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雑談スレ

732正樹 ◆6z10n91cnw:2007/10/03(水) 21:18:08
 
      『軍靴の響き 第2巻』
      (徳間書店:作・半村良、画・かわぐちかいじ)
      −あらすじ−
      刻々と軍事体制を強め始めた日本。
      それに反対する市民団体の一部は、送電線や変電所を破壊する
     武力闘争を開始した。
      しかし、政府の追及で、その集団は、逮捕や射殺が相次ぎ壊滅した。
      −92頁−
      その集団に加わったことでの元大学教授の島田も逮捕され、収監
     施設で嘆くのであった。
           「しかし、日本人とは、何と従うことに慣れた人間
           なのだろう・・・・」
           「鬼畜米英と叫んだ、その口でマッカーサーのチョコ
           レートをねだり、原水爆のデモに連(つら)なった、
           その足で高度国防国家への道を歩んでいるのだ・・・・」
 
 確かに、敗戦後に組織的な反米武力闘争はなかったが、しかし、それは日本だけの
ことではなかろう。
 西独でも、イタリアでもなかったのではないか?
 また、仮に、反米武力闘争をやった歴史(並行宇宙)は考えられるが、それは、
ただ単に武力闘争をするための闘争に過ぎなく、むなしいことではなかったのか。
 敗戦から約2十年後に、東京オリンピックや新幹線や東名高速道路などの
輝かしい光景は全くなく、経済力も乏しい国になっていたのではないか。
 ほとんどの家庭では、カラーテレビどころか、白黒テレビもなかったのではないか。
 マイカー(死語)も、ほとんどの家庭にはなかろう。
 テレビ文化も花開かなかったのではないか?それどころか映画文化も停滞して
いたのではないか。
 『ゴジラ』『白い巨塔』『ザ・ガードマン』『鉄腕アトム』『ゲゲゲの鬼太郎』
『ウルトラマン』『白い滑走路』・・・・・・・・・。
 今をときめく日本オタク文化もなかったのだろう。


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