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国際政治・世界事情

1とはずがたり:2005/05/23(月) 02:47:11
世界情勢・世界史ネタなど
軍事問題は安全保障論http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1043205301/l10を国際経済問題は国際経済学http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1060165061/l10を参照の事

3027チバQ:2011/09/16(金) 20:06:53
http://mainichi.jp/select/world/news/20110916dde007030025000c.html
デンマーク総選挙:初の女性首相 中道左派政権、確実に
 【ベルリン篠田航一】デンマークで15日、国会(1院制、定数179)選挙の投開票があり、最大野党・社会民主党など中道左派の10年ぶりの政権奪還が確実な情勢となった。社会民主党のヘレ・トーニング・シュミット党首(44)がデンマーク初の女性首相に就任する見通しだ。

 中道右派政権のラスムセン首相(47)=自由党=は敗北宣言し、辞意を明らかにした。

 総選挙の最大の争点は「経済」で、08年の金融危機後、失業率の上昇や財政悪化に有効な対策を打ち出せなかった現政権への批判票が野党に集まったとみられる。

 欧州に広がる反移民感情の高まりを受け、01年以降の過去3回の選挙で移民受け入れの制限を訴える右派が勢力を拡大した。同じ北欧のノルウェーで7月に起きた極右青年によるテロ事件などの影響で、有権者の間では右派離れが加速。現政権に閣外協力してきた極右政党も今回は伸び悩んだ。

毎日新聞 2011年9月16日 東京夕刊

3029チバQ:2011/09/16(金) 22:24:08
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011091602000041.html
ロシア与党 宗教界に支持組織結成
2011年9月16日 朝刊

 【モスクワ=原誠司】ロシアのプーチン首相が党首を務める与党統一ロシアが、宗教を通じて党の支持拡大を狙う「社会保守同盟」を結成した。十二月四日の下院選に向けた支持拡大策だが、低落傾向の与党支持率の底上げに宗教を利用するのは違憲ではないか、と国民からは問題視する声も上がっている。

 「同盟」の結成は十二日、統一ロシアの幹部が、国民に根付くロシア正教会の総本山、モスクワの救世主キリスト大聖堂で宣言。複数のロシア紙は、国民の七割ともいわれるロシア正教会の信者層に与党への共感と支持を広げるのが狙い、と肯定的に伝えた。

 統一ロシア幹部のシュワロフ総評議会幹部会副書記は「与党支持者となった多種多様な考えの人々を、ロシア正教会の教えでまとめ上げる役割がある」と説明した。

 しかし、「同盟」結成の背景には、プーチン首相が与党支持拡大のため五月に創設した政治運動体「全ロシア国民戦線」の「知名度が意外に広がっていない」(シュワロフ氏)との焦りもある。「戦線」は、政党や団体の枠を超えて広く国民に政治参加の扉を開き、与党支持者獲得に一定の役割を果たしているが、八月に実施された民間世論調査機関の調査結果だと認知度は41%だった。

 てこ入れとして新たに宗教的動員を期待されるのが「同盟」だが、インターネット上には、ロシア憲法一四条が定める政教分離原則に反し「違憲だ」と批判の書き込みも相次いでいる。「プーチンは神なのか」といった強い反発もあり、今後、国民の間で議論が起こる可能性もある。

 与党支持率は、同じ機関の八月調査で54%と漸減傾向が続く。四百五十議席の下院で三分の二以上を確保し圧勝を目指す与党は、あらゆる有権者層に網をかけ、来年三月の大統領選での影響力を強めようとしている。

3030チバQ:2011/09/16(金) 22:26:29
>>3028
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110915-OYT1T00940.htm
ロシアのリベラル「準与党」、異例の党首解任
 【モスクワ=貞広貴志】ロシアのリベラル政党「正義党」は15日、モスクワで党大会を開き、億万長者の党首ミハイル・プロホロフ氏(46)の解任を決めた。

 プロホロフ氏は同日、別の集会で「クレムリンの操り人形に堕した党から出よう」と呼びかけ、解任の背後にいるとされる大統領府高官を名指しで批判した。

 正義党は、プーチン首相率いる与党「統一ロシア」の長期支配に飽きた実業界や若者などリベラル層の支持をつなぎとめるため、政権が後押しした「準与党」だった。12月の下院選の候補選びなどを巡る政権とプロホロフ氏の意見対立が、異例の解任劇に発展したとみられている。

(2011年9月15日20時34分 読売新聞)

3031チバQ:2011/09/17(土) 09:30:59
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/09/16/20110916ddm003020095000c.html
クローズアップ2011:債務危機深刻化 ユーロ死守へ瀬戸際
 ギリシャ危機を発端とする欧州債務危機が深刻化している。「第2のリーマン・ショック」への警戒が市場に強まり、世界経済の「二番底」懸念が広がる。15日には欧米日の中央銀行が欧州の金融機関の資金繰り対策のためドル資金供給の拡大を決定。欧州連合(EU)は16、17両日に財務相会合などをポーランドで開き、「ユーロ死守」へ危機回避の方策を探る。欧州の経済統合の実力が試される局面を迎えている。【ロンドン会川晴之、ローマ藤原章生】

 ◇各国足並みそろわず
 「ギリシャは今後もユーロ圏にいると確信する」。14日、ドイツのメルケル首相とフランスのサルコジ大統領はギリシャのパパンドレウ首相との電話協議で強調し、ギリシャのユーロ圏からの離脱を否定した。欧州内にくすぶる「ギリシャ排除論」を退ける狙いがあり、日米欧の株式市場は好感して上昇した。

 ユーロ圏諸国は7月21日の首脳会議で1600億ユーロ(約16兆8000億円)のギリシャへの第2次支援策を決定し、ギリシャのデフォルト(債務不履行)の危機を回避した。ところが、9月にギリシャは欧州の景気減速を背景に11年の財政再建目標の達成が困難となったことを明らかにし、危機が再燃した。

 こうした状況の中で一部のユーロ圏諸国ではギリシャ排除論が公然化。EU経済のけん引役であるドイツなどでは「タブーはない。ギリシャの秩序ある破綻も含む」(レスラー独経済技術相)、「ユーロ脱退を強制できる制度を設けるべきだ」(オランダのルッテ首相)などの強硬発言が相次いだ。

 仮にギリシャ国債がデフォルトになれば、同国債を保有するイタリア、フランス、ドイツなど欧州大手銀行の経営危機が連鎖し、世界経済をパニックに陥れた08年秋のリーマン・ショックの再現ともなりかねない。

 第2次支援は、ギリシャ追加融資のほか欧州金融安定化基金(EFSF)の機能拡充や、危機に陥った諸国の国債を購入できる制度の新設なども盛り込んでおり、16日から開催される財務相会合では、各国に議会承認手続きを急ぐよう求める一方、ギリシャに一層の財政再建努力を求める。

 ただ、欧州諸国の足並みはそろっていない。ドイツは今月29日に議会承認を得る見通しだが、スロバキアやオランダなどは10月以後にずれ込む可能性が高い。

3032チバQ:2011/09/18(日) 00:52:28
>>3009
http://www.cnn.co.jp/world/30003993.html
パレスチナ、国連加盟申請へ イスラエルへの平和的姿勢は維持
2011.09.17 Sat posted at: 09:12 JST
(CNN) パレスチナ自治政府のアッバス議長は16日、ヨルダン川西岸ラマラの議長府で演説を行い、国連にパレスチナの正式加盟を申請すると発表した。

議長は「(国連安全保障理事会で)国連への正式加盟を求める」と意気込みを語る一方、「われわれが求めるのは国連の議席であり、それ以上は望まない」と述べ、あくまで国連への正式加盟が目的であることを強調した。

アッバス議長は、イスラエル人入植地については「違法」と批判したものの、パレスチナ首脳が目指しているのはイスラエルの政策の孤立化であり、国家としてのイスラエルの孤立化ではないと語り、イスラエルに対しては平和的な姿勢を維持する意向を示した。

イスラエルのネタニヤフ首相は、今回のパレスチナの動きは和平プロセスを困難にし、中東情勢のさらなる不安定化を招くと批判した。ネタニヤフ首相も23日に国連安全保障理事会で演説を行う予定だ。

米国はパレスチナの国連正式加盟の申請に対し拒否権の発動を明言しているが、23日の安保理で米国が拒否権を発動しても、パレスチナ自治政府は国連総会で国家承認決議を求めることが可能だ。現在パレスチナは国連総会にオブザーバーとして参加しており、発言権はあるが投票権はない。

安保理か総会でパレスチナの国連への正式加盟を承認しても、パレスチナが明確な国境を持つ「国家」として認められるわけではない。しかし、パレスチナ自治政府はより強力な国際的地位を手にし、イスラエルに対するさまざまな法的措置が可能になる。

アッバス議長が自ら、パレスチナの正式加盟の申請書を提出するとみられる。
.

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110916/mds11091622360005-n1.htm
国連手続きはどうなるか パレスチナ加盟・格上げ問題
2011.9.16 22:35
 【ニューヨーク=黒沢潤】パレスチナが国連への加盟を申請する手続きと、現在のオブザーバー「機構」からオブザーバー「国家」への格上げを申請する手続きは異なる。

 加盟申請の場合、まず潘基文事務総長に申請文書を提出する。事務総長は安全保障理事会(15カ国)にこの問題を付託し、常任理事国5カ国を含む9カ国が賛成すれば、安保理は国連総会に加盟を勧告する。総会で193の国連加盟国のうち3分の2以上(129カ国)の賛成が得られれば、加盟が承認される。

 一方、国連憲章に明確な規定はないものの、オブザーバー「国家」への格上げを目指す場合、通常、事務総長に申請文書を提出する。事務総長はこの文書を国連総会に送付し、2分の1以上(97カ国)の賛成で格上げが承認される。

 すでに2国間でパレスチナを国家承認している国は約120カ国に上り、パレスチナ自治政府側は、オブザーバーの地位の「国家」への格上げには自信をみせている。

 オブザーバー「国家」に格上げされた場合、数々の国際機関の会合に出席できることになる。

 現在、オブザーバー「国家」資格を持つのはバチカンだけ。オブザーバー「国家」だった北朝鮮は1991年、スイスも2002年、国連に正式加盟した。

3033チバQ:2011/09/18(日) 00:53:31
http://www.afpbb.com/article/politics/2828470/7785110?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
パレスチナ国連加盟申請、米拒否権行使なら「緊張高まる」 中国紙
2011年09月17日 18:39 発信地:北京/中国

【9月17日 AFP】中国の国営英字紙チャイナ・デーリー(China Daily)は16日、パレスチナが来週行うとみられる国連(UN)への加盟申請に米国が拒否権を行使すれば、中東の緊張が急速に高まると警告した。

 イスラエルとの和平交渉が行き詰まる中、パレスチナ自治政府のマフムード・アッバス(Mahmud Abbas)議長は23日に国連への正式加盟を申請するとみられている。米国は加盟申請に強く反対している。

 チャイナ・デーリー紙は「米国が世界の意見を無視して行動することを選択し、来週のパレスチナの国連加盟申請を阻止するならば、イスラエルが孤立の度を深めるだけでなく、地域の緊張はますます高まることになる」と指摘し、「国際社会の大半は、独立国家はパレスチナの不可分の権利だと考えている」と、この問題についての中国政府の公式な立場をそのまま繰り返した。

 イスラエルの入植地建設をめぐる対立で、パレスチナとイスラエルとの直接対話が暗礁に乗り上げてから1年近くが経つ中、パレスチナは国連加盟申請を行おうとしている。

 イスラエルはこの動きに反対しており、ベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は、23日に国連で演説し、イスラエルの反対意見を表明すると述べている。

 米国と欧州連合(EU)の代表団は現在、パレスチナとイスラエルの直接和平交渉の再開に向け、パレスチナとイスラエルの指導者らと会談を行っている。(c)AFP

3034チバQ:2011/09/18(日) 00:55:37
http://www.topics.or.jp/worldNews/worldInternational/2011/09/2011091701000753.html
リビア暫定政権18日にも発足 評議会、調整急ぐ 2011/9/17 20:42

 【カイロ共同】フランス公共ラジオによると、リビアの反カダフィ派「国民評議会」の複数の当局者は17日までに、暫定政権が18日に発足するとの見通しを示した。各地の部族勢力などから包括的に代表を取り込み、閣僚は約30人となるという。
 国連総会が16日、評議会が任命した国連大使を代表者として認めたことで、新生リビアは国際社会に正式承認。週明け以降、評議会は政権立ち上げを目指して調整を急いでいるとみられる。
 一方、評議会の部隊はカダフィ大佐の支持派が拠点としている西部バニワリードを包囲、攻勢をかけたが反撃に遭い退却。AP通信によると17日、郊外で部隊再編を進めた。

【写真説明】 16日、リビアの首都トリポリで記者会見する反カダフィ派「国民評議会」のアブドルジャリル議長(ロイター=共同)

3035チバQ:2011/09/18(日) 01:06:51
>>3028>>3030
http://www.47news.jp/CN/201109/CN2011090701000197.html
ロ大物歌手、リベラル系政党支持 下院選で「正義」に援軍
 【モスクワ共同】日本語でも歌われた「百万本のバラ」などのヒット曲で知られるロシアの国民的女性歌手アーラ・プガチョワさんが6日付の大衆紙コムソモリスカヤ・プラウダで、12月の下院選で議席獲得を狙うリベラル系政党「正義」への支持を公言、話題になっている。

 プガチョワさんは6月に同党党首に就任したロシア有数の富豪プロホロフ氏の名を挙げて「ようやく国のために何かをしようという“本当の男”が現れた」と称賛。努力家で愛国者だと持ち上げ、求められれば入党すると述べた。

2011/09/07 09:56 【共同通信】

3036チバQ:2011/09/18(日) 01:08:49
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110915/erp11091522070011-n1.htm
リベラル系「正義」分裂 富豪の党首を追放
2011.9.15 22:05
 ロシアのリベラル系政党「正義」は15日、今年6月に党首に就任したばかりの富豪ミハイル・プロホロフ氏の支持者と同氏に批判的なグループがモスクワで別々に党大会を開催、分裂した。プロホロフ氏の反対グループは大会定足数を集めたと主張しプロホロフ氏を党首から解任、事実上追放した。

 ロシア主要メディアによると、プロホロフ氏は反対派の党大会を認めないと述べ、自身の支持者に離党を呼び掛けた。

 「正義」はエリツィン政権の元高官らがつくった改革派野党「右派連合」の元メンバーらで構成していたが、プーチン首相率いる最大与党「統一ロシア」に次ぐ第2与党づくりを狙う大統領府の意向を受け、プロホロフ氏が党首就任を引き受けたとみられていた。(共同)

3037チバQ:2011/09/18(日) 01:11:37
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110917-00000294-yom-int
リビア「国民評議会」の代表権承認…国連総会
読売新聞 9月17日(土)10時42分配信

 【ニューヨーク=柳沢亨之】国連総会は16日、リビアの反カダフィ派組織「国民評議会」に、国連での代表権を認める決議案を、賛成114、反対17、棄権15で採択した。

 リビア外交筋によると、ジブリル暫定首相が27日の国連総会で演説することが決まった。

 総会では、キューバやベネズエラなど反米諸国と、南アフリカ、ケニアなどアフリカ諸国の一部が反対に回った。リビアのダバシ次席大使は16日の安保理で、「リビア国民にとって歴史的な日となった」と訴えた。

3038チバQ:2011/09/18(日) 20:57:05
>>1657
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110918/erp11091819140004-n1.htm
厳しい財政緊縮策に反動 ラトビア議会選、親露派が初の第1党
2011.9.18 19:13 (1/2ページ)

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議会選に投票するベルジンシ大統領(右)=17日、リガ(ロイター)
 【モスクワ=遠藤良介】旧ソ連バルト三国の一角、ラトビアで17日に投票された繰り上げ議会選(定数100)は18日、開票の大半が終わり、ロシア系住民を支持層とする中道左派野党「調和センター」が得票率約29%で第1党に躍進する見通しとなった。親露派政党が第1党になるのは、同国が1991年に旧ソ連から独立して以来初めて。

 ラトビアでは国民の多数派にロシアやロシア系住民への警戒感が強いものの、2008年の経済危機以降は緊縮財政や欧州単一通貨「ユーロ」導入に反対する同党が支持を広げ、政治の構図に変化が生じている。

 報道によると、ザトレルス前大統領の新党「改革党」が得票率約21%で第2党の勢い。昨年10月の前回選で31%を得票したドムブロフスキス首相の与党「統一」が得票率19%に後退した。

 人口約220万人のラトビアでは国民の3割近くがロシア語を母語とするロシア系住民で、国政選挙権を持つのはその半分強。同国ではソ連崩壊後、ロシア系の市民権獲得に制約が課されるなどしてラトビア人とロシア系の溝が深まり、親露派政党の影響力も限定的だった。

 ただ、不動産バブルに沸いていたラトビア経済が08年の米国発金融危機に直撃され、09年の国内総生産(GDP)が前年比18%減となるなど深手を負うと状況は変化。09年7月には首都リガに初のロシア系市長が誕生し、調和センターは昨年10月の前回選で議席数を18から29に増やした。

 政権が欧州連合(EU)などからの緊急支援75億ユーロ(約7943億円)と引き換えに、厳しい財政緊縮策をとったことへの反動が背景にある。

 与党・統一は改革党やラトビア民族主義派との連立協議を優先させる公算が大きく、調和センターの政権入りは微妙な情勢。ただ、同党が躍進したことで、政権が目指す14年のユーロ導入や対露政策に一定の影響が出る可能性はある。

 今回の選挙は、新興財閥を率いる議員の汚職疑惑に絡み、ザトレルス前大統領が議会を解散したのに伴って行われた。

3039チバQ:2011/09/18(日) 20:58:02
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110918-00000030-mai-int
<ドイツ>メルケル政権、支持率が急落
毎日新聞 9月18日(日)19時14分配信

 【ベルリン篠田航一】ドイツのメルケル連立政権が、「リビア」「ギリシャ」を巡る対応で批判を集め、支持率急落に直面している。メルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟と連立相手の自由民主党は09年総選挙で計48.4%の得票率だったが、今月の世論調査では支持率で計35%にまで下落。政権運営は危機を迎えている。

 ◇対リビア・ギリシャで混迷

 ドイツは3月、リビア攻撃を認める国連安全保障理事会の決議採択を棄権。軍事行動に懐疑的な世論を背景に、北大西洋条約機構(NATO)主導の空爆に参加しなかった。このため、無人機を投入した米国や、空爆を主導した英国やフランスから「貢献の少ない国がある」(フォックス英国防相)と非難され、同盟国間での亀裂が鮮明になった。

 カダフィ政権打倒に貢献した英仏などが今後、優先的にリビア新政権から石油開発などで恩恵を受けるのは確実で、出遅れたメルケル政権には「外交の手痛い失敗」(独シュピーゲル誌)との批判が集中。東西ドイツ統一の立役者のコール元首相も「現在の外交はコンパスなき航海」と述べ、戦略のなさを厳しく批判している。

 ギリシャ危機も政権を直撃した。欧州一の経済大国ドイツでは、自らの税金で「借金大国」を救済することに国民の7割が反対するが、首相は危機が他国に波及する「ドミノ倒し」を避けるため、との理由で支援の重要性を強調している。

 だがレスラー経済技術相(自由民主党党首)が、ギリシャの「破綻もやむなし」との見解を独紙への寄稿で示し、支援にこだわる首相に異論を唱えるなど、政権内の対立が表面化。自由民主党の連立離脱論まで取りざたされている。

 こうした混迷も影響し、連立与党は各地方選で相次いで敗北。この「敵失」もあり、最大野党の中道左派・社会民主党は09年総選挙時の得票率23%から、現在その支持率を29%にまで上昇させた。

 東電福島第1原発事故後、「脱原発」世論を背景に支持を拡大する緑の党は19%で、両党の合計は48%に達し、連立与党の計35%を大きく引き離している。

3040チバQ:2011/09/18(日) 20:59:09
>>3035-3036
http://japanese.ruvr.ru/2011/09/18/56342553.html
下院選挙に向け激しさを増す政争
18.09.2011, 14:10
 今年末に下院選挙を控えて、ロシア国内では、政治的争いが激しさを増し始めている。
 ロシア有数の企業家、ミハイル・プロホロフ氏(写真)が「右派事業」党を離党した。彼は、ロシア最大の金の生産量を誇る「ポリュス・ゴールド」社の会長で、又投資フォンド「オネクシム」グループの総裁、さらにはNBAのプロバスケットボール・チーム「ニュージャージー・ネッツ」のオーナーとしても知られている。

  月曜日、ここ最近の極めて興味深い政治プロジェクトの1つである「右派事業」党において、ああしたドラマチックな展開が起こるとは誰も予想できなかったが、翌火曜日には、党内で深刻な意見の相違が表面化しているとの情報が流れ、木曜日にはついに、プロホロフ氏の離党が伝えられた。 西側のマスコミは「右派事業」党内部のスキャンダルを政治的圧力と結び付けるのをよしとし、多くの党員がプロホロフ氏が抱く大統領選への野望に不満を持った事が、離党につながったと報じている。

  これに対し、ロシアの著名な政治学者ヴャチェスラフ・ニコノフ氏はVOR記者に、別の見方を示した―

 「9月初めの世論調査の結果を見ると『右派事業』は1.5%程度で、今後数ヶ月は4.9%になるだろうとの予想が出た。 この数字は、下院に議席を持てる5%突破に近い数字だ。とはいえ、国民の間に期待されたような支持が広がっていない。この事がプロホロフ氏離党につながったと見ている。」

 次にロシア科学アカデミー社会学研究所エリート調査センターのオリガ・クルィシタノフスカヤ所長の意見を御紹介したい―

 「プロホロフ氏がもし、強い決意に満ちているのであれば、新しい政党を作る可能性がある。しかしその場合、選挙に参加できるのは5年後だ。 今もし新しい政党が登録されたとしても、12月の選挙には参加できない。なぜなら、選挙に参加するためには、すでに一年以上活動した実績がないとだめだからだ。プロホロフ氏が『右派事業』党にやって来た事で、党の人気が上がると見られたが、結局皆に失望をもたらしただけだった。」

 又年末の下院選挙に、建設的な民主政党を自任する「ヤブラコ」が「戻ってくる事」も重要な出来事として注目されるだろう。 この党の代表を長く務め、数年前にそのポストを去ったヤブリンスキイ氏が、先日行われた党大会で名簿のトップに記載され、下院選挙の先頭に立つ決意を明らかにした。専門家達は、かつて下院にかなりの議席を持っていた「ヤブラコ」が低迷し議席を失い、最近も人気浮上のチャンスをつかめないのは、ヤブリンスキイ氏のようなカリスマ的指導者がいなくなってしまったせいだと指摘していた。

 最後に又、ロシア科学アカデミー社会学研究所エリート調査センターのオリガ・クルィシタノフスカヤ所長の見方をお伝えする―

 「社会学者達は全体として、政治プロセスの目立った活性化を指摘しているが、一部の参加者達は、端に追いやられたままだろう。 ロシア政治は『複雑で入り組んだ筋書き』なしにはあり得ない。すべては、切迫し嵐のような激しさを持ち興味深いものだが、選挙結果の最も予見可能なバリエーションは、3つの政党が議会に議席を持つというものだ。 その三つとは、統一ロシア党、ロシア連邦共産党、ロシア自由民主党だ。 現在議席を持っている公正ロシア党は、5%の障壁を越えられない可能性がある。」

3041チバQ:2011/09/18(日) 21:00:29
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110918-OYT1T00322.htm
露与党系で内紛相次ぐ、下院選対策が裏目

 【モスクワ=貞広貴志】12月のロシア下院選に向け、メドベージェフ政権が支持基盤拡大のために打った布石が裏目に出る事態が続いている。

 与党の優位は揺るがない見通しだが、2000年のプーチン政権から続く長期支配のきしみを示すものとして注目される。

 モスクワで15日に開かれたリベラル政党「正義党」大会は大荒れとなった。党の「主流派」は、党首ミハイル・プロホロフ氏(46)の解任を決めた。同じころ、同氏は別の集会で「政治が1人の人形師に操られている」と内政担当の大統領府高官の辞任を要求、支持者に脱党をうながした。

 正義党は、強権体質に不満を募らせる企業家や都市若年層などリベラル層をつなぎ留めるため、政権がテコ入れした「準与党」。億万長者で「ロシア一のプレイボーイ」とも評されるプロホロフ氏を党首に据え、選挙戦の「台風の目」とする狙いだった。ところがプロホロフ氏は、最大政党の議席制限や反体制運動家の取り込みなど、政権の意向に反する方針を打ち出した。政権が「許容範囲を超えた」と判断したのが解任劇の真相とされる。

 一方、与党「統一ロシア」の支持低落に歯止めをかけるためプーチン首相が旗揚げした政治組織「国民戦線」は、現職議員との摩擦を引き起こしている。首相が「与党議員を半分以上すげ替える」と宣言し、戦線が選んだ各種団体代表らを取り込む方針を示したためで、候補者確定を巡り、内紛が起きる可能性もある。

(2011年9月18日13時41分 読売新聞)

3042チバQ:2011/09/18(日) 21:04:32
>>3038
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110918/erp11091812010003-n1.htm
親ロ政党が初の第1党 ラトビア総選挙、政権奪取は微妙
2011.9.18 11:59
 バルト3国のラトビアで、国民投票による国会(定数100)解散を受けて行われた総選挙は17日夜に投票が終了、18日未明までに大半が開票され、ロシア系住民が支持層の中道左派野党「調和センター」が得票率約30%で第1党となることが確実になった。1991年の独立以来、親ロシア政党の第1党は初めて。

 ザトレルス前大統領の新党、改革党が約20%で第2党となる見通し。改選前は第1党だったドムブロフスキス首相率いる与党連合「統一」は約18%で3位。ラトビア民族主義的な両党を軸に連立を組めば、調和センターを中心とした連立政権発足は阻止できる。政権発足までは通常、約1カ月かかる。

 調和センターは緊縮財政やユーロ導入に反対。一方、ロシア語の第2公用語化は求めず、ラトビア人票の獲得を図ったが「ロシア政権とつながりがある」などの疑念も根強く、議席の伸びは限定的になった。

 汚職疑惑が持たれた有力財閥経営者の議員の捜査を国会が阻んだことを受け、大統領だったザトレルス氏は5月、国会解散の是非を問う国民投票の実施を大統領権限で決定。7月の投票で94%が解散に賛成した。だが、6月の国会議員による大統領選出投票で同氏はベルジンシ氏に敗れた。(共同)


http://sankei.jp.msn.com/world/news/110724/erp11072411390005-n1.htm
国民投票で国会解散決定 ラトビア、財閥支配にノー
2011.7.24 11:38
 バルト3国の一つのラトビアで23日、汚職疑惑が持たれた有力財閥経営者の議員の捜査を国会(定数100)が阻んだことを受け、国会解散の是非を問う国民投票が行われた。中央選挙管理委員会が24日未明、約98%の開票所の開票結果の集計として発表したところによると、解散賛成が約94・7%と反対を圧倒した。

 有力財閥が政治を支配することに対する国民の怒りや懸念が示された形。国会は解散が決まり、前倒し総選挙が行われる。投票日は9月17日が有力視されている。同国は昨年10月に総選挙を行ったばかりだった。

 捜査当局は、同議員宅の捜索を認めるよう国会に許諾請求したが、国会は5月26日の投票で請求を退けた。

 ザトレルス大統領(当時)はこれを強く批判し、大統領に付与された国会解散の是非を問う国民投票実施の権利を、1991年の同国独立後、初めて行使した。

 ただ、ザトレルス氏は6月2日、国会での大統領選出投票でベルジンシ氏に敗れた。(共同)


http://sankei.jp.msn.com/world/news/110603/erp11060300450002-n1.htm
ラトビア大統領選、現職敗れる ベルジンシ氏当選
2011.6.3 00:42
 ラトビア国会(定数100)は2日、ザトレルス大統領の任期満了に伴う大統領選出投票を行い、元銀行家で国会議員のアンドリス・ベルジンシ氏(66)が再選を目指したザトレルス氏を破って当選した。任期は4年。AP通信などが伝えた。

 ベルジンシ氏は連立与党の一角を占める「緑と農民」所属。第1回投票では立候補したベルジンシ氏、大統領ともに当選に必要な過半数を獲得できず、第2回投票でベルジンシ氏が53票を確保した。

 当初は再選が確実視されていたザトレルス大統領は先月28日、汚職疑惑が持たれている議員の捜査を国会が阻んでいるとして、国会解散の是非を問う国民投票実施を決めたと述べていた。大統領への議員の反発が対立候補の当選につながったとみられる。(共同)

3043チバQ:2011/09/18(日) 21:05:47
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4829221.html
ドイツ州議会選、極右政党の動向に注目
 ドイツの首都・ベルリンでは18日、州議会選挙が行われますが、「反移民」などを掲げる極右政党の動向に注目が集まっています。

 「ベルリン市内には、選挙用のポスターが目立ちますが、反イスラム移民を堂々と掲げるものもあります」(記者)

 モスクの絵に「バツ印」を付けたものや、魔法のじゅうたんに乗って「国に帰れ」と描いたもの。いずれも外国人排斥を訴える極右政党のポスターで、背景には、中東などからの移民が増え続ける現状があります。

 隣国・オランダからは、躍進する極右政党「自由党」の党首も応援に駆けつけました。

 「オランダの例から分かるように、社会のイスラム化を止めることができます」(オランダ自由党 ヘルト・ウィルダース党首)

 ただ、過激な右翼思想が発端となったノルウェー連続テロの影響もあり、多くのベルリン市民は冷めた見方をしています。

 「ありえません。絶対(極右政党に)票は入らないわよ」
 「(ポスターから)分かるように、印象も悪いね」(ベルリン市民)

 世論調査によりますと、今のところ、極右政党が議席を獲得する可能性は低そうですが、ギリシャへの支援に反対するなど、ドイツでは内向きな意見も増えていて、国民の意識を測る意味でもベルリンの選挙は注目されています。(18日05:35)

3044チバQ:2011/09/18(日) 21:07:53
http://www.asahi.com/international/update/0917/TKY201109170359.html
ベルリンで「海賊党」が議席? ネット利用の若者支持関連トピックス総選挙
 18日に投開票されるベルリン市(州に相当)の市議会選挙で、「海賊党」を名乗る新興政党が初めて議席を獲得する可能性が出ている。得票率が5%に満たない政党は議席を得られない選挙制度をとるドイツで小政党の議席獲得は難しく、海賊党の勢いに驚きの声が上がっている。

 海賊党はインターネットを日常的に使う都市部の若い世代が中心になって2006年に結成。船を襲う海賊ではなく、著作物やデータの無許可コピーを意味する海賊版に由来した党名で、国家のインターネット規制反対やネット上での自由な情報交換の保証などが元来の主張だ。09年の総選挙で2%を獲得したが、その後の地方選でも5%の壁は越えられなかった。

 ところが、ベルリン市議選の最新の世論調査では支持率が5.5〜6.5%まで上がり、メルケル連立政権与党の自由民主党を上回った。若い世代からの支持が強く、環境政党の緑の党からも支持を奪っているとされる。

3045チバQ:2011/09/18(日) 21:13:20
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110918-OYT1T00425.htm
伊首相、政府専用機に売春婦乗せる?盗聴で発覚

 【ウィーン=末続哲也】イタリアのベルルスコーニ首相(74)に、売春婦を政府専用機に乗せた疑惑が浮上し、野党が事実解明や首相の辞任を求めている。

 伊各紙は17日、首相に売春婦をあっせんしたとされる男の捜査当局による電話盗聴記録を一斉に伝えた。

 それによると、この男と首相が宴会を開く予定だった2008年11月、首相が急用で、ローマから北部ミラノへ政府専用機で移動することになった。この男が電話で、売春婦とみられる女性たちと同乗できないかを尋ねると、首相は「大丈夫だ」と答えたという。

 09年1月には、首相がこの男に電話で、一晩に8人の女性と性的関係を持ったことを伝えたとされる。

 首相は買春行為を一切否定している。だが、自身の少女買春疑惑や経済低迷を受け、首相の支持率(伊紙調査)は、1月の40%から24%に急落。今回の醜聞で野党は首相に調査を求めるなど、攻勢を強めている。

(2011年9月18日18時41分 読売新聞)

3046チバQ:2011/09/18(日) 21:14:08
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110917-OYT1T00583.htm
オランダもブルカ禁止へ、欧州3か国目
 【ブリュッセル=工藤武人】オランダのルッテ政権は16日、イスラム教徒の女性が身に着ける「ブルカ」や「ニカブ」を念頭に、公共の場で顔を覆い隠す衣類の着用を禁止する法案を閣議決定した。

 法案が成立すれば、フランス、ベルギーに続き、欧州で3番目のブルカ禁止国となる。

 同政権は中道右派2党による少数政権で、閣外協力の強硬右派、自由党が同法導入を主張していた。

(2011年9月17日23時07分 読売新聞)

3047チバQ:2011/09/19(月) 11:18:04
http://www.asahi.com/international/update/0918/TKY201109180222.html
2011年9月19日3時1分
 リビアで新政権作りを目指す国民評議会のジブリル暫定首相は18日、東部の拠点都市ベンガジで、暫定政府樹立に向けた協議を行った。協議後に会見したジブリル氏は「大半のポストで合意したが、いくつかのポストで、なお議論の必要がある」と述べ、暫定政府の発足を持ち越すと発表した。

 評議会首脳は、ニューヨークで20日に開かれるリビア支援ハイレベル会合や、21日からの国連総会の一般討論演説を前に暫定政府の樹立を急いだが、外相や国防相など主要ポストの人選で意見対立があった模様だ。日本や欧米各国などはすでに評議会をリビアの正統な政府として認めている。内部対立が露呈したことで、今後の政治プロセスの進展に遅れが生じることも予想される。

 評議会が定めた暫定憲法によると、暫定政府の樹立は全土の解放宣言後30日以内となっている。一部地域でカダフィ派との戦闘が続いているが、評議会幹部らは、国際社会に政治プロセスの進展をアピールするため、18日中に新内閣を発足させ、事実上の暫定政府を発足させる意向だった。

 当面は現在の評議会がそのまま任務にあたる。暫定政府の発足時には暫定大統領にあたる評議会議長にはアブドルジャリル氏、首相にはジブリル氏がいずれも引き続き就任する見通しだ。

 暫定憲法の規定によると、暫定政府の発足後は、4段階の手続きを経て、正式政府の発足を目指す。まず、抵抗を続けるカダフィ派の掃討作戦が終わり全土を制圧するか、逃走中のカダフィ氏が拘束された時点で、「リビア全土の解放」を宣言。30日以内に本拠をトリポリに移し、「第2次暫定政府」を発足させる。

 第2次暫定政府は、8カ月以内に国民議会選挙(定数200)を実施。新議会が「移行政府」を設立し、憲法を制定、移行政府は1年以内に選挙を行う。早ければ2013年春にも正式政府が発足する予定だ。

3048チバQ:2011/09/19(月) 11:18:50
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201109190050.html
'11/9/19
独連立与党、ギリシャ支援で対立激化 【ベルリン共同】財政危機のギリシャへの支援をめぐり、ドイツの連立与党内で対立が激化している。レスラー副首相兼経済技術相はギリシャの「秩序ある破綻」の可能性に言及し、メルケル首相の叱責しっせきを受けたが撤回を拒否。他の閣僚からも支援に疑問の声が上がっており、首相の求心力が失われかねない状況だ。

 ドイツはギリシャの最大の支援国。最近の世論調査によると、国民の3分の2がこれ以上の支援に反対。連邦議会(下院)は今月29日、ユーロ圏諸国を支援する「欧州金融安定化基金」の機能拡充に関する法案を採決するが、与党から造反者が出る恐れもある。

 レスラー氏は、首相率いるキリスト教民主・社会同盟と連立を組む自由民主党の党首。12日付の地元紙ウェルトで、ギリシャ破綻を想定すべきだとしたほか、財政規律の違反を繰り返す国は「欧州連合(EU)閣僚理事会での投票権停止もあり得る」と持論を展開した。

 ラムザウアー運輸・建設相も、安定化基金の後継として2013年に発足する常設機構「欧州安定メカニズム」について「議会のチェック機能が失われ、資金提供の義務だけを負いかねない」と疑義を唱えた。

 首相は「ユーロの破綻は欧州の破綻」とし、14日のフランス、ギリシャ両首脳との電話会談でギリシャ支援の継続を強調。だが、DPA通信の世論調査では、ギリシャを震源地とするユーロ危機への政府の対応を「悪い」とした回答は82%に上った。

 連立与党は今年、州議会選で敗北続き。メルケル首相は与党内の対立が追い打ちとなり、13年総選挙は首相候補にもなれないとの声も出ている。

3049チバQ:2011/09/19(月) 19:27:00
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-23244120110919?feedType=RSS&feedName=worldNews
ベルリン市議会選で政権政党が敗北、ユーロ懐疑論のFDPが惨敗
2011年 09月 19日 15:31 JST

 [ベルリン 18日 ロイター] 18日のベルリン特別市(州に相当)議会選挙で、メルケル首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)の国政与党連合が社会民主党(SPD)に敗北した。首相にとって今年6度目の地方選挙での敗北となる。
 国政レベルでCDUと連立を組む自由民主党(FDP)は、得票率が議席確保に必要な5%に届かなかった。暫定結果によると、FDPの得票率は、前回2006年選挙の7.6%から1.8%に落ち込んだ。投票日が近づくにつれユーロに懐疑的なトーンを強めたが、有権者の支持獲得には至らなかった。

 FDPの全国レベルでの支持低下は、メルケル首相の中道右派連立政権を揺るがす可能性がある。

 ARDテレビの出口調査によると、SPDの得票率は2006年の30.8%から28.2%に微減した。

 SPDのKlaus Wowereit市長は3期目の就任を果たし、緑の党が連立パートナーとなる公算が大きい。

 SPDのガブリエル党首は「今回の選挙結果で最も良かったのは、有権者がFDPに欧州問題でポピュリスト的な攻撃をしても何の得にもならないことを示したことだ。有権者はFDPの選挙対策参謀よりも賢く、欧州に反対しても選挙には勝てないことを示した」と述べた。 

 <ユーロ懐疑論は支持されず> 

 CDUは21.3%から23.3%にやや得票率を伸ばしたが、1980年代や1990年代の40%からは大きく落ち込んでいる。

 緑の党は13.1%から17.6%に得票率を伸ばす一方、左派党は13.4%から11.7%に減らした。

 著作権改革やインターネットのプライバシー改善を主張する海賊党の得票率は9.0%だった。

 SPDと緑の党は、9月29日の欧州金融安定ファシリティー(EFSF)機能拡充に関する議会採決での支持を明確にしているが、連立政権内ではユーロ懐疑派から造反票がでる可能性が否定できない。

 緑の党のエズデミル代表は、FDPは党首のレスラー経済技術相が独紙に「ユーロ安定に向け、もはやタブーはない。これには必要とされる方策が可能な場合のギリシャの秩序ある破綻も含む」と発言して以来、今回の選挙を反欧州の国民投票にしようとしていたと指摘した。

 さらに「得票率が2%という選挙結果はFDPにとって大きな痛手で、同党がこの結果から教訓を得ることを期待する。反欧州のポピュリズムは欧州でそしてドイツでは支持されない。ドイツにとって良いニュースだ」と述べた。 

 今回の選挙結果についてメルケル首相はコメントしていない。ただCDU幹部は、2006年よりもわずかながら得票率が伸びたことを指摘し、ポジティブな面を強調している。

3050チバQ:2011/09/19(月) 19:28:17
http://www.afpbb.com/article/politics/2828875/7795104?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics

リビア、暫定政権の発足を無期限延期 人選難航か
2011年09月19日 14:07 発信地:ベンガジ/リビア
【9月19日 AFP】リビアの反カダフィ勢力の連合体「国民評議会(National Transitional Council、NTC)」は18日、同日中に発足する予定だった暫定政権の樹立を無期限に延期すると発表した。

 NTCのナンバー2、マハムード・ジブリル(Mahmud Jibril)氏は記者会見で、新政権ポストの最終的な調整が終わっていないと述べたが、調整の主要部分は18日の段階でほぼ終了しており、残りのポストの調整も長くはかからない見込みだと強気の姿勢を見せた。NTCは、暫定政権で女性や若手を副大臣や各省高官などの重要ポストに登用する考えだという。

 リビアの最高指導者だったムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐の政権で要職を務めていたジブリル氏に対しては、NTC内部から、ムスリム同砲団(Muslim Brotherhood)など反カダフィ派の草の根運動グループとの協議不足が指摘されていた。

 ジブリル氏自身は暫定政権の首相になるとみられている他、経済問題を担当する副大統領にはアリ・タルフニ(Ali Tarhuni)氏が就任するとの見方が強い。このほか、国防相にはウサマ・アルジュウィリ(Osama al-Juwili)氏、石油相にはアブデル・ラーマン・ビン・イェッザ(Abdel Rahman bin Yezza)氏の名前が取りざたされている。

 同国の最高指導者だったカダフィ大佐の故郷シルト(Sirte)やオアシスの町バニワリド(Bani Walid)では、依然としてカダフィ軍が投降を拒否しており、NTC軍とカダフィ軍との戦況は行き詰まっている。(c)AFP/Hassan El-Fekih

3051チバQ:2011/09/19(月) 20:14:37
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110919-OYT1T00534.htm?from=navr
仏大統領選、出たかった…IMF前専務理事

 【パリ=三井美奈】米ニューヨークで強姦未遂罪などで起訴された後、公訴が棄却されたドミニク・ストロスカーン前国際通貨基金(IMF)専務理事(62)が18日、フランスへの帰国後初めて民放テレビに生出演し、「(来年行われる)仏大統領選に立候補したかった。だが、すべて過去のことだ」と述べ、事件による政治的打撃を苦渋の表情で語った。


 事件については「道徳上の過ち」と認める一方、検察調書のコピーを振りかざして「暴行はなかった。(被害を訴えた女性に)傷痕や出血はなかったと記されている」「ワナの可能性がある」と訴えただけで、詳細への言及は避けた。司会者に逮捕時のことを聞かれると、目を閉じて沈黙し、「怖かった」と繰り返した。

(2011年9月19日19時19分 読売新聞)

3052チバQ:2011/09/20(火) 22:47:13
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110920/mds11092015320004-n1.htm
2候補接戦、治安に懸念 ザンビアで大統領選
2011.9.20 15:31
 アフリカ南部のザンビアで20日、大統領選が行われた。10人が立候補しているが、与党、複数政党制民主主義運動(MMD)の現職ルピヤ・バンダ氏と野党、愛国戦線(PF)のマイケル・サタ党首の事実上の一騎打ちとみられる。

 2人はムワナワサ前大統領の死去に伴う前回2008年の大統領選で大接戦を繰り広げ、選挙後にサタ氏支持者による暴動が起きた。今回の選挙も接戦とみられており、選挙後の治安への懸念が高まっている。

 バンダ氏の任期満了に伴う大統領選で、開票結果は数日以内に判明する見込み。

 選挙管理委員会によると、有権者は18歳以上の約520万人。大統領選と同時に議会選、地方選も行われた。(共同)

3053チバQ:2011/09/20(火) 22:50:42
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2829186/7800160
バーで銃乱射、36人死亡 政情不安のブルンジ
2011年09月20日 11:28 発信地:Gatumba/ブルンジ

【9月20日 AFP】ブルンジの首都ブジュンブラ(Bujumbura)近郊で18日夜、武装集団がバーを襲撃して客に発砲し、地元の知事によると少なくとも36人が死亡した。

 目撃者らによると、襲撃は約20分間続いた。生存者の1人は、「カラシニコフ銃や手りゅう弾を携えた数十人がバーになだれ込んできて、全員に伏せろと命じた後、発砲を始めた。軍服を着ている者もいた」と話した。

 ピエール・ヌクルンジザ(Pierre Nkurunziza)大統領は19日、事件現場を訪れ、3日間を服喪期間にすると発表。「大虐殺」の犯人たちを必ずつかまえ、裁きを受けさせると宣言した。

 一部の住民は、今回の襲撃が、フツ系反政府組織の解放国民軍(FNL)による、戦闘員殺害への報復である可能性を指摘した。バーがあるGatumba地区はFNLの拠点ともなっている。

 ブルンジでは、1993年に始まり30万人が死亡した内戦が2006年に終結後も、情勢は不安定だ。内戦当事者のFNLは09年に正規軍に統合されものの、昨年の大統領選で選挙不正を訴えて選挙をボイコットしたのを機に襲撃事件が急増し、内戦に逆戻りすることが懸念されている。一連の襲撃事件は、選挙ボイコット後に山中に潜伏したFNLのアガトン・ルワサ(Agathon Rwasa)議長が指揮していると見られている。

 ルワサ議長は前週、FNLの戦闘員100人以上を虐殺または拷問したとして、政府を非難する声明を出している。(c)AFP/Esdras Ndikumana

3054チバQ:2011/09/20(火) 22:57:52
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110919/mds11091921170005-n1.htm
リビア 42年ぶりの政治・社会活動 市民手探り
2011.9.19 21:13 (1/2ページ)

トリポリ中心部で、縁石のペンキを塗り直すボランティアの女性たち=8日(大内清撮影)
 42年間に及んだカダフィ大佐による絶対的な独裁体制が崩壊したリビア。この間、一度も選挙が行われず、言論や結社の自由などの権利を否定されてきた同国では、国民の大半が民主主義の未経験者だ。どうやって国造りを進めればいいのか。首都トリポリでは、多くの市民が、戸惑いながらも身近な社会活動に参加することで、その答えを探そうとしている。(大内清)

 トリポリ中心部で今月10日、反カダフィ派兵士による「祝砲」を批判する数十人の小さなデモが行われた。主催したのは3日前に設立されたばかりの市民団体「革命の若者たち」だ。

 リーダーの一人、サラーフ・ハンデルさん(32)は「率直に言って、民主化といってもピンとこない」と告白する。「でも、仲間は皆、新しいリビアに関わりたいとの気持ちが強い。だからデモで考えを伝えることにしたんだ」

 手分けして市内の病院で調査を実施したところ、8月下旬のトリポリ陥落後、落下してきた祝砲の弾によるとみられる死者が約100人に上ることが判明し、「革命の若者たち」設立後初めてのデモで、祝砲禁止を求めることを決めた。今後もテーマを変えながらデモを行うつもりだという。

 トリポリ市内では、行政の機能不全で滞っているゴミの回収や清掃に、自ら取り組む市民も増えた。その一人、高校教師のルワイダ・スウェイドさん(30)は「以前は、自発的に奉仕活動をしようとは思わなかった」と話す。

 「カダフィの特徴は国民を『愚民化』しようとしたことにある。市民活動のすべてを管理しようとした」。トリポリのファーテフ大学で法律学を教えるターヘル・イブラヒム氏(53)はこう分析。市民の間では政権崩壊後、前向きな意識の変化が生まれていると指摘する。

 一方で、反カダフィ派代表組織「国民評議会」内では、軍事部門の発言力が強まり、民主主義の推進にとり懸念を生みつつある。内戦中、地域や都市ごとに生まれた反乱軍は、大佐という共通の敵が弱体化した今、部隊間で新政権発足をにらんだ主導権争いを表面化させているとの見方があるからだ。各部隊は、武力を背景に政治力や利権を確保する一種の軍閥と化す恐れもある。

 国民評議会は、民主主義や政治・社会活動に関するセミナーを開くなど、国民の啓発に努めてはいるものの、武器を持たない一般国民の声はまだ弱々しいのが現実だ。

 それでもハンデルさんは「革命を守るために声を出し続けていく」と語る。「新生リビア」に向けた歩みは始まったばかりだ。

3055チバQ:2011/09/20(火) 23:04:32
>>3034>>3047>>3050
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110920-OYT1T00543.htm

カダフィ氏次男、バニワリードで目撃情報
【カイロ支局】リビアの反カダフィ派組織「国民評議会」幹部は19日、AFP通信に対し、最高指導者だったカダフィ氏の次男セイフ・イスラム氏が、カダフィ派の拠点である西部バニワリードで目撃されたことを明らかにした。


 この幹部はカダフィ氏本人もバニワリードに潜伏している可能性が高いとの見方を示した。

 一方、AP通信によると、国民評議会は同日、カダフィ派の別の拠点、南部サブハの空港と町の一部を制圧したと発表した。

(2011年9月20日11時54分 読売新聞)



http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011092000991
カダフィ大佐、南部サブハ潜伏?=リビア
 【カイロ時事】20日付のアラブ圏紙アッシャルク・アウサトは、リビア南部のオアシス都市サブハで元最高指導者カダフィ大佐を目撃したとの情報が寄せられたと報じた。
 目撃者は、大佐がサブハのアルマンシーヤ通りに滞在していると語った。目撃者が情報を伝えた在エジプト・リビア大使館当局者は、情報の確度は高いとみているという。(2011/09/20-21:19)


http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011092002000163.html
リビア 中部セブハ制圧 反カダフィ派
2011年9月20日 夕刊

 【カイロ=寺岡秀樹】リビアの反カダフィ派の軍報道官は十九日、カダフィ派の拠点の一つで、隣国ニジェールにつながる交通の要所、中部セブハの空港など主要地点を制圧したと発表した。ロイター通信が伝えた。

 カダフィ派の拠点の北中部シルト、北西部バニワリードではカダフィ派が激しく抵抗を続けており、セブハ制圧は、全土掌握を急ぐ反カダフィ派を勢いづかせそうだ。

 セブハは首都トリポリの南約七百七十キロに位置し、旧宗主国のイタリアが築いた要塞(ようさい)がある。同報道官は「空港と(要塞の)城郭を掌握し、われわれの旗がなびいている」と語った。カダフィ氏の側近らはセブハを通ってニジェールに逃げた。

 一方、カダフィ派の報道官が十八日、「フランス、英国人の技術専門家を含む反カダフィ派の外国人ら十七人をバニワリードで拘束した」と発言したことについて、反カダフィ派の軍報道官は「(バニワリードには)英国やフランス人の捕虜はいない」と語った。

3056チバQ:2011/09/20(火) 23:14:21
ムスタファ・アブドルジャリル(Mustafa Abdel Jalil)

>>2142
>アブドルジャリル司法書記(法相)も21日までに、政権の「武器の過剰使用」に抗議し辞任した。
>>2209
> 内乱状態が広がるリビア情勢で、同国第2の都市ベンガジを拠点とする反政府勢力の情報筋は、同勢力がアブドルジャリル前司法書記(法相)を指導者に選出したと述べた。


マハムード・ジブリル(Mahmud Jibril)
>>2397
>リビア東部ベンガジに拠点を置く反体制派「国民評議会」の報道官は23日、カダフィ政権が崩壊した場合、同評議会の外交部門を統括するマフムード・ジブリル氏を暫定首相とする方針を表明した。
>ジブリル氏は、米国で教育を受けた国際派知識人とされ、今月半ばにはパリでサルコジ仏大統領やクリントン米国務長官らと相次いで会談している。

3057チバQ:2011/09/20(火) 23:16:33
>>3044>>3049
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110920-00000088-san-int
海賊党が大躍進 ベルリン市議会選 15議席獲得見通し
産経新聞 9月20日(火)7時55分配信

 ■ファイル交換、CD違法コピー合法化訴え

 【ロンドン=木村正人】ドイツの首都ベルリン特別市(州と同格)議会選(定数141)が18日投開票され、反原発を掲げる90年連合・緑の党を上回る勢いでインターネット上のファイル交換や海賊版CDの合法化を主張する海賊党が大躍進した。ドイツの州議会レベルで海賊党が5%の最低ラインを越えて議席を獲得するのは初めて。

 ドイツ公共放送ARDによると、海賊党の得票率は8・9%に達し、一気に15議席を獲得する見通し。

 東日本大震災による福島第1原子力発電所事故以降、支持率を伸ばす緑の党の得票率は17・6%で前回より7議席増の30議席。海賊党に票が流れたとされる。

 社会民主党(SPD)は議席を減らしたが、ベルリン特別市で第一党の座を維持し、緑の党と市政での連立交渉に入る見通し。

 海賊党の名は違法コピーされたCDなどの海賊版に由来し、2006年にスウェーデンで設立。欧米を中心に60カ国に広がるが、連携は緩やかだ。私的目的でのコンテンツのコピーやネット空間のプライバシー保護を主張しており、スウェーデンでは2人が欧州議会議員に選出されている。

3058チバQ:2011/09/20(火) 23:32:03
ロシアの政党とか・・・


統一ロシア:>>394これはそもそも「プーチン与党」として99年に作られた「統一」と、ルシコフ・モスクワ市長をリーダーとする「祖国・全ロシア」が、2001年に合同してできた政党
>>1685 ソ連崩壊後の1992年から市長としてモスクワの利権を握ってきたルシコフ氏は、今夏の記録的猛暑で深刻化した森林火災によるスモッグ被害のさなかに国外で休暇をすごすなどして大統領の不興を買い、メディアの批判も強まっていた。大統領が優先課題に掲げる経済の「現代化」にも支障があると判断された。

共産党:野党第1党
公正ロシア:>>2641ミロノフ氏はプーチン首相の大統領時代に「大統領の盟友」といわれ政界での影響力を拡大。しかし、今年12月の下院選を控えて首相が党首を務める統一ロシアとの対立を深め、先月18日に選出元のサンクトペテルブルク市議会でリコールが成立、上院での議席と議長職を失った。
自民党:親政権極右
ヤブロコ:リベラル野党
正義:>>3041正義党は、強権体質に不満を募らせる企業家や都市若年層などリベラル層をつなぎ留めるため、政権がテコ入れした「準与党」。億万長者で「ロシア一のプレイボーイ」とも評されるプロホロフ氏を党首に据え、選挙戦の「台風の目」とする狙いだった。ところがプロホロフ氏は、最大政党の議席制限や反体制運動家の取り込みなど、政権の意向に反する方針を打ち出した。

3059チバQ:2011/09/20(火) 23:34:27
>>3032-3033
http://www.asahi.com/international/jiji/JJT201109200112.html
安保理での支持獲得難航か=パレスチナの国連加盟2011年9月20日20時6分
 【エルサレム時事】イスラエルのハウザー内閣官房長は20日、パレスチナが国連加盟を申請しても、国連安保理で必要な賛成9票を得られずに否決されるとの見方を示した。イスラエルのメディアが伝えた。

 国連への加盟は、安保理で理事国15カ国中9カ国以上の賛成があり、かつ、常任理事国が拒否権を行使しなかった場合に国連総会へ勧告される。米国は拒否権行使を辞さない構えだが、パレスチナを支援するアラブ諸国の反発をかわすため、拒否権を行使せずに申請を葬るシナリオを描き、理事国への働き掛けを強めているとみられる。 


[時事通信社]


http://www.asahi.com/international/update/0920/TKY201109200106.html
2011年9月20日12時23分
パレスチナ、国連加盟申請巡り神経戦 イスラエルや米と
 ニューヨークを訪問しているパレスチナ自治政府のアッバス議長が19日、国連本部で潘基文(パン・ギムン)事務総長と会談し、23日に国家としてのパレスチナの国連加盟を申請すると正式に伝えた。イスラエルと米国はパレスチナ側に思いとどまらせるよう外交攻勢を強め、神経戦が続いている。

 アッバス氏と潘氏の会談は非公開。国連によると潘氏は、パレスチナとイスラエルが二つの国家として共存することを支持すると改めて表明し、中断している両国の和平交渉再開に向けて「両当事者と国際社会は何らかの道筋を見つけることができる」と強調したという。

 イスラエルのネタニヤフ首相は19日、アッバス氏に対し、国連総会中にニューヨークでの交渉再開を呼びかける声明を発表。「交渉はエルサレムや(パレスチナ自治区の)ラマラでも続くだろう」とし、パレスチナ側に国連で「国家樹立宣言」をせず、国境などを確定する直接交渉の席に着くよう求めた。

3060チバQ:2011/09/21(水) 00:21:30
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/disaster/2829361/7804165
インド・シッキム州、道路寸断で地震の救助隊が立ち往生 各国の死者83人に
2011年09月20日 21:46 発信地:PHINGLA/インド

【9月20日 AFP】インド北東部シッキム(Sikkim)州とネパールの国境付近で18日に起きたマグニチュード(M)6.9の地震の救助隊が被災地に向かっているが、行方不明者の捜索を開始する以前に、山間部の被災地にたどり着くことが緊急の課題になっている。一方、この地震による死者は各国で計83人になった。

 救助隊や医療チーム、緊急物資を乗せた車列は20日夜明け、シッキム州の州都ガントク(Gangtok)を出発した。だが、道はもともと細い上に損傷がひどく、車列はほとんど進めなかった。救助隊は、爆発物を扱う軍の工兵部隊の支援を受けて地震で寸断された被災地への陸路を通行できるようにする作業を行った。

 救助隊は最も被害が大きかった約60キロ先のマンガン(Mangan)地区とサンタン(Sangthan)地区を目指したが、出発後まもなく、巨大な岩石で道路が寸断されたピングラ(Phingla)の町付近で先に進めなくなった。

 軍の工兵部隊が岩に爆発物を設置するための穴を開け、最も大きな岩石の爆破に取り組む中、生死不明の親族のもとへかけつけようと取り乱す人びととともに、救助隊員は苛立ちを抱えながら待つしかなかった。

 ある工兵は、AFPに対し、震源付近の被災地までの道路の全行程を通行できるようにするには最大48時間かかる可能性があると述べた。

■被災地へのヘリ輸送が再開

 一方、モンスーンの降雨が一時的に収まったことから、豪雨と低い雲により19日にはほとんどできなかったヘリコプターの飛行が再開された。

 空軍幹部は、食料と医師と救急医療隊員を含む少人数の医療チームが、マンガン地区とサンタン地区に空中投下されたと語った。

 シッキム州の建物倒壊と地滑りによる死者数は50人のままだが、インドのR・K・シン(R.K. Singh)内相は、辺境の村々に救助隊員が到達した後に死者数が増える可能性があると警告した。また、当局者によるとシッキム州各地の病院でおよそ300人が治療を受けている。

 すでに5000人以上の兵士が、道路の啓開と救助活動支援のため動員された。インドPTI通信(Press Trust of India)によると、トレッキングをしていた15人を含む観光客26人が救助され、安全のため軍の野営地に移送された。

 シッキム州には年間100万人の観光客が訪れる。人口50万人のシッキム州では州民の約60%が生計を観光業に頼っていると推計されている。

■ネパールとチベットで死者

 ガントクでは、地震で自宅が破損した住民が、屋外での2日目の夜を過ごした。住民の多くは夜をサッカー場で過ごし、ゴールポストにビニールシートをかぶせ、テラスで睡眠をとった。

 またネパール東部では8人が死亡し、住宅数百戸が損壊した。ネパールでも、雨と地滑りにより高速道路が寸断されており、救助隊員らはインドと同様の問題に直面している。

 インド東部のビハール(Bihar)州と西ベンガル(West Bengal)州では18人が死亡。中国国営新華社(Xinhua)通信によるとチベット(Tibet)自治区南部のインド・シッキム州と国境を接する一帯で7人が死亡した。(c)AFP/Rupam Jain Nair

3061チバQ:2011/09/21(水) 23:17:19
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110921/erp11092120520007-n1.htm
露のナンバー3に初の女性 上院議長、帝政後最高位
2011.9.21 20:51

ロシアの上院議長に選出されたマトビエンコ氏(ロイター=共同)
 ロシア上院は21日、サンクトペテルブルク前市長のワレンチナ・マトビエンコ議員(62)=女性=を議長に選出した。上院議長はメドベージェフ大統領、プーチン首相に次ぐ国家ナンバー3。

 帝政ロシアでは女帝エカテリーナ2世が君臨したことがあるが、ソ連時代以降では女性最高位。マトビエンコ氏は就任演説で「上院の権威を国内外で高めるため、最善を尽くす」と述べた。

 同氏はウクライナ出身。レニングラード化学製薬大を卒業後、ソ連共産党の地方幹部に。ギリシャ大使、副首相、北西連邦管区大統領全権代表などを経て、2003年から今年8月までサンクトペテルブルク市長を務めた。

 市長時代にトヨタなどの大企業を誘致、同市で開催された2006年の主要国(G8)首脳会議の成功に貢献した。マトビエンコ氏は首相が率いる最大与党「統一ロシア」に所属。(共同)

3062チバQ:2011/09/21(水) 23:18:18
>>3059
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110921/mds11092121030004-n1.htm
パレスチナ“国家”申請、崖っぷちの妥協案模索 米大統領、直接説得へ
2011.9.21 21:02 (1/2ページ)
 【ニューヨーク=犬塚陽介】パレスチナ自治政府が国連総会で事実上の国家承認を申請する意向を示している問題で、米政府など関係国が土壇場での妥協案を模索している。複数の米メディアは、パレスチナ側に国連安保理への加盟申請を認めた上で、米国の拒否権行使を回避するため、採決を少なくとも1年延期し、その間に多国間交渉を再開する新提案を検討していると報道。21日にはオバマ米大統領がイスラエルのネタニヤフ首相、パレスチナのアッバス議長と相次ぎ会談し、最後の説得工作に乗り出す。

 妥協案は中東和平を仲介する米国とロシア、欧州連合(EU)、国連の4者(カルテット)がパレスチナ、イスラエルの双方と協議を重ねている。

 現時点でパレスチナの安保理への加盟申請を阻止するのは困難との認識から、4者は申請書の提出を認めた上で、アッバス議長に決議採択の大幅な延期を了承させる。

 AP通信によると、4者は申請提出と同時に声明を発表し、その後の1年でイスラエルとパレスチナの双方に合意すべき枠組みを提示。イスラエルにはオバマ大統領が5月に示した1967年の第3次中東戦争以前の境界と双方の合意に基づく領土交換を前提に国境画定の交渉を求めることを柱とする。

 妥協案は安保理への申請を可能にすることでパレスチナのメンツを立て、採択を回避することでイスラエルと米国の孤立化を避ける折衷案となっている。

 パレスチナとイスラエルが受け入れるかは不明だが、CNNテレビ(電子版)は複数の協議筋の話として、双方が提案を真剣に検討していると伝えた。

 米国は20日夜、当初の予定になかったオバマ大統領とアッバス議長が21日に会談すると発表。ローズ大統領副補佐官は「国連での行動がパレスチナ国家樹立の手段ではないことを大統領は直接説明するだろう」と説明した。

 これに先立つ21日午前、オバマ大統領は国連総会で演説し、イスラエルとパレスチナの2国家共存は当事者同士の直接交渉しかないと述べ、双方に交渉の席に着くよう訴える。

 直後にはネタニヤフ首相と会談し、難色を示している“オバマ提案”に基づく国境画定協議の受け入れを強く求める方針だ。

 また、オバマ大統領は国連総会での演説で、エジプトなどの民主化を称賛。特に国際社会が結束し、反体制派の虐殺阻止からカダフィ政権崩壊に追い込んだリビア情勢を理想的な国際社会の行動と位置づけ、さらなる結束を求めていく。

3063チバQ:2011/09/21(水) 23:19:43
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110921-OYT1T00248.htm
パレスチナ国連加盟、採択回避の「作戦」は

 【ワシントン=山口香子】オバマ米政権は、パレスチナ自治政府の国連加盟申請を食い止める懸命の外交努力を続けている。


 加盟申請があれば、中東和平交渉でイスラエルをさらに強硬姿勢に追いやることは確実だ。米国は、加盟申請が出された場合は安全保障理事会常任理事国として拒否権を行使すると明言している。だが、もしそうなれば「中東和平の公正な仲介役」を放棄したと受け止められ、アラブ世界で米国の信用が失墜。中東民主化支援を掲げるオバマ大統領の信頼にも傷が付く。拒否権を発動する事態は何とか回避したいのが本音だ。

 クリントン国務長官は19日、ニューヨークで記者団に、「(パレスチナとイスラエル)2国家共存の道は交渉しかない」と述べ、パレスチナ国家はイスラエルとの直接交渉を通じてのみ樹立されるべきだとの米国の立場を改めて強調した。その上で、パレスチナのアッバス議長が加盟申請提出を予定している23日までの間、関係各国と密接な協議を続けると述べた。

 米CNNテレビによると、米国などはパレスチナの加盟申請を阻止できなかった場合に、安保理での採択を避ける方法を探っている。

 報じられた内容は、加盟申請提出と同時に、中東和平を後押しする4者(米国、ロシア、欧州連合=EU、国連)が安保理に対して直接和平交渉の再開に向けた枠組みを提示し、その提案に関する協議の時間が必要との名目で、加盟申請の採択を遅らせるというもの。

 4者の代表は、18日以降連日協議を重ねており、声明内容についての詰めの作業を急いでいる。クリントン長官も、18日にEUのアシュトン外交安保上級代表、19日にはロシアのラブロフ外相と会談。採択回避の「作戦」への同調を求めた模様だ。

(2011年9月21日11時47分 読売新聞)

3064チバQ:2011/09/22(木) 22:34:48
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110922/mds11092221490005-n1.htm
パレスチナ国連加盟問題、英仏苦悩 「オブザーバー国家」模索
2011.9.22 21:49
 【ロンドン=木村正人】米国がパレスチナの国連加盟申請に拒否権を行使すると表明したことで、安保理常任理事国の英仏両国は、国連総会でパレスチナをバチカンと同じ「非加盟のオブザーバー国家」として承認することが可能か水面下で懸命の調整を続ける。英国は、中東和平交渉を脅かすいかなる行動も支持しない方針だが、対米関係と中東民主化の双方に配慮せざるを得ないジレンマから、明確な姿勢を示せないでいる。

 英仏両国は、リビアへの軍事介入を主導し、カダフィ政権崩壊に大きな役割を果たし、「アラブの春」と呼ばれる中東の民主化を支援する姿勢を国際社会に印象づけることに成功した。

 政治リスクを賭して得た外交上の資産を台無しにしないためにも、安保理で米国と同じ拒否権行使という選択肢は取れない。できれば棄権も避けたいのが両国の本音だ。パレスチナの国家承認に正面から反対すれば、中東の民主化勢力の反発を招きかねないからだ。

 このため、サルコジ大統領は国連総会の演説で、米国がパレスチナの国連加盟申請に拒否権を行使すれば流血の事態を引き起こす恐れがあると警告し、パレスチナのオブザーバーとしての地位を現在の「機構」から「国家」に格上げすることを求めた。

 しかし、英国は、キャメロン首相が対米関係を重視する姿勢から「和平交渉を通じた2国家共存」を支持し、パレスチナ支援を明確にすべきだというクレッグ副首相やヘイグ外相と意見が対立しているとされる。

 ジレンマに陥った英国は米国の孤立化を防ぐ意味でも、オブザーバー「国家」の承認を求める決議案に(1)パレスチナ側が正式な国連加盟申請を取り下げる(2)パレスチナが無条件で和平交渉のテーブルに戻る(3)イスラエルを法的に追い詰めない−という3条件を盛り込むよう、ギリギリの外交努力を続けている。

3065チバQ:2011/09/22(木) 22:35:37
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110922/amr11092221480009-n1.htm
パレスチナ国連加盟問題、説得は平行線 米「拒否権」表明 求心力に衰えも
2011.9.22 21:48 (1/2ページ)
 【ニューヨーク=犬塚陽介】オバマ米大統領は21日、ニューヨークでパレスチナ自治政府のアッバス議長と会談し、国家としての国連加盟申請に踏み切れば、拒否権行使も辞さない姿勢を直接伝えた。パレスチナ側は方針変更を拒否したもようで、23日に正式申請する可能性が高まった。国際世論をまとめられず、長年中東和平を主導してきた米国の深刻な求心力低下が懸念されている。

 オバマ大統領は21日の国連総会で、イスラエルとの直接交渉なしにパレスチナ国家を樹立する「近道はない」と演説。アッバス議長にも同様の意見を述べ、加盟申請の撤回を迫った。

 だが、ローズ米大統領副補佐官は会談後の記者会見で、「アッバス氏の(加盟申請の)意向は明確だった」と述べ、実質的な進展がなかったことを示唆した。AP通信によると、アッバス議長はオバマ大統領に、現時点では米国や欧州連合(EU)などが模索する妥協案の受け入れも難しいと伝えたという。

 パレスチナ側が強硬姿勢を貫く背景には、オバマ政権が中東和平の推進を強く打ち出しながら、結果的に何の進展もなかったこの1年へのいらだちがある。

 オバマ氏は昨年9月の国連総会演説で、1年以内の和平合意を目指し、次の国連総会でパレスチナを「新たな加盟国」として迎えたいとの意向を表明した。

 だが、パレスチナが停止を求める占領地でのイスラエルの入植活動で、オバマ政権はネタニヤフ政権の説得に失敗。和平交渉も中断を余儀なくされた。パレスチナ自治政府のナビル・シャース氏は、オバマ氏の21日の演説にも「入植活動への言及は一つもなかった」と失望感をあらわにした。

 米国のみが仲介する交渉の限界を指摘する声も高まり、サルコジ仏大統領がパレスチナのオブザーバー「国家」への格上げを求める新提案を行ったこと自体、米国の指導力の低下の表れとも受け止められている。22日付の米紙ニューヨーク・タイムズは「米国は何十年も務めてきた中東和平の考案者の地位を分担するか、明け渡さねばならない可能性に直面している」と指摘した。

3066チバQ:2011/09/22(木) 22:44:17
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110922-00000001-mai-int
<イエメン>「破綻」の道を歩む恐れ 三つどもえの権力闘争
毎日新聞 9月22日(木)0時37分配信

 【カイロ和田浩明】サレハ大統領の退陣を巡る交渉が権力闘争に発展し、武力対立が激化しているイエメンは、もともと治安面で“三重苦”に直面していた。国際テロ組織アルカイダと関係のある「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」が活動し、北部ではイスラム教シーア派の一派ザイド派が中央政府と武力衝突を続け、南部には分離独立を求める勢力も残る。権力闘争がエスカレートすれば、市民の犠牲はさらに拡大し、イエメンはソマリアと同様に「破綻国家」の道を歩む恐れがある。

 オバマ米大統領も21日、米ニューヨークであった国連総会の一般討論の演説でイエメンを名指しで非難。「市民への連帯」を強調したが、アフリカ最大の産油国リビアと異なり、国際社会は介入に消極的だ。

 現地からの情報では、大統領の治安部隊と反大統領側となった離反部隊の戦闘は、市街地で続き、子供を含む多くの市民が巻き添えとなっている。

 インターネットの動画サイトには、デモ隊参加者とみられる損傷のひどい遺体の画像が掲載され、交戦の激しさをうかがわせる。病院のベッドには男児が横たわり、血のにじんだ包帯を頭部にまかれ、医師の診察を受けていた。

 権力を巡って突発した戦闘は、軍隊による正規戦だ。

 大統領派部隊は、サレハ氏のおいヤヒヤ氏が指揮する中央治安部隊や、長男アフマド氏が率いる精鋭の共和国防衛隊が中心。反大統領派軍部隊は、サレハ氏から3月に離反した第1機甲師団司令官のアリ・モフセン氏が指揮している。さらに、実業家で有力部族長のハミド・アフマル氏も、サレハ氏に対抗して配下の武装部族民を動員し、三つどもえの戦いの様相だ。

 背景は、サレハ氏が6月の大統領府を標的にした暗殺未遂事件で重傷を負い、隣国サウジアラビアの首都リヤドで療養中であることだ。ハディ副大統領がこのほど大統領職代行となり、「権力の真空」が生じた。

 イエメンで高まるサレハ氏退陣要求を受け、サウジが主導する湾岸協力会議(GCC)は欧米と共に、権力移譲と引き換えの訴追免除や民主的選挙実施を含む調停案を提示したが、サレハ氏は3度にわたり拒否している。

 サレハ氏は12日になってハディ氏に調停案を基に反大統領派と交渉・署名する権限を与え、リヤド入り後初めてアブドラ・サウジ国王と会談。国王は調停案受け入れを強く要求した。

 しかし、サレハ氏は、長男アフマド氏を国防相として新政府入りさせることを要求。反大統領各派は強く反発し、戦火は拡大の一途をたどっている。

3067チバQ:2011/09/22(木) 22:45:58
>>3018
http://www.jiji.com/jc/p?id=20110922112649-14123967
労働党党首にヤヒモビッチ氏

イスラエルの中道左派野党・労働党は21日、党員による党首選挙の決選投票を行い、女性のシェリー・ヤヒモビッチ氏(写真=12日撮影)が元党首のアミール・ペレツ氏を下し、当選した。同党の女性党首は2人目 【AFP=時事】

3068チバQ:2011/09/22(木) 22:50:44
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011092102000037.html
大統領側近に関与疑惑 19人逮捕 イランで巨額詐欺
2011年9月21日 朝刊

 【カイロ=今村実】イランで銀行から二十六億ドル(約二千億円)をだまし取る事件が発覚し、司法当局は二十日までに十九人を逮捕した。同国各メディアによると、詐取額は史上最高で、アハマディネジャド大統領の側近関与の指摘もあり、政権を巻き込んだ一大スキャンダルに発展しつつある。

 詐取事件の犯行グループは、国有企業などの買収を企て、偽造文書を使ってイラン大手の金融機関から入手した信用状を悪用、現金引き出しを繰り返していたとされるが、詳細は明らかになっていない。今後も逮捕者が出る可能性が高い。

 アハマディネジャド大統領に批判的な元閣僚は「このような大掛かりな詐欺事件が起きた背景には、政府高官の関与があるはずだ」と指摘。一部の保守強硬派メディアは、大統領側近で後継者とされたモシャイ前大統領府長官が絡んでいるとみている。

 イランは今春以降、大統領と最高指導者ハメネイ師の確執が表面化。同じ保守派内で議会選や大統領選をにらんだ権力闘争が激化しており、反大統領派による“モシャイ氏降ろし”が続いてきた経緯がある。今回の事件は政争の大きな焦点となりそうだ。

 別のメディア関係者によると、詐取金の一部が選挙運動に流用された可能性があるという。大統領の政敵であるラリジャニ国会議長は、議会内に問題調査のため委員会を設置したと明らかにした。議会が、関係閣僚や中央銀行の総裁を召喚したとの情報もある。

 一方、ホセイニ経済財務相は「資金は全額返還される」と強調。大統領は「私の政権は史上、最もクリーンだ」と述べ、司法当局に捜査を促すなど火消しに躍起になっている。

3069チバQ:2011/09/22(木) 22:52:14
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110921-00000025-mai-int
<AU>反カダフィ派を承認
毎日新聞 9月21日(水)11時23分配信

 【ヨハネスブルク高尾具成】アフリカ連合(AU)は20日、リビアの反カダフィ派「国民評議会」を正式な政府と承認した。AFP通信によると、現AU議長である赤道ギニアのヌゲマ大統領が、リビア支援国会合が開催されたニューヨークで、国民評議会承認の声明を出し、「AUはリビア再建を支援する準備がある」と述べた。

 リビア情勢の解決に向けてAU代表団を率いてきた南ア政府によると、評議会は今月5日、AUに対し▽リビアはアフリカの一員である▽国家統合を優先し、すべてのリビアの利害関係者をまとめる▽アフリカ系移民を含む、全外国人労働者を保護する−−ことを文書で確約した。

 AUは「リビア人自身の対話による解決」を掲げ、ズマ南ア大統領を中心に4月と5月、トリポリでカダフィ大佐とも直接協議した。北大西洋条約機構(NATO)主導の空爆の停止も求め、独自の解決策を探ってきた。

 8月末までにAU加盟の十数カ国が評議会を独自に承認していたが、AUとしての承認は見送られていた。02年のAU創設を主導し、石油マネーを背景にAUへの資金拠出や加盟国支援を続けてきたカダフィ大佐に対する恩義から、AUは中立的立場を崩すことに難色を示していた。

3070チバQ:2011/09/23(金) 17:27:38
>>3052
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110923/mds11092315130002-n1.htm
野党党首が大統領選勝利 ザンビア、暴動で死者も
2011.9.23 15:13
 アフリカ南部ザンビアの選挙管理委員会は23日未明、20日に投票が行われた大統領選で野党、愛国戦線(PF)のマイケル・サタ党首が現職のバンダ大統領ら9人の他候補を破って当選したと宣言した。AP通信などが伝えた。

 一方、選管の開票作業が遅れたことなどから、サタ氏の支持者が多い同国北部で22日、暴動が発生、死者が出たとの報道もある。

 選管によると、開票率約95%の段階で、サタ氏の得票率は約43%、バンダ氏は約36%。有権者は18歳以上の約520万人。(共同)

3071チバQ:2011/09/23(金) 17:33:58
http://www.afpbb.com/article/politics/2829908/7744974?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
エジプト、「ムバラク政権崩壊で軍政長期化」の矛盾
2011年09月23日 08:28 発信地:カイロ/エジプト

【9月23日 AFP】民主化を求める抗議行動によって、エジプトで30年に及んだムバラク政権が転覆するには18日しかかからなかったが、2月の同政権崩壊以降、暫定統治を行っているエジプト軍最高評議会と別れを告げるには、少なくとも18か月はかかりそうだ。

 エジプト軍最高評議会は今週、大統領選挙を実施するまでは権限移譲を行わないと発表した。示された日程によると、権限移譲は2012年8月以降ということになる。

 選挙委員会の委員長が示した計画では、3段階に分けた議会選が11月21日に始まり、1月3日に終了する。その後、上院選が1月22日に始まり、3月4日に終了する。

 この上院選の後に、ホスニ・ムバラク(Hosni Mubarak)前大統領の追放後、懸案になっていた改憲案の策定を改憲委員会が行う。この作業は半年を要し、軍最高評議会では、その後に新大統領を選ぶ選挙を実施するとしている。

 2月の民主化要求デモで機動隊や政権側の暴徒たちに立ち向かった大勢の勇敢な民衆のうち、ムバラク政権の崩壊が軍政の長期化を招くことになると予想した者は多くなかっただろう。

■各方面の思惑が絡んだプロセス遅延

 しかし、匿名のある軍高官は、ムハンマド・フセイン・タンタウィ(Muhammad Hussein Tantawi)氏が議長を務めるエジプト軍最高評議会だけが民主化プロセスの遅れについて責めを負うべきではないと主張した。「選挙を遅らせよという多くの要求があったし、治安情勢も安定していない」

 エジプトでは今も散発的に暴動が起こっている。9月に入ってからも、イスラエル大使館にデモ隊が乱入して警官隊と衝突し、死者が出る事態となった。また、警察自体、2月の民衆蜂起から立ち直っていない。

 先の軍高官によると、議会選と上院選を分けることは今月に入ってから決定されたことで、これにより権限移譲はさらに先送りされるが、これは同時選挙を行った場合の監視要員が足りないからという理由で、裁判官らから要請があったためという。
 
 権限移譲プロセスは、数々の活動家グループや政党によるさまざまな要求に悩まされてきたが、軍や実質的な暫定政権である軍最高評議会の反応によっても同じように攪乱されてきた。

 ムバラク追放を果たしたデモ参加者は、「ムバラクからタンタウィに入れ替わっただけじゃないか」とのスローガンを叫び、今度は軍最高評議会に対するデモを行っている。

 一方で世俗的な団体の多くは議会選の遅れを望んでいる。彼らよりも組織化され、資金力もあるイスラム団体が、議席をさらってしまうことを恐れているのだ。政界周辺が権限移譲に関する合意形成を回避している中、エジプトで最も組織化された団体であるイスラム原理主義組織ムスリム同胞団(Muslim Brotherhood)は早期の議会選実施を求めている。

 アル・アハラム政治戦略研究所(Al-Ahram Centre for Political and Strategic Studies)のアナリスト、ナビル・アブデル・ファタハ(Nabil Abdel Fatah)氏は言う。「対立し合う要求が存在している。権限移譲の明確なロードマップが欠如しているからだ」(c)AFP/Samer al-Atrush

3072チバQ:2011/09/23(金) 17:36:08
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4833830.html
英自民党、財政再建策で苦境に
 日本と同じように巨額の負債を抱えるイギリスでは、ひと足先に、国民に負担増を求める財政再建を進めています。しかし、そのために、基本路線を変えた与党・第二党の自民党は、支持率が低迷し、苦境に立たされています。

 イギリス政府の歳出カットによる国民負担の増加で厳しい立場に置かれているのが、去年、保守党と連立政権を組んだ自民党です。自民党は社会的弱者の保護を基本路線としてきましたが、保守党に従う形で大学の学費値上げや福祉予算カットなどの財政再建策に賛成した結果、5月の地方選挙で現有議席の40%を失う大敗を喫しました。

 「政権入りした結果、これほど苦しむとは予想していませんでした」(自民党 クレッグ党首・副首相)

 しかし、政府の借金が110兆円を超える中、財政再建は避けては通れません。副首相を務めるニック・クレッグ党首は、こう理解を求めました。

 「痛みを伴う歳出削減策は非常に難しい決断でした。簡単ではない決断、しかし正しい道です」(自民党 クレッグ党首・副首相)

 党大会では、富裕層への課税を強化すると発表するなど、党の色である社会的公正を強調しましたが、会場には空席も目立ちました。

 イギリス自民党の現状は、日本の政党もいずれ正面から取り組むことになる財政再建という課題の難しさを浮き彫りにしています。(23日04:23)

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3073チバQ:2011/09/23(金) 17:41:00
>3040-3041>>3058
http://www.worldtimes.co.jp/w/rosia/rosia2/kr110922.html
与党系政党で内紛、党首を解任
 12月の下院選で与党系を圧勝させるため、クレムリンが描いてきたシナリオに狂いが生じている。与党「統一ロシア」を補完するリベラル派準与党「右派事業」のプロホロフ党首が、クレムリンの意向に従わず反政権運動家と連携したため、解任されたのだ。与党系が優位であることに変化はないが、プロホロフ氏が起こした波紋の広がりに、クレムリンは神経を尖らせている。
(モスクワ支局)
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クレムリンのシナリオに狂い
プロホロフ氏、反政権派との共闘を宣言
リベラル政党「正義」大富豪党首を解任されたプロホロフ氏(中央)=15日、モスクワ(AFP=時事)
 エリツィン時代に40余りを数えたロシアのリベラル派政党(公式登録政党)は、2000年からのプーチン政権8年間を経て七つに減少した。07年下院選で小選挙区制が廃止され完全比例代表制に移行し、議席獲得に必要な得票率が7%に引き上げられた結果、リベラル派政党はすべての議席を失った。
 小選挙区廃止により、リベラル派政党の党首などが自らの力によって議席を獲得する道が塞がれた。

 議席を失ったリベラル派政党の財政事情は悪化し、公式登録されたリベラル派政党は、すべてクレムリンのコントロール下に置かれた。かつて脚光を浴びたリベラル派党首・政治家らの多くは政界から去った。例外はネムツォフ元第1副首相やカシヤノフ元首相らごくわずかだが、彼らも時たまマスコミに取り上げられる程度で、政治への影響力はない。

 現在の下院では、プーチン首相が党首を務める「統一ロシア」が絶対多数を占め、残りの議席をロシア共産党、自由民主党、公正なロシアが分け合う。自由民主党、公正なロシアはクレムリン系だ。そして、今年末の下院選で議席獲得が確実視されるのは、統一ロシア、ロシア共産党、自由民主党の3党である。

 このため、国民の間では、選挙は前もってクレムリンが決めた結果を承認するセレモニーにすぎない、とのしらけムードが漂う。さまざまな世論調査でも、選挙への無関心が裏付けられている。

 下院選の投票率が大幅に低下すれば、次期政権の正統性に傷を付けることにもなりかねない。このためクレムリンは、かつて議会から追い出したリベラル派政党を復活させ、特に「しらけムード」が漂っている都市部の若年層や企業家を引き寄せる作戦に出たのだ。

 それが、事実上の休眠状態にあったリベラル派政党3党を合流させた「右派事業」の創設だ。党首には、大富豪で米プロバスケットボール「ネッツ」のオーナー、204センチの長身で「ロシア一のプレイボーイ」とも呼ばれるミハイル・プロホロフ氏(46)を据えた。無論、背後でクレムリンがコントロールし、「右派事業」を「統一ロシア」を補完する準与党とする計画である。

 誤算は、プロホロフ氏がクレムリンの意のままにはならない硬骨漢だったことだ。麻薬対策などに尽力し、政権に対立してきたエフゲニー・ロイズマン前下院議員を「右派事業」から立候補させようとしたが、クレムリンがこれを阻止したことを受け、「ロイズマン氏とともに選挙に臨む以外の選択肢はない」と宣言したのだ。

 ロイズマン氏は03年下院選挙で、無所属で立候補し小選挙区で当選したが、07年下院選(小選挙区は廃止)では、クレムリンの圧力により所属政党(公正なロシア)は、ロイズマン氏を候補者名簿から除外した。ロイズマン氏に共鳴するプロホロフ氏は7月、同氏を「右派事業」に招いた。

 さらにプロホロフ氏は「政治プロセスを操っている人間がいる」として、灰色の枢機卿と呼ばれるスルコフ大統領府第1副長官の解任を要求するなど、クレムリンの逆鱗に触れる主張を行い、15日に開かれた「右派事業」大会で、党の「主流派」により解任されたのだ。

 プロホロフ氏が今後、新たな政党を登録し12月の下院選に立候補できる可能性はまずない。時間がない上、クレムリンが政党登録を承認することもないだろう。

 しかしプロホロフ氏は、クレムリンの言いなりにはならない男としての名声を得た。今後の展開を予測することは困難だが、クレムリンが警戒を強めていることは間違いない。

3074チバQ:2011/09/23(金) 17:42:57
>>3066
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-23324020110923
イエメン大統領が3カ月ぶりに帰国、国内対立激化の恐れ
2011年 09月 23日 16:58 JST
 [サヌア 23日 ロイター] イエメンの国営テレビは23日、6月に反体制派の攻撃を受けて負傷し、サウジアラビアの病院に入院していたイエメンのサレハ大統領が同日帰国したと伝えた。大統領が同国に戻るのは約3カ月ぶり。
 国営テレビは「サレハ大統領が、サウジアラビアの首都リヤドでの3カ月以上にわたる治療を終え、今朝イエメンに無事帰国した」と報じた。

 イエメンの首都サヌアでは今週に入り、政府軍とデモ隊との衝突が激化、過去5日間で100人以上が死亡している。大統領の帰国で、対立がさらに激しさを増すとみられる。


http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011092300329
サレハ大統領が帰国=国内対立深刻化へ−イエメン
 【ドバイ時事】イエメン国営テレビは23日、6月の暗殺未遂事件で重傷を負い、サウジアラビアで治療していたサレハ大統領が同日、イエメンの首都サヌアに戻ったと報じた。大統領が帰国するのは約3カ月半ぶり。
 1月から反体制デモが続くイエメンでは、今月18日から治安部隊とデモ隊の衝突が再燃し、約100人が死亡した。大統領の帰国により、辞任を求める反体制派のデモ激化など国内対立が深刻化するのは必至だ。(2011/09/23-15:36)

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3075チバQ:2011/09/23(金) 17:44:00
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110923/mds11092311160001-n1.htm
米欧代表団が相次ぎ退席 アフマディネジャド演説で、国連総会
2011.9.23 11:15

22日、ニューヨークの国連本部で行われた国連総会の一般討論で、演説するイランのアハマディネジャド大統領(AP)
 【ニューヨーク=黒沢潤】イランのアフマディネジャド大統領は22日、国連総会の一般討論演説で、米欧諸国を痛烈に批判した。米欧代表団は不快感を示して一斉に退席、昨年とほぼ同様の展開となった。

 アフマディネジャド大統領は、10周年を迎えた米中枢同時テロに言及し、「奇妙な9・11の事件をアフガニスタンやイラク攻撃の口実に使ったのは誰か」などと米国を批判。また、米欧諸国を「奴隷の雇い主」「植民地主義者」などとこき下した。

 また、「植民地主義者の影響下にある帝国主義的なメディア・ネットワークを使って、ホロコースト(ユダヤ人大虐殺)の存在に疑念を抱く人々を脅している」とも発言、宿敵イスラエルをも挑発した。

http://www.cnn.co.jp/world/30004059.html
イラン大統領演説にうんざり、米欧代表抗議の退席 国連総会
2011.09.23 Fri posted at: 09:22 JST

国連本部(CNN) イランのアフマディネジャド大統領は22日、国連総会で演説し、イスラエルとの関係やテロ対応などをめぐり米国批判を繰り返した。これに反発して米国と欧州数カ国の代表団が相次いで退席した。

アフマディネジャド大統領は演説の中で、一部の国が「シオニスト(ユダヤ人)に身代金を支払う言い訳」としてホロコースト(ユダヤ人大虐殺)を利用していると批判。さらに2001年9月11日の米同時多発テロは「怪しい」と述べ、これが米国主導の対アフガニスタンおよび対イラク戦争の口実になったとの説を展開した。

国際テロ組織アルカイダ指導者のオサマ・ビンラディン容疑者を米国が殺害したことについては、「9・11にかかわる隠された要因」について調査する代わりに同容疑者を殺害したと力説。世界経済危機などの問題も米国批判に結びつけた。

米国、フランス、ドイツ、英国の代表団はこの演説に抗議して退席した。カナダとイスラエルは最初から出席していなかった。

イランではアフマディネジャド大統領が2009年に大統領に就任して以来、反政府デモに対する武力弾圧が行われてきたとして、米国などが強く批判している。

これに対して同大統領は米紙ニューヨーク・タイムズのコラムニストとのインタビューで、これまでに死亡したのは人権団体などが主張するより大幅に少ない33人のみだと主張、「死者のうち3分の2以上は治安部隊および罪のない傍観者だった。治安部隊と衝突して死亡したのは3分の1以下であり、極めて少数にすぎない」と強調した。

3076チバQ:2011/09/23(金) 21:25:02
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110923-00000036-mai-int
<ロシア>下院選に向け選挙戦スタート 与党の議席数焦点に
毎日新聞 9月23日(金)19時47分配信

 【モスクワ田中洋之】ロシアのプーチン首相が率いる最大政権与党「統一ロシア」の党大会が23日、モスクワで始まり、ロシアは12月4日投票の下院選(定数450)に向けて本格的な選挙戦に突入した。下院の7割(315議席)を占める統一ロシアが他党をリードしているが、支持率低下で議席を減らすのは確実。選挙結果は来年3月の大統領選に直結するだけに「目減り」をどれだけ食い止められるかが焦点となりそうだ。

 党大会は24日まで開かれ、下院選向けの比例代表名簿が決定される。最終日はプーチン首相とメドベージェフ大統領が演説する。

 4年前の選挙で圧勝した統一ロシアだが、最近は官僚・権威主義への批判から支持率が低迷している。危機感を強めた首相は今年5月、同党を軸にした運動体「全ロシア国民戦線」を創設してテコ入れを図ったものの、支持率回復にはつながっていない。全ロシア世論調査センターの最新の調査によると、統一ロシアの獲得予想議席は277で憲法改正に必要な300議席(定数の3分の2)を割り込んでいる。

 次期大統領選にはメドベージェフ、プーチン両氏のいずれかが出馬するとみられる。プーチン氏は下院選の結果を見て大統領選への対応を最終判断するとの見方が有力で、下院選は大統領選にらみの展開となりそうだ。

3078チバQ:2011/09/24(土) 19:35:42
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110923/erp11092320510009-n1.htm
「北極海航路」復興へ露プーチン首相が発破 温暖化で海氷減少 欧州・アジア最短ルート
2011.9.23 20:50 (1/2ページ)

 【モスクワ=遠藤良介】ロシアのプーチン首相は23日までに、自国沿岸の北極海を横断する「北極海航路」をスエズ運河に比肩する「世界的な大動脈」に発展させる方針を示し、インフラ整備に力を入れるよう関係当局に発破をかけた。地球温暖化で北極海の海氷が減少、夏季の航行が比較的容易になったのに伴い、北極海航路は欧州とアジアを結ぶ最短ルートとして国内外の関心を集めている。

 プーチン氏は22日、北西部アルハンゲリスクで行われた国際会議で「北極海航路はコストや安全性などの点で伝統的な航路に対抗しうるようになる」と発言。同航路では欧州北部−東アジアの航行距離をスエズ運河経由に比べて3分の1ほど短縮でき、「利用する国や企業には大きなメリットがある」と強調した。

 北極海航路は旧ソ連が軍事目的で開拓したものの、ソ連崩壊後は市場経済化の混乱とともに壊滅的に衰退。ただ、北極海の海氷減少を受けて大型タンカーや貨物船を実験的に運航するケースが増えており、今年の同航路での輸送量は70万トンに達する見通しだ。

 ロシアとしては、北極圏での石油・天然ガス開発をにらみ、この航路をアジア地域への主要な資源輸送経路とする狙いもある。

 ロシアは現在、北極海航路での伴走に必要な砕氷船を10隻運用しており、政権は2020年までにさらに3隻の原子力砕氷船と6隻の電気推進砕氷船を建造する計画。プーチン氏はこのために14年までに380億ルーブル(約900億円)を支出することを明らかにした。

 北極海航路をめぐっては、夏場の数カ月間しか航行できないことや砕氷船の利用によるコスト高といった問題点が指摘されるほか、通信網の構築や沿岸部の港湾整備など安全面の課題も山積している。

3079チバQ:2011/09/24(土) 19:37:50
>>3074
http://www.cnn.co.jp/world/30004073.html
イエメン大統領帰国、反体制派の反発必至 首都で衝突続く
2011.09.24 Sat posted at: 14:12 JST
(CNN) 反政府デモが続く中東イエメン情勢で、大統領府への攻撃で今年6月に負傷し、サウジアラビアで治療を受けていたサレハ大統領が23日に帰国した。同国政府のアルバシャ報道官が明らかにした。

首都サヌアなどでは反体制派と政府軍の衝突が依然続いており、大統領の帰国で反体制派の反発が高まり、情勢がさらに緊迫化する可能性がある。サレハ氏の即時辞任を要求する反体制派組織の報道担当者は帰国でも活動方針は変わらないとし、「すべての目標が実現するまで革命は平和裏に続く」と強調した。

戦車も出動するサヌアの街頭では政府軍がサレハ氏帰国を祝い空に銃を発射し、中心部では大統領支持を訴える大規模集会が開かれた。一部地区では政府軍の共和国防衛隊と反体制派に転じた軍幹部率いる部隊が交戦したが、死傷者は報告されていない。

また、少なくとも4カ所で反体制派と共和国防衛隊が衝突。病院関係者によると22日夜から23日にかけサヌアやタイズで計13人が死亡、18人が負傷した。死傷者は狙撃や爆発によるものだった。

イエメンでの反体制デモは、エジプトで起きた民衆蜂起に触発される形で今年2月から拡大。サレハ氏は新憲法や議会制度改革などの懐柔策を示し、反体制派が求める即時辞任を否定し、任期いっぱい務めることを表明している。しかし、サレハ政権を見限った政治家や軍幹部の離反も相次いでいる。

国際人権組織アムネスティ・インターナショナルによると、反体制デモが本格化した今年2月以降、住民ら200人が死亡、1000人以上が負傷した。
.

3080チバQ:2011/09/24(土) 19:39:01
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110924-OYT1T00181.htm
ローマ法王の演説、80議員欠席…独連邦議会


ベルリンの連邦議会で22日、メルケル独首相(中央)らを前に演説するローマ法王ベネディクト16世=ロイター 【ベルリン=三好範英】ローマ法王ベネディクト16世は22日、ドイツを初めて公式訪問し、連邦議会で演説した。

 連邦議会での法王の演説は政教分離原則に反する、などの理由で、620人の議員のうち約80人が欠席。ベルリン市内では左翼団体や同性愛者などによる数千人規模の訪独反対デモも行われた。法王は同日夜、同市内の「オリンピック・スタジアム」で約6万人を前にミサを行い、23日にはイスラム教徒との対話に臨んだ。

(2011年9月24日09時18分 読売新聞)

3082チバQ:2011/09/24(土) 22:50:55
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110924/plc11092422310013-n1.htm
どうなる対日強硬路線、日本政府は様子見
2011.9.24 22:30

最大与党「統一ロシア」の党大会で手を振るロシアのプーチン首相=24日、モスクワ(AP)
 ロシアのプーチン首相が来年の大統領選に出馬すると表明したのを受け、日本政府はロシア国内情勢の分析を進めている。プーチン氏再登板を「おおむね織り込み済み」(外務省筋)とするが、近年ロシアが続けてきた領土問題での対日強硬姿勢の行方と、メドベージェフ大統領からの政権移譲がスムーズに進むかどうかを注視している。

 プーチン氏は大統領時代から森喜朗元首相と親交があり、平成13年には歯舞、色丹2島返還を明記した日ソ共同宣言の有効性を確認した「イルクーツク声明」を発表した。

 これに対して、メドベージェフ氏は昨年11月にロシア国家元首として初めて国後島を訪問するなど、強硬姿勢を前面にしており、最近はロシア政府高官を相次いで北方領土に送り込んできた。今月8日には、ロシア空軍の爆撃機2機が空中給油をしながら、日本列島を1周以上回るという挑発行為もみせた。

 日本政府内には、プーチン氏が日露の領土問題に関わってきた経緯から、領土問題を含む対日関係に積極姿勢をみせるのではないかと期待する向きもあるが、一方で、メドベージェフ氏の一連の行動も、プーチン氏の強い影響下にあったと分析。「ロシアの対日姿勢に大きな変化はないのではないか」(外務省幹部)との見方もしている。

 野田佳彦首相が対外政策全般で「様子見」を続けているだけに、当面、プーチン氏の出方をうかがうことになりそうだ。

3083チバQ:2011/09/25(日) 10:09:31
http://news.google.co.jp/nwshp?sourceid=navclient&ie=UTF-8&hl=ja
プーチン氏がロシア大統領に返り咲きへ、「双頭体制」長期化2011年9月25日
 [モスクワ 25日 ロイター] ロシアのプーチン首相(58)は24日、モスクワで開催された与党「統一ロシア」党大会で、来年3月に予定される大統領選への出馬を表明した。これに先立って演説したメドベージェフ大統領(46)がプーチン首相を次期大統領に推薦し、首相がこれを受け入れたもので、プーチン氏の4年ぶりの大統領返り咲きは確実とみられる。

 メドベージェフ大統領は退任後、プーチン氏と同様に首相に就任する意向を示しており、これまで続いてきた2人の「双頭体制」は今後もポストを交換して維持されることになる。

 来年3月の大統領選をめぐってはこれまで、メドベージェフ大統領とプーチン首相のどちらが出馬するかを相談して決めるとしていたが、プーチン氏は演説で「(ロシアの)将来について、誰が何をすべきかをかなり前、数年前に2人の間で決めた」とし、自身の出馬は規定路線だったことを明らかにした。次期大統領選は事実上のプーチン氏の信任投票となる可能性が高まったが、当選すれば2期12年、2024年までの長期政権も可能となる。

 一方、プーチン政権長期化について専門家の間では、旧ソ連時代の1970年代から1980年代初めにみられた経済と政治の停滞につながる可能性があるとの声も聞かれる。エリツィン基金のYevgeny Volk副所長は、プーチン氏の出馬表明を「ロシアの政治エリート層の停滞が進みつつある兆し」だと述べた。

 また、一部のエコノミストは、プーチン氏の大統領復帰により、ロシアが年金改革や天然資源への依存度軽減など、必要とされる改革を行う可能性は低くなったと指摘している。

3084チバQ:2011/09/25(日) 10:10:23
http://news.google.co.jp/nwshp?sourceid=navclient&ie=UTF-8&hl=ja
露大統領選 権力闘争に敗れたメドベージェフ氏 佐藤優
2011.9.25 06:45 (1/2ページ)
 ロシアのプーチン首相の大統領選出馬が決まった背景には、メドベージェフ大統領の力不足、このままでは国家が崩壊するというプーチン首相と官僚、国会議員ら政治エリートの強い危機意識があった。メドベージェフ氏は再選への強い意欲を持っていたが、日本や中国をめぐるプーチン氏との戦略の違いから、大統領職を辞さなくてはならない“包囲網”を敷かれてしまっていた。

 プーチン氏は中国をアジア最大の脅威と見なし、それに対抗するため日本との関係を重視していた。しかしメドベージェフ氏が対日関係悪化を招き、日本というカードを使えない状況を生み出してしまっていた。

 メドベージェフ氏の最大の失敗は対北朝鮮外交だ。メドベージェフ氏は北朝鮮との関係改善で国際社会での地位向上を目指す戦略を打ち出したが、プーチン氏は北朝鮮が日本との間で拉致問題を抱えている事実を強く認識していた。さらに大統領は天然ガスを韓国、北朝鮮に送る方針を示したが、これはガスの対日輸出が細ることを意味する。今回、北朝鮮の金正日総書記はモスクワを訪問しなかったが、これはプーチン氏側が金総書記の公式訪問という形を取らせなかったためだ。

 またメドベージェフ氏はロシアのナショナリズムをあおるため北方領土を訪問し、領土交渉は完全にゼロの状態に陥った。プーチン氏は(平和条約締結後の歯舞、色丹両島の日本への引き渡しを定めた)「56年宣言」をロシアにとって「義務的なもの」と認識しており、この点でも2人の戦略は大きく異なる。

 ただ、プーチン氏が親日家だというわけではない。中国に対抗するために日本が大事だという、乾いた力の外交の考えを持っているということだ。

 プーチン氏が大統領となれば、日本との関係ではまず北方領土問題が動き始めるだろう。交渉は大変で、ロシアが四島をすぐに返すということは考えられないが、日本人の感情を逆なでするやり方はないだろう。また日本へのガス輸出でも、対中牽制(けんせい)という意味合いから日本に優先的に送ると考えられる。

 ただ、プーチン氏はタフ・ネゴシエーターだ。それに向き合うだけの外交的な基礎体力が日本側にあるだろうか。野田佳彦首相は外交に弱いという側面が否めず、ロシアに“してやられる”可能性は少なくない。(談)





【プロフィル】佐藤優

 さとう・まさる 昭和60年外務省入省。63年から平成7年までロシアの日本大使館勤務、10年に国際情報局分析第1課主任分析官。21年7月失職。主な著書に「国家の自縛」など。

3085チバQ:2011/09/25(日) 10:13:43
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110924-OYT1T00705.htm
パレスチナ国連加盟申請、日本は賛否表明せず
中東
 玄葉外相は24日、パレスチナ自治政府による国連加盟申請を受け、米露などがパレスチナとイスラエルの直接交渉を呼びかけたことを「強く支持する」との談話を発表した。


 日本政府は「パレスチナ国家建設への悲願は理解するが、2国家共存を直接交渉で実現するのが大原則だ」(外務省幹部)として、現段階では加盟申請に対する明確な賛否表明を行わない方針だ。

 パレスチナの国連加盟を巡っては、米国が強く反対している。加盟申請は国連安全保障理事会で協議されるため、安保理メンバーではない日本は態度を明らかにする必要はない。ただ、パレスチナ側が今後、類似の国連総会決議を提出した場合には、日本も投票行動の決定を迫られる。

(2011年9月24日22時22分 読売新聞)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011092502000030.html
国連加盟申請「適切な外交闘争」 アッバス議長側近
2011年9月25日 朝刊

 【ラマラ(パレスチナ自治区ヨルダン川西岸)=今村実】パレスチナ自治政府のアッバス議長のアドバイザーを務めるサブリ・サイダム氏が二十三日、本紙の取材に応じ、国連への加盟申請について「(独立に向けた)威厳ある外交上の戦いを選択した」などと強調した。一方、自治区のガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスは否定的で、両者に温度差がある。

 国連への加盟申請は米国の仲介で頓挫したイスラエルとの直接交渉に一定の見切りをつけ、国際社会を巻き込んで事実上の国家承認を求める戦略だ。

 サイダム氏は「イスラエルは入植を続け、将来のパレスチナ国家の土地と経済を侵食してきた。真剣に政治解決を望むなら、なぜやめないのか」と指摘。「われわれはイスラエルを刺激するつもりはなく、適切で堂々とした手段を選択した」と背景を説明した。

 安全保障理事会での米国の拒否権行使が見込まれる中、オブザーバー資格を現行の「組織」から「非加盟国」に格上げを目指す次善の策も取り沙汰されている。サイダム氏は「あくまで加盟を目指しており、望ましいと思えない」としつつ、格上げに総会で必要な過半数の加盟国の支持獲得は「問題ない」と自信を見せた。

 日本政府に対しては「あまりに長い紛争で多くの命が奪われた。われわれが今回選んだのはクリーンな外交的手法であり、支持をためらわないでほしい」と理解を求めた。

 一方、パレスチナ自治政府側と統一政府を模索しているハマスの報道官は「アッバス議長は、無意味で政治的な冒険といえる手段(国連への加盟申請)よりも、今はパレスチナ各勢力の調整に集中すべきだ」と述べ、否定的な見解を示した。

 地元のメディア関係者によると、ガザの市民には加盟申請に賛否両論がある。ヨルダン川西岸では二十三日、加盟支持の大規模な集会が開かれたが、ガザでは混乱を防ぐため支持・反対集会とも許可されなかったという。

3086チバQ:2011/09/25(日) 11:01:12
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110925-00000075-san-int
プーチン氏再登板 強権外交復活を警戒 欧州、資源めぐり
産経新聞 9月25日(日)7時55分配信

 【ロンドン=木村正人】ロシアのプーチン首相が大統領に返り咲く見通しになったことで、旧ソ連圏の東欧を抱える欧州では、欧米流の民主主義体制とは一線を画した特異な双頭政治の継続に警戒感もある。

 欧州連合(EU)加盟国では、天然ガスなどロシアの資源を必要としている国が少なくない。このためプーチン氏による強権的な資源外交が復活するのでは−との懸念が少なくない。

 英国とロシアとの間にも、プーチン前大統領時代の2006年11月に、プーチン氏に批判的だった元ロシア情報機関員がロンドンで暗殺された事件がトゲとして残っている。

 こうした中、キャメロン英首相は今月、英首相として6年ぶりにロシアを訪れ、メドベージェフ大統領、プーチン首相と会談するなど、関係改善に乗り出したところだ。

 前駐露英国大使のブレントン氏は「メドベージェフ体制下でもプーチン氏が影響力を持っていたので大きな変化はない」と指摘するとともに、「プーチン氏の目的はロシアの国際的な地位を向上させることだ。そのためには経済や技術面で欧州の協力は欠かせないだろう」との見方を示している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110925-00000062-san-int
プーチン氏、再登板へ “たらい回し”で改革停滞
産経新聞 9月25日(日)7時56分配信

 「プーチン、メドベージェフ両氏の関係は日本で言う『先輩と後輩』だ。メドベージェフ氏が1期だけで先輩に席を譲っても決して恥ではない」。日本文化にも通じる露高官はこう語り、プーチン氏の大統領復職をかねて予測していた。

 だが、この特異な権力の“たらい回し”はプーチン時代の超長期化という重い現実を意味する。有識層には旧ソ連・ブレジネフ期(1964〜82年)を指す「停滞の時代」に現在をなぞらえる人が増えており、経済・社会の停滞懸念はさらに現実味を帯びよう。

 プーチン氏自身、この危険性を頭では理解しているとされ、2008年に政権内のリベラル派とされたメドベージェフ氏を大統領選の後継候補に指名したのもこのためだ。プーチン氏は24日の党大会で、メドベージェフ氏が最優先課題に掲げた経済「近代化」路線を継続するとも宣言した。

 ただ、プーチン前大統領時代の8年間に政権内ではシロビキ(軍や治安・特務系機関出身者)と呼ばれる守旧派が台頭し、官僚機構の肥大化と政治・経済の国家統制が進行。反政権派は「プーチン氏は自らが築いた体制の虜(とりこ)になっている」とし、プーチン体制下での抜本的改革は困難とみる。

 メドベージェフ氏が保守的なプーチン氏を批判、2期目続投を狙う動きを強めたこともあったが、主導権は巨大与党やシロビキといった権力基盤を握るプーチン氏にあり続けた。

 中東・北アフリカでは民主化運動の高まりで長期独裁政権が相次いで倒壊し、一連の動きは「アラブの春」と呼ばれる。ある有力社会学者は「ロシアで大規模な抗議行動が起きる兆候は今のところないが、中長期的に中東と同様の社会的暴発が起きる危険性は十分ある」と警告している。(遠藤良介)

3087チバQ:2011/09/25(日) 18:45:14
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2011/09/post-2273.php
クルド問題
アラブの手本に成り切れないトルコ
Amid Middle East Protests, Stakes are High as Turkey Confronts Kurds

イスラム教と民主主義を両立させている中東の「優等生」トルコだが、少数派クルド人は到底満足していない

2011年09月22日(木)17時03分
ニコル・ソベキ
[2011年8月31日号掲載]

 アラブ諸国で民衆蜂起が相次ぐなか、完全にではないにせよ、イスラム教と民主主義が「折り合いをつけている国」としてトルコが注目を浴びている。

 エルドアン首相は自ら率いる公正発展党(AKP)の民主主義的な実績をアピールしつつ、近隣のイスラム諸国に「国民の声に耳を傾けよ」と促している。だが国内では、少数派のクルド人による暴動の拡大と改革の要求に頭を痛めているのが実情だ。

 南東部では、クルド人の若者と警察が日常的に衝突している。非合法化された武装組織「クルド労働者党(PKK)」と軍の争いも激しさを増しており、今年に入って100人以上が死亡している。

 事態打開の鍵を握るのは、憲法の改正計画だ。軍事クーデター後の82年に制定された現行憲法は長年、改革の障害と見なされてきた。その改正はクルド人にとって政治的、社会的、文化的に平等な権利を手にするチャンスを意味する。

 王立国際問題研究所(ロンドン)のファディ・ハクラは、「クルド問題をめぐる政策の主導権は、軍ではなく政府が担うべきだ」と指摘している。

(GlobalPost.com特約)

3088チバQ:2011/09/25(日) 18:45:53
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2011/09/post-2271.php
イラン
未成年の公開処刑で問われる人権感覚
Iran Hangs Teenager

スパイ罪のアメリカ人2人を釈放した日に17歳を公開処刑。国際協定違反と人権団体は猛反発

2011年09月22日(木)13時01分

 イランで9月21日、人気スポーツ選手を殺害した罪で、10代のアリレザ・モラソルタニが公開処刑された。

 イラン国営通信(IRNA)によれば、首都テヘランの西にあるカラジの犯行現場には、処刑を見るために多くの群衆が集まった。そこで17歳のモラソルタニの絞首刑が執行された。

 当局は7月にルホラ・ダダシを刺殺したとしてモラソルタニに有罪判決を下し、彼は8月に死刑判決を受けた。

 人権擁護団体アムネスティ・インターナショナルは当局に処刑を中止するよう求めていた。同団体はモラソルタニの行為が交通事故をめぐる喧嘩での正当防衛だったと言う。

「未成年の犯則者を処刑するのは、イランが署名している国際協定で厳しく禁じられている」と、同団体のハッシバ・ハジ・サラウィはAFP通信に語っている。

 検察側は、太陽暦に従えばモラソルタニは18歳に達しており、処刑の対象になる年齢だと主張している。

 イランでは今年、203件の処刑が行われ、人権団体からの非難が続いている。

 一方で、イランは21日に、国内で逮捕されスパイ罪で有罪判決を受けていたアメリカ人、シェーン・バウアーとジョシュ・ファタルの2人を釈放した。

 アメリカの高官がCNNに語ったところでは、2人は釈放後直ぐにオマーン政府高官に身柄を引き渡された。2人の家族はオマーンにおり、アメリカに送還される前に健康診断を受けることになっているという。

(GlobalPost.com特約)

3089チバQ:2011/09/25(日) 18:49:56
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2011/09/post-2261.php
スーダン「通貨戦争」が招く新たな対立
Another Sudan, Another New Currency

スーダンの新紙幣発行は、独立したばかりの南スーダンの旧紙幣を紙くずにする経済の宣戦布告?

2011年09月14日(水)12時52分
トリスタン・マコネル
[2011年8月10日号掲載]

 独立したばかりの南スーダンとスーダンの間で通貨戦争が勃発している。先月中旬に「南スーダン・ポンド」を流通させ始めた南スーダンに対抗し、スーダンが先週新紙幣を発行した。

 南スーダン政府の高官パガン・アマムは、南部の独立直後に北部が新紙幣を発行するのは協定違反だと主張。約7億ドル分の旧紙幣が紙くずと化すという。貧困にあえぐ南スーダンにとっては大打撃だ。

 アマムは、新紙幣の発行は「経済戦争を引き起こしかねない敵対的な行動だ」と、スーダンに強く警告した。

 この事態を受けて、スーダン中央銀行のバドラル・ディン・マフムード副総裁は緊張状態の打開に乗り出した。「スーダン経済を守るべく、あらゆる予防措置を取る。南スーダンに残っている旧紙幣に関しては、南北双方が納得のいく合意に至ることを期待する」と語った。

 だがアマムは、スーダン政府が南スーダンに対し、北側の石油パイプラインの使用料に関して、1バレル当たり約23ドル(石油価格の5分の1相当)を求めていることにも激怒。彼に言わせればスーダンは「強盗」同然だ。

(GlobalPost.com特約)

3090チバQ:2011/09/25(日) 19:30:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110925-00000039-jij-int
新政権誕生の公算=政治空白終結へ加速―ベルギー
時事通信 9月25日(日)14時48分配信

 【ブリュッセル時事】ベルギー新政権樹立に向けた連立協議で、同国の主要8政党は24日、中央から地方への財源移譲など国家制度改革案の柱で基本合意に達した。最大の懸案の首都ブリュッセル近郊の選挙区割り問題に続く妥結で、1年3カ月余にわたり政治空白が続いてきた同国で連立合意が実現し、新政権が誕生する公算が大きくなった。
 同国は昨年6月の総選挙以降、北部オランダ語圏(フランドル地域)と南部フランス語圏(ワロン地域)の対立を主因に連立協議が難航。今年3月には、選挙から政権樹立までの「世界最長日数」でイラクの記録を更新する不名誉を喫した。
 協議はなお懸案を残すが、このまま成功すれば、交渉を主導しているワロン系社会党のエリオ・ディルポ党首(60)を首班とする連立内閣が発足する見込み。同党首は同性愛者であることを公にし、赤いちょうネクタイがトレードマークだ。

3091チバQ:2011/09/25(日) 20:01:43
http://www.afpbb.com/article/politics/2830387/7824824?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=photo_topics
大統領選候補者にプーチン氏、ロシア与党
2011年09月25日 11:18 発信地:モスクワ/ロシア

【9月24日 AFP】(写真追加)ロシアのドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)大統領は24日、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)首相が2012年の大統領選挙に与党・統一ロシア(United Russia)の候補者として立候補すべきだと述べた。

 メドベージェフ氏は前日から開かれていた統一ロシアの党大会で、2012年3月の大統領選後、自らは政府で「実務的な仕事」をする用意があると述べ、「プーチン大統領」の下で首相を務める意向であることを示唆した。

■メドベージェフ氏は比例名簿第1位

 一方のプーチン氏が、メドベージェフ氏との間でロシアにおける2人の役割について「かなり以前から」合意があったと語ると、会場から大喝采が起きた。さらにプーチン氏は、比例代表制で選出される12月4日の下院選の名簿の第1位にメドベージェフ氏を掲載すると発表した。

 密室でシナリオが書かれたとの批判に対してメドベージェフ氏は、「我々が党大会で明らかにした決断は熟慮の末に下したものだ。愛する祖国ロシアは、自由で品行正しい責任ある人々に委ねられなければならない。我々の決断はそれに沿うものだと、私は確信している」と述べた。

 統一ロシア党大会の1日目はクレムリン(Kremlin)に近い会議場で開かれたが、2日目は大型多目的競技場ルジニキ・スタジアム(Luzhniki Stadium)で開かれ、メドベージェフ氏とプーチン氏は来場した数千人を前に発表を行った。(c)AFP/Stuart Williams and Anna Smolchenko


http://www.afpbb.com/article/politics/2830413/7829927?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
ロシア財務相、「メドベージェフ氏が首相就任なら辞任」
2011年09月25日 16:29 発信地:モスクワ/ロシア

【9月25日 AFP】(一部更新)ロシアのアレクセイ・クドリン(Alexei Kudrin)財務相は25日、2012年の「ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領」体制のもとで、ドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)現大統領が首相に就任するのであれば、新政権には加わらない考えを示した。ロシアの通信各社が報じた。

 長期にわたって財務相を務めてきたクドリン氏は、「新政権に加わった自分を思い描くことができない。誰からもオファーが無かったということだけではない。私の持つ相違点が、私の政権参加を妨げるだろうと考えている」と語った。

 メドベージェフ大統領は24日、2012年大統領選でプーチン首相に大統領職を明け渡し、自らは首相に就く方針を発表。2000年以降ロシアの財務相を務めてきたクドリン氏は、この方針に反対を表明したこれまでで最上級の政府高官となった。

 クドリン財務相は、閣内で最もリベラルな声とみられており、2月には経済改革の実施に向けた負託を得られるのは「誠実な」選挙のみだと主張し、同僚たちの不興を買っていた。

 現在は主要20か国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議のため米ワシントンD.C.(Washington D.C.)を訪問中。同氏は、ごく短く、メドベージェフ内閣に加わることを「無条件に拒否」したと語った。

 また、クドリン財務相は、「経済政策でメドベージェフ氏と多くの相違」があったことを初めて明かした。クドリン氏は緊縮財政派であることが広く知られているが、相違点には、年金から武器購入までを含む軍事費の増加が関係したという。

「これは予算と経済のリスク増を生む。財政赤字を削減できなくなる」とクドリン氏は語り、そのような高額の出費はロシアの原油輸出依存を持続させるため、原油価格が下落したときに経済が混乱してしまうと指摘した。

 24日のメドベージェフ氏による歴史的な発表後には、メドベージェフ氏の首席経済アドバイザーであるアルカジー・ドゥボルコビッチ(Arkady Dvorkovich)補佐官も異議をとなえ、ツイッター(Twitter)で「喜ぶべきことはない」と述べ、「スポーツチャンネルに切り替えるのにちょうどよいタイミングだ」と語っていた。(c)AFP

3092チバQ:2011/09/26(月) 19:43:38
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110926-OYT1T00912.htm
仏上院選、左派勢力が初の過半数議席を獲得

 【パリ=三井美奈】フランスの上院選挙が25日、投開票され、最大野党・社会党を中心とする左派勢力が、1958年の第5共和制開始以来初めて、議席の過半数を獲得した。

 来年の大統領選で再選を目指すサルコジ大統領にとっては大きな打撃となった。

 上院定数は348で、今回の改選議席は170。左派の議席は非改選分と合わせて177となった。国民議会(下院)は、保守系与党・民衆運動連合(UMP)が過半数を占めている。

 仏上院選挙は、下院議員や地方議員、自治体の代表らで構成する選挙人団による間接選挙。任期は6年。

(2011年9月26日18時02分 読売新聞)

3093チバQ:2011/09/26(月) 19:44:08
http://mainichi.jp/select/today/news/20110927k0000m030007000c.html
ロシア:財務相、次期入閣を拒否 首相ポスト争い不協和音
2011年9月26日 17時25分

 【モスクワ田中洋之】ロシアのクドリン財務相は25日、プーチン首相の大統領返り咲きに伴いメドベージェフ大統領が首相になった場合、内閣に加わらない考えを示した。クドリン氏はプーチン氏に近く、プーチン氏が大統領に就任した00年から財務相を務める。クドリン氏は次期首相に意欲があるといわれ、同じリベラル派と目されるメドベージェフ氏との間で首相ポストを争う事態を予想する声も出ている。

 緊縮財政派で知られるクドリン氏は、軍事費増加を支持するメドベージェフ大統領と政策面で「相違点」があり、「新内閣にとどまることは考えられない」と述べた。

 また、メドベージェフ大統領の側近であるドボルコビッチ補佐官(経済担当)が、与党「統一ロシア」党大会でプーチン氏の次期大統領選出馬が決まった24日、簡易ブログ「ツイッター」で「喜ばしいことはない」「(党大会が開かれたスポーツ施設で)ホッケーをするほうがましだ」と書き込んでいたことが判明。メドベージェフ氏の再選出馬断念に失望感を表した格好だ。

3094チバQ:2011/09/26(月) 19:45:11
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/09/26/20110926ddm002030095000c.html
ロシア:プーチン氏、大統領復帰へ 長期政権の野望 強権統治の再来、懸念も
 <分析>

 ◇メドベージェフ氏との「双頭体制」見限る?
 ロシアの次期大統領にプーチン首相(58)の復帰が確実となった。プーチン氏は24日の演説で「今後5年間で世界トップ5の経済大国に入る」と表明するなど、最高ポストへの返り咲きに意欲満々だ。来年3月の大統領選で当選し、6年後に再選されれば今後2期12年の長期にわたってロシアの国家元首として君臨できる。プーチン氏はどんな「野望」を抱いているのか。欧米諸国や日本も注目している。【モスクワ田中洋之、ワシントン白戸圭一、ロンドン笠原敏彦】

 モスクワで24日あった政権与党「統一ロシア」の党大会では、メドベージェフ大統領(46)がプーチン氏に最高権力を返上する「大政奉還」が演出された。会場のスポーツ施設では1万人を超える党員らが総立ちで拍手を送り、その模様は全国にテレビ中継された。

 プーチン氏はメドベージェフ氏を次期首相にする方針で、2人で政権を担う「双頭体制」が続く形だが、実際はプーチン氏の単独統治に戻ることになる。メドベージェフ大統領は経済近代化や汚職対策に取り組んだものの目立った成果はなかった。このためプーチン氏が「双頭体制」を見限り、自ら国家を運営する決意を固めたとの見方がある。

 大統領は軍最高司令官を兼ね、首相任命や全閣僚解任など絶大な権力を持つ。これまでプーチン首相は憲法上、ナンバー2だったが、大統領に復帰すれば名実ともに国のトップとなる。プーチン氏が大統領をさらに12年続ければ、前回(00〜08年)を含めて通算20年の長期政権となり、「停滞の時代」とされる旧ソ連のブレジネフ政権(1964〜82年)を上回る。

 ロシアでは今後、12年に極東ウラジオストクでアジア太平洋経済協力会議(APEC)、14年にソチ冬季五輪が予定され、プーチン氏が国際行事のホスト役を務めることになる。またプーチン氏は「政治的安定がなければ経済成長や市民福祉向上を保障できない」(24日の党大会演説)と、引き続き国内安定を最優先にする考えだ。

 中村逸郎・筑波大大学院教授は「プーチン氏の大統領復帰は、ロシアで『双頭体制』が求心力を生まず、失敗だったことを示すものだ。1人の支配者に権力を集中させる帝政以来のロシア本来の姿に戻ることになる。ただ国民の間には閉塞(へいそく)感がまん延しており、新たなプーチン像をつくらないと長持ちしない。プーチン氏はナショナリズムやロシア正教を利用して自身の『神格化』を目指すのではないか」とみる。

 ソ連崩壊後の混乱を鎮め秩序を回復させたとして評価されるプーチン氏は一方で、地方首長の公選制を廃止し事実上の任命制を導入するなど「民主化の後退」と受け止められる措置も目立った。このため国内の民主派や欧米には強権統治の再来を懸念する声がある。

 また石油価格高騰の追い風で経済回復を達成した前回と違い、今は世界経済危機の影響で成長率が鈍化し、通貨ルーブルの下落や資本流出が続く。再登板後も難しいかじ取りを迫られそうだ。

3095チバQ:2011/09/26(月) 19:45:30
 ◇米国、関係再構築を継続へ
 米国家安全保障会議のビーター報道官は24日、米メディアなどの取材に「だれが次のロシアの大統領になろうと、我々は米露関係の『リセット』を続けていく」と述べ、プーチン氏が大統領に返り咲いた場合でも、現状通り対露関係の再構築に力を注ぐ考えを示した。

 オバマ米大統領はロシアのメドベージェフ大統領との間で、プーチン大統領時代に悪化した米露関係の再構築を進めてきた。このため米側は当面、プーチン氏の発言やロシア国内の権力闘争の行方を注視し、プーチン氏が大統領に返り咲いた場合の強硬路線復活に備える構えだ。

 プーチン氏は大統領時代、ブッシュ前米政権が東欧で進めていたミサイル防衛構想に強く反発。ロシア・グルジア間の紛争で米政府がグルジアに肩入れしたこともあり、米露関係は悪化した。一方、オバマ政権はメドベージェフ政権を相手にミサイル防衛構想を見直し、昨年4月には失効した第1次戦略兵器削減条約(START1)に代わる新START条約に調印するなど関係改善を進めてきた。

 再選を目指す来年の大統領選を控え、国内外の不安定要素を減らしたいオバマ大統領にとって現在の米露関係の安定は「財産」となっており、ビーター報道官は「関係の進展は米国、ロシア、世界の利益につながると信じる」と強調した。

 一方、欧州諸国はプーチン氏の再登板が現実になれば、その外交姿勢や国内民主化問題などで懸念や警戒感を強めそうだ。

 英テレビ・スカイニュース(電子版)は、プーチン氏の出馬表明を報じる中で「彼の西側諸国への軽蔑は時に露骨だ。彼の優先事項はロシアが失った超大国の地位を取り戻すことだ」と指摘した。

 また、人権外交を掲げる欧州にとっては、プーチン氏の内政面での人権・民主化問題への対応も懸念材料だ。

 ◇日本、領土問題への姿勢注視
 日本政府は、メドベージェフ大統領が近年進めてきた北方領土問題での強硬姿勢などが、プーチン氏の復帰後も引き継がれるかどうかを注視している。

 メドベージェフ氏は昨年11月、ソ連時代を含め、ロシアの国家指導者として初めて北方領土の国後島を訪問。その後も閣僚らに北方領土を訪問させるなど、現地での経済開発と絡めて実効支配を強めている。今月上旬にはロシア空軍の爆撃機が日本周辺空域を周回した。

 プーチン氏は大統領時代、当時の森喜朗首相と親交が深かった。森首相時代の01年に発表された「イルクーツク声明」は、歯舞、色丹の2島返還を記した56年の日ソ共同宣言を「出発点」と確認した上で、国後、択捉両島も合わせた4島の帰属問題を解決して平和条約を締結すべきだとした。日本政府関係者の間では「過去の日露(ソ)間で最も成果のある文書」とされる。

 ただ、プーチン氏が当時のような姿勢をとるかは不透明だ。

 日本側は「2島先行返還論」を主導した鈴木宗男氏が田中真紀子外相(当時)との対立の末に失脚。混乱の末、4島返還論に事実上一本化された。一方、ロシアは経済が上向き、日本からの経済協力を当て込む必要性が薄れた。

 2島返還での決着に興味を示していたとされるプーチン氏は、4島返還を求める日本の姿勢に、領土交渉への熱を失い、厳しい対応を取り始めた。また、メドベージェフ氏の強硬路線に、プーチン氏の意向が反映されていないとは言い切れない。

 外務省幹部は「以前大統領をやっていた時と環境が違う」と話している。【西田進一郎】

毎日新聞 2011年9月26日 東京朝刊

3096チバQ:2011/09/26(月) 19:45:58
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/09/26/20110926ddm007030179000c.html
ウクライナ:ロシア離れ鮮明 ガス価格めぐり対立再燃
 【モスクワ大前仁】ロシアとウクライナの天然ガス価格をめぐる対立が再燃し、ウクライナで新政権が誕生した昨年2月から進んできた両国の関係改善に陰りが見え始めた。ウクライナのヤヌコビッチ大統領は就任当初は「親露派」とみられていたが、最近はロシアとの均衡を図る狙いで欧米との関係強化に動き出している。来年ロシアの大統領に返り咲くことが確実になったプーチン首相が、隣国ウクライナの「ロシア離れ」の動きにどう対応していくかも注目されそうだ。

 ヤヌコビッチ大統領は24日、モスクワ近郊でロシアのメドベージェフ大統領、プーチン首相と続けて会談し、天然ガス輸入価格について協議した。ロシア政府は「一定の合意に達した」と説明し、25日にはロシア政府系天然ガス企業ガスプロムのミレル社長とウクライナのボイコ・エネルギー石炭産業相が具体策を交渉した。ただしウクライナが求める輸入価格の値下げや、ロシアからウクライナ経由で欧州へ延びるパイプライン使用料の値上げで、どの程度まで歩み寄ったのかは明らかにされていない。

 ウクライナは09年、欧州水準の価格に同意したが、昨年発足したヤヌコビッチ政権は、ロシア海軍の自国への駐留延長を受け入れる代償として、価格を3割引きする修正を勝ち取った。さらに今回は09年合意の全面的見直しを主張し、ロシアが応じなければ、ストックホルム商業会議所仲裁裁判所へ提訴する意向も示している。

 ヤヌコビッチ大統領が値下げを求める背景には、09年の合意を取りまとめた「政敵」のティモシェンコ前首相を失脚させる狙いがあるようだ。すでにウクライナの司法当局は、「自国に不利な合意を主導し、経済損失を与えた」として前首相を起訴。政権はロシアとの間で合意を撤回し、前首相の「非合法性」を決定づけたい考えとみられる。

 親露派とみられていたヤヌコビッチ大統領は先月、米紙ウォールストリート・ジャーナルに「ウクライナの未来は欧州連合(EU)と共にある」と題する記事を寄稿。欧州側も北大西洋条約機構(NATO)のラスムセン事務総長が21日、国連総会の開かれているニューヨークでヤヌコビッチ大統領と会談し、対海賊作戦への参加を呼びかけるなど、協力強化を模索している。

 メドベージェフ大統領は、ロシアがカザフスタン、ベラルーシと構成する「関税同盟」にウクライナが参加するならガス輸出価格の値下げを考慮する考えを表明しているが、ウクライナ側は応じる姿勢を見せていない。

毎日新聞 2011年9月26日 東京朝刊

3097チバQ:2011/09/26(月) 19:47:46
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110922dde012040014000c.html
特集ワイド:アラブの春 即「民主化」ではない
 ◇強権で得ていた安定崩れ イスラム原理主義台頭の余地
 昨年末から中東各地に広がった民主化要求運動は、先月、42年続いたリビアのカダフィ政権も崩壊させた。「アラブの春」と呼ばれる一連の動きは、それぞれの国に何をもたらし、どこへ行き着くのか。専門家に聞いた。【井田純】

 ◇リビア 部族統治、経済に不安要素/エジプト 動向、他国に大きく影響
 一連の政変は昨年12月、チュニジアに始まった。警察の横暴に抗議した市民の焼身自殺が、大規模な反政府行動に発展。23年の長期政権を維持してきたベンアリ大統領を退陣に追い込み、2月にはアラブ最大の国家・エジプトに飛び火してムバラク政権を倒した。両国の間に位置するリビアでは、欧米の後押しを受けた勢力が先月、アフリカ大陸最長の独裁を続けたカダフィ大佐らを首都トリポリから追いやった。このほか、シリア、イエメンでは今も反政府勢力と治安部隊との激しい衝突が続いている。

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 独裁政権が倒された2大国、エジプト、リビアの現状はどうか。

 カダフィ政権の退場からようやく1カ月のリビア。国民評議会の内部対立から暫定政府発足が難航しているうえ、まだ各地でカダフィ派との武力衝突が続く。

 「欧米が考えているような民主国家ができるかというと、極めて疑問です」。リビア留学経験もある東京財団の佐々木良昭・上席研究員は話す。佐々木さんが指摘するポイントのひとつが、リビア国内に百数十存在するという部族問題。「カダフィがこれを掌握してこられたのは、石油によって得られる国家の富をある程度公平に分配してきたこと、ジャマヒリヤ方式という独自の統治スタイルで一定の地方自治を許容してきたからです。彼の独特のキャラクターも手伝っていた」


19日、カダフィ派の拠点シルトに向かう反カダフィ派部隊=ロイター 今回の内戦のダメージで、石油産出量が以前のレベルに回復するまでに少なくとも3年はかかる、と佐々木さんは分析する。さらに、今回の政変を主導したといえる人物が存在しないことから、新たな国家を率いる魅力的な指導者に欠けているのも新政権の弱点だ。「トリポリ、ベンガジなど地中海沿岸の都市には、南部の地下水がパイプラインで供給されているが、現在もこの水源をカダフィ派が押さえている。戦闘で一部が破壊され、都市部の水不足は深刻で農業にも大きな影響が出ている」。こうした苦境に、一般国民がどれだけ我慢できるか。前政権のもとでは比較的経済的に恵まれていた国民だけに、「再爆発が起きる可能性すらある」と言うのだ。

3098チバQ:2011/09/26(月) 19:48:04
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 混乱が簡単に収まりそうにないという点では、エジプトも同じだ。だが「エジプト人の間では、7、8年混乱が続くかもしれないが、いい方向に向かうだろう、という人が大半です」と話すのは、今月、約半年ぶりに現地に入った早稲田大学イスラーム地域研究機構の鈴木恵美准教授。「十分に機能しなかったとはいえ、エジプトでは政党を作り議会で議論を戦わせた経験という土台がある」

 エジプト人民議会(国会)選挙は11月21日から始まる予定だ。新議会では、エジプト民主化の象徴となったタハリール広場の民主化勢力が新生国家の担い手として登場するのだろうか。鈴木さんによると、民主化勢力はいずれも小規模で組織化されていない。「エジプト民主同盟という組織を結成しているが、それがひとつの政党になるのかどうかは何とも言えない状況」。現状で、組織化された政治勢力といえるのは、イスラム原理主義組織であるムスリム同胞団だけという。米同時多発テロの9・11から10年の節目となる今年、「アラブの春」による民主化が原理主義をもたらすとしたら皮肉な話だ。

 選挙に向けて民主化勢力が警戒しているのは、「アラブの春」の実りを同胞団にさらわれることと、ムバラク政権を支えた旧与党勢力が名前を変えて復活することの2点、と鈴木さんは指摘する。

 いずれにしても新政権では宗教色が強まりそうだが、エジプトが民主的で穏健なイスラム国家として再出発できるかどうかが、今後のアラブ世界の行方を左右する、と鈴木さんはみる。「エジプトはさまざまな知識人を輩出してきたし、人口も突出して多い。先に革命が起きたチュニジアも、政権が倒れかかっているシリアやイエメンの国民もエジプトを注視している。50年代初めにエジプトで起きた共和主義革命が十数年かけて中東各地に及んだように、エジプトが他の国に与える影響は大きい」

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 「欧米が身勝手に考えている『アラブの春』というような状況ではない」。こんな厳しい見方を示すのは、静岡県立大の宮田律准教授。

 中東における民主体制確立の難しさについて、宮田さんはこんな例を挙げる。「イランでは、独裁的なパーレビ王政を革命で倒したが、政治的な混乱が起き、別の強権的な体制が生まれた。エジプトでも王政を打倒して、軍部が政権を握った。一方、フセイン後のイラクでは殺し合いが続いている。国民にとって望ましいかどうかは別ですが、強権的な政権の方が安定しているというのは現実です」。欧米の価値観に合うような政治体制に移行するのではなく、部族・宗派間対立による内戦、あるいはイスラム武装勢力によるテロの横行、そしてついには別の独裁的な体制−−こうした状況に至る可能性もある、と言うのだ。

 そもそも、こうした独裁体制が中東諸国に築かれたのはなぜか。「今回政権崩壊した3カ国の指導者はいずれも軍の出身。アラブでは、イスラエルの建国(1948年)以降、安全保障が重視され、軍が強い力を持つ条件があった」。軍部の指導者がクーデターなどで政権を奪取し、実力組織を背景に権力の座に居座るというのがアラブ世界の独裁長期化の構図だった。

 エジプトのシャラフ首相が対イスラエル政策の見直しを示唆するなど、アラブ・イスラエル関係も動き始めている。「(イスラエルと全面衝突はしない)シリアのアサド政権が崩壊すると、不安定化でどんな勢力が出てくるかわからず、イスラエルはさらに追い込まれる。政権が動揺している国、混乱している地域にはイスラム原理主義が勢力を伸ばす余地が生まれる」。欧米が介入することで大きな混乱を招いてきたのが中東世界の現実と宮田さんは指摘する。

 「春」といっても本当の民主化にはなお時間がかかりそうだ。

3099チバQ:2011/09/26(月) 19:49:51
http://mainichi.jp/select/wadai/archive/news/2011/09/20/20110920dde041040039000c.html
銀輪の死角:欧州の取り組み/1 マルメ(スウェーデン)
 ◇徹底的に車と分離
 自転車が都市交通の主役になり、事故も減らしている欧州の諸都市は、どのような取り組みをしているのか。10年前から毎年のように欧州の自転車事情を視察しているトヨタ自動車の亘理章(わたりあきら)IT・ITS企画部主査(63)をナビゲーターに、先進事例を紹介する。

     ◇

 「私が見た限り、欧州で一番、自転車に乗ってストレスがない街ですね。車を気にせず走れる」。そう亘理さんが語るのは、スウェーデン最南部に位置する同国第3の都市マルメだ。

 人口約28万、面積約335平方キロと、日本の中規模都市とよく似た同市の大きな特徴は自転車レーンの長さと広さ。中心部から自転車で30分以内は全域に整備され、08年時点の総延長は約410キロ。通常は幅2メートルの一方通行だが、対面通行だと1日通行量が5000台までは幅2・5メートル、7000台までは3メートル、7000台以上は最大で日本の一般国道の車線幅と同じ3・5メートルにもなる。

 中心部はくいなどで車が容易に通り抜けられないように制限しているのが二つ目の特徴だ。車は並行する広い道を迂回(うかい)する。三つ目は、自転車レーンや専用路が幹線道路と交わる場合、立体交差にしている点。自転車は幹線道路をくぐって安全に通過できる。

 マルメは中世から港湾都市として栄え、近年は造船業などの重工業が盛んだったが90年ごろ衰退。新たに「環境都市」を掲げ、00年ごろから「自転車のまち」を目指した。対岸にあるデンマークの首都コペンハーゲンと結ぶトンネルやオーレスン橋(瀬戸大橋と姉妹橋の道路鉄道共用橋)が00年に完成、自転車でマルメ中央駅に来て電車でコペンハーゲンに通勤する人が増えたことも背景にあった。

 市の考え方は「自転車の利用しやすさを重視し、徹底的に車と分離する」。駅前など自転車レーンを設置できない一部はバスやタクシーと道路を共有するが、それでも優先権は自転車にある。

 とはいえ、08年時点で市民の車利用率は、目的地まで5キロ未満で48%と半分近くあり、3キロ未満でも35%。それぞれ10%引き下げることが市の目標だ。市の担当者は毎日、自転車で市内を回って不便がないか調査しており「その権限は欧州諸都市の中でも強く、政策に色濃く反映されているのが驚きだ」と亘理さんはいう。=つづく

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 ◇亘理章氏略歴
 71年トヨタ自動車入社。03年から情報技術を利用した高度な道路交通システムの開発に取り組む部門を担当し、都市交通政策も研究。土木学会誌に自転車レーンの国内での設置基準私案を公表した。早稲田大客員研究員で、国土交通省の研究会委員も務めた。

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毎日新聞 2011年9月20日 東京夕刊

3100チバQ:2011/09/26(月) 19:50:14
http://mainichi.jp/select/wadai/archive/news/2011/09/21/20110921dde041040013000c.html
銀輪の死角:欧州の取り組み/2 フランクフルト(ドイツ)
 ◇車との共生定着
 自転車用通路と車道の立体交差や市街地への車の乗り入れ制限など、スウェーデン・マルメが自転車と車を徹底的に分離するのに対し、ドイツ・フランクフルトの特徴は「自転車と車の共生」だ。

 市内全道路約250キロのうち、高速道路などを除く9割以上で、車道を白線で区切った自転車レーンや専用通路が整備され、交差点の手前で進行方向によって2車線に分かれるレーンもある。


=いずれも亘理さん提供 車道を走るレーンについて、市道路交通局のトマス・フリーデ企画官はこう語る。「以前、イスラエルから交通政策の視察団が来て自転車で走ってもらったが、彼らは車道を自転車で走ることが怖くてすぐに降りてしまった。怖がるのは仕方ないと思うが、統計上は自転車が車道を走ると事故は起きにくい」

 企画官によると、事故の多くは車が右左折する際、自転車が視界に入らないため起きているが、自転車が車道を走ると車の運転手は自転車がよく見えるのだという。「ドイツでは、こうした統計に基づく判断で交通政策を進めているのです」

 レーンがないところでも、自転車が車と同じように右側走行していれば、車の方が避けるマナーが定着している。自転車の使い勝手を広げるため、地下鉄への持ち込みも朝の通勤時間帯などを除いて原則的に可能だ。09年に現地を訪れたトヨタ自動車の亘理章IT・ITS企画部主査は「自転車の交通政策が完成された街だった」と振り返る。

 市内の公園の一角には日本の自動車教習所を小さくしたような施設がある。子供用自転車が数十台あり、背の低い交通標識も設置。子供のための自転車練習場だ。ドイツは小学校低学年で地元の警察官らが自転車の交通ルールを教え、練習場で自転車に慣れたうえで公道に出る。

 最近はあまり見られなくなったが、子供が自転車に乗る際、後ろに顔ほどの大きさの三角の旗を立てる習慣もある。車から発見されやすい工夫という。

 フリーデ企画官は言う。「自転車の交通政策は(共生を進める)車と表裏一体。だからこそ、車との事故を防ぐ安全対策を充実させなければならない」=つづく

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毎日新聞 2011年9月21日 東京夕刊

3101チバQ:2011/09/26(月) 19:50:40
http://mainichi.jp/select/wadai/archive/news/2011/09/22/20110922dde041040002000c.html
銀輪の死角:欧州の取り組み/3 ロンドン(イギリス)
 ◇五輪に向け整備
 先進的な施策を試みながら課題も抱えるのがロンドンだ。

 昨年5月、ボリス・ジョンソン市長は「自転車革命」構想を発表した。狙いは、車の渋滞緩和や大気浄化による環境改善▽市民の健康増進▽地域経済活性化−−の三つ。主要施策として「自転車スーパーハイウエー」と呼ぶ自転車レーンの設置や、自転車専用信号機の新設、レンタサイクル施設=の整備などを次々と打ち出した。

 スーパーハイウエーは市中心部から周辺部へ放射状に延びる自転車レーンで、既に4本(全長約38キロ)が設置され、15年までに12本を完成させる予定。レンタサイクルは市内361カ所に約5000台配置し、スーパーハイウエー沿いなどに駐輪場を5000カ所新設した。五輪を開催する来年にはメーン会場がある市東部にも拡大して自転車の数を8000台まで増やし、駐輪場を市内全体で6万6000カ所まで整備する計画だ。

 市内の案内標識には目的地までの距離ではなく自転車での所要時間を記したものも目立つ。「車なら渋滞で時間がかかるが、自転車ならスムーズに到着できる」とPRするためだ。

 ただし、市街地では自転車レーンはまだまだ少なく、スーパーハイウエーも車と並走するため、車がコースに進入したり、駐車していたりする。自転車愛好家などからは「自転車専用路として車道から分離すべきだ」との批判の声もあがる。

 ロンドンはもともと車で通勤する人が多く、バスも発達。市民が自転車に関心を持ち始めたのはここ10年くらいとされる。今年6月に訪れたトヨタ自動車の亘理章IT・ITS企画部主査は市の熱意を感じる一方、「自転車政策は初期の段階」と感じたという。

 ジョンソン市長のスポークスマンも「世界の大都市の中で最善の自転車都市に向かっていると考えている」とコメントしたうえで、現状を冷静に受け止めていた。「課題が残るのも事実だ。特に、自転車利用者の安全をいかに確保していくかには、大きな注意を払っている」=つづく

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毎日新聞 2011年9月22日 東京夕刊

3102チバQ:2011/09/26(月) 19:51:12
http://mainichi.jp/select/wadai/archive/news/2011/09/24/20110924dde041040005000c.html
銀輪の死角:欧州の取り組み/4止 パリ(フランス)

自転車が通行できるパリのバスレーン=亘理章さん提供

パリの高架下の自転車専用路=亘理章さん提供 ◇古い街並みに工夫
 ロンドンと同様に00年代に入って本格的な自転車対策に取り組み始めたパリは古い街並みが多いため、さまざまな工夫がみられる。

 「華の都」と呼ばれるパリ市中心部には19世紀に整備された細い路地が多い。事故を避けるため、車の速度を時速30キロ以下に抑える「ゾーン30」を積極的に導入し、現在は市内70カ所で規制がかけられている。ベルトラン・ドラノエ市長は今後も学校周辺や商業地域で増やしていく方針で、市関係者は「将来的にパリ市全域がゾーン30になってもおかしくはない」と語る。

 目立つのは、街中の道路の至るところに白くペイントされた自転車マークだ。自転車レーンにはもちろん、交差点にも矢印と一緒に描かれている。自転車が走る場所を示すとともに、車にも常に自転車を意識させる狙いがあるのだという。自転車レーン自体の整備も進み、00年の200キロから08年に371キロ、10年半ばには440キロまで伸びた。

 さらに、全てのバスレーンで自転車の走行を可能とした。これに伴う安全確保のため、従来3・8メートルだったバスレーンの幅を4・5メートルまで広げる方向だ。また、鉄道の高架下にも自転車専用路を設置。さまざまな空間を生かして、自転車が安心して走れる道のネットワーク化を図っている。

 パリの自転車環境向上には、市のレンタサイクル事業「ベリブ」の存在が大きい。渋滞解消と環境対策を目的に、世界の主要都市で初めての大規模事業として07年7月にスタート。今年6月時点で約1800カ所の拠点に2万台以上の自転車が用意されている。市民や観光客が専用カードを作れば自由に乗れ、どの駐輪場で返しても構わない。利用者は最高で1日12万人に上り、今やパリの名物だ。

 「ベリブを象徴に、市のやる気が感じられる」。今年6月にパリを訪れたトヨタ自動車の亘理章IT・ITS企画部主査は、08年の視察時に比べ、自転車事情の進化ぶりに目を見張った。

 自転車政策に積極的に取り組む欧州諸都市に、日本が学ぶべきことは多い。=おわり

     ◆

 この連載はパリ福原直樹、ロンドン笠原敏彦、ベルリン篠田航一、馬場直子、北村和巳が担当しました。

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毎日新聞 2011年9月24日 東京夕刊

3103チバQ:2011/09/26(月) 21:50:49
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00208324.html
サウジアラビア・アブドラ国王、次の地方議会選で女性の参政権を初めて認める方針表明

イスラム教の戒律によって、女性の権利が大きく制限されているサウジアラビアで25日、アブドラ国王が演説し、次の地方議会選挙で、女性の参政権を初めて認める方針を表明した。
アブドラ国王は演説で、4年後に予定されている地方議会選挙から、女性の投票や立候補を認めると表明した。
また、立法権がない議会にあたる諮問評議会への女性の参加も認めると述べた。
自動車の運転の禁止など、女性の権利が大きく制限されているサウジアラビアでは、中東の民主化運動「アラブの春」に触発されて、女性の権利拡大を求める運動が活発化している。
(09/26 12:37)

3104チバQ:2011/09/26(月) 21:53:46
http://www.afpbb.com/article/politics/2830627/7833971?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
仏上院選、左派連合が歴史的勝利 サルコジ大統領再選に赤信号
2011年09月26日 11:02 発信地:パリ/フランス

【9月26日 AFP】25日に投開票が行われたフランス上院選挙は、最大野党の社会党(Socialist Party)を中心とする左派連合が歴史的勝利を収めた。

 社会党とフランス共産党、緑の党の左派連合は、仏史上初めて上院での主導権を握る議席数を確保し、7か月後の大統領選で再選を目指すニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)大統領に大打撃を与えた。

 1958年の第5共和制発足以来、フランス上院は常に右派政党が主導権を握ってきたが、これが左派に揺れた25日の選挙結果は、すでに勢力が弱体化しているサルコジ大統領の出馬意欲をそぐものとなるかもしれない。
 
 左派連合の歴史的勝利により、社会党の三選連続勝利への道が開けた可能性もある。世論調査の結果は、来年の大統領選および国民議会(下院)選挙でも左派の勝利を示唆しているからだ。 

 上院は、地方議員、市町村代表などで構成される選挙人団約7万2000人による間接選挙。(c)AFP/Dave Clark

3105チバQ:2011/09/26(月) 21:54:24
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011092690103617.html
仏上院選で左派が過半数 サルコジ大統領に打撃
2011年9月26日 10時36分

 【パリ=野村悦芳】フランス上院(定数348)の約半数を改選する選挙が25日、本土と海外県などであり、1958年の第5共和制発足以来初めて、左派が過半数の議席を獲得した。来年の大統領選で再選を目指す右派のサルコジ大統領には打撃となった。

 AFP通信によると、最大野党の社会党を中心とする左派は、非改選を含む上院全体での議席を少なくとも175に伸ばした。最終結果は今後発表される。

 雇用問題や景気対策に関するサルコジ政権への批判票が社会党に流れたとみられる。社会党の大統領選候補を選ぶ予備選に立候補しているオブリ第1書記は「サルコジ大統領の挫折だ」と述べた。

 下院は、大統領を支える右派、国民運動連合(UMP)が過半数を占めている。ねじれ状態の中、上院左派は今後、法案審議などで存在感を発揮しそうだ。

 上院選は、下院議員や地方議員らによる間接選挙で、今回は定数増の5議席を含む170議席で争われた。

(中日新聞)

3106チバQ:2011/09/26(月) 21:56:32
http://www.afpbb.com/article/politics/2830580/7825702
「反逆者はどこだ?」プーチン露首相、党大会の反対1票に
2011年09月26日 09:42 発信地:モスクワ/ロシア

【9月26日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)首相は24日、与党・統一ロシア(United Russia)の次期総選挙の比例名簿でドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)大統領を第1位にすることに、同党の党大会出席者600人近くの中で唯一「反逆」をした1人の人物が誰なのか、探し出そうと試みた。

 統一ロシア党は、12月4日の総選挙でメドベージェフ氏を比例第1位に掲載することを党大会で圧倒的多数で承認した。メドベージェフ氏は、来年3月の大統領選挙でプーチン首相が後継者となることに合意している。

 582人が賛成票を投じ、棄権票は0票。だが、反対票が1票だけあった。

 旧ソ連国家保安委員会(KGB)出身のプーチン首相は、たった1人の反対票に驚いた様子を見せ、「それで、この人物はどこにいる?反逆者はどこだ?」と述べた。

 会場から挙手が無かったため、プーチン首相は「残念だ。その人物は顔を見せるべきだった」と語った。

 プーチン首相とメドベージェフ大統領のどちらが大統領選に出馬するのか不確定な数か月が続いていたが、メドベージェフ大統領がプーチン首相の大統領選出馬を提案すると、プーチン首相はただちにこれを了承した。

 慎重に演出された交代劇の中、メドベージェフ氏は、プーチン大統領の下でロシア首相として政府を率いる準備があると語った。(c)AFP

3107チバQ:2011/09/26(月) 21:57:20
http://japanese.joins.com/article/062/144062.html?servcode=A00&sectcode=A00
プーチンが帰還…2012年、北東アジアの権力は大移動(1)
2011年09月26日09時31分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「21世紀のツァーリ」が帰ってくる。ロシアのプーチン首相が来年3月の大統領選挙に出馬すると宣言した。当選は既定事実と受け止められている。プーチンと競争すると予測されたメドベージェフ現大統領が不出馬宣言をして「白旗投降」したためだ。

プーチンは2000〜2008年に大統領を務めた。憲法の3選禁止規定により側近のメドベージェフに4年間権力の座を渡した後にまた取り戻すものだ。メドベージェフは2008年に憲法を改定し大統領任期を4年から6年に延長した。プーチンが来年の大統領選挙で当選すれば2024年まで12年間の長期執権も可能だ。事実上の権力者としての首相在任期間まで含めれば24年間にわたり権力を行使するわけだ。旧ソ連時代のブレジネフは18年、スターリンは30年にわたり権力の座に座った。

プーチンは24日、モスクワ市内のスタジアムで開かれた政権与党「統合ロシア」の党大会でメドベージェフの推挙を受諾する形で次期大統領選挙への出馬を公式化した。プーチンは「メドベージェフ大統領とすでに数年前に将来誰がどのような役割を受け持つのかについて合意があった」として密約の事実を明らかにした。合わせてメドベージェフが次期首相になると明らかにした。メドベージェフも次期首相就任を受諾した。公然とした「役割交代」だ。プーチンは支持率80%前後で推移した大統領在任時よりは人気が落ちたが依然として60%以上の支持率を得ている。

プーチンはこの日、「ロシアは5年以内に世界5大経済大国になるべきで、ロシア軍も5〜10年以内に新型兵器を整えて以前の威力を完全回復しなければならない」と力説した。

プーチンは大統領在任期間中、「米国がすべてのことを決める一極体制は正しくない」と主張していた。米国のミサイル防衛(MD)計画も積極的に阻止した。極東地域での中国との領土紛争にも強硬対応した。独立を訴えたチェチェン自治共和国を武力で制圧し国内でも強力な力の政治を展開した。当時ロシア内外では「旧ソ連時代の帝国主義的野望がよみがえっている」という評価であふれたがプーチンは意に介さなかった。その結果「ニューツァーリ」「21世紀のツァーリ」などのニックネームが生まれた。ツァーリはロシアの絶対君主だった皇帝を意味する言葉だ。

3108チバQ:2011/09/26(月) 21:57:46
http://japanese.joins.com/article/j_article.php?aid=144063&servcode=a00&sectcode=a00
プーチンが帰還…2012年、北東アジアの権力は大移動(2)
2011年09月26日09時31分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
来年は3月のロシア大統領選挙とともに北東アジア主要国の権力移動が予想される。1月には台湾の総統選挙がある。10月には中国で胡錦涛国家主席の後任が決定され、習近平副主席の登板が予想される。11月には米大統領選挙が、その翌月には韓国大統領選挙が予定されている。北朝鮮でも金日成(キム・イルソン)生誕100周年を迎え金正恩(キム・ジョンウン)労働党中央軍事委員会副委員長への権力継承作業に加速度がつく可能性もある。北朝鮮は来年を「強盛大国進入の年」と宣伝している。こうした政治日程により韓半島を含む北東アジア情勢が揺れ動く可能性が大きい。「ロシアの地位回復」を強調してきたプーチンが新しい政治地形でどんな役割をするかも注目される。

米ロサンゼルスタイムズは最近「プーチンが再執権すれば米国との関係が円満に維持されたメドベージェフ時代とは異なる様相が展開されるだろう」と予想した。また「米国経済は世界経済の寄生虫」というプーチンの発言を持ち出し、「経済危機で米国の地位が墜落したのを機会にまた米国と同等な位置への浮上を夢見ること」を懸念した。

これに対しニューヨークタイムズは、「プーチンがまた前面に出ても米国との友好関係を維持してきた現在のロシアの政策基調は大きく変わらないだろう」と診断した。

中国とは経済と軍事的に一層密着して米国に対抗する可能性がある。プーチンは来月中国を訪問して経済協力などを議論する計画だ。外信は国内の有権者に経済発展を最大のイシューとして掲げていることからエネルギー資源輸出と貿易の主要相手国となる中国との関係を強化するとの見通しを示している。

3109チバQ:2011/09/26(月) 21:59:27
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110926/mds11092608360001-n1.htm
イエメン大統領、即時辞任を拒否 内戦の懸念も
2011.9.26 08:32

25日、テレビ演説するイエメンのサレハ大統領の映像(ロイター)
 イエメンのサレハ大統領は25日、約3カ月半にわたりけがの治療を受けていたサウジアラビアから帰国後初めて国営テレビを通じて演説、「対話と選挙を通じた政権の交代に向かって進もう」と訴えた。反政府派の最大の要求である即時辞任には言及せず、事実上拒否した。

 サレハ氏は、大統領辞任などを柱とする湾岸協力会議(GCC)の仲介案について「実行に向け尽力している」と述べたが、辞任については直接触れなかった。このため、反政府派の反発と混乱拡大は必至で、内戦に陥るとの懸念も深まっている。

 今年6月、首都サヌアの大統領宮殿で暗殺未遂とみられる爆発で負傷し、サウジで治療を受けたサレハ氏は演説で、大統領選挙のほか、国会や地方議会選の早期実施を提案。また、今後も治療を継続するとし、大統領権限はハディ副大統領に委譲したと説明した。(共同)

http://www.asahi.com/international/jiji/JJT201109260001.html
退陣要求を改めて拒否=イエメン大統領2011年9月26日7時6分
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 【カイロ時事】イエメンのサレハ大統領は25日、けがの治療先のサウジアラビアから帰国後、初めてテレビを通じて演説した。大統領は改めて辞任を拒否するとともに、選挙を通じた権力移行に取り組む姿勢を示した。

 大統領は、3度にわたって拒否している湾岸協力会議(GCC)の権力移行案について、実施に移す用意があると強調した。ただ、次期政権への長男アフマド氏の参画といった条件を突き付けているとされ、事態打開は難しそうだ。 


[時事通信社]

3110チバQ:2011/09/26(月) 22:02:04
http://www.cnn.co.jp/world/30004088.html
バルセロナで最後の闘牛、自治州が禁止措置 スペイン
2011.09.26 Mon posted at: 10:44 JST

(CNN) スペイン北東部カタルーニャ自治州で同国伝統のスポーツである闘牛が禁止され、州都バルセロナの闘牛場で25日、最後の闘牛が行われた。バルセロナの闘牛場は1900年代初頭以来、スペインの歴史に残る数々の競技の舞台となってきたが、昨年、カタルーニャ自治州議会が闘牛の禁止を決めた。

25日の最後の闘牛はチケットが売り切れ、スタンドを埋めた観客が、伝統の衣装に身を包んだ闘牛士ホセ・トーマスさんに声援を送った。国営テレビTVEは、観客が競技場になだれ込んで砂を集め、記念に持ち帰ったと伝えている。

一方、闘牛場の外では、闘牛は残酷だと主張してきた動物愛護団体が抗議活動を展開。ファンと抗議活動家が衝突しないよう、警察が目を光らせた。

地元の歴史家によると、闘牛は聖書の時代にまでさかのぼるスペイン伝統のスポーツで、現在も多くの州で行われている。

しかし国営テレビTVEは、闘牛は暴力的であり子どもに見せるのはふさわしくないとして中継を打ち切っている。自治州ではカタルーニャに先立ち、カナリア諸島も1991年に闘牛禁止に踏み切った。

3111チバQ:2011/09/26(月) 22:39:24
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-23347520110926
焦点:プーチン氏の大統領復帰、ロシアに「停滞の時代」到来も
2011年 09月 26日 17:10 JST
 [モスクワ 25日 ロイター] ロシアのプーチン首相が来年3月に予定される大統領選への出馬を表明。大統領への返り咲きは確実とみられているが、同氏が安定を強調する一方で、ロシアに停滞の時代が到来するだけでなく、混乱が生じかねないとの見方もある。
 プーチン首相自身は、旧ソ連崩壊によって混乱した社会に秩序をもたらしたと自負している。しかし、ゴルバチョフ元ソ連大統領や服役中の元石油王ホドルコフスキー氏などプーチン氏に批判的な人物は、同氏の大統領復帰は安定を損なう懸念があるとしている。

 プーチン氏の「弟子」とされるメドベージェフ現大統領でさえ、与党「統一ロシア」党大会で24日に行った演説で、ロシアは停止状態に陥る可能性があると指摘。「形式主義と官僚化は非常に危険であり、政治システムの停滞と劣化を引き起こす」との考えを示した。

 プーチン氏は2008年、メドベージェフ氏に大統領就任の機会を与えたが、2人の「双頭体制」をけん引してきたのは、まぎれもなくプーチン氏の方だ。

 ゴルバチョフ氏は先週、ロシアは指導者が変化を受け入れない限り混乱状態に陥るとし、「変化の欠如こそが不安定を引き起こし、国家の将来に疑問を抱かせる」と強調。好調な石油輸出が国内経済の衰退を覆い隠していたブレジネフ時代(1964─1982年)にロシアは戻りつつあると述べた。

 <停滞か改革か>

 エリツィン大統領が1999年12月31日に電撃辞任し、プーチン氏が大統領代行に任命された当時、ロシア国民の多くは「新鮮な空気」歓迎した。プーチン氏の活力と勢いは、時にはそれが行き過ぎた言動であったとしても、エリツィン政権下で混沌を感じていた国民に受け入れられた。24日の演説でもそうだったように、プーチン氏は秩序と改革を約束。そして、長期間にわたって続いた好景気をロシアにもたらした。

 しかしその一方で、厳格な支配体制を敷き、自由に対して関心を持たない諜報機関の元工作員らを幹部に昇格させた。また海外の指導者には厳しく意見し、ロシアが他国の命令に応じるような時代は過ぎたということをアピールした。政府に相反する超富裕層は、国外追放または拘束の対象にした。

 政府と対立した富裕層の1人であるホドルコフスキー氏はロイターに対し、プーチン氏の大統領再任により、権力の内部改革への希望は無くなるだろうと指摘。社会活動家や知識人などの国外流出は急増するとの見方を示した。

 <プーチン氏の「わな」>

 プーチン氏は大統領時代に汚職について記者団から質問を受けたとき、「他国でも同様の汚職が存在する」と返答した。確かに、非政府組織(NGO)トランスペアレンシー・インターナショナルの発表によると、2010年のロシアの「汚職指数」はカンボジアやケニア、ラオスと同じだった。外国人投資家などはプーチン氏の周辺人物は裕福であると述べているが、同氏自身は個人的に莫大な資産を抱えていることは否定している。

 反プーチン派は、このような周辺人物の存在とプーチン氏の支配に対する欲こそが、同氏を「わな」に陥れていると指摘。プーチン氏は秩序を求めているが、支配に対する欲が、最終的には1人の人間に依存したぜい弱で腐敗した体制を作り出し、秩序そのものが崩壊するとしている。

 プーチン氏の大統領返り咲きは確実視されており、2018年─24年までの2期目も続投する可能性がある。

 ロシアの社会活動家アレクセイ・ナバリヌイ氏は6月、中東・北アフリカでの民主化の動き「アラブの春」のような反体制運動がロシアでも起こる可能性があると指摘。「(ロシアでは)さまざまな利害関係が壊れやすいバランスで成り立っているが、大きな出来事が発生すればそのバランスは一気に失われることもあり得る」と述べた。

(ロイター日本語ニュース 執筆:Guy Faulconbridge記者、翻訳:本田ももこ、編集:宮井伸明)

3112moon:2011/09/27(火) 00:18:47
とてもナイスでした!ヽ(〃▽〃 )ノ☆ http://nn7.biz/watch?v=fIjX4vH

3113チバQ:2011/09/27(火) 23:34:40
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4837591.html
柔道のドイエ氏、仏・スポーツ相に任命

 フランス大統領府は26日、シドニー五輪の柔道・金メダリストで「疑惑の判定」とされた日本の篠原信一選手との試合で知られる、ダビド・ドイエ氏を新しいスポーツ相に任命すると発表しました。

 ドイエ氏は、2000年のシドニー・オリンピックで柔道男子100キロ超級に出場。決勝で日本の篠原信一選手を破って優勝しました。しかし、篠原選手の一本が決まっていたとの見方もあり、当時、「疑惑の判定」として大きく報道されました。

 アトランタ、シドニーと2大会連続のオリンピック金メダリストとなったドイエ氏は、2009年の国民議会補欠選挙で与党・国民連合運動の議員として当選。今年6月の内閣改造で、在外フランス人担当相に任命されていました。(27日20:02)

3114チバQ:2011/09/27(火) 23:38:07
http://www.asahi.com/international/update/0927/TKY201109270398.html
スペイン上下院解散、総選挙へ 失業率改善など争点関連トピックス欧州連合(EU)総選挙
 スペインのサパテロ首相は27日、上下両院を解散した。総選挙は11月20日に投開票される。長引く不況や約20%にのぼる失業率の改善が主な争点だ。世論調査では最大野党・国民党の支持率が、与党・社会労働党を上回り、政権交代が現実味を増している。

 スペインの失業は、若年層に限れば40%を超え、欧州連合(EU)加盟国でも最悪の水準。社労党は党の重鎮で前内相のルバルカバ氏を次期首相候補に据えて雇用問題に取り組む。高所得層への財産課税で捻出した財源で、約30万人の雇用を創出するとしている。

 一方、国民党はラホイ党首を首相候補とし、「痛みのない改革」を打ち出している。暮らしに直結する社会保障費の削減には踏み込まず、サパテロ政権下で悪化した州政府の財政運営にメスを入れるなど歳出カットを急ぐ考えを強調。増税は中間層への影響が大きいとして、懐疑的な姿勢だ。

3115pipi:2011/09/28(水) 20:27:50
はんまーかんまーw(*・ω・)☆

3116チバQ:2011/09/28(水) 22:42:02
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011092800116
元ポルノ女優、新党旗揚げ=腐敗政治立て直し訴え−伊
 【ジュネーブ時事】27日発売のイタリア週刊誌オッジは、ポルノ女優から国会議員に転身し、大胆な露出で話題を集めたチチョリーナさん(59)が、新党結成を計画していると報じた。堕落しきった今の政治を批判、反軍や弱者支援を訴えるという。
 元下院議員のチチョリーナさんは同誌とのインタビューで、「成り金、票の買収、便宜供与、腐敗がはびこる今の政党はもううんざり。正直者の味方になる党をつくろうと思っているの」と話し、将来に希望が持てる政策の実現に向けた新党結成に意欲を示した。(2011/09/28-11:58)

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3117チバQ:2011/09/29(木) 12:31:24
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110929/t10015921451000.html
エジプト 最大野党選挙拒否も
9月29日 10時39分
エジプトでムバラク政権後初めてとなる議会選挙を巡って、最大野党勢力の「ムスリム同胞団」は、軍が発表した選挙制度では、前大統領を支えた勢力に有利になるとして、選挙のボイコットも辞さない構えを示し、選挙制度の見直しを求めています。

ムバラク政権の崩壊後、初めてとなる議会選挙について、エジプトを暫定統治する軍の最高評議会は、27日、3分の2の議席は比例代表で選び、3分の1の議席は選挙区から選ぶこと、また投票は11月28日から3回に分けて行うことを発表しました。これについて最大野党勢力の「ムスリム同胞団」は、28日、記者会見を開き、選挙区選挙は候補者個人に資金力や知名度がある旧与党の勢力に有利だと批判しました。そのうえで「すべての議席が比例代表制で選ばれなければ、選挙には参加しない」と述べ、選挙のボイコットも辞さない構えを示して選挙制度の見直しを求めました。また、民主化の原動力となってきた若者たちのグループも、28日、同じように選挙制度を批判し、今週末に大規模な抗議集会を開く考えを明らかにしました。今回の議会選挙はエジプトの民主化の成否を握るものとみられているだけに、多くの政治勢力が参加しない事態となれば、さらなる混乱を招くことが懸念されています。

3118チバQ:2011/09/29(木) 20:43:31
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110929-00000066-jij-int
カダフィ大佐、砂漠を流浪? =徹底抗戦主張も消息知れず―リビア
時事通信 9月29日(木)14時21分配信

 【カイロ時事】リビアの元最高指導者カダフィ大佐が6月以降、行方をくらましたまま、8月23日の政権崩壊後1カ月以上が経過した今も手掛かりはない。周辺国への亡命も困難な情勢で、支持する部族の保護の下で南西部のサハラ砂漠をさまよっているとの見方も浮上している。
 カダフィ派残党が抵抗するのは、中部のシルトや首都トリポリ南東のバニワリドなどごく限られた場所になった。南西部の砂漠には、大佐と関係の深いトゥアレグ族が住む。国民評議会幹部は、西部のガダメス周辺でトゥアレグ族と行動を共にしている可能性があると語った。

3119チバQ:2011/09/29(木) 20:44:53
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/09/29/20110929dde007030011000c.html
サウジアラビア:「運転でむち打ち刑」撤回 王女、ツイッターで「国王命令」
 【カイロ共同】保守的なイスラム社会のサウジアラビアで、禁止されている車の運転を強行した女性に裁判所が言い渡したむち打ち10回の判決について、アブドラ国王が撤回を命じたことが28日、明らかになった。

 サウジの富豪ワリード・ビンタラール王子の妻で女性の運転解禁論者でもあるアミーラ・タウィール王女が短文投稿サイト「ツイッター」で明らかにした。

 サウジでは中東各地での民主化運動「アラブの春」の影響で、権利拡充を求める女性のデモが発生。国王は25日の演説で、4年後の自治評議会(地方議会)選での女性参政権付与など、女性の権利向上を表明したばかりだった。

 国王が撤回を命じた理由は明らかにされていないが、判決が権利向上の方針に反すると判断したとみられる。米誌フォーブス(電子版)によると、王子自身も国王に撤回を働き掛けたという。王女によると、被告は「この不当な判決が出てから抱いていた恐怖を国王の命令が消し去ってくれた」と喜んだという。

 西部ジッダの裁判所は27日、女性の運転解禁を求める抗議行動の一環で、今年7月に運転中、当局に拘束されたシャイマ・ジャスタニア被告にむち打ち刑を言い渡した。

毎日新聞 2011年9月29日 東京夕刊

http://mainichi.jp/select/world/news/20110928k0000e030015000c.html
サウジアラビア:「運転した罪」で女性にむち打ち10回

今年6月、ネット上で公開された、サウジアラビアで車を運転する女性の映像=AP 【カイロ和田浩明】国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(本部ロンドン)は27日、サウジアラビアの裁判所が同日、当局の許可なく車を運転した罪で女性にむち打ち10回の刑を言い渡したと発表した。サウジでは中東の民主化政変「アラブの春」と歩調を合わせるように、運転の権利を求める女性の動きが活発化。女性たちは運転中の映像をインターネットの動画サイトにあえて投稿し、国際社会に支援を呼びかけている。

 アムネスティによると、判決は南西部ジッダの裁判所が下した。「車を運転した罪」に問われている女性は、少なくとも他に2人いるという。

 保守的な部族文化と戒律の厳しいイスラム教ワッハーブ派が強い影響力を持つサウジでは、女性の社会参加は欧米諸国などに比べ大幅に制限されている。外出や移動には男性後見人の許可や同行が求められる。

 アムネスティによると、車の運転については90年当時、女性活動家が運転の権利を求めてデモ行進をしたことに対し、内務省が正式に禁止した。

 サウジでは25日、アブドラ国王が女性参政権を認めたばかりだが、アムネスティは「運転禁止は女性差別であり、むち打ちは残酷な刑罰。サウジ当局は男性に女性が従属する体制を排除すべきだ」と批判している。

毎日新聞 2011年9月28日 10時29分(最終更新 9月28日 14時03分)

3120チバQ:2011/09/29(木) 22:59:43
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201109290050.html
独連立与党・自由民主党の支持率が過去最低の2%に2011年9月29日
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 [ベルリン 28日 ロイター] 28日公表されたドイツの世論調査によると、連立与党の自由民主党(FDP)支持率がは1%ポイント低下して2%となり、過去最低となった。世論調査はシュテルン誌と民放RTLの委託で調査機関フォルザが実施した。

 FDP議会指導部のRainer Bruederle氏は「われわれは、現在最悪の局面にある」とし、有権者の信頼回復に向け大いに努力しなければならないと述べた。

 18日に行われたベルリン特別市(州に相当)議会選挙で、FDPの得票率は1.8%と、2006年の7.6%から急落。ユーロに対し懐疑的な姿勢を強めて有権者へのアピールを図ったが効果がなかった。

 フォルザのディレクター、Manfred Guellner氏は、FDPの支持率が過去最低となったのは、ベルリンでの敗北が主な原因とし「2週間もすれば支持率は回復してくるだろう」と述べた。

 調査では、メルケル首相率いる連立政権の支持率は、1%ポイント低下して33%。社会民主党(SPD)と緑の党(48%)を15%ポイント下回った。

 またベルリンの選挙で躍進した海賊党の支持率は7%と、国政レベルでの議席獲得条件となる5%を上回った。

3121チバQ:2011/09/29(木) 23:05:32
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110929/amr11092920550009-n1.htm
チャベス・ベネズエラ大統領が緊急入院 米紙報道
2011.9.29 20:54

ベネズエラのチャベス大統領(ロイター)
 【ニューヨーク支局】米マイアミのスペイン語紙エルヌエボ・ヘラルド(電子版)は28日、南米ベネズエラのチャベス大統領(57)が27日に腎不全で軍病院に緊急入院したと報じた。搬送時の容体は深刻で、より設備の整った民間病院に移送される可能性もあるという。

 チャベス氏は今年6月、キューバの首都ハバナで受けた骨盤の膿瘍(のうよう)手術に伴う検査でがんが判明。同国でがんの摘出手術を受け、計4回にわたって化学療法を受けていた。22日にキューバから帰国した際には「生まれ変わったような気分だ」と述べ、健康をアピールした。

 来年10月の大統領選でも4選を目指す意向を示しているが、健康問題が再び浮上したことで大統領選に向けた動きに混乱が生じる可能性もある。

 ベネズエラのイサラ通信・情報相は自身の短文投稿サイトでエルヌエボ・ヘラルド紙の報道に否定的な見解を示したが、24日に予定されていたイランのアフマディネジャド大統領との会談は直前に中止されていた。

 チャベス氏は1998年の大統領選で貧困者救済のための「民主的革命」を訴え、貧困層の支持を受けて初当選。2005年ごろからは「21世紀の社会主義」を掲げ、無料の医療施設建設などの貧困対策に力を入れる一方、石油事業の接収や大手企業の国有化、土地再配分などを行ってきた。

3122チバQ:2011/09/29(木) 23:16:56
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110929/mds11092919470007-n1.htm
国連加盟申請から1週間 「包囲」で充満する閉塞感 ガザ市
2011.9.29 19:45 (1/3ページ)

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空爆で死亡した息子の写真を示すラハマさん=27日、ガザ市内
 パレスチナ自治区、ガザ地区の住民たちはイスラエルによる厳重な「包囲」の下、強い閉塞(へいそく)感に見舞われていた。厳しい経済情勢のなか、ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスを正面から批判する人もおり、ヨルダン川西岸を統治する自治政府のアッバス議長による国連加盟申請を支持する住民も少なくない。世代を超えて増え続ける難民からは、「国際社会のパレスチナ支援は言葉ばかり」という、あきらめの声も聞かれた。(パレスチナ自治区ガザ市 佐藤貴生、写真も)

 ■割れる住民感情

 「アッバス議長はパレスチナがイスラエルに包囲され、入植が続き、人々が殺されている実態を世界に訴えた」。商店が並ぶガザ市中心部の無名戦士通りで、ハーテムさん(38)は9月23日の議長の国連総会演説を評価した。

 「ハマスは支持しない。人々の財産をかすめ取ったり密輸で利益を得たりして、自分たちだけ潤っている。民兵組織のようだ」。ムハンマドさん(32)がいう。ハマスはイスラエル側の「包囲」が続く状況に乗じて、自らの支配を強化しているといわれる。

 ムハンマドさんはまた、「すべてのパレスチナの土地の回復」というハマスの目標についても、「土地をすべて取り戻したいのは事実だが、実際には難しい」と冷めた見方を示した。

 フランス通信(AFP)によると、ハマス指導部のハニヤ氏は26日、アッバス議長が国連加盟申請のさいに掲げた「1967年の第3次中東戦争以前の境界の回復」では不十分だと反対しつつも、自治政府側と共同戦略を協議する用意があると表明。そこには理想と現実の差がいっこうに埋まらぬなか、ガザの住民の支持をつなぎ止めたいとの思惑がほの見える。

3123チバQ:2011/09/29(木) 23:17:18
 ■トンネル経済

 ガザ市内の水道水は塩分混じりで、街頭では人々がポリタンクで水を買っていた。清掃員の姿はあってもゴミを入れるコンテナはどこも満杯で、腐臭が鼻をつく。公共サービスが行き届かない実態を示していた。

 複数の公務員によると、給与は月約2100シェケル(約4万5000円。シェケルはイスラエルの通貨)前後で、みな「暮らしていけない」とこぼす。大学を卒業したが3年間、職に就けないという男性(25)は「ガザには未来がない。出ていきたい」と話した。

 ただ、市内の市場や商店街には青果や日用品などが並び、物資は十分に流通しているようにみえた。市場で会ったサイードさん(46)によると、「みんなトンネル経由で持ってきた密輸品」だという。

 エジプト・シナイ半島とガザ地区を結ぶ地下トンネルの密輸は後を絶たず、汚水の流入や搬送中のガスボンベの爆発などの事故で、しばしば死者が出ている。日用品だけでなく、反イスラエル武装闘争の兵器密輸ルートでもあるようだ。

 ■怒り、あきらめ

 「昼夜、イスラエルが破壊されるよう神に祈っている」。ラハマさん(53)は、死亡した息子のサラームさん(18)の写真を掲げてこう話し出した。

 イスラエル軍は8月25日、ガザ市北部ベイトラヒヤ地区を空爆、建設中のスポーツ施設が破壊され、サラームさんは隣接する自宅の玄関わきで死亡した。ガザからのロケット弾攻撃が止まないというのが、イスラエル軍の空爆の理由だ。

 ヨルダン川西岸のラマラなどに比べ、ガザ地区はイスラエル側とさらに隔絶した状態にある。分離壁に加え、双方の間には1キロ前後の緩衝地帯が横たわる。

 ガザ市内でハルビーさん(63)の自宅を訪ねた。ハルビーは「戦争の」という意味のアラビア語だ。イスラエル建国宣言に伴う第1次中東戦争(48年)が起きた年に生まれ、対イスラエル戦争やパレスチナの内部抗争など血塗られた歴史を目撃してきた。

 高齢化するガザの難民のなかには、第1次中東戦争の前に暮らしていた家のカギや権利書を今も大事に持っている人がいるそうだ。

 「自分の名前は嫌いだ」というハルビーさんは、「イスラエルに取り囲まれている私たちには自由も希望もない。国際社会には解決する意志も力もない。私が死ぬまでにパレスチナの解放が実現することはないだろう」と話した。

3124チバQ:2011/09/29(木) 23:24:10
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110929-00000103-mai-int
<イスラエル>入植地が防衛拠点…住民「家が3割安い」
毎日新聞 9月29日(木)21時56分配信

 【アルフェイ・メナシェ(ヨルダン川西岸)で花岡洋二】イスラエル政府が占領地東エルサレムの南部ギロにユダヤ人住宅1100戸の建設を新たに許可した問題が、波紋を広げている。東エルサレムを将来的に独立国家の首都としたいパレスチナ側は「中東和平交渉再開の障害」と猛反発。国際社会の批判も高まっている。パレスチナによる「国家」としての国連加盟申請で双方の緊張が高まるなか、イスラエル政府はなぜいま、あえて入植政策を進めるのか。その狙いと、入植地に暮らす人々の思いを探ろうと、ヨルダン川西岸の入植地アルフェイ・メナシェを訪ねた。

 アルフェイ・メナシェは1983年に建設された入植地で、人口は約6700人。第3次中東戦争(67年)でイスラエルが西岸を占領する直前の「67年境界」から、東に約4キロの丘陵に位置する。

 中心部の小高い丘に立ち、眼下を見渡した。入植地の住宅にありがちな赤い屋根の一戸建てが整然と並ぶ。南西約20キロにある最大商業都市テルアビブが肉眼で見える。

 イスラエル政府は80年代、ヨルダン川西岸の西端の境界付近に、相次いで入植地を築いた。政府当局者だった軍事アナリストによれば、アルフェイ・メナシェを含むこうした入植地は「(テルアビブやエルサレムなど近郊の)都市部への侵攻や砲弾射撃、偵察を防ぐために作られた」という。

 ネタニヤフ首相は23日の国連演説で「入植地は、争いの(原因でなく)結果だ」と指摘。5月にオバマ米大統領が「67年境界」を基本に国境交渉を進めるよう促した時も、「(イスラエルの)安全を保てない」とかたくなに拒んだ。

 イスラエルにとって入植地は、武装勢力や敵国からの攻撃を防御する戦略拠点であり、緩衝地帯でもあるのだ。

 占領地へ国民を移住させるのは国際法違反だ。だがイスラエルは、西岸などが「どこの国土でもない」ことを根拠に、戦時国際法でいう軍事占領とは認めていない。今は西岸の土地約9%に約120カ所の入植地があり、約30万人が住んでいる。

 人々はどんな思いで入植地に移り住むのか。展望台周辺は、地中海に沈む夕日を楽しむ家族連れでにぎわっていた。

 3年半前にテルアビブ近郊から越した会社員(36)は「空気も治安もいい、コミュニティー活動も盛んだ。家の価格も(イスラエルより)3割以上安いからね」と話す。イスラエル政府は補助金で住宅費などを抑え、入植地への移住を奨励している。背景には、入植政策への世論の支持を高める狙いがある。

 一方で、宗教やイデオロギー上の理由から移住する人もいる。男性警備員(55)は「聖書でユダヤ人に約束された土地だからだ」と語った。

 同じ展望台から見下ろすパレスチナ自治区の農業都市カルキリヤ。アルフェイ・メナシェへのアクセス路や高さ8メートルの分離壁でほぼ完全に取り囲まれ、人々の移動が厳しく制限されている。野菜や養鶏産品の商圏だったイスラエルから切り離され、失業率は約25%。入植地の存在がパレスチナ人の土地を寸断し、地下の水資源を奪い、生活を圧迫している。

 自治政府のアッバス議長は23日、国連で「入植地建設は(紛争の結果ではなく)問題の根源だ」と非難した。

3125チバQ:2011/09/29(木) 23:25:16
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110928-00000110-mai-int
<パレスチナ>米、拒否権回避へ攻勢 国連加盟問題
毎日新聞 9月28日(水)22時23分配信

 【ニューヨーク山科武司】国連安全保障理事会は28日、パレスチナの国連加盟申請を、担当の委員会である承認委員会に付託した。パレスチナは安保理で必要な9カ国以上の賛成獲得に自信をみせるが、拒否権の行使を回避したい米国は態度未定の理事国に反対を働きかけ、激しい国連外交が展開されている。

 「我々を承認する理事国が9カ国はある」。加盟申請前の21日、パレスチナ自治政府のシャース議長顧問は胸を張った。9カ国とは中露印、レバノン、南アフリカ、ブラジル、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ガボン、ナイジェリア。顧問は「一般討論演説を聴くと英仏も支持してくれている」と述べた。

 加盟承認は安保理(15カ国)からの勧告に基づき、総会(加盟193カ国)の3分の2以上の賛成で行われる。勧告には9理事国以上が賛成し、かつ5常任理事国が反対(拒否権行使)しないことが条件。パレスチナの一方的な加盟が中東和平に悪影響を及ぼすと考える米国は拒否権行使を明言しているが、可能な限り行使しないため賛成が9カ国に達しないよう望んでいる。

 こうした中、理事国の姿勢はパレスチナの楽観的な見方とはやや違うようだ。各種メディアによると、反対は米独。メルケル独首相は8月、公開書簡で一方的なパレスチナ加盟に反対を示した。米軍基地を多数抱える安全保障上の問題に加え、ナチス・ドイツによるホロコースト(ユダヤ人大虐殺)の過去からイスラエルに配慮したとみられる。

 一方、賛成とみられるのは中露など6カ国。中国は今月上旬、支持を表明。インドはパレスチナが「独立」を宣言した88年に、非アラブ諸国では最も早く「国家」として承認している。いずれもパレスチナ支持を手がかりに中東との関係を強める思惑がある。

 微妙なのが英仏だ。リビアでの北大西洋条約機構(NATO)の空爆を主導して中東民主化を支援するが、中東和平では米国と同様「イスラエルとパレスチナの直接交渉」を支持する。安保理協議とは別に米露、国連、欧州連合(EU)の4者の仲介による和平交渉が進展し、パレスチナ加盟を強行せずに済む環境を期待している。

 パレスチナのマンスール国連大使は26日、「多くの国が圧力を受けている」と語り、態度未定とみられるガボン、ナイジェリア、ボスニアに使節団を送る考えを示した。

3126チバQ:2011/09/30(金) 20:43:25
http://mainichi.jp/select/world/news/20110930dde007030004000c.html
リビア:暫定首相「入閣しない」 仲間割れに警鐘−−国民評議会
 【カイロ和田浩明】リビアの反カダフィ派統治機構「国民評議会」のジブリル暫定首相は29日、難航している新政権樹立交渉の中断を決めたと表明し、自らは入閣の意図がないことも明らかにした。評議会は当面、最高指導者だったカダフィ大佐の支持派が残る拠点都市の攻略に集中するという。ロイター通信などが報じた。

 ジブリル氏の発言は、反カダフィ派の中で勢力争いを展開する各派をけん制しカダフィ派からの国土解放という従来の目標を改めて強調して求心力を高める意図があるとみられる。ジブリル氏は8日にも「政治的ゲームが始まっている」と発言、仲間割れの可能性に警鐘を鳴らしていた。

 首都トリポリは8月下旬に反カダフィ派が制圧したが、カダフィ派は北中部シルトと西部バニワリードに籠城(ろうじょう)し、頑強に抵抗している。ロイター通信によると、反カダフィ派は29日、シルトの空港を制圧したと述べたが、攻略戦は長期化しており予断を許さない。

 カダフィ大佐は潜伏中で、近親者も隣国などに逃亡したまま。徹底抗戦の意向を示していた旧政権幹部の身柄を確保できなければ、将来的に治安の不安定要因となる可能性もある。

 ◇大佐の三男をICPO手配
 一方、国際刑事警察機構(ICPO)は29日、カダフィ大佐の三男でニジェールに逃亡したサーディ容疑者(38)の国際手配を発表した。国民評議会の要請による措置。ICPOによると、サーディ容疑者はリビアサッカー協会会長時代に資金の不正使用や脅迫を行った疑いが持たれている。また、反カダフィ派民主化勢力に対する武力弾圧に関与したとして、旅行禁止や資産凍結など国連制裁の対象にもなっている。

 ICPOは、カダフィ大佐や次男セイフ・アルイスラム容疑者も国際手配している。

毎日新聞 2011年9月30日 東京夕刊


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