したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

2281チバQ:2011/03/27(日) 14:45:43
http://mainichi.jp/area/gifu/news/20110322ddlk21010071000c.html
声は届くか:’11統一地方選・岐阜/3 合併のしこり /岐阜

大垣市と合併した旧上石津町役場前に残る記念モニュメント。記念植樹された大垣市の木・クスノキ(左)は5年で少し成長した=2011年3月20日撮影 ◇選挙区に悩み、答え出ず
 「かつては100歳になると100万円もらえた祝い金が無くなった。村が所有していたバスも自由に使えなくなった」。05年、旧関市と五つの町村が合併して生まれた関市で、旧村を地盤とする市議は、こう住民の不満を代弁する。「市営住宅の家賃は旧関市に合わせたために高くなった。土地の値段が違うのにおかしい」とも。

 関市は今回の市議選で、旧町村の地域をそのまま選挙区とする小選挙区制を維持する。市議会は、選挙区と定数に関する特別委員会を設置して議論してきたが、旧町村出身の市議らが半数を占める最大会派が押し切った。

 平成の大合併で市町村合併が進んだ後だった前回統一選では、県内では4市が暫定的に小選挙区制を採用した。だが、今回も維持するのは関市だけだ。

 大垣市議選は今回から市全体の大選挙区となり、定数も26から24に削減。前回は、新人2人が無投票当選した上石津地区では、現職のうち1人が出馬を断念した。有権者5192人(昨年12月2日時点)の同地区で、当選ラインとされる2000票を獲得するのは簡単ではない。もう1人の同地区の現職は「2人で話し合ったことはない。ただ、支援者から共倒れを心配する声はあった」と話す。

 中津川市議選も大選挙区となり、定数は6減の24に。旧長野県山口村長で05年に旧中津川市との越県合併に踏み切った加藤出氏(73)は今期で市議を引退する。旧山口村出身の市議が不在となるのは避けられそうになく、加藤氏は「大選挙区制は合併の時から分かっていたことだが、厳しい。街づくりのソフト面でまだ課題が残っているのに」とこぼす。

 大選挙区推進派は「市の一体感を強めるために導入を」と主張する。一方、小選挙区維持派は「合併による課題が山積し、環境はまだ整っていない」と訴える。答えは見えない。

 選挙制度に関する問題だけではない。合併による不満は、各地でくすぶる。04年に4町村が合併して誕生した飛騨市では、合併後の飛騨市長も経験した旧神岡町長が県議選飛騨市選挙区への立候補を表明。旧古川町が地盤の現職との一騎打ちになりそうだ。元町長は「対等合併だったはずなのに、市長や副市長、県議はすべて古川出身者で固められてしまった。これでは編入合併だ」と話す。

  ×   ×

 合併により住民の声を届けにくくなったと指摘する議員は多い。ただ、議員の活動を長年間近で見てきた市職員は言う。「せっかく合併したのに、議員の仕事は、相変わらず狭い地域の利益を守ることだけ。どこかで断ち切らないと」。有権者はどう判断するのだろう。=つづく

==============

 ◇メモ
 07年の前回統一地方選では、高山市が10選挙区、大垣市が3選挙区、中津川市が8選挙区、関市が6選挙区で市議選を実施した。このうち、計16選挙区で20人が無投票当選。今回は、6選挙区を維持する関市以外の3市は大選挙区制となる。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板