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Tohazugatali Medical Review

1502チバQ:2011/03/04(金) 22:45:32
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20110226-OYT8T00850.htm
《ニュース最前線》 研修医不足深刻に
マッチング42%


「県地域枠」を設定している秋田大  今春卒業予定の医学生の希望研修先と受け入れ病院を組み合わせる「マッチング」で、県内受け入れ病院の募集定員に対する希望者の割合(充足率)は今年度42%となり、全国ワースト3位、東北6県で最下位だった。充足率の低迷は本県の医師不足となってはね返る。県は対策に力を入れるが、医学生の多くは都市部などを志望しており、今後も難航が予想される。(金島弘典)

 医学生は卒業後2年間、研修医として幅広い診療科で臨床経験を積み、その後独り立ちする。医師臨床研修マッチング協議会によると、マッチング充足率は、東京都や大阪府が90%を超えているのに対し、本県は、2005年度52%、06年度54%、07年度47%、08年度56%、09年度52%と低迷している。

 県内には14の研修医受け入れ病院があるが、充足率100%は2病院のみ。10病院は50%以下にとどまり、ゼロも4病院あった。特に秋田市以外の病院は苦戦している。研修医は、研修を受けた都道府県で働き続けるケースが多いとされる。研修医の不足は、将来県内で働いてくれる医師の不足にもつながる。

 研修医が集まらない背景には、04年度に始まった新しい臨床研修制度がある。導入前は大半の医学生が出身大学病院に残り研修したが、研修先を原則自由に選べるように変わり、研修医の都市部や出身地への流出が加速した。本県のような地方部は打撃を受けた。

 このため、秋田大は06年度から、推薦入試で、県内高校卒業者に限る「県地域枠」を設定。現在15人まで拡大しているが、それでも入学者に占める県内出身者の割合は10年度で26%(31人)にとどまる。

 県は、秋田大の少ない本県出身の医学生をつなぎとめつつ、県外で学ぶ本県出身の医学生などを呼び込むことが課題となっている。県は新年度当初予算案に研修医など医師確保対策11億4800万円を計上し、取り組みを強化する方針だ。

 目玉として、県は9月、研修医や医学生向けに、手術などをコンピューター上で疑似体験できる「医療シミュレーションセンター」を秋田大に完成させる。東北地方では最大規模。専門医、研究指向が強いとされる若手医師に対し、研修医の教官役を務める優秀な指導医の確保を含め、魅力ある環境の整備が欠かせないとみている。

 06年度から始めた修学資金の貸与も継続する。医学生は借りた期間の1・5倍を県内の病院で働いてもらう。研修医は借りた期間、県内で働いてもらう。貸し付け数は10年度末で111人。医学生は6年間借りるケースが多く、研修医期間を含め最低9年間は県内で働いてもらえる見通しだ。

 県はこれらの施策について、「研修医が独り立ちしていく7〜8年後から実を結び始める」と期待を込める。ただ、「本質的に医師の不足や偏在は県単位ではどうしようもない。国による『手術』が必要で、我々は『対症療法』に終始せざるをえないのが現状」と抜本対策を求めている。

(2011年2月27日 読売新聞)


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