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雑談スレ

733なるべく名前入力:2007/10/06(土) 13:11:30
>731

カイロ宣言ですでに枢軸国に対して無条件降伏を目指す方針が決定していますから、

東南アジアに日本が兵を置いていますが、そこは独立国ではなく、オランダ、フランス、
イギリス、アメリカの植民地なのです。
中国と講和したからといって、アメリカの大義名分がなくなるわけではありませんし、
中国と講和するなら満州からの撤退も必要でしょう。

なので日本にとって良い条件の停戦というのは、実際には無理でしょう。
出来るとすれば、ハルノートを完全に受け入れつつ、さらに賠償金を払うくらいのことは
覚悟しなければなりません。
さらにそれ以前に、連合国へ戦争継続をもう一度考えさせるだけの戦果をあげなければ
いけません。

ま、これでも実現すれば十分良い条件の講和です。

その後の話ですが、欧州での戦争はその後も続き結果的にはドイツは負けるでしょう。
史実より先に日本が戦争から撤退するのですから、これはもう確定的です。
そうなると戦後待っているのは、尚いっそうの日本の国際的孤立でしょう。
経済的にも圧迫され、1950年代にもう一度戦争をする気なら核兵器開発どころか
通常兵器の頭数を揃えることで軍事費はすべてなくなるでしょう。
肝心のウランも、当時はドイツからの輸入が頼みだったわけですから
その同盟国が無くなってしまっては、核開発など全くもって無理な話です。

石原閣下は、用兵という意味では非常に卓越した見識を持っていたとは思いますが
マクロな戦略という意味では、ちょっと疑問ですね。
なんか何から何までマンシュタインと同じ事いってて面白い。
・占領地を引き渡して計画的に撤退し、敵の兵站線の延びたところへ反撃する。
・局地的勝利を元手に有利な講和を引き出せば、破局的結末は無かった。
・ヒトラーが軍指揮権を自分に委譲すれば勝てた(=連合国の物量を見誤っている)
などなど


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