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仙台・宮城・陸奥
2457
:
荷主研究者
:2016/01/31(日) 13:22:47
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160121_13019.html
2016年01月21日木曜日 河北新報
<仙台市役所>省エネ基準適合せず老朽化深刻
築50年を過ぎ、空調や防災設備などの問題点が指摘された仙台市役所本庁舎
築50年を超えた仙台市本庁舎の老朽化に関する診断結果が、20日までにまとまった。空調や防災設備が耐用年数を超え、現行の省エネルギー基準に適合せず、修繕や設備更新の必要に迫られている。設備更新で30年間利用する場合、60億円以上の費用が見込まれるという。
診断は、東京の建築コンサルタントが昨年6〜10月に市の委託で実施。空調設備の配管をエックス線や内視鏡で調べたところ、腐食やさびが多く見つかった。屋内消火栓や消火水槽などの防災設備にも水漏れがあり、「信頼性の低下が懸念される」と指摘された。
エレベーター6基のうち建設当初から更新していない2基は、メーカーの部品生産が終了し、故障した場合は修理できない恐れがあるという。
不備を修繕し今後10年間使う場合は6億円、設備を更新して30年間使用し続ける場合は66億円のコストが生じると見積もった。
施設の修繕で乗り切るケースは比較的安価で済む半面、トラブルの可能性が残る。設備を更新するケースでは省エネ基準への対応などに多額の費用がかかり、施工中は仮庁舎への移転も必要になるという。
本庁舎は1965年完成。2004年に故藤井黎元市長が建て替え方針を打ち出したが、財源不足で断念した経緯がある。昨年の市議会9月定例会で建て替えに関する質疑があり、診断結果は今後の議論に影響を及ぼしそうだ。
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