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Tohazugatali Medical Review

845千葉9区:2009/05/16(土) 14:14:32
>今後は、この国に生まれたがゆえに助けられない子供たちが出る可能性
産経らしくない論調ですね。
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/090514/trd0905141340008-n1.htm
【風・「脳死」を再び考える】分かれる意見 着地点は (1/2ページ)
2009.5.14 13:38
 今国会で、臓器移植法の改正に向けた動きが本格化しつつある。法施行から12年を経て初の本格審議だが、具体的な改正の中身をめぐって議論が噴出し、現状で提出されている3法案だけでも、合意形成に手探り状態が続いている。これまでに行われた脳死移植は81例で平均年7例程度と決して多くない。この現状をどうすべきなのか。自分や家族が脳死移植を必要とするかもしれないし、臓器提供について判断を迫られる機会に遭遇する可能性もある。決して他人ごとでない問題について、この機会に考えてみたい。

 焦点の1つは、子供の脳死移植だ。平成9年に成立した臓器移植法では、本人の書面による意思表示が臓器提供の条件で、民法上意思表示が有効でないとされる15歳未満の子供の臓器提供は認められていない。ところが、特に心臓に難病を抱え移植が必要な子供の場合、体のサイズにあった臓器でなければならず、事実上、国内で移植の道はない。そんな子供たちはこれまで海外での移植を求めた。

 だが、海外でも臓器不足は深刻で、昨年5月、国際移植学会が「自国民の移植ニーズに足る臓器を自国または周辺諸国の協力を得て確保するよう努力すべきだ」というイスタンブール宣言をまとめた。世界保健機関(WHO)も同様の新指針を採択する方針で、今後、渡航移植は受け入れ先がなくなる可能性が高い。つまり、今後は、この国に生まれたがゆえに助けられない子供たちが出る可能性もあるということだ。

 こうした現状を脳死心臓移植の第1例にかかわった大阪大病院移植医療部の福嶌教偉医師は「外国の子供から臓器提供を受けるケースを認めながら、日本人の子供は、同じ状況でありながら、臓器提供を一律に認めないというのは矛盾している」と話す。この一方で、子供の臓器提供には専門家のなかからも異論が出ている。小児科医で大阪医科大の田中英高医師は「小児の脳神経細胞は抵抗力があり代償機能が強くまだ未知な部分が多い。小児の脳死診断には限界がある」と根本的な部分に疑問を呈しており、小児の臓器移植についてだけでも専門家のなかでも議論が分かれている。

 子供の移植のほかにも、現行法では生前に臓器提供の意志を示し脳死判定を受け脳死と確定した人の場合のみ脳死が「死」とされるが、改正案の一つは脳死を一律に「人の死」であると規定するものもあり、これも議論を呼んでいる。

 それぞれの改正案の中身は今後詳しく見ていくとして、根本は、10年以上前に現行法が審議された際に、私たちに投げかけられた問いに再び直面しているともいえる。その問いを再び繰り返してみたい。

 自分が、家族が、「臓器移植をしなければ命が助からない」といわれたら、あなたはどうしますか?

 もし、身近な人が「脳死」と診断されたら、あなたならどうしますか?

 突然の病や事故でいつ、誰が脳死状態になるか、移植が必要となるかわからない。患者や医師など立場は問わず、幅広くご意見を募りたいと思います。(信)

     ◇

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