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統一地方選・地方議員関連統一スレッド

1■とはずがたり:2003/01/11(土) 04:21
政権交代には足腰となる地方組織が重要である。
統一地方選や地方議会ネタを扱います。

5897とはずがたり:2007/04/17(火) 19:45:07

福岡県
終盤戦を追う 県議選・注目区<上>早良区 若松区 直方市
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/fukuoka/20070405/20070405_003.shtml

 8日に投開票される県議選(定数88)は、無投票の18選挙区を除く29選挙区で激しい戦いが繰り広げられている。自民党が単独過半数を維持するのか、それとも民主党が議席を増やし国政と同じ「二大政党化」が進むのかも焦点の1つ。終盤に入った注目選挙区の情勢を探った。
    ×      ×

 ●現元新激烈な戦い 早良区

 自民現職の大原氏と公明現職の新開氏、無所属元職の古川氏、民主新人の宮浦氏の計4人が定数3を争う。古川氏とその後継とみられた大原氏の「保守対決」や、前回選挙で古川氏後援会の一部が新開氏を支援するなど過去の“因縁”も絡み、陣営関係者が「日々まるでオセロゲーム」と漏らすほど、激烈な選挙戦が続いている。

 返り咲きを狙う古川氏は、組織に頼らず、参院選出馬による知名度やスポーツ団体関係者などを通して個人票の取り込みを進める。高校の同級生の動きも活発化。陣営は「単なる保守票の奪い合いではない」と無党派層の支持拡大を目指す。

 前回選挙でトップ当選の新開氏。支持母体の創価学会が支援。2期の実績を訴え支持の広がりを狙う。ただ、前回、古川氏後援会の一部支援を受けたこともあり、古川氏出馬の影響に危機感を募らせる。公明も超重点区に位置付ける。

 引退する民主現職の後継宮浦氏は、連合福岡加盟の労組が支援。自治労は組織内候補に近い支援で臨み、議席死守を狙う。西新や藤崎など地下鉄沿線での知名度向上が課題として、駅立ちなどを通じ無党派層への浸透を図っている。

 75団体の推薦を受ける大原氏は、古川氏らと支持層が重複する部分があり、組織引き締めに躍起。地元の国会議員も企業や後援会をテコ入れする。市議選の自民公認候補と連動し、挙党態勢で校区ごとに座談会などを開く。

 ▼早良区 (定数3)

古川  忠 58 無元3
新開 昌彦 49 公現2
宮浦  寛 41 民新 =自治労
大原弥寿男 55 自現1=古川後継

     ◇

5898とはずがたり:2007/04/17(火) 19:45:39
>>5897-5898
 ●現新3人混戦模様 若松区

 現職2人に新人1人が挑む構図。ともに再選を目指す自民の中尾氏と共産の山口氏は危機感を募らせて支持固めに力を注いでいるのに対し、民主、社民が推薦する無所属の野村氏は、無党派層への浸透を念頭に運動。終盤戦に入っても混戦模様が続いている。

 山口氏は、元高校教師の経歴を背景に、ミニ集会や街頭で教育問題の改善を中心にアピールしてきた。数少ない女性県議である点に触れながら、女性への浸透も重視。8期32年間続く共産の議席死守を目指し、支持を呼び掛けている。

 野村氏は、2月の北九州市長選で初当選した現市長が衆院議員当時の秘書。出馬表明が遅れたが、前回候補を立てた社民が民主とともに支援につき動きは活発。「新市長が生まれた北九州市と県をつなぐ役割を担いたい」と議席奪取を目指す。

 公明、農政連の推薦も受けた中尾氏は、同市長選で自民推薦候補が敗れたことを踏まえ「逆風をはね返す戦いを」と票固めに躍起。企業や団体を回り、同区のひびきコンテナターミナルの利用促進や雇用拡大を重点的に訴えている。

 ▼若松区 (定数2)
山口 律子 58 共現1
野村 陽一 39 無新
中尾 正幸 42 自現1

     ◇

 ●4連続対決は接戦 直方市

 県議を2期務めた元職の野下氏と、4選を目指す現職の一尾氏が、4回連続となる"因縁対決"。一騎打ちの接戦を繰り広げている。

 1995年の選挙で一尾氏が当時現職の野下氏を6票差で破って初当選。続く99年は1尾氏が1175票差で再選したが、前回は野下氏が195票差まで追い上げている。

 「今回こそ雪辱を」と誓う野下氏は、社民党を離党して政党色を一掃。「完全無所属」を唱え"市民党"を前面に出す戦術だ。「素晴らしい直方を一緒につくろう」と呼び掛け、草の根選挙で支持を広げる。

 一尾氏は、初めて自民公認を獲得。決起大会には麻生太郎外相も駆け付けた。3期12年の実績を強調しつつ組織型選挙を展開。「県や国とのパイプ役になる」と訴えて保守層を固め、女性層にも浸透する。

 ▼直方市 (定数1)
野下 昭宣 66 無元2
一尾 泰嗣 56 自現3

=2007/04/05付 西日本新聞朝刊=

5899とはずがたり:2007/04/17(火) 19:46:07

終盤戦を追う 県議選・注目区<下>中央区 粕屋郡 三潴郡
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/fukuoka/20070406/20070406_002.shtml

 ●都市部の攻防激化 中央区

 現職の動きが目立つ中、新人が激しく追い上げる。4年間で有権者の半数近くが入れ替わる典型的な都市型選挙区。各陣営が無党派層を意識した激しい攻防を繰り広げている。

 民主新人の松隈氏は、街頭演説を重視。住宅街を中心に、選挙区内にある知事公舎の売却などを訴える。福岡市長選で民主推薦候補を当選させた「変革の風」をつかもうと懸命だ。

 無所属現職の鬼木氏は、地元の同級生らに支えられた若さを前に出した戦い。「後半戦になってようやく有権者に選挙ムードが高まり、手応えが出てきた」と陣営関係者。街頭では「未来のための政治を」と訴える。

 公明現職の大城氏は、創価学会を軸にした運動を展開。党幹部も相次ぎ選挙区に入り、組織を挙げた総力戦となっている。現職としての実績と女性としての生活者の視点を強調。無党派層への浸透を図る。

 共産新人の小林氏は、出馬表明が遅れただけに、知名度向上が課題。週末の繁華街で「お帰りなさい宣伝」と名付けた運動を展開。勤め帰りの同世代の若者らに声を掛け、雇用格差の是正などを訴える。

 12期目を狙う自民現職の早麻氏は、政治家になって初めて朝立ちに取り組むなど、危機感を隠さない。ポスターには、若さを連想させる「即戦力」と明記。歩行遊説など新人のような運動スタイルで、高齢批判はね返しに力を入れる。

 ▼中央区 (定数3)
松隈 一博 56 民新
鬼木  誠 34 無現1
大城 節子 56 公現1
小林 解子 27 共新
早麻 清蔵 78 自現11

     ◇

5900とはずがたり:2007/04/17(火) 19:46:32
>>5899-5900

 ●無党派の争奪過熱 粕屋郡

 民主が初めて公認候補を擁立。自民、公明、農政連の現職3人と3議席をめぐり、かつてない激戦を繰り広げている。各陣営とも「組織固めだけでは当選ラインに届かない」と危機感を抱き、無党派層の取り込みに全力を挙げている。今回、擁立を見送った共産の公認候補獲得票(前回約8000票)の動向も注目される。

 農政連現職の三船氏は、地元の郡北部や農業関係者を中心に支持を広げる。5期目を狙う今回は街頭演説に力を入れ、無党派層への浸透を図る。無投票で当選した農政連公認・推薦県議の応援も活発化している。

 3選を目指す公明現職の上岡氏は、支持母体の創価学会を軸に、地盤の篠栗町や久山町などで支持を広げる。党は「超重点選挙区」に指定し全面支援。中小企業経営者などへの浸透を図り、票の上積みに力を入れる。

 自民現職の吉松氏は、約100の推薦団体を得て組織選挙を展開している。地盤の郡南部が民主新人と競合することなどから陣営の危機感は強く、街頭演説などを通じて年齢が近い若者らの支持獲得も目指す。

 民主新人の小池氏は、連合福岡の推薦を受け知事選の党推薦候補とも連携した選挙戦を展開。昨年11月から平日の朝立ちを始め、告示後は「毎日最低400人の握手」を目標に無党派層の取り込みを進める。

 ▼粕屋郡 (定数3)
三船 祐規 62 農政 現4=郡北
上岡 孝生 56 公明 現2=篠栗・久山
吉松 源昭 38 自民 現1=郡南部
小池 邦弘 46 民主 新 =郡南部・連合福岡
     ◇

 ●3人が激戦を展開 三潴郡

 無所属新人3人が激しく争っている。選挙区は2005年に久留米市と合併した旧三潴、旧城島両町と、大木町。大木町に地盤を持つ候補者はいないため、3氏とも大木町での浸透に力を入れている。

 元三潴町長の砂山氏は、豊富な行政経験を強調。推薦を受ける自民、公明、農政連の組織を軸にした戦いを展開している。大木町長を出陣式に招き、同町長の支持者とも連携する。

 元三潴町議の西田氏は、個人演説会を1通り終え、終盤は街頭演説を繰り返している。「若さと経験」を訴えの前面に押し出し、支持固めに懸命。砂山氏と並んで農政連の推薦を受けている。

 旧城島町議の江島氏は、後援会組織が旧城島町にしかないが、選挙区をくまなく回り、若さをアピール。ミカン箱の上に立ち街頭演説する一方、知名度不足を補おうと電話作戦にも力を入れる。

 ▼三潴郡 (定数1)
砂山 惣吉 71 無所属=自民・公明・農政 新
西田  泉 58 無所属=農政 新
江島 信幸 46 無所属 新

=2007/04/06付 西日本新聞朝刊=

5901とはずがたり:2007/04/17(火) 19:46:58

自民、半数の8議席 大牟田市・三池郡区 久留米市区 三潴郡区
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/fukuoka/20070410/20070410_003.shtml

 8日投開票の県議選で、筑後地区では大牟田市・三池郡、久留米市、三潴郡の3選挙区で8人が当選を決めた。これで、無投票の8選挙区を加えた同地区の県議選当選者16人の党派別内訳は、自民8人、農政連3人、公明1人、無所属4人となった。投開票された3選挙区の戦いを振り返る。
    ×      ×

 ●現職3人議席守る

 ▼大牟田市・三池郡区 (定数3)

 4人が戦い、現職3人が手堅く票をまとめて議席を守った。無所属現職の石橋保則氏(63)は労組を足掛かりにトップで3選。自民現職の高岡新氏(66)と田中秀子氏(45)の2人もそれぞれ7選と4選を決めた。

 石橋氏は、出身母体の大牟田市職員労組などがフル回転、ほぼ前回と同じ得票数だった。高岡氏は、培ってきた「高岡党」とも呼ばれる個人的な支援者を中心に票を積み上げた。田中氏は、支援者が多い土木建築業界の組織力が低下する中、創価学会などからも後押しを受けた。

 共産新人の中西倫仁氏(46)は知名度不足が響き、前回失った同党議席の奪回はならなかった。

 得票率は石橋氏30.46%、高岡氏28.95%、田中氏26.53%、中西氏14.06%。

     ◇

 ●党派構図変化なし

 ▼久留米市区 (定数4)

 5人が争い、自民が2議席、公明と無所属(民主・社民系)が各1議席を確保した。共産新人は大差で敗れた。投票率は前回比4.32ポイント増の51.12%で、投票総数も約1万票増えた。

 自民現職の原口剣生氏(52)は、農政連や建設業界団体などの組織支援を受けてトップで3選。公明現職の田中正勝氏(55)は、創価学会票を手堅くまとめて4選。無所属現職の清田信治氏(50)は、労組票に加えて個人票も上積みし3選。自民新人の十中大雅氏(53)は、3年前の県議在任中に他界した沢水英二氏の後継者として初当選した。

 共産新人の中西和也氏(64)は、支持を拡大することができなかった。

 得票率は原口氏31.09%、田中氏23.62%、清田氏19.79%、10中氏18.54%、中西氏6.97%。

     ◇

 ●元三潴町長激戦制す

 ▼三潴郡区 (定数1)

 7期務めた倉重繁行氏(75)の引退に伴い、無所属新人3人が激戦を繰り広げた結果、元三潴町長の砂山惣吉氏(71)が、元三潴町議の西田泉氏(58)と元城島町議の江島信幸氏(46)を破って初当選を果たした。

 砂山氏は自民、公明、農政連などの推薦を軸に地盤を固めた。8日夜、当選が決まると事務所に集まった支持者の前で「ベテラン議員に負けない働きで県南地域を振興する」と抱負を述べた。

 西田氏は、出身候補者がいなかった大木町で砂山氏の得票を上回ったが、久留米市の旧三潴、旧城島両町で及ばなかった。江島氏も票が伸びなかった。

 得票率は砂山氏42.45%、西田氏33.27%、江島氏24.28%。


=2007/04/10付 西日本新聞朝刊=

5902とはずがたり:2007/04/17(火) 19:52:54

直鞍で自民が痛手<上>田川郡 社民が議席を“死守” ほか
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/fukuoka/20070410/20070410_001.shtml

 統一選前半戦の知事選と県議選が終わった。筑豊地区の県議選は、6選挙区で計16人が激戦を展開し、現職8人、元職1人、新人1人が当選した。直方市区と鞍手郡区で、自民現職が敗北。当選した現職8人も、うち5人が前回より得票を減らしており、一部に有権者の現職批判がうかがえた。また、田川郡区では、社民が県内唯一の議席を守った。地方分権の時代、新県議には県政改革を担う気概が問われている。担当記者が各選挙区の開票結果について話し合い、分析した。

     ◇

 ●田川郡 社民が議席を“死守”

 D 田川郡区では、冨原茂昭氏が60年続く社民の議席を死守した。今回の県議選で社民が県内で得たのは、結局この1議席だけ。かつての革新勢力に厳しい逆風が吹く中、冨原氏も前回から約1300票を減らして苦戦した。

 C 地元川崎町では60%を超す得票率だった冨原氏だが、ほかの町村では思うように得票が伸びなかった。一方、もう1人の現職である自民の日野喜美男氏は、堅実な戦いぶりだった。農政連などの支援も得て、きっちり基礎票を固めてトップ当選した。

 D 新人の神崎聡氏は、よく健闘したね。44歳の若さと元情報技術(IT)会社社長の経歴をアピールして、若年層や無党派層の支持を得たのではないか。

 C 神崎氏は7町村のうち4町村を制した。ITを生かした農業振興など、ユニークな政策が目を引いた。

 D 若者の流出に歯止めが掛からない田川郡。各候補は今回、雇用確保を声高に訴えたが、当選した2人が企業誘致などでどんな役割が果たせるのか。県議としての手腕が問われている。

     ◇

 ●田川市 現職が安定した戦い

 C 田川市区は、自民現職の浦田憲一氏が安定した戦いぶりで再選した。4年前に立候補した自民系候補3人の得票が合わせて1万8000票。「このうち7割をまとめれば勝てる」というのが陣営の考えで、今年初めは楽勝ムードが漂っていた。

 D だが、告示が近づいてもなかなかムードが盛り上がらず、陣営は「4年前のような風が吹いていない」と、焦りを感じていた。告示後は、後援会を中心に組織固めを進め、結局は3000票以上の差をつけた。

 C 無所属新人の古賀靖典氏は、市内各地でミニ集会を開くなど、地道な活動で組織を中心に浸透を図ってきた。陣営も「有権者の反応はいい」と手応えを口にしていたが、最後まで知名度不足が響いた。

 D 社民はかつて「革新の牙城」と言われた田川市で、民主とともに古賀氏を推薦したが、「復活ののろし」は上げられなかった。県議会での議席もついに1議席になった。田川市でも今後の巻き返しは、いばらの道だろう。

     ◇

5903とはずがたり:2007/04/17(火) 19:53:26
>>5902-5903

 ●鞍手郡 首長選のしこり響く

 A 8年前と同じ顔触れの一騎打ちだった鞍手郡区。今回は無所属新人の塩川秀敏氏が、自民現職の久野清隆氏を破り、初当選した。

 B 久野氏の最大の敗因は、昨年の宮若市長選と鞍手町長選のしこりだ。いずれも落選した候補を支援した久野氏に対する反発が、県議選で噴出。逆に塩川陣営は“反久野”で結束、一枚岩になった。自民支部も分裂して、久野氏は基礎票を固められなかった。

 A それに塩川氏が、福祉の充実を訴えて高齢者層に浸透したのも大きかった。久野氏は3期12年の実績を強調したが、地元の県道整備などは滞っており、あまり説得力がなかった。

 B それでも久野氏は、自民県連で総務会長を務める重鎮だ。2000票以上の差で敗れたのには、驚いた。

 A 塩川陣営の地道な草の根運動が効果を上げた。対する久野陣営は、組織や企業から支持を取り付ける旧来型選挙に終始した。また、塩川氏の立候補表明が年明けと遅れ、久野陣営に油断もあったのではないか。

     ◇

 ●直方市 現職敗れ市長選影響

 A 4回連続、同じ2人の因縁対決の直方市区。今回は無所属元職の野下昭宣氏が接戦を583票差で制した。

 B 野下氏は落選中も公民館館長などを務め、草の根の活動で固定票をつなぎ留めてきた。当選後、野下氏は真っ先に「市民とのきずな」を挙げたが、その言葉が勝因をよく表しているよ。

 A 社民党を離党し、「完全無所属」や「市民党」を打ち出した戦術も奏功した。昨今の政党離れも追い風になり、無党派層まで浸透した。

 B 現職の一尾泰嗣氏は、初めて自民公認で臨んだ。決起大会には麻生太郎外相や向野敏昭市長が顔をそろえ、1000人以上を動員した。盤石かに見えた組織だったが、実際は上滑りしたようだ。野下陣営が「まるで外相や市長と戦っているようだ」と漏らすほどで、もっと一尾氏個人の資質や魅力をアピールすべきだったのではないか。

 A 今回の県議選の結果は、15日に告示される直方市長選にも影響を及ぼすよ。現職市長が支援した候補が敗れたことの波紋は大きい。向野氏の陣営は「県議選と市長選は別」と冷静を装うが、対立候補の堀勝彦氏の陣営は早くも「追い風だ」と勢いづいている。


=2007/04/10付 西日本新聞朝刊=

5904とはずがたり:2007/04/17(火) 19:55:01
>>5897-5904
福岡県議選に関する西日本新聞の記事達。それにしてもサイトがでらく重いだけえがなんでだ?くらすぞ,ごらぁヽ(`Д´)ノ

民主7増 第2党に 県議選 自民 過半数割れ 共産3減、1議席に
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/fukuoka/20070409/20070409_003.shtml

 8日投開票された県議選(定数88)は、無投票で当選が決まった18選挙区20人を除く29選挙区で新顔が決まった。前回、単独過半数を獲得した自民は5議席減の40議席。自民が単独過半数を割り込む一方で、民主は7議席伸ばして12議席になり、公明を1議席上回り第2党に躍進した。共産は4議席から1議席に大幅に減らし、過去20年で最少となった。社民も1議席に後退した。投票率は49.91%で、前回比0.66ポイント増にとどまった。

 自民現職が落選したのは、福岡市早良区、春日市・筑紫郡、北九州市門司区、直方市、鞍手郡の5選挙区の5人。そのうち、福岡市早良区、春日市・筑紫郡で民主新人が代わって当選を果たした。

 福岡市早良区は元自民県議だった無所属候補と票を奪い合い、自民現職が議席を失う中、民主新人は無党派層を意識した選挙戦で当選した。春日市・筑紫郡でも、福岡、北九州市長選などで吹いた民主への「追い風」が影響したとみられている。

 一方で、共産は大きく後退した。共産の「拠点」だった北九州市で3議席を失った。中でも32年間、議席を守り続けてきた若松区では、同市長の衆院議員時代に秘書を務めた無所属新人に敗れた。政令市移行後、初めての議席獲得を目指した福岡市では重点地区の東区でも思うように得票が伸びなかった。

 社民も2議席減らす結果となった。

 新人の当選者は前回より1人少ない18人。現職の当選者は68人、元職は2人、女性は前回より1人少ない3人にとどまった。

=2007/04/09付 西日本新聞朝刊=

5905とはずがたり:2007/04/17(火) 20:12:05
’07県議選情勢・30日告示<1>門司区 小倉北区 小倉南区
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/fukuoka/20070307/20070307_002.shtml

 4月8日投開票の県議選(定数88)は30日告示される。この4年間で市町村合併が進んだものの、選挙区の見直しはなく、基本的に前回と同じ47のまま。選挙区見直しが確実な次回選を見据え、今回は立候補を控える傾向もあることから、立候補予定者は前回(144人)より約20人下回る見込みだ。告示が迫り、動きが活発化してきた各選挙区の動向や情勢を探った。 (文中敬称略)
    ×      ×

 ●2議席で4人が激戦 門司区(定数2)
 自民、公明の現職2人に共産、無所属の新人2人が挑む。
 自民現職の久保九州雄は、5期20年の実績をアピールしつつ、企業や支持団体へのあいさつ回りに専念。今後、医師会や建築関連の団体の総会などにも積極的に顔を出し、浸透を図る。
 公明現職の森下博司は、支持母体の創価学会関係者を中心に300回以上のミニ集会を重ねて組織固めを進める。一方、今月中旬からは企業、団体回りや街頭活動を強化、支持拡大を目指す。
 二度目の挑戦となる共産新人の安倍秀文。前回は知名度アップを目指して街頭での活動を重視。今回は街頭よりも支持者回りに重点を置き、党関係者の支持固めに全力を挙げている。
 無所属新人の井上敏和は、早朝などに駅前や交差点に立ち、若さをアピール。知名度アップを目指す。北九州市長選で当選した北橋健治氏と同じ民主、社民の推薦を受け無党派への浸透を狙う。
     ◇
久保九州雄 71 党県顧問  自現
森下 博司 57 党県幹事長 公現
安倍 秀文 58 党県委員  共新
井上 敏和 33 介護福祉士 無新
    ×      ×

 ●現職3人と2新人争い 小倉北区(定数4)
 現職3人と新人2人が立候補を表明。4議席をめぐる計5人の争いとなっている。
 自民現職の佐藤正夫は医師会や薬剤師会、歯科医師会などの推薦を取り付け、組織票を固める。一方で、街頭演説やミニ集会も精力的に開きながら、無党派層の取り込みを狙う。
 自民現職の中村明彦は過去3回連続トップ当選し、強固な地盤を持つ。ただ、北九州市長選での自民推薦候補の落選で、県連幹事長を辞任した影響も懸念され、陣営は組織の引き締めを図る。
 前回、前々回と最下位当選だった共産現職の八記博春は、幅広い層に支持を広げるため、街頭演説に力を入れ、議席を死守したい考え。県議会での実績や政策を訴えながら、3選を目指す。
 二度目の挑戦となる民主新人の原田博史は連合の推薦を受け、傘下の労組や企業へのあいさつ回りに駆け回る。無党派層への支持拡大を狙い、地域の行事などにも積極的に参加。浸透を図る。
 公明新人の壹岐和郎は、今期限りで引退する公明現職の後継として、地盤の引き継ぎを急ぐ。支持母体の創価学会を軸に支持を固めようと、市議らとあいさつ回りなどを進めている。
     ◇
佐藤 正夫 51 団体代表  自現
中村 明彦 52 党県相談役 自現
八記 博春 57 党地区役員 共現
原田 博史 40 党支部役員 民新
壹岐 和郎 50 党地区委員 公新
    ×      ×

 ●現新5人で激戦の様相 小倉南区(定数3)
 3議席をめぐり、現職2人、新人3人の計5人による激戦が予想される。
 公明現職の二宮真盛は1日に5、6回のミニ集会を開き、支持母体の創価学会の票固めに懸命。街頭演説にも力を入れ、無党派層の取り込みを目指す構えだ。
 共産現職の高瀬菜穂子は駅前での演説などを通じ支持を訴え、2期の実績をアピール。党関係者に加え、教諭時代の人脈も生かしミニ集会などを重ね、支持固めを図る。
 民主新人の泉日出夫も毎朝、駅前などに立ち、知名度アップと支持拡大を目指す。北九州市長選で勝利した民主の追い風を生かし、無党派層取り込みに躍起だ。
 自公相乗り候補を破った同市長選の流れに乗りたい社民新人の小島潤一郎は駅前などで演説を重ね、政策をアピール。ミニ集会を中心に支持固めを進める。
 無所属新人の吉村朋美は、50以上の企業や団体の推薦を得た。辞職した元県議の妻。自民支部レベルの推薦を取り付け、自民支持層の取り込みに懸命だ。
     ◇
二宮 真盛 53 党県役員  公現
高瀬菜穂子 46 党県委員  共現
泉 日出夫 39 党支部役員 民新
小島潤一郎 36 党支部役員 社新
吉村 朋美 51 団体代表  無新=自民系

=2007/03/07付 西日本新聞朝刊=

5906とはずがたり:2007/04/17(火) 20:13:53
’07県議選情勢・30日告示<2>八幡東区 八幡西区 若松区 戸畑区(03/08)がどぉーしてもひらけんぞぉー

’07県議選情勢・30日告示<3>飯塚市 遠賀郡 嘉穂郡・山田市 直方市 中間市 鞍手郡
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/fukuoka/20070309/20070309_001.shtml

 ●元職が意欲 選挙の公算 飯塚市
 定数2に、今のところ立候補を表明しているのは、ともに再選を目指す自民現職の江藤秀之と、無所属現職の吉柳順一の2人だが、元職が出馬に意欲を見せており、選挙戦になる可能性が高い。
 故三木清の地盤を受け継いだ江藤は、精力的にミニ集会やあいさつ回りをこなし、組織の引き締めを図っている。
 民主、社民の推薦を受けた吉柳は、労組を中心に着実に支持を固めており、無党派層にも拡大を目指す。
     ◇
 ●(定数2)
江藤 秀之 46 党県役員 自現
吉柳 順一 58 法人理事 無現
    ×      ×

 ●現職2人無投票か 遠賀郡
 自民現職の松本国寛と、民主現職の助信良平がともに3選を目指し、支持を固めている。他に立候補の動きはなく、無投票の可能性が高い。
 松本は無投票を意識せず、精力的に活動。10日に芦屋町で事務所を開き、各町に拠点を置く。
 助信は連合福岡や自治労など十数団体から推薦を取り付けた。郡内各町で支持を訴える。
     ◇
 ●(定数2)
松本 国寛 50 党支部長 自現
助信 良平 53 党県幹事長民現
    ×      ×

 ●現新4人の少数激戦に 嘉穂郡・山田市 
 6人が立候補した前回から一転、現職3人と新人1人の少数激減となっている。
 自民現職の高橋義治は、8期の実績を生かし、後援会組織を中心に農業、中小商工業者団体の支持を固める。積極的に演説会も開いている。
 前回1万4316票でトップ当選した自民現職の吉原太郎は、運動の上滑りを警戒。医師会などの支持母体を中心に組織を引き締める。
 民主現職の吉村敏男は、自ら有権者宅を回り、議員活動をまとめた小冊子を配布。「候補者の顔が見える選挙」を徹底している。
 二度目の挑戦となる無所属新人の柴田多平太は地域の会合に小まめに足を運び、企業誘致を強調。無党派層や若者への支持拡大を目指す。
     ◇
 ●(定数3)
高橋 義治 65 党県相談役 自現
吉原 太郎 72 医院長  自現
吉村 敏男 58 党県役員 民現
柴田多平太 59 法人理事長 無新
    ×      ×

 ●4回連続同じ顔触れか 直方市
 4選を目指す現職の一尾泰嗣と、12年ぶりに復帰を狙う元職の野下昭宣の4回連続の一騎打ちの公算が大きい。一尾が3連勝しているが、4年前は野下が195票差まで詰め寄った。今回も接戦になりそうだ。
 一尾は自民支持票や女性票を着実に固める一方、ミニ集会や支援者回りを重ねる。企業の朝礼や夕礼にも出向き、3期12年の実績を強調。国、県と地元を結ぶパイプ役の手腕を訴えている。
 野下は社民党から党籍を抜き、政党色を排除した戦いを展開。“市民党”を掲げ、支援者有志を中心にした草の根選挙に徹する。ミニ集会やあいさつ回り、朝立ちをこまめにこなし浸透を図る。
     ◇
 ●(定数1)
一尾 泰嗣 56 学生寮経営 自現
野下 昭宣 66 自治区理事 無元
    ×      ×

 ●現職無投票4選見通し 中間市
 4選を目指す自民現職の貞末利光のほかに立候補の動きはなく、無投票の公算が大きい。前回を上回る勢いで着々と支持を広げており、これまで百を超える団体から推薦を受けた。
     ◇
 ●(定数1)
貞末 利光 51 党支部長 自現
    ×      ×

 ●現職と新人一騎打ちへ 鞍手郡
 4選を目指す自民現職の久野清隆と、無所属新人の塩川秀敏が立候補を表明。
8年前と同じ一騎打ちの公算が大きい。
 久野は3期12年の実績を強調して、企業や団体の支持を固めている。自治会ごとに世話人を置くとともに、ミニ集会を開いて支持拡大を図る。
 塩川は三度目の挑戦。後援会の事務所開きが2月中旬と出遅れたが、地域の集会に積極的に出席。草の根選挙で無党派層の取り込みを目指す。
     ◇
 ●(定数1)
久野 清隆 63 党県役員 自現
塩川 秀敏 58 団体役員 無新

 =2007/03/09付 西日本新聞朝刊=

5907とはずがたり:2007/04/17(火) 20:15:40
’07県議選情勢・30日告示<4>田川郡区 田川市区 行橋市 築上郡・豊前市 京都郡
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/fukuoka/20070310/20070310_003.shtml
 (敬称略)

 ●2議席めぐり激戦の様相
 ▼田川郡区(定数2)
 現職2人、新人1人が立候補を表明。2議席をめぐり、激戦となりそうだ。
 3期目を目指す自民現職の日野喜美男は公明と県農政連の推薦を受け、地元の福智町を中心に下田川地区で支持を拡大。田川市郡の各商工政治連盟など約150の団体、企業の推薦を予定する。
 再選を目指す社民現職の冨原茂昭は、元川崎町課長で、自治労や連合の推薦を受けている。前回、社民は田川市区で議席を失っており、同区とともに社民の灯をともせるかも注目される。
 無所属新人神崎聡は、地元の添田町を中心に、郡内を精力的に回る。県農政連から推薦を受けた。元IT会社社長の経歴と44歳の若さをアピールし、独自の地域振興策で支持を訴える。
     ◇
日野喜美男 74 法人理事 自現
冨原 茂昭 63 元町課長 社現
神崎  聡 44 元会社社長無新
    ×      ×

 ●現職、新人の“保革”対決
 ▼田川市区(定数1)
 前回選挙で、28年ぶりに自民の議席を回復した現職の浦田憲一と、民主、社民の推薦を受けた無所属新人古賀靖典の一騎打ちとなる公算。かつて革新の牙城と言われた選挙区で、自民が議席を守るのか、それとも社民などが議席を取り戻すのか注目される。
 浦田は公明や農政連の推薦を受けたほか、既に80以上の業界団体や企業などから推薦を取り付けた。陣営では「前回、(保守系候補乱立で)分散した保守票をまとめたい」と、自民支持層の一本化に力を注ぐ。
 一方の古賀は、社民系や連合系の労組の支持を固めつつあるが、課題は陣営も認める「知名度アップ」。校区ごとに開くミニ集会や朝立ちも二巡目に入っており、小まめな活動で地道に浸透を図っている。
     ◇
浦田 憲一 64 党県役員 自現
古賀 靖典 42 元県職員 無新
    ×      ×

 ●現職以外に動きはなし
 ▼行橋市(定数1)
 無所属現職で3選を狙う岡田博利は2月24日に事務所開きをし、選挙態勢を整える。今のところ、岡田以外に立候補の動きはない。
     ◇
岡田 博利 59 会社役員 無現
    ×      ×

 ●4期連続で無投票当選か
 ▼築上郡・豊前市(定数1)
 5期目を目指す自民現職の後藤元秀のほかに立候補の動きはなく、無投票の公算が大きい。
 後藤は2期目から無投票当選が続いている。今回も農政連や医師会などの推薦を取り付け、態勢を固めている。2月末の事務所開きには選挙区内市町の首長、各種団体関係者ら多くが集まった。
     ◇
後藤 元秀 56 会社代表 自現
    ×      ×

 ●連続無投票で5選の公算大
 ▼京都郡(定数1)
 5選を目指す井上幸春は県政報告会を重ね、支持基盤固めを進める。ほかに立候補の動きはなく、前回に続き、無投票の公算が大きい。
     ◇
井上 幸春 56 団体顧問 無現

=2007/03/10付 西日本新聞朝刊=

’07県議選情勢・30日告示<5>がねぇーぞぉー・・。

5908とはずがたり:2007/04/17(火) 20:18:32
’07県議選情勢・30日告示<6>八女市 筑後市 山門郡 柳川市 大牟田市・三池郡 八女郡
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/fukuoka/20070313/20070313_001.shtml
 (敬称略)

 ●無投票で5選の公算
 ▼八女市(定数1)
 農政連現職の三田村統之が5選を目指している。ほかに立候補の動きはなく、無投票となる公算が大きい。
 三田村は自民、公明を含む80以上の団体から推薦を得た。企業約110社でつくる後援会が支持拡大を進めている。
     ◇
三田村統之 62 農政連委長 農現
    ×      ×

 ●無投票公算 現職6選か
 ▼筑後市(定数1)
 6選を目指す自民現職の蔵内勇夫のほかに、今のところ立候補の動きはなく、無投票の公算が大きい。
 蔵内は公明、農政連なども含めた約260団体・企業から推薦を得て、地盤を強固にしている。
     ◇
蔵内 勇夫 53 団体役員 自現
    ×      ×

 ●現職と新人一騎打ちか
 ▼山門郡(定数1)
 2月下旬に無所属新人が立候補を表明し、7選を目指す現職と一騎打ちの様相。
 自民現職の板橋元昭は、昨年から地元で県政報告会を小まめに開催。今回は農政連の推薦も受け、着実に票を固める。
 無所属新人の内藤忠孝は、12年ぶりの県議選挑戦。持論の矢部川堤防改修工事を公約に、あいさつ回りを始めた。
     ◇
板橋 元昭 68 会社役員 自現
内藤 忠孝 69 農業   無新→結局出馬断念
    ×      ×

 ●現職以外に動き見えず
 ▼柳川市(定数1)
 6選を目指す自民現職の江口吉男以外に立候補の動きはない。
 江口は、農政連や地元医師連盟など約40の企業・団体から推薦を取り付けた。4日に柳川市で開いた決起集会には約700人が集まった。
     ◇
江口 吉男 57 党県幹事長自現
    ×      ×

 ●生き残りかけ4人激突
 ▼大牟田市・三池郡(定数3)
 現職3人に加え、共産新人の計4人が、激しい前哨戦を展開している。
 前回トップ当選の自民現職高岡新は、前回を上回る約300の企業・団体の推薦を受け、組織固めに懸命。
 自民現職の田中秀子は、県連政調会長という党公務からやや手薄になっていた地元回りの挽回(ばんかい)に全力を挙げている。
 無所属現職の石橋保則は、労組を中心に支持固めに力を入れ、労組の組織力低下を乗りこえ、前回並みの得票を目指す。
 共産新人の中西倫仁は、昨年末から校区や団体ごとに約40回のミニ集会を開き、漁業者や商業者への浸透も狙う。
     ◇
高岡  新 66 団体役員  自現
田中 秀子 45 党副支部長 自現
石橋 保則 63 病院理事長 無現
中西 倫仁 46 党地区役員 共新
    ×      ×

 ●農政連現職手堅く浸透
 ▼八女郡(定数1)
 農政連現職の重野正敏が5選へ向け、手堅く浸透。4回連続で無投票となる可能性が高い。
 重野は、地盤の広川町を中心に八女市上陽町地区も含めた旧八女郡で、くまなく集会を重ねる。自民、公明をはじめ、医師連盟関係など40団体以上から推薦を得ている。
     ◇
重野 正敏 66 農林業  農現

=2007/03/13付 西日本新聞朝刊=

5909とはずがたり:2007/04/17(火) 20:20:40
’07県議選情勢・30日告示<7>筑紫野市 太宰府市 大野城市 甘木市 春日市筑紫郡 朝倉郡
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/fukuoka/20070315/20070315_002.shtml
 (敬称略)

 ●現職2人に新人が挑む 
 ▼筑紫野市(定数2)
 自民現職の藤田陽三、無所属現職の原竹岩海、無所属新人の辻本美恵子が出馬を表明。無所属の元市議も立候補を検討している。
 県議会議長を務める藤田。1月の市長選で支援した候補が敗れ、陣営幹部は「危機意識をもって戦う」と話す。各地区の集会に出席し支持を固め、5期目を目指す。
 再選を狙う原竹は、週4、5回の集会を開き、4年間議会で取り組んできた活動を報告。山神ダムの産業廃棄物問題解決などを訴え、農村部以外へも支持を広げる。
 前回次点だった辻本は、この4年間も産廃や政務調査費問題などについて学習会を重ねてきた。「身近な問題にも県政はかかわる」と呼びかけ、浮動票の獲得を狙う。
     ◇
藤田 陽三 65 左官業  自現
原竹 岩海 53 農業   無現
辻本美恵子 57 団体役員 無新
    ×      ×

 ●連続無投票 現職4選か 
 ▼太宰府市 (定数1)
 4選を目指す自民現職井本邦彦のほかに立候補の動きはなく、前回に続いて無投票の可能性が強くなっている。11日に約500人が参加する決起集会を開催。医師連盟や農業団体、建設・土木関係など115団体の推薦を受け、着々と支持を固めている。
     ◇
井本 邦彦 68 党県役員 自現
    ×      ×

 ●補選と同じ激戦の様相 
 ▼大野城市(定数1)
 2005年の同区補選で議席を争った自民現職の井上順吾と無所属新人の井上博隆の一騎打ちとなる見込み。現市長が現職を、前市長が新人を応援する「代理戦争」の様相で、激戦が予想される。
 井上順吾は、公明の推薦を得たのを始め、医師会や企業など約80の団体から推薦を取り付けた。組織を固めた上で朝立ちやあいさつ回りをこなし浸透を図っている。
 一方の井上博隆は、組織的な支援がほとんどない中、草の根の運動を展開。朝立ちやあいさつ回り、ミニ集会を繰り返し組織の切り崩しや無党派層の支持拡大を狙う。
     ◇
井上 順吾 55 市体協役員 自現
井上 博隆 29 元市議  無新
    ×      ×

 ●無投票公算 現職5選か 
 ▼甘木市(定数1)
 自民現職で5選を目指す森田俊介のほかに立候補の動きはなく、無投票の公算が大きい。4日に朝倉市内で県政報告会を開催し、さらなる支持固めを進めている。
     ◇
森田 俊介 54 団体役員 自現
    ×      ×

 ●4人が2議席争う激戦 
 ▼春日市 筑紫郡(定数2)
 自民現職の渡辺英幸、亀谷正、民主新人の岸本善成、無所属新人の中村孝三の4人が立候補を表明。2議席をめぐり激戦の様相を呈している。
 「こんなに厳しい選挙戦は初めて」と語るのは前回トップ当選の渡辺。地元の那珂川町全域に支持組織を固めるが、「自民に強い向かい風が吹いている」と危機感を強め、前回よりさらに春日市での集会を増やし、攻勢をかける。
 春日市が主地盤の亀谷は、組織の強みを生かす一方、「これまでの議会活動を広く有権者に知ってもらいたい」として、市内での街頭演説や県政報告会を頻繁に実施。8年間、定例本会議で毎回質問し実績をあげてきた実行力を強調する。
 民主の看板を背負って初の選挙戦に臨む岸本は、選挙区内を支援者とともに自転車でまわり、若さと誠実さをアピール。「県議会を必ず変える」と訴え、民主支持層だけでなく、無党派層や若い世代への浸透を目指している。
 三度目の挑戦となる中村は、前回、前々回はともに次点。立候補表明が遅れたものの、駅前などに立ち支持拡大を図る。「4年前に1万1000票強を入れていただいた。有権者の反応はいい」と語り、これから追い上げを目指す。
     ◇
亀谷  正 58 団体役員 自現
渡辺 英幸 62 会社社長 自現
岸本 善成 32 政党役員 民新
中村 孝三 57 会社員  無新
    ×      ×

 ●現職以外に動きはなし 
 ▼朝倉郡(定数1)
 農政連現職の林裕二のほかに立候補の動きはない。林は、自民党を含む約50団体から推薦を受けた。17日には朝倉市内での県政報告会を計画し、支持拡大に務める。
     ◇
林  裕二 56 団体役員 農現

 =2007/03/15付 西日本新聞朝刊=

5910とはずがたり:2007/04/17(火) 20:23:09
’07県議選情勢・30日告示<8>博多区 城南区 東区 中央区 南区
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/fukuoka/20070316/20070316_001.shtml
(敬称略)

 ●前回と同じ構図で選挙
 ▼博多区(定数3)
 現職3人と新人1人が出馬を表明。前回と同じ顔触れの4人による構図となった。
 7期目を目指す自民現職の新宮松比古は地元商店会や高校同窓会を核に活動、年末から県政報告会を精力的にこなす。
 自民現職の井上貴博は22校区の行事や集会に年約1000回参加。住民自治の再生や防災対策などを訴え再選を目指す。
 公明現職の高橋雅成は政権への逆風や無党派層の動きを警戒。支持母体の創価学会34支部の集会を重ねている。
 共産新人の大島久代は唯一の女性として、スーパーや住宅地などの街頭で子育てや暮らしに密着した政策を訴える。
     ◇
井上 貴博44 会社社長  自現
新宮松比古68 商店連会長 自現
高橋 雅成49 党県役員  公現
大島 久代50 党地区役員 共新
    ×      ×

 ●新人相次ぎ名乗り激戦
 ▼城南区(定数2)
 先行して活動する現職2人に対し、新人2人が2月以降、相次いで名乗りを上げた。各陣営の動きが慌ただしくなっており、激戦区の様相となった。
 7期目を目指す自民現職の武藤英治は、昨年末から民主の擁立を警戒。従来より街頭での活動にも力を注いできた。
 堀宏行は、中央区でも朝のつじ立ちを重ね都心へ通う通勤者にアピール。新たな団体推薦も得て票の掘り起こしを図る。
 守谷正人は2月下旬に活動開始。出遅れを取り戻そうと、民主推薦の知事選候補と連携した運動を模索している。
 中願寺純隆は13日に出馬を決意。選挙戦では選挙資金の収支を毎日公開するなど「選挙改革」を実践する考えだ。
     ◇
武藤 英治55 団体役員 自現
堀  宏行37 研究会顧問無現
守谷 正人41 会社員  民新
中願寺純隆47 元議員秘書無新
    ×      ×

 ●激戦市議選の影響も
 ▼東区(定数4)
 定数4に対し、現職3人、新人2人が挑む。同じ日に投開票される福岡市議選では、東区が市内7区で最も激戦が予想され、影響も注目される。
 自民現職の今林久は、地元後援会や出身高校の同窓会を通し支持者固めを進め、新興住宅街への浸透を図る。 自民現職の長裕海は地元箱崎地区を中心に、後援会の組織を引き締め、座談会や企業回りで支持拡大を目指す。
 民主現職の佐々木徹はミニ集会を精力的に開き出身労組を中心に支持を固める。無党派層対策で街頭演説も始めた。
 公明新人の大塚勝利は創価学会の支援を受け、市議選の候補と連携し区内全域での支持者回りを続ける。
 共産新人の津野豊臣は街頭演説が2600回に上った。座談会などを通し、政令市移行後初の共産県議を目指す。
     ◇
今林  久58 港湾審委員自現
長  裕海53 党県役員 自現
佐々木 徹49 都計審委員民現
大塚 勝利41 党県役員 公新
津野 豊臣63 党県委員 共新
    ×      ×

5911とはずがたり:2007/04/17(火) 20:23:47
 ●無党派層へ浸透がカギ
 ▼中央区(定数3)
 現職3人と新人2人が出馬を表明。中央区は転勤族や若者が多く、5人はともに無党派層への浸透に力を入れている。
 12期目を目指す自民現職の早麻清蔵は、組織固めをする一方で、50年の政治生活で初めて朝立ちを始めた。
 再選を目指す公明現職の大城節子は創価学会を柱にした票固めの一方で、女性票の取り込みを目指している。
 同じく再選を狙う無所属現職の鬼木誠は朝立ちのほか、企業の朝礼などにも顔を出すなどして支援を訴える。
 民主新人の松隈一博は地域のつながりが薄い都市型の選挙活動を考慮し街頭演説を重視。朝、昼、夕に行っている。
 13日に出馬表明した共産新人の小林解子は出遅れを挽回(ばんかい)するため、週末は天神などで雇用格差是正などを訴える。
     ◇
早麻 清蔵78 党県顧問 自現
大城 節子56 党県役員 公現
鬼木  誠34 団体役員 無現
松隈 一博56 会社役員 民新
小林 解子27 党県室長 共新
    ×      ×

 ●現職と新人計5人争う
 ▼南区(定数4)
 現職4人と新人1人が出馬を表明。7人が立候補した前回と一転し、少数激戦となりそうだ。
 自民現職の加地邦雄は区内全25小学校区に後援会組織を設置。地域行事などにも小まめに顔を出し、浸透を図る。
 前回トップ当選した自民現職の樋口明は、座談会や後援者のあいさつ回り、朝立ちなどを通して知名度アップを図る。
 公明現職の浜崎達也は区内25校区で県政報告会を開催。支持母体の創価学会を軸に、企業や地域にも支持を広げる。
 無所属現職の新村雅彦は社民党を離党。民主や連合福岡の推薦を受けて戦う。街頭演説を中心に支持を訴えている。
 共産新人の浜崎織絵は自転車を使った街頭宣伝活動を展開。公認候補が惜敗した前回の雪辱を狙っている。
     ◇
加地 邦雄56 会社役員 自現
樋口  明36 団体役員 自現
浜崎 達也51 党県役員 公現
新村 雅彦54 会派副会長無現
浜崎 織絵35 党地区委員共新

=2007/03/16付 西日本新聞朝刊=


’07県議選情勢・30日告示<9完>西区 早良区 粕屋郡 前原市・糸島郡 古賀市 宗像郡 ほか
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/fukuoka/20070319/20070319_002.shtml
 (敬称略)

 ●現新3人の少数激戦へ
 ▼西区(定数2)

 2議席を現職2人、新人1人が争う少数激戦となっている。住民の入れ代わりが激しく、新興住宅地での戦い方が焦点となる。
 10選を目指す自民現職の田中久也は、“多選批判”の一掃に躍起。後援会組織を引き締め、小規模集会も検討する。
 前回は社民党公認だった現職の入江種文は、無所属で立候補する構え。ミニ集会や朝立ちなどで、幅広い支持を目指す。
 無所属新人の野原隆士は地下鉄や筑肥線沿線での朝立ちを重ね、全域を自転車で回り無党派層の取り込みを狙う。
     ◇
田中 久也73 党県副会長自現
入江 種文58 団体役員 無現
野原 隆士50 団体役員 無新
    ×      ×

5912とはずがたり:2007/04/17(火) 20:25:53
>>5905-5912
●民主擁立で少数激戦に
▼粕屋郡(定数3)
 自民、公明、農政連の現職と民主新人の計4人が3議席を争う構図。かつてない少数激戦となっている。
 自民現職の吉松源昭は須恵町に事務所を開設。地域を積極的に回り、地盤固めに懸命だ。決起集会には約800人を集めた。後援会組織の拡充を進めている。
 公明現職の上岡孝生は事務所は久山町に構え、支援団体などを中心にミニ集会を相次ぎ開催。中小企業などにも積極的に出向き、支援を呼び掛けている。
 農政連現職の三船祐規は、粕屋町に事務所を設けた。農政連を中心に約1000人を集めた集会などを開き、支持拡大を図る。17日には、郷里の新宮町で決起集会を開く。
 民主新人の小池邦弘は粕屋町長の三男で、元志免町職員。朝立ちなどで知名度アップを目指す一方、各地でミニ集会を開催し、支持拡大に奔走している。
     ◇
吉松 源昭38 党支部長 自現
上岡 孝生56 党県役員 公現
三船 祐規62 幼稚園監事農現
小池 邦弘46 党支部役員民新
    ×      ×

 ●現元新4人 激しい争い
 ▼早良区(定数3)
 現職2人と元職1人、新人1人の計4人が出馬を表明した。自民現職と、返り咲きを狙う無所属元職が共通する支持層をめぐり激しい争いを繰り広げている。
 自民現職の大原弥寿男は毎日、座談会や朝立ち、あいさつ回りを重ね、自民主流派をアピールしている。
 公明現職の新開昌彦は毎日、約10会場でミニ集会を開くなど有権者との接点を増やし、支援の輪を広げたい考えだ。
 無所属元職の古川忠は県議時代のつながりや参院選出馬の知名度を生かし自民支持層のほか無党派層に浸透を目指す。
 民主新人の宮浦寛は、党の看板を前面に出す戦略。あいさつ回りや朝立ちを続け、近く150人規模の集会を開く予定。
     ◇
大原弥寿男55 党県役員 自現
新開 昌彦49 党県役員 公現
古川  忠58 NPO理事無元
宮浦  寛41 元市職員 民新
    ×      ×

 ●4期連続で無投票公算
 ▼前原市・糸島郡(定数2)
 定数2に対して立候補を予定しているのは2人。4期連続で無投票となる公算が大きい。
 再選を目指す自民現職の月形祐二は、引退する農政連系現職の地盤にも食い込もうと、あいさつ回りに奔走している。
 民主新人の川崎俊丸は、政治評論家を招いたセミナーや時局報告会を開き、名前の売り込みに力を入れている。
     ◇
月形 祐二48 党支部顧問自現
川崎 俊丸56 党支部役員民新
    ×      ×

 ●前回と同じ顔触れ対決
 ▼古賀市(定数1)
 わずか6票差の激戦となった前回選挙。同じ顔触れで、現職と元職が争う。
 再選を目指す自民現職の前田宏三は、公明や農政連の推薦を受け、組織を固めつつある。中小商工業者を回り、支持拡大を目指している。
 民主元職の清原哲史は、旧古賀町職員。その人脈をフル活用。ミニ集会を各地で開き、無党派層への浸透にも力を入れている。
     ◇
前田 宏三58 会社社長 自現
清原 哲史58 会社社長 民元
    ×      ×

 ●自民と民主 一騎打ちか
 ▼宗像郡(定数1)
 7選を目指す自民現職の小山達生に対し、2月中旬、民主が新人の井上月子の擁立を発表。一騎打ちの公算が大きい。
 小山は農政連など約50団体の推薦を得て、10日の総決起集会には約700人が集まった。市議との連携も強化。地域をくまなく回り、朝の駅立ちにも取り組む。
 井上は、前衆院議員の楢崎欣弥の支援を受けての挑戦。男女共同参画社会の推進などを掲げ、学校司書だったころの人脈などを通じ、支持拡大を急ぐ。
     ◇
小山 達生59 団体会長 自現
井上 月子53 党支部役員民新
    ×      ×

 ●無投票公算 現職3選か
 ▼宗像市(定数1)
 3選を目指す無所属現職の山田勝智のほかに、表だった立候補の動きはなく、前回に続き無投票の公算が大きい。山田は農政連、自民、公明の推薦を取り付けたほか、連合の支持も得ている。
     ◇
山田 勝智70 市体協会長無現

=2007/03/17付 西日本新聞朝刊=

5913小説吉田学校読者:2007/04/17(火) 20:26:51
>>5877
千葉東部は旧態依然とした田舎ですけども(笑)、
02年の銚子市「野平ショック」、03年の香取郡「伊藤ショック」、07年では匝瑳市での宇野裕(宇野亨さんの一族ね)の固い地盤に突然「八日市場市民病院元婦長」たった一人の戦いで泡沫のはずが善戦するなど、胎動はしております。でも胎動止まり。

私は、流山市長選に注目。学歴詐称攻撃された井崎市長が再選されるかどうか・・・

5914とはずがたり:2007/04/17(火) 20:31:38
福岡県議会選 88議席・47選挙区

◆民主公認が当選した選挙区(12区)…共産押しのけ2(小倉北・小倉南)・新風/農政連押し退け3(城南・前原・粕屋:内前原は前回比であり改選時現職有り)・自民押し退け1(春日)・民主入党2(東区・遠賀)・現職/前回当選者あり4(八幡西・戸畑・早良・嘉穂山田)前回公認当選するも今回公認不在1(八幡東)

◆擁立するも惜敗の選挙区(3選挙区)…中央:風公自|民共・古賀:自|民・宗像郡:自|民
中央区・古賀市双方とも1〜2千票程度と地道な活動を落選候補がすれば4年後は勝てそうな票差である。
宗像郡は宗像市と福津市に成ったが次はどんな定数配分に成るのやら。宗像の定数が増えれば今回無投票の宗像市選挙区が多少は面白くなるかもしれぬが・・。

中央区 定数3−候補5 (選管確定)→惜しい・・
当14,701鬼木 誠34無所属現2団体役員 =緑友会・新風所属
当14,541大城 節子56公明現2党県副代表
当12,605早麻 清蔵78自民現12党県最高顧問
□11,302松隈 一博56民主新 会社役員
4,651小林 解子27共産新 民青県副委員長
古賀市 定数1−候補2 (選管確定)→惜しい・・
当13,098前田 宏三58自民現2党支部長
□11,016清原 哲史58民主元 総合企画会社長
宗像郡 定数1−候補2 (選管確定)
当13,666小山 達生59自民現7交通安全協会長
□9,995井上 月子53民主新 党総支部副代表

◆都市部の複数区なのに擁立出来ていない選挙区(1区)…博多→03年公認候補惨敗
博多区 定数3−候補4 (選管確定)
当19,302新宮 松比古68自民現7商店連合会長
当19,091井上 貴博45自民現2不動産会社長
当14,079高橋 雅成49公明現2党県役員
□10,588大島 久代50共産新 党地区役員

◆民主社民連合系当選の選挙区(6選挙区)
門司区 定数2−候補4 (選管確定)
当17,507森下 博司57公明現4
当12,108井上 敏和33無所属=民主・社民新1介護福祉士http://www.toshi-inoue.com/
□10,147久保 九州雄71自民現
5,118安倍 秀文58共産新
若松区 定数2−候補3 (選管確定)→前回は民主・社民共倒れで共産当選
当12,114中尾 正幸42自民現2
当10,672野村 陽一39無所属=民主・社民新1(元)衆院議員秘書
□8,771山口 律子58共産現
南区 定数4−候補5 (選管確定)
当24,176新村 雅彦54無所属=民主現3(元)中学校教諭=社民離党
当21,262加地 邦雄56自民現3
当18,939樋口 明36自民現2県カヌー協理事
当16,848浜崎 達也51公明現3
□10,383浜崎 織絵35共産新
西区 定数2−候補3 (選管確定)
当30,559田中 久也73自民現10
当26,015入江 種文58無所属現4団体顧問=社民系
□17,210野原 隆士50無所属新 県獣医師会役員
大牟田・三池 定数3−候補4 (選管確定)
当18,304石橋 保則63無所属現3病院理事長=福岡県政クラブ所属
当17,398高岡 新66自民現7
当15,940田中 秀子45自民現4
□8,446中西 倫仁46共産新

5915とはずがたり:2007/04/17(火) 20:32:26
>>5914-5915
久留米市 定数4−候補5 (選管確定)
当29,046原口 剣生52自民現3ビル会社役員
当22,066田中 正勝55公明現4
当18,487清田 信治50無所属現3(元)小学校教諭=福岡県政クラブ所属
当17,323十中 大雅53自民新1
□6,512中西 和也64共産新
飯塚市 定数2−候補3 (選管確定)
当12,713江藤 秀之46自民現2党県支部長
当9,565吉柳 順一58無所属=民主・社民現2NPO法人役員=福岡県政クラブ所属
□6,965小幡 和利74無所属元 ガス会社役員
田川郡 定数2−候補3 (選管確定)
当14,591日野 喜美男74自民現3社福法人理事
当14,572冨原 茂昭63社民現2党総支部代表
□13,508神崎 聡44無所属新 (元)会社社長

◆無所属が当選している選挙区(2選挙区)
八幡東区 定数2−候補3 (選管確定)→前回は民主公認が当選している
当14,380大家 敏志39自民現3
当6,727諏訪下 勝造51無所属新1塗装会社役員http://www.suwashita.co.jp/
□6,595三浦 さと子51共産新
直方市 定数1−候補2 (選管確定)
当15,074野下 昭宣66無所属元3市自治連理事…町づくりを考える「直方市民の1000人委員会」の代表世話人・前回惜敗・元社民系,今回は完全無所属市民派で臨む。
□14,491一尾 泰嗣56自民現 学生寮経営=麻生支援

◆無所属が惜敗している選挙区(6選挙区)
田川市 定数1−候補2 (選管確定)
当14,140浦田 憲一64自民現2保護司
□10,833古賀 靖典42無所属=民主・社民新(元)県職員
大野城市 定数1−候補2 (選管確定)
当18,073井上 順吾55自民現2市体協副会長
□17,074井上 博隆29無所属新 農業
筑紫野市 定数2−候補3 (選管確定)
当14,589藤田 陽三65自民現5県会議長
当12,515原竹 岩海53無所属現2農業 =緑友会・新風所属
□10,992辻本 美恵子58無所属新 市民団体代表
鞍手郡 定数1−候補2 (選管確定)→前回は無投票当選
当15,808塩川 秀敏58無所属新1団体役員
□13,527久野 清隆63自民現 党県総務会長
三潴郡 定数1−候補3 (選管確定)→前回は無投票で自民推薦農政連
当8,251砂山 惣吉71無所属=自民・公明・農政新1(元)三潴町長
□6,468西田 泉58無所属=農政新 行政書士
4,720江島 信幸46無所属新 (元)久留米市議
大川市 定数1−無投票
氏名年齢党派新旧当選回数代表的肩書
○秋田 章二56無所属新1医師

●どうしようもない保守系鉄板定数1で無投票…15選挙区
柳川市 自
八女市 農→03年民主公認候補惨敗
筑後市 自
行橋市 風
中間市 自
小郡・三井 自
宗像市 風
太宰府市 自
浮羽郡 農→03年民主社民推薦候補惨敗
甘木市 自
山門郡 自
朝倉郡 農
八女郡 農
京都郡 風
築上・豊前 自

5916とはずがたり:2007/04/17(火) 20:36:09

対決 筑豊4首長選 直前の情勢<上>田川市長選 革新消え保守系火花
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/fukuoka/20070411/20070411_004.shtml

●伊藤氏と笹山氏 現職の強みか公約か

 統一地方選第2ラウンドは、15日に市長選・市議選、17日に町長選・町議選が告示される。筑豊地区では、田川、直方の2市と糸田、川崎の2町で首長選があり、計9人が立候補する見込み。自治体トップの座をかけた各陣営の前哨戦が激しさを増す中、告示直前の情勢を探り、選挙戦を展望してみる。
     ◇
 1951年から52年間にわたり旧社会党、社民党系の市長が続いた田川市。その「革新の牙城」を4年前、二度目の挑戦で崩した無所属現職の伊藤信勝氏(61)=自民、民主推薦=が、再選を目指す。その対立候補として、市議を5期20年務めた無所属新人の笹山良孝氏(54)が、名乗りを上げた。退潮が続く社民は候補擁立を断念しており、保守系の一騎打ちになりそうだ。
 伊藤氏は、職員数と地方債残高の削減、行財政改革、雇用機会増などを公約に掲げる。「この4年間で種をまいてきた。次は実をつけ収穫する時」と市政の継続を訴え、現職の強みを存分に生かす戦術を取る。自民、民主をはじめ、既に企業や行政区など100団体以上の推薦を受けており、各界に支持を拡大している。一方で、選挙戦になれば前回同様に自転車で市内を駆け回り、「庶民派」もアピールする。
 笹山氏は「ローカルマニフェスト(政策目標を具体的に示した公約)で勝負する」と力を込める。市長退職金全廃、市長給与10%カット、県営伊良原ダム建設中止などを前面に掲げ、「有権者に改革を問う」と、“政策選挙”に持ち込みたい考えだ。政党や団体などの推薦や支援は受けず、草の根選挙で挑む。「(伊藤市政は)この4年間で何もしていない」と批判し、批判票の取り込みも狙っている。
 こうした中、石炭六法失効後の国の激変緩和措置が3月末で期限切れとなり、旧産炭地の同市では、市民の雇用確保が急務となっている。市長選の論戦で、2人が「雇用」にどういった処方せんを示すかに、有権者の注目が集まりそうだ。
   ◇   ◇
 伊藤、笹山両氏による「ローカルマニフェスト型公開討論会」(田川青年会議所主催)が、12日午後6時半から同市平松町の田川文化センターで開かれ
る。入場無料。

=2007/04/11付 西日本新聞朝刊=

5917名無しさん:2007/04/17(火) 20:57:08
長崎の伊藤市長が銃撃されたようですが、
もしものことがあった場合、選挙戦中でも後継候補が立候補できるのでしょうか?
選挙延期で新たに立候補を募るとか。

5918とはずがたり:2007/04/17(火) 20:58:25

なんと,民主の強気の背景にはみんろうきょうの影響力拡大もあったりするのかねぇ?一万人そこそこでは大したこと無いか?

ルポ 注目の知事選<5>大分県 政党と力関係が逆転
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/ooita/20070328/20070328_001.shtml

 ■支援態勢は一変

 「造船業界もよくなりました。これからもっとよくなるように頑張ります」。知事選告示の翌23日、大分県知事選に立候補した現職の広瀬勝貞氏は造船会社が集積する県南の佐伯市を回っていた。広瀬氏があいさつをすると、ヘルメット姿の従業員約150人が大きな拍手で応えた。

 広瀬氏は数分で再び選挙カーに乗り込み、細い国道を北上した。選挙期間中、こうした遊説を100カ所以上こなす。支えるのは県内21カ所の後援会支部。支部長は市長らが務めるが、実際に動くのはすべてボランティア。政党関係者はほとんどかかわっていない。

 「遊説コースを決めたのも、地元のボランティア。政党事務所に指南してもらった前回とはまったく異なる」。前回2003年の知事選でも広瀬陣営で働いた選挙事務所員が振り返った。

 ■「機先を制した」

 広瀬氏を推薦、支持した政党や団体は約120。請うて500以上集めた前回の4分の1以下。「県民党」を掲げる広瀬氏が「自ら推薦を求めない」と公言したためだが、結果的に与野党の枠を超えた政党や団体の推薦、支持が集まった。政党との力関係は4年間で完全に逆転していた。

 明確になったのは昨年11月末。「引き続き県政を担ってほしい」。県内の大手民間企業労組21団体でつくる「みんろうきょう」の代表が1期目の実績を評価して広瀬氏に立候補を促した。神妙な顔で要請文を受け取った広瀬氏は「大変大きな力を得た」と応じ、その4日後、県議会で正式に立候補を表明する。

 組合員1万3000人のみんろうきょうは連合大分と並んで民主党の有力支持団体。「あの出馬要請で流れができた」。広瀬陣営の関係者は、知事選への態度を決めかねていた民主党県連や連合大分の機先を制したと振り返る。出馬表明後、すぐに自民党県連が推薦。公明党県本部や連合大分、社民党県議団などがなだれを打つように続いた。

 ■県議候補と連動

 数の上で減った推薦、支持団体に代わって支援するのは無党派の市民団体だ。前回ほとんど姿が見えなかったが、今回は約30に上り、ミニ集会の準備や動員を支えている。ある団体の代表者は「選挙にかかわったことがない個人の輪が生まれ自主的に応援している」と解説する。市民ネットワークの広がりもまた、広瀬氏の「脱政党」を後押しする。

 圧倒的な力で支持を拡大する現職に対し、共産新人の三重野昇氏は立候補表明が3月初めにずれ込んだ。福祉政策や農業振興、日出生台演習場(同県由布市、九重町、玖珠町)での在沖縄米海兵隊実弾演習の中止などを訴え、広瀬県政への批判票の取り込みを目指す。

 党県委員会は統一地方選前半戦の重点を県議選での2議席奪取に置く。三重
野氏は元職と現職が立候補する大分、別府両市選挙区に度々入り、2人三脚で街頭に立つ。 (大分総局・曽山茂志)

    ×      ×

 ●大分県知事選立候補者※届け出順
三重野 昇 68 党県政策委員 共新
広瀬 勝貞 64 県体育協会長 無現

=2007/03/28付 西日本新聞朝刊=

5919片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/17(火) 20:58:27
>>5917
3日前(木曜)までの届出ができるようになるようです。

5920とはずがたり:2007/04/17(火) 21:04:58
謙虚に強かに,でしょうかな?頑張れ由紀子ちゃんヽ(´ー`)/

やりやすくなる結果に結びつかない
嘉田知事、自民過半数割れで
http://kyoto-np.jp/article.php?mid=P2007041700054&genre=A2&area=S10&mp=

 滋賀県の嘉田由紀子知事は、16日の定例記者会見で、県議会の自民党系会派が過半数割れした県議選の結果を受け「一気に県政がやりやすくなるという結果には結びつかない」と述べた。また、国が余呉町で計画している丹生ダムに対する知事方針をめぐり、地元住民のダム対策委員会が解散した場合の影響について、「地元の意思形成に少し時間がかかると思う」との見方を示した。

 嘉田知事は、県議選の結果について「県民の県政に対する期待が表明されたもの」とした。一方で、自民党系会派の過半数割れについては「既成政党の人数の多い少ないはあるが、もっと具体的な政策を議論することが大切」と述べるにとどめた。

 丹生ダムの「推進」方針で地元が求める貯水ダム案を示さず、地元住民の反発を受けたことについては「納得いただけなかったことは残念。余呉町にもこれからどうするか考えてもらい、下流としっかり議論しなければならない」と指摘した。

 県が河川整備計画の策定過程で住民の意見を聞く「川づくり会議」への影響については、「ダム対策委員会の人が参加しないからできない、というものではない」とした。
 このほか、知事選で掲げたマニフェスト(公約集)の自己評価の公表時期が、4月末にずれ込むとの見通しも示した。

5921とはずがたり:2007/04/17(火) 21:24:27
’07県議選情勢<1>佐賀市 佐賀郡
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/saga/20070315/20070315_001.shtml
(敬称略)
 30日告示の県議選まで、あと半月。「平成の大合併」を受けた新たな区割りによる初めての選挙だ。定数41は変わらないものの、選挙区はこれまでの15から14に減。選挙構図は一変し、既に激しい前哨戦も展開されている。4月8日の投開票日に向け、しのぎを削る各陣営の動きを探った。

●合併で定数2増 主要政党擁立の激戦
▼佐賀市

 佐賀市と旧4町村(諸富町、大和町、富士町、三瀬村)の合併に伴い、定数は2増の10となった。現在、議席を持つ自民、民主、公明に加え、議席奪還を目指す共産、社民も候補を擁立し、主要政党すべてが顔をそろえる見通し。13陣営が激しい前哨戦を展開している。
 各陣営とも、投票率は「50−60%」、当落ラインは「8000票前後」との見方が強い。新たな枠組みとなり、旧市部と旧郡部の出身者の間でせめぎ合いが続く。引退する自民現職の佐野辰夫が前回獲得した7000票余りの行方にも注目が集まる。
 自民は現職、新人の7人を公認(→定数の半数の5人当選)。郡部出身の池田▲と留守は、区割り変更で、今回は選挙区から外れる佐賀郡南部3町分の目減り分を取り戻そうと、旧市部への攻勢を強めている。
 対する旧市出身の現職は、支持固めに懸命だ。岩田、木原は、ミニ集会や会合などに小まめに顔を出し実績を訴えている。原口は、出身地の旧三瀬村に加え、隣接する旧富士町北部にも浸透を図る。同じ地区から新人が出馬する吉田は危機感を募らせ、地元での活動を活発化。1月に立候補を表明した古賀▲は、若さを前面に出して無党派層を取り込みたい考えだ。
 民主は現職の木下に加え、新人の藤崎を公認。それぞれ地元中心に支持拡大を図り、議席増を狙う。前回、無所属ながら佐賀市区でトップ当選した太田は、民主推薦を得てミニ集会などに懸命だ。
 公明の伊藤は、精力的に集会を開き、票の上積みを狙う。共産の武藤は、ミニ集会や街頭演説などを精力的に展開。社民の徳光は、後援会や労組など組織をフル回転している。
     ◇
 ●佐賀市
 (定数10−13)
池田 義正61党県副会長  自現
岩田 和親33会社役員   自現
木原 奉文53党県政調会長 自現
原口 義己67会社役員   自現
吉田 欣也70行政書士   自現
留守 茂幸59党県幹事長  自現
木下 治紀70党県副代表  民現
伊藤  豊57党県代表   公現
太田記代子71医師     無現
武藤 明美59党県副委員長 共元
古賀 陽三29元国会議秘書 自新
藤崎 輝樹36消防団員   民新
徳光 清孝49党県副代表  社新
    ×      ×

●区割り変更定数1減 各陣営、浮動票が鍵
▼佐賀郡
 旧諸富、大和、富士の3町が佐賀市と合併して区割りが変更され、定数は1減の2となった。現職1人と新人2人が争う見通し。各陣営とも鍵となる浮動票の獲得を図るため、佐賀市に近い新興住宅地への浸透を目指している。
 農、漁協や商工会など幅広い団体の推薦を受ける現職の篠塚は、地元川副町や東与賀町の会合で、5期の実績と有明海再生や教育・福祉政策の拡充を訴える。後援会組織の本格始動が他陣営より遅れたが、女性や若者などの支持層開拓へ草の根的な活動を展開中だ。
 新人の古賀は、40年以上の行政経験を生かし「佐賀市との合併で埋没が懸念される地域の課題を県政に反映させる」と主張。地元久保田町の組織を固めつつあり、東与賀町関係者からも支援を受けるなど活動範囲を広げている。
 新人の白倉は、町議を2期務めた川副町を中心にミニ集会を開き、医療・福祉の充実や有明海再生を訴える。佐賀市に近い住宅地や、東与賀と久保田両町でのボランティアスタッフらによる運動で、幅広く支持を呼び掛けている。
     ◇
 ▼佐賀郡
 (定数2−3)
篠塚 周城57書店組合顧問 自現
古賀 善行61  元町助役 自新
白倉 和子57党県政調会長 民新

 =2007/03/15付 西日本新聞朝刊=

5922とはずがたり:2007/04/17(火) 21:24:46
’07県議選情勢<2>唐津市・東松浦郡 伊万里市 多久市
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/saga/20070316/20070316_002.shtml
●定数7の大選挙区に 現新9人の乱戦模様
▼唐津市・東松浦郡

 区割り変更で唐津市と東松浦郡を合わせ、定数7の大選挙区に。現職6人と新人3人が入り乱れ、地盤以外の地区に食い込もうと、激しい前哨戦を繰り広げている。玄海町長に転じた前県議、岸本英雄の前回票(約1万5000票)の争奪も焦点。
 現職では、5選を目指す宮崎が保守層を中心に党派を超えて支持を集め、肥前町など旧郡部でも後援組織を広げる。楢崎は地盤の相知町、厳木町、北波多の会合などを回り、県職員時代の人脈で旧市内にも浸透を図る。
 瀬戸は、地元の鏡地区から新人が名乗りを上げたことに危機感を強め、地盤固めに懸命。玄海原発のプルサーマル計画に反対する増本は民主、社民、連合佐賀が推薦。旧郡部も開拓している。
 桃崎は地元の浜玉町や七山を小まめに回って地盤を固める一方で、旧市内などへの浸透を急ぐ。峰は旧市内の商業者、青壮年層に支持を呼び掛ける一方で、七山など旧郡部にも足を運んでいる。
 新人では、鏡地区出身の大場が地元衆院議員の事務所長を務めた人脈を生かし、後援組織の拡大を目指している。農協幹部だった田崎は、岸本が地盤としてきた上場地区で、農協支所などを核に支持固めに励む。北波多が地盤の山口は旧市内に拠点を移し、プルサーマル計画反対を訴える。
     ◇
 (定数7‐9)
瀬戸 久司 58  会社役員 自現
楢崎  近 70  会社顧問 自現
峰  達郎 46   薬剤師 自現
桃崎 峰人 57    農業 自現
増本  亨 47 NPO理事 無現
宮崎 泰茂 64    農業 無現
大場 芳博 57    農業 自新
田崎 信幸 52    農業 自新
山口 勝弘 51党県地区委長 共新
    ×      ×

●上がる当選ライン 3現職1新人激戦へ
▼伊万里市
 現職3人と新人1人の計4人が、3議席をめぐり激しい前哨戦を展開している。前回は5人が立候補し、最下位当選の得票は6000票台。4人に減った今回、各陣営は当選ラインが上がって「8000票以上は必要」とみている。また前回、今回と別の新人2人が市東部から立候補して得た計1万票余りの行方も焦点の1つ。
 竹内は前回8211票のトップだったが「一層の上積みは不可欠」と、主地盤の市中部を中心に活動。県政報告会も昨年から続け、市東部などへの浸透を図る。
 中倉は、企業立地が進む市西部が主地盤。企業を生かした地域活性化や農業振興などを訴える。前回の7718票から伸ばすため、地盤固めなどに力を入れている。
 松尾は新人だった前回、草の根選挙で6489票を集めた。今回は昨年の豪雨・台風災害への対応など1期4年の活動などを訴え、大幅な得票アップを目指す。
 新人の岡口は、市東部の市議からの転身。まずは市東部をまとめ、他地域で知名度を高めるために農家などを中心に「草の根選挙」を展開。小まめに回っている。
     ◇
 (定数3‐4)
竹内 和教 58  会社顧問 自現
中倉 政義 57    農業 自現
松尾 真介 48 PTA会長 自現
岡口 重文 51 市交安協役員 無新
    ×      ×

●自民現職3期目指す 対抗立たず態勢盤石
▼多久市
 立候補を表明しているのは、自民現職で3期目を目指す福島のみ。前回は、市議からくら替えした共産党新人と一騎打ちを演じたが、今回は無投票の公算が大きい。
 支持母体の農政協議会を中心に、地元企業・団体から幅広く支持を集め態勢は盤石。100以上ある各地区を小まめに回り、「初心に立ち返る」とミニ集会で住民の声を聞いている。
     ◇
 (定数1‐1)
福島 光洋 50 森林組合長 自現

=2007/03/16付 西日本新聞朝刊=

5923とはずがたり:2007/04/17(火) 21:25:04
’07県議選情勢<3>鳥栖市 武雄市 神埼市・郡
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/saga/20070319/20070319_001.shtml
(敬称略)

●県内有数の激戦区に 市長選結果どう響く
▼鳥栖市
 現職3人に新人2人が挑む。2新人は、市議を辞しての挑戦で、鳥栖市内ではそれぞれ現職に劣らぬ知名度がある。そのうえ、市を2分する激戦となった2月の市長選の影響も絡み、県内有数の激戦区となりそうだ。
 市長選では、久光製薬の全面支援を背景に新人橋本康志が初当選。自公推薦の現職牟田秀敏が3選を阻まれた。この選挙で向門は橋本を支援。指山、牛嶋、大坪は牟田を推し、緒方は中立を保った。
 牟田を支援した大坪は「影響は大きい」。牛嶋は「市議時代も含め最大の危機」。指山は「ぎりぎりの戦い」。一方、橋本を支援した向門も「追い風より反発が大きい」。中立だった緒方は「自分の後援会も両陣営に分かれた」と影響を測りかねている。
 5人は、国や県とのパイプ、地域浮揚、安心安全のまちづくりなど、それぞれの政策を主張して前哨戦を展開。告示が近づくにつれ、あいさつ回りや集会出席、つじ立ちなど、顔と名前を売り込む戦術を重視している。
 久光製薬幹部は「県議選で大きな動きはない」と話すが、市長選の余熱がどんな風を吹かせるか注目される。
     ◇
 ▽鳥栖市 (定数3−5)
緒方 勝一 69  団体会長 自現=中立
指山 清範 41  党県役員 自現=自公推薦現職市長牟田派
牛嶋 博明 65 党支部代表 社現=自公推薦現職市長牟田派
大坪 英樹 44   元市議 自新=自公推薦現職市長牟田派
向門 慶人 36   元市議 無新=久光製薬が支援して自公現職を破った新人市長橋本派
    ×      ×

 ●無投票の公算
 ▼武雄市
 市町合併で旧北方町と旧山内町が選挙区に加わったが、定数は現状維持の2のまま。前回は現職2人と新人1人の計3人による選挙戦となったが、今回出馬表明しているのは自民現職の石丸と稲富の2人だけ。ほかに立候補の動きはなく無投票の公算が大きい。
     ◇
 ▽武雄市 (定数2−2)
石丸  博 61 法人理事長 自現
稲富 正敏 59 建材販売業 自現
    ×      ×

 ●かつてない混戦模様 引退の保守票どこへ
 ▼神埼市・郡
 前回、全投票数の4割を得た自民のベテラン水田唯市が引退。保守票の行方が不透明なうえ、昨年4月の神埼市長選で惜敗した内川が、現職富崎と同じ地区から民主新人で立候補を表明し、かつてない混戦模様となっている。
 自民は富崎と新人石井を公認候補としているが、神埼郡農政協は富崎と新人八谷を推薦し、ねじれている。さらに有権者が多い旧神埼町と旧千代田町から2人ずつ立候補する形となり「取ったと思ってもすぐひっくり返されるオセロゲーム」(新人陣営)の様相。従って四陣営とも、候補のいない吉野ケ里町への浸透を狙っている。
 地元票が2分されることに危機感を募らせる富崎は、3期の実績を訴えて広く農業関係の集票を目指す。
 石井は先陣を切って昨夏から始動し、商工会、神埼高同窓生などの人脈をフル活用。城原川ダムについては、前回の反対から「やむを得ない」との主張に変えた。
 八谷は、知名度の低さと出遅れを取り戻したいとミニ集会を精力的に開き、血縁票の掘り起こしや農業者の多い集落での浸透を図る。
 城原川ダムや九州新幹線西九州(長崎)ルートの建設反対を掲げる内川は、教育や暮らしの充実も訴え、ダム反対票だけでなく浮動票の獲得も目指す。
     ◇
 ▽神埼市・郡 (定数2−4)
富崎 三郎 57 農業 自現
石井 久起 55 会社社長 自新
内川 修治 54 旧千代田町長 民新
八谷 克幸 57 元県副本部長 無新

=2007/03/17付 西日本新聞朝刊=

5924とはずがたり:2007/04/17(火) 21:25:21
’07県議選情勢<4>三養基郡 杵島郡 嬉野市
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/saga/20070319/20070319_002.shtml
 (敬称略)

●旧三根、基山票が鍵に 現職3、新人2の争い
▼三養基郡

 定数3に、現職3人と新人2人が立候補を表明。候補がおらず、6000票以上あるとされる旧三根町や、新興住宅地の多い基山町の票を取り込もうと、しのぎを削っている。当選ラインは、6000−7000票とみられる。
 自民の石丸は、地元の旧中原町を含むみやき町全域や、血縁のある上峰町を中心に早朝の街頭演説を実施。「現場主義と実行力」を掲げ、1期4年間の実績を訴える。
 5期目を狙う自民の堀田は、基山町で地区ごとに県政報告会を開くなど地盤固めに懸命。陣営は他候補の同町への食い込みに危機感を強めており、町外への浸透も図る。
 民主推薦の末安は、与党批判票の受け皿を目指す。地元の旧中原町を中心にミニ集会を重ね、基山町にも事務所を置いて支持者の掘り起こしを進める。
 新人で前上峰町議長の大川は、地元企業へのあいさつまわりが中心。上峰町内の支持固めを図る一方で、県議を務めた父が地盤とした基山町にも攻勢を強める。
 新人の宮原は、県議長を務めた父の知名度を活用。地元の旧北茂安町の農協や商工会から支持を取り付けたほか、父の地盤だった旧三根町への浸透にも力を入れる。
     ◇
 ▽三養基郡 (定数3−5)
石丸 元章 42   会社役員 自現 ▲=旧中原町を含むみやき町全域や、血縁のある上峰町
堀田 一治 70     農業 自現 当=基山
末安 善徳 65 民主党県幹事 無現=民 当=旧中原町
大川 隆城 55  元上峰町議 無新 ▲=上峰町内・父の地盤は基山
宮原 真一 37 農協青年委長 無新 当=旧北茂安町
    ×      ×

●現職不出馬無投票か
▼嬉野市
 旧嬉野、塩田両町の合併で単独区となり、定数は1。出馬を表明していた自民現職2人のうち1人が立候補を取りやめたため、4期目を目指す石井のみとなった。ほかに立候補の動きはなく前回に続き無投票の公算が大きい。
 石井は出身の嬉野町の商工、観光など主要団体の推薦を受けて盤石。塩田町での支持拡大にも力を入れている。
     ◇
 ▽嬉野市 (定数1−1)
石井 秀夫 59  団体役員 自現
    ×      ×

●合併で定数が1減 4人争う激戦の構図
▼杵島郡
 旧北方町と旧山内町の両町が武雄市と合併して選挙区から外れ、今回から定数が1減に。2議席を自民現職の2人と無所属の新人2人の計4人で争う激戦の構図で、情勢は混沌(こんとん)としている。特に、引退の意向を示している自民現職本山光二(77)の前回票の争奪が焦点になりそうだ。
 2期目を狙う石倉は今回も前回同様に徹底した「草の根選挙」を展開。3選を目指す稲富は2期8年間の実績を訴えながら支持固めに走る。前回の雪辱を期す三苫は女性を中心に集会を重ねて支持を訴えている。今月に入って出馬表明した渡辺は、出遅れを取り戻そうと懸命だ。
 各陣営とも1万票を当選ラインにして票の掘り起こしを図っているが、8000票近い「本山票」に加え、女性票の行方も当落に大きな影響を与えそう。それだけに、各陣営とも女性へのアピールにも力を入れている。
     ◇
 ▽杵島郡(定数2−4)
石倉 秀郷 57 町体協理事長 自現
稲富 康平 61 町体育委会長 自現
三苫紀美子 61 県地婦連会長 無新
渡辺 清一 57 政治団体代表 無新

=2007/03/18付 西日本新聞朝刊=

5925とはずがたり:2007/04/17(火) 21:25:39
’07県議選情勢<5完>鹿島市・藤津郡 小城市 西松浦郡
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/saga/20070319/20070319_005.shtml
●新幹線建設問題めぐり 現職と2新人が激戦
▼鹿島市・藤津郡

 鹿島市と太良町が合区、定数が2となった。自民現職と自民、無所属新人の3人が立候補を表明しており、新幹線西九州(長崎)ルート建設問題と地域振興などを焦点に三つどもえの前哨戦を展開。当選ラインは7000−8000票とみられている。
 JR長崎線存続を主張し、並行在来線の経営分離に反対する自民現職の土井は、初の公認で2期目を目指す。有権者が多い鹿島市の商工、農業、漁業、観光など主要団体から支持を受け、連日ミニ集会を開くなど活発に動く。太良町でも友人などを中心に支持を広げている。
 前々回、無所属で敗れた新人の坂口は自民公認で再挑戦。4期16年ぶりの太良町からの県議誕生を目指す。経営分離問題については容認の姿勢を示し「第三セクターで利便性の高い鉄路として残したい」と主張。町内主要団体や大半の町議の支持を受けた。1月に鹿島市にも事務所を開設、自転車で回りながら支持を訴える。
 無所属新人の中村は「県が県南西部地区の真の浮揚につながる提示をした場合、(経営分離の)同意も視野に入れるべきだ」と主張。新幹線建設推進派の市議や元県議らの支援を受け、市内の各種集会に丹念に顔を出し、街頭に立って支持を訴えている。
     ◇
 ▼鹿島市・藤津郡 (定数2−3)
土井 敏行 53  会社顧問 自現
坂口 祐樹 36  旅館役員 自新
中村  清 55   自営業 無新=新幹線建設推進派
    ×      ×

●連続無投票の公算大
▼小城市
 立候補の表明は自民現職の2人。ほかに動きはなく、2期連続で無投票の公算が大きい。
 伊東、藤木はともに三日月町出身。4期目を目指す伊東は、今回初めて小城町に事務所を構えた。支持者回りに自転車を使い、「住民との近さ」をアピールする。
 藤木陣営は、これからあいさつ回りを本格化させる予定。初当選前から運動を支える地元の女性グループが強力に後押ししている。
     ◇
 ▼小城市 (定数2−2)
藤木卓一郎 39 県木材協顧問 自現
伊東 猛彦 45  議運委理事 自現
    ×      ×

●再び一騎打ちへ 接戦で前回と同じ構図
▼西松浦郡
 旧有田町と旧西有田町の合併後、初めての県議選だが、定数は1のまま。現職山口と新人原田の一騎打ちという、前回と同じ構図になりそうだ。
 2人とも旧有田町の窯元出身。窯業界を2分する激戦となった前回は山口が原田にわずか223票差で競り勝った。今回も接戦が予想され、窯業関係者が少ない旧西有田町の票の動きなどが注目される。
 4期目を目指す山口は後援会などを軸に支持拡大を訴えている。11年の実績を踏まえ、窯業や農業の活性化など一層の地域振興策を中心に訴えており、県政報告会などを活発化させる予定。
 原田は同級生らが「今度こそ県政へ」と票の掘り起こしを進める。有田の地場産業浮揚に加えて観光振興などを訴え、町民の意見をよく聞く県議像をアピール。語る会などを続けている。
     ◇
 ▼西松浦郡 (定数1−2)
山口 隆敏 57    窯業 自現
原田 寿雄 50 元会社役員 無新

=2007/03/19付 西日本新聞朝刊=

5926とはずがたり:2007/04/17(火) 21:42:22
半数(23議席)に迫る勢いだった自民が過半数割れの19議席。

自民過半数割れ 19議席 県議選 民主、8人全員当選 女性議員 史上最多の4人
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/nagasaki/20070409/20070409_002.shtml

 統一地方選前半戦の県議選は8日投開票され、17選挙区(総定数46)のうち無投票の松浦市区(定数1)を除く16選挙区で45人の新議員が決まった。市町村合併に伴い定数が5減となって初の選挙。自民は無投票当選の1人を含めて19人にとどまり、改選前の27議席を大きく減らし、過半数を割り込んだ。民主は公認8人全員が当選し躍進。公明、共産、社民はそれぞれ改選前議席を維持した。女性候補は4人全員が当選し、県議会史上最多の女性議員が誕生した。
 今回県議選は現職36人、元職3人、新人34人の73人が立候補。松浦市区では自民現職が無投票当選を決め、残る45議席は現職28人、元職3人、新人14人が当選した。
 全選挙区で29人を公認した自民は長崎、諫早、雲仙の各市区で順当に議席を確保。しかし現職同士の一騎打ちとなった1人区の西海市区や無所属現職に対抗し新人を擁立した五島、壱岐両市区などで相次ぎ敗れた。
 違法献金事件の余波で3議席を減らした前回(2003年)以上の減員となり、推薦候補4人のうち当選した2人を含め無所属議員を取り込んでも過半数に達するか微妙な状況となった。
 一方、民主は前回より3人増の8人を公認候補として擁立。佐世保市区で初の議席を2つ確保するなど各選挙区で躍進。当選者は改選前の7議席を上回り、過去最多となった。推薦候補も2人が当選し、今後、議会内での発言力が強まりそうだ。
 公明、社民は改選前と同じ3議席と2議席をそれぞれ維持。共産は3人を公認し2議席以上の獲得を目指したが1議席にとどまった。
=2007/04/09付 西日本新聞朝刊=

県議選あす投票 自民 半数に迫る勢い なお横一線の激戦区も
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/nagasaki/20070407/20070407_002.shtml
 候補者の党派別内訳は、自民29人(うち無投票当選1人)▽民主8人▽公明3人▽共産3人▽社民2人▽無所属28人。新旧別では現職36人(同)、元職3人、新人34人。
 今回県議選は「平成の大合併」で選挙区割りや定数が変更になり、現職14人の引退に伴う空席争いや県選出国会議員の「代理戦争」、現職同士の一騎打ち対決など各選挙区で激しくしのぎを削り合っている。
     ◇
 県内統一地方選前半戦となる県議選は7日が選挙戦の最終日。無投票となった松浦市区を除く16選挙区、45議席をめぐって72人の候補が激しくしのぎを削っている。終盤情勢を探った。
 現段階では、29人の公認候補を擁立した自民が20議席前後を確保する勢い。その他の政党も接戦が伝えられる選挙区に支援組織を集中投入し、現有議席死守を目指している。
 選挙区別にみると、長崎市区では、政党や労組など組織支援を受けた候補者が優位に運動を展開し、新人候補は苦戦を強いられている。
 佐世保市区は、支持組織が盤石な一部現職を除き、他の現職を含む複数の候補者が当落線上で競り合っている。新人2人を公認した民主が議席を確保できるかが焦点。
 島原市区は元職が支持を手堅くまとめてリード。現職2人が激しく追い上げている。諫早市区は元議長の自民現職が頭1つ抜け出し、残り3議席を6人で争う構図。
 現職3人に元職2人の計5人で3議席を争う大村市区は混戦模様。唯一の非自民系の現職も自民系同士の激しい競り合いに埋没しがちで一気に抜け出せない状況になっている。
 壱岐市区は自民新人と無所属現職が並び、無所属新人が追う展開。西海市区は現職2人が1議席をめぐる一騎打ちで互いに譲らないまま接戦を繰り広げている。
 雲仙市区は2議席をめぐり3候補が横一線。南島原市区は自民現職が1歩リードし、新人2人が残りの一枠を争っている。
 自民、民主両党が重点区の1つに位置付ける西彼杵郡区は2議席を争う3人の中で自民現職が終盤に来てやや優位に。残る一枠をめぐり民主現職と自民新人が競っている。
 県内最大の激戦区となった南松浦郡区は、1議席をめぐって争う5候補が政党や国会議員、地元町議らを巻き込み、もつれたまま最終盤になだれこんだ。
 このほか、1人区の平戸市区、対馬市区、五島市区、東彼杵郡区、北松浦郡区は、現職がやや優勢な状況となっている。
=2007/04/07付 西日本新聞朝刊=

5927とはずがたり:2007/04/17(火) 21:43:03
自民激減、再編迫る 過去最低投票率 現職7人が落選
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/nagasaki/20070410/20070410_001.shtml

 8日投開票された県議選は、県議会に変革、再編を迫る有権者の声を示す結果となった。総定数が51から5減の46となった選挙戦で、最大勢力の自民は現職4人が落選するなど現有27議席から19議席に大きく後退。一方、民主は公認した8人全員が当選し、過去最多となった。投票率は60.12%と過去最低を更新したが、県議会史上最多の4人の女性議員が誕生する結果も生んだ。17選挙区のうち無投票当選の松浦市区を除く16選挙区の結果を分析した。
     ◇
 「政治とカネ」が問われた前回選挙(2003年)から一変、主な争点がなく、政策論戦も低調に終わった今回県議選。投開票から一夜明けた9日、県内政党関係者らは、過去最低となった低投票率の中で現職7人が落選し、自民党が過半数を割り込む一方、民主が躍進を遂げた選挙結果の分析を急いだ。

 改選前議席を大きく減らした自民党。1人区に公認と推薦の2人の候補者を立てたことなどに党県連内部でも調整の不手際を指摘する声があったが、それでも公認29人のうち24人は当選できる見通しだった。
 結果は19人。推薦で当選した2人を含めても過半数に達しない。三好徳明県連幹事長は「ここまで落とすとは正直、思っていなかった。組織力が弱まり、保守系同士が票を奪い合ったことも重なった」と反省点を挙げた。
 3議席を守った公明党県本部の江口健幹事長は「自民にはもう少し頑張ってもらわないと、今後の選挙に影響する」と指摘。連立与党の関係から推薦した自民公認候補15人のうち6人が落選したことへの不満を口にした。

 一方、民主党は佐世保市区で初めて2議席を獲得したほか、対馬、五島の両市区でも推薦候補が自民候補を破った。民主党県連の川越孝洋幹事長は「従来の労組頼りだけでなく、市民型選挙が一定程度、通用することが分かった」と手応えを強調した。

 現有の1議席維持にとどまった共産党県委員会の山下満昭委員長は「裏金問題への追及姿勢は支持を得たが、結果として力不足だった」。2議席を守った社民党県連合の前田富雄代表は「労組票が減る中で夏の参院選の前哨戦として足掛かりはつくれた」と総括した。
    ×      ×
●共産堀江氏トップ当選 民主躍進、得票率27.28%
▼長崎市区
 長崎市が周辺の旧7町と合併後初めての県議選。面積が広がり、有権者数も増えた長崎市区は定数14に対し現職8人、新人8人の計16人が「サバイバル戦」を繰り広げた。
 1万6714票でトップ当選したのは共産新人の堀江ひとみ氏(48)。長崎市議4期を務めた実績から同党支持層だけでなく、堀江氏個人を支援する輪が広がり、支持を集めた。
 自民は現職3人と新人1人の4人が当選し、前回の3人当選を上回ったが、党派別得票率は24.51%で前回比1.34ポイント減。一方、民主は現職2人と新人2人の4人当選で現有議席を維持し、得票率は同4.19ポイント増の27.28%に大幅アップし、躍進を印象づけた。
 公明は現職2人が上位当選し、現有議席を維持。社民は新人が最下位に滑り込み前回と同じ1議席を獲得した。
 投票率は53.46%で過去最低を更新。こうした中で、堀江氏ら女性候補3人全員が当選。「新幹線反対」だけを訴えた無所属新人の岩永賢一氏(49)が落選したものの7000票余を獲得した。
    ×      ×
●民主、初のダブル当選 自民、2人落選で惨敗
▼佐世保市区
 佐世保市区で初めて公認候補を擁立した民主が得票率20%を超え、新人2人のダブル当選を決めたのに対し、自民の得票率は前回比10ポイント減の45%に後退し2人が落選、現有5議席維持の目標を果たせなかった。
 民主は女性候補が無党派層の支持を幅広く集める一方、佐世保重工業の労組出身の男性候補は労使一体の組織選挙を展開。結果的に支持層の「すみ分け」が図られ計2万3000票を獲得、躍進につながった。
 3期連続トップ当選で前回も1万8000票を獲得した自民県議の朝長則男氏が市長選に立候補するため、「朝長票」の動向が注目されたが、当選した自民現職3人の得票は前回に比べ計3700票増にとどまった。「惨敗と言われても仕方がない」(自民関係者)結果で、自民退潮を印象づけた。
 公明、社民は組織票を手堅くまとめ現有一議席を守り、無所属新人は前回から1800票伸ばし滑り込んだ。8年ぶりに候補者を擁立した共産は支持を伸ばせずに議席獲得はできなかった。

=2007/04/10付 西日本新聞朝刊=

5928とはずがたり:2007/04/17(火) 21:43:31
(長崎)県議選各選挙区分析
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/nagasaki/20070410/20070410_002.shtml
●前回選挙の雪辱果たす 加藤氏
▼島原市区

 自民元職の加藤寛治氏(60)は県議6期の経験や国や県との太いパイプを強調。父の代から続く約1550人の後援会を軸に、市内各団体の有力者の支援も取り付け幅広く浸透。自民党パーティー券問題に絡み失職し、立候補できなかった前回選挙の雪辱を果たした。

 無所属現職の楠大典氏(59)は「島原にクリーンな政治を」と主張。推薦を受けた連合長崎加盟の労働団体のほか、レスリング仲間らの勝手連的な支援の輪も広がって無党派層に支持を集め、前回に続き当選を決めた。
 島原市区で初めての選挙となった自民現職の浜崎祐一郎氏(46)は若さをアピールしたが、旧島原市地域で知名度がなく伸び悩んだ。
    ×      ×
●八江氏がトップ当選
▼諫早市区
 1市5町合併で新しい諫早市が誕生後、新市全域での県議選は今回が初めて。4議席を7人で争い、自民現職2人と、民主新人1人、無所属新人1人が当選した。出身地別では旧諫早市2人、旧北高来郡1人、旧西彼杵郡(多良見町)1人と分け合った。
 元県議会議長で自民現職の八江利春氏(67)は知名度を生かしトップ当選。民主新人の山口初實氏(59)は出身労組をはじめ地元の多良見町などで支持を広げ、出遅れを挽回した。自民推薦を受けた無所属新人の中村和弥氏(46)は地元の小長井町をはじめ支持を広げ、2年前の補選で敗れた雪辱を果たした。
 最後の4議席目は、旧諫早市の自民現職北浦定昭氏(61)と、旧北高来郡の元森山町長、無所属現職田中克史氏(56)との競り合いになり、北浦氏が69票差で逃げ切った。
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●元職2人が政界復帰
▼大村市区

 3議席を5人で争った大村市区は、「政治とカネ」にまつわる事件で辞職した野口健司氏(43)と、小林克敏氏(62)の無所属元職2人が当選し、政界復帰を果たした。
 野口氏は行財政改革の必要性を訴え、支持母体である医療・福祉関係者のほか、無党派層の支持も獲得。また昨秋の市長選で得た「反市長票」も手堅くまとめ、トップ当選した。小林氏は昨春ごろから個人演説会を重ね、県議3期の実績をアピール。市内全域に支持を浸透させた。
 自民現職の吉川豊氏(72)は谷川弥一衆院議員と松本崇大村市長の全面支援を受けて組織選挙を展開し、現職で唯一、議席を死守した。
 一方、民主、社民両党推薦を受けた無所属現職の高見健氏(53)は清潔さを強調し元職に対抗したが、最下位の小林氏に13票差で落選。無所属現職の山北正久氏(57)は支持を広げきれなかった。
    ×      ×
●自民公認の 2人が圧勝
▼雲仙市区

 自民新人の金沢秀三郎氏(46)は、会社経営の手腕から産業振興を中心に訴えた。政治経験がなく知名度不足が鍵だったが、地元の小浜町の女性団体を中心に支援の輪が広がり、市西部地域で圧倒的な支持を集めた。
 自民現職の徳永達也氏(47)は旧町ごとに後援会組織を立ち上げて支持拡大を図ったほか、市内で最も有権者の多い地元の国見町で多くの団体の支援を得て、昨年の補選に続き2回目の当選を決めた。
 無所属新人の大久保正美氏(59)は町議5期、市議1期の経験をアピールしたが、自民公認の2人には及ばなかった。
    ×      ×
●無所属瀬川氏 一騎打ち制す
▼西海市区
 1議席を現職同士で争った西海市区は、無所属現職の瀬川光之氏(45)が、自民現職の林田悧(さとし)氏(72)を退け、一騎打ちを制した。
 瀬川氏、林田氏はそれぞれ出身の旧西彼町、旧大瀬戸町を拠点に選挙戦を展開。瀬川氏は農漁業者のほか、大島造船労組などの「反自民」層にも幅広く浸透。林田氏は医師会や商工政治連盟など自民党支持組織以外への広がりに欠けた。
 今期限りで引退する自民党の四辻弘雄県議の支援者の一部が、林田氏との対立関係から、瀬川氏支援に回ったことも影響した。
    ×      ×
●無党派層中心に 松島氏支持拡大
▼南島原市区
 無所属新人の松島完氏(27)は、父親で元県議の松島世佳南島原市長の後援会をベースに後援会組織を構築。唯一の20代候補として選挙戦で若さと新鮮さをアピールし、無党派層を中心に支持を広げた。
 自民現職の末吉光徳氏(60)は県議5期の経験を強調。市内約600団体から推薦を得たほか、農漁業者らの根強い支持者が活発に動き、地元の有家町を中心に手堅く票を固めた。
 自民新人の宮崎和孝氏(54)は、支援組織を持たず草の根運動を展開したが及ばなかった。
    ×      ×

5929とはずがたり:2007/04/17(火) 21:44:57

●組織型選挙で 自民現職7選
▼北松浦郡区
 北松浦郡区は、自民現職の松田正民氏(53)が手堅く票をまとめ2倍近い得票差をつけて無所属新人の西日出海氏(52)との一騎打ちを制し、7選を果たした。
 松田氏は実績と知名度をアピールし、100を超える支持団体が組織型選挙を展開。出身地の江迎町をはじめ鹿町、小値賀各町で西氏を圧倒した。西氏は「町民党」を掲げて地元活性化を訴え、無党派層への浸透を図り、町議を3期務めた佐々町では約45%の得票率だったが、選挙区内の投票率が低迷したこともあり、得票を伸ばせなかった。
    ×      ×

●組織戦展開 現職が3選
▼平戸市区
 自民現職の黒田成彦氏(46)が無所属新人の小山田輔雄氏(45)の挑戦を退け、77%の得票率を収める圧勝で3選を果たした。
 黒田氏は昨年夏、区割り変更に伴い定数が削減された北松浦郡区から平戸市への選挙区替えを表明。以降、出身地の旧生月町を拠点に、旧平戸市や旧田平町、旧大島村に新たに後援会をつくり、商業、農漁業団体などが主導する組織選挙を繰り広げた。小山田氏は、ボランティア団体などの人脈を中心に草の根運動を展開したが、支持は広がらなかった。
    ×      ×

●新人永留氏が逆転勝利
▼対馬市区
 3期目を目指す自民現職の坂本智徳氏(53)に無所属新人2人が挑戦した対馬市区。民主推薦を受けた元市議の永留邦次氏(61)は立候補表明が2月下旬で最も遅かったが、選挙戦終盤になって坂本氏を猛追し、逆転勝利を収めた。
 永留氏は「対馬をどげぇかしょうや(何とかしようや)」をキャッチフレーズに掲げ、閉塞(へいそく)感の漂う対馬に変化を求める有権者にアピール。「2期8年間の実績が見えない」という現職批判票の受け皿になった。
 新人で元市議の船越洋一氏(61)は支持を広げきれなかった。
    ×      ×

●山田氏、衆院 代理戦制す
▼五島市区
 民主党の山田正彦衆院議員の秘書だった無所属現職山田博司氏(36)が、自民党の谷川弥一衆院議員が推す元市議会議長の自民新人浦藤彦氏(60)の挑戦を退け、4000票近い大差をつけて再選を果たした。
 五島市区は、衆院長崎3区でしのぎを削り合う両衆院議員の「代理戦争」の舞台の1つ。民主推薦を受けた山田氏は昨年2月の県議補選で一騎打ちとなった自民候補を破り初当選したが、今回も再び一騎打ち対決を制した。
    ×      ×

5930とはずがたり:2007/04/17(火) 21:45:14
>>5928-5930

●現職の得票が 全町で上回る
▼東彼杵郡区
 2004年7月の補選と同じ顔触れの一騎打ちとなった東彼杵郡区。自民現職の中島広義氏(60)が無所属新人の中村與弘氏(59)を退け、再選を決めた。中島氏は産業振興と雇用対策の推進を訴えて支持を拡大。得票数は前回、中村氏に及ばなかった地元の波佐見町を含む3町すべてで中村氏を上回った。
 民主党が同区で初めて推薦した中村氏は大企業がある川棚町で前回比43%増の2700票を取り込み、東彼杵、波佐見両町でも一定の支持を受けた。同党が農村地域でも浸透している兆しをうかがわせた。
    ×      ×

●現職、4新人振り切る
▼南松浦郡区
 自民系3人、民主系2人が1議席を争った県内一の激戦区は、現職の馬込彰氏(54)が3期12年の実績と知名度を生かし、新人4人の猛追を振り切った。
 馬込氏は、谷川弥一衆院議員との関係から自民推薦にとどまり、「草の根」での選挙戦を展開。無党派層にも浸透し、選挙区全域で手堅く支持を得た。
 新人の浜田新一氏(54)は自民公認、公明推薦を受け組織型選挙を展開したが、馬込氏にわずか167票差で届かなかった。本村敦彦氏(45)、末竹和行氏(43)、橋本利行氏(50)の3新人もそれぞれ出身の奈良尾、若松、上五島の各旧町を中心に支持を伸ばしたが及ばなかった。82.98%の高投票率も馬込氏に有利に働いたとみられる。
    ×      × 

●現職山口氏 圧勝で再選
▼壱岐市区
 1議席をめぐり無所属現職の山口壮三氏(66)と自民新人の山本啓介氏(31)、無所属新人の坂本和久氏(42)の三つどもえの争いとなった壱岐市区は、山口氏が各候補の得票総数の48%を獲得し圧勝した。
 山口氏は旧郷ノ浦町の助役を務めた行政経験と1期4年間の県議としての実績とともに、壱岐で論議になっている産業廃棄物処理場の問題でも「産廃持ち込み絶対阻止」を訴え、支持を固めた。
    ×      ×

●自民、民主現職 三つどもえ制す
 選挙区改編で時津、長与の2町だけとなった西彼杵郡区。2議席をめぐる三つどもえの選挙戦で、民主現職の橋本希俊氏(67)は、三菱重工労組長崎造船支部などの労組票をはじめ支持組織を着実に固め、最多得票で4期目の当選を果たした。
 自民現職の三好徳明氏(67)は主地盤の時津町で62%を得票し他の2人を圧倒、長与町でも17%を得票するなど支持を広げ、5期目の当選を決めた。
 自民新人の辻田光昭氏(59)は地元の長与町で橋本氏とほぼ並んだが、時津町で票が伸びなかったことが響き落選した。

=2007/04/10付 西日本新聞朝刊=

5931名無しさん:2007/04/17(火) 21:55:13
>>5919

ありがとうございます。
この顔ぶれだと前日出馬でも十分間に合いそうです。

5932とはずがたり:2007/04/17(火) 22:22:38
自民…新人6人を推薦
民主…現職・新人5人を推薦
公明…自民など複数の候補予定者から推薦願いが出されている
社民…現職・新人3人を推薦
それぞれ誰じゃいヽ(`Д´)ノ

県議選候補予定者 公認・推薦全体の6割強 「党の看板」は健在
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/kumamoto/20070313/20070313_001.shtml

 統一地方選の幕開けとなる県議選(3月30日告示、4月8日投開票)の立候補予定者(82人)がほぼ出そろった。12日現在、政党の公認候補予定者は43人で前回より3人増。推薦を含めると計54人になり、全体の6割強を占める。宮崎県知事選などで無党派候補が圧勝し、4月の東京都知事選では有力候補が政党推薦を断るなど無党派を意識した動きが広がっているが、県議選では「党の看板」は健在といえそうだ。
     ◇
 立候補予定者の内訳は、自民32(前回31)▽民主4(同1)▽公明3(同3)▽共産3(同3)▽新社会1(同1)▽無所属39(同37)。前回は自由党(当時)公認候補が1人いた。

 現職全員を公認、新人6人を推薦した自民の古閑三博・県連会長は「県議選を通じて支持者を拡大し、参院選につなげたい」と話す。昨年11月の熊本市長選では自民、公明推薦の新人が無所属現職に大差で敗れているが「首長選と議員選は違う。候補者個人が地域に根付いていれば無党派層の支持も得られる」と強気の構えだ。

 民主は初めて郡部にも擁立するなど、公認候補数は過去最多となる見込み。このほか現職・新人5人を推薦しており「選挙戦ではローカルマニフェスト(政策目標を具体的に示した公約)を通じて所得格差問題などを訴えていく」(鎌田聡・党県連代表)戦略を描く。

 公明の公認3人はいずれも熊本市区の現職。同選挙区は定数2減で激戦が予想されており「現有議席の確保が最低、最大の目標」(城下広作・県本部幹事長)。同党には、自民など複数の候補予定者から推薦願いが出されているという。

 共産も公認3人を擁立するが「議席を失うわけにはいかない」(日高伸哉・県委員会書記長)と熊本市区の現職の再選を最優先する構え。新社会は手堅く、公認を現職1人に絞る。社民は3期連続で公認候補の擁立を見送ったが、現職・新人3人を推薦している。

=2007/03/13付 西日本新聞朝刊=

5933とはずがたり:2007/04/17(火) 22:23:03

無党派及び民主系候補
熊本市 定数16−候補22 (選管確定)
①当16,428大西 一史39無所属現4元内閣官房副長官(園田)秘書
④当15,182平野 みどり48無所属現4NPO法人理事
⑤当15,119鎌田 聡42民主現3党県代表
⑦当14,675濱田 大造36民主★新1党県政策委員
⑫当12,755西 聖一46無所属新1県職労副委員長
⑮当11,672渡辺 利男57無所属現5(元)郵便局員
⑰□11,295荒木 章博53無所属現 医療法人監事
⑲□11,090橋口 海平28無所属★新(元)衆院議員秘書
⑳□5,801佐藤 拓治29無所属★新(元)衆院議員秘書
(21) 3,577魚住 純也32無所属★新(元)参院議員秘書
(22) 2,363早咲 京子50無所属新 会社役員

ルポ・県議選<1>台風の目 投票率アップへ“共闘”
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/kumamoto/20070403/20070403_001.shtml

 22人が名乗りを上げた県都戦。前回より2つ減った定数と同じ数の現職がしのぎを削る中、「台風の目」となりそうなのが、20代、30代の新人4人だ(★)。全員が「元国会議員秘書」で、互いに秘書時代からの顔見知り。うち3人は立候補表明後も携帯電話やメールで連絡を取り合ってきた仲だ。互いの選挙カーが事務所前を通ればエールを交換するなど、若手候補の間には「共闘」の空気さえ漂う。
    □   □
 県内有権者の3分の1が集中する熊本市区。「無党派」の動向が選挙結果を大きく左右する。とはいえ、国政選挙や首長選に比べ、県議選は「一般の有権者になじみが薄い」(自民党県連幹部)。新人は無党派層に訴えようと懸命だ。
 大粒の雨が降りだした午後一時半。20代の無所属新人は繁華街の公園でマイクを握った。
 「県政を変えなきゃだめなんです。行動力は現職に負けません」。周囲で高校の同級生たちが手を振る。だが、携帯電話を片手に通り過ぎる同世代の若者のほとんどは立ち止まろうとしない。
 30代の民主新人も同日夕、繁華街で遊説に立った。前回は無所属で挑戦し、次点に泣いた。
 「若さややる気だけでは駄目。どれだけ政策を提案できるのかが重要になる」。言葉の端々に、他の若手候補へのライバル心ものぞく。
    □   □
 若手候補が「無党派層」だけに寄り掛かっているわけではない。それぞれが出身高校の同窓会に支持を呼び掛け、国会議員の支援を受けるなどのしたたかさも持つ。
 「当選しても1回生は使い走りで終わる。だが複数の若手が当選して連携すれば県議会に一定の勢力を築くことができる」(20代無所属新人)。受けて立つ現職側の反応は「大きな脅威」(自民現職陣営)「これまでの実績をしっかり訴えていくだけ」(無所属現職陣営)などさまざまだ。
 バブル景気崩壊後に社会人となった20代、30代。「メール感覚」と「したたかさ」を併せ持つ彼らが、地方政治を変えていくのだろうか。
 早朝に自転車で地元を回った無所属新人の父親は県建設業界の重鎮で、いろんな選挙にかかわってきた。息子の挑戦には当初、反対したという。
 「あいつらが考える政治家像と、私たちの世代が知る政治家像は違う」。父親の口調には期待とも不安ともとれるニュアンスがにじむ。

=2007/04/02付 西日本新聞朝刊=

5934とはずがたり:2007/04/17(火) 22:23:24

八代市・八代郡 定数4−候補7 (選管確定)
得票数(得票率)氏名年齢党派新旧代表的肩書
当16,747(21.8%)中村 博生48自民現3土改区理事長
当15,319(19.9%)高野 洋介29無所属新1会社役員
当12,616(16.4%)小早川 宗弘39自民現2会社役員
当12,142(15.8%)福島 和敏64無所属現3会社役員
□9,311(12.1%)前川 祥子48無所属新 (元)市教育委員
□8,479(11.0%)田方 初美60無所属元 農業
2,314(3.0%)内田 次一56共産新党地区副委員長

天草市・天草郡 定数3−候補6 (選管確定)
得票数(得票率)氏名年齢党派新旧代表的肩書
当17,045(26.1%)池田 和貴43自民現2森林副組合長=天草郡下島
当16,189(24.8%)船田 公子58無所属新1市婦人会理事=本渡選出自民公認船田直大の係累か?
当12,947(19.8%)西岡 勝成60自民現8党県幹事長=牛深
□10,655(16.3%)小谷 邦治56自民現 農業=天草郡上島
□6,292(9.6%)杉田 正幸48無所属新 市行革審議委員
2,116(3.2%)福永 芳成56共産新 農業

ルポ・県議選<2>戦線拡大 地盤外への浸透に奔走
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/kumamoto/20070403/20070403_002.shtml

 告示から4日目の2日朝。自民現職のベテランは、天草市牛深地区の事務所前で選挙カーに乗り込んだ。「天草は広い。あらためて実感したよ」
 昨年3月の天草市発足で、天草下島の3選挙区と旧上島区の一部が天草市郡区(定数3)にまとまった。旧区では自民によるすみ分けが定着し、天草下島の旧3選挙区は長年無投票が続いた。今回、6人が立候補。旧牛深市区選出のこの現職にとって、1987年以来の選挙戦となった。
 「久しぶりの戦い。しかも『陣地』を守り、『敵地』にも乗り込まないといけない」。陣営幹部が嘆いた。他候補の動きに神経をとがらせながらの地盤固め。無縁だった地域への浸透…。最も有権者が多い旧本渡市にも事務所を設けたが、「なじみのなさを感じる」
 遊説は2巡目に入った。事務所前の看板に「牛深から県議の灯を消すな!」の文字。「地元の票も、それ以外の票も読めない」と陣営。戦線の拡大に、ベテランの余裕は完全に消えた。
    □   □
 この日も、候補者を乗せた選挙カーが無音で阿蘇市内を通り過ぎた。
 選挙区の中央部分がすっぽりと抜け落ちた形の阿蘇郡区(定数1)。合併による阿蘇市区誕生で、南北に分断された選挙区を、候補者は幾度も往復する。
 立候補した3人の地盤は、2人が南部の高森町、1人が北部の小国町。阿蘇郡が1つにまとまっていた旧選挙区時代、各陣営とも有権者の密度が濃い阿蘇谷での戦いを重視し、地盤から遠い南や北の地に費やした時間は「せめて1日」にすぎなかった。
 だが今回、複数の陣営が「分断されたおかけで、時間をかけて選挙区を回れるようになった」と口をそろえる。飛び地の発生が、選挙スタイルを大きく変えた。
    □   □
 球磨川右岸に広がる八代市坂本町鎌瀬地区。同市郡区(定数4)に立候補している無所属現職がミカン箱に立った。メガホンを手に熱弁をふるったが、周囲の民家から出てきた人はほんの2、3人。「厳しい…」。15分程度で演説を切り上げた。
 合併で面積が約5倍になった八代市。従来、市郡別だった選挙区が1つにまとまり、7人が立候補した。この現職は旧八代市区が地盤。これまでサラリーマンや主婦、無党派層などに支持を訴える都市型選挙を繰り広げてきた。「旧郡区での選挙戦は雲をつかむようなもの」。陣営幹部は頭を悩ます。
 旧市区が4人、旧郡区から3人。ほとんどの陣営は「まずは地元の票固め」といい、“未踏の地”への浸透に苦戦している。

=2007/04/03付 西日本新聞朝刊=

5935とはずがたり:2007/04/17(火) 22:23:52

ルポ・県議選<4>党の戦略 動きだした「夏の決戦」
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/kumamoto/20070405/20070405_001.shtml

 県議選とともに、もうひとつの戦いが熱を帯び始めている。
 3日夜、熊本市区に立候補した無所属現職=民主、社民推薦=(→誰だ?渡辺利男?)の支持者集会。「仲間が当選して、ようやく私も戦える情勢になる。上位当選を目指して頑張ろう」。民主が7月の参院選熊本選挙区に擁立する、元衆院議員の松野信夫氏(55)は声に力を込めた。

 小沢一郎代表が熊本入りし、松野氏擁立を正式決定したのは3月29日。翌日の県議選告示日、松野氏は早くも党公認候補の出陣式や事務所を飛び回り、「夏の決戦」に向けて走りだした。

 県議選で民主は前回1人だった公認候補を今回は4人擁立。積極攻勢の背景には参院選への党の戦略もある。「地方選で有権者に選択肢を示し、党の存在を示したい」。県連幹部の視線は3カ月後を見据える。
    □   □
 松野氏が熊本市でマイクを握った日、自民の参院議員、三浦一水氏(52)は東京から熊本に戻った。「県議選の期間中はできるだけ熊本に残る。候補から要請があれば応援に駆けつけたい」
 自民県連も昨年秋、参院選に向けて若手県議による委員会を設立。県議選と参院選を連動して支持者を広げる戦略を描く。三浦氏も党公認候補の事務所開きや決起集会に足を運び、無投票当選した県議に祝電を送るなど小まめに動いてきた。
 安倍政権の支持率は低迷ぎみだ。「参院選では逆風が吹いてないとも限らない。統一地方選でしっかり支持を固めておくことが勝利につながる」と党県連幹部。
 一方、共産が参院選に擁立する橋田芳昭氏(51)も県南を中心に、統一地方選の党公認候補の応援に奔走。4日、県議選八代市郡区の候補と街頭に立った橋田氏は「格差社会が深刻化する中、川辺川ダムを中止して予算を福祉や教育に充てるべきだ」と声を張り上げた。
    □   □
 12年に一度、統一地方選と参院選が重なる「選挙イヤー」。県議選の結果が、3カ月後の参院選の帰(き)趨に影響するのは間違いない。
 県北の選挙区で自民現職と争う、ある保守系の無所属新人の陣営幹部は言い放った。「こっちは自民が公認した候補と戦っているんだ。勝っても負けても、うちの支持者が参院選で自民を応援するかどうかは分からんよ」
 県議選で選挙戦に突入した16選挙区の大半で自民現職と保守系無所属新人が激突。特に今回は選挙区割りの変更と定数削減で、相手の地盤に手を伸ばす激戦を展開している。三浦氏陣営は「参院選までには、しこりを修復してほしい」と一抹の不安をのぞかせる。
 一方、民主や共産も県議選で惨敗すれば「統一地方選で勝利し、参院選へ」という戦略の立て直しを迫られかねない。
 陣営と各党の思惑が複雑に絡み、県議選は終盤に突入する。
=2007/04/05付 西日本新聞朝刊=

5936とはずがたり:2007/04/17(火) 22:24:18

◆2007年
人吉市 定数1−候補2 (選管確定)
得票数(得票率)氏名年齢党派新旧当選回数代表的肩書
当12,039(71.7%)溝口 幸治36自民現2青年会議所監事
□4,759(28.3%)寿福 政明60無所属新 酒造会社役員=脱ダム候補
球磨郡 定数2−候補3 (選管確定)
得票数(得票率)氏名年齢党派新旧当選回数代表的肩書
当15,457(41.8%)松田 三郎42自民現3党県青年局長
当14,582(39.4%)松村 昭75自民現6県森林組連会長
□6,929(18.7%)丸山 博56民主新 党県常任幹事=脱ダム

◆2003年
◇人吉市(定数1)→反対派は二人いたそうな。どの二人が組んでも当選できたんちゃうの?
当 7639 溝口幸治(無新、32歳、初当選 ●自由民主党
  5992 本田 節(無新、48歳)
  4681 高瀬清春(無新、56歳)
  4279 前田 保(無新、59歳)
◇球磨郡(定数2)
当 19629 松村 昭(自現、71歳、五選)
当 16416 松田三郎(自現、38歳、再選)
   6452 丸山 博(無新、民推薦、52歳)=脱ダム

ルポ・県議選<5完>2大懸案 「争点」か否か思い交錯―連載 
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/kumamoto/20070406/20070406_001.shtml

 急ごしらえの選挙カーから、候補者の家族が務める「うぐいす嬢」が短いフレーズを連呼する。「ダム建設の是非について初めて一騎打ちとなりました。賛成か、反対か。決めるのは市民です」

 告示日前日に無所属新人が立候補を表明し、自民現職の無投票当選の公算から一転、選挙戦となった人吉市区(定数1)。新人は争点を「川辺川ダム建設中止」1本に絞り、追い上げを図る。
 「地域の長年の懸案。『推進』の現職を無投票で通すわけにはいかん」
 陣営にダム反対派団体からの組織的な支援はない。だが選挙戦が進むにつれ、「ダム反対」の市民が選挙事務所を訪れるようになったという。
 対する現職は街頭演説でも、ほとんどダム問題に触れない。議員提案による中小企業支援の県条例制定など4年間の実績を強調しながら「厳しい地域間競争に人吉がいかに打ち勝つか。それこそが争点」と言い切る。
    □   □
 前回県議選は初めてダム問題が争点として注目された。人吉市区に2人、建設予定地(相良村)を抱える球磨郡区(定数2)に1人、ダム反対の新人が立候補。論戦を挑んだが、いずれも推進派候補が制した。
 この4年間、ダム問題は激動した。川辺川利水訴訟で国が敗訴。土地や漁業権の収用問題でも国が収用申請を取り下げ、ダム計画は白紙に戻った。さらに相良村が利水事業脱退やダム反対を表明した。一方、国交省の審議会で球磨川の治水対策を決める論議が続く。
 今回県議選でも、人吉市区のほか、球磨郡区にも脱ダムを掲げる民主新人が立候補している。だが、現職側は「国がダム以外の方法も含めて治水対策を検討中。ダム論議は国の方針が決まってから」として「ダムは争点ではない」と口をそろえる。民主新人も受益地などダム関連地域では積極的に反対を訴えるものの、他町村では「有権者の関心が薄い」として前面には打ち出していない。
    □   □
 川辺川ダム問題と並び県政の「二大懸案」とされる水俣病問題。公式確認から51年目を迎え、県の認定審査会再開や今後の環境省の被害実態調査などが注視される。だが、地元水俣市区に立候補した3人の選挙カーから「水俣病」問題の解決策は聞こえてこない。
 三陣営が力を入れるのは地元に計画中の産業廃棄物処分場の是非。昨年の市長選で選挙結果を大きく左右した問題だけに、どの陣営も競って「反対」を叫ぶ。ある陣営幹部は言う。「水俣病は今回どころか、過去一度も選挙の争点になったことがない。被害救済は国に任せるしかないし、地域は(原因企業の)チッソを支援しなければ生きていけないのだから」

 差別や偏見が人間関係を分断した水俣病の歴史。その関係修復を目指す「もやい直し」が叫ばれる最中の選挙戦で、水俣病は語られない。「いまだに最大のタブーなんです」。認定申請者を抱える水俣病被害者互助会の事務局谷洋一さん(58)のつぶやきがむなしく響く。

=2007/04/06付 西日本新聞朝刊=

5937とはずがたり:2007/04/17(火) 22:25:35
自民「支配」揺らぐ 投票率は過去最低 初めて女性複数当選 県議選
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/kumamoto/20070409/20070409_001.shtml

 統一地方選前半戦の県議選(総定数49)は8日投開票され、無投票当選の6選挙区・7人に加え、16選挙区・42人が決まった。自民は公認の現職32人のうち7人が落選。自民会派入りが確実な無所属新人の推薦候補の当選4人を合わせても29議席にとどまり、議会運営の主導権を握る「安定多数」(31議席)を下回った。民主は初めて2議席を獲得し、共産は議席を失った。女性候補が初めて複数当選した。投票率は61.92%で前回(63.65%)を1.7ポイント下回り、過去最低だった。

 党派別当選者数(無投票当選含む)の内訳は、自民25人、民主2人、公明3人、諸派1人、無所属18人。

 自民は改選前、全議席の7割に当たる39議席を有していた。今後は保守系の無所属新人を会派に取り込むことで、県議会・常任委員会の委員長、副委員長を独占する「安定多数」の回復を目指すとみられるが、自民の「1党支配」が揺らいだ今回の結果は、夏の参院選や来年春の知事選にも影響しそうだ。

 今回は市町村合併に合わせて選挙区割りが変わり、総定数も6減。選挙戦では4年後に迫った九州新幹線全線開通をにらんだ基盤整備や地域間格差是正、ベテランの現職に20代、30代の若手新人が挑む「世代交代」などが争点となった。

 無党派層の動向が注視された熊本市区(同16)では、前回次点の民主新人が初当選。八代市郡区(同4)では民主推薦の無所属現職が3選を果たし、自民の公認、推薦候補4人による独占を阻止した。

 2議席を現職4人、新人1人で争った宇城市区では激戦の末、自民現職2人が落選。玉名郡区(同1)でも7期を目指した自民現職が敗れたほか、山鹿市区(同2)、上益城郡(同2)でも自民現職が落選した。川辺川ダム建設の是非が争点となった人吉市区(同1)と球磨郡区(同2)はいずれも自民現職が当選し、ダム反対を掲げた新人2人は届かなかった。
 女性は今回、過去最多の6人が立候補し、熊本市区と天草市郡区(同3)、玉名市区(同2)の計3人が当選した。
=2007/04/09付 西日本新聞朝刊=

ルポ・県議選<3>女性候補 「生活者の視点」前面に
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/kumamoto/20070404/20070404_001.shtml
 八代地域の選挙区で女性県議が誕生したのは、1951年の選挙(旧郡区)で、1期だけ務めた。その後は、女性候補が何度か挑んだが、いずれも落選している。
 「生活感が薄れた現在の県政。この政治を改革できるのは、女性しかいない」。最近発足した女性団体の代表を務める主婦(57)が応援演説の力を込めた。
    □   □
 今回の県議選で立候補した女性候補は、過去最多の6人。八代市郡▲のほか熊本市(同16◎▲)、玉名市(同2◎)、天草市郡(同3◎)、下益城郡(同1▲[惜敗])と、立候補の動きは県内各地に広がった。
 県議会事務局によると、これまで女性県議は、この現職県議を含めてわずか5人しか誕生していない。複数の女性県議がいたのは、97年12月補選以降、わずか1年4カ月間だけだ。
    □   □
 2年前の補選で落選し、今回、玉名市区(同2)に再挑戦する女性候補は今回、校区ごとに女性支持者を組織化する「戦術」を取り入れた。
 「前回は女性支持者をまとめられなかったのも敗因の1つ」と陣営の選挙長。無党派層に頼らず、計算できる票をいかに積み上げるか。今回、立候補した女性候補の中には引退した保守系県議の後援会を引き継いだケースも目立つ。
=2007/04/04付 西日本新聞朝刊=

5938とはずがたり:2007/04/17(火) 22:26:35
尻尾振って自民入りする奴は誰じゃいヽ(`Д´)ノ

県議選結果分析 自民勢力が後退 無所属11人 会派構成を左右
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/kumamoto/20070410/20070410_001.shtml

 8日投開票された県議選(総定数49)は、自民が公認した現職32人のうち7人が落選。当選決定後に追加公認した4人を含め、事実上の獲得議席数は29にとどまった。過半数を制したとはいえ、改選前は全議席の7割を占め、圧倒勢力を誇った自民にとっては予想以上に厳しい結果だったといえよう。

 今回は市町村合併の影響で選挙区割りが変わり、総定数6減。選挙戦に突入した16選挙区の大半で、自民現職と無所属新人が争った。

 落選した自民現職7人のうち、自民公認の人数が定数より多かった宇城市区を除く5選挙区の5人は、いずれも保守系の無所属新人に議席を奪われている。背景は「世代交代」や「町長選のしこり」などさまざまだが、いずれも保守層の分裂という結果を伴っており、夏の参院選にも影響してくる可能性がある。

 「非自民」では、民主が熊本市区で現職と新人の当選を果たし、悲願の2議席を獲得。県議会では民主現職とともに「県民クラブ」会派を構成する労組出身の無所属現職3人も当選した。

 公明は現職3人が手堅く当選。共産は現職1人と新人2人を擁立したが議席を獲得できなかった。新社会は無投票で1議席を守った。

 今後、県議会の会派構成を左右するのが、無所属18人のうち、自民が追加公認した4人や「県民クラブ」の現職3人を除く11人の動向だ。

 県議会議長や常任委員会のポストを独占する「安定多数」(31議席)にあと2議席足りない自民は、この11人から自民会派入りを募る方針。一方、自民現職と争った保守系無所属が新たな会派の結成に動く可能性もある。
=2007/04/10付 西日本新聞朝刊=

「安定多数」獲得急ぐ 自民県連・古閑会長 無所属新人数人を対象 会派入り“前倒し”
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/kumamoto/20070410/20070410_002.shtml

 県議選の投開票から一夜明けた9日、自民党県連の古閑三博会長は記者会見で「最終的に改選前の勢力を確保する」と語り、5月初めに予定されている臨時県議会を前に、推薦した無所属4人の追加公認に加え、他の無所属新人数人を自民会派入りさせることで、議会の主導権を握る「安定多数」(31議席)の獲得を目指す考えを明らかにした。

 今回の県議選で、自民は現職32人を公認したほか、無所属の元職、新人計6人を推薦。当初は公認、推薦候補だけで県議会議長と常任委員会ポストが独占可能な「安定多数」獲得を計算し、自民会派入りを希望する無所属新人の扱いは「夏の参院選での働きを見てから」(自民県連幹部)と余裕の構えだった。

 だが、玉名郡区(定数1)で7期目を目指した現職が無所属新人に大差で敗れたほか、山鹿市(同2)、上益城郡(同2)などで現職が相次いで落選。各常任委員会の構成が決まる臨時県議会までに無所属新人の自民会派入りを急がざるを得なくなった形だ。対象は自民党籍があったり、過去に党活動にかかわるなどした「4、5人」になるという。

 県議選の結果について、古閑会長は「地方選は党というより個人と個人の戦い。(各党が候補を擁立した)熊本市区では完勝している」と総括。相次いだ自民現職の落選については「今回は区割り変更や定数削減など過渡期の選挙だったため、現職に比べて新人の方が柔軟に対応できた面はある」と語った。

 一方、初の2議席を獲得した民主の鎌田聡・県連代表は「自民中心の県政を変えてほしいという声が高まった」と参院選に向けた手応えを強調。現職3人の当選を果たした公明の城下広作・県本部幹事長も「連立政権の成果や議員の地道な活動が評価された」と語った。
=2007/04/10付 西日本新聞朝刊=

5939今亜寿 ◆nlHjMum/8M:2007/04/17(火) 22:27:37
>>5917
伊藤市長は心肺停止状態という報道ですね。
なんとも・・・ 容疑者は暴力団関係者ですか。

5940とはずがたり:2007/04/17(火) 23:17:04

別府市長選 本番前に迷走 民主幹部 出馬会見ドタキャン 県連、「寝耳に水」の事態
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/ooita/20070410/20070410_002.shtml

 戦後1度も無投票がなく、現職への対抗馬が出るかどうかが注目されている別府市長選(15日告示、22日投開票)で、前民主党県連代表で別府市支部長代行の菅正雄氏(60)は9日、立候補表明の記者会見を設定。ところが、関係者の猛反対を受け、直前になって中止した。

 市長選への出馬を唯一表明している現職の浜田博氏(68)は元社民党県議で、菅氏と同じ革新系。菅氏は態度を保留しており、民主は社民との協力関係に影響を与えかねない事態を憂慮、調整を急いでいる。

 菅氏は9日午後3時半ごろ、別府市役所内の記者室を訪れ「離党願を出し、同4時半から出馬表明会見を行いたい」と通知。だが、集まった報道陣の前に現れたのは、民主党別府市支部の木原勝彦幹事長。離党や出馬について「話がついていない」などと青ざめた表情で中止を告げた。10日午前には態度を明らかにするという。

 菅氏は今回の県議選で社民系組織の支援を得て当選した民主党公認の佐藤博章氏(64)=別府市区=の選対本部長を務めた。

 民主党県連にとって寝耳に水の事態。梶原九州男県連幹事長は「民主党県連としてはまったく知らない。公認候補を立てない方針に変わりはない」と述べ、菅氏の個人判断だと強調。別の県連幹部は「離党届が出ても受け取らず、除名にすべきだ」との声も上がった。

=2007/04/10付 西日本新聞朝刊=

15日告示の別府市長選 戦後初の無投票か 現職が盤石の構え 有力対立候補、立ち消え
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/ooita/20070413/20070413_001.shtml

 15日に告示が迫った別府市長選(22日投開票)は無投票になる公算が大きくなってきた。正式に立候補を表明しているのは現職の浜田博氏(68)ただ1人。前市長が態度を保留するなど不確定要因を残しているが、昨年5月の出直し市長選で圧勝した浜田氏の前に、有力な対立候補は現れそうにない。無投票になれば戦後初めてのケース。過去何度も激しい政争を繰り広げてきた別府政界に何が起きているのか。

 社民党県議だった浜田氏は前回、自民推薦で現職の井上信幸氏(70)に6400票余りの差をつけ初当選。就任3年目の昨年5月、イズミの大型スーパー「ゆめタウン別府」誘致を争点にした出直し市長選に踏み切った。自民党を分裂に追い込み、誘致反対を訴えた元市議(31)に1万2000票差で圧勝した。

 浜田氏は選挙後、今回の統一地方選を見据えて地盤固めに奔走。従来の後援会に加え、出直し市長選で相手陣営に回った地元経済界を取り込んだ新たな後援会を組織し、盤石の構えを築いた。2月下旬の事務所開きには多くの自民市議らが出席。党派を超えた支援態勢を着々と築きながらも「無風はないと肝に銘じ、誰が出ても勝ち抜く」と訴え、すきを見せない。

 1995年の市長選は現職の中村太郎氏、元市長の脇屋長可氏ら5人が出馬する大混戦を、井上氏が中村氏に約3000票差をつけ初当選。99年は井上氏が中村氏と一騎打ちを演じ、前回と同じ3000票差で再選した。井上氏は前回3選を目指したが、浜田氏に阻まれた。

 波風立てない風土と対極にある別府政界。浜田氏が盤石に見える中で、今月に入り、立候補を目指す動きが顕在化。前民主党県連代表の菅正雄氏(60)が離党した上で独断の出馬を試みた。だが「民主と社民の協力関係が壊れる」ことを懸念する民主関係者の猛反対に遭い、あっけなく断念。

 前市長の井上氏は水面下で出馬の機会をうかがい続けた。昨年11月、市長時代をまとめた著作の出版記念パーティーで「自ら(市長選に)手を挙げることはないが、別府の役に立つことがあれば何でもやりたい」と意欲たっぷりのあいさつ。その後も周囲に出馬をほのめかしているが、関係者によれば、みこしは登場しそうにない。

 市を2分した出直し市長選からまだ1年。「今回は無投票でも」。市民の間には、これまでと違った空気も広がっているようだ。

=2007/04/13付 西日本新聞朝刊=

5941とはずがたり:2007/04/17(火) 23:22:13

>単独推薦した無所属の現職、新人いずれも落選した。
無所属現職…豊後大野
無所属新人…佐伯
民主系無所属…臼杵(落選)

県議選結果分析 1人区減、自民に打撃 社民の組織力なお底力
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/ooita/20070410/20070410_001.shtml

 8日投開票が行われた県議選(定数44)は、市町村合併に伴う区割り見直しによって自民が独占してきた1人区の減少が大きく影響する結果となった。最大会派の自民は推薦を含め最低目標とした24議席を確保し、過半数を維持したものの、改選前の29議席を下回った。一方、第2党の社民は複数区で議席を増やし、全国的にも数少ない「革新のとりで」としての意地をみせた。

 ■社民の健闘

 1人区は前回の14から6に減り、定数2または3の選挙区が増えた。“中選挙区”の増加が自民の議席独占を阻んだとも言える。社民党県連合の重野安正代表は「2番手、3番手の座ができたことで、存在を示す機会を得た」と分析する。

 社民が公認、推薦した候補は計13人。このうち公認と単独推薦合わせて7人が当選した。大分、日田、佐伯の3市では公認、単独推薦の新人3人全員が議席を得た。保守系候補が激しく争った日田と佐伯では自民の議席独占を阻んだ。

 全国的に低迷する中で躍進した背景には労働組合の連帯が強い政治土壌がある。旧社会党を支持した旧県労働組合評議会(県労評)が組織選挙を展開した時代を知る組合員が今も選挙運動を後押しする。重野代表は「現役の組合離れが進む中で、OBが積極的に動いてくれたことが大きかった」と振り返る。

 ■民主の組織

 全国の県議選で軒並み議席を増やした民主は、公認を前回の1人から3人に増やした。しかし、2人は前回選挙で当選した無所属議員が後に入党した候補。3人とも議席を守ったものの、単独推薦した無所属の現職、新人いずれも落選した。

 民主への追い風は大分には吹かなかったようだ。同県連幹部は「社民が弱体化し、多くの組織が民主を支援する他県と違って、大分は社民が強い。組織力が物を言う地方選を戦うにはまだ厳しい」と力不足を認めた。投票率は66.08%と過去最低で、無党派層の追い風も得られなかった。

 ■保守内対決

 市町村合併が進んだ結果、旧市部対旧郡部という対決構図が生まれ、それぞれを地盤とする自民系候補が激戦を演じた。旧郡部の代表だった日田市の井上伸史氏(60)、中津市の大友一夫氏(60)はトップ当選。基礎票が少なく危機感が高まったことが、かえって運動のバネになったともいえる。1議席を競った竹田市の首藤勝次氏(53)は旧市部に強い元市議長2人をはねつけた。

 自民現職の一騎打ちとなった豊後高田市は、旧郡部の堤俊之氏(53)が旧市部の佐々木敏夫氏(64)に敗れた。宇佐市(定数3)では自民現職で副議長の矢野晃啓氏(70)が押し出される形になった。

=2007/04/10付 西日本新聞朝刊=

5942とはずがたり:2007/04/17(火) 23:24:19
激戦区に迫る・県議選情勢<上>宮崎市区 無党派層の動向カギ
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/miyazaki/20070404/20070404_001.shtml

 統一地方選第1ラウンドの県議選(定数45、8日投開票)は、4選挙区6人が無投票当選を決め、残る39議席をめぐって12選挙区で66人の候補が激戦を繰り広げている。「平成の大合併」後、初の選挙とあってさまざまな思惑が入り乱れ、情勢は混沌(こんとん)としているが、新知事誕生により有権者の県政、議会改革への関心は高まるばかりだ。出直し知事選で「改革の風」を巻き起こした無党派層の動向も焦点となる中、特に注目を集める選挙区の対決の構図に迫った。
     ◇
 「無党派層の動向が読めず手探りの戦い」。ある現職候補のつぶやきが、混迷した選挙戦を物語る。佐土原、田野、高岡の旧3町との合併で定数2増の宮崎市区(定数12)は、現職9人、元職3人、新人8人の過去最多の計20人が立候補し最大の激戦区となった。
 同市区は自民、民主、公明、共産、社民の主要5政党県連の代表らが顔をそろえる。特定政党を支持しない無党派層が多い都市型選挙の県都決戦は、地盤固めを優先させる現職、元職に対し「改革の風」に乗ろうとする新人が、横一線の戦いを繰り広げている。
 □ ■
 自民公認は6人で、現職が6選を狙う外山三博と由利英治▲、1期目の前本和男▲と横田照夫の4人。新人が、同党県連会長で現職の川添睦身引退に伴い出馬した長男の川添博と、元市議の有岡浩一▲の2人。
 佐土原町では、同町を地盤とする横田と無所属元職福田作弥、高岡町では、同町出身の有岡▲と同じ元市議の無所属新人外山良則▲が立ち、票の取り込みを図る展開。田野町では引退した同町出身の黒木次男(自民現職)の後継がおらず、各陣営は、前回黒木が同町で獲得した約5100票の行方を気にかける。
 ある自民現職陣営は「地縁や血縁など地盤を固める従来の選挙手法は変わらない。手堅く地元票をまとめることが先決」と危機感を募らせる。
 民主は、党県連代表の井上紀代子と同副代表の権藤梅義の2人を公認し、無所属新人の右松隆央を推薦。公明は、前回1、2位当選の党県本部代表の長友安弘、同幹事長の新見昌安が議席死守を図る。議席がない共産は、党県幹部の元職前屋敷恵美が議席奪還を目指す。社民は、党県連合代表の元職鳥飼謙二が返り咲きを狙い、現職の外山良治と合わせ一増が目標。
 1市3町合併で有権者数は前回比約5万人増の約29万人。ある現職候補は「衆院1区並みの広さで浸透するかは未知数だが、旧町へ飛び込み上積みを図る」と語る。
 □ ■
 一方の無所属新人は数人がマニフェストを公表し、政策選挙を強調。湯地洋は市議から転身を図り、上杉宗聖や武井俊輔は若さをアピール、日高貞次は三度目の挑戦だ。
 ある新人陣営は「選挙を変えることが、変革の始まり」と、知事の東国原英夫と同様の主張で、議会改革を第一に叫ぶ。旧宮崎市内を精力的に回っており、風による「東国原チルドレン」が誕生するかも焦点の1つだ。
 当の東国原自身は県議選は「中立」の立場。日向市区などの無投票選挙区について「政治参加が消極的なのは残念」とした上で、「議会改革が争点になり、県民もその視点で見ている」と有権者の投票行動に注目する。

 宮崎市区の投票率は前回、全体より10.01ポイント低い54.76%。旧3町が60−70%超のため、投票率は高くなるとみられる。票の動向を気にしながら各陣営の厳しい選挙戦が続く。 (敬称略)
    ×      ×
 【宮崎市区】
(12−20、届け出順)
前本 和男 69 自現1
湯地  洋 58 無新 
上杉 宗聖 35 無新 
新見 昌安 54 公現2
川添  博 45 自新 
外山 良則 53 無新 
右松 隆央 38 無新 
日高 貞次 59 無新 
外山 良治 58 社現1
前屋敷恵美 57 共元2
外山 三博 67 自現5
長友 安弘 60 公現4
由利 英治 57 自現5
横田 照夫 53 自現1
有岡 浩一 44 自新 
武井 俊輔 32 無新 
権藤 梅義 62 民現4
福田 作弥 62 無元5
鳥飼 謙二 59 社元5

=2007/04/04付 西日本新聞朝刊=

5943とはずがたり:2007/04/17(火) 23:24:50

激戦区に迫る・県議選情勢<中>都城市区 旧北諸県4町で攻防
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/miyazaki/20070405/20070405_001.shtml

 昨年1月、旧都城市と高城、高崎、山田、山之口の北諸県郡の旧4町が合併し、新・都城市が誕生。前回(2003年)から1増し6つになった議席を現職6人、新人3人の計9人で争う。

 宮崎市区に次いで、有権者は県内2番目に多い13万9352人(3月29日現在)。投票率が57.75%だった前回の最下位当選者は8502票だったが、今回は各陣営とも「投票率は60%前後」と予想、「1万1000−1万2000票獲得しないと安心できない」と見ている。

 これまでの5議席のうち4議席を占めていた自民は、星原透、徳重忠夫、内村仁子▲、中村幸一、萩原耕三の現職5人と新人の山下博三の計6人を擁立、議席独占を目指す。社民は現職の満行潤一で議席の維持を、共産は前回と同じく畑中有子を立て、議席奪取を狙う。

 旧都城市議を経て、昨年の県議選補選には自民公認で出馬、同党都城支部長だった経歴も持つ杉村義秀は、無所属で出馬。知事選で東国原英夫知事を応援した経緯もあり、「オール野党の県議会で、知事を助ける」と「知事与党」をアピール、政党公認の8人に挑む。

 立候補した9人のうち、合併後の今回から新たに選挙区に加わった旧4町を主地盤にするのは、星原ただ1人。旧4町の有権者は約3万3300人で、投票率が60%になれば2万票弱。合併に参加しなかった三股町を合わせた旧北諸県郡区は、前回が無投票だったこともあり、票の奪い合いが激化している。

 「旧北諸県からの県議をなくすな」と訴え、票固めを強化する星原に対し、「票を掘り起こす余地は十分ある」と、旧4町での個人演説会を開き、食い込みを図る萩原、さらに「旧4町から2000票」を目標に連日選挙カーを入れて上積みを狙う徳重らが競っている。

 合併が選挙戦にどう影響するか。3期目の当選を目指す自治労が支持基盤の満行陣営は「合併で人員削減が進む中、不満を持つ組合員も多い」(選対幹部)と、危機感を強めている。

 前回、苦杯をなめた後、昨年2月の補選で返り咲いた中村は、9人の候補者の中で最多となる当選4回の実績を強調。同補選で初当選の内村は、農村部を中心に女性票の取り込みに力を入れる。

 また、山下は地元中郷地区の引き締めを図り、畜産農家を中心に支持拡大を狙う。畑中陣営は「真の野党」を前面に押し出し、医療費を小学校卒業まで無料化することなどを訴え、初当選を目指す。 (敬称略)
    ×      ×
 【都城市区】
(6−9、届け出順)
杉村 義秀 57 無新  
畑中 有子 44 共新  
満行 潤一 48 社現2 
星原  透 59 自現3 
徳重 忠夫 63 自現3 
内村 仁子 64 自現1 
山下 博三 57 自新  
中村 幸一 64 自現4 
萩原 耕三 65 自現2 

=2007/04/05付 西日本新聞朝刊=

5944とはずがたり:2007/04/17(火) 23:25:14

激戦区に迫る・県議選情勢<下>延岡市区 「三北」の上積み狙う
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/miyazaki/20070406/20070406_001.shtml

 北方、北浦、北川の旧3町との合併で、選挙区域がこれまでの3倍に拡大しながら定数は5のまま。延岡市区には、現職4人、新人5人の計9人が立候補した。労組や保守系の基礎票が安定し、これまでは政党公認の候補に有利な状況が続いたが、出直し知事選で東国原英夫が延岡市内の総得票数の過半数を獲得。党公認の候補は、有権者の政党離れに危機感を抱いている。

 4選を目指す自民の井本英雄は、新人3人と地盤が重なる。「出直し知事選では50−60代の女性が自ら投票した」(選対幹部)と、“新しい無党派層”の動向を警戒。女性を対象にした「ケーキ集会」を企画するなど無党派層への浸透を図る。

 前回、次点に144票の小差で初当選した元JA組合長の湯浅一弘▲の危機感はさらに強い。支持団体の県農民連盟の票固めとともに座談会を増やし、「男性に一度のところを女性には三度、支援をお願いする」(選対幹部)などこちらも女性票獲得に力を入れる。

 現職に挑む無所属新人は、知名度アップと無党派層を意識した選挙戦を展開。民間会社出身で無所属新人の松田勝則はキャッチコピーを記したのぼりをいち早く各地に立てたほか、昨年11月からほぼ毎日、街頭に立ち、若さと行動力をアピール。元市議の新井敏文▲は各世帯にリーフレットを配り、告示後は1日約10回、街頭で演説し「自らの判断で投票を」と呼び掛ける。同じく市議からの転身を図る大西幸二は「医療の充実」など政策論争を仕掛ける。

 各陣営が当落のカギと考えているのが、合併で新たに加わった旧3町での得票だ。全有権者数11万474人のうち、旧3町分は1万1568人(いずれも3月29日現在)だが、有権者増で当選ラインは9500−1万票に上がると予想され、各陣営は旧3町でも激しく争う。

 元北川町長で無所属新人の盛武義美▲は「三北(旧3町)から県議を」と、地元を中心に支持を拡大。井本は、引退した松井繁夫の「後継候補」を前面に打ち出し、湯浅は農林水産業の振興を訴える。

 旧延岡市で一定の組織票を持つ社民の現職太田清海陣営も「候補者乱立で接戦は確実。旧3町でどれだけ上積みできるか」と選挙戦終盤の課題を確認。公明の河野哲也もくまなく選挙カーを走らせる。山口哲雄の引退で急きょ出馬が決まった民主の新人田口雄二陣営は「旧3町での票差をできるだけ縮めたい」と、友人、知人のネットワークを駆使し、得票に懸命だ。 (敬称略)
     ◇
【延岡市区】(5−9、届け出順)
井本 英雄 60 自現3
盛武 義美 74 無新 
大西 幸二 41 無新 
太田 清海 56 社現1
新井 敏文 52 無新 
河野 哲也 47 公現1
松田 勝則 41 無新 
田口 雄二 48 民新 
湯浅 一弘 66 自現1

=2007/04/06付 西日本新聞朝刊=

5945とはずがたり:2007/04/17(火) 23:25:35

5人会派結成も 新人議員 自民県連会長の公選法違反事件
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/miyazaki/20070414/20070414_002.shtml

 県議選で「脱しがらみ」を訴えて初当選し新会派結成を検討中の宮崎市区の武井俊輔氏(32)ら無所属新人4人は13日、県議会事務局に「講義」を申し入れて会派の仕組みなどの説明を受けた。

 4人は武井氏のほか、自民党員で延岡市区の松田勝則氏(41)、日向市区の西村賢氏(34)、児湯郡区の図師博規氏(37)。この日は同党員で、無所属新人の東臼杵郡区の黒木正一氏(56)も講義に参加、5人による会派結成の可能性も高まってきた。

 武井氏らは同事務局に「議会のいろはの『い』から教えてほしい」と要望。代表質問の仕方など約一時間の講義後、緊張した面持ちで初めて議場に入るなどした。4人は「25日の会派届け出締め切りまでに一定の方向性を出す」との考え。黒木氏は「(会派入りは)じっくり考えたい」と話している。

 4本孝議事課長は「新人側からの講義の要望は初めて。新鮮な感じで、もっとこういう場面が増えてほしい」と語った。

 一方、公選法違反容疑で逮捕された川添睦身容疑者について、同じ自民党員の西村氏は「議会の先輩として教わりたい部分があっただけに残念」と述べ、政党に所属しない武井氏は「新人に対する改革への期待が高まると思う」と気を引き締めていた。

    ×      ×

 ●東国原知事 「県民に対する冒涜」

 東国原(ひがしこくばる)英夫知事は13日、就任あいさつのため福岡県庁を訪れ、全国知事会長の麻生渡知事と懇談した。東国原知事が「統一地方選で県議の顔触れも新しくなり、議会運営が楽しみ」と話すと、麻生知事は「東国原県政の原則をしっかりつくることが大事」と先輩知事らしくアドバイスした。

 この後、東国原知事は報道陣に対し、自民党県連会長の川添睦身容疑者が逮捕された公選法違反事件に触れ、地盤や看板を引き継ぐ「世襲」について「一概に悪いとは言えないと思うが、世襲の悪い面が出たという感じがする」と語った。

 「今回の不祥事は残念。何か逆走したような感じ」と落胆する一方、「民主主義や県民に対する冒涜(ぼうとく)だと考えている」と憤慨した。

 県連に対しては「(古い体質が)一掃されればいいですけど。変わらなければいけない」と毅然(きぜん)とした口調で語った。

=2007/04/13付 西日本新聞朝刊=

5946とはずがたり:2007/04/17(火) 23:33:57

自民党宮崎県連会長を逮捕、県議選で現金買収などの容疑
http://www.asahi.com/national/update/0412/SEB200704120006.html?ref=rss
2007年04月12日21時45分

 8日投開票の宮崎県議選で息子を当選させるため後援会員らに現金を渡すなどしたとして、県警は12日、自民党県連会長で前県議の川添睦身容疑者(73)=宮崎市学園木花台南3丁目=を公職選挙法違反(現金買収、供応、事前運動)の疑いで逮捕した。容疑を認めているという。

 調べでは、川添容疑者は昨年12月下旬、宮崎市内のホテルに後援会幹部ら数十人を集め、自身の後継として県議選宮崎市区(定数12)に自民党公認で立候補、当選した長男の川添博氏(45)への票の取りまとめなどを依頼。報酬として1人当たり現金数千円を渡し、千数百円相当の食事の接待をした疑い。

 関係者によると、会合には川添容疑者の後援会員ら50〜60人が参加。博氏も同席し、あいさつしたという。現金は帰り際に2000円ずつ配られ、食事代と合わせて供与された額は計20万円以上とみられる。取材に対し、後援会側は「先月末ごろから全額回収した」と説明。博氏は「(現金は)交通費として配ったと聞いている。違法とは思わなかった」と話した。

 川添容疑者は衆院議員秘書を経て75年に県議に初当選し、連続8期務めた。県議会議長や自民党県連幹事長などを歴任し、05年から県連会長。

5947やおよろず:2007/04/18(水) 04:45:36
★<長崎市長銃撃>伊藤市長が死亡 搬送先の病院で18日未明

・長崎市で17日夜、山口組系暴力団幹部に銃撃され、心肺停止状態となっていた伊藤一長・同市長
 (61)は18日午前2時28分、搬送先の長崎大付属病院で、大量失血のため死亡した。
 伊藤市長は17日午後7時50分ごろ、同市大黒町のJR長崎駅前で、統一市長選・長崎市長選の
 街頭活動から選挙事務所に戻り、選挙カーから降りて事務所に入ろうとしたところを背後から拳銃で
 2発撃たれた。長崎大付属病院で緊急手術を受け、集中治療室で治療を受けていた。

 同県警は指定暴力団山口組系水心会幹部、城尾(しろお)哲弥容疑者(59)を殺人未遂容疑で
 逮捕した。殺人容疑に切り替えて長崎地検に送検する方針。
 伊藤市長は長崎市出身。早稲田大政経学部を卒業後、市議2期、県議3期を経て95年4月の
 市長選で初当選。4選を目指して同市長選(22日投開票)に立候補していた。

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070418-00000017-mai-soci

5948小説吉田学校読者:2007/04/18(水) 06:21:08
買収と未成年使用のダブル。ただ、「アルバイト解禁」はした方がいいんじゃないかという意見もあるにはあるが・・・・

京都府議を公選法違反容疑で逮捕 本人は全国初
http://www.asahi.com/national/update/0417/OSK200704170082.html

 京都府警は17日、金銭を払う約束で未成年者らに選挙運動をさせたとして、統一地方選前半の8日に投開票された京都府議選で当選した水口洋議員(54)=京都市中京区西ノ京両町=を公職選挙法違反(買収、未成年者使用)容疑で逮捕した。府警によると、今回の統一地方選で候補者本人が公選法違反容疑で逮捕されるのは全国初。
 捜査2課の調べによると、水口容疑者は中京区内の事務所で2月中旬、時給千円で選挙運動をすることを未成年を含む数人と約束し、今月7日までの選挙期間中、数人に選挙運動をさせた疑い。
 調べに対し水口容疑者は「選挙運動をしてもらうためにアルバイトを雇った。未成年者がいることも知っていた」と供述しているという。
 水口容疑者は、中京区選挙区(定数3)に無所属で出馬し、4候補者中2番目の得票で4選を果たした。

5949小説吉田学校読者:2007/04/18(水) 06:29:15
>>5947
公職にある者が、行政的行為の一環を動機として射殺されるなんて、とんでもないことで、絶対に許すことできませんよ。
それに「トラブル」とか言われているものだって、保険金目当ての自作自演じゃないのか。

今、地方自治や司法の場で、暴力団が行政マンに些細なことをねたにして、たかり同然に示談や解決金を要求する「行政介入暴力」「司法介入暴力」が「民事介入暴力」のごとく蔓延る風土があると聞きます。
曰く「下水が詰まって名器が汚れた」、曰く「ゴミ収集が遅れて悪臭の被害に遭った」、曰く「工事に欠陥があって迷惑を蒙った」、曰く「公判調書の誤字のおかげで敗訴した」、曰く「破産決定が遅れたおかげで利息を払った」などなど。
関西だと「えせ同和行為」みたいなことがあるんでしょう。
多くは毅然として対応しているのだが、こういうのがこんなテロ同然の暴力の原因になるのか。殺意に対して壁が低すぎないか。私は本気で怒っている。

5950小説吉田学校読者:2007/04/18(水) 06:46:00
>>5804
長崎県議選は私にとっても衝撃で、今まで自民の牙城みたいな島嶼部で民主が徐々に地盤を浸食しているような気がします。
特に、小嶺を応援弁士に連れてきても、効果がなかった選挙区があるのは、長崎県での小嶺の知名度を知るに足ります。

そのうち、参院選予測を書きますが、長崎は「小嶺やや優位」から「互角」に格下げ。愛知以西の一人区は三重、滋賀、奈良、鳥取、岡山、四国4県、長崎、佐賀、大分、熊本、宮崎、沖縄は「自民鉄板に非ず」という感じがします。

5951やおよろず:2007/04/18(水) 11:14:33
長崎市長選、補充立候補は19日午後5時まで

http://www.yomiuri.co.jp/election/local2007/news/20070418ia01.htm

 15日に告示された長崎市長選は、4選を目指して立候補していた伊藤一長市長の死亡に伴い、公職選挙法に基づいて投票日3日前の19日午後5時まで、新たな立候補(補充立候補)が可能となる。

 市選挙管理委員会は18日午前8時半から補充立候補の受け付けを始めており、自民党県連や民主党県連は対応を協議している。

 伊藤氏以外の立候補者は、いずれも新人で大学非常勤講師・前川智子氏(59)(無所属)、前長崎市議・山本誠一氏(71)(共産)、主婦・前川悦子氏(57)(無所属)の3人。伊藤氏は、多選批判を意識し、前回に続き政党の推薦や支持を受けていなかった。

 補充立候補があれば、この3人と補充立候補者で争われ、日程通りの22日に投開票される。

 これまでの補充立候補の例としては、1980年の衆院選中に、大平首相(当時)が死去し、女婿の森田一・元運輸相が補充立候補して、当選。96年の衆院選では、兵庫11区に立候補していた戸井田三郎・元厚相(自民)が死亡し、二男の徹氏(同)が出馬し、当選している。

(2007年4月18日10時59分 読売新聞)

5952とはずがたり:2007/04/18(水) 17:05:00

普段はやや不真面目な(失敬w)かつ昭和史に造詣が深い吉田学校氏が怒りを露わにした今回の暗殺事件であるが,やはり戦争への道を歩んだ暗い昭和史を髣髴とさせるからでしょうか?
それにしても今回は娘婿を後継に立てるそうで。助役とかを緊急避難的に立てるかと思いましたが後援会はもっと縁者を立てないと納得しないですかねぇ。
不謹慎な話しですけどもし重篤な状態がもうちょっと長く続いたら候補者は擁立出来なかったと云う事ですよね?

伊藤氏の娘婿、長崎市長選に立候補を表明
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070418-00000111-yom-pol
4月18日16時32分配信 読売新聞

 22日投開票の長崎市長選で、4選を目指していた伊藤一長市長(61)が銃撃されて死亡したことを受け、18日午後、市長の長女の夫で西日本新聞記者・横尾誠氏(40)が記者会見し、立候補を表明した。

 市選管は市長の死亡に伴い、18日、公職選挙法に基づいて新たな立候補の受け付けを開始。投票日3日前の19日まで受け付ける。

 同市長選には、いずれも新人で大学非常勤講師・前川智子氏(59)(無所属)、前長崎市議・山本誠一氏(71)(共産)、主婦・前川悦子氏(57)(無所属)の3人が立候補している。

最終更新:4月18日16時32分

5953とはずがたり:2007/04/18(水) 17:06:11
大橋パパは民公社推薦だったけど息子はどんな枠組みで出たんだ?

府議選 福知山市区は大橋、家元氏
http://www.ryoutan.co.jp/news/2007/04/08/001650.html

 京都府議会議員選挙は8日に投票、即日開票され、定数2の福知山市選挙区では、大橋一夫氏(53)=無所属・新=と家元丈夫氏(78)=自民党・現が当選した。激しく競り合った松山正治氏(69)=無所属・新=と堀久仁子氏(57)=共産党・新=は届かなかった。大橋氏は父・健氏の政治理念と姿勢を継承・前進させると訴えて圧勝。家元氏は国、府、市とのパイプを訴え支持を集めた。

確定得票数
当 大橋一夫氏 1万4716票
当 家元丈夫氏    9257票
   松山正治氏    6664票
   堀久仁子氏    5840票
 
投票率56.68%

5954とはずがたり:2007/04/18(水) 18:43:44
現場ルポ 分裂
2007年04月04日
http://mytown.asahi.com/kyoto/news.php?k_id=27000220704040001
応援合戦 郵政の影

【府議・舞鶴市】
〈定数3 候補者4〉
中島 則明(54) 無現(1)〈民〉
千歳利三郎(71) 自現(3)=馬場派
岡本 忠蔵(36) 無新 =斎藤派
近藤 一真(70) 共新

【同・亀岡市】
〈定数2 候補者6〉
山木 潤治(65) 共新
稲荷 義晴(56) 〈新政〉現(2)〈社〉=田中(野中)系
堤  松男(59) 自新=中川系
小塩 早苗(47) 無新=中川系
桂川 孝裕(44) 無新=田中(野中)系
山下 雅史(37) 民新
※丸数字は当選回数。四角囲み文字は政党の推薦

 府議選の舞鶴市選挙区(定数3)は、75年から自民党として選管に届け出た候補者が2人だったが、今回は1人になった=表。2月の同市長選で自民系市議が分裂した余波が影を落とす。6人が立つ亀岡市選挙区(同2)=表=や南丹市・船井郡選挙区(同2)も、05年の衆院京都4区の選挙が尾を引く。

 「(舞鶴市選挙区は)自民党公認候補がただ1人となる」。2日、自民の千歳利三郎(71)の演説会。舞鶴市を含む衆院京都5区選出の谷垣禎一・前財務相のメッセージが読み上げられた。

 これまで党公認候補が2人は出ていた。ところが、市長選で、自民を離党した斎藤彰・元府議(52)が、党推薦の馬場俊一・前市助役(61)を破って初当選。3会派ある自民系市議19人のうち、斎藤支持は1会派3人、残り2会派は馬場を支持し、分裂の火種が残ったからだ。
     ■     ■
 市長選後、「馬場派」の市議は、「斎藤派」の市議の除名に動いた。3月20日、斎藤を支持した岡本忠蔵(36)が「党舞鶴支部に公認申請したが、回答がない」と無所属で府議選に名乗りを上げた。選挙用の冊子に斎藤市長との写真を載せるなど、市長選勝利の余勢も駆って議席をめざす。

 党舞鶴支部は、2人目の公認候補の擁立も模索したが、票が割れる不安はぬぐえなかった。ある市議は「(市長選敗北で)勢いがなく、千歳1人で精いっぱいだった」と胸の内を明かす。府議選では「(同じ保守系の)相手よりは上に行きたい」と、支持の浸透に力を注ぐ。

 共産の近藤一真(70)の選挙カーで市内を回る市議は「自民の内輪もめで、保守地盤の強い舞鶴でも支持離れが起きている。共産党の支持者拡大の好機だ」と話す。

 一方、無所属の中島則明(54)=民主推薦=陣営の幹部は「岡本氏は当選したら自民党会派に入るだろう。今回の選挙も実質、自民は2人だ」と冷静だ。
     ■     ■
 亀岡市選挙区は5期務めた自民の酒井国生(74)が引退する。

 「引退した議席に、なんとか当選させてほしい」。前衆院議員の田中英夫(63)は2日夜、無所属の桂川孝裕(44)の個人演説会で訴えた。この夜は、府議会保守系会派・新政会の稲荷義晴(56)=社民推薦=の応援にも回った。05年の衆院選で郵政民営化法案に反対して「刺客」の中川泰宏(55)に敗れた田中は、返り咲きを目指して府議、市長を務めた亀岡での応援に力を入れる。

 一方の中川は、自民の堤松男(59)と、無所属の小塩早苗(47)の応援に回る。3日夜、堤の個人演説会で、中川は「みんながよかったと言えるぐらい、松っちゃんと一緒に頑張る」。堤は「亀岡を国政で支えてくれるのは、(与党の)中川衆議院議員しかいない」と応じた。ある市議は「現職の国会議員という立場は強みだ」と票の行方に注目する。

 田中と中川は、ともに自民の推薦を受けた現職と新顔が争う南丹市・船井郡選挙区でも真っ向から対決。さらに、中川は京都市議選にも元秘書を立てた。国政選挙を視野に入れた有力者同士の争いは、選挙区全体を巻き込んで保守地盤に波紋を広げている。=敬称略

5955とはずがたり:2007/04/18(水) 18:48:15

’07統一地方選:府議選/京都市議選 自・民・共、3極構造定着 /京都
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070410-00000258-mailo-l26
4月10日17時2分配信 毎日新聞

 8日から9日未明にかけ、次々と当選者が決まった統一地方選第1ラウンドの府議選(定数62)と京都市議選(同69)。両選挙とも前回と比較して党派別の増減はほとんどなく、府政界における自民、民主、共産の「3極構造」は定着した印象だ。地域別には勢力図の変化は数多くみられ、7月の参院選にも微妙な影響を与えそうだ。選挙結果の注目点を探ってみた。【矢倉健次、山田奈緒】
 ◇公認当選微増、民主に存在感−−府議選
 自民は公認の当選が前回比1減の24議席だが、無所属の当選者に推薦1人と会派入りの可能性のある新人2人がいる。「指定席」だった1人区の綾部市や大激戦の亀岡市で新人が取りこぼしたが、1増の京田辺市・綴喜郡で確実に議席を取り戻し、右京区で2議席奪回に成功。全体としては前回並みの成績だった。
 民主は公認が1増の11人、推薦は1減の3人だが、会派入りの可能性がある無所属新人が1人当選。課題だった京都市内は山科区で新たに議席を得て、同市外で定数が複数の選挙区は二つを除いてすべてで公認か推薦の無所属候補が議席を得た。府議会第2会派の座を確保した意味も大きく府政界での存在感は増した。共産は前回と同じ公認11議席だが、前回は推薦の無所属1人が当選しており実質的に2回連続の議席減。上京区で議席を奪回したが山科、右京区で現職を落とし、牙城といえる京都市内の勢力にやや陰りが見えてきた。
 公明は組織票を固める伝統的な選挙で前回同様6人全員が当選。参院選でもキャスティングボードを握る存在になりそうだ。告示直前に木村繁雄代表(向日市)が引退した新政会は1減の2議席。従来会派に所属していた無所属現職1人も当選したが、基盤だった京都市外で民主が勢力を伸ばしてきた影響は大きく、今後、存在意義を問われるのは避けられない。
 ◇ベテラン議員落選で世代交代−−京都市議選
 自民は前回の当選数から1議席減の23議席だが、改選前の議席数は維持し、第1党を守った。だが、前回は無投票を除く9選挙区中6選挙区でトップ当選したのに比べると今回はゼロ。市内で党支持層が縮小しつつある印象は否めない。
 20議席の大台を維持できず19議席となった共産だが、現職が北区で1、2位当選し、上京区でもトップ。生活相談などで築いた市民との密な関係を反映させた。

 公認12人全員が当選した公明は、山科、南、右京区で現職が1位当選。西京区でも新人が2位当選するなど、市内の強固な組織は健在だった。
 前回を大幅に上回る19人を公認した民主は2増の12議席。一気の勢力拡大を目指すも複数擁立の北、左京区でそれぞれ2人が共倒れ。支持層は着実に広がっているが、票の分散で思うような結果は得られなかった。
 また、自共民それぞれでベテラン議員が落選。民主は市副議長や党市議団長も涙をのみ、結果として世代交代が進んだ。現役大学生ら8人が立った20代の候補者の当選は2人どまりだった。一方、政党推薦を受けない無所属候補は6人中2人が当選。現職の無所属が左京区で3000票近い差をつけてのトップ当選。有権者の政党離れも見て取れた。さらに、前回比1増の14人の女性議員が誕生。議席の約20%を占めた。

5956とはずがたり:2007/04/18(水) 18:49:19
>>5955-5956
………………………………………………………………………………………………………
 ◇代理戦争、軍配は野中氏?−−中川氏は京都市の基盤強化
 野中広務元自民党幹事長―田中英夫元衆院議員ラインと中川泰宏衆院議員による「代理戦争」が続く衆院京都4区(右京、西京区、亀岡、南丹市、京丹波町)。今回の府議選、京都市議選では、複数選挙区で野中氏側に「優勢」の結果が出た。
 田中氏がかつて市長だった亀岡市の府議選では、田中氏を支持する現職の稲荷義晴氏(新政)、新人の桂川孝裕氏(無所属)が2議席を独占。特に政党の公認、推薦のない桂川氏は今年に入り、野中氏による人的支援が利いた。中川氏は告示後、堤松男氏(自民)に必死のテコ入れをしたが、追い上げ切れなかった。
 府議選南丹市・船井郡選挙区は同市の保守勢力を二分し、自民の公認問題から紛糾。結局、中川氏側の現職、高屋直志氏が公認を奪われる形で、野中氏側の新人、片山誠治氏とともに推薦となり、昨年2回にわたって繰り返された同市長選とほぼ同じ構図に。結局、かつて野中氏の秘書だった佐々木稔納市長も支援した片山氏が、京丹波町が地盤の現職、上田秀男氏(新政)とともに当選。高屋氏は弾き出された。
 一方で、中川氏も秘書だった山元亜紀氏(自民)を右京区で市議に当選させるなど、京都市内の基盤は強化させた。次期衆院選には中川氏、田中氏に加え、市議選の右京、西京区選挙区で計4人が当選した民主の北神圭朗氏、両選挙区でやはり4議席を得た共産の吉田幸一氏が争うとみられる。今回の結果を受け、戦いはさらに過熱しそうだ。【矢倉健次】

4月10日朝刊

亀岡市 定数2−候補6 (選管確定)
得票数(得票率)氏名年齢党派新旧当選回数代表的肩書
当9,191(25.6%)桂川 孝裕44無所属新1(元)亀岡市議=野中/田中系
当7,935(22.1%)稲荷 義晴56新政会=社民現3文化団体役員=野中/田中系
□6,303(17.6%)堤 松男59自民新 (元)亀岡市議=中川系
□5,609(15.6%)山木 潤治65共産新 (元)亀岡市議
□5,016(14.0%)山下 雅史37民主新 (元)亀岡市議
1,834(5.1%)小塩 早苗47無所属新 (元)亀岡市議=中川系

南丹市・船井郡 定数2−候補4 (選管確定)
得票数(得票率)氏名年齢党派新旧当選回数代表的肩書
当8,990(30.9%)片山 誠治47無所属=自民新1(元)南丹市議=野中/田中系
当7,538(25.9%)上田 秀男69新政会現3団体役員
□7,278(25.0%)高屋 直志74無所属=自民現 自民党府役員=中川系
□5,329(18.3%)小林 毅53共産新 党府委員

5957とはずがたり:2007/04/18(水) 19:16:01
>>5956-5957

’07統一地方選:激戦区を行く/1 府議選/亀岡市 /京都
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kyoto/archive/news/2007/04/03/20070403ddlk26010443000c.html
 ◇思惑交錯、制御不能に

 統一地方選第1ラウンドの府議選、京都市議選の投票日まで1週間を切った。激戦が繰り広げられている選挙区の状況、背景などを報告する。

 亀岡市・JR亀岡駅近くの一等地に事務所を構える桂川。陣営幹部は明言する。「今回ウチが落ちるようなら、田中(英夫)さんに『次』はないでしょう」。事務所内の最も目立つ位置には田中とともに、衆院京都4区(右京、西京区、亀岡、南丹市、京丹波町)の地盤を譲った元自民党幹事長、野中広務の檄(げき)文が張られている。

 05年の前回衆院選で、4区は「刺客」の中川泰宏(自民)が「郵政造反組」の田中(無所属)に競り勝って当選し、3位の北神圭朗(民主)は比例近畿ブロックで復活当選した。しかし、亀岡市内の票数は▽田中2万7573▽北神1万732▽中川8629▽成宮真理子(共産)4613。亀岡市の助役、府議、市長を務めた田中の人気は今も高い。地域の流動的な政治情勢は今回の選挙にも大きく影を落とし、今年1月の同市議選に立たず失職したばかりの元市議5人が、現職に挑む空前の乱戦を招いた。

 親族の宗教法人、華道関係者を支持基盤に、03年の市議選にトップで初当選した桂川は昨年末、「情報を公開し府議の仕事が市民の目に見えるように」と立候補を表明。陣営によると、今年2月に野中−田中ラインの支援も受けることが決まり、今週末の決起集会には野中が出席する。

 だが、定数「2」であるが故、今後の政局を意識して当事者たちが「二またをかける」のも可能なことが、事態を複雑にしている。

 唯一の現職、稲荷は新政会の後継者との立場もあり、事前のポスターは田中と抱き合わせ。「政治の安定、府議8年の実績」をアピールし、田中も演説会などに頻繁に顔を出す。だが、元は労組出身で役員も務めた地元バス会社が基盤。過去2回は1万前後の票を得たが、田中が一度は自民の衆院議員だった経緯もあり、陣営は「労組票の目減りは避けられない。(当選ラインとみられる)8000票を確保したい」と地道に地域を回る。

 市議選で公認市議が2人に増えた民主は、市議1期で山下を公認してくら替えさせ、悲願である北神の小選挙区当選に向け市内の固定票を増やそうと画策。事務所には稲荷と共通する単産の推薦文が目立つが「じわじわと連合票は流れてきている。後は候補の若さと行動力、市議の地域票で」と陣営は期待する。

 自民公認の堤は、引退する府会議長、酒井国夫から4年前に亀岡支部長の座を引き継ぎ「後継者」を盛んに売り込む。中川ら地元選出国会議員の激励文も事務所内に目立つが、応援する市議は中川系列などの4人のみで稲荷(6人)、桂川(5人)を下回る。「自民の選挙はこんなもの。そのうち支持組織を中心にまとまってくる」と陣営。しかし、酒井が決起集会などで他陣営にも顔を見せるなど、足元を固めきれず苦しんでいる。

 小塩の事務所の敷地内には、元市議の夫が以前から親しかったという中川のポスターが張られている。「唯一の女性候補として、子育て、介護などで声を届けたい」と出身地域や家業の建築業界などから支持の広がりを狙い、告示日には中川夫人も激励に訪れた。市議選で5人が当選し、計約6400票を得た共産は、市議を10期務めた山木が「暮らしを守る施策の実現」を訴え、基礎票からの上積みを目指す。

 次期衆院選に向けての思惑が錯綜(そう)する選挙は7月の参院選、今秋の市長選にも少なからず影響を与える。強力な調整役だった野中のコントロールが利かなくなった状況を有権者がどう判断するか。府内政界は息をひそめて結果を見守る。(敬称略)【矢倉健次】
==============
◆府議選・亀岡市◆(定数2)
山木潤治 65 共新
稲荷義晴 56 政現(2)
堤松男  59 自新
小塩早苗 47 無新
桂川孝裕 44 無新
山下雅史 37 民新
※届け出順
毎日新聞 2007年4月3日

5958とはずがたり:2007/04/18(水) 19:16:26
’07統一地方選:激戦区を行く/3 府議選/宮津市・与謝郡、京丹後市 /京都
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kyoto/archive/news/2007/04/05/20070405ddlk26010545000c.html
 ◇「定数1」巡るし烈な争い

 「定数1」を巡る争い−−。府北部の激戦区の一つ、宮津市・与謝郡選挙区では、与謝野町の無所属新人の江原が名乗りを上げた。自民、共産両候補の一騎打ちだった前回の構図から一転、昨年4月に行われた与謝野町長選での自民現職の対応を巡る、しこりが後を引いた形だ。

 旧野田川、加悦、岩滝3町の合併に伴う与謝野町長選では、旧野田川町長だった太田貴美(現与謝野町長)と元野田川町議のともに無所属の2人が立った。多賀は町長選では異例の党推薦の記者会見まで開き、元町議候補を全面的にバックアップ。「革新陣営が見え隠れする」などと太田を攻撃した。これに対し、前回の府議選で多賀を応援した太田陣営は「なぜ、けんかを売られなければならないのか」などと反発、自民が分裂する選挙戦となった。
 与謝野町長選での行動について、多賀は具体的な理由を説明しなかったが、決裂した宮津市と与謝郡旧4町の合併問題を元に戻したいという思惑も働いたようだ。それは多賀自身を宮津市職員から府議へと押し上げる原動力となった徳田敏夫・前宮津市長が、宮津与謝の合併を悲願としていたためと指摘する関係者も多い。しかし、宮津市重視とも映るそんな多賀へのアレルギーが、与謝野町での対抗馬擁立に至るエネルギーになったことも事実だ。
 選挙戦で、共産新人の福井は国政とリンクさせて自民政治を批判、無党派層への浸透も図る。多賀は「厳しい戦い」と引き締め、系列の市議、町議らと連携しながら現職の実績を主張。江原は知名度不足ながら、若さと無党派をアピールし、現職批判票の掘り起こしに懸命だ。
   ◇   ◇
 6町の合併による新市発足から3年がたった京丹後市。定数1減となった府議選では、1議席を巡って3人の候補者がしのぎを削る。

 分裂保守に共産。巽が旧中郡・熊野郡選挙区の峰山町を、久保が旧竹野郡選挙区の網野町を地盤とする構図は、前回市長選と同じ旧町対決の様相を色濃くにじませる。

 久保は「それにこだわらず、地域の人の力を集めて市の発展を」と、市民参加型の選挙を目指す。運動員に20〜30代の若者を多く起用、「政治に関心を」と訴え、峰山町中心部でも“桃太郎”作戦を繰り広げた。地元では町長経験者や一部市議の後援会員から“勝手連”的な協力も得て、中高年層への働きかけを強める。

 「旧竹野郡では私も新人」と言う巽は、保守系市議のバックアップを受けている。高速道路整備や医師確保への貢献など4年間の実績と、府・国との太いパイプを強調。個人演説会も連日開き、網野町では同町出身の小石原範和・副知事の応援を仰ぐなど万全の構えを期す。

 荒田は連日30回以上の街頭でのスポット演説を積み上げ、市内の60支部を軸にミニ集会を開催。各町で個人演説会も開き、「高い税金の引き下げ」「医師確保と医療の充実」「地域産業の活性化」などを公約に格差是正、暮らし応援の府政実現を訴え、支持層の拡大に懸命だ。(敬称略)【瓜生貴一、富永浩三】
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◆府議選・宮津市・与謝郡(定数1)
福井康喜 61 共新
多賀久雄 56 自現(3)=宮津市長の盟友。宮津与謝合併派
江原東洋 42 無新
※届け出順
◆府議選・京丹後市(定数1)
巽昭   52 自現(1)
荒田保次 55 共新
久保幸司 48 無新
※届け出順
毎日新聞 2007年4月5日

5959とはずがたり:2007/04/18(水) 19:16:58

’07統一地方選:激戦区を行く/4止 府議選/城陽市 /京都
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kyoto/archive/news/2007/04/06/20070406ddlk26010084000c.html
◇「山砂利」解決、最大の鍵

 城陽市の中心部・寺田地区で、市役所を中心とした半径約700メートルの範囲内に事務所を構える4陣営。互いの動向をにらみながらの選挙戦を展開している。自民、民主の現職と共産の新人の3人が早々と立候補の意向を示し、4年前と同じ顔ぶれで2議席を争う構図が予想されたが、保守系無所属の新人本城の立候補で、にわかに不透明かつ混戦模様となった。

 元自民党員でもある本城は、市議を7期24年務めた。05年9月の市長選では落選したが約1万2000票を集めた。他の3陣営とも「演説が巧みで選挙をよく知っている。票をどこから集めてくるのか読めない」と警戒を強める。個人演説会の回数を減らす代わりに、15日告示の統一選第2ラウンドの同市議選で党公認・推薦となった立候補予定者と市内をきめ細かく回ったり、電話作戦に力を入れるなど組織の引き締めに躍起だ。

 市民にとって最大の懸案は、市東部の山砂利採取跡地に搬入された産業廃棄物問題だ。飲料水の8割を地下水に依存している状況で、昨年9月から跡地の井戸水より環境基準を超える有害物質の水銀とヒ素が継続的に検出されており、懸念する声は高まる一方だ。

 「山砂利問題」は昨年5月、固化処理が不十分な建設汚泥約3万トンを「再生土」と称して、跡地への搬入を委託した大阪府枚方市の産業廃棄物処分会社を、府が廃棄物処理法違反容疑で告発してから急展開した。この土は高いアルカリ濃度値を示したが有害物質は検出されず、府は「生活環境保全上の支障はない」として、再生土を受け入れた採取業者に1メートル以上の覆土処理を指導した。

 ところが、埋設地点の特定もできていないことなどから、市議会は昨年6月、市民の声を受ける形で撤去を求める決議を全会一致で採択した。「たかがアルカリ」と市民感情を逆なでするような府幹部の発言もあり、府は今年2月、覆土処理の指導を凍結。府と市は3月から専門家らで構成する「再生土問題に関する検証委員会」を設け、夏までに処理の妥当性などの結論を出す。府はここでの意見を「最大限尊重する」としている。

 4陣営とも「山砂利問題の解決」を訴える点では一致する。検証委の結論が夏以降となる状況を受けてか、奥田と北尾は「検証委員会での協議結果を尊重したい」と主張。一方で、矢口は「疑わしきものは全量撤去すべきだ」、本城も「汚染物質を含んだ産廃は全量撤去すべきだ」と訴える。

 半面、その他の主な公約は▽授業時間の確保で学力低下を防ぐなど教育の再生(奥田)▽子育て支援の拡充や安心安全な地域社会の実現(北尾)▽子どもの医療費無料化の拡充など生活の質向上(矢口)▽毎日市役所に登庁する城陽のための府議に(本城)−−などと、争点になりにくい状況。ある陣営幹部がつぶやいたように「現職の取り組み姿勢を評価する“信任投票”になりそう」といった雰囲気になっている。(敬称略)【新宮達】=おわり

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◆府議選・城陽市◆
(定数2)
奥田敏晴 61 自現(2)
北尾茂  45 民現(1)
矢口雅章 39 共新
本城隆志 52 無新
 ※届け出順
毎日新聞 2007年4月6日

5960やおよろず:2007/04/18(水) 19:26:39
>>5957

 中川(悪)が一番辛そう。

 前回、うっかり中川(悪)に入れた有権者は、次回は、北神か棄権
 前回、丹波で圧倒的に強かった田中は、さらに組織の厚みを増した感じ

5961とはずがたり:2007/04/18(水) 19:32:50
>中川(悪)
女と酒の次は悪っすか(笑
亀岡も南丹も野中系自民+新政会の組み合わせでは中川,次は惨敗もあるかもしれませんね〜。
逆に言えば北神は自民が割れる次回の小選挙区当選が至上命題。

5962とはずがたり:2007/04/18(水) 19:50:29

2007年統一地方選挙、連合広島推薦議員全員の当選を勝ち取ろう!
暮らしの安心・安全は自治体選挙の勝利から!
http://ws1.jtuc-rengo.or.jp/hiroshima/new/0703/senkyo.htm

連合広島の推薦候補者は次のとおりです。全員の勝利を勝ち取り、夏の参議院選挙を迎えましょう!

広島県議会議員選挙    告示 2007年3月30日予定  投票 2007年4月8日予定
選挙区候補者名年齢党派推薦構成組織定数結果
広島市中区大田 智弘(おおた ともひろ)42歳民主党・新民主党3▲
広島市東区蒲原 敏博(かんばら としひろ)67歳無所属・現自治労3◎
広島市南区中原 好治(なかはら こうじ)43歳無所属・現基幹労連3◎
広島市西区柴崎美智子(しばさき みちこ)51歳民主党・新民主党4◎
広島市安佐南区梶川 幸子(かじかわ ゆきこ)48歳民主党・新民主党4◎
広島市安佐北区東  保幸(ひがし ひろゆき)52歳無所属・現日教組3◎
広島市安芸区大曽根哲夫(おおそね てつお)69歳無所属・現自動車総連2◎
広島市佐伯区瀧本  実(たきもと みのる)38歳無所属・新情報労連3▲
呉市宮  政利(みや まさとし)48歳民主党・現自治労6◎
三原市・世羅郡桑木 良典(くわき よしのり)36歳民主党・新三原地協3◎
尾道市金口  巌(かなぐち いわお)52歳無所属・新電力総連4◎
福山市渡壁 正徳(わたかべ まさのり)66歳無所属・現自治労11◎
内田  務(うちだ つとむ)55歳無所属・新基幹労連◎
東広島市芝   清(しば きよし)66歳無所属・現自動車総連4◎
廿日市市金井塚 遠(かないづか はるか)25歳無所属・新民主党2▲
安芸郡高橋 雅洋(たかはし まさひろ)46歳無所属・現情報労連3◎
岩下 智伸(いわした ともゆき)52歳無所属・新自動車総連◎

広島市議会議員選挙    告示 2007年3月30日予定  投票 2007年4月8日予定
選挙区候補者名年齢党派推薦構成組織定数
広島市中区上村 好輝(うえむら よしてる)46歳社民党・新全水道6
広島市東区沖 洋司(おき ようじ)63歳無所属・現自動車総連6
広島市南区酒入 忠昭(さかいり ただあき)69歳無所属・現自動車総連7
広島市南区松阪 知恒(まつさか ちこう)47歳民主党・現運輸労連7
広島市西区太田 憲二(おおた けんじ)44歳社民党・現私鉄総連9
広島市安佐南区田尾 建一(たお けんいち)63歳社民党・現全水道10
広島市安佐南区藤原 勉(ふじわら つとむ)58歳無所属・新民主党10
広島市安佐北区都志見信夫(つしみ のぶお)62歳社民党・現フード連合7
広島市安佐北区若林 新三(わかばやし しんそう)51歳無所属・現自治労7
広島市安佐北区森本 真治(もりもと しんじ)33歳民主党・現情報労連7
広島市佐伯区清水 良三(しみず りょうそう)58歳社民党・現全国一般6

統一地方選(前半戦)終わる
http://ws1.jtuc-rengo.or.jp/hiroshima/new/0704/senkyo1.htm

広島県議会議員選挙、広島市議会選挙は4月8日(日)に投票日を迎え、即日開票の結果、連合広島推薦候補28名のうち、23名の当選を勝ち取ることができました。

5963とはずがたり:2007/04/18(水) 20:17:55
>愛知県議選の自民候補68人のうち、前回の17人を大幅に上回る44人を推薦
愛知は千葉と違い公認候補の居ない選挙区の多くで自民を推した計算になる?

公明「今度も全員当選を」
http://www.yomiuri.co.jp/election/local2007/feature/0006/fe_006_070403_01.htm

 三重県議選の津市選挙区(定数7)に公明党が20年ぶりに擁立した新人(39)は2日昼、津市雲出長常町の事業所で声を張り上げ、何度も頭を下げた。

 現職5人と、元議員、新人各2人の計9人が激しくしのぎを削る。公明は合併前の旧津市選挙区で、1987年に当時の現職が3選を果たしたが、91年に党の意向に反して無所属で出馬し落選。支持者にしこりを残した。その後は、候補擁立を見送ってきた。

 転機は昨年1月だ。

 旧津市と周辺9市町村が合併し、現在の津市が誕生した。県議選の4選挙区が一つになり、定数が3も増えた。

 公明党県本部の山内隆嗣事務長は「県都の議席は長年の悲願だ」と強調する。

 党本部も重点区に指定し、2月11日に太田代表が早々と来援。地元出身の坂口力・元厚生労働相も、30日の出陣式や週末の個人演説会で、「待ちに待った機会。今こそ県政に新しい風を」と支援を呼びかけた。
(略)
 さらに、夏の参院選への布石も打っている。
 山本氏は2日夕、同市熱田区のスーパー前で、県議選の自民党新人(32)と市議選の自民党現職(42)とともに、熱弁を振るった。
 「若い2人にタッグを組んで頑張ってほしい。私も応援する」
 参院選愛知選挙区(改選数3)では、山本氏と自民、民主の現職3人が、民主の新人、共産の元議員らと激突する。公明党の荒木清寛県本部代表は「山本の当選には、自民党の協力が欠かせない」と指摘する。
 公明党は愛知県議選の自民候補68人のうち、前回の17人を大幅に上回る44人を推薦。市議選でも、党候補のいない選挙区で3人を推薦した。「統一選は総力戦。その代わり勝った方には、山本を応援していただく」と県本部幹部は当然のように語る。対照的に、自民党県連幹部は漏らす。
 「創価学会票で当選した自民の地方議員が公明の応援に回れば、夏は我々の方が厳しい戦いになるかもしれない」
(2007年4月3日 読売新聞)

5964とはずがたり:2007/04/18(水) 20:21:10

純粋無所属なんてのには俺は批判的だが非自民で真面目にやってきた野村氏の当選を素直に喜びたい。民主会派に属さなくても良いけど間違っても自民なんかにはいらんで欲しいの。

県議選分析 “純無所属” 政党に一矢
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20070410/CK2007041002007458.html
2007年4月10日

 自民党が目標の公認・推薦三十六議席に届かず、民主党も一議席増にとどまった八日の県議選。二大政党の大勝をあと一歩のところで阻んだのは、どの政党からも公認・推薦を受けない無所属候補だった。実際には、距離の近い政党がある候補もいるが、政党の金看板が色あせる中で、組織に頼らない選挙戦が一定の支持を集めたようだ。

 「自民でも公明でもない非与党、本当の無所属です」。足利市選挙区(定数四)の元職野村寿彦氏(52)は、選挙戦でこう訴え続けた。

 県連副代表まで務めた民主党の公認で、過去二回落選。今回は党から完全に離れ、「ポスター張りも友人がする本当に手作りの選挙」(同氏)で臨んだ。

 結果は、次点に泣いた自民推薦の新人候補に、倍近い票差の四位当選。自民系独占を阻止し、周囲を驚かせた。

 このほか、自民推薦の現職との一騎打ちとなった下野市選挙区(定数一)でも、無所属新人の若林和雄氏(58)が勝利。現職が選挙区改編による地盤割れに苦しんだとはいえ、「下野一心」を合言葉に、党派色を前面に出さない戦いが実を結んだ。

 また自民現職と民主新人が次点に泣いた栃木市選挙区(定数二)、那須塩原市・那須町選挙区(同四)でも、公認・推薦を受けない無所属新人が当選した。

 この中には、政治姿勢や円滑な議員活動の必要性から、今後の政党会派入りが有力視される当選者も。その結果、自民が改選前の三十六議席を回復する可能性も高い。

 ただ、無所属が不利とされる低投票率の中での勝利は、政党の看板が有権者から敬遠された一つの証明。各党は今後の戦略の練り直しを迫られそうだ。
責任の重さ痛感

 森山真弓・自民党県連会長 県議会で約七割の議席を獲得できた。わが党への期待の表れで、責任の重さを痛感する。いくつかの選挙区で善戦が及ばなかったことなどは十分検証反省する。
もっと争点出す

 遠藤乙彦・公明党県本部代表 公認二人が当選でき、党員・支持者らに感謝する。新議会では「県民の目線」「生活者の視点」に立って、もっと争点、ビジョンを打ち出し、全力で頑張る。
戦い終えて 各党談話 

 簗瀬進・民主党県連代表 公認・推薦・支持した候補十二人のうち九人が当選、惜敗した選挙区でも超僅差(きんさ)まで肉薄し健闘した。投票率が下がったのは民主主義の危機で、深く反省する。

 木塚孟・共産党県委員長 みなさんのあたたかいご支援で議席を復活させることができた。「オール与党」県政批判と候補の公約が、有権者の気持ちとかみ合ったからだと分析している。

5965小説吉田学校読者:2007/04/18(水) 23:50:50
>>5952
なんかTVの報道を見ると「許せない」という言葉を使う人が多いですが、「許さない」という言葉を使わないのはなぜか。
「許せない」だと傍観者的な感じもありますが、「許さない」だと参加者的なニュアンスがある。
そして、報道各社は、これは「当事者」であって「傍観者」ではない。「許せない」ではなく「許さない」とはっきり言っていたのは、私が見た限り、職場のTVで見ていたJNNの杉尾キャスターだけであります。やはり、TVのキャスターは当事者意識を持って「許さない」という言葉を使っていただきたいと思います。

補充立候補ではありませんが、浅沼委員長が暗殺された時は奥さんが出ましたな。
女婿の出馬、極めて日本的風景です。これがいいのか悪いのか分かりません。今は冥福を祈るのみ。

行政不当要求ですが、直接被害者は係長とか主任クラスですよ、窓口で応対しているの。要求をエスカレートさせるんだ。威嚇して。かたぎに迷惑かけるやつは任侠でもなんでもなく、ただのチンピラであります。
そして、チンピラが横行するようになって、ヤレ脅迫だ発砲だなんどとやっていたら、首長に立候補できなくなるじゃないか。

この銃撃事件、こういう点で民主主義の危機的側面があって、「今回は民主主義の危機を示さない」ということは絶対にない。この蛮行、私は断じて許さないと思うのだ。

5966やおよろず:2007/04/19(木) 05:34:47
>>5962

>>広島市安佐北区 東  保幸 (ひがし ひろゆき) 52歳 無所属・現 日教組 3 ◎

 校長殺しで悪名高い広教組の候補が当選か・・・

5967やおよろず:2007/04/19(木) 08:02:22


長崎市長銃撃男、不当要求30回超す…市の拒絶に「不満」

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070419it01.htm?from=top

 長崎市の伊藤一長市長(61)が銃撃されて死亡した事件で、逮捕された指定暴力団山口組系水心会会長代行の城尾哲弥容疑者(59)が長崎県警の調べに対し、自分が起こした交通自損事故や受注を狙った公共工事などを巡る市との複数のトラブルを挙げ、「いくつもの不満が重なって市長を撃った」と供述していることがわかった。

 車の修理代に関する不当要求は30回超に及び、最終的に支払わせようとした額は270万円に膨らんでいた。捜査本部は城尾容疑者が最近、経済的に困窮していたこともつかんでおり、犯行の引き金の一つになった可能性もあるとみている。

 これまでの調べによると、城尾容疑者は2003年2月、長崎市で高級乗用車のセルシオを運転中に、市道の陥没個所に前輪を落として破損させる事故を起こした。これをきっかけに、市役所に30回以上押しかけ、工事をしていた業者に補償をさせるよう、市に求めた。要求額は最終的に270万円まで増えたが、市は拒否した。

 一方、テレビ朝日に17日に届いた城尾容疑者名の文書によると、温泉施設の解体工事を受注できるよう要求していたが、これも実現しなかった。

 城尾容疑者は「いくつもの不満が重なって市長を狙って撃った。初めから殺すつもりだった」と供述している。

 また、城尾容疑者は、伊藤市長が事務所へ戻ってくる時間を見計って待ち伏せしていたこともわかった。使用した拳銃がアメリカ製の38口径回転式拳銃であることも判明。入手経路についても追及している。

 一方、城尾容疑者が会長代行を務めていた指定暴力団山口組系水心会の水田元久会長(64)は18日、長崎県警に同会の解散届を提出した。

(2007年4月19日3時1分 読売新聞)

5968やおよろず:2007/04/19(木) 08:21:26
秋田県議会


「新生会」解散へ、県議会会派 川口氏自民へ、加藤氏戻らず

http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20070418k

 県議会会派構成で動向が注目されていた「新生会」所属で、改選された加藤義康氏(54)=男鹿市選挙区=と川口一氏(56)=鹿角市・郡選挙区=は18日午前、加藤氏は自民に戻らない方向性を示す一方で、川口氏が自民会派入りの意向を明らかにし、2人の姿勢が分かれた。新生会について加藤氏は「発展的解消」、川口氏は「解散」と表現しており、過半数を占める会派のない県議会で6年にわたり採決などに影響を与えてきた新生会は解散することになる。

 引退する工藤嘉左衛門・新生会会長の長男で初当選した工藤嘉範氏(49)=無所属、秋田市選挙区=は2人とともに動向を検討してきたが、19日の後援会会合で態度を決める方針。

 川口氏が自民入りすれば、最大会派の自民は定数45のうち22議席を占め、単独過半数まであと1と迫る。

5969やおよろず:2007/04/19(木) 08:25:17
存在感増す「第三極」 主導権争い活発化 岩手県議会

http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2007/04/20070419t31016.htm

 岩手県議会で改選後の会派の主導権争いが注目されている。先の県議選(定数48)で、民主党は推薦を含めて22議席。最大会派の座は維持したが、目指した過半数に届かなかった。第二会派の自民党も13議席と改選前から2議席減らした。ローカルパーティー岩手政和会を軸に第三極を目指す動きがあり、議長ポストも絡んでけん制合戦が続いている。

 想定される新議会の会派構成はグラフの通り。民主は22人で「民主・県民会議」を結成する。自民は13人で「自民クラブ」として届け出る予定だ。

 注目されるのは岩手政和会。県議選直前にローカルパーティーを結成して当選した4人に、花巻選挙区でトップ当選した無所属の高橋博之県議と八幡平選挙区の無所属工藤勝博県議が加わり、6人で「政和会」を結成することが決まった。

 3議席の社民党と、改選前と同様に統一会派「政和・社民クラブ」を組めば9人になる。第三極としての存在感は増し、仮に自民クラブと連携すれば民主と勢力は拮抗(きっこう)する。

 当面は5月上旬の臨時議会に向け、議長ポストをにらんだ会派の協力関係が焦点になる。

 自民県連の佐々木大和幹事長は「他会派との連携は現段階では白紙」と言うが、県連内部では「非民主勢力が議長、副議長を奪取するチャンス」と期待の声が高まる。

 民主は政和会などへのけん制に懸命だ。県連の藤原良信幹事長は「第一会派から議長、第二会派から副議長を選出するのが常道」と強調する。

 政和会代表に就任する予定の田村誠県議は「他会派からの誘いはまだない。(社民との統一会派結成も含め)連携の検討はこれから」と語り、駆け引きは会派届け締め切りの20日以降に本格化するとみている。

 政和会には「民主が第一会派となった意味は重い」との声がある。自民にも「採決に加われない議長を出すのは得策ではない」との声があり、ポスト争いですんなりと非民主が結集するかどうかは不透明な状況。

 政和会入会を決めた高橋県議は「議会が(党利党略の)政局ではなく、県民の利益優先で動くようにするのが第三極。是々非々で民意を反映させるのは議案審議になってから」と話している。

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 高橋は「朝起き会」に参加している。
 社民党とは、そりが合わないのではないかと思う。

5970やおよろず:2007/04/19(木) 08:32:11

中川(悪)

JA京都争議、不当労働行為を認定  府労働委 中川会長ら労組に圧力

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007041800220&genre=C4&area=K10

 2005年4月にJA京都に合併された旧JA京都丹後の労働組合(現JA京都労組)が、合併直前に旧JA京都丹後との団体交渉が誠実に行われず、JA京都の中川泰宏会長(現・自民党衆院議員)から圧力をかけられたなどとして京都府労働委員会(西村健一郎会長)に救済を求めた争議の命令が18日あった。同委は「団体交渉拒否や支配介入に該当する」と不当労働行為を認定し、JA京都に団体交渉に応じるよう命じた。

 命令書によると、旧JA京都丹後の管理職が合併前の04年秋から「職員会」の結成を準備。旧JA京都丹後労組は職員会の内容や合併後の雇用条件について旧JA京都丹後と団体交渉したが、「明確に言えない」などと不誠実な対応をされた。

 また、05年3月に職員説明会で中川会長が「JA京都は職員会と話し合いをしております」などと労組を嫌悪する発言をしたと指摘。労組役員に言った「組合はどうするんや。やめんのか」などの発言も「労組からの脱退を促すものと受け取られてもやむを得ない」とした。

 05年4月に、JA京都が旧JA京都丹後労組を事務所から退去させたことも「支配介入に該当する」と判断した。

 申立人の府農協労連の濱見秀行書記長は「『労組つぶし』などの主張が全面的に認められた勝利命令だ。正常な労使関係の回復を強く求めたい」と話した。

 JA京都の日下部福夫常務理事は「中川会長には内容を詳しく伝えていないので、会長のコメントは出せない」とした上で、「主張が認められず残念。命令書をよく読み、今後の対応を検討したい」としている。

 同委事務局によると、申立内容を全面的に認めて救済命令を出したのは01年以来という。

5971やおよろず:2007/04/19(木) 11:12:09
県議会、自民系会派が過半数 新生会・加藤氏「関係、緊密に」

http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20070419c

 県議選後の県議会の会派構成をめぐり動向が注目されていた新生会の川口一氏(56)=無所属、鹿角市・郡選挙区=と加藤義康氏(54)=同、男鹿市選挙区=の現職2人が18日、相次いで態度を表明し、会派構成の勢力図がほぼ固まった。

 川口氏は古巣の自民会派に復帰する意向で、野党で最大会派の自民は、定数45の過半数に迫る22議席となる見通し。ただし、加藤氏は同日、自民に復帰しないで自ら新しい会派を立ち上げるとし、「自民と連携し、緊密な関係を保ちたい」と表明したため、自民系会派が事実上過半数を占めることになった。

 18日午後に記者会見した加藤氏は、自民党籍を持ちながら今回、自民会派に復帰しない理由について「検討はしたが、今回の選挙で自民党の推薦や公認はいただいていない。そういう状況の中で即、自民会派入りするのはいかがなものかとの思いがあった」と説明。

 今回の改選を契機に新生会を発展的に解消し、自ら新たな会派を立ち上げる方針を示した上で、「今後は自民会派とさまざまな場面で議論をしながら、連携し、緊密な関係を保っていきたい。その結果、互いの信頼関係が確立され、機運が醸成されていけば、しかるべき方向にいくと思う」と述べ、将来的に自民会派に復帰する可能性を示唆した。

5972とはずがたり:2007/04/19(木) 12:23:54
>>5965
確かに自分のことではないから大丈夫という油断が取り返しの付かぬ道を歩ませた第二次大戦の反省を活かしてテロや暴力に敏感に成らなければ行けないのかも知れませんね。自分がされたと同じ事を感じて許さないと感じなければならないのかも知れません。

>>5968-5969>>5870>>5809>>5971
宮城・秋田・岩手は自民党への流れがありますかねぇ。。まぁ岩手は最終的に議長が民主を取るであろうがそれ迄の神経戦か。福島は民主が躍進する一方青森は自民回帰が一番早く終わって一党優位が続いている。。

宮城は知事を自民直系が取ったのが大きいな。。秋田は増税問題で知事に逆風?

5973とはずがたり:2007/04/19(木) 12:27:20
自民、県議会過半数まであと2 知事の厳しい県政運営必至
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20070418h

 8日投開票の県議選で、定数45のうち19議席を獲得した県議会最大会派で野党の自民党は、17日までに無所属の新人2人が加入したことにより21議席を得て、単独過半数まであと2と迫った。

 自民合流か会派存続かを明確にしていない「新生会」所属で改選された無所属議員2人と、ともに動向を模索している無所属新人1人の計3人の判断次第では、自民の6年ぶり単独過半数実現の可能性もある。ただ現状でも寺田県政に批判的な複数の1人会派が形成される見通しで、残り任期2年の寺田典城知事が厳しい県政運営を迫られるのは、必至の情勢となった。

 17日までに会派入りを明らかにしたのは、原幸子氏(36)=大仙市仙北郡選挙区、自民推薦=と加藤鉱一氏(58)=由利本荘市選挙区、旧岩城町長。

 新生会所属で、いずれも自民党籍を持つ加藤義康氏(54)=男鹿市選挙区=と、川口一氏(56)=鹿角市・郡選挙区=のほか、無所属で初当選した工藤嘉範氏(49)=秋田市選挙区=の計3人が、会派を存続させるか自民に加入するかを検討中。近く態度を明らかにする。もし3人が合流すれば、自民は45議席中24議席と、過半数を奪還する。

(2007/04/18 11:21 更新)

幸子氏が自民党に加わる意向 県議会
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20070418b

 県議選で初当選した無所属の原幸子氏(36)=大仙市仙北郡選挙区=は17日、最大会派で野党の自民党(北林康司会長)に加わる意向を明らかにした。同日午前、安杖正義・党県連幹事長に加入の意思を伝えた。

 原氏は自民党の県議だった故・原盛一氏の長女。自民党籍を持ち、今回の県議選では同党推薦で立候補したが、選挙区事情で公認には至らなかったことなどから、当選後どの会派に加わるか態度を保留していた。

(2007/04/18 08:37 更新)

加藤鉱一氏、自民会派入りへ 県議会
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20070413b

 8日投開票された県議選で初当選した無所属の加藤鉱一氏(58)=由利本荘市選挙区、旧岩城町長=は12日、県議会最大会派で野党の自民党会派に入る意向を表明した。同党県連の津谷永光会長に意思を伝え、了承された。

 今回の県議選では自民党の公認を受けた19人が当選しており、加藤氏の会派入りで県議会での自民党勢力は20人となる。過半数ラインは23人で、無所属で当選したほかの新人や、県議会でキャスチングボートを握ってきた自民党系会派「新生会」に所属する現職らの動向が注目されている。

 現在党籍は持っておらず、会派入りに当たって入党するかどうかは検討中としている。
(2007/04/13 08:36 更新)

5974やおよろず:2007/04/19(木) 12:34:57
>>5972

 戦争は、相手があってものですから
 しかも、今回の件と、戦争とは何の関係もないのでは?

>>宮城は知事を自民直系が取ったのが大きいな

 「市民団体」「福祉団体」とやらにのみ、金をばら撒いてきたツケでしょう。
 自民党以上に、潤う人が少ない政策ですからね、浅野政策は
 しかも、民主が特別に、浅野知事に肩入れしていたわけではないんですけど、結果、こんな感じに
 特に4区は不毛地帯ですね。

 秋田は県政与党なのに、民主には来てくれませんね。
 秋田の民主は核になる人がいないというのが、大問題なのではなかろうかと思います。

 青森に関しては、有力者が自民党に帰っちゃいましたからね
 青森の非自民勢力にとって、新進党解体は本当に痛い、和歌山ほどではないにしても

 福島は元気ですね。
 核になる人物の存在は、各県連にとって、結構重要なのではないかと思いました。 

 岩手、政和会がキャスティングボートを握って、議長か副議長を取ったりして

 山形は、坂田で当選した県議が有望カブだと思います。
 カトちゃんが相手なので、国政にでるときは、比例優遇をつけて欲しい

5975とはずがたり:2007/04/19(木) 19:29:20
素直に民主にうつらないもんだからこんな事になる。

「残念」「辞職すべき」 水口府議逮捕
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/news001.htm

  統一地方選前半戦の府議選を巡る公職選挙法違反(買収の約束、未成年者使用)事件で、逮捕された府議(中京区選出)の水口洋容疑者(54)が所属する府議会会派「新政会」(4人)は18日、緊急会議を開くなど対応に追われた。「熱心な支持者らを裏切るなんて残念」「議員辞職すべきだ」。有権者の審判を受けたばかりの府議会に落胆や批判が広がった。

 新政会は、水口容疑者を除く所属議員3人が正午ごろから府議会控室で断続的に対応策を協議した。

 府議会事務局によると、府議会で代表質問ができるのは慣例で所属議員4人以上の会派。今回の府議選で、新政会の所属、公認の議員は3人に転落した。

 木村繁雄・議員団長は「まったく情報が集まらず、どう対応したらいいかわからない。本人に直接会って話を聞きたいのだが……」と、お手上げ状態。同会府議の一人は「これから会派はどうなるのか」と案じていた。

 水口容疑者は1995年に当時の新進党公認で初当選。その後は無所属に転じ、前回府議選では公明党の推薦を受けて当選した。所属会派も1人会派の新進党から公明を経て、新政会に移った。

 今回の府議選では公明党の推薦なしで出馬。公明府議の一人は「公明支持層の票が目減りするのは予測できたことで、その穴をどう埋めるか焦りがあったのかもしれない」と話した。
(2007年4月19日 読売新聞)

5976とはずがたり:2007/04/19(木) 19:38:17
>>5974
やおよろず氏にも中韓や北朝鮮,日教組等の脅威と同様にこういう暴力的な風潮の脅威も感じて欲しいところであります。日本の革新陣営の様な力への一方的な忌避は愚かしいでしょうが新保守のような力への過信は短絡的な戦争に繋がるものであろうかと思います。もちろん感じてはいらっしゃるのかもしれませんけど。

宮城の公共工事に関しては利府の山の中にW杯用のサッカー場造ったのは誰ですか?あれはとんでもなくアクセスが不便で使えない代物であると思うんですけど。浅野?本間?

5977やお@外出中:2007/04/19(木) 20:23:36
>>5976
すんません
脊髄反射で、板を汚しまくってしました

しかし、今回の場合はゴロツキの犯行なので
政治家が命を落とすのは、思想云々よりも、ゴロツキによるものが多いのではないかな?と思います

民主・石井議員(右翼との金銭トラブル扱い)、伊勢市長(自殺扱い)などなど

吉田氏の指摘のように、行政ゴロが多すぎるのが問題で、今回も、そういうケースなのではないかなと思います

5978やお@外出中:2007/04/19(木) 20:46:28
>>5976

あれは不便ですね。
某大学の桂キャンパスみたいな感じです
知り合いにベガルタのサポーターやってるのがいるんですが、スタジアムまでの混雑は半端じゃないそうです。

浅野知事になって数年だったと思うんで、計画が決まったのは本間時代なのかもしれないし、もしかしたら山本時代なのかも?

しかし、仙台は、どこにつくっても不便なんですよね。
中心は商業地、周辺は住宅地区の車社会で、なおかつ、交通機関の整備も全く。
京都のように、商店街と住宅地が半ば一体化しているわけではないんです。

もう、仙台から離れたところに作るか?それとも渋滞か?という感じです。

5979やおよろず:2007/04/20(金) 06:34:16
長崎市長選 元市統計課長も立候補 5人の争いに

http://www.sankei.co.jp/seiji/senkyo/070419/snk002.htm

 長崎市の伊藤一長市長が選挙運動中に射殺されたことに伴う市長選の補充立候補受け付けで19日午後、長崎市統計課長の田上富久氏(50)が無所属で立候補を届け出た。受け付けは同日午後5時で締め切られ、5人による戦いが確定した。22日に投開票される。

 田上氏は市役所で記者会見し「行政経験を生かし、市役所内を改革したい」と表明。伊藤市長の長女の夫で、西日本新聞記者の横尾誠氏(40)が立候補したことについて「肉親の情は分かるが、それと自治とは違う。長崎市の課題をしっかりとらえている人が出馬すべきだ」と疑問を呈した。

 田上氏は九州大卒。昭和55年に長崎市役所に入り、広報課や観光振興課やなどを経て現職。公選法の規定により、立候補と同時に自動失職した。

 市長選には田上、横尾両氏のほか、無所属の大学講師、前川智子氏(59)▽共産党の元市議、山本誠一氏(71)▽無所属の主婦、前川悦子氏(57)−の新人3人も立候補している。

5980やおよろず:2007/04/20(金) 06:58:14
ポストW杯 宮城の課題

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/kikaku/020/1.htm

イベント収入は小額
 W杯決勝トーナメント・日本―トルコ戦が行われた十八日のJR利府駅。増発された東北線から降り立った「ジャパン・ブルー」の一団は、降りしきる雨の中、係員に誘導され、次々とバスに乗り込んだ。W杯グループリーグで初めて挙げた勝ち点と勝利。さらに未知の領域である決勝トーナメントに臨む「トルシエ・ジャパン」と一体感を強める日本代表サポーターの興奮は試合前、いやがおうにも高まった。それでも四万五千人超の観客は、大きな混乱もなく、整然と宮城スタジアムに吸い込まれていった。
 スムーズな観客誘導の決め手はシャトルバスを使った輸送計画だった。その数四百五十台。県W杯推進局は福島、山形、岩手県からもバスを集めた。JRの利府、国府多賀城、多賀城に仙台市営地下鉄泉中央を加えた計四駅などからのシャトルバス輸送にかかった費用は合わせて約一億円に上る。

 「W杯だからこそ可能になった」

 県W杯推進局担当者がこう語る輸送計画は反面、宮城スタジアムの交通アクセスの悪さも物語る。

 そもそも宮城スタジアム建設計画が持ち上がったのは一九八七年。昨年行われた国体の誘致がきっかけだった。

 利府町への建設について、当時の事情を知る県庁OBは「県住宅供給公社の分譲地が売れ残った。余った土地を活用しなければならないということで決まった」と振り返る。「当初からあった『不便な場所』という意見」(県庁関係者)は「有効活用」に押し切られた格好だ。

 その後の九二年七月、県議会はW杯誘致を決議。宮城スタジアム建設計画は〈1〉観客席の三分の二を屋根付きとする〈2〉座席は背もたれ付きとする〈3〉貴賓席を作る――など、W杯仕様に変更された。結果、当初見込みの建設費は百八十五億円から二百七十億円に膨らんだ。この建設費増は「県議会にもW杯待望論もあり、引き返すことが出来ない雰囲気」(県庁OB)に気おされ、容認された。

 ただ、仙台藩祖・伊達政宗の兜(かぶと)を形取ったW杯宮城の象徴・宮城スタジアムは、今後、窮迫する県財政の代名詞にもなりかねない。

 県教委スポーツ健康課によると宮城スタジアムの年間維持費用は約二億八千万円(昨年度実績)。これに対して主な収入となる使用料の実績は、オープン一年目の二〇〇〇年度が、サッカーのキリンカップ、Jリーグオールスターなどで約二千四百万円。二年目の昨年度は、使用料を徴収しない国体の夏季、秋季大会とプレ大会や全国障害者スポーツ大会しか行われなかったためほぼゼロだった。「公共施設ということもあり、黒字ベースということは、最初から考えられない」(県スポーツ健康課)という巨大スタジアムは、年間億単位の「赤字」を生み出す。これを穴埋めするのは税金だ。

 今年度、宮城スタジアムで見込まれている収入は、W杯を除くと、ベガルタ仙台の二試合とSMAPの屋外コンサートで計約三千万円。年間維持費のわずか十分の一にすぎない。

 華やかな「宴(うたげ)」が終わり、県民の目の前には、こうした現実が突き付けられる。

=============

(関連年表)

 86 国体誘致計画

 87 宮城スタジアム建設計画

 89 山本知事が勇退 本間県政スタート

 92 県議会でワールドカップ誘致決議  計画の変更

 93 本間知事が逮捕 浅野県政スタート

 97 宮城スタジアムを着工

 01 宮城スタジアムが完成

 05 ベガルタの全試合がユアテックスタジアムに移行

5981やおよろず:2007/04/20(金) 07:28:42
岩手県議会に第三勢力が誕生 9人で「政和・社民ク」

http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2007/04/20070420t31010.htm

 岩手県議会の政和会6人と社民党議員3人は19日、議会内の統一会派「政和・社民クラブ」を結成し、会派届を提出した。民主党議員を中心に22人で届け出予定の「民主・県民会議」、自民党議員13人の「自民クラブ」に次ぐ、9人の第三勢力が誕生した。

 政和会はローカルパーティー岩手政和会の議員4人と無所属議員2人で構成。統一会派で社民党3人と連携する。結成合意書は「二大政党化の影響が県議会でも顕著になる中、広く県民の意見を反映させる」と目的を説明している。

 代表に就任した田村誠県議は「(党利党略に左右されない)第三極として民意を反映させていきたい」と強調。民主色の強い達増拓也新知事に対しても、是々非々の立場で臨む方針を示した。
 他の会派の届け出は締め切りの20日に行われる。

5982片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/20(金) 10:30:49
>>5965
今回の事件については、事件直後からの吉田学校さんのおっしゃることがまさに当たっていると思います。
私は(も)、昔の戦争との連想というよりは、多くの人が行政に無関心になる中で、行政に付け込んでいく輩がいるのが問題だろうと見ます。(ヤクザもそうだし、一部の同和勢力もそうだし、一般人に近い中にもいるだろう。)
反対言論を暴力で封じるのはよくないという面ももちろんありますが、それに加え、一般の人たちの手によって行政活動を守られなければならない。不当な要求を撥ねつける行政をもっと応援しなければならないと思いました。

>>5976
私は右翼思想とヤクザ思想の分かれ目とか融合点には詳しくないんですが(w)、
今回のは基本的には、伊藤市長の言論に直接反撥したものではないんだろうと思います。
(が、共犯関係など洗えばそういう面を持った人物も出てくる可能性もあり。)
ただ、犯人と30年来の友人だという松尾千秋弁護士は、本人自体はヤクザじゃない(?)右翼の弁護士みたいですね。
言論への不満もあり、行政への不当要求もしたいし・・・ということになって、そのへんの人脈がまとまるとひどいことになるでしょう。
市長が殺されたこと自体も問題だけど、行政にゴネるヤクザが自己正当化しうる環境があることが問題です。

このへんに詳しい吉田学校さんにはまたご教授願いたい。

5983とはずがたり:2007/04/20(金) 11:25:45

>>5977
>脊髄反射で、板を汚しまくってしました
いえいえ,歓迎っすよ。お互い丁々発止にやっていきましょう。

>>5980
その前から国体用の施設としての計画はあってW杯用の計画を立てたのは本間時代なんですな。
それにしても毎年億単位の赤字を出す事を厭わないのが日本のハコモノ行政。。

>>5982
この事件はむしろ給食費払わなくても大丈夫と云うことで払わない親が増えたとかそういう「たかり」の風潮の文脈で理解したほうがしっくりきますかねぇ。

5984やおよろず:2007/04/20(金) 15:57:26
>>毎年億単位の赤字を出す事を厭わないのが日本のハコモノ行政。。

 さらに、この経常支出もインチキなのが日本の行政(他国もそうかもしれんが、何の免罪符にもならない)

5985やおよろず:2007/04/20(金) 16:46:53
自民38、絶対安定多数 宮城県議会・会派再編

http://www.kahoku.co.jp/news/2007/04/20070420t11050.htm

 宮城県議会(定数61)の会派再編で、第一会派の「自民党・県民会議」が絶対安定多数(37人)を上回る38人になることが19日、固まった。自民党が単独過半数を確保するのは8年ぶりで、6常任委でも過半数を確保できる勢力となった。公明党会派(5人)と合わせると、43人の与党となる。

 自民党・県民会議には、公認29人と推薦で当選した2新人、保守系無所属の2新人が加入。これに無所属会派「フロンティアみやぎ」の5人が加わる。

 改選前のフロンティアは9人の第二会派だったが4人が落選。19日の会派総会で5人全員の自民党会派入りを決めた。

 フロンティア元会長の渥美巌氏は「少数では影響力がない。第一会派で公約の実現を図り有権者の負託に応える」と説明した。自民党・県民会議の畠山和純会長は「県財政の再建や産業振興を推進する同志が大同団結できた」と話した。

 「脱政党」を掲げた浅野史郎前知事時代、自民党会派は野党色が強く、フロンティアは与党的立場だった。2005年秋、自民党出身の村井嘉浩知事が就任して政治力学は一変。県議選を経て、知事与党の巨大化が加速した形だ。

 野党会派は現時点で民主フォーラム9人、社民党4人、無所属の会3人、共産党2人。一部会派間で合流の動きがある。

 村井知事は「所属会派に関係なく各議員が県民の代表として、民意をくんだ活動に取り組んでほしい」と語った。

5986片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/20(金) 20:09:46
>>5983
給食費や交通違反とかの件も広い意味では、共通点があるかもしれません。
でもあれは、お上意識が薄くなったあとの共同体意識の欠落の問題がメインテーマだという感じもします。

全国において、過度なお上意識も濃密な人間関係も薄まり、相互監視が働きにくくなっているというのはあるでしょう。
富山の過度な相互監視と上洛先での近隣相互交渉の薄さを両方経験した私としては、共同体意識はどのあたりが適切なんだろうと思案するところです。

共同体意識がないところでは、納付義務を果たさせるのが難しいでしょうけど、少なくとも、コストが下回っている部分についてはちゃんと取り立てていくことで、ある程度解決できます。


長崎の件は、納付義務を無視するというような消極的な行動ではなく、積極的に行政に押しかけたりして糊口の資を得るわけですから、行政が不当に歪められる懸念が大きいと思います。
「いかなる理由があってもそんなことはすべきでない」という言葉をよく耳にしますが、むしろ「そんなことをする理由として、行政に対する個人的言いがかりを持ち出すのは、特に許すことができない」です。
たかっておいて、それが叶わないとなれば暴力に訴える。それも選挙で選ばれる人物に。このパターンは、行政に従事する人間だけの問題じゃなく、国民・市民にとって重大なことです。
これを、適当な理由をつけ安易にやり過ごすと、たかる人たちがさらにたかりやすくなり行政が歪められるし、暴力の行使もさらにはびこります。

たかる人たちは、思想がかった人と結託しやすく(もしくはたかる人=思想がかった人)、そういう意味では言論の自由も絡んできて複雑になりますし、言いがかりが多種多様になります。そういう意味で警戒が必要でしょう。

まだ、撃ったやつが英雄だというような風潮ではないですから(一部にはそういう人もいるでしょうがネットでもかなりマイノリティでしょうから)、世間全体がどうかなった日本の一時期とは違うと思います。でも、たとえば今、市長が本島氏だったとして、たかりと思想のダブルミーニングな理由の犯行をしたとして、もしかしたら犯行を擁護する声がそれなりに広がる可能性もありそうですね。そういうことになれば、とはずがたりさんの憂慮される問題になると思います。

5987今亜寿 ◆nlHjMum/8M:2007/04/20(金) 23:08:17
>>5982
立花隆の角栄研究中の児玉誉士男レポで、
当時の政府は反共対策の一環で任侠団体に対して賭博罪を現行犯摘発のみに
することとトレードオフで右翼団体として利用することを画策したなんて
ことが書いてましたっけ。

5988片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/20(金) 23:56:36
絶対につくるとか前のめりすぎます(><)
せめて、絶対につくりたい!にしてほしいw

もったいない県政:攻防 嘉田知事に新駅推進の要望書−−若手経営者ら /滋賀
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/shiga/news/20070420ddlk25010482000c.html

 ◇「新駅推進は大きなビジネスチャンス」

 新幹線新駅(栗東市)問題で、栗東市の若手経営者らが結成した「新幹線南びわ湖駅を絶対につくる経営者の会」(代表、田中康人・栗東木材取締役営業部長)のメンバーが19日、大津市の県庁を訪れ、嘉田由紀子知事と面談。新駅推進の要望書を手渡した。同会は新駅実現のための募金活動の実施を決め、これまでに83企業・人から約1億1800万円の募金の約束を取り付けたという。今後8月までに1000社から10億円の募金約束を確保したいとしている。

 田中さんら地元の経営者7人が発起人。要望書では「地元中小経営者がジリ貧状態の経営環境を打破するのに、自らの経営努力だけではいかんともしがたく、大きなビジネスチャンスが生まれる施策が待ち望まれ、その意味で新駅建設に伴う周辺整備以上に、多くの中小企業に経営機会を与える施策はないと考える」などと新駅推進を望む理由を述べ、知事の意見と地域対策への考えを回答するよう求めている。

 嘉田知事は即答を留保。「何に税金を配分するか優先度の問題がある。経済効果も以前に期待したほどのものではないという再調査結果が出た」などと話し、新駅の認識として「財政難の時期に必要性が低い、相対的に“高い”駅」との従来の考えを示して「凍結」の持論を展開した。【服部正法】

毎日新聞 2007年4月20日

5989片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/21(土) 08:53:20
>>4411
水口氏に続き、当選者本人逮捕2人目も京都、それも本掲示板ゆかりの地からw

当選した京都市議会議員を逮捕 公選法違反の疑い
2007年04月20日
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200704200094.html

 8日に投開票があった京都市議選をめぐり、京都府警は20日、選挙運動の報酬として数人に金銭を支払ったとして、自民公認で初当選した青木克之容疑者(63)=左京区選挙区、同市左京区一乗寺谷田町=を公職選挙法違反(買収)容疑で逮捕した。同容疑者は「違法行為と知っていた。周囲の方に迷惑をかけた」などと供述し、容疑を認めているという。

 捜査2課によると、青木容疑者は当選後の今月中旬、選挙運動をした数人に報酬として計数十万円を渡した疑い。1人あたり時給約1200円で、知人を介して渡したり、口座に振り込んだりしたという。

 青木容疑者は京都市立中学校の教員や校長として約35年間勤務した後、05年4月から京都陸上競技協会理事長を務めている。今回の市議選には、引退する兄の地盤を引き継ぐ形で立候補した。

5990小説吉田学校読者:2007/04/21(土) 09:27:38
>>5982
不当要求の直接の相手方というのは、窓口に立つ係長や主任クラスの人であります。
こういうひとは行政全般の細部について答えを求められる割には権限がない。だから、失言的な言質を取られまいとする。取られたら最後、ごね得が始まってしまうのである。
不当要求の客体は市町村が断然多い。県や国の出先機関、裁判所もその対象となるけれども、市町村の場合、顧問弁護士とか法律の専門家がいない。警察とも連携はない。そもそも警察は事件が起きないと動かない。カネは不十分だけどあるにはある。これだと格好の餌食になる。
不当要求ばかりでなく、条例だってたたき上げの素人が起案して素人がチェックしているのである。この前、給食費に連帯保証を求める自治体が出たという報道がありましたが、これなんか、素人が六法広げて起案したのがそのまま通ってしまった典型だと思いましたね。弁護士とかだったら、簡裁に訴訟を起こすとかアドバイスすると思いましたね。
やはり市町村レベルにも顧問弁護士、法務部みたいなのを作るべきではないか。司法改革の折、弁護士の数も飛躍的に増えるわけだし。

5991小説吉田学校読者:2007/04/21(土) 09:41:08
>>5990
ちょっと補足しますと、市町村は理論武装ができていないんですね。だから、チンピラまがいの不当要求が正当と見紛う素地があるんだと思います。
あと、窓口レベルの人が窓口で解決しようと頑張っちゃうのもやめた方がいいですね。

5992やおよろず:2007/04/21(土) 09:57:01
>>5990>>5991

 事務所に就職できずに難民になっているのが、大勢いるらしいですからね。
 こういうのを採用すれば徒も思いますが、折からの財政難で難しい。
 県単位で顧問弁護士をプールしておいて、何かあれば駆けつけるという感じにすればよさそう。

 しかし、相手が暴力組織の場合は、対応が難しいですね。
 殺されてしまいますから。
 論争の末に撃退可能な者はならいいんですけど、そうでない輩に対しては顧問暴力団でも組織しないといけないのかな。

5993やおよろず:2007/04/21(土) 10:24:34
県、労組要求書に回答 職員給料削減方針、27日に再質問

http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20070420b

 寺田典城知事が打ち出した県職員給料5%カット方針を受け、県職員労働組合など3団体が知事あてに提出した要求書に対し、県は19日、労組側に回答書を提出した。

 回答書では「人事委員会勧告を尊重する考えに変わりはない」などとしているが、組合側は「質問に正面から真摯(しんし)に答えていない。具体性もない」と反発。27日に開く県との2度目の団体交渉で再質問し、寺田知事の姿勢をただす方針。

 今月11日に組合側が寺田知事あてに提出した要求書では(1)組合との交渉ルールに対する認識(2)財政好転のための明確な政策(3)人事委勧告の尊重姿勢を示したのに、独自縮減を図る姿勢の認識—などについて見解を明示するよう求めていた。

 これに対し、寺田知事は(1)意思疎通を円滑にし、相互理解を深められる有効な機会(2)各事業の必要性を精査し、歳出歳入で有効手段を講じて主要3基金の一定額確保に努める(3)今回は臨時的に協力を願うもの。人事委勧告尊重の考えに変わりはない—などと回答した。

5994やおよろず:2007/04/21(土) 10:28:55
県議会自由民主党、最大会派が確実 横内知事を支持、元新4人加え11人に

http://www.sannichi.co.jp/local/news/2007/04/21/2.html

 山梨県議会会派の自由民主党(深沢登志夫代表)は二十日、甲府市内のホテルで、横内正明知事を支持する新県議の意見交換会を開いた。元職・新人四人が同会派入りの意向を示し、同会派は十一人となって新議会で最大会派となるのが確実になった。一方、新人五人は態度を保留し、新会派結成の可能性が高くなった。
 意見交換会には会派・自由民主党の現職七人と横内知事支持派の元職二人、新人七人が出席。横内県政を支えることを確認した後で、深沢代表が会派入りを打診した。
 これに対し、元職の中村正則氏(笛吹)、大沢軍治氏(甲斐)と新人の河西敏郎氏(中央・中巨摩)、堀内富久氏(都留・西桂)の四人が同会派に参加すると回答。自由民主党は、知事選で山本栄彦前知事を支持した自民党新政会(現・自民党政和会)の十人を上回る最大勢力となる公算が大きくなった。

5995名無しさん:2007/04/21(土) 15:16:20
議長民主選出強まる 岩手県議会

 県議選(定数48)で22議席(推薦1人含む)を獲得した民主党県連と13議席を獲得した自民党県連は20日、それぞれ県議会事務局に「民主・県民会議」(伊藤勢至代表、22人)、「自由民主クラブ」(佐々木大和代表、13人)の会派届を提出した。自民クラブの佐々木代表は5月の正副議長選を視野に「会派間で話し合う機会があると思う」と他会派との連携に含みを持たせたが、第3会派の政和・社民クラブ(田村誠代表、9人)は第1会派から議長、第2会派から副議長を選出する原則論が出始めている。流動的な要素は残しているが、第1会派の民主・県民会議から議長を選出する流れが強まりそうだ。

 自民党県連の在県執行部は20日午後、盛岡市内のホテルで玉沢徳一郎県連会長(衆院議員)を交えて県議選結果を総括した。

 その上で、在県執行部は、玉沢会長に対し「改選後の県議会対応は、われわれに任せてほしい」と要請。5月の正副議長選について「今後、新県議で検討する」との意向を伝えた。

 この後、県議選で当選した13人が県議会議事堂内で会合を持ち、統一選を総括。終了後、佐々木代表は正副議長選対応について「いろいろな考え方があるが、具体的な話は出なかった。今後、会派間で話し合う機会があると思う」と述べ、政和・社民クラブなどとの連携に含みを持たせた。

 正副議長選で第2会派の自民クラブ(13人)と第3会派の政和・社民クラブ(9人)が連携すれば、第1会派の民主・県民会議(22人)と拮抗(きっこう)する形になるが、政和・社民クラブ内には連携に慎重論が出ている。

 19日に政和会と統一会派を組むことを決めた社民党県連合の小原宣良代表は「民主と自民の差は9議席もある。第1会派から議長、第2会派から副議長を選出するのが常道だ」と語る。

 民主・県民会議は既に政和・社民クラブ関係者らに対し、こうした原則論を働き掛けている。自民クラブは来週にも再度、会派内協議を進める予定で今後の情勢は流動的要素を残すものの、民主・県民会議から議長、自民クラブから副議長選出―という流れが強まりそうだ。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20070421_2

5996とはずがたり:2007/04/21(土) 15:28:32
>>5989
工務店なんかの店先にこやつのポスターが良く貼ってあってその度に不愉快になった。典型的な土木利権型議員だったのでは無かろうか(←やや憶測で断定w)。捕まったのは良いことであるヽ(`Д´)ノ


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