

富士宮市<定数2> 定数減の2議席に4人
 定数1減の2議席をめぐり、4人が立候補を予定している。自民と民主の現職に、共に無所属の新人2人が挑む構図になりそうだ。
 自民現職の吉川雄二氏は6回目の当選を目指す。専門分野の経済政策と福祉の充実を訴え、後援会組織を基盤に支持拡大を図る。民主現職の四本康久氏は子育て世代として、重点公約に教育や福祉を列挙。連合静岡の支援を受け、議席死守を狙う。
 元芝川町議の近藤千鶴氏は全域を細かく回り、知名度向上を図る。介護や子育て経験を踏まえ、生活者の視点を強調する。元銀行員の木内満氏は無党派層の浸透が鍵。財政健全化などを訴え、大票田の旧市内を中心に出遅れの挽回に努める。

御殿場市・駿東郡北部<定数2> 民主現職と2新人争う
 前回トップ当選だった自民・込山正秀氏が小山町長選に回り、3人が同氏の票を取り込み合う展開。
 民主党を離党した元市議石田英司氏は込山氏の一部支援者と連携。減税を掲げ無党派層に浸透を図る。民主公認で3期目を目指す池谷晴一氏は災害復旧など実績をアピールするが、一部支援者が切り崩され難しい戦い。自民公認の元市議和田篤夫氏は前回惜敗した若林洋平現御殿場市長の支援組織を固め、自衛隊OBなどにも支持を広げる。

2269チバQ:2011/03/25(金) 23:39:38
http://www.at-s.com/news/detail/100011304.html
県議選の情勢(5)(3/18 07:55)

沼津市<定数4> 自公現職3人に4新人
 自公の現職3人と民主現職の後継を含む新人4人の計7人が争う構図。前回より候補者が1人増えた上、新人も一定の知名度や組織力のある顔ぶれが並び激戦の様相。当確ライン周辺で僅差の数字が並ぶ可能性もある。
 自民は前回トップ当選で4選目を狙う県連総務会長杉山盛雄氏、6選目を目指す県連副会長多家一彦氏が後援会を駆使して議席維持を目指す。
 民主は急きょ出馬を取りやめた現職の後継に曳田卓氏が出馬するが出遅れ感は否めない。「民主議席死守」を至上命令に渡辺周衆院議員の後援会とフル稼働で、連合静岡との連携強化を図る。
 公明は4選を目指す蓮池章平氏が党組織を足掛かりに実績をアピールし、広く浸透を目指す。
 みんなの井口哲男氏は市議選の擁立候補と連携。治水対策など具体的な構想も掲げ、個人票と無党派層の両面から取り込みを狙う。
 無所属の加藤益久氏は県の鉄道高架事業に反対する住民グループの活動経験をもとに、沼津駅の橋上駅化をアピールする。
 共産は、1997年の県知事選に出馬した党県東部地区委員の板垣和子氏を擁立、原発や静岡空港への反対を訴える。

三島市<定数2> 現新4人が混戦模様 
 現職1人と新人3人で二つの議席を争う。昨年12月の三島市長選で落選した遠藤行洋氏が3月に入り、みんなの党公認での出馬を表明。ようやく戦いの構図が固まった。各政党の看板を背負った候補がそろい、混戦模様となっている。
 自民は議席独占を目指し、現職宮沢正美氏を公認、新人甲斐幸博氏を推薦候補とした。宮沢氏は農協や商議所など各種団体の推薦を取り付け、甲斐氏は地元徳倉地区を軸に支持拡大を図る。
 1月まで細野豪志衆院議員の政策秘書だった蔵野雅章氏は、民主支援層や労組への浸透を図る。遠藤氏は街頭戦術を中心に行い、民主、自民の批判票の取り込みを狙う。

田方郡<定数1> 1議席めぐり4人争う
  民主の現職に自民系とみんなの新人2人、無所属の元職1人が挑み、激戦となっている。
 昨年3月の補選で無投票当選した吉田有弘氏は、川勝県政とのパイプを前面に出し、議席維持に懸命。函南町役場職員を辞して出馬する仁科喜世志氏は、小・中・高の地元同窓生を軸に浸透を図る。自民の推薦も取り付けた。
 泉明寺みずほ氏は街頭演説を中心に、浮動票の取り込みを狙う。千石貞幸氏は町長選出馬で高まった知名度を生かし、町議、県議の経験を強調して支援拡大に努める。

駿東郡南部<定数1> 民主現職と自民新顔
 民主現職に自民新人が挑む一騎打ちの様相。
 高田泰久氏は現職の強みを生かし、農協や商工会のほか地元企業を中心に、組織固めに努める。自民公認の浅倉茂紀氏は2003年の県議選で初当選したが、その後の最高裁決定で当選無効に。再起を狙う今回は、地元医師会などの推薦を取り付け、民主の批判票や浮動票の取り込みを目指す。

2270チバQ:2011/03/25(金) 23:40:14
http://www.at-s.com/news/detail/100011839.html
県議選の情勢(6)(3/19 09:03)

伊豆の国市<定数1> 自民現職に新人挑む
 現職と新人の一騎打ちになりそうだが、東日本大震災の影響で両陣営とも決起大会を中止し、盛り上がりには欠ける。
 3選を目指す自民現職の小野登志子氏は女性や政党の色を前面に出し、業界団体やJAなどの支援を受けた組織戦を展開する。各種団体の会合にも積極的に顔を出し、実績をアピールする。
 県議選は初めての前市議会議長土屋源由氏は推薦を受けた民主支持者の一部や同級生らが精力的に動き、各地でミニ集会を重ねる。現職批判票も取り込み、追い上げを見せる。

下田市・賀茂郡<定数1> 定数減、民自一騎打ち
 定数は2から1に。これまで2議席を分け合ってきた民主、自民のベテラン現職同士の一騎打ちとなる見込み。前回、前々回は無投票で、両陣営にとっては12年ぶりの厳しい選挙戦となりそうだ。
 民主の鳥沢富雄氏は、地元の東伊豆町を中心に賀茂地域全域をくまなく歩き回り、支持を広げる。下田市でも浸透を図る。
 県議会議長も務めた自民の森竹治郎氏は企業などで集会を多数開き、実績を強調する。地元の下田市で足場固めを急ぐ。
 両陣営は大票田の下田を“決戦の場”と捉え、議席を激しく争う。

伊東市<定数1> 民主現職と自民元職
 民主現職の中田次城氏と自民元職の小野達也氏の3度目の一騎打ちとなる公算が大きい。両氏とも市内全域に後援会を立ち上げ、組織力はほぼ互角。無党派層の票を取り合う激しい選挙戦となりそうだ。
 連合静岡の推薦を受けた中田氏は「市民党の精神」を強調。川勝平太知事と連携して、1期目から取り組んできたスコリア採取問題の検証や地デジ放送の難視聴対策、ドクターヘリの夜間飛行の実現などを目指す。
 小野氏は地方議員選挙では異例ともいえる公明党の推薦を得た。佃弘巳伊東市長との政策調整を徹底し、第1次産業と観光の連動による経済活性化や交通網のインフラ整備などを公約に掲げる。

熱海市<定数1> 自民擁立断念へ
 民主公認の現職橋本一実氏が出馬を表明しているが、現時点でほかに立候補の動きがない。自民党は複数の市議に出馬を説得する傍ら、他選挙区の現職県議のくら替えや公募などを検討してきたが、「時間切れ」で擁立見送りのムード。無投票の公算が高まっている。

伊豆市<定数1> 6選目指す現職
 立候補の表明は自民の現職1人だけで無投票の可能性が高まっている。
 6選を狙う石橋康弘氏は各地の会合などに顔を出し支持固めに動く。県議会閉会日の10日に決起大会を開き、支持者の引き締めも図った。
 自民、民主の両支持層が対立候補の擁立を目指したが、自民系は断念。民主系の一部になお擁立論がくすぶるが、厳しいとの見方が広がる。

2271チバQ:2011/03/25(金) 23:40:50
http://www.at-s.com/news/detail/100012083.html
県議選の情勢(7)(3/20 07:32)

浜松市中区<定数4> 定数減、5人の少数激戦
 今回から定数が1削減される。現職4人と新人1人が4議席を争う少数激戦区。前回トップ当選した公明現職の阿部時久氏が引退を決めたため、その支持者の動向が得票順位に影響を与えそう。
 民主は地区分けで現職の2議席死守を目指す。岡本護氏は支持基盤の労組や業界団体を中心に支持を拡大。藤田寛氏も労組などの支援を軸に浸透を図る。ともに地元に足を運び、実績を訴える。
 自民現職の竹内良訓氏は中小企業などを細かくまわり、保守層をまとめる。政権党の批判票の受け皿も目指す。
 共産は浜松市長選への候補者擁立を見送り、県議・市議選に集中する作戦。新人の平賀高成氏は市議候補とともに票の掘り起こしを図る。
 無所属の現職大岡敏孝氏は街頭などで実績をアピールし、無党派層への食い込みに力を注ぐ。

浜松市東区<定数2> 民、自現職に新人挑む
 民主、自民の現職2人にみんな推薦の無所属の新人1人が挑み、前回同様3人が争う。
 民主現職・源馬謙太郎氏は前回、初挑戦ながらトップ当選を果たした。現政権の支持率低下が逆風だが、細かく地域を回って現職の実績をアピールし、2期目を目指す。自民県連会長を務める塩谷立衆院議員の元秘書の経験も持つ自民現職・中沢公彦氏は地元の全自治会連合の推薦を取り付け、自民支持層に加え、反民主層への食い込みを図る。
 無所属新人・大石哲司氏は昨年12月に浜松市総務部参事を辞職。30年以上の行政経験を武器に、地域への浸透をどれだけ図れるかが鍵となりそう。

浜松市南区<定数2> 民主公認交代劇で混戦
 5選を目指す自民現職の小楠和男氏に新人2人が挑む構図。民主公認から土壇場で公認を返上し無所属からの出馬に切り替えた中川智三郎氏と、同党が中川氏の代わりに急きょ擁立した田形誠氏の新人同士による因縁対決も注目だ。
 民主は新しい候補者の選定作業が難航したが、衆院議員秘書だった田形氏を“刺客”として擁立した。民主の地元衆院議員らの支援を受けながら自治会などを回り、民主支持層への浸透を急いで出遅れの挽回に懸命。
 中川氏は会社経営の経験をアピールし、観光振興などを唱える。民、自二大政党に不満を持つ無党派層の取り込みを狙う。
 小楠氏は防災整備や次世代の人材育成などを掲げる。現職の強みを生かし、保守層を中心に着々と支持拡大を図る。

浜松市天竜区<定数1> 4連続無投票か
 自民現職の中谷多加二氏が5選を目指す。対抗馬の擁立を模索する動きが一時見られたが、4回連続の無投票になる公算が大きい。中谷氏は後援会組織を強化。林業活性化や高齢者支援を訴え、北遠の各地域で支持拡大を図る。

2272チバQ:2011/03/25(金) 23:41:33
http://www.at-s.com/news/detail/100012678.html
県議選の情勢(8・完)(3/22 09:25)

浜松市北区 <定数2> 現職2人に新顔が挑む
 民主推薦で無所属の野沢義雄氏と自民・鈴木利幸氏の現職2人に、元高校教諭の無所属新人寺岡勝治氏が挑む構図。若手新人がどこまで票を伸ばせるか注目が集まる。
 連合静岡の支援を受ける野沢氏は4期の経験を強調し、地盤の旧引佐郡を中心に支持固めを図る。自民県連政調会長を務め、4期目を狙う鈴木氏も地元の党支部や農協関係の組織を固める。
 寺岡氏は地元企業の支援を受けるものの、知名度はいまひとつ。教育改革や地域振興を公約に掲げて支持拡大を目指す。

浜松市西区 <定数2> 三つどもえの激戦区
 6期務めた浜井卓男氏が引退表明し、自民現職1人に、みんな公認と民主推薦の無所属新人の2人が挑む。無投票だった前回選から一転し、三つどもえの激しい選挙戦となりそう。
 自民の鈴木洋佑氏は票田の地元篠原を中心に広く地域をまわる。市議候補とも連携し、保守層の支持固めを狙う。
 みんなの鈴木かおる氏は無党派層や女性票の取り込みを図る。西区出身で党支部長の河合純一氏の知名度も期待する。
 浜松市議からくら替えの無所属田口章氏は地元有力企業労組の組織内候補。民主推薦で連合静岡の支援を受けるほか、地元を中心に票の上積みを目指す。

浜松市浜北区 <定数2> 民、自現職に元職再挑戦
 前回と同じ顔ぶれで、民主、自民の現職2人に無所属の元職が再挑戦し、激しい戦い。
 民主の阿部卓也氏は地盤の区北部地域をこまめに歩き、政党色よりも川勝平太知事との距離の近さを打ち出して支持を訴える。経済界への支持拡大も狙う。
 5選を狙う自民の渥美泰一氏は区東部地区を中心に保守層の支持固めを図る。自民市議と連携して各地の集会などを回り、経済界や公明党の支持も期待する。
 無所属の平野善巳氏は平口地区を地盤に、浜北商工会や新たに立ち上げた中小企業の経営者グループを活用して支持を広げる。浜名高や浜名中の同窓会へ浸透を図る。

湖西市 <定数1> 新人2人が激しい戦い
 連続8期務めた現職が今回は不出馬を表明し、12年ぶりに選挙戦へと突入する公算となった。無所属の新人2人による激しい一騎打ちになりそうだ。
 中野良之氏は元衆院議員の秘書を務めた経歴があり、特に地方分権や道州制に詳しい。出身地の旧新居町や市北部などで保守層を中心に取り込みを図っている。東日本大震災後は地域の防災対策の見直しも掲げる。
 連合からの推薦を受けた田内浩之氏は政治未経験者ながら、若さを前面にアピールする。労働組合のほか、大票田の鷲津、新所原地区などの無党派層にも支持を求め、子育て世代として福祉や医療の充実を訴える。

2273チバQ:2011/03/27(日) 11:58:15
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110323-00000146-mailo-l15
’11統一選:県議選の情勢/上 /新潟
毎日新聞 3月23日(水)13時17分配信

 統一地方選の第1ラウンドとなる県議選(定数53)と新潟市議選(同56)の告示が4月1日に迫った。投開票は同10日。県議選の選挙区数は村上市と岩船郡が統合されたため、28から1減の27となる。22日現在、立候補を予定しているのは現職46人、元職5人、新人21人の計72人。各選挙区の情勢を紹介する。【小川直樹】
 ◇5党の公認が激突−−新潟市中央区
 ◇民主現職、自民新人ら混戦に−−西区
 ■新潟市北区
 自民は県議5期務めた三林碩郎氏が引退し、新潟市議を2期務めた青柳氏を擁立。民主は再選を目指す石塚氏が立候補予定。今のところ、出馬の動きはこの2人にとどまる。
 ■東区
 自民の渡辺氏は党県副会長、民主の市川氏は県議団代表をそれぞれ務めるベテラン。両氏に対し、共産は新潟市議を9期36年務めた渋谷氏を立て、市議選と連動し議席獲得を目指す。
 ■中央区
 県都の中心部とあって、主要政党の公認候補が激突する注目区。自民は前回公募で出て初当選した小島氏が議席維持を狙う。公明は今回の県議選唯一の候補として県代表の志田氏を同区で擁立し、1議席維持に全力を投入する。
 民主は体調不良で10年11月に引退した進直一郎氏の後継として、新潟市議を1期務めた上杉氏を立てる。社民は前回落選した県代表の桝口氏が雪辱を目指す。共産は補選も含め県議選挑戦3回目となる党県委員の町田氏を擁立する。
 ■江南区
 自民の佐藤氏のほかに出馬の動きはなく、前回に続き無投票になる公算が大きい。
 ■秋葉区
 自民の小林氏、民主の内山氏の現職2人に対し、みんなの党公認を得た中野氏が挑む。中野氏は元田上町議だが、出身地の旧新津市を中心に支持拡大を狙う。
 ■南区
 前県議の吉沢真澄氏の死去に伴い、10年7月に行われた県議補選で無投票で初当選した元市議の金子氏が立候補を予定。ほかに出馬の動きはない。
 ■西区
 自民は10年に参院議員に転じた中原八一氏の後継として、元新潟青年会議所理事長の高橋氏を擁立。「中原票」の取り込みを狙う。民主は大渕氏が3選を目指し、無所属のベテラン・青木氏は5選を目指す。前回落選した元予備校講師の斎藤氏は社民の推薦を得た。NPO法人理事を務める野口氏は04年県議補選、07年の前回に続く挑戦で、今回はみんなの党の公認を得て挑む。
 ■西蒲区
 自民の元巻町長、佐藤氏のほか出馬の動きはなく、無投票になる公算が大きい。
………………………………………………………………………………………………………
 ◆立候補予定者◆
 【新潟市北区】=定数2−2
青柳正司 55 自新
石塚健  39 民現(1)
 【東区】=定数2−3
渡辺惇夫 72 自現(6)
市川政広 57 民現(4)
渋谷明治 72 共新
 【中央区】=定数3−5
小島隆  63 自現(1)
上杉知之 42 民新
志田邦男 61 公現(4)
町田明広 46 共新
桝口敏行 57 社元(3)
 【江南区】=定数1−1
佐藤純 41 自現(2)
 【秋葉区】=定数2−3
小林一大 37 自現(1)
内山五郎 67 民現(2)
中野和美 48 み新
 【南区】=定数1−1
金子恵美 33 無現(1)
 【西区】=定数3−5
高橋直揮  40 自新
大渕健   38 民現(2)
野口よそ美 56 み新
青木太一郎 72 無現(4)
斎藤喜和  37 無元(1)
 【西蒲区】=定数1−1
佐藤莞爾 63 自現(3)
 ※氏名、年齢(投票日の4月10日現在)、党派、現元新、当選回数。自=自民、民=民主、公=公明、共=共産、社=社民、み=みんなの党、無=無所属。県議会の勢力順。敬称略

3月23日朝刊

2274チバQ:2011/03/27(日) 11:58:38
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110325-00000154-mailo-l15
’11統一選:県議選の情勢/中 /新潟
毎日新聞 3月25日(金)13時21分配信

 ◇民主、公認擁立を断念−−三条市
 ◇事実上の「民・自対決」−−小千谷市
 ■長岡市三島郡
 自民は県連会長の星野氏、同政調会長の柄沢氏の両ベテランと、当選2回の西川氏が議席維持を狙う。民主は10年11月の小千谷市長選に出馬するため県議を辞職した佐藤信幸前県連幹事長の後継として、新人の板橋氏を擁立。板橋氏は地元出身ではない「落下傘候補」だが、県内選出の国会議員のあと押しを期待する。竹島氏は共産唯一の現職。前回落選した社民の長部氏は議席奪回を目指す。松川氏は前回と同様、青木太一郎氏(新潟市西区)、佐藤浩雄氏(新発田市北蒲原郡)とともに「無所属の会」から出馬する。
 ■三条市
 自民は再選を目指す佐藤氏を公認し、無所属の坂田氏を推薦する。民主は3期務めた県連幹事長の竹山昭二氏が健康上の理由で引退を表明し、後継となる党公認候補の人選を進めたが、結局断念。この間、渡辺秀央元参院議員の秘書を務めた元市議の原氏が出馬を表明した。民主は原氏を推薦しないが、竹山氏の後援者らが原氏の支持に回るとみられる。
 ■柏崎市刈羽郡
 自民現職の三富氏、東山氏のほかに立候補の動きはなく、無投票になる公算が大きい。
 ■小千谷市
 現職の長谷川氏、新人の宮崎氏とも無所属で立候補するが、長谷川氏は民主、社民から推薦を、宮崎氏は自民から推薦を得た。事実上の「民・自対決」の構図となる。
 ■十日町市中魚沼郡
 自民現職の村松氏、尾身氏のほか、元市議の樋口氏が22日に出馬を表明し、選挙戦になる見通し。
 ■見附市
 今のところ自民現職の早川氏だけが立候補を予定。
 ■魚沼市
 再選を目指す自民現職の皆川氏のほかに出馬の動きはない。
 ■南魚沼市南魚沼郡
 自民の斎藤氏、無所属の若月氏が立候補を予定。前回同様、無投票になる公算が大きい。
 ■佐渡市
 自民の中野氏、無所属の中川氏が立候補を予定。さらに、県営佐渡空港の滑走路延伸問題を巡り、地元住民の意見を計画に反映させるパブリック・インボルブメント(PI)を実施すべきかで、自民系市議と中野氏の対立が表面化。市議らの後押しを受けた佐藤氏が立候補する。【小川直樹】
………………………………………………………………………………………………………
 ◆立候補予定者◆
 【長岡市三島郡】(定数6−7)
星野伊佐夫 71 自現(9)
柄沢正三  56 自現(4)
西川洋吉  70 自現(2)
板橋卓也  27 民新
松川キヌヨ 67 諸現(3)
竹島良子  61 共現(1)
長部登   62 社元(2)
 【三条市】(定数2−3)
佐藤卓之 46 自現(1)
坂田光子 56 無新
原茂之  57 無新
 【柏崎市刈羽郡】(定数2−2)
三富佳一 72 自現(8)
東山英機 66 自現(7)
 【小千谷市】(定数1−2)
長谷川きよ 62 無現(1)
宮崎悦男  44 無新
 【十日町市中魚沼郡】(定数2−3)
村松二郎 56 自現(5)
尾身孝昭 58 自現(4)
樋口利明 56 無新
 【見附市】(定数1−1)
早川吉秀 70 自現(4)
 【魚沼市】(定数1−1)
皆川雄二 43 自現(1)
 【南魚沼市南魚沼郡】(定数2−2)
斎藤隆景 67 自現(3)
若月仁  52 無現(1)
 【佐渡市】(定数2−3)
中野洸   69 自現(4)
中川カヨ子 64 無現(2)
佐藤久雄  63 無新
 ※氏名、年齢(投票日の4月10日現在)、党派、現元新、当選回数。自=自民、民=民主、共=共産、社=社民、諸=諸派、無=無所属。県議会の勢力順。敬称略

3月25日朝刊

2275チバQ:2011/03/27(日) 11:59:05
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110326-00000153-mailo-l15
’11統一選:県議選の情勢/下 /新潟
毎日新聞 3月26日(土)13時13分配信

 ◇9人がしのぎ削る−−上越
 ◇2現職に元職、新人挑む−−五泉・東蒲原
 ■上越市
 定数5に9人が立候補を予定している最大の激戦区で、公明を除く主要政党の候補予定者がしのぎを削る。自民が現職の小林、市村、楡井の3氏を公認し、矢野氏を推薦。民主は現職の梅谷氏を公認、元市議の滝沢氏を推薦し、県内で唯一、複数の候補者を立てる。小山氏は社民唯一の現職で、現有議席の確保に力を入れる。共産は党地区委員長の伊藤氏を擁立。みんなの党は元市議の近藤氏を立てる。
 ■糸魚川市
 副議長の小川氏のほかに立候補の動きはない。
 ■妙高市
 立候補の準備を進めているのは無所属現職の横尾氏だけで、無投票になる見通し。
 ■新発田市北蒲原郡
 自民は現職の石井、岩村両氏が立候補を予定。10年11月の新発田市長選に立候補し落選した佐藤氏は県議への返り咲きを狙い、「無所属の会」から立候補する。ほかにも無所属新人が立候補の動きをみせており、選挙戦になる可能性も。
 ■加茂市南蒲原郡
 4選を目指す自民の金谷氏に対し、市議の大平氏が挑む。
 ■村上市岩船郡
 今回から村上市と岩船郡の選挙区が統合される。議長を務める自民の小野氏は岩船を、無所属の片野氏は村上をそれぞれ地盤とし、これに市議の姫路氏が挑む形で、選挙戦になる見通し。
 ■燕市西蒲原郡
 自民は県議を6期務めた県連幹事長の長津光三郎氏が引退。公認候補は立てず、推薦候補の桜井氏の議席維持に絞る。民主は鷲尾英一郎衆院議員(新潟2区)の秘書を務めた高倉氏が前回に続いて立候補。この2人のほかに出馬の動きはない。
 ■五泉市東蒲原郡
 阿賀町を基盤とする自民・沢野氏と、五泉市を基盤とする民主・宮崎氏の現職2人に対し、返り咲きを狙う小島氏と、元市議の阿部氏が挑む。
 ■阿賀野市
 元議長の帆苅氏のほかに立候補の動きはない。
 ■胎内市
 冨樫氏のほかに立候補の動きはなく、無投票になる公算が大きい。【小川直樹】
………………………………………………………………………………………………………
 ◆立候補予定者◆
 【上越市】(定数5−9)
小林林一 66 自現(2)
市村孝一 49 自現(1)
楡井辰雄 59 自現(1)
梅谷守  37 民現(1)
伊藤誠  36 共新
小山芳元 63 社現(4)
近藤彰治 60 み新
矢野学  70 無新
滝沢一成 54 無新
 【糸魚川市】(定数1−1)
小川和雄 74 自現(4)
 【妙高市】(定数1−1)
横尾幸秀 65 無現(1)
 【新発田市北蒲原郡】(定数3−3)
石井修  63 自現(7)
岩村良一 49 自現(3)
佐藤浩雄 66 諸元(3)
 【加茂市南蒲原郡】(定数1−2)
金谷国彦 75 自現(3)
大平一貴 38 無新
 【村上市岩船郡】(定数2−3)
小野峯生 58 自現(5)
片野猛  60 無現(2)
姫路敏  50 無新
 【燕市西蒲原郡】(定数2−2)
高倉栄  39 民新
桜井甚一 58 無現(2)
 【五泉市東蒲原郡】(定数2−4)
沢野修  61 自現(3)
宮崎増次 60 民現(3)
小島義徳 51 無元(1)
阿部周夫 46 無新
 【阿賀野市】(定数1−1)
帆苅謙治 62 自現(5)
 【胎内市】(定数1−1)
冨樫一成 40 自現(1)
 ※氏名、年齢(投票日の4月10日現在)、公認政党、現職・元職・新人の別、かっこ数字は当選回数。自=自民、民=民主、共=共産、社=社民、み=みんなの党、諸=諸派、無=無所属。県議会の勢力順。敬称略

3月26日朝刊

2276チバQ:2011/03/27(日) 12:04:18
下がないけど
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/feature/fukui1300628525071_02/news/20110320-OYT8T00670.htm
統一選 2011 福井 第3部 県政課題
<上>原発 不安広がる

福島の事故 問われる原子力政策


福島第一原発1号機の建屋が爆発後、情報収集に追われる原安課職員ら(12日午後5時59分、県庁で) 東日本巨大地震翌日の12日午後3時すぎ、東京電力福島第一原発1号機の爆発事故で建屋が吹き飛んだ映像に、県原子力安全対策課の職員らは言葉を失った。情報収集を試みるが「福島県の放射線量のデータが更新されない」「ここではわからない」とみるみる表情が緊迫していく。3号機の爆発、4号機の火災、放射線漏えい、周辺住民の避難――。その後も、泊まり込みで情報収集を続ける同課職員は「仕方ない、こんな大変な事態なんだから」と険しい表情で語った。

 相次ぐ「想定外」の事故は、国際原子力事象評価尺度(INES)で、米・スリーマイル島原発事故と同じ「レベル5」の暫定評価も出た。国と東京電力の後手後手の対応に県民の不安は募る一方だ。関西電力の原発4基を抱えるおおい町の時岡忍町長は15日、報道陣に「日本の原子力政策の信頼を失うような事態だ」と言及、関電が2015年度までに開始を計画している大飯原発プルサーマル発電について「議論は時期尚早」と強調した。来年3月に着工予定の日本原子力発電敦賀原発3、4号機(敦賀市明神町)も、国の安全審査の長期化が避けられず、着工延期が濃厚だ。原発スケジュールへの影響は避けられそうもない。

 しかし、県には、原発立地自治体などに支給される「電源3法交付金」が2009年度は203億円で、1974年の制度創設以来、累計で3245億7626万円。半分が市町村に交付され、地元振興の施設などが整備されてきた。県内の1月の有効求人倍率が1・03倍と全国で唯一1倍を超えている。その雇用を支えるのは、嶺南を中心とする原発関連企業。原子力発電関連の集積を生かして研究開発や人材育成などを拠点化する事業は、今や、県の活性化計画の大きな柱となっている。

 24日告示の知事選に立候補を表明している現職の西川一誠氏は、国や電力会社に安全対策の強化を求める一方、17日に行ったマニフェストの記者会見では、報道陣に「原子力政策について考えが変わったことは」と問われ、「あります。あらゆることで」「今後の事故の経緯と対応を見極めたい」などと答え、慎重な姿勢を示している。

 共産党新人の宇野邦弘氏は、18日に公表したマニフェストで「『40年超運転』の敦賀1号、美浜1号などの老朽原発は運転中止」を盛り込んだ。事故前に出馬表明した時点では「老朽原発の安全点検を」としていた主張を一気に強め、「脱原発依存」をさらに強調するようになった。



 知事選の争点として急浮上した原発問題や、橋下大阪府知事による「敦賀以西」の米原ルート発言で注目される北陸新幹線の県内延伸問題など県政の課題を探る。(畑本明義)

(2011年3月21日 読売新聞)

2277チバQ:2011/03/27(日) 12:04:49
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/feature/fukui1300628525071_02/news/20110321-OYT8T00708.htm
統一選 2011 福井 第3部 県政課題
<中>新幹線「白紙」練り直し
知事選出馬予定2氏で賛否 県民に判断材料提示を


北陸新幹線の県内延伸に向けて2009年2月に建設された福井駅部(左手前)(JR福井駅で、本社機から)  〈2014年問題〉が今年に入り、県庁で頻繁に語られ始めた。北陸新幹線が14年度末に金沢まで開通すれば、人の流れも富山、石川で止まりかねない。北陸3県で経済格差が生じることを、福井側で懸念した言葉だ。

 「マイナス面はプラスに変えていく必要がある」

 1月4日に行われた知事の定例記者会見で、無所属現職の西川一誠氏は「これから数年の対応が重要だ」とも強調し、金沢開業に伴うJR在来線や小松空港の路線減など、2014年問題が県内に与える影響を検証する検討組織を設立させた。

 西川氏が昨年、高速増殖炉「もんじゅ」運転再開の容認と引き換えに認可着工を求めた〈もんじゅカード〉は効果がなく、11年度政府予算案に北陸新幹線の県内延伸分は計上されなかった。民主系県議らが離党の可能性を覚悟で乗り込んだ民主党本部への要望も空振りに終わるなど、県議会や経済界などと一体となって要求してきた新幹線の県内延伸は白紙に戻り、戦略の練り直しが求められている。

      ◇

 「話し合いに乗らない手はない」

 県内に地盤がある同党の笹木竜三・文部科学副大臣は3月5日、福井市内で記者会見し、新幹線について「敦賀から大阪までのルートを示せば、延伸実現に向けてスピードアップを図れる」との見方を示した。世論に影響がある橋下大阪府知事が昨年から提唱する「米原ルート」論を、行き詰まった新幹線延伸への打開策として期待する声は、県議会からも上がっている。

 だが、西川氏は慎重だ。敦賀以西のルートは、国の整備計画で「若狭ルート」と閣議決定され、2月15日の定例会見では「関西から声を上げてもらうのは大きな力になる」と歓迎したが「若狭ルートの県民合意をどうするか。今の段階で議論できない。ルートを決めるのは国の仕事」と述べた。

 国交省が現在、「若狭」「湖西」「米原」を通る3ルートの事業費などを比較検討中で3月中にもまとまる調査結果次第で、議論が進む可能性も残されている。

       ◇

 知事選に立候補予定の現職と新人は、新幹線の県内延伸を巡って賛否が分かれている。西川氏は「敦賀までの認可・着工を国家プロジェクトとして実現」「北陸と関西のつながりを強くし、大阪・東京間の完結を国に強く働きかける」と推進を訴え、共産党新人の宇野邦弘氏は「在来線の見直しや運賃値上げなどデメリットがある」「地元負担が大きい」と計画中止を求める。

 だが、いずれも、県内延伸の打開策や新幹線不要を想定した町づくりの展望などを十分に示しているとは言い難い。選挙戦では県民の判断材料となる政策を分かりやすく示すことが求められている。(畑本明義)

(2011年3月22日 読売新聞)

2278チバQ:2011/03/27(日) 12:14:03
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagano/news/20110326-OYT8T00770.htm
減税日本、県議選に参入




上伊那で公認、上田で推薦

 4月1日告示、同10日投開票の県議選で、地域政党「減税日本」代表の河村たかし・名古屋市長は26日、松本市内で記者会見し、上伊那郡区(定数2)から無所属で立候補を表明していた、寺平秀行氏(36)を公認候補とすると発表した。上田市・小県郡区(定数4)で立候補予定のトライアル信州代表の島田基正氏(65)は推薦とする。県内での公認・推薦は初めて。

 河村市長は統一地方選後半に行われる松本市議選、茅野市議選、豊丘村議選にも公認候補を各1人擁立することを明らかにした。河村市長は「長野県は、個性派そろいで、一本筋が通っている。頑固な人間じゃないと減税は言えないから、長野県はふさわしいと思う」と抱負を述べた。東日本巨大地震を受け、一部で増税論も出ているが、「こういう時にこそ減税をして、民間経済を元気にする必要がある」と持論を展開した。

 減税日本関係者は、各地の県議選の立候補手続き説明会に出席しており動向が注目されていた。市民税10%減税や市議報酬半減などを掲げ、名古屋市議選で躍進した減税日本の参戦は、大震災下で低調気味だった議員報酬削減や議会改革などの議論を再燃させる可能性もある。ただ、県議選の公認・推薦がすでに立候補を表明していた予定者にとどまったことから、各党の反応は冷静だ。

 民主党県連幹部は「長野県は地方交付税をもらう立場。減税は有権者の理解を得られない。影響はない」と分析。自民党県連幹部も「我が党の選挙活動には全く影響はない。長野県では浸透しないのではないか」と受け止める。

 公明党県本部幹部は「あれだけの注目を浴びたのだから、一定の影響はあるだろう」と警戒しながらも、「震災から日本全体が復興に向かっていく中、減税の主張だけでやっていけるのか」と疑問を呈した。

 上伊那郡区から立候補予定の現職は「影響は分からないが、地元では減税日本をよく知っている人は多くはないだろう」と話した。

(2011年3月27日 読売新聞)

2279チバQ:2011/03/27(日) 14:44:45
http://mainichi.jp/area/gifu/news/20110320ddlk21010053000c.html
声は届くか:’11統一地方選・岐阜/1 県議選 /岐阜
 ◇2大政党から選択、実現せず
 民主党県連は5日、岐阜市内で県連大会を開いた。ひな壇に並んだのは統一地方選の立候補予定者。代表の園田康博衆院議員は「全員当選で、議会での勢力を拡大する」と気勢を上げたが、県議選の公認・推薦候補は11人。全員が当選しても定数46の県議会の過半数には遠く及ばない。

 保守支持層が厚く、「自民王国」と呼ばれた岐阜。国政では与党の民主党も、県議会の民主系会派の所属議員は8人しかいない。勢力拡大を目指し昨夏には自民系県議が議席を独占する中津川市や揖斐郡選挙区での公認候補擁立を早々と決めた。

 だが、菅直人内閣の支持率が下がり続け、動きは鈍った。さらに今年1月、民主推薦で海津市選挙区に立候補予定だった海津市議が出馬を取りやめた。この市議は「『中央がごたごたしているのに、勝てるのか』と支援者から指摘された」と、国政の影響を認めた。

 3月には、元県議で比例東海ブロック選出の笠原多見子衆院議員が衆院の党会派離脱を表明。5日の県連大会では「コップの中の争いをしている場合か」「党への裏切りだ」などと、笠原氏や党への批判が相次いだ。現職県議の一人は「これ以上の擁立はもう無理だろう。政権与党として、選択の機会を有権者に提供することすらできなかった」と悔やむ。

 対する自民党県連は現職を中心に32人を公認済みだ。一部選挙区では激戦も予想されるが、1人区を中心に無投票の公算が大きい選挙区が多く、県議会で引き続き最大勢力を保つのはほぼ確実だ。ただ、県連関係者は「無投票が計算できるため、公認は現職優先になった。組織内で競争し、成長する機会が失われた」と“不戦勝”の弊害を指摘する。

 何よりも無投票とは、有権者の選択の機会が失われることに他ならない。だが、県内では19日現在、27選挙区のうち過去最多の17選挙区が無投票になろうとしている。その一つの海津市選挙区では、99年を最後に無投票が続く(補選を除く)。同市の歯科技工士、栗田広行さん(60)は「どの選挙も公約を聞き、必ず投票に行くようにしている。県議選も今回は選挙になると思ったのに、投票の機会がなくなりそうで残念だ」と嘆く。

  ×   ×

 4月1日告示、10日投開票の県議選を皮切りに、4年に一度の統一地方選が始まる。前回から4年の間に政権が交代し、全国各地で首長と議会の対立が起き、地方政党の台頭が進んだ。首長や議員の役割を見直す動きが進む中、岐阜の統一地方選で、有権者の声は届くのだろうか。県内各地で実情を探った。=つづく

==============

 ◇メモ
 19日現在、県議選の27選挙区中17選挙区は無投票の見込み。前回(07年)の無投票は8選挙区のみで、このままだと倍増し、過去最多だった91年の16選挙区を上回る。政党別にみると、自民が32人を公認。民主は11人を公認・推薦。共産は3人公認で勢力拡大を狙い、公明は現状維持を目指し2人を公認した。

2280チバQ:2011/03/27(日) 14:45:15
http://mainichi.jp/area/gifu/news/20110321ddlk21010097000c.html
声は届くか:’11統一地方選・岐阜/2 名古屋から風 /岐阜
 ◇政策集団、勢力拡大目指す
 「今回の市議選には能動的にかかわっていきたい」。岐阜市の細江茂光市長は1月の年頭会見でこう宣言し、新年の抱負に「改」の字を挙げた。

 そして統一地方選を控えた3月11日、親市長派とされる各会派の市議11人が政策集団「岐阜改の会」の設立を発表した。会見でメンバーは、市長が以前から主張する常設型住民投票条例制定などの政策を訴えた。市長も「応援団長」として同席し、「市政改革に向けた政策集団だ。メンバー全員の当選を望んでいる」と述べた。

 細江市長は「全国各地に政策集団や『減税日本』のような地域政党ができている」とも述べた。地域政党「減税日本」を作り、対立を重ねた市議会に擁立候補を送り込んだ名古屋市の河村たかし市長の手法を念頭に置いているようにも聞こえた。

 細江市長も議会との関係に苦しんできた。08〜09年には、市立岐阜商業高校の学校法人立命館への移管を目指したが、市議会を二分して争った結果、敗れて白紙撤回。昨年は、「常設型住民投票条例制定に向けた研究費」を盛り込んだ補正予算案を提出したが、関連予算分を削った修正案を可決された。

 「能動的に」動く背景には、こうした議会情勢がある。「改の会」は統一地方選で、選挙公報に共通のロゴを入れ、会のメンバーであることを前面に出し、勢力拡大を目指す。ただ、会に参加しなかった市議からは「親市長、反市長で色分けすれば、対立感情が深まるだけ」と、その手法を疑問視する声も聞かれる。

  ×  ×

 議員報酬の削減を訴えた河村氏のように、議会改革を掲げる立候補予定者が多いのも今回の統一地方選の特徴だ。

 「議員の定数削減は当然の流れ。県議会でも、定数46の4分の1は削減できる」と県議選で東濃地方から立候補予定の新人は言い切った。別の新人候補予定者は「ハコモノ行政を議会がチェックしてこなかったことが今の財政難の一因だ」と指摘し、議会基本条例の制定などを訴える。

 名古屋から吹く風が起こすのは議会批判の高まりだけではない。20日夜、県議選の候補予定者が減税日本の推薦を受けたと発表した。名古屋市議選で大勝して以来、政党関係者が警戒していたことが現実になったのだ。

 ある現職県議はこうもらす。「河村さんと一緒に写ったポスターを張れば、誰が出ても当選してしまうかも。減税日本の擁立は想定しているが、そうなった場合に勝つということが想定できないんだ」=つづく

2281チバQ:2011/03/27(日) 14:45:43
http://mainichi.jp/area/gifu/news/20110322ddlk21010071000c.html
声は届くか:’11統一地方選・岐阜/3 合併のしこり /岐阜

大垣市と合併した旧上石津町役場前に残る記念モニュメント。記念植樹された大垣市の木・クスノキ(左)は5年で少し成長した=2011年3月20日撮影 ◇選挙区に悩み、答え出ず
 「かつては100歳になると100万円もらえた祝い金が無くなった。村が所有していたバスも自由に使えなくなった」。05年、旧関市と五つの町村が合併して生まれた関市で、旧村を地盤とする市議は、こう住民の不満を代弁する。「市営住宅の家賃は旧関市に合わせたために高くなった。土地の値段が違うのにおかしい」とも。

 関市は今回の市議選で、旧町村の地域をそのまま選挙区とする小選挙区制を維持する。市議会は、選挙区と定数に関する特別委員会を設置して議論してきたが、旧町村出身の市議らが半数を占める最大会派が押し切った。

 平成の大合併で市町村合併が進んだ後だった前回統一選では、県内では4市が暫定的に小選挙区制を採用した。だが、今回も維持するのは関市だけだ。

 大垣市議選は今回から市全体の大選挙区となり、定数も26から24に削減。前回は、新人2人が無投票当選した上石津地区では、現職のうち1人が出馬を断念した。有権者5192人(昨年12月2日時点)の同地区で、当選ラインとされる2000票を獲得するのは簡単ではない。もう1人の同地区の現職は「2人で話し合ったことはない。ただ、支援者から共倒れを心配する声はあった」と話す。

 中津川市議選も大選挙区となり、定数は6減の24に。旧長野県山口村長で05年に旧中津川市との越県合併に踏み切った加藤出氏(73)は今期で市議を引退する。旧山口村出身の市議が不在となるのは避けられそうになく、加藤氏は「大選挙区制は合併の時から分かっていたことだが、厳しい。街づくりのソフト面でまだ課題が残っているのに」とこぼす。

 大選挙区推進派は「市の一体感を強めるために導入を」と主張する。一方、小選挙区維持派は「合併による課題が山積し、環境はまだ整っていない」と訴える。答えは見えない。

 選挙制度に関する問題だけではない。合併による不満は、各地でくすぶる。04年に4町村が合併して誕生した飛騨市では、合併後の飛騨市長も経験した旧神岡町長が県議選飛騨市選挙区への立候補を表明。旧古川町が地盤の現職との一騎打ちになりそうだ。元町長は「対等合併だったはずなのに、市長や副市長、県議はすべて古川出身者で固められてしまった。これでは編入合併だ」と話す。

  ×   ×

 合併により住民の声を届けにくくなったと指摘する議員は多い。ただ、議員の活動を長年間近で見てきた市職員は言う。「せっかく合併したのに、議員の仕事は、相変わらず狭い地域の利益を守ることだけ。どこかで断ち切らないと」。有権者はどう判断するのだろう。=つづく

==============

 ◇メモ
 07年の前回統一地方選では、高山市が10選挙区、大垣市が3選挙区、中津川市が8選挙区、関市が6選挙区で市議選を実施した。このうち、計16選挙区で20人が無投票当選。今回は、6選挙区を維持する関市以外の3市は大選挙区制となる。

2282チバQ:2011/03/27(日) 14:46:06
http://mainichi.jp/area/gifu/news/20110323ddlk21010072000c.html
声は届くか:’11統一地方選・岐阜/4 女性議員 /岐阜
 ◇庶民感覚生かし活動
 「今日の夜おる?」が、民主会派所属の女性県議(41)の7歳と4歳になる2人の娘の口癖だという。

 この県議がかつて県連総支部職員として働いたことのある民主党の関係者から県議選出馬を打診されたのは、次女を出産したわずか1カ月後の06年11月だった。迷ったが、総支部職員時代から感じていた「若い人や女性の議員が少ないのはなぜ」という疑問に答えを出そうと立候補し、07年に初当選を果たした。

 だが、想像以上に議員生活は忙しかった。夫や両親は育児や家事に協力的で、「恵まれていると思う」。それでも休みは不規則で、朝に街頭演説する前日の夜には娘を実家に預けなければならない。一時は「母としても、議員としても中途半端なのでは」と悩んだ。

 だが、次第に「子育ての悩みを議員生活に生かすこともできる」と前向きにとらえるようになり、父子手帳の早期配布実現などに取り組んだ。男性議員から「女、子どものことばっかり考えていてはあかん」と言われたこともあるが、「私にしか見えないこともある」と思っている。

 共産会派所属の女性県議(51)も家事や育児との両立の困難さを語る。看護師出身で、95〜07年に岐阜市議を務め、07年から県議になった。市議時代は、まだ幼かった長女(24)と長男(21)のため、通学路で交通安全の旗を持つ「旗当番」をしたり、弁当を作りながら議員活動と両立させた。現在も「トイレットペーパーの買い置きが少ないとか、冷蔵庫の食材のことが常に頭の中にある」と話す。

 身の回りの世話を妻に任せているように見える男性議員と比べると、女性であることは「ハンディ」と思うこともある。だが、「スーパーの安売りなどに敏感だからこそ、庶民レベルの感覚で活動できる」とも思う。「睡眠時間を削ってやりくりして大変だが、そういった感覚はなくしてはいけない」

 県議選で出馬の意思を表明している女性は今のところ、この現職2人だけ。統一地方選第2ラウンドの8市町村長選では女性の立候補予定者は一人もおらず、市町村議選でもごくわずかだ。

 民主県議は「もっと女性議員が増えてほしいが、当選はもちろん、選挙に出るだけでも難しいのかも」と話す。共産県議は、「議員の一定数を女性にすると決めるなど、意識的な手だてが必要だ。女性の意識も変わらないといけないのかも」と提案する。

 女性議員や、議員を目指す女性に悩みは尽きず、取り巻く環境が変わるのには時間がかかるかもしれない。ただ、民主県議には最近、うれしいことがあった。家でだんらん中に長女がこう言ったという。「ママみたいになりたい」=つづく

2283チバQ:2011/03/27(日) 14:46:56
http://mainichi.jp/area/gifu/news/20110325ddlk21010038000c.html
声は届くか:’11統一地方選・岐阜/5止 無所属?政党? /岐阜
 ◇候補者見極め、一票を
 通勤、通学の人々が行き交う朝のJR岐阜駅前で、紙を配る小柄な青年の姿があった。岐阜市の男性市議(30)で、初当選した07年から毎朝のように岐阜駅などで自らパソコンで編集した「市議会だより」を配ってきた。

 男性は1人で会派を作り、活動している。親が自民党員で、自身の考えも同党に近いため、自民系の市議から会派入りを勧められたこともあったが、迷った末に断ったという。

 その理由を「僕に投票してくれた人に説明がつかないから」と話す。07年の市議選に無所属で立候補した男性は、街頭で「26歳、頑張ります」と若さを強調する選挙戦を展開し、予想を大きく上回る3575票を集めて初当選した。

 「僕が選ばれたのは、まちの人が『若い人に頑張ってほしい』と期待してくれたから。特定の党から推薦をもらったわけではない。投票してくれた人に誠意を見せたかった」と説明する。再選を目指す今回の市議選でも、「まちの声を広く拾っていきたい」と姿勢は変えないつもりだ。

 一方で、政党公認での出馬を選択した若手候補予定者もいる。野田聖子衆院議員=自民党、比例東海ブロック=の元秘書の男性(31)は、自民公認で県議選に初挑戦する。

 名古屋市では、河村たかし市長擁する地域政党「減税日本」が第1党に躍進した。既存政党への風当たりは強いと感じている。「無所属で出てはどうか」と心配する支援者もいたが、「迷いはなかった。無所属で出て当選できたとしても、その後に会派入りしたら、投票してくれた人にどう説明すればいいのか」と話す。自民党国会議員の元秘書という経歴もある。「無所属では、これまでの活動についても説明できない。政党を隠す必要はない」

 ただ、「政治家が何を言っても信じてもらえない状況になっている」とも感じている。県議会では、自民系会派が多数を占める。「当選できたら、地道に政策を実現していく姿勢を見せて信頼を回復したい」と話す。毎朝の街頭演説では「何で自民の旗を立てるんだ」と言われることもあるが、応援してくれる人もいるという。

  ×  ×

 既存の政党に加え、地域政党や政策集団が生まれ、地方選挙は複雑さを増している。候補予定者はどんなスタンスで選挙に臨むべきか、頭を悩ませる。候補者を見極めて一票を投じ、政治に声を届けるのは、私たち有権者だ。=おわり(この連載は岡大介、山盛均、立松勝、子林光和、小林哲夫が担当しました)

2284チバQ:2011/03/27(日) 20:49:54
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/chihosen11/list/CK2011032302100032.html
[岐阜]県議選展望(上) 岐阜地区
2011年3月15日

 統一地方選は4月1日告示、10日投開票の県議選(定数46)で火ぶたを切る。これまでに出馬を表明しているのは56人。政党別では民主9人、自民32人、公明2人、共産3人、無所属10人(2人は民主推薦)となる。全27選挙区のうち、選挙戦になるとみられるのは10選挙区。残る17選挙区は無投票になる可能性がある。無投票区はこれまで1991年の16選挙区が最も多かったが、このまま推移すれば、現憲法下で選挙が行われた47年以来、過去最多となる。告示まで半月余に迫った各選挙区の顔触れと情勢を3回に分けて紹介する。

 ■岐阜市

 民主、自民、公明、共産の主要政党の現職と新人、元自民の無所属現職の10人が9議席を争う。

 民主は県連幹事長の渡辺、太田の現職2人を公認。松田岩夫元参院議員の元秘書である新人岸上を推薦し、過去最高の3人を擁立。逆風の中、票の分散を警戒する。自民県議から転身した笠原多見子(衆院比例東海)の動向も注目される。

 自民は、県連政調会長で唯一の現職玉田が、5期の実績で票の上積みを狙う。市議を4期務める新人道家は茜部を中心に市南部を固める。新人長屋は野田聖子(衆院比例東海)の元秘書で、市中心部に浸透を図る。5期目の議長安田謙三は引退する。

 公明は県内選挙区で唯一候補者を立て、現有の2議席死守を目指す。岩花は5期目を狙う。4期目の野村保夫は引退し、県本部副幹事長の新人水野が後継として出馬を予定。共産は現職大須賀が「県政唯一の野党」を強調し、再選を目指す。

 前回は自民公認でトップ当選した平野は2年前、衆院選で民主候補を応援した影響で、今回は無所属で出馬する。

 ■羽島市

 自民現職の大野が3選を目指す。保守が強い地盤で、民主の新人擁立が早い段階で消え、無投票の公算が大きい。

 ■各務原市

 民主1、自民2の現職3人と共産の新人1人が3議席を争う。

 民主は前県連幹事長の伊藤が4期目に挑戦。川崎重工所属で、保守層からも一定の支持がある。前回は公認・推薦合わせ3人が出馬した自民は今回、足立と松岡の2人を公認。共産は市議10期目の今尾を立て、初の県議会複数議席を狙う。

 ■山県市

 自民現職の横山に、無所属新人の元県職員郷が挑む。市議会の自民系最大会派14人が2人の支援をめぐり、分裂。自民推薦の2人が争った4年前とほぼ同じ構図を引きずる。

 横山は県議に初当選した2007年、市議時代に選挙ポスター費を水増し請求したとして詐欺容疑で書類送検された。不起訴となったが、反横山の市議が責任を問い、公認に反発。郷の支援に回る。保守が分裂する中、民主は一時、候補者の擁立を模索したが、断念した。

 ■瑞穂市

 自民現職の篠田と無所属新人の古川の一騎打ちになるとみられる。篠田は地元の商工会や経営者団体など各種団体のほか、市議十数人の支持を取り付け、組織票も固める。新人の古川は出馬表明が遅れ、知名度不足は否めない。1日40〜50回の街頭演説をこなし、無党派層からの支持を狙う。

 ■本巣市

 自民現職の松村が3期目を狙う。ほかに立候補を模索する動きがあるが、実現の可能性は低い。

 ■羽島郡

 県内で唯一、自民が公認候補を立てず、無所属現職の田中が再選に向けて保守票をまとめる。ほかに立候補の動きはなく、無投票になる公算が大きい。(敬称略)

立候補予定者

◇岐阜市(定数9=10)
渡辺嘉山53 民現(3)
太田維久42 民現(1)
玉田和浩67 自現(5)
道家康生42 自新
長屋光征31 自新
岩花正樹62 公現(4)
水野吉近47 公新
大須賀志津香51 共現(1)
平野恭弘76 無現(6)
岸上あおい46 無新 =民推薦

◇羽島市(定数1=1)
大野泰正51 自現(2)

◇各務原市(定数3=4)
伊藤正博60 民現(3)
足立勝利65 自現(3)
松岡正人47 自現(1)
今尾泰造66 共新

◇山県市(定数1=2)
横山善道57 自現(1)
郷明夫62 無新

◇瑞穂市(定数1=2)
篠田徹50 自現(1)
古川貴敏56 無新

◇本巣市(定数1=1)
松村多美夫60 自現(2)

◇羽島郡(定数1=1)
田中勝士45 無現(1)

2285チバQ:2011/03/27(日) 20:51:13
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/chihosen11/list/CK2011032302100033.html
[岐阜]県議選展望(中) 西濃地区
2011年3月16日

 ■大垣市

 民主、無所属各1人、自民2人の現職4人と共産新人1人の計5人が4議席を争うとみられ、前回と同じ構図になる可能性が高い。

 民主に逆風が吹く中、野村は連合岐阜の組織票を固め、街頭演説で無党派層に支持を訴える。

 自民は、猫田が現職最多の11期目を目指す。後援会を軸に企業や各種団体も取り込み、盤石の態勢。岩井は支持基盤の農業団体や後援会の票固めに加え、若者層への支持拡大を狙う。

 無所属の伊藤は前回、前々回とトップ当選。地道な活動で無党派層へ訴え、合併地域でも支持拡大を図る。

 共産の森桜は過去に市議選や衆院選に出馬。街頭演説で子育て世代や高齢者らにもアピールする。

 ■海津市

 自民現職の森は衆院議員や市長の後援会と連携するほか、各種団体から推薦や支援を受け盤石。民主推薦で出馬を予定していた市議が逆風の中、出馬を断念し、前回に続き無投票になりそうだ。

 ■養老郡

 自民現職の村下が3選を目指す。年明けまで他に擁立を探る動きがあったが、立ち消えに。前回と同様に無投票になる公算が大きい。

 ■不破郡

 自民現職で5期目を目指す藤墳と、無所属新人で民主推薦の奥村が出馬表明。16年ぶりに選挙戦になるとみられる。

 藤墳は後援会に加え、支持基盤の農業、体育団体などの票固めに力を入れる。各地で県政報告会を開き、垂井と池田両町を結ぶ「梅谷片山トンネル」の開通など生活基盤整備の実績を強調する。

 奥村は2期務めた垂井町議からのくら替え出馬となる。「多選による地域の停滞感を打破したい」と支持を訴え、町議時代の人脈をフルに生かす。

 ■安八郡

 元安八町職員で、自民現職の脇坂が2期目を目指す。年明けまで民主系新人を擁立する動きがあったが、不出馬に。無投票になる公算が大きい。

 ■揖斐郡

 自民現職の渡辺、高橋に民主新人の国枝が挑む。歴代自民が議席を守り続けてきた選挙区に、民主がどこまで食い込めるか。

 国枝は昨年末、大野町に事務所を立ち上げ、知名度向上に力を入れてきた。若さを武器に支持を集めており、自民の2人を脅かす。

 渡辺はこれまでの経験と知名度から建設業などの組織票を手堅くまとめ、7選を目指す。地元池田町での支持層は厚い。

 3選に挑む高橋は、基盤となる揖斐川町で着実に支持を固めているほか、郡内全域を回って無党派層の取り込みを図る。(敬称略)

立候補予定者

 ◇大垣市(定数四=5)
野村美穂41 民現(1)
猫田孝70 自現(10)
岩井豊太郎66 自現(6)
伊藤秀光59 無現(2)
森桜房義54 共新

 ◇海津市(定数一=1)
森正弘63 自現(2)

 ◇養老郡(定数一=1)
村下貴夫54 自現(2)

 ◇不破郡(定数一=2)
藤墳守69 自現(4)
奥村耕作65 無新 =民推薦

 ◇安八郡(定数一=1)
脇坂洋二62 自現(1)

 ◇揖斐郡(定数二=3)
国枝慎太郎34 民新
渡辺信行69 自現(6)
高橋昌夫66 自現(2)

2286チバQ:2011/03/27(日) 20:52:54
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/chihosen11/list/CK2011032202100028.html
[岐阜]県議選展望(下) 中濃・東濃・飛騨地区
2011年3月17日

 【中濃地区】

 ■関市

 民主現職の林と、自民現職の酒向以外動きはない。2期連続無投票となる可能性が高い。

 ■美濃市

 自民現職の佐藤が出馬を表明し、地盤を固める。ほかに動きはなく、無投票になるとみられる。

 ■美濃加茂市

 3選を目指す自民現職の小川で党内は一本化。無投票の公算。

 ■郡上市

 前回は自民推薦の新人3人が乱立したが今回は現職の野島が保守系を手堅くまとめている。無投票となる可能性が高い。

 ■加茂郡

 昨年8月の補選で初当選した自民現職の加藤が再選を目指す。参院議員に転身した渡辺猛之の地盤を受け継ぎ、盤石。無投票の公算が大きい。

 【東濃地区】

 ■可児市

 再選を目指す民主現職の村上、自民現職の小原、無所属新人で元民主市議の佐伯が立候補を表明。自民系市議が出馬の準備を進めている。

 民主は村上と佐伯の公認をめぐり、調整が難航。2人を擁立した昨年の参院選では現職が落選しており、党への逆風の中、昨年末、村上に一本化。佐伯は2月末に離党届を提出し、出馬表明。事実上の分裂選挙となる。

 自民は昨年10月の市長選で市議会最大会派が分裂したしこりが残り、候補者調整が難航。県連に対応を一任し、小原が公認された。しかし、市議団には反発の声も残り、自民系2会派はともに自由投票としている。

 ■中津川市

 2議席を占める自民現職の早川、平岩に民主新人の島田が挑む。島田は4期務める市議からの転身。出身の富士通テン労組を中心に連合岐阜が支援。革新票にも浸透する。

 5期目の早川は議長経験もあり、長年の実績をアピール。地元の市北部を中心に林業、畜産業関係者らに支持を訴える。

 平岩は市中心部で商工、観光関係団体の支持を固め公明支持層にも浸透を図る。前回はトップ当選で、緩みを警戒する。

 ■多治見市

 民主現職の高木、自民現職の山本が無投票で議席を分け合いそう。

 ■瑞浪市

 自民現職の渡辺が無投票で4選される公算が大きい。

 ■恵那市

 2期目に挑む自民現職の水野以外、表だった動きはない。

 ■土岐市

 自民現職の矢島が無投票で3選を果たすとみられる。

 【飛騨地区】

 ■飛騨市

 自民現職の洞口に、無所属新人の前飛騨市長船坂が挑む。洞口は過去3回、無投票当選で、飛騨市で選挙戦となるのは2004年の合併以来初めて。

 洞口は建設業協会や老人会など各種団体が推薦。市内で最も人口が多い地元の古川町を基盤に、他町への浸透を図る。

 神岡町が地元の船坂は出馬表明が遅れたが、後援会の整備や企業訪問に力を注ぐ。ミニ集会を重ね、古川町への食い込みを狙う。

 ■高山市

 自民新人で元衆院議員秘書の高殿と、3選を目指す無所属現職の川上が議席を分け合いそう。

 ■下呂市

 自民現職の駒田が5選に挑む。水面下で新人の名が複数取り沙汰されたが、擁立に至っていない。(敬称略)

立候補予定者

 【中濃地区】
 ◇関市(定数2=2)
林幸広58 民現(2)
酒向薫54 自現(1)

 ◇美濃市(定数1=1)
佐藤武彦53 自現(2)

 ◇美濃加茂市(定数1=1)
小川恒雄64 自現(2)

 ◇郡上市(定数1=1)
野島征夫65 自現(1)

 ◇加茂郡(定数1=1)
加藤大博31 自現(1)

 【東濃地区】
 ◇可児市(定数2=3)
村上孝志63 民現(1)
小原尚51 自現(1)
佐伯哲也40 無新

 ◇中津川市(定数2=3)
島田千寿53 民新
早川捷也67 自現(5)
平岩正光55 自現(2)

 ◇多治見市(定数2=2)
高木貴行32 民現(1)
山本勝敏47 自現(1)

 ◇瑞浪市(定数1=1)
渡辺真69 自現(3)

 ◇恵那市(定数1=1)
水野正敏52 自現(1)

 ◇土岐市(定数1=1)
矢島成剛61 自現(2)

 【飛騨地区】
 ◇飛騨市(定数1=2)
洞口博61 自現(3)
船坂勝美69 無新

 ◇高山市(定数2=2)
高殿尚48 自新
川上哲也47 無現(2)

 ◇下呂市(定数1=1)
駒田誠65 自現(4)

2287チバQ:2011/03/27(日) 20:53:44
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/chihosen11/list/CK2011032202100029.html
[三重]<激震>津市長、知事選へ(上)
2011年2月25日

 4月10日投開票の知事選に、津市の松田直久市長が23日、正式に出馬を表明した。市議会で新年度予算の審議が始まる直前での現職市長の辞任は、市政や市民に、どんな影響が出るのか。5年にわたる松田市政の成果や課題を追い、2カ月後の4月24日に投開票が迫った市長選を展望する。

■予算を再編成

 21日開かれた津市議会の議会運営委員会(議運)。この席で、市職員が28日開会の3月定例市議会に向け、4月から1年間の新年度予算案を説明するはずだった。

 だが、松田直久市長が姿を見せ、異例な言葉が口をついて出た。「新年度予算案をはじめとする議案説明は本日、遠慮させていただきたい」。その理由は「多くの方々から(県知事選への)出馬要請をいただいている。明後日(23日)までに決断したい」。市議の間に「やはり出馬するのか」という思いがあったためか、取り立てて質問はなく、説明は約10分で終わった。

 松田市長は23日、正式に知事選出馬を表明、近く辞職する。すでに“松田カラー”を出した市の新年度予算案は出来上がっていたが、必要最低限の予算に絞った「骨格予算」へと組み替えざるをえなくなった。

 市財政課は、職員9人が担当課と調整しながら夜通しの再編成に追われる。定例市議会の開会前にあらためて議運で予算案を説明するため、作業は一刻も早く終えなくてはならない。同課の担当者は「(再編成は)時間的にかなり厳しい。徹夜もやむを得ない」と話す。

■市民への影響

 突然の予算案の凍結、再編成。骨格予算では、松田市長の肝いり事業の予算計上は見送られる可能性が高い。「市がこれまで進めてきた事業が停滞するのでは」と不安を抱く市民も多い。

 メッセウイング(北河路町)などを拠点とした総合スポーツ施設整備計画。全国規模の大会を開催できる場として2015年度の完成を目指し、現在基本計画を作成中だ。市体育協会の長谷川之快会長(73)=南中央=は、松田市長の辞任によるとまどいを隠せない。「県内最大級の運動施設整備は、協会の長年の念願。引き続き、新市長に進めてもらえるか心配だ」。

 一昨年の台風被害で美杉地区などの一部区間が不通となっているJR名松(めいしょう)線の沿線住民も、同様の思いを抱える。昨秋、運行再開に向けて新年度からの工事方針が固まったばかり。「全線復旧を求める会」の結城実会長(78)=美杉町=は「市長が変わっても復旧方針は変わらないと信じている。このまま予定どおり、歩みを進めてほしい」と求める。

 新年度に向け、市政が動きだす最中での辞任劇は、市役所内だけでなく市民にも混乱を生んでいる。定例会開会直前での決断について、松田市長は会見で「予算時期でもあり、じくじたるものがあったが、ぎりぎりのところの判断だった。大変な思いをさせて申し訳ない」と言葉を詰まらせた。(古谷祥子)

2288チバQ:2011/03/27(日) 20:54:08
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/chihosen11/list/CK2011032302100034.html
[三重]<激震>津市長、知事選へ(中)
2011年2月26日

 中勢地方の10市町村が2006年元日に合併して新しい津市が誕生し、松田直久市長が、初代のかじ取り役を任されて5年余り。知事選への転出を決断し、任期を3年近く残して辞職するに当たり、こう総括した。

 「(事業は)完結したもの、道半ばのものもあるが、しっかり路線をつくってきた。今後も着実に進めてくれると確信している」。

■行財政改革強調 

 松田市長は折にふれて「安心安全な町づくり」を口にし、重要施策の実現の基盤となる行財政改革の必要性を強調してきた。

 その一環で推し進めてきたのが、合併を機にふくれあがった職員を2006年から10年間で600人減らす「市職員2500人体制」だった。

 市人事課によると、新規採用職員の抑制、公共施設の管理委託などで、昨年4月までに約400人を削減。約30億1600万円の人件費を浮かせた。

 松田市長は23日の知事選への出馬会見で「当初の予定から、だいぶ前倒しして進められた」と胸を張った。

 昨年2月、市長に再選後、優先課題の一つに挙げた救急医療体制の構築も「レールに乗せられた」と強調した。合併後の07年10月から、市内11病院が夜間休日に重症患者を受け入れる救急輪番制を取っていたが、医師不足などから救急隊を受け入れられない事態の打開策を模索してきた。

 形となったのは昨年。三重大や地元医師会と連携し、8月、同大病院と輪番病院が救急患者のコンピューター断層撮影(CT)などの画像を共有できる遠隔画像診断システムの運用を開始した。9月には、三重大病院から輪番病院へ平日夜間帯の医師派遣も始めた。

■検討課題も山積 

 県内最大の市町村合併から始まった市政運営。「『一体感の醸成を』との思いで、指針をつくってきた」といい、新最終処分場や総合スポーツ施設の整備計画など、大型事業を重要施策と位置づけてきた。

 だが、これらは実現まで、まだ途上だ。美杉町下之川地区に建設が決まった新最終処分場は昨年11月、市側が中間処理施設を、それまでの一体整備から一転して分離建設案を打ち出した。市議会本会議では「地域の理解を得ているのか」と批判が集中。市側は「本年度中に結論を出したい」としたが、現在のところ方向性は決まっていない。

 このほか、津市半田の青谷地区に建設予定の新斎場の整備手法や、総合スポーツ施設周辺地域の具体体的整備内容など、住民にとって必要不可欠で、急務の検討課題は山積する。「道半ばの事業」は、後継市長の手にゆだねられることになった。

 (古谷祥子)

2289チバQ:2011/03/27(日) 20:54:32
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/chihosen11/list/CK2011032302100035.html
[三重]<激震>津市長、知事選へ(下)
2011年2月27日

 「急場しのぎで用意した公約じゃない」。津市の松田直久市長が知事選の出馬会見した翌日の24日。真っ先に市長選出馬を表明した津市議の藤岡和美氏(64)は胸を張った。

 「小学校給食無料化に4億円」「義務教育終了時までの医療費無料化に6億円」…。公約に掲げる主要施策の必要額と財源を示してみせたのだ。

 この周到さには理由があった。松田市長が10万票を超す得票で圧勝した昨年1月末の市長選に、藤岡氏はマニフェストまで用意して出馬を模索したが断念した経緯がある。松田が知事選に転出するとのうわさを耳にした昨年末から“幻”となったマニフェストを再度、練り直していたのだ。

 翌25日には元国土交通省官僚の村主(すぐり)英明氏(51)も手を挙げた。村主氏も同じように昨年の市長選への立候補を検討した1人だ。会見では「2006年の10市町村の合併から市長職に興味があった」と明かした。

 村主氏は「昨年の市長選で立候補を見送ってから、いつ選挙があっても立候補できるように政策を温めてきた」と話す。街づくりや住宅施策などにかかわってきた経験から「中心市街地に高齢者向けの住居を確保し、福祉と市街地活性化を両立させる」「自治基本条例を制定する」など公約の一部を披露した。

 昨年の市長選に女性候補を立てた共産党も擁立を模索し、ある市議も「市長として何ができるか検討している」と立候補に含みを持たす。さらに、複数の名前が浮上するなど投開票日まで2カ月を切った短期決戦の市長選に向け、候補者が乱立する可能性をはらむ。

 いま注目されているのは、やはり松田市長の言動だ。松田市長は後継について「どなたかということを申し上げることはない」と、表向き静観する構え。しかし「松田市長が後継に推す候補こそ本命だ」とみる空気も根強い。

 あるベテラン市議は、そうした雰囲気をけん制するように、こうくぎを刺す。「松田市長には3年も任期を残したまま市政を放り出したという批判もある。後継指名を受けても、必ずしも有利とは限らないだろう」。(角雄記)

   ×  ×

 県都・津市のかじ取り役を決める市長選は、4月17日告示、24日投開票の統一地方選で実施される。同時に市議の補欠選挙も行われる。補欠選挙は、市長選や県議選に転出する市議2人の欠員を埋めるためで、現在のところ、被選挙数2となる見通し。

2290名無しさん:2011/03/27(日) 21:54:47
★一回10万円の副業★モニター募集★
http://page13.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/r76415805

2291チバQ:2011/03/28(月) 22:27:19
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011032890221103.html
岐阜県議選無投票が6割 過去最多、中部6県でも無投票率が最多
2011年3月28日 22時11分

 4月の統一地方選で、岐阜県議選(定数46)は全27選挙区のうち63%に当たる17選挙区が無投票となる見通しであることが分かった。無投票区数は過去最多となる公算で、民主が自民への対立候補を擁立できなかったのが最大の原因。同じ日程で行われる中部6県の県議選の中で、無投票区比率は最も高くなりそうだ。

 岐阜県議選には28日現在、56人が立候補を表明。うち20人が無投票当選となる見込みだ。1人区の選挙区で目立ち、全18のうち14を占める。このまま推移すれば、補欠選挙を含め1人が3期、5人が2期連続で無投票で当選が決まる。

 立候補予定者は、県議会最大勢力の自民が32人、民主が推薦を含み10人。民主は全選挙区での擁立を目指していたが、支持率の低下を受け進まなかった。共産も「現有の1議席の確保が最優先」として、過去最低の3人にとどまる。

 さらに岐阜県は1人区が3分の2を占め、保守層を中心に「選挙で地域を分裂したくない」との意識が根強いことも、無投票につながっている。

 他の中部5県の県議選では、無投票となりそうな選挙区の比率が最も高いのが三重の35%(17選挙区中6)。次いで長野の31%(26選挙区中8)、滋賀の19%(16選挙区中3)、福井の17%(12選挙区中2)と続き、愛知県の16%(57選挙区中9)が最も低い。

(中日新聞)

2292チバQ:2011/03/28(月) 22:58:23
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000001103280007
静岡市長選 新顔3氏舌戦
2011年03月28日

 静岡、浜松両政令指定都市の市長選が27日告示され、県内でも統一地方選が本格的にスタートした。静岡市長選には、前市議会議長の安竹信男氏(64)=無所属=、元参院議員の海野徹氏(61)=地域政党「減税日本」公認=、元県議の田辺信宏氏(49)=無所属、自民推薦=の新顔3人が立候補。浜松市長選は、現職の鈴木康友氏(53)=無所属=のほかに立候補の届け出はなく、指定市長選では初の無投票当選が決まった。静岡市長選は4月10日に投開票される。


 ■「減税」に反論も/安竹氏


 午前8時半、安竹氏は静岡市葵区片羽町の事務所で当選祈願を行い、神棚に向かって深々と頭を下げた。


 近くの西草深公園で行われた出陣式には、約700人の支持者が集まった。選対本部長を務める岡野豊一氏が「安竹さんは、東日本の震災以前から災害に強い街づくりを訴えている。新しいリーダーのもとで、強い静岡をつくろうじゃありませんか」と呼びかけた。


 壇上でマイクを握った安竹氏は身ぶり手ぶりを交えながら演説。「減税」に対する反論や、防災対策の充実の訴えなどに力を込めた。


 その後、支持者らに見送られて選挙カーに乗り込んだ。この日は、駿河区馬淵や清水区江尻東にある事務所近くでも街頭演説を行い、同区内を中心に回った。


 ■清水区で出陣式/海野氏


 海野氏は午前9時15分から駿河区豊田の事務所前で第一声。集まった約300人の支持者を前に「市政改革は減税から」と改めて訴えた。


 中学・高校時代の同級生だった静岡高校野球部元監督の船川誠氏らが駆けつけて、マイクを握った。公認を受けた地域政党「減税日本」代表の河村たかし名古屋市長は来県できず、代わりに録音された応援メッセージが紹介された。


 午後3時からは清水区万世町の清水事務所で出陣式。約200人の市民を前に、市長補佐に清水ゆかりの人を登用することなどを約束した。


 旧蒲原町、旧由比町も含めた計8カ所で街頭演説をし、ときおり選挙カーから自転車に乗り換えて移動。ペダルをこぎながら、市民らに手を振って支持を呼びかけた。


 ■民・自から応援/田辺氏


 午前9時からJR清水駅前で始まった田辺氏の出陣式には、民主、自民双方の国会議員や県議、市議、連合静岡幹部、地元経済界関係者らが勢ぞろいした。約800人の支援者に、田辺氏は声をからして支持を呼びかけた。


 民主党の榛葉賀津也参院議員や自民党国会議員らが次々と登壇し、「党派を超えて国、静岡市を救わなければならない」と団結を強調。連合静岡の吉岡秀規会長は「この非常時に、選挙のためだけに減税を唱えることは絶対に許せない」と、減税日本への批判を展開した。


 昼過ぎには葵区の青葉通りに会場を移し、1千人以上を集めて再び出陣式を開催。それぞれの会場では、谷垣禎一自民党総裁や小嶋善吉静岡市長からの祝辞が読み上げられるたびに拍手がわいた。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板