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仙台・宮城・陸奥
2390
:
荷主研究者
:2015/12/26(土) 21:21:09
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151201_13065.html
2015年12月01日火曜日 河北新報
<仙台東西線>東の起点の荒井駅は多機能型
地元の伝統的景観「居久根」をイメージした荒井駅コンコース
震災メモリアル施設や保育所を併設する荒井駅
仙台市が進める地下鉄駅を中心としたコンパクトシティー構想のモデルケースとして、6日に開業する市地下鉄東西線の荒井駅(若林区)が注目を集めている。駅舎は東日本大震災のメモリアル施設や保育所を併設して多機能型を実現した。地元の伝統的景観である「居久根(いぐね)」を大胆に取り入れたデザインも話題になりそうだ。
荒井駅舎は地上2階、地下1階で床面積は約6400平方メートル。2階には東日本大震災の記憶を後世に伝える「せんだい3.11メモリアル交流館」を併設する。
来年2月に開館し、隣接する荒浜地区の津波被害や復興状況を紹介する。市民が利用できる会議スペースも設ける。
市地下鉄駅では初の併設型保育所は、来年4月に開所。市交通局東西線建設本部の高橋幸至建築課長は「駅周辺の住宅地は今後、若い子育て世代が多く居住することになる。市中心部で働く人たちに活用してほしい」と話す。
風雪から家屋を守る屋敷林「居久根」が点在する地区だけに、駅舎は「都心とつながり いぐねとともに伸びゆくまち」を建設コンセプトとした。
外壁は白を基調に、植栽パネルや木をイメージした茶色の部材をあしらった。1階コンコースの天井は、木目調パネルの間に照明を配置して居久根の木々と木漏れ日をイメージ。乗降客が居久根の下を歩いているような雰囲気を演出した。
荒井駅は、1日約4500人の乗車を見込む。駅東側には6万5000平方メートルの東西線車両基地を配し、点検場、作業車の格納庫、運転士の宿泊施設を設ける。
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