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Tohazugatali Medical Review

1とはずがたり:2004/10/17(日) 14:58
医学・病院・地域医療など今までTER http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1046080617/l10で扱ってた話題を独立させます。

医薬品・製薬関連はこちら http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1070807006/l10

自民党と結託し日本の成長に対する桎梏となってる医師会・歯科医師会の不祥事はこちら http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l10

TERの過去レスは>>2-5あたり

1410とはずがたり:2010/06/23(水) 16:38:29

こんなに効果があるなら公費投入すりゃええやんか。
>11〜14歳でワクチン接種すれば発症を約7割減らせるとされる。ワクチンは昨年12月から国内でも接種可能となったが、医療保険対象外で費用が高額なため、普及が進んでいない。

子宮頸がんワクチン、三島市が補助へ 全額は県内初
http://www.shizushin.com/news/pol_eco/shizuoka/20100623000000000013.htm
06/23 08:31

 三島市は22日、子宮頸(けい)がんの予防ワクチンの接種費用を全額公費補助する方針を明らかにした。同日の三島市議会6月定例会の一般質問で、小池政臣市長が「現在、ワクチンで予防可能な唯一のがん。予防効果が高いとされる小学6年と、学会推奨の最終年齢に当たる中学3年の2学年を対象に、今年秋から実施したい」と述べた。
 接種費用の助成は、全国の自治体の一部で始まったばかり。県内では川根本町が一部を公費負担しているが、全額補助は三島市が初めて。
 三島市は2012年度までの3年間、中3と小6の女子の希望者に予防ワクチンの無料接種を行う。13年度以降は小6を対象に助成する。ワクチンは3回の接種で計5万円前後の費用がかかるが、すべて市が負担する。希望者は市指定の医療機関で個別接種する。
 市は当面、年間約千人が接種対象になると見込む。本年度は助成総額約3千万円を9月補正予算案に計上する。
 子宮頸がんは女性特有のがんとしては国内で2番目に発症が多く、特に20〜30代の患者が増えている。性交渉で感染するウイルスが主な原因とされ、11〜14歳でワクチン接種すれば発症を約7割減らせるとされる。ワクチンは昨年12月から国内でも接種可能となったが、医療保険対象外で費用が高額なため、普及が進んでいない。

1413とはずがたり:2010/07/01(木) 02:38:27

延岡で開業1年 手応え 医師の榎本さん 患者倍増、差し入れも 末期の「在宅医療」視野
2010年6月30日 01:07
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/181405

 医師不足に悩む宮崎県延岡市の開業奨励金を受けて診療所を開いた医師榎本雄介さん(35)が、今月で診療を始めて1年を迎えた。医師としての仕事のほかにも、個人的に交流があった大相撲東関部屋の合宿を誘致して活性化にも取り組んだ。この1年を「地域から頼りにされていると肌で感じた。来て良かった」と振り返る。

 榎本さんは宮崎市出身。宮崎医科大(現宮崎大医学部)を卒業、同医大付属病院や民間病院に勤務した。地域医療への関心が高く、「幸せな最期を迎える医療を実践したい」と昨年6月、奨励金500万円を受けて同市大貫町に開業した。

 現在は診療所での診療のほか、市夜間急病センターの当直や、老人ホームの訪問診療、在宅診療にも取り組む。当初1日15人ほどだった患者は30人ほどに。榎本さんをかかりつけ医としている患者も増え、健康状態を詳しく把握できるようになった。

 患者から毎日のように野菜や漬物などの差し入れもある。勤務医時代はなかったことだ。住民は出店やもちまきなど開業1年を祝う催しを計画していたが、家畜伝染病「口蹄疫(こうていえき)」の影響で中止を余儀なくされた。「残念だけど、計画してくれただけでありがたい」と話す。

 これからのキーワードに「在宅医療」を挙げる。終末期の在宅医療は延岡でも要望が強いが、往診は医師の負担が大きく、かかりつけ医1人では緊急時の対応にも不安がある。「近所の医師がチームを組んで地域全体の患者を受け持ち、いつでも誰かが駆け付ける態勢が理想」という。

 今後、ほかの医師や介護職との意見交換会なども開いて連携を深めるつもりだ。診療所はうどん店を改装した建物で、客室だった2階のスペースはそのまま。「飲み会にちょうどいい場所もあるし」と笑う。

 「医者が一市民として地域と関われるか。そのためにも、もっと延岡に溶け込みたい」

=2010/06/30付 西日本新聞朝刊=

1414チバQ:2010/07/01(木) 22:18:09
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100701-00000060-san-soci
エイズ禍、すくむ南ア W杯の陰、感染推定570万人 
7月1日15時7分配信 産経新聞

 ■貧困層、「無策」政府を批判

 【ヨハネスブルク=白岩賢太】サッカーワールドカップ(W杯)が開催中の南アフリカ。4年に1度の祭典に世界中が盛り上がるが、一方で南アは、世界で最もエイズウイルス(HIV)感染率が高い国でもある。感染者数は推定570万人に上り、国民の9人に1人が感染しているとされる。治療薬の進歩と普及で先進国では「慢性疾患」になったともいわれるが、貧困層が多いこの国では、発症や死に直結する。現地の実情を取材した。

 南部の大都市、ケープタウン郊外にある旧黒人居住区、カヤリチャ。アパルトヘイト(人種隔離)時代の名残が多く存在するこの地区に住むオガスト・シーヤ君(8)は、6年前に父親を亡くし、昨年2月には母親も亡くした。

 「2人ともエイズで死んだ」と、養母のブイノス・トノノさん(45)。彼の両親はエイズ検査を受けていなかったが、2人ともみるみるやせ細り、体重は20キロ台まで落ち込んで、最後は寝たきりのまま死んだ。典型的なエイズ発症による死に方だったという。

 彼は、自分の両親がなぜ死んだのかを知らない。ブイノスさんは「病気をこじらせた」とだけ伝えたが、エイズかもしれないという事実はあえて伏せた。「この子も感染している可能性があるからよ。この国でもエイズへの偏見はあるし、何よりこの子には明るい未来があるから」。広場ではしゃぎ回るオガスト君を見つめながら、ブイノスさんは複雑な表情を見せた。

 国連合同エイズ計画(UNAIDS)によると、世界のHIV感染者総数は2008年末時点で推計3340万人。エイズ関連死者数は200万人、新たな感染者数は270万人に上った。サハラ砂漠以南のアフリカ諸国での感染者数が圧倒的に多い。

 南アでは15〜49歳の感染率が約18%。毎年5万9千人の乳児がHIVに感染した状態で誕生し、エイズ遺児は120万人に上るというデータもある。政府は03年からエイズ治療の無料化を実施しているが、多くの患者が待っている状態で、末期症状になってようやく抗ウイルス治療を受ける人も少なくない。

 最大都市、ヨハネスブルク近郊にあるホスピスには、エイズ発症者約30人が入所し、毎月5、6人が死亡する。看護師のルゾーコ・シーコさん(32)は「大半は手遅れの状態で運ばれてくる。ここでは死が日常なのよ」と話す。

 南アでは、99年から08年まで大統領だったムベキ政権の「無策」が感染を拡大させたとの批判が根強い。ムベキ前大統領は以前、HIVがエイズの原因との説に疑問を呈し「エイズ治療薬は毒」と発言。米ハーバード大の研究チームは一昨年、2000年代前半に南ア政府が適切な対策を取っていれば、36万5千人が死なずに済んだとの論文を発表した。

 現政権になってエイズ対策に力が入れられるようになり、最近は改善傾向にあるともいわれる。しかし、南アではHIV検査を受けない人が圧倒的多数で、実際の感染者数ははっきりしないのが実情だ。

 政府のエイズ対策への遅れは、貧困層が多いタウンシップの住人も不満を抱く。ブイノスさんは言う。「すべて政府が悪いのよ。この子の両親が死んだのも、この子がどれだけ寂しい思いをしているのかも」

1415荷主研究者:2010/07/06(火) 23:05:44

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100624t15015.htm
2010年06月24日木曜日 河北新報
遺伝子変異の肺がん治療 イレッサで生存期間、倍に 東北大

 東北大大学院医学系研究科の貫和敏博教授(呼吸器病態学)の研究グループは、特定の遺伝子が変異を起こした肺がんの治療で、治療薬イレッサ(一般名ゲフィチニブ)が従来の抗がん剤より効果が高く、生存期間も長くなるとする研究成果をまとめた。成果は医学系米学術誌に掲載された。

 イレッサは、日本人の肺がんの8割を占める「非小細胞がん」の患者のうち、特に「上皮成長因子受容体(EGFR)」の遺伝子変異で悪化したがんに有効とされる。ただ遺伝子診断に基づき、投与する患者を限定した場合の有効性を裏付ける十分な研究がなかった。グループは2006年3月から大規模な臨床試験を進めてきた。

 09年5月にかけ、宮城県立がんセンター、東北大病院、仙台厚生病院、弘前大病院など全国約50の医療機関で、該当する遺伝子変異のある20〜75歳の患者計230人の協力を得て臨床試験を実施した。

 無作為に半数ずつのグループに分け、一方には初回からイレッサ、一方には抗がん剤を投与。症状が再び悪化するまでの期間はイレッサ投与が約11カ月、抗がん剤が約5カ月で、副作用の頻度はイレッサ投与のグループの方が低かった。

 平均生存期間は、従来の抗がん剤投与のみでは1年程度だったが、イレッサ投与の患者は2年半。最初に抗がん剤を投与し、次にイレッサに切り替えた場合でも2年近く生存したという。

 貫和教授は「遺伝子変異のある患者にイレッサを用いる個別化治療の有効性が示された。新たな標準療法として確立したと言える」としている。

1416荷主研究者:2010/07/06(火) 23:06:28

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100626t12008.htm
2010年06月26日土曜日 河北新報
内視鏡洗浄を高速で処理 薬剤使わずコスト抑制

エーゼットと東北大が共同開発した内視鏡の洗浄・消毒装置

 医療機器製造のエーゼット(仙台市)は東北大未来科学技術共同研究センター(NICHe)の河野雅弘教授と共同で、医療用内視鏡の洗浄・消毒装置「CM―5」を開発した。他社製に比べて約半分の時間で処理できる。既に国の製造承認を得ており、全国の病院に売り込む方針。

 装置は幅と奥行きが約60センチで高さ約80センチ。強アルカリ性の電解水で内視鏡についたタンパク質などの汚れを落とし、強酸性の電解水で消毒する。新装置は電解水を作る電解層を従来の2層式から3層式にした。

 中央の層には食塩水を入れ、浄化水の入った両脇の層に電圧をかけることで一方から強アルカリ性、もう一方から強酸性の水を一度に生成することが可能になった。

 2層式の従来の装置は酸性とアルカリ性の水を交互に生成し、処理に10〜15分かかる。これを新装置は6分に短縮。過酢酸などを用いる別の消毒方法のように薬剤を使う必要もなく、においがない上、コストも抑えられるという。

 開発には河野教授が殺菌力の向上や殺菌効果の検証方法などを指導した。

 1台300万円程度となる見込み。菅野稔社長は「高性能な電解槽ができた。内視鏡以外の医療用や民生用への応用も可能で、ニーズに応じてさまざまな製品化の可能性を探りたい」と話す。

1422荷主研究者:2010/07/24(土) 14:28:56

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0003182871.shtml
2010/07/09 11:45 神戸新聞
先端医療機器開発国内で ポーアイに拠点建設

神戸・ポートアイランド2期地区で建設が始まった医療機器開発拠点「国際医療開発センター」。周辺に集積する研究施設との連携も期待されている=神戸市中央区港島南町1

 日本経済の成長戦略として、多くの政党が有望視する医療分野。治療や研究の現場で使われる先端医療機器の開発を進めようと、神戸・ポートアイランドで拠点建設が始まった。国内の医療機器の半数は輸入品で、欧米に後れをとる状況を挽回(ばんかい)しようと、厚生労働省も新たな方針を打ち出したが、開発の過程で中小メーカーの技術を生かす視点が欠かせない。(内田尚典)

 6月30日、来春の完成を目指し神戸・ポートアイランド2期地区で着工した「国際医療開発センター」。建設と運営には、神戸国際医療交流財団(理事長=田中紘一・元京都大学医学部付属病院長)が当たる。

 「患者の高齢化に伴い、手術で切る部位を小さくするなど肉体的な負担を軽減できる機器は今後ますます必要とされる。海外製品に依存する現状を変えたい」。起工式の後、関係者ら約100人を前に、田中理事長は熱弁を振るった。

 同財団は年内にも当面の研究開発テーマを固める。強力な磁場が発生する磁気共鳴画像装置(MRI)の中でも使える内視鏡機器や、肝移植のシミュレーション画像装置などが挙がっているという。

 厚労省によると、医療機器の国内市場は約2兆1300億円(2007年)に上るが、輸入品が47・9%を占める。特に、手術などの治療機器は57・8%、心臓ペースメーカーなどの生体機能補助・代行機器は66・1%を海外に頼る。

     ◇

 神戸市が阪神・淡路大震災からの復興を目指し始まった医療産業都市構想は、10年が経過。研究拠点や医療関連企業の事業所が増えているが、新規雇用など地元への波及効果が不十分との声もある。同センターに対し、経済界は「次世代スーパーコンピューターなどとともに構想20年目に向けた第2ステージで中核となってほしい」(中西均・神戸商工会議所専務理事)と期待する。

 同構想に参画しようと、地元の中小メーカーでつくった医療機器開発販売会社、神戸バイオメディクス(神戸市中央区)はすでに、手術補助具などを製品化してきた。同センターの建設で、鶴井孝文社長は「中小企業にとって最新の手術機器や体内埋め込み機具を独自に開発するのはハードルが高いが、微細加工技術を生かして部品供給が期待できそうだ」と意欲を見せる。部品供給が実現すれば、安定的な収益源にもなりうる。

 民間シンクタンクによると、新医療機器の実用申請から承認までに要する期間は平均21カ月(08年度)で、米国の約2倍かかり、開発企業にとっては負担が大きい。国は審査に携わる人員を増やして迅速化する計画を打ち出し、国際競争力を高めてアジアなどへの輸出拡大もにらむ。こうした体制整備と、産学・医工連携による開発力の向上が両輪として機能するかが、底上げの成否を分けそうだ。

1423荷主研究者:2010/07/24(土) 14:29:33

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0003185066.shtml
2010/07/10 07:00 神戸新聞
早大がポーアイ2期に研究拠点 先端医療分野 

 早稲田大学(東京)が、先端医療の研究拠点を神戸・ポートアイランド2期地区に設置することが9日、明らかになった。神戸市が進める医療産業都市構想で立地、集積が進む研究機関や企業との共同研究開発などを加速させる。

 新しい研究拠点は、同地区にある神戸大学のインキュベーション施設「神戸バイオテクノロジー研究・人材育成センター」内に近く設ける。

 研究テーマとしては、胎児期の発育環境と、高血圧や糖尿病など生活習慣病との因果関係を遺伝子レベルで解明する「胎生期エピジェネティクス制御研究」が挙がっている。早大とともに東京大、神戸大などに加え、検査機器メーカーのシスメックス(神戸市中央区)や味の素(東京)などの企業も参加し、生活習慣病の先進的な予防や治療法の開発に取り組む。

 また、骨髄移植や臍帯血移植の際の免疫反応のメカニズムを解明していくほか、がんなどのもとになる細胞を調べて早期に診断できる方法や治療薬を開発する。

 新しい研究拠点の代表には、早大の浅野茂隆特任教授(血液学)が就く。浅野教授は、神戸大医学部客員教授も務めており、ポーアイ2期地区で2007年から、先端医療振興財団(神戸市中央区)が開設した免疫関連の研究室を主宰している。早大は同地区で関連施設の集積が進んでいることから、研究スピードを上げるため、進出を決めた。

(内田尚典)

1424媚薬:2010/07/28(水) 17:42:54
媚薬の中、欧米で一番売れたのがこの商品。女性にお勧めしたい快感倍増リキッド!女性の性欲を刺激し、たちまち淫らな女にする。凄い効目です。より深い快感が、貴方のものに。性欲低下、分泌物が少ない女性に使わせて、肉体的接触欲求が高まり、SEXにおいても快感倍増の強力セックスドラッグ。究極のエロティック体験。
媚薬:http://www.shanghaikanpo.com/Charming-medicine.html

1425名無しさん:2010/08/09(月) 10:44:36
巨星墜つ・・・

http://www.47news.jp/CN/201007/CN2010072401000669.html
太田和夫氏死去 東京女子医大名誉教授

 太田 和夫氏(おおた・かずお=東京女子医大名誉教授、元日本移植学会理事長)20日、大腸がんのため東京都内の自宅で死去、79歳。東京都出身。葬儀・告別式は24日に済ませた。

 57年、東大医学部を卒業。64年、東大第2外科のメンバーとして国内初の腎臓移植を経験して以来、数多くの移植を手掛けた。91年、日本移植学会理事長に就任。移植医療の推進に努め、国内での脳死臓器移植実施に向けて移植医のリーダー役を果たした。

 一方、米国で使われなかった腎臓を、日本腎臓移植ネットワーク(当時)を通さずに国内の患者に移植していたことが分かり、責任を取る形で95年の同学会理事選には立候補しなかった。

2010/07/24 21:34 【共同通信】

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20100725-OYT1T00595.htm
腎臓移植の草分け、太田和夫氏が死去

 太田和夫氏(おおた・かずお=東京女子医大名誉教授、日本移植学会元理事長)20日、大腸がんで死去。79歳。告別式は24日に済ませた。


 日本の腎臓移植の草分け的存在。東大第2外科時代の1964年、国内初の腎臓移植手術に参加。東京女子医大に移った後も同大教授、同大腎臓病総合医療センター所長として、数多くの移植を手がけた。91〜95年、日本移植学会理事長を務め、国内での脳死移植の実現に尽力した。

(2010年7月25日19時25分 読売新聞)

1426荷主研究者:2010/08/22(日) 14:05:50

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/08/20100815t15015.htm
2010年08月15日日曜日 河北新報
糖尿病患者の血管機能低下 原因血中物質を特定 東北大

 東北大保健管理センターの小川晋准教授(分子血管病態学)らの研究グループは、血中の化学物質「メチルグリオキサール(MG)」が、糖尿病患者の血管機能を低下させることを突き止めた。

 糖尿病患者は、血管障害が進行すると、心筋梗塞(こうそく)などの発症のリスクが高まる。今後、MG濃度の測定データを基に、血管障害に応じた予防や早期治療を行い、症状を改善できる可能性が出てきた。

 小川准教授らは、2003〜08年、東北大病院の50〜70代の糖尿病患者50人を対象に、MGの値と血管機能との相関関係を調査。MG濃度が高かった患者は、低い患者よりも、動脈硬化や血圧の上昇など血管機能の低下が著しいことが判明した。

 糖尿病患者は一般の人に比べて、心筋梗塞や脳梗塞など血管障害の発症率が数倍高いが、症状を誘発する物質はこれまで、ほとんど特定されていなかった。

 小川准教授は「リスクの高い患者から優先的に、検査や血管機能改善の薬剤投与などの治療を行うことができる。効率的な治療や予防は、医療費の抑制にもつながる」と説明。「追跡調査を続け、治療効果を確認したい」としている。

 研究成果は米心臓学会誌(電子版)に掲載された。

1427とはずがたり:2010/09/05(日) 04:52:37
27人死亡という衝撃的な見出しはなしか。。

<帝京大病院>多剤耐性菌で9人死亡 患者46人が院内感染
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/life/20100904ddm001040019000c.html
毎日新聞2010年9月4日(土)13:00

 帝京大病院(東京都板橋区、1154床)は3日、ほとんどの抗生物質が効かない多剤耐性菌アシネトバクター・バウマニに患者46人が院内感染し、27人が死亡したと発表した。うち9人は死亡と感染の因果関係が否定できないという。国内で同菌の大規模な院内感染が明らかになるのは、09年の福岡大病院に次いで2例目。帝京大病院は5月には認識したが、保健所に報告したのは今月2日で、都は「報告遅れは不適切」として厳重注意した。

 警視庁は業務上過失致死の疑いもあるとみて調べている。同病院によると、感染したのは、肺がんや脳梗塞(こうそく)など重症の病気で入院した92〜35歳の男女46人。27人は昨年10月〜先月、死亡した。うち12人は死亡と感染の間に因果関係はないとみられ、6人は因果関係が不明という。

 同病院は今年2月、患者4人から同菌が見つかり、福岡大病院の例もあったことから、感染制御部が院内各科に同菌への警戒を呼びかけた。その後、4月に9人の感染が確認されたことなどから、5月の連休明けになって院内の感染制御委員会が「院内感染」として対策に乗り出した。過去にさかのぼって調査した結果、耐性パターンの同じ感染患者が46人確認され、第1例は09年8月に検出された患者と推定されることが分かった。感染ルートなどは分かっていないという。

 東京都福祉保健局によると、都は病院が板橋区保健所に報告した今月2日、病院への立ち入り検査を実施。報告遅れについて病院側は「(感染が増えた)4〜5月は現場での対策を重視した」と釈明したという。また都医療政策部は会見で、感染が広がった原因について「医療スタッフによって拡大した可能性は否定できない」と指摘。帝京大病院の感染防止対策の専従医と看護師が1人ずつだったことから、同規模の病院に比べて態勢が不十分との認識を示した。【佐々木洋、石川隆宣】

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 ■ことば

 ◇多剤耐性菌アシネトバクター・バウマニ

 ◆最近10年で急増

 最近10年で世界的に急増している、複数の薬剤が効かない細菌の一種。アシネトバクター菌自体は水や土壌の中などに存在しており、健康な人は感染しても発症しない。しかし免疫力が低下した人が感染すると、肺炎や敗血症で死亡することがある。アシネトバクター・バウマニの多剤耐性菌は90年代から欧米で増加し、00年ごろにはほとんどの薬が効かない種類が出現した。国内では09年に福岡大病院で、同菌による院内感染が判明した。

1428とはずがたり:2010/09/05(日) 04:53:02

別の院内感染で1人死亡か=発症3人、公表されず―帝京大
時事通信2010年9月4日(土)12:03
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-100904X375.html

 複数の抗生物質が効かない多剤耐性アシネトバクター菌の院内感染で入院患者9人が死亡した疑いがある帝京大医学部付属病院(東京都板橋区)で、別の多剤耐性菌による院内感染も起きていたことが4日、分かった。3人が発症し、うち1人が敗血症で死亡、感染との因果関係が疑われるという。

 都によると、今年6月上旬と下旬に1人ずつ、多剤耐性緑膿(りょくのう)菌に感染した患者が見つかった。同病院は感染拡大防止策を取ったが、8月にもさらに1人発症。2人目の患者が同24日、敗血症で死亡した。

 病院は、アシネトバクターと合わせて今月2日になって、都に報告したが、3日の会見では公表されなかった。 

耐性菌で院内感染、藤田大学病院でも24人
読売新聞2010年9月4日(土)19:53
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20100904-567-OYT1T00824.html

 愛知県豊明市の藤田保健衛生大学病院で今年2月以降、複数の抗生物質が効かない多剤耐性の細菌アシネトバクターに入院患者24人が院内感染していたことが分かった。

 うち6人が敗血症や消化管出血などで死亡したが、感染の重症化が死亡原因になった例はないという。

 同病院によると、2月10日に患者1人から菌を検出し、直後に別の5人から見つかったため、同15日に緊急会議を開き、瀬戸保健所に報告した。

 その後も救命救急センターや一部病棟で感染者が出たが、国立大学付属病院感染対策協議会の指導を受けながら拡大防止を図った結果、7月下旬以降、新たな感染者は確認されていないという。感染経路は調査中としている。

1429チバQ:2010/09/06(月) 20:00:47
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/life/249798.html
ドクタージェットで患者搬送 丘珠拠点に研究運航始まる(09/06 15:46)
新生児の入った保育器をドクタージェットに運び入れる救急隊員ら=6日正午、釧路空港
 医師や患者を乗せて道内12空港を結ぶ患者救急搬送用の小型ジェット機(ドクタージェット)の1カ月間の研究運航が6日午前、札幌の丘珠空港を拠点に始まった。医療最優先の飛行機が一定期間、運航を行うのは国内初。初日は早速、緊急要請を受けて、新生児の重篤患者を釧路から札幌まで搬送した。

 民間企業や道医師会、道内市町村などで構成する北海道航空178件医療ネットワーク研究会が運航する。使用する10人乗りジェット機には酸素呼吸装置などを装備し、患者や医師を乗せて最高時速約750キロで飛行する。

 道内では活動範囲約100キロのドクターヘリが運航されているが、ドクタージェットは航続距離約2500キロで、奥尻、利尻の離島を含む全道12空港に着陸でき、各地の重篤患者をいちはやく札幌などの救命救急センターに運ぶことができる。

 運航初日は、丘珠空港で行っていた開始式の最中に釧路赤十字病院から緊急要請が入り、同空港を午前11時20分に離陸。釧路空港で昨日生まれたばかりの新生児の女児が入った保育器を機内に乗せ、付き添いの医師や看護師らとともに丘珠空港に午後0時45分に戻った。患者は手術を受けるため札幌市内の病院に搬送された。

 この研究運航は当初8月1日から行う予定だったが、運航委託している中日本航空178件の小型プロペラ機墜落事故で、開始が1カ月余り遅れた。

1430とはずがたり:2010/09/15(水) 21:21:45

自閉症、脳に小さい部分 遺伝子型で差
http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010091401000937.html

 自閉症の人は、他人との協調にかかわる脳の「下前頭回」という部分の体積が一般の人に比べて小さいとの研究結果を、山末英典東京大准教授らが14日、発表した。

 また自閉症と関連があるとされる遺伝子が特定の型の人は、人の感情の理解に関与する脳の「扁桃体」の体積が大きいことも分かった。

 山末准教授は「自閉症の原因や仕組み解明に脳の体積や遺伝子レベルで貢献し、新たな治療につながる可能性がある」としている。

 山末准教授らは、自閉症などの人と一般の人で、こめかみ付近にある下前頭回の体積を測定。自閉症の人は約20%小さく、特に下前頭回のうち脳の右側にある「弁蓋部」という部分の体積が小さいほど、他人とのコミュニケーションがうまくとれない傾向があった。

 山末准教授らは、自閉症と関連があるとされる「オキシトシン受容体」の遺伝子が、自閉症の人に多い型の場合、扁桃体が大きいことを突き止めた。
2010/09/14 20:56 【共同通信】

1431荷主研究者:2010/09/27(月) 00:17:49

http://www.shizushin.com/news/pol_eco/shizuoka/20100910000000000012.htm
2010年09/10 07:50 静岡新聞
島田市民病院、「中心街移転で活性化」 市長答弁

 島田市立島田市民病院(同市野田)の建て替え問題について、桜井勝郎市長は9日の市議会9月定例会一般質問で、合併特例債の適用や経済的な波及効果を考慮した場合、中心市街地への移転が望ましいとの考えを示した。新病院建設の計画策定はこれまで、現在の敷地内での建て替えを中心に進められてきたが、今後は用地の確保なども検討していくことになる。

 桜井市長は「患者の付き添いや業者を入れると、病院に出入りする数は一日3千人以上、年間で100万人以上になる」と説明。大型店舗が相次いで撤退した中心市街地に触れ、「病院が来れば空き店舗が埋まる。活性化のためにも、雇用の拡大のためにも、移転は島田の将来に重要」とした。さらに、「新しい病院を機能的にすることによって、医師の確保が有利に行われる。志太榛原地域の中核病院になると思っている」と抱負を述べた。

 JR沿線の市有地に立体駐車場を整備し、現病院は長期療養型の施設にする構想も示した。合併特例債が適用できる2014年度中までに着工したいとした。

 一方、現在地での建て替えの可能性については、「用地が確保できない場合は今ある場所に新築しなくてはならない。弱い地盤の工事に費用がかかるほか、合併特例債が使える確率は少なく、建設が遅れるのではないか」と答えた。

 市民病院は建設から約30年を経て、老朽化や耐震性の問題が指摘されてきた。建て替えの事業費は医療機器を含めて150億円程度を見込んでいる。

1433とはずがたり:2010/09/29(水) 17:06:52
熊本市規模でなんで赤字が出るんだ??開業医偏重の自民党型診療報酬体系をとっとと改変すべしヽ(`Д´)ノ

病院事業、累積赤字24億円 熊本市09年度
2010年09月28日
ttp://kumanichi.com/news/local/main/20100928005.shtml

上下水道事業などの決算を審査する熊本市議会の公営企業会計決算に関する小委員会=市議会棟

 熊本市議会予算決算委員会の公営企業会計決算に関する小委員会は28日、2009年度の市病院事業会計決算を認定した。市民病院の外来、入院患者数の増加で2年ぶりの黒字となったが、ことし3月23日に合併した旧植木町の植木病院を含めた同年度末の累積赤字は前年度比約65%増の24億3516万円に膨らんだ。

 市民病院に芳野診療所、熊本産院(09年12月末閉院)、植木病院(09年3月23〜31日分)を加えた病院事業全体の損益は3142万円の黒字。総収益128億7376万円(前年度比5・6%増)に対し、総費用128億4234万円(同5・3%増)だった。

 産院廃止に伴う収益減や人件費などの経費増の一方、市民病院の患者数が入院16万2530人(前年度比1・2%増)、外来24万5167人(同1・5%増)とそれぞれ前年を上回り増収につながった。

 累積赤字は08年度末約14億7275万円だったが、合併に伴い植木病院の累積赤字約9億9383万円を引き継いだ。

 09年4月1日から翌年3月22日までの植木病院事業は約1億6506万円の赤字。赤字は5年連続。(川崎浩平

1434チバQ:2010/10/02(土) 14:36:51
同性愛者のほうが感染への危機感がある
→検査での発見率が高い
といの話もあります。
異性愛者の検査率が低いため「いきなりエイズ」のパターンが多いという考えも

※いきなえいエイズ>>575

1435とはずがたり:2010/10/02(土) 23:54:29

慶大リハビリ病院12年3月閉院へ 伊豆・月ケ瀬
http://www.shizushin.com/news/social/shizuoka/20100930000000000013.htm
09/30 07:54

 慶応大のリハビリテーション系病院「月が瀬リハビリテーションセンター」(伊豆市月ケ瀬)が2012年3月で閉院することが29日分かった。大学側は今後、閉院に向けた準備を進める方針で、地元関係者には既に閉院の決定を伝えた。
 関係者によると、施設の老朽化や患者数の減少などの影響で、同センターを経営する大学側が閉院を決めたという。来年秋ごろには診療を終了する見込みで、徐々に入院患者も減らしていくとみられる。診療体制の縮小と同時に、病院施設の売却なども視野に入れて従業員の雇用先確保へ向けた調整も進めていく。
 大学側は9月下旬に従業員を対象に説明会を開き、関係機関にも閉院の意向を伝えていた。
 同センターは1977年に医学部付属のリハビリテーション病院として開院し、脳卒中や脊髄(せきずい)損傷などの回復期リハビリの研究や治療などに取り組んできた。リハビリテーション科を中心に整形外科や内科の外来も担う。一般病床3病棟で159床。
 慶応大広報室は「現時点では何もコメントできない」としている。

1436チバQ:2010/10/03(日) 10:56:57
>>1434肝心の記事張ってなかった
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20101001/dms1010011539012-n1.htm
HIV感染は男性同性間で多い 日本人男性の20人に1人がMSM2010.10.01
. 前回に引き続き、STI(性感染症)予防のための腟性交時のコンドーム装着の最大の目的はHIVの感染予防といって過言でない。他のSTIと違って、HIVに感染すると薬ではHIVを完全に体内から除去できないからだ。

 ただ、HIV感染の広がりでいえば、むしろ男女間の腟性交での感染は少数派だ。

 地域医療振興協会・ヘルスプロモーション研究センター長を務める厚木市立病院・泌尿器科の岩室紳也医師は「いまや日本人男性の20人に1人はMSM(男性とセックスする男性…バイセクシャルやホモセクシャル)」と指摘する。

 そこにHIV感染予防の難しさがある。男性同性間の肛門性交では妊娠しないためコンドームを(「STI予防に使おう」といえず)使えないことが、コンドーム装着の習慣が定着しない理由という。

 「一般にコンドームは避妊具という認識が強いが、総販売数が減っているのにもかかわらず、妊娠中絶数は減少。STI感染数も全体的には減少傾向で、セックスレス時代を如実に表している。それなのにHIV感染は一向に減らず増加傾向。それはHIV感染の大半が男性同性間の感染だからです」(岩室医師)

 昨年の新規HIV感染者1021件(エイズ患者含めず)でみると性的感染は904件で、うち男性同性間が694件、76・8%を占めている。

 男性の年齢層別の割合では、20〜34歳の76・3%、35〜49歳の71・8%、50歳以上でも52・3%が男性同性間の感染だ。

 岩室医師は「これまで自分の性的指向を抑圧して女性とセックスしてきた男性が、中高年になって社会的な抑圧から解放されてMSMに向かう人が増えているのではないか」と話す。

 既婚者ならバイセクシュアル・デビューしたことは当然、妻にはいえず、中高年だと避妊(コンドーム装着)をしない。結果、家庭内でHIV感染を広げてしまうケースが実際にあるという。

 「閉経後の中高年女性はとくにHIVに要注意。男性は急にコンドームを使うのも変なので、危険性は分かっていても使えない」と岩室医師。

 どんな形のセックスであれ、HIV感染予防・検査は必ず心がけよう。

1437とはずがたり:2010/10/09(土) 21:21:46

赤ちゃん向けの肺炎球菌とHibワクチンも頼む。

子宮頸がんワクチン無料に…補正予算で計上へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101008-00001671-yom-pol
読売新聞 10月9日(土)3時3分配信

 政府は8日、若い女性が発症する子宮頸(けい)がんや乳幼児の細菌性髄膜炎などを予防できる3種類のワクチンについて、希望者が原則無料で接種できるよう公費補助を行う方針を固めた。

 年内にも無料接種を開始する考えで、2010年度補正予算案に関連経費を盛り込む。費用は約2000億円と見込まれ、国と地方で折半する方向で調整する。

 無料とするのは、子宮頸がん、インフルエンザ菌b型(Hib=ヒブ)、小児用肺炎球菌の各ワクチン。

 子宮頸がんは20〜30歳代に患者が多く、推定で年間約2500人が死亡している。11〜14歳でワクチンを接種すれば感染を7割減らせるとされるが、費用が5万円程度と高い。助成を求める要望が強く、地方自治体によっては独自に助成制度を設けているところもある。

最終更新:10月9日(土)3時3分

1438とはずがたり:2010/10/09(土) 22:32:18

HibワクチンじゃなくてHIVワクチンの話し

エイズワクチン、いよいよ実現へ 開発の第一人者に聞く
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2741212/5973351
2010年07月16日 17:58
発信地:ワシントンD.C./米国

【7月16日 AFP】エイズ(HIV/AIDS)ワクチンを開発する試みは数十年前から行われているが、数年前から「大きな前進」が見られ、実現の一歩手前まで来ている――。米国立アレルギー感染症研究所(National Institute of Allergy and Infectious Diseases、NIAID)のアンソニー・フォーシ(Anthony Fauci)所長が14日、AFPとの独占インタビューで語った。

 インタビューは、オーストリア・ウィーン(Vienna)で18日から第18回国際エイズ会議が開催されるのを機に行われた。「数年前までは、エイズワクチン研究の方向性が正しいかどうかのわずかな確証さえも得られなかった」とフォーシ氏。だが、ここ数年で起こった2つの発見が閉そく状況を打破し、「重要な前進」をもたらしたという。

 1つ目は、前年タイで1万6000人を対象に行われた臨床試験だ。

「HIV感染防御率は小〜中程度と、ワクチンとして実用化するには不十分な代物だったが、少なくともワクチン開発は可能だと思えるようになった。意識の上では大きな進歩だった」(フォーシ氏)

 2つ目は、フォーシ氏が所長を務めるNIAIDが、HIVの9割以上を無力化できる抗体を2個発見したことだ。この論文は前週の米科学誌サイエンス(Science)に発表されている。

■数年後にはワクチン実現か

 次のステップは、この2個の抗体がHIVウイルスのどの部分に作用するかを突き止め、その部分をワクチン利用できるかどうか臨床的に確認することになるという。

 フォーシ氏の見通しでは、数年後にはエイズワクチンが日の目を見そうだ。それまでは、エイズ対策はこれまで通り予防に力を入れる必要がある。つまり、コンドームを使用する、男性に包皮切除を施す、母子感染を防ぐ、注射器の使い捨てを徹底させる、などだ。

 また、こうした予防策に手が届くのは、発展途上国ではわずかに5人に1人だが、こうした状況を改善する必要もあると、フォーシ氏は語った。(c)AFP/Jean-Louis Santini


エイズワクチン実現に前進、ウイルスの9割無力化する抗体発見
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2740057/5952538
2010年07月09日 15:30
発信地:ワシントンD.C./米国

【7月9日 AFP】米国立アレルギー感染症研究所(National Institute of Allergy and Infectious Diseases、NIAID)などの研究チームは、エイズ(HIV/AIDS)ウイルスの9割以上を無力化できる抗体を2個発見したと、9日の米科学誌サイエンス(Science)で発表した。

 この抗体は「VRCO1」と「VRCO2」で、HIV株のヒト細胞への感染を防ぐ。研究チームはHIV感染者から採取された血液を調べ、2つの抗体を特定するとともに、防御する仕組みも解明した。エイズワクチンやその他の病気の抗体療法への応用が期待される。(c)AFP

1439小説吉田学校読者:2010/10/11(月) 09:06:40
地方の名士の集合体そのもののようなロータリークラブがこういう企画を催したことに拍手。

避妊具使う勇気を 蒼井そらさんら訴え
http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000001010100003

 若者を対象に性感染症の予防を訴えるイベント「ストップエイズB・Bバルーン2010キャンペーン」が9日、宇都宮市曲師町のオリオンイベント広場であった。
 商店街の特設会場で開かれたトークショーでは、アダルトビデオに出演するタレントの蒼井そらさん(26)と産婦人科医の赤枝恒雄さん(66)が対談した。蒼井さんは「性にかかわる仕事をしている自分が言えば、影響力があるのでは」と無報酬で参加。「男性はコンドームを使おうという優しさを、女性は、使ってほしいと言える勇気を持って」と訴えた。
 このイベントは宇都宮西ロータリークラブが主催し、今年で5回目。会場では啓発用のビラや避妊具が配られた。

1440とはずがたり:2010/10/13(水) 03:45:24
ひっくりである。

連載
のり・たまみのへんな社会学 第10回
「イソジン」は風邪予防にならない!? 意外と知らない世界の"うがい"事情
世の中のへんなものをこよなく愛するのり・たまみの、意外と知らないちょっとへんな社会学。
http://www.cyzo.com/2010/10/post_5655.html

 私たちは子どもの頃から、外から帰ったらちゃんとうがいをするよう、大人たちから口をすっぱく言われてきました。でも実はこの習慣、日本だけのものなんです。海外でも、歯を磨いた後や口臭予防などのために経口洗浄液で口を「すすぐ」ことはありますが、のどまで水を落として「ガラガラ、ペーッ」とやる行為は、日本独自の風習だそうです。日本以外の国では「はしたない行為」とされており、過去にも現在にも全く行う風習はありません。

 「うがい」という言葉の起源は「鵜飼い」だそうです。そう、あの「鵜」を使って魚を捕る特殊な技法です。いったん魚を飲み込んで、その後吐き出す様子が似ていることから「うがい」と呼ばれるようになりました。「鵜飼い」の記録は西暦600年の文献にあるのですが、「うがい」という言葉が出てくるのはずっと後のことで、1444年に作られた国語辞典「下学集」あたりからです。なので「うがい」は、せいぜいここ650年くらいの風習なのかもしれません。

 昔から「うがいは風邪予防になる」と言われていましたが、実はちゃんと検証されていませんでした。2002年〜03年にかけて、京都大学で「本当に<うがいは風邪予防になるのか>」という研究が行われましたが、研究の謳い文句は「世界初のうがいによる風邪予防効果の無作為割付研究」。" 世界初"ということに驚いてしまいますが、ちょっと意外な結果が当時、話題になりました。

 この実験、全国からボランティア387名を募り、「何もしない」「水でうがい」「ヨード液でうがい」の3グループにくじ引きで分けて、2カ月間にわたって振り分けられたうがい行為を行なってもらい、その人たちが「風邪をひいたか、ひかないか」を調べるというシンプルなもの。結果は風邪をひいた人の率で発表され、「何もしない人」は100人中26.4人、「水うがい」をしていた人は17人、「ヨード液うがい」していた人は23.6人だったそうです。「何もしない人」と比べて「水うがいをしていた人」の風邪の発症率は4割も減少しました。

 よかった! 長年信じてきた「うがい」の効用が証明されて! もし"世界初"の遅すぎた研究で「効果無し」と言われたら、日本人650年の「うがいの歴史」が全否定されてまうわけですからね。でも、意外なのは「ヨード液うがい」の人たち。「ヨード液」は一般には「イソジン」などが有名で、薬局でもたくさん売っています。

1441とはずがたり:2010/10/13(水) 03:45:51
>>1440-1441
 一見すると、「何もしない人」よりはちょっとはマシなようですが、実は「ヨード液」を入れない「水うがい」の方が風邪をひかないみたいです。ヨード液は殺菌作用が強いので、のどの正常細胞を傷つけたり、のどをいい状態に保ってくれている常在細菌を壊してしまい、かえって風邪ウィルスを侵入しやすくしている可能性があるそうです。

 筆者は普段から、風邪予防やインフルエンザ対策に携帯のどスプレーを持ち歩いているので、この京都大学の研究結果を読んで愕然としてしました。

 長年続けてきたヨード液殺菌による風邪予防を信じたい気もするし、今度から「水うがい」だけにしようか迷ったり......。「良かったことが悪とされ」「悪いとされてたことが実は良い」など、健康常識がどんどん変わっていく世の中ですから、何を信じていいのか分からなくなりますね。

 このように、「うがい」は日本独自のもの。同じく「マスク」も日本独特の風習としてよく紹介されますが、あれは公共の場所であんなマスクしている人はいない、というだけで「マスク」という物体そのものは海外にもあります。海外の人は普段ほとんどマスクを使わないので、インフルエンザ流行期などに日本を訪れた外国人は大勢の人がマスクしてる姿見て「何事か?」「伝染病が大流行?」など非常にビックリするそうです。

 それに比べて、「うがい」はもっとマイナー。そんな風習はどこの国にも無いので、あの「喉まで水分を入れてガラガラ、ぺーッ」と吐き出す光景を見て、びっくりするそうです。でも、はしたないなんて思われようとも、風邪をひかないのは大事なことです。「水うがいで風邪減少」は確かなようですから、「世界でも日本人だけ風邪を4割ひかなくする技を持っている」とちょっと心の中で自慢してもいいかもしれませんね。
(文=のり・たまみ)

●のり・たまみ
世界中の「へんなもの」をこよなく愛する夫婦合体ライター。日本のみならず、世界中の政治の仕組みや法律などをこよなく偏愛している。主な著書に『へんなほうりつ』(扶桑社)、『日本一へんな地図帳』(白夜書房)、『へんな国会』(ポプラ社)、『へんな婚活』(北辰堂出版)などがある。

1442荷主研究者:2010/10/23(土) 13:21:00

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/10/20101016t15033.htm
2010年10月16日土曜日 河北新報
抗体生成調整、仕組み解明 東北大グループ

 病原体から体を守る抗体の生成調整の仕組みを、東北大大学院医学系研究科の五十嵐和彦教授(生化学)らの研究グループが解明した。抗体生成にかかわる三つの遺伝子が回路のようにつながり、相互の遺伝子の発現を促進したり抑制したりしていた。研究を進めれば、自己免疫疾患や免疫不全の診断、治療薬開発に応用できる可能性があるという。

 回路を作る遺伝子は「パックス5」「ブリンプ1」「バック2」。免疫細胞の一種のBリンパ球はパックス5があると増える。抗体を分泌する形質細胞にBリンパ球を変えるにはブリンプ1、遺伝子変換で多様な抗体を作るにはバック2がそれぞれ必要とされる。

 研究グループはマウスの遺伝子を使って実験。バック2を破壊したマウスは、ブリンプ1が過剰に作られた一方、遺伝子変換に必要な酵素の生産が抑制され、多様な抗体を作り出せなくなった。

 ブリンプ1を破壊したマウスや、ブリンプ1とバック2両方を破壊したマウスは、抗体生成の阻害要因が無くなり、遺伝子変換が起きてさまざまな種類の抗体ができた。

 これらの実験により、バック2は、ブリンプ1の発現を抑えることで、形質細胞の増殖にブレーキをかけつつ、抗体の多様化を促進するということを突き止めた。

 過去の研究で、パックス5はバック2の生成を促進し、ブリンプ1はパックス5が現れるのを抑える働きが分かっていた。今回の結果で、三つの遺伝子が回路を作って、相互作用しているメカニズムが証明された。

 自己免疫疾患や免疫不全は、抗体生成の異常を伴う場合がある。例えば、関節リウマチは抗体が自分の細胞を攻撃するために起こる。これらの病気は、今回発見した回路の異常が原因の可能性があるという。

 五十嵐教授は「バック2は抗体のバランスを担っていると考えられる。回路を調べれば、免疫の病気を診断する新たな手掛かりが見つかるかもしれない」と話している。

 研究は広島大などとの共同。欧州分子生物学機構誌の電子版に15日、掲載された。

1443とはずがたり:2010/11/04(木) 02:46:01
ふじのくには彩の国みたいで気持ち悪いから辞めてくれ。。Mの国はわらえるから良いけどw
そもそも宏大でばらばらな静岡県を富士山で纏めようというあざとさが嫌だね。信濃国を長野ではなく信州という括りで括ろうとするのも苦しいけど,静岡県は長野県ほどの対立がないだけに苦しい感有り。そもそも富士山なんて遠州民にとって遠くにある山の一つに過ぎん。

医師確保、一元的に推進 地域医療支援センター発足
http://www.shizushin.com/news/social/shizuoka/20101019000000000015.htm
10/19 08:08
 県内の医師確保策を一元的に推進する「ふじのくに地域医療支援センター」の発足式が18日、本部となる県庁西館3階であり、理事長に就任した寺尾俊彦前浜松医科大学長をはじめ石川俊一県健康福祉部長や理事が看板の除幕を行った。
 寺尾理事長は「医療の格差や医師不足・偏在の解消に向け、まずは県内の病院を回って何が足りないか細かく調査する。魅力あるプログラムを提案することで、静岡を愛し、守りたいと考える若い学生を育てていきたい」と述べた。
 活動の第一歩として、事務局の県地域医療課、支部となる東・中・西部保健所の担当職員が県内の46公的病院を訪問し、院長らから院内や地域の医療事情、医師不足の窮状、研修医指導体制などを聞き取る。年度内に内容をまとめ、独自に策定するプログラムに反映させる。
 センターは研修、リクルート、医学修学研修資金貸与者の配置病院の検討、各地域・病院の調査や研究を主な業務に掲げる。病院をはじめ地域の医療事情に詳しい各支部から上がった情報や提案を施策に反映させていく点も大きな特徴という。

1444小説吉田学校読者:2010/11/05(金) 07:11:08
普通の薬、風邪薬でも大量に摂取すれば、死に至ったり、身体に重大な危険を及ぼすので、向精神薬に限って話をするのはどうかなと思うのですが。

向精神薬、患者に声掛けを 自殺防止に薬剤師会に要請
http://www.47news.jp/CN/201011/CN2010110501000041.html

 向精神薬の飲み過ぎを食い止めるため、厚生労働省は5日までに日本薬剤師会に対し、患者が薬局を訪れた際の声掛けなどを積極的にするよう要請した。向精神薬の乱用が自殺を誘発している可能性もあると判断したためで、薬剤師会は「自殺防止のため力を尽くしたい」としている。
 厚労省研究班は2007〜09年、自殺した76人の遺族に面接調査。自殺者の半数に精神科の受診歴があり、うち6割が死亡時、治療目的で処方された向精神薬を大量に飲んでいたことが判明した。厚労省は「放置できない」として1月に設置した「自殺・うつ病等対策プロジェクトチーム」の中で対応策を話し合っていた。
 具体的には、向精神薬を長期間処方されている患者に声を掛けたり、処方に気になる点があった場合は医師に問い合わせたりしてもらう。
 向精神薬は医師の処方が必要で、患者は薬局で受け取ることが多い。厚労省の担当者は「薬剤師は患者と話したり処方歴を調べたりして、飲み過ぎの恐れがないかをチェックしやすい立場にいる」と話す。

1445とはずがたり:2010/11/10(水) 22:05:16

介護報酬4億不正受給 県、熱海の病院を処分
http://www.shizushin.com/news/social/shizuoka/20101110000000000067.htm
11/10 14:49

 勤務実態のない看護職員の勤務表を虚偽作成するなどし、介護報酬約4億3千万円を不正受給していたとして、県は10日、介護保険法違反で熱海市伊豆山の医療法人社団翔健会が運営する介護療養型医療施設「熱海温泉病院」の介護保険事業者指定を取り消したと発表した。不正受給額は県のこれまでの処分事例の最高額約8千万円の5倍以上で、全国でも最大規模という。介護療養型医療施設の指定取り消し処分は県内初。
 県は、同病院の不正受給額に加算金40%を加えた合計約6億円の返還請求を行うよう、熱海市などに要請する。処分決定日は8日付。介護保険事業者の指定取り消しは入院患者に支障が生じないよう猶予期間を設け、来年1月31日とした。
 県長寿政策局によると、同病院は2005年9月から09年7月までの間の計30カ月、看護職員が基準に満たない状態だったにもかかわらず、偽装した勤務表やタイムカードのデータを県に提出。監査に対して虚偽の答弁を繰り返した。介護職員に関しても同じような虚偽報告・答弁をし、介護報酬を不正に受給していたという。
 また、09年8月の介護事業者の指定更新の際、系列施設に勤務する看護職員が同病院で働いていると偽る労働契約書などを県に提出した。
 介護報酬の不正受給額は、人員基準欠如に伴う不正受給分が約2億3900万円、不正な指定更新で得た受給分が今年8月までの概算で約1億9100万円。宮城島好史局長は「長期にわたる不正行為や隠ぺい工作は極めて悪質で、法令に照らして厳正に処分した」と述べた。
 同病院には指定取り消しの対象となる「介護療養型病床」が57床あるが、医療保険適用の「医療療養型病床」も113床併設している。県によると、来年1月末までの指定取り消し日までに、入院患者はこの医療療養型病床か近隣の別の介護老人保健施設などへ転院させられる手段が考えられるという。

病院側「対応を協議」
 熱海温泉病院の総務担当の職員は10日、静岡新聞社の取材に対し「病院幹部がきょう(10日)の朝礼で、県から処分を受けたことについて一部職員に報告した。今後の対応については協議を行っている段階で、今の時点では細かいところは答えられない」と話した。

1446とはずがたり:2010/11/10(水) 22:06:12
カネ無いんだから現役世代に迷惑掛けるなっちゅう話しやね。。
>高齢者の多くは住み慣れた土地で生涯暮らしたいと願っている

無医地区、県内に増加 北遠や伊豆に集中
http://www.shizushin.com/news/social/shizuoka/20101110000000000070.htm
11/10 14:51

 周辺に容易に利用できる医療機関がない「無医地区」が県内で増加している。厚生労働省が公表した全国調査で無医地区は5年前に比べ約1割減少したが、本県は13地区から16地区へと増えた。「医療機関までの交通の便の悪化」などが原因。県は市町と連携し、巡回診療や定期患者輸送の補助などに取り組むが、診療所開設など無医地区解消の見通しは立たない。
 同省によると、全国の無医地区は2009年10月末現在705地区で、04年末時点の前回調査に比べ82地区減った。無医地区0は東京、大阪、埼玉、千葉、神奈川、佐賀の6都府県。無医地区が増えたのは本県など12府県だった。

伊豆へ“飛び火”
 県内の無医地区は浜松市(旧天竜市、龍山村、春野町、佐久間町、水窪町)に計10地区、川根本町と南伊豆町に各2地区、島田市(旧川根町)、西伊豆町に各1地区ある。このうち、今回新たに該当したのは南伊豆、西伊豆両町の計3地区。北遠と周辺地域が抱えてきた無医地区の問題は、伊豆に“飛び火”した。
 県は県立総合病院にへき地医療支援機構を置き、佐久間病院、天竜病院を合わせた3病院を核に無医地区対策に当たっている。主要事業の「巡回診療」は、佐久間病院が旧佐久間町内の2地区で年間12回実施(10年度計画)。住民を医療機関に運ぶ「定期患者輸送」は経費の3分の1以内、25万円を上限に県単独事業として補助し、南伊豆町、川根本町、森町の3町が取り組む。
 井川(静岡市)、引佐鎮玉(浜松市)など7カ所では、休暇などによる公設診療所の医師不在を補う「代診医師派遣」を行っている。

地域疲弊に直結
 佐久間病院が過疎地で果たしている役割について、浜松市佐久間自治センター地域振興課は「高齢者の多くは住み慣れた土地で生涯暮らしたいと願っている。病気の時も、そうでないときも地域住民にとって医療機関は安全安心の要」と強調。ただ、抜本的対策となる診療所開設については「努力しているが、大変に厳しい」と述べた。
 佐久間病院の三枝智宏院長は、過疎化が診療所経営を困難にし、診療所が閉鎖すれば地域が一層疲弊する悪循環が全国にあると説明。「過疎地に多い高齢者は持病(慢性疾患)といかに付き合うかが健康維持のポイント。医師の役割は地域の活力の維持にも直結している」と指摘する。

 無医地区 半径4キロの範囲に50人以上が暮らす地区のうち、医療機関を受診するために利用できるバスなど定期交通機関が1日3往復以下、または車などを使っても1時間以内に受診できない地区。厚労省はへき地保健医療体制確立の基礎資料とするため、5年に1度全国一斉の実態調査を行っている。

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/medical/iryou.jpg

1447荷主研究者:2010/11/10(水) 23:20:03

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/10/20101030t13029.htm
2010年10月30日土曜日 河北新報
脳動脈瘤のステント治療を予測・映像化 東北大

動脈瘤のある付近にカテーテルを挿入=写真上=(メング教授提供)

その先から出る網状のステントが広がる様子=写真下=

 脳にできた動脈瘤(りゅう)の血管内治療をコンピューターでシミュレーションする新技術を、東北大客員教授でニューヨーク州立大バッファーロー校のフイ・メング教授(医工学)らが確立した。治療に使われる金属製の筒状器具「ステント」が血管内で広がる様子や治療後の血の流れを予測。メング教授は「患者の血管データを使うため、個人の症状に合わせて最適な治療法を見つけられる」としている。

 脳動脈瘤が破裂すると、くも膜下出血を引き起こす。検診で動脈瘤が見つかった場合、瘤に血液が流れ込むのを防ぐ治療が行われる。

 メング教授らはステントを使う治療法に着目。ステントはカテーテルから出た後、血管内で広がって動脈瘤に血流を流れ込みにくくする。

 これまでの研究でコンピューター断層撮影(CT)や磁気共鳴画像装置(MRI)で得られた患者の血管データを基に、コンピューターで3次元の血管を再現。流体力学などの理論を応用して動脈瘤周辺の血流を計算し、映像化した。

 今回初めてステントが血管内で広がる様子も計算で予測。ステントを設置する最適な場所や使用後の効果を確認するのに役立つ。米国で約20人の患者を対象に治験をしたところ、予測の信頼度はかなり高かったという。

 国内では手術で頭蓋(ずがい)骨を開き、動脈瘤の根元をクリップで挟む治療が主流。開頭手術は患者の心身への負担が大きいほか、手術の判断は医者の経験則に基づく場合も少なくない。

 今回確立した技術を使えば治療後の血の流れ予測が可視化でき、すぐに手術が必要かどうか、開頭手術が最適かどうかを判断する有効な手掛かりになる。

 メング教授は「工学的な手法で診断と治療がより一体化する。患者に合った形状のステントを作ることも可能になる」と話している。

 成果は11月2日、仙台市青葉区の仙台国際センターで開かれる国際流動ダイナミクス学会で発表される。

[ステント] 脳動脈瘤の治療器具の一つで、ニッケル―チタン合金などが素材に使われる。国内では今年7月に保険認可されたばかりだが、欧州では2001年に認可され、脳動脈瘤の治療の8割に使われている。

1448荷主研究者:2010/11/10(水) 23:45:56

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/10/20101031t15016.htm
2010年10月31日日曜日 河北新報
筋疾患「遠位型ミオパチー」 世界初シアル酸投与治験

 東北大大学院医学系研究科の青木正志講師(神経内科)らの研究グループは、有効な治療法が見つかっていない筋疾患「遠位型ミオパチー」について、細胞を構成する成分の一種「シアル酸」を投与する新しい治療法を確立するため、世界初の臨床試験を11月中にも開始する。患者を対象に治験を行い、安全性や有効性が確認できれば、根本的な治療につながる可能性がある。

 研究グループは治験の第1段階として、来年2月ごろまでの間、東北大病院で20〜40歳の患者6人を対象に、1〜5日間シアル酸を投与し、安全性を確かめる。来年からは、投与の期間を延長しながら、治療としての有効性を検証する方針だ。

 遠位型ミオパチーは、シアル酸を作る遺伝子の変異で発症し、足や手の指先から筋力の低下が進む。国内の患者は推定300〜400人。

 これまでに、マウスを使った実験で、シアル酸の投与で症状が改善することが確認されていた。しかし、患者が少ないため、採算性などの理由で製薬会社は治療薬開発に消極的だった。

 今回の研究は、企業が治験をしない薬の利用や開発を目的とした「医師主導治験」として実施する。治験に使うシアル酸製剤は、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成を受けた製薬会社が提供する。

 青木講師は「進行すれば歩行も困難になるなど深刻な疾患だ。希少疾病の治療薬開発を前進させるためにも、着実に成果を出し、最終的に市販化できるよう国にも支援を求めていきたい」としている。

 患者の一人で、遠位型ミオパチー患者会北海道・東北地区リーダーの水谷秀則さん(37)=いわき市=は「治療に向けて一歩前進し、大変うれしい。治験が無事に最終段階まで進み、患者が治療薬を服用できる日が来るよう、患者団体としても理解と支援を広げる活動をしていきたい」と話している。

1449名無しさん:2010/11/14(日) 12:02:59
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000001011130001
医療通訳 同行?遠隔?
2010年11月13日

 外国人の受診時に役立てようと、県独自の医療通訳の取り組みが始まっている。診察室まで出向く「同行通訳」と、携帯電話などを使う「遠隔通訳」の二本柱で、それぞれの長所を生かした仕組み作りを目指す。専門用語の習得の難しさなど課題も残るが、県は今年度から、近県との連携事業にも乗り出す。(木下こゆる)


 ある平日。群馬大医学部(前橋市)の一室にある「県医療通訳等コールセンター」の電話が鳴った。群大医学部付属病院の外科にペルー国籍の男性が来たので、スペイン語の通訳者をお願いしたいという。通訳の女性が出向き、看護師から紹介されると、男性の顔が緩んだ。


 診察後、男性に話を聞いた。来日して約20年だが、日本語は3〜4割しかわからない。以前受診したとき、1回2錠の薬を1錠と聞き間違えた。知人の中には、肩が痛いと受診し、湿布しかもらわなかったのに、ペルーに帰国したら肺がんと診断されてすぐ亡くなった人もいる。


 「生活の中で使わない言葉はなかなか理解できない。通訳の人を呼んでもらえる病院は安心できる」


 コールセンターは、県から委託を受けたNPO法人地域診療情報連携協議会が2009年7月から運営する。平日の午前9時〜午後5時、スペイン語・ポルトガル語・中国語の通訳者が詰める。群大病院や前橋赤十字病院、伊勢崎市民病院など、協定を結んでいる10病院からの依頼が来ると、時間を調整して直接出向いたり、携帯電話などで遠隔通訳したりする。


 NPOの滝沢清美理事長によると、言葉の壁がある人の場合、受診せずに市販薬や母国から送ってもらった薬を飲んで済ませることも多い。また、日本育ちの子どもに通訳させて診察を受ける場合もあるという。「医療通訳の仕組みがあれば、安心して受診できるし、医者も正しい診断が下せる」と効果を説明する。


 NPOなどによると、委託開始前に県国際課が登録通訳者への依頼として扱っていたのは毎年度10件ほどだったのに対し、NPOは、昨年度の9カ月間に16件、今年は4〜9月の半年間で35件を扱った。うち7割が遠隔通訳だ。滝沢理事長は「需要はまだまだある。特に伊勢崎、太田、大泉など前橋から離れた地点からの依頼が多い」と話す。


 県の制度では、同行通訳者への謝礼は2千円。待ち時間が長くて一日仕事になった場合には見合わないうえ、通訳者の多くが仕事をもっているため、診療時間に必ず合わせられるとは限らない。


 そこで、センターでは、三者通話ができるよう設定した携帯電話やインターネット回線を使ったテレビ電話での遠隔通訳の実証実験も行っている。病院を往復する手間が省けるうえ、通訳者も携帯電話でやりとりできるようになれば、センターに詰めていなくても突然の依頼に応えられる。
 しかし、▽ネット回線がない、携帯の電波が通じない病院が多い▽特に携帯電話の場合、聞き取りにくい、「ここ」と体を指し示しても伝えられない▽同行通訳の方が患者が安心する――など、問題点も多い。


 それぞれの方法の長所短所を詳しく調べるため、NPOスタッフが同行したり電話のやりとりを聞いたりして、結果を蓄積している。


 が、実験期間が終わった後は、ネット接続費用や機器の購入費は病院負担となる。「日本人で手いっぱい、お金をかけてまで外国人に来てもらわなくてもいい」と参加を望まない病院が出る可能性もある。長所が多くても、すべての病院で遠隔通訳を導入できるわけではなさそうだ。


 もう一つの大きな課題が、医療用語への習熟だ。県の研修でも一部を学ぶが、多くの単語は、配布される対訳表でカバーしてもらう。


 実際の経験を踏まえ、センターの通訳者がより実践的な表を作成中だが、「机上の勉強だけではなかなかうまくいかない。特に遠隔通訳は難しい。理想は同行通訳で経験を積むことだが、通訳者全員にどこまで課せるかという問題もある」と滝沢理事長。


 こうした中、県は、茨城・栃木・埼玉と連携して医療通訳の仕組みづくりを検討するため、9月補正予算に233万円を盛り込んだ。

1450荷主研究者:2010/11/14(日) 12:07:18

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/11/20101105t15015.htm
2010年11月05日金曜日 河北新報
モヤモヤ病の遺伝子発見 東北大、発症リスク予測可能に

 東北大大学院医学系研究科の呉繁夫准教授(臨床遺伝学)らの研究グループは、日本人に多い脳の難病「モヤモヤ病」の発症にかかわる遺伝子を突き止めた。高い確率で脳卒中を引き起こす深刻な疾患だが、これまで原因不明とされてきた。今回の発見により、遺伝子検査で発症リスクを予測し、早期治療で脳卒中を予防できる可能性が高いという。

 呉准教授らは2005年から08年にかけて、東北大病院などのモヤモヤ病患者70人と健康な人400人の血液を採取し、DNAを解析。患者の約70%は特定の染色体上の遺伝子「RNF213」の配列に、健康な人にはない変異が見つかった。変異がある人の発症率は、変異のない人の約190倍に上ることも分かった。

 モヤモヤ病は日本人に患者が集中している。子どもやきょうだいなど家族も発症するケースが多いことから、遺伝子の関与が指摘されてきた。

 今回の研究で発症にかかわる遺伝子が初めて特定された。家族らの遺伝子を検査し、変異が見つかった場合、早期に脳の手術などを行えば脳卒中の発生を防ぐことが可能になるという。

 呉准教授は「遺伝子検査でリスクがないかどうか確認し、家族の不安を取り除くことができる」とした上で、「今後、変異のあった遺伝子の機能を詳しく調べることで、脳卒中の新たな治療や予防につなげられる可能性もある」と話している。

 研究成果は米国時間の4日、日本人類遺伝学会誌(英文・電子版)に掲載される。

[モヤモヤ病]脳底部の動脈が徐々に狭まる一方、細い異常血管が増殖し、脳梗塞(こうそく)や脳出血を引き起こす。患者の大半は日本や韓国など東アジアに集中し、日本人患者は世界最多の約8000人。1963年に東北大医学部教授の故鈴木二郎氏が発見。エックス線で見ると、たばこの煙のように見えることから69年に命名された。

1451とはずがたり:2010/11/18(木) 13:44:38

湖東病院、来月から入院病床を休止へ 常勤医師の減少理由に
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20101118a

 湖東総合病院(八郎潟町、中鉢明彦院長、149床)が来月から、入院病床を休床することが17日、分かった。新規患者の受け入れは同日までに停止した。外来は現状通り続ける。同日現在の入院患者は29人で、運営するJA秋田厚生連は来月中旬までに転院先を確保する方針。

 厚生連は休床の理由に常勤医師数の減少を挙げており、「内科の常勤医が3?4人いなければ、入院患者に対応できない。苦渋の決断であり、医師確保を最優先に取り組む」としている。

 厚生連によると、17日現在の常勤医は6人で、内科医2人、産婦人科、脳外科、整形外科、眼科が各1人。内科医2人のうち1人が先月中旬に退職の意向を示しており、後任医師を探しているが確保できていないという。

 同病院の常勤医は昨年4月時点で16人だったが、転勤や開業などで退職が相次いだ。医師数減少に伴い、入院患者の受け入れ態勢も縮小。診察できなくなった科目の入院受け入れを順次停止した。入院の受け入れ可能な稼働病床数は従来の165床を今年4月には113床、同6月には53床に削減した。
(2010/11/18 08:30 更新)

1452とはずがたり:2010/11/18(木) 13:45:20
>>1450
もうちょっと良い名前は思いつかなかったのねぇ(;´Д`)
病気の深刻さが減殺されてしまうようなw

1453荷主研究者:2010/11/21(日) 11:14:14

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/11/20101108t13029.htm
2010年11月08日月曜日 河北新報
ゼリー上に電気回路 東北大グループが新技術

コラーゲンのシート上に組み込まれた導電性高分子の電気回路。シートはゴム手袋の指の上に乗っている(西沢教授提供)

 東北大大学院工学研究科の西沢松彦教授(電気化学・細胞工学)の研究グループが、寒天やコラーゲンなど水分を多く含むゼリー状の物質表面に、有機物でできた電気回路を組み込む技術を開発した。有機物の回路は、細胞や組織の動きに合わせて伸び縮みする上、安全性に優れ、栄養分や薬剤がゼリー状物質内を自由に透過できる。この技術は、生活習慣が主な原因となる2型糖尿病の仕組みの解明や治療に応用できる可能性があるという。

 西沢教授らは、ゼリー状物質で覆ったプラチナの回路基板を用意。これを電気を通す有機物「導電性高分子」=?=の溶液に浸して直流電気を流すと、ゼリー状物質にプラチナの回路が転写されるような形で、導電性高分子の電気回路ができた。

 導電性高分子とプラチナは接合力が強いため、無理に基板からはがすと、回路は壊れてしまう。グループは交流電流を加えることによって、回路を傷つけずにはがす技術も確立した。

 体内の細胞の動きを調べるには、水分の多い環境で、伸縮自在な電気回路が必要とされてきたが、通常の回路は水につけるとショートしてしまうなど、従来の技術では、生体の成分に近いゼリー状物質に回路を作ることは困難だった。

 新開発の回路は生体に安全な有機物だけでできているほか、弾力性もあって細胞が多少動いても壊れにくい。栄養分や酸素も通過するため、周囲の細胞に負担がかからない利点もある。表面抵抗も研究に必要な約300オームを確保できた。

 肥満や生活習慣が引き金となる2型糖尿病は、筋肉細胞の糖代謝が通常の半分以下になる。発病のメカニズムや、治療の一つとして行われる運動療法の効果について、詳しく分かっていない。

 西沢教授は「この技術を使うと、運動による筋肉への効果を細胞レベルで、従来より詳細に調べることが可能になる。2型糖尿病の仕組みの解明や、治療薬開発への応用も期待できる」と話している。

<導電性高分子>ポリアセチレンなど電気を伝える有機物で、別名「電気を通すプラスチック」。高分子を含む溶液をインクに使うと、プリンターで直接、電子基板にインクを吹き付けて電気回路が作れる。白川英樹筑波大名誉教授らは2000年、この高分子の開発でノーベル化学賞を受賞した。

1454荷主研究者:2010/11/21(日) 14:13:49

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1520101109ecaa.html
2010年11月09日 日刊工業新聞
東北大など、独自の微細ハニカム膜が生体癒着防止の効果を確認

 東北大学多元物質科学研究所の下村政嗣教授、富士フイルム、帝人のグループは、独自の微細ハニカム膜が従来品以上の生体癒着防止の効果を示すことを明らかにした。

 溶媒蒸発による結露現象で均一な穴をつくっているため、傷口の水分を毛管現象と保水性の二つの仕組みで吸い取り、傷部分に長く付いている。ラットの内臓手術後やウサギの緑内障治療で有効性を確かめた。

 手術後の患部は傷を治す繊維芽細胞などによって修復されるが、周囲の臓器にも作用して癒着が起こる。予防のため傷口と周辺臓器を隔てる生体癒着膜を置いている。セルロースやヒアルロン酸を成分とする従来品は、堅くて傷口になじみにくい、傷口から出る水を吸収し柔らかいゲルになり、張り直せないなど扱いにくさがあった。

1455荷主研究者:2010/12/02(木) 22:29:57
>>1440-1441
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20101118/CK2010111802000139.html
2010年11月18日 中日新聞
《茶況》緑茶うがいでインフル予防 県立大・山田教授が講演

山田浩教授

 緑茶の魅力を市民に紹介する「緑茶と健康フォーラム」(伊藤園、世界緑茶協会主催)が17日、東京都新宿区の日本青年館であり、県立大薬学部の山田浩教授(54)が講演した。山田教授は緑茶でのうがいがインフルエンザ予防に役立つことを紹介した。

 予防に有効なのは、緑茶に含まれる茶カテキンにインフルエンザウイルスの感染を防ぐ働きがあるため。山田教授はその仕組みを図で示しながら説明した。ウイルスは細胞に入り込んで感染するが、細胞に吸着する部位にカテキンが付くことで感染を防ぐという。

 老人ホームに入居する高齢者124人を対象にした臨床研究も報告。3カ月間、茶カテキン水でうがいをしたグループは水でうがいをしたグループに比べて発症が8分の1、減少したとの成果を紹介した。

 山田教授は「インフルエンザはワクチンの接種や手洗い、マスクの着用などさまざまな工夫で防ぐことが重要。緑茶のうがいは手軽にできる有効な手段だ」と話した。講演を前に山田教授は「県内では小学校などでも緑茶のうがいが進められているが、全国に広げたい」と話していた。 (松本利幸)

1456荷主研究者:2010/12/02(木) 22:40:35

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/11/20101124t13025.htm
2010年11月24日水曜日 河北新報
犯罪性あり?死因解明、科学が助力 東北大画像診断センター

遺体の画像診断に活用されるCT

 犯罪に巻き込まれた可能性がある遺体の死因解明の精度を高めるため、東北大大学院医学系研究科は遺体を画像診断する「オートプシー・イメージング(Ai)センター」を開設した。機材と常駐スタッフがそろった専門施設は東北で初めて。コンピューター断層撮影装置(CT)などを導入し、司法解剖では分かりにくい脳内の出血や細部の骨折などを詳細に分析する。

 Aiは「死後画像診断」を意味する。センターは仙台市青葉区の星陵キャンパス内で、通常は病気の診断に利用されるCT、磁気共鳴画像装置(MRI)などを備え、画像診断の専門医や放射線技師ら6人を配置した。

 宮城県警から東北大に解剖の依頼があった場合、司法解剖に先立ってセンターが遺体内部の画像を撮影し、分析する。情報は解剖医に伝えられ、解剖に役立てる。解剖結果と画像診断による所見で総合的に判断し、より確度の高い死因解明を目指す。

 センター長の石橋忠司教授(画像診断学)は「Aiは、客観的な診断方法として欧米では普及が進んでいる。犯罪を見逃さないために、正確な死因究明に対するニーズは高まっており、有効な手法として定着させていきたい」と言う。

 センター開設は、東北大が文部科学省の助成で本年度から実施する「法医養成教育プログラム」の一環。医学系研究科の山本雅之科長は「専門の医師や技師の養成を進め、Aiの普及に貢献したい」と話している。

 国内でAiを手掛けるセンターは2007年、千葉大が初めて開設し、群馬大、佐賀大なども設けた。秋田大は今年5月、法医科学講座にCTを本格導入し、死因究明に活用している。

1457とはずがたり:2010/12/03(金) 14:53:26
鶏卵アレルギーの人にも使えるようになるのかな?

武田薬品、細胞培養法でインフルワクチン生産へ
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20101202-OYT1T00926.htm

 国内製薬最大手の武田薬品工業は2日、インフルエンザの世界的大流行(パンデミック)に迅速に対応するため、ワクチンの製造・販売を始めると発表した。
米製薬大手のバクスターインターナショナルから細胞培養法によるワクチンの製造技術を受けた上で、生産施設を2013年度中に稼働させる。販売は国の承認後となり、時期は未定としている。

 武田が供与を受ける細胞培養法は、鶏卵でウイルスを培養する従来の方法より生産までの時間が短く、次世代の製造技術として期待されている。

 ワクチンを巡っては、アステラス製薬や第一三共も生産を本格化させる方針を明らかにしている。
(2010年12月2日20時01分 読売新聞)

1458とはずがたり:2010/12/06(月) 00:09:15

眼球に電極、失明患者の視力回復 指で光追う、阪大で国内初
http://www.47news.jp/CN/201012/CN2010120501000154.html

 失明した患者の眼球に網膜を刺激する電極をつけ、光の動きを追えるまでに視覚を回復させたと大阪大大学院医学系研究科の不二門尚教授が5日明らかにした。

 国内で初めての成功で、網膜色素変性症など視力が失われる病気の患者に朗報になりそうだ。

 不二門教授は「2年後には大きな文字を読めるようにしたい。数年以内につえがなくても歩けるようになるかもしれない」と話している。

 大阪大チームは4月と7月、10年以上前に失明した網膜色素変性症の兵庫県の女性(72)と千葉県の女性(67)に、眼球の網膜の外側にある強膜に49の電極が付いた白金製のチップ(約7ミリ四方)を埋め込み、眼球内にも約1ミリの電極を一つ装着した。

 女性の額に取りつけた電荷結合素子(CCD)カメラでとらえた映像を、体外のコンピューターで白黒映像に変換。この映像情報を、こめかみに埋め込んだ小型装置に無線送信し、装置につながったチップで網膜に電気刺激を与える仕組み。

 刺激は視神経を通って脳に伝わり、視覚化。2人ともパソコン画面の光を指で追えたという。
2010/12/05 18:14 【共同通信】

1459とはずがたり:2010/12/06(月) 00:10:28

彫り師って医師の免許要るの!?

極道「彫り師」を医師法違反容疑で初摘発 兵庫県警
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100710/crm1007102021019-n1.htm
2010.7.10 20:20

 「彫り師」が医師免許を持たずに入れ墨を彫り代金を受け取ったとして、兵庫県警明石署は10日、医師法違反(無資格営業)容疑で明石市小久保、山口組系暴力団組員の彫り師、井上広行被告(36)=傷害罪などで起訴済み=を逮捕した。同署によると、容疑を認めているといい、同法違反容疑での彫り師の逮捕は全国初。

 逮捕容疑は平成20年5〜8月、井上容疑者の自宅マンションで、知人男性(44)ら2人の左腕などに入れ墨を彫り、計1万円を受け取ったとしている。

 厚生労働省によると、皮膚に色素を入れる入れ墨は医療行為にあたり、医師免許を持たずに入れ墨を施し代金を得る行為は同法で禁じられている。

1460とはずがたり:2010/12/08(水) 11:25:30

研究時間が24時間365日なのが大学人たるものの責務だけれども,病院の場合は実際殺人的に忙しそうではあるよね。。
それにしても時間外自主研究という枠組みなんか。

東大病院など違法超過勤務、是正勧告8回
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20101208-OYT1T00155.htm

 職員に労使協定で定めた以上の時間外労働をさせるなどして労働基準法に違反したとして、東京大学医学部付属病院や同大医科学研究所など複数の同大関連機関が、2004年12月〜今年3月、東京労働局から計8回にわたり是正勧告を受けていたことがわかった。

 医師や事務員らに対する未払い賃金の合計は約9776万円、支払い対象は延べ約700人に上り、同大は「勤務状況の把握が不十分だった」と釈明している。

 同大によると、是正勧告を受けたのは、付属病院が4回、医科研が2回、医学部と研究協力部が各1回の計8回。うち付属病院の未払い賃金額は約7457万円と全体の7割以上を占めた。04年以降、ほぼ毎年勧告を受け続けており、労基法違反が常態化していた。

 労使協定で定めた時間外労働の上限は、急患対応や入試などの特別事情を除き月45時間。しかし、職員や上司が、時間外労働として報告すべき残業を「自主研究」と勘違いして報告しなかったりして、正確な勤務状況を把握していなかったという。同大は未払い分を全額支払い済みだが、「勧告を誠実に受け止め改めて周知徹底する」(同大本部広報課)としている。
(2010年12月8日08時09分 読売新聞)

1461とはずがたり:2010/12/15(水) 20:27:22
志太榛原地域という括りはどの程度機能しているのかしらん。

5科目で常勤医9人増へ 藤枝総合病院
http://www.shizushin.com/news/social/shizuoka/20101215000000000010.htm
12/15 07:41
 藤枝市立総合病院(同市駿河台)の産婦人科の診療が来年4月、2年9カ月ぶりに再開する見込みとなり、小児科や外科を含め5科目で常勤医師を新たに9人採用することが14日、明らかになった。志太榛原地域では特に産科医師の確保が喫緊の課題となっていただけに、関係者は診療体制の充実を歓迎している。
 「産婦人科をはじめ、1人でも多くの医師を確保することが経営再建につながると信じ、最優先に取り組んできた」。14日、市議会11月定例会本会議で市立総合病院の産婦人科医3人の採用を報告した北村正平市長は、これまでの要望活動を感慨深げに振り返った。
 市長就任直後の2008年7月、医師の退職により同病院の産婦人科は派遣医師による婦人科外来だけになった。「産科の再開は最大の公約であり、最重要課題」として、浜松医大などに対する医師派遣の要望を粘り強く続けた。
 リスクを伴う分娩(ぶんべん)を近隣の公的病院や開業医が対応する状況は約3年間続いた。浜松医大の金山尚裕教授は「これまで、地元の医師が大きな負担を背負ってきた。周辺の医療環境も変化しており、出産のトラブルが起こらない体制を整える必要がある」と派遣決定の経緯を明かす。
 藤枝市立総合病院が休診前に扱っていた分娩数は年間800件ほど。毛利博院長は「受け入れ体制について具体的に詰めていく」と診療再開の準備を進めるとともに「3人でも運営体制としては厳しい」として今後も医師確保に努める考えを示した。
 同病院は産婦人科のほかにも、今年1月から休診としていた皮膚科の入院診療を来年1月に再開。小児科、外科、放射線診断治療科でも医師を採用し、退職者を考慮しても7人の増員となる予定だ。

1462とはずがたり:2010/12/15(水) 22:50:39

3ワクチンとも接種補助は85% 費用で全市区町村調査
http://www.47news.jp/CN/201012/CN2010121501000606.html

 子宮頸がん予防、インフルエンザ菌b型(Hib)、小児用肺炎球菌の3ワクチンすべてについて、接種を受ける人に公費で補助をしているか、する予定の市区町村は全体の85・1%に当たる1489自治体に上るとの調査結果を、厚生労働省が15日、発表した。

 2ワクチンへの公費補助は69(3・9%)、1ワクチンだけは120(6・9%)。補助するが対象ワクチン未定が71、補助を予定していないのは1だった。

 ワクチン別では、子宮頸がん予防は全体の94・8%、Hibは89・2%、肺炎球菌は86・0%。

 調査は、1750の市区町村すべてに11月下旬時点で状況を尋ねた。
2010/12/15 17:58 【共同通信】

1463とはずがたり:2010/12/17(金) 19:02:15

インフル全国流行入り間近 患者は8週連続増
http://www.47news.jp/CN/201012/CN2010121701000406.html

 国立感染症研究所は17日、全国約5千の定点医療機関から6〜12日の1週間に報告されたインフルエンザ患者は1医療機関当たり0・93人で、8週連続で増加したと発表した。全国的な流行開始の指標である1人に近づいた。

 都道府県別では、佐賀(4・87人)、北海道(4・48人)、長崎(3・74人)などが多く、一部では地域的な流行が起きている。検出されているウイルスは季節性のA香港型が最も多く、昨年発生した新型が続く。

 インフルエンザは例年12月に流行入りし、翌年1月にピークを迎える。
2010/12/17 14:26 【共同通信】

1464荷主研究者:2010/12/18(土) 14:53:55

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/12/20101204t15019.htm
2010年12月04日土曜日 河北新報
若年性パーキンソン病 発症関与の新遺伝子発見 東北大

 50歳未満で発症する遺伝性の若年性パーキンソン病に関わる新しい遺伝子を、東北大加齢医学研究所の今居譲准教授(分子遺伝学)らの研究グループが発見した。人間と同じ遺伝子を持つショウジョウバエを使って、新遺伝子の機能を解明。新遺伝子の働きを制御することで、パーキンソン病の発症を抑えることも期待できるという。

 若年性パーキンソン病の原因遺伝子「ピンクワン」と「パーキン」は、細胞内でエネルギーを生産するミトコンドリアの機能を調整する。しかし両遺伝子に傷がついたり、なかったりすると、ミトコンドリアの性質が変異。脳の神経が正常に働かなくなり、運動障害などが起きる。

 今居准教授らはピンクワンに変異のあるハエと、ピンクワンのないハエを掛け合わせ、子の遺伝子を分析。ミトコンドリアの変化に関わる遺伝子「PGAM5」を突き止め、ピンクワンに異常があっても、PGAM5を取り除けば症状が改善されることも分かった。

 ピンクワンがないハエは30日後には8割以上で羽に異常が現れたが、ピンクワンとPGAM5がないハエでは、異常は1割程度にとどまった。寿命も20日から45日ほどに伸び、羽の筋肉の変異も改善されていた。

 パーキンでも同様の実験を行ったが、症状は改善されなかった。今後、PGAM5、ピンクワン、パーキンが相互に果たしている役割について研究を進める。

 国内の推定15万人のパーキンソン病患者のうち若年性は5〜10%。残りは詳しい原因が分からない孤発性(非家族性)とされる。

 今居准教授は「孤発性もミトコンドリアの機能が落ちて発症する。機能調整に関わるPGAM5の作用を調節することで、孤発性の予防につながる可能性がある」と話している。

 京都大や東京大などとの共同研究。成果は2日(米国時間)、米オンライン科学誌に掲載された。

[若年性パーキンソン病]脳の神経の変性、脱落などで神経伝達物質のドーパミンが不足し、手足の震えや歩行障害などが起きるパーキンソン病のうち、若年性は50歳未満で発症し、遺伝性が多いとされる。遺伝性ではない孤発性は50〜60代に発症が多いため、若年性と呼ばれる。治療はどちらもドーパミンを補う薬物療法が中心。

1465荷主研究者:2010/12/18(土) 16:34:36

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/12/20101206t13019.htm
2010年12月06日月曜日 河北新報
携帯使って遠隔診療 宮古島で実証実験 東北大グループ

宮古島からモバイル通信で送られてきた超音波画像を確認する山家教授

 インターネットに接続していない家庭や地域での遠隔医療システムを開発しようと、東北大加齢医学研究所の山家智之教授(心臓病電子医学)らの研究グループは、沖縄県の宮古島で携帯電話などのモバイル通信を活用した実証実験を始めた。医師が少なく通信環境に制約のある離島での実験を通じて、地震の災害現場をはじめ、どこでも利用できるシステムの確立を目指す。

 実験は宮古島の在宅患者20人を対象に、11月にスタートした。山家教授と東北大サイバーサイエンスセンターの吉沢誠教授(生体制御工学)らの研究グループが企業と共同開発した小型の「電子診療鞄(かばん)」を活用する。鞄は血圧計や超音波診断装置、モバイル機器が一体化されている。

 電子診療鞄を持って患者宅を訪問した看護師が血圧や心電図などを計測し、患者のデータと動画を村内の診療所や東北大病院の医師に送信。医師は動画やデータを基に診察した結果を看護師に伝える。

 実験を通じて画像や通信の精度を高め、電子診療鞄の商品化や、モバイル活用の遠隔医療の普及を目指す。

 遠隔医療の通信手段としてはこれまで、インターネットやテレビ電話、通信衛星などの活用が進められてきた。しかし、ネットに接続していない場所では利用できないことや機器や環境整備にコストがかかることが、課題として指摘されていた。

 山家教授は「モバイル通信は低コストで、どこでも利用できるメリットがある」と説明。「医師が不足する中で、医療サービスの地域格差を解消する有効な手段となるほか、地震などの災害現場での活用も期待できる」と話している。

1466荷主研究者:2010/12/18(土) 16:41:30

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/12/20101207t15015.htm
2010年12月07日火曜日 河北新報
口腔細菌が99%以上死滅 過酸化水素の生成物質で効果

 東北大大学院歯学研究科の菅野太郎助教らの研究グループは、過酸化水素にレーザーを照射し生成させた「フリーラジカル」と呼ばれる物質で、歯周病など口腔(こうくう)感染症の原因細菌の99.99%以上を3分以内に死滅させられることを確認した。2011年度以降の臨床研究に向け、精密機器製造のリコー光学(花巻市)などと進める新治療器開発に弾みがつきそうだ。

 研究グループによると、過酸化水素とレーザー光で生成したフリーラジカルの殺菌効果を定量的に把握できた例はないという。不安定な電子を持つフリーラジカルは、ほかの物質から電子を奪って酸化する力が強い。

 実験は、歯周病や虫歯などの原因となる4種類の細菌を過酸化水素水とそれぞれ混ぜ、レーザーを当てた。虫歯の病原細菌については培養して作ったバイオフィルム(生物膜)への実験も行い、病原細菌が形成する歯垢(しこう)への効果も試した。

 いずれも実際の治療時間として想定する3分以内に99.99%以上が死滅し、一定量のフリーラジカル生成で十分に殺菌できた。

 現在の治療は歯垢などを器具ではぎ取るのが一般的で、深い部位には器具が届かなかった。実験で使った過酸化水素水は通常の消毒液レベルの濃度で、新技術を使えば安全かつ有効に治療できる可能性が高まった。

 実用化を目指す新治療器は、過酸化水素ベースの薬剤を噴霧するとともに、副作用が小さい可視光のレーザーを照射し、フリーラジカルを局所的に発生させる。東北大などの共同研究体が09年度から経済産業省の委託事業を活用し試作中。10年度中にも米国で動物実験を始め、治療効果などを確認し、11年度にも臨床研究に移りたい考えだ。

 菅野助教は「薬剤が効きにくいバイオフィルムを殺菌できる意義は大きく、予防医療での応用可能性もある。東北発の新しい治療器の実用化につなげたい」と話す。

 試験結果は米国の代表的薬学専門誌「アンチマイクロバイアル・エージェンツ・アンド・ケモセラピー」12月号に掲載された。

1467とはずがたり:2010/12/20(月) 10:51:48
看護師不足 過酷な夜勤に疲弊 ナースコール鳴りやまず
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101220-00000000-maip-soci
毎日新聞 12月20日(月)2時34分配信
看護師不足 過酷な夜勤に疲弊 ナースコール鳴りやまず
拡大写真
午前9時ごろ、日勤の看護師(右)に引き継ぎをする深夜勤の看護師。疲労はピークに達する=兵庫県豊岡市の公立豊岡病院で2010年11月撮影
 医師不足が問題になっているが、実は看護師不足も深刻化している。厚生労働省の検討会の推計では、全国で看護師など看護職員が11年時点で5万6000人不足し、25年には最大で約45万人も足りない恐れがある。看護師たちは過酷な勤務で疲弊し、医療の安全確保にも影響が及ぶ。看護の現場で何が起きているのかを追う。

 深夜の静寂を切り裂くように、電子音が暗い病棟に響き渡る。午前3時すぎ、入院患者からのナースコールだ。少し遅れて別の患者のコールが鳴る。別の病室からは、心電図モニターの異常を知らせるアラーム。3人の女性看護師が発信元の部屋を目まぐるしく回る。戸惑う記者に「いつもこんな感じだよね」。3人は顔を見合わせてさらりと言うが、疲労の色がにじむ。

 兵庫県北部の豊岡市にある公立豊岡病院(500床)。同市など2市が運営し、救命救急センターも備えた地域の基幹病院だ。記者は11月中旬、「6−東病棟」で看護師の深夜勤務に密着した。

 「6−東」は脳神経外科や皮膚科など4科の混合病棟で、48床すべてが入院患者で埋まっていた。3人の勤務は午前0時半からの深夜勤。2時間ごとに全患者を巡回し、検温や血圧測定、体位変換などを繰り返す。その間に鼻から胃に入れる注入食の準備や朝食の配膳などもこなし、動きが止まることはない。

 主任の山口直子さん(41)は「脳神経外科は身の回りのことを自分でできない患者が多く、巡回が2時間で終わらないこともある」。交代で45分ずつ休憩することになっているが、「15分休めればいい方。全く取れない日もよくある」という。

 3人が電子カルテの入力を済ませ、勤務が終わったのは午前10時半ごろだった。定時を約1時間半過ぎていた。入職3年目の谷田順子さん(24)は「定時に終われることはほとんどない。脚がパンパン」とため息をついた。

 ◇医療高度化、増す負担

 同病院の看護師は日勤、準夜勤、深夜勤と各8時間程度の3交代制を敷く。「6−東」では、日勤は診療補助員らを含む15〜16人。一方、月計8〜9回ある準夜勤と深夜勤は各3人で、1人当たり16人もの患者を担当しなければならない。

 通常、深夜勤の前は日勤で、日勤終了から深夜勤に入るまで6時間程度しかない。この間に自宅に戻り、食事や入浴、仮眠を取る。直前の日勤終了が午後7時にずれ込んだ谷田さんは「仮眠は2時間くらいで、疲れが全然取れない。深夜勤前に寝られない日もある」と漏らす。「急変患者がなくてもギリギリの状態。あと1人でも増えればだいぶ楽になるのに……」。看護師たちは口をそろえた。

 豊岡病院の看護師は約470人。06年度の診療報酬改定で、最も手厚い看護基準の「7対1」(1日の平均で入院患者7人に看護師1人)を満たす医療機関は収入が増えるようになったことを受け、採用を増やして昨年8月から7対1とした。

 だが、現場の人手不足は解消されない。医療が高度かつ複雑になり、看護師の仕事は以前より増えた。患者の在院日数短縮が進み、患者の入れ替わりも激しい。比較的軽症の患者は早期に退院するため、重症者の割合も上昇。特に夜勤は過酷だ。森本七重(ななえ)看護部長は「豊岡病院は地域では人気が高いが、一度は京阪神地域の病院で働きたいという人も多く、人員確保に苦労している」と嘆いた。【福永方人】

1468とはずがたり:2010/12/20(月) 11:34:48
面白い♪

月刊チャージャー11月号
【指南】「おまいら、医者の言うことは聞いておけ!」by Dr.ホッピー 
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1469Drtynbkfrdsmvgrd:2010/12/22(水) 15:32:42
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1470チバQ:2010/12/23(木) 12:55:01
http://www.asahi.com/national/update/1223/OSK201012230007.html
中絶医の空白県出現か 全国15医師会が権限失う可能性2010年12月23日12時0分

. 人工妊娠中絶手術ができる医師の「空白地域」が生まれるかもしれない。日本医師会は22日、そんな懸念が出てきたとして法改正を求めていく方針を明らかにした。中絶手術は各都道府県医師会の「指定医」に限られているが、国の公益法人改革で少なくとも15医師会が「指定」権限のない一般社団法人に移行する意向を示しているためだ。

 都道府県医師会から中絶手術ができる指定を受けている医師は全国に約7300人。医師が刑法の堕胎罪に問われないよう、母体保護法によって定められた制度だ。指定は2年に1回更新される。

 ところが、公益法人改革の一環で2008年に母体保護法が改正され、医師会が「公益社団法人」であることが要件となった。当時は都道府県医師会はすべて公益社団法人にすんなり移行するとみられていたという。

 しかし、日医が今秋、47医師会に移行先の予定を尋ねたところ、「公益社団法人」は13にとどまった。「一般社団法人」が10、「一般社団法人への移行後に公益認定を目指す」が5で、計15医師会が中絶できる医師を指定する権限を失う可能性がある。残り19は「検討中」だった。

 日医によると、都道府県医師会は医師のための共済制度など「公益」とはいえない事業も多く抱えている。公益社団法人と認められるには、公益事業が一定以上の割合を占めるなどハードルが高く、一般社団法人を選ぶ医師会が少なくないとみられる。

 2医師会は日医に対し、一般社団法人への移行を「来年度中」に申請する予定と答えており、厚生労働省母子保健課も、このままでは空白が生まれかねないと認めている。解決には、「公益社団法人」との要件をはずすなど母体保護法の改正が必要と見られ、日医は国や議員に急ぎ法改正を働きかけていく方針だ。(石村裕輔)
.

1471online_gamer:2010/12/28(火) 23:57:20
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1472WexWhihoola:2010/12/29(水) 02:31:45
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1473荷主研究者:2010/12/30(木) 19:51:42

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/12/20101223t15021.htm
2010年12月23日木曜日 河北新報
DNA修復の新物質発見 効果的がん治療に応用も

 細胞死やがんの原因にもなるDNA切断を修復するのに必要な新しいタンパク質を、東北大加齢医学研究所の安井明教授(分子生物学)らの研究グループが発見した。修復作用が知られている既存のタンパク質とは異なるタンパク質の存在と働きを解明。がんの原因究明や効果的ながん治療法の確立に応用できる可能性があるという。

 DNAの二重鎖が両方とも同時に切れる「二重鎖切断」はDNAの傷の中でも最も深刻で、修復できなければ細胞が死滅する。正常な遺伝情報が変化し、がんにつながる場合もある。

 研究グループは酵素の一種を使い、人間のDNAに二重鎖切断を起こすことに成功。特定のタンパク質に標識を付けて、修復の様子を観察した。

 従来はDNAの切断部分にタンパク質「クー」がくっつき、修復が始まると考えられていた。

 グループは新しいタンパク質「ACF1」や「SNF2H」に注目。これらが切断面に集まった後、クーを呼び寄せて、修復が始まることを突き止めた。同様のタンパク質として、他に2種類を特定した。

 安井教授は「修復に関わるタンパク質の働きを解明することで、効果的ながん治療が可能になるだろう」と話している。

 成果は22日付の米分子生物学術誌「モレキュラー・セル」に発表した。

1474荷主研究者:2010/12/30(木) 19:52:52

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/12/20101223t25035.htm
2010年12月23日木曜日 河北新報
キノコから抗がん物質 青森県立保健大グループが発見

抗がん作用などのある物質が見つかったボタンイボタケ

 青森県立保健大は22日、健康科学部栄養学科の乗鞍敏夫助教(生活科学)の研究グループがキノコの一種・ボタンイボタケから抗がん作用のある物質を発見し、特許を出願したと発表した。

 発見したのは「テレファンチンO」という生理活性物質。正常な肝細胞には毒性を示さず、肝がん細胞と大腸がん細胞の生存率を下げ、増殖を抑える機能があるという。

 グループはボタンイボタケから、抗アレルギー作用がある「バイアリニンA」の抽出にも初めて成功。テレファンチンOと同様、抗がん作用があることを突き止めた。

 少なくともバイアリニンAは、体内でタンパク質を分解する酵素「カスパーゼ」の働きを低下させることも分かった。食品に由来する物質がこの作用を持つことは非常に珍しく、カスパーゼが関係するとみられる肝疾患、虚血性疾患、パーキンソン病などの対策に応用が期待されるという。

 ボタンイボタケは直径5〜10センチ。八重咲きの花のような形状で、全国の雑木林に自生している。中国では食用になっている。

 乗鞍助教は「食べて吸収されるかどうか、動物実験をしている。将来的には地域の企業と協力して、商品化にこぎ着けたい」と話している。

1475CerannuaRerax:2010/12/31(金) 09:21:01
<b>關釿鉈 騾蜥� 闔 知冫殿柎 瞥斑責.</b>
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1476荷主研究者:2011/01/02(日) 18:10:29

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/12/20101230t15009.htm
2010年12月30日木曜日 河北新報
薬の二日酔い 人体で初のメカニズム解明 東北大グループ

薬を飲んだ場合と飲まない場合の12時間後の脳内。脳内の受容体が占拠されるほど暗い色で表される。眠くなる薬を飲んだときほど色は暗く、脳機能が低下した状態になっている(矢内教授提供)

 眠くなる成分が入った薬を飲むと、翌日まで眠気や脳機能の低下が残る「薬の二日酔い」について、東北大大学院医学系研究科の矢内一彦教授(薬理学)らの研究グループが、人体で初めて症状のメカニズムを解明した。画像で診断すると、半日たっても脳の半分に薬の成分が残っていた。矢内教授は「翌日に車を運転する場合や重要な仕事がある場合は、服用に注意した方がいい」と話している。

 市販の風邪薬や花粉症の薬、睡眠補助薬などを飲むと眠くなったり、頭がぼーっとしたりすることが知られている。これらの薬には一般的に「抗ヒスタミン薬」が含まれ、眠気を促すタイプと眠気を誘発しないタイプがある。

 研究グループは、薬剤の体内分布を画像化する陽電子放射断層撮影装置(PET)を活用。8人に抗ヒスタミン薬の入った薬を服用してもらい、12時間後の脳の様子を調べた。

 眠くなる抗ヒスタミン薬の場合、外部の刺激を細胞に伝える脳の受容体の約50%が、薬の成分と結合したままだった。これはウイスキー3杯分のアルコールを飲んだ深酔い状態に匹敵する。

 一方、眠くならない抗ヒスタミン薬では、薬の成分と結合した受容体が約15%にとどまった。認知障害が起きないレベルで、通常の生活には問題ないという。

 国内では、風邪薬や花粉症の薬を飲んだことが影響したとみられる交通事故も起きている。研究グループは今後、薬の成分がどの程度まで残るかなどについて研究を進める。

 矢内教授は「自分では大丈夫と思っても、薬の効果が長時間残っていることが分かった。翌日に試験などがある場合、薬の影響で能力が落ちる場合もある。医師や薬剤師に薬を選んでもらうといい」と話している。

 成果は今月、米国の臨床薬理学専門誌に掲載された。

1477とはずがたり:2011/01/12(水) 12:56:32
全部とは云わないけど医者ってちやほやされて割りと平然と接待受けてるような所あるよねぇ。。
それにしても医者不足が云われる遙か前から確保の為に地方は予算組んでるのか。

医師確保費を基準なく支出 岩手県医療局
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110108t31011.htm

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/medical/iwatekenn_iryoukyoku.jpg

 岩手県医療局が医師の招聘(しょうへい)活動に用いる多額の医師確保対策費を長年、明確な基準がないまま支出していることが7日、分かった。支出の中には、相手1人に10人以上の職員らが同席し、過剰接待と受け止められかねない飲食代もあった。医療局は「線引きが難しいながらも医師確保を最優先に支出している」と説明するが、専門家からは公金管理の徹底を求める声も上がっている。

 医師確保対策費は、県立病院に医師を派遣する大学への研究費助成金と、医療局や各病院の職員が外部の医師らと交渉する際に使う旅費や懇談経費などに充てられる。
 河北新報社が県情報公開条例に基づき入手した文書によると、記録が残る2002年度以降の対策費と旅費・懇談経費などの推移は表の通り。旅費・懇談経費は増加基調にあり、09年度は約1253万円と02年度(約521万円)の2倍以上に膨れ上がった。
 病院別の使途では、大船渡病院が09年4月23日、見学目的で来院した秋田大の卒業生1人と岩手県大船渡市の魚介料理店で飲食。病院側は院長、副院長、研修医ら11人が出席し、全員の料理と飲み物の代金計5万4920円を対策費から出した。
 胆沢病院(奥州市)は09年4月11日、副院長、消化器科長、研修医の計3人が臨床研修に関する説明会を開いた後、秋田大の医学生4人と秋田市内のカラオケボックスに行き、1万8510円を経費で落とした。
 県医師支援推進室によると、対策費の支出目的は明文化されていない。懇談経費については毎年度当初、室長名で「食糧費執行要領に従い、適正に執行するよう」と通達しているが、「使い道は慣例として院長の裁量で決めている」(ある病院関係者)のが実情だ。
 旅費・懇談経費について、県医療局は「医師を招くには人間関係をつくる必要があり、飲み会も大切な業務の一つ。県民の命を守るためで、その目的を理解してほしい」と説明する。
 地域医療に詳しい城西大の伊関友伸准教授(行政学)は「医師招聘の費用を自由に使える民間病院との競争もあり、やむを得ない支出もある」と理解を示しつつ、「公金でもあり、エスカレートさせないことが重要。何より、医師が岩手県内で勤務したいと思えるような労働環境をつくっていくことが必要だろう」と指摘している。

[岩手県医療局の医師確保対策費]旅費や懇談経費、研究費助成金、医師公募経費などから成る。県医師支援推進室によると、対策費は少なくとも1973年度から予算化された。知事部局の予算とは別に、医療局の県立病院等事業会計から支出される。

2011年01月08日土曜日

1478防犯カメラ:2011/01/24(月) 16:25:06
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メモリペンカメラ:http://www.besttojapan.com/p2563.html
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1479犬の首輪:2011/01/24(月) 16:28:25
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1480生薬:2011/01/24(月) 16:35:15
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陳皮:http://www.besttojapan.com/p6984.html
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1481荷主研究者:2011/01/30(日) 20:01:45

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110113t13025.htm
2011年01月13日木曜日 河北新報
期待の半面、慎重論も 仙台厚生病院・医学部構想

医学部新設の連携相手として最有力視される東北福祉大

 医学部新設をめぐっては、医師不足解消の期待が寄せられる半面、教員の確保や将来的な医師過剰の可能性などの課題も指摘されている。

 山本雅之・東北大医学部長は、仙台厚生病院の方針を「宮城や東北の深刻な医師不足の解消に向けた、有意義な構想」とみる一方、「基礎医学の教育を担う研究医不足などの問題もあり、実現に向けてのハードルは多いだろう」と指摘する。

 文部科学省はことし夏にも、医学部新設の方向性を示す。現行の文科省告示は医学部新設を審査しないとしている。新設認可は1979年の琉球大が最後で、認められれば約30年ぶりの方針転換となる。

 全国医学部長病院長会議は、新設に慎重な立場をとる。同顧問の小川彰岩手医大学長は「開学時に必要な教員候補には30〜40代の働き盛りの病院勤務医を充てるしかなく、当面、地域の医師不足を悪化させかねない」と訴える。

 東北6県では過去3年間で、医学部の定員が計100人以上増員された。小川学長は「10年後には医師数が過剰になる可能性がある。地域間、診療科目間の偏在の是正が重要だ」と強調する。

 全国では国際医療福祉大(栃木県大田原市)、聖隷クリストファー大(浜松市)など4大学が、申請に名乗りを上げる。

 前宮古市長で医師の熊坂義裕盛岡大教授(臨床医学)は他の構想と比較し、「東北の医師不足を解消するという設立理念や、定員の東北枠や自治体との連携は、医療崩壊に危機感を抱く市町村から支持されるのではないか」と評価した。

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110113t13020.htm
2011年01月13日木曜日 河北新報
“医師過疎地”東北に朗報 仙台厚生病院・医学部新設構想

医学部新設構想を打ち出した仙台厚生病院

 東北の医師不足は、全国で最も深刻な状況に陥っている。厚生労働省が全国の医療機関を対象に昨年実施した「必要医師数実態調査」では、現在の医師数に対して必要とされる医師数は、岩手が全国1位の1.40倍、青森が2位の1.32倍。他の4県も全国平均(1.14倍)を上回り、各地の病院で、診療科の休診なども相次いでいる。

 厚労省調査によると、必要な医師数は、宮城1.15倍、秋田1.20倍、山形1.24倍、福島1.23倍。医療機関が回答した医師不足の背景は「求める診療科医師の絶対数が地域で少ない」が38%、「大学の医師派遣機能の低下」が20%、「勤務条件と医師の希望との不一致」が14%を占めた。

 診療体制縮小が相次いだ宮城県北地方のある公立病院の院長は「医師が少ない中、東北大病院から当直医師の派遣を受け何とかやりくりしている」と現状を説明。「夜間の当直医も1人で、全科を見なければならない。重いプレッシャーと負担がのしかかり、医師を疲弊させてしまっている」と、現場の窮状を訴えている。

◎地域医療充実へ期待高く 介護・福祉との連携評価

 財団法人厚生会仙台厚生病院(仙台市青葉区)の医学部新設構想が明らかになった12日、東北の自治体や病院関係者からは、歓迎する発言が相次いだ。

 「地域医療を守るために医学部の新設を目指すと聞き、大変喜ばしい」と、村井嘉浩宮城県知事は、県として応援する姿勢を示した。奥山恵美子仙台市長は「医師の安定確保によって地域医療の充実が図られることを期待したい」とのコメントを出した。

 鹿角市の児玉一市長は「医師確保に向けた朗報。早期に実現してほしい」と喜ぶ。同市は卒業後市内に勤務すれば返済免除となる医学生向け奨学金制度(月額20万円)を設けたが、利用者はゼロ。「新設を機に、利用する医学生が出てきてほしい」と話している。

 人口10万当たりの医師数が全国平均の半分以下にとどまる登米市。市立病院の中核を担う佐沼病院の石井洋院長は「登米は高齢者が多い。医療、介護、福祉の連携がますます重要になる」として、東北福祉大への医学部設置構想を評価した。

 医師不足は岩手県でも深刻だが、藤沢町民病院(藤沢町)の佐藤元美院長は「優秀な学生をどう確保するかなど課題は多い。地域医療の現状や、臨床の現場をきっちり教育できる医師養成機関になってほしい」と注文を付けた。

1482荷主研究者:2011/01/30(日) 22:10:05

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110119t12023.htm
2011年01月19日水曜日 河北新報
新大崎市民病院と東北道直結 救急車退出路を13年度完成予定

 2014年1月に移転予定の大崎市民病院(大崎市古川)の救急搬送機能強化へ向け、移転先近くの東北自動車道に、救急車専用退出路が整備される見通しになった。東日本高速道路東北支社と県、大崎市が先月、事業化の検討を開始。新病院開院前の13年度中の完成を目指す。

 救命救急センターを兼ねる同病院への搬送時間を短縮することで、広範囲に及ぶ県北地域の救急医療態勢を拡充する。

 病院の移転先は、現在地から南西に約2キロの同市古川穂波の市有地。最寄りの古川インターチェンジ(IC)とは4.8キロ離れている上、国道4号と47号を経由するため、救急搬送時、朝夕の渋滞に巻き込まれる懸念があった。

 新病院は東北道に近く、病院前の県道坂本古川線を利用すれば、東北道まで1.6キロで到達できる。退出路を設けた場合、古川IC利用時に比べ4〜8分の時間短縮が見込めるため、市は東日本高速道路に設置を要望。県には県道までの整備を求めていた。

 退出路は東北道の上下線2方向に設置し、県道に接続させる予定。県道までの距離は約200メートルで、途中ゲートを設けて救急車からリモコンで開閉させる方式を採用するとみられる。

 東日本高速道路と県、大崎市の3者は現在、事業範囲や負担などについて協議を進めている。着工から1年間の工期が必要で、新年度早々にも設計に入りたい考え。

 救急車退出路の設置は、県内では三陸自動車道(石巻河南―河北IC間)に隣接する石巻赤十字病院に続き2例目。「3次救急医療体制」に位置付けられる救命救急センターは、県北地域では大崎と石巻にあり、高速道網を生かした搬送態勢が整うこととなる。

1483荷主研究者:2011/02/06(日) 11:23:55

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20110118/CK2011011802000131.html
2011年1月18日 中日新聞
「てんかん治療」患者の負担軽減 静岡大研究グループが開発

山川俊貴助教

 静岡大工学部の山川俊貴助教(29)らの研究グループが、薬の効かない難治性てんかんの患者に対する新しい診断・治療技術を開発し、今年中にも臨床実験に入る。現在有効とされる手術は頭部を大きく開ける必要があるが、新技術はごく小さな穴で済み、患者の負担を大幅に軽減。薬で発作を抑えている患者にも応用でき、突然の発作に対する不安を抱える患者や家族には朗報になりそうだ。 (報道部・宮沢輝明)

 このグループは山川助教のほか九州工業大(福岡県)と山口大医学部(山口県)でつくる先進てんかん治療開発共同体(CADET)。

 山川助教によると、てんかんは、脳細胞が異常につながることなどによって、一領域が異常に興奮し発作が起きる。薬で興奮を抑えられるが、治癒は難しい。

 難治性てんかんの治癒には、脳内でてんかんの元となっている「てんかん焦点」と呼ばれる部位を取り除く外科手術が有効とされる。現在は、頭蓋骨を開けて脳から直接、脳波を測定し、てんかん焦点の位置を特定してから切除している。

 しかし、頭蓋骨を大きく開けるため、患者への負担が大きいのが難点だ。

 山川助教らが開発した技術を使えば、頭蓋骨に開ける穴は直径5ミリ程度で済む。この穴から、脳波測定用のセンサーを取り付けたミシン糸より細い形状記憶合金を、脳と、脳を包んでいる硬膜の間に滑り込ませて脳波を測定する。形状記憶合金の特性を生かし、電流で加熱させ、脳内で測定に適した形状に変化させる。

 形状記憶合金は常温では非常に柔らかいので、脳を傷つけにくい。既にサルを使った実験で成功している。

 手術もこの穴を使用。細い管を通しててんかん焦点を凍らせるか、レーザーで焼き切る。5ミリ程度の穴は術後、自然治癒するので、患者の危険度は格段に下がる長所がある。

 CADETは、装置や技術の安全性、対象患者について協議中。てんかんの患者は世界に約5000万人おり、薬が効かない患者はこのうち3割強。山川助教は「将来、多くの患者を救える技術」としている。

1484荷主研究者:2011/02/06(日) 12:14:39

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110125t12015.htm
2011年01月25日火曜日 河北新報
統合失調症治療薬など開発 東北大教授ら新会社

 東北大大学院医学研究科の宮田敏男教授(分子病態治療学)らが出資するベンチャーなどが、統合失調症の治療薬などを開発する特別目的会社(SPC)「プロジェクトPM」(東京)を設立した。臨床試験などで有用性を確認後、資本力のある大手製薬企業に会社ごと売却するなどして、宮田教授の研究成果の早期事業化を図る。

 宮田教授らによると、統合失調症の一部に関与すると考えられるカルボニル化合物に着目。これを消去する作用を持つビタミンB6を活用した治療薬開発を目指す。

 腹膜透析の副作用として現れる腹膜の機能低下もカルボニル化合物に起因するとされ、ビタミンB6を腹膜保護薬として活用する可能性も探っている。動物実験や健常者による安全性試験は終えており、「2年以内に人に対する有用性を確認したい」(宮田教授)という。

 SPC設立には、東北イノベーションキャピタル(TICC、仙台市)が協力。24日、運営するTICC大学連携投資事業有限責任組合から5000万円を出資した。

 SPC設立は株式上場によらず投資を回収する新たな仕組みで、TICCは「株式上場を出口とする従来の投資手法では、多額の資金と時間が必要だった。新たな手法により大学の研究成果をより効率的に実用化できる」と話している。

1485荷主研究者:2011/02/06(日) 13:52:21

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/220187
2011年1月11日 14:32 西日本新聞
天神地区に医療観光病院 渡辺通の再開発地 来年秋開業

桜十字メディカルグループが建設予定の新病院の完成予想図

 九州一の繁華街、福岡市・天神地区南部に、アジアの旅行客をターゲットにした医療観光を手掛ける新病院が来年秋開業する。熊本市の桜十字メディカルグループが、福岡市博多区で運営する友愛病院を移転。地上13階建てで、中国人対象の人間ドックや、介護や食事のサービスを提供する高齢者専用賃貸住宅(高専賃)を備える。

 予定地は、地下鉄七隈線「渡辺通駅」北東部の約3100平方メートル。独立行政法人「都市再生機構」が土地区画整理事業を進める渡辺通地区の一角に位置する。市は5年前、ここで劇場を建設する構想を描いたが実現せず、民間利用を探っていた。同地の活用策は市の大規模開発構想の核として注目されており、天神南部の再開発に弾みがつきそうだ。

 桜十字グループによると、新病院は延べ床面積約2万3千平方メートルで、299床、総事業費は約60億円。医療観光向けの人間ドックは、2階フロアの一角(約500平方メートル)に整備。主に中国人富裕層を対象とするため、専任の中国人スタッフを雇用して医療通訳も兼務させる。福岡都市圏へのアクセスの良さを強みに年間約300人の観光客受け入れを目指し、周辺のホテルや旅行代理店とも連携する。

 ほかには、スタッフが24時間態勢で介護に当たり、定期的に医師が訪問する高齢者住宅(11−13階)、回復期の救急患者リハビリ施設(10階)、介護老人保健施設(8−9階)、入院・外来病棟(4−7階)などを備える。5月にも着工する計画という。

 桜十字グループは今春、熊本市で運営する桜十字病院の健診センターにも医療観光用の個室を設ける。グループの西川朋希代表は「九州は東アジアの玄関口で魅力的な観光地が多い。海外からのリピーターを増やし、ゆくゆくは九州から日本の医療福祉を輸出する足掛かりにしたい」と話している。

 福岡市中央区医師会の溝口知行会長は「移転については、地元医師会員の了承が取れれば問題はない」と話している。

=2011/01/11付 西日本新聞夕刊=

1486とはずがたり:2011/02/08(火) 21:57:17

看護学科廃止へ 知事検討、県立大短期大学部
http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:OsW-6-0ynZcJ:www.shizushin.com/news/social/shizuoka/20110108000000000015.htm
01/08 07:40
 川勝平太知事は7日、県立大短期大学部(静岡市駿河区)の看護学科の廃止を検討していることを明らかにした。同日県庁で開かれた県内選出の民主党国会議員との意見交換会で、「看護学科を3年制から4年制にする」と話した。
 同大の看護学科は、3年制の短期大学部(入学定員80人)と4年制の看護学部(同65人)の2コースがある。医療の高度化や多様化を背景に、より専門性の高い大学教育が求められているため、同大は2008年から、看護学科を4年制に一本化するよう県に要望していた。
 同大は、数年以内をめどに看護学部の入学定員を増やして短期大学部看護学科を廃止する計画を、県に打診している。同大によると、1988年時点で開学していたか、同年以降に開学した全国31の看護系公立短大・部のうち、10年時点で入学者募集停止、あるいは停止の方針を示していなかったのは、県立大短期大学部と川崎市立看護短大だけという。
 県文化学術局の宇佐美稔局長は「医療ニーズの変化に合わせて、4年制への移行を視野に検討していきたい」と話した。

1487チバQ:2011/02/11(金) 12:38:08
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001102110005
大原綜合病院、再建へ/再生機構が支援
2011年02月11日

 ●診療は維持


 福島市の大原綜合病院を、企業再生支援機構(東京都)が支援すると10日発表した。同病院は多額の借金に苦しんでいたが、約5年後の新病院建設に向け、機構の下で経営を刷新することにした。診療は今まで通り続き、物品の納入業者など取引先の債権も全額守られる。(村上晃一)


 ◎新病院建設に備え


 病院を運営する財団法人と主取引行の東邦銀行が、機構に支援を求めた。融資をしている銀行は東邦のみで、同行が貸出金73億円のうち、60億円を債権放棄する。必要額を既に引き当てており、同行の業績への影響はないという。


 東邦は、運転資金などとして病院に10億円の融資枠を設定。機構が半分を保証し、経営再建のための人材を派遣するなどして支える。医師や看護師ら医療スタッフの雇用は維持されるが、理事など経営陣は全員退任。県立医大の前理事が病院の新理事長に就き、医大との連携も深める。


 支援を求める要因となったのが、約5年後に控える新病院の建設だ。大原綜合病院は同市大町にある本院が老朽化し、築56年の建物もある。建て替えが長年の課題だが、90年に同市鎌田に建てた大原医療センターの建設費が重荷となっていた。2010年3月期は医業収入86億円に対し、借金が76億円もあった。


 同病院は本院で429の一般病床を持つ県北の救急医療の拠点。同病院と東邦は、医療機能存続のために借金負担の軽減など抜本的な再建策が不可欠と判断。新病院を建てられる経営状態に戻すため、機構の下での再生を選んだ。新病院は、本院と医療センターの運営一体化などに取り組んで、経営の改善を図る。


 機構が病院の支援を決めたのは、東京都と神奈川県の施設に続いて3例目。全国的に病院の経営難が地域の課題となっている。今回は機構が手がける病院再生で、最も大きな規模の案件となった。


 東邦にとっても、大原綜合病院の再建は大きな課題だった。貸出金が多額なうえ、地域の中核医療施設だけに破綻(は・たん)も許されない。医師77人、看護職員437人など約790人の雇用の場でもあった。


 同病院は元々、創業家一族が運営していたが、90年代初めに経営陣を刷新。東邦はその後も行員を派遣するなど立て直しを徐々に進め、最大97億円まで膨らんだ借入金を減らしてきた。それでも、大幅な債務超過が続いていた。


 東邦は昨年12月にも、会津バスを運営する会津乗合自動車を今回と同様に、機構の下で経営再建させることを決めた。今回の支援決定について東邦の担当者は「医療機関は再生が難しかったが、最大の懸案が解決の方向に向かう」と説明している。

1491とはずがたり:2011/02/22(火) 16:20:12

倉敷森下病院に入院制限命令 岡山県内初 診療、運営不適切
http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2011022212502158/

 入院患者への診療や病院運営が不適切として、岡山県は22日、倉敷市四十瀬の精神科病院「倉敷森下病院」に対し精神保健福祉法に基づき、3月1日から6カ月間、新たな入院患者の受け入れを停止する「入院制限命令」を出した。同命令の適用は県内初で、全国でも極めて異例という。

 県によると、発令理由は、カルテに複数の入院患者の症状などに関して「食欲・睡眠良好」「被害妄想」といった同じ内容を何カ月も記載▽患者の意思に基づく任意入院の同意書に本人が自署できる状態なのに代筆されたり、代筆者が不明▽患者からの預かり金が適正に管理されていない―の3項目。預かり金を一括プールしている預金通帳には入金元不明の残高が約200万円あり、病院側は無断で患者用の書籍購入に充てたという。

 昨年7月の県の改善命令に対し、病院側は「医師不足のため十分なカルテ記載ができず、(一部は)改善困難」と報告。このため、県は昨年12月と今年1月の立ち入り検査を経て、「患者の人権擁護の観点から極めて不適切」と入院制限に踏み切った。同病院は「院長が病気のため対応できない。後日、弁護士を通じコメントを出したい」としている。

1492SeectRitgoate:2011/02/25(金) 04:13:42
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1493funfa:2011/02/25(金) 06:14:53
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1494チバQ:2011/02/25(金) 22:38:37
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20110225/CK2011022502000080.html
統合再編を検討へ 栃木市の経営形態異なる3病院
2011年2月25日

他の2病院との統合を検討することが明らかになった下都賀総合病院=栃木市で


 栃木市の下都賀総合、下都賀郡市医師会、とちの木の三病院が近く、統合へ向けた検討を始めることが二十四日、分かった。病院間の調整役を務める同市が明らかにした。限られた医療スタッフを有効活用して地域医療を安定させるのが狙いで、国の交付金獲得を念頭に置いている。 (清水祐樹)

 医療関係者らが、老朽化で建て替えが急務の下都賀総合病院の再建支援を検討していた時に、市内の病院運営の効率化が話題に上ったのがきっかけ。国が昨年末に新たな医療交付金制度を示し、病院の統合再編や病床数削減などを条件に最大百二十億円が交付されるようになったことも連携を後押しした。

 下都賀総合はJA栃木厚生連運営の公的病院、下都賀郡市医師会は日本初の医師会立病院、とちの木は医療法人陽気会による民間病院。経営形態が異なる三病院の統合は全国的にも珍しく、実現すれば今後の地域医療のモデルケースになる可能性も秘めている。

 ただ、経営主体をどうするかや、どの病院を廃院とするかなど詳細は未定。資産状況や職員の待遇も違うほか、医師を派遣してもらう大学病院との関係維持といった課題も多い。

 五月締め切りの交付金の申請は、県の地域医療再生計画に盛り込まれる必要があり、市は三月にも三病院との話し合いの場を設けて早急に細部を詰めていく方針だ。

1495チバQ:2011/02/25(金) 22:39:53
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20110219/CK2011021902000069.html
2011県議選 16選挙区の情勢<2> 足利市現4、新3が激突
2011年2月19日

 ■足利市  (定数4)
 木村好文(68)自現(5)
 斉藤具秀(75)自現(4)
 早川尚秀(38)自現(2)
 杉田勉(61)自新
 鶴貝大祐(45)み新
 野村寿彦(56)無現(5)
 加藤正一(49)無新

 四議席を現職四人、新人三人で争う激戦区。自民は県議長経験のある木村、五選を目指す斉藤、前回最多得票の早川に、過去二回の市議選でトップ当選した杉田を加え、議席独占を狙う。みんな新人の鶴貝は、市長の大豆生田実から支援を受ける。前回選挙で復活当選した無所属の野村は六選を目指す。加藤は市議からのくら替えで、無所属ながら民主の推薦を得た。

 ■栃木市・岩舟町 (定数4)
 櫛淵忠男(68)自現(2)
 平池秀光(70)自元(5)
 保母欽一郎(51)民現(1)
 角田正展(41)み新
 琴寄昌男(49)無現(1)

 合併に伴う新・栃木市の誕生で再編された選挙区。自民は県議長の野田尚吾が引退を表明し、三選を目指す櫛淵と返り咲きの六期目を狙う平池が出馬する。無所属の琴寄は自民の推薦を受ける。民主の保母は県連代表山岡賢次の支援を受け、議席維持を図る。前回無所属で出馬した角田は、みんなから公認を得て再挑戦する。

 ■佐野市  (定数3)
 青木務(66)自現(3)
 金子裕(48)自現(1)
 早川桂子(55)み新
 亀田清(63)無新

 前回は無投票で自民が三議席を独占したが、今回はみんなが候補を擁立、選挙戦に突入する。自民は青木、金子の現職二人を公認。引退する元県副議長島田文男の後継として、市議で無所属の亀田を推薦した。一月下旬に出馬表明したみんなの早川は故早川吉三・元市長の次女で、組織づくりを急いでいる。

 ■鹿沼市・西方町 (定数3)
 神谷幸伸(56)自現(3)
 小林幹夫(57)自現(2)
 松井正一(45)民現(1)
 小松英夫(55)み新

 無投票だった前回から一転、三党による椅子の奪い合いになる。自民は県副議長神谷と小林とで二議席維持が目標。二〇〇八年の補選で無投票当選した民主松井は、議席の死守を目指す。自民を離党した市議の小松はみんなから立ち、浮動票取り込みを図る。 (敬称略)

■顔ぶれの見方■ 立候補予定者の並びは、県議会での議席数の順。自=自民党、民=民主党、み=みんなの党、公=公明党、共=共産党、無=無所属で、丸数字は当選回数。

1496荷主研究者:2011/02/27(日) 11:51:50

http://www.sankeibiz.jp/business/news/110209/bsc1102091517003-n1.htm
2011.2.9 15:16 Fuji Sankei Business i.
アミノ酸の一種に疲労回復効果 味の素などが発見

 味の素は9日、東京大学と仙台オープン病院との共同研究で、アミノ酸の一種であるシスチンとテアニンの摂取が、スポーツや手術の後の疲労を早期に回復させる効果があることを発見したと発表した。

 研究によると、スポーツ選手や手術後の患者に対する臨床実験でシスチンなどを投与したところ、炎症を引き起こす顆粒(かりゅう)球とよばれる白血球の増加や、免疫力を高めるリンパ球の低下を抑制できたという。17日から名古屋市で開催される、日本静脈経腸栄養学会で発表する。

 シスチンは、肉類に比較的多く含まれるアミノ酸成分で、テアニンはお茶の葉に含まれる。シスチンとテアニンを配合すると、免疫機能の調整で重要な働きをするグルタチオンというアミノ酸結合物質の合成を促す効果がある。

 一般的にマラソンなどの激しい運動をすると、体内で炎症反応が起き、体調不良になりやすくなる。研究では駅伝選手やボディービル選手に運動後、シスチンとテアニンを摂取させたところ、摂取していない選手に比べ、顆粒球の増加とリンパ球の低下が抑制された。

 また、仙台オープン病院で、胃の切除患者を対象に10日間摂取させたところ、臨床実験でも同様の成果が表れたほか、手術後の体温上昇も抑制できたという。

 手術後の免疫力の低下は感染症リスクを高めることになることから、同社では今回の成果を踏まえ、シスチンとテアニンの医療現場での活用に向けて、基礎研究や臨床研究を続けることにしている。

1497荷主研究者:2011/02/27(日) 12:23:16

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/02/20110216t15015.htm
2011年02月16日水曜日 河北新報
仙台厚生病院、東北福祉大と連携 医学部新設 全国が注視

 医学部新設をめぐっては仙台厚生病院と東北福祉大の連携のほかにも、全国の4公私立大が、これまでに名乗りを上げている。構想の実現には、文部科学省が約30年間凍結している医学部新設の認可が前提になるため、各大学は国の議論の行方を注視している。

 4大学は北海道医療大(北海道当別町)、公立はこだて未来大(函館市)、国際医療福祉大(栃木県大田原市)、聖隷クリストファー大(浜松市)。いずれも系列の病院を持ち、はこだて未来大を除く3大学は看護系学部を設置している。

 北海道医療大は2010年1月、学内に検討委員会を設立。医学生の臨床実習を行う大学病院の機能を、地元病院に置く方向で模索している。

 はこだて未来大は、大学を設置・運営する函館市の主導で10年5月、有識者による医学部設置懇話会を設置した。同懇話会は同年12月、「医学部新設は有益な計画」との報告書をまとめた。市は文科省の検討会に毎回、職員を派遣し、情報収集している。

 国際医療福祉大は10年3月、学内に「医学部設置準備委員会」を作り(1)臨床医育成に重点を置く(2)定員は125人を目安とする(3)一般家庭からも進学可能な学費水準を目指す―などの概要を固めた。

 聖隷クリストファー大は09年1月、法人理事長をトップとする「医学部新設に関する検討委員会」を設け、18年度までに設置認可を申請する方針で準備を進めている。

 新設のほか、千葉県成田市のように、地域の医師確保や活性化の観点から、大学医学部の誘致を目指す動きもある。

 国は医師数が過剰になる恐れがあるとして、1979年の琉球大を最後に医学部の新設を認めていない。しかし、全国的な医師不足を受けて昨年12月、大学付属病院長や日本医師会役員ら20人で構成する「今後の医学部入学定員の在り方等に関する検討会」を設置。新設凍結解除も視野に入れ、今夏までに中間答申を出す方針だ。

 各大学は今のところ、表立って文科省への要請を行っていないが、「医師不足の現状は厳しい。地域の声を踏まえた国の英断を期待したい」と口をそろえる。

1498チバQ:2011/02/27(日) 23:01:32
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20110226-OYT8T00767.htm
セク方式で運営西都市2億2400万円出資






第3セクター方式での運営に移行する西都医師会病院  西都医師会病院(西都市妻)が西都市西児湯医師会の運営から離れ、新しい運営形態を模索していた問題で、運営母体として新たに設立される医療法人財団が、西都市から約2億2400万円分の出資を受け、第3セクター方式での運営を行うことが分かった。4月から新体制に移行する見通しで、関係者は「官民共同で地域医療を担っていく」と話している。

 医師会は、会員医師の高齢化などを理由に、昨年3月で運営から事実上、撤退。市と医師会、病院側の3者で協議を進めた結果、常勤医らが理事となって医療法人財団「西都児湯医療センター」を新たに設立し、運営を引き継ぐことになった。

 財団設立にあたり、以前から市所有となっている病院所在の土地、病棟、医療機器など約1億1000万円相当を、市が財団に譲渡する。さらに、医師会所有となっている病棟、医療機器などを市が約1億1400万円で医師会から買い取り、財団に譲渡する。これにより、財団の基本財産のほぼすべてを市出資分が占めることになった。

 市の出資に伴い、橋田和実市長が財団の理事に就任するなど、市が運営にかかわっていく。常勤医は引き続き勤務を継続し、理事長には院長職務代理者の後藤有人医師が就く。

 病院側はこうした計画を県に提出しており、県の医療審議会の医療法人等部会は財団の設立を認めることを17日に決定。答申を受けた知事が今年度内に財団設立の認可を出す見通し。

 同病院は1980年に開院。市と高鍋、新富、木城、川南、都農の各町、西米良村の計1市5町1村を対象に救急医療を提供している。

 橋田市長は「医療圏約11万人に安心と安全を提供することを最重要と考えてきただけに、新形態が決まってほっとしている。官民共同でしっかりとした地域医療を確保していきたい」と話している。


(2011年2月27日 読売新聞)

1500とはずがたり:2011/03/02(水) 10:44:10

現代人は笑うことと泣くことをもっと肯定的に捉えた方が良いよね〜。

患者を支える笑い免疫力のプロたち 500人超えた「笑い療法士」の活躍
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110227-00000001-jct-soci
J-CASTニュース 2月27日(日)15時12分配信

 「笑い療法士」と呼ばれる人たちがいる。笑いによって病気の人の自己治癒力を高めたり、病気の予防を手助けするボランティアだ。

 「笑う門には福来る」「病は気から」。古来のことわざを引くまでもなく、内外の多くの研究により、笑うことが免疫力を高め、薬以上に治療や予防に有効なことが分かっている。ところが、余裕がない日本の医療や福祉現場では、むしろ笑いはタブー視されてきた。

 こうした状況を何とか改善していこうと、「癒しの環境研究会」 (高柳和江代表世話人) が、2005年に「笑い療法士」制度を発足させた。

■日本の病院は遅れていた

 その認定者の発表会が11年2月20日東京都内で開かれ、7期生72人が新たに「笑い療法士」として認められた。05年10月に1期生49人が誕生して以来、これで総勢520人になった。

 欧米には、赤鼻を付けて病院を訪問し、患者を笑わせる道化師がいるが、「笑い療法士」は少し違う。まず、自分自身が「1日5回笑い、1日5回感動する」よう努力する。相手に「安心・安全」「一緒にいると楽しい人」と感じてもらうことから始めて、人々の自然な笑いや生きる力を引き出す。時にはジョークやユーモアも交える。そのためには、個々の患者さんやタイミングに合わせて言葉や行動を選ぶ必要があり、広い知識と同時に話術も非常に重要になる。

 高柳代表世話人 (東京医療保健大学教授) はクウェートで10年間小児外科医を勤め帰国して、日本の病院環境があまりにも貧しいことに驚いた。患者たちの病院生活を少しでも快適なものにしようと、医療に携わる人たちはもちろん、建築家、デザイナー、患者などにも呼びかけて1994年に設立したのが、癒しの環境研究会だ。当初は病室やトイレ、照明などハード面の改善研究からスタートした。「笑い療法士」はいわばソフト面からの環境改善アプローチだ。

 「笑い療法士」は、医師、看護師、介護職員から一般市民、難病患者までの多数の応募者から研究会が書類選考する。その候補者を対象に、脳外科医で落語家の中島英雄氏、高柳代表世話人らによる2日間の講習があり、フォローアップ研修を通じて、笑いの本質や効果、話し方などを学んで、評価された人が初めて認定される。

 日本の医療職は多忙だが、「笑い療法士」になると患者さんに親身になり、仕事への充実感を味わうことが多くなるという。発表会では医療や福祉現場で患者さんと交流している先輩の「笑い療法士」8人が成功談、失敗談を報告したり、熱い思いを述べた。

医療ジャーナリスト・田辺功

1501とはずがたり:2011/03/03(木) 14:14:19
貧困が原因で人が死につつあるね。。

無保険などで受診遅れ? 4人死亡  県内昨年、民医連調査
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20110303h

 国民健康保険(国保)の保険料を滞納して「無保険」状態になったり、保険証は持っていても医療費の自己負担分を払えなかったりして受診が遅れ、県内で昨年、4人が死亡していたことが全日本民主医療機関連合会(民医連)の調査で分かった。全国では24都道府県で71人に上り、前年(47人)の約1・5倍に増えた。

 県内で死亡した4人はいずれも秋田市の住民で、中通総合病院を受診。同病院医療福祉相談室によると、06年の調査開始以降、これまで県内で確認されていた死亡事例は08年の1件だけだった。同病院の草〓芳明副院長は「経済状況の悪化により、保険料が払えなかったり、受診を抑制している人が増えているのではないか」と分析した上で、「失業により、社会保険から国保に移行する人が多い。県内他病院でも同様の事例が相当数あるだろう」と話した。

 同室によると、死亡した4人のうち2人が無保険状態だった。50代女性は昨年11月、秋田拠点センター・アルヴェのトイレで倒れているのが見つかり救急搬送された。胸に乳がんと思われるくぼみがあり、翌日死亡した。搬送時に医師へ「2週間ほど食事をしていない」と話したほか、財布に現金は入っておらず、滞納のため有効期間が短い「短期保険証」を所持していたが、保険料は未納だった。

※〓は弓へんに剪
(2011/03/03 11:23 更新)

1502チバQ:2011/03/04(金) 22:45:32
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20110226-OYT8T00850.htm
《ニュース最前線》 研修医不足深刻に
マッチング42%


「県地域枠」を設定している秋田大  今春卒業予定の医学生の希望研修先と受け入れ病院を組み合わせる「マッチング」で、県内受け入れ病院の募集定員に対する希望者の割合(充足率)は今年度42%となり、全国ワースト3位、東北6県で最下位だった。充足率の低迷は本県の医師不足となってはね返る。県は対策に力を入れるが、医学生の多くは都市部などを志望しており、今後も難航が予想される。(金島弘典)

 医学生は卒業後2年間、研修医として幅広い診療科で臨床経験を積み、その後独り立ちする。医師臨床研修マッチング協議会によると、マッチング充足率は、東京都や大阪府が90%を超えているのに対し、本県は、2005年度52%、06年度54%、07年度47%、08年度56%、09年度52%と低迷している。

 県内には14の研修医受け入れ病院があるが、充足率100%は2病院のみ。10病院は50%以下にとどまり、ゼロも4病院あった。特に秋田市以外の病院は苦戦している。研修医は、研修を受けた都道府県で働き続けるケースが多いとされる。研修医の不足は、将来県内で働いてくれる医師の不足にもつながる。

 研修医が集まらない背景には、04年度に始まった新しい臨床研修制度がある。導入前は大半の医学生が出身大学病院に残り研修したが、研修先を原則自由に選べるように変わり、研修医の都市部や出身地への流出が加速した。本県のような地方部は打撃を受けた。

 このため、秋田大は06年度から、推薦入試で、県内高校卒業者に限る「県地域枠」を設定。現在15人まで拡大しているが、それでも入学者に占める県内出身者の割合は10年度で26%(31人)にとどまる。

 県は、秋田大の少ない本県出身の医学生をつなぎとめつつ、県外で学ぶ本県出身の医学生などを呼び込むことが課題となっている。県は新年度当初予算案に研修医など医師確保対策11億4800万円を計上し、取り組みを強化する方針だ。

 目玉として、県は9月、研修医や医学生向けに、手術などをコンピューター上で疑似体験できる「医療シミュレーションセンター」を秋田大に完成させる。東北地方では最大規模。専門医、研究指向が強いとされる若手医師に対し、研修医の教官役を務める優秀な指導医の確保を含め、魅力ある環境の整備が欠かせないとみている。

 06年度から始めた修学資金の貸与も継続する。医学生は借りた期間の1・5倍を県内の病院で働いてもらう。研修医は借りた期間、県内で働いてもらう。貸し付け数は10年度末で111人。医学生は6年間借りるケースが多く、研修医期間を含め最低9年間は県内で働いてもらえる見通しだ。

 県はこれらの施策について、「研修医が独り立ちしていく7〜8年後から実を結び始める」と期待を込める。ただ、「本質的に医師の不足や偏在は県単位ではどうしようもない。国による『手術』が必要で、我々は『対症療法』に終始せざるをえないのが現状」と抜本対策を求めている。

(2011年2月27日 読売新聞)

1503チバQ:2011/03/06(日) 02:43:06
http://mytown.asahi.com/tottori/news.php?k_id=32000001103040001
循環器内科を休止 鳥取市立病院
2011年03月04日

 鳥取市立病院(鳥取市的場1丁目)は4月1日から循環器内科の診療を休止する。岡山大学医学部が医師の派遣を辞めるためだ。


 市立病院の循環器内科はこれまで2人態勢で運営され、入院、通院合わせて年約1万人の患者を診てきた。しかし岡山大は昨年5月、岡山県北部の医療体制強化のために派遣を打ち切ると通告。昨年8月末に1人が市立病院を離れ、残っていた1人も今月末で派遣期間を終える。


 市立病院は県立中央病院や鳥取大医学部、県外の複数大学に医師派遣を要請したが、確保出来なかった。市立病院は今後も循環器内科の再開を目指すという。(宋潤敏)

1507とはずがたり:2011/03/14(月) 20:13:46

放医研、被曝患者を受け入れ 今回の原発事故で初
http://www.asahi.com/national/update/0314/TKY201103140367.html
2011年3月14日19時33分

 放射線医学総合研究所(放医研、千葉市)は14日、福島第一原子力発電所の事故で被曝(ひばく)した自衛隊員1人を受け入れると発表した。隊員は足にけがをしているが、命に別条はないという。今回の一連の事故で、放医研が患者を受け入れるのは初めて。

 文部科学省によると、隊員は30歳前後の男性。一定程度の被曝が認められ、放射性物質が傷口から入るなどの内部被曝の可能性があるため、被曝医療が専門の放医研で治療することにしたという。ヘリコプターで搬送される。

 今回の地震発生後、放医研の医師ら専門家は被災地近くで、福島県立医大病院などと連携し、治療に当たっていた。

 放医研は高度な被曝医療ができ、重篤な患者の治療を担う施設。

1508とはずがたり:2011/03/16(水) 14:53:22

「医薬品が足りない」=避難所診察の医師、悲痛な声―支援届かず・宮城県南三陸町
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110316-00000022-jij-soci
時事通信 3月16日(水)5時32分配信
 東日本大震災で、津波で甚大な被害を受けた宮城県南三陸町には、食料品などが徐々に届き始める一方、医師や薬品などのサポートがなかなか行き届かない。自身も被災しつつ、避難所で治療を続ける開業医らから「とにかく薬を」と悲痛な声が聞かれた。
 同町では大きな避難所に、開業医や公立志津川病院の医師が滞在して診察。国境なき医師団から派遣された医師と保健師が、小規模な避難所を巡回して診断している。600人余が避難する志津川小学校では、体育館の一部に体育用マットを使ったベッドを設け、臨時の診療所がつくられた。診断する笹原政美さん(63)は町内で開業医をしていた。
 笹原さんは取材に「一番困るのは薬剤不足だ」と繰り返した。住民の多くは、津波から逃げるのに必死で、持病の薬を持ち出せなかった。笹原さんも診療所が津波で壊滅。持ち出せた医療品はなかった。
 避難所生活のストレスからか、高血圧を訴える高齢者が増加。夜中トイレに立って気を失う人もいた。薬を持ち出せた住民から分けてもらうなどして薬を調達してきたが、それも底を突きつつあるという。
 同町災害対策本部も置かれた総合体育館の避難所にも公立病院の医師が待機した。ヘリコプターの離着陸ができるため、周辺から患者が搬送されることもあり、臨時の救急病院に近い様子に。「胸が苦しい」という高齢女性が救急車で運ばれ、医師らが駆け付けて手早く診察すると、十分な手当てができる病院へ移すよう救急隊に指示し、足早に避難所に戻った。「高齢者が多く、持病がある人も多い」と話す遠藤健治副町長(62)は「避難生活も長期間になるだろうから、精神面のケアとともに医薬品問題は重要だ」と強調した。
 医薬品はなかなか届かない。「似た効能ならどんな薬でも良いと何度も言ってるのに」。遠藤さんはもどかしそうに言った。 

電源用燃料、病院に優先配分を=関東知事会が要請
http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&amp;k=2011031600618

 関東地方知事会の松沢成文会長(神奈川県知事)は16日午後、国会内に民主党の長妻昭筆頭副幹事長を訪ね、東日本大震災を契機に品薄となっている燃料について、公的機関への優先配分を申し入れた。長妻氏は、政府に伝えることを約束した。
 松沢氏は病院で使用する非常用電源の燃料確保を要請。東京電力による計画停電についても「停電になると言って(実施)しないと、無駄に(非常用電源の)燃料が減る」として、東電と連携して迅速な情報提供に努めるよう求めた。(2011/03/16-14:25)

1509チバQ:2011/03/16(水) 22:51:18
http://mytown.asahi.com/areanews/chiba/TKY201103150435.html
計画停電、長期化に不安 難病患者、人工呼吸器が命綱
2011年3月16日


人工呼吸器で命をつなぐ長谷川喜代子さん(61)=茂原市本納


 体が動かせなくなる筋萎縮性側索硬化症(ALS)の患者たちは人工呼吸器が命綱。バッテリーでは一時的にしか対応できず、患者や介護する家族は、計画停電に不安を募らせている。

 茂原市本納の長谷川喜代子さん(61)は、ALSが発症して約15年。自宅で寝たきりで、通常の会話は文字盤を使い、複雑な内容はまゆ毛を上下させて操作するパソコンで伝える。

 人工呼吸器は24時間欠かせない。普段は家庭用電源で動かすが、停電の場合はメーカーから借りた外部バッテリーを使う予定だ。約5時間対応できるという。内蔵バッテリーもあるが、介護している長女歩さん(37)は「万一に備え、最後の頼りに残しておきたい」と語る。

 2時間ごとに使っているタンの吸引器も、停電したらエンジンをかけた自動車から電源を取る予定だ。

 「1日1回程度の停電なら何とか対応できるが、長引いて家族で対応できないようになれば入院を考える」と歩さんはいう。

 日本ALS協会県支部の川上純子事務局長によると、在宅で人工呼吸器をつけているALS患者は、地震による停電で大事を取って入院した人が多いという。

 県によると、在宅で人工呼吸器を付けている患者は県内に121人。うち、特定疾患患者は80人でALSがほとんどだという。慢性心疾患や慢性呼吸器疾患などの小児慢性特定疾患患者は41人いる。

 計画停電や燃料不足による鉄道、バスの減便やマイカーの燃料不足も、定期的な通院が必要な患者には不安材料だ。

 県医師会の篠宮正樹理事は、体内でインスリンのほとんど作られない1型糖尿病患者や、腎臓病などで人工透析の必要な患者も心配だと指摘する。1型糖尿病は、定期的にインスリンを接種しないと昏睡(こんすい)状態となり、死ぬ可能性もある。人工透析が必要な患者は、2日に1回程度医療施設に通わなければならない。

 篠宮理事は「毎日薬を飲まなければ命に関わる人も多い。かかりつけ医が遠い場合、近くの医療機関を受診して処方してもらうこともできる。かかりつけ医と連絡を取りながら、薬や必要な治療が途絶えないようにしてほしい」と呼びかけている。(高木和男、永井真紗子)


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