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Tohazugatali Medical Review

1とはずがたり:2004/10/17(日) 14:58
医学・病院・地域医療など今までTER http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1046080617/l10で扱ってた話題を独立させます。

医薬品・製薬関連はこちら http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1070807006/l10

自民党と結託し日本の成長に対する桎梏となってる医師会・歯科医師会の不祥事はこちら http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l10

TERの過去レスは>>2-5あたり

793千葉9区:2009/05/06(水) 11:45:05
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20090425-436828/fe_090505_03.htm
【ドキュメント・新型インフル】始動50分 政府「宣言」
厚労相、ニュースに合わせ会見
 世界保健機関(WHO)が警戒レベルを「フェーズ4」に引き上げる――という速報がテレビから流れたのは28日午前5時過ぎ。東京・霞が関にある厚生労働省新型インフルエンザ対策推進室のスタッフが一斉に立ち上がった。

 約50分後の午前5時50分、新型インフルエンザの発生を宣言する厚労大臣声明が発表された。舛添厚労相は、午前7時のNHKニュース時刻にぴたりと合わせたようにして始めた記者会見をこう締めくくった。「この危機に打ち勝つべく、全力を挙げてまいりたい」

 公邸で秘書官から電話で情報を受けた麻生首相は、午前7時45分に国会内に移動、内閣危機管理監を呼び、「新型インフルエンザ対策本部」の設置と早期開催を指示した。首相自身が本部長を務める対策本部が設置されたのは同8時。午後0時37分に始まった初会合でウイルスの国内侵入阻止対策などの基本方針を決定した。

 阪神大震災などでは対応の遅れが指摘された。政権の危機管理能力が問われるだけに、首相は27日夜、WHOの会議が前倒しで招集された段階から警戒レベル引き上げの可能性が高いと見て、河村官房長官と念入りに対応を確認していた。

 新型インフルエンザ発生宣言を受け、厚労省はメキシコ、米国、カナダから国内空港に到着する全航空機を対象に機内検疫に着手した。米国アトランタ発のデルタ航空便が午後1時過ぎ、成田空港に到着すると、空港検疫所の検疫官7人が慌ただしく機内に乗り込んだ。

 防護服に手袋、ゴーグルにマスク……。“完全防備”の7人は、検疫法に基づく検疫作業であることを宣言。体温を検知するサーモグラフィーを乗客たちの顔に当てる一方、質問票を手渡して海外での行動を確認した。検疫が終了した乗客が機外に出ると、一人ひとりにマスクが手渡された。

 成田、関空などの国際空港でこの日、作業にあたった検疫官は約160人。計36便の到着便が機内検疫の対象となった。

 デルタ航空便でアルゼンチンから帰国した埼玉県の男性会社員(44)は「乗客は全員、冷静に対応していた」と話した。

(2009年4月29日 読売新聞)

794千葉9区:2009/05/06(水) 11:45:49
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20090425-436828/fe_090505_04.htm
【ドキュメント・新型インフル】「日本のネット情報頼り」
 「フェーズ3から4へ」。世界保健機関(WHO)の警戒レベル引き上げから一夜明けた28日(日本時間29日)のメキシコ市。市の中心部にある観光名所・革命記念塔に近い商店街は、シャッターを下ろしたままの店が目立ち、名物のタコスや雑貨などを扱う露店もほとんど姿を消した。

 中心街に足を運んだ日本人向けホテルの管理人・竹葉光彦さん(39)は「久しぶりに外出して変わりように驚いた」と言う。

 警戒レベルの引き上げ、死者数の増加……。事態の悪化を物語る情報は次々ともたらされる。その一方で、どこで、どれぐらい患者が出ているのかといったきめ細かい発表が、首都・メキシコ市でもなかなか流れないことに対する市民のいらだちが募り始めている。

 やはり日本人専用ホテルに勤務する斎藤具視さん(33)は「こちらの発表情報は『インフルエンザは治ります』といった楽観的な内容ばかり。心配なので日本のネット情報に頼っています」と心細げに話した。

 韓国の保健福祉家族省の記者会見場。29日午前10時30分、疾病管理本部の全柄律(チョンビョンユル)伝染病対応センター長は準備してきた資料を手に、感染の疑いがある患者が新たに5人確認されたと発表した。

 公共放送のKBSは正午と夕方、このニュースをトップで伝えたが、ソウルの繁華街には、いつもと同じように多くの買い物客が繰り出していた。そのうちの一人、崔英姫(チェヨンヒ)さん(55)は「韓国で死者は出ていない。マスクをするほど危険な状況ではない」と話した。

 「予想通り、感染者は増えている」。28日午後1時半(日本時間29日午前2時半)から始まった記者会見で、米ニューヨーク市のブルームバーグ市長は沈痛な面持ちで語り始めた。

 市内で最初に集団感染が確認されたセント・フランシス高校はこの日、感染が確認された生徒が一気に増え、同日午後3時(同午前4時)休校措置を週末まで延長すると職員や生徒、保護者にホームページで通知した。

 「ほとんどの患者の症状は軽く、回復中である。典型的なインフルエンザと変わりない」。市長は冷静な対応を市民に呼びかけたが、その約17時間後、米国内での初の死者発生をロイター通信が世界に配信した。メキシコから来ていた1歳11か月の幼児だった。

 地球規模の被害の拡大がさらに現実味を増している。

(2009年4月30日 読売新聞)

795千葉9区:2009/05/06(水) 11:47:56
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20090425-436828/fe_090505_05.htm
【ドキュメント・新型インフル】厚労省、鳴りやまぬ電話
 世界保健機関(WHO)の警戒レベルが「フェーズ5」になった30日朝の東京・霞が関。新型インフルエンザの発症が確認された直後に開設された厚生労働省の電話相談窓口で、医系技官の大坪寛子さんは、鳴りやまない電話の対応に追われていた。

 「疑わしい患者が来た場合、どう診断すればいいのか」「どの薬が効くのか」。開業医や看護師らからの具体的な質問が一気に増えた。

 専門的な内容が多いだけに、1件の相談時間は長引き、大坪さんたちにかかる負担が増す。その一方で、国内感染が徐々に現実味を帯びてきている。

 血液内科医として10年以上の現場経験のある大坪さんは「早期発見には現場からの情報が欠かせない。協力して頑張りたい」と言って口元を引き締めた。

 「ウイルスの診断法の確立やワクチン開発が現在の最大のテーマです」。午後2時、東京・新宿の国立感染症研究所で開かれた記者会見で、宮村達男所長は、そう切り出した。

 国内での発症に備えて当面重要となるのが、正確で迅速に行える診断法の確立。その際、欠かせないのが、国境を越えて広がりつつある新型インフルエンザウイルスの遺伝子だ。

 海外機関との窓口を担当する岡部信彦・感染症情報センター長は「一両日中にも米国からウイルスの遺伝子が届き、完全な診断ができるようになる」と語った。

 千葉県の成田空港に近い成田赤十字病院。国内に3か所しかない国指定の「特定感染症指定医療機関」として、24時間体制で感染症患者の対応に当たり、成田空港で新型インフルエンザの疑いがある患者が出た場合の受け入れ先となる。

 ロサンゼルスから到着した便に搭乗していた乗客から、A型インフルエンザに感染している疑いのある女性乗客(25)が見つかったのは午後3時半。感染症対策担当医師らによる対策会議が始まって間もなくだった。午後8時過ぎに同病院に搬送された女性は、そのまま隔離病室に収容された。

 その約5時間半後の1日午前1時30分過ぎに舛添厚労相が記者会見。成田空港の女性とは別に、カナダから帰国した神奈川県内の10代後半の男性が新型インフルエンザの感染の疑いがあると発表した。

(2009年5月1日 読売新聞)

796千葉9区:2009/05/06(水) 11:48:33
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20090425-436828/fe_090505_06.htm
【ドキュメント・新型インフル】体温記録票、先生に提出
 新型インフルエンザの疑い例の浮上から一夜明けた1日。さいたま市浦和区の高砂小学校5年3組の教室に「おはようございます」の元気な声が響いた。

 1時限目が始まる直前の午前8時半。朝のあいさつが終わると、子供たちは、自宅で測ってきた体温を書き込んだ「体温記録票」をランドセルから取り出し、担任の清水佳奈子教諭(32)に次々と提出した。

 検温を忘れた子は、先生から体温計を手渡されてその場でチェック。38人全員から記録票を回収し終えた清水教諭は「熱が出ている子がいないようで、安心しました」と、ホッとした表情を浮かべた。

 毎朝、体温を測ることで、保護者に我が子の体調管理に関心を持ってもらうのが最大の狙い。メキシコなど3か国で新型インフルエンザが発生したと舛添厚生労働相が宣言した先月28日、市内の市立小中学校、高校での実施が決まり、この日から約10万人の市内の児童・生徒が取り組んだ。

 体温記録の提出の様子を見て回った木村栄二校長は「全員が大丈夫でしたが、連休明け以降は、さらに気を配らなくてはいけない」と口元を引き締めていた。

 新型インフルエンザの疑いが持たれていた横浜市の17歳の高校生は、季節性のA型インフルエンザと判明したものの、国内感染の危険は高まりこそすれ、なくなったわけではない。

 感染が疑われた生徒が通う横浜市内の高校が、発症から症状が沈静化するまでの期間を考慮して、授業再開を11日からとする措置を決めたのが午後4時。午後5時半には、国立感染症研究所の検査の結果、新型インフルエンザへの感染の疑いが晴れたが、安全を期するため、その措置は継続することとした。地区大会などへの運動部の不参加も、そのまま続ける。

 校長は「今後、生徒や保護者から苦情が来るかもしれないが、安全を願う気持ちを分かってもらうしかない」と苦渋の表情で語った。

 きょう2日からは、ほとんどの学校で5連休が始まる。午後7時5分過ぎ、文部科学省は、児童・生徒に発症の疑いがある場合は、速やかに保健所に相談することなどを全国の教育委員会に文書で通知した。

(2009年5月2日 読売新聞)

797千葉9区:2009/05/06(水) 11:49:14
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20090425-436828/fe_090505_07.htm
【ドキュメント・新型インフル】マスク工場フル稼働
 ウイルス対策用マスクを製造している「モチガセ」(鳥取市用瀬町用瀬)の本社工場では、2日午前7時から、社員10人が作業に追われた。大型連休は、カレンダー通りの休みになるはずだったが、この1週間で計900万枚を受注、連休返上で生産を続けている。

 特に、世界保健機関(WHO)の警戒レベルが「フェーズ5」に上がった4月30日以降に、注文が急増。製造責任者の中田幸広さん(53)は「肉体的には厳しいが、今やらないといけないという気持ちでみんな頑張っている」と力を込める。

 中には、インフルエンザとの戦いが数か月以上の長期戦になるとみて、備蓄用として320万枚を追加注文してきた大企業もあった。フル生産しても今受けた注文の納期は7月ごろになる見通しで、若林一夫社長(58)は「長期化すればさらなる不足も考えられる。メーカーとして社会的責任を果たすためにも、何とか供給能力を高めたい」と焦りを隠せない。

 一方、大勢の買い物客でにぎわった東京都内の大型スーパーでは2日、マスクの一部商品が完売し、インフルエンザへの関心の高さをうかがわせた。

 ただ、買い物に来ていた東京都足立区、会社役員茂木昇さん(71)は、「新型インフルエンザは弱毒性のようだし、今のところは外出を控えるつもりもない」と、冷静な受け止めだった。新宿区の映画館「新宿バルト9」でも、1日から公開になったばかりの映画「仮面ライダー」の新作は満席だった。

 経済の落ち込みで減産している大手メーカーは、三菱ふそうトラック・バスの16連休など、長い休みに入っている。しかし、企業の間では、感染拡大に備えた警戒感は強い。

 企業のリスク管理を手がける、三井住友海上グループのインターリスク総研では2日、幹部研究員が出勤した。同社にはこれまで、顧客企業から「どのような対応をしたらいいのか」「休業すべきか」などの問い合わせが、数十件寄せられている。本田茂樹研究開発部長は「国内感染者が出れば、企業は工場の休止など、一段の対応を求められる可能性がある。企業は迅速で的確な行動が求められる」と緊張感をにじませた。

(2009年5月3日 読売新聞)

798千葉9区:2009/05/06(水) 11:50:09
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20090425-436828/fe_090505_08.htm
【ドキュメント・新型インフル】疲労おし「水際で止める」
 米・サンフランシスコから到着した便の機内検疫が終わりに近づくと、自分の持ち分の作業を終えた検疫官が、同僚を機内に残し、隣に駐機しているシカゴ便を目指して走り始めた。

 3日午後2時15分の成田空港第1ターミナル。125人を乗せたシカゴ便の到着から12分が過ぎていた。「一刻も早く」の思いが検疫官たちをせき立てる。

 医師1人、看護師1人を含む数人が機内検疫の際の検疫官チームの基本型。防護服は軽いとはいえ、走ると長いすそが足にまとわりつく。発熱をチェックするサーモグラフィーの重さは2キロ近い。乗客に「早くしろ」とか「おれは関係ない」と言われることもある。

 「みんな疲れている。ただ、水際で止めるには、空港での検疫が最も大切なんです」と、成田空港検疫所の藤間正昭課長補佐は話す。

 厚生労働省によると、成田の検疫官は約90人。機内検疫が始まった先月28日以降、横浜や東京の各検疫所や防衛省からも応援をもらったが、機内検疫の対象となるアメリカ、カナダ、メキシコからの便は1日35便から38便。国境を越えて広がる脅威を水際で食い止めるため、1日2交代、引き継ぎ時間なども含めると、1日の業務が16時間に及ぶこともある。

 サーモグラフィーで全員の発熱をチェックし、健康状態の確認のための質問票を回収する。体調不良を訴える乗客には、検温し、鼻腔(びくう)の粘膜を採取する簡易検査も行う。

 1日未明、国立感染症研究所の検査で最終的にはA香港型と判明した25歳の女性も、この機内でのチェックの網が捕捉した。

 この日、シカゴ便の機内検疫は40分で終わった。この便でアメリカ出張から戻った兵庫県芦屋市の会社員、金子京玄さん(37)は大阪行きの便への乗り継ぎが約3時間後に迫っていた。金子さんが言う。「意外に早く終わった。不満を言う乗客もいなかった」

 成田空港からの入国者は1日平均約3万7000人。大型連休後半の帰国ラッシュはきょう4日から始まり、ピークの6日には、約4万6000人が入国する。5、6の両日に、厚労省は新たに医系技官らを応援派遣し、通常の3倍の260人体制で水際の守りを固める。

 「検疫は第1の防波堤。今できることをやるしかない」。50代のベテラン検疫官が言い切った。

(2009年5月4日 読売新聞)

799千葉9区:2009/05/06(水) 11:50:54
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20090425-436828/fe_090505_09.htm
【ドキュメント・新型インフル】TVに会議専門家も奔走
 4日午後1時半、東京・赤坂でテレビ番組の収録を終えたばかりの元国立感染症研究所研究員、岡田晴恵さんの携帯電話が鳴った。別の放送局からの出演依頼だ。新型インフルエンザ発生を政府が宣言した4月28日以来、1日2〜3か所のはしご出演も珍しくない。

 感染症の知識を、分かりやすく伝える専門家としてメディアに人気がある。新型インフルエンザに関する著書も約20冊、執筆依頼も次々舞い込む。収録の合間には美容室へ。戻れば控室でパソコンに向かう。

 「今回はたまたま弱毒性でしたが、鳥由来の強毒性インフルエンザが出現する可能性は、全く減っていません。その対策も忘れてはいけない」。口調が熱を帯びる。

 世界保健機関(WHO)感染症アドバイザーを2005年まで務めていた、押谷仁・東北大教授(ウイルス学)も、4月末に予定していたフィリピンへの出張をキャンセル。そのまま騒動に巻き込まれた。都内のホテルに泊まりながら、NHKなど放送局の報道番組に出ずっぱり。「テレビ出演は苦手です。でも、みなさんに正確な情報をきちんと伝えなければ……」

 その間、WHOの電話会議などもこなし、今月3日、1週間ぶりに仙台市の自宅に戻って寝た。

 東京・国立感染症研究所。岡部信彦・感染症情報センター長は、4日午後2時から同研究所で開かれた報道向け説明会に出席した。「新型ウイルスの検出キットも発送を終え、来週には全国の自治体の衛生研究所で短時間診断ができるようになります」と説明した。

 喜田宏・北海道大教授は、同日夕、北大構内(札幌市)の研究室に入った。

 WHO、国際獣疫事務局(OIE)、国連食糧農業機関(FAO)が主催する国際電話会議が4日午後11時から開かれ、これに参加を求められたためだ。「現状では、A香港型、Aソ連型、B型に続いて、第4の季節性インフルエンザに仲間入りしそう。大きな被害につながる恐れは低いが、それぞれのウイルスの動きを冷静に見守る必要があります」と語る。

 札幌市もようやく桜が開花、この日も20度を超える陽気となった。連日の取材対応などの間にたまった手紙や原稿の処理をしながら、喜田さんは研究室で一人、深夜の電話を待った。

(2009年5月5日 読売新聞)

800千葉9区:2009/05/06(水) 11:51:39
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20090506-OYT8T00237.htm?from=nwla
新型インフル「沈静化」、普通の生活を模索
米「即休校」方針見直しも メキシコは企業・学校再開へ

 新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)感染者は世界中で増え続ける一方、発生地とされるメキシコで「沈静化」に向かっているとの観測がある。米国では感染拡大阻止を優先するあまり経済や社会活動を抑制する措置を見直す動きがある。

 厳戒態勢が功を奏し、重症化が抑えられていることから、防疫対策と対策による影響のバランスを考える余裕が出てきた。(リオデジャネイロ 小寺以作、ワシントン 山田哲朗)

 ■株価が上昇

 「正常生活に戻る道筋が見えてきた」

 メキシコのカルデロン大統領は4日、テレビ演説で新型インフルエンザを克服しつつあるとの自信を見せた。コルドバ保健相が「国内の感染は峠を越えた」と述べており、市民の間に安堵(あんど)の空気が流れている。

 政府は、5日間にわたった官公庁、企業や商店の業務停止措置を6日から段階的に解除する計画。7日には高校と大学、11日には幼稚園と小中学校の授業も再開させる。メキシコ市内の道路には4日、車の往来が戻り始めた。メキシコ証券取引所で平均株価は同日、5%上昇した。

 だが、メキシコで感染が確認された患者は5日、800人を超し、警戒を緩められる状況ではない。感染予防のため、劇場や映画館で、観客は1席おきの着席を義務づけられ、サッカーのスタジアムでは、観客同士が2メートル以上あけて座らなくてはならない。保健相は「ネクタイに、くしゃみで飛散したウイルスが付着する」として、当面、ネクタイを着用しないよう国民に呼びかけた。

 カルデロン大統領は、また、「ウイルスの基本的な特徴が分かってきた」と強調した。病気の正体が謎だった4月中旬までは、発症初期に適切な処置が取れず、重症者や死者が続出したが、新型インフルエンザと判明した4月下旬以後、抗インフル薬タミフル投与などで、症状の悪化がうまく抑えられているとの認識を示したものだ。

 ■感染36州に


 米国では4日、感染者が確認された州が36州に広がった。全米で500以上の学校が休校となり、33万人の生徒が休んだ。米政府が感染者が確認された学校に14日間の休校措置を求めているからだ。世界保健機関(WHO)は当初、新型インフルの潜伏期間を季節性インフルより長い6〜8日と推定、休校措置もそれに応じて長い。WHOは5日、潜伏期間の見解を季節性並みの5〜7日と改めた。

 一方、感染者が集中したニューヨーク市の私立聖フランシス高校は4日、授業を再開した。米疾病対策センター(CDC)のリチャード・ベッサー所長代行は4日、感染者が出たら「即座に休校」という方針を見直す考えを示した。病状が「季節性インフルと同程度」と比較的軽い上、「学校で患者が出たときには、すでにウイルスが地域に広まっている」ことから、学校だけ閉鎖しても意味がないとの判断からだ。ベッサー所長代行は4日、「メキシコでウイルスの活動が低下してきているのは勇気づけられる兆候だ」と述べた。メキシコ同様、米国でも抗ウイルス薬が効いていることが、厳戒態勢の緩和に向けた機運に結びついている。

 ■下痢が高率

 WHOのケイジ・フクダ事務局長補代理は4日の記者会見で、徐々にわかってきた新型インフルエンザの特徴を説明した。感染者が下痢を起こす率が40〜50%と高い。一方、死亡が確認された26人の中にはタミフルを投与されながら亡くなった人もいるが、「タミフルは、通常、発症から48時間以内に投与しないと効果を発揮しないが、感染者が投与されたのは5日目や6日目。タミフルが効かないとはいえない」と指摘した。

(2009年5月6日 読売新聞)

801千葉9区:2009/05/06(水) 11:52:25
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20090506-OYT8T00242.htm?from=nwla
米・メキシコ国境最前線、「客、ほとんどゼロ」
マスク姿は100人に1人

 【サンディエゴ=飯田達人】米カリフォルニア州サンディエゴ市南端のサンイシドロ検問所。米国からメキシコ側にはチェックなしで行けるが、メキシコ側のティフアナから米国に入るには、厳重なチェックがある。4日も検問を終えた人が次々と米国側に入ってきたが、マスク姿は100人に1人ぐらいしか見かけなかった。

 週1回、米国側に買い物に来るというホセ・レイエスさん(76)は、「十数人いる検問所の係官は誰もマスクをしていなかった。普段と全く変わらない対応だった」と語る。また、マスク姿で勤務先のサンディエゴの病院に向かうジェフ・モコスキーさん(43)も「病気かどうかも聞かれず、いつものように30分ほどで通過できた」と話す。

 約3100キロ・メートルある米国とメキシコとの国境には、計34の検問所があり、年間延べ2億人以上が米国側に入る。サンイシドロだけで同3300万人が流入するが、国境閉鎖については、すでに新型インフルエンザの感染者が米国で広がっていることもあり、政府高官は「現実的でない」と口をそろえる。

 ただ、メキシコ側へ赴く米国人の数は激減している。ティフアナの経済は、安い薬や食料品を買いに来る米国人に大きく依存しているが、市内でレストランを経営するジョージ・バレさん(25)は「この1週間、客はほとんどゼロだ」と嘆く。小学校教諭のアレックス・マルティネスさん(30)は、「目抜き通りの土産物店などもほとんどが閉まったまま。病気への感染よりも、経済の行く末の方が心配だ」と語った。

 サンディエゴ側の国境近くも経済的な影響と無縁ではない。雑貨店に勤めるテレサ・マルティネスさん(41)は「先週末は5枚セットで1ドルのマスクが1日50セットも売れたが、店全体の売り上げは通常の半分に落ちている。早く正常に戻ってほしい」と険しい表情で語った。

(2009年5月6日 読売新聞)

802千葉9区:2009/05/06(水) 11:53:31
http://chubu.yomiuri.co.jp/news_top/090506_2.htm?from=nwlb
中部空港「陽性」に緊張 同乗18人 構内施設缶詰め
現地は緊迫感なし 帰国者拍子抜け

 帰国ラッシュのピークとなった中部国際空港(愛知県常滑市)には5日、国際便計43便の乗客約8700人が続々と到着した。厳戒態勢が続く空港では、新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)対策でマスク姿で降り立つ人が目立つ一方、現地の緊迫感がなく、「旅行中はマスクを着けなかった」と話す旅行者もいた。

 感染者が出た香港から帰国した名古屋市港区、会社員山本陽介さん(25)は、「現地でマスクをしている人は少なかったが、人込みではマスクを着けるようにしていた」。ハワイから家族4人で帰国した同市東区の会社員筒井康弘さん(43)は「4日分のマスクはもちろん、除菌ティッシュやタミフルも持って行った。マウイ島で子どもがマスクをしたら現地の人にけげんな顔をされたが、用心に越したことはないのでマスクをしていた」と話した。

 その一方で、スペイン、英国を回った愛知県刈谷市の女性会社員(25)は、「心配で行きの空港や機内ではずっとマスクをしていたが、実際にマスクをしている人は少なく、帰りは面倒になりマスクをはずした」と拍子抜けした様子。ヘルシンキ経由でチェコなど東欧3か国を旅行した名古屋市名東区、会社員島岡実さん(62)夫妻は、「持参したマスクは一度も着用しなかった。帰国途上のヘルシンキで日本人ツアー客の約20人が全員マスク姿だったのは異様だった」と話した。


(2009年5月6日 読売新聞)

803千葉9区:2009/05/06(水) 11:54:41
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20090506-OYT8T00247.htm?from=nwlb
新型インフルの機内検疫、地方でも実施へ
秋田、新潟、広島、韓国便など独自で
 新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)への水際警戒が続く中、国際線を抱える地方空港で独自に「機内検疫」に乗り出す動きが出ている。

 新潟、秋田、広島各空港では、韓国、香港などからの便が到着すると、機内でサーモグラフィーを使った体温測定を実施。地方空港での機内検疫は政府の行動計画に盛り込まれていないが、検疫の確実性を高める狙いだ。

 新潟空港(新潟市東区)に5日午後7時50分に到着した韓国・仁川(インチョン)空港からの便は、乗客180人余とほぼ満席。機内にはマスクを着けた新潟検疫所員4人が乗り込み、ゆっくりと通路を進みながら、1人がサーモグラフィーで乗客の体温をチェック。別の所員が渡航先などを尋ねる質問票を回収した。乗客は冷静に待機し、到着から約20分で検疫は終わったという。

 厚生労働省は、メキシコ、米本土、カナダからの到着便に限り、成田、関西、中部の各空港で、機内検疫を行っている。

 しかし、対象ではない新潟空港でも、4月28日夜の韓国便から機内検疫を始めた。新潟検疫所によると、検疫法に基づいて所長権限で決め、グアム便など国際線全便が対象。機内で渡航先などを尋ねる質問票を回収するとともに、37度以上の熱がある乗客がいないかどうかを確認する。新潟検疫所は「質問票回収と体温測定を効率よくでき、乗客に対応しやすい。乗客側と検疫側の双方に最良な方法と判断した」という。

 秋田空港(秋田市)でも4日から、韓国便(週3便)の全乗員・乗客を対象に、機内検疫を始めた。仙台検疫所秋田空港出張所によると、4日は、所員3人が到着便の101人に実施した。急きょ決めたため、運航する大韓航空に連絡できず、着陸後、タラップが下りてから通達した。荷物を持って降りる準備をしていた乗客もいたが、職員が「もう一度同じ座席に座ってください」と呼びかけた。担当者は「機内で症状を発見できればすぐに特定でき、半径2メートル以内に座っている『濃厚接触者』の手当てもできる」と利点を強調する。

 韓国や中国などとの定期便がある広島空港(広島県三原市)でも、4月30日から、国際線全便で機内検疫を実施している。韓国や香港などからのチャーター便を含め、大型連休中で到着便が最も集中した5日夕には、検疫官を1人増やし、7人態勢で臨んだ。

 一方で、地方空港の多くは機内検疫までは行わず、空港ビルの検疫ブースに設置したサーモグラフィーで体温チェックを行っている。厚労省の対策推進本部は「地方空港は国際便も少なく、帰国者が他便の乗客と接触する機会は多くないため、機内検疫は必要ない」と説明。また、同省検疫所業務管理室は「3か国からの便以外への機内検疫を行っているという報告は受けていない。ただ、検疫所長の判断で行うことはありうる」としている。

(2009年5月6日 読売新聞)

804千葉9区:2009/05/06(水) 15:07:57
http://www.asahi.com/special/09015/TKY200905050127.html
新型インフル巡る論争、中国とメキシコが手打ち
2009年5月5日23時37分

 【北京=坂尻顕吾】メキシコ人男性の新型インフルエンザ感染が香港で確認されたのに伴い、中国側が同乗のメキシコ人らを隔離したことにメキシコ側が反発し、両国の論争に発展していた問題は、相手国に滞在する自国民を双方がチャーター機で「救出」することで、ひとまず手打ちとなった。

 中国政府は、感染が確認された男性と同じ航空便で中国入りした乗客らを隔離し、7日間の観察措置とした。これに対し、メキシコのエスピノサ外相が「感染の兆候がないのに隔離しており、差別的措置だ」と反発。中国側は「メキシコ人だけを隔離しているわけではない」(馬朝旭・外務省報道局長)などと反論していた。

 その後、双方がチャーター機を派遣し、相手国にいる自国民を連れて帰ることで合意が成立した。

 中国外務省によると、メキシコからのチャーター機は5日に上海に到着。同日中に北京、広州、香港に寄り、6日にメキシコへ帰国する。メキシコ政府は「約70人のメキシコ人が隔離されている」と主張しており、全員を搭乗させる方向だ。中国側のチャーター機も4日に中国を出発しており、5日にメキシコ市とティフアナ市をめぐり、約200人の中国人を乗せて6日に上海に到着する予定だ。

805千葉9区:2009/05/07(木) 21:13:00
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090507/mds0905071356001-n1.htm
アフガン唯一の豚、新型インフルの影響で室内隔離
2009.5.7 13:53

カブール動物園が飼育する豚は現在、新型インフルエンザを懸念する来園者の目に触れない室内に隔離されている。写真は2002年12月に同動物園で(ロイター) アフガニスタンの首都カブールの動物園が飼育する豚が、来園者の目に触れない室内に隔離されている。世界中で広がる新型インフルエンザへの感染を来園者が恐れているための措置という。

 同国では、宗教上の理由で豚肉や豚製品の販売が法律で禁止されており、この動物園で飼われているのが国内唯一の豚とみられる。

 カブール動物園の責任者は、ロイターの取材に対し「われわれは新型インフルエンザを理由に部屋を用意し、豚は現在検疫を受けている。人々がインフルエンザ感染を恐れており、それに対応した」と語った。

 アフガニスタン国内には養豚場はなく、カブールとメキシコを結ぶ空の直行便もない。動物園の責任者は「それは分かっているが、多くの人は十分な知識を持っていない。来園者はおりの中の豚を見ると、自分も病気になるかもしれないと心配になる」としている。(ロイター)

806千葉9区:2009/05/07(木) 21:18:53
>>805
>>783でエジプトが全頭処分決めたことに比べたら許容範囲内の対応でしょう。
カブールに豚が居るだけでも驚きに値する

807とはずがたり:2009/05/08(金) 01:18:48
医者って診療拒否出来るんでしたっけ?

過剰な診察拒否見直しを=新型インフルで通知−厚労省 (時事通信)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_hospital__20090507_4/story/090506jijiX988/

 厚生労働省は6日、海外渡航歴のない発熱患者が医療機関から診察を拒否されるケースが相次いでいることを受け、発熱患者の受診に関する「基本的な考え方」をまとめ、都道府県に連絡した。新型インフルエンザの世界的な拡大を受けた医療機関側の過剰な診察拒否の見直しを求めている。

 連絡では、医療機関側が発熱患者に対し、「発熱相談センター」への電話相談を勧めるケースとして(1)新型インフルまん延国への渡航歴がある(2)新型インフル患者との接触歴がある−場合を挙げた。また、同センターが新型インフル専門の「発熱外来」に行く必要がないと判断すれば、「感染予防に必要な指導を行った上で、当該医療機関が診察すること」としている。 

[時事通信社]

[ 2009年5月6日20時32分 ]

808とはずがたり:2009/05/08(金) 14:40:18

こんなんで首になったり出世に響いたりするような会社では会社の方が可怪しいのでは。

新型インフル思わぬ余波…出社及ばずGW延長!?
2009.5.7 23:14
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/090507/trd0905072316016-n1.htm

社員らの体温を検知するため、通用口に赤外線サーモグラフィーが設置された=東京都港区のNEC本社 最長で12日間に及んだ今年のゴールデンウイーク(GW)。海外でゆったり過ごし、英気を養って7日から出勤しようとしたところ、会社から「出社に及ばず」と通告される人が続出している。拡大を続ける新型インフルエンザの感染への懸念が理由だ。「さらにGWが伸びた」と喜ぶ人、「このまま解雇か」と心配する人など反応はさまざま。過剰反応なのか。万が一の蔓延(まんえん)を防ぐための適正な措置なのか。予期せぬ事態に波紋が広がっている。

 「帰国後3日間は出社に及ばず」

 大手電機メーカーに勤める東京都内の40代の男性管理職は、6日まで家族で韓国旅行中、会社からこんな連絡を受け取った。旅行先でも日々、チェックしていたメールで連絡があったという。男性は自宅から会社の会議にインターネットで参加しており、出勤扱いになっているものの「おれの出世は終わった」とまで落ち込んだという。

 関西の国立大学の特任教授(63)も韓国へ旅行。海外渡航の届け出をしていたところ、9日間の「出校停止」通告を受けた。講師を務める大阪府内の私立大に問い合わせたが「そんなに大げさなことはしません」と言われ、対応の違いに驚いたという。


 富士通(東京)は5日、4月27日以降にメキシコから帰国した社員は10日間、メキシコ以外の海外から帰国した社員は3日間、それぞれ自宅待機するよう指示した。GW前に海外旅行を届け出た社員は約380人。メキシコ行きは数人おり、実際に出勤していない人もいるが、現在のところ発熱やせきなどの症状を訴えている社員はいない。

 同社広報IR室は「富士通の社員が感染源となって、世間に広めるようなことがあってはならないと考えた措置」と話す。

 三井物産(同)は4月28日に新型インフルエンザの警戒水準がフェーズ4に引き上げられたのを受け、メキシコ出張から帰国した社員を10日間、自宅待機にすることを決めた。その時点で対象が数人いたという。

 インターリスク総研(東京)のまとめによると、4月末時点でメキシコへの出張禁止の措置を取った企業は全国で20社。メキシコだけでなく米国出張も禁じた企業は2社あり、海外出張を全面禁止した企業も7社あった。


 同総研の篠原雅道・主任研究員は「企業は感染予防と事業継続という相反する目標を追わねばならず、出社禁止もやむをえない。ただ昨今の雇用情勢で出社に及ばずといわれれば『このまま解雇か』と心配するのも無理はない。バランスが難しい」と指摘する。

 厚生労働省の難波吉雄・新型インフルエンザ対策推進室長は「訪れていた地域、期間など、それぞれ事例によって企業がリスクを判断していることで、国として企業にやるべきだとも過剰反応だとも言えない」としている。

809千葉9区:2009/05/08(金) 22:37:27
機内検疫を客室乗務員がやるとかじゃダメなのかな?
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20090509k0000m040128000c.html
新型インフル:機内検疫「もう限界」…対象便増の可能性
 新型インフルエンザ感染確認国が増え、世界保健機関(WHO)が警戒レベルを「フェーズ6」に引き上げる可能性もある中、厚生労働省は検疫態勢の維持に苦慮している。手間のかかる機内検疫の対象は現在、メキシコ、米国本土、カナダからの便だけだが、対象国が増えれば業務増につながる。これ以上の検疫官増員も難しく、現場からは「限界に近い」との声も出ている。

 「今の人繰りで精いっぱい。先のことまで考える余裕はない」。成田空港検疫所の検疫官は、疲れ切った表情で語る。28日から始まった機内検疫の対象は週260便以上。3カ国からの便が到着する成田、関西、中部の3空港では大型連休中、検疫官を通常の計153人から最大計378人に増やした。

 だが、WHOが欧州などでの流行拡大を認定し、機内検疫の対象便が増えた場合、人員確保は難しい。防衛医大などから最大62人の医官らを派遣してきた浜田靖一防衛相は8日の会見で「ぎりぎりのところでやっている。出せるかと言われれば厳しい」と答えた。

 一方、国立感染症研究所の岡部信彦・感染症情報センター長は8日の会見で「患者が急激に増えれば医療の質が落ちてくる」と指摘し、病院の医師を検疫の応援に回すより、医療体制整備に振り向けるべきだとの考えを示した。

 厚労省によると、感染者が3カ国に次いで多いのはスペイン、英国、ドイツ。スペイン直行便はないが、英国は週35便、ドイツは週38便ある。さらに3人の感染者が確認された韓国は週500便以上に達する。新型インフルエンザ与党プロジェクトチーム座長の川崎二郎元厚労相は「東南アジアや韓国にウイルスが入ると、対応が非常に厳しい」と話す。【清水健二、駒木智一、江口一】

810千葉9区:2009/05/08(金) 22:41:00
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20090507-OYT8T01021.htm
新型インフル 健康観察本格化 追われる保健所
対象者 備後で71人さらに増加も
 新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)感染者が世界的に増え続ける中、備後地方の保健所でも、メキシコ、米国本土、カナダの3か国から4月28日以降に入国した人を対象に、その後の体調を確認する「健康観察」の作業が本格化。6日現在、観察対象者は備後全体で71人に上り、担当者が連絡を取るのに追われている。海外旅行者が集中した大型連休が明け、対象者が更に増える事が予想されるため、今後の対応を不安視する保健所も出ている。

 健康観察は、3か国に滞在した帰国者に各保健所が連絡を取り、ウイルスの潜伏期間と想定される10日間、発熱の有無などを確認する措置。機内検疫時に健康状態や連絡先などを記した質問票を基に電話を掛けている。備後地方の観察対象者のほとんどが成田空港や関西空港からの帰国者で、3か国との直行便がない広島空港(三原市本郷町)経由の対象者は数人という。

 福山市内では対象者が43人おり、市保健所(福山市三吉町南)の「新型インフルエンザ発熱相談センター」に常駐する保健師2人が毎日、電話で体調をチェック。これまで目立った異状はないが、保健予防課は「今後、帰国者がどれくらい増えるか想像出来ない。混乱が起こらないよう対処したい」と気を引き締めている。

 尾道、三原、世羅の3市町を管轄する県東部保健所(尾道市古浜町)には6日までに23人の対象者リストが届いたが、電話がつながらない人が1人おり、対応に苦慮している。6日には、欧州から帰国した発熱患者が保健所に連絡しないまま、発熱外来のある尾道市立市民病院を直接訪れたケースがあり、「感染拡大の危険がある」として職員が同病院に急行するなど緊張が走った。結局、患者はインフルエンザではなかったが、同保健所は「病院に行く前に電話で相談してほしい」と呼び掛けている。

 担当者は「これから、どのくらい観察者が増えるか分からず、対応出来るかとても心配」としている。

 府中市と神石高原町を管轄する県東部保健所福山支所(福山市三吉町)の観察対象者は5人で、特に混乱などはないという。

 広島空港では、厚生労働省広島空港検疫所支所が、機内検疫で配布する質問票の回収を確実にするため、6日から機内検疫を受けた事を証明する用紙を帰国者らに配布、入国審査時にその用紙を提示しないと入管を通過出来ないようにした。

 7日も検疫官を通常より2、3人増やした5人態勢で警戒を続けており、木田中(のり)・同支所長は「大型連休中はこれまでにない緊張の連続だった。まだまだ油断は出来ず、引き続きしっかりと検疫業務に当たりたい」と話した。

(2009年5月8日 読売新聞)

811千葉9区:2009/05/08(金) 22:54:33
http://www.47news.jp/CN/200905/CN2009050801000538.html
乗り継ぎ便、150人搭乗できず 成田、検疫の影響
 新型インフルエンザへの警戒が続く成田空港で、機内検疫に時間がかかるため乗り継ぎ便に間に合わず、これまでに少なくとも150人が搭乗できなかったことが8日、分かった。航空各社は別便やホテルを用意するなど対応に追われている。

 機内検疫はメキシコや北米からの直行便を対象に、4月28日からスタート。1便につき検疫官3−8人が乗り込み、乗客の体温をサーモグラフィーで調べたり、質問票を渡して健康状態を申告させる。通常1時間ほどかかり、ジャンボ機のように乗客が多いと最高4、5時間かかる。

 全日本空輸によると、機内検疫を受けている乗客を待つため、これまでに沖縄、福岡、伊丹、広島に向かう国内線や、中国、シンガポール、ベトナム、タイに向かう国際線への乗り継ぎ便の出発を15−30分遅らせたが、それでも100人以上が予定の便に搭乗できなかった。このため、他社便への振り替えや払い戻しに応じたという。

 日本航空でもこれまでに約30の乗り継ぎ便に計約50人が間に合わず、宿泊用のホテルを用意したほか、予約の変更や払い戻しをした。

2009/05/08 16:27 【共同通信

812千葉9区:2009/05/09(土) 00:02:33
>>776
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090508-OYT1T01037.htm
香港のホテル、隔離解除で邦人含む350人ようやく解放
新型インフル
 【香港支局】香港当局は8日、新型インフルエンザ感染者のメキシコ人が滞在していた香港島・湾仔(ワンチャイ)のホテルと、郊外の保養施設での隔離措置を解除した。


 日本人8人を含む宿泊客ら計約350人が7日ぶりに解放された。隔離中の検査では感染は確認されなかった。

 宿泊客らは当局の用意したバスなどで空港や別のホテルに移動した。上海経由で香港に入った感染者のメキシコ人は隔離を継続する。

(2009年5月8日22時48分 読売新聞)

813千葉9区:2009/05/09(土) 00:04:14
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20090425-436828/fe_090506_02.htm
【ドキュメント・新型インフル】輸入禁止、隔離 広がる波紋
 「我が国が、豚の輸出で不当な扱いを受けないよう必要な措置を講じた」。4日午後(日本時間5日)のメキシコ市。新型インフルエンザ対策のため、風通しがいい屋外に設けられた記者会見場で、メキシコ政府のマテオス経済相は厳しい表情で切り出した。

 中国など約20か国がメキシコを含む感染国からの豚肉の輸入を禁止したことへの不満が言葉の端々ににじむ。メキシコの豚肉生産量は年間約120万トン。輸出はこのうち5%に過ぎないが、ここで輸入禁止を許せば、メキシコ製品に対する偏見を助長する恐れがある。 この日の措置は、世界貿易機関(WTO)に輸入禁止の是非を問う文書を送りつけるというもので、経済相は会見で世界保健機関(WHO)の見解を改めて引用した。「豚肉を食べてもウイルスには感染しない」

 アジアで初めて確認された感染者のメキシコ人男性(25)が宿泊していた香港の繁華街・湾仔のホテルでは5日、日本人8人を含む宿泊客と従業員ら約300人が隔離生活開始から5日目の朝を迎えた。

 入り口付近には、地元メディアが張り付き、運悪くホテルに居合わせたため「缶詰め生活」を強いられることになった人たちの姿を窓越しに追う。

 8人の日本人は、健康状態に異常はなく、日本の新聞の衛星版や雑誌の差し入れを受け、それぞれの部屋でテレビを見るなどして過ごしているという。

 香港は2003年、新型肺炎(SARS)の大流行を許し、死者約300人を出しただけに、曽蔭権行政長官は「ウイルス拡散を防ぐため厳格な措置を取らざるを得ない」と理解を求めるが、宿泊客の我慢も少しずつ限界に近づいている。

 香港政府は8日夜に予定する隔離解除後、宿泊客を香港ディズニーランドに招待する計画を打ち出しているが、英国人宿泊客はこの日午前、香港のテレビ局に「解除されたら、すぐにイギリスに帰る」と語った。

 中国中央テレビは5日午後3時(日本時間同4時)前、広州空港を4日深夜に飛び立った中国南方航空機がメキシコ市に到着したと速報した。

 メキシコから上海への直行便受け入れを中国政府が停止したことで、足止めされていた中国人旅客約100人を帰国させるチャーター機で、到着後のインタビューに対し、王世山機長は次のように述べた。「機内には防護服や消毒液、マスクなどを完備。専門家の感染防止訓練も受けた」

 北京在住の女性会社員(35)は「中国の対応が『過剰反応』という批判もあるらしいが、SARSもあったので仕方ない」と語った。

(2009年5月6日 読売新聞)

814千葉9区:2009/05/09(土) 00:04:54
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20090425-436828/fe_090508_01.htm?from=nwla
【ドキュメント・新型インフル】大型連休も連日出勤


 大型連休明けの7日、東京・江戸川区の江戸川保健所には、海外旅行を終えて成田空港経由で帰国した区民ら117人分のリストが、都からメールで届いた。保健所では、このリストに基づいて、帰国後の体調を確認する電話をかけ、郵便などでも状態を尋ねる。「残業で対応です」。保健予防課の大地まさ代課長の言葉に緊張感がにじむ。

 同保健所には6日までに計190人分のリストが届いたが、電話で連絡を取ることが出来たのは8割程度。中には、リストに書き込まれた携帯電話が着信拒否になるケースもある。

 しかも、機内検疫などに人手を割かれた成田空港では、リスト送付に手間取り、この日届いたメールは、2日前の5日の帰国者分だ。8日には、連休最終日の6日に成田に帰国した人のリストが大量に届くとみられている。4人態勢を15人にまで増強したが、ほぼ連日出勤の大地課長は「代休はありません」。

 新型インフルエンザを巡る過剰反応は、連休明けも収まりを見せない。東京・新宿の都庁21階にある発熱相談センターには、この日も朝から「診察を申し込んだら、渡航歴がないのに、センターを紹介された」といった相談が相次いだ。

 大型連休後半の今月2日から、7日正午までに寄せられた相談は212件。その大半が病院の当直職員の誤解に基づく行き違いとみられるが、収まらない過剰反応に、都は午後2時から開いた23区の担当部長会議で、医療機関に対する指導を徹底するように求めた。

 山形県米沢市の県置賜保健所ではこの日午後、感染例が報告されて以降、業務の際に職員が身に着けることになる防護服の点検作業が行われた。

 感染の広がりが懸念された時に備え、同保健所が検討しているのがファストフードのチェーン店にならった「ドライブスルー方式」。感染が疑われる発熱患者が車に乗ったまま、簡易検査が受けられる仕組みで、今年3月には訓練も行った。

 連休明けのこの日、成田など3か所の国際空港のほか、新潟空港や秋田空港でも機内検疫が行われ、水際での阻止作戦が続いた。山形県内では、感染の疑いがもたれる事例はまだ出ていないが、置賜保健所地域保健予防課の川崎正則課長がつぶやいた。「全国どこで発生してもおかしくない」(今後は随時掲載します)

(2009年5月8日 読売新聞)

816千葉9区:2009/05/10(日) 14:17:54
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090509-OYT1T00112.htm
米の感染者、1639人に急増…メキシコ抜き最多
新型インフル
 【ワシントン=山田哲朗】米疾病対策センター(CDC)は8日、米国の新型インフルエンザ感染者が43州で1639人に達したと発表した。


 7日時点の41州896人から急増、1364人のメキシコを抜いて最多となった。世界の感染者は26か国・地域で計3421人となった。

 CDCのリチャード・ベッサー所長代行は記者会見で、感染者が米国で急増傾向にあることについて「各州で検査態勢が整い、本格的な検査が始まったことが大きな原因だ」と説明。また「同時に新たな感染が全土で出ているのも確かで、今後は感染者数や重症患者がさらに拡大する」との見通しを明らかにしていた。当面は、検査数が増えるにつれ、感染者数も増加するとみられる。

(2009年5月9日01時03分 読売新聞)

817千葉9区:2009/05/10(日) 14:24:54
http://www.asahi.com/special/09015/TKY200905100037.html
部屋に缶詰「パソコンほしい」 ホテルでの「停留生活」
2009年5月10日10時0分
 新型の豚インフルエンザの感染者は10日朝、4人に増えた。機内で、感染が確定した大阪府の高校生らの近くの座席にいた人たちは、成田空港近くの病院やホテルで不安な一夜を過ごした。

 飛行機内で感染した人の近くの座席にいたなどして千葉県成田市のホテルで最大10日間とどまるよう求められた49人の内訳は、大阪府寝屋川市内の府立高3校の生徒28人と教員5人、その他の乗客14人、乗員2人。その後、7人が体調不良を訴えて病院に運ばれた。

 ホテルで留め置かれた人たちは、いったい、どのように過ごしているのか。

 府立高3校のうちの1校の校長によると、生徒らは1人1部屋を割り当てられ、自由に室外に出ることができず、家族も含め外部との面会もできない。室外の洗濯機は使えるが、マスクをつけることが条件という。医師が毎日、各部屋を巡回する。

 ホテルに足止めされた引率教員は、内線電話で生徒の部屋に電話をかけ、様子を聞いているという。

 生徒からは「1人でいる時間が長いのでつらい」「テレビを見るくらいしかすることがない」といった声や、時間をもてあまし、「パソコンがほしい」という声もあるという。

 また、生徒たちのスーツケースが最終到着地の関西空港に運ばれてしまい、9日夕にホテルに届くまで、「着替えがない」「携帯電話が充電できない」などの苦情が多く出ていたという。

 この高校は9日、ホテルにいる生徒に、「帰ってから補習もするので学業面は安心するように」という文章を添えて、課題のプリントを宅配便で送った。

■費用は国が負担、ゴミは自分で分別

 厚生労働省によると、足止めされた49人は検疫法に基づく「停留」の対象者で、潜伏期間にあたる最大10日間はホテルなどで経過観察される。部屋代や食事の費用は国が負担する。

 停留者向けに同省が作ったパンフレットによると、毎朝1回、医師や看護師らが部屋を訪れ、夕方は電話で、熱やせきなどの症状がないか確認。体温は自分で1日3回測り記録する。期間中は基本的に部屋で1人で過ごす。症状がなければ、部屋のある階の廊下は散歩できるが、「他人には極力2メートル以内に近づかない」。洗濯は自室で「備え付けの洗剤をご使用ください」。リネンは原則、交換されない。ゴミは自分で分別し、部屋の扉わきのいすの上に置くよう求めている。

818千葉9区:2009/05/10(日) 14:25:13
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20090510-OYT8T00264.htm
成田のホテルでの「停留」…「やることがない」
食事テーブル3メートル間隔 部屋出たらマスク
 新型インフルエンザに感染した高校生の近くに座っていた米国人男性(52)が9日、携帯電話とメールで読売新聞社の取材に応じ、「停留」の様子を伝えた。

 18日までの10日間、食事の時以外は部屋から出ることは原則禁止で、男性は「仕方ないが、やることがなくて困っている」と話した。

 成田空港内の宿泊施設の男性の部屋を検疫官が訪ねてきたのは9日午前7時前。「近くの乗客の感染が確認された」と説明を受け、午前10時半頃、4フロアを貸し切られた、空港近くのホテルに移動した。厚生労働省の職員から「食事の時以外は部屋を出ないように」「どうしても部屋を出る際は、マスクをつけて、何も手を触れないこと」など細かく指示された。

 従業員の入室も制限され、ルームサービスは一切ない。洗濯は室内の洗面所で行い、使用済みタオルはビニール袋に入れて廊下に出し、回収するという。

 9日の昼食は会議室のような広い部屋で、カレーライスを食べた。感染を防ぐため、丸テーブルが約3メートル間隔で15ほど置かれ、男性は1人で座った。夕食はビーフステーキだった。

 朝、昼、夕に義務づけられた体温測定。夕方に部屋を訪れた医師からは、「大丈夫」と言われた。男性は「不幸な状況だが、感染を広げないためにはしょうがない。事態が深刻なので、適切な処置だと思う」とあきらめた口ぶりだった。

 

高校生「授業遅れが心配」
 一方、同じホテルには、感染した3人と同じ高校の生徒と引率教諭の計33人もいる。生徒の間からは、授業の遅れなどを心配する声も出ているという。

 保護者や学校関係者らによると、生徒らは個室に1人ずつ宿泊。食事の時でも、ほかの人と2メートル以内に近づくことは禁じられる。引率教諭が生徒と話す時も内線電話を使用。携帯電話やメールで保護者らと連絡を取り合う生徒もおり、「1人で過ごす時間が長くてつらい」「予防のためにタミフルを服用するか聞かれたが、副作用が心配」などの声も。近く予定されていた中間テストや授業の遅れを気にする生徒も多く、学校側は「帰ってから補習をするので心配しないように」と連絡したという。

 女子生徒と電話で話したという母親(45)は「娘は『早く迎えに来てほしい』と言っていた。(こうなる前に)なぜ早く帰国させなかったのか、学校の対応に疑問を感じる」。友人がホテルにいるという女子生徒(18)は「『大丈夫?』とメールしたら、『寂しい』という内容の返信があった。また連絡してあげたい」と気遣った。

 厚労省によると、貸し切られたホテルの4フロアには、ほかの宿泊客や外部の人が立ち入れないようにされた。10日間たっても発症しなければ、解放される。期間中に許可なく施設外に出ようとしたり、質問に答えなかったりした場合、検疫法に基づき、罰則(6月以下の懲役または50万円以下の罰金)が科されることもある。

(2009年5月10日 読売新聞)

819千葉9区:2009/05/10(日) 14:26:17
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&rel=j7&k=2009050900352
走る検疫官、拡大防ぐ=同行者追い、3人目発見−新型インフル
 成田空港で新型インフルエンザ感染が確認された大阪府内の高校の生徒ら3人のうち、飛行機から降りた後に発症が判明した生徒は、簡易検査で陽性だった2人に同行者がいるとの情報を得た検疫官が、空港内を追い掛けて確認につなげていたことが9日、分かった。
 生徒は乗り継ぎの国内線に向かう途中で、検疫官の判断が感染の拡大を防いだ形だ。
 厚生労働省によると、この生徒は機内検疫のサーモグラフィー(体表面温度測定装置)で異常は見つからなかった。
 帰国当時は発熱はなく、事前に配られた質問票には、せきの症状を記入していたが、「検査対象となる状態ではなかった」(同省幹部)という。
 機内検疫では、教師と別の生徒について簡易検査を実施。A型の陽性反応が出たため周囲の乗客に一時待機を求めたが、離れた座席にいた生徒は飛行機から降りるのを許された。
 その後、陽性の2人から離れて座っていた同行者がいるとの情報を検疫官が入手。飛行機を出て生徒らを追い掛け、簡易検査でA型陽性反応を確認、新型感染の疑いを把握したという。(2009/05/09-20:17)

820千葉9区:2009/05/10(日) 14:26:57
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2009050900409
客室乗務員にマスク着用指示=全日空、北米線で−日航も多めに準備
 カナダから帰国した高校生らの新型インフルエンザ感染が確認されたことを受け、全日空は9日、北米地域から日本に到着する同社便の客室乗務員全員と、到着空港で入国手続きを手伝う係員らに、マスクを着用するよう指示した。
 10日以降日本に到着する米本土からの便が対象になる。
 一方、日本航空はメキシコ線で既に客室乗務員のマスク着用を義務付けており、北米線についても、各便にマスクを通常より多く準備。その場の状況に応じ客室乗務員が着用したり、せきなどの症状がある乗客に配布するよう指示している。(2009/05/09-22:58)

821千葉9区:2009/05/10(日) 14:28:39
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090509-OYT1T01120.htm
大阪府教委あわただしく対応…新型インフル・ドキュメント
 9日午前5時55分、職員10人が徹夜で待機を続けてきた大阪府教委保健体育課の電話が鳴った。

 「厚生労働省が間もなく検査結果を発表するらしい」。別の庁舎にある地域保健感染症課からだった。その直後の午前6時すぎ、緊急ニュースのテロップがNHKテレビで流れた。「カナダから帰国の3人の新型インフルエンザ感染を確認」

 待機していた職員たちは府教委幹部に電話で連絡を取り、テレビや厚労省から電話で断片的に入る情報をメモし続けた。「生徒は発熱なし、教員は発熱」「ただ、重症ではない」……。

 「機内検疫で、自分と生徒の2人が引っかかりました」。カナダに生徒たちを送り出していた寝屋川市の府立高校の教頭に、成田空港に着いた男性教諭から、そんな連絡が入ってから約12時間。府庁別館6階の保健体育課は騒然となった。

 午前6時15分、厚労省から正式な連絡が入ると、保護者や報道への対応のために職員2人を学校に派遣し、1人が成田に向かった。

 午前10時すぎ、発症していない生徒28人が一時収容された成田空港近くの宿泊施設の支配人が、詰めかけた記者団に語った。「元気にしています。本当は疲れているのではないかと思うのですが……」

 10日間の停留のため、収容先の施設からバスで近くのホテルに向かったのは午前10時半頃。到着後、生徒たちは足早に裏口からホテル内に駆け込み、客室のカーテンも下ろされた。

 成田に着いた職員から午後、府教委に連絡が入った。「生徒たちの荷物が関西空港まで行ってしまった。こちらの宿泊施設に戻す手続きをしてほしい」

 カナダ・オンタリオ州。日本で3人の感染が確認されたというニュースが8日(日本時間9日)届くと、「カナダ滞在中に感染したのかどうかを調査中」。同州保健省報道官のアンドリュー・モリソン氏は戸惑い気味に語った。

 今回の交流事業でパイプ役を務めた寝屋川市国際交流協会に午後、生徒たちが滞在した同州オークビル市在住の日本人女性からメールが届いた。「感染を知り、驚いています。早期の回復を祈っています」

 文部科学省の相談窓口には、新たな対応があるのかどうか――などの問い合わせが学校関係者から相次いだ。午後6時すぎ、窓口を閉じた担当者が言った。「このまま、水際で食い止めてくれればいいのですが」

(2009年5月9日23時50分 読売新聞)

822千葉9区:2009/05/10(日) 14:30:06
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20090509-OYO1T00582.htm?from=main1
マスク着けず、学校「対応は適切」…国内初新型インフル
 新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)について、世界保健機関(WHO)がメキシコでの大規模感染を明らかにしてから半月、日本国内で初めて感染者が確認された。カナダでの国際交流を終えて8日夕に帰国した大阪府内の府立高校生2人と引率教諭。府教委や高校は「残念なことになった」と繰り返したが、感染が拡大する現地でマスクを着用せずに観光地を巡るなど、学校側の判断に疑問を残した。厚生労働省は9日早朝から、同じ航空機に乗っていた人の追跡調査を急ぎ、健康への注意を呼びかけた。

 生徒2人と教諭の感染が確認された寝屋川市内の府立高校では午前9時半、校長が正門前で記者会見し、「残念な結果だが、学校の対応は適切だった」と繰り返した。

 同高はカナダでの感染拡大を受け、4月28日、交流事業に参加した他の2校と今後の対応を協議。「現地のコーディネーターが『周辺に感染者がいないので問題ない』と言っている」などの説明があったため、健康管理の徹底を確認し、同30日、メールで引率教諭に健康チェック用のシートを送付したという。

 現地では、シートに基づいて発熱やせきの有無など10項目を毎日確認したが、トロントで大リーグの試合を観戦した5日の夜、生徒の一人が発熱。翌朝、ホームステイ先のホストファミリーの紹介で病院で受診し、抗生物質を処方された。インフルエンザの検査はなく、教諭が「新型インフルエンザではないですね」と尋ねたところ、医師は「それはない。風邪です」と答えたという。

 発熱した生徒は6日のお別れパーティーに出席し、成田空港で感染が確認された。病院に同行した教諭も同日夜に発熱し、同空港で感染が判明した。

 校長によると、4日に引率教諭に対し、生徒にマスクを着用させるように指示したが、9日に教諭に再確認したところ、「現地でマスクをしている人がおらず、集団でつけていると奇異の目で見られると思って着用させなかった」と説明を受けたという。

 不特定多数が集まる大リーグ観戦やナイアガラの滝観光などを中止しなかったことについては「引率教師やコーディネーターと頻繁に連絡を取り、問題ないと判断した」と釈明した。

 午前8時50分から体育館で臨時の全校集会が開かれ、校長は「生徒の症状は重くないので安心してほしい。学校での感染はなく通常通り授業を行う」と話した。

(2009年5月9日 読売新聞)

823千葉9区:2009/05/11(月) 21:52:45
http://mainichi.jp/select/world/asia/news/20090512k0000m040022000c.html
新型インフル:日本人15人を隔離、感染確認で中国
 【北京・浦松丈二】北京の日本大使館によると、中国で初めて新型インフルエンザ感染が確認された男性(30)と同じ成田発北京行きのノースウエスト航空29便に乗っていた日本人15人は11日までに医学観察のためホテルなどに隔離された。

 15人が隔離された場所は北京11人▽西安(陝西省)3人▽武漢(湖北省)1人。同便の日本人乗客は24人で2人は帰国したが、まだ7人と連絡が取れていないという。


http://mainichi.jp/select/world/america/news/20090511k0000e040058000c.html
新型インフル:中国本土で初の感染確認…世界で4703人
 【北京・浦松丈二】新華社電によると、中国衛生省は11日、留学先の米国から四川省成都市に一時帰国した男性(30)が新型インフルエンザに感染していたことを確認したと発表した。中国での感染確認は初めて。世界の感染者数は31カ国・地域で計4703人となった。

 男性は7日に米セントルイスを出発、成田空港を経由し、ノースウエスト航空29便で9日未明に北京に到着。国内線の四川航空機に乗り継ぎ、同日午後に成都に着いた。男性は新型インフルエンザの検査で弱い陽性反応が出たため、疑い例とされていた。新華社電によると、成都市当局は、成都まで男性と同じ便に搭乗していた乗客150人のうち、130人の所在を確認し、健康状態を調べている。


http://mainichi.jp/select/world/news/20090512k0000m030058000c.html
新型インフル:111人が日本入国…中国人感染者と同乗
 厚生労働省は11日、中国国内で初めて新型インフルエンザ感染が確認された中国人男性が搭乗し、米ミネアポリスから8日に成田空港に着いたノースウエスト航空19便の乗客乗員412人のうち、111人が日本に入国したと発表した。全員が既に健康観察の対象になっているが、感染者と座席の近い「濃厚接触者」10人には、保健所を通じて学校や職場を休むなどの外出自粛を強く要請する。

 厚労省によると、入国したのは日本人89人と外国人22人で、機内検疫時に記した質問票で申告された自宅や滞在先は23都道府県にまたがる。感染者が座っていた席の半径2メートル以内にいた10人の所在地は▽東京都5人(うち外国人4人)▽千葉県3人(同1人)▽青森県1人(同1人)▽京都府1人。

 感染が確認された男性は、成田到着の際の機内検疫では異常が見つからず、乗り継ぎで中国に入ってから発症した。こうしたケースの濃厚接触者の扱いは政府の行動計画では明記されていないが、厚労省は「当面は、停留対象だと後から分かった入国者と同じ対応を取る」としている。【内橋寿明】

824千葉9区:2009/05/11(月) 21:55:59
>>783
http://www.asahi.com/special/09015/TKY200905090229.html
全頭処分、養豚担う少数派コプト教徒反発 エジプト
2009年5月11日5時4分
 【カイロ=田井中雅人】エジプト政府が新型の豚インフルエンザ対策として、国内で飼育されている約35万頭の豚の全頭処分に着手したことに対し、養豚業を手がけてきたキリスト教系のコプト教徒が強く反発している。豚を「不浄の動物」とみなす多数派のイスラム教徒との、宗教上のあつれきも高まっている。

 カイロ中心部から車で東に15分のマンシェイト・ナセル地区。養豚業のジョージ・サイードさん(25)は「子供のころからこの仕事をしているが、インフルエンザどころか健康体そのものだ。生活の糧である豚がなぜ殺されなくてはならないのか」と憤る。

 エジプトで養豚は、ごみのリサイクルと裏腹だ。市街地で集めるごみを分別し、残飯のみ豚に与えて飼育。豚は食肉工場に、分別した残りのごみはリサイクル業者に出荷する。人口の1割と言われるコプト教徒のうち約3万5千人が、この地区でごみ処理と養豚で生計を立てており、1日にトラック2千台分のごみが運び込まれ、約6万頭の豚が飼育されているという。

 3日には、豚の処分のためこの地区を訪れた保健当局者や機動隊に対し、住民数百人が投石して抗議。機動隊も催涙弾などで応戦し、12人が負傷する騒ぎになった。

 エジプトでは、まだ新型インフルエンザの感染は確認されていないが、政府は「予防措置」として先月末に豚の全頭処分に着手。保健当局によると、9日までに約1万1千頭を処分した。

 政府は業者に対し、豚1頭あたり100エジプトポンド(約1800円)程度の補償の可能性も示しているが、サイードさんは「補償は一時しのぎにすぎない。我々がいなければ政府の方も困るはずだ。カイロの街は、ごみの山に埋もれてしまうだろう」と反発する。

 コプト教徒が多く暮らすカイロ北部ショブラ地区の豚肉専門店。店員アイード・ブトロスさん(50)は「風評被害で客が半減した。豚肉を食べないイスラム教徒の政治家らがインフルエンザという口実を得て、すべての豚を処分しようとしているのだ」。

 一方、カイロ在住のイスラム教徒で退役軍人のムハンマド・ラシドさん(60)は「エジプトはイスラム国家。そもそも豚を飼うべきではない」と政府の全頭処分を支持する。

 世界保健機関(WHO)は新型インフルについて「豚肉が感染源になることはない」と明言しており、冷静な対応を求めている。国連食糧農業機関(FAO)幹部も「豚を処分する理由がない。(エジプト政府の対応は)全くの誤りだ」と批判している。

825千葉9区:2009/05/11(月) 22:18:15
http://www.asahi.com/international/update/0511/TKY200905110040.html
握手やキス控える米国人も 新型インフルで日常変化
2009年5月11日12時12分
 【ワシントン=桜井林太郎】7〜8人に1人が、他人との握手をやめたり、友人や親類とのキスや抱擁を控えたりしている――。新型の豚インフルエンザに感染するのを防ぐために、米国人が日常生活でこんな対応をとり始めたことがハーバード大学が実施した世論調査でわかった。

 調査は5月5〜6日に、18歳以上の1013人を対象に電話で実施。新型インフルエンザ発生で、日常生活で自分自身や家族がどんな対応(複数回答)をとっているか尋ねた。

 その結果、「手洗いや手用の消毒剤をより頻繁に使うようにしている」が67%で最も多く、「自分や家族が病気になったら家でゆっくりする」(55%)、「航空機の旅行を避ける」(27%)、「スポーツ行事や公共交通など人が多く集まる場所を避ける」(25%)などが続いた。「他人と握手をするのをやめた」が14%、「友人や親類とのキスや抱擁を控えている」も12%にのぼった。

 調査を指揮したロバート・ブレンドン教授(医療政策)は「新型インフルエンザの発生は多くの米国人の生活を変えている」と話している。死者が集中する隣国のメキシコ政府が、身体接触を避けるように呼びかけた報道の影響もありそうだ。

826千葉9区:2009/05/11(月) 22:24:37
>>820
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090511-OYT1T00950.htm
客室乗務員のマスク着用、日航が米・カナダ・ブラジル発便も
新型インフル
 新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)の感染が世界的に拡大していることを受けて、日本航空は11日から、これまでのメキシコ発の便に加えて米国、カナダ、ブラジル発の便でも、客室乗務員に機内でマスクの着用を義務づけることを決めた。全日空は9日から、米国発の便の客室乗務員にマスク着用を義務づけている。


 また、日本航空では先月末から、国際線の機内に積んでいるマスクの数を順次増やしていたが、今後はブラジル発の各便で800枚、メキシコ、米国、カナダ発の各便でそれぞれ400枚に増やすことも決めた。

(2009年5月11日21時57分 読売新聞)

827千葉9区:2009/05/11(月) 22:25:23
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090511-OYT1T00578.htm
海外修学旅行見送り…インフル影響もろ、国内切り替え続々
 世界中に感染が広がっている新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)の影響で、海外への修学旅行や語学研修を延期する学校が相次ぎ、旅行会社が渡航先などとのやり取りに頭を痛めている。


 文部科学省は、今月14日をめどに中止や延期の実態をまとめるよう都道府県教委を通じて照会しているが、延期を決めた学校は今月1日時点の15校から大きく増える見通し。海外での研修をあきらめ、国内に切り替える動きなども出ている。

 大手旅行会社「近畿日本ツーリスト」(東京都千代田区)には、カナダへの修学旅行を計画していた複数の学校から、旅行の延期や行き先の変更の問い合わせが寄せられている。中でも問題なのはキャンセル料。同社の担当者は「航空会社によってキャンセルチャージがかかったり、宿泊先に預かり金(デポジット)を支払ったりしているケースもある。それぞれ事情が異なり、学校側にキャンセル料を求めるかどうかは難しい問題」と頭を抱える。

 岐阜県各務原市の県立各務原(かかみはら)高校では、今月11日から18日まで2年生の約40人が予定していたカナダ・ブリティッシュコロンビア州での語学研修を取りやめた。

 同県内の公立高で唯一の英語科に通う生徒たちにとって、この研修は修学旅行も兼ねる。大屋進校長は先月末、世界保健機関(WHO)の警戒レベルが「フェーズ5」に引き上げられた段階で中止を決断し、今月1日の保護者会で報告した。

 一部の生徒や保護者からカナダ以外への海外渡航を希望する声があったが、大屋校長は「たとえ延期しても終息しているかわからない。迷っていて、結局、どこへも行けなかったということは避けたかった」と話す。代わりに同校が検討しているのが、福島県天栄村にある宿泊滞在型施設「ブリティッシュヒルズ」での研修。英国庭園風の雰囲気の中で、英語を母国語とする約30人の外国人から英語を学ぶことができる。同施設によると、旅行会社からは、同様の問い合わせが5、6件来ているという。

 一方、文部科学省には、大阪・寝屋川市内の府立高校のカナダ研修で、生徒の感染が確認されて以降、「海外への修学旅行を実施していいのか」「中止する際の基準は何か」といった問い合わせが相次いでおり、同省の担当者は「自粛に傾く学校は今後さらに増えるだろう」と話している。

(2009年5月11日15時00分 読売新聞)

828千葉9区:2009/05/12(火) 20:50:14
http://www.asahi.com/international/jinmin/TKY200905120228.html
中国 空港で厳密な水際対策
2009年5月12日15時30分

 北京出入国検験検疫局の崔宝祥副局長は11日、中国では4月25日以降、機内パトロールや通関での体温測定、荷物の消毒、健康申告カードの記入などさまざまな対策を講じて、新型インフルエンザ(H1N1型)を食い止める厳密な防御線を敷いていると発表した。

 崔副局長によると、検疫スタッフは中央政府の手配要請に基づき、入国者の体温測定や医学観察、健康申告カードの記入を強化するとともに、機内の消毒や乗客の手荷物検査も強化し、税関では一連の水際対策が講じられている。

 同局は4月25日以降、世界保健機関(WHO)が新型インフルエンザの確認されたと発表した国の航空便に対し指定の駐機管理を行ってきた。現在指定のボーディングブリッジ数は15から26に増加。新型インフルエンザの確認された国の航空便が北京首都空港に到着した際には、通常指定のボーディングブリッジに駐機する。飛行中に症状が確認された場合は、離れた場所への駐機が指示される。

 崔副局長はさらに、同局では4月25日以降、飛行機を降りてから空港の通路に入る際の赤外線体温測定の回数を増やしたと強調。検査機の音が鳴ると、検疫官は素早く再検査を行い、37度以上の熱がある乗客は病院に搬送され検査を受ける。今のところ体温測定は738人が担当、うち54人が病院搬送にあたる。

 このほか、検疫官は乗客の手荷物を消毒し、機内で乗客が使用した廃棄物は回収し、無害化処理を施す。

 4月25日から5月10日零時までに、中国では航空機1866便と入国者30万人余りに対する検査が行われた。これまでに新型インフルエンザが確認された17の国と地域から直行便763便、乗客12万人余りが北京入りしている。

829千葉9区:2009/05/12(火) 20:52:50
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20090512-OYO1T00852.htm?from=main2
新型インフル感染の高校生、母とガラス越しの面会
 新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)の感染が確認され、成田空港近くの病院に入院している大阪府立高校の男子生徒3人のうち1人の生徒の母親が12日午前、病院を訪れた。生徒が通う高校の教頭、大阪府教育委員会の担当者ら3人も同行した。

 府教委などによると、病院では、担当医が母親らにこれまでの経過や生徒の容体などを説明。その後、生徒と母親はガラス越しに数十分間、面会した。母親は防護服に身を包み、生徒はカナダのホームステイ先などで撮った写真を見せながら笑顔で話し、元気な様子だったという。

生徒らの足止め短縮も…厚労相が検討
 舛添厚生労働相は12日の閣議後の記者会見で、新型インフルエンザに感染した大阪府立高校の生徒らの「濃厚接触者」として成田空港近くのホテルに停留(留め置き)されている乗客ら48人に関して「専門家の医者に診てもらっており、状況をよく観察し、柔軟に考えたい」とし、停留期間を当初の10日間から短縮することを検討していると明かした。

(2009年5月12日 読売新聞)

830千葉9区:2009/05/12(火) 21:00:54
http://mainichi.jp/photo/news/20090510k0000m040111000c.html
新型インフル:個室に10日間「停留」会話は内線・携帯で

新型インフルエンザに感染した男性3人が運ばれた成田赤十字病院の救急入り口前に立つ警備員=千葉県成田市で2009年5月9日午前8時29分、尾籠章裕撮影 国内初の新型インフルエンザ感染者が9日、確認された。感染者に同行した高校生や近くに座っていた乗客ら49人は、10日間の停留措置の対象になる。成田空港近くのビジネスホテルで、与えられた一室にいることを求められ、行動を厳しく規制される生活。厚生労働省が対象者に配っているパンフレットは「停留は、あなただけではなく、大切な家族の方、会社の同僚、友人等を守るために行われます」と協力を呼び掛けるが、史上初めて実施される宿泊施設での停留とは−−。【日野行介、小林慎、奥山智己】

 厚労省によると、停留者は原則ホテルなど施設の個室内で生活することになる。1日1回、医師や看護師が健康状態を確認し、必要に応じてタミフルなど抗インフルエンザ薬を投与する。1日3回検温するなど健康状態の記録を提出。食事は▽午前7〜8時▽正午〜午後1時▽午後6〜7時と定められ、原則自分の個室で食べることになっている。

 49人のうち感染者と一緒に行動した生徒・教諭は33人。学校関係者や保護者らによると、生徒らは全員が9階の個室を与えられ、他の部屋やフロアに行かないよう指示されている。洗濯室などに出かける際は、マスクの着用を義務付けられているという。

 生徒と教諭の連絡はホテルの内線電話を使い、生徒同士は携帯電話でやり取りしている。荷物が既に最終到着地の関西国際空港に送られているため「着替えがほしい」「携帯電話の充電器がない」という要望があり、荷物だけ成田に送り返すことになった。

 生徒からは「テレビを見るしか、やることがない」などの不満も聞かれ、ホテル側はパソコンの貸し出しも検討している。5月下旬の中間試験への影響を心配する声も多く、学校側は教科別のプリントをホテルに送るなどして対応するという。

 勝手に外出することは許されない。パンフレットはこうクギを刺す。「許可無く施設外に出ようとしたり、スタッフの質問に答えなかった、または、虚偽の返答を行った者は検疫法に基づき処罰されることがありますのでご注意ください」

 厚労省によると、滞在費や食費などの生活費は国が負担する。しかし、仕事を休んだ場合の休業補償など、停留による損失の補償はされないという。

 10日の停留期間が満了すると、ようやく解放される。入国手続きを行い、晴れて「帰国」となるという。

831とはずがたり:2009/05/13(水) 13:57:38
「地方のがん対策伝える」 荒生さん国有識者会議委員に
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/05/20090513t55012.htm

 山形県酒田市健康課に勤務する荒生佳代さん(41)が厚生労働省の有識者会議「がん対策推進協議会」の委員に、東北からただ1人選任された。がん検診の受診率向上に取り組んだ実績が認められた。荒生さんは「地方の実情を進言し、自分自身も勉強したい」と意欲を見せている。

 協議会は全国の医師や行政担当者、NPO関係者ら20人で構成し、任期は2年。年3回の会議で、国のがん対策推進基本計画に対して意見を述べる。

 荒生さんは酒田市出身。山形市内の看護学校を卒業後、栃木県内の病院で2年間、看護師として勤務。生活習慣病予防への関心から酒田市職員を目指し、1992年に採用された。現在は成人保健係の主任を務める。

 山形県は胃がんを中心にがんの死亡率が高く、とりわけ庄内地方は高い。一方で、酒田市は胃がん、大腸がん検診の受診率が低かった。「40―50代の働き盛りの受診率の伸び悩みが特に課題だった」(荒生さん)という。

 成人保健係では2006年から、市の広報だけに頼っていた呼び掛けをやめ、検診申込書の全戸配布を開始。医師を招いた講演会を頻繁に開くなど、啓発を徹底した。その結果、20%弱だった胃がん、大腸がん検診の受診率は県平均並みの30―40%に上がった。

 荒生さんは昨年5月、国立保健医療科学院(埼玉県和光市)で取り組みを報告し、今回の選任につながった。

 昨年12月には父親を肺がんで亡くした。5年間の闘病を支えた家族としても、がんをどうにかしたいと思い、背中を押された。「最初は、わたしなんか場違いだろうかと悩んだが、父のこともあり、引き受ける決心をした」と振り返る。

 荒生さんは「協議会では酒田市の事業や地方の実情を報告するだけでなく、緩和ケアなどについてほかの委員から吸収し、県全体のがん対策につなげられればと思う」と話している。

2009年05月13日水曜日

832千葉9区:2009/05/13(水) 21:46:31
http://www.asahi.com/national/update/0513/TKY200905130149.html
新型インフル高校生の座席移動は誤認 5人を不要に監視
2009年5月13日13時7分
 厚生労働省は13日、新型の豚インフルエンザ感染が確認された大阪府の高校生らが乗っていたノースウエスト航空機の乗客で、日本国内に入国した人のうち、感染者と濃厚な接触があった可能性があった人を5人減らし、7人にすると発表した。患者の生徒1人への確認が足りず、座席を移っていなかったのに移ったと判断していた。

 厚労省は当初、生徒が二つの座席を書類に書いていたため、両座席の周囲を濃厚接触の対象とした。その後、患者本人らへの確認を徹底せず、11日に大阪府教育委員会から連絡を受けて初めて、生徒が一つの座席にいたことを知った。12日午後、主治医を通じて改めて生徒側に確認した。

 対象から外れるのは京都市に滞在している米国人4人と茨城県の日本人1人。綿密な健康監視が必要とされ、米国人は9日以降、観光もできずホテル内にとどまっていた。

 厚労省は5人に対し、「日常生活上の制約を課すことになってしまい、申し訳なかった」とし、連絡をとって謝罪した。

 患者の生徒は、機外に出てから体調不良を訴えたため、周囲の乗客12人が足止めされずに入国した。空港近くに停留されている48人と同様の感染の恐れがあるとみて、厚労省は各地の保健所に綿密な監視を求めていた。

833千葉9区:2009/05/13(水) 21:52:55
B級ニュースかな・・・
http://www.asahi.com/international/update/0513/TKY200905130205.html
豚の鳴きまね「不謹慎」 チェコの人気キャスター解雇
2009年5月13日15時22分

 【ウィーン=玉川透】チェコのテレビの人気ニュースキャスターが、豚の鳴きまねをした映像を個人のブログで流し、テレビ局から解雇された。豚インフルエンザが世界的大流行(パンデミック)になろうかという時に「悪ふざけにもほどがある」とテレビ局側はカンカンだ。今月4日に地元メディアなどが報じた。

 解雇されたのは、大手テレビ局ノバで高視聴率を誇る夜のニュース番組のキャスター、イルシ・ドラバヤ氏。問題となった映像は、同氏が番組スタッフ5人と自分の仕事ぶりをブログで紹介するために撮影。その中で全員がしかめっ面でブーブーと鼻を鳴らし、豚の鳴きまねをする場面が繰り返し出てくるという。

 映像が仕事中にスタジオで撮影され、ブログだけでなく、テレビ局のインターネットサイトからも閲覧できることから、テレビ局が厳しい対応に踏み切ったという。

 現在、同国では豚インフルの感染は確認されていない。

834とはずがたり:2009/05/13(水) 21:54:37
マスコミスレが適当かもわかりませんねw
それにしても豚インフルを意識しての豚のものまねなんですかね?今一意味が解らないけど。

835とはずがたり:2009/05/14(木) 13:20:13
我が職場にも北米からの帰国者は10日間の出禁の掲示が貼り出されてます。。

明日はわが身!?耐えられない「停留」の苦痛と気になる補償 (ゲンダイネット)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_super_influenza__20090514_38/story/14gendainet05019570/

 アナタならどうするか――。新型インフルエンザ上陸に伴い実施された「停留」措置のことである。感染拡大の防止策とはいえ、感染者と偶然、一緒にいただけで10日間もカンヅメされるなんて、想像するだけで恐ろしい。「停留」されると一体、どんな状態になるのか。

●法的根拠

「停留」は、新型インフルエンザの感染者等に対する強制措置などを盛り込んだ昨年4月成立の改正検疫法に基づく。

 感染者と接触者らを最長10日間、医療施設やホテルなどに滞在させて健康状態を監視。違反すれば懲役1年以下または罰金100万円以下の罰則だ。

●行動制限

 停留者は1人1部屋の個室が原則だ。施設には医師らが24時間態勢で常駐し、毎日、検温する。本人同意で抗インフルエンザ薬が予防投与されることもある。自室で過ごすのが原則で、施設外への“脱走”は罰則対象だ。

 従業員の入室も制限され、シーツ交換などのサービスは一切ナシ。洗濯は自分で室内の洗面所で行い、使ったタオルはビニール袋に入れて廊下に出し、回収する。

 食事も個室で取るのが原則だが、成田の場合は大部屋が確保できたため、濃厚接触の目安とされる「半径2メートル以上」を離した間隔で机を置いて対応。午前7時、正午、午後6時から各1時間程度で、「朝食はパンとソーセージ、昼食はカレー、夕食はステーキだった日もあった」(地元記者)。

 カップラーメンや、たばこなどの嗜好品をフラフラ買いに行くのもダメ。常駐する厚労省職員が、家族などからの「差し入れ品」と同様、各部屋に届ける仕組みだ。

 飲酒については「特段の決まりがなく、各停留施設の対応に任せている」(新型インフルエンザ対策本部)。ただし、抗インフルエンザ薬を服用している場合は「薬との併用は避けた方がいい」(同)としており、事実上の禁酒を求められる。

●諸費用

 停留にかかる宿泊料や食費は全額、公費負担だが、嗜好品や電話代は自己負担だ。一方、休業などに伴う“逸失利益”を補償する公的救済制度はない。どの程度有効かは不明だが、サラリーマンにとっては「各検疫所長名で発行される『停留決定書』が会社に提出する証明書になる」(対策本部)。

●特殊事情

 日本と同様、香港のホテルに足止めされた韓国人ビジネスマンは「40億ドル(約3960億円)の契約がパーになった」とカンカンだった。社の命運を左右するような商談、家族の大病、結婚式や葬式への出席……。特殊事情で外出が認められるケースがあるのかといえば、答えはノーだ。

「公衆衛生の安全を確保するための法的措置であり、いかなる理由も外出は認められません」(対策本部)

 停留されたら、個室でおとなしくDVDでも見ているしかない……。

(日刊ゲンダイ2009年5月11日掲載)

[ 2009年5月14日10時00分 ]

836とはずがたり:2009/05/14(木) 16:43:17

お酒に弱いのに飲酒・喫煙…食道がんリスク190倍に (読売新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_cancer__20090514_3/story/20090514_yol_oyt1t00612/

 顔がすぐに赤くなるお酒に弱い体質の人が飲酒と喫煙をすると、食道がんになるリスクが、飲酒も喫煙もしない人に比べ、最大190倍も高くなることが、東京大学の中村祐輔教授と松田浩一助教の研究でわかった。

 同じ体質の人でも、飲酒・喫煙をしないと、リスクは7倍程度に下がった。体質を理解して生活習慣に気を配ることで、予防したり、早期発見したりできると期待される。

 研究チームは、食道がんの患者1070人と健常者2832人で、約55万か所の遺伝情報の違いを比較。発がん性が指摘されているアセトアルデヒドをアルコールから作る酵素と、アセトアルデヒドを分解する酵素の二つが、食道がんのリスクに関連していることを突き止めた。

 アセトアルデヒドはお酒で気分が悪くなる原因物質で、たばこの煙にも含まれる。顔が赤くなるのは、アセトアルデヒドの分解能力が弱いためで、日本人の4割がこのタイプ。アセトアルデヒドを作る働きが弱いと、気分が悪くなる前に、ついつい余分に飲んでアセトアルデヒドが増える。

 飲酒・喫煙の影響についても調べたところ、お酒に弱く二つの酵素の働きが弱い人が、1日缶ビール1本以上の飲酒と喫煙をすると、相乗効果が働き、お酒に強く飲酒・喫煙をしない人に比べ、食道がんのリスクが190倍も高くなっていた。

[ 2009年5月14日14時42分 ]

837千葉9区:2009/05/14(木) 21:58:39
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090514-OYT1T00016.htm
「濃厚接触者」カナダ人旅行者、成田から出国
 新型インフルエンザに感染した大阪府立高校生らと同じ飛行機に乗り合わせ、「濃厚接触者」に相当するカナダ人旅行者が13日、滞在先の神奈川県横須賀市を離れ、成田空港から出国したことが同日夜、わかった。


 このカナダ人旅行者は、8日に来日した際、航空機内で新型インフルエンザ感染者となった高校生の近くに座っていたが、機内では高校生に症状が見られなかったため、検疫をそのまま通り抜けて横須賀市に移動。その後、濃厚接触者に相当することが判明した。本来、濃厚接触者には停留措置がとられるが、一度、検疫をすり抜けた人には検疫法が及ばないため、横須賀市保健所では外出自粛などの要請はしたものの、強制的な措置はとれなかったという。

 同保健所によると、厚生労働省からのメールで濃厚接触者が市内にいると知らされたのは10日夜。すぐ職員が滞在先の知人宅に電話を入れたが不在だった。11日朝、医師である保健所長らが知人宅を訪れて状況を説明し、インフルエンザ治療薬タミフルを3日分渡し、服用させた。

 保健所では11、12日の両日は2回ずつ電話で健康確認を行ったが、日中の行動は把握できていなかった。カナダ人は当初の予定通りの13日に出国したが、厚労省によると、搭乗予定の航空会社には連絡していないという。

 保健所は「濃厚接触者であっても、厚労省のマニュアルでは『協力を求める』ことしかできず、外出禁止を命令する法律はない」としている。厚労省は「出国はやむを得ない。情報は出国先には伝える」としている。

(2009年5月14日12時35分 読売新聞)

838千葉9区:2009/05/16(土) 02:11:54
日曜の朝刊は↓の記事になるか、民主党代表戦か
http://www.asahi.com/special/09015/TKY200905150332.html
戸の高校生、国内初の人・人感染か 新型インフル
2009年5月16日1時41分
 神戸市の10代後半の高校生の男性が、神戸市環境保健研究所が実施した遺伝子検査で新型の豚インフルエンザに陽性反応を示していたことが15日、わかった。神戸市はさらに詳しく調べるとともに、高校生から採取した検体を東京の国立感染症研究所にも送って、感染の有無の確認を急いでいる。16日午後にも結果が出る。確認されれば、検疫を除く国内で初めての発生例となる。

 16日午前1時過ぎから記者会見した神戸市によると、男性は同市内にある高校の3年生。学校は12日から休み、自宅で療養している。家族には健康状態に問題のある人はいないという。

 厚生労働省によると、高校生は海外への渡航歴はないといい、確認されれば、新型ウイルスが高校生の周囲ですでにかなり広まっており、人から人に感染を広げている可能性も出てくる。高校生の行動が焦点になる。

 しかし、これまで入国前の検疫で感染が確認された4人の遺伝子検査では、同じ検査材料を使って、通常の季節性インフルエンザにも反応していたが、今回はそうした反応がない。別の理由で陽性反応が出ている可能性もあるため、改めて遺伝子検査で詳しく調べるという。

 同省などによると、高校生は11日に悪寒を訴え、12日に発熱があり、医師の診察を受けてインフルエンザの簡易検査でA型の陽性反応が出た。さらに、同日、神戸市環境保健研究所に検体が送られ、15日にウイルスの遺伝子を調べるPCR検査をしたところ、新型インフルエンザウイルスの遺伝子に反応する検査結果が出たという。

 感染が確認されれば、政府は対策本部の幹事会を招集。行動計画に基づき、水際での食い止め重視から、地域での感染拡大防止を主眼にした新たな段階に移るかを検討することになる。

 国の新型インフルエンザ行動計画は段階に応じてとるべき対策を整理している。国内で患者が確認されれば、これまでの「第1段階(海外発生期)」から、「第2段階(国内発生早期)」に上がる。

 第2段階は、国内で感染の広がりをできるかぎり抑えることが最大の目的となる。

 都道府県は、必要に応じ、学校に臨時休校を勧める。ガイドラインでは、休校が始まるのは、原則として都道府県で1例目の患者が出た場合とされている。ただし、生活圏や通学の状況などを踏まえ、市区町村単位で判断することもありうる。

 企業なども、新型インフルの症状がみられる従業員は出勤停止をすすめるとともに、不要不急の事業は縮小するよう求められる。一方、社会機能を維持するため、必要とされる企業活動については、出勤する職員を減らす態勢をとりつつ、可能な限り継続できる態勢も整える必要がある。公共交通機関も利用者にマスクを着用してもらうなどする。

 ただ、こうした計画は、強毒性の鳥インフルエンザウイルス(H5N1)が新型になったときのことを想定している。今回の新型インフルエンザのウイルスはいまのところ弱毒で、メキシコ以外では軽症が多いとされる。「計画は現状に合わせ、柔軟に変更していく必要がある」という声も専門家のなかにはある。

839千葉9区:2009/05/16(土) 02:17:42
美談にされてもなあ・・・
人数少ないからどうにかなったけど・・・
http://sankei.jp.msn.com/life/body/090515/bdy0905152350020-n1.htm
【新型インフル】「みんながいたから頑張れた」 停留解除…喜びと安堵の高校生 (1/2ページ)
2009.5.15 23:48
 待ち望んだ自由、家族との再会−。15日、国内初の新型インフルエンザ感染で、7日間の停留措置が解かれた「濃厚接触者」の47人。ホテルでの不便な生活を強いられてきた高校生らは仲間とハイタッチして“解放”を喜び、夫婦は抱き合って涙した。生徒らの高校がある大阪府寝屋川市などには、誤解に基づく誹謗(ひぼう)や中傷が殺到したが、厚生労働省などは「地元でも温かく迎えてほしい」と訴えている。

 この日午後9時、大阪空港から高校生らを乗せたバスが寝屋川市の学校に着くと、校舎内にいた迎えの親たちが、待ちきれずスリッパのまま息子や娘に駆け寄った。カナダへの短期留学に旅立って約3週間。元気な姿でふるさとに戻った生徒らは大声で「先生」と叫び、周囲から「お帰り」と声が掛かった。

 引率責任者の女性教諭は同日夜、記者会見し、「生徒は思ったより元気だった。10日間はきついと思っていたのでほっとした」。生徒らの感染を知ったときは「疲れて風邪をひいたと思っていた。まさか新型とは思わなかった」とし、「これから生徒は日常生活に戻る。できるだけ静かに、温かく見守ってほしい」と話した。

 「やっと家族や友達に会える」。午後5時前、成田空港近くのホテル10階の食堂。ホテル前で取材に応じた大阪府教育委員会の担当者によると、生徒らは停留解除が伝えられると一斉にマスクを外し、体で喜びを表現し合った。「みんなと一緒だったから頑張れた。1人だったらしんどかったと思う」と漏らす生徒も。

 空路で大阪に向かうため成田空港行きのバスに乗り込んだ生徒らは、報道陣に向かってピースサインをするなど晴れ晴れとした様子だった。

 バスの到着を空港で待っていた家族も安堵の表情。米国人の夫、マーク・ユーバートさん(53)を出迎えた赤坂晋美(ふみ)さん(49)は涙ながらに再会を喜んだ。晋美さんは、停留期間中に差し入れたバラの花束を手に現れたユーバートさんとしっかり抱き合い、何度も見つめ合った。

 「(停留期間中に)お寿司を差し入れたのですが、醤油を入れ忘れてしまったので、今晩はおいしいお寿司を食べに行きます」。晋美さんはそう語った。

840千葉9区:2009/05/16(土) 02:19:37
>>755-757>>787
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090516k0000m010142000c.html
臓器移植法改正:4案提出で採決方法が難題に
 臓器移植法改正を巡り、提出された4法案を今国会でどう採決するかという新たな難問が浮上している。与野党とも採決自体は容認する意見が大勢だが、議員個人の死生観にかかわる問題だけに、事前の法案の絞り込みは難しい状況。このままでは4案とも過半数の賛成を得られず、廃案になる可能性があるためだ。

 自民党の村田吉隆国対筆頭副委員長は15日、国対の会合で採決方法の検討状況を中間報告した。ただ、今のところ妙案はなく、その後の記者会見では「もう少し具体的な例を考えながら検討する」と述べるにとどめた。

 最もオーソドックスなのはA〜D案を個別に採決し、成案を得る方法。脳死を人の死とみなすA案と、現行法同様、本人が生前に意思表示している場合に限って脳死を人の死とするB〜D案は根本的に違うため、修正協議が難しいことを想定したものだ。

 しかし、この場合は採決の順番が問題になる。最初の法案が否決され、その法案の支持者が別の法案の賛成に回れば、後で採決される法案ほど有利になりかねない。順番を(1)くじ引きする(2)国会提出順とする(3)現行法との内容の差で決める−−などの案が検討されたが、いずれも決め手を欠いている。

 D案を起草した鴨下一郎前環境相は、1回目の投票で過半数を得た案がなければ、上位2案で決選投票する方法を提起した。しかし、憲法56条第2項の規定に抵触する疑いがあり、村田氏は消極的だ。【木下訓明】


http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090509k0000m010103000c.html
臓器提供:「14歳以下も可能に」…自・民有志が第4案
 国会にA〜Cの3案が提出されている臓器移植法の改正をめぐり、自民、民主両党の有志議員は8日、家族の同意があれば、脳死した14歳以下の子どもでも臓器提供を可能とする第4のD案を公表した。来週中に両党内の手続きを終え、15日にも議員立法で国会に提出する。ただ、4法案とも過半数の賛成を得られず、廃案になる可能性もある。

 D案は現行法同様、本人が生前に臓器提供の意思表示をしていた場合のみ、脳死でも人の死とする内容。臓器摘出については、現在禁じている14歳以下でも、生前に本人が拒否せず、家族が書面で同意すれば認める。その際、▽医療行為が適切だったか▽虐待を受けた疑いがあるかどうか−−について確認することを求めている。

 確認をするのは、摘出をする医療機関に設置する倫理委員会のような、第三者機関を想定している。【鈴木直】

841千葉9区:2009/05/16(土) 12:02:36
ついに国内感染者が出ましたね。
どうも危機感のある人とない人の落差が激しいように感じます。
http://www.asahi.com/national/update/0516/TKY200905160009.html
新型インフル陽性反応3人に 同じ高校の17人体調不良
2009年5月16日10時54分

 神戸市は16日、市内の同じ県立高校に通う生徒3人が同市環境保健研究所による遺伝子検査で新型の豚インフルエンザに陽性反応を示したと発表した。神戸市は高校生3人の検体を国立感染症研究所(東京)に送っており、同研究所が詳しく調べる。一部の結果は16日午後にも判明する見通し。3人とも海外渡航歴はなく、国内で人から人へ感染が広がっている疑いが強くなった。感染が確認されれば、空港の検疫を除き、国内初の感染例になる。

 この高校ではほかにも17人が体調不良を訴えており、校内で感染が広がっていないか、神戸市が調べている。神戸市教育委員会は一部の市立幼稚園や小中学校、高校で7日間の休校を決めた。

 新型インフルエンザの陽性反応が出たのは、市内の同じ高校に通う3年生男子(17)、2年生の男子(16)、2年生の女子(16)。

 最初に発覚した3年生男子生徒は11日に悪寒を訴え、12日に登校したが37.4度の発熱があったことから早退し、市内の診療所を受診した。そこで、簡易検査でインフルエンザと判明。15日に同市環境保健研究所がウイルスの遺伝子を調べるPCR検査をしたところ、新型インフルエンザの陽性反応が出た。

 男子生徒は治療薬のリレンザの処方を受け自宅療養していたが、16日、感染の広がりを抑えるために市内の指定病院に入院した。現在の容体は安定しているという。

 2人目の2年生男子は15日に発熱し、市内の別の診療所を受診し、簡易検査でインフルエンザと判明。夕方には39.7度の熱が出て、リレンザで治療している。16日未明に市内の指定病院に入院し、同日朝、遺伝子検査で新型インフルエンザの陽性反応が出た。

 2年生女子は12日に発熱。3年生男子と同じ診療所を受診、簡易検査をしたところインフルエンザと判明し、16日未明に市内の指定病院に入院した。16日朝の遺伝子検査で、新型インフルエンザの陽性反応が出た。現在は熱も下がり、ほぼ回復しているという。


 神戸市は家族などから、3人の行動や接触者らの調査を始めた。いずれも海外渡航歴はなく、家族などには発熱症状などはみられないという。

 3人とは別に、体の不調を訴えている17人の一部は、薬で治療を受けている。

 3人の感染が確認されれば、政府の対策本部は行動計画に基づいて、水際での食い止め重視から、地域での感染拡大防止を主眼にした新たな段階に移るかを検討する。

 国の新型インフルエンザ行動計画は段階に応じてとるべき対策を整理している。国内で患者が確認されれば、これまでの「第1段階(海外発生期)」から、「第2段階(国内発生早期)」に上がる。

842千葉9区:2009/05/16(土) 14:08:43
http://mainichi.jp/select/today/news/20090516k0000e040033000c.html
新型インフル:予想の範囲超え、緊張走る 神戸・感染確定
2009年5月16日 11時47分 更新:5月16日 13時10分


「神戸まつり」の開催中止が決まり、屋台を撤去する人たち=神戸市中央区の東遊園地で2009年5月16日午前10時5分、竹内紀臣撮影 海外渡航歴のない高校生が新型インフルエンザに感染していたことがわかった神戸市は、周辺の公立校を1週間全面休校させるほか、イベントの中止などを決めた。生徒の通う高校では「どこから感染したのか」と戸惑いと不安が広がった。対応に追われる市対策本部には「考えられるだけの手を打ちたい」と緊張が走った。

 ◇高校
 感染が確認された男子生徒(17)が通う県立神戸高校では、校長(57)が16日未明に2回、正面玄関で取材に応じ、「打たなければならない手は打っていたが、予想の範囲を超えていた」と苦渋の表情を見せた。他に同校の2年生男女1人ずつにも感染の疑いがあることが判明し、「学校として把握していなかった。3人に最近の渡航歴はなく、どこから感染したのか」と戸惑いを隠せなかった。

 校長によると、今月に入ってインフルエンザの症状を見せる生徒が出始めた。感染した生徒は11日午前、倦怠(けんたい)感などを訴えて早退し、翌12日も発熱が確認されたため午前中に帰宅させた。15日までに、この3人を含む計12人が医療機関でインフルエンザの診断を受けたという。

 同校ではインフルエンザの症状を訴える生徒が相次いだことから、13日から1時間目の始業前に体調管理や事前の予防を目的とした「健康観察」を実施。発熱やせき、倦怠感などがあれば生徒が自己申告し、保健室で早退などを指示していた。県や神戸市にも状況を報告したという。

 生徒の保護者には16日午前5時から教職員が電話で連絡を取り、外出を控えることや部活動や対外試合の取りやめなどを指示。午後1時からは全教職員を集め、職員会議を開いて今後の対応を検討する。【近藤諭、吉川雄策】

 ◇神戸市
 「まったくの想定外」。神戸市は16日未明、午前1時過ぎと午前4時に相次いで市役所内で記者会見を開いた。桜井誠一・市保健福祉局長は渡航歴のない高校生に感染の疑いが出たことに驚きを隠さなかった。

 午前1時すぎの会見では、男子生徒について「神戸市在住の10代後半男性で、渡航歴はない」などと説明。検体は12日に到着し、15日に検査した結果、新型インフルエンザが否定できない可能性があり、厚生労働省に連絡したという。「15日時点でせきがあり、体温は36度台」と話した。

 午前4時からの会見で、市は、同じ高校で他に2人の生徒も感染の疑いがあることも明らかにした。記者から「どれくらいの生徒と接触しているのか」「生徒の通学路は把握しているか」などと矢継ぎ早に質問が飛んだ。桜井局長らは「感染の疑いは強い」としながらも、感染ルートなどについては「現在、関係者から聞き取り中」「わからない」などと、歯切れの悪い答えを繰り返した。

 感染が確定した男子生徒は海外に行った経験はない。桜井局長はその点について「予想できなかった。いつの間にか国内に入り込んでいたのかもしれない」と顔をこわばらせ、「感染はさらに広がっているかもしれない」と懸念した。そして「今回の事例を精査して、症状が出ればすぐに発熱外来を訪れてもらうしかない」と強調した。【米山淳、高山梓】

843千葉9区:2009/05/16(土) 14:09:01
 ◇イベント中止
  17日の神戸まつりパレードに出場する予定だった「神戸サンバチーム」のパーカッションリーダー、西内俊介さん(34)=神戸市灘区=は、「神戸サンバチームが結成40周年を迎え、メンバーも一生懸命練習していた。中止を伝えると落ち込んでいた」と話している。同チームの浅倉夕紀子さん(26)=同市須磨区=は「神戸まつりは、1年で最も楽しみにしている日。15日に新しい衣装をメンバーに配り、今年もがんばろうと声をかけあった。状況を考えれば仕方ないが、中止ではなく延期なども考えてほしい」と話していた。【大金紗知子】

 ◇男子生徒らの行動
8日 神戸市内の県立高校3年の男子生徒Aが所属するバレーボール部でインフルエンザがはやり、1人が休む

9日 同部で2人が休む

11日 生徒Aが悪寒を訴える

12日 登校後に37.4度の発熱。簡易検査でA型インフルエンザと判明し、学校を休んで治療開始。主治医が保健所に連絡

15日 同校2年の生徒Bが37.4度の発熱。学校を早退しA型と判明。夕方39.7度の発熱、治療開始。生徒Aはせきがあるがほぼ回復。神戸市環境保健研究所の検査で新型の結果。午後11時ごろに厚生労働省に連絡

16日 未明に生徒3人が入院。生徒Bも同研究所の検査で新型感染の結果。検体を国立感染症研究所に運び最終確認の検査

844千葉9区:2009/05/16(土) 14:12:21
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090516-OYT1T00199.htm?from=main2
神戸市混乱、部活禁止・イベント中止・1000人外出自粛
 新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)の感染が水際の検疫以外で初めて確認された16日、関係者は未明から対応に追われた。

 感染が確認された高校生の通う神戸市内の県立高校では体調不良を訴える同級生がほかにも出ており、市内では学校の休校やイベントの中止も決まった。市幹部は「想定外の事態」と表情を曇らせるが、厚生労働省幹部は「海外で感染者が増え続ける中、日本だけ水際で止められるわけはない。大事なのは感染を拡大させないこと」と冷静に受け止めた。 「(通常の)季節性インフルエンザに近い症状。タミフルなどの治療薬も有効なので、冷静に対応してください」

 神戸市の矢田立郎市長は16日午前8時50分からの記者会見で緊急メッセージを読み上げた。市民の不安をあおらないよう注意を払いながら、手洗いやうがいの励行、マスク着用、不要不急の外出自粛などを求めた。

 渡航歴のない市内の高校生に感染の疑いが浮上したと神戸市が発表したのは同日午前1時10分頃。市幹部は「(海外渡航者の診察窓口となる)発熱外来から患者が出るのが通常と考えており、予想外」と話した。

 市では、この高校生の通う県立高校に近い同市東灘、灘、中央区にある学校の休校や、16、17日に開催予定だった神戸まつりのメーンパレードなどを中止することを決定した。一方、市の「発熱相談センター」には、16日朝から「自分も渡航歴はないが熱がある」「医療機関で診てもらえるのか」などの相談が殺到。市では、電話回線を3回線から9回線に増やして対応した。

 厚労省の担当者も「初の感染者は発生国から帰国して健康観察の対象になっている人から見つかると思っていた」と驚く。だが、「濃厚接触者の中に健康観察の対象者がいる可能性もある。今は、全力で調査に集中したい」と話した。

 感染が確定した生徒らが通う県立高校は16日未明から校長ら幹部が集まり、対応を検討。16、17日の部活動の禁止を決め、全校生徒約1000人には外出を自粛するよう連絡を始めた。

 同校によると、感染の確認された生徒が所属するバレーボール部の部員を中心に今月8日以降、発熱やせきなどの症状が出始め、インフルエンザの症状を訴える生徒も17人いるという。大型連休中、海外旅行をした生徒は数人いたが、その中には体調不良を訴える者はいなかった。

 校長は「今週初めから欠席者が多かったが、まさか新型の可能性があるとは」と驚いた様子で話した。

 一方、「神戸まつり」のイベントが中止となった神戸市中央区の東遊園地では、前日までに設営していた飲食店など約70の出店を業者が次々と撤去。たこ焼き店を片づけていた店主の鹿野辰也さん(45)は「新型インフルエンザの影響の大きさを身をもって感じた。予報が雨だったので食材をあまり仕入れていなかったのが唯一の救い」と言い聞かせるように話した。

(2009年5月16日13時06分 読売新聞)

845千葉9区:2009/05/16(土) 14:14:32
>今後は、この国に生まれたがゆえに助けられない子供たちが出る可能性
産経らしくない論調ですね。
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/090514/trd0905141340008-n1.htm
【風・「脳死」を再び考える】分かれる意見 着地点は (1/2ページ)
2009.5.14 13:38
 今国会で、臓器移植法の改正に向けた動きが本格化しつつある。法施行から12年を経て初の本格審議だが、具体的な改正の中身をめぐって議論が噴出し、現状で提出されている3法案だけでも、合意形成に手探り状態が続いている。これまでに行われた脳死移植は81例で平均年7例程度と決して多くない。この現状をどうすべきなのか。自分や家族が脳死移植を必要とするかもしれないし、臓器提供について判断を迫られる機会に遭遇する可能性もある。決して他人ごとでない問題について、この機会に考えてみたい。

 焦点の1つは、子供の脳死移植だ。平成9年に成立した臓器移植法では、本人の書面による意思表示が臓器提供の条件で、民法上意思表示が有効でないとされる15歳未満の子供の臓器提供は認められていない。ところが、特に心臓に難病を抱え移植が必要な子供の場合、体のサイズにあった臓器でなければならず、事実上、国内で移植の道はない。そんな子供たちはこれまで海外での移植を求めた。

 だが、海外でも臓器不足は深刻で、昨年5月、国際移植学会が「自国民の移植ニーズに足る臓器を自国または周辺諸国の協力を得て確保するよう努力すべきだ」というイスタンブール宣言をまとめた。世界保健機関(WHO)も同様の新指針を採択する方針で、今後、渡航移植は受け入れ先がなくなる可能性が高い。つまり、今後は、この国に生まれたがゆえに助けられない子供たちが出る可能性もあるということだ。

 こうした現状を脳死心臓移植の第1例にかかわった大阪大病院移植医療部の福嶌教偉医師は「外国の子供から臓器提供を受けるケースを認めながら、日本人の子供は、同じ状況でありながら、臓器提供を一律に認めないというのは矛盾している」と話す。この一方で、子供の臓器提供には専門家のなかからも異論が出ている。小児科医で大阪医科大の田中英高医師は「小児の脳神経細胞は抵抗力があり代償機能が強くまだ未知な部分が多い。小児の脳死診断には限界がある」と根本的な部分に疑問を呈しており、小児の臓器移植についてだけでも専門家のなかでも議論が分かれている。

 子供の移植のほかにも、現行法では生前に臓器提供の意志を示し脳死判定を受け脳死と確定した人の場合のみ脳死が「死」とされるが、改正案の一つは脳死を一律に「人の死」であると規定するものもあり、これも議論を呼んでいる。

 それぞれの改正案の中身は今後詳しく見ていくとして、根本は、10年以上前に現行法が審議された際に、私たちに投げかけられた問いに再び直面しているともいえる。その問いを再び繰り返してみたい。

 自分が、家族が、「臓器移植をしなければ命が助からない」といわれたら、あなたはどうしますか?

 もし、身近な人が「脳死」と診断されたら、あなたならどうしますか?

 突然の病や事故でいつ、誰が脳死状態になるか、移植が必要となるかわからない。患者や医師など立場は問わず、幅広くご意見を募りたいと思います。(信)

     ◇

Eメール Kaze@sankei−net.co.jp FAX 06−6633−1940 郵送 〒556−8661(住所不要)産経新聞社会部「風」 お便りには、ご自身の電話番号、年齢を明記してください

846千葉9区:2009/05/16(土) 14:18:35
http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/090516/dst0905161323002-n1.htm
【新型インフル】関電「電力供給に努める」 スーパー「営業続けたい」
2009.5.16 13:21
 神戸市で16日、国内初の新型インフルエンザ発生が確認されたのを受けて、関西の大手企業や店舗に多数の人が集まるスーパーやコンビニエンスストア各社は、対策本部の緊急会合を開催するなどして情報収集や対応策を協議した。

 関西電力は、感染の拡大で多数の欠勤者が出る事態を想定して電力供給を維持するための人員配置を研究しており、「電力の安定供給に支障がないよう努めたい」(広報室)と強調。社員の多くが兵庫県内に居住するパナソニックは「現時点では新たな対策は取っていない」(広報担当者)。

 スーパー各社は、発生が確認された地域周辺の店舗を割り出し、該当店舗では営業時間短縮や従業員のマスク着用、顧客の入店時の体調確認などの緊急措置を実施する見通し。ある大手スーパー幹部は「小売店はライフラインであり、感染は防ぎつつ、営業活動を何とか続けたい」としている。

847千葉9区:2009/05/17(日) 00:41:34
http://sankei.jp.msn.com/life/body/090516/bdy0905162346041-n1.htm
【新型インフル】神戸の高校生8人が確定 疑いは100人規模 厚労省 (1/3ページ)
2009.5.16 23:45

このニュースのトピックス:新型インフルエンザ

 神戸市内の西神戸医療センターに張り出された、新型インフルエンザ対応のため救急外来の休止を知らせる張り紙=16日午後、神戸市 厚生労働省と神戸市は16日、神戸市内の同じ高校に通う生徒3人、別の高校に通う5人の計8人が新型インフルエンザに感染していることが確定したと発表した。また、大阪府からも女子高校生1人が、感染の疑いがあると報告がある。厚労省によると感染が疑われる例は、兵庫と大阪を中心に100人規模に拡大する可能性もある。国内で一気に感染拡大している可能性が出てきた。

 検疫通過した後の、国内で感染が確認されるのは初めて。政府の対策本部専門家諮問委員会は同日、「地域での感染がすでに広がっている可能性を否定できない」との見解を示し、政府府は警戒態勢を「海外発生期」から「国内発生早期」に引き上げた。個人や企業活動に影響がでる可能性がある。

 最初に感染が確認された3人は、いずれも県立神戸高校に通う、3年の男子と、同校2年の男女。5人の感染が確認された県立兵庫高校は、神戸高校と部活の交流試合をしていた。

 厚労省によると、神戸高校の3人は、11日から15日かけて次々と発症。2年生の男子生徒が39・7度の熱があるが、他の2人は落ち着いている。8人はいずれも感染症法に基づいた入院をしている。

 兵庫県や神戸市によると、神戸高校では最近、発熱での欠席者が続出。同校と部活で交流試合をした県内複数の高校生10数人も発熱を訴えている。感染が大規模に広がっている可能性があり、県では全県立学校で生徒の健康調査をする。

 県や市では8人の最近の行動の追跡調査を開始、厚労省も専門の担当者を現地に派遣した。濃厚接触者には7日間の外出自粛を要請。また、神戸市内東部の学校施設99校の22日まで休校を決定。私立校や隣接市の学校にも休校要請する。

 緊急会見を開いた舛添要一厚労相は、「正確な情報に基づいて行動することが最も重要。冷静な対応をお願いする」と呼びかけた。

848千葉9区:2009/05/17(日) 00:48:27
http://www.asahi.com/politics/update/0516/TKY200905160210.html
集会や催し、一律の自粛要請せず 新型インフル政府対策
2009年5月16日22時28分

 政府は16日の新型インフルエンザ対策本部の幹事会で、患者が発生した地域を対象に、込み合った場所でのマスク着用の呼びかけや学校・保育施設への休校要請などの対策を決めた。18日には、本部長の麻生首相をはじめ全閣僚が出席する対策本部を開く。

 政府の行動計画は、強毒性の新型インフルを想定し、都道府県単位での一律の臨時休校の要請などを定めている。しかし、今回のウイルスは病原性が低いため、休校要請は原則、市区町村かその一部を単位とし、必要に応じて都道府県全域に拡大するとした。

 大学に対しては、ただちに休校は求めず、感染機会を減らす工夫を求める。休校の期間は、1週間ごとに検討するとした。

 集会やスポーツ大会についても、一律の自粛要請は行わず、主催者に開催の必要性を再検討するよう促すとともに、感染を防ぐ工夫を求めることにとどめた。

 幹事会後、専門家諮問委員会の尾身茂委員長(自治医科大教授)は「地域での感染が始まったと考えている。すでに広がっている可能性も否定できない」との見方を示した。

 同委員会は、糖尿病などの基礎疾患がある人が重篤化しやすいとして、現段階では軽症・重症を問わず措置入院をさせるが、感染拡大が進めば軽症者は自宅療養にするなど、病院での治療は重症例のみに集中すべきだと提言した。

http://www.asahi.com/national/update/0516/TKY200905160156.html
時差通学・通勤の要請も 政府「第2段階」に引き上げ
2009年5月16日15時40分
 政府は16日、新型の豚インフルエンザの国内感染を受けて、新型インフルエンザ対策本部幹事会を開き、国内対策を「第1段階(海外発生期)」から「第2段階(国内発生早期)」に切り替えた。

 幹事会は首相官邸で、河村官房長官、舛添厚生労働相が出席して開かれた。

 政府は当面講じる措置として、発生した患者が学校・保育施設などに通う児童・生徒の場合、市区町村の一部または全域、場合によっては都道府県全域の学校・保育施設などの臨時休業を要請する。

 集会やスポーツ大会などは一律に自粛要請はしないが、主催者に開催の必要性を改めて検討し、感染機会を減らすための工夫を考えるよう要請する。事業者や学校に対しては、時差通勤や時差通学、自転車通勤・通学を認めるなど、感染機会を減らす工夫の検討を求める。

849千葉9区:2009/05/17(日) 00:49:40
http://sankei.jp.msn.com/life/body/090516/bdy0905162329039-n1.htm
【新型インフル】足取り把握できるのか プライバシー保護が課題 (1/2ページ)
2009.5.16 23:28
 新型インフルエンザの国内発生という事態を受け、国や神戸市は患者がどのように感染したのか、誰に接触したかなど、感染拡大を阻止するための「積極的疫学調査」を進めている。政府の新型インフルエンザ対策本部の専門家諮問委員会は16日、「すでに地域感染が始まった」と指摘。感染経路をどこまで追いかけるかなど、限られた時間と人的資源の中で厳しい選択を迫られることになる。

 ■調査の範囲

 国立感染症研究所や厚生労働省は疫学調査の専門官らを十数人規模で神戸市に派遣、地元の保健所と協力して患者の行動把握などを行っている。

 国の調査実施要綱などによると、「疫学調査員」が、患者が発症(発熱)した1日前からの行動について把握することになっている。患者と接触して感染の恐れが高い「濃厚接触者」をリストアップして、症状を確認するとともに発症から8日間、外出しないよう要請、抗インフルエンザ薬の予防服用を求めることになる。接触者が何人と接したかなども聞き取り、症状がある場合、医療施設への入院措置がとられることになる。

 現時点では、患者の家族やクラスメート、部活動を一緒にした人は濃厚接触者としてリストアップされる可能性が高い。

 ■感染力は?

 感染力について専門家諮問委員会は「通常のインフルエンザと同じか、それ以上」としている。このため、岡部信彦・感染研感染症情報センター長は「電車やバスなどに短時間乗り合わせたりすれ違ったりした人まで接触者としてリストアップする必要はないのではないか」という見解を示した。

 感染者が増えていくと、これまでのように「濃厚接触者」を追うことが物理的に不可能になってくる。感染者が疑い例も含め4700人以上出ている米国では日本のような積極的疫学調査を行っていないという。

 ■学校名報道

 感染者が出た神戸市の高校名について、厚労省はこれまでの感染例と同様、明らかにしていない。「特定の場所に(感染が)起きているため(公開の)必要はない」という考えだ。野球場のように不特定多数の人が集まる場所に感染者がいた場合、国も施設名を公表する可能性がある。

 産経新聞を含め、多くのメディアが学校名を明らかにして報道している。「海外渡航」と感染経路をたどる手がかりがなくなり、感染が追えなくなっていることや風評被害が広がることを避けるという判断だ。

 ただ、東京慈恵会医科大の浦島充佳准教授は「新型インフルエンザは致死率が高いわけではない。一部の患者で重症化するが、季節性のインフルエンザを超えるほどではなく学校名を報道する必要はないのではないか」と指摘する。

 感染者が出た大阪府の学校には誹謗(ひぼう)中傷が相次いだ。感染の封じ込めとプライバシーをどう守るかという大きな問題が残されている。(杉浦美香)

850千葉9区:2009/05/17(日) 00:50:34
http://sankei.jp.msn.com/life/body/090516/bdy0905162340040-n1.htm
【新型インフル】なぜ、高校生ばかりが感染するのか (1/2ページ)
2009.5.16 23:39
 「若者」、それも「高校生」への感染が、また明らかになった。

 16日に国内で初めて新型インフルエンザの市中感染が確認されたのは、神戸市の高校に通う生徒。成田空港での水際対策で確認された感染も、高校生3人と教諭1人だった。

 新型インフルエンザウイルスの特徴の一つが「若者への感染例の多さ」だ。米疾病対策センター(CDC)が感染者642人を調べた調査では、調査対象の60%が18歳以下だった。CDCでは「類似のウイルスに感染したことなどで、高齢者は若者にない免疫を持っているのではないか」と指摘している。

 また、国立感染症研究所感染症情報センターの岡部信彦氏は「もう少し分析が必要」とした上で、「医学的に感染しやすい体質を持っているというよりは、その年代の行動パターンを重視すべき」と指摘。大人数で長時間の集団生活をしており、行動も活発であることが関係しているとみる。

 政府の専門家諮問委員会の尾身茂委員長は、季節性インフルエンザでも死亡例があると指摘。「若い人が重篤化するケースがでることへの対処が、最大の課題の一つ」としている。

851千葉9区:2009/05/17(日) 00:57:20
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20090516-OYT1T00718.htm
マスクで接客、手洗い励行…関西中心に企業が対策強化
 海外渡航歴のない神戸市内の高校生が、新型インフルエンザに感染していることが確認され、関西地域を中心に、企業も感染拡大を防ぐための対策を本格化させている。

 接客を行う流通業などで、社員にマスク着用を求める動きが広がった。

 兵庫県と大阪府で店舗を展開する関西スーパーマーケットは、神戸市内の4店舗で17日から全従業員がマスクを着けることを決めた。「店を通じて感染を広めないようにしたい」と説明している。ライフコーポレーションも16日、神戸市内の4店舗で全従業員にマスクの着用と出入店時の手洗いを義務付けた。

 コンビニエンスストアのセブン―イレブンは16日、兵庫県内にある360店向けに約2万枚のマスクを送付。神戸市内の95店舗では店員に着用させる。スーパーのイトーヨーカドーも、関西地域にある11店舗の食品売り場で、従業員にマスク着用を義務づけた。

 大阪ガスは、兵庫県内で勤務する営業社員らが顧客と接触する場合には、マスクの着用を義務づけることにした。

 イベントにも一部で影響が出た。大丸を傘下に持つJ・フロントリテイリングは16日、大丸神戸店(神戸市中央区)の玄関前で予定していた鹿児島物産・観光展の関連イベントを急きょ取りやめた。

 メーカーも対策を強化し始めた。

 神戸製鋼所は関西地域に勤務する約7000人の社員に、16日から出退社時にマスク着用を義務づける通達を出した。NECは週明けの18日にメールなどで社員に対し、毎朝本人と家族の検温をするなど、体調管理を徹底するよう指示する方針を決めた。

 一方、百貨店やテーマパークなどは、ほとんどが従業員にマスク着用を求めず、通常通り営業を行う。顧客の不安をあおらないためという。

 大丸神戸店は17日以降も通常通り営業する。高島屋大阪店(大阪市中央区)も通常通り営業し、「化粧室のせっけんが切れないよう点検する」という。大型テーマパークのユニバーサル・スタジオ・ジャパン(大阪市此花区)も、うがいや手洗いの励行など従業員の健康管理を徹底したうえで、通常通りの営業を続ける。

(2009年5月16日21時14分 読売新聞)

852千葉9区:2009/05/17(日) 01:00:41
なんか書き方が「政府は水際対策さえすれば大丈夫と思ってた」的な書き方してません?
誰も水際対策が100%有効な施策だとは思っていないでしょう。
時間稼ぎが出来れば十分で、実際時間稼ぎできたわけだし。。。

http://www.yomiuri.co.jp/feature/20090425-436828/news/20090516-OYT1T00683.htm
水際対策の「壁」破られる、検疫やはり限界も
 神戸市内の高校生が新型インフルエンザに感染していることが確認され、他国と比べても厳しい水際対策は「壁」が破られた格好だ。

 空港での機内検疫など、新型ウイルスが国内に侵入するのを食い止める手法には、やはり限界があった。

 新型ウイルスは、感染してから2〜7日の潜伏期があり、発症の1日前から他人に感染する力があるとされる。発症しても症状が軽いケースも多く、各地で検疫を通り抜けた人から感染が広がっている可能性がある。

 神戸と同様に、生徒の感染が確認された米ニューヨーク市の高校では、家族を含め1000人以上がインフルエンザの症状を訴えた。学校のような人が集まる場所では感染拡大は速い。外岡立人・元小樽市保健所長は「日本でもすでに数百人以上が感染している可能性がある」と指摘する。

 国内初感染で、事態は新たな局面に入った。政府の専門家諮問委員会委員長を務める尾身茂・自治医大教授も「検疫態勢は徐々に縮小し、普段の規模に戻すべきだ」と主張する。

 今後は、検疫部門に割いていた医療関係者を各地に再配置し、感染の疑いのある患者が受診する「発熱外来」の設置など、大流行に備えることが急務だ。感染拡大の長期化も覚悟しなければならない。

 新型ウイルスは、感染しても軽症で済む「弱毒性」とされている。いたずらに恐れる必要はないが、人込みを避けたり手洗いを励行したりするなど、一人一人の予防策が大切だ。(科学部 米山粛彦)

(2009年5月16日20時34分 読売新聞)

853千葉9区:2009/05/17(日) 01:02:28
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090516-OYT1T00895.htm
米は重症者の治療に重点、欧は薬の積極投与で増大鈍化
 【ワシントン=山田哲朗、ロンドン=大内佐紀】新型インフルエンザ感染者が全土に広がる米国では、軽症者の遺伝子検査が省かれるなど、重症者の検査と治療に重点が移っている。


 米疾病対策センター(CDC)の公式発表では、米国で感染が確認されたり濃厚とされた人の数は4700人台だが、CDCのダニエル・ジャーニガン博士は15日、感染者の実数は「10万人以上」との推計を示した。把握されていない軽症者が多数いると見られるからだ。CDCが14日から、感染「確認」数を単独でなく、「濃厚」数とひとくくりに発表しているのも、ウイルスの遺伝子検査が省略され、最終確認されない軽症者が増えたためだ。

 一方、重症者のウイルスは詳細に分析される。慢性疾患がある人などに加え、抵抗力が強い若い世代にも重症者が目立つ理由が「謎」で、CDCは世界保健機関(WHO)と協力し、重症者のウイルスに、毒性を強める未知の変異がないか徹底究明している。

 英国やスペインでは、人から人への感染が一時、急速に拡大する様相を示したが、ここ何日間は感染者の増大が鈍化している。欧州各国では、感染者と接触機会がある人にタミフルなど抗インフルエンザ薬を積極投与する対応が取られており、この「予防投与」が奏功している模様だ。

 英国では感染者が出た南部デボン州などの6校で休校措置が取られたが、感染者がいない学校を休校にした例はない。

(2009年5月16日23時18分 読売新聞)

854千葉9区:2009/05/17(日) 01:52:29
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20090516-OYO1T00523.htm?from=main1
新型インフル、感染拡大防止を徹底…経路わからず困惑
 海外渡航歴のない神戸市内の県立高校生の新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)感染が確定した16日、厚生労働省や市は対応に追われた。同日未明から早朝にかけ、市や兵庫県、学校関係者が相次いで記者会見。この生徒や感染が疑われる2人の計3人が通う高校がある神戸市東部、芦屋市の市立学校・園が休校となり、神戸市は「神戸まつり」の大半の中止を決定した。感染の経路がわからないことに不安を抱く市民らもいたが、神戸市は「症状は季節性インフルエンザと変わらない」と市民に冷静に受け止めるよう呼びかけた。

 ◆学校

 新型インフルエンザの感染が確定した生徒が通う県立高校の校長は詰めかけた報道陣に対し、困惑した表情で「この生徒に海外渡航歴はなく、どういうことが原因でなったのかわからない」と何度も首をひねった。

 校長が「検査中の生徒に新型インフルエンザの疑いがある」と連絡を受けたのは16日午前0時過ぎ。間もなく、駆けつけた教職員らと対策会議を開き、生徒たちに外出を控えるよう指導し、部活動も取りやめることを決めた。

 ◆行政

 神戸市は16日未明から、断続的に緊急の記者会見を開いた。最初の会見は16日午前1時10分頃から。桜井誠一・保健福祉局長ら幹部5人が出席。桜井局長は「発熱外来から出るのが通常と考えており、今回は想定外だった」と話したが、記者からの質問の多くには、「まだ確認できていない」などと繰り返した。

 午前4時からの2回目の会見では、桜井局長らは「家族、学校関係者らとの接触、感染経路を調べる。教室の近くの席に座っている生徒らも聞き取りをしたい」と話した。

 矢田立郎市長もこの日午前8時50分からの会見で、「タミフルなどの治療薬が有効なので、冷静に対応してください」などという内容の緊急メッセージを読み上げた。

 ◆医療機関

 感染が確定した高校生らが入院している神戸市中央区の市立医療センター中央市民病院。16日午前は外来診療がなく、見舞いに訪れる市民らの姿があった。入院中の女性患者(75)は「ニュースで感染者がいることを知った。入院患者の間でうわさになっているが、病院からは何も説明がない。孫が見舞いに来ると言っていたが、来てもらってもいいのか」と戸惑っていた。

 市が指定する発熱外来は同病院(10床)しかないため、市は病院駐車場にテントを張って30床を追加する。さらに、市などが運営する病院でも患者を受け入れ、医師会にも協力を求める。

 同市中央区の民間病院は、職員がマスクを着用し、来院者にも配布。発熱を訴える患者が来院した場合は別室で問診しているが、担当者は「子どもや妊婦など抵抗力の弱い患者も多く、最大限の防止策を取りたい」と話す。渡航歴のない生徒が感染しており、同市東灘区の病院の事務長は「現状では渡航歴のない人が来れば拒めない。慎重に対応するしかない」。

 感染確認を受け、同市医師会や兵庫県医師会は午後に緊急会議を開き、感染拡大に備えた対応を話し合う。神戸市に隣接する同県芦屋市医師会の担当者は「渡航歴の有無にかかわらず、発熱などの症状がある患者には保健所に連絡するよう求めるが、患者の大半は発熱を訴えるため、窓口でトラブルが起きないか心配だ」と話していた。

 ◆街の声

 「神戸まつり」(15〜17日)は16日に予定されていたイベントのうち、東灘、灘、中央区の3区分は中止となった。17日に神戸・三宮で行うメーンイベントのパレードも取りやめる。

 同市中央区の東遊園地では、前日までに設営していた飲食店など約70の出店を業者が次々と撤去した。

 たこ焼き店を片づけていた店主の鹿野辰也さん(45)は「新型インフルエンザの影響の大きさを身をもって感じた。予報が雨だったので、食材をあまり仕入れていなかったのが唯一の救い」と自分に言い聞かせるように話した。

 神戸市中央区の中華街「南京町」を訪れた奈良市芝辻町、天理大3年中東香さん(20)は「空港の検疫をすり抜けたのでしょうか。早く、原因や感染経路を特定してほしい」と硬い表情で話した。

(2009年5月16日 読売新聞)

855千葉9区:2009/05/17(日) 01:54:17
http://sankei.jp.msn.com/life/body/090516/bdy0905161243021-n1.htm
【新型インフル】初の国内感染 渡航歴もなく見えぬ経路  (1/2ページ)
2009.5.16 12:42

 国内にも感染は広がっていた−。高校生が新型インフルエンザに感染していたことが判明した神戸市。生徒は海外渡航歴がなく、感染経路は不明。担当者らは「予想外だった」と困惑しながらも、「対策に全力で取り組む。市民らは落ち着いて対応してほしい」と訴えた。

 神戸市では16日午前0時ごろから市危機管理室に職員が次々と参集。海外渡航歴がなく、発熱外来以外の民間医院から報告された疑い例に、市の桜井誠一保健福祉局長は「予想外の経路」と戸惑いを隠せなかった。

 さらに、午前4時には、同じ高校に通う2人から簡易検査でA型陽性の反応があったことも判明。記者から「公共交通機関が動き出す時間が迫っている。生徒の通学経路などの確認はできているのか」と質問されると、桜井局長は「調査中。万一確認できても、濃厚接触者をすべて把握するのは困難」と苦渋の表情を浮かべた。

 こうした状況を受け、市は午前7時から対策会議を開き、市内の学校の一部休校、15日から3日間の日程で開かれている「神戸まつり」のメーンパレードを含む一部イベントの中止を決定。矢田立郎市長も午前9時前から会見し、「感染拡大をできる限り抑制するため、全力で取り組んでいく。新型インフルエンザの症例は季節性インフルエンザに近く、タミフルなどの治療薬も有効なので落ち着いて対応してほしい」と呼びかけた。

 兵庫県や県教委でも混乱が続いた。

 県の担当者が疑い例の発生を知ったのは午前0時前。テレビのテロップを通じてだった。急遽(きゅうきょ)、市に電話して事態を確認し、徹夜で情報収集に追われた。井戸敏三知事も午前6時半に登庁。7時から対策本部会議を開催した。

 県教委は今後、県立高校の休校などの対応を決めるが「(休校を)どの範囲まで広げるかなど問題は山積している」と頭を抱えた。

 生徒らが通う神戸市内の高校でも、午前7時ごろから教職員が続々と集まり、足早に校門をくぐった。同校では午後1時から職員会議を開き、対応を協議する。

 市民にも不安が広がっている。三宮に買い物に来ていた神戸市須磨区の主婦、山本綾子さん(33)は「事実なら不安。家に3歳の子供がいるので心配です」。同市長田区の会社員、浦一行さん(51)も「どこで感染したのか、事実の解明を急いでほしい。このままでは市民の不安を募らせるだけだ」と話した。

 一方、同市灘区の無職男性(70)は「過剰反応するのもいかがと思う。冷静に対応すべきだ」と訴えた。

856千葉9区:2009/05/17(日) 01:56:13
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009051690162229.html
“想定外”感染に衝撃 新型インフル、国内初の発生
2009年5月16日 16時22分
 ついに、国内でも−。神戸市の高校生が16日、新型インフルエンザに感染したことが確認され、国内初の発生となった。生徒に渡航歴はなく、感染経路は全く見えない。同じ高校に通う別の2人も詳細(PCR)検査で陽性に。体調不良の訴えも相次ぎ、集団感染の不安も募る。どこまで広がっているのか。「打つ手は打ったが…」と校長。“想定外”の事態に、市民らに衝撃と動揺が広がった。

 初の新型インフルエンザ国内発生例となった生徒が通う兵庫県立神戸高校(神戸市灘区)では、5月に入って風邪のような症状を訴える生徒が相次いでいた。「まさか新型とは思っていなかった」と校長。生徒に海外渡航歴がなかったことが盲点となり、市の検査も3日遅れた。感染阻止の注意が「水際」に向く一方、“内側”では感染が広がっていたのか。

 神戸市や校長らによると、この高校では最近、発熱などで欠席者が相次いでいた。新型感染が確認された3年の男子生徒(17)の母親は、市の聞き取りに対し「息子が所属するバレーボール部でインフルエンザがはやっていた」と証言。1週間ほど前から休んだり、体調不良を訴える部員がいた、としている。

 学校側も流行を認識。13日から生徒の健康観察を実施したところ、3日間で計12人がインフルエンザと診断された。いずれも5月に入って海外渡航はしていなかったという。

 新型感染が確認された生徒と、神戸市の検査で陽性反応を示した生徒2人は、所属する部やクラスも別々。現時点で感染経路は見当がついていない。

 校長は16日、「結果的に予想を超えていた。国内感染の恐れを感じる…」と肩を落とした。

 医療機関や市も後手に回った。新型感染が確認された男子生徒は11日に風邪の症状を訴え、翌12日、熱が37・4度まで上昇、「体がしんどくなって」開業医の診察を受けた。

 神戸市の説明によると、開業医も「新型」とは疑わず、「Aソ連型」と「A香港型」を区別するため、12日に男子生徒の検体を神戸市の研究所に提出した。市も発熱外来から回ってくる検体の検査を優先していた。

 市の1回目の検査で生徒の「新型陽性」が出たのは15日の午後9時すぎ。その後2回の検査でも陽性となったのは16日午前零時すぎだった。

(中日新聞)

857小説吉田学校読者:2009/05/17(日) 08:43:13
>>852
同感ですね。「水際対策を徹底」と言い過ぎたんでしょうな。よって、「水際対策」が至上命題になった感じで。
とはいえ、客観面だけ考えれば「弱毒性」「感染経路が不明」ということだから、用心したことに越したことないが騒ぎすぎずというのが肝心といった感じの対策を水際近辺に住んでいる私は採っております。外から来たらとにかくうがい、手洗い。手洗いはつめの中から手首まで。これを徹底。

858千葉9区:2009/05/17(日) 13:32:58
http://mainichi.jp/select/science/news/20090517k0000m040086000c.html
新型インフル:相次ぐ国内感染「3人接点ない」

 初の国内での新型インフルエンザ感染が確定した神戸市では16日、学校間のスポーツ交流を通じて感染した疑いの強い高校生が相次いで現れた。市対策本部が特定した地域では、幼稚園、小中学、高校が1週間休校になり波紋が広がったほか、街では特にマスクを求める市民が薬局に詰めかけた。突然の感染確定と急激な拡大に不安が高まる一方、冷静に対応しようと努める企業なども目立った。

 兵庫県立神戸高校(同市灘区)では、自宅待機となった生徒や保護者の間に動揺が広がった。

 感染が確認された男子生徒(17)が所属するバレーボール部の後輩部員によると、10日に練習試合をした際、複数の部員が体調不良を訴えていたという。翌日、男子生徒を含む複数の部員がインフルエンザを発症した。現在、この後輩部員の体調に異変はないが、先輩の感染にショックを受けた様子。「あまり話したくない」と言葉少なだった。

 3年の女子生徒(17)は、15日深夜の連絡網で新型インフルエンザ発生を知った。以前から同高ではインフルエンザがはやっていたが、新型インフルエンザを疑う声はなかったという。

 連絡網では、当面の休校と外出禁止の指示があり、通う学習塾も16日は休みになった。女子生徒は「受験勉強もしたいので、学校も塾も休みが続くと困る」と話した。

 別の生徒の母親(42)は「『まさか、子どもが通っている学校で。何かの間違いじゃないのか』というのが正直な気持ち。子どもはショックから自室にこもっている。一日も早く平穏な生活に戻ってほしい」と話した。

 神戸高校の岡野幸弘校長は16日午後3時から断続的に報道陣の取材に応じ、感染が確認された3人について「接点はほとんどないはず。部活が異なり、友人同士ということもない」と話した。

 同校では今月初めからインフルエンザなどによる欠席者が急増し、全校生徒995人のうち、11日32人、12日33人、13日46人が欠席。14日にいったん減ったが、15日は52人と急増した。うちインフルエンザと診断されたのは計12人という。【金志尚、花澤茂人】

859千葉9区:2009/05/17(日) 20:44:55
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20090425-436828/fe_090510_03.htm
【上陸 新型インフル】(上)対策 水際から地域へ
 9日午前10時前、厚生労働省10階の次官室に、与党の厚労族の実力者である自民党の川崎二郎・元厚労相と公明党の坂口力・元厚労相の二人が入った。「日本の検疫は韓国などに比べても頑張っているじゃないか」

 江利川毅厚労次官らに慰労の言葉をかけた後、「他の感染国からの便にも機内検疫を実施するべきだ」と水際作戦の強化を要請した。

 だが、検疫に伴う人手不足は深刻で、自衛隊や医療機関からの応援でしのいでいる状態だ。3日間、帰宅できない検疫官もいる。

 「検疫官が足りません」 江利川氏はこう答えるしかなかった。

 成田空港検疫所は、この週末の海外からの帰国便に備え、約230人態勢で検疫業務をこなす。検疫官の一人は「今回はたまたま止めることができただけ」と、漏らす。成田空港には米国本土、カナダ、メキシコから毎日35便近い到着機がある。乗り継ぎ客の処理や折り返し機の遅延などもある。

 感染者が確認されたのは計29の国と地域。うち成田には16の国と地域からの便が就航しているが、機内検疫の対象国は米国、カナダ、メキシコに限定され、それ以外は乗客に健康状態を尋ねる質問票を配るだけだ。

 水際作戦には、発熱前の患者をチェックできないという限界もあるが、世界で次々と感染拡大する中、結果的に日本への上陸が遅くなったことは事実だ。この間に、タミフル、リレンザの備蓄が進み、検査態勢も整いつつある。「発熱外来」の設置は8日現在、全都道府県計629か所で可能になった。この2、3日で数百か所単位で増えた。

 「水際作戦はある意味で時間稼ぎだ。WHO(世界保健機関)がフェーズ4にあげてから、10日間以上侵入を防いだ」。舛添厚労相は9日の会見で語った。

 しかし、検疫を中心とした対策を今後も継続するのでは、応援の医師を派遣している医療機関の治療体制が手薄になるというジレンマも生じる。松本慶蔵・長崎大名誉教授(呼吸器感染症学)は「これまでの対策は評価できるが、今後は時期をみて検疫態勢を簡略化し、国内での流行に備えるべきだ」と指摘する。

 国内で流行が始まった場合、まず感染者は指定医療機関に入院し、「濃厚接触者」はタミフルなどの予防投薬を受ける。さらに感染が拡大した場合に備え、佐賀県では、車に乗ったまま診断を受け、その場で治療薬を渡すドライブスルー方式も検討されている。

 幸い、今回の新型ウイルスは今のところ、弱毒性とされる。47人の感染者が出た英国では、タミフルの予防投与で感染が抑えられているという。遅れて上陸した日本は、各国の態勢から学ぶことができる。ウイルスの特性も見据え、万全かつ冷静な対応が必要だ。

(2009年5月10日 読売新聞)

860千葉9区:2009/05/17(日) 20:45:11
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20090425-436828/fe_090511_01.htm
【上陸 新型インフルエンザ】(中)自粛どこまで 企業苦悩
 プロ野球ソフトバンク対西武戦が行われた10日の福岡・ヤフードーム。七回裏の始まる前、右翼スタンドを中心に数万に及ぶジェット風船が一斉に飛び交った。歓声に沸くファンの陰で、風船の行方を不安げに見つめる球団職員の姿があった。政府が新型インフルエンザ発生を宣言した先月末、国内で感染が広がった場合の対応策を保健所などと協議する中、ジェット風船が問題となったのだ。

 「感染者がいて唾液が飛び散ったらどうするのか」「中止すればかえって不安をあおらないか」。風船の売り上げは1試合約100万円に上る。

 水際での感染が確認され、企業も現実的な対応を迫られている。国の行動計画では、国内感染が出れば集会・催し物の自粛や企業活動の縮小などが求められるからだ。上場企業の67%が対策を「実施」「策定中」「予定」と2月時点で回答(インターリスク総研調べ)しており、今回の上陸で、さらに拍車がかかる。

 花王や資生堂などで構成する日本化粧品工業連合会は4月下旬、国内で感染者が発生した場合、百貨店などでの対面販売を自粛する指針を発表した。現段階では、通常通りだが、今後、国内での感染が拡大するような事態があれば、「顧客に感染を広げるわけにはいかない」(化粧品大手)と、各社は指針に沿って店頭での接客は自粛する方針だ。一方、「百貨店などでの接客をやめれば営業上、大きな痛手になる」と心配する声も聞かれる。

 もしも従業員に感染者が出たら――という不安を抱く企業も多い。赤外線関連機器を製造販売する「NEC Avio赤外線テクノロジー」には4月下旬から、赤外線カメラで人の発熱を測定できるサーモグラフィーの注文が、自治体や企業から殺到。大型連休も返上し、通常の倍のペースで生産に追われている。

 世界銀行は、新型インフルエンザが世界的に大流行すれば、最大で世界全体の国内総生産(GDP)の4・8%にあたる約3兆ドル(約300兆円)の損害と試算する。深刻な景気後退にあえぐ世界経済にとって大きな脅威だ。

 浦島充佳・東京慈恵医大准教授(公衆衛生学)は「これまでの対策は、死亡率が高い鳥インフルエンザを想定した計画に基づく。今回は弱毒性とみられることから、過度に活動を自粛したり中止したりすれば、景気へのマイナス影響の方が大きい」と指摘する。

 企業の危機管理策を支援する東京海上日動リスクコンサルティングの八田恒治・主任研究員は「何より情報を正確に把握することが重要。過剰に反応すれば経営の打撃になる一方、対応が遅れれば顧客の信頼を失いかねない」と、揺れ動く企業の苦悩をおもんぱかる。

(2009年5月11日 読売新聞)

861千葉9区:2009/05/17(日) 20:45:47
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20090425-436828/fe_090512_01.htm
【上陸 新型インフルエンザ】(下)強毒性なら…医療態勢に不安

 「朝から熱があるんですが、まさか新型では……」

 日本での感染が確認された9日、静岡市の診療所を20歳代の女性が訪れた。「旅行関係の仕事をしており、不安になった」という。

 診療所の大石達夫院長(同市静岡医師会長)は、念のため女性を他の患者と別の待合室に通し、医師会で独自に準備した問診票に従ってウイルスの簡易検査を実施。渡航歴がなく検査も陰性だったことから、通常の風邪と診断され、女性も安心した様子で帰宅した。

 今回のウイルスは弱毒型ではないかとみられているが、仮に季節性のインフルエンザがはやる冬場に、強毒性の新型ウイルスが流行したら――。「限られた『発熱外来』だけでは殺到する患者に対応できない。開業医も加わった態勢を作っておく必要がある」と大石さんは話す。

 国立感染症研究所感染症情報センターの安井良則主任研究官は「季節性でもここ10年に限っても1万5000人が亡くなる年もある。新型も合わせて流行すれば、もっと多くの人が死亡する恐れがある」とみる。

 だが、病院でも診療態勢は十分とは言えない。読売新聞が、感染症病床を持つ全国325施設に聞いたところ、回答のあった168施設のうち、4施設が「受け入れできない」と答え、「できる」と答えた施設でも「医師不足で時間外は対応できない」「多くの患者が訪れた場合には難しい」などと答えた。

 水際作戦の余波もある。中部国際空港(愛知県常滑市)検疫所支所に、応援医師を派遣する国立病院機構名古屋医療センター(名古屋市)。13日まで内科医34人のうちの27人と、看護師40人以上を交代で応援に出す。内海真副院長(60)は、「患者の治療や検査にしわ寄せが出ている」と話す。

 国と自治体などとの情報伝達の課題も露呈した。

 「成田空港で見つかった感染者が機内の座席を移動し、その近くに青森県内在住者が1人いた。“健康観察”を十分してほしい」。9日、厚生労働省の電話を受けた青森県の担当者は、ただの同乗者と思っていたが翌朝、同省に改めて確認したところ、その1人は「濃厚接触者」と初めて知った。感染拡大を防ぐには、外出自粛などの措置が不可欠だが、その大前提の円滑な情報伝達は心もとない。

 世界保健機関(WHO)は、これから冬の流行シーズンに向かう南半球の動向を注視。マーガレット・チャン事務局長は、こう警告する。「私たちは過大評価も過小評価もしない。インフルエンザウイルスは予想もしない方法で絶え間なく変化し続けているからだ」

 (この連載は政治部・高橋勝己、経済部・下宮崇、科学部・本間雅江、西部本社運動部・椋木太一、成田支局・八角一紀、医療情報部・田村良彦が担当しました)

(2009年5月12日 読売新聞)

862千葉9区:2009/05/17(日) 20:46:59
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20090425-436828/fe_090510_02.htm
【ドキュメント・新型インフル】「感染確認」…教委大揺れ

 9日午前5時55分、職員10人が徹夜で待機を続けてきた大阪府教委保健体育課の電話が鳴った。

 「厚生労働省が間もなく検査結果を発表するらしい」。別の庁舎にある地域保健感染症課からだった。その直後の午前6時すぎ、緊急ニュースのテロップがNHKテレビで流れた。「カナダから帰国の3人の新型インフルエンザ感染を確認」

 待機していた職員たちは府教委幹部に電話で連絡を取り、テレビや厚労省から電話で断片的に入る情報をメモし続けた。「生徒は発熱なし、教員は発熱」「ただ、重症ではない」……。

 「機内検疫で、自分と生徒の2人が引っかかりました」。カナダに生徒たちを送り出していた寝屋川市の府立高校の教頭に、成田空港に着いた男性教諭から、そんな連絡が入ってから約12時間。府庁別館6階の保健体育課は騒然となった。

 午前6時15分、厚労省から正式な連絡が入ると、保護者や報道への対応のために職員2人を学校に派遣し、1人が成田に向かった。

 午前10時すぎ、発症していない生徒28人が一時収容された成田空港近くの宿泊施設の支配人が、詰めかけた記者団に語った。「元気にしています。本当は疲れているのではないかと思うのですが……」

 10日間の停留のため、収容先の施設からバスで近くのホテルに向かったのは午前10時半頃。到着後、生徒たちは足早に裏口からホテル内に駆け込み、客室のカーテンも下ろされた。

 成田に着いた職員から午後、府教委に連絡が入った。「生徒たちの荷物が関西空港まで行ってしまった。こちらの宿泊施設に戻す手続きをしてほしい」

 カナダ・オンタリオ州。日本で3人の感染が確認されたというニュースが8日(日本時間9日)届くと、「カナダ滞在中に感染したのかどうかを調査中」。同州保健省報道官のアンドリュー・モリソン氏は戸惑い気味に語った。

 今回の交流事業でパイプ役を務めた寝屋川市国際交流協会に午後、生徒たちが滞在した同州オークビル市在住の日本人女性からメールが届いた。「感染を知り、驚いています。早期の回復を祈っています」

 文部科学省の相談窓口には、新たな対応があるのかどうか――などの問い合わせが学校関係者から相次いだ。午後6時すぎ、窓口を閉じた担当者が言った。「このまま、水際で食い止めてくれればいいのですが」

(2009年5月10日 読売新聞)

863千葉9区:2009/05/17(日) 20:47:31
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20090425-436828/fe_090511_02.htm
【ドキュメント・新型インフル】「自分で洗濯している」
「家族と離れ、不安やさみしさを訴えています」。4人目の感染者が確認された大阪府寝屋川市内の府立高校の校長は10日正午、集まった報道陣に生徒たちのこの日の様子を語った。

 成田空港周辺の病院や宿泊施設に「隔離」や「停留」されている生徒は、他の府立高2校と合わせ30人。「重篤者はいない」だけに保護者からは、勉強の遅れや、学習支援についての質問、要望も相次いでいる。

 空港近くの宿泊施設で「停留」を強いられている男子生徒から、母親のもとに電話があったのはこの日午前。「元気や。着替えは自分で洗濯している」。そう語る息子に、母親は「食事をしっかり取るように」と語りかけたという。

 いったん関西空港まで運ばれてしまった生徒の荷物は、9日のうちに宿泊施設まで届いたものの、日用品は不足気味だ。保護者のもとには、「パソコンが欲しい」「シャンプーやリンスを帰国前に捨ててしまった」などの声も届いている。

 新たに感染が確認された男子生徒が入院した成田空港近くの民間病院。入院から一夜明けた10日午後0時40分頃、この病院の事務長は「食事も残さず食べ、ぐっすり眠ったようです」と、男子生徒の様子を語った。

 搬送された際に37・3度だった体温も、タミフルなどの服用で36度台に落ち着いたが、外部との接触を断たれた状態が今後も長く続く。「あまりに手持ちぶさたな様子なので、看護師長が本とお菓子を差し入れました」。「家族からの差し入れは?」の問いかけに事務長は「今のところまだ届いていません」と語った。

 東京・新宿の国立感染症研究所では10日午後3時から、メディア向け説明会が開かれた。岡部信彦・感染症情報センター長は、今後、懸念される国内発症という事態を踏まえ、学校閉鎖の目安を次のように語った。「1人でも生徒が発症した場合、その生徒を隔離するだけでなく、学校を閉鎖するという判断をしてもらいたい」

 専門家が示す基準は明快だが、いざ生徒が罹患するという事態に遭遇した場合の、現場の悩みは深い。

 この日、大阪府庁別館の会議室で記者会見した中西正人教育長は「これ以上の感染者が出ないことを願う」と述べた。

 季節性も含め学校現場は、インフルエンザ流行の起点となる恐れを常にはらむ。検疫を盾にした水際の攻防が続くなか、新型インフルとどう向き合うか。教育現場の悩みは続く。

(2009年5月11日 読売新聞)

864千葉9区:2009/05/17(日) 20:54:33
739 :神戸市民A ◆wOKz9aFq1k :2009/05/17(日) 20:50:26 ID:IgPaDpNL
【休校情報】
[兵庫県]
神戸市第一学区(東灘、灘、中央)、第二学区(兵庫、北)、第三学区(長田区のみ)の
幼稚園・小中高大、特別支援学校
芦屋市の幼稚園・小中高大
西宮市の幼稚園、小中高大、特別支援学校
伊丹市の幼稚園、小中高、特別支援学校
宝塚市の幼稚園、小中、特別支援学校
高砂市の幼稚園、小中高
加古川市の幼稚園、小中
姫路市の小中
稲美町の幼稚園、小中
養父市の幼稚園、小中
朝来市の幼稚園、小中

[大阪府]
茨木市の幼稚園、小中高大
吹田市の幼稚園、小中高大
豊中市の幼稚園、小中高大
箕面市の幼稚園、小中高
高槻市の幼稚園、小中
大阪大学、関西大学

大変なことに。

865千葉9区:2009/05/18(月) 01:08:27
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2009/05/17/01.html
ジェット風船インフル対策で球団に“温度差”

 厚生労働省は16日、兵庫県立神戸高校(神戸市灘区)に通う生徒3人ら、高校生計8人の新型インフルエンザ感染を新たに確認したと発表した。空港などの水際の検疫を除くと国内で初の発生ケース。神戸高校の3人には最近の海外渡航歴がなく、人から人への感染が広がっている可能性が高まった。このため、プロ野球の試合でジェット風船の自粛をファンに呼び掛けるなどスポーツ界にも影響が出始めている。

 感染者が神戸から出たことで、関西に拠点を置く球団も慎重な対応を迫られた。16日のオリックス―日本ハム戦(京セラドーム)では感染拡大予防策としてジェット風船の販売が停止になった。

 試合前とイニング間には場内アナウンスで風船を使用しないよう求め、電光掲示板でも「新型インフルエンザの感染を防ぐため、ドーム内ではジェット風船を飛ばさないようにご協力お願いします」と呼び掛けた。通常なら「ラッキー7」の7回の攻撃に入る際に一斉に飛ばす名物の風船が、2万人を超す客席から宙を舞うことはなかった。

 オリックス、京セラドーム大阪では4月末から新型インフルエンザの対策本部を設けている。村山良雄球団常務は「こんな時期ですからファンの皆様にもご理解いただけると思う。販売中止は無期です。収まるまで。今後も状況は読めない」とした。

 23日の阪神との交流戦(神戸・スカイマークスタジアム)の開催については「市などから何らかの話があれば話をさせていただく。もちろんNPB(日本プロ野球組織)とも話をしながら対応していきたい」。現時点では開催予定だが、感染が拡大すれば中止の可能性もゼロではない。

 一方、阪神の南信男球団社長は今後の対応について「ジェット風船は(飛ばすことを)やめようと思えばやめられるが、まだ決めていない。主催ゲーム(24日ロッテ戦・甲子園)までは時間がある。情勢を見て判断する。早め早めの対応はしていくがとにかく情勢を見て」と述べた。

[ 2009年05月17日 ]

866千葉9区:2009/05/18(月) 01:11:41
そそ、気になってたケイジ・フクダ
国籍はわかりませんが、DNA的には生粋の日本人なんですね。
「事務局長補代理」ってのも「筆頭代表代行」並にわけわからん役職ですね。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%82%A4%E3%82%B8%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%AF%E3%83%80
ケイジ・フクダ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: ナビゲーション, 検索
ケイジ・フクダ(福田 敬二、1955年 - )は、アメリカ合衆国の医師。アメリカ合衆国疾病管理センターインフルエンザ局疫学部長などを経て、現在は世界保健機関事務局長補代理、大阪市立大学客員教授。


経歴 [編集]
1955年 - 東京都の日本人医師の両親の下に出生
1977年 - オベリン大学にて学士号取得
1984年 - バーモント大学(en:University of Vermont College of Medicine)にてMD取得
カリフォルニア大学バークレー校にて医学博士号を取得
現在はスイスのジュネーブに妻と子供二人とともに在住。

867千葉9区:2009/05/18(月) 01:14:58
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/danmen/danmen2009/0516_2.html
②新型インフルエンザ/国内拡大、防げるか

 国内で初めて発生が確認された新型インフルエンザ。最初に感染が疑われ、十六日確認された神戸市の高校生三人はいずれも海外渡航歴がなく感染源は不明だ。三人が通う学校などでは数十人が体調を崩し集団感染の可能性もあるが範囲も判然とせず、準備を重ねてきたはずの行政からは「想定外」との言葉が漏れる。感染拡大は防げるのか。官民の対策は本番を迎えた。

 ▽混乱

 「神戸市の発表内容しか分からない」。同市の男子高校生に感染の疑いがあると伝えられて一夜明けた十六日朝、厚生労働省の担当者は報道陣の質問の多くに答えられず、実態を把握できていない姿を露呈した。

 「時間の問題」(舛添要一(ますぞえ・よういち)厚労相)と構えていた国内発生第一号。新型感染を疑う条件の一つに、発熱などの症状に加え「海外渡航経験」があり、三人がこの条件に当てはまらなかった。さらに、うち一人の検体は季節性インフルエンザのタイプ特定のため、遺伝子の詳細(PCR)検査に回され、偶然新型の「陽性」が発覚したことが混乱を招いた。

 厚労省は今後渡航の有無にかかわらず集団で感染が疑われるケースなどの発生情報を寄せてほしいと呼び掛ける構えだ。だが担当者からは「(報告の)基準を緩めると、『季節性』もすべて疑わねばならず加減が難しい」との声も。実際、十六日のうちに大阪府では約百人が症状を訴える事態となっている。

 ▽不足

 最初の男子高校生の検体は十二日夕に神戸市環境保健研究所に届いた。だが研究所にはPCR検査機器が一台だけ。同市で起きた食中毒の原因特定などが優先されて検査は後回しにされ結果判明は十五日夜になった。

 神戸市によれば、昨年国のガイドラインでこの機器を使ったインフルエンザのPCR検査が認められたことから検査回数が増加。担当者は「約四時間半かかる検査を昨年は一日平均二、三回行ったが、最近は二十四時間フル稼働で、もう一台購入しようとしたところだった」と話す。

 神戸市を含む近畿と周辺の二府七県八市は衛生研究所間で相互協力協定を結んでおり、神戸市の担当者は「今後ほかの研究所に応援を頼むかもしれない」と話すが、今後感染が拡大すれば、よその検体を調べる余裕もなくなる可能性がある。

 鈴木宏(すずき・ひろし)新潟大教授(公衆衛生学)は「感染症検査には機器も人材も足りない。今回の件を機に国は充実を図るべきだ」と指摘する。

 ▽兼ね合い

 ウイルスの「上陸」が現実になった今、対策の焦点はいかに感染拡大を抑えながら社会機能を維持するかに移る。

 JR各社や航空会社は当面通常通りの運行を続ける。東海道新幹線を運行するJR東海は、乗務員ら約八千人の四十日分のマスク、計三十二万枚を備蓄。JR東日本も接客用の防護メガネやマスクを準備し、京成電鉄は車内を消毒する準備も整えた。日航や全日空は、国際線の一部の便で、客室乗務員のマスク着用を義務化している。

 国の行動計画では強毒性のウイルス感染を前提に、学校の生徒が感染した場合は当該都道府県内のすべての学校の休校を想定したが、今回はウイルスが弱毒性であることを理由に当面、神戸市の一部と隣接する兵庫県芦屋市の教育施設などに休校対象は限定された。

 「命と健康を守ることが一番大切だが、経済活動や個人の自由の尊重との一番いい兼ね合いを判断しなければ」。未曾有の不況の中、舛添厚労相は経済面への配慮をにじませる。だがその線引きには踏み込まず、手探りの対応は始まったばかりだ。

869千葉9区:2009/05/18(月) 22:01:42
http://www.sankei-kansai.com/2009/05/18/20090518-009923.php
2009年5月18日

休校判断、悩む自治体 過剰措置懸念も「最悪想定」
 大阪や神戸の高校生らに新型インフルエンザが確認されたことを受け、感染者の居住地域やその周辺の自治体が相次いで学校の休校措置を取っている。大阪府内の中学・高校は知事が1週間の休校を要請するが、休校にするかどうかの基準は明確ではなく、なおも市町村の判断に委ねられており、なかには、感染疑いの患者が自治体内に1人もいなくても休校を決めた自治体も。学校は感染拡大の温床になりかねない一方、過剰措置を懸念する声もあり、今後の課題にもなりそうだ。

 知事意向踏まえ

 学校の休校について政府の行動計画には「都道府県単位の一斉休校」と盛り込まれているが、計画の想定は致死率の高い「強毒性」。今回の新型インフルエンザは「弱毒性」と指摘されているため、政府は行動計画を弾力的に運用することとし、休校エリアは、地域の実情に応じ自治体ごとに判断することになった。

 大阪府では関西大倉高(茨木市)で多数の感染者が確認されたことを受け、休校措置を取る自治体が増えた。同校は私学で、通学範囲も広域だったため各自治体が対応に追われた。

 大阪府豊中市の場合、府に連絡して橋下徹知事の意向を確認。「府内で発生した場合、休校の臨時措置を行うように」とする意向を踏まえ、市内全域休校と判断した。市の梅田幸治・危機管理監は「末端の市町村には情報がなく困っている」と打ち明ける。市全域を休校にするのは影響が大きいという意見もあったが「最悪の事態を想定しよう」と全域休校を決めた。

 拡大防止の鍵に

 一方、茨木市に隣接する大阪府箕面市は感染者や疫学的な感染疑いの患者が1人もいない段階から、休校に踏み切った。担当者は「感染者は確認されていないが隣接地域で感染者が出ているほか、市内から関西大倉高に通う生徒もいる」と説明。「基準はないが豊中市などの措置も参考にしながら決定した。異論はあるかもしれないが必要と判断した」とした。

 担当者らが過敏に反応するのは、学校の措置が感染の拡大防止の鍵になるという見方があるからだ。狭い空間で大人数が長期間にわたり一緒に過ごす学校は、感染症流行のきっかけとなることも少なくない。休校措置を取るタイミングが遅れたため、大流行につながったケースもあり、担当者たちには慎重な判断が求められているという。

 一方、対照的な対応だったのは大阪市。市内在住者の感染者が確認されたが休校措置を見送った。平松邦夫市長は「大阪市内の患者発生は限定的で、市内では大量患者の集団発生も確認されていない」と説明。散発的な患者の発生を理由に、市全体の学校を閉鎖してしまうと、患者の発生が収束するまで学校再開のめどが立たなくなるという悩みもあるという。

 ただ、平松市長は「今後、市内の学校などで集団発生が確認されるなどすれば、休校措置を含め、即座に対応したい」としていた。

 県が基準を提示

 神戸高校などで感染が確認された兵庫県では、新たな感染者が確認されるたび、県が感染者の居住自治体に小学校などの休校要請を行うという基準で対応したという。

 だが、感染者数が次第に増加するなか、感染が確認されていない自治体でも休校措置を取るところも。感染者の確認前に休校措置を取った宝塚市の中川智子市長は「市内にすでに感染者がいるという認識を持ち対策に出た」と話した。

 困惑は隣接府県にも広がっている。兵庫県の西隣、岡山県健康対策課は「生活に影響を及ぼす休校や営業自粛に、どこまで住民の同意が得られるか判断が難しい」としたうえで「発生した場所が、人の多い都市部か地方かによっても対応は変わる。ケース・バイ・ケースで決めるしかない」と話していた。


(2009年5月18日 08:35)

870千葉9区:2009/05/18(月) 22:06:25
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090518-00000625-san-soci
新型インフル 首都圏では静観 鉄道、航空各社「パニック避けたい」 
5月18日20時15分配信 産経新聞

 新型インフルエンザの感染が広がりを見せているが、首都圏などでは発症者が出ていないことから、航空・鉄道各社や行楽地では「パニックは避けたい」として、対策は最小限にとどめている。

  [フォト]神戸市では、買い物客もマスクで自己防衛

 国土交通省などは国内での拡大を受け、航空各社に伊丹空港便のある空港に手洗いやマスクの着用、うがいの強化を呼びかけるポスターの掲示を指示。全日空では羽田など22空港で、日本航空でも国内全58空港でポスターを掲げた。

 全日空では、神戸市や隣接の兵庫県芦屋市に住む社員に対し、本人や家族に高熱などの症状が出た者が出た場合、自宅で待機するように徹底。日航でも、すでに高熱が出た社員は出勤させないようにしている。

 ただ、両社とも「乗客に不安をあおりたくない」とし、羽田空港の地上クルーや、国内線客室乗務員らのマスク着用は行っていないという。

 東京−新大阪間の新幹線を運行するJR東海は18日、対策本部を立ち上げるなど警戒レベルを引き上げた。新大阪駅の駅員らにマスク着用を義務づける措置を決めたが、それ以外の新幹線車内販売員らに着用範囲を広げる予定などはないという。

 東京駅などの首都圏主要駅でも、特別な対策は取られていない。JR東日本では全社員約6万人に行き渡るマスクを確保しているが配布はしておらず、「過剰反応を避け、推移を見守っている状態」としている。

 東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランド(千葉県浦安市)は、従業員にうがいと手洗いの徹底を求めるとともに、新型インフルエンザによる死者が発生している国への渡航を禁止。来園客に対する予防策はとっておらず、担当者は「行政の指示を仰ぎながら柔軟に対策方法を決めていく」と話している。

 東京ドーム(東京都文京区)では、施設の各入り口にマスクの着用を求める看板を掲げ、野球の試合中などは構内放送やオーロラビジョンで、うがいや手洗いなどを求めている。12日には社内対策チームを立ち上げたが、担当者は「状況を見ながら対策を取っていきたい」と静観の姿勢を見せている。

871千葉9区:2009/05/18(月) 22:19:34
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20090425-436828/news/20090518-OYT1T00687.htm
保育所休業の従業員に休暇、関西出張禁止の企業も
 行員1人が感染した三菱東京UFJ銀行は、鳥インフルエンザの流行を想定した対策マニュアルに準じて対応している。

 感染者の出た三宮支店(神戸市中央区)では18日、支店長ら幹部以外の行員を自宅待機に。感染を伝える張り紙を出入り口のガラス扉に掲げ、別の支店から派遣された行員がマスク姿で客に事情を説明しながら業務にあたった。

 構内のコンビニエンスストアの従業員から感染者が出た神戸市のJR三ノ宮駅。隣駅の元町駅と合わせ、コンビニエンスストアやホームの売店、宝くじ売り場の計8店に「一時休業させていただきます」と書かれた紙が張り出された。

 感染者が出ていない企業も独自に対策を講じ始めた。工業用ベルトメーカー「三ツ星ベルト」(神戸市長田区)は、保育所の休業で子供を預けられず出勤が難しい従業員に、子供の行事参加のための休暇制度を適用することを決定。給湯機器メーカー「ノーリツ」(同市中央区)では、本社と関西の事業所の社員を原則出張禁止とし、他地域の社員の関西地区への出張も禁止した。

(2009年5月18日15時40分 読売新聞)

872千葉9区:2009/05/18(月) 22:24:41
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090518-00000072-sph-soci
コンビニおでん販売中止、神戸市内ホテルもキャンセル相次ぐ…新型インフル余波
5月18日8時1分配信 スポーツ報知

 新型インフルエンザの国内感染者は17日、大阪と神戸などで一気に増加し範囲も拡大した。この日深夜までに確認されたのは、八尾市の小学6年生の女児を含む高校生や大学生ら84人。国内感染者は、2府県で計96人(成田空港の検疫で見つかった4人を含む)となった。臨時休校や外出自粛の動きも強まり、マスクが売り切れる薬局も続出。感染ルートなどが謎のまま、出口の見えない不安が広がっている。

 おでんも発売中止−。ファミリーマートは神戸市の93店舗と大阪府と京都府の一部の99店舗で、マスク着用に加え、飛沫(ひまつ)感染を防ぐため、店頭でのおでんの販売を見合わせた。神戸磯上通店の店員は「昨日から販売の中止をしている。インフルエンザの拡大を防ぐための処置。沈静化するまでは販売の再開はできない」と話した。

 ホテルのキャンセルも相次いでいる。神戸メリケンパークオリエンタルホテル(神戸市中央区)では、16日以降に宿泊約30件、レストランは約30件で約200人のキャンセルがあった。ホテルオークラ神戸(同)でも宿泊で30件強、レストランは15件約100人のキャンセルがあったという。

 大手スーパーのイオン(ジャスコ、ダイエー、サティなど)は神戸市、芦屋市、豊中市、茨木市の計55店舗で店員のマスク着用を義務づけ、高校生や大学生のアルバイト勤務を当面停止。関西の鉄道では阪急、阪神、京阪、南海が17日、全線全駅で乗務員や係員のマスク着用を開始した。

873千葉9区:2009/05/18(月) 23:07:54
http://sankei.jp.msn.com/life/body/090518/bdy0905181641014-n1.htm
【新型インフル】香港の観光業にも深刻な打撃
2009.5.18 16:29
 【香港=矢板明夫】新型インフルエンザと世界的な金融危機の2重の影響で、香港の観光業は大きな打撃を受けている。ホテルの客室稼働率は昨年比で2割以上も下がり、特に5つ星ホテルは、観光シーズンの5月になってからも、客室の半分以上が空室という状態が続いているという。

 香港紙・文匯報などによると、米国発の金融危機が深刻化した昨年秋以降、香港を訪れる団体観光客は1割以上も減少。そこへきて新型インフルエンザの感染拡大が明らかになって訪れる人はさらに減り、市内の観光ガイドの約6割は仕事がない状態だという。「2003年春の新型肺炎(SARS)が流行したときよりもひどい」との声も出ている。

 SARSが流行した当時、香港で約1800人が感染、そのうち299人が死亡シ観光業は大きな打撃が受けたが、今回の新型インフルエンザの感染拡大で、多くの観光客はSARA流行のときの香港のイメージが蘇り、ツアーのキャンセルが相次いだという。あるホテル関係者は「香港は流動人口が多いうえ、人が密集しており、感染症に弱いと思われているようだ。何かがあると真っ先に敬遠される」と嘆く。

 香港ホテル連合会と各航空会社は提携して、宿泊と航空券がセットの格安旅行商品を発売するなど、客を集める工夫を重ねているが、その効果はあまりないようだ。

874千葉9区:2009/05/18(月) 23:08:55
http://sankei.jp.msn.com/life/body/090514/bdy0905142144008-n1.htm
【新型インフル】「帰ってくるな」「謝れ」…大阪・寝屋川市や学校に中傷殺到 (1/2ページ)
2009.5.14 21:42
 新型インフルエンザで、国内初の感染が確認された高校生ら4人に対する「隔離」と、周囲にいた人たち48人の「停留」措置が、15日夕から次々と解かれる。これまでの厳しい行動制限がなくなり、日常生活が可能になる。だが、生徒らの高校がある大阪府寝屋川市などには、誤解にもとづく誹謗(ひぼう)や中傷が殺到。関係者らは、いわれのない偏見などを危惧(きぐ)している。

 隔離の4人と停留の48人のうち32人が、短期留学の関係者。寝屋川市によると、生徒らが帰国した8日以降、52件の電話が全国から寄せられた。府や学校にも計100件超の電話が寄せられ、多くが行政や生徒らを批判する内容だったという。

 「成田から帰ってくるな」「どうしてあんな学校がカナダ留学にいくのか」といった理不尽な電話や、「なぜマスクをしなかったのか」「早く帰国させるべきだった」といった留学中の行動にも批判が寄せられた。「謝れ」「賠償しろ」「バカヤロー」といった罵声(ばせい)を一方的に浴びせたり、生徒や教員を個人的に中傷したりする内容の電話もかかっているという。

 寝屋川市の危機管理担当者は「人権を傷つけるような電話もある」と相次ぐ心ない電話に困惑。その上で「根拠のない批判に対しては、きっちりと正しい情報を伝えて反論するようにしている」と話している。

 インターネットの掲示板でも、書き込みが殺到する“おまつり”状態。その多くが「税金使ってウイルス輸入。何やってんの?」「他人に迷惑かけてるんだ。たかが風邪ひいた問題じゃない」という心ない表現になっている。

     ◇

 大阪府では15日に生徒らが混乱なく帰れるよう、帰宅手段やマスコミ対応にあたる「帰阪支援チーム」を立ち上げた。さらに13日には橋下徹府知事が舛添要一厚労相に電話して「安心に関するメッセージを発してほしい」と要請。舛添厚労相が即座に「二次感染の恐れは一切ない。地域社会で、これまで通りに迎えていただきたい。正しい情報に基づき、冷静に対応を」と記者会見した。

 厚労省によると、停留は、本人の診療と周囲への感染拡大を防ぐ目的でとられる措置。当初の10日間の予定を7日間に短縮することになったが、知見を基にした専門家の提言に基づいた措置で、国内に感染が広がる恐れはないという。

     ◇

 隔離や停留、さらに同便で帰国した人たちに実施されている健康観察の根拠となっているのが「検疫法」と「感染症予防法」だ。

 旧伝染病予防法に代わり平成10年施行の感染症予防法では、「前文」で「ハンセン病などでいわれのない差別や偏見が存在したという事実を重く受け止め、教訓にすることが必要」とうたわれている。

 仙台検疫所長などの経歴を持つ岩崎恵美子仙台市副市長は「差別や偏見が繰り返されるようなことがあってはならない。停留や隔離を解かれた人から、感染が広がることは全くない。普通に受け入れればいいだけのこと」と話している。その上で、「弱毒性であることを考えれば、国は停留や隔離などの措置を、もっと柔軟にすべきではないか」とも指摘している。

875千葉9区:2009/05/18(月) 23:09:55
http://sankei.jp.msn.com/life/body/090518/bdy0905182033034-n1.htm
【新型インフル】混乱…校外学習途中でUターン、集合場所で修学旅行延期
2009.5.18 20:32
 休校とされた学校では修学旅行や学校活動も中止されたが、すでに出発していたり集合場所で中止を告げられたりしたケースも出て、混乱した。

 兵庫県小野市の市立中学校は18日午前、市教委を通じて休校要請を受けたが間に合わず、3年生と引率教員ら約250人が沖縄本島への修学旅行に出発した。

 同校によると、県から臨時休校などの要請があった場合には、修学旅行を中止か延期にする予定だった。全員にマスクを配布し、着用させたという。同市内では感染者は確認されていない。

 また、同県西脇市の3小学校の5年生65人は、自然学校のため淡路島に向けて出発したが、明石海峡大橋を渡った直後に、市教委から延期するよう連絡が入り、西脇市へUターンした。4泊5日の日程で2台のバスに分乗し、午前7時半ごろ出発していた。

 3年生約160人が関東方面への修学旅行に出発する予定だった大阪市立高倉中学校(同市都島区)は、集合場所のJR新大阪駅で「中止」を告げられた。

 同校によると、山ノ井寛久校長が18日午前7時すぎ、市教委から「市内から出ないように」との連絡を受けた。既に大半の生徒が集合場所に向かったとみて各家庭への連絡は見送り、集合場所で同8時半ごろ、生徒たちに「残念ですが、このまま引き返します」と告げたという。

 修学旅行は2泊3日で浅草や東京ディズニーランド、国会議事堂などをめぐる予定だった。生徒らはショックを受けた様子だったといい、同校は「日を改めて実施したい」としている。

876とはずがたり:2009/05/19(火) 00:51:51

05年総選挙の時の記事

自民有力基盤、揺らぐ医師連 11区 民主候補を推薦予定
2005/08/25
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1068688996/1309

 30日の衆院選公示を前に、自民党の有力な支持基盤だった各市郡の医師連盟の推薦方針に異変が生じている。小泉首相が検討している医療制度改革に反発しているためで、兵庫県内では、姫路市医師連盟が、兵庫11区(姫路市)で立候補予定の民主前職の推薦を決めた。他の選挙区でも、全候補者に質問状を送り、医療政策についての考え方を探る動きが出ている。


民主党・金田誠一氏の「政権交代実現総決起集会」に1千3百人!
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1068688996/1342
藤岡敏彦函館医師会元会長
「全道の総会でも医師会の医師連盟は道8区で全面的に金田氏と民主党応援を決定。
 日本の(医師会の)歴史の中で初めてのこと」
〜医師連盟の山英昭現会長(函館医師会会長)からは応援メッセージ〜

金田誠一氏、お礼と改めて決意表明「政権交代目指して、12日間全力上げて戦う」!

民主の金田氏と無所属山下氏も 道医師連盟が推薦
2005/09/01 00:39
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1089950050/1389
 道医師会の政治団体「北海道医師連盟」(飯塚弘志委員長)は三十一日までに、道内の衆院選立候補者のうち、自民党の九人と、民主党の金田誠一氏(8区)、無所属の山下貴史氏(10区)を推薦した。

877とはずがたり:2009/05/19(火) 00:52:04

08年9月頃の記事。

自民「驚き」、民主「歓迎」
2008/09/18(木) 
http://www.ibaraki-np.co.jp/47news/20080918_03.htm

 次期衆院選で自民党の有力支持団体の県医師連盟が民主党候補を推薦するという異例の事態に、自民党県連の長谷川大紋幹事長は「県医師会からは約三千五百人の方々に自民党員になっていただいているだけに、驚いている。後期高齢者医療制度については党として改革を進めている。政権政党として責任ある政策を打ち出さなければならず、理解を求めていきたい」と語った。

 一方、民主党県連の大畠章宏代表は「新たな政治状況の第一歩と感じている。これからは政策で支持候補、政党を決めるようになったということ」と歓迎。長谷川修平幹事長も「七人すべてを推薦というのは大変な決断。何とか政権交代を果たして期待に応えなければならない」と話した。

全選挙区で民主推薦 県医師連盟
2008/09/18(木)
http://www.ibaraki-np.co.jp/47news/20080918_01.htm
次期衆院選 「後期高齢者」に反発
 次期衆院選への対応で、県医師会の政治団体「県医師連盟」(委員長・原中勝征県医師会長)は十七日、県内七小選挙区すべてで民主党公認候補者(公認予定者含む)を推薦すると発表した。既に1区で同党候補への支持を決めていたが、アンケート調査の結果、県医師会が主張する後期高齢者医療制度の撤廃に全員が賛意を示したことなどが理由。県医師連盟は以前から自民党の最大の支援団体の一つで、衆院選での民主候補推薦は初めて。有力団体の自民離れが選挙戦にどう影響するか、注目される。

 県医師連盟の県内全選挙区での民主候補推薦は、原中委員長らが県庁で会見し明らかにした。推薦決定した今月十二日の同連盟常任委員会について、原中委員長は「後期高齢者医療制度に表れた国民生活無視の政府の社会保障制度に対し、多くの年老いた患者さんと一緒になって行動する時と意見が一致した」と説明、「この制度に反対表明している民主党を全力で応援することが大切との結論に達した」と話した。
 今後、県医師連盟として各候補と正式に政策協定を結び、会員医師の医療機関にポスター掲示するなどして民主候補を応援する予定という。
 県医師会では後期高齢者医療制度について「高齢者の切り捨て」などと反対し、撤廃を求める二十万人の署名を集め、七月に厚生労働省へ提出。同制度撤廃に賛成するかどうかなどを尋ねたアンケート調査は八月、県内選挙区の立候補予定者十六人に対して実施し、十一人(民主七人、自民三人、共産一人)から回答を得たという。
 アンケート調査結果を基に民主候補推薦を決めた常任委員会での議論について、原中委員長は「出席した各市・郡医師会の代表五十人の誰一人からも自民党支持の意見は出なかった」と説明した。
 一方で、「後期高齢者医療制度に対する反発は大きいが、民主推薦とはいえ、基本的には自主投票。熱狂的な自民支持者も多く、実際どうなるかは未知数」(県南地域の医師会長)と県医師連盟と地域の医師会の温度差を指摘する声もある。

「社会保障費削減を凍結」=麻生氏が日医に伝達−10年度予算で
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200809/2008091800391&rel=j&g=pol

 日本医師会の政治組織「日本医師連盟」(日医連)の羽生田俊常任執行委員長は18日記者会見し、社会保障費を毎年2200億円抑制する政府方針について、自民党側から麻生太郎幹事長の考えとして「2010年度予算では削減を凍結したい」と伝えられたことを明らかにした。(2008/09/18-13:48)

878とはずがたり:2009/05/19(火) 00:52:58

(茨城)県医師会、首相に抗議 「常識欠落」発言
2008年11月21日
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/6629

あまたの医師を「社会的常識がかなり欠落している」とした麻生首相の発言によって、県医師会(原中勝征会長)と自民党との間に、決定的な溝が生じた。次期衆院選で民主推薦を決めていた県医師会は20日、首相あてに痛烈な抗議文を送付。衆院解散の先送りで生じていた一服感を振り払い、民主への協力姿勢を強めた。一方、日本医師連盟のほうから推薦を取り付けていた自民には、再び焦燥感が漂い出した。(川上裕央)

県医師連が民主推薦=衆院選全国情勢・茨城
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/7088
 自民を支援してきた県医師連盟が全県で民主推薦を決めた。前回1勝に終わった民主がこれらを追い風に、議席を増やせるかが焦点だ。
(2008/12/27-15:44)

定額給付金 民主党公認候補に寄付を 茨城県医師会有志
2009.1.27 02:52
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/7556
 定額給付金を盛り込んだ平成20年度第2次補正予算案の審議が大詰めを迎える中、茨城県医師会(原中勝征会長)の有志でつくる「茨城から定額給付金で医療を変える会」(小松満代表)は26日、県医師会の会員に対し、定額給付金を県内の民主党候補に寄付するよう呼びかける方針を明らかにした。県医師会の政治団体「県医師連盟」はすでに、次期衆院選で民主党候補を推薦する方針を決めているが、今回の呼びかけは、政府・与党の政策に対する「反対の意思表示」(小松代表)としている。

定額給付金の寄付呼び掛け 茨城県医師会、民主候補に献金
2009/01/26 17:09 【共同通信】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/7558

 茨城県医師会の有志が26日、政府の定額給付金に抗議するため、会員の開業医ら約1400人に給付分の寄付を呼び掛ける団体を設立したと発表した。集まった資金は県医師会の政治団体、県医師連盟が次期衆院選で推薦を決めている県内の民主党候補に献金する。

879とはずがたり:2009/05/19(火) 01:01:00

栃木1区は結局どうなったんでしたっけ?

船田氏と石森氏公開討論
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/7610
 次期衆院選で栃木1区に立候補を予定する現職の船田元氏(自民)と、新人の石森久嗣氏(民主)による公開討論会が30日、宇都宮市内で開かれた。県医師会の政治団体である県医師連盟の宇都宮支部が主催。同支部はこれまで船田氏の支援を続けてきたが、支部内には医師会員である石森氏の推薦を求める声もあり、「政策を見極める機会」として開催された。

 また石森氏は、現役医師の立場から、公約として「栃木県をモデル地区とした地域完結型の医療環境整備」を主張。船田氏は「良質な公共交通の構築」を挙げ、LRT(次世代型路面電車)の導入計画に理解を示した。

 県医師連盟では昨年10月、「自民候補の単独推薦」か「ダブル推薦」かで意見が分かれ、結論を持ち越していた。
(2009年1月31日 読売新聞)

医師の支持つかめ 衆院1区前哨戦
2009年01月31日
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/7626
 次期衆院選1区で立候補予定の自民現職の船田元氏(55)と民主新顔の石森久嗣氏(46)が30日、宇都宮市内で県医師連盟宇都宮支部が主催した討論会に臨み、議論を交わした。医師会関係者など約300人が見守った。

 県医師連盟はこれまで自民候補の推薦を続けてきたが、今回は医師出身の石森氏も推薦する可能性が高い。船田氏は「医療だけでなく、バリアフリーや公共交通の整備など宇都宮を安心して暮らせる街にしたい」と主張。石森氏は「みなさんが安心して医療に従事できる環境を整えたい」とアピールした。

栃木県医師会、民主候補推薦も 次期衆院選
2008.10.12 02:21
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tochigi/081012/tcg0810120222002-n1.htm

 栃木県医師会(高島三喜会長)は11日、宇都宮市で県医師連盟委員会(委員長・同氏)を開き、次期総選挙の栃木3区で自民党の渡辺喜美氏を、5区で同党の茂木敏充氏を推薦することを決めた。

 焦点になっていた4区については小山地区委員会が民主党の山岡賢次氏、自民党の佐藤勉氏共に推薦に至らず、自主投票になる公算が大きい。自民党の公認が決まっていない2区も上都賀郡市委員会は自民党候補を推薦するとしたが、塩谷郡市委員会は自主投票となったため、2区全体としては自主投票になる。1区は、自民党の船田元氏、民主党の石森久嗣氏の両方を推薦する可能性が強いとの見通しを示した。

 これまで自民党候補のみを推薦してきた県委員会だが、地区委員会単位とはいえ、民主党候補の推薦の可能性が出ていることについて、高島委員長は「世の中の流れで自民、民主のどちらを支持するというわけではない」と話している。

880とはずがたり:2009/05/19(火) 01:15:31

選挙:銚子市長選 出直し選、元職・野平氏が当選 リコール騒ぎ尻目 /千葉
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1224160558/726-727
 ◇投票率58.87%
 リコール派と前市長の争いを尻目に、元市長が返り咲いた。銚子市立総合病院診療休止問題に端を発した出直し市長選は17日投開票され、元市長の野平匡邦(まさくに)氏(61)が、前市長の岡野俊昭(63)▽会社社長の茂木薫(58)▽元市議の石上允康(みつやす)(63)▽元同市立病院勤務医の松井稔(45)▽学習塾経営の高瀬博史(59)−−の5氏を破り、当選した。当日有権者数は5万9598人、投票率は58・87%(任期満了に伴う前回選挙57・13%)。【新沼章、斎藤有香、斎川瞳、黒川晋史】
 ◇銚子市長選開票結果
当 15289 野平匡邦 61 無元
   7969 岡野俊昭 63 無前
   4256 茂木薫  58 無新
   3151 石上允康 63 無新
   2709 松井稔  45 無新
   1314 高瀬博史 59 無新
 =選管最終発表

【記者ノート】「来年4月病院再開」公約重く 銚子出直し市長選
2009.5.18 21:05
 今回の市長選は、市立総合病院の休止を公約違反とするリコール(解職請求)で失職した岡野俊昭前市長(63)と、リコールを起こした市民団体の対立が原因だった。しかし、ふたを開けてみれば、両者とは無関係の立場にいた野平氏が当選した。

 こうした結果に、市民からは「リコールは何のためだったのか」との声も出ている。しかし、今回の出直し選で、立候補した6人全員が「病院再建」を公約に掲げたことで、病院の休止を発端としたリコールの目的は、一定の成果を得たとの見方もある。

【銚子出直し市長選】野平氏が返り咲き再選 リコール推進派は票割れる
2009.5.17 23:26
 野平氏は、休止中の病院について、外部の法人に経営を任せる「公設民営」での再開を提案。「1団体に医療面と経営面の責任を押しつけるのは無理」とし、各分野の専門集団を公募して監視機関を設けることで運営の安定化を図るとした。また、産業振興による雇用創出を打ち出し、若年層にも支持を広げた。

 一方、岡野氏は病院休止案に賛成した保守系市議らの支持を取りつけ、組織力を生かした票固めで追い上げを図ったが、リコールによる失職というマイナスイメージをぬぐいきれず、及ばなかった。

881千葉9区:2009/05/19(火) 21:35:55
http://sankei.jp.msn.com/life/body/090518/bdy0905182318050-n1.htm
【新型インフル】休校めぐり橋下大阪府知事と平松大阪市長が応酬 (1/2ページ)
2009.5.18 23:16
 「府市連携」を強調してきた大阪府の橋下徹知事と大阪市の平松邦夫市長との間で18日、新型インフルエンザの対応をめぐる応酬があった。橋下知事は、厚生労働省が府全域の中学と高校の休校を要請したのに「大阪市が乗ってくれない」と、平松市長の政治決断を批判。一方で、平松市長は「国からの要請がきちんと伝わってこなかった」と不満を漏らす。府全域で対応すべき非常時の情報伝達と意思決定のあり方に改めて課題が浮き彫りとなった。

 「大阪市だけぽっこりと違う対応をやったら、効果が半減してしまうと思うので非常に残念」

 18日未明に政令市の大阪市と堺市を除く中学と高校の休校要請を決めた橋下知事は同日朝、報道陣に対し、17日午後3時すぎに市立学校の全面休校を見送ったまま対応を変えようとしない大阪市をやり玉に挙げた。「行政的な判断になるとなかなか踏み切れないんでしょうね」と批判した。

 一方、平松市長は18日朝に急遽(きゅうきょ)、全市立小中学校と高校などの休校を決定。その後、厚労省から市に対して正式に府全域の休校要請があったのは午前4時ごろと説明した。休校方針に転換した理由として、17日深夜から18日未明にかけて市内の府立高校で感染者2人が確認されたことに加え、「大きなポイントは厚労省からの連絡だった」と強調した。

 さらに平松市長は、大阪府が休校要請について発表した18日未明の段階では、市に国の要請が伝わっていなかったと指摘し、「政令市だからということで除外していい部分と、除外されてはならない部分がある」。17日深夜に橋下知事と電話した際も、市内で発生源を確認していないため休校を見送る方針を伝えると、「政令市の判断でやっていただくことでいいと思います」と応えたという。

 ただ、市幹部は17日深夜の段階で厚労省から休校を打診する電話連絡を受けていた。その際、市幹部は「正式な通知をいただいた上で市の対策本部会議で検討したい」とし、平松市長にも連絡していたという。

 橋下知事は「大阪全体のコントロール役がいないという行政組織上の欠陥が出てしまった」と指摘。平松市長も「病気の蔓延(まんえん)というようなケースに関しては、情報と指揮命令系統の一元化という方向が必要だ」と話した。

882千葉9区:2009/05/19(火) 21:37:32
繁華街でインフルエンザ撒き散らすより、学校通わせといたほうがいいんじゃん?w
http://sankei.jp.msn.com/life/body/090518/bdy0905182300047-n1.htm
【新型インフル】高校生らカラオケボックスに列 店長は困惑 (1/2ページ)
2009.5.18 22:58

 大阪、兵庫の多くの小中学校、高校などが休校になった18日、関西の繁華街では平日にもかかわらず、カラオケ店に高校生らが殺到。外出を控えるよう求められていたが、生徒らの本音は「家ではやることがない」。店は大盛況だったが、店長からは「遊ぶための休みではないはず」と心配の声も。一方、カラオケボックスを展開する会社の半額セールには高校生らが長蛇の列をつくったため、急遽(きゅうきょ)、休校した学校の生徒を利用禁止にする一幕もあった。

 この日、午後から休校になり、同級生と大阪・ミナミのアメリカ村を歩いていた大阪市北区の市立高校2年の女子生徒(17)は「休校はうれしいけど、夏休みが減ったら最悪」。担任からは外出を控えるよう指示されたというが、「家に帰ってもやることがない。これからみんなでぶらぶらします」と所在なげだった。

 アメリカ村付近のカラオケ店では、平日にもかかわらず高校生らで通常の数倍のにぎわい。男性店長(32)は「普段の4倍ほどの高校生が来た。でも遊ぶための休みじゃないし…」と複雑な表情。店から出てきた同市西区の市立高校1年の女子生徒(16)は「明日から中間テストだったけど、来週に延期になった。今日だけ遊んで明日から勉強します」と笑顔で話した。

 一方、カラオケボックス「ジャンボカラオケ広場」を運営する東愛産業(京都市中京区)は、18日から31日までの予定で、関西にある全94店舗で、カラオケルームの利用料半額セールを開始。ところが、複数店でオープン前から、休校となった高校生らが行列する事態に。

 このため、同社は「自社施設が感染拡大の場となってはいけない」として、急遽、休校となった学校の生徒の利用を禁止することを決定。各店に張り紙を掲示し、生徒たちに帰宅を促したという。半額セールは4月から企画していたが、新型インフルエンザが拡大していただけに同社は「敬遠されるのでは」と予想していたといい、高校生の思わぬ行動に困惑していた。

 小学校が休校になった大阪市内の公園では、児童らが元気に遊んでいた。同市西区の市立小2年の野村澪那ちゃん(7)は「学校に行けないのはつまらない」と浮かぬ顔だったが、ペットの犬と楽しそうに遊んでいた。

 一方、神戸市立須磨海浜水族園(神戸市須磨区)では、大学の休講を受けデートを楽しむカップルも。神戸市北区の大学3年の男性(22)は、同じ大学の女子学生とデートし、「自分は元気だし、学校は休みでラッキー。騒ぎすぎだと思いますよ」。同じくデート中の兵庫県西宮市の大学2年の男性(19)は「イルカの前に15〜20組くらいのカップルがいた」と驚いていた。

883千葉9区:2009/05/19(火) 21:56:33
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090519-OYT1T00374.htm
警戒度「6」引き上げ、日英など慎重姿勢…経済的打撃恐れる
 【ジュネーブ=平本秀樹、高田真之】18日の世界保健機関(WHO)総会で、新型インフルエンザに関する警戒水準を現行の「フェーズ5」から、世界的大流行(パンデミック)を意味する最高の「6」に引き上げるか否かの判定について、日本や英国、中国、メキシコなど感染国が相次いで、「地理的な広がりだけで決めるべきではない」とする立場を示し、慎重姿勢を求めた。


 「パンデミック宣言」による経済的、社会的打撃を恐れる各国が、WHOをけん制したものだ。

 フェーズ6への引き上げ条件は、二つ以上の大陸で人から人への持続的感染が確認されることだが、18日、欧州でスペインと並んで感染確認例が多い英国のジョンソン保健相は、ウイルスの毒性が弱いことを考慮すべきと主張。日本の渡辺孝男・厚生労働副大臣もこれに同調し、記者団に、「『フェーズ6という勇み足の決断は問題ではないか』との意見が多くの国からあり、日本もそういった考え方を持っている」と述べた。中国やスイスも追随した。

 メキシコのコルドバ保健相も記者会見で、「(フェーズが)4だ、5だ、6だと言われても、一般人には意味が分からない。レベルが上がれば、状況が悪化したと思う」とし、「柔軟性があった方が経済は活性化する」と主張した。

(2009年5月19日11時07分 読売新聞)

884千葉9区:2009/05/19(火) 22:02:09
http://mainichi.jp/select/science/news/20090520k0000m020085000c.html
新型インフル:マスクや手洗い用消毒剤の需要が急増

 新型インフルエンザの国内感染拡大で、マスクや手洗い用消毒剤、うがい薬の需要が関西地区を中心に急増している。風邪や花粉症の流行期が終わり、生産を落としていたメーカーは急きょ、増産にカジを切ったが、需要に追いつかず、ドラッグストアなどでは品切れが続出。品薄解消に向け、メーカーのフル生産態勢はしばらく続きそうだ。

 ドラッグストア大手のスギ薬局では、国内感染が拡大した16、17日の2日間でマスクの売れ行きが前年同時期の約80倍になった。特に、関西地区では210倍に達し、企業のまとめ買いを断り、個人客もマスク購入を1人2点までに制限するなどの対応をとった。

 こんな状況に、マスク製造最大手のユニ・チャームの生産現場は4月末から無休に。海外での感染拡大を受け、4月の出荷量が前年同月比約7倍に急増したためだが、それでも抗菌マスクや子ども用マスクなどの需要に追いつかない状況となっている。

 また、大正製薬の手洗い用消毒剤の出荷量は今年4月の単月だけで昨年上期(4〜9月)実績に並んだ。5月の連休明けに品切れが続出したため、製造元に追加発注しているが、まとまった出荷ができるのは7〜8月になるという。

 うがい薬「イソジン」を製造・販売する明治製菓も、4月の受注が前年同月比10倍以上となった。先週末の国内感染の拡大で、関西を中心に需要がさらに増える勢いのため、増産を急いでいる。【大場伸也】

885千葉9区:2009/05/19(火) 22:02:53
http://www.daily.co.jp/gossip/2009/05/19/0001929008.shtml
新型インフル 関ジャニや紀香らに影響
 大阪府や兵庫県の新型インフルエンザの感染拡大を受け、関西ジャニーズJr.のコンサートの延期、女優の藤原紀香(37)が出演予定だったイベントの中止などが18日、相次いで決まった。2府県を中心に、関西では映画館の来場者数も減少するなど、芸能界にも影響が広がってきた。

  ◇  ◇

 ジャニーズ事務所は同日、関西ジャニーズJr.が23、24日に大阪・梅田芸術劇場で開催予定だったコンサート「Umeコン2009」の延期を発表した。新型インフルエンザの拡大にともない、大阪府下の小、中、高等学校が24日まで臨時休校になったことを受けての対応という。

 同事務所は「中高生のお客さんが多いので、休校中という事情を考慮しました」と説明。代替の開催日が決定次第、チケットの購入者に連絡するという。なお、25日以降のコンサートなどは予定通り開催する。

 また女優の藤原紀香は、母校である神戸市北区の神戸親和女子大学で20日に学生ら約400人が参加して「日赤×学生ボランティアミーティング」を開く予定だったが、急きょ中止に。大学によると、神戸での新型インフルエンザの感染が報じられた16日に、日本赤十字社から延期の可能性を伝えられていたという。今後、状況をみて、再度開催を検討する。

 さらに小夢蔵(ダチョウ倶楽部・上島竜兵)が登場し、19日に大阪市内で開かれる予定だった宝くじのイベントも中止が決まった。

 一方、延期などをしないコンサートでは厳重な警戒態勢が…。エイベックスは20〜24日に大阪や神戸で開催する、浜崎あゆみ、大塚愛、倖田來未の各公演で会場入り口に手洗い用の消毒液、トイレにうがい薬の設置を決めた。

 関西地区の映画館や百貨店では感染を恐れた人たちの“自粛ムード”も重なり、深刻な影響が出始めている。神戸市中心部の映画館で17日の入館者が前日より4割程度落ち込んだという。

886千葉9区:2009/05/19(火) 22:04:29
英断だろうね。いっそのこと、ゼロ円でもええんでない!?
http://mainichi.jp/select/science/news/20090519k0000e040054000c.html
新型インフル:発熱外来の負担「保険証なし」も特例で3割
 新型インフルエンザ感染が疑われる人が最初に受診する発熱外来について、厚生労働省は18日付で、国民健康保険料の滞納で保険証を取り上げられ、資格証明書しか持っていない人も、特例として窓口負担が原則3割で済む対応をするよう、都道府県などに通知した。この措置はただちに適用される。

 保険料を1年以上滞納した場合に交付される資格証明書は、窓口でいったん医療費全額を支払わねばならず、後で領収書を添えて市町村に申請しないと保険負担分が戻ってこない。この仕組みのため、滞納者が受診をためらい、感染拡大につながる恐れがあると専門家らから指摘されていた。通知は「短期の保険証を代わりに発行するよりも、発熱外来への受診を優先した方がいい」と指摘。発熱相談センターに、全額自己負担は必要ではないことを患者に伝えるよう求めた。【清水健二】

887千葉9区:2009/05/19(火) 22:06:20
http://mainichi.jp/select/science/news/20090519ddm041040039000c.html
新型インフルエンザ:感染拡大 客足落ちる百貨店 増える国内出張自粛
 ◇不況と二重苦、経済界不安視
 新型インフルエンザの感染拡大で、企業活動にも影響が出始めている。会議の中止や出張自粛などを決める企業が増える一方、兵庫県や大阪府の百貨店では客足が落ち、観光業界も旅行の中止が相次ぐことを懸念。不況で続いている消費不振に拍車が掛かることを不安視する企業も多い。

 イオンは、大阪府と兵庫県の20市町で運営するジャスコやダイエーなど168店舗で、従業員はマスク着用を徹底。全国の店舗入り口には除菌スプレーを置いている。

 セブン&アイ・ホールディングスは18日、関西地区のイトーヨーカドー11店の食品売り場で試食サービスを中止した。コンビニエンスストア大手のファミリーマートも16日から約950店舗でおでんの販売を中止。ファミリーレストランの「ガスト」「バーミヤン」を展開するすかいらーくは、感染者が出た生徒と同じ高校に通うアルバイト3人を出勤停止にした。

 国内出張の自粛は、資生堂、三菱重工業、日立製作所、新日本製鉄、大和証券グループ本社などが決定。三菱東京UFJ銀など大手銀行や日本生命保険などは関西地区などの社員に通勤時や接客時のマスク着用を指示した。

 NECは18日から、全社員と家族に体調管理と検温を義務付けた。近く本社を含む国内の大規模事業所6カ所に体表面の温度を赤外線で感知するセンサーを設置予定。ライオンは関西地区でのイベントやセミナー、大和証券は投資家向けセミナーをそれぞれ中止した。

 大阪府と兵庫県に大丸と松坂屋計7店舗を持つJ・フロントリテイリングは「17日は兵庫県内の店舗で客数、売上高が前年や最近の週末に比べて落ち込んだ」としており、消費不振につながることを懸念する。

 旅行業界では、日本ツーリズム産業団体連合会など17団体は先週、海外修学旅行の中止について「青少年の交流機会が減少する」と懸念する緊急アピールを発表。「国内でも冷静な判断をお願いしたい」(同連合会)と呼びかけている。【秋本裕子、位川一郎、和田憲二】

888千葉9区:2009/05/19(火) 22:11:40
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20090425-436828/fe_090518_01.htm
【ドキュメント・新型インフル】橋下知事「冷静な対応を」

 「生徒の感染が確認されたと、保健所から連絡を受けました」。大阪府茨木市の関西大倉高校で17日午前9時から始まった記者会見で、そう切り出した宮之前隆春校長(72)は「本当に残念です」と言って唇をかんだ。

 保健所から連絡を受けたのは午前7時20分。体調不良を訴える生徒は多かったが、医師の診断もそうだったため、「季節性インフルエンザだと思っていた」。それが新型……。宮之前校長はショックを隠せない。

 人影もまばらな同高の校舎に午前11時半頃、国立感染症研究所(東京・新宿)の4人の専門スタッフが訪れた。「感染ルートを疫学的に調べたい」。4人の専門家たちは、約200人が一度に食事をとることが出来る大食堂、保健室など、生徒たちの校内での生活環境をチェックして回り、バスの通学ルートも確認した。

 最初に発症したのは誰か、学校以外にはどこに行って、誰と会ったか。調査の課題は多岐にわたる。同高の教諭たちに専門家が言った。「これから、生徒さんが隔離されている病院を回ってきます」

 大阪府庁別館の防災情報センターでは、午前11時過ぎから新型インフルエンザ対策本部会議が始まった。

 府内で感染確認が相次いだことを受け、橋下徹知事は「感染の広がりが予想される事態となった」と、こわばった表情で話し始めた。

 知事はこの日、予定していた公務日程をすべてキャンセル。会議を受けた形で午後0時20分から始まった記者会見では、感染者が出た地域の自治体に学校の休校などを要請することを明らかにする一方で、「冷静な対応を」と府民に呼びかけた。

 兵庫県の災害対策センターで対策本部会議が始まったのは午後1時。「これまでのように渡航歴を前提にした対応が難しくなったとはいえ、(休校や外出自粛など)規制だけを強化するのはどうか」。井戸敏三知事はそう語り、規制に加え医療体制の充実にも重点を置く「感染拡大期」に入りつつあるという認識を示した。

 生徒の感染が新たに確認された兵庫県立神戸高校で記者会見が始まったのは午後1時半。岡野幸弘校長は「ほかの生徒も重苦しい気持ちで自宅にいると思う」と述べた後、感染が拡大する状況を踏まえるようにして語った。

 「感染力に驚いている。高校生が多いことに不安を感じます」

(2009年5月18日 読売新聞)

889千葉9区:2009/05/19(火) 22:12:47
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20090425-436828/fe_090519_01.htm
【ドキュメント・新型インフル】駆け込み受診 病院「混乱」
 高校生を中心に新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)の感染が拡大する神戸市。30階建ての市役所最上階に近い会議室に設けられた「発熱相談センター」の電話は18日午前4時半ごろから、着信音とともに着信を示す赤いランプが点灯しっぱなしになった。

 県立神戸高校の生徒の感染が確認された16日以降、電話回線を3回線から計10回線に増やし、24時間態勢で対応してきたが、17日だけで1875件もの相談が寄せられ、18日も電話が鳴りやまない状態が続いた。

 4月29日の開設以来、医師や保健師が相談に乗り、発熱外来を紹介する業務を担当してきたが、電話が殺到し始めた18日午後3時以降は、一般職員42人が交代で応対する態勢に切り替えた。サポート役に回った4人の保健師は「パンク寸前です」と力なく言う。

 電話がつながりにくくなったせいか、相談相手が見つからない市民が直接、医療機関の発熱外来を訪れるケースが続出した。こうした状態が続けば、電車やバスなど公共交通機関を利用して移動する感染者が増えてしまって2次感染が拡大する恐れもある。

 「マスクが売り切れている」といった苦情も相次ぐ。相談業務を担当する堀茂・市地域保健課主幹は「市民の不安はよく分かるが、体調と無関係な電話は控えてほしい」と疲れた表情で言った。

 神戸市東部にある病院では、外来棟の近くに建つ職員宿舎を先週末から発熱外来として活用し始めた。一般の患者が誤って足を運ぶのを防ぐため、その入り口付近には職員が立つ物々しさだ。

 感染の疑いがもたれる患者に対しては、周囲から隔離しての問診が欠かせない。このため、新型インフルへの対応は、通常の一般外来患者よりも手厚いスタッフの配置が必要となる。

 こうした事情に苦慮する兵庫県の井戸敏三知事はこの日、東京・霞が関の厚生労働省で、舛添厚労相と面談、支援を要望した。これに対して舛添厚労相は「国として、発熱外来など医療体制整備も財政的に支援したい」と述べた。

 新型インフルエンザの発症者の確認が相次いでいる大阪府吹田市の総合病院にも18日夕刻までに発熱を訴える約20人が訪れた。病院スタッフが、翌日からの態勢を検討する院内会議に向かったのは午後7時。「1人に駆け込まれるだけで、振り回されてしまいます」。病院の担当者は、疲れ果てた表情で語った。

(2009年5月19日 読売新聞)

890千葉9区:2009/05/19(火) 22:13:41
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/kyousei/saizensen/20090519-OYT8T00673.htm?from=nwla
施設職員 朝晩必ず検温
 国内感染が確認され、勢いを強める新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)。地域で感染者が出たときに備え、介護施設や自治体は対策に追われている。(梅崎正直、小山孝、野口博文)

食料2週間分備蓄
 「国内感染はよそ事ではないと思っている。これから全職員に対応策を周知徹底させたい」。島根県江津市の特別養護老人ホーム「島根県済生会白寿園」(盆子原(ぼんこはら)峰雄園長)は、海外で新型インフルエンザの流行が伝えられた段階から、対応策を検討してきた。

 高齢者は新型インフルエンザに感染しにくいという説もあるが、いったん感染すれば重症化するおそれも大きい。先週末には、独自の「対応マニュアル」と、さらに詳しい「事業継続計画」を急きょ作成。事業継続計画には、県のガイドラインが求める食料、備品などの「最低2週間の備蓄」も盛り込んだ。現在の施設では数日分の備蓄スペースしかないため、委託している給食業者に2週間分の確保を依頼する計画だ。ただ、この給食業者が感染の拡大している大阪府の会社だったことから、「業者がもし機能できなくなった場合には、どうしたらいいのか……」と、盆子原園長は頭を悩ませる。

 感染の広がりにより、出勤可能な職員が4割程度にまで減ってしまった場合でも、ホームの運営を継続可能にする勤務体制を検討中だ。

季節性でも死者1万人
 各施設が神経をとがらせるのは、通常の季節性インフルエンザでも、流行時には、その影響で年間1万人以上の高齢者が亡くなっていると見られるからだ。

 東京都北区にある特別養護老人ホーム「みずべの苑」の施設内には、あちこちに「感染源STOP!」と書いたプレートが掲げられている。3年前、入所者の間でノロウイルス感染が広がった。その教訓から、職員がウイルスを運び込んだり、感染を拡大させたりしないための予防訓練をこまめに行ってきた。川崎千鶴子施設長は「うがい、手洗いの徹底など、基本的な感染症対策を今まで以上にしっかりやる」と話す。

 施設の水際対策も重要だ。横浜市の老人保健施設「銀の舟よこはま」ではこれまでも、入所者に発熱が見られた時は、都直人理事長をはじめ職員130人全員の検温を、最低でも朝晩2回、実施してきた。自己申告では、周囲に迷惑を与えると思い、職員が発熱を隠すことが考えられるため、検温はすべて組織的に行うことになっている。出入りの業者にも検温の協力を求めるという徹底ぶりだ。

 もちろん、面会に訪れる家族にも、ウイルスを持ち込まない配慮が求められる。

ヘルパーもマスク着用
 訪問介護にも、自治体は神経をとがらせる。東京都武蔵野市は先月末、市内の在宅サービス事業者に、マスク、手袋の着用を促す文書を送った。横浜市では、「感染が広がれば、ヘルパーが人手不足になるおそれもある。訪問介護を受けることのできない独居老人などは、一時的に施設に入ってもらうことも考えたい」とする。しかし、受け入れる施設にとっては容易な話ではない。外部からウイルスが持ち込まれるリスクを負うことにもなるからだ。

 新型インフルエンザについては、「季節性」と危険性があまり変わらないと専門家はみているが、ウイルスが変異する可能性もあり、警戒を怠ることは出来ない。各施設や自治体が進めている備えが、今後の感染症対策のよりどころとなることは間違いない。

891とはずがたり:2009/05/19(火) 23:34:43
日本の対応、世界も注目=アジア初の集団発生−WHOフェーズ判断材料にも
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2009051900047&j1

 16日に初めて確認された日本の新型インフルエンザ患者は、19日午前時点で170人を突破、北米以外で最も多かったスペイン、英国を超えた。人が密集するアジアの都市部で初の集団発生に、広がりをどこまで抑え込めるか、事態の推移を国民だけでなく世界も注視している。
 18日までに約40カ国で感染者が確認されているが、既に地域で広がっているメキシコ、米国、カナダを除けば、大半はこれらの国への渡航者かその周辺にとどまる。日本は渡航者以外の集団発生が判明した初めてのケースだ。
 「日本、アジアは人の動きのダイナミックスが特別。超過密な都市部にウイルスが入り込んだときにどうなるか、日本がどう対応していくかは世界中が注目している」と世界保健機関(WHO)関係者。
 地域での持続的な感染拡大が北米以外で確認されれば、WHOの警戒レベル(フェーズ)が世界的大流行を意味する「6」に引き上げられる可能性もある。厚生労働省は地域での広がりを見極めるため調査を進めており、結果は速やかにWHOにも伝える方針だ。(2009/05/19-11:16)

892とはずがたり:2009/05/19(火) 23:35:17
守勢強いられる厚労省=自治体の判断追認−新型インフル
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200905/2009051900052&rel=j&g=soc

 新型インフルエンザの感染者が急増する中、舛添要一厚生労働相は今週中に対策を見直す方針を示している。検討課題の一つに挙げたのは、軽症者の自宅療養。しかし、病床不足に陥った神戸市は既に踏み切っており、国が自治体の判断を追認した形だ。ウイルスの感染力を前に、厚労省が守勢に回るケースが出始めている。
 第一例の確認から3日間で、感染者は100人を突破したが、政府の行動計画上は第二段階「国内発生早期」のまま。舛添厚労相は「全国にまん延している可能性を前提に」と訴えるが、第三段階「まん延期」への引き上げは見送られている。
 その理由について、同省は感染者の接触状況を調べる積極的疫学調査が続いているためと説明。「感染者同士のつながりを否定できなければ、まん延とは言えない」と二の足を踏むが、結果のめどは立っていないという。
 医師が感染を疑う目安の「症例定義」も、留意する渡航先はメキシコ、米国、カナダだけ。大阪府や兵庫県との関連を探るのは事実上、医師頼みになっている。
 兵庫県内の感染者は、52人分の対応病床数を上回り、神戸市は18日から入院は重症者に限ると方針転換。軽症者は自宅療養とする第三段階の対策を先取りした。
 橋下徹大阪府知事は同日午後、マスク姿で大臣室を訪れ、強い口調で迫っていた。「7日間を超えた時は、通常のインフルエンザに近い対応にかじを切ってほしい」。約3時間半後、記者会見を開いて舛添厚労相が示した見直しまでの「猶予期間」は1週間だった。(2009/05/19-05:11)


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