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Tohazugatali Medical Review

798千葉9区:2009/05/06(水) 11:50:09
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20090425-436828/fe_090505_08.htm
【ドキュメント・新型インフル】疲労おし「水際で止める」
 米・サンフランシスコから到着した便の機内検疫が終わりに近づくと、自分の持ち分の作業を終えた検疫官が、同僚を機内に残し、隣に駐機しているシカゴ便を目指して走り始めた。

 3日午後2時15分の成田空港第1ターミナル。125人を乗せたシカゴ便の到着から12分が過ぎていた。「一刻も早く」の思いが検疫官たちをせき立てる。

 医師1人、看護師1人を含む数人が機内検疫の際の検疫官チームの基本型。防護服は軽いとはいえ、走ると長いすそが足にまとわりつく。発熱をチェックするサーモグラフィーの重さは2キロ近い。乗客に「早くしろ」とか「おれは関係ない」と言われることもある。

 「みんな疲れている。ただ、水際で止めるには、空港での検疫が最も大切なんです」と、成田空港検疫所の藤間正昭課長補佐は話す。

 厚生労働省によると、成田の検疫官は約90人。機内検疫が始まった先月28日以降、横浜や東京の各検疫所や防衛省からも応援をもらったが、機内検疫の対象となるアメリカ、カナダ、メキシコからの便は1日35便から38便。国境を越えて広がる脅威を水際で食い止めるため、1日2交代、引き継ぎ時間なども含めると、1日の業務が16時間に及ぶこともある。

 サーモグラフィーで全員の発熱をチェックし、健康状態の確認のための質問票を回収する。体調不良を訴える乗客には、検温し、鼻腔(びくう)の粘膜を採取する簡易検査も行う。

 1日未明、国立感染症研究所の検査で最終的にはA香港型と判明した25歳の女性も、この機内でのチェックの網が捕捉した。

 この日、シカゴ便の機内検疫は40分で終わった。この便でアメリカ出張から戻った兵庫県芦屋市の会社員、金子京玄さん(37)は大阪行きの便への乗り継ぎが約3時間後に迫っていた。金子さんが言う。「意外に早く終わった。不満を言う乗客もいなかった」

 成田空港からの入国者は1日平均約3万7000人。大型連休後半の帰国ラッシュはきょう4日から始まり、ピークの6日には、約4万6000人が入国する。5、6の両日に、厚労省は新たに医系技官らを応援派遣し、通常の3倍の260人体制で水際の守りを固める。

 「検疫は第1の防波堤。今できることをやるしかない」。50代のベテラン検疫官が言い切った。

(2009年5月4日 読売新聞)


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