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Tohazugatali Medical Review

1415荷主研究者:2010/07/06(火) 23:05:44

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100624t15015.htm
2010年06月24日木曜日 河北新報
遺伝子変異の肺がん治療 イレッサで生存期間、倍に 東北大

 東北大大学院医学系研究科の貫和敏博教授(呼吸器病態学)の研究グループは、特定の遺伝子が変異を起こした肺がんの治療で、治療薬イレッサ(一般名ゲフィチニブ)が従来の抗がん剤より効果が高く、生存期間も長くなるとする研究成果をまとめた。成果は医学系米学術誌に掲載された。

 イレッサは、日本人の肺がんの8割を占める「非小細胞がん」の患者のうち、特に「上皮成長因子受容体(EGFR)」の遺伝子変異で悪化したがんに有効とされる。ただ遺伝子診断に基づき、投与する患者を限定した場合の有効性を裏付ける十分な研究がなかった。グループは2006年3月から大規模な臨床試験を進めてきた。

 09年5月にかけ、宮城県立がんセンター、東北大病院、仙台厚生病院、弘前大病院など全国約50の医療機関で、該当する遺伝子変異のある20〜75歳の患者計230人の協力を得て臨床試験を実施した。

 無作為に半数ずつのグループに分け、一方には初回からイレッサ、一方には抗がん剤を投与。症状が再び悪化するまでの期間はイレッサ投与が約11カ月、抗がん剤が約5カ月で、副作用の頻度はイレッサ投与のグループの方が低かった。

 平均生存期間は、従来の抗がん剤投与のみでは1年程度だったが、イレッサ投与の患者は2年半。最初に抗がん剤を投与し、次にイレッサに切り替えた場合でも2年近く生存したという。

 貫和教授は「遺伝子変異のある患者にイレッサを用いる個別化治療の有効性が示された。新たな標準療法として確立したと言える」としている。


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