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ショタ提督「ポケモントレーナーになりたいなー」明石「了解です!」

12名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 19:26:40 ID:Wt134MFc




ショタ提督「......ここは?」

ショタ提督「どこかのポケモンセンターかな?」

ショタ提督「なんでここにいるのかよく覚えてないけどすごい酷いめにあった気がする......」

>>12「気がついたようですね」

13名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 19:27:07 ID:Wt134MFc
安価↓

14名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 19:27:14 ID:PxE5gwhU
ナース高雄

15名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 19:27:47 ID:6dbXI99s
ああ!逃れられない!

16名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 19:28:08 ID:7K6b4oYA
あっ…

17名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 19:29:17 ID:L57Eaz2s
やはりヤバい!

18名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 19:32:03 ID:RRWQUDF6
ジュウジュンモンスターやめろ

19名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 19:36:29 ID:c3KUXXnw


20名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 19:44:41 ID:Wt134MFc
ジョーイさん高雄「目が覚めたようですね」

ショタ提督「あっジョーイさん、よく分からないけどありがとうございます」

高雄「たまたまレンジャーの方が襲われてるあなたを救出してここまで運んでくれたんですよ?私は何も」

高雄「しかし野生のカビゴンに襲われ無事生還できるとは中々の強運でしたね」

高雄「特にこの時期は冬眠前であついしぼうを蓄えないといけないからより凶暴化するんですよ?」

ショタ提督「ああそんなことになってたんだ......食べられなくてよかった」

高雄「あと衣服が食いちぎられてたので換えのお洋服を着せておきましたから......///」

ショタ提督「ありがとうございます!とりあえず明石たちのトコに帰ろうかな」

高雄「い、いけません、貴方みたいなおいしそうな......じゃなくてか弱そうな少年が手ぶらで出歩くには危険です」

ショタ提督「そういえば僕ポケモンいないんだった......」

ショタ提督「じゃあカビゴンに襲われても大丈夫なようにもっと強いポケモン貸してよ」

高雄「じゃあ>>22をあなたに預けます」

21名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 19:45:07 ID:MgtPVn2Y
鹿島

22名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 19:45:22 ID:jAg6BPp2
ホッポ

23名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 19:45:28 ID:KoWrPP42
摩耶

24名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 19:46:05 ID:CVKF0Sws
おー序盤らしくてええやんと思ったらええ…(困惑)

25名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 19:46:12 ID:2kPAF6UU
よわそう

26名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 19:57:40 ID:Wt134MFc
高雄「ホッポちゃん?この子をお家まで届けるお仕事よ?」

えんじのホッポ「カシコマり!」

ショタ提督「えー僕にポケモン貸してくれるんじゃないの?」

高雄「わがまま言わないでください!」

高雄「だいたいバッチ持ってないあなたの言うこと聞いてくれるポケモンはいません」

ホッポ「ワタシにマカセろ!」

高雄「この子はこう見えても腕の立つトレーナーなのよ?」

ショタ提督「分かったよぉ」


〜帰路〜


ショタ提督「あー僕もポケモン欲しいなー」

ホッポ「オマエぽけもんモッテナいノカ?」

ショタ提督(このこ妙に片言だなぁ......)

ショタ提督「うん、貰うつもりだったんだけど......」

ホッポ「ナラ、ワタシがオマエのポケモン捕マエルの手伝ッテヤル!」

ショタ提督「えっ!?本当?」

ガサガサ

ショタ提督「あっ!なんかいるよ!」

>>27が飛び出してきた!

27名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 19:57:55 ID:irw/uzbw
雲龍

28名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 19:58:08 ID:2kPAF6UU
ゾロア

29名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 19:58:13 ID:ClvDB3j6
とりあえず絞られることはなさそう

30名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 19:58:17 ID:1C9FkZXo
なんかちがう!

31名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 20:02:24 ID:io1STSqc
またポケモンじゃないからちくしょう!

32名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 20:04:08 ID:1C9FkZXo
鎮守府回りを歩き回ってるだけだこれ!

33名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 20:07:10 ID:U83RUroc
最初の草むらからドラゴンタイプが出てくるとはたまげたなぁ・・・

34名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 20:09:16 ID:Wt134MFc
おとなのおねえさんの雲龍「あら、こんなところに可愛い子が二人も」

ホッポ「目ガ合ッタゾ!」

ショタ提督「え?なんの話?」

ホッポ「トレーナー同士ガばとるスル合図ダロ!ソンナコトモ知ラナイノ?」

ショタ提督「僕はどうすればいいの?」

ホッポ「見テロ!」

ショタ提督「あっはい」

雲龍「出ておいで>>36

ホッポ「イケ!>>39

35名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 20:09:44 ID:1C9FkZXo
ドリュウズ

36名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 20:10:16 ID:oWaBk5FU
明石

37名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 20:10:56 ID:hdWa8C7A
ミュウツー

38名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 20:11:10 ID:v3saM/OU
カモネギ

39名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 20:11:16 ID:jAg6BPp2
ピジョン

40名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 20:11:17 ID:ClvDB3j6
ヒマナッツ

41名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 20:11:17 ID:2qU9xIyI
バンギラス

42名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 20:11:24 ID:PxE5gwhU
明石(あずれん)

43名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 20:11:47 ID:KoWrPP42
夕張

44名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 20:13:32 ID:1C9FkZXo
徳川くんやっとまともなポケモンが出てきたぞ

45名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 20:21:44 ID:Wt134MFc
雲龍「出ておいで、明石」

明石「アカシッ(高音)」

雲龍「どう?珍しいポケモンでしょ?」

ショタガキ「誰だよ(全ギレ)」

明石「ごめんなさぁい......わたし身も心もこの人のポケモンにされちゃいましたぁ(はぁと)」

ホッポ「エェ......気持チワルッ......」

ホッポ「イケッ!ピジョン!!」

ピジョン「ピジョーッ」

ホッポ「フキトバセ!」

ピジョン「ピジョジョジョジョ」ゴゴゴゴゴゴゴゴ←(突風を起こす音)

明石「ちょっままま!!」

明石「やーなかーんじー!!」キラッ

ホッポ「海ノ藻屑トナレ」

雲龍「あぁ......珍しいポケモンが......」

ショタ提督「ポケモンの定義ガバガバじゃないか(呆れ)」

46名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 20:25:02 ID:PxE5gwhU
アカシじゃなくてムサシだったのか

47名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 20:28:53 ID:Wt134MFc



ショタT「というかもう家帰らなくていいや、あれいなくなったし」

ホッポ「コレカラドウスルンダ?」

ショタT「旅に出るよ、もともとそのつもりだったし」

ショタT「だからまず僕のポケモンを......」

ガサガサ

ホッポ「アソコニ何カ居ルゾ!」

>>49が飛び出してきた!

48名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 20:29:45 ID:ClvDB3j6
やまおとこ

49名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 20:29:56 ID:2kPAF6UU
ルカリオ

50名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 20:30:24 ID:jAg6BPp2
つよい

51名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 20:31:31 ID:9fbKsfSk
かてない

52名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 20:38:50 ID:Wt134MFc
ルカリオ「リオッ!」

ショタT「あっ!すごく強そうなのが出てきたよ!!」

ホッポ「ヨシ!任セロ!ゲットシテヤル!」

ホッポ「イケ!ピジョン!」

ピジョン「ピジョッ!」

ホッポ「ツバメガエシ!」

ピジョン「ピジョーッ!」

ルカリオ「リオーッ!」

ショタT「や、やっぱり強いよこいつ!」

ホッポ「結構ヤルナ!戻レピジョン!」

ホッポ「本気デ行クゾ!出テ来イ>>54!!」

53名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 20:39:42 ID:nu7UTfhE
ムサシ(戦)

54名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 20:39:49 ID:v3saM/OU
サマヨール

55名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 20:40:39 ID:2kPAF6UU
摩耶

56名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 20:40:55 ID:1C9FkZXo
ほっぽちゃん何気に強いですね…

57名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 20:42:33 ID:jAg6BPp2
ほう、ゴーストタイプですか…
ノーマルも添えて相性補完のバランスもいい

58名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 20:49:43 ID:wOICrdB2
これポケモントレーナートレーナーなんですがそれは

59名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 20:50:15 ID:9fbKsfSk
なんでもいいけどよぉ
相手はあのルカリオだぜ

60名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 20:53:29 ID:Wt134MFc
ホッポ「イケ!サマヨール!」

サマヨール「ヨール......」

ショタT「な、なんか怖そうなのが出てきた!」

ルカリオ「ル!?」スカッ

ホッポ「アノポケモンじゃコイツにダメージを与えられないナ」

ショタT「なんかずるくない?」

ホッポ「ずるくナイ!ナイトヘッド!」

サマヨール「サマママ......」

ルカリオ「リオー!」

ホッポ「モウ一度ナイトヘッド!」

ルカリオ「ルッ......」

ショタT「やばいよ!このままじゃ死んじゃう!」

ホッポ「安心シロ!瀕死にさせるつもりはナイ!」

ホッポ「ホラ、これ」

ショタT「これ......?ボール?」

ホッポ「モンスターボールだ!お前が投げないとダメだゾ!」

ショタT「あっ!そ、そうか!それっ!」

パシュッ

ポンポンポン

ヌッ

ヌッ

ヌッ

カチッ

ショタT「や、やったー!ルカリオを手に入れたぞ!!」

61名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 20:57:59 ID:2kPAF6UU
愛宕高雄にルカリオ共々搾られそう

62名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 20:59:30 ID:9fbKsfSk
ルカショタいいゾーこれ

63名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 21:14:00 ID:Wt134MFc
〜ポケモンセンター〜

ショタT「どうルカリオ?もう大丈夫?」

ルカリオ「リオッ!」

ホッポ「お前のボールでゲットしたんだカラ、お前をトレーナーとして認めてくれるハズダゾ!」

ジョーイさん高雄「まさかルカリオをゲットしてくるとは......中々見込みのある子ですね」

ショタT「これで旅も安心だね!じゃあそろそろ行こうかな!」

高雄「待ちなさい、いくらその子でもここらのトレーナーにすぐ返り討ちにあいます」

ショタT「こんなに強いのに?」

ホッポ「ゴーストには手も足も出ナカッタゾ」

ショタT「そ、それは......」

高雄「だいたいあなたポケモンバトルのことよく分かってなさそうだし勉強が必要よ」

ショタT「おかしいな......ポケモンのこともっと知ってたはずなのに......」

ショタT「新シリーズになったときに前作の記憶が無くなってるサトシの気分だよ」

高雄「そういうメタいのはなしでお願いします」

高雄「この近くにトレーナーズスクールがあります、そこでお勉強してきなさい」

ホッポ「ワタシもソコの生徒ダゾ!案内シテヤル!」

ショタT「トレーナーズスクール?」

64名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 21:15:23 ID:9fbKsfSk
深海トレーナーズスクールですねクォレハ…

65名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 21:34:47 ID:Wt134MFc
〜トレーナーズスクール〜

先生「マイクチェックー、ワンツー」

生徒「先生、もう授業始まってますよ」

先生「あっ、すみません」

先生「ゴホン、それより、本日は新入生のご紹介をします」

先生「しょうた、ていとく、くん?珍しい名前ね」

ショタT「ショウタです、よろしくお願いします」

先生「皆さんからも大きな声で、はいっ、よろしくお願いします」

生徒「よろしくお願いします」

生徒>>67-70

66名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 21:35:36 ID:v3saM/OU
朝潮

67名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 21:35:48 ID:1C9FkZXo


68名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 21:35:53 ID:RcIJ04mw


69名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 21:36:01 ID:ChiSvquY
グラジオ

70名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 21:36:40 ID:io1STSqc
ハウ

71名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 21:41:49 ID:vX2xJJhI
アローラ地方だったのか?

72名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 21:42:59 ID:9fbKsfSk
ごった煮世界でしょ。

73名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 21:48:31 ID:Wt134MFc
ハウ「ねーねーショウタはどこの町からきたのー?」

ショタT「さ、さぁ、どこだろう......分からないや......」

雷「自分の町の名前も言えないのぉ?そんなんじゃダメよ!」

グラジオ「誰にだって明かしたくない過去の一つや二つあるさ、詮索はしまい」

潮「そこまで抉らせてないとは思いますが......」

ショタT「それより、僕はバトルがしたいんだ!授業を聞きに来たんじゃない」

ハウ「あ^〜いいねー!バトルしよー!」

雷「ちょっと!あんまりポケモンたちを無理させちゃダメよ!」

潮「元気な人たちですね......」

グラジオ「ふん、お手並み拝見させていただこうか」

〜運動場〜

ハウ「ここなら広くて戦いやすいよー!」

潮「あまり時間がないので1対1でお願いします」

雷「次の授業に遅れちゃダメだからね!」

ショタT「よし!出て来い!ルカリオ!」

ハウ「すげー!ルカリオだー!!かっこいー!!」

グラジオ「ほう、めずらしい奴が出てきたな」

ハウ「君に決めた!いっけー!>>74

74名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 21:49:30 ID:9fbKsfSk
アタゴン

75名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 21:51:14 ID:/BpgY/zg
アマゾン

76北上くんのちんぽ魚雷:2017/11/19(日) 21:52:01 ID:???
悪夢再び

77名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 21:52:14 ID:2kPAF6UU
ルカリオくんがしぼりとられちゃう

78名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 21:53:08 ID:akxkfbhY
そうか、そう来たか

79名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 21:53:19 ID:jAg6BPp2
あんなのが野生で草むらを徘徊してるのか…(恐怖)

80名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 21:54:07 ID:Wt134MFc
ハウ「いっけー!」

ボゥン

ズドーーーン(土煙)

愛宕「パンパカパーン!」」

グラジオ「カビゴンか」

雷「格闘には相性悪いんじゃない?」

潮「けたぐりで一発では」

愛宕「おいクソガキども」

81名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 22:15:04 ID:Wt134MFc
ハウ「どう?強そうでしょー?」

ショタT「嗚呼なんだか懐かしい気がする」

愛宕「ふふふ、提督!?この私とすごした甘い日々を忘れたなんて言わせないわ!」

愛宕「まず『したでなめる』で提督の貞操観念を麻痺させてそのまま『なしくずし』で『のしかかり』を仕掛けて最後に『○○○をだすこうげき』でフィニッシュよ!!!!!」

ショタT「ルカリオ、けたぐり!」

愛宕「あしッ!?」ズコーッ

愛宕「〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッッッッ!!!!(悶絶)」

雷「あのポケモン何キロくらいあるのかしら」

グラジオ「13,400トンだろ?」

潮「それは排水量では......って何の話ですか」

ハウ「あーもうダメかー、もういい、戻って」

愛宕「いや、まだ戦えr」ボゥッ

雷「あら?もう終わっちゃったの?」

グラジオ「相性が悪過ぎただけだ、次はよく考えてポケモンを選ぶんだな」

潮「さぁ、教室に戻りましょう」

82名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 22:29:02 ID:PxE5gwhU
>>愛宕「おいクソガキども」



83名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 22:34:36 ID:Wt134MFc
先生「聞きましたよ!ショウタくんがハウくんとのバトルに勝ったって!」

ハウ「うん、負けちゃったー」

ショタT「イマイチ勝った気がしないなぁ」

先生「むむむ......これは未来のエリートトレーナーの匂いがしますねぇ!」

先生「そこで!ショウタくんに私から特別プログラムを用意します!」

先生「この学校の腕の立つトレーナーたちと戦い、見事勝ち抜いたら卒業試験をいたします!」

ショタT「もう卒業できるの?まぁいいけど」

雷「すごいじゃない!さすが私が見込んだ男よ!」

潮「いつの間に見込んだの?」

先生「どうです?受けて立ちますか?」

ショタT「もちろんだよ!僕のルカリオがいれば楽勝さ!」

先生「分かりました。それでは潮さん!相手をして差し上げないさい!」

潮「えぇ!?きゅ、急過ぎないですかぁ...?」

グラジオ「先生からのご指名だ、断るのか?」

潮「わ、わかりました」


〜バトルステージ〜


先生「試験はすべて1対1で行います、それでは互いにポケモンを繰り出して下さい!」

ショタT「いけっ!ルカリオ!」

ルカリオ「リオッ!」

潮「で、出てきて!>>85

84名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 22:35:46 ID:SE.2b5oU
明石(ソ)

85名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 22:35:59 ID:py7bcQW2
トレーナーへ直接攻撃を謀るとかダークポケモンかな?

86名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 22:36:09 ID:io1STSqc
ミルタンク

87名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 22:36:25 ID:PxE5gwhU
朧のキングラー

88名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 22:37:24 ID:ChiSvquY
レシラム

89名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 22:38:39 ID:CVKF0Sws
ダーク(♂)ミルタンクですかね

90名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 23:08:44 ID:Wt134MFc
安価下で



潮「で、出てきなさい!ミルタンク!」

ミルタンク「ンモー!」

ショタT「あれはノーマルタイプのミルタンク?また楽勝じゃん!」

雷「ちょっと!そんなポケモンじゃダメじゃない!」

グラジオ「同じ轍を二度踏むような真似はしまい、勝つ見込みがあるのだろう?」

先生「バトル、始めっ!!」

ショタT「いっけー!けたぐりだ!」

潮「ミルタンク!思念の頭突き!」

ミルタンク「ンモーッ!」ズガッ

ルカリオ「ルカッ!」バシュッ

ショタT「あ、あの攻撃は!?」

雷「ノーマルタイプの弱点は格闘よ!ならその弱点を突くエスパー技覚えさせる!常識よ!」

ハウ「あーこれ授業で聞いたやつだー」

グラジオ「もっとも、ルカリオは鋼だから決定打にはなってないがな」

ショタT「もう一度けたぐりだ!」

潮「ま、負けません!思念の頭突き!」

ミルタンク「ンモッ!!」

ルカリオ「ルカァ......!」

ショタT「ル、ルカリオ!ひるんじゃダメだよ!」

雷「決まった!このまま打ち勝てるわ!」

ハウ「あールカリオが負けちゃうなー......」

グラジオ「......」

ショタT「ル、ルカリオ、僕たちもう負けちゃうのかな......?」

ルカリオ「」キッ

ショタT「ル、ルカリオ......?まだ諦めるなって......?」

ショタT「......そうだよね!いけルカリオ!けたぐりだ!!」

雷「無駄よ!ミルタンクはああ見えて身軽なのよ!ルカリオより先手を突いて......」

ルカリオ「ルカァッ!!」

潮「うそっ......!?速っ......」

ミルタンク「ンモッ!?」ズゴォッ

先生「そこまで!試合終了!」

ハウ「あれ、ルカリオ勝ったの?よく分からないけどおめでとー!!」

先生「ふふふ、授業の教材にしたいくらい良い勝負でしたわ!」

ショタT「ルカリオ!やったね!さすがだよ!」

ルカリオ「」コクッ

雷「嘘でしょ?奇跡だわ......」

グラジオ「奇跡じゃない、だが、ルカリオの不屈の心がもたらした必然の勝利だ」

91名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 23:15:18 ID:CPqUOe1U
かっこいい

92名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 23:19:56 ID:Wt134MFc
ショタT「先生!僕もルカリオも万全だよ!早く次のバトルをしよう!」

ルカリオ「ルカ!」

先生「ふふふ、自信過剰になるのも程ほどにしてくださいね」

先生「それでは雷さん?準備はいい?」

雷「当然よ!かかってらっしゃい!」

ショタT「いけ!ルカリオ!」

雷「おいで!>>95

93名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 23:20:24 ID:io1STSqc
サンダー

94名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 23:20:34 ID:oWaBk5FU


95名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 23:20:38 ID:ClvDB3j6
ライボルト

96名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 23:20:54 ID:vX2xJJhI
ゼクロム

97名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 23:51:38 ID:Wt134MFc
雷「おいで!ライボルト!」

ライボルト「ライッ!」

ハウ「おー!やっぱライボルトはかっこいいなー!」

グラジオ「もうタイプ相性に頼った攻め通用しない、腕の見せ所だな」

先生「試合、始めっ!」

ショタT(けたぐりは体重が重いほど威力が高くなるんだっけ......どう見たってあのポケモンは軽いとなると)

雷「ライボルトォ!スパーーーク!!」

ライボルト「ボルッ!!」

ショタT「ルカリオ!グロウパンチ!」

ルカリオ「リオッ!!」

潮「あれは確か、攻撃力が上がる効果を持つ......」

グラジオ「あぁ、少しは考えがあるらしいな、だが......」

ルカリオ「ルッ!?」ビリビリ

ショタT「なっ!どうしたんだルカリオ!?」

ハウ「あーあれ麻痺だー!嫌なやつだー!」

雷「攻撃力を上げたっても無駄よ!エンジンかかる前に落としてやるわ!スパークよ!!」

ライボルト「ボルゥッ!!」

ショタT「が、がんばれっ!こっちもグロウパンチ!」

ルカリオ「ルカァッ!!」

雷「そんな攻撃じゃダメよ!ライボルトとどめよ!」

ライボルト「ボルットォー!!」

ハウ「いけるかなー?」

雷「私のライボルトの素早さには勝てないわ!もう麻痺して動けるかどうかすらままならないじゃない!!」

ショタT「麻痺がどうした!いけぇ!ルカリオッ!!」

グラジオ「まさかっ!?」

ルカリオ「ル、ルカァッッ!!」シュッ

雷「えっ!?」

ショタT「電光石火!!!」

ライボルト「ボルゥッ!?」ズゴッ

潮「す、すごい......」

先生「試合終了!勝者、ショウタのルカリオ!!」

ハウ「え、なに?なにが起こったの?」

ショタT「すごい!すごいよ!ルカリオ!!」

ルカリオ「」ニッ

先生「こっちが勉強させられますよねぇ(生涯学習)」

雷「ライボルト!大丈夫!?痛くない!?ごめんね!私のせいで!」

グラジオ「惜しかったな、だが確かに負けは俺たちトレーナーの責任だ」

グラジオ「次の相手は俺たちか......ヌル」

98名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 23:52:56 ID:oWaBk5FU
アニポケ感出てきた

99名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/19(日) 23:56:31 ID:ChiSvquY
雷のポケモンになりてぇなぁ俺も

100名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/20(月) 00:32:02 ID:Dwwm622A
オイル:ヌルすき

101名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/20(月) 00:37:31 ID:xdirqF4Y
雷ちゃんはやっぱり電気タイプ似合ってるよな〜

102名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/20(月) 00:46:29 ID:AUZFYiis
ショタT「先生!もう十分休んだよ!早く次のバトルをしよう!?」

ハウ「まーそんなに急がなくてもいいなじゃない?」モグモグ

ショタT「君は何食べてるのさ......」

ハウ「これ?アローラ名物のマラサダだよー!はい、ショウタにもあげるー!」

ハウ「あールカリオにあげる分がなくなっちゃった......代わりにこの実を」

ルカリオ「ル?」

先生「ハウくん?トレーナーの対戦場内での飲食は禁止していますが?」

ハウ「あー!す、すみませーん!」

先生「ふふふ、慢心してはダメですよ。あわよくばそろそろ痛い目を見てもらったほうが今後の成長のため......」

潮「それ教育者として不適切な発言では......」

グラジオ「先生から言われなくとも、俺とヌルが好きにはさせん」

タイプ:ヌル「ヌルッ」ガシンガシン

ショタT「見たことないポケモンだ......」

グラジオ「教えてやる、こいつはタイプ:ヌル、ノーマルタイプのポケモンだ」

雷「ちょっと!そんなことバラしちゃダメでしょ!」

ハウ「でもこっちはルカリオのこと知ってるからそっちの方が公平だよねー」

雷「まぁそれもそうだけど......」

ショタT「ええ?じゃあ楽勝じゃん」

グラジオ「ああ、だから俺の手の内をバラすのもここまでだ、いいな?」

ショタT「な、なんか怪しいな......」

103名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/20(月) 00:50:42 ID:AUZFYiis
先生「それでは第三試合!グラジオ対ショウタ!勝負、始め!」

ショタT(見るからに鈍そうだから素早さでは負けないハズ......ミルタンクよりは軽そうなのを考えてここは......)

ショタT「ルカリオ!グロウパンチ!」

ルカリオ「ルカァ!」

タイプ:ヌル「......」ズガッ

グラジオ「ヌル、ニトロチャージだ!」

タイプ:ヌル「ヌルッ!!」

ルカリオ「ルカァッ!?」ドゴォッ

ショタT「えっ!?炎技!?」

雷「しかもただの技じゃないわ!」

潮「使うたびに素早さが上がるんですよね?グロウパンチの素早さ版......ってとこでしょうか?」

ハウ「へーノーマルタイプのポケモンなのにあんなことできるんだー」

グラジオ「鋼タイプのルカリオと言えど弱点を突かれると脆いもんだ、次でとどめを刺してやる」

ルカリオ「ルゥッ......!」

ショタT「そ、そんな......」

ショタT(どうすしよう......?けたぐり?いや、どれだけ効果があるかも分からないし先手で撃てそうにない......)

ショタT(電光石火?ダメだ...パワーが足りない...)

ショタT(くそっ!せめて最初にこれを選んでおけば!体力さえ残っていれば......!)

グラジオ「......ん?」

潮・雷「え?」

ハウ「あーあれは」

ルカリオ「」ガツガツ

先生「あれはオボンの実?バレずに道具まで持たせているとはなんて油断ならない!」

グラジオ「計算が狂ったか......ヌル!行け!!」

タイプ:ヌル「ヌルゥッ!!」ガシンガシン

ルカリオ「リオッ!!」

ショタT「ル、ルカリオ!大丈夫!?いけるね!?」

ルカリオ「」コクッ

グラジオ「ニトロチャージ!!」

タイプ:ヌル「ヌルッ!!」

ルカリオ「ルカァ!!」ズガァッ

ショタT「今だ!カウンター!!」

グラジオ「カウンターだとっ!?」

ルカリオ「ルッカァアアア!!」

タイプ:ヌル「ヌルッ!!」ドゴォッ

潮「き、決まった......」

先生「勝者!ショウタのルカリオ!!」

ショタT「か、勝った......」

ハウ「あー勝っちゃったー、あははー......」

雷「ちょっと!道具使うなんて卑怯じゃない!」

グラジオ「そんなことはない、単に俺の慢心がもたらした負けだ」

グラジオ「悪いな、ヌル......」

タイプ:ヌル「......」

104名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/20(月) 00:57:53 ID:xdirqF4Y
面白くなってきたー

105名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/20(月) 01:01:17 ID:KfimfzUA
ルカリオ君USUMに過去作からリオルの卵持ってくるくらい好き

106名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/20(月) 01:02:55 ID:YrgSuiyQ
ドスケベ艦いないと平和だな

107名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/20(月) 01:09:43 ID:69sN8C8.
なんかほぼただのポケモンで草

108名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/20(月) 01:11:33 ID:KfimfzUA
けたぐりさえあれば多分大体の艦娘は沈むからね

109名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/20(月) 01:20:58 ID:AUZFYiis

https://i.imgur.com/yE7Hf5W.jpg

先生「すごい!すごい!素晴らしいわ!!」

先生「まさにセンセーショナル」

雷「こっ...こごえるかぜが......」

先生「いやーこんな見込みのある生徒が現れるなんて私、とっても感激です!」

ショタT「それで、次のバトルは?」

先生「ふふっ......それではお待ちかねの、先生との卒業試験になります」

ハウ「ついさっき来たのにもう卒業だってー!あははー!」

先生「ですが、次のバトルは公式戦にのっとたルールで行います!」

潮「それってつまり......3対3ってことですか?」

先生「その通り!しかしショウタくんの手持ちは一匹、ルカリオのみ!さて困りましたねぇ......」

先生「そこでです、ショウタくんは手持ちの3匹を用意してもらいます!」

先生「期日はありませんのでじっくり戦力を整えてから挑んでください!」

ショタT「えー折角乗りに乗ってきたのに......」

ガチャッ

ホッポ「聞イタゾ、オマエ、モウ卒業スルンダッテナ」

ショタT「あっ!ホッポちゃん!」

ホッポ「イナクナル前ニ私と勝負シロ、イイナ?」

ショタT「で、でもルカリオじゃ君のサマヨールには......」

グラジオ「良い機会だ、旅に出るなら仲間は多く必要になる、少しここに留まれ」

雷「卒業するまでにリベンジしてやるんだからね!」

潮「わ、わたしも......!」

ハウ「あははー!なんか騒がしくなりそうだー!」

先生「ふふ、みんな仲良くて結構よ、それでは今日はゆっくり休んでね」

一同「はーい」










https://i.imgur.com/HWyXUQW.jpg

続くったら続く

110名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/20(月) 01:27:11 ID:KfimfzUA
オツシャス!
キリシマ表記だとクマの方が思い浮かびますね…

111名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/20(月) 01:29:48 ID:xdirqF4Y
先生の霧島度高くて草

次回もお待ちしてナス!

112名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/20(月) 12:56:41 ID:Dwwm622A
ルカリオくんが艦娘に絞られるSSを、一本だけ、下さいっ!

113名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/20(月) 20:53:28 ID:AUZFYiis
霧島先生はああ見えて肉体派だという潮

114名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/20(月) 20:53:46 ID:AUZFYiis
ショタT「にくたいは?」

潮「結構勝ちに拘るというか......」

グラジオ「それを言うなら武闘派だ」

ハウ「あーみんな〜!アローラ〜」

雷「さぁ今日はお出かけ日和ね!アンタたち!いくわよ!!」

グラジオ「急にどうした」

雷「どうしたって、決まってるじゃない!ポケモンゲットしに行くのよ!」

潮「あぁ、ショウタくんの仲間を捕まえに行くのですね」

ハウ「そーだねー、でも単純におれがポケモンゲットしたいからなんだよねー」

雷「ショウタ!アンタに負けてばっかりいられないんだから!分かってる!?」

ショタT「これがライバルってやつなのかな?」

115名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/20(月) 20:54:15 ID:KfimfzUA
もう始まってる!

116名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/20(月) 20:56:13 ID:AUZFYiis
〜?番道路〜

雷「ほえるーはねるーそらをとぶー!」

ハウ「トライアタックーメガトンパンチー!!」

ショタT「うたうーねむるーサイコキネシスー!」

潮「ろ、ロケットずつきー10万ボルトぉ......」

グラジオ「......」

雷「ピィィイィカァァァアァァァァアアアア!!でしょう!!」

グラジオ「知るか」

グラジオ「お前らが騒がしくハイキングしてるせいでポケモンが全然出てこないだろうが」

ハウ「あっ本当だ」

潮「そういえば妙にポケモンの気配がないですね......」

雷「それにここら辺の草むら、凄い荒らされてるわ!誰よこんなひどいことしたの!」

ショタT「あっ!見て!あそこに何かいるよ!!」

>>118「!?」

117名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/20(月) 20:57:43 ID:KfimfzUA
シロナ

118名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/20(月) 20:58:14 ID:xdirqF4Y
鳥海

119名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/20(月) 21:14:33 ID:AUZFYiis
けんきゅういんの鳥海「ここら辺に目当てのポケモンは居なさそうです......っと」

ショタT「何してるんですか?」

鳥海「あっ、これはこれは可愛いトレーナーさんですね」

雷「あなた!これはどういうことなの?ここら辺の草むらが荒れてポケモンが居ないのはあなたのせいなの!?」

潮「ちょっ......初対面の人にそんな」

鳥海「ふふっ、それは秘密です、大事なお仕事なもので」

ハウ「仕事か知らないけどこんなことしたらパパに怒られちゃうよ」

グラジオ「怪しいな」

鳥海「やれやれ......こんな子供に嘗められるなんて私も情けないですね......」

鳥海「ちなみに舐められるのは嫌いじゃないです」

ハウ「へー」(その他一同無言)

鳥海「トレーナーならバトルに文句は無しですよね?私が勝ったらおとなしく帰ってください、いいですね?」

ショタT「望むところだ!いけっ!ルカリオ!!」

ルカリオ「ルカァ!」

鳥海「あら、結構珍しいポケモンですね」

鳥海「ふふ、出てきなさい!>>121

120名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/20(月) 21:19:59 ID:/Bmtr7Lg
ヒマナッツ

121名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/20(月) 21:20:07 ID:KfimfzUA
ペリッパー

122名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/20(月) 21:30:04 ID:nj5fuHPw
鳥+海でペリッパーなのか

123名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/20(月) 21:34:46 ID:AUZFYiis
ペリッパー「ペリッ!」

潮「あ、あれは飛行ポケモンの......!」

ポツ

ショタT「ん?」

ポツポツ

ハウ「あれ?」

ザーーーーー

雷「ちょっと!あんなに良い天気だったのに!!」

グラジオ「まずいな......」

ショタT「ルカリオ!グロウパンチ!!」

ルカリオ「ルカァッ!」

ペリッパー「ペリー?」

鳥海「ルカリオ......はどうポケモン......相手の 発する 波動を キャッチすることで 考えや 動きを 読み取ることが できる」

鳥海「だったら読み取ってごらんなさい!水の波動!!」

ペリッパー「ペリッパー!!」ババババ

ルカリオ「リオッ!?」バシュウッ

ショタT「ル、ルカリオ!?」

グラジオ「おい、引かせろ!そいつには勝てない!!」

鳥海「そうです、おっしゃる通りよ」

ショタT「嫌だよ......そうだろ!ルカリオ!」

ルカリオ「ルカァッ!!」

ハウ「あわわわ、頑張れルカリオー!」

グラジオ「奴に格闘技は通らん、その上特殊技はカウンターできない......」

潮「そんな......勝ち目がないってこと......」

雷「あ、あんなの私のライボルトなら一発なのに!」

124名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/20(月) 21:35:08 ID:UGZH32p2
チョイス上手いっすね

125名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/20(月) 21:37:51 ID:SQxmDZx6
拳の尖ってる部分に雷落とさせて無理やりかみなりパンチしろ(アニポケ脳)

126名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/20(月) 21:58:53 ID:AUZFYiis
ショタT「ルカリオ!頑張れ!こっからが本番だろ!!」

ルカリオ「ルカッ!」

鳥海「あなたのルカリオは可愛そうですね」

ショタT「えっ......!?」

鳥海「ポケモンには無限の可能性があるのに......あなたはそれに目も当てず自分勝手なことを言ってばかり」

鳥海「もうちょっと可愛がってあげたかったけど......興味が尽きました」

鳥海「水の波動!」

ペリッパー「ペリッ!!」バババババ

ルカリオ「ッ!!」

ショタT「ルカリオ!ルカリオ!?」

ルカリオ「ルゥ......」バタッ

ショタT「起きてよ!もう終わっちゃったの!?嘘でしょ!!」

ハウ「な、なぁショウタ......ルカリオはもう十分がんばったよ」

ショタT「まだだよ!まだ僕は諦めてない!!」

グラジオ「オイ、見苦しいぞ」

雷「グラジオ!アンタなに言ってんのよ!ショウタの気持ちが分かってるの!?」

グラジオ「なんだ、お前には分かるのか?」

雷「分かるわよ!やいそこの水鳥雨女!私が相手よ!!」

潮「わっ...私だって!!」

鳥海「あら、二人がかり?ふふ、いいですよ」

>>127「おい鳥海、お前なに遊んでんだ」

127名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/20(月) 21:59:41 ID:gWJEi4qA
摩耶

128名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/20(月) 22:02:46 ID:AUZFYiis
摩耶「あぁ?なんだこいつら」

鳥海「あら、ちょうどいい所に、つき合ってくれる?」

摩耶「んー?」

雷「......ッ!!」

潮「......!」

摩耶「......ハ、そういうことならねぇ」

摩耶「おらっ!出て来い>>129!!」

129名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/20(月) 22:06:11 ID:eb4r.Ryc
ランターン

130名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/20(月) 22:12:36 ID:KfimfzUA
高雄型揃い踏みか

131名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/20(月) 22:31:36 ID:AUZFYiis
摩耶「出て来いランターン!」

ランターン「ラーン!」

雷「おいで!ライボルト!」

潮「頑張って!ミルタンク!」

ライボルト「ボルッ!」

ミルタンク「ンモー!」

摩耶「オイオイ、めんどくせぇ奴が出てきたぞ」

鳥海「構わないわ」

雷「ライボルト!スパークよっ!!」

潮「ミルタンク!踏みつけ!!」

鳥海「守る!」

ペリッパー「ペリリリリ......」

摩耶「しゃーねぇなぁ......ランターン!波乗り!!」

ランターン「ラーン!」ザバザバザバ

ハウ「見て!ランターンの周りの水が!」

グラジオ「まずい離れろ!巻き込まれるぞ!!」

雷「えっ!?」

潮「あっ...」

ザバーン

鳥海「あら、大丈夫かしら」

摩耶「やっべ、ちょっとやり過ぎたかな」

グラジオ「オイ!お前ら大丈夫か!?」

潮「へ、平気です!でも......」

ミルタンク「ンモー...」

雷「ライボルト!しっかりして!」

ライボルト「ボルゥ...」

摩耶「なんだそりゃ、もう終わりか」

鳥海「お遊びにもならなかったかしら?」

ハウ「あわわわわ......こりゃレベルが違うよ......」

グラジオ「......」

132名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/20(月) 22:41:58 ID:AUZFYiis
グラジオ「お前らアクア団だな?」

ハウ「え?なにそれ」

鳥海「......」

グラジオ「ふっ、まさかな。こんな所にカイオーガが居るわけないしな」

グラジオ「帰るぞ、すぐポケモンセンターに行く、俺らも風引くぞ」

雷「そ、そうね!行きましょう!」

潮「ごめんね!モーちゃん......」

グラジオ「......おい!」

ショタT「......う、うん」

トボトボ

鳥海「......」

摩耶「ポカーン」

鳥海「顔に出過ぎよ」

摩耶「ばっ!バレてねぇし!」

133名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/20(月) 23:02:26 ID:AUZFYiis
〜ポケモンセンター〜

ジョーイさん高雄「はい、みんなのポケモンはすっかり元気になりましたよ」

雷「ごめんねライボルト!もうあんな思いさせないからね!」ナデナデ

ライボルト「ボルボルゥ」スリスリ

雷「ちょっとがっつき過ぎよ!静電気出ちゃうじゃない!」バチバチ

潮「モーちゃん、ごめんね......私がもっとしっかりしてれば......」

ミルタンク「ンモー」

ハウ「ねーショウタ?ルカリオをボールから出してあげないの?」

ショタT「......どんな言葉かけてあげればいいのか分からないし......」

グラジオ「......」

高雄「ねぇ?ショウタくん?」

ショタT「はい......」

高雄「男の子って、泣くの我慢するでしょ?それが強いと思ってるからかしら」

ショタT「......」

高雄「でもね、お姉さんは、『もう出ない』ってくらい涙を流せる男の子の方がすき」

ショタT「......」

高雄「ごめんなさいね、なんでもないわ」










ショタT「ひぐっ......ひぐっ......おかしいなぁ.....」

ショタT「まだ出るよぉ......」

134名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/20(月) 23:17:04 ID:AUZFYiis
〜トレーナーズスクール〜

霧島「ショウタくん、最近やけに大人しいわねぇ」

霧島「授業態度こそは良好で筆記試験も優秀......」

霧島「でもなんかただの優等生って感じになっちゃったかしら」

霧島「もっと見込みのある子かと思ったんだけど......」

コンコン

>>135「お邪魔しまーす」ガラガラ

135名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/20(月) 23:18:25 ID:gc732462
マツブサ

136名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/20(月) 23:29:02 ID:kGHaJ.jM
フランクだな

137名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/20(月) 23:29:42 ID:nKrzBQUs
どっちの世界のマツブサなのか

138名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/20(月) 23:31:47 ID:AUZFYiis
マツブサ校長「どうした、霧島先生御悩み事ですかな?」

霧島「あっ組長」

マツブサ校長「校長です」

霧島「かわいい生徒が悩んでるのに教師である私が悩まずにいられるものかと」

マツブサ校長「恋の悩みですか」

霧島「違うと思いますが......」

マツブサ校長「教え子が可愛いのも仕方ないですが一線だけは......」

霧島「勝手にショタコンにしないで」

マツブサ校長「私も娘のように可愛がっている部下が」

霧島「その話聞き飽きました、というかご自身の立場考えてください、『も』ってなんだコラ」

マツブサ校長「それで、本題のその悩みを聞かせてくれないでしょうか、私が力になれれば」

霧島「よろしいんですか......?」

マツブサ校長「折角なのでお茶でも頂きましょうか」

霧島「はい、ホウエンの新茶ですよ」

139名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/20(月) 23:51:52 ID:AUZFYiis
ショタT「特別講習?」

霧島「その通り!」

霧島「今日このトレーナーズスクールに他校のクラスをお招きして交流会を行うのよ!」

潮「ずいぶん急な話ですね」

ハウ「えー!楽しみー!もしかしてバトルするの?」

霧島「ええもちろん!それも特別なバトルを披露いたします!」

雷「披露するー?誰が?」

霧島「私がです」

ショタT「先生が?」

ハウ「えー!!先生のバトル見れるのー!?」

グラジオ「ほう」


〜スクール対戦場〜


霧島「こちら○○スクールの>>140先生です」

>>140「よろしくお願いします」

140名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/20(月) 23:53:59 ID:nKrzBQUs
アオギリ

141名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/20(月) 23:54:06 ID:KfimfzUA
武蔵(艦これ)

142名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/21(火) 00:05:20 ID:DEyRPK9c
霧島「アオギリ校長先生ですよ」

アオギリ「よろしくお願いします」

雷「強面!」

潮「危なそうな人ですね......」

アオギリ「そこ、人を見た目で語るんじゃない」

グラジオ「海賊ごっこしたタイツの男が危険じゃないと?」

アオギリ「そういうキャラなんでな、普段はもっと地味な服を着てるぞ」

アオギリ「まぁ挨拶はこれくらいで......私は校長先生と話してくるよ。後は任せたぞ、>>143くん」

143名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/21(火) 00:05:30 ID:tOcFlIvg
マッチポンプかな?

144名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/21(火) 00:08:07 ID:tOcFlIvg
安価下で↓

145名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/21(火) 00:08:39 ID:xKo7JhcA
明石(ソ)

146名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/21(火) 00:11:45 ID:.m1EE8aU
ウィンターリーグかな?

147名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/21(火) 00:12:06 ID:DEyRPK9c
(対応できる範囲なら安価拾いたいけどジャンルが)ちょっとズレてるかな......

再安価
>>149

148名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/21(火) 00:13:09 ID:xKo7JhcA
すまんな

安価なら↓

149名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/21(火) 00:13:28 ID:f3FGlrRk
阿武隈

150名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/21(火) 00:23:24 ID:DEyRPK9c
阿武隈「はい!阿武隈にお任せください!」

霧島「それでは、阿武隈先生と私のバトルをご覧あれ!」

霧島「の前に......」スチャ

ショタT「......?」

霧島「」シャキーン!

ハウ「ぶっ!」

潮・雷「クスクス」

グラジオ「だっさい眼鏡だな」

霧島「わ、笑っていられるのも今のうちだけですよ......!」

霧島「出てきなさい!バクーダ!!」

バクーダ「バクゥ!!」

ハウ「すげー!バクーダだー!!」

グラジオ「ほう、あんなポケモンを使うのか」

霧島「さぁて!かかってらっしゃい!!」

阿武隈「私だって生徒のみんなにいいとこ見せてあげるんだから!!」



つづく

151名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/21(火) 00:25:39 ID:tOcFlIvg
霧島が噴火してしまう

152名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/21(火) 01:05:35 ID:Otk4ex2c
物騒な校長先生たちですね…

153名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/21(火) 21:16:06 ID:DEyRPK9c
   問    題



「わざマシン28」とは
「しねしねこうせん」である?


→はい
 いいえ 











阿武隈「ん''ん''っ!!違います!!」

154名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/21(火) 21:17:00 ID:DEyRPK9c
ショタT「あれ、バトルは?」

阿武隈「それではみなさーん!私のバトルよく見ててくださーい!」

生徒1「それでさー」

生徒2「まじー?」

阿武隈「ちゃんと見ててくださーい!!」

潮「あの人大丈夫なんでしょうか......?」

霧島「あ、ああ見えても実力はありますから......」

雷「もう!早く始めて欲しいんだけど!」

阿武隈「分かってますよ!先生としての威厳見せ付けてやるんだから!」

阿武隈「出番よ!>>156!!」

155名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/21(火) 21:31:07 ID:Y58M4Rm.
アブリボン

156プトレノヴァインフィニティ:2017/11/21(火) 21:33:03 ID:???
チルタリス

157名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/21(火) 21:56:32 ID:DEyRPK9c
チルタリス「チルー!」

潮「か、可愛い〜」

ハウ「なんだあれー!初めて見るかもー!」

ショタT「知ってる!ドラゴンタイプのポケモンだ!」

グラジオ「バクーダの炎技と地面技に対して耐性がある、はっきり言って相性はよくないな」

霧島「ご心配なく!それではまずは手始めに......」

阿武隈「チルタリス!竜の波動よ!」

チルタリス「チルー!!」ババババ

霧島「原始の力!!」

バグーダ「バクゥ!!」ゴゴゴゴ

ハウ「すげー!どっちも強いぞー!!」

霧島「ふふ、この程度で騒いでもらっては困りますよ?」スチャ

阿武隈「とっておきを見せてあげるんだから!」

雷「ん?何よあれ」

ショタT「先生のダサい眼鏡が突然光り輝きすごい存在感を放ってる!」

潮「あっちの先生の方も似たように!」

霧島「校長に託されたこの力!上手く使いこなしてやるわ!」キラーン

阿武隈「生徒のみんなのご期待に応えます!」キラーン

霧島「バクーダ!」

阿武隈「チルタリス!」

霧島・阿武隈「メガシンカ!!」

キュイーン

グラジオ「これは......」

ショタT「メガシンカ......?」

158名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/21(火) 22:20:29 ID:DEyRPK9c
メガチルタリス「チルルル!!!」

メガバクーダ「バグゥゥ!!」

雷「なにあれ!あんなの聞いたことないわ!!」

潮「ポケモンにこんな可能性が秘められてるなんて......」

ショタT「すごい......」

阿武隈「お見舞いしてやるわ!チルタリス!ハイパーボイスよ!」

メガチルタリス「チルルルルルル!!」

メガバクーダ「バクゥ!」

潮「まるで妖精の歌声を聞いてるようだわ......」

グラジオ「食らってるポケモンからしたら堪ったもんじゃないがな」

阿武隈「うん!あたし的にはとーってもOKよ!チルタリス!!」

メガチルタリス「チルゥ!」

霧島「ふふっ、浮かれるのも程ほどにしないといけないですよ?」

霧島「バクーダ!大地の力!!」

メガバクーダ「バグゥゥゥ!!」ゴゴゴゴゴゴ

ハウ「ひえー!フィールドがむちゃくちゃになっちゃうよー!!」

ショタT「すごいパワーだ......!」

阿武隈「そっか、地面技が当たっちゃうのか......」

霧島「凄いパワーだわ!さすがよ!」

阿武隈「ま、負けないんだから!チルタリス!龍星群!!」

霧島「バクーダ!大文字!!」

メガチルタリス「チルーーーーッ!!!」

メガバクーダ「バックウウウウウウ!!!!」

阿武隈「いっけええええええええええええええ!!!」

霧島「燃やせええええええええええええええええ!!!!」

ショタT「あっ......」(光に包まれる)







ドカーン!

ラッキー「ラッキ、ラッキー」クイクイッ

ジョーイさんの高雄「スクールからかしら......」

高雄「やれやれ、また忙しくなりそうね......」

タブンネ「タブンネー」

159名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/21(火) 22:33:46 ID:DEyRPK9c
阿武隈「もう......髪がグシャグシャ......」プスプス

霧島「想像以上ねぇ......」モクモク

ハウ「もーむちゃくちゃだよー......」

霧島「と、ともかく!これでみんなも分かったでしょ?''メガシンカ''について」

ショタT「あ!そうだった!結局メガシンカってなんなの!?」

霧島「そうね......どういうものか説明しろと言われても難しいのだけれども......」

霧島「そういうのもあるよっ!て、ことです」

グラジオ「説明になってないが」

霧島「ともかく!よく分からないけどポケモンにはそういう素晴らしい力があるってこと!」

霧島「みんなのポケモンだってそうかもしれないわ?」

雷「えっ!本当に!?」

ハウ「へー!」

霧島「だからこそ、ポケモンたちの可能性を諦めちゃダメ!」

霧島「トレーナーなら自分のポケモンを信じて、共に強くなっていかなきゃならないのですよ」

ショタT「そうなんだ......」

160名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/21(火) 22:52:55 ID:DEyRPK9c
雷「なーんかテンション上がっちゃったわ!!」

ハウ「いやー熱かったねー、いろいろ」

潮「あのチルタリスって子、とっても可愛くて強くて惚れ惚れしちゃいました......!」

雷「よーし!もっと強くなって私もメガシンカしてやるんだから!」

潮「雷ちゃんがするんだ......」

雷「もちろん私だけじゃないわ!私のライボルトも!アンタたちも!」

雷「......ってあれ?ショウタはどこ行ったの?」

グラジオ「さぁな......」



〜??番道路〜


ショタT「ポケモンを信じて、共に強くなって......」

ショタT「来て、ルカリオ!」

ボゥッ

ルカリオ「ルカ!」

ショタT「ルカリオ、僕......」

ルカリオ「?」

ショタT「強いトレーナーになってみせるから、キミに相応しい立派なトレーナーに」

ルカリオ「......」

ショタT「自分のポケモンにこんなこと変かもしれないけど、よろしくの握手だよ」スッ

ルカリオ「」ニッ

ガシッ!

ショタT「いたっ、やっぱルカリオは力がつよいや」

ガサガサ

ルカリオ「リオッ!?」

ショタT「あっ!野生のポケモンだ!」


>>161がとびだしてきた!

161名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/21(火) 22:53:31 ID:49L3lRWw
スバメ

162名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/21(火) 23:19:07 ID:DEyRPK9c
スバメ「スバー!」

ショタT「あっ!スバメだ!おそって来る!」

シュバッ

ルカリオ「ルカッ!」

ショタT「速い!いいぞルカリオ!」

バタバタバタ

スバメの群れ「スババババ!!」

ショタT「やばい!ここはスバメの縄張りだ!!」

スバメ2「スバーッ!」

スバメ3「スバーッ!」

ルカリオ「ルカッ!ルカァッ!」

ショタT「まずいよ!不用意に刺激しちゃ!」

スバメ4「スババババ!!」

スバメ5「スッバー!!」

ルカリオ「ルッ!!」

ショタT「そうか......僕を守ろうとして......」

ショタT「僕が弱いから......ルカリオにまで迷惑かけて......」

ショタT「こんなんじゃダメだ......」

ショタT「......」

ショタT「ルカリオ!戻れ!!」(ボールをかざす)

ルカリオ「!?」

キュイン

ショタT「僕を誰だと思ってる......お前らみたいな騒がしい奴は片っ端から捕まえてやる......!」

ショタT「このっ!くらえっ!モンスターボールだっ!!」

スバメ2「スバッ!?」パシュッ!

ポン、ポン、ポン

ショタT「どうだ、見たか!ルカリオがいなくたってお前らなんか怖くな......」

(黒い影)バッッ!!

ショタT「えっ......」

パシュッ!

スバメ2「スバーッ!」

ショタT「そんな......モンスターボールが何かに壊された......速すぎて見えなかった......!」

ショタT「あ、あれは......」

バサッバサッ

オオスバメ「スバァ......」

ショタT「あ......ああ」ガクガク

163名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/21(火) 23:46:07 ID:DEyRPK9c
ショタT「そ、そんな......聞いてないよ......」

オオスバメ「」キッ

ショタT「......っ!!」

ショタT「こ、怖いよ......無理だよ......こんなの」

オオスバメ「スバアアアァッ!!!」バッッ

ショタT「......助けて」



(モンスターボールが開く音)



ショタT「......え?」

ショタT「......ル......」

ルカリオ「ルッカァ......」ギリギリ

オオスバメ「スバァッ!?」

ショタT「ルカリオ!?ボールに戻ったはずじゃ!?」

ルカリオ「ルカァ!」

ショタT「そうか、そうだよね!自分がすべきことが何か、今なら分かるよ!」

オオスバメ「スバァッ!!」

ショタT「来る!次で決めないと!」

ルカリオ「ルッ!!」

オオスバメ「スバァアア!!」

ショタT「受け止めて!耐えるんだ!!」

ルカリオ「ルカァアア!!」ズガッ

ショタT「今だ!カウンター!!」

オオスバメ「スバァ!!?」ドゴッ

ルカリオ「リオォッッ!!」

オオスバメ「スバッ!」

ショタT「耐えられた!?ならここで決める、モンスターボール!!」

オオスバメ「!?」パシュッ

ポンポンポン

ヌッ

ヌッ

ヌッ

ショタT「............!?」

カチッ

ショタT「や......やったぁ!!オオスバメをゲットしたぞ!!」

スバメ達「スバッ!?スババッ!?」

ショタT「群れが逃げていく......助かったんだ......」

ショタT「ルカリオ、ありがとう......キミに引っ張ってもらってばっかりで......最低のトレーナーだよね、僕」

ルカリオ「ルカ?」

ショタT「キミは、こんな僕にでも、ついて来てくれるのかい?」

ルカリオ「ルカッ!」コクッコクッ

ショタT「そういうと思ったよ、キミは最高の相棒だよ」

ルカリオ「」ニッ

164名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/21(火) 23:55:53 ID:DEyRPK9c
雷「ちょっと!なによその格好!!ボロボロじゃない!!」

ショタT「えへへへへ」

潮「いったいどんな酷い目に......」

ショタT「知りたい?ほらっ!出てきてオオスバメ!!」

ポン!

オオスバメ「スバアァ!!」

ハウ「おー!でっけースバメ!!」

ショタT「こいつを捕まえるのに苦労してね」

雷「ルカリオだけならともかくアンタまで戦った訳じゃないでしょうね!!無茶しないでよ!バカ!!」

グラジオ「お前はお母さんか」

雷「なによ!文句ある!?」

グラジオ「開き直るな」

ショタT(ほんとはもっと大事なものをゲットできた気がするけど、これは言わなくていいや)

ショタT「早速バトルしようよ!いくぞ!オオスバメ!」

オオスバメ「スバァ!!」

雷「もう!キツイかみなり落としてあげるんだから!来なさい!ライボルト!!」

ショタT「あっ!それはちょっと......」


続くったら続く

165名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/21(火) 23:57:12 ID:DEyRPK9c
???(>>167)「ここがトレーナーズスクールかー」

166名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/21(火) 23:58:58 ID:H/I/FPnY
吹雪

167名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/22(水) 00:17:26 ID:ckYdlNDg
武蔵(艦これ)

168転生MUGEN者ロア:2017/11/22(水) 12:52:36 ID:???
タイチョウミズカラガ……?

169名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/22(水) 13:28:31 ID:ocKO04V6
サスガダァ…

170名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/22(水) 21:30:56 ID:LmkHCG8c
ロケット団鎮守府かな?

171名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/22(水) 21:36:53 ID:sxt6A4Lo





霧島「それでは出欠とりまーす」

霧島「雷さん」

雷「はーい!」

霧島「潮さん」

潮「はい」

霧島「モブ1さん」

モブ1「はい」





霧島「ハウくん」

ハウ「はーい」

霧島「モブ20さん」

モブ20「はい」

霧島「北方さん」

ホッポ「ハイ」

霧島「武蔵さん」

武蔵「はい」

ショタT「誰?」

172名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/22(水) 21:37:38 ID:sxt6A4Lo
霧島「あら、紹介が遅れましたね」

武蔵「武蔵と申します」

霧島「武蔵さんはみなさんよりちょっと大きいですがみんなと一緒にここでお勉強します」

ハウ「ちょっと?」

武蔵「未熟者ですが、どうかよろしくお願いします」







雷「ねぇねぇ!武蔵さんはなんでポケモンのお勉強しようと思ったの?」

武蔵「キミたちと同じだ、ポケモンマスターを目指すためだ」

ショタT「ポケモンマスター?」

潮「スケールが大きいですね......」

武蔵「しかし私はポケモンたちのことをまったく分かっていない世間知らずだ」

武蔵「そこで初心に返ろうと思いここの門を叩いた訳だ」

ハウ「へー行動力あるー」

雷「そうだ!折角だから一緒にポケモンゲットしに行きましょう!」

雷「私もそろそろ新しい仲間が欲しいのよ!」

武蔵「ほう、いいじゃないか、行こう」

雷「よし!決まり!みんなも行くわよ!」

グラジオ「そうか、行って来い」

雷「なんかノリ悪いわねー、まあいいわ、ハウたちはどうする?」

ハウ「うん、いこー」

ショタT「うん、行く!」

雷「よーし!出発よ!」



〜???番道路〜



雷「さー出てらっしゃい!私が一番にゲットしてやるんだからね!」

潮「張り切ってるね......」

武蔵「ここではどんなポケモンが出てくるのか、楽しみだな」

ガサガサ

ハウ「あー!あれ見てー!!」



>>174がとびたしてきた!

173名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/22(水) 21:38:30 ID:oBOVTNvM
ミニリュウ

174豆狸:2017/11/22(水) 21:39:15 ID:???
ポリゴン

175名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/22(水) 21:51:37 ID:sxt6A4Lo
ポリゴン「ポリポリ!」

ハウ「なんだあれー!!」

武蔵「おお!初めて見るな!」

潮「わ、私もです......」

ポリゴン「ポリッ!?」キッ

武蔵「むっ」

雷「あっ!武蔵さん危ない!早くポケモンを出して!!」

武蔵「なるほど、相手にとって不足なし......」

武蔵「私が相手だ!!」ドン!!!

ショタT「なに言ってんの」

武蔵「''ゲット''とは!こうするのだろう!!」ガシィッ!

ハウ「ファッ!?」

雷「なにやってんのぉ〜〜〜〜!!!???」

ポリゴン「ポリリリリリ......」

武蔵「ははは!どうだ参ったか!!」ギリギリ

ポリゴン「ポリィ!!」バチバチハバチ!!!

武蔵「うおおおおおおおおおおお!!!!???」ビリビリビリビリビリ!!!

ショタT「やばい!ポリゴンの放電だ!!」

ポリゴン「ポリー!」ササササ

ハウ「あー逃げちゃったー......」

武蔵「」プスプス

雷「ちょっと!だ、大丈夫なの!?」

武蔵「くっ......まだ己の鍛錬が足りぬか......!」

ショタT「それは違うよ」

176名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/22(水) 22:01:46 ID:sxt6A4Lo
雷「ポケモンをゲットするにはボールを使うのよ!モンスターボール!!」

武蔵「なるほど、そういうものもあるのか」

潮「それ以外にどうゲットしろと......」

ハウ「あははー、もしかして武蔵さん結構やばいかもー!」

ショタT「うん、色々やばいよ」

雷「やれやれ......なんだか心配になってきたわ......」

武蔵「心配はいらん、次は上手くやる」

雷「やっぱダメ!もう帰りましょう!!」

潮「さ、賛成ですね......」

武蔵「ならばこの武蔵一人で」

雷「帰るつってるでしょう!!」







グラジオ「なるほど、なやみのタネが増えたな、おかあさん」

雷「うるさいわねぇ」

177名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/22(水) 22:26:06 ID:sxt6A4Lo
ショタT「ルカリオ」

ショタT「オオスバメ」

ショタT「先生とのバトルに必要な手持ちは3体か......」

ショタT「でも勝てるかな?あのバクーダを出してくるのかな......」

ショタT「もしメガシンカされたら正直勝てそうにない......」

ショタT「......」

ホッポ「悩んでるナ、オマエ」

ショタT「うわっ!ビックリした!」

ホッポ「バトルのこと、考えてたダロ?」

ショタT「わかった?」

ホッポ「聞こえてタ」

ショタT「ははは」





ホッポ「ポケモンバトルは相性ダ、相性」

ショタT「タイプの?」

ホッポ「ソウダ、ドンナに強い奴デモ苦手なモノがアル」

ホッポ「オマエのルカリオだってゴーストポケモンにはどうしよもないダロ?」

ショタT「あっ、そうだったね......」

ホッポ「オマエ私とバトルする気アンノカ?」

ショタT「先生とのバトルのこととかで頭が一杯でさ......」

ショタT「でもありがとう!おかげでいい考えが浮かんだよ!じゃあね!」

ホッポ「マァ頑張れヨ」

178名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/22(水) 22:30:24 ID:sxt6A4Lo
〜?番水道〜


ショタT「水ポケモンだ、僕に必要なのは水タイプのポケモンだよ!」

ショタT「でもどうやって捕まえればいいんだろう......」

釣り人の>>179「お困りですか?」

179名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/22(水) 22:31:59 ID:ckYdlNDg
港湾棲姫

180名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/22(水) 22:43:11 ID:sxt6A4Lo
ショタT「あっ!釣りだ!そういうのもあるんだ!」

港湾のお姉さん「釣りがシタイノ?」





港湾「コウシテ......釣り糸をタラシテ......」

ショタT「うん」

港湾「後はジット待つノヨ」

ショタT「......」

港湾「......」

ショタT「お姉さんはトレーナーなの?」

港湾「ソウネ......バトルはアンマリ好きジャナイケド......」

港湾「海のポケモンが好きナノ」

ショタT「へー」

港湾「坊やはバトル好き?」

ショタT「うん、好き!」

港湾「私もバトルしてアゲタ方がイイカシラ......?」

ショタT「う〜ん......今は釣りの方をしたいし......」

ショタT「それにバトルすきじゃないって言ってる人に無理に申し込むのもどうかなって」

港湾「フフフ、いい子ナノネ」

クイクイッ

ショタT「あっ!引いてるよ!どうしよう!」

港湾「焦らないデ、落ち着いて引き上げるノヨ」

ショタT「影が見えてきた......」ドキドキ

港湾「来るワ!気をツケテ!」

ザバーン!

>>182を釣り上げた!!

181名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/22(水) 22:46:23 ID:as34CAiI
キバニア

182名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/22(水) 22:46:40 ID:fp2Yept2
スターミー

183名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/22(水) 22:47:59 ID:z52mCh/g
戦艦レ級

184名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/22(水) 23:15:47 ID:sxt6A4Lo
スターミー「ヘァ!」

ショタT「あっ!スターミーだ!」

港湾「キレイネ......」

ショタT「ねぇお姉さん、あのスターミー僕がゲットしてもいい?」

港湾「ウン、イイワヨ」

ショタT「いけっ!オオスバメ!」

オオスバメ「スバァ!!」

ショタT「ついばむ!」

オオスバメ「スバスバスバスバ!!」ガガガガガガ

スターミー「ヘァッ」

スターミーが怪しい光を放つ

港湾「アノ光は危ナイワ!」

ショタT「オオスバメ!?どうしたの?」

オオスバメ「スバー?」

港湾「混乱シテルワ、早く直さナイと!」

ショタT「時間を稼いでやる!影分身!!」

オオスバメ「スバ?」

ショタT「もう!しっかりしてよ!」

オオスバメ「スバババ!」

ショタT「よし!これで......」

スターミー「スター!」シュンシュンシュン

オオスバメ「スバッ!」

ショタT「しまった!スピードスターだ!かわせない!」

港湾「ネェ坊や、コレを使って?」

ショタT「これは?」

港湾「ルアーボールよ、釣り上げたポケモンたちを捕まえるためのボール」

港湾「モウ少しHPを減ラセラレレバ、コレで捕まえられると思うワ」

ショタT「もう少しか!オオスバメしっかりしろよ!」

オオスバメ「スバッ!」キリッ

ショタT「いくぞ!燕返し!」

オオスバメ「スバァ!」シュバッ

スターミー「ヘァッ!!」ババババ

ショタT「バブル光線か!耐えて!オオスバメ!」

オオスバメ「スバァ!」

ショタT「いいぞ!いけっ!ルアーボールだ!」

スターミー「!?」シュイン

ポンポンポン

ヌッ

ヌッ

ヌッ

カチッ

ショタT「やったー!スターミーをゲットしたぞ!」

港湾「フフフ、オメデトウ」

185名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/22(水) 23:37:47 ID:sxt6A4Lo
ショタT「釣りのお姉さん、ありがとうね」

港湾「イイのよ、それより......」

港湾「知ってる?最近ネ、野生のポケモンたちに凄く乱暴シテルトレーナーがいるラシイノ」

ショタT「えっ?」

港湾「コノ港モ、棲んデル水ポケモンたちが酷い目にあわされたミタイ......」

ショタT「確かに......前にそういうことがあった」

港湾「アナタのポケモンたちはアナタの命令に逆らわないケド、あなたのことちゃんと見てるんダカラネ」

港湾「ただ強いだけのトレーナーになっちゃダメ、優しいトレーナーになってネ?」

ショタT「そうだよね!うん、気をつけるよ!」

港湾「ねぇ、最後にもう一度スターミーを出してくれナイ?」

ショタT「わかった!出てきて!スターミー!」

スターミー「ヘァ!」

港湾「スターミー?私の目ををよく見テクレル?」

スターミー「?」

ショタT「?」

港湾「......オワッタワ」

ショタT「え......何が終わっちゃったの?」

港湾「違うワ、コノ子の記憶を呼び起こシタノヨ」

港湾「トッテオキノ技よ?『ハイドロポンプ』って言うの」

ショタT「ハイドロポンプ?」

スターミー「」カッ

スターミー「スタアアアアアア!!!」ババババババ

ショタT「うわぁっ!何だコレ!!?」

港湾「凄イワ!ステキよスターミー!」

スターミー「ヘァッ!」

ショタT「お姉さん何者なの?」

港湾「サァ......ナンデショウネ?」

港湾「もし『ラブカス』ってポケモンが釣れタラ、『ハートのウロコ』を持ってるか確かめてネ?」

港湾「お姉さんアレ集めテルノ!」

ショタT「わかった!覚えておくよ!」

ショタT「今日はありがとねー!」

港湾「フフ、じゃあネー」

186名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/22(水) 23:56:46 ID:sxt6A4Lo




ショタT「いけ!スターミー!ハイドロポンプだ」!!」

スターミー「スタアアアアア!!」バババババ

ハウ「すっげー!」

潮「いつの間にこんなポケモンを......」

武蔵「ははは!相手にとって不足なしだな!この武蔵が」

雷「ダメつってんでしょ!マジで死ぬからね!!」

霧島「やれやれ、やはりこの子は油断なりませんね......」

ショタT「先生!僕はいつでもいけるよ!勝負しよう!」

霧島「あら、いいのかしら?言っておきますけど今のあなたではまだ」

ピーンポーン

<お呼び出しいたします、霧島先生、霧島先生、教員室までお願いします

霧島「あら?何かしら?」

雷「なにか悪いことやらかしたんじゃないのー?」

霧島「私は先生です!生徒のみなさんと一緒にしないでください!」





マツブサ「霧島先生、こちらまで」

霧島「えっ、組長!?」

マツブサ「校長です」

マツブサ「こちらを先生にお渡ししたいのです」

霧島「この石はまさか......」

マツブサ「どうか未来ある生徒たちのために役立てて下さい、よろしいですか?」

霧島「は、はい!この霧島にお任せください!」



続くったら続く

187名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/23(木) 01:48:21 ID:75YpYqW2
いいゾ〜これ

188名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/23(木) 01:51:10 ID:AjSFul9Y
なつかしい気持ちになる

189名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/23(木) 22:27:49 ID:bF3H1jHc
ちょっとお休み

190名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/24(金) 19:00:02 ID:MInU.mjg
とりあえずアドレスを貼るのみで、当スレからは立ち去りますが、
もし興味ある方は読まれて下さい。

いずれ誰もが直面する「死の絶望」の唯一の緩和・解決方法として。

(万人にとってプラスになる知識)
《神・転生の存在の科学的証明》
http://message21.web.fc2.com/index.htm

191名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/25(土) 21:56:57 ID:aOCqGzUg
とある日





潮「......」

雷「心配しなくていいの!きっとなんとかしてあげるんだから!」

潮「そうだよね......」

ハウ「おはよー!みんな!」

ショタT「潮ちゃん!雷!おはよう」

潮「あっ......お、おはよう」

グラジオ「どうした?具合が悪そうだな」

潮「実は......」

雷「聞いてよ!おっぱいが出なくて困ってるの!」

ショタT・ハウ・グラジオ「   」

192名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/25(土) 21:57:55 ID:7X5MMRiI
もう始まってる!

193名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/25(土) 21:58:01 ID:t.NXS/z.
ママー!ウゥゥウーウー

194名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/25(土) 21:58:52 ID:aOCqGzUg







ミルタンク「ンモォ......」

潮「最近急に具合が悪くなって......」

雷「本当につらそうね......」

雷「......」

雷「アンタら変なこと考えてなかったでしょうね?」

ショタT「えっ......それは」

ハウ「そっちの言い方もどうなのさー......」

グラジオ「いらん話はやめろ」

グラジオ「ポケモンセンターで見てもらったんだろ?ジョーイさんの言う通りにすればいいだけだろ」

潮「一応入院を薦められたんだけど......」

潮「モーちゃんにはこの子たちがいるから......」

ミルタンク(Lv1)「ンモー、ンモー」

ハウ「子供のミルタンクかわいいなー!」

潮「この子たち......モーちゃんのミルクしか飲みたがらなくて大変なの」

潮「モーちゃんもそれが分かってるから、必死でミルク出そうとして......」

雷「大丈夫よ!絶対に助けてあげるんだからね!」

ショタT「何かいい方法があるの?」

雷「そ、そうね......」

ハウ「あっないんだ」

グラジオ「少しでも助けになりたいならやれることはあるが」

雷「ど、どうすればいい!?」

グラジオ「大した事じゃないが」

グラジオ「好きな木の実でも食べさせて少しでも元気付けてやるとかな」

ハウ「あーいいねー!ポケモンはみんな木の実大好きだもんねー!」

グラジオ「潮、モーちゃんの好みは分かるか?」

潮「好みのタイプ......?」

グラジオ「俺は突っ込まんぞ」

195名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/25(土) 22:00:38 ID:aOCqGzUg
雷「『あまい』とか『からい』ってことでしょう?」

グラジオ「ああ、だいたいのポケモンには好みの味ってもんがあるんだ」

ハウ「だって」

潮「......///」

ショタT「素で間違えたんだ......」

潮「で、でもモーちゃんは真面目な子だから好き嫌いなくなんでも食べますよ?」

雷「うーん、じゃあ決まりね!」

雷「片っ端から木の実集めてきて好きなだけ食べさせてあげるわ!!」

ハウ「ちからづくだなー」

ショタT「でもそれいいと思うよ!僕にも手伝わせて!」

グラジオ「俺もだ、力になるぞ」

雷「ふふふ、珍しく乗り気じゃない?」

グラジオ「なんだ、悪いか?」

雷「とってもいい事よ!それじゃあアンタたち、行くわよ!!」

潮「みんなありがとう......!」

196名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/25(土) 22:07:23 ID:aOCqGzUg
〜???の森〜


雷「ここら辺にたくさんなってるはずなんだけど......」

ショタT「というか自分たちで採るんだ......」

雷「当然でしょ!自然のものが一番よ!」

ショタT「僕的にはグラジオくんみたいにお店で探した方が良かったかな......」

雷「あっ!あそこに人がいるわ!ちょっと聞いてみましょう!」



>>198に話しかけた

197名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/25(土) 22:08:03 ID:MJjk1ctM
若葉

198名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/25(土) 22:08:10 ID:z.k1q93o
浜風

199名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/25(土) 22:08:16 ID:t.NXS/z.
秋月

200名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/25(土) 22:09:11 ID:MJjk1ctM
これは参考になりそう、おっぱい的な意味で

201名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/25(土) 22:19:01 ID:aOCqGzUg
浜風「やはりですね......」

雷「ごめんなさーい!」

浜風「あら、こんな所に人が?トレーナーですか」

ショタT「はい、ただ別にバトルがしたい訳じゃないんですけど」

浜風「それではなお更です」

浜風「あなたたちのようなちっちゃい子供たちが遊びに来るようなところではありませんよ」

乳風「」プルン

雷「ちっちゃくて悪かったわね」

ショタT「雷ちゃん、、落ち着いて」

202名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/25(土) 22:32:48 ID:aOCqGzUg
雷「アンタだって子供でしょ!大小はともかく!」

ショタT「よく見たら僕と年は同じくらいかも......一部を除いて」チラチラ

浜風「......ともかく、あなた方と違って私はここに遊びに来ている訳ではありません」

浜風「この森とそこにすむ野生ポケモンたちの研究をしているんです」

雷「私たちだって遊びじゃないわよ!」

雷「大事な友達のためにおいしい木の実いっぱい持って帰ってあげるんだから!文句ある!?」

ショタT「あ、あんま喧嘩腰はやめようよ......」

浜風「文句はありません、ただ助言させて下さい」

浜風「ここでは木の実はとれません、諦めてください」

ショタT「え、なんで......?」

浜風「最近とあるポケモンの群れがこの森に住み着いてここを縄張りにしてしまいました」

浜風「彼らは元々住んでいたポケモンたちを追い出して、ここらの木の実を独占してしまったようなのです」

雷「ちょっと!それ勝手すぎない!?」

ショタT「そのポケモンって?」

浜風「>>204です」

203名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/25(土) 22:40:04 ID:vJDL.KZY
アイアント

204名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/25(土) 22:40:22 ID:pyE7wyKI
ジャラランガ

205名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/25(土) 22:42:52 ID:0ZYRa2Io
新作でめっちゃ強くなったやべーやつじゃん

206名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/25(土) 22:56:21 ID:aOCqGzUg
ショタT「ジャラランガ?」

浜風「はい、ジャラランガというポケモンは本来ならばとても勇ましくかっこいいポケモンなんです」

浜風「ですがある日この地域にならず者のジャラランガとその一団が流れてきました」

浜風「彼らは身勝手な振る舞いでここ一帯を荒らしまわり」

浜風「行き着いた先がこの自然豊かな森だったんです......」

ショタT「そんなことが......」

ガサガサ

雷「あ!まさかこいつ!!」

ジャラコ「ジャラ!」

浜風「ええ、ジャラコです!群れのしたっぱです」

浜風「間違っても刺激しないでください、仲間を呼びますよ」

雷「出てきなさい!ライボルト!」

ボゥン

ライボルト「ボルゥ!」

浜風「ちょっと!下手な真似は......!」

ショタT「一匹くらいゲットしてもバレないかな......」

浜風「妙なわるだくみはやめて下さい!」

雷「ライボルト!スパークよ!!」

ライボルト「ボルッ!!」バチバチ

ジャラコ「ジャラッ!」

ジャラコ「」タッタッタ

雷「追い払ってやったわ!」

ショタT「逃げられちゃったー」

浜風「まったく......」

207名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/25(土) 23:27:33 ID:aOCqGzUg
<♪♪♪

雷「あっ!スマホが鳴ってる!ハウからね!」

ポチッ

ハウ『雷ー!ショウター!そっちはどうー?』

ハウ『なんかこっちはイマイチ収獲ないやー』

ハウ『お店の人に聞いたら最近全然木の実採れないんだってー!』

雷「悪いけどこっちも全然ダメ!でも聞いて!」

雷「木の実が採れないのはジャラランガのせいなの!」

ハウ『え?ジャラランガ?』

雷「でも大丈夫!今からそいつにキツーくお説教してやるんだから!!」

浜風「あなた何するつもりですか!?」

ショタT「説教しても木の実はくれないと思うけど......」

<オイ、貸せ!

グラジオ『おい!雷か!?お前今なんて言った!?』

雷「あら、グラジオどうしたのよ」

グラジオ『ジャラランガと言ったのか!?本当にそいつがいるなら早く戻れ!もしそいつにあったら......』

<カンカンカンカン......

ショタT「なにこの音?」

浜風「まずいことになってきたわ......」

雷「え?何!?もー!なんかやかましくて聞こえないから切るわね!じゃあね!」

ポチッ

<カンカンカンカンカン!!

雷「なによ!さっきからやかましい」

浜風「これはジャランゴが威嚇するときの音よ......しかも1匹じゃない!」

ガサッ!

ショタT「きた!」

208名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/25(土) 23:28:00 ID:aOCqGzUg
ジャランゴ「ジャラン!!」

雷「さっきのちび達までいるじゃない!」

ジャラコの群れ「ジャラジャラ!」

浜風「わかりましたね!こいつらに関わると大変なことになるのよ!?はやく逃げ......」

雷「来なさい!ライボルト!」

ショタT「こい!オオスバメ!」

ライボルト「ボル!」

オオスバメ「スバッ!」

浜風「聞け!(半ギレ)」

ショタT「オオスバメ!そらをとぶ!!」

オオスバメ「スバーーーー!」

雷「ライボルト!放電よ!!」

ライボルト「ボルボルッ!!」バチバチバチ!!

ジャラコの群れ「ジャラァー!」バチバチ

ジャランゴ「ジャラッ!?」バチバチ

雷「どうよ!一網打尽よ!!」

ジャランゴ「」キッ

ジャランゴ「ジャラァ!!」シュパッ

ショタT「えっ!?」

オオスバメ「スバッ!?」バキィッ

ショタT「そんな!あんなに空高く飛んでたのに当ててくるなんて!」

浜風「あれはスカイアッパーです!油断しないでください!」

ショタT「オオスバメ!こっちも上空からの攻撃だ!」

オオスバメ「スバアアアアア!!」

バキッ

ジャランゴ「ジャラァッ......!」バタッ

ショタT「どうだ!やったねオオスバメ!!」

オオスバメ「スバァ!」キリッ

浜風「無事に帰れるんでしょうか......」

209名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/25(土) 23:58:06 ID:aOCqGzUg
ショタT「見て!さっき倒したジャランゴたちが木の実を落としていってる!」

雷「本当だわ!やっぱりこいつらが独り占めしてるのね!」

ショタT「あいつらがわざわざ食べずに持ち歩いてたってことは、どこかに持って行こうとしてたんだよね?」

雷「群れのしたっぱが貢物を持っていく場所と言えば!」

ショタT・雷「うひひひひ......」

浜風「......やっぱりマズイこと企んでませんか?」

雷「なによ!まだ私達の実力を疑うの!?」

ショタT「僕もなんとかなりそうな気がしてきたよ!」

浜風「あんなしたっぱ連中、物の数ではありません」

浜風「本当に怖いのはジャラランガです、そもそもあなた方のポケモンとはレベルが違うんですよ」

雷「見て!これけもの道じゃない?」

ショタT「ここを辿っていけばいいのかー」

浜風「おい」

ショタT「あれ?行き止まりだ」

雷「あっ、見て!横穴よ!ここが奴らの巣に繋がってるのね!」

ショタT「かなり狭そうだけど......僕らくらいの体の大きさなら通れるかも」

浜風「ちょっと!待ちなさいって!」

雷「待てないわよ!」サッ

ショタT「先に行くよ!」サッ

浜風「本当にまずいから!」ムニュ

浜風「......」グイ

浜風「......」←胸が引っかかって動けない

210名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/26(日) 00:02:09 ID:C5g/McSA
??「やっぱ胸がデカいと損やな!ウチみたいにスレンダーなボディが一番や」

211名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/26(日) 00:20:36 ID:pZzXLxNo
〜巣穴内部〜


雷「潜入成功ね!」

ショタT「暗いね、こういうときは......」

ショタT「出てきて!スターミー!」

スターミー「ヘァッ!」ピカー

雷「明るくなったわ!やるじゃない!」

ショタT「スターミーのコアはいつも光り輝いてるんだよ、ただこれであいつらからもバレバレだけど」

雷「構わないわ!また返り討ちにしてやるんだから!」





ショタT「だいぶ歩いたけど......やけに静かだよね」

雷「本当にここに大ボスがいるのかしら......」

ショタT「......ん?雷ちゃん!見てよ!」

雷「光だわ!外に出れるのね!」

タッタッタ

雷「よく分からない広場に出たわね」

ショタT「ここだけ天井がなくて光が差し込んでる......」

雷「あっ!あれは!!」

山盛りに積まれた木の実を発見する

雷「やっぱりだわ!あいつらせっせと木の実を集めてたのね!」

ショタT「う〜ん......このまま木の実持って帰っちゃうだけだとただの泥棒な気がしないでもないけど」

雷「いいじゃない!独り占めするあいつらが悪いんだから!」

ショタT「そうだね!じゃあ貰っちゃおっか!」

<ジャラ

雷「でもその前に......」

<ジャラジャラ

ショタT「僕らもお腹空いたし......」

<ジャラジャラ

雷・ショタT「いただきまー」

ズドオォン!!!

212名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/26(日) 00:45:02 ID:pZzXLxNo
ショタT「うわぁっ!上からポケモンが降ってきた!!?」

立ち込める土煙

ショタT「こいつが......!?」

ジャラジャラ

雷「ここの主ってわけね......!!」

ジャラランガ「ジャララァ!!」

ショタT「いけっ!スターミー!!」

雷「来なさい!ライボルト!!」

スターミー「ヘァッ!」

ライボルト「ボルッ!」

雷「ライボルト!スパークよ!」

ライボルト「ボルゥ!」バチバチ

ショタT「スターミー!サイコキネシス!!」

スターミー「ヘァアアッ!」ビビビビビ

ジャラランガ「ジャラァァァ......」ジャラジャラジャラジャラ

ショタT「なんだ......?」

雷「な、何かくるわ!気をつけて!」

ジャラランガ「ラァッッ!!!!」

強烈な破裂音が洞窟内に響き渡る

雷「きゃああああああああああああっ!!!」

ショタT「うわあああああああああっっっ!!」

ジャラランガ「ジャラァ......」

雷「なによこの攻撃〜〜〜〜......」ジンジン

ショタT「耳が痛い......そうだ、ポケモンたちは......?」

雷「あっ......!ライボルト!しっかりして!」

ショタT「スターミー!」

ライボルト「ボル......」

スターミー「ピコンピコン」

雷「くっ......戻って!ライボルト!」

ショタT「戻れ!スターミー!」

雷「や、やっぱり......ちょっと調子乗りすぎてたのかしら......」

ショタT「まだだ!諦めないぞ!!」

ショタT「いけ!オオスバメ!!」

ボゥン

オオスバメ「スバァ!!」

213名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/26(日) 01:09:31 ID:pZzXLxNo
ショタT「オオスバメ!燕返し!!」

雷「いけるわ!相手が格闘なら飛行技で!」

オオスバメ「スバァッ!!」シュバッ!

ジャラランガ「ジャラ!」

ショタT「くそっ!まだ耐えれるのか!」

ジャラランガ「ジャラッッ!!!」グワッ!

オオスバメ「スバァッ!?」バキィ

空高く吹っ飛ばされるオオスバメ

雷「スカイアッパーだわ!!」

ショタT「あっ!オオスバメ!!体性を立て直すんだ!そのままじゃ地面にぶつかっちゃう!」

オオスバメ「......スバァ!」バサバサ

バサッ

雷「なんとか戻って来れたわね!」

オオスバメ「スバァ......」バタッ

ショタT「オオスバメ、よくやったよ、ボール戻って」ピュン

雷「やっぱりまずいわ......逃げましょう!」

ショタT「そうだね......!悔しいけど仕方ないよね」

ジャラランガ「ジャラッ!」

雷「あっ!」

ジャラコ・ジャランゴの群れ「ジャララララ!」

ショタT「囲まれてた!?いつのまに......」

雷「途中で誰も襲ってこなかったのは、初めからここにおびき寄せるための罠だったってことかしら......」

ショタT「そりゃ怒るよね、普通......」

雷「万事休すね......!」

群れ「ジャララララ!」

ジャラランガ「ジャラッ!」

<マジカルシャイン!!

ジャラランガ「ジャラッ!?」

ジャラコ・ジャランゴ「ジャラーッ!」キラキラキラ

雷「み、見て!ちび達が何かにやられたわ!」

ショタT「あ!キミは!!」



浜風「まったく......まぁ間に合ったようですね」

214名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/26(日) 01:17:01 ID:pZzXLxNo
浜風「言ったでしょう、ジャラランガはあなた達のかなう相手ではないと」

ショタT「ごめん......僕のせいでスターミーとオオスバメが......」

雷「ライボルト......またつらい思いさせちゃった......」

浜風「やれやれ、思ったとおりの展開だったようですね」

浜風「でも安心してください、あなた方のポケモンたちに代わって、この子があなた方を守ってみせます」

浜風「出てきなさい!>>215

215名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/26(日) 01:26:01 ID:qYi2tUwE
ゴルーグ

216名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/26(日) 02:16:44 ID:pZzXLxNo
ゴルーグ「ゴル!」ズドン

ショタT「すごい強そうなのが出てきた!」

浜風「主さん?この森、そしてこの洞窟には元々どんなポケモンたちが住んでいたご存知ですか?」

ジャラランガ「ジャラ?」

浜風「ここには様々なポケモンたちが住んでいました、このゴルーグ、いえ、ゴビットもその一人だった」

浜風「あなたに追い出されるまでは」

ジャラランガ「ジャララララ!!」ジャラジャラジャラジャラ

ショタT「まずい!あの攻撃だ!」

ジャラランガのスケイルノイズが炸裂する

浜風「くっ......この程度......」

浜風「ゴールグ!冷凍パンチ!」

ゴルーグ「ゴルゥゥゥゥゥゥ!」パキパキパキ

ジャラランガ「ジャラァ!?」パキパキ

雷「ジャラランガの体が凍りついていくわ!」

ジャラランガ「ジャラァ......!」

浜風「10万馬力!」

ゴルーグ「ゴルゥゥゥ!!」ズドォン!!

ジャラランガ「ジャラァッ......」ガクッ

ショタT「つよい......!」

浜風「主さん、聞いてください」

浜風「もしあなたが他のポケモンたちと仲良く暮らしてくれるなら、ここに居てくれても構いません......」

浜風「その共存こそが自然のあるべき姿だと私は思っていますから」

ジャラランガ「......」

浜風「もういいでしょう......これ以上いたぶる様な真似は性に合いません」

浜風「あなたたち、帰りますよ」

ショタT「......ねぇ、ゲットしたら?」

浜風「ジャラランガをですか?とても素直に捕まってくれるようには......」

雷「大丈夫よ!試してみなさいよ!」

ショタT「案外好かれてるかもしれないよ?」

浜風「......1回だけです」

浜風「ジャラランガ?私のしもべになりなさい、モンスターボールですよ」

ジャラランガ「......」ボゥン

ポンポンポン

ヌッ

ヌッ

ヌッ

カチッ

浜風はジャラランガをゲットした!

217名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/26(日) 02:26:26 ID:pZzXLxNo
ショタT「やったね!おめでとう!」

浜風「やれやれ、本当にこれでよかったんですね......」

雷「あの子、実は結構さみしがりやだったんじゃないのかしら?」

雷「ちゃんと可愛がってあげなさいよ!」

浜風「わかってますよ、それより......」

浜風「あそこに積んである木の実......あなた方の当初の目的では?」

雷「あっ!そうだったわ!」

ショタT「......でもやっぱりさ、これを持って行くのはやっぱり泥棒だよね?」

浜風「仮に持っていかなくとも、ここにあっては腐るだけです」

浜風「それよりも、今それが誰かのためになるならば、是非とも有効活用して下さい」

浜風「この森も来年には以前のようにたくさんの恵みを実らせてくれるはずですから」

雷「本当にいいの!?ありがとう!」

浜風「......でも、もし我がままを言わせていただけるならば......」

浜風「私の取り分も少し残していただければ......」

ショタT「あっ、すきなんだね、木の実」

浜風「この森の木の実、私が小さい頃からの大好物なので......///」

ショタT「小さい頃からって......僕らまだ十分子供だよ」

乳風「」プルン

ショタT「あっ......」

雷「くっ......私だっていっぱい食べて大きくなってやるんだからね......!」

218名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/26(日) 02:42:33 ID:pZzXLxNo




ミルタンク「ンモー!ンモー!」

潮「モーちゃん、すっかり元気になっちゃって......!」

雷「やっぱりあの木の実、効果は抜群ね!」

ハウ「なんの効果だよー」

ショタT「さ、さぁ......」

グラジオ「ジャラランガに戦いを挑む聞いたときはどうなるかと......まったく無茶なのか無神経なのか」

雷「まぁ結果オーライよ!」

潮「と、ところで......モーちゃんも元気になったことですし......」

潮「私達も少し木の実もらっていいですか?」

雷「それはダメ!あなたは絶対食べちゃダメ!」

雷「破裂しちゃうんだから!!」

潮「ええ〜!?そんなとんでもないものモーちゃんに食べさせないで下さい〜!!」

雷「これは私の手柄なんだから残りは私が頂くわ!そうでしょ......」

ショタT・ハウ・グラジオ「......」モグモグ

雷「アンタらが食っても意味ないでしょうがあああああああああああ!!!!」

ハウ「意味って!?」




続くったら続く

219名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/26(日) 02:44:10 ID:pZzXLxNo
これすこ

戦闘! ぬしポケモン!
https://www.youtube.com/watch?v=EN4h10d_yEQ

220名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/27(月) 23:22:10 ID:AcYOVn.c
おまけ編

221名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/27(月) 23:22:33 ID:AcYOVn.c
大淀博士「さーて今回のポケモンは」

大淀博士「ぴっぴかちゅう!」ガチャ

No.448

大淀博士「No.448と言えば、そう、ルカリオですね」

大淀博士「ルカリオが精神を集中して放つ『波導』と呼ばれる不思議な波は、大岩をも粉々に砕くと言われます」

大淀博士「波導を用いて相手の気持ちをキャッチすることも可能ですが、 知りたくないこともわかるためストレスを溜めやすいそうです」

大淀博士「さぁルカリオ、私が今考えてるあんなことやこんなことをお見通してごらんなさい......///」

ルカリオ「」ゴゴゴゴゴゴ

ルカリオ「」バシュッ!

大淀博士「はどうっ!」




ではここで一句



ルカリオよ

調子はどうだ?

はどうだん



大淀博士「みんなもポケモン、ゲットですよ」

222名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/27(月) 23:22:51 ID:AcYOVn.c
大淀博士「さーて今回のポケモンは」

大淀博士「ぴっぴかちゅう!」ガチャ

No.277

大淀博士「No.277と言えば、そう、オオスバメですね」

大淀博士「ツヤのある羽の手入れは怠らず、オオスバメが2匹集まると必ずお互いの羽を綺麗に手入れします」

大淀博士「優雅に大空を飛び回り、2本の尾羽がピンと立っていれば健康な証拠とされます」

大淀博士「さぁオオスバメ、私を仲間だと思ってその艶やかな羽をナデナデさせたり猛々しい尾羽を丁寧にシゴかせて下さい......///」

オオスバメ「」キッ

オオスバメの つばさでうつ!

大淀博士「あひ!」ズガッ



ではここで一句



スバシーバ

不死鳥の名は

オオスバメ



大淀博士「みんなもポケモン、ゲットですよ」

223名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/27(月) 23:23:09 ID:AcYOVn.c
大淀博士「さーて今回のポケモンは」

大淀博士「ぴっぴかちゅう!」ガチャ

No.121

大淀博士「No.121といえば、そう、スターミーですね」

大淀博士「幾何学的なボディを回転させ水中を泳ぎます。常に謎の電波を発信し、なにかしらと交信をしているらしい」

大淀博士「そのアブストラクトなボディのせいで、宇宙からの侵略者ではと地元の人は噂している」

大淀博士「まぁ私の地元では別にこんなの珍しくないんですけどね、初見さん」

スターミー「そうですね」

大淀博士「いまのとこカットでお願いします」



ここで一句



スターミー

君にも見える

海の星



大淀博士「みんなもポケモン、ゲットですよ」

224名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/28(火) 00:57:21 ID:nSxQ2soQ
大淀と気持ちいいことしたいと思わないルカリオくんはホモ

225名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/28(火) 01:06:56 ID:0pFzpsTo
オーギドと違ってこっちは変態度がランクアップしてる

226名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/28(火) 23:53:15 ID:0J7wRRrc
大淀博士「さーて今回のポケモンは」

大淀博士「ぴっぴかちゅう!」ガチャ

No.241

大淀博士「No.241と言えば、そう、ミルタンクですね」

大淀博士「ミルタンクのミルクは栄養満点で、お年寄りや病気の人にとって最高の飲み物とされています」

大淀博士「子供が生まれたときに搾られたミルクにはいつにも増して栄養満点で高カロリー。飲みすぎるとミルタンクみたいな体型になってしまうそうです」

大淀博士「私もミルタンクのようなワガママ豊満ボディを目指し今日も元気にミルクのみ!と言いたいところですが......」

大淀博士「体に良いとは言えこのミルク、飲みすぎるとお腹が下ることもあり注意が必要との事で......」ギュルルルル

大淀博士「ただいま私の消化系内部ではミルタンクが猛烈にころがる勢いを増すが如く」ゴロゴロゴロ



(突然のカラーバー)



ではここで一句



ミルタンク

日本語訳は

乳戦車



大淀博士「みんなもポケモン、ゲットですよ」

227名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/11/28(火) 23:54:03 ID:0J7wRRrc
大淀博士「さーて今回のポケモンは」

大淀博士「ぴっぴかちゅう!」ガチャ

No.310

大淀博士「No.310と言えば、そう、ライボルトですね」

大淀博士「ライボルトはそのたてがみから常に放電しており、戦いになると頭上に作った雷雲から稲妻を落として攻撃します」

大淀博士「また、電気で筋肉を刺激するので素早く動くことができ、 筋肉痛も電気でほぐすのですぐ治るそうです」

大淀博士「最近私も事務仕事で肩がコリコリなので電気でほぐしてもらってあわよくば敏感なトコも気持ちよくしてくれたら嬉しいのですが」

ライボルト「......」パチパチパチ

モクモク

大淀博士「これはもしや......」

バチバチバチ!!!

大淀博士「ァ”ア”ア”ア”ァ”ァ”ァ"ア”ア”ア”ア”ア”ア”ッ!!!!」



ではここで一句



ライボルト

火花バチバチ

ライバルと



大淀博士「みんなもポケモン、ゲットですよ」

228名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/03(日) 10:25:09 ID:lEnL.LKo
雷「あんた達!ご飯の時間よ!!」

ショタT「いただきまーす!」ガツガツ

ルカリオ「」ムシャムシャ

オオスバメ「」パクパク

雷「みんないい食べっぷりねー!」

スターミー「」モニュモニュ

潮「この子はどうやって食べてるのかしら......」

ショタT「たくさん食べて元気つけてよね!皆にはもっとレベルアップしてもらわないといけないんだから!」

ルカリオ「ルカ!」

オオスバメ「」ツンツン←ついばむ

ショタT「あっ、オオスバメ!ルカリオの分まで勝手に取っちゃダメだよ!」

ルカリオ「......」

ルカリオ「」キッ!←にらみつける

オオスバメ「」キッ!←オウムがえし

ハウ「あれ、なんか険悪......?」

229名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/03(日) 10:25:51 ID:lEnL.LKo
雷「ルカリオとオオスバメの二人妙に仲悪くない?」

潮「何かあったのかしら......?」

ショタT「さぁ......そんな何もないはずだけど」

ハウ「だって」

グラジオ「俺に振るな」

ホッポ「聞いてやるゾ」ヌッ

ショタT「あっ、ホッポちゃん!」

ホッポ「オイ、そこのオマエ」

スターミー「ヘァッ!」

ホッポ「分かるか?」

スターミー「シュワッチ!シュワッチ!」

スターミー「デェェェェェェ!」

ホッポ「フムフム、なるほどナ」

ハウ「なにが?」

230名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/03(日) 10:26:34 ID:lEnL.LKo

ホッポ「ルカリオとオオスバメの二人は自分がご主人様に気に入られようと張り合ってるらしいゾ」

ショタT「えっそうなの?」

雷「何よ、かわいいじゃない!」

ルカリオ「」ゴゴゴ

オオスバメ「」ドドド

ホッポ「でもお互い一歩も譲らないから無駄に意地を張って躍起になってるそうだゾ」

グラジオ「迷惑な奴らだな」

ショタT「僕の知らないところでそんなことが......」

雷「もう!二人とも喧嘩はやめてよね!こんな調子でいられたらトレーナーも溜まったもんじゃないわ!」

ハウ「じゃあさー!もうハッキリ勝ち負け決めちゃえばいいじゃん!」

グラジオ「そうだな、男に二言は無しだ」

ショタT「えっ、ルカリオとオオスバメにバトルさせるの?さすがに無茶じゃ......」

潮「そうです!ちょっと急です......」

ルカリオ「ルカッ!」キリッ

オオスバメ「スバッ!」キリッ

スターミー「ター!」

ホッポ「ルカリオとオオスバメは賛成らしいゾ?どうするトレーナーさん?」

ショタT「う、うん......二人がそうしたいなら」









〜対戦場〜


ホッポ「それジャア、ルカリオ対オオスバメのバトルを始メル!」

ホッポ「バトル中は2者ともトレーナーからの命令は受けナイゾ!野生に戻ったつもりで戦エ!」

ショタT「二人ともやり過ぎないでね......」

ルカリオ「」ゴゴゴ

オオスバメ「」ドドド

ホッポ「試合ハジメ!!」

スターミー「」ピッピー ←ホイッスル

231名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/03(日) 10:27:46 ID:lEnL.LKo

ルカリオ「......」ジリジリ


オオスバメ「......」バサッバサッ


潮「互いに動きがないですね......」


グラジオ「ルカリオはカウンターを狙っているな」


雷「オオスバメもそれが分かってるから手を出せないのね......!」


オオスバメ「」キッ


オオスバメ「スバァ!」シャッ!


雷「え!?何よあれ!」


オオスバメの エアスラッシュ!


ルカリオ「ルカッ!?」ズパッ!


ショタT「あんな技いつの間に覚えてたんだ......」


グラジオ「ほう、利口な奴だな」


ルカリオ「......ルカッ!」


ハウ「見て!今度はルカリオに動きが!」


オオスバメ「スバァッ!」シャッ!


雷「またエアスラッシュよ!」


ルカリオ「ルッ......!」ズパッ!


ハウ「あちゃー今度はひるんで動けなかったよー......」


ルカリオ「ルカァッ!」カッ


ルカリオの はどうだん!


オオスバメ「スバァ!?」バシィ


雷「速い!あのオオスバメの素早さを上回ったわ!」


潮「怯んだことで速さが増しました!さすが不屈の心の持ち主ですね!」

232名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/03(日) 10:28:17 ID:lEnL.LKo

グラジオ「オオスバメの耐久では二発目の波動弾は耐えられない、どう出る......」


オオスバメ「スバァアアアアア!!」バシュウウ!!


ショタT「あっ!あの技は!!」


オオスバメの ブレイブバード!!


ルカリオ「ルカァッ!!」バキィッ!


オオスバメ「スバァッ!!」ズガァッ!


雷「二人とも吹っ飛んだわ!」


グラジオ「ああ、あの攻撃は出した方も強烈な反動を食らうんだ!」


ハウ「あれ、これってもしかして相打ち......?」


オオスバメ「......ス、スバッ!」バサッバサッ


潮「オオスバメは耐えました!ルカリオは......」


ルカリオ「......ル、ルカッ!」


ルカリオ「リオッ......」バタッ


スターミー「」ピッピー!


ホッポ「試合オワリ!勝者オオスバメ!!」

233名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/03(日) 10:29:08 ID:lEnL.LKo

ショタT「ルカリオ大丈夫!?」タッタッタ

ルカリオ「ルカァ......」グッタリ

ショタT「ゆっくり休ませてあげるからね、ボールに戻って」

ルカリオ「......」ポゥン

ショタT「オオスバメもお疲れ、やっぱり強いや、キミ」

オオスバメ「スバァ!」ドヤァ

潮「誇らしげですね、オオスバメ......」

ショタT「でも......正直二人にはこんなことして欲しくなかったかな......」

オオスバメ「......」

ショタT「僕にとってルカリオもオオスバメも同じくらい大事な友達だからさ」

ショタT「二人の仲が悪くなることがあったら、それは多分トレーナーの僕の責任だから」

ショタT「ごめんね、折角バトルに勝ったのにこんな話しちゃって......素直に褒めてあげられなくて」

オオスバメ「......スバ!」

ショタT「ふふ、ありがとう。なんで僕が慰められてるんだろう......」

ショタT「キミも疲れただろうからボールに戻ろう、ゆっくり休んで」

オオスバメ「......」ポゥン

ハウ「一件落着......なのかな?」

雷「ねぇショウタ、ルカリオをちゃんと慰めてあげなさいよ!」

ショタT「いや、多分ルカリオは慰めの言葉なんか欲しくなんかないと思うな」

潮「じゃあどうするんですか......?」

ショタT「いっぱい特訓して強くしてあげるんだ!!」

雷「ちょっと無茶言わないでよ!」

グラジオ「ショウタの意見に賛成だ。俺だってそうする」

雷「訳が分からないわ!」

スターミー「ジュゥゥワッ!!」

ホッポ「フムフム、ナルホドな」

潮「なんて言ってるの?」

ホッポ「『男の子ってのはそういう生き物なんだ、私にも覚えがある』ッテナ」

スターミー「ヘァッ!」キリッ

ショタT「キミ性別なくない?」




続く

234名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/03(日) 10:30:23 ID:lEnL.LKo
今日の夕方頃に再開します

登場するキャラ
トレーナー >>236
ポケモン >>239

235名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/03(日) 10:33:10 ID:pAWFFKdE
加賀さん

236プトレノヴァインフィニティ:2017/12/03(日) 10:34:27 ID:???
雲龍

237名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/03(日) 10:34:54 ID:A1QpeeBw
筑摩

238名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/03(日) 10:47:34 ID:xk0Aebgg
チルタリス

239名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/03(日) 10:47:53 ID:xk0Aebgg
チルタリス

240名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/03(日) 23:50:35 ID:lEnL.LKo
再開できませんでした......(小声)

241名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/03(日) 23:51:42 ID:lEnL.LKo
阿武隈「突然ですが......チルタリスのメガストーンなくしちゃいました......」

霧島「なにやってんの」

霧島「あれはそうそう手に入らないとっても貴重な物なのよ?重大さが分かってるんですか?」

阿武隈「わ、分かってますけれどもぉ......」

霧島「ポケモンに持たせたメガストーンは泥棒したりすり替えることは出来ないらしいですが」

阿武隈「わ、私が大事に持っていたので......」

霧島「大事に持ってた割りに無くしてますが」

阿武隈「クゥ〜ン......」

霧島「なんでも、世間には汚い手を使って人のものやポケモンを盗む悪いものが少なからずいると聞きます」

阿武隈「そういえば......」

霧島「心当たりが?」

242名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/03(日) 23:52:04 ID:lEnL.LKo
114514秒くらい前




阿武隈「チルタリスちゃん今日もかわいいわね〜」モフモフ

チルタリス「チルチル!」ツンツン

阿武隈「もうっ!私がモフってるからってチルちゃんまで私の前髪いじらないでよ〜!」

チルタリス「チル〜」スリスリ

キャッキャウフフ

???「......ステキなポケモンね」

阿武隈「あっ、はい!そうでしょう!可愛いでしょう!?」

???「とっても可愛らしいので見惚れてしまったわ......私にもモフモフさせて貰えません......?」

阿武隈「ええ!うーんと可愛がっちゃってください!!」

???「ふふっ......いい子じゃない......」ナデナデ

チルタリス「チルチル♪」

???「こっちもいい子ね......」ワシャワシャ

阿武隈「えへへ〜......ってなんで私までナデナデされてるのよ!!」









阿武隈「そのときに盗まれたかも......」

霧島「わるいてぐせの持ち主ですね」

243名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/03(日) 23:52:37 ID:lEnL.LKo
霧島「という訳で、人のものを勝手に取る悪い人がいるらしいんです......」

霧島「あなた達の周りにそういう人がいないとは限りません、よく気をつけるようにして下さい」

一同「はーい」

雷「そんなサイテーな奴がどこかにいるなんて!許せないわ!」

潮「怖いですね......」

グラジオ「ものだけならともかく、力づくでポケモンまで奪うチンピラみたいな輩だっているさ」

ハウ「あーいたかもねー」

グラジオ「そういう連中に遭ったら頼れるのは自分のポケモンだけだぞ」

雷「ふん!返り討ちにしてやるわよ!ねぇショウタ!」

雷「......ってあれ?ショウタの奴またいなくなってる」

潮「ポケモンたちと特訓に行ってるんでしょうか?」

ハウ「う、うん、たぶんねー......」チラッ

グラジオ「あ、ああ、いつものだな......」

雷「もう!どうせまたルカリオたちに無理させてるんでしょ!連れ戻してやるわ!」

グラジオ「い、いや、放っておけばいいだろ......」









〜ポケモンスロット〜

チャリリリリリリン!

ショタT「やったー!大勝ちだーーーー!!!!」

244名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/03(日) 23:53:06 ID:lEnL.LKo

ルカリオ「......」

ショタT「こ、ここ数日キミをほったらかしてスロットに通いつめたのは悪かったよ......」

ショタT「でも違うんだ!僕が欲しかったのはこれなんだよ!」

技マシンドバー

ルカリオ「リオ?」

ショタT「これで新しい技を覚えればもっと強くなれるよ!試してくれないかな?」

ルカリオ「ルカルカ......」ヤレヤレ

ピッピー 技マシンを起動

ショタT「さ、技を覚えてもらったよ!どう?」

ルカリオ「ルカッ!」シャキン

ショタT「うん!気合十分だね!じゃあさっそく試して......」

???「あら......かわいいトレーナーさんね」

ショタT「えっ?」

雲龍「ふふっ......どこかで会ったことがあったかしら......?」

245名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/03(日) 23:53:41 ID:lEnL.LKo

ショタT「あなたは確か......」

雲龍「以前あなたのお友達とポケモンバトルしたお姉さんよ......?」

雲龍「まぁ......あれをバトルと言えるのか知らないけど」

ショタT「そうでしたね!でも今は僕もトレーナーですよ!」

雲龍「そうとなれば話は早いわね......バトルする......?」

ショタT「はい!喜んで!」

ショタT「ルカリオ、ぶっつけ本番だけどいい!?」

ルカリオ「ルカッ!!」

ショタT「よし!ルカリオ、君に決めた!!」

雲龍「相手にとって不足なしね......」

雲龍「......この力、さっそく試させて貰おうかしら......」キラッ

雲龍「出てきなさい!チルタリス!!」ポゥン

雲龍のチルタリス「チルッ!」

246名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/03(日) 23:54:22 ID:lEnL.LKo

ルカリオ「......」

チルタリス「......」

ショタT「チルタリスか......飛行タイプのポケモンが相手なら......」

ショタT「ルカリオ!ラスターカノン!!」

ルカリオ「ルカァアア!!」バババババ

チルタリス「チルッ」

雲龍「そう来ると思ったわ......チルタリス!竜の舞!!」

チルタリス「チルー!!」ゴゴゴゴゴ

ショタT「攻撃じゃない?あの技は確か......」

雲龍「さぁ......!今度はこっちから行かせてもらうわよ!」

ショタT「まずい!ルカリオ!もう一度ラスターカノンだ!!」

雲龍「そうはいかないわ......」スチャッ

ショタT「えっ......あの道具はまさか!?」

雲龍「チルタリス!メガシンカよ......!!」

チルタリスのメガストーンが反応した!

メガチルタリス「チルルルル!!!」バーン

雲龍「行きなさい、メガチルタリス!地震よ!!!」

メガチルタリス「チルウウウウウウ!!!」ズドン!!

ドドドドドドド!!

ショタT「うわああああああああああ!!!」

ルカリオ「ルカァアアアアアアアア!!」バタッ

雲龍「ふふっ......すごい力......昂ぶるわね」

メガチルタリス「チルゥゥゥ!!」

ショタT「そんな......お姉さんもメガシンカが使えるだなんて......」

雲龍「ごめんなさい、そんな乱暴するつもりはなかったのよ......?」

ショタT「いいんです、これもバトルなんで......」

ショタT「ごめんねルカリオ......また勝たせてあげられなかったよ......」

247名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/04(月) 00:08:02 ID:d/QT5ftE
ショタT「ただいまー......」

雷「あっ!戻ってきたわね......ってやっぱりボロボロじゃない!!」

雷「アンタを放っておいたらまた無茶するんじゃないかと思って連れ戻そうとしてたトコだったのよ!!」

雷「なに案の定無茶苦茶な格好で帰ってきてんのよ!!」

グラジオ「オイ、説教も程ほどにしろ(ポケスロに行ってた訳じゃなかったのか......)」

ショタT「今日はちょっと相手が悪かったかな......」

ハウ「へー、そんな強いポケモンにあったの?」

ショタT「まさか先生以外にもメガシンカを使えるトレーナーがいるなんてさ」

潮「え?」

グラジオ「おい、まさかそのポケモン......チルタリスじゃないだろうな?」

ショタT「あれ、なんで分かったの?」







霧島「この際授業をサボっていたことは不問にしましょう......」

ショタT「へ、へい......」

霧島「代わりにそのトレーナーについて詳しい話を聞かせてくもらいましょうか」

248名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/04(月) 00:12:14 ID:XB0RaxZU
雲の龍でチルタリスか…

249名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/04(月) 00:13:34 ID:kFMDFyzI
頭にたいする三下みたいな応え方してんな

250名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/04(月) 00:24:13 ID:d/QT5ftE
大淀博士「さーて今回のポケモンは」

大淀博士「ぴっぴかちゅう!」ガチャ

No.334

大淀博士「No.334と言えば、そう、チルタリスですね」

大淀博士「ハミングポケモンのチルタリスは、晴れた日に綿雲にまぎれながら大空を自由に飛びまわり、美しいソプラで歌います」

大淀博士「心が通い合った人がいると、やわらかく美しい羽でそっと包み込みハミングするそうです」

大淀博士「さぁチルタリス、私をそのモフモフ優しく包み込み美しい音色を響かせて下さい」

チルタリス「^〜^〜^〜^〜^〜♪(ほろびのうた)」

大淀博士「やけに独特な歌ですね......?」

チルタリス「」シュバッ

大淀博士「あっ逃げないで」



ではここで一句



チルタリス

ホップステップ

ハーミングーb



大淀博士「みんなもポケモン、ゲットですよ」



続く

251名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/04(月) 00:29:53 ID:tPzTnj1g
チルタリスのNo.って33-4だったんですね…

252名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/05(火) 02:26:21 ID:8fndDeNE
>>251
ちゃんと白い霧を覚えるぞ

253名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/12(火) 02:19:40 ID:bGCfXZis
追いついたゾ
懐かしさを感じてすこ

254名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/17(日) 22:34:38 ID:B9H6FNgE
〜男子寮〜


ショタT「はぁ......」

ハウ「......」

グラジオ「......」

ハウ「なんか声かけた方がいいかなー?」

グラジオ「放っておけ」

ショタT「はぁ......」

ハウ「......」

グラジオ「......」

ショタT「はぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

グラジオ「イライラしてきた」ガタッ

グラジオ「おい、そこのバカ」

ショタT「」チラッ

ハウ「?」

ハウ「えっ、俺ぇ!?」

グラジオ「違うだろ」

255名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/17(日) 22:35:16 ID:B9H6FNgE
ショタT「あっ、僕?」

グラジオ「お前だ」

ショタT「僕何かしたっけ?」

グラジオ「四六時中溜め息聞かされる同居人の身にもなれ」

ショタT「あっ、はい......」

ハウ「やっぱりバトルに勝てなくて落ち込んでるとかー?」

ショタT「そ、そうだね......」

ショタT「僕がトレーナーとして全然ダメだから、ルカリオたちに申し訳なくて......」

ハウ「でもさー、それって悩んでばっかでどうにかなるもんでもないよねー」

ショタT「分かってるけどさぁ......」

グラジオ「お前が悩むのは勝手だが、それに付き合わされるお前のポケモンたちが不憫でならんないな」

ショタT「そんなつもりは......」

ハウ「やっぱりさー、トレーナーが自信ないとポケモンたちも元気なくなっちゃうよ?」

ショタT「う、うん......」

グラジオ「はぁーーーーー......」

グラジオ「お前を見てるとこっちにまで溜め息が移る」

グラジオ「ショウタ、お前は悩み過ぎてるからダメなんだ、少しはハウを見習え」

ハウ「へへへー」

ハウ「......ってなんかオレ今バカにされた?」

グラジオ「ついて来い、街に出るぞ」

ショタT「何しに行くの?」

グラジオ「お前の渇きを癒してやる......」

(謎の決めポーズ)

グラジオ「ポケモンバトルでな」シャキーン

256名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/17(日) 22:37:11 ID:B9H6FNgE
〜ロイヤルドーム〜

ハウ「へー!こんなところにもロイヤルドームがあるんだー!」

グラジオ「ああ。ショウタ、バトルロイヤルについて教えてやろう」

ショタT「バトルロイヤル?」

グラジオ「ルールは簡単だ、4人のトレーナーが一匹ずつポケモンを繰り出し同時に戦わせる」

グラジオ「最後まで生き残ったポケモンの勝ちだ」

ショタT「え?ってことは相手が3人いるってこと?なんか騒がしそうだね......」

グラジオ「そんなことはない、むしろバトル中は駆け引きが重要になる」

ハウ「すげー!見て見てー!大乱闘だー!!」

トレーナー1「シュバルゴ!」

トレーナー2「ドラミドロ!」

トレーナー3「カイリュー!」

トレーナー4「ムーミン野郎お前!離せコラ!馬鹿野郎お前俺は勝つぞお前!!!やはりヤバイ......」

ショタT「へーあんな感じかー」

グラジオ「いや違う、違うからな」

???「ようこそロイヤルドームへ!」

ショタT「え、あなたは?」

???「私はロイヤルマスク2世!ここのロイヤルドームのスーパースターだ!!」


ロイヤルマスク2世の正体
>>258

257名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/17(日) 22:39:44 ID:luG.nRiI
レ級

258名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/17(日) 22:39:46 ID:guYJyeQc
集積地棲姫

259名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/17(日) 23:06:51 ID:B9H6FNgE
ショタT「なんかプロレスラーには見えないけどなぁ......色白だし」

ロイヤルマスク2世「そ、そんなことはないゾ......」

RM2(集積)(アタシだってナニが好きでこんなコスプレしなきゃナンネーンダヨ......バイトだからヤルケド)

RM2「ご、ゴホン......キミがショウタくんだね!バトルロイヤルに挑む若きポケモントレーナーよ!!」

グラジオ「ああ、こいつだ」

ショタT「え、なんのこと......?」

グラジオ「勝手にエントリーしといたんだ、お前の名でな」

ショタT「僕がバトルロイヤルに出るってこと!?そんな急に......」

ハウ「えー、俺らは出ないのー?」

グラジオ「悪いが枠が1つしか空いてなかった、俺らはまたの機会にだ」

RM2「それでは早速バトルを始めるよ!こちらへ来なさい!」

ショタT「えっ、あっ、はい!」

グラジオ「さて、観戦させてもらおうか」

ハウ「ショウター!がんばれよー!」






RM2「それじゃあ各選手の入場!!」

RM2「まずは赤コーナー!ショウタ!!」

ショタT「き、緊張するなぁ......」

対戦相手三人
>>260-262

260名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/17(日) 23:21:09 ID:guYJyeQc
初月

261名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/17(日) 23:21:35 ID:luG.nRiI
レ級

262名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/17(日) 23:33:38 ID:HIEpxPVM
20inch連装砲くん

263名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/18(月) 00:10:07 ID:v7Oi1mu.
RM2「青コーナー!初月!」

初月「騒がしいのは苦手だけど、これも訓練だ」

RM2「そして黄コーナーと緑コーナーは......」

♪入場テーマ♪
https://www.youtube.com/watch?v=0c8cK2v1G08

レ「ヘイヘイ!ズイブンとスカしたカッコじゃネーカ!ロイヤルマスク2世さんヨ!」

レ級と20inch連装砲くんがノリノリで入場

RM2(ナンデこいつらまで居ンダヨ......)

RM2「エ、エーと......黄コーナーレっちゃん!緑コーナーの20インチさんの入場!!」

レ「ハッ!こんなガキんちょ共アタシらがマトメてコテンパしてヤンヨ!」

20inch連装砲くんも挑発のポーズ

RM2「チッ......(クソデカ舌打ち)」

ハウ「あれ明らかに組んでない?」

グラジオ「よく分からんが好きにさせとけ」

RM2「さ、さぁ!各コーナーの選手が出揃ったゾ!!」

RM2「それではポケモンたちの登場だ!」

レ「出テキヤガレ!>>266

20inch連装砲「」ポイッ(>>267をくり出した)

初月「さぁ、任せたぞ>>268

264名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/18(月) 00:10:24 ID:v7Oi1mu.
一旦中断
今日中に再開します

265名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/18(月) 00:19:06 ID:NHXeAgiM


266名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/18(月) 00:19:24 ID:NHXeAgiM
ガオガエン

267名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/18(月) 00:20:21 ID:OWAJ68tY
ゾロア

268名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/18(月) 00:20:50 ID:G5TZx9jA
キリンリキ

269名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/18(月) 00:35:37 ID:JrO2ElWk
マッシブーンみたいな見た目しながらゾロア出してくるとかかわいい

270名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/18(月) 16:06:15 ID:Y29hAIgw
レ級ちゃんはレスリング関係のポケモン出してくるとかやっぱ好きなんすね〜

271名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/19(火) 23:04:57 ID:bI0H.5Uk
今日中(大嘘)
ぼちぼち続き投下します

272名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/19(火) 23:05:25 ID:bI0H.5Uk
ロイヤルマスク2世『それではポケモンたちの登場だ!!』

ショタT「ルカリオ!君に決めた!!」

ルカリオ「ルカッ!!」

レ「オォン?潰しガイがあるゼェ〜?」

レ「オラァ!出テキヤガレ!ガオガエン!!」

ガオガエン「ガォォォォオッ!!」

20inch連装砲「」ポイッ

ゾロア「ゾロッ!」

初月「さぁ、任せたぞ......出て来い、キリンリキ!」

キリンリキ「キリン!」

ロイヤルマスク2世『さァ!戦士達が出揃ったぞォ!』

ロイヤルマスク2世『バトルロイヤル!開幕のゴングが今ここにィ!鳴り響く!!!」』

カァーーーン!!!

273名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/19(火) 23:06:15 ID:bI0H.5Uk
ショタT(ルカリオ、ここは様子を見よう......)

ルカリオ「......」コクッ

レ「アァン?ナンモ仕掛けて来ネェならコッチから行くゼェ?」

レ「ガオガエン!ヤッチマイナァ!」

ガオガエン「ガオォ!!」

レ「炎のパンチだァ!!」

ショタT「来るよ!」

ルカリオ「ルカッ!」

初月「こっちも行かせてもらう!キリンリキ、ハイパーボイス!!」

ショタT「ルカリオ、見切りだ!!」

キリンリキ「リキィィ!!」ボボボ

キリンリキの ハイパーボイス!

ガオガエン「ガオッ!?」

ゾロア「ゾロー!」

ルカリオ「......」←耳を塞いでかわす

レ「ちィッ!ガオガエン!!止まるンジャネェゾ!!!」

ガオガエン「ガォォォォオオ!!」ゴオオォォォ

ガオガエンの ほのおのパンチ!

ルカリオ「ルカッ!」シャッ

ロイヤルマスク2世『おーっと!ルカリオ!敵の攻撃を見事にかわしたぞォ!!』

ロイヤルマスク2世『そしてェ!キリンリキのハイパーボイスがガオガエンとゾロアにヒットォ!!』

ガオガエン「」ギロッ

キリンリキ「......」

274名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/19(火) 23:07:17 ID:bI0H.5Uk
レ「オイオイオイ!ガキが舐めたマネしてくれんじゃネェか!」

初月「ふん、そう熱くならないでくれよ」

レ「ケッ!」

レ「オイ......分かってンダロウナ?」ボソッ

20inch連装砲「」コクコク

無言で指示を出す20inch連装砲くん

ゾロア「ゾロッ!」

ゾロア「ゾロォォォォォォ!!」

ゾロアの バークアウト!

キリンリキ「キリィッ!」

ルカリオ「......」←再び耳を塞いでしのぐ

ロイヤルマスク2世『おーっと!これはゾロアのバークアウトだぁ!!』

キリンリキ「キ、キリィ......」

初月「ちぃっ、火力を下げられたか......!」

レ「ヘッヘッヘw」

ガオガエン「ガオッ」ニヤッ


〜観客席〜


ハウ「ねーグラジオ、今の変じゃない?」

グラジオ「ああ、おかしいな」

グラジオ「全員が敵のバトルロイヤルでは全体技の攻撃対象は3匹になるはずだ」

ハウ「さっきのハイパーボイスみたいなねー」

グラジオ「今のバークアウトもな」

ハウ「でもあのガオガエン、明らかゾロアの攻撃受けてないよね?」

グラジオ「そうだ、いくら威力がたかが知れているとはいえ全く被弾した気配がない」

ハウ「まるでマルチバトルみたいだなー」

グラジオ「まぁそんな感じがしてたけどな」

グラジオ「あのチンピラとデカいの、はじめからグルだった訳だろ」

グラジオ「あいつも気づいてるだろうか......」

275名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/19(火) 23:09:11 ID:bI0H.5Uk
ショタT「......」チラッ

グラジオ・ハウ「......」ジー

ショタT(うん、分かってるよ、二人とも)

レ「オォン?サッキまでの威勢はドウシタ、クソガキさんヨォ?」

20inch連装砲くんとゾロアも心なしか誇らしげ

初月「ふん、この程度で僕とキリンリキがうろたえるとでも?」

初月「だいたい僕はガキでもクソガキでもない、初月だ」

レ「ハツヅキだかキツツキだか知らネェがコッチは地獄突きダァ!!」

ガオガエン「ガオオォォォォ!!」

レ「その減らず口から潰してヤルヨ!!イケェエ!!!」

バシュッ!!

ガオガエン「ガオォォン!?」バシィッ!

ルカリオ「......」シュウウウ

レ「コイツらァ......」ピキピキ

RM2『ルカリオの波導弾がガオガエンにヒットォォォ!!これは効果抜群だァ!!!』

ガオガエン「ガ......」

ガオガエン「ガオ......」ガクッ

ショタT「やったか......?」

ルカリオ「......」

ガオガエン「ガアアアアアアアァァァァァァッッッ!!!」

RM2『耐えたァァァ!!ガオガエン!ルカリオの波導弾を見事耐えきったァッ!!!』

276名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/19(火) 23:12:22 ID:bI0H.5Uk
レ「ヘッヘッヘ、悪いナァ!少し期待させチマッタカァ?」

ガオガエン「ガオッ」コキコキ

RM2『おーっとォ!ガオガエン!なんだか結構余裕そうだぞォ!』

ショタT「け、結構タフなポケモンなんだね......」

レ「ハッ!ダガ今の一撃、流石のコイツにも少しはヒビイタヨウダナ!」

レ「という訳で、ココいらでおやつタイムとイコウカ!」

ガオガエン「」モゾモゾ←ベルトの下をまさぐる

ショタT「え......?」

RM2『こ、これはまさかァ......?』

ガオガエン「」ジャジャーン!!

隠し持っていたオボンの実を高らかに掲げるガオガエン

RM2「オボンの実だァ!!つーかなんてトコに隠してんだァ〜〜〜〜ッッッッ!!」

ショタT「まさかそれを......」

ガオガエン「がおっがおっ!」ガツガツ

RM2『食ったァッ!?きったねぇ〜〜〜〜ッッッ!!』

ガオガエン「」シャキーン←ガッツポ

レ「サァ気を取り直してイコウカァ!!」

ガオガエン「ガォォォオ!!!」


〜観客席〜


ハウ「うぇぇぇぇ......」

グラジオ「トレーナーが下品だとポケモンも下品になるもんなんだな......」

277名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/19(火) 23:36:38 ID:bI0H.5Uk
レ「ガオガエン!地獄突きダァッ!!」

ガオガエン「ガオォッ!!!」

初月「キリンリキ!リフレクターだ!!」

キリンリキ「キリィッ!!」

キリンリキの周囲が見えない壁で囲まれる

レ「構うカヨォ!!食らいナァッ!!!」

ガオガエン「ガォオオ!!」

ガオガエンの じごくづき!!

キリンリキ「キッ!!」ズガァッ

初月「キリンリキ!大丈夫か!?」

キリンリキ「......ッ!」

初月「しまった......ハイパーボイスを封じられた......!」

RM2『ガオガエンの地獄突きがキリンリキに炸裂ゥ!キリンリキ!あまりのつらさに声も出せないぞォッ!!』

ショタT「こ、怖い技だ......」

レ「ヘッ!無駄に抵抗なんかしなケリャ楽にしてやれたのにヨォ!!バカが!」

初月「ふざけるなぁ!」

ショタT(あの子とキリンリキには悪いけど......次のターンまでなんとか頑張ってもらわないと......)

レ「オイオイ、次はテメェだぜェ......?」

ショタT「えっ!?」ビクッ

レ「ヤレ」チラッ

20inch連装砲「」コクッ

20inch連装砲「」クイッ

ゾロア「ゾロゾロッ!」クイクイッ

ルカリオ「ルカァッ!?」ピキピキ

ショタT「ちょっと!ルカリオ、急にどうしたの!?」

ゾロア「ゾロッ♪ゾロッ♪」

ショタT「この技、まさか......」

RM2『これはゾロアの挑発だァッ!これでルカリオは見切りを封じられてしまったァーーーー!!!』

278名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/20(水) 00:00:27 ID:hIfmXn6Q
レ「ケッケッケ!今度は逃がさネェゼェ!!」

レ「ガオガエン!炎のパンチ!!」

ガオガエン「ガオオオオ!!!」ゴォォォォ

ショタT「もうやるっきゃない!ルカリオ、波導弾だ!!!」

ルカリオ「ルカァッ!!」バシュッ!

ルカリオの はどうだん!!

ガオガエン「ガオッ!!」バシィッ

レ「ハハッ!ヤラレッカヨ!!」

ガオガエン「ガオオオオオオオオオオオッッッッ!!!」ゴオオオオオオ

ショタT「しまった!止まらない......!」

RM2『ガオガエンッ!!攻撃を食らって動きが止まるどころか炎の勢いが増したゾォ!!』

レ「くたばりヤガレェ!!!」

ガオガエンの ほのおのパンチ!!

ガオガエン「ガオオォォォォッッ!!」

初月「ちぃっ!守ってみせるさ!」

キリンリキ「」キッ

ルカリオ「......!?」

279名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/20(水) 00:13:58 ID:hIfmXn6Q
レ「ヤレェェェェェッッッ!!!」

ショタT「ルカリオォォォォォォ!!」

ガオガエン「ガァアアアッ!!!」ボォォォォ

ルカリオ「ルカァッ!!」ドゴォォォッ!!

ガオガエンの攻撃を食らい大きく吹っ飛ばされるルカリオ

ハウ「......」

グラジオ「......」

RM2『ガ、ガオガエンの猛火に焼かれたルカリオ......もはやこれまでかッ!?』

レ「ヒャハハハハ!どうだァ!?格別の一撃ダロォ!?」

ショタT「......ルカリオ......?」

レ「さァて!残るはテメェだぜェ!?」

初月「それはどうかな?」

レ「ア?」

RM2『な、なんとォ......!?』

スタッ

ショタT「ル、ルカリオぉ......!」

ルカリオ「ルカァ!!」

RM2『ルカリオォォォォォォォォオオオオオ!!見事ッ!!その足で立ち上がったぞおおおおおお!!』

ガオガエン「ガオッ!?」

レ「マジかよッ......!?」

レ「オイ!なんとかしろ!!」

20inch連装砲「っ!?」

予想外の展開に困惑する20inch連装砲くん

初月「悪いがもう邪魔はさせないよ、キリンリキ!シグナルビームだ!!」

キリンリキ「......キッ」ビビビビビ

キリンリキの シグナルビーム!

ゾロア「ゾローっ!!」

20inch連装砲「......!」

ゾロア「ゾ......ゾロォ......」バタッ

RM2『キリンリキの攻撃がゾロアを襲うッ!堪らずダウンだァッ!!』

レ「テ、テメェまさかァ......」

初月「悪く思わないでくれよ、これは駆け引きだ」

初月「このままキミらの好き勝手にさせるよりも、彼とルカリオを助けた方が僕の得になると思ってね」

初月「だからルカリオの周囲にもリフレクターを張らせて、ガオガエンの攻撃を弱めたんだ」

レ「フザケンジャネェゾォ!!」

280名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/20(水) 00:15:28 ID:tswx5LIQ
初月君イケメンすぎて濡れそう

281名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/20(水) 00:36:16 ID:z1L2vnpk
初月くんの黒インナーむっちゃ汗で蒸れてそう

282名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/20(水) 00:36:37 ID:hIfmXn6Q
ショタT「あ......ありがとう」

初月「ばか、礼なんかやめろ」

ショタT「ふふ、そうだよね」

ショタT「ルカリオ!いくぞ!」

ルカリオ「ルカッ!!」ゴゴゴゴゴ

レ「ギィィィィィ!!!ドイツもコイツもイラつく連中ダゼェェェェ!!!」

ガオガエン「ガオォォォォォオオオ!!!」ドンドン←じだんだ

ショタT「いっけぇぇぇぇ!!波導弾!!!」

ルカリオ「リオッ!!」バシュウッ!!

ガオガエン「ガオッ......!?」ズガァッ!!

ガオガエン、大きく吹っ飛ぶ

ショタT「......」

初月「......」

ハウ・グラジオ「......」

レ「......ッ!!」

RM2『............ダ』

RM2『ダウゥゥゥゥゥゥン!!!ガオガエン!!ルカリオの強烈な一撃を食らいッ!マット上で大文字になってダウンだぁああああああッッッッ!!!』

観客「おおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

ショタT「えへへへ......やったね!ルカリオ!!」

ルカリオ「ルカ!!」

初月「やれやれ.....浮かれるのはまだだろぉ?」

ショタT「......あっ、そうだったね!」

ショタT「おーい!!ロイヤルマスク2世さーん!!」

RM2『さん付けはよせ!どうしたショウタくん!』

ショタT「これバトルロイヤルだから僕と初月くんと決着つけないとダメじゃないのー!?」

RM2『あっ......そ、そうだったな!』

RM2『それではショウタのルカリオ!初月のキリンリキ!準備はいいかぁッ!?』

ルカリオ「ルカッ!」

キリンリキ「キリッ!」

RM2『試合続行ッッ!!』

ショタT「ルカリオ!ラスターカノン!!」

初月「キリンリキ!サイコキネシス!!」

ルカリオ「ルカァッ!!」

キリンリキ「リキィッ!!」






283名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/20(水) 00:59:53 ID:hIfmXn6Q
ハウ「へへへー!ショウター!楽しかったよー!!」

グラジオ「ふっ、やればできるじゃないか」

ショタT「うん!楽しかったよ!!」

ショタT「ルカリオも楽しかった?」

ルカリオ「ルカルカッ!!」コクコクッ

ショタT「えへへ!それはよかったよ!」

ショタT「グラジオくんがここにつれて来てくれなかったら、多分僕、ずっとウジウジしたまんまだったよ」

グラジオ「ふん、分かればいいんだ」

ハウ「やっぱ燃えるバトルするとポケモンもトレーナーも生き生きするよねー!!」

グラジオ「ポケモントレーナーとポケモンに絆が生まれるとしたら、それはバトルの中でだ。俺はそう考えてる」

ショタT「うん、分かった気がする!バトルを楽しむってことも......」

初月「......待ってくれ」

ショタT「あっ、初月くん!」

初月「今日はありがとう、とてもすばらしいバトルだったよ」

ショタT「それはこっちのセリフだよ!すごく楽しかったんだ、キミとのバトル」

初月「僕も同じ気持ちだよ、ショウタ」

初月「いずれまたキミとバトルするときが来るかもしれない......いや、きっと来る」

初月「そのときは、お互いゼンリョクを尽くそう」

ショタT「もちろんだよ!!いつでも受けて立つよ!!」

初月「ふふっ、ありがとう」

ショタT「うん!」

ハウ「やっぱポケモンバトルっていいなー」

グラジオ「フッ、奴らの純心さが......俺には眩し過ぎるようだ......」

グラジオ「ショウタ、帰るぞ。もう黄昏どきだ......」

ハウ「ゲーッ!門限過ぎてるー!雷に怒られるよー!?」

ショタT「う、うん!帰ろっか!!」

ショタT「絶対またバトルしよう!約束ね!!」

初月「ああ......約束だ......」



続くったら続く

284名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/20(水) 01:04:21 ID:vVyFybo6
ナチュラルに混ざってる深海勢すき

285名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/20(水) 01:19:28 ID:hIfmXn6Q
大淀博士「さーて今回のポケモンは」

大淀博士「ぴっぴかちゅう!」ガチャ

No.727

大淀博士「No.727と言えば、そう、ガオガエンですね」

大淀博士「粗暴で身勝手な性格をしており、気分が乗らなければトレーナーの命令も平気で無視してしまいます」

大淀博士「格下をなぶることはつまらないのでキライで、格上の相手にやる気を出す闘争心の持ち主です」

大淀博士「ちなみにこの私も、どこぞのショタ食いと違い年下をなぶることにはそこまで気が乗りません......」

大淀博士「......乗らないのかな?いや乗るかもしれません。イヤ発言すんのやめときます。確信がないです。ショタ食べたくなるかどうか分かりませんか」

大淀博士「ら」グサッ

ガオガエンの じごくづき!

大淀博士「〜〜〜〜〜〜〜ッッッ!!!」バタバタ

※じごくづき※
この 技を 受けた 相手は 地獄の 苦しみから 2ターンの間 音の 技を 使えなくなる




ではここで一句



ガオガエン

タクヤのしゃせいは

3000エン



大淀博士「みんなもポケモン、ゲットですよ」

286名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/20(水) 05:52:24 ID:NunqnSCI
いつもに増してクッッッッソみたいな俳句で草

287名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/24(日) 16:41:39 ID:gWX6.2Jg
できれば今日中に投下したいです
トレーナー>>288
ポケモン>>290

288プトレノヴァインフィニティ:2017/12/24(日) 16:54:28 ID:???
プリンツ

289名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/24(日) 17:18:17 ID:SVVbmd5M
パラス

290名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/24(日) 17:25:48 ID:BVl0mr9E
パラセクト

291名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/24(日) 23:59:12 ID:gWX6.2Jg

潮「ね、ねぇショウタくん......」

ショタT「ん?どうしたの潮ちゃん」

潮「あのっ、今更で悪いんだけど......こっ、この前のお礼がしたくて......」

ショタT「この前の......?」

潮「う、うん......!」

ショタT「宿題を写させてあげたこと?」

潮「ちがいますよ......というかそれ私じゃないですし......」

ショタT「なんかあったっけ?」

潮「もー!この前モーちゃんのために頑張って木の実集めてきてくれた時のことですよっ!」

ショタT「あー、思い出したよ!」

潮「まったく......」

ショタT「でも別にお礼とか大げさだよ」

潮「そんなことないですっ!その時すっごくキケンな目に遭わされたって聞きましたよ!?」

ショタT「遭わされたと言うか自分から突っ込んで行ったと言うか......」

潮「と、ともかくっ!ちゃんとお礼させてくれないと私の気が済みませんからねっ......!?」

ショタT「う、うん、分かったよ......それで、お礼って?」

潮「そ、その......ショウタくん確か、見たい映画があるって言ってましたよね?」

ショタT「そうそう!『モンスター・ウォーズ 最後のジンダイ』だね!」

潮「実は私も見たくてチケット買ったんですけど、間違って2枚買ってしまって......」

潮「なので、よろしければ一緒に見に行きませんか?」

ショタT「えっ、いいの!?行く行く!」

潮「で、では......お出かけの支度をしましょうか......///」

物陰から二人を観察する影









雷「やったわ!」

グラジオ「やったか!?」

ハウ「なにが?」

292名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/25(月) 00:00:05 ID:23X2jgSM
全然書けなかったので続きは近々

293名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/29(金) 01:33:40 ID:87IV0Dts
〜街〜



ショタT「面白かったねー!」

潮「そうですねっ!」

フワフワ

潮「...ん?」

ショタT「あまいかおり......?どこからだろう?」

潮「ああ〜......」ヨダレタラー

ショタT「探してみる?」

潮「えっ!?あっ!は、はいっ!ちょ、ちょっと見るだけでも......」

ショタT(絶対見るだけじゃないでしょ......)





ショタT「こっちの方からだよね」

潮「ここは......植物園......?」

ショタT「あまいかおりの正体は草ポケモンだったりして?」

潮「なんだぁ......」

ショタT「ケーキ屋さんとかがよかった?」

潮「ち、違いますよ!」

Prinz Eugen「Guten Morgen!!」ヌッ

潮「ひゃっ!?」ビクッ

ショタT「ぐ、ぐーてんもーげん......?」

プリンツ「あっ!わたしここでブリーダーやってます、プリンツです!」

(こんな格好のプリンツ:https://i.imgur.com/S6kdb5x.jpg)

プリンツ「キノコの楽園『 MUSH ROOM 』へようこそ!!」

潮「ま、マッシュルーム......?」

プリンツ「そう!ここではキノコポケモンたちが元気に暮らしているのよ!」

プリンツ「ちなみ果樹園も併設してるからおいしい木の実を使ったお菓子もあるよ!」

ショタT「中にポケモンたちがいるの!?見たい見たい!!」

ショタT「いいよね潮ちゃん?」

潮「あ、ええ!私も興味あります......!」

プリンツ「それじゃあ中へどうぞー!」

294名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/29(金) 01:34:23 ID:87IV0Dts






プリンツ「この子はネマシュ、こっちの子はキノココで、そしてこっちの子はパラス」

ネマシュ「ましゅ」

キノココ「コ↑コ↓」

ショタT「本当にキノコポケモンばっかりだなぁ」

潮「とってもかわいいです!」

パラス「」ギョロ

潮「こ、この子はちょっと苦手かも......」

プリンツ「あと......あれ?あの子がいないなぁ......」

プリンツ「あっ、こんなことしてる間にケーキが焼けたみたいよ!」

潮「ケ、ケーキですか!?」

ショタT「食べれるんですか?」

プリンツ「うんうん!見に来てくれたサービスだよ!!」

ショタT「やっぱりあのいいにおいはケーキを焼くにおいだったんだね!」

潮「来てよかったです!」

プリンツ「ふふふ!それでは特製キノコケーキを召し上がれ!!」

https://i.imgur.com/NilIbUN.jpg

ショタT「ほ、本当にキノコだ......」

潮「キノコですね......」

プリンツ「さぁさぁ、食べて食べて!」

ショタT・潮「いただきまーす!」

プリンツ「......タマゲタケどこいったのかなぁ」

ガブッ

ショタT「ゑ?」

タマゲタケ「タマゲタッ!!」胞子ファサー

潮「えっ!?」

ショタT「ファッ!?」

プリンツ「あーそこにいたかー」

ショタT「ゴホッゴホッ!(致命傷)......アーイキソ」

潮「ちょっ......!プ、プリンツさん!まずいですよ!!」

プリンツ「さささ、これ吸ってみて!」

プリンツは なんでもなおしを使った

ショタT「う、うもぅ......」

プリンツ「どう?大丈夫そう?」

ショタT「だいじょばない......」

プリンツ「うん!もう大丈夫ね!」

潮「(絶句)」

295名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/29(金) 01:35:04 ID:87IV0Dts






潮「き、気分はどうですか......?」

ショタT「う、うん......やっと落ち着いたみたい......」

プリンツ「タマゲタケったら、あまいかおりに誘われてケーキの中に紛れてたみたいねー」

潮「さ、さすがキノコのほうし......強烈な技ですね......」

ショタT「こんなことなら草や花に生まれたかった(粉技無効)」

プリンツ「どう?キノコのパラダイスを楽しんでもらえた?」

ショタT「うーん、現時点ではプラマイ0ですね」

プリンツ「ん〜〜〜〜......じゃあもっと楽しんでもらわないと......」

プリンツ「......そうだ!」

プリンツ「キミ?ポケモン育てるのは好き?」

ショタT「もちろんです!ポケモントレーナーですから!」

プリンツ「ほぉ、ほぉほぉ......それはよろしい」ニコッ

プリンツ「それじゃあキミに、ここのキノコポケモンを1匹プレゼントしちゃいます!」

潮「えぇ!?ポケモン貰えるんですか?」

ショタT「やったー!欲しいです!」

プリンツ「ただし、大事なウチの子を預けるんだから......」

プリンツ「実力を確かめさせてもらうからね!!」

ボールを構えるプリンツ

ショタT「えっ!?」

https://www.youtube.com/watch?v=1d6uUI3UuQo

296名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/29(金) 01:35:48 ID:87IV0Dts

ポケモンブリーダーの Prinz が勝負をしかけてきた!


プリンツ「さぁおいで! Parasek!!」

パラセクト「パラ!」

潮「そ、そんな急にバトルだなんて無茶な......」

ショタT「よーし、やってやる!!」シャキーン!

潮「あっ大丈夫そう......」

ショタT「いけっ!スターミー!!」

ポゥン!

スターミー「ヘァッ!」

潮「み、水ポケモンのスターミーですか......?」

ショタT「大丈夫!コイツにはとっておきの技を覚えさせてるから!!」

プリンツ「さぁ!かかってらっしゃい!」

ショタT「いくぞ、スターミー!冷凍ビーム!!」

スターミー「ヘァアッ!!」ビーーーーーーー

パラセクト「パララララ......」ピキピキピキピキ

潮「すごい!草対策もバッチリですね!!」

プリンツ「それくらいの攻撃でやられる子じゃないんだからっ!パラセクト、いけるっ!?」

パラセクト「パラッ!!」

プリンツ「Pilzspore!!」

パラセクト「パララララ!!」パラパラ

ショタT「げっ!もしかしてこれって......」

スターミー「スタァ......zzz」

潮「キノコのほうしです!!」

ショタT「やっぱり!」

297名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/29(金) 01:36:46 ID:87IV0Dts

プリンツ「このまま仕留めちゃうんだからねっ!パラセクト、Blutsauger!!」

パラセクト「パラッ!」ガブッ!

スターミー「んんっ......///」ビビクン

パラセクト「チュパ!チュン!ピチュン!ピチュ!(迫真)」

潮「なんかイケないもの見てる気が......」

ショタT「あ、あれは吸血だよ!まずい......エスパータイプのスターミーは虫技も苦手なんだ!」

スターミー「」ピコンピコン!

ショタT「スターミー!目を覚まして!!」

スターミー「......シュ、シュワッチ!」キリッ!

ショタT「よし!もう一度冷凍ビームだ!!」

スターミー「ジュワッ!!」ビーーーーーー

パラセクト「パラッ!?」カチカチカチカチ

ショタT「や、やったぞ!!」

プリンツ「フフ、やってないよ!見てみて!!」

パラセクト「パラララッ!!」

潮「そ、そんな......弱点の攻撃を2回も耐えれるなんて!」

ショタT「しまった!吸血は相手のエネルギーを吸い取って回復しちゃう技なんだよ!」

プリンツ「ごちそうさまでした、それじゃあお返しよ!」

プリンツ「Samenbomben!! Feuer!!」

パラセクト「パラァッ!!」バシューン!!

潮「えっ!?」

ショタT「くっ......!」

ボゥン!!

スターミー「ヘ、ヘアッ......」バタッ

潮「い、今の爆発は......?」

ショタT「タネ爆弾だ......強力な草技だよ......」

プリンツ「やったね、パラセクト!」

パラセクト「パララララ......」

ショタT「ごめんよスターミー、僕が油断してた......ボールに戻ってゆっくり休んでね」

プリンツ「ちなみにキミ、手持ちのポケモンは何匹?」

ショタT「戦えるのはあと2人です」

プリンツ「分かった!じゃあ私もあと2匹のポケモンで勝負するから!」

プリンツ「今の勝負を合わせて勝ち星を2点あげた方の勝ちよ!いい?」

ショタT「望むところです!!」

プリンツ「いいね!バトルのし甲斐があるよっ!」

298名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/29(金) 01:37:22 ID:87IV0Dts

ショタT「つまり次で2連勝しないとけないのか......」

ショタT「こいっ!ルカリオ!!」

ポゥン

ルカリオ「ルカ!」スタッ

プリンツ「さぁ、おいで!Kapilz!!」

キノガッサ「ガッサ!」

潮「格闘タイプ同士の戦いですね!」

ショタT「うん、速攻で決めるよ!!」

ショタT「ルカリオ!サイコキネシスだ!!」

ルカリオ「ルカァッ!!」ババババ

キノガッサ「ガサッ!」

プリンツ「こっちも行くよ!Kraftwelle!!」

キノガッサ「キノーッ!!」

ズドッ!!

ルカリオ「......ッッッ!?」

ショタT「くっ......!だ、大丈夫!?ルカリオッ!!」

潮「何ですか今のは!?」

プリンツ「ん?知らない?こっちの言葉だとで『ハッケーイ』って言うらしいけど」

ショタT「そうだ、発勁だよ!」

潮「ど、どんな技でしたっけ......」

ショタT「あの技は衝撃波を当てて攻撃する技なんだ。そしてあの攻撃を食らうと高確率で」

ルカリオ「リオッ......!」ビリッ

ショタT「麻痺状態にされるんだ......!」

潮「そ、そんな......」

299名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/29(金) 01:38:10 ID:87IV0Dts

プリンツ「さぁトドメよ!Tempohieb(マッハパンチ)!!」

潮「ああっ......!」

ショタT「大丈夫だよ、ルカリオッ!!」

ルカリオ「」キッ

キノガッサ「ガッサーッ!!」シュバッ!


バキィッ!!


プリンツ「......え......?」

キノガッサ「......ガ......ガサァ......」バタッ

ルカリオ「ルカッ!」

ショタT「やった!ルカリオ、やったよ!!」

潮「えっ!?今のが.....ルカリオさんの攻撃ですか!?」

ショタT「うん!速すぎて見えなかったでしょ!」

プリンツ「そ、そんな......体が麻痺してるルカリオがマッハパンチを上回る速度で攻撃できるはず......」

ショタT「出来るんだ!知らないんですか?先制技にもランクがあるってことを!!」

潮「ランク......ですか?」

ショタT「ルカリオが繰り出したのは、電光石火を超えた技......『神速』だ!!」

潮「神速......そんな技が!?」

ショタT「うん!こいつを習得するのには苦労したんだよ!ね、ルカリオ?」

ルカリオ「ルカッ」コクッ

プリンツ「やれやれ、今度は私が油断しちゃったみたいね」






プリンツ「さてと......次の勝負で決まるね」

ショタT「ええ!全力で行きますよ!」

プリンツ「当然よ!おいで、Lamellux!!」

ショタT「こいっ!オオスバメ!!」

ボゥン

マシェード「マシェー」

オオスバメ「スバッ!」

300名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/29(金) 01:38:52 ID:87IV0Dts

潮「オオスバメさん、頑張ってください!」

ショタT「速攻あるのみだ、オオスバメ!ブレイブバード!!」

オオスバメ「スバーッ!!!」バシュゥッ!!

ズガッ!!

マシェード「マシェ〜......!!」ファサー

空中に胞子が舞い上がる

ショタT「決まった!!」

プリンツ「と思うでしょ?」

マシェード「ましぇん!」キッ

ショタT「うっそぉ!?耐えた!?」

プリンツ「そう!この子には『気合の襷』を持たせているの!」

潮「し、知ってますっ!相手の攻撃をギリギリで耐えれるようになる道具ですよね?」

ショタT「うん......そして多分次に来る攻撃は......」

プリンツ「Pilzspore!!」

マシェード「マシェシェシェシェ〜」パラパラパラパラ

オオスバメ「ス......?スバァ......zzz」

ショタT「やっぱり......」

潮「また眠らされちゃった......」

プリンツ「いくよ、マシェード!Kraftabsorber!!」

マシェード「マシェ〜〜〜〜」シュインシュインシュイン

ショタT「なっ!何だこの攻撃!?」

潮「ギガドレイン?いや違うような......?」

プリンツ「さっきのお返しじゃないけれど教えてあげる。これは『ちからをすいとる』攻撃!」

ショタT「はじめて見る技だ......」

プリンツ「そうでしょ?この技はマシェードとか、一部の草ポケモンたちしか使えないとっても珍しい技なのよ!」

プリンツ「力自慢なポケモンほど力を沢山を奪えてエネルギーを回復できる凄い技なの!」

ショタT「そ、そんな!オオスバメが!」

プリンツ「見る見るうちにダイエットしていくでしょ?」

オオスバメ「zzz......すばぁ......zzz」ヒョロヒョロ

潮「そんな便利な技が......」

301名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/29(金) 01:39:36 ID:87IV0Dts


プリンツ「さぁ!どんどん力を吸い取っちゃって!!」

マシェード「シェシェシェシェ〜」シュインシュイン

ショタT「目を覚まして!オオスバメ!!」

オオスバメ「......すば?」

オオスバメ「スバァッ!?」ガバッ

プリンツ「あーあ、起きちゃったかぁ」

プリンツ「まぁいいか!随分お腹一杯になったし!体力満タン!」

マシェード「マッシェ」ゲップ

ショタT「また眠らされる前になんとかしないと......」

潮「オオスバメさん......凄くやつれてますね......」

オオスバメ「スバァ......」

ショタT「オオスバメ頑張って!根性見せてよ!」

ショタT「............根性?」

潮「ど、どうしましたか?」

ショタT「一か八かだ!オオスバメ!燕返し!!」

オオスバメ「スバァ!」バシィッ!

マシェード「ましぇっ!」胞子ファサー

再び胞子が舞い上がる

プリンツ「無駄よ!もう一度眠らせてあげる!!」

ショタT「来い!!」

オオスバメ「......ス?」

オオスバメ「スバッ!スバッ!」ゴホゴホ

潮「ああっ!これは!」

ショタT「きた!毒胞子だ!!オオスバメ、つらいけど頑張って!!」

プリンツ「しまった!まさか!」

オオスバメ「スバァ......!!」ドクドク

ショタT「残念だったね!毒が気付けになるおかげでもう眠らされることはないよ!」

プリンツ「成るほどねぇ〜、キノコポケモンは攻撃を食らうと毒や麻痺を引き起こす胞子をばら撒く......」

プリンツ「だからその特性を逆手に取ったのね!!」

302名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/29(金) 01:40:08 ID:87IV0Dts


ショタT「いくぞ!ここで決める!!」

潮「で、でも今のオオスバメさんにブレイブバードの反動を耐える体力は......」

プリンツ「相打ちにするつもり!?」

ショタT「悪いけどそのつもりはないよ!」

ショタT「オオスバメ!からげんきだ!!」

オオスバメ「スバァアアアッ!!」バタバタ

マシェード「ましぇ〜〜〜〜っ!?」バキバキッ

プリンツ「あっ......!!」

マシェード「ましゅ〜〜〜......」バタッ

プリンツ「くっ......!」

ショタT「か......勝った!!」

潮「か、勝ちましたね!!」

ショタT「やったよオオスバメ!!」

オオスバメ「スバァ......!」ゲッソリ

ショタT「オオスバメ!頑張ったね!ほら、モモンの実と、オボンの実と、それとそれと......」

オオスバメ「スバスバッ!」パクパク

プリンツ「すごいよキミ!感激よ!!」

ショタT「へへっ!プリンツさんとポケモンたちも強かったから、僕も勝てて嬉しいです!!」

プリンツ「ふふっ!ありがとうね!!」

303名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/29(金) 01:40:42 ID:87IV0Dts






プリンツ「それじゃあ約束通り、好きなキノコポケモンちゃんを連れて行ってもらうからね!」

ショタT「誰にしようかな〜〜〜」

ネマシュ「マッシュ!」

キノココ「コ↑コ↓コ↑コ↓」

パラス「パララララ......」

ショタT「よ〜しキノココ!キミに決めた!!」

キノココ「コ?」

ショタT「じゃあモンスターボールに入って......」

プリンツ「あっ、そのモンスターボール」

タマゲタケ「......」

ショタT「なんだこれは......タマゲt」胞子ファサー

プリンツ「viel Gluck.」

潮「がんばって......」




続くったら続く

304名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/29(金) 01:41:39 ID:87IV0Dts

大淀博士「さーて今回のポケモンは」

大淀博士「ぴっぴかちゅう!」ガチャ

No.047

大淀博士「No.047と言えば、そう、パラセクトですね」

大淀博士「巨大なキノコのカサから毒の胞子を撒き散らしますが、この胞子は異国では漢方薬として使われることもあります」

大淀博士「ムシの方はほぼ死んでおり、体を操ったり物事を考えているのはキノコの方とされています」

大淀博士「まぁこの立派なイチモツから遺伝子情報の詰まったブツがスプリンクラーの如くばら撒かれるなんて考えただけでも興奮して来ますね......ん?」

パラセクト「」ユサユサ

パラパラパラ

大淀博士「オ゛♥ヤッベ♥♥」






ではここで一句



パラセクト

おおきなきのこ

セクハラよ



大淀博士「みんなもポケモン、ゲットですよ」

305名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/30(土) 12:10:20 ID:COWQXOw.
(次の投稿は)120時間後くらいじゃないすか?

登場キャラ
>>306

ポケモン
>>308

306名前なんか必要ねぇんだよ!:2017/12/30(土) 12:14:10 ID:3nE9fre2
サラトガ

307あぁ^〜心がぴょんぴょんするんじゃぁ^〜:2017/12/30(土) 12:56:05 ID:???
プロトーガ

308プトレノヴァインフィニティ:2017/12/30(土) 13:02:36 ID:???
読み忘れてた乙
ラティアス

309名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/01/01(月) 00:31:06 ID:4URwY45w

https://i.imgur.com/oxPl5wX.png


大淀博士「新年明けましておめでとうございます!」

大淀博士「2018年といえば、そう戌年ですね」

大淀博士「それでは2018年を代表するポケモンは」

大淀博士「ぴっぴかちゅう!」ガチャ

No.744

大淀博士「No.744といえば、そう、イワンコですね」

大淀博士「昔から人と暮らしてきたイワンコは、トレーナーが悲しんでいるとそれを察して側を離れないほど、人と心を通わせることのできるポケモンです」

大淀博士「よくなつくので初心者にお勧めのポケモンと言われていますが、育つと気性が荒くなるためもて余して捨ててしまうトレーナーも少なくないだとか……」

イワンコ「スヤスヤ……zzz」

ルガルガン(昼)「グゥ……zzz」

大淀博士「ああ^〜イワンコちゃんかわえええんじゃ〜〜」

大淀「ちなみにイワンコちゃんの隣で寝てるのはルガルガンですね」

大淀博士「ルガルガンは小さいころからしっかり育てられると絶対にトレーナーを裏切らない頼もしい相棒になるそうです」

大淀博士「ふふふ、そんな男前なルガルガンちゃん、夜はおねむモードでただのかわいいわんちゃんですね……」

トントン

大淀博士「ん?」

ルガルガン(夜)「」ギロッ

大淀博士「あっ、そうだ。実はルガルガン、昼の姿と夜の姿があり……」

大淀博士「夜の姿のルガルガンは群れを作らず1匹で暮らし、自分の力を引き出してくれるトレーナーのいうことしか聞かないそうです」

ルガルガン(夜)「」クイクイッ(挑発)

大淀博士「そんなやる気マンマンな夜に強いヨルガルガンちゃん?私のようなか弱く美味しそうな獲物を見つけたからって乱暴しちゃダメなんですからね……///」

ルガルガン(夜)「」ガシッ

ルガルガン(夜)「ガルルッ!!」バキッ(カウンター)

大淀博士「いやまだ何もしてなベフッ」ズガッ



ではここで一句



イワンコと


新年あいさつ


いわんこぉ^〜



大淀博士「2018年、みんなもポケモンゲットですよ」











大淀博士「やれやれ、新年早々痛い目に遭うとは………」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

大淀博士「何ですかね、この音は」

大淀博士「なんかやけに背後が熱いですね……ん?」

大淀博士「………………門松が火を吹いてる………………」

今年も一年よろしくお願いします

310名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/01/03(水) 02:13:31 ID:VhmMZAcw






タマゲタケ「タマゲタッ!!」

雷「こっちのセリフよ!」

潮「結局この子を仲間にしたんですね......」

ショタT「というか勝手に僕のボールに入ってたんだよ......」

グラジオ「何しに行ってたんだ」

ハウ「キノコ狩りとか?」

ショタT「ある意味そうかも......」

雷「ともかく!ちゃんと責任持って育てなさいよ?」

ショタT「そりゃもちろん......」

311名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/01/03(水) 02:16:06 ID:VhmMZAcw
???ばんどうろ


ショタT「タマゲタケ?さっそく特訓だよ!」

タマゲタケ「タマ?」

ショタT「バトルだよ、バトル!いっぱいバトルして経験値あげなくちゃ!」

タマゲタケ「タケッ!」

ショタT「うん!やる気は十分だね!!じゃあ野生のポケモンを探しに行こうか!」



???「......待って」



ショタT「......えっ?」

振り向くとそこには純白のワンピースに身を包んだ女性が立っていた

ショタT「......」ボー

???「......」ニコッ

ショタT「......あっ......あ、あなたは?」

サラトガ「私の名前はSaratoga......サラって呼んでくれていいですよ?」

ショタT「サ、サラ......さん?」

サラトガ「ふふっ......さんは付けないでいいわ」

ショタT「しょ、初対面のお姉さんを呼び捨てはちょっと......」

サラトガ「じゃあサラ姉さん、でいいわよ?」

ショタT「サ、サラトガさん......じゃダメですか......?」

サラトガ「All OK.」ニコッ

サラトガ「ねぇ、あなたの名前は?」

ショタT「えっ......ショ、ショウタです」

サラトガ「Shota! いい名前ね、ふふっ」

ショタT「......///」ポッ

312名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/01/03(水) 02:19:46 ID:VhmMZAcw

サラトガ「あら?大丈夫......?」

ショタT「あっ!は、はい!大丈夫です!!」

サラトガ「ふふ、かわいい子ね」

ショタT「え......い、いや......///」

ショタT「......と、ところで!さっきの『待って』って......?」

サラトガ「ああ、そうだったわね......」

サラトガ「......」

ショタT「......?」

サラトガ「ねぇショウタ?あなたは......戦うのすき?」

ショタT「えっ!?」

(困惑)

ショタT「ポ、ポケモンバトルなら......好きです」

サラトガ「......そうなのね」

彼女の表情は依然として柔らかい微笑を浮かべていた

しかしどこか悲しげな雰囲気を漂わせていた、ショウタはそう感じた

サラトガ「......私ね、ここで傷ついたポケモンたちの手当をしてるの」

ショタT「ポケセンの仕事ですか?」

サラトガ「いいえ......ボランティアみたいなものよ」

サラトガ「知ってる?昨日ね、この先にある森で野生のポケモンたちが次々に傷つけられる事件があったの」

ショタT「そ、それって......」

サラトガ「そこまでヒドいこと出来るんだってくらいに、乱暴にね」

ショタT「......」

サラトガ「......見に行ってみる?」

ショタT「......行きます」

313名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/01/03(水) 02:21:55 ID:VhmMZAcw

???の森



ショタT 「ほ、本当に酷い荒れ様だ......」

サラトガ「昨日はここにとても傷ついたポケモンたちがたくさん横たわっていたわ」

サラトガ「中には助けられなかった命も......」

ショタT「......」

サラトガ「ごめんなさい......こんな話、聞きたくなかったわよね......」

ショタT「ううん、そんなことないです」

ショタT「サラトガさん!僕、そんな悪いことする奴なんて許さないから!!」

サラトガ「......ショウタ」

ショタT「僕バトルには自信があるんだ!そうだ、犯人を探し出してとっちめ......」

サラトガ「やめなさい!!」

ショタT「ひっ!?」

サラトガ「......あなたは優しい子ね」

サラトガ「でも、だからこそ......あなたの友達を争わせないでほしいの」

ショタT「ど、どういうことですか......???」

314名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/01/03(水) 02:23:35 ID:VhmMZAcw


<ガサッ


サラトガ「!?」

ショタT「な!?」ムグッ

サラトガ「シィ―――......静かに......」

ショタT(............)


<ダカラヨー


ショタT(......人?)

???「やっぱもう居ねぇって」

???「ここに痕跡がある以上仕方ないでしょ」

???「いっつもこうだぞ......」

ショタT(どこかで聞いた声......?)

サラトガ「トレーナーたちね......ここにポケモンはもう居ないのに......」ボソッ

ショタT「......サラトガさん、やっぱり僕......」

ショタT「行かなくちゃダメだ!!」バッ!!

サラトガ「あっ、ちょっ!待ちなさい!!」

ガサガサッ!!

???「あぁん!?」ビクッ

???「来た!?」

ショタT「待てッ!!」

???「............あれ?」

???「............あなたは」

ショタT「ハァ......ハァ......」

鳥海「あの時の......?」

摩耶「が、ガキィ〜〜〜?」

315名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/01/03(水) 02:25:15 ID:VhmMZAcw

ショタT「お前たちにバトルを申し込む!!」

鳥海「?」

摩耶「」ポカーン

ショタT「2人まとめてだ!!」

摩耶「オイオイオイオイ待て待て待て......」

摩耶「お前正気か!?」

ショタT「............」

鳥海「ふふっ、お久しぶりね坊や、素敵なご縁があるものね」

鳥海「しばらく見ないうちにとってもいい顔付になったのね......私好みよ」

鳥海「摩耶もそう思うでしょ?」

摩耶「アタシにゃただの生意気なガキにしか見えねぇがな」

摩耶「まぁ喜べ、この摩耶様、相手がガキンチョだろうが......」

摩耶「売られた喧嘩は買う主義なんでねぇッ!!!」スチャッ

鳥海「あら、独り占めはダメよ?私にも少しは味見させて貰うわよっ!」スチャッ

ボールを構える二人

サラトガ「はぁ......はぁ......ショ、ショウタ!あなた何するつもり!?」

ショタT「サラトガさん......僕こいつらと前にも会ったんだ、同じように荒らされた草むらで!」

サラトガ「あの人たちが犯人だって言うの!?」

摩耶「あ?今度は誰だ?」

鳥海「部外者は下がって頂きたいのですが......」

ショタT「サラトガさん、後ろに下がってて」

サラトガ「仮に彼女らの仕業だとしても......私にはあなたたちに戦って欲しくないわ!」

ショタT「それは無理だよ......僕は」

ショタT「ポケモントレーナーだから!!」

316名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/01/03(水) 02:26:17 ID:VhmMZAcw

鳥海「おいで!ペリッパー!」

摩耶「出てこいランターン!!」

ポゥン!

ペリッパー「ペリッ!」

ランターン「ラーン!」

ポツ

ポツポツ

ザーーーー

ペリッパーの特性:あめふらしでフィールドが雨状態になった

ショタT「頼んだよ、ルカリオ!!そして......」

ショタT「タマゲタケ!キミに決めた!!」

ルカリオ「ルカッ!」

タマゲタケ「タマッ!」

鳥海「」チラッ

タマゲタケ「タケタケ!」

摩耶「へっへっへっ、何が出てきたかと思えば」

鳥海「ふふふっ、あなたにお似合いのカワイイ子ね」

摩耶「そんなんに構ってやると思ってたら大間違いだよ!行くぜぇ!!」

ショタT「いいや、構ってもらうよ!」

ショタT「いけっ!タマゲタケ!!」

タマゲタケ「タケッ!!」ファサー

フワフワ

鳥海(......粉......?)

317名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/01/03(水) 02:27:17 ID:VhmMZAcw

摩耶「アタシらが狙うのは!ルカリオ、テメェだ!!」

ルカリオ「!」

ショタT「こっちもやるぞ、ルカリオ!」

ルカリオ「ルカッ!!」

ショタT「サイコキネシスだ!!狙いは......ぺリッパー!!」

ルカリオ「リオーッ!!」バババ

ルカリオの サイコキネシス!

ペリッパー「ペリーッ!?」

鳥海「この威力......あの時から相当鍛えたようね......」

摩耶「今度はアタシら番だぜぇ!」

鳥海「ペリッパー!水の波動!!」

摩耶「ランターン!チャージビームだ!!」

フワフワ

ペリッパー「......!?......ペリー!!」ボボボ

フワフワ

ランターン「......!?......ターン!!」ビビビ

摩耶「んなっ!?」

鳥海「しまった!」

2体の攻撃が、ルカリオでなくタマゲタケに向かっていく

タマゲタケ「タマッー!」(被弾)

ショタT「かかったね!」

タマゲタケ「......タ、タマゲタッ!!」シャキーン

ショタT「僕がタマゲタケに命令した技は『怒りの粉』!!相手の攻撃を引き付ける技だ!」

318名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/01/03(水) 02:28:28 ID:VhmMZAcw

摩耶「ふざけんな......!」

鳥海「どうやらあなたに対する評価を改めなければならないようね......」

摩耶「だが調子に乗るんじゃねぇぞ!この瞬間、チャージビームの追加効果が発動!」

ランターン「ラーン!」パチパチパチ

摩耶「ランターンの特攻が1ランク上昇する!!」

ショタT「......!」

摩耶「めんどくせぇ......まとめて片づけるぞ」ボソッ

鳥海「ええ」コクッ

ショタT「ルカリオ!次の狙いは......!!」

ルカリオ「ルカァァァァ......!」ゴゴゴゴ

摩耶「行くぜぇッ!ランターン!!」

鳥海「ペリッパー、守る!」

ペリッパー「ペリッ!」

ペリッパーが守りの態勢に入る

ショタT「ランターンだ!!いけっ、波導弾!!」

ルカリオ「リオッ!!」バシュッ!

ルカリオの はどうだん!

ランターン「ラン!?」バシィッ

摩耶「構うなァ!波乗りだぁッ!!」

ランターン「ターン!」ザブーン

ランターンの なみのり!

ルカリオ「ルッ......!」

タマゲタケ「タケッ......!」

ショタT「二人とも、持ち堪えて!!」

ルカリオ「ル、ルカッ!」キッ

タマゲタケ「タマッ!」キッ

摩耶「こ、コイツらぁ......耐えやがった!?」

鳥海「やはり......私たちのポケモンと遜色ないレベルに仕上がってるようね......!」

ショタ「タマゲタケ!ランターンにキノコの胞子だ!!」

タマゲタケ「タマゲロッ......!」ファサファサ

ランターン「ラ......ン......ターン......zzz」

摩耶「げっ」

319名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/01/03(水) 02:29:50 ID:VhmMZAcw

摩耶「お、オイ相棒......さすがにヤベーんじゃねぇか......?」オドオド

鳥海「なに弱気になってるの、しっかりしなさい!」

鳥海「これ以上好きにやらせはしないわ!ペリッパー、タマゲタケにエアスラッシュよ!」

ペリッパー「ペリーッ!!」

ショタT「そうはいかないよ!ルカリオ、サイコキネシスだ!!」

ルカリオ「ルカッッ!!」バババ

ペリッパー「ペリッ!?」バババ

ペリッパー「......パー......」バサッ

ペリッパーは力尽きた

鳥海「うそ......やられた......?」

ショタT「タマゲタケ!ギガドレインだ!!」

タマゲタケ「タケーッ!!」キュインキュイン

ランターン「zzz......ラン......ターン......」グタッ

ランターンは力尽きた

摩耶「マジかよ......」ギリッ

ショタT「どうだっ!参ったか!!」

ショタT「サラトガさん!やったよ!」

サラトガ「そ、そうね......すごいわね......」

ショタT「やったね、ルカリオ!」

ルカリオ「ルカ!」

ショタT「タマゲタケもすごい......あれ?」

タマゲタケ「」キラーン

ショタT「タマゲタケの様子が......もしかして!」

パッ

モロバレル「バレルっ!」

ショタT「やったぁ!進化した!!」

320名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/01/03(水) 02:30:46 ID:VhmMZAcw

摩耶「こうなったら......!」スチャ

鳥海「ちょっと摩耶!その子はまだ育成途中の......」

摩耶「やられっぱなしで済ます摩耶様じゃねぇ!!出てこい......」



キッ



ショタT「......?」

キッキッ

摩耶「......?......な、なんだ?」

キッキッキッ

鳥海「空気が......軋んでる?......まさか!?」

ギュイィン!!

ショタT「えっ!?」

目の前に現れる謎のワームホール

鳥海「このタイミングで......!?」

摩耶「こいつが......!?」


https://youtu.be/WxaK7gCww68


?????「じぇるるっぷ......!!」

?????が 現れた!

?????「」キュイーン

?????は オーラを纏い特防がぐーんと上がった!!

321名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/01/03(水) 02:31:57 ID:VhmMZAcw

ショタT「な......なんだこの......ポケモン......?」

?????「べのめのん......!」

鳥海「まずい!逃げなさい!!」

ショタT「ルカリオ!!」

ルカリオ「ルカッ!!」

ショタT「ラスターカn」

?????の パワージェム!!

ヒュンヒュン!

ルカリオ「ルッ!?」バシバシッ!

ショタT「あぁっ!ルカリオッ!?」

ルカリオ「ル......カ......」バタッ

摩耶「やべぇ!オイガキぃ!!」

ショタT「......あっ......!」

謎のポケモンの触手がショウタに伸びる

ショタT「そ、そんな......」ガクガク

摩耶「畜生ォ!やっぱりアタシが......」

サラトガ「どきなさい!!」ドン

摩耶「ブホォッ!?」ボコォ

サラトガ「お願い、力を貸して......ラティアス!!」

ポゥン!

ラティアス「ラティ!!」

?????「じぇるるっぷ!」

ショタT「うわあああああああああ!!!!」

サラトガ「サイコショックよ!!」

ラティアス「ラティー!!!」キッ



つづく

322プトレノヴァインフィニティ:2018/01/03(水) 15:09:35 ID:???


323名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/01/03(水) 16:46:45 ID:51Z7WDo.
もう一度書きたいぜ
別回線からの書き込みなのでIDが変わってます



登場キャラ
>>324

ポケモン
>>325

324名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/01/03(水) 16:49:40 ID:iJJKLK4w
足柄

325名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/01/03(水) 16:56:21 ID:EHzy/1d6
イーブイ

326名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/01/03(水) 20:20:31 ID:51Z7WDo.
逐次投入です

327名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/01/03(水) 20:21:29 ID:51Z7WDo.

サラトガ「......ラティアス!サイコショックよ!!」

ラティアス「ラティー!!」

ラティアスの サイコショック!

?????「じぇるるっぷ......!?」バババババ

ショタT「......?......えっ!?」

摩耶「すげェ!効いてるぜ!!」

鳥海「よし!このままトドメを刺しましょう!」

サラトガ「......」

摩耶「オーイ、聞いてんのか?早く追撃を」

サラトガ「お断りします」キッパリ

摩耶「は!?」

鳥海「ちょっと......逃げられるわよ!!」

謎のポケモンがワームホールの中に逃亡を図る

?????「......じゅえる」

バァーン!

鳥海「......」

摩耶「クソが......!」

サラトガ「......」

ワームホールと共にそのポケモンは姿を消した

328名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/01/03(水) 20:22:36 ID:51Z7WDo.



鳥海「帰るわよ......早急に報告をしないと」

摩耶「けっ!」

摩耶「あっ、そうだ。オイ、お前!」ビシッ

ショタT「えっ、僕?」

摩耶「おめェーと決着はまた今度だ!覚えてやがれ!!ったく......」トボトボ

ショタT「......」

サラトガ「あんな人の言うこと気にしちゃダメよ?」

ショタT「......サラトガさん、僕さっきのポケモンのことで頭がいっぱいなんだ」

ショタT「あのポケモン......僕を食べようとしてた気がして......怖かった」

サラトガ「......大丈夫よ」ギュッ

サラトガに抱きしめられるショタT

ショタT「あっ......ちょっ、困りますよ......///」ギュー

サラトガ「きっとあの子とも仲良くなれるわ......」

ショタT「え、えぇっと......あ!そ、そうだサラトガさんっ!!」

サラトガ「どうしたの?」

ショタT「そのポケモンなんて名前なの!?初めて見たよ!!」

サラトガ「この子はラティアス......私の大事な家族よ」

ラティアス「らてぃっ!」

ショタT「ラティアス!さっきは助けてくれてありがとう!!」

ラティアス「ラティラティ♪」

サラトガ「本当はこの子にバトルなんかさせたくなかった......」

サラトガ「さっきのあの子だって......もしかしたら悪気があった訳じゃないかもしれないのに」

ショタT「そ、そうなのかなぁ......」

サラトガ「さ、帰りましょう」







329名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/01/03(水) 20:47:09 ID:51Z7WDo.



〜トレーナーズスクール〜



霧島「みなさーん!今日は特別講習を行います!」

潮「特別?」

雷「講習?」

霧島「テーマはこちら!」バァーン

『Z技』

ハウ「へー」

グラジオ「......」

ショタT「Z技......?」

霧島「そう!これについては講師の先生にいらして頂いてます!」

霧島「それでは、どうz」

ピョンピョン

ショタT「あ!」

イーブイ「イーブイ!」

教壇にお座りするイーブイ

一同「(沈黙)」

雷「講師ってイーブイのこと?」

霧島「あ、あれぇ?」

<うにゃー待ちなさーい!

ドドドドド

足柄「あー!見つけたわ!!イーブイちゅわ〜ん!!」

足柄「ん?」

一同「(沈黙2)」

霧島「......関係者以外立ち入り禁止ですが」

足柄「関係者よ!!」

330名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/01/03(水) 20:48:46 ID:51Z7WDo.

イーブイ「ブイッ!」←足柄の肩に乗っかってる

霧島「(えーこちらが講師の足柄先生です)本当にこんなんに任せて大丈夫なのかしら......」

足柄「本音出てるわよ、建前を喋りなさいよ」

霧島「え、えーと......講師の足柄先生です」

足柄「足柄よ!よろしくね!!」

霧島「足柄先生は腕の立つトレーナーとして界隈では有名で......」

足柄「さぁ!!!最初の挑戦者は誰かしら!!!!!????」

一同「(沈黙3)」

霧島「ちょっと黙っててもらえますか?」イラッ

足柄「え〜っ!?だってバトルしに来たんじゃないの私」

霧島「えーとですね......まず今回の講習のテーマとして......」

足柄「そう!!!この光り輝くZクリスタル!!!!このZ技のポーズはむぎゅ〜」

霧島「黙れっつてんだろ」ギリギリ

足柄「うにゅ〜〜〜〜!!!!」バタバタ









〜対戦場〜



足柄「ふ〜っ、やっぱりこの戦場こそが私の居場所よね〜」

イーブイ「ブイッ!」

霧島「はぁ〜......疲れたから後はもうみんなに任せたわ......」

雷「職務放棄!?」

足柄「さぁ!挑戦者は前に出てきなさい!!」

ショタT「よし!僕が出るよ!」

ハウ「ショウタがんばれー!」

足柄「ふ〜ん......あなたが相手してくれるのね?」

ショタT「はい!よろしくお願いします!!」

足柄「試合形式は公式戦の3vs3!手持ち3体のみで戦うルールよ!!」

ショタT「手持ちの3体を選びました!いつでも大丈夫です!!」

足柄「よし!来なさい!グラエナ!!」

ショタT「オオスバメ!頼むよ!!」

ポゥン

グラエナ「グルルッ!!」

オオスバメ「スバーッ!!」

331名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/01/03(水) 21:06:08 ID:51Z7WDo.
グラエナ「」ギロッ!

オオスバメ「スッ......!?」ビクッ

雷「なんか怖そうなのが出てきたわね」

ハウ「うん、オオスバメも少しびびっちゃってるね」

ショタT「オオスバメ!気にせずいくよ!ブレイブバードだ!!」

オオスバメ「スバァーッ!!」バシュウッ

グラエナ「グラッ!?」バキッ

足柄「いい攻撃ね!!こっちもやるわよ!!」

足柄「グラエナ!!氷の牙よ!!」

グラエナ「グルルル!!」バキバキッ

オオスバメ「スバッ!!」

ショタT「くっ......強い!」

足柄「さぁ!かかってらっしゃい!!!」

グラエナ「グラッ!!」

ショタT「ふふっ......掛からないよ」キッ

足柄「なっ!?」

ショタT「オオスバメ!羽休めだ!!」

オオスバメ「スバッ」バサッ

オオスバメが地面に降りて回復する

足柄「やられた......!」

ショタT「やっぱりね!足柄さんはグラエナに不意打ちを命令していた!そうでしょう!?」

足柄「ええその通りよ!!よく分かったわね!!」

足柄「もう小細工はなしよ!!グラエナ、噛み砕く!!」

グラエナ「グララァッ!!」

ショタT「オオスバメ!!ブレイブバード!!」

オオスバメ「スバァッ!!」バシュッ!

バキィッ!!

グラエナ「グッ......!ラァッ......」バタッ

ショタT「よし!やったぞ!オオスバメ!!」

オオスバメ「スバッ!」

332名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/01/03(水) 21:20:29 ID:51Z7WDo.

足柄「グラエナ......よくやったわ」

ショタT「オオスバメ!この勢いのまま行くよ!!」

オオスバメ「スバッ!」

足柄「いいトレーナーとポケモンね!でも負けてられないんだから!!

足柄「わたしの次のポケモンはイーブイ!この子よ!」

ピョン

イーブイ「ブイッ!」

ショタT「えっ?イーブイ!?」

足柄「あら?まさかこの子の力を侮っているのかしら?」

ショタT「そんなことはありません!いくよオオスバメ!!

オオスバメ「スバァッ!!」

ショタT「ブレイブバードだ!!」

足柄「電光石火!!」

バシュッ

オオスバメ「スバッ!?」バキッ

ショタT「オ、オオスバメ!?」

足柄「体力を回復して油断してたんじゃない?ブレイブバードの反動で体力が大きく削られていたことを忘れてたみたいね」

ショタT「し、しまった......」

オオスバメ「ス、スバァ......」バタッ

ショタT「くっ......お疲れオオスバメ、戻って!」

足柄「さぁ!次にこの子の相手をしてくれるのは誰かしら!?」

イーブイ「ブイッ!」

ショタT「それじゃあ頼んだよ!モロバレル!!」

ポゥン

モロバレル「バレッ!」

333名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/01/03(水) 21:42:38 ID:51Z7WDo.
ショタT「ここは手堅くいくよ!モロバレル!キノコの胞子だ!!」

モロバレル「バレッ!!」ファサファサファサ

足柄「迂闊ね!覚えておきなさい、こんな技だってあるのよ!!」

足柄「イーブイ、みがわりよ!!」

イーブイ「ブイッ」ポン

ショタT「えっ!?」

イーブイがいた場所に 身代わり人形が置かれている

ショタT「み、みがわり......?」

足柄「そうよ!あなたのポケモンの攻撃はすべてこの人形が受け止めてくれるわ!!」

足柄「悔しかったら壊してみなさい!」

ショタT「やられた!モロバレル!ギガドレインだ!!」

モロバレル「バレッ!!」キュインキュイン

足柄「この隙に勝負を決めさせてもらうわ!おいで!イーブイ!」

イーブイ「ブイッ!!」ピョン

ショタT「身代わり人形の陰にイーブイが......!」

足柄「さぁイーブイ!私達のゼンリョクなとっておきの技を見せてあげるんだから!!いい!?」

キラッ!

イーブイ「ブイーッ!!!」キラキラキラ

ショタT「な、なんだ......!?イーブイが光を纏ってる!!」

雷「なによこの光!?」

ハウ「すげー!イーブイのZ技だ!!」

足柄「ナインエボルブースト!!!」シャキーン

イーブイ「ブイイイイイ!!!」キラーン

334名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/01/03(水) 22:04:48 ID:51Z7WDo.
ショタT「こ......これは......?」

足柄「分かるでしょ!?イーブイの体からみなぎってくる強いエネルギーが!!」

イーブイ「ブイイッ!!」キリッ

ショタT「モロバレル!また身代わり人形を出される!ここは攻め続けるぞ!!」

モロバレル「バレッ!!」

足柄「やってみなさい!イーブイ!身代わりよ!!」

イーブイ「ブイッ」ポン

イーブイは身代わりを出した!

ショタT「モロバレル!ギガドレイン!!」

モロバレル「バレッ!!」キュインキュイン

身代わり「」ドン!

ショタT「こ、壊せない......!?」

足柄「ええそうよ!すごいでしょ!!」

足柄「ナインエボルブーストは体力以外のすべてのステータスを大幅に強化する技よ!」

足柄「つまり!イーブイの出した身代わりも同様に、耐久力が大幅に増したのよ!!」

ショタT「だ、だからってこのまま引き下がれないよ!モロバレル!ギガドレイン!!」

モロバレル「バレッ!!」キュインキュイン

身代わり人形が壊れた

ショタT「よし!今度こそ壊したぞ!出て来いイーブイ!!」

足柄「悪いわね、イーブイはもうそこにはいないわよ」

ショタT「......え?」

足柄「あなたが身代わりに気を取られている間に、イーブイは『バトンタッチ』を発動したのよ!」

ショタT「バ、バトンタッチってまさか......!」

足柄「そう、ポケモンを交代する技よ」

足柄「『能力変化をそのまま受け継いで』ね!!出てきなさいルガルガン!!!」

ショタT「こ、コイツはっ!?」

ルガルガン(真夜中の姿)「ルガルガァッ!!!」

335名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/01/03(水) 22:25:45 ID:51Z7WDo.

足柄「さぁ!ルガルガン!!存分に暴れなさい!!」

ヨルガルガン「ルガァッ!!」

ショタT「こっちだって手はあるさ!!」

ショタT「モロバレル!!クリアスモッグだ!!」

モロバレル「モロッ!!」

グラジオ「いいぞ!!」ガタッ

雷「わっビックリさせないで!」

グラジオ「クリアスモッグは能力変化をチャラにする技だ!」

潮「つまりイーブイのZ技で上昇した能力値が元に戻る......!」

足柄「させないわよ!!ルガルガン!ストーンエッジ!!!」

ヨルガルガン「ルガルガァッ!!!」シャキン

ショタT「ああっ!モロバレル!!」

モロバレル「バレバレッ!?」ズシャッ

モロバレル「ルッ......」バタッ

ショタT「そんな......一撃ッ......?」

グラジオ「くっ......」

ハウ「当たっちゃたかぁ......」

足柄「さぁ!最後のポケモンを出しなさい!!」

ショタT「ル、ルカリオ!頼んだよ!!」

ルカリオ「ルカッ!!」

336名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/01/03(水) 22:58:43 ID:51Z7WDo.

足柄「最後まで全力で相手するわ!それが私の、あなたとポケモンたちへの敬意よ!!」

足柄「ルガルガン!!瓦割り!!」

ヨルガルガン「ルガァッ!!」

ショタT「ルカリオッ!!波導弾だ!!」

ルカリオ「ルカァッ!!」ゴゴゴ

バキィッ!!

ルカリオ「ルッ......ルカッ」バタッ

ショタT「......っ!」

足柄「やったわ!大勝利よぉ!!」

ヨルガルガン「ルガァ!!」

ショタT「くっ......負けた......」ギリッ

足柄「......そういえば、あなたの名前を聞いてなかったわね?」

ショタT「僕はショウタです......」

足柄「ショウタくん?あなたとっても凄いトレーナーね!感激だわ!!」

ショタT「でも負けました......」

足柄「そりゃそうよ!なんせこの足柄の相手をしているんですもの!!当然じゃない!!」

ショタT「......」

足柄「やれやれ、真面目な子ねぇ......」

足柄「でも悪くないわ!そういうのステキよ!」

イーブイ「ブイッ!」

足柄「イーブイもあなたのこと見込みがあるって言ってるわ!」

ショタT「本当ですか?」

足柄「本当よ!ねー?イーブイちゃ〜ん?」

イーブイ「ブイブイッ!」

足柄「まっ、そう気にするなってことよ!」

足柄「そうねぇ......どうしも納得いかないなら私が稽古つけてあげてもいいけど?」

ショタT「お願いします!!」キリッ

足柄「あらっ、いい返事ね!じゃあさっそく訓練あるのみよ!!」

ショタT「はい!お願いします!!」






<バトルが!勝利が私達を呼んでいるわ!!

<はい!師匠!!

雷「あの人たちいつまでやる気なのかしら?」

霧島「もう知りません......」




続くったら続く

337名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/01/03(水) 23:26:12 ID:51Z7WDo.
大淀博士「さーて今回のポケモンは」

大淀博士「ぴっぴかちゅう!」ガチャ

No.133

大淀博士「No.133と言えば、そう、イーブイですね」

大淀博士「進化ポケモンのイーブイは、不安定な遺伝子を持つおかげで様々な進化の可能性を秘めている特殊なポケモンです」

大淀博士「今現在の調査ではなんと8種類ものポケモンへ進化が確認されており、まさに可能性の獣というべきでしょう」

大淀博士「その遺伝子はあまりにも環境に影響を受けやすいためか、親になったトレーナーの顔にも似てくるようです」

イーブイ「ブイブイッ!」

大淀博士「イーブイちゃんかわいいでちゅね〜〜〜♥」

大淀博士「あの顔が二人いたら困るのからそのままの貴女でいてくれていいんでちゅよ〜〜〜♥」

足柄「あの顔ってどの顔のことかしら?」ギロッ

大淀博士「あっこんなところにルガルガンが」

足柄「誰が餓えた狼よ!」バキッ

大淀博士「デジャヴッ!」ズガッ




ではここで一句



売れ残り

こんな私で

イーブイか?



大淀博士「みんなもポケモン、ゲットでs」バキィッ

338名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/01/05(金) 23:25:26 ID:C520udEU
正直この路線で書き続けるのもキツいからエタる前に畳みきりたいですね
筋肉マンコ奴隷だからね。



登場キャラ
>>339

ポケモン
>>340

339名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/01/05(金) 23:27:10 ID:5GTQJfwc
重巡棲姫

340名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/01/05(金) 23:33:31 ID:rDVNYT.Q
ムウマージ

341名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/11(日) 22:27:04 ID:7WaFfgjo
筋肉マンコ奴隷でした......(小声)
今後も不定期ですが続き投下してイッキーマウス......

342名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/11(日) 22:27:45 ID:7WaFfgjo



〜どっかの道路〜



ショタT「ハァ......ハァ......」

ショタT「つ、疲れたぁ......」ゼェゼェ

足柄「あら、もうバテちゃったの?だらしないわね」

足柄「ポケモンを鍛えるにはポケモンバトルが一番!トレーナーのあたし達が音を上げてる場合じゃないわよ!」

ショタT「いや、その肝心のポケモンバトルをせずにひたすら僕らがランニングする意味は......」

足柄「ただ走ってる訳じゃないわ!この先にある草むらがいい特訓場だからそこを目指しているのよ!!」

ショタT「流行りのライドポケモンに乗ればひとっ走りひとっ飛びで着くのに」

足柄「そういうこと言うからダメなのよ!」

足柄「私がちっちゃい頃はランニングシューズ買ってもらっただけでもう嬉しくて嬉しくて近所中を全力疾走してたわよ!」

ショタT「知らないよ......」



______________
________
____

343名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/11(日) 22:28:08 ID:ukFMxNpc
また始まってる!

344名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/11(日) 22:28:26 ID:7WaFfgjo



〜草むら〜



足柄「さぁ、まずはどの子から鍛えたい?」

ショタT「よし、スターミー!君に決めた!」

ポォン!

スターミー「シュワッチ!!」

足柄「どれどれ......あなたのスターミーはどんな技が使えるのかしら?」

ショタT「ええっと、今覚えさせている技はハイドロポンプ、冷凍ビーム、サイコキネシス......」

ショタT「後はあんまり使ったことないですけど、パワージェムです」

足柄「あら、良い技を覚えているのね」

足柄「折角だからこの道具をあげるわ。上手く使いこなしてみなさい?」


ショウタは ???をもらった


ショタT「......? なんですかこの箱?」

足柄「ふふっ、お楽しみよ♪」

スターミー&ショタT「?」

足柄「さぁて、バトルの準備も整ったことだし、手応えのある奴は出てこないかしらね」


ザッザッ!


ショタT「足柄さん、物音が!野生のポケモンだ!」

足柄「出てきたわね!」


<アレ?


ショタT「あれ?」

足柄「あら」

レ級「ゲッ!?テ、テメェは......!?」

345名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/11(日) 22:29:08 ID:7WaFfgjo

ショタT「お前はあのときの!」

レ級「コッチのセリフだヨ!テメェあたしラのナワバリでなにシテんだ!!」

ショタT「なわばり?」

足柄「気にしなくていいわよ。こいつらはここら辺では割と有名なチンピラなの」

レ級「何だテメェ......?」

レ級「オイ姉御ォ、こいつらチョット痛い目に遭わせた方がいいンじゃネェカ?」


ザッ!


ショタT「!?」

重巡棲姫「フン......」 ドン!

足柄「あら、リーダー格のお出ましとは驚きね」

重巡棲姫「ノコノコと出てきたカト思えばイキナリ喧嘩吹っ掛けて来るトハ......無粋な奴メ」

足柄「別に私は喧嘩を売ってるつもりはないわ。買えって言うなら喜んで買うけどね?」

重巡棲姫「」ピキッ

ショタT「あ、足柄さん......その挑発に何の意味が......」

足柄「さぁ、かかってきなさい!私の子分が相手をしてやるわ!!」

ショタT「子分......?」

レ級「上等じゃネェカ!!アノ時の借りを返してヤルヨ!!」

重巡棲姫「覚悟ナサイ?ガキと言えど手加減シナイヨ!」

足柄「ほら、ショウタくん、早くしなさいな」

ショタT「えぇ!?ぼ、僕のこと!?」

足柄「ええ、そうよ。ちょうどいい特訓相手がいるじゃないの」

ショタT「まさかここに連中がいると分かってわざと来たんですか......?」

足柄「ふふっ、なんのことかしら?」

346名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/11(日) 22:29:40 ID:7WaFfgjo

レ級「出てキヤガレ!ガオガエン!!」


ポォン!


ガオガエン「ガオッ!!」ドン

重巡棲姫「ヤッテシマエ、ムウマージ」


ポォン!


ムウマージ「マージ!」

足柄「さぁ、あなたのポケモンたちの実力を見せつけてやりなさい!」

ショタT「分かりました!」

ショタT「行け、モロバレル!スターミー!!」


ポォン!


モロバレル「バレッ!」

スターミー「ヘアッ!!」

足柄「それじゃあ、バトル開始ッ!!!」

347名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/11(日) 22:30:21 ID:7WaFfgjo

重巡棲姫「サァ行ケッ!」

レ級「オウッ!!!」

ガオガエン「ガオォッ!!」ゴオオォ!

ショタT「速攻で決めるよ!」

ショタT「いくよ、モロバレル!!」

モロバレル「バレバレッ!!」ファサー

足柄「『怒りの粉』......モロバレルに攻撃を引き付けてスターミーで攻める作戦ね!」

ショタT「まずはガオガエンから落とす!スターミー、ハイドロポンプだ!!」

スターミー「デュゥワッ!!!」バババババババ


スターミーの ハイドロポンプ!


ガオガエン「ガオッ!」スカッ


miss!


ショタT「し、しまった!」

足柄「避けられたわ!」

レ級「キヒヒヒヒ!こりゃツイてるゼ!!」

重巡棲姫「コッチの番だ......ムウマージ!!イイか!?」キラン

ムウマージ「マージ!!」キラキラキラ


ムウマージは Zパワーを体に纏った!


ショタT「えっ!?」

足柄「あれは、まさか!?」

重巡棲姫「貴様らにイイモノを見せてヤルヨ」

重巡棲姫「ムウマージ! Z日本晴れダ!!」

ムウマージ「マージ!!!」パアアアアアアァァァァ


ムウマージの Z日本晴れ!


日差しが 強くなった!


ショタT「ぜ、Z技っ!?」

348名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/11(日) 22:30:58 ID:7WaFfgjo

ショタT「あの人、Z技を使えるのか......!」

足柄「厄介ね......」

重巡棲姫「場は整った。さぁヤレ!!」

レ級「ガオガエン!!炎のパンチだァ!!」

重巡棲姫「狙いはモチロンそのキノコだ、当然ダガナ!」

ガオガエン「ガオオオオオオ!!!」ゴオオオオオ!!


ガオガエンの 炎のパンチ!


モロバレル「バレェーッ!?」ズガァッ!

ショタT「モロバレル!?」

モロバレル「バレ......ル......」プスプス

足柄「モロバレル、戦闘不能よ......」

ショタT「一撃でこの火力......この天候の影響か!」

レ級「ヘッ!ウザってぇガキのポケモンを潰せて清々シタゼェ!!」

ショタT「......でも、ただではやられてないよ。そのガオガエンを見てよ!」

ガオガエン「ガオッ.....!?」ビリビリ

レ級「な、何だコリャ?」

ショタT「モロバレルの特性『ほうし』の影響で、ガオガエンは麻痺状態になったみたいだね!」

レ級「チッ......ツクヅク鬱陶しい野郎ダゼェ......!」

ショタT「ありがとう、よくやったよモロバレル。ボールに戻って」

モロバレル「バレッ......」ポゥン

足柄「まだ相手は無傷よ......気を引き締めていきなさい!」

ショタT「はい!行きます!」

ショタT「行けっ!オオスバメ!!」


ポォン!


オオスバメ「スバァッ!!」

349名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/11(日) 22:31:37 ID:7WaFfgjo

ショタT「攻撃あるのみだ!オオスバメ!!」

ショタT「ブレイブバ......」

重巡棲姫「ムウマージ!10万ボルト!!!」

ムウマージ「ムー!!!」ヒュッ!

オオスバメ「スバァっ!?」

ショタT「ええっ!?」

足柄「ダメよ!速いっ!」


ムウマージの 10万ボルト!


ムウマージ「マージッ!!!」バリバリバリ!!

オオスバメ「スバァーッ!?」ビリビリビリビリ!!

ショタT「そ、そんな......ムウマージの素早さじゃオオスバメに先制出来るはずは......」

足柄「いいえ、出来るわ。これがZ技の力よ」

足柄「Zパワーをまとった状態で使う補助技には、何らかの追加効果が発生するのよ」

足柄「そして、Z日本晴れの追加効果は、素早さが上がること!」

ショタT「くっ、もっと勉強しておくべきだった......!」

オオスバメ「スバァ......」バサッ

ショタT「ごめんよオオスバメ、僕のせいだ......ボールに戻って」

オオスバメ「......」ポゥン

レ級「オイオイ!まだコッチの攻撃は終わってナイゼェ!!」

ショタT「分かっているさ!スターミー!今度こそ頼むよ!!」

スターミー「ヘァッ!!」

350名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/11(日) 22:32:16 ID:7WaFfgjo

ショタT「スターミー!ハイドロポンプだ!!」

スターミー「デェェアッ!!」バババババババ!!


スターミーの ハイドロポンプ!


ガオガエン「ガオッ!?」バシュシュシュシュ!!

ショタT「当たったぞ!どうだ、効果は抜群だ!!」

重巡棲姫「フッ」

ガオガエン「ガオオオッ!!」バン!

ショタT「なっ!?」

レ級「ヒャハハハ!思ったより大したことネェナァ!!アァン!?」

足柄「焦らないで!晴れ状態では水技の威力が落ちるのは当然でしょう!?」

ショタT「そ、そうか......」

レ級「捻り潰してヤルヨ!ガオガエン、地獄突きダァ!!」

ガオガエン「ガオッ......!」ビリビリ

レ級「おい、なにチンタラしてんだよ!さっさとヤレよ!!」


ガオガエンは 体が痺れて動けない!


ショタT「た、助かった......モロバレルのおかげだ」

足柄「でもショウタくん?あなたの手持ちは残すところ1匹だったわよね?」

ショタT「はい。これでもう後がありません」

ショタT「頼んだよ!ルカリオ!!」


ポォン!


ルカリオ「ルカッ!」スタッ

351名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/11(日) 22:32:58 ID:7WaFfgjo

ショタT「この状況......一体どうすれば」

足柄「ショウタくん!スターミーでガオガエンを攻撃しなさい!」

ショタT「で、でもこの状況でハイドロポンプを撃っても倒しきれません!ここはルカリオで」

足柄「それだとムウマージを倒せない!ルカリオにはムウマージを攻撃させるのよ!」

ショタT「ガオガエンが残ります!また麻痺しない限り確実にスターミーかルカリオが倒されますよ!?」

足柄「いいえ、ガオガエンは次の一撃で仕留めるわ。今のスターミーにはそれが出来る!!」

ショタT「本当ですか......?」

足柄「ええ、出来るわ。ショウタくん、さっき私が上げた道具を開けてみなさい?」

ショタT「わ、わかりました」ガサゴソ

ショタT「これは......ZリングとZクリスタル!?」

足柄「ええ、そうよ!まずはZリングを身に着けなさい!」

足柄「そしてそれを発動させるには......」

レ級「ゴチャゴチャうるセェ連中ダゼ」

重巡棲姫「試合中に作戦会議かァ?言っとくがコッチは待ってヤラナイヨ!」

重巡棲姫「ムウマージ!シャドーボールだァ!!あのヒトデから潰せェ!!」

ムウマージ「マージー!!」シュイイン!!


ムウマージの シャドーボール!!


スターミー「デュワアアアアッ!!」バシィッ!!

ショタT「ス、スターミー!!」

スターミー「ヘ、ヘアッ......」ピコンピコンピコン

足柄「くっ......」

ショタT「スターミー!お願い、立ち上がって!!」

スターミー「......」ピコンピコンピコン






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352名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/11(日) 22:33:34 ID:7WaFfgjo












スターミー拉致



スターミーがバトルして
腹筋ボコボコにシャドボ食らって
胸のランプが点滅すると あと3ダメで力尽き果てる
その時のスターミーの苦しむ姿にドキドキするって
ヒトデ凌辱だぜ!
炎天下のヒトデゎ水出せねぇし
息ゎ苦しいし
スターミー最後の3分間ゎ30分以上にわたり
絶対負けるはずのないスターミーが倒れる
そんなのあり得ない!
力尽きたスターミーが犯される
マヂ苦しい
酸欠で死にそう
力が入らなくなったスターミーの股が大きく開かれて
スターマンコに地獄突きが容赦なく突き刺さる

脳天まで突き上げるファックに苦しみ喘ぐ息もマスクで塞がれて
最初ゎキュウキュウ締め付けていたスターマンコも
酸欠で意識が薄れてくると
最後ゎあの痙攣がやってくる
スターミーだって死ぬときゎ射精するんだよ
「あー!!イク!! 」 スターマンコにビクビクとシャドボが撃ち込まれると同時に
スターミーも意識がぶっ飛び射精
そのあとピクピクと痙攣したまま動かなくなった

スターミーの夢枕に現れたのゎ あの、アーマルド・シュワルツェネッガー
「今どきの水ポケモンは弱いな!!オレを見ろ!!絶対絶滅しないぞ」
(あっ…あっ シュワちゃんだ)
「シュワッチ…シュワッチ!!」
「おいおい、妙な鳴き声あげるなよ!!一応同郷だから来てやったんだぜ!尖閣守ってやらねーぞ!!」
アーマルドから強力なバワーをもらって帰ると スターミーの星で家族会議が始まった......










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353名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/11(日) 22:34:26 ID:7WaFfgjo




スターミー「.......ジュ、ジュワッ!」スタッ

ショタT「スターミー!!」

足柄「よくやったわ!持ち応えたわね!!」

重巡棲姫「シブトイ奴メ......」

レ級「ケッ!ダッタラ今度コソアタシが潰してヤルヨ!!」

レ級「行けェ!ガオガエン!!」

ガオガエン「ガオオッ!!」

足柄「準備はいいわね!ショウタくん!?」

ショタT「はい!いつでも大丈夫です!!」

足柄「よろしい、なら説明するわ!」

足柄「あなたが身につけているZクリスタルはイワZよ!そしてそれを発動させるためのポーズは......」

足柄「こうよ!!」シャキーン!!

(謎ポーズ)

ショタT「それやらないといけないんですか?」

足柄「いけないわよ!!」

354名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/11(日) 22:35:07 ID:7WaFfgjo

足柄「さぁ早く!!」

ショタT「こ、こうですか!?」シャキーン!!

(謎ポーズ)

スターミー「ヘアアアアァァァァァ!!!」ピカー

ショタT「す、凄い!スターミーが光に......!?」

足柄「これでスターミーのパワージェムがZ技に変化するわ!さぁ、命令しなさい!その技の名前は......」

ショタT「はい!分かりました!」

ショタT「行くぞ!スターミーが解き放つ、全力のZワザ!!」

ショタT・足柄「ワールズエンドフォール!!!」

スターミー「デャアアアアッッッ!!!」ゴゴゴゴゴゴゴ

レ級「ナニッ!?」

ガオガエン「ガオッ!?」

ガオガエンの頭上に巨大な岩石が現われる

ショタT「いっけぇええええ!!!」

スターミー「シュワッチ!!!」ドドドドドドドドドド!!

巨大な岩石がガオガエンを襲う

ガオガエン「ガアアアアアアアアアッッッ!!!」バキバキバキッ!!

ショタT「......!」

足柄「......」

重巡棲姫「チッ......」

レ級「ナ......」

ガオガエン「ガ......ガオッ......」バタン

ショタT「や、やった!本当にガオガエンを倒した!!」

355名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/11(日) 22:35:45 ID:7WaFfgjo

レ級「キ、聞いてネェゼソンナノ......」

足柄「さぁ!残すは一匹よ!やりなさい!!」

ショタT「行くぞルカリオ!新しく覚えさせたあの技を試してやる!」

ショタT「悪の波導!!」

重巡棲姫「ナニィッ!?」

ルカリオ「ルカァッ!」ババババ!!

ルカリオの 悪の波導!

ムウマージ「マーーー!?」ボボボボ!!

足柄「効果は抜群!いいダメージよ!!」

ショタT「いいぞ!ルカリオ!!」

ルカリオ「ルカッ!」ドヤッ!

ル級「オ、オイ姉御!チョットマズくネ」

重巡棲姫「ウヴェァァァッ!!!!」イライラムシャクシャ

足柄「ショウタくん、来るわよ!」

ショタT「来い!」

重巡棲姫「ムウマージィィィ!!!煉獄ダァアアアアア!!!」

ムウマージ「マァァァァジイイィィィ!!!!!」ゴオオオオオオ!!!


ムウマージの 煉獄!


重巡棲姫「シズメ......シズメェッ!!!」

ショタT「来た!ルカリオ避けて!!」

ルカリオ「リオッ!!」スカッ


miss!


重巡棲姫「ガァァァ!!役立たずドモガァァ!!!」

ショタT「行くぞ!スターミー、サイコキネシス! ルカリオ、悪の波導!!」

スターミー「デュゥゥゥワッ!!」ババババ

ルカリオ「ルカァッ!!」ババババ

ムウマージ「ムーーーッ!?」ボボボボ

重巡棲姫「クッ......!」

ムウマージ「マ......ジ......」バタッ

ショタT「やった!!」

足柄「大勝利よ!!」

レ級「姉御!モウ手持ちがネェゼ!ズラカルゾ!!」

重巡棲姫「コノワタシガ......」



_________________
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356名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/11(日) 22:36:20 ID:7WaFfgjo



ショタT「足柄さん、ご指導ありがとうございました」

足柄「礼なんかいいわよ。一人のトレーナーの成長を見届けられて私も満足よ」

ショタT「それよりこのZクリスタル......本当に貰って良かったんですか?」

足柄「いいのいいの!それは私とルガルガンには必要のない物だから!」

足柄「またどこかで、もっともっと強くなったあなたとバトルしたいわ」

ショタT「はい!いつでも受けて立ちます!」

足柄「楽しみね」

足柄「イーブイちゃんも楽しみって言ってるわ!」

イーブイ「ブイブイッ!」

ショタT「ふふふっ、ありがとう」

イーブイ「♪♪♪」ナデナデ

足柄「もう!イーブイちゃんばかり可愛がってないで自分のポケモンの面倒も見てあげなさいよ!」

ショタT「あははは、そうですね」

ショタT「さて、今日のMVPはスターミー、キミだね!」

ショタT「今日はキミの大好物のポケモンフーズを......あれ?」

スターミー「......」

足柄「? どうしたのかしら?」

ショタT「スターミー?聞いてる?」

スターミー「............」



やっぱり鳴き声のシュワッチゎ変えた方がいいかな







続くったら続く

357名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/11(日) 22:36:42 ID:7WaFfgjo



大淀博士「さーて今回のポケモンは」

大淀博士「ぴっぴかちゅう!」ガチャ

No.429

大淀博士「No.429と言えば、そう、ムウマージですね」

大淀博士「呪文ような怪しい鳴き声で相手を苦しめる、神出鬼没のポケモン」

大淀博士「祟りや呪いを振りまくとして恐れられてきましたが、気まぐれに人を助ける呪文も使うだとか」

大淀博士「さらには恋の願いが叶う呪いをかけることもあるので、命がけでムウマージを探す人もいるそうです」

大淀博士「それではムウマージちゃん?私の運命の人を呼び寄せる恋の呪文をかけてください」

ムウマージ「......」

(無言で防犯ブザーを引っ張る)

憲兵「憲兵だ!!」

大淀博士「ファッ!?」






ではここで一句



ムウマージ

うま味じゃないよ

うまアージ



大淀博士「みんなもポケモン、ゲットですよ」

358名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/11(日) 23:16:41 ID:7WaFfgjo
安価飛ばしておきます、被ったら安価下取ります

登場キャラ
>>359

ポケモン
>>360

359名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/11(日) 23:26:38 ID:D5NJoY2w
初月

360名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/11(日) 23:36:45 ID:D5NJoY2w
初月出てましたね…センセンシャル 
キャラクターは安価下で
ポケモンはアブソルで

361名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/11(日) 23:46:07 ID:RpQXXijU
ガンビア

362名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/12(月) 00:05:06 ID:mfUM0lgk
>>360-361
了解です

>>359
また出てきて欲しいキャラがいれば安価外にレス貰えれば要望に答えられるかもしれません、多分ね
如何せん自分の書いてる内容がこれで良いのか不安なのでそういったご希望レスは大歓迎です

363名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/12(月) 09:53:03 ID:yPjwpqlw
すげー久々の再開たまげたなぁ

364名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/18(日) 23:12:04 ID:RUBqi0P2



〜森の奥深く〜



ショタT「ここら辺までは来た事なかったな〜」

ショタT「折角だしなんか珍しそうなポケモンゲットして、連れて帰って自慢してやるぞ!」


<ベーイ......ベーイ......


ショタT「?......鳴き声?」


<ベイベイベーイ......


ショタT「?......違う鳴き声?」


ガサガサッ


ガンビア・ベイ「ベーイ......(泣)」

ベイリーフ「ベーイ......(泣)」

ショタT「ベイ?」



_________________
__________
______

365名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/18(日) 23:12:59 ID:RUBqi0P2



ショタT「阿武隈さ〜ん!こっちですよ〜!」

チルタリス「チルチルッ!」バサッ


スタッ


阿武隈「ショウタくん!迷子のガンビーちゃんを見つけるなんて、お手柄だったわね!」

ショタT「まぁ偶然ですけど」

阿武隈「じゃあ紹介するわ。こちらは今度ウチに留学しに来るガンビア・ベイちゃんと、そのお友達のベイリーフちゃんよ!」

ガンビア・ベイ「Gambier Bayです」

ベイリーフ「ベーイ!」

阿武隈「そしてガンビーちゃん?あたしがあなたのクラス担任の阿武隈で、こちらは隣町のスクールの生徒で、ショウタくんよ!」

ショタT「よろしく!」

ガンビア「はい!よろしくお願いします!」

ベイリーフ「ベイ!」

阿武隈「それにしてもガンビーちゃん......どうしてこんな所で迷子に?」

ガンビア「こ、ここまで来るつもりはなかったんです......」

ガンビア「道を歩いていたら、急に怖いポケモンが出てきて......必死で逃げたら迷ってしまって......」

ショタT「怖いポケモンって?」

ガンビア「それは」


ガサガサッ


ガンビア「きゃああああっ!?」ビクッ

ベイリーフ「ベイイイッ!?」ビクッ

阿武隈「気をつけて!何か来る!!」


ガサッ!

366名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/18(日) 23:13:56 ID:RUBqi0P2


アブソル「ソルッ!」


野生のアブソルが飛び出してきた


ガンビア「出、出たわ!!」

ショタT「このポケモン......アブソルだ!」

阿武隈「おかしいなぁ、この地域にはアブソルは生息していないハズなのに......」

アブソル「」ギリッ

ショタT「た、確かに怖そうなポケモンだ」

ガンビア「ひいいいいいいいいいい!!」ガクガク

ベイリーフ「ベイイイイイイイイイイ!!」ブルブル

阿武隈「ショウタくん!ガンビアちゃんたちは頼んだわよ!」

ショタT「はい!ガンビアちゃん、ベイリーフ、危ないから僕の後ろに」スッ

ベイリーフ「ベーイ///」ポッ

ガンビア「......どうしたの? Bayleef?」

阿武隈「さぁ行くよ!チルタリスちゃん!」

チルタリス「チルッ!」

阿武隈「龍の波動よ!」

チルタリス「チルゥゥゥゥ!!」ボボボ

アブソル「ソルッ!」スカッ

ショタT「ダメだ!見切られた!」

アブソル「......」

ザザッ!

野生のアブソルは逃げ出した

367名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/18(日) 23:14:44 ID:RUBqi0P2

ガンビア「か、帰ってくれた......」ホッ

ショタT「阿武隈さん、ここら辺はアブソルの縄張りなの?」

阿武隈「いいえ、むしろこんな所で見かける方がよっぽど珍しいの」

阿武隈「なんだか嫌な予感がするわ......」

ショタT「なんですか?」

阿武隈「知ってる?アブソルの別名。『災いポケモン』よ」

阿武隈「なんでもその昔、アブソルが現れると必ず災害が起こったことから名付けられたの」

ショタT「と、とても危険なポケモンってことですか......?」

阿武隈「ううん、そうじゃない。むしろアブソルはとても心優しいポケモンなの」

阿武隈「あの子だってきっと何か......」

ショタT「?」

ガンビア「も、もう大丈夫ですか......?」

ショタT「あ、ガンビアちゃん。大丈夫だよ。アブソルは阿武隈さんが追い払ったから」

ガンビア「えっ、えっ?」

阿武隈「どうしましたか?」

ガンビア「あの子がAbsolで、あなたもAbsol?」

阿武隈「あぶくまですっ!」

368名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/18(日) 23:15:28 ID:RUBqi0P2

阿武隈「それより、早くあのアブソルを追いかけましょう!」

ショタT「えっ?」

ガンビア「えええ〜〜〜〜!?」

阿武隈「あの子はきっとあたし達に何か伝えたいことがあるはず。出来ればゲットしてじっくりお話ししたいわ!」

ショタT「いいですね!珍しいポケモンだし、僕も賛成です!!」

ガンビア「やだやだ早く帰りたい!!(泣)」

ベイリーフ「ベーイ!!(泣)」

阿武隈「う〜ん、確かにこの子達を連れて行くのはは荷が重いかもね......」

阿武隈「ショウタくん、悪いけれどガンビーちゃん達を任せていいかしら。無事に町まで届けてあげて?」

ショタT「あっ、はい、大丈夫です!」

阿武隈「うふふっ、心強いわね!」

ショタT「じゃあガンビーちゃんとベイリーフは、僕に着いて来てよ」

ベイリーフ「ベイベイベーイ♪」スリスリ

ショタT「あははっ、くすぐったいよ」

ガンビア「Bayleef! やめなさい! Shotaが困ってますよ!!」

ショタT「でも阿武隈さんこそ、一人で大丈夫ですか?」

阿武隈「任せて任せて!こんなあたしでもやれば出来るんだから!」

ショタT「分かりました!健闘を祈ります」

ガンビア「応援してます、アブノーマルさん!」

阿武隈「あたしに妙なタイプを付加しないで!」




_________________
__________
______

369名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/18(日) 23:16:14 ID:RUBqi0P2



ショタT「はぁ〜でも僕もアブソルゲットしたかったなぁ〜」

ガンビア「Shotaは、あのポケモン怖くないんですか?」

ショタT「まぁ怖そうだけど、僕だってバトルには自身あるんだ」

ショタT「僕のポケモン達がいれば大丈夫だよ!」

ガンビア「とても頼れる仲間たちがいるのね!」

ベイリーフ「ベイ?」ムスー

ガンビア「べ、別にBayleefが頼りないなんて言ってはいないわよ!本当よ!?」

ベイリーフ「ベーイ」プン


ガサガサッ


ガンビア「きゃああああっ!?」ビクッ

ベイリーフ「ベイイイッ!?」ビクッ

ショタT「来る!?まさか......」


ガサッ!


アブソル「ソルッ!!」

370名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/18(日) 23:16:58 ID:RUBqi0P2

ガンビア「えええええっ!? Why!! なんでコッチに居るのぉ!?」

ベイリーフ「ベイベイベーイ!(泣)」

ショタT「それなら僕がゲットしてやる!二人とも下がってて!」

ショタT「いけっ!オオスバメ!!」


ポゥン!


オオスバメ「スバッ!」

ショタT「燕返し!」

オオスバメ「スバァッ!!」シュバッ


オオスバメの つばめがえし!


アブソル「ソルッ!?」ズバッ

ガンビア「スゴイ! It's so cool!!」

アブソル「」ギロッ

アブソル「アブゥッ!!」シャキンシャキンシャキン

ショタT「この動き、まさか......?」


アブソルの つるぎのまい!


ガンビア「よかったぁ、攻撃してこなかった」ホッ

ベイリーフ「ベーイ」ホッ

ショタT「いや、マズイ、早く勝負を決めた方が良さそうだ......」

371名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/18(日) 23:17:41 ID:RUBqi0P2

ショタT「オオスバメ!続けて燕返しだ!!」

オオスバメ「スババッ!!」シュババッ


オオスバメの つばめがえし!


アブソル「ソルッ......!」ズバッ

ガンビア「もう少しです!頑張って!」

アブソル「アブゥゥッッ!!!」ザッ!!

ショタT「来たっ!!」


アブソルの つじぎり!


オオスバメ「スバァッ!?」ズバッ!

ガンビア「きゃあああああ!やっぱり怖いぃぃ!!」

ベイリーフ「ベーイ!」ブルブル

ショタT「オオスバメ!大丈夫!?」

オオスバメ「スバッ!」キッ

ショタT「強烈な一撃だ......ここでゲットしないと!」

372名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/18(日) 23:18:34 ID:RUBqi0P2

ショタT「いっけぇ!!」ブン


ショウタは モンスターボールを投げた!


アブソル「ソルッ!?」 ポゥン!


ポンポンポン......


ショタT「......!」

ガンビア「お願いします......」オドオド


アブソル「アブッ!!」ボゥン!


ショタT「ダメだ!ゲット出来ない!」

ガンビア「嫌ぁぁぁ!!」

アブソル「アァブッ!!」 ザッ!!


アブソルの つじぎり!


オオスバメ「スバァァァッ!?」 ズバッ!

ガンビア「あわわわわわわ......(泣)」

ベイリーフ「ベイベイベーイ......(泣)」

オオスバメ「スバァッ......」バサッ


オオスバメはたおれた!


ショタT「やられた......でも、よくやったよオオスバメ。戻って......」

オオスバメ「......」ポゥン

373名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/18(日) 23:19:10 ID:RUBqi0P2

ショタT「ポケモンを捕まえるには体力を削るだけじゃダメだ......となると」

ショタT「行けっ!モロバレル!!」


ポゥン!


モロバレル「バレッ!」

ガンビア「モ、モンスターボールの中から大きなモンスターボールが!?」

ショタT「違うよ、モロバレルはベイリーフと同じ草ポケモンさ」

ショタT「さぁ、状態異常にするならキミの仕事だ!行くぞモロバレル!」

ショタT「キノコの胞子!!」

アブソル「アブゥッ!!」 シュバッ!

モロバレル「バレッ!?」

ショタT「あっ!?」


アブソルの サイコカッター!


モロバレル「モローッ!?」 ズバァッ!

ガンビア「きゃあああああ!!なんか飛んできたぁーーーーっ!?」

ベイリーフ「ベイィィィィ!?」

モロバレル「バレッ......」バタッ


モロバレルはたおれた!


ショタT「くそっ、エスパー技だなんて......戻って、モロバレル」

モロバレル「......」ポゥン

ショタT「ごめんよ、活躍させてあげられなくて......」

ベイリーフ「............」キッ

374名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/18(日) 23:19:55 ID:RUBqi0P2

ベイリーフ「ベーイ!!」 ドン!

ガンビア「Bayleef!? どうしたの!?まさか戦う気!?」

ベイリーフ「ベイッ!!」コクコクッ

ショタT「そんな!危ないから下がってて!」

ガンビア「......そうね、Bayleef。あなたの言う通りよ」

ガンビア「いつまでも怖がってばかり居られないわ!私達も、頑張ります!!」

ガンビア「Bayleef! Razor Leaf!」

ベイリーフ「ベーイっ!!」シュバッ


ベイリーフの はっぱカッター!


アブソル「ソルッ!」スカッ


ショタT「ダメだ、見切られてる!」

ガンビア「逃がさないわ!Attack!!」

アブソル「アブッ!!」 ザッ!

ベイリーフ「ベイッ!?」

ガンビア「あっ......!?」


アブソルの つじぎり!


ベイリーフ「ベイィィィィッ!!」 ズバッ!

ガンビア「B...Bayleef!!」

ベイリーフ「ベ......ベーイ......」バタッ


ベイリーフはたおれた!


ショタT「くっ......!」

ガンビア「やっぱり無理......こんなの......」

ガンビア「無理だもん......」


「いや無理か分からないでしょ!!!」


ガンビア「えっ!?」

ショタT「こ、この声は!!」

375名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/18(日) 23:20:41 ID:RUBqi0P2

チルタリス「チルゥゥゥ!!」ヒュウウウ

ショタT「見て、上空からチルタリスが!ということは!」

「とうっ!!」シュバッ

ガンビア「そ、空から人が!」

ドン!!

(ヒーロー着地)

阿武隈「どうやら間に合ったようね!!」キリッ

ショタT「阿武隈さん!!」

ガンビア「アイアンマン!!」

阿武隈「もうほぼ合ってないし!!」

ショタT「阿武隈さん、すみません。僕が情けないからこんなことに......」

阿武隈「いいえ、謝るのはこっちよ」

阿武隈「あたしが取り逃がしちゃったせいで二人を危険な目に遭わせちゃったの、ごめんなさい」

阿武隈「だから、あなたたちの頑張りを無駄にはしません!行きなさい、チルタリスちゃん!」

チルタリス「チルッ!!」

ショタT「気をつけて阿武隈さん!あのアブソルは剣の舞で攻撃力を上げている危険な状態です!」

阿武隈「ええ、分かりました!チルタリスちゃん、歌う!!」

チルタリス「チルッ!」

チルタリス「♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪」


チルタリスの うたう!


アブソル「アブッ......ア......Zzzz」

阿武隈「よくやったわ!チルタリスちゃん!」

チルタリス「チルッ♪」

ショタT「よし、早くボールを投げましょう!」

376名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/18(日) 23:21:29 ID:RUBqi0P2

阿武隈「そうね。さぁ、ガンビーちゃんこのボールを投げなさい?」

ガンビア「えっ!?」

ショタT「そ、それだとアブソルがガンビーちゃんのポケモンになりますよ?」

阿武隈「ええ、あの子とお友達になりましょう」

ガンビア「そ、そんなぁ〜ムリムリムリ!怖いもん!!」

阿武隈「大丈夫よガンビーちゃん、怖がらないで」

阿武隈「キレイなポケモン、怖いポケモン、みんな同じポケモンなのに、不思議よね」

阿武隈「本当はそんなの人の勝手。どんな子だって、同じようにお友達になれるはずよ。あたしはそう思うわ!」

ショタT「阿武隈さん......」

ガンビア「分かりました......怖いけど、やってみます!」

ガンビア「Absol...Please be my friend!!」シュバッ!

アブソル「Zzz......」 ポゥン!


ポンポンポン......


ヌッ

ヌッ

ヌッ


ガンビア「......」


カチッ!


ショタT「や......」

阿武隈「やったわ!お見事お見事ー!!」

ガンビア「や......やったぁ〜〜〜!!」


_________________
__________
______

377名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/18(日) 23:22:15 ID:RUBqi0P2



ガンビア「Shota、今日は本当にありがとうございました」

ショタT「いいんだよ、ガンビアちゃん。それより仲間が増えてよかったね」

ガンビア「ええ。Absol、意外と優しい顔をしているの。気が付かなかったわ」

阿武隈「ね、そうでしょ?」

阿武隈「あの子はきっと、あなたを危険から守ってくれるわ。そういう子よ」

ガンビア「あなたに言われなければずっと気付けませんでした。Thank you アブラマシマシさん」

阿武隈「ガンビーちゃんは本当にどこでそんな言葉覚えたの?」

ガンビア「Shota!このお礼はいつかお返しします!だから、またどこかで会いましょう!」

ガンビア「そうじゃないとBayleefが......」

ベイリーフ「ベイベイベーイ(泣)」スリスリ

ショタT「あはは、くすぐったいよぉ」

阿武隈「すっかり懐いちゃったのねぇ」

ショタT「大丈夫だよ、ベイリーフ。また会いに来るからさ」

ショタT「今日のキミ、カッコよかったよ?あの時キミは僕を守ろうとしてくれたんだよね」

ショタT「ありがとう」ニコッ

ベイリーフ「ベーイ......///」

阿武隈「ふふふっ、じゃあもう帰りましょうか?」

ガンビア「See you again!」

ショタT「じゃあね、ベイリーフ、元気でね」

ベイリーフ「ベーイ!」ニパッ




続くったら続く

378名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/18(日) 23:22:42 ID:RUBqi0P2



大淀博士「さーて今回のポケモンは」

大淀博士「ぴっぴかちゅう!」ガチャ

No.359

大淀博士「No.359と言えば、そう、アブソルですね」

大淀博士「アブソルが現れると必ず地震や津波などの災害が起こったので、災いポケモンという別名で呼ばれ忌み嫌われてきました」

大淀博士「しかし実際には、災害を予知し危険を知らせるために人前に現れるというありがたい存在です」

大淀博士「私にも何かとあらぬ風評被害が付きまとっていますが、私はとても清廉潔白純真無垢な女性です、ね?」

アブソル「......」

大淀博士「否定しなさいよ」





ではここで一句



アブソルと

お昼ごはんに

油そば



大淀博士「みんなもポケモン、ゲットですよ」

379名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/18(日) 23:30:05 ID:RUBqi0P2
次回

登場キャラ
>>380

ポケモン
>>381

380名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/18(日) 23:31:33 ID:EzK/.Yu6
択捉

381名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/11/19(月) 01:37:42 ID:uv.HYiiQ
エルレイド

382名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/17(月) 00:56:34 ID:7Ls4BYcw



〜教室〜



雷「いい、ライボルト?今日は張り切って行くわよ!」

ライボルト「ボルッ!!」

雷「よしっ!元気な返事ね!いい子いい子!」ワシャワシャ

ライボルト「ボル♪」ナデナデ

ショタT「あっ、雷ちゃんにライボルト、おはよう!」

雷「あらショウタ、おはよう!」

ショタT「ライボルトかっこいいなぁ〜、僕もナデナデしていい?」

雷「え?別にいいけど」


バチッ!!!


ショタT「 ァ”ア”ア”ア”ッ!!!! 」

雷「静電気には気をつけなさいよ」

ショタT「早く言ってよ......」

383名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/17(月) 00:57:51 ID:7Ls4BYcw



霧島「皆さん、おはようございます」

一同「おはようございまーす!」

霧島「さて、今日の雷さんたちには期待してますよ」

雷「はーい!雷とライボルトに任せてください!!」

ライボルト「ボルッ!」

ショタT「え、なんの話?」

雷「え?先生から何も聞いてないの?」

ショタT「.....?......先生、なんのことですか?」

霧島「さぁ、なんでしょうね?ふふっ♪」ニコニコ

ショタT「??」

霧島「さて皆さん、今日は『メガシンカ』についての講義です!」









霧島「......と言う訳で、教室での授業はここまで。お昼からは実戦に移ります!」

ショタT「また先生がバトルするんですか?」

霧島「いいえ、今度は生徒の皆さんの番ですよ」

霧島「ショウタくんとルカリオも、準備はいいわね?」

ショタT「えぇっ!?ぼ、僕がやるんですか!?」

雷「本当に何も聞かされてなかったのね......」

霧島「それでは皆さん、お昼休みの後は対戦場に集合してください」

霧島「腕の立つトレーナーが相手をして差し上げますからね」

384名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/17(月) 00:58:46 ID:7Ls4BYcw



〜食堂〜



ショタT「ルカリオ!一杯食べて元気つけて、張り切って行こうね!」モグモグ

ルカリオ「リオッ!」モグモグ

雷「食べ過ぎて鈍くならないでよねー?」

潮「なんだか緊張してきますね......ルカリオもライボルトも頑張って下さい!」

ルカリオ「ルカッ!」

ライボルト「ボルッ!」

グラジオ「なるほど、俺らの手持ちでメガシンカが出来るのがこの2匹という訳か」

ハウ「そういえば俺らの地元では全然見ないんだよなー、メガシンカ」

雷「そーなの?」

グラジオ「あぁ、俺もいい話は聞かないな」

ショタT「どういうこと?」

グラジオ「なんでもメガシンカはその過剰なエネルギー作用でポケモンを苦しませるらしい」

グラジオ「中には凶暴化してトレーナーの命令を聞かなくなる奴も居るだとか」

ショタT「えっ」

雷「えぇっ!?き、聞いてないわよ!?」

グラジオ「安心しろ、腕の立つトレーナーならポケモンが言うことを聞かないなんてありえない」

ハウ「それに2人はポケモンと強い絆で繋がってるから大丈夫だよー、たぶん」

ショタT「そ、そうだ!先生もやってるんだ!僕もやってみせる!」

ショタT「......い、いいよねルカリオ?」

ルカリオ「ルカッ!」シャキッ

ショタT「うん、ありがとうルカリオ!」

雷「......」

ライボルト「ボル?」

385名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/17(月) 00:59:26 ID:7Ls4BYcw



〜対戦場〜



霧島「さて、雷さん、ショウタくん、準備はOKですか?」

雷「あっ、は、はい!」

ショタT「はい!大丈夫です!」

霧島「よろしい、それではこの道具をお渡しします」


メガリングとキーストーンを受け取った!


霧島「そのメガリングには、あなた達のポケモンに対応したキーストーンが装着されています」

霧島「ポケモンとの絆を信じ強く願えば、あなたたちのポケモンはきっと力を引き出してくれるはずです」

ショタT「これで僕のルカリオが......」

雷「......」

霧島「それでは対戦相手の紹介です。どうぞこちらへ!」

スタッ

択捉「択捉です!本日のお手合わせ、よろしくお願いします!」

霧島「こちらの択捉さん、皆さんより年下ですが腕の立つトレーナーです。油断しないでくださいね?」

霧島「さぁ、雷さん!まずはあなたからです!」

雷「わ、分かりました......」

霧島「ふふっ、さすがに緊張してるわね」

ショタT「雷ちゃん、きっと大丈夫だよ!」

雷「う、うん......ありがとう!」

386名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/17(月) 01:00:10 ID:7Ls4BYcw



霧島「両者とも持ち場に着きましたね」

択捉「......」

雷「......」

霧島「それでは、ポケモンを繰り出してください!」

雷「おいで!ライボルト!!」

択捉「エルレイドさん!お願いします!!」


ボゥン


ライボルト「ボルッ!!」

エルレイド「エルッ!!」

ハウ「すげー!エルレイドだー!」

ショタT「あ、あれは格闘タイプのポケモンだ!」

グラジオ「あいつもメガシンカできるのか......」

霧島「バトル、始めっ!!」

択捉「行きますよ、エルレイドさん!」キラッ

エルレイド「レイッ!!」キラーン


エルレイドが光に包まれる


潮「き、来ました!」

ショタT「これがエルレイドのメガシンカ......!?」

メガエルレイド「エルゥゥ!!!」シャキン

387名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/17(月) 01:03:19 ID:7Ls4BYcw



択捉「さぁ、あなたのポケモンもメガシンカさせて下さい!」

霧島「雷さん!難しくないわ!その石に手を当てて、強く思いを込めるのよ!」

雷「でも......」

ライボルト「ボル?」

雷「私は............私はそんな力に頼らないわ!!!」

霧島「んなっ!?」

ショタT「雷ちゃん......?」

雷「そんなことしなくたって勝ってみせる!行くわよ、ライボルト!!」

ライボルト「ボ、ボルッ!!」

雷「10万ボルトよ!!」

択捉「だが遅い、エルレイドさん!」

メガエルレイド「レイッ!!」シュッ

ライボルト「ライッ!?」

択捉「インファイトです!!」


メガエルレイドの インファイト!


メガエルレイド「エルエルエルッ!!!」バババババ

ライボルト「ボルボルゥッ!?」ズガズガズガ

雷「ラ、ライボルト......!」

ライボルト「ボル......」バタッ

択捉「さすがです、エルレイドさん!」

メガエルレイド「レイッ!」シュウン

エルレイドのメガシンカが解ける

霧島「ライボルト、戦闘不能ね......」

ショタT「そんな......」

388名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/17(月) 01:03:59 ID:aJ1CV2LU
もう始まってる!

389名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/17(月) 01:04:10 ID:7Ls4BYcw



霧島「雷さん、どうして.....」

雷「だって......この子に辛い思いをさせてまで、バトルなんかしたくないもの!!」

霧島「え......?」

雷「ねぇ先生!?メガシンカがポケモンの力を無理やり引き出すって本当なの!?本当ならなんでそんなこと黙ってたの!?」

ハウ「あれ、もしかして俺らのせい?」

グラジオ「俺がいらんことを吹き込んだか......」

霧島「まぁ確かに......地方によってはそういう言われ方をされるとこもあるわね」

霧島「でも学説的にそう根拠付けられたことは無いし、最近では取るに足らない噂話でしかないのよ?」

雷「だからって、そんなことで安心できるわけないじゃない!」

雷「ライボルトは......この子は変わらなくていい......ありのままの姿でいてくれればいいのよ......」

ショタT「雷ちゃん......」

ショタT「............」

ショタT「先生、少し時間を頂いていいですか?」

霧島「?」

ショタT「僕とルカリオを二人きりにさせて下さい」







390名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/17(月) 01:04:48 ID:7Ls4BYcw



ショタT「ルカリオ」

ルカリオ「ルカ?」

ショタT「この石を使えば、僕達はもっと強くなれる。だから使おうと思う」

ルカリオ「リオ!」コクッ

ショタT「でも約束して?」

ルカリオ「?」

ショタT「もしこの力でキミを苦しめる時があれば、正直に教えて欲しい」

ショタT「キミを苦しめてまでバトルに勝とうなんて、考えたくない」

ルカリオ「......」

ショタT「いいかな......?」

ルカリオ「ルカッ!!」キリッ

ショタT「ありがとう、ルカリオ」

391名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/17(月) 01:06:01 ID:7Ls4BYcw









ショタT「択捉ちゃん、先生、遅くなってすみません」

霧島「本当に大丈夫なの?」

択捉「言っておきますが、メガシンカを使わずに私とエルレイドさんに勝とうなど考えないで下さいね!全力でお願いします!!」

ショタT「言われなくても、やってみせる!!」

ショタT「お願い!ルカリオ!!」

ルカリオ「ルカッ!!」

択捉「次も頼みます、エルレイドさん!!」

エルレイド「エルッ!」

択捉「メガシンカです!!」キラッ


エルレイドが光に包まれる


メガエルレイド「レイィッ!!」シャキン

ショタT「行くよ、ルカリオ」キラッ



ショタT(......)ドクン



ルカリオ(......)ドクン



ショタT「メガシンカだ!!」

ルカリオ「ルカァッ!!」キラーン


ルカリオが光に包まれる


グラジオ「これが......」

ハウ「ルカリオのメガシンカ......!?」

ショタT「ルカリオ......!!」

メガルカリオ「ルゥゥゥカァッッ!!!」シャキーン

392名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/17(月) 01:06:53 ID:7Ls4BYcw



霧島「そうです!その姿が見たかったです!!」

潮「かっこいい......」

雷「すごい......」

択捉「相手にとって......不足なしです!!」

ショタT「強くなったキミの力、使いこなしてみせる!!」

択捉「エルレイドさん!速攻で決めますよ!!」

ショタT「来るよ!ルカリオ!!」

メガルカリオ「ルカッ!!」キッ

択捉「インファイト!!」

メガエルレイド「レイッ!!」シュッ

グラジオ「まずい!速い!!」

メガエルレイド「エルエルエルエル!!!」ババババ

ズガガガガガ!!

ハウ「げェーっ!?直撃だー!?」

メガエルレイド「エルッ!?」

択捉「違う、これはっ!?」

みがわり人形「」チーン

ショタT「ふふふっ、こっちだよ!」

メガルカリオ「ルカッ!」シュタッ

393名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/17(月) 01:07:38 ID:7Ls4BYcw



択捉「小癪な!エルレイドさん!あっちです!!」

メガエルレイド「レィィィッ!!」シュッ

択捉「インファイト!!」

ショタT「みがわり!」

メガルカリオ「ルカッ!」ポウン

みがわり人形「」ポン

メガエルレイド「エルエルエルエルッ!!」ババババ

みがわり人形「」ボコボコボコボコ

択捉「折角メガシンカさせたと思ったらこんな逃げの一手とは......馬鹿にしてるんですか!?」

ショタT「......」

択捉「分かってると思いますが、身代わりは体力を犠牲にする技!いつまでもは逃げられないですよ!!」

ショタT「でも犠牲になってるのは、ルカリオの体力だけじゃないよ!」

ハウ「あっ!」

グラジオ「そうか!」

択捉「し、しまった!?」

ショタT「鋼タイプのルカリオじゃ、例えメガシンカしてもキミのエルレイドの猛攻を耐えることは不可能だと思った」

ショタT「だから確実に一撃で仕留めるために、エルレイドのインファイトを誘う必要があったんだ!!」

択捉「インファイトは防御を捨てて相手に全力でラッシュをかける技......それを複数回使った今......!!」

ショタT「さぁルカリオ、これがキミの新しい力だ!!」

ショタT「メガ!ラスターカノン!!!」

メガルカリオ「ルゥゥゥゥゥ......」ゴゴゴゴゴ......

ショタT「いっけえぇぇぇぇ!!!」

メガルカリオ「カァッッッ!!!」ゴオオオオオォォォォォ!!!


メガルカリオの ラスターカノン!!


メガエルレイド「エルゥゥッッ!?」バシュウウウン

択捉「エルレイドさん......!?」

メガエルレイド「レ......イ......」バタッ

霧島「エルレイド!戦闘不能!!」

394名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/17(月) 01:08:37 ID:7Ls4BYcw



ショタT「やったぁー!!勝ったよルカリオ!!」

メガルカリオ「」シュウン

ルカリオ「ルカッ!」

ショタT「そ、そうだルカリオ!?メガシンカどうだった!?痛くなかった!?」

ルカリオ「 b 」グッ

(ルカリオのサムズアップ)

ショタT「フフフッ」

ショタT「 b 」グッ

ハウ「すげぇー!!かっこいいぞー!!!」

グラジオ「フッ、心配無用という訳か」

択捉「申し訳ございません、エルレイドさん......トレーナーの未熟さ故の負けです」

エルレイド「レイレイ!」ブンブン

択捉「ふふ、ありがとうございます......」

択捉「もっと精進を重ね、あなたに相応しいトレーナーになってみせます」



_________
______
___

395名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/17(月) 01:09:19 ID:7Ls4BYcw



雷「さすがね、ショウタとルカリオは」

ショタT「雷ちゃん......」

雷「今日はライボルトに恥ずかしい思いさせただけだったわ......本当にあたしって馬鹿」

ショタT「......僕は雷ちゃんの考え方は正しいと思う」

ショタT「まだメガシンカの力の全てを知った訳じゃないから、これが絶対大丈夫なんて言い切れない......ポケモンたちが心配なのも無理はないよ」

ショタT「だから僕は、ルカリオの痛みが少しでも分かるように、気をつけていこうと思う」

ショタT「もしこの力がルカリオを苦しめることがあったら、すぐにでも使うのをやめる」

雷「多分無理だと思うわよ?あんたもルカリオもすぐ無茶するもん」

ショタT「ははは......思った」

雷「だからあんた達が二人揃って無理してたらこの雷様がキツーく叱り付けてやるんだからね!!」

ショタT「うん、よろしくね」ニコッ

雷「まったく......よろしくね、じゃないっての」




続くったら続く

396名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/17(月) 01:09:43 ID:7Ls4BYcw



大淀博士「さーて今回のポケモンは」

大淀博士「ぴっぴかちゅう!」ガチャ

No.475

大淀博士「No.475と言えば、そう、エルレイドですね」

大淀博士「居合の名手であり、礼儀正しいポケモン。誰かを守ろうとした時ひじを伸ばし、刀のように変化させて激しく戦います」

大淀博士「相手の考えを敏感にキャッチする能力を持つため、先に攻撃ができるのだそうです」

大淀博士「それではエルレイドさん?私の頭の中のあんなコトやこんなコトを感じ取ってそのイきり勃った♂で激しく責め立てて下さい」

エルレイド「エルッ!」シュン!

大淀博士「みねうちッ!!」ズガッ





ではここで一句



ダルビッシュ

戊辰戦争

エルレイド



大淀博士「みんなもポケモン、ゲットですよ」

397名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/17(月) 01:13:55 ID:7D1oqDg6
ショタTとメガルカリオくんが絞られてる同人はまーだ時間かかりそうですかね〜?

398名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/17(月) 01:15:10 ID:p5tHjPWY
ご無沙汰じゃないですか!

399名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/17(月) 01:26:29 ID:7Ls4BYcw
次回

登場キャラ
>>400

ポケモン
>>401

400名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/17(月) 01:26:52 ID:aJ1CV2LU
戦艦棲姫

401名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/17(月) 01:27:36 ID:7D1oqDg6
スイクン

402名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/24(月) 00:21:47 ID:t7A0NQX2



ある日



ショタT「オオスバメ!起死回生だ!」

オオスバメ「スバァーッ!!」


パシッ


ショタT「......」

オオスバメ「......」

ショタT「な、なんかこの技弱くない?」

ハウ「ショウター、それ体力残ってる時に使う技じゃないよー」

ショタT「そ、そっかぁ......ははは.....」

グラジオ「ポケモンの技を生かすも殺すもトレーナーの腕次第だ。もう少し上手く扱う工夫をするんだな」

ショタT「うん、そうだね。そういえばなんかいい道具があったような」ガサゴソ


<ピロリロリン♪


ショタT「あれ、電話だ......」

ショタT「もしもし、あ、雷ちゃん!どうしたの?」

ショタT「......え、探検?」







403名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/24(月) 00:22:40 ID:t7A0NQX2



雷「アンタ達、よく来たわね!!」

ショタT「正直イマイチ事情がよく分からないけど......」

雷「もー!さっきも言ったでしょ!?探検に行くのよ!!」

ハウ「どこに?」

雷「この森の奥に意味ありげな遺跡っぽいのがあるらしいのよ!そこに行くの!!」

ショタT「お昼とかどうするの?」

ハウ「何も持ってきてないよー?」

潮「大丈夫です!みなさんとポケモンたちの分までお弁当を用意して来ました!」

雷「ピクニックに行くんじゃないわよ?」

潮「ええー!?」ガーン

グラジオ「同じだろ」







404名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/24(月) 00:23:27 ID:t7A0NQX2



〜謎の遺跡〜



雷「さぁ!着いたわよ!」

ハウ「本当だ!すげーそれっぽい!」

潮「ん?あそこに誰か人が......」

ショタT「本当だ、話しかけてみよう!」





ショタT「すみませーん」

戦艦棲姫「!」

ショタT「何してるんですかー?」

戦艦棲姫「......坊ヤ達こそ、何しに来たノ?」

雷「探検に来ましたー!」

戦艦棲姫「ソウ......ソコに入り口がアルワ。気にナルナラ入りナサイ?」

ハウ「あっ、本当だ!お姉さーん、ありがとう!!」

雷「さぁ!突入よ!!」

潮「あっ、すみません......雷ちゃん、そんな急がなくても......」

戦艦棲姫「......」

ショタT「ここは一体......?」

戦艦棲姫「あるポケモンを祭っている場所......」

戦艦棲姫「もしアナタ達が彼にふさわしい実力の持ち主ナラバ、彼に会えるかもしれナイワ......何てネ、フフフッ」

ショタT「......?」

405名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/24(月) 00:24:09 ID:t7A0NQX2



〜遺跡内部〜



雷「何にもないわ......」

ハウ「何もないねー」

グラジオ「くだらない、帰るぞ」

ショタT「......」ジー

潮「ショウタくん?どうしたの?」

ショタT「......どこかに、何かいる気がする」

雷「でももう行き止まりよ?」

ショタT「この壁のどこかに、何かカギが......」


ガコン!


ショタT「あれ?」


ゴゴゴゴゴゴゴ......


グラジオ「おい......お前今、何かしたか......?」

ショタT「一つだけ押せるブロックがあったから......押しちゃっ」


ガラガラガラガラ!!!


ハウ「ゲェーーーーーーッ!?床が抜けたぁーーーーッ!?」ヒューン

406名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/24(月) 00:24:51 ID:t7A0NQX2



(一同落下中)



潮「きゃあああああああああっ!!!」ヒューン

雷「嫌ああああああああああっ!!」ヒューン

ショタT「うわぁーーーーーっ!!」ヒューン

グラジオ「チィッ!出て来い、クロバット!!」ヒューン


ポゥン


クロバット「クロッ!!」

グラジオ「おい!!!ハウ、ショウタ!!!分かってるな!?」

ハウ&ショタT「「うん!!!」」

ショタT「お願い、オオスバメ!!」

ハウ「頼むよ、ジュナイパー!!」


ポゥン ポゥン


オオスバメ「スバッ!!」

ジュナイパー「ジュナッ!!」









雷「た、助かったわ......」

潮「ありがとう、オオスバメ」

オオスバメ「スバッ!」

ショタT「それにしてもここは......?」

407名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/24(月) 00:25:44 ID:t7A0NQX2

ショタT「............」

ショタT「ねぇ、みんな」

ハウ「うん.....!」コクッ

グラジオ「分かっているさ。このプレッシャー......只者じゃない何かが居る」



< クウウウゥゥゥゥゥゥン!!!



潮「きゃあっ!?」ビクッ

雷「ひっ!?」ビクッ

ショタT「来るっ!?」


ガサッ


ガサッ


ガサッ!



ショタT「キミはまさか......?」



スイクン「............」ドン!



ショタT「スイクンだ!!」

雷「ウソっ!?本当に伝説のポケモン!?」

スイクン「............」


バッ!!


ハウ「跳んだ!?」

グラジオ「追いかけるぞ!!」







408名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/24(月) 00:26:25 ID:t7A0NQX2



〜遺跡の外〜



ショタT「スイクン!待って!!」

戦艦棲姫「安心ナサイ?彼ならソコに居るわ」

スイクン「......」ギロッ

ショタT「お姉さん......あなたは一体......?」

戦艦棲姫「驚いたワヨ?冗談のツモリで言ったノニ、本当に出会えるナンテネ」

戦艦棲姫「サァ......スイクン!!私の元にキナサイ......!」

雷「待ちなさいよ!スイクンは私らが最初に見つけたのよ!?」

ショタT「僕達がゲットしてみせる!!」

戦艦棲姫「黙りナサイッ!!!」

ショタT「っ!?」ビクッ

戦艦棲姫「アナタ達が彼に見合った実力の持ち主ダト言うのナラ......」

戦艦棲姫「ワタシとのバトルに勝ってゴラン!!!」

ショタT「......望むところだ!!」

戦艦棲姫「スイクン?少しの間、そこでおとなしく待っててクレルワネ?」

戦艦棲姫「ワタシがアナタに相応しい女だというコトを、教えてアゲル......」

スイクン「............」

ハウ「スイクン、動かないね」

グラジオ「フン、どうやら俺らの力を見極めたいらしいな......」

戦艦棲姫「サァ......かかって来ナサイ!!」

409名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/24(月) 00:27:11 ID:t7A0NQX2

ショタT「いけっ、スターミー!!」

戦艦棲姫「おいで、ギャラドス!!」


ポゥン


スターミー「ヘアッ!」

ギャラドス「ギャラッ!!」

ショタT「ギャラドス......!」

雷「な、なんか滅茶苦茶強そう!」

潮「ショウタくん、大丈夫......?」

ショタT「大丈夫だよ、技の相性と速さならこちらに分があるはず!!」

戦艦棲姫「フフフッ、ドコからでもかかってらっしゃい?」

ショタT「スターミー、いい!?」キラン

ハウ「あれはZリング!?」

グラジオ「やるのか!? Z技を!!」

スターミー「ヘアアアアァァァァァ!!!」ピカー


スターミーは Zパワーを体に纏った!


ショタT「スターミーが解き放つ......全力のZワザ!!」

ショタT「ワールズエンドフォール!!!」

スターミー「デャアアアアッッッ!!!」ゴゴゴゴゴゴゴ

ギャラドスの頭上に巨大な岩石が現われる

戦艦棲姫「フフッ......おいで」キラッ

ギャラドス「ギャラッ!」キラッ

ショタT「いっけぇええええ!!!」

スターミー「シュワッチ!!!」ドドドドドドドドドド!!

巨大な岩石がギャラドスを襲う!



ズドオオオオン!!!!



潮「きゃああっ!」

ハウ「決まった!!」

雷「さ、さすがにやられたでしょ!?」


土煙が少しずつ晴れていく


グラジオ「......いや違う!!」

ショタT「あ、あの姿は.....!?」

メガギャラドス「ギャラアアアァァァッ!!!」

戦艦棲姫「サァ......次はコッチの番よォ!!」

410名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/24(月) 00:27:51 ID:t7A0NQX2

戦艦棲姫「ギャラドス......龍の舞ッ!!!」

メガギャラドス「ギャラァーーーッ!!!」ゴゴゴゴ

ショタT「ま、まずい!あれは攻撃と素早さを上げる技だ!」

戦艦棲姫「沈ミナサイ......! ギャラドス、噛み砕く!!!」

メガギャラドス「ギャァァァァラァッッ!!」ガブッ!

スターミー「デュワァァァァ!!」ガリガリガリ

ショタT「スターミー!!」

雷「ひぃっ!?」

潮「嫌ぁぁぁっ!!」ガクッ

グラジオ「バカ、見るな!」

スターミー「ジュ......ジュワッ......」バタン

ショタT「そ、そんな......」

戦艦棲姫「フフフッ......弱いってのは、可愛ソウネェ」

雷「な、なによアイツ!」

ショタT「スターミー......ごめん......」

ハウ「ショウタ!諦めないで!!」

グラジオ「バトル中だぞ!集中しろッ!!」

スターミー「......」

ショタT「......」

スターミー(今日23日天皇誕生日はもう休ませてくれって感じで一日ぐったり。でもぐったりしているのにずっとドロポンしてないからすっげー勃起しまくり。やべーよ。結局ケツにZクリスタル入れたままエロエロの格好でバトルに出て瀕死。こんなにハードな毎日を送っているのにジム休まね〜ってのはすげーなって、自分でも思)

ショタT「ありがとう戻って」

ポゥン(ボールに戻す音)

411名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/24(月) 00:28:43 ID:t7A0NQX2

ショタT「切り替えていくよ」キリッ

グラジオ「そうだ、それでいい」

ショタT「いけっ、モロバレル!」


ポゥン


モロバレル「バレッ!」

雷「頼むわよ!モロバレル!」

ショタT「モロバレル!キノコのほうしだ!」

戦艦棲姫「サセナイワヨ? ギャラドス、挑発!」

メガギャラドス「ギャラァッ!」クイクイ

モロバレル「バレェッ!?」イライラ

ショタT「し、しまった!」

戦艦棲姫「アナタも頂クワ!噛み砕く!!」

メガギャラドス「ギャァラッッッ!!!」ガブッ!

モロバレル「バレェーッ!!」ガツガツ

ショタT「頑張ってモロバレル!こっちも反撃だ!」

ショタT「クリアスモッグ!!」

戦艦棲姫「ナニィッ?」

モロバレル「バレレレレッ!!」プシューッ!

メガギャラドス「ギャラッ?ギャラッ!」ゴホッゴホッ

ハウ「やった!あの技は!」

グラジオ「ああ、これでギャラドスの能力変化が無効にされる」

戦艦棲姫「構ワナイワ!ヤッテシマイナサイ......!」

戦艦棲姫「噛み砕けェッ!!」

メガギャラドス「ギャァァラァッッッ!!!」ガブッ!

モロバレル「バレレーッ!」ガブガブ

ショタT「モロバレル!」

モロバレル「バ、バレッ......」バタッ

ショタT「......よくやったよ、モロバレル、戻って」

ポゥン

412名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/24(月) 00:30:00 ID:t7A0NQX2

戦艦棲姫「アナタのポケモン達を苦しめるコッチの身にもナリナサイ?モウ諦めてイイノヨ?」

スイクン「............」ギロッ

ショタT「スイクン......」

ショタT「僕は......諦めない!」

ショタT「頼むよ!ルカリオッ!!!」


ポゥン!


ルカリオ「ルカッ!!」

ショタT「見せてやる......メガシンカを使えるのはあなただけじゃない!」

戦艦棲姫「何デスッテ......?」

ショタT「行くよ、ルカリオ......」キラン

ルカリオ「ルカッ......!」キラン



ルカリオが光に包まれる



ショタT「メガシンカ!!」

ハウ「いっけぇ!」

雷「やっちまいなさい!」

戦艦棲姫「......ッ!?」

メガギャラドス「ギャラッ!?」



メガルカリオ「ルゥゥゥカァッッッ!!!」シャキン



ショタT「ルカリオ!」


メガルカリオ「ルカッ!!」


ショタT「メガ......!」


メガルカリオ「リィィィィ......!」ゴゴゴゴ


ショタT「波導弾っ!!!」


メガルカリオ「オォォォッッッ!!!」ゴオオオオオォォォォォ!!!










続く

413名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/29(土) 00:25:06 ID:knXeWU2Q










ショタT「メガシンカ!!」


メガルカリオ「ルゥゥゥカァッッッ!!!」シャキン


ショタT「ルカリオ!」


メガルカリオ「ルカッ!!」


戦艦棲姫「サセナイワヨ.....! ギャラドス、滝登り!!」


メガギャラドス「ギャラッ!!」


ショタT「無駄だよ!」


戦艦棲姫「......!」


ショタT「さっきモロバレルが撃ったクリアスモッグの効果で、龍の舞によるステータス上昇は......無効になっている!」


ショタT「つまり!元々の素早さで勝るルカリオの攻撃が、先にギャラドスに直撃する!!」


ショタT「メガ......!」


メガルカリオ「リィィィィ......!」ゴゴゴゴ


波導の力を籠めるメガルカリオ


メガギャラドス「ギャラアァァァァァァッッ!!」ドドドド


凄まじい勢いで突撃するメガギャラドス


ショタT「波導弾っ!!!」


メガルカリオ「オォォォッッッ!!!」ゴオオオオオォォォォォ!!!


メガギャラドス「ギャラッ!?」カッ


戦艦棲姫「......ッ!」









メガルカリオ「............」










メガギャラドス「......ギャ......ラ......」ドスッ



相手のメガギャラドスは倒れた

414名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/29(土) 00:25:57 ID:knXeWU2Q


ショタT「......やったね、ルカリオ」

メガルカリオ「リオッ!」ニッ

雷・潮・ハウ「やったぁーーーー!!!」

グラジオ「ふっ......」

戦艦棲姫「ギャラドス、戻リナサイ......」

ギャラドス「」ポゥン

グラジオ「ショウタ、気を抜くな。まだ敵の一角を落としただけだぞ......」

ショタT「うん、その通りだね......!」

メガルカリオ「ルカッ!」キリッ

戦艦棲姫「......アナタ」

スイクン「............」ジロ

戦艦棲姫「まさか......コノワタシの実力を疑ってイル訳ジャナイデショウネェ......?」

戦艦棲姫「イイワ......ならばヨク見ててオキナサイ......アノ坊やの子達ヲ......」

戦艦棲姫「一匹残らずシズメテアゲル......!!」

ショタT「......!」

戦艦棲姫「サァ......現れナサイッ......!」


ポゥン!


ズドォン!!!


ハウ「!」

雷「ひぃっ!?」

潮「こ......」

ショタT「このポケモンはっ!?」

グラジオ「......」



戦艦棲姫「バンギラス!!」



バンギラス「ギラァッ!!!」ドン!



砂嵐が吹き荒れる

415名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/29(土) 00:26:34 ID:knXeWU2Q



ゴォォォォォォォォォ



戦艦棲姫「......」

ショタT「バンギラス......?」

バンギラス「ギラァ!」

メガルカリオ「......」ギロッ



潮「こ、怖そう......」オドオド

雷「なんであんな物騒なポケモンばっか出てくんのよ!」

グラジオ「ああ、確かに気味が悪いぜ」

ハウ「うん、バンギラスは強いポケモンだけどさ」


ショタT「おかしい......相性が悪すぎる......」


グラジオ「強みも多いが弱点も多い」

ハウ「よりによって相手はルカリオだよ」

潮「そ、そっか!あの子のタイプは岩と悪!」

雷「どっちも格闘が弱点!!」

雷「そーと分かれば手っ取り早いじゃない!ルカリオ!やっちゃってー!!」

グラジオ「ハッタリか......」

ハウ「分からない。でも、ここは攻めるしかないよ」

416名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/29(土) 00:26:50 ID:77LCZI9Q
もう始まってる!

417名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/29(土) 00:27:19 ID:knXeWU2Q

ショタT「見掛け倒しだ......行くよルカリオ!!」

メガルカリオ「ルカッ!!」

ショタT「波導弾!!!」

メガルカリオ「ルゥゥゥゥゥ......カァッ!!!」バシウュッ!!


メガルカリオの 波導弾!!


戦艦棲姫「バンギラス!『アレ』を使いナサイ!!」

バンギラス「バンギィ!!」


バンギラスに波導弾が炸裂する


潮「ひぁっ!」

ハウ「くらった!」

雷「やったわ!!」

グラジオ「............違う!」


バンギラス「ギ......ギラス!!!」ドン!


ショタT「そんな......踏みとどまった!?」

メガルカリオ「リオッ!?」

418名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/29(土) 00:28:07 ID:knXeWU2Q

戦艦棲姫「フフフ......驚いたデショウ?」

バンギラス「......」ムシャムシャ


グラジオ「まさか......!」

ハウ「ヨプの実!!」

雷「よ.....よぷのみ?」

潮「あれは確か......」


ショタT「格闘技の威力を半減させる木の実か......!?」

戦艦棲姫「エェ、その通り。残念ダッタわネェ......」


雷「で、でもバンギラスに格闘技は4倍よ!? 4倍!! 半減しても弱点に変わりないでしょ!?」

グラジオ「確かに並みのポケモンなら耐えられない......だが!」

ハウ「バンギラスは並じゃない」


戦艦棲姫「今度はコッチの番よォ!」

戦艦棲姫「バンギラス!地震!!」

バンギラス「バン!ギィッ!!!」ズドォン!!


ゴゴゴゴゴゴ!!!!


メガルカリオ「ルカァーッ!」ドドド!

ショタT「ル、ルカリオっ!?」

戦艦棲姫「アナタも.....沈みナサァイ!!」

メガルカリオ「ル......ルカ......」ガクッ

シュウン

ルカリオ「リ......オ......」バタッ

ショタT「そんな......ルカリオが負けた......!?」

419名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/29(土) 00:29:00 ID:knXeWU2Q



ゴォォォォォォォォォ



ショタT「......戻って、ルカリオ」

ルカリオ「ルカ......」ポゥン

ショタT「大丈夫......よく頑張ってくれたよ」

戦艦棲姫「残りの手持ちを出しナサイ?モウ遊んでばかりイラレナイノヨ......」

ショタT「......遊びだなんて、そんな」


グッ


モンスターボールを強く握り締める


ショタT「そんな嘗められたままで、負けるつもりはないよっ!!」

スイクン「......」

戦艦棲姫「フン......」

ショタT「頼んだよ......こいつが、僕の切り札だ!!」


ポゥン!


ショタT「オオスバメ!!」

オオスバメ「スバァッ!!!」バサッ!

420名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/29(土) 00:29:46 ID:knXeWU2Q



ゴォォォォォォォォォ



戦艦棲姫「フフ......その子が切り札?」

バンギラス「ギラァ.....!」ニヤァ

ショタT「......」

オオスバメ「スバ!」キッ


潮「飛行タイプと岩タイプの戦い......」

ハウ「うん、今度はこっちが不利だよ」

雷「ちょ、ちょっと......! 本当に勝てるの!?」

グラジオ「......分からん」

ハウ「いや、きっと勝てる。ショウタとオオスバメは、まだ諦めてない」


ショタT「嘗めないで!オオスバメにだって、格闘技は使える!」

戦艦棲姫「なんデスっテ......?」

ショタT「行くぞ、オオスバメ!」

オオスバメ「スバッ!!」バシュッ

バンギラス「ギラッ!?」


オオスバメがバンギラスに猛スピードで突撃する


ショタT「起死回生!」

オオスバメ「スバァーーーーーッ!!!」



ペチッ



バンギラス「............バン?」

戦艦棲姫「エ......?」

421名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/29(土) 00:30:27 ID:knXeWU2Q



ゴォォォォォォォォォ



グラジオ「......」

ハウ「......」

潮「......」

雷「お、終わり......?」


戦艦棲姫「アーハハハハハッハッハッハッハ!!wwww」

バンギラス「バーンギギギギギッギッギッギ!!wwww」

戦艦棲姫「アハハ............」

戦艦棲姫「笑わせンジャナイワヨォッ!!!」

バンギラス「ギルルルルァァァッ!!!」

ショタT「......」

戦艦棲姫「モウイイワ......十分楽しめタワヨ?じゃあお返しに......」

戦艦棲姫「ワタシ達からのプレゼントよ!!ストーンエッジ!!!」

バンギラス「バン!ギィッ!!!」バキバキバキ!


とがった岩がオオスバメめがけ飛んでいく


オオスバメ「......!!」キッ

422名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/29(土) 00:31:05 ID:knXeWU2Q


グラジオ「おいショウタ!本当にこれでお終いなのか!?」

ショタT「違うね!僕だって策はあるさ!」

ショタT「オオスバメ!キツイけれど持ちこたえて!気合だ!」

オオスバメ「スバッ!」


ストーンエッジがオオスバメを襲う


オオスバメ「スバァーッ!!」ズシャ


潮「きゃあーっ!!」

雷「オ、オオスバメ!?」


戦艦棲姫「サァ......堕チナサイ!」

ショタT「いいや、堕ちないよ!」

オオスバメ「ス......スバァッ!」キリッ

ショタT「よくやった!オオスバメ!!」

戦艦棲姫「!?」


グラジオ「なるほど......気合のタスキか......」

潮「知ってます!瀕死になる攻撃でも、HPが1だけ残る道具です!」

雷「さっすがぁー!やるじゃないショウタ!!」

ハウ「だめだよ」

雷「え?」

423名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/29(土) 00:31:58 ID:knXeWU2Q


ショタT「気合のタスキの効果で、攻撃を耐えさせてもらったよ!」

戦艦棲姫「......」

ショタT「しかも!この状態なら、起死回生をフルパワーで撃つことが出来る!!」

ショタT「これで......! トドメだ」


ピチッ


ショタT「いたっ」

ショタT「今いい所なのに......目に砂が......」


ゴォォォォォォォォォ


ショタT「砂......?」


ゴオオオオオオォォォォォォォォォ


ショタT「............」



ショタT「しっ、しまったぁ!!!!」

424名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/29(土) 00:32:55 ID:knXeWU2Q


雷「えぇっ!?」

潮「そんな......!」

グラジオ「しくじったか......!」

ハウ「バンギラスの特性は『砂起こし』。フィールドに、砂嵐を巻き起こすんだよ」

グラジオ「この天候下では......体力の減ったオオスバメは持ちこたえられない!!」



ショタT「あ......あぁ......」ウルウル

戦艦棲姫「フフ......ウフフフフフッ......!!」

戦艦棲姫「ソウよ!その目が見たかったノヨ!!!」

戦艦棲姫「アナタの希望に満ち溢れた目が憎らしカッタ!その澄んだ瞳を曇ラセタカッタ!!」

戦艦棲姫「モウ満足ヨ......今度こそ堕チナサイ!!そして二度と飛ビタテヌママ......沈ンデユキナサイ!!」

オオスバメ「ス......スバッ......」

ショタT「そ、そんな......」

ショタT「グスッ......オオスバメ......ごめんよ......」ポタポタ



スイクン「............」


スイクン「ッ!!」 カッ!!!

425名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/29(土) 00:34:06 ID:knXeWU2Q



ショタT「ごめん......」ポタポタ



ポタ......



ポタポタポタ



ショタT「グスッ......おかしいなぁ......グスッ......涙が......止まらないよぉ.......」ボタボタボタボタ



<おい、ショウタ!顔を上げろ!!



ショタT「誰の声だろう......? よく聞こえないや......」ボタボタボタボタ



<ショウタ!立ちなさいよ!



ショタT「また誰かの声だ......なんでこんな聞き取りにくいんだろう......」ボタボタボタボタ



ショタT「......雨音?」



ザーーーーーーーーーー



雨が降り始めた

426名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/29(土) 00:34:18 ID:.3Y/9OKk
待ってた

427名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/29(土) 00:35:01 ID:knXeWU2Q



戦艦棲姫「ド、ドウシテッ!?何でこんなコトになってるノヨォ!!」


バンギラス「ギッ......!?」


ザーーーーーーーーーーー


ショタT「砂嵐が......雨に変わった......?」


ショタT「............いい雨だね」


スタッ


ショタT「......行くよ、オオスバメ」キリッ


オオスバメ「スバッ!!」キッ


ショタT「これが、正真正銘!全力!!フルパワーの!!!」


オオスバメ「スバァーーーッ!!!」バシュッ


再びバンギラスに突撃するオオスバメ


バンギラス「ギラッ......!?」


ショタT「起死っ!回ッ!!生ッッッ!!!」


オオスバメ「スッバァァァァァアアアア!!!!」


オオスバメの起死回生の一撃が、バンギラスに炸裂する


バンギラス「ギラァァァァァッ!?」 バキィッ!!


戦艦棲姫「......!」


ショタT「......」


バンギラス「ギ......ラ......スッ......」バタン!



相手のバンギラスは倒れた

428名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/29(土) 00:35:45 ID:knXeWU2Q



雷「......か、勝った?」

潮「勝ちました......」

ハウ「あ......あっははは!!」

雷・潮・ハウ「勝ったぁーーーーーっ!!」

グラジオ「やれやれ......」ホッ


戦艦棲姫「ドウシテ......アナタの仕業なのね......!?」

スイクン「......」


スクッ


ショタT「あっ......」


スイクン「クッ!」シュバッ


スイクンは何処かへと跳び去っていった


戦艦棲姫「......」

ショタT「......」

戦艦棲姫「覚えてオキナサイ、坊や......決してキサマに負けた訳ではナイという事ヲ......」



黒衣の女もまた何処かに立ち去っていった

429名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/29(土) 00:36:32 ID:knXeWU2Q



サーーーー



ーーーーー



..........



潮「雨、止みましたね」

雷「ぶえっくしょん!やだ、あんたたち風邪引かないでよね!!」

グラジオ「少しばかり熱くなり過ぎた......頭を冷やすにはちょうどいい」



ショタT(......スイクン......キミはなんで、僕に味方してくれたんだろう......)



ハウ「ショウター、お疲れー!あんな強いポケモンたちと戦えるなんてすげーよー!」

ショタT「えっ?あ、うん......」

ショタT「確かに、僕のポケモン達はよく頑張ってくれた。でもトレーナーの僕が、全然ダメだった......」

ショタT「みんなにも、恥ずかしいところ見せちゃったしさ......」

グラジオ「ふっ......なんのことだ?」

ショタT「えっ......だって僕......」

雷「えー?もしかして泣いてたのー?」

ハウ「こんなに雨に濡れてちゃ、もう分かないけどねー!」

雷「やーい泣き虫ー!!」

ショタT「えっ?えぇっ!?な、泣いてないし!泣いてないから!!」

潮「うふふふっ」

グラジオ「ふっ」

雷「ほらまた泣くわよー?ほらほらほらー!」

ハウ「あははは!」

ショタT「泣いてないって!もうやめてよほんと!」









続くったら続く

430名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/29(土) 00:37:45 ID:knXeWU2Q



大淀博士「さーて今回のポケモンは」

大淀博士「ぴっぴかちゅう!」ガチャ

No.245

大淀博士「No.245と言えば、そう、スイクンですね」

大淀博士「湧き水の優しさを宿したポケモン。滑るような身のこなしで大地を走り、濁った水を清める力を持ちます」

大淀博士「清らかな水が流れる場所を捜し求め世界中を駆け巡り、北風とともに走り去るとされています」

大淀博士「あぁ......私の様な穢れを知らぬ純粋な女性の前にも現れてはくれないのでしょうか」

スイクン「......」ギロッ

大淀博士「え?」

スイクン「スイ!」バシャー


スイクンの 熱湯!!


大淀博士「煮沸消毒ッッッ!!!」





ではここで一句



スイクンよ

私は貴方の

細君よ



大淀博士「みんなもポケモン、ゲットですよ」

431名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/29(土) 00:42:51 ID:knXeWU2Q
次回

登場キャラ
>>432

ポケモン
>>433

432名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/29(土) 00:43:28 ID:77LCZI9Q
陸奥

433名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/29(土) 00:43:55 ID:gN2e1j46
時雨

434名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/29(土) 00:44:03 ID:.3Y/9OKk
マルマイン

435名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/29(土) 00:44:25 ID:77LCZI9Q
オツシャス!

436名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/29(土) 00:44:32 ID:Lm8UQVP6
トリトドン

437名前なんか必要ねぇんだよ!:2018/12/29(土) 00:53:22 ID:knXeWU2Q
安価下でむっちゃんとマルマインですね
あっ、ふーん……

438名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/01/03(木) 11:43:09 ID:16dN0l/2



ある日の朝




ラジオ「プモモエングエゲギオンモエチョッチョッチョッサッ」ガガガ

雷「ラジオ繋がらないわねぇー」

潮「本当に困ったね......」

ショタT「雷ちゃん、潮ちゃん、どう?」

雷「んー......全然ダメ!」ポイッ

ラジオ「チャンチャチャンチャン!Foo!」カランカラン

潮「これからどうしよう......?」

雷「どうするも何も、学校も休校になるし」

ショタT「本当に、何が起きてるんだろう?」



異様な静けさの漂う街並み



ショタT「町中が停電だなんて......」

439名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/01/03(木) 11:44:54 ID:16dN0l/2

ショタT「決めた!調べに行く!」

潮「え?な、なにを?」

ショタT「これは事件だよ。何か、ただ事じゃない何かが起きてる気がする」

雷「なにそれ」

ショタT「心当たりがあるんだ......ここからそう離れてないところに発電所があるでしょ?」

ショタT「そこが怪しい」キリッ

潮「......もしかしてショウタくん、探偵ごっことか好き?」

雷「バカじゃないの......」

ショタT「は、反応が冷たい......」

ショタT「もういいよ!僕ひとりで行く!!」スタッ

潮「無理しないでね......」

雷「お昼までには帰ってきなさいよー」

440名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/01/03(木) 11:46:09 ID:16dN0l/2

_________________
__________
_____



〜発電所〜



バサッ



ショタT「ありがとう、オオスバメ」

オオスバメ「スバっ!」


オオスバメをボールに戻す


ショタT「......やっぱり」



何者かに荒らされた発電所を見渡す



ショタT「何かが......発電所を襲ったんだ......」


<コラッ、あなた何してるの!?


ショタT「えっ!?」ビクッ


<あら?あらあら?


ショタT「は、はい......?」


陸奥「子ども......?」

441名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/01/03(木) 11:47:21 ID:16dN0l/2

ショタT「......お、お姉さんは......誰?」

陸奥「それはこっちのセリフよ?坊やこそ、何しに来たのかしらぁ?」

陸奥「返答によっては、あなたのようなイケナイ子は......逮捕しちゃうわよ♥」

ショタT「ええっ!?」

陸奥「ふふふっ、冗談よ♪」

陸奥「でも怪しい奴だったら本当に逮捕してるわよ?私、警察だから」

ショタT「そ、そうだったんですね」

陸奥「それよりダメでしょ!こんなアブナイ所に遊びに来るなんて」

ショタT「す、すみません......ちょっと気になって......」

陸奥「まったく......後はオトナに任せて、坊やはお家に帰りなさい、ほら」

ショタT「分かりました、それじゃ......」



ガサガサッ



ショタT「っ!?」

陸奥「何者!?」



ガサッ!



ショタT「コイツは!?」



ポン!



マルマイン「マイン!」


野生のマルマインが飛び出してきた!

442名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/01/03(木) 11:48:17 ID:16dN0l/2

陸奥「やだ、この子は......!」

ショタT「すごい!野生のマルマインなんて初めて見た!」

陸奥「ま、待ちなさい!その子はかなりアブナイわよ!?下がりなさい!」

ショタT「危ないなら尚更です!僕とポケモンたちに任せて下さい!」

ショタT「お姉さんを傷つけさせたりはしない!」

陸奥「なっ......!」

陸奥「............」

陸奥「わ、分かったわ......///」ポッ

ショタT「さぁ、行くよ!」


ボールを構えるショタ提督


陸奥「でも本当に大丈夫なの......? あの子を刺激したら間違いなく危険な目に遭うわよ?」

ショタT「大丈夫! 刺激しないようになんとかしてみせる!」

ショタT「頼むよ!モロバレル!!」


ポゥン!


モロバレル「バレっ!」

443名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/01/03(木) 11:49:16 ID:16dN0l/2

ショタT「どうですか? これが僕のポケモンですよ!」

陸奥「なんというか......すごく立派な子ね」

ショタT「さぁ行くよ!モロバレル!」

モロバレル「バレバレっ!」

マルマイン「マーイーン!」バチバチバチ


マルマインの放電!


モロバレル「モロッ!?」バチバチ

ショタT「それくらい、全然大したことないよね?モロバレル!」

モロバレル「バレッ!」キッ

ショタT「キノコの胞子だ!!」

モロバレル「バレバレバレー......」ファサファサファサ

マルマイン「マ? ......マイン......Zzz」

ショタT「よくやった!モロバレル!」

陸奥「やるわね少年、この隙に逃げましょう?」

ショタT「はい! ......って、えっ!?」



ポン!

ポン!

ポン!

ポン!



陸奥「そんな.....こんなにたくさん!?」



マルマイン②「マー!」

マルマイン③「ルー!」

マルマイン④「マー!」

マルマイン⑤「イーン!」

444名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/01/03(木) 11:50:17 ID:16dN0l/2

ショタT「い、一匹でも珍しいのに......群れ!?」

陸奥「発電所を襲ったのはこの子たちなの......かしら......?」

陸奥「いや、とにかく今はそれどころじゃない!さっきのやり方は通用しないわよ、少年」

ショタT「は、はい!でも、この状況じゃ......」

マルマイン②「マ!」カッ

マルマイン③「ル!」カッ

マルマイン④「マ!」カッ

マルマイン⑤「イ!」カッ

マルマインたち「ン――――!!」ビビビビビ


マルマインたちのチャージビーム!


モロバレル「バレレーっ!?」バシバシバシバシ

ショタT「モ、モロバレル!大丈夫か!?」

モロバレル「モ.....モロっ!」グッ

ショタT「よし、まだ行けるね!」

ショタT「ここは突破するしかない!モロバレル、ギガドレイン!!」

モロバレル「バレレレレッ!!」

マルマイン②「マル―っ!?」キュイーン

モロバレルのギガドレインが一匹のマルマインからエネルギーを奪い取る

マルマイン②「イーン......」コロン

ショタT「よし、まずは一匹倒した!」

マルマインたち「イッ!?」ビクッ

445名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/01/03(木) 11:51:22 ID:16dN0l/2

マルマイン③「マルマル......」ヒソヒソ

マルマイン④&⑤「インイン......」コクコク

ショタT「な、なんだ......?」

マルマインたち「......インッ!!」カッ!

陸奥「いけない!まずいわよっ!!」

ショタT「こ、この動作はまさか......大爆発っ!?」

陸奥「もう正攻法で戦ってる場合じゃないわ!逃げるわよ!全力でっ!早くッ!!!」

ショタT「は、はい!!戻ってモロバレル!!」

モロバレル「バレッ!」ポゥン

モロバレルをモンスターボールに戻した

ショタT「よし、これで......」

陸奥「きゃあっ!?」

ショタT「うわっ!!」


逃げ道に立ちふさがる一匹目のマルマイン


マルマイン①「マールー!!」カァーッ

ショタT「さ、最初の奴が......目を覚ましてるっ!!」


マルマインたち「ンン――――ッ!!マッッッ!!!」カッ!!!


陸奥「危ないっ!!」

ギュッ

ショタT「えっ......!?」

覆いかぶさるようにショタ提督を強く抱きしめる陸奥

446名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/01/03(木) 11:52:45 ID:16dN0l/2



ショタT「お姉さん......!」



陸奥「......もう懲りたでしょ? 何でも危ないことに首を突っ込むのは、イケナイわよ?」



陸奥「だから、お姉さんとの......お・や・く・そ・く♥」



陸奥「これからは、もう周りのみんなを心配させるようなことはしないこと......いいかしら?」



ショタT「お姉さん......僕のせいで......」



陸奥「うふふっ♪いいのよ?」



陸奥「背伸びしたり、無茶しちゃう男の子って......嫌いじゃないわ」ギュッ



ショタT「お姉さん!!」



マルマインたち「イーーーーーン!!」ピカーッ!


マルマインの だいばくh


「お出でなさい!!!!ヌオー!!!!!!!!!」


ポゥン!

447名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/01/03(木) 11:53:44 ID:16dN0l/2




......


......


......






ショタT「..................あれ?」

陸奥「..................あら?」

マルマインたち「..................イン?」

マルマイン①「マ!」カッ

マルマイン③「ル!」カッ

マルマイン④「マ!」カッ

マルマイン⑤「イ!」カッ

マルマインたち「ン!!!!」カッ!

ショタT「......」

陸奥「......」

マルマインたち「............マ?」

ショタT「......爆発......しない?」

陸奥「......というか、出来ない?」


「ひぃ〜あっぶないあっぶない......まぁ、間に合ったようでよかったね!」

448名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/01/03(木) 11:54:45 ID:16dN0l/2



スタスタ



一人の少女とポケモンが歩み寄ってくる


ショタT「......キミが、助けてくれたの?」


ヌオー「ヌオォン」


「そうそう!コイツのおかげだよ!」


ショタT「......そして君が、この子のトレーナー?」


「えっへへ!」



ババン!



白露「そう!!あたし、白露!!通りすがりのポケモントレーナーよ!」


白露「そして......!」ビシッ


(人差し指を空高く立てる)


白露「ポケモンマスターになる女よ!!!」 ド ン !


ヌオー「ヌオォン」


ショタT「ポケモン......マスター......?」

449名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/01/03(木) 11:55:54 ID:16dN0l/2

陸奥「ヌオー......? なるほど、この子の湿り気のおかげね」

ショタT「しめりけ?」

陸奥「この子の周囲に漂うジメジメした空気が、火薬を湿らせて爆発を防ぐのよ」

マルマインたち「マルマル.....」ヒソヒソ

マルマインたち「マインッ!!」キッ

ショタT「まずい!また襲ってくるよ!」

白露「まっかせてくれちゃってー!!!」

マルマインたち「ン――――!!」ビビビビビ


マルマインたちのチャージビーム!


ヌオー「ぬぉん?」バシバシバシバシ


マルマインたち「イっ......!?」


白露「ひひー♪」

ショタT「効いてない......そうか!」

白露「ヌオーは水ポケモンだけど、同時に地面ポケモンでもあるのよ!」

陸奥「地面タイプには......雷撃は通用しない!」

白露「やっちゃいなさいヌオー!」

白露「じならし!!!」

ヌオー「ヌッ!オォン!!」ドォン!


ゴゴゴゴゴ


マルマインたち「マル―っっ!!??」ドドドド

ショタT「すごい!一網打尽だ!!」

マルマインたち「マッ......マイン......」コロンコロン

白露「まいどありぃー♪」


_______________
________
____

450名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/01/03(木) 11:56:51 ID:16dN0l/2



(次第に関係者で騒がしくなる現場)



陸奥「結局、事件の真相は分からなかったわねぇ......」

ショタT「マルマインたちの仕業じゃないんですか?」

陸奥「あの子たちは多分......この荒らされた発電所から漏れ出した電気を嗅ぎつけてやって来ただけなのよ」

陸奥「今はもう処置が済んだけからいいけど......放っておいたら電気ポケモンたちの楽園になってたかもね」

ショタT「そっか、単にあの素早いマルマインたちが一番乗りだっただけって訳ですね!」

白露「一番ッッッ!!!???」ガタッ

ショタT「うわあっ!?」ビクッ

陸奥「ともかく、助けてくれた件は感謝するけど......子供はもう帰りなさい!」

ショタT「そ、そんなぁ......せっかくこれから推理を始めるって時に......」

陸奥「あらあら......お姉さんとのお約束、もう忘れたのかしら?」

ショタT「えっ、あ、いや......帰ります......」キョトン

陸奥「はい、いい子ですね♪」

陸奥「......あの時の、あなたの言葉......すごくキュンと来たわよ」ボソッ

ショタT「え?」

陸奥「何でもないわよ!早く帰りなさいって!」

陸奥「もぅ......///」

ショタT「 ? 」

451名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/01/03(木) 11:58:04 ID:16dN0l/2



―帰路―



白露「へぇ〜、あの学校の生徒なのねぇ〜」

ショタT「うん、でもいつか旅に出るんだ。頼れる仲間たちと一緒に」

ショタT「...........ってそういえば、僕なんで旅に出ようと思ってたんだっけ?」

白露「ええっ?ポケモントレーナーが旅する理由なんて一つしかないでしょ?」

ショタT「え?」

白露「これっ!」ビシッ!


(人差し指を空高く立てる)


ショタT「......上?」

白露「ポケモントレーナーの頂点、ポケモンマスターを目指すためでしょうが!!」ビシビシビシッ!


(自己主張の激しい人差し指)


ショタT「ポケモンマスター......?」

白露「そうでしょう!?あたしはねっ!そのために遥々遠く博士の研究所を訪ねて、一番強いポケモンを貰ってから旅に出たのよ!!」

ショタT「博士の研究所......?」

白露「そう!あの有名な大淀博士のね!」

ショタT「え?えええぇぇぇっ!?」







続くったら続く

452名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/01/03(木) 11:58:58 ID:16dN0l/2



大淀博士「さーて今回のポケモンは」

大淀博士「ぴっぴかちゅう!」ガチャ

No.101

大淀博士「No.101と言えば、そう、マルマインですね」

大淀博士「少しの刺激に反応して爆発す」


マルマイン「」カッ!


大淀博士「はやくなぁい?」ピカァー





ではここで一句





マルマイン

エレクトパワーで

エレクチオン



大淀博士「みんなもポケモン、ゲットですよ」

453名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/01/03(木) 12:00:14 ID:16dN0l/2



【次回予告】



君も博士からポケモンを貰ったのかい?


貰うどころか散々な目に遭ったよ......


私はねぇ!一番早起きして一番乗りで博士の研究所に着いて一番先に一番お気に入りの子を選んだのよ!つまり一番頑張ったのがこの白露、当然一番強いポケモンをゲットする資格がある!


それがキミの相棒?


私の一番のね!


僕だって、最高の仲間達に巡り合えたんだ......試してみる?


もっちろん!


頼むよ!


いっけぇ!!


波導弾!!!!



次回「めざせ、ポケモンマスター?」



一番目指して、行っくよぉー!!

454名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/01/03(木) 12:00:50 ID:16dN0l/2
今回は安価なしです

455名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/01/03(木) 22:02:16 ID:3lNn6/4M
ヌオーの鳴き声が汚い、訴訟

456名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/01/06(日) 19:13:13 ID:LBnlVcfo



ショタT「大淀博士の研究所で、ポケモンを......!?」

白露「そうだよ? 君も博士からポケモンを貰ったのかい?」

ショタT「いや、貰うどころか散々な目に遭ったよ......」


(説明)


白露「つまりカビゴンに襲われて大変でしたよ〜、と」

ショタT「たしかそんな感じ......よく覚えてないけど」

白露「まぁ同情してやらんこともないけど......そもそも遅れてきた君が悪い!」

白露「私はねぇ! 一番早起きして! 一番乗りで博士の研究所に着いて! 一番先に! 一番お気に入りのコイツを選んだのよ!!」

白露「つまり、いっちばーん頑張ったのがこの白露、当然一番強いポケモンをゲットする資格がある!」ビシッ!


ショタ提督の目の前にボールをかざす白露


ショタT「......それがキミの相棒?」

白露「そう! 私の一番のね!」

ショタT「でも僕だって、色々あったけれど......」

ショタT「今では、最高の仲間達に巡り合えたんだ!」


白露の目の前にボールをかざすショタ提督


ショタT「試してみない?」

白露「にひひっ、もっちろん!」

457名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/01/06(日) 19:13:57 ID:LBnlVcfo



〜空き地〜



白露「これくらいの広さでいいかな?」

ショタT「うん、十分だね」

白露「よし!それじゃあお互いに......」

白露「いっちばんの相棒で勝負するよ!」

ショタT「望むところだ!」

白露「えへへっ、いいねぇ♪」


ボールを構える両者


ショタT「頼むよ!」

白露「いっけぇ!!」


ポゥン!


   ポゥン!


ショタT「ルカリオ!」

白露「カメックス!!」


スタッ


    ズドン!


ルカリオ「ルカッ!」

カメックス「ガメッ!」

458名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/01/06(日) 19:14:52 ID:LBnlVcfo

ショタT「......!? カメックスだ!」

白露「そう!こいつが私の、いっちばんよ!」

ショタT「僕のルカリオだって、最っ高の、自慢の相棒さ!」

白露「ふふーん、なら試してあげる!」

ショタT「行くよ、ルカリオ!」


ルカリオ「ルゥゥゥ......」ゴゴゴゴ


波導の力を籠めるルカリオ


白露「さぁー、かかってらっしゃい!」

ショタT「波導弾!!」


ルカリオ「カァッ!!」ゴォォォォ


ルカリオの波導弾!


カメックス「ガッ!」バシュッ


ショタT「どうだ!?」

白露「全っ然、大したことないよ!その程度!」

カメックス「ガメェ!!」

ショタT「すごい、さすがに守りが堅いね!」

白露「こっちも行くよ、カメックス!」

カメックス「ガメッ!」


ガコッ!  ガコッ!


カメックスの2門の砲がルカリオに向けられる


ショタT「来るよ!」

ルカリオ「リオッ!」

白露「まず手始めに、これでも食らいなさい!」

白露「水の波動!!」


カメックス「ガメェェェッ!!」ボボボボ


カメックスの水の波動!


ルカリオ「ルカァァァッ!」バババ

459名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/01/06(日) 19:15:50 ID:LBnlVcfo

ショタT「大丈夫か、ルカリオ!?」

ルカリオ「リオッ!」キリッ

ショタT「よし、いける!もう一度、波導弾だ!!」


ルカリオ「ルゥゥゥ......カァッ!!!」ゴォォォォ


ルカリオの波導弾!


カメックス「ガメェッ......!」バシュッ


白露「まだまだ!耐えてみせるよ!」

ショタT「でもこれでかなり追い詰めたよ!次の攻撃で倒してみせる!」

ルカリオ「ルカッ!」

白露「確かに、自慢の相棒と言うだけはあるわ!でもね......」

白露「カメックス!!」キッ


カメックス「ガメェッ!!!」


ガコッ!  ガコッ!


白露「覚えておきなさい!波動の力を一番上手く扱えるのは、こっちの方だってこと!!」

ショタT「なにっ!?」


カメックス「ガァァァァ......」ゴゴゴゴ

2門の砲にエネルギーが充填される


白露「波導弾!!!!」


カメックス「ガメェッ!!!」ゴォォォォォォ

460名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/01/06(日) 19:17:01 ID:LBnlVcfo

白露「いっけぇー!!」


カメックスの波導弾!


ルカリオ「ルカァーーーッ!?」バシュウッ


ショタT「ル、ルカリオ!?」

白露「さぁ、どうよ!?」


ルカリオ「ル......ルカッ!!」キッ


ショタT「よし!持ちこたえた!!」

白露「へぇー、やるじゃん!」

ショタT「でも驚いた......ルカリオ以外で波導弾を使えるポケモン、初めて見たよ」

白露「甘いよ!世界は広いのさ!」

白露「だからこそポケモンリーグを目指すのよ!狭いトコで一番になったって、なんの面白みもないからね!!」

白露「ポケモンリーグを勝ち抜いて、全てのトレーナーの頂点に立つ!それが、ポケモンマスターになるための、一番の近道!!」

ショタT「............」

白露「というか、君は本当に何も知らないの?」

ショタT「......良い響きだね、ポケモンマスター」

ショタT「僕も目指したくなってきたよ!!」キリッ

白露「ふふふっ......別にそれは結構だけど?」

白露「最後に頂点に立つのは、この白露だよ!そこだけは、譲れないっ!!」

白露「カメックス!!」


カメックス「ガメッ!」


ショタT「ルカリオ!!」


ルカリオ「ルカッ!!」

461名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/01/06(日) 19:18:46 ID:LBnlVcfo

白露「確かに君たちの攻撃は中々だった! あたしらを追い詰めたと思うのも、ごもっとも!」

白露「でも!勝つのはあたしとカメックス!こんなところで立ち止まる訳にはいかない!!」

ショタT「僕らだって、同じさ!」

白露「行くよ!アクアジェット!!!」


カメックス「ガメェッ!!」


ガコッ ガコッ

手足を収納し突撃体勢を取るカメックス


ショタT「こっちも......行くよ!!」


キラッ


ルカリオ「リオッ」


キラッ


白露「無駄ね!アクアジェットは先制技! 素早さで劣っていても、こっちの攻撃が先手を取る!」

白露「これでトドメよ! いっけぇぇぇぇぇぇ!!!」


カメックス「ガァァァァメェッ!!!」バシュッ!


カメックスのアクアジェット!


ショタT「なら僕らは......さらにその上を行く!!」


ルカリオが光に包まれる


ショタT「メガシンカ!!」

462名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/01/06(日) 19:20:01 ID:LBnlVcfo



ドォォォン!!


衝突音とともに土煙が舞い上がる


白露「決まった!」

ショタT「いや......まだだ!」


カメックス「......ガメ?」キョロキョロ


白露「うそっ、外した!? しかも......ルカリオがいない!!」

ショタT「いるさ!そこにね!!」ビシッ


カメックスの頭上高くに跳躍したルカリオを指差す


ショタT「ルカリオは、アクアジェットを上回る速度で動いてるだけだ! このターンのバトルはまだ、終了してない!!」

白露「なに、あの姿っ!?」


メガルカリオ「ルカァァッ!!!」シャキン


ショタT「行っけぇ! ルカリオ!」

ショタT「神速ッ!!!」


メガルカリオ「リオッ!!」シャッ


白露「消えたっ!?」

ショタT「ここだっ!!」


メガルカリオ「ルカッ!」シャッ


カメックスの目の前の姿を現すルカリオ


カメックス「ガメっ!?」





メガルカリオの神速!





ショタT「......」

白露「............!!」

メガルカリオ「......」

カメックス「ガ......ガメッ.....」ガクッ



カメックスは倒れた

463名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/01/06(日) 19:21:01 ID:LBnlVcfo

ショタT「やったよ、ルカリオ!」


シュウン

ルカリオのメガシンカが解ける


ルカリオ「ルカッ!」


白露「あたしのカメックスが......負けちゃた......」

白露「ぐぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬうううううううううぐやじいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!」ドンドンドンドン


白露の地団駄!


白露「............そういえば、君の名前、聞いてなかったよ!!」

ショタT「えっ? 僕は、僕の名前はショウタ!」

白露「ふーん、覚えておいてあげる!」

白露「今度会った時は、もっともっと強くなった相棒たちと、本気で戦ってあげる!」

白露「だからショウタも、あたしたちのライバルとして、一番目指してもっと強くなってみなさい!」

ショタT「えっ!? 僕が、ライバル......?」

白露「んー? 嫌?」

ショタT「んーん、悪くない!」

白露「にひひっ! この白露のこと、よーく覚えておくように!!」

ショタT「うん、もちろんだよ!」

白露「じゃあ気を取り直して......特訓あるのみね!」

白露「一番目指して、行っくよぉー!!」



_________________
__________
_____

464名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/01/06(日) 19:21:43 ID:LBnlVcfo





ショタT「ただいまー」

潮「おかえりなさい!」

雷「おかえり! どう、事件は解決した?」

ショタT「いや、解決しなかった。でもそんなこと、どうでもよくなったよ」

潮「? どういうこと?」

ショタT「ポケモンマスターに、僕はなる!!」 ドン!!







続くったら続く

465名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/01/06(日) 19:22:24 ID:LBnlVcfo



大淀博士「さーて今回のポケモンは」

大淀博士「ぴっぴかちゅう!」ガチャ

No.009

大淀博士「No.009と言えば、そう、カメックスですね」

大淀博士「後ろ肩部の甲羅から生える2本のロケット砲が最大の特徴」

大淀博士「砲から発射される水流の威力は凄まじく、分厚く造られた鉄板を貫通するほどであり、狙いも正確」

大淀博士「ロケット砲以外にも甲羅の各所に噴射口があり、そこから水流を出して突っ込むことも出来ます」

大淀博士「もはや多くは語りません。私らにとってはまさしくフェチズムの塊。この立派な主砲を見てるだけであまりの興奮に私も全身の穴という穴から最大威力の潮吹きが今にも放たれそうで」

カメックス「ガメェッ!」ボボボボボボ

大淀博士「イドンプ!」バシャシャシャシャ





ではここで一句





カメックス

ドロポンハイポン

ヒロポンプ





大淀博士「みんなもポケモン、ゲットですよ」

466名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/01/06(日) 19:24:21 ID:LBnlVcfo
次回

登場キャラ
>>467

ポケモン
>>468

467名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/01/06(日) 19:37:57 ID:J9Yjqn6I
アイオワ

468名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/01/06(日) 19:38:29 ID:BwALgmLg
ピカチュウかな

469名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/01(金) 22:20:06 ID:qRvvf6mE



〜ピカチュウの里〜



ピカチュウ「ピッカ!」

ピカチュウ「ピカチュ?」

ピカチュウたち「ピカピカ」

ショタT「テーマパークに来たみたいだね」

雷「テンション上がるわね〜!」

470名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/01(金) 22:20:48 ID:qRvvf6mE



120分くらい前



雷「ショウタ!見て見て!これこれ!!」

ショタT「何これ......ピカチュウの里?」

雷「今ここに遊びに行ったらピカチュウが貰えるんだって! 行きましょう!」

ショタT「何々......男女ペアにはピカチュウをプレゼント?」

ショタT「......って、男女ペアってようするに」

雷「ともかく早く行かないと先越されちゃうわ!!そうと決まればさっさと行くわよ!!」グイッ

強引にショタ提督を引っ張る雷

ショタT「えええっ!? ちょっ、ちょっと待ってって! えぇぇぇぇ......!?」

潮「雷ちゃんは大胆ねぇ〜......」




____________________
____________
_____

471名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/01(金) 22:21:34 ID:qRvvf6mE





雷「じゃあさっそく入るわよ!」

ショタT「うん、そうだね」


パァン!!(クラッカーが鳴る音)


ショタT「うわっ!」ビクッ

アイオワ「Welcome to Pikachu Land!!」

アイオワ「Oh! とってもPrettyなカップルさんね! 歓迎するわ!」

雷「え?」

ショタT「い、いや、カップルとかじゃないんですけど......///」

雷「それより! あたしピカチュウを貰いに来たの! 貰えるんでしょう!?」

アイオワ「Yeah! もちろんよっ☆」

アイオワ「さぁ、この子たちの中から好きな子を選んでね!」

ピカチュウ①「ピッカッチュウ!」

ピカチュウ②「ピカ?」

ピカチュウたち「ピカピカ!」

ショタT「たくさんいるなぁ」

雷「う〜ん......誰か一人を選べって言われると難しい......」

雷「............!」

雷「ねぇ、ショウタ、あの子見てよ」ツンツン

ショタT「......?」

472名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/01(金) 22:22:16 ID:qRvvf6mE

ピカチュウ「......」ジロ


ピカチュウの集団から離れたところにたたずむ一匹のピカチュウと目が合う


ピカチュウ「」プイッ



ショタT「そっぽ向いちゃったけど」

雷「でも、あいつが気になるわ」

アイオワ「あぁ、あの子ね......」

アイオワ「ちょっと意地っ張りで言うこと聞かないことがあるけど、話しかけてみる?」

雷「うん! お話したいわ!」





雷「ねぇ、そこのキミ?」

ピカチュウ「」ジロ

雷「私、雷って言うの。あなたはピカチュウ?だわよね当然。よろしくね」


手を差し伸べる雷


アイオワ「ダメ、危ない!」

ピカチュウ「ピカァッ!?」バチッ!

雷「きゃあっ!?」

ショタT「い、雷ちゃん!? 大丈夫!?」

雷「ぐぬぬ......」

ピカチュウ「ピカァ......?」ピリピリ

ショタT「かなり問題児みたいだね......」

473名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/01(金) 22:23:16 ID:qRvvf6mE

アイオワ「Sorry......あなたを危険な目に合わせてしまったわ」

雷「私の心配なんかいいの! それよりこの子......」

アイオワ「......ねぇ、知ってる? 最近ね、無責任なトレーナーが勝手にポケモンを野生に返すのが問題になってるって」

ショタT「えっ?」

アイオワ「ここにいるピカチュウ、いいえ、ピチューたちもそうだったわ」

アイオワ「生まれたばかりで、何も分からないまま野生に投げ出されたピチューたちは、とてもか弱くて生きていけないの」

アイオワ「だから私達、この子らを保護していっぱい愛情を注いで、立派なピカチュウに育てる活動をしているのよ!」

ショタT「そうだったんですね!」

雷「あのちっちゃいピチューのまま捨てられたの!? ひどい!!」

アイオワ「でもそのピカチュウは、ちょっと違うわ」

ピカチュウ「......」ムスッ

アイオワ「その子はきっと、ずっと一緒に過ごして、信頼していたトレーナーに捨てられたんだわ。だからこの子は、人を信用しなくなったの」

ショタT「そんな......」

雷「......」

ピカチュウ「......」ジロッ

474名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/01(金) 22:24:01 ID:qRvvf6mE

「通りデ出来の悪い奴バッカリな訳サ」

アイオワ「?」

ショタT「な!」

雷「なんですって!?」


駆逐古鬼「フン!」


駆逐古姫「......ツマンナイ所ダヨ」


ショタT「君らは......?」

古姫「アタシラはネェ、強いポケモンが欲シイノサ!」

古姫「デモ、今の話を聞いてガッカリダヨ。出来損ないのポケモンに用はナイネ」

雷「......待ちなさいよ」

古姫「ン?」

雷「この子たちを馬鹿にするのは......この、雷が許さないわよ!!」

古鬼「ハァ? ヤルノカイ? 受けて立つサ!!」

古姫「モチロン、ポケモンバトルでネ?」

ショタT「......待って、雷ちゃん」

雷「待てないわよ! 私、今凄く悔しい気持ちなの! 止めないで!」

ショタT「その気持ちは分かるよ。でも多分あの人たち、強いと思う」

ショタT「悪いけど、僕にやらせて!」

475名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/01(金) 22:24:39 ID:qRvvf6mE



〜対戦場〜



アイオワ「このバトル用のフィールドなら、好きにやってくれてもいいわよ」

ショタT「ありがとうございます、アイオワさん」

ショタT「雷ちゃん、君の気持ちに応えてみせるよ」

雷「当然よ! こいつにもカッコいいとこ見せてやりなさい!」

ピカチュウ「ピカ?」ムッ

ショタT「うん、がんばるよ!」


古姫「手加減はシナクテイイヨ」

古鬼「当然サ」


ショタT「いけっ! ルカリオ!!」

古鬼「ヤレッ! クチート!!」


ポゥン!


ルカリオ「ルカッ」スタッ


ポゥン!


クチート「クチッ!」スタッ


アイオワ「Battle! はじめっ!!」

476名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/01(金) 22:25:19 ID:qRvvf6mE

ショタT「相性は悪くない! ルカリオ、波導弾だ!!」

ルカリオ「ルゥゥゥ......カァッ!!」


ルカリオの波導弾!


クチート「クチーッ!」バシュウッ

古鬼「ソノ程度ノ攻撃ナンテ! クチート、じゃれつく!!」

クチート「チートッ!!」バッ


クチートのじゃれつく!


ルカリオ「ルッッ!?」ポカポカポカポカ!!

ショタT「こっちだって!それくらいじゃあ、やられないよ!」

ルカリオ「ルカッ!!」

雷「やるわ! このままなら行ける!!」

古鬼「チィッ......!!」

古姫「ドウシタ?手伝ってヤロウカ?」

古姫「イケッ! ヤミラミ!!」


ポゥン!


ヤミラミ「ヤミー!」スタッ

ショタT「っ!?」

477名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/01(金) 22:26:17 ID:qRvvf6mE

雷「な、なによアイツ!卑怯じゃない!!」

古姫「卑怯と思うンナラ結構ダ。初めカラ、正々堂々とヤルツモリはナイサ」

アイオワ「フェアーじゃないわね。どう? あなたもやっちゃう?」

雷「ええ、やったげるわ! おいで、ライボ......」

ピカチュウ「......」

雷「......いや、違うわ。ここはピカチュウ! キミに決めた!!」

ピカチュウ「ピカァ?」ムスッ

雷「もうキミは私のポケモンなんだからね! さぁ、一緒に戦いましょう?」

ピカチュウ「ピーカッ」プイッ

雷「もー! やさぐれてないで早くしてよ!」


古姫「随分と当てにならないお仲間ダネェ」

ショタT「か、構うもんか! 行くよルカリオッ!!」

ショタT「波導弾!!」

ルカリオ「ルゥゥゥカァァッ!!」ゴォォォオ


ルカリオの波導弾!


古鬼「クチート、守る!」

クチート「クチッ!」

ショタT「しまった......!」


クチートは守りの体勢をとり波導弾を防いだ


古姫「ヤミラミ、バークアウト」

ヤミラミ「ラァァァァァッッッッ!!!!」


ヤミラミのバークアウト!


ルカリオ「リオォォォッ!?」ゴォッ

ショタT「うわっ!?」

478名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/01(金) 22:27:09 ID:qRvvf6mE

古姫「大した威力じゃナイサ。だがバークアウトには、追加効果がアル!」

ショタT「ルカリオの特殊火力が下げられる......!」

ルカリオ「ルッ......!」

古鬼「サァ.....アタシを倒したいンダロ? ヤレルもんならヤッテミナサイナァ!!」

ショタT「ふふっ」

古姫「......?」

古鬼「ナ、ナンダヨ、ソノ顔ハッ!」

ショタT「確かに、今のルカリオじゃそいつらを倒せない......でも!」

ショタT「僕らには、この力があるのさ! ルカリオ!!」キラッ

ルカリオ「リオッ!」キラッ

ショタT「メガシンカ!!」

ルカリオ「ルカァーーーッ!!」


ルカリオが光に包まれる


古姫「コレハ......!」

古鬼「メガシンカ......だとォッ!?」


スタッ


メガルカリオ「ルカァッッ!!!」シャキン

479名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/01(金) 22:27:49 ID:qRvvf6mE

アイオワ「Wow! So brilliant!!」

雷「やった! これで勝てるわ!!」


ショタT「まずはクチートから倒す! ルカリオ!!」

メガルカリオ「ルゥゥゥゥゥ......!!」ゴゴゴ


波動の力を籠めるメガルカリオ


古姫「ソンナチカラ......」

古鬼「ナニニナルノサァ!!」

ショタT「波導弾だ!!」

古姫「サセナイッ! ヤミラミ、怪しい光!!」

ヤミラミ「ヤミーッ!」ピカーッ


ヤミラミの眼が不気味な光を放つ


ショタT「えっ!?」

メガルカリオ「リ............リオォォ?????」


メガルカリオは混乱した


ショタT「ま、まさか.....この技の出の速さは、悪戯心!?」

古鬼「ソウサ! 舐めンジャナイヨォッ!!」

メガルカリオ「リ......オ......????」

ショタT「ダ、ダメだルカリオ! 惑わされないで!!」

メガルカリオ「ル......ルカァッッッ!!!」バキッ!


メガルカリオは訳も分からず自分を攻撃した

480名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/01(金) 22:28:44 ID:qRvvf6mE

ショタT「まずい、このままじゃ......!」



雷「くっ......ピカチュウ! お願いだから戦って!」

ピカチュウ「ピカピー?」ツーン

雷「本当に言うこと聞いてくれないの......?」

アイオワ「大丈夫よ、私に任せて!」

アイオワ「Hey! そこのPikachu!!」

ピカチュウ「ピカ?」チラッ

アイオワ「これが目に入らない!?」グイッ


アイオワはピカチュウに『ケチャップ』を見せつけた!!


ピカチュウ「ピカピッ!?」ガタッ

ピカチュウ「ピーカーチュウッ!ピーカッ! ピカピカ!」ブンブン

雷「ケ、ケチャップが好きなのね......」

アイオワ「NO!NO!NO! スト〜ップ!! ダメよ?」

アイオワ「これは私が今日のランチで使う分なんだから! あなたには分けてあげないわ!」

雷「なにその一本丸々使い切る前提の言い方」

アイオワ「However! でもね! もしあなたが彼女のお手伝いをしてくれるならば、私はこれをあなたに差し上げます! どう?」

ピカチュウ「ピ......」

雷「......」ゴクン


ピカチュウ「ピッカ!!!」キリッ


雷「す、すごい! 本当にやる気を出した!!」

アイオワ「じゃあ後は任せたわよ。そうそう、その子が覚えてる技はね......」

雷「......分かったわ! さぁー行くわよ!!」

アイオワ「Let's Go! Pikachu!!」

ピカチュウ「ピカッ!!」

481名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/01(金) 22:29:46 ID:qRvvf6mE




メガルカリオ「ルカ......!」

古鬼「マヌケだねェ! 自分を攻撃するナンテサァ!!」

ショタT「くそっ......」

古姫「サァ......コレデ終いニシヨウカ?」

古鬼「トドメよ、クチート! じゃれつくッ!!」


クチート「クチーーー!」ザッ




雷「ピカチュウ!ねこだまし!!」


ピカチュウ「ピッカッ!」バッ


パチン!


クチート「クチッ!?」ビクッ

古鬼「ンナッ!?」

古姫「何ダトォ!?」

ショタT「雷ちゃん!? それに、あのピカチュウ!?」


ピカチュウ「ピカッ!!」キッ

雷「ふふん♪」


古鬼「邪魔をスルナァッ!!」

雷「何それ!これでやっとおあいこよ!」

482名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/01(金) 22:30:43 ID:qRvvf6mE

アイオワ「Good! バトルに出た瞬間なら、猫騙しで相手の動きを止めることが出来る!」

雷「さぁショウタ!バトル続行よ!!」

ショタT「うん!二人とも、ありがとう!!」

古姫「だけどまだダヨッ! メガルカリオの混乱はまだ解けてイナイッ!」

ショタT「でもやるしかない!頼むよっ、ルカリオ!!」

メガルカリオ「ル......ルカァァァッ!!!」キッ!!

ショタT「波導弾!!!」

メガルカリオ「リィィィィィ......オオオオオッ!!!」ゴォォォ


メガルカリオの波導弾!!


クチート「クチィィィィッ!?」バシュゥッ!

古鬼「......!」

クチート「ク......チート......」バタッ


相手のクチートは倒れた!


ショタT「よしっ!!」グッ

メガルカリオ「ルカッ!」

古鬼「ソンナ......」

雷「こっちも行くわよ!ピカチュウ!」


ピカチュウ「ピカピカァァァ......」パチパチ......


雷「10万ボルト!!」


ピカチュウ「ヂュウウウウウウウウ!!!!」バチバチバチバチ!!

ヤミラミ「ヤミーッ!?」ビリビリビリビリ


古姫「ぐっ......! オノレェッ!!」

古姫「ヤミラミ!! シャドーボール!!」


ヤミラミ「ヤァァァァミッ!!」ボォォォッ


ヤミラミのシャドーボール!


ピカチュウ「ピカァーッ!?」バシュッ


雷「ピカチュウ!大丈夫!?」

ショタT「ピカチュウ!!」


ピカチュウ「ピ......ピカァッ!!」キッ

483名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/01(金) 22:31:42 ID:qRvvf6mE

雷「耐えたわ!やるじゃない、ピカチュウ!」

ピカチュウ「ピッカ!」

古姫「ドウシテ......コンナ......」

古鬼「コンナ奴等なんかにィッッ!!!」

ショタT「ルカリオッ!」

メガルカリオ「リオッ!」シャキッ


メガルカリオの混乱が解けた!


ショタT「いけるね?」

メガルカリオ「ルカッ」コクッ

ショタT「これで決まりだ!ラスターカノン!!!」


メガルカリオ「ルゥゥゥゥゥカァッッッ!!!」ゴォォォォォ


メガルカリオのラスターカノン!


ヤミラミ「ラァァァァァッ!?」バシュウン

古姫「ナンデサ......!」

ヤミラミ「ヤ......ミ......」バタッ


相手のヤミラミは倒れた!


ショタT「雷ちゃん、ピカチュウ」

ショタT「ありがとうね」ニコッ

雷「えへっ♪」

ピカチュウ「ピカピ♪」

メガルカリオ「リオッ」ニッ



_______________
_________
_____

484名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/01(金) 22:32:40 ID:qRvvf6mE





ピカチュウ「ピカピカ♪」ペロペロ

ショタT「ケチャップだけを凄い美味しそうに舐めてるね......」

雷「なんて行儀の悪い奴......」

アイオワ「でも良かったわ! この子がこんなにイキイキしてるとこ初めて見たわよ!」

アイオワ「......ここのピカチュウたちも、あなた達のようにステキなトレーナーと出会える時が来るといいわ」

アイオワ「ねぇ、雷さん? ピカチュウのこと、大事にしてあげられる?」

ショタT「雷ちゃん......」

雷「......そんなの」

雷「当ったり前でしょうが!!」キリッ

ショタT「ふふふっ、言うと思った」

雷「どんなに嫌がられたって、ずっとコイツの面倒見てやるんだから!ピカチュウ、覚悟しなさい!?」

ピカチュウ「ピカァー.....?」

ピカチュウ「ピッ」プイッ

ショタT「あっ、嫌そうな顔した......」

雷「なによっ!もうケチャップあげないわよ!?体に悪いんだから!!」ヒョイッ

ケチャップを取り上げる雷

ピカチュウ「ピィィィカァァァ......?」パチパチパチパチ

雷「えっ」

ピカチュウ「ヂュウウウウウ!!」バチバチバチバチ!!

雷「ァ”ア”ア”ア”ァ”ァ”ァ"ア”ア”ア”ア”ア”ア”ッ!!!!」ビリビリビリビリ

アイオワ「先が思いやられるわね☆」

ショタT「頑張れー......」







続くったら続く

485名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/01(金) 22:33:24 ID:qRvvf6mE



大淀博士「さーて今回のポケモンは」

大淀博士「ぴっぴかちゅう!」ガチャ

No.025

大淀博士「No.025と言えば、そう、ピカチュウですね」

大淀博士「ほっぺたの両側に小さい電気袋を持ち、ピンチのときに放電する」

大淀博士「電気は真夜寝ている間に溜められているらしく、寝ぼけて放電してしまうことも。時々思い切り放電しないとストレスを感じる、そうです」

大淀博士「つまりピカチュウを可愛がるためには定期的に抜き抜きして気持ちよくさせてあげないとイケないんですね」

大淀博士「と言う訳でピカチュウちゃん、さっそくそのの電気玉をふにふにさせてくだ」

ピカチュウ「ヂュウウウウウ!!」バチバチバチバチ!!

大淀博士「ァ”ア”ア”ア”ァ”ァ”ァ"ア”ア”ア”ア”ア”ア”ッ!!!!」ビリビリビリビリ



ここで一句



ピッピカチュウ

ピカチュウッチュッチュ

んちゅちゅんちゅ......



大淀博士「みんなもポケモン、ゲットでチュウ」

486名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/01(金) 22:43:53 ID:qRvvf6mE
次回

登場キャラ
>>487

ポケモン
>>488

487名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/01(金) 23:05:50 ID:gBajD0a2
伊19

488名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/02(土) 07:38:30 ID:cSHBYImM
ゴクリン

489名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/12(火) 22:51:59 ID:iE4xYXvY



ショタT「......ポケモンマスターかぁ」

ハウ「なんだかデカイ夢見てるねー」

ショタT「やっぱ変かな?」

グラジオ「そんなことはない、むしろ見るべきだ。お前はこんな狭い世界に押し込められてるべきじゃない」

ショタT「そ、そうかな? 本気にしていい?」

グラジオ「俺達も......いつまでもここに留まる訳にはいかないんだが......」

ショタT「......?」

グラジオ「何でもない、気にするな......」

グラジオ「そうだ、お前に一つ助言をやろう」

ショタT「なに?」

グラジオ「この道路をずっと行った先にでかい街がある。行ったことあるか?」

ショタT「......?.....いや、ない」

グラジオ「そこに、トレーナーズアカデミーという施設がある」

グラジオ「そこの連中に実力を認められれば、お前はもっと強くなれるはずだ」

ショタT「トレーナーズ......アカデミー......?」



_________
______
___

490名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/12(火) 22:52:44 ID:iE4xYXvY



〜トレーナーズアカデミー〜



ショタT「着いた」

ショタT「............ここ、勝手に入っていいのかな?」

<誰なのね!

ショタT「ひぃっ!?」ビクッ

伊19「おやー? 可愛い坊やなのね! 入学希望の子〜?」

ショタT「あ、あなたは、ここの人ですか......?」

伊19「失礼なのー! これでもイクはここの先生なのね!」

ショタT「ええっ!?」

伊19「ふ〜ん......ちょ〜っと見込みありそうだから、テストしてあげるの〜!」

伊19「おいでなの、ゴクリンちゃん!」

ポン!

ゴクリン「ゴクっ!」

伊19「さぁ少年、ゴクリンちゃんに手を差し伸べるのね」

ショタT「て、手を? こうですか......?」

ゴクリン「ごくん」パクッ

ショタ提督の手にかぶりつくゴクリン

491名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/12(火) 22:53:46 ID:iE4xYXvY

ショタT「うぇぇええぇぇぇえぇっ!?噛み付かれたぁっ!?」ブンブン

伊19「大丈夫なのね!ゴクリンちゃんはとっても柔らかくてプニプニだから、噛まれても痛くないの〜」

ショタT「そ、そう言われてもなぁ......なんかヌメヌメするし......」

伊19「えーっと図鑑によると......『ゴクリン。胃袋ポケモン。心臓や 脳みそは 小さく 体の 大部分が 胃袋。なんでも 溶かす 胃液を 出す』」

伊19「だって?」

ショタT「うぁぁぁぁああああぁぁぁあぁぁっっっ!!!!??? やっぱダメだ、溶かされる!!!!!」ブンブンブンブン

伊19「落ち着くのね! ゴクリンの特性は『粘着』なの! ちょっとやそっとじゃ離してくれないのね!」

伊19「こういう状況でいかに冷静に対処できるかも、優秀なトレーナーの資格なのね〜!」

ショタT「もうやだああああああ!!誰か助けて!!!」ブンブンブンブン


「タマタマ、悩みのタネ!!」


バシュッ

ゴクリン「ごく?」プスッ

ショタT「え?」

伊19「あれっ?」

ゴクリン「ご......ごく......↓↓↓」ズーン

ショタT「や、やっと離してくれた......」

伊19「ゴ、ゴクリンちゃん! 急にどうしたのー!?」

ショタT「なんだか急に凄く深刻な顔になってる気がする......」

「ダメですよ、先生。こんな可愛い子を苛めるなんて」

ショタT「君は......?」

伊19「夕雲さんね!」


夕雲「うっふふ♪」

492名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/12(火) 22:55:12 ID:iE4xYXvY

タマタマ「タマッ!」ピョンピョン

ショタT「タマタマだ! 君が助けてくれたの?」

伊19「なるほどね〜、『悩みのタネ』はポケモンをネガティブモードにして不眠状態にする技ね!」

ショタT「そっか、ゴクリンの特性『粘着』を『不眠』に書き換えたのか」

夕雲「イク先生も趣味が悪いわ。あんなに嫌がってるのに助けてあげないなんて」

夕雲「怖かったでしょう? よかったら夕雲に、甘えてもいいんですよ?」

ショタT「えぇぇえっ!?」ドキッ

伊19「イクは先生なのね! 厳しい試練を与えるのが仕事なの!!」

夕雲「ふふふっ、分かってますよ」

伊19「聞くのね少年! 夕雲ちゃんはこのアカデミーの優等生なのね!」

ショタT「ゆ、優等生......?」

伊19「彼女が目をつけたってことは、少年も〜中々見込みがあるということなの......」

夕雲「ハッキリ申し上げて、見込みはございませんね」

伊19「なーんだ、じゃあ帰るのね」ツーン

ショタT「急に冷たい!」

伊19「出直してくるのね〜!!」

ゴクリン「ごく〜!!」

ショタT「ほ、本当に門前払いなの〜〜!?」

夕雲「ふふっ♪」ニコッ



______________
__________
______

493名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/12(火) 22:56:00 ID:iE4xYXvY



トボトボ

ショタT「はぁ〜......」

ショタT「あんな感じで帰らされたら......納得いかないよぉ」

ショタT「僕の実力も、知らないくせに......!」グッ


夕雲「試してさしあげましょうか?」


ショタT「うわぁあっ!?」ビクン

ショタT「......君は......さっきの」

夕雲「夕雲よ」

ショタT「......夕雲ちゃん。僕の名前はショウタ」

夕雲「ショウタさん、ね」

ショタT「早速だけど夕雲ちゃん。君が何で、ここに?」

夕雲「何故かしらね? 貴方のことが少しだけ、気になったからでしょうか?」

ショタT「それは、どういう意味で捉えたらいいのかな......?」

夕雲「ふふっ、お任せいたします。ただ一つ申し上げて置くのは......」

夕雲「私、ポケモン勝負には自信がございますよ」

ショタT「なら話が早いね」キッ

夕雲「この場にて、貴方にポケモン勝負を申し込みます!」

ショタT「臨むところだ!!」

494名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/12(火) 22:56:45 ID:iE4xYXvY



夕雲「使用ポケモンは3匹のダブルバトル。いかがですか?」

ショタT「受けて立つよ!」

夕雲「うっふふ......それでは行きますよ」

ショタT「頼んだよ、僕のポケモンたち!」


ボールを構える両者


夕雲「さぁ御覧なさい......甘い香りで獲物を誘う、美しくも危険な魅惑の草ポケモンたち」

夕雲「これが、私の主力! おいで、ウツボット! ラフレシア!」


ポゥン! ポゥン!


ウツボット「ボット!」ストッ

ラフレシア「ラフー!」ストッ


ショタT「行けっ!オオスバメ!スターミー!」


ポゥン! ポゥン!


オオスバメ「スバッ!」バサッ

スターミー「ヘァッ!」スタッ


夕雲「さぁ、どこからでもかかってらっしゃい!」

495名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/12(火) 22:57:34 ID:iE4xYXvY

ショタT (どちらも草毒タイプのポケモン......相性は悪くない!)

ショタT ( 弱点を攻めれば、速攻で決められる!!)

夕雲「うふふっ......」

ショタT「オオスバメ!ブレイブバード!!狙いは、ウツボット!!」


オオスバメ「スバーッ!!」バシュッ


夕雲「ウツボット、守る!」


ウツボット「ツボッ!」バサッ


葉っぱを使いオオスバメの攻撃を受け流すウツボット


オオスバメ「スッ......!?」


ショタT「読まれてたか!でも!」

ショタT「こっちはどうだ!スターミー、サイコキネシス!!」

ショタT「狙いは当然、ラフレシア!」


スターミー「シュゥワッ!!」ビビビビ

ラフレシア「ラフー!?」ビビビビ


夕雲「いい攻撃ね。でも私のラフレシアを倒す程じゃないわ」

夕雲「こちらの番よ。見せてあげるわ、この子たちの本当の力......!」


ラフレシア「ラフッ!」カッ


ショタT「こっ、この光は!?」

夕雲「ラフレシア! 日本晴れ!!」


ラフレシア「フーレーシーアー!」ピカー


日差しが強くなった!

496名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/12(火) 22:58:20 ID:iE4xYXvY

夕雲「さぁ、舞台が整いました。文字通り、私達にとっての晴れ舞台が」

ショタT「まずい!行くよ、オオスバメ!スターミー!」

夕雲「遅いわ。太陽の力を浴びて、この子たちはより強くなる!」

ショタT「そうか、あのポケモンたちの特性は......!」

夕雲「先ずはそちらの子に、私達からの愛のムチを授け差し上げます。受け取りなさい!」

夕雲「ウツボット!パワーウィップ!!」


ウツボット「ツボッ!!」シュピッ!

バチィッ!!

スターミー「デュワアアアアア!!」


ショタT「スターミー!!」

スターミー「へ、ヘアッ......」バタッ


スターミーは力尽きた


ショタT「くっ......戻って、スターミー......」

スターミー「......」ポゥン

夕雲「続いて、ラフレシアの攻撃!」

ショタT「させるか!オオスバメ!」

夕雲「力を吸い取る!」


ラフレシア「ラフーーー!!」キュインキュイン

オオスバメ「スバッ!?」キュインキュイン

497名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/12(火) 22:59:01 ID:iE4xYXvY

ショタT「そんなっ!? 僕のオオスバメが先手を取られるなんて......!」

夕雲「そう、この子達の特性は、晴れ状態で素早さを2倍にする『葉緑素』」

夕雲「そして、ラフレシアの『力を吸い取る』により、オオスバメからエネルギーを頂くわ」

ショタT「あの技は確か......こちらの攻撃力を下げ、体力を回復する技!」

ラフレシア「フー♪」キラン

夕雲「満たされました。さぁ、私を倒してご覧なさい」

ショタT「今度こそ行くよ、オオスバメ! 狙いは、ウツボットだ!」


オオスバメ「スバーッ!!」バシュッ


ショタT「ブレイブバード!」


バキィッ!


ウツボット「ツボッ!!」


ショタT「どうだ!?」

夕雲「うふふっ、残念でした」

ウツボット「ボット!」キッ

ショタT「くそっ! 攻撃力を下げられた状態じゃ、一撃で倒すのは無理か......!」

夕雲「さぁ、残りのポケモンをお出しなさい」

夕雲「どんな相手だろうと、この子達が絡め獲って、美味しく頂いて差し上げますわ」

ショタT「させるもんか......頼むよ、ルカリオ!!」


ポゥン!


ルカリオ「ルカッ!」スタッ

498名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/12(火) 22:59:34 ID:iE4xYXvY

夕雲「その子があなたの切り札ね?」

ショタT「......」コクッ

夕雲「ふふっ。貴方のポケモンたちを糧に、この子たちはより強く、より美しく成長する。だから......」

夕雲「容赦はしない、本気で行くわ! やりなさい、ウツボット、ラフレシア! 」

ウツボット「ツボッ!」バッ

ラフレシア「ラフッ!」バッ

ショタT「僕らだって本気だよ! 行くよ、ルカリオ!!」キラッ

ルカリオ「ルカッ!」キラッ

ショタT「メガシンカァァァァァ!!!」

ルカリオ「ルカァァァァァァ......!!」


ルカリオが光に包まれる


夕雲「これはっ......!?」

ショタT「こっちも見せてあげるよ。僕らの、本当の力を!」


スタッ


メガルカリオ「リオォォォォッ!!」ドン!

499名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/12(火) 23:00:31 ID:iE4xYXvY

夕雲「メガシンカ......人とポケモンとの、絆の証」

ショタT「どう、少しは驚いてくれたかな?」

夕雲「素敵ね。でも......私達の勝利に変りはないわ!」

夕雲「ウツボット!ウェザーボール!」

ショタT「!?」

夕雲「ウェザーボールは、天候の力でタイプを変化させ、その威力を増す技」

夕雲「ご存知の通り天候は『晴れ』! よって炎技と化したこの攻撃が、あなたのルカリオを襲う!」

夕雲「あなたのそのポケモンたちでは、葉緑素で素早さを上げたウツボットを止めることは出来ないわ。これで沈んでもらうわよ!」


ウツボット「ツボォォォ!!」ゴオオオオ


ショタT「それはどうかな!」

夕雲「......!?」

ショタT「たとえどんなに素早さが上がっていようと、ルカリオのスピードには着いて来れないよ!!」

ショタT「いっけぇ!ルカリオ!!」


メガルカリオ「ルカッ!!」バッ


夕雲「消えた!?」

ショタT「神速ッ!!」


メガルカリオ「リオッ!!」シュバッ

ウツボットの目の前に姿を現すメガルカリオ

ウツボット「ツボッ!?」


メガルカリオの神速!


夕雲「......!!」

ショタT「......」

ウツボット「ツ......ツボッ......ト」バタッ


相手のウツボットは倒れた!

500名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/12(火) 23:01:10 ID:iE4xYXvY

ショタT「やったね、ルカリオ!」

メガルカリオ「ルカッ!」コクッ

夕雲「でも私にはまだ、ラフレシアの攻撃が残っている!」

ショタT「来るよっ!」

オオスバメ「スバッ!」

夕雲「行きなさい、ラフレシア! 思い知らせてあげる......綺麗な花には、毒があるってことを!」

夕雲「ヘドロ爆弾!!」


ラフレシア「ラッフゥゥゥ!!」バシュッ


ラフレシアのヘドロ爆弾!


オオスバメ「スバァァァァッ!」バシィッ

ショタT「オオスバメ!!」

オオスバメ「スッ、スバァ......」シュウウウウ

ショタT「こっ、これは!?」

夕雲「私の可愛いポケモンたちを痛めつけたこと、後悔させてあげるわ!」

ショタT「......待っていたよ、この瞬間を!!」

夕雲「な......!?」

501名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/12(火) 23:01:47 ID:iE4xYXvY

夕雲「何......ですって......!?」

ショタT「オオスバメの特性は『根性』! 状態異常のときに、攻撃力を増加させる効果を持つ!!」

夕雲「状態異常......まさか......」

ショタT「今ラフレシアが放ったヘドロ爆弾が、オオスバメを毒状態にした!つまり!!」

オオスバメ「スッバァァァ!!!」キッ!

ショタT「これでオオスバメは、元の力を取り戻す! 行けっ! オオスバメ!!」

ショタT「全力の、ブレイブバードッ!!!」


オオスバメ「スッバアアアアアアアアアアアア!!!」バシュウッ!!

オオスバメのブレイブバード!!

ラフレシア「レシアァァァァッ!?」バキィッ!

オオスバメ「スバッ......!!」ズキッ


夕雲「そんな......」

ラフレシア「ラ......フ......」バタッ

相手のラフレシアは倒れた!

ショタT「そして、ブレイブバードの反動ダメージを、僕のオオスバメも受ける.....」


バサッ


ショタT「ありがとう、オオスバメ。よく頑張ってくれたよ」

オオスバメ「ス......スバッ......」


オオスバメは倒れた

502名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/12(火) 23:02:33 ID:iE4xYXvY

ショタT「戻って、オオスバメ」ポゥン

夕雲「戻りなさい、ウツボット、ラフレシア」ポゥン ポゥン

ショタT「......これで残すは、キミの最後の手持ちと、僕のルカリオだけだよ!」

メガルカリオ「ルカッ!」

夕雲「どうやらそのようですね。まさか、ここまで追い詰められるとは思いませんでした」

夕雲「本当に、貴方という人に興味が沸いてきたわ」

ショタT「えっ?」

夕雲「貴方の実力がどれ程のものか、見極めさせていただきます......だから」

夕雲「とことんつき合ってもらうわよっ!」


ボールを構える夕雲


ショタT「それが、君の切り札!?」

夕雲「ええ、そうですとも。よくご覧なさい」

夕雲「これが私の主力 of 主力!お出でなさい、フシギバナ!!」


ポゥン!


フシギバナ「バナァ!!」ズドン


ショタT「フシギバナ......!」

夕雲「さぁ......たぁっぷり、可愛がってあげるわ......♥」








続く

503名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/14(木) 13:12:36 ID:ZvZLl08s
大型更新いいゾ〜これ

504名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/16(土) 21:00:43 ID:zOebpSzY






夕雲「......」

ショタT「フシギバナ......!」


フシギバナ「バナァ......!」

メガルカリオ「リオッ......!」


夕雲「どちらも場にも、無傷のポケモンが一体ずつ。それも、お互いのエースポケモン同士のぶつかり合い」

夕雲「いいバトルが出来そうね......うふふっ♪」

ショタT「うん、ワクワクするよ!」

夕雲「さぁ、始めましょう。 行きなさい、フシギバナ!」

ショタT「行くよ、ルカリオ!!」


フシギバナ「バナッ!」

メガルカリオ「ルカッ!」

505名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/16(土) 21:01:35 ID:zOebpSzY

ショタT「ルカリオ!ラスターカノン!!」

メガルカリオ「ルゥゥゥゥッ......!」


メガルカリオのエネルギーが光となって一点に集まっていく


ショタT「食らえぇぇぇ!!」

夕雲「させないわよ。フシギバナ、眠り粉!」

フシギバナ「バナァァァ!!」


フシギバナの眠り粉!


ショタT「えっ!?」

メガルカリオ「ルっ!?......ルカッ............」ガクッ

ショタT「先手を獲られた......まさか!?」

夕雲「そう、この子の特性もまた、晴天化で素早さを二倍にする『葉緑素』!」

夕雲「ご存知かしら? ポケモンの中には夢特性と呼ばれる珍しい特性を持つ個体が存在することを」

ショタT「夢特性......!?」

夕雲「それがこのフシギバナ。博士から頂いた、特別なポケモンよ!」

ショタT「博士から貰ったポケモンだって!?」

夕雲「あら、どうやらご縁がお有りのようね?」

夕雲「ですが、このバトルには関係のないこと。無駄話が過ぎたわね、戦闘を続行するわ!」

夕雲「眠り粉の効果により、あなたのルカリオは睡眠状態に陥る」

ショタT「や、やられた......!」


メガルカリオ「Zzz......」


夕雲「良い子の皆は、おねんねの時間よ」

ショタT「ルカリオッ!」

506名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/16(土) 21:02:36 ID:zOebpSzY

ショタT「くそっ、眠らされたら何も出来ない......!」

夕雲「さぁ、貴方のルカリオから全てを奪って差し上げます!」

夕雲「フシギバナ!『宿木の種』!!」


フシギバナ「バナァ!!」バシュッ

メガルカリオ「............ッ!」

宿木の種がメガルカリオに植え付けられる


ショタT「宿木の種......!」

夕雲「この宿木が少しずつ、少しずつ、ルカリオから力を吸収する!」

夕雲「じわじわと時間をかけて、敗北の味を噛み締めて貰うわよ」

ショタT「ルカリオ! 起きて、頼むよ!!」

メガルカリオ「zzzz」

夕雲「それでいいわ。グッスリと、深い眠りに落ちていなさい、ふふふっ♪」

夕雲「余計な苦しみを与えることなく、沈めてあげる!」

ショタT「くっ......!」

夕雲「さぁ、宿木よ!その子から力を吸い上げなさい!」

メガルカリオ「ルっ......!」ドクン


宿木がメガルカリオの体力を奪う!

507名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/16(土) 21:03:43 ID:zOebpSzY

ショタT「何とかしないと! でも、僕には何も出来ない......!」

夕雲「あら、もうお諦めですか?」

ショタT「そんな訳ないでしょ! まだまだ、戦えるよ!!」

夕雲「ならばお望み通り、引き続き、お付き合いいたしましょう」

夕雲「宿木によるダメージだけでなく、フシギバナ自身の攻撃が控えていること、お忘れなく!」

夕雲「行くわよ、フシギバナ! 攻撃用意!」

ショタT「ここで目を覚まさなきゃ、確実にやられる......!」

ショタT「ルカリオォォォォ!!!」


メガルカリオ「リオッ......!!!」カッ

メガルカリオは目を覚ました!


ショタT「よしっ! よくやったルカリオ!! 早速、反撃だ!」

ショタT「ラスターカノン!!!」


メガルカリオ「ルゥゥゥゥゥ......カァッッッ!!!」

メガルカリオのラスターカノン!

フシギバナ「フシッ......!?」バシュン


ショタT「いいダメージだ! これで、次の一撃で倒してみせる!」

夕雲「うふふっ......本当にそうですか?」

ショタT「......!?」

夕雲「フシギバナ、ギガドレイン!!」


フシギバナ「バナァッ!!」キュインキュイン

メガルカリオ「ルッ!?」キュインキュイン


夕雲「ギガドレインの効果により、ルカリオから体力を奪い取ります!」

夕雲「加えて、宿木によりさらにエネルギーを吸収!」

メガルカリオ「ルカァァァァ......!」ドクンドクン

ショタT「し、しまった! ルカリオから力を奪って、体力を回復した!」

ショタT「これじゃあ、倒しきれない......!!」

夕雲「言ったはずでしょう? 全てを奪って差し上げると」

夕雲「貴方達の力、一滴残らず搾り取らせていただくわ!」

508名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/16(土) 21:04:39 ID:zOebpSzY

夕雲「ふふふっ......」

ショタT「......」

夕雲「貴方の実力、十分に見極めさせていただきました......期待通りでした」

夕雲「こうして交わることが出来た経験は、私達の糧となって、より美しく実を結ぶわ」

夕雲「蕾の様に可愛らしい貴方を、私の力で花開かせて、そして散らしてあげる!!」

夕雲「だからもうお終いにしましょう。さぁ、行くわよ!」

ショタT「違う......まだ終わりじゃない!」

ショタT (あの子は......何かを隠している......)

ショタT (見極めるんだ......僕が、彼女を!!)

夕雲「............」


ショタT (............!? そうか......分かった!!)


空を見上げるショタ提督


ショタT (天候!! 日本晴れの効果が切れて、日差しが弱まっている!)

ショタT (この天候下なら......葉緑素による素早さの上昇はない......!)

ショタT (............いける............)

ショタT「ルカリオッ!!」

メガルカリオ「ルカァッ!!」

509名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/16(土) 21:05:30 ID:zOebpSzY

夕雲「やっと覚悟を決めましたか。それでは、受けてご覧なさい!」

ショタT「僕が次に選択する技は......これだ!!」

夕雲「フシギバナ、『眠り粉』!!」

フシギバナ「バナッ!!」


フシギバナが放った眠り粉がメガルカリオを包み込む


夕雲「再び眠りへと誘ってあげる!」

ショタT「............」


粉塵が少しずつ晴れていく


夕雲「............!? あれは!!」


身代わり人形「......」ポン


ショタT「僕がルカリオに命令した技は『身代わり』。身代わり人形が盾となることで、眠り粉を無効化する!」

メガルカリオ「リオッ!!」

夕雲「ですが、既に本体に植えつけられた宿木のダメージは受けてもらいます! その力、寄越しなさい!!」

メガルカリオ「ルッ......!」ドクンドクン


宿木がメガルカリオの体力を奪う!

510名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/16(土) 21:06:22 ID:zOebpSzY

夕雲「意外ね......まさかそんな技を使ってくるなんて」

ショタT「君が再び眠り粉を使ってくることは、予想できたからね」

ショタT「そして、日本晴れの効果が切れた今、ルカリオに先手を獲ることが出来ないのも分かっていたから!」

ショタT「余裕そうな言葉と態度で僕を惑わして、反撃の芽を摘み取る作戦だったのかもしれないけど、残念だったね!」

夕雲「あらやだ......そんな悪いこと考えてたつもりは無かったわ?」

夕雲「ちょっとだけ、貴方の困ってる顔を拝見したかっただけよ、うふふっ♥」

ショタT「ふふっ......でも、そうはいかなかったよ!」

夕雲「迂闊よ。身代わりは、自身の体力を犠牲にして発動する技」

夕雲「既に体力を削られ、加えて宿木を植えつけられた、この危険な状況で使うリスクは分かっているはずよ」

ショタT「............」

夕雲「今度こそ本当に......貴方の真の実力を確かめさせて貰うわよ」


夕雲「フシギバナ!!」


ショタT「ルカリオ!!」


フシギバナ「バナッ!!」


メガルカリオ「ルカッ!!」

511名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/16(土) 21:07:13 ID:zOebpSzY

ショタT「受けて立つよ! これが、僕らの本気だ!!」

ショタT「ラスターカノン!!」


メガルカリオ「ルゥゥゥゥゥゥ......!!」

メガルカリオのエネルギーが光となって一点に集まっていく

メガルカリオ「カァッッッ!!!」


メガルカリオのラスターカノン!


フシギバナ「バナァッッ......!」バシュン!


夕雲「フシギバナはまだ倒れない! 行きなさい、フシギバナ! あの子の全てを、食らい尽くしてあげなさい!!」

夕雲「ギガドレイン!!」


フシギバナ「バナァァァァ!!」キュインキュイン


ショタT「こっちの場にはまだ、身代わりが残っている!! ルカリオには、攻撃は届かない!!」


メガルカリオ「リオッ!」サッ

身代わり人形「......」キュンイキュンイ

身代わりがフシギバナの攻撃を受ける!


夕雲「ですがその身代わりからもエネルギーを奪い取ります! これでフシギバナは体力を回復!」

夕雲「そしてさらに、宿木がルカリオから力を吸収する!!」


メガルカリオ「ルカァァァァァ......!!」ドクンドクン


夕雲「これで......どうかしら!!」

ショタT「............ルカリオ」

512名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/16(土) 21:07:53 ID:zOebpSzY










夕雲「............まぁ」


メガルカリオ「......ル、ルカッ!!!」ドン


ショタT「分かっていたよ......キミがこの程度では倒れないことを!」

夕雲「まさか......宿木によるダメージと、身代わりによる体力の消耗......」

夕雲「全てを計算し、勝利を確信した上での選択だったということ......?」

ショタT「どう? 僕とルカリオからは、奪い去れなかったよ! 夕雲ちゃん!!」

ショタT「行くよ、ルカリオ!!」


メガルカリオ「リオッ!!」


ショタT「ギガドレインと宿木の効果でくれてやったその体力で、僕らの最後の一撃、受けきれるかな!」

夕雲「ふふふっ......試してみなさい。受けとめてあげる」

ショタT「ラスターカノン!!」


メガルカリオ「ルゥゥゥゥゥ......カァッッッ!!!」



















フシギバナ「バ......バナッ......」バタッ


夕雲「私の......負けですね」


相手のフシギバナは倒れた!

513名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/16(土) 21:08:54 ID:zOebpSzY

夕雲「ありがとうございました。おかげで、とても楽しい時間を過ごせました」

ショタT「夕雲ちゃん......一つ気になることがあるんだ。聞いてもいい?」

夕雲「何ですか?」

ショタT「君はあの時、僕に見込みがないって言って、学校から追い払ったよね?」

ショタT「あれは、本気で言ってたの?」

夕雲「ふふっ......怖い人ね。まさかあの対応を根に持っていて、このバトルで見返してやったとでも考えているの?」

ショタT「......」

夕雲「違うのね。正直に申し上げます......あれは嘘。根も葉もないまったくのデタラメよ」

ショタT「じゃあ、なんでそんな事を......」

夕雲「あんな狭い所にいたって、詰まらないじゃない。世界は広いのだから、旅をしなきゃダメよ」

夕雲「ねぇ、貴方のことも聞かせて? 貴方の夢の話を」

ショタT「えぇっ? ぼ、僕の夢......?」

ショタT「僕の夢は............」

夕雲「......」

ショタT「ポケモンマスターになることだ!!」ドン!

夕雲「うふふふっ♪ 男の子は、そうでなくちゃね♥」






続くったら続く

514名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/16(土) 21:09:31 ID:zOebpSzY



大淀博士「さーて今回のポケモンは」

大淀博士「ぴっぴかちゅう!」ガチャ

No.003

大淀博士「No.003と言えば、そう、フシギバナですね」

大淀博士「花から漂う香りは、日光浴で体温が上がったときや雨天の翌日に特に強まる」

大淀博士「その香りはとても心地よく、嗅いだ者の闘争心をなだめ、人の心も癒し、野生のポケモンも警戒心を無くして集まるほどだそうです」

大淀博士「それではフシギバナちゃん。その濃厚で淫靡な香りを堪能するために雄しべもシコシコしてあげますからねぇ〜♥♥♥♥♥♥」

フシギバナ「バナーッ!!!!!!!!」

ぬっと伸びた手が葯の盛り上がりに触れる。ただそれだけで、フシギバナはほとばしるような叫びとともにヘドロ爆弾を放った。たまげたなぁ。





ここで一句



不思議な木

猶宿り木や

フシギバナ



大淀博士「みんなもポケモン、ゲットですよ」

515名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/16(土) 21:12:09 ID:zOebpSzY
次回

登場キャラ
>>516

ポケモン
>>517

516名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/16(土) 21:17:11 ID:5Wbh6B/s
間宮さん

517名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/16(土) 21:21:53 ID:OaR5XP4Q
ツボツボ

518名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/16(土) 22:23:52 ID:zOebpSzY
安価承りました

今更だけど割りとニッチなスレなのにいつも安価拾ってもらってとても助かってます
正直畳み所さん!?がイマイチ分からないので、書きたいネタ尽きるまでは続けたいとです

519名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/02/16(土) 22:38:45 ID:HUV6ogeU
好きなだけ書いてほしい
楽しく読ませてもらってるし

520名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/04/21(日) 20:09:30 ID:xdlGtVB6
加藤純一 Youtubeライブ
ポケモンエメラルド(vs金ダツラ)最終回 Part3

https://youtu.be/MZylz6wEaPg

521名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/04/29(月) 20:20:35 ID:fX7tPSYg
加藤純一Youtubeライブ
ポケモンエメラルド・バトルファクトリー金ダツラを倒す男~最終回GT~(Part10)

ttps://youtu. be/-oymHyIQLc4

Youtubeチャンネル(jun channel)

ttps://www.youtube.com/channel/UCx1nAvtVDIsaGmCMSe8ofsQ

522名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/05/30(木) 01:27:51 ID:5pHdOlQA
(安価投げておいて逃げるのは)未熟です...
(リハビリも合わせてチマチマ再開して)イッキーマウス

523名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/05/30(木) 01:28:22 ID:5pHdOlQA






ある日の午後



潮「ね、ねぇショウタくん。甘いもの、すき?」

ショタT「えっ甘いもの? まあ、どちらかというと」

潮「この近くにね、すっごくおいしい甘味屋があるの。紹介してあげるよ」

ショタT「いゃあ、男ひとりで入ることなんてないし」

潮「............だ、だったら一緒に、行かないですか?......なんて///」

ショタT「え?」



_______________
_________
____

524名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/05/30(木) 01:28:55 ID:5pHdOlQA



〜甘味処〜



間宮「ツボすけ、起きて下さい、頼みますよぉ〜」

ツボツボ(からにこもってますよん)「zzzz」

間宮「あ、あなたツボすけ、狸寝入りしてるんでしょ?さっさと起きてよ起きてよぉ〜」

ツボツボ「............」

間宮「まぁっ!?こんな昼間からおねだりとかやっぱり好きなんですねぇ〜」

ツボツボ「............」

間宮「やれやれ、しょうがないですねぇ......はい、どうぞ♪」

ブラジャーのホックを外し、


ガチャン ゴン


ショタT&潮「お邪魔しまーす」

間宮「きゃあっ!?」ビビクン

525名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/05/30(木) 01:29:21 ID:5pHdOlQA

潮「ひゃっ!?」ビクッ

ショタT「えっ......ど、どうかしましたか?」

間宮「ななな、何でもないですよ、あははははははははh......」

(ブラのホックをつける音)

間宮「コホン......そ、それよりどうしたの二人とも。急に入ってきて」

ショタT「いや普通に甘いもの食べに来たんですけど......」

潮「あっ!その子ツボすけちゃんですか?」

ツボツボ「......」

ショタT「あっ、ツボツボだ!この子、もしかして間宮さんのポケモンですか?」

間宮「ええ、そうよ。それにここの大事な店員なの」

潮「ショウタくん知ってる? ツボすけちゃんの作る特濃きのみジュースはとっても甘くて美味しいって話なの」

ショタT「へぇ〜楽しみだなぁ〜。じゃあさっそくそれを下さい!」

間宮「あ............ごめんなさい」

ショタT「あ、あれ?」

526名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/05/30(木) 01:29:56 ID:5pHdOlQA

間宮「ツボすけね、最近ジュース作らないの」

ツボツボ「......」

潮「そういえばさっきから殻に篭りっきりですね」

ショタT「じゃ、きのみジュースは......」

間宮「ですからごめんなさい、それ今出せないの......」

潮「がーん」

ショタT「出鼻をくじかれた」

潮「で、でもどうしてですか!? 何か具合が悪いんですか!? 早く助けてあげないと!!」

ショタT「何か心当たりはないんですか?」

間宮「う〜〜〜〜〜〜〜ん............」

潮&ショタT「......!!」

間宮「反抗期?」

潮&ショタT「は?」

527名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/05/30(木) 01:30:52 ID:5pHdOlQA

潮「反抗期ぃ?」

間宮「ほら、レベルの高いポケモンってトレーナーの命令に従わないときがあるでしょ? 」

間宮「きっとツボすけちゃん、ジュース作りで得た経験値で私の想像を遥かに超えるレベルに達しちゃったのね」

ショタT「なんすかそれ」

潮「そ、そんなの納得いきません! 何としてでも言う事聞かせて下さいっ!」

潮「ねっ、ショウタくんっ!?」キッ

ショタT「あっ、はい」

間宮「うぅん、困ったわね......どうしましょう......」

ショタT「う〜ん............ん?」モゾモゾ


ポゥン!

ショタ提督のポケモンが弾けるように飛び出す


スターミー「ヘァッ!!」スタッ

ショタT「うわっ!? ス、スターミー!?」

スターミー「シュワッチ!シュワッチ!」

ショタT「ビ、ビックリするから急に出てこないでよ」

ショタT「......え、なに? もしかしてキミがツボツボを説得してくれるの?」

スターミー「ター!」

528名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/05/30(木) 01:31:32 ID:5pHdOlQA

スターミー「......」

ツボツボ「......」

ショタT&潮&間宮「......!」ゴクリンコ

スターミー「......」

ツボツボ「......」



スターミー『ツボツボ、今店にお客さんが来て指名が入っています。すぐ出て来れますか?』

ツボツボ『これは寝言だけどママのミルクを飲まなきゃ起きませーん!それに朝勃ちもしてるからこれも鎮めないとねぇ〜』

スターミー『ツボ、また態度デカくなったな!おめぇは木の実ジュースじゃなくてミルクセーキでも作る気なんだな、マジおもしれー!』

ツボツボ『言う通りにしてくんなきゃ一生寝たきりのままなんだよなぁ〜』

スターミー『オマエ、その生意気な減らず口が乾く時がねぇな!こんな奴の相手してたらオレマジに壊れるな。』

ツボツボ『ママーッ!!!!!!!!』ガバッ



ぬっと伸びた触手がスターミーの体にまとわりつく。ただそれだけで、ツボすけはほとばしるような叫びとともに戦闘開始した。たまげたなぁ。






つづく

529名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/05/30(木) 02:00:06 ID:okoZYb.c
生きとったか!

530名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/05/31(金) 23:14:05 ID:Lrw8tgs.



続きだぜ。



ツボツボ『ママーッ!!!!!!!!』ガバッ

スターミー『あーっ!おぅううっす!おーっ!うーっす!』ギチギチ


潮「ショウタくん! あの攻撃は......!」

ショタT「うん!『まとわりつく』だ! あのツボツボ、戦う気だよ!」

間宮「ツ、ツボすけ! 何してるんですか! やめなさい!」

ショタT「間宮さんには悪いけど......みすみすやられる訳には行かない! こっちも戦わなきゃ!」


スターミー「ヘアッ!」

触手で締めつけられたガタイがムラムラして淫獣ヒトデができあがる頃、バトルの指令が届く


潮「で、でもさすがにお店の中で暴れるのは......」

ショタT「そうだね。ならこの技だ! スターミー、サイコキネシス!」


スターミー「シュワッ!」ビビビビ

ツボツボ「ツボッ?」プカプカ


ショタT「まずは、そのまま持ち上げて店の外に持っていくよ!」

スターミー「ヘァッ!」スタスタ

ツボツボ「ツボーッ!!」プカプカ

触手まとわりつかれたまま、サイキネでツボツボを外に運び出すスターミー

ショタT「僕らも行こう、潮ちゃん!」

潮「うん!」

間宮「あ、あんまりやり過ぎない下さいね〜......」

531名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/05/31(金) 23:15:05 ID:Lrw8tgs.



〜お店の外〜



ショタT「よし、ここなら本気で戦える! 行くよスターミー!」

スターミー「ター!」

ショタT「スターミーの攻撃! サイコキネシス!!」


スターミー「シュゥワッチ!」カッ

ツボツボ「ツボーッ!!!!」

ドォン!

浮かせていたツボツボを勢いよく地面に叩きつける


間宮「ツ、ツボすけ! 大丈夫!?」

ツボツボ「ツボォ〜〜〜〜......」

苦悶の表情を浮かべるツボすけ

潮「あっ! 見て、ショウタくん! あれもしかして」

ショタT「ああ! サイコキネシスの追加効果だ!」

間宮「ふ、二人とも何の話をしてるのかしら......?」

潮「ポケモンの攻撃技には、たま〜に特別な効果が現れることがあるんですよ」

ショタT「うん! そしてサイコキネシスの効果は、相手の特防を下げ......」

ツボツボ「」カッ

突如ツボすけの目が光る

ツボツボ「ツボォォォォ!!」

ショタT「えっ!?」

潮「えぇっ!?」

532名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/05/31(金) 23:15:40 ID:Lrw8tgs.

ツボツボ「ツボォォォォ......!」ギロッ

ショタT「あ、相手の特防を、下げる......はずなんだけど」

潮「心なしかさっきより強く見えますね......」


ツボツボ「ツゥゥゥゥ......!!」ピキピキ

ツボツボの硬い殻にひびが入っていく


間宮「ツボすけ、何をする気!?」

ショタT「あの技、まさか!?」


ツボツボ「ボォッ!!!」バリバリッシュ!!

ツボツボのからをやぶる!!


ショタT「か、殻を破る!?」

潮「確か......耐久を犠牲にして攻撃面を強化する技ですねよ?」

ショタT「うん。でも好都合だね。これであの堅い守りを気にせずに戦え......」

ショタT「............って、あれ?」


ツボツボ「ツゥゥゥゥボォォォォォ!!!」 ド ン !

ツボツボの甲殻がさっきより重厚になる


ショタT&潮「えぇぇぇぇぇぇっ!?」

533名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/05/31(金) 23:16:12 ID:Lrw8tgs.

間宮「すごいです、ツボすけ! 私が知らない間にあんなに立派になっちゃって!」

潮「のん気に喜んでる場合ですか!」

ショタT「聞いたことある......あの特性『天邪鬼』だ!」

潮「あっ!」

間宮「あまのじゃく?」

ショタT「能力変化の上昇と下降が逆になる特性です」

間宮「え、えぇ〜っと、つまりその......」

潮「本来なら下がるはずの能力が、逆に上がってしまうんですね」

ショタT「そういうのあるってのは知ってたけど、まさかツボツボが天邪鬼だったなんて......」


ツボツボ「ツボッ!」ギチギチ

スターミー「ヘァッ!?」ギチギチ

まとわりつかれダメージを受けるスターミー


ショタT「長期戦は不利だね......速攻で決めるよ!」

ショタT「これでも食らえ! スターミー、ハイドロポンプ!!」


スターミー「デュゥワッ!!!」バババババ

ツボツボ「ツボ〜〜〜〜〜っ!?」バシュバシュ


潮「決まりました!」

ショタT「効果は抜群だ!!」


ツボツボ「ツ......ボ......」ガクッ

534名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/05/31(金) 23:17:03 ID:Lrw8tgs.

間宮「ツ、ツボすけ!? 大丈夫!?しっかりして!」

ツボツボ「............」

(静寂)

潮「ねぇ、ショウタくん......私達ちょっと、やりすぎちゃったかな?」

ショタT「うん、そうだね......」

ショタT「スターミー、ありがとうね。さぁ、ボールに戻って」

スターミー「ヘァ......」


スターミーをボールに戻そうとするショタ提督


ショタT「ごめんなさい、間宮さん。ツボすけをいじめるつもりは無かったんです」

ショタT「でも、仕掛けられたバトルからは、逃げたくはなかったので......」

間宮「ううん......いいのよ、二人とも」

間宮「あの子、とってもいい子なんだけど、ちょっとワガママで生意気なとこあるの」

ツボツボ「............」

間宮「たまにはこうやって、お説教してあげることも、大事よね」

潮「間宮さん......」

ショタT「ありがとうございます、間宮さん」


スターミー「ジュ......ジュワ......」


ショタT「あれ、まだボールに戻ってなかったの? スターミー......」

ショタT「ってえぇっ!?」

潮「えっ!?」

間宮「まぁっ!?」


スターミー「ヘァっ......!?」ギチギチ

依然として触手にまとわりつかれたままのスターミー

ツボツボ「zzzz」

ツボツボはぐうぐう眠っている

535名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/05/31(金) 23:17:47 ID:Lrw8tgs.

潮「まさか......!」

ショタT「まだツボツボは倒れてない!!」


スターミー「ヘァッ......!」ギチギチ

ツボツボ「zzzz」


間宮「あ、あの子まだ戦えるの!?」

ショタT「大人しくなったから倒せたとばかり思ってたけど、違う! あれは『眠る』だ!」

潮「つまり、体力を回復してる......!」

ショタT「ち、ちくしょうっ! スターミー、もう一度ハイドロポンプだ!!」


スターミー「デュ......デュゥワッ!!」ババババババ

スカッ

ツボツボ(missですよん)「zzzz」


ショタT「げっ!?」

潮「外したっ!?」


ツボツボ『これは「ねごと」だけどママのミルクを飲まなきゃ止めませーん!』

ツボツボは寝言を使った!

ツボツボの殻を破る!!

ツボツボ『ママーッ!!!!!!!!』ぐぐーん

スターミー『触手にまとわりつかれながら乳首責め、マラ責めが繰り返され、完全にバリタチとバリウケの役割が確定した』






つづく

536名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/02(日) 11:17:59 ID:XEZMe8pk



続きだぜ。2



ツボツボ(まとわりついてますよん)「zzzz」

ツボツボ『これは「ねごと」だけどママのミルクを飲まなきゃ止めませーん!』

ツボツボ『ママーッ!!!!!!!!』ぐぐーん


触手にまとわりつかれながら乳首責め、マラ責めが繰り返され、完全にバリタチとバリウケの役割が確定した

チキショー!はめられたぜ!奴は高速アタッカーを落とすのが趣味のプロ級マニアだ


ツボツボ『それに拘束してるからこのダメージも受けないとねぇ〜』


オレは丁度、ガタイ全体が筋肉の円盤になったような感じで筋肉を中心に

その回りに感じやすい性感帯の乳首、マラ、アナル、唇がちりばめられた完全なる性処理玩具になったのを感じた


ツボツボ『早くしないと瀕死になっちゃうけど言うとおりにしてくんなきゃ一生締め付けられたままなんだよなぁ〜』



奴の動きが激しくなる



そこで俺は、新テクを開発!

537名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/02(日) 11:19:18 ID:XEZMe8pk



ツボツボ「zzzz」

スターミー「ヘァッ......!」ギチギチ



ショタT「くっ......!」

潮「このままじゃスターミーが......!」

間宮「ツボすけ、もうよしなさい! この子達はあなたと争いたい訳じゃないんですよ!」


ツボツボ「............」


ショタT「ダメだ......殻を破ると天邪鬼のコンボで耐久を上げたツボツボを突破するのは、スターミーには無理だ......」

ショタT「しかも、まとわりつくによる拘束状態じゃポケモンの交代も出来ない!」

潮「それじゃあこのまま、やられるのを見てるだけ......」

ショタT「どうすれば......!」



スターミー「」カッ!!

スターミー「シュゥゥゥワッチ!」

ギュイィィィィィィン!!


ツボツボ「!?」


潮「見て、ショウタくん! スターミーの動きが!」

ショタT「あの技はもしかして!」


スターミー「ターーーーッ!!」バッ!

スターミーの高速回転がツボツボの拘束を振り解く



ショタT「高速スピンだ!」

538名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/02(日) 11:20:33 ID:XEZMe8pk

スターミー「ヘァッ!!!」スタッ

ショタT「すごい! そうか、高速スピンを使えばバインド技から抜け出すことが出来るんだ!!」

潮「でもあんな技覚えてましたっけ?」



スターミー『俺は試しに、丁度さっき、エロ筋肉を痙攣させオトコを迎えるための円盤と化したイメージで、ギュンと体を回転させてみた』

スターミー『筋肉性玩具のスイッチの扱い方、ほとんどマスターしたぜ!』

ツボツボ「zzzz(これは寝言だけどまだ逃げ切れたわけじゃありませーん!もう一度拘束しないとねぇ〜)」

ツボツボは寝言を使った!

ツボツボの眠る!!

ツボツボ「zzzz」


ショタT「よしっ、何もしてこない! この隙に戻って、スターミー!」

スターミーをモンスターボールに戻す

スターミー『すっげーエロい男同士の交尾だったぜ!』ポゥン!

潮「でもどうしましょう? あのツボツボの堅い守りに対抗できる技は......」

ショタT「大丈夫、まだ手はあるよ」

ショタT「キミに決めた! 来い、モロバレル!」


ポゥン!


モロバレル「バレッ!!」ストッ

539名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/02(日) 11:22:03 ID:XEZMe8pk

ツボツボ「......ツボッ!」カッ

ツボツボは目を覚ました!

潮「ツボすけが起きましたよ!」

ショタT「構わないさ! 行くよ、モロバレルの攻撃!」

ショタT「クリアスモッグ!!」


モロバレル「バレーっ!!!」プシュー!

ツボツボ「ツ......ツボボッ!?」ゴホッゴホッ


間宮「えっ!? ツボすけの殻が!」

潮「見る見るうちに元に戻っていきます!」


ツボツボ「ツ......ボ?」ポン

ツボツボの能力変化が元に戻った!


ショタT「クリアスモッグの効果! 相手のステータス変化を無効にする!!」

潮「やった! これでもう、殻を破るは怖くないですね!!」

間宮「元のかわいい姿になっちゃった......ちょっぴり残念」ショボン

540名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/02(日) 11:22:57 ID:XEZMe8pk


ツボツボ『例え守りを固められなくてもそんなキノコの攻撃効きませーん!それに拘束してるからダメージも受けてもらわないとねぇ〜』ギチギチ


モロバレル「バレレっ......!」ギチギチ

潮「でも、拘束されてる限り体力は削られます。やっぱり長期戦は......」

ショタT「いや、モロバレルは負けないよ!僕がモロバレルに持たせている道具は『黒いヘドロ』!」

モロバレル「バレっ!!」キランキラン

ショタT「その効果で体力を回復する!」

ツボツボ「ツボッ!?」

ショタT「それだけじゃない、さらにモロバレルの攻撃! ギガドレイン!!」


モロバレル「バレーっ!!」キュインキュイン

ツボツボ「ツボーッ!?」キュインキュイン


ショタT「さらに体力を回復!!」

潮「すごい! ツボツボからの拘束ダメージを回復量が上回りました!」

ショタT「どうだ! これでもまだ僕らとやりあうかい、ツボすけ!」


ツボツボ『ママーッ!!!!!!!!』

ツボツボの眠る!

541名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/02(日) 11:23:18 ID:WVmeKi/A
また始まってる!

542名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/02(日) 11:24:10 ID:XEZMe8pk


ツボツボ「zzzz」


潮「ま、また眠る......」

ショタT「くっ、あくまで引き下がらない気か......」


間宮「ツボすけ......何があなたをそこまで強情にさせるの?」


ツボツボ『これは寝言で何度でも言うけどママのミルクを飲まなきゃ起きませーん!』


間宮「それに私は、あなたに......」


ツボツボ『言うとおりにしてくんなきゃ一生寝たきりのままなんだよなぁ〜』


間宮「どうしてあげればいいの......?」

目に涙を浮かべる間宮



<『ツボすけ、起きてくれよなぁ〜頼むよぉ〜』



ツボツボ「!?」ビクッ

間宮「っ!?」ビクッ

ショタT「え......?」

間宮「聞こえましたか!? 今の鳴き声!!」

潮「鳴き声......?」


<ツボツボ、ツボボツボツボォ〜ツボツボォ〜


間宮「間違いありません......この声は......!!」


ツボツボ(♀)「ツボツボ」ヌッ

間宮「ツボ美先輩!!」

543名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/02(日) 11:25:36 ID:XEZMe8pk


ツボすけ『ママッ!?』


潮「え」

ショタT「誰?」

間宮「ツボ美先輩は、私のお店で働いていた先代ジュース担当で......」

間宮「ツボすけのお母さんです!!」



ツボすけ(ウキウキですよん)「zzzz」

ツボ美『お、お前さツボすけさ、狸寝入りしてんだら?さっさと起きろよ起きろよぉ〜♥♥♥』

ツボすけ『これは寝言だけどママのミルクを飲まなきゃ起きませーん!それに朝勃ちもしてるからこれも鎮めないとねぇ〜』

ツボ美『ファッ!?昼間っからセクハラとかやっぱ好きなんすねぇ〜』

ツボすけ『早くしないとお仕事遅れちゃうけど言うとおりにしてくんなきゃ一生寝たきりのままなんだよなぁ〜』

ツボ美『まったく、しょうがねぇなぁ〜ホライグどぉ〜』

硬い甲殻を外し、豊かな触手が弾けるように飛び出す。中には特濃きのみジュースがたっぷり蓄えられており、ツボすけは毎朝これを紅茶に入れてから仕事に励んでいたのだ。
ジュースを飲ませようと、勃起した変色触手をツボすけの薄く開かれた口へと当てがう。呼応するように、触手の先に歯が当たる。

ツボ美『チンポもシコシコしてやるからなぁ〜♥♥♥♥♥♥』

ツボすけ『ママーッ!!!!!!!!』

ぬっと伸びた触手が甲羅の中に入り込む。ただそれだけで、ツボすけはほとばしるような叫びとともにきのみジュースを出した。たまげたけぇ。



_____________
________
_____

544名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/02(日) 11:27:08 ID:XEZMe8pk





間宮「二人とも、今日は色々とありがとうございました」

ショタT「こちらこそ、ご馳走様でした!」

潮「間宮さんの特製木の実パフェ、噂に違わぬ美味しさでした! 本当に来て良かったです!」

潮「......ツボすけ......あの子、お母さんのことが恋しくて拗ねちゃってたんですね」

間宮「まだまだ可愛い子供ね、ふふっ♪」

間宮「私があの子の気持ちに、もっと早く気付いてあげたら良かったんだけど......」

ショタT「間宮さん......」

間宮「......よかったら、また遊びにきて下さい! その時には、新作メニューを用意しておきますから♪」

潮「はい、もちろんです!!」

ショタT「楽しみにしてます! ......ん?」モゾモゾ

ポゥン!

スターミー「ヘァッ!!」スタッ

ショタT「うわっ!? また勝手に!」

スターミー『ジムへ行って筋トレもしとかねーと、砂糖と脂肪ばっかりじゃカビゴン体型になっちまうぜ〜』

潮「よく分かんないけどすっごい失礼なこと言ってませんか?」





続くったら続く

545名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/02(日) 11:29:15 ID:XEZMe8pk



大淀博士「さーて今回のポケモンは」

大淀博士「ぴっぴかちゅう!」ガチャ

No.213

大淀博士「No.213と言えば、そう、ツボツボですね」

大淀博士「普段は岩場に潜んでじっとしており、甲羅の中に蓄えたきのみを発酵させおいしいジュースを作ります」

大淀博士「特筆すべきはその耐久力!なんと全ポケモン中最強の装甲を持っています!!」

ツボツボ「......」カッ

大淀博士「ほら、甲羅を軽く叩いてみるとコンコンといい音が」プニプニ

大淀博士「あれ、柔らかい......?」

ツボツボはパワートリックを使った!

大淀博士「なるほど。このツボツボ、パワートリックを使うことで攻撃と防御を入れ替えていますね。だからこんなに柔らか」

ツボツボのまとわりつく

大淀博士「ぷももえんぐえげぎぎおもえちょっちょっちょっさ!!!」ギチギチギチギ






ここで一句



がんじょうだ

さすがツボツボ

何ともないぜ



大淀博士「みんなもポケモン、ゲットですよ」

546名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/02(日) 11:31:05 ID:XEZMe8pk
次回

登場キャラ
>>547

ポケモン
>>548

547名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/02(日) 11:34:30 ID:hqBALH.k
島風

548名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/02(日) 11:36:43 ID:3AQd7lt2
サンダース

549名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/02(日) 16:17:42 ID:.uyH95FI
おつですー
ずっと待ってたんだよ!(迫真)

550名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/09(日) 06:00:02 ID:fI1/avsk



〜町外れの草むら〜



雷「ピカチュウ、10万ボルト!!」

ピカチュウ「ピっ」プイッ


ピカチュウはそっぽを向いた


雷「ぐぬぬ......相変わらずねぇ......」

ショタT「中々言うこと聞いてくれないね〜」

雷「んもー! ショウタもなんとか言ってよ!!」

ショタT「う、う〜ん......当の持ち主の命令を聞かないんじゃあ、僕の話なんて尚更聞かないんじゃないかな?」

ショタT「ね、ピカチュウ?」

ピカチュウ「ピカピカ」コクコク

雷「の割には仲良さそうなんだけど!?」

ショタT「一応聞くけど、ちゃんと面倒見てあげてるんでしょ?」

雷「そりゃあそうよ!」

雷「朝起きたら念入りに毛づくろいをして、お昼はずっと一緒に連れ歩きさせて、夜は抱っこして子守唄を歌ってるあげて、なのに全然懐く気配がないわ!」

ショタT「ん、まぁ、うん、僕だったらウンザリする」

ピカチュウ「ピーカ」ウンウン


<あー! ピカチュウだー!!


ピカチュウ「ピ?」

雷&ショタT「ん?」

551名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/09(日) 06:01:05 ID:fI1/avsk


ザッザッザッ

一人の少女が草むらの中を猛スピードで走り抜けてくる


「かっわいいー! ねぇ、この子ナデナデしていいー?」

雷「え? いや、やめといた方がいいけど......」

「かわいいかわいいー♪」ワシャワシャ

ピカチュウ「ピッ、ピカっ......!?」ワシャワシャ

雷「ってもう触ってるし! 話聞きなさいよ!!」

「えー? まずかったかしらー?」ナデナデ

ショタT「あ、あの......その子はちょっと行儀がよくなくて.....」

「え?」

ピカチュウ「ピーカーピーカー......」パチパチパチパチ

(すごく不機嫌そうな顔を浮かべるピカチュウ)

ショタT「あ」

雷「マズイ......」


ピカチュウ「ヂュウウウウウウウウウウウウ!!!!」バチバチバチバチバチバチ

552名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/09(日) 06:02:22 ID:fI1/avsk

雷「言わんこっちゃない!!」

ショタT「だ、大丈夫っ!?」


ピカチュウ「............ピカ?」


「にひひっ♪ 大丈夫! あたしこういう子の扱い得意だから!」

ピカチュウ「?」キョトン

雷「......て言うか、どちら様?」

ショタT「君は......?」

「ふふん♪ 私は」



ドン!



島風「ポケモンリーグの最高峰を目指して旅をする、電光石火のポケモントレーナー、島風よ!」



島風「スピードなら誰にも負けません! 速きこと、島風の如し、です!!」



ショタT「ポ、ポケモンリーグを目指すトレーナー!?」

553名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/09(日) 06:03:34 ID:fI1/avsk

島風「あ、そうそう、ネタばらし。あたしが今着けてるこのゴム手袋、すっごく電気に強いの!」

ピカチュウ「ピカピー?(ゴム手袋ー?)」

雷「あー、成るほどね......」

ショタT「そ、それより島風ちゃん? 今ポケモンリーグを目指すって」

島風「はい、言いましたー! えっ、もしかしてあなたたちもー!?」グイッ

(ショタ提督に顔を近づける島風)

ショタT「あっ!? は、はい! 僕はそうです!」アセッ

雷「やけにせっかちな子ねぇ」

島風「だったら話がはやいよね、君! この島風と勝負しましょう! いいよねっ?」

ショタT「う、うん! いいよ!」

雷「いつになく急展開!」

554名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/09(日) 06:04:39 ID:fI1/avsk



島風「それじゃあ使用ポケモンは3匹ね! 先に3匹やられた方が負け、いいね?」

ショタT「臨むところだ!」

雷「ショウタ、頑張ってねー!」

ピカチュウ「......」

ショタT「あ、そうだ。ねぇ、ピカチュウ?」

ピカチュウ「ピカ?」

ショタT「折角だから、雷ちゃんと一緒に僕のバトルを見て欲しいんだ」

ショタT「それで、ポケモンバトルがどんなものか少しでも知ってくれたら、嬉しいかなって」

ピカチュウ「......ピカ」コクッ

ショタT「ふふっ、ありがとう。いい子だね」ニコッ

ピカチュウ「ピッカァ」ニコッ

雷「わ、私にも見せたことのない屈託のない笑顔をしよってからに......!」

雷「もーさっさと始めちゃいなさい! バトル開始!!」


ショタT「行け、モロバレル!」

島風「レアコイルちゃん、お願い!」


ポゥン!

ポゥン!


モロバレル「バレっ!」

レアコイル「レアー」

555名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/09(日) 06:05:36 ID:fI1/avsk


島風「ふーん、キノコポケモンのモロバレルね」

ショタT「電気鋼タイプのレアコイルか。あまり相性が良いとは言えない......けど!」

ショタT「行くよモロバレル! キノコのほうしだ!」


モロバレル「ばれれれれー......」ファサファサファサ


雷「よし、眠らせちゃえばこっちのもんね!!」

島風「おそいよ! レアコイルちゃん!」

レアコイル「レアッ!」カッ

島風「エレキフィールド!!」


レアコイル「レレレアー!!」


パチッ パチッ パチッ


モロバレル「バレッ!?」

ショタT「な、なんだこれ!?」


足下に電気が駆け巡る!


島風「ようこそ私のフィールドへ! レアコイルちゃん、行くよ!」

レアコイル「レアッ!!」

島風「砲雷撃戦、始めっ!!」





つづく

556名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/09(日) 06:05:37 ID:g9gwz2Hk
また始まってる!

557名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/11(火) 01:15:01 ID:mqWw2ID.



島風「レアコイルちゃん! エレキフィールド!!」

レアコイル「レレレアー!!」

パチッ パチッ パチッ



雷「エ、エレキフィールド?」

ピカチュウ「ピカ! ピカピカ♪」スリスリ

地面に頬ずりするピカチュウ



ショタT「これは......!?」

島風「ようこそ私のフィールドへ! エレキフィールドは、電気ポケモンたちの大好きな空間を作り出す!」

島風「あ、そうだ、教えてあげる。ここに居るとね、不思議とやる気が出てきて眠気も吹き飛んじゃうの」

ショタT「しまった! 君の狙いは!」


レアコイル「コイッ!!」カッ

モロバレル「バレレッ......!?」


ショタT「キノコの胞子が効いてない!」

558名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/11(火) 01:16:00 ID:mqWw2ID.

島風「じゃ、レアコイルちゃん行くよ! 砲雷撃戦、始めっ! 」

島風「ラスターカノン!!」


レアコイル「レアーッ!!」カッ

レアコイルのラスターカノン!

モロバレル「バレッ!」バシュン!


ショタT「耐えてモロバレル! こっちも反撃だ!!」

ショタT「ギガドレイン!!」


モロバレル「バレーッ!!」キュインキュイン

レアコイル「レ、レアッ!?」キュインキュイン


ショタT「ギガドレインの効果で、レアコイルから体力を奪い取る!」

ショタT「加えて、モロバレルに持たせた『黒いヘドロ』の効果! これでまた体力を回復!」

モロバレル「バレッ!!」キランキラン


雷「やるじゃない、モロバレル!」

ショタT「どうだ! タイプ相性は決してよくないけど、まだまだ戦えるよ!」

島風「ふーん、随分としぶとそうな子ね」

559名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/11(火) 01:16:47 ID:mqWw2ID.

島風「このまま居座っても競り勝てる自信はあるけど、そういう戦い方、私の性には合わないのよね!」

島風「レアコイルちゃん! ボルトチェンジ!!」

ショタT「ボルトチェンジ!?」


レアコイル「レレレーッ!」バチバチバチ

電気を纏いモロバレルに突撃するレアコイル

モロバレル「バレレッ!?」バチッ!

島風「さぁ、お戻り!」

レアコイル「レアッ!」ポゥン!

高速でボールに戻るレアコイル


雷「なっ!? 何よあれ、卑怯じゃない!」

ショタT「違う! あの技は攻撃と同時にポケモンを交代させる技なんだ!!」

島風「さぁ、お出で! 私のライチュウちゃん!!」


ポゥン!


雷「えっ、ライチュウ!?」

ピカチュウ「ピカッ!?」

ショタT「この姿は......!」


ライチュウ(アローラの姿)「ラーイ!」プカプカ

560名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/11(火) 01:17:30 ID:mqWw2ID.

雷「な、なんか私が知ってるのと違うんだけど?」

ショタT「聞いたことがある......あれはリージョンフォーム! 特別な環境で進化したポケモンの姿だよ」

島風「えへへっ! かわいいでしょー?」

Aライチュウ「ライライ♪」

ショタT「凄いけど、感心してる場合じゃない! 行くよ!」

モロバレル「バレッ!」

ショタT「ライチュウには、交代したレアコイルの代わりに攻撃を受けてもらうよ! モロバレル、ギガドレイン!!」


モロバレル「バレーッ!!」キュインキュイン

Aライチュウ「ライーッ!?」キュインキュイン


島風「んもー! もうちょっとくらい見とれてくれてもいいのに!」

島風「そっちがその気なら私達だって容赦しないよー! ライチュウちゃん、サイコキネシス!!」


Aライチュウ「ラーイーチュウウウ!!」ビビビビ

Aライチュウのサイコキネシス!

モロバレル「バレレれーッ!?」ビビビビ


ショタT「モ、モロバレルっ!?」

モロバレル「バ......レッ......」バタン

モロバレルはたおれた

561名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/11(火) 01:18:54 ID:mqWw2ID.

雷「え、エスパー技!?」

ショタT「うん! あの姿のライチュウはエスパータイプなんだ......!」

島風「ひひー♪ まずは1匹!」

Aライチュウ「ラーイ!」

ショタT「ありがとう、モロバレル。戻って」

モロバレル「.......」ポゥン

ショタT「......しかもそれだけじゃない。あのライチュウの特性の名前、確か『サーフテール』!」

雷「サーフテール......?」

島風「へー、よく知ってるのね! 正ー解よー!」

ショタT「サーフテールはある条件化で素早さを二倍にする。その条件は......」

ショタT「今僕らの足下に広がってる、このエレキフィールド!!」

雷「んなっ!?」

島風「大ー正ー解!! よく出来たねー♪」

Aライチュウ「ラーイラーイ♪」

雷「って、ライチュウって言ったら凄く素早いポケモンよ!? それが2倍になったら滅茶苦茶速いじゃない!!」

島風「それじゃ、早速残りのポケモンを出してよ! このバトル、後2匹倒せば私の勝ちなんだからね!」

ショタT「......」

残されたボールは3つ

562名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/11(火) 01:20:05 ID:mqWw2ID.

ショタT「......ふふっ」

ピカチュウ「?」

ショタT「島風ちゃん、聞いて!」

島風「んー?」

ショタT「君は随分と、自分のポケモンの速さに自信があるみたいだね! それなら......」

ショタT「僕のポケモンも、スピードで勝負を挑む!!」

島風「おぅっ!?」

雷「えっ!?」

ピカチュウ「ピカっ!?」



ショタT「頼んだよ、僕の相棒」


ボールを構える


ショタT(サーフテールによる素早さ上昇に加えて、エレキフィールド下では電気技の威力も大幅に増す)


ショタT(スターミーとオオスバメじゃ、あのライチュウには先手を取れずに、一撃すら与えるまもなくやられる.......)


ショタT(ならこの状況を任せられるのは、キミしかいない!!)


ポゥン!!


ショタT「来い! 波導の勇者、ルカリオ!!」


スタッ


ルカリオ「ルカッ!!」


ショタT「バトルだ! 行くよ、ルカリオ!!」キラン


ルカリオ「リオッ!!」カッ



続く

563名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/14(金) 00:28:36 ID:UFDo3g9I
(新作発売までに畳めるか分からず苦悶の表情を浮かべる肉おじゃ)
(亀進行で少しずつでも進めて)イッキーマウス

564名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/14(金) 00:29:11 ID:UFDo3g9I


ショタT(この状況を任せられるのは、キミしかいない!!)

ショタT「来い! 波導の勇者、ルカリオ!!」

ポゥン!

ルカリオ「ルカッ!!」


雷「来たわ、切り札が!」

ピカチュウ「ピッカ!?」


島風「ふーん。その子で私のライチュウちゃんと速さ比べする気?」

島風「ならその実力、見せてもらうんだから! いい!?」

Aライチュウ「ライッ!」


ショタT「バトルだ! 行くよ、ルカリオ!!」キラン

ルカリオ「リオッ!!」カッ


光に包まれるルカリオ


島風「えっ何、この光!?」

ショタT「メガシンカ!!」

565名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/14(金) 00:30:05 ID:UFDo3g9I


島風「......あれ?」


ルカリオの姿が見当たらない


島風「ルカリオ......どっか行っちゃった?」

Aライチュウ「?」


バキィッ!

Aライチュウ「チュウウウっ!?」ズサー

攻撃を受け吹っ飛ばされるAライチュウ


島風「ひゃっ!!??」

雷「やったわ!」

ピカチュウ「ピカっ!?」


ショタT「教えてあげる。僕のルカリオが使った技は『神速』! 決して、この技には追いつけやしないよ!!」

ショタT「そしてこの姿こそが、僕とルカリオの絆の証!!」

島風「そ、その姿は!?」


メガルカリオ「ルカッ!!」ドン!

566名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/14(金) 00:30:59 ID:UFDo3g9I


ショタT「少しはビックリしたでしょ、島風ちゃん!」

雷「よし、このままやっちゃいなさい!」

ピカチュウ「ピッカー!!」


島風「............確かに速いね。でも甘いよ!!」

島風「ライチュウちゃん、ボルトチェンジ!!」


Aライチュウ「ラーイーチュー!!」バチバチバチ

バチィッ!

Aライチュウのボルトチェンジ!

メガルカリオ「ルッ......!!」


島風「さぁ、戻っておいで!」

Aライチュウ「ライッ!」ポゥン!

ボールに戻るAライチュウ


雷「げっ、またその技!?」

ショタT「......!」

島風「ちょっとばっかし速く動けるからって調子に乗らないでよね! それなら私とこの子たちの攻撃から、逃げ切ってごらん!」

島風「おいで! 強くて、可愛くて、そしてとっても速い! 私のお友達、サンダースちゃん!!」


ポゥン!


サンダース「ダース!!」


ショタT「サ、サンダース!?」

567名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/14(金) 00:32:07 ID:UFDo3g9I


島風「君の自慢のポケモンの力、見せてごらん!」


雷「だ、大丈夫なの!? 結構強そうだけど!!」

ショタT(いや、いける......)

足元の地面の感触を確かめる

ショタT(もう既にエレキフィールドの効果は切れてる! 電気技の威力は上昇しない!)

ショタT「やってやる! ルカリオ!!」

メガルカリオ「リオッ!」シュン

姿を消しサンダースの目の前に瞬間移動するメガルカリオ

ショタT「神速!!」


バキィッ!


サンダース「ダース......!」


島風「そんな攻撃じゃ、私のサンダースちゃんはやられないんだから!!」

島風「反撃よ! サンダースちゃん、行っちゃってー!!」

サンダース「サァァァァ......」パチパチパチ

島風「10万ボルト!!!」


サンダース「ダァァァァス!!!」バチバチバチバチ!!!

メガルカリオ「ルカァァァァッ......!!」ビリビリビリビリ


雷「え!?」

ピカチュウ「ピカ......?」

ショタT「そ、そんな......」


メガシンカが解除される音


ルカリオ「ル......カ......」バタッ

ルカリオはたおれた

568名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/14(金) 00:33:29 ID:UFDo3g9I


ショタT「や、やられた......?」

島風「当ったり前でしょー? だって強いもん!! ね、サンダースちゃん?」

サンダース「ダース♪」

ショタT「............」

手元にある2つのボールを見つめる

島風「さ、どうしたの?早く最後のポケモン出してよー! ほら、早く早くー!!」

雷「......しょ、ショウタ? どうしたのよ、黙りこくっちゃって......」

ピカチュウ「ピカピ?」

ショタT「............僕の、負けだ」

雷「えぇっ!?」

島風「えーーーー!? もう終わり!?」

雷「なんでよ! 諦めちゃうの!? あんたらしくないわよ!!」

ショタT「ごめんよ、雷ちゃん......でもダメだ。勝てないものは......勝てない」

ショタT「そうだよね......オオスバメ?」

オオスバメ(ス、スバ.............)

複雑な顔持ちのオオスバメ

ショタT「スターミーも、そう思うよね?」

スターミー(妄想ゲームの始まり。モンスターボールを愛撫されながら「ウッス!」と答える変態マゾヒトデ。「氷の海に沈められても大丈夫だよな。」「ウっす!氷の海に鎖と重りをつけられて100メートル沈められたことあります!」「高圧電流にも耐えられるよな!」「ウッス!いつも高圧電流を筋肉に流されて筋肉のバルクアップしてまっす!」「どんな風にやられるんだ?」「尿道とアナルと乳首に金属端子つけられて全身の筋肉に電極がとりつけられて60分電流でのたうちまわって快感で射精します」「寝る時は全裸に手錠だよな!」「ウッス!全裸に手錠にコックリングで金属製のケージの中で飼われてまっす!なんてありとあらゆる妄想ごっこ)

569名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/14(金) 00:34:42 ID:UFDo3g9I


ショタT「という訳だから、この勝負僕の負けだ。対戦ありがとう、島風ちゃん」

島風「ふーん、なんか不完全燃焼ってかんじー。ま、勝ったからいいけどね」

雷「あ、あんた本当にそれでいいの......?」

ショタT「......いい訳ないけど、仕方ないよ。僕が悪い」

ピカチュウ「............」

ピカチュウ「ピッカ!!!」シャキン!

雷「......ピカチュウ?」

サンダースをにらみつけるピカチュウ

サンダース「サン?」

島風「どうしたの、サンダースちゃん?」


テクテクテク

ショタ提督に歩み寄るピカチュウ

ショタT「ピカチュウ......?」

ピカチュウ「......ピーカ。ピカピ、ピカ!」

ショタT「......まさか、キミが?」

雷「え?」

ショタT「......うん、分かった。ありがとう」

ピカチュウ「ピカ♪」

ショタT「島風ちゃん、ごめん! さっきの嘘!」

島風「んー?」


ショタT「こいつが僕の切り札だ! ピカチュウ! キミに決めた!!!」


ピカチュウ「ピカッ!!」





続く

570名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/16(日) 22:15:16 ID:VytRs/hI


ショタT「こいつが僕の切り札だ! ピカチュウ! キミに決めた!!!」

ピカチュウ「ピカッ!!」

雷「んなっ!?」

ショタT「ごめんよ雷ちゃん、少しの間ピカチュウを借りるよ!」

雷「ピカチュウ、あんた本気!?」

ピカチュウ「ピカピカ」コクコク

雷「まったく......もう勝手にしなさい!」

雷「けど、その代わり約束よ。絶対に勝ってよね!!」

ショタT「うん!」

ピカチュウ「ピッカ!!」

島風「へー、あなたが私の相手してくれるの? 言っとくけど、手加減はしないからね!」

サンダース「ダース!」キッ

ショタT「臨むところだ! バトル続行!!」

ピカチュウ「ピカッ!」シャキン

571名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/16(日) 22:16:08 ID:VytRs/hI

島風「行くよ! 私のサンダースちゃんには追いつけやしないんだから!」

ショタT「いや、先手は僕が貰う! ピカチュウ、猫騙し!!」


ピカチュウ「ピカっ!!」バッ

バチン!!

サンダース「サンっ!?」ビクッ

サンダースはひるんで技が出せない


ショタT「猫騙しの効果! 先行で攻撃し、そして相手の動きを止める!!」

雷「よし! このままやっちゃいなさい!」

島風「でも2度目は食らわないよ! 行っちゃって、サンダースちゃん!!」

島風「10万ボルト!!」


サンダース「サァァァン......ダァァァス!!!」バチバチバチバチ!


ショタT「来た!」

ピカチュウ「ピ!?」


ビリビリビリビリビリビリビリ!!!


雷「ピカチュウっ!? 大丈夫!?」

ショタT「......大丈夫だよ、雷ちゃん」

雷「え?」

島風「嘘っ!?」

サンダース「ンダッ!?」


ピカチュウ「ピィィカァァチュゥゥゥゥッ!!」

サンダースの10万ボルトを物ともしないピカチュウ

572名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/16(日) 22:17:50 ID:VytRs/hI

ショタT「前から気になってたんだ。このピカチュウの特性が」

雷「この子の特性......?」

ショタT「普通ピカチュウは体に静電気を纏っていて、触れる者を麻痺させることがあるんだ」

ショタT「でもこの子にさわる時、一度もそういう静電気が起きたことがなかった。だから思った」

ショタT「普通じゃない特別な特性を持ってるじゃないかって! それが、この『避雷針』!」

島風「避雷針!?」

ショタT「もう分かったよね! この子に電気技は通用しない!! さぁ反撃だ、ピカチュウ!!」

ピカチュウ「ピッカ!!」

ショタT「叩き落とす!!」


ピカチュウ「ピッ......カァッ!!」

バチン!!

サンダース「サァァンッ!?」

ピカチュウに持ち物を叩き落とされるサンダース


ショタT「この技は、相手が道具を持っている時にそれを叩き落とし、さらに威力を増す!」

雷「やるじゃない! ピカチュウ!」

ピカチュウ「ピッカ♪」

サンダース「サン......ダース......」バタッ

サンダースは倒れた

島風「やられちゃった......私のサンダースちゃん......」

573名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/16(日) 22:19:21 ID:VytRs/hI

島風「でも私にはこの子たちが残ってる! おいで、レアコイルちゃん!」

ポゥン!

レアコイル「コイルッ!!」


島風「バトルよ!!」

ショタT「受けて立つ!ピカチュウ、瓦割り!!」


ピカチュウ「ピィッ! カァッ!!」シャッ

バキィ!

レアコイル「レアッ!?」


ショタT「格闘技の瓦割りなら、鋼タイプのレアコイルには効果抜群だ!」

島風「でもまだ倒れないんだから! 食らっちゃえ、ラスターカノン!!」


レアコイル「コイッ!!」カッ

レアコイルのラスターカノン

ピカチュウ「ピッ......!!」バシュン


ショタT「耐えて、ピカチュウ! もう一発、瓦割りだ!!」

ピカチュウ「ピィィィッ! カァッッッ!!」


バキィッ!!


島風「くっ......!」

レアコイル「コ......イ......ル」バタッ

レアコイルは倒れた

574名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/16(日) 22:20:14 ID:VytRs/hI

島風「サンダースちゃんだけじゃなく......レアコイルちゃんまで......!」

ショタT「これで残すは後一匹!!」

ピカチュウ「ピカっ!!」

雷「凄い! マジで凄いわよあんた達!!」

島風「気を抜くのはまだ早いよ! お願い、私の切り札! ライチュウちゃん!」

ポゥン!

Aライチュウ「ラーイ!!」フワフワ

島風「これで決まりなんだから! ライチュウちゃん、サイコキネシス!!」

ショタT「ピカチュウ、叩き落とす!!」


Aライチュウ「ラァァァイァァァチュウウウ!!!」


ピカチュウ「ピィィィィカァァァチュウウウ!!!」












島風「............」

ショタT「............」

雷「............ピカチュウ」


ピカチュウ「ピ......カ......チュウ......」

バタッ

ピカチュウは倒れた

575名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/16(日) 22:21:05 ID:VytRs/hI

島風「やったーー! 勝った勝ったーーー!!!」

Aライチュウ「ラーイラーイ♪♪♪」

雷「ピカチュウ!! 大丈夫!?」

ピカチュウに近寄る雷とショタ提督

ショタT「......ごめんよ、ピカチュウ。それに雷ちゃん。絶対に勝つって、約束したのに......」

雷「そんな事どうだっていいから!! ねぇ、ピカチュウ、怪我はない? 起きれる?」

ピカチュウ「ピーカ......」ヘナヘナ

島風「大丈夫よ。体力は使い果たしちゃったみたいだけど、怪我とかしてないわ」

島風「それにしても、ビックリしちゃった。こんなに追い詰められるなんて。ねー、ライチュウちゃん?」

Aライチュウ「ライライ」

雷「このっ、軽々しく言ってくれるわ!! 今度会ったときは覚えときなさいよ!!」

ショタT「ちょ、ちょっと雷ちゃん......そんな怒らないで......」

島風「ふーん、なら覚えててあげるわ!」

島風「あ、そうだ。ねぇ、ピカチュウちゃん? これ私からのプレゼントよ」

ピカチュウ「......ピカー?」


島風はピカチュウに電気玉を持たせた

576名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/16(日) 22:22:23 ID:VytRs/hI

ピカチュウ「ピカっ!? ピカピカ! ピーカ♪」スリスリ

電気玉に嬉しそうに頬ずりするピカチュウ

雷「んなっ!? もう何よ! 人が心配してたのに急に元気にならないでよね!!」

ショタT「これって、もしかして......?」

島風「それ、私とライチュウちゃんにはもういらない物だから。その子にあげるわ♪」

島風「今度会ったときはもっともっと速くて強い子になってよね!!」

ピカチュウ「ピカー♪」

島風「そういえば、あなたから自己紹介されてなかったわ」

ショタT「あ、僕? 僕の名前はショウタです」

島風「ショウタね! 同じポケモンリーグを目指すトレーナーとして、これからもよろしくね!」

ショタT「あ、よ、よろしく!!」

島風「ま、私のライバルになるつもりなら頑張って私のスピードに着いて来ることね! のんびりしてたら置いてっちゃうから!」

ショタT「うん! 頑張るよ!!」

島風「んじゃーそういうことで! ライチュウちゃん、次の町目指して出発ーーー!!!」

Aライチュウ「ラーイ!!」




続くったら続く

577名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/16(日) 22:23:10 ID:VytRs/hI




大淀博士「さーて今回のポケモンは」

大淀博士「ぴっぴかちゅう!」ガチャ

No.135

大淀博士「No.135と言えば、そう、サンダースですね」

大淀博士「かなり神経質で、ちょっとした刺激で泣いたり怒ったりし、また感情が変わるたびに体内に電気が溜まります」

大淀博士「電気が溜まると全身の体毛が鋭く尖り、逆立った体毛はミサイルのように飛ばすことも出来ます」

大淀博士「なんですかねぇ......電気ポケモンってのはどうも臆病だったりせっかちだったり落ち着きがないというか」

サンダース「ダァァァァァス!!!」バチバチバチバチ!!

大淀博士「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」ビリビリビリビリ!!






ここで一句



サンダース

6個入りだと

半ダース



大淀博士「みんなもポケモン、ゲットですよ」

578名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/16(日) 22:25:41 ID:VytRs/hI
次回

登場キャラ
>>579

ポケモン
>>580

579名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/17(月) 01:32:43 ID:dxLNyDC.


580名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/17(月) 03:18:07 ID:HbWkqgXo
クロバット

581名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/01(月) 00:02:07 ID:BMqjGmfU




〜朝の教室〜




ガヤガヤ


ピカチュウ「ピカピカ♪」スリスリ

電気玉に頬ずりするピカチュウ

ハウ「ピカチュウ嬉しそうだね〜」

潮「えへへっ、かわいい〜」

雷「アンタ本当にそれが好きなのねぇ.....」

ショタT「みんな、おはよう!」

雷「あっ、ショウタ! おっはよー!」

ショタT「ピカチュウも、おはよう」

ピカチュウ「ピッカ!」

ショタT「ピカチュウ、最近機嫌よさそうで良かったね」

雷「あの島風って言ったっけ? あの子がくれた電気玉をすっごい気に入っててね」

雷「ピカチュウが負けた時は悔しかったけど、今思えばお礼の一つでも言ってあげれば良かったわ」

ショタT「また会えるといいけどねぇ」

グラジオ「会いに行けばいいじゃないか。そいつも目指してるんだろ、ポケモンリーグ」

ショタT「うん、それもそっか!」


ガラガラッ


霧島「みなさーん、おはようございまーす!」

一同「おはようございまーす!」

霧島「さぁみなさん! 今日は張り切って行きます! 今日の授業は......」

霧島「マルチバトルよ!!!」ドン!

ショタT「マルチバトル?」


_________
_____
___

582名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/01(月) 00:03:27 ID:BMqjGmfU



〜対戦場〜



霧島「と言う訳で、以前のように阿武隈先生と生徒の皆さんたちにお越しいただきました」

阿武隈「みなさ〜〜〜ん、お久しぶりでーす!」

霧島「では早速バトルに移ります! 雷さん、ショウタくん、さぁ前へ!」

雷「はいっ!!」

ショタT「はい!」

雷「......って、随分と急な気がするけど大丈夫なのかしら」

霧島「大丈夫よ! あなたのポケモンには相応しい技を覚えさせておきますから」

霧島「ピカチュウ、いいかしら?」

ピカチュウ「ピカ?」

霧島「むむむーっ!」

(謎パワー)

霧島「はいっ! ピカチュウは新しく技を覚えました!」

雷「余計不安」

霧島「ショウタくんの方は、ルカリオを出して下さい」

ショタT「えっ、はい! ルカリオ! 君に決めた!」

ポゥン!

ルカリオ「ルカ!」

ショタT「で、でも先生。ルカリオの技を勝手に変えられるのはちょっと......使い慣れた技なので」

霧島「心配無用! 私がいじるのは技ではありませんから」

ヒョイ

霧島「この対戦中、ルカリオのメガストーンは預かっておきます♪」

ショタT「えぇぇぇっ!?」

ルカリオ「リオッ!?」

583名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/01(月) 00:04:21 ID:BMqjGmfU

霧島「さぁ! こっちは準備OKよ!!」

ハウ「OKな要素なかったよー」

潮「せ、先生は勝たせる気があるんですか......?」

グラジオ「相手の手持ちを見ないと何とも言えん」

阿武隈「それではこちらからはこの二人がお相手しまーす! どうぞー!」


スタッ


霞「霞よ。よろしく」

霰「.....霰......です.......」

ショタT「あ、しょ、ショウタです。よろしくお願いします」

雷「雷よ! よろしくね!」


霧島「使用ポケモンは各1匹ずつ! 先に相手の2体を倒した時点でバトル終了よ!!」

霧島「こちらからは雷さんのピカチュウ、ショウタくんのルカリオがお相手します!!」

ピカチュウ「ピッカ!」

ルカリオ「ルカ!」


阿武隈「それでは、霞ちゃん、霰ちゃん、あなたたちの手持ちを繰り出してくださーい!」


霞「お出でなさい! クロバット!!」

霰「......おいで......バイバニラ......」


ポゥン! ポゥン!


クロバット「バット!!」バサッ!

バイバニラ「バーニラー」フワッ

584名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/01(月) 00:05:12 ID:BMqjGmfU

雷「ま、まったく......先生も無茶振りしてくれるわ!」

ショタT「でも大丈夫だよ、雷ちゃん。僕らが初めてピカチュウと会ったときもこうやってバトルしてたじゃない」

雷「ふふっ、それもそうね! いいわ、やっちゃうわよ!」


コツン コツン


雷「......というか、寒くない?」

ショタT「............氷?」


あられが降り始めた!


霞「なんかドタバタしてるみたいだけど、アンタたち本当に大丈夫なの? 言っとくけど、手加減してあげないからね!」キッ

霰「......」コクッ

雷「はぁ!? 何よそれ! 舐めないでくれる!?」

ショタT「な、なんか険悪......」


阿武隈「みんな気合十分ね!」

霧島「それでは、バトル始めっ!!!」


雷「行くわよ、ピカチュウ!!」

ピカチュウ「ピカっ!!」

585名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/01(月) 00:06:04 ID:BMqjGmfU



潮「この天気は......?」

ハウ「相手のバイバニラの雪降らしだねー」

グラジオ「まずいな。マルチバトルでこの天候となれば、確実にあの技が飛んでくる」



霰「バイバニラ......いい......?」

バイバニラ「バニ!」

ショタT「雷ちゃん、まずここは」

雷「ピカチュウ、猫騙しよ! 狙いはクロバット!!」

ショタT「えぇっ!? ちょっと待っ......」

ピカチュウ「ピッカァァァ!!」


パチン!


雷「どう!? 猫騙しの効果で、あんたのクロバットの動きを止めるわ!」

霞「はぁ? 何それ?」

クロバット「バット!!」ギロッ

猫騙しに怯まないクロバット

ピカチュウ「ピっ......?」

雷「んなっ!?」

ショタT「か、雷ちゃん......クロバットは強靭な精神力を持っていて怯まないんだよ」

雷「あっ、そ、そっかぁ......あははは」

霧島「うーん、今のは減点ね」

586名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/01(月) 00:07:25 ID:BMqjGmfU

霞「本当にみっともないわね。クロバット! 追い風よ!!」

クロバット「クロォォォオ!!」バサバサバサッ


相手の場に追い風が吹き始めた


ショタT「追い風!?」

霞「ガンガン行くわよ。ついてらっしゃいな!」

ショタT「やってやる! ルカリオ、ラスターカノン!!」

ショタT「狙うはバイバニラ!!」

バイバニラ「バニッ?」

ルカリオ「ルゥゥゥゥカァッ!!」


ドォン!!

バイバニラの周囲に白い煙が立ち上る


ショタT「どうだ!!」

霰「......大丈夫......守ってるよ......」

バイバニラ「バニー♪」

無傷のバイバニラ

ショタT「しまった、防がれた......!」

霰「......あと.....ちょっと痛いけど......我慢してね......」

ピカチュウ「ピッ!?」コツン

雷「ピカチュウ、どうしたの!?」

ルカリオ「ルッ!?」コツン

あられのダメージを受ける

587名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/01(月) 00:08:25 ID:BMqjGmfU

ショタT「そうか、この天候だとバイバニラ以外のポケモンは体力を削られちゃうのか......」

霰「霞姉さんとクロバットも......気をつけてね......」

霞「全ッ然、心配いらないわ! 余裕過ぎてあくび出そうだから丁度いいわよ、ねぇ?」

クロバット「クロッ!」

雷「ぐぬぬぬぬ......散々コケにしてくれるわ!!」

ショタT「で、でも雷ちゃん、正直なところかなり不味い状況だよ......」

ショタT「相手の場に追い風が吹いてるってことは、クロバットは元よりバイバニラにまで速さで負けることになる。圧倒的に不利だ」

雷「だからって、このまま負けるなんて絶対嫌なんだから! やるわよ、ピカチュウ!!」

ピカチュウ「ピッカ!!」キッ

霞「あっそ、だったら沈みなさい! 行くわよクロバット!!」

クロバット「バット!!」バサッ

霞「熱風!!」

霰「......バイバニラ......」

バイバニラ「バーニーラー」カッ

霰「............吹雪」





続く

588名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/01(月) 00:09:05 ID:DoQGXAbs
乙シャス!

589名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/03(水) 19:16:08 ID:6Z/ghkl.



霞「沈みなさい! クロバット、熱風!!」

霰「......バイバニラ............吹雪」

ショタ「まずい! 雷ちゃん、ここは『守る』だ!」

雷「守る!?」

ショタT「先生はバトルの前に、相応しい技を覚えさせるって言ってた! きっと守るのことだよ!」

雷「そっか! ピカチュウ、いける!?」

ピカチュウ「ピ、ピカ!!」

霧島「お見事! 守るはダブルやマルチバトルにおける基本技ですからね。さすがよ、ショウタくん!」

霧島「もっとも、それだけではないですけどね♪」ニコリ

雷「それじゃいくわよ! ピカチュウ、『守る』!!」

ピカチュウ「ピカ!!」

ピカチュウ「............ぴか?」

雷「え」

ショタT「あれ?」

590名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/03(水) 19:17:02 ID:6Z/ghkl.

雷「ねぇ先生。話が違うんだけど......?」

霧島「あ、あっれぇー......? そんなはずは......」

ショタT「もしかして、さっき覚えたばっかりでまだ感覚掴めてないんじゃ......」

霞「とことん人を馬鹿にした連中ね......」イライラ

霰「......やるよ......」

霞「やりなさい、クロバット!!」

クロバット「バット!!」バサッ

ショタT「くっ......! こうなったら!!」

ショタT「ルカリオ! ピカチュウを助けて!」

ルカリオ「ルカッ!」コクッ

シュッ

ピカチュウの目の前に移動するルカリオ

ピカチュウ「ピカ!?」

雷「ちょっと、何する気!?」

ショタT「どうせ逃げられやしないんだ! それならせめて、ピカチュウの盾になってみせる!」

ルカリオ「リオッ!」

ショタT「ピカチュウ! ルカリオの影に隠れて防御の体勢をとるんだ!」

ピカチュウ「ピ、ピカ!!」

591名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/03(水) 19:18:02 ID:6Z/ghkl.

霞「食らいなさい!!」

クロバット「クロォォォォ!!!」ゴォォォォ


クロバットの熱風!!


雷「あっつ! 炎技!?」

ルカリオ「ルゥゥゥッ......!!!」ボォォォ

ピカチュウ「ピ......」

ショタT「耐えて、ルカリオ!!」

霰「......こっちも......」

バイバニラ「バーニーラー!!」ヒュウウウウウウ


バイバニラの吹雪!!


雷「って今度は寒っ!!!」

ルカリオ「ルカァァァァァッ......!!!!」カチカチカチ

ピカチュウ「ピカピっ!」

不安そうにルカリオの背中に視線を向けるピカチュウ

ショタT「大丈夫......まだ、耐えれる!!」

ルカリオ「ルカッ!!」キリッ!

ショタT「反撃だ、ルカリオ! 今度こそ決めるよ!!」

ショタT「ラスターカノン!!!」

ルカリオ「ルゥゥゥゥ......」

ルカリオの体の中心に光が集まっていく

ショタT「狙いは当然、バイバニラだ!!」

ルカリオ「カァッ!!!」バシゥュン!


ルカリオのラスターカノン!!


バイバニラ「バニーッ!?」バシュン!

ショタT「どうだ!!」

霰「............まだだよ」

バイバニラ「バニラッ!!」キッ

ショタT「くっ......倒せないか」

592名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/03(水) 19:18:49 ID:6Z/ghkl.



潮「見た目以上に堅いですね、あのバイバニラって子......」

グラジオ「ルカリオの攻撃も決して弱くはないが、メガシンカを使わなければこんなもんか」

ハウ「こうなるのを見越してメガストーンを取り上げたんだねー」

霧島「それはまぁ、簡単に勝たれたら授業になりませんから!」



パラパラパラ......

あられが降り続いている

ルカリオ「ルッ......!」ズキッ

ピカチュウ「ピカ......!」

雷「ルカリオ、大丈夫!?」

ショタT「なんとか耐えられたけど、もうかなりギリギリだ......」

霞「ふーーーん、少しは出来るようね。『そっち』の方は!」

ショタT「えっ?」ビクッ

霰「......」コクッ

雷「はぁ!? 何それ、あたしに対する嫌味!?」

霞「だってそうでしょ? で、アンタは何しに来たの? 私には、アンタとピカチュウが足引っ張ってるようにしか思えないけど!」

ピカチュウ「ピ......?」ギロッ

雷「ぐ......私だって......!」

霞「ふん、見てらんないわ! 霰、さっさと決めちゃうわよ!!」

霰「......うん......バイバニラ......いい?」

バイバニラ「バイッ!!」カッ

593名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/03(水) 19:19:32 ID:6Z/ghkl.

雷「く、悔しい......なんにも言い返せないなんて!」

ショタT「雷ちゃん!」

雷「ごめん、私のせいでこの勝負......」

ショタT「......何言ってるの。ピカチュウはやる気だよ?」


ピカチュウ「ピッカ!!!」バチバチ


ショタT「やろう、雷ちゃん! ピカチュウと一緒に、このバトルに勝とう!」

ルカリオ「ルカ!」

雷「みんな............」

雷「......そうよね、私がこんなんじゃ駄目じゃない!」

雷「ピカチュウ! いい!? やるわよ!!」

ピカチュウ「ピカ!!」

霞「なによ、意地張って。 やれるもんならやってみなさいな!」

霰「......行くよ......」



潮「ピカチュウ、すごい張り切ってますね!」

霧島「ふふふっ、そりゃあそうでしょうね!」

ハウ「?」

霧島「私がさっきピカチュウに覚えさせた技は『守る』だけじゃありません。あの子たちだけが扱える、とっておきの技を教えてあげましたから!」

グラジオ「......まさか」

594名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/03(水) 19:20:14 ID:6Z/ghkl.

霞「言っとくけどね! あんた達のトロい攻撃なんて待ってあげる気はないから!」

霰「じゃあ......ルカリオから倒すよ」

霰「............氷の礫」

ショタT「......!」

バイバニラ「バニー!!」

ピキピキピキ

バイバニラの周囲に氷の粒が形成されていく

霞「私らの攻撃に耐えて反撃したことは褒めてあげる。 でもあと一歩足りなかったわね!」

霰「......これで............トドメ」

バイバニラ「バーニラッ!!」バシュッ!


バイバニラの氷の礫!


ショタT「............迂闊だね」

霞「はぁ!?」

霰「......?」


バァン!!

氷の礫が炸裂し土煙が立ち上る

595名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/03(水) 19:21:54 ID:6Z/ghkl.

ショタT「バイバニラには攻撃させるべきじゃなかった。何故ならこのターンを凌げば、あられによる天候ダメージでルカリオの体力を削りきることも可能だったから!」

霰「......何のこと......?」

ショタT「君は『守る』を命令しなくちゃいけなかったんだ! これで僕のルカリオが、バイバニラを倒すことが出来る!」

霞「はぁーーーっ!? ハッタリかましてんじゃないわよ! 本当にバカばっかなの!?」

霞「こっちの場には追い風が吹いてる!素早さは私らの方が上!そもそも氷の礫は先制技!アンタのルカリオの攻撃が届くはずは」

ショタT「それはどうかな!!」

霰「............ルカリオは...........何処............?」


フィールドにルカリオの姿が見えない


霞「......えっ?」

ショタT「ルカリオの攻撃! 神速!!」


シュン

バイバニラの正面に突如姿を現すルカリオ

ルカリオ「ルカッ!!」

バイバニラ「バニッ!?」



ルカリオの神速



霞「なっ......!」

霰「........................嘘」

バイバニラ「バ......バニ......」

バタッ

バイバニラは倒れた

596名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/03(水) 19:22:46 ID:6Z/ghkl.

阿武隈「バイバニラ、戦闘不能!」

雷「よっしゃああ!! 出た、ルカリオの神速!!」

ショタT「やったね、ルカリオ!!」

ルカリオ「ルカッ!!」

霞「よ、よくも......」

霰「...............ごめん」

霞「よくもやってくれたわねぇぇぇぇッ!!」ギリギリギリ

雷「はぁ〜? なにそれ、逆ギレ〜?」

ピカチュウ「ピカピ〜〜〜?(挑発)」

霞「チッ......そこのあんたッ!!」ギロッ

ショタT「は、はいっ!?」ビクッ

霞「あんた言ったわよね!? このターンさえ凌げば、あられの削りダメージでルカリオは勝手に倒れるって!!」

霞「だったらコイツさえ、コイツのピカチュウさえ始末すれば! 私の勝ちよ!!」

ピカチュウ「ピカッ!?」

霞「やりなさい、クロバット!! その子ネズミをズタズタに引き裂いてくれるわ!!」

霞「クロスポイズン!!!」


クロバット「バットォォォオオオ!!!」


ズババッ!!!

597名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/03(水) 19:23:47 ID:6Z/ghkl.

ピカチュウ「ピカァァァァっ!」ズシャッ

ショタT「ピカチュウ!?」

雷「ピカチュウ! 頑張って!!」

ピカチュウ「ピ......ピカ!!!」キッ

クロバット「クッ!?」

クロバットを睨み付けるピカチュウ

雷「よし、いける!」

霞「くっ......何よ! だったら次の攻撃で確実に仕留めてやるわ!!」

雷「次なんて無いわよ!! やっちまいなさい、ピカチュウ!!!」


ピカチュウ「ピカァッ!!」


バチバチバチ!


電気を纏いクロバット目掛けて猛ダッシュするピカチュウ


ピカチュウ「ピカピカピカピカピカピカピカ......!!!!!」


バチバチバチバチ!!


ショタT「えっ!? この技って!?」

雷「分かる! ピカチュウの、アイツのぶっ飛ばしたいっていう気持ちが、自然と技になって出てくる!!」

霧島「さぁ決めてごらんなさい! それが、ピカチュウの必殺技よ!」

雷「ピカチュウの攻撃!! ボルテッカァァァアアア!!!!!」


ピカチュウ「ピィィィカァァァヂュウウウウッッッ!!!!!」


クロバット「クロッ......!?」



バチバチバァァァァアアアン!!!!

598名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/03(水) 19:24:37 ID:6Z/ghkl.



潮「きゃあっ!?」

ハウ「す、すっげぇ......!」

グラジオ「これが......!」



霞「う......」

雷「............」


クロバット「バ......ット......」バサッ


霞「嘘......一撃......!?」

阿武隈「クロバット、戦闘不能。そして......」


ピカチュウ「ピ......ッカ.....」バタッ


霧島「ピカチュウも、ボルテッカーによる反動ダメージで戦闘不能ね」

阿武隈「最後に残ったのは、ショウタくんのルカリオ! よってこの勝負、ショウタ・雷ペアの勝ち!!」

ショタT「やった!」

ルカリオ「リオッ」ホッ

ハウ「やったー!」

潮「やりました!」パチパチ

グラジオ「ふっ......」



ピカチュウに駆け寄る雷

雷「ピカチュウ!」

599名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/03(水) 19:25:19 ID:6Z/ghkl.

ピカチュウ「......ピ?」

雷「やったわ! 勝ったわ! すごいじゃない!!」

ピカチュウ「ピ......ピカァ〜〜〜〜」ヘナヘナ

安堵の表情を浮かべるピカチュウ

ショタT「すごいよ! こんな強い攻撃が出来るなんて、ビックリしたよ!」

ルカリオ「ルカルカ」コクッ

雷「当ったり前じゃない! この雷様のピカチュウよ!!」

ショタT「雷ちゃん!」

雷「ショウタ!」


パァン!


ショタT&雷「イェーイ!!」

ハイタッチの音が鳴り響く





ガヤガヤ

霞「............」

クロバット「バ、バット......」ショボン

霰「............後で......特訓する?」

霞「......いや、いいわ。今日はお休みよ」

ナデナデ

クロバット「♪」






続くったら続く

600名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/03(水) 19:25:56 ID:6Z/ghkl.



大淀博士「さーて今回のポケモンは」

大淀博士「ぴっぴかちゅう!」ガチャ

No.169

大淀博士「No.169と言えば、そう、クロバットですね」

大淀博士「4枚の翼で暗闇を静かに飛び、獲物に気づかれず忍びよります」

大淀博士「人やポケモンの生き血をエサとし、少し吸わないでいるだけで弱って飛べなくなってしまいます」

大淀博士「まったく仕方がないですね(ヌギヌギ) 私の血を吸わせてあげますから代わりにあなたのを私の中にどくどくと注ぎ込んでください」

クロバット「バッ......(引)」

クロバットのとんぼがえり!

大淀博士「あっ ちょっと待ってもらっ」バキィッ!





ここで一句



クロバット

コミュニケーション

too bad



大淀博士「みんなもポケモン、ゲットですよ」

601名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/03(水) 19:29:00 ID:6Z/ghkl.
次回

登場キャラ
>>602

ポケモン
>>603

602名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/03(水) 19:31:48 ID:jz38puAI
離島棲鬼

603名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/03(水) 19:32:38 ID:LMD.6a06
ムウマージ

604名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/18(木) 21:08:06 ID:bQRFnZgY
(長くなりそうで)笑っちゃうんすよね
(書けた分だけでも投下して)イッキーマウス......

605名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/18(木) 21:09:09 ID:bQRFnZgY





『マンタイン』
カイトポケモン
華麗に泳ぐマンタインに憧れサーフィンを始めた人も多いのだ。





〜海上〜



サンサン


ショタT「いい天気だね」

マンタイン「マンタ〜」


ザザー


ショタT「穏やかな波だね」

マンタイン「マンタ〜」


サーーーー


ショタT「風が気持ちいいね」

マンタイン「マンタ〜」


キャモー キャモー


ショタT「あっ、キャモメの鳴き声だ」

マンタイン「マンタ〜」

ショタT「船がなくても、泳げなくても、キミといるならどこまでも行ける気がするよ」

マンタイン「マンタ〜」

ショタT「............ねぇ、ところでさ、マンタイン?」

マンタイン「マンタ〜?」

ショタT「結局僕らは帰れるの?」

マンタイン「............マンタ〜」



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

606名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/18(木) 21:10:15 ID:bQRFnZgY





遡る事120分くらい前





雷「夏休み!真っ最中!!」

ピカチュウ「チュー!!」

雷「と言う訳でさっそくビーチにやって来たわよ!」

ショタT「夏と言えば海だもんね!」

ハウ「とは言ってもさー」

グラジオ「海ならいつも見てるだろ」

潮「ま、まぁそう言わずに......」

雷「それじゃあピカチュウ! 今日はこれやるわよ! ほれ、サーフボード」

ピカチュウ「ピ?」

ショタT「ボード?」

雷「そう! これでかっこよく波乗り決めてみんなに自慢してやるのよ! いいわね?」

ピカチュウ「ピーカッ」(そっぽを向く)

ショタT「あっ、また言うこと聞かない」

ピカチュウ「ピーカーピッ!」ヒョイ

浮き輪「」ポン!

(浮き輪を見せつけるピカチュウ)

ピカチュウ「ピーカ、ピカピ、ピッカチュウ」

ショタT「浮き輪でのんびりしたいみたいだね」

雷「なにー!?」

607名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/18(木) 21:11:12 ID:bQRFnZgY

潮「折角のお休みなんだし、ゆっくりしてもいいんじゃないかな......?」

雷「むむむ、確かに......」

雷「じゃあ今日の練習はお預け! でも約束よ、また今度やるからね!」

ピカチュウ「チュウ♪」

ショタT「じゃあ僕らは何して遊ぼうか? 取り合えず泳ぐ?」

雷「いーや! 久しぶりにあれやるわ! マンタインサーフ!」

ハウ「あっ! いいねー、やろー!」

潮「はい! やりましょう!」

ショタT「......」

雷「あ、あれ、ショウタ? なんか反応鈍いけど、嫌だった......?」

ショタT「......マンタインサーフって?」


(一同絶句)


雷「え"え"っ!? あんたマンタインサーフやったことないの!?」

ショタT「えっ......? なにそれ」

潮「さ、さすがに冗談ですよね......?」

ハウ「その歳でマンタインに乗らずに生きてきたなんて......」

グラジオ「逆にすごいな」

608名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/18(木) 21:12:19 ID:bQRFnZgY



『____マンタインサーフ。


それはスピードの世界で進化したバトル


そこに命を賭ける者を、人々は


サーフ系ポケモントレーナーと呼んだ__________』



スターミー「ヘァッ!」

ショタT「解説ありがとう、スターミー。まぁ僕にはキミがなんて言ってるか分からないんだけどね」

スターミー『お前チョーSだよな!』

雷「ともかく、そんな難しいことじゃないわ! 早速やるわよ!」

潮「みんなーおいでー!!」

マンタインたち「マンター」ザブザブ

ショタT「マンタインがいっぱいだ」

潮「最初は注意して選んであげないといけませんよ。マンタインの性格次第で人によって合う合わないがあるので」

雷「あたしはコイツ!」

マンタイン(無邪気)「マンタッ!」

ハウ「俺はコイツー!」

マンタイン(陽気)「マーンター♪」

潮「私はこの子」

マンタイン(臆病)「マ、マンター......」

ショタT「う〜ん、残ってるのは......」

マンタイン(のんき)「マンタ〜」

雷「それじゃあアンタたち、出発よー!!」

ハウ&潮「おー!!」

ショタT「お、お〜......」

グラジオ「生きて帰って来いよ」

ショタT「怖いこと言わないで!」





________
_____
___





〜海上〜


ショタT「みんなどこー?」

609名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/18(木) 21:13:41 ID:bQRFnZgY


ショタT「置いてかれちゃった......」

マンタイン「マンタ〜」

ショタT「みんな速すぎだよね」

マンタイン「マンタ〜」

ショタT「......あとキミは相当のんびり屋さんだよね?」

マンタイン「マンタ〜」

ショタT「とりあえず、もう戻ろうか? キミなら帰り道は分かるよね?」

マンタイン「マンタ〜?」

ショタT「えっ、何その不安になる返事......まさかキミも帰り道分からないの......?」

マンタイン「マンタ〜」

ショタT「そ、そんなー! 海の上で迷子ー!?」

マンタイン「マンタ〜」

ショタT「ど、どうしよぉ〜〜〜......」ガックシ

ショタT「............ん?」


遠くで激しく水しぶきが立ち上がる


ショタT「あれ......なんだろう? ......えっ、マンタイン!? ていうか速っ!!」


凄まじいスピードで海上を疾走するマンタイン

その上に赤毛の少女の姿が見える


ショタT「えっ、やばいやばいヤバッ、こっちに来る!?」


「えっ!!?? まずい、急停止!!!」


ザバーン!!!

610名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/18(木) 21:15:05 ID:bQRFnZgY


爆発のような水しぶき


ショタT「ゴホッゴホッ!! 」

「ごほごほっ! そこの君、大丈夫!? 怪我ない!?」

ショタT「えっ......あ、うん、平気。マンタインは大丈夫?」

マンタイン「マンタ〜」(涼しい顔)

ショタT「君のマンタインが止まってくれたから海水を浴びただけで済んだよ」

「......そう、よかった。ごめんごめん、驚かしちゃって」

「別に悪く言うつもりはないけれど、君らがあんまりにものんびりしてて気配を感じなかったから、気付かなかったわよ」

ショタT「すみません、漂流してました......」

マンタイン「マンタ〜」

「見ない顔ね。ここらへんの子?」

ショタT「僕の名前はショウタ。今はトレーナーズスクールに通ってる」

ショタT「ところで君は?」


赤い髪を揺らめかせながら少女が答える


「陽炎よ、よろしくねっ」





続く

611名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/19(金) 22:53:51 ID:8LsrTc1w



陽炎「陽炎よ、よろしくねっ」

ショタT「陽炎ちゃん? よろし......」

陽炎「あー、呼び捨てでいいよ。同じくらいでしょ、あたしたち」

ショタT「あ、うん......じゃあ」

ショタT「よろしく、陽炎」

陽炎「ふふん♪」


ザァァァァァ

(マンタインを軽く走らせながら談笑する二人)


陽炎「見る限りだと、この子達に乗るの自体慣れてない感じね」

ショタT「うん......さっき初めて乗った」

陽炎「へぇ〜。初めてでそれなら大したもんよ」

陽炎「ま、ただマンタインに乗るだけなら誰でも出来るわ。華麗に乗るなら別だけどね」

ショタT「華麗に?」

陽炎「見てなさい......行くよ、マタ風!」

マタ風(陽炎のマンタイン)「マタッ!!」


ザバァン!!

激しい水飛沫を上げ急加速する


ショタT「うわっ!?」


陽炎「いい!? これが私と相棒とのコンビネーション技よ」

陽炎「アシレーヌフリップ!!」

マタ風「マン、ターッ!!」バシュッ

612名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/19(金) 22:55:07 ID:8LsrTc1w



陽炎を乗せたまま空高く舞い上がるマタ風


ショタT「はっ......!」


ザブン!

陽炎「......どう? 着水まで完璧よ?」

ショタT「き、綺麗......」

陽炎「やだねぇ、そんな眩しい眼差し向けられちゃ。さすがのあたしでも照れるわよ?」

ショタT「ぼ、僕も出来るかな......?」

陽炎「やってみなさいよ。あんた素質ありそうだし、期待してるわよ?」

ショタT「よし! やろう、マンタイン!」

マンタイン「マンタ〜」

陽炎「上手くやるコツは簡単。まずはスピードに乗ること。そして息を合わせて、勇気を出して跳ぶ。これだけよ」

ショタT「すごい簡単に言うけれど......正直かなり緊張してるよ」

陽炎「ちょうどいいんじゃない? あんたの相棒は暢気すぎるくらいよ?」

マンタイン「マンタ〜」

ショタT「行くよ、僕のマンタイン! 全速前進!!」

マンタイン「マァ〜〜〜......ンタァッッッ!」カッ


ザバァン!!

急発進ともに大きく水飛沫が立ち上る

613名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/19(金) 22:56:10 ID:8LsrTc1w



ショタT「うおおおっ......!!」ザァァァァァ

マンタイン「タァァァァ〜〜〜!」ザァァァァァ



陽炎「中々いいスピードじゃない! いけるわよ!」


ザァァァァァァァァ!!

ショタT「よし、マンタイン! いい!?」

マンタイン「マンタ〜!」


バシュッ!

ショタ提督を乗せたまま高く跳びあがるマンタイン


ショタT「ほ、本当に跳んだ〜〜〜!!」

マンタイン「マンタ〜〜〜」


陽炎「跳ぶだけじゃダメ! 華麗に舞うのよ!!」


ショタT「あっ......!!」

マンタイン「マンタ〜」




ザブン!!!

614名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/19(金) 22:56:59 ID:8LsrTc1w



マンタイン「......マンタ〜〜〜?」

背中に乗せていたショタ提督がいない

ブクブクブクブク

マンタイン「マンタ〜?」

サバァン!(浮上)

ショタT「ゴホッゴホッ!! ハァー、ハァー......ダメだった......」

マンタイン「マンタ〜」

陽炎「お見事よ、ショウタ。着水は失敗しちゃったけどね」

ショタT「そもそもマンタインで跳ぶのも初めてなのに、技なんて出せるわけないよ......」

陽炎「何言ってるのよ。あんたが今決めた技は『コイキングスペシャル』よ!」

ショタT「コイキングスペシャル......? なにそれ、凄い技なの!?」

陽炎「技が失敗したときの総称よ♪」

ショタT「ズコー」

マンタイン「マンタ〜」



_____________
_________
_____

615名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/19(金) 22:57:58 ID:8LsrTc1w



ザァァァァァ

(再びマンタインを軽く走らせながら談笑する二人)


陽炎「だいぶ走ったし、そろそろこの子達も休憩させてあげようかしら」

ショタT「うん、そうだね」

陽炎「......そう言えばショウタ? あんたスクールの生徒って言ってたわよね?」

ショタT「うん、そうだよ」

陽炎「バトルの腕に自信は?」

ショタT「もちろんあるよ!」

陽炎「ふふっ、嬉しい返事ね。だったらどう? あたしとバトルしてみない?」

ショタT「臨むところだね!」キリッ

ショタT「......と言いたいところだけど、まかさマンタインに乗りながらする訳じゃないよね......?」

陽炎「あははっ。 それも悪くないけど、こればっかりは陸の上がいいわね」

陽炎「ほら、あそこに島があるわ。そこに降りようかしら」

ショタT「うん!」



〜どこかの島〜



スタッ

ショタT「ふぅ、なんだか久しぶりの土だ」

陽炎「あんた達は休んでてね」

マンタイン「マンタ〜」

マタ風「マンタ!」

616名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/19(金) 22:59:00 ID:8LsrTc1w



ショタT「......」

陽炎「......」


ボールを構え向き合う両者


ショタT「行くよ陽炎。マンタインサーフでは恥ずかしいとこ見せたけど、こっちが僕の本領だよ!」

陽炎「楽しみね。言っとくけどあたしはバトルの腕前だって本物よ!」

ショタT&陽炎「バトr」


<オイゴルルァ!!


ショタT「ひぃっ!?」ビビクン

陽炎「あぁ!?」ギロッ


<テメェは......!?


ショタT「......え?......えぇっ!?」


グシャッ!!

水着姿の強面の女が持ってたジュースをにぎりつぶしながら睨み付ける


重巡棲姫「アノ時のガキィ......!?」

戦艦棲姫「......アラぁ......?」ギロッ

集積地棲姫「ア?」シャクシャク(暢気に木の実を齧る音)


ショタT「ぎゃーーーーーーっ!!!」





続く

617名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/22(月) 23:22:00 ID:4.WBXYr6



〜どこかの島にて〜



重巡棲姫「アノ時のガキィ......!?」

戦艦棲姫「......アラぁ......?」ギロッ

集積地棲姫「ア?」シャクシャク

ショタT「ぎゃーーーーーーっ!!!」

陽炎「やけに怖そうなお友達がいるのね。意外とやんちゃ坊主?」

ショタT「そういう訳じゃ......」

重巡棲姫「何の用か知らないケド、コンナ時に来るなんて無粋な奴ダネェ」

戦艦棲姫「デモ嬉しいワヨォ? あの時の借りを返してアゲルワ!」

重巡棲姫「......アレ、お前も知ってるノ?」

戦艦棲姫「アラ、あなたコソ」

集積地棲姫「......アタシもあのガキどっかで見たことアル気がするナァ」モグモグ

重巡棲姫「兎も角、此処で遭ったからには無事に帰らせる訳にはいかないネェ!」

戦艦棲姫「覚悟しなサイ!!」

ショタT「くっ......陽炎、悪いけど先に帰って!」

陽炎「はぁ、なによそれ!?」

ショタT「だって、僕のせいで君が危険な目に遭うなんて嫌だよ」

ショタT「さぁ、バトルだ! あなた達の相手は、僕一人で十分だ!!」

陽炎「ふーん......」

618名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/22(月) 23:24:24 ID:4.WBXYr6

重巡棲姫「ソウ来なくてはネェ!!」

戦艦棲姫「待ってたワヨ! 今度コソ完膚なきまでに沈めてアゲル!!」

集積地棲姫「子供相手にソンナにムキになるなヨ......」


震える手でボールを構えるショタ提督


ショタT「行くよ.....!」

陽炎「待ちなさい」

ショタT「......?」

陽炎「あたしをか弱いお姫様か何かと思ってくれてるの? まぁ、悪い気はしないわね♪」

陽炎「......でもあいにく、あたしそういう柄じゃないのよ」

ショタT「うわっ!?」グイッ

ショタ提督を押しのけ前に踏み出す陽炎

陽炎「聞いて、おばさん方! あたしとこいつの、二人が相手になるわ!!」

ショタT「えぇっ!?」

重巡棲姫「オ......バ.....!?」ピキッ

戦艦棲姫「オバサン、デスってェ〜ッ!?」ギロッ

ショタT「な、なに挑発してんのバカ!」

陽炎「バカはあんたでしょ。無茶してんじゃないわよ」

陽炎「第一、デートの邪魔された挙句に一人で帰れなんて、女の子の扱いがなってないんじゃない?」

ショタT「え?」

陽炎「やることやらなきゃ気が済まないわよ! さぁ掛かって来なさい!!」

重巡棲姫「無事に帰れると思うナヨッ!!」

戦艦棲姫「サメハダーの餌にしてクレルワ!!」

集積地棲姫「まったく............ア?」

ヒョイ

集積地棲姫の持ってる木の実を取り上げる黒衣の女

619名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/22(月) 23:25:49 ID:4.WBXYr6

「随分と、騒がしいワネェ......」モグモグ

集積地棲姫「それアタシの食いかけ......」

「ゴクン.....聞きナサイお馬鹿さん達!」

重巡棲姫&戦艦棲姫「!?」

ショタT&陽炎「?」


離島棲鬼「......」ドン!


重巡棲姫「ナァ、悪いケド離島姉、今良いトコナンダヨ!」

戦艦棲姫「邪魔シナイで頂けマスカ?」

離島棲鬼「ソウはいかナイのヨネェ。私のリゾートで勝手に暴れられるノハ」

離島棲鬼「......アラ?」ジロッ

ショタT「うっ......」

陽炎「......」

離島棲鬼「マァ、可愛い坊ヤにお嬢サン。ワザワザ此処まで来てくれたノ?」

陽炎「ふむ......」ジー

(離島棲鬼の控えめな胸)

陽炎「お姉さんの方があたしよりも可愛らしいわよ?」

離島棲鬼「アラ、ソウ? 嬉しいワ、ウフフフ」

集積地棲姫「素直か」

620名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/22(月) 23:27:20 ID:4.WBXYr6

離島棲鬼「決めた、私が歓迎してアゲル。コノ子達デネ♪」

ヒョイ ヒョイ ヒョイ

重巡棲姫&戦艦棲姫「ヱ?」

二方からボールを取り上げる離島棲鬼

重巡棲姫「ハァッ!? 何シテンダヨ!」

戦艦棲姫「アタシの子達を返しなサイ!」

離島棲姫「お黙り! お客サンをもてなすのは家主のお勤めヨ。当然デショウ?」

離島棲姫「大体、アンタ達がコウしてのんびりバカンス出来てるのは誰のお陰?」

離島棲姫「この島一帯は私のナワバリ、そして私は此処のヌシ! 少しは私の指示に従って欲しいモノネ?」

重巡棲姫&戦艦棲姫「グヌヌヌ......」

離島棲姫「ソレに私の手持ちは『コノ子』しかいないんだモノ。流石にそれじゃあの子達の相手はしきれナイワヨ」

重巡棲姫「......分かったヨ、離島姉に任せる。ダガ手加減はするんジャナイヨ!」

戦艦棲姫「私の代わりに、存分に可愛がってアゲテクダサイ?」

離島棲姫「ハーイ♪」

陽炎「よかったわね。あたしら随分歓迎されてるわよ」

ショタT「こんなに嬉しくない御持て成しはないよ......」

621名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/22(月) 23:28:30 ID:4.WBXYr6



集積地棲姫「......」モグモグ

重巡棲姫&戦艦棲姫「......」ジロッ

離島棲姫「ウフフフ............準備はヨロシイ?」


ショタT「......」コクッ

陽炎「ショウタ、緊張してる?」

ショタT「......正直、凄く緊張してる.....」

陽炎「ふふっ、あたしもよ。さっき知り合ったばっかの子と組んでバトルだなんて、我ながら節操ないわ」

陽炎「でもいいんじゃない? 案外ワクワクしてるのよ、この状況」

ショタT「陽炎......」

陽炎「あんたも楽しまなきゃ損よ。さぁ、行くわよぁ!」


離島棲姫「お出でナサイ! ムウマージ! ギャラドス!」

ポゥン! ポゥン!

ムウマージ「マージ!!」

ギャラドス「ギャラ!!」


ショタT「頼んだよ、モロバレル!!」

ポゥン!

モロバレル「バレッ!」


陽炎「いよいよ出番よ、あたしの相棒!」

ポゥン!

陽炎「おいで! ギャロップ!!」


ギャロップ「ギャロォォォォオップ!!」

622名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/22(月) 23:29:44 ID:4.WBXYr6

ショタT「凄い、ギャロップだ......!」

陽炎「見とれてる場合じゃないでしょ。あたしとしてはあんまり嬉しくない奴もいるしね」


ギャラドス「ギャルルァッ!」ギロッ

モロバレル「バレレッ......」

ギャロップ「ブルルルッ......」

眼前の敵を威嚇するギャラドス


ショタT「陽炎、聞いて」ボソッ

陽炎「?」

ショタT「僕は以前あの人たちとバトルしたことがある。その時と同じ道具を使ってくるとしたら............」

陽炎「............さーんきゅっ。分かったわ」



離島棲姫「サァ、始めるヨ! アンタらも手伝いなサイ!!」

重巡棲姫「こういうトコだけ私ら任せカヨ」キラッ

戦艦棲姫「サァ、好きなだけ暴れナサイ......!」キラッ

ムウマージ「マァァァァ......!」

Zパワーを身に纏うムウマージ

ギャラドス「ギャラァァァァ......!」

ギャラドスが光に包まれる


離島棲姫「行け、メガギャラドス! 滝登り!!」

メガギャラドス「ギャラァァァッッッ!!!」

離島棲姫「そしてムウマージの攻撃、ダイナミックフルフレイム!!」

ムウマージ「マァァァァァァジ!!!」


ドドドドド!!!

ギャロップ「......!!」

ギャロップ目掛け猛然と突進するメガギャラドス


ゴオオオオオオオ!!

モロバレル「バレッ......!!」

ムウマージから放たれた巨大な火の玉がモロバレルの前に迫る


ショタT「............」

陽炎「............ふっ」

623名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/22(月) 23:30:46 ID:4.WBXYr6



ドオオオオオオオオオオオン!!

火柱と水柱が同時に立ち上がり、辺りが白煙に包まれる



離島棲姫「アハハハハッ! 素敵! お見事ヨ!!」

重巡棲姫「当然ダ」 戦艦棲姫「当然ヨ」

集積地棲姫「.............イヤ」



煙が晴れていく



離島棲姫「............ンェッ!?」

重巡棲姫&戦艦棲姫「!?」



メガギャラドス「......ギャラ?」

モロバレル「バレレッ!!」ドン!

メガギャラドスの攻撃を受け止めるモロバレル



ムウマージ「......マージ!?」

ゴォォォォオオオォォォオ

ギャロップ「ギャロロロォォォッ!!」

業火の中にたたずむギャロップ



重巡棲姫「イ......!」

戦艦棲姫「イィ......!」

離島棲姫「入れ替わってるゥゥゥゥゥゥ!?」

624名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/22(月) 23:31:47 ID:4.WBXYr6

陽炎「あたしがギャロップに命令したのは『サイドチェンジ』! 味方のポケモンの配置を入れ替える技よ!!」

ショタT「これでメガギャラドスの攻撃対象はモロバレルに、ムウマージの攻撃対象はギャロップに変更された!!」

陽炎「それだけじゃないわ! ギャロップの特性『貰い火』の効果!!」

ギャロップ「ブルルルルルッ......」ゴォォォォォ

周囲の炎がギャロップに吸い込まれてゆく

陽炎「相手の炎技を吸収し自身の糧とする!!」


ギャロップ「ギャロォォォォオォォップ!!」 ゴオオオォォォ!!


陽炎「ショウタ、やるよ!」

ショタT「いくよモロバレル、キノコの胞子!!」

モロバレル「バレレレレっ!!」

ファサファサファサ

メガギャラドス「ギャ.....ラ......!?」

ショタT「これで食らって大人しくしてろっ!」

メガギャラドス「Zzzz............」

メガギャラドスは眠ってしまった

離島棲姫「オ......オノレェッ!!」

ショタT「陽炎!!」

陽炎「分かってるわ。さぁ、お返しよ!」

ギャロップ「ギャロロロォッ!」

陽炎「灼熱の荒馬よ、より激しく燃え上がりなさい! ギャロップの攻撃!!」


ゴオオオオォォォォォ!!


ムウマージ「ムゥ!?」

離島棲姫「クッ......!!」


陽炎「フレアドライブ!!!」





続く

625名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/22(月) 23:33:19 ID:Sr0nYXIg
乙シャス!

626名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/25(木) 23:12:03 ID:2fZZwYuA



陽炎「ギャロップの攻撃! フレアドライブ!!」


ギャロップ「ギャロォォォォオッ!!」

ギャロップの体から湧き出る炎の勢いが増してゆく


陽炎「狙うはムウマージよ!!」

ショタT「モロバレル、僕らも続くよ!」

モロバレル「バレッ!」

ショタT「ギガドレインだ! 狙いはメガギャラドス!!」



ムウマージ「マジッ!?」

メガギャラドス「Zzzz......」


離島棲姫「チッ......貸しナサイ」

ガシッ

集積地棲姫「ってオイ、アタシのカゴの実! 勝手に獲んなヨ!!」

離島棲姫「ココで使わないでドウスルノヨ」

ポイッ!

離島棲姫の なげつける!

メガギャラドスにカゴの実を投げつけた!

メガギャラドス「Zzzz......?......ギャラ?」

ショタT「げっ!?」


メガギャラドス「ギャラアアアアッ!!」

メガギャラドスは目を覚ました


ショタT「せ、せっかくキノコの胞子が久しぶりに成功したのに......」

モロバレル「バレー......」ショボン

陽炎「構うんじゃないわよ! 攻撃よ、攻撃!!」


ギャロップのフレアドライブがムウマージに迫る


ギャロップ「ギャロオオオオッ!!」ゴオオオオオオオオオ


バァァァァァアン!!


ムウマージ「マァァァァァジ!!」ボォォォ

627名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/25(木) 23:13:23 ID:2fZZwYuA


陽炎「これでも食らいなさい!」

重巡棲姫「オノレェ......!!」

離島棲姫「......フフッ」


ムウマージ「ムゥ.......!!」


離島棲姫「よく耐えてクレタワ。この程度でくたばったらドウしようかと思ったワ」

陽炎「あらら、一撃でいけるかもって気がしたんだけどねぇ」

離島棲姫「今度はコチラの番よ。ムウマージ! 『滅びの歌』!!」

ショタT「滅びの歌......!?」

ムウマージ「ムゥゥゥ......」カッ

重巡棲姫「ハァ!? 何でソンナ技が!?」

離島棲姫「私が覚えさせたのよ。アンタが選んだ技じゃツマンナかったカラネェ」

離島棲姫「サァ! 始めナサイ、地獄のコンサートを!!」


ムウマージ「マァァァァァジィィィィィィ!!」

不快な歌が響き渡る


ショタT「ひぃぃぃっ!?」ビクッ

陽炎「うぐぅぅっ!?」ビクッ

ギャロップ「ギャロォォォォォ......!!」

モロバレル「バレェェェェ.....!!」

メガギャラドス「ギャラァァァァ.....!!」

重巡棲姫「ヴェアアアアアアア!!」

戦艦棲姫「ナンデ私達まで耳を塞がなきゃイケナイノヨ......!!」

集積地棲姫「場の全体に効果がある技だからナ」(ヘッドホンで防音済み)


ムウマージ「マァァァァァァァァアアア!!」


滅びのカウントが始まった

628名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/25(木) 23:14:36 ID:2fZZwYuA


ショタT「............くっ」

陽炎「......やっと終わり?」

離島棲姫「フフフッ、楽しんでくれたカシラ? でも当然、これで終わった訳ではナイワヨ?」

離島棲姫「サァ、バトル続行よ!!」

ショタT「行くよモロバレル、さっき命令した通りだよ!」


モロバレル「バレーッ!!」

モロバレルのギガドレイン!

メガギャラドス「ギャラッ......!?」キュインキュイン

ショタT「ギガドレインの効果でメガギャラドスから体力を吸収する!」

ショタT「そして、モロバレルに持たせた『黒いヘドロ』の効果でさらに回復する!」

モロバレル「バレッ!」キランキラン


離島棲姫「アラアラ、これじゃさっきの攻撃もただの水の泡ネ」

戦艦棲姫「ツイさっきまで褒めてた癖にその言い方はナイデショウ!」



滅びのカウント<3>

629名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/25(木) 23:15:49 ID:2fZZwYuA


陽炎「こんどこそ始末してやるわよ! ギャロップ、もう一度フレアドライブよ!!」

ギャロップ「ギャロォォォォォオオ!!」ゴオオオオオ

ムウマージ「......!!」

重巡棲姫「ッ......!」


バァァァァァン!!


ショタT「やった......!」

陽炎「ふっ」


ムウマージ「マ......マァァァ......ジィ......」

バサッ

ムウマージは力尽きた


重巡棲姫「オノレェッ......! モドレッ、ムウマージ!」

ポゥン

離島棲姫「お疲れ様。デモ良くヤッテクレタワヨ」

離島棲姫「ソノ子の滅びの歌の効果で、あの子達の滅びの運命は約束されたノダカラネェ」

重巡棲姫「あんな趣味の悪い技の力など頼るカァッ! サッサと連中を沈めテシマエッ!!」

戦艦棲姫「やりなさい、メガギャラドス!!」

メガギャラドス「ギャラッ!!」

離島棲姫「分かってるワヨ。じゃあお望み通り......メガギャラドス、滝登り!! 狙うはギャロップ!!」

陽炎「くっ......!」

ギャロップ「ブルルッ」


パラパラパラ......


メガギャラドス「ギャラッ!?」

戦艦棲姫「ハッ!?」

ショタT「モロバレル、『怒りの粉』!!」

モロバレル「バレーッ!!」ファサー

630名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/25(木) 23:16:58 ID:2fZZwYuA


メガギャラドス「ギャ......ギャラアアアアッ!!」

目の色を変えたメガギャラドスがモロバレルに突進する

ショタT「怒りの粉は、相手を挑発して自身に攻撃を向ける技! これで......!」


メガギャラドスの滝登り!!

メガギャラドス「ギャラアッッッ!!」

バァァァァァン!

モロバレル「バッ......バレッ!!」ギリリ


ショタT「メガギャラドスの攻撃は、モロバレルが受け止める!!」

戦艦棲姫「ナンデスッテェ......!?」

陽炎「頼りになる子ね。やるじゃない、あんた達!!」

ショタT「えへへ......だってさ、モロバレル!」

モロバレル「バレッ!」ニッ


離島棲姫「ヤレヤレ、アンタ達の言う通りにしたってこのザマじゃあネェ......」

戦艦棲姫「チッ......人の子を使いパシってオイテ......!」

重巡棲姫「いい加減自分の手を汚したらドウだァ......!?」

離島棲姫「安心しなサイ。言われナクテモ、この子の出番よ」

631名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/25(木) 23:18:40 ID:2fZZwYuA


ショタT「陽炎」ボソッ

陽炎「?」

ショタT「今僕らのポケモンは、滅びの歌を食らった状態になってる。頃合を見て引かなきゃいけないよ」

陽炎「ちょうどいいわね。じゃあついでにあたしらもトンズラこくわよ」

ショタT「えっ!?」

陽炎「初めからガチる気なんてないわよ。あたしは連中に一泡吹かせたら即退散するつもりだったよ?」

ショタT「そ、それは初耳なんだけど......」

陽炎「ショウタも一緒に逃げるわよ? あんたみたいな真面目な子が、あんな奴ら相手に熱くなったって仕方ないわ」


フフフフフフッ......


陽炎&ショタT「......?」

離島棲姫「何をコソコソお話してるの......? 作戦会議かしら、逃げるための?」

ショタT「......っ!」ゾクッ

離島棲姫「残念ネ。悪いけれどアナタ達の考えは全てお見通しナノヨ」

陽炎「......だったらどうする気?」

離島棲姫「フフッ、こうするノヨ!!」


ポゥン!


スタッ


ショタT「こ、このポケモンは!?」

陽炎「なに......この妙な感じ......?」

離島棲姫「逃げれるモノナラ逃げてご覧!! 私の可愛いしもべカラ!!」

離島棲姫「お出でナサイ! ゴチルゼル!!」


ゴチルゼル「ゴチー!!」


離島棲姫「逃しはシナイヨォッ!!」



滅びのカウント<2>





続く

632名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/30(火) 20:12:52 ID:S/SQL2ac



ゴチルゼル「ゴチー!!」

離島棲姫「逃がしはシナイヨォッ!!」


ショタT「ゴ、ゴチルゼル?」

陽炎「マズい予感がする......ギャロップ! 戻りなさい!!」

モンスターボールをかざす陽炎

離島棲姫「無駄ヨ」

陽炎「はっ......!」

ギャロップ「ロッ......!?」

陽炎「モンスターボールに......戻すことができない!?」

離島棲姫「コノ子の特性『影踏み』の効果ヨ。 コレでアナタ達はもう此処から逃げ出す事ナド出来はシナイ」

ショタT「影踏み!?」

陽炎「困ったわ......随分と珍しい子を連れてるのね」

離島棲姫「今度はアナタ達の番ヨ。コノ状況、ドウスル気......?」

陽炎「決まってるでしょ。ねぇ、ショウタ?」

ショタT「......うん」

陽炎&ショタT「ぶっ倒す!!」

633名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/30(火) 20:13:56 ID:S/SQL2ac

陽炎「狙うはゴチルゼル! 行くよギャロップ!」

ショタT「モロバレル! 僕らは変わらずに陽炎達をサポートするよ!」

ショタT「怒りの粉!」

モロバレル「ばれれっ」ファサー

離島棲姫「同じ手は食らうモノカ。戻りナサイ、メガギャラドス!」

メガギャラドス「ギャラ!」ポゥン

メガギャラドスをボールに戻す

陽炎「げっ、自分は戻すんかい!」

ショタT「そうか、影踏みの効果は味方には適用されないのか......」

離島棲姫「お出で、バンギラス!!」


ポゥン!

バンギラス「ギルルァ!!」 ズドン!

ゴォォォォォォォォオォ

砂嵐が吹き荒れる


陽炎「これまた、嫌な奴のお出ましね......」

ショタT「あのバンギラスか......!」

陽炎「でも構わないよ! ギャロップの攻撃! フレアドライブ!!」


ギャロップ「ギャロオオオオッ!!」ゴオオオオオオオ

ギャロップのフレアドライブ!

バアァァァァァァァン!!

ゴチルゼル「ゴチ〜〜〜〜ッ!」ボオオオオ


陽炎「どうよっ......!?」

離島棲姫「フン......ゴチルゼル、瞑想!」


ゴチルゼル「ゴチィィィィ......」キラーン

静かに精神を集中させるゴチルゼル


離島棲姫「コレでゴチルゼルの特殊能力を強化スル」

離島棲姫「サァ。次が、その子達のラストターンよ」


滅びのカウント〈1〉

634名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/30(火) 20:15:14 ID:S/SQL2ac


ゴォォォォオオオオ

砂嵐が吹き荒れている


バンギラス「ギラァッ!!」ドン!

ゴチルゼル「ゴチー」キッ


陽炎「困ったわねぇ......」

ショタT「隣にいるバンギラスに気を取られるけど......僕らがすべきはゴチルゼルを倒すことだね」

陽炎「そのためにもできる限りのことをやるしかない、って訳か」

陽炎「だったらやるよ、ギャロップ! これが最後の突撃よ!!」

陽炎「フレアドライブ!!」

ギャロップ「ギャロォォォォォオップ!!」ゴオオオオオ

陽炎「行っけぇぇぇぇえええ!!!」


バアアアアアアアン!!


陽炎「......!!」


ゴチルゼル「......ゴ......ゴチっ!!」 バン!


陽炎「ダメかっ......!」

ショタT「だけど次の攻撃で落とせるくらいまで削れたはず! 行けるよ!」

離島棲姫「それはドウかしら? ゴチルゼル、『眠る』」

陽炎「なに!?」

ゴチルゼル「ゴチィ......zzzz」

離島棲姫「眠るにより体力を回復スル。 ソレダケじゃナイ」

キラン

ゴチルゼル「ゴチっ!!」シャキン

離島棲姫「持たせていたカゴの実の効果で、ゴチルゼルは目を覚ます」

陽炎「ちっ、チクショウ......」

ショタT「ま、まだだ! モロバレルの攻撃! クリアスモッグ!!」

ショタT「ダメージは少ないけど、これで能力変化を無効にする!」

離島棲姫「サセナイヨォ。バンギラス、岩雪崩!」

バンギラス「バンギィィィィ!!」ゴゴゴゴ

大量の岩が空中に舞い上がる

635名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/30(火) 20:16:22 ID:S/SQL2ac


ドドドドドォン!!


陽炎「いっ!?」

ショタT「岩雪崩!?」

離島棲姫「岩雪崩は相手の場のポケモン複数にまとめて攻撃デキル技。そしてコレデ......」


ガクッ

ギャロップ「ギャ......ロッ......プ」バタッ

ギャロップは倒れた


陽炎「あたしのギャロップが......」

重巡棲姫「フン、やはり滅びの歌なんぞに頼るまでも無かったネェ!」

離島棲姫「そんなコト無いわよォ? ホラ、そこの子もご覧?」


モロバレル「ばれれっ......!」

モロバレルは怯んで動けない

ショタT「しまった......岩雪崩の追加効果か......!」

離島棲姫「加えてコノ瞬間、滅びのカウントは『0』にナル! 約束サレタ破滅の時間ヨ!」


モロバレル「ばっ......ば......れ......」

ショタT「モ、モロバレルっ!!」

バタッ

モロバレルは倒れた

636名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/30(火) 20:18:19 ID:S/SQL2ac

陽炎「くそっ、時間切れってことね......」

ショタT「ありがとう。戻って、モロバレル......」

陽炎「ギャロップ、あんたも戻りなさい。ありがとね......」

ポゥン ポゥン

離島棲姫「サァ残りの手持ちを出しなサイ。まだコノ子達は戦い足りないデスッテヨ?」

重巡棲姫「コノ際だ、徹底的にヤリナヨ」

戦艦棲姫「存分に遊んでアゲナサイ!」


ゴォォォォオオオオオ

バンギラス「ギルルァッ!!」

ゴチルゼル「ゴチー!」


陽炎「............」

ショタT「............」

離島棲姫「アラ? 怖気づいちゃッタ? ゴメンナサイねェ、このお姉サン達怖い顔してるモノネェ......」

重巡棲姫「アタシらを見て言うなヨ」

戦艦棲姫「離島姉さんが一番怖がらせてるデショウ......」

陽炎「ふざけないで」

離島棲姫「?」

陽炎「そりゃあ、あたしだって最初は本気でやる気は無かったわよ」

陽炎「だからお互い程々におふざけして後はさっさとおさらば、って考えてたんだけどねぇ。でもいい加減............」

陽炎「舐めんじゃないわよっ!!!!」

離島棲姫&重巡棲姫&戦艦棲姫「......」

陽炎「......ショウタ、あんたも言いたい事あるなら言いなさい」

ショタT「ありがとう、でも陽炎が全部言ってくれたよ」

ショタT「僕らは、本気だよ!!」キッ

陽炎「そういうことよ」

離島棲姫「......ソレナラ私も、遊び抜きで本気で潰してアゲルのが礼儀ってモノカシラ?」

陽炎「やってみなさい。相手になるわ!!」

637名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/30(火) 20:19:16 ID:S/SQL2ac


ショタT「これ以上、あの人たちに好き勝手はさせない! 僕の本気で、全力で迎え撃つ!!」

ショタT「頼んだよっ、ルカリオッ!!!」


ポゥン!

ルカリオ「ルカッ!」


陽炎「ここがあたしらの正念場よ。ここで引いたら、この陽炎の名が泣くわ!」

陽炎「さぁ、頼んだわよ!」


ポゥン!


陽炎「やっと出番よ! あたしの相棒、リザードン!!」


バサッ!


リザードン「リザァァァァァアアア!!!」ゴォォォオ



ショタT「リ、リザードン......?」

リザードン「ドン!!」キリッ

ショタT「カッコいいっ!!」パァッ

陽炎「ふふっ......バカ、まだ喜ぶ所じゃないでしょうが」

ショタT「あっ......う、うん! 切り替えて行くよ!」

638名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/30(火) 20:20:07 ID:S/SQL2ac

離島棲姫「フゥン、ソレが貴方達の切り札?」

戦艦棲姫「イヤ、姉サンまだヨ! あのルカリオはッ!!」

ショタT「そうだ、まだだ!! ルカリオ、いい!?」

ルカリオ「リオッ!」

キラッ

ショタT「これが僕らの全力だ! メガシンカァァァ!!」

ルカリオ「ルゥゥゥゥゥゥ......!!」

ルカリオが光に包まれる

離島棲姫「何ッ!?」

陽炎「へぇ......」

ショタT「来い! メガルカリオッ!!」



メガルカリオ「ルゥゥゥゥカァッ!!!」 バァン!!



重巡棲姫「メガシンカだとッ!?」

集積地棲姫「こりゃぁビックリだナ......」モグモグ

戦艦棲姫「で、デモ安心しなさい、離島姉サン。私のバンギラスなら、あのメガルカリオの攻撃は耐えらレル!」

ショタT「......!」

離島棲姫「............成る程」

戦艦棲姫「ソウ。ヨプの実の効果で格闘技は半減デキル。以前もソウした様に、返り討ちにしてヤルワ!」

ショタT「くっ......」


キラッ


陽炎「それはどうかしら」


離島棲姫「?」

639名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/30(火) 20:21:11 ID:S/SQL2ac

ショタT「陽炎......それってまさか......?」

陽炎「いつかこれを使わなきゃいけない時が来るとは思っていたけど、それが今とはね」


陽炎の手の中にあるメガストーンが光り輝く


陽炎「準備はいい!? リザードン!!」

リザードン「リザァッ!!」

陽炎「ニトロチャージで滾る闘志! 重なる想いでオーバーヒート!!」


陽炎「メガシンカァァァァッ!!」


リザードン「ザァァァァァ......!!」

リザードンが光に包まれる


カァァァァァァァ


離島棲姫「ンッ......!?」

戦艦棲姫「コ......」 重巡棲姫「コレハ......!!」

集積地棲姫「............砂嵐が......止んダ......?」

バンギラス「ギラッ!?」

ゴチルゼル「ゴチッ......!」


陽炎「これが、あたし達を勝利へ導く希望の光! 昇れ、灼熱の太陽!! メガリザードン『Y』!!!」


バサッ!
バサッ!


メガリザードンY「リィィィィィザァァァァァァアアアア!!!」ゴォォォォ

640名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/30(火) 20:22:27 ID:S/SQL2ac

離島棲姫「ソノ姿ッ......!?」

ショタT「リザードンの......メガシンカ......!!」

陽炎「この瞬間、メガリザードンYの特性『日照り』の効果が発動!!」


メガリザードンY「リザァァァァッ!!」

カッ!!

日差しが強くなった


陽炎「このフィールドの天候を、砂嵐から晴天に書き換えた!さぁ、 やりなさいショウタ!!」

ショタT「そ、そうかっ!! ルカリオ、行くよッ!!」

メガルカリオ「ルゥゥゥゥゥ......!!」ゴゴゴゴ

ショタT「波導弾!!」

メガルカリオ「カァッッッ!!!」

メガルカリオから放たれた波導弾がバンギラスに飛んでいく

陽炎「砂嵐は、岩タイプのポケモンの特殊耐久を上昇させる効果がある!」

ショタT「つまり、砂嵐が止んだ今なら、バンギラスにより高いダメージを通すことが出来る!」


バァァァァン!!


バンギラス「ギラァァァァッ......!!!」

戦艦棲姫「マ......まだヨォッ!!!」

キラン

ヨプの実の効果でダメージを軽減する

バンギラス「ギ......ギラッ!!!」 ドン!

ショタT「まだ耐えれるのか......!!」

戦艦棲姫「良くヤッタワ! 確かにかなりダメージは食らったケド、持ちこたえたわヨッ!!」

離島棲姫「まとめて潰してシマエ! バンギラス、岩雪崩!!」

陽炎「残念ね、それはあんたらの方よ!」

離島棲姫「何ッ!?」

陽炎「リザードン、熱風!!」


メガリザードンY「リザァァァァァァアアアアアア!!!」

ゴオオオオオオオオオオオオオオオ!!!

バンギラス「バンギィィィィィイ......!!」ボオオオオオ

ゴチルゼル「ゴチィィィィイ......!!」ボオオオオ

641名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/30(火) 20:23:56 ID:S/SQL2ac

陽炎「熱風の攻撃対象は、相手の場のポケモン2体! こいつでどうよっ!!」

戦艦棲姫「オノレェェェェ!!」

ガクッ

バンギラス「ギ......ラ......ス......」ドォン!

バンギラスは倒れた

ショタT「やった......!」

陽炎「いや、まだ早いわよっ!」


ゴチルゼル「ゴチィッ!!」カッ

離島棲姫「ソノ通りヨ! ゴチルゼル、ヤッテシマイナサイ!」

離島棲姫「サイコキネシス!!」


ゴチルゼル「ゴチィィィィイイイ!!!」

ゴチルゼルのサイコキネシス!

メガルカリオ「ルカァァァァァ......!!」ビビビビ


ショタT「ルカリオ!!」

メガルカリオ「リ......リオッ!!」キッ

ショタT「よし、まだ行けるね!」

陽炎「もう一踏ん張りよ! やるわよ!!」


離島棲姫「懲りナイ......子達............!!」

ポゥン

倒れたバンギラスをボールに戻す

離島棲姫「でも私には、マダこの子が残ってイル......お出で、メガギャラドス!」


ポゥン!

メガギャラドス「ギャラァァァァアア!!」 ドン!

642名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/30(火) 20:25:03 ID:S/SQL2ac

離島棲姫「最早誰であろうと構わナイ。一匹でも多く沈めてヤルワ」

離島棲姫「メガギャラドス、滝登り! ゴチルゼル、サイコキネシス!」

メガギャラドス「ギャラァァァァァアア!!」

ゴチルゼル「ゴチィィィィイイイ!!」

ショタT「そうはさせない! ルカリオ、波導弾!!」

メガルカリオ「ルゥゥゥゥゥ......カァッ!!!」ゴオオオオオオオオ

メガルカリオの波導弾がメガギャラドスに発射される


バァァァァン!!

メガギャラドス「ギャラァァァッッ......!!」

戦艦棲姫「ソノ程度で、沈んでタマルカァッ!!」

陽炎「だったらこれでどう! リザードン、もう一度熱風よ!!」


メガリザードンY「リィィィィィザァァァァァァアアア!!!」

ゴオオオオオオオオオオ!!!

メガリザードンYから放たれた熱風が相手の場に吹き荒れる

メガギャラドス「ギャァァァァァァッ......!!!」ボオオオオオオ

ゴチルゼル「ゴチィィィィィ......!!」ボオオオオオオ


離島棲姫「ソ......そんな............」


キラン

メガギャラドスのメガシンカが解除される

ギャラドス「ギャ......ラ......」

ドォン!


ゴチルゼル「ゴ......チ......」

バタン


ギャラドスとゴチルゼルは倒れた

643名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/30(火) 20:26:04 ID:S/SQL2ac

陽炎「............ふっ」ホッ

ショタT「や、やった......!」

メガルカリオ「ルカァッッッ!!!」キリッ

メガリザードンY「ザァァァァァァアアアアアア!!」ゴオオオオ



離島棲姫「負ケタ......私が......私の子ガ......」ガクッ


重巡棲姫「ぐぬぬぬっ..........ン?」

ボォォォォ

重巡棲姫「オイ集積......お前ソノ木の実......」

集積地棲姫「ア?」

木の実「」ボォォォォォオ

集積地棲姫「ア"ア"ア"ア"ア"ッ!! アタシの買い集めた木の実がァァァァァ! も、燃えテルゥゥゥゥウウ!?」

ザッザッザッ

戦艦棲姫「......ン?」

<キャッキャッ  

(やけにハイテンションな奴とガタイのいい奴が楽しそうに走ってくる)

レ級「オイ姉御達! 見ろよ見ろよ! ナマコブシだゼ、ナマコブシ! コイツを投げて遊ぼうゼ!!」

ナマコブシ「(・大・)」

20inch連装砲くん「......!......!」

戦艦棲姫「ドコほっつき歩いてたノヨ! このお馬鹿サンたち!!」

レ級「歩いてたんジャネェ! 潜ってたンダヨ!! わざわざ潜ってコイツを拾ってキタンダヨォ!!」

ナマコブシ「(・大・)」

20inch連装砲くん「......♪」←大事にナマコブシを抱える

戦艦棲姫「ソレどころじゃナイノヨッ! 見なサイ!!」

レ級「ア......?」

ショタT「げっ」

レ級「ウゲェェェッ!? アノ時のガキィィィ!?」

20inch連装砲くん「!!??」

重巡棲姫「分かったらナラさっさと始末シナ!」

レ級「オウヨ!! 出てキヤガレ、ガオガエン!!」

20inch連装砲くん「......!!」

ポゥン ポゥン

ガオガエン「ガォォォオオオ!!」ドン!

ゾロア「ゾローッ!!」ポン


陽炎「ショウタ」

ショタT「うん」

陽炎&ショタT「逃げるっ!!!」ババッ

レ級「ナニィーーーーーーーッ!?」

644名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/30(火) 20:28:15 ID:S/SQL2ac


波打ちぎわに向かって全力疾走する陽炎とショタ提督


重巡棲姫「ハァッ!? ナンデ逃げンノヨッ!!」

集積地棲姫「ゴチルゼルがやられたからダロ」

ゴチルゼル「ゴチィ............」グター


ショタT「もう影踏みの効果はないからね! 戻って、ルカリオ!」

メガルカリオ「リオッ」ポゥン

陽炎「あんたも戻りなさい、リザードン」

メガリザードンY「ドン!」ポゥン

陽炎「おいでマタ風! 準備はいいわねっ!」

マタ風(陽炎のマンタイン)「マンタッ!」

ショタT「僕のマンタイン! 本気で頼むよ!」

マンタイン「マンタ〜」

マンタインの背中に飛び乗る二人

陽炎&ショタT「全速前進!!」

マンタインたち「マァァァ、ンタァッ!!」カッ

二人の駆るマンタインが激しい水飛沫を上げ海上を滑っていく



____________
_______
___

645名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/30(火) 20:29:25 ID:S/SQL2ac



ザァァァァァァ



ショタT「............追ってこないね」

陽炎「来たら返り討ちにしてやろうと思ったけど拍子抜けね。ま、別にいいけど、面倒だし」

ショタT「正直ホッとしてるよ。今になって急に疲れが回ってきたし......」

陽炎「悪かったわよ、色々無茶につき合わせて......って元は無茶してたのはあんたでしょうが」

ショタT「そうだったっけ......? もうよく覚えてないよ......」

ショタT「......あっ、そうだ! 元々は僕と陽炎でバトルしようって話になってたんだ」

陽炎「言われてみればそうだったわね。邪魔が入ったせいであたしもすっかり忘れてたわ」

ショタT「それじゃあ......」

陽炎「でもゴメン、もうそれ無し」

ショタT「えっ?」

陽炎「......あんた達とは、もっと相応しい舞台で、全力で戦いたい。今こんなところでやっても詰まらないわよ」

陽炎「それとショウタ、あんたの学校には自分より強い奴はいるの?」

ショタT「え? う、うん。いるけど」

陽炎「だったらまずはそこで一番になってみなさいよ。そしたらきっと、どこかでまた会える」

陽炎「その時を楽しみにしてるから」

ショタT「陽炎............うん、僕も楽しみにしてるよ!」

陽炎「期待してるわよ♪」ニコッ








続くったら続く

646名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/30(火) 20:30:06 ID:S/SQL2ac



大淀博士「さーて今回のポケモンは」

大淀博士「ぴっぴかちゅう!」ガチャ

No.6

大淀博士「No.6と言えば、そう、リザードンですね」

大淀博士「地上1400メートルまで羽を使って飛ぶことができ、高熱の炎を吐きます」

大淀博士「苦しい戦いを経験したリザードンの吐く炎はより強く燃え上がりますが、その炎を自分より弱いものに向けることはしないそうです」

大淀博士「それではリザードンさん、どうぞこの私で経験値を稼いで下さい。具体的に言うとまずウチさぁ、欲情してんだけど......」

リザードン「ザァァァァァ......!!」ゴォォォォオオオ

大淀博士「(めのまえが)すっげぇ白くなってる」





ここで一句



リザードン

かえんほうしゃで

焼いてかない?



大淀博士「みんなもポケモン、ゲットですよ」

647名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/30(火) 20:32:17 ID:S/SQL2ac
次回

登場キャラ
>>648

ポケモン
>>649

648名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/30(火) 21:06:35 ID:zgbc69aI
リシュリュー

649プトレノヴァインフィニティ:2019/07/30(火) 21:07:32 ID:???
ラプラス

650名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/09(金) 22:37:41 ID:TnBoNm3w
(相変わらず亀進行なのは)未熟です
(新作発売までに畳めない可能性が)濃いすか?

651名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/09(金) 22:37:59 ID:TnBoNm3w



ザッザッ


静かな水面を背景に砂浜を歩く一人の女性


「Ultra-Chimere-01 Parasite」


「Zeroid」


「ふぅーん......本当に、こんなところにいるのかしら......」


_____________
________
____

652名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/09(金) 22:49:52 ID:TnBoNm3w



ザアァァァァァァ......


少年の駆るマンタインが海上を走る


ショタT「......どう、マンタイン? 僕もだいぶ上手く乗れるようになったでしょ?」

マンタイン「マンタ〜」

ショタT「ねぇ、もっと速く走れる? 今の僕達ならいける気がするんだ!」

マンタイン「マンタ〜」

ショタT「よしっ! じゃあ行くよ!」

マンタイン「マ〜〜〜......ンタァッ!!」

バシュッ!(加速)

ショタT「うわっ! ......っと......よし、大丈夫! まだまだ行けるよっ!!」

マンタイン「マ〜〜〜ン〜〜〜タァ〜〜〜!!」

ザアァァァ!(さらに加速)

ショタT「うおっ!! 凄い! 本当に風になったみたい!! さすがだよ、マンタイン!」

マンタイン「マンタ〜〜〜............ン?」

ザーッッッ!!(急停止)

ショタT「うわッッッ!?!?!?」 バシャァァアンッッッ!!!!

前方に吹っ飛ぶショタ提督

ブクブク............ザバッ!

ショタT「ゴホッゴホッ!! もう、マンタイン! なんで急に停止するの!?」

マンタイン「マンタ〜〜〜」クイッ

沿岸に向けて指(?)さすマンタイン

ショタT「......? ......あっちに何かあるの?」

砂浜に青いポケモンの姿が見える

ショタT「......あれって......ラプラス? ......あっ」



「すみませーーーーん!!!!!」


ラプラスの傍にいる少女が手を振り大きく声を上げる


吹雪「力を貸してくださーーーい!!!」

653名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/09(金) 22:51:27 ID:TnBoNm3w



-砂浜-



ザッザッザッ

浜辺に横たわるラプラスに駆け寄るショタ提督

ショタT「これは......」

吹雪「す、すみません! 失礼なのは承知ですが、どうかこの子を助けてあげられませんか?」

ラプラス「ラプ......」ズキッ

ショタT「ひ、ひどい傷だ......」

吹雪「とにかく何でもいいです、キズぐすりか何かがあれば......」

ショタT「う、うん、待ってて! これでどう?」

すごいキズぐすりを使った


・・・ ・・・


吹雪「............どう、ラプラス、大丈夫?」

ショタT「............」

ラプラス「............ラ〜〜♪」ニコッ

ショタT「よかった、効いたみたいだね」

吹雪「ほっ......良かったぁ......」

吹雪「自己紹介が遅れました。私、吹雪って言います。本当にありがとうございます」

ショタT「僕はショウタ。このラプラスは君のポケモン?」

吹雪「いいえ、この子は野生のラプラスです。私がここを通ったとき、苦しそうに横たわっているのを見かけたんです」

吹雪「あいにく薬の類を持ち合わせていなくて......あなたが来なかったら大変なことになってたかも......」

ショタT「そっか、力になれてよかったよ!」

吹雪「......でも、何でかな」

ショタT「?」

吹雪「私の知ってる限りでは......この海域にはラプラスの天敵になるような強い野生ポケモンはいないんですよ」

ショタT「......それって」

吹雪「悪いトレーナーにでも襲われたのかなぁ......ともかく心配」

654名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/09(金) 22:52:31 ID:TnBoNm3w


「 Laplace? 」

吹雪「ひゃっ!?」

ショタT「!」

二人の背後から女性の声がかかる

「人の名前みたいね。私の国では“Lokhlass”って呼ぶわ」

ショタT「......あなたは?」

リシュリュー「リシュリューよ。Bonjour!」

吹雪「えっ!?......えぇっと......ぼ……」

ショタT「ぼ......ボンジュー、ル......?」

リシュリュー「ふふっ♪ 『こんにちは』よ。 ねぇ、ところでその子を見せてもらえる?」

吹雪「ラ、ラプラスをですか......? すみません、この子はケガをしていて......」

リシュリュー「だから気になるのよ。見せてくれるわね?」

吹雪「は、はい......」

ショタT (大丈夫かな......)

ラプラス「ラ?」

リシュリュー「..................成る程ね」

ショタT「......?」

リシュリュー「あなたたち、もうお家に帰りなさい」

吹雪&ショタT「えぇっ!?」

吹雪「な、なんですか急に!?」

ショタT「何か事情があるなら説明してください!」

リシュリュー「適当に嘘ついて誤魔化すつもりはないわ。でも本当のことも喋れない。秘密事項だからね」

リシュリュー「ともかくここは今危険なの。あなたたちのために助言してるんだから、言うこと聞きなさい」

吹雪「そ、そんな......」

リシュリュー「......さてと、どうしたものかしらね」

水平線に視線を投げるリシュリュー

ショタT「............いる」

リシュリュー「?」

655名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/09(金) 22:53:33 ID:TnBoNm3w

ショタT「お姉さんの視線の先に、あなたが探してる何かがいるんですね。 そして、それがラプラスを傷つけた犯人!」

吹雪「!」

リシュリュー「え? ......えぇっ!?」

ザッ!

海に向かって走り出すショタ提督

ショタT「来て、マンタイン!」

マンタイン「マンタ〜」ザバァン

海中から飛び出すショタ提督のマンタイン

リシュリュー「ちょっと! 私の話聞いてたっ!?」

吹雪「私も! おいで、マタ雪!」

マタ雪「マンタァ!」ザバァン

何処からともなく出現する吹雪のマンタイン

リシュリュー「ど、どういうことよ!! ふ・ざ・け・な・い・で!!」

ショタT「お姉さん悪い人じゃなさそうだから、ラプラスのこと頼みます!」

吹雪「私からもどうかお願いします!」

スタッ

ショタT「準備OK! マンタイン、行くよ!!」

マンタイン「マンタ〜ッ!!」バシュッ!

吹雪「準備完了!マタ雪、発進!!」

マタ雪「マンタァッ!!」バシュッ!

二人のマンタインが水平線の向こう側に走っていく

リシュリュー「勝手になにしてんのよ!! 言うこと聞かない子供、キ・ラ・イっ!!」






続く

656名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/11(日) 21:02:51 ID:WDQtZ/RU

リシュリュー「まっ、待ちなさい! あのお馬鹿さんたち......!!」

リシュリュー「あなたたちのような子供に『あの子』は危険すぎる......私が行かないと行けないのにっ!!」

ツンツン

リシュリュー「?」

ラプラス「............ラプ!」

リシュリュー「............Lokhass......ダメよ、あなたはまだ傷が」

ラプラス「......!!」キッ

リシュリュー「......そうよね......分かった、私に任せなさい」





〜海上〜





ザァァァァァァ......


マンタインを走らせるながら言葉を交わす二人


ショタT「......ねぇ、吹雪ちゃん?」

吹雪「なに?」

ショタT「悪いけど、危険な目に遭っても責任は取れないよ。本当について来てよかったの?」

吹雪「だったら尚更。ショウタくん一人に危ないことはさせません!」

吹雪「あなたはラプラスの恩人だから......どんな悪い人がいるのか知らないけど、がんばります!」

ショタT「いや、でも......」

吹雪「もしかしてショウタくん、ラプラスを襲った犯人に心当たりがあるんですか?」

ショタT「確信はないけど......この妙な感じ、前にも......」

吹雪「?」

ショタT「あのときは凄く怖かった。でも僕達は強くなった。次こそは......」



ショタT「!!」

657名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/11(日) 21:04:17 ID:WDQtZ/RU

ショタT「吹雪ちゃん、気をつけて! やっぱりいる!!」

吹雪「えっ、何が!?」

周囲に目を凝らす

ショタT「どこだ......!」

吹雪「............!! ショウタくん、下!!」

ショタT「ハッ!? マンタイン、よけてっ!!!」

マンタイン「マンタッ!!」ザッ

即座に舵を切る

それに僅かに遅れ、さっきまで自分がいた場所に閃光が走り



バァアアアン!!!!



激しい水飛沫が立ち上る

吹雪「きゃぁぁぁぁっ!?」

ショタT「攻撃っ!? あれは!!」


『パワージェム』
宝石のように煌く光を発射して相手を攻撃する。


技の主が水の底から浮上する

水飛沫が静まってゆくにつれ、その姿が顕になってゆく


吹雪「このポケモンは......!?」



ウツロイド「ウツ〜〜〜!」

658名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/11(日) 21:05:43 ID:WDQtZ/RU

ショタT「やっぱりコイツだ!!」

吹雪「ショウタくん、この子、何者!? 初めて見たんだけど!」

ショタT「正直、僕も分からないんだ。分かるのはこいつがラプラスを襲ったこと、今は僕らが襲われてるってこと!!」

ウツロイド「ウツ〜〜」キラッ

ウツロイドの体が発光する

ショタT「でも臨むところだよ。 強くなった僕の仲間達が相手だ!」

ショタT「出て来い! スターミー!!」

ポゥン!

スターミー「ヘアッ!!」

ウツロイド「ウツーーーーッ!!」カッ!!

ショタT「サイコキネシス!!」

スターミー「シュゥゥゥワッチ!!」カッ!!



バアアアアアアン!!!

両者の攻撃がほぼ同時に炸裂する


スターミー「デュワァァァァッ!?」

ウツロイド「ロイ〜〜〜〜っ!?」

ショタT「スターミー、大丈夫!?」

スターミー「へ......ヘァッ!!」

ショタT「よし! もう一度!」

吹雪「待って! 焦っちゃダメだよ、落ち着いて!」

ショタT「ここで引く訳にはいかない......!」

吹雪「そうじゃないの。今の相手の攻撃、かなり強力だったよ。このまま普通に撃ち合ったら負けちゃう!」

吹雪「だからもっと上手く立ち回るの。ショウタくん、マンタインを走らせて、スターミーと一緒に私に着いて来て!!」

ショタT「えっ!? う、うん!!」

659名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/11(日) 21:06:35 ID:WDQtZ/RU

ウツロイド「ウツ〜〜〜〜!」キラッ

ウツロイドが再び攻撃の態勢に入る

ショタT「行くよマンタイン、スターミー!!」

マンタイン「マンタァッ!!」バシュッ!

スターミー「ヘアッ!!」バシュッ!

ウツロイド「ロイッ!!」カッ!!


ザバァァァァン!!

パワージェムの着弾箇所に水柱が立ち上るが、既にそこにスターミーの姿はない


ウツロイド「ウツ?」


ザァァァァァァァ!!

ショタT「よし、かわせた!!」

吹雪「ショウタくん、もしかしてマンタインに乗りながらバトルしたことない?」

ショタT「う、うん、ないけど......」

吹雪「サーフバトルは勝手が違うの。限られたフィールドで技を出し合う通常のバトルでは、技を当てるのは簡単で、かわすのは難しい」

吹雪「でもこの広い海上なら、トレーナー自身がマンタインに乗りながらポケモンと共にフィールドを駆け回ることで」

ショタT「そうか! 相手の攻撃を避けながら攻撃することが出来る!!」

吹雪「そう、でもそれは相手も同じ。だから根気が必要。集中力を切らした方が負けだよ!」

ショタT「やってやる! いい、スターミー!?」

スターミー「ターッ!!」

660名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/11(日) 21:07:44 ID:WDQtZ/RU

ウツロイド「ロイ〜〜〜」

ウツロイドが追ってくる

漂うように、音も波も風も立てずに、それでいて驚くほどの速さで迫る

吹雪「不気味......でも怖がっちゃダメよ、私......!」

吹雪「ショウタくん、あの子はまた私達を攻撃してくるよ。 でもそれが反撃のチャンス!」

ショタT「うん......!」

ウツロイドの体が発光し始める

吹雪「来るよ............回避ッ!!」


ザバアアアン!!

かなり近い位置に水柱が立ち、海水が顔にかかる


ショタT「くっ......!!」

吹雪「怯まないで! そのまま反転!!」

ショタT「行くよスターミー、サイコキネシス!!!」

スターミー「シュゥゥゥワッチ!!」カッ!!

ウツロイド「ロイッ」フワッ

バシャァン!!

ウツロイドに向けて放ったサイコキネシスは海水だけを吹き飛ばし、本体は空高く上昇して攻撃をかわした

吹雪「ショウタくん、今度は上!!」

ショタT「分かってる!」

吹雪「......?......待って!」

ショタT「!?......マンタイン、ストップ!」

マンタイン「マンタ〜」ザザーッ

ショタT「......何だろう?」



ブン
   ブン

ウツロイド「ウゥゥゥゥゥゥ......ツゥゥゥゥ!!」

上空のウツロイドが妙な動きを始める

小刻みに体を揺さぶったかと思えば、今度は触手を大きく振り回す

それは見えない何かをばら撒いている様にも見えた

661名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/11(日) 21:08:41 ID:WDQtZ/RU

吹雪「ショウタくん、あれって......?」

ショタT「よく分からないけど......やるなら今だ!!」

吹雪「でも、かなり高いところにいるよ! スターミーの攻撃届くかな?」

ショタT「やってみせる! スターミー、行くよ!」キラッ

スターミー「ヘァッ!」

ショタT「吹雪ちゃん、かなり大きい波が起きるよ! 気をつけて!!」

吹雪「えぇっ!? う、うん!!」

ショタT「スターミーが解き放つ、全力のZワザ!! ワールズエンドフォール!!」

スターミー「タァァァァァァァ......!!」カァァァァァ


ゴゴゴゴゴ......

ウツロイド「ウツ?」

ウツロイドの頭上に巨大な岩が出現する


ショタT「避けれるもんなら避けてみろっ!!」

スターミー「シュゥゥゥゥゥゥワッチ!!」 カッ!!


ゴゴゴゴゴゴゴゴォォォォォォォオォ!!

ウツロイド「ウ......!! ウツーーーーッ!!!???」バキィッ

巨大な岩がウツロイドの頭に乗っかる形で直撃し、そのまま海面めがけて落下をする

662名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/11(日) 21:09:47 ID:WDQtZ/RU

吹雪「凄い! ショウタくん、Zワザが使えるんだ!!」

ショタT「そうだよ! あいつのパワージェムも強かったけど、僕のスターミーはもっと強いよ!」


ゴゴゴゴゴゴゴオオオオオオオ!!!

ウツロイド「ウ......ウツ......!」ググググ

海面がすぐそこに迫る


ショタT「そのまま海の底まで沈めっ!!」


着水

と思われた、次の瞬間


ウツロイド「ロ"イ"ト"ッッッ!!!」カッ!


ゴゴゴオオオ!!!

ゴゴゴォォォ

・・・ ・・・


ショタT「え......」


恐ろしいほどの静寂

海上の波は依然として穏やか

そして目の前には


ウツロイド「ウゥゥゥゥゥゥゥ......!!」


巨大な岩石を頭に載せたまま海上で静止するウツロイドの姿

663名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/11(日) 21:10:39 ID:WDQtZ/RU

吹雪「う……受け止めた......!?」

ショタT「ま、まずい......絶対にまずい!! スターミー逃げてっ!!」

スターミー「ヘァッ!?」


ウツロイド「ウゥゥゥツァッッッ!!!」カッ!


炸裂音


ウツロイドの頭上の岩塊が砕け散り小石の雨を降らせる

それと同時に、ウツロイドの体から放たれた光線がスターミーの体を貫く


ピコンピコン......ピコ......ピ......

ショタT「......そ......そんな......」

スターミー「へ......ヘァッ......」

スターミーは力尽きた






『ミラーコート』
相手受けた特殊攻撃のダメージを2倍にしてその相手に返す。









続く

664名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/14(水) 22:31:43 ID:efcJT/w.



ショタT「ス、スターミー......」

スターミー「へ......ヘァッ......」

スターミーは力尽きた

ショタT「......ありがとう、良く頑張ってくれたね。戻って」

ポゥン

吹雪「Zワザを受け止めて、その力をはね返すなんて......」

ショタT「凄い耐久力だ......はっ!?」

ウツロイド「ウゥゥゥゥゥツゥゥゥ!!」カッ

ウツロイド周囲に赤いオーラがあふれ出す

吹雪「な、何が起こってるの......」

ショタT「力を増したように見える......ともかく、僕らにとってはあまり良くないのは確かだね」



ウツロイド「ウ〜〜〜ツ〜〜〜」

サーッ

不気味なほど静かにウツロイドが迫ってくる



吹雪「ま、また来る!」

665名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/14(水) 22:33:10 ID:efcJT/w.

ショタT「でも、確実に体力を削れてるはず。スターミーの頑張りを無駄にしない為にも、攻撃あるのみ!!」

ショタT「頼むよ、オオスバメ!!」

ポゥン!

オオスバメ「スゥゥゥb」

グサッ

オオスバメ「バッ......!?」ズキッ

露骨に表情を歪めるオオスバメ

ショタT「......!? オオスバメ、どうしたの?」


ウツロイド「ロイ〜〜!」スーッ


吹雪「ショウタくん、もうそこに!」

ショタT「っ!? オオスバメ、まずはアイツから距離をとるよ!! 僕らに着いて来て!」

オオスバメ「スッ、スバッ!」コクッ

ショタT「行くよ吹雪ちゃん。マンタイン、頼むよ、発進!!」

マンタイン「マ〜〜〜ンタッ!!」

発進する、その直後



スパッ



マンタイン「......ンタッ!?」ビクッ

停止する

自分を駆るトレーナーの異変に気付く

マンタイン「マ......マンタ......?」

吹雪「......ど、どうしたの?......きゃああああっ!?」



ショタT「............っ............」



左脇腹辺りに違和感がある

目をやると、服が破け赤く染まっている

激痛

666名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/14(水) 22:34:12 ID:efcJT/w.

ショタT「ぐっ............ぁっ..........!!」

音にならない悲鳴、かろうじて搾り出すような声だけが洩れる

吹雪「ショウタくんっ!!!!」

ショタT「っ......来ないでっ!!! そこをっ......動いちゃっだめ......だっ......!!」

吹雪「はっ......!!」


空中に浮かぶ『何か』に鮮血が付着している

それにそっと手を伸ばす

吹雪「......いたっ!」

とがった岩が皮膚に食い込む

吹雪「そうか、これが!!」


ショタT「はぁっ......はぁっ......はぁっ......!!」


必死で呼吸を整えながら考える


さっきウツロイドが上空で見せた謎の挙動

オオスバメの苦悶の表情

今、自分の体を襲っている激痛

全てが頭の中で繋がる






『ステルスロック』
相手の周りに無数の岩を浮かべて出てきた相手のポケモンにダメージを与える。

667名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/14(水) 22:35:19 ID:efcJT/w.


ウツロイド「ウツ〜〜〜〜」

ウツロイドが迫る


吹雪「ショウタくん! アイツが来る、しっかりして!!」

ショタT「はぁーっ......はぁーっ......わ......分かってる......っ......オオスバメッ!!」

オオスバメ「スバァッ!!!」

ショタT「もうわざわざ逃げ回ったりなんかしない......ここで正面から......」

ショタT「倒すっ......!! オオスバメの攻撃......! ブレイブバードッ!!!」

オオスバメ「スゥゥゥゥバァッッッ!!」


オオスバメのブレイブバード!


ウツロイド「ウツッ〜〜〜!?」ドゴッ!

ショタT「どうだっ!?」

ウツロイド「ロ......ロイッ!!!」カッ

吹雪「ま、まだっ......!」

ショタT「手応えがない......そうかっ......!」

ウツロイド「ウツゥゥゥゥ!!」キラッ

発光

オオスバメ「スッ!?......スバァァァァッ!?」

ウツロイドから放たれる閃光がオオスバメを襲う

ショタT「オ......オオスバメ......」

オオスバメ「ス......バ......」

ザバン

力なく着水し、ただ海面を漂う

オオスバメは力尽きた

668名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/14(水) 22:36:53 ID:efcJT/w.


ウツロイド「ウゥゥゥゥツゥゥゥゥ!」グーン

ウツロイドの体から再び赤いオーラをがあふれ出しより力を増す

ショタT「はぁっ......はぁっ......はぁ......戻って、オオスバメ......」

オオスバメ「ス......」ポゥン

ショタT「はぁーっ......はぁー............ん?......吹雪ちゃん......?」

吹雪の手がショタ提督の体を支えている

吹雪「安心して、ここにいるよ」

ショタT「はぁー......ありがとう、吹雪ちゃん............」



ウツロイド「ウツ〜〜〜」

ゆっくりと迫る

全身の触手が舌なめずりをするように蠢きながら



ショタT「来い......まだ僕らは戦えるよ......」

吹雪「ま、まだやる気なの......?」

ショタT「はぁはぁ......大丈夫、任せてよ......」

ショタT「さっきのオオスバメの攻撃で......確信出来た」

ショタT「最初は見た目に騙されたけど......アイツ......岩タイプのポケモンだ」

ショタT「はぁー、はぁー......でもそれなら大丈夫。僕の相棒......ルカリオなら、岩タイプに有利に戦える。これで、トドメをさせる......」

吹雪「......ル、ルカリオって、あのルカリオ?」

ショタT「はぁ、はぁ......ほ、他にどのルカリオがいるのさ......」

吹雪「ね、ねぇショウタくん......私の知ってるルカリオは......海では戦えない......」

ショタT「..................」












目に映るのは見渡す限りの水平線

唯一匹、眼の前に対峙するアイツを除いて



ショタT「ルカリオが......戦えるフィールドが......無い......?」






続く

669名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/15(木) 22:28:41 ID:DvUWV9cU



ショタT「......ルカリオが戦えるフィールドがない......!?」

ウツロイド「ウツ〜〜〜」スーッ

敵が眼の前に迫る

ショタT「ハァー......ハァー.....そ、そんな......」

少年の全身から恐怖の念が湧き出すかのように大粒の汗を作っていく

吹雪「......」

グッ

ボールを握り締める



吹雪「大丈夫、私がやる」



ウツロイド「ロイーーーーッ!!」

ウツロイドが襲いかかる

吹雪「私が、あなたを護るんだから! さぁお出で!!」

ポゥン!

吹雪のボールから出てきたポケモンがウツロイドに飛び掛る

吹雪「ジュゴン! ねこだまし!!」

ジュゴン「ゴン!!」


パチン!


ウツロイド「ウツッ!?」ビクン

ジュゴンの攻撃に怯んだウツロイドが動きを止める

670名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/15(木) 22:29:46 ID:DvUWV9cU

吹雪「お前は私が落とす! ジュゴン、潮水!!」

ジュゴン「ジュゴォォォォオ!!」バァァァァ

ウツロイド「ウツ〜〜〜〜」ヒョイッ

ジュゴンの攻撃を後方に下がりつつかわし再び距離を離す

ショタT「ハァ......ハァ......まずい、あの距離じゃあ......こっちの攻撃は簡単に避けられる......」

吹雪「くっ......!!」


ウツロイド「ロイ〜〜〜」

発光

パワージェムの構えを見せる


吹雪「だったら狙いなんかつけない! お願い、当たって!!」

吹雪「ジュゴン、凍える風!!」

ジュゴン「ゴォォォオオ!!」

ウツロイド「ウツッ!!」カッ


ジュゴンの放つ凍える風が前方広範囲に広がる

その冷気の流れに逆らう形でウツロイドの撃った光弾がジュゴンめがけ飛んでゆく


バァァァン!!

直撃

ジュゴン「ジュゴォッ......!?」ズキッ

吹雪「ジュゴン! しっかりして!」


キシ キシ

ウツロイド「ウツッ......!?」ブルルッ

ウツロイドの体表が氷結し、動きが鈍くなる

671名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/15(木) 22:31:00 ID:DvUWV9cU

吹雪「ダメだ......強い......!!」

ジュゴン「ゴ、ゴン......」

サバン

ジュゴンは力尽きた

ショタT「ハァー......ハァー......」

ジュゴンの体にとがった岩で傷つけられた裂傷が見える

周辺には依然として見えない岩が漂っている

吹雪「......戻って、ジュゴン」

ポゥン

ショタT(......やっぱり......この岩のせいで......)


傷口を押さえ、痛みも押し殺しながら少年は考える

見えない岩を注意深く掻き分けて安全な海域まで離脱するか

ウツロイド「ウツ〜〜〜」

多分アイツが許してくれない

ダメージ覚悟で猛スピードで逃げるか

吹雪「......ショウタくん」

あの子を自分と同じ目に遭わせる訳には行かない

ショタT「ハァーハァー......ハァーハァー......」


ウツロイド「ウツ〜〜〜〜〜〜〜〜」

凍える風で鈍くなった体で、ゆっくりゆっくりとこちらに近づいてくる

672名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/15(木) 22:31:58 ID:DvUWV9cU

ショタT「吹雪ちゃん、周りの岩に注意して、逃げて............」

吹雪「!? そ、そんなっ......」

ショタT「見て......僕にはまだ......ハァー......これがあるよ......」

空のモンスターボールを見せる

ショタT「ハァー......もしかしたら、ゲットできるかも......」

吹雪「ダメだよっ......危な過ぎる......!」

吹雪の目から涙が落ちる

ショタT「お願いがある............帰ったら、あのお姉さんにゴメンなさいって......僕の分まで......」

吹雪「そんな......!!」



「やっ!と!見つ!け!たっ!!」



ウツロイド「ウツッ!?」


ショタT「はっ......!?」

吹雪「この声は!?」


ザアアアアアアッ!!

一人の女性を乗せたポケモンが海上を走ってくる


ラプラス「ラァァァァ!!」ザァァァァ

リシュリュー「私がやる! どきなさい!!」

673名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/15(木) 22:32:55 ID:DvUWV9cU

吹雪「ラ、ラプラス、いけないっ! 今ここは危険です!!」

リシュリュー「んー......? 止まりなさい、Lokhass!」

ラプラス「ラプっ!?」ピタッ

目を凝らす

目では見えないそれを確かに捉える

リシュリュー「“Piege de Roc”......成る程、手負いのこの子で近づくのは危険ってことね」

ラプラス「ラ、ラプ......」

リシュリュー「だけどこの位置からでも、何も出来ない訳じゃないわよ。あなたたち! 戦えるポケモンは残ってる!?」

ショタT「......!」コクッ

吹雪「は、はい!......でも、足場がないんです! ショウタくんのポケモンが立つことの出来る足場が!!」

リシュリュー「足場?......分かったわ......」


リシュリュー「“ Laser Glace ”!!」


ラプラス「ラァァァァッ!!」カッ


ラプラスの冷凍ビーム!

674名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/15(木) 22:34:02 ID:DvUWV9cU


ピキピキピキピキピキピキ!!!

氷点下の冷気が走る

しかし攻撃はウツロイドの明後日の方向に飛んでいく

ウツロイド「うつ〜?」


吹雪「ダメ! 全然当たらない!!」

ショタT「いや、違う......!」


リシュリュー「見てごらん。勝利への航路は、誰かに与えられるものでなく、自ら切り開くものよ!」

リシュリュー「現れなさい! 未来を導くサーキット!!」

ラプラスから放たれた冷凍ビームは海上に線を描き


吹雪「......あっ!!」

ショタT「これだっ!!」


氷の台地が眼前に広がっている


リシュリュー「どう、分かったかしら?」


ショタT「......条件は揃った。頼むよ......ルカリオ!」

ポゥン!

スタッ

ルカリオ「ルカァッ!!」

氷上に立つルカリオ

675名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/15(木) 22:34:58 ID:DvUWV9cU

ショタT「僕らの想いは......波導の力を操る勇者へと受け継がれる! メガシンカ!!」

ルカリオ「ルゥゥゥゥ......!!」

ルカリオが光に包まれる

ウツロイド「ウツ?」

ショタT「来い、メガルカリオ!!」



メガルカリオ「カァッッッ!!!」



ウツロイド「ウッ......!?」

サーッ

ウツロイドがメガルカリオから距離をとろうとする

吹雪「まずい、また逃げる気だよ!」

ショタT「いいや、逃がしはしない......絶対にっ!!」

ショタT「行くよっ......ルカリオの攻撃......波導弾!!!」


メガルカリオ「リィィィィィオッッッ!!!」ゴオオオオオオ!!

メガルカリオからウツロイド目掛けエネルギー弾が放たれる


ウツロイド「ロイッ!!」ヒョイッ

ウツロイドが避けようとする

しかし

ウツロイド「ロイッ......ロイッ?......ロイッ!......ロイッ!?」ヒョイッヒョイッヒョイッヒョイッ

ウツロイドの動きに合わせ波導弾が追尾してくる


ショタT「無駄だよ......波導弾は......ポケモンの持つ波導の力に引き寄せられて......どこまでも追い続ける!!」


ウツロイド「ロ......ロイ〜〜〜ッ!?」


バアアアアアアン!!

ウツロイドに波導弾がヒットする

676名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/15(木) 22:35:42 ID:DvUWV9cU


ショタT「はぁー......はぁー......」

吹雪「............!」

リシュリュー「......」



ウツロイド「ウッ......ツ〜〜〜......!」シュウウウウ

煙を上げ満身創痍となりながらも、今だ空中に留まるウツロイド


ショタT「こ......こいつ......まだ落ちないっ!?」

吹雪「そんなっ!?」

リシュリュー「......でも、ここまでのようね」


キッ

キッ

ギュイン!

突如、空中にワームホールが出現する


ショタT「っ!?」


ウツロイド「ロイ〜〜〜〜......」スーッ


ウツロイドはワームホールに消え、海は本来の姿を取り戻した


静かな海に

677名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/15(木) 22:36:39 ID:DvUWV9cU





〜砂浜〜



ショタT「......いたっ!」

リシュリュー「応急処置よ。これで終わりじゃないからね。さっさと帰って手当ての続きをするわよ」

ショタT「あ、ありがとうございます......」

吹雪「ポケモンセンターならすぐ近くにあるよ。どう、歩けそう?」

ショタT「もう大丈夫だよ」

リシュリュー「そんなわけないでしょうがっ」グイッ

ショタT「んえっ......!?」

リシュリューに担がれるショタ提督

ショタT「さ、さすがにこの格好で連れて行かれるのは......///」

リシュリュー「ワガママ言うんじゃないわよ、まったく......ん?」

ラプラス「らぷー」

リシュリュー「あなた。あの子が呼んでるわよ」

吹雪「......? ......ラプラスが?」

ザッザッ

ラプラスに近寄る吹雪

ラプラス「らす〜〜〜」

吹雪「............あなたも、私と一緒に......来たいの?」

ラプラス「ら〜♪」

吹雪「ふふっ♪ ありがとう。はいっ、モンスターボール」

ポゥン

ヌッ ヌッ ヌッ

カチッ!

吹雪「......ラプラス......ゲットですっ!」


どこからともなくラプラスの歌声が聞こえる








続くったら続く

678名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/15(木) 22:37:25 ID:DvUWV9cU



大淀博士「さーて今回のポケモンは」

大淀博士「ぴっぴかちゅう!」ガチャ

No.131

大淀博士「No.131と言えば、そう、ラプラスですね」

大淀博士「人の言葉を理解する高い知能を持ち、海の上を人を乗せて進むことを好みます」

大淀博士「密漁で絶滅が危惧されたため保護の対象となっていますが、地域によっては逆に増え過ぎているそうです」

大淀博士「私個人としては乗るのも乗られるのも好きなんですけどね。ラプラスさんは騎上位ってのは、したこのないんですか?」

ラプラス「ラプー!」

ドォン!!!

ラプラスの のしかかり!

大淀博士「乗るのも大好きだそうでs」ムギュー





ここで一句



ラプラスと

いつでもどこでも

ラブプラス



大淀博士「みんなもポケモン、ゲットですよ」

679名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/15(木) 22:41:02 ID:DvUWV9cU
次回

登場キャラ
>>680

ポケモン
>>681

680名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/15(木) 22:42:13 ID:X/0zRo.6
タカオ(アルペジオ) 
…一応コラボした仲ということで…だめなら安価下

681名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/15(木) 23:32:15 ID:fadaRNOI
ブラッキー
(艦娘も必要なら秋月)

682名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/15(木) 23:47:34 ID:DvUWV9cU
>>680
>>681
うけたまりっ!
基本的に上の安価は艦これキャラ以外は対応出来ないつもりですけどアルペキャラならまぁ行けます、あんまメインで書けないかもしれませんが…
(既に安価外のキャラをメインで書くことが多いのはゆるして)

683名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/24(土) 07:32:21 ID:Op/oQJ66
まず謝罪

今回のエピソードで>>680の安価は捌けませんでした...(小声)
いつ拾えるか分かりませんが遠くならないうち登場させたいです、書きたいキャラではあるので
今後も場合によっては安価を見送ったりするかもしれませんがどうかご了承下さい

(では書けた分だけで投下して)イッキーマウス...

684名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/24(土) 07:33:23 ID:Op/oQJ66











スー......スー......

建物内の一室で少年が静かに寝息を立てている

ガラッ

トッ トッ

そこに静かに歩み寄る少女

吹雪「......」

ショタT「すー............」

吹雪「......あっ......朝だよ、ショウタくん。起きて」

ショタT「............あ......うん......」

億劫そうにかけ布団をどける

吹雪「昨夜は寝付けなくて辛いと思うけど......朝ご飯、出来てるからさ」

吹雪「あ、服、脱がすよ......?」

ショタT「............?」

吹雪「いやっ! そ、その......傷あて、新しいのに変えるだけ、だから......ね......?」

ショタT「......そっか......」

左の脇腹に手を当てる

昨日の戦闘で付いた傷を医療用の傷パッドが覆っている

傷はさほど深刻ではなく、肉が抉り取られるような痛みはもう無い

吹雪「ちょっと痛むけど、我慢してね......」

ショタT「......っ」

吹雪「......はい、終わり」

ショタT「......ありがとう......」

吹雪「立ち上がれる?」

ショタT「うん......っと......」

よろめく体を支えてもらいながら歩きだす

ショタT「ねぇ......吹雪ちゃん」

吹雪「なぁに?」

ショタT「本当にありがとう......」

吹雪「............私の方こそ」

685名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/24(土) 07:34:08 ID:Op/oQJ66



〜テラス席〜



吹雪「ほら、あちらに」

ショタT「......あ」

サングラスをかけた一人の女性がイスに腰掛けている

テーブルには異国の香り漂う朝食が並べられている

リシュリュー「フーン。案外Vacancesで過ごすには悪くないトコかもねぇ」

リシュリュー「ただ......Cafeの一つもないなんて、どんだけ田舎なのよ」

吹雪「あぇっ!?......す、すみません、何もない所で......」ペコリ

リシュリュー「あらっ、来てたの? というかあなたが謝る必要ないでしょう」

リシュリュー「ん?」

ショタT「......昨日は、ありがとうございました......」ペコリ

リシュリュー「ふん。礼ならそっちに言いなさい。夜通しあなたの面倒見てあげてたのよ?」

ショタT「えっ......?」

吹雪「えぇっ!? 言わなくていいですからっ......///」

リシュリュー「分かったから、さっさとお食べ。冷めるわよ」

(着席)

ショタT「頂きます......んっ」モグッ

吹雪「もぅ、いただきますっ......はむ」モグッ

吹雪「......こ、これ!」

ショタT「おいしい......」

ガツガツモグモグ

リシュリュー「ふふっ、沢山食べて、早く元気つけなさい」

♪♪♪

リシュリュー「んー? 連絡?」

リシュリュー「......あら、客人がお見えね」

686名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/24(土) 07:34:57 ID:Op/oQJ66





陸奥「ボンジュール♪ で良かったかしら、リシュリューさん?」

リシュリュー「Bonjour. 別に気遣わなくていいわよ。おはよう、陸奥」

リシュリュー「で、そっちの子は?」

陸奥「さ、自己紹介をお願い」

後ろにいる少女が前に出る

秋月「秋月です。陸奥さんの下でご指導を頂いております」

陸奥「優秀な子よ。いずれ立派なレンジャーになれる。あなたからも助言をくれると助かるわ」

リシュリュー「ふーん、よろしくね」

秋月「よろしくお願いします」

陸奥「......急に本題に入るけど、『例の子』に遭遇したと言うのは本当?」

リシュリュー「遭ったわよ。けど先を越されたわ。ほら、そこの」

陸奥「......あら?......あらあらあら!」

ショタT「......モグモグ......ん?」

陸奥「あーなーたー、いつぞやのやんちゃな少年じゃない。ここで何してるのー?」

陸奥「分かった。ま〜た大人のお姉さんを困らせるようなことしたのね? 本当に、イケナイ子」

ショタT「あ......はい......」

陸奥「あ、あら?」

ショタT「......すみません」ペコリ

陸奥「............」

ポン

少年の頭を撫でる陸奥

ショタT「えっ......」ナデナデ

陸奥「怖かったのね。でも大丈夫、もう私たちが傍に居るから」

ショタT「......ありがとうございます」

陸奥「ふふっ♪ そこのお嬢さん? あなたもこの子と一緒に?」

吹雪「......えっ? あっ、私ですか!?」

リシュリュー「昨日からずーっと一緒よ。その若妻は」

陸奥「あらあら」

吹雪「んえぇぇっ!!??///」

687名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/24(土) 07:35:43 ID:Op/oQJ66

リシュリュー「折角の朝食よ。あなたたちも一緒にどう? 今cafeを淹れるわ」

陸奥「それじゃあお言葉に甘えて♪ さ、秋月さんも」

秋月「えっ、あ、秋月にはそのようなおもてなしは......勿体無いです......」

陸奥「ダメです。こういうのは断る方が失礼よ。ありがたくご馳走にならなくちゃ」

秋月「そ、それでは......」

(着席)

クロワッサンを持つ秋月の手が震えている

秋月「た、多大なる感謝の意を込めて......い、い"た"だ"き"ま"す"っ!!!」

リシュリュー「重いっ!!!!」

陸奥「彼女は日ごろから節制に努めてるから」モグモグ

秋月「グスッ......美味しい、美味じいでず......」ポロポロ

リシュリュー「涙流しながら食べるのはやめなさい......パンがふやけてるでしょうが......」

陸奥「ところでお嬢さん、名前はなんていうの?」

吹雪「あっ、私は吹雪です」

陸奥「吹雪さんね。というか、君の名も聞いてなかったわ?」

ショタT「あっ、僕の名前はショウタです」

陸奥「ショウタくん、私の名は陸奥。改めてよろしくね♪」

ショタT「よろしくお願いします......」

688名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/24(土) 07:36:34 ID:Op/oQJ66








リシュリュー「......と言う訳で、色々あったのよ」

陸奥「やっぱり無茶な子ねぇ」

秋月「でも、立派だと思います。未知の敵にも勇敢に立ち向かえるなんて」

陸奥「勇敢なのと無謀なのは違うわ。もう少し懸命な判断が出来たはずよ」

ショタT「......すみません......」

陸奥「あらやだ、もう私ったら。説教するつもりは無かったのに......」

リシュリュー「言うべきことはキチンと言わなきゃダメよ。同じことされたら堪ったもんじゃないわ」

陸奥「ま、活発なお年頃ですもの。少しくらいは大目に見てあげましょう。それより......」

陸奥「秋月さん? 彼と一戦交えてみたくない?」

秋月「え? つまり、ポケモンバトルですか? いいんですか......?」

陸奥「誰かを護るということは、誰よりも強くならなければいけないってことよ。その為には鍛錬を怠ってはいけないわ」

陸奥「安心しなさい、この子は強いわよ。格上と分かれば気兼ねなく戦えるでしょう?」

秋月「は、はい! お任せ下さい!」

ショタT「え......バトル......ですか?」

陸奥「えぇ、いいかしら?」

ショタT「でも............僕は......もう......」

吹雪「............?」



ショタT「戦いたくない......」





続く

689名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/24(土) 23:27:39 ID:Op/oQJ66











ザァー ザァー

波が打ち寄せる音

浜辺に座り込む一人の少年



ショタT「............」



夜空はきれいに晴れ渡り、風はあくまで涼しい

穏やかな海面には白い満月がくっきりと映えている



ショタT(......何やってるんだろう、僕......)



ふと思い出す

もうすぐ夏も終わる

学校が始まり以前の生活に戻れる

ぼんやりと考えていた



ショタT(............戻れるのかな)



ザッ ザッ ザッ ザッ

足音

足取りは早いが刻まれるリズムは一定で、息が整っているのが分かる


ショタT「......あっ......」


走る人影が目に映る

立ち上がる

あちらもこちらの存在に気付いたらしく駆け寄ってくる

月明かりに照らされ、そう近づかないうちに相手の顔がはっきりと分かる


ショタT「......秋月ちゃん?」

秋月「ショウタさんですか? どうしたんですか、こんなところで」






690名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/24(土) 23:28:42 ID:Op/oQJ66





ショタT「凄いね。毎日走ってるんだ」

秋月「一日たりとも怠っては、訓練になりませんから」

ショタT「訓練邪魔しちゃったけど、いいの?」

秋月「......今は特別。私の方こそ、話しかけてよかったですか?」

ショタT「うん。大丈夫」

秋月「私、朝も思ったのですけれど、あなたのこと本当に尊敬してます」

ショタT「......?」

秋月「『例の子』のこと、陸奥さんからは部外者に話さないようにって言われてるんですけれど」

秋月「あの『ウルトラビースト』......今だ正体を掴めていない謎の強敵に、立ち向かったあなたに敬意を抱いています」

ショタT「............」

秋月「この秋月も、いずれ立派なレンジャーとして、助けを求める者達を護る職務に就く者として、あなたのように......」

ショタT「僕は」

秋月「......はい......?」

ショタT「............護れなかったよ」

秋月「ショウタさん......」


<ショウタくーん! どこいるのー!?


ショタT「あっ......」


ザッザッ


吹雪「はぁ、はぁ、ショウタくん、ここにいたの......」

吹雪「......あぇっ、秋月さん......も......?」

秋月「あ......は、はい! ランニング中に偶然会ったので......」

吹雪「あ、そうなんですね......あはは......」


・・・ ・・・


ショタT(......なにこの空気)

691名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/24(土) 23:29:18 ID:Op/oQJ66

ショタT「吹雪ちゃん、心配かけさせてごめんね。帰るよ」

吹雪「あっ......う、うん」

吹雪「............ねぇ、ショウタくん。本当に、もう戦いたくないの?」

ショタT「えっ?」

吹雪「昨日会ったばかりの私が、こんな事言うのも変だけど......」

吹雪「今日のあなたの言葉が、らしくない気がしたから......」

ショタT「......本当だよ。悪いけど」

吹雪「............分かった、ありがとう」

ショタT「......」


優しく微笑みかけられる

少年は困惑する

その優しさにどう応えたらいいのかも分からない


吹雪「そうだ、ねぇ秋月さん!」

秋月「ん? なんですか?」

吹雪「私と、ポケモンバトルしませんか?」

ショタT「?」

秋月「えぇっ? 吹雪さんとですか?」

692名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/24(土) 23:30:02 ID:Op/oQJ66

吹雪「元々はショウタくんがあなたのお相手をするって話がありましたよね。けれど、ご覧の通りです......」

吹雪「もし良ければ、彼の代わりにこの吹雪がお相手をいたします。私こう見えて、学校での成績はトップなんです!」

ショタT「そうだったんだ」

吹雪「と、とは言っても......田舎の弱小校の1番だけどね......」

秋月「いいえ、光栄です! 是非ともお手合わせお願いします!」

吹雪「こちらこそよろしくお願いします!」

吹雪「......ねぇショウタくん」

ショタT「ん?」

吹雪「もし、見るのも嫌でなければさ、私たちのバトル見ていかない?」

ショタT「......構わないよ」

吹雪「よかった」ニコッ



二人の少女は広い浜辺へと歩き出し、十分な距離を保ったまま向かい合う

腰を下ろしそれを眺める

月は依然として明るい

二人の表情まではっきりと見える

693名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/24(土) 23:30:30 ID:Op/oQJ66


秋月「......」


吹雪「......準備、完了です!」


秋月「それでは始めましょう。お出で、ブラッキー!!」


ポゥン!


ブラッキー「ブラッ!!」スタッ


吹雪「それじゃあお願い。私の、グレイシア!!」


ポゥン!


グレイシア「レイッ!!」スタッ


秋月・吹雪「バトルッ!!」


ショタT「......」






続く

694名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/25(日) 21:49:42 ID:wnbHn2a6



秋月「お出で、ブラッキー!!」

吹雪「お願い、グレイシア!!」

ブラッキー「ブラッ!!」

グレイシア「レイッ!!」


ショタT(ブラッキーはかなり耐久力のあるポケモン。対するグレイシアは、強力な氷技を武器とする)


秋月「早速行きます。ブラッキー、バークアウト!」


ブラッキー「ラァッッッ!!!」カッ

ブラッキーの赤い瞳が鈍く光り、発せられる怒号がグレイシアを襲う

グレイシア「グッ......!」ビクッ


秋月「バークアウトの追加効果! 相手の特殊攻撃を弱体化させる!」

吹雪「だったらこっちは! グレイシア、凍える風!!」


グレイシア「シアーーーッ!!」ヒュウウウウウウウ

ブラッキー「キッ......!?」ブルルッ

ブラッキーの体毛が氷結し漆黒の肢体に霜が降り始める


吹雪「これでブラッキーの動きを鈍らせる! このまま畳み掛けるよ!」

秋月「ですが既に、バークアウトで特殊技は弱めてる! 受けきってみせます!」

吹雪「試してごらん! グレイシア、『氷の息吹』!!」

695名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/25(日) 21:50:37 ID:wnbHn2a6


ショタT「氷の息吹......あれの技は確か」


グレイシア「レイーーーッ!!」

コォォォォオオオオ!

ブラッキー「ラッ......!?......ブラーッ!!」キシキシキシ

凍てつく冷気がブラッキーの身体を突き刺し体力を削り取る


秋月「しまった、この技は......!」

吹雪「氷の息吹は、的確に相手の急所を突く技。つまり!」

ショタT「能力ダウンを無力化出来る......」

吹雪「これでバークアウトで火力を下げられることなく攻め立てられる!」

秋月「やりますね......ですが構いません! こっちも攻めます!」

秋月「ブラッキー、イカサマ!!」


ブラッキー「ラーッ!!」カッ

ブラッキーが赤い瞳が再び発光し、グレイシアに突撃する

バキィッ!!

グレイシア「アッ......!」

696名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/25(日) 21:51:37 ID:wnbHn2a6


ショタT「イカサマは、威力を相手の攻撃力に依存するかなり独特な技......」


吹雪「でもグレイシアの攻撃力はそんなに高くない。大したダメージにはならないよ!」

吹雪「再び、氷の息吹!!」


グレイシア「レイーッ!」

コォォォォオオオオ!

ブラッキー「ブラッ......!」キシキシッ


吹雪「よし。これで、次の攻撃で倒してみせる!」

秋月「いいえ、やらせはしません。ブラッキー、『月の光』!!」


ブラッキー「ラァァァッ!」

ブラッキーの体表に描かれた輪っか模様が妖しい光を放つ

それと同時に傷が回復していく


秋月「月の光によって体力を回復する! これでまだ戦えます!!」

吹雪「くっ......! だったら攻め続けるよ!」

吹雪「氷の息吹!」

秋月「もう一度、月の光!」


さらに回復


吹雪「まだまだ! 氷の息吹!!」

秋月「こちらも、イカサマ!!」


撃ち合い


吹雪「くっ............!」

グレイシア「フゥー......フゥー......!」

グレイシアの口から小刻みに息がこぼれる

秋月「どうですか。私たちは、まだまだやれますよ!」

ブラッキー「ブラッ!」キッ

697名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/25(日) 21:52:36 ID:wnbHn2a6

グレイシア「グッ......!」

吹雪「私だって......まだ......!」

ショタT「......ねぇ、吹雪ちゃん......」

吹雪「......ん?......な、なに?」

ショタT「どうして、そんなに無理してるの......?」

吹雪「......私、強くなりたいって思ったから......私が強くなって、みんなを護りたいって」

吹雪「だからここで諦めちゃいけない! またあの時みたいになって、誰かが傷つくのを見てるだけなんて嫌だから!」

秋月「吹雪さん......」

ショタT「............」

吹雪「行くよ、グレイシア! 氷の息吹!!」

グレイシア「シアーーーーッ!!」

コォォォォォオオオオ!

グレイシア「ッ......!?」

吹雪「はっ!?」

狙いが外れる

放たれた冷気はそのまま風に乗りどこへとも無く消えてゆく

秋月「月の光!!」

ブラッキー「ブラーッ!!」キラキラ

再び回復する

その身体にはもはや一つの傷も残されていない

吹雪「くっ............」

秋月「吹雪さん。もう、ここまでにしましょう。勝敗は、決しました」

ショタT「吹雪ちゃん......」

吹雪「............戻って、グレイシア」

グレイシア「レイ......」

ポゥン

698名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/25(日) 21:53:41 ID:wnbHn2a6

秋月「ブラッキー、ありがとう。戻って」

ブラッキー「ブラッ!」

ポゥン

秋月「お手合わせ、ありがとうございます。とても勉強になりました」

吹雪「こ、こちらこそ、ありがとうございます......」

秋月「私たち......きっと、同じ想いを共有できる仲間なんだと思います。さっきのあなたの言葉を聞いて、そう確信しました」

吹雪「あっ......う、うん......!」

秋月「すみません、なんだか厚かましい発言かもしれませんが、私の正直な気持ちです」

吹雪「あ、ありがとう......私こそ、嬉しく思います」

秋月「ショウタさんも、どうか深く気を落とさないで下さい。あなたの助けになることなら、私なんでもしますから」

ショタT「あ......ありがとう......」

秋月「それでは......重ね重ねですが、本当にありがとうございました」ペコリ

秋月「私はもう少しランニングの続きをします。人のことは言えませんが、お二人もあまり遅くならないうちに......」

ショタT「うん、ありがとう。さ、吹雪ちゃん、帰ろう?」

吹雪「う、うん......」



ザッ ザッ ザッ

走り去る秋月の背中を見送る二人



吹雪「......私は、そんな立派な人間じゃないよ」

ショタT「......?」

吹雪「あの子に勝って、私強いんだよ、ってところ見せたかっただけなの。あなたに」

ショタT「吹雪ちゃん......」

吹雪「ごめんね......私のわがまま付き合せちゃって」

ショタT「............」













続く

699名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/31(土) 01:13:18 ID:kRhSedyo





明くる日





陸奥「みんなー、朝ご飯よー!」


\いただきまーす!/


秋月「んふふ〜、美味しいぃ〜〜」モグモグ

吹雪「南瓜の味噌汁、南瓜の煮っ転がし、それに麦飯......」

ショタT「急に質素になりましたね」モグモグ

陸奥「リシュリューさんはもう帰っちゃったから。あの人多忙なのよ」

箸を止める

ショタT「......またどこかで、『あいつ』が出たんですか?」

一瞬、女性の目つきが険しくなる

陸奥「............さぁね。言っておくけど、この件について詳しい話は出来ないわ。相手があなたでも例外ではありません」

ショタT「はい......」

陸奥「安心しなさい。あなたの身は大人のお姉さんが責任を持って護ってみせるわ。だから、ちゃんと良く噛んでご飯を食べてよ」

秋月「ん〜、それにしても安心する味です。我が家みたい......ってあれ? この味どこかで」

陸奥「ふふっ♪ 気付いたかしら。さぁ、こっちにおいで」

スタッ

秋月「......あっ!」

涼月「おはようございます、みなさん」

700名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/31(土) 01:14:29 ID:kRhSedyo

秋月「涼月じゃない! どうしてここに?」

涼月「秋月姉さんたちが近くに来てると聞いて、少し顔を出そうかと」

陸奥「って訳で、折角だから彼女に朝食を作ってもらったの。ちょっとしたサプライズだったでしょ?」

ショタT「......!?」ドキッ

秋月「でも涼月。どうして建物の中なのに水着姿なの?」

涼月(水着)「この時期は正装だと蒸れちゃうので」

陸奥「これでちょっとは元気になったでしょ、少年?」ボソッ

(耳元でささやくお姉さん)

ショタT「い、いや......///」←うつむく

吹雪「ムスーッ」

陸奥「さ、沢山食べて元気つけておかなきゃ。今日は体力使ってもらうから」

秋月「分かりました。ちなみにどんな訓練を予定しているんですか?」

陸奥「えぇ? 無いわよ、そんなの。今日はお休み」

秋月「え、それは......(困惑)」

陸奥「分かってないわねぇ、一生懸命遊ぶのも仕事の一つよ」

陸奥「世間の子供達はまだ夏休み。訓練に明け暮れるのもいいけれど、たまにはあなたたちも羽を伸ばしなさい」

秋月「はいっ、ありがとうございます!」

涼月「それではお言葉に甘えて♪」

陸奥「ねぇ、吹雪さん? もしよかったら、この子たちの相手をしてもらえないかしら?」

吹雪「は、はい、お任せ下さい!」

陸奥「もちろんつき合ってくれるわよね?」

ショタT「あっ、はい......」



_____________
_______
____

701名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/31(土) 01:15:45 ID:kRhSedyo





砂浜





白露「いっちばん乗りーーーーーーーーっ!!!!」

村雨「じゃあ村雨が二番乗りーっ♪」


・・・ ・・・


白露「......てか、あたしら二人だけ? 夕立は? 時雨は?」

村雨「夕立は夏休みの宿題と奮闘中。時雨さんは夏休みの宿題をやりたがらない夕立と奮闘中よ」

白露「もー何やってんのよーっ! 最後の最後まで全力で遊び倒さないと夏休みが逃げちゃうでしょうがーっ!!!」

村雨「遊び倒しても夏は明けると思うけど?」

白露「ならば今この瞬間を一番楽しめるように頑張るまでよ! さっそく着替え......」

バサッ

村雨(水着)「じゃーん☆ 村雨がいっちばーん早く着替えましたー♪」

白露「なにーっ!? ま、負けたーっ!!」

白露「んで、下に着てきたのは分かるんだけど、帰りどうすんの? 着替えあんの?」

村雨「そこまでは考えてなかったわ♪」

白露「さすがのあたしでも白昼堂々浜辺で生着替え披露してやる程の度胸はないよ。ちょっと着替えてくるから待っててね」

村雨「はいはーい♪ じゃあ村雨その間に、かわいいでも男の子に話しかけちゃおっかな〜?」

白露「む、村雨さん、アレすか......? いわゆる逆ナンってやつすか......?」

村雨「そんな如何わしいことじゃありません。村雨はさみしがりやだから、ちょっと話し相手が欲しいだけです」

村雨「ほら、さっそくあそこに」

白露「んー?............あああああああぁぁぁぁぁっ!!!!」









<あああああああぁぁぁぁぁっ!!!!

ショタT「うわっ!?」ビクッ

吹雪「ひゃっ!?」

陸奥「あら? あの子......」

702名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/31(土) 01:16:59 ID:kRhSedyo


ザッザッザッ!!!


白露「ショウタ! 久しぶりじゃない!! ってあの時のお姉さんまで! また会っちゃった!!」

陸奥「お久しぶりね、白露さん。あの時はありがとう」

ショタT「あっ......久しぶり」

秋月「知り合い、ですか?」

陸奥「以前事件が起こったときに私たちを助けてくれた、立派なトレーナーさんよ」

白露「ふっふーん♪」


ザッ ザッ


村雨「へぇー、白露ちゃんの知ってる子だったの。先越されちゃったわ」

歩み寄る水着姿の少女

村雨「村雨よ♪ 白露ちゃん共々私のことも、よろしくねっ☆」

(ウィンクを飛ばす)

ショタT「ぁっ......///」

陸奥「あらあら、より取り見取りね」

涼月「?」

吹雪「......ばかっ」

(少年の脇腹を小突く)

ショタT「ぐはぁっ!(迫真)」

村雨「うふふっ、かっわいいー♪」

703名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/31(土) 01:17:57 ID:kRhSedyo

白露「ショウタ! ここで会ったが百年目!! あんたのライバルとして、ここでポケモンバトルを申し込むよ!!」

ショタT「えっ......い、いや......その......」

(困惑)

吹雪「あっ......あの!」

陸奥「白露さん、ゴメンなさい。今日はそういう気分じゃないのよ。みんな遊ぶのを楽しみにしてるから」

白露「あっ、そっか。それもそうだね! じゃあ一緒に遊びましょっか!!」

陸奥「ええ、そうしましょう」ニコッ

陸奥「......これでよかったかしら?(小声)」

ショタT「あっ......ありがとうございます......」

吹雪「......」ホッ

秋月「とは言っても、私たちまだ水着に着替えてないですよ」

白露「同じく」

吹雪「わ、私も着替えた方がいいのかな......あんまり自信ないんだけど......」

陸奥「吹雪さん、ダメよ、臆したら。ここで女を見せなくちゃ」

吹雪「ちなみに陸奥さんは......?」

陸奥「私は遠慮します。年頃の少年には刺激が強過ぎるからね♪」

ショタT「なんの話ですか......」

704名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/31(土) 01:18:49 ID:kRhSedyo

村雨「じゃあ村雨たちはお先に泳いでまーす」

涼月「みなさんも早くいらして下さいね」

陸奥「はい、楽しんでらっしゃい」

ショタT「............」
















キッ





キッ















眩暈


既に何度か経験したこの感覚で確信する


ショタT「............い、いる」ボソッ


吹雪「えっ......?」


震える声でかろうじて呟く

いつの間にか少年の額に大粒の汗が浮かんでいる


ショタT「ま、まずい......危ない......海に............近づいちゃダメだッッッ!!!」

陸奥「な!?」

吹雪「えっ!?」

秋月・白露「!?」


ピチャッ ピチャッ


涼月「え?」

村雨「んー?」


海に足を踏み入れる

同時に近くの海面に二つの影が出現する



ザバァァァァン!!!

705名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/31(土) 01:20:00 ID:kRhSedyo

水飛沫が立つ

海面から飛び出した影の正体が二人の少女に襲い掛かる


村雨「えっ......きゃああああああ!!!」

涼月「いやあああああああ!!!」


秋月「まさかっ!?」

白露「げぇっ!? なにあれっっっ!?!?!?」


ウツロイド1「ウツ〜〜〜!」

ウツロイド2「ロイ〜〜〜!」

村雨「や......やだ......」

涼月「............助けて」


陸奥「ウルトラビーストッ!? しかも、2体!?」

ショタT「はぁーっ......はぁーっ......!」ガクッ

吹雪「ショ、ショウタくん、大丈夫!?」

ショタT「ぼ、僕はいい......!......あの二人がっ!!」

白露「あんたぁー!! 村雨になにしてくれてんのよーっ!!!!」ザッ

秋月「涼月っ!! 待って、今行くから!!!」ザッ



必死の形相で駆け寄る二人




村雨「............」

涼月「............」


秋月「涼月、大丈夫? 今助けるからね......」

白露「どこのどいつだか知らないけどねぇ! 可愛い妹分に乱暴するような不届き者はタダじゃ置か......」




硬直する




血の流れが止まったかのような病的なまでに白い肌

深く暗く冷たい瞳

そこに見た顔は自分達が知っているそれでは無かった




白露「............あんた......誰?」



秋月「あなた............涼月......?」

706名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/31(土) 01:21:55 ID:kRhSedyo

涼月「......」

腕を高く挙げる

ザッ!!

そのまま真下の地面に深く振り下ろす

地中に居る何かを掴むようにしてこぶしを強く握り締め、低い声で呼びかける


涼月「オ出デ............シロデスナ!!」


ゴゴゴゴゴゴゴ!!

地鳴りと共に地面がせり上がってくる


白露「な、何よこいつーっ!?」



シロデスナ「シィィィィロォォォォオ......!」ゴゴゴ



村雨「......」

海に目を向ける

村雨「......チュッ♥」

水面に向かって投げキッスをする

その合図に呼応して水の底から黒い影が広がる


村雨「来ナサイ............ブルンゲル!!」


ザバアアアアアアン!!!

激しい水飛沫とともに浮上する


秋月「あっ、あれは......!?」



ブルンゲル「ブゥゥゥゥルゥゥゥゥウ......!」ゴゴゴ

707名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/08/31(土) 01:22:42 ID:kRhSedyo

秋月「くっ......!!」

ピッ

図鑑の起動音

秋月「浮遊ポケモン、ブルンゲル! 獲物を海に引きずり込み、命を奪うとされている......!!」

秋月「あっちは、砂の城ポケモン、シロデスナ!! 砂嵐を巻き起こし、相手の身動きを封じて生気を奪う......!!」

白露「そ、そのポケモン図鑑、夏限定モデルとかじゃないよねっ!? あたし今は怪談話聞きたい気分じゃないんだけどっ!!」

秋月「気を引き締めてください......今私たちが直面しているのは、お伽噺等ではない現実の恐怖です!!」

白露「くっそーっ! 村雨、あたしを怖がらせないでよ! 早く元の姿に戻りなさいっ!!」

秋月「涼月! お願い、目を覚まして!」



涼月「......元二戻ル......?......目ヲ覚マス......?......何ヲ言ッテイルノデスカ......?」



村雨「フフフッ♪ ヤット、目ガ覚メタンジャナァイ......」









続く

708名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/04(水) 21:46:25 ID:jNVbiSXo






砂浜






ブルンゲル「ブルァァァァァ......!」ゴゴゴ

シロデスナ「デェェェェェス......!」ゴゴゴ


村雨「フフフッ♪ ヤット目ガ覚メタンジャナァイ......」

涼月「............」ジロッ

視線が合う

秋月「っ......!!」ゾクッ

白露「あ、あんた......なに、言ってんの......?」



ショタT「ぐっ......」

右手で脇腹を押さえうずくまる

吹雪「ショウタくん、しっかりして!」

ショタT「だ、大丈夫......それより教えてください.....あの子達に......何が起こっているんですか?」

陸奥「コードネーム:UB01 PARASITE ......ポケモンとしての名前は『ウツロイド』」

吹雪「......ウツロイド?」

陸奥「彼らは人に寄生を行うことが分かっている。そして......」

陸奥「何らかの方法で寄生主の肉体と精神に働きかけ、潜在能力を極限まで引き出し、暴走させる」


白露「な、納得いかないっ! それじゃああれが本気の村雨の姿ってわけ!?」

秋月「認めません......私の知ってる涼月は、あんなに人を見下すような目はしない!」

709名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/04(水) 21:48:48 ID:jNVbiSXo

吹雪「元に戻す方法は、無いんですか......?」

陸奥「詳しいことは調査中だけど……彼らの寄生には自衛の側面があるとされてる」

陸奥「寄生主が力量不足と判断すれば、自ずと離れていくはずよ」

ショタT「......つまり」

秋月「察しはつきました......!」

白露「いひひっ、オッケー!」



二人がボールを構える



陸奥「秋月さん! あなたは、私が見てきた訓練生の中で最も優秀な子よ。この状況を託していいと信じているわ!」

秋月「はいっ! お任せ下さい!!」

陸奥「白露さん! 以前あなたには助けてもらったけれど、どうやら今回もそうなりそうね。大丈夫かしら!?」

白露「もっちろん!! 任せてくれちゃってぇー!!」

ショタT「僕達も力に......うぐぁっ!」

(傷口が痛む)

陸奥「あなたは無理よ。吹雪さん、聞きなさい」

吹雪「はっ、はいっ!!」

陸奥「男の子を御するのも女の仕事よ。またその少年が無茶したら、引っ叩いてでもぶん殴ってでも止めるのよ。出来る?」

吹雪「……分かりました! お任せ下さい!」

ショタT「えぇーっ!?」ガビーン

710名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/04(水) 21:49:51 ID:jNVbiSXo


秋月「それでは頼みます、ブラッキー!」

白露「お願いよ! カメックス!!」


ポゥン! ポゥン!


ブラッキー「ブラッ!」スタッ

カメックス「ガメェッ!!」ドン!


秋月「白露さん! この秋月に、力を貸してください!」

白露「お互い様ねっ、じゃあ行くよ!」



ブルンゲル「ブルァァァッ!!」

シロデスナ「シィィィロォォォッ!!」


涼月「オ相手......シマス......」

村雨「ヨセバ良イノニ......馬鹿ナ子達ッ......!!」



秋月&白露「バトル!!」

711名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/04(水) 21:51:04 ID:jNVbiSXo


白露「カメックス! 『水の波動』!! まず狙うは、シロデスナ!」

秋月「ブラッキー、『バークアウト』!」


カメックス「ガァァァメッ!!」バシュッ!!

ブラッキー「ラァッッッ!!」カッ!


涼月「『守ル』ッ......」

シロデスナ「スナッ!!」

ゴゴゴゴゴ

シロデスナの周囲に砂の防護壁が出現する

バァァァン!!

両者の攻撃は壁に阻まれ、無傷のシロデスナが鎮座する


白露「ちぃっ!」

秋月「でも、ブラッキーの攻撃はシロデスナだけを狙った訳じゃない! そちらには食らってもらいます!」


ブルンゲル「ゲェーッ!?」ブルッ

ブラッキーのバークアウトを受けブルンゲルがたじろぐ

村雨「フーン......」


秋月「バークアウトの効果! 攻撃を受けたポケモンの、特殊攻撃を弱体化させる!!」

白露「よっしゃー、やるじゃん!」


村雨「ハイハァイ............ブルンゲル!」

ブルンゲル「ブルン!」


村雨「トリックルーム!!!」


ブルンゲル「ブルァァァァァッ!!」カッ!!



キッ キッ キッ



軋むような音を立てて空間が歪んでゆく

712名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/04(水) 21:52:53 ID:jNVbiSXo



吹雪「な、なに......あの空間......」

ショタT「トリックルーム......素早さの上下関係を逆転させる空間を生み出す技……!」

陸奥「あの面子で最も遅いポケモン......つまりあの空間で最も速く動けるのは、恐らくシロデスナ」



幾何学模様の透明な壁が出現し、交戦中のポケモンとトレーナーたちを閉じ込める



村雨「......楽シマセテ、アゲルカラ......」ニィィ

涼月「............」


白露「どんなことして来ようが、村雨、あんたはあたしが責任持って連れ戻すからね! 覚悟しなさいよっ!」

秋月「涼月......何度でも呼びかけてみせる! 私の言葉があなたに通じるまで!!」

白露「臆せず攻めるよっ!」

秋月「同じく!」


涼月「遅イ......シロデスナ、『ド忘レ』」

シロデスナ「シィィィ.....ロォォォォ......???」カッ!

シロデスナの特防が大幅に上昇する

涼月「ソンナ言葉......キカナイ......通ジナイ......」


秋月「それが、あなたの答えってこと......」


村雨「私ノ事マデ、忘レナイデネ......ブルンゲル、『熱湯』!!」

ブルンゲル「ブルルルァァァァァ!!!」バァーッ!!


煮えたぎる熱湯がブラッキーを襲う

バシャッ!!

ブラッキー「ブラァァァッ......!」ジュウウウ

秋月「ブラッキ......!?」


村雨「サァ、食ライナサイ......!」


「うあぁぁぁぁあぁぁあっ!!!!」

713名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/04(水) 21:57:22 ID:jNVbiSXo


白露「なっ!?!?」ビクッ

突然の絶叫に驚く

横に視線を向ける



吹雪「えぇっ!?」

ショタT「な......」

陸奥「ど、どういうこと......」



秋月「あっ......!......熱い......! か、体がっ......!!」

息を荒げ苦悶の表情を浮かべる


涼月「......」クスッ

村雨「ホラ......コウスル方ガ、楽シメルワ......」

白露「どどど、どういう事よ! 説明しなさい!」

村雨「コノ空間デハ、可愛イシモベ達ト、同ジ苦シミヲ受ケルノヨ......フフフ」

ブラッキー「ブラッ......!」ジリ

秋月「はぁっ......はぁっ......熱い......痛い......!」ジリ


ショタT「火傷......!」

陸奥「ダメ、このバトルは危険すぎる! 逃げなさい!!」


ブラッキー「キー......」

心配そうに見つめる

秋月「ぐっ......大丈夫......これで、あなたと苦しみを分かち合える......」

秋月「引きません......行きます! ブラッキー、もう一度バークアウト!!」

714名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/04(水) 21:58:12 ID:jNVbiSXo


ブラッキー「ブ.....ラァッッッ!!」


ブラッキーのバークアウトが相手の場に響き渡る


シロデスナ「スナーッ!」ビリッ

ブルンゲル「ゲェーッ!」ビリッ


涼月「......ウルサイ子......」

村雨「オトナシク、シテ貰ウヨッ!」カッ


ブルンゲル「ブルァァァァァ!!」カッ!

ブルンゲルの目が妖しく光る


ブラッキー「キ......ッ......!?」ガチッ

秋月「う......っ.......がぁ......っ......!?」

苦しそうに喉元を押さえる秋月


白露「な......何よ......今度はなんなのよっ......!!」

村雨「ブルンゲルノ特性『呪ワレボディ』ノ効果。私ヲ狙ッタ者ノ攻撃ヲ封ジル」

村雨「ソノ耳障リナ声、出サナイデクレナイ?」

白露「くっ......!!」

秋月「はぁっ......はぁっ......だ......大......丈夫......だか......ら......!」

715名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/04(水) 21:59:54 ID:jNVbiSXo



吹雪「ダメだよ......早く止めさせないと......」

ショタT「でもあの二人は……絶対に止めないと思う……」

陸奥「残念だけど、そのようね」

陸奥「だったら勝って。この恐怖を終わらせて、無事に帰って来なさい!」




白露「うおーーーーっ!! 村雨、聞きなさいっ!!!!」

村雨「チッ......言ッタ傍カラ......」

白露「この勝負、あんたたちの為に、この子たちの為に、何よりこのあたしの為に、絶対勝ぁーーーつ!!!」

白露「行くよ、カメックス! もう一度、水の波動ッ!!!」


カメックス「ガァァァァメェッ!!!」バシュッ!!


白露「今度こそ吹っ飛ばしてやるわ! 狙いはシロデスナ!!」


ザバァン!!!

シロデスナ「シィィィィロォォォォ......!!」

涼月「グッ......!」

砂と水が混じりあい泥の雨が降る


白露「どうよっ!!」

カメックス「ガメッ!!」



涼月「......フン......」カッ


シロデスナ「デェェェェェス!!」カッ!


白露「げっ!?」


シロデスナの体表に水が染み渡り黒く変色してゆく


涼月「シロデスナノ特性:水固メ。水技ヲ受ケルコトデ体ヲ硬質化サセル......」


涼月「マダ......終ワラセナイカラ......」












続く

716名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/08(日) 23:07:47 ID:eswj99kU






砂浜






本来なら砂以外は何もないはずの場所に、幾何学模様を持つ謎の空間が出現している

空間内には、2人の少女と4匹のポケモン

そして、人としての温かさが微塵も残されていない、深く悲しい目をした少女が2人





ショタT「............」

陸奥「やっかいね......シロデスナは、ド忘れと特性:水固めによって、耐久力を大幅に上昇させている」

吹雪「でも、ブラッキーのバークアウトで、攻撃を弱めることには成功してます」

ショタT「そのバークアウトも、今はブルンゲルに封じられた。しかも、熱湯による火傷まで食らってる」

陸奥「今だ無傷なのはカメックスだけ......でも、いつ矛先がそちらに向いてもおかしくないわ」

陸奥「言うまでもないだろうけど......気を抜かないでね、二人とも」





-+-+-+-+-+- トリックルーム内部 -+-+-+-+-+-





シロデスナ「シィィィロォォォオオオ......!」

涼月「......」

ブルンゲル「ブルァァァアアア......!」

村雨「......」



白露「ぐぬぬぬ......」

カメックス「ガメッ......」

717名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/08(日) 23:09:03 ID:eswj99kU


白露「......」チラッ

視線をすぐ横に投げる

肩で大きく息をする二者の姿が目に映る


ブラッキー「ラァッ......キィッ......」ゼェゼェ

秋月「はぁーっ......!......はぁーっ......!」

火傷と金縛り

体を焼ける激痛と喉元を掴まれる息苦しさ

二つの苦痛が少女とそのパートナーの表情を歪ませる


白露「う、嘘でしょ......マジでトレーナーにまで痛みが伝わってくるっての......?」


村雨「無理シチャッテ......」

涼月「............可哀想...........」


秋月「白露さん......怯んでは、ダメ......攻め、続けて......!」

白露「い、言われなくたってぇ! 行くよカメックス!」

カメックス「ガメッ!」ガコン!

718名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/08(日) 23:09:58 ID:eswj99kU


涼月「......シロデスナ」

シロデスナ「デスナッ!」カッ!


ズズズズズズズズズ......


白露「げっ!?」


涼月「『砂集メ』」


足場の砂地が不自然に流動し始める

流砂は唯一箇所、シロデスナの元へと集められ、そして


シロデスナ「スナーッ!!!」ゴゴゴゴゴ

涼月「フゥゥゥゥ......」


シロデスナの崩れた体が再構築されてゆく


白露「せ、せっかくあたしのカメックスが吹き飛ばしてやったのにっ!!」

秋月「くっ......!」


村雨「ブルンゲル! 再ビ、熱湯!!」

ブルンゲル「ブルッァァァァァァ!!」バァーッ!


バシャァン!


ブラッキー「キィーッ......!!」ジュウウウ!

秋月「うぁぁぁぁあああああッ!!!」

再び身を焦がす鋭い痛みが走る

719名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/08(日) 23:11:08 ID:eswj99kU

白露「さっきから手負いのあの子ばっかり狙って! あたしは無視!?」


村雨「心配シナイデ。ソッチヲ片付ケタラ、幾ラデモ構ッテアゲルワヨ」

涼月「スグ......楽ニシテ、アゲマスカラ......」


秋月「......はぁっ......ま、まだ......行ける......っ!!」

秋月「ブラッキー......イカサマッ......! 狙いは......シロデスナ!」

ブラッキー「ブラッ......!!」カッ

ブラッキーの目が赤く光り、シロデスナに突撃する


涼月「キカナイ......ッ」

ガキィン!

シロデスナ「スナーッ!」ドン!



ブラッキー「キィ......!?」

秋月「か......堅い......っ!」

白露「ち、ちっくしょー......さっきあたしが水技を当てたせいって訳......!?」

秋月「こ、この装甲......加えて、回復能力......あの壁を突破するのは......不可能............!」


シロデスナ「デェェェェェスナァァァァァ!!」

涼月「フフフッ......」



白露「だ、だったらこっちよォッ!!!」

カメックス「ガァァァァ......!」コォォォォ

カメックス目が光り、砲身に黒いエネルギーが充填されていく

白露「見せてやるわ、村雨! あんたたちなんかよりも、この白露の方がよっぽど悪い奴だってこと!」

白露「カメックス、悪の波動!!!」

カメックス「ガメェッッッ!!!!」ゴオオオオオオ!!


漆黒のエネルギー波がブルンゲルに向けて放たれる

720名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/08(日) 23:12:19 ID:eswj99kU


バァァァァン!!

着弾

ブルンゲル「ゲェーーーーッ!?」

村雨「ウァッ......!!」グッ


白露「どうよっ!」

カメックス「ガメッ!!」キリッ

秋月「よ、よしっ......呪われボディの効果は、発動していない......まだ、攻め続けられる......」


村雨「......フ、フフッ......アハハハッ......!」


白露「な、なによ......何がおかしいのよっ!?」


村雨「イイワ、オイデ。何度デモ、受ケ止メテアゲル......」

村雨「先二、音ヲ上ゲルンジャナイヨッ!!」カッ!


涼月「シロデスナ、シャドーボール!!」


シロデスナ「シィィィィロォォォォッ!!」ゴオオオオオオ!

黒い弾丸がカメックスを襲う


バァァァァァァン!!


カメックス「ガァァァァァ!!」

白露「うあぁぁぁぁぁぁっ!!」

シャドーボールの着弾と同時に二者の悲鳴が上がる


ブラッキー「キィッ......!」

秋月「し、白露さん......!」



村雨「教エテヤルワ! コレガ、絶望ヨ!!」

村雨「ブルンゲル、自己再生!!!」


ブルンゲル「ブゥゥゥゥゥルァァァァァ!!!」








続く

721名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/09(月) 22:55:29 ID:j04kpiH.





村雨「教エテヤルワ! コレガ絶望ヨ!! ブルンゲル、『自己再生』!!!」

ブルンゲル「ブルゥゥゥゥゥ......」

キラン   キラン

村雨「フゥゥゥゥゥゥ......」



白露「う......嘘でしょ......?」

秋月「ブルンゲルの、傷が......消えてゆく......」



ブルンゲル「ブゥゥゥゥゥルァァァァァ!!!」

かすり傷一つない艶やかな体を取り戻す

村雨「ンフフフフ♪......トッテモ、イイ気持チ......」

シロデスナ「デェェェスナァァァ!」

涼月「サァ......オ楽シミノ続キヲ......始メマショウ......」



白露「こ、これじゃ......いくら攻撃してもキリがないよっ!」

秋月「......でも、回復技を使えるのは、あの子たちだけじゃない......!」

秋月「いくよ、ブラッキー......!」

ブラッキー「キィ!」カッ

ブラッキーの体の模様が黄色く発光し始める

秋月「月のひ......」


「秋月さん待って!!!!」


秋月「えっ......?」

ブラッキー「ラッ......?」


空間の外から声が届く


陸奥「その技を使ってはいけない!」

722名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/09(月) 22:56:36 ID:j04kpiH.



吹雪「えっ?」

ショタT「どうして......?」

陸奥「回復技を使ってはダメ。このバトルでは......」

陸奥「ポケモンの体力より先に、トレーナーであるあなたの精神が持たなくなる!」

吹雪「で、でも......相手の二人は平然としてます。きっと回復したおかげで......」

陸奥「騙されないで!その二人は、初めから苦痛なんか感じてない!」

ショタT「......!?」



秋月「......そうなの......涼月......?」

涼月「............」

白露「こんのぉーっ! 散々あたしら痛めつけてた癖に自分らは平気だったって訳!? インチキもいい加減に......」

村雨「......心外......ソンナ、セコイ事シテルト、思ワレテルナンテネ......」



ショタT「............陸奥さん、本当にそう思いますか?」

陸奥「さぁ、本当かは分からないわね」

陸奥「でも、これ以上戦闘を長引かせるのが危険なのは確かよ。早くなんとかしないと」

吹雪「ど、どうすれば......」

723名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/09(月) 22:57:24 ID:j04kpiH.



秋月「ねぇ、涼月......お願い......もう、やめにしよう......?」


目に涙を浮かべ問いかける


涼月「............ソウネ......ヤメマショウ」


白露「え、マジ?(キョトン顔)」

秋月「涼月っ......!」


ただその一言で、秋月の表情が晴れ笑顔が浮かぶ


涼月「コンナ戦イ......スル意味アリマセン......ダカラ......」

涼月「コッチニ......オイデ......」

手招きする

糸を手繰り寄せるように白く冷たい指を泳がせる


白露「うげっ......な、なんなのアイツ......すっごい気味悪っ......」

秋月「そうよね、涼月。あなたの言う通りね」

白露「ゑ?」

ザッ

一歩を踏み出す

白露「ええっ!? ちょちょちょっと君!?」

724名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/09(月) 22:58:11 ID:j04kpiH.





吹雪「秋月さん、様子がおかしい!」

ショタT「まずいっ!!」

陸奥「ダ、ダメよ、行っちゃ駄目! 戻ってきて!!」






ブラッキー「キ......キィ......」ブルブル

自らの主を恐怖の目で見つめる



秋月「私も......涼月と......」ザッ


涼月「争いも......憎シミモ......」


秋月「苦痛も......何モナイ......」ザッ


涼月「平和ナ場所デ......」


秋月「貴女達ト......一緒二......」ザッ


ブラッキー「キィ......キィィィッッッ!」





バッ!





白露「目覚ましビンタァァァ!!」

パチィン!!

秋月「うぁっ!?」ヒリヒリ

725名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/09(月) 22:59:09 ID:j04kpiH.




白露「そんなん認めん! そんな何もないとこに連れてかれたら、一番目指す意味ないでしょーがっ!!」



涼月「邪魔ヲッ......!」



白露「それと君! 今更だけど、この場で改めて自己紹介させてもらうよ! 手短に!」

白露「あたし白露! ポケモンマスターになる女! 以上! 君は?」

秋月「わ、私の名は......秋月......!......そうだ......私は、秋月です!!」

白露「よろしくねっ、秋月!」ニッ!



ショタT「や、やった!」

吹雪「秋月さん......!」

陸奥「ふふっ。さすがね、あの子」



白露「バトル続行よ! あたしとカメックスが駆け上がる頂点へのロードを邪魔する奴は、誰であろうとブっ飛ばあああす!!」

白露「攻撃用意よ、カメックス!!!」

カメックス「ガメッ!!!」 ド ン !

726名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/09(月) 23:00:26 ID:j04kpiH.



秋月「心配させてごめんね。私はもう、自分を見失ったりしません......!」

秋月「一緒に戦って、ブラッキー、そしてみんな!!」

ブラッキー「ブラァァァッ!!!」カッ!

ブラッキーの体の模様が再び発光し始める



陸奥「まさか月の光を!?」

ショタT「いや、違う......月の光じゃない」

吹雪「......これは......?」


吹雪の持つモンスターボールの1つが揺れる


吹雪「............聞こえる......ブラッキーが、『この子』に呼びかけてる!」





秋月「私の力だけでは......あの子たち救い出すことは出来ない......だから......!」


秋月「繋がれ、魂のバトン! 闇夜を照らせ、月光の架け橋! お願い、私の仲間達!!」


秋月「ブラッキー、『バトンタッチ』!!」


ブラッキー「ラッキィィィ!!」カッ!


ブラッキーがまばゆい光を放ちボールに戻っていく


秋月「バトンタッチは、戦闘中のポケモンを、他のポケモンに交代させる技!」

秋月「力を、貸して下さい......あなた達の力なら、涼月を救える......!」

秋月「......私が交代先に選ぶのは、吹雪さんの、グレイシア!!」





吹雪「......!......ショウタくん、行ってきます!」

ショタT「......うん、行ってらっしゃい」


ザッ!


走り出す

戦闘が行われている空間へと向かってゆく

走りながら、モンスターボールに問いかける


吹雪「グレイシア、準備はいい?」

グレイシア『レーイッ!』

727名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/09(月) 23:01:37 ID:j04kpiH.






村雨「フーン......要スルニ逃ゲルンダ?」

涼月「......残念......ソレナラ、アナタノ眼ノ前デ......」

涼月「アナタノ、オ友達ヲ......葬リ去ッテアゲマス......」



秋月「......白露さん......このような形でこの場を去ることを、お許し下さい」

白露「いひひっ♪ ま、つらい時は助け合いよ!」

白露「あたしは、秋月が信じた仲間を信じる。だから安心して」

秋月「はいっ......お願いします!」


空間の壁側へと走ってゆく


幾何学模様の透明な壁を境に、二人の少女が向かい合う


秋月「すみません、吹雪さん。勝手に、あなたを巻き込んでしまって......」

吹雪「そんなことないよ、秋月さん。ありがとう、私を頼ってくれて」

秋月「はい......後は、任せました......!」

吹雪「うん!」


パァン!


ハイタッチの音が響く









続く

728名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/11(水) 00:03:26 ID:dWZ2jWjM






陸奥「大丈夫? よく頑張ったわね、秋月さん」

秋月「いいえ、まだ終わってません......!」

陸奥「そうね。でも、ちょっと意外だったわ」

陸奥「普段のあなたなら、あんな危険な事に他人を巻き込んだりしないもの」

秋月「......仰る通りです......誰かを守る立場の人間として......失格です......」

陸奥「そうじゃないの。むしろ喜ぶべきことよ。それだけ、信頼できる仲間を持てたってことじゃない」

陸奥「勝てるんでしょ? 吹雪さんたちなら」

ショタT「勝てます」

陸奥「あら?」

ショタT「そうだよね?」

秋月「......はい!」






+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-

トリックルーム内部





シロデスナ「シィィィロォォォ......!」


ブルンゲル「ブルァァァアアア......!」



吹雪「............おいで、グレイシア!」

ポゥン!

グレイシア「シアーッ!」スタッ



村雨「歓迎スルヨ......セイゼイ、楽シマセテネ......」

涼月「フン......」



ポン

吹雪「ひゃっ!?」

吹雪の肩に手が置かれる

白露「よろしくね。あたし白露、君は?」

吹雪「あっ、私は、吹雪。よろしく!」

白露「ひひっ♪ さーてと、自己紹介も済んだことだし......」


白露「バトル続行よッ!!」


カメックス「ガメッッッ!!!」 ガコン!

729名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/11(水) 00:04:31 ID:dWZ2jWjM


吹雪「でも白露ちゃん。相手は再生技を持ってるよ。闇雲に攻撃するだけじゃ突破できない!」

白露「闇雲? 違うねっ!! 轟く雨を降らせる乱雲は、この白露の方よ!!」


白露「カメックス、水の波動!!!」


カメックス「ガァァァメッッッ!!」 バシュウン!!


白露「ぶっ放せ! 狙いはシロデスナ!!」


ザバァン!!

シロデスナ「スナァァァァッ!」ズズズ

水の波動を受けシロデスナの体の一部が崩れ落ちる


涼月「ウグァッ......!!......ダガ......シロデスナノ『水固メ』ガ発動......!」


カキン カキン


涼月「コレデ、ヨリ強固ナ壁トナル!」


シロデスナ「デェェェェェス!!」


涼月「サラニ......シロデスナ、『砂集メ』!!」


ザザザザザザザザ......


涼月「再ビ現レナサイ、堅牢ナル城塞ヨ!」


シロデスナ「シィィィィィロォォォォォォ!!!」 ドン!!



白露「やっべ、やっぱりキリがねーわ」

吹雪「結局無策っ!?」

730名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/11(水) 00:05:26 ID:dWZ2jWjM


村雨「ブルンゲル、熱湯ッ!」


ブルンゲル「ブルァァァァァアアアア!!」バシャーッ!


吹雪「はっ......!」


バシャァン!!


グレイシア「グゥゥッ!?」ジュウウウウ!

吹雪「うああああぁぁぁぁぁっ!!!」


村雨「挨拶代ワリダヨッ! 受ケ取リナッ!!」





ショタT「吹雪ちゃん!!」

秋月「吹雪さん......!!」

陸奥「うろたえてはダメ......信じるのよ、あの子たちを」





吹雪「はぁーっ......はぁーっ......!」

白露「くっ......んなろーっ! あんたらには血も涙も無いんかーい!!」


村雨「アハハッ......! ソンナモノ!!」

涼月「......当ノ昔二......忘レマシタ......」

731名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/11(水) 00:06:44 ID:dWZ2jWjM


ザッ

踏みとどまる


吹雪「はぁっ......はぁっ......ダメよ、吹雪......あたしが強いってところ、頑張れるってところ......」


吹雪「見せなくちゃっ!!」


グレイシア「レイッ!!」カッ!


吹雪「この一撃が......活路を拓く! 私たちの、未来を導く勝利への航路!!」


吹雪「グレイシア、『氷の息吹』!!」


グレイシア「シアーーーーーッ!!」


コォォォォォオオオオオオ!!


吹雪「狙うはシロデスナ!!!」




キシ



シロデスナ「......デ......スッ......!?」


涼月「.............ウッ......!?」


キシ


キシキシキシキシキシ


砂の城塞に降りた霜が、黒い装甲を白く蝕んでゆく



シロデスナ「スナァァァァァアアアア!!!」


涼月「グギャァァァァァァアアア!!!」



凍てつく冷気が身体を突き刺す激痛となって二者を襲う

732名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/11(水) 00:07:47 ID:dWZ2jWjM



吹雪「氷の息吹の効果! この攻撃は、必ず相手の急所を捉える!!」



ショタT「シロデスナは、ド忘れを使うことで特殊耐久を強化させていた。でも!!」

陸奥「急所を狙えば、能力の上昇を無効化することが出来る! そういうことね」

秋月「涼月......思い出して......私たちのことを!」



吹雪「想いよ、届け! そして、還ってきて! 涼月さん!」


村雨「クッ......!」

涼月「ハァッ......ハァッ......オノレッ......オノレェ!!」


白露「あたしより目立つのはいただけないけど、ま、そんなこと言ってられないっか」

白露「続くよカメックス、水の波動!!」


カメックス「ガァァァメッッッ!!」 バシュウン!!


波状の砲弾が凍結したシロデスナを襲う


バァァァァァアアアアン!!!


シロデスナ「デェェェェェェスッ!!!」

涼月「ウァァアァァァアアァァァァァッ!!」


ガクッ


シロデスナ「ズゥゥゥ......ウゥゥ......ナァァァァアァァァァアア......ァァァァ......」

ズズズズ......

堅牢だったシロデスナの体壁が崩壊してゆく



吹雪「............涼月さん」



涼月「ァ......アぁ......り......が......とう......」


バタッ


シロデスナ 戦闘不能

733名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/11(水) 00:08:41 ID:dWZ2jWjM


秋月「涼月! しっかりして!!」


サァァァァァァァ

幾何学模様の壁が消えてゆく



ショタT「......!......トリックルームが消えていく!」

陸奥「ええ、あの空間は時間が経つと消滅するからね。攻撃のチャンスよ!」




涼月「............」


村雨「アタシヲ......残シテ......クタバルナンテ............」


村雨「オ馬鹿サンッ!!!」



ブルンゲル「ブゥゥゥゥゥルァァァァァァアアアアア!!!!」ゴゴゴゴゴ



吹雪「くっ......!」

白露「村雨......今度は、あんたの番よっ!」




陸奥「しかし困ったわね。グレイシアの氷技は、水タイプのブルンゲルには有効じゃない」

ショタT「しかもブルンゲルの特性:呪われボディのせいで、下手な攻撃をしていたら封じられます」

陸奥「その上、相手は自己再生で粘り続けることが出来る......となればやるべきことは......」

ショタT「一撃で吹っ飛ばすこと!!」





キラッ!





白露「はっ!?」

734名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/11(水) 00:09:45 ID:dWZ2jWjM



輝き



白露の胸元から光が溢れる


吹雪「......!?......白露ちゃん、それって......?」


ショタT「あの光......まさか!!」


首からぶら下げていたペンダントを手にとる

そこに埋め込まれた宝玉がまばゆい光を放つ


白露「こ、この輝きは......!!!」


白露「なんすかこれ?」


吹雪「ズコーッ」


ショタT「なにやっての白露!! それはキーストーン! メガシンカの光だよ!!」

白露「メ、メガシンカ!? メガシンカって言ったら、あんたのルカリオがやってたあれのこと!?」

ショタT「そうだよ! なんで今まで使わなかったのさ!!」

白露「知らなかったのよ! これは、いつか役に立つから持っとけって言われてただけよ!!」

白露「ほら、カメックスだって!」


カメックス「ガメッ!」バン!

カメックスが持っているメガストーンを見せ付ける


ショタT「聞いて白露。メガシンカは、人とポケモンとの絆の証......」

ショタT「強い想いを、力に換える!!」

白露「......成る程ね。つまり、今までのあたしらは想いが足らなかったって訳か......」


白露「冗談じゃなーいっ!! あたしとカメックスは、いつどんな時だって限界まで全力のフルパワーよっ!!!」


カメックス「ガメ!」



カッ!!!

735名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/11(水) 00:11:06 ID:dWZ2jWjM


白露のキーストーンが光り輝く

カメックスのメガストーンがそれに呼応する



白露「行くよっ、カメックス!!」


カメックス「ガメェェェェ!!」


白露「あたし達の想いが1つになった時、はるか水平線の彼方まで、最強の轟砲が鳴り響く!!」


白露「メガシンカァァァアアア!!!!!」


カメックス「ガァァァァ......!!!」


カメックスが光に包まれる


白露「おいで! あたしの、いっちばんの相棒! メガカメックス!!」





ガコッ!



                      ガコッ!





        ガコンッ!!






メガカメックス「ガァァァァァァメッッッ!!!!」 ド ン ! !

736名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/11(水) 00:11:40 ID:dWZ2jWjM


村雨「ソ、ソノ姿ハ......!?」

白露「聞きなさい、村雨!」

村雨「嫌......聞キタクナイ......!」

白露「今から、あんたを......!」

村雨「ヤ......ヤメテ......放ットイテ......ヨ......」



白露「連れ戻してやるからねえええええっ!!!!」



村雨「私ニ......構ウナアアアアアアッ!!!!」



ブルンゲル「ヴゥゥゥウゥゥゥウゥゥ.......!!!!」


両者の目が青白く光り、身体から黒い瘴気があふれ出る


村雨「ブルンゲル!! 祟リ目!!!!」


ブルンゲル「ブルァァァァァァァ!!!!」ゴオオオオ!


瘴気がドス黒い炎となりメガカメックスと白露へ向けて放たれる

737名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/11(水) 00:12:22 ID:dWZ2jWjM

白露「あんたを元に戻すためになら......鬼にでも悪魔にでもなってやるわ!!」

白露「どうせワルなら、いっちばんワルにねっ!!」カッ!


メガカメックス「ガァァァァァ......!!」コォォォォ

メガカメックス目が赤く光り、砲身に黒いエネルギーが充填されていく


吹雪「グレイシア、『手助け』!!」

グレイシア「レイッ!!」カッ!

吹雪「手助けは、味方の攻撃を強化する技! 私たちの力を受け取って!!」



白露「カメックス、『悪の波動』!!!!」


メガカメックス「ガメッッッ!!!!」ドォン!!!



ゴオオオオオオオオオ!!



漆黒のエネルギー波が広がる

相手の放った黒い炎を飲み込み、そのままブルンゲルへ襲い掛かる



ブルンゲル「ブルッ......」



バァァァァァアアアン!!!!

738名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/11(水) 00:13:01 ID:dWZ2jWjM


ブルンゲル「ゲェェェェエェエエェェェェェェ!!!!」


村雨「ウギャァァアッァァァッアアア!!!」



悪の波動に押し出され、遠く海面まで吹き飛んでゆく

ブルンゲル「ェェェェェェ.............」



ザバァン!!!


大きな水柱が立ち上がる



村雨「ァ......あ......った......かい......」


バタッ



ブルンゲル 戦闘不能



メガカメックス「ガァァァァメェェェェェ!!」 ド ン ! !


白露「まいどありー♪ ............って気分じゃないけどね」






続く

739名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/13(金) 00:07:03 ID:hQtj2ep6






吹雪「............か」

ショタT「......勝ったね」



白露「村雨ーっ!!!」

秋月「涼月っ!!」


陸奥「......!?......待ちなさい!!」



ズズズズ......

地面に倒れた二人の少女の身体から虚ろな影が浮かび上がってゆく


ショタT「あ......あいつらだ!!」



ウツロイド①「ウ〜ツ〜......」

ウツロイド②「ロ〜イ〜......」



陸奥「出たわね、ウルトラビースト!!」



キッ キッ キッ


空間が軋んでゆく

そして異空間へと繋がるワームホールが出現する

740名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/13(金) 00:08:05 ID:hQtj2ep6


ショタT「まずい、また逃げる気だ!」

陸奥「逃がしはしない! ショウタくん、これを!!」

ショタT「これは......?」


少年は大人のお姉さんからウルトラボールを受け取った


陸奥「それは彼らの捕獲に有効とされるボール! あとは分かるわね?」

陸奥「あの子たちが、あんなに頑張ってくれたのよ。君もちょっといいトコ見せてみなさい。男の子でしょ!!」

ショタT「はい、やります!」

陸奥「よろしい。君は左を、私は右を狙うわ! 」

ショタT「分かりましたっ!」

陸奥「いい? いくわよ!」


両者振りかぶって


ショタT & 陸奥「「てーっ!!!」」


投げた

741名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/13(金) 00:08:48 ID:hQtj2ep6



シャッ!


少年の投げたボールは目標を捕らえ

ウツロイド①「ロイッ!?」

ポゥン!

ポンポンポン......

地面に落下する





ゴオオオォッッッッ!!!!


ウツロイド②「ウッ!?」

バキィッ!!

ウツロイド②「ロイィィィィィッッッ!!!???」

ズサーッ!

もう片方は着弾の衝撃で目標を大きく吹き飛ばす


白露「すげェ! 効果抜群だァ!」

秋月「でも剛速球過ぎてボールが反応してない!!」

陸奥「あらあら」


ウツロイド②「ウッ...ツッ......」ビクンビクン


片方のウツロイドは海岸に打ち上げられたクラゲと化す

哀れ。

742名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/13(金) 00:09:54 ID:hQtj2ep6



ショタT「僕の方は......!」



ヌッ


ヌッ


ヌッ




ポゥン!!!


ウツロイド①「ロイ〜〜〜!!!」


再びボールから飛び出す



ショタT「ダメかっ......!」

吹雪「そんなっ!」



ウツロイド①「ウ〜ツ〜ロ〜」スーッ



一体目のウツロイドが異空間へ姿を消してゆく




スタスタ

地面に転がる方のウツロイドに歩み寄る


陸奥「もうダメよ、あんまり悪いことしちゃ......」


ポイッ

再びボールを投げる


ウツロイド②「ウッ......!」ポゥン!


ショタT「......!」



ヌッ

ヌッ

ヌッ



吹雪「お願い............」






カチッ!

ボールはそのまま静止する



秋月「や......」

白露「やった............!」


秋月・白露・吹雪・ショタT「ゲットだーーーーっ!!!!」


陸奥「お姉さんも、本気になっちゃうぞ♥」

743名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/13(金) 00:11:12 ID:hQtj2ep6









陸奥「ありがとう、みんな。本当によく頑張ってくれたわ」

ショタT「お疲れ様、吹雪ちゃん」

吹雪「えへへっ......でも、みんなの頑張りがあったから、私も頑張れただけだよ」

白露「ここ数年でいっちばん頑張ったよーっ!」

秋月「ところで陸奥さん......涼月たちは、助かるんですか......?」

陸奥「安心して。今専門の医療班が対処してくれてる。これまでの事例から考えると、あの子たちは無事に目を覚ましてくれるわ」

陸奥「ただ、彼女たちが今回のことを覚えていなければ、そのままにしてあげて。思い出しても、つらいだけよ......」

白露「なんか聞かれたら、『ヤドンのあくびに釣られて変な夢見てたんじゃないのー?』って言っとくよっ」

陸奥「ふふっ、そうね。お願い」

陸奥「それでは......大人として、今回の総評を簡単に述べさせて頂きます」

陸奥「あなた方は、件の不測の事態に際し、聡明かつ勇敢な対応をもって収束させましたことを、ここに賞します」

陸奥「とても立派なことね。あなた達はもう、大人への一歩を踏み出してるわ」

白露「いひひひっ♪」

秋月「ふふっ」

吹雪「えへっ」

ショタT「へへっ」

陸奥「そしてここから先は............一人のお姉さんとしての、個人的なお話」

陸奥「そんなに急いで、駆け足で大人になったって......つまんないわよ」

秋月「えっ......」

白露「なんで?」

陸奥「あなた達は、まだまだ好き勝手遊んで、嫌な宿題はちょっと位サボって、その後ちゃーんと叱られて」

陸奥「そして、つらい事があったら......大人に泣き付いて、よしよしされるの......そういう事が許される年頃よ」

吹雪「......」

ショタT「......」

陸奥「......ま、それでもって言うのなら、自己責任で進みなさい。あなた達の目指す道を」

白露「もっちろん!! 言われなくたって、あたしは一番を目指す女、白露よっ!!」

秋月「陸奥さん! 秋月も......決して立ち止まるつもりはありません! もっと強くなって、皆を守れるように......!」

吹雪「わ......私もっ......!」

視線を合わせる

ショタT「......うん」


頷く


ショタT「僕も!!」






続くったら続く

744名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/13(金) 00:11:58 ID:hQtj2ep6



大淀博士「さーて今回のポケモンは」

大淀博士「ぴっぴかちゅう!」ガチャ

No.197

大淀博士「No.197と言えば、そう、ブラッキーですね」

大淀博士「月の光がイーブイの遺伝子に作用することで進化した姿、それがブラッキーです」

大淀博士「その黒い体毛に覆われた身体は闇に溶け込み、攻撃の瞬間には体表の輪っか模様を妖しく光らせます」

大淀博士「素敵ですね。私も月明かりに照らされてこのあられもない姿をさらけ出してみたいと思うことも」

バトン「ポン☆」

大淀博士「帰んな」





ここで一句



秋の夜に

すすきと団子と

ブラッキー



大淀博士「みんなもポケモン、ゲットですよ」

745名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/13(金) 00:13:36 ID:hQtj2ep6
次回

登場キャラ
>>746

ポケモン
>>747

746名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/13(金) 02:46:10 ID:1SEGQe4k
タ級

747名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/13(金) 16:13:48 ID:D06OPjgc
アーケオス

748名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/13(金) 23:19:26 ID:hQtj2ep6
>>746
>>747
承りました

余談です
名前出てないけど防空埋護姫と深海雨雲姫を実質消化したので今後は出せないと思います
あとシロデスナがどこを切り取ってもふざけた鳴き声にしかならないのは誤算だった

749名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/17(火) 23:14:18 ID:VGFu0v5w







〜〜〜海上〜〜〜



ザァァァァァァ


マタ雨「マーンターッ!!!」

マタ雪「マンタ!」

マンタイン「マンタ〜〜〜〜」


トレーナーを乗せたマンタインが3匹

その一団が海上を滑るように走る




吹雪「............心配」

ショタT「何が?」

吹雪「いや、何がって......つい昨日まで散々な目に遭ってたのに」

ショタT「......ウツロイドのこと?」

吹雪「それしかないでしょ! また出てきたらどうするの? 戦うの!?」

ショタT「やってみせる! 今度こそは、ゲットしてやる!」

吹雪「なんだか後戻りしてない......?」

ショタT「そんなことないよ。あの時は一人で頑張ろうとしてたけど、今は頼れる仲間がいる!」

ショタT「そうだよね、白露」

白露「もっちろんんんんんん!!!!!!」グーb

750名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/17(火) 23:16:09 ID:VGFu0v5w

白露「あんにゃろー! 今度出てきたらこの白露の手でギッタンギッタンのケチョンケチョンにしてくれるわ!!」

白露「あたしと、更に進化したこのカメックスの力でねっ!」


カメックス『ガメッ!!』

ボールから鳴き声が聞こえる


ショタT「ほらっ」

吹雪「はぁー......」

白露「どこかの誰かが、あの時の村雨みたいになるのも嫌だしさ」

白露「村雨は......本当は、あんなこと言う子じゃないんだよ」

ショタT「......白露......」

白露「あっ、そんな気にしなくていーのいーの。そうそう、さっき大人のお姉さんから連絡あったよ」

白露「村雨も、あの銀髪のお嬢さんも、今はとっても元気だって!」

吹雪「よ、よかったぁ......!」

白露「まだ色々様子見ないといけないけど、学校始まるまでには戻れるってさ!」

ショタT「うん! 本当に、無事でよかったね......」

ショタT「......って......そう言えばもう夏休みが終わるのかぁ」

吹雪「もう、無事にお家に帰ることが出来ればいいでしょ。あんなに大変な思いしたんだから」

ショタT「それもそうだけどさ......」

マンタイン「マンタ〜〜〜〜」



ザァァァァァァァァ......

751名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/17(火) 23:17:49 ID:VGFu0v5w






海上遠く






「............ガキが3人」

「......ダネ」


双眼鏡を覗き込む女性が2人


サメハダー①「サメェッ......!」ガルルル

サメハダー②「ハダァッ......!」グルルル

いずれもサメハダーの背に乗っている


「見ナイ顔の小娘が2人......ケド、残る白帽子の小僧ハ......」

「......」チラッ


手元に2枚の広告チラシ程の大きさの紙

双眼鏡から見える少年の顔と片方とを見比べる


「確かめてミヨウカ」

「行くヨ」


サメハダー①「サメェッ!!!」カッ

サメハダー②「ハダァッ!!!」カッ


バシュウン!!!


激しい水飛沫を立てて2体のサメハダーが発進する

752名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/17(火) 23:19:04 ID:VGFu0v5w
白露「そーそー、そう言えば秋月からも伝言があったよ」

ショタT「秋月ちゃんから?」



秋月『あの海域は、UBの存在もそうですが......最近は別の理由で危険だと聞きます』

秋月『なんでもあの一帯に、通りかかったトレーナーに無差別に攻撃を仕掛ける一団がいるそうです』

秋月『もし遭遇した場合は、下手に刺激せずに早急に立ち去るよう心掛けて下さい。お願いします』



吹雪「......なんだか物騒だね」

白露「でもこの白露、挑まれた勝負から逃げはしないよっ! 掛かってくるならドンと来......」








「「ハイドロポンプ!!!!」」


サメハダー①「ザァァァァァ!!!」バババババ

サメハダー②「ハァァァァァ!!!」バババババ



ショタT「なっ!?」

吹雪「んっ!?」

白露「だぁぁぁぁぁぁあああああっ!?」

マンタイン一同「ンタァーッ!!??」

753名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/17(火) 23:19:56 ID:VGFu0v5w



並走する3人の間の隙間を狙って、背後から弾丸のような水流が放たれる


ドドドドオオオオンンンン!!!!!


そして眼の前に2本の水柱がそびえ立つ


ショタT「くっ......!!」ザァァァァァ

滝のような海水の雨の中を走り抜ける

吹雪「何事!?」


後方を確認する

水飛沫の中に2人の人影が見える

もやが晴れてゆくと共にその姿が顕になる



タ級「......サァ、ソノお顔、よぉーく見せてミナサイ?」

ヲ級「............」ジロッ

サメハダーたち「ダァァァァァ!!!」グルルルル

754名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/17(火) 23:20:49 ID:VGFu0v5w


ショタT「サ、サメハダー......に乗ってる!?」

吹雪「さっきの攻撃は、あの子達の仕業!?」

白露「うげーっ!? 行ったそばから何とやら!!!」


タ級「......間違いナイネ?」

紙と少年の顔を交互に見る

ヲ級「............ウン」


白露「な、なんだ貴様らーっ!? 勝手に頷いてないであたしらにも説明しなさぁーいっ!!!」


ヲ級「......面倒くさい.......コレデも見ナ」


バサッ!

2枚の紙を3人の元に放り投げる


パシッ

白露「んー? ............ふぁっ!?」

吹雪「えぇっ!?............こ、これって......手配書っ!?」

ショタT「げっ、これ僕の顔っ!? しかも......!!」



白露・吹雪・ショタT「「「 懸賞金ーっ!!!??? 」」」

755名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/17(火) 23:21:45 ID:VGFu0v5w


ヲ級「見ての通りダヨ。コレデ説明しなくテモ......」

タ級「ブッ潰される理由が分かったデショウ?」



吹雪「それに、こっちの方の......赤髪......二つ結び......私、この子知ってる!!」

吹雪「私の隣町のスクールで生徒で、そこで一番の実力者! 名前は確か、陽炎!!」

白露「一番ッッッ!?」ギョギョギョッ

ショタT「吹雪ちゃん、陽炎のこと知ってたんだ......」

吹雪「一回、練習試合でバトルしたことがあるんだけど......勝てなかったなぁ。凄く強かった」

吹雪「......って、なんでその子と二人揃って仲良く指名手配されてんの? ショウタくん本当に日頃から何してる訳?」ムスー

ショタT「色々あって......」

白露「おのれーっ! 一番の名を騙る不届き者はこの白露が許さん!!」

ビリッ!(真っ二つになる陽炎の顔)

吹雪「いや、本人は騙ってないと思うけど......」



タ級「お喋りはお終いヨッ! 出て来い、アバゴーラ!!」

ヲ級「オイデ......アーケオス」


ポゥン!     ポゥン!


ザバァン!


バサァッ!


アバゴーラ「ゴルァァァァ!!」


アーケオス「キャォォオッス!」

756名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/17(火) 23:23:08 ID:VGFu0v5w

吹雪「くっ......ショウタくん、下がって! あの人たちの狙いは君だよ!」

ショタT「じゃあ尚更、僕が相手しなくちゃダメだよっ! 吹雪ちゃんが下がってよ!」

吹雪「また無茶する!」

ショタT「でも!」


白露「聞きなさぁぁぁぁぁあああああい!!!!」カッ!


吹雪・ショタT「ひぃっ!?」ビビクッ


ヲ級「......?」


白露「あんたら、この白露の顔をよーく覚えておきなさい! 何故なら......!」

白露「今度いっちばん高い懸賞金が懸けられるのは、この白露なんだからねっ!!!」 ド ン ! !


ヲ級「..................」

タ級「 ハ ? 」


吹雪「ねぇ白露ちゃん......? あなた秋月さんから直接忠告聞いたんじゃないの?」

白露「聞いたは聞いたけど承諾はしてないっ!」

白露「んじゃ任せたよ、カメックス!!」


ポゥン!


ザバァン!!!


カメックス「ガァァァメェェェ!!!」ドン!


激しい水飛沫を上げ、カメックスの巨体が海上に浮かぶ

757名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/17(火) 23:24:07 ID:VGFu0v5w

白露「こんな紙切れの奴なんかより、この白露の方がよっぽど美味しい獲物だってことを教えてあげるよっ!」

ペラペラッ(真っ二つになった陽炎の顔で扇ぐ)

白露「もっとも、狩られるのはそっちの方だけどねっ!!!」


カメックス「ガメッ!!!」ギロッ!


アバゴーラ「ゴラァァァ......!」

アーケオス「ケェェェェェ......!」


タ級「生意気なガキだネェ......!!」ピキッ

ヲ級「イイネ......自分カラ喧嘩売ってくる奴を潰すのハ、心が痛まナイヨ」



ショタT「僕もやる! 来い、スターミー!!」

吹雪「あ、ちょっと!」


ポゥン!


スターミー「ヘァッ!!」


ショタT「白露! 僕も一緒に戦う!」

白露「いひひっ! じゃあ行くよーっ!!」


ショタT・白露「「バトルッ!!」」

758名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/17(火) 23:25:05 ID:VGFu0v5w



ショタT「スターミー、ハイドロポンプ!! 狙うはアーケオス!!」

スターミー「ヘァアアアアアッ!!!」バババババババ


スターミーから水流の砲弾が発射される


ヲ級「フン」

コツン

サメハダーの頭を杖で小突く

サメハダー「ダァァァァッ!!」ゴオオオオッ!

アーケオス「ケェェェェッ!!」バシュッ!

ヲ級を乗せたサメハダーとアーケオスが急発進する

タ級「遅れるんじゃナイヨッ!」

ドン!

サメハダーの上で足を踏み鳴らす!

サメハダー「サメェッ!!」ゴオオオオッ!

アバゴーラ「ゴォォォラッ!」ザバッ!

タ級のサメハダーとアバゴーラもそれに続く



ザバァァァァァァン!



さっきまでアーケオスがいた位置で大きな水柱が立つ



ショタT「......っ! 避けられた!」

吹雪「ダメだよショウタくん! こんな遠くから棒立ちのまま攻撃しても、かわされちゃう!」

ショタT「そ、そっか......こっちも動き回って、相手の動きを捕捉しないと......!」

白露「だったら追っかけるよー!!」


マンタインたち「ンタァァァァッ!!」

バシュッ!!!

マンタインも発進する

759名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/17(火) 23:26:11 ID:VGFu0v5w



ザァァァァァァァアアアア!

サメハダー、それを追うマンタイン、それらに随伴する形でポケモン達が水上を疾走する



タ級「ハッ、ド素人めッ」

ヲ級「見せてヤロウカ。海ニハ海ノ、戦い方がアルってことヲ」

ヲ級「......アーケオス」


アーケオス「ケーッ!」


バサバサッ!


羽ばたきと同時に高度を上昇させてゆく


ショタT「な、何をする気だ......?」


見上げる

アーケオスの影が太陽と重なる


ヲ級「......行ケ」


杖を振るう

トレーナーの命令と同時に、上空から黒い影がマンタインの一団めがけてダイブしてくる


アーケオス「キャァァァオッ!!」ゴォォォォォオオオ


ヲ級「今ダ......」


バサッ バサッ バサッ バサッ!!

急降下し、激しく羽をばたつかせる



吹雪「ひゃっ!?」

白露「うげっ!? ななななっ、なにあれっ!?」

ショタT「岩!?」



ヲ級「『岩雪崩』!!」


アーケオス「オォォォォッス!!」


羽ばたきにあわせ、アーケオスの両翼から大量の岩石がばら撒かれる

760名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/17(火) 23:27:12 ID:VGFu0v5w



白露「あ、あんな危なっかしいモンどこに積んでたのよ!!」

ショタT「まずい......! あの位置から岩雪崩を撃たれたら......!!」

吹雪「私たちも巻き込まれる!!!」


アーケオス「ケォォォォッス!!」

ゴオオオオォォォォォォ!!

風圧が起こる


ショタT「うわぁっ!!」

マンタイン「マンタ〜〜〜ッ......!」

体勢を崩さないよう踏みとどまる


巨大な黒い影が上空を通過したその直後


ショタT「はっ............!」


それとは別の無数の影が空を覆う



タ級「教えてアゲル。 コノ海で生き残るのハ、強い者でも、賢い者でもナク!」

ヲ級「容赦ノナイ者ヨ」



ドドドドドオオオオォォォォオン!!!



降り注ぐ岩石の雨が海面に白い柱を乱立させてゆく










続く

761名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/19(木) 23:06:38 ID:KdQQqMyY






タ級「教えてアゲル。 コノ海で生き残るのハ」

ヲ級「容赦ノナイ者ヨ」



アーケオス「ケォォォォッス!!」ゴオオオオオオ


アーケオスの岩雪崩!





ショタT「............!」





ドドドドドオオオオォォォォオン!!!




水飛沫で海上が白く染まる





タ級「............トハ言え困ったネ。奴らがコノまま沈んじゃ、私らが仕留めたと証明デキナイヨ」

ヲ級「............」



白い幕の中を凝視する



ヲ級「......心配ナイ」

タ級「............ッ!?」





メガカメックス「ガァァァァメェッ!!!」ガコン!

スターミー「ヘァァァァァァッ!!」ギュィィィィィイン


攻撃を受けきった2体のポケモンが対峙する

762名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/19(木) 23:07:42 ID:KdQQqMyY



タ級「アレは、メガシンカ!? ......た、タダのガキじゃないッ!」

ヲ級「確かにコレハ、イイ獲物ダネ......」



メガカメックス「......ガメ?」

心配そうに懐に目を向ける

白露「ひひひっ♪ ありがとう、カメックス。もう悪い雨は上がったみたいだね」


スターミー「ジュワッ!」

吹雪「スターミー......あなたが庇ってくれたの?」

ショタT「ありがとう、スターミー」

スターミー「シュワッチ!シュワッチ!」

まじで最高なスターフィッシュpokemon!
完璧な星型ボディで程よい耐久で、見ててもエロいし声もいいし、エロかっこよさ五感で感じさせてくれるのはマジで気持ちいい。
他のやつはつまらなくなるよ、マジで。



白露「見たかあんたら! こいつがあたしの、いっちばーん頼れる、正義の盾よっ!!」


メガカメックス「ガメェェェェ!!!」ドン!


ショタT「反撃だ! 行くよスターミー!!」


スターミー「ヘァッ!!」カッ!

763名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/19(木) 23:09:42 ID:KdQQqMyY



タ級「いいダロウ......相手にナルさ......!」

アバゴーラ「アバァ......!」

ピキッ


ヲ級「......ダガ果たして.......我らの攻撃からトレーナーを庇いながら、反撃が出来るのカイ?」

杖を振るう

アーケオス「ケェェェェ!」

再びアーケオスが攻撃の姿勢にうつる



吹雪「また来る......!」

ショタT「白露!」

白露「なーにっ。さっきはビビッて反撃のチャンスを逃しちゃったけど、次は上手くやる」

白露「あいつがあたしらを攻撃しに近寄ってくる瞬間に、真正面から、撃ち落すっ!!」ドン!


メガカメックス「ガメッ!!」

ガコン!

主砲を構えるメガカメックス


吹雪「えぇっ!? で、でもそれだと、白露ちゃんはどうするの!? あの岩の雨をどうやり過ごす気!?」


白露「こんなもん臆した方が負けさ! 当たらないって思ったら、当たらないよっ!」


ショタT「......いや、その必要はない。アーケオスの攻撃を待たずとも、僕が仕留める!」

白露「 ? 」

吹雪「............そうだっ! ショウタくんとスターミーなら、それが出来るっ!」

ショタT「頼んだよ、スターミー!!」


キラッ!


スターミー「ヘェァァァァァァァアアアアア......!」カアアアアア


スターミーが光を纏ってゆく

764名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/19(木) 23:10:38 ID:KdQQqMyY



ショタT「Zクリスタルよ......僕とスターミーに力を!!」

Zクリスタルが輝きを増す



ヲ級「......見エル? アレ?」

タ級「エェ......やはり使って来たネ」



アーケオス「ケ......?」

アーケオスの頭上に黒い影がかかる

見ると、どこまでも続く岩の天井が広がっている



白露「すっごーい! あれって、もしかして!」

吹雪「そうだよ! これが......」

ショタT「スターミーが解き放つ、全力のZワザ!」


ショタT「ワールズ......」



タ級「ナラバ、コチラも見せてヤロウ。我ラの力を!」


アバゴーラ「アバァァァァ......!」


ピキピキピキッ

アバゴーラの甲羅に亀裂が走ってゆく


ショタT「 !? 」

765名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/19(木) 23:11:40 ID:KdQQqMyY



吹雪「.....!? ......し、しまった、アーケオスにばっかり気を取られてたけど......まずい!」

白露「アイツはさっきから何やってんのよっ!!」



アバゴーラ「ゴォォォォオ!」

ガララララ

甲羅が崩壊してゆく



ショタT「まさか、この技はっ!?」


タ級「『殻を破る』!!」


アバゴーラ「ラァッッッ!!」

パァン!!

装甲を脱ぎ捨てるアバゴーラ


タ級「サァ行け!!」

アバゴーラ「アァァァァバッッッ!!!」


バァァァンッ!!!!


後部の排水器官から大量の海水が爆発的に噴射される

それにより巨大な水柱が立ち上がる

瞬時に最高速度に達したアバゴーラが標的目掛け突撃する


ショタT「ま、まずい! 速......」


タ級「遅イッ!!!」



スターミー「ジュワッ!?」

アバゴーラ「ガァァァァァッ!!!」




スターミーの眼の前に大きく開いた口が出現する

まばたきする間すら与えず攻撃が仕掛けられる


タ級「『噛み砕く』!!!」



ガギィッッッ!!!

766名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/19(木) 23:12:44 ID:KdQQqMyY



ショタT「ス......スターミーッ!!」



スターミー「ヘ......ヘァッ......ッ!」ギチッ

アバゴーラ「グルルルル......」

強靭な顎がスターミーを捉える


ピキッピキッ

ゴリッゴリッ


吹雪「ひっ......!」

耳を塞ぐ

白露「うげぇっ......!」


万力の軋む音が鳴り、標的の体が圧壊されてゆく

スターミー「デュ......ワッ......!」

ピコンピコンピコンピコン

同時にスターミーのコアが激しく点滅する



タ級「まだ餌の時間ジャナイヨ。用が済んダラ、サッサと戻って来ナサイ」


アバゴーラ「グルル......ラァッ!」クイッ

獲物を乱暴に放り投げる


ザバァン!

アバゴーラが主の元へ戻り、力なく漂うスターミーがその場に残される


ショタT「そんな............」


スターミー「......シュ......ワッ......」


光を失う



スターミーは力尽きた









続く

767名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/21(土) 16:38:52 ID:n00iBmms






タ級「『噛み砕く』!!!」

アバゴーラ「ガァァァァァッ!!!」

スターミー「ジュワッ!?」


ガギィッッッ!!!


ショタT「スターミーッ!!」


上空に大きく見えていたZワザが対戦相手に無視され、攻撃を食らった時には消えていた


スターミー『20回以上? 30回以下? 何回咀嚼されたか分......』


スターミー「......シュ......ワッ......」


グタッ


スターミーは力尽きた






ショタT「......スターミー......ありがとう。休んで」


ポゥン


吹雪「こ、これが殻を破るの力......!」

ショタT「油断した......まさかアバゴーラがここまで速く動けるなんて.......!」

白露「感心してる場合じゃないよっ!!」

ショタT「っ......!」



アーケオス「キャォォォォオォオオオッス!!!」ゴオオオオオオ


アーケオスが上空から急降下してくる

768名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/21(土) 16:39:48 ID:n00iBmms


吹雪「ま、またアーケオスが!!」

ショタT「くっ......!!」

白露「そこ! 今すぐあたしのそばに来なさい!!」

ショタT「えっ!?」

白露「作戦変更! とにかく今は君らを守る! だからカメックスの後ろに!」

メガカメックス「ガメ!」コクッ

ショタT「白露......カメックス......分かった!」

吹雪「ありがとう、二人とも......!」

マンタインたち「マンタ〜〜!」



ヲ級「岩雪崩......」

杖を振るい指示する


アーケオス「ケェェェエェェエエエ!!」バサッバサッバサッ!!!

両翼から大量の岩石がばら撒かれる



白露「カメックス、準備はいい......?」


メガカメックス「ガァァァァ.......!」コォォォォォオ

背中の砲塔にエネルギーが充填されてゆく



ドドドドォン!!!

水飛沫が立ち上る

降り注ぐ岩石がメガカメックスの周囲に水柱を作ってゆく

769名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/21(土) 16:40:24 ID:n00iBmms



ガガガンッ!!

メガカメックス「ガァッ......!!」

いくつかの岩石がメガカメックスに命中し砕ける音が響く


吹雪「カメックス!!」

白露「怯むんじゃないよ、相棒......」


上空を黒い影が通過する

見上げる

既にそこにアーケオスの姿は無く、ただ無数の岩だけが浮かんでいる


ショタT「............!」

マンタイン「マ......」


硬直する

時空が歪んだかのようにゆっくりと頭の中で秒の針が刻まれる

しかし確実に、岩石は自分達目掛けて距離を縮める

自分を乗せるマンタインの身が黒い影にすっぽりと包まれたその時





白露「今よッッッ!!!!」

メガカメックス「ガメッ!!!」


ガコン!


メガカメックスが振り向き、素早く砲の標準を合わせる


白露「水の波動!!!」

メガカメックス「ガァァァァメッッッ!!!」


ドォォォオン!!!


即座に轟音が鳴り響く

770名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/21(土) 16:41:00 ID:n00iBmms



パァァァァン!!!

波状の砲弾が頭上の岩石を撃ち抜き爆散させる


吹雪「や、やった......!」

ショタT「すごい......!」

マンタインたち「マンタ〜〜〜!!」


威力を落とすことなく水の波動が空中を突き進む

弾道上にアーケオスの姿を捉える


白露「行っけぇぇぇぇぇええええ!!!」


ヲ級「ダガ遅い」


アーケオス「ケオッ!!」サッ

進路を変え、背後からくる砲弾を避ける


ショタT「!? ......かわした!」

白露「ちぃっ......!」



タ級「馬鹿メ! ソンナ距離を置かれてカラ撃ったトコロデ、当たるモノカ!」

ヲ級「ソンナにコイツを撃ち落したいノナラ、正面からでなきゃダメだヨ」



アーケオス「オォォォォッス!!」キッ!

771名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/21(土) 16:41:50 ID:n00iBmms



メガカメックス「クッ......!」ギリッ

悔しそうに歯軋りする


白露「......」

ショタT(白露だって、最初からそれは分かってた。でも、僕らの身の安全の優先して、あの撃ち方を命令した......)

吹雪「白露ちゃん......私たちのために」

白露「なーに。いつどんな時だって、あたしは自分の戦い方が一番だって信じてるよっ!」

白露「ミスったら、次はもっと上手くやる! それだけ! だよね、カメックス!!」

メガカメックス「ガメッ!!」コクッ


ショタT「でも......これ以上白露たちの足を引っ張るわけにはいかない。自分の身は、自分で守る!」

ショタT「来い、オオスバメ!!」


ポゥン!


オオスバメ「スバァッ!!!」バサッ!


ショタT「とは言ったけど、安心して吹雪ちゃん。君は僕とオオスバメが守るから」

オオスバメ「スバッ!」キリッ

吹雪「えぇっ......!? あ、ありがとう......///」

ショタT「白露は、僕らを気にせず好きに戦って!」

白露「いいのかい? それじゃ、細かいことは考えずに好き勝手暴れちゃうけど?」

ショタT「それが一番いい。君とカメックスの実力は、こんなもんじゃないはずだから!!」

白露「フッ! 分かってるじゃないっ!!」ビシッ!

b(グー)

772名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/21(土) 16:42:37 ID:n00iBmms



タ級「覚悟は出来たカシラ?」

ヲ級「マ、出来てなくてもやるケドネ」


アーケオス「ケェェェェオッス!!」ゴォォォォォ

アーケオスが高度を上げる



白露「ショウタ、あっちは任せた。あたしはこっちをやる!」

ショタT「......分かった!」



バサバサッ!!


アーケオスが羽ばたく

上空から再三岩雪崩が放たれる

頭上が岩石の雨で埋め尽くされてゆく



ショタT「オオスバメ......行くよ!」


オオスバメ「スバッ!!」バサッ!

急加速し、アーケオス目掛け空へと駆け上がってゆく


吹雪「えっ......何してるの!?」


しかしオオスバメの眼前には既にアーケオスの放った岩の壁が広がっている


ヲ級「オオスバメを、岩雪崩の中に突っ込ませる気ダネ......」

タ級「所詮は壁にしかナラナイって訳かい! 酷いトレーナーだねェ!」



オオスバメ「............」ゴオオオオオオ


目前に岩石が迫る

773名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/21(土) 16:43:26 ID:n00iBmms



ショタT「ここからが......僕らの反撃のターンだ!」


ショタT「黒き烈風よ! 秘めたる鋼鉄の意志をその翼に現出させ、岩をも切り裂く刃となれ!」


オオスバメ「スバァァァ!!」

キン!

キン!

オオスバメの両翼が黒い光沢を纏う



ズガァァァァァァァン!!!


上空で岩石がはじけ散る



ヲ級「......!?」

タ級「ナニィッ......!?」



アーケオス「アー......? ......ケェッ!?」


オオスバメ「スッバァァァァッ!!!」ズバッ!


爆散した岩の中から無傷のオオスバメが出現する

その目はアーケオスただ一点を標的に定め向かってくる



ショタT「オオスバメ!『鋼の翼』!!!」



オオスバメ「スッッッ......バアアアアアアア!!!」


ズバァッッッ!!


アーケオス「キェェェェエエエエッ!?」バササァッ!


上空で極彩色の羽根が舞い上がる









続く

774名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/22(日) 22:30:33 ID:sRM2k/6Q





ショタT「『鋼の翼』!!!」

オオスバメ「スッッッ......バアアアアアアア!!!」


ズバァッッッ!!


アーケオス「キェェェェエエエエッ!?」バササァッ!



タ級「鋼技......!?」


吹雪「や......やった!」



アーケオス「ァァァ......」ヒュウウウ

羽根を散らしながら落下してゆく



ヲ級「まだダヨッ......」


アーケオス「......ケェッ!」カッ

ガツガツ

落下しながら羽毛の中に隠し持っていた木の実を貪る


ショタT「あれは......!」


ヲ級「オボンの実の効果で、体力を回復スル......」


バサァッ!

バサァッ!


アーケオス「ケォォォォォッス!!」ゴオオオ


力を取り戻し、両翼を大きく広げ再び飛行体勢を取る

775名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/22(日) 22:31:33 ID:sRM2k/6Q


ショタT「......アーケオスの特性は『弱気』」

吹雪「体力が半分をきると、技の威力も半減しちゃう特性だよね」

ショタT「だからアーケオスを狙うことで間接的に防御になるって考えたんだけど、そう簡単にはさせてくれないか......」


ヲ級「置物にサレちゃ適わないカラネ」



アーケオス「ケェェェェェェッ!!」ゴオオオオオオ

再び急降下を始める

メガカメックスとそのトレーナーを標的とし突撃する



吹雪「白露ちゃん!」


白露「..........」

腕を組み、敵を睨み付ける


ショタT「白露、アーケオスがそっちに! オオスバメ、追いかけるよ!」


オオスバメ「スバッ!」バッ!

反転し、アーケオスを追走する構えを取る


タ級「他人の心配をシテル場合カシラ?」


ショタT「!?」


オオスバメ「スバッ......?」


オオスバメの眼下の海面に黒い影が写る

本来ならあるはずのない場所に影が落ちている

それが自身のものではなく、海中を潜航している別の何かだと気付いた時


ザバァァァン!!!


黒影が白い水飛沫へと変わり、その中から敵が姿を現す



アバゴーラ「アバッ!!!」バシュッ!

776名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/22(日) 22:32:33 ID:sRM2k/6Q


吹雪「アバゴーラ!?」

ショタT「いつの間にっ!?」


タ級「『滝登り』!!」


アバゴーラ「ゴォォォォラッ!!」バアアアアアア


後部の排水器官から滝の如き噴水を行い、上空へと飛び出す

その目にオオスバメの姿を捉える


ドゴォォォォォオン!!


ショタT「オ......オオスバメ!!」


アバゴーラ「グルルル......!」ギリリリ

オオスバメ「スッ...........バァッ......!!」ガハッ

怒涛の水流を纏ったアバゴーラの頭突きがオオスバメの腹に入る



攻撃が入った後、両者が海面へと落下する

777名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/22(日) 22:33:28 ID:sRM2k/6Q




ザバァン!


片方は難なく着水し悠然と主の元へと戻る


タ級「サァ......落ちナサイ!」

アバゴーラ「ゴラァッ!!」



ヒュウウウウウ......

黒い翼が力を失う

舞散った羽が上空に足跡を残す


オオスバメ「ス......」


どこまでも続く深い青がオオスバメの視界を埋め尽くしてゆく



ショタT「オオスバメぇぇぇぇっ!!!」


オオスバメ「スバァッ!!!!」カッ!


力が漲る

目を見開き、身体の筋肉の盛り上がる

巻きつけていた襷が耐え切れずちぎれ、身体から抜け落ちる



タ級「ナニィッ!?」



両翼を大きく広げ旋回する

着水する間一髪で体勢を整え直し、海面スレスレを疾走してトレーナーの元へ戻ってゆく



ショタT「おかえり、オオスバメ」

オオスバメ「スバッ!」キリッ

778名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/22(日) 22:34:23 ID:sRM2k/6Q


吹雪「あれは......」


舞散った黒い羽と共に細い布地が宙を舞う


ショタT「気合の襷。以前にも僕とオオスバメを助けてくれた。でももう回収は無理だね......」


襷が風に流され視界から消えてゆく




タ級「シブトイ連中メ......!」ギリッ

ヲ級「......スグに始末するサ......」

指揮棒を振るう


アーケオス「ケェェェェ!」

バサッバサッ!!



白露「......」  メガカメックス「......」



白露の隣にメガカメックスがピタリ寄り添う

両者とも毅然とした態度で構える



吹雪「白露ちゃん......!」

ショタT「大丈夫。あの二人なら......絶対」



白露「............絶対、今度こそは外さないよっ!!!」

メガカメックス「ガメェッ!!!」


ガコン!


背中の一門の主砲が標的を捉える

エネルギーの波が充填される

779名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/22(日) 22:35:42 ID:sRM2k/6Q



ヲ級「岩雪崩!!」


アーケオス「ケォォォォオッス!!」ゴオオオオ


目前にアーケオスが迫る

メガカメックスに向けてその両翼から岩石が放たれる


白露「今よッ!!!」

メガカメックス「ガァァァメッ!!!」


ドオオオオオォォォン!!!


轟砲が鳴り響く

衝撃波を伴った砲弾が放たれる

即座に上空を埋め尽くしていた岩の雨が砂嵐へと変ってゆく


しかし


ヲ級「ヌルイな......」

指揮棒を振り上げる

アーケオス「ケオッ!!」バサッ!

同時にアーケオスが高度を上げる


吹雪「そ、そんなぁっ!」

ショタT「............」


メガカメックスの放った砲弾はアーケオスを素通りし空高く飛んでゆく

780名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/22(日) 22:36:26 ID:sRM2k/6Q


タ級「アーハッハッハ!! 随分と意気込んでたみたいダケド......笑わせるネェ!!」

アバゴーラ「アバババ!!」

アーケオス「ケーケッケッケ!!」

ヲ級「結局は、自分の身を守るので精一杯......ナノかい?」

タ級「ダカラ甘いノヨ! 他人を傷つける事モ、自分の身を危険に晒す事も躊躇スルようなガキ共に、この海で生き残れる資格ガ」



白露「............いひひっ♪ それはどうかなー?」



タ級「 ア ?」

ヲ級「............ハッ!?」


上空を見上げる

虚しく空を切ったと思われていた砲弾が放物線を描き落下している

その弾道上にいたのは


タ級「狙いはアバゴーラかッ!?」

アバゴーラ「アバッ!?」

781名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/22(日) 22:37:38 ID:sRM2k/6Q

タ級「ダガやはり甘イッ! 甘い甘い甘過ぎるッ!!」

ドォン!!!!

自分が乗るサメハダーの身体を乱暴に蹴り飛ばす

サメハダー「ダァッッッ!!!」バシュッ

アバゴーラ「ゴルァッ!!」バシュッ

サメハダーが急発進、アバゴーラがそれに随伴する

タ級「ソンナ分かりきった弾道! 目を瞑ってでも避けれるワヨッ!!」



ショタT「言ったね」



ザァァァァァァ

タ級「クソったれガ......」

海上を滑りながら悪態をこぼす

サメハダー「............ダァッ!?」ゾクッ

タ級「ナニ今更ビビッてンノヨッ! この臆病モンがッ!!」

サメハダー「ダダダダダ......」ガクガク

サメハダーが体表が鳥肌に変ってゆく

タ級「............?」


ヲ級「マズイッ、後ろッ!!!!」


タ級「馬鹿なッ!?」

アバゴーラ「バッ!?」

振り向くとそこに


ゴォォォォオオオオ!!!

エネルギー波の砲弾がアバゴーラに導かれ高速で迫ってくる


タ級「あの弾丸ハ......!?」



白露「メガカメックスの攻撃!! 『波導弾』!!!!」

メガカメックス「ガメェェェェエエエエッ!!!」




ドオオオオオオォォォォン!!!!




その日一番の巨大な水柱が立ち上がる










続く

782名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/22(日) 22:39:07 ID:sRM2k/6Q
長い……
次の投稿でこのエピソード締めるのでどうか最後までご付き合い下さい

783名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/27(金) 22:00:04 ID:DtZhh13.



タ級「馬鹿なッ!?」

アバゴーラ「バッ!?」



白露「メガカメックスの攻撃!! 『波導弾』!!!!」

メガカメックス「ガメェェェェエエエエッ!!!」



ドオオオオオオォォォォン!!!!



メガカメックスの放った波導弾がアバゴーラに直撃する

爆発と共に激しい水飛沫が舞い上がる



ヲ級「オノレッ......」


吹雪「やった!」

ショタT「そうだ。波導弾から逃れることは出来ない......絶対!」


白露「ひっひー♪ やったね、カメックス!」

メガカメックス「ガメェッ!」


白露&メガカメックス「ンガッッッッ!?!?」


ショタT「っ......!?」

吹雪「嘘っ!?」





水飛沫のもやが晴れてゆく

直立する二者の影が浮かぶ



タ級「味な真似ヲ............」

アバゴーラ「ゴラララ............」シュウウウウ


アバゴーラのボロボロの身体から湯気が上がる

目は力を失わず依然として敵を睨み付けている

784名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/27(金) 22:01:09 ID:DtZhh13.



吹雪「そうだ......アバゴーラの特性の一つは『頑丈』」

ショタT「それなら耐えられる。頑丈は、気合の襷と同じ効果を持つ特性だから」

白露「ななな! 納得いかーん! その頑丈な殻さっき自分で破ってたでしょーがっ!!」




ヲ級「......行けるカイ?」

タ級「当然ダ」


アバゴーラ「ゴォォォォッラアアア!!!」


アーケオス「ギャオォォォォォッス!!!」


咆哮が轟く

むき出しの殺意が目を光らせる

溢れ出す憎悪が空と海に広がる



吹雪「ひっ......!!」

マンタインたち「マンタ〜......」ブルブル

ショタT「まずいよ白露......あいつら本気だ......!」

白露「こっちゃ端から本気だよッ!!!」

白露「......とは言え、確かにちょっとヤバいかもね」

785名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/27(金) 22:02:18 ID:DtZhh13.


タ級「やるぞ、アバゴーラ......容赦はイラナイ」

タ級「......構エ」


左手を前方に突き出す

指を伸ばす

その指示に従いアバゴーラが動く


アバゴーラ「ゴラッ......!」バッ


左前足のヒレを前に伸ばし、埋め込まれた岩の爪が突き出る

同時に腕の筋肉が盛り上がり、圧縮されたエネルギーが先端の爪に込められてゆく

明らかな攻撃の構えであることが即座に分かる



構えを取る両者の視線が、敵の姿ただ一点を捉える

伸ばした指の先に標準が定まる



吹雪「まさか......!」

ショタT「まずい! 白露っ!!」



毅然として構える

仁王立ちで腕を組み、こちらも敵を睨み付ける

視線が殺気を伴い身体に突き刺さるのを感じる



マタ雨「マンタ......!?」ゾクッ

白露の乗るマンタインが震える


白露「いひひっ......獲物はあくまでこの白露って訳だね?」

786名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/27(金) 22:03:16 ID:DtZhh13.


ショタT「トレーナーを狙う気か......!」

吹雪「白露ちゃん!! 危ない逃げてっ!!!」


白露「ま、案外悪い気はしないね。大物扱いってのはさ」


ザバァァァッ!


メガカメックス「ガメェッ!!」ドン!


主を庇うためメガカメックスが立ち塞がる


吹雪「カメックス......!」


白露「ありがとう、カメックス。さすがあたしの相棒っ!!」



白露「......でも、心配いらない」ボソッ

囁きかける

メガカメックス「ガ?」

白露「あんたは、あいつをぶっ飛ばすことだけを考えてくれれば、それでいい」

メガカメックス「............」




白露「大丈夫! 信じてるからっ!!」ニッ

白い歯を見せる



メガカメックス「ガメっ!」キリッ

787名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/27(金) 22:04:23 ID:DtZhh13.


白露「マタ雨、怖いかもだけどつき合ってねっ!」

マタ雨「マンタっ!!」キリッ



ガコン! ガコン! ガコン!

メガカメックスが全身の砲と手足を収納し甲羅だけの姿になる


メガカメックス「............」



ヲ級「最後マデ......守りに徹スル気か......」

タ級「ナラバ......貴様の正義の盾とヤラが、我ラの無慈悲な砲弾に引き裂かれるソノ瞬間を、目に焼き付けるがイイ」

タ級「貴様を始末するのはソノ後ダ!! やれ! アバゴーラ!!」


アバゴーラ「ゴラァァァァァッ!!」カッ!


白露「行くよ、カメックス!!」


メガカメックス「ガメッ!!」カッ!


タ級「ストーンエッジッッッ!!!」


白露「アクアジェットォォォォォォオオオ!!!」


アバゴーラの剛腕に込められた力が爆発する

轟音と共に岩石の徹甲弾が発射される


同時にメガカメックスが甲羅の後部から高圧の水流を噴射

その身体が一つの弾丸となり目にも止まらぬ速さで敵に突撃する


反対方向から放たれた二種の弾丸


それらが海上でかち合う


ことはなく、何事も無かったかのようにただすれ違う















ドオオォォオォォォオォン!!!!




両方向で同時に水柱が上がる



吹雪「し............」

ショタT「白露ーーーーっ!!!」

788名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/27(金) 22:05:47 ID:DtZhh13.



「ひひっ♪」


岩の弾丸は仁王立ちするトレーナーの真横を素通りし、遠く後方で着弾していた


ヲ級「............!」


吹雪「白露ちゃん......!」

ショタT「......白露」

二人に笑顔がこぼれる




白露「やっぱりあたしらが......いっちばんだよねっ!!」


メガカメックス「ガメェェェ!!!」 ド ン !




タ級「馬鹿なッ......狙いは完璧だっタ......何デ......」


ガクッ

アバゴーラ「ゴ......ラ......ッ」ザバァン

アバゴーラはたおれた


タ級「何で、アタシの子がヤラレテ! アンタら二人とも無事ナノヨッ!!!」

ヲ級「......逸らしていタ......メガカメックスの甲羅が、ストーンエッジの弾道を逸らしていタンダ......」

タ級「納得いかナイッ!! アンナ、ガキ共にこの私がッ!! コンナ屈辱ヲッッッ!!!」

ヲ級「タっちゃん............」

789名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/27(金) 22:06:42 ID:DtZhh13.


タ級「我ラは、奴等よりずっと昔にコノ海の上で生マレ、コノ海を支配してキタ! 此処は我らの縄張りダッ!」

タ級「陸地でノウノウと暮らし、稚拙なマンタイン捌きでチンタラ走ってる連中に、道を譲ってやれとでも言うノカ!?」

ヲ級「............」

タ級「先輩に対する態度ガ、ナッテナインジャないかしらァッ!?」


ショタT「............」

マンタイン「マンタ〜......」

吹雪「そ、そんな無茶苦茶な......」

白露「だったら教えてあげる。今日からこの海は」


白露「いっちばん強くて! いっちばん凄い! この白露の縄張りよっ!!」


メガカメックス「ガメエエエ!!!」


タ級「......ッ!!」ギリッ


白露「当然だよね? 白露が一番だもん」


ヲ級「ナラバそれもここで終わりダ」


ショタT「はっ!?」


上空を見上げる


アーケオス「ケォォォオッ!!」


目の色を変えたアーケオスが攻撃の構えを取る

790名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/27(金) 22:08:01 ID:DtZhh13.


ヲ級「私もヤル。タっちゃん一人に屈辱を味わせはシナイ」


指揮棒を振るう


アーケオス「キェッェェェェッ!!!」 ゴオオオオオオオオ!


アーケオスが急降下する

翼を折り畳み、まったく羽ばたく素振りを見せない

飛行するというよりも猛スピードで落下するかのような挙動でメガカメックスに向かってゆく


吹雪「......!? あの構え、岩雪崩じゃない......まさか!」


ヲ級「行ケ、アーケオス。憎悪ヲ運ブ彗星トナリ、我ガ敵ニ破滅ヲモタラセ」


ヲ級「『諸刃の頭突き』!!!」


アーケオス「ケェェェェエエエエエ!!!」

メガカメックス「ガメッ!?」

両者の目が合う


ショタT「させない」



シャッ!



アーケオスの背後に黒い影が張り付く


ヲ級「............!?」


ショタT「気合の襷は、ただ攻撃を耐えるために持たせたんじゃない。全てはこの一撃のため!!」


アーケオス「ケォッ!?」バッ

振り返る

オオスバメ「スバァァァァアアアアッ!!」


ショタT「オオスバメ! 『起死回生』!!!」




バサァァァァァァッ




上空で花びらのような羽根が舞い上がる

791名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/27(金) 22:09:04 ID:DtZhh13.


ショタT「......よくやったね、オオスバメ」


オオスバメ「スバッ!」


吹雪「やっと、終わった......」



ヲ級「............」


アーケオス「ア......ァ............」ヒュウウウ


アーケオスがその羽根の散らしながら力なく落下してゆく



深く青い海面が近づく




























ヲ級「歯ァ食いしばれェ!!!!!」


アーケオス「キャォォォォッス!!!!」カッ!

792名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/27(金) 22:10:07 ID:DtZhh13.



アーケオスが着水直前で旋回する

飛行体勢を取り戻し直角の軌道を描き、海面ギリギリを疾走する



吹雪「嘘っ!?」

ショタT「そ、そんなっ! 地力で耐えたッ!?」


力を振り絞り翼をばたつかせる

足は海面を蹴り飛ばし、文字通り水上を走るように前へ前へと進む

初速の勢いは失いながらも猛然とメガカメックスに突撃する


ヲ級「ソンナ無様な最期ハ許サナイッ! 非道にハ、非道の気高サが無くてはナラン!!!」


ヲ級「散ルなら華々シク散レッ!!!」



アーケオス「ケェェェェェエエエエ......ッ!!!」





ゴオオオオオオン!!!





白露「......」

吹雪「カ......」

ショタT「カメックス!!!」



メガカメックス「ガ......メェ......ッ!!!」

アーケオス「キェェェ......ッ!!!」

アーケオスの諸刃の頭突きがメガカメックスの土手っ腹に食い込む

両者とも歯を食いしばる


ピキッ    ピキッ


甲羅が軋む嫌な音が鳴る

793名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/27(金) 22:11:05 ID:DtZhh13.


白露「......伝わったよ。そっちには、そっちのプライドってもんがあるんだね」


白露「でもねぇッ!!!!」



メガカメックス「ガァァァァッ!!!」


バァン!!


アーケオス「キャォォォッ!?」


メガカメックスが腹部に込めた力を解放し厚い甲羅が衝撃を弾き返す

反動で大きく吹き飛ばされるアーケオス



白露「どんな悪い事されようが! どんな正論並べられようが! 絶対に、勝ちは譲らないっ!」

白露「あたしは白露! 一番になる女よっ!!!」


メガカメックス「ガメエエエエエ!!!」 ド ン !



ザバァン!



ヲ級「............」


眼の前に浮かぶ自分の分身をただ眺める


折れた翼が花びらを散らし海面が色鮮やかに染まる



アーケオスはたおれた









___________
_______
___

794名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/27(金) 22:12:21 ID:DtZhh13.





海岸





ショタT「吹雪ちゃん。わざわざ送ってくれてありがとう」

吹雪「私はあんまり力になれなかったけどね......全部白露ちゃんのおかげ」

白露「ひっひー♪」

吹雪「でも本当によかったよ、ショウタくん。これで無事に帰れるね」

ショタT「吹雪ちゃんは、帰り気をつけてね。連中の仲間がいるかもしれない」

白露「だったら、またあたしの出番ね! なんせここは白露の縄張りだからっ!!」

白露「海は平和は、あたしが守るっ!!」キリッ!

吹雪「あ、あんまりあの人たちの影響受けない方がいいよ......」

白露「ショウタ! なんやかんやあったせいでアンタとの決着つけれなかったけど、今は見逃してやるわ!」

ショタT「え?」

白露「今の白露は最強過ぎて勝ち目ないからまた今度にしてあげる、ってこと!」フーン!

吹雪「すごい自信過剰......」

白露「次に会う時までにキッチリ修行しておきなさい! あんたとのバトル、楽しみにしとくよっ!!」

ショタT「うん、僕もだよっ!」

白露&ショタT「いひひひっ」

吹雪「いいなー、そういう仲って」

白露「何言ってんの! 吹雪も戦友! アンタや秋月達と戦って勝ち取った勝利はあたしの誇りだよっ!」

吹雪「えへへっ♪ ありがとう、白露ちゃん」

白露「じゃあ折角だし、みんなで一緒に言ってみよう。せーのっ」

白露・ショタT・吹雪「すぅ......」


(一呼吸)


「「「一番目指すよーっ!!!」」」








続くったら続く

795名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/27(金) 22:13:24 ID:DtZhh13.




大淀博士「さーて今回のポケモンは」

大淀博士「ぴっぴかちゅう!」ガチャ

No.567

大淀博士「No.567と言えば、そう、アーケオスですね」

大淀博士「大昔に絶滅したポケモンで、鳥ポケモンの祖先と考えられています。化石から復元することで現代に蘇りました」

大淀博士「群れで狩りをし、追い詰めた獲物を空から強襲して仕留めます。でも飛ぶより走るほうが得意だとか」

ノッソノッソ

(地に足つけてのっそり歩いてくるアーケオス)

アーケオス「ア?」

大淀博士「ひゃだ...ひゃだ...!! あなた、アーケオス......って言うのねっ!! かわいすぎよっ!! この顔立ちに、このムッチリ、ムッチリ、ムッチリしたカラダ!! あんたたち、」

アーケオス「ケェッ!!」ドン!

(アクロバットにドロップキック決めるアーケオス)

大淀博士「逝くわよっっっ!!!!!!!」バキィッ!





ここで一句



アーケオス

モフモフしたいわ

嗚呼毛雄



大淀博士「みんなもポケモン、ゲットですよ」

796名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/27(金) 22:15:35 ID:DtZhh13.
次回

登場キャラ
>>797

ポケモン
>>798

797名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/28(土) 00:42:34 ID:5pmyaXqk
秋津洲

798名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/28(土) 06:47:39 ID:mykZDbjc
デリバード

799名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/29(日) 22:02:19 ID:QL0D28VI
(最近長くなりがちで)これはキツいですよ
思えばもう800レスなんですね
多分そう遠くないうちに無理やりにでも畳むつもりなので読んで頂ければ幸いです

800名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/29(日) 22:02:46 ID:QL0D28VI





ある日の昼前





〜トレーナーズスクール男子寮〜



二人の少年が自分のベッドで寝転んでいる


グゥゥゥゥ......


ハウ「腹減った」

グラジオ「減ったな」

ハウ「でも飯準備する気にならないや」

グラジオ「そうだな」

ハウ「涼しいからいつまでもお昼寝したい」

グラジオ「暑い時も昼寝してたけどな」

ハウ「もう夏休みも終るのか〜」

グラジオ「俺らの夏はとっくに終わってるさ」

ハウ「まぁのんびり出来てよかったけどね〜」

グラジオ「まぁな」

ハウ「......」

グラジオ「......」

ハウ「ショウタも家帰ってのんびり出来た〜?」

ショタT「......」キュッ

(鏡の前で襟を正しシャツを伸ばす少年)

ショタT「ふっ......」キラリーン

(謎ポーズ)

ハウ「............」

ハウ「何か変なこと仕込んだ?」

グラジオ「変なことじゃない」

801名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/29(日) 22:03:42 ID:QL0D28VI


グラジオ「デートらしいぞ」

ハウ「へー」

ショタT「そっ、そういう訳じゃ......っ///」

グラジオ「言っておくが俺からしたらまだまだ地味過ぎる。もっと腕に」

ハウ「それで、デートと変なポーズとなんの関係が?」

ショタT「さすがに人前ではしないよ! こんなポーズ」

グラジオ「フッ......(苦笑)」

ショタT「あとデートじゃなくて......ちょっと真面目にお話したいって誘われただけ、だから......」

ショタT「以前グラジオくんが教えてくれたでしょ。トレーナーズアカデミー。そこに行ったとき、優等生の女の子とバトルしてさ」

ショタT「なんというか、一目置いてもらって......その縁で」

ハウ・グラジオ「......」

ハウ「デートだよね?」

グラジオ「デートだな」

ショタT「違うよ」

802名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/29(日) 22:04:25 ID:QL0D28VI


ショタT「じゃあもう出かけるから。僕の分のご飯はいらないからね」

ハウ「楽しんできなよ〜」

グラジオ「健闘を祈るぞ」


バタン

(戸が閉まる音)


ハウ「............」

グラジオ「............」

ハウ「ショウタに飯準備させるつもりだったのに」

グラジオ「フッ......」

ハウ「......」

グラジオ「......」

ハウ「ピザ食べたい」

グラジオ「そうか」

ハウ「宅配で割り勘」

グラジオ「構わん」

ハウ「ツナマヨ」

グラジオ「マルゲリータ」

ハウ「食おう」

グラジオ「食おう」



そういうことになった

803名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/29(日) 22:05:19 ID:QL0D28VI





トレーナーズアカデミー学園都市



〜喫茶店にて〜



ショタT「......///」ドキドキ

夕雲「うふふっ♪ また一段と凛々しくなったのね、ショウタさん」

ショタT「そ、そんなことないよ......」

夕雲「夕雲も、張り切っておめかしして来た甲斐がありました。あなたに不釣り合いだといけませんから」

ショタT「そそそ、そのようなことは御座いません......」

夕雲「もぅ、ダメよ? そんな固くなっちゃ......ね?♥」

ショタT (余計緊張します)

ショタT「......」

ズズー(熱々のコーヒーを啜る)

ショタT「熱っ!!」

夕雲「あらまぁ......本当に世話の焼ける人。大丈夫?」

テーブルナプキンで口を拭いてもらう少年

ショタT「だ、大丈夫です......///」



______________
_________
_____

804名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/29(日) 22:06:24 ID:QL0D28VI



静かな散歩道を歩く二人



ショタT(緊張し過ぎて全然話せなかった......)

ショタT「............な、なんかごめん。ちょっと、ああいう雰囲気慣れてなくて」

夕雲「ふふっ♪ これから慣れていけばいいのよ」

夕雲「それに、誘った私の方にも気遣いが足りてなかったわね。ごめんなさい」

ショタT「いや、本当に僕が情けないだけだから......」

夕雲「でも夕雲は、あなたのそういう所も素敵だと思ってるわ。だから落ち込んじゃダメよ?」

ショタT「あっ......ありがとう///」

夕雲「うふふっ♥」

夕雲「......それじゃあ、ちょっと本題ね」

ショタT「?」

夕雲「ショウタさん......あなたは、今の学校生活に満足してる?」

ショタT「え? んー......まぁ悪くないかな」

夕雲「そうなのね。私は......ちょっと退屈」

ショタT「なんか、優等生なりの悩みって感じだね」

夕雲「それでね、思ったの。あなたが傍にいてくれたら、もっともっと彩のある日々が送れるんじゃないかしらって」

ショタT「えっ......?」

夕雲「ねぇ......こっちの学校で、夕雲たちと一緒にお勉強してみない?」

ショタT「............それは」




<カモオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォ!!!




夕雲・ショタT「!?」

805名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/29(日) 22:08:07 ID:QL0D28VI





デリバード「でり〜っ!」ジタバタ

レ級「大人しくしナ!!」

ガオガエン「ガオオオッッッ!!」ギロッ!

デリバード「デリッ......」ビビクン

ガオガエンの脇に抱えられたデリバードが縮こまる

レ級「ン〜〜〜ッ♪ いい匂いだゼェ〜、コイツ?」

ガオガエン「ガオガオッ♪」

秋津洲「やめてっ! その子だけは放してかもっ! って、かもじゃなくて絶対放してっ!!」

ガオガエンに掴みかかる少女

レ級「ウルセェ!」

ガオガエン「ガオッ!!」


ドン!

ガオガエンの軽いラリアットで少女が大きく吹っ飛ぶ


秋津洲「きゃああああああっ!!」


ズザアアアア


デリバード「デ、デリ〜〜ッ!!」

デリバードの目がら涙がこぼれる

レ級「コンナ旨そうな匂いさせてオイテ食うなとか馬鹿かテメェッ!」

レ級「行くゼ、ガオガエン。早くリコ姉トコ持って帰って食っちまおうゼ!」

ガオガエン「ガオッ!!」

806名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/09/29(日) 22:09:20 ID:QL0D28VI


タッタッタッ

柄の悪いトレーナーとポケモンのコンビが走り去ってゆく


デリバード「デリ............」


連れ去られるポケモンとそのトレーナーとが目を合わせる

非力さと涙に覆われた瞳が鏡のように映る


秋津洲「デリバード......ごめん......助けて......あげられなくて......」ボロボロ



<大丈夫ですかーー!



秋津洲「............?」グスン


ショタT「はぁ、はぁ......これは、いったい何が?」

夕雲「ひどいお怪我を......今お助けを」

秋津洲「わっ......私のことはいいかもっ! それよりっ......!!」


・・・ ・・・


ショタT「......えっ!? ポケモンを攫われた!?」

夕雲「酷いことを............」
























〜トレーナーズスクール男子寮〜



ハウ「ピザ楽しみだな〜」ワクワク

グラジオ「フッ」



続く

807名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/10/04(金) 22:34:20 ID:6TimNxlk





夕雲「私は夕雲、こちらはお友達の」

ショタT「ショウタです」

秋津洲「ぐすん......あたし、秋津洲。相棒のデリバードと一緒にピザのお店をやってるの」

秋津洲「............でも、そのデリバードが連れ去られて......しかも、すっごく怖そう人と強そうなポケモンで......」

秋津洲「デリバードが食べられちゃうかも〜〜〜〜〜っ!! うえええぇぇぇん!!(泣)」

夕雲「事情は分かりました。ショウタさん」

ショタT「うん、分かってる。助けに行かなきゃ」

秋津洲「確かあっちの方向に走っていったけど......」


秋津洲が指差す方向に鬱蒼とした森が佇んでいる


秋津洲「もうどこ行ったか全然分かんないかも〜〜〜......」


夕雲「.............?」


道端にある目印を見つける


夕雲「お利口な子ね。行きましょう」

ショタT「え?」

秋津洲「......?」グスン

808名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/10/04(金) 22:35:24 ID:6TimNxlk



〜どこかの空き地〜



ザッザッザ



レ級「昼飯だゼー、リコ姉」

ガオガエン「ガオォ!」

デリバード「......」ブルブル

周囲を木々に囲まれた空き地

足を踏み入れると生えっぱなしの夏草がカサカサと音を立てる

レ級「相変わらず何もネェ所ダナ」

奥に佇む女性が鋭い眼光を投げる


リコリス棲姫「アタシの自慢の箱庭ニ、文句デモ?」


レ級「マァそう怒ンナヨ。ホラ、昼飯ダゼ!」

ガオガエン「ガオッ!」グッ

デリバード「デッ......!」ビクッ

デリバードを差し出すガオガエン

レ級「ドウだ、旨そうな匂いダロ?」

リコリス「......何でデリバードごと?」

レ級「エ? どういう意味?」

リコリス「荷物だけブンどればよかったダロ。まさかデリバード食わせる気か?」


レ級&ガオガエン「............?」


レ級&ガオガエン「......」クンクン(デリバードの匂いを嗅ぐ両者)

レ級&ガオガエン「......」クンクン(デリバードの荷物の匂いを嗅ぐ両者)

レ級&ガオガエン「............」(目を合わせるトレーナーとその相方)

レ級「テヘペロ☆」 ガオガエン「ガオガオ☆」

リコリス「ドアホか」

デリバード「......」ホッ

809名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/10/04(金) 22:36:19 ID:6TimNxlk

レ級「テェメェェェ! 自分が食いモンじゃネェって分かってンナラさっさと言えやゴルァァァァ!!」

ガオガエン「ガオオオオオオオォォォォォォォッ!!!!」

デリバード「デリィィィィィイ!?」ビクビクビクッ!

リコリス「ドーデもイイ、サッサと中身寄越シナ」

レ級「ソウダな、ホラよ!」

荷物の中にあるピザの箱を取り出す

箱を開ける

リコリス「............」

中から出てきたピザは端の耳部分がきれいにちぎり取られている

レ級「ホーラ、イイ匂いダゼ〜。アタシ、ツナマヨ貰うゼ」

ガオガエン「ガオ〜」

リコリス「オイ」

レ級「ア?」

リコリス「コノ世には、耳の無いピザなどと言う趣のナイ物が存在スルのカ?」

レ級「別に無くてイーじゃん。味ネェし」



< かもぉぉぉぉぉぉおおお!!



レ級「アァン!?」

ガオガエン「ガオッ!?」

リコリス「......?」

デリバード「でり〜〜〜っ(嬉)!!」


ザッ!


秋津洲「デリバード、見つけたかも!」

810名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/10/04(金) 22:37:51 ID:6TimNxlk


ショタT「夕雲ちゃんの言う通りだったね!」

夕雲「ちぎれたパンの耳を辿るなんて、お伽噺みたいでロマンチックね」

レ級「アアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!」

ショタT「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

顔を合わせると同時に叫ぶ二人

リコリス「アノ顔ハ......?」パサッ

手元に置いてあった2枚の手配書に目をやる。片方に描かれた少年の顔と眼の前の顔を見比べる

ショタT「何かと思ったらまたコイツ......!」

レ級「てめェの方ダヨッ!!! ダガ会えて嬉しいゼ!」バッ!

手配書を見せ付ける

夕雲「......!」

レ級「なんせテメェとコノ小娘ぶっ潰せば、離島の姉貴からガッポリ小遣い貰えるンダからヨ!!」

ガオガエン「ガオォォォッ!!」

リコリス「離島嬢のバカにもつき合ってみるモンだナ」

秋津洲「えぇっ!? 君そんな指名手配されるような悪い人なのっ!? 見かけによらないかも〜......」

ショタT「色々あったんですっ! というかどう見たってあっちの方が絶対悪そうでしょう!」

ショタT「ゆ、夕雲ちゃん......もちろん誤解だよ。分かってくれよね......?」

夕雲「............」

レ級が見せ付けてきた手配書

その片方の赤髪の少女を睨み付ける夕雲

夕雲「ふーん、随分と楽しい夏休みを過ごせたのねっ」プイッ

ショタT「あ、あれっ......」

811名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/10/04(金) 22:39:01 ID:6TimNxlk


レ級「サァー、ヤッテやるぜ、ガオガエン!!」

ガオガエン「ガオォォォッ!!」

リコリス「下がれ」

レ級「エ?」 ガオガエン「ガオ?」

リコリス「私の庭で、勝手に騒がれたら困るンダ」

レ級「デ、デモヨォ......」

リコリス「悪い事は言わナイ。やめておきナ。ココは私のフィールドだ」

レ級「ワ、分かっタヨ......リコ姉に任せル......」

リコリス「安心シロ。報酬はお前にクレテやる。あのガキはお前が離島嬢の所まで持って行きナ」

レ級「マジー? だったら何も文句ネェヨっ!」

リコリス「という訳ダ。遊んでモラオウカ。行っておくガ逃げたらコイツがタダじゃ済まないヨ」

デリバード「デリっ!?」

レ級「大人しくシテナ! 人質ナラヌ鳥質ダゼ!」

ガオガエン「ガオッ!」

秋津洲「ひどい! デリバードを返して......!」

リコリス「返してヤルサ。このバトルが済んだらナ」

ショタT「............」

夕雲「......あいにく私、ならず者と手合わせすることは出来ません。我が校の品格に関わりますので」

不機嫌そうに言い放つ夕雲

ショタT「......そうだよね。ごめん、夕雲ちゃん。君をこんなことに巻き込んじゃって......」

申し訳なさそうに答える少年

夕雲「............」

812名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/10/04(金) 22:39:42 ID:6TimNxlk



ショタT「行くよ、僕のポケモンたち!!」


リコリス「フ......歓迎してヤルヨ」


夕雲「はぁ......ダメね、夕雲ったら」

溜息をつく


ショタT「モロバレル、頼んだ!」

リコリス「来イ、ダーテング!!」


ポゥン!

        ポゥン!


モロバレル「バレッ!」スタッ


ダーテング「ダーーーッ!!」バサッ


秋津洲「なんか悪そうなのが出て来たかも......」

夕雲「ダーテング。草と悪の複合タイプ。トレーナーに似てよこしまな顔付きね」

リコリス「けッ!」


ショタT「でも、相性は悪くない! 行くよ、モロバレル!!」


モロバレル「バレーッ!」

攻撃の構えを取る


リコリス「ダーテング、『グラスフィールド』」


ダーテング「ダァァァァァァァ......!」カッ

813名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/10/04(金) 22:40:23 ID:6TimNxlk


ダーテングが目を光らせ呪を唱える

それに呼応し場に変化が起こる


ガササササササ


秋津洲「な、なにこれ......!?」

夕雲「おかしい......グラスフィールドは場に草を茂らせる変化技のはず......なのに」

ショタT「か、枯れていく......草が」


青々と茂っていた雑草が何かに力を奪われるかのように萎む

茶色い地面が顕になったのち、何かが一斉に芽吹いてゆく

急激に成長を遂げた茎の先端の蕾が鮮やかな色と共に花開き


夕雲「悪趣味ね......」

ショタT「確かに草は草だけど......これって......」

秋津洲「ひ、彼岸花!?」



真紅の華が一帯を赤一色に染める



リコリス棲姫「サァ......掛カッテ来ナ」





続く

814名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/10/05(土) 22:09:17 ID:1m2kSf9A



場に彼岸花が咲き乱れる



秋津洲「ちょ、ちょっと縁起悪いかも〜〜〜......」

リコリス棲姫「安心シナ。コイツらはイイ奴ダ。お前にも恵みをくれてヤルサ」

ショタT「恵み......?」

夕雲「普通、グラスフィールドによって植えられた草花は、地面に接している者に滋養を与えてくれるわ」

ショタT「そっか、体力を回復させる効果があるんだね」

夕雲「でも......嫌な予感がする。気をつけて下さい、ショウタさん」

ショタT「うん、ありがとう。夕雲ちゃん」


ショタT「モロバレル、『クリアスモッグ』だ!!」


モロバレル「バレーーーッ!!!」プシューーーー!!


透明な毒霧を相手に噴きつける


ダーテング「ングッ......!?」ゴホッ


ショタT「効果は抜群だ!」

モロバレル「バレッ!」

リコリス「フン」


キラン


ダーテング「ダァァァァ」


彼岸花が揺らめき力を分け与える

815名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/10/05(土) 22:09:59 ID:1m2kSf9A

秋津洲「回復されまくって倒せないかも......なんてことないよね?」

夕雲「フィールド効果の回復量は高が知れてるわ。気にせず攻め続けるのよ」

ショタT「うん! もう一度クリアスモッグだ!」

リコリス「ダーテング、『神通力』!!」


ダーテング「ダーーーーッ!!」カッ!

モロバレル「バレーーーッ!!」プシュー!


ダーテング目が光り、身体から霊気が湧き上がる

立ち上るエネルギーが念力となってモロバレルを襲う

それに遅れダーテングも毒霧を受ける


モロバレル「バレレーッ......!」ズキッ

ダーテング「ダァァァ......ッ!」ゲホッ


ショタT「しまった、エスパー技か......! でも!!」


モロバレル「モロッ!!」キランキラン!!

モロバレルの身体がきらめく


ショタT「モロバレルに持たせた『黒いヘドロ』の効果、そしてグラスフィールドの効果で体力を回復!!」

夕雲「ふふっ。いい道具を持たせてるのね」


レ級「ケッ! アタシのガオガエンが出りゃあんなキノコ」

リコリス「黙って見てナ」


ダーテング「ダァァァ......!」キラン

816名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/10/05(土) 22:10:54 ID:1m2kSf9A


リコリス「じゃあ、これならドウダ? ダーテング、『暴風』!!」


ダーテング「ダァァァァッ!!」

バサァッ!!

ダーテングが両手を大きく扇ぐ

真紅の花びらが舞い上がる


秋津洲「きゃぁぁぁぁっ!」

ショタT「今度は飛行技かっ......!」


ゴオオオオオオオオオオッ!!!

暴風がモロバレルを空中に持ち上げ

モロバレル「バレーーーッ!?」

ドォン!!

地面へと叩きつける


ショタT「大丈夫!? モロバレルっ!」

夕雲「いや......」


モロバレル「バレバレ〜〜っ?」ピヨピヨ


ショタT「まずい、混乱してる! しっかりして!」


モロバレル「バッ......! バレレッ!!」

バキィッ!

訳も分からず自分を攻撃する


レ級「ヘッ、ザマネェナ!」

リコリス「これでトドメだ。ダーテング、神通力!!」


ダーテング「ダァァァァァッ!!」

カッ!

目が光る。放たれた念力が満身創痍のモロバレルに追い討ちをかける


ショタT「くっ............!!」


モロバレル「バ......レ......ッ......」


バタッ


モロバレルはたおれた

817名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/10/05(土) 22:11:25 ID:1m2kSf9A


ドクン

鼓動


ショタT「うっ......!」ガクッ

地に膝を着く少年

夕雲「......ショウタさん、大丈夫っ!?」

秋津洲「えっ、な、なんなの!?」

少年の額に大粒の汗が滲む

ショタT「はぁーっ......はぁーっ......な、なんだこれ......」

動悸が激しくなる


リコリス「フッ......少シ、刺激が強過ギタカ?」

夕雲「......」

睨み付ける

夕雲「......説明して頂けますか? いったいどんな仕掛けが?」


ブチッ

地面から一本の花を引き抜く


リコリス「コノ花がくれるノサ。恵みモ、毒モ」

818名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/10/05(土) 22:12:16 ID:1m2kSf9A

夕雲「毒......」

リコリス「私はネェ、生温い戦いに興味はナインダヨ。トレーナーも命賭けなきゃ、ツマラナイだろう?」

リコリス「ダカラこのフィールドに『種』を植えておいたのさ。本気のバトルをする為の仕掛けをネ」

リコリス「コノ花が与える毒が、トレーナーとポケモンに作用し神経を昂ぶらセル。スルトドウダ?」

リコリス「自分のポケモンと一緒に戦ってる気分にナルダロウ? ドウダ、瀕死の味ハ?」

夕雲「............」チラッ


モロバレル「バレッ......」グタッ

力なく地に伏せるモロバレル


ショタT「はぁーっ、はぁーっ......!」ゼェゼェ

秋津洲「ショウタくん! しっかりして、どうしたの!?」

ショタT「お......おかしい......もう、治ったはずなのに......」

苦しそうに脇腹を押さえる。塞がったはずの傷が疼く

ショタT「(......思い出す......あの時を......)」

肩を震わせる

夕雲「ショウタさん......」

リコリス「にしても情けネェガキだ。もう少しヤルかと思ってたケドナ」

819名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/10/05(土) 22:12:51 ID:1m2kSf9A


ギュッ


夕雲「......大丈夫」

ショタT「え......?」

秋津洲「きゃっ......///」


夕雲に優しく抱きしめられる少年


レ級「ヒューッ」

リコリス「ませてんナ。最近のガキは」


ショタT「ゆ、夕雲ちゃん......」

夕雲「私の知らないうちに、とても辛いことを経験したのね......」

夕雲「あなたが一番苦しんでいた時に傍に居てあげられなかったこと、夕雲、とても悔やみます」

夕雲「でも大丈夫よ。もう夕雲が、ずっとずっと、一緒に居てあげますから。だから安心して」ギュッ

ショタT「......僕は......」

夕雲「怖いのね。でもいいじゃない、別に」

夕雲「夕雲が、全部包み込んであげる。だから、もっともっと、甘えてくれても、いいんですよ」

ショタT「............ありがとう」

夕雲「うふふっ。でもちょっと待ってて下さいね」

少年の持つ空のモンスターボールを優しく取り上げる

夕雲「......秋津洲さん、ショウタさんをよろしく」

秋津洲「えっ、あっ、は、はいかもっ!」

820名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/10/05(土) 22:14:21 ID:1m2kSf9A


夕雲「戻りなさい、モロバレル」

モロバレル「バッ......」

ポゥン

夕雲「あなたもよく頑張ってくれましたね。お礼を申し上げます」



夕雲「後は......この夕雲に任せてちょうだい!!」



秋津洲「ええっ!? 夕雲ちゃんがやるの!? だ、大丈夫なの......?」

夕雲「実力に関してならご心配なく。それ以外の問題について今は考慮しませんが」

リコリス「本当にイイのカイ、お嬢ちゃん? 言うケド私は、お前のようナ奴コト嫌イダヨ」

夕雲「嬉しい限りです。お互い様ね」

リコリス「チッ......手加減はイラネェ。ありったけの戦力注ぎ込んで来ナ」

リコリス「このバトルでテメェの身が持てバの話だがナァッ!!!」

夕雲「言われるまでもありません。持てる限りの力で貴女の仲間を一人残らず沈めてあげる」

(殺気)

レ級「ゲッ!?」ビクッ!

ガオガエン「ガオッ!?」ビククッ!

デリバード「デッ!?」ビビクン!

リコリス「面白ェ......!!」

レ級「オイオイ、正気かよコイツら......」←引き気味


秋津洲「て、てててっ! 夕雲ちゃんちょっと忘れてない!? あっちには鳥質のデリバードが!」


夕雲「関係ないわよ! みんな一緒に沈みなさい!!!」


秋津洲「ええええええええっ!?」 デリバード「でりいいいいいいっ!?」





続く

821名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/10/06(日) 21:48:35 ID:SmXXUIwo





秋津洲「......ショ、ショウタくん、大丈夫かも? まだ苦しい?」

ショタT「僕はもう大丈夫です......それより......」

フィールドに目をやる



対峙する二人のトレーナー

不吉な真紅の花畑が依然として一面に広がっている


リコリス棲姫「ホラよ。サッサと掛かって来ナ、ガキィ!」

ダーテング「ダァァァァッ!」


夕雲「この草花で覆われたフィールドには、私の華やかなポケモン達が相応しい」

手元には4つのボール

その内の一つを構える

夕雲「さぁ、貴女の相手はこの夕雲です! おいで、私の新たな主力、キュワワー!」


ポゥン!


キュワワー「キュワー!」フワッ


『キュワワー』
はなみつポケモン
タイプ:フェアリー
特性:フラワーベール/ヒーリングシフト



ショタT「キュワワー......?」

秋津洲「可愛いかもー! って、あんな可愛い子で戦えるの?」



夕雲「ご心配なく。戦闘、開始!」

822名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/10/06(日) 21:50:50 ID:SmXXUIwo


リコリス「騙されネェゾ、そいつは草タイプじゃねェ」

夕雲「よくご存知ね。大体の方は勘違いされるんですよ」

リコリス「へっ、だったらコレダ!」


ダーテング「ダァァァァ......!!」ゴゴゴゴ

バサッ!!

ダーテングの両目が強烈な光を放ち、両手を大きく扇ぐ

風が吹き花吹雪が舞い上がる

真紅の花弁を巻き込み、赤く染まった竜巻が出現する


リコリス「知らなかっタラ覚えておけヨ。この場で繰り出される草技はヨリ強力にナル!」

夕雲「ええ、知ってます」

リコリス「分かってンナラ、テメェも巻き込まれネェよう気を付けンダヨッ!」

リコリス「ダーテング、『リーフストーム』!!!」


夕雲「遅いわね」


シュッ

キュワワーの姿が消える


リコリス「!?」

夕雲「キュワワーの特性『ヒーリングシフト』の効果」

夕雲「体力を回復する技を先制で繰り出すことが出来る。それが攻撃技であっても例外なく、ね」

夕雲「やりなさい、キュワワー! 『ドレインキッス』!」


ダーテング「ダッ!?」バッ


背後に気配を感じ振り向く


それに合わせキュワワーがダーテングに接吻する


CHU☆

823名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/10/06(日) 21:51:54 ID:SmXXUIwo


キュワワー「きゅわーっ♥」チューッ

ダーテング「ちゅ......ん......んちゅ......」


レ級「オホー」

リコリス「ナナナ何ヤッテンダァァァ! ダーテングゥゥゥゥゥッ!!!」


キュワワーに力を吸われダーテングの目の輝きが失われてゆく

それに同調し巻き起こした竜巻が弱まる

宙に浮かぶ花びらが静かに舞い降りる頃

ガクッ

ダーテング「ン......グッ......」

ダーテングは倒れた


ショタT「よしっ!」

秋津洲「やったかも!」


リコリス「ウグッ! ゲホッゲホッ!!」

同時にそのトレーナーが咳き込む

夕雲「この花の毒の影響で、自分のポケモンと戦ってる気持ちになる、と先程おっしゃっていましたね?」

夕雲「まさか、貴女まで口づけされてる幻覚を見てる訳じゃないでしょうね? 夕雲そちらの趣味は......」

リコリス「クソがッ......!!」ゼェゼェ

ポゥン

ダーテングをボールに戻す

残った3つのボールから一つを摘む


リコリス「出て来い、アマージョ!!!」


ポゥン!


アマージョ「アマーッ!!」スタッ



『アマージョ』
フルーツポケモン
タイプ:草
特性:リーフガード/女王の威厳

824名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/10/06(日) 21:52:57 ID:SmXXUIwo


夕雲「アマージョ......」

リコリス「ホラよ、掛かって来ナ!」

アマージョ「マージョッ!」キッ

夕雲「引かざるを得ないわね......戻りなさい、キュワワー!」


キュワワー「きゅわっ!」ポゥン

キュワワーをボールに戻す


秋津洲「えっ、なんで戻しちゃうの?」

ショタT「そうか......アマージョの特性の一つは、先制技を無効化する『女王の威厳』」

ショタT「つまり、先制技化したドレインキッスも効かないってこと」


リコリス「女王様に舐めた真似は許されネェゾ」


夕雲「ふん。何が女王様よ」

別のボールを構える

リコリス「手持ちヲ交代スルのは構わネェけどサッサと出シナ! さもネェと、攻撃を食らうノハ......」

アマージョ「アマッ!」バッ

パチッ!

アマージョが取り出した鞭を鳴らす

リコリス「テメェダカラナァッ!! アマージョ、『パワーウィップ』!!」


アマージョ「マジョーッ!」バッ

鞭を大きく振るう


秋津洲「ひぃぃぃぃっ!?」

ショタT「夕雲ちゃん!」


夕雲「......おいで」


ポゥン!

825名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/10/06(日) 21:54:07 ID:SmXXUIwo


シュッ

鞭が空を切り裂く、その軌道上で赤い花びらが血飛沫のようにが舞い上がる

バチィン!!

対象を捉えた鞭が炸裂音を鳴らす


リコリス「ケッ......!」

夕雲「出てきて早々こんな仕打ちをさせてすみません。でもあなたなら大丈夫でしょう?」

夕雲「頼んだわよ、ラフレシア!」


ラフレシア「ラッフー!!」バン!


秋津洲「ホッ......」

ショタT「よし、いける。たとえ草技を強化しても、草と毒の複合タイプをゴリ押せる程の威力はない」


夕雲「この子を出すのが遅れていたら、本当に夕雲が攻撃を食らっていたわね」

リコリス「当然ダ。テメェに手加減する程の容赦は残ってネェヨ」

夕雲「うふふふっ......それは結構。夕雲は今、どうお返しして差し上げようかと腐心してるところです」

妖しく微笑む

ショタT「夕雲ちゃん......?」

リコリス「ヤッテミロ......!!」ブチッ

レ級「リ、リコ姉、幾らなんでもキレ過ぎジャネーカ......?」

夕雲「さて、夕雲たちもこのフィールドの恩恵は受けさせて貰いますよ。いいわよね?」

リコリス「勝手にシナ」

ラフレシア「らふーっ!」キラン

花が揺らめきラフレシアに力を分け与える

826名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/10/06(日) 21:55:56 ID:SmXXUIwo


リコリス「見せてやるヨ。 戦闘ってのはネ、コウイウモンダヨッ!!」


アマージョ「マーーーー!!」バッ

アマージョが跳躍する

身軽に空中を舞いラフレシアに突撃する


リコリス「アクロバット!!」


アマージョ「ジョッ!!!」バシッ!

華麗な蹴りが上空から繰り出されラフレシアの脳天に直撃する


ラフレシア「ラフーッ!?」バキィッ

夕雲「きゃあっ......!」ズキッ


ショタT「ゆ......」

秋津洲「夕雲ちゃん!」

ショタT「くそっ......また飛行技か......!!」


夕雲「......ふぅ......確かに......ラフレシアの痛みが伝わってくるようだわ」

夕雲「さすがに、草ポケモンの女王と呼ばれるだけの実力はあるわね」


リコリス「ハッ!」

アマージョ「アーマママッ!」

高笑いが響き渡る

827名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/10/06(日) 21:56:56 ID:SmXXUIwo



ラフレシア「ラフ......」ジー

心配そうに主を見つめる

夕雲「安心なさい、ラフレシア。あなたが自信をなくしては私まで不安になるわ。大丈夫よ」


リコリス「フ、中々いい顔ダッタゼ? ソイツがくたばる時のテメェの顔は更に見ものダネェ」

アマージョ「アマママ」ホホホホ


夕雲「そう、早く見れるといいわね」

夕雲「ラフレシア、『日本晴れ』」


ラフレシア「シアーーーッ!!」カァァァァァ


日差しが強くなった


秋津洲「暑っ!? なにこれ!?」

ショタT「日本晴れは天候を書き換える技です。これで、このフィールドは晴天になった」

秋津洲「そ、それに何の意味が〜......?」汗ダラー

ショタT「......色々と」

828名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/10/06(日) 21:58:01 ID:SmXXUIwo



リコリス「ナァニ考えテヤガル......」

夕雲「直に分かります」

リコリス「ソウカヨ。じゃあトットトくたばりヤガレッ!! アマージョ、再びアクロバット!」

夕雲「......残念ながら。ラフレシア」

ラフレシア「ラフッ!」カッ


アマージョ「マーーーー!!」バッ

アマージョが再び跳躍し空中から足技が繰り出される

その足先がラフレシアに触れた瞬間


夕雲「『力を吸い取る』!!」


ラフレシア「フゥゥゥゥゥ!!」キュインキュインキュイン

アマージョ「アマママまっ!?」シュウウウウ

触れた箇所から力が吸い取られてゆく


リコリス「コレハッ!?」

夕雲「ラフレシアの特性:葉緑素! 晴天化での素早さが2倍になる! これでラフレシアがアマージョに先手を撃てます」

夕雲「さらに『力を吸い取る』の効果! 相手の攻撃力を奪い、体力を回復する!!」

夕雲「さぁ、仕留めてみなさい! ラフレシアを、この夕雲を!」


バキィッ!


リコリス「オノレェ......」

アマージョ「ジョッ......」ギリッ


夕雲「............あら、この程度?」

ラフレシア「ラッフー!」


悠然と構えるラフレシアと夕雲

829名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/10/06(日) 21:59:09 ID:SmXXUIwo


夕雲「それではもう一度。『力を吸い取る』!」


ラフレシア「フゥゥゥゥゥ!!」キュインキュインキュイン

アマージョ「アマっ.......!」シュウウウウ

再びアマージョから力が奪われてゆく


リコリス「グッ......!!」

夕雲「満たされました、うふふふっ♪」

ラフレシア「ラフーッ♪」キラリン

夕雲「さぁ、性懲りもなく掛かって来なさい、女王様」

リコリス「テメェ......!!」

アマージョ「ママママ......!!」プルプル

夕雲「おやぁ? まさか、私のラフレシアの体力を削りきることが出来ないんですかぁ?」

夕雲「そんなぁ、話が違いますよぉ〜? この子を仕留め、夕雲が苦しむ時の顔を見たかったのではなかったのですか、女王様ぁ〜?」

夕雲「失望しました。結局貴女は所詮偽りの女王。紛い物の、趣味も悪い玉座に踏ん反り返るだけの、この狭い箱庭の支配者」

夕雲「下らない......あまりにも下らなすぎます。さぁ、さっさと掛かってらっしゃい。バトル中よ」


秋津洲「ひっ......」

ショタT「ゆ、夕雲ちゃん......どうしてそこまで......」


リコリス「............!!」ギリリリ


夕雲「答えのない所を見ると図星のようでしたね。でもいいの、そんなこと。夕雲にはどうでもいい事」


リコリス「テメエエエエェェェェェェッ!!!!!」


夕雲「関係ないって言ってるでしょう! 私にとって重要なのは、貴女が私の愛する人を傷つけたということ!!」


ショタT「えっ!?」ドキッ


夕雲「どんな理由があろうと、この人を傷つける者は許しません! やりなさい! ラフレシア!!」



夕雲「『ヘドロ爆弾』!!!」





続く

830名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/10/08(火) 00:21:05 ID:BRKxSv9U



夕雲「やりなさい、ラフレシア!! ヘドロ爆弾!!!」

ラフレシア「ラフッ!」

ラフレシアの目の色が変わり攻撃の姿勢に入る


リコリス「チッ......!」

アマージョ「ジョッ......!」ギリリ

歯軋りをする


夕雲「いいのですか? 私たちはまだ反撃を受けていませんよ。もっとも、貴女方にそれだけの気力が残ってるか知りませんが」

夕雲「そのまま何もせず突っ立ってるだけならば......大人しく狩られなさい!!」


リコリス「ヤラレルかよ! 行けアマージョ!!」

アマージョ「マーッ!」バッ!

跳躍する

先ほどの華麗な舞は見せず、ただ敵に突撃する


夕雲「ふん、随分と華やかさに欠けるアクロバットになったわね」

ショタT「いや違う......この動きは!」


トン

ラフレシア「シア?」

ラフレシアの花弁の上にアマージョの足が乗る


リコリス「『蜻蛉返り』!」


アマージョ「ジョッッッ!!」バッ!

831名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/10/08(火) 00:23:04 ID:BRKxSv9U


ラフレシア「ラッ!?」バシッ!


アマージョがラフレシアを踏み台にし、自分のトレーナー目掛け跳び去ってゆく

リコリス「サァ、戻レ!」

アマージョ「アマー!」ポゥン!

ボールを前にかざし、自分目掛けて跳んで来たアマージョをボールに戻す


ラフレシア「フー」

夕雲「とんぼ返りでしたか。蚊に刺される程の痛みも感じませんでしたが」

リコリス「良くヤッタ、アマージョ。ダガ、アンナノお前が手を煩わせる相手ジャネェ」

リコリス「後でマタ暴れさせてヤルカラヨォ......今はコイツに任せナ」

リコリス「出テ来イ! ロズレイド!!」


ポゥン!


ロズレイド「ローズッ!」スタッ



『ロズレイド』
ブーケポケモン
タイプ:草・毒
特性:自然回復/毒の棘/???



ロズレイド「......」スッ

深々とお辞儀する

スポットライトのような強い日差しがロズレイドを照らし出す

832名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/10/08(火) 00:25:05 ID:BRKxSv9U


夕雲「ふふふっ♪」スッ

スカートを軽くつまみ深々と頭を下げて応じる

ラフレシア「ラフー」グイッ

それに合わせてラフレシアも頭を下げる


ショタT「えっ、あっ......」コクッ

秋津洲「ど、どうもかも......」コクッ

つられてお辞儀する

レ級「相変わらず、気取ったヤロウダナ」

リコリス「ソウイウ奴ナンダヨ。悪くネェダロ」


ロズレイド「レイッ!」キリッ


夕雲「成る程。女王がいる以上、エスコート出来る紳士がいなくてはなりませんからね」

(お辞儀中)

ラフレシア「............」

依然として深々と頭を垂れる夕雲とラフレシア


・・・ ・・・


ショタT「夕雲ちゃん......?」

ロズレイド「?」

リコリス「オイ、イツマデ頭下げてる気ダ。フザケテんのか?」


夕雲「............バトル、続行」


ラフレシア「ラッフゥゥゥ!!!」カッ!

833名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/10/08(火) 00:26:53 ID:BRKxSv9U


レ級「ゲッ!?」

リコリス「ハァッ!?」


ボコボコォ

ラフレシアの巨大な花弁の中心に構える砲口、その奥底で何かが沸き立つ音が聞こえる


夕雲「『ヘドロ爆弾』!!!」

ラフレシア「シアーーーーーッ!!!」

バシュゥゥゥッ!!!

頭を下げたまま標準を合わせ、煮え滾るドス黒い砲弾を放つ






バァァァァン!!!

ヘドロ爆弾がロズレイドに着弾する

ロズレイド「ズレェッ......!」シュウウウウ


ショタT「こ、攻撃したーっ!?」

秋津洲「もはやただの不意打ちかもー!」


夕雲「なーにが紳士よ。夕雲、キザな男はキライですから」

ラフレシア「らっふーッ!!」プンスコ

834名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/10/08(火) 00:30:32 ID:BRKxSv9U


ショタT「っ......!」


バッ バッ

衣装の汚れを払い落とす音がする

ヘドロ爆弾が炸裂し立ち込める毒霧、その奥から鈍い光が漏れる


リコリス「......今度は、コチラノ番ダ」


ロズレイド「ローズッ!!」バッ!


両手のブーケ状の腕を振るい、漂う瘴気を吹き飛ばす

右の赤い花束をラフレシアに差し向ける

その右手は既に赤熱による発光で白く染まりきっている


ショタT「まさか......!」

夕雲「困ったわね、その攻撃は......」

リコリス「忘れてネェゼ。ソイツが発動してクレタ『日本晴れ』の事をナァ」

リコリス「テメェらに私のフィールドの恩恵があるヨウニ、コノ天候も私ヲ助ける力があるって訳ダ!」

リコリス「ソノ身を炎に焼かレ、セイゼイ苦しみナァ! ヤレ、ロズレイド!!」


ロズレイド「ロォォォォズッ!!!」カッ!


リコリス「『目覚めるパワー』!!」

835名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/10/08(火) 00:31:47 ID:BRKxSv9U


ゴオオオォォォ!!

ロズレイドの右手から灼熱のエネルギー弾が放たれる


ショタT「ま、まずい!」


バァァァァァン!!!

ラフレシア「シアァァァァァァッ!!」ボオオオオオオ

夕雲「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

ラフレシアが炎に包まれる

それに同調しトレーナーにも痛みが伝わる

秋津洲「ひ.....ひどいっ!」

リコリス「目覚めるパワーは、ポケモンの個体によってタイプが変化スル技。このロズレイドが放つ目覚めるパワーのタイプは『炎』!!」

リコリス「分かってるダロウが、晴天化では炎技の威力が増加スル! ダガそれだけジャネェ!」

リコリス「コイツの特性:テクニシャンによって、威力の低い技が強化サレル!!」

リコリス「ホラよッ! お灸をスエテヤルヨォッ!!!」


ガクッ

ラフレシア「ラッ......フ......」バタッ

ラフレシアは倒れた


ショタT「夕雲ちゃん!!」

駆け寄ろうとする少年

夕雲「はぁ......はぁっ......さ......下がりなさいっ......!」

ショタT「っ!?」

夕雲「こ、この程度......まだやれるわ!」

ショタT「夕雲ちゃん......」

夕雲「......ふぅー......迂闊だったわね。頑張ったわ、ラフレシア。お戻り」

ラフレシア「シアッ......」ポゥン

836名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/10/08(火) 00:32:32 ID:BRKxSv9U


リコリス「まずは一匹......」ニィッ

ロズレイド「レーイッ!」


夕雲「ふん」

新たなボールを構える


リコリス「褒めてやるヨ。ソッチの坊主は一匹でダウンだったからナァ」

ショタT「くっ......!」ギリッ

夕雲「......この人を馬鹿にする事は......夕雲が許しません」

夕雲「おいで、ウツボット」


ポゥン!

ウツボット「ボォォォット!!」トン


夕雲「それに気になります。そう言う貴女が、いったいどれだけ戦えるのか......」

夕雲「この夕雲に見せてご覧なさいっ!」

リコリス「テメェの方がナァッ! ロズレイド、再び『目覚めるパワー』!!」

ロズレイド「ロォォォッズ!」カッ!

リコリス「後悔シナ! 自分が用意した晴れ舞台で、無残に焼かれる事ヲナァッ!!」

837名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/10/08(火) 00:33:45 ID:BRKxSv9U


夕雲「いいえ、後悔などしません。今度は貴女の番ですから」


ウツボット「ウッツゥゥゥゥ!!」ボォッ!

ウツボットの口から球体のエネルギー弾が空高く打ち上げられる


リコリス「ハッ!?」

ロズレイド「レイッ!?」


上空を見上げる

打ち上げられた球体が太陽と重なる。その瞬間


ゴォォォォォォォォ!


球体は巨大な火の玉へと変わりロズレイド目掛け落下する


夕雲「『ウェザーボール』!!」


ドオオオオオオオオン!!


ロズレイド「ロォォォォォッ!!!」ボオオオオオオオ

ロズレイドが業火に包まれる

リコリス「ウギャアアアアアアアアッ!!!」


夕雲「先程はどうも。倍返しよ」





続く

838名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/10/20(日) 19:46:56 ID:2YNS64Vw
今回のエピソードまで書ききったらもうこのスレも終わるかもしれません
よろしくお願いします

839名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/10/20(日) 19:47:34 ID:2YNS64Vw





ガクッ

ロズレイド「ロ......ズ......っ」バタッ

ロズレイドは倒れた

夕雲「これにて舞台は閉幕よ。役者さんは下がりなさい」


フィールドを照らす光が弱まってゆく


リコリス「オ、オノレェ......ッ! 戻レ、ロズレイドッ!」

ポゥン

夕雲「夕雲が残す戦力は、ウツボットとキュワワー。そしてもう一体」

ウツボット「ボット!」

夕雲「対するあなたはアマージョと」

リコリス「コイツだけだ」

ボールを構える

ショタT「これで、3対2......」

秋津洲「よしっ、勝てるかも!」

レ級「オ、オイ......勝てンノカ、リコ姉?」

リコリス「......黙って見てナ。出て来ヤガレ!!」

ポゥン!

夕雲「......!」

一瞬夕雲の表情が硬くなる

ショタT「こいつは......!」


ナットレイ「レイッ!!」ドン!



『ナットレイ』
とげだまポケモン
タイプ:草・鋼
特性:鉄のトゲ

840名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/10/20(日) 19:48:14 ID:2YNS64Vw

ショタT「まずい、ナットレイは草と鋼の複合タイプ。弱点を突くには炎技を撃たなきゃいけない!」

秋津洲「え、炎技? じゃあさっきと同じ技を出せば」

夕雲「もう出ないわよ」


日差しが弱まっている


ショタT「日本晴れの効果は、時間の経過と共に消滅するんだ。ウェザーボールは天候の影響でタイプを変化させる技だから......」

夕雲「悲しいことに、この状況で撃っても炎技にはならない」

秋津洲「えぇぇぇぇっ!?」


リコリス「容赦はシネェ! 行け、ナットレイ!!」


ナットレイ「ナットォォォ!!」

ギュイイイイイイイン!!

ナットレイがベーゴマのように高速回転し始める

周囲の彼岸花の散らし赤い花吹雪が舞い上がる

回転力を保持したままウツボットにゆっくりと突撃してゆく


夕雲「だからと言って引き下がる訳にはいきません。成すべき事を成すまで」

夕雲「ウツボット、リーフストーム!!」


ウツボット「ボットォォォォォ!!!」カッ

ウツボットが頭部の葉を上げ大きく口を開き、その口から大量の枯葉が渦を描き吐き出される

リーフストームが突撃してくるナットレイを迎え撃つ


バァァァァァァン!!


土煙に枯葉と赤い花びらが混じり合う

841名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/10/20(日) 19:48:52 ID:2YNS64Vw


ショタT「......!」

秋津洲「や、やったかも......?」


ギュイイイイン......

立ち込める土煙の奥から嫌な音が聞こえる


夕雲「......まぁ、そうでしょうね」

リコリス「コノ程度か。 ヤレ、ナットレイ!!」


ナットレイ「ナットォォォォオ!!」ギュイイイイン!

高速回転するナットレイが土煙を吹き飛ばしウツボットの正面に現れる


ウツボット「ウッ!?」


リコリス「ジャイロボール!!」


ズガガガガガッッッ!!!


ナットレイ「レレレレレレッッッ!!!」ガガガガガ

ウツボット「ボットォォォォォ......!!」ズババババ


ナットレイの鋼鉄の棘がウツボットの表皮を削りとってゆく


夕雲「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

ウツボットの苦痛がトレーナーに伝わる

ショタT「夕雲ちゃん!!!」

リコリス「アハハハハ! イイ叫びダヨ。精々苦しみナ!!」

842名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/10/20(日) 19:49:24 ID:2YNS64Vw


バタッ

ウツボット「ボッ......ト......」

ウツボットは倒れた


夕雲「はぁ......はぁ......さすがに......ダメかもね......」

ギュッ

夕雲「............まぁ」

ショタT「夕雲ちゃん、しっかりして!」

夕雲の肩を支え手を握る少年

夕雲「ふふふ......ごめんなさい、ショウタさん」

夕雲「夕雲、あんなに強気だったのに......こんな情けない所をお見せしてしまって......恥ずかしいわ」

ショタT「そんなことない。夕雲ちゃんは僕は助けてくれた。今度は僕が......!」

夕雲「はぁ......何言ってるの......あなただって限界だったでしょ」

ショタT「............それでも」


リコリス「唐突にラブコメ始めテンジャネェヨッ!! 目障りナンダヨォッ!!!」

リコリス「そんなにイチャついてたいんナラ、続きは地獄でやりナァッ!! 二人仲良く葬ってヤルヨッ!!!」

ナットレイ「ナットォォォ!!」ギュイイイイイイン!

ナットレイが再び回転する


夕雲「......ショウタさん、聞いて」

ショタT「......?」

843名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/10/20(日) 19:49:55 ID:2YNS64Vw


夕雲「夕雲は、あなたと一緒にいれば、もっともっと強くなれる。だから」


夕雲「私の傍に居て」


ショタT「......分かった」


ギュッ

互いの強く手を握りしめる


夕雲「うふふふっ♪」


夕雲「さぁ......よく頑張ったわ、ウツボット。戻って下さい」

ウツボット「ボット......」

ポゥン

夕雲「ふぅ......お願いします。この夕雲に、力を貸して下さい」

夕雲「再びおいで、キュワワー!!」


ポゥン!


キュワワー「キュワー!」


リコリス「ケッ! ナニかと思ったらマタソイツか」


ショタT「(キュワワーはフェアリータイプのポケモン。鋼タイプのナットレイに有効な相手とは言えない......でも)」

ショタT「僕は、夕雲ちゃんを信じる」

夕雲「えぇ、お願いします」

844名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/10/20(日) 19:50:22 ID:2YNS64Vw

リコリス「ナットレイ、ジャイロボールだ!!」

ナットレイ「レイィィィィィィッ!!」ギュイイイイン!!

ナットレイが高速回転しながらキュワワーに突撃する


夕雲「......キュワワー、『トリック』」


キュワワー「キュワッ!」カッ

キュワワーの目が光る

ナットレイ「レイッ!?」

互いのポケモンに異変が起こる


夕雲「トリックは、互いのポケモンの道具を入れ替える技」

キュワワー「キュワーッ!!」シャキン!

身体に金属をまとう

夕雲「成る程、あなたの持ち物はメタルコートでしたか。通りで強力な鋼技が繰り出せるわけですね」

夕雲「でも重要なのはそこじゃないわ。これであなたのナットレイは」


ポン

ナットレイ「ナナナっ!?」

奇抜なデザインの眼鏡を装着する


夕雲「この『こだわりメガネ』を装着したまま戦ってもらいます」

845名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/10/20(日) 19:50:57 ID:2YNS64Vw


ショタT「これでナットレイはメタルコートを失い、拘りメガネによって一つの技しか繰り出せなくなった」


リコリス「............だからドウシタ」

ナットレイ「ナットォォォォ!!」ギュイイイイイン!!


キュワワー「キュッ......!?」

夕雲「......」


リコリス「構ウカヨォッ!! サッサとヤレェ、ナットレイ!!!」


秋津洲「ひぃっ!!」ゾクッ


ズガガガガガガッ!!!!

ナットレイ「ナットォォォォ!!!」ガガガガガガ!

キュワワー「キュワァァァァァァッ!!」ズバババババ

夕雲「うっ......ぐぅっ......!!」ギュッ

ショタT「夕雲ちゃん......!!」

夕雲「はぁーっ......! はぁーっ......! だ、大丈夫よ......あなたが......いるから」


リコリス「コレデ残すハ1匹。話にナラナイネェ」

バタッ

キュワワー「キュ......ワ......」

キュワワーは倒れた

846名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/10/20(日) 19:51:33 ID:2YNS64Vw


秋津洲「やばいかも......相手はまだ無傷の奴が2体残ってるのに......!」


夕雲「キュワワー......ごめんなさい......でも良くやってくれたわ。ありが......」

夕雲「っ......!」ガクッ

ショタT「夕雲ちゃん!」

夕雲「はぁ......はぁ......ショウタさん、あ、あの子を、このボールに......」

震える手で空のボールを渡す

ショタT「......分かった。戻って、キュワワー」

ポゥン

夕雲「はぁー......はぁー......」

ショタT「やっぱり限界だよ......もうよそう」

夕雲「なに言ってるの......ここからが本当の勝負です......」

夕雲「この子達が、その身を削って希望を繋いでくれた......そしてあなたが、この夕雲を支えてくれている今......」

夕雲「残す敵は、弱い自分だけ......これは、夕雲自身との戦いよ!」

夕雲「行くわよ! これが夕雲の切り札、我らの主力 of 主力!!」


ポゥン!!


夕雲「お出で、フシギバナ!!」


フシギバナ「バナァッ!!」ドン!

847名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/10/20(日) 19:52:23 ID:2YNS64Vw


リコリス「似た様な奴バッカ出してキヤガッテ......ソイツで私のナットレイを倒す気カイ!?」

ナットレイ「ナット!!」キッ


夕雲「えぇ、倒します............ただ」


キラッ

夕雲の手の中で何かが光を放つ


ショタT「夕雲ちゃん......それって」

夕雲「お願い......あなたの力を貸して」

ギュッ

より強く手を握り締める

ショタT「............うん、任せて」

ギュッ

応じるように握り返す


夕雲「ふふふっ......本気で行きますよ。いいわね、フシギバナ」


フシギバナ「バナァッ!!」カッ!


夕雲のキーストーンが激しく光り輝く

フシギバナのメガストーンが呼応する


夕雲「愛の炎が、世界の全てを包み込む。慈母の花弁よ、開け」


夕雲「メガシンカ!!」


フシギバナ「バナァァァァァァ......!!!」


フシギバナが光に包まれる


夕雲「現れよ、メガフシギバナ!!」


バサッ!

巨大な花が音を立てて開く



メガフシギバナ「バァァァァァナァッッッ!!!」ドン!!






続く

848名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/01/30(木) 23:39:41 ID:x.m5stNg


夕雲「行きますよ、フシギバナ」


メガフシギバナ「バナァッ!!」


リコリス棲姫「メガシンカ......!?」

秋津洲「な、なんかすごそうかも!」

ショタ提督「でも......」

リコリス棲姫「ンだからドウシタ! それでコイツに勝てると思ってるのかヨ!!」


ナットレイ「レイッ!!」キッ


夕雲「試してみますか......?」

夕雲「『ギガドレイン』!!」


メガフシギバナ「フシィィィ!!」カッ

849名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/01/30(木) 23:40:12 ID:x.m5stNg


キュインキュイン!!

メガフシギバナがナットレイから体力を奪う


秋津洲「やった!」

ショタT「いや、ダメだ......」


ナットレイ「ナッ?」

(キョトン顔)


秋津洲「あれっ、攻撃は? ダメージは?」

レ級「ブアハハハッwww 食らう訳ねェダロ!!! 草ダゼ草!!」

秋津洲「はぁ!? 何がおかしいの! 教えてよ!」

レ級「草だからつってンダロウがヨッ!!!」

秋津洲「ひぃぃぃぃ!?」ビビクン

ショタT「ナットレイは草と鋼の複合タイプだから、草技は殆どダメージが通らないんだ......」

秋津洲「ええ!? じゃあ何で......」


夕雲「......」

リコリス「端っから打つ手がネェンナラ強がンなよナァ!」

リコリス「ナットレイ! 『ジャイロボール』!!!」


ナットレイ「レィィィィ!!!」ギュイイイイイン!!


高速回転したナットレイがメガフシギバナに突撃する

850名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/01/30(木) 23:41:14 ID:x.m5stNg


ズガガガガガァッ!!


メガフシギバナ「バナァァァッ!!」ズババババ

夕雲「くぅっ......!!」ズキッ

胸に痛みが走る

ショタT「夕雲ちゃん!」

ギュッ

手を握り締める

夕雲「はぁー......はぁー......伝わってくるわ、あの子の痛みが」

夕雲「ふふっ......あなたが近くに居てくれても、つらいものはつらいわね......」

ショタT「ぼ、僕は......」

夕雲「ふぅ......『夕雲のために何かしてあげないと』って顔ね? 偉いです、いい子よ#9829」

夕雲「でも私があなたに求めるのは、あなたが夕雲の傍で、ずっと夕雲のことを見ていてくれる。ただそれだけ」

夕雲「たとえ私が苦しんでいるときでも......目を逸らしちゃダメよ」

ショタT「夕雲ちゃん......」


リコリス「のんきにラブコメしてんじゃネェヨッ!! さっさとくたばりヤガレェ!!」


夕雲「......いいえ、これからです」


夕雲「フシギバナ、『光合成』!!」


キラン キラン キラン


リコリス「何ィ!?」

秋津洲「き、傷が......無くなってく!」


メガフシギバナ「バナァァァ!!」ドン!


夕雲「これで体力を回復します」

851名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/01/30(木) 23:42:00 ID:x.m5stNg


リコリス「構うかよォ!! やれナットレイ!!」


ナットレイ「ナットォォォォ!!」ギュイイイイン!!

ズババババ!!

再びナットレイのジャイロボールがメガフシギバナを襲う

メガフシギバナ「ナァァァァァッ......!」ギリッ


夕雲「きゃっ......あっ......!!」ズキッ

ショタT「夕雲ちゃん.....ダメだよ!」

夕雲「ええ......分かっています......でもこれでいいの」

夕雲「『光合成』!!」


メガフシギバナ「フシィィィィィ......!!」キランキランキラン

回復


夕雲「来なさい。この身尽きるまで、何度でも受け止めて、幾らでも苦しんであげる」

リコリス「ジャア苦しめヨォッ!!!」

ナットレイ「ナットォォォォッ!!!」ギュイイイイン!!!

ズババババババッ!!!!

鋼鉄のトゲが執拗にメガフシギバナの身を削ってゆく

メガフシギバナ「フシィィィ......!!」グググ

夕雲「くっ......!!」


リコリス「いい加減沈めよッ!!シズメェッ!!!」


夕雲「......沈まない......愛は沈まない」


夕雲「『光合成』!!!」


キラン キラン キラン

852名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/01/30(木) 23:42:33 ID:x.m5stNg

リコリス「ぐっ......」ギリッ

夕雲「さぁ、おいで。まだまだ戦えるわ」


メガフシギバナ「バナアアアッ!!」ドン!


ナットレイ「ナナナ......」ジー

主を見つめるナットレイ

リコリス「チッ......! ナンダヨその目はァ! 文句あんのかヨ!?」

ナットレイ「ナッ......」ビクッ


ショタT「............!」


相手のナットレイが放った『ジャイロボール』の回数は

ウツボットに1回、キュワワーに1回、メガフシギバナに3回


計5回


ショタT「次で6発目」

秋津洲「?」

夕雲「......」


リコリス「サッサとヤレよ臆病モンがッ!!」

ナットレイ「ナ......ナット〜〜〜ッ!!」バッ


ポカポカポカ!

リコリス「は?」


ナットレイは わるあがきをした!

853名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/01/30(木) 23:43:05 ID:x.m5stNg

メガフシギバナ「......バナァッ!!」

バシッ!

悪足掻きをしてくるナットレイを乱暴に跳ね除ける

ナットレイ「ナット~~~......」ズキズキ

リコリス「ナニやってんだァァァァ!! ナットレイィィィッ!!!」

秋津洲「な、なにあの攻撃......というか、攻撃?」

ショタT「あれは『わるあがき』。出せる技が無い時だけ放たれる」

ショタT「そして繰り出せば少なくない反動ダメージを食らう、技とも言えない技だ」

リコリス「バカ言うンジャネェ! なにもジャイボに拘らなくても別の技ガ......」

リコリス「ハッ!」


〜〜〜


夕雲『キュワワー、トリック!』

キュワワー『キュワッ!』カッ

ナットレイ『ナナナッ!?』ポン


〜〜〜


ナットレイ(@こだわりメガネ)「レィ〜......」

リコリス「テメェの狙いはこれか......!!」

854名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/01/30(木) 23:43:44 ID:x.m5stNg

夕雲「ふふふっ、もう出せない? 5発が限界? 鍛え方が足りてないんじゃないですか?」

リコリス「テメェッ!!」

ナットレイ「ナー......」ショボン

リコリス「チッ......分かってらァ、引きゃいいンダロ」

アマージョの控えたボールを構える

リコリス「コイツに交代すりゃ......」


夕雲「それを私が許すとでも?」


メガフシギバナ「バァァァァ......!!」

ゴボゴボッ

メガフシギバナの巨大な花弁の奥底で毒沼が沸き立つ音が聞こえる


リコリス「グッ......!?」

夕雲「その子が出て来た瞬間に沈めてあげる。何もさせないまま、無残に」


リコリス「舐めんじゃねぇェェッ!!!」


ナットレイ「ナット〜〜〜ッ!!」ブンブン

ナットレイが一心不乱にただ突撃する


バキィッ!!

     バキィッ!!


夕雲「ふん......」


メガフシギバナ「バナッ!」ドン!

ナットレイ「レイ~~~......」ピクピク



相手のナットレイは倒れた




続く

855名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/01/30(木) 23:44:08 ID:x.m5stNg
すごく中途半端に中断してしまいました
キリがいい所までは書くつもりなのでよろしくお願いします

856名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/01/31(金) 09:50:46 ID:EM1rgrYw
いいですよ〜
ゆっくりでいいのでゆっくり休んでください

857名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/02/04(火) 23:47:08 ID:0EjrJZ3Y

ナットレイ「レイ~~~......」(グルグル目)


夕雲「ふん......」


メガフシギバナ「バナッ!」ドン!


秋津洲「や、やったかも!」

ショタT「すごい......あのナットレイを倒した」

夕雲「その子に貸してあげたメガネはちゃんと返してくださいね。高いので」


リコリス「イラネーヨ! コンナノ!!」

ブン!

こだわりメガネを拾い上げ夕雲に向かって投げつけるリコリス棲姫

パシッ

触手が受け止める

メガフシギバナ「バナ」スッ

夕雲「どうも」


リコリス「チッ」

858名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/02/04(火) 23:48:09 ID:0EjrJZ3Y

ポゥン!


アマージョ「ジョッ」スタッ

主のボールから勝手に飛び出すアマージョ

リコリス「......?」

アマージョ「マージョ」ギュッ

ナットレイ「ナット......」

倒れたナットレイを優しく抱き上げる


秋津洲「あの子......仲間を労わってあげてる......かも」

ショタT「メガフシギバナが相手なら、アマージョを犠牲にしてでもナットレイを引かせる価値はあったはず」

夕雲「でもしなかった。恐らく彼らにとってあの子は......」


アマージョ「......」ギュー

ナットレイ「レィ~~~......///」


夕雲「大事なお姫様なのね」


リコリス「......それぐらいにしとけ」

ポゥン

ナットレイをボールに戻す

リコリス「行くぞアマージョ。お前が可愛がるのは、アイツらの方ダ」

アマージョ「............」


アマージョ「ジョッ!!!」カッ!


ザッ!!!


走り出す

彼岸花の赤い花びらを散らし、相手目掛けアマージョが疾走する

859名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/02/04(火) 23:48:53 ID:0EjrJZ3Y

ショタT「来た!!」

夕雲「フシギバナ、攻撃用意!!」


メガフシギバナ「フシッ!!」バッ


花弁の発射口を前方に向ける

砲口部で毒液が濃縮されててゆく

敵に標準を合わせ

放つ


夕雲「『ヘドロ爆弾』!!」


メガフシギバナ「バナァァァッ!!」


バアアアン!!


アマージョ「マァッ......!」シュウウウウ

リコリス「チィッ......!!」


着弾

しかし怯まず走る

メガフシギバナとの距離が縮まり

その目が確かに敵を捉える


リコリス「ヤレッ! アマージョ!!」

860名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/02/04(火) 23:49:41 ID:0EjrJZ3Y

夕雲 (恐らく次に見せる動作は跳躍......)

ショタT (繰り出す技は飛行技の『アクロバット』!)

夕雲「迎え撃つわ。フシギバナ、次弾装填。発射準備!」


ザッ!


前方のアマージョが姿を消す


夕雲「そこ......っ!」

ショタT「っ!?」


居ない

跳躍したと思われたアマージョの姿が上空にない


メガフシギバナ「ナッ!?」


ザザザッ!!


眼の前で彼岸花の草むらが揺れる

それと同時に赤い花びらが舞う

身を低くして繰り出される鋭い回し蹴りが瞬時に草花を刈り取る


リコリス「『ローキック』!!」


アマージョ「マジョッ!!!」バシュッ!


グギィッ!


メガフシギバナ「バッ......!? ナァッ......!」ドォン!

前足を挫かれたメガフシギバナが大きく体勢を崩す

861名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/02/04(火) 23:50:21 ID:0EjrJZ3Y


リコリス「跳べッ!」


アマージョ「マーッ!!」バッ!


跳躍

空中へと華麗に舞い上がる

そして落下の勢いを利用し重い蹴りの一撃が繰り出される


リコリス「『アクロバット』!!!」

アマージョ「ジョッッッ!!!」ザンッ!


ドォンッ!!!


メガフシギバナ「フシィッ......!!」

夕雲「くっ......!!」

強烈な蹴りでメガフシギバナの巨体が地面に組み伏せられる


秋津洲「や、やられたっ......!」

ショタT「夕雲ちゃん!!!」


リコリス「まだダッ! トドメだアマージョッ!!」


アマージョ「マジョォォォォオッ!!!」バッ!


再び跳躍

メガフシギバナの頭上を影が覆う

アマージョの怒りを込めた足先が敵の脳天を狙う

862名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/02/04(火) 23:51:04 ID:0EjrJZ3Y


夕雲「......お見事です。でももう終わりにします」


ズズズ

体勢を崩したままメガフシギバナの背中の巨木が動く


夕雲「そこよ」


メガフシギバナ「フシッ!!!」カッ!


その花弁の中心に構える砲口が上空の敵を捕捉する


夕雲「『ヘドロ爆弾』!!!」


メガフシギバナ「バァァァナッッッ!!!!」



バアアアアアン!!!



夕雲「............」


メガフシギバナの背中から立ち上る紫色の硝煙


バサッ


落下


そのポケモンの小さい身体がトレーナーの目の前で赤い草むらの中に横たわる


アマージョ「マ~~~......」

リコリス「アマージョ......」


アマージョは倒れた

863名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/02/04(火) 23:51:44 ID:0EjrJZ3Y

リコリス「お前達の......勝ちか......」ガクッ

ザッ

真紅の花びらが宙に浮かぶ

アマージョの横に倒れこみ花畑の中に身を埋めるリコリス棲姫


夕雲「ふぅ......」


ショタT「お疲れ様、夕雲ちゃん」

夕雲「うふふっ♪ 私に任せて良かったでしょう?」

夕雲「でも勿論これっきりじゃないわ。これからもずっとずっと、あなたと......」

ショタT「えっ......///」



秋津洲「ね、ねぇ二人とも....../// 邪魔しちゃ悪いのは分かってるんけれど、あたしのデリバードちゃんは......」


夕雲&ショタT「あ」


デリバード「デリ〜〜〜!」ジタバタ

ガオガエンに羽織締め食らうデリバード

レ級「よくもヤリヤガッタナ! クソガキ共ガァァァ!」

ガオガエン「ガオォォォッ!!!」

864名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/02/04(火) 23:52:27 ID:0EjrJZ3Y

メガフシギバナ「バナァァァッ!!」ギロッ!

レ級「ヘッ、ナンダヨ。ヤんのか?ヤレんのかよ!!コイツごと!!」

ガオガエン「ガオッ!!」

デリバード「............!」ブルブル


ショタT「くっ! せっかく夕雲ちゃんがバトルに勝ったのに......!」

夕雲「......秋津洲さん? あの子のことで質問いいですか?」

秋津洲「え? な、なに......?」

夕雲「あなたのデリバードさんは、張り切り屋さんで空回りしちゃったり、お仕事中に居眠りしちゃうことはない?」

秋津洲「そんなことないかも! いや絶対ないっ! あの子はとってもマメで真面目で何でもちゃんとしてくれる良い子なの!!」

秋津洲「バトルだけは苦手かもだけど......(小声)」

夕雲「分かりました」


夕雲「フシギバナ、『眠り粉』!!」

メガフシギバナ「フシィィィィ......!!」パラパラパラパラ



デリバード「..................バ?」

レ級&ガオガエン「ガァァァァァ......Zzzz」


夕雲「......戻ってください、フシギバナ」

メガフシギバナ「バナ!」

ポゥン!

865名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/02/04(火) 23:53:20 ID:0EjrJZ3Y

走り寄る1人と1匹

デリバード「デリーーーっ!!」タタタタ

秋津洲「デリバードーーーっ!!」

ギュッ

秋津洲「痛くなかった? 怖かったよね? もう大丈夫だからっ......」ウルウル

デリバード「デリィ〜......」グスン

ショタT「......そっか、やる気に満ちたデリバードは絶対に眠らないんだね」

夕雲「これで本当に終わりね。さぁ、帰りましょう」


「オイ」


秋津洲「ひぃぃぃぃぃぃ!?」ビクッ

デリバード「デリィィィィィ!?」ビビクン

ショタT「っ!?」


リコリス「教えてクレヨ、嬢ちゃん」


夕雲「......私ですか?」

リコリス「何でアタシラが負けたノカ......貴様らにアッテ......アタシラに無かった物......」


夕雲「ふふっ......『愛』よ」


リコリス「......だってサ」

アマージョ「マ〜......」ボケー

リコリス「ハ、当てにならねェな」






続くったら続く

866名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/02/04(火) 23:55:38 ID:0EjrJZ3Y

大淀博士「さーて今回のポケモンは」

大淀博士「ぴっぴかちゅう!」ガチャ

No.225

大淀博士「No.225と言えば、そう、デリバードですね」

大淀博士「自分の餌を人やポケモンに分け与える習性があるため、いつも餌を探し回っています」

大淀博士「遭難した人を助けたエピソードもある一方で、自身の雑食性ゆえに虫ポケモンを渡されることもあるだとか」

デリバード「デリー」ス

大淀博士「まぁ、ありがとうございます。でもいつもの感じだとどうせ」

プレゼント「カッ!!(発光)」

大淀博士「はいはい爆弾ねYESYESYES」





ここで一句



デリバード

王道を征く

ヘルス系



大淀博士「みんなもポケモン、ゲットですよ」

867名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/02/05(水) 00:00:41 ID:B2zzViTE
久しぶりに書けて楽しかったです
性懲りもなく安価投げます


次回

登場キャラ
>>868

ポケモン
>>869

868名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/02/05(水) 00:21:15 ID:SwnAUTPs
神州丸

869名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/02/05(水) 00:22:42 ID:MfDJcZrs
ヘルガー

870名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/02/08(土) 21:07:25 ID:D8Rerj.E



ある日のとある道路



ショタT「ここら辺は探索したことなかったなぁ〜」

ショタT「............って、何だこれ?」


テント「......」チョコン

(道端に立てられた一人用のテント)


ショタT「こんな場所でキャンプ......?」

バサッ!

突如テントの入り口が開きポケモンが飛び出してくる


ヘルガー「ガルルルルァッ!!!」


ショタT「うわぁぁぁぁぁっ!!!?」ビクビクッ!

871名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/02/08(土) 21:08:08 ID:D8Rerj.E

「お座りっ!」

ヘルガー「!」ピタッ!

(その場で背筋を伸ばし律儀にお座りするヘルガー)

ショタT「ハァハァ......び、ビビったぁ......」

ヌッ

テントから人影が這い出てくる

神州丸「失礼した、少年。怪我はないか?」

ショタT「だ、大丈夫です......」

ショタT「......でもなんで、こんな所にテントを?」

神州丸「見ての通り、ここをキャンプ地としているのであります」

ショタT「ただの道端じゃないですか......」

872名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/02/08(土) 21:08:48 ID:D8Rerj.E

神州丸「私は神州丸と申します。貴殿の名は?」

ショタT「僕はショウタ。トレーナーズスクールに通う学生です」

神州丸「そうか、ポケモントレーナー殿でしたか。不肖、生憎トレーナーではない為お手合わせは致しかねます」

ショタT「じゃあこの子は?」

神州丸「こやつはあくまで番犬であります」

ヘルガー「ヘルッ!」

神州丸「ご安心下され。良く躾けられておりますから」

ショタT「は、はぁ......」

神州丸「私が『噛め』と言わない限り決して噛むことはありま」

ヘルガー「ガルルッ!!」(とびかかる)

ショタT「ぎゃーーーっ!?」

神州丸「お座りッ!! 何をしているこの駄犬がッ!」

ヘルガー「クゥ〜ン......」

ショタT「し、死ぬかと思った......」ヘナヘナ

神州丸「驚かして申し訳ない。こやつ、せっかちな性格でありまして」

ショタT(いやあなたが『噛め』って言ったからでしょうが......)

873名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/02/08(土) 21:09:53 ID:D8Rerj.E

神州丸「ふむ、ショウタ殿。『トレーナーでもない者がこんな所で一体何をしていたのか』と言いたげな顔だな」

ショタT「え、あ、まぁ......」

神州丸「お答えしよう。まずはこれを見て下され」スッ

蓋がされた大きい鍋を見せる神州丸

ショタT「いい匂い......これもしかして、カレーですか!?」

神州丸「然りであります」

ショタT「って、まさかカレー作るためだけにキャンプしてた訳じゃ......」

神州丸「そうとも言える。そうでないとも言える。実はこのカレー、未完成なのであります」

ショタT「未完成?」

神州丸「コクが足りないのです。そしてコクを出すためには、どうしてもあれが必要不可欠であります」

神州丸「そう、上質な木の実が」

ショタT「じゃあ、あなたは木の実を求めてここに?」

神州丸「その通り。そうだ、試しに一つ見てもらえるといいでしょう」

874名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/02/08(土) 21:11:04 ID:D8Rerj.E


木の実が取れる木の前に立つ二人


神州丸「例えばこの木。そこそこ実をつけております」

ショタT「じゃあさっそく取っていきましょうか?」

神州丸「はい。ですが行儀良く一個ずつ取っていては埒があきません。ここは派手に揺らして一網打尽であります」

ショタT「えっ?」

(木の幹に掴みかかる神州丸)

神州丸「ふんふんふんんふんっ!!!」ザザザザザザ!!

ショタT(その絵面は女性としてどうかと......)

ポロポロポロッ

落下する木の実たち

ショタT「あっ、でもちゃんと落ちてくるんだ」

神州丸「ふんっ!ふんっ!......ちなみにこの作業、頃合を見てやめた方が懸命です。なぜなら」


ザザッ!

木の実でない何かが落下する


ショタT「うわっ!?」

ホシガリス「ホシーっ!」

野生のホシガリスが飛び出してきた

875名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/02/08(土) 21:11:56 ID:D8Rerj.E

ショタT「もしかしてこいつ、ホシガリスですか? 実物を見るのは初めてだ......」

神州丸「そうです。こやつ、木の実に目がない輩で」

ホシガリス「ホシッ!」パクッ

神州丸「木の実を見ると反射的に口に咥えるのであります」

ショタT「せっかく落とした木の実が1個取られちゃいましたね」

神州丸「まぁ親切に返してくれるわけでもないのでさっさと追い払ってしまいましょう。ヘルガー!」

ヘルガー「ガルルルルァッ!!」

ホシガリス「ホッ!?」ビクッ!

タタタッ!

ホシガリスは逃げ出した

神州丸「まぁこんなところであります」

ショタT「でもこれ結構キツそうですね」

神州丸「そこで、若きトレーナー殿。もし宜しければご一緒に木の実集めでも」

神州丸「上手くいけば究極のカレーをご馳走して差し上げます」

ショタT「きゅ、究極の......カレー......!?」ゴクリンコ

神州丸「如何でしょうか?」

ショタT「やりましょう!」



続く

876名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/02/10(月) 18:52:30 ID:tClWVKzU



【木の実を集めよう!】



ショタT「この木がいいかな......?」

目の前に色とりどりの実をつけた木が立っている

神州丸「目の付け所が良いでありますな、ショウタ殿」

ショタT「神州丸さん。試しに僕が揺らしてみていいですか?」

神州丸「どうぞ。頭上にはよく注意して下さい」

神州丸「“大物”が落ちてくる可能性があるので」

877名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/02/10(月) 18:53:16 ID:tClWVKzU

ショタT「よしっ、やってやる」

(腕まくり)

ガッ

木の実に掴みかかる少年

ショタT「ふん!ふん!ふんっ!」ザザザザ!

ポトポトポト

揺らされた木から沢山の実が落下する

ショタT「はぁっ......! はぁっ......! すごい、大量だ!」ザザザザ!

神州丸「いい調子であります。ですがそろそろ......」


ズドォォォン!


ショタT「うわーーッ!?」ビクッ!

神州丸「出やがったでありますな」


ヨクバリス「バリー」ヌッ


野生のヨクバリスが飛び出してきた

878名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/02/10(月) 18:54:08 ID:tClWVKzU

ショタT「なんだコイツ!?」

神州丸「こいつはヨクバリスであります」

ヨクバリス「ヨク?......バリッ!?」

周囲に転がった木の実に気付くデブ

神州丸「普段は鈍くてのんきな奴。しかし......」


ヨクバリス「バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ!!!!」


神州丸「いったん獲物を見かけると凄まじい勢いで木の実を貪る欲張りポケモンに大変身であります」

ショタT「僕が苦労して落とした木の実がーーーっ!?」ガーン

神州丸「こいつ、見かけによらず中々やり手で下手にバトルすると痛い目に遭います。なので」

神州丸「ヘルガー! 『ほえる』!!」

ヘルガー「ルガアアアアアアッ!!!」

ヨクバリス「バリィィィィッ!?」ビクビクビク!!

神州丸「こうやって追い払うのが無難であります」

ショタT「あれ逃げてるんですよね?」

ヨクバリス「バっ......リっ......!」ノッソノッソ

重い身体を引きずり立ち去って行くヨクバリス

神州丸「さぁ、気を取り直して次の木に行くであります。全てはカレーの為に」

ショタT「全てはカレーの為に」


____
__
_

879名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/02/10(月) 18:55:03 ID:tClWVKzU



〜採集終了〜



神州丸「良い木の実が集まりました。これぐらいあれば大丈夫でしょう」

ショタT「も、もうヨクバリスは見たくない......」ヘトヘト

神州丸「それではさっそくカレー作りに取り掛かるであります」

神州丸「まずはルーに木の実を投入」

ポトポトポト

神州丸「そして火を起こす」

ボッ

鍋の下に小さい火が灯る

神州丸「ショウタ殿、火を大きくするのでこの扇で風を送って下さい」

神州丸&ショタT「パタパタパタパタ」

神州丸「良い火加減であります。では今度はおたまでルーをかき混ぜましょう。焦らず、手早く、丁寧に」

神州丸&ショタT「グルグルグルグル」

神州丸「そろそろ仕上げであります。真心込めて」

神州丸&ショタT「ラブ注入」

キラリーン☆

神州丸「完成であります」

880名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/02/14(金) 20:07:43 ID:fobnzQak



カレー「グツグツ」

ショタT「すっごくいい匂い!」

神州丸「さて早速頂きましょう。それではお皿にご飯を」

ショタT「楽しみだな〜」


ザザッ!

背後の草むらが揺れ動く


神州丸「はっ!? 後ろッ!」

ショタT「えっ!?」


フォクスライ「......」スッ


野生のフォクスライが飛び出してきた

881名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/02/14(金) 20:08:17 ID:fobnzQak

神州丸「ショウタ殿、下がってください」

ショタT「こいつは確か......きつねポケモンのフォクスライ!」

神州丸「ええ。タイプは悪。得意技は『泥棒』。その顔と気性が見事に一致した分かり易い奴であります」

フォクスライ「フォッ......」ニィ

挑発するような笑みを浮かべる相手

ショタT「なんだか不敵な奴ですね」

神州丸「えぇ。この輩はさっきのヨクバリス共と違って簡単には引き下がってくれません」

ショタT「つまり......」

神州丸「是非もない。戦って退かせるまで! 頼むぞ、ヘルガー!!」

ヘルガー「ガルルッ!!」ザッ

神州丸「戦闘用意!!」

882名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/02/14(金) 20:09:05 ID:fobnzQak


フォクスライ「......!」

相手も戦闘体勢をとる


神州丸「『火炎放射』ッ!!」

ヘルガー「ルゥゥゥ......!」スゥゥゥ

大きく息を吸い込む

灼熱の炎が牙の隙間から溢れ出る

神州丸「放てぇっ!!」


フォクスライ「ラァァァァッッッ!!!!」ゴォッ!!

フォクスライのバークアウト!


ヘルガー「ガッ!?」ビクッ!

フォクスライの怒鳴り声で身を竦めるヘルガー

同時に口に纏っていた炎の勢いが弱くなる


ショタT「あれはバークアウト! こちらの特殊攻撃を弱める効果があります!」

神州丸「出鼻を挫かれたということか......構うな!!」


ヘルガー「ガァァァァァアアア!!!」ゴオオオオオオオ!!


火炎放射がフォクスライを襲う

883名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/02/14(金) 20:09:49 ID:fobnzQak


バァァァン!


直撃

白煙が立ち込める

神州丸「どうだ......」

ショタT「............まだです」


煙の向こうで影が動く

フォクスライ「フォッフォッフォッ......」

バッ バッ

長い尻尾で煤けた毛を払う

その身振りには余裕が伺える


フォクスライ「ラァァァッッッ!!!!」カッ!

ヘルガー「ルッ.....!!」ビクッ

フォクスライが再び敵を怒鳴りたてる


ショタT「またバークアウト......!」

神州丸「しぶといな。だがそちらの攻撃も大したダメージにはならん! 攻め続けるのみ!」

神州丸「構わず火炎放射だ!!」

ヘルガー「ガァァァッ!!!」ボオオオオ!


フォクスライ「ライッ......!」ジリ

ヘルガーの火炎放射に苦悶の表情を浮かべるフォクスライ

884名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/02/14(金) 20:10:42 ID:fobnzQak

神州丸「ふ。さすがに堪えたようだ......」


フォクスライ「フォッ」ニッ

嘲る様な笑みを浮かべる


ショタ「!?......しまった」


ボリ ボリ

懐に隠し持っていた木の実を齧りだす

フォクスライ「スラーッ!」

キランキラン


ショタT「あれはオボンの実! 体力を回復された!」

神州丸「どうやら......我々がヨクバリスに構っている隙を見て1個くすねていたらしいでありますな」


フォクスライ「フォッフォッフォ......」ニタァ

ヘルガー「ヘルッ......!!」ギリッ


ショタT「あれ? ということは、かなり早いうちから僕らをつけ狙っていたって事ですか?」

神州丸「そして時機を見て、今この場に現れた。つまり狙いは......」

神州丸「このカレーかっ!!」バッ!

振り向く

そして異変に気付く


ショタ「カレーが無くなってるー!?」ガビーン


カレーの入っていた鍋が忽然と姿を消している

885名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/02/14(金) 20:11:42 ID:fobnzQak

神州丸「ぬ、盗まれてる!? バカなっ! じゃあさっきから戦っているこいつは......」

ショタT「......囮!!」


フォクスライ「フォーック!!」ザッ!

相手が跳躍しヘルガーに襲い掛かる

その長い尻尾を振るい猛打を食らわせてゆく

ヘルガー「ガァッ......!」バチン! バチン!

フォクスライのスイープビンタ!


ショタT「そうだ......僕らを引きつけている間に、きっと仲間に泥棒させたんだ!」

神州丸「おのれぇっ! 我々を......侮るなぁッ!!」


神州丸「やれ、ヘルガー! 『煉獄』!!!!」

ヘルガー「ガルッ!!」ギロッ!

ヘルガーの口から黒煙が噴出し、その瞬間フォクスライの目の前が白く輝く


フォクスライ「フォッ......!?」


バアアアアアアン!!!


相手のフォクスライが業火に包まれる

886名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/02/14(金) 20:13:45 ID:fobnzQak

フォクスライ「ラァァァァ......!!!」ジリジリ

ショタT「煉獄......当たりさえすれば、強力な火力を押し付け火傷を負わせる容赦のない技だ」

神州丸「貴様が不用意に接近したお陰で、容易に直撃させることが出来たわ」


フォクスライ「フー......フー......!!」ゼェゼェ

ザザッ

素早く踵を返し草むらの中に飛び込む

フォクスライは逃げ出した


ショタT「しまった、逃げた!」

神州丸「構わん。どうせ逃げ足の速い奴だ。追いつきやしない」

神州丸「それに我々が追わねばならないのはカレーの行方。つまり奴の“共犯者”の方であります」

神州丸「戦闘直後だが休む暇はない。いけるか?」

ヘルガー「へルッ!!」シャキン!

神州丸「よし。ヘルガー、『かぎわける』!!」

ヘルガー「............」クンクンクンクン

ショタT「......!」

ヘルガー「......ルガー!!」クイクイッ

神州丸「うむ、こっちだな。行こう」


____
__
_

887名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/02/14(金) 20:33:37 ID:UzbRILvA
展開が楽しみ

888名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/02/18(火) 23:00:39 ID:XEtBamD6





ザッザッザッザッ

青々と茂る草むらの中を進む一同


ヘルガー「......」クンクン

ショタT「こんな所に逃げ込まれたら敵わないですね」

神州丸「鼻の利くこいつが居なければ、追跡はまず無理であったな」

ヘルガー「............ルッ!」キッ

鋭い視線を前に向ける

神州丸「どうだ、見つけたか?」

ヘルガー「ヘルッ」クイクイッ

神州丸「む......」

前方に注視する

長い草むらの影に隠れ、小さい横穴が見える

神州丸「間違いないな?」

ヘルガー「......」コクッ

神州丸「よし、取り掛かるぞ」

ヘルガー「ガルッ!」

889名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/02/18(火) 23:01:48 ID:XEtBamD6

ザッザッ

前に歩み出るヘルガー

神州丸「ショウタ殿は大きめに下がっていてください。危ないので」

ショタT「え? は、はい」

神州丸「ヘルガー、あの巣穴一帯の草むらを根こそぎ焼き払ってしまえ! 『火炎放射』!!!」

ヘルガー「ルゥゥゥガアアアアアアア!!!!」

ゴオオオオオオオ!!

灼熱の炎をふき出す

火柱を扇状に凪ぎ払う

神州丸「......これくらいでいいだろう」

ヘルガー「フゥゥゥゥ......」

ショタT「ご、豪快だなぁ......」

パチッ パチッ

青々としていた草原が消え、黒い地面から白煙が上がる

巣穴が顕になる

神州丸「さぁ、姿を見せろ。蒸し焼きにされる前にな」


ババッ!

巣穴からポケモンが飛び出してくる


ショタT「出た!」

神州丸「予想通り」


フォクスライ♀「スラーッ!!」ザッ

890名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/02/18(火) 23:02:41 ID:XEtBamD6

ショタT「またフォクスライ!?」

神州丸「ええ。でもさっきのとは別の個体であります。恐らくつがいでしょう」

フォクスライ♀「ラァァァッ!!」ギロッ!

ヘルガー「ルッ......!」ビクッ

神州丸「相手はだいぶ気が立ってるようであります。呆れたものだな」

神州丸「先に盗みを働いたのは貴様らであろう。覚悟しろ、行くぞヘルガー!」

ショタT「待って下さい、神州丸さん。ヘルガーはさっきの戦闘の疲れが残ってるはずです」

神州丸「確かに......ならば如何いたしましょう、ショウタ殿」

ショタT「僕らがやります」

ボールを構える少年

神州丸「分かりました。若きトレーナー殿の腕前、拝見させて頂きましょう。ヘルガー、下がれ」

ショタT「お疲れ様、ヘルガー」

ヘルガー「ヘルッ」スッ

ショタT「......随分久しぶりな気がするけど、頼んだよ」

ボールに語りかける

ショタT「行けっ! ルカリオ!!」


ポゥン!


ルカリオ「ルカッ!!」スタッ

891名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/02/18(火) 23:03:32 ID:XEtBamD6

神州丸「成る程、格闘タイプのルカリオ。確かに相性は圧倒的にいい。頼れるな」

ショタT「まずは小手調べだ! ルカリオ、『波導弾』!!」

ルカリオ「ルッ......カァッ!!」

バシュッ!

フォクスライ♀「フォッ!?」

高速の光弾がフォクスライに襲い掛かる


バァァァァン!!


フォクスライ♀「ラァァァ......!」シュウウ

直撃する

ショタT「どうだ、効果抜群だ!」

フォクスライ♀「スゥゥゥッ......ラァッッッ!!!!」ゴォッ!


フォクスライのバークアウト!


ルカリオ「リオッ!?」ビクッ

怒声にたじろぐルカリオ

神州丸「ちっ、またバークアウトか」

ショタT「いや、いけます。初撃でかなりのダメージが入った。今更特攻を下げられた所で......」


「ラァッッッッ!!!」ガァッ!


ルカリオ「ルァッ......!?」ビクッ!

ショタT「なっ!?」

不意打ちの怒声でルカリオがさらに身を縮める

892名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/02/18(火) 23:04:39 ID:XEtBamD6


神州丸「この声は......!」


フォクスライ♂「フォッ......!」スタッ

火傷を負った雄のフォクスライが飛び出してきた


ショタT「さっきの奴か!」

ルカリオ「リオッ......!」ギリッ


フォクスライ♂「フォク!」キッ

フォクスライ♀「スラーッ!」キッ

睨みを利かせる2頭


神州丸「ショウタ殿。さすがに1対2では分が悪い。ここはやはり私たちも」

ショタT「いいえ、僕らならやれます!」


ショタT「......行くよ」

ルカリオ「......」コクッ

目を瞑り、呼吸を整える

カッ!

少年の持つキーストーンが輝きルカリオが光に包まれる


神州丸「これは......」

フォクスライたち「フォッ......!?」


ショタT「............メガシンカ!!」


メガルカリオ「ルゥゥゥゥカァッ!!!」バン!

893名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/02/18(火) 23:05:24 ID:XEtBamD6

神州丸「なんと、神々しい姿......驚きであります」

ショタT「野生のポケモン相手だろうと容赦しないよ! 観念しろ、僕らのカレーを盗んだ悪い奴ら!」

メガルカリオ「ルッ!」ザッ

構える

コォォォォォオ

波導のエネルギーが掌に集まってゆく


フォクスライ♂「......ッ!?」ゾクッ

身震いする相手


ショタT「波導だ......」





「スネーーーっ!」





フォクスライ♀「フォクッ!?」バッ!

フォクスライ♂「スラッ!?」バッ!

相手が後ろを振り向く

ショタT「っ......!?」

メガルカリオ「ルッ......」ピタッ

こちらも動きを止める

神州丸「鳴き声?......巣穴から......?」

巣穴から何かが這い出てくる

894名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/02/18(火) 23:06:05 ID:XEtBamD6


タッ   タッ


おぼつかない足取りで歩いてくる


クスネ「ス......ネッ......」ヨタッ


ショタT「あ、あれはクスネ......ということは、この2頭の子供......?」

神州丸「それも、随分と弱っている様子......」


クスネ「クスゥ......」コテッ

フォクスライ♀「スッ!」 フォクスライ♂「ラッ!」

弱りきったクスネが両親の所に歩み寄る前に地面に伏せる

そこに近寄る父と母


ショタT「............」


フォクスライ♀「ルゥゥゥッ!」ギッ!

フォクスライ♂「ラァァァッ!」ギッ!

今までにない形相で威嚇する2頭

895名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/02/18(火) 23:06:50 ID:XEtBamD6

神州丸「状況は飲み込めました。何故彼らが今回このような強行に及んだのか......」

神州丸「それは、病弱な我が子にせめて美味しい物を食べさせてやりたいという、親の真心」

ショタT「真心......」

神州丸「子も子で立派であります。あんなか細い体でも、親の身を思いやる強い心を持ち合わせている」

神州丸「......ですがショウタ殿。人のものを捕ったら泥棒。悪事であることに変わりはありませぬ」

神州丸「連中から問答無用で奪い返すのもまた道理。寧ろそれが正しい。一体誰に非難される筋合いがありましょう」

ショタT「それは......」

神州丸「私は貴殿の味方です。さぁ、お好きに為さればよろしい」

ショタT「............」

クスネ「スゥ......」

フォクスライたち「グルルルル......!!」

ショタT「......ルカリオっ!!」

メガルカリオ「ルカッ!!」





ショタT「............もういい、戻って」

メガルカリオ「......」コクッ

ポゥン

メガルカリオがボールに戻っていく

896名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/02/18(火) 23:07:45 ID:XEtBamD6

クスネ「......」

フォクスライたち「ス......!?」


神州丸「ショウタ殿......」

ショタT「ごめんなさい、神州丸さん。僕には出来ないです」

ショタT「僕はただ、美味しいカレーを食べたかっただけなんです」

ショタT「でもあのカレーを取り返して、それがどんなに美味しくても......」

ショタT「きっと......美味しくは食べれないと思ったから......」

神州丸「分かりました。それでは諦めます」

神州丸「............ふぅ。正直、安心しました。私はきっと、貴殿がそうしてくれることを心の奥底で望んでいたのでしょう」

神州丸「さて、これ以上あやつらの気苦労を増やすのも良くない。立ち退きましょう」

ショタT「はい」

神州丸「帰るぞ、ヘルガー」

ヘルガー「ガルッ」

ザッザッ

踵を返す一同


クスネ「......」ジー

フォクスライ夫婦「......」


ショタT「............」

振り向く少年

ショタT「今度会ったら、感想聞かせてね」





______
____
__

897名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/02/18(火) 23:09:10 ID:XEtBamD6





ショタT「折角だし、カレー食べて元気になって欲しいなぁ......あのクスネ」

神州丸「沢山の木の実の滋養が溶け込んだカレーは体力増強に効果的。きっと大丈夫でしょう」

ショタT「でもすみません、神州丸さん。カレー取り返せなくて。僕が甘いせいです」

神州丸「ふふふっ、貴殿は自身が作ったカレーと同じくらい甘甘でありますな」

ショタT「え?」

神州丸「実は盗まれる前に味見をしたのであります。なぁに、不肖も甘口は嫌いではありません。出来るものなら米と一緒に大皿で......」

ショタT「あなたも意外とせっかちな性格なんですか?」

神州丸「そそそそんなことはない」

神州丸「......そうだ、甘いで思い出した。ショウタ殿、これは私からの餞別だ」

ショタT「?」

キャラメルの箱を取り出す神州丸

神州丸「はい、あーん」

ショタT「えっ? あ、あーん......///」

パクッ

ショタT「......」モグモグ

神州丸「ほら、幸せであります」

ショタT「......うん♪」





続くったら続く

898名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/02/18(火) 23:12:33 ID:XEtBamD6



大淀博士「さーて今回のポケモンは」

大淀博士「ぴっぴかちゅう!」ガチャ

No.229

大淀博士「No.229と言えば、そう、ヘルガーですね」

大淀博士「ダークポケモンのヘルガーはその分類名に違わず非常に恐れられてきたポケモンです」

大淀博士「その不気味な遠吠えは死神の呼び声とも言われ、吹き出す炎は地獄の業火に焼かれるが如き苦痛を伴うだとか」

大淀博士「あぁ私も身を焦がすほどの熱い恋に堕ちてしまいたい。さぁヘルガー私をその炎で包み込んで下さい」

大淀博士「あなたの灼熱の炎が私を傷つけ、苦しめている間、私はあなたを忘れないでいられる。喜んでいられる、あなたの愛を感じて」

大淀博士「そしていつかきっと、あなたも私の愛に気付く。それが愛し合うってことなんじゃないですか」



ヘルガー「......」(ダーク♂ドン引き)




ここで一句



ヘルガーは

実は早起き

真面目な子



大淀博士「みんなもポケモン、ゲットですよ」

899名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/02/18(火) 23:14:41 ID:XEtBamD6
完走目指します

次回

登場キャラ
>>900

ポケモン
>>901

900名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/02/18(火) 23:59:31 ID:8Idb/LcM
南方棲鬼

901名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/02/19(水) 00:01:20 ID:yuheSqqM
ストリンダー

902名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/02/19(水) 08:25:51 ID:.RT5Syag
( ;∀;) イイハナシダナー

903名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/03/26(木) 00:59:43 ID:1w/oVwuM



ある日



雷「ふーっ、今日はいい天気♪ ね、ピカチュウ?」

ピカチュウ「ピカ〜〜〜」ゴロ~

芝生に寝転がるピカチュウ

雷「ふふっ♪ ショウタ、あんたもだらけ過ぎちゃダメよ? ............ん?」

ショタT「......」ボケー

明後日の方向に視線を向ける少年

ピカチュウ「......ピカピ?」

雷「ショウタ、どうかしたの?」

ショタT「......なんか落ち着かない」

雷「どうしたの急に」

ショタT「だから......なんと言うか............落ち着かない」

雷「それじゃ分かんないでしょ。何でもいいから話してみなさいよ」

ショタT「うーん......なんだろう......」

(沈黙)

雷「もー、黙っててもダメじゃない。ねぇ、なんか美味しいものでも食べ行かない? ほら、あのお店」

ピカチュウ「ピッカ!(喜)」

ショタT「え? う、うん......」

904名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/03/26(木) 01:00:56 ID:1w/oVwuM



〜甘味処〜



ツボすけ(♂のツボツボ)『ママーッ!!!!!!!!』ビューッ!!!!

ツボすけはほとばしるような叫びとともにきのみジュースを出した。たまげたなぁ。

霞「きっしょ。もう出すな。そして黙れ」

霰「霞姉さん......言い過ぎ」

間宮「ご、ごめんなさい......この子は大好きなママの顔を思い浮かべないとジュース出せないんです」

霞「んな事実聞きたくなかったわよ!つーかそんな穢れた液体飲まされんの!? 嫌なんだけどッ!!!」

霰「クレーマー......」ボソッ


ガチャッ


雷&ショタT「お邪魔しまーす」

間宮「あら、いらっしゃいませー♪」

(先客と目が合う雷)

霞「あああああああああああっ!!?」

雷「ぎゃあああああああああっ!!?」

霰「うるさい」

ショタT「君たちは確か......練習試合の時の」

雷「あの時やっつけたでしょーーーっ!?」

霞「だから何よっ!!!」

905名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/03/26(木) 01:02:33 ID:1w/oVwuM

間宮「ショウタくん? この子たちの知り合い?」

ショタT「ええ。一度授業で顔を合わせたことが」

霰「この前は負けたけど......元気だよ......」

霞「ふんっ! 別にコイツに負けたとは思ってないわよ! やっつけられた覚えなんて尚更ないわッ!」

雷「なーに? コイツってあたしに向かって言ったー?」

ショタT「い、雷ちゃん、やめなってば。お店の中だよ......」

ショタT「......あっ!」

ツボすけ「ツボツボ?」

ショタT「ツボすけ、久しぶり。元気してた?」

ツボすけ (元気ですよん)

間宮「もうすっかり立派にお仕事してくれてますよ。ショウタくんのお陰ね」

ショタT「それは良かったです。じゃあツボすけ? ジュースでも貰っていいかな?」

雷「あ、そうね! 喧嘩なんかしてたらここに来た意味ないわ!」

ショタT「でも僕らが先に貰っていいのかな? 先客が......」

霞「あー別に。お先にどうぞ。私らとっくに飲む気失せたから」

ショタT「あれ......?」

906名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/03/26(木) 01:03:27 ID:1w/oVwuM

雷「ふふーん......分かったわ? あんまり態度悪いから、ツボすけが機嫌損ねてジュース出してくれなかったのね?」

霞「はぁ? 訳分かんない。言っとくけどそいつは......」

雷「ねぇねぇツボすけ? この雷様に美味しいジュースいーっぱい飲ませてちょうだい?♥」

ツボすけ『ママーッ!!!!!!!!』ドビュルルルルルル!!!!

ツボすけはほとばしるような叫びとともにきのみジュースを出した。たまげたなぁ。

霞「げぇっ!?」

間宮「す、凄い! サーバー一杯分のジュースが一瞬で!!」

雷「じゃあ早速頂きまーす♪」

霞「よ......よくそんなもん飲めるわ......正直引くんだけど」

霰「いただきます」

霞「ええっ!? 霰も飲むの!?」

ショタT「僕も頂きます」

霞「ちょ、ちょっと待ちなさい! あんたらあの光景見てなんとも思わないの!?」

雷「あんたこそ何考えてんの」

907名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/03/26(木) 01:04:39 ID:1w/oVwuM

霰「これは......ただのジュース......ただのおいしいジュースだから」

雷「そうそう、飲まなきゃ損損よ。まぁ出して貰えないなら可哀想だけどね」

霞「はぁ!? 私だけ仲間外れ!? ふざけないでよ!! あんた! 私の分も出してよ! 出せるんでしょ!? 出しなさいってば!!」

ツボすけ『ママーッ!!!!!!!!』ブビュルルルルルル!!!!

ツボすけはほとばしるような叫びとともにきのみジュースを出した。たまげたなぁ。

雷「ファッ!?」

ジュースで一杯のジョッキを持つ霞

霞「おっ、重......!? ったく、やれば出来るじゃない! もったいぶってないで最初から出しなさいな!」

霰「さっき......もう出すなって......」

ショタT「…………」

雷「ぐぬぬぬ......! ねぇツボすけ! この雷の為にもっともーっとジュース出しくれていいのよ?」

ツボすけ『ママーッ!!!!!!!!』ドビューッ!!!!

霞「ちょっ!? わ、私にはもっと出せるでしょう!?」

ツボすけ『ママーッ!!!!!!!!』ブビューッ!!!!

雷「もっと!!」

ツボすけ『ママーッ!!!!!!!!』ピューッ!!

霞「もっとよ!!!」

ツボすけ『ママーッ!!!!!!!!』ピュッピュッ!!

間宮「すっ......凄っ♥ こんなにたっぷり......♥ 濃厚なジュース溜め込んでたなんて♥」ハァハァ

ショタT「もう二度とジュース飲めないね」

908名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/04/04(土) 14:03:16 ID:OV69ja8Q
もう出ないよぉ・・・

909名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/04/19(日) 17:38:41 ID:oMzKht/A









ピカチュウ「ピーカ?」

ツボすけ(もう出ないですよん)「..............」ゲッソリ


雷「ぷはぁー、ごちそうさまでした!」

霰「美味しかったです......」

霞「ま、まぁまぁね」

ショタT「おいしいけど、おいしい......」←結局飲んだ

霞「......で、そこのアンタ」

ショタT「............」(上の空)

霞「アンタよっ!」

ショタT「ひぃっ!?」ビクッ

(霞ににらみつけられる少年)

霰「霞姉さん......ちゃんと、名前で呼んであげないと......」

霰「......ね? ショウタ......くん?」

ショタT「う、うん......(覚えててくれてたんだ.......)」

910名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/04/19(日) 17:39:26 ID:oMzKht/A

霰「お悩み中......なの?」

ショタT「ま、まぁ......」

雷「もー、ダメじゃない。あたし以外の子にまで心配懸けさせちゃ」

霞「ふん! この大事な時期によくそんな間の抜けたツラできるわね」

ショタT「大事な時期?」

霰「..................え?」

ショタT「え?」

霞「......アンタ、ジムチャレンジのことで悩んでるんじゃなかったの?」

ショタT「ジムチャレンジ?」

霞「はぁ!? 何それ!! ジムチャレンジ知らないとか嘘でしょ!? 舐めてんのッ!? 大体ねぇ、アンタがそんなんじゃアンタらに負けた私らはどうなんのよ! バカみたいじゃない!! しっかりしなさいよッ!!」

ショタT「そそそそんな怒らなくても」

霞「ジムチャレンジ! スクールを代表するトレーナー達がその学校の威信を懸け、8つのジムを巡りチャンピオンを目指す!!」

霰「......バトルの祭典」

ショタT「チャンピオンを目指す......バトルの祭典!?」

霞「はぁー......マジで知らないとかビックリ呆れるんだけど......」

ショタT「雷ちゃん......僕初めて聞いたんだけど......」

雷「あー......ウチ万年弱小校だからすっかり忘れてたわ」

911名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/04/19(日) 17:40:25 ID:oMzKht/A

雷「でもいいじゃない! ショウタ、やっちゃいましょう! ジムチャレンジ!!」

ショタT「うん、やろう! なんだか急にワクワクして来たよ!」

ショタT「いい事教えてくれてありがとう! 霞ちゃん、霰ちゃん!」

霰「......(ニコッ」

霞「えっ......べ、別に礼言われる程の事でもないけど......」

恥ずかしそうに視線を横に投げる霞

ショタT「あ、でもさっきスクールを代表するトレーナーって言ったよね? じゃあ僕らの学校から1人しか出れないってこと?」

霰「もちろん、1人だけ............一番強い人が」

霞「言っとくけど、ウチのトップは私らなんかよりもよっぽど強いからね!」

霰「......」コクッ

雷「じゃあウチの一番はアンタよね、ショウタ!」

ショタT「............いや、違う」

雷「?」

ショタT「決着をつけなきゃ。あの子と」

912名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/04/19(日) 18:23:19 ID:06lAR0p2
興奮してきたな

913名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/04/27(月) 22:00:31 ID:CLKwDmlg



寮の自室



ショタT「............ねぇ、ルカリオ」

ルカリオ「ルカ?」

ショタT「覚えてる? キミと僕が初めて出合った時のこと」

ショタT「あの時から、僕たちの物語は始まったんだね」

ルカリオ「......」

ショタT「............ちょっと大げさすぎたかな」

ルカリオ「リオ」コクッ

(頷く)

ショタT「でもまだまだ。終わらないよ、僕らの冒険は」

ショタT「行くよ、ジムチャレンジ! 強いライバルたちを倒して、目指すはチャンピオンだ!!」

ルカリオ「ルカッ!!」

ショタT「......でもその前に、決着をつける。ほっぽちゃんと」

ルカリオ「......!」

目つきが変わる

ショタT「ほっぽちゃんに勝つ。そして正真正銘、この学校のトップになる!」

914名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/04/27(月) 22:01:56 ID:CLKwDmlg


ハウ「聞いたよー!!」

ショタT「うわっ!?」ビクッ

グラジオ「フッ......やるんだな、ショウタ?」

ショタT「ハウくん、グラジオくん......うん!」

グラジオ「それでいい。胸を張れ」

ハウ「お前こそがこの学校の一番だって、俺信じてるからさー」

ショタT (......前から思ってたけど、二人は何でこの学校にいるんだろう)

ハウ「......? どうしたの?」

ショタT「二人はさ、ずっとこの学校にいるつもりなの?」

ハウ「......」

グラジオ「......いい質問だ。話そう」

グラジオ「俺達は『ある存在』を追ってこの地方に来た。だが結局、その足がかりは掴めないまま今に到っている」

グラジオ「このまま何の成果も無く、手をこまねく訳にもいかない。つまり......」

ハウ「残念だけど、もうすぐここを離れなきゃいけないね」

ショタT「............そうなんだ」

グラジオ「ショウタ、出会いがあるんだ。別れもあるさ。いつだってな」

ハウ「だから最後にさー! お前の一番カッコいい所、俺らに見せなよー!」

グラジオ「そうだ。約束だぞ。出来るな?」

ショタT「......うん!!!」


_______
_____
__

915名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/04/27(月) 22:02:48 ID:CLKwDmlg


ワーワーワーワー

ざわめき


ピカチュウ「ピ~~~カ~~~」

空高くを見上げるピカチュウ


バトルスタジアム

街の中心に位置する巨大な建造物

その観客席が大勢の人で埋め尽くされている


雷「この田舎町にもこんなに人が集まるもんなのね......」

ピカチュウ「ピカピカ」ウンウン

潮「正直ビックリです......」

霧島「ふふふ、今年の我が校は張り切ってますから。頑張ってお客さん集めて盛り上げてるんですよ!」

霰「............ジムチャレンジは、チャンピオンリーグ出場選手を決めるための......あくまで予選」

霞「つまり、このバトルは所詮予選のための予選。の割には張り切り過ぎでしょ」

雷「げぇっ!? なんでアンタらまで居んのよ!?」

霞「はぁ? 居て悪い?」

霰「......どうせ他の学校の子も、見に来てるよ」

雷「何よそれ! ここウチの代表決めるためのバトルなのよ! さてはあたしらの手の内を探るために」

霞「バーカ、んなもん意味ないわよ」

霰「ジムチャレンジが始まれば......チャレンジャーが、最初に戦うのは......ジムリーダー」

霞「だからアンタらの戦力は関係ないのよ。分かった?」

雷「ふーーーん!!! だったら別に見に来る必要もないじゃない! 腹立つっ!」プン

霧島「まぁ、トレーナーなら人のバトルを見たがるものですから」

916名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/04/27(月) 22:03:40 ID:CLKwDmlg



選手控え室

そこで静かに佇む少年


ショタT「............」

着慣れない白いユニフォーム姿で鏡の前に立つ

鏡の中の自分と向き合う

ショタT「僕の......いや、僕らの一番カッコいい所......見せないと」

ショタT「そうだよね、みんな?」

手の中のボールに語りかける

ショタT「............行こう!!」


歩く


狭く薄暗い通路を通り抜ける


光と歓声が溢れる舞台に立つ

917名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/04/27(月) 22:04:48 ID:CLKwDmlg



北方棲姫「オネェチャン! ほっぽ頑張ル!」

港湾棲姫「エエ、頑張ってネ♪」

北方棲姫「なんぽの姉貴も見テテ。ほっぽヤルヨ」

南方棲姫「アァ」コクッ

離島棲鬼「ブーーーーーーーーッ!!!!(ブブゼラ)」

北方棲姫「しぇからしか」

離島棲鬼「はい」





ショタT「............」


広大なフィールド

その向かい側に居る少女と目が合う


北方棲姫「......決着をつける時ダ」


ショタT「......うん」

918名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/05/04(月) 07:51:16 ID:9Nqa/oF.



霧島『えー、使用ポケモンは3匹。対戦ルールは3vs3のシングルバトルです』←アナウンス


2人のトレーナーのポケットに3つのボール

その内の1つを手に取り、構える


ショタT「ほっぽちゃん。君と出会えたから、僕はみんなに出会えた」

ショタT「だからこのバトルは、君たちへの感謝を込めた恩返しバトルだ!」

北方棲姫「ソウカ。デモ勝たせてくれる訳じゃナインダロ」

ショタT「当然だよ、全力で行く!!」

北方棲姫「ソレデイイ。全力で潰してヤル」


ポゥン!!


ポゥン!!


ショタT「頼んだよ、スターミー!!」


北方棲姫「来い、ピジョット!」


スターミー「ヘアッ!!」スタッ!


バサッ!  バサッ!


ピジョット「ピジョーーーッ!!」


霧島『戦闘開始よッ!!!』

919名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/05/04(月) 07:52:19 ID:9Nqa/oF.

ショタT「見せてやる、僕らのゼンリョク!」

ほっぽ「私ダッテ強くナッタゾ。覚悟シロ」


スターミーの体が光り輝く


スターミー「タァァァァァアアア!!!」


ショタT「スターミーが解き放つ全力のZワザ! ワールズエンドフォール!!」


ピジョットの頭上高くに巨大な岩石が出現する


ショタT「行っけぇぇぇぇっ!!!」

スターミー「シュゥゥゥワッチ!!!」カッ!


ゴゴゴゴゴ......

岩石が落下を始める


ほっぽ「ピジョット、メガシンカ!!」

ショタT「メガっ......!?」


ピジョット「ピィィィッ!」

ピジョットが光に包まれる

ほっぽ「サァ行ケ!」


バシュッ!!


光を纏ったままスターミー目掛けて高速で突撃する


ショタT(こっちの攻撃よりも......速いっ!)


ほっぽ「蜻蛉返り!!」



メガピジョット「ジョットォォォ!!!」カッ!

920名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/05/04(月) 07:53:35 ID:9Nqa/oF.

バキィッ!

スターミー「デュワァァァッ!?」

スターミーに攻撃を食らわせたメガピジョットが180度反転

高速でトレーナーの元に戻る

ほっぽ「帰レ、ピジョット」

ポゥン!

ほっぽ「頼ンダゾ、ヨノワール」


ポゥン!



ヨノワール「ノワァァァル......」



ショタT「ヨノワール.....! でもだったらそいつに食らってもらう!」

スターミー「ヘァッ!!」カッ!


ゴオオオォォォ!

空に浮かぶ岩石が落下速度を上げる


ほっぽ「受け止メロ」

ヨノワール「ヨノォォォ......!」

頭上に手をかざし防御の姿勢をとる


ショタT「狙いはヨノワールだ! やれっ、スターミー!!」


スターミー「シュゥゥゥワッチ!!」



ドォォォォオオオオオン!!!



岩石が地面に衝突し土煙が舞い上がる

921名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/05/04(月) 07:54:14 ID:9Nqa/oF.

ショタT「どうだ!」

ほっぽ「コノ程度」


ヨノワール「ワァァァル」ドン!

堂々と構えるヨノワール


ショタT「堅い......!」


ほっぽ「ヤレッ、ヨノワール!」


ズズズズ......

ヨノワールの影が伸び黒線が地面の上を走ってゆく

その影からヨノワールの分身が出現しスターミーの背後を取る


ほっぽ「カゲウチ!!」

ヨノワールの影「ヨノッ!!」


ヨノワールの影打ち!

ズガッ!

スターミー「デュワァァァッ!」

ショタT「ス、スターミー!」

ピコンピコンピコンピコン!!

スターミーのコアが赤く点滅する

922名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/05/04(月) 07:55:20 ID:9Nqa/oF.

ショタT「スターミー頑張って! こっちも反撃だ!」

ショタT「ハイドロポンプ!!!」

スターミー「ヘァッ!!!」ドバーッ!

スターミーから放たれる怒涛の水流がヨノワール本体を狙う


ヨノワール「ヨノォォォ......!」ドドドド

ほっぽ「耐えろ」

ヨノワール「ワールッッッ!!」バァン!

後ずさりしながらもスターミーのドロポンを受けきる


ショタT「くっ......大技2発も叩き込んでるのに」

スターミー「ジュワッ......ジュワッ......」ピコンピコンピコン


ほっぽ「トドメだ。ヤレ、ヨノワール!」

ヨノワール「ノワァァァッ!」ズズズ

再びヨノワールの影が動く

923名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/05/04(月) 07:56:34 ID:9Nqa/oF.


〜観客席〜


潮「スターミーさん、もうかなり危なそうです......」

霰「相手はまだ......余裕そう」

霞「ふん。撹乱用の蜻蛉返りと先制技の影打ちでくたばる寸前とか、だらしない子」

雷「し、仕方ないでしょうが! ちょっと相手が悪いだけじゃない!」

ピカチュウ「ピーーーカーーーっ!!」

声を上げるピカチュウ

雷「そうね、ピカチュウ。あたしたちが応援しなきゃ。スターーミーーー頑張ってーーー!!!」





スターミー「!!」


スターミーの超エロエロの星型ボディが犯されるのを見て陵辱フェチの観客がまた「がんばれがんばれ」を連発。
スターミーは苦し過ぎて妙な鳴き声しか発することができない。
でもその目は無意識にもしっかり相手を見据えている。
筋肉バトル奴隷だからね。


スターミー「ヘァッ!!!」シャキーン!


今日は↑の声援とご主人様の想いが仕込まれたガタイなんでパワーが違うぜ!インド象並みの馬力だぜ!パンパンにパンプした全身の棘皮勃ちまくりでエロさ全開、流れるしたたる液体がこれまでの激闘をしっかり記憶によみがえらせてくれて燃えまくり、バトルして下さいって心の中で叫びながらガンガンに筋肉痛めつけてやって全身パンプアップさせてマジエロヒトデの出来上が


ショタT「戻れ、スターミー!」

スターミー『マジオレの気持ちを最後までくじくなよな!』ポゥン

さっきまで大きく見えたスターミーがセンパイに無視され、ボール戻ったときには消えていた。


ほっぽ「交代か。構うな、カゲウチだッ!」

ショタT「来い、オオスバメ!!」


ポゥン!


オオスバメ「スバァァァッ!!」バサッ!


ヨノワールの影が敵を捉える

しかし何も起こらない


ヨノワール「ノォォォ......」

ほっぽ「フン。ノーマルタイプか」

924名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/05/04(月) 07:59:41 ID:9Nqa/oF.

ショタT「それだけじゃない! この隙に、この道具の効果が発動する!」

ジュウウウ!

オオスバメ「スバッ......!」

体から煙が立ち上る

ショタT「僕がオオスバメに持たせているのは『火炎玉』! これでオオスバメは火傷を負う!」


雷「えぇぇっ!? 何でそんな道具持たせてんのよ!?」

霞「そりゃ何考えてるかは分かるわよ。余程のことじゃないとやらないけどね」

潮「そっか。あの子の特性は確か、状態異常のときに強くなれる『根性』です!」

霰「......本気だね」


ショタT「オオスバメ、お願い。僕に力を貸して」

オオスバメ「......」コクッ

頷く

そして鋭い眼光を相手に向ける


ショタT「......行くよっ!!」

オオスバメ「スバッ!!」

925名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/05/04(月) 08:00:22 ID:9Nqa/oF.


ほっぽ「いいダロウ。やるゾ、ヨノワール」

ヨノワール「ヨノォォォ......!」

ピキピキピキ

ヨノワールが拳に凍気を纏う



バシュッ!

オオスバメが上空に舞う

即座に切り替えし地面目掛け急降下

加速したまま直角に軌道を変え、低空飛行で敵に目掛け一直線に突撃する


ショタT「オオスバメの攻撃! 『ブレイブバード』!!」

オオスバメ「スッバァァァァ!!」


ほっぽ「ソノ翼.....オイテケ。ヨノワール、『冷凍パンチ』!」

ヨノワール「ノワァァァル!!」




バアアアアアアン!!!

炸裂

静まり返るスタジアム




ショタT「............オオスバメ!」


オオスバメ「スバッ!」キッ!


ガクッ

ヨノワール「ヨ......ノ......ワ」

ほっぽ「............戻レ、ヨノワール」

ポゥン

相手のヨノワールは倒れた

926名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/05/04(月) 08:27:44 ID:3tuMryhg
ウリ狂語録で草生えた
でもなかなかいい勝負してますねぇ!

927名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/05/05(火) 07:53:30 ID:J0etTisM

霧島『倒れたのはヨノワール! ショウタ選手とオオスバメ、お見事です!』


ショタT「やったね、オオスバメ!」

オオスバメ「スバ!」

ショタT「......でも、まだだよ!」

オオスバメ「......!」キッ!

再び相手を睨み付ける


ほっぽ「任せたゾ......!!」


ポゥン!


バサッ!  バサッ!

オオスバメの体格を大きく上回る翼が上空に舞い上がる


メガピジョット「ピジョォォォッ!!」


ほっぽ「調子に乗るナッ! ヤレ、ピジョット!」

928名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/05/05(火) 07:54:14 ID:J0etTisM

ショタT「行けっ、オオスバメ!」


バシュッ!

オオスバメが急加速しメガピジョット目掛け突進する


ショタT「『空元気』っ!!」

オオスバメ「スッバァァァァッ!!」


ズガァッ!

強烈な体当たりがメガピジョットの身体に食い込む


メガピジョット「ピ......ジョ......!!」グググ


雷「よっしゃ! ド真ん中に命中よ!」

霰「............違う」


ほっぽ「ハジキ返セ!」


メガピジョット「ジョッ......トッッッ!!!」バァン!

メガピジョットの分厚い鳩胸がオオスバメを突き放す

929名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/05/05(火) 07:54:51 ID:J0etTisM

ショタT「!?......受けきった!」


オオスバメ「スッ!?」

大きく弾き返され体勢を崩すオオスバメ


ほっぽ「ソコダ、撃ち落セ! ピジョット、『暴風』!!」


メガピジョットの巨大な両翼が竜巻を起こす

暴風がオオスバメに襲い掛かる


ショタT「まずい、オオスバメ! 避け......」

ほっぽ「避けてミナッ!」


ゴオオオオオオオオ!!

オオスバメ「スバァァァァッ......!」

暴風がオオスバメの羽根を散らす


ショタT「くっ......」


バサッ

黒い翼が力なく地面に伏せる

オオスバメは倒れた

930名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/05/05(火) 07:55:49 ID:J0etTisM

ショタT「......よくやったよ。戻って、オオスバメ」

オオスバメ「ス......」ポゥン


霰「あの子の特性......『ノーガード』......絶対に攻撃を避けないし、外さない」

雷「な、なぁんだ......それじゃ当たって当然じゃない」

潮「でも、かなり大きいダメージが入ったのは確かです」

霞「後は先手を打ってトドメを刺すだけよ。そして」

霞「アイツなら、それが出来るはずよっ!」


ショタT「頼んだよ、僕の相棒!」

ボールを構える少年

ショタT「来いっ、ルカリオ!!」


ポゥン!


ルカリオ「ルカッ!」スタッ!


ほっぽ「来るゾ。用意シロ」

メガピジョット「ピジョッ!」


ショタT「行くよ」

ルカリオ「......」コクッ

少年のキーストーンが光を放つ

それに呼応しルカリオが光に包まれる


ショタT「メガシンカ!!」


メガルカリオ「ルゥゥゥカッ!!」バァン!

931名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/05/05(火) 07:56:37 ID:J0etTisM

ショタT「ルカリオ、『神速』だっ!!!」

シュッ

メガルカリオが瞬時に姿をくらます


ほっぽ「受け止メロ」

メガピジョット「......」コクッ

空中で構えるメガピジョット


シャッ!


その目の前にメガルカリオが姿を現す

ショタT「食らえっ!!」

メガルカリオ「ルッカァァァッ!!」


バキィッ!


神速の拳がメガピジョットの横っ面に入る


メガルカリオ「ルゥゥゥ......!!」グググ

メガピジョット「ピィィィ......!!」ギギギ


硬直する両者


ほっぽ「今だピジョット、『熱風』ッ!!」


メガピジョット「ピィィィ!......ジョッ」

メガピジョットの両翼が熱気を纏う


メガルカリオ「ルッ!?」

ショタT「はっ!?」


メガピジョット「......ット」ガクッ


バサッ!


翼から熱と力が失われ地面に落ちる

メガシンカが解除され元の姿に戻る

ピジョットは倒れた

932名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/05/05(火) 07:57:43 ID:J0etTisM

ショタT「よしっ! やったね、ルカリオ!」

メガルカリオ「リオッ!」


雷「やった! これで2体倒した!!」

ピカチュウ「ピッカー!!」

潮「ほっぽちゃんの残す手持ちは、あと1体です!」


港湾棲姫「ほっぽちゃん......頑張ッテ」

離島棲鬼「ちょっちょちょちょちょっとやばくナイっ!? ほっぽちゃん負けちゃいソウなんだケドッ!?」

南方棲姫「ヤカマシイ女だな」

南方棲姫「私のシモベを貸してやっテルンダ。そう簡単にヤラレタラ困るンダヨ」

離島棲鬼「兎も角ほっぽちゃんを応援スルワヨッ! 届け、私のエール!!」ブーーーーーーーーーーーーッ!!!(ブブゼラ)

南方棲姫「ヤカマシイっつってんダロッ!!」



ほっぽ「戻レ、ピジョット」

ピジョット「ピィ〜......」ポゥン

<ブーーーーーーーーーーーーッ!!!(ブブゼラ)

ほっぽ「............ミンナの応援、無駄には出来ナイ」

最後のボールを構える

ほっぽ「なんぽの姉貴が託してクレタ、コイツの力で勝ツ! 来いッ!!」


ポゥン!


ほっぽ「頼んだゾ。ストリンダー!!!」


ストリンダー(ローの姿)「ダァァァ......」

933名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/05/05(火) 13:20:01 ID:nEfGZuK6
ショタ提督が勝って欲しい一方でほっぽちゃんも勝って欲しいと思っちゃう

934名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/05/05(火) 23:50:14 ID:J0etTisM

ショタT「ストリンダー......あのポケモンは確か」


『ストリンダー(ローの姿)』
パンクポケモン
タイプ:電気・毒
特性:パンクロック/マイナス


ショタT「毒、電気。つまり、鋼技も、格闘技も半減か」

メガルカリオ「リオ......」


雷「うげっ......ここに来て相性の悪い奴が」

霰「............行ける......ショウタくんにはまだ、スターミーが控えてる」

霞「瀕死ギリギリだけどね」

潮「ルカリオさん、頑張ってください!」


ショタT「構わない。行くよルカリオ! 勝負だっ!!」

メガルカリオ「ルカァッ!!」カッ!

メガルカリオの身体に光が集まっていく

収束した光がエネルギーの弾丸になる


ほっぽ「ヤルゾ、ストリンダー!!」

ストリンダー「ストォォォ......!」

ウィンウィンウィンウィン

ストリンダーが胸の発電器官をかきむしる

ベースのような音を鳴らし身体に電気を纏う


ショタT「ラスターカノン!!」

メガルカリオ「ルッカァァァッ!!!」


ほっぽ「オーバードライブ!!」

ストリンダー「リンダァァァッ!!!」

935名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/05/05(火) 23:51:26 ID:J0etTisM


バアアアアアン!!

爆発

両者の攻撃が互いの相手に炸裂する

メガルカリオ「リッ......オォォォ!」バチッバチッ

ストリンダー「ダァァァッ......!」シュウウウウウ


ショタT「ルカリオ、しっかりして!」


メガルカリオ「ルカッ!!」キッ!

踏みとどまり相手を睨むメガルカリオ


ほっぽ「くっ、ヤルナ......」

ストリンダー「............」ジロッ

(メガルカリオから視線を逸らし目を横にやるストリンダー)


雷「よっしゃぁぁぁっ! よく耐えたわ、ルカリオ!」

ピカチュウ「ピッカァァァ!」グッ

潮「やりましたね!」

霞「ま、上出来ね。相手には大したダメージ入ってないけど」

霰「でもこれでいい......あと一撃叩き込めば、十分」

霞「スターミーで仕留められるからね。それで勝ちよ」

936名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/05/05(火) 23:52:45 ID:J0etTisM

ショタT「行ける! もう一度、勝負だ! ルカリオッ!!」

メガルカリオ「ルカァッ!!」

ほっぽ「受ケテ立ツッ!! 行くゾ、ストr」



「戻レ、ストリンダー!!!」

ストリンダー「......」コクッ


ポゥン!


ショタT「えぇっ!?」

メガルカリオ「ルッ!?」


ほっぽ「......ッ!?」


観客席から光線が飛ぶ

光線に包まれたストリンダーが主のボールの元に戻っていく


ほっぽ「な、なんぽの姉貴......ナンデ......」


南方棲姫「......ソレはコッチのセリフだよ、ほっぽ」

937名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/05/05(火) 23:54:46 ID:J0etTisM

港湾棲姫「なんぽさん......?」

離島棲鬼「エ"ッ!? なんちゃん何ヤッテンノ!?」

南方棲姫「約束はコウだったゾ。『私のシモベを託ス。その代わり絶対に“勝て”』ト......」

ほっぽ「デ、デモ......まだ勝負ハ......」

南方棲姫「アァ、マダ勝負は着いてナイ。ダカラ......」


南方棲姫「私が勝たせてヤルンダヨォッッッ!!!!」


ボゥン!!!

南方棲姫の持つモンスターボールが突如巨大化する


霧島「まさか、まずいっ! ショウタくん逃げてっ!!」


メガルカリオ「ル......ッ!?」

ショタT「な、何が起こってるの......」


南方棲姫「コノ虫唾ガ走る世界に刻メ、戦慄ノ二重奏!!」


南方棲姫「キョダイマックス!!!」


巨大化したボールを空高く放り投げる

上空で弾けたボールからポケモンが出現する


ドオオオオオオン!!!!

スタジアムが揺れ土煙が巻き起こる

そこにいる誰もが天を見上げる


ショタT「こ、これが......ポケモン......?」


南方棲姫「現れろ!! キョダイストリンダー!!!」



GXストリンダー「ヴォオオオオオオオオッ!!!!」

938名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/05/05(火) 23:56:17 ID:J0etTisM



潮「きゃあああっ!?」

雷「なんじゃこりゃぁぁぁ!?」

ピカチュウ「ピカァァァ!?」

霞「嘘っ!? 使うとか聞いてないんだけど! ダイマックス、いや......」

霰「キョダイマックス......!」


南方棲姫「コイツの攻撃は本物ダヨ......!」


ストリンダーが背中に手をかける

その手が巨大なギターの形をした電気の集合体を掴む

ストリンダーの巨体が電気ギターを天高く掲げ、足元のメガルカリオに狙いを定める


南方棲姫「キョダイカンデン!!!!」

GXストリンダー「ダアアアアアアアアアアッ!!!!」


ショタT「そ......そん......な」

空を見上げる少年の目の前に白い稲妻が広がる


メガルカリオ「ルッ......!? ルカァッ!!!」

ドン!

敵に背中を向け自分のトレーナーを突き飛ばすメガルカリオ


ショタT「ルカっ......!?」



バアアアアアアアアアン!!!!



少年の目の前で巨大な稲妻の柱が立ち上る


ショタT「ルカリオォォォォ!!!」

939名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/05/06(水) 09:23:13 ID:hbZuMDoU
まさか自分を犠牲にして・・・

940名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/05/07(木) 00:08:36 ID:MuSr86Co


ズサァッ!

ショタT「うぐっ......!」

突き飛ばされた少年の身体が地面の上を滑る

ショタT「ル、ルカリオは......!? ルカっ」


土煙が晴れる

雷撃で黒く焦げた地面の上にその身体が力なく横たわっている


ルカリオ「ル............」バチッバチッ


ショタT「ルカリオォォォッ!!!」


相棒の元に駆け寄ろうとする少年


南方棲姫「サッサと次の獲物を出しナァ、ガキィ!!!」

ショタT「うっ......!」

足を止める

震える手をボールに伸ばす

ほっぽ「ヤメテ、姉貴! コンナの、バトルジャナイヨっ!」

南方棲姫「いいや、コレが本物の戦闘ってヤツダ。学校では教わらナカッタダロ? ダカラ駄目ナンダヨッ!!」

南方棲姫「見せてやるサ。戦場で怖気づいた奴がドウナルカッテノヲ」

南方棲姫「ストリンダーァッ!!! テメェの獲物はマダくたばっちゃイネェゾ!」


GXストリンダー「グゥゥゥルルルルルッ!!」

雷鳴が轟くような音を上げて喉を鳴らす

その不気味な眼光が獲物を捉える

941名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/05/07(木) 00:11:24 ID:MuSr86Co


ショタT「はぁ......はぁ......!」


南方棲姫「......出す気がネェンナラ、テメェごとぶっ潰してヤルヨォ!」


南方棲姫「ストリンダー! キョダイカンデン!!」


GXストリンダー「グオオオオオオォォォォッ!!!」

再び巨大な電気ギターを振り上げる



ルカリオ「ルゥゥゥッ......!!!」

ルカリオの目が見開く

しかし起き上がる体力はもう残されていない



ショタT「っ......!!」


とっさに空のボールを握る

それを横たわる相棒に向ける

目と目が合う



ルカリオ「............!」



ショタT「............大丈夫。この中にいれば、キミは無事だから」



ボールから光線が伸びる

ルカリオが光に包まれる


ショタT「......戻れ、ルカリオ」

942名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/05/07(木) 00:12:58 ID:MuSr86Co


フィールドからルカリオが消える

一人の少年が静かに構える



ショタT「今度は、僕が守る番だ......」



霞「なっ、何のんびりしてんのよ、早く次を出して戦いなさいよっ!!!」

霰「まさか......出さない気!?」

潮「そんなっ、だっ、ダメッ!!」

潮「............あれ、雷ちゃん?」


ほっぽ「馬鹿ヤメロッ!!」

南方棲姫「モウ止められるカヨッ!!」


GXストリンダー「ダアアアアァァァァッ!!!」

電気ギターを振り下ろす

フィールドが白い光で満たされる


南方棲姫「ブッ潰れろォッ!!!」



「お願いピカチュウ!!」


「ピッカァァァッ!!」

943名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/05/07(木) 00:14:17 ID:MuSr86Co


ショタT「............!?」


上空に閃光が広がる

ストリンダーの巨大な電気ギターが空中で何かに受け止められる


ショタT「ピ......ピカチュウ!?」


バチバチバチバチバチバチ!!!


ピカチュウ「ピッカァァァァァァ......!!!」


GXストリンダー「ダアアアアァァァァッッッ......!!!?」


ギターから溢れ出る膨大な電気がピカチュウの身体に吸収されていく



ショタT「はっ!?」

横に目を向ける

少年の元に一人の少女が走る

雷「ショウタ!! 無事!? 大丈夫!? 怪我は無い!?」

ショタT「雷ちゃん!?」


南方棲姫「バ、バカなッ!? 私のストリンダーの攻撃ガ......アンナ子鼠ごときに止められたノカッ!?」


ピカチュウ「ピカっ!」ドヤッ!

雷「ふふーん! その子鼠に自慢の攻撃を止められた感想を10字以内で述べなさい!」

南方棲姫「ブッ殺すぞクソガキッ!」

944名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/05/07(木) 00:16:26 ID:MuSr86Co


霧島「二人ともっ!!」

二人の元に駆け寄る霧島

雷「先生!!」

霧島「ありがとうございます、雷さん。ショウタくんを守ってくれたのね。あなたとピカチュウお陰よ」

雷「えへへっ♪」

ピカチュウ「ピッカ♪」

霧島「もう大丈夫よ、下がって下さい。あとは私に任せて。教師として、あなたたちをお守りしま」


ショタT「先生」


霧島「す......あれ?」

雷「ショウタ......?」

ショタT「............あの力......僕らには使えないんですか」



GXストリンダー「グルルルルルゥゥゥ......!!」

四つん這いで前傾姿勢を取り威嚇するキョダイストリンダー



霧島「............」

(少し考える)

雷「えっ、何? まだ戦う気なの!? バカ、やめてよ! もう十分頑張ったじゃない!」

ショタT「約束したんです。みんなと。カッコいい所、見せるって」

雷「あーーーー聞いてない聞いてない知らない知らない。先生、もうあたしたち下がりますから」

ショタT「お願いします! 戦わせて下さいっ!!」

雷「もーやめてよ! だったらあたしとも約束して! これ以上あたしを心配させないでっ!!」

霧島「出来るわ」

ショタT「よしっ!」グッ!

雷「あぁぁぁぁもうやだぁぁぁぁ!!」

ピカチュウ「ピーカ......」ヤレヤレ

945名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/05/07(木) 00:19:26 ID:MuSr86Co

霧島「これよ」

霧島はショウタの腕にダイマックスバンドを着けた

霧島「既にダイマックスパワーは集まっているわ。私の言う通りに動きなさい!」

ショタT「はいっ!」

霧島「さぁ、あなたの最後の切り札を繰り出すのよ!!」

ショタT「頼んだよっ! スターミー!!」


ポゥン!


スターミー「シュゥゥゥワッチ!!」


(バトルの)続きだぜ。


ピコンピコンピコンピコン

スターミー「ウグッ......!」ガクッ

膝(?)をつくスターミー

雷「ちょっと、もう限界じゃない! 無理させないで!」

霧島「無理じゃないわ! この一撃で全てを決めるわよ!」

ショタT「はいっ!!」

雷「正直あなた教師としての適正ないと思うんだけど......」

霧島「ダイマックスは、一度繰り出したポケモンを再度ボールに戻し、ダイマックスパワーを与えることで可能となる!」

霧島「さぁ、あなたのポケモンに、全てを注ぎなさい!!」

ショタT「分かりました......行くよスターミー!」

スターミー「ヘアッ!」コクッ!

ルアーボールから光が伸びスターミーがボールに戻っていく

少年の手の中にあるボールが突如巨大化する

そして空高くボールを投げる



ショタT「現れろ! 僕の新たなるヒーロー! ダイマックス、スターミー!!!」



巨大なボールが弾け、光の中からその姿を現す



DXスターミー「トゥゥゥゥゥアッ!!!」ドォン!!

946名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/05/07(木) 00:20:39 ID:MuSr86Co

ショタT「バトルだ! 行くよっ、スターミー!!」

DXスターミー「ジュゥワッ!!」

スターミーが構える

南方棲姫「クソッ!! ヤッチマイナ、ストリンダー!!」


GXストリンダー「ガアアアアアアアアアッ!!!」

バチバチバチバチッ!!!

ストリンダーが再度ギターを振り上げる


霧島「ダイマックスしたポケモンの攻撃は、より高威力なダイマックス技に変化するわ!」

霧島「あなたのスターミーはエスパー技のサイコキネシスが使えるはずよっ! 命令しなさいその技の名前は......!!!」

ショタT「......はい! やれっ、スターミー!!」


ショタT「『ダイサイコ』ッッッ!!!」


DXスターミー「シュゥゥゥゥゥワッッッ!!!」カッ!

947名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/05/07(木) 00:21:35 ID:MuSr86Co


スターミーが巨大な光線を放つ

その光線がキョダイ化したストリンダーを襲う


GXストリンダー「ダァァァァァァァアアアアア......!!!!」ババババババ!!!


ショタT「いっけぇぇぇぇっ!!!」

DXスターミー「ヘァァァァァアアアアッ!!!」


南方棲姫「オノレェェェッ!!!」

GXストリンダー「ンダアアアアッ!!!」



バアアアアアアアアアアアアン!!!!



キョダイストリンダーの巨体が弾け飛び巨大な火花が散る

その真下の地面に、元の姿のストリンダーが力なく横たわる


相手のストリンダーは倒れた


南方棲姫「バカな......コノ......私のシモベが......ッ!?」


雷「や......やった......!」

ピカチュウ「ピッカ......!」

霧島「うふふっ.....よく出来ました♪」



オオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!



スタジアムが歓声に包まれる

948名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/05/07(木) 00:22:33 ID:MuSr86Co



ショタT「......」



少年の視線が観客席上部に投げられる

二つの人影を捕らえる



ハウ「へへーっ♪」

グラジオ「フッ......」



ショタT「......うん」コクッ

静かに頷く少年


その視線を再び目の前の相手に投げる


ほっぽ「......ショウタ」


ショタT「ほっぽちゃん......」


少年の口元に笑みが浮かぶ


ショタT「ありがとう。楽しいバトルだったよ」





続くったら続く

949名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/05/07(木) 00:23:26 ID:MuSr86Co





大淀博士「さーて今回のポケモンは」

大淀博士「ぴっぴかちゅう!」ガチャ

No.849

大淀博士「No.849言えば、そう、ストリンダーですね」

大淀博士「その性格によって、ハイな姿/ローな姿に分かれる珍しいポケモンです」

大淀博士「両者に共通することは、胸の発電器官を掻きむしり電気を起こす時に楽器のような音が響くことです」

大淀博士「15000ボルトもの電気を発生させたり澱んだ水をガブ飲みして毒素を取り込んだりケンカ腰だったり相手を舐めてかかったりまぁ大変な子ですね」

大淀博士「それはさて置き。ストリンダーさん! また胸でかくなりましたね!」サワサワ

ストリンダー「ダアアアアアアアアアッ!!」(オーバードライブ)

大淀博士「WRYYYYYYYY!」ビリビリビリ!!



ここで一句



ストリンダー

ブッ壊すほど

パンクロック



大淀博士「みんなもポケモン、ゲットですよ」

950名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/05/07(木) 00:24:28 ID:MuSr86Co
次回で締めです
最後までお付き合い下さい

951名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/05/07(木) 08:41:31 ID:lZDb7cGY
いつも名勝負をありがとう
期待しますよーするする

952名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/05/17(日) 23:59:16 ID:hwKPhjQ2



〜〜〜以前、研究所にて〜〜〜



謎の機械「ババーン」

明石「できました、ポケモン転送装置改です!」

大淀博士「やけに大きいですね」

明石「はい! 更なる改装を経てより高性能になりました!」

明石「と言う訳で、今回実験にお付き合いしていただくカビゴンさんの登場です」

カビゴン「ゴン」

明石「これまではポケモンを転送するためにはボールに入れる必要がありました」

明石「ですが、今回の改良によってボールに入れることなくそのままの状態での転送が可能になっています」

大淀博士「成る程。つまりゲットする必要がないという訳ですね。確かに便利そうです」

明石「体格と体重の大きいカビゴンで成功すれば、まぁ大体のポケモンに対応したと考えていいでしょう」

明石「それではカビゴンさん、この機械の中にお進み下さい」

カビゴン「ゴン」

953名前なんか必要ねぇんだよ!:2020/05/17(日) 23:59:36 ID:hwKPhjQ2

ドスッ ドスッ

右の入り口から装置の中に入るカビゴン

カビゴン「?」

何かに気付く

愛宕「すや〜〜〜......狭い所ってやけに落ち着くわね〜〜〜......」zzzz

カビゴン「............ゴン」

明石「それではポチッと!」



ガガガガガガガガガ!!



プシューーーー

左の出口から装置の外に出るカビゴン

明石「やりました!」

大淀博士「実験成功ですね」



カビゴン(愛宕)「ゴン?(あら?)」




〜〜〜〜〜〜
〜〜〜


954名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/08/05(木) 20:41:29 ID:5ug3wRhA
エタりかけた1年後にエタりかけてその1年後にエタりかけましたね
自分...続きっすよ?

955名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/08/05(木) 20:42:03 ID:5ug3wRhA



海上を船が走る



ハウ「なんだかあっさりしたお別れだったねー」

グラジオ「これくらいでいい。男の別れに湿っぽさはいらん」

ハウ「もうショウタと俺らの3人でバカやることもないのかー」

グラジオ「俺まで勝手にバカに勘定するのか。まぁ悪くはないけどな」

グラジオ「とは言え、バカばかりやってはいられん。ここでの収獲はなかったしな」

ハウ「そうだねー。俺もせいぜいカビゴンゲットしたくらい......ってあれ?」

グラジオ「?」

ハウ「ボールの中にカビゴンがいない」

グラジオ「結局バカしかやってない訳か」

956名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/08/05(木) 20:42:30 ID:5ug3wRhA



トレーナーズスクール寮の一室



室内は綺麗に片付けられている

ベッドに1人の少年が寝転がり、どこを見るでもなく天井に視線を投げている

ショタ提督「静か............」ボソッ

なんとなく呟くが返事はない

ショタT(ハウくんも、グラジオくんも、もういないのか)

ショタT(ジムチャレンジが始まれば、僕も1人で旅に出なきゃいけない)

ショタT(ちょっぴりだけど......寂しいかな)

ショタT「............いや違う。ひとりぼっちじゃないよね」

ボールに目を向ける


♪〜♪〜♪〜

ショタT「?」

電話が鳴る

ショタT「もしもし......あ、雷ちゃん。どうしたの?」

ショタT「え、お客さん?............え?」

957名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/08/05(木) 20:43:03 ID:5ug3wRhA

大淀博士「ショウタくん、お久しぶりですね」

明石「元気だったかしらー?」

ショタT「大淀博士に明石さんまで。急にどうしたんですか?」

大淀博士「ショウタくんがジムチャレンジ出場を決めたと聞いて駆けつけてきました」

明石「うーっす!未来のチャンピオン!」

ショタT「気が早いなぁ......」

ピカチュウ「ピーカ?」

雷に話しかけるピカチュウ

雷「で、結局この人ら誰なのって」

ショタT「僕の地元では有名な変人......」ボソッ

大淀&明石「え?」

ショタT「名高い学者の方々」

霧島「その通り。大淀博士はこの地方におけるポケモン研究の第一人者。明石さんは転送システムを立ち上げた実力派技士ですよ」

雷「じゃあ結構すごいんじゃない」

潮「雷ちゃん、そこは普通にすごいって言おうよ......」

958名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/08/05(木) 20:43:27 ID:5ug3wRhA

大淀「ふふっ、なんだか見ない間にたくましくなりましたね。ショウタくん」

ショタT「そ、それ程でも......///」

明石「あなたがカビゴンに襲われて、町を飛び出した時はどうなる事やらって感じでしたけどねぇ〜」

ショタT「本当ですよ。」

大淀「あのカビゴンさんも、今どこで何をしているのやら......」

雷「あのカビゴンってあのカビゴンのことじゃない?」

潮「あのカビゴンのことですかね......?」

ショタT「ねぇ明石さん、大淀博士。多分そのカビゴンはもうこの土地にはいないですよ......」

明石「あらどうして?」

雷「あたしらの友達がゲットしてたのよ。でもその友達も故郷に帰るってことになって」

ショタT「多分そのまま遠くに旅立ったんじゃないですかね」

明石「がーーーん! そりゃ残念......」

大淀「折角実験を成功させた偉大なカビゴンさんだったのに」

ショタT「僕はそのカビゴンさんに襲われて大変だったんですけどね」

959名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/08/05(木) 20:43:55 ID:5ug3wRhA

ショタT「ともあれ、応援に来てくれてありがとうございます。忙しいのにわざわざ」

明石「ふっふっふ......私達がただ黄色い声援を送るためだけに来たとでも?」

雷「? なんかしに来たの?」

ピカチュウ「ピカ?」

何かを嗅ぎつけるピカチュウ

大淀「ええ。ところで、これを見てください。どう思いますか?」


大淀博士はダイキノコを見せ付けた


潮「すごく......大きいです......」

雷「モロバレルにそっくりね」

ショタT「モロバレルにはまったく似てないよ」

霧島「これは『ダイキノコ』ですね。一口食べるだけで力が漲ってくる凄いキノコなんですよ」

明石「そりゃもうギンギンに」

雷「本当に怪しいセールスの人とかじゃないのよねあなた達」

大淀「百聞は一食にしかず。それでは実際に食べてみましょう。勿論ちゃんと料理して」


_____
___
_

960名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/08/05(木) 20:44:26 ID:5ug3wRhA


〜近くの道路〜


ドスン! ドスン! ドスン!

(地鳴り)


カビゴン「ゴン!」ドッスン!ドッスン!


カビゴンは激走した。

何としてもかの少年の元へ帰らねばならぬと決意した。

カビゴンにはトレーナーの命令が分からぬ。

カビゴンは、野生のポケモンである。

木の実を食べ、草の上で寝て暮らしてきた。

けれども少年に対しては、人一倍に敏感であった。


カビゴン『はぁ〜〜......久しぶりに動くとやけにお腹空くわねぇ〜〜......』

カビゴン『食べられそうな物は片っ端から口に入れてるのに全然お腹が膨れないわ〜〜......』


(やけに美味しそうな匂いだ漂ってくる)


カビゴン「!?」ガタッ!


カビゴンは走った。

カビゴンの腹は、からっぽだ。

何一つ満たされていない。

ただ、わけのわからぬ大きな力に引きずられて走った。

961名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/08/05(木) 20:44:49 ID:5ug3wRhA


野外で調理する一同


グツグツ

(巨大な鍋の中で煮えたぎるスープ)


大淀「さぁ、そろそろ頃合でしょう」

ショタT「凄く怪しいスープだね......」

ルカリオ「ルー......」←若干引き気味

潮「本当に食べて大丈夫なんですかね......」

ピカチュウ「ぴか^〜」

涎を垂らすピカチュウ

雷「この子は楽しみにしてるみたいね」

明石「では実食......ん?」

ドスン ドスン ドスン

霧島「地震?」

ドスン! ドスン! ドスン!

雷「な、なんか近づいてきてない......?」

ショタT「............げぇっ!?」


ドオオオオオオン!!!

962名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/08/05(木) 20:45:14 ID:5ug3wRhA


カビゴン「ゴン!!」

カビゴンが飛び出してきた!!


ピカチュウ「ピカアアアッ!?」

雷「出たああああっ!?」

ショタT「カビゴン!? ハ、ハウくんと一緒にいたんじゃ!?」


カビゴン「カビ?」チラッ

鍋に目を向けるカビゴン


大淀「あ、カ、カビゴンさん......?」

明石「お、お久しぶりで......」


ガシッ(鍋を掴む)

カビゴン「ガァァァ」

バキィッ!(鍋が噛み砕かれる音)

鍋ごとスープを一気飲みするカビゴン


明石&大淀「あ」

ショタT「食べちゃった......」


カッ!!

カビゴンが光に包まれる





つづく

963名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/08/05(木) 20:50:44 ID:d9bB25OU
おひさ
頑張って

964名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/08/06(金) 01:10:41 ID:dr3pOMfU
>>483
店長お久しぶり

965名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/08/06(金) 01:11:06 ID:dr3pOMfU
安価は無視してください…

966名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/08/06(金) 08:32:31 ID:E/TA6u8o
なんとここで更新が来ましたか
待ってました・・・続きが楽しみだ

967名前なんか必要ねぇんだよ!:2022/06/24(金) 15:20:21 ID:sdhQ1dIk
まだかまだかと叫ぶ

968名前なんか必要ねぇんだよ!:2022/12/10(土) 12:30:35 ID:W1Nwcxn2
めいさく

969名前なんか必要ねぇんだよ!:2023/04/19(水) 01:10:45 ID:VRVJGW/M
童貞くんが人妻熟女と最高の筆下ろし性交

970名前なんか必要ねぇんだよ!:2023/05/05(金) 00:36:18 ID:OGR2tFZw
ギャグ走り

971名前なんか必要ねぇんだよ!:2023/05/12(金) 02:03:45 ID:7ye5GUHM
一般戦国大名「ショタと性行為しまくってやるぞ!」
豊臣秀吉「女しか興味ないぞ」
家臣共「えっ?」


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