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雑談スレ

1管理人:2004/06/15(火) 14:05
タイトルの通りです。

668正樹 ◆6z10n91cnw:2007/05/12(土) 21:16:31
 
         この論文の論旨については、殆ど訂正の必要を感じない。
        直したいところがあるとすれば、今読んでみると必要以上に
        臆病になって余りに用心深い表現になっているように見受け
        られる部分だ。しかし、この当時は、これでも大胆過ぎる
        ほどだったので、発表当時、新聞記者に問われて、
        「場合によっては、監獄入りもあるだろうと思って、六法全書を
        開いてみたら、名誉毀損の最高刑が3年だから、訴えられたら
        あんまり争わずに入ってしまえば、30代のうちに出られる
        のだから(このとき、私は34歳だった)、まぁいいやと
        思った」
        と答えたことがあった。それから3年経ったときに、私では
        なく、彼の方が監獄入りしてしまう日が来るとは夢にも思わ
        なかった。
         “ペンは剣よりも強い”などと言うことは、一般には通用
        しない。権力の強さは、それを身近に触れたことのある人なら
        誰でも知っていることだが、圧倒的なものがある。
         『文藝春秋』11月号が出てからも、かなり長期間に渡って、
        金脈を追及する側に立つ人々は、マスコミも、政治家も、
        「文春によれば、こうなっているが・・・・・・」
        と、リスクを全部こっちに被せながら、及び腰で追及していた。
        彼らは、いつでも逃げられるが、私は逃げられない。逃げられない
        となれば、いざと言う場合を覚悟するほかはない。初めから、
        そう言う覚悟があって書いたわけではないが(だいたい、書いて
        いる最中には、書くと言う行為に熱中しているから、そう言う
        ことには考えが及ばない)、ことが起きてからは覚悟ができた。
        覚悟ができれば、後は、どうと言うことはない。最悪のケースを
        想定すると、殺されると言うことがあった。久し振りに友人に
        会うと、
        「お、まだ生きてたか」
        とか、
        「死んだら、骨は拾ってやるから安心しろ」
        と冗談半分に言われたりした。
        「田中は、ホントに何をやるか分からん男ですからね。用心
        した方がいいですよ」
        と真顔で忠告してくれる人もあった。
         しかし、冷静に考えてみれば、私を殺すことで彼には何の
        利益もない。腹いせにはなっても、政治的には致命傷となる
        だろう。一応、最悪の場合も考えに入れてはいたが、この場合は、
        覚悟さえ付けてしまえば、それ以上のことは考える必要はない。
         後、考えられることは、殺さないまでも暴力沙汰に及ぶ。
        警察を動かして、何か別の罪状で引っ括る。メディアに圧力を
        掛けて、物書きとしての生活の場を失わせる。名誉毀損で訴える
        などと言ったところだ。一見恐ろしいことのようだが、よくよく
        考えてみると、大したことではない。
         暴力沙汰と言うことは、要するに肉体的苦痛を我慢すれば
        済むことだし、警察は、いくら私を嗅ぎ回っても(実際、そう
        していたことを私は知っている。今度のロッキード事件でも
        言われたように、田中は警察を殆ど意のままに使うことが
        できた)、大したことが出て来るはずもなかった。物書き
        としての生活を妨害されることは、私の場合、元々偶然の
        成り行きでなった商売だし、他にいくらも食う道はあると
        思っていたから、さして心配はしなかった。後、名誉毀損の
        場合は、先に述べたように、せいぜい3年の監獄入りで済む
        ことなのだ。
         私の方は、この程度で済むのに、彼の方は、総理大臣と
        しての政治生命が掛かっている。これは双方の掛け率から
        行くと比べ物にならないほど有利な勝負だ、と言うことが、
        私の最終的判断だった。
 
         −94頁〜97頁−
         『田中角栄研究・全記録−金脈追及・執念の500日』
         (講談社文庫:立花隆)

669正樹 ◆6z10n91cnw:2007/05/12(土) 21:17:34
 
         雑誌(正樹注:『文藝春秋』昭和49年(1974年)11月号)
        が出てから、暫くして、ホントか嘘か、新聞記者から、こんな話を聞いた。
        田中氏側が、あの記事を手にしてから、検察庁のある検事に、名誉
        毀損罪が成立するかどうか問い合わせたところ、丹念に記事を
        読んでから、
        「これは明らかに原稿段階で弁護士の目を通してあるようですから、
        ちょっと無理でしょう。それに名誉毀損で訴えると、公人の場合は
        事実関係を厳密に審査することになり、こちらも、あらゆる
        資料を公の法廷に提出しなければなりませんが、それでも
        いいんですか」
        と逆に尋ねたと言う。
         実際には、原稿段階では、弁護士の目を通していない。しかし、
        田中氏側が告訴と言うような手段に出て来ることに備えて、
        我々も可能な限りのチェックを試みた。
 
         −161頁〜162頁−
         『田中角栄研究・全記録−金脈追及・執念の500日』
         (講談社文庫:立花隆)

670正樹 ◆6z10n91cnw:2007/05/12(土) 21:19:41
 
     『天木直人のブログ』
      ttp://www.amakiblog.com/
       
       2007年05月12日「海上自衛隊の艦船が辺野古沖に向かって横須賀港を
              出港した」というニュース
         11日、米軍の普天間飛行場移設先である辺野古沖に向けて、
        海上自衛隊の艦船が横須賀港を出港したと報道された。
         また塩崎官房長は、これに先立つ10日の定例会見で、
        「(海自が)防衛施設庁の身分として作業をやる可能性はある」と、
        形式さえ文民になっていればいいだろうといわんばかりの、
        アリバイ工作を認める発言をしている。
         これらの発言は明らかに地元住民との不測の事態に備えた
        自衛隊による威圧効果を念頭に置いたものである。場合によっては
        自衛隊による自国民への武力行使につながりかねない深刻な話だ。
         このニュースを知って、すぐに私の頭に浮かんだのは、最近
        読んだ保阪正康著の「60年安保闘争の真実」(中央文庫)の
        次のくだりである。
         多くの犠牲者を出して強行採決された改定安保条約は、6月
        19日午前零時をもって自然成立するのであるが、その前から
        騒乱が起こっており、岸首相はおそれていた。
         ・・・午前零時が近づくと、岸は蒼白になってふるえだした。
        不安になったのか、しきりに自衛隊を出動させろと迫った。
        自衛隊の一部は市ヶ谷に待機していると報告されているが、
        もっと近くに置けないかと催促したりした。防衛庁長官の赤城
        宗徳が強硬に反対し、自衛隊出動は見送られた・・・赤城は
        「自衛隊を出動させることは国民の血を流すことです。同胞を
        撃つ事はできません」と断固はねつけた。そのうえで、「もし
        どうしても自衛隊を出動させるというなら、私を罷免してからに
        しなさい」と岸につめよったという。それで岸はあきらめたと
        されている・・・(もしあのとき)自衛隊が出動して鎮圧する
        ことになっていたら、それ以後の自衛隊は国民の共鳴、共感を
        受ける事なく、憎しみの対象として存在する事になったはずだ。
        同時に、日本に、自衛隊のような軍事組織が存続しえたか否か、
        疑問である。なぜなら自衛隊は首相の私兵であり、国民に銃を
        向ける組織である、との理解が根付いてしまったに違いないからだ。
 
         当時の自民党には、このような発言を首相に正面切ってする
        政治家がいたと言う事を、今こそ我々は想起しなければならない。


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