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仙台・宮城・陸奥

1とはずがたり:2008/06/05(木) 12:05:28
地区別スレ,遂に仙台も登場。陸奥とは勿論多賀城を首府とする明治以前の陸奥だ♪
本来はにぬけんが立てるべきだが何時迄俟っても立てやがらないので俺がたつヽ(`Д´)ノ

2363荷主研究者:2015/11/28(土) 21:58:18

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151106_11016.html
2015年11月06日金曜日 河北新報
<東西線>200円均一区間を導入

://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20151106_093003jc.jpg
://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20151106_093004jc.jpg

 仙台市交通局は5日、12月6日開業の市地下鉄東西線の運賃を正式決定し、国土交通省に届け出た。市中心部では南北線と合わせた200円均一区間を設け、利用者増を図る。

 仙台駅からの運賃は図上の通り。西は川内まで200円で、青葉山は250円、八木山動物公園が300円。東は薬師堂までが200円で、卸町、六丁の目は250円、荒井は300円となる。全国の地下鉄で初となるエリア内の均一運賃は図下の区間で導入。南北線の北四番丁-河原町、愛宕橋間、勾当台公園-河原町間は現行250円から200円に値下げする。

2364荷主研究者:2015/11/28(土) 22:03:16

http://www.sankei.com/region/news/151107/rgn1511070064-n1.html
2015.11.7 07:07更新 産経新聞
仙台市地下鉄東西線 開業まで1カ月

 仙台市地下鉄の2路線目となる東西線の開業まで、6日であと1カ月に迫った。市交通局は駅舎や線路の工事などハード面の整備をほぼ終え、運賃や駅名の決定などソフト面の準備を急ピッチで進めている。一方で期待される沿線開発では建設資材や人件費の高騰が足かせとなるなど、課題も浮上している。(岡田美月)

                  ◇
 ≪運賃≫200円均一区間も

 市交通局が発表した東西線の運賃は初乗りが200円。さらに開業に合わせ、一律200円とする均一運賃を新たに導入したことが特徴だ。

 均一運賃は仙台駅から地下鉄南北、東西線の3駅までの区間はどの駅で乗り降りしても、運賃を200円とする新料金体系。現行で250円の区間も従来より50円安くなる。

 大人運賃は初乗りの200円から250円、300円、330円とし、西端の八木山動物公園駅から東端の荒井駅まで乗車した場合は360円となる。交通局の担当者は「多くの人に分かりやすく乗車していただけるよう、準備を進めたい」と話している。

 また、交通局は15日午前8時から、開業を記念したICカード乗車券「icsca(イクスカ)」を発売する。仙台、泉中央、長町南の3駅内の特設売り場で2万枚限定で販売(デザインは2種、16日以降は仙台駅のみ)。1枚2000円で初日は1人3枚まで購入できる。

                  ◇
 ≪副駅名≫13社に命名権

 広告収入を確保するとともに、乗客に地下鉄に親しみを感じてもらう新たな仕組みが「副駅名」だ。交通局は東西、南北両線の計13駅の副駅名を決めた。

 副駅名がつくのは東西線8駅、南北線5駅。例えば長町駅は「IKEA(イケア)前」、北四番丁駅は「仙台放送前」、大町西公園駅は「菓匠三全 本店前」となり、ホームの表示や車内放送に使われる。

 期間は開業日の来月6日から平成32年3月31日まで。

 その手法は命名権(ネーミングライツ)の売却。交通局は9月から10月にかけ、仙台駅を除く東西線12駅、南北線16駅の各駅から半径500メートル以内に立地する事業者を対象に広告主を募集。広告料や事業規模、ランドマーク性など基準に13社を選んだ。「多くの応募があり、東西線への関心の高さを感じた」(交通局)という。

                   ◇
 ≪沿線開発≫広がる地域格差

 東西線の開業を前に進む沿線開発だが、地域ごとの格差は大きい。

 仙台中心部は再開発事業がめじろ押しだ。青葉通一番町駅近くで今年1月に開業し、住宅と商業施設が併設する「シリウス一番町」は東西線の開業を見越して建設。飲食店や診療所など17店舗、住居が118戸入る。買い物客の流れを作ろうとそのわきに同駅の地上出入り口も設置する。

 一方、仙台駅から遠い駅の開発ペースは鈍い。流通拠点として知られる卸町駅や、工場、倉庫が建ち並ぶ六丁の目駅の周辺では市が土地利用規制を緩和して開発促進を図るが、復興需要を背景に建設資材や人件費の高騰で開発は進まない。

 東西線沿線まちづくり課も「建設・不動産業者との意見交換では、郊外ではコスト高を価格に反映できないと聞く。しばらくは様子見する業者が多いだろう」と話している。

2365荷主研究者:2015/11/28(土) 22:11:16

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151108_13009.html
2015年11月08日日曜日 河北新報
仙台港国際航路、最多8に 長期的需要が課題

ロシア極東航路のコンテナ船カトリーナ号前で、就航を祝福する関係者=7日午後0時30分ごろ、仙台港

 ロシア極東のウラジオストクからの新たな国際定期コンテナ航路の第1便が7日、仙台市宮城野区の仙台港に到着した。仙台港に国際航路が新規開設されるのはことし3航路目。東日本大震災で落ち込んだ貨物量は順調に回復し港は活況に沸くが、復興特需に支えられているのが実態だ。仙台港が国際競争力を高めるには長期的な貨物需要の開拓が欠かせない。(報道部・片桐大介)

 第1便は、ロシア産の材木、合板などを積載するコンテナ32本を陸揚げした。

 「住宅建材の輸入が中心になる。復興に協力していきたい」。運航する商船三井(東京)の桜田治・定航部長代理は仙台港であった式典で、復興需要を見越した就航だと強調した。

 仙台港のロシア航路就航は初めてで、2015年は6月の北米西岸、10月の韓国・釜山に続く新規航路開設。これで国際航路は計8航路となり、過去最多を更新した。

 仙台港の国際コンテナ貨物取扱量はグラフの通り。震災前水準にV字回復を遂げ、県は15年は過去最高の10年を超すと予測する。

 北米西岸、釜山航路ともに主な輸入品は製材。16年度にもピークを迎える被災地の宅地造成を見据え、住宅再建用の製材輸入量は増加するとみられる。

 一方、復興が一段落した後に輸入量を維持できるかどうかは不透明だ。商船三井の桜田氏も「運航サービスを続けることで、復興後の新しいマーケットが開拓されると思う」と言う。具体的な貨物の品目探しは今後の課題だ。

 輸出面では、東京電力福島第1原発事故の余波がいまだに残る。韓国、中国、ロシアはホヤ、サケ、サンマなど宮城県産水産物の輸入禁止を継続中。14年の水産物輸出量は3万4400トンで、震災前(10年)の7万4600トンから大きく落ち込んだままだ。

 県はハード、ソフト両面から仙台港の国際競争力向上をもくろむ。遠藤信哉県土木部長は「岩壁拡張などの港湾整備を進めて利便性を高めつつ、新たな荷主開拓の取り組みも強化したい」と語る。

2366とはずがたり:2015/12/07(月) 13:52:51
遂に開通かー。にぬけんが遊学してゐた仙台に何度も遊びに行った者としては感慨深いが,京都市東西線,神戸市海岸線,福岡市七隈線とミニ規格で作られた第二路線の惨憺たる現状を見るに此処も予断は許さないと思う。
逆に言うと仙台が京都・神戸・福岡を追い越せるチャンスだw

仙台市地下鉄:無事開業の東西線で復興けん引を
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E4%BB%99%E5%8F%B0%E5%B8%82%E5%9C%B0%E4%B8%8B%E9%89%84%E7%84%A1%E4%BA%8B%E9%96%8B%E6%A5%AD%E3%81%AE%E6%9D%B1%E8%A5%BF%E7%B7%9A%E3%81%A7%E5%BE%A9%E8%88%88%E3%81%91%E3%82%93%E5%BC%95%E3%82%92/ar-AAg5NTg
毎日新聞
4 時間前

 仙台市地下鉄の東西線が6日開業し、この日を待ちわびた県内外の鉄道ファンや地元住民が、新車両に続々と乗り込んだ。仙台の新しい発展軸となるとともに、東日本大震災からの復興をけん引する役割も期待されている同線。5日に全列車が緊急停止するトラブルが起きたことから、市幹部は「安全運行のために不断の努力をしたい」と表情を引き締めていた。【三浦研吾、川口裕之】

 東西の起点である荒井駅(若林区)と八木山動物公園駅(太白区)は6日早朝から多くの人でにぎわった。両駅で午前5時15分から始まった出発式では地元の小学生らがくす玉を割って開業を祝い、同35分に一番列車が出発。市によると、両駅で750人以上が乗車したとみられるという。

 荒井駅の一番列車の運転士は、キャリア3年目の松浦美穂さん(25)。「緊張しているが、気を引き締めて運行したい。東西線を利用していただき、復興につなげられたら」と話し、車両に乗り込んだ。

 出発式でテープカットをした奥山恵美子市長も乗車。八木山動物公園駅で降車後、「多くの方々の期待を集めて一番列車が発車でき、うれしい。仙台の魅力を発信できる地下鉄として魅力をさらにアップさせたい」と話した。

 東西線は5日の試乗会で全列車が緊急停止するシステムトラブルが発生。市交通局は今月2日に交換した電子部品の基板が原因として、5日に元の基板に取り換えて開業にこぎつけた。基板は列車の位置情報を送るなどの機能があり、新しい基板のどこに不具合があったのかは不明だが、奥山市長は「運行自体は安全。より精密な分析をし、完璧なシステムにしたい」と述べた。

2367荷主研究者:2015/12/12(土) 22:45:10

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151108_13010.html
2015年11月08日日曜日 河北新報
<ツタヤ図書館>中心街への求心力期待

多賀城市立図書館などが入る再開発ビルの建設が進む=JR仙石線多賀城駅北側

◎知の拠点 試行錯誤/多賀城に来春開館(上)まちの悲願

 東日本大震災で被災した多賀城市が復興の象徴として整備する文化交流拠点の中核施設、再開発ビルが来年3月、JR仙石線多賀城駅前に完成する。目玉は、レンタル大手TSUTAYA(ツタヤ)の運営会社を指定管理者とする市立図書館。一緒に入るカフェや書店との相乗効果による新たな人の流れに期待が集まる一方、同社が関わる先行事例には運営面の課題が噴出する。新図書館をめぐる試行錯誤が続いている。(多賀城支局・佐藤素子)

<40年の総仕上げ>
 多賀城駅北側で建設が進む再開発ビルの壁面に、「多賀城市立図書館」のロゴが登場した。

 ビルにはツタヤを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が指定管理者となる市立図書館と、同社直営の書店などが入居。双方合わせた約45万冊の「知の拠点」が誕生する。仙台のベッドタウンである多賀城市が「もう一つの家」と例える滞在型図書館を目指す。

 「ようやくここまできた」。菊地健次郎市長(68)は感慨深げに語る。

 多賀城市は求心力に欠ける「へそのないまち」とされる。中心街形成は市の長年の懸案。市は都市機能を集約したコンパクトシティーを目指し、再開発ビルを約40年に及ぶ駅前再開発の総仕上げと位置付ける。

<CCCモデルに>
 「知の拠点」は当初から構想されたわけではない。ビルには震災前、特別養護老人ホームの入居が決まっていた。震災で事業は白紙に戻り、市は芸術・文化による復興まちづくりへと方針転換。書籍や映画を通じてさまざまな世代が出会い、交流の場として注目されたCCCの「代官山蔦屋書店」(東京)をモデルに誘致に動いた経緯がある。

 「再開発の目的は単なるにぎわい創出だけでなく、市民が交流し、集う場をつくること。行政には人を呼び込むノウハウはない。民間のCCCが運営を担うことは、両方の課題を一気に解決する方法だった」。誘致交渉を担当した市幹部は狙いをこう説明する。

<年120万人見込む>
 市は図書館と書店を中心に近隣の市文化センター、東北歴史博物館などと連動した「東北随一の文化交流拠点整備」を掲げる。新図書館の年間来館者数は120万人を見込み、青写真は壮大だ。

 市が10月に策定した地方創生の総合戦略では文化交流拠点を通じた人材育成を重点プロジェクトの一つに挙げ、新図書館を拠点に、まちづくりの担い手育成にも乗り出す考えだ。

 多賀城商圏の地盤沈下は震災を機に深刻さを増す。県が2012年に実施した調査では、多賀城商圏の吸引人口は08年比で47.8%減少。多くの来館者が期待される図書館は、中心街形成の中核的役割を担う。

 「知の拠点」への期待は既に地域に広がる。交流人口の増加に向け、地元の商工会は防犯カメラ設置など環境整備に動きだした。

 多賀城・七ケ浜商工会の安住政之会長は「駅周辺には人出の受け皿となる飲食店などの施設用地が少なく、このままでは地域経済への波及効果は限定的だ。意欲のある商業者の新規出店を支援したい」と話す。

[JR仙石線多賀城駅前再開発事業]75年に着手し、土地区画整理事業と仙石線の立体交差は既に完了した。再開発ビルは3棟構成。駅北側には図書館などが入るA棟、隣接するB棟には子育て支援センター、保育所などが入居する。駅南側には立体駐車場のC棟が建設される。ほかに民間のマンション2棟、商業施設も整備される。

2368荷主研究者:2015/12/12(土) 22:45:49

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151110_13010.html
2015年11月10日火曜日 河北新報
<ツタヤ図書館>来館者増も各地で波紋

コーヒーショップもある広々としたスペースで、多くの利用者が本を楽しむ神奈川県海老名市立中央図書館

◎知の拠点 多賀城に来春開館(中)新機軸

<新機軸コーヒー片手に>
 天井まで届きそうな書架が広がる。館内には、書籍などを販売する書店と、コーヒーチェーン店も。音楽が流れ、来館者はコーヒーを片手に、読書や勉強など思い思いに楽しんでいる。従来の図書館のイメージとは大きく異なる。

 10月1日、大手レンタルチェーンTSUTAYA(ツタヤ)を展開する「カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)」が指定管理者となる全国2例目の神奈川県海老名市立中央図書館がオープンした。CCCによると「平日の来館者数は平均約3000人で週末は約5000人。改装前の約3倍になった」。

 CCCによる公立図書館の指定管理者第1号として、2013年4月に開館した佐賀県武雄市図書館は、市の人口5万に対し、初年度は92万人、14年度は80万人を呼び寄せたという。市が9月に行った利用者アンケートでは、回答者の85%が「大いに満足」または「満足」と答えている。

<独自分類に批判>
 CCCによる運営は順調な滑り出しに見えたが、さまざまな騒動が噴出する。海老名で、CCCと指定管理の共同事業体を組んだ図書館流通センター(TRC)は、運営方針の違いから「今後は新たにCCCとは組まない」と表明した。

 TRCは国内の図書館が採用する十進分類法ではなく、CCC独自の分類法を問題視した。例えば、ドストエフスキーの小説「カラマーゾフの兄弟」が「旅行」の棚にあり、分かりにくいと指摘する。CCCは「ロシアを旅したくなったら、読んでほしい本として並べた」と説明する。

 公立図書館の運営では新参組のCCCが打ち出す新機軸は、ほかにも波紋を呼ぶ。武雄市では「建物の主要部分が書店で図書館は奥にやられた」「郷土資料が廃棄された」と市民に批判された。CCCの購入資料が不適切との訴えも。CCCの指定管理を視野に入れた愛知県小牧市では住民投票に発展し、反対多数で市は計画見直しを迫られた。

<集客へ運営尊重>
 多賀城市立図書館(宮城県多賀城市)はCCCが運営する3例目。市は集客力を重視し、CCC独自の運営を尊重する方針だ。市は「開館後、運営上の指摘があるかもしれないが、責任は設置者の市にある。日が浅いCCCには公務員に代わって仕事をする意識をきちんと持ってもらう」とくぎを刺す。

 東北学院大文学部の佐藤義則教授(図書館情報学)は「図書館に指定管理制度が導入され、民間企業が参入したが、多くは直営時代と大きな違いがなく、行政も適正な事業評価をしてきたとはいえない」と指摘。CCCの図書館は、過去に例がないほど公立図書館が注目を集める契機になったとし「リスクを承知の上で、行政には新しい取り組みを総合的に評価する仕組みが必要だ」と話している。

[図書館の指定管理者制度]03年の改正地方自治法で、公共施設の管理運営を民間も担えるようになった。日本図書館協会によると、全国430の公立図書館が導入(14年度現在)。東北では、ともに大手書店「丸善」が管理運営する仙台市の広瀬図書館(青葉区)、榴岡図書館(宮城野区)など21館ある。

2369荷主研究者:2015/12/12(土) 22:46:28

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151111_13019.html
2015年11月11日水曜日 河北新報
<ツタヤ図書館>評価基準 構築これから

図書館の37年を振り返る展示を来場者に紹介する照井室長(左)=多賀城市立図書館

◎知の拠点 多賀城に来春開館(下)チェック体制

 宮城県多賀城市伝上山にある現在の市立図書館は、来年3月にJR仙石線多賀城駅前に完成する再開発ビルへの移転準備のため、29日で閉館する。閉館を前に、1978年の開館からの歩みを写真などで振り返る企画展示が行われている。

 レンタル大手TSUTAYA(ツタヤ)の運営会社「カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)」が指定管理者となる新図書館の館長に就任予定の照井咲子CCC市立図書館準備室長(61)は、利用者から寄せられた思い出のメッセージに触れ、「図書館への愛情が伝わる。期待に応えたい」と気を引き締める。

<雰囲気様変わり>
 CCCが運営することによって、図書館はどう変わるのか。現新図書館の主な比較は表の通り。年中無休で開館時間が延長、蔵書は全て開架式となり、利用空間が広がることで座席は大幅に増える。書店やコーヒーショップが併設され、雰囲気は一変する。

 一方、人件費を含めた市が負担する運営費は、上限を設けたとはいえ、現状の2倍以上に増える。

 多賀城市の鈴木明広副市長は「年中無休でイベントも多く開催するなど時間単価で見れば直営よりも安い」と民間委託の利点を強調。「多くの市民に利用してもらうためのサービスを提供するのに必要な支出だ」と説明する。

<3万冊超購入へ>
 現在の図書館は、蔵書が小説や児童書で全体の7割を占める「貸し出し型」。「滞在型」を目指す新図書館は、専門書を中心に当面、約3万5000冊を新規購入する方針だ。

 新図書館開館に先立ち市は4月、窓口、移転業務をCCCに委託し、26人の司書が現在、新規購入図書の候補選定も進めている。

 「限られた予算で多くの資料が入手できる」(市生涯学習課)としてCCC指定の古書店からも購入するが、先例の佐賀県武雄市などでは、古くて役に立たない資格本も含まれていたことなどが問題となった。

 CCCは「一冊一冊、購入理由を説明できる本を並べる」と言うが、公共性を維持しながら民間の独自運営をチェックする仕組みは、現状では明確ではない。課題として残ったままだ。

 多賀城の図書館にほぼ毎日訪れるという塩釜市の建築業安倍徹さん(66)は「年中無休で開館時間が延びるのは歓迎。CCCの不手際は確かにあるが、良いものならば、利用者が評価し必ず残るはずだ」と言う。

<成長へ道筋探る>
 利用者の評価の反映についても、既存の図書館運営協議会はあるが、形骸化を指摘する専門家は少なくない。

 「利用者とスタッフで共に育てたい。図書館が成長すれば、まちも成長する」。元多賀城小校長で多賀城市立図書館協議会長も務めた照井室長は、手探りしながら、そう確信している。

[図書館協議会]図書館法の規定に基づき、地方公共団体が設置する図書館の運営について、有識者に運営や提供するサービスを検討してもらったり、意見を求めたりする館長の諮問機関。メンバーは教育委員会が学校教育や社会教育の関係者から任命する。

2370荷主研究者:2015/12/12(土) 22:47:06

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151110_12050.html
2015年11月10日火曜日 河北新報
<JR鹿島台駅>東西、行き来便利に

地域発展への期待が込められた自由通路の開通式

 宮城県大崎市のJR鹿島台駅の自由通路開通式が8日、現地であり、市民ら約300人が町の東西を結ぶ待望の施設完成を祝った。

 自由通路は鉄骨2階で延長約121メートル、幅3.5メートル。24時間通行できる。外観は品井沼干拓事業で造られた明治潜穴のれんがアーチをイメージした。

 東西の入り口にはエレベーターを備え、2階通路部分には自動改札がある。延べ床面積410平方メートルの橋上駅舎とともに、8日の始発から利用が始まった。

 従来の駅舎は東側に入り口がなく、住民は約100メートル北のトンネルを通っていた。自由通路は旧鹿島台町時代の1991年に構想され、昨年2月に着工。総工費は約18億9600万円。

 開通式で伊藤康志大崎市長は「10日に始まる秋の互市前にオープンできた。地域のにぎわいを期待できる」とあいさつした。

 利用者を代表し、駅の東側に住む常盤木学園高3年の菅原美里さん(18)は「遠回りせず、自由に行き来できるようになりうれしい」と述べた。地域住民による渡り初めもあった。

2371荷主研究者:2015/12/12(土) 22:48:25

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151110_12008.html
2015年11月10日火曜日 河北新報
物流特需が復興下支え 仙台圏で大型施設続々

完成したセンコーの物流施設内で行われた説明会=10月19日

 仙台圏で大型物流施設の開設が相次いでいる。高速道と港にアクセスしやすい利便性の高さがあらためて見直され、特区による優遇措置も追い風になっている。ネット通販が拡大するなど物流拠点の需要の高まりを背景に、仙台圏では今後も建設ラッシュが続く見込みだ。(報道部・山口達也)

<特区も後押しに>
 仙台市泉区の泉パークタウン工業団地で10月27日、2社の大型施設の完成式典が重なった。

 一つは米系不動産会社プロロジス(東京)が整備した食品専用倉庫がある施設(延べ床面積約2万8000平方メートル)。もう一つは食品卸売業の国分(東京)の施設(約3万9600平方メートル)だ。

 同団地に進出した最大の理由は立地条件。プロロジスの担当者は「交通アクセスに優れ、東北6県をカバーする物流拠点として最適だ」と語った。

 2社に先立つ10月19日、宮城野区の仙台港近郊に施設(約3万4200平方メートル)を完成させた総合物流大手のセンコー(大阪市)もアクセスの良さが立地の決め手。田中正志東北主幹支店長は「港が近くにあることで船舶が使え、東北6県だけでなく北米や東南アジアにも対応できる」と話す。

 東日本大震災後に認定された復興特区による優遇措置も3社を後押しした。

 宮城県や仙台市などが申請し、2012年に認定された民間投資促進特区に基づき、3社は、法人税の減額や固定資産税の5年間免除といった優遇が受けられる。センコーはさらに、施設を災害時の緊急避難所として活用することを条件に、国の利子補給制度の適用を受けた。

<「雇用面で貢献」>
 物流業界ではいま、全国的に営業所の集約化が進んでいるほか、ネット通販の普及に伴い、消費地に近い物流拠点の重要性が増している。拠点を増やし、安全確保のためにドライバーの長距離運転を抑制する狙いもある。仙台圏はこうした条件を満たす上に、復興需要が見込まれる。

 復興特区の特例措置の対象外だが、大和ハウス工業(大阪市)は今月末、仙台港近くの、仙台市と多賀城市にまたがる土地に、複数の業者がテナントとして活用する東北最大級のマルチテナント型施設(約6万6000平方メートル)の整備に着手する。担当者は「仙台圏は震災で物流施設が被災した。もともとニーズがある」と説明。岩沼市など3カ所でも新たな施設の建設を計画している。

 このほかにも複数の会社が仙台圏への物流拠点整備を計画する。市企業立地課の担当者は「震災後の工場立地が伸びない中、大型物流施設の整備が活発になっている現状はありがたい。雇用面でも貢献できるので、この流れを歓迎したい」と期待を込める。

2372荷主研究者:2015/12/12(土) 22:49:08

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151111_12024.html
2015年11月11日水曜日 河北新報
<仙台工業団地>移転先 仙台東IC近く有力

 造成から50年以上が経過した仙台工業団地(仙台市若林区)の移転を計画している仙台工業団地協同組合が、移転先の最有力候補地として同区の仙台東部道路仙台東インターチェンジ(IC)付近の農地を検討していることが10日、分かった。現在の団地は、12月6日に開業する市地下鉄東西線の六丁の目駅から至近距離にあり、移転が実現すれば7.6ヘクタールに上る跡地の利用が注目されそうだ。

 候補地は若林区六丁目南の約9ヘクタール。団地の立地企業約20社でつくる仙台工業団地協同組合が、土地の取得に向け地権者と協議を進めている。協議が整えば、農地転用や市街化地域への編入手続きを経て移転が可能になる。実際の移転は早くても数年後になる見通しだ。

 候補地は移転を計画した当初から挙がっていたが、東日本大震災後に国の大規模圃場整備の対象になり、いったん白紙となった。東西線六丁の目駅周辺の開発需要が高まる一方、周辺に一定規模以上で開発可能な適地がほかにないため、市が圃場整備の対象から外すよう国に求める姿勢を明確にしたことで再び浮上した。

 組合は2008年、周囲の宅地化に伴う騒音問題や施設の老朽化を理由に移転の検討を開始。市も現在地を再開発用地として注目し、09年度策定の東西線沿線まちづくりの基本方針では集合住宅や商業施設が立ち並ぶ青写真を描いた。

 組合は1962年に設立。高度経済成長を追い風に市内で最初の工業団地として各社が操業を始めた。現在は機械製造や金属加工の約20社が加盟している。

2373荷主研究者:2015/12/12(土) 22:50:13

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151114_14009.html
2015年11月14日土曜日 河北新報
<楽天>コボスタに観覧車建設へ

コボスタ宮城に新設される観覧車のイメージ

 プロ野球東北楽天が来季に向け進めている楽天Koboスタジアム宮城(コボスタ宮城、仙台市宮城野区)の改修の一環で、新たに観覧車の建設を計画していることが13日、分かった。左翼外野席後方にある仮設の「楽天山観覧席」(1505席)などを撤去して整備する公園の背後に造り、早ければ来年5月の完成を予定する。

 高さ36メートルで、4人乗りのゴンドラ16台が回る。ゴンドラは約5分間で1周し、観覧車から試合を眺めることもできる。ゴンドラの色は決まっていないが、骨組みには発光ダイオード(LED)の電飾を付け、夜間でも映えるように彩る。

 球団は観覧車の建設により、球場の魅力を高める「ボールパーク化」をさらに推し進める方針。球団によると、観覧車を併設する球場は国内で初めてという。

 観覧車の総工費は約2億円の見込み。コボスタ宮城の改修工事は11月下旬に始まる予定で、球団の関係者は「観覧車の建設は5年以上前から温めていた構想。子どもや家族連れに、遊びながら野球観戦を楽しんでもらいたい」と話している。

2374荷主研究者:2015/12/12(土) 23:05:42

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151116_12004.html
2015年11月16日月曜日 河北新報
<イオンリテール>都市型スーパー全国初出店

イオンリテールが全国で初めて出店する都市型スーパー

 イオングループの事業会社、イオンリテール(千葉市)が12月上旬、同社初の店舗面積1000平方メートル規模の「都市型スーパー」を仙台市太白区の市地下鉄南北線富沢駅近くに出店することが15日、分かった。コンビニエンスストアなどとの競合が激化する中、簡単に調理できる商品や弁当、総菜などの品ぞろえを強化。都心回帰の動きや人口減を見据え、都市部の事業展開に力を入れる。

 来月オープンするイオンタウン仙台富沢(敷地面積約5700平方メートル)の核店舗として出店する。駅から徒歩数分の住宅地に立地し、1日約1800人の利用を見込む。

 富沢地区は再開発事業で人口が増えており、30代前後の子育て世帯や単身者をターゲットにする。売り場にはフライパンや電子レンジを使えば食べられる商品や冷食を充実させる。

 地元食材も積極的に仕入れ、野菜バイキング、弁当・総菜、ご当地ラーメン、カレーといったコーナーを設置。地酒やワイン、輸入菓子も取りそろえる。

 仙台圏でイオングループはイオンモールや総合スーパーを展開。市中心部にはダイエー仙台店や仙台フォーラスもあるが、地下鉄沿線住民が毎日利用する店舗は少なかった。

 都市型スーパーはモールなどに比べ、出店しやすいメリットもある。12月6日の市地下鉄東西線開業などを背景に商圏が活発化する仙台を手始めに、今後は他地域でも出店を検討する。

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151117_12008.html
2015年11月17日火曜日 河北新報
<イオンタウン>仙台・富沢に12月4日開店

イオンタウン仙台富沢の概要を発表する大門社長(右)と家坂支社長

 イオンの開発事業会社イオンタウン(千葉市)は16日、仙台市太白区の市地下鉄南北線富沢駅近くに12月4日、ショッピングセンター「イオンタウン仙台富沢」をオープンすると正式に発表した。総合小売事業会社イオンリテール(同)が初めて出店する店舗面積1000平方メートル未満の都市型スーパー「イオン仙台富沢店」を核に、生活密着型の施設を目指す。

 敷地5670平方メートルで、スーパーのほか洋菓子店、クリーニング店など13店が入る。徒歩10分圏内(約6200世帯、1万4000人)を商圏と捉える。

 仙台市内で記者会見したイオンタウンの大門淳社長は「人口が増えている住宅地で、商圏として魅力あるエリア。30〜40代世帯や単身者が多い地域特性を生かした品ぞろえやサービスを提供する」と述べた。

 核店舗のイオン仙台富沢店は売り場面積840平方メートル。野菜、魚介、笹かまぼこなど地元食材を重視しながら、簡単調理品や小さいサイズの弁当、手作り総菜を販売する。

 イオンリテール東北カンパニーの家坂有朋支社長は「『ちょっと新しいスーパー』にしたい。客層を絞り、売り場ごとに特色を出す。価格を抑えながらどう価値を出すかが重要だ」と話した。

2375荷主研究者:2015/12/12(土) 23:06:55

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151117_13043.html
2015年11月17日火曜日 河北新報
地下鉄へ楽々 仙台駅西口にエレベーター

仙台駅に新設されたエレベーター棟

 JR東日本は16日、JR仙台駅に仙台市と共同で整備した「西口広場エレベーター」の使用を28日に始めると発表した。

 エレベーターは駅西口南側の入り口近くにあり、西口中央地下歩道と地上1〜3階を結ぶ。定員は15人。車椅子対応型で点字や音声案内もある。

 12月6日に開業する市地下鉄東西線の改札口が地下歩道にできるのに合わせて整備した。地下鉄から新幹線や在来線への乗り換えが容易になる。

 JR東日本仙台支社の担当者は「JRと東西線の利便性が向上することを期待している」と話した。

2376荷主研究者:2015/12/12(土) 23:39:12

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151120_12003.html
2015年11月20日金曜日 河北新報
<エスパル仙台>免税一括カウンター設置

エスパル仙台店の本館1階に設置された免税手続きの一括カウンター

 JR仙台駅ビルのエスパル仙台店(仙台市青葉区)は19日、複数テナントの購入商品の免税手続きを一括してできるカウンターを本館とエスパルⅡ(別館)に各1カ所設けた。訪日外国人観光客の増加を踏まえて利便性を向上させる。

 設置場所は本館1階パルショップと別館インフォメーション。対象テナントには一括カウンター対応を示す赤いステッカーを掲げた。19日時点でファッションや土産のテナント計34店(本館31店、別館3店)の商品を受け付ける。他の一部テナントも一括カウンター対応を計画している。

 免税対象は雑貨、衣料品などで1日の合計購入額が消費税抜きで1万円より高い場合。食品や飲料品、化粧品といった消耗品は、合計額が税抜き5001円以上50万円以下の場合となる。

 これまでは店ごとに免税対応をしていた。一括カウンター設置で、各店での購入額が少額でも合計すれば免税対象となるケースが増え、消費拡大が見込まれる。

 エスパル仙台店の担当者は「外国人観光客のニーズに対応することは新規客の増加につながる。東北を元気にする試みと捉え、積極的に進める」と話した。

2377荷主研究者:2015/12/12(土) 23:43:26

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151121_11045.html
2015年11月21日土曜日 河北新報
二日町庁舎 移転で閉庁・東北整備局

道路部、河川部など7部が入った二日町庁舎。24日に新庁舎に移る

 国土交通省東北地方整備局二日町庁舎(仙台市青葉区)が20日、閉庁した。道路部など7部が24日から仙台第1地方合同庁舎(青葉区本町)の増築棟で業務を開始する。庁舎移転は1911年8月、二日町に旧内務省仙台土木出張所が設置されて以来となる。

 閉庁式が20日夕に二日町庁舎であり、川滝弘之局長が「ここは東日本大震災の対応の拠点にもなった。新庁舎では県庁や仙台市役所が近くなる。連携を強化したい」と述べた。

 二日町庁舎は敷地5100平方メートル、54〜2004年に相次ぎ建設された建物5棟の延べ床面積は9271平方メートル。敷地は将来、売却される見通し。

 旧内務省仙台土木出張所は43年、東北土木出張所に改称。旧庁舎は45年7月の仙台空襲で焼失し、バラック庁舎の時代もあった。

 48年7月に旧建設省東北地方建設局に改編。2001年1月には、国交省発足に伴い旧運輸省の港湾部局を統合して東北地方整備局となった。

2378荷主研究者:2015/12/12(土) 23:44:11
>>2373
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151121_13018.html
2015年11月21日土曜日 河北新報
<コボスタ>天然芝に観覧車 夢の球場へ

改修後のコボスタ宮城のイメージ。人工芝が天然芝に替わり、左翼席に観覧車がお目見えする(c)Rakuten Eagles

 プロ野球東北楽天は20日、仙台市宮城野区の楽天Koboスタジアム宮城(コボスタ宮城)の来季に向けた大規模改修計画を正式に発表した。グラウンドの人工芝を天然芝に張り替え、左翼外野席後方に観覧車のある公園を整備する。総工費は約30億円。

 内外野のフェアグラウンドに冬芝「ケンタッキーブルーグラス」を張る。寒冷地対策として、芝の下に温風を吹き込むなどし土壌の温度や水分を管理する「サブエアーシステム」を活用。球団によると、国内の球場への導入は初めてという。天然芝化は球団の三木谷浩史オーナーの強い意向で実施される。

 公園は仮設の「楽天山観覧席」などを撤去し、広さ約4000平方メートルを確保。観客席の一部として約7000人を収容する。目玉となる観覧車は高さ36メートルで、4人乗りのゴンドラ16台が回る。球団は同エリアの命名権を12月25日まで募集する。

 スタンドは一、三塁側のダッグアウト、カメラマン席の上部に計212席を新設。ファウルグラウンドに張り出す「フィールドシート」は計116席増やす。バックスクリーンのスコアボード(縦10メートル、横25メートル)は全面を発光ダイオード(LED)に改装する。

 来年5月の完成を目指す観覧車を除き、工事は来季の開幕前の3月20日ごろに完了する予定。2万8451人の収容人数は3万人を超える見通し。来季は平均2万2000人の動員を目指す。

 球団の立花陽三社長は「天然芝にする球団創設時からの夢が実現する。わくわくしている」と話した。

2379荷主研究者:2015/12/19(土) 20:02:35
>>1947 >>2258
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151122_12028.html
2015年11月22日日曜日 河北新報
<イオン>東北大雨宮跡地 商業区画3.6ha

 東北大雨宮キャンパス(仙台市青葉区)に商業施設などを計画する大規模商業施設開発・運営のイオンモールは21日、仙台市内で近隣住民向けの説明会を開き、整備概要を示した。

 計画によると約9.3ヘクタールの敷地を「商業施設」「医療・福祉施設」「集合住宅」の三つに分割。南東の約3.6ヘクタールを商業地区とし、床面積約6万平方メートルの大規模集客施設を整備する。

 敷地約半分の西側約4.1ヘクタールには地域医療支援病院、北東の約1.6ヘクタールには集合住宅の誘致を目指す。集合住宅の高さは未定だが、同社は「最大で30〜40メートル(10〜13階相当)まで可能になる」と説明した。

 敷地内には幅7〜10メートルの自動車用通路を設ける。中心部に約1000平方メートルの広場を設置する方針。

 説明会では、住民から「自然が気に入っているのにマンションが建つと困る」「渋滞にはどう対応するのか」などの質問が出た。同社の担当者は「渋滞は交通量を調査したので県警と協議していく」と話した。

 同社は2014年、雨宮キャンパスを約220億円で取得した。同キャンパスは16年度中に青葉山新キャンパスに移転。18年の引き渡しを目指す。

2380荷主研究者:2015/12/19(土) 20:03:12

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151125_12008.html
2015年11月25日水曜日 河北新報
オフィス省スペース主流 貸し会議室の需要増

個人の机を廃止しカフェのようになったCBRE仙台支店のオフィス

 オフィススペースを縮小させて効率的に利用する動きが、仙台圏の企業で出始めている。外資系不動産サービス業のCBRE仙台支店(仙台市青葉区)は倉庫や会議室を減らし、オフィス空間を見直して働き方そのものの改善にも取り組む。業界関係者は「近年は省スペース化がトレンド」と指摘。裏付けるように、貸し会議室の需要が伸びている。(報道部・勅使河原奨治)

<残業削減効果も>
 JR仙台駅前の高層ビルに入る同支店は、8月の全面改装に合わせ、オフィスや会議室として借りていた2部屋(計211平方メートル)を1部屋に半減。これに伴って会議スペースを三つから二つに減らし、資料保管用のキャビネットは8割削減した。

 個人の机も廃止した。荷物は1人当たり45センチ四方のロッカーに収納し、残りの資料類はデジタル保管に切り替えた。契約書などの重要資料は、賃料の安い郊外の貸倉庫で保管する。

 資料が山積みになった机を取り払ったことで、オフィスはカフェのような空間になった。社員は好きな場所に座って作業できる。周りの視線を気にして居残る「だらだら残業」の削減効果も発揮しているという。

 稲毛敦士支店長は「IT環境の整備で社員が特定の場所にとどまる必要がなくなった。固定した席がなくなり、部下と相談しやすい環境が生まれ、作業効率が上がった」と話す。仙台圏を中心に数十社が視察に訪れたという。

 同社のようなケースはまだまれだが、会議室を必要としない企業は増加。それに比例して、貸し会議室の需要が高まっている。

<ビル賃料高水準>
 貸し会議室を運営するティーケーピー(TKP、東京)は2010年、仙台市場に参入した。1拠点(11室)でスタートしたが、ことし10月中旬には6カ所目の拠点を開設。最大300人規模のホールを含め大小42の会議室を用意する。

 TKP仙台支店の及川弘志支店長は「大規模の会議室だけでなく、小規模の需要も着実に伸びている。今後も両方をターゲットに仙台での供給を拡大したい」と勢いづく。

 仙台市中心部は、野村不動産が17年春に、青葉区中央3丁目に大型オフィスビルを開業するまで新規供給計画がない。仙台圏のビル空き室率は約10%に低下し、賃料が高水準を保っていることも、貸し会議室需要の高まりの一因にもなっている。

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店の担当者は「入居する企業が自前で会議室を持たずに、必要なときに借りることが当たり前になってきている。ビル内に共用の会議室があるかどうかで物件を決めるケースも増えており、今後もこの傾向は変わらないだろう」と指摘する。

2381荷主研究者:2015/12/19(土) 20:04:05

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151126_12002.html
2015年11月26日木曜日 河北新報
<仙台空港民営化>アクセス線の利便性向上

岩井卓也(いわい・たくや)東京都生まれ、筑波大卒。85年東急電鉄入社。賃貸住宅部統括部長などを経て15年4月からPFIプロジェクト推進部統括部長。11月の新会社設立とともに社長を兼任する。53歳。

 2016年6月末の仙台空港完全民営化後、経営に当たる特定目的会社「仙台国際空港」(宮城県名取市)の岩井卓也社長が25日、東京都内で河北新報社の取材に答え、東急電鉄を中核に今月設立した新会社の強みを生かし、仙台空港アクセス線の利便性向上に取り組む姿勢を強調した。「積極的な先行投資で旅客需要拡大を図る」と空港経営への意欲を示した。(聞き手は報道部・片桐大介)

◎仙台国際空港社長 岩井卓也氏に聞く

 -東急グループが仙台空港民営化事業に乗り出した狙いは。
 「仙台空港は東北6県に暮らす900万人の基幹インフラだ。交流人口拡大を図ることが可能な地域で空港事業にチャレンジしたいと考えた。東日本大震災からの復興にも寄与したい」
 「東北には世界に誇れる農産物や海産物があり、トヨタ自動車の関連企業や東北大といった学術機関が集積している。航空需要拡大のベースとなり得る魅力的な地域経済がある。各自治体や経済団体と連携し、観光セールスも進めたい」

 -格安航空会社(LCC)の誘致対策や空港ビルの改修など総額342億円の設備投資を計画している。
 「LCC誘致のため先行投資で空港機能を増強する。LCC専用旅客搭乗施設の新設は、可能な限り速やかに取り掛かりたい。4機程度は駐機できる設備にする。ビル内の商業エリアは拡大する。利用者がわくわくする空間にしたい。搭乗直前まで、すしを食べられる店があってもいい」

 -仙台空港はアクセス向上が課題となっている。
 「(鉄道の)仙台空港アクセス線の利便性向上に手を差し伸べる。飛行機の遅延にも対応できる柔軟な運行やダイヤ改善が必要だ」
 「アクセス線はJR線に乗り入れているため、JR東日本の協力がどうしても欠かせない。既にJR関係者と話し合いを進めている。首都圏で鉄道各社と相互直通運転を実施している経験を生かしたい。空港と東北各地を結ぶバス運行のため、関係企業との協議も始めた」

 -現行で午前7時半〜午後9時半の空港運用時間の延長は。
 「大きなテーマだが、今は判断する段階ではない。周辺地域の方々に迷惑を掛けることでもある。航空会社から具体的な要請があってから検討する」

 -東急は東京・渋谷など都市開発の実績がある。空港運営だけでなく、周辺地域の開発への期待もある。
 「空港運営以外の事業については、グループを構成する東急電鉄、前田建設工業、豊田通商などが直接関わると思う。それぞれ業界の知見を持っている。地域と連携したプロジェクトを進めることができるだろう」

2382荷主研究者:2015/12/19(土) 20:06:57

http://www.sankei.com/region/news/151126/rgn1511260047-n1.html
2015.11.26 07:10 産経新聞
【東西線出発進行!】(上)まちづくり変える「十字型」 仙台

 「地下鉄には雪とか雨とか天候に左右されない『定時性』があり、ビジネス面でも安心。(東西線の開業が)仙台の経済、復興と合わせた活性化の中でその大きな活力として生かされれば…」。そう期待を込めるのは運営者となる仙台市の奥山恵美子市長だ。

 公営地下鉄で路線を1つしか持たないのは全国で仙台だけだ。市は平成4年に全面開業した南北線を軸に据え、仙台駅を中心に南と北に長町地区と泉中央地区という2つの拠点を置き、市街地を外側に広げていく構想を描いた。だが、人口減少が進むにつれ、その狙いは外れた。

 東北大工学研究科の奥村誠教授(土木工学)は「これまでのまちづくりでは仙台駅に人や社会の機能が集中し、大町や一番町、国分町などを行き交う人が減った。南北線は都市を栄えさせるように作れていなかった」と指摘する。

 1路線だけの地下鉄を補完してきたのが路線バスだ。だが、仙台駅前のバス停は50カ所に上り、ほぼパンク状態にある。しかも、広瀬川や仙台城跡が東西の行き来のボトルネックとなってきた。

 これを解消すると期待されるのが市を東西に横断し、南北線と交差する東西線だ。東端の荒井駅(若林区)から中心部の仙台駅(青葉区)を通り、西端の八木山動物公園駅(太白区)へと続く全13駅、全長13・9キロ。市を縦断する南北線と合わせて十字型の移動手段が完成する。

 まちづくりのコンセプトも大きく変わる。十字型となった沿線に集中開発で施設や人を集め、都市機能を広げるのではなく、各駅の徒歩圏内に集約していく。目指すのは、国土交通省が今後の国づくりの指針にしている「コンパクトシティー」にほかならない。

 実際、仙台駅を中心に南北、東西両線の端から端の駅までは30分以内で移動が可能となる。さらに、東西、南北両線の沿線には、大学や高校のキャンパスが点在することから、「通勤・通学時間も短縮される」(東西線沿線まちづくり課)としている。

                  ■   ■

 緑やオレンジ色の帯状の板が連なる近未来的なデザインの2階建ての建物。真新しい歩行者・自転車用のえんじ色の道路と黒光りする車道がコントラストをつける。東西線の始発駅となる荒井駅だ。

 開業前の駅付近では通行人もまばらだが、駅舎には市民同士の交流の場や保育施設などを整備。タクシーやバス、一般車の乗降場や駐輪場も備える。

 今後、急ピッチで住宅地や大規模商業施設の開発が進み、病院や警察署も新設される。市は同駅周辺を「駅を中心に歩いて暮らせる便利な住宅地」に変貌させる考えで、新しい街が丸ごと一つ出現する。東西線沿線の中でもっとも大きく変わる街といえそうだ。

 東西線は、まもなく5年を迎える東日本大震災からの復興とも無関係ではない。荒井駅近くには復興公営住宅も建設された。

 市復興公営住宅室によると、今年5月までに荒井駅の徒歩15分圏内に197戸と101戸の集合住宅が2棟、戸建て住宅が15戸完成。それぞれ完成の翌月には入居者が決まり、ほぼ満室になったという。

 全国的にも、地下鉄の新線が本格開業するのは7年ぶり。しかも、今後は当面大きな計画はなく、その注目度は高い。

 日本地下鉄協会(東京)は「東西線は、全国の地下鉄車両の中でも最新鋭の車両で、駅ごとの特色も際立っている。(地下鉄を軸とした都市開発の)試金石になるだろう」と話している。

                  ■   ■

 仙台市地下鉄東西線の開業まであと10日に迫った。着工から10年あまりを費やした一大プロジェクトは東北最大の都市・仙台に何をもたらすのか。3回に分けて検証する。

2383荷主研究者:2015/12/19(土) 20:07:43

http://www.sankei.com/region/news/151127/rgn1511270042-n1.html
2015.11.27 07:01 産経新聞
【仙台東西線 出発進行!】(中)外国人・転勤族

 ■「外」からの利用者を呼び込め 空港民営化で相乗効果期待

 白地に緑のツートンカラーの機体が仙台空港のB滑走路に滑り込んだ。台北発仙台行きのエバー航空(台湾)と全日本空輸の共同運航便だ。

 「日本には何度も来たことがあるが仙台は初めてだ。滞在期間は短いが、楽しみたい」

 11月19日、東北大で開かれる会議に出席するため来日した台北市の男性は笑顔でこう話した。

 来年6月末に民営化される仙台空港。宮城県によると、平成26年度の国内・国際両線の年間利用者数は323万人に達し、東日本大震災前の水準を回復した。

 現在、仙台空港には台北、グアムなど4カ国・地域4路線の定期便が運航する。今年10月には、定期便を運休している仙台-タイ・バンコク間の定期便運航再開に向けて伊藤敬幹副市長が同地を訪れるなど、路線拡充の動きが進む。民営化は「震災前の水準以上の需要拡大を狙った動き」(仙台空港事務所)なのだ。

 空港利用者の増加が見込まれる中で、市観光交流課は来月開業する東西線についても「国内外から仙台を訪れる人たちにも、利用してもらわない手はない」と力を込める。

                   ◇

 仙台市への観光客入込数は震災のあった23年に落ち込んだがその後は急回復。26年は22年の水準に肩を並べた。市ではさらなる上昇カーブに期待する。

 来年3月には北海道新幹線が開業。東京から仙台を経由し、北海道までが4時間あまりで結ばれる。函館市は「仙台-新函館北斗間は2時間40分。東北各県からのアクセスが格段に進歩する」(観光推進課)と東北各地からの観光客誘致に期待を寄せる。

 一方で北海道への観光客流出や“素通り”の懸念も出ている仙台だが、市観光交流課は「東京や函館に向かう途中、仙台に立ち寄る観光客を取り込める」と負けていない。

 26年に宮城を除く東北5県から仙台市を訪れた宿泊者数は約109万人、関東からは約163万人で、関東・東北地方だけで全体のほぼ半数を占める。こうした「東日本発」の観光客をつなぎ止めるのが、東西線の役割でもある。

 市によると、仙台城跡から大崎八幡宮をめぐり仙台駅に戻るルートを、市の観光巡回バス「るーぷる仙台」で移動すると、移動時間だけで約50分かかるが、「東西線を使うと移動時間は半減する」と強調する。

 だが、市が狙うのは時間短縮よりも相乗効果だ。東西線開業日の12月6日には青葉山駅近くにるーぷる仙台の新停留所ができる。また、るーぷる仙台と地下鉄全線で使える1日乗り放題乗車券の販売も始まる。観光交流課は「るーぷると東西線との相互利用で、観光客にとっても移動の利便性が向上する」と意気込む。

 観光しやすい環境整備も進む。仙台城跡に設置した無料Wi-Fi(公衆無線LAN)の利用場所は来月1日からるーぷる仙台の停留所など計29カ所に拡大。開業後は国際センター駅1階でも利用可能となる。

                   ◇

 「マイカーではなく公共交通機関で通勤を促すよう検討する」。東西線沿線に立地する、ある企業の給与担当者が明かす。

 市交通局は通勤・通学者の東西線の利用促進に向けた働きかけも進めている。今春、沿線に立地する高校や大学の在校生や受験生に向けて案内を行ったほか、夏からは沿線100社以上の会社を回り、通勤利用を呼びかける“ドブ板営業”まで敢行した。

 「もともと仙台に住む車利用の人が地下鉄通勤に転換するのは限定的。ライフスタイルを変えることになり難しい」

 交通政策に詳しい宮城大事業構想学部の徳永幸之教授はこう指摘する一方で、「転勤などで新たに仙台に来る人たちを取り込むことが重要だ。『地価は上がっても便利だから沿線に住もう』という人は、地下鉄を使い倒そうと期待する人だろう」と強調する。

 「都心に行けば楽しいよね、と南北線を含め地下鉄全体の魅力を上げ、ファンを増やすことが利用者確保につながるはずだ」

2384荷主研究者:2015/12/19(土) 20:08:13

http://www.sankei.com/region/news/151128/rgn1511280057-n1.html
2015.11.28 07:10 産経新聞
【東西線 出発進行!】(下)「オール仙台」で取り組み重要

 ■不安残す収支計画 期待の沿線開発も足踏み

 「東西線の開業に向けて多くの市民が収支を心配をしていると承知している」

 仙台市の奥山恵美子市長は、25日の定例記者会見で吐露した。

 東西線建設事業が始まった平成15年度から今年度までに計2298億円の巨費が投じられた。国や市などは利払いなどを含め計約2971億円を負担する。

 市交通局は東西線の当初の利用者数を1日当たり8万人と見込み、これが年3%ずつ増加することを前提に財政計画を立てた。開業10年目の36年度に単年度黒字化し、24年目の50年度に累積赤字を解消する目算だ。だが、奥山市長が認めるように、この点が東西線最大の懸念材料だ。

 神戸市でも13年、東西線と同じく市内2本目の地下鉄線が誕生した。東西線より3駅少ない全10駅の「海岸線」だ。阪神大震災で甚大な被害を受け、「復興」を合言葉に再開発が進んだ点で東日本大震災からの復興を目指す仙台と共通する。だが、“先輩格”である海岸線の採算は厳しい状態に直面している。

 神戸市交通局によると、26年度の1日当たり平均利用客数は4万人あまり。しかし開業時には仙台と同じ1日8万人、5年目の17年度には13万人に達すると見込んでいた。19年目の31年度の単年度黒字化を目指しているが、26年度の赤字は62億円に上る。

 すでに開業から28年が経過した仙台市地下鉄南北線の収支状況も開業時の予測通りには進んでいない。

 「赤字がどんどん増えて行き詰まるという状況ではない。長期的にいえば、累積赤字解消の見通しは立っている」

 こう強調する奥山市長だが、単年度黒字化は当初予測より6年も遅れ、開業22年目の20年度にようやく達成。本来なら解消済みである累積赤字も895億円まで積み上がり、足元のペースで利益を積み上げても、解消にはあと30年かかる計算だ。1日当たりの利用者が予測を大幅に下回る平均16万6千人にとどまっていることが響く。

                 ■   ■

 不透明な要素は東西線のほうが大きい。南北線が「周辺に住宅地が最初からできていて、後追いで地下鉄が通っていく」(奥山市長)のに比べ、東西線は「これからの(沿線開発の)可能性に向けて作っていく地下鉄」(同)だからだ。つまり、東西線の収支計画は「沿線開発の稼働見込みを折り込んだ」(市交通局)ものなのだ。

 だが、肝心の沿線開発の進み具合はまだら模様だ。中心部の仙台駅や宮城野通駅、青葉通一番町駅の周辺では新たな商業施設の建設など再開発が急ピッチで進む。一方で、中心部から離れた卸町駅や六丁の目駅周辺などでは、市が土地の用途を変更しやすくする制度を設け開発促進を図ってはいるが、建設資材や人件費の高騰に阻まれ、民間企業の動きは鈍い。

 実際、大手デベロッパー(開発業者)からも「沿線開発を進めるには市場環境は良くない。しばらくは様子見だ」(幹部)との声が漏れる。奥山市長もこうした状況を認めつつ、「足踏みしている(事業者の)背中をいかに押していけるかが課題」と話す。

 「開発計画の進捗(しんちょく)を守ることが収支の達成を大きく左右する」

 こう指摘するのは三菱UFJリサーチ&コンサルティング名古屋本部の加藤義人副本部長。「交通インフラを整備した後、開発をどう進めるか。事業主体と都市開発を担う部門が連携し、『オール仙台』で取り組むことが重要だ」と加藤氏は分析する。

 東西線は仙台市民の生活や東北全体の経済成長にもかかわる大事業。市と市交通局が緊密に連携し、民間もうまく巻き込み、街にヒトやカネを呼び込む-。そんな難しいかじ取りが求められている。

                   ◇

 この企画は岡田美月が担当しました。

2385荷主研究者:2015/12/19(土) 20:09:08

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151127_13022.html
2015年11月27日金曜日 河北新報
<常磐線>相馬-浜吉田 運転再開前倒し発表

 JR東日本仙台支社は26日、東日本大震災で被災した常磐線相馬(福島県相馬市)-浜吉田(宮城県亘理町)について、2017年春としていた運転再開時期を、16年12月末に早めると発表した。仙台圏と相馬地方が鉄路で結ばれることで、被災地の交通利便性が向上すると期待される。

 仙台支社によると、再開する相馬-浜吉田は約23.2キロ。このうち津波で甚大な被害を受けた駒ケ嶺(福島県新地町)-浜吉田の線路約14.6キロと、同区間内の新地(同)、坂元(宮城県山元町)、山下(同)の3駅を約0.3〜約1.1キロ内陸側に移設する。

 一部ルートの内陸移設で、相馬-浜吉田は従来より600メートル延びた。復旧工事は昨年5月に始まり、総事業費は約400億円。運転再開に合わせ、JR東は相馬-亘理で複数運行している代行バスを廃止する。

 松木茂仙台支社長は記者会見で「運転再開を望む地元の理解があり、移設用地の取得もスムーズにいった。工事関係者が努力して工事が順調に進み、再開時期を早められた」と話した。

 その他の常磐線運休区間は、南相馬市の小高-原ノ町が16年春まで、浪江(福島県浪江町)-小高が17年3月まで、竜田(同県楢葉町)-富岡(同県富岡町)が18年3月までに再開する。富岡-浪江は未定。

2386荷主研究者:2015/12/19(土) 20:09:46
>>2385
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151127_13023.html
2015年11月27日金曜日 河北新報
<常磐線>仙台圏と再び直結「再建に弾み」

内陸に移設されたJR常磐線山下駅近くのつばめの杜地区。高架そばで住宅などの整備が進む=26日、宮城県山元町

 JR東日本が東日本大震災で被災した常磐線相馬(福島県相馬市)-浜吉田(宮城県亘理町)の運転再開を16年12月末に早めると発表した26日、沿線自治体の関係者からは歓迎の声が相次いだ。

 宮城県山元町は、常磐線の休止が続く間、人口が震災前の4分の1に当たる4000以上も減った。JR側に前倒しを要望してきた斎藤俊夫町長は「人口減に歯止めをかけ、少しずつ挽回する起爆剤になる。仙台圏への通勤、通学のため町外に避難する世帯の生活再建に弾みがつく」と述べた。

 町は内陸移設される山下、坂元両駅の周辺に沿岸の被災集落の集団移転先として新市街地を整備している。山下駅周辺の「つばめの杜地区」には来年中に小学校や保育所が開設され、スーパーマーケットなどが開業予定だ。

 転入者らでつくる新山下駅周辺地区まちづくり協議会の斎藤敏次会長(68)は「来年の年越し前に拠点施設がほぼ出そろうことになる。早期に新市街地の利便性が高まるのはうれしい」と声を弾ませた。

 福島県内の沿線自治体も、仙台方面と直結する動脈の復旧に期待を寄せる。多くの住民が通勤、通学の足として常磐線を利用してきた相馬市。震災後は高速バスの利用を強いられてきた。立谷秀清市長は「経済的にも文化的にも、仙台方面と再び鉄路で結ばれる意義は大きい。心が明るくなるニュースだ」と喜ぶ。

 新地町は、新設される新地駅舎周辺で約23ヘクタールの市街地整備を計画。将来は300戸程度の居住を見込んでおり、加藤憲郎町長は「駅までのアクセス道の早期完成を県などに強く働き掛ける」と、まちづくりの加速に意欲を見せた。

2387荷主研究者:2015/12/19(土) 20:12:09
>>2187
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151127_13018.html
2015年11月27日金曜日 河北新報
<仙台駅>西口喫煙所 バス降車場隣に移設

 JR仙台駅西口の駅向かい側にある喫煙所について、現在地から約20メートル東側の駅前広場内に仙台市などが移設する。利用開始は12月6日から。

 新しい喫煙所は、市地下鉄東西線工事に伴う駅前広場の再整備で新設されるバス降車場の隣接地で、ペデストリアンデッキの下になる。日本たばこ産業(JT)東北支社が仕切りを2枚立てて、灰皿を設置する。人が比較的集まらず、受動喫煙の心配が少ないと判断した。

 市は、デッキの9カ所に喫煙所の移設に関する案内板を既に掲示。30日からは仙台ロフト壁面の大型ビジョンでCMを流し、周知を図る。

 市とJR東日本仙台支社、JT東北支社はことし3月、国連防災世界会議の開催を機に、受動喫煙の防止と街のイメージアップを目的としてデッキにあった2カ所の喫煙所を撤去。仮の喫煙所を現在地に設けたが、デッキでたばこを吸うマナー違反の愛煙家が後を絶たず、本格的な移設が課題となっていた。現在の仮設喫煙所は12月5日夜に撤去する。

 市の担当者は「喫煙スペースは分かりやすい場所に移る。マナーを守って活用してほしい」と呼び掛ける。

2388荷主研究者:2015/12/19(土) 20:49:47

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2015/12/01 建設新聞
名取駅前地区市街地再開発組合 再開発ビル2棟と駐車場棟の建設計画
総延べ1.46万㎡で2018年5月竣工めざす 特定業務代行者選定へ事業提案を募集・参加申請は11日まで

 名取駅前地区市街地再開発組合(本年度内に設立予定)は1日、名取駅前地区大一種市街地再開発事業に係る特定業務代行者を事業提案方式で募集を開始する。

 再開発事業を円滑に進めるとともに権利者などの負担軽減を目的に、建築工事、資金調達や保留床処分などを特定業務代行者に業務委託する。

 応募資格は単独企業または共同体で、過去10年間に組合施行の市街地再開発事業で特定業務代行者としての実績と再開発プランナーを5人以上有することを求める。また、建設業務の幹事企業は経審の建築一式工事1600点以上、構成員には1100点以上であることとし、求める施工実績は幹事企業が延べ2万㎡以上の市街地再開発事業の施設建築物、構成員は延べ1万㎡以上の建築物とする。

 選定スケジュールは、参加申し込みを11日まで受け付け、事業提案書は来年2月19日の10時から17時までに提出とする。その後、有識者で構成する選定委員会が資力信用評価点、技術評価点、価格評価点の合計で最高点獲得者を特定業務代行候補の最優秀提案者とし、同月29日に結果通知、3月下旬に契約を締結する。

 同再開発事業は、東日本大震災の被害が大きかった名取市増田地区の地域活力の回復を目的に、名取駅前に名取市図書館、増田公民館、住宅、商業施設、生活利便機能を集約した複合施設を整備するもの。

 計画では名取駅前の敷地約7300㎡に、S5F延べ約6270㎡規模で図書館や商業施設などが入居する北棟、RC一部S11F延べ6080㎡規模で、住宅、生活利便施設が入る南棟を建設。そのほか、北棟に付属する形でS2F延べ約2250㎡、約100台収容の自走式立体駐車場棟も設ける。

 竣工予定は2018年5月。設計業務は山下設計・関・空間設計・都市デザイングループが担当した。

※名取駅前地区大一種市街地再開発事業の外観イメージ。(クリックで拡大)

2015/12/01付一面に掲載。

2389荷主研究者:2015/12/19(土) 20:50:13

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2015/12/02 建設新聞
仙台市地下鉄東西線沿線のまちづくり(上)
仙台駅東西で民間開発大規模開発が本格化 仙台駅、宮城野通駅にJRホテルやヨドバシ新館など

 《仙台市の東西を13駅でつなぐ地下鉄東西線がいよいよ12月6日に開業する。すでに仙台駅の東口、西口地区では一昨年から民間投資が活発化しており、2013年に着工したJR東日本の新ビルやファッションビル・パルコの新館は来春から夏の完成を目指しているほか、来年にはヨドバシカメラの新館も建設に入る。加えて仙台駅西口では新たな商業開発やホテル用地を物色する動きも浮上している。このほか、オリックスが六丁の目駅周辺の区画整理で計画中の複合商業施設は施工業者が内定し着工準備も整いつつある。仙台市も新交通軸の経済効果をさらに波及させるため東西線沿線の容積率を緩和し、民間の住宅開発などの投資を喚起する考えだ。東西線新駅周辺の新たな街づくりを追ってみた。※全3回。2回目以降は宮城県に掲載予定。》

 1日平均8500人が利用する仙台駅。2008年のリーマンショックや東日本大震災で一時、駅周辺の開発の動きが止まっていたが、一昨年からようやく活発化し始めている。

 07年に仙台市青葉区中央1丁目の仙台駅西口で旧仙台ホテル跡地を購入し、周辺を含めた再開発を計画しているオリックス不動産は、同跡地の当面の利活用として複合店舗「エデン」を開業している。ことし3月には復興需要による建築費や人件費の高騰を理由に、当初計画していた再開発を延期し入居テナントの営業も延長している。

 このため、再開発実現のスケジュールは流動的だが、隣接する商業ビル複数棟を含めた開発も見込まれており、実現すれば久々に大規模開発が具体化する可能性もある。また、周辺では再開発に係る入居テナントの受け皿となる商業ビルの建設計画も動きだしているといわれ、注目が集まっている。

 青葉区中央1丁目にあるさくら野百貨店仙台店の北側に隣接する仙台東洋ビルの再開発は、ことし8月に計画を断念したものの、新たに商業施設の計画が浮上している。現在の仙台東洋ビルは合同会社グリーンファイル(東京都港区)が来年4月までの工期で解体作業を行っており、こちらの開発にも目が離せない状況だ。

 仙台駅西口開発の目玉として長年、注目されていた中央南地区の再開発はエンタツパーキングやイービーンズ、プレイビル、東北電力などの広大な土地を一体的に開発するビックプロジェクトだったが、07年に地権者の一部が再開発組合から脱退し計画が頓挫。

 14年には土地所有者の日本通運がファッションビルのパルコと賃貸借契約し、現在は延べ2万4000㎡の新館を建設中で、16年7月のオープンを目指している。また、再開発用地のうち、東西線仙台駅の西1出入口周辺の約1500㎡は大阪の電子応用機器の企画・開発などを行う企業が取得しており、今後の利活用にも注目が集まっているほか、仙台市内の老舗ホテルが仙台駅周辺で出店用地を物色中とも聞く。

 一方、東口開発では老朽化した東西自由通路の拡幅に合わせJR東日本が仙台ターミナルビルの建設を進めている。規模は南棟・北棟を合わせ延べ4万3000㎡で内部には東北地方初出店となる東急ハンズ仙台店が入居する。さらにJR東日本は同ビルの作業所として使用している敷地内に、客室数280室、延べ約1万4000㎡のホテル棟や2万5000㎡の業務棟を計画。すでに鉄建・大林組JVの施工で着工しており、17年4月の全体完成を目指している。

 また、仙台駅東口ではヨドバシカメラが旧仙台店跡地約1万5500㎡の敷地に3棟延べ約10万㎡の新店舗を建設する。内部には仙台市の地下鉄東西線の沿線開発を促す都市計画提案募集制度を活用し、音楽ホールやバスターミナルを併設することで容積率の緩和を図る計画。今後は施工者を正式決定し、16年中の着工を目指すとしている。

 仙台市の老舗不動産業の松栄不動産は、東口のメーン通となる宮城野通沿いにある宮城野区榴岡の自社用地とその周辺を対象とした再開発事業を模索している。

※来年7月のオープンをめざすパルコ新館。 ※解体工事が進む仙台東洋ビル。新たな計画が浮上。

2015/12/02付一面に掲載。

2390荷主研究者:2015/12/26(土) 21:21:09

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151201_13065.html
2015年12月01日火曜日 河北新報
<仙台東西線>東の起点の荒井駅は多機能型

地元の伝統的景観「居久根」をイメージした荒井駅コンコース

震災メモリアル施設や保育所を併設する荒井駅

 仙台市が進める地下鉄駅を中心としたコンパクトシティー構想のモデルケースとして、6日に開業する市地下鉄東西線の荒井駅(若林区)が注目を集めている。駅舎は東日本大震災のメモリアル施設や保育所を併設して多機能型を実現した。地元の伝統的景観である「居久根(いぐね)」を大胆に取り入れたデザインも話題になりそうだ。

 荒井駅舎は地上2階、地下1階で床面積は約6400平方メートル。2階には東日本大震災の記憶を後世に伝える「せんだい3.11メモリアル交流館」を併設する。

 来年2月に開館し、隣接する荒浜地区の津波被害や復興状況を紹介する。市民が利用できる会議スペースも設ける。

 市地下鉄駅では初の併設型保育所は、来年4月に開所。市交通局東西線建設本部の高橋幸至建築課長は「駅周辺の住宅地は今後、若い子育て世代が多く居住することになる。市中心部で働く人たちに活用してほしい」と話す。

 風雪から家屋を守る屋敷林「居久根」が点在する地区だけに、駅舎は「都心とつながり いぐねとともに伸びゆくまち」を建設コンセプトとした。

 外壁は白を基調に、植栽パネルや木をイメージした茶色の部材をあしらった。1階コンコースの天井は、木目調パネルの間に照明を配置して居久根の木々と木漏れ日をイメージ。乗降客が居久根の下を歩いているような雰囲気を演出した。

 荒井駅は、1日約4500人の乗車を見込む。駅東側には6万5000平方メートルの東西線車両基地を配し、点検場、作業車の格納庫、運転士の宿泊施設を設ける。

2391荷主研究者:2015/12/26(土) 21:23:07

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151202_15020.html
2015年12月02日水曜日 河北新報
<仙台東西線>駐輪場11駅始動 2駅で遅れ

://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20151202_m2001.jpg

薬師堂駅の駅前広場に設置された屋外駐輪場=1日

 仙台市地下鉄東西線の開業を控え、全13駅に市が整備する駐輪場のうち11駅の駐輪場が1日、営業を始めた。宮城野通(宮城野区)、青葉通一番町(青葉区)の2駅では工事の遅れから6日の開業に間に合わず、来年12月以降にずれ込む。

 各駅の自転車やバイク、オートバイの収容台数は表の通り。利用時間はいずれも午前5時半〜午前0時半。1回の料金は自転車50円、バイク100円。

 路線バスと結節し、大勢の利用者が見込まれる八木山動物公園、薬師堂、荒井の3駅で台数が多い。若林区の薬師堂駅では駅前広場の一角に整備した。1日は開業前とあって利用者の姿は多く見られなかった。

 卸町(若林区)、大町西公園(青葉区)両駅の駐輪場は用地確保に難航。卸町は計画した480台に対し225台、大町西公園では120台に対し90台にとどまった。

 宮城野、青葉通一番町両駅は大幅に営業開始が遅れる。宮城野通駅は地上に110台を収容予定。関連の道路復旧工事が遅れ、利用開始は2016年12月。青葉通一番町は最大規模の1400台を地下に収容するが、工事費の高騰や地下埋設物の撤去が遅れた影響で17年1月にずれ込む。

2392荷主研究者:2015/12/26(土) 21:24:01

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151202_12001.html
2015年12月02日水曜日 河北新報
新アーケード完成 仙台の商店街つなぐ

完成したアーケードの下でテープカットをする関係者

 仙台市青葉区一番町の藤崎北西側十字路に周辺の3商店街が整備を進めていたアーケードが完成し、完成披露セレモニーが1日、現地で開かれた。

 一番町一番街、おおまち、サンモール一番町の3商店街関係者や奥山恵美子市長らが出席。一番町一番街の三田恵介理事長は「以前も設置を検討したが、実現しなかった。(6日の)地下鉄東西線開業前に完成しうれしい」と述べた。

 新アーケードは高さ約15メートルの鉄骨製で、透明な屋根から太陽光が入る。総工費約1億3000万円は国と市の補助金を活用した。

 これまでは周辺三方にあるアーケード街が十字路部分だけない状態だった。青葉区の会社員山口ひとみさん(29)は「雨の日は不便だったのが、便利になりうれしい」と話した。

 3商店街は新アーケードの愛称を募集中。採用作品賞には市中心部の商店街で使える共通商品券10万円分を贈呈する。連絡先は一番町一番街商店街振興組合022(265)5146。

2393荷主研究者:2015/12/26(土) 21:25:25

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151203_12016.html
2015年12月03日木曜日 河北新報
<仙台東西線>定期券の販売振るわず

 6日開業の仙台市地下鉄東西線で、通勤通学定期券の販売が振るわない。11月22日の発売以来、同30日までに売れたのは約3400枚。市が想定した定期券利用者約1万5000人の2割強にとどまっている。

 定期券は販売初日に約240枚、2日目に約140枚、11月30日には約600枚が売れた。開業日が近づくにつれて増える傾向にあるが、劇的に増加する状況にはなっていない。

 安定した収入源となる定期券の売れ行きは東西線事業の成否の鍵を握る。マイカー通勤からの転換を測る指標にもなる。市は1日当たりの予測利用者約8万人の2割弱が定期券を使うと見込み、PRしてきた。

 市交通局の担当者は「開業後しばらくは利便性を確かめたいという人が多いのではないか。定期利用者は週明けから乗る人も多く、今週末の購入状況に期待したい」と言う。

 定期券は地下鉄南北線の泉中央、勾当台公園、仙台、長町南各駅の乗車券発売所で販売中。東西線開業前は同線八木山動物公園、薬師堂、荒井の3駅で週末限定で販売し、5日も購入できる。連絡先は交通局案内センター022(222)2256。

2394荷主研究者:2015/12/26(土) 21:27:38

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151203_13064.html
2015年12月03日木曜日 河北新報
<仙台東西線>バス停留所 分散→集約

://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20151203_059015jc.jpg

JR仙台駅前に新設された降車専用スペース。ペデストリアンデッキや市地下鉄南北、東西両線と直結する

◎JR仙台駅西口パスプール再編/利便性向上へ

 仙台市は6日、市地下鉄東西線の開業に合わせ、JR仙台駅西口のバスプールを再編する。利便性向上を目的に、「仙台駅前」の呼称が付きながら駅周辺に分散していた停留所の大半をバスプールに集約する。

 乗降場所が変わるバス停は地図の通り。さくら野百貨店前や商業施設EDEN(エデン)前、東邦銀行前にある「仙台駅前」の停留所を、西口バスプールに移設する。さくら野前とエデン前の停留所は、宮城県内各地や一関、山形両市など近距離の高速バス専用乗り場に変える。

 JRあおば通駅前の停留所は残し、終点をバスプールとする。

 バスプールに集約しない例外もあり、市南部方面発交通局大学病院前行きの「仙台駅前」停留所は荘内銀行前からヤマダ電機前に、市中心部発東部方面行きの停留所はさくら野前からアイリス青葉ビル前に変更する。

 再編の一環として市は、仙台駅前を終点とする路線の降車専用スペースを仙台ロフト東側に新設する。青葉通を西から東進するバスは、愛宕上杉通との交差点を直進して降車場に向かうようになるため、交差点の右折待ちがなくなり、渋滞緩和が期待されるという。

 バスプールへの停留所の集約は、開業と同時に実施するバス路線再編で仙台駅前に止まる便数が減るため可能になった。再編では市内各方面から中心部への直通便を大幅に減らし、東西線八木山動物公園、薬師堂、荒井の3駅にバス乗降場を設置、地下鉄とバスの乗り継ぎを基本とする交通体系にする。

 市交通局は「回送バスも少なくなるので、仙台駅周辺の渋滞はかなり緩和されるはず」と言う。連絡先は交通局案内センター022(222)2256。

2395荷主研究者:2015/12/26(土) 21:28:15

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151204_13028.html
2015年12月04日金曜日 河北新報
<仙台東西線>バス大規模路線再編6日開始

市バスが発着する仙台市中心部の停留所。東西線開業に合わせ路線網が大きく変わる

 仙台市は6日、市地下鉄東西線開業と同時に、市バスの大規模な路線再編を実施する。東西線沿線から市中心部に向かう直通便を大幅に減らし、地下鉄との乗り継ぎを促す。市は新ダイヤを各バス停に掲示して周知を図るが、「市民の足」の激変には今も戸惑いの声が聞かれる。

 市交通局は主に八木山動物公園(太白区)、薬師堂、荒井(若林区)の3駅での乗り継ぎを前提に、バス路線を再編した。

 最も影響を受けるのが若林区内から交通局大学病院前に行く路線。バスの多くが薬師堂駅終点となり、中心部への直通便は激減する。連坊経由の場合、日中は1時間に4便あったのが1日5便に減る。一方で住民の要望を基に中心部への直通便を一部残したため、薬師堂駅経由でその前後に若林区役所に計2度止まって中心部に行く路線もある。

 市中心部でもルート変更があり、市南部方面発交通局大学病院前行きは渋滞緩和のため、東二番丁通の「電力ビル前」を通らずに向かうようになる。折り返し便は従来通り「電力ビル前」に止まるため、行き帰りで異なる経路になる。

 市は昨年2月、現行の4206便を3700便に減らす再編案を示したが、各地の市民説明会で批判が噴出。廃止予定区間を復活させるなどして便数を3979便とし、減便幅を約500から225に圧縮したが、高齢者の間には「乗り継ぎは負担だ」との声が根強く残る。

 市バスの経営は厳しく、2014年度までの累積赤字は62億4900万円。路線再編には経営改善の狙いもあり、交通局の担当者は「東西線の利便性やバリアフリーの充実ぶりをPRし、理解を得たい」と話す。

 6日からICカード乗車券イクスカが市バス、宮城交通でも利用できる。バスカードとジョイカード、スキップカードの磁気カードは5日で販売を終え、使用は来年10月末までとなる。

2396荷主研究者:2015/12/26(土) 21:34:12

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151205_13022.html
2015年12月05日土曜日 河北新報
<仙台東西線>アクセス道4区間が開通

://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20151205_093003jc.jpg

薬師堂駅方面に向かう狐小路尼寺線

 仙台市地下鉄東西線の6日開業を前に、八木山動物公園(太白区)、薬師堂(若林区)両駅に向かうアクセス道路4区間が開通した。駅につながる道路環境を改善するため、市が都市計画道路として整備した。

 アクセス道路の各区間は地図の通り。八木山地区は「郡山折立線」(1713メートル)「長町八木山線」(1959メートル)「ひより台大橋」(290メートル)の3本で、国道286号や長町地区との往来を容易にした。

 ひより台大橋は計画から49年を経て開通した。谷で隔てられた八木山南、ひより台両地区を結んだ。

 八木山動物公園駅には大規模な立体駐車場があり、市は今回の道路整備でパーク・アンド・ライドを推進したい考えだ。

 薬師堂駅の西側には狐小路尼寺線(823メートル)を整備した。一方通行だった仙台一高前を対面通行できるようにするなどして、駅へのアクセスを改善した。

 事業費は計約275億円。ひより台大橋は10月、ほかの3区間は11月下旬に相次いで開通した。

2397荷主研究者:2015/12/26(土) 21:34:35

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151205_13068.html
2015年12月05日土曜日 河北新報
<仙台東西線>うみの杜向けバス新設

 宮城交通(仙台市)は6日、市地下鉄東西線開業に合わせ、土日祝日限定で荒井駅(若林区)-JR仙石線中野栄駅(宮城野区)間を結ぶ急行バス路線を新設する。区間内の仙台うみの杜水族館(同)の来館者向けの路線となる。

 同社によると1日往復9便運行する。期間は6日〜来年5月29日の土日祝日と、年末年始の29日〜1月3日。両駅間には停留所が15カ所あるが、新路線は「卸町東五丁目北」「うみの杜水族館前」「アウトレット仙台港西」の3停留所のみに停車する。

 運賃は荒井駅-水族館が大人390円、子ども200円、中野栄駅-水族館が大人140円、子ども70円。

2398荷主研究者:2015/12/26(土) 21:34:51

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151205_13069.html
2015年12月05日土曜日 河北新報
<仙台東西線>市バス霞の目営業所廃止

 仙台市交通局は4日、市バスの霞の目営業所(若林区)を6日付で廃止すると発表した。市地下鉄東西線の開業に伴うバス路線の再編に合わせ、同営業所の運営を宮城交通(仙台市)に全面委託するため。

 運営委託は2013年度から段階的に実施されていた。同営業所の廃止により、川内、長町、実沢の3営業所体制となる。

2399荷主研究者:2015/12/26(土) 21:37:17

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151205_13066.html
2015年12月05日土曜日 河北新報
津波避難の2路線着工 多賀城

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 宮城県多賀城市が津波避難経路として整備する都市計画道路「清水沢多賀城線」「笠神八幡線」の合同起工式が4日、市文化センターであった。東西の幹線道に接続する南北の避難路として、市民の命綱と物流路の役割を担う。

 事業区間は清水沢多賀城線が同市東田中からJR仙石線を経て国道45号までの977メートル。2018年度完成予定で、事業費は74億9000万円。完成後は城南地区から県道仙台塩釜線(産業道路)までつながる。

 笠神八幡線は多賀城高近くの県道から砂押川を越える1520メートル。19年度完成予定で、事業費は35億3000万円。多賀城高から産業道路までが直結する。

 事業費にはいずれも復興交付金を充てる。

 起工式には行政関係者ら約80人が出席。菊地健次郎市長は「高台避難を迅速に進める、不可欠な道路だ」とあいさつした。斎藤雅一東北防衛局長らがくわ入れし、工事の安全を祈った。

2400荷主研究者:2015/12/26(土) 21:40:02

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151205_13023.html
2015年12月05日土曜日 河北新報
<仙台東西線>36年 曲折を乗り越え
地下鉄南北線が開業

藤井黎市長(当時)が東西交通軸を地下鉄として整備する方針を示しルート案を公表

本体工事に着手

最初のトンネル「青葉山トンネル」が貫通

 仙台市地下鉄東西線の開業までには長い道のりがあった。故島野武市長時代の1979年に市審議会で計画が提案されて以来、JR仙石線の延長やモノレール整備案などが浮上。西は茂庭団地、東は仙台港までの延長も長期目標として検討され、曲折をたどった。

 総事業費2298億円の巨大事業だ。採算面での不安から具体化は進まず、98年にようやくルート案が公表され事業が動きだした。2007年の本体工事着手後は東日本大震災に見舞われ、東の起点の荒井駅では震災復興施策が進む。東西線は復興まちづくりの一端も担うことになった。

<東西線開業までの歩み>
1979年 8月 仙台都市圏交通計画懇話会で東西線計画が初めて公式提案される
  81年    JR仙石線と相互乗り入れによる仙台―西公園駅ルートの整備方針を固める
 85年〜86年 モノレール南西線(西公園―茂庭団地間)の原案完成
  87年 7月 地下鉄南北線が開業
  89年 4月 仙台市が政令指定都市に移行
  91年 3月 石井亨市長(当時)が仙石線の西公園延長の断念と南西線を東部地域に延ばす計画検討を表明
  92年 7月 南北線が泉中央まで延長
  93年 7月 仙台市議会が東西交通軸促進調査特別委員会を設置
  95年 3月 東西線建設促進期成同盟会が早期実現を求め19万人分の署名を市に提出
  98年 8月 藤井黎市長(当時)が東西交通軸を地下鉄として整備する方針を示しルート案を公表
2000年 3月 ルートをリニアモーター式車両の導入を正式決定
     10月 駅の位置と駅名(仮称)を発表
  02年12月 国が東西線を補助事業に新規採択し、事業化が決定
  03年 9月 国が事業認可
  07年 2月 本体工事に着手
  09年10月 最初のトンネル「青葉山トンネル」が貫通
  11年 3月 東日本大震災
      6月 震災で中断していた工事が再開
  12年 5月 車両の製造開始
      7月 市が1日当たりの需要予測を11万9000人(03年試算)から8万人に下方修正
  13年 7月 トンネル採掘工事が完了し全線貫通
  14年 9月 車両の搬入開始
     11月 開業日を15年12月6日とすることを発表
  15年 3月 車両が線路を走る入線試験始まる
      7月 全15編成の車両搬入が完了
      8月 運転士の訓練開始
     11月 国が完成検査を実施
     12月 開業

◎軌跡/モノレールからの転換に難儀/仙台市東西線建設本部 初代本部長 高橋秀道さん(65)

 仙台市の第三セクター、仙台交通の前社長高橋秀道さん(65)は、市職員として長く東西線計画に携わり、市東西線建設本部の初代本部長も務めた。事業化に至る経緯と開業への期待を語ってもらった。

 東西線事業はもともと、JR仙石線の地下化に伴う西公園までの延長と、西公園から太白区の茂庭団地までをつなぐモノレール整備という二つの計画を合わせたものだった。(事業が公式提案された1970年代)当時の市の課題は西部開発。広がる住宅地に合わせた交通機関の整備がテーマだった。

 しかし仙石線の延長は難しく、青葉山にモノレールを通すのも困難と判明。市の開発も西から東に重点が移り、東部に延びるルートに変わった。

 当時は中央省庁再編(2001年)以前の時代。地下鉄は運輸省(現国土交通省)、モノレールは建設省(同)と担当が分かれていた。モノレールを推進したい建設省の調査費を使っていたこともあり、地下鉄への方針転換が簡単にはできなかった。

 市内部でも採算性を理由に慎重論が根強くあった。国との窓口役も務めたが「いいかげん決断してほしい」と国から何度も言われたことを覚えている。

 紆余(うよ)曲折あったが実現して本当に良かった。建設時期がデフレ期と重なり、建設費の高騰がなかったのも幸運だった。インフラ整備はタイミングを逸すると実現しない。既存の南北線とともに十字型の強固な都市基盤が完成した。

2403荷主研究者:2015/12/29(火) 21:10:00

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151207_13051.html
2015年12月07日月曜日 河北新報
<仙台東西線>シャトルバス始動 通学便利に

シャトルバスの運行開始を祝いテープカットする東北工業大の関係者=7日午前8時40分、仙台市太白区の八木山動物公園駅

 東北工業大は7日、仙台市地下鉄東西線の八木山動物公園駅(太白区)を発着する学生用シャトルバスの運行を始めた。同駅と八木山、長町両キャンパスを午前8時台〜午後6時台に16往復し、駅利用の利便性を高める。

 バスは29人乗りのマイクロバス。午前8時半に八木山動物公園駅で出発式があり、関係者がテープカットして運行開始を祝った。

 多賀城市から通う1年小向健太郎さん(19)は「JR仙石線と路線バスを乗り継いでいたが、バスは渋滞で遅れることがあり、地下鉄は便利。20分は短縮できそう」と期待し、シャトルバスに乗り込んだ。

 同大は学生約500人が通学手段を東西線に切り替えると試算。市の許可を得て駅の乗降スペースを使って運行する。付属校の仙台城南高行きも午前7時台に運行する。

 宮城光信学長は「周囲は坂も多く、事故防止の観点からもシャトルバスを走らせることにした」と話した。

2404荷主研究者:2015/12/29(火) 21:10:50

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151207_13038.html
2015年12月07日月曜日 河北新報
<仙台東西線>新バス路線も運行開始

関係者に見送られて多賀城駅前を出発する第1便

 仙台市地下鉄東西線の開業に合わせ、荒井駅(若林区)とJR仙石線多賀城駅前(多賀城市)を結ぶ新バス路線の出発式が6日、多賀城市の同駅前であった。

 関係者約100人が出席。菊地健次郎多賀城市長が「駅前再開発の完成を間近に控え、新路線開設に心から感謝する」とあいさつ。宮城交通の青沼正喜社長は「住民に愛され、長く続く路線となるよう、応援をお願いする」と述べた。多賀城太鼓に送られて、約30人を乗せた午前8時35分発の第1便が出発した。

 ミヤコーバスが運行する荒井多賀城線は、荒井駅から、うみの杜水族館、夢メッセみやぎを経由して多賀城駅前までを約35分で結ぶ。荒井-うみの杜水族館間の所要時間は約15分。

 来年3月に多賀城駅前に移転する市立図書館への誘客や交流人口増を狙い、多賀城側が官民挙げて要望し、実現した。平日は6往復、土日祝日に4往復が運行される。

2405荷主研究者:2015/12/29(火) 21:11:14

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151207_13011.html
2015年12月07日月曜日 河北新報
<仙台東西線>市バス再編で激減 高齢者不満

薬師堂駅のバス乗降場。東西線と市バスの接続地点となる=6日午前9時ごろ、仙台市若林区

 仙台市地下鉄東西線の開業に伴い、市バスの大規模な路線再編が6日、実施された。地下鉄との乗り継ぎを促すため、東西線沿線各地から市中心部に向かう直通便が大幅に減ったことに対し、バス利用者から不満の声が相次いだ。

 薬師堂、荒井両駅(若林区)と共に、東西線とバスの結節点となる八木山動物公園駅(太白区)。駅のバス乗り場で、同区八木山南1丁目の無職高野巌さん(85)は「自宅近くの停留所からJR仙台駅方面に行くバスが減り、用足しをするのに不便になった」と漏らした。

 この日は、試しにバスと東西線を乗り継いで仙台駅に行ってみたという。「地下鉄駅構内は歩く距離が長く、老人にはつらい」と帰りのバスを待ちながら疲れた様子で話した。

 薬師堂駅のバス乗降場では、多くの住民が新しい時刻表や運行系統を見ながら熱心にメモを取っていた。

 若林区中倉2丁目の無職本田圭太郎さん(88)もその一人。趣味やボランティアの集まりに参加するため、JR仙台駅周辺に出掛ける機会が多い。「市中心部に行くバスが激減した。東西線を使うしかないが、乗り継ぎは面倒」と渋い表情を見せた。

 若林区連合町内会長協議会の佐藤いわ子会長(87)は「地下鉄は駅構内を上り下りする必要があり、高齢者にはバスの方が助かる。東西線開業後もバス路線をもっと残してほしかった」と語った。

 市交通局によると6日、路線や運賃などバス関係の問い合わせは495件に上り、地下鉄関連の270件を大幅に上回った。

2406荷主研究者:2015/12/29(火) 21:12:26

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151208_13023.html
2015年12月08日火曜日 河北新報
<仙台東西線>混乱なく本格始動 利便性実感

真新しい東西線車両から降り、帰途に就く乗客ら=7日午後6時20分ごろ、仙台市若林区の荒井駅

 日曜日の6日に開業した仙台市地下鉄東西線は7日、初の平日を迎えた。朝夕のラッシュ時は通勤通学の会社員や学生らで混雑し、新地下鉄の利用が本格化した。開業前日の5日、運行管理システムの不具合で列車が緊急停止するトラブルがあったが、7日は正常に運行され大きな混乱はなかった。

 地下鉄南北、東西両線が乗り入れる仙台駅では午前7時半ごろから、東西線ホームが乗降客で混雑した。駅員に乗り換え口を尋ねる姿も見られた。

 聖ウルスラ学院英智高2年熊谷咲季さん(17)=泉区=は南北線泉中央駅から乗り、仙台駅で東西線に乗り換えて学校最寄りの薬師堂駅(若林区)へ向かった。これまではバスを乗り継いでいたが、「通学が楽になった。南北線と合わせて、いろんな場所に行けるのが楽しみ」と期待した。

 「今まで地下鉄に乗るには、自宅からバスで南北線長町南駅まで行った」という太白区の公務員男性(65)は、西の起点の八木山動物公園駅(太白区)から乗車した。行き先は南北線勾当台公園駅(青葉区)。「八木山動物公園駅までは同様にバス利用で地下鉄を含めて乗り換えは2回に増えるが、時間は短縮するはず」と語った。

 東の起点、荒井駅(若林区)では、午後5時半ごろから列車を降りて帰宅する人が増えた。宮城野区の会社員遠藤真里奈さん(22)は自宅から荒井駅までバスを利用し、青葉通一番町駅(青葉区)まで通う。「通勤時間は10分短縮するが、バスの本数が減ったのが残念だ」と話した。

 運行管理システムのトラブルについて、交通局は7日、全容解明には約1週間かかるとの見方を示した。不具合があった基板(フラッシュメモリー)は運行管理システムの作動状況を監視する役割がある。システムを製造した横浜市のメーカーが原因を調べている。

2407荷主研究者:2015/12/29(火) 21:13:09

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151208_13021.html
2015年12月08日火曜日 河北新報
<仙台東西線>直通便減 バス新路線に戸惑い

東西線荒井駅のバス乗降場で車両に乗り込む通勤者ら=7日午前8時ごろ、仙台市若林区

 仙台市地下鉄東西線の開業に伴う市バスの大規模な路線再編後、初めての平日となった7日、交通体系が一変した東西線沿線地域では、新路線に戸惑う通勤通学客の姿が見られた。再編は市中心部への直通便を大幅に減らし、東西線との乗り継ぎを基本とする内容。「地下鉄の利用で移動時間が短くなった」と評価する声も聞かれた。

 若林区の東西線荒井駅前では7日朝、駅舎とバス乗降場を足早に行き交う人の流れが見られた。バスを降りて駅に向かう人もいれば、駅からバスに乗り継ぎ、目的地に行く人もいた。

 案内係に新しいバス路線を尋ねる姿が目立ち、「ダイヤが大きく変わった。慣れるには時間がかかりそう」と不安げに話す通勤者もいた。

 同区荒井のアルバイト女性(65)は自宅からバスで荒井駅に行き、東西線に乗り換えて同区卸町の職場に向かった。1時間以上かかった通勤時間は約15分に短縮される。「乗り継ぎは面倒だけど、短時間で行けるのはいい」と話した。

 宮城県名取市の会社員男性(62)はJR東北線と東西線で荒井駅まで来て、駅からバスで若林区卸町東の勤務先に向かった。「地下鉄は料金が高い」と不満を漏らしつつ「渋滞の影響がなく、雨や雪の日には助かる」と語った。

 市交通局によると、7日のバス関係の問い合わせは825件あり、前日より330件増えた。路線や運賃に関する内容が多かったという。

2408荷主研究者:2015/12/29(火) 21:14:47

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151208_13024.html
2015年12月08日火曜日 河北新報
<仙台東西線>初日利用者は10万8900人

開業後初の通勤ラッシュで混雑する地下鉄東西線仙台駅ホーム=7日午前7時50分ごろ

 仙台市交通局は7日、市地下鉄東西線が開業した6日の推計利用者を約10万8900人と発表した。1日8万人の需要予測を上回ったが、市は「初日の特殊要因を考えると安心はできない」と気を引き締める。

 駅別では西の起点の八木山動物公園(太白区)が約2万1500人で最多。無料開放された動物公園や八木山ベニーランドを訪れた家族連れの利用が多かったとみられる。次いで市地下鉄南北線と接続する仙台(青葉区)が約1万7600人、東の起点の荒井(若林区)が約1万3600人。

 市の佐藤清交通事業管理者は「平日の朝夕にどれだけ乗ってもらえるかが課題だ」と話した。

 1日当たりの需要予測は、市が2003年時点で11万9000人と算出。12年に8万人に下方修正した。

2409荷主研究者:2015/12/29(火) 21:18:16

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151209_13011.html
2015年12月09日水曜日 河北新報
<仙台東西線>平日利用 予測大幅に下回る

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 仙台市地下鉄東西線の開業後初の平日となった7日の推計利用者について、市交通局は8日、約4万9400人と発表した。通勤通学の利用が本格化したが、1日8万人とした市の需要予測を約38%下回った。開業日の6日の約10万8900人から半減し、厳しい平日のスタートとなった。

 自動改札で乗車した人数を基に推計した。市地下鉄南北線の駅で乗車し東西線駅で降りた人は推計に含まれないという。交通局は「あと1万人は上積みできる」と説明するが、それでも予測には届かない。

 駅別の利用者数は表の通り。南北線と接続する仙台(青葉区)が最多だったが1万人に届かなかった。事業所が多く立地する市東部の卸町、六丁の目(若林区)も想定の約半分で、通勤手段として浸透していないことがうかがえる。

 東西の起点の八木山動物公園(太白区)、荒井(若林区)と薬師堂(同)の3駅には駅前広場を設置。パーク・アンド・ライドやバスとの乗り継ぎを見込むが、予測に達していない。

 一方、いずれも青葉区で、市中心部の青葉通一番町、西部の国際センター、川内の3駅は予測を超えた。買い物客や大学の学生、職員の利用が押し上げたとみられる。

 また、通勤通学定期券は7日現在で約1万1000枚が売れた。11月の発売直後は伸び悩んでいたが、今月6、7の両日で約2900枚を販売した。

 1日当たりの需要予測は、市が計画当初の1998年、13万2000人と試算。その後13万人(2002年)、11万9000人(03年)と下方修正を繰り返し、東日本大震災後の12年に8万人とした。

 市交通局幹部は「平日の初日であり、もう少し推移を見たい。8万人を目指し、新年度を見据えて通勤通学者の利用促進を働き掛けたい」と話す。

2410荷主研究者:2015/12/29(火) 21:18:43

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151210_11021.html
2015年12月10日木曜日 河北新報
<仙台東西線>南北線なぜ?最終バス3便削減

 仙台市地下鉄東西線開業に伴うバス路線改編で、宮城交通(仙台市)が運行し、南北線泉中央駅を平日午前0時以降に出発する3便が削減された。いずれも最終列車到着に合わせて出発した最終便で、利用者は「東西線とは関係ない路線なのに…」と困惑している。

 宮城交通は東西線が開業した6日から新ダイヤで運行する。仙台圏の運行便数は全体で5%削減。泉中央駅を平日午前0時以降にたち、泉パークタウン車庫(泉区)、富谷営業所(富谷町)、イオン富谷店(同)を終着地とする最終3便の運行を取りやめた。

 3便は人口が急増する泉区や富谷、大和両町内の新興住宅地を回っていた。仕事や飲食帰りのサラリーマンらで混雑する日もあり、宮城交通は「それなりに乗降客はあった」と認めつつ、「運転士が不足している」と理解を求めた。

 富谷町内から仙台市中心部に通勤する公務員の男性(39)は「残業した日などに最終便を使うことがあった。仕事を早めに終わらせるしかない」とぼやく。

 新ダイヤでは東西線荒井駅(若林区)-仙台うみの杜水族館(宮城野区)-JR多賀城駅(多賀城市)を結ぶ新路線などを導入している。

2411荷主研究者:2015/12/29(火) 21:19:08

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151210_13047.html
2015年12月10日木曜日 河北新報
震災後初の人口増 避難者再転入が要因か

 宮城県山元町の11月末現在の人口は前月比9増の1万2616で、東日本大震災以降初めて増加に転じた。内訳は男性が10増、女性1減。

 急激な減少傾向にひと息ついた形で、町町民生活課は「集団移転先の新市街地の整備が進み、町外避難者の再転入が増えたからではないか」とみている。

 町の人口は震災前の2011年2月の1万6695から約4000減った。震災で住民636人が犠牲になったほか、沿岸集落の災害危険区域指定やJR常磐線の休止などによる町外流出が響いた。

2412荷主研究者:2015/12/29(火) 21:19:38

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151210_13008.html
2015年12月10日木曜日 河北新報
八木アンテナ発明に貢献 斎藤報恩会が解散

斎藤報恩会自然史博物館=2008年12月

 戦前から東北大研究者らを助成してきた財団法人斎藤報恩会(仙台市)が9月末に解散していたことが9日、分かった。支援先には「八木・宇田アンテナ」を発明した旧東北帝大(現東北大)の故八木秀次教授や同大総長で世界的な金属学者だった故本多光太郎氏もおり、特に昭和初期は学都仙台を支える存在だった。

 報恩会は1923年、石巻市の大地主だった故斎藤善右衛門が私財300万円を投じて設立。当時画期的だった民間による研究費助成に取り組んだ。特に東北大とのつながりが深かった。

 青葉区本町の旧ホテル仙台プラザ隣に自然史博物館を構え、貝類や魚類の化石標本、鳥類のはく製などを収蔵・展示していたが、財政難から活動を縮小。2009年に自然史博物館を閉館し、同館を引き継いだ斎藤報恩会博物館もことし3月に閉じた。

 所蔵品は仙台市や東北大に贈った。ことし5月には元東北大総長の西澤潤一理事らが市を訪れ、市指定文化財「奥州仙台城絵図」や肉食恐竜アロサウルスの骨格複製標本など約3300点を寄贈した。

 解散は評議員会で9月2日に決めた。浜田直嗣理事(宮城県慶長使節船ミュージアム館長)は「戦前は研究助成団体として全国有数だったが、助成に必要な基金が減少した上に理事の高齢化も進んだ。寄贈した資料が次世代の研究に役立つことを願う」と語った。

 仙台市博物館の内山淳一副館長は「民間が研究助成金を出すというのは先駆的な取り組みで、息の長い活動は学都仙台の誇りだった。使命を終えたということだろう」と話した。

2413荷主研究者:2015/12/29(火) 21:20:09

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151210_13013.html
2015年12月10日木曜日 河北新報
<仙台東西線>東の起点に商機あり 地銀続々

地下鉄東西線(中央)と荒井地区に集中する(右上から時計回りに)七十七銀行、山形銀行の新支店と荘内銀行、仙台銀行の支店建設予定地のコラージュ

 6日に開業した仙台市地下鉄東西線の荒井、六丁の目の両駅に近い若林区荒井地区で、東北の銀行の出店や移転新設の動きが相次いでいる。近隣では東日本大震災の被災者の集団移転先となる土地区画整理事業が進む。金融緩和に伴い資金需要が低迷する中、各行は成長を見込める地区で住宅などのローン獲得を目指し、しのぎを削っている。

 「荒井地区は仙台で最も成長性が高い」。9日朝にあった山形銀行(山形市)荒井支店のオープニングセレモニー。長谷川吉茂頭取は晴れがましい表情で期待を口にした。

 鉄骨平屋約360平方メートルの真新しい店舗にはキッズスペースも設け、子育て世代に配慮した。土、日曜日も住宅、自動車などのローンの申し込みを受け付ける。アパート経営などを検討する富裕層向けのローン需要に対応する専門スタッフも常駐。個人客を取り込む陣容を整えた。

 周囲には真新しい家が並び、ハウスメーカーの旗がたなびく。商業施設の開発も急ピッチで進む。市によると、両駅周辺では荒井東、荒井西、荒井南の三つの土地区画整理事業が2018年度までに完了。約7500人の新住民が暮らすことになる予定だ。

 荒井地区における店舗戦略で、最も早い時期に動いたのが七十七銀行(仙台市)だ。ことし4月、山形銀から約1キロ北に「六丁目支店」を移転新設した。土日も営業するローンセンターを併設。六丁の目駅からの距離は旧支店の約半分の200メートルに縮まり、利便性が上がった。

 氏家照彦頭取は11月の記者会見で「競争が激しくなれば、知恵も湧いてくる。この地域では当行はネットワーク力がある」と述べ、地元行として他行を迎え撃つ姿勢を強調した。

 仙台銀行(仙台市)も七十七銀、山形銀と同じ通り沿いに「荒井支店・南小泉支店」を来年5月に新設する。西に約2キロ離れた従来の南小泉支店(若林区中倉)の建物は、新支店の営業開始後に取り壊す予定のため、実質的に移転する形となる。

 荘内銀行(山形県鶴岡市)は来年4月、荒井駅から約350メートル南に「荒井支店」を新設する。支店内にはセミナールームを設け、町内会などの会合にも無料開放する。担当者は「終着駅に近く、買い物帰りにも立ち寄りやすい。地域に役立つ店にしたい」と意気込む。

 別の東北の有力地方銀行も近隣に出店するとの話もあり、ますます競争は激化しそうだ。

2414荷主研究者:2015/12/29(火) 21:20:38

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151211_12021.html
2015年12月11日金曜日 河北新報
<仙台東西線>駅駐車場 東は堅調…西が苦戦

八木山動物公園駅の4階駐車場。上階ほど空きスペースが目立つ

 6日に開業した仙台市地下鉄東西線で、両起点駅に市が設置したパーク・アンド・ライド用駐車場が対照的な利用状況を見せている。西の八木山動物公園(太白区)は月決めの契約台数が予測の3割未満と苦戦、東の荒井(若林区)は約8割と堅調な出足となった。

 八木山動物公園駅の駐車場は、地上2〜4階と屋上に519台分を収容する。市は300台の月決め契約を想定したが、契約台数は申し込みを含め90台弱にとどまる。時間貸しを入れた利用台数は平日の7〜9日で1日平均約240台。収容能力の半分以下だった。

 市南道路建設課は「パーク・アンド・ライド用に駅へのアクセス道路を整備したことが、かえってマイカー通勤につながった面は否めない」と打ち明ける。

 荒井駅には駅南の屋外に170台分の駐車場を整備した。市はこのうち70台分を月決め用に計画したが、応募が予想を超え、90台分に拡大。既に71台の申請があったという。時間貸し用の80台分には7日に82台、8日には71台が駐車した。

 管理担当者は「時間貸しで利用を伸ばせる余地はある。短時間でも利用してもらい、回転率を上げたい」と話した。

 駐輪場の利用は両駅とも伸び悩む。市は7日午後4時の時点で利用状況を調査。八木山動物公園は収容台数777台分に対し153台と約2割に低迷、荒井も380台分のうち136台と4割弱だった。

 市が両駅に加えて通勤通学の拠点と位置付ける薬師堂(若林区)も481台分に対し、186台と4割に届いていない。南北線各駅の駐輪場の稼働率は平均7割に上っており、今後の浸透が課題になっている。

2415荷主研究者:2015/12/29(火) 21:21:09

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151212_11015.html
2015年12月12日土曜日 河北新報
<仙台東西線>市バス再編に戸惑いや反発

仙台市中心部を走る市バス。東西線開業で郊外と中心部を結ぶ直通便が減少した=11日、仙台市青葉区

 仙台市地下鉄東西線開業と同時に実施した市バス路線再編をめぐり、市交通局への問い合わせと苦情が6〜10日までの5日間で計3180件に上った。1日平均636件と通常の3倍超。再編では、東西線駅との乗り継ぎを促すため中心部へのバス直通便を大幅に減らしており、一変した路線網に対する戸惑いや反発が数字からもうかがえる。

 3180件の内訳は、路線や運賃に関する問い合わせが2888件、苦情が292件。再編後初の平日となった7日が計825件(問い合わせ713件、苦情112件)と最も多く、1日約200件という通常の4倍以上となった。開業5日目の10日も計653件(590件、63件)と依然として多い。

 窓口の交通局案内センターはひっきりなしに電話が鳴り、オペレーターだけでは対応しきれず、交通局職員が説明に追われるケースも続いている。

 利用者の苦情で多いのは、八木山動物公園(太白区)、薬師堂(若林区)、荒井(同)3駅と接続するバス路線に関するもの。特に薬師堂駅発着のバスに関する指摘が目立つという。実際、中心部との時間距離が地下鉄開業前よりかかるというケースも出ている。

 若林区遠見塚地区の主婦(58)の長女は学校の帰りに東西線を利用。仙台駅を出て薬師堂駅に着いた後、バスで自宅に向かうが、接続が悪く、以前より2倍の時間がかかるようになったという。「前はバス1本で30分ほどで行けたのに、乗り継ぎのバスの本数が少ない」と憤る。

 八木山動物公園駅でも帰宅ラッシュの午後6〜8時台、八木山南地区方面へのバスは1時間に2本にとどまり、不評だ。交通局担当者は「運転間隔が短い地下鉄との落差は大きいが、頻繁に走らせるほどの余裕はない」と釈明する。

 高齢者を中心に「地下鉄駅は歩く距離が長く、体に負担だ」「バスの直通便が少ない」との不満がくすぶる。交通局は1年後をめどに再度、路線網を見直す予定だが、「微調整できる部分は早めに着手したい」(輸送課)と話している。

2416荷主研究者:2015/12/29(火) 22:44:14

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151215_13040.html
2015年12月15日火曜日 河北新報
二十人町…街並み変われど町名は変わらず

藤村広場で町名が残った喜びをかみしめる名掛丁東名会の住民ら

 1988年に始まり、ことし9月に実質終了した仙台駅東第2土地区画整理事業の対象地域で、宮城野区名掛丁、二十人町、車町など歴史のある町名が残った。区画整理後は住居表示が変更され、「丁目」表記に変わることが多いが、住民が「藩制時代から続く町名を残したい」と要望。事業主体の市が認めた。

 「名懸組(なかけぐみ)」という武士の屋敷があった名掛丁や鉄砲足軽の住まいだった鉄砲町、二十人衆と呼ばれた鉄砲足軽が暮らした二十人町など、町名にはそれぞれ由来がある。ほかに元寺小路や小田原山本丁、小田原弓ノ町、榴ケ岡(宮城野区)などが残った。

 町名の保存は、地元町内会の名掛丁東名会などが区画整理事業の開始後から取り組んできた。渡辺昭男副会長(72)は「駅西側の地名が変わるのを見て危機感があった」と振り返る。

 地域の歴史を見つめ直すきっかけの一つで、保存活動の原動力になったのは、名掛丁にゆかりのある詩人島崎藤村の存在だ。藤村が下宿した「三浦屋」があり、ここで代表作の詩集「若菜集」の大部分が書かれた。町内会史を91年に発行して藤村との縁を紹介し、市との交渉の末、「藤村広場」の整備が2004年に実現した。

 町名保存は10年4月から13年3月まで開かれた住民らによる「まちづくり懇話会」と同分科会で地元の総意となり、同年の市議会12月定例会で決まった。

 町内会によると、区画整理前にあった約300世帯のうち今も残るのは約10世帯。商店や住宅が並ぶ下町の面影が失われた一方、幅員の広い道路沿いに高層マンションが次々に建ち、街は大きく変貌した。

 「子孫に名掛丁の歴史を伝えたい」と菅原章会長(75)。渡辺副会長は「地名はブランド。新しい住民とコミュニケーションを取り、地域の良さを保っていきたい」と語る。

2417荷主研究者:2015/12/29(火) 22:47:27
>>2344
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151216_12006.html
2015年12月16日水曜日 河北新報
<てくてながまち>17日開店 にぎわい創出

17日にオープンする「tekuteながまち」の店内

 JR東日本が東北線長町駅(仙台市太白区)の北側高架下に建設した複合商業施設「tekute(てくて)ながまち」が17日、オープンする。再開発が進む長町エリアのにぎわいを創出する新たな拠点として期待される。

 施設は鉄骨1階で、面積は約3000平方メートル。安全面を考慮し、もともと高架下にあった柱などはそのまま使った。鮮魚や青果、総菜、スイーツなど主に食品に加え、飲食、雑貨関係の計16店舗が入る。

 仙台初進出となる花巻市の青果販売フルーツ・タケウチは、青果店「カーラ・フルッタ」を構える。竹内伸幸ショップマスターは「岩手産の果物や野菜のおいしさを仙台の人に届けたい」と語った。

 tekuteながまちの引地岳雄店長は「地元の人たちだけでなく、遠方から長町に足を運んでもらった人たちも楽しめる施設にしたい」と話した。

 17日は午前11時オープン。先着で500人にオリジナルのトートバッグをプレゼントする。施設は、JR、市地下鉄利用者の利便性を考慮し、平日午前7時半(土日曜・祝日は午前9時)から施設内の一部を通行できるようにする。

2418荷主研究者:2015/12/29(火) 23:07:01

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151217_11019.html
2015年12月17日木曜日 河北新報
<仙台東西線>利用者予測の8割 開業8日間

://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20151217_093002jc.jpg

 仙台市交通局は16日、市地下鉄東西線が開業した6日から13日までの8日間の利用者数(速報値)を明らかにした。1日平均約6万4837人で、8万人とした需要予測の8割にとどまり、通勤通学客の取り込みなどが課題になっている。

 6〜13日の利用者数はグラフの通り。自動改札を通った人を集計し、南北線との乗り換え利用も含めた。6、7日分は当初発表の推計値に3600人、5800人をそれぞれ上積みした。

 開業日の6日は11万2500人と予測を大幅に上回ったものの、翌7日は5万5200人と半分強に減少。その後は5万人台で推移し、金曜の11日は5万8300人と平日最多となった。忘年会や降雨が要因とみられる。土曜の12日は7万2400人に増えた。

 駅別で見ると、平日最多だった11日は13駅中4駅で予測を上回った。4駅は(1)青葉通一番町(青葉区)5800人(2)川内(同)3300人(3)連坊(若林区)2800人(4)国際センター(青葉区)2300人-で、川内は予測の2.6倍に上った。

 一方、仙台駅(青葉区)は1万8600人で予測の7割弱。南北線との乗り換え利用を1万6000人と見込んだが、実際は約6000人と低迷。両起点駅の八木山動物公園(太白区)は4500人と予測の半分強、荒井(若林区)は2300人でほぼ半分だった。

 市の佐藤清交通事業管理者は「目標には届いていないが、マイカーなどからの転換には時間が掛かり、出足としてはまずまず。年度替わりに向け、利用のPRに力を入れる」と話した。

2419荷主研究者:2015/12/29(火) 23:07:49

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151219_13043.html
2015年12月19日土曜日 河北新報
<仙石線>石巻あゆみ野駅 来年3月26日開業

 JR東日本仙台支社は18日、石巻市門脇に新設する仙石線の「石巻あゆみ野駅」を来年3月26日のダイヤ改正に合わせて開業すると発表した。1日往復19本の普通列車が停車する。起点駅のあおば通(仙台市青葉区)まで平均78分、石巻まで7分で結ぶ。

 石巻市の亀山紘市長は「駅開業で、集団移転地の新蛇田南地区に移転する方々や周辺住民、石巻西高生の交通の利便性向上が図られると期待している」とコメントを出した。

 同駅は、陸前赤井(東松島市)-蛇田(石巻市)間に位置し、石巻市が整備費の全額を負担した請願駅。1日約300人の利用を見込む。仙石線の新駅設置は2004年3月の小鶴新田(仙台市宮城野区)以来。

 このほかのダイヤ改正では、東北線の快速「仙台シティラビット」(福島-仙台)が、新たに仙台市太白区の南仙台、長町の両駅に停車する。仙台支社は「利用客が多く、利便性向上につながる」と説明した。

2420荷主研究者:2015/12/30(水) 12:50:39
>>1751
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151221_13021.html
2015年12月21日月曜日 河北新報
<仙台東部道>名取中央スマートIC着工

地元の児童と一緒にくわ入れをして着工を祝う関係者

 宮城県名取市の仙台東部道路仙台空港-名取インターチェンジ(IC)間に開設される名取中央スマートICの着工式が20日、現地であった。2017年3月の使用開始予定。県内のスマートICとしては5カ所目となる。

 自動料金収受システム(ETC)搭載車に24時間対応するゲートを設ける。総事業費は約27億円で、1日当たりの利用台数は2800台と見込まれる。

 大型商業施設がある新市街地「なとりりんくうタウン」に近接し、広域移動の利便性向上と周辺の渋滞緩和に寄与。仙台空港北側地区に市が整備を目指す物流拠点「新産業ゾーン」へのアクセスも強化され、企業進出による経済復興にも貢献すると期待される。

 着工式には市や県、国、東日本高速道路の関係者らが出席。地元の小学生とくわ入れをして工事の安全を祈った。東日本高速道路の小島治雄東北支社長は「スマートICの完成が地域の発展に大きく寄与することを願う」と述べた。

2421荷主研究者:2015/12/30(水) 12:53:31

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151221_13034.html
2015年12月21日月曜日 河北新報
<仙台東西線>高校生活に変化?

://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20151221_059004jc.jpg

八木山動物公園駅から出発するシャトルバスに乗り込む仙台城南高生

◎通学便利に 受験生増期待/沿線他校との連携に弾み

 今月6日に開業した仙台市地下鉄東西線沿線の高校が、地下鉄のもたらす変化に期待を寄せている。間もなく入試シーズンが本番を迎えるのを前に、通学の利便性が向上した各校は初年度から受験者増に望みを懸ける。鉄路でつながった他校や大学との連携に弾みがつくと喜ぶ学校もある。教育現場への東西線開業効果を探った。(報道部・相沢みづき)

シャトルバス運行
 地下鉄駅で高さ日本一の八木山動物公園駅に近い仙台城南(太白区)。周辺は急な坂が多く、自転車・バス通学で苦労を強いられてきた生徒の一定数が地下鉄に切り替えるとみられる。

 駅から徒歩で16分ほどだが、朝夕に無料シャトルバスを走らせる。所要時間は7分。南北線と乗り継いで泉区や宮城県富谷町からも通ってもらおうと、2016年度入試で富谷町に試験会場を新設する。

 佐々木啓充教頭は「市東部の中学校から募集要項の追加送付の依頼が来た。これまで通学条件を理由に敬遠されてきた地域の受験生にとっても、志望校に十分なり得る」と展望を語る。

 市交通局がパンフレットで東西線各駅から「おおむね1キロ圏」と紹介する各高校・大学は表の通り。「定期券を使い切るまで様子を見るのでは」などと通学事情はすぐには変わらないとの見方がある一方、学校生活全般も含めた変化は確実に現れている。

新たに校門を設置
 聖和学園薬師堂キャンパス(若林区)はグラウンドの一角を薬師堂駅に提供。東西線開業に合わせて新たに南門を設置。同校は「駅周辺の一帯が明るい雰囲気になった。『聖和学園前』の車内アナウンスに喜ぶ生徒もいた」と歓迎する。

 仙台一(同)も学校名がそのまま連坊駅の副駅名に採用された。10年導入の全県一学区化で、南北線を利用して旧仙台北学区からも生徒が通う。

 渋谷貴彦教頭は「同じ東西線沿線の仙台二とは定期戦や部活動で生徒同士の交流が多く、東北大と高大連携にも取り組んでいる。学習や学校生活にさらに広がりが出るだろう」と話す。

 仙台東(同)は東西線沿線ではないが、開業に伴うバス路線再編で荒井、薬師堂両駅、JR長町駅と結ぶ路線が新設され、通学手段が増えた。

 同校は最寄り駅がいずれも遠く、自転車通学またはJRや地下鉄と自転車の組み合わせによる通学が9割を占める。バス路線新設で「悪天候時の通学が楽になるのでは」と同校はみる。

2422荷主研究者:2015/12/30(水) 12:54:11

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151222_12049.html
2015年12月22日火曜日 河北新報
<スイカ>古川駅も利用可 来年3月から

 JR東日本は21日、新幹線専用のIC定期券「Suica FREX(スイカ・フレックス)」で、東北新幹線の仙台地区での利用区間を、従来の郡山-仙台から郡山-古川に拡大すると発表した。来年3月26日から実施する。

 JR東によると、古川駅の利用者は1日約3100人(2014年度)。仙台間での通勤、通学利用者が多いため、対応駅とすることを決めた。東北新幹線では東京-那須塩原(栃木県那須塩原市)の各駅間も既に導入している。

 在来線では、陸羽東線の北浦(宮城県美里町)、陸前谷地(同)の両駅で来年3月26日から駅改札でスイカが利用できる。

2423荷主研究者:2015/12/30(水) 12:57:30
>>1949
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151222_11020.html
2015年12月22日火曜日 河北新報
イクスカとスイカ 相互利用3月26日から

://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20151222_093005jc.jpg

 仙台市は21日、市のICカード乗車券「イクスカ」とJR東日本の「Suica(スイカ)」の相互利用を来年3月26日に始めると発表した。市地下鉄と市内の路線バスでもスイカが使えるようになり、市は利便性向上による地下鉄などの需要増を期待している。北海道新幹線が開業するJRのダイヤ改正日に開始を合わせた。

 対象エリアは図の通り。岩手、山形、福島3県の一部を含むJR9線と仙台空港アクセス線で相互利用できる。北はJR東北線の平泉(岩手県)、南は矢吹(福島県)、西は磐越西線の喜多方まで使える。

 使い勝手の良さは利用方法で異なる。主に仙台市内の地下鉄、バスを利用する場合は、乗車回数に応じて付与されるポイントサービスがあるイクスカの方が得となる。

 ただ、首都圏や関西では利用できず、コンビニエンスストアなどで買い物できる電子マネー機能もないなど、スイカより利用範囲が狭い。市交通局の担当者は「使い方に合わせて選んでほしい」と説明する。

 定期利用で市地下鉄とJR線を乗り継ぐ場合は、イクスカとスイカのどちらかを連絡定期券に選ぶ。JR、地下鉄とバスの連絡定期券はイクスカのみとなる。

 首都圏私鉄の「PASMO(パスモ)」やJR西日本の「ICOCA(イコカ)」など全国9種類のICカード乗車券は既にスイカと相互利用可能になっており、イクスカのエリアでもスイカと同時期から使える。

 イクスカの発行枚数は20日現在で約21万枚。スイカは11月末現在、全国で約5759万枚となっている。

 連絡先は仙台市交通局案内センター022(222)2256。

2424荷主研究者:2015/12/30(水) 13:17:55
>>2119-2120
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151223_13005.html
2015年12月23日水曜日 河北新報
<国道48号>雪崩防止柵など完成 規制解除へ

 昨年2月、ことし1月に大規模な雪崩が相次いで発生した仙台市青葉区作並の国道48号で、東北地方整備局仙台河川国道事務所が整備を進めてきた雪崩防止柵とコンクリート製屋根のスノーシェッドが22日、完成した。事務所は、工事に伴う片側交互通行など規制を全面解除した。

 雪崩防止柵とスノーシェッドは、関山トンネルの宮城側出口から仙台方面に向かって約600メートル区間に設置した。高さ5.5メートルの雪崩防止柵は、上り車線側の斜面3カ所に延べ約210メートルにわたり整備。道路を覆う長さ約40メートルのスノーシェッドは2カ所に建設した。

 現場では2年連続で大規模な雪崩が発生し、車両の通行再開までに3〜10日を要した。事務所は昨年11月に対策工事に着手したが、ことし1月の雪崩再発を受けてスノーシェッドの工法見直しなどに取り組み、工期短縮を図った。

 種市優副所長は「一般的な工事よりも工期を1〜2年早め、降雪が本格化する前に完成を間に合わせることができた」と話した。

2425荷主研究者:2015/12/30(水) 13:28:46

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151225_13021.html
2015年12月25日金曜日 河北新報
<仙石線>塩釜神社初詣列車の運行中止

仙石線(右)から東北線(左)に乗り入れるため接続線(中央)を通る仙石東北ラインのハイブリッド車両(上)。右下は仙石線車両=2015年5月30日午前10時40分ごろ、宮城県松島町

 塩釜神社(宮城県塩釜市)の初詣客らを運ぶ列車として、長年親しまれてきたJR仙石線の初詣用臨時列車が、来年は運行が中止されることになった。利用客の低迷が理由で、地元からは「残念だ」と惜しむ声が上がっている。

 JR東日本仙台支社によると、臨時列車は少なくとも記録が残る1979年には運行していた。昨年はあおば通-東塩釜間で1月1日未明から上下計6本を各駅停車で運行した。

 利用は低調で、昨年のあおば通発下り列車(4両編成、定員550人)の乗車率は、午前1時半発が40%未満、午前3時発が20%未満。午前4時40分発は10%程度だった。仙台支社は「車の利用者が増え、ニーズにそぐわなくなった」と説明する。

 運行中止について、塩釜市観光交流課の吉岡一浩課長は「最近は参拝客が分散し、臨時列車の乗客も減っていると聞いていた。仕方ない面はあるかもしれないが、残念だ」と話す。

 仙石線本塩釜駅では毎年、臨時列車の運行に合わせて駅前の商店街などが鏡開きを行ってきたが、今回は取りやめる。同駅では旅行窓口「びゅうプラザ」の廃止などもあり、商店主の男性は「観光の玄関口という位置付けがあいまい。臨時列車の運行中止はそれに追い打ちを掛ける出来事だ」と嘆いた。

2426荷主研究者:2015/12/30(水) 13:29:10

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151226_13013.html
2015年12月26日土曜日 河北新報
<BRT復旧>大船渡合意、気仙沼持ち越し

BRTの導入について協議したJR気仙沼線沿線自治体首長会議=25日、国土交通省

 東日本大震災で被災したJR気仙沼線と大船渡線をめぐり、宮城、岩手両県の沿線5市町のうち大船渡線の沿線3市は25日、鉄路復旧を断念し、JR東日本が提案したバス高速輸送システム(BRT)の継続を受け入れることで合意した。気仙沼線は登米市と南三陸町が同意したが、気仙沼市が仙台へのアクセス手段などでJRと協議が必要だとして結論を持ち越した。

 沿線自治体首長会議の第3回会合が国土交通省で路線ごとに開かれ、大船渡線沿線の大船渡、陸前高田、気仙沼の3市長と、気仙沼線沿線の登米市長と南三陸町長がそれぞれBRTの受け入れを表明した。今後は個別に専用道の延長や新駅整備などをJRに要望し、協議を進める。

 JRは、鉄路の復旧は難しいことをあらためて報告。JRが責任を持ってBRTを運行するほか、産業や観光振興による地域活性化に取り組むことなどを約束した。

 結論を持ち越した気仙沼市の菅原茂市長は会議後、「仙台へのアクセスや地域振興策で、もう少しJRと協議が必要と判断した」と説明。「あまり先延ばしはできない。震災から5年の来年3月11日をめどに結論を出したい」と話した。

 沿線自治体首長会議は今回で終了する。気仙沼市は今後、JRと個別に協議する。7月にあった前回会合でJRはBRTによる復旧を提案。今回の会合で自治体が回答する予定だった。

 現在、BRTで仮復旧しているのは大船渡線気仙沼-盛(大船渡市)の43.7キロと、気仙沼線柳津(登米市)-気仙沼の55.3キロ。

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151226_13014.html
2015年12月26日土曜日 河北新報
<BRT復旧>仙台へのアクセスで差

 東日本大震災で被災したJR気仙沼線と大船渡線の復旧を協議した25日の沿線自治体首長会議で、沿線5市町のうち、気仙沼市は気仙沼線のBRTによる復旧の受け入れを保留した。同じ沿線の南三陸町は早々に受け入れを表明。仙台圏へのアクセスの利便性など環境の違いが判断を分けた。

 気仙沼市の菅原茂市長は会議後、BRTで同意しなかった理由について「地域振興策の課題もあるが、一番は仙台圏へのアクセス問題」と説明。JRとの話し合いがまだ必要との考えを強調した。

 震災前、気仙沼-仙台間は気仙沼線や東北線の快速によって約2時間で結ばれていた。菅原氏は「これまで(快速列車が)持っていた仙台へのアクセス機能をJRが担ってほしい」と求める。

 一方、復興まちづくりに影響するとして、首長会議の年内合意を訴えていた南三陸町。佐藤仁町長は今回の気仙沼市の判断について、「それぞれ自治体の考えはある」としながら、「(町内に)三陸自動車道の志津川インターチェンジが16年度に完成すれば、1時間ほどで仙台に行くことができる」と述べた。

2427荷主研究者:2015/12/30(水) 13:41:39

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151227_12034.html
2015年12月27日日曜日 河北新報
製造業の立地続々 国道4号沿い川根工業団地

相次ぐ企業立地が見込まれる川根工業団地

 宮城県大河原町金ケ瀬の川根工業団地に、製造業2社が相次いで立地する方向で調整が進んでいる。交通アクセスが良く、上下水道などインフラが整っていることが評価されたとみられ、年度内にも決定する見通し。別の製造業者も周辺の土地取得を検討しており、一層の工場集積が見込まれる。

 団地は国道4号と白石川に挟まれた約2.7ヘクタール。町は自動車部品と液晶パネル部品を手掛ける2社と詰めの協議に入った。自動車関連はエンジン部品を製造。近くに鋳造部品製造工場があることから立地を決めた。液晶パネルは蔵王町に関連工場があり、周辺で適地を探していたという。

 団地東側に工場がある生活用品の製造卸会社も周辺の畑の取得を視野に町と調整を進める。製品の保管場所確保や生産体制の拡大を図るとみられる。町は3社で計150人の雇用を見込む。

 川根工業団地は、かつてしょうゆの原料工場や野球場があった。東北自動車道村田、白石両インターチェンジまでは車で15〜20分。町商工観光課の担当者は「更地で工場などをすぐに建てられる点も重視したようだ」と説明する。

 町は「仕事をつくり安心して働けるようにする」などを柱とした地方創生の総合戦略を作成している。伊勢敏町長は「人口減少を最小限に食い止め、魅力ある町にしていく」と話した。

2428荷主研究者:2016/01/16(土) 14:20:59

http://toyokeizai.net/articles/-/77882
2015年07月23日 東洋経済
仙石東北ラインがほかの被災路線と違う理由
4年ぶりにあおば通〜石巻間の全線運転再開

土屋 武之:鉄道ジャーナリスト

仙石東北ラインに投入されたディーゼルハイブリッド車両。発電用エンジンと蓄電池を搭載し、電気で走る。

早期の復旧が待ち望まれていた仙石線

 2011年3月11日の東日本大震災による津波で長く不通となっていた、仙石線高城町〜陸前小野間の工事が完成し、2015年5月30日よりあおば通〜石巻間の全線で運転を再開した。うち陸前大塚〜陸前小野間は、東松島市の復興計画に従って内陸側の高台に建設中の「野蒜北部丘陵地区」へ、旧線からの直線距離にして約500m移設して新線を建設したもの。同区間にあった東名、野蒜の両駅も新線へ移転している。

 宮城県は「一極集中」の傾向が顕著な県で、県全体の人口が約232万人なのに対し、県庁所在地・仙台市の人口は約107万人に達しており、約46%もが集まっている。東北新幹線の駅や空港を通じての県外との交流拠点としても、むろん仙台市の重要性はゆるがない。

 では、宮城県第二の都市はといえば、人口約15万人と仙台市の約14%にすぎないが、石巻市なのだ。

 JR東日本が公表している1日1kmあたりの利用客数を表す仙石線の「平均通過人員」は、震災前の2010年度には2万1450人あった。これは首都圏の五日市線、内房線に対しても遜色のない数字だった。宮城県第一、第二の都市を結ぶ路線としても、仙台近郊の通勤通学路線としても、仙石線は重要な路線で、それだけ早期の復旧が待ち望まれていたのである。

 ただ、他の被災路線と比べて、今回の運転再開は少し異なったスタイルとなったことに注目したい。仙石線復旧と同時に、仙石線と東北本線を直通する新しい運転系統「仙石東北ライン」が開業。仙台〜石巻間に特別快速、快速を合わせて14往復の運転が始まったのである。

 仙石東北ラインとは、松島駅付近で近接していた仙石線と東北本線との間に約300mの「接続線」を建設し、仙台〜石巻間を東北本線経由で運転するというもの。1日1往復の特別快速は、震災前の仙石線経由の快速より下り12分、上り11分、所要時間を短縮している。

 震災までの仙石線と東北本線の運転系統は完全に別で、被災後も仙石線の快速は、早期に復旧したあおば通〜高城町間で運転を再開していたが、仙台と石巻との間の交通手段を確保するため、東北本線・小牛田経由の「直通快速」も、臨時列車として1日2往復設定されていた。これは途中駅では乗降できず、まさに両市を直結する列車であった。

 これらの仙石線の快速と直通快速を統合する形で開業したのが、仙石東北ラインだ。石巻のみならず高城町〜石巻間の主要駅と仙台との間の「速達化」を図ったのである。(別図参照)

 引き換えに今回、仙石線の快速は廃止され、あおば通〜高城町間は普通列車のみの運転となっている。高城町〜石巻間では、仙石東北ラインとあおば通〜石巻間の普通を合わせ、震災前と同じ33往復の運転が確保された。

2429荷主研究者:2016/01/16(土) 14:21:43
>>2428 続き

 同時に、利用率が芳しくなかった仙台〜松島間の東北本線の区間運転列車(普通)も仙石東北ラインに整理、統合されており、一部の快速が代替として仙台〜塩釜間の各駅に停車。同区間においては列車本数が減った。

 また、ミヤコーバス(宮城交通の子会社)が運行していた仙台〜石巻間の高速バスが、5月30日より、平日ダイヤで36往復から29往復に減便された。これらの点には留意しておきたい。

 接続線の総事業費は約18億円。約100億円と見積もられていた仙石線不通区間の復旧費用より、ずっと少ない投資でより大きな効果。具体的には交流強化による地域復興への後押しが望めるとして、事業化されたものだ。

 事業費のうち、宮城県が約2億2000万円、仙台市が約1億1000万円、東松島市が約4500万円、石巻市が約6500万円を補助金として負担しており、その総額は約4億4000万円にのぼる。なお、東松島市と石巻市の負担割合は0.41対0.59で、これは国勢調査による、仙台市への通勤通学者の割合に基づいている。

 天災で鉄道が大きな被害を受けた時、「復旧と同時に改良工事を行え」という論が、よく生まれる。この論の根底には、1959年の伊勢湾台風により近鉄名古屋線が壊滅的な打撃を受け、復旧の際、同時に1067mmから1435mmへの改軌工事を実施。1435mm軌間だった大阪線との直通運転を可能とし、大阪〜名古屋間ノンストップ特急の運転が始まったことがあると思われる。

 ただし、この改軌工事は伊勢湾台風以前から計画、準備が進められており、台風被害によって実施時期を繰り上げただけであることを忘れてはならない。突然の災害で奪われた日常生活を取り戻すべく、まさに不眠不休で復旧に追われている地元に改良を行う余力まで求めるのは酷で、安易な空想論は慎むべきと思う。

仙石東北ラインに乗ってみた

 東日本大震災においても同様で、山田線、大船渡線、気仙沼線などは復旧の基本方針においてすら紆余曲折を経てきている。

 その中にあって、震災後に具体化した計画(2012年10月18日にJR東日本仙台支社が公式発表)として仙石東北ラインを実現させたことは、まさに異例中の異例。復興への積極的な施策として大いに評価できる。比較的少ない投資で大きな時間短縮効果が期待できること。接続線部分における1日の利用客数予測が3000人という需要の大きさなどが、JR東日本と地元自治体が計画を推進した基礎となったことは間違いない。

 仙石東北ラインの開業後、朝の仙台行きと夕方の石巻行きに乗車してみた。

 仙台〜石巻・女川間で発売されている往復割引きっぷ。大幅な割引により、誘客を図っている。

 きっぷは、8月31日発売までの限定で「仙台⇔石巻・女川開業記念往復割引きっぷ(1200円)」があったので利用した。仙台〜石巻間は片道普通運賃が840円なので、かなり割り引かれている。ソフト面からの交流促進を図る施策で、良い企画と思う。

2430荷主研究者:2016/01/16(土) 14:22:25
>>2428-2430 続き

 朝は石巻6時35分発・仙台7時35分着の快速。この時間帯は東北本線の列車も多いため、9時前に仙台に着く仙石東北ラインは、この1本しかない。そのためか、石巻発車時にはほぼ席は埋まり、次の停車駅の陸前山下から乗った人はもう座れない。東北本線に入る時には4両編成の列車が乗車率100%ほどとなっていたから、400人以上の利用があったことになる。石巻から乗った人のほとんどが仙台まで乗り通した。

 夕方は仙台18時19分発・石巻19時17分着。これも朝と同様で、石巻まで乗り通す人が多く、発車間際に乗り込むと仙石線に入るまで立ちっぱなしになる。仙台対東松島市内(陸前大塚〜陸前赤井間の各駅)と、仙台対石巻市内(蛇田〜石巻間の各駅)の利用客数の比率は、まさに0.41対0.59(4:6)というのが実感に近い。いずれの市も、対仙台の鉄道利用は仙石東北ラインへかなりの数が移行したことだろう。

 開業から2カ月余りが過ぎ、仙石東北ラインはすでに沿線住民の間で定着した感があるが、では今後、さらなる復興促進へ向けての課題はないのであろうか。

 まず、日中の列車には余裕が見られたが、朝夕はかなりの混雑がすでに生じているゆえ、今後の利用客増加を見越すなら、輸送力増強が必要だろう。仙石線内の線路設備の関係で4両以上への増結は難しいので、増発ということになる。安定した輸送ができる鉄道へ誘致し、交流を活発化させるのなら、特にラッシュ時はもう少し本数を増やし、快適な通勤をアピールしてもよさそうだ。

駅を中心とした町づくり

 仙石東北ラインの輸送力増強は、津波被害による高台への集団移転により、駅周辺に住宅や公共施設を集中的に固めた町となる、「野蒜北部丘陵地区」の機能性アップにもつながる。安全な住まいを建設しても、便利な町でなければ定着は進まないと考える。新しい野蒜、東名駅の周辺は、各地で提唱されている「コンパクトシティ」のモデルともなりうる。

 同様のことは、やはり町の高台への移転を前提として、3月21日に移転開業した石巻線の終点、女川にも言える。ここでも駅を中心とした町づくりが進められており、すでに土地のかさ上げ工事や周囲の造成は、相当進んでいるようだった。

 やはり高台に再建された石巻線女川駅。女川町営バスも乗り入れ、交通ターミナルとしての機能も持つ。

 今は駅と公共施設が多少あるだけのような状態だが、町の再建と合わせた、女川への仙石東北ライン乗り入れにも期待したい。すでに女川町などはJR東日本へ要望しているとのこと。仙石線と石巻線の間では貨物列車が直通運転しており、設備上はすぐにでも可能だ。休日の観光臨時列車あたりから実施するのがよいと思う。

 仙石東北ライン開業に当たっては、新造のディーゼルハイブリッド車両が全列車に投入された。だが単なる直通運転であるならば、保安装置さえ整えれば、輸送力の増強や運転区間拡大は高価な新車にこだわる理由はなく、既存のディーゼルカーの転用でも構わない。機敏かつ柔軟な対応を望みたい。

2431荷主研究者:2016/01/16(土) 14:25:06

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160101_13002.html
2016年01月01日金曜日 河北新報
東二番丁通、国道286号線に切り替え

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 仙台市中心部の高層ビル群を南北に貫く東二番丁通(青葉区)が4月、国道4号から国道286号に切り替わる。国から地方への権限移譲の一環で、山形県に直結する市管理の3桁国道となる。

 東北大病院や仙台市役所脇を通る国道48号も同様に市に移管され、国道ではなくなる。4号、48号はいずれも並行するバイパスがあり、各国道は移管後、バイパスに一本化される。

 4号は現在の286号と接する宮沢橋前(太白区)-勾当台公園前(青葉区)間の3.3キロが286号になる。やや南東側の八本松(太白区)-宮沢橋間は県道に変更される。

 国道は他の国道と接続させるのが原則。4号を県道や市道にすると、これまで4号に接していた286号が宙に浮くため、286号に切り替え、国道45号の起点となっている勾当台公園前まで延ばすこととなった。

 48号は4月以降、トンネル区間などがある仙台西道路のみ国道として残る。さらにトンネル出口から広瀬通、東二番丁通を経て勾当台公園前まで延伸。一部区間は286号と重なる。

 いずれも2013年12月に閣議決定された「事務権限の地方移譲に関する見直し方針」に基づく。国道4号のうちバイパスから分かれる名取市飯野坂-八本松間の8.5キロは15年4月、先行する形で移管され、既に県道になっている。

 約2キロの東二番丁通は片側4車線で、車両通行量は1日約5万8000台。

2432荷主研究者:2016/01/16(土) 14:28:08

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160102_12034.html
2016年01月01日金曜日 河北新報
<仙台空港民営化>より便利に快適に

仙台空港の将来図。搭乗施設を新設し、就航路線の拡充を目指す

東急グループが描くターミナルビル改修後のイメージ図。土産物販売店や観光案内センターを充実させる

◎LCC搭乗棟新設/ビル内店舗増やす

 空港運営を担う仙台国際空港は、2014年度に324万人だった旅客数を、44年度に550万人に伸ばす目標を掲げる。目標達成の鍵を握るのが格安航空会社(LCC)の誘致を軸とする路線拡充だ。特に国際線は、香港など4時間圏内との直行便の新設を狙う。

 仙台空港の魅力向上を図る設備投資は、ターミナルビル内外を合わせて総額342億円を計画する。

 計画によると、ビル西側にLCC専用の搭乗棟を新設。搭乗橋(ボーディングブリッジ)は設置せずに簡素化し、LCCの施設利用料減額につなげて新規就航を促す。搭乗橋を複数の小型機が同時に使える「マルチスポット化」も進め、駐機数増加を図る。

 ビル内の店舗数は現在の19店から拡充する。保安検査ゲート通過後の待合室に店舗を増やし、搭乗直前まで飲食や買い物を楽しめるよう工夫する。東北各地の観光案内機能も増強する。

 空港に乗り入れる公共交通路線は現在、仙台アクセス鉄道と地元・岩沼市の市民バスに限られる。仙台国際空港は各地のバス会社と連携し、東北の主要都市や観光地と直接結ぶ高速バスの定期路線開設を目指す。併せて立体駐車場を建設し、駐車場の混雑緩和を図る。

2433荷主研究者:2016/01/16(土) 14:28:40

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160102_12032.html
2016年01月01日金曜日 河北新報
<仙台空港民営化>羽ばたき新た

7月1日に完全民営化される仙台空港。旅客路線や貨物取扱量の拡充に向け、民間の発想や行動力に期待が集まっている

 東日本大震災からの復興を力強く後押しする経済活性化策の一環として、仙台空港が7月1日、国管理空港として全国で初めて完全民営化される。東急電鉄など計7社が設立した特定目的会社「仙台国際空港」が空港施設を一体経営。就航路線の拡充や空港アクセスの改善に取り組み、利便性の高い「東北のゲートウエー」を目指す。民営化の経緯を振り返りつつ空港の将来像や今後の課題を探った。

◎選ばれる東北の玄関へ/広域観光の実現課題

 運営会社の仙台国際空港は2月1日、仙台空港のターミナルビルの運営と物販、航空貨物取り扱いの業務を始め、民営化の第一段階に進む予定だ。7月1日からは滑走路維持管理、着陸料収受など管制業務を除く空港業務全般を担い、本格的に空港経営をスタートする。

 今後のスケジュールは表の通り。仙台国際空港は1月中に、ともに第三セクターで、空港ビルを運営する仙台空港ビル(名取市)、貨物を扱う仙台エアカーゴターミナル(同)の株式を取得する予定。宮城県や金融機関などの株主と計57億円で売買契約を締結する。

 物販は仙台空港ビルの子会社、仙台エアポートサービス(同)が担っており、2社の株式取得で第1段階への移行準備が整う。

 完全民営化に向けて、国には運営権の対価として22億円を支払う。7月1日から管制業務以外の空港業務全般を担う体制が始動。運営期間は30年間で、最長で65年まで延長できる。

 訪日外国人旅行客の急増を受け、国内の地方空港は激しい路線獲得競争を繰り広げている。東北各県も地元空港の利用促進に躍起になっている。仙台空港を活用して広域観光や地域活性化を進めようという機運はなかなか盛り上がっていないのが実情だ。

 仙台国際空港は、6県や官民組織の東北観光推進機構と連携し、新たな旅行商品を開発するなどして東北全域に波及効果を広げていく方針。岩井卓也社長は「利用客に積極的に選ばれる空港にする。グローバルゲートを目指して懸命に頑張りたい」と強調する。

2434荷主研究者:2016/01/16(土) 14:29:38

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160103_13011.html
2016年01月03日日曜日 河北新報
<仙台初売り>東西線効果大 客呼び込む

商店街関係者から縁起物を受け取り笑顔を見せる買い物客ら=2日午前10時30分ごろ、仙台市青葉区一番町

 仙台初売りが仙台市中心部などであった2日、大型店や商店街の老舗店は昨年並みか昨年を上回る客が詰め掛け、好調なスタートを切った。先月開業した市地下鉄東西線の沿線では人の流れが変化し、開業の恩恵を受けた店舗もあった。消費動向の明るい兆しに、関係者は「この流れが続いてほしい」と願った。

 豪華な景品入り茶箱で知られるお茶の井ケ田一番町本店(青葉区)。一番乗りは愛知県蒲郡市の自動車整備会社経営の竹内義明さん(75)だった。「茶箱が欲しくて初めて来た。思ったよりたくさん景品が入っていた」と笑みを浮かべた。

 お茶の井ケ田の今野克二会長は「バブル経済以降、ようやく回復基調になってきた。この景気が東日本大震災の沿岸被災地まで伝われば」と語った。

 藤崎(青葉区)は午前8時の開店を15分早め、並んだ約1万人に対応した。本館と東西線青葉通一番町駅がつながったこともあり、2日の来館者は昨年より約5%増えた。婦人服売り場の担当者は「福袋は1万〜2万円の売れ行きが良い」と効果を実感した。

 ヨドバシカメラマルチメディア仙台(宮城野区)は、近くに東西線宮城野通駅ができた。小田島裕也店舗企画担当は「JR仙台駅より、宮城野通駅からの来店が目立った」と振り返った。

 仙台三越(青葉区)は昨年より多い約1万1000人が午前8時の開店を待った。宮城野区に昨年オープンした仙台うみの杜水族館での宿泊(2万5920円、5組)といった体験型福袋が好評だった。

 大型店などで初売りを楽しむ外国人観光客もおり、仙台三越では、昨年1件だった外国人対象の免税手続きが10件を超えた。

 大塚家具の仙台ショールーム(青葉区)は、創業者の父と経営権を争った大塚久美子社長が来店客を迎えた。自身プロデュースの仙台限定商品も登場。大塚社長は「熱気がすごい。伝統を実感した」と話した。

2435荷主研究者:2016/01/16(土) 14:30:05

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160104_13019.html
2016年01月04日月曜日 河北新報
<仙台東西線>需要予測下回るも…善戦ムード

間もなく開業から1カ月。仙台初売りなど年末年始期間中も利用された東西線だが、利用者数は?=2日、仙台市地下鉄東西線仙台駅

 昨年12月6日に開業した仙台市地下鉄東西線(八木山動物公園-荒井、13.9キロ)の利用者数をめぐり、市当局の内部に奇妙な安堵(あんど)感が広がっている。需要予測で掲げた8万人を下回っているものの、「善戦」「最低ラインはクリア」との声が多い。背景にあるのは南北線や近年開業した他市の地下鉄の動向。いずれも当初は苦戦し、徐々に上向いた経緯があるためだ。

 12月13日までの開業後8日間の利用者数は1日平均約6万4837人と、予測の8割にとどまる。開業日に11万2500人と突出して多く、平日は5万人台で推移(グラフ)。厳しい状況にも見えるが、内部の受け止め方は総じて前向きだ。

 奥山恵美子市長は同22日の定例記者会見で「開業早々の段階では健闘している」と自賛。幹部も「沿線開発が進んでいない割には善戦だ」と言う。

 楽観的とも言える見通しの根拠が南北線だ。1日22万5000人の需要予測に対し、開業1年目の1987年度は11万3000人と約半数。その後、通勤通学の大動脈として定着し、22年目の2008年に単年度で黒字転換を果たした。14年度は16万6203人で、33億1000万円の黒字を生んだ。

 開業時の苦戦は全国的な傾向でもある。横浜市で2路線目の地下鉄として08年に開業したグリーンライン(13.1キロ)は、初年度の利用者が1日約7万人。予測の10万4000人に届かなかったが、次第に増加し、15年は約13万人と当初の倍近くになった。

 横浜市交通局の担当者は「通勤通学ルートはすぐには切り替わらない。定着に2、3年かかった」と話す。

 05年開業の福岡市地下鉄七隈線(12.0キロ)も、1日11万人の予測に対し05年は約4万4000人と半分以下。それが毎年5%前後ずつ伸び、14年度は約7万5000人になった。一層の需要拡大を見込み、市は中心部と直結する延伸工事を実施中。新線沿いの住宅開発が堅調なのに加え、「沿線の大学に通う学生の利用が目立って増えた」(福岡市交通局)という。

 ただ、東西線にどれだけの伸びしろがあるかは未知数だ。宮城大の徳永幸之教授(交通計画)は「住宅開発は一気には進まない。沿線開発だけを重視するのではなく、市中心部の魅力を高め、東西線を使ってどう人を集めるかも考えるべきだ」と指摘する。

2436荷主研究者:2016/01/16(土) 14:31:12

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160104_13008.html
2016年01月04日月曜日 河北新報
<エネ自由化>仙台市ガス局の動向焦点

 ガスの小売り自由化をめぐり、都市ガス事業者で東北最大の仙台市ガス局の動向が焦点となっている。市は昨春、ガス局内に事業改革調整室を新設し、かつて頓挫した民営化の具体的検討を再開。民間への事業売却を模索しており、エネルギー関連各社の投資意欲を喚起するかが注目される。

 市ガス局は供給世帯約35万と公営ガスで全国最大規模。売却額は借金に当たる企業債の残高(2014年度503億円)以上を求める方針で、参入の可能性がある企業に聞き取りをして感触を探っている。

 幹部は「より良い条件で事業譲渡するため、企業の意欲や考えを把握する必要がある。譲渡手続きを早期に再開できるか見極めたい」と語る。

 500億円規模に上る巨額の費用負担に耐えられる企業は限られ、売却の行方は楽観視できない。

 市は05年、行財政改革の観点などからガス局の民営化方針を表明。企業債残高621億円を超える売却額を想定し10年の実現を目指した。東北電力、東京ガス、石油資源開発の3社でつくる1グループが応募したが、リーマン・ショックによる景気悪化を理由に09年に辞退、白紙になった。

 東京ガスの関係者は昨年暮れ、河北新報社の取材に「(再応募は)現段階では検討していない」と説明している。

 ガス小売りの自由化はすぐそこに迫る。民営化しない場合、市ガス局は新規参入企業と価格競争を強いられる可能性がある。
          ◇         ◇         ◇
 電力をはじめ商社や重工業、鉱業各社による火力発電所や液化天然ガス(LNG)基地の新設計画が東北で相次いでいる。家庭向けの電力小売りがことし4月、都市ガスが2017年に全面自由化され、電力、ガス各社の地域独占がなくなる。各社は東北をエネルギーの生産・供給拠点と位置付け、首都圏などでの参入につなげる方針だ。

2437荷主研究者:2016/01/16(土) 14:55:31

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160106_12011.html
2016年01月06日水曜日 河北新報
<仙台東西線>需要予測の63% 苦戦傾向

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 仙台市交通局は5日、市地下鉄東西線が開業した12月6日から同31日までの利用者数(速報値)を発表した。1日平均5万400人と需要予測8万人の63%にとどまり、苦戦傾向がうかがえた。

 全13駅別の利用者数は表の通り。多い順に(1)仙台(青葉区)1万5800人(2)青葉通一番町(同)5400人(3)八木山動物公園(太白区)5200人-となった。

 青葉山(青葉区)が予測の36%と不振が目立ち、最多の利用者数を見込んだ仙台も予測の57%と低迷。仙台では、利用者のうち南北線との乗り換えが1万6000人と全体の6割近くを占めると予想したが、実際は6000人と4割に届かなかった。

 東西の起点駅は八木山動物公園、荒井(若林区)ともに予測の65%。両起点駅以外では唯一、駅前広場を設けて乗り換え用のバス乗降場を整備した薬師堂(同)は72%だった。

 一方、川内、国際センター両駅(ともに青葉区)は予測を上回った。両駅に近い東北大や高校への通学利用が多かったとみられる。中心商店街と直結する青葉通一番町もほぼ予測通りだった。

 日にち別では開業日の6日が11万2500人と最も多く、次いで12日(7万2400人)、13日(5万9300人)、11日(5万8300人)と最初に迎えた週末と金曜が続いた。

 利用者数は各駅の自動改札を通った人を集計した。有人改札分は含まない。

2438荷主研究者:2016/01/16(土) 14:55:56

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160106_12016.html
2016年01月06日水曜日 河北新報
<仙台東西線>最低限の水準はクリア

開業後約1カ月の利用状況を説明する佐藤氏

 仙台市の佐藤清交通事業管理者は5日、河北新報社のインタビューに答え、6日で開業1カ月を迎える市地下鉄東西線の利用状況について「最低限の水準はクリアした」と述べた。春の年度替わりに向け、通勤や通学による利用の促進に一層力を入れる考えを示した。(聞き手は報道部・熊谷吉信)

 -1日8万人の需要予測に対し、昨年12月の実績は平均5万400人だった。
 「近くに大学や高校がある駅は健闘したが全体ではまだまだ。100点満点で41点。何とか赤点を免れた感じだ」

 -通勤需要を見込んだ卸町や六丁の目両駅など、大半の駅で低迷している。
 「通勤手段はすぐには切り替わらない。北や南から南北線を利用する人たちが東西線に乗り継ぐ通勤が浸透すれば、仙台駅の利用者も増えるはずだ」

 -経営見通しはどうか。
 「荒井地区を含む東部開発や東北大農学部の青葉山キャンパスへの移転など、伸びしろはまだある。ほかの都市の地下鉄も開業当初は苦戦したが、長期的には好転している」
 「東西線の建設費は南北線に比べ起債(借金)で賄った分が少なく、利子負担がはるかに軽い。南北線は黒字が続いており、両線合わせた市の地下鉄事業としては十分安定している」

 -開業と同時に実施した市バス路線の大規模再編には不満が根強い。
 「バス事業は地下鉄以上に厳しい。見直すべき点は見直すが、全ての要望には正直、応えることはできない。東西線沿線では地下鉄の利便性を丁寧に訴えたい」

2439荷主研究者:2016/01/16(土) 14:57:22

http://toyokeizai.net/articles/-/99112
2016年01月06日 東洋経済
仙台は「地下鉄東西線」開業で不便になった?
「鉄道」と「バス」の連携に課題

鼠入 昌史:ライター

2015年12月6日に開業した仙台市地下鉄東西線

 仙台市に2本目の地下鉄路線・東西線が開業してから、まもなくひと月を迎える。1日平均で6万〜7万人が利用しているとのことで、開業前の需要予測(1日8万人)の約8割。東京や大阪などと比べると“鉄道利用”が日常生活に定着していない仙台という土地柄を考えれば、十分健闘していると言えそうだ。

 今後、沿線の開発が進んでいけば、当初の需要予測を上回ることも考えられる。いずれにしても、開業前から懸念されていた“赤字路線化”を避けるめども立ったといったところだろうか。

 ただ、そんな前途洋々に見える東西線だが、市民からは「不便になった」という声が上がっているのだ。

バスは「地下鉄駅までの足」に

仙台市で2本目の地下鉄路線となる東西線

 仙台市交通局では、東西線開業に合わせて市内のバス路線網の再編を行った。東西線の路線と並行するバス路線を廃止し、一方で東西線の駅と周辺部を結ぶ路線を新設。これにより、地域によっては今までバスに乗れば仙台駅方面まで乗り換えなしで行けたところ、東西線開通後は途中でバスから地下鉄への乗り換えを強いられることになった。いわば、“フィーダー輸送”の体制を整えたというわけだ。

 もちろん、このバス路線再編が一概に不便ばかりというわけではない。市交通局が強調するように、仙台駅までの所要時間が短縮される。仙台市内はもともと渋滞がかなりひどく、朝や夕方のラッシュ時には通常バスで30分程度の距離でも1時間以上かかってしまうことがある。これが地下鉄とのフィーダー輸送化することで、平均で15〜20分程度にまで短縮されるという。

 また、経営という観点からも路線再編の持つ意味は小さくない。従来からバスや自家用車を利用していた人たちを地下鉄利用に誘導するためには、並行路線の廃止という発想は極めて合理的だ。何も手を打たなければ地下鉄利用者が伸びずに赤字が累積し、結果として市バスの運行本数の減少などにつながっていくリスクが高まる。こうしたことからも、バス路線の再編は市交通局の立場から見ても何も不思議ではない。

 しかし、それでも市民からは「不便」という声があがる。これには、乗り継ぎの効率の悪さがある。今回の地下鉄開通で仙台駅までのアクセス時間が短縮されるというのはあくまでも“乗り継ぎがうまく行ったとき”の話。

仙台市地下鉄東西線の車内。1日平均6万〜7万人が利用しているという

 地下鉄は日中7分半ヘッドで運行されているが、バスは最も頻度の高い区間で15分に1本。閑散区間では1時間に1本となる。つまり、タイミングが悪ければ駅前のバス停でバスを1時間近く待つこともあるということになる。それでは決して便利になったとは言えないだろう。

 また、このバスと地下鉄の乗り換えは、高齢者にとって大きな負担になっているという問題がある。仙台市西部に暮らすある男性高齢者は、「乗り換えなければいけないのは辛い。エレベーターはあるけれどどうしても長い距離を歩かなければならないから」と言う。

 東西線の全駅はもちろん完全バリアフリー。しかし、バスを降りてからホームにたどり着くまでにはある程度の距離がある。足腰が悪い老人にとっては、“乗り換えなし”が“乗り換えあり”に変わったことの影響は少なく無いだろう。

2440荷主研究者:2016/01/16(土) 14:58:24
>>2439-2440 続き

都市部の鉄道とバスは役割が違う

 実は、この仙台市のようなフィーダー輸送、理屈としては至極最もなのだが、都市部ではなかなか浸透していない。

 例えば東京都では、山手線内にも多くの地下鉄が走っているが、地上では多数のバス路線が平行して走っている。その最たる例が、都営バスの池86系統。渋谷駅東口から明治通りを北上して池袋駅東口まで向かうバス路線だ。この区間は、地下鉄では東京メトロ副都心線が走っている。

 また、山手線外でも東急田園都市線渋谷〜三軒茶屋間は東急バスにとっても大動脈となっている。こうした例は枚挙に暇がなく、名古屋や大阪、福岡など地下鉄網が整備されている主要都市でも同様だ。

 ただ、これらの路線に乗車してみると、利用者層は大きく異なっていることがわかる。地下鉄は通勤や通学者をはじめ、他の地域から訪れた人たちが中心という印象を持つ。一方で、バスは沿線で暮らしているいわゆる“地元の人”。鉄道駅と比べればバス停は数も多く、自宅から乗り場までのアクセスが楽という点もあるのだろうか、バスはその地域を訪れる人のためのものというよりは、その地域で暮らす人たちのために機能している。

 そもそも、鉄道は比較的長い距離を大量かつ高速輸送するにふさわしい交通機関。一方、バスは大量輸送こそ難しいものの、小回りを活かしてきめの細かい輸送を担う交通機関という特徴がある。それぞれの役割が異なるために、“遠方からの人を運ぶ”鉄道と、“地元の人の地域輸送を担う”バスが共存することができているのだろう。

 もちろん、東京や大阪といった大都市は人口も多く、鉄道とバスが並行していても充分に採算がとれるという点も無視はできない。ただ、仙台の例で見るように、鉄道とバスが連動して公共交通網を充実させるという理屈の上では極めて機能的なシステムが簡単には機能しないのは、こうした背景もある。

 地方都市を見ると、鉄道とバスの並行路線を整理してフィーダー化して成功している例もある。そのひとつは、コンパクトシティを推進していることで知られる富山市だ。

 富山市では、廃線に向けて議論が進められていた旧国鉄富山港線をLRT化し、さらにバス路線もLRTに連絡するように再整備を行った。成果は充分に出ていて、富山ライトレールはローカル線復興のモデルケースともされるほどになっている。

 ただ、「フィーダー化のポイントのひとつは低床車両。バスを降りたら目の前にある駅までバリアフリーですぐに乗れることが重要だった」(同社)と言うように、長い距離を歩かせることになる地下鉄との乗り換えとは事情が異なる。

 また、市内に6の地下鉄路線と複雑なバス路線網を持つ名古屋市交通局は「市内のどの場所からも500m以内にバス停があり、さらに最低でも1時間1本の運行本数を維持するようにしている」(同局営業企画課担当者)としており、フィーダー化には消極的。「経営にプラスでも市民の皆様に不便をかけるわけにはいかない」(同前)と言う。

実は少ない鉄道とバス乗り継ぎ

 2010年に行われた大都市交通センサスでは、鉄道末端交通機関としてバスを利用しているのは首都圏・中京圏・近畿圏いずれでもわずか10%程度に過ぎず、首都圏と近畿圏では60%近くが徒歩で駅まで向かっているという結果が出ている。これを見ても、鉄道とバスを同時に利用していくというスタイルは、特に都市部ではなかなか難しいということなのだろう。

 利便性を高めるはずの鉄道路線の開通が、同時に行われるバス路線の再編でかえって不便になるという不幸な結果。もちろん利便性が向上して喜んでいる人も少なくないだろうが、公共交通という存在である以上、“不便になった”という結果はできる限り避けなければならないだろう。鉄道とバスの“共食い”を防ぐなら、沿線観光地とのタイアップなど考えられる手段はほかにもあるはずだ。

 仙台市営地下鉄東西線開通に伴う仙台市バスの再編は、1年をめどに見直されることになっている。果たして仙台市はどのような結論を出すのか。単に“地下鉄ができて便利になる”と言って終わりにするのではなく、見守っていく必要があるだろう。

2441荷主研究者:2016/01/16(土) 15:01:05

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160107_13017.html
2016年01月07日木曜日 河北新報
<三陸道>仙台港北-利府中 4車線化完了へ

ほぼ整備を終えた三陸道仙台港北-利府中IC間の4車線区間(左側)

 2015年度中の4車線化が予定される三陸自動車道仙台港北-利府中インターチェンジ(IC)間(7.8キロ)の工事現場が6日、報道機関に公開された。道路建設はほぼ終え、中央分離帯移設や多賀城ICの新設が進んでいる。

 東日本高速道路東北支社によると同区間のうち、整備中の区間は仙台港北IC-利府ジャンクション(JCT)の4.7キロ。事業費約240億円で、12年4月に着工した。利府JCT-利府中ICの3.1キロは既に4車線化した。

 仙台港北-利府JCT間の上下4車線の運用は3月末以降だが、利府JCTに向かう下り線は3月中に前倒しして2車線での利用を始める予定。東北支社仙台工事事務所の大築正明所長は「この区間は朝夕に渋滞が発生していた。4車線化で利便性が高まり、復興にも寄与できる」と話した。

 三陸道の4車線化計画は仙台港北-桃生豊里間(52.6キロ)で進む。仙台港北-利府中ICの完成で、残りは石巻北-桃生豊里間(12.1キロ)となる。同区間は15年度内の完成予定だったが16年度に延期された。

<工事で一部通行止め>
 三陸道の4車線化工事のため、東日本高速道路東北支社は12日正午〜13日午前6時、仙台港-利府塩釜インターチェンジ(IC)間と、仙台北部道路利府ジャンクション-利府しらかし台IC間を全面通行止めにする。

2443荷主研究者:2016/01/16(土) 15:23:16

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2016/01/12 建設新聞
青葉区春日町・大京東北支店
ライオンズマンション春日町の新築計画 15F5125㎡、5月着工へ創建設計で設計

 大京東北支店(仙台市青葉区中央2の9の27佐藤一巳支店長)は、仙台市青葉区春日町に「ライオンズマンション春日町」(仮称)の新築を計画しており、創建設計に設計を委託している。

 建設場所は、仙台市民会館向かいの仙台市青葉区春日町3の12地内の敷地868.94㎡。近隣には市民の憩いの場である西公園や仙台メディアテークをはじめ、一番町商店街にも徒歩圏内となる住環境に優れたところ。

 施設規模は、RC15F延べ5125.02㎡、戸数54戸の分譲マンションとなる。

 近く施工者を決め5月中旬の着工、完成は2018年2月末を予定している。

2016/01/12付一面に掲載

2444荷主研究者:2016/01/16(土) 15:25:32

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160112_11020.html
2016年01月12日火曜日 河北新報
<仙台市バス>郊外路線 拠点乗り換え方式に

://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20160111_093023jc.jpg

 仙台市中心部から郊外の各住宅地に向けて放射状に伸びる市バス路線網について、市が見直しを検討していることが11日、分かった。住宅地を回る地区内路線と拠点停留場を新たに設け、拠点停留所で乗り換えて中心部に行く形を想定。近く策定する市交通局の経営改善計画に盛り込み、早ければ2018年度に実施する。

 見直し案のイメージは図の通り。利用者が少なく収支が厳しい路線を対象に現行の直通便を大幅に減らし、中心部へは乗り継ぎを基本とする。

 路線の効率化で経費削減を図るのが狙い。郊外を回る路線を民間のバス会社が担い、市バスは中心部行きの幹線系統に特化することも検討する。

 見直しの背景には市バスの深刻な経営状況がある。14年度は、乗車料収入72億円に市の補助金28億円を加えても4億4900万円の赤字。累積赤字は62億4900万円と増加している。特に郊外路線で利用者減少が目立つという。

 市バスをめぐっては、昨年12月6日の市地下鉄東西線開業と同時に、東西線沿線地域を中心に大規模な路線再編を実施したばかり。東西線との乗り継ぎを促すため中心部への直通バスを減らし、高齢者らから多くの苦情が寄せられた。今回の見直しも利便性の低下は必至で市民の反発が予想される。

 市交通局は17年度にも対象となる郊外団地などで説明会を開き、実施に向けた住民合意を得たい考えだ。

2445荷主研究者:2016/01/31(日) 13:01:21

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160113_13050.html
2016年01月13日水曜日 河北新報
<仙台東西線駅探訪>車両望むデッキ人気

展望デッキから東西線車両を眺める家族連れ

◎開業1カ月/国際センター駅

 「来た来た! とーうざーいせーん」

 国際センター駅(仙台市青葉区)2階の展望デッキにいた子どもたちが歓声を上げた。東西線車両が広瀬川橋りょうを渡り、駅に向かって来る。走行中の様子を見下ろせるデッキは人気のスポットだ。

 仙台国際センター展示棟で子ども向けのイベントが開かれていたこともあり、訪れた4日は家族連れが目立った。学会関係者らスーツ姿が大半だった以前と比べ、人の流れが変わった。

 仙台市の委託でセンターを管理する青葉山コンソーシアムの三崎拓哉さん(36)は「来館者の多くが駅に接した北側出入り口を使うようになった。南側に正面玄関があるが、駅側に変わったかのようだ」と話す。

 センター展示棟では昨年3月、国連防災世界会議が開かれた。一帯は仙台城跡や市博物館、宮城県美術館にも近い。文化の薫り豊かなエリアでコンベンション誘致の期待が高まる。

<メモ>所在地は仙台市青葉区青葉山2の6。1日の予想乗車人員1389人に対し、昨年12月6〜31日の実績は平均2500人と1.8倍に上った。駅構内は大型会議や学会の参加者の利用を考慮した開放的な設計で、2階には多目的スペースを備える。

2446荷主研究者:2016/01/31(日) 13:05:22

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160113_11038.html
2016年01月13日水曜日 河北新報
<国勢調査>仙台圏3万9000人増

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 宮城県が12日に発表した2015年国勢調査の速報値では、県内35市町村のうち26市町で人口が減少した。減少率の高さは、東日本大震災で津波被害を受けた沿岸市町が際立った。一方で、仙台都市圏(仙台市など14市町)は約3万9000人増加。仙台への人口集中の流れが進んだ。

<市町村別>
 巨大津波に襲われた沿岸部のうち仙台市を除く14市町では、名取、岩沼、利府3市町を除く11市町で減少した。減少率は女川町が最も高い36.98%。南三陸町29.00%、山元町26.28%と続いた。

 前回10年に比べ9市町村で人口が増え、うち7市町村は仙台都市圏だった。増加率が最も高かったのは大和町の13.49%。以下、富谷町9.67%、大衡村6.96%、利府町5.55%の順。

 増加率5位(4.90%)の名取市の人口は7万6719。栗原、気仙沼を抜き仙台、石巻、大崎、登米に次ぐ県内第5市となった。

<圏域別>
 7広域圏では仙台都市圏のみ増え、増加率は2.59%。人口は152万8719で、県全体の65.49%を占めた。前回比2.03ポイント増で、人口集積が加速した。

 残る6広域圏で減少率が最大だったのは気仙沼・本吉(気仙沼市、南三陸町)の14.99%。石巻(石巻市、東松島市、女川町)が9.68%で続いた。栗原(栗原市)6.71%、仙南(白石市など9市町)3.51%、登米(登米市)2.36%、大崎(大崎市など5市町)2.28%だった。

<世帯数>
 前回比4.75%増の94万4719世帯となった。核家族化を反映し、1920年の調査開始以来プラスが続く。1世帯当たりの平均人数は0.09人減の2.47人。市町村別で最多は色麻町の3.67人、最少は女川町の2.01人だった。

 増加率の上位3位は大和町26.24%、大衡村19.33%、富谷町13.57%。減少率は南三陸町23.76%、女川町20.51%、山元町15.47%だった。

2447荷主研究者:2016/01/31(日) 13:06:58

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160113_11037.html
2016年01月13日水曜日 河北新報
<国勢調査>都市機能集積度で明暗

://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20160113_kokusei.jpg

 宮城県が12日に発表した2015年国勢調査速報値では、10年の前回に続き仙台市、大和町など仙台都市圏で大きく人口が伸びた。仙台圏から離れた周辺部は減少が止まらず、特に東日本大震災の沿岸被災地は人口流出幅が大きい。商工業や学校など、都市機能の集積度が明暗を分けた。

 仙台市の北に隣接する黒川郡4町村は8.96%増。郡内の工業団地にトヨタ自動車東日本(大衡村)や、半導体製造装置の東京エレクトロン宮城(大和町)が立地。関連企業が張り付き、従業員の移住が進んだ。

 13.49%と県内最大の伸び率を示した大和町は「仙台近郊で、職場に近い環境が定住に適しているのだろう。比較的安い地価も影響した」(総務課)と話す。

 一方、白石市は5.74%減少した。市は「就職先となる企業が市内に少なく、進学を機に市外に出た若者が戻らない」(企画情報課)と分析する。仙台市中心部までは車やJRで1時間圏内。担当者は「交通の利便性を生かし切れていない。決め手がない」と嘆く。

 被災沿岸部は4市町で減少率が10%を超えた。巨大津波で多くの人命が失われた上に、住まいを奪われた被災者の宅地造成や災害公営住宅建設は完了していない。他地域へ避難したまま帰郷できない状況が続く。

 減少率が最も大きい女川町は津波で町内の建物の7割以上を失い、都市機能をゼロから再建中。須田善明町長は「持続可能な地方小都市をつくるため、しっかりと手を打つ」と述べた。

2448荷主研究者:2016/01/31(日) 13:07:44

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160113_11017.html
2016年01月13日水曜日 河北新報
<国勢調査>宮城 沿岸など26市町減少

 宮城県は12日、2015年国勢調査の速報値を発表した。県人口は233万4215人で、10年の前回に比べ1万3950人減少し、05年から3回連続でマイナスとなった。減少率は前回より0.1ポイント広がり0.6%と過去最大だったが、東北6県平均(3.8%減)や被災3県平均(3.2%減)は大きく下回った。

 男女別でみると、男性は114万127人で0.1%増加。女性は119万4088人で、1.2%減少した。男性の増加は、誘致企業の従業員らが流入した影響もあるとみられる。

 市町村別では、東日本大震災で被災した沿岸部を中心に26市町で減少し、9市町村で増加した。減少率が大きいのは、ともに被災規模が甚大だった女川町(37.0%)、南三陸町(29.0%)など。石巻市は減少数が最多の1万3590人(8.5%減)に達したが、14万7236人で県内第2の市の座を守った。

 仙台市は3万6199人(3.5%)増の108万2185人。県全体の46.4%を占めた。自動車産業の集積が進む仙台圏北部で増加が目立ち、大和町が県内トップの増加率13.5%を記録した。

 仙台市を除く沿岸14市町は3万9619人減。減少率は6.0%で、激しい人口減少に直面する被災地の実態が浮き彫りになった。

 県の分析では、この5年間で震災の影響や自然減などから約3万8000人減った一方、社会増が約2万4000人に上った。県統計課は「復興需要と企業誘致、外国人留学生の増加で人口減を抑えた」とみる。

 世帯数は94万4719で、前回比4万2857世帯(4.8%)増。1世帯当たりは2.5人で、前回を0.1人下回り減少傾向が続く。

2449荷主研究者:2016/01/31(日) 13:08:08

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160113_11011.html
2016年01月13日水曜日 河北新報
<国勢調査>富谷町5万人 半世紀で10倍

 宮城県が12日公表した2015年国勢調査(10月1日現在)の速報値で、富谷町の人口が5万1592となり、市制移行の要件である5万を超えた。町は10月10日の市制移行を目指しており、最も重要な人口要件をクリアしたことで、準備作業を本格化させる。

 富谷町の人口は前回(10年)より4550増えた。伸び率は9.67%で宮城県内で2番目に高かった。1963年に富谷村が町制施行した当時の人口は約5000だったが、仙台市のベッドタウンとして宅地開発が進み、この半世紀で約10倍になった。

 市制移行の人口要件は国勢調査が基になる。住民基本台帳では富谷町の人口は5万2295(1日時点)で、国勢調査の速報値より多い。住民票を残したまま町外に進学や単身赴任する人がいるためとみられる。

 町は今後、町議会3月定例会に市制移行の議案を提出し、議決を経て国、県に移行を正式申請する方針。

 若生裕俊町長は取材に「5万を超えた数字を目にして、ほっとした。先人の努力と計画的な町づくりのたまもの。10月10日の移行へ向けて作業を加速させたい」と話した。

2450荷主研究者:2016/01/31(日) 13:08:33

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160113_11012.html
2016年01月13日水曜日 河北新報
<国勢調査>仙台市 過去最多108万人

 仙台市は12日、2015年国勢調査(10月1日現在)の速報値を発表した。市人口は過去最多の108万2185人で、10年の前回調査に比べ3万6199人増えた。増加率は3.5%と2回連続で拡大。東日本大震災の影響などから想定を上回る人口増となった。

 5区の人口は青葉区が31万181人と最多で、太白区22万6687人、泉区21万6968人、宮城野区19万4930人、若林区13万3419人と続く。全区で増え、増加率は青葉が6.4%と群を抜いて高い。太白2.8%、泉2.7%、宮城野2.3%、若林0.8%だった。

 世帯数は49万9090と前回比で3万3830(7.3%)増えた。1世帯当たりの人数は2.17人で前回の2.25人を下回った。

 市は、16〜20年度の施策の方向性をまとめた「市政策重点化方針2020」で60年までの人口動態を独自に推計。15年の市人口を107万6000人と見積もったが、速報値は約6000人多かった。

 奥山恵美子市長は12日の定例記者会見で「震災後の他地域からの人口流入が想定より多かった」と述べた。20年の108万8000人をピークに人口減少に転じるとした市の予想については、時期が20年以降にずれ込むとの見方を示した。

2451荷主研究者:2016/01/31(日) 13:15:50

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160116_12008.html
2016年01月16日土曜日 河北新報
創業93年の呉服店「松葉屋」3月末閉店

3月末で93年の歴史に幕を閉じる松葉屋

 1923年創業の老舗で、仙台市青葉区一番町の呉服店「松葉屋」が3月31日で閉店することが15日、分かった。業界全体の低迷に加え、着物レンタル店の普及もあり、今後も店を続けても好転が見込めないと判断。閉店後は地元飲食店がテナントとして入居する方向で調整している。

 一番町四丁目商店街に店を構え、近くに仙台三越がある。開店当初は染め物店を営み、着物の糸をほどいて洗い仕立て直すなどした。戦後は需要の高まりを背景に呉服店に変更。東京や京都の呉服問屋から仕入れた生地を使った。

 同店によると呉服業界の売上高は現在、ピークだった2000年の10分の1に落ち込む。成人式、卒業式など晴れの日の着物も最近はレンタル店に押され、販売は苦戦した。それでも仙台は茶の文化が根付いており、常連客に支えられた。

 赤字経営に陥ることはなかったが、客の高齢化や業界の縮小傾向を受け、閉店を決めた。店は2月10日までセールを実施している。

 栗村雄一郎社長(54)は「お得意様に支えられ、ここまで続けられた。この先も呉服店が成り立つのは難しく、潮時だと考えた」と話した。

2452荷主研究者:2016/01/31(日) 13:20:35
>>2076
http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2016/01/18 建設新聞
フォレストとダイユーエイト
大規模集客施設整備へ県に新設計画を届出 太白区茂庭・1万1250㎡で6月着工めざす

 フォレスト(東京都新宿区西新宿2の6の1 多田直樹代表取締役)、ダイユーエイト(福島市太平寺字堰ノ上58 浅倉俊一代表取締役)は、仙台市太白区茂庭に大規模大型店舗「仙台市太白区茂庭計画商業施設」(仮称)の出店を計画しており、宮城県条例の特定大規模集客施設の立地誘導に基づく届け出を行った。

 建設用地は仙台市太白区茂庭土地区画整理8街区で、敷地面積は3万2934㎡。計画によると、フォレストはスーパーマーケット棟やドラッグストア棟、物販テナント棟、サービス棟の4棟延べ6023㎡(店舗面積3950㎡)を新築するほか、ダイユーエイトはホームセンター棟として延べ5356㎡(同4959㎡)を新設する。合計の延べ床面積は1万1247㎡(店舗面積8909㎡)で、着工はことし6月末、営業開始は2017年3月初めをそれぞれ予定している。

 仙台市太白区茂庭への出店は計画地の半径3㎞に約1万1000世帯が居住し、ホームセンターの空白地域となっていることから同地区を選定したとし、1日当たり約9300人の利用見込み人数を想定している。

2016/01/18付一面に掲載。

2453荷主研究者:2016/01/31(日) 13:21:01

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160119_13010.html
2016年01月19日火曜日 河北新報
<仙台港>復興需要 国際コンテナ過去最多

 仙台港の2015年の国際コンテナ貨物取扱量が過去最高を更新したことが18日、分かった。東日本大震災の復興需要を見据えた国際定期航路が最多の8航路となり、建築資材輸入が増えたのが要因。被災地で進む住宅再建をにらみ、今後の輸入量はさらに伸びるとみられる。

 県の速報値では、15年の取扱量は約22万5000TEU(1TEUは20フィートコンテナ換算の積載能力)に到達。これまで過去最高だった震災前年の10年(21万6142TEU)を1万TEU近く上回った。

 仙台港の国際コンテナ貨物取扱量は1990年の定期航路開設後、順調に伸びてきた。震災があった11年は前年比55%減の9万6528TEUと大きく落ち込んだが、復興需要で12年からV字回復に向かった。

 その後、被災地では災害公営住宅や一戸建て住宅の再建が本格化し、輸入建材の需要が急増。15年には北米西岸、韓国・釜山、ロシア極東ウラジオストクと仙台を結ぶ便が就航し、取扱量を押し上げた。県の担当者は「今後も官民一体でポートセールスに努め、一層の利用促進を図る」と話した。

2454荷主研究者:2016/01/31(日) 13:21:21

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160119_13055.html
2016年01月19日火曜日 河北新報
<仙台東西線駅探訪>商店街 にぎわい創出

青葉通一番町駅の北側出入り口。藤崎本館の地下入り口(奥)とつながっている

◎開業1カ月/青葉通一番町駅

 青葉通一番町駅(仙台市青葉区)は杜の都のシンボルロード・青葉通にできた初めての地下鉄駅だ。

 藤崎本館の地下と直結し、商業施設「シリウス・一番町」やアーケード街は目と鼻の先。目当ての品を求めて買い物客が行き交う。

 「駅ができた効果は予想以上」と実感を語るのは、地元サンモール一番町商店街振興組合の佐藤雅英事務長。「夕方、学生やサラリーマンの団体が駅を出て飲食店に繰り出す光景を見るようになった」と話す。

 新駅効果は同商店街の一角にたたずむ野中神社にも。仙台藩祖伊達政宗が仙台を町割りする際の起点にしたとされる所。初詣の参拝客は例年の1.5倍という。

 市中心部の8商店街でつくるパートナーシップ準備協議会は東西線の活用策を模索中。青葉通一番町駅の昨年12月の利用実績が好調だった勢いを生かし、中心部全体のにぎわい創出につなげたい考えだ。

<メモ>所在地は仙台市青葉区一番町3丁目3の2。1日の予想乗車人員5764人に対し、昨年12月6〜31日の実績は平均5400人。ほぼ需要予測通りで、13駅全体で予想の6割にとどまる中、堅調だった。青葉通では車道を減らして歩道を拡幅する再整備事業が進む。

2455荷主研究者:2016/01/31(日) 13:21:48

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160120_13021.html
2016年01月20日水曜日 河北新報
<仙台東西線>大雪で一転活躍 利用者4割増

大雪で地上の交通網が乱れる中、仙台市地下鉄の利用は伸びた=18日午後5時20分ごろ、仙台市青葉区一番町

 仙台市は19日、大雪となった18日の市地下鉄東西線の利用者数を7万2400人と明らかにした。1日平均5万400人だった昨年12月の実績を44%上回り、荒天時の強みが発揮された。

 増加が目立った駅は青葉山、川内(青葉区)。青葉山が6600人で昨年12月の2600人の2.5倍、川内も4500人と2000人から2.3倍に増えた。両駅とも大学キャンパスの最寄り駅。自転車やバイクで通う学生が地下鉄に切り替えたと見られる。

 一方で、開業前の需要予測8万人にはなお届かず、目標達成の難しさも浮き彫りになった。市交通局の担当者は「学生の取り込みが重要」と語り、新年度に向け各大学への働き掛けを強める考えをあらためて示した。

 18日の南北線利用者数は20万5200人と、先週平日の16万7900人〜17万7300人に比べ同様に伸びた。

 奥山恵美子市長は19日の定例記者会見で「都市交通の骨格を保てたという点で地下鉄が力を発揮したと言える」と述べた。

2456荷主研究者:2016/01/31(日) 13:22:18

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160120_13062.html
2016年01月20日水曜日 河北新報
<仙台東西線駅探訪>集客拠点 役割強まる

仙台市地下鉄東西線仙台駅の連絡通路。南北線やJR各線と接続する

◎開業1カ月/仙台駅

 「東西線→」「南北線↑」。仙台市地下鉄の東西、南北両線を乗り継ぐ利用者が看板や床の表示に従い、慌ただしく行き交う。

 南北線と十字状に交差する仙台駅(仙台市青葉区)。JR各線や仙台空港アクセス線と接続し、駅前では全国各地に向かう高速バスが発着する。仙台・宮城、東北を代表する交通拠点だ。

 東西線開業後に初めて迎えた年末年始、駅近くの仙台朝市は例年以上の人出でごった返した。「お客さんが1、2割多い。東西線の効果は大きいよ」と仙台朝市商店街振興組合理事長の入間田博さん(57)。「いい商品を安く提供し、チャンスを生かしたい」と力を込める。

 朝市の東隣に仙台パルコの新館が初夏、駅東口にはエスパル仙台店の新館が3月にオープンする予定で、一帯は開発ラッシュの真っただ中。市内の東西南北から人を引き寄せる磁場の役割が一層強まりそうだ。

<メモ>所在地は仙台市青葉区中央1の10の10。1日の予想乗車人員は全13駅で最多の2万7645人。昨年12月6〜31日の実績は平均1万5800人だった。東西線ホームは地下4階で南北線より1階下にある。地下4階と地下1階を結ぶエスカレーターは全長40.8メートルと東北で2番目に長い。

2457荷主研究者:2016/01/31(日) 13:22:47

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160121_13019.html
2016年01月21日木曜日 河北新報
<仙台市役所>省エネ基準適合せず老朽化深刻

築50年を過ぎ、空調や防災設備などの問題点が指摘された仙台市役所本庁舎

 築50年を超えた仙台市本庁舎の老朽化に関する診断結果が、20日までにまとまった。空調や防災設備が耐用年数を超え、現行の省エネルギー基準に適合せず、修繕や設備更新の必要に迫られている。設備更新で30年間利用する場合、60億円以上の費用が見込まれるという。

 診断は、東京の建築コンサルタントが昨年6〜10月に市の委託で実施。空調設備の配管をエックス線や内視鏡で調べたところ、腐食やさびが多く見つかった。屋内消火栓や消火水槽などの防災設備にも水漏れがあり、「信頼性の低下が懸念される」と指摘された。

 エレベーター6基のうち建設当初から更新していない2基は、メーカーの部品生産が終了し、故障した場合は修理できない恐れがあるという。

 不備を修繕し今後10年間使う場合は6億円、設備を更新して30年間使用し続ける場合は66億円のコストが生じると見積もった。

 施設の修繕で乗り切るケースは比較的安価で済む半面、トラブルの可能性が残る。設備を更新するケースでは省エネ基準への対応などに多額の費用がかかり、施工中は仮庁舎への移転も必要になるという。

 本庁舎は1965年完成。2004年に故藤井黎元市長が建て替え方針を打ち出したが、財源不足で断念した経緯がある。昨年の市議会9月定例会で建て替えに関する質疑があり、診断結果は今後の議論に影響を及ぼしそうだ。

2458荷主研究者:2016/01/31(日) 13:28:47

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160122_13059.html
2016年01月22日金曜日 河北新報
<仙台東西線駅探訪>利用増 プロ野球が鍵

買い物客らが行き交う宮城野通駅周辺

◎開業1カ月/宮城野通

 家電量販店の紙袋を提げた買い物客。アンパンマングッズを抱えた親子連れ。仙台駅東エリアの大型店やレジャー施設を訪れた人たちが、宮城野通駅(仙台市宮城野区)出入り口に向かっていく。

 宮城野区内で唯一の地下鉄駅だ。プロ野球東北楽天の本拠地、楽天Koboスタジアム宮城に通じる大通りが駅名となった。大規模再開発で商業施設やホテルを整備する動きが相次ぎ、活性化の兆しがうかがえる。

 ただ、新駅設置の効果が顕著に表れるには至っていない。仙台駅東口商工事業協同組合の理事長松坂卓夫さん(57)は「思ったより駅の利用者が少ない。恩恵を受けた事業者はまだほとんどない」と打ち明ける。

 地元の商業関係者が待ち焦がれるのはプロ野球シーズンの到来。松坂さんは「駅の利用者を増やすには楽天イーグルスをどう生かすか考えないといけない」と戦略を練る。

<メモ>所在地は仙台市宮城野区榴岡4の6の1。1日の予想乗車人員3948人に対し、昨年12月6〜31日の実績は平均1900人と約半分にとどまった。仙台アンパンマンこどもミュージアム&モールは徒歩7分。駅構内にアンパンマンの立像があり、アニメ主題歌も流れる。

2459荷主研究者:2016/01/31(日) 13:29:13

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160122_12001.html
2016年01月22日金曜日 河北新報
<フェラーリ>東北初ショールームまもなく

2台を並べられるショールーム

 イタリアの高級車フェラーリのサービスセンターが23日、仙台市泉区の国道4号線沿いにオープンする。専用のショールームとサービス工場を備えた施設は東北で初めて。

 センターは宮城や秋田で輸入車の正規販売店を展開するイデアル(若林区)が運営。ショールームは約130平方メートルで、車両を2台展示できる。サービス工場は約290平方メートルで、車両を持ち上げる専用リフト3基を備えた。イタリアでも研修を受けた専門スタッフ2人が常駐する。

 23、24日はオープニングイベントとして、フェラーリ創業60周年を記念して造られた同社初のハイブリッド車「ラ・フェラーリ」(車両価格1億6000万円、限定499台)を東北で初めて展示する。

 イデアルの西條俊之セールスマネージャー(37)は「プレミアムなものを体感していただける機会。多くの方にお越しいただきたい」と話した。同社によると、東北では約500台のフェラーリが登録されている。

2460荷主研究者:2016/01/31(日) 13:31:03

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2016/01/22 建設新聞
ヤマザワ・仙台市若林区荒井
荒井南店の新築へ数社に見積依頼 S1F4830㎡、年内の完成めざす

 ヤマザワ(山形市あこや町3の8の9 古山利昭代表取締役社長)は、仙台市若林区荒井に「ヤマザワ荒井南店」の新築を計画しており、施工者選定に向けて数社に見積もりを依頼している。

 建設用地は、仙台市立七郷小学校の南側に位置する仙台市若林区荒井字丑ノ頭ほか地内で、敷地面積は2万1000㎡。同用地は、組合施行で造成が進む仙台市荒井南土地区画整理事業地内北側で、県道荒浜原町線沿いの沿道商業用地となっている。

 計画によると、ここにS1F延べ4830.18㎡のスーパーマーケットを整備するとし、付属施設としてテナント棟の配置も予定している。近隣にある「ヤマザワ荒井店」は新店舗完成後に閉店する。

 今後、今月末までに見積もりを徴収した後に施工者を決定、年内の完成をめざすとしている。

 なお、設計は永井設計(山形市)が担当した。

2016/01/22付一面に掲載。

2461名無しさん:2016/02/02(火) 11:37:09
東ガスの傘下に這入ゃうのは,勿論東北電力の傘下に這入っちゃうよりはマシだけど,本当は東北人民による東北人民の為の東北人民資本が欲しいなぁ。。東北電力・仙台ガス・JR北日本(福島以北のJR東日本とJR北海道と三陸鉄道や旧東北本線の第三セクターを統合して設立♪)が東北財界の御三家でw
アイリスオーヤマやカメイも棄てがたいw実際的はトヨタ自動車東日本とかNECトーキンとかかな〜??

2016.1.11 08:00
東ガス、念願の「白河越え」狙う 仙台市ガス買収を再検討…小売り自由化へ先手
http://www.sankei.com/economy/news/160111/ecn1601110002-n1.html

 都市ガス最大手の東京ガスは10日、民営化を目指す仙台市ガスの買収を再検討する方針を明らかにした。顧客数で国内最大規模の公営ガスを手中に収めることで営業地域と事業規模を拡大してコスト競争力を高め、平成29年4月の都市ガス小売りの全面自由化に備える。仙台市は今春までに民間企業への譲渡方針を固め、28年度にも譲渡先の募集を始める見込み。東ガスは市の動向を注意深く見守りながら買収メリットを精査し、念願の「白河の関」越えを狙う。

 28年4月の電力小売りの全面自由化から本格化する電力・ガスの自由化は成長余力のある首都圏が主戦場になるとみられている。東ガスは東京電力が独占する家庭用電力販売に参入する一方、翌年の都市ガス小売りの全面自由化では攻め込まれる立場に立たされる。

 一定の顧客流出が想定されるため、仙台市ガスの事業を継承して東北地区に顧客基盤を拡大し、都市ガス事業を死守する構えだ。

 仙台市ガスは顧客数約35万件で、民営事業者を含め全国9位の規模を持つ国内最大の公営ガス事業者。東ガス首脳は「政令市・仙台を中心とした顧客網は魅力的だ」と指摘。「仙台市とはコンタクトをとり続けている」と買収に向け意欲を示す。

2462とはずがたり:2016/02/07(日) 05:49:08
<相馬港>震災乗り越えエネ基地に飛躍へ
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201510/20151029_62005.html

 相馬港(相馬市、福島県新地町)がエネルギー、物流拠点としての機能を増しつつある。東日本大震災による打撃を乗り越え、新たに液化天然ガス(LNG)の基地化に向けた施設整備が急ピッチで進む。工事中の自動車専用道路で福島県央部と結ばれれば、内陸部の企業集積にも貢献しそうだ。

 国は今月、港湾内の一部でしゅんせつ工事に着手した。大型輸送船の入港に備え、航路の水深を10メートルから14メートルに改良する。海底から採取した土砂で16ヘクタールを埋め立て、2016年度内に新たな岸壁を整備する。
 港湾機能の強化は、石油資源開発(東京)によるLNG基地構想を後押しするのが目的。同社は20年までに23万キロリットルの貯蔵タンク、発電所(出力計120万キロワット)を建設し、仙台方面へのパイプラインを敷設する。プロジェクトの総投資額は1800億円に上る。
 相馬港では東北電力と東京電力が共同出資する卸電力会社が石炭火力発電所2基を稼働。さらに1基の建設計画がある。LNG基地化が進めば複合型のエネルギー拠点へと一気に飛躍する。
 東北地方整備局小名浜港湾事務所の木本仁所長は「港は燃料の搬入口としてだけでなく、福島県北の搬出拠点としても重要性が増すだろう」と展望する。
 港湾機能を左右する物流の動線も強化される。国は現在、福島市方面につながる自動車専用道「相馬福島線」(延長45キロ)を整備中。18年までに相馬-伊達市間が開通し、いずれは東北自動車道からの直接乗り入れが可能となる。
 現行1時間15分程度の移動時間は、全線開通時には半分近くに短縮される見通し。福島河川国道事務所は「現行ルートは荷崩れや冬季の通行止めの懸念がある。相馬福島線によって企業による相馬港利用が加速する」とみている。
 周辺自治体の期待も大きい。福島市は今後、立地企業へのアンケートを実施し、海上輸送のメリットなどを提案していく考え。市の担当者は「物流面の優位性を武器に、企業誘致に弾みをつけたい」と話す。

2015年10月29日木曜日


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