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国際関係・安全保障論
1
:
■とはずがたり
:2003/01/22(水) 12:15
経済畑出身の私の鬼門,外交・安全保障を考える。
適宜,憲法談義・世界経済等もこちらで。
2403
:
チバQ
:2010/04/30(金) 08:49:07
http://mainichi.jp/select/world/news/20100430ddm007030023000c.html
ソマリランド:独立宣言から20年 独立運動指導者・サマター城西国際大研究員に聞く
◇長老の力で政治解決を
元ソマリア財務相で、ソマリランド「独立」運動指導者の一人でもあったイブラヒム・メガグ・サマター城西国際大(千葉県東金市)研究員(68)に現状を聞いた。
◇
ソマリランドは平和と公平公正な選挙を実現してきた。(2院制で)民主主義と伝統を結合させた。(ソマリア南部での内戦に対し)仲裁活動ができれば、同じ民族で、伝統・文化を共有するわれわれは最良の影響力を行使できるだろう。
氏族社会の長老は(内戦中の)暫定政府にもイスラム急進派にも影響を及ぼせる。長老の力を使って仲裁することで政治的解決をもたらすことができる。
ソマリランドにもイスラム武装組織がいるが、今のところ政府が制御している。しかし国際社会が(国家承認されない)ソマリランドを承認・援助せず、支援を南部のソマリアのみに集中させるなら、彼らの活動はソマリランド、ジブチ、エチオピアへと広がるだろう。
==============
■人物略歴
バーレ政権で財務相、産業相、駐西独(当時)大使などを歴任。81年に米国に亡命した後、SNM幹部としてソマリランド「独立」に尽力した。
2404
:
小説吉田学校読者
:2010/05/03(月) 08:26:58
古い奴だとお思いでしょうが、公開会見というと、克美しげるの出所会見の生々しさを想起してしまうのです。何でも公開すればいいと言うわけでもなかろうに。
普天間移設:首相と徳之島3町長の会談、7日で調整
http://mainichi.jp/select/today/news/20100502k0000e010025000c.html
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、一部部隊などの移設候補地となっている鹿児島県・徳之島の3町長(徳之島、伊仙、天城)と鳩山由紀夫首相の会談は7日に実施される方向で双方が調整に入った。2日、大久保明・伊仙町長が明らかにした。
大久保町長によると、3町長は首相側と県を通じて日程・場所を調整しているが、県担当者から「東京で7日を軸に調整している」と連絡があったという。伊藤祐一郎知事と地元選出の徳田毅衆院議員(自民)も立ち会う予定。
また、大久保町長は会談の原則公開を求めているが、首相側は難色を示しているという。
3町長はこれまで政府側との面会を拒否していたが、鳩山首相が在沖米海兵隊のうち航空部隊最大1000人の徳之島移転などに言及。4日には沖縄県の仲井真弘多知事との会談で政府案を正式発表する可能性が高いことなどを考慮して方針を転換。「会って早く反対を伝える方が得策」と判断した。
2405
:
チバQ
:2010/05/03(月) 23:20:08
http://mainichi.jp/select/world/news/20100416ddm007030067000c.html
アフガン・遠い安定:ピース・ジルガを前に/上(その1) 「解放」の町、地雷が包囲
◇「タリバンをテロリストにしたのはアメリカだ」 生活、死と隣り合わせ
アフガニスタン南部へルマンド州のナーダリ地区。旧支配勢力タリバンが支配していたことから、近接のマルジャ地区とともに米英軍が「住民の解放」を目的に大規模軍事作戦を始めたのは2月。しかし、作戦が終わった3月下旬に現地入りすると、皮肉にも「陸の孤島」と化していた。
タリバンが米英軍を封じ込めようと、地区の周りに地雷や手製爆弾を仕掛けたためだ。自由な外出もままならず、死と隣り合わせの生活を強いられた住民たちは、作戦を始めた米国や政府に怒りの矛先を向ける−−。
◇
アフガニスタンからの主な麻薬密輸ルート(上)とアフガニスタンのケシ栽培面積の推移グラフ 州都ラシュカルガからナーダリ地区まで、悪路を車で40分。取材に同行した地元ジャーナリスト、バシル・オマリ記者(43)は「経験から地雷が埋まっていそうな所は想像がつく」と平たんな場所を避け、「武装集団による拉致を避ける」ため、往路と復路は別ルートにすると言った。
米英軍は地区中心部を「解放」したものの、その周囲は依然としてタリバンの支配下にある。中心部入り口の検問所に着くと、アフガン兵が「外国人記者がここを通過するのは初めてだ」と言い、「地雷に気をつけろ」と念を押した。
小さな商店が並ぶ地区の中心街には、あちこちに弾痕が残る。住民約50人が地区庁舎前で、仕事を求め、立ち尽くしていた。
屋上から銃を手にした英兵が見下ろす中、建設労働者のジャマルディンさん(35)が、「米英軍がいる限り、危険が増えていく。地区の外に働きに行けない」と訴えると、周囲の男たちも「カルザイ(大統領)は米国のいいなりで戦争をするから、安全だった生活がむちゃくちゃになった」と不満を連ねた。
作戦があった二つの地区では、空爆などで住民60人以上が死んだ。義弟が地雷で片足を失った農家のファズルラさん(35)は「犠牲者の多くが地雷や仕掛け爆弾が原因だった」と言い、「タリバンをテロリストにしたのはアメリカだ」と語気を強めた。
小麦畑に目を凝らすと、赤い花をつけたケシの一群が見える。アフガンは世界の麻薬の9割を原産するが、その大半はへルマンド州で栽培され、住民の収入源にもなっている。
小麦にケシが交じる畑。子供たちが草抜きなどの手入れをしていた=アフガニスタン・へルマンド州ナーダリで2010年3月26日 米国が「タリバンの資金源」と指摘するケシだが、アフガン政府によると、米英軍は今回の軍事作戦でケシ畑に目をつぶった。オバマ米政権は米軍増派に合わせ、南部カンダハルで次の作戦を予定している。現地では反米感情の悪化が作戦の障害となるのを避けるためケシ栽培が黙認されたと解釈されている。
帰路の車内。オマリ記者は「米国は自由を掲げながら、アフガン人の生活を破壊する。タリバン支配は窮屈だが、治安と秩序は守られた」と言い、その先の言葉をのみ込んだ。【ナーダリで栗田慎一】
◇
アフガンの全民族代表らが参加するピース・ジルガ(国民和平会議)が来月、カブールで開かれる。安定化への指針を見いだすことができるのか。模索が続く現場から報告する。
毎日新聞 2010年4月16日 東京朝刊
2406
:
チバQ
:2010/05/03(月) 23:20:39
http://mainichi.jp/select/world/news/20100416ddm007030113000c.html
アフガン・遠い安定:ピース・ジルガを前に/上(その2止) 資金源、群がる各勢力
◇世界のヘロイン使用、9割アフガンルート
◇「周辺国は麻薬密輸の共同取り締まりに消極的だ」
アフガニスタンの安定化を阻む要因に、麻薬の密輸ビジネスがある。世界で消費される麻薬の9割以上を生産する内陸国アフガンは、六つの国と接する国境線の長さが計5530キロもあり、麻薬ビジネスに群がる各種勢力が、国境地域の無法化をたくらむ。内相などを歴任し、昨年11月に発足した2期目のカルザイ政権の麻薬対策相に就いたムクバル氏(45)は、毎日新聞のインタビューで、「周辺国はアフガンとの共同取り締まりに消極的だ」と訴えた。【カブールで栗田慎一】
アフガン産麻薬の9割以上は西方向へ流れていく。東隣パキスタン国境の大半には、標高3000メートル以上の急峻(きゅうしゅん)な山脈が壁のようにそびえていて、陸路の密輸を物理的に難しくしているためだ。
アフガニスタン・へルマンド州ナーダリ地区の地図 ムクバル氏は「アフガンからの密輸ルートは大きく三つある」と言う。
(1)カザフスタンからロシアを経由して欧州、英国にいたる「ヨーロッパ・北部ルート」(2)タジキスタンやウズベキスタンなどを通り、ロシアへ流れる「中央アジア・北部ルート」(3)パキスタン南部やイラン、トルコを経由して英国にいたる「バルカンルート」−−だ。
「昨年の世界のヘロイン消費量375トンの9割が、これらのルートを通って末端ユーザーに届いた」と述べ、大臣室の壁にかけた世界地図をさしながら、「一つのルート上に何千もの犯罪組織がうごめいている。需要と供給の関係と同じで、生産地のアフガンだけの取り組みでは限界がある」と語った。
壁にかけた地図を前に、麻薬の密輸ルートを説明するムクバル麻薬対策相=アフガニスタン・カブールで2010年3月30日、栗田慎一撮影 しかし、ムクバル氏によると、国境地域での共同取り締まりはイランと2月に始まったばかり。最も国境線が長いパキスタンは「まったく話が進まず、協力的でない」と不満をぶちまけた。
ただ、アフガンからの麻薬密輸には、武装勢力だけでなく、警察や地元当局者らも関与しているとされ、周辺国の不信を買っているのも事実だ。
ムクバル氏は、警官が麻薬事件で逮捕されたケースは「ある」と答えたが、「組織的な関与はない」と断言。「警官2万6000人のうち国境の麻薬対策に割ける要員は6000人前後。極めて少ない」と嘆いた。
==============
■ことば
◇アフガニスタンのケシ栽培
90年代の内戦で、各軍閥勢力が資金源として栽培に関与。タリバン最高指導者オマル師の禁止令で01年は急減したが米国の軍事攻撃後に再び拡散した。過去最悪だった07年の19万3000ヘクタールを頂点に減少に転じ、09年は12万3000ヘクタール。しかし、この間、ヘロイン精製工場が増えケシ輸出からヘロイン輸出国に転換。国民に麻薬中毒者も増え、社会不安が広がっている。
2407
:
チバQ
:2010/05/03(月) 23:21:22
http://mainichi.jp/select/world/news/20100417ddm007030020000c.html
アフガン・遠い安定:ピース・ジルガを前に/中 麻薬密輸、マフィア暗躍
アフガニスタンから中央アジア、ロシアへ流れる麻薬ルートの玄関口、北部クンドゥズ州。国境を接するタジキスタンは1月、自国内への麻薬密輸で逮捕・収監していた256人のアフガン囚人をすべて送還し、同州に最多の74人が移された。アフガン政府は3月下旬、同州の刑務所で送還囚人への取材を外国メディアとして初めて毎日新聞に認めた。
タリバンは今、01年11月の政権崩壊末期まで支配していた同州を奪還するため軍勢を増強している。
囚人たちは「北部の麻薬は地元マフィアが仕切っている」とタリバンの関与を否定し、密輸の実態を明らかにした。
◇
「タジキスタンからのワイン密輸1回で1000ドルの報酬だ」
昨年12月下旬、1日5ドルの日雇い仕事の仲間から誘われ、スルタン服役囚(22)は参加を決意した。集合場所はタジクとの国境を流れるアムダリヤ川。ぼた雪が舞う深夜、地元マフィアの男が、ビニール袋に密封したヘロイン数十キロを手渡し、「泳いで向こう岸(タジク)まで運べ」と命じた。「麻薬とは聞いてない」と抗議したが、男は「運ばないなら、ここでお前の頭をぶち抜く」と拳銃を突きつけた。
空気で膨らませた羊の全身皮につかまり、自分と同じ「運び屋」3人と身を切るような流れに入った。川幅は約100メートル。途中、50歳くらいの男が力尽き、沈んでいった。
30分後に到着し、受け入れ側の別の男と移動中、国境警察に捕まった。タジクの法廷で「だまされて無理やり運ばされた」と主張したが、判決は懲役18年だった。
一方、運び屋を調達する側にいたバハルディン服役囚(35)は、旧ソ連圏で話されるロシア語に堪能なことから、旧軍閥組織と関係が深い地元マフィアに幹部として参加。半年前にアムダリヤ川を渡った際、国境警察の待ち伏せに遭い、懲役20年を科せられた。
「戦争は貧富の格差を広げ、運び屋は簡単に見つかるようになった」と話し、「中央アジア経由の麻薬密輸は、複数の地元マフィアが仕切っている。戦争で忙しいタリバンが関与する余地はない」と断言した。
クンドゥズ州警察幹部のアユーブ麻薬捜査官(32)は、「密輸に携わる犯罪組織は武装し、身代金目的の拉致など各種犯罪を手がけ、警察との交戦もいとわない。タリバンだけを見ていては、安定化は図れない」と語り、治安悪化の複雑な背景を暗示した。【クンドゥズで栗田慎一】
毎日新聞 2010年4月17日 東京朝刊
2408
:
チバQ
:2010/05/03(月) 23:22:06
http://mainichi.jp/select/world/news/20100418ddm007030123000c.html
アフガン・遠い安定:ピース・ジルガを前に/下 和解占う「投降者」
パキスタン部族支配地域と国境を接し、タリバン色の強いアフガニスタン東部ナンガルハル州。同州を拠点に東部4州を統括していたタリバン司令官、ファズル・ラフマン氏(30)が、幹部19人と政府の「和解」に応じたのは2月初めだった。初の“大物”投降だけに、政府は5月のピース・ジルガ(国民和平会議)に向けた成果と位置づけるが、傘下の戦闘員約500人は今も山に潜伏中だ。
3月下旬に毎日新聞の取材に応じたラフマン氏は「他の司令官も政府の和解の本気度を見ている」と語った。
副官とともに取材に応じるラフマン前タリバン司令官(右)=アフガニスタン・ナンガルハル州で3月28日
◇
「司令官辞任をタリバン指導部に伝えていない。私の判断と行動は誰にも束縛できないからだ」
副官と現れたラフマン氏は、辞任手続きの質問にそう答えた。戦闘で受けたという額の傷が、武勇を象徴するように残る。
長い間、兄でタリバン司令官ヤヒヤ氏の副官だった。兄は昨夏、パキスタン北西部で何者かに殺された。兄の活動の大半は、パキスタンの武装勢力「パキスタン・タリバン運動」(TTP)の指揮下で、アフガンに向かう米軍の補給車両を破壊することだった。
このため、TTPと敵対するパキスタン軍の情報機関(ISI)から「アフガンへ帰れ」と警告されていたといい、ラフマン氏は「拒否した兄をISIが殺した」とみる。
復讐(ふくしゅう)に燃える同氏は昨年9月、TTPのハキムラ・メスード総司令官の指名を受け、兄の後任司令官に就いた。その半年後にタリバンを見限り、和解に応じたことになる。
和解は、兄の生前の遺言だったという。和解に導いたイスラム聖職者組織「和平合同委員会」東部本部長のクチ師(56)は、「私とヤヒヤ氏はタリバン政権時代、ともにタリバンのメンバーで盟友だった。政権崩壊後は別の道を歩んだが、1年前に再会し、説得していた」と打ち明ける。
クチ師は言う。「タリバンの戦闘員は農民が多く、戦いに疲れている。でも米国は信用できない。だから、ラフマン氏は、カルザイ政権が本気で和解を考えているかを知るため、人身御供になった」
タリバン指導部は、“裏切り者”のラフマン氏暗殺を命じた。同氏が殺されれば「カルザイ政権は保護能力なし」とみなされ、現場の司令官レベルで進み始めた「和解」の動きは止まる。同氏の処遇は、アフガン安定化の試金石となる。【ナンガルハル州で栗田慎一】
2409
:
小説吉田学校読者
:2010/05/04(火) 22:35:19
対中抑止力というか、目前の問題として尖閣諸島の問題があるのは分かりきっていること。
となれば、米軍が撤退したからといって、その跡地に何も入らないのかとか、普天間を民間に返すとしても自衛隊が来るのかとか、そういう問題も議論しないといかんと思うのです。
「戦禍の島」であることは重々分かっているのだけれども、「国境の島」としての安保政策を何らかの形で提起したほうがいいのではないか。安保素人の私がいうのもなんだけど。
首相、県内移設を初めて表明 沖縄知事に「負担願う」
http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010050401000025.html
鳩山由紀夫首相は4日、沖縄県を訪れ、米軍普天間飛行場(宜野湾市)移設問題をめぐり仲井真弘多県知事、稲嶺進名護市長らと相次いで会談し、キャンプ・シュワブ沿岸部(名護市辺野古)を埋め立てる現行計画を修正し、辺野古沖への移設案を事実上初めて提示した。くい打ち桟橋方式を軸に代替施設を造る案を検討している。首相は「すべてを県外というのは難しい。沖縄にも負担をお願いしなければならない」と明言、沖縄側は明確に反対した。同時に、鹿児島県・徳之島へのヘリコプター部隊移設か一部訓練の移転も目指し、地元に要請する考えを示した。
「最低でも県外」と強調してきた首相の政治責任が問われるのは間違いない。5月末までの決着は困難な情勢だ。首相の進退問題に発展する可能性もある。
首相は稲嶺氏との会談で「あまり遠いところに移設地を求めることはできない。辺野古の海を汚さない形での決着を模索することが重要」と強調。
仲井真知事との会談では「沖縄県民におわび申し上げなければならない」と陳謝。県内移設や徳之島案を含め「パッケージでの解決が大事」と強調。知事は「県外移設を求める県民の声が高まっている。政府は真摯に受け止め、危険性除去に取り組んでほしい」と要請。稲嶺氏は辺野古案を「到底受け入れられるものではない」と拒否した。
2410
:
チバQ
:2010/05/05(水) 11:52:17
2・3位連合で政権か?
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100505/t10014241031000.html
イラク新政権へ 連立協議前進
5月5日 11時11分
イラクで、ことし3月に行われた国民議会選挙を受けて、マリキ首相率いる政党連合とイスラム教シーア派の政党連合が新政権樹立のため協力することで合意したと発表し、連立協議は選挙からおよそ2か月たち大きく前進しました。
ことし3月に行われたイラクの国民議会選挙では▽最多の議席を獲得したアラウィ元首相率いる世俗派の政党連合「イラキーヤ」と、▽現職のマリキ首相の「法治国家連合」の2つの勢力がきっ抗し、▽イスラム教シーア派の保守勢力「イラク国民同盟」が続いています。これについて4日、「法治国家連合」と「イラク国民同盟」が共同で記者会見を行い、新政権樹立のため協力することで合意したと発表しました。両者の議席数はあわせてほぼ過半数となることから、2か月近く続いた連立協議は、ようやく政権作りに向けて大きく前進したことになります。ただ、争点となっている首相の座をめぐっては、どちらの政党連合から選出するのか依然、合意に至っておらず、今後も協議を続けるということです。また、少数派のスンニ派政党も参加する「イラキーヤ」が新政権に加わらなければ宗派間の深刻な対立を再び招くとも指摘されており、「イラキーヤ」も加わった宗派横断の大連立が実現するのかどうかが今後の焦点となっています。
2411
:
チバQ
:2010/05/07(金) 00:07:29
http://mainichi.jp/select/world/news/20100507k0000m030035000c.html
イラク:シーア派主導の最大会派 法治国家連合と国民同盟
【カイロ和田浩明】3月に行われた連邦議会選挙後の連立交渉が難航しているイラクで、獲得議席数2位だったマリキ首相の法治国家連合(SLC)と、同3位だったイスラム教シーア派主導のイラク国民同盟(INA)が4日、合同会派結成を発表した。SLCは宗派横断型をうたっているが、マリキ氏を含め指導部にはシーア派が多い。
獲得議席はSLCが89、INAが70。両派の合計は過半数に4議席足りないが、シーア派優勢の最大会派を形成することになる。両派の連携は、獲得議席数がトップだが、91議席だったアラウィ元首相のイラク国民運動(イラキヤ)には打撃となる。イラキヤ支持はスンニ派に多いため、治安安定に必要とされる「国民的政府」の実現は流動的となった。
ただ、SLCとINAは最大の懸案である首相候補では合意できていない。また、選挙結果の一部再集計や、現在も続いている候補者資格審査で当選者が失格とされる恐れがあり、各党の議席数は変動する可能性がある。こうした不確定要素は残るものの、政治評論家のイブラヒム・スメダイ氏は「選挙前のシーア派主導体制が維持される可能性が高まった」と分析している。
INAはイランの影響が強いイラク・イスラム最高評議会などが中核だ。イラキヤは両派の連携を「イランの命令でできたもので、宗派主義と暴力を悪化させる」と批判した。
人口の約6割を占める多数派シーア派は03年のフセイン政権崩壊後に政治の主導権を確保。旧支配層のスンニ派との間で武力衝突が起き、06〜07年にかけ内戦状態に陥ったこともある。
2412
:
チバQ
:2010/05/07(金) 00:23:54
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100506/plt1005061250000-n2.htm
米、徳之島に「NO!」首相オソマツ軍事知識に周囲驚愕2010.05.06
米軍普天間飛行場移設問題で、米国が海兵隊部隊の鹿児島県・徳之島への一部移転に難色を示していることが分かった。鳩山由紀夫首相は4日の沖縄訪問で全面的な県外移転断念を表明し、「約束を守れ」「恥を知れ!」などと猛烈な批判を浴びたばかり。徳之島活用案も断たれれば、責任追及の声は一段と高まりそうだ。
「徳之島はノーです」
4日の日米実務者協議で、米側はこう通告してきたという。
これまで、米側は普天間移設先について、(1)海兵隊の部隊運用に支障を来さない(2)移設先自治体の理解が得られる−ことを条件としていた。
米側は先の実務協議で、沖縄本島から約200キロ離れた徳之島では海兵隊の一体運用は困難なうえ、大規模な反対集会が開かれたことなどを理由に「部隊移転は事実上不可能」との認識を伝達したという。
首相は、徳之島空港を活用して最大1000人の海兵隊移転を検討。7日には徳之島3町長と都内で会談し、理解を求める考えだったが、その前に、米国から拒絶されたことになる。
防衛省関係者は「恐ろしいことに、首相や首相周辺には、基礎的な軍事知識が欠落している」といい、こう続ける。
「海兵隊の地上部隊とヘリ部隊は一体であり、切り離して運用することはあり得ない。地上部隊はヘリ部隊が近くにいてこそ、有事の即時対応ができる。ヘリ部隊は陸上に降りたときが最も弱く、地上部隊に敵の攻撃から守ってもらう必要がある。常に有事を想定するのが軍。韓国海軍の哨戒艇沈没事故で、北朝鮮の関与が疑われている。抑止力を弱める提案は、とても飲めないはずだ」
ただ、官邸内には「訓練移転なら米側が受け入れる余地がある」との見方があり、首相としては粘り強く交渉を続けていく方針という。
2413
:
チバQ
:2010/05/07(金) 20:46:36
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100507/erp1005072026011-n1.htm
【英国の選択】自民党の失速 (1/2ページ)
2010.5.7 20:17
7日、首相官邸のあるダウニング街に到着したブラウン首相(ロイター) 【ロンドン=木村正人】英国で初めて行われたテレビ討論会でニック・クレッグ党首の人気が沸騰していた自由民主党が意外にも失速した。それを象徴するのがロンドンのリッチモンド・パーク選挙区だ。これまで自民党議員が当選を重ね、区議会も多数派を形成する自民党の牙城だったが、保守党新人候補の前にあっけなく落城した。
1回目のテレビ討論会が行われた翌日の4月16日、
有権者の多くが「昨日のニックはよかった」とクレッグ党首の弁舌ぶりを称賛していた。
そんな中、保守党のザック・ゴールドスミス候補(35)は街頭活動で有権者の質問に一つ一つ丁寧に応じていた。
富裕な家庭に生まれた同候補は環境運動に没頭する変わり種。「環境」を看板政策に掲げるキャメロン党首が強く推す候補者の1人だった。「環境問題で自分の力がどこまで通じるか試してみたい」と語っていた同候補は、保守党の巻き返しとともに支持を広げ、見事に議席をものにした。
自民党が失速した最大の理由は移民政策の甘さにある。数十万人といわれる長期不法滞在者の問題を解決するため、自民党は不法滞在者への市民権付与をマニフェスト(政権公約)に掲げた。ブラウン首相の失言問題で労働党支持者の女性が「東欧からの移民が増えて困っている」と訴えたように、英国の一般的な世論はブレア前労働党政権下で進められた移民の拡大政策には否定的だ。
欧州連合(EU)域外からの移民に上限を設ける方針の保守党は接戦区で自民党との移民政策の違いを強調し、同党の躍進を封じ込めた。さらに欧州単一通貨ユーロ導入支持、独自の核抑止力の放棄など、英国民にはなじみにくい自民党の公約がクレッグ人気で浸透するにつれ、逆に自民党離れを招いたようだ。
2414
:
チバQ
:2010/05/07(金) 20:47:16
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100507/erp1005072029012-n1.htm
【英国の選択】「弱い政府」を選んだ英国 (1/2ページ)
2010.5.7 20:18
7日、シェフィールドのスポーツセンターを出る自由党のクレッグ党首夫妻(AP) 【ロンドン=木村正人】英国が選択したのは、下院の過半数を制した単独政党がつくる「強い政府」ではなく、何事にも他党との調整を要する「弱い政府」だった。7日大勢が判明した英総選挙では第1党になった保守党を軸に政権が樹立されるとみられるものの、労働党のブラウン首相は第3党の自由民主党と連立交渉に入り、政権維持に執念を見せる。欧州にギリシャ財政危機の嵐が吹き荒れる中、英国は「停滞の時代」を迎えた。
■36年ぶりの空白
単純小選挙区制を採用する英国では二大政党による政権交代が定着、大勢が判明する投票日翌日には首相官邸の住人が入れ替わるのが恒例になっている。
英国の歴史を振り返ると議会でどの政党も過半数を持たない不安定な状況は停滞期に現れている。戦後では1度だけある。
英経済が低迷していた1974年2月の総選挙でヒース首相の保守党が297議席(得票率37・9%)、ウィルソン党首の労働党が301議席(同37・2%)でいずれも過半数議席(318、当時)に届かなかった。
ヒース氏はすぐには辞任せず、北アイルランドの地域政党と連携を模索したが失敗。4日後、ウィルソン首相が誕生したが、政治は停滞。8カ月後、再び総選挙が行われた。元保守党副幹事長のベストセラー作家ジェフリー・アーチャー氏の小説「めざせダウニング街10番地(首相官邸)」にも似た状況が登場する。
ブラウン首相は「英経済を持続的な回復に導けるよう自らの役割を果たす」と宣言、地元のスコットランド地方から空路で官邸に戻り、自民党との連立交渉に入った。
■財政再建に暗雲
しかし、労働党と自民党の議席を合わせても過半数には届かないため、保守党を軸に政権樹立が進められる可能性が強い。大幅に議席を減らした労働党より議席を奪還した保守党に民意が移ったとみるのが妥当だからだ。
経済自由化で増えた税収を教育や医療、社会保障に当てるブレア前労働党政権の「第三の道」で公共セクターは拡大。金融危機対策の財政出動が拍車をかけ、今年の財政赤字は1800億ポンド(約24兆3千億円)、国内総生産(GDP)比でギリシャ並みの12・8%に達する見通しだ。
「小さな政府」の保守党が政権につけば50日以内にブラウン政権下の予算を見直し、年内に60億ポンド(約8千億円)の歳出削減に着手する方針だ。しかし、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスのパトリック・ダンリビー教授は「緊縮財政法案を早急に成立させるのは難しいだろう。英国の選択は保守党政権を誕生させても保守党の政策は受け付けないということだ」と語った。来年5月総選挙の声が早くも聞こえ始めた。
2415
:
とはずがたり
:2010/05/07(金) 23:27:03
毎日だけど琉球新報の記事?
普天間移設:ヘリ部隊移転断念へ 政府「全面県内」の様相
http://mainichi.jp/area/okinawa/news/20100507rky00m040006000c.html
【東京】鳩山政権は米軍普天間飛行場移設問題で、鹿児島県徳之島へのヘリコプター部隊の一部移転を断念する方針を固めた。引き続き訓練の一部移転の可能性は模索する。複数の日米関係筋が6日、明らかにした。ただ一部訓練移転が実現しても、普天間の代替滑走路や機能のほとんどが県内に残るほぼ全面的な「県内移設」となる状況がより明確になった。
鳩山由紀夫首相は一方で、15日を軸に再度来県する方向で県と調整している。仲井真弘多知事との面談も予定。ただ政府内には週末を外すべきだとの考えがあり、17日来県の可能性もある。
一部訓練移転については、米軍再編合意に伴う嘉手納基地からの一部訓練本土移転で負担軽減が実現できていない。徳之島に訓練の一部を移転しても、米軍側の運用が優先される形で負担軽減の実効性は期待できず、県民の反発が一層強まるのは必至だ。
普天間の滑走路自体は、日米合意と同じ移設先の名護市辺野古に、くい打ち桟橋(QIP)方式を軸に建設の検討を進めている。鳩山政権は、徳之島への一部訓練移転や県外の自衛隊基地での日米共同訓練拡大を併せて打ち出すことで「負担の軽減」に取り組む姿勢をアピールしたい考え。
日米関係筋によると、鳩山政権は、米側が2012年から普天間に配備予定の垂直離着陸機MV22オスプレイの部隊を徳之島に移すことを検討。これに米側は、4日の防衛省での日米実務者協議でも、(1)地上部隊との距離が遠すぎる(2)整備・補給要員増が必要で非効率−などと拒否の姿勢を重ねて示した。鳩山首相は米側の姿勢が軟化しないため、ヘリ部隊移転見送りに傾いた。
一方で米側は、訓練移転には兵舎などの付帯施設の整備を条件に検討の余地があるとの考えを日本側に示した。
ただ実現のめどがまだ立たないため、首相は7日の徳之島地元3町長との会談で「普天間の基地機能の分散」のあいまいな表現にとどめ、訓練移転への絞り込みは明言しない見通し。
(琉球新報)
2416
:
名無しさん
:2010/05/07(金) 23:32:14
http://www.youtube.com/user/TomokoHata
5月7日14:00より行われた「沖縄等米軍基地問題議員懇談会」の記者会見の模様をユーチューブにアップしました。
5月7日〜9日のテニアン・サイパン視察についての趣旨説明と、普天間基地移設問題に関する議懇案の内容についての説明がなされました。
記者会見:2010.5.7沖縄等米軍基地問題議員懇談会①〜⑥〜ノーカット
手前(右側)から、相原久美子参議院議員・網屋信介衆議院議員・近藤昭一衆議院議員(事務局長)・川内博史衆議院議員(会長)・皆吉稲生衆議院議員・瑞慶覧長敏衆議院議員(事務局次長)‐途中から
特に⑥の3:00あたりから、「グアム協定」に明記されている、グアムへの移設は抑止力の強化であるという点について強調して説明しています。
2417
:
名無しさん
:2010/05/07(金) 23:36:30
グアム協定
http://www.hatatomoko.org/gum-kyotei.html
配布資料1
http://www.hatatomoko.org/SCN_0001.pdf
配布資料2
http://www.hatatomoko.org/SCN_0004.pdf
2418
:
チバQ
:2010/05/08(土) 11:24:41
>>2415
提携してる?みたいでたまに琉球新報の記事見かけます
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2010050802000063.html
<スコープ>徳之島 受け入れ拒否 遅すぎた『腹案』実らず
2010年5月8日 紙面から
鳩山由紀夫首相が米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で「腹案」として温めてきた徳之島移転構想が事実上、ついえた。首相は七日、徳之島の三町長と会談して基地機能の一部移転に協力を求めたが、三町長は即座に拒否。普天間の移設先は全面的に沖縄県内となる様相で、沖縄の反発がさらに強まることは確実だ。現行計画の修正を軸にした五月末決着は一層困難になった。 (竹内洋一)
「大変遅きに失したような状況になってしまった。本当に申し訳なく感じている」
首相は三町長に移転受け入れを要請する際に、こう陳謝した。
移転構想は今年初めから表面化していたのに、政府の対応が後手に回り、三町長への説明が後回しになったからだ。その間に三町長は受け入れ拒否を固め、会談は開く前から結果は見えていた。
首相は会談後、三町長が今後は協議に応じない考えを示したことに対し「誠心誠意、真心を込めて尽くすしかない。日本の安全保障を誰かが守らなければならない状況の中で、これからも意見交換をしていきたい」と記者団に述べ、「愚直さ」を前面に打ち出すほかなかった。
政府が事実上、徳之島移転の断念に追い込まれたことで、普天間の移設先がすべて沖縄県内になりかねない状況となった。政府は米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(沖縄県名護市辺野古)を埋め立てる現行計画を修正し、浅瀬にくい打ち桟橋(QIP)方式で代替施設を造る案を軸に対米協議を進めている。
首相は、移設案を正式に決めた上で月内に再び沖縄を訪れて説明したい考えだが、地元・名護市の稲嶺進市長の反対は固く、仲井真弘多知事の同意を得られる可能性はゼロに近い。当初、念頭にあった十五日の訪問も「(沖縄の本土復帰記念日に)無神経に沖縄に来る感覚が理解できない」(伊波洋一宜野湾市長)と反発を受け、先送りせざるを得なくなった。再訪は、基地負担の軽減を期待できなくなった沖縄の怒りを増幅させるだけの結果になりかねない。
首相の足元も揺らぐ。平野博文官房長官は七日の閣僚懇談会で、五月末決着に向けて閣僚に協力を呼び掛けたが、社民党党首の福島瑞穂消費者担当相は「県内移設、とりわけ辺野古に戻ることには県民から大きな反対がある。沖縄の人の思いを切り捨てる政治をやってはならない」と反論した。
国民新党代表の亀井静香金融相も記者会見で「辺野古の海から飛び立って辺野古の海に帰ってくることはあり得ない」と、福島氏に歩調を合わせた。平野氏は、与党三党の党首級による基本政策閣僚委員会を来週にも開き、福島、亀井両氏に理解を求める考えだが、政府案の決定もままならない情勢だ。
2419
:
◆ESPAyRnbN2
:2010/05/09(日) 09:52:47
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100508-OYT1T01178.htm
米軍飛行訓練を全国に分散…政府検討
政府は8日、沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題で、同飛行場や米軍嘉手納基地の飛行訓練を
鹿児島県・徳之島のほかにも全国各地に分散移転させる方向で調整に入った。
同飛行場の県外移設が困難となる中、沖縄の負担軽減策の柱としたい考えだ。しかし、米側がどこまで
応じるかは不明な上、沖縄側や移転先自治体が納得する見通しも立っておらず、実現性は不透明だ。
北沢防衛相は8日夜、長野市での会合で「沖縄で活動している(米軍の)ヘリコプターや飛行機の訓練を
日本全国へ散らし、『半分になった』『4割方減った』と沖縄の皆さんに実感してもらえるような案を今
作っている」と明らかにした。その上で、17日以降で調整している鳩山首相の沖縄再訪問時を念頭に
「沖縄県知事に示して納得していただく」と述べた。一部訓練を青森県の米軍三沢基地に移転している
嘉手納基地についても「本土の方へ訓練をどんどん出す」として、さらに分散移転を進める考えを示した。
首相は8日午後、首相公邸で平野官房長官らと今後の対応を協議した。週明けにも関係閣僚会議を開き、
負担軽減策を含む政府案を詰める方針だ。
政府関係者は8日夜、「訓練を沖縄県外に出すことを米側にある程度のんでもらえれば、それは一つの
政治的決着だ」と指摘し、訓練移転で米側と調整がつけば「5月末決着」とみなす意向を示唆した。
(2010年5月9日03時04分 読売新聞)
2420
:
チバQ
:2010/05/12(水) 23:19:02
http://newsweekjapan.jp/stories/world/2010/05/post-1247.php
暴走カルザイという「火種」
Has Karzai Gone Crazy?
反欧米的な過激な言動を繰り返す大統領に、オバマ政権はどんな態度を取るべきか
2010年05月12日(水)14時43分
フレッド・カプラン
[2010年4月21日号掲載]
アフガニスタンのハミド・カルザイ大統領に対して、打つ手はないのか。ひとことで言えば、打つ手は「あまりない」。
「銀行から100万ドル借りていれば、あなたは銀行に支配される。でも10億ドル借りれば、銀行を支配できる」という古いジョークがある。アメリカとカルザイの関係はこのジョークそのものだ。アメリカという銀行は、カルザイという債務者に振り回されている。
カルザイ政権は、体制の正統性に始まり、予算、軍事・警察力、さらにはカルザイ自身の身の安全に至るまで、すべてをアメリカやNATO(北大西洋条約機構)などに頼っている。アメリカやヨーロッパがそこまでアフガニスタンに深入りするのは、それが自国の安全保障のために重要だと考えているから。そのことはカルザイも重々承知している。
アメリカにとって、自分は「大き過ぎてつぶせない」債務者のようなもの。簡単には切り捨てられないはずだ──カルザイはそう計算している。
実際、最近のカルザイはかなり強気な言動が目立つ。4月1日には、09年秋の大統領選を不正に操作しようとしたと欧米諸国を非難。欧米の駐留部隊を侵略者と決め付けた(実際には、大統領選で不正を行ったのはカルザイ自身だし、いまカルザイの命があるのは欧米部隊のおかげなのだが)。
この発言が不興を買ったと分かると、カルザイはヒラリー・クリントン米国務長官に電話して陳謝。誤解を招いたとすれば申し訳ない、と述べた。
ところが、その舌の根も乾かないうちにもっと過激な発言を繰り返した。「選挙不服審査委員会」の委員すべての指名権を大統領に与える改正法に反対する国会議員たちと会談した際に、こう言ってのけた。「もしあなた方と国際社会がこれ以上、私に圧力をかけるのであれば、私はタリバンに転向する」
カンダハル州の地方指導者たちに対しては、地元が望まなければ州内におけるNATOの軍事行動を取りやめると約束した。この夏にNATOが同州で予定している軍事作戦は、バラク・オバマ米大統領のアフガニスタン戦略の土台を成すものだ。米政府内には、カルザイの過激な言動がアメリカのアフガニスタン戦略全体に悪影響を及ぼすのではないかと恐れる声もある。
アメリカが目指すのは、治安を改善し、アフガニスタン政府が基本的な行政サービスを実施できる環境をつくること。それにより、国民が政府に信頼と忠誠を感じるようにして、タリバンなどの反政府武装勢力への支持を切り崩したいと考えている。つまり、アメリカの政策のカギを握るのはアフガニスタン政府だ。
カルザイ「過激化」の発端
しかし、かねてから問題視されていたのは、汚職が蔓延するカルザイ政権が国民の信認を得られるのかという点だった。政府が国民にそっぽを向かれていては、どんなに軍事作戦がうまくいっても政治的な目的を達せない。
そこへもってきて、最近のカルザイの発言により、もっと重大な疑問が持ち上がった。アメリカにとって、事あるごとに欧米を非難し続けるアフガニスタン大統領と協力することが可能なのかという疑問だ。もしそれが不可能だとすれば、アメリカはいまアフガニスタンで貴重な人命と予算を無駄にしていることになる。
この問題を考える上で重要な点の1つは、アメリカとカルザイの亀裂が修復可能なのかどうかだ。一部の米政府当局者の見方によれば、カルザイが過激な言動に走る上では、アメリカ側の行動が図らずも背中を押した面があった。だとすれば、アメリカの行動次第ではカルザイに冷静さを取り戻させることも可能かもしれない。
2421
:
◆ESPAyRnbN2
:2010/05/19(水) 12:31:24
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100518-OYT1T01222.htm?from=top
結局、辺野古「埋め立て」へ…普天間移設
米軍普天間飛行場移設問題で、政府は、沖縄県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沿岸部に建設する
代替施設の工法を「埋め立て方式」に戻す方向で最終調整に入り、米政府側に伝えた。
複数の政府筋が18日、明らかにした。
有力案だった「杭(くい)打ち桟橋」方式は、米政府側が安全・技術面で強い難色を示しているため、断念する方向だ。
移設問題は、鳩山政権発足以来8か月間の迷走の末、最終的に、移設場所も工法も、現行計画にほぼ近い案に戻る
見通しが強まった。
政府は17日から都内で開いている日米外務、防衛当局の課長級、審議官級実務者協議で、米側にこうした方針を
提示した。沖縄県幹部にも17日、非公式に伝えた模様だ。政府関係者は18日、「杭打ち桟橋方式に対する米側の
反応は厳しい。協議に持ち出す雰囲気ではない。こちらももう、考えていない」と語った。
政府が先にまとめた移設最終案は、2006年に日米が合意したキャンプ・シュワブ沿岸部を埋め立ててV字形に
滑走路2本を建設する現行計画を修正し、沖合に杭を打って桟橋を造り、滑走路を建設する内容だった。しかし、
米側は、桟橋方式はテロ攻撃やミサイル攻撃に弱いことや、現行計画に基づく環境影響評価以上の手続きが
必要となることなどから、強い難色を表明した。政府は、「5月末決着」に向け、米側と一定の合意を得るためには、
工法を変えざるを得ない、と判断したものとみられる。
沖縄県の仲井真弘多県知事は従来、滑走路の沖合移動を条件に現行計画を容認し、名護市でも辺野古区など
地元の3区は賛成している。市議会でも、半数近くが現行計画容認派だ。埋め立て方式の場合、沖縄県内の建設・
土木業者が事業に参画しやすくなる利点がある、との指摘もあり、政府は地元でも一定程度の理解を得られると
みている。
ただ、政府は「現行計画回帰」との批判を避けるため、滑走路の配置などを修正したい考えだ。米側はその場合でも、
現行計画に関する環境影響評価の範囲内で、なおかつ運用上の要求を満たすことができる「微修正」しか応じない
ものとみられる。
協議が大詰めに入ったため、鳩山首相はクリントン米国務長官が21日に来日する機会をとらえ、政府案への
理解を自ら求めたい考えだ。北沢防衛相も18日、防衛省でルース駐日米大使と会談し、協力を要請した。
(2010年5月19日03時02分 読売新聞)
2422
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/05/25(火) 06:31:24
一時期に比べてこのスレに転載される普天間関連の記事が減りましたね……。
普天間問題決着の半年先送りを確認 関係閣僚会議
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100515/plc1005150151000-n1.htm
2010.5.15 01:50
政府は14日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題についての関係閣僚会議を開き、日米両政府間で移設先を最終決着させる時期を最大半年後まで先送りする方針を確認した。鳩山由紀夫首相が公言してきた「5月末決着」を正式に断念したことになる。来週中にも日米協議で先送りを打診する。複数の政府関係者が明らかにした。米側も協議継続の意思を示しており、先送り提案に応じる見通しだ。
首相は同日、国会内で関係閣僚の岡田克也外相、北沢俊美防衛相、前原誠司沖縄北方担当相、平野博文官房長官と協議した。
この中で、普天間飛行場の代替施設や建設工法、代替訓練の場所などに関する米側との協議を6月以降も継続し、半年以内に移設実施日程を盛り込んだ計画を作成することで一致した。11月の来日が予定されるオバマ米大統領との首脳会談で最終確認することを想定している。
こうした対米方針を固めた背景には、政府が検討中のキャンプ・シュワブ沿岸部沖合への移設や、鹿児島県・徳之島への基地機能の一部移転に関し、自治体側との交渉が難航していることがある。米側は「地元合意」を求めているため、政府は5月末決着は困難だと判断した。
また、社民党が県内移設に反対していることから、「連立維持のため今夏の参院選後に結論を先送りする方が得策」(首相周辺)との結論に達したようだ。
ただ、米側はシュワブ沿岸部を埋め立てる現行案が「最善」との立場を崩しておらず、決着期限を先送りしても交渉が容易になるわけではない。また、先送りは首相の政治責任に直結する。こうした中で、首相は14日、記者団に「5月末までに決着する。米国の前に沖縄と全国、特に移設先にかかわる地域に理解をいただき、『これでいこう』という方向でまとめていく」と述べ、ぎりぎりまで努力は続ける決意を示した。
一方、平野氏は15日、訓練移転に理解を求めるため鹿児島市内で徳之島の住民ら十数人と会談する。
2423
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/05/25(火) 06:33:48
> 政府が12日の日米実務者協議で示した原案は、環境に配慮した工法として「くい打ち桟橋(QIP)方式」の検討を明記。環境特別協定の締結交渉や、普天間の基地機能の県外移転先として鹿児島・徳之島や全国の自衛隊基地に加え、グアムなど国外も検討対象に挙げたが、米側はいずれも消極姿勢を示した。
> 一方、米側が強く求めた「現行計画の環境影響評価(アセスメント)の範囲内に収める」との要求は合意に盛り込まれた。代替施設完成と在沖海兵隊グアム移転の目標年限の2014年をこれ以上遅らせたくないとの意向で「日米実務者間では共通していた」(防衛省幹部)という。
普天間移設:米要求に大幅譲歩 現行案と大差なく
http://mainichi.jp/select/seiji/futenma/news/20100523k0000m010107000c.html
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題を巡り、日米両政府が22日大筋合意した内容は、鳩山由紀夫首相が約束した「5月末決着」期限が迫る中で、交渉を急いだ日本側が沖縄など地元自治体や連立与党との調整よりも対米合意を優先した結果、米側の要求に大幅に譲歩したものとなった。米側主導の交渉でほぼ現行案に戻る形となり、沖縄や社民党は「頭越し」の合意に反発を強めている。
政府が12日の日米実務者協議で示した原案は、環境に配慮した工法として「くい打ち桟橋(QIP)方式」の検討を明記。環境特別協定の締結交渉や、普天間の基地機能の県外移転先として鹿児島・徳之島や全国の自衛隊基地に加え、グアムなど国外も検討対象に挙げたが、米側はいずれも消極姿勢を示した。
一方、米側が強く求めた「現行計画の環境影響評価(アセスメント)の範囲内に収める」との要求は合意に盛り込まれた。代替施設完成と在沖海兵隊グアム移転の目標年限の2014年をこれ以上遅らせたくないとの意向で「日米実務者間では共通していた」(防衛省幹部)という。
代替施設の工法も具体的な建設場所も先送りしての合意は、「5月末決着」の体裁を整えるための形式的なものだ。日米政府は11月のオバマ米大統領の訪日までの合意を目指して、国連総会がある9月に外務、防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会(2プラス2)を開き、工法など移設計画の詳細を策定する方針だ。並行して沖縄や社民党の理解を求めていく考えだが、地元と連立与党を含めた合意に達するメドは全く立っていない。
社民党の福島瑞穂党首は22日、毎日新聞の取材に「沖縄の同意と連立政権内の合意がないまま先に決めてしまうのは全く理解できない。沖縄の反発はより強まり、日米関係も悪化する」と批判。政府関係者は「合意はしたが、普天間の問題は何も終わっていない」と語った。【上野央絵、西田進一郎】
毎日新聞 2010年5月23日 2時30分(最終更新 5月23日 2時30分)
2424
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/05/25(火) 06:36:51
> 移設先を巡っては、日米実務者間の協議では当初、日本側は共同声明に「辺野古周辺」と明記することを求めた。しかし「辺野古への回帰に納得していない」(政府関係者)とされる鳩山首相が難色を示し、移設先としては「辺野古」を明記しない方向での調整を指示。結局「シュワブ沿岸部」との表現で、事実上の「辺野古」に落ち着いた。
普天間移設:シュワブ沿岸、日米合意 工法は9月に先送り
http://mainichi.jp/select/seiji/futenma/news/20100523k0000m010106000c.html
日米両政府は22日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題で、米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古)に滑走路を建設する▽普天間の基地機能の沖縄県外への分散移転を検討する−−などで大筋合意した。28日にも発表する予定の日米共同声明に盛り込まれる見通し。代替施設の工法や、沿岸部のどの場所に建設するかは決めず、9月に先送りする。
建設場所については、06年の日米合意でシュワブ沿岸部を埋め立ててV字形滑走路を建設するとした現行案の環境影響評価(アセスメント)の手続きを遅らせないことを盛り込む方向で、現行案に極めて近い内容になった。
鳩山由紀夫首相は22日午後、首相公邸に平野博文官房長官、滝野欣弥官房副長官や、日米審議官級協議の日本側担当者らを呼び、約2時間にわたって協議。日米大筋合意を踏まえ、23日の沖縄訪問で仲井真弘多(なかいまひろかず)知事らに説明する内容などを話し合った。合意では沖縄側の要望を受けて検討してきた負担軽減策の詳細まで詰まっておらず、どの程度理解が得られるかは不透明だ。防衛省幹部は日米大筋合意を受けて「あとは首相と官房長官の判断だ」と語った。
これに先立ち岡田克也外相は22日、外務省でルース駐日米大使と約1時間半会談。日米審議官級協議も行われ、28日にも発表する共同声明について詰めの作業を行った。
移設先を巡っては、日米実務者間の協議では当初、日本側は共同声明に「辺野古周辺」と明記することを求めた。しかし「辺野古への回帰に納得していない」(政府関係者)とされる鳩山首相が難色を示し、移設先としては「辺野古」を明記しない方向での調整を指示。結局「シュワブ沿岸部」との表現で、事実上の「辺野古」に落ち着いた。
工法については、当初日本側が検討した「くい打ち桟橋(QIP)方式」に米側がテロ攻撃に弱いなどと難色を示したことから、日米で「埋め立て方式」を検討中だが、共同声明には盛り込まない。米側は、具体的な建設場所や工法について詰めることにはこだわらず、現在進めている環境影響評価手続きを遅らせないよう求め、双方の折衷案となった。
普天間の基地機能の一部移転先として政府が検討している鹿児島県・徳之島も米側が難色を示していることなどから文書には盛り込まないことになった。
また沖縄の負担軽減策として日本側が求めた環境特別協定の締結は、他の同盟諸国との関係を考慮した米側から明記を拒まれた。
鳩山首相は22日公邸での協議に先立ち、札幌市での民主党の会合に公邸からのテレビ中継であいさつ。「沖縄の皆様にもこれからもしばらくご負担をお願いせざるを得ない状況だ」と述べた。【仙石恭、野口武則】
毎日新聞 2010年5月23日 2時30分(最終更新 5月23日 2時43分)
2425
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/05/25(火) 06:40:55
>>2423-2424
によると見直し規定は盛り込まれなかった模様。
普天間移設:10〜15年後見直し 日米共同声明に明記へ
http://mainichi.jp/select/seiji/futenma/news/20100521k0000m010127000c.html
政府は20日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題を巡り、28日にも発表する日米両政府の外務・防衛担当4閣僚(2プラス2)による共同声明に、10〜15年後に代替施設の必要性を含めて合意を見直すとの規定を盛り込む方向で調整に入った。
声明では移設先を米軍キャンプ・シュワブがある「名護市辺野古周辺」とする方針で、「結局は県内移設」との反発に対し、「沖縄に基地を固定化させない」との姿勢をアピールする狙いがある。声明と併せて鳩山由紀夫首相が記者会見などの形で発表することを検討している政府の対処方針にも、同様の規定を明記する。
国民新党は代替施設の使用期限を15年とするよう提案している。自民党政権下で県内移設を受け入れた沖縄県の稲嶺恵一前知事も「15年の使用期限」を条件としていた。ただ米側は軍事基地に使用期限を設けることに否定的なため、安全保障環境の変化などを踏まえた合意全体の見直し規定とする考えだ。見直し規定を設けることで、「県内移設反対」の沖縄県民世論の風向きが大きく変わる可能性は低いとみられる。
政府は対処方針や共同声明の詰めの調整に向け、20日、首相官邸で関係閣僚会議を開いた。21日には外務・防衛の日米審議官級の実務者が協議する。移設先を「辺野古周辺」とするのに加え、日本側は沖縄県内で行われている米軍機訓練を全国の自衛隊基地へ分散移転▽米軍基地の環境問題に関する特別協定締結−−なども明記するよう米側に求めている。【仙石恭、野口武則】
毎日新聞 2010年5月21日 2時30分
2426
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/05/25(火) 06:45:36
普天間:社民党が政府案反対方針で一致 福島氏沖縄訪問へ
http://mainichi.jp/select/seiji/futenma/news/20100525k0000m010090000c.html
社民党は24日、国会内で幹部会を開き、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古)に移設する政府案に反対する方針で一致した。党首の福島瑞穂消費者・少子化担当相は25日に沖縄県を訪ね、仲井真弘多(なかいまひろかず)知事や名護市の稲嶺進市長らと会談する。政府は28日にも米国との共同声明を発表する方針だが、「閣内不一致」は避けられず与党内調整は正念場を迎えている。
福島氏は沖縄訪問で仲井真氏らと意見交換し、「沖縄の民意」を背景に共同声明を出さないよう迫る考え。閣僚でもある福島氏の訪問で、「政府対沖縄」の混乱に拍車がかかるのは必至だ。
社民党内での連立離脱論の高まりに、政府・与党は対応に追われた。国民新党代表の亀井静香金融・郵政担当相は24日、鳩山由紀夫首相と首相官邸で会談し「あなたは日米対等、従属的関係を取らないと宣言して首相になった」と強調。亀井氏は同日夜、東京都内の日本料理屋で平野博文官房長官とも会談した。
平野氏は24日の記者会見で「3党合意の枠でやっている」と指摘。与党3党の連立政策合意に、普天間の「県外・国外移設」が盛り込まれていないことを念頭に、社民党に理解を求めた。しかし、福島氏は「新たな基地を造ることは、県民の負担軽減にならない」と反発した。首相は24日夜、首相官邸で記者団に「この8カ月間、できる限り負担軽減したいということで努力してきた。3党合意に反しているわけではない」と釈明した。【西田進一郎、朝日弘行】
毎日新聞 2010年5月24日 21時07分(最終更新 5月25日 1時09分)
2427
:
◆ESPAyRnbN2
:2010/05/25(火) 12:48:52
>>2424
取り繕うのはやめればいいのに、…ってその割には知事に面と向かって「辺野古」と言ってしまいましたが。
http://mainichi.jp/select/world/news/20100525ddm002010081000c.html
在日米軍再編:普天間移設 「現行案戻らず」 鳩山首相が強調
鳩山由紀夫首相は24日、米軍普天間飛行場の移設先について、4月の党首討論で沖縄県名護市辺野古への
移設は実現不可能との見方を示したことに関し「私が申し上げたのは現行案としての辺野古は無理だと(いうことだ)」と
釈明した。首相官邸で記者団に語った。
首相は政府方針について「現行案に戻るということではない」と強調。「環境に配慮し、住民の安全を考えなきゃ
ならない。米軍の運用上の問題も含めて、満たされるものを見いだしていく中で、最終的に辺野古周辺となった」と
説明した。【横田愛】
毎日新聞 2010年5月25日 東京朝刊
2428
:
とはずがたり
:2010/05/26(水) 00:11:37
対処方針、「辺野古」削除で最終調整
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4436946.html
沖縄の普天間基地の移設問題で、政府は28日の閣議決定を目指す対処方針では、社民党に配慮し、移設先として「辺野古」と明記しない方向で最終調整していることがわかりました。
その一方で政府は、早ければ27日か28日に鳩山総理とオバマ大統領が電話で首脳会談を行い、日米の合意文書を共同声明として発表する方針を固めました。
共同声明では、移設先を「名護市辺野古」か「辺野古周辺」と明記。さらに、工事の方法などは8月までに合意する、移設先で自衛隊との共同使用を検討することなどが柱となっています。また、沖縄県外への訓練の移転も盛り込みますが、徳之島など移転先は明記しない方向です。
日米合意には辺野古と「明記」しながら、政府の対処方針からは「削除」するという苦肉の策ですが、これで社民党の了解を得られるかは不透明です。(25日21:43)
2429
:
とはずがたり
:2010/05/26(水) 19:49:58
普天間移設:徳之島受け入れ7条件「すべてのむ」官房長官
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100520k0000m010128000c.html
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題に絡み、平野博文官房長官が16日に鹿児島県・徳之島の移設賛成派の住民と鹿児島市で会談した際、徳之島3町の借金(公債)の棒引きなど、住民側が示した移設受け入れの7条件にすべて応じる意向を示したことが19日、明らかになった。米海兵隊ヘリ部隊の一部か訓練の移転先に徳之島を検討する政府に対し、地元3町長は交渉を拒否している。大胆な地域振興策で事態の打開を図るのが狙いとみられるが、「カネ」と引き換えに米軍の受け入れを迫る交渉手法に批判も出そうだ。
16日朝、鹿児島市内のホテルのスイートルーム。平野氏は移設賛成派の住民14人と会談し、移設受け入れに向けた7項目の要望を記した紙を受け取った。一通り目を通した平野氏は「移設と振興策は別だが、7項目はすべてのむ」と言い切った。
ペーパーに記された7項目は(1)徳之島3町合計で約250億円の借金(公債)棒引き(2)航路・航空運賃を沖縄並みに抑制(3)燃料価格を沖縄・本土並みに引き下げ(4)沖縄県が対象の黒糖製造工場への交付金を鹿児島県にも適用(5)医療・福祉・経済特区の新設(健康保険税の免除)(6)奄美群島振興開発特別措置法の所管省庁を国土交通省から内閣府へ移す(7)看護学校、専門学校の設置−−だった。
平野氏は会談で、奄美群島向けの10年度政府予算(奄美群島振興開発事業予算)が前年度比29%の大幅減となったことを謝罪、来年度予算編成での対応を約束した。徳之島へのドクターヘリ配備にも言及し、今後、徳之島の地元3町長や伊藤祐一郎県知事と振興策を詰める意向も示したという。
なりふり構わぬ平野氏の姿勢には、徳之島にこだわる政府側の焦りがにじむ。普天間移設を巡り、政府側は基地機能や訓練の一部を全国の自衛隊基地に移転することを検討。しかし、沖縄から日帰りできる県外の訓練候補地は、徳之島以外にない。海兵隊を沖縄に常駐させながら訓練ができる徳之島の受け入れなしに、政府案は成り立たないのだ。
会談の最後、平野氏は会談内容について出席者に固く口止めし、住民側は記者団に平野氏から振興策の話はなかったと口をそろえた。一方、出席者の一人は会談後、平野氏の「丸のみ」発言を徳之島の町長らに伝達。「微妙な変化が島にも出てきた」と賛成論の広がりに期待するが、3町長が交渉のテーブルに着く見通しは立っていない。【横田愛】
毎日新聞 2010年5月20日 2時34分(最終更新 5月20日 10時32分)
2430
:
とはずがたり
:2010/05/27(木) 11:13:49
普天間移設:米要求に大幅譲歩 現行案と大差なく
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100523k0000m010107000c.html
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題を巡り、日米両政府が22日大筋合意した内容は、鳩山由紀夫首相が約束した「5月末決着」期限が迫る中で、交渉を急いだ日本側が沖縄など地元自治体や連立与党との調整よりも対米合意を優先した結果、米側の要求に大幅に譲歩したものとなった。米側主導の交渉でほぼ現行案に戻る形となり、沖縄や社民党は「頭越し」の合意に反発を強めている。
政府が12日の日米実務者協議で示した原案は、環境に配慮した工法として「くい打ち桟橋(QIP)方式」の検討を明記。環境特別協定の締結交渉や、普天間の基地機能の県外移転先として鹿児島・徳之島や全国の自衛隊基地に加え、グアムなど国外も検討対象に挙げたが、米側はいずれも消極姿勢を示した。
一方、米側が強く求めた「現行計画の環境影響評価(アセスメント)の範囲内に収める」との要求は合意に盛り込まれた。代替施設完成と在沖海兵隊グアム移転の目標年限の2014年をこれ以上遅らせたくないとの意向で「日米実務者間では共通していた」(防衛省幹部)という。
代替施設の工法も具体的な建設場所も先送りしての合意は、「5月末決着」の体裁を整えるための形式的なものだ。日米政府は11月のオバマ米大統領の訪日までの合意を目指して、国連総会がある9月に外務、防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会(2プラス2)を開き、工法など移設計画の詳細を策定する方針だ。並行して沖縄や社民党の理解を求めていく考えだが、地元と連立与党を含めた合意に達するメドは全く立っていない。
社民党の福島瑞穂党首は22日、毎日新聞の取材に「沖縄の同意と連立政権内の合意がないまま先に決めてしまうのは全く理解できない。沖縄の反発はより強まり、日米関係も悪化する」と批判。政府関係者は「合意はしたが、普天間の問題は何も終わっていない」と語った。【上野央絵、西田進一郎】
毎日新聞 2010年5月23日 2時30分(最終更新 5月23日 2時30分)
2431
:
とはずがたり
:2010/05/27(木) 11:14:34
特集ワイド:沖縄の怒り、徳之島の困惑
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100526dde012010033000c.html
米軍普天間飛行場の移設問題で、鳩山由紀夫首相が辺野古沿岸への移設を表明し、地元・沖縄の怒りが噴出している。一方、訓練分散の候補地とされる鹿児島県・徳之島では住民が賛成と反対に分かれ、島を二分する事態に。振り回される沖縄と徳之島の思いを大田昌秀元沖縄県知事の話と徳之島ルポでお伝えする。【山寺香】
◇明らかに差別です−−元沖縄県知事・大田昌秀さん
「問題の本質を説明せず、辺野古に基地を押しつけ、本土は負担をまったく分け合おうとしない。これは、明らかに沖縄に対する差別ですよ。今の憲法下でそんなことが許されるはずがない」
大田さんは強い言葉で怒りをあらわにする。普天間飛行場の全面返還が決まった1996年当時、沖縄県知事だった。
今回の鳩山首相の対応で、辺野古周辺の住民からは激しい反対の声が上がっている。
「行政に携わってきた者として今一番懸念するのは、住民の怒りの感情が燃え上がってしまい、コザ騒動のような事件に結びつくことです」とまで話す。コザ騒動とは、アメリカ統治下の70年、コザ市(現沖縄市)で数千人の住民が車両や米軍施設を焼き打ちにした事件。背景には、米兵による事件・事故が多発し、その処分が甘いことなどがあったとされる。
「行政がコントロールできない状況になれば、世界に対し日本国家への信頼を失うことにもなりかねない」と懸念する。
大田さんによると、沖縄の本土復帰後、米軍と住民の間で約6000件の事件が発生している。「(普天間飛行場周辺の危険性を減らすための移設では)辺野古の人は、普天間の人の命は大事で自分たちの命は大切ではないのかという思いになる。命の平等は保障されなければならない」
辺野古地区で反対派の住民らが続ける座り込みは6年に達する。「これだけ長期に及ぶのは、沖縄を戦場にしたくないという戦争体験者たちの深い思いがあるからだ。もし強制的に基地を造ろうとすれば必ず人命にかかわる事件・事故が起きる。そうしたら日米の安全保障や友好関係が根底から崩れる恐れがある」と警告する。
一方で、安全保障や「抑止力」について、歴史的経緯をふまえた十分な議論や説明がなされないまま、県民の首相への抗議行動や反発が表面的に報じられることに強い危機感を抱いている。
「米軍には60年代後半にキャンプ・シュワブ沿岸に軍の一大拠点を作る計画があった。ベトナム戦争などがあり放置されたが、米軍はその計画を今更持ち出してきた。安全保障条約が締結されているから今回は費用もすべて日本の負担だ。米軍にとってこんなに素晴らしい話はない。一方で、アメリカはグアムを軍の拠点とし、8000人の海兵隊を移す計画を進めている。そうなれば新しい基地はいらないはずなのに、政府からは何の説明もない」と不信感をあらわにする。
「鳩山首相が移設問題で新しい方針を打ち出そうとしてきたことは評価してきた。しかし、アジアに目を向け『東アジア共同体』を目指すと言いながら、自民党と全く同じやり方、結論で本当にいいのか。一度県外移設を約束したからには、主権国家らしくアメリカに主張すべきだ」と話した。
2432
:
とはずがたり
:2010/05/27(木) 11:14:55
>>2431-2432
◇「長寿と子宝の島」を歩いた
■支配アレルギー/■要は金/■分断つらい
当初普天間飛行場の移設候補地に挙げられた鹿児島県・徳之島。政府は沖縄県内での移設を表明したが、訓練移転の受け入れを求める圧力が消えたわけではない。島の人々の声が聞きたくて、「長寿と子宝の島」を歩いた。
奄美諸島で2番目に大きい徳之島は、鹿児島空港からプロペラ機で約1時間。人口約2万6000人。車で1周約2時間半の小さな島で、3町で構成されている。
徳之島空港を抱える天城町中心部。「商売に差し支えるから答えたくない。帰ってほしい」と女性店主に取材を嫌がられた。続いて訪ねた店も「ここは空港が近いからみんな神経質になっている。小さな町だから『あの店は賛成派(反対派)』といううわさが広がり、不買につながる」という。想像以上にピリピリした空気だ。50代の別の女性店主は「移転には絶対反対。島民の所得は低いが、もっと大切な人同士のつながりや自然がある。賛成派の店はやっていけなくなるのでは」と不快そうに話す。
島の中心市街地がある徳之島町、南部の伊仙町。至る所に移設反対の看板が掲げられる。女の子を持つ親や若い女性は「治安が心配。沖縄で問題になっているような、米兵による暴行事件が怖い」と口をそろえた。2人の娘を持つ男性(27)は「もうどちらでもいい。もし海兵隊が来れば鹿児島に引っ越す」とあきらめたような口調だ。
徳之島は戦後、1953年の本土復帰までアメリカ軍政下に置かれた。女性(75)は「終戦のころ学校の近くを米軍機が飛んで怖かった。基地などがあれば攻撃を受ける」と話す。商店で働く女性(34)は「島には薩摩やアメリカに支配された歴史があり、上からの圧力にアレルギーがある」と語気を強めた。
一方、受け入れ賛成の声も少なからずあった。中古車販売業の男性(64)は「島の経済はもうどうにもならない。観光と自然だけで飯は食えない」と、沖縄並みの振興策を期待する。畜産業の男性(61)は「要は金。商売人の多くは本当は賛成ではないか」。
滑走路拡大などで恩恵を受けるとされる建設業界。50代の男性は「奄美群島振興開発事業(奄振)が民主党政権になってから3割(約80億円)もカットされた。今後も公共工事が減れば生活できない。本当は賛成だが、この雰囲気では『中立』としか言えない」と打ち明けた。
最後に訪ねた建設会社。50代の男性は「賛成に回る同業者の気持ちも分かるが、それでも自分は島を守ることを優先したい。でもこれ以上仕事が減れば気持ちが揺らぐかも。平和な地域が分断されるのが一番つらい」と唇をかんだ。
徳之島3町の借金(公債)約250億円の棒引きなどのアメをちらつかせ、奄振削減で膨らむ不安につけこむような政府のやり方は、住民同士のつながりも、個人の心も引き裂きつつある。鳩山首相は27日、全国知事会で訓練移転の受け入れを求める方針だ。徳之島の苦しみは、いつ誰の身に降りかかってもおかしくない。
==============
◇「特集ワイド」へご意見、ご感想を
t.yukan@mainichi.co.jp
ファクス03・3212・0279
毎日新聞 2010年5月26日 東京夕刊
2433
:
◆ESPAyRnbN2
:2010/05/30(日) 00:22:42
「警察」に特殊部隊って、世界的によくある話なのかな?
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20100530k0000m040049000c.html
海保:特殊部隊SST初公開、武装船制圧訓練を披露
海上保安庁の観閲式と総合訓練が29日、東京・羽田空港沖の東京湾であり、巡視船など62隻、
航空機19機が参加した。海上テロやシージャックへの対処を任務とする海保の特殊部隊
「特殊警備隊(SST)」が初公開され、黒いタクティカルスーツ姿で自動小銃を携えた隊員が武装密輸船を
制圧する訓練も一般応募者ら4314人に披露された。
核やミサイル関連の禁輸品を積んでいる疑いがある北朝鮮関係船舶を公海上で検査できるようにする
貨物検査特別措置法が28日に成立。韓国の哨戒艦沈没事件で朝鮮半島情勢が緊迫していることもあり、
観閲官の前原誠司国土交通相は「能力の高さを改めて感じた。海上保安庁には一層の緊張感を持って
ことに当たっていただきたい」と述べた。
毎日新聞 2010年5月29日 20時19分(最終更新 5月29日 21時32分)
2434
:
神奈川一区民
:2010/05/30(日) 01:36:11
最近思うのは小澤一郎氏が「第七艦隊だけ
で充分だ」の発言は正しいと思うのですが
、皆さんはどうお考えでしょうか?
2435
:
チバQ
:2010/05/30(日) 18:15:57
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2010052602000086.html
与那国分断の防空識別圏 台湾側洋上に新境界線
2010年5月26日 朝刊
沖縄の米軍普天間飛行場の移設問題を協議している日米両政府は、与那国島の上空に引かれた防空識別圏(ADIZ)を見直し、台湾側の洋上に新たに線引きすることで合意した。仲井真弘多沖縄県知事の要望に応えたもので、ほかに沖縄本島東側海域にあるホテル・ホテル訓練区域を一部返還する。鳩山由紀夫首相の声明より前に閣議了解する方針だが、全体として沖縄の負担軽減とはほど遠い内容にとどまる見通しだ。
与那国のADIZは東経一二三度を境に東側三分の一が日本側、西側三分の二が台湾側となっている。沖縄占領時に米軍が設定し、一九六九年に防衛庁(当時)訓令で追認した。
国土交通省那覇航空交通管制部と台湾航空管制部は互いに民間機の飛行計画を提出し、不測の事態を避けているが、臨時便や急患ヘリコプターは、台湾側へ飛行計画を届ける必要がある。
ADIZは、本来なら領空の外側にあり、航空自衛隊による対領空侵犯措置(スクランブル発進)は、ADIZを越えて領空に迫る航空機に対処する。与那国の場合、領空の内側にあるため、領空を目安とする変則的な対応となっている。
普天間問題をめぐる日米協議で、日本側は新たなADIZを与那国島より西側の台湾側洋上となる案を示し、米側は了承した。台湾側は与那国島を半月状に台湾ADIZから外しているとされ、台湾の理解は得られるとみている。
鳩山首相が初めて沖縄訪問した四日、仲井真知事は普天間の危険性除去に加え、(1)米軍基地から派生する事件事故の解消(2)基地の整理縮小(3)日米地位協定の抜本的見直し(4)制限海・空域の緩和(5)与那国上空の防空識別圏修正−の五項目を要請した。
2436
:
チバQ
:2010/05/30(日) 18:18:44
http://www.asahi.com/international/update/0529/TKY201005290262.html
台湾が「遺憾」 与那国島付近の防空識別圏見直し2010年5月29日20時46分
日本政府が沖縄県・与那国島付近の「防空識別圏」を同島西側に拡大する方針を決めたことについて、台湾の外交部(外務省)は29日、「日本側が事前に我々と十分な連絡をとらなかったことに対し、遺憾の意を表する」とのコメントを発表した。外交部は「この問題は我が国の主権と空域の保全にかかわり、日本の決定を受け入れようがない」としている。(村上太輝夫)
2437
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/06/02(水) 18:30:07
>>2433
国境警備隊や沿岸警備隊のような準軍事組織に特殊部隊があるのは割と普通のことですよ。
ルフトハンザ機ハイジャック事件を解決したことで有名なドイツのGSG9は国境警備隊の所属ですし。
あと旧ソ連の構成国には内務省の治安部隊に特殊部隊があったはず。
>>2434
>>2228
のピーター・エニス記者は、日米同盟の抑止力の中核は横須賀の海軍と嘉手納の空軍と言ってますね。
ただ基地の見直しに際しては日米同盟としてどういう能力を保持するのか、日米間で緊密な協議が前提だとも言ってます。
2438
:
名無しさん
:2010/06/02(水) 18:37:42
CNNやアルジャジーラで「普天間で辞任」と大きく報道されています。
今年の初めにジョセフ・ナイが懸念(
>>2201
)した通りの事態になっています。
2439
:
◆ESPAyRnbN2
:2010/06/02(水) 22:54:16
>>2437
前段なるほど。ただ、日本の海上保安庁は軍隊でないことは勿論、(国際的にはそう言われる)
準軍事組織であることも否定したいたような記憶があります。
準軍事組織「警察予備隊」が自衛隊になった後、9条信者はこのあたり、あまり問題視してないのかな。
後段同感です。
軍事力は「必要最小限度」というのが難しいですし、それ以上に同盟関係をアピールするものですから。
2440
:
神奈川一区民
:2010/06/02(水) 23:00:37
>>2437
日米同盟は一筋縄ではいかないということ
ですよね。そう単純ではないと。
2441
:
とはずがたり
:2010/06/03(木) 00:24:41
>>2437-2440
これはどうなんでしょうか?もしそうなら海兵隊のテニアン成りへの移転は可能と云う事にもなりますよね?
一応アメリカの言い分は沖縄にないと意味がない的なものだった筈ですが。
>日米同盟の抑止力の中核は横須賀の海軍と嘉手納の空軍と言ってますね。
例え要らないとしても国外移設したら同盟してるぞと云う対外的アピールが弱体化するのは間違いないのですけど。。
2442
:
チバQ
:2010/06/05(土) 19:17:20
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100605-OYT1T00444.htm
イスラエル、またパレスチナ支援船を拿捕
【エルサレム=加藤賢治】ロイター通信によると、イスラエル軍は5日、パレスチナ自治区ガザの境界封鎖に抗議してガザに向かうパレスチナ支援船を、地中海のガザ沖で拿捕した。
支援団体が同通信に語ったところによると、イスラエル軍兵士は船に乗り込んではおらず、衝突は起きていない模様だ。軍の船が支援船を追尾しているという。イスラエル中部のアシュドッド港にえい航するとみられる。
イスラエル軍は5月31日、ガザ沖の公海上でトルコのパレスチナ支援船を強襲し、銃撃戦などで支援者9人が死亡している。5日に拿捕された支援船は、アイルランドのパレスチナ支援団体が組織したもので、15人ほどが乗船。支援物資数百トンを積み、ガザ接岸を目指していた。
イスラエル外務省は4日、同国に寄港すれば、検査後の支援物資を陸路でガザへ運ぶとの声明を出していたが、支援団体はこれを拒否し、あくまでガザに接岸すると主張していた。
(2010年6月5日14時15分 読売新聞)
2443
:
チバQ
:2010/06/06(日) 20:41:14
http://newsweekjapan.jp/stories/world/2010/06/post-1329.php
タリバン
実質的トップ不在で指導部が内輪もめ
Taliban in Turmoil
2010年06月04日(金)13時21分
サミ・ユサフザイ(イスラマバード支局)
[2010年6月 9日号掲載]
タリバン指導部が内紛に揺れている。最高指導者ムハマド・オマルに次ぐナンバー2で、潜伏中のオマルに代わって実質的に主導権を握ってきたアブドル・ガニ・バラダルが2月にパキスタンのカラチで逮捕されて以来、タリバンはトップ不在の状態に陥っている。
そうしたなか、バラダル同様、オマルと縁戚関係があり、オマルの長年の側近だったグル・アガ・アーフンドが、バラダルの後継者に名乗りを上げた。オマルから手紙で指名され、オマルの家族も筆跡を見て本物だと確認したという。だがタリバン内部では、以前からアーフンドがパキスタンの情報当局と親しいという噂があり、アーフンドの主張を疑う幹部もいる。
一方で、後方部隊の指揮官アクタル・モハマド・マンスールを後継者に推す幹部もおり、オマルが声明を出して早く決着をつけるよう望む声も聞かれる。米軍の増派部隊3万人が続々と送り込まれるなか、指揮系統の統一が不可欠だというのだ。
バラダルの拘束後、マンスール、軍事部門を率いるアブドゥル・カユム・ザキール、カンダハル州の元知事モハマド・ハッサン・ラマニの三頭支配が続いている。「料理人が多過ぎては、まともな料理ができない」と、ある幹部は嘆く。
2444
:
◆ESPAyRnbN2
:2010/06/09(水) 10:41:29
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-06-09_7101/
辺野古継承に県冷淡 新内閣スタート
2010年6月9日 09時39分
菅内閣では、米軍普天間飛行場を担当する岡田克也外相、北沢俊美防衛相、沖縄振興を所管する前原誠司
沖縄担当相がそろって再任された。日米両政府が米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を決めた共同声明を
継承するとしており、県は冷めた目で船出を見守っている。一方、沖縄振興の観点からは前原氏の再任を歓迎する
声が相次いだ。仲井真弘多知事もかねて前原氏を「一級品の政治家」と評価しており、ポスト沖縄振興計画を
見据えたパイプの強化に取り組むことになりそうだ。
仲井真知事は「地元の了解や合意がある程度ないと進められない。ブルドーザーと銃剣でやるつもりか」と
日米合意の下で辺野古移設を推し進める方針を批判した。
県首脳は「ホワイトビーチも含めてこの8カ月は一体何だったのか。米国と交渉した形跡すらない」と指摘。岡田、
北沢両氏が再任することに「鳩山さんが辞めてチャラにはならない。とにかくまず、説明責任だ」と述べ、県外・国外が
なぜ実現していないのか、検証過程を明らかにするよう求める姿勢を示した。
一方、沖縄振興を担当する県幹部は前原氏について「那覇空港の燃料税や着陸料などの減免措置に関する
要望も聞き入れてもらった。ポスト振計を策定する重要な時期でもあり、再任は歓迎する」と前向きにとらえる。
別の幹部は、前原氏が国土交通相を兼任していることに着目。「那覇空港の第二滑走路建設など県の課題は
国土交通省に関連する分野が多い。観光立県として観光庁を抱える役所であることも重要だ」と指摘し、前原氏の
立ち位置の良さを強調した。
「地元だけで決まらない」
普天間移設で岡田外相 負担減の実現意欲
岡田克也外相は8日夜、首相官邸で記者会見し、米軍普天間飛行場を名護市辺野古崎と隣接水域へ県内移設
するとした日米合意に、沖縄側で反発が拡大していることに対し「政治には国民の命を守る責任がある。地元だけで
決まるわけではない」と述べた。地元の合意を得られなくても日米合意の実現を目指す考えを示した発言だ。
同時に「沖縄の負担軽減との両立が問われている」と指摘し、引き続き沖縄に理解を求めていくとした。
北沢俊美防衛相は9日未明の就任会見で、米軍普天間飛行場移設に関して菅直人首相が述べた「一つの方向性」
について、「5月の日米合意を守り、普天間を返還して危険除去する第1段階と、将来の安全保障環境をにらみ、
(沖縄の)基地偏重を解消すること」と説明した。
移設を進める上での沖縄の理解を求めるために「防衛省の知見を基に丁寧に説明したい」と努力する意向を示した。
前原誠司沖縄担当相は8日夜の就任会見で、普天間飛行場移設問題について、菅首相が政府内で同問題の
新たなタクスフォースの設置に言及したことを明らかにした上で、「(政府内で)しっかり沖縄にコミットメントする
チームをもう一度つくり直し、責任者を決めて取り組むことが重要だ」との認識を示した。
鳩山由紀夫前首相が2009年衆院選で発言した「少なくとも県外(移設)」が実現できなかったことを県民に謝罪
することが必要との考えを示し、「普天間の返還を含め、沖縄全体にとって着実に負担軽減につながることを沖縄に
しっかりとご理解いただき、日米合意を着実に進めていくことが必要だ」と述べた。
2445
:
◆ESPAyRnbN2
:2010/06/09(水) 10:41:44
沖縄との関係薄く 仙谷官房長官
【東京】米軍普天間飛行場移設問題をめぐる関係閣僚のかじ取り役となる官房長官に就任した仙谷由人氏は、
2004年8月の沖縄国際大学への米軍ヘリ墜落直後、民主党の国会議員でつくる「米軍ヘリ墜落事故現場調査団」
の団長を務めた以外、沖縄とのかかわりは薄い。
新政権は名護市辺野古周辺への移設を盛り込んだ鳩山政権下での日米共同声明、政府方針の踏襲が予想される。
仙谷氏は「熟議の民主主義」を信条に掲げており、県内からは世論の大半が反対する県内移設の実情に耳を傾けて
ほしいとの期待の声も上がった。
1998年から2年間、仙谷氏の秘書を務めた上里直司県議(民主)は、金融や医療問題、憲法論議など幅広く
政策に精通しているとして仙谷氏の活躍に期待する。
基地問題では04年に党のヘリ事故調査団長として沖縄入りした後、沖縄関連の問題と直接かかわる機会は
多くなかった。しかし、上里氏は自らが提言する「地域主権」の問題に仙谷氏が関心を示していたことに触れ、
「沖縄の基地問題は合意のないような押しつけが進み、民主主義が機能していない。仙谷氏のキャッチフレーズは
『熟議の民主主義』だ。聞く耳を持ち、提言した政策を受け止める度量はあると思う」と述べ、あらためて同県連、
県民との対話に期待した。
一方で、社民党の照屋寛徳国対委員長は仙谷氏と自治労協力国会議員団で一緒だったころを「彼は弁護士として
私の1期先輩。筋を通す性格で、堅物という印象」と振り返る。「旧社会党出身だが、取り立てて沖縄へ思い入れが
あるかは分からない。鳩山政権で沖縄との交渉役だった平野博文官房長官よりも、厳しい対応かもしれない」と述べ、
沖縄との距離感を計りかねている。
2446
:
名無しさん
:2010/06/09(水) 14:27:08
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100609-00000057-san-pol
次期中国大使に丹羽氏有力 戸惑う中国側「日本側の意図がわからない」
6月9日7時56分配信 産経新聞
【北京=伊藤正】日本政府は宮本雄二駐中国大使の後任に、伊藤忠商事の丹羽宇一郎相談役の起用を固めたという。民間人積極登用の方針に基づく、この異例の人事には、北京では驚き、戸惑いが渦巻いている。ある日中関係者は、だれが大使になっても日中関係に影響はないとしながら、「日本側の意図が分からない」と首をかしげた。
[フォト] 日米分断を招きかねなかった「小沢大訪中団」
日中国交正常化後の駐中国大使は初代の小川平四郎氏以来、12代の宮本氏まで外務省のキャリア組が占め、最近の3人はいわゆるチャイナスクール出身だった。中国との利害の衝突や難題への対処に当たって、専門知識、情報、人脈や中国との交渉経験を持つチャイナスクール出身者への期待が背景にあった。
大使は広義の国益がぶつかり合う外交において、政府の指示を実行する任務を負う。しかし、政府方針の妥当性を判断し、意見具申するのも大きな役目だ。政府の対中外交に影響力を及ぼした例は過去にも幾つかある。
その代表例は、1989年の天安門事件直後に着任した橋本恕(ひろし)大使だった。橋本氏は、92年秋の天皇陛下ご訪中の実現に全力を挙げた。当時、自民党内では反対論が強く、外務省内でも右翼の反発を警戒、消極論が少なくなかった。橋本氏は何度も帰国して政府首脳や自民党有力者の説得に成功し、外務省内も訪中推進でまとまった。橋本氏は、中国の可能性を見据え、天皇陛下ご訪中が中国の近代化を推進し日中の新しい関係を築く一歩と考えていたと話したことがある。
橋本氏は72年の日中国交正常化に中国課長として貢献、中国側には太い人脈を持っていた。その人脈が天皇陛下の受け入れに消極的だった中国首脳の説得にフルに活用された。最後に決断したのはトウ小平氏で、トウ氏が健在でなければ、ご訪中もなかったに違いない。
その後、日中両国は多くの荒波を乗り越え、経済分野を中心に協力関係を深めてきた。丹羽氏の人選もその文脈で理解されているが、経済は民間に任せればよい。大使の主要任務は国と国民の安全と利益を守ることであり、時には中国との衝突も避けられない。
鳩山由紀夫前政権が普天間問題で迷走したのは、安全保障問題への軽視が原因だった。菅直人政権にも、東シナ海問題はじめ中国の軍拡・海洋戦略への軽視がうかがえる。そうした中で次期大使の責任は重く、手腕が問われよう。
2447
:
チバQ
:2010/06/09(水) 23:43:48
>>2446
>大使は広義の国益がぶつかり合う外交において、政府の指示を実行する任務を負う。しかし、政府方針の妥当性を判断し、意見具申するのも大きな役目だ。政府の対中外交に影響力を及ぼした例は過去にも幾つかある。
>その代表例は、1989年の天安門事件直後に着任した橋本恕(ひろし)大使だった。橋本氏は、92年秋の天皇陛下ご訪中の実現に全力を挙げた。当時、自民党内では反対論が強く、外務省内でも右翼の反発を警戒、消極論が少なくなかった。橋本氏は何度も帰国して政府首脳や自民党有力者の説得に成功し、外務省内も訪中推進でまとまった。橋本氏は、中国の可能性を見据え、天皇陛下ご訪中が中国の近代化を推進し日中の新しい関係を築く一歩と考えていたと話したことがある。
『官僚』の仕事ではなく、政治家の仕事と思いますが。。。
2448
:
チバQ
:2010/06/10(木) 21:32:47
>>2443
http://newsweekjapan.jp/stories/world/2010/06/post-1327.php
アルカイダCFOの「高い」資格要件
Money in the Bunker
国際テロ組織のナンバー3で最高財務責任者だったマスリが死亡。後継者に課せられる職務とは
2010年06月03日(木)16時53分
マーサ・ホワイト
冒険を求めてやまない心と抑えきれない宗教的情熱があり、洞窟内の重役室で働く意欲があるあなた! ぜひアルカイダに就職を――。
メディアはアルカイダの最高幹部の1人、ムスタファ・アブ・アルヤジド(別名サイド・アル・マスリ)の死を伝えている。パキスタン領内で米軍無人機の攻撃を受けたという。
マスリはアルカイダの創設メンバーの1人で、序列はウサマ・ビンラディンとアイマン・アル・ザワヒリに続く第3位。企業で言う最高財務責任者(CFO)と最高執行責任者(COO)に相当する立場にあると言われてきた。
では、テロ組織のCFOとは実際にどんな仕事をするのだろう?
一言で言えば「何でも屋」だ。アルカイダは9・11テロ前の最盛期(当時は組織内にマスリ率いる財政委員会が存在した)に比べ、中央集権的な色はかなり薄れている。
だが、組織の運営は今も多くの面で企業に似ている。もっと具体的に言えば、アルカイダはコンビニエンスストアやファストフード店などのフランチャイズで言う「本部」のような存在だ。
アルカイダの傘下に入ることを希望する組織は、かなり厳しい審査を受けなければならない。自らテロを実行し、公の場でアルカイダの幹部をほめ称え、自分たちのイデオロギーを「本部」のものに合わせなければならないのだ。
「フランチャイズ」の中心人物
たとえばアルジェリアのイスラム武装組織「布教と聖戦のためのサラフ主義集団」がアルカイダへの加入に向けて動き出したのは06年のこと。国内のイスラム過激派に金銭的、物質的な援助を行なったかいあって、この組織はザワヒリから正式に加入を認められた(今ではこの組織は『イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ』という名で知られている)。
また「フランチャイズ」への加入を希望する組織は、アルカイダに金や武器などを上納するのが「契約条件」となっている。マスリはこうした交渉の取りまとめ役だったと思われる。
アメリカのシンクタンク、外交評議会によればテロ組織は寄付や麻薬取引、それにマネーロンダリングから活動資金を得ている。また9・11テロに関する独立調査委員会によれば、アルカイダの資金の大半は寄付によってまかなわれているという。
寄付は個人からのものもあれば慈善団体(武装組織の運営だったり、まともな団体がだまされて......という場合もある)を経由して流れ込んだものもある。
マスリは資金集めに関して組織の表の顔として活躍した。09年6月に公開されたビデオで彼は、武器などの物資の不足により思うような活動ができないと嘆き、志を同じくするテロリストに対しアルカイダへの寄付を呼びかけた。
そしてマスリが集めた金は9・11テロのような武装闘争に使われた。タリバンのアヘン取引のほか、サハラ砂漠を舞台にした武器や麻薬の密輸もアルカイダの資金源になっていると言われている。
2449
:
チバQ
:2010/06/10(木) 21:33:13
資金繰りと暗殺、両方が心配
マスリはアルカイダの口座の金の出入りを管理する立場にもあっただろう。ただしテロ組織は金を貯めたり送金したりするのに銀行やクレジットカードを使うことはできない。
その代わりアルカイダが利用しているのは「ハワラ」と呼ばれる非正規の金融システムだ。送金仲介人のネットワークで当局の監視も受けないし、銀行のようなきちんとした取引記録も残さないから都合がいいのだ。
9・11テロの後、普通の銀行に預けられていた資産が差し押さえられたことも、アルカイダが地下金融を利用するようになった理由の1つだった。
時に人事管理もCFOの重要な職務となる。マスリは工作員の移動を助けるために、金や偽造パスポートなどを渡したりもしたはずだ。
従来のアルカイダは新人テロリストの訓練費用や生活費に資金援助を行なってきた。だが最近こうした金を切り詰めるようになっている。
おかげでテロリストの卵たちは、自腹で山を越えて訓練施設まで来なければならない。施設は小屋と言ってもよく、06年に衛星写真で捉えられたパキスタン国内の立派な訓練キャンプとは大違いだ。
だが組織の縮小はマスリにとって最大の不安要因ではなかったはずだ。
ウォール・ストリート・ジャーナル紙が伝えたところによれば、アルカイダの資金や運営の責任者というのは危険なポストだ。01年以降、この職にあった7人が命を落としたという。
一般企業のCFOも「クビを切られる」ことはままある。だがテロ組織のCFOは本当に頭を吹き飛ばされてしまうらしい。
(The Big Money.com特約)
2450
:
チバQ
:2010/06/13(日) 00:58:39
>>2362
そもそも自治政府の議長選さえ行われていないわけで
http://mainichi.jp/select/world/news/20100613k0000m030039000c.html
パレスチナ:自治政府が地方選を延期
【エルサレム花岡洋二】パレスチナ自治政府は、自治区で来月17日に予定されていた地方選を無期限延期することを決めた。自治区ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスは既に選挙ボイコットを表明しており、ヨルダン川西岸のみで選挙を強行することの正当性への危惧(きぐ)などが背景にあったとみられる。
延期理由について自治政府は10日の声明で、主流派ファタハとハマスとの分裂統治に触れ、「和解への努力を続けるため」と説明した。しかしロイター通信の取材にファタハ幹部は、ファタハ内部の対立で候補者名簿を作れなかったと明かした。さらに別の幹部は、低い投票率でファタハの権威が揺らぐ恐れがあったと説明した。
自治政府での選挙を巡っては、今年1月に予定されていた自治政府議長と評議会(国会)の同日選も延期されたまま、新たな日程のめどが立っていない。
2451
:
チバQ
:2010/06/13(日) 00:59:10
http://mainichi.jp/select/world/news/20100612k0000m030051000c.html
ラファ検問所:いつ閉じるか知れぬ狭き門 待ち続ける人々
【ラファ検問所・和田浩明】イスラエルの封鎖下にあるパレスチナ自治区ガザ地区とエジプトを結ぶ唯一の公式の接点、ラファ検問所に入った。ガザ国際支援船団をイスラエル軍が急襲した事件を受け急きょ開門された。娘との久しぶりの再会を願う老いた母、外国で働くためビザを取得しようする男性。いつ閉じるか知れない狭き門の前で、多くの人が待ち続けていた。
9日訪れたエジプト側検問所では、30度を超す気温の中、ファトマさん(76)が座り込んでいた。娘と会うためヨルダンから駆けつけたが、「書類不備」で通過拒否。「戻って書類を整えてこいって。この年でそんな元気はない」。1948年のイスラエル建国で生まれ育った土地を追われた。ガザに嫁入りした娘とは4年も会っていない。「顔を見て話したいだけなのに……」
人1人が通れるほどの狭く高い鉄門から約100メートル歩くと体育館ほどの入国管理施設だ。膨らんだ旅行カバンを持った100人ほどが不安げな表情で通過許可を待っていた。
ムハンマド・アルハジさん(35)がサウジアラビアの大学から採用通知を受けたのは08年。ビザを取得するため4度ラファ通過を試み、ようやく許可が出そうだ。「仕事も見つけたのにたどり着けない。もどかしい」
数百メートル先のガザには、バスに乗り込み、鉄条網や装甲車の銃口の前を通って着いた。検問所脇の喫茶店で30人ほどが通過許可を待っていた。40代男性はカイロの親族との再会を目指す。94年から父祖の地ガザで暮らし始めた。「ここは大きな牢屋(ろうや)。でも必ず戻ってくる。自分の土地だからね」と笑顔を見せた。
検問所員によると、1日の開門以来、毎日700人前後がラファを通過。封鎖は07年6月にイスラム原理主義組織ハマスがガザを武力制圧して以来だが、今回はムバラク・エジプト大統領の命令による異例の「無期限開門」だ。だが、突然の再閉鎖もありうる。ある検問所職員は「命令があれば、当然閉める」と淡々と語った。
2452
:
チバQ
:2010/06/13(日) 09:43:57
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010061302000059.html
エジプト・ラファ検問所 ガザ つかの間?開放
2010年6月13日 朝刊
パレスチナ自治区ガザから到着したパレスチナ人ら=11日、エジプト東部ラファで
イスラエル軍の国際支援船拿捕(だほ)事件後、パレスチナ自治区ガザと接するエジプト東部ラファ検問所で、ガザ住民の出国が続いている。イスラエルとともにガザ封鎖を続けてきたエジプト政府が、国際社会の非難を回避するために急きょ開放したためだ。いずれ再び閉鎖されるとの観測が強いが、ガザ住民は「ずっと開放されると信じたい」と語る。 (エジプト東部ラファで、内田康、写真も)
「今日は人生の記念日だ。生まれて初めて外国に来たよ」
ガザの警察官マハムードさん(35)はエジプト入りすると、晴れ晴れとした表情になった。妻とカイロで不妊治療を受けるという。
ガザに向かった支援船の九人が死亡した翌日にあたる今月一日、エジプトは検問所を開放。治療目的などの入国や、食料品や日用品の搬入も認めた。
食料品や日用品など大きな荷物を抱えてガザに戻る人々
開放直後は一日数千人がガザから入国したが、今は百人程度。新品の冷蔵庫など大きな荷物を抱えてガザに戻る人も増えた。
ガザの公務員サーデディーンさん(53)は「殺された九人の血は無駄にならなかった。でも、いつか閉鎖されるよ」と寂しげだ。
エジプト政府は、ガザのイスラム原理主義組織ハマスの国内への浸透を恐れる。過去にも検問所を何度か開放したが、いずれも数日間限定だった。
周辺では、地下トンネルによるガザへの密輸防止のため、金属製地下壁の建設を進めており、三カ月以内に完成するという。ただ付近住民の間では「地下壁に穴を開けることに成功した」との話が広まっており、密輸は続くとの見方が強い。
2453
:
◆ESPAyRnbN2
:2010/06/14(月) 17:01:29
http://jp.wsj.com/Opinions/Opinion/node_70945
【オピニオン】菅首相は米日関係を修復できる
マイケル・グリーン
2010年 6月 14日 14:29 JST
日本で民主党が政権を取ってから米日関係が緊張している、というのは控えめな表現だ。昨年9月に発足した
鳩山由紀夫前政権は、米抜きの「東アジア 共同体構想」を通じて同国の影響力を弱める方針を示した上、
在沖縄米海軍基地移設計画に待ったをかけ、アジアに大きなプレゼンスを有する米国に対する日本の協力姿勢に
疑問を呈した。
また、反官僚キャンペーンを展開したため、経験の乏しい閣僚が事務方の作業をし、脚本家や評論家が官邸で
安全保障政策の策定に当たるなど、政策決定過程が混乱した。最悪だったのは、当時の民主党幹事長だった
小沢一郎氏に、同盟反対・反市場主義を掲げる連立与党の社民党と国民新党の意向をくんだ決定をさせたことだ。
後任の菅直人首相は、外交政策や安保政策での実績はほぼ皆無だが、こうした過ちの修正には熱心なようだ。
就任最初の週に米日同盟が外交の基軸であると述べた。普天間飛行場の移設計画については米日合意を踏まえる
方針を示した。中国訪問より前にオバマ米大統領と会談するため上海万博訪問を見送った。アジア太平洋経済協力
会議(APEC)で、米も含めた太平洋自由貿易圏に関する計画を提唱した。なお一段と心強いのは、菅首相が
小沢氏の影響力を抑えたことから、民主党の重力の中心が前原誠司国土交通相と関係の深い国防の現実主義者側
に近づいたことだ。
以上はみな明るい兆しだが、米ではなお、オバマ政権は鳩山氏の価値を低下させたため、これから日本国民の
復讐を受けるとの論評がある。これは少し違う。在沖縄米軍の再編で現実的な案に至る見通しを失う危険を冒さない
範囲で、米政府は民主党政府に対する「戦略的忍耐」を示した。日本のメディアは全般に、両国関係の悪化の原因が
もっぱら鳩山政権にあると断定している。世論調査では、米日同盟支持率や対米好感度は横ばいを維持した一方、
鳩山首相支持率は20%を下回った。
より大きな問題は、オバマ政権が菅政権の誕生に安堵(あんど)し、両国関係に関して自己満足の自動操縦モード
に陥いる恐れがあることかもしれない。
この9カ月の米政府は、アフガニスタンからイランまで外交上の課題が山積し厳しい状況にある。筆者が参加した
ブッシュ政権の国家安全保障会議(NSC)では、早期に対日関係でハイレベルの戦略セッションが1つあり、
その後の日本政府との連携は共同戦略を理解し日本との共通の価値や利害を信じる当局者にスムーズに伝わった。
しかし、オバマ政権のNSCでは、ハイレベルのセッションが多数あるらしく、日本との同盟関係の軌道維持に腐心
しているようだ。事態が安定したように見える現在、真に危険なのはワシントンの日本疲れだ。
2454
:
◆ESPAyRnbN2
:2010/06/14(月) 17:01:40
今は米国が米日同盟関係への注意を緩めるべき時ではない。米政府はこれまで9カ月にわたり日本政府に対して
守勢にあるが、中国政府は東シナ海や南シナ海で活発に活動しており、核技術を手にした金正日総書記は朝鮮半島
における抑止力と考えるものをちらつかせている。北朝鮮政府が起こしたとされる韓国の哨戒艦沈没事件は、
北アジアの防衛問題に再び目を向けさせた。
米国と日本は、太平洋における戦略的均衡がこれ以上崩れないよう新たな戦略を打ち出す必要がある。
日本政府は中期の防衛政策を策定中であり、数カ月後に報告書がまとまる予定だ。この報告書では米やアジア
同盟国との安保協力強化が勧告される公算が大きい。オバマ政権がアジア戦略にこれを取り込めば、米日関係
50周年に際して11月に予定されているオバマ大統領訪日で、同盟関係に関して明確なビジョンを打ち出せるはずだ。
主な要素として、両国の防衛における相互の役割と使命、アジアの持続可能な発展と民主主義的規範のサポートの
調整、米日二国間の経済提携協定や一帯の貿易自由化に向けた取り組みを盛り込むべきである。
両政府はまた、基地移設に関して再び沖縄からの支持を築く戦略が必要になるだろう。鳩山氏による突然の転換と
ポピュリズムのため、菅首相は正真正銘の政治的混乱を引き継ぐことになった。最悪のシナリオは、日本政府に
対するフラストレーションの高まりに乗じて基地反対派の候補者が11月の知事選を勝つというものだ。そうなれば
菅首相は、基地再編に関する米政府への言明を放棄するか、国会で法案を成立させて知事の決定を覆さなくては
ならなくなるだろう。
米日同盟をめぐる事態は改善しているようだ。菅首相は民主党政権下での外交政策の軌道に関する不透明性を
払しょくすべく重要な措置を講じている。他のアジア諸国は、敵も味方も同様に、オバマ政権が現状を超える
日米防衛戦略を持つか否かを見極めることになる。
(マイケル・グリーン氏は、戦略国際問題研究所《CSIS》の上級顧問兼日本部長)
記者: Michael J. Green
2455
:
名無しさん
:2010/06/14(月) 18:20:16
>>2446
> 日米分断を招きかねなかった「小沢大訪中団」
w
2456
:
チバQ
:2010/06/14(月) 22:45:40
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100614/mds1006142127004-n1.htm
連立協議混迷 新政権発足までなお数カ月? イラク国民議会ようやく招集 (1/2ページ)
2010.6.14 21:25
【カイロ=村上大介】イラクの旧フセイン政権崩壊後、選挙で選出された議会として2期目となる「イラク国民議会」(定数325)が14日、招集された。連立協議の混迷を背景に、3月7日の投票から初招集までに3カ月が経過しており、新政権発足はさらに数カ月先になるとの見方が強い。
連立協議の焦点は、選挙結果で第1勢力となったアラウィ元首相率いる世俗派中心の政党連合「イラキーヤ」(91議席)と、マリキ首相率いる第2勢力の宗派横断的政党連合「法治国家連合」(89議席)のどちらが連立形成の主導権を握るかにかかっている。
第1勢力と第2勢力の議席数が小差だったことから、マリキ首相は当初、選挙結果の再集計を主張。今月1日に開票結果が裁判所によって最終的に承認されると、今度は、第3勢力のイスラム教シーア派宗教政党を中心とした「イラク国民同盟」(70議席)との統一会派結成を10日に発表し、あくまでも首相続投に執念を燃やしている。
しかし、両会派を合わせても159議席で過半数に届かず、今後、クルド人勢力の取り込みが焦点となるが、イラク国民同盟との間では首相候補にも合意できていない。
両会派は、もともとシーア派宗教政党として1期目国民議会で統一会派を組んでいたが、今回の選挙前に分裂。選挙後に再び手を結ぼうとする動きの背景には、イラクの多数派を占めるシーア派社会全体の権益維持を図ろうとする構図があり、宗派主義の克服にはほど遠い現実だ。
一方、マリキ、アラウィ両氏は12日、選挙後初めて「友好的で前向きな会談」(マリキ氏)を行ったが、マリキ氏は、「選挙で第1勢力となった指導者として国を率いる」とのアラウィ氏の主張を受け入れず、協議は平行線に終わったもようだ。
宗派主義克服を訴えるアラウィ氏は、フセイン政権崩壊後は少数派の立場に追いやられたスンニ派の支持も集めており、イラキーヤ不在の政権が発足すればスンニ派が再び反発を強める懸念も強い。
14日の初議会は、当選議員が全員で就任宣誓文を唱和しただけで、約20分で休会に入った。
2457
:
とはずがたり
:2010/06/15(火) 00:30:10
沖縄米兵、0時以降の基地外飲酒は禁止…無期限
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20091215-481540/news/20100611-OYT1T00398.htm
在沖縄米4軍トップのテリー・ロブリング在日米軍沖縄地域調整官は11日、沖縄に駐在する全軍人を対象に、午前0時以降の米軍基地外での飲酒を禁じた。
3月から飲酒した米兵によるひき逃げ、当て逃げ事件などの不祥事が相次いだことを受けた措置。期限は設けていない。
発表によると、4軍は合同作業部会を設け、指導方針の見直しを検討。基地外で起こす事件の多くは飲酒絡みであるとして、今回の措置に踏み切った。
ロブリング調整官は「(指導方針の見直しで)地元社会の皆様との信頼、信用、友好関係を再確認することができると信じている」とのコメントを出した。
(2010年6月11日11時28分 読売新聞)
2458
:
チバQ
:2010/06/15(火) 00:36:05
http://mainichi.jp/select/world/news/20100614ddm007030123000c.html
パレスチナ:アラブ連盟がガザ地区訪問 ハマス幹部と会談
【カイロ和田浩明】アラブ連盟(22カ国・機構、本部カイロ)のムーサ事務局長は13日、イスラエル封鎖下のパレスチナ自治区ガザ地区を初めて訪問した。07年6月にガザを武力制圧したイスラム原理主義組織ハマスのハニヤ最高幹部と会談した。5月末のガザ支援船団急襲事件で高まる国際的なイスラエル批判をテコに封鎖解除圧力を強め、ハマスとパレスチナ穏健派ファタハの和解を促す狙いだ。
アラブ連盟は、中東での影響力を強化するイランが支援するハマスに距離を置いてきた。連盟中核のエジプトは「過激派流入阻止」などを理由にガザとつながるラファ検問所を原則封鎖、「イスラエルへの協力」と批判されてきたが、急襲事件で無期限開門に転じた。
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20100615k0000m030071000c.html
イスラエル:政府が調査委員会を設置 ガザ支援船襲撃
【エルサレム花岡洋二】パレスチナ自治区ガザ地区へ支援物資を運んでいた支援船団がイスラエル軍に襲撃され、活動家9人が死亡した事件で、イスラエル政府は14日、調査委員会を設置した。ガザ地区の海上封鎖や公海での拿捕(だほ)が、国際法に照らし適法かどうかを調べる。オブザーバーに外国人2人を加えるが、潘基文(バン・キムン)国連事務総長らが求めた国際調査委員会に比べ、公正・中立性が疑問視されている。
調査委の委員長は、最高裁の元裁判官が務める。オブザーバーには、北アイルランド和平合意に貢献したとして98年にノーベル平和賞を受賞したデービッド・トリンブル氏と、カナダの元軍人を指名した。
ただ調査委は、軍が独自に行う内部調査を参照しバラク国防相や軍参謀総長らを聴取できるが、作戦に加わった隊員からは聞き取りは行わず、船団阻止の政治決定について適否を調べないなど、活動は制限されている。
イスラエル政府の調査委設置について、ギブス米大統領報道官は「前向きで大事な一歩だ」と評価した。しかし、国際社会はじめ、イスラエル国内でも政府から完全に独立した調査委の設置を求める声が上がっている。
2459
:
チバQ
:2010/06/16(水) 00:22:01
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100615/mds1006150729000-n1.htm
【日々是世界 国際情勢分析】イスラエル 孤立が新たな火種呼ぶ? (1/2ページ)
2010.6.15 07:25
5月31日、イスラエル・テルアビブのトルコ大使館前でデモを行い、支援船団への急襲・拿捕の正当性を訴えるイスラエルの人たち。国際社会の世論と対立し、孤立感が高まっている(AP) イスラエルの孤立感が深まっている。5月末に民間人9人が死亡したパレスチナ支援船団への急襲・拿捕(だほ)事件で国際的な非難が高まったほか、直前には核拡散防止条約(NPT)再検討会議の最終文書で名指しで加盟を求められるなど、その外交的利益が損なわれる局面が続いているためだ。右派連立政権のベンヤミン・ネタニヤフ首相(60)はイランの核開発問題やパレスチナ問題での強硬姿勢を崩しておらず、その孤立感から国際社会の歯止めが利かずに新たな軍事紛争につながる懸念もある。
「イスラエルは、国際的な偽善攻撃の犠牲者だ」。フランス通信(AFP)によると、ネタニヤフ氏は2日、支援船団急襲とパレスチナ自治区ガザ地区の封鎖を正当化し、こう語気を強めた。ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスへの武器密輸を阻止する−というのがその主張だ。
だが、国際社会の見方は大きく違う。国連安全保障理事会ではイスラエルの武力行使を批判する議長声明を採択。中東での数少ない友好国の一つであるトルコは大使を本国に召還した。欧州連合(EU)もガザ封鎖解除を求める声明を発表し、「ガザに人道危機はない」とするイスラエル側の立場はほとんど受け入れられていない。
周囲をアラブ諸国に囲まれるイスラエルにとって、こうした“被害者意識”は建国当初からの国民心理ともいえるが、英誌エコノミスト・アジア版(6月5〜11日号)は、今回の事件ほど「イスラエルの自身を見る目と、外の世界からの見え方が乖離(かいり)したことはなかった」と伝えている。
中でもギクシャクしているのが、オバマ米政権との関係だ。バラク・オバマ大統領(48)が、国際テロなどの問題の解決には中東和平の推進が不可欠だとしているのに対し、ネタニヤフ氏はそもそも、パレスチナ側との和平交渉に懐疑的だ。
オバマ氏が主導したNPT再検討会議の最終文書でイスラエルが名指しされたことや、支援船急襲事件での安保理議長声明に米国が明確な反対をしなかったことは、イスラエルでは「裏切り行為と受け止められた」(エコノミスト)。イスラエルの対外情報機関、モサドのメイル・ダガン長官は1日、議会で、「米国はイスラエルを戦略的資産から重荷と感じ始めている」と述べ、対米関係の変化を警告した。
また、最近の両国の関係冷却化の背景として、「ネタニヤフ氏が前回、首相を務めた1996〜99年、当時のクリントン政権の中東和平の努力を妨げたことに米当局者が不信感を抱いている」(米誌タイム・アジア版=6月7日号)との指摘もある。
そのイスラエルと米国は、イランの核開発を安全保障上の重大な脅威ととらえることで一致してはいるものの、そこには温度差もある。
安保理で対イラン追加制裁決議が採択された9日、イスラエルは決議を歓迎しつつも「(内容が)不十分だ。別の手段が必要だ」と主張、単独でも軍事攻撃に踏み切る可能性を排除していない。これに対して米国は、イラクやアフガンに加えて新たな火種を抱えることには消極的だ。
一方、5月にイランの低濃縮ウランの国外移送案をまとめたトルコは、近年、イスラエルとシリアの交渉仲介役も務めてきた。イスラエルにとっては、域内での軍事・経済上の重要パートナーであるとともに、武力行使を抑えるストッパーでもあった。そんなトルコとの関係悪化が決定的となれば、イランやハマスといった敵対勢力への攻撃のハードルがさらに下がる可能性もありそうだ。
2460
:
チバQ
:2010/06/18(金) 00:14:05
http://www.asahi.com/international/update/0615/TKY201006150119.html
「W杯は反イスラム」TV観戦の2人射殺 ソマリア2010年6月15日10時46分
【ヨハネスブルク=古谷祐伸】南アフリカで開催中のサッカー・ワールドカップ(W杯)を観戦するのは、無政府状態のソマリアでは命がけの行為となる。首都モガディシオで12日、アルゼンチンとナイジェリアの試合をテレビで見ていた若者2人が、イスラム武装勢力に「サッカーはイスラムに反する」として射殺され、10人が逮捕された。
ソマリアではサッカーは人気スポーツ。しかし首都モガディシオのうち、イスラム武装勢力が支配する大半の地域では、サッカーはキリスト教文化に属するとして、観戦やプレーが禁止されている。11日のW杯開幕直前、有力な武装勢力ヘズブ・イスラムは「国際サッカー連盟のW杯とかいうものを見るのは許されない」と警告していた。
その恐怖にめげず、自宅でこっそり観戦していた若者らが、ヘズブ・イスラムの戦闘員の襲撃を受けて悲劇が起きた。逮捕された10人はイスラム法で近く裁かれる。
今回の南アW杯では、モガディシオ出身のラップ歌手ケイナーンさんが、W杯公式スポンサーのコカ・コーラ社が催したトロフィー巡回ツアーにあわせて、「ウェイヴィン・フラッグ」を歌い、世界中で人気を集めている。
2461
:
チバQ
:2010/06/23(水) 22:20:18
>>1831
http://www.afpbb.com/article/politics/2737317/5906998
アフガン駐留米軍司令官、更迭か 雑誌で政権批判
2010年06月23日 20:36 発信地:ホワイトハウス/米国
【6月23日 AFP】アフガニスタン駐留米軍の指揮を執っているスタンリー・マクリスタル(Stanley McChrystal)司令官が、米誌ローリング・ストーン(Rolling Stone)誌のインタビューで、オバマ政権の高官を批判したとして進退問題が持ち上がっている。
バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は、司令官は「判断の過ちを犯した」と述べ、更迭する可能性も示唆している。
■雑誌で政府高官を批判
この記事で、まずマクリスタル司令官の側近がジョゼフ・バイデン(Joseph Biden)副大統領をあざけるような発言をし、国家安全保障担当の大統領顧問を「役立たずの道化」と呼んだ上、オバマ大統領との最初の会見でマクリスタル司令官は「失望した」と話している。
さらにマクリスタル司令官自身がパキスタン・アフガニスタン問題を担当するリチャード・ホルブルック(Richard Holbrooke)特別代表をあざけり、司令官の戦略に異を唱えていたカール・アイケンベリー(Karl Eikenberry)駐アフガニスタン米大使に「裏切られた」と述べたという。
オバマ大統領は22日、まずは直接話を聞くため司令官に帰国を命じた。マクリスタル司令官は21日に謝罪を発表した後、通常はアフガニスタンの首都カブール(Kabul)の司令部からテレビ会議で行っている月例戦況報告をホワイトハウスで行うためにワシントンへ発った。
文民でマクリスタル司令官の報道官の1人、ダンカン・ブースビー(Duncan Boothby)氏はすでに辞任している。司令官はワシントンへの到着を待たずに、すでに辞任を申し出たという報道もある。
■オバマ大統領怒る
ロバート・ギブズ(Robert Gibbs)ホワイトハウス報道官は、大統領はこの記事を読んで怒っていたと述べ、司令官更迭の可能性を排除しなかった。
オバマ大統領は、マクリスタル司令官を更迭すればアフガニスタン戦略の妨げとなりかねず、一方で発言を見逃せば弱い政権とみられかねないという、どちらにしても望ましくない選択を迫られた形だ。米軍が駐留9年目に突入したアフガニスタンに3万人の増派を進めている中、今回の記事で軍指導部とホワイトハウスの亀裂が露呈した。
オバマ政権内でマクリスタル司令官の発言が問題になったことは今回が初めてではない。前年にはロンドン(London)で行われた会議の場で、アフガニスタン駐留規模の削減を支持するバイデン大統領の主張を拒絶するような発言をしたことをとがめられている。
現在のアフガニスタン情勢はきわめて難しい重要な局面にある。春から南部で実施してきた旧支配勢力タリバン(Taliban)に対する作戦はペースが鈍る一方、米軍や国際治安支援部隊(ISAF)に対する攻撃は増加している。6月の米軍死者数はアフガニスタン駐留開始以降、最悪に近くなる見込みだ。
マクリスタル司令官が更迭された場合の次期司令官には、ジェームズ・マティス(James Mattis)海兵隊大将が有力視されている。(c)AFP/Dan De Luce
2462
:
チバQ
:2010/06/23(水) 22:21:14
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100623-OYT1T00958.htm
「暴走司令官」の政権批判、アフガン情勢に影
【ワシントン=黒瀬悦成】アフガニスタン駐留米軍のスタンリー・マクリスタル司令官が米誌「ローリング・ストーン」の記事でオバマ政権高官を批判し、戦況が一向に好転しないアフガン情勢に深刻な影を落とすのは避けられなくなった。
特殊作戦の専門家である司令官は、アフガン安定化の「切り札」として登用された経緯があり、23日に司令官と面談する大統領は、苦しい判断を迫られる。
「暴走司令官 本当の敵はホワイトハウスの腰抜け共だ」などと題された問題の記事は、フリー記者のマイケル・ヘイスティングス氏が司令官に長期にわたり密着取材し、司令官や側近の発言を紹介したものだ。これがオバマ大統領ら政権幹部の逆鱗(げきりん)に触れたのは、司令官や側近が、全軍司令官である大統領やアフガン政策に関与する高官を片っ端から批判し、戦時下の文民統制を脅かし、指揮命令系統を混乱させる行為と見なされたためだ。
記事によると司令官は、自らが提唱したアフガンへの大規模追加増派に反対したバイデン副大統領を「誰だい、そいつは?」と言って笑い飛ばした。また、アフガニスタン・パキスタン問題を担当するリチャード・ホルブルック特別代表に関しても、作戦に口出しをする厄介な存在と見なし、同代表の電子メールは「開ける気もしない」と述べた。
さらに司令官の側近も、アフガン問題を統括するジョーンズ大統領補佐官(国家安全保障担当)を冷戦思考から脱却できない「道化だ」とからかった。
司令官は昨年6月、更迭されたデビッド・マキャナン司令官に代わり、ゲーツ国防長官らが「大統領のアフガン戦略を遂行するのに最適の人材」と強く推して就任した。戦時下で現場の最高指揮官が更迭されたのは、1951年、朝鮮戦争でマッカーサー司令官がトルーマン大統領に更迭されて以来とされた。
ジョン・マケイン共和党上院議員ら、司令官の増派戦力を支持する勢力は、現時点で司令官が交代すれば夏以降に実施される南部カンダハル攻略作戦など、今後の戦略に悪影響が及ぶとして「更迭すべきでない」と主張するが、政権内では司令官を擁護する声は少ない。
(2010年6月23日20時51分 読売新聞)
2463
:
チバQ
:2010/07/03(土) 23:37:26
>>2402-2403
http://www.asahi.com/international/update/0703/TKY201007030302.html
「大統領」に野党党首 独立宣言のソマリランド2010年7月3日22時24分
【ヨハネスブルク=古谷祐伸】無政府状態のソマリアで唯一安定し、一方的に独立を宣言している北西部ソマリランド地域で6月26日、「大統領」を選ぶ選挙があり、現地の選挙管理委員会は1日、最大野党クルミエ(統一)党のアフメド・モハンマド・シランヨ党首の当選を発表した。任期は5年。国際社会に国として認めてもらえるよう、働きかけるのが最大の課題だ。
ソマリランドからの報道によると、独自の「憲法」で認められた3政党から、現職のカヒン大統領を含む各党首が立候補。109万人の有権者が登録し、53万人が投票した。シランヨ氏が49.6%を得票し、2期目を狙うカヒン氏の33.2%に勝った。
シランヨ氏は当選後、「国際社会にソマリランドを国として認めてもらうよう、精力的に戦っていく」と語った。
ソマリアは1960年、北西部が英国、中南部がイタリアから独立して建国した。バーレ大統領(当時)が追放されて無政府状態になった91年、ソマリランドが一方的に独立を宣言した。その後、北東部のプントランドも自治を宣言。現在は3分割状態だが、ソマリア暫定政府は首都モガディシオの一部を支配するに過ぎず、南部は無政府状態が続いている。
しかし、分離独立運動を嫌うアフリカ連合をはじめ、国際社会はソマリランドの独立を認めていない。直接援助や外国投資がほとんどなく、ソマリランド住民の大半は海外に住む親族の送金に頼る。
そのため、ソマリランド政府は平和と民主主義を国際社会にアピールして、国家承認を訴えていた。大統領選は03年以来。本来は08年に実施の予定だったが、有権者登録の不備を理由に実施が延び延びになり、カヒン氏に批判が集まっていた。
治安も課題で、ソマリランドでは近年、ソマリア南部を支配するイスラム武装勢力シャバブの勢力拡大が進む。ソマリランドとプントランドの境界線をめぐっても住民同士の争いがあり、投票日には衝突で4人が殺された。
2464
:
チバQ
:2010/07/04(日) 11:31:44
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2010070102000060.html
沖縄に映るニッポン 基地は地元潤さぬ
2010年7月1日 朝刊
知念栄治・沖縄県経済団体会議議長と、国の振興事業で建てられた名護市の公民館(コラージュ)
那覇市のホテルに集まった沖縄県の経済界の重鎮十数人は、頭を抱えていた。視線の先には「怒」のプラカードを掲げた県民を映す全国ニュース。「今、首相に切り出したら、アメを求めているように誤解される」−。
五月二十三日。米軍普天間飛行場を名護市辺野古に移設する「結論」を携え、来県した首相(当時)の鳩山由紀夫は針のむしろに座らされた。この日、県内十二の経済団体でつくる「県経済団体会議」(議長・知念栄治)は振興策を首相に要望する予定だったが、対面した知念は話を封印せざるを得なかった。
「頼みたかったのは、観光など基地に依存しない振興策」。当時を振り返り、知念は明かす。懸念したのは、移設受け入れの見返りに政府と経済取引するように映るイメージ。そして何より、基地に伴う振興事業の「アメ」と、沖縄経済がワンセットで語られるリスクだ。「基地はもはや経済発展を阻害するものでしかない」と知念。そのことを政府も国民も取り違えてはいないか。疑念が消えない。
□ □
県民総所得に占める基地関連収入の割合は一九五〇年代、50%を超えていた。今は5%台。この春、県が初めて策定した将来設計「21世紀ビジョン」には「基地は経済非効率」と明快に書き込まれた。「『沖縄をこうしたい』と県が国に示す時がきた」。策定に携わった沖縄国際大学長の富川盛武は言い切る。
基地依存経済からの脱却が叫ばれる背後には、長年、アメにすがりつくあまり、振興とは裏腹に地域が疲弊した現実がある。
自民党政権下、普天間移設の候補地に浮上した名護市には、九七年度以降の十二年間で国から四百六十億円分の振興事業が降り注がれた。「道路や施設がみるみる新しくなった」。“基地マネー”効果に住民は目を見張った。だが、ほぼ同じ期間に名護市を含む県北部の建設会社三十社が倒産した。
「恩恵を受けたのは本土のゼネコンと一部の県内企業」と地元の土木会社社長(59)。特殊な設計の施設工事も多く、地元業者が入る余地は少なかった。
名護市の湾岸沿いを走る国道脇で、ひときわ目立つ赤瓦の屋根と朱塗りの柱。三億円の国の交付金で五年前に完成した豪華な建物は公民館だ。「雨風をしのげばいいだけの施設に大金を投じて。ばかばかしい話」。二〇〇八年に倒産した地元建設会社の元社長は「振興事業に果実なし」と、ため息をつく。地元にカネは落ちず、市中心部は空き店舗だらけに成り果てた。
□ □
脱・基地経済の先駆けの場所が本島中部の北谷(ちゃたん)町にある。国道とビーチに挟まれた四十二ヘクタールの地域は、元は米軍飛行場。ショッピングセンターや飲食店を誘致し、人出が絶えない。〇三年度で税収は二十年前の返還時の八十九倍に拡大した。
「やせ我慢でも『もう基地はいい』と声を上げないと」。疲弊する名護市に再び普天間移設の照準が定まったが、街づくりのNPO法人を運営する末吉司(42)はくぎを刺す。市内の商店街で空き店舗の再生に挑み始めたばかり。観光客に情報を発信し、にぎわい創出に思いをはせる。自立へのわずかな一歩。そこに沖縄が背負わされている基地の重しはない。 (敬称略)
<名護市に対する国の振興策> 普天間飛行場の辺野古移設を事実上盛り込んだ日米沖縄特別行動委員会(SACO)合意(1996年)に基づく補助金、市の移設受け入れ表明(99年)を受けた北部振興策、米軍再編への協力に応じて配分される再編交付金など、7つの制度が適用された。投入された国費は97〜09年度で総額460億円に上る。
2465
:
チバQ
:2010/07/10(土) 01:21:06
>>2461-2462
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100709-OYT1T00987.htm
米中央軍新司令官にマティス大将
【ワシントン=黒瀬悦成】ゲーツ米国防長官は8日、記者会見し、アフガニスタンやイラクなどを管轄する米中央軍の次期司令官に、統合戦力軍司令官のジェームズ・マティス海兵隊大将を起用すると発表した。
オバマ政権高官に対する批判発言でアフガン駐留米軍のマクリスタル前司令官が解任され、ペトレイアス前中央軍司令官がその後任に転出したことに伴う措置。
マティス大将は海兵隊の第1進攻旅団の司令官としてアフガンでの戦闘に参加したほか、イラクのファルージャでの戦闘を指揮した経験もある対テロ戦闘の専門家。上院承認を経て正式就任するが、5年前、「アフガニスタンで悪党連中を撃ち殺すのは最高に楽しい」などと発言して批判された過去があり、議会での承認手続きで同発言が問題視される恐れもある。
(2010年7月9日20時26分 読売新聞)
2466
:
チバQ
:2010/07/10(土) 01:21:55
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20100710k0000m030085000c.html
米中東軍:司令官にマティス氏…アフガン巡り過去に失言
【ワシントン古本陽荘】ゲーツ米国防長官は8日、アフガニスタンやイラクを管轄する中東軍の次期司令官にマティス統合軍司令官(海兵隊大将)を充てる人事を発表した。大統領が正式に指名後、上院の承認を受け、就任する。だが、マティス氏は過去に失言が問題になったことがあり、問題視する声も出そうだ。
今回の人事は、文民批判で更迭されたマクリスタル前アフガニスタン駐留米軍司令官の後任にペトレアス前中東軍司令官が就任したことを受けたもの。ゲーツ長官は「傑出した戦闘指導者で、戦略的な思考の持ち主だ」と推薦理由を語った。
ロイター通信によると、マティス氏は05年の討論会で、「アフガンではベールをかぶっていないからという理由で女性をたたくやつらがいる。そんな連中を銃撃するのはとても楽しい」と発言。海兵隊司令官からけん責処分を受けている。ゲーツ長官は「その後の5年を見れば学習したことが分かる」と強調した。
毎日新聞 2010年7月9日 21時15分(最終更新 7月10日 0時23分)
2467
:
チバQ
:2010/07/11(日) 19:46:24
http://mainichi.jp/select/world/news/20100710dde007030002000c.html
韓国艦爆発沈没:安保理議長声明 韓国内「外交の惨敗」 李政権さらに苦境
【ソウル西脇真一】韓国哨戒艦沈没事件で、国連安全保障理事会が9日、北朝鮮の名指しを避ける議長声明を採択したことについて、韓国では「冷徹な国際社会の現実」を指摘する報道が目立った。野党からは「韓国外交の惨敗を率直に認めよ」との声も上がっており、首都機能移転問題など内政で苦境に立つ李明博(イミョンバク)大統領は、さらに難しい問題を抱えることになった。
声明では、「事件とは関係ないとする北朝鮮の主張に留意する」と、北朝鮮側の主張が併記された。ニュース専門テレビ「YTN」は、「(6月の)主要8カ国首脳会議(G8サミット)首脳宣言より後退した」と指摘し「中国とロシアが支える冷徹な国際社会の現実を認識する契機となった」と伝えた。
また、対潜水艦などの米韓合同訓練のため、米空母が黄海に入る可能性に中国が過敏に反応したこともあり、ある政府関係者は「韓国と北朝鮮の問題が、米国と中国という大国同士の問題にすり替わった」と落胆した。
10日付の朝鮮日報は社説で「北朝鮮の責任を問い、謝罪と再発防止を約束させるためにも南北対話を始めなければならない」と、李明博政権の対北朝鮮強硬策の限界を指摘した。
40代の会社員は「北朝鮮の魚雷攻撃だとする調査結果にまだ客観性が足りないと思っている人は多い。北朝鮮の言い分などもきちんと聞いてから外交舞台に持ち込んでも良かった」と話した。
毎日新聞 2010年7月10日 東京夕刊
2468
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/07/17(土) 02:01:26
「普天間」でも政府機能不全 当事者意識なき合意先送り論
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100716-00000047-san-pol
7月16日7時56分配信 産経新聞
参院選での民主党大敗を受け、菅直人政権は米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の代替施設問題でも機能停止状態に陥っている。外務・防衛当局は同県名護市辺野古沿岸部に滑走路2本をV字形に配置する現行案ではなく、滑走路を1本とし、埋め立て工法で現行案よりも沖合に数十メートル移動させる修正案を軸に調整を進める考えだが、官邸側は結論を1つに絞り込むのに消極的だ。調整役であるはずの仙谷由人官房長官は15日の記者会見で、11月の日米首脳会談までに最終合意には至らない可能性も示唆した。
日米両政府は15日、ワシントンで専門家協議を再開し、8月末までに代替施設の具体的な位置や工法を検討する。9月にも開催する外務・防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会(2プラス2)で検討作業を完了するとしている。
外務・防衛当局が1本の滑走路を現行案よりも沖合に数十メートル移動させる案を有力視しているのは、現行案の位置で滑走路を1本にすると飛行経路が3つの集落上空にかかるが、沖合に出せば集落上空の飛行を最小限に抑えられるからだ。
大幅に移動させると環境影響評価(アセスメント)をやり直す必要が生じ平成26年までの完成時期が大幅にずれ込むものの、55メートルの範囲内の移動であれば現行案のアセスを活用できる。
修正案には埋め立て面積を最小限に抑え、環境に配慮している姿勢を前面に出す狙いもある。日本側は5月、辺野古沖合に杭(くい)打ち桟橋(QIP)方式で滑走路を建設する案を提示したが、米側はテロ攻撃の危険性などを理由に難色を示した。政府高官は「埋め立てならば米側の抵抗感も少ない」と語る。
外務・防衛当局は専門家協議で位置や工法について米側と詰め、沖縄県や名護市に打診する段取りを想定している。しかし、官邸サイドは積極的に動こうとしていない。県外移設を訴えた鳩山由紀夫前首相が辺野古移設を決断し沖縄県の反発を招いたためだ。民主党は参院選では候補者を擁立することもできなかった。
沖縄県では9月12日に名護市議選、11月28日に県知事選がある。仲井真弘多(なかいま・ひろかず)知事は「名護市長の反対を押し切るには『ブルドーザーと銃剣』(で建設を強行する)という方法しかない。それができるとは思っていない」と態度を硬化させている。
政府内では専門家協議の結論を複数案の併記にとどめ、最終合意の知事選後への先送りを模索する動きも出ている。仙谷官房長官も会見で、11月のオバマ米大統領の来日時に最終合意する可能性について「交渉事について今からお尻を切るとか切らないという話ではない」と述べた。当事者意識を欠いた発言といえる。
これに対し、米国防総省のモレル報道官は14日の記者会見で、複数案の併記による結論先送りを受け入れないとの考えを示した上で「8月末の期限に向けて作業することが大事だ。現時点では実現可能だ」と述べ、日本側を強く牽制(けんせい)した。
2469
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/07/17(土) 14:17:38
>>2010
で北沢防衛相が示した案が再浮上か。
これなら自民党も賛成するかな?
ソマリア海賊:NATO、日本に補給艦派遣要請 実施に法整備必要
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20100717ddm003040066000c.html
東アフリカ・ソマリア沖の海賊対策を巡り、北大西洋条約機構(NATO)が日本政府に対し、海賊対策に従事しているNATO軍艦船の給油のため、自衛隊の補給艦を派遣するよう求めていることが16日、分かった。政府は給油活動の可能性について検討するが、補給艦を現地に派遣して給油活動を行うには、海賊対処法改正か新法制定が必要になる。
NATOは米国を中心とした軍事同盟で、8日に東京都内で開かれた日・NATO高級事務レベル協議で給油活動を要請。同協議は年1回、定期的に行われており、日本側は外務省の佐々江賢一郎外務審議官、防衛省の大江博防衛政策局次長、NATO側からは事務総長補が出席した。
海賊対策は自公政権下の09年3月、海上警備行動に基づき、護衛艦2隻の派遣で始まった。同7月には根拠法を海賊対処法に切り替えている。当時は海上自衛隊がインド洋で、テロ対策に従事する各国艦船に対し給油活動を実施しており、海賊対処法では外国船への給油は想定していなかった。
しかし、民主党政権が今年1月、自民党などの反対を押し切り、インド洋の給油活動から撤退。政府は16日、海賊対処法に基づく対処要項を閣議決定し、海賊対策を来年7月23日まで1年間延長した。インド洋の給油活動に代わる新たな国際貢献策として、海賊対策での給油活動を模索している。【仙石恭】
毎日新聞 2010年7月17日 東京朝刊
2471
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/07/23(金) 02:44:43
>>2469
自衛隊のソマリア沖派遣、1年延長へ 民主政調会が了承
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1251865116/3397
2472
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/07/23(金) 02:45:47
日本の国内事情に一定理解=普天間、期限前に刺激避ける?−米国防長官
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010072201024
【ジャカルタ時事】ゲーツ米国防長官は22日、北沢俊美防衛相が米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の代替施設問題の決着を11月の沖縄県知事選後に先送りする考えを示していることについて、「日本政府は明らかに幾つかの国内の政治的課題に直面している」と述べ、一定の理解を示した。訪問先のジャカルタ市内で時事通信社など同行記者団や地元メディアと記者会見して語った。
普天間飛行場の沖縄県内移設に対する地元の反発が依然強いことや、参院選での与党敗北で、菅政権が政治的に不安定な状態であることに配慮したものとみられる。
また、個人的な見解とした上で「日本政府が問題に取り組んでいる間、我慢することはいとわない」とも語った。一方で「日米両政府が普天間問題を前進させることで合意したことに感謝している」とも強調した。
5月の日米共同声明は、両政府の専門家が8月末までに代替施設の位置や工法などの検討を終えるよう明記している。期限が迫る中で、圧力を掛けたと批判を浴びないよう刺激を与える表現を避けた可能性もある。
(2010/07/22-22:21)
2473
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/07/26(月) 21:29:32
> 今後約10年間の防衛力整備の指針となる防衛大綱の策定は当初、昨年末に予定されていたが、政権交代に伴い、1年先送りされた。新たな懇談会が今年2月に発足し、議論を重ねてきた。
自衛隊、沖縄・南西に重点配備…安保懇が提言
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100726-OYT1T00032.htm
政府の「新たな時代の安全保障と防衛力に関する懇談会」(菅首相の諮問機関、座長=佐藤茂雄・京阪電気鉄道最高経営責任者)が来月上旬に首相に提出する報告書原案の全容が25日、判明した。
朝鮮半島や台湾海峡有事を念頭に、機動的で実効性のある防衛力整備を目指すことを打ち出し、冷戦時代からの国防の基本方針だった「基盤的防衛力構想」の見直しを提言している。集団的自衛権をめぐる憲法解釈見直しの議論を踏まえた制度整備を提言し、武器輸出3原則の緩和も求めている。
報告書は、民主党政権下で初めて策定される新たな「防衛計画の大綱」(防衛大綱)のたたき台となるもので、年末の大綱策定にどう反映されるかが今後の焦点となる。
原案では、冷戦時代以降、自衛隊を全国に均衡配備する根拠となってきた基盤的防衛力構想について、現在の安全保障環境にそぐわないとして撤廃を提起。朝鮮半島や台湾海峡有事とともに、「限定的で小規模な侵略」などの有事に能動的に対処できる態勢整備を求めている。
具体的には、単一のミサイル攻撃といった事態への対処より、「複合的な事態の発生に対処できる機動的、弾力的、実効的な防衛力整備」を提言している。部隊配備は、全国均衡から沖縄・南西諸島重視への転換が視野にある。
また、世界の平和と安定に貢献する「平和創造国家」を目指すべきだとし、国連平和維持活動や海賊対処、災害救援活動に積極参加できる整備を促している。
集団的自衛権については、米国に向かうミサイルの迎撃を可能とするために憲法解釈を見直すべきだとした過去の議論を踏まえ、自衛隊がそうした事態を想定した演習を行えるよう、態勢の整備を求めている。
諸外国への武器や関連技術の輸出を禁じた武器輸出3原則については、米国やその同盟国など、価値観を共有する国との装備品の共同開発・生産や、日本企業による国際開発・生産計画への参加を認めることを提言している。
日米同盟については、日本の安全保障戦略や地域の安定に極めて重要だとした上で、沖縄の戦略的重要性は今後一層高まるとし、在日米軍基地の安定運用に向け、基地の日米共同使用の推進などを提言している。
今後約10年間の防衛力整備の指針となる防衛大綱の策定は当初、昨年末に予定されていたが、政権交代に伴い、1年先送りされた。新たな懇談会が今年2月に発足し、議論を重ねてきた。
◆基盤的防衛力構想=1976年策定の防衛大綱で打ち出された防衛力整備の概念。各種侵略に対して独立国として必要最小限の防衛力を保有するとし、力の空白を作らぬよう、自衛隊部隊を均衡に配備するべきだとした。「存在することが自衛隊の仕事」という考え方の源流ともいわれる。冷戦後の95、2004年に策定された二つの防衛大綱でも撤廃されず、部隊編成の硬直化の一因とされてきた。
(2010年7月26日03時02分 読売新聞)
2474
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/07/26(月) 21:58:37
>>2469
社民党が離脱した今の方が通るのでは?
> 参院選の結果、衆参両院の多数派が異なる「ねじれ」が生じ、関連法案が成立するかは不透明な情勢
ソマリア沖へ補給艦検討=外国艦船に洋上給油−政府
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010072400217
政府は24日、アフリカ・ソマリア沖の海賊対策として、海上自衛隊の補給艦を新たに派遣する方向で検討に入った。現地で海賊と対峙(たいじ)する各国艦船への洋上給油ができるよう、9月召集見通しの本格的な臨時国会への関連法案提出を目指す。政府はスーダンでの国連平和維持活動(PKO)への自衛隊派遣を見送ったばかりで、今後はソマリア沖への補給艦派遣を日本の新たな国際貢献活動としてアピールしたい考えだ。
ソマリア沖では現在、海賊対処法に基づき、海自の護衛艦とP3C哨戒機が活動中。政府は先に、海自の派遣期間を今月24日から1年間延長することを決めたが、同法が規定していない他国艦船への給油を可能にするため、新法案か法改正案の取りまとめに向け、検討に着手した。
海賊対策に参加する各国艦船は、現状では給油のために周辺国に寄港する必要があり、日本に対し補給艦派遣の要望は強かった。これに関し、折木良一統合幕僚長は22日の記者会見で「(洋上)補給によって寄港が減る。運用の効率性から言えば、有効ではないか」と補給艦派遣の意義を強調した。
ソマリア沖への補給艦派遣をめぐっては、北沢俊美防衛相が昨年10月、インド洋での給油活動から撤退する海自部隊の転用を検討する考えを表明。このときは実現しなかったが、防衛省幹部は「リスクが少ない割に貢献度の高い任務」と指摘していた。ただ、参院選の結果、衆参両院の多数派が異なる「ねじれ」が生じ、関連法案が成立するかは不透明な情勢で、補給艦派遣の実現は曲折をたどりそうだ。
(2010/07/24-15:22)
2475
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/07/29(木) 01:45:53
沖縄知事選後に先送り=普天間決着で政府方針−複数案、米も了承
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010072900006
政府は28日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設に関する最終決着の時期を、11月28日の沖縄県知事選以降に先送りする方針を固めた。同県名護市辺野古に移設するとした日米の合意に沖縄が反発する中で結論を急いでも、実現の見通しが立たないためだ。日米の専門家が8月末までに検討を完了するとした代替滑走路の位置や工法についても、案を一つに絞り込まずに複数案とする。
政府関係者は28日夜、「知事選の結果を見るまで(普天間問題は)政治判断できない」と述べた。11月13、14両日のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席するため予定されるオバマ米大統領の来日前の解決は見送られることになり、日米関係に影響を与えるのは確実だ。
一方、政府高官は専門家による代替滑走路の位置や工法の検討について、「米側も複数でいいと了解している」と説明。日本側が26、27両日の専門家協議で提案した、滑走路を2本から1本に削減する案についても「1本でも2本でもいい」と語り、米側が容認したことを示唆した。
政府は沖縄県知事選前に日米両政府だけで工法などを決めた場合、地元の一層の態度硬化は避けられないとみて、複数案を認めるよう米側と調整していた。
菅直人首相は28日、首相官邸で前日に続き仙谷由人官房長官や岡田克也外相、北沢俊美防衛相、前原誠司沖縄担当相と会談。外務、防衛両省の実務者も交え、専門家協議の報告を受けた。
(2010/07/29-01:04)
2476
:
小説吉田学校読者
:2010/08/09(月) 20:59:02
平成によみがえる「三国同盟なかよしこよし」。しかし、リンク先見ましたけど、私はこの世界観は共有出来ないなあ。
在日米軍:“萌え”でアピール 日米同盟の意義、漫画で
http://mainichi.jp/area/okinawa/news/20100809rky00m040008000c.html
在日米軍は8日までに、公式ホームページで日米同盟の意義をアピールする漫画「わたしたちの同盟〜永続的パートナーシップ」の公開を始めた。日米安保改定50年を記念したもので、日本語で書かれている。
在日米軍が漫画で広報するのは初めて。「日米同盟」を分かりやすく紹介することを試みている。日本国内での理解を深めることが狙いとみられるが、普天間飛行場の返還・移設問題などで日米安保条約、日米関係の在り方への疑問の声がある中、懸念を抱いた米側が異例の広報に乗り出したことがうかがえる。
登場人物は、日本人の少女とその家を守ろうと居候する米国少年。家の中に現れたゴキブリを少年がたたきつぶし、なぜ家を守るのかと問われた少年が「゛同盟゛なカンケイ」「大切なトモダチだから」と答える場面がある。イラク、アフガニスタンで戦争を続けてきた米国の敵へのイメージを連想させるものとして波紋が広がりそうだ。
「日米同盟ってなんだろう?」などのコーナーも設け、米国が民主主義や市場経済の面から自国と似ている日本を放っておけずに守っていると強調している。
さらに米陸軍の第1軍団前方司令部と陸自の中央即応集団司令部がキャンプ座間(神奈川県)に移転することを挙げ、米軍と自衛隊がより緊密な協力関係を築いていると位置付けている。
そのリンク先
http://www.usfj.mil/Manga/Vol%201/Page%205/Issue1_100708-5sm.jpg
2477
:
チバQ
:2010/08/17(火) 21:51:49
>>2411
とか
まだ決まってなかったんだね
http://mainichi.jp/select/world/news/20100817dde007030002000c.html
イラク:連立協議が中断 「宗教対立をあおる発言」と第1党、首相に反発
◇政治空白、治安悪化の懸念
【カイロ和田浩明】イラクのアラウィ元首相が率いる政治会派「イラク国民運動(イラキヤ)」は16日、マリキ首相の会派「法治国家連合(SLC)」との連立協議を中断したことを明らかにした。3月の総選挙後に始まった連立交渉は、新首相人事を巡る対立で5カ月以上も迷走し、混迷がさらに長引くことになる。8月末の駐留米軍戦闘部隊の撤退が迫る中、政治空白が治安悪化を招くことが懸念される。
総選挙(定数325)では、イラキヤが91議席で第1党となり、89議席を得たSLCが小差で続いた。
停滞する組閣作業にしびれを切らした市民団体などは同日、中断している連邦議会での議長、大統領指名手続きなどの再開を求め連邦裁判所に提訴した。
イラキヤのダムルージ報道官は毎日新聞の取材に対し、イラクの多数派であるイスラム教シーア派のマリキ首相がテレビインタビューでイラキヤを「スンニ派の会派」と呼んだことが理由だと話した。報道官は「宗派間対立をあおる発言で容認できない」とし、マリキ首相が公式に謝罪するまで連立交渉を中断すると述べた。
イラキヤを率いるアラウィ氏はシーア派だが世俗主義を掲げ、総選挙では少数派スンニ派の支持で第1勢力となった。各宗派を代表する「国民会派」を自称して支持拡大を図っているため、マリキ氏の発言に強く反発したと見られる。
SLCは、70議席を獲得したシーア派会派「イラク国民同盟(INA)」と統一会派を結成している。このため、押された形のイラキヤが巻き返しを図ろうと交渉凍結カードを切った可能性もある。
イラクの治安状況は内戦状態だった06〜07年より改善したが、政治空白を突いたと見られる治安要員への攻撃や国際テロ組織アルカイダ系勢力の活動は続く。イラク軍のゼバリ参謀長は11日、「国軍の自立は20年までかかる」と述べ長期の米軍支援が必要との見方を示した。
2478
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/08/19(木) 22:34:00
制服組にフォローされる首相。
> 首相が会談の冒頭で「昨日予習したら防衛相は自衛官ではないそうだ」「改めて法律を調べたら首相は自衛隊の最高の指揮監督権を有すると規定されている」と認識不足ともとられかねない発言をしたため、会談終了後に折木幕僚長が「冗談で、指揮官の立場は十分自覚されている」とフォローする一幕もあった。
菅首相、自衛隊幹部と19日に会談=民主政権で初
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010081800361
菅直人首相は19日、統合幕僚長ら自衛隊幹部を首相官邸に呼び、朝鮮半島情勢や在日米軍の抑止力などについて直接意見を聞く。政府関係者が18日明らかにした。民主党政権下で、首相と制服組トップによる本格的な協議は初めて。
会談には折木良一統幕長や陸海空3幕僚長らが出席、北沢俊美防衛相も同席する。北東アジアでは、北朝鮮が金正日総書記の後継問題を抱えるほか、中国が経済発展を背景に軍事力を増強している。自衛隊幹部らは、こうした情勢について軍事的観点から詳しく報告するとみられる。
(2010/08 /18-12:42)
菅首相:自衛隊4幕僚長と会談 民主政権で初めて
http://mainichi.jp/select/today/news/20100820k0000m010045000c.html
2010年8月19日 20時26分 更新:8月19日 21時25分
菅直人首相は19日、折木良一統合幕僚長と陸海空自衛隊の各幕僚長の計4人と首相官邸で会談した。4幕僚長と首相の会談は民主党政権で初めて。北沢俊美防衛相も同席し、自衛隊の海外派遣、年末に策定する防衛大綱などについて意見交換した。
首相は「制服組の皆さんと意見交換する機会が少なく、国会でも指摘された」と会談に至った経緯を説明。PKO(国連平和維持活動)や国際緊急援助隊の派遣手続きなどに関心を示し、「最高指揮官の私と現場の最高幹部が頻繁にこういう機会を持つのは非常に有意義だ」と語った。
ただ、首相が会談の冒頭で「昨日予習したら防衛相は自衛官ではないそうだ」「改めて法律を調べたら首相は自衛隊の最高の指揮監督権を有すると規定されている」と認識不足ともとられかねない発言をしたため、会談終了後に折木幕僚長が「冗談で、指揮官の立場は十分自覚されている」とフォローする一幕もあった。【横田愛】
2479
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/08/19(木) 22:54:21
>>2478
関連記事。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1251865116/3556
2480
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/08/19(木) 23:00:19
>>2478
の経緯について。
菅首相:4幕長と会談 自民・石破氏の要望受け−−きょう
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100819ddm005010162000c.html
菅直人首相は19日、民主党政権発足後、初めて自衛隊の統合・陸海空の4幕僚長と首相官邸で会談し、北朝鮮情勢など安全保障問題について意見を聞く。首相は就任以降、防衛省の情報本部長から定期的に報告を受けているが、4幕のトップと会談するのは異例。自民党の石破茂政調会長が衆院予算委員会で首相に訴えた要望を取り入れた形で、ねじれ国会の中、野党に配慮をしたとみられる。
会談には、折木良一統合幕僚長▽火箱芳文陸上幕僚長▽杉本正彦海上幕僚長▽外薗健一朗航空幕僚長−−が出席。安全保障環境など国際情勢のほか、年末に民主党政権として初めて改定する「防衛計画の大綱」(防衛大綱)についても意見を求めるとみられる。
会談を巡っては、石破氏が2日の衆院予算委員会で「就任以来、制服組から意見を聞いたのか。(鳩山由紀夫)前首相がきちんと意見を聞いていれば、米軍普天間飛行場の移設問題はこんなに迷走したはずがない」などと指摘。首相は、「そういう機会はできるだけ早い段階で設けたい」と答えていた。【仙石恭】
毎日新聞 2010年8月19日 東京朝刊
2481
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/08/20(金) 12:55:01
>>2478
> 首相は「(構想を)ある程度理解できた。(構想を維持すべきだという)立場の人の意見も聞きたい」と答弁した。これでは、基盤的防衛力構想に関して、報告書案をそのまま受け入れるつもりはないと明言したに等しい。
> 報告書案提出は6日に予定されていたが、大幅に遅れている。「首相のスタンスと異なり、官邸が扱いに困っている」(政府筋)
首相、4幕僚長と初面談 「弱点」安保で右往左往 石破元防衛相の指摘に過敏反応 安保懇の報告書は宙づり (1/2ページ) [はてなブックマークで表示] [コメントビューワーで表示] [はてなブックマークに追加]
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100819/plc1008192247017-n1.htm
2010.8.19 22:43
菅直人首相が「弱点」の安全保障政策をめぐり右往左往している。19日には自衛隊の統合・陸海空4幕僚長と首相官邸で初めて意見交換したが、“勉強不足”をかえって露呈してしまった。年末に改定する「防衛計画の大綱」のたたき台として現実路線の提言を打ち出した諮問機関の報告書も宙づりのまま。米軍普天間飛行場(沖縄県宜(ぎ)野(の)湾(わん)市)の移設問題で自滅した鳩山由紀夫前首相と同じく安保政策が政権のネックとなりつつある。(半沢尚久)
「改めて法律を調べたら自衛隊に対する最高の指揮監督権を有していた…」
首相は4幕僚長との会合の冒頭にこう発言した。折木良一統合幕僚長は「冗談だと思う」とフォローしたが、首相は「予習したら防衛相は自衛官ではないんだそうですね」とも述べており、最高指揮官としての自覚欠如は否めない。
会合のきっかけは今月2日の衆院予算委員会だった。安保通で知られる自民党の石破茂政調会長に「制服組から意見を聞いたのか」と問い詰められ、首相は「機会を見つけて話を聞きたい」と明言した。2週間余りで“公約”は実現されたが、自民党議員は「軍事のプロに耳を傾ける必要性など考えていなかったのだろう」と冷ややかだ。
石破氏は防衛大綱改定を念頭に「基盤的防衛力構想」に代わる新たな概念を採用する考えがあるかどうかもただした。これは必要最小限の防衛力を保有すべきだとする東西冷戦期の構想で、首相の諮問機関「新たな時代の安全保障と防衛力に関する懇談会」は報告書案で「有効ではない」と明記している。
ところが、首相は「(構想を)ある程度理解できた。(構想を維持すべきだという)立場の人の意見も聞きたい」と答弁した。これでは、基盤的防衛力構想に関して、報告書案をそのまま受け入れるつもりはないと明言したに等しい。
報告書案は、ほかにも安保政策の抜本転換を促す提言をふんだんに盛り込んだが、ことごとく首相の主張と開きがある。
たとえば、報告書案は集団的自衛権をめぐる憲法解釈を「柔軟に変える必要がある」と指摘。非核三原則も、米国の「核の傘」の重要性に触れた上で、三原則のうち「持ち込ませず」の見直しを促している。
ところが、首相は集団的自衛権の解釈を「変える予定はない」と明言した。非核三原則に関しては厳格化に向け、法制化を検討する考えを示唆している。
報告書案提出は6日に予定されていたが、大幅に遅れている。「首相のスタンスと異なり、官邸が扱いに困っている」(政府筋)ようだが、このままでは安保問題への首相の不勉強と無関心をますます世間にさらすことになりかねない。
2482
:
チバQ
:2010/08/20(金) 18:19:41
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-166572-storytopic-3.html
下地島へ空自訓練移転を 国民新・下地氏、防衛相に要請
2010年8月20日
【東京】国民新党の下地幹郎幹事長は19日、北沢俊美防衛相と参院議員会館で面談し、那覇空港で実施している航空自衛隊那覇基地の訓練の一部を下地島空港(宮古島市)に移転することや、航空自衛隊が使用している那覇空港の一部土地を国内線ターミナルビル増設用地として提供するよう求める要請書を手渡した。下地氏によると北沢氏は「できることから始めたい」と検討する姿勢を示した。
この日は党としての要請。下地氏は、現在の那覇空港の発着枠の2割を自衛隊訓練が占めているとし、観光産業のためには民間航空機の発着枠増が必要と主張。那覇空港の2本目の滑走路が完成するまでの間、10年の期限限定で下地島に一部訓練移転を実施することで対応すべきだとした。
下地島空港に関しては、軍事利用を否定した屋良覚書や西銘確認書が存在するが、下地氏は「経済的な視点での利用だ。屋良覚書が作成された時は那覇空港が現在のような需要拡大期を迎えることは想定されていない」と述べ、軍事利用には当たらないと主張した。
2483
:
チバQ
:2010/08/22(日) 00:23:53
http://mainichi.jp/hokkaido/news/20100814ddlk01040216000c.html
四島開発の現実:進むロシア化/上 温泉施設相次ぎオープン /北海道
◇「択捉をリゾートの島に」 豊かな自然に経済価値
北方領土・択捉島の最大都市・紗那(しゃな)の近郊。砂利道から絶壁の海岸線を下りると、西アジアのアルメニア風の建物と庭園が見えた。択捉で相次いで開業した温泉保養施設の一つ。「バンナチキ(風呂)」と呼ばれ、既に地名にもなっていた。
アルメニア教会を模した浴場内には、ケーキを8等分したような浴槽がある。硫黄、ナトリウム、ラドン系の泉質。源泉は80度以上あり、湯量も豊富なため、かけ流しだ。
択捉を中心に漁業、水産加工、建設、金融業などを手がけるコングロマリット(複合企業体)「ギドロストロイ」社が建設し、昨年11月にオープンした。入場料は1人200ルーブル(約600円)と四島の収入レベルでは高額だが、サハリン州社会保障局のリンマ・ルダコーワ択捉島駐在部長(62)は「休日にはディスコをしたり、職場ごとのイベント会場としても使われている」と説明した。
紗那から東南東に十数キロ離れた指臼(さしうす)山(標高1125メートル)のふもとにも、一昨年秋、温泉保養地ができた。森林地帯の川沿いに、白濁した硫黄泉の温泉や足湯、滝つぼ温泉がある。海外やロシア本土からの観光客も訪れるという。
◇ ◇
北方四島などで巨額の連邦予算をつぎ込んで進められている新「クリル列島社会経済発展計画」は4年目の今年、インフラ整備を中心とした第1期が終わる。来年から始まる第2期では、観光開発が主要事業の一つだ。
噴煙を噴き上げる火山と温泉、手つかずの原生林、沿岸に生息するラッコやトド……。択捉の観光資源は豊富だ。こうした自然を目当てに、外国のクルーズ船が寄港し始めている。5月にも米国のクルーズ船が国後、択捉の両島に立ち寄った。
択捉では昨秋からタクシーが登場した。4社計20台が町中をひっきりなしに行き交う。客の中心は車を持たない島民や出稼ぎ労働者だが、海外やロシア本土からの観光客も利用している。「択捉をリゾートの島に」。島民の期待は高まる。
* *
ビザなし渡航第3陣で7月、択捉、国後の両島を訪れた。新クリル発展計画を契機にインフラが整備され、民間企業の活動も活発化している。「日本固有の領土」で進むロシアによる開発の現状を報告する。【本間浩昭】
==============
■ことば
◇新「クリル列島社会経済発展計画」
北方四島と千島列島に対し、9年間で約180億ルーブル(当時のレートで約800億円)の巨額予算を投入して進められている開発計画。財源の約8割は連邦政府が拠出。第1期(07〜10年)は空港や港湾、地熱発電所建設などインフラ整備が中心で、第2期は、自然を売りものにした観光・レクリエーション開発や、持続可能型漁業、養殖などが計画されている。
毎日新聞 2010年8月14日 地方版
2484
:
チバQ
:2010/08/22(日) 00:24:55
http://mainichi.jp/hokkaido/news/20100815ddlk01040133000c.html
四島開発の現実:進むロシア化/中 新発展計画、急ピッチ /北海道
◇総合病院、岸壁整備、電力安定… 住宅私有、6割以上
かつて「見棄(みす)てられた島」と呼ばれた北方四島。新「クリル列島社会経済発展計画」というカンフル剤によって「戦後間もないころの日本の風景」とまで言われていた島々が急激に変ぼうしつつある。
昨年までの3年間で計画は当初予定の約86%を消化した。ほぼ2割しか達成できなかった以前の発展計画とは格段の差がある。
択捉島では、千島列島の拠点病院となる総合病院が今春、オープンした。港も従来ははしけで人や貨物を運んでいたが、水深7メートルの岸壁が完成し、直接接岸できるようになった。地熱発電所の稼働で、停電がちだった島に電力が安定供給されている。間もなく道路の舗装も始まる。
国後島では94年の北海道東方沖地震で打ち上げられた数十隻の座礁船の大半が解体され、港は見違えるようになった。新しい幼稚園が8月末に完成し、好景気に支えられた結婚・出産ブームで生まれた子供たちが入園する。
民間企業の経済活動も目立つ。択捉島別飛(べっとぶ)のギドロストロイ社レイドボ水産加工場の隣接地に新しいサケ・マスふ化場が建設され、2000万匹のシロザケ稚魚が今年初めて放流された。稚魚を川ではなく直接海に放流するという世界でも例をみない挑戦だ。
択捉にある六つのふ化場の回帰率は約6%だが、新ふ化場では10%を見込む。ナターリア・レメゾフスカヤふ化場長(30)は「川でアメマスなどの天敵に襲われずに済むから」と説明した。
◇ ◇
地区行政府によると、住宅の私有化率は択捉島で65%、国後と色丹の両島で60%に達する。定住化の一面を表す数字だ。だが、住宅の私有化は、返還後の権利関係を複雑にさせかねない。
「クリルはロシアの島々」。択捉の水産加工場には、こう書かれた大きなプラカードが掲げられていた。元島民、岩山健治さん(81)=神奈川県綾瀬市=は古里が永遠に奪われかねない開発の現実に顔を曇らせた。「昨年に比べ、新しい建物が増えた。四島を返さないという強い意思表示のようだ……」【本間浩昭】
2485
:
チバQ
:2010/08/22(日) 00:29:10
http://mainichi.jp/hokkaido/news/20100816ddlk01040099000c.html
四島開発の現実:進むロシア化/下 「国際」目指す新空港 /北海道
◇副首相が指示、滑走路700メートル延長 「ビザなし」形骸化懸念
「連邦からの資金が今年はまだ予定の30%しか届いていない」
択捉島のニーナ・レテンコ地区議会事務局長(46)は嘆いた。今年中に開港予定だった択捉の新空港は4年後に延期された。08年までは前月に工事をした分が翌月には振り込まれ、工事は24時間2交代の急ピッチで進んだ。だが、昨年から資金の遅れが目立ち始め、昨年末から約半年間、工事が中断した。
資金の遅れは、連邦政府の財政事情を反映している。原油価格の高騰を機に着手された新クリル社会経済発展計画だが、世界同時不況で原油価格が暴落。2年後のウラジオストクのAPEC(アジア太平洋経済協力会議)や4年後のソチ冬季五輪を控え、辺境の開発は後回しにされた。
国後島のメンデレーフ空港の改修工事も終わっていない。昨年末の供用開始のはずだったが、滑走路の張り替え工事は進まず、空港ターミナルも電気水道工事などが残る。
落札した元請け業者は8000キロ以上離れたカスピ海に近いダゲスタン共和国の会社だった。重機も十分にない極東の離島での工事。下請けが次々に代わり、完成の見込みは今もたっていない。
◇ ◇
択捉の空港の開港が遅れている背景には別の事情もある。「滑走路が短い。もっと長くせよ」。セルゲイ・イワノフ副首相から今春、国際空港化を視野に指示が出された。エレーナ・コルチェバ地区行政府経済課長(49)は「当初は択捉とサハリンだけをつなぐ予定だったが、国際空港となると、遠くまで飛べる大型の航空機が必要で、700メートルの延長が決まった」と説明する。
国際便が就航すれば、ビザを取って海外から多くの観光客がやって来るだろう。ロシアのビザを取得して日本人が渡航することは「閣議了解で自粛」とされているが、外国人に拘束力はない。海外経由で日本人が択捉を訪問する可能性さえある。
領有権を棚上げして続けてきたビザなし交流。その枠組みが「形骸(けいがい)化しかねない」。訪問団員の一人はそう漏らした。【本間浩昭】
2486
:
チバQ
:2010/08/22(日) 00:34:27
>>2477
http://mainichi.jp/select/world/news/20100822k0000m030074000c.html
イラク:アラウィ元首相 連立協議再開に同意
【カイロ和田浩明】ロイター通信によると、イラクのアラウィ元首相は16日に中断したマリキ首相の政治会派「法治国家連合(SLC)」との連立協議再開に同意した。アラウィ氏の会派「イラク国民運動(イラキヤ)」の幹部が20日明らかにした。しかし、交渉の行方は不透明なままで、3月の総選挙から5カ月以上経過しながら新政権発足の見通しは立っていない。
両会派の幹部によると、SLCは19日に連立内閣と政治行政改革に対する新提案を行っており、これを受けてアラウィ氏が再開を決断した模様だ。
イラキヤは、マリキ首相のテレビインタビューでの発言を「宗派間対立をあおるもの」と批判し連立交渉を中断している。
交渉の最大の焦点は首相人事。続投を狙うマリキ首相と、総選挙で第1党となったイラキヤを率いるアラウィ氏の間で、どちらが首班になるかの調整が難航しているとみられる。
イラクでは最近、政治的空白をついて治安の不安定化を狙ったとみられるテロや攻撃が続いている。17日には新兵募集施設の自爆テロで60人以上が死亡。同事件では国際テロ組織アルカイダ系の団体「イラク・イスラム国(ISI)」が過激派系ウェブサイトで20日、犯行声明を出した。
2487
:
チバQ
:2010/08/24(火) 12:57:07
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010082402000035.html
アフガン 「治安に懸念」各国反発
2010年8月24日 朝刊
【バンコク=林浩樹】アフガニスタンのカルザイ大統領が国内で活動する民間警備会社に対し解散命令を発令し、国内外で波紋を広げている。大統領は解散の理由として「警察組織育成の妨げになっている」などと主張するが、警備を委託する各国政府からは「治安確保が困難」(米国)と反発の声が上がる。治安が不安定な状況での“現実離れ”した発令に、いろいろと憶測も出ている。
AFP通信によると、アフガンで活動する民間警備会社は約五十社。雇用される武装警備員は四万人以上で、うち半数が外国人だ。アフガン駐留外国軍や日本など各国大使館、国連、非政府組織(NGO)などに警備のサービスを提供する。
ところが大統領は十七日、民間警備会社に対し四カ月以内の解散を命じる大統領令を発令。武器の不正使用や汚職防止に加え、二〇一四年までに自国当局が治安維持を担うという目標を達成する政策の一環とみられる。
これを受け、米国務省のクローリー次官補(広報担当)は十八日、「われわれだけではなく、外交官らの安全にも影響を及ぼす」と再考を要求。だが大統領は二十二日放映の米ABCテレビのインタビューで、民間会社が支払う高額な給与が警察の人員確保の障害になっていると指摘。また警備会社の一部が「夜はテロ集団に様変わりしている」と語り、解散は必要との考えを強調した。
米紙ニューヨーク・タイムズは、アフガンで米国防総省などの警備を担当する米系民間警備会社がイラクやアフガンに自動小銃などを密輸した疑惑などを報道。解散命令は、密輸兵器が反政府武装勢力に渡るのを防ぐためだとの見方がある。
一方、大統領令は大使館敷地内などでの警備は認めており、解散後に大統領のファミリー企業が新たに警備を一手に引き受けるとの利権絡みを指摘する声もある。
2488
:
とはずがたり
:2010/08/29(日) 22:49:32
8月29日のながさきニュース 長崎新聞
核廃絶ポスターに菅首相が署名 長崎原爆遺族会会長「意義深い」
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20100829/01.shtml
菅首相の署名が入ったポスターを掲げる長崎原爆遺族会の正林会長=長崎市内
長崎原爆遺族会(正林克記会長)が核兵器廃絶を願って作製したポスターに菅直人首相の署名を依頼したところ、25日に署名入りで返送されてきたことが28日分かった。菅首相は「核抑止力は必要」と発言し、被爆者の批判を浴びたが、正林会長は核兵器廃絶に向けた今後の姿勢に注目している。
ポスターは平和祈念像の写真を背景に「志事」「仕事」「私事」「死事」という同音(しごと)の4語を配置。「核兵器廃絶という志を持って仕事に取り組んでほしい。自国の利益だけを追求することは死につながる」との願いを込めた。もともとは核兵器のない世界を呼び掛けるオバマ米大統領に送るために作り、1月に郵送した。
9日の平和祈念式典後、同遺族会など被爆者5団体は菅首相や長妻昭厚生労働相と面会。終了後、正林会長が長妻厚労相にポスターを渡し、菅首相の署名を依頼していた。
菅首相は6日、被爆地広島での会見で「核抑止力はわが国にとって必要」との認識を示し、多くの被爆者から批判の声が上がった。正林会長は「現職首相が核兵器廃絶を訴えるポスターに署名してくれたことは意義深い。難しい現実はあるが、核兵器廃絶を目指す姿を次代を担う子どもたちに見せてほしい」と期待を寄せた。
正林会長は5日に長崎市を訪れた国連の潘基文(バンキムン)事務総長にもポスターを渡し、署名を依頼。米国大使館を通じて、オバマ大統領にも再び署名を依頼するつもりだという。
2489
:
とはずがたり
:2010/08/30(月) 10:30:00
小沢ならもしやと思わせてくれなくもない。。国会に証人喚問とかした上で小沢外相起用はどうよ。
「小沢一郎首相」で普天間「国外移設」…川内氏
特集 基地移設
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100828-OYT1T00651.htm
民主党の川内博史衆院議員は28日のTBS番組で、「小沢一郎首相」が誕生した場合、沖縄の米軍普天間飛行場移設問題では「国外移設」を主張することになるとの見通しを示した。
川内氏は「小沢氏に6月、『(米)グアム・テニアン(への移設案)を説明してくれ』と言われ、説明した。小沢氏は『米国にまず話さなければいけない。(日米合意の)辺野古も、徳之島も無理だ』と言った」と述べた。小沢氏が「普天間は代表選の争点になる」と語ったことも明らかにした。
川内氏は鳩山前首相グループに所属。代表選では小沢氏支持を表明している。
(2010年8月28日18時39分 読売新聞)
2490
:
小説吉田学校読者
:2010/08/30(月) 18:52:54
ここで「第三の案」づくりが急浮上。
「国外移設は継続協議する」というのもありだと思うが、遅きに失したか・・・
クローズアップ2010:「普天間」民主党代表選争点に 「小沢氏勝てばやり直し?」
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100829ddm003010151000c.html
民主党の小沢一郎前幹事長の党代表選出馬が、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題にも影響を与えそうだ。沖縄県名護市辺野古に移設するとする日米共同声明を継承する菅直人首相に対し、小沢氏は辺野古移設に慎重で、代表選でも普天間は争点になるとみられる。菅政権は代替施設の工法などの決定を11月の知事選後まで先送りし、仲井真弘多(なかいまひろかず)知事の再選を経て連携に期待を抱くが、小沢氏が知事選で「第3の候補」擁立に動くとの見方も浮上。普天間問題の行方は混とんとしてきた。【井本義親、西田進一郎、野口武則】
「民主党の基本的な考えが分かりにくく、県民の怒りがどこまで通じているかも分からない。代表選で何が争点になるかは、私としては見守るしかない」
仲井真知事は27日の記者会見で、民主党代表選への感想を問われ、困惑した表情を浮かべた。県幹部は「小沢さんが当選すれば政府の対応が変わる可能性もある。誰も先が見通せなくなった」と知事の思いを代弁する。
菅政権は沖縄との協議機関を設置し、共同声明を実施したい考え。だが協議機関は、沖縄側にとって県内移設を受け入れたと見られ反対派を勢いづかせかねず、政府は知事選が終わるまで待つ方針。知事は「県内移設反対」を明言しておらず、政府は知事との関係維持を最優先に慎重に対応する構えだ。
28日は外務省で日米の外務・防衛当局の専門家協議を開き、代替施設の滑走路2本をV字形に配置する案と1本にする案を併記する報告書の31日公表に向けた最終調整をした。
これに対し小沢氏は、かつて「きれいな海を埋め立てるのはダメだ」と発言し、辺野古移設に否定的な考えを示しており、共同声明見直しも視野に入れているとみられている。代表選で「小沢氏支持」を明言する川内博史衆院議員(鹿児島1区)は6月11日、東京都内で小沢氏に対し「普天間は国外移設」との持論を説明。川内氏の説明によると、その際、小沢氏は「普天間問題は代表選の争点になるよな」「まず米国にしっかり話すべきだよな」と語ったという。
防衛省幹部は「代表選で小沢氏が勝って首相になったら普天間はどうなるのか。またやり直しか」と嘆く。
◇知事選、「第三極」の動き焦点
11月の知事選は、自民、公明両党が支援する現職の仲井真氏と、社民、共産両党などの支援を受けて「県内移設反対」を掲げる伊波洋一・宜野湾市長との「一騎打ち」と見られてきた。だが、小沢氏の代表選出馬で、同氏と親交がある儀間光男・浦添市長を中心とする「第三極」と呼ばれるグループの動きが焦点となってきて、「三つどもえ」の可能性も出てきた。儀間氏は「指導力ある人が求められている。荒療治でも小沢さんが必要かもしれない」と話す。
「第三極」は「辺野古移設反対」を掲げる一方、一時的な県内移設は容認する立場。菅政権は「政府の方針が『県内移設』だから知事選で民主候補擁立は困難」との方針で、参院選でも「不戦敗」を喫した。これに対し小沢氏は「民主党の影響が及ばない知事になれば、普天間問題は4年間平行線という危機感がある」(小沢氏支持の若手議員)という。
伊波市長は27日、「小沢さんが辺野古移設以外への転換を打ち出して勝てば、転換が始まる。そうでなければ知事選で転換を図りたい」と語った。
民主党県連は知事選への対応を代表選後に決定する方針だ。日米共同声明から3カ月、知事選の投開票まで3カ月。普天間問題の霧は深まるばかりだ。
2491
:
小説吉田学校読者
:2010/08/30(月) 18:58:17
(続き)「足して2で割る」んだったら、去年の12月くらいに出しておけよって言いたくなりますね。私が内閣官房とかの一員だったら、これくらいの案を上申できますよ(ていうか2ちゃんねるでも同様な案の書き込みがなかったか)。
ついでですが、「きれいな海を埋め立てるのはダメだ」「沖縄の海を汚すな」というのなら、グァムやテニアンの海をこれ以上の排気で汚すのもダメだろ。社民党が「沖縄の海を」と言っていたのには、ものすごい嫌悪感があります。
◇米、早期安定望む
オバマ米政権は過去1年間で、日本の国内事情に配慮する柔軟路線に転換してきた。鳩山前政権でぎくしゃくした日米関係が、菅政権発足で同盟関係深化に向け仕切り直しになったばかりだけに、日本政治の早期安定化を望んでいるというのが米政府の本音だ。
先月の下院軍事委員会の公聴会。キャンベル国務次官補(東アジア・太平洋担当)は「次々と首相や閣僚が代われば関係を確立するのは極めて困難だ。政府の関係は組織だけではなく個人の関係でもあり、日本政治の継続性を望んでいる」と答弁した。内政干渉と受け取られかねない、米政府高官としては極めて異例の発言だった。
日米同盟をアジア政策の礎石と位置づけるオバマ政権は、菅政権が、発足直後から日米同盟を重視する姿勢を強調していることを高く評価。時間をかけながらも、普天間移設を実現する素地が整いつつあるとの認識が広がっている。
それだけに、小沢氏の代表選出馬は想定外で、当惑しているというのが実態だ。小沢氏については、昨年末に民主党国会議員約140人を連れて訪中したことや、キャンベル氏の訪米の誘いを受け入れなかったとの印象が強い一方、現実主義者との評価もあり、必ずしも米国での見方は定まっていない。
有力シンクタンク、外交問題評議会(CFR)のシーラ・スミス上級研究員は「同盟関係を強化する余地があるにもかかわらず、日本の政治状況でその機会が失われるような事態にならないか懸念している」と語る。【ワシントン古本陽荘】
2492
:
名無しさん
:2010/08/30(月) 19:26:38
>私が内閣官房とかの一員だったら、これくらいの案を上申できますよ
鳩山総理に余程近い立場ででもなければ上申しようとした瞬間左遷か握りつぶされて終わりじゃないですか?
参加してる人員の殆どが「オレならもっといいアイデアがだせる」と思いながらどうにもできないアホなプロジェクトってそこら辺に幾らでもあると思いますよ。
2493
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/09/03(金) 01:43:40
「日本版NSC」再検討 首相、代表選へ安保重視打ち出す
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1251865116/3587
2494
:
とはずがたり
:2010/09/03(金) 13:31:01
在沖米海兵隊は不要=小沢氏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100903-00000049-jij-pol
時事通信 9月3日(金)11時38分配信
民主党の小沢一郎前幹事長は3日午前のテレビ朝日の番組で、沖縄県に駐留する米海兵隊について、「要らないと思う」との考えを示した。小沢氏は「米国の戦略も、前線に大兵力を置く必要がないという判断だ。だから欧州からも引き揚げている」と強調した。
小沢氏は2日に行われた日本記者クラブ主催の公開討論会でも、「できるだけ前線から兵力を引き揚げるということは米国としても当然だし、私も当然だと思う」と述べている。
2495
:
とはずがたり
:2010/09/03(金) 18:13:14
小沢氏の「海兵隊不要」発言に反論=岡田外相
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100903-00000081-jij-pol
時事通信 9月3日(金)15時18分配信
岡田克也外相は3日午後の記者会見で、民主党代表選に立候補した小沢一郎前幹事長が在沖縄海兵隊は不要だという認識を示したことについて、「抑止力として必要だ」と反論、「必要ないなら抑止力との関係でどう説明するのか」と疑問を呈した。
米軍普天間飛行場移設問題に関しては、「小沢氏も(5月の日米合意を)『白紙にしない』と言ったので、実質的に(菅直人首相の主張と)差はないと思う」と述べた。
2496
:
チバQ
:2010/09/05(日) 16:58:33
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010090502000031.html
ヨルダン川西岸ルポ 和平へ期待なく 対立激化
2010年9月5日 朝刊
3日、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸ヘブロン近くの幹線道60号で、銃を手に警戒を続けるイスラエル兵=内田康撮影
【エルサレム=内田康】ユダヤ人入植者銃撃事件が起きたパレスチナ自治区ヨルダン川西岸では、イスラエル軍が警備を強化し、緊張が続く。アラブ人とユダヤ人入植者の溝は深まるばかりだ。二日に再開されたイスラエルとパレスチナ自治政府による直接和平交渉でも入植地問題は重要議題だが、進展を期待する声は聞こえない。
「銃撃犯の気持ちは分かる。私もかつて、道路を造るからとイスラエルに土地を没収されたからね」
ヘブロン近くのアラブ人村に住むレストラン経営サブリさん(50)は、入植者への怒りをあらわにした。
八月三十一日夜の銃撃で入植者四人が死亡したヘブロン周辺では、イスラエル軍がアラブ人地域の一部道路の封鎖を続ける。攻撃継続を宣言したイスラム原理主義組織ハマスの動きを封じるためだ。サブリさんの村からヘブロンまでは車で五分だが、今は遠回りを強いられ三十分かかる。
アラブ人、ユダヤ人が共用する幹線道60号沿いで青果の露店を開くムハンマドさん(29)は銃撃事件後、入植者たちにののしられた。事件前は青果を買ってくれた入植者もいたのに、来なくなった。
「和平交渉? 期待できないね。ユダヤ人は絶対に出ていかない。オバマ大統領も最初はいい人かと思ったけど、何もできないよ」
ヨルダン川西岸に百カ所以上あるユダヤ人入植地には約三十万人が住む。イスラエルは米国の圧力で、西岸での新規建設を昨年十一月から今年九月末までの限定で凍結した。パレスチナ側は東エルサレムの入植地を含めた建設凍結を求めるが、入植者団体は建設再開を要求。交渉決裂を招きかねない対立点だ。
ユダヤ人入植者の消防士モミさん(25)は「交渉ではいつもパレスチナ側が値をつりあげる。妥協は許されない」と語った。
2497
:
小説吉田学校読者
:2010/09/06(月) 06:58:27
タリバンなりすましか。「アフガンの治安に懸念」というのは、米国ならずとも気になるところで、おそらくですが、秋から来年初頭にかけてUNAMAへの貢献のあり方が外交上の問題になることが予想されます。
常岡さん、6日夜帰国へ 「犯人タリバンじゃない」
http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010090601000021.html
【カブール共同】アフガニスタンで反政府武装勢力に拉致、監禁され、4日解放されたフリージャーナリストの常岡浩介さん(41)は5日夜、自身の短文投稿サイト「ツイッター」で、関西空港を経由し羽田空港に6日夜到着することを明らかにした。
常岡さんは犯人について、反政府武装勢力タリバンでなく「現地の腐敗した軍閥集団」とし、タリバンになりすまして日本政府をゆすっていたと記した。
拉致した武装勢力について、アフガン治安当局はタリバンと断定していたが、カブールの日本大使館はグループの帰属はまだ明確でないとしている。
5日夜にアフガンを出国した常岡さんは、経由地のアラブ首長国連邦(UAE)のドバイに到着したことをツイッターで報告。
大使館によると、常岡さんは大使館関係者に対し「手荒な扱いは受けなかった。食事はナンとお茶が多かったが、時々肉なども食べていた」と話したという。
2498
:
チバQ
:2010/09/06(月) 22:10:53
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/100906/asi1009062123005-n1.htm
アフガン下院選 反カルザイ勢力の伸長どこまで (1/2ページ)
2010.9.6 21:19
アフガン下院選の投票まで2週間を切った5日、カブール市街の電柱には候補者の選挙ポスターが所狭しと張られていた(AP) 【ニューデリー=田北真樹子】アフガニスタンで18日、2001年の旧タリバン政権崩壊後、2度目となる下院選挙(定数249)の投票が行われる。下院は昨年の大統領選以降、カルザイ大統領との対立色を強めており、今回の選挙で反カルザイ勢力が伸長すれば、今後の政権運営はいっそう困難になりそうだ。また、イスラム原理主義勢力タリバンによるとみられる候補者などの殺害や誘拐が相次いでおり、選挙戦もタリバンに脅かされている。
前回の下院選は、アフガン史上初の大統領選挙でカルザイ氏が当選した翌年の05年に実施され、カルザイ支持派が過半数を占めた。しかし、昨年8月投票の大統領選でカルザイ氏が、広範な不正行為が確認されながらも再選されたことに対し、多くの下院議員が疑問を抱くようになった。
カルザイ氏と下院との距離の広がりは、カルザイ氏が昨年11月に2期目をスタートさせて以降、再三にわたり提案している閣僚候補の多くを、下院が否決し続けているという事態に端的に表れている。政権の25閣僚のうち、7ポストはなおも承認が得られないまま決まっておらず、その職務を前閣僚が代行しているのが実情だ。
アフガンでは民族や軍閥などが入り乱れ、反カルザイ勢力を明確に数字で示すことは難しいとされる。そうした中で、反カルザイ勢力として注目されるのが、政党の「国民戦線」だ。
昨年の大統領選で、カルザイ氏の対抗馬としてアブドラ元外相を擁立した国民戦線は今回、大統領選の雪辱を晴らそうと、北部を中心に多数の候補者を擁立し、反カルザイ勢力の伸長に躍起になっている。
□ □ □
治安情勢も深刻だ。
7月から始まった選挙戦で、これまでに少なくとも3人の候補者と、候補者の支持者13人が殺害されている。誘拐も相次いでおり、女性候補者の運動員が誘拐され、殺害されたケースもある。
その多くは、選挙に反対するタリバンによる犯行だとみられている。また、タリバン報道官は一部メディアに「選挙は無意味だ。今回の選挙は史上最悪の結果になるだろう」と、さらなる犯行をにおわせ、有権者に投票を棄権するよう促している。
地元ジャーナリストによると、タリバンの影響力が強い選挙区では、ほとんどの候補者が身の安全を確保するため、タリバンを批判する、あるいは米軍などの駐留外国部隊を支持する発言はしないと、タリバンに“誓約”しているという。
タリバンの“脅威”を強く意識してか、前回の下院選挙で活発に開かれた集会などは手控えられ、候補者の多くは戸別訪問やポスターだけの選挙戦を展開している。「ポスターの印刷が追いつかない。パキスタン南西部クエッタの店に発注し印刷してもらっている」(南部カンダハル州の印刷会社)というほどだ。
2499
:
チバQ
:2010/09/06(月) 22:16:14
http://mainichi.jp/select/world/news/20100905ddm007030099000c.html
イラク:シーア派会派、首相候補に副大統領 「反マリキ」で浮上
【カイロ和田浩明】イラクのイスラム教シーア派主体の主要政治会派「イラク国民同盟(INA)」は3日、首相候補にアブドルマハディ副大統領を指名した。INAは、続投を目指すマリキ首相の「法治国家連合(SLC)」と統一会派を構成しているが、今回の指名はマリキ氏続投阻止を狙ったものとみられる。
INA幹部ハディ・アミリ氏は取材に「会合で多数決で選出された」と述べたが、あるメンバーは「(アブドルマハディ氏は)我々の代表とは言えない」と語っており、INA内が一枚岩になっていないのが実情だ。
イラクでは、3月の連邦議会総選挙でアラウィ元首相の「イラク国民運動(イラキヤ)」が91議席を獲得し第1党となった。しかし、選挙後にSLC(89議席)とINA(70議席)が最大勢力の統一会派を結成。イラキヤと首相人事などの調整を進めているが、対立は解けず、新政権を発足できていない。統一会派内でSLCはマリキ首相支持だが、INAには強硬な反対論が根強い。アブドルマハディ氏は、先月29日の毎日新聞のインタビューで首相職に自信を示した。マリキ首相とアラウィ元首相の対立が続く場合、「妥協の候補」(西側外交筋)として有力になる可能性はある。
2500
:
名無しさん
:2010/09/12(日) 19:18:43
http://sankei.jp.msn.com/world/china/100912/chn1009121552002-n1.htm
【中国人船長逮捕】日本大使を未明に緊急呼び出し 中国外務省
2010.9.12 15:52
【北京=矢板明夫】沖縄・尖閣諸島付近で中国漁船と海上保安庁の巡視船が接触した事件をめぐり、中国の戴秉国国務委員は12日午前0時(日本時間同1時)、丹羽宇一郎駐中国大使を緊急に呼び出し、日本側の対応を抗議した。乗組員と漁船の即時返還を求められ、丹羽大使は「国内法に基づき粛々と対応するという日本の立場は変わらない」と応じたという。
事件発生してから12日まで6日間の間、丹羽大使が中国当局者に4回も呼ばれた。最初の2回の相手は外務次官と外務次官補だったが、3回目には楊潔●外相が登場した。4日目となった今回は、外交担当の副首相級、戴国務委員による異例の直接抗議となった。中国政府はこの事件を重要視し、徐々に日本側に対する圧力を強化していることがうかがえる。
日本大使館などによると、戴国務委員は「誤った情勢判断をせず、賢明な政治決断をして、直ちに中国人の漁民と漁船を送還してほしい」と要請。これを受け、丹羽大使は日本の従来の立場を改めて表明したうえで「この事件で日中関係に全般に影響が及ばないよう、中国側が冷静かつ慎重に対応することを期待する」と述べたという。
●=簾の广を厂に、兼を虎に
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100908/crm1009082058031-n1.htm
【中国人船長逮捕】中国漁船の“暴挙”にも海保は沈着、「国際的に適切」 (1/2ページ)
2010.9.8 20:53
沖縄県・石垣港に到着した中国トロール漁船=8日午後 沖縄・尖閣諸島付近の日本領海で違法操業の疑いのある中国漁船の船長、●(=擔のつくり)其雄(たん・きゆう)容疑者(41)が逮捕された事件。漁船は再三の警告を無視した上、船体を海上保安庁の巡視船に接触させる“暴挙”に及んだ。一方、海保側は国内法に基づいて冷静に対応。中国側は逮捕に反発するが、専門家は「国際的に見ても適切な対応」と太鼓判を押す。
「わが国の領土である尖閣の領海で起きた事件。国内法にのっとり厳正に対応すべき事案だ」。8日の定例記者会見で、海保の鈴木久泰長官は強調した。
漁船は7日午前、尖閣諸島近くの日本領海内で見つかった。網を上げる様子を巡視船が確認、違法操業の疑いは明白だった。
海保は当初、領海外への退去を警告。逃走後はマイクや電光掲示板などを使い中国語で停船を呼びかけ、危険でない程度に前方に回り込んだり、放水も行った。漁業法など国内法にのっとった上で、同日午後1時ごろに強行接舷(せつげん)するまで穏便な対応を貫き、1人のけが人も出していない。
一方、漁船は危険な動きを繰り返した。逃走開始時には巡視船「よなくに」と接触。逃走中に「みずき」とも接触した。カメラには、前方を並走するみずきに幅寄せするように接近、衝突する漁船の様子が写っていたという。海保関係者は「意図的でないと考えられない動き」と明かす。
この衝突が公務執行妨害の直接の逮捕容疑となり、海保に強行接舷を決断させた。漁船への同容疑適用は異例だが、「それだけ悪質な事案」(海保幹部)という。
「韓国は何千隻と中国漁船を拿捕(だほ)しているし、いきなり威嚇射撃という国もある。むしろ真面目すぎるほど国際ルールを順守した対応で、非難のいわれはない」。東海大の山田吉彦教授(海洋政策)は、海保の対応をそう評価する。
海保によると、尖閣諸島周辺では8月中旬以降、多い日で1日当たり270隻ほどの中国漁船が確認されており、うち約70隻は領海内にいた。通行だけなら法には触れないが、違法操業や工作活動の疑いもぬぐえない。
拓殖大大学院の森本敏教授(安全保障)は「中国漁船の動きには明らかに中国政府の意図が介在している。民主党代表選という政治的空白状況も計算したのではないか。今後も厳正に国内法を適用して対応すべきだ」と話している。
2501
:
とはずがたり
:2010/09/13(月) 02:07:48
>>2494-2495
過熱する普天間論争=仕掛ける小沢氏、首相陣営も反論−民主代表選
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201009/2010090300752
民主党代表選で米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題が争点の一つとなっている。同県名護市辺野古を移設先とした日米合意の順守を掲げる菅直人首相に対し、小沢一郎前幹事長は見直しも排除しない姿勢をにじませる。3日には在沖縄海兵隊も「要らない」と踏み込み、首相支持派の閣僚が反発。過熱する論争に、政府内からは日米関係への影響を懸念する声も出ている。
小沢氏は3日のテレビ朝日の番組で、普天間問題について「(日米合意は)尊重しなきゃいけないんだけど、沖縄の皆さんが反対している限り進まない」と強調。さらに「沖縄の海兵隊の実戦部隊は要らない」と言い切り、日米関係についても「同盟というのは従属じゃない。自分の意見はどんどん言っていい」と持論を展開した。
小沢氏があえて普天間問題に焦点を当てるのは、「日米は対等」という政治信条に加え、日米合意を前政権から引き継いだ首相との「違い」を強調し、基地問題に敏感な国会議員の票や、党員・サポーター票を取り込む狙いがあるとみられる。
このため、首相陣営では警戒感が広がっており、北沢俊美防衛相は3日の記者会見で「既に日米合意がある中で、代表選の課題にするのは内外に疑念を持たれる」と懸念を表明。野田佳彦財務相も「(小沢氏が日米合意に)ノータッチということはあり得ない。党の幹事長だったので、責任も大いにある」とけん制した。
小沢氏が辺野古移設に代わる具体案があるわけではないと認めたことにも、前原誠司国土交通相が「勝ったら首相になる人がそういう対応でいいのか」とかみついた。
海兵隊不要論も、日米の安全保障体制の根幹を揺さぶりかねず、岡田克也外相は「海兵隊は抑止力として必要だ。必要ないなら抑止力との関係でどう説明されるのか」と反論。ある防衛省幹部は「米国は真剣に『小沢首相』の誕生を心配している」と語った。(2010/09/03-18:42)
2502
:
チバQ
:2010/09/13(月) 21:10:57
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100913-OYT1T00252.htm
未明の大使呼び出し、外務省「非常に無礼」
東シナ海の日本領海内で海上保安庁の巡視船と衝突した中国船の船長逮捕を巡り、中国の戴秉国(たいへいこく)・国務委員(副首相級)が丹羽宇一郎・駐中国大使を呼び出して抗議したことに、日本政府内からは不快感が示された。
ただ、事態のエスカレートを避けるため、冷静に対処したい考えだ。
仙谷官房長官は13日の記者会見で、中国が船長逮捕を受けて東シナ海ガス田開発の条約交渉延期を発表したことについて「捜査当局の対応は適正かつ適切で、問題の筋が違う話だ。ぜひ、早期に(日時を)設定していただきたいと中国に申し入れる」と強調。船長以外の乗組員を中国に帰還させることに関連し、「違った状況が開けてくるのではないか」との期待も示した。
外務省幹部は「未明に大使を呼び出すのは外交上、非常に無礼だ」と指摘。別の幹部は「船長の逮捕を許した中国政府に対して中国国内世論の反発が高まっているので、国内向けのポーズだ」との見方を示した。
(2010年9月13日11時52分 読売新聞)
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