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雑談スレ
1
:
管理人
:2004/06/15(火) 14:05
タイトルの通りです。
671
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/05/12(土) 21:20:56
>>668-670
発令(執政)内容を大問題にしているくせに、そう発令(執政)する人間が
就き続けることは容認していること自体が本末転倒なのだ。
例えば、田中角栄金脈追及で、いよいよ我が身が危うくなったら、ジャーナ
リスト仲間や市民団体活動家仲間に「俺も、当選を前提にした知事選挙に立候補
するから、君たちも知事選挙や市長選挙に立候補してくれよ」と声を掛ければ
良かったのだ。立花氏だけだと、警察などによって潰される恐れがあるが、数千人から
数十万人の全国のジャーナリスト仲間や市民団体活動家仲間が続々と選挙立候補
したら、当時は警察も片っ端から逮捕することはしそうになかったのだから。
発令(執政)内容には大問題にするくせに、そう発令(執政)する人間を取り
替えようとは思い至らないことが不可思議だ。
何も暗殺などの面倒な手段を講じなくても、選挙によって取り替えることが
できるのに、そう思い至らないことが不思議だ。
彼らの発想は、こうである。
気に食わない発令(執政)をする政治家を使い続けてながら、気に食わない
発令(執政)を取り止めさせる、と言う発想なのだ。
672
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/05/13(日) 21:05:38
中小企業の従業員たちも、「給料を、もっと上げろ」と経営者に「ない袖を
振らせる」のではなく、「もしも、大ヒット商品を作ったら、売り上げの何%は、
社員全員で山分けにさせて下さいよ」と要求すべきである。
スプーンやフォークなどの食器製造企業を始めとする企業は、単価が安い
製品だけを作るのではなく、付加価値が高い独自製品を産み出すべきである。
「前代未聞の独自製品を産み出し、大ヒットさせたら、社員みんなで売り上げの
何割は山分けになさって下さいよ」と提起すべきだろう。
〓〓〓〓〓
世界初、赤外線で料理測定「カロリーアンサー」
電子レンジのような形の装置。
20年前に、近赤外線を利用して、リンゴの糖度測定が発端。
今までは、日本食品標準成分表のデータブックで、一品ずつのカロリー計算を
していたが、この装置は、非破壊で総カロリー計算が可能になり、それは世界初。
課題は、誤差が6%があることと、ノンカロリーの人工甘味料があると誤謬が
でてしまうことである。
製作したことでの青森県の精密機器企業『ジョイ・ワールド・パシフィック
(JWP)』。
売り込み先を、病院や給食などでの利用を見込んでいる。
希望価格は税込みで315万円で、既に10台が売れた。
JWPは、「機能を削り、1百万円以下の商品を発売したい」と語る。
===朝日新聞2007年5月6日(日)s7===
673
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/05/16(水) 20:51:39
裁判員時代
「重く罰して欲しい、と言う被害者の感情を重視し過ぎ、報復的な色彩の
強い刑を言い渡すと、被告人が出所後に報復を企てる恐れもある。被害状況を
極力客観的に考えるように努めるべきだ」と警告する裁判官もいる。
===朝日新聞2007年5月13日(日)===
あのねぇ、お礼参りなら、どんな量刑でも、例えば殺人罪に対しても執行
猶予付きでもあるんじゃないの?
674
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/05/28(月) 21:47:47
『天木直人のブログ』
ttp://www.amakiblog.com/
2007年05月27日私はあなただ、あなたは私だ②
26日、九条ネットの宣伝カーに乗って、皆と一緒に数寄屋橋で
道行く人々に呼びかけた。初めての本格的な活動だ。土曜日の午後、
暑い日だった。大勢の行き交う人を眺めながら、果たしてどれだけの人が
耳を傾けているのだろうかと思いながら話した。平和、平和と
叫んでも、憲法9条、憲法9条と、その大切さを訴えても、
人は、無関心顔で、急ぎ足で通過する。宝くじ売り場や映画館の
前には人が行列をなしているのに、宣伝カーのまわりに足を
止める人はまばらだ。
話し終えて、路上でビラを配った。誰も受け取ってくれない。
断られても、断られても渡す。明らかに不快な顔をする通行人の
群。なぜ、ここまでしなければならないのか。元官僚が、元大使が、
ここまで惨めな状態に身を置かねばならないのか。同期の連中の
冷笑が浮かぶ。自尊心が自らを責める。
嫌な事もあった。私が宣伝カーの上に上がった時だ。中年の
男性がビラを配っている若者からビラを奪い取ろうとした。
私をにらんで手でピストルの形をつくって撃つ真似をした。
明らかに天木と知った上の行動だ。
>嫌な事もあった。私が宣伝カーの上に上がった時だ。中年の男性がビラを
>配っている若者からビラを奪い取ろうとした。私をにらんで手でピストルの
>形をつくって撃つ真似をした。明らかに天木と知った上の行動だ。
こんなことは、「そんなに主張したいことがあるのなら、ここ(宣伝カー)に
上がって、私と語り合おうではないか!」と、「アドリブでかわそう」と判断
することもできないんじゃなぁ!(^^ゞ
675
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/06/12(火) 22:21:22
自衛隊情報保全隊による市民調査を、国民の反発に臆せずに続けろ、とは
言いませんけれど、自衛隊に身辺調査されただけで震え上がっているようなら、
占領軍に対して、非暴力抵抗も可能だ、と主張する資格はありませんよね。
小林直樹・当時東大教授は『憲法第9条』(岩波新書)などで「(日本は
防衛縦深が浅いので)防衛は不可能だ」「ストライキや座り込みなどの非暴力
抵抗で、占領軍撤退も可能だ」と主張していましたが、自衛隊に身辺調査された
だけで震え上がっているようでは、非暴力抵抗は無理でしょう。
〓〓〓〓〓
自衛隊情報保全隊
市民監視、何のため
「自衛隊活動、無言の圧力」
田島・上智大学教授「市民を萎縮しかねない」
===朝日新聞2007年6月7日(木)===
676
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/06/24(日) 23:06:50
−84頁〜85頁−
共同通信は、一連のOSS(アメリカ戦略情報局)及びCIC(対敵
諜報部隊)文書を収集・分析して、1997年『秘密のファイル−日米
関係の裏面史』を連載した。この連載は加筆され、2000年に『秘密の
ファイル−CIAの対日工作・上巻下巻』(共同通信社)として出版
された。
アメリカは、ルーズベルト大統領が情報活動を重視していたにも関わ
らず、日本の真珠湾攻撃を予知できなかったことの反省から、軍とFBI
(警察)との情報交換を活発化し、情報の集約・分析を担当する中央
機関として、CIAの前身である戦略情報局(OSS)を新設した。
アメリカ海軍暗号・信号部(OP20G)は、日米戦争開戦後、8人から
120人に拡充され、日本海軍の暗号通信の90%の解読に成功したので、
無敵といわれた連合艦隊を破り、山本五十六長官機撃墜も果たした。
また、日米開戦の少し前には、アメリカ陸軍信号情報部(SIS)が、
傍受した日本の外交文書の暗号解読に成功していた(『秘密のファイル』
上巻73頁〜78頁)これは毎日のように東京の外務省から各国公館に
宛てて発信された膨大な暗号文を、解読・英訳したものである。レッド・
マシーン、パープル・マシーンと二つに分けられ、現在、アメリカ国立
公文書館で見ることができる。
こうして見て行くと、細菌戦部隊のデータ独占(正樹注:日本敗戦後に、
731部隊のノウハウの全てを米国が独占)と、それの免責は、冷戦を
身構えるアメリカに屈服した日本と言う日米関係の図式の象徴的な一頁で
あったことが分かる。
『生物戦部隊731−アメリカが免罪した日本軍の戦争犯罪−』
(草の根出版会:西里扶甬子(にしさとふゆこ))
>また、日米開戦の少し前には、アメリカ陸軍信号情報部(SIS)が、傍受した
>日本の外交文書の暗号解読に成功していた(『秘密のファイル』上巻73頁〜
>78頁)これは毎日のように東京の外務省から各国公館に宛てて発信された
>膨大な暗号文を、解読・英訳したものである。レッド・マシーン、パープル
>・マシーンと二つに分けられ、現在、アメリカ国立公文書館で見ることができる。
これで、真珠湾攻撃を、「騙し討ち」呼ばわりをするんだから!(^^ゞ
要するに、日本が、宣戦布告することを、日本在米公館よりも早く知っていた
のだろう。
日本政府・日本外務省本省は、宣戦布告を文書により手交することを米国は
知っていたのだろう!(^^ゞ
677
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/06/29(金) 23:09:31
山口県光市の母娘殺害事件の当時少年に対する高裁公判での巨大弁護団は、
この公判の場を借りて「国民に死刑制度の廃止を主張したい」と言うことなので
しょうが、世間の人々から、どう思われるのかが分からないのでしょうね。
「死体を押入れに入れれば、ドラえもんが生き返らせてくれる」とか「新生児の
娘をおとなしくさせるために、ヒモでちょうちょ結びにした」とか、反感を
買われるだけの主張をしていると受け取ることができないのでしょうね。
あんな主張を聞いて「死刑廃止に賛成しよう」と思う人間が出て来ると思って
いるのでしょうね。
678
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/07/02(月) 21:22:12
二大政党制とは、2つの政党以外を投票してはならないとマインドコントロール
していることだ。
二大政党制とは、2つの政党の中から投票しろとマインドコントロールして
いることだ。
−117頁−
“核の冬”は果たして本当か
NHKテレビの『核戦争後の地球』に対する批判と言う形で
行われています。例えば『文藝春秋』1984年10月号には
「反核の欺瞞」と言う特集で、岡崎久彦・佐瀬昌盛・曽野明の
各氏「NHK『核戦争後の地球』の荒唐無稽」と言うタイトルの
原爆座談会が掲載されており、日本市民防衛協会発行の『市民
防衛』と言う新聞の1984年10月1日号には筑波大学助教授の
中川八洋氏の「核戦争後の地球−その非科学性と露骨な政治性」と
言う一文が載せられています。
−140頁−
一方、“核の冬”だけを強調すると、“核の冬”を起こさない
程度の核戦争、すなわち“管理された核戦争”などと称して、
限定核戦争を容認するような意見が出ています。NHKテレビの
「核戦争後の地球」を“荒唐無稽”だと非難している『文芸
春秋』の座談会でも「核戦争のシナリオは、それ以外にもあり、
限定核戦争と言えるほどまで行かない場合も考えられるわけ
ですね。極端な場合は、単発威嚇使用、つまり警官による威嚇
射撃に近いような使用と言うこともある」と述べており、それを
裏付けるように、NATO(北大西洋条約機構)のキャリントン
事務局長も「西側陣営はソ連の通常兵器の攻撃に対し、必ずしも
全面核戦争に繋がらない“慎重な核使用”によって反撃できよう」
との見解を述べています(『毎日新聞』1984年10月27日付夕刊)。
“核の冬”の名付け親とも言えるせーガン自身が、核兵器の
全面廃棄ではなく、核兵器保有量の閾値(しきいち)として、
“核の冬”を起こすか起こさないかのギリギリの量、100
メガトンを提唱しています。
『核の冬−核戦争と気象異変』(新草出版:増田善信)
679
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/07/02(月) 21:26:56
>>678
>極端な場合は、単発威嚇使用、つまり警官による威嚇射撃に近いような使用と
>言うこともある
米中開戦時に、中国が、米国の属国植民地・日本に核攻撃して、米国を威嚇
して、震え上がった米国が停戦を申し入れると言うことね!(^^ゞ
680
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/07/08(日) 21:58:28
「核戦争をやろうじゃないか。中国人は半分の六億五千万人が
死んでも後の半分は生き残る」「フィリピンも日本もベトナムも
インドもアメリカも全部消滅させるのだ」…いま中国で吹き荒れる
熱病的ナショナリズム。特にエリートが集うインターネットでは
反米、反日、台湾侵攻、世界征服論まで公然と語られる。天安門
事件後の「愛国主義昂揚」「国恥教育」キャンペーンで過激な
愛国主義が定着した。旭日旗柄の服を着た女優は国民から「国賊」
とされ、外資企業は「民族差別」だと告訴される。北京大学卒の
元留学生が危ぶむ中国の現実。この「熱病を」知らねば日本人は
大ヤケドする。
『中国愛国攘夷の病理−吹き荒れる電脳ナショナリズム』
(小学館文庫:石 平(セキ ヘイ))
オウム真理教信者並みのバカだな。
仮に、中国以外を核で撃滅させて、中国は勝ち残っても、「核の冬」が到来
したら、死滅することは不可避だろう。
『核の冬』(技術と人間:池山重朗)
『核の冬−核戦争と気象異変』(新草出版:増田善信)
681
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/07/09(月) 20:34:11
日本大学芸術学部・殺陣同志会
袴(はかま)に雪駄(せった)の男。数人の男女が
囲み、木刀を構えて「ヤァー!」と襲い掛かる。素早く
身をかわし、木刀を抜いて斬り結ぶ。1人、また1人と
倒し、木刀を納めたところで、終了。
立ち回りを演じた会員が一列に並んで正座すると、
すかさず先輩らの怒声が飛ぶ。「動きが遅い」「ただ
斬られてもつまんない」「カッコ付けろ」。演技も指導も
真剣勝負だ。
日本大学芸術学部の「殺陣(たて)同志会」は、ひたすら
時代劇のチャンバラ、殺陣を磨く。体質はいたって「体育会系」。
1,2年生が稽古場で許されることは「はい」「ありがとう
ございます」「お願いします」の3語だけ。演じられる
ことは斬られ役のみで、日々斬られ、見ている者を納得
させる斬られ方を学ぶ。
===朝日新聞2007年7月9日(月)===
>体質はいたって「体育会系」。1,2年生が稽古場で許されることは「はい」
>「ありがとうございます」「お願いします」の3語だけ。
地下鉄サリン事件発生時に、「何で、高学歴なのに、あんな事件を起こしたの?」
と疑問が呈されたが、上の言うことに盲目的に追従する人間は、そう珍しい存在
ではないのだろう。
上記の団体のように、普段からイエスマンになることを当然視する団体で、
イエスマンになる訓練をし続けていたら、マインドコントロールされやすい
人間になってしまうことは不可避だろう。褒められた体質ではない。
こんな人間が占める組織(国家)は、いざと言うときには総崩れになることは
必定だろう。
彼らの体質は、「より強い者に縋(すが)り付く」ことだ。
こんな人間が多過ぎたから、鬼畜米英を叫んだ口で、敗戦後に、米兵らから
貰ったことでのチョコレートやガムを喜んで食べるようになるのだ。レジスタンス
活動の一つもできないのだ。
682
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/07/11(水) 21:25:17
映画『初体験 リッジモント・ハイ』
(テレビ東京,午後13:30)
米。ジェニファー・ジェーソン・リー。
高校生の恋と性の悩みをユーモラスに綴った青春コメディー。
ファースト・フード店で働く女子高校生。親友のアドバイスを
受けて異性との初体験をするが、やがて彼女は妊娠してしまう。
エイミー・ヘッカリング監督。
===朝日新聞2007年7月11日(水)===
これって、児童ポルノで取り締まられないで済むのか?
そもそも、女子中高生のセックスを、「透き通るように幻想的」と思わない
どころか、いかがわしいと思うこと自体が、どうかしている。
683
:
けいさつの_あほども_え
:2007/07/14(土) 15:39:11
9jo-net.org/
参院選比例は9条ネットの栗原君子へ!
684
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/07/18(水) 21:17:26
>>683
けいさつの_あほども_え さんに再会することができて幸せです!(^^ゞ
−−122頁−−
宮崎駿−−−まぁ、日本人は戦争には向かないってことちですよ。
向かない方がいいんだけれど・・・・・。いろいろなことを
知ればそう思います。職業軍人には向かないんですよ。
すぐに小役人の巣になっちゃうんです。
韓国の朴大統領って言う人がいたでしょ。僕の知り合いに、
あの人と陸軍士官学校で同期だったって言う絵の具屋の
おじさんがいて、その人は少尉で戦争が終わっているんです
けれど、その人にね、当時の装備を聞いたんですよ。
もう戦争の末期ですよね。すると、よく聞いてくれたって
言う感じで嬉しそうに話してくれんたんですよ。九九式
小銃で各部隊1挺ずつ九六式軽機関銃を持ってて、擲弾筒を
パアーッと撃ち込んでね、撃ち込みながら走って行って、
その爆煙が晴れた瞬間に敵の塹壕に飛び込むんだって。
こうすれば勝てるんだって。こりゃダメだなと思ったよ、
ツハハハハッ。
秀才を集めた陸軍士官学校の一線のバリバリの言うことが、
これじゃダメですよ。そんなもんだったんスよね、テヘヘヘッ・・・・。
『宮崎駿の雑想ノート』(大日本絵画:宮崎駿)
戦争下手であったことは、支那事変から大東亜戦争までだろう。
それの直前の石原莞爾氏が主導した満州事変は大成功だったし、日清・日露
両戦争は非の打ち所がないし、明石大佐の対露謀略工作は芸術の域に達している。
−−292頁−−
明石元二郎
12個師団に匹敵した工作
生没年:1864年〜1919年。
職業:日本陸軍大佐。後に陸軍大将。
所属機関:児玉参謀次長直轄
コードネーム:アバズレーエフ
明治37年(1904年)の日露戦争開戦時、ロシア公使館付武官。
開戦によりストックホルムに移動。参謀次長・児玉中将の「ヨーロッパの
ことは貴官に一任する」との直接命令により、ロシア国内攪乱工作開始。
ロシアに反抗するフィンランド反抗過激派党コンニー・シリヤスク、
フィンランド憲法党カストレンらと接触して協力を得て、同年10月には
ポーランド革命党、グルジア党などを糾合、パリ会談で「共同の敵は
ツァーリズム」のスローガンを決定。各党の活動は翌・明治38年に
掛けて激化。同年6月の黒海での戦艦ポチョムキンの反乱に際して、
明石大佐は指導者デカンスキーに資金を援助。その他、反乱勢力に対しては
高田商会の協力で武器、弾薬の補給輸送を実施。ドイツ皇帝カイゼルが
「12個師団に相当する」と激賞した明石大佐が帰国した時に、出迎えは
児玉大将一人のみであった。
『歴史読本臨時増刊1988年6月−特集・世界、謎のスパイ』
(新人物往来社)
685
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/07/19(木) 20:14:47
参院選、決戦の現場から
神奈川、公明党は選挙区で自民党を侵食
「地元の歩道橋のために、大臣が会ってくれるなんて・・・・」
国土交通省の大臣室。横浜市神奈川区の町内会長は、差し向かいのソファに
座って陳情に耳を傾ける冬柴・国土交通相を信じられない思いで見詰めていた。
昨年11月のことだ。
国道に掛かる歩道橋が老朽化し、同省の横浜国道事務所に架け替えを要望した。
だが、反応は鈍く「困ったことがあれば相談して」と声を掛けてくれた近くの
公明党県議に話を持ち込んだ。
そこからは話が早かった。話を繋いだ同党の松あきら参院議員も同席し、要望書を
受け取った冬柴氏は「分かりました」。2007年の国土交通省予算で、エレベーター
付き歩道橋の建設費3億円弱が決まった。「頼りになる。今回は世話になった
松さんに1票を入れる」と、町内会長は満足そうだった。
===朝日新聞2007年7月18日(水)===
>2007年の国土交通省予算で、エレベーター付き歩道橋の建設費3億円弱が
>決まった。「頼りになる。今回は世話になった松さんに1票を入れる」と、
>町内会長は満足そうだった。
あのなぁ、3億円弱もするエレベーター付き歩道橋が必要なのか。
これ以上の国の借金を増やすことに怖くないのか。
これでも、10歳代や20歳代の若者に選挙権を広げることが怖いと言うのか。
686
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/07/19(木) 22:29:19
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タイムマシン開発競争に挑んだ物理学者たち - ジェニー・ランドルズ
過去の偉人が真剣に考えた時間移動ははたして可能か。
687
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/07/20(金) 21:04:22
参院選
働く貧困層、どう保障
作家・雨宮処凛さん(32)
就職氷河期、正社員になれない若者たちを、規制緩和と言う名目で外国人
労働者と同じ「使い捨て労働力」にした。派遣で工場を転々とさせる。
フリーターだからと低賃金で深夜労働させる。
今や非正規雇用者は労働人口の3分の1。一方、フリーターを積極的に正社員に
したい企業は、昨年の経団連の調査では1.6%しかない。一度正規ルートから
外れた人間に将来はない。
最近、「戦争にでも起きて欲しい」と言って来る30歳代・40歳代が出て
来た。体力は衰えても収入が安定する見込みはない。いっそ戦争で社会が大混乱
すれば、やり直せるかもしれない。名誉や恩給が受けられれば親孝行にもなる
と言う。
少子化問題と言われても、フリーターの男たちは結婚することができないし、
派遣の女たちは出産すれば失職する。フリーター同士が結婚すれば、貧困から
虐待にもなる。10年後には、40歳代・50歳代の自殺者が急増するに違いない。
政治が悪いと理論的に言う若者が増えた。だが、体は都会のタコ部屋やネット
カフェにあるのに、住民票は地元にある。帰省する金はない。怒りを投票行動に
結び付けることさえできない。
===朝日新聞2007年7月19日(木)夕刊===
>就職氷河期、正社員になれない若者たちを、規制緩和と言う名目で外国人
>労働者と同じ「使い捨て労働力」にした。
>最近、「戦争にでも起きて欲しい」と言って来る30歳代・40歳代が出て
>来た。体力は衰えても収入が安定する見込みはない。いっそ戦争で社会が大混乱
>すれば、やり直せるかもしれない。
何も戦争に期待することはないぞ。
その勇気を、外国人犯罪殲滅や、外国人労働廃止などに向けよ!(^^ゞ
>今や非正規雇用者は労働人口の3分の1。一方、フリーターを積極的に正社員に
>したい企業は、昨年の経団連の調査では1.6%しかない。一度正規ルートから
>外れた人間に将来はない。
大丈夫!大丈夫!官立殖産興業で吸収すれば良い。
まずは、工業生産の完全ロボット化の事業を立ち上げる。
>少子化問題と言われても、フリーターの男たちは結婚することができないし、
>派遣の女たちは出産すれば失職する。
国家子宮補完計画に動員すれば良い。仮に、百万のカップルで排卵誘発剤
使用で、一年間に、1百万×4人=4百万人の子供(新生児)
十数年後には、若年層が5千万人になるぞ!(^^ゞ
688
:
しん@グレーリボン非公式サポーター
◆.xhuPYWI5M
:2007/07/21(土) 12:23:07
公職選挙(国政選挙)における供託金、選挙権年齢、被選挙権年齢
日本
衆議院比例区:600万円、20歳、25歳
衆議院小選挙区:300万円、20歳、25歳
参議院比例区:600万円、20歳、30歳
参議院小選挙区:300万円、20歳、30歳
都道府県知事:300万円、20歳、30歳
都道府県議会議員:60万円、20歳、25歳
イギリス国会:約9万円、18歳、21歳
ニュージーランド国会:約1万5千円、18歳、18歳
フランス国会:なし、18歳、23歳
ドイツ国会:なし、18歳、18歳
スペイン国会、不明、18歳、18歳
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BE%9B%E8%A8%97%E9%87%91
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%B8%E6%8C%99%E6%A8%A9
候補者が多くなればお金=税金がかかるという問題は確かにあります。
しかし、被選挙権のある人なら誰でも立候補できるという状態は民主主義を維持するために不可欠で、そのための費用は必要な費用であるのは確かだし、それこそ議員の歳費の削減や選挙のコスト削減(例えば翌日開票にすればかなり安くなった)など政治に金をかけない他の方法も沢山あります。
また選挙権年齢も、被選挙権年齢も高すぎるのが実情です。
国会議員になるための供託金が600万円(4万9000ドル・1$=\121で計算、以下同)や300万円(2万4000ドル)は、世界の民主主義国の人々が見たら眼をむくような高さでしょうね。
この現状で日本は本当に民主主義といえるのでしょうか。
689
:
しん@グレーリボン非公式サポーター
◆.xhuPYWI5M
:2007/07/21(土) 12:29:10
>>688
訂正いたします
(誤)1$→(正)$1
また「4万9000ドル」、「2万4000ドル」は正確には頭に「約」(というか
むしろ超)がつきます。
データはウィキペディアによります。
690
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/07/24(火) 21:06:11
>>688
>国会議員になるための供託金が600万円
>世界の民主主義国の人々が見たら眼をむくような高さでしょうね。
>この現状で日本は本当に民主主義といえるのでしょうか。
高いと思いますが、まだ頑張れば何とかなる金額だと思います。
1日を潰して1千人以上でデモをやる動員力があるのなら(例えば、沖縄県での
米軍基地を「人間の鎖」で包囲など)、その時間を選挙供託金作りに費やせば、
無理な金額ではありません。
コンビニでアルバイトをすることが1日で数千円以上ですから、
1千人以上×1日数千円以上×数日=6百万円以上
ですから、まだまだ大丈夫です!(^^ゞ
691
:
しゅう
:2007/07/27(金) 12:33:01
サイト上でこんな少女の過激画像をのせて良いのか?
2ちゃんねるでも噂された幻の丸見え販売サイトだよ!
本当に過激ですのでロリータ好きのみ見てください
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692
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/07/28(土) 20:02:45
司法取引、是か非か
捜査現場に待望論
タブーを破った減刑制、名古屋市営地下鉄工事を巡る談合で
組織犯罪摘発に利点
免責を認め、情報収集
首都圏で、長年に渡って暴力団犯罪の取り締まりに当たって
来た捜査員は「組員は、報復を恐れて中々組織のことを話さない。
解明は進まない」とこぼす。
弁護士は賛否
早い釈放、被疑者に利点
「徳島ラジオ商刺殺事件」で陪席裁判官として元被告の
女性(故人)の再審を開始する決定書を書いた秋山弁護士は、
無実でも罪を認める危険性「痴漢をやっていないのに、『認めれば
釈放される』とか『罰金で済む』と言われれば認めてしまう。
否認すれば長期の拘留を覚悟しなければならない。司法取引が、
冤罪の温床になりかねない」と懸念する。
===朝日新聞2007年7月25日(水)===
693
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/07/28(土) 20:24:31
司法取引、是か非か
導入範囲を含め議論のとき
10年前に「必要」の宇川検事論文、再び脚光
宇川検事は、自らの捜査・公判の体験から、国民のお上
意識は薄れ、検事の資質も変わったためと考えていた。
宇川検事が米国で見たことでの法廷は、驚きの連続だった。
マフィアの殺人事件では、司法取引によって、ボスの指示に
よることを証言し、組織ごと摘発することに成功した。
===朝日新聞2007年7月26日(木)===
694
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/07/28(土) 20:44:35
>>692
>首都圏で、長年に渡って暴力団犯罪の取り締まりに当たって来た捜査員は
「組員は、報復を恐れて中々組織のことを話さない。解明は進まない」とこぼす。
ほらっ、厳罰(報復)に抑止効果があることは明白だろう。
>>693
>宇川検事は、自らの捜査・公判の体験から、国民のお上意識は薄れ、検事の
>資質も変わったためと考えていた。
国民のお上意識が変わったと言うよりも、「お上」検察官・警察官が、
大戦末期の旧日本軍の陸士卒・陸大卒・海兵卒・海大卒の高級軍人並みの
バカだからだろう。
「エロ表現や暴力表現が犯罪を誘発する」と言うに至っては、「月刊誌
『噂の真相』を読んでいると、内部告発をするようになる」と言うような
ことである。
695
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/07/31(火) 22:07:57
−102頁〜104頁−
フィリピンの不幸は、1521年にマゼランが来たことによって
始まった。その後、スペイン人が宣教師と一緒に入って来て、この地は
スペイン国王フィリップ2世の領土であると宣言し、軍事力と宗教力で
支配をする。ところがフィリピン人は屈しないで、何度も何度も
独立戦争をする。しかし、これは宗主国の歴史では、ゲリラの反乱を
鎮圧したと書かれている。
1898年、独立派勢力が、ある程度の形になってきたとき、
これを支援しようと言って兵を派遣した者がアメリカだった。これが
米西戦争であり、アメリカはフロリダ半島を戦争のドサクサにまぎれて
取っている。
独立軍とアメリカ軍の取り決めでは、両軍が共同してスペイン軍を
追い出し、マニラを回復する手はずになっていた。ところが、アメリカの
軍司令官は、これを裏切ってフィリピン独立軍の進軍を妨害し、
単独でマニラを占領し、そのままフィリピンのアメリカ領化を推進した
のだった。
この件については、アメリカの国会でも、大変な議論となった。
だが、結局、「フィリピン人は、独立を与えるほど成熟していない
から、アメリカが善意の管理者になって友愛的同化のため、総督を
派遣する」と言うことになった。
善意の管理者と言う言い方は、中々うまい表現と言えよう。善意の
管理者は、統治を行いながら、独立の未来を約束した。「いずれ
国民議会だけは認めてやろう」「将来はフィリピン政府も認めて
やろう」。
確かに統治機構はできたが、それはアメリカの下の統治機構である。
総督もアメリカ人でなければならなかった。フィリピンは、アメリカ領の
中の半独立国と言うか、自治領のまま、その後をずっと過ごすことになる。
その間、完全独立を望むフィリピン人とアメリカ人との間で、
殺し合いが続く。アメリカ側の殺し方は残酷を極めていた。それを
如実に表すことが、アメリカ人がよく使った「グウク」と言う言葉
だった。
人間と猿との中間種がグウクだ、フィリピン人はグウクだと言って、
殺しまくる。この言葉は、ベトナム戦争でも復活しており、アメリカ兵は
ベトナム人をそう呼んでいた。アメリカ人は、このような人種差別
意識をかなり根強く持っている。
フィリピン人は、その後も独立を目指して根強く抵抗し、ようやく
昭和10年になると、10年後の昭和20年には独立させてやる、
と言う約束をアメリカから獲得する。
『「ゼロ戦」でわかる失敗しない学』(WAC:日下公人)
696
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/07/31(火) 22:10:52
>>695
>その間、完全独立を望むフィリピン人とアメリカ人との間で、殺し合いが
>続く。アメリカ側の殺し方は残酷を極めていた。それを如実に表すことが、
>アメリカ人がよく使った「グウク」と言う言葉だった。
>人間と猿との中間種がグウクだ、フィリピン人はグウクだと言って、殺し
>まくる。この言葉は、ベトナム戦争でも復活しており、アメリカ兵はベトナム人を
>そう呼んでいた。アメリカ人は、このような人種差別意識をかなり根強く
>持っている。
ほらっ、日本だって、従軍慰安婦心理戦撃退兵器を探せばあるのでしょう。
697
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/07/31(火) 22:35:33
−122頁〜124頁−
二組の司令部を競わせれば、官僚制の弱点を補える
“ゼロ戦”とマリアナ沖海戦に見られる日本海軍の問題点は、
官僚主義による制度疲労で、意思決意機構がまともに機能しなく
なっていたことである。それは、丁度現在の日本の官僚制度が抱える
問題と共通している。
官僚制の致命的な弱点を、どう制度的に補えばいいのかだが、
その一つは「ツー・プラトーン・システム」だと思う。前は、艦載機の
パイロットや艦船の乗組員のことで話したが、このやり方を司令部でも
やったらいい。二組の司令部を作ってお互いに批判的な目で相手の
やり方を見て、新しい戦い方を工夫するのである。良きライバルが
あってこそ、お互いの力が向上する。
よく「小沢治三郎の登場は遅過ぎた。何でもって早く南雲忠一と
交代させなかったのか」と言われる。小沢さんは早くから嘱目されて
いたにも関わらず、いつも南雲さんの後釜だった。
如何に、海軍の組織が硬直していたかと言うことでの、一つの
象徴的な例だが、そこで「小沢さんを抜擢する」と言う考え方の
他に、もう一つ、最初から機動部隊に小沢司令部と南雲司令部を
2つ作っておくと言う考え方があっても良かったのではないか。
真珠湾攻撃を南雲司令部がやったら、ミッドウェー作戦は小沢
司令部がやると言うふうに、交代でやらせれば良かった。
アメリカは、現にそういう形でやっていた。同じ機動部隊を、
スプルーアンスとハルゼーが交代で指揮を執っている。休んでいる
方は、「次は俺の番だ」と思って一生懸命にプランを練っている。
そして休みが明けたら勇躍任地に赴く。戦い終えてくたびれて帰って
来た方は、「やれやれ」と言ってハワイで3ヶ月ぐらい休みながら
次の戦術や戦略を考える。
ところが、日本はそう言うやり方ができなかった。
その点、江戸時代の日本は、裁判所まで交代制にしていた。北町
奉行と南町奉行が一ヶ月交代で当番をやり、町人は公正だと思われる
人が当番のときに告訴したから、それがそのまま勤務評定になった。
『「ゼロ戦」でわかる失敗しない学』(WAC:日下公人)
698
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/07/31(火) 22:39:25
>>697
>二組の司令部を競わせれば、官僚制の弱点を補える
これを現在の官僚制などに転用する場合には、
一方は、学歴・採用年次・年功序列・勤続年数などの職制序列での昇進
もう一方は、学歴・採用年次・年功序列・勤続年数などの職制序列に無関係に
昇進・抜擢する
としたら、面白いと思う。
699
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/08/01(水) 20:55:32
米下院
従軍慰安婦決議を採択
日本首相に謝罪要求
CS放送局「日本文化チャンネル桜」社長の水島総さん(58)
「私たちの力不足。日米離間を目指す勢力に敗れた」
今回の決議案を推進した者がホンダ下院議員ら日系人議員だった
点について、米国在住で米社会の動向に詳しい作家の冷泉彰彦さん
(48)は「日本のルーツを持つ自分達が警鐘を鳴らし、中韓との
和解を迫らねばと言う必死の思いがある」と解説する。
===朝日新聞2007年7月31日(火)夕刊===
ベトナム戦争での韓国兵らの残虐行為を見れば、とても危機感を抱く気には
ならないが。
日本は、心理戦が下手過ぎ!
〓〓〓〓〓
アイオーデータがチョンであることが証明されました
ttp://pc6.2ch.net/test/read.cgi/pc/1084498786/l100
38 :名無しさん :04/06/24 22:15
>>37
これやね↓
■NEWSWEEK WORLD AFFAIRS
証言「私の村は地獄になった 」
ttp://ime.nu/210.160.208.40//search/20000412/wa_sug1.html
------------------------------------
韓国軍がベトナムで行った残虐行為の
被害者たちが真実を語りはじめた
------------------------------------
米軍はこの年、フーイェンから引き揚げ、代わって韓国軍がやって来た。
それから「67年のテトを迎えるまで、韓国軍は殺戮を続けていた」と、サンは語る。
「韓国兵に会ったら、死に出会ったも同然だった」と、今は地元の退役軍人会の会長
を務めているチャムも言う。
アンリン郡の村人によれば、韓国軍はとりわけ女性にとって恐怖の的だった。
韓国兵は残忍なやり方で女性をレイプしてから、殺すケースが多かったからだ。
700
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/08/04(土) 22:19:59
小中高校教員先生さまは、戦前の日本を批判しているくせに、目下扱いに
していることでの生徒や児童に対しては、どうでもいい規律まで厳格に適用
しているくせに、自分達はどんな規則も守らないことは、下級兵にはどんな
規律も守らせるくせに、高級軍人には敵前逃亡までも不問にしていることでの
大戦末期の旧日本軍の体質そのものじゃないの?
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701
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/08/13(月) 20:29:04
国際都市・別府
湯の街、溶け込む留学生
大学・行政・市民が支える
市内に留学生を多数を受け入れる立命館大学アジア太平洋大学が開学して
7年。
「国際都市」に一変した街には、留学生を支えることでの大学や地域の支えで、
共生が根付きつつある。
写真店を経営する三宅さんは「市民も、留学生がゾロゾロ歩いている風景に
驚かなくなった。本当の国際化なんでしょうね」と、そう実感している。
===朝日新聞2007年8月12日(日)===
マスコミは、真実や真相の追及から敵前逃亡ばかりしているからなぁ。
どうも、最悪の事態の想定から目をそむけようとしている。
問題がないことには、煽るくせに。例えば、少子化など。
702
:
なるべく名前入力
:2007/08/20(月) 01:23:37
>>697
陸軍と海軍の「ツー・プラトーン・システム」は
あられもないことになってしまったけどね。
ヒトラー曰く「日本の陸海軍は敵同士か?」
703
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/08/21(火) 22:59:13
>>702
>ヒトラー曰く「日本の陸海軍は敵同士か?」
『武谷三男著作集2 原子力と科学者』(勁草書房)
−341頁〜355頁−
1 太平洋戦争のころ
戦時の日本技術の性格
その頃、大学の先生全部を動員するために、科学動員協会が
できたり、研究隣組運動と言うことをやっていたが、ただ何か
やると言うだけでのことで、ほとんど支離滅裂の状態であった。
だいたい当時は、陸軍と海軍が強く対立していて
「アメリカには知らしてもいいが、海軍(陸軍)には
知らしてはいかん」
と言うくらいに激しかった。だから、科学者としては両方に
使われる関係上、両方をうまくやると言うことが、中々難しい
ことであった。
>だいたい当時は、陸軍と海軍が強く対立していて「アメリカには知らしても
>いいが、海軍(陸軍)には知らしてはいかん」
まぁ、企業であれ国家機関であれ、どの組織にも縄張り根性(セクショナリズム)が
あると思いますが、それを調整することが最高機関(企業なら取締役会や会長・社長で
あり、国なら元首なり首相なり内閣)の役目ですよね。
旧日本陸海軍の対立を、日本政府や天皇個人を含む天皇機関などの国家最高
機関が調整しきれなかったことが問題ですよね。
704
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/08/26(日) 23:44:51
『原発はなぜこわいか<増補版>』
(高文研:小野周、絵・勝又進、文・天笠啓祐)
−207頁〜208頁−
20世紀末には全世界の原子力発電の総量が20億キロワットに
なるのであろう、と言う予測がある。設備利用率を64%として、
全世界のウラン資源は僅か12年から17年しか持たぬことになり、
たちまち枯渇してしまう。こうなると石油よりも先に、ウランの方が
早く底を突いてしまうのである。
海水中にはウランが含まれていて、世界中の海水中には
全部で5十億トンのウランがあるから、この海水中のウランを
使えば大丈夫だと言う話も出て来る。ところが、海水中のウランの
濃度は1十億分の3で、この海水から、先の1百万キロワットの
原子力発電所を運転するために必要なウラン、180トンを
取り出すためには、年間6百億トンの海水を必要とする。
つまり、このクラスの軽水炉10基を運転するために必要な
ウランを海水から取り出すためには、年間6千億トンの海水を
動かさなくてはならないのである。
日本の陸地に降る雨の総量は、1年間で6千億トンと言われる。
これから考えて、6千億トンと言う海水の量はどんなに厖大
(ぼうだい)であるかが、よく分かるのであろう。このように
大量の海水を動かしてウランを取り出すとなれば、当然に、
それの費用は莫大なモノとなり、併せてはかり知れない環境
破壊を齎すこととなろう。
海水のウランを核燃料に使うと言う話は、月世界に金鉱を
探しに行くと言うことと同じで、あまり面白みもなく、空想小説の
材料にもならない。
直ぐに実用級を目指そうとするから、絵空事になるのだ。
アルミニウムだって、発見当時は、金よりも高価だったのだろう。
研究を続けていれば、劇的に抽出経費が安くなることだって夢ではないのである。
例えば、鉱脈由来ウラン1トンに付き、海水抽出ウランを1グラムの使用を
義務付ければ、海水抽出ウランが鉱脈由来ウランより製造経費が安くなることだって
夢ではなかろう。
705
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/08/27(月) 00:05:45
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706
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/08/30(木) 20:38:38
『いま「ゼロ戦」の読み方−ソフトの格差が勝敗を分ける』
(ワック:日下公人、三野正洋)
−46頁〜48頁−
海軍の「計画要求書」でエンジンは
三菱瑞星13型(高度3600メートルで最高875馬力)か
三菱金星46型(高度4200メートルで最高1170馬力)
を使用のこと
−70頁〜71頁−
エンジンにしても、昭和12年に瑞星にすべきか、金星にすべきか
決めるときに、三菱の中では「金星にしてくれ」と言う意見が出ていた。
今の知恵で言えば、二種類を造れば良かった。金星を積んだ零戦も
片手間に設計しておけば、同時に二種類ができたのだろう。だが、
そう言うことは「秀才のすることではない」と言う考え方があった。
秀才は才能があるから一発で当てなければならないのだ。
加えて貧乏根性だったせいか、同時並行でいくつもやってみると
言う思想がなかった。この頃は電機会社でも新製品の開発方向が
3つがあって1つに決めようがない時は、「3つとも造ってみよう」と
言うことになるが、それは日本が割と金持ちになったからできる
のであって、当時は貧乏国で1つしか造れないから、あくまで議論して
机の上で絞ろうとした。
−127頁〜128頁−
そもそも日本の場合は、陸海軍の航空隊が全く別々に軍用機を
開発していた点が極めて大きなマイナスであった。空母への搭載機
(所謂(いわゆる)艦上機)は例外としても、戦闘機、双発爆撃機などは
当然に共通化すべきであった。
零戦と一式戦闘機の隼、96式陸上攻撃機と97式重爆撃機の開発は、
使用目的が同じなのだから、共通化した方が合理的である。また、
海軍爆撃機『銀河』と陸軍爆撃機『飛竜』も大きさや性能は殆ど
同じであるから、別々に試作・開発し、量産するなど何とも納得が
いかない。
共通化できるところを纏めていれば開発費も半分で済み、それの分を
生産数を増やすことができる。また設計チームにも余裕が生まれ、
改造・改良作業も迅速に進んだはずである。最終的には、零戦は
1万機、隼は5600機が生産されたが、これを零戦だけに絞れば
生産数を少なくとも2万機まで増加させ得たはずだ。零戦は、
あらゆる能力が隼に勝っていたから、陸軍もこれを採用していれば、
戦力は数段向上していたことは間違いない。
現在に、日本の経済は深刻な不況に見舞われており、各社・各業界とも
立ち直りと言う目的に向けて努力しているのだろうが、目的が同じ
なのだから、互いに連絡なしに努力することは無駄が多いのでは
ないのだろうか。周りとの連絡を充分に取り、可能な限りの共通化を
試みることが、有効ではないのだろうか。零戦と隼は、現代の反面教師だ。
−131頁−
(正樹注:設計者の)堀越は軽くするためには、エンジンも軽く
しようと考えた。そうすれば馬力は弱くなるが、それの代わりに
脚を始めとすることでの機体の構造重量も軽くなる。時代逆行だが、
それでも成功した。「1千馬力から1200馬力への性能向上が
期待できる金星を積むべきだ」と言う話は、昭和12年からあった。
−132頁−
零戦を造る昭和11年の時点で、堀越は甲戦・乙戦両方を別々に
試作する提案もしていたし、「将来に金星に代えるのなら、それの
用意もしておいた方が良い」との考えも言っていた。
−71頁−
甲戦/乙戦
海軍が定めたことでの戦闘機の用途の区別。
甲戦とは、敵地に侵攻して制空を主任務とする戦闘機(例えば零戦)を指す。
乙戦とは、防空/迎撃に使われる戦闘機(例えば雷電)のことである。
この区別は、時代と共に必ずしも明確ではなかった。
707
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/08/30(木) 20:57:04
『悪の戦争学−国際政治のもう一つの読み方』
(太陽企画出版:倉前盛通)
−116頁〜117頁−
日本の主力戦闘機を、なぜ零戦一本に絞れなかったのか
指揮系統の不統一によって兵力の集中ができなかったと言う
現実は、そのまま第一線の兵器にまで影を落としていた。太平洋
戦争での日本の代表的な戦闘機は、海軍の零戦と陸軍の隼だったが、
この両者の戦力差は歴然としていたのである。陸軍が如何に
隼の性能を誇ったところで、数字の上から冷静に分析すれば、
零戦の方が遥かに優れていたことは。アメリカ側ですら認めている。
日本はなぜ、主力戦闘機を零戦一本に絞れなかったのか。
そうすれば、零戦の陸上型と艦上型の相乗効果が飛躍的に上がった
ことは勿論、それによって改良型が続々と登場し、次期主力戦闘機
にしても、大量生産の実績を基に画期的な戦闘機が生み出されていた
はずである。
陸海軍がつまらない見栄を張り合い、やせ我慢をする中で、
主力戦闘機の一本化と言うことでの兵器の集中さえ実現することが
できなかった。国を挙げての戦争中に、こう馬鹿なことをやっていた
ことでの当時の軍部は、戦争そのものに全く無知の素人だったとしか
言いようがない。
708
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/08/30(木) 21:00:48
>>706-707
それなら、瑞星搭載の戦闘機は海軍に納入し、金星搭載の戦闘機は陸軍に納入
すれば、陸軍の面子も立ち、三菱も儲かって、2石(瑞星搭載戦闘機・金星搭載
戦闘機)3鳥(陸海軍・三菱)だったのではないか!(^^ゞ
709
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/09/01(土) 20:31:19
特別養護老人ホーム「さくら苑」で老人虐待が発覚したときに、入所老人の
家族が「虐待をした職員を解雇しろ」と言っていたが、それでは、死刑や禁固刑
よりも、社会奉仕刑にすべきと主張している人々は、それに対して反論した
のだろうか?
ようするに、彼らの主張が如何に支離滅裂かと言うことを物語っているの
ではないか?
社会奉仕刑を主張するのなら、老人虐待をした者なのだから、老人介護行為を
続けさせるべきだと主張することが本来の姿ではないか?
710
:
なるべく名前入力
:2007/09/03(月) 00:29:18
>>706-707
>数字の上から冷静に分析すれば、
零戦の方が遥かに優れていたことは。アメリカ側ですら認めている。
これを突き詰めていくとねぇ。
数字の上から冷静に分析すれば、零戦で米英軍機に太刀打ちできないことが
わかってしまうわけで。
>それによって改良型が続々と登場し、次期主力戦闘機
にしても、大量生産の実績を基に画期的な戦闘機が生み出されていた
はずである。
そもそも艦戦の零戦、それも格闘戦主体の時代遅れの機体が
Bf109やFW190、スピットファイアのように、改良型の投入で長期に第一線で
使用できる代物にはならないと思う。
まあ、ドイツならともかく日本が議論の対象じゃあ、どうやったって
戦局を左右する結論は出ないだろうけどね。
711
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/09/04(火) 21:17:56
>>710
>これを突き詰めていくとねぇ。
>数字の上から冷静に分析すれば、零戦で米英軍機に太刀打ちできないことが
>わかってしまうわけで。
>そもそも艦戦の零戦、それも格闘戦主体の時代遅れの機体が
>Bf109やFW190、スピットファイアのように、改良型の投入で長期に第一線で
>使用できる代物にはならないと思う。
零戦って、機体の欠点(短所)を熟練搭乗員の神業で補っていたところが
ありますからね。
『四人の連合艦隊司令長官』(文藝春秋:吉田俊雄)
−238頁〜239頁−
このころの飛行機被害数字を見た軍令部は、戦闘のため
ではなく、着陸のときに壊れる数が多いことに驚き、
「搭乗員の練度が、これほどまでに下がっているのか」
と嘆いたそうだ。19年5月になって軍令部が長嘆息して
いては、遅過ぎるのである。
なぜなら、練度が低い現実に余り注意を払わないまま、
巧妙極まる作戦計画を立案する−−そうすれば、いわゆる
計画先行型−−現実の技量との落差ができ過ぎ、結局、不成功に
終わりやすいからだ。
繰り返すようだが、戦艦主兵時代から航空主兵時代に入って、
戦闘をする単位が全く変わった。以前は、艦が戦闘単位で
あったから、指導者は艦以上の管理・指揮を考えていれば
良かった。今は、水上部隊については、それの通りでも、
航空部隊については、搭乗員一人一人について配慮しなければ
ならなくなった。
真珠湾攻撃のときのように、搭乗員の殆どが「超ベテラン」
揃いならば、計画が例え搭乗員の技量を超えて困難な要求を
したモノであっても、場数を踏んだことでの豊かな経験と
優れた判断で、無理を乗り越えて「勝つ」ことができた。
そのような離れ業が、どうして、ビギナー同然の若い搭乗員に
できるのだろうか。訓練途中の搭乗員−−その訓練も、航空燃料
不足、機材不足のために、十分でない者を、「前線がカラに
なったから」と引き出されて来た青年たちであった。
712
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/09/04(火) 21:19:26
>>711
の続き
零式艦上戦闘機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%B6%E6%88%A6
欧州戦線では役立たず説
零戦が活躍できたのは太平洋戦線だからであり、「仮に同時期の欧州であれば、
零戦は活躍できなかったのではないか?」という仮定が語られる事がある。1941年に
ドイツでは「Fw190A」、イギリスでは「スピットファイアMk.V」の配備が開始
されている。この2機が最高速度600km/hを超える高速機であることから、50km/h
以上劣速の零戦での対抗は困難とする評価もある。しかし空戦においては、最高
速度だけでなく運動性や加速性、上昇力なども重要である。
また、F4Fワイルドキャットは、零戦と対峙するに当たり格闘戦を禁じ、一撃
離脱戦に持ち込むことを絶対条件としていたが、北アフリカ戦線におけるドイツ
空軍機との戦いでは逆に低翼面荷重を活かした格闘戦で臨み、優勢に戦っている。
つまり、速度・運動性共に零戦に劣る同機であっても格闘戦であれば欧州機と
堂々渡り合えたことになる。これらの事からも、カタログスペックがそのまま
実戦における絶対的性能差及び結果に直結するとは断定できない。
数少ない交戦記録を参照すると、既に零戦の性能に翳りが見えた1943年に
オーストラリアのダーウィンにてスピットファイアMk.Vとの戦闘が数度生起して
いる。この一連の戦闘では、一式陸攻を援護する零戦を自身の基地の近くで
待ち伏せして迎撃(しかも零戦隊より多数で)すると言うスピットファイア
Mk.V隊に有利な状況でありながら、全て零戦隊が優勢に戦っている。なお、
「豪英空軍のパイロットは未熟だった」「このときのMk.Vはエンジンや機銃が
本調子ではなかった」「零戦が得意とする格闘戦に引きずり込まれている」として、
MK.Vが劣勢だったのは悪条件が揃っていたためとする説もある。しかし、
ダーウィンの豪英軍パイロットは欧州でドイツ空軍と激しい空戦を経験した
ベテランが多数含まれている、エンジントラブルで失われたMk.Vは僅かであり、
またダーウィン攻撃に参加した零戦隊にも発動機の故障等が原因で基地に引き
返した機体が出ている、豪英空軍は零戦の格闘戦能力を最初は侮っていたものの、
零戦との空戦を経験するとすぐに一撃離脱戦法に切り替えているといった事実が
あり、「MK.Vが劣勢だったのは悪条件のため」とする説には疑問符を付けざるを
得ない。
713
:
なるべく名前入力
:2007/09/05(水) 21:39:15
>速度・運動性共に零戦に劣る同機であっても格闘戦であれば欧州機と
>堂々渡り合えたことになる。
これって、シャーマンであっても、零距離ならキングタイガーと
堂々渡り合えたのであるって言ってるみたいね(笑
もしくは竹槍しか持たない日本兵であっても、駐機してるB-29なら
破壊できたのであるとか。
ダーウィンのMk.Vて型落ちの旧型の砂漠戦仕様だしなぁ〜
>そうすれば、いわゆる
>計画先行型−−現実の技量との落差ができ過ぎ、結局、不成功に
>終わりやすいからだ。
マリアナの小沢艦隊だね。
ハンス・ウルリヒ・ルーデル
高射砲弾で右足を失いながらも義足で出撃を続け、2530回出撃、30回撃墜され、5度負傷。
ソビエトの戦艦マラートを1.4t爆弾で大破着底させるなどの活躍を見せ、「最高のJu87パイロット」と賞賛された。
戦果は戦車519輛撃破、車輛800台以上撃破、砲150門以上撃破、戦艦・巡洋艦・駆逐艦各一隻撃沈、舟艇100隻以上撃破、9機撃墜
こうでなくてはあかん。
714
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/09/08(土) 20:05:51
>>713
>これって、シャーマンであっても、零距離ならキングタイガーと
>堂々渡り合えたのであるって言ってるみたいね(笑
>ハンス・ウルリヒ・ルーデル
>「最高のJu87パイロット」と賞賛された。
>こうでなくてはあかん。
はぁ、そうですか。
こうしてみると、戦争に勝ち抜くことを始めとして、国を存続させ続ける
ことは大変ですね。
(技術的に時代遅れになってしまわないことを含めて)兵器の整備と、その
兵器を最も効果的に運用・用兵をすることは、想像以上に難しいことなのですね。
北朝鮮如きに振り回され、中国に頭が上がらなくなりつつある米国は頼りに
ならなくなり始めていますし、日本が中国支配下に追い込まれないようにする
ことは、米露中韓鮮に言いなりになっている既成政治勢力の総入れ替えは言う
までもなく、外交戦(心理戦)を含めて相当の熟慮(計略)が必要になりますね。
715
:
なるべく名前入力
:2007/09/08(土) 22:36:42
>兵器を最も効果的に運用・用兵をすることは、想像以上に難しいことなのですね。
そうですねぇ。
ルーデルが太平洋でJu-87に乗っていたら、一回目の被撃墜で戦死していたはず。
下がたいがい海だからね。
てことは、ルーデルのようなエース級を作るには、太平洋戦線に於いては耐弾性のある
強固な機体が必要になってくる。
F6Fはまさにそんな機体なわけで、2000馬力の推力を防弾装備による重量増加と相殺
されている。
だからスペック的には一見零戦と大きな開きは無いように見え、1000馬力級のエンジンで
2000馬力級のエンジンの敵機と同等のスペックの機体を作った日本はすごいなんて
勘違いが起こる。
おっとそういう意味じゃ、欧州の内陸で零戦が戦えば、パイロットは撃墜されても
自力で帰還して次の戦闘に参加できる可能性が高くなるから、乗員錬度は多少高い
レベルを維持できたかも。
んじゃ、欧州戦線のほうが零戦は通用するのか?(笑
>米露中韓鮮に言いなりになっている既成政治勢力の総入れ替えは言う
までもなく、外交戦(心理戦)を含めて相当の熟慮(計略)が必要になりますね。
これも同意ですね。
まあ総入れ替えが妥当かどうかはわからないけど。
716
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/09/13(木) 21:54:56
>>715
>これも同意ですね。
>まあ総入れ替えが妥当かどうかはわからないけど。
嫌中派の多くは、中国の軍備増強には注目していますが、経済戦には余り
関心がないようですね。
小林よしのり氏も、日本の核武装化を煽る前に、中国の経済力を削ぎ落とす
ことの世論喚起をすべきですよね。
100円ショップやユニクロなどでは、中国製品が溢れていますが、中国
製品がインド製品に取って代われば、それだけで中国の軍備増強計画を狂わせる
ことができますよね。
インドでも、クリアファイルなどの日用雑貨製品製造や、縫製業は盛んなの
ですから、十分に中国製品からインド製品に乗り換えさせることは難しくあり
ませんよね。
100円ショップで、インド製品を見たことがありません。
兵糧攻めも、立派な戦術なのですから、これに注目しないようではダメです
よね。
717
:
なるべく名前入力
:2007/09/16(日) 02:13:55
薄利多売の製品はコストを切り詰めなくてはならないから、中国⇔日本と
インド⇔日本で考えた場合、距離的な問題だけを考えても、輸送費の
面で厳しいでしょうね。
すでに中国へ投入してある日本企業の資本もダメージを受けるだろうし
そうなれば自らの経済力をも削ぎ落とす諸刃の剣になってしまう。
取り合えず、製品の安全面や環境に対する配慮は何とかして欲しいですが。
そういや、倉前盛通って何者?
>陸軍が如何に隼の性能を誇ったところで、数字の上から冷静に分析すれば、
>零戦の方が遥かに優れていたことは。アメリカ側ですら認めている。
隼の場合、零戦になかった防弾装備を初期型から装備してるし、戦爆としての
搭載量も多いし、稼働率が高く安定してるし、「零戦よりも手ごわい」との
アメリカ側の記述もあるはずで、「遥かに」なほど零戦が優れてるとは…
>日本はなぜ、主力戦闘機を零戦一本に絞れなかったのか。
>そうすれば、零戦の陸上型と艦上型の相乗効果が飛躍的に上がった
>ことは勿論、それによって改良型が続々と登場し、次期主力戦闘機
>にしても、大量生産の実績を基に画期的な戦闘機が生み出されていた
>はずである。
なんか発想が仮想戦記の作者と同じ気が…
図面上で画期的な兵器を作っても、実用できる技術力と工作機械が無いのが
当時の悲しい実情。
Bf109やMe262、ベンツDB601エンジンの図面があっても、今上海辺りで溢れてる
バッタもんのコピー品みたいなのしか作れないのだから、それで何をどうするのだろう。
具体的に聞いてみたい。
718
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/09/16(日) 21:54:29
>>717
>輸送費の面で厳しいでしょうね。
輸送費が問題ですね。衣類ならデザインの余地があるので、デザインが良ければ
多少は価格が高くても競争力がありますが、クリアファイルなどは、デザインの
余地が殆どありませんからね。
でも、何とかインド製品に頑張ってもらいたいと思います。
>すでに中国へ投入してある日本企業の資本もダメージを受けるだろうし
日中間の武力衝突になったことを考えると、中国進出日本企業を見捨てた
方が安上がりだと思うのですが、難しいところですね。
>そういや、倉前盛通って何者?
小室直樹氏との共著としては『世界戦略を語る』(世界戦略研究所)があります。
『悪の戦争学−国際政治のもう一つの読み方』(倉前盛通)
(太陽企画出版:昭和59年10月15日第1刷)
著者紹介より
大正10年鹿児島生まれ。熊本高等工業学校冶金科(現熊本大学
工学部)卒業。
東北大学金属材料研究所、アジア経済研究所を経て、現在、
亜細亜大学教授。
ベストセラー『悪の論理』は政財界人を始め、日本のあらゆる
分野の人々に、多大な影響を与えた。国際問題の研究に、戦後タブー視
されていた「地政学」を導入し、独特の情報分析を展開する。本書で、
氏は古今東西の戦争の実際を題材にしつつ、狭義の軍事学を遥かに
超えた戦争学とは何かを、明らかにしてくれた。
−48頁−
私が学生だった昭和13年頃、熊本の繁華街に酒を飲みに行くと、
熊本に司令部を置く第六師団の下士官たちと、よく一緒になった。
彼らは支那の戦場から帰ったばかりのバリバリの猛者たちだったが、
こちらが工学方面の学生だと知ると、「頼むから、故障しない機関銃を
作ってくれよ」と戦場の話を聞かせられたものである。
−118頁−
戦時中、大学の研究所で電波兵器関係の研究をしていた頃でも、
陸海軍の違いの大きさは、しばしば痛感させられたものである。
研究所には、陸軍技術本部の人間も顔を見せていたが、ヅカヅカと
現れては、「どうだ、研究は、どこまで進んどるか」と言う調子で
聞くのである。こちらとしても、「威張りくさって、何を言いやがる」と
言った具合で、いい気持ちはしなかった。
それが海軍の場合は、艦政本部から大佐クラスの高級将校がやって来て、
こちらはまだ22,3歳の若造だと言うのに、「いかがでございましょうか。
研究は進んでおりますのでしょうか。ひとつ、宜しくお願い致します」と、
極めて丁重だった。しかも、「ご不自由な物がありましたら、何でも
持って参りますから」と、缶詰のぜんざいなどを差し入れて行く
のである。
甘い物は、当時は貴重だった。それを差し入れてくれるのだから、
研究員は、みんな喜んで、海軍の研究に熱が入ったことは当然の
ことだった。更に海軍は、実験材料についても、タングステンなどの
極めて手に入りにくい金属であっても、直ちに届けてくれると言う
気の配りようであった。その点、海軍の方がスマートだったと
言って良い。
>「零戦よりも手ごわい」とのアメリカ側の記述もあるはずで、「遥かに」なほど
>零戦が優れてるとは
そうですか。図書館で借りてくる本を含めて、私が手にする本は、零戦が
優れていて、隼はダメと記述している本ばかりで。
>図面上で画期的な兵器を作っても、実用できる技術力と工作機械が無いのが
>当時の悲しい実情。
やはり、工業技術力を十分に高めてから戦争に着手しないと、ぶっつけ本番と
言うか、一夜漬けで試験勉強をするように、勝利を得る可能性は低くなりますね。
719
:
なるべく名前入力
:2007/09/17(月) 02:29:59
>そうですか。図書館で借りてくる本を含めて、私が手にする本は、零戦が
>優れていて、隼はダメと記述している本ばかりで。
大まかに
最高速:零戦
加速力:隼
武装:零戦
航続距離:零戦とされているが、実際はかなりドーピングした数字
耐弾性:隼
上昇力、横旋回性:零戦とする説も、隼とする説もあり
命中率:隼
最高速については、数字上零戦です。
ただし、海軍のほうがオクタン価の高いガソリンを使用していたようなので
同じガソリンを使えば、差はすくなくなるはず。
それと、機体の強度不足から来るヒットアンドラン戦法の制約がこの両機には
あるので、高速=有利の図式が成り立ちづらいはず。
(高高度からのダイブ時には欧米の一流機は800kmとか900kmとかの高速になるが、機体強度
が足りないので、この両機はダイブ時に極めて不安定になる。場合によっては空中分解する。)
装備については、零戦は20mm機関砲装備ですね。
しょんべん弾ってよく言われるのがこれです。
初速が遅いので、弾道が弧を描いて見えるのが由来です。
日本 エリコンFF 初速660m/s
ドイツ MG151/20 初速800m/s
さらに機体強度の不足している零戦の翼内に装備された20mmは、発砲時に
翼が揺れるので、弾道が安定しません。
しかも初期には携帯数が60発しかありません。
「こんなもの無いほうがマシ」とまで言うパイロットもいたほどです。
ただまあ、当たれば効果絶大だったのは確かだと思いますけど。
隼の7.7mm、12.7mmは威力不足なのは明白ですが、命中率には定評がありました。
航続距離は、零戦は増槽装備の上、胴体内タンクにも規定の倍近い燃料を入れた
際の数字です。
上昇力や旋回性については、米軍鹵獲の機体を調査した結果隼に軍配を上げていたり
国内での模擬戦では零戦が勝っていたとの記載があったりでいまいちハッキリしません。
生産性、整備性の面では、工数が多く大量生産向きでない零戦と、整備が容易で
稼働率の高い隼ではやはり隼でしょう。
といった所でしょうか。
こうしてみると、カタログデータに表れる、最高速、武装、航続距離などが
総じて零戦が上なんですよね。
反面、隼は、整備性や命中率や防弾装備・・・どれもデータからは
読みとりにくい部分。
ちなみに、Bf-109とFW190についてですが、一般に後発のFW190のほうが高評価されていて、
英国でもFW190のほうを評価しています。
しかしこれが露ではなぜかBf-109に軍配を上げています。
720
:
なるべく名前入力
:2007/09/17(月) 03:08:55
政治のことはよくわからないけど、倉前盛通とはなにやらたいそうな
人なのですねぇ。
>「頼むから、故障しない機関銃を作ってくれよ」
結構この辺核心を付いていると思うんだけど・・・
戦闘機装備の機銃にしてもそうだけど、弾詰りや暴発を良くしていたそうですから。
こういう現場の意見には、彼は無反応だったのでしょうか。
ドイツMG151/20(20mmの機関砲ね)をコピーしようとした日本が、あまりの精度にコピーを断念した
という経緯がありますが、それも技術力の低さからゆえだし、陸軍海軍が
どんな缶詰持ってくるかに気を配ってる暇で、もっと考えることは無かったのだろか。
ま、無かったからこそ、生産ラインの統合をすれば、画期的な新兵器が出来るなんて
事考えるんだろな。
陸軍がいけ好かないって気持ちは、まあわかるんですけどね。
721
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/09/17(月) 22:39:30
>>719
>大まかに
勉強になりました。
>>720
>結構この辺核心を付いていると思うんだけど・・・
>こういう現場の意見には、彼は無反応だったのでしょうか。
>ま、無かったからこそ、生産ラインの統合をすれば、画期的な新兵器が
>出来るなんて事考えるんだろな。
そうですね。まぁ、(大正10年生まれですから)終戦時の昭和20年でも、
25歳くらいですから、技術者としては駆け出しですし、そもそも、日本での
品質管理・歩留まり向上についての科学的アプローチは、戦後ですからね。
兵器の不良品についての倉前盛通氏の見解は
『悪の戦争学−国際政治のもう一つの読み方』(倉前盛通)
(太陽企画出版:昭和59年10月15日第1刷)
−118頁〜119頁−
兵器の制式化についても、海軍は極めて慎重だった。新しい
飛行機が完成すると、1年を掛けて、みっちりテスト飛行を繰り返す
と言う話だった。1年があれば、試作機の欠陥はあらかた洗い出されて
しまう。そして、ギリギリまで完成度が高まったところで、大量生産に
入る。だからこそ、零戦のように世界一優秀な戦闘機を持つことができた
のであろう。
陸軍と言えば、試作戦が完成すると直ぐに、まだ欠陥が発見されて
いないにも関わらず、大量生産してしまうので、敵と空中戦をする以前に
バタバタと墜落する戦闘機が続出すると言う話だった。陸軍の
こうした姿勢は、他の兵器にも欠陥として現れており、それが
原因で、多くの失敗を繰り返すことになったと言えよう。
>陸軍と言えば、試作戦が完成すると直ぐに、まだ欠陥が発見されていないにも
>関わらず、大量生産してしまうので
>陸軍のこうした姿勢は、他の兵器にも欠陥として現れており
初期故障を洗い出し切っていないこと以外に、製造の精密加工能力が低くて、
歩留まりを上げることが、どうやってもできなかったこともあるのでしょうね。
722
:
オッパッピー
:2007/09/18(火) 07:34:57
★ココ本当に凄いしヤバイ!!
あんなに幼い子が自分から…過激すぎ!!
ろリ好きは勿論、そこまでじゃない人にも
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723
:
なるべく名前入力
:2007/09/19(水) 00:53:12
>新しい飛行機が完成すると、1年を掛けて、みっちりテスト飛行を繰り返す
>と言う話だった。1年があれば、試作機の欠陥はあらかた洗い出されて
>しまう。そして、ギリギリまで完成度が高まったところで、大量生産に
>入る。だからこそ、零戦のように世界一優秀な戦闘機を持つことができた
>のであろう。
こりゃあダメですよ。
確かにみっちりテスト飛行はしてたかもしれません。
そしてその段階で、急降下中に機体が空中分解しました。
対応は、急降下時の速度を630㎞に制限するってことでした。
応急処置として機体の補強はしてますが、機体の完成度を高めたことに
なるのでしょうか?
そんな致命的な欠陥があっても、海軍はそれに目を向けず隠蔽しました。
世界一優秀な戦闘機などと到底言えるわけが無いです。
>初期故障を洗い出し切っていないこと以外に、製造の精密加工能力が低くて、
>歩留まりを上げることが、どうやってもできなかったこともあるのでしょうね。
それはその通りです。
でもって、出来ないのではなく、やらないのだで済まされます。
陸軍の場合、戦車に対するドクトリンがいい例です。
ノモンハンでソ連と戦闘をした時点で、日本の戦車の能力不足は明白でした。
それを、戦車はあくまで歩兵支援の兵器で、戦闘は歩兵による白兵戦が主であるからよい
との考えの下、現場からの対戦車能力の不足の声はもみ消されます。
場合によっては気合があれば敵弾はよけて通る的な精神論でうやむやにされます。
そして上記したように海軍もこのあたりは同様でした。
参考までに
零戦21型
1939年初飛行 最高速度533㎞/h 航続距離3350㎞ 最高出力 940ps
自重 1680kg 武装 機銃7.7mm×2 20mm×2 爆弾 120kg
Fw190A
1939年初飛行 最高速度650km/h 航続距離850km 最高出力1800ps
重量3995kg 武装 機銃 7.92mm×2 20mm×2 爆弾500kg
航続距離以外に零戦に勝る部分が無いです。
自重が軽いので格闘戦では強いでしょうが、そもそも格闘戦って言うのは
将棋で言えば横歩取りのようなもので、先手に後手が呼応してくれなければ
成立しない戦法です。
そしてこの1939年以降、Fw190は大幅な能力向上をしますが、零戦は改良なのか
改悪なのか判断の難しいマイナーチェンジを行う程度です。
この改良も、防弾装備の追加や、最高速度、急降下時の制限速度のアップなど、あれ?
最初のコンセプトはどうなったの?って思うようなものばかりです。
すべて削って軽量で運動性に優れた戦闘機というコンセプトが間違っていたのを
物語っています。
これ、世界一でしょうか?
724
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/09/20(木) 21:44:26
>>723
>そんな致命的な欠陥があっても、海軍はそれに目を向けず隠蔽しました。
>でもって、出来ないのではなく、やらないのだで済まされます。
>陸軍の場合、戦車に対するドクトリンがいい例です。
>現場からの対戦車能力の不足の声はもみ消されます。
>これ、世界一でしょうか?
勉強になりました。
やはり、現場の声(改善要求)に耳を傾けない人間を、組織の(最高)幹部に
した段階で、その組織(国)は敗北を覚悟しなければならないのですね。
でも、第二次世界大戦後も、日本は(欧)米国工業製品の高品質に十数年
以上も劣っていたのですから、第二次世界大戦中に、欧米の兵器に劣らぬように
させるのであれば、技術者層を厚くさせるために、昭和初期(或いは大正期)まで
時間を遡って技術者養成大増員をしなければならなかったのでしょうね。
その頃に技術者養成大増員をしておかなかった時点で、敗北の道は不可避
だったのしょうね。
725
:
中にIKKO〜♪
:2007/09/21(金) 04:33:02
ホントどんだけぇ〜!!
あんな幼い子にアソコまでしちゃって…
今まで色んな炉リみてきたけど、ここまで
凄いと感動です!一度コレは見とかないと
本当に勿体ないです!見たら必ずみんなも
どんだけぇ〜!!(≧∀≦)
ht*p://www.campusgyarus.com/
726
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/09/24(月) 22:14:03
『大田洋子集 第三巻 夕凪の街と人と』(三一書房)
解説 栗原貞子
−413頁−
洋子の戦争責任と原爆文学
しかし、洋子が日本帝国主義の中国侵略の最中(さなか)に、
北支(中国北部)に行き取材して書いた『桜の国』(朝日新聞
懸賞小説当選、1940年1月)や『暁は美しく』など、
戦争協力の小説やエッセイを書き、何冊もの単行本を出版した
ことなど、苦い思いをさせられることは、私だけではないの
だろう。彼女が被爆後に、自らの戦争責任に対しては口を
瞑(つむ)ったまま、戦争の被害者として原爆の苦悩を書いた
ことが、彼女の原爆文学に対する文壇の人たちの疎外となったの
ではないのだろうか。
そうしたことを踏まえて、『屍の街』を読むときに、随所に
見られる軍部批判や日本人批判など、彼女の戦歴を知っている
人たちは、鼻白む思いであったに違いない。彼女がしばしば
表白している劣等感とは、被爆者であることのそれよりも、
前歴の戦争協力の後ろめたさにあったのではないか。
日本が負けた途端に、「全て、日本が悪い」と思うことは、ただ単に、より
強い者に縋(すが)り付こうとすることそのものではないのか?
大日本帝国よりも米国・連合国の方が強そうだから、「何でも、日本が悪いんだ」と
言っているようにしか聞こえない。
それは寝返りそのものではないのか?何の臆面もなしに、米国の威を借りて、
「日本が悪いんだ」と言うことは、卑屈そのものではないのか!?
どう見ても、日本が負けたから「日本が悪いんだ」と言っているようにしか
思えない。日本が負けていなかったら「日本が悪いんだ」と言っているとは
思えない。
『武谷三男著作集 第二巻 原子力と科学者』
(武谷三男:頸草書房)
−278頁−
ビキニ事件や広島・長崎を、アメリカの国民に訴えると
言う場合に、我々が痛切に感じ深く考えさせられることがある。
そして、この点の反省から出発しなければ、今後の運動は
成功しないし、根本において正しくないのであろう。それは
例えば、今に振り返って考えてみよう。戦時中に中国の人が、
日本兵による南京虐殺などの写真を持って日本にやって来て
「日本の兵隊は、こんなに非人道なことをした」と日本人に
訴えたと仮定して想像してみよう。その場合に、恐らく大部分の
日本人は顔を背け、「これは、宣伝だ」とか、逆手を取って
「通州事件は、どうだ」とか、「お前たちの方が、先に手を
出したんじゃないか」とか言って、相手にしなかったのであろう。
ただ一部少数のインテリだけが「それは、お気の毒だ。それは
ひどい」と相槌を打ったに過ぎなかったのであろう。
727
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/09/26(水) 20:56:48
『大田洋子集 第三巻 夕凪の街と人と』(三一書房)
解説 栗原貞子
−403頁〜404頁−
「いつかは書かなくてはならないね。それを見た作家の
責任だもの」と言う決意は、大田洋子の被爆翌日の極限状況の
中での、揺るぎない作家宣言だった。
出発時の「人間の眼と作家の眼と、二つの眼で書く」と
原爆の悲惨にも負けず、抵抗の美しさを示した反核文学宣言に
比べて、終わりは例えようもなく暗い。
以上の衝撃的な3つの時点の洋子の姿勢は、被爆後の洋子の
作品と人を知る上で、見落としてはならぬ程、決定的である。
と同時に、一人の体験作家の半生を、かくも無惨に敗北させた
ものの背景に、日米両政府による原爆隠し、被爆者見殺しの
政治があり、そのことによって不当な文学環境の中で、孤立
させられ、疎外されて悪戦苦闘の結果、敗北したことに対し、
私は早くから義憤のような怒りと傷みを感じていた。
そのことは、一人の作家の敗北だけではなく、長く続いた
占領と、占領が解けた後も尾を引いた原爆タブーの下で、
完全に救いを断たれた被爆者の歴史とも重なっているのである。
>一人の体験作家の半生を、かくも無惨に敗北させたものの背景に、日米両政府に
>よる原爆隠し、被爆者見殺しの政治があり、
こう「あなた方は、大衆を支配する人々」「私たちは、あなた方に支配される人々
(大衆)」と変な固定概念があるから、政治家層が固定化されるのである。
そもそも、「政治家になることを卑しいことだ」と変な禁欲主義に染まっている
ことも原因の一つだ。
728
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/09/26(水) 22:02:50
やっぱり、第二次世界大戦で日本は負けて良かったか?
『太平洋戦争の謎−戦後40年の検証』(佐治芳彦:日本文芸社)
−192頁〜196頁−
(正樹注:石原莞爾と言う名前の)昭和陸軍最高の戦略・戦術家は、
この戦争の敗因の最大なものとして、日本軍が攻勢終末点を見失った
ことを挙げている。
ガダルカナル島が米軍に上陸(正樹注:昭和17年8月7日)され、
ソロモン方面(南太平洋)の戦局が重大化したときに、高松宮(海軍
大佐)に戦局挽回についての意見を求められた。そのとき、彼は、大要を
次の如く述べている。
「戦争の勝敗は、最初から分かっている。日本軍の作戦は既に攻勢
終末点を越えている。戦力は根拠地と戦場との距離の二乗に反比例する。
持久戦争では攻勢終末点が最初から確立されなければならない。東条
(正樹注:英機)の戦争は、デタラメで決戦戦争の方法だ。攻勢終末点を
越えれば叩かれることは当然で、負けると分かっている所(つまりガダル
カナル)へ兵を送る馬鹿はいない」
つまり彼は、日本軍の戦線が、戦術上の原則を無視して拡がり過ぎた
ことに、まず敗北の理由を指摘した。これは東条個人と言うよりも海軍に
対する批判でもある点に注目したい。
物量戦のペースに嵌まり込んだ補給線の伸び過ぎ
そこで、彼は高松宮に次のように述べる。
「近時の戦争では、制空権のない所に制海権はない。制空権を奪われた
以上は、即刻ガダルカナル島から撤退すべきだ。ソロモン、ビスマーク、
ニューギニアの諸島を早急に放棄せよ。そして、日本の補給線確保上、
攻勢終末線を、西はビルマからシンガポール、スマトラなどの戦略資源
地帯を中心に防衛線を固く築き、中部太平洋はフィリピンまで退き、
他方、本土周辺、サイパン、テニヤン、ガムなど南洋諸島を難攻不落の
要塞化することだ」
結局、日本軍がソロモン諸島に執着したこと、しかも執着しながら
「兵力の逐次投入」と言う愚を犯したことがね日本の補給線を、それの
キャパシティー以上に延長しただけでなく、多数の航空機や搭乗員、
更には多くの輸送船舶や油槽船を消耗させることとなった。
(石原莞爾の)構想は、終戦後の回顧や述懐ないし詠嘆ではなく、
ガダルカナル攻防戦の最中(さなか)のものであることが、他の軍人の
場合と違うのだ。
『武谷三男著作集第3巻−戦争と科学』(武谷三男:頸草書房)
−41頁〜42頁−
(正樹注:日教組中央幹部教育のための講演、1950年代前半か?)
宮崎(正樹注:県代表か?)「私は、戦時中に日本にも原爆ができかけて
おったと言うことを聞いておったのでありますが、
できなかった隘路などについてお伺い致します」
講師(正樹注:武谷三男)「ウラニウム化合物をガスにして、それを
熱拡散の方法で重いウラニウムと軽いウラニウムを
分けようと言う計画でした。しかし、まだ目鼻が
付く状態にはなっておりませんでした。そこを空襲で
やられたのです。ただ試験的なことは、色々やり
計算などもしました。隘路と致しましては、勿論、
工業力が貧弱だと言う隘路もあります。科学陣の
貧弱と言うこともあります」
宮崎(正樹注:県代表か?)「その時から続けてやっておったら
できましたか」
講師(正樹注:武谷三男)「あの調子でやりましたら、何十年と
続けても駄目でしょう」
729
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/09/26(水) 22:03:48
>>728
仮に、昭和初頭に、時計の針を戻して、宇垣・当時陸軍大臣の数次に渡る
軍縮で削減したことでの費用や人員を、技術者大量養成に投入したとして、
また、第二次世界大戦で、日米休戦(停戦)を迎えるか、或いは、石原莞爾氏の
予定通りに昭和3十年代に、日米最終戦争を迎えたとしたら、もしかしたら、
米国だけではなく、日本も、原爆や水爆を完成していて、また富嶽の完成だけでは
なく、ジェット戦闘機やジェット超大型戦略爆撃機も完成していたのかもしれないが、
それによる日米最終戦争を始めていたから、日米双方で原水爆を炸裂させていて、
地球は「核の冬」によって、破滅的な破壊を迎えていたのかもしれない。
日本の戦争指導部に、科学的素養がなく、兵力の近代化に無関心でいたきとが、
日米全面核戦争を回避させ、人類絶滅を回避させたことは否定のしようがない。
730
:
なるべく名前入力
:2007/09/27(木) 20:58:55
>728
さすが石原莞爾。
国力で出来うる最良の方法だと思います。
それでも導き出せるのは限定的勝利=有利な条件で早期講和
しかないですが。
まあ石原閣下はその辺もよくご存知だったでしょう。
日本にもこういう軍人がいたことは救いですね。
マンシュタインとどっちがえらいか戦わせてみたい。
731
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/09/30(日) 22:55:46
>>730
>さすが石原莞爾。
>国力で出来うる最良の方法だと思います。
>それでも導き出せるのは限定的勝利=有利な条件で早期講和
>しかないですが。
>まあ石原閣下はその辺もよくご存知だったでしょう。
そうですね。
しかし、日本にとって都合が良い条件での停戦(終戦)が、それ以降の日本や
世界にとって「良かったか」ですよね。
仮に、石原莞爾氏が、天皇の大命降下で首相に任命され、軍部大臣をも自由に
罷免することができたとして(例えば、天皇に奏上したことでの大臣の罷免を
必ず認められるとか)、自由に政府・軍の統帥をできたとして、停戦後(終戦後)
には、米国に辛勝したことが、科学力や工業力が劣っていたことを戦訓として
学び、急ピッチで、技術者大量養成や工業力強化や兵力の近代化をしていたとしたら、
(好戦的根性は直っていなかったのでしょうから)石原莞爾氏の予定通りに、
昭和3十年代に、日米戦争を再びやって、原水爆戦争を本格的にやっていた
可能性を否定することができませんから、やはり徹底的に、日本は米国に完敗して、
好戦的な国民性を摘み取っていたことは、良かったのかもしれませんね。
『太平洋戦争の謎−戦後40年の検証』(佐治芳彦:日本文芸社)
−195頁〜196頁−
石原莞爾が参謀総長だったら敗れなかったか
終戦後、つまり敗戦後、石原莞爾が東京裁判の米側検事の一人に、
「今度の戦争で、もし自分が参謀総長だったら、日本は絶対に負け
なかったであろう」
とタンカを切ったことは有名なエピソードであるが、その後、UP通信や
AP通信の記者とのインタビューで、
「ジェネラル(石原のこと)は法廷で、自分が戦争をしたら、戦争は
必ず勝っていると申されたが、ジェネラルだったら、どんな戦争をされたか?」
と質問されたことがあった。石原は、それに対して、次のように答えた。
「先ほどは、必ず勝つと言ったが、少し言葉が強過ぎた。五分五分の
持久戦になって、断じて敗戦にはならない」
と先の発言を訂正し、2年前に高松宮に述べた「攻勢終末線(点)」論
(前節参照(正樹注:
>>728
))を繰り返し、更に次のように付け加えた。
「本土周辺、及びサイパン、テニヤン、ガムの南洋諸島をいっさい
難攻不落の要塞化し、何年でも頑張りうる態勢を取ると共に、外交的には
支那事変解決に努力を傾注する」
「特に、サイパンの防御には万全を期し、ここは断固確保する。
日本がサイパン防備に万全を期していたら、米軍の侵入は防げた。米軍は
サイパンを取らなければ日本本土爆撃は困難であった。従って、サイパンさえ
守れたら、ボロ飛行機でも何とか利用でき、レイテを守り、当然五分五分の
持久戦で、断じて敗けてはいない。蒋介石が、彼の態度を明確に(完全に
連合軍寄り)にしたときはサイパンが落ちてからだ。サイパンさえ守り
得たら、日本は、東亜の内乱を政治的に解決し、中国に心から謝罪して
支那事変を解決し、次に民族の結合を利用して東亜一丸となることが
できたであろう」
戦略的に見て、サイパンの重視と日中和平をバネとし東亜諸民族を
団結させて米国に当たろうとする構想は、まさに卓見である。しかも、
その構想は、終戦後の回顧や回想、述懐ないし詠嘆ではなく、ガダル
カナル攻防戦の最中(さなか)のものであることが、他の元職業軍人の
場合と違うのだ。
石原の対米戦略は、生産力に劣る日本としては「戦略的に有利な態勢を
もって、米国の弱点を突く」ことに尽きるが、米国のその戦略的弱点とは
何か。それはつまるところ、それの補給線の長さであり、更に巨視的には、
それの対中国関係である。つまり日中和平が実現したら、更に日中を
中心とする東亜連盟が成立したら、太平洋戦争は名実共に東亜諸民族の
民族解放戦争に転化する。
となれば、民主主義を建前とするアメリカには、戦争をそれ以上を
継続する意味がなくなることとなろう。つまり、石原にすれば、日本の
敗因は、戦略的には東亜諸民族から孤立したこと、戦術的には攻勢終末点の
誤算と言うことになる。
732
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/10/03(水) 21:18:08
『軍靴の響き 第2巻』
(徳間書店:作・半村良、画・かわぐちかいじ)
−あらすじ−
刻々と軍事体制を強め始めた日本。
それに反対する市民団体の一部は、送電線や変電所を破壊する
武力闘争を開始した。
しかし、政府の追及で、その集団は、逮捕や射殺が相次ぎ壊滅した。
−92頁−
その集団に加わったことでの元大学教授の島田も逮捕され、収監
施設で嘆くのであった。
「しかし、日本人とは、何と従うことに慣れた人間
なのだろう・・・・」
「鬼畜米英と叫んだ、その口でマッカーサーのチョコ
レートをねだり、原水爆のデモに連(つら)なった、
その足で高度国防国家への道を歩んでいるのだ・・・・」
確かに、敗戦後に組織的な反米武力闘争はなかったが、しかし、それは日本だけの
ことではなかろう。
西独でも、イタリアでもなかったのではないか?
また、仮に、反米武力闘争をやった歴史(並行宇宙)は考えられるが、それは、
ただ単に武力闘争をするための闘争に過ぎなく、むなしいことではなかったのか。
敗戦から約2十年後に、東京オリンピックや新幹線や東名高速道路などの
輝かしい光景は全くなく、経済力も乏しい国になっていたのではないか。
ほとんどの家庭では、カラーテレビどころか、白黒テレビもなかったのではないか。
マイカー(死語)も、ほとんどの家庭にはなかろう。
テレビ文化も花開かなかったのではないか?それどころか映画文化も停滞して
いたのではないか。
『ゴジラ』『白い巨塔』『ザ・ガードマン』『鉄腕アトム』『ゲゲゲの鬼太郎』
『ウルトラマン』『白い滑走路』・・・・・・・・・。
今をときめく日本オタク文化もなかったのだろう。
733
:
なるべく名前入力
:2007/10/06(土) 13:11:30
>731
カイロ宣言ですでに枢軸国に対して無条件降伏を目指す方針が決定していますから、
東南アジアに日本が兵を置いていますが、そこは独立国ではなく、オランダ、フランス、
イギリス、アメリカの植民地なのです。
中国と講和したからといって、アメリカの大義名分がなくなるわけではありませんし、
中国と講和するなら満州からの撤退も必要でしょう。
なので日本にとって良い条件の停戦というのは、実際には無理でしょう。
出来るとすれば、ハルノートを完全に受け入れつつ、さらに賠償金を払うくらいのことは
覚悟しなければなりません。
さらにそれ以前に、連合国へ戦争継続をもう一度考えさせるだけの戦果をあげなければ
いけません。
ま、これでも実現すれば十分良い条件の講和です。
その後の話ですが、欧州での戦争はその後も続き結果的にはドイツは負けるでしょう。
史実より先に日本が戦争から撤退するのですから、これはもう確定的です。
そうなると戦後待っているのは、尚いっそうの日本の国際的孤立でしょう。
経済的にも圧迫され、1950年代にもう一度戦争をする気なら核兵器開発どころか
通常兵器の頭数を揃えることで軍事費はすべてなくなるでしょう。
肝心のウランも、当時はドイツからの輸入が頼みだったわけですから
その同盟国が無くなってしまっては、核開発など全くもって無理な話です。
石原閣下は、用兵という意味では非常に卓越した見識を持っていたとは思いますが
マクロな戦略という意味では、ちょっと疑問ですね。
なんか何から何までマンシュタインと同じ事いってて面白い。
・占領地を引き渡して計画的に撤退し、敵の兵站線の延びたところへ反撃する。
・局地的勝利を元手に有利な講和を引き出せば、破局的結末は無かった。
・ヒトラーが軍指揮権を自分に委譲すれば勝てた(=連合国の物量を見誤っている)
などなど
734
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/10/07(日) 22:50:13
>>733
>中国と講和したからといって、アメリカの大義名分がなくなるわけではありませんし、
>中国と講和するなら満州からの撤退も必要でしょう。
>出来るとすれば、ハルノートを完全に受け入れつつ、さらに賠償金を払うくらいのことは
>覚悟しなければなりません。
>ま、これでも実現すれば十分良い条件の講和です。
やはり、日本が、ハルノートを受け入れて開戦回避をすることでの卑屈な選択を
しながら平和を享受していたり、或いは、戦いを挑んで辛勝した(かもしれない)
歴史(並行宇宙)よりも、現在の「戦いを挑んで、ボロボロに負けた」歴史(世界)の
方が良かったのでしょうね。
神風体当たり攻撃の狂信的(ヤケクソ)攻撃をした歴史によって、欧米露中韓鮮や
イスラム圏にも「普段は従順な日本人を追い詰めたら、いざと言うときには、
何をしでかすか分からない」ことが、彼らには未だに現実味を帯びて受け取って
いるそうですし。
>その後の話ですが、
>史実より先に日本が戦争から撤退するのですから、これはもう確定的です。
>尚いっそうの日本の国際的孤立でしょう。
>経済的にも圧迫され、
>核開発など全くもって無理な話です。
そうですね。
まぁ、それにしても、日本や西独は、戦争に負けたのに、幸運にも冷戦の影響が
あったと言えども、経済的に息を吹き返したことは、奇跡そのものですよね。
>石原閣下は、用兵という意味では非常に卓越した見識を持っていたとは思いますが
>マクロな戦略という意味では、ちょっと疑問ですね。
そうですね。やっぱり政略を含め戦争は難しいのですね。
735
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/10/14(日) 21:24:55
原爆被爆者対策「こんな選択もあった」
『武谷三男著作集第3巻−戦争と科学』(勁草書房:武谷三男)
−75頁〜91頁−
原爆下の日本
C ヒロシマはこうなっている!(1950年の広島)
1 広島市の印象
私は原子爆弾のことなどを調べたり聞いたりして来たが、戦後は一度も
広島も長崎も訪れたことはなかった。そこで、今度は広島県の成人講座で
話をするために広島に行く機会に、できるだけ多くを見たいと思った。
私は、太平洋戦争の少し前に一度、広島を訪れたことがある。それは
昭和16年の4月の物理学会があったときで、その頃の広島は陸軍の
重要な基地で、広島市を歩いても軍事一色に塗り潰されていて、最も
軍事都市の名に相応しい都市だった。
だから、広島が新型爆弾で吹き飛ばされたと言うことを聞いても、
あのような軍事都市ならば、そのような標的に選ばれると言うことも
あり得ることだと考えたくらいである。
2 原爆被害者を訪ねて
東京などでは、「7人の原爆娘」がすっかり人気を呼んだが、あんな風に
少数のモデルケースと言うものを作って、それの治療や保障をやって、
全ての問題が解決したように宣伝するやり方はアメリカ式だが、一般世間から
体裁は良く、この看板に対して、俳優まで動員してお祭り騒ぎをやって、
寄付の集まりも大変に良いのだが、一向に問題は解決しないし、取り残された
大部分の被害者の反感を買い、この状態を益々悲惨にするだけで、何の
取り得もない。
6 日陰に喘ぐ患者
これらの原爆被害者を訪れて感じたことは、まず何よりも速やかに
社会保障が確立しなければならないことである。実際に被害者は何事にも
不利な状態にある。身体に障害があって満足に働けない上に、家族を
多く失っている。醜い顔や手足のために、店員、事務員、学校関係など
と言う多少肉体的に楽な職に就くこともできないのである。実際に広島の
繁華街を歩いてみても、原爆で顔や手をやられた人を見ることは稀(まれ)である。
これらの人達は、このようなところに出ないようにしているだけでなく、
また出られないような境遇にあるのだ。そして日陰的な場所で困難な
生活に喘いでいるのである。
1948年に新素材『半導体』のことが新聞に発表されたのだから、原爆被爆者
救済事業として、国立なり広島県立なり長崎県立なり広島市立なり長崎市立なりで、
原爆被爆者を優先的に採用する政策もあり得たのではないか?
半導体の素材研究や、或いは冶金(やきん)などの金属素材研究を、つまり、
より安定していることや高性能の構造などの研究は、実際には材料を混ぜて
組み合わせて作ってみて調べることだから、尋常小学校以上の学力があれば、
通用することだし、また必要ならば、職場研修で理工系知識の習得をさせる
こともできたはずだ。
広島に、100メートル道路などの公共土木事業をする費用で、より多くの
人数の原爆被爆者を採用することができたはずだ。
それに原爆被爆者は、疲労しやすく直ぐに疲れるので、肉体労働は苦手なの
だから、デスクワークに近いことでの物質混合試験などの方が合っているのだろう。
736
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/10/16(火) 20:52:10
奈良放火少年事件、調書流出
鑑定医を逮捕
容疑を認める
地検「解明に必要」
識者ら、「ある種の見せしめ」「明らかに犯罪成立」
作家の吉岡忍さんは、今回の逮捕について「結果的に供述調書が
漏れてしまった落ち度は、鑑定医を選任した公権力側にも関わらず、
鑑定医だけが逮捕されてしまったことに強い違和感を感じる」と語る。
本の出版について「出版側も少年事件を扱う上で、細心の注意を
図るべきだった」と言うが、「だからと言って、表現の自由の領域に
踏み込む強行的な対応は受け入れられない。情報の流通、内容を
コントロールすると言う権力意識の表れだ。逮捕まで至ったことは、
ある種の見せしめだ」と指摘する。
===朝日新聞2007年10月15日(月)夕刊===
力士急死、検視を怠る
愛知県警、病死と判断
急死した力士の遺体を解剖した出羽・新潟大学大学院准教授は
「一見して、稽古ではできないと考えられる傷がいくつもあった。
異状死体として検視しなかったことは、県警の失策だ」と話して
いる。
県警は「当時に、必要な捜査は尽くしたと考えているが、問題が
なかったとは言えない。教訓としなければならない点もある」と
している。
===朝日新聞2007年10月15日(月)夕刊===
どうも「私たちは、為政者に支配される側の人間」と言う既成事実から脱却する
ことができないのだな。
そもそも逮捕は言い換えれば、誘拐のことで誰でもできることだし。
知事に当選すれば、逮捕した側に対して見せしめ報復人事を、例えば懲戒免職とか、
自宅へ何度でも家宅捜索をさせることもできるのに。
おかしいと思ったときに、選挙当選によって公権力を掌握しようとせずに、
愚痴をこぼすに留めているから、権力層が固定するのだ。
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737
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/10/17(水) 21:18:46
死刑存廃、日本の道は
国連・欧州から非難/日本では、世論の高い支持
金大中・韓国前大統領は、被害者と加害者が和解を目指す運動を
始めたいと考えていると言う。
あの佐藤優・起訴休職外務事務官は、権力を行使する側から
「被告」の立場に変わる中で、死刑に疑問を持ったと言う。
===朝日新聞2007年10月17日(水)===
イラク、米軍空爆で民間人15人死亡
イラク駐留米軍は11日に、バグダッド北郊でのアルカイダ系
武装勢力掃討作戦で、民間人のイラク人女性6人と子供9人の
計15人が巻き添えで死亡したと発表した。米系警備会社ブラック
ウォーターによることでの9月の市民17人殺害に続き、イラク
国内での米国批判が更に高まりそうだ。
駐留米軍によると、バグダッドの北約120キロを空爆。逃走した
武装勢力を地上部隊が追跡中に銃撃を受け、空爆などで応戦。
武装勢力15人の他、民間人の遺体が見付かったと言う。
===朝日新聞2007年10月13日(土)夕刊===
「宝物」・・・・・・・・癒えぬ悲しみ
遺族、被告席から目を背け
滋賀県園児殺害中国人女性に、心神耗弱が認められ無期懲役判決
中国人被告人が法廷に唾を吐いたり、退廷させられる際には、
「ふざけているのか」と呟くこともあった。
遺族は「病気だから罪が軽くなることは絶対に納得することが
できない」
梅田・大津地検次席検事「不適切な判決。上級庁とも協議して
適切に対応する」
===朝日新聞2007年10月16日(火)夕刊===
欧州は、死刑は残酷だと騒いでいる割には、米軍のイラクやアフガンでの
テロリスト掃討作戦での民間人巻き添え殺傷には黙認しているんだよなぁ。
殺人犯ではないどころか、平穏に生活している民間人が殺傷されることを
黙認しているくせに、死刑存続を批判する資格があるとでも思っているのか。
それにだ、政府の死刑を認めないくせに、スペインでの『バスク祖国と自由』や
マフィアの“死刑”には批判していないんだよなぁ。
『バスク祖国と自由』の革命税“納税”を断った企業に爆弾テロをされて
いるくせに、政府による死刑の廃止をしたことを挙げて、「文明的な社会になった」とでも
言うのか。
そもそも、イラクやアフガンでの民間人巻き添え殺傷などの手法が、欧州で
認められるのか?
IRA掃討のために、英軍が北アイルランドでできることか?
スペイン軍が『バスク祖国と自由』掃討で可能か?
738
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/10/18(木) 21:21:59
>>737
>被害者と加害者が和解を目指す運動を始めたいと考えていると言う
長い年月を経るに従って「犯罪とは何か」を忘れてしまったから、こう変な
解決策を思い付くのだろう。
人間関係は、理や礼を尽くして親しくなることが本来の姿ではないのか?
被害者と加害者が、蟠(わだかま)りを解消させようと模索することは、「嫌な
思いをさせられたことも、何かのご縁」と言うことそのものではないか!
坂本敏夫、作家・元刑務官
死刑制度、「死刑自動化」法相発言を機に、現実直視を
刑務官として長年、死刑囚を処遇し、執行に携わって来た
立場から見ると、最終判断をすると言う大臣の職責を放棄すると
言うとんでもない発言であると思う。(正樹要旨:様々な役所
手続きを経る理由は)死刑が回復不可能な刑だからだ。
死刑囚の多くは、判決が確定されてから数年は荒れた生活を
送る。そうした彼らに、何とか償いの気持ちを持たせようと
努力して来た同じ人間が縄を掛けるのだ。胃潰瘍や精神の
不調に苦しむ刑務官が多いことも当然だろう。
それでも逃げ出さないことは強い職業意識があるからだ。
(正樹注:死刑囚である)彼らには、一人当たり年間
約60万円の予算が使われている。国民が費用を負担して
安らかな死を待つのではなく、労働で得た金銭を持って罪を
償わせると言う考え方もある。被害者救済基金のようなところに
寄付することも考えられる。
===朝日新聞2007年10月18日(木)===
笑わせるな。
刑務官は、そんなに気弱な人間か?
数年前に、刑務官共が、服役囚の肛門に高圧放水を浴びせ、腸管破裂をさせ
死亡させた事件が発覚したのだろう。
刑務官の服役囚イビリは日常的光景だそうではないか?
死刑囚の収監負担を言うのなら、薬剤臨床試験を課せば良い。丸太不足の問題も
解決するし。
739
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/10/18(木) 21:29:14
『帝国海軍の誤算と欺瞞』(戦誌刊行会:佐藤晃)
−50頁〜51頁−
当時、もしも陸軍の指揮者たちにして、そのことに確たる
認識があったのなら、支那と事を構える危険性に思い至った
はずである。陸軍大臣杉山元が一撃派であったことは対ソ
認識の上からも黙視し難い。石原の和平論は日に影を薄めて
行った。彼には、自説を貫く人的基盤と背景が欠如していた。
石原と一撃派との応酬は、概ね次のようなものであった。
「日支和平のためには、現地日本軍の満洲への全面撤退も
辞すべきではない」
「在留邦人の生命・財産はどうするか」
「在留法人も総引き揚げだ。喪った物は国家で補償する。
戦争より遥かに安価だ」
「北清事変以来、築いた我が国の地盤をも捨てるのか」
「しかり、対ソ戦略は満洲を固めれば足りる。支那に
対して必要な物は日支和平のみ」
「支那が和平に応ずるか」
「以上の我が方針を採れば百%応ずる。彼には、そうしなければ
ならぬ国情がある」
若し、蒋がこれに応じなかった場合、長城線に防衛線を
設けて置けば、僅かな戦力で満洲は安泰であったのであろう。
そして支那は間違いなく国共内戦で崩壊する。蒋には積極的に
対日戦を続けることなどはできはしない。
石原の日支和平の切り札は、近衛に対する次の献策であった。
「北支の日本軍は、山海関の線迄撤退して、近衛首相自ら
南京に飛び、蒋介石と日支提携の首脳会談を行う。石原自ら
随伴する」
しかし、近衛はこれに応じなかった。石原は激怒した。
「二千年に及ぶ皇恩を辱うし、この時期の優柔不断、
日本を滅ぼす者は近衛である」
上海では、海軍陸戦隊が、中国軍と戦端を開いていた。
海軍の爆撃隊は九州から海を越えて南京爆撃を続けた。
戦火は既に支那中心部に拡がっていた。石原は例によって、
毒舌を吐いた。
「北支で事を構えようとしている奴が強盗なら、海軍は
巾着切りだ」
8月15日、日本政府は声明を発した。日支事変は、
ここに本格的にスタートを切った。同日、上海派遣軍の
編成下令した。
石原は、参謀本部を逐われ、関東軍参謀副長として満洲に
赴任した。参謀長は生涯仇敵の如き関係の東条英機であった。
以来、再び、この逸材が陸軍の中枢に現れる事はなかった。
740
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/10/18(木) 21:45:25
国際人権監視団体『ヒューマン・ライツ・ウォッチ』
アジア・アドボカシー・ディレクター
ソフィー・リチャードソン
対ミャンマー外交
日本は、倫理面で政策主導を
多額の援助で相手国との友好関係を築いて来た日本だが、
もっと気前が良く無条件にお金をバラ撒く中国に勝てなく
なっている。
===朝日新聞2007年10月17日(水)===
東国原そのまんま東・宮崎県知事のお祭りバカ騒ぎに浮かれているから、
経済力も落ちているのだ。
何か、話題作りをしていると仕事をやっているかのように受け取る有権者も
どうかしている。
だいたい、農水畜産物で、経済力を持つことができるのなら、例えば、オーストラリアは
世界有数の経済大国になるのだろう。
一個50万円のメロンがバカ売れするか?
初物騒ぎも最初だけだろう。
航空機や、生産現場の完全ロボット化・無人化生産などにより、経済力を邁進
すべきだ。
それが、中国の経済力を削ぎ落とすことにもなるのだから。
「在留邦人の生命・財産はどうするか」
「在留法人も総引き揚げだ。喪った物は国家で補償する。
戦争より遥かに安価だ」
741
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/10/22(月) 20:16:41
作家・森巣博「『8割の世論』が支持するのなら、市民参加の死刑執行を」
「死刑制度に関わる私の立場を、まず明らかにしておく。私は
死刑と言う刑罰に強く反対する。なぜなら死刑は、国民の名で
行われる国家による殺人だからだ。海外在住(正樹注:豪州)とは言え、
私も日本国民である。私の名を勝ってに騙られ殺人をされては
堪らない」
「所謂『先進国』では、殆どの国で既に死刑は廃止された」
「死刑と言う野蛮な制度が、まだ日本で存置されていることは、
『8割の世論』がそれを支持しているからだと言われる」
「『8割の世論』の支持で死刑制度が存置されているのであれば、
刑務官たちに殺人の代行をしてもらわずに、市民自らの手で
処刑すべきだと私は考える」
「法律があるゆえに成立する『法定犯罪』とは異なり、『殺人』とは
法律で規制されなくてもやってはいけない『自然犯罪』に属する
事項だ」
===朝日新聞2007年10月20日(土)===
死刑制度がある米国は別にして、死刑制度がない英国は、そんなに人道的なのか?
米国に従軍した英国は、殺人などの重大犯罪も犯していない子供まで空爆により
殺害だけではなく、手足を失わせる重傷を負わせたのではないか。
だいたい、死刑制度がないイタリアでは、マフィア絡みでの裁判で証言する
こと自体が命懸けだろう。場合によっては、証人は、自分の経歴までも捨てて
偽の経歴・偽名を使ってまで、それ以降の人生を歩まなければならないのでは
ないか?
そもそも「市民に死刑をやらせろ」と言うことは、北朝鮮がやっている公開
処刑そのものではないか?公開処刑なら認めるのか?公開処刑は残酷ではない
とでも言うのか?
死刑を公開するのなら良いと言うのなら、写真週刊誌が死刑囚の執行後の
写真を掲載することは容認するのか?写真週刊誌が死刑囚の執行後の写真を
掲載すれば、死刑制度存置を容認するのか?
742
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/10/28(日) 20:53:09
『騙すアメリカ騙される日本』
(筑摩書房、ちくま新書:原田 武夫)
自衛隊のイラク派遣、北朝鮮問題への対応、道路公団や郵政民営化に
代表される「改革」の進展、皇室典範や憲法をめぐる改正論議、不良債権
処理と景気回復の名の下に進められた日本型雇用の崩壊―日本が場当たり的な
対応を重ねるあいだに、かつて「超合金」と言われた日本システムは
根こそぎ変えられつつある。日本の「国富」に狙いを定めたアメリカの
国家戦略は、対日「年次改革要望書」を通じて密かに、そして着実に
現実のものとなっている。アメリカによる対日支配の実態はどうなって
いるのだろうか。外務官僚としての体験も踏まえつつ、覇権構造の中の
自立の可能性を探る。
>アメリカによる対日支配の実態はどうなっているのだろうか。
>外務官僚としての体験も踏まえつつ、覇権構造の中の自立の可能性を探る。
これは、自民党を始めとする屁っ放り腰弱腰既成政治勢力の総入れ替えを
すれば、直ぐに片が付くことだろう。
失政・愚策を論(あげつら)ってばかりいて傍観してばかりいて、「あなた方は、
大衆を支配する人々」「私たちは、あなた方政治家達に支配される人々(大衆)」と
言うことでの固定概念(既成事実)から脱却することができない人々が多過ぎる
ことが問題だ。
743
:
名無し
:2007/10/30(火) 06:29:06
|l、{ j} /,,ィ//| / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ | あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
|リ u' } ,ノ _,!V,ハ | < 『先週まで金が無く途方に暮れていたと
fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人. | 思ったらいつのまにかサイフに金があった』
ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ | 闇金だとか窃盗だとか
ヽ iLレ u' | | ヾlトハ〉. | そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
ハ !ニ⊇ '/:} V:::::ヽ. │ 働くのがばからしくなるほどの片鱗を味わったぜ…
/:::丶'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ│ttp://green55.org/doll3/pc/?fz3Bp4ZA
\____________________
744
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/10/30(火) 21:49:47
中国やインドなどのアジア諸国が急発展し始め、追い掛けて来る。負けない
ためには、知と技にあふれる産業や企業を育てていかなくてはいけない。
最先端の技術を駆使したモノづくりは日本がリードして来た分野だ。世界の
トップクラスの技術を誇る町工場も珍しくない。モノづくりを大切にすれば、
地域の活性化に繋がり、雇用の場を確保することができ、格差社会の是正にも
なる。
研究開発の投資を増やす。研究者や技術者を育てる教育や訓練制度も拡充する。
技術革新で競争力を高めるには、想像力がある人材を育成したり、広く世界から
求めたりすることが大切だ。
===朝日新聞2007年10月29日(月)===
何で、外国人を招聘しなければならないのだ。
品格の観点からも、日本人のみでやり遂げた方が成果になろう。
だいたい、原産地では安くても、物価が高い日本に連れて来れば、生活費も
掛かり、日本人の半分以下の人件費で雇うことは不可能だろう。
農作業などの単純労働をロボットにすれば、安くできるのだろう。
745
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/11/05(月) 21:50:59
『改訂版 間違いだらけの自衛隊兵器カタログ』
(発行、アリアドネ企画:発売、三修社:日本兵器研究会編)
−1頁〜2頁−
我が国は、世界有数の軍事費を費やしている「軍事費大国」である。
高価な兵器を購入するために予算の使い方が歪んで来ている。
高価な兵器の購入が齎した害の一例を挙げよう。自衛隊ではセーターや
訓練用の運動着すら隊員には支給されていないのだ。このように基本的な
被服が支給されていないところは、北朝鮮やアフリカの最貧国ぐらいである。
しかも民間製品と比べて極めて割高な自衛隊指定のセーターが存在し、
これを着用しないとセーター姿で勤務できないと言うイジワルをする始末
である。(制服の下に着込むのであれば「私物」のセーターの着用が許される)
これは「軍隊」としては極めて異常と言うほかはない。
この事実を話すと外国の軍人やジャーナリストは一様に驚愕する(因みに
筆者は、世界中でこの話を言い触らしている)。普通、世界第2位の経済
大国の「軍隊」がセーターも支給できないとは思わないのである。外国人
どころか多くの日本人もこの事実を知らない。
高価な兵器を購入することが原因と言うよりも、日本の国防費が少な過ぎる
ことだろう。
セーターが法外な価格になることは、天下りが原因だろう。
天下りをさせてやったのに、自衛隊からそれに見合った購入がなければ、
天下りを受け入れてくれなくなるからだろう。
だから、天下りを止めて、退役自衛官を始めとする公務員は、国営か又は
国立の基礎研究施設で、基礎研究をやらせればいいのだ。試験管を振り回していたり、
すり鉢でセラミック粉末を擦っていてくれるだけでも、天下りをさせることに
より、法外な納入をさせられ続けていることよりも安上がりだろう。
基礎研究施設での給与は、今まで法外な納入をさせていた費用を削ることが
できることで捻出することができた費用で賄うことができる。
基礎研究をさせられるように在職中に理工系知識の習得に努めさせる。
また1週間に一日か、できれば、勤務時間の半分を基礎研究活動に、もう半分が
本来の事務活動等に。
746
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/11/05(月) 21:51:38
>>659
〓〓〓〓〓
防衛費
かつてはマクロ指標はGNPを使ったが、現在ではGDPになった。
===日本経済新聞2006年9月14日(木)夕刊===
防衛費を巡り駐日米大使、日本に「応分の負担を」
シーファー駐日米大使は14日に、都内で講演し、日米の防衛費に
ついて、それぞれの国の国内総生産割合を引き合いに出し、米国に
比べ日本の負担が少ないと指摘。在日米軍が進める戦力近代化などを
理由に日本の負担増を示した。
シーファー大使は「アジア全体の平和維持に貢献している在日米軍は
近代化を進めている」と説明。それの上で「米国は2005年にGDPで
4%以上を防衛費に使い、日本と当該地域のためにも使っている。
一方で、日本は1%以下だ。日本が、もっと出せば、我が国にとって
いい影響を与える」と訴え、日本にも経済規模に応じた負担を求めた。
同時に、シーファー大使は、北朝鮮が昨年7月にミサイルを発射した
ことを引き合いに出し、「威圧的な行動によって政策を実現しようと
する国に、それの可能性がないことを示さないといけない」と述べ、
戦力近代化の重要性を説明した。
===朝日新聞2007年3月15日(木)===
根拠に欠ける防衛費GNP1%論
GNP1%論が、甚(はなは)だ根拠に欠けるものであることは、
軍事専門家だけではなく、革新側の理論家さえ知っていることなのだ。
所謂(いわゆる)進歩的な経済学者として知られる都留重人・元
一橋大学学長でさえ、「GNP3%以内なら、防衛費は、日本経済の
負担にならない」と、かつて明言している。
アメリカのハーバード・エール両大学で客員教授だった都留氏は、
世界情勢を踏まえた上で、経済学的に3%と言う数字を弾き出したの
だろう。確か、20年も前(正樹注:この書籍は1984年第一刷)の
ことである。もっとも、最近では口を拭って知らぬ顔を決め込んで
いるが・・・・・・・・。
防衛庁などの軍事専門家に聞いても、防衛費がGNPの3%で
あれば、戦闘機などの装備の国際化を推進することができ、しかも、
北海道へのソ連の侵攻を完全に抑止するだけの防衛力は整備できる
と言う。しかし、世界の軍事情勢から見ると、それでも軍事小国で
あることは間違いない。
アメリカの戦略に組み込まれているイギリスや西ドイツでさえも、
それ以上のGNP比率の防衛費を使っている。これから語って行く
戦争学からすれば、GNP1%論は、まさに零点の答案でしかない。
『悪の戦争学−国際政治のもう一つの読み方』43頁〜46頁
(あの倉前盛通:太陽企画出版)
747
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/11/06(火) 20:58:21
『改訂版 間違いだらけの自衛隊兵器カタログ』
(発行、アリアドネ企画:発売、三修社:日本兵器研究会編)
−115頁−
ヘリコプター強襲揚陸作戦のプロフェッショナル
ヘリ揚陸母艦『オーシャン』(イギリス)・・・・・289億円
1998年に就役した英国海軍最新の揚陸作戦ヘリ空母
全通甲板のヘリを運用する飛行甲板は、全長170メートル、
幅32.6メートルのスペースがあり、同時に6ヵ所のヘリ・スポット
(の使用可能)
エレベーターは2基。
満載排水量2万5百トン、全長203メートル、幅36.6メートル。
−119頁−
イギリスが生んだ革新兵器V/STOL空母
インヴィンシブル級軽空母(イギリス)・・・・・・・550億円
当初、評判は、はかばかしくなかった。排水量2万トンの小型空母と、
亜音速のハリアー戦闘機では役に立たない、ヘリ空母と大して変わらないと
思われていたのである。
しかし、フォークランド戦争で、こう野心的な軽空母はイギリス
勝利の立役者となる大活躍を見せた。
特に、飛行甲板の左前部に設置された勾配12度のスキー・ジャンプ・
ランプは、シー・ハリアー戦闘機の攻撃能力を大きく高めていた。
何しろ、このランプを使って短距離離陸をすると、燃料を大きく節約
できるために、垂直離陸に比べ、何と爆弾を3倍も搭載することが
できたのである。
四半世紀も前の『インヴィンシブル』はともかく、1998年就役の『オーシャン』が
289億円で、現在就役間近の『ひゅうが』が、それより小ぶりで1千億円だろう。
毎度の通りの諸外国より割高品なのか!?(^^ゞ
748
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/11/06(火) 21:29:44
『インヴィンシブル』
満載排水量2万6百トン、全長209.1メートル、幅36メートル、
搭載機21機(シー・ハリアー/対潜ヘリ)
『改訂版 間違いだらけの自衛隊兵器カタログ』
(発行、アリアドネ企画:発売、三修社:日本兵器研究会編)
−125頁−
防衛庁の采配で造船2社の談合建造が続く新型潜水艦
おやしお型潜水艦(自衛隊)・・・・・・392億8400万円
1998年3月に就役したばかりの海上自衛隊の最新鋭潜水艦
「おやしお」
基準排水量2700トン、水中排水量3千トン、全長81.7メートル、
幅8.9メートル
−128頁−
潜航したままでの作戦が可能な通常動力潜水艦
209型潜水艦(ドイツ)・・・・・・・・・・推定270億円
基準排水量1450トン、水中排水量1850トン、全長64.4メートル、
現在は、水中排水量1830トンの212型を建造中である。212型は、
酸素/水素反応で発電する燃料電池を搭載して、長時間空気を取り入れずに
潜航していられる。燃料電池のような非大気依存推進(AIP)は、
核動力潜水艦に代わる物ではないが、出港から帰港まで殆ど潜航したまま
での作戦を可能にしている。212型の1番艦は、2003年に
就役を予定している。
−129頁−
静粛性の高さと省力化が魅力の中古潜水艦
アプホルダー級潜水艦・・・・・・・・・・・・・200億円
イギリス海軍が1988年に就役させた新しい通常潜水艦の1番艦で、
1970年代以降核動力(原子力)潜水艦一本に絞っていたイギリス
海軍が、再びディーゼル・エレクトリック潜水艦に目を向けた点で、
注目を浴びた。
通常潜水艦の利点は、建造と運用のコストが小さいことと、騒音が
低いことで、実際、同級は当時世界一静かな潜水艦と呼ばれた。
水中排水量2455トン、全長70.3メートル
潜水艦って、意外と安いのねぇ。
749
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/11/06(火) 22:07:38
『改訂版 間違いだらけの自衛隊兵器カタログ』
(発行、アリアドネ企画:発売、三修社:日本兵器研究会編)
−138頁〜139頁−
空自の代々の主力戦闘機は、その時点でのアメリカ空軍の制式
戦闘機が選ばれて来た。アメリカ軍機以外が真剣な検討の対象に
なったことは一度もないし、アメリカ海軍の機体さえ選ばれたことは
ない。これでは、買い手の選択権を自ら放棄しているも同然で、価格の
オフセット(見返りの受注)など、交渉で有利な条件を引き出すことなど
到底できはしない。
我々が、これまで言って来たことを聞き入れたのでもないのだろうが、
防衛庁でも最近、ようやく競争によって、調達価格引き下げを図る
考えが出て来たようだ。それの具体的な表れが、航空自衛隊の次期初等
練習機の富士T−7採用の経緯で、当初受注を当然視していた頃には、
1機4億数千万円の価格を提示していたが、防衛庁がスイスのピラタス
PC−7を候補として真剣に検討する構えを見せると慌ててコストダウンを
図った。最終的にはPC−7の3億1千万円を下回る、2億4千万円を
提示して受注を獲得している。
防衛庁(航空自衛隊)が本気でPC−7を採用する気だったかどうかは
疑問だが、必要なことは特定企業の独占を許さず、ライバルをチラつかせて
圧力を掛け続けることである。国内に競争企業がないのなら、輸入も
積極的に検討すべきだろう。それにしてもコストダウン努力の結果とは
言え、一気に2億円近い値下げが実現するとは、これまで如何に
企業間の棲み分けに胡坐(あぐら)を掻いて、企業努力を怠って
来たかが目に見えるようではないか。
−214頁〜216頁−
小国フィンランドの学ぶ国防
多方面からの装備調達によるコストダウン
さて、フィンランドの知恵はそれだけではない。フィンランドは
東西冷戦中は中立の立場を採っていたが、それは装備調達にも反映
されている。フィンランド軍装備は何と西側、東側、国産がほぼ3分
されているのである。これは勿論、装備の調達先を分散することで、
供給停止のリスクを減らすためである。
ただし、船舶に関してはフィンランドに有力な造船所があることも
あり、国産の対象になっている。
輸入装備に関しては、調達先が東西にまたがり、かつロシア、
スウェーデンと言った武器輸出大国が控えている関係で、有利な
市場価格で入手することができる。特にソ連製装備は低価格で、
フィンランドの武器調達費の節約に大きく貢献している。
つい最近の新型戦闘機の調達でも、勝者となったF/A−18
ホーネットの提示価格はかなりの好条件だったと伝えられる。
>我々が、これまで言って来たことを聞き入れたのでもないのだろうが、
ここが問題なのだよ。
文筆で訴えるに留めることでの「後は誰か、やって下さい」と言い放ち、
「そのうちに誰かがやってくれるに違いない」とか、或いは「こう不合理な
ことをやり続けている」とケチを付ける発想がおかしいのだ。
誰もやり始めないのであれば、即座に自ら着手しようとすべきではないか!
750
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/11/20(火) 22:07:11
『「悪魔」と「人」の間−「731部隊」取材紀行』
(下里正樹:日本機関紙出版センター)
−143頁〜153頁−
10 ある下級軍属論文の運命
1通の学術論文がある。
表題は「F・Tの一診断法に付(つい)て」。手書き・
ガリ版刷り、原稿用紙6枚の小論文である。論文の筆者は
H・K氏。昭和16年から敗戦の年まで第731部隊有田班の
雇員として、同部隊に勤務していた人物である。
論文の内容は未公開の物ではない。既に戦前の昭和19年に
『陸軍軍医団雑誌』『日本細菌学雑誌』等にも研究の一端が
発表され、従来の発疹チフス診断法に画期を開いた新研究として
細菌学界から高い評価を受けた。が、まだ生存中の本人の
強い要望でH・Kなるフルネームの公表は避ける。仮に、
その名を保地清志としよう。
H・K雇員−保地清志は、医学者ではない。保地は戦前の
尋常小学校を卒業しただけの学歴である。医学についての
専門教育を受けたこともない。身分は下級軍属である。
だが保地清志論文は第731部隊の残した、所謂(いわゆる)
「数ある医学的業績」の中でも出色の論文として一部専門家の
間に記憶されている。
保地論文が現れるまで、発疹チフス患者の発見は、もっぱら
ワイル・フェリックス反応と呼ばれる診断方法によってなされて
いた。
だが、ワイル・フェリックス反応を用いた診断には、いくつかの
弱点があった。
「私が配置されたのは、有田班だった。キャップは有田
軍医少佐で、この人はアメーバ赤痢研究の大家であると聞かされた。
有田班には、東大、東北大、京大、九州大など各帝大から
7〜8人の医学者が軍属として勤務していました」
保地清志の回想は続く。
「私は、有田班の中のリケッチャ研究チームに配置されました」
リケッチャ研究チームに浜田某と名乗る四国出身の少壮気鋭の
医学者がいた。これもフルネームの公表は避ける。後(のち)に、
「保地・浜田氏反応」の呼称に登場する人物である。
最大の弱点は、診断決定までに時間が掛かり過ぎることであった。
ゆえに、治療が手遅れとなり死亡率が高かった。
石井四郎に代わって昭和17年から第731部隊長として
赴任した北野政次は、ハタリスの生理サイクルを利用した
ワクチン製造システムを作り上げた。
また、第731部隊岡本班のキャップ・岡本耕造は、大黒
ネズミの肺を用いたワクチン製造方法を完成した。
患者の血清に反応させると、僅か10秒〜1分以内に凝集
作用を起こす。既に書いた「保地・浜田氏反応」である。
面倒な準備と長時間の判定作業、常温を保った研究室を
必要としていた、従来のワイル・フェリックス反応による
診断方法とは違って、「保地・浜田氏反応」を用いると、
中国東北部の冬季低温の下でも、簡単かつ正確な診断結果が
得られた。
751
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/11/20(火) 22:08:54
>>750
の続き
『「悪魔」と「人」の間−「731部隊」取材紀行』
(下里正樹:日本機関紙出版センター)
−143頁〜153頁−
「新抗原体は、私が発見したので、抗原体には最初に私の
名前が冠せられた」
保地の発見した新抗原物質と、これを使っての発疹チフス
診断法の完成は、陸軍軍医団内部にセンセーションを巻き
起こした。
「保地・浜田氏反応」は、類属反応ゼロ−−つまり発疹
チフス血清のみに現われ、他の類属病原体=例えばパラチフス
血清=には全く反応しなかった。当時、各国の民衆を悩ませて
いた発疹チフスの診断治療に、正確簡便な武器が出現したの
である。
保地清志の考案した診断液と、北野政次・岡本耕造らの
製造した発疹チフス・ワクチンを巧妙に組み合わせれば、
シラミを使った大規模な細菌戦が可能になる。
友軍には最少の被害を、「敵」には最大の被害を与える
発疹チフス流行作戦が、にわかに現実の物として浮上して
来たのである。関東軍傘下の各陸軍病院から、数千の血清
サンプルが731部隊に到着し、昼夜を分かたぬ追試テストが
始まった。
「私のいる有田班には、時の関東軍医部長がわざわざ視察に
来ました。初めは上層部も半信半疑でしたが、追試のデータが
『保地・浜田氏反応』の有無を正確に確認して行くにつれ、
半信半疑は絶賛に代わりました」
保地清志は言葉を続けた。
「関東軍軍医部長、北野政次閣下、そして有田軍医少佐らが
こぞって『これは大したものではないか。小学校しか出ていない
軍属が、こんなに立派な研究を完成したとは!』と言って
驚嘆しました」
「軍医部長が視察を引き揚げた後に、関東軍司令部から、
正式命令が下りましたが。『診断液を大至急、3百万人分作る。
そのための準備に入れ』と言うものでした」
752
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/11/20(火) 22:09:53
>>750-751
>「初めは上層部も半信半疑でしたが、追試のデータが『保地・浜田氏反応』の
>有無を正確に確認して行くにつれ、半信半疑は絶賛に代わりました」
>「関東軍軍医部長、北野政次閣下、そして有田軍医少佐らがこぞって『これは
>大したものではないか。小学校しか出ていない軍属が、こんなに立派な研究を
>完成したとは!』と言って驚嘆しました」
最就業を希望することでの全ての定年退職等公務員を、天下り先で遊ばせて
いるよりも、官設理工系基礎研究をさせておくべきだろう。
試験管を振っているだけや、すり鉢でセラミックを擦っているだけの方が、
天下らせて無駄な発注をさせている方より、社会的に見て安上がりだろう。
民間が手を出したがらない理工系基礎研究をやらせていた方が、国力維持の
ためにも有意義だし。
それのためにも、全ての公務員に在職中に理工系研修を課す。
753
:
なるべく名前入力
:2007/11/25(日) 13:22:29
於UDJKV 於意藍ぞ合う卯
嗚射湖湖
悪阻市卯悪ヴ氏
ゾお?
754
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/11/26(月) 21:54:03
各地の交響楽団の経営難考察
玄人(プロ)を自負する楽団員が数十人もいるのだから、バッハやショパンや
ベートーベンが作曲した曲を演奏するのではなく、テレビCMや映画やテレビ
ドラマの作曲・作詞を数十曲をすれば、数千万円の収入は可能だろう。
755
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/11/30(金) 21:39:03
千葉県習志野に配備開始
PAC3、国内2ヵ所目
防衛省は29日午前に、弾道ミサイル防衛(BMD)のための地対空誘導弾
パトリオット3(PAC3)を、航空自衛隊習志野分屯基地(千葉県)へ配備し
始めた。
市民ら約80人が、座り込み抗議
千葉県船橋市の習志野分屯基地正門前では29日午前0時過ぎから、市民や
地方議員ら約80人が座り込みを始めた。
千葉県警機動隊が包囲する中で、PAC3の発射機を積んだ大型トレーラーが
到着すると、市民たちは「戦争のためのミサイル搬入反対」などとシュプレヒコールを
繰り返した。
右翼団体の街宣車も乗り付け、周辺は一時騒然となった。
===朝日新聞2007年11月29日(木)夕刊===
座り込みなんて、褒められた話ではありません。昭和30年代の頑固オヤジが
少しでも気に障ると、卓袱台(ちゃぶたい)を引っくり返したことと同じです。
何か、政治不満があると、条件反射的にデモや集会や座り込みをすることは
短絡的そのものです。
政治不満があるのなら、市長や知事の選挙立候補をすべきでしょう。
どうせ、選挙に立候補しても当選しなくても、
選挙に立候補しないのだから、選挙に当選するわけがない
よりも、
選挙に立候補したけれど、当選しなかった(落選した)
の方が、褒められた話でしょう。
一日を潰して、基地前などで座り込みをするよりも、当選の見込みがない
選挙立候補のための供託金作りのためのアルバイトのために一日を潰した方が
有意義でしょう。80人なら、コンビニなどでのアルバイトを1日=700円×
8時間(6千円弱)×80人だから、44万8千円になり、非政令指定都市の
市長選挙の供託金1百万円なら、3日分で捻出することができ、政令指定都市の
市長選挙の供託金240万円なら、5日分で捻出することができ、知事選挙の
供託金3百万円なら、7日分で捻出することができるのだろう。
つまり、2ヶ月毎に知事選挙級の供託金を捻出することができるのである。
756
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/12/04(火) 22:09:44
民営化すれば、経理が合理的になることを意味すると思うことは余りにも
短絡的である。
政党や政党支部や政治家政治団体やNPOは、民営だろう。合理的な経理
だろうか。手下(従業員)を薄給で雇うところまでは、“合理的な”運営を
しているが、主宰者の放蕩な浪費振りはどうだろうか。
グルメ番組で、「政財界人も、よく訪れる」とナレーションが入っている
高級料理店の紹介があるが、自分で稼いだ財界人はともかく、税金や納税控除の
政治献金で食っていて、しかも「政治資金が足りない」とほざいている政治家が、
どうして高級料理店を利用していることができるのだ。しかも視聴者は、それに
対して疑問を抱かないのである。
国民生活センターも民営化する腹積もりらしいが、安全を指摘することは、
憎まれ役そのもので、民営でできることではなかろう。
収支に頭を抱えている『暮らしの手帖』を見よ。商用広告を採らないことで
購読費のみで経営しているので、落ち着いて商品調査もできていないことが、
それを物語っているのだろう。
それに、雑誌の組織的な不買運動があったら、直ぐに経営頓挫だろう。
757
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/12/14(金) 20:45:36
日本の存在感、希薄化に懸念
外交勉強会で首相
福田首相が外交課題について有識者から意見を聴く『外交政策
勉強会』(座長=五百旗頭真・防衛大学校長)の初会合が9日夜に、
東京都内のホテルで開かれた。
五百旗頭氏によると、首相は、日本の国民総生産(GDP)の
世界に占める割合の低下を始め、外交や経済で日本の存在感が
薄れていることに懸念を示し、「国際社会の中でのシェアが小さく
なっている。どう努力して行ったらいいか、意見を聞きたい」と
述べた。
===朝日新聞2007年12月10日(月)夕刊===
当たり前だ。
外国人労働者や移民の受け入れ自体が前近代的で「社会の暗部」そのもので
あることを実施しているのだから。外国人労働者や移民を受け入れることを
明るい話題と見るか。
外国人労働者を受け入れている分野こそ、最優先でロボット化をすべきだろう。
水産加工などは、手術用ロボットの変形に過ぎず、しかも手術用に比べて安全率を
下げられるのだから、それの製品化は造作ないことだろう。
それと、異業種交流を促進するために、異業種交流製品五輪を開催すべきだ。
個々の企業の優秀な技術を持ち寄ることで、競争力がある製品を作ることが
できることを示すのだ♪(^^ゞ
758
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/12/20(木) 21:39:24
県立高校教諭・長谷川美子(よしこ)
痴漢被害、二重に傷付けないために
今年9月、クラスの女子生徒2人が、地下鉄の車内で
相次ぎ痴漢の被害に遭った。いずれも勇気を振り絞り、
相手を取り押さえて警察に届けたのだが、署での対応振りに
不信感を募らせた。冤罪を防ぐため慎重になっているのかも
しれないが、そう余りに被害者への配慮に欠ける面はなかった
のだろうか。
捜査官からは「大企業に勤めている人で、クビになるのかも
しれないけれど、犯人だと断言できる?」「裁判になると
嫌な目に遭うよ」などと言われ、被害届けを出したいと言う
意思を伝えたのに、そのまま帰されたそうだ。
指印を押すときに男性捜査員から手を添えられるなど、
セクハラを感じる行為もあり、釈然しない思いが残ったと言う。
警察では「お前のスカートも短いからなあ」「1回目も
黙っていたから、また触ってもいいと思ったんだろうなあ」
などと、生徒に非があるかのような言葉を投げ付けられたと
言い、日頃は快活で前向きな彼女が涙を流しながら、そのときの
悔しさを語った。
私も警察から事件の連絡を受けたが、電話口で相手に
「先生方もスカートの指導は何とかならないんですか」と
言われ、信じられない思いに捉われた。
===朝日新聞2007年12月20日(木)===
警察の野郎共は、恋愛での性愛を淫行として目くじらを立てているくせに、
痴漢などの本人の意思に反する性的行為には、相変わらず乗り気ではないんだよなぁ。
759
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/12/24(月) 23:11:25
『「大和」とは何か−巨大戦艦にみるソフト学』
(ワック株式会社:日下公人、三野正洋)
−86頁〜89頁−
三野正洋「奇跡の技術は民間人が開発」
アメリカ、イギリスは思ってもいない新兵器を次々と繰り
出して来る。それも航空機、艦艇、戦闘車輌の性能向上型など
ではなく、周辺機器の充実、新システムの開発とち言った分野
なのである。
それの最も顕著な例がレーダーで、これが直接に敵機を射ち
落としたり、戦車を破壊するわけではないが、勝利を確実に
呼び込む働きをする。
或いは、数学者、物理学者、動物行動学者まで動員したオペレーションズ・
リサーチの手法により、例えば、
敵の潜水艦による味方の輸送船団の被害の、大幅な減少
戦略爆撃の際の目標の選択
特殊な高性能無線通信機の開発、実用化
と言った
「一見すると地味だが、広義での着実な戦力の向上」
を可能にしている。
ここで強調しておきたいことは、レーダー、VT信管、オペレーションズ・
リサーチと言った<奇跡の技術>に近い物の大部分は、民間人
科学者の協力によって生まれていることだ。いや、協力と言うことは
正確ではなく、民間人主導で開発されている。
つまり軍人は、色々な意味でかなり束縛された生活を送って
いることもあり、新しいアイディア、豊かな発想などは無縁に近い。
軍の研究所で行われていることは、兵器と直結するような研究
ばかりであって、先の戦争をシステムとして見るORのような
発想は全く生まれて来ない。
しかも当時の日本においては、現在に何が問題になっているのか、
と言ったことさえ民間人には知らせないままであった。例えば、
太平洋は大西洋より格段に広い。従って、日本本土とアジアを
結ぶ輸送船団の安全と言う点から見れば、敵に発見される確率は
大西洋より低いのである。
それにも関わらず、いつも同じコースを辿り、アメリカ潜水艦により
徹底的に痛め付けられた。これに対抗するために、数学者を始めとする
民間の学者を動員して船団の編成、出港のタイミング、護衛艦の
配置などを検討させるべきであった。こうすれば、アメリカ−
イギリス−ソ連を結ぶ海上補給路と同様、船舶の損失をかなり
減らせたはずだ。
太平洋戦争の時の日本は、
「民間人を大量に肉体労働者として利用したが、反面、それの頭脳を
最後まで活用しようとしなかった」
と言えるのではないか。
だいたい軍人たちがこの点に気付かないこと自体が、発想の貧困で
あると指摘できよう。そしてまた、素人である民間人を使うことに
よって戦争の兵器、戦略、戦術についての新しいアイディア、
豊かな想像性など、これまでと違った発想の根本が見えて来る。
それは、結局のところ<自由>から生まれるのである。古くから
続く習慣、これと言った理由もなく単に正しいとされて来た
物の見方などを振り捨てて、全く新しい技術を開発するために、
もっとも必要とされることは自由以外に何ものでもない。
これは、現在にも通じる指摘ではないか。
部外者から見るとおかしなことが官公庁にあるのだろう。例えば、阪神大震災時にも
問題になったことでの消防車放水ホースの接続器具の太さの違いなど。
このスレッドの上記の方や、或いは、2ちゃんねるの書き込み人は、防衛省や
防衛産業の人ではないのだろう。
防衛関係の部外者で優秀で有能な人は市井に無数にいるのであるから、防衛省
技術研究本部も、市井の人を防衛研究に参画させる制度を発足すべきである。
760
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2007/12/27(木) 21:38:27
日本映画データベース
日本列島
製作=日活
1965.05.26
10巻 3,161m 白黒 ワイド
12月23日(日)にNHK教育『ETV特集「戦後日本の闇に挑む」』で、
映画『日本列島』の結末場面で、逆光での国会を撮り、その映像に
より「国会とは、こんなにもドス黒いものか」と示唆する演出をしたのだが、
もしも、熊井氏なり、或いは別の人でも構わないのだが、執筆活動やデモなどで
政治主張をするように、選挙立候補をすることを啓発することでの映画や漫画や
小説で訴えていたのなら、日本の歴史は、現在と違っていたことは間違いないの
だろう。
既成政治家以外の人々は、選挙立候補に対して及び腰過ぎるのではないか。
「選挙立候補は、最後の手段」と言わんばかりの発想である。
数千人もがデモに参加するのなら、一人当たり1千円程度のカンパで知事や
市長の選挙の立候補供託金を捻出することは造作ないことだろう。
デモや集会で一日を潰す時間を、知事や市長の選挙供託金捻出のアルバイトを
すればお金集めは難しくないのだろう。
761
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2008/01/01(火) 23:39:57
裁判員制度
世の中には「怖いから、信念を押し通すことができない」と思っている人だけ
ではないのである。「目上(めうえ)の人やヤバい人に盾突くことは世間知らず」と
白眼視する人がいるのである。“目上(めうえ)の人”が言ったことの矛盾点を
問い返す人を、嫌ぁ〜な顔をしながら見る人がいるのである。
そんな人が、裁判員になり得るのだから、市民が参加することが、まともな
司法を意味するようになることを意味しないことは明白だろう。
他にもあるぞ。世の中には「自分がされたら嫌なことは他人にしない」どころか、
「自分がされたら嫌なことを他人にする」人間が無数に存在するのである。
勤務先の嫌な仕打ちを、自分が主催する町道場(まちどうじょう)で弟子に
当たり散らすとか、或いはボーイスカウトなどで社会的地位は自分より上の
下級団員に威張り散らすなどの屈折した欲望など。
そんな野郎も参加する裁判員制度を「市民が参加することで、司法が完全に
民主化する」と夢を見ている人間の方がどうかしている。
762
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2008/01/13(日) 23:47:15
莫法富(モー・バンフ)
中国が大国になる条件
経済規模は米日に続いて世界第三位になり、日清戦争で大国の座から転がり
落ちた中国は、ようやく大国の自信を取り戻し始めた。
海外には「中国脅威論」を叫ぶ人間も「中国崩壊」を期待する人もいる。
それらは中国の実力を認めざるを得なくなったことでの焦燥感や失望に駆られた
行為に過ぎない。こうした言動に目くじらを立てる中国人も大分減った。
===朝日新聞2008年1月12日(土)b3===
中国が経済的に発展し続けるか再び経済崩壊に至るかは、ここ数年のうちに、
日本が製造業のロボット化を推し進めることができるかどうかだろうね。
763
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2008/01/21(月) 22:00:17
『日本の原爆記録6−蜂谷道彦「ヒロシマ日記」、中国地方
総監府誌刊行会「中国地方総監府誌・原爆被災記録』
−52頁〜53頁−
3 国亡びて山河あり
8月12日
藤原一郎君がやって来た。一郎さんは郷里の者だ。海軍大尉で
岩国の兵学校の生徒だ。軍艦が沈没してから陸上戦闘の稽古中だ。
私の枕元にやって来て「先生、助かって良かったなあ。ひどく
やられたなあ」と岡山弁丸出しで挨拶した。そして「よくも助かった
なあ」を繰り返し、私や家内の顔や手足を見詰めて「まさか原子
爆弾ができとろうとは思わなんだな」と軍人らしい悲鳴を上げた。
「何、原子爆弾」、私は思わず大きな声で怒鳴って飛び起きた。
「原子爆弾と言う物は、十グラムも水素があればサイパン島が
2つに割れてなくなる分じゃろう、小川先生がいつかそんな話を
言っとったぜ、あれか」と問い返した。一郎さんは「岩国では
そういう話だ」と言って海軍病院の話をしてくれた。
>「原子爆弾と言う物は、十グラムも水素があればサイパン島が2つに割れて
>なくなる分じゃろう、小川先生がいつかそんな話を言っとったぜ、あれか」
764
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2008/01/21(月) 22:27:13
>763
>「原子爆弾と言う物は、十グラムも水素があればサイパン島が2つに割れて
>なくなる分じゃろう、小川先生がいつかそんな話を言っとったぜ、あれか」
戦前は、水素爆弾も原爆と言っていたのか!?
『日本の原爆記録6−蜂谷道彦「ヒロシマ日記」、中国地方
総監府誌刊行会「中国地方総監府誌・原爆被災記録』
−80頁〜81頁−
私は戦に敗けたことにより天皇陛下の安否の方が気掛かりで
軍首脳部を恨み頑迷無比な軍人の生い立ちを追及してみた。幼年
学校の生徒でさえ威張った歩き方をする。士官学校出身の見習
士官と来たらお話にならぬほど威張ったものだ。そもそも兵学校の
教育は全てを天皇に帰一し、統率力の涵養と軍の威信保持と称して
結果的には威張ることを教えた。そこで学校出立ての青二才の
見習士官が頭の禿げた兵隊を「お前らは、お前らは」と呼び捨てて
人を人と思わない。位の下の者が理屈を言うと言下に怒鳴り散ら
される。事と次第では頬面(ビンタ)を擲(と)られる。それでも
意地を張ると、「上官の命令は天皇陛下の命令だ、覚えておけ」で
押し通す。それが理屈に合おうが合うまいが押しの一手で押し通す
ことが軍人だ。彼らが出世して連隊長などになると神様扱いに
される。何もかも据膳で大言壮語して時日を稼ぐうちに頂上に
達する。運良く頂上に届いた者が軍首脳部だ。だから軍首脳部の
中には非常識の数々をする者がある。
>それでも意地を張ると、「上官の命令は天皇陛下の命令だ、覚えておけ」で
>押し通す。それが理屈に合おうが合うまいが押しの一手で押し通すことが軍人だ。
これは、現在の自衛隊にも通じる話で、それでは「トヨタに出向させて、カイゼン
(改善)魂を叩き込んでもらうか」と言いたいが、郵便局でのトヨタ方式研修を
見ると、トヨタに放り込めば良いとは単純に言うことができないね。
765
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2008/01/21(月) 23:12:09
『日本の原爆記録6−蜂谷道彦「ヒロシマ日記」、中国地方
総監府誌刊行会「中国地方総監府誌・原爆被災記録』
−381頁〜387頁−
東岸敏丸
当時・総監府報道挺身隊、現在(正樹注:1970年(昭和
45年)8月6日)・交通新聞中国支局長
私は同盟通信社にいたが、5日夜は当直であった。社は流川町の
中国新聞社の2階にあり、その時に、私は表の窓側とは反対の
支局長室で新聞を読んでいた。閃光と同時に来た爆風に跳ね飛ば
されたが、部屋の窓にシャッターが下りていたので、眼鏡の破片で
顔に切り傷をした程度で済んだ。階下へ降りて行って、あの悲惨な
地獄絵図を目の前にしたが、既に火の手があちらこちらかに上がって
いたし、東警察署も消防署も皆やられてしまった様子なので、
京橋から川土手を下って比治山まで逃れた。山から見下ろすと、
もう全市が猛火の中にあった。私はとっさに、海田市警察署に
行って警察電話を借りようと思って行ったが、そこも不通だと
言うことを知った。たまたま西条の傷痍軍人療養所の車が通り
掛かったので、それに便乗して再び入市して千田町へ出た。
そのときはもう午後になっていたと思う。総監府のある広島文理科
大学へ行くと、水道が出るところで、庶務課長であったか−その方は
後に原爆症で亡くなられたが−飯盒でメシを炊く支度をしている
ところを見た。総監室のある2階へ上がると、黒板にチョークで
「大塚総監殉職、川本官房主幹殉職、並木参事官重傷」と書いて
あった。私は被爆直後は、比治山の弾薬庫か皆実町のガスタンクが
爆発したんじゃあないかと思ったり、海田市署の藤原署長が「空中
爆雷」と言うことを聞いて、そうかも知れんと思った。だが、
1ヶ月程前であったか、本社から“秘密情報”に「アメリカは
原子爆弾の実験を成功させた」と言うことがあったことを、町の
惨状を見るにつれて思い出した。当日に、五日市(佐伯郡)に居た
うちの中村記者が放送局の原村通信所(安佐郡)へ行き、「広島は
特殊爆弾、或いは原子爆弾で壊滅した」と言う第一報を岡山経由、
同盟の線で送ったそうだが、中村君も“秘密情報”から、そう判断
したんだろう。
>だが、1ヶ月程前であったか、本社から“秘密情報”に「アメリカは原子爆弾の
>実験を成功させた」と言うことがあったことを、町の惨状を見るにつれて思い出した。
>当日に、五日市(佐伯郡)に居たうちの中村記者が放送局の原村通信所(安佐郡)へ
>行き、「広島は特殊爆弾、或いは原子爆弾で壊滅した」と言う第一報を岡山経由、
>同盟の線で送ったそうだが、中村君も“秘密情報”から、そう判断したんだろう。
『太平洋戦争、こうすれば勝てた』
(講談社:小室直樹・日下公人)
−147頁〜148頁−
(正樹注:在米日系人スパイ網を米国に潰された日本は)スペイン人を
使って再建するんです。リスボンで工作していた人(アンヘル・
アルカサール・デ・べラスコ)の手記なんかがあります。その人は、
原爆の完成なんかも、ちゃんと日本に知らせているんですね。
平行宇宙(多元宇宙)では、原爆投下前に日本が無条件降伏した世界もあるの
だろうが、現在の宇宙では、あの石原莞爾氏が起案していた本土陸上戦を諦めた
ときは、広島原爆投下後だからなぁ。
766
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2008/01/21(月) 23:49:34
『日本の原爆記録6−蜂谷道彦「ヒロシマ日記」、中国地方
総監府誌刊行会「中国地方総監府誌・原爆被災記録』
−326頁・381頁・389頁−
武藤文雄
当時・総監府副参事官で総監秘書官、現在(正樹注:1970年
(昭和45年)8月6日)・佐藤工業株式会社副社長
副総監の服部さんは、運良く軽傷で、残務整理に奔走された方
であったが(正樹注:同書326頁「(広島文理科大学に設置された)
総監府も全焼していました。そして、掲示には、『大塚総監戦死、
服部副総監は第2総軍司令部で指揮中』とありました」)、全く
惜しい人を失った。フィリッピンで司政官をやっておられたときの
責任を取り、フィリッピン政府に呼び出されて、とうとう処刑されて
しまった。私はその後、群馬県の警察部長になったが、23年に
国警本部長に任命され、ついで総理大臣秘書官を勤めた。あの当時は、
世相も混乱状態で、国警にも赤旗が押し寄せ、政治、経済などの
運動やデモの対象とされた。「米を寄こせ」とか、「戦災者をどうして
くれる」と言った無理難題に、毎日のように応接しなければなら
なかったが、そのようなときに、「私も広島で被爆して、辛うじて
生命を取り留めた。一人だ」と言うと、相手も態度を変えてくれて、
帰るときには「身体に気を付けてくれ」と言う人もいた。しかし、
アメリカ側は、私共被爆者の言動には、かなり神経を使っていたので、
そうした面からも、私は難しい立場にあった。
>しかし、アメリカ側は、私共被爆者の言動には、かなり神経を使っていたので、
>そうした面からも、私は難しい立場にあった。
何で、米国が日本国内での原爆コードを始めとすることでの報道管制や郵便
検閲や仇討ち者などの演劇禁止を敷いたかと言えば、逆に言えば、日本人を
怖れていたからだろう。
武力戦に負けた途端に、総崩れになり過ぎたのではないか。
無条件降伏後に心理戦で、もう少しやりようがあったのではないか。
例えば、原爆惨状を国民に普及させるとか。
767
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2008/02/01(金) 23:56:48
「最近の警察の捜査能力が落ちた」と指摘されているが、市井には、武富士などを
追及した山岡氏などの社会派ジャーナリストなどの聞き込み能力がある人々がいるの
だろう。
聞き込み程度も満足にできない野郎共を無理に使いこなそうとすることに
固執するのではなく、聞き込み能力がある社会派ジャーナリストを予備役警察官
として登用すべきではないか?
1年に数ヶ月なら、他の取材執筆活動に例えば、町工場(まちこうば)の
精密加工の取材などの支障はないのではないか?
768
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2008/02/10(日) 21:44:54
『帝都東京・隠された地下網の秘密』(秋庭俊:洋泉社、2002刊行)
なぜ、現在、市販されている二つの地図には違いがあるのか。
それは単なる誤差にすぎないのか、どちらかが嘘をついているのか。
ないはずの地下鉄がGHQ作成のインテリジェント・リポートに
載っているのはなぜか?営団公表の図面に建築されていないはずの
地下鉄がなぜ紛れ込んでいるのか?疑惑は疑惑を呼び、たった
ひとつの結論に導いていく。戦前にすでに東京には地下網が完備
していた、と。―可能な限りの資料と徹底した地図の読みこみを
駆使し、国民に伏せられてきた東京の地下網の真実に迫る。
−304頁−
私は、東京都交通局のOB数人に話を聞いていた。証言には実に
リアリティがあって、「先に地下があった」ことはそれだけで十分に
分かった。ところが、この頃にOBの代表氏から連絡が入り、今でも
私の意見に賛同しているものの、無記名でも恐らく個人が特定される。
本書の根拠になるような使い方は裂けて欲しいと言うことだった。
インタビューを長く暖めていれば、こう言うことになる。分かって
いながら半年が過ぎていた。これは私に責任があった。
『帝都東京・隠された地下網の秘密 2』(秋庭俊:洋泉社、2003刊行)
なぜ地下の真実は隠されているのか?それはテロ対策・国家防衛の
ためか、あるいは利権の隠れ蓑か。秘密の核心に迫る第二弾。
既に戦前に地下鉄道が多数が建設済みであることを表沙汰にすることで政府に
不利益を被らせることってあるの?
769
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2008/02/17(日) 21:53:22
人と人を繋ぐKYの勧め
東京・JR目黒駅にほど近い教会に毎週土曜日に、通って
来る子供たちがある。
午後の柔らかい陽光が差し込む「教室」で、インドから
来たばかりの中学生が小学生向けの漢字ドリルと格闘して
いる。フィリピン人の女の子は熟語を作る特訓中。「短い足と
書いて、ほら、タンソクだあ」。笑顔が弾ける。
日本の学校に通う外国人の勉強を支援するNGO『世界の
子供と手をつなぐ学生の会』は、首都圏8箇所でボランティアの
大学生たちが子供たち160人の勉強を付きっ切りで見ている。
中南米出身の仲良しコンビのルイス君(仮名)とカルロス君
(仮名)は「高校に進学して医者になる」「僕は料理人」と
日本語で夢を語った。
日本に住む外国人は2006年に2百万人を突破、まもなく
人口の2%を超える。7%を超える欧州主要国に比べれば
少ないが、多民族化の波は、もはやバラエティー番組や
スポーツ界だけの出来事ではなく、暮らしの周りで静かに
進んでいる。
未知の時代を迎える日本の「心構え」はどうだろう。
少子高齢化に伴う労働力不足への懸念から、外国人の
積極的受け入れを求める声が経済界から出ている。就学や
健康保険などの対策も緒に就きつつある。事実上、門戸を
閉ざして来た難民も、一部受け入れの方向だ。人材の確保や
平和貢献の観点から、移民や難民を戦略的に受け入れる
欧州など国際社会の「空気」を日本も「読み」始めた。
民族や人種による差別を禁じた基本法がまだないことや、
「外国人=テロリスト」であるかのような無頓着発言を
繰り返す政治家など、情けないことも多々あれど、国や
政治家ばかりに任せておくわけに行くまい。
===朝日新聞2008年2月17日(日)===
それでは、お聞きします。フランス系住民が多数を占めるカナダ・ケベック州の
カナダからの分離独立を求める動きは悪いことでしょうか。それとも、許容し
うる動きでしょうか。
トルコやシリアやイラクやイランから分離独立を求めるクルド人らは、多民族
共生と反する動きだと思いますが、弾劾すべき動きだと思わないのですか?
異民族であることでの移民や難民を受け入れる数が一定数を超えて共生限界に
達してしまったら、国民の数十%がネオナチ病を発症してしまうと思い至らない
のですか?
大学生らの外国人子弟にボランティアで勉強を教えることは、褒められた
ことではなく、旧日本軍の陸士卒や陸大卒や海兵卒や海大卒のエリート軍人
並みのバカだと思わないのですか?
770
:
正樹
◆6z10n91cnw
:2008/02/17(日) 21:59:08
作家・牛島信さん(58歳)
東大法学部には、卒業後の進路も、大蔵省を筆頭に序列が
あると刷り込まれていた。
===朝日新聞2008年2月16日(土)b2===
それって、例えば、海兵卒年次の序列を超えた抜擢人事ができなかった旧日本軍の
失敗そのものでしょう。エリート気取りをするのであれば、過去の失敗から
学んでよ。
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