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国際政治・世界事情

1とはずがたり:2005/05/23(月) 02:47:11
世界情勢・世界史ネタなど
軍事問題は安全保障論http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1043205301/l10を国際経済問題は国際経済学http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1060165061/l10を参照の事

2927チバQ:2011/08/14(日) 18:37:58
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110813-00000823-yom-int
パレスチナ、9月20日に国連加盟申請の方針
読売新聞 8月13日(土)23時26分配信

 【エルサレム=加藤賢治】パレスチナ自治政府のマルキ外相は13日、AFP通信に対し、9月20日にパレスチナの国連加盟を申請する方針だと明らかにした。

 9月の国連総会にあわせ、アッバス自治政府議長が国連の潘基文(パンギムン)事務総長に申請書を提出するという。

 国連加盟には安全保障理事会の承認・勧告が必要だが、オバマ米政権は「交渉による和平」を主張、申請しても拒否権を行使する方針をパレスチナ側に伝えている。アッバス議長は、イスラエルとの和平交渉の早期再開は当面望めないと判断し、米国の反対を押し切り、国連加盟申請を決断したとみられる。パレスチナ側は、加盟が失敗しても、国連総会でパレスチナ国家樹立を支持する決議案採択を目指すなど、国際世論の喚起を狙っている。

 ただ、パレスチナ側は、国連加盟を求める姿勢を見せながら、国際社会がイスラエルに交渉再開への圧力を強めることも期待している。中東和平を推進する米国と欧州連合(EU)、ロシア、国連の4者は交渉再開に向けた協議を続けており、同議長も交渉再開の可能性を否定していない。

2928チバQ:2011/08/14(日) 20:34:53
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011081402000036.html
非常事態法 撤廃へ エジプト
2011年8月14日 朝刊

 【カイロ=今村実】エジプトの暫定政府は、ムバラク前政権下で三十年にわたり続いた非常事態法を近く撤廃する方針を決めた。

 一九八一年のサダト大統領(当時)暗殺事件で導入された後、警察が令状なしで身柄を長期間拘束できるなど強権支配や野党弾圧の象徴となっていた。

 十一日付エジプト紙アルアハラムなどによると、アッシルミ副首相は「非常事態の状況を終わらせるため必要な手続きを始める」と明言。大統領権限を一時的に引き継いだ軍最高評議会と調整中で、十一月にも予定される人民議会選までには撤廃される見通しだ。

 同法はムバラク政権時代に事実上の最大野党、穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団の抑え込みなどに利用されてきた。選挙前に軽微な理由で数百人規模の支持者らを逮捕するなど妨害し、反政府集会の取り締まりにも使った。

 人権団体などは治安当局による拘束中の拷問も指摘し、撤廃を求めてきた。

 だが、人民議会は昨年五月、与党の賛成で二年延長を可決。同法撤廃は一月に始まったデモの主な要求の一つだった。

 アハラム戦略研究所(カイロ)のイマド・ガッド研究員は「令状なしの家宅捜索や、釈放直後に再び逮捕し拘束を長期化させるなど乱用された。軍主導の暫定政府から文民政府に移行すれば、撤廃効果が発揮される」と指摘する。

 中東では四月にシリアのアサド政権が約四十八年間に及んだ非常事態法を解除したが、反政府デモへの武力弾圧を続けている。

2929名無しさん:2011/08/14(日) 21:02:48
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110813-OYT1T00623.htm
経済成長のために祝日減も…イタリア緊縮財政策

 【ローマ=末続哲也】イタリア政府は12日の閣議で2012〜13年に増税と歳出削減で財政赤字を455億ユーロ(約5兆円)減らす追加的な緊縮財政策を決めた。


 これにより2年間で、財政赤字712億ユーロ(2010年)の解消を図る狙いだ。

 伊議会は7月に、14年までに財政赤字の大幅削減を目指す緊縮法案を成立させていたが、今回の追加的政策で1年早い財政均衡を目指す姿勢を示すことで、イタリアに波及した信用不安の払拭を目指す狙いだ。

 新たに打ち出されたのは、増税策としては、13年までの2年間、年間所得9万ユーロ(約980万円)以上の富裕層に対し、「連帯税」の名で新たに5〜10%の所得税を課す。金融取引に伴う利益への課税率も原則として、12・5%から20%へ引き上げる。

 歳出削減策としては、公務員約5万人の削減、年金支給開始年齢引き上げの一部前倒し、地方自治体の統合などを実施する。経済成長を促すため、祝日を減らして労働日数も増やす。

(2011年8月13日20時11分 読売新聞)

2930名無しさん:2011/08/14(日) 21:14:42
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110814/mds11081420550004-n1.htm
リビア反体制派、首都近郊の要衝を「制圧」 政権に打撃
2011.8.14 20:54

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捕虜を確保する反政府派=13日、ザーウィヤ(AP)
 リビア政府軍と攻防を続ける反体制派は13日、首都トリポリ西方約50キロの西部ザーウィヤで政府軍と激戦を展開し、AP通信によると、反体制派の報道官は「ザーウィヤの大部分を制圧した」と述べた。

 ザーウィヤは周辺に巨大製油所や原油積み出し港がある要衝で、反体制派が2月に制圧したが、3月にカダフィ政権が奪還していた。反体制派が完全制圧すれば、政権には大きな打撃になる。

 中東の衛星テレビ、アルジャジーラは14日、西部の山岳地帯から進軍してきた反体制派民兵がザーウィヤ市内で反体制派の旗を振り祝う姿を放映。ザーウィヤの3分の2を反体制派が制圧していると伝えた。ザーウィヤはチュニジア国境とトリポリを結ぶ幹線道路も通過する。道路を制圧すれば、トリポリへの物資供給路が妨げられることになる。(共同)

2931名無しさん:2011/08/14(日) 21:24:46

http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/08/09/kiji/K20110809001382520.html
オーストラリア閣僚の同性愛パートナーが妊娠
 オーストラリアのペニー・ウォン予算・規制緩和相は9日、体外受精により、同性愛の相手である女性パートナーが妊娠したと発表した。

 オーストラリアでは同性同士の結婚は認められていないが、与党の労働党内にも同性婚の合法化を求める声があり、現役閣僚の妊娠発表を機に、法改正に向けた議論が活発化する可能性がある。

 ウォン氏は発表に踏み切った理由について「(閣僚である)自身の立場を踏まえ、国民の関心が高いだろうと判断した」と説明した。(共同)
[ 2011年8月9日 22:45

2932名無しさん:2011/08/14(日) 22:15:58
http://www.asahi.com/international/update/0813/TKY201108130503.html
賛否揺れたベルリン王宮、復元へ 予算計上、寄付も募るベルリン王宮の復元模型

 ベルリン中心部にかつて存在し、東ドイツ時代に壊されたドイツ帝国の王宮が復元されることになった。帝国誕生から敗戦、東西分割というドイツの歴史を映す象徴的な建物で、復元をめぐっては長く議論が続いていたが、統一から20年が過ぎてようやく動き出す。

 シュプレー川が流れ、大聖堂や世界遺産の「博物館島」が並ぶベルリン中心部に6月末、水色の八角形の建物がオープンした。復元されるベルリン王宮や、中に入る博物館の内容をPRし、建設費用の寄付を呼びかける建物だ。

 ドイツ連邦議会予算委員会は7月、王宮復元費用として計5億9千万ユーロ(約645億円)の支出を認めた。本格的な工事は2014年に始まり、19年に完成する予定。外観の大部分はかつての王宮を復元するが、内部には博物館や図書館、大学が入る。「フンボルト・フォーラム」と名付けられる建物の建設にはこの費用だけでは足りず、バロック様式のドーム再建の費用は含まれていない。8千万ユーロを目標に市民から寄付を集めている。

2933チバQ:2011/08/15(月) 12:54:39
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110815/mds11081510290003-n1.htm
ヨルダン国王に議会強化の憲法改正案
2011.8.15 10:26

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14日、シリア軍戦車、艦艇からの砲撃が伝えられた地中海に面したラティカの町から上がる煙(ロイター)
 ヨルダンのアブドラ国王の諮問を受け、政治改革の具体化を検討していた委員会は14日、議会の権限強化を柱とした42項目の憲法改正案を国王に提出した。国営ペトラ通信などが伝えた。

 改正案は同じ理由で2度下院の解散はできないとしているほか、解散後の4カ月以内の選挙実施も規定。

 国王は議会に1カ月以内の可決を要請。この後、国王の承認を経て改正が発効する。

 ヨルダンは立憲君主制で国王が強大な権限を持つ。アラブ諸国での民主化運動「アラブの春」の影響で、ヨルダンでも政治改革を求めるデモが起きていた。(共同)

2934チバQ:2011/08/15(月) 20:00:45
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110815/erp11081518140002-n1.htm
英国民、暴動再発防止に徴兵制復活論も
2011.8.15 18:07 (1/2ページ)

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9日、ロンドン南部で炎に包まれる建物(AP)
 【ロンドン=木村正人】死者5人、2億ポンド(約250億円)の被害を出した英国の暴動は沈静化したものの、15日までに2300人以上が逮捕される事態となった。略奪には来年夏に開かれるロンドン五輪のボランティアやバレリーナも加わっており、規範意識を失う英社会の実像をさらけ出した。キャメロン首相はロンドン警視庁トップに米警察の助っ人を迎える考えを示し、暴徒の社会保障を取り消す厳罰主義を打ち出す。若者を鍛え直すため、「徴兵制を復活させよ」との声も上がる。

 英国で4夜続いた暴動を鎮めたのは、息子を亡くした父親の言葉だった。

 イングランド中部バーミンガムで10日、自衛のため商店を巡回していたパキスタン系移民の若者3人が暴徒の車にひき殺された。父親の1人が「誰も責めはしない。もう落ち着いて家に戻れ」と呼びかけたところ、警察が態勢を強化したこともあって暴動は潮が引くように収まった。

 暴動には仕事もせず学校にも行かない「ニート」の若者が参加していたが、教師や大富豪の令嬢、11歳の少女まで含まれていた。防犯カメラは、略奪したとみられるブランド品を笑みを浮かべて抱える白人女性を映し出し、ロンドン西部イーリングでは火炎ビンを踏み消そうとした68歳の老人が暴徒に殴り殺された。

 英紙フィナンシャル・タイムズは「笑いながら無法の限りを尽くす米映画『時計じかけのオレンジ』を思いだした」と論評した。

 罪に問われた子供の裁判を欠席する親も多く、英紙の多くは「貧困、失業、消費主義の問題を越えている。英社会は善悪の規範、倫理観、責任感を失った」と解説する。英世論調査会社のアンケートで回答者は(1)子育てのまずさ52%(2)ギャング団の横行47%(3)犯罪行為の蔓延(まんえん)46%(4)刑罰の軽さ45%−を暴動発生の理由に挙げる。

 世論は、前労働党政権時代に助長された子供や貧困層を甘やかす風潮にうんざりしており、警察力の強化、厳罰主義を求めている。

 1年後にロンドン五輪を控える英国の国際的評価は地に落ちた。保守党のキャメロン首相は、大衆紙盗聴事件で辞任したロンドン警視庁警視総監ポストに、米ニューヨーク市警、ロサンゼルス市警を本部長として立て直したブラットン氏を迎え入れる考えを示した。警察予算の2割削減は堅持する方針だ。

 ただし、警察職員組合の幹部は、警察の予算・人員の削減が今回の事態を招いたとして反対している。

 英BBC放送の日曜討論では、1960年まで続いた徴兵制を復活させ、英社会に対する若者の帰属意識を醸成した方がよいとの意見が多く寄せられた。

2935チバQ:2011/08/15(月) 20:10:35
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2820146/7631317?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
英首相、「壊れた社会」の修復に米スーパーコップ抜擢
2011年08月15日 16:16 発信地:ロンドン/英国

【8月15日 AFP】英国で前週発生した暴動を受け、不良グループなどによる暴力事件に対処するため米国の「スーパーコップ」を抜擢する方針をデービッド・キャメロン(David Cameron)首相が表明し、英国警察の反発を招いている。

 ロンドン(London)など主要都市で4日間続いた暴動では5人が死亡した。五輪開催を1年後に控え、原因や対策について英国全土で議論が巻き起こっている。

 キャメロン首相は15日、暴動の原因に「モラルの崩壊」を挙げる演説を行う。事前に発表された演説原稿によると、首相は「壊れた社会を修復する」ために一歩たりとも立ち止まるつもりはないと約束。暴動は「わが国への警鐘」だと述べ、「何が失敗だったのかは分かっている。問題は、国の一部と一部世代でゆっくりと進むモラルの崩壊に立ち向かう決意ができるかだ」と語る。

 また、前代未聞の混乱の原因として「無責任、身勝手さ、母子家庭の子ども、規律のない学校、努力によらない報償、責任を伴わない権利」を挙げる。

■米国式導入に英警察反発、政府の「一貫性なさ」批判

 これに先だってキャメロン首相は、元ニューヨーク市警トップでニューヨークやロサンゼルス(Los Angeles)、ボストン(Boston)の犯罪組織の取り締まりで成果を上げたビル・ブラットン(Bill Bratton)氏を抜擢し、暴力事件に「ゼロ・トレランス(不寛容主義)」で対応する方針を表明した。

 テレサ・メイ(Theresa May)内相も、国民は「断固たる対応」を求めていると述べ、キャメロン首相の方針を支持した。

 ただ、英警察幹部からは、国内の問題には国内で培われた対策で臨むのが好ましいとして、首相への反発の声が相次いでいる。暴動対応の遅さを首相から非難されている英警察は既に、緊縮財政策を推し進めるキャメロン政権の警察予算削減案をめぐり、首相に強い不快感を抱いていた。

 英国幹部警察官協会(Association of Chief Police Officers、ACPO)のヒュー・オード(Hugh Orde)会長は、「400もの犯罪組織がある米国の1地域から、犯罪グループについて学びたいかと言われれば、確信は持てない」と、日曜紙インディペンデント・オン・サンデー(Independent on Sunday)に語った。

 ロンドン警視庁のティム・ゴッドウィン(Tim Godwin)警視総監代理も、2009年の主要20か国・地域(G20)首脳会議でのデモの際には警察の高圧的な対応に批判が集中したことを指摘し、暴動に対して警察がどの程度厳しく対処すべきかについて「政府の方針に一貫性がない」と批判した。

■「ゼロ・トレランスは好まない」とブラットン氏

 一方、「ゼロ・トレランス」を掲げて成功を収めてきたブラットン氏は、不寛容主義について「私はこの表現を好まない」と語る。

 同氏は英日曜紙メール・オン・サンデー(Mail on Sunday)への寄稿で、「どの国に対してであれ、ゼロ・トレランスの採用を勧めはしない。達成不可能だからだ。この言葉には、まるで問題を根絶できるかのような響きがあるが、現実は違う」と指摘。むしろ、犯罪組織の仕組みを理解することや、その活動を抑え込む強制措置を取るなどの複数の対策を提示した。(c)AFP/James Pheby

2936栃木都民:2011/08/17(水) 12:45:56
【北朝鮮】朝鮮に建設中の世界一高いホテル「柳京ホテル」がまもなく完成する。1987年の着工から、工事延期や停止などの紆余曲折を経て、24年後にようやく完成する運びとなった。ところが、韓国の建築専門家は、この柳京ホテルは倒壊する恐れもあると指摘する。
高さは世界一の330メートルで、105階建てだ。
確か、1991年に平壌へ行った際に実物を見たけど、表面のコンクリートに孔があき、また落下物があるので近づけないという説明だった。
完成図?を見ると、三方に張り出した部分が実際よりカナリ細くなっているし、天辺に展望台を作るなんて自殺行為だろう。
完成式典に親豚と子豚が展望台に昇ったら展望台が崩落したら、普通の朝鮮人民にはハッピーだろう。

2937チバQ:2011/08/18(木) 20:03:17
http://www.cnn.co.jp/world/30003720.html
イエメン反体制派、革命評議会を設立 新政権樹立にらみ
2011.08.18 Thu posted at: 15:56 JST
イエメン・サヌア(CNN) サレハ大統領の即時退陣を求める抗議デモや戦闘が続く中東イエメン情勢で反体制派は17日、後継政権の樹立を視野にした全国規模の革命評議会の設立を発表した。

各政党、会派や在外の政治指導者らを糾合したもので、新政権をにらんだ反体制派による初の本格的な対応策となっている。

評議会結成は首都サヌアにあるサヌア大学で開かれた会議で決まった。評議会のメンバーは143人で、サレハ政権を退陣に追い込み、イエメンを唯一代表する正統組織として国際社会の認知を求める。今週後半にも会議を開催し、議長と20人から成る執行部を選出する予定。

イエメン北部のサアダ州を握り、同国政界で大きな影響力を持つイスラム教シーア派のフーシ派は革命評議会への参加を拒否したが、合流のための交渉は続いているという。革命評議会に参加する野党政治家らによると、他の政治指導者らにも評議会への結集を求め、支持基盤の拡大を図る。

一方、サウジアラビアで治療中のサレハ大統領は16日、イエメン国民向けの声明を発表し、同国に帰国する考えを改めて明らかにした。イエメンの国営サバ通信が伝えた。大統領はまた、総選挙の実施時期については反体制派の要求を退け、2013年前には行わないと述べ、自らの即時退陣は否定した。

イエメンでの反政府デモは、北アフリカや中東諸国での民衆蜂起に触発される形で今年1月から激化。有力部族らも加わる反体制派と政府軍の衝突も多発し、交戦は首都にも及んでいる。

2938名無しさん:2011/08/18(木) 20:13:05
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011081802000037.html
双頭体制「ソ連へ逆行」 クーデター未遂20年 ゴルバチョフ氏会見
2011年8月18日 朝刊

 【モスクワ=原誠司】ソ連崩壊のきっかけになった保守派クーデター未遂事件(一九九一年八月十九日)から二十年を前に、ゴルバチョフ元ソ連大統領(80)は十七日、モスクワで記者会見し、「いかなる指導者も、いつかは交代する必要がある」と述べ、プーチン首相を暗に批判した。

 首相は来年三月の大統領選への出馬が取り沙汰される。ゴルバチョフ氏は「彼(プーチン氏)のおかげでロシアは今後も生き残るだろう。私は反プーチンではない。彼のような強権的な手法による改革も必要だ。大切なのは『過ぎないようにする』ことだ」と一定の評価も。

 一方、「現状に満足していない。ソ連時代に逆行している感じだ。貧困は進み、教育が後退している」と語り、メドベージェフ大統領との双頭体制を改めることを要望した。

 また、来年一月一日からロシア主導で始まる関税同盟については「旧ソ連圏の新たな経済交流の始まり」と期待をにじませた。

 この同盟はロシア、ベラルーシ、カザフスタンの三カ国が参加。関税を撤廃し、域内の統一経済圏をつくる。キルギスとタジキスタンも参加の意向を示している。

 しかし、ゴルバチョフ氏は「ウクライナの不参加は残念だ。正式参加の三カ国とウクライナが一緒になれば、旧ソ連の80%の経済力を持つことができる」と述べた。

 クーデター計画は「ヤナーエフ副大統領に裏切られた。国民の流血が避けられたのは良かったが、内紛になるかもしれなかった。国防や経済面で独立諸国連合をつくり、旧ソ連を全てまとめる一歩手前だったのに…」と言葉を詰まらせた。

2939名無しさん:2011/08/18(木) 20:13:32
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011081802000035.html
仲良く?バカンス ロ大統領と首相
2011年8月18日 朝刊

 【モスクワ=原誠司】ロシアのメドベージェフ大統領(45)とプーチン首相(58)が十六日、西部アストラハン州のボルガ川河畔で休暇を共に過ごした。政治手法の違いから不仲説も流れるが、来年三月の大統領選を前に「双頭体制」の堅固さをアピールした形だ。

 ロシア大統領府によると、二人はリラックスした服装で、河畔を談笑しながら散策、魚釣りや潜水を楽しんだという。それぞれ小型艇を操船し、川下りにも興じた。

 二人は最近、大統領選を意識したパフォーマンスが増え、メディアへの露出も多くなっている。モスクワ郊外で開かれた国際航空宇宙ショーには十六日と十七日にそれぞれ出席した。

 首相は十日、ロシア南部クラスノダール地方を訪れ、古代ギリシャの植民都市ファナゴリアの遺跡発掘現場を視察。自ら海に潜り、六世紀ごろのつぼを発見し話題になった。

2940名無しさん:2011/08/18(木) 20:55:59
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-22756320110818
インド全土で反汚職デモ、「現代のガンジー」釈放でハンストへ
2011年 08月 18日 13:10 JST
[ニューデリー 18日 ロイター] インド政府の汚職撲滅を訴えるハンガーストライキを計画した社会活動家アンナ・ハザレ氏(74)が逮捕され、全土で抗議デモが拡大している。ハザレ氏に近い人物は18日、15日間のハンストを許可する警察当局の決定を同氏が受け入れ、釈放されることになったと明らかにした。
 その抗議スタイルから「現代のガンジー」と称されるハザレ氏は4月にもハンストを実施。汚職を取り締まるオンブズマン制度を導入する法案を政府に約束させた。しかし、今月に入り示された汚職対策法案の捜査権限が首相や司法幹部に及ばないことから、活動家らは反発。ハザレ氏も再びハンストを計画していた。

 警察はハンストを許可せず、ハザレ氏は16日に逮捕された。支持者らの反発を受け、警察はハザレ氏の釈放を決定したが、同氏は拒否し、刑務所内でハンストを行っていた。

 首都ニューデリーでは17日、少なくとも1万5000人が抗議デモに集結。そのほか、金融都市ムンバイや北東部アッサム州など各地でも数千人規模のデモが行われた。デモに参加した学生(21)は「パスポートを取得するのに賄賂を強要された。汚職のない未来のため、すべての若者は今立ち上がり、この活動に参加すべきだ」と語った。

 事態を受け、シン首相は「アンナ・ハザレ氏の抗議活動は高い志によるものであろうと認めるが、法案を通させようとする彼のやり方は誤りであり、議会民主主義にとって重大な結果を伴う」と批判した。

2941チバQ:2011/08/19(金) 23:39:13
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110819-00000125-mai-int
<インド>「現代のガンジー」釈放…支持者数万人が集結
毎日新聞 8月19日(金)22時53分配信

 【ニューデリー杉尾直哉】インド政府の腐敗問題を追及してきた社会活動家、アンナ・ハザレ氏(74)は19日、ニューデリーの刑務所から3日ぶりに釈放され、首都北部の広場でハンガーストライキを開始した。政府が腐敗防止法案を修正し、首相や国会議員らを対象に加えるまで継続する方針。大雨の中、支持者数万人が集結して釈放を歓迎し、「腐敗根絶」を訴えた。

 正午前、ハザレ氏は刑務所から姿を現した。シン政権から釈放命令や集会許可を勝ち取った「英雄」を、群衆は大歓声で迎えた。ハザレ氏はすでに刑務所内で2日間のハンストを続けていたが、支持者らを前に力強く拳を突き上げ「母なるインド万歳。革命万歳」と叫んだ。

 約15キロ離れた広場には、建国の父マハトマ・ガンジーの大きな肖像が掲げられた。非暴力主義による民衆の統治を訴えたガンジーの原点に戻り、世直しを進めようというメッセージだ。人々はインド独立当時の歌を歌い、国旗を振った。

 インドの政治集会では、会場で配られる食事などを目当てにした貧民層が目立つが、ハザレ氏の支持者は教師や医師など知識層や中産層が多いのが特徴だ。公立小学校教師、バビータ・メガラニさん(35)は、「カネとコネのある家庭の子供たちだけが良い学校に入れる。教育を受けられない子供たちのため参加した」と語った。

 ハザレ氏が求める腐敗防止法案の修正に対し、政府側が今後も消極的な対応を続ければ、混乱がさらに広がる可能性が高い。

2942チバQ:2011/08/21(日) 00:25:50
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011082000362
元リビア首相が伊に亡命
 【カイロ時事】リビアの最高指導者カダフィ大佐のかつての盟友ジャルド元首相が20日、隣国チュニジアの空港からイタリアに渡航した。元首相は首都トリポリを脱出して反政府勢力支配地域に逃れたと伝えられており、亡命したもようだ。
 チュニジア政府当局者はAFP通信に対し、元首相が20日未明、東部ジェルバの空港からイタリア行きの航空機に家族と共に搭乗したと語った。ジャルド氏は1972年から77年まで首相を務めたが、カダフィ大佐と対立して90年代半ば以降、事実上の自宅軟禁下に置かれていた。(2011/08/20-23:11)

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http://sankei.jp.msn.com/world/news/110820/mds11082022140003-n1.htm
リビア反体制派、各地で要衝制圧
2011.8.20 22:13

反体制派の制圧後、笑顔でVサインを示す住民=20日、ザーウィヤ(ロイター)
 【カイロ=大内清】フランス通信(AFP)などによると、リビアの首都トリポリの攻略を目指す反体制派は19日、トリポリ西方の要衝ザーウィヤを完全に制圧したほか、トリポリの東150キロの町ズリテンもほぼ支配下に置いたと宣言した。反体制派は20日、最高指導者カダフィ大佐派との攻防が続いていた中部の港湾都市ブレイガも奪還した。

 ただ、百数十万人の人口のトリポリを武力攻略するのは容易ではなく、多数の市民が戦闘の犠牲となる可能性がある。反体制派としてはまず、トリポリを包囲して補給路を断ち、カダフィ派やトリポリ市民の出方を待つ可能性が高い。

 一方、反体制派によると、カダフィ政権のかつてのナンバー2で、1990年代に失脚したジャルード元首相が20日までにトリポリを脱出、反体制派側に合流した。

2943チバQ:2011/08/21(日) 00:26:29
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110820/mds11082022380006-n1.htm
リビア石油相が政権離脱か チュニジアで「帰国せず」
2011.8.20 22:36

オムラン・ブクラ石油相=6月29日、トリポリ(ロイター)
 ロイター通信によると、チュニジア政府当局者は20日、チュニジアに滞在中のリビアのオムラン・ブクラ石油相が「帰国しない」と述べていることを明らかにした。カダフィ政権から離脱した可能性もある。

 6月1日にガネム石油相(当時)がイタリアでカダフィ政権離脱を表明。ブクラ氏は後任として6月下旬に任命されたばかり。ブクラ氏が離脱すれば、首都トリポリを反体制派に包囲されつつある政権にとってさらなる打撃となる。(共同)

2944名無しさん:2011/08/21(日) 10:38:25
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110820/erp11082009270000-n1.htm
麻薬観光もう勘弁 オランダ、外国人に販売禁止へ
2011.8.20 09:24 (1/2ページ)

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アムステルダムの街角で、路上での大麻吸引禁止を告知する看板(AP)
 大麻(マリフアナ)の販売や所持を条件付きで認めてきたオランダで、外国人への麻薬販売が来年から禁止されそうだ。大勢の外国人客が大麻を買いあさる「ドラッグ・ツアー(麻薬観光)」が社会問題化する中、オランダ政府は「門戸開放はもう終わりだ」と軌道修正を宣言。外国人への販売を禁じた政府案には、各党も合意しており、近く可決される見通しだからだ。さまざまな文化に対して「寛容」であることを伝統としてきたオランダだが、国外に持ち出しての違法販売などが深刻化し、方針を転換せざるを得なくなった。


ショップを会員制に


 オランダには現在、自治体が営業を許可した「コーヒーショップ」と呼ばれる大麻販売認可店が約700ある。(1)宣伝をしない(2)覚醒剤やコカインなどのハードドラッグは提供しない(3)近隣に迷惑を及ぼさない−などを条件に、各コーヒーショップは最大500グラムまで大麻を在庫でき、客1人につき約5グラムまでの販売が認められている。吸引も違法ではないため、外国人観光客には店内で吸引方法を教えたりもしている。

 政府案では、現在18歳以上なら自由に出入りできるコーヒーショップを会員制に改め、国内居住のオランダ人だけが会員になれる。会員数も、1店当たり1000〜1500人に制限され、外国人のコーヒーショップ使用は不可能になる。政府は新制度を、オランダで仕入れた大麻を高く売る“密輸行為”が頻発しているベルギーとの国境に近い地域で年内から施行し、来年には全国展開したいとしている。

 オランダが、大半の国で所持も販売も栽培も禁止されている大麻を「合法」としているのには、歴史的経緯がある。18〜19世紀にかけて、アヘン貿易で潤ったオランダでは早くから薬物市場が形成され、国民の多くが、一説には「たばこよりも害が少なく常習性がない」とされる大麻などのソフトドラッグを使用してきた。このため、政府は大麻を全面的に禁止することは不可能と判断。さらに大麻使用を法で押さえつければ、大麻がハードドラッグと同じ闇市場に出回り、大麻使用者がより害の強いハードドラッグ使用に走る機会が増し、薬物禍がより深刻になると考えたのだった。いわばガス抜きのために、消極的大麻容認政策を進めてきた。


騒動や事故深刻化


 しかし、近年、これを逆手に取った外国人客が急増。オランダ南部のマーストリヒトでは1日約4000人、年間140万人が麻薬観光に訪れ、大麻使用者の騒ぎや交通事故、需要増に伴う違法販売が深刻化している。また、オランダの大麻寛容策は諸外国からも、各国の薬物規制に少なからぬ悪影響を及ぼしていると批判されてきた。日本でも、大麻取締法は種子を規制の対象外としているため、オランダで購入した大麻の種子をネット販売するなどの「違法ビジネス」が散見されている。

 外国人への大麻販売が禁止され、麻薬観光が廃止されれば、厳しい減収が必至のコーヒーショップ側は、「国籍差別だ」と抗議している。

 16〜17世紀にスペインから大量のユダヤ人を受け入れるなど、多くの迫害者を受け入れてきた歴史を持つオランダだが、今度ばかりは枢密院(行政訴訟の最高裁に相当)も、外国人への販売規制を認める判断を示している。

2945名無しさん:2011/08/21(日) 18:36:00
http://photo.sankei.jp.msn.com/highlight/data/2011/08/20/11iran/
2011年08月20日
反米イランでスタバ人気? 喫茶習慣に変化 
米国を「物質主義的」と批判し、敵視政策を続けるイランの首都テヘランで、米コーヒーチェーン大手「スターバックス」とよく似たロゴのカフェが人気を呼んでいる。テヘランに4店舗を展開する「ライースコーヒー」。緑の円に白い文字と星のロゴや、緑色のエプロンをつけた店員の装いはスタバにそっくり。実際にスタバのコーヒーやマグカップも売っている。経営責任者シリン・アスラニさんは「スタバの許可は得ていない。商品は密輸業者から買ったり、航空会社勤務の知り合いに外国で買ってきてもらったりしている」。手数料がかかるため値段は割高。「それでもスタバのコーヒーを指定して、欲しがる人が多い」という。(テヘラン 共同、写真も)

2947とはずがたり:2011/08/22(月) 18:02:32

カダフィ政権が崩壊寸前=反政府勢力、首都をほぼ制圧−大佐次男ら拘束・リビア
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011082200017

 【カイロ時事】リビアの最高指導者カダフィ大佐の打倒を目指す反政府勢力は21日夜、首都トリポリに入城し、カダフィ大佐の居住区兼軍事基地があるバーブ・アジジヤ地区を除いて首都全域を制圧した。大佐の次男で政権有力幹部、セイフイスラム氏が反政府勢力に拘束されたほか、大佐の警護部隊をはじめ政府軍部隊や雇い兵の多くが投降したもようだ。42年間の独裁体制を敷いたカダフィ政権は2月の反政府運動開始後、北大西洋条約機構(NATO)軍の支援を受けた反政府勢力の約半年に及ぶ攻勢で崩壊寸前に陥った。
 反政府勢力の連合体「国民評議会」のアブドルジャリル代表は中東の衛星テレビ局アルジャジーラに対し、「反政府勢力がセイフイスラムを拘束したとの情報を確認する。彼が裁判に臨めるよう、丁重に処遇するよう指示した」と語った。セイフイスラム氏は、大佐らと共に、国際刑事裁判所(ICC)が人道に対する罪で逮捕状を出していた。大佐の長男ムハンマド氏も投降したという。
 英スカイニュースによると、反政府勢力は、カダフィ大佐がたびたび演説を行った首都中心部の「緑の広場」に到達、祝砲を上げるとともに、反政府勢力の象徴である王政時代の旗を掲げた。市内は「解放」の歓喜に沸く反政府勢力や市民であふれた。(2011/08/22-09:40)

カダフィ大佐は権力放棄を=もはや支配せず−米大統領
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011082200018&j4

 【ワシントン時事】オバマ米大統領は21日、リビア情勢について声明を出し、「カダフィ政権への攻勢は転換点に達した。政権は崩壊の兆候を示している」とした上で、流血を終わらせるために「カダフィ大佐はもはやリビアを支配していない現実を認め、きっぱりと権力を手放すべきだ」と強調した。
 さらに「(首都)トリポリは暴君の手から落ちつつある。リビアの人々による自由の普遍的な追求は、独裁者の鉄の拳よりはるかに強いことを示した」と述べた。
 大統領は、米国がリビア反政府勢力の連合体である「国民評議会」を「リビアの正統な統治当局であると承認している」と指摘。「国民評議会はリビアの人々の権利を尊重し、市民に死傷者が出ることを避け、国を導くべきだ」とし、秩序を持って平和裏に民主主義を追求するよう求めた。(2011/08 /22-13:15)

2948チバQ:2011/08/22(月) 20:09:15
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/08/22/20110822ddm007030110000c.html
リビア:民衆蜂起、新局面 首都攻防戦は長期化か
 【カイロ和田浩明】リビア反体制派が20日、首都トリポリの攻略作戦に着手し、最高指導者カダフィ大佐の排除を目指す民衆蜂起は開始から半年を経て新たな局面を迎えた。しかし、徹底抗戦を主張し続けてきた政権側が容易に最大拠点を明け渡すことも考えにくく、一進一退の攻防が続く可能性もある。

 反体制派は東部の石油積み出し港マルサエルブレガ以東を実効支配し、西部でもトリポリを取り囲むように支配地域を拡大した。海上は北大西洋条約機構(NATO)主導の多国籍軍が封鎖しており、トリポリでは燃料や現金の不足が伝えられる。

 20日にはカダフィ大佐の長年の側近だったジャルド元首相がイタリアに、ブクラ石油相がチュニジアに事実上亡命。ジャルド氏は中東の衛星放送アルジャジーラに対し、カダフィ大佐を「独裁者」と批判するなど、体制崩壊の接近を思わせる情勢だ。

 しかし、カダフィ大佐の出身地北中部シルトは今もカダフィ派が押さえており、マルサエルブレガでも政府軍の反攻が報じられている。反体制派は武装や練度の不足が指摘されており、過去の戦闘でも一進一退が長く続いた。大佐側の最大拠点トリポリが一気に陥落するかは不透明な情勢だ。人口100万人を超える大都会でもあり、都市ゲリラ戦が発生する懸念もある。

 一方で「NATOの支援で反体制派が攻勢を維持できれば、近日中に首都は落ちる」(エジプト・アハラム政治戦略研究所の軍事専門家カドリ氏)との見通しもある。

 政府側報道官は21日、トリポリで会見し「首都住民の大部分はカダフィ大佐を支持している」と主張した。一方で「和平に向け交渉の準備がある」とも発言し、アフリカ連合(AU)の仲介での休戦を求める意向を示した。

 ただ、「死ぬまでリビアに残る」と主張してきたカダフィ大佐や側近の居場所は不明で、NATO空爆などを避けて国内各所を移動していると見られる。仮に反体制派が首都を制圧しても、南部サブハなどを拠点に抵抗を続けるシナリオも考えられる。

毎日新聞 2011年8月22日 東京朝刊

2949チバQ:2011/08/22(月) 20:09:44
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/08/22/20110822dde001030005000c.html
リビア:反体制派、首都大半制圧 カダフィ氏息子拘束 NATO「崩壊しつつある」
 【カイロ和田浩明】リビアの反体制派は21日夜(日本時間22日未明)首都トリポリに進攻し、中東の衛星放送アルジャジーラによると、市内の大部分を制圧、最高指導者カダフィ大佐の息子2人を拘束した。カダフィ大佐は国営テレビで反撃を呼びかけたが、音声のみで姿は見せず、所在は不明だ。反体制派を軍事的に支援する北大西洋条約機構(NATO)はカダフィ政権が「崩壊しつつある」と明言。約42年間続いたカダフィ独裁体制は終焉(しゅうえん)を迎えつつある。

 カダフィ大佐が退陣すれば、中東全域を覆う民主化政変「アラブの春」で排除された独裁政権はチュニジア、エジプトに次いで3カ所目となる。

 反体制派は21日、主にトリポリ西方のザウィヤと海上から首都に進攻。市内の支持者もこれに呼応し攻撃に加わった。西方からの部隊は21日夜に市内中心部の「緑の広場」に到達。カダフィ派と一時戦闘となったが、大きな抵抗はなかったようだ。

 広場は大佐が2月に「徹底抗戦」を訴える演説をした場所で、大佐の居住区画まで数キロしか離れていない。

 海上からの部隊は西部ミスラタから首都東郊のタジュラに上陸し、政府側と交戦した。

 政府側では21日夜までに、カダフィ大佐の警護担当部隊が降伏。国際刑事裁判所から人道に関する罪などの容疑で逮捕状が出ている大佐の次男で、後継者とみられていたセイフ・アルイスラム容疑者は拘束され、長男のムハンマド氏も投降した。

 これにより、政府側が死守してきたトリポリ中心部はカダフィ大佐の居住区画を除き、大部分が反体制派の支配下に入った模様だ。現地からのテレビ映像では、住民がカダフィ大佐の写真を踏みつけ、解放の喜びから空中に発砲する様子なども見られた。反体制派の拠点である東部ベンガジでも歓喜する市民らであふれた。

 一方、カダフィ大佐は国営テレビで音声を流し「抵抗しなければ(欧米)帝国主義勢力の奴隷になる」と繰り返し反撃を訴えた。アルジャジーラによると、アフリカ連合(AU)がアンゴラかジンバブエへの出国を打診中との情報もある。

 リビアでは2月中旬に反政府デモが始まった。3月19日にNATO主導の多国籍軍による空爆が開始された後も、カダフィ大佐は徹底抗戦を主張してきたが、リビア騒乱はその始まりから半年で重大局面を迎えた。

2950チバQ:2011/08/22(月) 22:15:28
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110822/mds11082220550009-n1.htm
英仏、戦後計画の詰め急ぐ イラクの教訓、選挙や治安維持支援
2011.8.22 20:54 (1/2ページ)

首都の大型ホテルのロビーから市街を見下ろすジャーナリスト=22日、トリポリ(AP)
 【ロンドン=木村正人】リビア軍事介入を主導してきた英国やフランスはリビア最高指導者カダフィ大佐体制の崩壊は近いと判断、イラク戦争後に起きた内戦の二の舞を避けるためトリポリの治安維持など体制変革に向けた戦後計画の策定を急いでいる。北大西洋条約機構(NATO)も「リビア国民の保護」を理由に反体制派支援を継続するとともに軍や石油など主要施設の監視を強化する。

 キャメロン英首相は22日、首相官邸で記者会見し、「カダフィ大佐は反体制派組織・国民評議会のアブドルジャリル議長に政権を譲り渡せ」と表明。サルコジ仏大統領もカダフィ大佐の即時退陣を迫った。

 リビアでの軍事作戦に参加しているのは英仏米などNATO加盟14カ国とスウェーデン、アラブ首長国連邦(UAE)、ヨルダン、カタールの4カ国。十分な戦後計画を持たずに戦争に突入、内戦が泥沼化したイラク介入の教訓から、参加国は連絡グループをつくり軍事面だけでなく民政面でも国民評議会を支援してきた。

 戦闘終結後、カダフィ体制から国民評議会に円滑に権力を移行し、総選挙を早期に実施できるよう英政府の協力で憲法草案も制定。英紙タイムズが入手した戦後計画によると、首都トリポリが陥落した後、治安を維持するため、市民による1万〜1万5千人の治安部隊を編成する計画という。

 7月末には反体制派の軍司令官が側近2人とともに殺害されたが、反体制派内の権力闘争との見方が有力だ。カダフィ大佐派からの寝返り組が多い東部ベンガジと西部の反体制派間の確執も取り沙汰される。内戦の芽を摘むため、英仏両国は政治的に中立なカダフィ体制内の軍人や高官を新政権に取り込むよう国民評議会に助言している。

 NATOのラスムセン事務総長は地上部隊派遣の可能性について言及を避けつつ、「NATOは(カダフィ体制崩壊後)リビア国民と国民評議会とともに働く準備ができている。国民の安全が脅かされれば、国連決議に基づき行動する」と国民評議会を支援する考えを改めて表明した。

2951チバQ:2011/08/22(月) 22:16:05
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110822/mds11082220490007-n1.htm
歓喜に沸くトリポリ 反体制派、用意周到な制圧作戦
2011.8.22 20:47 (1/2ページ)

反政府軍のトリポリ入りを祝い、王政時代の国旗を振る市民。カダフィ大佐が牢獄に入ったマンガも=22日、ベンガジ(ロイター)
 反体制派部隊がほぼ制圧したリビアの首都トリポリでは、40年以上続いた最高指導者、カダフィ大佐による独裁の終焉(しゅうえん)が間近に迫ったことに市民は歓喜に酔いしれた。カダフィ氏の居住地区でカダフィ派が激しく反撃するなど、首都攻防をめぐる緊迫は続いているが、反体制派と北大西洋条約機構(NATO)軍が連携した周到な進攻作戦がカダフィ大佐を追い詰めつつある。

 中心部の「緑の広場」には21日夜、進軍した反体制派の民兵や民衆が押し寄せ、赤、黒、黄色の反体制派のシンボル旗を降り、祝砲を鳴らすなど歓声に包まれた。「われわれは独裁者の支配から解放されようとしている。神をたたえよう」。保育園勤務の女性(36)はAP通信に興奮気味に語った。

 「緑の広場」は政権のシンボルカラーにちなんで名付けられ、カダフィ氏の演説や政権支持のデモが最近まで繰り広げられていた。だが、カダフィ派の象徴的な場所も、大佐を支持する市民の姿が消えて、反体制派はすでに「殉教者の広場」と呼び始めている。

 内戦の長期化で人口約110万人の首都の市民生活は物資不足が深刻化し、不満は限界に達していた。20日にNATO軍の空爆とともに始まった反体制派の首都攻撃の展開は早かった。

 フランス通信(AFP)によると、「地中海の人魚」と呼ばれるトリポリにちなんだ「人魚の夜明け作戦」では、21日早朝に一部部隊が海からトリポリ入りし、潜んでいた反体制派と合流、戦闘を始めた。トリポリ東部の海岸で数週間前から反体制派が武器を運び込んでいたとの情報もある。

 首都には東部、西部からも反体制派の部隊が進軍。大きな抵抗にあわなかった。反体制派組織「国民評議会」の報道官は「トリポリ内外の反体制派やNATO軍と連携をとっていた」と語り、作戦が周到に計画されたものだったことを明らかにした。

 一方、市内では一部地区でまだ散発的な銃声が聞かれるほか、カダフィ派は大佐の居住地区バーブ・アジジヤ地区への攻撃にも、「手当たり次第」に反撃しているという。(カイロ支局)

2952チバQ:2011/08/22(月) 22:28:37
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110822/mds11082220510008-n1.htm
シリア大統領退陣拒否 カダフィ政権崩壊寸前、中東への影響は
2011.8.22 20:47 (1/3ページ)

22日、リビアの首都トリポリの道路を進む反体制派の戦闘員ら(ロイター=共同)
 リビアのカダフィ政権が崩壊寸前にまで追い込まれたことで、民主化運動への弾圧が続くシリアやイエメンでも、デモ隊から国際社会の強力な関与を求める声が高まりそうだ。一方で政権側は、米欧などによる非難や圧力に態度を硬化させており、シリアではさらに弾圧が強まる恐れもある。

 

 「(米欧の退陣要求は)意味がない」

 21日付の米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)によると、シリアのアサド大統領は21日放映された国営テレビとのインタビューで、政権を退く意思がないことを表明した。

 アサド大統領は3月に本格化した反政府デモに対して徹底した弾圧を続け、2000人以上の死者が出ているとされ、欧米から退陣要求が出ていた。

 一方でアサド氏は今月、複数政党制を可能とする新政党法を承認。人民議会(国会)選が来年2月に行われるとの見通しも示し、あくまで政治改革によって混迷を切り抜ける腹づもりだ。ただし、「治安機関の介入を必要とする治安情勢も存在する」とも述べ、デモ隊への弾圧を今後も継続する構えを見せた。

 「アラブの春」と呼ばれる中東・北アフリカ地域の民主化運動は最近、ペルシャ湾岸諸国でデモ隊が政権側に押さえこまれ、勢いを失いつつあるかのように見えた。リビア情勢の急展開は、体制側を非難するうえで、「もっとも元気づけられるニュース」(19日付の英紙フィナンシャル・タイムズ社説)となった。

 とはいえ、シリアを取り巻く状況はリビアとは大きく異なる。国連安全保障理事会では、シリアと関係の深いロシアの反発で法的拘束力のない議長声明を採択するのがやっとだった。軍事介入の選択肢も現実味が乏しい。シリアの背後にはイランの影がちらつき、情勢の混迷は、イスラエルやレバノンなど周辺国の懸念を増大させかねない。

 米欧の追加経済制裁も効果は限定的とみられる。ニューヨーク・タイムズ紙は、アサド政権の政治改革も「せいぜいムバラク政権下のエジプト程度の民主主義にしかならない」との専門家の冷めた見方を紹介した。(岩田智雄)

2953チバQ:2011/08/24(水) 00:27:45
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110824-00000008-jij-int
カダフィ大佐拠点に猛攻=反政府勢力、東部戦線でも進撃―抵抗なお続く・リビア内戦
時事通信 8月24日(水)0時24分配信

 【カイロ時事】リビアの首都トリポリの大半を支配下に置いた反政府勢力は23日、カダフィ大佐支持派が立てこもるトリポリの居住区兼軍事基地バーブ・アジジヤに対し、これまでの首都攻防戦で最も激しい攻撃を加えた。ロイター通信によると、同勢力の一部がバーブ・アジジヤに突入したもようだ。
 ロシア・メディアによると、カダフィ大佐は同日、ロシアのイリュムジノフ国際チェス連盟会長との電話で「トリポリにおり、国を離れるつもりはない」と語った。大佐の消息が伝えられたのは21日以来。
 一方、東部の都市ベンガジなどから出撃した反政府側部隊は西方へ進撃し、ロイター通信によると、大佐派から石油都市ラスラヌーフの支配権を奪取した。大佐側の抵抗は続いているが、反転攻勢は極めて困難な情勢だ。
 現地からの報道によると、バーブ・アジジヤ一帯には反政府勢力の戦闘員や支持者が大挙して押し寄せており、砲撃音や銃声が鳴り響き、北大西洋条約機構(NATO)軍による空爆も続いているもようだ。
 リビアでは、トリポリから南東に約400キロ離れた大佐出身地の中部シルトなど、反政府側の支配が現在も及んでいない地域がある。トリポリや東部戦線で敗れた大佐派が次々とシルトに逃れる動きが確認されており、ラスラヌーフを制圧した部隊は、これを追う形でシルト方面に進撃している。  最終更新:8月24日(

2954チバQ:2011/08/24(水) 19:35:25
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4809025.html
カダフィ政権、事実上「崩壊」か

カダフィ政権は事実上「崩壊した」との見方が広がっています。リビアの反体制派は、首都トリポリにあるカダフィ大佐の居住区を制圧しましたが、行方をくらませたカダフィ大佐は投降を拒否しています。

 トリポリにあるカダフィ大佐の居住区に鳴り響く銃声。日本時間の23日夜、反体制派はついに、長年、圧政を敷いてきたカダフィ政権の中枢に踏み込みました。激しい戦闘の末、反体制派はアジジヤ地区を完全制圧したと表明しました。

 「カダフィとやつの息子どもに “地獄に落ちろ”と言いにきた。リビアはリビア国民のもので、殺し屋のものじゃない!」(反体制派の兵士)

 反体制派の拠点ベンガジでは・・・。

 「神に感謝します!我々が勝利しました。リビアは自由!」(ベンガジの市民)
 「自由!きょうは人生の中で最もすばらしい日です!」(ベンガジの市民)

 カダフィ大佐の邸宅には、反体制派のシンボルでもある王政時代の国旗が掲げられました。数時間にわたる激しい戦闘の末、カダフィ大佐の居住区を制圧した反体制派。市民が乗り回しているのは、カダフィ大佐愛用のゴルフカートです。

 「カダフィは私たちがやったことを見たでしょう」

 ベンガジに住む少女は、追い詰められたカダフィ大佐を歌にしました。街中には、こんな絵が描かれていました。
 『アフリカ大陸最大の王 アウト』

 「ホテルの入り口にあるカダフィ大佐の敷物、人々が出入りするたびに踏みにじっています」(記者)

 「カダフィよ、どこにいる?出てこい!」(反体制派)

 行方がつかめないカダフィ大佐。イギリスのBBCは、邸宅の地下につくられた秘密の通路を使って逃亡した可能性を伝えています。そして、日本時間の24日朝、現地のメディアで音声メッセージが流されました。

 「トリポリに入っているやつらを排除せよ」(カダフィ大佐の音声メッセージ)

 生か死で戦いに臨むと、あくまで投降を拒否するカダフィ大佐。居住区から姿を消したのも戦略的な移動だと強気の姿勢を崩しませんでした。

 しかし、権力の象徴とされた首都トリポリの拠点まで反体制派に制圧されたことで、カダフィ政権は事実上、崩壊したとの見方が広がっています。(24日17:48)

2955チバQ:2011/08/24(水) 19:37:58
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110824-OYT1T00468.htm
在日リビア大使館、国旗を国民評議会の三色旗に
 東京・渋谷区のリビア大使館が、敷地内に掲げていたカダフィ政権の緑一色の国旗を降ろし、反体制派組織「国民評議会」がシンボルとする三色旗に替えた。

 同大使館によると、旗を付け替えたのは22日。赤、黒、緑色を基調とした新たな旗は、カダフィ氏が1969年にクーデターで倒した王政時代に国旗として使われていたもの。ジュマア・オウン駐日臨時代理大使(54)は24日、読売新聞の取材に対し、「(カダフィ政権が)終わりつつあると判断したので、国旗を付け替えた」と語った。

(2011年8月24日11時45分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110824-OYT1T00390.htm
カダフィ独裁崩壊、国民評議会が新体制作り着手

中東


23日、トリポリ南部のカダフィ氏邸宅を制圧し、カダフィ氏の像の頭部を踏みつける反体制派の兵士ら(AP)

 【ベンガジ(リビア東部)=田尾茂樹】リビアの反体制派は23日午後(日本時間24日未明)、最高指導者ムアマル・カダフィ氏の邸宅や軍事施設がある首都トリポリ南部のバーブ・アジジヤ区域に進攻、カダフィ派の牙城であるこの区域を攻略した。

 これにより、反体制派は首都のほぼ全域を制圧、約42年に及んだカダフィ氏の独裁政権は事実上崩壊した。反体制派組織「国民評議会」のムスタファ・アブドルジャリル議長は、25日にも国民評議会の本部を東部ベンガジからトリポリに移す方針を表明、新体制作りに着手する。

 反体制派は23日、戦闘員数百人の勢力で、要塞化されたバーブ・アジジヤに突入。残っていたカダフィ氏派勢力との激しい戦闘の末、制圧した。作戦に同行したAFP通信の記者は、「敷地内には多数のカダフィ氏派の戦闘員の死体が横たわっていた」と伝えた。

 アブドルジャリル議長は、首都攻防戦で400人以上が死亡、約2000人が負傷したことを明らかにした。

 リビアの反体制蜂起は、チュニジアとエジプトの政変に触発される形で今年2月、リビア東部で始まった。カダフィ派と反体制派の武力衝突は一進一退を繰り返したが、北大西洋条約機構(NATO)指揮下の多国籍軍による空爆を受けたカダフィ派が徐々に弱体化、体制は約半年で事実上打倒された。

 ただ、反体制派は、国情の安定化に不可欠とみられるカダフィ氏の身柄拘束を果たしておらず、行方もわかっていない。そのカダフィ氏は24日未明、トリポリの地元ラジオ局を通じて演説し、「(バーブ・アジジヤ区域からの撤退は)戦術的行動だ」と強調。多国籍軍による空爆を非難し、「勝利か殉教者になるかだ」と徹底抗戦を宣言した。

(2011年8月24日11時15分 読売新聞)
最新主要ニュース8本 : YOMIURI ONLINE トップ

2956チバQ:2011/08/24(水) 22:37:25
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110824/mds11082420100010-n1.htm
反体制派、政権移行に着手 首都完全制圧 
2011.8.24 20:08
 【カイロ=佐藤貴生】リビアの最高指導者カダフィ大佐は24日、首都トリポリの拠点バーブ・アジジヤ地区が反体制派に制圧されたことを受けて、地元ラジオ局を通じて同地区から撤退したと表明した。大佐と家族の行方は不明。フランス通信(AFP)によると、反体制派組織「国民評議会」のアブドルジャリル議長は同日、8カ月以内に大統領選と議会選を実施する意向を表明。本格的な政権移行に着手した。

 カダフィ大佐はバーブ・アジジヤ地区からの撤退を「戦術的行動だ」とした上で、「侵略」には「死か勝利まで戦う」と投降を拒否。その後も、地元テレビでの音声メッセージで「誰にも見つかることなく慎重にトリポリ市内を移動した。危険ではなかった」と述べ、首都周辺にとどまっていることを示唆した。

 ロイター通信によると、国民評議会の代表者は24日、カタールの首都ドーハで米英仏やトルコなどと財政支援に関して会談。中東の衛星テレビ局アルアラビーヤは同日、国民評議会の代表団がトリポリに向かったと伝え、政権移行に向けた動きが加速している。

 トリポリでは24日も銃撃戦が断続的に続き、未明にはカダフィ派によるとみられるミサイル数十発が打ち込まれたもようだ。反体制派によると、首都攻防戦で400人以上が死亡、少なくとも2千人が負傷した。南部の砂漠の街サブハで戦闘が起きたほか、チュニジア国境に近いズアラで大佐側による砲撃があったとの情報もある。

2957チバQ:2011/08/24(水) 22:38:13
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110824/mds11082420080008-n1.htm
カダフィ大佐はどこに 隠れ家?中部の故郷?
2011.8.24 20:05 (1/2ページ)

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 リビアのカダフィ大佐(ロイター)
 【カイロ=佐藤貴生】「トリポリを浄化せよ」。リビアの最高指導者、カダフィ大佐は24日、首都トリポリの居住区から移動したと表明した後も、音声メッセージを通じて反体制派への徹底抗戦を呼びかけている。大佐はどこに雲隠れしたのか。首都などには多数の隠れ家が設置されているとされ、故郷の中部シルトに戻り、反撃の機会をうかがっているとの見方も出ている。“カダフィ追跡作戦”がいつ実を結ぶかは判然としない。

 「すべての施設、すべての部屋を探せ」。23日、首都トリポリのカダフィ大佐の居住区であるバーブ・アジジヤ地区になだれ込んだ反体制派の兵士らは、くまなく同地区内の施設を捜索したもようだ。が、24日朝の時点でカダフィ大佐や次男のサイフルイスラム氏らの発見には至っていない。

 広さ約6平方キロに及ぶ同地区内には大佐らの居住区域のほか軍施設もあり、約30キロにも及ぶ複数の地下トンネルが掘られていることが判明。中には地中海に達するものもあるとされ、すみずみまで捜索するにはなお時間を要しそうだ。

 リビア軍関係者は中東の衛星テレビ局アルアラビーヤに、大佐らはトリポリに多数ある潜伏先のひとつに隠れている可能性があるとし、「発見には長い時間がかかるだろう」と述べた。

 42年に及ぶ独裁の間に着々と隠れ家の設置を進めていたとすれば、何者にも知られていない安全な場所は少なくないようにみえる。カダフィ大佐が属するガッダードファ族が多く住んでいる故郷の中部シルトや南部サブハに潜伏しているとの観測も流れている。

 実際、シルト周辺からは22日夜、北西のミスラタ方面にスカッドミサイルが発射された。大佐がシルトに逃れたとすれば、支持部族を巻き込んでゲリラ戦を指揮することも考えられる。

 一方、反米を通じて大佐とつながりがある中米ニカラグア政府は23日、「亡命を求められれば受け入れざるを得ない」と述べた。カダフィ政権と経済や治安面で関係が深い隣国チャドやマリなど、アフリカにも受け入れる国はあり得る。

 米政府は「カダフィ大佐が国を去ったとの情報はない」としている。が、大佐がトリポリにいることが最後に確認されたのは、国際チェス連盟会長とチェスをする映像がテレビで流れた6月中旬のことで、その後は音声メッセージの発信に終始しており、その動静は依然謎に包まれている。

2958チバQ:2011/08/28(日) 23:35:49
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110827-00000097-san-int
反カダフィ派、首都に本拠 政権樹立加速、AU20カ国が承認
産経新聞 8月27日(土)7時55分配信

 【カイロ=佐藤貴生】リビアの反カダフィ派である「国民評議会」のジブリル暫定首相は26日、イスタンブールで行った「連絡調整グループ」の会合を受けて記者会見し、外国で凍結されているリビアの全資産の解除を求めた。評議会は海外の総資産は最大1700億ドル(約13兆円)に上るとしている。

 同評議会は25日、本拠地を東部ベンガジからトリポリに移したことを明らかにした。内務、法務、国防などの主要閣僚の半数がトリポリに到着、政権樹立の動きが加速している。

 英国防省は、英軍機が25日から26日にかけて大佐の故郷である中部シルトのカダフィ派拠点を空爆したと発表。フランス通信(AFP)は、シルト攻略に向けて反カダフィ派の兵士らと英仏の特殊部隊が合流して作戦に従事しているのを記者が目撃した、と伝えた。カダフィ派は26日、トリポリの空港を爆撃し、航空機を破壊した。

 一方、ロイター通信によると、アフリカ連合(AU)は26日、リビアのカダフィ政権崩壊を受けてエチオピアのアディスアベバで会合を開き、国民評議会を正統なリビアの代表として承認するのを見送った。

 AU創設に貢献し、多額の資金をAUやその加盟国に提供してきたとされるカダフィ大佐の影響力が示された形だ。半面、AUの当局者によると、加盟20カ国が同評議会を個別に承認したとされ、リビア情勢をめぐりAUは分裂状態に陥っている。

2959チバQ:2011/08/28(日) 23:36:24
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/mideast/524868/
リビア崩壊 女、酒、ドラッグ…まるで映画
配信元:
2011/08/26 12:00

 とても現実とは思えなかった−。ボスニア・ヘルツェゴビナ出身で、リビアのカダフィ政権側の雇い兵指揮官を務めた人物が、政権中枢の退廃した生活の一部を24日の米誌タイム(電子版)に明らかにした。

 この人物はマリオと名乗る41歳の男性。カダフィ大佐の施設では、「パーティー、女、酒、ドラッグ」で、非日常的な生活が繰り広げられていたという。

 マリオは「カダフィ氏の身内の一人がカダフィ氏の邸宅の一つに連れて行ってくれた。そこでは、私が欲しいものは何でも手に入った。人々が面白半分で撃たれたり、ロシアンルーレットを強要されたりしているという話も聞いた。まるで映画の中にいるようだった」とも語った。

 2週間前に友人から「事態が急速に変化しそうだ」とトリポリ脱出を勧告されたという。

2960チバQ:2011/08/28(日) 23:46:52
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110828/mds11082821160012-n1.htm
反カダフィ派 大佐主要拠点に迫る 首都周辺は深刻な物資不足 
2011.8.28 21:15

リビアの首都トリポリでは、深刻な物資不足のため、食料品を買い求める人々が長蛇の列をつくった(大内清撮影)
 【ザーウィヤ(リビア北西部)=大内清】リビアの反カダフィ派勢力は28日、カダフィ大佐の出身地で重要拠点のひとつであるシルト東方のベンジャワードを制圧した。また北西部のミスラタから出た部隊がシルトの西約30キロの地点に迫ったもようだ。フランス通信(AFP)が伝えた。27日には首都トリポリ南部のカダフィ大佐派の最後の軍事基地も制圧、トリポリ国際空港も完全に支配下に入れた。国際空港周辺ではカダフィ派が砲撃を繰り返すなど抗戦が続いていた。

 首都の完全制圧に向けた動きが着実に進む一方、トリポリを中心とするリビア北西部では、深刻な物資不足が続いている。特に国民生活の「血液」ともいえる石油は価格が50倍に達する場所もあり、トリポリ周辺ではほとんど手に入らない状況だ。

 アフリカ大陸有数の産油国であるリビアでは、カダフィ政権下、石油20リットルが3リビアデイナール(約160円)の安価で提供されていた。

 しかし、カダフィ派と反カダフィ派が内戦に突入すると値上がりを始め、トリポリでは最近、150デイナールまで高騰。隣国チュニジアから運び込まれるわずかな石油も反カダフィ派部隊が優先使用するため市民に行き届かず、野菜や小麦粉といった食料品の物流も滞っている。トリポリのタクシー運転手、サイードさん(50)は「客はいるのに、車を動かせない」と嘆く。

 反カダフィ派の代表組織「国民評議会」は、トリポリに石油3万トンを運び込むと発表、上下水道や電力の公共サービスも復旧を急ぐとしている。だが、製油施設が集まるトリポリ西郊の要衝ザーウィヤでは、石油生産がいつ軌道に乗るか見通しが立たず、当面は国際社会の支援に頼らざるを得ない。

 カダフィ派は内戦中、反カダフィ派への燃料供給を絶つため、国内各地の石油貯蔵施設やガソリンスタンドを破壊した。依然として所在不明のカダフィ氏捜索が難航し、カダフィ派によるゲリラ戦が長引けば、石油関連施設へのさらなる攻撃も予想される。

2961チバQ:2011/08/28(日) 23:48:56
2511 名前:チバQ 投稿日: 2011/08/28(日) 23:48:25
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110828-00000048-mai-int
<リビア>和解が焦点 部族対立、地域格差解消がカギ
毎日新聞 8月28日(日)21時20分配信

 【カイロ樋口直樹】リビアを42年間にわたり支配してきたカダフィ政権の崩壊を受け、反カダフィ派で作る国民評議会は近く暫定政府を発足させ、新生リビアの建設に乗り出す。逃走中の最高指導者カダフィ大佐の追跡と、治安の早期回復や社会基盤の復旧が最優先課題だ。内戦に伴う恩しゅうを乗り越え、部族社会をいかに束ねていくかが試練となる。

 首都トリポリではカダフィ派勢力の掃討作戦が最終局面を迎えており、国民評議会は大佐の故郷・北中部シルトや一族の出身地・南部サブハなどを制圧し次第、「リビア解放」を宣言して、暫定政府を始動させる。 国民評議会のゴーガ副議長は毎日新聞の電話取材に対し、「リビア解放宣言」から8カ月で国民会議(制憲議会)の選挙を行い、新憲法の国民投票などを経て、宣言から20カ月で国会と大統領の選挙を実施する予定だと明らかにした。

 AP通信によると、カダフィ大佐の首席報道官は27日夜、米ニューヨークのAP通信本社に電話をかけ、「大佐はリビアにおり、暫定政府の樹立を反カダフィ派と話し合う用意がある」と伝えたという。追い詰められた大佐側が時間稼ぎを狙ったものとみられる。

 反カダフィ派にとって最大の課題は治安の回復だ。だが、カダフィ大佐の「私兵」だった軍部や、国民監視機関だった警察に治安任務は務まらない。反カダフィ派も「寄り合い所帯」的な性格が強く、暫定政府下で治安を担うことになる軍や警察はまだ存在しない。

 カダフィ派への空爆で国民評議会を支援してきた欧米だが、平和維持軍などの陸上部隊の投入には消極的だ。評議会も外国軍駐留には慎重で、アブドルジャリル議長は27日、アラブ・イスラム諸国からであれば、警察部隊を受け入れる可能性を示唆した。

 トリポリでは停電や断水が起き、食料や医薬品の不足も深刻化している。評議会が国民の信頼を得るには社会基盤の早期再建が欠かせないが、肝心の財源が不足している。評議会で対外関係を担当するジブリル氏は「我々は(国民に)正統性を問われる危機に直面するかもしれない」と危機感を募らせている。

 国連安保理決議などに基づき世界中で凍結されている旧政権の資産総額は1100億ドル(約8兆4300億円)と推定されるが、凍結を解除するには関係機関などの合意が必要だ。国民評議会が「当面必要」と訴えている50億ドル(約3800億円)分のうち、これまでに解除が決まったのは、米国で凍結されていた15億ドル(約1160億円)分のみだ。

 評議会はリビア産石油・ガスの輸出再開も急いでいるが、ロイター通信によると、27日現在、リビア国内にある五つの製油所すべてが、原油の不足や施設の損壊によって操業できない状況にある。

 治安の改善や経済の立て直しには、内戦による恩しゅうや部族・地域間のあつれきを超えた国民和解が必要だ。カダフィ派を中心に優遇されてきた西部と、冷遇され反体制色を強めた東部の地域格差や、部族対立の溝をどう埋めるか。新生リビアのかじ取りにあたる国民評議会は旧政権の強権政治に代わる統治手法を問われている。

2962チバQ:2011/08/28(日) 23:50:17
http://www.afpbb.com/article/politics/2822704/7682066?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
アブハジア大統領選、親ロシア派が当選
2011年08月28日 15:38 発信地:スフミ/グルジア

【8月28日 AFP】アブハジア(Abkhazia)自治共和国で行われた大統領選で、ロシアとの関係強化を提唱するアレクサンドル・アンクワブ(Alexander Ankvab)氏が過半数を獲得して勝利した。選管が27日、発表した。だが大統領選の結果に対しては、グルジアや欧州などから無効との批判が出ている。

 選挙の最終結果によると、過去5年でアブハジアの首相や副大統領を歴任したアンクワブ氏が得票率54.9%で、ライバル候補の2人を大きく引き離して勝利した。

 アブハジアは激しい内戦を経て、1990年代にグルジアから分離した。だが、アブハジアの独立を承認しているのは、2008年のロシアとグルジアの武力衝突以降にアブハジアの独立を承認したロシアと、ごくわずかの遠方の国家のみだ。

 グルジア外務省や北大西洋条約機構(NATO)、欧州連合(EU)などは、相次いで大統領選の結果を承認しないとの声明を発表。一方、ロシアのドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)大統領は、ただちにアンクワブ氏に電話し、大統領当選を祝福した。(c)AFP/Indira Bartsits

2963チバQ:2011/08/29(月) 00:05:54
http://www.asahi.com/international/update/0828/TKY201108280230.html
2011年8月28日22時37分
リビア反体制派、中部シルトへ攻勢 カダフィ氏の出身地
 リビアの反カダフィ派部隊が、カダフィ政権軍の頑強な抵抗が続く中部シルトに向けて東西から攻勢を強めている。反カダフィ派の報道官は28日、ベンガジで記者会見し、シルトに立てこもる政権軍が武装解除に応じるよう交渉を始めていることを明らかにした。

 報道官は、交渉開始の理由について「シルト攻略で市民の流血を最小限に抑えたい」と説明。その一方で、交渉期限は「我々の忍耐が切れるまでだ」と述べ、明言を避けた。

 シルトはカダフィ氏の出身地で、南部セブハとともに政権軍の拠点となっており、激しい戦闘が続いている。トリポリを脱出したカダフィ氏の潜伏先となっている可能性もある。


http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011082802000025.html?ref=rank
リビア 反体制派国軍創設へ
2011年8月28日 朝刊

 【カイロ=今村実】カダフィ体制が崩壊したリビアで、反体制派のベルハジ司令官は二十六日、反体制派部隊に参加する各民兵組織を解散し、国軍の創設を急ぐ方針を明らかにした。ロイター通信などが伝えた。新政権準備の一環だが、同派は「カダフィ打倒」の一点でまとまった民主化勢力や旧体制からの寝返り派などの寄せ集めだけに、ほぼゼロからの国家建設に向け結束が保てるか、懸念する声が出ている。

 統一的な国軍の創設は「カダフィ後」の治安回復に不可欠で、内戦で大量に出回った武器の管理も狙いとみられる。

 北東部ベンガジのカーリーユニス大のザヒ・メルエルビイ教授(政治学)は「紛争再発などを防ぐためにも、正規軍への武力の集約は必要だが、政情が不安定な中で武装解除に応じるかというと容易でない」と語る。

 同教授は反体制派を、リベラル勢力や知識人、失業者、若者グループなどの「モザイク組織」だと指摘。特にカダフィ体制から反体制派に加わった旧当局者と、当初からの反体制派メンバーとの確執を指摘する。

 「旧当局者は、革命を成功させたのは自分たちだと信じている。一方でもともとからの反体制勢力は、長年カダフィ体制の一部だった旧当局者らに不信感を抱いている」と教授。

 反体制派は先月末、カダフィ氏の右腕だった“寝返り派”、オベイディ軍最高司令官の暗殺事件で、内部が混乱。司令官の支持者が反発し、国民評議会は今月八日、内閣にあたる執行委員会を解散するなど、基盤の脆弱(ぜいじゃく)さが露呈したばかりだ。

 リビア人権機構(ロンドン)のモハメド・アブドルマラク所長は「反体制運動は東部地域を中心に始まり、犠牲者を多く出した。だが、東部派が政権の主要ポストなどを要求し始めたら、西部派との断絶が起きるだろう。反体制派に参画しているイスラム原理主義グループも、内部対立の火種だ」と語った。

2964チバQ:2011/08/29(月) 00:06:56
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110828/mds11082801240000-n1.htm
新国軍創設へ 民兵組織一元化
2011.8.28 01:23
 【トリポリ=大内清、カイロ=佐藤貴生】リビアのカダフィ政権崩壊後、治安改善が進まない中、反カダフィ派の代表組織「国民評議会」のトップ、アブドルジャリル議長は27日、北東部ベンガジで記者会見し、アラブやイスラム諸国に治安要員の派遣を要請する可能性があると語った。

 また、反カダフィ派のベルハジ司令官は26日、首都トリポリでの会見で、同市などの民兵組織の指揮権を一元化したと発表、新たな国軍創設の準備を進めていることを明らかにした。

 最高指導者だったカダフィ大佐と息子たちの行方は依然として不明。反体制派は特別部隊を編成し追跡しているという。

 米メディアによると、米情報当局は大佐がトリポリ市内か近郊に潜伏しているとの見方を強め、潜伏先として約40施設に絞って監視を強化しているという。

 これに対しエジプトの中東通信は27日、防弾仕様のベンツ6台からなる車列が26日朝、遊牧民部隊に守られ、リビア西部ガダミスからアルジェリアに入ったと報じた。大佐や一族が乗っていた可能性があるとしているが、中東の衛星テレビ局アルアラビーヤによると、アルジェリア政府当局者はこの報道を否定した。

 また、フランス通信(AFP)によると、政権崩壊の直前、トリポリのバーブ・アジジヤ地区で、150人以上の受刑者がカダフィ派に殺害された可能性がある。刑務所の看守が逃走する直前、手投げ弾を受刑者らに投げたという。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110827/mds11082710460005-n1.htm
カダフィ派雇い兵?病院に100遺体 激戦トリポリ南部
2011.8.27 10:45


 26日、リビア・トリポリのアブサリム地区にある病院で、遺体を搬出に当たる関係者ら(共同)
 リビアの最高指導者だったカダフィ大佐の支持者が多く住み、反体制派との戦闘が続いた首都トリポリ南部のアブサリム地区。26日に訪れた同地区では病院からカダフィ派の雇い兵とみられる約100人の遺体が発見され、激戦の痕跡を見せつけた。

 病院の敷地に近づくと猛烈な異臭が鼻についた。玄関では関係者が複数の遺体をシートでくるみ、トラックに積み込む作業をしていた。

 「遺体のほとんどはアフリカ系。死後3日から6日たっている」。ボランティアで遺体搬出を手伝っていた医学生ハイティエム・ダーンさん(24)が説明した。(共同)

2965チバQ:2011/08/29(月) 22:45:04
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110827-OYT1T00689.htm
トリポリ市民生活圧迫、深刻化…リビア
. 【トリポリ=佐藤昌宏】リビアの反体制派は27日までにトリポリのほぼ全域を制圧したものの、市内の一部では戦闘が散発的に続いている。


 断水や停電のほか、食料・医薬品の不足も深刻化し、市民生活が圧迫されている。首都が落ち着きを取り戻すにはなお時間が必要だ。

 反体制派組織「国民評議会」のシャマン報道官(暫定情報相)は27日、トリポリで記者会見し、「電力、食料、医薬品などの不足が深刻化している」と認めた。ただ、電力不足を補うための燃料については「早期に供給することは可能だ」と述べた。

 また、民生を担当してきた公務員らが戦闘の被害を恐れて脱出していることに言及し、「首都の治安は回復しつつある。早急に戻ってきてほしい」と呼びかけた。その上で、「カダフィ体制下の42年で市民サービスも市民社会もゼロの状態になった。我々はゼロから出発しなければならない」と国造りの困難さを訴えた。

(2011年8月27日22時03分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110829-OYT1T00489.htm
カダフィ氏出身都市、反体制派が挟撃態勢

 【トリポリ=佐藤昌宏】リビアの反体制派は28日、カダフィ政権残党に対する掃討作戦を続け、カダフィ氏の出身地でカダフィ派が掌握する中部の都市シルテを東西から挟撃する態勢を整えた。

 AFP通信によると、反体制派はシルテの部族に投降を求めて交渉しているが、決裂した場合は市内への進軍に踏み切る構えだ。

 反体制派の部隊は28日、シルテの東方約100キロの都市ビンジャワドを制圧したという。シルテ西方では約30キロの位置まで迫っており、シルテ包囲網が狭まっている。北大西洋条約機構(NATO)指揮下の多国籍軍も28日まで3日連続でシルテを空爆した。

 反体制派が首都トリポリを制圧した後、カダフィ氏や親族の行方が分かっておらず、シルテに潜伏している可能性も指摘されている。

(2011年8月29日15時01分 読売新聞)

2966チバQ:2011/08/29(月) 22:49:10
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110829/erp11082920160003-n1.htm
支援めぐり“主導権”争い 潘氏対サルコジ氏
2011.8.29 20:15
 【ニューヨーク=黒沢潤】“カダフィ後”のリビア支援をめぐり、国連の潘基文事務総長とフランスのサルコジ大統領が主導権争いを演じている。これまでのところ、サルコジ大統領側に軍配が上がっている。

 潘事務総長は22日、リビア支援の国際会議を近くニューヨークで開催すると呼び掛けた。指導力不足が指摘される潘氏にとって、同会議を自身の指導力発揮の場にしたい考えだった。一方、サルコジ大統領も24日、国際会議を9月1日にパリで開くと発表。こちらも大統領選まで8カ月と迫る中、人気低迷に焦るサルコジ氏が政権浮揚効果を狙ったとの見方が強い。

 リビア支援という同じ趣旨の国際会議開催をめぐり、双方が“綱引き”を演じる中、潘氏が26日にニューヨークで開催した国際会議は、欧州連合(EU)など各地域機構の代表らとの「ビデオ会議」にとどまった。国連関係筋は「いわば会議の“格下げ”であり、潘氏はメンツをつぶされた格好」と分析する。

 この会議では新生リビアの警察支援などで一致した。が、選挙や経済支援、行政機構設置で指針を示せず、具体策はサルコジ氏が主催するパリの国際会議で討議されることになった。

2967チバQ:2011/08/29(月) 23:08:00
http://www.asahi.com/international/update/0828/TKY201108280188.html
ハンスト「現代のガンジー」勝利 議会が要求受け入れニューデリーで27日、支援者にVサインをするハザレ氏=AP

ニューデリーのガンジーの肖像画前で28日、ハンストを終えて飲み物をとるハザレ氏(中央)=AP


 汚職対策の強化を訴えていたインドの社会運動家、アンナ・ハザレ氏は28日、議会が自らの要求を受け入れたとして13日間にわたったハンストを終えた。ニューデリーであった支持者の集会で「すべてのインド国民にとっての勝利だ」と宣言。相次ぐ汚職疑惑への対応に苦しむ政権にはさらなる打撃となった。

 世論の圧力を受け、インド議会は27日夜、ハザレ氏の主張に賛同すると決議した。70歳代とされるハザレ氏は、英国からの独立闘争でハンストを繰り返した建国の父をほうふつとさせるとして「現代のガンジー」とも呼ばれる。ハザレ氏は28日、ニューデリーのガンジーの肖像画の前でハンストを終え、飲み物をとった。

 インドでは、携帯電話の周波数帯の売却に絡む汚職事件で前通信相や与党議員が逮捕されるなど、巨額の不正が次々に発覚。ハンストという過激な手段への批判も一部の識者から出たが、一向に改まらない公務員の腐敗体質に憤る市民の間でハザレ氏への支持は急速に広がり、全国各地で支援集会が繰り返された。

2968チバQ:2011/08/29(月) 23:09:20
http://www.asahi.com/international/update/0828/TKY201108280371.html
独立の南スーダン、内閣発足 北部与党元メンバーも入閣
 先月9日に独立した南スーダンのサルバ・キール大統領は27日、正式内閣を発足させた。内戦を戦ってきた北部与党の元メンバーも入閣させるなど、内外の情勢に配慮を見せた。

 ロイター通信などによると、今回の組閣では民族同士の融和も考慮し、幅広い地域や民族から選ばれた。

 スーダンは、半世紀にも及ぶ南北内戦の末、2005年に包括和平合意を締結。今年1月に実施された住民投票の結果、圧倒的多数の南部住民が独立を支持した。(カイロ=杉山正)

2969チバQ:2011/08/29(月) 23:31:31
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110829/mds11082920240008-n1.htm
反カダフィ派部隊 「ムジャヒディン」の影じわり
2011.8.29 20:23
 反カダフィ派の代表組織、国民評議会が新体制発足に向けて準備を進めている。焦点の一つが「新生リビア」の治安部門を担う国軍創設だ。その主力となるトリポリの反カダフィ派部隊では、戦闘にたけたイスラム勢力の台頭が顕在化しつつある。(トリポリ 大内清)

 トリポリ市街の警備にあたる若い兵士が、思い詰めた目で言った。「国民評議会は、世俗主義的すぎるんじゃないかな」

 ハーリド・サイフッラー氏(20)。「祖国」リビアの土を初めて踏んだのはわずか3カ月前、西部ナフーサ山地でカダフィ大佐の軍と戦う「トリポリ旅団」に入隊するためだった。

 父親は1980年代、アフガニスタンでの対ソ連戦に従事した「ムジャヒディン(イスラム戦士)」だった。当時、過激なイスラム主義の流入を嫌ったカダフィ政権が帰国を許さなかったことから渡英、サイフッラー氏はそこで生まれ育った。父親も現在、同じ旅団で、かつてのアフガンでと同様、カラシニコフ銃を握っているという。

 「新しいリビアは、よりイスラム的であるべきだよ」。表情も変えずこう話すサイフッラー氏やその仲間が「シャイフ(長)」と尊称で呼び、新政権で主導的な役割を果たすと信じて疑わない人物が、同旅団の司令官アブドルハキーム・ベルハジ氏だ。

    □ □

 66年生まれのベルハジ氏はアフガンでの対ソ連戦を経て、90年代にリビアのイスラム国家化を目指す武装勢力「リビア・イスラム戦闘集団(LIFG)」を指導した。LIFGは、国際テロ組織アルカーイダとの関係も指摘される組織だ。

 2004年に逮捕され、09年には獄中で武装闘争路線放棄を宣言、翌年、恩赦を受けメンバー数十人とともに釈放された。LIFGに「転向」を促し、政治改革の一環としてメンバーの大量釈放を主導したのが、カダフィ氏の次男で最有力後継候補といわれたサイフルイスラム氏だった。

 しかし今年3月以降、反カダフィ派と政権軍との内戦が激化すると、ベルハジ氏は銃を取り、反カダフィ派部隊とともに西部地域を転戦。8月にはトリポリ旅団を率いて最初に首都へ攻め込み、カダフィ氏の居住区があったバーブ・アジジヤ攻略戦でも「一番槍(やり)」をつけた。

 26日にはいち早くトリポリで会見を開き、各部隊の指揮系統の一元化を発表。7月の軍司令官オベイディ氏の暗殺以来、分裂も指摘されてきた反カダフィ派部隊の、最高指揮官に等しい存在にのし上がった。

 汎アラブ紙アッシャルクルアウサトなどによると、反カダフィ派には、戦闘経験豊富な元ムジャヒディンやLIFGメンバーが少なくとも800人参加しているとされる。その中心にいるのがベルハジ氏だ。

    □ □

 判事出身のアブドルジャリル議長や経済専門家のジブリル暫定首相ら文民中心の国民評議会は、新政権について、「人民主権」「市民社会の確立」といった理念を表明している。

 これに対しベルハジ氏は、目指す政権像を明確にしてはいない。ただ、サイフッラー氏は「ベルハジ氏を含め、仲間の多くは親欧米的な国民評議会に失望している」と説明、イスラム色の濃い政権となるのは「当然」だと強調する。

 リビアに軍事介入した欧米諸国は、イスラム勢力の台頭を警戒し、穏健な国民評議会への支援を強化してきた。だが、バーブ・アジジヤ攻略で勢いに乗るトリポリ旅団には最近、入隊希望者が急増、その人数は2千人規模に達するという。

 「軍事的なバックグラウンドがなく指導力の弱いアブドルジャリル氏では、軍を統制できない」。国民評議会の下部組織、ザーウィヤ地方評議会の評議員サッディーク・アッラーブ氏(50)は産経新聞の取材にこう述べ、今後、創設される軍と、国民評議会の関係がぎくしゃくする可能性を示唆している。

2970チバQ:2011/08/30(火) 21:05:58
http://www.asahi.com/international/update/0828/TKY201108280412.html
脅威から一転、観光名所に カダフィ氏居住区、人が殺到
 リビア・カダフィ政権の象徴だった首都トリポリの拠点を28日訪れると、観光名所のように人や車が殺到していた。

 首都南部に約5平方キロにわたって広がるバーブ・アジジヤ地区。カダフィ氏の住居や軍事関連の施設があり、かつて一般の人は近づくことさえ恐れた。23日の戦闘で反体制派が制圧、カダフィ政権軍は姿を消した。建物には無数の弾痕があり、激戦を物語る。

http://www.asahi.com/special/meastdemo/TKY201108280230.html
リビア反体制派、中部シルトへ攻勢 カダフィ氏の出身地2011年8月28日22時37分
 リビアの反カダフィ派部隊が、カダフィ政権軍の頑強な抵抗が続く中部シルトに向けて東西から攻勢を強めている。反カダフィ派の報道官は28日、ベンガジで記者会見し、シルトに立てこもる政権軍が武装解除に応じるよう交渉を始めていることを明らかにした。

 報道官は、交渉開始の理由について「シルト攻略で市民の流血を最小限に抑えたい」と説明。その一方で、交渉期限は「我々の忍耐が切れるまでだ」と述べ、明言を避けた。

 シルトはカダフィ氏の出身地で、南部セブハとともに政権軍の拠点となっており、激しい戦闘が続いている。トリポリを脱出したカダフィ氏の潜伏先となっている可能性もある。

 AFP通信が反カダフィ派部隊の指揮官の情報として伝えたところでは、首都トリポリ方面から東進した部隊は28日、シルトの西約30キロに達した。また東部ベンガジ方面から西進している部隊もシルトの東100キロまで到達したという。

 AP通信などによると、反体制派は政権軍が持つとみられる化学兵器や長距離ミサイルを警戒。北大西洋条約機構(NATO)軍による空爆の後にシルト攻略を本格化する方針だという。NATO軍はこれまでも精密誘導ミサイルなどでシルトを空爆、政権軍の指揮室などを破壊している。

 英BBCによると、カダフィ政権の報道官は28日、「カダフィ氏は権力の移譲について、息子サアディ氏を通じて交渉する用意がある」と述べた。これに対し、反カダフィ派の中核組織「国民評議会」の幹部はロイター通信に「カダフィ氏が降伏しない限り、交渉はありえない」と述べた。

 評議会のアブドルジャリル議長は「違法な処刑ではなく、公正な裁判で対応する」として、カダフィ氏と政権軍兵士に降伏を呼びかけている。

 反カダフィ派が大半を制圧したトリポリ市内でも、各所で戦闘が続いている。市内は停電が続き、飲料水や食料、ガソリンの不足が深刻化しているという。(ベンガジ=玉川透)

2971チバQ:2011/08/30(火) 21:07:06
http://www.asahi.com/special/meastdemo/TKY201108270472.html
反カダフィ派、首都の指揮権一元化 新政権樹立へ協議2011年8月27日22時44分

 反カダフィ政権派の中核組織「国民評議会」傘下の「軍事評議会」司令官は26日、トリポリで会見し、首都の反カダフィ各派部隊の指揮権を一元化したと発表した。ロイター通信が伝えた。新政権が樹立されれば各派を解体し、新国軍として統合するとしている。

 25日にトリポリへ拠点を移した国民評議会は、東部ベンガジを拠点とするグループが中心。リビア全土の治安維持にあたっては、西部の反体制派部隊をはじめとする様々な組織との協力が不可欠だ。

 一方、評議会のアブドルジャリル議長は27日、ベンガジで会見し、治安改善のため「アラブ・イスラム諸国の警察による支援を模索する」と述べた。欧米などを念頭に「その他の国からは受け入れない」とも語っており、文化を共有する国々の協力を求める構えだ。

 反カダフィ派はリビア全土の制圧に向け、隣国チュニジアとの国境にある検問所などを押さえたが、カダフィ氏の影響が残る地域では、依然として激しい戦闘が続いている模様だ。AFP通信によると、北大西洋条約機構(NATO)軍は27日にかけて、カダフィ氏ゆかりの中部シルトなどで爆撃を続けている。(カイロ=山尾有紀恵)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110830-00000082-mai-int
<リビア>カダフィ大佐は依然不明
毎日新聞 8月30日(火)20時19分配信

 【カイロ樋口直樹】リビアのカダフィ政権崩壊から1週間を経てなお、最高指導者だったカダフィ大佐の行方は不明のままだ。首都トリポリは平静を取り戻しつつあるが、地下に潜った大佐の下でカダフィ派の残存勢力がゲリラ戦に出る可能性も排除できない。反カダフィ派・国民評議会は「大佐が逃亡している限り危険は去らない」と警戒し、北大西洋条約機構(NATO)と協力して追跡を続けている模様だ。

 トリポリ南部の地下施設、故郷の北中部シルト、一族の出身地である南部サブハ−−。カダフィ大佐の潜伏先として疑われてきた場所だ。大佐の家族がアルジェリアに入国した29日には、イタリアのANSA通信が「信頼できるリビア外交筋」の話として、首都から南へ約100キロ離れた町バニワリドに大佐が次男らと共に潜んでいると報じた。

 カダフィ大佐の拘束には、携帯電話などの電波を拾い集めるだけでなく、大佐側近などへの尋問による地道な包囲網形成が必要。AP通信によると、反カダフィ派は米中央情報局(CIA)のチームや米仏特殊部隊の支援を得て情報の収集、分析を行っているという。

 ただ、リビアには南部に広大な砂漠や荒野が広がり、自由に動き回る遊牧民が暮らす。カダフィ大佐が首都を脱出し、国民評議会に非協力的な部族の助けを借りて逃亡を続けた場合、拘束には手間取りそうだ。

2972チバQ:2011/08/30(火) 21:07:31
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110830-00000068-mai-int
<リビア>新国家建設の道のり長く…カダフィ政権崩壊1週間
毎日新聞 8月30日(火)19時24分配信

 【トリポリ和田浩明】リビアの反カダフィ派による首都トリポリ制圧でカダフィ政権が崩壊してから30日で1週間がたった。トリポリ市民は水や電力の不足に悩まされながらも、徐々に生活のペースを取り戻しつつある。42年間続いた独裁体制が瓦解(がかい)した今、多くの人が「自由」の味をかみしめている。反カダフィ派は全土掌握を急ぐが、最高指導者カダフィ大佐の行方は知れず、安定した新国家の建設には時間がかかりそうだ。

 29日はイスラム教の「ラマダン(断食月)」最終日。夜になるとトリポリ市街には市民が繰り出し、車のクラクションを鳴らしたり、祝砲を打ち上げて歓喜に浸った。「イスラムの伝統まで規制した」(東部ダルナ市民)とされるカダフィ大佐の逃亡を歓迎する気持ちも強かったようだ。

 23日にトリポリが陥落して以来、カダフィ派の排除が進むにつれ、聞こえてくる銃声も散発的になりつつある。だが、戦闘はカダフィ大佐の拠点だった北中部シルトや南部サブハなどで続く。トリポリ市内にも銃を持った兵士や住民が詰める検問所が残っており、治安改善への道のりは長そうだ。

 生活面の苦労も多い。リビア南部の水源から首都への供給は再開されておらず、市内各所で井戸水を近隣住民が分け合う風景が見られる。首都南部アブスリム地区で洗濯用水を配布していた男性住民のサレハさん(52)は「水は最大の問題だ。今はお互いに助け合う時だ」と話す。

 ガソリン不足も深刻だ。戦闘で製油施設が操業を停止し、隣国チュニジアなどから運び込まれるガソリンの闇市が活況を呈している。価格は紛争前の30倍だ。ガソリンスタンドはほとんどが閉店中で、数少ない営業中のスタンドは順番待ちの客で長蛇の列だ。

 食料は「多くの住民が備蓄しているので当面は問題ない」(トリポリ東郊タジュラの男性住民)とされるが、スーパーマーケットなどの商店は多くが閉まっており、開店していても買い占めで品薄の場合が多い。パン屋前では買い物かごを手にした市民が行列を作る。

 反カダフィ派は26日、カダフィ派が抑えていたチュニジア国境のラスジェディール検問所を掌握した。国境からトリポリまでのルートが30日までに確保されたとの情報もあり、今後は首都に向けた物資輸送が始まるとみられる。

 紛争で停止していたトリポリ市内のゴミ回収作業も再開された。29日にはラマダン明けを晴れ着で祝う住民向けに、服飾店や靴店も開き始め、買い物客でにぎわった。女性や子どもの姿も増え始め、サレハさんは「生活はまだ大変だ。でも、自由の味には代え難いよ」と笑顔を見せた。

2973チバQ:2011/08/30(火) 21:08:06
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110830-00000602-san-int
弾圧続くシリア 手をこまねく欧米は中東全域の流動化懸念
産経新聞 8月30日(火)19時24分配信

 【カイロ=佐藤貴生】アラブ民主化のうねりがリビアの独裁を覆したのを受け、民衆弾圧が続くシリア情勢に国際社会の注目が集まっている。

 バッシャール・アサド政権は3月の反体制運動発生以来、約2200人を殺害したとされるが、リビアに空爆で応じた欧米諸国もシリアには手をこまねいている。シリアの体制不安定化は中東全域の流動化を招きかねないとの懸念が背景にありそうだ。

 「さよならカダフィ。バッシャール、お前の番が来た」。カダフィ政権崩壊以降、シリア国内の抗議運動ではこうしたスローガンが飛び始めた。アラブ連盟は28日、武力弾圧の停止を求める声明を出したが、シリアは拒否、29日にも北東部イドリブ州などで6人が死亡し、犠牲者は連日のように出ている。

 シリアは国民の7割前後がイスラム教スンニ派で、アサド一族は人口の1割程度のイスラム教アラウィ派に属する。現大統領の父、ハフェズ・アサド前大統領が1982年にイスラム原理主義組織、ムスリム同胞団などによる中部ハマの暴動を鎮圧した際、数万人を虐殺したとされる。

 弾圧の裏側には、その手を緩めて権力から滑り落ちれば、「血の報復」を受けるという強迫観念があるともいわれる。

 シリアはパレスチナのイスラム原理主義組織ハマスや、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラを支援し、イスラエルやレバノン情勢のカギを握る。イラン・イラク戦争(80〜88年)ではイランを支援、断交したイラクと外交関係を再開したのはここ数年のことだ。一方、対米強硬派のイランは数少ない友好国の1つとされる。

 中東の諸問題に深く関わるシリアが揺らげば、欧米をも巻き込んだ混乱が生じる恐れがある。大統領父子による強権支配は40年にもおよび、どのような政権が後を継ぐのか想像もつかないのが実情だ。

 トルコのアンカラでは29日、シリアの反体制派が「国民移行評議会」を結成、イデオロギーや宗派を問わず国内外で連携し政権打倒を目指すと宣言した。

 しかし、長年にわたり苛烈を極めた弾圧と治安部隊の緻密な監視網により、反体制派は一枚岩になりにくいといわれる。一部の離反者をのぞけば政権は軍や治安機関を掌握しており、すぐに体制が揺らぐ事態が来るとは考えにくい。

 今月に入り、オバマ米大統領が「アサド大統領が辞めるときがきた」と述べるなど、欧米では退陣を迫る声明が相次いでいる。だが、「権力の空白」を恐れる欧米にすれば、大統領が改革に着手して弾圧を弱めて、政権を維持する方が退陣よりも好ましい−というのが本音かもしれない。

2974チバQ:2011/08/31(水) 12:07:44
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/08/31/20110831ddm007030069000c.html
リビア:政権崩壊1週間 トリポリ市民、42年ぶり自由の味 水、ガソリンは不足
 【トリポリ和田浩明】リビアの反カダフィ派による首都トリポリ制圧でカダフィ政権が崩壊してから30日で1週間がたった。トリポリ市民は水や電力の不足に悩まされながらも、徐々に生活のペースを取り戻しつつある。42年間続いた独裁体制が瓦解(がかい)した今、多くの人が「自由」の味をかみしめている。反カダフィ派は全土掌握を急ぐが、最高指導者だったカダフィ大佐の行方は知れず、安定した新国家の建設には時間がかかりそうだ。

 29日はイスラム教の「ラマダン(断食月)」最終日。夜になるとトリポリ市街には市民が繰り出し、車のクラクションを鳴らしたり、祝砲を打ち上げて歓喜に浸った。「イスラムの伝統まで規制した」(東部ダルナ市民)とされるカダフィ大佐の逃亡を歓迎する気持ちも強かったようだ。

 23日にトリポリが陥落して以来、カダフィ派の排除が進むにつれ、銃声も散発的になりつつある。だが、戦闘はカダフィ大佐の拠点だった北中部シルトや南部サブハなどで続く。トリポリ市内にも銃を持った兵士や住民が詰める検問所が残っており、治安改善への道のりは長そうだ。

 生活面の苦労も多い。リビア南部の水源から首都への供給は再開されておらず、市内各所で井戸水を近隣住民が分け合う風景が見られる。首都南部アブスリム地区で洗濯用水を配布していた男性住民のサレハさん(52)は「水は最大の問題だ。今はお互いに助け合う時だ」と話す。

 ガソリン不足も深刻だ。戦闘で製油施設が操業を停止し、隣国チュニジアなどから運び込まれるガソリンの闇市が活況を呈している。価格は紛争前の30倍だ。ガソリンスタンドはほとんどが閉店中で、数少ない営業中のスタンドは順番待ちの客で長蛇の列だ。

 食料は「備蓄しているので当面は問題ない」(トリポリ東郊タジュラの男性住民)とされるが、スーパーマーケットなどは多くが閉まっており、開店していても品薄の場合が多い。パン屋前では買い物かごを手にした市民が列を作る。

 反カダフィ派は26日、カダフィ派が押さえていたチュニジア国境のラスジェディール検問所を掌握した。国境からトリポリまでのルートが確保されたとの情報もあり、今後は首都に向けた物資輸送が始まるとみられる。

 紛争で停止していたトリポリ市内のゴミ回収作業も再開された。29日にはラマダン明けを晴れ着で祝う住民向けに、服飾店や靴店も開き始め、買い物客でにぎわった。女性や子どもの姿も増え始め、サレハさんは「生活はまだ大変だ。でも、自由の味には代え難いよ」と笑顔を見せた。

毎日新聞 2011年8月31日 東京朝刊

2975チバQ:2011/08/31(水) 20:53:24
http://mainichi.jp/select/today/archive/news/2011/08/31/20110831k0000e030040000c.html
リビア:首都でアフリカ移民迫害 雇い兵への報復か
2011年8月31日 12時25分 更新:8月31日 12時50分


トリポリ西郊の漁港で避難生活を送るアフリカ移民のソフィアさん(手前)=2011年8月30日、和田浩明撮影

リビアと周辺国の地図 【トリポリ和田浩明】最高指導者カダフィ大佐の政権が崩壊したリビアの首都トリポリで、リビア人がアフリカからの黒人移民に暴行したり金品を奪うケースが目立っている。身の危険を感じた移民の中には避難民生活を送る人も出始めた。カダフィ派がアフリカから呼び寄せたとされる雇い兵に対する報復と見られるが、アフリカ連合は「罪の無い普通の移民まで巻き込まれている」と反発を強めている。

 トリポリから車で西に約20分。反カダフィ派が警備を固める漁港には、アフリカ移民約800人が暮らす避難民キャンプがある。漁船の陰などに毛布を張っただけの「住居」に身を寄せる人々。多くがナイジェリアやガーナ、マリなどからの移民だ。水や食料が不足し、住民たちは「早くここから脱出したい」と口をそろえた。

 反カダフィ派がトリポリに迫り始めた8月半ばころから、首都を離れて逃げ込んだ移民が目立つ。ナイジェリア人のエマニュエル・エセネさん(32)によると、リビア人の武装グループがこの避難民キャンプに発砲したり、金品や携帯電話などを強奪。「女性が暴行されたケースもある」という。カダフィ大佐はアフリカ諸国の支援を掲げて多数の移民を受け入れたこともあり、エセネさんは「カダフィ時代はこんな心配は皆無だったのに」と肩を落とす。

 係留された漁船に住むソフィアさん(26)は妊娠8カ月。発熱しがちで「初めての出産を控えている。安心できる場所に早く移りたい」と訴えた。

 トリポリの国際移住機関(IOM)は、内戦で首都に閉じ込められた外国人移民の海路での避難作業を進めている。しかしキャンプの人々は「外に出ればまた襲われるかもしれない。移動手段もない。どうすればいいのか」と途方に暮れている。

 トリポリ市内に住むガーナ出身の家屋管理人の男性(34)は「リビア人はアフリカ移民を見下している」と訴える。一方で、10年ほどリビアに住むホテル従業員のナイジェリア人男性は「アフリカからの移民が攻撃されているといううわさは聞くが、自分の生活には問題がない」と語った。

 反カダフィ派は雇い兵と見られるアフリカ出身者の摘発を続けており、30日も市内のミティガ軍事基地に約10人を移送したとされる。アフリカ連合のピン委員長は29日、「反カダフィ派は全ての黒人を雇い兵と混同しているのではないか」と批判した。

 ◇雇い兵
 カダフィ大佐が70年代以降、アフリカ中西部の国から呼び寄せ、軍に編入したとされるが、実態は不明。今回の戦闘で多数の黒人兵が確認され、反カダフィ派は残虐性を指摘した。国際人権団体などによると、一般のリビア在住黒人が雇い兵と混同され、殺害されるケースもあるという。アフリカ連合も混同による殺害などを非難し、反カダフィ派の国民評議会を正式認定しない理由の一つに挙げている。

2976チバQ:2011/09/01(木) 12:06:31
http://mainichi.jp/select/world/news/20110901k0000e030028000c.html
リビア:カダフィ一族、兄弟で路線対立…抗戦か交渉か
 【カイロ樋口直樹】リビアの最高指導者だったカダフィ大佐に対する反カダフィ派の包囲網が狭まる中、大佐一族の内部で足並みの乱れが出始めた。逃亡している大佐の息子2人が8月31日夜、「徹底抗戦」か、流血終結に向けた「交渉」かの対応をめぐり、正反対の声明をアラブ・メディアに寄せた。反カダフィ派が投降期限とする3日を前に、一族内の路線対立が鮮明化した格好だ。

 大佐の後継者と目され、国際刑事裁判所(オランダ・ハーグ)から「人道に対する罪」などの容疑で逮捕状が出ている次男セイフ・アルイスラム容疑者はシリアの衛星テレビ局アルライに電話をかけ、「抵抗は続き、勝利は近い」「ネズミども(反カダフィ派)を攻撃せよ」などと支持者に徹底抗戦を呼びかけた。

 電話は首都トリポリ郊外からかけたといい、「司令官(大佐)は元気だ」と述べた。反カダフィ派は、カダフィ派が3日までに降伏しなければ大佐の故郷である北中部シルトに総攻撃を仕掛けると最後通告しているが、セイフ・アルイスラム容疑者は「(シルトでは)武装した2万人の若者たちが待ち受けている」と強気の姿勢を崩さなかった。

 一方、元プロサッカー選手でリビア・サッカー協会の会長も務めた三男サーディ氏を名乗る男は中東の衛星テレビ局アルアラビーヤへの電話で「流血の惨事を終わらせるために(反カダフィ派と)交渉する準備がある」と言明。大佐の了承を得て、反カダフィ派・国民評議会の司令官と連絡を取ったと述べ、「彼ら(国民評議会)に政権を与えることに問題は無い」と語った。

 AP通信によると、これに対して、国民評議会の報道官は「彼ら(カダフィ一族)と交渉する気は無い」と強調、「カダフィ政権は崩壊しかけており、一族は逃げ道を探している」との見方を示した。報道官は8月29日の時点で大佐と次男、三男が首都から南へ約100キロ離れた町バニワリドにいたとの情報を明らかにした。現在の行方は不明という。

毎日新聞 2011年9月1日 11時20分

2977チバQ:2011/09/01(木) 12:07:03
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/09/01/20110901ddm007030182000c.html
インド:「次期首相」失望感 与党総裁代行・ラフル氏、ハンスト対応でパニック
 ◇指導力不足を露呈
 【ニューデリー杉尾直哉】インド政府の腐敗・汚職体質を糾弾する社会活動家アンナ・ハザレ氏(74)が8月28日まで13日間にわたってハンガーストライキを続け、国を揺さぶった。インド政界の最高実力者で、与党「国民会議派」総裁のソニア・ガンジー氏(64)は米国でがんの治療を受けており不在。ソニア氏の長男、ラフル・ガンジー総裁代行(41)を中心とする指導層は「パニック状態」(ヒンズー紙)に陥った。「次期首相」といわれてきたラフル氏だが、指導力不足に失望が広がっている。

 ハザレ氏は大規模集会を計画していた16日に拘束されたが、報道によると、ラフル氏の介入で当局はその夜、釈放を決めた。メディアは、朝令暮改ぶりを一斉に批判した。

 下院議員2期目のラフル氏は、26日に議会で演説するまで沈黙を守った。「(ハザレ氏が求める)腐敗防止法だけでは腐敗を一掃できない」との内容で、政権側の主張をなぞっただけだった。

 ハザレ氏のハンスト集会の参加者には、09年の総選挙でソニア氏が率いる与党を支持した中産層が多い。庶民や若者の生活の安定を訴えたラフル氏が与党圧勝に貢献した選挙だった。だが、病院技師のラクパット・タムワルさん(43)は「ラフルはソニアの看病で8月初めから国を離れていた。ソニアはなぜ医療レベルの高いインドではなく外国で療養しているのか。あの母子には失望した」と話し、今後は国民会議派を支持しないという。

 イタリア人のソニア氏は、故ラジブ・ガンジー元首相(91年暗殺)の妻として、シン政権を陰で動かしてきた。ラフル氏は、曽祖父が初代首相ネール、祖母がインディラ・ガンジー元首相で、“ガンジー王朝”の継承者として注目されてきた。だが、政治アナリストのスレーシュ氏は「ラフル氏は、指導力を示す絶好の機会を逸し、大衆の心をつかめなかった」と話す。

 次の総選挙は14年だが、ヒンズー至上主義のインド人民党を中心とする野党側は、「与党と同じく腐敗した政治家集団」と多くの有権者にみられ、支持を伸ばしていない。既成政党に頼らない、大衆的なハザレ氏の運動が今後もインド政界を揺さぶり続けそうだ。

毎日新聞 2011年9月1日 東京朝刊

2978チバQ:2011/09/02(金) 23:15:19
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110818/mds11081807310000-n1.htm
【山内昌之の中東を読む】
夏休み特別講座 イランの権力闘争(上)  
2011.8.18 07:24 (1/3ページ)

「逸脱傾向」めぐり“聖俗”攻防


 日本人は国内の政局に目を奪われて、外交安全保障への関心を失いがちである。しかしアラブの体制変革やイランの権力闘争の行方は、石油を中東に依存する日本としても無視できない。とくにイスラム体制下のイランの「逸脱傾向」をめぐる権力の攻防はあまり知られていない。

 この言葉は、大統領選挙が行われた2009年に、最高指導者ハメネイに近い「ケイハン」紙上で、共和国の敵による「逸脱傾向」の陰謀という表現で初めて現れた。これが当時の大統領候補で改革派の元首相ムサビを指したのは明らかである。が、翌10年に君主制の伝統とイラン・ナショナリズムを蘇生(そせい)させる「逸脱傾向」が批判されたとき、人びとはその正体をいぶかしく思った。

 しかし、まもなく「逸脱傾向」は「支配エリートの内部、政府部内にさえある」という表現が使われると、慧眼(けいがん)なイランの市民はおよその見当をつける。そして11年初め、同紙がこの「危険な性格」をもつ「逸脱傾向」の指導者をE.M.と頭文字で呼ぶにいたって、イラン人は謎の人物がエスファンディアル・マシャイであると分かったのだ。

 マシャイは大統領アフマディネジャドの特別補佐官にして官房長官であるが、その実は大統領の師にほかならず、最高戦略家として独特なカリスマ性を誇っている。現代のイラン政治は、シーア派宗教者たる最高指導者ハメネイとアフマディネジャドとの権力闘争が本筋であるが、そこにむきだしの権力欲でなくイデオロギーが入るのはマシャイの存在が大きい。

 今年の5月に「ケイハン」紙は、「アフマディネジャドの逸脱傾向」を露骨に批判し、ハメネイとアフマディネジャドは毎日のように批判を応酬しあうようになった。

 アフマディネジャドは、マシャイの意を受けて、ペルシャ語からアラビア語などの外来語の語彙をはずす言語の民族化をはかり、フランス語に由来する19世紀以来の警察を指す「ポリス」をペルシャ語の「パースファル」に置き換える決定をした。

 しかしハメネイは「イスラムへの脅威と見なされるイラン・ナショナリズムの兆候」として変更を認めなかった。イスラムの権威がキリスト教徒のフランス語を弁護して伝統あるペルシャ語の利用を禁止するあたりに、イランの「イスラム政治体制」の珍妙さが垣間見られる。

 さらにハメネイ派は、アフマディネジャドがハメネイに反対する共同戦線のために「緑の党」と秘密接触をしていると批判した。そして、公安警察は大統領の側近50人以上を逮捕したのである(アミール・ターヒリー『アッシャルクルアウサト』11年6月3日)。

 09年の大統領選挙で蜜月状態だったアフマディネジャドとハメネイとの間に、何故にこれほどの亀裂が生じたのだろうか。少し前までアフマディネジャドは、イラン・イスラム革命後の30年間に生まれた5人の大統領のうちで、いちばん強力な政治家と目されていた。大統領選から民主化を求めてきた「緑の運動」の沈黙とともに、アフマディネジャドの好敵手は姿を消したかに見えた。

 しかし、アフマディネジャドがホメイニの「イスラム法学者の支配」理論でなく、マシャイに触発された「イランのイスラム」の教理を広げようとしたのは、最高指導者だけでなくシーア派の宗教者への挑戦に映った。

 30カ国語に訳された自伝『アフマディネジャド・世紀の奇跡』は100万部を売ったとされる。彼の側近は、09年の大統領選挙でもしハメネイと組んでいなかったなら、2500万票でなく3500万票を獲得していたと豪語する。宗教者と組んだせいで1千万票も損をしたというのだ。12年の国会議員選挙では3分の2の議席を獲得できると自信を見せている。

 宗教者はモスクに帰れ、ペルシャ語からアラビア語を放逐せよ、イラン帝国よ蘇生せよ。これは、脱イスラムで近代化を目指した隣国トルコの建国の父、ケマル・アタチュルクの世俗主義改革を想起させる。アフマディネジャドらの主張も不愉快であるが、対立の焦点はイデオロギーというよりも宗教者が巨大利権をにぎる世俗権益の問題にあるのだ。

 アフマディネジャドは過去5年間、国家に入るべき収入を私物化して財政を破綻させた宗教者、軍、治安維持機構のもつ利権構造やハメネイに関係する「財団」の力を弱めることに腐心してきた。戦略を練ったのはマシャイである。彼はとくに石油収入を国家と政府が管理し、無責任な既得権益集団に使わせないように工夫した。争いは目立たぬところから火蓋(ひぶた)を切った。

2979チバQ:2011/09/02(金) 23:16:03
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110825/mds11082508220003-n1.htm
夏休み特別講座 イランの権力闘争(下)
2011.8.25 08:19 (1/4ページ)

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新たに石油相に任命されたロスタム・カーセミー准将(ロイター)

反大統領で軍・宗教者が同盟


 イランの宗教者の世俗利権とカネへの執着には驚くばかりだが、その失地回復への妄執も相当なものだ。

 アフマディネジャド大統領の知恵袋、マシャイは、4千万ドルの文化予算を古代遺跡の修復や芸術祭や映画演劇の振興に使おうとしたが、半分を最高指導者ハメネイがとることで折り合った。「宗教目的を助長するため」であったが、ありようは宗教者たちに金をばらまき、各種権益を維持するためである。

 それでもマシャイらの追及は厳しい。ハメネイの息子の会社は1億ドル規模の不動産・レジャー産業を経営していたが、閉鎖に追い込まれた。

 アフマディネジャドはイラン最大の自動車企業の経営権を押さえたが、これもハメネイにつながる一派には打撃となった。

 オマーン湾から中央アジアまで延びる国営横断鉄道についても、ハメネイの取り巻きは300億ドルに上る計画の分け前にあずかれなかった。

 また大統領側は政府系銀行に500億ドルの債務をもつ200人以上の人物に対し返済を迫ったが、その大部分は宗教者にほかならない。

 砂糖輸入を独占し、小麦輸入で潤ってきた高位宗教者(アヤトラ)たちも利権を奪われてしまった。インドへのガスパイプラインをつくる大プロジェクトもハメネイにつながる巨大利権であったが、その成り行きは不透明になっている。

 アフマディネジャドは軍の力を背景に宗教者に対抗して、資産価値180億ドルの公社を軍に移管した。しかし最近では、どの利権も聖域化しないアフマディネジャドと軍関係者との関係もあやしくなった。そこで今のイラン政治では、「実業家宗教者」と「実業家将軍」との同盟による「逸脱傾向」への対抗という図式が成立してしまった(アミール・ターヒリー「金をめぐるテヘランの戦い」『アッシャルクルアウサト』2011年5月20日)。

 アフマディネジャドの大胆な挑戦は石油産業にも向けられた。イランの石油産業は40ほどの事業体により運営されてきたが、それは高位宗教者と革命防衛隊によって管理されていた。アフマディネジャドの狙いは、石油省を再編してイラン石油公社(NIOC)を蘇生(そせい)させ、国家が石油産業の全体を押さえる点にある。

 ハメネイのほうも黙って引き下がっていなかった。彼はほとんど毎日のように、最高指導者として憲法上の権限を行使しながら、大統領の出す命令や指示に拒否権を使っているからだ。

2980チバQ:2011/09/02(金) 23:16:54
 ハメネイに近いメディアは、マシャイを「イスラムの敵」「ペルシャ・ナショナリスト」「帝国主義の手先」とさえ論じ、今年の5月にはマシャイを殺すと公然と脅迫する団体さえ現れた。かつてアフマディネジャド大統領の主要支持者と目された革命防衛隊の将軍たちも、テレビに出てきては大統領の「逸脱傾向」を論難するほど、大統領と革命防衛隊との関係も冷え切ってしまった。

 その冷却を象徴するのは、イラン国会が今月初めに革命防衛隊のロスタム・カーセミー准将を石油相に任命したことだ。ハメネイに近い「ケイハン」紙は、大統領が「この権限を個人的に握ろうとして果たせず、議会と対立してきた」と評した。

 カーセミーは革命防衛隊のもつ総合企業ハータム・アル・アンビーヤの責任者だった人物であり、大統領はこうした組織が国家意志から自立して石油収入を自由にすることに危惧を深めるだろう。また、カーセミーも企業もアメリカの制裁リストに載っており、ますますアメリカとの摩擦を強めるにちがいない。

 カーセミーの人事はおそらくハメネイとの間の妥協の産物だったと思われる。とはいえ、今後は大統領対最高指導者の対立構図に、自立を強める革命防衛隊もからむことは必至である。

 こうした三すくみの状態は、イランの中東外交をますます入り組んだものにし、イラクとペルシャ湾岸からシリアとイスラエルに広がる「肥沃(ひよく)な三日月地帯」の情勢に不確定の要素を持ち込むだろう。

 バーレーンの市民運動にイランが介入して混乱を引き起こし、シリアのアサド大統領の庇護(ひご)者がイランであることは周知の事実である。

 いずれにせよ、アフマディネジャドとハメネイの2人が最高権力を分かち合うことはむずかしい。双頭の鷲(わし)はたびたび自らを引き裂くのだ。

 ハメネイがアフマディネジャドを毎日のように非難するのは最高指導者が怯(おび)えている証拠だという説もある。イランのことわざも教えてくれるではないか。「ムッラ(宗教者)は蛇のように怯えたときがいちばん危険なのだ」と。

2981チバQ:2011/09/02(金) 23:18:11
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110901/mds11090112460003-n1.htm
イラン北西部・タブリーズ ベールに覆われた「厳粛の町」
2011.9.1 12:43 (1/2ページ)

SANKEI_EXPRESS__2011(平成23)年9月1日付EX(16、17面(見開き))
 ■シーン1

 市場に売られる色とりどりのカーペットやインテリア製品。商品を選ぶ市井の人や商人たち。街角に立ち止まり、腰掛け、談笑する男性たち。世界中どこにでもありそうなまちの風景だ。

 だが、珍しいのはこれらの写真がイラン北西部の都市、タブリーズで撮影されたということだ。

 ロイター通信によると、イラン当局はロイターのような海外メディアの取材に厳しく、撮影に許可が必要なこともしばしば。時には撮影した写真をチェックされることもあるという。

 当然、日常生活にも宗教や政治の影響力は大きく、市民の生活が制限されることも多い。

 ■シーン2 不自由な日常、たくましく生きる人々

 タブリーズにある、歴史ある市場を訪れた。

 商人と客が交渉し、売買が行われる。だが、行き交う人たちは皆、男性ばかり。女性の姿はない。

 イランでは、女性は「ヒジャブ」と呼ばれるベールで顔を隠すことが定められており、外出などの行動にも厳しい制限がある。服装や行動が制限されることなどほとんどない私たちからは想像もつかないが、これがイランの日常だ。

 人々は不自由の中でも、たくましく生きぬくほかない。市場の片隅には、クリップで留められたイランの最高指導者の肖像が、何枚か飾られていた。(EX編集部/撮影:ロイター/SANKEI EXPRESS)

2982チバQ:2011/09/02(金) 23:18:45
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110902/erp11090222440005-n1.htm
大統領が共同党首就任も 首相率いる「統一ロシア」
2011.9.2 22:41
2日、タジキスタンを訪問中のロシアのメドベージェフ大統領(AP)
 2日付のロシア紙イズベスチヤは、メドベージェフ大統領周辺筋の話として、大統領が12月の下院選で大勝を目指す最大与党「統一ロシア」のトップに就任する可能性があると報じた。現在はプーチン首相が単独の党首だが、同党は共同党首制を導入し、大統領、首相の両者が共同党首になりそうだという。

 双頭体制を組む2人は、23、24の両日に開催される党大会に出席する。大会では、来年3月の大統領選への立候補の意向をにじませる大統領が、立候補問題について何らかの言及をする可能性が取り沙汰されている。

 首相は党員ではないが党首を務めていることから、大統領も同様に党籍を得ずに共同党首に就く見通し。大統領は以前から、政党を率いることへの関心を表明していた。「双頭」がともにトップになれば、同党の立場はいっそう強化される。(共同)

2983チバQ:2011/09/03(土) 10:27:29
http://www.asahi.com/international/update/0831/TKY201108310199.html
2011年8月31日15時1分印刷

ソマリア飢饉 国連が支援テコ入れ 常駐調整官派遣へソマリア南部ドローで30日、非常食の高カロリービスケットを受け取るソマリア難民たち=前川浩之撮影


 干ばつで深刻な飢饉(ききん)が起きているソマリア南部に、国連が近く事務所を設け、常駐の国連難民調整官を派遣する。イスラム武装組織シャバブによる実効支配で国連はソマリア国内での活動を制限されているが、拠点を置くことで支援のテコ入れを図りたい考えだ。

 グテレス国連難民高等弁務官が30日、拠点が置かれるエチオピア国境近くのソマリア南部ドローを訪れた。ドローには、食糧を求め逃れてきた難民数百家族が枯れ枝と古着で作った粗末なテントに暮らす。国連はNGOなどが始めた食糧配給センターなどを拡充、予防接種や簡単な診療を行う医療施設も設ける。

 グテレス氏は現場で声明を発表し、「すべてのソマリア人にはソマリアで生きる権利がある。(シャバブなど)すべての関係者は、援助の中立性を尊重してほしい」と訴えた。

2984チバQ:2011/09/03(土) 10:28:03
http://www.asahi.com/international/update/0901/TKY201109010346.html
2011年9月1日18時23分印刷

ハイチ、3人目の首相案 国連のハイチ特使首席補佐官関連トピックス地震[PR]

 ハイチのマーテリー大統領は31日までに、国連ハイチ特使首席補佐官のギャリー・コニーユ氏(45)を首相に充てる人事案を固めた。AP通信が報じた。前大統領派が多数を占める議会に2度否決されたのを受けた3人目の首相案だ。

 コニーユ氏は1999年に国連入り。エチオピアなどに勤務後、昨年1月の大地震後は国連ハイチ特使のクリントン元米大統領の下で復興に携わった。議会側は、同氏がハイチでの連続5年居住という憲法上の条件を満たしていないとして、今回も反対する構えだという。(ロサンゼルス=藤えりか)

2985チバQ:2011/09/03(土) 18:53:10
http://www.cnn.co.jp/fringe/30003874.html
最下位ソマリア、次にアフガンとミャンマー 汚職国家ランク
2011.09.03 Sat posted at: 15:37 JST

(CNN) 各国・地域の汚職行為を監視するドイツの非営利団体「トランスペアレンシー・インターナショナル」は3日までに最新報告書をまとめ、汚職が最もはびこっているのは無政府状態にあるアフリカ東部のソマリアだったと報告した。

178カ国・地域の公共部門を対象に0から10までの汚職指数を基に比較したもので、首位のソマリアは1.1だった。同指数は、10を「極めて清潔」、0を「非常な汚職体質」と位置付けている。

同団体によると、2009年1月から昨年9月までの間に独立系や信頼出来る団体が公表した13の報告書などに基づいて指数を作成した。独ベルリンに本拠があるトランスペアレンシー・インターナショナルは、汚職とは公的権限を悪用して私利を得る行為と規定している。

ソマリアに次いで汚職度が高いのはアフガニスタンとミャンマー(ビルマ)の1.4だった。この後、イラクが1.5、スーダン、トルクメニスタンとウズベキスタンの1.6などと続いた。

逆に汚職と最も縁遠いとされたのはデンマーク、ニュージーランドとシンガポールでいずれも9.3だった。スウェーデンとフィンランドの9.2、オランダ8.8、スイス8.7などと続いた。米国は7.1で、ベルギーと並ぶ22位。隣国メキシコは3.1、カナダは8.9。日本は7.8だった。

最新報告書によると、汚職撲滅を目指して活動家がハンガーストライキに最近訴え、注目を集めたインドの指数は3.3だった。民衆蜂起などで政権崩壊が相次ぎ、反政府デモが依然くすぶる中東、北アフリカ諸国では、リビアが2.2でシリアが2.5。イエメンが2.2,エジプトが3.1で、チュニジアが4.3だった。

2986チバQ:2011/09/03(土) 18:53:48
http://www.cnn.co.jp/fringe/30003841.html
「住みやすい都市」メルボルンが初の1位、最下位はアビジャン
2011.08.31 Wed posted at: 14:03 JST
(CNN) 英誌エコノミストの調査部門、エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)が発表した世界の「住みやすい都市」ランキングで、過去10年間首位を維持していたカナダ・バンクーバーに代わり、オーストラリア・メルボルンがトップに躍り出た。

ランキングは世界140都市を対象に、今年7月時点の治安や医療、文化、環境、教育、都市基盤を採点した結果に基づいて算出された。

バンクーバーは今回3位にとどまり、2位はオーストリアのウィーンだった。上位10都市にはカナダからトロント(4位)、カルガリー(5位)が、オーストラリアからシドニー(6位)、パース(8位)、アデレード(9位)がそれぞれ入ったほか、フィンランドのヘルシンキ(7位)、ニュージーランドのオークランド(10位)が選ばれた。

一方、最下位はコートジボワール・アビジャンで、イランのテヘラン、カメルーンのドゥアラがこれに続いた。「アラブの春」と呼ばれる民主化運動の広がりで、中東や北アフリカ諸国の治安が悪化し、リビアのトリポリが初めてワースト5位に登場するなど、ランク下落が目立っている。

2987チバQ:2011/09/03(土) 19:21:47
http://www.chunichi.co.jp/article/world/worldtown/CK2011083102000195.html
ベルリン 多文化社会迷う1票
2011年8月31日

 ベルリンの街角がポスターで彩られた。九月十八日投票の市議会選が迫ってきた。

 福島第一原発事故を受け、各州で環境政党「緑の党」が躍進したが、国が「脱原発」を決めたため、原発がないベルリンでは争点が一層はっきりしない。取材先で「投票のポイントは?」と質問すると「住宅事情の改善、公共施設の充実…。もう少ししてから決めるよ」という調子だ。

 そんな中、「性に関する先入観がない小学一年生から、同性愛について授業で教え、偏見のない社会にする」という二年前に導入された市政の連立与党の教育政策に反発する政党が設立された。

 ドイツでは、すでに約十年前から同性婚が法的に可能だ。新党は「同性愛には反対しないが七歳の子に教えるなんて間違いだ」と熱いが、既成政党に対抗する勢力になるのは簡単ではないだろう。

 ベルリン市長も同性愛者。十年前、ドイツの有力政治家としてはおそらく初の公表だった。告白会見で「それもまた良いこと」と語り流行語に。直後の市議会選で圧勝し、今も支持率は高い。

 性の多様性同様、文化や主義主張も自由で多種混在するこの街。それだけに政治の受け皿づくりも難しい。「何でもありというのは、やっぱり問題」と嘆く隣人の一票も行き場がなさそうだった。 (弓削雅人)

2988チバQ:2011/09/03(土) 20:07:18
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/disaster/2824110/7704734?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
ソマリア飢饉、南部全域に拡大の見通し 国連
2011年09月03日 18:22 発信地:ナイロビ/ケニア
【9月3日 AFP】国連人道問題調整事務所(UN Office for the Coordination of Humanitarian Affairs、OCHA)は2日夜に発表した報告で、飢饉(ききん)が発生したソマリア南部の状態は、国際社会の大規模な支援にもかかわらず悪化しており、飢饉は今後数日中に同国南部全域に拡大するとの見通しを示した。

 これによると国内避難民は減ってきているものの、栄養失調の人の割合や死亡率は上昇傾向にあり、伝染病も広がっているという。

 国連は7月にソマリア南部のバクール(Bakool)地方とシェベリ川下流(Lower Shabelle)地方が飢饉の状態にあると宣言したのに続き、8月上旬には首都モガディシオ(Mogadishu)と世界最大の国内避難民キャンプがあるアフグーィ回廊(Afgooye corridor)など3地域も飢饉の状態にあると宣言した。

 国連の定義によると、飢饉になると全体の20%以上の世帯が極度の食糧不足に陥って人口の30%以上が急性栄養失調になり、毎日1万人当たり2人が死亡する状態になる。

 国連によると、ソマリア、エチオピア、ジブチ、ケニア、ウガンダなど「アフリカの角(Horn of Africa)」と呼ばれるアフリカ大陸北東部では1240万人が過去数十年で最悪の干ばつの影響を受けて人道支援を必要としている。

 イスラム過激派組織アルシャバブ(Al Shebab)はモガディシオからは撤退したが、飢饉に襲われたソマリア南部の支配地域では依然として援助活動を制限している。(c)AFP

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2989チバQ:2011/09/03(土) 20:26:53
http://www.afpbb.com/article/politics/2824092/7712073
国連のアジアグループ、「アジア太平洋グループ」に名称変更
2011年09月03日 16:41 発信地:国連本部/米国
【9月3日 AFP】太平洋の島しょ国が所属する国連(UN)の地域グループの名称に今週から「太平洋」という文言が入ることになった。関係国の外交官らは、島しょ国の重要性が増していることを示すものだとして歓迎している。

 国連には1965年から5つの地域グループがあり、太平洋の島しょ国は「アジアグループ」に加わってきた。アジアグループには1970年に独立したフィジーをはじめとしてマーシャル諸島、ミクロネシア、ナウル、パラオ、パプアニューギニア、サモア、ソロモン諸島、トンガ、ツバル、バヌアツが入っていた。同グループの全加盟国数の5分の1を超えるこれらの国々は、2010年からグループ名の変更を求めてきた。

 中国の主張によって、アジアグループの正式名称は「アジアおよび太平洋小島しょ開発途上国グループ(Group of Asia and the Pacific Small Island Developing States)に変更された。文書では「アジア太平洋グループ(Asia-Pacific Group)」という名称の使用も認められる。

 フィジーのピーター・トンプソン(Peter Thomson)国連大使は、「歴史的なことだ。太平洋の島しょ国は国連において一人前の国としての役割を果たし、自国の権利を主張するとともにその責任を果たそうとしている」と名称変更を歓迎した。

 国連の潘基文(Ban Ki-moon)事務総長は太平洋諸国歴訪の一環として、ニュージーランドのオークランド(Auckland)で6日に開かれる太平洋諸島フォーラム(Pacific Islands Forum 、PIF)首脳会議に国連事務総長として初めて出席する。(c)AFP

2990チバQ:2011/09/03(土) 22:11:47
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110903/erp11090320220009-n1.htm
露、中央アジアで失地回復じわり 米軍撤退にらみ各国で駐留延長
2011.9.3 20:20 (1/2ページ)
 【モスクワ=佐藤貴生】ロシアは2日、中央アジアのタジキスタンに駐留する軍の基地貸借期限を49年間、延長することで同国と合意した。オバマ米政権はアフガニスタンにおいて2014年までに治安権限を移譲すると表明しており、ロシアには米軍のアフガン撤退後をにらんで中央アジアでの失地回復を目指す狙いがある。域内では中国が巨額を投じてエネルギーを囲い込むなど影響力を強めており、米中枢同時テロの発生から10年の節目を迎え、米中露3カ国の駆け引きにも変化が生じている。

 ロイター通信などによると、メドベージェフ露大統領は同日、タジキスタンの首都ドゥシャンベで同国のラフモン大統領と会談、13年に迫った基地貸借期限を49年間、延長することで合意した。来春にも調印する見通しだ。

 ロシア軍はタジキスタン国内の3カ所に約6千人が駐留、海外では最大の軍事拠点だ。両国は、ドゥシャンベ近郊のアイニ飛行場を共同使用する合意文書に来年、署名することでも合意した。3日付の露コメルサント紙によると、この施設には米国や北大西洋条約機構(NATO)も関心を寄せていたとされ、露外務省筋は「まだ、誰のものでもないところ(同飛行場)に私たちの目印を設ける」と対抗心をあらわにした。

 一方、米軍のアフガン撤退計画に関連し、タジキスタンの隣国キルギスのアタムバエフ首相は8月30日、アフガン駐留米軍が後方支援拠点として使用しているマナス空軍基地について、「貸与期限は14年までで、その後は民間の空港にする」と明言した。ロシアはキルギスとの間でも、カント空軍基地における軍の駐留期限を大幅延長する協議をしていたとされる。

 タジキスタンとキルギスは中央アジアでも最も貧しく、ロシアの手を借りて兵士の能力向上や軍備増強を図る狙いがある。中央アジア経由のアフガン産麻薬の流入阻止に頭を痛めるロシアにとっても、両国の治安安定は歓迎すべきことだ。

 同時テロ発生以来、中央アジアの安全保障に影響力を発揮してきた米国やNATOが、この地域にどう対応するかはまだ不透明だ。ただ、6月にはNATO幹部がタジキスタンを訪問し、アフガン撤退後を含めた今後の協力について協議したとみられる。“裏庭”の奪還に動くロシアや、経済を中心に侵食を続ける中国を前に、欧米の出方が注目される。

2991チバQ:2011/09/04(日) 11:09:47
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011090302000021.html
新生リビア アフリカ諸国 承認に慎重
2011年9月3日 朝刊

 【パリ=有賀信彦】パリで一日開かれた「新生リビア支援国際会議」は欧州からアジアまで幅広い地域の国々の新国家支援に向けた団結をアピールした。一方で、南アフリカやナイジェリアが会議の出席を拒否するなど、リビアと同じアフリカ大陸の国々との温度差を露呈した。反カダフィ派「国民評議会」は新政権のスムーズな樹立を進めるため、アフリカ諸国からの理解と協力を得ることを迫られている。

 アフリカでは、アフリカ連合(AU)がカダフィ大佐から資金面で援助を受けていた経緯があり、同氏に対して「恩義」を感じている指導者は少なくない。

 また北大西洋条約機構(NATO)がリビアに軍事介入したことについても、AUは強く反発しており、正統な代表として国民評議会を承認していない。

 アフリカ全体で承認したのも、AFP通信によると一日までに十八カ国とほぼ三分の一にとどまっている。

 国民評議会に対し、あからさまな拒否反応を示す国もある。ジンバブエでは、カダフィ体制崩壊を受けて、国民評議会の旗を大使館に掲げたリビア大使を追放。極めて異例な措置からも強い抵抗感がみてとれる。

 一日の会議では、カダフィ氏を支持する動きがアフリカの一部でなおもある状況を踏まえ、参加国から、アフリカでの承認国を増やす必要性を指摘する声が相次いだ。国際社会がこの会議を契機に積極的にアフリカ諸国への働き掛けを進め、承認国が増える可能性もある。

2992チバQ:2011/09/04(日) 16:02:40
http://www.asahi.com/international/update/0903/TKY201109030110.html
「自由な気分、鳥のよう」新生リビア祝い女性集まる関連トピックスリビア.

 「鳥になって舞い上がっているような気分」――リビアの首都トリポリ中心部の殉難者広場(旧・緑の広場)で2日夕、反カダフィ派による首都制圧を祝って、女性ばかりによる大規模集会が開かれた。

 男女別のイスラムの伝統に基づいて前日の男性だけの集会に続いて開かれ、新生リビアを象徴する赤黒緑の三色旗を持った数万人が広場を埋め尽くした。家事手伝いのムスラさん(24)は「自由になった気持ちをどう表現したらいいのか。まるで鳥になったみたい」と話した。

 参加者らは「(カダフィ)大佐よ、もうおしまいだ」「ネズミのように隠れるな」などとシュプレヒコールをあげた。笑顔があふれるなか、カダフィ政権に拘束されて行方不明になった親族や、政権軍との戦闘で犠牲になった夫らの写真を掲げ、涙ぐむ女性もいた。(トリポリ=石合力)

2993チバQ:2011/09/04(日) 16:03:57
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110903/mds11090316300006-n1.htm
通貨不足深刻化 給料遅延、貴金属換金も
2011.9.3 16:29
リビア北東部ベンガジで、客から金のブレスレットを受け取る貴金属店のムハマド・アリさん=8月28日(共同)
 カダフィ大佐の支持部隊と反カダフィ派の戦闘が続くリビアで通貨不足が深刻化している。政情の不安定化で多額の現金を自宅に保管する人が増え、通貨の流通量が激減したことが背景にある。預金引き出しの制限や給料支払いの遅延が続き、生活必需品を購入するため「体の一部」という貴金属を換金する人が相次いでいる。

 「保管していた現金は底を突いた」。首都トリポリのリビア中央銀行から分離した反カダフィ派の「中央銀行」(本店・北東部ベンガジ)の広報責任者アデル・マハリさんが打ち明けた。今年2月の戦闘開始当初、手元にあった約10億リビア・ディナール(今年初め時点のレートで約610億円)は既に使い果たしてしまったという。

 マハリさんは、戦闘激化で預金を引き出せなくなることを恐れた人が多額の現金を自宅で保管するようになり、通貨の流通量が大幅に減ったことが原因と指摘。

2994チバQ:2011/09/04(日) 16:04:52
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110904/amr11090414210003-n1.htm
キューバ国防相が死去 指導部の高齢化に懸念
2011.9.4 14:20
 キューバ国家評議会の副議長で国防相のフリオ・カサス氏が3日、心不全のため死去した。キューバ国営メディアが伝えた。75歳だった。ラウル・カストロ議長(80)の側近の一人。政府は5日を服喪の日とした。

 同国唯一の合法政党、キューバ共産党と政府は、革命闘争に参加した70〜80代が要職の大半を占め、次世代の育成が遅れている。国防相の死去は、指導部の高齢化という現政権の課題をあらためて印象付けた。

 カサス氏はキューバ東部マジャリアリバ生まれ。会計士をしていた1950年代後半に革命闘争に参加、58年にラウル・カストロ司令官の部隊に入った。

 観光や物流など幅広い分野に関与するキューバ軍の財政部門を担当し、国防次官などを歴任。2008年、国防相だったラウル・カストロ氏が国家評議会議長に就任したのを受け、後任の国防相に昇格した。共産党の15人の政治局員の1人。(共同)

2995チバQ:2011/09/04(日) 18:34:45
>>2896
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2011/09/post-2249.php
住みやすい都市の座を奪われたバンクーバー
Most Livable Cities 2011: Melbourne Takes the Prize

10年間首位を独走していたバンクーバーを抜いたのはどこの都市か、敗因は何だったのか

2011年09月02日(金)17時18分


 英エコノミスト誌の調査部門エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)が発表した「住みやすい都市」ランキングで、オーストラリアのメルボルンが初の1位になった。

 調査は1年に2回行われ、今回は世界140都市が対象。オーストラリアからはシドニー、パース、アデレードもトップ10入りした。

「人口密度が低く、犯罪率が比較的低いこともあって、オーストラリアからはいつも複数の都市がランク入りする」と、調査をまとめたジョン・コープステークは語っている。「生活費は上昇しているものの、さまざまな要素のおかげで非常に魅力的な都市になっている」

 その要素とは、政治や社会の安定から、質の高い医療や文化イベントまで幅広い。


怒ったカナダ人から電話が殺到

 カナダも健闘しており、バンクーバー、トロント、カルガリーの3都市がトップ10入り。しかし、過去10年間首位を保ってきたバンクーバーがその座を奪われたことは、カナダの人々にとって嬉しくないニュースだったようだ。「バンクーバーの首位転落が分かると、EIUの電話回線はパンクしそうになった。落ちた理由がわかりにくかったので、なおさらだった」と、カナダのグローブ・アンド・メール紙は報じた。

 バンクーバーは今回、メルボルン、オーストリアの首都ウィーンに次ぐ3位だった。EIUによれば、順位を落としたのはインフラ問題のせいだ。マラハト・ハイウェイが断続的に通行止めになっていることがその一例だという。

 これに対してカナダの人々は、マラハト・ハイウェイが通勤で使われることはないし、この高速道路はジョージア海峡を挟んで向こう側にあるバンクーバー島を走っているもので、バンクーバーとは関係ないと主張している。

 一方ワースト3となったのは、ジンバブエのハラレ、バングラデシュのダッカ、パプアニューギニアのポートモレスビー(いずれも首都)。ちなみにアジアでは大阪の12位が最高で、東京は18位だった。

(GlobalPost.com 特約)

2996チバQ:2011/09/04(日) 18:36:09
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2011/08/post-2240.php
ソマリア難民を待つもう一つの飢餓の国
Somalis Flee Famine for Malnourished Yemen

最悪の飢饉から逃れるため、ソマリアを脱出する難民が行き着く先は、同じように飢餓と情勢不安が深刻化するイエメンという悲劇

2011年08月29日(月)15時30分
アナソフィア・フラマンド


 内戦と干ばつにより、過去60年間で最悪の飢饉にあえぐソマリアでは、海を渡ってイエメンへ逃れる難民がここにきて急増している。

 彼らは粗末な密航船にスシ詰めになって、アラビア半島とアフリカ大陸を隔てるアデン湾を横断する。しかし命の危険を冒してやっとたどり着く先は、国民の栄養失調の割合が世界で3番目に高い飢餓国だ。

 8月だけでも、既に3700人のソマリア難民がイエメンへ流入。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によれば、月単位では今年に入ってから最も高い流入率だという。ソマリア難民の流入は今に始まったことではない。例年、多くの難民船がソマリア北部の港町ボサソからイエメンにたどり着くが、今年はピーク時期が早まっているようだ。

 ソマリア難民は、「不安定な治安や深刻な干ばつ、食糧価格の高騰や雇用難」から逃れようと、支援団体が呼ぶところの「世界で最も危険な亡命ルート」を渡ってイエメンを目指す。

「イエメンの情勢は極めて不安定だ。そんな国を逃亡先に選ぶということは、ソマリア難民がそれだけ死に物狂いだという証拠だ」と、UNHCRの広報官エイドリアン・エドワーズは先週末に語った。「彼らは、粗末な密航船に詰め込まれてアデン湾を渡る。危険な航海で命を落とす者も多い。月曜にも、ボートが転覆してソマリア人2人が溺死したばかりだ」

ケニアに流入する人数は減ったが
 イエメンでは、今年初めからサレハ大統領の即時退陣を求めるデモが続き、治安と人道問題が悪化の一途をたどっている。その一方で、今や中東地域で2番目に多い19万2000人のソマリア難民を抱えている。UNHCRによれば、そのうち約1万5000人は今年に入ってからイエメン入りしたという。

 他の周辺国の同じ状況かというと、そうでもない。ソマリアと国境を接するケニアでは、流入するソマリア難民の数は減少している。ケニアにいるソマリア難民は49万8000人近くに上るが、1日当たりの到着人数は従来の1500人から1000〜1200人にまで減少した。

 それでも、UNHCRは今後数カ月の間で、イエメンにたどり着くソマリア難民の数はさらに増加するとみている。「家を捨てた多くのソマリア人が、既にボサソで待機しているとみられる。彼らは海が静まるのを待ってから、密航するつもりだろう」と、エドワーズは言う。
 
(GlobalPost.com特約)

2997チバQ:2011/09/07(水) 00:17:17
http://www.afpbb.com/article/politics/2824896/7724274?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
トルコ首相、対イスラエル通商・軍事関係の全面凍結を発表
2011年09月06日 21:47 発信地:アンカラ/トルコ

【9月6日 AFP】前年5月にパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)に向かっていた国際支援船団をイスラエル軍が急襲したことをめぐりトルコとイスラエルが対立している中、トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)首相は6日、イスラエルとの軍事・通商関係を全面的に凍結すると発表した。

 トルコのアナトリア(Anatolia)通信によると、エルドアン首相は「われわれは通商・軍事・国防産業の関係を全面的に一時停止する」と述べ、イスラエルに対する「更なる制裁」も続くだろうと述べた。さらにイスラエルはパレスチナ問題について「常に、甘やかされた子供のように振る舞ってきた」と厳しく批判した。

 エルドアン首相は更に、最終的には未定であるものの、来週予定されているエジプト訪問時に、エジプト側の境界からガザ地区に入ることについてもエジプト当局と協議中だと明らかにした。エルドアン首相のガザ地区訪問が実現すればイスラエルが猛反発するのは確実だ。

 トルコは2日、トルコに駐在するイスラエルの外交官らに帰国するよう求めていた。これについてイスラエルの国防当局高官は6日、エルドアン首相による発表のわずか数時間前に、トルコの首都アンカラ(Ankara)の大使館に駐在する国防担当大使館員を残すとともに、領事館業務は継続するとイスラエルの公共ラジオで語ってトルコの出方を探っていたが、エルドアン首相がイスラエルを厳しく批判したことで両国関係が一層悪化する恐れも出てきた。(c)AFP/Fulya Ozerkan

2998チバQ:2011/09/07(水) 00:29:31
http://www.asahi.com/international/update/0906/TKY201109060104.html
カダフィ政権軍の車列、隣国ニジェールに越境
 ロイター通信によると、リビア南隣のニジェール中部アガデスに5日夜、200〜250台のカダフィ政権軍の車列が到着した。現時点ではカダフィ大佐の所在は確認されていないが、フランス軍筋が同通信に語ったところでは、カダフィ氏や息子らが車列に加わり、ブルキナファソに亡命する可能性があるという。

 一方、カダフィ政権のイブラヒム報道官は5日夜、シリアの衛星テレビに「カダフィ氏はリビア国内にいる。大変元気だ」と述べた。

 ブルキナファソはカダフィ政権に大規模な支援を受けてきた経緯があり、新政権樹立を目指す「国民評議会」をリビアの正統政府として承認する一方、カダフィ氏の亡命を受け入れる考えを示している。ニジェールもカダフィ政権と良好な関係にあったが、8月末、国民評議会を承認した。

2999チバQ:2011/09/07(水) 00:38:41
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110905/mds11090520140006-n1.htm
政治犯収容所の“闇” 新生リビアへの期待も
2011.9.5 20:05 (1/3ページ)

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アブー・サリーム刑務所内の廊下には腐乱したごみが散乱し、劣悪な環境だったことをしのばせた
 リビアの首都トリポリにあるアブ・サリーム刑務所。カダフィ政権が1996年、約1200人を虐殺したとされる同国最大の政治・思想犯収容所だ。トリポリが反カダフィ派に制圧された今、この施設の“闇”が元収容者の口から明らかになり始めている。(トリポリ 大内清、写真も)

 高さ10メートルほどの分厚い塀に設けられた正門を抜け、敷地内の雑居房棟に入ると、廊下に散乱したごみの、すえたにおいが鼻を突いた。そこに、元収容者のアブールカシム・ナイリさん(42)の姿があった。

 97年、トリポリ市内の自宅で突然拘束され、ここに送り込まれた。政府に批判的だとして当局が目をつけていたいとこの所在を、当局側に知らせなかったというのが「逮捕容疑」だった。

 2007年に裁判で無罪が言い渡されたにもかかわらず、釈放されたのは今年2月。隣国のチュニジアやエジプトの政変に触発された民衆デモがリビアでも拡大する兆しを見せる中、政府が国民懐柔策として政治犯解放に乗り出したためだった。「逮捕も釈放も政府の都合」(ナイリさん)でしかなかった。

 14年間を過ごした所内では、小さな窓が一つあるだけの2メートル四方ほどの雑居房に5人が詰め込まれ、看守から日常的に暴力を受けた。房内にはいつも、便器からの排泄(はいせつ)物のにおいが立ちこめた。悪夢のような日々を思い出してか、終始、苦しそうな表情を浮かべる。

 刑務所を訪れたのは、収容中に患った結核の治療のため、当時のカルテが保存されていないか探すためだという。「そうでなければ、2度と来ない」と言葉を振り絞った。

    ■  ■

 1969年の政権掌握後、「直接民主制」の建前のもと、政党や選挙を否定し自らに権力を集中させることに成功したカダフィ大佐は、一切の異論を許さない絶対的な独裁体制を敷いた。アブ・サリームは、反政府知識人やイスラム勢力などの“危険分子”であふれた。

 96年には、待遇改善を求める収容者の暴動を機に約1200人が殺害される事件が発生、後に国際人権団体による告発を受けた。ナイリさんは2000年ごろ、当局がブルドーザーを使い大量の遺体を地中から掘り起こすのを目撃したと証言、「虐殺を隠すためだったのだろう」という。

 反カダフィ派は所内から大量の文書を押収、現在、事件に関する調査を進めている。

 ■  ■

 所内でもう一人の元収容者に会った。国営会社社員のムスタファ・アハマドさん(45)。小学生の息子2人を連れていた。

 アハマドさんは、西部ナフーサ山地でカダフィ派の軍と戦う反カダフィ派部隊に食料などを運んでいたのが露見してアブ・サリームに収容され、先月24日に反カダフィ派部隊に解放されるまで約3カ月間を、恐怖の中で過ごした。

 カダフィ政権はすでに崩壊しているとはいえ、所内に足を踏み入れるのにためらいもあった。だが、「子供たちに、ここでいかに非人間的なことが行われていたかを知っておいてもらいたくて」決心したという。

 「アブ・サリームなど不要な、新しいリビアを作っていってほしいからね」。アハマドさんは、自分の経験を語りながら、息子たちの肩をたたいた。

3000チバQ:2011/09/07(水) 23:39:41
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-23059820110907
インドの大衆社会党党首、靴購入に飛行機飛ばす=ウィキリークス
2011年 09月 7日 11:55 JS
[ニューデリー 5日 ロイター] インド北部ウッタル・プラデーシュ州のマヤワティ州首相(55)が、わいろの受け取りのほか、自宅から職場までの道路を整備し、お気に入りのサンダルを手に入れるために飛行機を飛ばすなど、権力を乱用していることが、政府等の内部文書を公開する民間サイト「ウィキリークス」が公表した米外交公電で明らかになった。
 マヤワティ州首相は、カースト制度で最下層に置かれる「ダリット」出身。大衆社会党(BSP)の党首でもあるが、ウィキリークスで公表された公電は、マヤワティ氏を「第一級のうぬぼれ屋」と評している。同氏はこれまで、カースト最下層民の支援を訴えて支持を集めているが、豪華パーティーの開催や、自身を含むカースト最下層民の指導者の巨大な銅像を設置した公園の建設などに対して批判の声も上がっている。

 2008年10月23日付の公電では、マヤワティ氏に新しいサンダルが必要になった際には、同氏お気に入りのブランドのサンダルを求めて空っぽの飛行機がムンバイに飛んだとされている。自宅から職場まで整備された道路は、同氏や側近による車の列が目的地に着くたびに、担当者が道路を清掃していたという。マヤワティ氏はまた、毒殺されるのを恐れて「毒見役」を雇っていたもよう。

 また、州政府のある閣僚がささいな誤りを犯した際に、罰としてマヤワティ氏の前で腹筋をするよう強要したという。BSPからの選挙への出馬を希望する候補者は、数万ドルを払ってその権利を得ていたもようだ。

 マヤワティ氏の報道担当者は声明で、「そのような暴露記事」は信ぴょう性に欠けると述べた。

3001チバQ:2011/09/07(水) 23:48:37
http://jp.wsj.com/World/Europe/node_301345
メルケル首相率いる連立与党、地方議会選で惨敗
2011年 9月 5日 22:07 JST
 【フランクフルト】ドイツ北東部メクレンブルク・フォアポンメルン州で4日、州議会選挙が実施され、メルケル首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)は大幅に票を伸ばした野党第一党の社会民主党(SPD)に敗れた。ユーロ圏の債務危機への対処や国内経済の減速をめぐって既に国民からの厳しい批判にさらされているメルケル首相にとって、さらなる追い打ちをかける出来事だ。


Michael Sohn/Associated Press

ドイツのメルケル首相
 4日夜に公表された最初の出口調査によると、SPD、緑の党、左派党はいずれも票を伸ばした。これにより、メクレンブルク・フォアポンメルン州で第一党のSPDが同州における現在のキリスト教民主同盟との連立を解消し、別の党と新たな連立を組み直す可能性が出てきた。

 同州はメルケル首相の地元で、首相は熱心に選挙活動を行っていた。バルト海沿岸に位置する元東ドイツ領で、国内でも貧しい州の1つ。

 ドイツのテレビ局が行った出口調査によると、CDUは得票率が約23%となり、06年の選挙で獲得した得票率約29%から大幅に下げた。

 4日の最初の推計によると、SPDは前回よりも約6ポイント多い約36%を獲得し、左派党は前回をわずかに上回る約18%を獲得した。緑の党は前回の3.4%から大幅に票を増やして約8%となった。

 CDUと連立を組む財界寄りの自由民主党(FDP)は3%未満の得票しか獲得できず、議席獲得に必要な5%のラインを下回った。

 今回の選挙以前にも今年に入ってCDUとFDPの連立与党は地方選挙で相次いで敗北を喫しており、その中には伝統的にCDUが強い地盤を持つとされるバーデン・ベルテンベルク州も含まれている。

3002チバQ:2011/09/07(水) 23:59:25
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110907/mds11090721230006-n1.htm
トルコ、全方位外交に転機 「アラブの春」で軌道修正
2011.9.7 21:22 (1/2ページ)
 【カイロ=遠藤良介】近隣諸国と全方位的に友好関係を築き、中東の地域大国として存在感を高めてきたトルコが、中東・北アフリカで相次いだ政変を受けて軌道修正に動き始めている。リビアのカダフィ政権崩壊後、米MD(ミサイル防衛)関連施設の自国受け入れを決定し、軍事面で準同盟関係にあったイスラエルには断交に近い強硬策を突きつけた。「アラブの春」と呼ばれる一連の政変で中東の勢力図が塗り変わる中、トルコは次の「立ち位置」を現実的に模索しているようだ。

 トルコは北大西洋条約機構(NATO)の古参加盟国として欧米との協調を重視する一方、イスラム色の強い与党「公正発展党」を基盤に2003年発足したエルドアン政権は、周辺国との「ゼロ・プロブレム(懸案ゼロ)外交」を旗印にイランやシリアとの関係拡大にも力を入れてきた。

 政権が、かつてオスマン帝国の支配下にあった中東地域の国々との関係緊密化を図ったことから「新オスマン主義」ともささやかれる全方位外交を続けたのは、政治的にも経済的にも自国の立場を強化する上で得策だったからにほかならない。

 トルコはイラン核問題で欧米とイラン、中東和平ではイスラエルとシリアやイランの間を取り持つなど影響力を発揮。友好関係にあったリビアをめぐっては、エルドアン首相が2月、NATOの軍事介入を「問題外だ」と批判していた。

 だが、カダフィ政権が崩壊、反政権運動の弾圧が続くシリアにも欧米の制裁が強まる状況で、トルコは全方位外交の限界を察したように見える。

 まず、リビアの反カダフィ派代表組織「国民評議会」に3億ドル(約230億円)相当を支援。今月2日には、イランを念頭にした米MDの早期警戒用レーダーを自国に設置すると表明した。米MDの展開にはロシアも反発しており、イランとその友好国のシリア、さらにはロシアまで牽制(けんせい)した形だ。

 他方、トルコは困惑する米国をよそにイスラエルにも強い態度に出ている。

 2日、イスラエルとの外交関係を2等書記官の水準まで引き下げるとして同国駐トルコ大使らに国外退去を求め、両国間の軍事協力も停止すると発表。6日には武器売買の停止を含む追加制裁の方針も示し、東地中海での海軍力強化も示唆した。

 これはパレスチナ自治区ガザへの支援船が昨年5月、イスラエル軍の急襲を受けてトルコ人船員9人が死亡した事件に絡み、イスラエルがトルコに謝罪を拒否したことに伴う抗議措置だ。背景にはしかし、イスラエルにとって数少ない友好国だったエジプトで2月にムバラク政権が倒壊、両国関係が悪化していた地域情勢の変化もある。

 ダウトオール・トルコ外相は制裁措置を発表した際に、イスラエルが「中東地域での巨大な変化」を把握していないと批判し、孤立化するイスラエルの立場を見越して行動していることをうかがわせた。エルドアン首相は13日にエジプトを訪問する予定で、この後ガザ地区へ足を伸ばす可能性も指摘される。

 汎アラブ紙のアルハヤートは、「アラブの春」によって中東地域での合従連衡が進んでおり、「ゼロ・プロブレム外交」はもはや実体のないスローガンになったとする論評を掲載した。

3003チバQ:2011/09/08(木) 00:01:26
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011090700553
首都の高裁で爆発、11人死亡=イスラム過激派の関与捜査−インド
 【プネ(インド)時事】インドの首都ニューデリー中心部にある高裁の入り口付近で7日、ブリーフケースに仕掛けられた爆弾が爆発し、地元警察によると、11人が死亡、76人が負傷した。内務省はテロと断定、全国で厳戒態勢を敷いた。
 首都で多数の死傷者を出したテロは、18人が死亡した2008年9月の連続爆弾事件以来。シン首相は外遊先で記者団に「卑劣な行動だ。われわれは決してテロには屈しない」と強調した。在インド日本大使館によれば日本人が巻き込まれたとの情報はない。
 警察などによると、爆発は午前10時15分(日本時間午後1時45分)ごろ、訪問者に入場許可証を発行する窓口近くで発生。多くの人が列をつくっていた。同高裁では5月にも爆発があったが負傷者はいなかった。
 地元テレビNDTVは南アジアのイスラム過激派「ハルカトゥル・ジハード・イスラミ(HUJI)」から報道機関に犯行声明が寄せられ、捜査当局が関連を調べていると報じた。(2011/09/07-22:34

3004チバQ:2011/09/08(木) 00:02:42
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011090700492
シラク前大統領、認知症に=退任後も人気、衝撃広がる−仏
 【パリ時事】フランスのシラク前大統領(78)が認知症を患っていると、裁判所が認定した。退任から4年余り。支持率が低迷する後継のサルコジ現大統領と対照的に高い人気を保っていただけに、衝撃が広がっている。
 シラク氏がパリ市長時代、所属党職員らの給与を市に肩代わりさせていた架空雇用事件の裁判で、パリの軽罪裁判所は5日、シラク氏が「記憶力の深刻な減退」や「判断力、論理的思考能力の重大な障害」など健康問題を抱えているとした弁護側の主張を認め、被告欠席のまま裁判を進めることを決めた。
 弁護側が提出した鑑定書に病名は記されていないが、5日付のフィガロ紙は専門家の話として、血管性の認知症と考えられると報道。シラク氏が在任中の2005年9月、脳梗塞で1週間入院したこととの関連を指摘する見方もある。(2011/09/07-14:40

3005チバQ:2011/09/08(木) 00:09:44
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110905-00000020-mai-int
<イラン>世界有数の塩湖、消滅の危機 雨不足とダム建設で
毎日新聞 9月5日(月)10時43分配信


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水量低下で干上がり、塩が堆積したイランのウルミエ湖に放置された船=2011年4月、AP

 【テヘラン鵜塚健】イラン北西部にある世界有数の塩湖、ウルミエ湖が消滅の危機にひんしている。地球温暖化などによる雨不足に加え、周辺のダム建設による水量の激減が原因とされる。塩害など環境への影響を懸念する周辺住民は8月27日以降、政府に対策を求めて抗議デモを実施しているが、イラン当局は多数の参加者を拘束。環境問題でも言論封殺を徹底している。

【ウルミエ湖の位置】

 ウルミエ湖は、世界の塩湖の中でも塩分が高いことで有名。観光地でもあり、かつてはフラミンゴなど欧州からの渡り鳥の飛来地として知られた。湖の深刻な水量低下は約20年前から進み、現在は湖面の半分以上が干上がっている。

 専門家や地元国会議員によると、早ければ2年後に完全に湖が消滅し、100億トンの塩が堆積(たいせき)。塩の拡散により、周辺農地の塩害や大気汚染による健康被害が懸念される。

 だが、ウルミエ湖に周辺河川から水を引くには大規模な工事が必要。イラン国会は8月中旬、地元議員らが提案した工事予算案を否決した。欧米諸国からの経済制裁による財政難が影響しているとみられる。

 これを受け、周辺住民は8月27日、初めて大規模な抗議デモを実施。9月3日には2回目として、さらに規模を拡大した。現政権に対抗する改革派のウェブサイトによると、ウルミエやタブリーズで数千人以上の市民が参加した。治安部隊がデモ隊に催涙ガスやゴム弾を発砲し、少なくとも60人を拘束したという。

 また、フランスの環境保護を掲げる「緑の党」は4日までに、イラン政府に書簡を送付。湖の保護への早急な対策を求める声は海外からも寄せられている。

3006チバQ:2011/09/10(土) 09:08:36
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110910/mds11091008340001-n1.htm
カダフィ派拠点に進攻 交渉決裂か
2011.9.10 08:32
 ロイター通信などによると、リビアの最高指導者だったカダフィ大佐支持派の拠点になっている西部バニワリードに9日、反カダフィ派の部隊が進攻し、戦闘が起きた。大佐一族の出身地シルトの近郊でも戦闘が発生した。

 これまで反カダフィ派「国民評議会」はバニワリードを包囲するとともに、シルト近郊にも迫り、10日までの投降を要求。交渉が決裂し、反カダフィ派が本格的な攻勢に出た可能性がある。

 反カダフィ派は3方向からバニワリードに部隊を突入させ、中心部から約2キロの地点に迫った。

 バニワリードには、大佐の次男で有力後継者とされていたセイフイスラム氏が潜伏しているとの情報もある。(共同)

3007チバQ:2011/09/10(土) 18:30:27
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011091000196

カイロでデモ隊がイスラエル大使館を襲撃

 【カイロ=長谷川由紀】カイロで9日夜、デモ隊がイスラエル大使館を襲撃、大使館の文書やイスラエル国旗を窓から投げ捨てる事態となった。


 大使館が入る建物の周辺ではデモ隊と治安部隊が衝突し、ロイター通信によると、450人以上が負傷した。エジプトのシャラフ首相は10日未明、緊急閣議を招集。騒乱拡大を防ぐため、内務省は警備態勢を強化した。

 AFP通信によると、エジプト駐在のイスラエル大使は10日未明、カイロ空港から国外へ脱出した。イスラエルのバラク国防相は10日未明、パネッタ米国防長官に対し大使館防護などでの協力を電話で要請した。

 エジプト・イスラエル国境地帯では8月、エジプト治安要員5人が殺される事件が発生。イスラエル軍の誤射が原因とみたエジプトの若者が大使館近くで抗議デモを度々行ってきた。

(2011年9月10日13時57分 読売新聞)



http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011091000196
イスラエル大使館の警備強化=軍部隊を動員−エジプト当局
 【カイロ時事】エジプト軍当局は10日、首都カイロのイスラエル大使館襲撃事件を受け、装甲車を含む軍部隊数百人を大使館が入居するビル付近に展開、警備を強化した。一方、事件では1人が心臓発作で死亡したほか、負傷者は約450人に上った。
 シャラフ首相は緊急閣議を招集し対応を協議。エジプト政府は、1979年締結のイスラエルとの平和条約の重要性を再確認する立場だが、民衆はイスラエル大使館閉鎖などを求めており、暫定統治する軍最高評議会は難しいかじ取りを迫られている。(2011/09/10-17:02)

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3008チバQ:2011/09/10(土) 18:31:24
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20081229-507405/news/20110908-OYT1T00941.htm
カダフィ氏、「貸し」ある最貧国に潜伏か
 【ヨハネスブルク=中西賢司】リビアの最高指導者だったカダフィ氏の所在を巡り、潜伏先や亡命先となる可能性がある国として、ブルキナファソなど周辺のアフリカ最貧国が浮上している。

 カダフィ氏が巨額支援により「貸し」を作った国々とみられる。

 「アフリカの王の中の王」を自任したカダフィ氏は、豊富な石油収入を生かして周辺国を積極支援してきた。昨年には「欧米からアフリカを解放する」として総額970億ドル(約7兆5000億円)の対アフリカ投資を表明した。

 カダフィ氏と個人的な結びつきがある首脳も多い。有力な亡命先とささやかれるブルキナファソのコンパオレ大統領は1980年代にリビアで軍事訓練を受けた後、クーデターで権力を奪取。チャドのデビ大統領もカダフィ氏の後押しで90年に政変を成功させた。5日にカダフィ派幹部が到着したニジェールのイスフ大統領は、カダフィ氏からの資金援助で3月の大統領選を制したとの報道もある。

(2011年9月9日08時36分 読売新聞)


http://www.yomiuri.co.jp/feature/20081229-507405/news/20110907-OYT1T00467.htm
カダフィ氏、チャドかニジェール方面に移動中?
 【カイロ支局】リビアの反カダフィ派「国民評議会」の軍事部門高官は6日、ロイター通信に対し、目撃情報などから、最高指導者だったカダフィ氏が、リビア南部から南隣のチャドかニジェールに向かっている可能性がある、と述べた。

 同高官は、カダフィ氏がリビア西部バニワリードを出て、3日前にはニジェール国境の北300キロの村にいたと明かした。カダフィ派部族の助けを受けてテント暮らしを続けながら、10台前後の車列で移動しているという。

 リビア南隣のニジェールには、5日、カダフィ派の大規模な車列が入ったと報じられている。また、カダフィ氏がニジェールを経由して、同国の西隣ブルキナファソに亡命するとの見方もある。

(2011年9月7日11時45分 読売新聞)

3009チバQ:2011/09/10(土) 18:32:38
>>2927
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110910/mds11091011400004-n1.htm
アッバス氏、12日に発表 パレスチナ国家承認申請
2011.9.10 11:39

 パレスチナのマンスール国連代表(大使に相当)は9日、国連に事実上の国家承認を求める方法について、独立国家として国連加盟を申請するのか、国連オブザーバー資格を現在の「組織」から「国家」に格上げするよう求めるのかを「アッバス自治政府議長が12日に(エジプトの首都)カイロで開かれるアラブ連盟の会合で発表する」と明らかにした。

 ニューヨークの国連本部で記者団に語った。

 国連加盟には国連安全保障理事会の勧告が必要だが、安保理常任理事国の米国が拒否権を使って阻止するとの立場を明確にしており、加盟申請しても現時点では認められる可能性はほとんどない。

 マンスール氏は、オブザーバー資格格上げを選んだとしても「最終目標は国連の正式メンバーになることだ」と述べた。(共同)

3010チバQ:2011/09/10(土) 18:39:58
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110910-00000510-san-int
プーチン露首相最側近 国後島訪問へ 地元紙報道
産経新聞 9月10日(土)0時47分配信

 【モスクワ支局】北方領土からの情報によると、ロシア国家安全保障会議のパトルシェフ書記が11日、国後島を訪問する見通しが強まっている。国後島の地元紙が10日付1面で報じる。

 パトルシェフ氏は国後島に短時間滞在し、連邦の発展計画に基づいて進められているインフラ整備の状況を視察。さらに、連邦保安局(FSB)傘下の国境警備隊など治安・特務系機関の地元幹部とも会談するとみられる。

 パトルシェフ氏はロシアの最高実力者、プーチン首相(前大統領)の最側近。1999年8月にプーチン氏の後を継いでFSB長官に就任し、2008年5月からは大統領直属の安保政策合議機関である国家安全保障会議の書記を務める。

 FSBは旧ソ連国家保安委員会(KGB)後継機関の一つ。パトルシェフ氏はFSB長官時代の05年6月にも国後島と歯舞群島の水晶島を訪れている。

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/europe/527291/
連日の挑発行為 宗谷海峡にロシア艦隊20隻
配信元:
2011/09/10 09:33
 防衛省は9日夜、ロシアの海軍艦艇4隻が北海道の北にある宗谷海峡を通過したと発表した。他に約20隻が宗谷海峡に向かい、10日未明までに一部が通過した。4隻がまとまって通過するのは異例であり、20隻以上の艦艇が宗谷海峡を通過すれば過去最大規模となる。8日に空軍の長距離爆撃機TU95が日本を1周したのに続き、海軍も露骨な挑発行為に出たことは、ロシアが野田佳彦内閣の主権意識や外交姿勢を瀬踏みしている公算が大きい。

 防衛省によると、9日午前1時ごろ、ロシア海軍のグリシャV級小型フリゲート艦3隻とアルタイ級補給艦1隻の計4隻が宗谷岬の西南西約250キロの日本海を北東方向に航行しているのを海上自衛隊のP3C哨戒機が確認した。自衛隊がアルタイ級補給艦を確認したのは初めて。

 4隻は午後4時ごろ、日本海から宗谷岬と樺太の間の宗谷海峡を通過し、オホーツク海に抜けた。ロシアは北海道北東部の日本領空に接近する形で訓練空域を設定しており、4隻ともその空域の下を航行した。

 さらに駆逐艦やフリゲート艦など約20隻の海軍艦艇が日本海北東部を宗谷海峡に向かって東へ航行しているのが確認されており、10日中に大半が海峡を通過するとみられている。

 ロシアは千島列島周辺とカムチャツカ半島東側の沖合で3カ所に射撃の訓練海域を設定している。9日にはロシア国防省が今月中旬からカムチャツカ半島付近で大規模な海上軍事演習を実施すると発表。最大で1万人の兵員、50以上の艦艇と航空機が参加し、対潜哨戒訓練や海兵隊の上陸訓練などを行う予定で、宗谷海峡を通過する艦艇も訓練に加わるとみられる。

 ロシア艦艇の宗谷海峡通過は、昨年11月にデルタIII級原子力潜水艦と、バクラザン級救難曳船(えいせん)の計2隻が通過して以来となる。

 昨年は9月と10月にもロシア艦艇が宗谷海峡を通過した。9月はロプチャーII級戦車揚陸艦1隻、10月はウダロイI級ミサイル巡洋艦とロプチャーII級戦車揚陸艦の計2隻だった。

3011チバQ:2011/09/10(土) 19:54:52
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110910/amr11091019220012-n1.htm
右派の元将軍が優位 グアテマラ大統領選
2011.9.10 19:19

9日、グアテマラ南東部アスンシオンミタで支持者に手を振るオットー・ペレス・モリナ氏(AP)
 中米グアテマラで11日、中道左派コロン大統領(60)の任期満了に伴う大統領選が行われる。世論調査では、右派、愛国党の党首で国軍の元将軍オットー・ペレス・モリナ氏(60)が支持率40%台でほかの候補を引き離して優位に立っており、有効得票の過半数を獲得して第1回投票で当選を決められるかが焦点。

 グアテマラでは近年、隣国メキシコを拠点とする麻薬密輸組織が勢力を広げ、治安が悪化。治安対策に軍を参加させると訴えたペレス・モリナ氏が期待を集めている。即日開票され、同日深夜(日本時間12日午後)から12日未明に大勢判明の見通し。(共同)

3012チバQ:2011/09/11(日) 09:05:09
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110910/fnc11091023280008-n1.htm
【G7閉幕】
欧州内の亀裂くっきり
2011.9.10 23:26
 【ロンドン=木村正人】G7は欧州の銀行への資本注入を含む「必要なすべての行動を取る」ことで合意したものの、当の欧州単一通貨ユーロ圏(17カ国)では財政悪化国と支援国間だけでなく、欧州中央銀行(ECB)内の亀裂も鮮明になってきた。市場でギリシャが今月中にもデフォルト(債務不履行)に陥るとの観測が流れている。

 国債市場に詳しいロンドンのヘッジファンド関係者は「会議では極秘裏にギリシャのデフォルト・シナリオが協議されたはず」とみる。

 しかし市場では、ユーロ圏の財政悪化国救済では効果的な打開策が打ち出せないと分析する。協議がユーロ導入国、欧州連合(EU)、ECB、国際通貨基金(IMF)で行われ、意思決定が難しいためだ。

 「ユーロの番人」ECBのシュタルク理事(ドイツ出身)の辞任発表でスペインやイタリアの国債購入をめぐる対立が明らかになり、欧州の銀行株が急落した。市場はギリシャのデフォルトは不可避とみて財政悪化国の国債を保有する銀行株を売りに出たのだ。

 ECBでは次期総裁候補だったウェーバー前ドイツ連銀総裁が辞任。国債購入を拡大するトリシェECB総裁との亀裂が浮き彫りになっていた。

 ギリシャ救済をめぐりフィンランドが融資の引き換えに現金による担保を求めたことから、オランダやオーストリアが「不公平だ」と反発するなど導入国間でも不協和音が鳴り響く。ギリシャ第2次救済策に参加する予定だった民間金融機関も引き始めている。

 今月中にギリシャに80億ユーロの融資が行われる予定だが、ギリシャ政府とEU、IMF、ECBの協議が不調に終わる恐れもあり、ギリシャの9月デフォルト説が流れる。欧州ではバブル崩壊後の日本が経験した「失われた20年」と同じ道をたどるとの見方が強まっている。

3013チバQ:2011/09/11(日) 09:06:03
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110910-OYT1T00586.htm
欧州問題の根深さ浮き彫り…G7財務相会議
 【マルセイユ(仏南部)=小林泰明、中沢謙介】9日閉幕した先進7か国(G7)財務相・中央銀行総裁会議は、約6時間半にわたった議論の大半を欧州の財政危機問題への対応に費やした。


 ギリシャ支援を巡っても欧州各国の足並みがそろわず、金融市場の混乱を拡大させていることに米国などが業を煮やしていたからだ。しかし、会議後に公表された合意文書は各国が財政再建と経済成長に取り組むという「決意表明」にとどまった。今回の会議は欧州問題の根深さを浮き彫りにしたともいえる。

 特にガイトナー米財務長官は欧州問題に強い危機感を抱いており、会議前から積極的に動いた。欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁との会談で欧州の金融システムの実情をただしたり、テレビに出演し「欧州が(ギリシャ支援で)何もせずにいれば、解決のコストは、ずっと大きなものになる」と警鐘を鳴らした。欧州勢に結束してギリシャ問題を解決するよう促す狙いがあったとみられる。G7が会議後の合意文書で「銀行システムと金融市場の強固さを確保するため、必要なすべての行動を取る」と明記したのは、米国などの危機感を各国が共有したことの表れだ。

(2011年9月10日19時58分 読売新聞)

3014チバQ:2011/09/12(月) 20:30:04
>>3011
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110912/amr11091219140010-n1.htm
グアテマラ大統領選、決選投票へ ノーベル平和賞のメンチュさんは敗北
2011.9.12 19:13
 中米のグアテマラ大統領選は12日も開票が続き、開票率62%の中間集計によると、右派、愛国党のオットー・ペレス・モリナ氏(60)が得票率33%で首位となった。ただ、第1回投票で当選するのに必要な過半数に届かず、11月に決選投票が行われる見通しとなった。プレンサリブレ紙(電子版)が伝えた。

 1992年のノーベル平和賞受賞者で先住民出身のリゴベルタ・メンチュ氏(52)は得票率3%と苦戦、落選が確実となった。

 2位は自由民主刷新党のマヌエル・バルディソン党首(41)で20%。(共同)

3015チバQ:2011/09/12(月) 22:29:54
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011091200846
世界経済、確実に減速=資金供給で支援−中銀総裁会議
 【バーゼル(スイス)時事】国際決済銀行(BIS)の定例中央銀行総裁会議が12日、スイス・バーゼルのBIS本部で行われた。会議では「世界経済は確実に減速している」との認識で一致。各中銀が銀行部門への潤沢な資金供給を通じ、状況の安定化に貢献する方針を共有した。
 議長を務めたトリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁は会議後の記者会見で「世界経済の景気後退までは予測していないが、下振れリスクは増している」と指摘。各国が財政などの構造改革で信頼を取り戻すことが重要と強調した。(2011/09/12-21:55)

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3016チバQ:2011/09/13(火) 20:43:07
http://www.asahi.com/international/update/0913/TKY201109130477.html
テロ後初のノルウェー地方選、右派が大敗

 ノルウェーで12日、統一地方議会選の投票があった。極右青年のブレイビク容疑者(32)の犯行で77人が犠牲になった7月のテロ後はじめての選挙。13日までの地元報道によると、政権与党の労働党が約31%、野党の保守党が約28%と得票を増やす一方で、右派の進歩党は2007年選挙より6ポイント減の約11%にとどまり、大敗が確実となった。

 ブレイビク容疑者は07年まで進歩党の青年党員だった。(コペンハーゲン=伊東和貴)

3017チバQ:2011/09/13(火) 22:39:40
>>3002
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110913/mds11091322000007-n1.htm
「アラブの春」の3カ国歴訪 トルコ首相 新体制との関係構築 イスラエルは注視
2011.9.13 21:58 (1/2ページ)
 【カイロ=佐藤貴生】トルコのエルドアン首相は12日からエジプト、チュニジア、リビアの3カ国歴訪を始めた。いずれも「アラブの春」と呼ばれる民主化運動で長期にわたる強権支配が崩壊した国々で、新体制との関係強化を図る一方、中東・北アフリカにおける存在感を示す狙いがある。エジプトとトルコはともにイスラエルとの関係が悪化しており、エルドアン首相のエジプト訪問はイスラエルや米国も注視しているもようだ。

 エルドアン首相は12日夜、エジプトの首都カイロに到着し、空港で若者ら数千人の出迎えを受けた。カイロでの報道によると、トルコ首相のエジプト訪問は15年ぶり。暫定統治を担う軍最高評議会のタンタウィ議長やシャラフ首相と会談し、「戦略的協力」を掲げた政治宣言のほか貿易促進などの合意文書に署名する見通しだ。

 イスラエルにとって、エジプトはヨルダンと並び、アラブ諸国で平和条約を締結している数少ない友好国。だが、ここにきて民衆の反イスラエル感情が高まっている。8月には両国国境付近で、過激派を追跡していたイスラエル軍の攻撃でエジプト国境警備要員5人が死亡。今月9日には、カイロのイスラエル大使館が入居するビルを民衆が襲撃する騒ぎが起きた。

 一方のトルコは、パレスチナ自治区向け物資を積んだ船団をイスラエル軍が拿捕(だほ)したさいの銃撃戦で、トルコ人9人が死亡した昨年5月以降、イスラエルとの関係が悪化。

 今月2日には、謝罪を拒否したイスラエルの駐トルコ大使を国外退去に処し、エルドアン首相も「(イスラエル軍の)攻撃は公海上で行われ、事実上、戦争の原因(になる行為)だ」と批判している。

 こうした情勢下でのエジプト訪問について、「トルコはアラブ地域で高まる反イスラエル感情を、自国の宣伝に使っている」との専門家の見方も出ている。

 ロイター通信によると、エルドアン首相はエジプトに続き14日にチュニジア、15日にはリビアを訪問する見通しだ。外国の首相級によるリビア訪問は、カダフィ政権崩壊以来初めて。

 首相が訪問する3カ国は、かつてオスマン帝国の支配を受けていたことでも共通している。イスラム色の濃いトルコの現政権には、新体制下の3カ国といち早く政治、経済的な関係を築き、地域での影響力浸透を目指す狙いがあるとみられる。

3018チバQ:2011/09/13(火) 22:40:29
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110913/mds11091318270006-n1.htm
労働党党首選は決選へ イスラエル
2011.9.13 18:26
 イスラエル中道左派の野党、労働党の党首選が12日行われ、即日開票の結果、4候補のうち首位の女性シェリー・ヤヒモビッチ氏(51)と2位の元党首アミール・ペレツ氏(59)が21日の決選投票に進むことが決まった。労働党が発表した。

 党員約6万6千人による投票で、ともに当選に必要な投票総数の40%を獲得できなかった。投票率は約65%。

 労働党は1月に分裂。党首だったバラク国防相が離党して新党アツマウート(独立)を立ち上げ、労働党は議席が13から8に減少、実質的な党首不在の状態が続いている。(共同)

3019チバQ:2011/09/13(火) 22:44:43
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110913/amr11091314190002-n1.htm
ルセフ大統領、がん克服を宣言 再選出馬目指し? ブラジル
2011.9.13 14:19
 ブラジルのルセフ大統領(63)は12日、地元民放テレビ・グロボのインタビューで、大統領選出馬前に患ったがんを完全に克服したと強調し「がんは早期に発見すれば治癒できる」と訴えた。

 2014年の次回大統領選では、今年1月に就任したルセフ氏が再選出馬するか、同じ労働党で国民人気の高いルラ前大統領が返り咲きを目指すかが注目されており、ルセフ氏は健康状態に問題がないことをアピールした形。

 ルセフ氏は09年に悪性リンパ腫を化学療法で治療後、半年ごとに検査を受けているという。(共同)

3020チバQ:2011/09/14(水) 20:34:01
>>2622
http://www.asahi.com/international/update/0914/TKY201109140461.html
ベルギーの暫定首相退任へ 組閣めど立たず政治空白続く
 昨年6月の総選挙後、連立交渉の不調で正式な政権が発足できないまま1年3カ月が過ぎたベルギーで、暫定首相を務めるルテルム氏が退任し、経済協力開発機構(OECD)の副事務総長に就く見通しとなった。首相官邸が13日、発表した。

 ルテルム氏は新政権ができるまでは暫定首相を続ける意向だが、政党間の対立は激しく、組閣のめどは立っていない。地元メディアは、連立交渉の不調が続けば、レインデルス財務相が2人目の暫定首相に就任するとの見通しを伝えている。(ブリュッセル=野島淳)

3021チバQ:2011/09/15(木) 12:46:31
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110914/crm11091419060033-n1.htm
「ホステス急募 ビザ不問」…外国人向けフリーペーパーに「不正」広告736件
2011.9.14 19:04
 全国の警察が繁華街などで配布されている外国人向けのフリーペーパー(無料情報紙)を調査したところ、58紙で736件の偽装結婚の仲介や不法就労の斡旋などをうかがわせる広告が掲載されていたことが14日、警察庁のまとめでわかった。中には「日本人と結婚したい不法残留者」と明らかに偽装結婚をうたうものもあった。警察庁はこうした情報紙の実態把握を進めるとともに、悪質なケースは摘発に乗り出す方針。

 調査は今年5〜6月、全国の警察が繁華街や外国人が多く住む地域で配布されている飲食店情報紙などを収集して分析した。

 不正な広告が確認された58紙の国別内訳は、中国人向け26紙、韓国人22紙、フィリピン人5紙、ブラジル人3紙など。内容は、不法就労の斡旋など求人関係が39・5%と最も多く、資格や身分の偽装仲介が23・6%、地下営業20%だった。

 具体的には、「国際結婚 ビザの期限がもうすぐの方歓迎」と暗に偽装結婚を仲介▽「ホステス急募 ビザ不問」と不法就労を助長−など。このほか、「婦人科の悩み相談」と記載した地下病院とみられるものや、「名義人・保証人これ全部日本人」と不正な住居斡旋もあった。

3022チバQ:2011/09/15(木) 22:58:19
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/09/15/kiji/K20110915001627930.html
新大統領 バンバン辞めさせます ブラジル閣僚 職権乱用で5人目辞職
 ブラジルのノバイス観光相は14日、自らの職権乱用疑惑の責任を取って辞任した。ルセフ大統領は汚職一掃を掲げており、事実上の更迭。1月の政権発足後、閣僚の辞任は5人目となった。同国政界の汚職体質が明らかになる一方で、国民は政界の浄化を進める大統領の手腕を評価している。

 ノバイス氏をめぐっては、2003〜10年に下院議員の特権を悪用し、公金で妻の運転手やメードを雇ったなどと地元紙が報道していた。

 ルセフ政権では6月以降、官房長官ら3閣僚が汚職疑惑で引責辞任。国防相も他の閣僚を批判して政権を去った。観光省では8月、事務方トップらが汚職の疑いで一斉逮捕された。(共同)
[ 2011年9月15日 09:56

3023チバQ:2011/09/15(木) 23:12:22
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110915-OYT1T00911.htm
デンマークで国会選挙、10年ぶりに政権交代も
【コペンハーゲン=大内佐紀】デンマークの国会(一院制、定数179)選挙が15日、行われた。

 即日開票され、15日深夜(日本時間16日午前)、大勢が判明する見通し。中道左派連合が10年ぶりに中道右派連合から政権を奪取し、同国初の女性首相が誕生する可能性が出ている。

 選挙戦の争点は、世界経済の低迷に伴い減速した経済の立て直しに絞られた。直前の世論調査の支持率では、最大野党・社会民主党のヘレ・トニングスミット党首(44)率いる中道左派連合がラース・ラスムセン首相(47)の中道右派連合を数ポイント上回っているが、双方の政策に大きな相違はなく接戦となっている。

(2011年9月15日19時33分 読売新聞)

3024チバQ:2011/09/15(木) 23:26:19
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110915-OYT1T01119.htm
英仏首脳リビア訪問、石油利権めぐる競争激化

 【トリポリ=田尾茂樹】サルコジ仏大統領とキャメロン英首相は15日、リビアを訪問した。

 8月下旬のカダフィ政権崩壊後、外国首脳がリビアを訪れるのは初めて。トルコのエルドアン首相も15日にリビアに入る予定。

 英仏首脳は、民主化と新体制づくりを進める反カダフィ派を国際社会で後押しする姿勢を強調した。

 首都トリポリで、反カダフィ派組織「国民評議会」のアブドルジャリル議長と会談後に記者会見したサルコジ大統領は「我々は、ずっとあなた方の側に立つ」と述べ、リビアの新体制移行を今後も積極的に支える考えを改めて示した。

 キャメロン首相も反カダフィ派支援のため、120億ポンド(約1兆4500億円)の凍結資産を新たに解除する方針を明らかにした上で、カダフィ氏に「もう、終わりだ。あきらめよ」と呼びかけ、カダフィ氏の拘束と訴追に向けても全力で支援する意向を示した。

 北大西洋条約機構(NATO)による対リビア軍事介入を主導してきた英仏首脳にとっては、いち早くリビアを訪問し、新体制移行や民主化支援の姿勢を強く打ち出すことで作戦の成果をアピールしたい考えだ。

 また、新生リビアの石油利権を巡る各国の競争激化が予想される中、反カダフィ派との緊密関係を強調して、利権争いで主導権を握りたいとの意欲も強い。

(2011年9月15日23時21分 読売新聞)

3025チバQ:2011/09/15(木) 23:28:18
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110915-OYT1T00961.htm?from=main7
伊の山村独立画策、旧王家にも接触…政府に反発

 国の補助金削減や増税、歳出削減を押しつけられることへの反発もあり、ベルルスコーニ政権の財政再建をめぐる議論に一石を投じている。

 「イタリアから離脱し、公国になる」。ローマの東約70キロ、フィレティーノ村のルーカ・セッラーリ村長(45)は訴える。山手線の内側より2割ほど広い78平方キロに600人弱が住む。

 伊政府は8月中旬、全国の約2000の人口1000人未満の村を統合し、補助金を減らす案を示した。村長は耳を疑い、「小村独自の文化や方言が絶える。認められない」と「独立方針」を表明した。

 リゾート地の村は、冬休み中なら5000人超のスキー客らが定宿を取る観光名所。水や森林資源もあり、「独立しても財源はある」と計算できた。

 村は独立後の君主を探して旧伊王家の子孫に接触。独立後の新通貨「フィオリート(『花盛りの』の意味)」の試作も始めた。

(2011年9月15日22時26分 読売新聞)

3026とはずがたり:2011/09/16(金) 09:34:37
>>3025
実現したらおもろいw
サンマリノみたいな小さな国が内在しているのもイタリア風だ。


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