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仙台・宮城・陸奥
2258
:
荷主研究者
:2015/07/20(月) 22:57:38
http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=14689
2015/7/1掲載 日刊建設新聞 宮城版
雨宮を来年10月解体 青葉山新キャンパス整備が本格化(東北大学)
東北大学の青葉山新キャンパス整備事業が本年度、追い込みに入った。農学部・大学院農学研究科は、29年4月の開校に向け、建設工事が本格化する。竣工予定の28年10月以降に雨宮キャンパスの研究棟ほか施設の解体工事に着手する。総延べ床面積は約3万平方m。30年2月までにイオンモールに跡地を引き渡す。
青葉山の新キャンパスは、20年度に造成工事に着手した。雨宮キャンパスなど、分散する大学の機能集約を進める。敷地内には仙台市地下鉄東西線「青葉山駅」が設置され、12月の開業に合わせ、駅前の環境整備事業にも着手する。
同大学は、青葉山新キャンパスへの移転原資とするため、農学部がある雨宮キャンパスの敷地9.3haを売却。26年2月にイオンモールが220億1000万円で取得した。土地の引き渡しに向けては、土壌汚染調査と全建物の解体工事を行う。
場所は、仙台市青葉区堤通雨宮町1─1。農学部・大学院農学研究科の施設は、総延べ床面積で2万9000平方mにおよぶ。土壌汚染調査はNECファシリティーズ(本社・東京都港区)が28年1月22日までにまとめる。イオンモールは跡地開発に向け、仙台市と規制緩和などの協議を進めている。
農学部の新施設は、青葉山新キャンパス(敷地81ha)西側に配置し、雨宮と同規模・同機能を確保する。総合研究棟など、主要棟は発注・契約済みで、今後は付属施設の工事発注を見込む。工学部や理学部と隣接しているため、学部間の連携による新たな研究・開発も期待される。
新キャンパス推進室の熊谷室長は「青葉山の新キャンパス整備は、農学部の開校でひと区切りを迎える」と話す。今後は、研究開発に必要な施設整備を発展的に検討していくことになると話した。
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